P「もう765プロを助けてっていわれなくても･･･」【2】 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 12:43:38.90 ID:eQYYvqb/0

前スレ
P「765プロを助けてっていわれても･･･」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1360247186/

前の作品からの続き物となっております

この物語は完全にオリジナルな話になっており
そのアイドルはそこ所属じゃないだろ等
そういった意見が出てくることがあるかもしれません

嫌悪感も強く抱かせてしまう恐れがありますので
アイドルのイメージを崩されたくない方は読まないようお願いいたします

構わないという方はこのまま引き続きお楽しみください

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1362627818

1.5 ：荒巻＠管理人★(お知らせ) [Twitter]： ID:???

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（安価＆コンマ）コードギアス　薄明の者 ＠ 2025/07/23(水) 22:31:03.79 ID:7O97aVFy0
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ご褒美にはチョコレート ＠ 2025/07/23(水) 21:57:52.36 ID:DdkKPHpQ0
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ビーノどっさりパック ＠ 2025/07/23(水) 20:04:42.82 ID:dVhNYsSZ0
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コナン「博士からメールが来たぞ」 ＠ 2025/07/23(水) 00:53:42.50 ID:QmEFnDwEO
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1753199622/

４日も埋まらないということは ＠ 2025/07/22(火) 00:48:35.91 ID:b9MtQNrio
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1753112915/

クリスタ「かわいいだけじゃだめですか？」 ＠ 2025/07/19(土) 08:45:13.17 ID:AK1WfFLxO
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1752882313/

八幡「新はまち劇場」【俺ガイル】Part1 ＠ 2025/07/19(土) 06:35:32.67 ID:BGCulupRO
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1752874532/

【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 ＠ 2025/07/18(金) 23:44:57.84 ID:Xc8IdKRvO
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1752849897/

2 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 12:46:17.86 ID:eQYYvqb/0

とりあえずスレ立てだけしておきました

後で少しだけ更新するかもしれません

3 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/07(木) 13:05:30.46 ID:3j9L5/oKo

乙

4 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/07(木) 13:08:03.17 ID:5yfvWGxV0

おつ！

5 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/07(木) 13:10:49.38 ID:9U0UE+NQo

おつ！

6 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/07(木) 13:32:45.95 ID:7Eet2aT10

乙なの

7 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/07(木) 13:36:26.58 ID:tewOjjaAO

乙かな〜って

8 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/07(木) 13:39:24.79 ID:yq1R7Rs9o

おつおつ→

9 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/07(木) 13:42:10.44 ID:MAuNLi4wo

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10 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/07(木) 14:23:49.68 ID:4+CVAVa5o

乙だよ。なんか前スレで急かしたみたいになってすまんね。

11 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/07(木) 14:40:37.70 ID:CozpAxDDO

乙さー！

12 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/03/07(木) 16:06:49.96 ID:GFOnXBgI0

乙！

13 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/07(木) 16:14:05.12 ID:JXQKw66bo

新スレ乙！
また楽しみにしてる

14 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 16:29:45.58 ID:oS6dr7nA0

このスレを開いて頂き
本当にありがとうございます
皆様とまたお会いできたことを嬉しく思います

>>9
なんだか感激いたしました

>>10
いえいえ、そんな事はありません
それほどまでに楽しみにして頂けているのだと
ポジティブにとらせて頂きました
ご丁寧にありがとうございます

それでは少しながら更新させてもらおうと思います

15 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 16:30:57.25 ID:oS6dr7nA0

---県境中央病院---


P「･･････」

P「ん････」


ここは･･････

･･･病院？

P「っ･･･！」

P「いてっ･･･」


頭が痛い･･･

俺は何を･･･


どうして病院に･･･

16 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 16:31:29.78 ID:oS6dr7nA0

---ガララ


看護師研修生「あっ、目が覚めたんですね！」

P「えぇ･･･どうも」

看護師研修生「さっきまで沢山の可愛らしい子達が」

看護師研修生「ずっとあなたの事を心配して見てたんですよ？」

P「ずっと･･･？」

看護師研修生「はい、面会時間ギリギリまで」

看護師研修生「まるでテレビで見たアイドルみたいな子もいましたし」



P「･･･」

看護師研修生「あんなに沢山の女の子に心配してもらえるなんて、幸せ者ですね」ﾌﾌ



P「･･･！」

そうだ･･･途中で気を失って･･･


響と貴音の収録は--

やよいのライブは--

17 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 16:32:02.20 ID:oS6dr7nA0

P「すみません、俺こんな事している場合じゃないんです！」


看護師研修生「随分ご無理をされていたみたいですね」

看護師研修生「体が悲鳴をあげてしまってます」

P「いえ、そんなことは･･･」

看護師研修生「疲れてるから倒れたんですよ！？」

P「」ﾋﾞｸｯ

看護師研修生「と･に･か･く！今日はもう遅いですし、ゆっくりなさっていってくださいね！」

P「時間･･･！」

18 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 16:32:30.70 ID:oS6dr7nA0

もう月が昇っている

携帯は･･･どこだ

P「･･･」ｶﾞｻｯ


P「あった･･･！」

P「七時！？」

一体何時間寝てたんだよ！

もう何もかも終わっちゃってるじゃないか！


収録はどうなった

ライブは無事に終わったのか？

それに･･･この履歴の数


アイツはあの時、何をしていた･･･？

19 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 16:33:05.42 ID:oS6dr7nA0

P「･･･」ｽｯ

看護師研修生「あの･･･」

---ｶﾁｬｶﾁｬ

看護師研修生「きゃっ･･･！」

20 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 16:33:35.10 ID:oS6dr7nA0

P「すいません、お世話になりました」


看護師研修生「･･･」

看護師研修生「これからお仕事ですか･･･？」

P「違います」



P「可愛い女の子達に」

P「ちょっと頼まれた事がありましてね･･･」


看護師研修生「･･･」

看護師研修生「それならしょうがないですね･･･」

看護師研修生「じゃあ、これだけは約束してください」

P「なんです？」

看護師研修生「今度は倒れる前に病院に来ること！」

看護師研修生「約束ですよ？」

P「･･･分かりました」ﾆｺ

看護師研修生「」ﾆｺｯ

21 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 16:34:14.13 ID:oS6dr7nA0

P「それでは」

---ガララ

P「失礼します」ﾍﾟｺ

---ガララ


看護師研修生「･･･」

看護師研修生「はぁ･･･」

看護師研修生「情に流されやすくて、駄目だな私･･･」

看護師研修生「また怒られちゃうよ･･･」

看護師研修生「やっぱりこの仕事には向いてないのかも･･･」


看護師研修生「でも･･･あんなに泣いてる子達の顔を見ちゃったら、仕方ないよね･･･」

看護師研修生「あのプロデューサーさん･･･大丈夫だといいけど･･･」

-----
--
-

22 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 16:34:46.15 ID:oS6dr7nA0

--ﾋﾟｯ

P「もしも---」

律子『プロデューサーですか！！？』

P「いっ･･･！」ｷｰﾝ

--ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰ!?　

--ﾁｮｯﾄ!ｲﾏﾊﾜﾀｼｶﾞ

--ｲｲｶﾗｶﾜﾘﾅｻｲﾖ!

--ｼﾞﾌﾞ･･･　ｶﾞﾔｶﾞﾔ

P「ハハッ･･･」

みんな無事みたいで良かった･･･　

23 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 16:35:21.33 ID:oS6dr7nA0

律子『目が覚めたんですね！？』

P「えっと---」

律子『ハァーー･･･良かった･･･』

律子『もう！心配かけさせないでくださいよ！』

P「悪かったよ、最近あんまり寝てなかったからさ。急に眠たくなっちゃって」

P「そんで響達の収録が終わるのを待ってたら、どうやら廊下で寝ちゃってたみたいで･･･てへ」

律子『ハアァァ！？』

P「」ﾋﾞｸｯ

--ﾅﾆﾅﾆ!?　ﾄﾞｳｼﾀ･･･

--ｲｲｶﾗﾊﾅﾚﾃﾅｻｲ!

P「･･･」

P「いや、その･･･悪かったとは---」

律子『人がどんだけ心配したと思って･･･！』

24 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 16:36:03.80 ID:oS6dr7nA0

P「本当にごめん！今度何かで埋め合わせるから！」

律子『ハァ･･･本当にもう･･･』

律子『無事だったんならそれでいいですよ』

P「でも、律子さんがそこまで心配してくれてるとは･･･」

P「ちょっと嬉しいな」

律子『なっ･･･！』

律子『勘違いしているようだから言っておきますけど！』

律子『心配してたのは私じゃなくて、この子達ですからね？』

律子『特に伊織やひび･･･』

--ｷﾞｬｰ　ﾅﾆｦ･･･　ｲｵﾘﾁｬｰﾝ


今の声は･･･

･･･良かった

またみんなには迷惑かけちゃったみたいだな･･･

25 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 16:36:40.36 ID:oS6dr7nA0

P「分かった、この件については明日改めて謝らせてもらうから」

律子『はい、何ですか？』

--ﾓｳ!ｲｲｶｹﾞﾝﾆ･･･

P「とりあえず今日あった事を教えてくれないか？」

P「なるべく細かく」

律子『ハァ！？そんな事明日にでも---』

P「頼む･･･」

律子『まったく･･･』

律子『まず･･･』

-----
--
-

26 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 16:37:14.65 ID:oS6dr7nA0

P「･･･分かった、ありがとう」

P「一人でよくそこまで頑張ってくれたな」

律子『すみませんでした･･･私の力が足りないばかりに---』

P「謝るのは俺の方だよ」

P「律子さんはよくやってくれた」


今回はアイドルを守る事を第一に考えてくれていたじゃないか･･･


律子『いえ･･･私なんて』

P「･･･ありがとう」

P「詳しいことはまた明日」

P「それじゃ」ﾋﾟｯ

律子『あ--』

27 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 16:37:47.22 ID:oS6dr7nA0

律子さんに聞いた話をおおまかにまとめるとこうだ


やよいのステージが始まる直前

それまで何の滞りもなく進んでいた音響機材の整備に

『突如』支障が出たらしく

ステージ開始ギリギリの時間まで律子さんも粘ったが

その甲斐なくしてステージは中止

俺にも沢山電話をかけていたらしいが、俺からの応答はなし

28 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 16:38:20.76 ID:oS6dr7nA0

そんな最中（さなか）収録を終えた貴音から

俺が倒れて病院に運ばれていたという連絡を受け

慌てて皆を連れて、夕留スタジオまで駆けつけ

響、貴音の挨拶をすませたが

『何故か』やんわりと、もう765プロのアイドルを使う気はない

というような事をほのめかされたらしい


そして、会場の中に


『アイツ』らしき姿の人物を見かけた･･･と


それ以上の事は言っていなかったが

恐らくはみんなには知られぬよう

なおかつ近づけないように

ずっと注意を払っていたに違いない

29 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 16:38:55.50 ID:oS6dr7nA0

それだけでも既に律子さんは、いっぱいいっぱいだった筈なのに･･･

俺はのんきに寝ていたなんて･･･

自分で自分が許せない･･･！


もう全員を鍛え上げてからなんて、悠長なことは言っていられない･･･

このままだと、写真を撮られていない響達までが活動できなくなってしまう

そうなってしまったら

もう本当に打つ手がなくなってしまう･･･

30 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 16:39:28.09 ID:oS6dr7nA0

P「あああああぁぁぁぁ！！！」

P「クソｯｯ！！！」

---ドンｯ！！


P「俺だってどうにかしてやりたいよ！！」

---ドンッ！！


P「でも！！」

---ドンｯ！！


貴音「･･･」ｽﾀｽﾀ


P「どうすればいいか･･･！」

--ドン！


貴音「･･･」ﾀﾀﾀｯ


P「もうどうしたらいいか･･･！」ﾎﾞﾛｯ

--ドン･･･


P「分からないんだよ･･･」

貴音「あなた様！」ﾊﾞｯ


---ギュウゥゥッ


P「たかねぇ･･･っ」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

貴音「もういいのです･･･」

P「ｯ･･･ｯ･･･」

31 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 16:40:03.94 ID:oS6dr7nA0

貴音「もう十分ですよ･･･あなた様」


貴音「あなた様が初めてわたくし達の目の前に現れたとき」


---俺が必ず765プロを立て直す---


貴音「わたくし達は、本当に心の底から歓喜いたしました」


---我那覇さん･高槻さん･四条さん、俺は三人の事を信じる---


貴音「わたくしはその一言で･･･」


---だから三人も、俺の事を信じてほしい･･･---


貴音「このお方なら信じても大丈夫だと･･･」

貴音「そう、確信いたしました」

P「ｯ･･･」

32 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 16:41:22.89 ID:oS6dr7nA0

貴音「あなた様はここまでお一人で、よく頑張られました」

貴音「あなた様のそのお気持ちと頑張りは、わたくしがよく分かっております」

貴音「ですから･･･ここまででも、もう十分なのです」

P「っく･･･っ･･･」

貴音「感謝しておりますよ、あなた様」ﾆｺ

P「っ･･･っ･･･」


貴音の身体は温かくて･･･



まるで全ての不純物が心の内側から抜けていくようだった



でも俺はその顔を･･･

直視することができなかった

----
--
-

33 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 16:41:57.86 ID:oS6dr7nA0

貴音「あなた様、温かいお飲み物などいかがですか？」

P「へっ？」

P「あぁ、ありがとうありがとう！頂くよ」

--ｺﾞｸｯ

P「はぁー･･･」

貴音「落ち着かれましたか？」

P「うん」

P「あはは、ごめんな」

P「大の大人がこんな道端で、年下の女の子の前で泣いたりしちゃってさ」

貴音「ふふっ･･･まるで少年のような泣き顔でしたね」

P「やめてやめて！思い出すと顔から火が出そうになる！」

貴音「ふふふっ･･･これも、わたくしの役得といったところでしょうか」

P「笑わないで！」

貴音「申し訳･･･ございません」ｸｽ

P「まったく･･･」

P「それにしても、どうしてこんな所にいたんだ？」


まさか貴音がこんな病院の近くにいるなんて、思ってもみなかった

34 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 16:42:43.48 ID:oS6dr7nA0

貴音「面会時間が終了だと聞いたので」

貴音「病院の外でしばらく待機していたのですが」

貴音「なにゆえか、こんな時にまでお腹は空くもので･･･」

P「ラーメンを食べていた･･･と」

貴音「お恥ずかしながら･･･」

貴音「ですが、行き違いにならずにすんでほっといたしました」

P「そっか、ありがとな」

貴音「いえ、わたくしが勝手にしたことですので」

貴音「どうかお気になさらず」

P「でも、面会時間が終わっちゃったんなら帰ってくれててよかったのに」

P「どうせ、今日はもう会えないはずだったんだからさ」ﾊﾊ


貴音「はて･･･？」

P「ん？」

35 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 16:43:28.02 ID:oS6dr7nA0

貴音「次の面会時間とやらを待っていたつもりですが」

P「いや、貴音」

貴音「はい」

P「この後に次の面会時間なんてないからな？」

P「今日はもう終わりなんだよ、さっきの時間で」

貴音「なんと･･･！」

P「あははは、貴音はそういう所抜けてるよな」

貴音「面妖な･･･」

P「でも、嬉しかったよ」

P「貴音がここにいてくれなかったら」

P「俺はとんでもない行動に出ていたかもしれない」


そう･･･本当にとんでもない行動に･･･


P「だから、貴音がいてくれて助かった」

P「ようやく、次にすべき行動が分かったんだ」

貴音「･･･！」

貴音「あなた様･･･もう---」

P「おおっと！やめてくれよ！」

P「俺は諦めるなんて言うつもりはないからな？」

貴音「あなた様･･･」

P「貴音にもかなーり！格好悪いところを見せちゃったけどさ！」

36 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 16:44:06.29 ID:oS6dr7nA0

P「俺はもう二度と弱音は吐かない！！」

P「約束する･･･」


P「だから、もう一度だけ･･･」

P「俺にチャンスを与えてくれ」

貴音「･･･」

P「駄目か･･･？」

貴音「本当にあなた様というお方は･･･」

貴音「本音を言ってしまえば、もうあなた様の辛そうにしているお姿など」

貴音「この目に入れたくはないのですが･･･」

P「･･･」

貴音「ですが、そこまでの決意を口にしているあなた様のお言葉を」

貴音「わたくしのような者が止められる権利など、はたしてお持ちでしょうか？」

P「貴音･･･」

37 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 16:44:37.32 ID:oS6dr7nA0

貴音「ですが、一つだけ約束をしてください」

P「･･･」

貴音「もう、倒れるまでの無理はしないという事」

P「･･･分かっ---」

貴音「それと･･･」

P（それと！？）

貴音「わたくしが問いただした時、必ず本当の事を答えるという事」

P「むむっ･･･」

貴音「･･･」

P「･･･分かったよ」

貴音「それと」

P「まだあるの！？」

貴音「今日はこのまま寄り道せずに」

貴音「まっすぐ帰宅し」

貴音「体を休めること」

貴音「･･･以上です」ﾆｺ


P「･･･ありがとう」


貴音「ふふ･･･」

38 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 16:45:12.40 ID:oS6dr7nA0

P「明日はちゃんと同行するからな」

貴音「はい」



P「それじゃあ、また明日な！」

貴音「はい、それでは」


貴音「･･･」
-----
---
-

39 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 16:45:46.07 ID:oS6dr7nA0

これまたド派手に情けない姿を見られたもんだ

気が動転していて、正直何を口走ったか覚えていない気さえする･･･

こんな俺が後から何を言ったところで

説得力は皆無なのかもしれないけど

貴音がいてくれたおかげで考えがまとまった



そうだ

俺は、いつまでも頼れるプロデューサーのままでいたいんだ

みんなから嫌われていてもいい

利用したいのなら利用してくれてもいい


ただ、皆に笑っていてもらえるのなら

この先、どんなに辛い事があっても

やり通してみせる



--ごめん、貴音･･･

早速約束を破って悪いけど

このまま家に帰るなんてできない


今行かなくちゃ駄目なんだ




961プロダクションへ

40 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/07(木) 16:46:18.99 ID:oS6dr7nA0

とりあえずここまでかなーって

41 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/07(木) 16:47:11.98 ID:bGDJHtZR0

乙

42 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/07(木) 16:50:10.87 ID:JXQKw66bo

乙
もう本丸へ行くのか…

43 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/07(木) 17:07:38.02 ID:4+CVAVa5o

もう敵陣か。
乙だよ。

44 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/03/07(木) 17:38:57.00 ID:38hSlSEg0

題名が「いわれても」から「いわれなくても」になってる
Pの心境の変化が題名にも出てきてるな

45 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/07(木) 17:40:32.37 ID:CozpAxDDO

はやっもう逝くのか…Ｐ頑張れよ

46 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/07(木) 18:08:46.70 ID:MtOXSPo4o

おつ
P頑張れ

47 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/07(木) 18:53:06.54 ID:3zWKMjACo

相変わらず引き込まれるな、乙

48 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/07(木) 19:37:47.53 ID:SbD0PyBYO

続きがきになるおつ

49 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/07(木) 20:12:32.97 ID:WwUjtKkDO

乙です。お姫ちんの母性になんか感動してしまった…

50 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/07(木) 20:15:48.47 ID:cTtGE70t0

乙
さすが俺の嫁だな

51 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/07(木) 22:16:05.54 ID:9PochNFAO

いきなり乗り込むのか！次も楽しみにしてる

52 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/07(木) 23:01:53.41 ID:6D3sScvv0

乙ですよ、乙！

53 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/08(金) 00:55:33.50 ID:SY9r9q4do

乙かなーって

54 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/08(金) 00:58:53.06 ID:LQji1wSeo

乙なの！

55 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/08(金) 01:16:02.30 ID:3CPizSHKo

乙

56 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [ ]：2013/03/08(金) 02:35:32.90 ID:85p8DLPgo

楽しみやで〜

57 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/08(金) 08:05:46.02 ID:krJ+5oWj0

乙！

前スレで言おうと思ってたけどタイミング逃したので言えなかった事を言わせてもらいます。

神スレの予感

58 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/08(金) 08:11:50.07 ID:krJ+5oWj0

乙！

59 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/08(金) 13:03:43.50 ID:ecbqff5No

乙！
そういえばトレーニングとかでシャボンとかボイトレに役立ちそうなのあるけどそういうの全部自分で考えたの？
ちょっとボイトレかじってる身としてはシャボン玉トレーニングリアルに役立ちそうな気がするけども

60 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/08(金) 16:03:06.69 ID:QKTuN42q0

乙！

楽しみしてる

61 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/08(金) 21:41:20.91 ID:rwM1BZmQ0

竜宮を作るって事はフェアリーも作るのかな... 期待

62 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/08(金) 22:26:48.39 ID:YVDqm3Wzo

おつー

63 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 11:59:06.90 ID:kNt/NZH20

>>59
自分で色々と調査した結果に基づいて
効果のあるようになるよう
模索した結論となっております
なので、自分では実際にやっても
効果があるのではないかと考えております

