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魔法少女と神の剣 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆jXbBlHLPaM [sage saga]:2013/02/17(日) 02:40:41.61 ID:RwtY2DTw0
この作品は、魔法少女まどか☆マギカと
長谷川裕一先生の作品である轟世剣ダイソードのクロスオーバー小説となります。

マイナーなのはお察し、あの熱い長谷川節が再現できるかどうかは微妙です。
それでもまあ、やれる限りは頑張っていこうかと。



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木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
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いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
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【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
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こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
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アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
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2 : ◆jXbBlHLPaM [saga]:2013/02/17(日) 02:48:01.53 ID:RwtY2DTwo






――また、失敗した。




3 : ◆HvWr2kWl99Dz [saga]:2013/02/17(日) 02:49:58.85 ID:RwtY2DTwo
地平線を埋め尽くし、天を衝く異貌の巨体。世界を終わらせる、最悪の魔女。
アレを生み出させないために、彼女を救うために、私は独り戦い続けてきた。

けれど――また、失敗した。

迫り来る超弩級の魔女"ワルプルギスの夜"
私はそれに敗れた。そしてそれを倒すため、彼女は奴と契約を結び、魔法少女になり、ワルプルギスの夜を倒した。

――そして、最悪の魔女へと成り果てた。

幾度となく見てきた、見せられてきた光景だというのに、嗚呼。
この光景は尚も、私の心を千々に乱していく。それでも目を反らすわけには行かない。
これは私が背負わなければならないものだから。

傷ついた身体を起こし、私は地平線を埋め尽くす彼女の姿を目に焼き付ける。
今でこそ活動を停止しているが、一度動き出せば、ものの一週間ほどでこの星を壊滅させてしまうであろう存在。
それが、彼女の成れの果ての姿。
4 : ◆HvWr2kWl99Dz [saga]:2013/02/17(日) 02:50:37.66 ID:RwtY2DTwo
「私は何度でも繰り返す」

その姿を、末路を目に焼き付ける。

「いつか必ず、あなたを救ってみせる」

私が救えなかった彼女を、彼女達を、決して忘れない。

「だから、待っていて……」

終わる世界に別れを告げて、私は新たな戦場へと向かう。
次こそは彼女を救えると信じて、私は"盾"に手を伸ばし――。


「あれは……?」
けれどその手を遮って、それは空から舞い降りた。
それは全長にして20mにも届かんかという巨大な剣。アレは何だ?
今まで幾度となく繰り返してきた世界のどれにも、あんなものは存在していない。
そんな巨大な剣が空から降り注ぎ、轟音と共に地面に突き立てられた。
5 : ◆HvWr2kWl99Dz [saga]:2013/02/17(日) 02:51:39.81 ID:RwtY2DTwo
「く……っ」

足元がぐらぐらと揺れて、思わず"盾"に伸ばした手を床についた。

「あれは……」

衝突の余波が地面を揺らし続ける最中、隣で聞こえた声。それは奴の声。
いつも平然と、無機質であるはずのその声は、何故か驚きに満ちた声で。
「アレは一体何なの、答えなさい、インキュベーター」
私の問いをまるで聞いていないかのように、奴――インキュベーターは言葉を続けたのだ。

    ダ・イスォウド
「――"主たる者の力"」

聞きなれない言葉の響きに、そしてその言葉を放つインキュベーターの表情が
私ですら見たことのないものに染まっているのが見えて、思わず言葉を失ってしまった。

そして次の瞬間起こったことは、完全に私の理解を超えてしまった。



「ダイソードぉぉぉっ!!」

剣が―――変形した!

巨大な剣の鍔が割れるように開き、その刀身が脚部へと変わり、瞬く間にそれは巨人へと変わる。
剣が変化し、そして生まれた緑の巨人。その姿はフィクションに出てくるロボットのようで、それでいてどこか生き物のようにも見えた。
6 : ◆HvWr2kWl99Dz [saga]:2013/02/17(日) 02:53:53.75 ID:RwtY2DTwo
「まさか、アレと戦うつもりなのかい。ダ・イスォウド」

「だから……一体アレは何なの、答えろッ!インキュベーターっ!!」

何が何だか分からない。だというのに、インキュベーターだけはこの状況の全てを見透かしているようだった。
もう彼女はいない。全ては終わってしまっている。ここは私の戦場ではない。
ならば、全て捨て置いてもいいはずなのに。私は気になっていた。"ダ・イスォウド"と呼ばれたものの事が。

