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西連寺「結城くん、放課後ちょっと付き合ってもらってもいいかな…?」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆FUWA81MoO6 [sage saga]:2013/02/25(月) 17:10:36.07 ID:y1VvGXSs0
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第五十九回.知ったことのない回26日17時 @ 2024/05/10(金) 09:18:01.97 ID:r6QKpuBn0
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ポケモンSS 安価とコンマで目指せポケモンマスター part13 @ 2024/05/09(木) 23:08:00.49 ID:0uP1dlMh0
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今際の際際で踊りましょう @ 2024/05/09(木) 22:47:24.61 ID:wmUrmXhL0
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誰かの体温と同じになりたかったんです @ 2024/05/09(木) 21:39:23.50 ID:3e68qZdU0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715258363/

A Day in the Life of Mika 1 @ 2024/05/09(木) 00:00:13.38 ID:/ef1g8CWO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715180413/

真神煉獄刹 @ 2024/05/08(水) 10:15:05.75 ID:3H4k6c/jo
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愛が一層メロウ @ 2024/05/08(水) 03:54:20.22 ID:g+5icL7To
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 17:12:06.12 ID:y1VvGXSs0
西連寺「あ、あの…結城くん、放課後ちょっと付き合ってもらってもいいかな…?」

リト「え、あ、お…オレ!?」

西連寺「その…もし用事があるなら、また今度でも大丈夫だけど」

リト「い、いや、オレは平気だよ。なら、ちょっとララたちに今日は先に帰っててくれって伝えてくるよ!」

西連寺「う、うん…何かごめんね?」

リト「いやいや、全然大丈夫だよ! じゃ行ってくる」タッタッタ
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 17:14:35.22 ID:y1VvGXSs0
西連寺「…ふぅ」

籾岡「はーるーなっ!」モミッ

沢田「何やら思いつめてますな〜♪」モミッ

西連寺「ひゃんっ!? ちょっ…やめてってばぁ二人とも…//」

古手川「ちょっとそこの二人! 西連寺さん嫌がってるでしょ!!」

西連寺「そ、そうだよもぉ〜…いつもびっくりするんだから…ι」

籾岡「あはは、めんごめんご! ……でもさ、ちょっとは緊張の糸ほぐれたんじゃない?」ニヤッ

西連寺「え? あ……もしかして、二人とも私のために…?」

沢田「そりゃ〜これから一世一代の大勝負に出ようとしてる親友のために、私たちが一肌脱ぐのは当然だよね〜!

   まっ、半分は趣味だけど♪」

西連寺「里紗……未央……」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 17:16:13.37 ID:y1VvGXSs0
古手川「え? 勝負って……西連寺さん、この後何かするの?」

沢田「えっ、さっきのやりとり見てて分からなかったの? 春菜はね〜ゆうk」

西連寺「わーーーわーーーー!!!!」バッ

沢田「」モゴモゴ

籾岡「まっ要するに、恋する乙女がこれから頑張ろうとしているってこ・と♪」

古手川(恋する乙女…? さっきのやりとり…確か西連寺さんが結城くんに放課後付き合って欲しいって……)

古手川「……え、それってまさか……」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 17:17:42.78 ID:y1VvGXSs0
西連寺「…」カァァ

籾岡「ま、色恋沙汰をハレンチだと軽蔑してるチミには当分縁の無い話かもね〜♪」

沢田「ね〜。でも油断してると花の十代はあっという間に過ぎてくんだぞ〜!」

古手川「…」

西連寺「ふ、二人ともそれぐらいに…」

籾岡「じょーだんだって♪ ま、その内唯にも好きな男の一人ぐらい出来るわよ」

沢田「そういう里紗は好きな人いないの?」

籾岡「…へ? わ、私…!?」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 17:19:42.75 ID:y1VvGXSs0
  O

  0

   o

籾岡「……」モワンモワン

沢田・西連寺「」ジーッ

籾岡「……って、居るわけないじゃんそんなの〜! ていうかアンタ達が私をからかおうなんざ百年早い!」モミッ

沢田・西連寺「ひゃうっ!?//」

籾岡「まっとにかく……私らはアンタの味方だから、絶対成功させてきなさいよ!」

沢田「きなさいよ〜!」

西連寺「二人とも……ありがとう!」

沢田「うむ、もっと感謝したまえ!」

西連寺「…あれ、そういえば古手川さんは?」

沢田「さぁ、トイレじゃない?」

籾岡(……は〜あ、なんでこんなタイミングであいつの顔が浮かんじゃうかねぇ……)
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 17:21:38.91 ID:y1VvGXSs0
〜放課後〜