もう少ししたら更新しますが
嫌悪感注意です

64 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:20:22.07 ID:kNt/NZH20

更新します

65 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:20:54.53 ID:kNt/NZH20

･･･ここが961プロか

さすがは大手企業


噂には聞いていたが、実際に来たのは初めてだ


もし、貴音がいてくれなかったら

俺は即座に勝負を挑んでいただろう

でも、今は違う

今俺がすべき事は、できるだけ時間を稼ぐこと


そして765プロ全員の子に、相応の実力をつけてもらい


アイドルらしく勝利に導くこと


ただ、上手くいく保証もない･･･

相手のペースに乗せられないよう

いかに駆け引きを行っていくか

すべては俺次第なんだ

冷静さを欠いちゃいけない･･･



･･･やってやるさ、必ず

66 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:21:28.85 ID:kNt/NZH20

---961プロダクション高層ビル---１階フロア---





---ウィーン



P「すみません、765プロダクションプロデューサー兼」

P「社長代理の者なんですが」

P「黒井社長にお会いしたいのですけれど」

受付嬢「はい、ご予約はされておりますか？」

P「いえ、しておりません」

受付嬢「そうしますと･･･本日お会いするのは難しいかと･･･」

受付嬢「社長はお忙しい身ですので」

P「不躾（ぶしつけ）なお願いと承知の上ですが、黒井社長に電話を繋いでみてもらえる事は出来ませんか？」

P「もし可能でしたら、765プロダクションの社長代理が来たと」

P「一言添えてみてください」

P「それでも無理なようでしたら、また改めて出直させてもらいますので」

受付嬢「ですが･･･」

P「お願いします」

受付嬢「･･･分かりました」

P「･･･」ﾍﾟｺ

67 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:22:00.10 ID:kNt/NZH20

--ﾌﾟﾙﾙﾙ
-ｯ

黒井『私だ』

受付嬢「お忙しいところ申し訳ございません」

黒井『用件はなんだ』

黒井『なるべく手短に話せ』

受付嬢「はっ、はい」

受付嬢「あの･･･只今一階のフロアに」

受付嬢「765プロダクションの社長代理とおっしゃられている方がお見えになっておりまして･･･」

黒井『･･･765プロの』

黒井『ほう･･･』

68 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:22:29.35 ID:kNt/NZH20

受付嬢「今から社長にお会いしたいそうなんですが･･･」

黒井『･･･』

受付嬢「お、お断りさせて頂きますね」

P「･･･」

黒井『構わん、通せ』

受付嬢「えっ･･･」

黒井『構わんと言っておるのだ！』

黒井『さっさと通せ！』

受付嬢「はい･･･！すぐにそちらまで！」

受付嬢「ししし、失礼します！」

--ｯ

受付嬢「ハァー･･･」

P「あの･･･」


受付嬢「ご案内致しますので、こちらへどうぞ･･･」

P「はい･･･ありがとうございます」


まずは第一関門突破だ



貴音「･･･」

貴音「･･･やはり」

69 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:22:58.57 ID:kNt/NZH20

---961プロダクション最上階---社長室---


--ｺﾝｺﾝ


黒井「入れ」


--ｶﾞﾁｬ


受付嬢「失礼します」

受付嬢「765プロダクション社長代理様をお連れ致しました」

黒井「ご苦労」


P「･･･失礼します」

ﾋﾟ

受付嬢「それでは、失礼致します」

--ｶﾞﾁｬﾝ

70 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:23:31.54 ID:kNt/NZH20

黒井「これはこれは」


黒井「誰が来たかと思えば･･･弱小765プロのプロデューサーじゃないか」

黒井「そんな弱小765プロのプロデューサー如きが」

黒井「一体この私に、どんな用件があるというのだ？」ｸｸｯ





こいつが親玉か･･･

白々しい･･･



P「お初にお目にかかります」

P「765プロダクションプロデューサー兼社長代理を務めさせて頂いております」

P「Pと申します」

黒井「ハハッ、貴様のような奴が社長代理とは･･･」

黒井「弱小765プロも地に落ちたものだな」


好き勝手言いやがって･･･

71 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:24:03.34 ID:kNt/NZH20

--ｺﾝｺﾝ

黒井「ウィ」

--ｶﾞﾁｬ

元P「失礼します」

--ｶﾞﾁｬﾝ


P「･･･！」

黒井「ククッ･･･」

黒井「私が呼んでおいたのだ」

黒井「貴様が用のあるのは、私じゃなくて」

黒井「我が社の有能なプロデューサーなのだろう？」

P「っ･･･！」

72 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:24:31.30 ID:kNt/NZH20

元P「おやおや･･･」

元P「僕に会いたいとおっしゃられているお方がいると」

元P「そうお聞きしてやってきたのですが･･･」

元P「まさか現765プロのプロデューサーだったとは」

元P「これは驚きですね」ﾆﾔｧ


フー･･･！

冷静に･･･冷静に･･･


元P「何やら今日は大変だったみたいですねぇ」

元P「『急に』機材が故障し、ライブが中止になったり」

元P「『急に』これから収録はしないなどという断りを入れられたりなどと」

P「･･････」

元P「そういった事があったと、風の噂にお聞きしたのですが」

73 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:25:04.24 ID:kNt/NZH20

元P「まぁ、何が起こるのか分からない」

元P「この世界はそういう風にできておりますからね」

元P「そう気を落とさず」

元P「また『次に』頑張ればよろしいじゃないですか」


元P･黒井「ハハハッ」


P「･･･」ｶﾁｰﾝ

74 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:25:32.09 ID:kNt/NZH20

P「･･･黒井社長」

黒井「ウィ」

P「いくつかお聞きしたいことがあります」

黒井「聞きたいことか･･･」

黒井「今夜は機嫌がいい」

黒井「私に答えられる質問だったら、特別に答えてやろう」

75 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:26:02.52 ID:kNt/NZH20

P「では、まず」

P「765プロダクションに所属しているアイドルの子達に」

P「何か個人的な恨みでもあるんですか？」

黒井「ハハッ、何を聞いてくるのかと思えば･･･」

黒井「そんなのは知れたこと」

黒井「765プロダクションそのものが私にとっては憎むべき敵なのだ」

黒井「したがって、あえてその質問に答えるとすれば」

黒井「アイドル自体に恨みはない」

P「･･･」ﾋﾟｷｯ

76 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:26:34.00 ID:kNt/NZH20

P「では次です」

P「どうしてそこまでして」

P「765プロに執着しているのですか？」

黒井「執着などしていない」

黒井「ただ気にくわんだけだ」

P「･･･」


P「それでは最後の質問です」

P「どうして、まだ売れてもいないアイドルのスキャンダル写真を･･･！」ｸﾙｯ

元P「おっと･･･」

P「そこにいるプロデューサーに撮らせたんですか･･･？」

77 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:27:15.23 ID:kNt/NZH20

黒井「写真だと･･･？」

黒井「貴様は何を言って---」


--ﾋﾟ



「まだ無名のアイドルのそんな写真を撮ってくるだけで、あの超一流企業の961プロダクションに入れるというのですから…」

「こんなに美味しい話はないでしょう？」

「違いますか？765のプロデューサーさん」


「いやぁー、どうしてまだ売れてもいないアイドルのゴシップ写真を欲しがるのかと疑問でしたが･･･」

「こういう時の為だったんですねぇ･･･さすがは黒井社長だ」


「ですが、勘違いはしないでくださいよ？」

「僕は忠告に来てあげただけですので」


「あまり出すぎたことをしていると、いつ社長があの写真を記事に載せるか」

「僕にも分かりませんから」


「･･･そんなにベラベラと喋っていて大丈夫なんですか･･･？」

「･･････誰かに聞かれているかもしれませんよ」



「問題ありませんよ、961プロですからね･･･誰も手を出してはきません」

---
-


--ﾋﾟ


元P「それは！！」

黒井「･･･！」

78 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:27:52.01 ID:kNt/NZH20

P「いやぁー、本当に961プロダクションのプロデューサーは･･･」

P「『有能』だなぁ」

元P「お前･･･！」

P「おおっと･･･」

P「随分と乱暴な言葉遣いですね？」


P「それがあなたの本性ですか･･･」

元P「調子に乗りやがって！」

黒井「やめろ！」

元P「ひっ･･･！」

79 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:28:23.95 ID:kNt/NZH20

P「･･･さすが黒井社長ともあろうお方だ」

黒井「･･･どうせ今も録音しているのだろう？」

P「お察しの通りです」ｽｯ

P「最近のICレコーダーは優秀でしてね」

P「半径〜ｍ位なら、綺麗に音を拾ってくれるんですよ」

黒井「フンッ、胸ポケットに入っているペン型か」

P「そこまでバレてしまったら、もうこの手は使えなさそうですね」

ﾋﾟ


元P「･･･」

P「言っておきますけど」ｸﾙｯ

元P「･･･！」

P「このペンを奪い取ったところで、データにも保存してありますから」

元P「くそっ！」

80 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:28:55.41 ID:kNt/NZH20

P「･･･」ｸﾙｯ

P「それでは黒井社長」

P「質問の答えをお聞きできますよね？」


黒井「プロデューサー風情が･･･」

黒井「それで勝てたつもりか？」


黒井「そんな物、この使えない屑プロデューサーをクビにして」

黒井「始めから我が社には存在してなかったことにしてしまえば」

黒井「なんてことはない！」

元P「社長･･･！？」


やっぱりそうきたか･･･

81 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:29:23.43 ID:kNt/NZH20

黒井「それに、その方が我が社にとってもリスクがなくなるからな」

P「リスク･･･？」

黒井「せっかくだ、話の土産にでも見ておくといい」

--ｶﾁｯ

--ｶﾞｰｰ


映写機･･･



P「･･･！？」


黒井「ハハッ･･･無様な姿だ」

--ｶﾁｯ


これは･･･

82 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:29:56.75 ID:kNt/NZH20

黒井「たかがプロデューサー如きに」

--ｶﾁｯ


あ･･･


黒井「恋心なんぞ抱きおって」

--ｶﾁｯ


ああ･･･


黒井「それも揃いも揃って･･･」

--ｶﾁｯ


そうか･･･


黒井「この一人の男にだけ」

--ｶﾁｯ



黒井「この順番通りに見ていくとどうだ」

--ｶﾁｯ


そういう事だったのか･･･


黒井「実際に手は出していなくとも」

---ｶﾁｯ

83 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:30:30.18 ID:kNt/NZH20

あずささんの飲酒の話を聞いた時から･･･

何かがおかしいと思っていたんだ･･･


その当時でもあずささんの年齢は二十歳


つまり、飲酒の写真をあずささんが撮られたところで

あずささんにとっては、まったくと言っていいほど

スキャンダルになっていない


俺も話しか聞いていなかったし

本人たちも写真は見ていないと言っていたから

どんな風に撮られているかまでは知らないといっていた


この写真を見たら

何故他の子達にもそういう写真を撮っていたのか･･･


･･･すべて合点がいった


あずささんは、酔ってお酌しているだけでよかったんだ･･･


こうして揃えてから見てみると･･･

84 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:31:05.92 ID:kNt/NZH20

---ｶﾁｯ

黒井「まるで･･･」


黒井「超大手企業の我が961プロダクションに」

黒井「ククッ･･･」




黒井「寄ってたかって･･･」



黒井「枕営業をしているように見えないか？」


P「･･････」



---返す言葉もないほどに



---その通りだった･･･

85 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:31:37.64 ID:kNt/NZH20

黒井「この男を我が社のプロデューサーとして残しておき」

黒井「この写真を世間に公表すればどうなるか･･･」


黒井「さすがの貴様でも想像はつくだろう？」

P「･･･っ」




そんな事をされれば･･･

765プロのアイドル達は

そうまでしてでも人気アイドルになりたいのか･･･と

世間からは、ずっと見下され続け

アイドルとして成功するのは不可能となるだろう

86 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:32:12.22 ID:kNt/NZH20

黒井「だが、そんな事をすれば」

黒井「勿論の事、こちら側への被害も大きい」


黒井「しかし！そんな事は想定の上だ！」

黒井「先に述べたように、最初からいないものとすれば･･･」

元P「そんな･･･」

黒井「我が961プロにとっては」

黒井「ノーリスク･ハイリターンだ！」


屑の親玉は特上級の屑か･･･



だが、そんな事よりも･･･

87 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:32:42.05 ID:kNt/NZH20

---ｽﾀｽﾀｽﾀ

--ガッ

元P「ひあっ･･･！」

P「アンタ･･･！」

P「本当にアイドルの子達には」

P「手を出していないんだろうな！！」

元P「」ﾋﾞｸｯ！

元P「いいから手をはなせ！」

P「答えろ」ｸﾞｸﾞｯ


元P「分かった･･･！こ、答える･･･から手を」

--パッ

-ﾄﾞｼﾝ

元P「ハー･･･ハー･･･」

P「答えろ」

元P「」ﾋﾞｸｯ

88 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:33:16.42 ID:kNt/NZH20

元P「手なんか出してねーよ！」

P「なら、あの写真はどうやって撮ったんだ」

元P「ホテルに連れてったら勝手に脱ぎだしたんだよ！」

元P「下着なんだからいいだろうが！」

P「･･･」ﾋﾟｷ

P「･･･伊織の写真はどうした」

元P「ハハッ、アイツには一番苦労させられたぜ」

元P「他の奴らは皆落ちたってのに」

元P「アイツだけは、俺の事を信じてくれなくてな」

元P「だから、眠ってもらったところで」

元P「ちょっと強行手段をとらせてもらった」

P「･･･」ｸﾞｸﾞｯ

89 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:33:51.59 ID:kNt/NZH20

元P「起きた時のアイツの顔･･･」

元P「今思い出しても笑える･･･」ﾊﾊｯ

P「お前･･･」

元P「だけど、勿論手は出しちゃいないぜ？」

元P「僕は年下には興味ねーからな」


P「」ﾌﾟﾁﾝ


元P「それに、僕はあくまでも写真を撮っただけ」

元P「そんなのパパラッチだろうが、どこにでもいるもんだろ」

元P「実際、手も出していないんだから」

元P「法を犯す事は何一つしちゃいない」



P「だからってそんなこと･･･」

P「許されると思って･･･！」

90 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:34:23.94 ID:kNt/NZH20

---バンッ！


P･元P･黒井「･･･！」


貴音「おやめください、あなた様」

貴音「そのような輩の為に･･･」ｷｯ

元P「」ﾋﾞｸｯ

貴音「わざわざあなた様のお手を汚すような事もありません」


P「貴音･･･」


黒井「弱小765プロのアイドルか･･･」


貴音「わたくし達にはわたくし達らしい」

貴音「戦い方というものがあるはずです」

P「･･････｣


俺の後をつけてきてたのか･･･

また貴音に助けられる事になるとはな･･･

91 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:34:57.19 ID:kNt/NZH20

貴音「その前に･･･」

貴音「その不埒な映像を、今すぐに止めなさい！」


黒井「これは悪い事をした」

---ｶﾁｯ

--ｶﾞｰｰ


貴音「あなた様･･･」ｽｯ

貴音「わたくしとの約束を破られましたね？」

P「すまない･･･」

貴音「ここから先･･･」

貴音「わたくし達は一心同体です」

P「あぁ･･･」ｽｸｯ

貴音「共に皆を救い出しましょう」

P「･･･あぁ」


本当に駄目な奴だな俺は･･･

一人じゃなんにも出来やしない

また本来の目的を見失っていた

92 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:35:42.59 ID:kNt/NZH20

P「･･･黒井社長」

黒井「なんだ？」


P「これ以上話をしていても仕方ありません」

黒井「そうみたいだな」

P「それなら･･･」

P「アイドルはアイドルらしく」

P「ステージの上で勝負しませんか？」

黒井「ほう･･･」



P「三ヵ月後に行われる」


P「歌姫･歌王子フェスで･･･！」

貴音「･･･」ｺｸﾝ

93 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:36:36.93 ID:kNt/NZH20

黒井「ククッ･･･」

黒井「貴様ら如きが勝てると」

黒井「本気でそう思っているのか？」

P「えぇ」

黒井「･･･」

黒井「フンッ、馬鹿らしい」

黒井「実にくだらん」

P「怖いんですか･･･？」

黒井「なにっ･･･！」

94 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:37:14.05 ID:kNt/NZH20

P「俺達がそちらのトップアイドル」

P「天ヶ瀬冬馬に勝つ事ができれば」

P「アイドルの子達の写真、データ、ネガ･･･」

P「すべての情報を俺の目の前で、消去･焼却処分してもらいます」

黒井「こちらが勝利したのならどうするつもりだ」


P「写真を記者に提供するなり、なんなりしてもらって構いません」

元P「！」

貴音「･･･」


黒井「面白い･･･」

P「ですが、その三ヶ月の期間」

P「765プロには手を出さないようお願いします」

黒井「･･･いいだろう」


よし･･･



黒井「だが･･･それだけとなると、まだ手ぬるいな」

P「･･･と言いますと？」

95 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:37:47.65 ID:kNt/NZH20

黒井「まぁ、万に一つも貴様らが勝つ事は考えられんが･･･」

黒井「もし、貴様らが勝った場合」

黒井「貴様には我が961プロダクションに人事異動してもらう」

P「なっ･･･！」

元P「･･･！」

貴音「何を･･･！」

96 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:38:36.25 ID:kNt/NZH20

黒井「弱小765プロのアイドル共が我がアイドルに勝てたとしたのなら」

黒井「それは間違いなく貴様の成果だ」

黒井「そこまでの手足れともあれば」

黒井「我が961プロとしても手元に置いておきたい存在とも言える」

黒井「どうだ？悪い話ではなかろう」

黒井「そうでなければ、私はこの話には乗らん」

P「･･････」


P「本当にすべて処分していただけるんですね･･･？」

黒井「ウィ、勿論だ」

貴音「あなた様･･･いけません！」

黒井「私は約束だけは守る男なのだ」

P「俺が入れば･･･」

P「この先765プロには一生手を出さないと」

P「誓ってくれますか･･･」

貴音「駄目です！」

黒井「くどいな」

黒井「我が社の社員の願いを聞かんわけがなかろう」

P「･･････」

97 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:39:22.50 ID:kNt/NZH20

P「分かりました」

貴音「あなた様！？」

黒井「ククッ･･･そうこなくてはな」


P「それでは三ヵ月後に･･･」

黒井「あぁ」

元P「･･･」


P「行くぞ･･･貴音」

貴音「･･････」


P「失礼･･･しました」ﾍﾟｺ

黒井「ウィ」


---ガチャン

98 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:40:01.10 ID:kNt/NZH20

黒井「･･･」

黒井「何をボサッとしている」

元P「はっ･･･」

黒井「次のフェスで負ければ」

黒井「貴様はクビだ」

元P「クビ･･･」

黒井「あんなボロを出しおって」

黒井「私は頭の悪い奴が大嫌いなのだ」


黒井「さっさと行かんか！」

元P「はっ、はい！」

元P「失礼しました！」

---ガチャン

99 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:40:34.06 ID:kNt/NZH20

黒井「765プロのPか･･･」

黒井「高木よ･･･」

黒井「･･･また面白そうな奴を雇ったもんだな」

------
---
-

元P（大丈夫･･･）

元P（冬馬が負ける筈ない･･･）

元P（俺はクビになんてならない･･･）

元P（あんな奴なんかに･･･）

元P（この僕が負けるなんて･･･あり得ない！）

-----
--
-

100 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/09(土) 12:41:08.93 ID:kNt/NZH20

とりあえずここまでかなーって

101 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/09(土) 12:43:18.56 ID:r9GiKJMFo

乙

102 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/09(土) 12:46:36.28 ID:mttMvsGjo

乙乙

103 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/09(土) 12:48:48.38 ID:EKKmLZuY0

展開が熱すぎるぞ

104 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/09(土) 12:49:30.39 ID:Xg/SpRa7o

胸が爆発した

105 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/09(土) 13:06:21.71 ID:hTv8zAIOo

黒井社長はこういう勝負に乗ってくれるから好き

106 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/09(土) 13:23:08.12 ID:DBt76NuR0

乙乙

元P...小物だなあ...

107 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/09(土) 13:56:03.05 ID:BU9Pl+gjo

乙かなーって！
こういう熱い展開大好き

108 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/09(土) 14:16:36.85 ID:ni7pe+oio

熱いね…いいじゃないか！P頑張れアイドル達頑張れ。
黒井社長みたいな役どころ好きだわ。乙！

109 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/09(土) 14:23:46.89 ID:8w+zbwoko

乙
勝っても765のアイドルたちは喜びそうにないな…どうするんだ…

110 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/09(土) 14:34:29.61 ID:9fAT6dlDO

黒井社長、凄くいいね。どっちに転んでもちゃんと得を取る手堅さ。
悪役ポジだけどこういう経営者は内には厳しくとも優しい度量ありそう。
765サイドはどう対抗するのかな…>>1 楽しみに待ってます。

111 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/09(土) 14:36:36.27 ID:bq8ol7XUo

おつー

112 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/09(土) 15:24:44.35 ID:RKRDzBWDO

元Ｐはただの雑魚だな…

乙

113 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/09(土) 15:37:13.95 ID:Az4NifIfo

乙

114 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/09(土) 16:10:09.11 ID:5Lrxjg80o

フェスで勝てるぐらいの実力、知名度があればなんとかならんかな。

115 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/09(土) 18:40:03.85 ID:WLFUsop3o

勝ってもPは引き抜きとはしたたかだな
伊達に大手プロの代表じゃないわな

116 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/09(土) 19:03:44.50 ID:pRKQeNND0

Pも勝ったら元Pをアイドルの前で土下座で謝罪させろって言ってほしかった

117 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/09(土) 19:17:23.88 ID:boc6WsZx0

どんな理由があろうと、元Ｐをもうアイドル達の前に出すわけにはいかないだろう

118 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/09(土) 19:26:23.86 ID:EEuBiuwRo

乙かなーって

119 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/09(土) 20:48:29.56 ID:M+XEsQQ40

熱い展開だ
おつおつ

120 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/03/12(火) 02:39:39.81 ID:cJeBor4T0

ｗｗｋｔｋ

121 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/12(火) 03:45:20.57 ID:3nt5ey6DO

>>120
作者じゃないのにageるなよ･･･

122 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/12(火) 06:37:56.88 ID:kI6RiHt30

>>120ｴ…

123 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/12(火) 08:14:12.98 ID:9i+KjdCm0

まあ落ち着けお前ら

124 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 22:04:55.36 ID:7zKsEeAU0

もう少ししたら更新します

125 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/12(火) 22:05:19.61 ID:sAGi1Tny0

きたか

126 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 22:48:20.84 ID:bp97xOXb0

更新します

127 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 22:49:04.86 ID:bp97xOXb0

---夜景の綺麗な公園---



P「ほら、お茶」

貴音「･･･いりません」

P「そっか･･･」

貴音「･･･」


貴音「･･･あなた様は事の重大さを分かっておられるのですか？」

P「もちろん･･･」ﾌﾟｼｭｯ

P「これで邪魔をするものは何もなくなった」ｺﾞｸ

P「ここからが本当の765プロの始まりなんだ」

貴音「違います･･･」

128 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 22:49:51.73 ID:bp97xOXb0

P「一部まだ接触をしていない子達をのぞけば」

P「皆には既に相応の実力はついている」

P「それに、後三ヶ月ある」

P「その間にどんどんオーディション、フェス、その他諸々」

P「合間に縫って、通常レッスンに加えての特訓」

P「律子さんも、俺がいなくても仕事を回せるようになってきているし」


P「･･･極めつけは」

P「フェスで優勝すれば、この先765プロは安泰」

P「良いこと尽くめじゃないか･･･」


貴音「わたくしが言っているのは、そういう事ではありません･･･！」

P「･･･」

129 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 22:50:28.91 ID:bp97xOXb0

貴音「たとえ、そのような方法でわたくし達が勝利しても」

貴音「皆が心の底から喜べると」

貴音「本当に喜べると･･･」

貴音「そうお思いですか･･･？」


P「･･････」

P「･･･あぁ」

P「逆に喜べない理由が思い当たらないな」


貴音（･･････）


貴音「そうですか･･･」

貴音「それならば、わたくしはもう何も咎めません」

貴音「プロデューサーのお好きなようになさってください」

P「･･･」

P「あぁ･･･」

P「貴音に言われなくてもそうさせてもらうさ」

P「だけど---」

貴音「心配は無用です」

130 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 22:51:09.20 ID:bp97xOXb0

貴音「この事を他言するつもりはありませんので」

貴音「プロデューサーがそこまで非情であったと知れば」

貴音「皆が悲しむでしょうから」


プロデューサー･･･か


P「そうか･･･」

P「それならいいんだ」


貴音「それにこれから先のわたくしの行動は、律子嬢のみに付いて頂ければ十分ですので」

貴音「プロデューサーは、わたくし以外の者に同行してください」

P「･･･それは助かるな」

P「レッスンの予定も書いておくし」

P「律子さんには俺から伝えておくよ」

貴音「承知しました」

貴音「それでは･･････失礼いたします」ｽﾀｽﾀ

P「･･･おう」

131 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 22:52:11.25 ID:bp97xOXb0

P「貴音･･･！」


貴音「･･･」ﾋﾟﾀｯ


P「･･･っ」

P「･･･」

P「いや･･･何でもない」


貴音「･･･」

貴音「」ｽﾀｽﾀ


P（貴音･･･）

貴音（あなた様･･･）


P（ごめんな･･･）

貴音（申し訳ございません･･･）



------
---
-

132 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 22:52:43.97 ID:bp97xOXb0

貴音は人の気持ちを思いやる事ができる優しい子だ･･･

いつもいつも陰では俺の事を支えてくれていた

少し俺と似ている所があって

人の事を素直に信用せず、裏の裏まで考えてしまう節（ふし）がある

それは俺が不甲斐ないせいで

いつもどこか不安な気持ちにさせてしまっていたからだろう


涙は悲しいときにだけ出るものじゃない

133 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 22:53:23.02 ID:bp97xOXb0

楽しいときには、素直に楽しんで

可笑しいときには、沢山笑って

緊張したときには、その時の気持ちを忘れないようにして


悔しいときには、今度こそはと奮い立って



---声も出ないほど嬉しい事があったときには、思い切り騒げばいい


貴音にはそうあってほしい

134 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 22:54:01.03 ID:bp97xOXb0

そんな子に、これ以上の事まで心配をかけたくない


律子さんが知識をつけ、765プロの不安要素がなくなりそうな今


無事に事を成し遂げる事ができたのなら

新しい女性プロデューサーでも雇いさえすれば




･･･もう俺はいなくても大丈夫だろう

その方が皆にとっては安心できるはずなんだから


これ以上深い関係になっては駄目なんだ･･･


ある程度まででいい


もう俺の事を信じてくれなくていい

信じてくれないほうがいい


利用してくれればそれで･･･

その方がお互いの為になると思うから---

135 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 22:54:49.88 ID:bp97xOXb0

〜（翌日）〜

---星井美希の特訓に付き合えなくなり始めて二日目---



---765プロ事務所---


---ガチャン

P「やぁ、みんなおはよう」


伊織･響･やよい･春香･千早･あずさ･小鳥･律子･亜美「･･･！」

真･雪歩「･･･」

貴音「･･･」


やっぱり双海さんは来てないか･･･

それに星井さんも･･･

136 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 22:55:29.15 ID:bp97xOXb0

伊織「おはようじゃないわよ！」

伊織「なんで電話にもでないわけ！？」

響「そうだぞ！」

響「自分も、いーっぱい電話したんだからな！」


確かにあれからも、鬼のような着信履歴が入っていた

昨日は話をしたい気分じゃなかったから

電源を切らせておいてもらったけど


春香「そうですよ･･･私達がどのくらい心配したと･･･」

P「あっ、いや･･･」

千早「一言くらいは私達にも声を聞かせてくれても良かったと思いますけど」

律子「･･･まったくですよ」

小鳥（良かった･･･）

P「その･･･」

137 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 22:56:21.52 ID:bp97xOXb0

やよい「うぅー･･･」

やよい「私も･･･プロデューサーがもし起きてくれなかったらって･･･」

やよい「そう考えると心配で･･･本当に心配で･･･」


P「やよい･･･」

P（･･････）


亜美「んっふっふー、新人兄ちゃんも罪な男ですな→」

P「おいおい･･･」

あずさ「それにしても、無事でよかったです〜」

P「はい---」

あずさ「でも！」

P「」ﾋﾞｸｯ

あずさ「これからは、こういうような事はなしですよ〜」

あずさ「プロデューサーさん？」ﾆｺ

P「ぜ･･･善処します」

138 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 22:56:55.31 ID:bp97xOXb0

皆にこんなに心配をかけていたなんて･･･

俺は、とことんプロデューサーとして失格だな･･･


でも俺は･･･


貴音「･･･」

P「あ、あのさ貴･･･」

貴音「」ｽﾀｽﾀ

P「･･･」


貴音には、すっかり愛想を尽かされちゃったみたいだ

そりゃそうか

自分でその道を選んだんだから･･･

このくらいで苦しんでいたら後が持たない



響（貴音･･･？）


伊織「そんな事より、何か私達に言う事があるんじゃないの？」

P「そうだな･･･」

伊織「まったく･･･」

139 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 22:57:28.94 ID:bp97xOXb0

P「みんなに言っておかなくちゃいけない事がある」

伊織「そんなこと分かってるわよ」

伊織「一思いに言っちゃいなさいよね」

P「･･･」

P「今日から約三ヵ月後に行われるフェスで」

伊織「」ｳﾝｳﾝ

P「961プロダクション所属、天ヶ瀬冬馬と直接対決をする事になった」

伊織「えっ･･･」

響･やよい･春香･千早･あずさ･小鳥･律子･亜美･真･雪歩「･･･！？」

貴音「･･･」

140 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 22:58:03.65 ID:bp97xOXb0

P「皆には黙っておこうか、直前まで悩んでいたけど」

伊織「ちょっと待って･･･」

P「いきなり言ってメンタルを崩されても困ると判断した結果だ」

伊織「そんないきなり･･･！」

律子「そ、そうですよ！」

律子「一体何を考えて---」

P「だけど！」

P「チャンスはこの機会のたった一度だけなんだ」

P「これに勝利すれば･･･」

P「961プロは、今後一切765プロに手を出してくる事はない」

P「そう話をつけてきた」

貴音（･･･）

伊織･響･やよい･春香･千早･あずさ･小鳥･律子･亜美･真･雪歩「･･･！」

真「･･･」

141 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 22:58:39.00 ID:bp97xOXb0

真「その話･･･本当なんですか？」

P「あぁ･･･」

P「勿論、その間にも手を出してくる事はない」


P「信じてくれとは言わないが･･･」

P「全て事実だ」

P「俺がこんな嘘をついても仕方ないだろ」

真「･･･」

雪歩（･･･）

伊織「･･･だからって今の私達が勝てるわけないじゃない」

P「言ったろ」

P「まだ猶予はある」

伊織「三ヶ月しかないじゃない！」

P「違うな」

P「まだ三ヶ月『も』ある」

伊織「･･･！」

142 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 22:59:23.33 ID:bp97xOXb0

P「それに･･･負ければそれ相応のリスクも伴う」

伊織･響･やよい･春香･千早･あずさ･小鳥･律子･亜美･真･雪歩「･･･」ﾋﾞｸｯ


伊織「どう転んでも･･･」

伊織「私達にはもうやるしかないって事ね･･･」

P「そういうことになるな」


伊織「アンタ･･･！」

伊織「みんなの気持ち考えてないの！？」

P「･･･」

やよい･春香･千早･あずさ･小鳥･律子･亜美･雪歩「･･･」

真･貴音･響（･･･）

143 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 23:00:13.88 ID:bp97xOXb0

伊織「私達に相談もなしに、ちょっと勝手がすぎるんじゃないかしら？」

P「そうだな」

伊織「･･･っ！」

伊織「そうだなって---」


すまない･･･伊織、みんな


P「だけど正直言うと俺は、対決はオマケだと考えている」

伊織「･･･」

P「これを機にみんなの---」

伊織「もういいわよ！」ﾊﾞﾝ！

伊織「アンタの事、見損なったわ･･･！」

P「･･･」

144 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 23:00:51.61 ID:bp97xOXb0

伊織「もうやるしかないんでしょ！？」

伊織「なら、とっととレッスンに戻るわ！」

伊織「行くわよ！律子！」

律子「え、えぇ･･･」

律子「ほら、亜美とあずささんも」

亜美「うん･･･」

あずさ「はい･･･」


律子「･･･貴音も収録の仕事が入ってますけど」ﾁﾗｯ

P「あそこは前にも一緒に行ったろ」

P「･･･ついて行ってあげてくれ」

貴音「」ｽﾀｽﾀ

律子「･･･分かりました」


律子「私が言うのもなんですけど･･･」

律子「･･･らしくないですね」

P「･･･」

---ガチャン

145 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 23:01:34.76 ID:bp97xOXb0

響･やよい･春香･千早･小鳥「･･･」

真･雪歩「･･･」

P「やよいは今日の仕事は入ってないから、春香、千早と一緒に」

P「ボイストレーニングに行ってくれ」

やよい「でも･･･」

P「俺の事は気にしなくていいから」

やよい「はい･･･」


本当はライブ明けの筈だったから

音無さんに、次の日は仕事を入れないでくれって頼んでおいたんだ

ごめんな･･･俺のせいで

146 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 23:02:17.59 ID:bp97xOXb0

P「千早もあれから歌ってないから早く歌いたいだろ？」

千早「それはそうですけど･･･」


だいぶ、前とは違っているはずだ

･･･思いっきり特訓の成果を実感して来いよ、千早


P「春香もだ」

P「今度は歌声を徹底してこい」

春香「プロデューサーさん･･･」

春香「なんだか今日はおかしいですよ･･･？」

P「･･･別におかしくなんかない」

春香「あっ、そうだ！きっと甘いものが足りてないんですよ！」

春香「私クッキー作ってきたんで良かったら---」

P「いいから早く言って来い！」

春香「」ﾋﾞｸｯ

春香「す、すみません･･･」

147 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 23:03:06.26 ID:bp97xOXb0

千早「･･･今日のプロデューサーは本当にどうかしています」

P「･･･」

千早「行きましょう、春香、高槻さん」

やよい「はい･･･」

春香「うん･･･」

春香（この嫌な感じ･･･あの時と･･･）



響･小鳥（･･･）


---ｶﾞﾁｬﾝ･･･


春香もステップに関してはかなり改善されている

いや、かなりの足さばきになっている筈だ

それにバランス感覚

後は千早と一緒にボイストレーニングをして

自分と比較しながら、残る弱点を克服していってくれ

ごめんな･･･あんな言い方しか出来なくて

クッキー･･･いつもありがとな

とても美味しかった

･･･感謝してる

148 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 23:03:49.43 ID:bp97xOXb0

響「プロデューサー･･･」

P「響には、前々から今日はオーディションだって伝えておいただろ」

響「うん･･･」

P「すぐに行くから下で待っててくれ」

響「ねぇ、プロデューサー･･･？」

P「待っててくれ･･･」

響「･･････分かったぞ」


響（どうしてそんなに悲しそうな顔をしてるんだ･･･）

響（貴音の態度も変だったし･･･）

響（絶対何か隠してるぞ）

響（そうでなきゃ･･･）

響（あの優しくて、いつもみんなを笑わせてくれるプロデューサーが･･･）

響（急にみんなに冷たくするなんて、考えられないよ･･･！）


---ｶﾞﾁｬﾝ

149 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 23:04:47.52 ID:bp97xOXb0

まだ春香達の全体的な様子を見ていないから

断言はできないが

響は今の所、伊織に続いての実力を持っている

ダンスに関しては伊織よりも上

今の響と競えるのは恐らく

星井さんくらいなものだろう

この二人が組んだらどうなるんだろうか

俺だったら、更に貴音も入れる

律子さん率いる伊織達のユニットにも負けないくらい･･･

150 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 23:05:58.36 ID:bp97xOXb0

そのくらいのユニットにまで育ててみたかったな･･･

きっと素晴らしいユニットが出来上がるはずだ

一人のダンス

一人のオーラ

一人のカリスマ性

考えただけでもワクワクする


でも、もう全て叶わない事

後に来るであろう新しいプロデューサーの為に

せめてノートを残しておこう

俺の想いを引き継いでもらえるように･･･

151 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 23:07:00.38 ID:bp97xOXb0

P「さて･･･」


真「･･･それじゃあボク達ももういいですか？」

真「誰かさんのせいで、大変な事になってしまったみたいですから」


ここまで嫌われるような事をしたんだ

もう仲がいいフリってわけにもいかないか


P「待ってくれ！」

P「みんなの許可も得ずに強行的な手段をとってしまった事については謝る！」

--ザッ

P「本当にすまなかった！」

小鳥･雪歩･真「･･･！？」

真「ちょ、ちょっと！止めてくださいよ土下座なんて！」

P「いいや、止めない！

152 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 23:07:45.90 ID:bp97xOXb0

真「大体、そう思っているなら」

真「どうしてさっき皆の前で謝らなかったんですか！」

P「それには訳がある･･･」

真「訳って･･･」

雪歩「なんですか･･･？」

P「それは･･･」

真･雪歩「･･･」


P「菊地さんと萩原さんが」

P「俺の特訓を受けてくれるのなら･･････その理由を話す」

真･雪歩「･･･！」

小鳥（･･･）

153 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/12(火) 23:09:19.91 ID:bp97xOXb0

とりあえずここまでかなーって

154 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/12(火) 23:09:57.30 ID:sAGi1Tny0

乙
みじけぇ・・・

155 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/12(火) 23:10:42.38 ID:I71En8Cb0

乙なの！
毎回毎回凄く気になる所で止めるな（誉め言葉）

156 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/12(火) 23:12:07.24 ID:uC3weaolo

乙
毎度毎度の引きｗｗ

157 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/12(火) 23:12:43.80 ID:EwyYPHQz0

盛り上がってまいりました

158 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/12(火) 23:13:02.76 ID:3X+TGopDO

Ｐ…間違えた道に選んだな…

乙

159 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/12(火) 23:19:20.94 ID:sEX/W+kRo

乙
どうすんだ…どう着地するんだ…？

160 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/12(火) 23:27:57.22 ID:ZDKaBtObo

貴音、がんばってプロデューサーを戻してくれ……おつ！

161 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/13(水) 00:44:24.30 ID:53nCoQnno

乙かなーって
続きが気になって夜しか寝られません！

162 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/13(水) 00:54:48.04 ID:kDQEIqa9o

こういう大変な時にはメインヒロインのわた春香さんにも期待ですよ…！

163 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/13(水) 01:06:17.64 ID:QaVMnnGl0

あらあら、どうなるのかしら〜……乙……

164 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/13(水) 01:07:26.31 ID:tHB5p39Go

乙だよ。

165 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/13(水) 01:13:42.87 ID:7RzwVlQ20

乙です。

最終的に黒ちゃんとの取引に大逆転劇が起こって、765P続投じゃない場合
美希、響、貴音が新Pにくっ付いていって
SP版の如く961でProject Fairyが結成されるのか…な

166 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/13(水) 01:45:05.33 ID:rJfuajk6O

>>165
おま・・・やめとこうぜそういうの・・・・

167 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/13(水) 02:17:20.24 ID:yQ67xn4AO

乙
フェアリーの3人が鍵を握りそう

168 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/13(水) 05:53:31.72 ID:6GX2rr67o

俺は貴音のケツを握りたい

169 ：　 [sage]：2013/03/13(水) 08:58:03.34 ID:OcFUS2jbP

ケツ握ったらうっ血しちゃう

170 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/13(水) 09:29:58.63 ID:ub0X7U090

乙

こんな時こそ我らが真とゆきぽの出番ですよ！

今まで出てなかった二人がPを引き戻してくれるはず！

171 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/13(水) 12:17:12.25 ID:bvWrYf5H0

おつ
メインヒロインさんが何とかしてくれるさ

172 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/14(木) 10:50:18.86 ID:GswY13h00

>>171 メインヒロイン…？
貴音かっ！！！

173 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/15(金) 13:47:02.27 ID:2uxLjr+DO

>>171
メインヒロイン…？
響かっ！！！

174 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 14:10:08.29 ID:d3emMrii0

もう少ししたら更新します

175 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 14:53:33.76 ID:d3emMrii0

更新します

176 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 14:54:19.03 ID:d3emMrii0

P「頼む･･･悪いようにはしない」

P「過去に何があったかまでは知らないが」

P「君達がプロデューサーというものを信じられなくなってしまっている事だけは分かる」

P「だから･･･俺はもう信じてほしいとは言わない」

P「信じてくれなくていい」

P「俺の事をずっと疑いの目で見続けて」

P「利用してくれればそれでいい」

P「だから」

P「俺に君達二人をプロデュースさせてくれないか･･･？」


真（利用･･･）

177 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 14:54:55.69 ID:d3emMrii0

雪歩「真ちゃん･･･」

真「･･･」

真「分かりました･･･」

雪歩「･･･！」

P「本当か！？」


真「確かに自分達のレッスンのやり方には、そろそろ限界を感じていたところです」

真「伊織達の様子を見たところ」

真「確かに腕はあるみたいですから」


どうしてボクは･･･

こんなに偉そうな態度をとっているんだ


P（･･･）

178 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 14:55:34.55 ID:d3emMrii0

真「でも、あなたが言ったとおり」

真「ボクは･･･もうプロデューサーの事は信じられません」

P「･･･」

真「ですから、あくまでも教える側と教えられる側」

真「それだけの関係で、というのならいいでしょう」


ボクは何を言って･･･


P「勿論それで構わない」

真「雪歩も･･･それでいい？」

雪歩「うん･･･」

雪歩「真ちゃんがそうしたいって言うなら私も･･･」

179 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 14:56:08.59 ID:d3emMrii0

P「分かった」

P「ただ、自分から言っておいてなんだけど」

P「これからやってもらう特訓は、ハッキリ言ってかなりキツイと思う」

雪歩「えぇっ･･･」

真「･･･」


P「それでもやってくれるか？」


やるに決まってる･･･

ずっとその言葉を待っていたんだから


真「･･･やります」

雪歩「やりますぅ･･･」


P「よし･･･！」

P「それじゃあ決まりだな」

P「これからよろしく頼むよ」

P「菊地さん、萩原さん」

真･雪歩「はい･･･」

180 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 14:56:42.88 ID:d3emMrii0

P「それじゃあ---」

真「その前に」

真「理由を話してくれるんですよね？」


これでハッキリする･･･


P「･･･まぁね」



響（プロデューサー･･･遅いな）

響（何してるんだろ･･･）

響（･･･）

---ｶﾂｶﾂ

響（･･･）

--ｶﾂｶﾂ

響（･･･）

--ｶﾂｶﾂ


---ｷﾞｭｯ


「皆には言ってなかった、向こうが提示してきた条件ってのが･･･実はもう一つあるんだ」


響「･･･！」ﾋﾟﾀｯ

響（･･･）

181 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 14:57:14.40 ID:d3emMrii0

真「･･･なんなんですか？」

雪歩「もしかして･･･まだ他にも私達の･･･」

P「いや、何･･･」

P「そういう事じゃないから安心してくれ」

P「別にたいした事じゃない」


P「フェスで天ヶ瀬冬馬に勝った後」

P「俺は961プロダクションに人事異動しなくてはならない」

響･小鳥･真･雪歩「･･･！！」

真･雪歩（961プロに･･･）

182 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 14:57:48.31 ID:d3emMrii0

小鳥「えっ･･･！ちょっ･･･プロデューサーさん！？」

P「すみません、黙っていて」

小鳥「本当なんですか、その話！」

P「はい、そうしないとこの話には乗らないと言われてしまいまして」

小鳥「そんな･･･」

真「だからみんなには、わざと冷たく振舞った･･･ってことですか」

P「みんなには悪いと思ってるさ･･･」


響（･･･）

雪歩（･･･）

真（･･･）

真「どうしてそれを、ボク達には話してくれたんですか？」

P「菊地さんと萩原さん達には、この事を話しておかないと」

P「またプロデューサーに裏切られたって･･･」

P「そう思われてしまうからな」

真（また･･･？）

真（･･･）

183 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 14:58:23.37 ID:d3emMrii0

P「この事は、あと星井さん、双海真美さんにも話そうと考えている」

雪歩「他の子には･･･」

P「話すつもりはない」


P「自分で言うのもアレだけど･･･」

P「伊織･響」


響（･･･）


P「やよい･貴音･春香･千早･音無さん」

P「この七人とは良い信頼関係を築けたと思っている」

本当はあずささんもだけど･･･

184 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 14:58:59.49 ID:d3emMrii0

P「そして、三浦さん･律子さん･双海亜美さん」

P「この三人とも、悪くない関係を築けたと思っている」


P「･･･俺の自意識過剰なのかもしれないけどさ」

P「みんなには、俺がいなくなる事で動揺させたくないんだ･･･」

P「･･･音無さんにはバレちゃいましたけどね」

小鳥「プロデューサーさん･･･」

真･雪歩（･･･）


P「だから逆に嫌われてしまえば」

P「俺が辞めたって知ったときでも･･･」

P「誰もが･･･辞めてくれて良かった---って安心するだろ？」


響（そんなこと･･･）


P「でも･･･欲を言わせてもらえれば」

185 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 14:59:38.26 ID:d3emMrii0

