このスレッドはSS速報VIPの過去ログ倉庫に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は管理人までご一報ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。

LV99リザードマン「冒険者ハンター」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/02/19(火) 20:13:36.56 ID:9ZqWxfQAO
オーク「ま、待ってくれ!俺が何したって言うんだ!?」

女騎士「黙れ魔王軍!貴様達オークが人やエルフの女を辱め繁殖する醜い化け物なのは知っているぞ!」

オーク「お、俺達はそんな真似してねぇ!それに魔王に服従してねぇモンスターだっていっぱいいるんだぞ!?」

女騎士「ふん見苦しいな、そのような言い訳など私には通じん!おとなしく念仏でも唱えているんだな!」

オーク「ぐぅうぅ…妻…息子…どうやらお前たちにはもう会えないようだ…達者でな…」

女騎士「覚悟しろ醜悪な魔物め!」

女騎士の剣がオークに振り下ろされる

オーク「くっ!」

ガキンッ!

オーク「…え?」

女騎士「な…何…?」

女騎士の剣が宙を舞う

リザードマン「暴虐は其処までにして貰おう人間の娘よ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1361272416
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713798788/

【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713788018/

ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713736565/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/19(火) 20:21:55.32 ID:9ZqWxfQAO
魔王が地上に現れてから10年…

魔王を倒すため数多くの冒険者が現れ、魔王率いる魔王軍のモンスターと戦っていた

そして魔王によりモンスター=悪の図式が出来上がり魔王に荷担せず平和に暮らしていたモンスターにまで被害が拡大しはじめ

さらにはこの動乱に乗じモンスターを虐殺、狩りの対象とするような冒険者達が現れ始めた

そんなモンスターの平和を守るため一人のリザードマンが立ち上がる

モンスター達は彼を冒険者ハンターと呼んだ
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/19(火) 20:34:58.38 ID:9ZqWxfQAO
女騎士「くっ…仲間がいたか!」

リザードマン「人の娘よ、ここは退け…彼は何もしていない…」

女騎士「黙れモンスターめ!貴様等のような邪悪な存在、存在するだけで罪なのだ!」

リザードマン「是非も無しか…」

シュッと女騎士の目の前からリザードマンが消える

女騎士「な…!?」

屈強で巨大な体からは想像もつかないスピードで女騎士の後ろに回り込むと

リザードマン「…」トンッ

女騎士「かは…」

女騎士を気絶させるリザードマン

リザードマンは女騎士を軽々と担ぎ上げ

リザードマン「オーク、大丈夫か?」

オーク「あ、ありがとうございます冒険者ハンターさん!お陰で助かりました!」

リザードマン「他にも冒険者がいるかも知れない…急いでここから去りたまえ」

オーク「は、はい!」

去っていくオークを見守ると、リザードマンは女騎士を担いだまま自分の塒に歩いていった
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/19(火) 20:49:23.99 ID:9ZqWxfQAO
女騎士「う、うぅん…ここは…?」

リザードマン「気が付いたか」

女騎士「き、貴様は!?くっ、この縄を解け!」

リザードマン「まぁ落ち着け、何もとって喰おうなどと言うことはせん」

女騎士「モンスターの言うことなど信用できるか!大方私を慰み者にでもする気で捕まえたのだろう…ふん、邪悪な魔王軍が考えそうな事だ…」

リザードマン「いや…私は人やエルフに欲情するような趣味はもっていない」

女騎士「ふん…どうだか…」

?「リザードマン様…」

リザードマン「ん…?どうした」

女騎士(人間の女性…魔法使いか…?リザードマン…様…だと…?)

魔法使い「彼女が所属している冒険者ギルドに連絡を取りましたが…」

リザードマン「して返信は」

魔法使い「モンスターと取引はしない、彼女は死んだの一点張りで…」

リザードマン「やはりな…」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/19(火) 21:03:42.35 ID:9ZqWxfQAO
女騎士「ふん、当たり前だ、冒険者ギルドがモンスターと取引など応じる訳がない」

リザードマン「しかたない…」

リザードマンはゆっくり近づき

女騎士「…っ!」

縄を解く

女騎士「…な、何…?貴様…何を…」

リザードマン「すまないが魔法使い、彼女を近くの村まで送っていってくれ」

魔法使い「承知しました」

女騎士「まさか…私を逃がすと言うのか…?」

リザードマン「交渉が決裂した今、君をここに留めておく必要が無いからな」

女騎士「交渉…?」

魔法使い「あなたがいるギルドにあなたの身の安全と引き換えにこれ以上無益なモンスターハントと言う行為をやめて頂こうと思い交渉したのですが…」

リザードマン「今回もやはり交渉は決裂してしまった…な」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/19(火) 21:04:11.65 ID:9ZqWxfQAO
つづく
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/19(火) 22:23:24.06 ID:Lz+HcV3IO
リザードンに見えた
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/19(火) 22:42:04.75 ID:6+mBdFIIo
期待
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/19(火) 23:03:44.87 ID:QOePJJgEo
俺もリザードンかと思った

