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デウス・エクス・マキナ/War of the gunV - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/12(火) 23:19:41.91 ID:imwWl/i20
『オレグ』が考えた結果……『サザエさん』ではなく『[たぬき]』にした方がいいと結論付けたので

舞台は『サザエさん』ではなく『[たぬき]』です。

それではそれを踏まえた上で始めます。

すみませんが前作はなかった事にして下さい。







『理解なんてものは概ね願望に基づくものだ』

上の言葉は僕が知り合った変わった友人が発した言葉。

僕の名前は野比のび太。

すすきヶ原住んでる『一部』を除いてごくふつうの小学生4年生。

上の言葉を発した友人の名は『南雲 オーマ』自称『12歳』少年。

両親共にすすきヶ原に引っ越してきたらしい……

何故、曖昧に答えるかと言うと『一度』もその両親を見たことないから。 

それともう一人紹介しなきゃならない人物がいるんだ。

僕の大切な親友『DORAEMON』を。

口癖は『Franky, my dear, I don't give a damn』

信じないかも知れないけど実は『未来からきたネコ型ロボット』なんだ。
 
目的は僕の未来を『変える』。

DORAEMON曰わく『キミは世界を救うだが、死ぬ』との事。

あんまり、難しい話は分からないけど僕を守ってくれるらしい。

今から話す物語は1ヶ月間の出来事だ。

もどかしい事に僕が見たことしか喋れないから『裏』で何が起こっていたかについては分からない。

ただ『1ヶ月』で僕は変わったという事だけは事実。

始まりは『オーマ』が引っ越しの挨拶に来た時だった。

プロローグ クリア

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寝こさん若返る @ 2024/05/11(土) 00:00:20.70 ID:FqiNtMfxo
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第五十九回.知ったことのない回26日17時 @ 2024/05/10(金) 09:18:01.97 ID:r6QKpuBn0
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ポケモンSS 安価とコンマで目指せポケモンマスター part13 @ 2024/05/09(木) 23:08:00.49 ID:0uP1dlMh0
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今際の際際で踊りましょう @ 2024/05/09(木) 22:47:24.61 ID:wmUrmXhL0
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誰かの体温と同じになりたかったんです @ 2024/05/09(木) 21:39:23.50 ID:3e68qZdU0
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A Day in the Life of Mika 1 @ 2024/05/09(木) 00:00:13.38 ID:/ef1g8CWO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715180413/

真神煉獄刹 @ 2024/05/08(水) 10:15:05.75 ID:3H4k6c/jo
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愛が一層メロウ @ 2024/05/08(水) 03:54:20.22 ID:g+5icL7To
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/13(水) 04:19:05.71 ID:CqI8bRpAO
[たぬき]
3 :オレグ [sage]:2013/02/13(水) 10:12:27.83 ID:TMFhu1SQ0
ピンポーン 

野比玉子「ごめんのびちゃん、出て頂戴」

のび太「はいはーい」 

用事をしているママの代わりに応対する事に。

これが『オーマ』との初対面。

ガチャッ

のび太「はいなん……」

オーマ「初めまして、隣に越してきた者です」

最初見たときは(何て綺麗な子何だろう)と思った。

ぶっちゃけ『しずかちゃん』よりも上だった。

のび太「あ、あ、コンニチハ」

オーマ」「これからお世話になりますのでこれを」

僕でもなかなか手が出せない高級駄菓子を三つ渡してきた。

のび太「あわわわわ……こんな良いものを……」

オーマ「お気に召しましたか?」

のび太「ありがとうございます!」

オーマ「それは良かった。それでは」

のび太「あの〜お茶でもどうですか?」

オーマ「すみませんがまだ回らなければいけないのでまたの機会に」

そう言ってドアを閉めた。

翌日、学校で聞いた話によると『住宅街』全体に『オーマ』が訪問していた事が分かった。

これが『予兆』だったとは……僕はまだこの時気付いていない。

第一章 クリア
4 :オレグ [saga]:2013/02/13(水) 13:19:27.89 ID:Sbh5qZfZ0
学校が終わって『ジャイアン』共に帰宅してる途中だった。