P「菊地さんや、萩原さん、星井さんに、双海真美さん」

P「みんなとも友好的な信頼関係を結びたかった」

P「プロデューサーは、皆が皆悪い奴だけではないって事を」

P「分かってもらいたかった」


P「本当はこんな条件なんかつけて」

P「強制的に特訓をお願いするつもりなんてなかったんだ」


P「でも全て遅すぎた･･･」


P「三ヵ月後にフェスで優勝したとき」

P「その場で俺は敵に変わるのだから･･･」


P「どう？納得してもらえたかな」


･･･伊織の言ってた通りだ

やっぱりこのプロデューサーは･･･


真･雪歩「･･･はい」

186 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:00:19.33 ID:d3emMrii0

P「でも安心してくれ」

P「今はまだ765プロのプロデューサー」

P「手を抜くつもりはないし」

P「負けるつもりもない」

P「必ず765プロ全員で優勝させてみせる」


---ガチャ･･･

響「納得なんて･･･できるわけないぞ･･･」

P「響･･･！？」



響「プロデューサーが961プロに･･･？」

響「そんなの･･････」

響「嘘だよね･･･？」


P「聞いてたのか･･･」


そうだった･･･

響を下で待たせていたんだっけ

焦るとろくなことがないな･･･

そもそも事務所でしていい話じゃなかったのに

187 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:01:09.26 ID:d3emMrii0

P「ハァー･･･」

P「下で待ってろって言ったのに」

P「俺が辞めるからって、別に響には関係ないだろ」

響「全部聞いてたんだからな･･･」

響「今さらそんな態度をとっても無駄だぞ！」

P「･･･」

響「それに！」

響「たとえプロデューサーに本当に嫌われたとしても･･･」

響「自分はプロデューサーの事を嫌いになんてなったりしない･･･！」

P「･･･っ」


響「でも･･･」

響「やっぱりこんなのって･･･辛すぎるよ･･･」ｸﾞｽｯ


小鳥「響ちゃん･･･」

真･雪歩「･･･」

P「っ･･･！」

188 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:01:55.87 ID:d3emMrii0

俺は一体何をしているんだ･･･

皆にはもう悲しい想いはさせないって

そう決めていたのに･･･

いきなりボロを出してしまうなんて･･･


響「･･･」ﾎﾟﾛｯ


P「ああああぁー！」ﾀﾞﾀﾞｯ

P「駄目だ！」

P「ごめん！ごめんな響！？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

響「っ･･･っ･･･」

P「土下座する！100回する！好きなお菓子も10個まで買ってあげる！」

P「だからもう泣かないでくれ！」

--ｷﾞｭｯ･･･

響「そんなのいらない･･･！」

189 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:02:40.57 ID:d3emMrii0

響「いらないから･･･」

響「961プロになんか･･･行かないでよ･･･！」

P「･･･」

P「ごめんな･･･」

P「それだけはできない」

響「ぅ･･･」

P「･･･」

P「」ｸﾙｯ

P「菊地さん、萩原さん」

真「なんですか･･･？」

雪歩「･･･」

190 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:03:10.76 ID:d3emMrii0

P「準備が整い次第、連絡を入れるから」

P「それまでは今まで通り自主トレしててくれるかな？」

真「･･･分かりました」

真「行こう、雪歩」

雪歩「う、うん･･･」


---ガチャン


響「っ･･･っ･･･」


さて･･･

どうしたもんかな･･･

------
----
-

191 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:03:41.79 ID:d3emMrii0

---765プロ近辺公園---


真「はぁ･･･」

雪歩「ねぇ、真ちゃん･･･」

真「どうしたの雪歩」


雪歩「あのプロデューサーって」

雪歩「本当に悪い人なのかな･･･？」

真「･･･どうして？」

雪歩「今までもそうだったけど」

雪歩「あの響ちゃんを見てたら･･･」

雪歩「なんだか、もっとそんな風に思えてきて･･･」

192 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:04:09.77 ID:d3emMrii0

真「確かに嘘をついてるようにも思えなかったけど･･･」

真「でも、それだけじゃ･･･」

真「それにアイツだって･･･初めの頃はそうだったじゃないか」

雪歩「でも･･･あのプロデューサーは私達に」

雪歩「自分を利用してくれとまで言ってくれてるんだよ･･･？」

真「･･･」

193 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:04:45.10 ID:d3emMrii0

そんな事は、誰に言われるまでもなく

ボク自身が一番分かってる･･･

薄々気づいてはいたんだ

あのプロデューサーはアイツとは違うって･･･


本当はあの時だって、素直に手を挙げたかった･･･


---･･･大丈夫だから---

そう言ってもらえたとき、涙が止まらないほど嬉しかった


貴音達が色々な所から仕事のオファーを受けているのを見て

素直に羨ましかった


やよいや響達と話しているのを見て

楽しそうだなって思ってた


伊織達のオーディションでの上達ぶりを見て

･･･凄く悔しかった

194 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:06:23.68 ID:d3emMrii0

だけど･･･

先陣切ってプロデューサーを辞めさせようとしていたこのボクが･･･

今さら、進んでよろしくお願いしますなんて

そんな都合のいいこと･･･

言えるわけないじゃないか･･･！

だから･･･


---プロデューサーは、皆が皆悪い奴だけではないって事を---

---分かってもらいたかった---


さっきの申し出は本当に･･････嬉しかった･･･

このプロデューサーなら

もう一度だけ信じてみてもいい･･･

そう思う事ができた･･･


このプロデューサーに

もし、また裏切られたとしても

今度はもう諦めればいい･･･

そのくらいの覚悟は出来ているんだって事を伝えたかった･･･

195 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:07:00.21 ID:d3emMrii0

雪歩「真ちゃん」

雪歩「私は真ちゃんの気持ち、よく分かってるよ」

真「･･･」

雪歩「今まで、私達を守ってくれようと必死だったんだよね？」

雪歩「真ちゃんは人一倍正義感が強いから」

雪歩「あえて汚れ役を買って出てくれて･･･」

真「･･･」

雪歩「今まで無理させちゃってごめんね･･･」

雪歩「私、臆病だから･･･」

雪歩「真ちゃんの後を付いて行くことしかできなかった･･･」

196 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:07:37.99 ID:d3emMrii0

雪歩「でも、次は私が頑張る番だね」

雪歩「だから･･･もう無理しなくていいんだよ」


雪歩「･･･今まで私達を守ってくれてありがとう」

真「雪歩･･･」

雪歩「戻ろう？プロデューサーの所へ」

真「うん･･･」

雪歩「そして、今までの事を二人でちゃんと謝ろ？」

真「うん･･･」ﾎﾟﾛｯ

雪歩「」ﾆｺｯ

雪歩「それでこう言うの」


雪歩「私達も･･･プロデューサーの事を」


雪歩「信じます･･･って」

真「うﾞん･･･うﾞん･･･」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

197 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:08:21.25 ID:d3emMrii0

今まで本当にありがとう･･･真ちゃん

私も本当は怖いけど･･･

真ちゃんはもっともっと

辛くて怖い思いをしてたんだよね･･･

私も心のどこかで、真ちゃんなら強いから大丈夫

･･･そう思っている自分がいたんだ

でも違うんだよね

真ちゃんは、誰よりも女の子らしい女の子

人一倍の正義感がある分

人一倍誰よりも苦しんでいたはずなのに･･･

198 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:08:53.73 ID:d3emMrii0

そんなこと、私が一番分かっていて･･･

その気持ちに甘えていただけ･･･


そんなだから、私はいつまでたっても

ちんちくりんのままなんだ･･･

だから今度は私が支える番


みんなからどれだけ罵られようと

本当の事を言って

何回でも頭を下げる

謝るのは私の唯一の得意分野だもん


それで、もし許してもらえなくても

真ちゃんだけは許してもらえるようにお願いする


この位しか･･･私にはできないから･･･

199 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:10:21.78 ID:d3emMrii0

---トレーニングスタジオ---



ボーカル講師「はい、それじゃあ一旦休憩はさみまーす」

春香･千早･やよい「はい！」


春香「あはは･･･駄目だな私」

春香「また音程外れちゃったよ」

千早「でも、段々と良くなってきているわよ」

春香「そうだといいんだけど･･･」


春香「それに比べて、千早ちゃんは凄いね！」

春香「前から上手だったけど、もっともっと上手になってるよね！」

やよい「私もそう思いましたー！」

春香「私も見習わなくちゃ･･･」


千早「えぇ･･･正直な所、私自身も驚いているの」

千早「以前までと違って、ブレスが苦にならなくて」

千早「まるで、声の通り方が吐く息と一緒にスーッと抜けていくようなのよね」

春香「これもプロデューサーさんのおかげ･･･なんだよね」

千早･やよい「･･･」

200 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:10:55.67 ID:d3emMrii0

春香「ねぇ･･･やよいと千早ちゃんは」

春香「さっきのプロデューサーさんの事、どう思った？」


やよい「私は･･･」

やよい「なんだか無理に私達に嫌われるようにしていたような気がするかなー･･･って」

千早「そうね･･･」

千早「私も高槻さんと同意見だわ」

千早「プロデューサーの事だから、何か意図があると思って」

千早「少しキツイ言い方をしてしまったけれど」

春香「やっぱりそうだよね･･･」

春香「どんなに私がミスしても、怒鳴られた事だけはなかったもん」

春香「それでね、私思ったんだ」

春香「できれば思い出したくないんだけど･･･」


春香「あの時の･･････美希の時と･･･」

春香「逆の意味で似てるな･･･って」

千早「･･･」

やよい「美希さんの･･･？」

201 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:11:41.64 ID:d3emMrii0

---（美希編《2》）---


〜（回想）〜


---ショッピング街---


さてと･･･

恐らくはこの辺りで買い物でもしている筈だ


--ｺﾚ　ｶﾜｲｰ


いたいた

今さっきアイドルを辞めるなんて言ってたくせに･･･

もう呑気に買い物なんてしてやがる

本当に神経の図太い奴だ

202 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:12:24.99 ID:d3emMrii0

美希「うーん、どっちの方がいいかなー」

元P「美希にはこちらの方が似合うと思いますよ」

美希「そうかなー？ミキ的にはこっちの方が･･･」

美希「って！」

美希「どうしてプロ･･･じゃなかった、そこの人がここにいるの！？」

元P「どうしてと言われましても･･･」

元P「その理由をお教えすれば、美希は僕に従ってくれるのですか？」

美希「そんなわけないの！」ﾌﾝ

元P「では、僕も教えるわけにはいきませんねぇ」

美希「むむむっ･･･」

美希「別にいいの！」ｽﾀｽﾀ

元P「」ｽﾀｽﾀ


美希「」ｽﾀｽﾀ

元P「」ｽﾀｽﾀ

203 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:13:03.10 ID:d3emMrii0

美希「この猫ちゃん可愛い〜」

元P「そうですか？僕はこちらのオウムの方が･･･」

美希「もう！」

美希「なんでミキについてくるの！？」

元P「たまたま行く場所が同じなだけではないでしょうかねぇ？」

美希「むー･･･！」

美希「」ｽﾀｽﾀ

元P「」ｽﾀｽﾀ

204 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:13:34.83 ID:d3emMrii0

---ランジェリーショップ---


美希（ここなら･･･）ﾁﾗｯ

元P「美希には･･･これなんてどうでしょう？」

美希「なななっ･･･」

美希「いくらミキでも、そこまでえっちなのはつけないの！」

元P「それは残念ですね･･･お似合いだと思うのですが」

美希「プロ･･･そこの人は変態さんなの！」

美希「それに、やっぱりミキの後をついてきてるって思うな！」

元P「えぇ、そうですが何か？」

美希「あっさり認めたの･･･」

205 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:14:12.51 ID:d3emMrii0

---湖のある公園---


美希「うーん･･･！」

美希「今日は久々に満喫したの」

元P「そうですか･･･それは良かったですねぇ」


このませガキが･･･

色々な店を回りやがって･･･

挙句の果てには、何も買いやしない

こっちがわざわざ選んでやってるっていうのに

どれも、違う違うの一点張り


どっちが似合うと思う？---だのと聞いてきたかと思えば

僕が選んだ方とは違う方が、自分には似合ってると思うとかぬかしやがる


だったら最初から自分で選べよ

これだからガキは嫌いなんだ

お前に似合うものなんて分かるわけねーだろ

僕がお前に興味すら持っていないんだから

206 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:14:44.90 ID:d3emMrii0

美希「あ、カモ先生だ」

元P「先生？」

美希「うん」

美希「小学校の頃から、ずっと尊敬してるの」

元P「どうしてですか？」

美希「寝たままでもプカプカ〜って浮いてられるでしょ？」

美希「ミキもそうやって、楽に生きていけたらいいなーって思って」

元P「なるほど･･･ミキらしいですね」


バカかコイツは･･･


美希「ねぇ？」

元P「はい？」

207 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:15:23.99 ID:d3emMrii0

美希「どうして今日はミキの後をついてきたの･･･？」

元P「それはもちろん･･･」

元P「美希を迎えにきたからですよ」ﾆｺ

美希「プロデューサーが辞めろって言ったくせに･･･」

元P「おや？もうそこの人と呼ばなくてもよろしいのですか？」

美希「あっ･･･！」


元P「それに、何を勝手に勘違いしているのか知りませんが」

元P「僕は、辞めてほしいなどと言った覚えもなければ」

元P「思ってすらいませんよ」

美希「だって---」

元P「確かに少し言い過ぎてしまったことについては謝罪します」

元P「ですが、言い過ぎてしまうほどに」

元P「勿体無い･･･美希にはトップアイドルになれる素質が備わっているのに」

美希「･･･！」

元P「と、そう思っていたからです」

208 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:15:59.75 ID:d3emMrii0

美希「･･･」

美希「ミキに素質･･･？」

元P「えぇ」


元P「もし、嫌じゃなければ教えて頂けませんか？」

元P「ミキがアイドルを目指している理由を･･･」


美希「･･･」

美希「ミキのパパとママはね･･･」

美希「ミキに、ミキのしたいことをしなさいって言ってくれるの」

元P「素晴らしいご両親ではありませんか」

美希「･･･うん」

美希「ミキも前はね、それでいいって思ってたの」

209 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:18:33.92 ID:d3emMrii0

美希「好きな事だけして、楽しければそれでいいって」

美希「でもね･･･実は最近、それも違うのかもって思って」

元P「違うとは？」


美希「辛い事とか苦しい事とかあっても、それでもドキドキしたいって･･･そう思うようになったの」

元P「なるほど･･･」

元P「美希が最近ドキドキした事とは何ですか？」


美希「ミキね！この間、テレビで新幹少女を見たの！」

美希「歌も上手で、可愛い衣装も着て、ダンスもかっこよくて、すっごくキラキラしてたの！」

美希「ミキもあんな風にステージの上でキラキラできたらなーって･･･」


美希「でも、プロデューサーに言われた通り」

美希「やっぱりミキには向いてなかったのかなって思って･･･」

美希「だからもうアイドルを目指すのはやめるの」

210 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:20:53.69 ID:d3emMrii0

元P「先ほども申しあげたとおり、向いていないとも思ってはいませんが･･･」

元P「どうしてそう思うのですか？」

美希「だって･･･美希、いっつも寝てるし･･･」

元P「それならば、今まで寝て過ごしていた時間を」

元P「レッスンに費やせばいい」

元P「今までのやる気がなかった頃よりも」

元P「もっとやる気を出せばいい」

元P「たったそれだけの事ではないですか」

美希「口で言うだけなら簡単なの！」

美希「そんなに簡単に---」

元P「どうしてやる前から諦めているのです？」

美希「･･･！」

元P「そんなに失敗するのが怖いのですか？」

美希「ミキは失敗なんて･･･！」

元P「なら･･･！」

211 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:21:42.38 ID:d3emMrii0

元P「僕と共に、トップアイドルを目指していただけないでしょうか？」ﾆｺ


美希「･･･」



美希「ミキも･･･新幹少女みたいにキラキラできる･･･？」

元P「えぇ･･･勿論」

美希「可愛い衣装着て、ステージに立って･･･」

美希「ミキの事をいーっぱいキラキラさせてくれるって」

美希「･･･約束してくれる？」

元P「えぇ」


美希「･･･」

美希「それならミキ･･･」

美希「もう一度だけ、アイドル目指してみてもいいかな･･･」


チョロいな･･･

212 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:22:30.01 ID:d3emMrii0

元P「ありがとうございます美希･･･」

元P「それなら、早速ライブイベントの仕事でも取ってきましょうかね」

美希「ホント！？」

元P「え、えぇ･･･」

美希「そうと決まれば、こんな所でグズグズなんてしてられないの！」

元P「どこに行くのですか？」

美希「決まってるの！」

美希「みんなに謝ってくるの！」

元P「美希、僕も一緒に･･･」



美希「プロデューサー！」

元P「はい？」

美希「ありがとなのー！」

美希「ミキ！頑張るからねー！！」

--ﾀﾞﾀﾞｯ
--
-

213 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:23:19.63 ID:d3emMrii0

元P「･･･」

元P「ハハッ･･･」

元P「アハハハハハハハハハ」

元P「キラキラ･･･！？」

元P「アッハハハハ」

元P「できるわけねぇだろー？」

元P「クッ･･･これだから単純バカは･･･！」


これで好感度はかなり上がったはずだ･･･

あのバカの事だから

きっと、事務所のみんなに

俺の良いところを細かく喋ってくれるだろう

後は･･･

少し面倒だが

適当にライブの仕事を探してくればいいだけ･･･

これで、少しは伊織も僕の事を見直すだろうし


美希の信頼も得て、準備も整った･･･

ここからは僕の


疲れているアピールを重点的に行っていく

あくまでもさりげなくな･･･

214 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/15(金) 15:23:54.44 ID:d3emMrii0

とりあえずここまでかなーって

215 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/15(金) 15:30:51.42 ID:PmiCXqevP

乙

216 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/15(金) 15:33:41.37 ID:lCL0neybo

>>214
おつん。
これは……

217 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/15(金) 15:34:48.82 ID:uodAofzJo

乙！　さすが俺のまこりん…損な役まわりだったか 泣ける

218 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/15(金) 16:28:58.35 ID:lGjRNylj0

乙なの！
Pがいじめられたりした事があったりするssだと真は結構汚れ役自分から行った、みたいなの多いよな

219 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/15(金) 17:35:45.83 ID:2uxLjr+DO

響…

乙さー！

220 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/15(金) 17:36:53.84 ID:VGIJRbaXo

乙
回想の話は、続き気になるのに読みたくない気持ちもある。
けど、面白いから続き読みたいんだよな。よくできてるわｗｗ

221 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/15(金) 17:42:06.54 ID:UTtT79kYo

乙だよ。
円満解決はありえんのかなぁ。
でもここのいっちーならきっとなんとかしてくれる

222 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/15(金) 17:45:52.27 ID:hPkfFWtGo

おつだぞー！

223 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/15(金) 17:56:25.77 ID:fM2eKBOs0

おつでござる

美希の才能を見抜けないのに高笑いしてる元Ｐがもはや滑稽だ

224 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/15(金) 18:26:44.77 ID:fr3aiFl6o

乙かなーって

225 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/15(金) 20:36:13.64 ID:RbvxURa90

乙
美希……

226 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/15(金) 21:23:24.20 ID:kzKrLOfN0

乙
楽しみだ

227 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/15(金) 22:52:32.80 ID:mpd5Uw9ao

やはり美希はバカだったか

228 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/15(金) 23:44:44.77 ID:JcUUJrVm0

>>227 馬鹿っつーか、忘れがちだけど美希ってまだ中学生だからな
純粋なんだよ

229 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/16(土) 01:18:14.48 ID:pdjPRXFlo

楽しみやでー

230 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/16(土) 02:05:06.30 ID:I3URb0AF0

乙でございます。

>>223 ですよねーw屑の屑たる所以って感じだねww

>>227 美希はバカじゃないだろ！！ >>228が言う通り純粋だし良い子なんだよ、
この段階では屑元Pは羊の皮を被ってる状態なんだから判る訳が無い
少なくとも美希が貴音の様に異様に勘が鋭かったり
いおりんの様にある種対人関係（人を見る目）に優れている訳でもないしな。

231 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/16(土) 04:14:54.19 ID:a3zlFw7DO

>>227
貴様…元Ｐか！ちょっと屋上来たまえ

232 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/16(土) 06:30:12.04 ID:FxS8qyDho

おつ！
順番にメインのアイドルが移り変わって行ってるんだけど
何故か分からんがどうしても貴音とPが長年のパートナーにしか見えない
あと響かわいい

233 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/03/16(土) 18:57:13.93 ID:M0sVDFtC0

おバカはおバカでもおにぎりに目のない
おにぎりバカなだけなの

234 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/16(土) 19:00:47.80 ID:2ps4SlmNo

>>232
＞貴音とPが長年のパートナー
途中まであずささんのポジションだったのになｗｗ

235 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/16(土) 21:43:06.89 ID:brbCeRsBo