<校舎裏>


リト(遅いな〜…春菜ちゃん)キョロキョロ


タッタッタ


西連寺「はぁっ……はぁっ……ゆ、結城くん、遅れてごめんなさい!」

リト「あっ、西連寺! 別に良いけど……ってどうしたんだ!? そんな息を切らせて…」

西連寺「じ、実は来る途中、先生にプリントを職員室に運ぶよう頼まれちゃって……。

   それで断れなかったから、急いで終わらせてこっちに向かったの…」

リト「あー、それは災難だったね…。でもそんなに待ってないし、ほんと気にしないで!」

西連寺「あ、ありがとう…」

西連寺(やっぱり優しいな…結城くん)
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 17:26:51.16 ID:y1VvGXSs0
リト「そ、それで、用事って?」

西連寺「……あのね……」

リト「う、うん…」

リト(な、何か告白されるみたいなシチュエーションだけど……ま、まさか春菜ちゃんがオレに…? ……い、いやいやそんなまさかな!)ドキドキ


ドクンッ…ドクンッ…


西連寺「……私、ずっと前から結城くんのことが好きでした……!!」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 17:30:24.11 ID:y1VvGXSs0
リト「!!!」

西連寺「……実はね、中学で結城くんと同じクラスになった時からずっと気になってたの…。

    初めはね、教室の花瓶や校庭の花壇に水をあげてる姿を見て、『あ…この人は植物を大切にする、心が優しい人なんだなぁ』…って。

    他にもスポーツで活躍する姿もカッコいいなぁ…とは思っていたけど、やっぱり…裏表が無くていつも優しい結城くんにいつしか惹かれて…。

    気が付くと…結城くんのこといつも目で追うようになっていました」


リト(は、春菜ちゃん…。まさかオレのことそんな風に見ていてくれたなんて…)

西連寺「そして高校に入学して、また結城くんと同じクラスになれた時…今にも踊り出したいくらい嬉しかった…!

    本当はすぐにでも想いを伝えたかったんだけど…それは叶わなかった」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 17:32:25.15 ID:y1VvGXSs0
リト「も、もしかして……ララが来たから?」

西連寺「」コクッ

西連寺「ララさんはとても美人で…眩しいぐらいに明るくて…そして…何よりも結城くんのことを好きだった」

リト「…」

西連寺「それでね……その後しばらくして悟ったの……私なんかじゃ勝負にならないって」

リト「そ、そんなこと…!!」

西連寺「」フルフル

リト「さ、西連寺…?」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 17:35:18.74 ID:y1VvGXSs0
西連寺「ララさんが来たから結城くんに告白できなかった……それもあるんだけどね、実を言うと……私は怖かったの」

リト「怖い?」

西連寺「入学してすぐ…結城くんに告白したとして、それで…もしもフラれちゃったら、

    今までのように何気なく結城くんと接することもできなくなるんだろうな…って」

リト「…」

西連寺「もちろん結城くんは優しいから、それでも友達として付き合ってくれたと思うけど…。

    でもララさんは自分の想いを…何の迷いも無くストレートに結城くんに伝えてた…」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 17:38:04.18 ID:y1VvGXSs0
リト「あはは…最初は戸惑ったけどねι」

西連寺「ふふっ。でも羨ましかったなぁ。ララさんを見てると、臆病だった自分が本当に駄目に思えて……」

リト「西連寺……」


ガサッ


リト「! だ、誰かいるのか?」


タッタッタ


リト「もしかして、今までの誰かに聞かれてたのかな…?」

西連寺「う、うん…。ごめん結城くん…続けてもいい?」

リト「あ、うん…」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 17:42:00.73 ID:y1VvGXSs0
西連寺「それで…ララさんが来てから、私は身を引こうと考えたんだけど……でもやっぱり諦め切れなかった。

    ララさんは私の大事なお友達だと思ってるし、結城くんもララさんのことを大事にしてるって分かってたのに……。

    だからね、私…思い切って自分の想いをララさんに伝えたの。……それが彼女に対する裏切りだと分かっていても、このまま隠すわけにはいかないって思ったから」

リト「ララに…」

西連寺「…優しいララさんのことだから口には出さなくても、それでもやっぱりショックを与えてしまうんじゃないかって思ってた…。

    そしたらね……ふふっ。ララさん何て言ったと思う?」

リト「う、うーん…」

西連寺「『じゃあ、一緒に頑張ろう!』だって」

リト「い、一緒に!?」

西連寺「私はね、自分の気持ちをララさんに伝えたら、今度こそ身を引こうと考えてた。結城くんのことは好きだけど、それでもやっぱりララさんに幸せになってほしかったから。