期待
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/19(火) 23:16:45.84 ID:bDgMtjF/0
期待しているぞリザードン
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/20(水) 18:07:26.27 ID:WSbR0I0AO
女騎士「…」

魔法使い「…」

スタスタスタ…

女騎士「…」

魔法使い「…」

スタスタスタ…

女騎士「…おい、貴様…」

山道を歩く中、最初に言葉を発したのは女騎士であった

魔法使い「なんです?」

女騎士「何故貴様はあのモンスターに仕えている?人がモンスターに仕えるなど…人の尊厳が無いのか貴様は」

魔法使い「私を見捨てた人間の国よりかは人間としての優しさを持ち合わせてるつもりです」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/20(水) 18:17:04.66 ID:WSbR0I0AO
女騎士「何だと?どういう意味だ」

魔法使い「私はある王国の騎士団に所属していた魔法使いでした」

魔法使い「ある日、私のいた騎士団にモンスター討伐の依頼がきました…ゴブリンの群を全滅させろと」

魔法使い「当時私はモンスターを倒すべき相手としか見ていませんでした」

女騎士「とうぜんだ、モンスターは悪、故に滅ぼさなくてはならない」

魔法使い「…私は騎士団の仲間と共にゴブリン討伐に出陣し、そこでリザードマン様に出会いました」

魔法使い「リザードマン様の強さは圧倒的で13人いた騎士団員全員を殺さずに戦闘不能にし、リザードマン様に私も捕まりました」

女騎士「…」

魔法使い「リザードマン様は私達の身柄と引き換えに国王にこの一帯のモンスター達の安全を交渉しました」

魔法使い「しかし交渉は聞き入れられず、結果私達は見捨てられ国王は次々に冒険者や兵士をこの地に向かわせました」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/20(水) 18:24:10.44 ID:WSbR0I0AO
女騎士「当然だな、人を襲うモンスター共をほうっておくわけにはいかない」

魔法使い「私がいつモンスターが人を襲ったと言いました?」

女騎士「何?」

魔法使い「この土地、どう見えます?」

女騎士は周りを見渡す

緑はあるが地面は固く、また大地も肥沃と言うほどではない

魔法使い「実はここはミスリル鉱脈が地下に走っています」

女騎士「ミスリル鉱脈だと?」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/20(水) 18:34:41.22 ID:WSbR0I0AO
魔法使い「民の安全のためのモンスター討伐は建て前で、国王の狙いは他の国に知られる事なくミスリル鉱脈を手に入れる事でした」

魔法使い「ミスリルは貴重ですからね、手に入れられれば巨万の富と、軍事力を手に入れられますからね」

魔法使い「しかしここは古来よりモンスターの土地」

魔法使い「国王は知っていました、地上にすむモンスター達は元来大人しい者達が多いことを」

魔法使い「もしモンスターを虐殺しこの地を奪えば国王の信頼は地に落ちたでしょう」

魔法使い「しかし魔王軍が地上に攻めてきた事によりモンスターは悪と言う風潮が全世界に広がりました」

魔法使い「それに便乗し国王はこの地のモンスター達を滅ぼしミスリル鉱脈を手に入れようとしました」

魔法使い「今から8年も前の事です」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/20(水) 18:44:50.75 ID:WSbR0I0AO
女騎士「なっ…」

モンスターが本来は大人しい存在であることなど聞いた事も無かった

魔法使い「魔王が攻めてくるより前、人間を襲っていたモンスターは私達人間で言う犯罪者と同じ者です」

魔法使い「嘗て人…この人と言うのはエルフやドワーフも含みます…それとモンスター達は共存していました」

魔法使い「その地上のモンスター達が何故人と離れて暮らすようになったか」


魔法使い「それは人の身勝手さに嫌気がさしたからだとこの森の精霊に聞きました」

女騎士「ひ、人が身勝手だと!?」

魔法使い「人間もエルフもドワーフも、皆自分達の欲望の為に同族で殺し合うでしょ?」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/20(水) 18:54:21.76 ID:WSbR0I0AO
女騎士「そ、それはモンスターも同じだろう!」