「アレはこの世界のものじゃない。アレは別の世界の神が作り出した武器だ。
 ……どうやらダ・イスオゥドは、アレと戦うつもりのようだね」

別の世界?神の武器?まるで聞いた事のない言葉が、私の頭の中を渦巻いていく。

「最悪の魔女と、神の剣、果たして勝つのはどちらだろうね。
 ――暁美ほむら、キミは運がいい。この世界の最後に、こんな戦いを目にする事が出来るなんてね」

確かにダ・イスォウドと呼ばれた緑の巨人は、あの魔女に――彼女に戦いを挑むつもりのようで
遥かに望む魔女の姿へと挑みかかっていく。
どうやら大きさの割に相当に身軽らしく、飛ぶように駆け――いや、違う。
跳んだのた。あれほどの巨体が、重さを一切感じさせないような動きで跳躍した。

空中で巨人は再び剣の姿へと変わり、その切っ先で魔女を貫こうとした。
7 : ◆HvWr2kWl99Dz [saga]:2013/02/17(日) 02:56:22.73 ID:RwtY2DTwo
世界の全てを終わらせるという、最悪の魔女。彼女の成れの果て。
そして突然に現れた、謎の緑の巨人。インキュベーターがダ・イスォウドと呼んだもの。神の武器。
果たしてその戦いは、一体どんな結果を生むのだろうか。

そう、もうこの世界でやるべきことは、全て終わっているはずなのに。
今すぐにでも"盾"を使って、あの日に戻らなければならないのに。

それでも――そう、その時の私は
永遠とも思えるほどの時の迷路を、この戦いが変えてくれるのではないかと、そう思えてならなかった。




――けれど、その戦いは。戦いとすらも呼べなかった何かは。




剣が魔女を貫く。けれど、その直前に。
魔女から放たれた一条の閃光が、剣を貫いた。

その一撃の威力はそれに留まらず、廃墟と化した街を貫き、あらゆる物を破壊しながら消えていく。
そして、遥か彼方に光の柱が立ち上った。
恐らくそれは、人類が持つあらゆる力を遥かに上回る力。朝焼けに染まった空が、昼間よりも眩く染め上げられた。
8 : ◆HvWr2kWl99Dz [saga]:2013/02/17(日) 02:58:58.12 ID:RwtY2DTwo
光の余波が激しく私の視界を照らし、光に慣れた私の視界がようやく機能を取り戻した時。
私の視界に飛び込んできたのは……。

「っ!?」

半身を砕かれ、宙に打ち上げられた緑の巨人の姿だった。しかもそれは、こちらに落ちて――

「まずいぞダイソードっ!下に女の子がっ!!」

"く……いかんっ!"

回避は間に合わない。誰かの声が聞こえたような気がしたけれど、もう考えている暇はない。
私は咄嗟に"盾"に手を伸ばし、遡る時の流れに身を投じた。

砂時計は反転し、時の回廊が開かれる。その中を、私は駆けていく。
9 : ◆HvWr2kWl99Dz [saga]:2013/02/17(日) 02:59:31.38 ID:RwtY2DTwo





――そしてまた、一つの世界が終わった。私の戦いもまた、終わりと同時に新たな始まりを迎えた。




10 : ◆HvWr2kWl99Dz [saga]:2013/02/17(日) 03:00:30.20 ID:RwtY2DTwo
「っ!………はぁ、は……ぁ」

開けた視界に映っていたのは、白一色の見慣れた天井。新しい一月の始まりの場所。
病院の、天井だった。

結局何も変わりはしなかったのだ。神の武器、ダ・イスォウド。
それすらも、この永遠の前では些事に過ぎなかったのだ。
この世界でも、アレは再び現れるのだろうか。何故世界が終わったあの時に、アレは現れたのだろうか。

疑問は尽きない。けれど、やるべきことは何も変わりはしない。彼女を救う。ただそれだけでいい。

ベッドのシーツを取り払い、一気に起き上がろうとして。私は異変に気付いた。


誰かが――いる!


「っ!」

シーツを跳ね飛ばし、飛び起きる。ベッドの上を見ると、そこには。
11 : ◆HvWr2kWl99Dz [saga]:2013/02/17(日) 03:01:41.28 ID:RwtY2DTwo






――妙な髪形の男が、暢気を寝息を立てていた。





ACT1 ―それは戦いとすらも呼べぬ― END
12 : ◆jXbBlHLPaM [saga]:2013/02/17(日) 03:03:24.16 ID:RwtY2DTwo
【次回予告】

新たな世界に現れた男、百地王太。
彼は如何にしてこの世界に現れたのか、そして、如何にして敗北を遂げたのか。

これは新たな世界が始まる前の前日譚。
そして、終わる世界の後日譚。



次回、魔法少女と神の剣 ACT2
   ―三度の再会―



王太くん、いくら彼女が幼児体型だからって、リアル中学生に手を出しちゃあ犯罪だぜ!
13 : ◆jXbBlHLPaM [saga]:2013/02/17(日) 03:11:58.81 ID:RwtY2DTwo
途中若干トリが乱れましたが、専ブラの不具合ということで一つ。