    そしたら…」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 17:47:39.69 ID:y1VvGXSs0
『私のために春菜だけやめるのはダメだよ!』

『私も春菜の恋を応援する!』


リト「ララがそんなことを…」

西連寺「うん。本当にびっくりしちゃった……でも、お互いを思いやってるからこそ、

    片方だけ諦めるのはフェアじゃないって思ったんだよね…。私もそれに気づかされちゃって…そして…ララさんに申し訳なかったな…って」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 17:49:35.43 ID:y1VvGXSs0
リト「……」

リト「あっ…あのさ、西連寺、こんなタイミングでなんだけど……オレもキミに言わなきゃいけないことがあるんだ」

西連寺「えっ…?」

リト「この前皆で彩南ウォーターランドに行っただろ?」

西連寺「あ、うん…」

リト「実はその時、オレ……ララに告白したんだ」

西連寺「……えっ?」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 17:51:38.16 ID:y1VvGXSs0
リト「オレも西連寺と同じで、これまでの状況にケジメを付けないといけないって…ずっと思ってたんだ。

   いつまでもララの優しさに甘えてばかりもいられない…。だから、その時のオレの気持ちをララに伝えたんだ」

西連寺「結城くんの……ララさんへの気持ち」

リト「最初は何かとトラブルばかり起こすし、人目を気にせずやりたい放題で大変な奴だなって思ってたけど……

   あいつの笑顔や優しさに触れてると…やっぱりオレはララのこと好きだな…ってそう思うようになったんだ」

西連寺「そう、なんだ……」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 17:59:00.78 ID:y1VvGXSs0
リト「それと同時に…今まで秘密にしてきたことも打ち明けたんだ」

西連寺「秘密にしてきたこと…?」

リト「」コクッ

リト「ララには確かに好きだということを伝えたけど、それ以上に…ずっと前から好きな人がいることも言ったんだ。

   ……それが西連寺、キミへの気持ちです」

西連寺「……えっ?」

リト「西連寺……いや、春菜ちゃん……!!

   オレはずっと……ずっとキミのことが好きでした……!!」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 18:03:36.58 ID:y1VvGXSs0
西連寺「えっ……あっ………ほ……ほんとに……?」

リト「実は今までもキミに告白をしようとしてたんだけど……情けないことに全部空回りな結果に終わっちゃって……」

西連寺(……そ、それじゃ…あの時の告白はもしかして…)ドクンッ


『初めて見た時からキミのことが……!! 好きでした……!!』


西連寺「……」ポロッ ポロッ

リト「えっ…はわぁぁぁ!? はは、春菜ちゃん…!?」

西連寺「ぐすっ……ご、ごめんね……嬉しくて」ポロポロ

リト「は、春菜ちゃん……」キュン
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 18:05:07.55 ID:y1VvGXSs0
西連寺「…」

リト「……え、えーと……」カァァ

西連寺「……不束者ですが、これからもあなたの傍に居させて貰えると嬉しいです」ニコッ

リト「ここ、こちらこそ不束者ですが!! よ、よろしくお願いします!!」

リト「つ、ついに春菜ちゃんと………よっしゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」グッ

西連寺「結城くん……」パァァ
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 18:08:14.33 ID:y1VvGXSs0
『みんなが幸せになれるのなら 地球のルールにとらわれる必要はないのでは?』


西連寺「……」

西連寺「……あ、あのっ」

リト「は、はい! なんでしょう!?」

西連寺「もし、他にも私と同じぐらい結城くんのことが好きっていう子が居るとしたら……どうする?」

リト「え、あ…もしかしてララのこと…?」

西連寺「そ、そうじゃなくてね。もちろんララさんもだけど…もし他に結城くんのことが好きって子が居たら……」

リト(そ、そういやモモもそんなこと言ってたけど、でも実際そんなことあるわけ…)
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 18:11:24.08 ID:y1VvGXSs0
西連寺「私はね……結城くんだったら、きっと誰も傷つけないようにすると思うの…」