魔法使い「魔界のモンスター達はそうね」

魔法使い「地上と違い資源が少ない魔界で育ったモンスター達は力で物を勝ち取るしか知らなかったから…」

女騎士「地上のモンスターは違うと言うのか?」

魔法使い「モンスターが何故動物の姿と人ね姿を合わせたような姿なのかわかる?」

女騎士「知らん…いや…考えたことも無かった…」

魔法使い「モンスターは本来は精霊の仲間なのよ」

魔法使い「だからトカゲの精霊はリザードマン、豚や猪の精霊はオーク、蛇の精霊はラミアといった姿をしているの」

魔法使い「神が自分に似せて人を作ったのはしってるわよね?」

魔法使い「だから地上のモンスターは神に憧れ神の姿…つまり人の姿を真似た精霊の子孫達なのよ」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/20(水) 19:01:23.44 ID:WSbR0I0AO
魔法使い「人は怖かったの」

魔法使い「自分達より優しい種族であるモンスター達が」

魔法使い「何れ神が自分達を捨てモンスターに愛を注ぐかも知れないねが」

魔法使い「だから人は神を騙しモンスターの大半を魔界に追いやらせた」

魔法使い「神は後悔したらしいわ」

魔法使い「人に騙されモンスター達を魔界に追いやった事を」

魔法使い「でも神は力を保つ為に信仰が必要だった」

魔法使い「だから神は人に罰を与えれなかった」

女騎士「う、嘘だ…そのような出鱈目を信じるか!」

魔法使い「本当の事よ」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/20(水) 19:48:53.24 ID:Np4ZOGSAO
リザードンの活躍に期待
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/21(木) 21:00:29.05 ID:UMruB3AAO
すいません、>>2からやり直してかまいませんか?
単純なリザードマン無双ギャグにしたい
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/21(木) 22:05:40.73 ID:PTBc0KjFo
>>19
マジで?俺結構好きだったのに…
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/21(木) 22:08:17.79 ID:UMruB3AAO
>>20
え…?
ならもうちょっと頑張ってみます
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/21(木) 22:20:32.79 ID:PTBc0KjFo
>>21
頼む
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/02/22(金) 12:36:28.93 ID:5Ph1osuAO
女騎士「…」

魔法使い「あなたの信じていた世界が崩れた所で、さらに追い討ちをかけさせてもらうわ」

女騎士「…まだ何かあるのか…」

魔法使い「近くの村で食事でもしない?」

女騎士「…食欲はない…」

魔法使い「でも食べてもらうわ」

―――山の麓の村―――

村人「おや魔法使いさん、リザードマンさんは元気ですかね?」

魔法使い「えぇ」

女騎士「…」

ポカーンと開いた口が塞がらない女騎士

魔法使い「どうしました女騎士さん」

女騎士「私は疲れているのか…?それとも幻術の類か…?」

魔法使い「いいえ、すべては事実…ここは」

魔法使い「人とモンスターが共存する村です」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/02/22(金) 12:45:22.83 ID:5Ph1osuAO
―――食事所―――

ウェイトレス「何にいたしますか?」

魔法使い「今日のオススメは?」

ウェイトレス「鮭のグリルと鶏の香草焼きですよ」

魔法使い「ならそれをもらうわ」

ウェイトレス「はい、オーダーが入りました!鶏の香草焼きと鮭のグリル一つずつ!」

ゴブリンのコック「あいよ!」

女騎士「…」

魔法使い「大丈夫です、ここの店、とっても味はいいですよ」

女騎士「…毒でも盛るつもりか…?」

魔法使い「まさか」

女騎士「…この村は…」

魔法使い「名前も無い小さな村です」

魔法使い「知っている人も殆どいません」

魔法使い「さらに言えばこの村に住む人間の大半が」

魔法使い「国やギルドに見捨てられた冒険者達です」

女騎士「…」

店の外を見る

ある人間はラミアと農業にいそしみ

あるエルフはオークと店番をし

またある人魚とグリフォンの背にまたがりイチャイチャしていた、爆発しろ
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/22(金) 12:50:44.68 ID:glL6y5qa0
期待してますよ
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/22(金) 12:52:31.75 ID:8pQY3X2Mo
面白いので読んでるよ!>>1の書きたい無双版もぜひ読みたいわw
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/22(金) 13:23:54.56 ID:5XdG9bUAO
爆発しろワロタ

無双ギャグはシリアスの合間にでも見てみたい
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/22(金) 13:40:38.23 ID:ZJ5rRxXIo
シリアスな雰囲気をワンパン無双でぶち壊す漫画があってだな
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/22(金) 17:41:27.16 ID:iIb51H420


やっぱ親友はLV99オークですか

30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/22(金) 18:20:11.00 ID:b8osFlyDO
リザードマンとか俺得すぎる

続きに期待
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/02/23(土) 13:35:35.23 ID:shDhL93AO
オーク「ウホッ!いい男…」

