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男「……魔王」魔王「…人間」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/19(火) 15:51:12.37 ID:7ubzwYRG0

─いけ…俺たちが食い止めておく!

─でも…!

─私たちに任せてください!

─世界、救うんだろ?

─…お前ら

──さぁ!

─俺たちも直ぐにいく…お前は先に、また



─過去で……


その夢は「本当に夢か?」と疑うほどに鮮明で…
気持ち悪くなるほど、苦しい夢だった。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1361256672
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/19(火) 15:51:57.85 ID:9pGPPyoIO
期待
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/19(火) 15:59:42.55 ID:7ubzwYRG0

──二一世紀──

男「は……」

春。桜の少しづつ開花してきた。

そして桜の木の下で昼頃、寝転がっている少年、

男「…またあの夢…」

男「…一体なんなんだよ」

右手で顔を覆い、手の隙間から空を見上げる。

太陽が眩しく、手で完全に顔を隠す。

すると手のひらに何かが落ちた感触がする。

男「……春、か」

手を反し、桜の花びらを投げ捨て起き上がる。
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/19(火) 16:07:42.06 ID:7ubzwYRG0

起き上がると周には誰もいなく、そこに人がいた痕跡すらなかった。

そう。最初からなかったかのように…何も。

草木一本生えていない茶色い風景が眼前に広がっている。

男「……ど、どうなって」

俺がここで昼寝をする前は人が賑わっていて中々寝付けなかったのに

一体俺が寝ているあいだに何が…。

日光を避けるために被っていた帽子を地面にそっと置き、腕時計に目を移す。

腕時計の時刻は長針が十二の丁度上にあり、単身が三の上にある。

現時刻は三時丁度。俺が眠ろうとこの桜の木下に来たのが一時半すぎ

この短時間で何が起こったか、俺は混乱していた。

すると、背後からピチャッと水滴が垂れ落ちるような音が聞こえた。
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/19(火) 16:12:05.94 ID:7ubzwYRG0

男「誰?!」

振り向いた先には一人の少女がいた。

その子が着ている白いワンピースは水に濡れたのか、体にぴったりと張り付き、

体のラインがくっきり分かるように、そして白い生地のせいだろう

体のあらゆる部分が露わになっていた。

男「ブッ!」

思わず吹いてしまった。

が、彼女は少し微笑み、倒れた。
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/19(火) 16:14:36.88 ID:ipzrdFUAO
気体
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/19(火) 16:18:10.33 ID:7ubzwYRG0

少女「…ハァ……君…は?」

虚ろな、何も映らない、映せぬ瞳で少女は男に告げた。

少女「いや…君が何者でも…今はいい。君に頼みごとを…したい」

息も途切れ途切れ、それでも必死に喋る。

男はただそれを聞いている。何もせず。ただずっと。

少女「…ハァ…これ…を」

そう言うと少女は右手をあげ、手招きをして

男を呼ぶ。それに答え男は少女のもとへと移動する。

この時男は意味のわからない事が続き、考えることをやめていた。

これ以上考えていたら自分が自分でなくなるような気がしたからだ

それ以前に、男は考えることがこの世で一番嫌い。ただ自由に、

その場の雰囲気に身を任せ、流されるがままに行動していた。

少女の右手が男の額に触れる。
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/19(火) 16:24:05.53 ID:7ubzwYRG0

すると少女は何かをブツブツと、唱え始めた。

すると男の額から、正確には少女の手と男の額の触れ合っている部分から

淡い光が、今にも消えそうな蛍光灯のように点滅していた。

だが男はその光を浴びて思った。

男「暖かい」

少女「だろ…これは勇者の…光……正解中の…希望……これを…君に……」

そう言うと少女の右手は力尽きたように崩れ落ちた。

男「……!」

よく見ると少女は片足と片腕をなくしていた。だが血は出ていない。

いや、血は出ていた。

彼女の服を濡らしているのは血、透明な血。

男にはそうだという確信があった。

男「……っ!」

突然頭痛に襲われ、頭を両手で押さえつける。
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/19(火) 16:27:33.61 ID:7ubzwYRG0

男「あ、頭に!!何かが流れ込んで──!」


─よぉ!

やけに古風な服装で陽気に手を上げ挨拶をしてくる青年。

─またやらかしたのですか…まったく

溜息をつきながらもニッコリと微笑む女性。

─ここからが正念場だ…気を抜くな!

さっきの少女。でもこの少女は強気で、声もハキハキしている。

10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/19(火) 16:31:27.10 ID:7ubzwYRG0

─この程度か…勇者もその程度、所詮は人間か

仮面を被ったどこか禍々しいものを感じる偉そうな、それでいてそれが市場bbふさわしい姿
に見える者が少女の頭を掴み尻尾で腕と足を切り落とす。

─うああああぁぁぁあ!!
少女の悲鳴。その悲鳴には痛み、悲しみ、孤独、すべてが詰まっていた。

男「な…んだよ……なんで、涙が…!!」

頭痛は収まった。が、男の目からは涙がこぼれ落ちる。

地面には男の涙の跡がくっきりと残っている
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/19(火) 16:43:22.92 ID:7ubzwYRG0

─わ…たしは負けない!お前に勝って、人間の平和を手に入れる!