乙かなっーて

236 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:12:43.12 ID:CF9A85Vr0

更新します

237 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:13:29.63 ID:CF9A85Vr0

-------
----
-


---トレーニングスタジオ---



やよい「そんな事が･･･」

やよい「それなのに私･･･」

千早「高槻さんが気に病む必要はないわ」

やよい「でも･･･」

千早「･･･高槻さんたちが来る前の話だもの」

春香「そうだよ、今まで黙っていた私達だって悪いんだし･･･」

春香「ごめんね･･･嫌な話聞かせちゃって」

やよい「そんなことありません･･･！」

やよい「ありませんけど･･･美希さんが･･･」

千早「･･･」

238 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:14:13.60 ID:CF9A85Vr0

やよい「私、そのプロデューサーの事･･･許せません！」

千早「高槻さんは優しいわね･･･」ﾅﾃﾞ

やよい「はわっ･･･！」


千早「確かに春香の言うとおりかもしれないわ」

春香「うん･･･」

千早「でも、もし本当にその通りだったら･･･」

春香「プロデューサーさんは･･･」

千早「･･･」

やよい「あの･･･」


やよい「やっぱり事務所に戻ってみませんか？」

千早「･･･」

春香「うん、私も今そう言おうと思ってたところ」

239 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:14:45.65 ID:CF9A85Vr0

春香「やっぱりプロデューサーさん本人に」

春香「直接聞いた方がいいよね」

千早「･･･あのプロデューサーが、素直に話してくれるとは思えないけれど･･･」

春香「そうだとしても、話してもらう」

春香「ねっ、やよい？」

やよい「はい！」

千早「まったく･･･レッスンはどうするのよ」

春香「ちゃんと断りをいれていくから大丈夫！」

春香「ほら、千早ちゃんも行くよ！」

千早「クスッ･･･はいはい」

240 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:15:29.03 ID:CF9A85Vr0

---レッスンスタジオ---



律子「それじゃあ、私は貴音の収録に行ってくるから･･･」

律子「しっかりレッスンしておくのよ？」

亜美「うん･･･」

あずさ「はい･･･」

伊織「分かってるわよ･･･」

律子「･･･」

律子「貴音、行くわよ」

貴音「はい」


---ガチャン



亜美･あずさ･伊織「･･･」

241 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:16:11.50 ID:CF9A85Vr0

亜美「あのさ---」

あずさ「その---」

伊織「ねぇ---」


亜美「あっ、いおりんから言っていいよ」

伊織「何よ、あずさから言いなさいよ」

あずさ「えっと･･･」


あずさ「それじゃあ･･･」


あずさ「亜美ちゃんも伊織ちゃんも」

あずさ「本当にプロデューサーさんが、私達の事を考えずに」

あずさ「あんな事をしたって･･･思ってるのかしら？」

伊織「･･･！」

242 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:16:59.73 ID:CF9A85Vr0

亜美「分かんない･･･」

亜美「分かんないけど、いきなりアレはさすがに･･･」

あずさ「･･･」

あずさ「伊織ちゃんは･･･？」

伊織「もう知らないわよ･･･！あんな奴の事なんて！」


違うの･･･本当はそんな事思ってなんて･･･


あずさ「そう･･･」

伊織「あ---」

あずさ「私はそうは思わないわ」

伊織「っ･･･」

243 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:17:40.04 ID:CF9A85Vr0

あずさ「今までの事を思い返してみても」

あずさ「プロデューサーさんが、私達の事を考えずに行動していたことなんて」

あずさ「一つもないもの」

亜美「あずさお姉ちゃん･･･？」

あずさ「ごめんなさいね、亜美ちゃん･･･」

亜美「えっ」

あずさ「私はもう、心の底から」

あずさ「あのプロデューサーさんの事を信じてるの」

亜美「･･･」

伊織（信じて･･･）

あずさ「だから私は、さっきのプロデューサーさんの態度には」

あずさ「何か、そうしなくちゃいけない意味があったと思ってるの」

244 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:18:15.89 ID:CF9A85Vr0

あずさ「伊織ちゃんはどうかしら･･･？」

伊織「私は･･･！」

伊織「別に･･･」


---俺も伊織を信じてる---

---だから伊織も俺の事を信じて欲しい---


伊織（･･･）


あずさ「そう･･･残念ね」

あずさ「･･･」

---ｽﾀｽﾀ


亜美「あずさお姉ちゃん！？」

伊織「ちょっ、ちょっとあずさ！？どこに行く気よ！」


あずさ「どこって･･･」

あずさ「プロデューサーさんの所よ？」ﾆｺ

亜美･伊織「･･･！」

245 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:18:51.98 ID:CF9A85Vr0

あずさは本当にアイツの事を信じてるのね････

それに比べて私は･･･


伊織「･･･待ちなさいよ」

あずさ「な〜に？伊織ちゃん」


アイツはそんな事する奴じゃないって

分かっていたつもりだったのに･･･


伊織「あずさ一人だけじゃ、また迷子になっちゃうじゃない！」

あずさ「あらあら〜、それもそうね」

あずさ「どうしましょう」

246 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:19:27.61 ID:CF9A85Vr0

あずさ「･･･伊織ちゃん、良かったら一緒に来てもらえないかしら？」

伊織「っ･･･フン！しょうがないわね！」

伊織「私がいないと、本当に駄目なんだから！」

あずさ「ウフフ･･･ごめんなさいね〜、伊織ちゃん」

伊織「ほら！とっとと行くわよ！」

あずさ「はいはい」

亜美「うあうあ〜！」

亜美「ちょっと待ってよ、いおりんにあずさお姉ちゃん！」

亜美「亜美も行くよ→！」


伊織「あずさ･･･」

あずさ「･･･？」

伊織「ありがと･･･」


あずさ「フフッ」

247 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:20:32.97 ID:CF9A85Vr0

---街通り---



律子「あぁ！！」

貴音「どうかしましたか？」

律子「ごめんなさい、貴音･･･」

貴音「･･･？」

律子「さっき慌てて事務所を出てきたから」

律子「ノートを持ってくるのを忘れちゃって･･･」

律子「一度、取りに戻ってもいいかしら？」

貴音「のぉと？」

律子「えぇ」

律子「前にプロデューサーに貰った物なんだけど」

律子「あれがないと不安で･･･」

貴音（･･･）

248 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:21:08.34 ID:CF9A85Vr0

貴音「それでは戻りましょう」

律子「本当にごめんなさいね･･･」

貴音「いえ･･･」

貴音「ところで、そののぉととやらには何が書かれているのですか？」

律子「えっ？」

貴音「そんなにも大切になさっているからには」

貴音「何か重要な事が書かれているのでは･･･と、思いまして」

律子「うーん･･･そうね」

律子「確かに書かれていることも重要なんだけど･･･」

律子「中身はもう、全部暗記してあるのよね」

貴音「それでは何故･･･」

249 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:21:41.23 ID:CF9A85Vr0

律子「なんて言えばいいのかしら･･･」

律子「こう･･･心がこもってるっていうか･･･」

貴音「･･･」

律子「･･･」

律子「あの人にね」

律子「いきなり沢山のノートを渡されたの」

貴音「･･･」

律子「それで、三日間で覚えてくれるかな---って言われて」

律子「三日よ、三日！」

律子「一体何十冊あったと思ってるんだか･･･」

律子「でもね、それをあの人は一日もあれば覚えられちゃうと思うんだけど･･･なんて言ったの！」

250 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:22:12.14 ID:CF9A85Vr0

律子「どう考えても、一日なんて無理」

律子「頭にきたから、つい分かりましたなんて言っちゃったけど」

律子「正直言うと、三日でも無理だって」

律子「その時はそう思ってたの」


律子「でもね･･･その後、そのノートを見てみたら･･･」

律子「私が知りたかった事や、全然知らなかった事まで」

律子「とても詳しく書かれていてね･･･」


律子「どのノートを見てみても、全部手書きだったの」

貴音「･･･」

251 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:22:45.84 ID:CF9A85Vr0

律子「多分あの人は、わざわざ私の為に分かり易いように」

律子「一日やそこらで、書き上げてくれたんだと思う･･･」


律子「ただでさえ、自分の担当するアイドルで手一杯のはずなのに」

律子「プロデューサーの私まで、プロデュースしてしまうんだもの」

律子「･･･本当にたいしたもんよね」

律子「だから、あのノートは私のお守り代わりかしらね」

貴音「･･･」

貴音「えぇ」

貴音「わたくしも、あのお方がわたくし達のプロデューサーである事を」

貴音「とても誇らしく思います」

252 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:23:23.00 ID:CF9A85Vr0

貴音「ですから･･･律子嬢も」

貴音「そろそろ意地を張るのは、止めた方がよろしいかと」

律子「貴音･･･あなた」

貴音「フフ･･･さぁ、参りましょう」

律子「･･･そうね」


プロデューサー殿の気持ちを確かめなくちゃ･･･

気になって仕事どころじゃないもの

それに貴音の言うとおりね･･･

253 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:23:56.39 ID:CF9A85Vr0

---765プロ事務所---建物前---




雪歩「真ちゃん、大丈夫？」

真「うん」

真「雪歩のおかげで、ようやく決心がついたよ」

真「プロデューサーに、思いっきり殴ってもらうんだ」

雪歩「その考え方はどうなのかな･･･」

真「そうだよね･･･やっぱり一発ってわけには･･･」

雪歩（うぅ･･･そういうことじゃないのに･･･）

雪歩「そ、それじゃ･･･行く準---」


律子「あら？真と雪歩じゃない」

真･雪歩「･･･！」

254 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:24:41.06 ID:CF9A85Vr0

真「律子･･･」

律子「まだこんな所にいたのね」

真･雪歩「･･･」


律子「･･･って」


律子･貴音「･･･」

律子「どうかしたの･･･？」

雪歩「あ･･･あの･･･」


春香「あれ、みんな揃ってどうしたの？」

真･雪歩「･･･！！」

真「や、やぁ･･･春香達こそ」

雪歩（どうしてこのタイミングで･･･）

255 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:25:18.74 ID:CF9A85Vr0

春香「私達は･･･」

千早「プロデューサーの真意を確かめにきたのよ」

真･雪歩･律子「･･･！」


貴音（･･･）

やよい「そうなんですー！」

やよい（しんい･･･？）


真「･･･そっか」

千早「･･･」

千早「真達---」


亜美「おやおや→！？なにやらダイシューケツしておりますな→！」


雪歩（えぇ！？）

256 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:26:16.21 ID:CF9A85Vr0

真「･･･」

春香「伊織･･･」


雪歩（うぅー･･･みんな集まってきちゃったよ･･･）

雪歩（どうしよう･･･）

雪歩（一人ずつ謝っていくつもりだったのにぃ･･･）


律子「アンタ達まで！？」

律子「ちゃんとレッスンしなさいって言って･･･」

亜美･伊織･あずさ「･･･」

律子「ハァ･･･」


伊織「どうやら、みんな目的は同じみたいね」

雪歩（私達は少し違いますぅ･･･）

真「あぁ、そうみたいだね」

雪歩（真ちゃん･･･？）

真「それじゃ･･････行こうか」

伊織「えぇ･･･」

あずさ（あらあら･･･）

あずさ（やっぱりみんなも同じ事を考えていたみたいね）

あずさ（それに、真ちゃんの真剣な顔･･･）

あずさ（･･･）

律子（真･･･）


貴音（･･･）

257 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:26:55.31 ID:CF9A85Vr0

---765プロ事務所---




P「少しは落ち着いたか？」

響「･･･うん」

P「ごめんな、酷い事言って･･･」

響「もういいってば」

響「嫌われてないって、分かっただけでも良かったぞ」

P「響･･･」

P「もう･･･響はかわいいなぁ！」

響「やっ･･･やめてよ！」

響「自分、可愛くなんて･･･」

P「いーや、可愛いね！」

P「ほら見てみろよ、この宣材写真」

258 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:27:35.48 ID:CF9A85Vr0

響「なっ！どうしてそれをプロデューサーが持ってるんだ！？」

P「可愛いから」

響「キッパリ言うなー！」

響「そもそも、その写真は自分がヤダって言ったやつじゃないか！」

P「そうだよ」

P「だけど、勿体無いから貰ってきた」

響「うー･･･」

P「安心しろ、勿論他のみんなの写真もある」

小鳥「えっ！どれですか！？」

小鳥「私にも見せてください！」

P「いいですよ」

小鳥「わぁー！この響ちゃんかわいい〜」

響「うっ･･･」

259 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:28:18.05 ID:CF9A85Vr0

小鳥「はっ！このやよいちゃん･･･まるで天使ね」

P「そうですよねー、俺もそう思いますよ」

響「じ、自分にも見せて！」

P「おう！」

P（･･･）



---ｱﾊﾊ　ｺﾉﾀｶﾈﾉｶｵ

--ｺﾉｲｵﾘﾉｼｬｼﾝ　ﾒｶﾞﾊﾝﾋﾞﾗｷﾀﾞｿﾞ

-ｺﾉﾁﾊﾔﾄﾊﾙｶﾀﾞｯﾃ



響「ハー･･･面白かった！」

小鳥「プロデューサーさん、この写真だけでも---」

P「ダメです」

小鳥「うぅ･･･」

P「あはは」

260 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:29:09.28 ID:CF9A85Vr0

P「･･･」

P「さて･･･和んだところで」

P「物は相談なんだけど---」

響「嫌だぞ」

小鳥「･･･」

P「まだ何も言ってないじゃないか」

響「･･･言わなくても分かるよ」

響「どうせ、みんなにはこの事を内緒にしておいてほしいって言うんだろ･･･？」

P「おぉ･･･響も結構鋭いんだな」

響「そんなの誰だって分かるぞ！」

響「でも、自分は嫌だからね！」

響「すぐにでもみんなに話しちゃうぞ！」

響「そもそもプロデューサーが961プロに行くっていうのにも納得してないし！」

P「･･･」

261 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:29:54.35 ID:CF9A85Vr0

響「プロデューサーが、わざとみんなに嫌われようとしているところも見たくない！」

P「なぁ、響」

響「だから嫌だって---」

P「響はさ、俺が961プロに行くって聞いてどう思った？」

響「どうって･･･」

P「･･･」

響「そんなの･･･悲しいに決まってるぞ」

P「そっか･･･」

P「響は優しいからなー」

響「そんなの自分だけじゃなくて、春香たちも･･･」

響「･･･！」

262 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:30:37.30 ID:CF9A85Vr0

P「ははっ、そうだよな」

P「いくらこんな俺とはいえ･･･」

P「春香やみんなも、響と同じように優しい子だから」

P「きっと･･･俺のせいで悲しい想いをさせちゃうと思うんだ」

P「響なら分かってくれるよな？」

響「でも･･･」

響「フェスで勝ったとしたら、どのみち･･･」

響「プロデューサーは、いなくなっちゃうんだろ･･･？」

響「だったら･･･！」

響「みんなが悲しむのが少し遅くなるだけじゃないか！」

263 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:31:15.83 ID:CF9A85Vr0

P「悲しくなんかないさ」

P「その日から765プロは、きっと大忙しになる」

P「なんてったって、あのトップアイドル」

P「天ヶ瀬冬馬に勝利するんだからな」

P「みんなの人気も急上昇」

P「悲しんでいる暇もないだろう」


響「それでも---」

P「俺は嬉しい」

響「･･･！」

264 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:32:14.48 ID:CF9A85Vr0

P「俺と一緒に頑張ってくれたアイドル達が」

P「卑怯な手にも負けず、真っ向勝負だけでステージの上で輝き」

P「ようやく･･･もう誰に邪魔される事もなく」

P「世間に認められるんだ･･･」

P「俺はそれだけで･･･」

P「響たちと一緒にいれて･･･」

P「本当に良かったなって思える」

響「･･･」

P「だから、俺がいなくなるのは無駄じゃない」

P「皆を支える場所が少し変わるだけ」

P「向こうに行って、肩書きが765プロのプロデューサーから」

P「961プロのプロデューサーになったとしても」

P「俺はずっと･･･」


P「響達のプロデューサーだ」

265 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:32:49.76 ID:CF9A85Vr0

響「プロジューサァー･･･」

P「響は泣き虫だなぁ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

P「まだすぐにいなくなるわけでもないんだし･･･」

P「午後からオーディションもあるのに･･･こんな顔じゃ---」


小鳥「プロジュゥサァさん･･･」

P「音無さんも！？」

266 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:33:29.81 ID:CF9A85Vr0

そうだ

まだ三ヶ月ある

響を見て、このやり方は得策ではないという事が分かった

俺だって、みんなに嫌われたいなんて

本当は思っていない

でも、どうすればいいんだ･･･

響にはああ言ったものの

俺にはこの方法しか思いつかない


あずささん･･･

貴音･･･


伊織･･････


こんな時、俺は一体どうすればいい･･･？


確実に問題は減っていっているけど

俺の中の気持ちはモヤモヤとしていく一方だ･･･


いいんだよな、これで

間違ってないよな

こうする事で765プロは救われるんだから･･･

267 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:34:13.74 ID:CF9A85Vr0

---ガチャン


P「･･････」


あぁ、まただ･･･


P「どうしたんだ･･･？みんな揃って」


問題事ってやつは一つ起これば

次から次へと･･･


千早「それは私達の台詞です」


春香「どうして･･･泣いているんですか･･･？」


P「泣いている･･･誰が？」

伊織「･･･三人ともよ」

268 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:34:57.84 ID:CF9A85Vr0

P「あはは･･･何を言ってるんだ」

P「誰も泣いてなんて･･･」


あずさ「プロデューサーさん･･･」

やよい「プロデューサー･･･」

律子「プロデューサー殿･･･」

亜美「兄ちゃん･･･」


P「なんだよ皆して･･･」

P「ちょっと･･･目にゴミが入っただけで･･･」

--ｺﾞｼｺﾞｼ

P「ハァ･･･まったく」

269 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:35:36.86 ID:CF9A85Vr0

雪歩「あの･･･私達も･･･」

P「萩原さんと菊地さんも」

P「自主トレに行ったんじゃなかったのか？」


真「ボク達、プロデューサーに言わなければいけない事があって･･･」

P「･･･何？」


真「今さらこんな事ボクが言える立場じゃないって･･･」

真「図々しいって･･････そう思われるかもしれないけど･･･！」

P「･･･」


真「ボク達を･･･」

雪歩「･･･」ｺｸﾝ

270 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:36:48.03 ID:CF9A85Vr0

真･雪歩「この765プロを･･･」


雪歩「助けてください･･････！！」
真「助けてください･･････！！」


またこの言葉だ･･･


P「･･･あぁ」


そんなこと･･･


伊織「･･･」

やよい「･･･」

春香「･･･」

千早「･･･」

あずさ「･･･」

律子「･･･」

亜美「･･･」


響「みんな･･･」

小鳥（･･･）


貴音（･･･）



もう765プロを助けてっていわれなくても･･･




P「分かってる･･･！」

271 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/17(日) 23:37:32.95 ID:CF9A85Vr0

とりあえずここまでかなーって

272 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/17(日) 23:42:50.06 ID:XOWDcJ4DO

ようやく雪歩と真姫は和解できたか…残りは真美と美希か…


乙さー！

273 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/17(日) 23:58:17.26 ID:vCvv7hN5o

乙！
アツい展開だぜ

274 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/18(月) 00:06:41.53 ID:aLXriOVDO

乙！毎回いいところで切るな 引き込まれてしまう。
このまま順調にいけば良いけど…まだ波乱あるかと怖くなる。
Ｐは頑張ってるな そして響かわいい！

275 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/18(月) 00:17:12.38 ID:zsJ6Jv3zo

乙だよ→
真美と美希が心配だな…

276 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/18(月) 00:27:04.64 ID:OtPLBUoD0

乙！
いいねえいいねえ！

277 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/18(月) 00:40:10.61 ID:wxruNOx+o

おつだぞー！

278 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/18(月) 00:58:27.32 ID:jUjcA44do

乙
タイトル来た！
がんばってくれ！Pも>>1もがんばってくれ！

279 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/18(月) 01:00:37.28 ID:C9QnjvZDo

乙かなっーて

280 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/18(月) 06:55:25.17 ID:O5R33S68o

乙だよ。
盛り上がってきたね！

281 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/18(月) 12:15:31.62 ID:vLGJqRa00

乙

282 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/18(月) 21:06:31.58 ID:WxAzULrf0

まだかなまだかな

283 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/18(月) 21:22:05.16 ID:einHsymP0

乙です
やべぇ泣きそう…

284 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/19(火) 17:49:08.74 ID:xSI4Fcyz0

真美と美希は一体どこにいるんだろうな

285 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/19(火) 23:02:25.56 ID:7scDItuAO

みんなの心の中だよ

286 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 13:21:01.53 ID:FO14dASs0

もう少ししたら更新します

287 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/03/20(水) 13:24:14.69 ID:/9W4TfFL0

来たか

288 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 13:25:18.80 ID:FO14dASs0

まだ読んでくださっている方々
本当にありがとうございます
なかなか返事を返せていなくてすみません

>>274
ありがとうございます
このまま順調にいくといいですよね

>>278
Pも1も頑張らせていただきたいと思います

289 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 13:53:07.48 ID:FO14dASs0

更新します

290 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 13:53:52.48 ID:FO14dASs0

〜（翌日）〜

---星井美希の特訓に付き合えなくなり始めて三日目---



---広場のある公園---



端的に言おう

あの後俺は皆に土下座をした

そう、また土下座だ

皆は、俺が何を隠しているのか

どうして話してくれないのか

そんな様な事を、次から次へとまくし立てるように聞いてきた

皆を騙すようで気が引けたが･･･隠していることは何もない

その一言のみで貫き通した

291 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [[saga]]：2013/03/20(水) 13:54:09.39 ID:MAAyzamG0

テスト

292 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 13:54:32.61 ID:FO14dASs0

それならば、さっきまでの態度と泣いていた理由を話せ---と

伊織が、物凄い剣幕で問いただしてきた

あまりの剣幕に一瞬だけ

本当の事を話したほうがいいのかもしれない･･･

そう思ったが、やはり言うのを止めた


さっきまでの態度は、少しイライラしていただけ

泣いていたのは、本当に目にゴミが入ってしまっていただけ

そう言っておいた

こんな話、じゃあ響と音無さんは

どうして泣いていたんだよ･･･って話である

293 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 13:55:23.34 ID:FO14dASs0

我ながら、嘘つくの下手すぎんだろ･･･と自分で突っ込みをいれたい位だ

しょうがないじゃないか

俺は嘘が嫌いなんだから


これは嘘ではない･･･

軽い冗談なのだ

そう自分に言い聞かせでもしなければ、とてもじゃないがやっていられない


俺に聞いても埒が明かないと観念したのか

案の定、響と音無さんへの質問攻めに変わった


だけど、音無さんと響も俺に口裏を合わせてくれた

響と音無さんには、本当に悪い事をしたと思っている

仲間に隠し事をするのは、とても辛い事だから･･･

その時に、一度だけ貴音と目が合ったが

すぐに逸（そ）らされてしまった

294 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 13:56:06.04 ID:FO14dASs0

･･･だけど、嫌な事だけがあった訳ではない

それ以上に嬉しい事もあった


あの菊地さんと･･･

あの真と雪歩の二人が俺の事を･･･


信じると言ってくれた


それだけでも、正直また泣きそうになったんだけど

なんと･･･

実は今まで騙していた---と


真･雪歩･律子･亜美

この四人で

俺を含めた全員に、改めて謝罪をしてくれたのだ


あの時の事を思い出すだけで、俺は本当に･･････

295 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 13:56:44.75 ID:FO14dASs0

更に驚いた事に

それを聞いた春香達がなんて言ったと思う･･･？


--これで、ようやく本当に仲直りができたね･･･--

--私達の方こそ･･･ごめんなさい--


これには本当に言葉が出てこなかった･･･

296 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 13:57:18.30 ID:FO14dASs0

春香達も、仲良くしているフリだって事に

気づいていたらしい


真達も驚きを隠せなかったらしく

皆で抱き合って

そりゃあもう、豪快に泣いていたんだ･･･


あぁ･･･この子達は、本当はずっと･･･心では繋がっていたままだったんだ


本当ならもっと早くに和解できていた筈なんだ

そんな事を思うと同時に


俺は、本当に奴の事が憎くてたまらなくなった･･･！


だから俺は･･･

何が何でも961プロに、負けるわけにはいかない

297 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 13:57:49.89 ID:FO14dASs0

もう少しで全員で笑い合えるようになるんだ


そんな中、あえて俺が嫌な雰囲気を作り出す事もない

今まで通り接すればいいんだ

そう思った


皆より辛い想いをさせてしまって申し訳ないけど

この事を教えておくのは

貴音と音無さんと響と真と雪歩の五人だけにしておこう

真達も黙っておいてくれると言っていたし

298 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 13:58:21.27 ID:FO14dASs0

その代わり、気が済むまでボクの事を殴ってください

そう言われた時にはどうしようかと思ったけど･･･

なんとか周りになだめられて、事なきを得た

あずささんにしろ、真にしろ

まったく･･･ここのアイドル達は･･･

ハハッ、殴れるわけないだろ



まぁ･･･貴音には愛想をつかされてしまっていて

俺は･･･

299 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 13:58:52.86 ID:FO14dASs0

でも･･･そんな事も言ってはいられない

昨日の響のオーディションも一位通過

ますます動きに磨きがかかっていた


やるべき事は、今目の前にあること

星井さんは、恐らくはあの公園にいるという事が分かっている

問題は･･･


最終手段だった亜美から、話を聞いてみて分かった事

双海さんはどうやら

毎晩ベッドから抜け出して、亜美にあげたノートを読んでいるらしい

300 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 13:59:29.37 ID:FO14dASs0

その話を聞く限りだと

どこか卓球のできる場所で、朝から晩まで壁卓球をしているに違いない

卓球ができる場所といえば、限られていない事もないんだが


いかんせん、範囲が広すぎる

双海さん宅の近くで待ち伏せし、後をついて行けばいいだけの話なのかもしれないけど･･･

そんなストーカーじみた事はしたくないし、する暇もない


さて･･･

となると、どうするべきか･･･

301 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 13:59:58.62 ID:FO14dASs0

---ﾀｯﾀｯﾀ


真「プロデューサーー！」

P「おぉ、真」

真「ダメです、ボクがいつも行っているジムにもいませんでした」

P「そっかー、わざわざありがとな」

真「いえ･･･これくらいの事じゃ償い---」

P「ハァ！」ﾄﾝ

真「いたっ！」

P「だから、そういうのは嫌いだって言ったろ」

真「す、すみません･･･」

P「でも気持ちは嬉しいよ」

P「償いとかじゃなければな？」

302 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 14:00:29.83 ID:FO14dASs0

真「も、勿論！ボクがお手伝いしたいからで---」

P「ありがとう」ﾆｺ

真「ボクの方こそ･･･ありがとうございます」

P「いやいや、俺の方がありがとうだよ」

真「何言ってるんですか！ボクの方がありがとうですよ！」

P「いやいやいや」

真「いやいやいやいや」


P･真「･･･」

P･真「ぷっ･･･」

P･真「アハハハハハハハ」


またこうして笑える日がくるなんて･･･


P「･･･ハハ」

P「もうキリがないから、お互いにありがとうはなしな」

真「･･･ハァ」

真「･･･」

P「真？」

303 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 14:01:04.38 ID:FO14dASs0

真「ボク･･･実を言うと」

真「プロデューサーと、その･･･」

真「･･･ずっと、こうして話してみたいって思ってたんです」

P「･･･」

真「それだけじゃありません」

真「あの日、大丈夫だから･･･って言ってくれて」

真「ボクたちの事を、必死にかばってくれて･･･」


真「ずっと･･･ありがとうございますって」

真「そう言いたかった･･･！」

P「･･･」

真「今まで本当にごめんなさいって･･･」

真「その場で謝りたかった･･････！」

P「分かってるよ･･･」

304 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 14:01:43.82 ID:FO14dASs0

真「･･･」

真「プロデューサーは･･･」

真「もう知ってるんですよね･･･？」

P「･･･」

P「何を---」

真「いいんです、もう分かってますから･･･」

P「真･･･」

真「へへっ･･･」

真「ボクってバカだから･･･」

真「アイツの事、疑いもせずに･･･」

真「こんなにボクたちの事を考えてくれているんだ---って」





真「好意をもってしまっていたんです･･･」

P「っ･･･」

305 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 14:02:21.71 ID:FO14dASs0

真「それで写真なんか撮られちゃって」

真「自分で自分の弱みを作ってしまったんですから･･･」

真「本当に笑えますよね･･･」

P「笑えない･･･」

真「だって、そうじゃないですか！」

真「向こうは、最初からボクたちの事を利用する為だけに近づいてきてたっていうのに！」

真「それに気づけもしないで！」




真「まんまとアイツの思惑通りに･･･目の前で---」

P「もうやめてくれ！！」

真「･･･！」

306 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 14:02:57.29 ID:FO14dASs0

真「すみません･･･こんな話、聞きたく---」

P「そういうことを言ってるんじゃない･･･！」

P「真はただ普通に･･･」


P「女の子として、恋をしていただけじゃないか･･･！」

真「･･･」

P「真たちの事を親身になって考えてくれて･･･」

P「自分の事よりも真剣に取り組んでくれて･･･」

P「そんな人の事を･･･信用するなって方が無理なんだ･･･」

P「そんな一途な想いの真を笑えるかだって･･･？」

P「笑えるわけないだろ･･･！」

真「･･･っ」

307 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 14:03:35.88 ID:FO14dASs0

P「それだけ酷い事をされたんだ」

P「第三者の俺が、簡単に忘れろなんて言えない･･･」


P「だけど！」

P「同じプロデューサーとして」

P「プロデューサーの立場を利用して」

P「仲良くなってから突き放す」

P「ましてや、人としてやってはいけない事に手をつけた」


P「そんな奴･･･許す事はできない」


P「アイドルの事を一番理解して、信頼を築き上げてこそのプロデューサーなのに･･･」

P「俺はアイツの事を、一生許さないし」

P「プロデューサーだとも認めない」

真「･･･っ」

308 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 14:04:12.03 ID:FO14dASs0

P「･･･ここからは同じ男としての意見だ」


P「もし、自分の気持ちを押し殺さなくてもいいのなら･･･」」


P「こんなに可愛らしい女の子を傷つけたアイツこそを」


P「すぐにでも！」


P「気が済むまで殴ってやりたい･･･！」



---僕が真の事を･･･？---

---冗談はよしてくださいよ---

---誰が貴方みたいに男勝りの者を好むというのですか---

---まさか本当に僕が真の事を好きになっていたとでも？---




真「プロ･･･ゥサァー･･･」

309 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 14:04:53.24 ID:FO14dASs0

P「だけど･･･それじゃあアイツと同じだ」


P「過去はもう、俺にはどうすることもできないけど」

P「それ以上に･･････」

P「辛かった事なんて･･･」

P「思い出す暇もないくらいに･･････」


P「俺が明るい未来に変えてやる」


真「っ･･･っ･･･！」


P「だからもう泣かないで･･･」

P「ほら、ハンケチ使ってハンケチ」


真「･･･」

--ｺﾞｼｺﾞｼ･･･

真「ぷっ･･･」

P「えっ」

真「アハハハハハ･･･」

P「おおぅ？」

真「なんですかそれ･･･」

P「オシャレだろ？」

真「ハハ、ちっともですよ･･･」

P「ぬぅ」

310 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 14:05:29.69 ID:FO14dASs0

真「でも･･･」

真「ありがとうございます、プロデューサー」


真「なんだか、スッキリしました･･･」

P「そうか、良かった･･･」


真「いいんですか？プロデューサー」

P「何が？」


---ﾀﾞﾀﾞｯ

P「あっ、おい！真！？」


--ｸﾙｯ

真「言ったじゃないですか！ボク、バカだからって！」

P「えー？何だって？」

311 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 14:06:32.41 ID:FO14dASs0

真「また･･･----------」

真「プロデューサーのこと！！」


P「俺がなんだってー？」

P「聞こえないよー！」


真「へへっ！なんでもないですよーだ！！」

--ﾀﾞﾀﾞｯ


P「ちょっと･･･待てって･･･！」




今度は･･･

本気でね･･････



------
---
-

312 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 14:07:30.23 ID:FO14dASs0

〜（翌日）〜

---星井美希の特訓に付き合えなくなり始めて四日目---


今日も手当たり次第にスポーツジムを探し回ったが

双海さんは見つからず

早く四人を揃えなければ･･･





〜（翌日）〜

---星井美希の特訓に付き合えなくなり始めて五日目---

今日も真が一緒に探すのを手伝ってくれたが

やはり見つからず

響達の仕事、みんなのレッスンを往復しながらの事なので

効率が悪い

313 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 14:08:01.95 ID:FO14dASs0

そして、とうとう･･････



〜（現代）〜


〜（翌日）〜

---星井美希の特訓に付き合えなくなり始めて六日目---

--天候（雨）--


---漫画喫茶自由間---



今日の天気は、久しぶりの雨

朝は晴れていたのに、急に降り出してきたので

やむを得なく漫画喫茶での雨宿り

314 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 14:09:03.29 ID:FO14dASs0

俺一人だったら、構わず探し続けるんだが

今日は雪歩が一緒についてきてくれている

風邪を引かせるわけにもいかないからな


星井さんは、こんな日はどうしているのだろうか

やっぱり事務所には来ていないし

自宅待機なのかな

できれば双海さんを見つけてから会いに行きたかったが･･･

もし、今日見つけることができなければ

順番を変えることも視野に入れておいたほうがよさそうだ

315 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 14:09:54.85 ID:FO14dASs0

だが･･･そろそろ双海さんを見つけることができないと

本格的にマズイ


この辺りのジムは、あらかた探したし･･･

まさか、そんなに遠くまで行っているというのだろうか･･･



雪歩「あの･･･プロデューサー」

316 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 14:10:42.28 ID:FO14dASs0

P「あぁ、こんな部屋に俺なんかと二人でごめんな」

P「本当は個室を借りたかったんだけど」

P「ファミリールームしか空いてないって言うからさ」

P「この部屋は二人以上じゃないと借りられなくて･･･」

P「でも、借りちゃえばこっちのもんだからさ」

P「お金はここに置いておくから、雨が止むまでゆっくりしていきな」

雪歩「プロデューサーは･･･？」

P「あっ、傘の事を心配してるのか？」

P「大丈夫、俺折り畳み傘も持ってるから」

雪歩「ちがっ･･･」

P「もし、止まないようならこの傘を使ってくれ」

P「じゃあ、今日はありがとな」

雪歩「･･･！」

P「くれぐれも風邪は引かないようにね」

雪歩「あっ･･･」

P「それじゃ」

雪歩「まっ･･･」


---ガチャン

317 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 14:11:12.22 ID:FO14dASs0

雪歩「･･･」


うぅー･･･行っちゃったよぉ･･･

二人きりになれて、ちゃんとお礼を言い直す

いい機会だったのに･･･

どうして私はこんなにダメダメなんだろぅ･･･

信じるって･･･そう決めたのに･･･


それをこんな私なんかの為に気を遣わせちゃうなんて･･･

傘まで置いて･･･

･･････

傘･･･？

318 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 14:11:49.10 ID:FO14dASs0

プロデューサーが持っていた傘を私が借りる･･･

プロデューサーは傘がない

私はある


･･･ということは

はうっ･･･！


プロデューサーが風邪を引いちゃいますぅー！

どっ、どうしよう･･･

追いかけなくちゃ･･･


でも、こんな私なんかに追ってこられたら

きっと嫌だよね･･･

だけどプロデューサーが･･･

うぅっ･･･

どうすればいいのー･･･


------
--
-

319 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 14:12:23.26 ID:FO14dASs0

---漫画喫茶自由間---ラウンジ---



雪歩は男性恐怖症らしいから

あんな狭い部屋に俺と二人だけなんて

とても耐えられないだろう

それに･･･

いや、もう思い出すのはよそう

気分が悪くなるだけだ･･･



それにしても･･･

意外と広いんだな


こういう所は入った事がなかったから知らなかった

会員証も作らされたし

今度一人でゆっくり来てみてもいいかもしれない

320 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 14:13:26.85 ID:FO14dASs0

--ｽﾄﾝ！

ダーツに･･･


--ｶｰﾝ！

ビリヤードに･･･


ｽｺﾝ！ｽｺﾝ！

卓球･･･

---ｾｲｯ！　ｾｲｯ！


今時の漫画喫茶にはこんな物まで･･･

･･････

･･･


P「卓球！！？」

P「えっ･･･！」


P「卓球だ！！」


それに･･･

あそこにいるのって･･････！

321 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/20(水) 14:13:58.40 ID:FO14dASs0

とりあえずここまでかなーって

322 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/03/20(水) 14:14:26.34 ID:/9W4TfFL0

乙

ここまで出来る>>1が凄過ぎる…

323 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/20(水) 14:16:14.39 ID:WPJjTaEDO

みじかっ！


乙さー！

324 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/03/20(水) 14:16:42.00 ID:s1aK7SFHo

おつ
毎回楽しみにしてるぜー

325 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/03/20(水) 14:17:59.57 ID:/6BL11G0o

お疲れさん
楽しみやで〜

326 ：324 [sage]：2013/03/20(水) 14:18:19.31 ID:jzZY2Nzzo

ID違うけど
あげてすまぬ

327 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/20(水) 14:18:37.73 ID:/6BL11G0o

ごめんさげてなかった

328 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/20(水) 14:19:15.40 ID:HfDWIz+ko

ここsageつけない人多すぎ

329 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/20(水) 14:36:54.11 ID:4vKKvqw1o

真ちょろすぎ

330 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/20(水) 14:49:13.97 ID:QXSrsjpc0

>>1乙

真美は頭が切れるからな

美希は多分家で寝てんじゃないだろうか

331 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/20(水) 14:53:11.19 ID:bkbRMGuoO

疑い深くとまでは行かないけど、もう少し冷静になってもいいんじゃないでしょうか真さん

332 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/20(水) 14:59:57.52 ID:j5b3gKSHo

流石俺のまこりんはやはり可愛いかった
>>331単純で真っ直ぐだから真はいいんじゃないか！
>>1乙です。

333 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/20(水) 17:37:47.19 ID:SYwBrqyG0

な、七転び八起きを体現したような娘だから

真は(震え声)

334 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/20(水) 17:44:47.78 ID:UN1amGo7o

>>1さんおつだぞーっ！
次が楽しみ

335 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/20(水) 18:00:34.79 ID:dUmp9Jlko

乙
いい娘達ばっかりで本当…ハッピーエンドになってくれー

336 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/20(水) 18:43:16.65 ID:+YSgK2sAO

前スレからここまで一気に読んじゃったよ
>>1乙

337 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/20(水) 22:12:48.54 ID:02xgsFl40

真は女子高通いだしなぁ、
良くも悪くも純粋培養（男性経験値0）だったんだろうな

『765プロは皆良い子』これ常識だからな、
いおりんや貴音、りっちゃんの勘が鋭い人以外は基本
最初から人を疑ってかかるって事はないかだろうからな

338 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/20(水) 22:13:43.29 ID:Fb/q48rUo

乙だよ。
だんだんとコメント増えてきたなぁーと

339 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/21(木) 03:18:09.03 ID:0ss/1MLt0

ぶっちゃけ、屑元Pに関してはアイドル達じゃなくて社長に責任があるんじゃね？
今までの描写からしてあの屑元Pが『ティンときた』って云える人材じゃないだろうし
にも関わらず採用した訳だから…高木ｪ

340 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/21(木) 06:28:21.67 ID:9Nwh6fQR0

乙

341 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/21(木) 07:15:05.17 ID:iKiG7OFDO

普通に求人出したけどマシなの来なくて妥協したんじゃね？

342 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/21(木) 13:53:23.58 ID:St5peRjA0

>>339
前スレより
高木「彼は結構な手足れでねー、そんな彼がなんと･･･！ウチに入りたいと自ら志願してきてくれたんだ！」?

343 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/21(木) 14:25:24.41 ID:rjATjWtyo

>>339
屑だけどそこそこ有能ではあると思う。屑だけど。

344 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/21(木) 18:04:35.68 ID:0ss/1MLt0

ああ、社長浮かれちゃってたのか…
高木ｨｯ!!しっかりしろよ、経営手腕等はイマイチでも
人を見る目だけはずば抜けてると思ってたのに…こんな屑見抜けなきゃ駄目じゃん

345 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/03/21(木) 20:50:08.52 ID:0mfC3SPS0

>>344
その社長の目を騙すほどキレ者だったんだろうな

346 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/22(金) 02:20:49.89 ID:wRFILQsWo

まあ１３人もダイヤの原石見つけただけでも見る目はある方だし、
むしろ今まで元Pみたいな失敗例を出さなかったのが不自然かもしれないが…

347 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/22(金) 08:15:49.68 ID:8gnmu5Zt0

やっぱり響が一番可愛いな

348 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/22(金) 20:26:59.35 ID:lCIcvduX0

>>346
人を見る目が凄いからこそ過去の因縁を差し引いても黒井氏が必要以上に目の敵にしてるんでしょ。
P（男）が入るまではマジで弱小事務所なんだし。
ただ一度ブレイクしだしたら一番の驚異って事を認めてるわけだ内心。

349 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/03/22(金) 21:53:16.66 ID:ory0P66H0

>>348
なるほどな
そう言われると納得だわ

350 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/22(金) 22:07:37.65 ID:P38DbJ+L0

sage忘れないようにな

351 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 06:48:43.13 ID:nZQXXCwm0