というわけでいよいよ始まりました、まどマギ×ダイソード。
なんとなく長谷川作品で一つ掻いてみたいなというのが前々からありました。
ネタも色々ありましたしね。

・マップス
キュゥべえと伝承族の目的ががっちり一致。
というかどう見てもキュゥべえあれ伝承族だろ。

でも流石にマップスで真面目に話を作ると、私には風呂敷をたたみきれないので断念。

・クロノアイズ
ダイソードと最後までどちらをやるか悩んでいた作品。
ほむほむが時間をめちゃくちゃにしやがったから、それを正しにやってくるアイズの面々。
ただ、ここまでめちゃくちゃになると多分グランサーの出番だと思うので却下。

・クロノアイズ・グランサー
やれなくはないけど、どうせやるなら千界の王を話に絡めたい。
ですが、彼の性格上こんな救いのない世界には用はないでしょう。
仮に来たとして、普通に味方っぽい感じになって後々ややこしい事にしかなりそうにないので
それはそれで拙い気がしたので却下です。

・クロボン、狩人、BURN
魔法のある世界とは致命的に親和性がない。以上。

ということで、ダイソードが選ばれることになりました。
ちなみにこの話は、大外伝の後という設定になっています。
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/17(日) 05:39:31.33 ID:S25r0BOF0
長谷川裕一知らないくせにダイソード好きだったな俺。末期のコミックコンプこれだけのために買ってたし
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/17(日) 15:00:45.67 ID:DDBRPDre0
乙です。
眠い剣来ちゃったよ(笑)
原作で鳥人間の「なんだお前ら」の問いに
「烏合の衆だ」の回答にはワロタ覚えが。
16 : ◆jXbBlHLPaM [saga]:2013/02/19(火) 02:04:33.83 ID:mFK5yBoRo
色々設定を弄くってたら、軌道に乗るまではかなりの低空飛行なんじゃないかと思えてきました。
流石にちょっと拙い気がします、が、やっちまったもんはしかたあるめぇ。

では、投下します。
17 : ◆jXbBlHLPaM [saga]:2013/02/19(火) 02:05:29.65 ID:mFK5yBoRo
ACT2 ―三度の再会―




「ん……うぅ、ん」

酷く眠かった。全身がまるで鉛のように重くて、寝返りを打つのでさえ億劫だった。
だからこそ、全身を柔らかく包むベッドの感触が、今はとても有り難かった。

「…………さい、お……な…い」

誰かの声が聞こえる。誰だったろうか、この声は。

「いつ……で寝……もり?いい……減に……さいっ!」

やけにうるさい。仕方なく目を開ければ、うすぼんやりと開けた視界には誰かの姿が映っていた。
小さな女の子の姿だ。それなら多分、見覚えがある。忘れるはずがない。

「……もうちょっと、寝かせてくださいよ……今夜さん」

今はとても疲れているんです。だから、もう少し寝かせておいてください。遅刻しないくらいにはちゃんと起きますから。
寝ぼけた頭でそんな事を考えていた俺を、突然突き刺さるような衝撃が襲った。
18 : ◆jXbBlHLPaM [saga]:2013/02/19(火) 02:08:01.71 ID:mFK5yBoRo
「ぐぇぇっ!?」

腹部に突き刺さった衝撃は、そのまま俺の脳天まで駆け巡って、一発で頭の中に溜まった眠気を吹き飛ばしやがった。
嫌な声が出て、ぼやけていた視界が一気にクリアになった。
そうして見えた人影の正体。それは、俺の知っている人物のそれではなかったんだ。

「今夜さんじゃ……ない?」
「一体、人を誰と勘違いしていたのかしらね、貴方は」

そこにいたのは、俺の知っている人物と同じくらいの背丈の女の子だった。
彼女は病衣のような服を着て、眼鏡越しに冷たい視線を浴びせてきた。
どうやらさっきの衝撃は、思い切り腹を蹴飛ばされたらしい。何だって起き抜けに、こんな扱いを受けなきゃならんのだ。
いや、待て。そもそもにしてどうして俺は、こんな所で寝ているんだ?こんな見覚えのない女の子のいる所で。

ヒトバンノアヤマチ。

そんなシャレにならない言葉が頭をよぎった。
それこそあってたまるか!でも、だとしたらどうして俺はこんな所で……。
19 : ◆jXbBlHLPaM [saga]:2013/02/19(火) 02:09:24.43 ID:mFK5yBoRo
「目を覚ましたのなら質問に答えなさい。貴方は一体何者なの?」

そう問いかける少女の声は、敵意と不信に満ちていた。
無理もない、いきなり知らない男が寝床に潜り込んでいたら、誰だってそうなるはずだ。
むしろ叫びださないだけでも大したもんだ。

兎にも角にも状況を把握しない事には始まらない。どう説明したものかと考え始めて、俺は――




――思い出した!