前方から白い防毒マスクを付けた人達が現れた。

何かを呪文的な言葉を発しながら呆然と立ち尽くす僕達をゴーグル先から見つめながら通り抜けて行った。

余りに異様な光景に恐怖を感じ『ジャイアン』も冷や汗を額に流しながら取りあえずどうしようか悩んでいると最後の一人と思われる女の子が僕の横に来た。

顔は日本人ぽいけど赤髪で瞳の色が黄緑色の僕よりも三才年上そうな女の子。 


目は虚ろで頬もげっそりしていた。

僕はつい下の方に目をそらした。

一瞬、何か分からなかったが理解してギョッとした。

手の甲に五寸釘が刺さっていた。

これは……喉元から言葉が出そうになったがこらえた。

女の子もそれに気づいたのか少し横にずらした。 

「……」ボソッ

のび太「?」

女の子が何か言った気がするがよく聞こえなかった。

よく分からない人達は右折して目の前から消えていた。

ジャイアン「なんだ……今のは」

僕も同じ感想だよジャイアン。

第二章 クリア

僕も同じ感想だった。
5 :オレグ [saga]:2013/02/13(水) 15:56:12.22 ID:lzGSenfE0
『ジャイアン』と別れ僕は一人自宅に帰宅した。

いつもなら、別れ際に野球に誘ってくるのだが今日は誘って来なかった。

心中にモヤモヤしたものを抱えたまま居るのは良くないと思い『DORAEMON』に相談した。

のび太「ねぇ……DORAEMON」

DORAEMON「なんだいノビタ君?浮かない顔して」

僕はありのままにさっきの出来事を説明した。

DORAEMON「ワォ!?それは本当かい?」

のび太「本当だよ!信じてよ〜DORAEMON」

DORAEMON「オーライオーライ、信じよう。ただし」

のび太「ただし?」

DORAEMON「その女の子の言葉は忘れるんだ」

のび太「何でだよ!!」

DORAEMON「ぶっちゃけ聞こえなかったんだろ?」

確かに『言葉』は聞いてない……だが、ここで知らんぷりしていたら彼女が発した『message』を聞き逃す事になる。

のび太「確かに聞いちゃいないさ………でもここで知らんぷりしてたら助かる命も助けられなくなる!」

それを聞くとDORAEMONは少し考え込むと『ポケット』から『ひみつ道具』を取り出した。

第三章 クリア
6 :オレグ [saga]:2013/02/13(水) 23:06:12.54 ID:1r+WWh140
DORAEMON「PAPARAPA−PA−タイムテレビ〜」
「地球観測衛星のオマケ付き〜」