男「やらないか」

エルフ「男さん!僕とは遊びだったんですか!?」

魔法使い「痴話喧嘩ですか…平和ね」

女騎士「おい」

魔法使い「何かしら?」

女騎士「あれは何だ?」

ウェイトレス「おまたせしました〜」

机の上に料理が並べられる

魔法使い「さぁ、食べましょう」

女騎士「おい」

魔法使い「何かしら」

女騎士「無視するな」

魔法使い「脂が乗って美味しい鮭ね」

ゴブコック「この時期は産卵前だからね〜」

女騎士「だから無視するな!あれはなんだ!?」

魔法使い「人間とオークとエルフの痴情のもつれね」

女騎士「そんなことは分かってる!私が言いたいのは」

女騎士「三人とも男じゃないか!」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/02/23(土) 13:44:05.86 ID:shDhL93AO
魔法使い「それが?」

女騎士「え」

魔法使い「同性同士の恋愛は人間の世界じゃ禁止されてるけど」

魔法使い「心を偽って暮らすのは苦しいことよ?」

女騎士「けがらわしい…」

魔法使い「因みに私はバイよ」

女騎士「私にこれ以上近づくな」

魔法使い「あらそう?あなた、好みのタイプなんだけど…」

女騎士「…(ゾクッ」

カランカラン

リザードマン「むっ?まだ送り届けてなかったのか」

女騎士「き、貴様!」

ウェイトレス「あ、リザードマンさん、いらっしゃいませ〜」

リザードマン「いつものをたのむ」

ウェイトレス「はい、オーダーが入りました〜!アップルパイアイスクリーム添え一つです!」

ゴブコック「あいよ」

女騎士「…!?」

リザードマン「甘党なのだ」
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 13:52:53.60 ID:shDhL93AO
リザードマン「早く送り届けてあげなさい、魔法使いさん」

魔法使い「お昼ご飯が終わってぶらり散歩でもしたら魔法陣で送還します」

女騎士「送還…?かなり高位の魔法だぞ…いや、それよりそんな魔法が使えるならさっさと私を跳ばせばよかっただろ」

魔法使い「言ったでしょ?あなたの価値観を壊すと」

女騎士「…」

リザードマン「すまないな…彼女はドSなのだ…」

魔法使い「あら、リザードマン様の前ではドMですよ?」

リザードマン「遠慮しておこう」

魔法使い「あら冷たい」

リザードマン「搾り取られたらたまらんからな」

女騎士「貴様…人の女には欲情をもよわさぬのでは無かったのか!やはりモンスターは信用ならん!」

魔法使い「私がリザードマン様に欲情してるだけです」

女騎士「蜥蜴男だぞ!?」

魔法使い「ガチムチマッチョリザードマン様はぁはぁ」

女騎士「」

リザードマン「…」

リザードマン(アップルパイ早く来ないかな…)
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 14:17:36.10 ID:+/SrEqRfo
リザードマンじゃなく魔法使いの方が無双ギャグキャラに・・・
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 23:46:53.42 ID:x3p4Sckf0
リザードンに何かあったら無双しそうな感じするがな
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/24(日) 18:11:31.91 ID:sAcQ0+/AO
レベル的には

リザードマンLV99ステータスカンスト

魔法使いLV70

女騎士LV20

魔王LV60

一般の冒険者LV1〜10

くらいです
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/24(日) 19:30:24.26 ID:okpcU3A9o
魔王思ったより大した事ねえなww
チートキャラであるリザさんどころか魔法使いにも負けてるじゃねぇか
穏健派魔族全体の平和のためにダークドレアムvsデスタムーアみたいな感じで蹴散らしちゃえよ
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/02/25(月) 11:15:45.96 ID:TmO/MeCAO
カランカラン…

ウェイトレス「いらっしゃいませ〜」

勇者「…」

女騎士「!?あ、あなたは勇者様!?どうしてこのような所に…!?」

勇者「あ、女騎士さん、お久しぶりですね」

魔法使い「あら、あなたがこの村に来るなんて珍しいわね…」

女騎士「ゆ、勇者様と知り合いなのか…?」

魔法使い「ええ、一応」

勇者「あ、師匠〜お久しぶりです!」

リザードマン「久しいな」

女騎士「!?」

リザードマン「魔王討伐の方は順調か?」

勇者「それが魔王親衛隊がなかなか手強くて…この前やっと東の結界を守っていた魔人を倒した所です」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/25(月) 13:15:40.96 ID:CqT9NJpd0
>>36 ファッ!!