「そうだっ!ダイソードは!?無事なのかっ!ダイソードっ!!」
20 : ◆jXbBlHLPaM [saga]:2013/02/19(火) 02:10:32.76 ID:mFK5yBoRo
――何なのだろう、この男は。目覚めたばかりの私の隣で、暢気に寝息を立てていた男は。

今までこんな事は起こった事がない。
一瞬、何か汚らわしい事が行われていたのではないかと自分の身を改めてみたけれど
そんな様子はなくて、ひとまずは安心した。

だとしたら、この男は何なのだろう。
恐らくその時の私は、"前の時間"から続く予想外の出来事の連続に、知らない内にイラついていたのだと思う。
どれだけ呼びかけても目を覚まさず、まるで見当違いの名前を呼んではにやけた笑みを浮かべた男の様子が
どうにも腹立たしくて、思わずその腹を蹴り上げえてしまったのだから。

けれど、どうやらそれで男は目覚めたようだった。
だが、目覚めた男が最初に放った声は、更に私を驚愕させる事になる。

「そうだっ!ダイソードは!?無事なのかっ!ダイソードっ!!」

ダイソード。ダ・イスォウド。男は確かにそう言ったのだ。間違いない。
それは"前の時間"が終わりを迎えた時に現れた、あの緑の巨人の名前だった。
21 : ◆jXbBlHLPaM [saga]:2013/02/19(火) 02:11:19.75 ID:mFK5yBoRo
「ダ・イスォウド……」

一体アレは何だというのか。時を越えてもまだ、アレは私についてきてしまったのだろうか。
驚愕し、その名を小さく呟いた。そして。

「ダイソードの事を何か知っているのか、君は!?」
「アレは、ダ・イスォウドとは一体何なの!?」

二つの質問が、同時に交差した。
沈黙が完全にその場を支配していた。開かれる扉の音が、そこに飛び込んでくるまでは。


「暁美さん?何か騒がしいようだけど、何かあったのかし――」

開いた扉の向こうに、物音を聞きつけてやってきたのだろう看護師の姿が見えた。
この状況を見られては、間違いなく面倒な事になる。
私は咄嗟に右手を伸ばし、左腕に生じた"盾"に手を伸ばす。

直後――全ての世界が静止した。
22 : ◆jXbBlHLPaM [saga]:2013/02/19(火) 02:13:32.70 ID:mFK5yBoRo
それが、時間を操る私の魔法。
時間を止め、そして何度でも遡り、私は彼女を救う未来を探している。そのための力。

そして全てが止まった世界の中で、男もまた驚愕の表情を浮かべたままその動きを止めていた。
このままこの男だけ時を動かして、そのままどこかへ連れ出せば、邪魔される心配もなく話を続けることは出来るだろう。
けれど、果たしてそこまでする必要はあるのだろうか?

「……かと言って、捨て置く訳にも行かないのよね」

このままこの病室に居座られては、遅かれ早かれ面倒事は起きる。
この男がどんな手合いかも分からない以上、不確定要素は増やすべきではない。
それに最悪、邪魔になるようなら……。

手を伸ばし、相変わらず微動だにしない男の手を掴んだ。その瞬間、男の時間も動き出す。

「――って?うぉわっ!?な、何でいきなり手を握って……
 いや、そんな事よりこれは何だ?……周囲の時間が、止まっているのか?」

どうやら、飲み込みはそれなりに早いらしい。
あの緑の巨人に関係があるのだとすれば、それくらいは当然なのかもしれないけれど。
余計な手間はないに越したことはない。
23 : ◆jXbBlHLPaM [saga]:2013/02/19(火) 02:14:21.47 ID:mFK5yBoRo
「ええ、そうよ。このままでは落ち着いて話も出来なさそうだから。一時的に周囲の時間を止めたわ。
 今の内に、どこか落ち着いて話の出来る場所に行きましょう」