リト「そ、それは出来ればそうしたいけど、そもそもそんなことがあるわけ……」

西連寺「」フルフル

西連寺「それでね、私は……その子たちにもちゃんと幸せになって欲しいって思う…!」

リト「あ、あの…春菜ちゃん? ちょっと言ってる意味がよく…」

西連寺「だ、だからね……私は結城くんの……こ、恋人として……みんなの恋も成就させてあげたいなって思うの!」

リト「……えええええ!!?」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 18:16:50.46 ID:y1VvGXSs0
バサッ バサッ


??「さすが春菜さんっ! よくぞおっしゃりました♪」

リト「も、モモぉ!!? お、お前先に帰ったんじゃ…!?」

モモ「大変不躾だとは思いましたが、少しばかりお二人のご様子を拝見させて頂いてました♪」

西連寺「モモちゃん!?」

リト「も、もしかして春菜ちゃんの今の話、お前の入れ知恵なのか!?」

モモ「そんなまさか〜! 確かに、以前春菜さんとはそういった類のお話はさせて頂いたことはありますけど…」

リト「やっぱりお前の仕業なんじゃないか…ι」

西連寺「ま、待って結城くん! 今のは違うの!!」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 18:21:40.46 ID:y1VvGXSs0
モモ「いくら私でも、他人の心まで操ろうだなんて思いませんよぉ〜。ましてうら若き男女の甘酸っぱぁ〜い恋心など…♪」

リト・西連寺「……///」

モモ「なので今のは、完全に春菜さんのご意思ということで間違いないはずですよ♪」

西連寺「」コクッ

リト「……ご、ごめん春菜ちゃんっ。お、おい、ちょっとモモ…」ヒソヒソ

モモ「はい、何でしょう♪」

リト「春菜ちゃんは本当にハーレム計画のこと、何も知らないんだよな…?」ヒソヒソ

モモ「そのはずですよ? もっとも、今をもって春菜さんはハーレムの第一号、兼協力者になったわけですけど♪

   あ、ララお姉様を含めたらダブル一号ってところでしょうか♡」

リト「お、お前なぁ〜…ι」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 18:27:28.31 ID:y1VvGXSs0
西連寺「あ、あの、結城くん…?」

リト「あ、あぁ、ごめん春菜ちゃん…」

モモ「今話がまとまったところです♪ リトさんも春菜さんのご意見に賛成のようですよ♡」

西連寺「そ、そうなんだ…!」

リト「お、おおぉぉいモモぉ!?」

モモ「それで、晴れて恋人になったばかりの春菜さんを前にしてお話するのは心苦しいのですが、

   私の独自リサーチによると、リトさんに密かに想いを寄せている女性は、実は結構な人数がいるのです!」

西連寺「そ、そんなに居るんだ…?ι」

モモ「まったく、天然ジゴロなリトさんには困ったものです♪ ですがご安心下さい、春菜さん。

   もしリトさんが複数の女性と結婚することになっても、一人たりとも寂しい思いをさせないための準備は既に整っております♪」

西連寺(け、結婚…!? はわわ……// わ、私と結城くんはたった今恋人になったばかりなのに……//)
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 18:31:01.02 ID:y1VvGXSs0
モモ「あ、あのぉ…春菜さん?」

西連寺「なな、何でしょう!?」ビクッ

モモ「クスッ。それで、唯一大きな問題があるとすれば…花嫁の皆さんのご家族の同意、といったところでしょうか。

   まぁその辺も全て私にお任せ頂けたらと♪」

西連寺(た、確かに一夫多妻だなんて聞いたらお父さんやお母さんがなんて言うか……ι)

モモ「さて、私からの説明は以上と言ったところですが、何かご質問はありますか?」

リト「ええと、さっきからオレが会話に参加できてない件は…」

モモ「大丈夫、リトさんの意見は全て私が代弁しておりますのでご心配なく♪」

リト(ぜ、全然大丈夫じゃねえ…ι)
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 18:33:06.40 ID:y1VvGXSs0
西連寺「あの、私と結城くんが恋人になったということはあまり皆に言わない方がいいんだよね…?」

モモ「おお、これは良いご質問ですね! 結論から申し上げますと、イエスです。リトさんに想いを寄せる女性は結構身近に居たりするものですから、

   春菜さんには大変申し訳ないのですが、学校・学外でのイチャイチャは当分ご遠慮頂けたらと…」

リト(イチャイチャて…ι)

西連寺「そ、そうだよね…」シュン

モモ「その代わり…といっては何ですが、こちらのアイテムをご活用下さい」スッ

西連寺「こ、これは…リング?」

モモ「こちらのスイッチを押してみて下さい♪」

西連寺「う、うん…」ポチッ
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 18:36:00.89 ID:y1VvGXSs0
ボンッ