おはようございます

>>322
ありがとうございます
頭の中では完結しているのですが
文にするとなかなか書き終わらず、もどかしい思いです
更新が遅くて申し訳ございません

もう少ししたら更新します

352 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:20:24.61 ID:nZQXXCwm0

更新します

353 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:21:11.56 ID:nZQXXCwm0

---ｽｺﾝ！


真美「2022･･･」


---ｽｺﾝ！


真美「2023･･･！」


--ｽﾀｽﾀ

P「･･･」


---ｽｺﾝ！


真美「20･･･26！」ｽｺﾝ！


P「すごいな･･･」


真美「･･･！？」

354 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:22:02.21 ID:nZQXXCwm0

--ｽｶｯ

真美「あわぁー！！」

P「おあっ！」ﾋﾞｸｯ


---ｺﾝ　ｺﾝ　ｺﾝ･･･


P「･･･」ｽｯ


真美「」ｸﾙｯ

真美「･･･！」


P「ごめんごめん、驚かすつもりはなかったんだけど･･･」

P「はい」ｽｯ


真美「･･･」


P「いらないの？」

真美「どうしてここに･･･」

355 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:22:39.09 ID:nZQXXCwm0

P「･･･どうしてだと思う？」

真美「･･･」

P「･･･」

P「じゃあ、4択ね」

P「一、双海さんが心配だったから」

P「二、双海さんを探していたから」

真美「･･･」

P「三、双海さんと仲良くなりたかったから」

P「四、双海真美さんを」


P「プロデュースしたいから」

真美「･･･！」


P「さて、どれでしょう？」

真美「･･･分かんない」

356 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:23:16.19 ID:nZQXXCwm0

P「んー･･･正解は･･･」

P「全部でした」

真美「全部って･･･」

真美「本気で言ってるの･･･？」

P「もちろん、もちろん」

P「俺は嘘が大嫌いだからな」

真美「へー･･･」

真美「散々真美に酷い事されたのに･･･」

真美「それでも真美の事を心配してくれて」

真美「わざわざこんな所にまで探しに来てくれて･･･」

P「･･･」

357 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:23:49.80 ID:nZQXXCwm0

真美「そんでもって、仲良くなって･･･」

真美「真美の事を･･････プロデュースしたい･･･？」

P「あぁ」

真美「あはは･･･そりゃ→いくらなんでも、人が良すぎるっしょ」

P「そうか？」

真美「そうだよ！」

真美「･･･」

真美「新人の兄ちゃんは気づいてないだろうけど･･･」

真美「真美達は嘘をついてたんだよ」

P「へぇ･･･」

真美「へぇ---って･･･！」

真美「新人兄ちゃんにも、みんなにも･･･」

真美「仲直りをしたように見せてただけなの！」

真美「騙してたんだよ･･･！分かる！？」

P「それは大変だったな･･･」

358 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:24:21.51 ID:nZQXXCwm0

真美「･･･っ！」

真美「大変なのは---」

P「辛かっただろ･･･？」

真美「なに言って･･･」

P「嘘ってのはさ･･･」

P「つかれる方も傷つくけど」

P「つく方にも同等、もしくはそれ以上の辛さがあるもんなんだよ」

真美「どうしてそんなこと分かるのさ！」

P「分かるよ･･･」

真美「なんで･･･？」

P「俺だって･･･そうだから･･･」

真美「･･･？」

真美「･･･何言ってんの？」

P「別に気にしなくていい」

真美「･･･あっそ」

359 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:24:56.64 ID:nZQXXCwm0

真美「とにかく･･･真美の事はほっといてよ」

真美「真美は一人で---」

P「嫌だね」

真美「えっ･･･」

P「嫌だって言ったんだ」

360 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:25:31.26 ID:nZQXXCwm0

P「どんなに断られても」

P「例え嫌がられたとしても」

P「俺は双海さんの事を諦めない」

真美「･･･！」

真美「･･････」

真美「どうしてさ･･･」

真美「あんなに酷い事されて･･･」

真美「それなのにどうして･･･！」

P「･･･分かってたから」

真美「何を･･･」

P「みんなの気持ち」

361 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:26:07.99 ID:nZQXXCwm0

真美「そんなの･･･嘘だよ」

P「嘘じゃない･･･」

真美「嘘だ！」

真美「もし･･･そうだとしても･･･」

真美「そんなの･･･」

真美「簡単に信じられるわけ･･･！」



雪歩「ううん･･･プロデューサーの言ってる事は、本当だよ真美ちゃん」

真美「ゆきぴょん･･･！？」


P「雪歩･･･」

362 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:26:42.71 ID:nZQXXCwm0

雪歩「私達･･･もうみんなに本当の事を話したの」

真美「･･･！」

雪歩「それでね･･･みんなも私達の事を許してくれて･･･」

雪歩「こんな話ができたのも、全部プロデューサーのおかげなの･･･」


--ｸﾙｯ

雪歩「･･･」

P「･･･？」

雪歩「あの･･･私、ちゃんとお礼を言えてなくて･･･」

雪歩「ほ、本当に･･･ありがとうございました･･･！」

P「いや！もういいって！」

雪歩（ちゃんと･･･言えたよぉ･･･！）

363 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:27:14.11 ID:nZQXXCwm0

P「それに、それは俺のおかげとは違うっていうか･･･」

雪歩「そ、そんなことありません！！」

P「おぉ･･･」

雪歩「全部全部プロデューサーのおかげで！」

雪歩「プロデューサーがいなかったら私達･･･！」


雪歩「それに、私と真ちゃんが言おうと思ってて！」

雪歩「だから･･えっと･･･！」

P「落ち着いて･･･」

雪歩「ハッ･･･！」

雪歩「私･･･そういうつもりじゃなくて･･･」

P「分かってる、分かってるから」

雪歩「うぅー･･･」

雪歩（恥ずかしいよぉ･･･）

364 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:27:49.80 ID:nZQXXCwm0

真美「･･･」

真美「亜美も謝ったの？」

雪歩「う、うん」

真美「へー、そっか･･･」

真美「良かったね、ゆきぴょん！」

雪歩「だから、真美ちゃんも---」


真美「じゃあ、悪いのはもう真美だけなんだ」

雪歩「ち、違･･･！」

P「･･･」

365 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:28:23.33 ID:nZQXXCwm0

真美「気にしなくていいんだぜ、ゆきぴょん！」

真美「真美は一人でも、ぜ→んぜんへ→きだから！」

雪歩「き、聞いて真美ちゃん！」

雪歩「真美ちゃんを一人になんて---」

真美「いいからもうほっといてよ！！」

雪歩「」ﾋﾞｸｯ

真美「真美は一人でも平気だからって･･･」

真美「そう･･･言ってるじゃん･･･！」

雪歩「真美ちゃ---」


--ｽｯ

P「･･･ありがとう、雪歩」

雪歩「プロデューサー･･･」

366 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:29:03.36 ID:nZQXXCwm0

P「･･･」


P「本当に一人でも平気なんだな？」

真美「･･･トーゼンっしょ」

P「そうか」

P「後悔しないな？」

真美「･･･うん」

P「分かった」


P「それじゃ、行こうか雪歩」

真美「･･･！」

雪歩「えっ･･･でも」

367 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:29:39.34 ID:nZQXXCwm0

P「本人があそこまで言ってるんだ」

P「それならもう、俺にはどうする事もできない」


諦めないって言ってたのに･･･


P「やる気がない奴にかまってやる程、俺は暇じゃないんだ」

雪歩「そんな言い方･･･！」

P「いいから･･･」

雪歩「･･･」

雪歩「」ｺｸﾝ


P「邪魔して悪かったな」

真美「･･･」


ホントに行っちゃうの･･･？

368 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:30:17.17 ID:nZQXXCwm0

P「あっ、そうだ」

P「多分それ以上卓球しててもしょうがないと思うぞ？」

P「元々それは亜美の為に用意した特訓法だから」


亜美の･･･

そっか･･･

私は真美だもんね


やっぱりそうなんだ･･･


P「だけど･･･」

P「もし、まだやる気が少しでもあるのなら」

P「明後日の朝、何日か分の着替えを持って、いつもの時間に事務所に来てくれ」

真美「･･･」

雪歩（着替え･･･？）

369 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:30:49.63 ID:nZQXXCwm0

P「来てくれたらのなら歓迎するし」

P「双海真美さん専用の特訓法も教える」


真美の･･･！


P「じゃあ」

真美「･･･」


-----
--
-

370 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:31:37.66 ID:nZQXXCwm0

---漫画喫茶自由間---入口外



雪歩「本当にいいんですか･･･これで」

P「うーん、分からん」


こればかりは本当に自信がない

今の双海さんには

考えをまとめる時間が必要だと判断したんだけど･･･

少しキツイ言い方になってしまった


雪歩「えっ」

371 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:32:13.13 ID:nZQXXCwm0

P「今までのみんなもそうだったけど」

P「やっぱり自分に負い目を感じてるんだろうな」

P「さっき双海さんも言ってたけど、今まで酷い事をしてたのに」

P「今さら･･･ってさ」

P「雪歩もそうだっただろ？」

雪歩「はい･･･」


P「俺からすれば、そんな事分かっていた事だから気にしてない---と言えるんだが」

P「双海さん達はそうもいかない」

P「だって、みんな優しい子だから」

雪歩「･･･」

372 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:32:51.75 ID:nZQXXCwm0

P「それに、双海さんは恐らく俺が探しに来る事を分かっていたと思うんだ」

雪歩「どうしてですか？」

P「だって、俺が卓球するんだったら素直にスポーツセンターとか、ジムとか行くもん」

P「それを、あえて漫画喫茶なんて場所を選んでいたんだ」

P「探しに来るなって言ってるようなもんじゃないか」

P「少なくとも俺は、今日雨が降って、雪歩が一緒についてきてくれてなかったら」

P「多分双海さんを見つけることができなかったと思う」

P「だから、ありがとな雪歩」

雪歩「い、いえ･･･私なんて」

P「謙遜しなくてもいいよ」


P「きっと、雪歩やみんなの想いがこういう運命を作り上げたんだ」

雪歩「そう･･･なんでしょうか？」

373 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:33:27.27 ID:nZQXXCwm0

P「雪歩は、運命ってあらかじめ最初から決まってるものだと思う？」

雪歩「えっ･･･ど、どうなんでしょう･･･」

P「俺はね、確かに軸となる部分は最初から決まっていると思うんだ」

雪歩「･･･」

P「それでさ、ゲームとかでよくあるみたいに」

P「所々で選択肢を迫られる」

P「その選択肢をどう選んでいくかによって、自分の運命は変えられると思ってる」

P「勿論、本当のゲームみたいにって訳にはいかないから」

P「やり直しはできないし、選んでみないと分からない」

P「その結果、嫌な事もあるかもしれないし、良い事があるかもしれない」

374 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:34:03.31 ID:nZQXXCwm0

P「だけどさ」

P「俺は、あの時ああしておけば良かったなーとか」

P「そういう後悔ってしたくないんだ」

P「どうせ後悔するなら、やらないで後悔するよりも」

P「やって後悔する方がいいって･･･」

P「そう思う」

雪歩「･･･」

P「それに、よく言うだろ？」

P「神は、その人に乗り越えられる試練しか与えない---って」


P「だから、今がその時だと思うんだよ」

雪歩「試練･･･」

375 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:34:33.43 ID:nZQXXCwm0

P「その試練を乗り切ったとき、必ず何か得られるものはあると思うから」

P「だから、もう少しだけ･･･」

P「俺と一緒に---」

雪歩「でも･･･こんなダメダメな私なんかにはとても･･･」

P「･･･」

P「雪歩は自分に自信がないんだな」

雪歩「はい･･･」


P「じゃあ、俺と一緒だ」ﾆｶｯ

雪歩「えっ･･･」

376 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:35:06.90 ID:nZQXXCwm0

P「俺もさ、765プロに来るまでは」

P「ずーっと自信がなかったんだ」

雪歩「そうなんですか･･･？」

P「うん」

P「プロデューサーにはなりたかったんだけど」

P「実際に自分がやっている所を想像してみるとさ･･･」

P「なんかこう･･･あぁー、もう駄目だ---みたいな」

雪歩「わっ、分かりますぅ！」

雪歩「考えただけでも、緊張しちゃうんですよね！」

P「アハハ、そうそう」

雪歩「ふふ」

377 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:35:40.16 ID:nZQXXCwm0

P「でもな･･･俺はここに来て変わることができたんだ」

P「どうしてだと思う･･･？」

雪歩「･･･どうしてですか？」

P「ちょっと恥ずかしいんだけど･･･」

雪歩「はい」



P「みんなを、助けてあげたいって」

P「そう思うようになったからかな･･･」


雪歩「みんなを･･･」

雪歩「･･･」

378 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:36:18.81 ID:nZQXXCwm0

P「ま、まぁ･･･ゴチャゴチャと言ったけどさ」

P「とにかく、雪歩にも自信を持って」

P「後悔だけはしないように進んでくれって事だ」


雪歩「私も･･･みんなの力になれるでしょうか･･･？」

P「あぁ、勿論だ」


雪歩「･･･上手くできるか分からないけど」

雪歩「私･･･頑張ってみます」


P「おう」


プロデューサーも、自分を変えたんだ･･･

なんだか少し、ホッとしちゃったな･･･

こんなに凄い人でも自信がなかったなんて


きっと、本気で私達の事を考えてくれているからなんだよね


それなら･･･私もその期待に応えなくちゃ

379 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:37:00.68 ID:nZQXXCwm0

雪歩「プロデューサー？」

P「ん？」

雪歩「今日はありがとうございました」

P「いや、俺の方こそ」

雪歩「私も、今私にしかできないことをやってみようと思います」

雪歩「だから、先に帰っていてください」

P（･･･）

P「そっか、分かった」

380 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:37:32.35 ID:nZQXXCwm0

雪歩「あと、傘を---」

P「あぁ、それならさっきフロントで買ったから大丈夫」

雪歩「そうですか」

雪歩「じゃあ、お借りしておきますね」

P「うん、それでいい」

雪歩「では、失礼します」

P「またな」

381 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:38:03.94 ID:nZQXXCwm0

---ｶﾞﾗﾝ

P「･･･」

P「少しは吹っ切れたみたいだな･･･」

P「ハァ･･･」ｽﾀｽﾀ

--ﾊﾞｻｯ

P「それに比べて俺は･･･」


偉そうなことを言っておきながら

やっぱり、一人じゃ何もできない


ありがとう、雪歩

雪歩になら、俺にはできなかったことができるはずだ


俺も信じてるからな･･･

-----
--
-


･･･最後は星井さん


こんな雨の中

いないとは思うけど･･･


とりあえず、行ってみよう

382 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:38:52.24 ID:nZQXXCwm0

---漫画喫茶自由間---


真美「･･･」

--ｽｺﾝ･･･

真美「･･･」


真美「真美も･･･」

真美「いいのかな･･･」


雪歩「いいと思うよ」

真美「」ﾋﾞｸｯ

真美「ゆきぴょん！？」

真美「･･･どうして戻ってきたのさ」

雪歩「だって私達･･･」

雪歩「仲間だから」

真美「･･･！」

383 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:39:26.79 ID:nZQXXCwm0

雪歩「私もね、真美ちゃんと一緒だよ？」

雪歩「さっきも、こうしてる今も･･･」

雪歩「本当は、プロデューサーへの罪悪感で押しつぶされそうになってる」

真美「･･･」

雪歩「それに、実を言うと」

雪歩「まだ少しだけ･･･」

雪歩「やっぱりプロデューサーの事を怖がっている自分もいるの･･･」

384 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:39:57.05 ID:nZQXXCwm0

雪歩「だけどね･･･」

雪歩「あのプロデューサーなら」

雪歩「もう一度信じてみてもいいかなって思ったの」

真美「･･･なんで？」

雪歩「それはもう真美ちゃんも気づいてるんじゃないかな？」

真美「･･･」

雪歩「･･･」

雪歩「プロデューサーね」

雪歩「961プロに行ったんだって」

真美「･･･！」

385 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:40:29.67 ID:nZQXXCwm0

雪歩「それでね、三ヵ月後に行われるフェスで」

雪歩「私達が961プロに勝てば、これからはもう」

雪歩「私達に手を出してくることはないって･･･」

雪歩「そういう話をつけてきてくれたみたいなの」

真美「そんな勝---」

雪歩「勝手だって思う？」

真美「そりゃ、そーっしょ！」

雪歩「私もね、最初はそう思ったよ？」

雪歩「私なんか無理に決まってるのに---って」


雪歩「でもね･･･不思議なんだけど」

雪歩「プロデューサーと話してると」

雪歩「なんだか私にもできる様な、そんな気持ちになってくるの」

386 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:41:05.51 ID:nZQXXCwm0

雪歩「だから、真美ちゃんも一度」

雪歩「ちゃんとプロデューサーと話をしてみてほしい」


真美「でも･･･」

真美「真美はあの兄ちゃんに、あんなに酷い事をしてきたんだよ･･･？」

雪歩「それは真美ちゃんだけじゃないよ」

雪歩「私だって･･･」

真美「ゆきぴょんはいいじゃん！」

真美「だってもうみんなで謝ったんでしょ！？」

真美「だったら関係ないじゃん！」

真美「もう真美だけなんだから･･･！」

387 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:41:41.25 ID:nZQXXCwm0

真美「あのプロデューサーと同じなのは･･･」

真美「もう･･･真美だけなんだから･･･」ﾎﾟﾛｯ

--ｷﾞｭｯ

雪歩「違う･･･違うよ･･･！」

雪歩「真美ちゃんはあの人と同じなんかじゃない･･･」

真美「･･･っ」

雪歩「そんな事いったら･･･」

雪歩「私だって･･･」ﾎﾟﾛｯ

真美「っ･･･っ･･･」

雪歩「っ･･････」

真美「ごめん･･･ごめﾞんね･･････ゆきぴょん･･･」

雪歩「ｯ･･･」

真美「真美も本当は･･･分かってﾞる」

388 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:42:16.97 ID:nZQXXCwm0

真美「でもﾞ･･･」

真美「自分で自分が･･････許せなくてﾞ」

雪歩「うﾞん･･･」

真美「もうﾞどうぢたらいいか･･･」

真美「分がらなぐて･･････」

雪歩「うﾞん･･･うﾞん」

真美「また酷い事･･･言っぢゃったよぉ･･･」

雪歩「私も一緒に謝るから･･･」

真美「っ･･･っ･･･」

雪歩「プロデューサーなら･･･」

雪歩「分かってくれてるから･･･」

真美「うﾞん･･･」

389 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:43:10.82 ID:nZQXXCwm0

雪歩「だから･･･心配しなくていいよ」

真美「ゆぎ･･･びょん･･･」


良かった･･･

本当に良かった･･･

真美ちゃんも真ちゃんと同じで

ずっと苦しんでいたんだ･･･

プロデューサー

私も、少しは変われましたよね？


後は･･･

美希ちゃんの事･･･

よろしくお願いします･･･


------
--
-

390 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:43:46.85 ID:nZQXXCwm0

---湖のある公園---


---ｻﾞｰ　ｻﾞｰ


P「やっぱりいるわけない･･･か」


P「ハァ･･･まだあれから六日しか経ってないんだよな」

P「なんか･･･色々な事があったな」


こんな事になってるなんて

あの時の俺は、想像もできなかった

まだ油断はできないけど

もうすぐだ･･･

もうすぐで、本当に俺の役目は終わる･･･

391 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:44:26.02 ID:nZQXXCwm0

961プロにいる俺か･･･

これまた想像するのが難しいな･･･


P「･･･」

P「戻るか･･･」


P「ん･･･？」


--ﾋｮｲ

P「なんだこれ･･･」


--ｶﾞｼｬｶﾞｼｬ


《Ｐと一緒にお昼を食べられますよカード》


P「･･･」ﾎﾟﾛｯ

P「アハハ･･･雨で濡れてクシャクシャになってる」

392 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:45:05.06 ID:nZQXXCwm0

--これで、これからはミキ一人でお昼が食べられるの--


P「なんだ･･･そういう事だったんだ」


本当は･･･俺の事･･･


待っていてくれていたんだ･･･


それなのに俺は･･･

一度も見にきてあげることができなかった


分かっていた事じゃないか･･･

星井さんは素直ないい子だって･･･


それを･･･

393 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:45:40.30 ID:nZQXXCwm0

星井さんならここの場所にいるだろうから大丈夫だって･･･

馬鹿か俺は･･･

ずっとずっと、俺が勝手に見に来る事を待っていたんだ

まだ六日しか？

もう六日も経っているんじゃないか！

のん気にしていたのは俺の方だったんだ･･･！


何がプロデューサーだよ･･･

アイドルの･･･みんなの気持ちも知らないで･･･

伊織に言われていた通りじゃないか


--ｸﾞｸﾞｯ･･･！

--ｽｯ･･･

--ﾀﾞｯ

394 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:46:27.77 ID:nZQXXCwm0

早く、早く美希に会って謝らないと･･･！


どこだ･･･どこに行けば会える･･･


--ﾀﾞﾀﾞｯ


事務所？

いや、違う

最近は来ていない･･･


そうだ･･･もっと早く気がつくべきだったんだ

前までは事務所に顔を出していたはずだったのに･･･

そんな当たり前な事にも気がつかなかった


--ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ


･･･くそっ

----
--
-

395 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:47:34.76 ID:nZQXXCwm0

---湖のある公園---橋付近---



---ｻﾞｰ　ｻﾞｰ　ｻﾞｰ



美希「･･････」


･･･！


あれは･･･


P「美希！！」

美希「･･･」


P「何やってんだこんな所で！」

---ｽｯ

P「風邪引---」

美希「触らないで！」

--ﾄﾞﾝ！

P「うっ･･･」ﾄﾞﾝ！

美希「･･･！」

美希「ぁ･･･」

396 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:48:16.36 ID:nZQXXCwm0

---ｻﾞｰｰｰｰ

P「･･････」ｸﾞﾜﾝｸﾞﾜﾝ


美希「プ･･･プロデューサー･･･？」


P「･･････」

美希「えっ･･･」


--ﾀﾀｯ

美希「ねぇ･･･」

P「･･････」

美希「返事してよ･･･」

P「･･･」

美希「う、嘘･･･」

美希「プロデューサー！！」

397 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:48:51.25 ID:nZQXXCwm0

P「何･･･？」ﾑｸｯ

美希「･･･！！」

P「いてて･･･まさか、いきなり突き飛ばされるとは･･･」


･･･っ！


美希「よかった･･･」

P「やっと呼んでくれたな･･･」

P「プロデューサーって･･･」

美希「ごめんなさい･･･！」


P（･･････）


P「どうして美希が謝るんだよ･･･」

P「謝るのは俺の方だろ？」

P「待たせちゃって･･･ごめんな？」

398 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:49:36.85 ID:nZQXXCwm0

美希「ううん･･･」

美希「ミキの方こそ･･･」

美希「ミキ、プロデューサーが来てくれなくなって分かったの･･･」

美希「ダンスとか･･･教えてもらっていた事より」

美希「プロデューサーと一緒にいられた事が楽しかったんだな･･･って」

美希「そういうのって、なくなってみて初めて分かる事だったんだね･･･」

美希「ミキ、知らなかった･･･」

P「･･･」

399 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:50:21.63 ID:nZQXXCwm0

美希「それでね･･･最初のうちは」

美希「元に戻るだけだ---って思ってて」

美希「だけど･･･」

美希「もう来てくれないんだって･･･」

美希「そう思ったら･･･なんだかイライラしてきて」

美希「今度会ったら、絶対に話さないようにしようって･･･」

P「それで突き飛ばされたわけか･･･」

美希「･･･」


美希「でも･･･」

美希「今ので死んじゃってたらどうしよう･･･って」

美希「本当に怖くなって･･･」

400 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:51:46.04 ID:nZQXXCwm0

P「ごめんな･･･本当に」

P「俺が悪かったんだ」

P「あいまいな言葉を残していったから･･･」

美希「･･･許さない」

P「だよな･･･」


美希「だけど･･･この質問の答えによっては･･････考えてあげてもいいって思うな」

P「･･･どんな質問でも答えるよ」

401 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:52:50.00 ID:nZQXXCwm0

---ｻﾞｰｰｰｰｰｰｰｰｰ


美希「･･･」

P「･･･」


美希「ミキの事を･･････」


--ｽﾀｽﾀ


美希「いーっぱいキラキラさせてくれるって」


--ｽﾀｽﾀ


美希「･･････約束してくれる？」


--ﾋﾟﾀｯ･･･



ふざけんな･･････

ふざけんなよ･･･！

ルール違反だろ･･･そんなの･･･！

402 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:53:27.63 ID:nZQXXCwm0

P「必ず･･･」

P「守ってみせるよ」


P「その約束も･･･」



P「美希の事も･･････！」


美希「･･･！」ｳﾙｯ


P「だけど･･･」

P「その前に一つだけ聞かせてくれ」


美希「･･･何？」ﾎﾟﾛｯ

403 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:54:44.55 ID:nZQXXCwm0

P「美希は･･･」


P「俺と･･･」

P「そこにいる元プロデューサーの･･････」


P「どっちを信じてくれるんだ？」



元P「ククッ･･･」

美希「･･･」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ･･･


美希「ミキは･･････」


美希「961プロに･･･」

美希「移籍するの･･････」ﾆｺ･･･


P「･･････」



--そうして美希は


---961プロへと･･･引き抜かれていった


-----
---
-

404 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/23(土) 07:55:40.70 ID:nZQXXCwm0

とりあえずここまでかなーって･･･

405 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/23(土) 08:08:48.74 ID:eb4bNF3K0

乙……
美希が……Pならなんとかするはず

406 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/23(土) 08:10:28.38 ID:CDYFS3y6o

乙…真美が救われてよかった、ほんとによかった
しかし、美希…ああ！続きが気になる！

407 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/23(土) 08:38:04.61 ID:7/+i1Ov70

乙
黒井が元Pのルール違反を見逃すかどうか、だな

408 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/23(土) 08:43:48.16 ID:8lJiyD+9o

結局手ェ出してるんだね(ﾆｯｺﾘ

409 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/23(土) 08:50:04.97 ID:RRUybE9QO

おつ
相変わらず続きが気になる切り方だなー

410 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/23(土) 09:29:54.64 ID:v0oByW8fo

乙

美希の心境がわからんなぁ…

411 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/23(土) 09:45:49.37 ID:iopdxFdDO

>>410
美希が動くんだから、それこそ元Ｐの切り札といったところだろうな。

アイドル達それぞれの立ち位置が絶妙でいいな…
>>1 乙！

412 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/23(土) 09:51:32.35 ID:v0oByW8fo

元P的には美希には才能がないと思ってんじゃないの？

ただの嫌がらせか、やらしい目的にしか思えん

413 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/23(土) 09:56:45.42 ID:puswYPpwo

球がたまたま

414 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/23(土) 09:57:25.52 ID:puswYPpwo

すまん誤爆

415 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/23(土) 10:42:20.71 ID:H5dlmKHHo

なるほど、これでＰが９６１に移っても問題ないね

416 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/23(土) 11:34:20.51 ID:9xBzdopDO

美希はもうキラキラ不可能なったか

417 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/23(土) 12:26:03.71 ID:w13FoZ9XO

毎回、美希はこんなんばっかなの

418 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/23(土) 13:58:09.29 ID:l1F0nQN4o

乙だよ。
むしろこれでPにとって961に移る必要性がなくなったわけだ。　

419 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/23(土) 15:18:32.68 ID:qfj1EUbxo

乙
美希は心も含めて孤独になっちまうかもな
P次第でもあるだろうが

420 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/23(土) 17:51:35.92 ID:j9wTd6xSo

乙
どうして961に…
なにか美希にも考えがあるのかな…

421 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/23(土) 18:46:40.46 ID:QJYPx8nvo

美希としてはまだ好きなんだろうな、屑元さんのことが
理屈じゃないんだろうけど誉められた行動じゃない
メタ読みすると最終的にPが移籍しなくていいようにするための理由づけかな

422 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/23(土) 21:35:55.72 ID:EvdTXxjq0

それでもこのＰなら…このＰならなんとかしてくれるはずだ


ところで このPって知識はあるとはいえ、潜在能力が異様に高いな
Ｆ９１のシーブックを連想したわ

423 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/23(土) 21:43:23.65 ID:Ybsc0d/w0

俺みたいだな

424 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/23(土) 22:16:17.48 ID:CmhI11Pm0

…美希(´・ω・｀)
こいつはあれか…765続投でも、
961移籍でも大団円を迎えるための布石かな。

>>1 美希が不幸になる未来だけはヽ(；´Д｀)ノﾔﾒﾃｰ
例え結末が決まっててもそれだけは勘弁

425 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/23(土) 23:06:19.92 ID:GdRN0/pXo

黙って見てろよ

426 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 12:13:29.83 ID:2BrOLDIX0

>>424
どうなるのか･･･
引き続きご想像しながら楽しんでいただければ･･･
と思います

それでは少しですが更新します

427 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 12:14:26.75 ID:2BrOLDIX0

---翌日---


---東京スカイTV---



俺は、あの時の美希の泣き顔が･･･

無理に笑顔を作っていたあの顔が

頭から離れずにいた

あの後、俺はあまりにも突然の出来事に何もできず


どうして美希が961プロに･･･

一体奴に何を吹き込まれたのか･･･


そして、自分のあまりの不甲斐なさに

俺はもう、どうしていいのか分からなくなってしまっていた

428 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 12:14:57.25 ID:2BrOLDIX0

なんだよあの顔

どうして笑顔なのに

泣いていたんだよ･･･


最後に美希が言った言葉


キラキラ･･････


961に行ってしまったら

俺はどうやって美希の事をキラキラさせてあげればいいんだ


そもそも765には手を出さないという約束だったじゃないか･･･

429 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 12:15:43.25 ID:2BrOLDIX0

だが、引っかかるのは


黒井社長の事･･･

約束だけは守る男と言っていた


確かに汚い男だとは思うが

俺にはどうも、あの社長が約束を破るようには思えない

変な所でプライドが高そうだった

こういう勝負所、ましてや自分のアイドルが負けるわけないと考えていながらも

負けたときの事も想定して条件を提示してきたんだ


そんな男が、わざわざこんな事をするだろうか･･･


考えてもしょうがない

どんな可能性も否定する事はできないんだ

まだ諦めるには早い

430 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 12:16:20.63 ID:2BrOLDIX0

そもそも諦めるつもりは到底ないんだ

一日はさんで頭は冷やした


お望み通り来てやったんだ

すべて吐いてもらうぞ･･･


待っていてくれ、美希･･･

俺が必ず

守って見せるから---

431 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 12:16:53.85 ID:2BrOLDIX0

律子「プロデューサー･･･？」

P「どうした？」

律子「どうしたじゃありませんよ！」

律子「浮かない顔して･･･」

律子「もしかして･･･また何かあったんですか？」

P「･･･」

P「大丈夫、心配するな」

律子「やっぱり･･･」

P「そんな事より、律子は三人のオーディションの事だけを考えていてくれ」

P「三人一気にともなると大変だぞ〜」

律子「ちょっと！脅かさないでくださいよ」

P「あはは」

P「俺も後ろの方から見守ってるからさ」

P「安心して彼女達をサポートしてあげてくれ」

432 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 12:18:19.18 ID:2BrOLDIX0

律子「･･･そう･･･ですよね」

律子「頼りにしてますよ、プロデューサー殿！」

P「あぁ･･･」

律子「それじゃあ私、控え室の様子を見てきますから」

律子「何か私に抜けてるところがあったら電話してください」

P「大丈夫」

P「律子に抜けてるところなんてないよ」

律子「いえ、まだまだ---」

P「いいから、早くしないと始まっちゃうぞ？」

律子「もうこんな時間･･･！？」

律子「とにかく、また後で会いましょう！」


---ﾀｯﾀｯﾀ


P「･･･」

433 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 12:19:04.71 ID:2BrOLDIX0

伊織、あずささん、亜美

三人なら上手くいくよ

緊張しすぎないよう、頑張って来い


俺も頑張るから


----
--
-

434 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 12:19:35.13 ID:2BrOLDIX0

---961側スタッフルーム---



--ｺﾝｺﾝ


「どうぞ」


･･･一か八か


ﾋﾟ

---ｶﾞﾁｬﾝ


P「失礼します」

435 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 12:20:05.28 ID:2BrOLDIX0

元P「まさか本当に来るとは･･･」

元P「来ないのではないかと」

元P「そう思っていたのですけどねぇ･･･」ﾆﾔｧ

P「御託はいい･･･」

P「話してもらうぞ」

P「美希に何を吹き込んだのか」


元P「おやおや･･･」

元P「たかがアイドルを一人引き抜かれたくらいで熱くなって･･･」

P「たかが･･･？」

436 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 12:20:49.00 ID:2BrOLDIX0

元P「そうでしょう？まだアイドルは沢山いるではありませんか」

P「･･･俺を怒らせるつもりで呼んだのか？」

元P「いえいえ、そんなつもりは」

元P「今日は話し合いをしようと思ってお呼び立てしたのですから」

P「なら、さっさと---」

元P「まぁ･･･話し合いとは言ったものの」

元P「こちらからの一方的な話し合いですがね」

P「･･･どういうことだ」

元P「僕としましても、貴方みたいな弱小プロデューサーと長い事話をしたいわけではありませんので」

元P「ストレートに言わせていただきますが」

P「･･･」

元P「負けてもらえませんかね」


元P「歌姫･歌王子フェスで」

437 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 12:21:24.24 ID:2BrOLDIX0

P「なっ･･･！」

元P「貴方のせいで、僕は961プロをクビになってしまうかもしれないのですよ」

元P「貴方のせいで･･･！」

P「何を言うかと思えば･･･」

P「そんな話に俺が乗ると思うのか？」

P「それに、随分と弱気じゃないか」

P「そっちには既にトップアイドルの天ヶ瀬冬馬がいるっていうのに」


P「アンタ･･･それでも本当にプロデューサーなのか？」

元P「口を慎め！！」


P「ハァ･･･」

438 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 12:22:10.73 ID:2BrOLDIX0

P「そんなことより美希の---」

元P「その通りだ･･･美希･･･！」

元P「お前は美希がどうして961に来たのかを知りたいんだろう？」


P「最初からそう言ってるだろ」

元P「僕も最初から言ってるよなぁ」

元「僕からの一方的な話し合いだって･･･！」

P「･･･」


元P「美希がどうして961に移ったのか」

元P「お前は鈍そうだから教えてやるよ･･･！」




元P「脅したんだ」


P「･･･！」


脅す･･･？

こいつが美希を･･･

今さらどうやって---

439 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 12:22:44.12 ID:2BrOLDIX0

元P「見ろよこれ･･･」ｽｯ


P「おい･･･！」


写真･･･！


P「どうしてお前がその写真を持ってるんだ！」


元P「･･･」

元P「アッハハハハハハハハハ！」

P「･･･っ！」

元P「いいねぇ･･･その表情」

元P「もっと見せてくれよ･･･」


落ち着け･･･

まただ･･･

相手のペースに乗せられるな

440 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 12:23:19.87 ID:2BrOLDIX0

P「っ･･･」

P「･･･いい趣味とは言えないな」


元P「･･･チッ」

元P「もう終いかよ･･･」


P「いいから答えろよ･･･」

P「どうしてお前がその写真を持っているんだ･･･」


元P「お前･･･」

元P「案外馬鹿なんだな･･･」

元P「そもそもこの写真を撮ったのは僕なんだぜ？」

P「･･･！」

441 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 12:24:45.17 ID:2BrOLDIX0

元P「何も驚く事はない」

元P「撮った本人が持っている事は当然だろ？」


その通りだ･･･

見過ごしていた･･････


元P「やぁーっと入った961プロ･･･」

元P「そうやすやすとクビになんてされてたまるもんか」


元P「僕だってそこまで考えていなかったわけじゃない」

元P「この写真を美希に見せて･･･」

元P「961に移籍しなければ全員の写真をすぐにでも記事にしてもらうぞー･･･なんて」

元P「たったそれだけの事で、コロッと頷いてくれたよ」

P「お前･･････！」

442 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 12:25:27.61 ID:2BrOLDIX0

元P「分かっただろ？」

元P「お前はもうフェスで負ける道しか･･･」


元P「選べねぇぇんだよぉ！！」

P「･･･」ｸﾞｸﾞｸﾞｯ！


元P「安心しろよ、フェスで負けてさえくれりゃあ」

元P「写真はのせねぇし」

元P「黒井社長にも、のせねーように頼んでやるよ」


P「お前にそんな力があるわけ---」

元P「その為に『美希』を引き抜いたんだろーが！」

P「なんだと･･･？」

443 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 12:26:17.47 ID:2BrOLDIX0

元P「どこに惹かれるのか知らねーけど、社長は」

元P「前々から美希の事を気にしていたみたいなんだよな」

元P「だから、俺が美希を引き抜いたとは言わず」

元P「同意の上で移籍してもらったと---」


元P「そう言えば、俺の言う事も聞いてくれるって訳」

元P「そうすりゃあ別に、変に手を出してるようにも見えねーだろ？」


元P「ああ見えて黒井社長はそういう人間なんだよ」


P「黒井社長は･･･この事を知らないってわけか･･･」


元P「ああ、そうだ」

元P「もし、この事を社長や美希に話してみろ･･･」

元P「すぐにでも記事にする」


P「っ･･･！！」

444 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 12:26:59.88 ID:2BrOLDIX0

元P「しかし･･･」

元P「美希がまだフェスの事を知らなくて助かったぜ」


俺の･･･


元P「もしもこのフェスの勝利条件を先に聞いていたら」


俺が早く美希の所へ行かなかったせいで･･････


元P「恐らくこの話に」


ごめん･･･ごめんな･･･


元P「のってくれなかったと思うからさぁ･･･」ﾆﾀｧ


美希･･････！


元P「と、いうことで･･･」

元P「フェスまでの間、何をしようと構いませんけれど」

P「･･･」

445 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 12:27:45.90 ID:2BrOLDIX0

元P「歌姫･歌王子フェス」


元P「負けて頂けますよね？」

P「･･･」

P「･･････」


P「とんだ屑野郎だな･･･」


元P「お褒めの言葉として受け取っておきましょう」ﾆｺｯ

P「･･･好きにしろ」


元P「ご理解頂き、感謝します」

P「･･･」ｽﾀ･･･

---ｶﾞﾁｬﾝ


元P「･･･」

元P「くくっ･･･」


-------
---
-

446 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 12:28:23.79 ID:2BrOLDIX0

アイツの事を---

あまりにも甘く見すぎていた･･･

仮にもあの961の社員

俺のせいだ･･･


俺の･･･せいで･･････


--美希

ごめん･･･


--みんな


ごめん･･････

447 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 12:30:56.18 ID:2BrOLDIX0