面白い設定やね
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/25(月) 16:39:00.93 ID:rLRNCMuRo
女騎士くそ威張ってた割には大したことなくてワロタw
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/25(月) 22:41:16.15 ID:9rfYZ8670
これは期待
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/26(火) 15:43:35.19 ID:OLEaKYSIO
面白いわこれ
期待
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/02/26(火) 22:40:38.40 ID:gMaQL8lAO
女騎士「ゆ、勇者様がモンスターに教えを請うていたなんて…」

魔法使い「打ちひしがれる高飛車な女騎士…なかなかそそるわね…」(ジュル)

リザードマン「やめなさい魔法使いさん…ふむ、まだまだ先は長いようだな…」

勇者「本当に先が長くて…もう師匠が魔王倒してくださいよぉ…」

リザードマン「しかし今の魔王は嘗て地上を追放されたモンスター達の負の感情の結晶体だ、神の祝福を受けた勇者でなくては倒せん無いだろう」

勇者「そんな道理、師匠なら無理矢理こじ開けられる気が…だって師匠、原初のリザードマン…言わばリザードマンキングでしょ?ドラゴンすら上回るって言う…」

女騎士「り、リザードマンキング…貴様、リザードマンの親玉だったのか…」

魔法使い「少し違うわ、リザードマン様は天地創造の時代、初めてこの世に生を受けたリザードマン、言わばリザードマンの神様みたいなものなの」

リザードマン「よしてくれ魔法使いさん、私は神などではない、現にモンスター達の大半が魔界に追放される時、限られたモンスターを助けるのに精一杯だった…それに精霊信仰が弱まった今、私は少し強い程度のリザードマンにしかすぎないさ」

魔法使い「それでも救える者は救う…素晴らしいことだと思いますわリザードマン様」

女騎士「…」

勇者「?どうしました女騎士さん?」

女騎士「は、話が大きすぎてついていけない…」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/02/26(火) 22:56:13.02 ID:gMaQL8lAO
勇者「もぉ、本当に師匠が倒してくださいよ!この前だって俺しか持てない伝説の剣を軽々振り回してたじゃないですか!」

リザードマン「いや、なかなか重かったぞ?流石勇者にしか許されない武器だ、それに…魔王は邪悪な存在とはいえ嘗て私が救えなかった者達の悲しみの化身だ…それを私が倒すなど…」

女騎士(人とモンスターが分け隔て無く言葉を交わしている…私が間違っていたのか…?い、いや違う!我々は常に正しい!モンスターの悪逆な行為を見てきたではないか!)

魔法使い「でも人間もモンスターを虐殺してるわよ?」

女騎士「心を読むな魔女め!」

魔法使い「お褒めの言葉として受け取っておくわ」

ウェイトレス「アップルパイアイスクリーム添えで〜す」

リザードマン「あぁ、ありがとうウェイトレスさん」

勇者「またアップルパイですか」

リザードマン「お前はアイスクリームだけの方が好きだったな」

男「た、大変だリザードマンさん!」

リザードマン「どうした?」

男「か、家内が…家内がぁ!」

リザードマン「落ち着け!」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/28(木) 22:38:37.58 ID:/t3K0jBR0
面白い
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/01(金) 21:19:20.68 ID:AtHQ6xjAO
ラミア「い、いや…こないで…」

冒険者A「うひょ、こりゃ上玉のラミアだぜ」

冒険者B「ラミアは美女ばっかりで高く売れるからな」

冒険者A「しかも何しようがモンスターだからお咎め無しだよな」

冒険者B「いい時代になったもんだぜ!」

ラミアの服をビリッと破き捨てる冒険者達

ラミア「い、いやぁ!」

冒険者A「おぉ、綺麗な体してやがる!おい、奴隷調教師にうっぱらう前に味見しようぜ!」

冒険者B「へへ…壊して売り物にならなくするんじゃねぇぞ」

ラミア「いや…助けて…」

逃げだそうにも下半身の蛇体に槍を突き立てられ身動きができずにいる

冒険者A「壊れちまったらそのまま殺しゃいいだろ、ラミアの蛇皮って最近貴族の間じゃ高値で取り引きされてるって言うぜ?」

ラミア「ひっ!」

冒険者A「まぁ安心しな、大人しくしてりゃいいご主人様に…ごふっ!?」

冒険者B「な、なんだてめぇ!?」

冒険者Aの腹部に豪腕が深々と突き刺さっている

リザードマン「貴様等には死すら生ぬるい」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/01(金) 21:28:26.18 ID:AtHQ6xjAO
冒険者A「あ、あごぉ…」