リト「な、何かでっかくなったなぁ…」

モモ「これはいつでも好きな時に想い人に会いに行ける、『ラブラブワープくん』というものです♪」

リト「ら、ラブラブ?」

モモ「今お二人は近くにいるので意味はありませんが、例えば、夜、春菜さんがリトさんに会いたくなった時に、

   これを使えば一瞬でリトさんの傍に行くことができます♪」

西連寺「ほ、本当に!?」

モモ「ええ。これはララお姉様の発明を私が独自に改造したもので、効果も立証済みです♪」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 18:39:08.85 ID:y1VvGXSs0
西連寺(効果も立証済みということは、モモさんにも好きな人が…ってそんなの考えるまでもないよね)チラッ

モモ「あら、私の顔に何かついてます?」

西連寺「う、ううん、なんでもないの! 」

モモ「はあ。それじゃあ気を取り直して……例えば、春菜さんがメールで事前にリトさんに連絡、

   そしてその後リトさんのお部屋で一晩中イチャイチャ…といったことも可能です♪」

西連寺「わぁ…」ドキドキ

リト(春菜ちゃんが物凄く食いついてる…!?)

モモ「ただし、文字通り“いつでも”会いに行くことができるので、場合によっては…リトさんの入浴中、

   お風呂場に突入してしまう恐れもありますので、ご利用は計画的にお願いします♪」

西連寺(お、お風呂…//)
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 18:42:41.99 ID:y1VvGXSs0
西連寺「き、気を付けるね…。でも、本当にこんなに凄い物もらってもいいの…?」

モモ「もちろんです♪ その代わり、先程も言いましたが…誰かが近くに居る時はなるべくこれまで通りの関係を演じて頂けたらと」

西連寺「う、うん、分かった。ありがとう、モモちゃん!」

西連寺(これまで通りの関係を“演じる”…かぁ。何だか秘密の関係って感じでドキドキしちゃうな…//)

モモ「では、そろそろお邪魔虫はこの辺で退散しますね♪ それでは良い恋人ライフを♡」バサッ
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/25(月) 18:48:08.38 ID:y1VvGXSs0
リト「な、何だかとんでもないことになっちゃった気がするなぁ…。でも…オレ、何があっても…きっとキミのこと大事にするから…!!」

西連寺「う、うん…。その…結城くん」モジモジ

リト「う、うん……」ゴクッ


ドクンッ…ドクンッ…


リト「好きだ、春菜ちゃん…」

西連寺「私も…結城くん…」


チュッ♡


<第一部:西連寺ルート>

      〜完〜
31 : ◆FUWA81MoO6 [sage saga]:2013/02/25(月) 18:49:15.15 ID:y1VvGXSs0
ここまでです
見てくれた人どうもです
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/25(月) 19:18:21.76 ID:/MsKQrCco
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/25(月) 19:53:48.50 ID:obFTnwAh0
これはgood!続きも期待している
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/25(月) 20:14:38.83 ID:5gBZJSmDO
春菜ちゃん可愛い
ダークネス2期はよやらんかねえ
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/25(月) 21:11:29.10 ID:XnLlbLE6o
メインキャラは一通りやってくれるのかな
36 : ◆FUWA81MoO6 [sage saga]:2013/02/25(月) 23:44:12.90 ID:y1VvGXSs0
レスあざすです!
出来れば色んなキャラをやれたらいいなぁと
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/26(火) 18:01:05.78 ID:tYUJdcVAO
To LOVEるのSSは貴重だから超期待
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/26(火) 22:16:19.77 ID:BYYBBUe90
明日の夕方以降書き溜め分投下します
39 : ◆FUWA81MoO6 [sage saga]:2013/02/26(火) 22:19:37.89 ID:BYYBBUe90
コテ付け忘れorz
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/27(水) 19:48:12.45 ID:bViOzow40
〜夜〜

<モモの部屋>


モモ「それにしても、まさかあの春菜さんからリトさんに告白するなんてねぇ……私としては願ったり叶ったりだけど、ちょっと羨ましいな……」

モモ「……いいえ、これも全て私の夢を叶える為……! 今はまだ気付いて貰えないかもしれないけど……いずれ必ず、私もリトさんのものに!」


―――モモ、そんな隅っこで何やってるんだ? 早くお前もこっちに来いよ

―――で、でも…私なんかがリトさんのお傍にいるなんてご迷惑じゃ…?

―――迷惑なわけあるもんか。それともオレの言うことが信じられないっていうのか?