---もう俺


---今度こそダメかもしれない



もう二度と弱音は吐かないって---

貴音と約束した･･･


---だけど


･･･ついに打つ手がなくなった



---765プロを



---助け･･････られないよ･･･

448 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 12:31:37.58 ID:2BrOLDIX0

とりあえずここまでかなー･･･って

449 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/24(日) 12:32:42.84 ID:NRuZ57KWo

おつ
元Ｐ殺したい

450 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/24(日) 12:36:42.26 ID:TVMUygNDO

>>1 乙
元Pが清々しいゲスですな…
Ｐに 参謀とはいかなくても、サポートというかフォローしてくれる
支える存在がいないのが辛いとこだな。

451 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/24(日) 12:42:14.40 ID:TAeGMDdXO

ここでなんとかするのが高木社長の仕事かな〜って

452 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/24(日) 12:46:57.39 ID:ULP811xNO

今こそこれを貼る時かと思った↓

ゆっくりゆっくり
生きていることを確かめさせながら
死が近づいていることを認識させるんだ
残酷なほどに　優しく
切り刻め

453 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/24(日) 13:36:11.54 ID:KpLa6V6Io

>>452
ヒッ

454 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/24(日) 14:14:42.19 ID:4MOB2dndo

むしろ写真ばらまいてもいいよと開き直る…ことはできないしな

455 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/24(日) 14:34:27.03 ID:75dxKQ2DO

Ｐも途中に諦めるのか？尊敬する先輩から教えて貰ったアレ忘れたか。とりあえず一発殴って目覚めてやるぞ？

456 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/24(日) 14:50:11.34 ID:H0HLzch00

>>1乙
ここで社長の出番ですよ！

457 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/24(日) 14:50:16.97 ID:KpLa6V6Io

＞一発殴って目覚めてやるぞ？
それお前が殴ったあとに「あ、やっちゃった…」って我に返っただけじゃね？

458 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/24(日) 15:00:44.96 ID:4k5oDO92P

おう続きまだか(´・ω・`)

459 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 15:48:01.74 ID:NP1YnkLj0

やはり鋭い方がいらっしゃいますね

少しだけ更新します

460 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 15:48:44.58 ID:NP1YnkLj0

---同刻---


---空港---



高木「もういいのかい？」

善澤「あぁ」

高木「これでようやくあの子達を･･･」

善澤「おいおい･･･少し気が早すぎやしないか？」

善澤「いくら私でもできる事とできない事があるからな」

高木「ハッハッハ、分かっているよ」

高木「心配しなくとも、ウチには凄腕のプロデューサーがいるからねぇ」

善澤「随分と信頼してるようだが･･･大丈夫なのか？」

善澤「そのプロデューサーに任せっきりで」

高木「無論、心配はない---と言いたい所だが･･･」


高木「だからこうしてここにいるんじゃないか」

善澤「変わらないな･･･そういうところは」

高木「そうかね？」

善澤「あぁ」

高木「ハハハ」

------
---
-

461 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 15:49:31.22 ID:NP1YnkLj0

---765プロ事務所---


P「･･････」

小鳥「･･･」


小鳥「律子さん･･･」

律子「えぇ･･･」


律子「伊織達のオーディションが終わってから」

律子「ずっとあんな調子なんですよ･･･」


律子「訳を聞いても話してくれなくて･･･」


伊織「･･･」

亜美･あずさ「･･･」

462 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 15:50:08.30 ID:NP1YnkLj0

伊織「ねぇ」

P「あぁ･･･」

伊織「･･･」


伊織「トマトジュース買ってきて」

P「あぁ･･･行って来る」ｽｯ

伊織「･･･」ﾑｯ


伊織「待ちなさいよ！」

P「ん、あぁ･･･」

伊織「前にもこんな事があったわよね･･･？」

P「･･･」

463 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 15:50:43.20 ID:NP1YnkLj0

P「そうだっけ･･･」

伊織「･･･っ」


伊織「ちょっとアンタどうしちゃったのよ！」

伊織「私達三人とも合格したのよ！？」

P「･･･おめでとう」

伊織「おめでとう･･･じゃないわよ！」

--ｶﾞﾊﾞｯ

P「･･･」

律子「ちょっと伊織！」

伊織「私達のどこが良かったのか言ってみなさいよ！」

P「･･･」


亜美「いおりん･･･」

464 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 15:51:17.07 ID:NP1YnkLj0

伊織「いつもみたいに･･･」

伊織「ちゃんと見てたって･･･言いなさいよ！」


あずさ「伊織ちゃん･･･」

P「悪い･･･見てなかった」


伊織「っ･･･！」

伊織「どうして･･･」

伊織「どうしてよ･･･！」


伊織「そんなに私達の事が信用できないっていうの！？」

小鳥「お、落ち着いて･･･伊織ちゃん」


伊織「だって･･･！」

伊織「話してくれても---」


P「信用･･････ね」

---ﾊﾞｯ

伊織「･･･！」

465 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 15:51:59.59 ID:NP1YnkLj0

P「･･･」

P「それじゃあ話すよ」


P「今日の夜、またここに集まってくれ」

伊織･亜美･あずさ･律子･小鳥「･･･！」


P「どうせもう･･･無理なんだから」

伊織「無理･･･？」


--ｽﾀｽﾀ


あずさ「プロデューサーさん」


P「すみません･･･あずささん」

P「ちょっと一人になりたい気分なんです･･･」

あずさ「･･･」

466 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 15:52:47.72 ID:NP1YnkLj0

P「伊織もごめん･･･」

伊織「･･･」


P「ごめん･･･」


---ｶﾞﾁｬﾝ･･･


伊織･亜美･あずさ･律子･小鳥「･･･」


亜美「兄ちゃん･･･」

律子「相当の事があったみたいね･･･」

伊織「」ﾋﾟｯ　ﾋﾟｯ

467 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 15:53:31.21 ID:NP1YnkLj0

あずさ「伊織ちゃん･･･？」

伊織「･･･みんなに知らせてるのよ」

伊織「今度こそ、きちんと話してもらうわ」


あの時と同じ

何か大きな心境の変化がアイツに起こったんだ･･･


律子（やっぱりTV局で･･･）

小鳥（話すって･･･）


------
--
-

468 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 15:54:08.21 ID:NP1YnkLj0

---湖のある公園---


P「･･･」


---手に取ったね！？---

---おにぎりに直接書くなんて卑怯すぎるのー！！---


P「･･･」ｶﾞｻｯ


---この袋の中に入っているおにぎりを触った者は･･･---

---もうーーーー！！---


---アハハハ･･････---


P「･･･」ﾓｸﾞ

--ｽｯ


《Ｐと一緒にお昼を食べられますよカード》


P「･･･」ﾓｸﾞ･･･


P「っ･･･」

P「っ･･･っ･･･」

469 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 15:55:16.80 ID:NP1YnkLj0

ごめん･･･

本当に･･････ごめん･･･


765プロ全員で勝たせてやるって


守ってみせるって


約束したのに･･･



これ以上どうしたらいいんだ

どうしてこうも問題ばかり･･･っ！


神様はその人に乗り越えられる試練しか与えないんじゃなかったのか･･･！

これを俺が乗り越えられると考えているなら


神様って奴は、俺の事を過大評価しすぎだ･･･

俺なんてなんにもできない

470 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 15:56:24.47 ID:NP1YnkLj0

女の子一人救い出す事もできない

そんなちっぽけな俺に

プロダクションを助ける･･･？


できる訳がない


弱音を吐かない･･･

むしろ弱音しか出てこない


無理なんだ無理だったんだ


雪歩には偉そうなことを言っておきながら

本当の芯からは変われていなかったんだ

471 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 15:57:21.43 ID:NP1YnkLj0

いつまでたっても自信がないまま

所詮俺なんてこんなもん


認めたくないけど

アイツの言ってた通り俺は

弱小プロデューサーだ･･･

472 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 15:58:17.71 ID:NP1YnkLj0

悔しいなぁ･･･

あんな屑みたいな奴にそんな事を言われるのは

俺だけならまだしも

彼女たちまで馬鹿にするなんて･･･


やっぱり許せない


アイツには美希の天性の才能を見抜けていないみたいだった

それにひきかえ黒井社長･･･侮れない人物だ

他社にいながら美希の可能性に気がつくなんて･･･


他社にいながら･･････

･･･

473 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 15:59:12.08 ID:NP1YnkLj0

どっちにしろ、もう打つ手はないんだ


許せないだけでなんとかできるなら

とうにやってる

万策尽きたとは、まさにこの事だ


もう隠していても仕方ない

直に分かる事なんだ

どうせなら

みんなから責められたほうが

楽になれる･･･


-----
--
-

474 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 15:59:56.32 ID:NP1YnkLj0

〜（晩）〜

---765プロ事務所---


--ｶﾁｯ･･･ｶﾁｯ･･･


P「･･･」


伊織「･･･」


律子･小鳥･真･雪歩･真美･あずさ「･･･」

響･やよい･貴音･春香･千早･亜美「･･･」


伊織「みんなには、メールを送って集まってもらったわ」


P「そうか･･･」

475 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 16:02:09.93 ID:NP1YnkLj0

双海さんも来てくれてる･･･

雪歩･･･

頑張ってくれたんだな


P「でも美希がいない･･･」

伊織「美希は･･････」

貴音（･･･）


伊織「みんなにまったく同じ文章で」

伊織「一斉送信されてきたわ」


P「･･･」


伊織「美希が961プロに移籍って･･･」

伊織「どういう事なの･･･？」


P「どういう事も何も」

P「言葉通りの意味だ」


P「美希は961プロに引き抜かれた」


律子･小鳥･真･雪歩･真美･あずさ「･･･！」

響･やよい･貴音･春香･千早･亜美「･･･！」


伊織「引き抜きって･･･！」

476 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/24(日) 16:02:54.78 ID:NP1YnkLj0

とりあえずここまでかなーって･･･

477 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/24(日) 16:04:06.47 ID:NRuZ57KWo

おつ
高木社長早く来てくれ

478 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/24(日) 16:28:01.92 ID:LC5Jb1Ebo

乙
悔しい。SSだってわかってんのにすごい悔しい
この気持ちを早く晴らさせてくれ

479 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/24(日) 16:40:05.66 ID:orlYWJ5Yo

おつ

480 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/24(日) 16:49:52.42 ID:4k5oDO92P

乙

481 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/24(日) 16:54:40.00 ID:H0HLzch00

おっつおっつ

吉澤さんってどれくらいすごい人なんだっかけ？

482 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/24(日) 16:56:16.90 ID:KpLa6V6Io

萩原組と水瀬のSPを総動員しても返り討ちに合う程度

483 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/24(日) 16:56:19.37 ID:b5wyws2Yo

総理大臣クラス(嘘)

484 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/03/24(日) 17:29:48.09 ID:pG2fANF20

乙

485 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/24(日) 17:32:29.36 ID:pG2fANF20

すまんsage忘れた

486 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/24(日) 18:05:00.31 ID:i6MEC1S60

おつおつ

ついに社長サイドも動き始めたか……！

487 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/24(日) 18:32:52.13 ID:TVMUygNDO

最初の頃を思うと いおりんの心中になんか胸にくるな…
みんないい娘達だ。

488 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/24(日) 19:34:05.90 ID:KT8aEQTdo

楽しみやで〜

489 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/24(日) 22:14:22.65 ID:jQbl67pAO

乙
色んな意味でここまで心にくるＳＳはひさしぶり。
次の更新も楽しみにしちょるよ。

490 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/24(日) 23:47:56.24 ID:4MOB2dndo

乙だよ。
Pはみんなを救いたいのにPを助けられる人がいないよね
社長に期待するしかないのか

491 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/25(月) 02:39:14.56 ID:kAuQYTnto

乙
P自身も救われないといかんよね
続きに期待

492 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/25(月) 12:42:46.03 ID:gzWEohzJo

P「なんでもするから助けてくれ」

493 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/25(月) 19:38:36.98 ID:XWQ0te2I0

>>492
諦めんなよ

494 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/25(月) 23:47:36.66 ID:yMmml8g+0

乙です
社長…汚名挽回のチャンスなるか

495 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/25(月) 23:49:09.30 ID:hzc3caC0o

>>494
ジェリドじゃなくてヤザンだから

496 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/25(月) 23:50:06.02 ID:bATUyq+zo

汚名は挽回しちゃアカン

497 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/25(月) 23:54:25.88 ID:PcOzpONQo

>>495
裏切りそうな社長だなおい

498 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/26(火) 06:03:08.32 ID:SdqNtHIj0

ヤザンは悪いイメージがありがちだけど、実際は超部下思いのいい人だから！！

499 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 15:37:33.35 ID:WpcHEdCf0

もう少ししたら更新します

500 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 15:55:07.63 ID:WpcHEdCf0

更新します

501 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 15:55:55.03 ID:WpcHEdCf0

P「俺は･･･」

P「ただ見ている事しかできなかった･･･」


P「それだけじゃない」

P「もうフェスで･･･」


P「勝つことも許されなくなっちまったんだ」


律子･小鳥･真･雪歩･真美･あずさ「･･･」

伊織･響･やよい･貴音･春香･千早･亜美「･･･」


P「ハハッ･･･どうだ」

P「情けないだろ？」


P「笑いたいなら笑えよ」

春香「･･･」

千早「･･･」

亜美「･･･」

律子「･･･」

あずさ（･･･）

502 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 15:56:32.20 ID:WpcHEdCf0

P「言いたい事があるなら言ってくれよ」

真「･･･」

雪歩「･･･」

真美「･･･」

小鳥「･･･」

貴音（･･･）

P「使えないプロデューサーだって･･････罵ってくれよ」

響「･･･」

やよい「･･･」

伊織（･･･）


P「どうしたんだよ･･･」

P「責めてくれよ･･･！」

503 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 15:57:05.37 ID:WpcHEdCf0

P「みんなとの約束を守れなかったんだぞ！？」

P「765プロ全員で優勝する事も･･･」

P「765プロを助ける事も･･･」


P「全部全部、もう無理なんだよ！！」


律子･小鳥･真･雪歩･真美･あずさ「･･･」

伊織･響･やよい･貴音･春香･千早･亜美「･･･」


P「どうして･･･何も言ってくれないんだ」


P「伊織･･･」

P「いつもみたいに俺の事引っ叩いてくれよ」

伊織「･･･」

504 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 15:57:37.08 ID:WpcHEdCf0

P「･･･そんな価値もないって事か」


伊織「えぇ･･････」

P「ハハッ･･･そうだよな」

P「その方が俺も---」

伊織「お望み通り･･･」

P「なに---」


伊織「引っ叩いてあげるわよ！！」

---パシン！！

P「っ･･･！」

505 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 15:58:11.51 ID:WpcHEdCf0

伊織「･･･人生のどん底に落ちたとき、這い上がるのは自分次第」

伊織「アンタがそう言ったんでしょ･･･！？」


P「･･･」

P「あぁ･･･」

P「だが物事には限度ってものが---」

---パシン！！

P「･･･っ！」

伊織「まだそんな事言うっていうんなら･･･」

伊織「何回だって･･････叩いてやるん･･･だから･･･！」

P「･･････っ」

P「･･････」

506 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 15:58:44.14 ID:WpcHEdCf0

P「･･･フェスで負ければ765プロの存在価値は失われて」

P「フェスで勝ってもみんなの写真が記事に載る」


律子･小鳥･真･雪歩･真美･あずさ「･･･」

響･やよい･貴音･春香･千早･亜美「･･･」


伊織「･･･」


P「挙句の果てに美希を無理やり引き抜かれて」

P「助ける方法も･･･」

P「見つからない･･･」

507 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 15:59:30.97 ID:WpcHEdCf0

P「こんな状況の中･･･俺はどうすればいいんだよ･･･」

P「どうすれば･･･」

P「みんなを傷つけずに･･･！」

春香「やっと話してくれましたね･･･」

千早「そうね」

P「･･･」

真「ごめんね伊織･･･」

真「またこんなマネさせちゃって･･･」

真「ボクがやると加減ができなさそうで」

伊織「別に･･･私がしたいからそうしただけよ」

P「･･･」

なんだ･･･？

508 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 16:00:07.23 ID:WpcHEdCf0

雪歩「ハァー･･･」

真美「だいじょぶ？ゆきぴょん」

雪歩「う、うん･･･ありがとう」

亜美「まったく･･･ヒヤヒヤものだったよ↓」

律子「そうね･･･でもうまくいってよかったわ」


どういう･･･


あずさ「ごめんなさいね･･･プロデューサーさん」

あずさ「こうでもしないと、また話してくれないんじゃないかと思って･･･」

P「･･･」

509 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 16:00:49.43 ID:WpcHEdCf0

響「そうだぞ、プロデューサー！」

響「みんなみんなって･･･」

響「プロデューサーは一人で抱え込みすぎさー！」

P「響･･･」

小鳥「みんな、プロデューサーさんの事が大好きなんですよ」

P「音無さん･･･」

やよい「はい！私もだーい好きですー！」

P「やよぃ･･･」

やよい「ねー、伊織ちゃん？」

伊織「わ･･･私は別に･･･」

やよい「･･･伊織ちゃん？」

伊織「･･･！」

伊織「き、嫌いじゃないわよ･･･もちろん」

やよい「プロデューサー！伊織ちゃんも好きって･･･！」

伊織「や、やよい！？」


---ﾎﾞｸﾀﾞｯﾃ　ﾜﾀｼﾓ　ｱﾗｱﾗｰ

510 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 16:01:23.13 ID:WpcHEdCf0

P「･･･」

どうしてこんな俺の事を･･･


---ｽｯ

貴音「･･･皆、あなた様の事をお慕いしているからですよ」

P「貴音･･･！」

貴音「皆の覚悟･･･しかとその胸で受け止めてください」

P「覚悟･･･」


響「あーー！みんな、貴音がいいところを持っていこうとしてるぞ！」

亜美「なんですと↑」

伊織「ちょっと貴音！？」

貴音「フフ･･･」

511 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 16:01:58.02 ID:WpcHEdCf0

春香「美希は、私達の為に移籍してくれたんですよね？」

P「･･･」

真「ちゃんと答えてください！」

律子･小鳥･真･雪歩･真美･あずさ「･･･」

伊織･響･やよい･貴音･春香･千早･亜美「･･･」

P「･･････」

P「あぁ･･･」

P「みんなの写真を見せられたらしい･･･」

真「っ･･･！」

真「やっぱり･･･！」

真「どこまで汚いんだアイツは･･･！」

P「･･･」

512 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 16:02:34.04 ID:WpcHEdCf0

雪歩「私達･･･もう覚悟はできてるんです」

P「その覚悟って---」

---ﾊﾞｯ

真美「その前に･･･」

亜美「真美･･･」


真美「プロデューサー！」

P「･･･来てくれたんだな」

雪歩「---」ｽｯ

真美「ゆきぴょん･･･だいじょぶだから」

雪歩「･･･」

真美「ありがと」

雪歩「うん」

513 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 16:03:08.23 ID:WpcHEdCf0

真美「今まで本当に、ごめんなさい！」

P「･･･いいよ」

真美「ううん･･･よくない！」

真美「真美の事を思いっきり叩いて---」

P「またかい！」ﾍﾟｼﾝ

真美「あうっ･･･」

P「本当にもう･･･」

P「毎回毎回･･･どうして」

真美「兄･･･ちゃん？」


P「どうして･･････」

P「皆そんなにいい子なんだ･･･！」

514 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 16:03:39.49 ID:WpcHEdCf0

真美「いい子なんかじゃ･･･」


P「分かってるんだよ！」

P「みんながどれだけ辛い思いをしてきたのか･･･！」


律子･小鳥･真･雪歩･真美･あずさ「･･･」

伊織･響･やよい･貴音･春香･千早･亜美「･･･」


P「そりゃあ初めて来たときには、なんなんだよって思ったさ！」

P「雰囲気からしても歓迎されていないのは分かっていたし！」

P「明らかに俺を見る目が違う」


P「こんな所、来るんじゃなかった･･･って」

P「そう思った！」

真美「･･･」

515 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 16:04:13.70 ID:WpcHEdCf0

P「だけど･･･！！」

P「伊織に助けてって言われたあの日から」

伊織「･･･」


P「みんなの事をどんどん知っていくうちに･･･」

P「本当はみんないい子達なんだ」


P「ただ、プロデューサーという存在を」

P「受け入れる事ができなくなってしまっているんだ---って」

P「その事を知ったとき、なんとかしてあげたいって思った！」


P「765プロを助けてって言われる度に」

真･雪歩「･･･」

P「絶対に助けてあげたい---って！」

P「そう思うようになった･･･！！」


伊織･あずさ･貴音「･･･」

516 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 16:04:44.01 ID:WpcHEdCf0

P「俺だって･･･」

P「本当は諦めたくなんか･･･ない」

P「でも」

P「あの写真を握られていたらどうしようもないんだ！」

P「もう考えつかないんだよ･･･！」


P「皆にとって、なんでもできるプロデューサーでありたかった」

P「頼りになるプロデューサーとしてあり続けたかった･･･」


P「ごめﾞんな･･･」

P「頼りになﾞらない」


P「プロデューサﾞーで･･･っ」


律子･小鳥･真･雪歩･真美･あずさ「･･･っ･･･」

伊織･響･やよい･貴音･春香･千早･亜美「っ･･･っ･･･」

517 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 16:05:20.35 ID:WpcHEdCf0

真「どうしてプロデューサーが謝るんですか･･･」

P「･･･っ」

真「いくら謝っても足りないのはボク達の方なのに」


真美「ごめんなさﾞい･･･」

真美「ごべんなさい･･･っ」


P「もういいんだってﾞ･･･真美」

真美「っ･･･っ･･･」


亜美「亜美達は･･･」

亜美「もう兄ちゃんの事をそんな風に思ってないよ･･･」

P「･･･ありがとう亜美」

518 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 16:05:57.65 ID:WpcHEdCf0

雪歩「プロデューサーは頼りにならないなんて･･･」

雪歩「そんなこと･･･ありません･･･！」

あずさ「いつだって助けてくれていたじゃありませんか･･･」

あずさ「こうしている今だって」

あずさ「私達は救われています･･･」

P「いいんですよ･･･無理しなくて」


春香「無理なんて･･･」

春香「してるのはいつだって･･･」

春香「プロデューサーさんの方じゃないですか･･･」

P「俺は無理なんて･･･」

伊織「していないとは言わせないわよ･･･」

P「伊織･･･」

519 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 16:06:31.18 ID:WpcHEdCf0

響「いつもいつも自分たちの事をよく考えてくれて･･･」

響「プロデューサーはどうなるんだ･･･」

P「俺なんてどうでも･･･」

やよい「よくありません･･･！」

やよい「プロデューサーが倒れちゃったときまで･･･」

やよい「わたﾞし･･･気がつかなくてﾞ･･･」

P「あれは俺のせいだ･･･」


律子「よく言いますね･･･」

律子「あれだけ無茶をしていれば誰だってそうなります」

律子「むしろそこまでさせてしまっていた･･･」

律子「私･･･が･･･っ」

P「律子のせいじゃないよ･･･」

520 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 16:07:06.15 ID:WpcHEdCf0

千早「プロデューサー･･･」

P「･･･」

千早「私達の事を第一に考えてくれるのは嬉しいのですけれど･･･」


千早「少しは･･･！」

千早「ご自分の事も考えてくださいよ･･･！」

千早「そうでなければ･･･私･･･」

P「ごめんな･･･」


貴音「あなた様･･･」

P「･･･」

貴音「皆の気持ち」

貴音「分かっていただけたでしょうか･･･？」

P「あぁ･･･」


律子･小鳥･真･雪歩･真美･あずさ「･･･っ」

伊織･響･やよい･貴音･春香･千早･亜美「っ･･･」


P「十分すぎるくらいな･･･」

521 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 16:07:37.43 ID:WpcHEdCf0

P「だけどな」

P「それでももう･･･」


伊織「まだよ･･･」

P「まだって何が･･･」

伊織「話はまだ」


伊織「終わってないんだから･･･！」


P「終わりだよ･･･」

P「話も･･･」


P「俺の役目も･･･」

伊織「まだ･･･」

伊織「私達は諦めてない･･･！」

P「･･･」

522 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 16:08:18.40 ID:WpcHEdCf0

律子･真･雪歩･真美･あずさ「･･･」

伊織･響･やよい･貴音･春香･千早･亜美「･･･」

---ｽｸｯ

P「･･･」

P「どうしたんだよ･･･」

523 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 16:09:04.20 ID:WpcHEdCf0

あずさ「いつもいつも･･･本当に感謝しています、プロデューサーさん」

真「ボク達のせいなのに、プロデューサーにまで苦しい思いをさせてしまって･･･」

雪歩「今･･･こうして私がここにいられるのも、全部プロデューサーのおかげなんです」

律子「同じプロデューサーとして･･･仲間として･･･尊敬していますよ、プロデューサー殿」

亜美「亜美たちをちゃんと分かってくれる、そんな兄ちゃんだから」

真美「こんな真美でも見捨てないで、助けてくれた兄ちゃんだから」

亜美･真美「また信じよう---って、思う事ができた」

春香「初めて事務所の前で会ったとき･･･こんな人がプロデューサーさんだったらいいのにな---って」

春香「実は、そう思っていました」

千早「ここまで私達の事を想ってくれている･･･そんなプロデューサーを、私は信用しています」

響「俺が必ず765プロを立て直す･･･そう言ってくれた時、涙が出るのを我慢するのが大変だったんだ･･･」

響「自分は今でもその言葉を･･･信じてる」

524 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 16:09:36.80 ID:WpcHEdCf0

やよい「いつの間にか私の為に作ってくれていた衣装･･･すっごく嬉しかったんです」

やよい「今度こそ、ちゃんとステージの上で着られたらなーって」

やよい「もうプロデューサーに、無理はさせません！」

貴音「今までの振る舞い･･･どうかお許しください、あなた様･･･」

貴音「ですが、分かって頂きたかったのです･･･！」

貴音「あの時言ったではありませんか」

貴音「ここから先･･･わたくし達は一心同体です---と」

貴音「わたくしは、あなた様が何処へ行こうとも」

貴音「あなた様お一人には･･･させません」


P「っ･･･っ･･･っ」

525 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 16:10:14.10 ID:WpcHEdCf0

伊織「あの日、アンタに言ったあの一言が･･･そこまでアンタの事を苦しめていたなんて･･･」

伊織「本当に･･････ごめんなさい」

伊織「でもね、アンタはどう思っていたか知らないけど」

伊織「私は･･････っ」



伊織「すっごく嬉しかったﾞ･･･！！」


P「･････････っ」


伊織「それなのに私達はずっと」

伊織「騙していた･･･」


伊織「その事にも気づいていたんでしょ･･･？」


伊織「アンタが気づかない訳ないものね･･･」

伊織「でも、アンタは諦めないでいてくれた」

伊織「ううん･･･違うわね」


伊織「だからこそ」

伊織「一生懸命になってくれた･･･！」


伊織「私･･･素直になれなくて」

伊織「いつもちゃんと言えてなかった」


伊織「今まで･･･」


伊織「本当に」


伊織「ありが･･･とﾞう･･････」


P「っ･･･っ」

526 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 16:10:47.08 ID:WpcHEdCf0

伊織「ここまで苦しめちﾞゃってﾞ･･･」


伊織「ごめんなさﾞい･･･っ」


伊織「･･････」


伊織「アンタがここでプロデューサーを辞めたとしても」

伊織「誰も文句を言える人はいないわ･･･」


伊織「だけどね、それを決める前に」

伊織「私達の最後のお願い･･･」

伊織「---覚悟を聞いてほしいの」

P「･･･」

527 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 16:11:23.36 ID:WpcHEdCf0

真「美希がボク達のせいで苦しんでいる」

真「美希の方が辛いだろうけど」

真「それならボク達も一緒に分かち合いたい」


真「もう･･･写真なんてどうでもいい･･･っ！」


P「･･････！」


真「美希がいない765プロなんて、765プロじゃない！」

真「お願いします･･･プロデューサー･･･！」

真「もし、まだボク達のプロデューサーでいてくれるというのなら･･･」


真「次のフェス---」


律子･真･雪歩･真美･あずさ「･･･」ｺｸﾝ

伊織･響･やよい･貴音･春香･千早･亜美「･･･」ｺｸﾝ


律子･真･雪歩･真美･あずさ･伊織･響･やよい･貴音･春香･千早･亜美「「勝たせてください！！」」


P「･･････っ」

528 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/26(火) 16:12:04.95 ID:WpcHEdCf0

とりあえずここまでかなーって

529 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/26(火) 16:14:18.43 ID:Nk1f9fJaO

乙

530 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/26(火) 16:15:16.14 ID:rly1jboO0

>>1乙！

感動や…感動モノやでぇ…

531 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/26(火) 16:16:05.53 ID:kAa0iUeoo

おつだぞーっ

532 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/26(火) 16:38:07.92 ID:0v3YGjjDO

さあ、残りは覚悟足りたいのは貴様(Ｐ)だけだ。


乙さー

533 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/26(火) 16:53:52.78 ID:Qe5TwUIgo

乙
アイドル達みんな強いな

534 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/26(火) 17:20:20.05 ID:7lqWw+5K0

キャラの葛藤があって良いね

535 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/26(火) 17:42:37.05 ID:lUZ5piY0o

鳥肌もんやでぇ

536 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/26(火) 17:47:36.44 ID:J+b91wcNO

乙です
覚悟は出来ているか？俺は出来ている

537 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/26(火) 18:10:08.89 ID:q+O36B6Mo

マジメな話の時でも「やよぃ」でわろた

538 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/03/26(火) 18:49:58.85 ID:TaaGWrey0

ふぉぉぉ熱い！熱いぞぉ！

539 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/26(火) 19:23:57.83 ID:CdGtkQzqo

乙だよ。
みんなをたすけてやってくれよ

540 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/26(火) 19:23:57.82 ID:CdGtkQzqo

乙だよ。
みんなをたすけてやってくれよ

541 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/26(火) 21:38:14.16 ID:9QKmHIqUo

乙！　これは良いな…なんか絵や声が浮かんでくるようだ

542 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/27(水) 00:00:43.19 ID:P0gj38Dj0

765プロのアイドルが覚悟を決めたなら
屑元Pをもう一度挑発して
『自分が961プロに入るためにこの写真を取った』
的な発言をさせてそれを録音

吉澤氏協力の元正しい事実関係の記事を書いて
TV等各メディアで屑元の録音を公表すれば、無傷とは行かなくても勝てないか？
試合に負けて決戦（しょうぶ）に勝つ、みたいな。

543 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/27(水) 00:13:24.45 ID:3guv9T6qP

(´・ω・｀)ｂ

544 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/27(水) 00:39:11.11 ID:Sx4o625AO

乙
７６５プロは蘇る、何度でも!!!