頭を捕まれ、持ち上げられても負けないと目で語り、一歩もひかない

─……勇ましい…さすが勇者

─だが今のお前に、お前ひとりになにができ──ぬ!?

体を槍で貫かれ少女を離す。

─だれが、一人だって…ハァ…?

─…主ら…生きておったか

─まけねぇよ…魔王、お前を倒すまで!

─その通りですよ!

ビシッ、と指を立て魔王を指差し、啖呵を切る。

─大丈夫か…勇者

倒れている少女に駆け寄る青年

─あ、あぁ…大丈夫…だよ
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/19(火) 16:54:48.53 ID:7ubzwYRG0

─残念だが、いまの俺たちじゃ魔王には勝てない

唇を噛み、悔しそうに顔を背ける青年。

─でも…勝たなきゃ私達の世界はアイツに!

─だから、俺たちより優れた者に任せるんだ!

少女の肩を掴み、目をみて言う。

─でもこの世界で私たちが一番──

─だからこの世界以外の人にだ!

少女の言葉を途中できり、言った。

その言葉に少女は何も言わずに、ただその場に固まっていた

が、直ぐに我に帰った。

─それは……それはこの世界の人々を見捨てろというのか!?それでも…それでも勇者かよ!
私はそんなの嫌だ、何が何でも私は世界を救う!

─無理だ!……無理なんだよ…俺たちには、それにこの世界の人達は皆、魔王に

再び顔を背ける。

─でも、まだいるかもしれないじゃないか、生きてる人が
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/19(火) 17:06:44.43 ID:7ubzwYRG0

─いないんだ…もう

─なんで…なんでそんなことわかるのさ!

青年の胸ぐらを今にも掴みに掛かりそうな勢いで怒鳴る。

─今までの旅で俺たちが見てきたこと…それだけで十分だろ

─たびの初めから一週間経たずに俺たちの故郷、魔王の白から一番遠い国が滅んだ…これだけで十分だろ!

─ッ?!

今度は少女が苦い顔をした。

─だから俺たちは、決めた。

戦士「俺たちは転生する──と」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/19(火) 17:12:46.24 ID:7ubzwYRG0

盗賊「だからお前に死なれたら困るんだよ…勇者」

魔法使い「術式展開完了…急いで!早くしないと魔法式が発動する!」

魔法使いの持つ杖から無数の字が紐の様につながり、

宙に円を描いている。

魔王「…転生……ハハハハ!面白い!いいだろう、私は強き者を求める、
その転生とやらでお前らが強くなるなら私はそれを見届けよう!」

高笑いをし、その場に座り込み
少女達をジッと見つめている。

戦士「さぁ!」

少女「っ!……魔王!お前は…お前は私が必ず倒しに来る!…必ずだ!」

魔王「待とう、例えこの身が朽ち果てようとも。それが我を倒す物なら、
必ず待とう」

そう言うと魔王はその場から一瞬にして消えた。

15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/19(火) 17:23:14.69 ID:7ubzwYRG0

ゴゴゴゴ、と唸りを上げ、城は崩れていく。

魔法使い「っ!間に合わなかったか!」

盗賊「どうするん?!」

少しずつ崩れていく瓦礫を見ている。

戦士「なんとしても勇者だけは…勇者だけはてんせいさせるんだ!」

魔法使い「わかってるよ!」

今にも崩れそうな白の外壁が突如轟音をたて、消え去る。

魔法使い「な、何?!」

ドラゴン「ぐおっぉおおお!!」

戦士「っ!?ドラゴンだ……こんな時に!」

舌打ちをしながら剣を鞘から抜き取る


戦士「いけ…俺たちが食い止ておく!」

少女「でも…!」

魔法使い「私たちに任せてください!」

盗賊「世界、救うんだろ?」

戦士「…お前ら」

呆れ顔で、ニヤッと微笑み、青年は剣を構える

盗賊「さぁ!」

戦士「俺たちも直ぐにいく…お前は先に、また」



戦士・盗賊・魔法使い「「「過去で……」」」

そう言い残し、三人は少女を魔法陣へと突き飛ばし、ドラゴンに立ち向かっていった。
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/19(火) 17:30:16.59 ID:7ubzwYRG0

男「……ん…んぁ?」

起き上がるとそこは見慣れぬ場所だった。

周りには銃などの危険物があった。

俺はきっと拉致されて、変な夢でも見てたんだ…どう思いたかった。

すると起きた男に気づいたのか、一人の女性が部屋に入ってきた。

女性「失礼する」

部屋に入ってきたのは、

黒いスーツに身を纏って、背筋がスッと伸びていて

そしてなにより凄かった──圧倒されたのは──のが、その視線だけで軽く五六人は瞬殺できるのではないか?