端的に事情を説明すると、男も戸惑いながらも頷いて、そして何かに納得したかのように言った。

「そうか……君はクロノアイズの一員なんだな。
 成る程、確かにこれだけの事件なら、あいつらが出てきたっておかしくないか」

クロノアイズ?またしても訳の分からない単語が飛び出した。
とにかく今は、この場を離れる事を優先しよう。

「そういえば、自己紹介もしてなかったっけ。僕はダイソード召喚者、百地王太だ。よろしく」
「……暁美ほむらよ。込み入った話は後、今はとにかくこの場を離れましょう。

そうして多くの疑問を抱え込んだまま、私達は病室を抜け出した。
24 : ◆jXbBlHLPaM [saga]:2013/02/19(火) 02:16:16.98 ID:mFK5yBoRo
どうやら俺達のいた場所は、本当に病院のようだった。
クロノアイズ(だと思う)の彼女が、一体なんでこんなところにいたのか
あの世界での戦い以降、一切姿を見せないダイソードは一体どこに行ってしまったのか。
あの世界は、"泡の中央界"はどうなってしまったのか、疑問は尽きなかった。
でも、今出来る事はそう多くない。とにかくは状況を把握するのが先決だ。
その上で、今出来ることを考えるしかないんだ。

だけど、窓の外に見えた俺達の世界によく似た、けれどどこか違和感を感じさせる街並みは
ここが俺達の世界ではないという事を、まざまざと見せ付けていたんだ。
胸の奥から込み上げる不安を、どうしても拭い去る事ができなかった。
こんな気持ちは、まったくファンタジーな世界にいきなり連れ去られた時にだって、感じたことはなかったのに。

唯一縋ることができるのは、暁美ほむらと名乗った少女だけ。仲間
の一人もいない。そんな状況だからこそ、俺はどうしようもなく不安になっていたんだと思う。



「私達は、情報を交換する必要がある。だから話して頂戴。
 貴方の知る事全てを、ダ・イスォウドとは何なのかを」

そんな状況だったから、場所を移して開口一番にほむらが言った言葉に、俺はすぐさま飛びついたんだ。

「長い話になるけど、いいかな?」
「………できれば手短に頼むわ」

どうにもほむらの態度は冷たい。確かに初対面がアレだ、仕方がないといえば仕方がないのだろうけど。
やりづらいな、と溜め息を吐き出して、俺は話し始めた。
懐かしい思い出のアルバムを、ぱらぱらとめくって見返していくように。
25 : ◆jXbBlHLPaM [saga]:2013/02/19(火) 02:24:05.26 ID:mFK5yBoRo
今回投下分は以上となります。
次回でダイソード側の大まかな状況が明らかになるかと思います。

>>14
ですがそのコミックコンプは敢え無く休刊となり、受け皿となった月間少年キャプテンですらも
これ以上連載を続ける事ができず、最終巻を丸々書き下ろさなければならなかったという
実に数奇な運命を辿ることになった作品です。

もしもコミックコンプ版だけで止まっているようでしたら、講談社漫画文庫から発売されている文庫版全4巻を是非ともご覧ください。
加筆修正もあり、さらに読み応えが増しております。

縁があれば大外伝も、是非。

>>15
残念ながら大外伝終了から更に時間が経過しております。
ので、ダイソードもそうそう寝ぼけたりはしないことでしょう。
向こうではまた相当時間が過ぎているので、ずっと寝こけていられたでしょうしね。

次回でその辺りの話を明らかにしていく予定ですので、是非ともお楽しみに。
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/19(火) 02:26:05.75 ID:Zbevsd3d0
乙っした
長谷川作品とのクロスなら「魔夏の戦士」かなぁ、なんて考えてた俺オサーン・・・・・・
27 : ◆jXbBlHLPaM [saga]:2013/02/20(水) 03:10:39.42 ID:yh7pH1hAo
ものがものなだけに、このスレに平均年齢は非常に高い事が予測されます。

気にせず投下しましょう。
28 : ◆jXbBlHLPaM [saga]:2013/02/20(水) 03:12:39.37 ID:yh7pH1hAo
俺とダイソードとの関係を話すとなると、どうしてもまずは九江洲中学校に起こった事件の事から話さなけりゃならない。
ちょっと長い話になるが、しばらく付き合って欲しい。

あれは今から六年前。そう、もう六年も前の事なんだ。
俺の通っていた九江洲中学校はその日突然、全校生徒550人と共に、剣と魔法が支配する異世界
"泡の中央界"へと転移してしまったんだ。
大人は一人も残っちゃいない。それだけでも一大事だってのに、俺達が状況を把握するより早く
学校に敵が襲い掛かってきたんだ。敵はこの世のものとは思えない怪物ぞろい。
このままじゃやられる。あの時は本当にそう思ったよ。

その時だ、俺が始めてあいつと――ダイソードと、一緒に戦ったのは。
俺達をこの世界に招く原因になった少女――ユーリナに導かれて、俺はダイソードを解き放ったんだ。
この手で、この心で。