のび太「ありがとう!DORAEMON」
DORAEMON「ノビタ君それでは本題に入ろうか」

のび太「うん……」
DORAEMON「一応、聞くけど後悔しないね?」

のび太「勿論さ!やってヤろうぜ!!」
DORAEMON「YES!!」

DORAEMONはにこやかな顔で窓を開け衛星を打ち上げた。

DORAEMON「さあ〜どれから片付けようか?」

のび太「まず、女の子が何を言ったかについて」
DORAEMON「確かにそれが一番気になるね〜」

そう言うと『タイムテレビ』を起動させた。

DORAEMON「ノビタ君、今から君の今日の行動を早送りするから女の子とすれ違う瞬間になったら音量を上げるんだ」
のび太「わかった」

DORAEMONは衛星のモニターをチェックしながら『白い防毒ガスマスク軍団』を探し始めた。

僕はひたすら自分のやった行動を見続けた。
たかだか17時間の行動なのであっさり彼女とすれ違う瞬間がやって来た。

のび太「よし……」
この時、僕はやけに興奮していた。

可愛い子と会ったから興奮したのではない。
何か触れてはならない「モノ」を触れるような感覚だった。

興奮しながら彼女とすれ違う瞬間に発した言葉を聞き取る為に音量を上げ始めた。


「ニ……」ザッザザッザ
少し音量を上げた。

「ニゲ……」
さらに

「ニゲテ………」

『ニゲテ』……逃げてと言っているのか
僕は限界までに音量を上げた。

ギューイン
『逃げて早くこの町から………』
やっと聞き取れた。

『逃げて早くこの町から』この言葉から察せられる事は彼女が危険な目に合っている事が一つ。
残りはこの町で何か起こる……という事だけだ。

DORAEMON「何だ?コレは・・・」

のび太「何か見つけたのかい?DORAEMON」

DORAEMON「ああ〜だが君は見せられそうにない」

のび太「……」

嫌な想像が頭をよぎった。
だが、それでも・・・!!

のび太「今更もう後に引けないから見せてDORAEMON」

DORAEMONは「やれやれ」と言いながらモニターを見せた

のび太「これって……」

DORAEMON「所謂、張り付けってヤツかな」

確かに見せられない物だ。
全裸の女の子が手に五寸釘を打ち付けられ十字架に張り付けになっている姿だった。

あの子だ!

第四章 クリア
7 :オレグ [sage]:2013/02/15(金) 14:32:23.42 ID:tIlQ2Jo90
「我々が、神の犬なり……我々が、神の犬なり……」

白いトレンチコートを着たひょっとこ面を付けた男が何かブツブツ言っていた。

「々〇〇ヾゝゝゝ〃仝仝゜゜````・:」 

『ひょっとこ男』の周りを『防毒ガスマスク軍団』が祈りを捧げながら回っている。

DORAEMON「」モグモク

DORAEMONは飽きたのか窓のそとを眺めながらどら焼きを食べ始めた。

何やってんだ………そう言い掛けた時

「〇ーー―――ヾ…ゞ‐〃仝仝、,,..・!!!!!!!!゛!!!」 

『ひょっとこ男』が突如叫び始め、それに反応するようにあの子が張り付けられてる十字架が下に降り始めた。

これは………

DORAEMON「ノビタ君、見ない方がいい・・・」

力無くDORAEMONがそう言うとポケットからどら焼きを差し出してきた。

僕は察してそれを受け取りDORAEMONと同じく窓を眺めながらどら焼きを食べ始めた。

一つ悔いを述べるとすれば、耳を塞いでおくべきだったと。

「〇〇――´ゞ仝仝仝〃仝仝仝仝仝仝仝仝仝仝!!!!!!!!!!!!!!!!」

汚いおっさんの雄叫びと

「やめ……ひっああああア………ンンンンんん//////」

あの子の喘ぐ声が耳に木霊した。

未だに耳から離れない………

第五章 クリア
8 :BGM推薦:君だけを守りたい(中島文明) [saga]:2013/02/15(金) 15:35:59.76 ID:fxTCzS930
部屋中に気まずい雰囲気が流れる最中……呼び鈴がなった。

ピンポーン

DORAEMON「・・・」


のび太「ちょっと、応対してくるね」

DORAEMON「」コクッ

静かに頷くとポケットからデザートイーグルクロームステレンスを取り出した。

のび太「はーい」

オーマ「すみません、隣のオーマです。ちょっと困っているので助けてもらえませんか。」

のび太「ちょっと待って下さい」

怪しい……もしかして奴ら手先か?