―――そ、そんなこと…!? 私はいつだってリトさんのこと信じています…!!

―――だったら四の五の言わず、早くオレの胸に飛び込んで来い。お前が嫌と言うまで可愛がってやるんだから!

―――り、リトさん……♡


  O

  0

   o


モモ「でへへへ……」ジュルッ

モモ「おっと、いけないいけない…。この妄想を現実にする為にも、早く計画を進めなくちゃっ!」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/27(水) 19:50:00.79 ID:bViOzow40
<古手川の家>


遊「おーい唯〜、飯出来たってよ〜!」


シーン



遊「ダメだ、全然反応ねぇなこりゃ」

古手川母「帰ってきたと思ったらすぐに部屋に閉じこもっちゃって……学校で何かあったのかしら?」

遊「んー、とりあえず自分から出てくるまでそっとしとこうぜ」

古手川母「そうねぇ…」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/27(水) 19:52:01.15 ID:bViOzow40
(古手川の部屋)


古手川「……」


『……私、ずっと前から結城くんのことが好きでした……!!』


古手川「西連寺さんと結城くん……もう付き合っちゃったのかしら……」

古手川「西連寺さんは優しくて可愛いし……いつも怒ってばかりの私なんかよりずっと良いわよね……」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/27(水) 19:56:36.54 ID:bViOzow40
『臆病だった自分が本当に駄目に思えて……」


古手川「……臆病、か……今の私は臆病以外の何者でもないわね……」

古手川「初恋……だったのにな……。もう……結城くんと一緒の未来なんて……ないんだろうな」ポロッ ポロッ



prrrr...

――――――――――――
<着信中>

モモ・ベリア・デビルーク

090-××××-××××

――――――――――――


古手川「ぐすっ……モモちゃんから?」


ピッ
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/27(水) 20:00:49.62 ID:bViOzow40
モモ「あ、夜分にすみません。モモですけど、古手川先輩のお電話でお間違いないですか?」

古手川「ええ、大丈夫よ。それにしても珍しいわね、あなたから掛けてくるなんて」

モモ「すみません、実は先輩に折り入ってご相談したいことがありまして」

古手川「唯でいいわよ。それで、私に相談って…?」

モモ「では僭越ながら、唯さんとお呼びさせて頂きますね。それでは早速ですみませんが、窓の方を見てもらっても宜しいですか?」

古手川「え、窓…?」


スタスタ

ガラガラガラ


モモ「こんばんは♪」バサッ バサッ

古手川「えっ!? ちょっ……モモさん!!?」ビクゥ
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/27(水) 20:04:26.96 ID:bViOzow40



古手川「あなたって普段は礼儀正しいけど、意外性に関しては間違いなくララさんの妹ね…。

    まさか電話しながら私の部屋の前で飛んでるなんて思いもしなかったわよ…ι」

モモ「ふふっ、驚かせてしまってすみません。どうしても、唯さんと直に会ってお話したかったもので♪」

古手川「さっきも言ったけど、あなたが私に用って珍しいわね。それでどういったご用件かしら」

モモ「リトさんのことに関してです」

古手川「」ピクッ

古手川「結城くんの…?」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/27(水) 20:14:15.19 ID:bViOzow40
モモ「はい。リトさんが、私の父、デビルーク王からララお姉様の婚約者候補として見做されているのはご存知ですか?」

古手川「そ、そういえばそんなこともあったわね。あまりに突拍子も無い出来事だったせいで、正直あまり実感無かったけど…」

モモ「それでですね、父はリトさんのことを一応気に入ってはいるものの、この度リトさんに対して…ある疑問を呈してきたのです」

古手川「疑問?」

モモ「それは……男としての甲斐性です!」

古手川「…はあ」

モモ「私の故郷、デビルーク星の王は、勇ましく、そして、頼りがいがある存在でなければなりません」

古手川「…ええと、ちょっと話が見えなくなってきたわ…」

モモ「そして、それらの条件に、リトさんはぎりぎり満たされてはいるようなのですが、もう一つ、非常に重要な要素があるのです」

古手川「重要な要素…?」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/27(水) 20:17:39.08 ID:bViOzow40
モモ「それは……異性にモテモテであることです!!」