その場に倒れ伏しピクピクと痙攣する冒険者A

冒険者B「ひっ、ひぃいいいっ!」

逃げだそうとする冒険者B

魔法使い「あらあら、仲間を見捨てて逃げ出すなんて感心しないわ…」

逃げ出す冒険者Bの前に立ちふさがる魔法使い

冒険者B「ど、どきやがれこのあまぁ!」

剣を振りかざし魔法使いを切りつけようとするが

魔法使い「閃光魔法(シャイニングウィザードと読む)!」

冒険者B「へぎょみつ!?」

冒険者Bの顎に魔法使いの膝が命中し顎骨を粉々に砕き

魔法使い「邪滅魔法(ジャーマンスープレックスと読む)!」

冒険者B「もるすぁ!?」

地面に深々と冒険者Bは顔をめり込ませピクピクと痙攣した後動かなくなる

リザードマン「魔法使いさん、殺してはいけない」

魔法使い「大丈夫ですリザードマン様、峰打ちです」

リザードマン「峰ないよね?」

ラミア「あ、あぁ…」

勇者「大丈夫ですか?」

ラミア「ひっ!…あ…ゆ、勇者様…」

勇者「今から傷を癒やしますから…魔法使いさん、マヒ魔法を」

魔法使い「えぇ、わかっているわ」


ラミアの体に打ち込まれた槍をマヒで痛みをとめ回復魔法で癒していく
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/01(金) 21:43:12.68 ID:AtHQ6xjAO
男「大丈夫かお前!」

ラミア「あ、あなた!」

抱き合う二人

冒険者A「お、おご…」

女騎士「…」

女騎士は剣を引き抜き冒険者Aの首を跳ねようとする

ガキン!

リザードマン「やめたまえ女騎士さん、殺してはいけない」

女騎士「何故とめる…人間の恥だ」

リザードマン「だからといって殺してはいけない、君の手が汚れるだけだ」

男「リザードマン様…こいつらは…」

リザードマン「このもの達は私が責任を持ち拘束する、君達は他の冒険者が来る前に村に帰りたまえ」

ラミア「ありがとうございますリザードマン様…」

男はなっとくいかないようだが、妻のラミアの説得もあり渋々ながら帰って行った

女騎士「…」

魔法使い「さて…女騎士さん?すこしアクシデントがあったけどあなたの街まで送るわ」

女騎士「…いや…」

くるりとリザードマンの方を見る女騎士

女騎士「私はまだ貴様等の事を信用した訳ではない」

魔法使い「お堅いわねぇ…処女かしら?」

勇者「魔法使いさん…いい加減性欲を押さえてくださいよ…」

魔法使い「あら、性欲は生きる活力よ?どう今晩?」

勇者「いえ、僧侶に浮気がばれると殺されますから」

女騎士「お前らすこし黙れ」

『ごめんなさい』

女騎士「話が脱線したが…兎も角、貴様等の真意をさぐるため少しの間同行させてもらう」

リザードマン「…私は別に構わないが、君としてはモンスターと一緒に行動などしたくないのではないか?」

女騎士「確かに…私としても不愉快だが、こいつらよりも貴様の方が幾分紳士的だ」

倒れ伏す瀕死の冒険者達を一別し

女騎士「いやと言っても同行させてもらうからな」

リザードマン「…ふぅ…分かった、好きにするといい…帰りたくなったら魔法使いさんに頼みなさい、すぐ街まで送ってくれる」

一向は村へと帰って行く
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/01(金) 21:49:54.42 ID:AtHQ6xjAO
約数ヶ月がすぎ…

リザードマン「ふぅ…季節はすっかり春だな…」

村の友人に頼まれ畑仕事を手伝っていると

女騎士「り、リザードマン…もうお昼だな…」

リザードマン「女騎士さんか、もうそんな時間か…」

女騎士「べ、弁当を作ってきたのだが…良かったらたべ…」

魔法使い「あら、これ美味しい」

勇者「舌の上でしゃっきりぽんと踊りますね」

僧侶「ゆ、勇者様、勝手に食べたら…」

女騎士「き、貴様等!何勝手に食べている!それは私がリザードマンの為に朝早起きして作ったんだぞ!」

リザードマン「まぁまぁ良いじゃないか、食事は大勢で食べた方が楽しい」

女騎士「し、しかし…」

魔法使い「モグモグ…」

魔法使い(すっかりデレたわね…流石女騎士、ちょろいわ)
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/01(金) 22:47:38.90 ID:W2GwKTI7o
Bはファービィだったんか
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/01(金) 22:49:06.62 ID:CNBlPFnw0
この魔法使いさん

違った意味の魔法使いらしいな…
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/01(金) 23:38:51.79 ID:phrz1sSEo
魔法使い(物理)