最初の内はあいつもずっと寝ぼけてばかりだったし、俺の戦い方だってめちゃくちゃだった。
よくあんなもんで戦えたもんだって、今じゃあ思うよ。
それでも俺達は戦い続けた。ダイソードと、九江洲中のみんなと、そしてこの世界の人達みんなの力を借りてね。
その中でいろんな、あまりにもいろんな事がありすぎた。でもその中で、俺は強くなれた。
ダイソードとも、仲間と認め合えるようになったんだ。

そして世界中を支配しようとしていた"北国"を、それを裏で操っていた神の武器達を
この世界を作り、永遠にに争いと苦しみが絶えない世界に成るように仕向けた、災厄の神
"初めに立ちし者"を倒す事ができたんだ。
29 : ◆jXbBlHLPaM [saga]:2013/02/20(水) 03:13:46.50 ID:yh7pH1hAo
世界に平和を取り戻して、どうにか俺達と九江洲中学校は、元の世界に戻る事ができたんだ。
と言っても、向こうに残る事を選んだ奴もいるんだけどな。

それが、俺達の最初の冒険の話。
あまりにも端折りすぎてるって?気になるんだったら、今度本屋で探してみてくれよ。
あの冒険を漫画に描いたのがあるからさ。


その三年後、俺達は再びダイソードと出会う事になる。
でもそれは、それから始まるあの世界を超えた大騒ぎの始まりだったんだ。
……流石にあれは、ややこしすぎて簡単になんかまとめられない。
ただ、あの時俺は、出会うはずのない多くの仲間達と出会った。

時空監視機構クロノアイズの一員・西郷大樹。
鋼鉄の狩人・アイアンキッド。
獣戦機隊BURN、チームリーダー・風間翔児。
ガンダムに乗った宇宙海賊・トビア・アロナクス。
時空を駆ける宇宙海賊・十鬼島ゲン、リプミラ・グァイス。

彼らと共に戦った事は、今でも忘れられない大事な俺の思い出だ。


そしてその事件の三年後、俺は再びダイソードと出会う事になる。
30 : ◆jXbBlHLPaM [saga]:2013/02/20(水) 03:14:43.00 ID:yh7pH1hAo
その年は、まるでこれから起こる何かを予期させるかのように、不可解な事件が立て続けに起こった年だったんだ。
とある中学校で火事が起こった時、謎のロボットが現れて生徒を救った事件だとか
まるで世界が夏を忘れてしまったかのように、曇った日ばかりが続く夏。
夏が終わり秋が来て、思い出したかのように、たった一日だけ訪れた真夏が訪れた事もあった。
ネス湖のネッシーが、宇宙に飛び出していった、なんていう事件もあったっけ。

とにかくその年は、いろんな事があったんだ。だから俺も、それを心のどこかで予感していたのかもしれない。




"王太……王太!"

その声は、今度も変わらず俺の頭上に降り注いできたんだ。

「来たか、ダイソードっ!!」

声が聞こえたその瞬間に、俺の頭を悩ませていた、単位だとか就職だとかっていう単語は、綺麗さっぱり消え去った。
多分その時の俺はあの頃の、ダイソードと一緒に戦っていた頃の自分に戻っていたんだと思う。

少なくとも、そうなろうとしていたんだ。
31 : ◆jXbBlHLPaM [saga]:2013/02/20(水) 03:16:07.47 ID:yh7pH1hAo
"ああ、私はお前に会うために、再び時空を越えてきたのだ!"
「ってことは……現れたんだな、俺達が戦わなくちゃいけない敵が!」

外が騒がしい。俺は声に導かれるまま、講堂を飛び出した。
人込みに紛れながら走って、やがて見えてきた中庭には、巨大な剣が、ダイソードが突き刺さっていた。

“ああ、そうだ!泡の中央界は今や滅亡の危機に瀕している。お前の力を貸してくれ、王太!"

声と同時に、ダイソードを召喚するための金色の剣が、俺の目の前に突き刺さった。
この剣を取れば、再び命懸けの戦いが始まる。日常と平和とは、しばしの別れを告げることになる。
怖いかと聞かれれば、そりゃあ当然ちょっとは怖い。
でも、ダイソードが俺を必要としている。この剣を取れば、俺はまた世界を救うために戦う事が出来る。

だから俺は迷う事なく剣を掴んで掲げ、そして。


「ダイッ、ソードッ!!」

その名を、叫んだんだ。
その瞬間、俺の身体は光に包まれ、空へと引き上げられていく。ダイソードは俺を受け入れて、その姿を変える。
巨大な剣から、巨大な人の姿へと。
そして俺はダイソードの操縦席とも言うべき玉座の上で、懐かしい、忘れることなんて出来ない感触に浸りながら。

「もしかしたら俺は、この時が来るのを待っていたのかもしれないな」
"王太?どうかしたのか?"
「……いいや、なんでもないさ。それじゃあ行こうぜ、ダイソードっ!!」
"……ああ!"