545 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/27(水) 00:51:47.37 ID:Ud6pxdWqo

乙！思わず俺まで泣いてしまった…

546 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/27(水) 00:58:13.35 ID:8SEfpkdWo

乙かなっーて

547 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/27(水) 12:49:47.42 ID:fSlsQKAVo

乙

>>542
黙ってようか

548 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/27(水) 16:00:28.71 ID:R7hbs4T90

台本があるかのような謎の連携に卒業式かよwと笑ってしまった
特に亜美真美が同時に言うところ

549 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/27(水) 17:40:58.34 ID:9kiDvllDO

ＳＳでそれをいうのはどうなんだ＞台本

550 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/27(水) 22:14:16.29 ID:BpcoHrzx0

>>548
亜美真美だからこそだろ？JK
この双子だからこそ出来る芸当じゃないか
流石、『可愛いのが亜美で、可愛いのが真美』で知られる双海姉妹

それに台本なんか無くたってこの程度はやってのけるのが765プロの団結力ですよ、団結力！

551 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/27(水) 23:26:39.29 ID:b18qnAfMo

来てたのか

>>550
黙ってようか

552 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/27(水) 23:43:41.10 ID:3guv9T6qP

(´・ω・｀)ｂ

553 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/29(金) 04:08:06.15 ID:cIlcCEjJ0

作者が…
続きを頑張ってくれ！頼むから！

554 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/03/29(金) 17:02:19.07 ID:8TDEdjbM0

よろしくちゃん

555 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/29(金) 17:20:17.14 ID:rXIgeOECo

>>554
あのさぁ

556 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/29(金) 23:45:00.97 ID:HYdTwTKHo

構っちゃダメよ、喜ぶから

557 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/30(土) 00:00:33.62 ID:GTp7SjkeP

やんのか？(´・ω・｀)

558 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/30(土) 19:15:04.97 ID:ZVN+CF2U0

俺寝るから黙ってろよ

559 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:03:16.87 ID:y7Mstpfq0

すみません
最近忙しくて更新が遅れてしまっています

>>553
まだ少し時間がかかってしまうとは思いますが
勿論完結させるつもりですので、安心して見守って頂ければと思います

それでは少しですが更新します

560 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/30(土) 23:04:45.65 ID:iJ+jW3tDO

ふんす！

561 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:06:06.29 ID:y7Mstpfq0

情けないなぁ俺･･･

考えて･･･

悩んでいたのは何も俺一人じゃなかったんだ


写真さえ気にしなくていいのなら･･･

確かにフェスで勝たせてあげることも可能だろう

勿論、俺一人では無理だ

俺ができるのは、あくまでもサポートのみ

みんなの今の向上心、対抗心、仲間意識･･･

それらが潜在能力を引き出してくれる

562 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:06:39.20 ID:y7Mstpfq0

---悔しい気持ち

それは脳の力を引きずり出してくれるもの

例えるなら

エアーガンでは百発百中の名手がいたとする

そこで、ずぶの素人とサバイバルをする

当然勝つのは名手の方だろう


だが、それを本物の銃と交換し

もう一度行う


その結果

勝てる確立は五分五分にまでなるらしい

563 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:07:12.39 ID:y7Mstpfq0

生死をかけた戦いをする時

人は隠れていた潜在能力を

危機感によって呼び起こす


実際に死ぬわけではないにしろ

今の状況はそれに近いと言える



皆の覚悟･･･十分に伝わったよ


だけど･･･ごめん

俺、今から意地悪な事言う



もし、それにも耐え抜いてくれる事ができたら

俺もその覚悟に---

564 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:07:43.47 ID:y7Mstpfq0

P（･･････）


P「皆の覚悟は伝わったよ･･･」

真「じゃあ･･･！」

P「だけどな」


P「それでも俺には---」

小鳥･律子･真･雪歩･真美･あずさ･伊織･響･やよい･春香･亜美「･･･！」

千早･貴音（･･･）


P「あの写真が記事になるって事の意味」

P「みんなは本当に分かっているのか？」

真「分かってますよ！ボク達はもうアイドルを---」

P「アイドルとしてだけじゃない！！」


P「私生活にまで影響が及ぶんだ！」


小鳥･律子･真･雪歩･真美･あずさ･伊織･響･やよい･貴音･春香･千早･亜美「･･･」

565 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:08:19.43 ID:y7Mstpfq0

P「みんなが傷つくのが分かっているのに」

P「その手伝いなんて俺には---」

真「美希は･･･」

P「･･･」

真「それじゃあ美希はどうなるっていうんですか･･･！」

P「･･･」

真「美希だけが傷ついているっていうのに･･･」

真「ボク達だけ平気な顔して」

真「黙ってそれを見ていろって言うんですか！？」

P「･･･」


真「ボクにはできない･･･！」

566 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:08:49.09 ID:y7Mstpfq0

伊織「私達だってそうよ！」

伊織「私生活･･･？」

伊織「上等じゃない！」


亜美「言ったっしょー？」

真美「真美達には覚悟ができてるって！」


P「･･･」


雪歩「プロデューサー、私に言ってくれましたよね？」

雪歩「神様はその人に乗り越えられる試練しか与えない･･･って」

雪歩「今がその時なんじゃなかったんですか･･･？」

P「･･･」

567 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:09:38.91 ID:y7Mstpfq0

あずさ「私達は写真を見たことがないから」

あずさ「心配してくれているんですよね･･･？」

あずさ「本当にプロデューサーさんはお優しいんですね」

P「･･･」

あずさ「勿論感謝しています」

あずさ「でも･･･」

あずさ「もっと私達の事を信じてください」


春香「そうですよ、プロデューサーさん」

春香「私達･･･もう嫌なんです」

春香「ようやく皆が一つになれたっていうのに･･･」

春香「またバラバラになるなんて---」


千早「みんな、少し落ち着いて」

568 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:10:16.79 ID:y7Mstpfq0

律子･真･雪歩･真美･あずさ･伊織･響･やよい･貴音･春香･亜美「･･･」

千早「プロデューサーはまだ･･･」

P「･･･」

千早「やらないとは言っていないわ」

伊織「だって･･･！」

P「･･･」

千早「ですよね･･･？プロデューサー」

P「あぁ･･･」

律子･真･雪歩･真美･あずさ･伊織･響･やよい･春香･亜美「･･･！」

貴音「･･･」

P「随分と冷静な判断ができるようになったな、千早」

千早「プロデューサーがそれを言うんですね」

P「言うようになったな」

P「ハハ･･･」

千早「クスッ･･･」

やよい「･･･？」

響「どういう---」


P「ごめん、みんな」

569 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:10:53.13 ID:y7Mstpfq0

P「疑っていたわけじゃないが、皆の覚悟が本物かどうか」

P「少し確かめさせてもらった」

小鳥･律子･真･雪歩･真美･あずさ･伊織･響･やよい･春香･亜美「･･･！」

千早「･･･」


貴音（見事です･･･如月千早）


P「本当に･･･すまなかった･･･！」

---ﾊﾞｯ

P「俺･･･弱気になってた」

真「や、やめてくださいよ･･･！」

真「頭をあげてくださいプロデューサー！」


P「本当に･･･もう無理だって」

P「そう思ってしまっていた･･････」

小鳥･律子･真･雪歩･真美･あずさ･伊織･響･やよい･貴音･春香･千早･亜美「･･･」

570 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:11:49.15 ID:y7Mstpfq0

P「みんなを守ってあげたかった」

P「あんな物に脅（おびや）かされずに･･･」

P「どこまでも登りつめていく皆を」

P「ずっと･･･近くで見守っていてあげたかった･･･！」

春香「プロデューサーさん･･･」

真「プロデューサー･･･」


---ﾊﾞｯ

P「皆の覚悟･･･しっかり受け止めたよ」


P「俺も、その覚悟に加担する」

小鳥･律子･真･雪歩･真美･あずさ･伊織･響･やよい･春香･亜美「･･･！」

千早･貴音（･･･）

571 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:12:30.78 ID:y7Mstpfq0

P「美希の事は心配しなくていい」

P「ここから先、皆はフェスで勝つことだけに集中してくれ」

P「皆がフェスで勝ってさえくれれば、美希は---」


P「俺が必ず連れ戻してみせる」


伊織「美希は･･･って」

伊織「アンタ･･･まさか･･･」

P「･･････」

あずさ「プロデューサーさん･･･？」

律子「プロデューサー･･･」

亜美「えっ、なになに？どゆこと！？」

やよい「うぅー･･･」

真美「兄ちゃん･･･せっかく･･･」

春香「み･･･みんな、ちょっと待ってよ！」

春香「これじゃあ、まるで･･･」

千早「春香･･･」

春香「千早･･･ちゃん」

572 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:13:07.89 ID:y7Mstpfq0

響･真･雪歩･貴音･小鳥「･･････」


P「皆がここまでしてくれているのに」

P「俺だけが体を張らないって訳にはいかないだろ･･･？」


小鳥･律子･真･雪歩･真美･あずさ･響･やよい･貴音･春香･千早･亜美「･･･」


伊織「だけど･･･！」

P「伊織」

P「･･･ありがとう」

伊織「っ･･･」

573 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:13:48.84 ID:y7Mstpfq0

私がDランクに昇格したって言われたあの日から

心の中で、ずっとモヤモヤとしている

この気持ちの正体が分からなかった

嬉しい事のはずなのに

何故か素直に喜べなかった

でも

ようやく今･･･その気持ちの正体が分かった気がする

私は---

574 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:14:20.13 ID:y7Mstpfq0

P「みんなの覚悟も決まったところで･･･」

伊織「やめて･･･！」

真「伊織･･･」

P「･･･」


P「今度は俺の覚悟を聞いてほしい」

伊織「嫌よ！そんなの･･･聞きたくない！」

雪歩「伊織ちゃん･･･」


P「本当は最後まで黙っておくつもりだったんだけど」

伊織「だったら･･･黙ってなさいよ･･･！」

響「伊織･･･っ」

575 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:14:59.27 ID:y7Mstpfq0

P「みんなの覚悟を聞いていたら、嘘隠しをするのはよくないって思ったんだ」

春香「･･･っ」

千早「･･････ｯ」

P「これでもう、本当に皆に隠していることは何もない」

P「だから聞いてほしい」

伊織「嫌･･･嫌･･･」

貴音「･･･」

やよい「っ･･･」

亜美「･･･」

律子「･･･」

あずさ「･･･っ」

真美「うっ･･･」

小鳥「っ･･･」


P「俺は---」

伊織「っ･･･っ･･･」

576 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:15:46.42 ID:y7Mstpfq0

P「フェスで皆が勝利した後、961プロに異動する」

伊織「嫌ぁ･･･っ」

577 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:16:30.34 ID:y7Mstpfq0

春香「そんなのっておかしいですよ･･･！」

春香「どうしてプロデューサーさんが･･･」

春香「だったら私達---」

真「春香･･･」

真「プロデューサーの気持ちも分かってあげようよ･･･」

P「･･･」

春香「だって･･･！」

春香「真は平気なの！？」

春香「プロデューサーさんが961プロに---」

真「平気なわけないだろ！？」

春香「･･･！」

春香「ごめん、真･･･」

真「いや、ボクの方こそ･･･」

春香･真「･･････」

578 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:17:04.11 ID:y7Mstpfq0

亜美「兄ちゃんが961プロに･･･」

真美「っ･･･」

あずさ「亜美ちゃん･･･真美ちゃん」


律子「仮に美希を取り戻せたとしても」

律子「プロデューサーがいなくなる･･･」

律子「それだと･･･」


伊織「本末転倒じゃない･･･！」

律子「伊織･･･」

P「･･･」

貴音（･･･）

579 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:17:52.66 ID:y7Mstpfq0

そんな事ないよ


･･･なんて言ったら

また貴音に怒られちゃうかな

だけど

本当にそんな事はないんだよ

俺がいなくなって、美希が戻ってくれば

765プロは、本来の形に戻るだけ

あるべきであった形に･･･

580 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:18:31.09 ID:y7Mstpfq0

写真を記事にされてしまったら

それもまた、叶わない事なのかもしれないけど

ここまできたら、このままでは終われない

最後まで、足掻いて足掻いて足掻きぬいてやる

アイツの思い通りになんて

なってたまるもんか･･･


まだなんとかなる

最後まで諦めなければ


必ず道は開けてくるものだから


そんな簡単な事にも気づく事ができなかった

･･･気づかせてくれた、この子達の為にも



だけど---

581 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:19:05.24 ID:y7Mstpfq0

P「俺はみんなの覚悟を受け止めた」

小鳥･律子･真･雪歩･真美･あずさ･伊織･響･やよい･貴音･春香･千早･亜美「･･･」

P「だから、俺の覚悟」

P「皆も受け止めて･･･」


P「くれるよな･･･？」


俺だって本当は---


伊織「そんなの･･･卑怯じゃない･･･」

P「あぁ･･･」

あずさ「･･･そうですよ」

あずさ「受け止めないわけには･･･っ」

P「えぇ･･･」

響「本当にズルいぞ･･･」

P「そうだな･･･」

582 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:20:26.47 ID:y7Mstpfq0

亜美「そんな大事なこと･･･」

真美「後から言われたら･･･」

P「うん･･･うん」

やよい「断りたくても･･･断れません･･･っ」

P「ごめん･･･」

春香「謝るくらいなら･･･」

春香「最初に言って･･･ほしかっ･･･っ」

P「ごめんな･･･」

千早「もしかしたらとは思っていましたけど･･･」

P「千早も本当に鋭くなったな･･･」

千早「こんな鋭さなら･･･欲しくなかったです･･･」

千早「ｯ･･･」

P「･･･」

583 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:21:04.15 ID:y7Mstpfq0

律子「どうしてあなたはいつも」

律子「いつもいつも･･･」

律子「大切な事を後から･･･」

P「･･･」

律子「そんなに･･･信用できませんか･･･？」

P「信用してるからこそだよ･･･」

律子「そんなこと･･･」

律子（分かってますよ･･･）

律子「･･･っ」

P「･･･」

雪歩「プロデューサー･･･」

P「一緒に･･･乗り越えよう」

雪歩「うぅっ･･･」

P「･･･」

584 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:21:42.90 ID:y7Mstpfq0

真「仕方ないんですよね･･･」

真「もうこうするしか･･･」

伊織「真･･･！」

P「いいんだ、伊織」

P「俺が決めた事だから･･･」

伊織「･･･っ」


真「･･･」

真「プロデューサーのおかげで皆と･･･」

真「また分かり合えるようになりました･･･」

P「･･･」

小鳥･律子･雪歩･真美･あずさ･伊織･響･やよい･貴音･春香･千早･亜美「･･･」

585 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:22:19.90 ID:y7Mstpfq0

真「あなたがボク達のプロデューサーでいてくれたから･･･」

真「またプロデューサーの事を信じる事ができたんだ･･･！」


真「こんな事、言っちゃ駄目だって･･･分かってるけど･･････！」



真「行かないでくださいよ！！」

真「プロデューサﾞｧー･･･！」

伊織「･･･っ」

真美「･･･っ･･･」


---ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰ･･･ っ･･･っ･･･


P「･･･っ」

586 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:22:58.17 ID:y7Mstpfq0

貴音「真･･･無理を言っては･･･」

真「ごめん、貴音･･･」

真「分かってはいるんだ･･･」

真「いるんだけど･･･っ」

P「･･･」


P「ありがとう皆」


小鳥･律子･真･雪歩･真美･あずさ･伊織･響･やよい･貴音･春香･千早･亜美「･･･」

587 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:23:41.89 ID:y7Mstpfq0

P「こんなに可愛くて」

真「･･･」

雪歩「･･･」

真美「･･･」

亜美「･･･」

P「素直で」

響「･･･」

やよい「･･･」

春香「･･･」

千早「･･･」

P「仲間想いの･･･」

小鳥「･･･」

律子「･･･」

あずさ「･･･」

貴音「･･･」


P「皆に出会えて、俺は幸せだった」

伊織「･･･っ」

588 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:24:19.28 ID:y7Mstpfq0

P「俺からも、まだまだ言いたい事は沢山あるけれど」

P「まだ時間は残ってる」


P「互いの覚悟を共有した俺達ならできる」


小鳥･律子･真･雪歩･真美･あずさ･伊織･響･やよい･貴音･春香･千早･亜美「･･･」


P「一つになった765プロの団結力は」

P「まだまだこんなもんじゃない」


P「世間に見せつけてやるんだ！」

589 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:24:55.71 ID:y7Mstpfq0

---ｺﾞｼｺﾞｼ

小鳥･律子･真･雪歩･真美･あずさ･伊織･響･やよい･貴音･春香･千早･亜美「･･･」


春香「そう･･･ですよね･･･！」

真「どうせ記事になるのなら、それまでの三ヶ月･･･」

真「すべてを出し切って！」

伊織「全力で･･･いきましょう･･･」

伊織（･･･）

真美「泣いてばかりも･･･いられないよね･･･！」

亜美「んっふっふー、ホンキになった亜美たちの力･･･」

亜美･真美「見せてくれるわ！」

P「ハハッ」

小鳥「クスッ」

590 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:25:51.81 ID:y7Mstpfq0

律子「そうね･･･」

律子「こうなったら、とことんやってやるわ！」

律子（準備はできてるんだから･･･！）

響（･･･プロデューサーを一人になんてさせないぞ）

貴音（･･･あなた様）

雪歩「私も頑張りますぅ･･･！」

やよい「私もですー！」

あずさ「私も･･･！」

千早「えぇ･･･！」

千早（まだ時間はあるわ･･･）

P（いい顔だ･･･）

591 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:26:42.23 ID:y7Mstpfq0

P「歌姫･歌王子フェス･･･」

小鳥･律子･真･雪歩･真美･あずさ･伊織･響･やよい･貴音･春香･千早･亜美「･･･」


P「絶対勝つぞ！！」

小鳥･律子･真･雪歩･真美･あずさ･伊織･響･やよい･貴音･春香･千早･亜美「はい！！」


「「765プロー！」」


「「ファイトー！」」



---オーーー！！


------
----
-


もう少し待っていてくれ

美希･･･


必ずキミを


---助けてみせるから

592 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/03/30(土) 23:27:18.47 ID:y7Mstpfq0

とりあえずここまでかなーって

593 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/30(土) 23:28:07.65 ID:bfKubyQXo

おつだぞー
先が待ちきれないわ

594 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/30(土) 23:29:46.90 ID:iJ+jW3tDO

乙さー！

595 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/30(土) 23:30:42.04 ID:GTp7SjkeP

(´・ω・｀)ｂ

596 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/30(土) 23:41:26.67 ID:2RKCifu5o

乙胸熱

597 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/30(土) 23:42:03.05 ID:fQXLPe0To

乙！

598 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/30(土) 23:49:19.95 ID:y/QSfuodo

乙だよ。
Pを助けたい

599 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/31(日) 00:15:32.89 ID:BUeU/KYGo

乙かなっーて

600 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/03/31(日) 00:31:06.24 ID:Jr5XwXkg0

乙ですよ、乙！

601 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/31(日) 00:39:30.49 ID:Jr5XwXkg0

sage忘れてた申し訳ない

602 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/31(日) 00:51:32.74 ID:PklDxE7p0

乙です！

http://youtu.be/ssTNf8fAwZQ
これを聞きながら読んでたら泣きそうになった。

603 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/31(日) 01:24:47.49 ID:NFa7fOfBo

乙
オーーー！

604 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/31(日) 02:59:02.05 ID:I33CBezQo

乙！

605 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/31(日) 06:06:17.79 ID:zxQMW5c90

乙です。
屑元P終了のお知らせ（笑）
>>602
何てことをしてくれたんだ…お陰様で( ；∀；)涙が出ちゃったジャマイカ

606 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/31(日) 09:18:26.49 ID:CpJWKR7u0

乙だよキミィ！

607 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/02(火) 15:24:05.98 ID:wjVpB1hX0

更新します

608 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/02(火) 15:24:37.79 ID:wjVpB1hX0

---歌姫･歌王子フェスまで残り一ヶ月---

あれから二月ほど経った



あの一件からの765プロは

正に快進撃の一言だった

真･雪歩･真美

三人の約一ヶ月の強化合宿も終わり

それぞれの能力は、飛躍的に上昇

その中でも特に･･･

609 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/02(火) 15:25:08.41 ID:wjVpB1hX0

俺はてっきり危機感によっての事だと思っていたが

どうやら違ったみたいだった

皆、今過ぎていく

一瞬一瞬を楽しんでいるように見える

もう何も気にせず

迷いがない

今だけを精一杯生きていると言ったら分かりやすいのかな

勿論、美希の事を気にしている場面も多々目につくことはある

610 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/02(火) 15:25:41.45 ID:wjVpB1hX0

一ヶ月ほど前、やよいのソロステージを皆で見に行ったときの事だ

ついにステージの上に立つことができたやよいは

本当に嬉しそうな顔をしていた


だけどその後

美希とアイツに出会った

みんな、アイツの事が怖いはずなのに

それでも美希の元へと駆け寄った


だが、美希はと言うと

まるで生気が感じられない

言い方は悪いかもしれないが

正に死んだ魚の目をしているようだった

611 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/02(火) 15:26:17.01 ID:wjVpB1hX0

そして

「･･･もう美希に近づかないで」

その一言を残し、会場を去っていった･･･


その時の美希の顔

皆の顔


そして

アイツの顔

まぶたの裏に焼きついて離れない


それ以来

いつの間にか、美希の事を口に出すのはタブーのようなものになってしまっている


それでも今を楽しもうとしているのは

俺が美希を連れ戻してくれるから

俺の事を信じてくれているからだ---と

俺はそう解釈している

612 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/02(火) 15:26:45.24 ID:wjVpB1hX0

この二ヶ月

あまりに色々な事がありすぎて

何から話していいのか分からないけど

凄いことも沢山あった

まずは社長からの電話の件について

これは相当心強い話だった


そして、今まで全ての仕事を断っていた伊織を筆頭に

律子率いる新ユニット

その名も

『竜宮小町』

これが大当たりしたのだ

613 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/02(火) 15:27:18.74 ID:wjVpB1hX0

さすがの4人と言えるだろ？

亜美とあずささんも伊織のDランクに並んだんだ

それに律子

衣装といい、ネーミングといい

センスがいい

もう俺がついていなくても大丈夫だ

むしろ、俺がいた方が邪魔かもしれない


伊織が初めてもらった時のギャラは3000円

それっぽっちかと思われるかもしれないけど

二人で騒いで大喜びしたもんだ

それが今はもう、こんなに成長しちゃって---

614 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/02(火) 15:27:48.75 ID:wjVpB1hX0

だけど、まだまだ765プロを甘く見てもらっちゃ困る

Dランクになった子はまだいるんだ

まず、ここへきて急成長を遂げた千早

[目が逢う瞬間]

これがなんと、いきなりの

有線チャートベスト100入りを果たした

千早は驚きを隠せなかったようだけど

俺からしたら納得のランクインだ

CDの売り上げも好調で

実は影で、このままミリオンいってしまうんじゃないか

---というような話まで出てきているくらいである

実に喜ばしい

615 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/02(火) 15:28:22.52 ID:wjVpB1hX0

続いて響･貴音･やよい

この三人もDに昇格

やよいはテーマパークでライブ

貴音は一日署長

響はゴールデンの動物番組のレギュラー

今じゃ、俺がいなくても

行ってきます！---と

元気に出かけていくくらいである


765プロは今乗りに乗っている

順風満帆（じゅんぷうまんぱん）ってわけだ


そして次に---


真「プロデューサー！」

P「おお、真ー」

616 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/02(火) 15:28:54.61 ID:wjVpB1hX0

今日は真のDランク昇格がかかっているオーディション

その付き添いに来ている


真「ボクの事、ちゃーんと見ててくださいね！」

P「へへっ！勿論！」

真「あー、またそうやってボクのマネするんですからー」

P「ごめんごめん、ついな」

真「もー」

P「ハハッ」

真「へへっ」

617 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/02(火) 15:29:30.24 ID:wjVpB1hX0

とは言ってもこのオーディション

今までのものとは少し違う

まるでライブのような野外ステージに

一般客が大勢いる中、ぶっつけ本番で行われる

完全観客審査システムなのである


P「き、緊張してないか･･･？」

P「おちっ･･･落ち着いていつものようにな･･･」

P「まも･･･真なら大丈夫だから」

真「ぷふっ」

真「プロデューサーの方が緊張してどうするんですか」

P「だって、これ初めてだし･･･」

P「本当に大丈夫なのか･･･？」

618 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/02(火) 15:29:57.48 ID:wjVpB1hX0

真「それはボクだって緊張してますよ･･･」

P「だよな･･･えっと---」

真「でも、プロデューサーがいてくれるから」

真「百人力です！」

P「そうか？」

真「そうなんです！」

P「うーん･･･何か俺にもできることがあればいいんだけどな」

真「できること･･･」

真「･･･」


真「そうだ！！」

P「うおっ！」

619 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/02(火) 15:30:29.29 ID:wjVpB1hX0

真「それじゃあ、もしボクが合格したら」

真「この後･･･その･･･」

P「どうした？」

真「デー･･･」

P「ん？」

真「デーーン！とした買い物がしたいので、少し付き合ってもらえませんか！？」

P「デーンって･･･そんなに大きい物でも買うのか？」

真「はい！そうなんですよ！」

真（ボクのバカバカバカ！なんだよ、デーンとした物って！）

真「やっぱり･･･忙しいですよね？」

620 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/02(火) 15:31:02.17 ID:wjVpB1hX0

P「･･･いや、行こう」

真「ホ、ホントですか！？」

P「あぁ、皆も最近は俺がいなくても大丈夫みたいだからさ」

P「むしろ一緒に行きたいかな」

真「へへっ！やーりぃ！」

P「アハハ」

真「ボク、燃えてきましたよー！」

真「ぶっち抜きで一位合格してみせます！」

P「楽しみにしてるぞ〜」

真「任せてください！」

P「･･･」ｸﾞｯ

真「･･･」ｸﾞｯ

---ｺﾂﾝ

P「言って来い！」

真「はい！」

---ﾀﾀﾀｯ


P「･･･」

P「思い出作りか･･･」

P「ホント･･･泣かせてくれるよな･･･」

------
---
-

621 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/02(火) 15:31:40.13 ID:wjVpB1hX0

----------------------------
只今のアイドルランク一覧
----------------------------

---------------------------------------
天海春香 ----E
如月千早 ----D
萩原雪歩 ----E
菊地　真 ----E
星井美希 ----?
双海亜美 ----D
双海真美 ----C
三浦あずさ ----D
水瀬伊織 ----D
高槻やよい ----D
四条貴音 ----D
我那覇響 ----D
---------------------------------------

622 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/02(火) 15:32:13.45 ID:wjVpB1hX0

真「･･･」


『それでは続きましてこの方！』

『今、最も世間を騒がせている765プロダクションからのエントリー！』


---ｵｫｰｰｰｰｰ!!


『菊地･･････』


『真さんでーーーす！どうぞ！！』


やるぞ･･･！

---ﾀﾀﾀｯ

真「どうもー！」


---ｳｵｰｰｰｰｰ!!!


真「･･･！」

P（頑張れ･･･真）

623 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/02(火) 15:32:48.42 ID:wjVpB1hX0

真「･･･」

P「･･･」


この位で怖気づいてちゃだめだ･･･

ボク達にはまだ･･･

プロデューサーがついてくれているんだ･･･！


今この瞬間を

精一杯･･･！


真「765プロダクション所属、菊地真です！」

真「精一杯頑張りますので、皆さんよろしくお願いします！」


『元気が良くていいですねー！』

真「ありがとうございます！」

624 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/02(火) 15:33:36.05 ID:wjVpB1hX0

『それでは準備はいいですか？』

真「はい！」

『それでは聞いていただきましょう！』

『菊地真さんで、曲は･･････』


『自転車です！！』


------♪

---♪


見ていてくださいプロデューサー

今、この一瞬を･･･

ボクの気持ちを･･･


歌にこめて･･･！


真「･･･」ｷﾞｭｯ

625 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/02(火) 15:34:10.56 ID:wjVpB1hX0

---「ちょっと待って!!」

---「ボクはキミを…」

---ギュッと抱きしめたクッション

---あ〜また夢だ

---何度目だろう

---やっぱちゃんと伝えなきゃ


初めて会ったあの時

ボクはあなたにとても酷い事を言ってしまいました

626 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/02(火) 15:34:42.07 ID:wjVpB1hX0

---さあ外出てみたら

---眩しさ瞳がウィンク

---チェーン外して

---ストッパー上げて

---漕ぐ度楽しく揺れるショートヘア


悔やんでも悔やみきれない

後悔しだしたらキリがないくらい

でも･･･

627 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/02(火) 15:35:26.45 ID:wjVpB1hX0

---どんな道だって

---負けないで

---進んでみせる


そんなボクでも受け入れてくれた

あなたに･･･


---好きだよ

---心込めて

---好きだよ

---力込めて


P「･･････」


---思い切り回るペダル

---プロペラみたい飛べそうだね

628 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/02(火) 15:36:56.86 ID:wjVpB1hX0

---好きだよ

---声を上げて

---好きだよ

---速度上げて


---ｷｭｯ！


---この胸が苦しくなる

---だけど行ける･･･！


---ｸﾙｯ

P「･･･」


------だってキミが･･････好きだーーーー!!



---ｳｵｵｵｵｵｫｫｫｰｰｰｰｰｰ!!!


P「･･････」


･･･俺が真の最初のファンだよ

-------
---
-

629 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/02(火) 15:37:47.95 ID:wjVpB1hX0

---電光掲示板---


---------------------------------------------------------


1.--Makoto Kikuchi--菊地 真---765ﾌﾟﾛﾀﾞｸｼｮﾝ−SCORE−85.362pt　

2.--Mikokoro Sano--佐野 美心---DNAﾌﾟﾛﾀﾞｸｼｮﾝ−SCORE−65.300pt　

3.--Mizuki Kobayakawa--小早川 瑞樹---西園寺ﾌﾟﾛﾀﾞｸｼｮﾝ−SCORE−56.990pt

4.--Hikari--ひかり---こだまﾌﾟﾛﾀﾞｸｼｮﾝ−SCORE−41.940pt

5.--Tubame--つばめ---こだまﾌﾟﾛﾀﾞｸｼｮﾝ−SCORE−35.990pt　　　


---------------------------------------------------------

630 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/02(火) 15:38:24.05 ID:wjVpB1hX0

合宿の成果はバッチリだった

今や響とどちらが上なのか

誰が誰よりとは

判断しかねるくらいである

このライブのような大舞台で、よくここまで･･･


真は見事、トップで合格を果たし

Dランクへの昇格を手にした

その後、ネットでは真の「好きだ」の破壊力を

その場にいた人たちが広め

今まで女性のファンが多かった真に

沢山の男性ファンもついた

631 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/02(火) 15:39:08.50 ID:wjVpB1hX0

乗りに乗っていた765プロの快進撃

その速度は落ちることなく

どんどんと加速していった


だけどどうしてか･･･

俺の気持ちは---


嬉しい事のはずなのに

このままいけば

社長が戻ってくれば

もしかしたら、このまま突き進んでいけるかもしれないのに･･･

632 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/02(火) 15:39:43.43 ID:wjVpB1hX0

美希が戻ってくれば

更にとどまる事を知らず

もっともっと上を目指せるかもしれないのに･･･


でも

その場所に俺の姿は･･････

･･･

------
---
-

633 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/02(火) 15:40:14.68 ID:wjVpB1hX0

とりあえずここまでかなーって

634 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/02(火) 15:41:45.74 ID:2demc3nMo

乙！

635 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/02(火) 15:41:53.74 ID:opZW97DDO

今は何も言わないでおく…


乙

636 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/02(火) 15:57:35.83 ID:2uQyio64o

乙デース

637 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/02(火) 16:58:57.90 ID:piPp503Oo

乙！
真美のランクが一番高いのか

638 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/02(火) 17:45:27.88 ID:+vUNO3x20

>>1乙

美希…屑Pになんかされてなかったらいいんだけど

639 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/02(火) 17:49:07.49 ID:3nQ/M/Bp0

更新乙です！b

640 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/02(火) 17:50:17.30 ID:soIDCWIjo

乙
社長？社長早く来てくれー！

641 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/02(火) 18:15:02.49 ID:xBGJQVqd0

乙！

642 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/02(火) 20:34:22.97 ID:n/VqEXKXo

めちゃくちゃ美希が心配だ

643 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/02(火) 20:41:59.16 ID:eCBTtKKfo

おつだああああああああああ

644 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/02(火) 20:53:02.81 ID:20umtx4K0

乙
続き待ってます

645 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/02(火) 21:05:44.22 ID:lbRAAEgG0

乙です
正に死んだ魚の目をしているようだった
て表現が物凄く気がかり…何もありませんように（切実）

646 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/02(火) 21:32:03.59 ID:xRO7/B8f0

>>645
死んだ魚の目って光無いじゃん？
ハイライト無いってことじゃん？
つまりレイプ目ってことじゃん？


おい









おい

647 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/02(火) 21:43:44.84 ID:37f/0YPJo

>>646
それ以上言ってはいけない…

648 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/02(火) 23:04:05.12 ID:DzkzjQ49P

すまんな

649 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/02(火) 23:57:38.54 ID:BxlyqGFko

俺の読解力が低いせいかもしれんが>>608と>>609のつながりが不可解なんだが？
「その中でも特に…」がわからん
真のことか？1レス抜けてるようにみえるんだが

650 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/03(水) 00:00:42.40 ID:5hK5Tn+5o

前任Pと後任Pがいて前任がゲスだった場合、美希ってこういう役どころ多いよな


　　　　そだ 　　|-''ヽｰ---､　ヾヾヾ
　　　　れが 　　|{{{　}}}））））ヽ､}|| l||i
　　　　が　　　　|{{{||ﾘﾘ彡ﾝﾘﾉﾉﾊ　l|||
　　　　い　　　　|ﾐ､ヾ彡彡彡ﾉﾉﾉ}　||||
　　　　い　　　 /ヾヾヾヾヽ三彡ソ}　|||
　　　　!!　　　 /ヾヾ}} }}ﾊヾヾ三彡;}　||　に
　＼＿＿＿／ﾊ{{ }}|l||}}}ﾄ､ヽ}} 彡ｼil　l|　や
　 {ミミﾘ　 {{{::{{ {{{ {||||| }}ﾊヾ}ﾘ 彡ｼ}i{　 　っ
　l|{ミﾐﾘ　ﾉﾆﾐﾐｮｪ､,, |rｪｨ彡三ヽ1ﾐ}ll､ヽ
　l|,{ ﾐl　　イエﾕﾐ､i:: iﾐｨｴフｼ'　lﾐi.} l|
　l|ﾄ､ﾐl　　　,,.-‐';: i　!｀ﾞﾞｰ-　　i",ｲ l|
　|lﾄiiヽl　 　 　　 ; i　!､　　　　/t'/ l||
　　rｲ{ l　　　　 ヾく_ソ　　　 / |ﾄ､ l||
　 (|:.:ヽ ﾞ､　 　ﾞｰ_‐--‐ｧ'　 / /:} }ヽ､
ノ"l;:;:ヾヽ:ヽ.　　､二二　　/::://:::l;;;;;;;
:::::;;;;;;:.:＼＼＼　 　 　　 /::://:.:.:l;;;;;;;;;

651 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/03(水) 00:21:03.25 ID:1e2oi03Do

>>649
真美だろ

652 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/03(水) 00:40:29.18 ID:Cgm9JPFfo

>>651
なるほど
ランクがかなりあがってるしな
ありがとう

653 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/03(水) 01:21:55.67 ID:q5ORIIrH0

乙

真がD昇格だと春香と雪歩だけがEランクか

654 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/03(水) 07:02:21.35 ID:FpWdvIO+o

展開が駆け足気味になっちゃってちょっと残念
もっとじっくりと見たかった

655 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/03(水) 22:54:55.21 ID:17IAnHkho

胸の大きさみたいだな

656 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/03(水) 23:18:17.12 ID:1IF+Lmquo

>>655
Dカップの千早か……胸が熱くなるな

657 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/04(木) 00:17:01.59 ID:Vu8G5fNEo

>>656
熱いよりは哀愁感がハンパない

658 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/04(木) 02:27:11.58 ID:+ARU4cO80