女騎士デレるの早すぎワロタww
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/02(土) 08:43:58.13 ID:hAixLj1B0
勇者のレベルがいくつなのか気になる
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/02(土) 09:40:26.64 ID:wAvU3f/Io
魔王の部下に苦戦するくらいだから45〜50くらいじゃね?
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/02(土) 10:02:15.64 ID:ybyBc+ZAO
LV30〜35くらいです
魔王の部下は適正LVが40くらいの強さです
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/02(土) 10:05:51.06 ID:wAvU3f/Io
勇者予想以上によええw
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/03(日) 21:05:13.68 ID:EYiEf2MAO
女騎士「所でリザードマン、今夜だが…」

リザードウーマン「あらこんにちは皆さん、今日もせいが出ますね」

リザードマン「ん、リザードウーマンか…相変わらずのべっぴんさんだな」

リザードウーマン「あらいやだ、そんな…」ポッ

女騎士(べ、べっぴん…私なんて一度も綺麗だなんて言われたこと無いのに…!)ギリギリ

魔法使い(本当女騎士ってちょろいわね…)

勇者「しかし師匠、この村も大分大きくなりましたね、俺が育った時は師匠と俺と魔法使いさん、オークキングさん、ゴブリンさん一家ぐらいしかいなかったのに…」

リザードマン「…お前何時魔王倒しに行くんだ?」

勇者「師匠がついてきてくれたらすぐいきますよ!」
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/03(日) 21:14:11.77 ID:EYiEf2MAO
リザードマン「だから私はいかないと…」

女騎士「い、良いのでは無いか?人の救世主たる勇者様とリザードマンが一緒に戦うならモンスターへの偏見や迫害も減る可能性があるぞ?」

魔法使い「今の風潮、勇者が人類の裏切り者扱いされる可能性の方が強いんじゃないかしら?」

女騎士「人はそんなに愚かでは…うん、愚かだな…」

リザードマンに付き添い冒険者達からモンスターを助けてきたこの数ヶ月、女騎士はすっかり人が正しくモンスターが悪という考えはなくなってしまっていた

僧侶「しかしそろそろ出陣し魔王軍の進行を止めないといけないのも事実ですね勇者様…」

勇者「戦士はビッチで妊娠8ヶ月だし賢者はロリコンで懲役10ヶ月だし盗賊は盗み働いて懲役5ヶ月だし…お願いします師匠に魔法使いさん!一緒に魔王を倒してください!」

リザードマン「禄な仲間がいないな!?」

魔法使い「まったくあの子…避妊を疎かにするから…」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/04(月) 00:04:20.54 ID:NX8dZTqM0
これはひどいww
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/04(月) 00:30:35.59 ID:FpViWLQEo
リザさん加入云々以前に勇者パーティの評判は既にドン底であるwww
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/05(火) 20:43:01.89 ID:KmtO+MNAO
リザードマン「ん?後一人いたはずだが…確か商人とかいう…」

勇者「…死にました…」

女騎士「まさかモンスターに…」

魔法使い「女騎士さん?」

女騎士「あ、いや、勿論魔王軍のモンスターと言う意味でだ!信じてくれ!」

リザードマン「信じるから落ち着きなさい」

魔法使い「で、やっぱり魔王軍との戦いで?」

勇者「いえ、腹上死です」

リザードマン「」

女騎士「」

魔法使い「あら、うらやましい…」

『!?』

僧侶「しかも…女王様との不倫だったんです…」

僧侶「お陰で国王命令で蘇生魔法をかけてはいけないよう…」
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/05(火) 20:55:30.91 ID:KmtO+MNAO
勇者「だから師匠!魔法使いさん!一緒に魔王を倒してください!お願いします!」

リザードマン「いやしかし…う〜ん…」

魔法使い「良いじゃない、あなたが魔王を倒せば」

リザードマン「しかし…」

リザードマンの心の中には嘗て救えなかった者達の姿が過ぎっていた

その者達の悲しみと怨鎖が産んだ魔王、自分がそれを倒す権利があるのかと

僧侶「私からもお願いしますリザードマン様!」

勇者「師匠!」

魔法使い「獄悶絶魔法(地獄突きと読む)!」

勇者「ぐぼっ!?」

女騎士「ま、魔法使い!?勇者様になにを…」

魔法使い「まったく…何時までもピーチクパーチク…まだ巣立ちが出来ないの?」

魔法使い「あなたも男なら立派に独り立ちした姿を師匠に見せたいと思わない?」

勇者「ま、魔法使いさん…」

魔法使い「ほら、立ちなさい…」

手を勇者に差し伸べる魔法使い

勇者はその手をとった瞬間

魔法使い「圧縮粉砕魔法(キャメルクラッチと読む)!」

勇者「ふごぉ!?」

魔法使いの華麗なる魔法が勇者に直撃した

僧侶「ゆ、勇者様〜!?」

魔法使い「あ、ごめん」

リザードマン「無意識とか何それ怖い」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/05(火) 20:58:35.99 ID:KmtO+MNAO
年齢