そしてダイソードは跳躍した。空に描かれた、不思議な魔法陣に向けて。
32 : ◆jXbBlHLPaM [saga]:2013/02/20(水) 03:17:56.98 ID:yh7pH1hAo
「あれは?」
"時空転移の魔法陣だ、これから我らはあの魔法陣を抜け、"神が見捨てた地"へ向かう!"
「"神が見捨てた地"?泡の中央界に戻るんじゃないのか?」
"泡の中央界が滅亡の危機に瀕している原因は、かつて初めに立ちし者が創り、そして捨てた世界
 神が見捨てた地にあるのだ!その世界に向かい、元凶を断つ!"
「なんだかよくわからないけど、とにかくそこにいる奴を倒せばいいんだろ。じゃあ、行こうぜっ!!」

そして俺達は、魔法陣の中に飛び込んだ――



別の世界への移動には、結構時間がかかるらしい。
だから、世界を移動するその間に、ダイソードは俺に泡の中央界に起こった異変について話してくれた。
それは、泡の中央界の時間で千年近い昔から、既に起こっていたことらしかった。
決まった周期で必ず起こる、"ダ・イジュスィン"(大いなる者の怒り)と呼ばれる大地震の事だったのだ。

決まった周期で起こるのなら、対策くらい立てられるんじゃないか。
そう問いかけた俺に、ダイソードは静かに首を横に振った。
確かに対策は立てられる。だが、その大地震は発生の度にその威力を増している。
だからどれだけの対策を立てても、いずれは威力を増した地震の前に突き崩されてしまう。
そんな事が続き、ついに今では神の武器の力をもってしても抗う事の出来ない
世界を滅ぼす程の大災害となってしまったのだと、ダイソードは話した。

一体どんな気持ちなのだろう。自分の命を賭けて守り通した世界が、人々が
こんな事で苦しむ姿を見ていることしかできないだなんて。ダイソードの気持ちを考えただけでも、思わず胸が痛くなった。
33 : ◆jXbBlHLPaM [saga]:2013/02/20(水) 03:19:35.78 ID:yh7pH1hAo
けれど、泡の中央界の人々だって、ただ手をこまねいていたわけじゃなかったんだ。
一定の周期で起こる地震のデータを解析して、その元凶が神が見捨てた地にあることを。
そこから生まれた巨大な魔力波が周辺の世界を揺るがし、既にいくつもの世界を破壊していることを。
それが今、泡の中央界をも揺るがしているのだという事を突き止めていたんだ。
そして最後の望みをダイソードに託して、時空転移の魔法と共にこの世界へと送り出したんだ。

"時を越える者よりもたらされた技術によって、私は時空を越える力を手に入れた。
 だから機会があれば、再びお前を泡の中央界へと招こうと思っていた。だが……
 今の泡の中央界の姿は、とてもではないが見せられるものではない"

そう言って、俯くように視線を落としたダイソードの姿は、とても悲しそうに見えた。
ダイソードの魂を通じて、言い知れない悲しみが俺にも伝わって来たんだ。

「じゃあ、さっさと片付けて、泡の中央界を救って、それから……だな」
"ああ、そうだ。その為にもこの戦い、負けるわけには行かん!"

意気込みを新たに、俺達は時空の回廊を駆け抜ける。
やがてその回廊の先に光が見えて、そして。

"直に着く、向こうでは何が待ち構えているか分からん、戦いに備えろ、王太!"
「何が来たって負けやしないさ。俺とあんたならな、ダイソード!」

そして俺達は、世界を――越えた!
34 : ◆jXbBlHLPaM [saga]:2013/02/20(水) 03:21:00.17 ID:yh7pH1hAo
「なんだ……アレはっ!」

神に見捨てられた地。そう呼ばれた世界で俺達が見たもの、それは。
初めに立ちし者を遥かに越える巨体を持つ、謎の存在。
遠く離れた場所からでも全貌を把握しきれないほどに、そいつは巨大だったんだ。
そしてそいつが放つ圧倒的なプレッシャーは、思わず身震いしてしまうくらいに凄まじかった。
それが泡の中央界を、そして他の世界を滅亡に導いている存在だという事は、火を見るよりも明らかだった。

"まずいぞ、王太……これはっ!"