DORAEMONは安全装置を外すとポケットからSW-3000CF CARBONFIBERを取り出した。

DORAEMON「ノビタ君、念のために」

何時もとは違ってまるで獲物を狩るような目をしながらナイフを差し出した。  

僕は静かにそれを受け取ると左袖口に『それ』を隠しながら急いで下に降りドアを開けた。 
 
ガチャッ

のび太「すいません、待たせてしまって」

オーマ「いえいえ急ぎのようでは無いので構いません」

初めて会った時は、黒いジャンパーの中に赤いTシャツを着ていたが

今回は穴だらけ緑色のM65 (フィールドジャケット)の中に黒いランニングシャツを着ている。

最初会った時から感じた事だが何かダサい。 

顔が中性的だからかもしれない………オマケにグラサンを付けているがやはり似合わない。

のび太「困り事とは何ですか?」

オーマ「これです」ニコッ

のび太「え?」

身を屈める余裕もなく強力な膝蹴りをそのまま浴びてしまい真後ろに飛ばされた。

のび太「がっ……」 

階段に強く頭を打ち付けられ意識朦朧とし始めるなか

DORAEMON「ノビタ君に何をするんだ!!」

DORAEMONが階段から駆け降り玄関口にいるオーマに向け銃口を向けようとした時

どこからともなく黒ずくの男が現れDORAEMONの顎に廻し蹴りを放った。 

DORAEMONは吹っ飛び僕に激突して動かなくなった。 

「次は、こんな事はするな」 

オーマ「ごめん」

このやりとりを聞いた後に僕は意識をなくした。

第六章 完
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/15(金) 18:26:57.66 ID:wTM0RKXS0
のび太「うっ……」

リス?「おい!小僧が目覚めたぞ」

かなりの時間を眠ってたらしい・・・起きてみれば朝日が射し込んでいた。

のび太「リスが、喋った…………」
リス?「リスじゃねぇモモンガだ」

ひみつ道具でも使ったのかと思ったが違った。

オーマ「オ〜イ、マオ。ヘイを呼んで来てくれ」  
モモンガの名は『マオ』でどうやら『人間』だったとの事。 

最初は信じられなかったが今は何となく信じている。

猫(マオ)「了解。小僧はここで待っていろ」

従う他なかった。
悔しいかったが小学四年生には流石に勝てないと肌が感じた。
 
DORAEMON「ううっ・・・ここは?」
のび太「居間に居るみたいだよ、DORAEMON」

DORAEMON「ノビタ君!無事だったんだね!!」
のび太「うん」

不思議とあれだけ頭を強打したのにまったく後頭部に痛みを感じなかった。

更におかしな事に『ママとパパ』がいない……

DORAEMON「アイツら・・・八つ裂きにしてやる!!」

そう言うとポケットからまたデザートイーグルクロームステレンスを取り出した。

のび太「止めときなよDORAEMON。僕達じゃ勝てないよ」
DORAEMON「やって見なきゃ分からないだろ!!」

額に血管を浮かび上がらせて何時でも引き金を引く準備は整っていた。

オーマ「止めといた方がいいよ〜」
DORAEMON・のび太「」ビクッ!

未だに分からないのは何故この時にDORAEMONが銃を取り出したのオーマが分かったのか。

だって、台所にいるのに分かるはずが無いんだから。

DORAEMON「弾があれば何時でもでも撃てるぞ!」

オーマ「落ちつけよ。『弾が入ってる時の銃の重みを忘れたのか?』」
DORAEMON「……!」

のび太「どうしたんだい?DORAEMON」

DORAEMONは静かにでデザートイーグルのスライドを後退させた。

弾は入って無かった。

DORAEMON「チッ………」

舌打ちするとデザートイーグルをちゃぶ台の下に投げた。
  
冷静な時なら絶対にやらないようなミスをDORAEMONはしてしまった。 

この時にDORAEMONは自分よりも相手の方が上だと感じたのだろう。

敗北を認めたDORAEMONはため息ついた。

DORAEMON「ハァ・・・」

オーマ「HAHAHAHA、『銃は重くて当たり前』が身に染みるな………」

DORAEMON「僕を好きにするのは構わない・・・ただノビタ君だけは解放してくれ!」 

のび太「DORAEMON……」

DORAEMON・・・君ってヤツは・・・ 
 

10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/15(金) 18:30:33.97 ID:wTM0RKXS0
未だにこの時のDORAEMONがカッコ良くて仕方なかった。

オーマ「別に殺しに来たワケじゃないけど」

DORAEMON・のび太「え!?」  
オーマ「マオとヘイが戻ってきたら説明するから」

違うのかよ……この時は流石に思った。

オーマ「一つ言える事は君達と目的は一緒だ」

『目的は一緒』……つまりあの子を助けるという 
考えを持っているという事。
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/15(金) 18:49:19.16 ID:rQwpDyqd0
ガチャ 