リザードマン:人間年齢で58歳

女騎士:20歳

女魔法使い:27歳

勇者:16歳

僧侶:18歳

戦士:21歳

賢者:24歳

盗賊:19歳

商人:享年59歳

魔法使い「因みにリザードマン様は世界創世直後から生きているわ」
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/05(火) 21:30:10.15 ID:yVIEco0uo
商人……ヘタしたら勇者パーティが一転して某鷹の団みたいに国賊になるレベル
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/05(火) 21:33:53.97 ID:RxeayZfc0
とりあえず
ベホマズン(物理)を思い出した
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/05(火) 22:07:53.03 ID:iQOYjRHNo
ある同人誌の本場のザキも思い出した
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/06(水) 21:01:53.86 ID:zOBWgLdho
リリカル・トカレフ・キルゼムオール
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/07(木) 07:54:11.04 ID:5dADghtr0
勇者若いな

というか結構偉そうにしてるけどこの中では女騎士レベル最弱じゃねーかww
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/09(土) 22:27:49.26 ID:uCoFZYSAO
勇者「」

魔法使い「返事がない、ただの屍のようだ」

僧侶「ゆ、勇者様〜!?」

女騎士「は、早く蘇生魔法を!」

リザードマン「それには及ばん」

勇者の胸の上に手をおくと…

女騎士(皮膚の上から直接心臓マッサージ!)

勇者「しょ、商人止めてくれ!俺は男だっ!」ガバッ

リザードマン「蘇生は成功だな…」

勇者「あ、危うく商人に掘られかけた…」

僧侶「商人さんバイでしたからね…」

リザードマン「もうちょっと人を見る目を養え…」

魔法使い「あら、彼中々良い男だったわよ?」

女騎士「…(あ、あこがれていた勇者様の仲間達が…こんな変態ばっかりだったなんて…」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/10(日) 08:21:35.80 ID:cjSN5rq5o
面白い。
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/16(土) 20:52:17.19 ID:CvcXgGTAO
魔法使い「まぁああいった手前だけど、やっぱり魔王はさっさと倒した方が良いんじゃないかしら?」

リザードマン「…確かに今、人とモンスターの関係は最悪と言っていい段階にきている…」

勇者「じゃあ師匠!」

リザードマン「しかしやはり私には…」

魔法使い「極大消滅魔法!(ナックルアローと読む)」

リザードマン「!ふん!」

女騎士「受け流した!…と、魔法使い!何のつもりだ!?」

魔法使い「飼い犬だって主人がウジウジしていたら手を噛むことだってあるわ」

リザードマン「私は君の主人になったつもりはないんだが…」

魔法使い「私はあなたの忠実な犬よ?犬の前にメスがつくけど」

女騎士「貴様は痴女か!」

魔法使い「そうよ?」

女騎士「変態!変態!変態!」

魔法使い「と言うわけでリザードマン様、ウジウジ悩まず魔王をちゃっちゃと片付けましょう」

リザードマン「う〜む…」

勇者「お願いします!」ドゲザァ

僧侶「わ、私からもお願いします!」

リザードマン「こら、やめないか、はしたない!」

勇者「師匠が首を縦に降ってくれるまで頭を上げません!」

魔法使い「彼もこう行ってるわよ?」

リザードマン「わかったわかった、しかたあるまい、確かに魔王軍を方って置くわけにはいかん…私も同行しよう」

勇者「YATAAAAAAAAA!!」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/16(土) 20:58:44.04 ID:CvcXgGTAO
女騎士「わ、私もついていくぞ!」

魔法使い「あなたは良いわ、足手まといよ」

女騎士「わ、私とて王国一と言われた騎士だ!足手まといにはならん!」

魔法使い「なら私を倒せたら連れて行ってあげるわ」

女騎士「無理だ!」

勇者「即答!?」

女騎士「お前に勝てるわけ無いだろ!?素手で鉄巨人を砕く魔法使いなんて聞いたことがないぞ!?」

魔法使い「転職前は私はバトルマスターだったから」

女騎士「それでも異常だ!」

リザードマン「地上最強の武闘家と言われていたらしいからな」

魔法使い「昔の事ですわ」

僧侶「なんで魔法使いになったんでしょうか…」
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/15(水) 21:41:53.51 ID:fURjUxMp0
続きまだー?
33.55 KB   
VIP Service SS速報VIP 専用ブラウザ 検索 Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)