ダイソードが焦燥交じりの声を上げた。その原因は俺にもすぐにわかった。
この世界に降り立った瞬間から、ダイソードの力が急速に失われているのがわかったんだ。

「どうなってるんだ、ダイソード!?」
"驚くべき事だ。この世界には……マナが無い!これっぽっちも存在していない。
 これでは私は、息の出来ない水中で戦っているようなものだ"

マナ。それは自然界に存在する魔力の源。
それがあるからこそ魔法の力を使うことが出来るし、ダイソードを初めとした神の武器は
マナを動力源にして動いている。そのマナが、この世界には一切存在しないのだとしたら。
35 : ◆jXbBlHLPaM [saga]:2013/02/20(水) 03:22:52.92 ID:yh7pH1hAo
"このままでは、ただ存在しているだけで力を消耗してしまう。このまま力尽きてしまう前に、奴を倒すぞ、王太!"
「あ……ああ、そう、だな。ここであいつを倒さなきゃ、泡の中央界が滅んぢまうんだ。迷ってる暇なんて……あるかぁぁっ!!」

正直言って、怖かった。あんなとんでもない相手に、ただ立っているだけでも消耗し続けているダイソードで
果たして太刀打ちできるんだろうか。手が震えたし、足も震えた。
それでも、ここでやらなきゃ世界が終わる。だから俺は、ありったけの勇気を振り絞った!

「うああぁぁぁぁぁっ!!」

ダイソードを剣に変えて、巨大な化け物に向かって突っ込んだ。
半ばやけっぱちになっていたような気もする。そんな無謀な一撃は。
たった一撃、本当にたった一撃の光によって、完全に砕かれてしまったんだ。


「うわぁぁぁっ!!」
"ぐ……うぅっ"

下半身を完全に消し飛ばされ、ダイソードは宙に打ち上げられた。
為す術もなく、俺達は落下していく。だけどその落下地点に人影を、少女の姿を見つけてしまって。

「まずいぞダイソードっ!下に女の子がっ!!」
"く……いかんっ!"

でも何も出来なくて。地面に叩き付けられる激しい衝撃が、全身を駆け巡って。
俺の意識はそのまま暗がり落ちていってしまったんだ。

そして次に気がついた時には、俺は病院のベッドで眠っていた。
それが、この世界に来てからの俺達の全てだったんだ。
36 : ◆jXbBlHLPaM [saga]:2013/02/20(水) 03:23:25.42 ID:yh7pH1hAo
長い話が終わって、俺はほむらの様子を伺うように視線を向けた。
ほむらは酷く呆然とした様子で、小さな言葉を口にした。


「……神が、見捨てた地?この……世界が?」


その言葉は、反応は、やはりこの世界が神が見捨てた地なのだということを、何よりも明確に示していた。





ACT2 END
37 : ◆jXbBlHLPaM [saga]:2013/02/20(水) 03:25:19.26 ID:yh7pH1hAo
【次回予告】
友を、戦う力を失い、王太は一人彷徨い歩く。
そんな彼の眼前に現れたのは、この世界に残された災厄。
人を喰らう、恐るべき魔性。

――魔女と、呼ばれるもの。

次回、魔法少女と神の剣 ACT3
   ―迫り来る魔手―
38 : ◆jXbBlHLPaM [saga]:2013/02/20(水) 03:26:44.68 ID:yh7pH1hAo
>>26
むしろ名前的に忍闘炎伝でもよかったのかもしれません。
いや、やっぱりないか。

そして今尚家の本棚にはビメイダー・ピーが鎮座しています。
ですのでついでにちょこっとだけ魔夏の戦士のネタをお借りしました。
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/20(水) 17:05:38.86 ID:0JMyYfI70
俺の本棚には徳間版ダイソード全7巻がある。(逆に言うとそれしか持ってないのだが)
話は少しずれるけどHXLのミィンって魔夏の戦士が元ネタだったんだな。今気が付いた。
あと「サン・ド・ホリー西へ」って単行本になったのかな。
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/20(水) 21:00:42.33 ID:WTz3N88G0
乙でしたー!
おお、魔夏の戦士に、ネッシーまで!
懐かしき厨房の日々が蘇るww
41 : ◆HvWr2kWl99Dz [saga]:2013/03/13(水) 21:53:13.20 ID:OdhCfRIno
ようやく9話も終わりを迎える運びとなりました。

さあ、頑張っていこう。
42 : ◆jXbBlHLPaM [sagesaga]:2013/03/13(水) 21:55:23.19 ID:OdhCfRIno
誤爆りましたorz

こっちの更新もゆっくりですがやりますので、気長に待っていただければ幸いです
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/16(火) 01:24:57.33 ID:BXwZL6yl0
そろそろここも落ちるか?
あと1ヶ月だったっけ?
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