オーマ「おお、買い出しありがと」
 
黒(ヘイ)「ああ……」

猫(マオ)「そんな事よりも小僧共は?」


オーマ「朝飯を運んでくれてる」

猫(マオ)「おいおい良いのかよ」

オーマ「心配すんな。信用できる」

黒(ヘイ)「確かに……お前ならあの時に生かしてはいない」

オーマ「その通り。俺は『信用できない相手は[ピーーー]』」

なんて、物騒な会話何だろ……

オーマが作ったやたら量がある朝飯を運び終え取りあえず御飯食べる事となった。
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/15(金) 19:32:49.37 ID:74sxwVYE0
猫(マオ)「」ポリポリ

オーマ「」モシャモシャ

黒(ヘイ)「」ガツガツ!!

DORAEMON・のび太「」モグモク

会話が無い。

おまけに何だか気まずい……初めてこんなにも味がしない御飯を食べるのは。

猫(マオ)「何かテレビやってるか?」

この時、マオが何も言わなかったら・・・考えただけでも恐ろしいかった。

のび太「着けますね」 

猫(マオ)「気遣いどうも」

ポチッ

「〇仝仝仝仝仝仝仝仝仝仝仝仝仝仝仝仝!!!!」

「ヽヽヽヾゝゝゝゝゞ〃仝仝仝仝〇〇―――ゝ////」

DORAEMON「何だこれは……」

オーマ「他のチャンネルは?」

大急ぎで他のチャンネルに変えてみた。

だがどれも一緒だった。

ひょっとこ男「時は満ちた………神の鉄槌が下る時が来たのだ」

画面には全裸の『ひょっとこ男』と白い防毒ガスマスクを股間に付けた老若男女がひたすら回り続けるという意味が分からない状況が移し出されていた。



13 :訂正 [sage]:2013/02/15(金) 19:34:50.88 ID:rO4UdoZ80
移し出されていた。×

映し出されていた。○
14 :オレグ [sage]:2013/02/15(金) 19:45:53.53 ID:rO4UdoZ80
ひょっとこ男「裁きを受けなくてはもの達を紹介しよう」

そういうと壁だと思われていたものが上がり始めた。

その先には地獄絵図が広がっていた。 

のび太「ママ・・・パパ・・・」

DORAEMON「何て事だ……」

ママとパパが鎖で首を吊るされていた。

よく見ると、『ジャイアン』の両親や『しずかちゃん』の両親まで首を吊るされていた。

オーマ「」バキャッ!!

猫(マオ)「落ちつけよオーマ」

後ろでオーマがパパの箸をへし折った音が聞こえたがまったくきに止める事が出来なかった。
15 :オレグ [sage]:2013/02/15(金) 20:14:20.13 ID:aKBNtAWN0
ひょっとこ男「彼らの罪は癒やされた……だが多くの者がまだ罪を抱えてる」