古手川「……も、モテモテ?」

モモ「デビルーク星では、王室に側室制というものを設けておりまして、子孫繁栄の為、複数の女性と結婚することが義務付けられているのです」

古手川「そ、そうなの…?」

モモ「私の父、ギド・ルシオン・デビルークはその例外中の例外で、その在位時に数々の戦果をもたらし、宇宙を平和へと導きました。

   よって、本人の『妻は一人で良い』との希望が通り、現デビルーク星の王妃は一人しかおりません」

古手川「つまり、あなたは何が言いたいの…?」

モモ「私の情報網によると、次期デビルーク王の候補者として、リトさんが断トツでトップです。

   そして、王自身が指名しているリトさんがそれを辞退するとなると……何よりもプライドを重んじる父のことです。地球は一溜まりもないでしょう……」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/27(水) 20:21:03.22 ID:bViOzow40
古手川「は、はぁっ!? まさか、あなたたちの星の都合でこの地球が滅ぼされるっていうの!?」

モモ「大変申し訳ない気持ちでいっぱいですが、まさにその通りです…」

古手川「じゃ、じゃああなたたち姉妹がお父さんを説得することは…?」

モモ「可能な限りはしてみるつもりですが、なにぶん父はかなり頑固なものでして…」

古手川「そ、そんな……」

モモ「もちろん、まだ皆さん学生の身ですし、すぐにそのようなことはないと思いますが、それでもいずれそうなる日はくるかと……」

古手川「……」

モモ「それで、リトさんの即位までに何とか私たちで側室候補を探そうと思っているのですが、

   ひとまず現時点でのリトさんの甲斐性を報告しなければならないので…」

古手川「つまり、私に結城くんの恋人役をやれと…?」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/27(水) 20:34:19.99 ID:bViOzow40
モモ「……その通りです。無茶を言っているのは重々承知ですが、

   私もナナも地球に来てなにぶんまだ日が浅く、この役目を頼めそうな方も限られていて……」

古手川「なるほどね…」

モモ「もちろん、唯さんにもご自身の未来があります。何も、“これっぽち”も“微塵”も“毛ほど”にも好きでもないリトさんと結婚して下さい、とまでは言いません」

古手川「」ピクッ

モモ「ただ、僅かな間でも良いので、リトさんの恋人役を演じて欲しいのです…!!」
50 : ◆FUWA81MoO6 [sage saga]:2013/02/27(水) 20:36:43.52 ID:bViOzow40
とりあえず今日はこの辺で
お付き合い頂きありがとうございました
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/28(木) 17:03:42.90 ID:1yxodEmV0
乙!次は唯ルートですね
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/02/28(木) 23:46:27.60 ID:74aKkByi0
舞ってる
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [ [sage]:2013/03/01(金) 01:12:38.00 ID:0/EKtDj10
乙でーす
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/01(金) 18:42:25.68 ID:OFlhUKu40
俺得のリト春で一話完結かと思いきや続き物なのか
55 : ◆FUWA81MoO6 [sage saga]:2013/03/01(金) 23:38:19.39 ID:F5ePiP7S0
連休中に続き投下します
完結までは気長にお待ちくださいー
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/05(火) 01:04:31.00 ID:QHqjItvAO
まだか
57 : ◆FUWA81MoO6 [sage saga]:2013/03/05(火) 21:02:21.14 ID:/PuXWZK90
ごめんなさい体調不良で寝込んどりましたorz
続きは今しばらくお待ちを…
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/07(木) 19:55:31.03 ID:UFW5o3NT0
気長に待つからお大事にー
59 : ◆FUWA81MoO6 [sage saga]:2013/03/11(月) 23:11:50.52 ID:CADV8G/50
遅くなってすみません!
近日中にハーレム計画続行します!
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/03/12(火) 20:34:27.48 ID:MGGsHNgy0
古手川「…ちなみに、結城くんはこのこと…」

モモ「つい先日のことですので、まだリトさんの耳には入っていません」

古手川「……」

古手川「……西連寺さんも」

モモ「え…?」

古手川「西連寺さんも、この話を聞いてから結城くんに告白したの?」

モモ「……いいえ。春菜さんは紛れも無い、ご自分の意思でリトさんに告白されました」

古手川「そう…」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/03/12(火) 20:37:33.59 ID:MGGsHNgy0
古手川「ということは、やっぱりモモちゃんもあの現場を覗き見してたということね?」

モモ「ぎくっ……そ、それはっι」

古手川「だって、貴女との会話で西連寺さんの話をするの、これが始めてだものね?」

モモ「」ダラダラ

古手川「プッ……アハハハハハ!」

モモ「ゆ、唯さん…!?」

古手川「ふふふっ、ごめんなさい。まさかあのモモちゃんがこうもあっさり引っ掛かるものだからつい、ね」

モモ「もぉ…覗いてたのはお互い様じゃないですかぁι」

古手川「それもそうね。それで、さっきの頼み事の件だけど…」

モモ「は、はい…」ドキドキ

古手川「……」

古手川「丁重にお断りさせて貰うわ」
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/03/12(火) 20:40:41.40 ID:MGGsHNgy0
モモ「え…」