と言う程に鋭いその目に金髪サイドテールの長髪女性だった。
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/19(火) 17:43:34.31 ID:7ubzwYRG0

男「……俺は…一体」

女性「起きたようです」

そう言うと女性は一例をして、ドアの向こうへと下がっていった。

そして女性が下がった後にすぐ、もうひとりの女性、呼ぶには少し若い

女の子がドアの影から出てきた

こちらも金髪。でも髪質は癖っ毛混じり、ショートヘアー。

この二人は姉妹なのだろうか?と疑問を抱いていたら女の子から声をかけられた。

お嬢様「こんにちは」

男「こんにちは」

お嬢様「……貴方本当に勇者の転生者?」

男「……」

お嬢様「これから未来で起こる事をちゃんと分かっているの?」

男は今まで見ていた夢が、夢ではないことを確信した。

心の中では信じたくない。ただの夢と思っていた事が事実だと、

心の中でも確信したのだ。
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/19(火) 17:49:15.14 ID:7ubzwYRG0
思いつきで立てたらなんか色々浮かんできたよ。

とにかく休憩、九時過ぎても来なかったら今日は終わりだと思ってください
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/19(火) 18:16:45.13 ID:snpdAeSDo
乙誤字すごいな
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/19(火) 19:31:37.16 ID:uPv0HvS1o
良作の予感
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/19(火) 22:26:14.83 ID:RUETBYkTo
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/21(木) 15:11:03.05 ID:pJsooMSW0

暫しの沈黙が続く。

その沈黙に耐えられなかったお嬢様が言葉を放とうとした瞬間

その言葉を遮るかのように一人の少年が部屋に入ってきた。

博士「起きたのか!?」

灰色の髪の毛にサングラス。(チョイ悪というより頑張って背伸びをしている子供のような姿だ)

そして所々汚れている白衣が目立つセの小さな少年が今にも抱きつきそうな勢いで男のもとへと

走り寄ってきた。

男「お、おわっ?!」

部屋に入ってくるなり、いきなり駆け寄ってきた少年に動揺を隠せない(隠す気もないが)

暫くして、落ち着きを取り戻し「君は誰」という眼差しを送る。
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/21(木) 15:21:22.79 ID:pJsooMSW0
その眼差しに気づいたか気づいてないのかは知らないが、

少年も落ち着きを取り戻し、乱れた服──主に白衣の──をポンポンッと叩き埃をはらい

ピシッと言う擬音が似合うように敬礼をしだした。

博士「お、お初にお目にかかリます!私、博士、ともうします。階級は中尉です」

自己紹介もし始めた。

男にとってそれは質問をきちんと返されたので特に何も思うところはなかった。

お嬢様「はぁ…あんたちょっと先走りすぎよ…いや、緊張しすぎ?」

博士の肩に、ポン、と手を置き、「馬鹿」と耳元で囁いて後ろに下がった女性にむかって

少年を突き飛ばす。

博士「うわぁん!?」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/21(木) 15:30:51.34 ID:pJsooMSW0

飛ばされた少年の体は女性の豊満な体の一部に吸い込まれるように

キャッチされる

女性「……如何程に?」

小柄な少年をその胸に抱きとめたまま小首をかしげて問う。

お嬢様「研究室で研究させておきなさい」

女性「かしこまりました」

浅く一例をし、少年を抱きかかえたまま部屋をあとにする。

その愛だ少年は手の指をくねくねと動かしていた。
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/21(木) 15:37:25.70 ID:pJsooMSW0

男「……あの子は?」

ベットの済から顔をだして、開けっ放しのドアを見つめている。

お嬢様「あら?わからない?」

「わかっていたんじゃないの?」と、そのような口調で遠まわしに問いかける。

男「……ごめん」

ドアから視線をお嬢様に移す。

ほんの二、三秒見つめあったあとに目を背ける。(別に恥ずかしかったわけではない)
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/21(木) 15:49:46.92 ID:pJsooMSW0

男「……君は…誰なんだ?…あの子も。そして……」

そこで言葉が詰まる。

お嬢様「…私はお嬢様…そして魔法使いの…転生の器よ」

男「……」

うすうす気づいてはいた。彼女から発せられるオーラ。

夢で、彼女の、あの時の白いワンピースを着た少女の記憶で見た

魔法使いという名の人と彼女はどこか似ていたからだ。

そしてあの少年は──

お嬢様「あの子は──」

男「あの子は盗賊…だろ」

一瞬驚いたような顔を見せたが、直ぐにニコッ、と顔を笑顔に戻した。

27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/21(木) 15:54:21.70 ID:pJsooMSW0

お嬢様「なんだ…覚えてるんじゃない」

男「俺は…誰なんだ?」

お嬢様「……え?」

キョトンッ、とした顔でこちらをずっとみている。

男「…思い出せないんだ」

頭を抱えうつむく。

ベットにはポタポタ、と落ちた涙でシミができている。

男「なんでか…涙が止まらない」

男のその姿を「どうしたらいいのかわからない」というように、周りをキョロキョロ見回しながらも

見つめている。
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/22(金) 14:09:47.45 ID:Az7Rz178o
乙でした
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 18:34:59.58 ID:Yy3wSI7i0
これは期待
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/14(日) 22:32:49.73 ID:1Q8pbEBlo
まだか
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