「だから癒やそう。今、テレビ見ている者達にはこれを捧げよう」

何言ってるんだ……コイツ。

クズの一人が何かSF的な物を持ってきた。

猫(マオ)「何だあれは?」

DORAEMON「ガスボンベに見えなくもないが・・・」

オーマ「ふーん」

ひょっとこ男は白い防毒ガスマスクを装着し『ジャイアン』の両親に『ガス』を浴びせた。

のび太「嫌な予感が……」

オーマ「オレもだよ」

16 :オレグ [sage]:2013/02/15(金) 20:27:32.16 ID:aHNwyFRH0
ジャイアン母「」ピクッピクッ

ジャイアン父「」ピクッピクッ

突如ジャイアンの両親の腕が動き始めた。

ジャイアン母「オロロロロッ」ビチャビチャ

ジャイアン父「ゲロゲロゲロゲロッ」ビチャビチャ

黒い血吐き始めそれから暴れ始めた。

のび太ママ「」ピクッピクッ

『黒い血』を浴びたママにも異変が起き……そして

感染者達「ウガアアアア!!!!!!」

「〇゛゛´´´ヾヾゝゞ〃〃・・::!!!!?」

画面から断末魔の悲鳴と唸り声が響いた。

なんとも言えない感情が僕の中を駆け巡っていた。

第七章 クリア
17 :オレグ [sage]:2013/02/16(土) 19:39:14.02 ID:A1IPewyN0
第8章 hazard−ハザード-

DORAEMON「ノビタ君、大丈夫かい?」

のび太「……」

DORAEMONが問いかけた。

だが僕は返答しない・・・いや、出来ない。

あまりに多くの信じられない出来事に頭が考えるのを止めてしまった。

どうすればいいのか………分からなかった。

両親を殺された挙げ句の果てに『バケモノ』に変えられてしまったのだ。

過去に戻ればそうならずに済む……だが別の人間が首を吊る羽目になるだろう。

もしかしたら『しずかちゃん』?それとも『出来杉』?『ジャイアン』でも可能性があるし全く知らない誰かでも有り得る。

猫(マオ)「小僧は置いて行くか?俺が監視やるけど」

オーマ「いや・・・連れて行く」

黒(ヘイ)「巻き込まれただけの民間人だ。
だから無理強いして連れて行く必要はない」

オーマ「もし、ここに置いていけば『奴ら』の餌食になる!それにもう俺達だけの問題じゃなくなってる」

『俺達だけの問題じゃなくなってる』この言葉で頭が回転し始めた。

のび太「ちょっと待て!『俺達だけの問題じゃなくなってる』ってどういう事なの?」

オーマ「あっ………そういえば説明するって約束してたな」

猫(マオ)「コイツらに説明するのか?冗談だろオーマ?」

黒(ヘイ)「手短に済ませろ」

猫(マオ)「おいおい・・・」

黒(ヘイ)「止むを得ないな」

オーマ「あんがとよ〜二人共」 

ヘラヘラしなが二人に頭を下げるとオーマはDORAEMONと僕の口に拳を突っ込んできた。


初めて経験する……イメージと記憶の念写のような物が頭に溢れてきた。 

今、想うに人生で一番奇妙な体験はあれだけかも知れない。

クリア。


18 :オレグ [sage]:2013/02/16(土) 20:30:20.29 ID:Un8eAhuj0
話を手短に済ませるなら

ある所に『少女』が居てその『少女』は『契約者』と呼ばれる存在であり死んでいて『偽物』である。

彼女を『コピー』したのは『双子の弟』。

『弟』も『契約者』であり『父』はある計画の『推進者』『母』は『写真家』らしい。

『らしい』が付くのは『オーマ』の記憶が割と曖昧だから。

彼女の運命が動き出したのは『父』が殺害された事から。

そこからなし崩し的に勢力争いに巻き込まれやむなく『黒(ヘイ)』と暇つぶしに協力していた『オーマ』『少女』を助けた『猫(マオ)』それと『ジュライ』という少年に同行する。


それぞれの目的は


『黒(ヘイ)』→『銀(イン)』という『ドール』を助けるために東京に。

『オーマ』→成り行き。

『猫(マオ)』→ヘイと同じく。

『少女』→巻き込まれた。

こんな感じらしい。


ついでに『ひょっとこ男』及び目的は『白い防毒ガスマスク軍団』目的は『神の復活』という意味が分からない目的だ。

ここから、先は更にややこしくなってくるので重要な部分だけ説明。



『少女』と『ジュライ』と『銀(イン)』は死ぬはずだった。

けども『オーマ』がそれを回避した結果

『契約者』を生み出す『ヘルズ・ゲート』が何故か『消滅』。

それを崇拝していたのが『ひょっとこ男』達。

ゲートが消滅したのを見て発狂。

その原因と思われる『黒(ヘイ)』達に牙を向いた。

『ひょっとこ男』は『ジュライ』を殺害し『少女』と『銀(イン)』を連れ去った。


所で『契約者』『計画』『ヘルズ・ゲート』『ドール』『ある所』に関する説明は「気にすんな」で済まされてしまった。


明かされたのは『少女』の『名前』だけ。


『蘇芳・パブリチェンコ』というらしい。

第九章 クリア。
19 :オレグ [sage]:2013/02/16(土) 22:25:28.85 ID:LG12oTCk0
オーマ「よっこらせ!」ギュッポギュッポ