古手川「いくら地球の危機が迫ってるって言っても、フェイクなんかで結城くんの心をどうこうしたいとは思わないわよ」

モモ「……それって!」

古手川「私も、自分の意思で結城くんのことを振り向かせてみせるわ。貴女や地球の為じゃなく……私自身のために!」

モモ「わ、私も僭越ながら協力させて貰います!」

古手川「あら、そんなこと言っていいの? 私が西連寺さんと結城くんの仲を引き裂いちゃうかもしれないのよ?」

モモ「ふふっ、唯さんはそんなことしませんよぉ♪」

古手川「あら、えらく信用されてるのね?」

モモ「信用じゃなくて信頼です♡」

古手川「……貴女と話してると何だか調子狂うわね//」

モモ「よく言われます♡ 」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/03/12(火) 20:46:17.51 ID:MGGsHNgy0
古手川「さてと……それじゃあ家族が心配してるだろうし、そろそろ夕飯に行ってくるわね」

モモ「あ、はい。長々とお邪魔してしまってすみませんでした」

古手川「ううん、お陰でこっちも色々吹っ切れたわ。だけど、次来る時はちゃんと玄関から入るのよ?」

モモ「はぁい♡ それと、今日はご相談に乗って頂きありがとうございました♪」

古手川「ええ、気をつけて帰るのよ」

モモ「はい。では、また学校で♡」ガラガラガラ


バサッ バサッ
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/03/12(火) 20:53:05.87 ID:MGGsHNgy0
古手川「ふぅ……」


♪ピロリロリロリーン


古手川「ん、メール?」


――――――――――――

差出人:モモ・ベリア・デビルーク


件名:さっき言い忘れていたことが


――――――――――――



古手川「言い忘れていたこと?」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/03/12(火) 20:57:34.58 ID:MGGsHNgy0
――――――――――――

本文:

ちなみにあの後春菜さんも一夫多妻の件、
快く了承して頂きました♪

将来はリトさんのもとで
是非皆で一緒に幸せになりましょう♡


――――――――――――


古手川「ななっ……み、皆で一緒にだなんて……」プルプル
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/03/12(火) 20:59:44.76 ID:MGGsHNgy0
―――リトぉ……そんなに尻尾ばっかり攻めないでよぉ

―――結城くん……私のことも見て?

―――ああん、リトくんは私のなのぉー!

―――喧嘩するなって、ちゃんと順番に可愛がってやるから

―――ほら唯、そんなとこに立ってないでお前もこっちにこいよ

―――ゆ、結城くん…///


  O

  0

   o


古手川「やや、やっぱり結城くんはハレンチだわーーーー!!!!!!!」
67 : ◆FUWA81MoO6 [sage saga]:2013/03/12(火) 21:07:47.42 ID:MGGsHNgy0
とりあえず今日は以上です
ついでにせっかくなのでどうでもいい微修正を…


訂正@ >>44

古手川「えっ!? ちょっ……モモさん!!?」ビクゥ

古手川「えっ!? ちょっ……モモちゃん!!?」ビクゥ

訂正A >>66

古手川「だって、貴女との会話で西連寺さんの話をするの、これが始めてだものね?」

古手川「だって、貴女との会話で西連寺さんの話をするの、これが初めてだものね?」



そして訂正B >>30

<第一部:西連寺ルート>

      〜完〜

のくだりを丸々削りたいと思います
理由としては、複数同時…とかも出てきそうなので
68 : ◆FUWA81MoO6 [sage saga]:2013/03/12(火) 21:11:21.58 ID:MGGsHNgy0
訂正Aの安価は>>61でした

更新まで暫く間が空きましたが、付き合って頂ける方はどうぞ今後とも宜しくおねがいします
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/12(火) 23:57:22.61 ID:5gb2ws2DO

エロはあるのかな
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/13(水) 18:00:45.45 ID:bR1LbldAO
御門先生と美柑とお静ちゃんは出ますか(必死)
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/27(水) 22:27:15.35 ID:hCIk0UfE0
生存報告だけでもして欲しい
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/11(木) 01:14:43.18 ID:dTx183DAO
はよ
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