DORAEMON「おえ………」

のび太「顎が………」


拳を突っ込まれた為に気分は最悪だった。

オーマの手は唾液塗れでそれを必死に壁に擦り着けていた。


黒(ヘイ)「手を洗いに行け」

オーマ「へいへい」

ユラユラしながら台所に向かった。

猫(マオ)「大丈夫か?」

のび太「何とか」


DORAEMON「荒すぎるよ……」

黒(ヘイ)「すまない」

この人、意外と優しかった。

[ピーーー]ときは[ピーーー]けど。
 

オーマ「顎は大丈夫?二人共」

DORAEMON「何とかな」


オーマ「ソーリー、水だ」

のび太「ありがとう」

最初会った時は『綺麗な子』と思ったが今は『ジャイアンみたいな奴』だと思っている。


チリリリリリ……チリリリリ……


のび太「あ、電話がなってる」

黒(ヘイ)「応対しろ」

のび太「はい・・・」


虫の知らせと言うべきか何か良からぬ事が起きようとしているのを頭ではなく肌が感じた。
20 :第10章 発生 [sage]:2013/02/16(土) 22:40:20.42 ID:najQnKGX0
のび太「はい、もしもし〜」

ジャイアン「のび太か……」


ジャイアン……ああ何て事だ。

僕は、既にテレビの件での話だと直感していた。

のび太「テレビの件だねジャイアン」

ジャイアン「そうだ。お前にしては察しがいいじゃねぇか」


失礼だがあながち間違いでもなかった。

のび太「察したの良かったんだけど要件までは分からないから教えてよ」


この時、少し嘘をついた。

ジャイアンが僕に連絡して来た目的は大体わかっていた。


ジャイアン「決まっているだろ……奴らをギタギタにするんだよ〜」

案の定だった。

21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/16(土) 22:51:17.12 ID:M6fhWS2R0
のび太「ジャイアン………そういうのは警察に任せよう……ね?」

ジャイアン「オマエは、家族を殺されて悔しくないのか!」


悔しいさ。

でも、余計な犠牲者を増やす訳にはいかなかった。


ジャイアン「のび太・・・俺は・・・俺は・・・悔しい」


分かるよ、ジャイアン。

感情的に動けば余計に死者が増えるだけなんだ。
 

のび太「落ち着くんだジャイアン。
もしかしたらキミの両親が復活した時にあいつ等をかみ殺したかもしれないよ」


自分でも、この時酷い事を言ったもんだと思う。
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/16(土) 23:02:30.69 ID:XeTEU6bM0
ジャイアン「そうかも知れないが………奴らの死に顔を見るまで信じられない!!」 


この時ばかりは流石に参った。

どうすればいいのか悩んでいる時……オーマがいきなり現れ受話器を奪い取った。


のび太「何するんだよ、オーマ!」

オーマ「いいからいいからヘヘヘヘ・・・」


ヘラヘラしながら、ジャイアンと会話し始めた。

最初は声を荒げていたジャイアンも段々落ち着き始め最終的には電話切った。


のび太「どういう話をしていたの?」

オーマ「とりあえず、親を殺された奴らを集めるようにたのんださ」


のび太「え?」

これから、とんでもない事が起きようとしていた。


クリア。
23 :謝罪 [sage]:2013/02/16(土) 23:22:02.61 ID:XeTEU6bM0
>>1から>>18までがかなり読みづらい事になっており誠に申し訳ありません。

23から自分なりに間合いを考えて書きますので少し読みやすいです。

迷惑かけて申し訳ありませんでした。
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/17(日) 18:38:36.10 ID:eCHowXek0
ガチャン……

僕の予想より遥に早く『仲間』達は来た。

スネ夫「やあ、のび太。すまないがお前の分のケーキはない」

何でケーキを持ってきた、オマエ。


しずか「早く奴らをギタギタしてやりましょうよのび太さんウフフフフフ」

怖いよしずかちゃん・・・
25 :推薦BGM:Sha la la -アヤカシNIGHT- [sage]:2013/02/17(日) 19:24:35.75 ID:xLLCGTCd0
出来杉「やあ、のび太君!今から奴らを犬の餌にするんだろう?ボクも協力するよ」

出来杉ぇ・・・

安藤「のび太、俺も奴らを切り刻むのをやらせでくれよ!」

安藤もか。

はる夫「キャハハハハ、やつら切り刻んでやる」
26 :推薦BGM:Sha la la -アヤカシNIGHT- [sage]:2013/02/17(日) 19:36:55.71 ID:eJN6I3bL0
変わりすぎだろ、はる夫・・・ 

両親を殺され弾けてしまった『ジャイアン』と僕を含む『6人』は後々『地獄の6人衆』と呼ばれようになるのはまだ先の話だ。

オーマ「おおー結構集まったな〜」    

相変わらずのチャラチャラしたノリで『5人』を見渡しニヤリと笑うと

オーマ「皆、ごめんだけど庭に来てくれ」

と言った。

『ジャイアン』達は首を傾げつつオーマについていた。
27 :推薦BGM:Sha la la -アヤカシNIGHT- [sage]:2013/02/17(日) 19:50:56.14 ID:RbINxWjm0
庭に着くとDORAEMONとヘイが大量の銃器を並べていた。


ジャイアン「す、スッゲェ・・・」

はる夫「これで奴らを挽き肉に出来るぞ!」


猫(マオ)「何か、危ない奴がいるな……」

しずか「あら!?可愛いモモンガねぇ〜」 


猫(マオ)「お嬢ちゃんも中々可愛いぜ」

しずか「」ポカーン


まさか、モモンガが喋るとは思わなかったのか口をあんぐりとさせてしずかちゃんも可愛いかった。

28 :オレグ [sage]:2013/02/18(月) 09:20:46.27 ID:m09lRlwx0
三日間休みなく、庭にて銃の正しい使い方レクチャーが始まった。


長いので簡潔に。


@ウィーバースタンス。

オーマ「それでは、構えについて説明します!ええ・・・」


左足を前に出し、右足を後ろに下げる構える方法。
身体が斜めに構え、サポートする腕の肘は大きく曲げるのが特徴的だ。


Aツーマンセル。

オーマ「それからツーマンセルについても説明する!ええっとまず・・・」 

二人一組という意味。

これは特殊部隊や戦争映画とかで良くやるから説明する必要ないかもね。


Bバック・トゥ・バック

オーマ「今から話す事はよく覚えておくように!
ええっとね〜」

背中合わせという意味。

これもよくやるから省略。
29 :オレグ [sage]:2013/02/18(月) 17:24:10.25 ID:Z/c/gsGL0
残りはジャムった時の対処方法とCQCを習った。


今を思うに、これは『銃の使い方レクチャー』ではなく『特殊部隊になる為の訓練』ではないかと……


オーマに確認していない為に事の真相は分からない。
 

でも、三日間を乗り越えた時から僕たちは既に引くに引けない所まで来ているとあの場にいた全員がわかっている事だと僕は理解していた。
30 :オレグ [sage]:2013/02/18(月) 21:32:01.81 ID:7GVWixMq0
場所はもう特定されていたDORAEMONのひみつ道具『偵察衛星』のおかげで。

どうやら、僕たちよく草野球をする『雷さん』の家裏の空き地の地下にいた。

どうやって作ったのかDORAEMONでも分からない要塞が発見された。

だが、オーマの憶測が正しければアステカ文明の遺跡を模範して地下要塞を作ったのでは?と言っていた。 

難しい事は分からないがとりあえず今は奴らを見つけるのが先決だった。

31 :テスト [sage]:2013/02/19(火) 15:26:25.80 ID:qTUxnZdl0
テスト
32 :未完決定。 [sage]:2013/02/19(火) 15:27:57.00 ID:qTUxnZdl0
すいません、手の施しようがなくなって来たので未完にします。
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