乙です
焦らず頑張って下さい。
完結楽しみにしてます。

659 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:16:55.99 ID:jzXv5SCm0

>>658
ありがとうございます
皆様のお言葉が励みになっております

更新します

660 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:17:35.04 ID:jzXv5SCm0

---歌姫･歌王子フェスまで残り29日---



---765プロ事務所---


--ｶﾞﾁｬﾝ


P「只今戻りましたー」

小鳥「あら、お疲れ様です。プロデューサーさん」

P「お疲れ様です」

小鳥「お茶でもいれましょうか？」

P「はい、お願いします」

661 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:18:13.74 ID:jzXv5SCm0

P「はぁ･･･」ｷﾞｨ

P「･･･」

P「この事務所も静かになったなぁ･･･」

小鳥「そうですね」ｺﾄ

P「あ、ありがとうございます」

P「聞いてたんですか･･･」

小鳥「えぇ」

小鳥「大きなため息なんかして、また何か問題事ですか･･･？」

P「いや、そんな事ありませんよ」

P「いたって順調です」

P「ただ･･･」

小鳥「なんです？」

P「いえ、なんでもないです」

小鳥「そういうのが一番気になるんです！」

P「アハハ」

662 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:18:41.54 ID:jzXv5SCm0

P「･･･」

P「あんなに賑やかだった事務所が、一気に静かになったなぁ･･･と」

P「本当にそう思っただけです」

小鳥「皆、急に忙しくなりましたからねぇ」

P「いいことなんですけどね」

小鳥「少し寂しい･･･と」

P「･･･どうなんでしょうね」

小鳥「プロデューサーさんがそう感じているというのなら」

小鳥「あの子達だって、そう感じている筈ですよ」

P「そんなこと---」

小鳥「プロデューサーさん！」

P「すみません･･･」

小鳥「まったく･･･」

663 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:19:40.68 ID:jzXv5SCm0

小鳥「ところで･･･」

小鳥「最近毎日のように書いている、それはなんなんですか？」

P「あぁ、これですか？」

小鳥「はい」

P「･･･俺の後に入ってきたプロデューサーの為に」

P「皆の事を色々と書いておいているんですよ」

小鳥「･･･そう･･･ですか」

小鳥「すみません･･･」

P「ちょっと！」

P「やめてくださいよ、そういうの」

P「俺が好きでやってる事なんですから」

小鳥「はい、すみません･･･」

664 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:20:12.43 ID:jzXv5SCm0

P「次謝ったら、音無さんといえどチョップですからね」

小鳥「はい･･･」

P「分かってくれればいいんです」


強いな･･･プロデューサーさんは･･･


---ｶﾞﾁｬﾝ！


真美「ハロハロ→！！」


小鳥「･･･！」

665 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:21:16.89 ID:jzXv5SCm0

P「おう、真美」

P「おはよう！」

真美「兄ちゃんにピヨちゃん！」

真美「おっは→！！」

小鳥「お、おはよう真美ちゃん」

P「相変わらず真美は元気だなぁ」

P「いいことだ」


真美「褒めらいでか！」

P「褒めらいでか！」


P･真美「あっはっはっは」


小鳥（息ピッタリね･･･）

666 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:22:25.64 ID:jzXv5SCm0

P「ところで真美は、この後またすぐに雑誌の撮影だろ？」

P「なんでわざわざ事務所に寄ったんだ？」

真美「またって･･･」

真美「真美は毎回寄ってるんだYO！」

P「そうだったのか？」

小鳥（そういう所は鈍いんですよね･･･）

真美「とにかく！」

真美「今日こそはついて来てもらうかんね！」

P「俺がいなくても大丈夫だろ」

真美「もう！」

真美「こんなにカワイ→少女がお願いしてるっていうのに！」

P「アハハ」

667 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:22:59.59 ID:jzXv5SCm0

真美「いいかい兄ちゃん･･･？」

P「おぉ･･･」

真美「兄ちゃんに拒否権はないんだぜ？」

P「そうだったのか･･･」

真美「くっ･･･こんな所でちんたらしている暇はない･･･！」

P「何っ･･･」

P「もうそこまで奴が来ているっていうのか･･･？」

真美「あぁ･･･どうやらそのようだ」

P「そいつはマズいな･･･」

P「ちっ･･･」

668 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:23:32.07 ID:jzXv5SCm0

P「音無さん、ここはお願いします！」

---ﾊﾟｻｯ

小鳥「ちょっ、えっ！？」

P「･･･」

---ﾀﾀﾀｯ


--ﾊﾟｼｯ

真美「･･･！」

P「ほら、行くぞ！真美！」

真美「う、うん！」


---ｶﾞﾁｬﾝ


---ｱﾅﾀｻﾏ　ｳﾜｯ　ﾏﾐ!? ｺﾞﾒﾝ


小鳥「えぇー･･･」

669 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:24:04.14 ID:jzXv5SCm0

---ｶﾞﾁｬﾝ

響「もー！一体なんだったんだ、今の･･･？」

貴音「実に面妖でしたね･･･」


小鳥「響ちゃん、貴音ちゃんおはよう」

貴音「おはようございます、小鳥嬢」

響「ぴよ子、おはようだぞ」


響「って、そんな事より」

響「今、プロデューサーと真美が･･･」

小鳥「何者かに追われていたみたいなのよ･･･」

響「んー･･･？」

670 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:24:42.68 ID:jzXv5SCm0

貴音「まぁ良いではないですか、響」

響「そう･･･だな！」

貴音「フフフ･･･」

小鳥（貴音ちゃん･･･大人だわ）


---ｽﾀｽﾀ


貴音「･･･」

貴音「これは･･･？」

響「なになに？そのノート」

小鳥「あっ、それは･･･」

671 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:25:23.34 ID:jzXv5SCm0

---ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

貴音「･･･！」

響「･･･！」


小鳥「プロデューサーさん･･･出しっぱなしで行っちゃったみたいね」


---ﾍﾟﾗｯ

貴音「･･･」

響「･･･」


小鳥「なんて書いてあるの？」


---ﾍﾟﾗｯ

貴音「･･･」

響「･･･」


小鳥「貴音ちゃん、響ちゃん･･･？」

672 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:26:01.38 ID:jzXv5SCm0

---ﾊﾟﾀﾝ


貴音「いえ、特には･･･」

響「そうだな･･･」


小鳥「私にも見せ---」

響「人のものを勝手に見るなんて、よくないと思うぞ」

小鳥「だって今二人で･･･」

貴音「わたくし達は誰のものか知らなかったので」

響「ノーカンだぞ」

小鳥「えぇー･･･」

673 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:26:35.63 ID:jzXv5SCm0

貴音「これは、あのお方の机に戻しておきましょう」

響「自分もそれがいいと思う」

---ｽｯ


小鳥（気になる･･･）

小鳥「私、お茶いれてくるわね･･･」

貴音「ありがとうございます」

響「うん、お願いー」

小鳥（トホホ･･･）



響「･･･」

貴音「･･･」

674 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:27:14.90 ID:jzXv5SCm0

---応接室---




響「貴音･･･」

貴音「･･･」

貴音「どうやら響も同じ事を考えていたようですね･･･」

響「やっぱり貴音もか･･･」

貴音「響は本当にそれで良いのですか？」

響「いいも何も･･･」

響「自分は最初からずっと考えてたんだ」

響「ただ･･･」

響「その方法が分からなくて」

貴音「なるほど･･･」

響「でも、あのノートを見て分かった･･･」

貴音「わたくしもです･･･」

675 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:28:05.55 ID:jzXv5SCm0

響「貴音もいてくれるんだったら」

響「自分、もう何も怖いものはないぞ」

貴音「わたくしも響がいてくれて」

貴音「とても心強いですよ」

響「へへ」

貴音「フフ」


貴音「これは、わたくし達にしかできないことです」

響「あぁ」

響「今度は自分達が･･･」

貴音「そうですね」

676 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:28:40.21 ID:jzXv5SCm0

貴音「ですが響」

響「なんだ？」

貴音「この事はまだ皆には秘密にしておきましょう」

響「そうだな･･･きっとみんなにも心配かけちゃうからな」

貴音「いずれ、皆にも話すたいみんぐとやらがやってくる筈です」

貴音「その時まで･･･」

響「うん」


響「･･････」

貴音「響･･･？」

677 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:29:16.98 ID:jzXv5SCm0

響「自分、実はさ･･･」

貴音「･･･」

響「みんなの覚悟･･･」

響「聞いたときからさ･･･」

響「自分だけ覚悟が足りないって思ってたんだ･･･」

貴音「･･･」

響「プロデューサーも美希もみんなも」

響「自分を犠牲にしてまで皆を助けようとしている」

響「それなのに自分は、何も犠牲になる物がない･･･」

678 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:30:14.57 ID:jzXv5SCm0

貴音「響･･･皆、そういう風には---」

響「勿論分かってるさ」

響「ただ、自分で自分が嫌だったんだ」

貴音「それを言われてしまうとわたくしも･･･」

響「･･･」

響「だからさ、これが自分達の覚悟なんだと思う」

貴音「･･･」

響「みんなは美希を助けようとしてる」

響「プロデューサーは美希も皆も助けようとしてくれている」

響「なら自分達は･･･」




響「プロデューサーを助ける」

679 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:30:59.61 ID:jzXv5SCm0

貴音「･･･響もそこまで考えていたのですね」

響「うん･･･」


貴音「共に･･･救い出しましょう･･･！」

響「うん･･･！」




小鳥（どうしましょう･･･）

小鳥（また聞いてはいけない事を聞いてしまった気がするわ･･･）


--------
-----
--
-

680 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:31:34.35 ID:jzXv5SCm0

---撮影スタジオ---



『いいねー』

『次はもっとこういう感じで---』

真美「はい！」


P「･･･」

いい感じだな･･･


-----
--
-



P「よっ！お疲れ！」

真美「ど→だった！？」

P「よく撮れてたと思うぞ」

681 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:32:23.89 ID:jzXv5SCm0

真美「も→そうじゃないっしょ↓？」

真美「もっとこう可愛いとか･･･」

P「うん、超可愛かったな」

真美「･･･！」

真美「あっ･･･えっと･･･」

真美「そう･･･かな？」

P「ネットで真美は俺の嫁とか書かれちゃう理由も分かるわ」

真美「･･･！」

真美「う、うん」

真美「ありがたいよね」

P「だけど真美は俺の嫁---」ﾋﾟﾋﾟｯ

真美「ちょっと兄ちゃん！？」

682 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:33:09.30 ID:jzXv5SCm0

P「ツイート！」ﾋﾟｯ

真美「ああっ！」

P「ハッハッハ」

P「大丈夫、これは一般のアカウントだか---」

真美「プロデューサーは真美の嫁---」ﾋﾟﾋﾟｯ

P「あっ、それは冗談でも駄目なやつだ！」

---ﾊﾞｯ

真美「あっ！」

P「はい消去ー」ﾋﾟﾋﾟｯ

真美「何すんのさ！」

P「炎上するわ！」

683 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:34:26.71 ID:jzXv5SCm0

P「真美は俺と違って超売れっ子になってきてるんだから」

P「軽率な行動は禁止でーす」

真美「むー」


P「まぁ、冗談でも嬉しいけどさ」

真美「冗談･･･」

真美「･･･！」

真美（うあうあ〜！何してんだろ･･･！」

真美（流れとはいえ･･･）

真美（恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい･･･っ！）


P「真美？」

684 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:35:37.22 ID:jzXv5SCm0

真美「･･･！」

真美「ま、まったく！兄ちゃんてば騙されやすいんだから！」

真美「いつか悪い女性に騙されちゃうかんね！」

P「じゃあ、真美みたいないい子を探さないとな」

真美「そう、真美みたいな･･･」

真美「･･････」


真美「うあうあ〜〜！！」

---ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

P「ま、真美！？」


-----
--
-

685 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:36:40.34 ID:jzXv5SCm0

---喫茶店---



P「いきなり走り出すなよー」

P「お腹が空いてたんならそう言ってくれれば---」

真美「違うYO！」

真美「も→兄ちゃんてばデリバリーなさすぎ！」

P「宅配はやってないわー」

真美「とにかく違うんだよ↓」

P「はいはい、分かったから」

真美「ホントに分かってるの！？」

P「腹ペコな真美は何が食べたいんだ？」

P「お兄さんがおごってあげよう」

真美「全然分かってないじゃん！」

P「アハハ」

686 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/04(木) 14:37:18.73 ID:jzXv5SCm0

とりあえずここまでかなーって

687 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/04(木) 14:41:13.07 ID:Bm9JmlFXo

乙かなーって
毎回面白いなあ

688 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/04(木) 14:48:00.35 ID:ZUj0LMco0

おつ！
真美との関係も良好だね。
面白い、頑張って。

689 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/04(木) 15:10:07.51 ID:w9VbjMFho

真美は可愛いなあ
おつおつ

690 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/04(木) 15:32:04.90 ID:kfaR0Zuf0

乙

691 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/04(木) 15:38:24.15 ID:uVPj4rDro

おつん。
響と貴音は……。

692 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/04(木) 17:19:48.08 ID:BA34rfZmo

乙
やっぱり真美は可愛いな〜
小鳥さんは蚊帳の外か

693 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/04(木) 21:27:14.78 ID:c1hpWSXAO

乙乙
真美可愛すぎ さすが俺の嫁

694 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/04(木) 22:32:58.34 ID:4QZg+18oo

>>693
おい、待てよ！
俺の嫁を持ってくな

695 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/04(木) 22:36:43.12 ID:UNmrAXIOo

俺の妹に手を出すなよ！

696 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/04(木) 22:38:11.80 ID:w9VbjMFho

お前の妹がこんなに可愛いわけがない

697 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/04(木) 22:52:20.05 ID:5rD/KvaK0

>>695 妹？つまり亜美か…じゃあ真美は貰っていきますね

698 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/04(木) 23:31:24.92 ID:LXwQIV4AO

乙！

699 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/05(金) 00:42:11.06 ID:6u8yCTaUo

>>697
待て、その理屈だと>>695が真美になるぞ

700 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/05(金) 13:27:29.87 ID:vgJOiOw30

不人気に興味はないので勝手に持って行ってくれて、どうぞ

701 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/04/05(金) 15:08:33.23 ID:OwTUdiK90

>>700が俺を怒らせた

702 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/05(金) 20:39:13.70 ID:BBPhDubgo

よし戦争だ

703 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/05(金) 21:05:58.10 ID:v4c6VYZoP

武器ねーぞ(´・ω・｀)

704 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/05(金) 21:13:18.05 ID:5woviDRzo

フェス勝負だな

705 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/05(金) 21:27:04.37 ID:tUpWrHwE0

>>700~703の流れで吹き出したwwww

706 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/06(土) 03:11:19.13 ID:A7y3aI2U0

こんな時間ですが少しだけ更新します

707 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/06(土) 03:11:58.94 ID:A7y3aI2U0

P「でも、冗談抜きで最近の真美は本当に凄いと思うよ」

真美「ど、どったの急に･･･」

P「いや、なかなか言うタイミングがなかったからさ」

真美「ふーん･･･」

P「･･･」

真美「･･･」

P「あのさ---」

真美「ねぇ---」

708 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/06(土) 03:12:41.51 ID:A7y3aI2U0

真美「あっ」

P「えっと」


P「真美から---」

真美「兄ちゃんから---」


P「･･･ふっ」

真美「ぷっ･･･」


P「かぶりまくりだな」

真美「そだね→」

709 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/06(土) 03:13:18.73 ID:A7y3aI2U0

P「で、真美からどうぞ」

真美「んー･･･」

P「どうした･･･？」

P「何か言いにくい事か？」

真美「いやいや･･･」


真美（･･･）

真美「なんて言おうと思ったのか忘れちった！」

P「ハハ、なんだそれ」

真美「も→しょうがないっしょ→？」

真美「思い出したら言うから兄ちゃんから言ってYO！」


P「分かった」

P「･･･あのさ」

真美「うんうん」

710 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/06(土) 03:13:55.51 ID:A7y3aI2U0

P「無理･･･しなくてもいいんだぞ･･･？」

真美「えっ･･･」

P「ああ、いや･･･」

P「俺の勘違いならいいんだけど」

P「最近の真美を見てると、なんだか少し無理をしているように思えてさ」

真美「･･･」

真美「どうしてそう思うの･･･？」

P「それは･･･」

真美「･･･」


P「竜宮小町と･･･」

真美「･･･！」

711 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/06(土) 03:14:28.19 ID:A7y3aI2U0

P「亜美と自分を比べているんじゃないかって思って」

真美「･･･」

P「･･･！」

P「ごめんごめん！違うならいいんだ！」

P「ここ最近の真美は本当に凄いからさ」

P「疲れてるんじゃないかなって気になっただけだから！」

真美「･･･兄ちゃんてさ」

P「ん！？」

真美「本当に真美達の事、よく見てくれてるんだね」

P「まぁ、そりゃあな」


P「･･･って事は」

真美「大体当たってるかな･･･」

P「･･･！」

712 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/06(土) 03:15:10.30 ID:A7y3aI2U0

P「大丈夫なのか！？どっか痛いところとか---」

真美「もう！大体って言ったっしょ！？」

真美「疲れてる訳じゃなくて、お仕事は楽しいんだってば！」

P「そう･･･なのか？」

真美「うん、それはホント」

P「ならいいんだけど･･･」

真美「当たってたのは亜美と比べてるってとこかな･･･」

P「･･･」

真美「比べるって言うか･･･競争･･･？」

真美「亜美には負けたくないけど」

真美「亜美にも頑張ってほしいっていうか･･･」


真美「あぁ、もう！」

真美「ど→言ったらいいのか分かんないけど･･･」


真美「姉としての･･･その･･･胃炎ってやつ･･･？」

P「･･･それだと胃に炎症がある人の事だな」


真美「胃ガン･･･？」

P「症状が悪化した･･･」

713 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/06(土) 03:15:47.32 ID:A7y3aI2U0

真美「だから真美が言いたいのは---」

P「･･･やっぱりそうだったのか」

真美「どうせ、また分かってないんでしょ･･･？」

P（･･･）

P「亜美の事も素直に応援はしているけど」

P「姉として、同じアイドルとしては、また別の話」

P「負けたくないという気持ちを持ってしまうのは当たり前の事だ」


P「ましてや双子の姉妹」

P「プロデューサーの俺が真美は真美だと言ったところで、世間の目は違う」

P「どうしても比べられてしまうだろう」

真美「･･･！」

714 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/06(土) 03:16:31.89 ID:A7y3aI2U0

P「それはもう仕方のないことなんだ」

P「･･･っていう言い方も好きじゃないんだけど」

P「正直、そうなってしまうところはある」


P「ましてや今、竜宮小町は人気絶頂」

P「応援してあげたいのに、亜美よりも頑張らなくちゃ姉として･･･」

P「そういう真美の気持ちは痛いほど分かる」

真美「･･･」

P「まだ亜美よりもランクが下だった時」

P「･･･よく亜美と間違われてサインを頼まれていたもんな」

真美「知ってたの･･･？」

P「あぁ･･･」

715 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/06(土) 03:17:28.35 ID:A7y3aI2U0

P「ずっと真美の気持ちには気づいていたんだけど･･･」

P「声もかける事ができなかった･･･」

P「ごめんな･･･」


---ｶﾞﾀｯ！

真美「兄ちゃんのせいじゃないよ！」

P「･･･いや、俺のせいだ」

P「プロデューサーとしては管理不行き届きだよ」

真美「そんなことないもん！」

P「･･･」

真美「兄ちゃんは･･･」

真美「一生懸命にやってくれてる･･･！」

真美「だから真美は今こうしていられるんだよ！？」

真美「真美の気持ちも分かってくれてて･･･」


真美「兄ちゃん以外がプロデューサーなんて･･･」

真美「真美･･････」


真美「絶対に嫌だかんね･･･！！」

716 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/06(土) 03:18:16.69 ID:A7y3aI2U0

P「真美･･･」


真美「･･･！！」


言っちゃった･･････


P「ありがとう･･･」

P「真美達には救われてばっかだよ」

真美「そんなこと---」


P「最近になって気づいたんだけどさ」

P「俺、卑怯なんだよ･･･」

真美「どこが･･･！」

717 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/06(土) 03:18:55.13 ID:A7y3aI2U0

P「自分で失敗したな---って思ったことなんてさ」

P「本来隠しておくべきなんだよ」

P「それを後から言って･･･」


P「多分･･･そんなことないよ---って」

P「そう言ってもらいたいんだと思う」

真美「･･･」


P「我ながら嫌になるな･･･」


P「なんかごめん･･･まだ中学生の真美にこんな事･･･」

真美「それの･･･」


真美「どこが悪いの･･･？」

718 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/06(土) 03:19:44.11 ID:A7y3aI2U0

P「だから---」

真美「確かに真美は、兄ちゃんからしたらまだ子供かもしれないけどさ･･･」

真美「真美は、それが卑怯なことだとは思わないよ」

P「･･･」

真美「ホントに卑怯な人だったら、その事も言わないと思うんだよね」

真美「それでも兄ちゃんは自分の事を卑怯だって思うんなら」

真美「別にいいけどさ･･･」

P「･･･」

真美「真美たちは、兄ちゃんの事を卑怯だなんて思ってないから」

真美「それだけは･･･勘違いしないでよね」

719 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/06(土) 03:20:18.82 ID:A7y3aI2U0

真美「･･･」

P「･･･」


P「ありがとう･･･ごめんな」

真美「べ、別に･･･！」

真美「真美は思ったことを言っただけだから！」


P「･･･撤回する」

真美「へっ？」


P「真美の事をまだ中学生なんて、子ども扱いして悪かった･･･」

真美「えっと･･･まぁ---」

P「俺なんかよりも十分に大人な考えを持ってるよ」

真美「や、やめてよ･･･！」

P（･･･）


馬鹿だな俺･･･


P「あーあ、本当は俺が励ますつもりだったのにさ･･･」

720 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/06(土) 03:20:54.60 ID:A7y3aI2U0

真美「なんかごめんね･･･偉そうなこと言って」

P「本当だよ･･･」

真美「･･･」

P「嬉しくてハゲちゃいそうだ」

真美「えっ！？」

P「ありがとうの言葉だけじゃ伝えきれないって、こういうことなんだろうな」

真美「兄ちゃん･･･」

P「だから、ありがとう×100な」

真美「それ･･･子供っぽいよ･･･」

P「ハハッ」

真美「ぷっ･･･」


---ｱﾊﾊﾊﾊ

-----
--
-

721 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/06(土) 03:21:34.07 ID:A7y3aI2U0

P「よし、ここからは俺のターンだ！」

真美「なむだって･･･にゃら真美は---」

P「食べながら喋るんじゃありません」

真美「･･･」


真美「ならば！トラップカード発動！」

P「なにっ！？」


---ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ


真美「誘われし凍てつく神々の果物！」

722 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/06(土) 03:22:15.29 ID:A7y3aI2U0

『はい、ご注文は』

真美「このスペシャルミックスフルーツサンデーパフェく→ださい♪」

『はい、以上でよろしいでしょうか？』

P「･･･」

真美「兄ちゃんは？」

P「あ、じゃあコーヒーで」

『はい、かしこましりました』



真美「いや→楽しみ↑↑」

P「･･･トラップってパフェのことだったのか」


真美「もちのろんだよ↑」

P「･･････中二病」

真美「何か言った？」

P「中二病！」

真美「えぇっ！？」

723 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/06(土) 03:22:58.27 ID:A7y3aI2U0

真美「そこは普通、何も･･･とか言うとこでしょ→！」

P「プ、プスススス」

P「あー、早く俺の漆黒の闇こないかなー」

真美「アハ、それコーヒーのこと→？」

P「もちのろんだよ」

真美「ぷっ･･･なにそれ」


真美「真美の誘われし冷たきパフェも早くこないかな↑↑」

P「さっきとちょっと違うし、もうパフェって言っちゃってるよ！」


---ｱﾊﾊﾊﾊ

----
--
-


P「もう勝手に話を進めるからな」

真美「おけおふぇ→」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

P「何これ、ループすんの？」


P「とにかく･･･俺からも言わせてもらう」

724 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/06(土) 03:24:00.62 ID:A7y3aI2U0

とりあえずここまでかなーって

725 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/06(土) 03:33:29.33 ID:opubzQhR0

起きててよかった
おつおつ。また気になるところで切るねｗｗ

726 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/06(土) 03:35:20.06 ID:omWDCKHno

乙
やっぱりPは765離れちゃダメだろ
こんないい子達残しちゃってさ…

>P「とにかく･･･俺からも言わせてもらう」
おい。このタイミングで切るんじゃない！続きはよ

727 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/06(土) 03:44:04.34 ID:yUlUQRnDO

乙さー

728 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/06(土) 04:08:46.52 ID:H48TGvgTo

乙

729 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/06(土) 09:41:16.90 ID:p80sG/x2o

乙
胃炎と胃癌の下りが良い

730 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/06(土) 10:32:41.36 ID:2gLeUHCoP

乙

731 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/06(土) 11:38:13.94 ID:53hcZA8r0

乙でした

732 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/06(土) 13:35:59.60 ID:uywK9UP8o

姉としての威厳か

733 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/06(土) 13:59:25.67 ID:mtyGneZ+o

メインヒロインの小鳥さんの出番が少ないようだが

734 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/06(土) 14:49:56.09 ID:/rGuqH9A0

乙

三十路がメインヒロインとか終わってますね

735 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/06(土) 15:07:32.46 ID:YpTBDk+mo

三十路だと!?
まだ20代だろふざけんな

736 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/06(土) 16:51:46.50 ID:sVqHd+3Ho

>>734
屋上

737 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/06(土) 17:09:44.96 ID:E36OnICEo

三十路じゃねえよ！ちゃんとアラサーと言え！

738 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/06(土) 17:16:55.98 ID:zaq4F1Evo

ババア無理すんな

739 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/06(土) 20:22:35.68 ID:z53kkjFAo

>>734
お前それモバマスの例の二人目の前にして言えんの？

740 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/06(土) 20:33:12.59 ID:v67i39oe0

繧上°繧九ｏ

741 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/06(土) 23:01:46.36 ID:kq8XMCUh0

>>734
お前は判ってないなピヨちゃんは敢えて2×歳（今までの推察から28か29）なんだよ
事務員にしてはスペックが高過ぎるだろ、だから敢えて欠点をつけてるんだよ。気づけよ

俺達に『プロデュースしたいけど、この年齢じゃ流石に無理かなーって』と遠回しに諦めさせる為に決まってんだろ
最近じゃモバマスの影響で『スペック考えたら無理って事も無いよね』って感じになってるがな。

742 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/07(日) 11:07:57.15 ID:xP6A/G/Co

次に貴様らは
モバマスのちひろさん可愛い
もしくは
ドリクラの受付さん可愛い
と言うだろうが
それはスレ違いだ他所でやれ

743 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/08(月) 12:19:56.26 ID:6bA1ik380

なにいってんだこいつ

744 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/08(月) 21:44:26.84 ID:ygzD6ktW0

これは面白い
>>1は他になんか書いてたことある？

もしあるならこれが完結してからでも良いから教えてほしいのだが

745 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 00:18:25.53 ID:Skgn5tx70

>>744
ありがとうございます
初作品となっております
これを完結させたら、また何か書こうかなとも考えておりますので
その時にまたお会いできたらと思います

もう少ししたら更新します

746 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 00:43:34.76 ID:Skgn5tx70

更新します

747 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 00:44:11.98 ID:Skgn5tx70

P「Cランク昇格おめでとう、真美」

真美「ふぇ･･･？」

真美「ｺﾞﾎｯ･･･！」

P「うあっ！大丈夫か？」


真美「だいじょぶかじゃないよ･･･」

真美「どったの、さっきから急に･･･」

P「ほら、ちゃんとおめでとうとも言えてなかったし」

P（･･･）

P「言える内に言っておかないとな」


真美（･･････）


真美「ありがとう･･･」

748 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 00:44:45.81 ID:Skgn5tx70

P「Dランクで既に一人前のアイドルだけど」

P「Cランクといえば、人気アイドルと言っても過言ではない」

P「合宿にも耐えて、本当に良く頑張ったな」


真美「･･･そう！あの合宿！」

真美「コップなんか乗っけて！着替えが全然足りなかったYO！」

P「あはは、ビショビショになってたもんな」

真美「みんな絶対笑いすぎだったよね！」

P「まぁまぁ」

真美「もう･･･」


P「それと、これはまだ言ってなかったんだけど」

真美「なに？」

P「真美のスタ→トスタ→が」

749 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 00:45:23.96 ID:Skgn5tx70

P「携帯の着うたサイトトップ10入りを果たしたんだ！」

真美「ええぇぇえーーーーー！！？」


---ｶﾞﾔｶﾞﾔ


P「ちょっ！嬉しいのは分かるが、落ち着け真美！」

P（俺も初めて知ったとき、まったく同じリアクションをとったけど･･･）

真美「やったよ兄ちゃん！！」

P「やったな真美！」

---ｺﾞｿ

P「かくいう俺も使っている」

---ミラクル

---スタ→トスタ→（スタートスタ→）

---スタ→とスタ→

真美「わわっ！嬉しいけど今流さないでよ･･･！」

750 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 00:45:59.53 ID:Skgn5tx70

P「タリラン　Turn it up! 無敵！」ｸﾞｯ

真美「うあうあ〜！」

真美「兄ちゃんのイジワル！」

P「いや、気に入ってるんだよ」

P「いい曲だよな」

真美「え、えへへ･･･」

真美「ありがとう」

P「野望　陰謀　レインボー！」ﾊﾟｯ

真美「もういいっしょ！？」

P「あっはっはっは」

-------
---
-


どうすれば兄ちゃんを･･･

751 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 00:46:32.07 ID:Skgn5tx70

---歌姫･歌王子フェスまで残り28日---




---さくらTV---



春香「雪歩、本当にごめんね･･･」

雪歩「そ、そんな･･･！」

雪歩「気にしないでよ、春香ちゃん」

雪歩「私だって上手くできなかったし･･･」

春香「そんなことないよ」

春香「雪歩は完璧だった」

春香「それなのに私が大事なところで転んじゃって･･･」

雪歩「みんな笑ってたし大丈夫だよ」

春香「凄く笑われちゃってたもんね･･･」

雪歩「そういう意味じゃなくて･･･」

雪歩（うぅー･･･上手く伝えられないよぉ･･･）

----
--
-

752 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 00:47:44.45 ID:Skgn5tx70

P「二人ともお疲れ様」

雪歩「あ、ありがとうございますプロデューサー」

春香「プロデューサーさん･･･すみませんでした」

春香「私また･･･」

雪歩「春香ちゃん･･･」

雪歩「･･･」ﾁﾗ

P「･･･」

P「雪歩、ちょっと先に控え室に戻っててくれるか？」

春香「･･･！」

春香（怒られる･･･）

雪歩「は、はい！」

P「すぐ戻るからさ、帰り支度でもしててくれ」

雪歩「分かりました」

雪歩「･･･」

P「うん」

---ｽﾀｽﾀ


P「春香、ちょっとついてきてくれるか？」

春香「はい･･･」

P（･･･）

753 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 00:48:22.90 ID:Skgn5tx70

---休憩室---


P「･･･」

春香「･･･」


P「またステージで転んで、春香は本当にダメだな」

春香「･･･！！」

春香「はい･･･返す言葉も---」

P「って言われるとでも思ってるのか？」

春香「えっ･･･」

P「春香はさ、何にそんなに怯えてるんだ？」

春香「･･･」

P「はい、とりあえずコレでも飲んでさ」

春香「あ、ありがとうございます･･･」

754 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 00:48:56.68 ID:Skgn5tx70

春香「あの･･･」

P「うん、ちゃんと話してごらん」

春香「･･･はい」


春香「私･･････」

P「･･･」

春香「皆がどんどんランクが上がっていっているのに･･･」

春香「その･･･焦っちゃって･･･」


･･･やっぱりそうか

春香も真美と･･･

755 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 00:50:15.43 ID:Skgn5tx70

春香「真美なんか、私よりも後からレッスンを始めたのに･･･」

春香「凄い速さで追い抜かれちゃうし･･･」

春香「一緒の時期に始めた千早ちゃんもDになって」

春香「一緒のランクだった真もDに上がって･･･」

春香「唯一一緒のランクの雪歩まで、この調子だともうすぐ･･･」


春香「私、このままだと一人に･･･」

春香「･･･」

春香「皆の事は、もちろん応援していますよ･･･」

春香「ただ･･･」

P「･･･」

756 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 00:50:44.16 ID:Skgn5tx70

春香「せっかくプロデューサーさんが一生懸命レッスンしてくれたのに」

春香「ごめんなさい、不器用で･･･」

春香「こんなんじゃ、フェスでもまた私がみんなの足を引っ張っちゃうと思うんですよね」

春香「だから私･･････」


春香「フェスには出ない事に決め･･･---」

P「春香はさ、そんなに自分の事が嫌いか？」

春香「･･･」


春香「嫌い･･･ですね」

P「そうか」

P「でも俺は好きだぞ？」

春香「ふぇっ･･･！？」

757 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 00:51:14.93 ID:Skgn5tx70

P「よく転んで」

P「少しドジで」

P「おっちょこちょいなところもあるけど」

春香「･･････」

P「だけど、美味しいお菓子も作ってきてくれて」

P「誰かが落ち込んでいたら、自分の事なんて考えもせずに励まして」

P「その日にミスした事は、誰もいなくなった後にスタジオに残って」

P「一人で練習して」

P「最後まで諦めない」

P「そんな努力家の春香の事が、俺は好きだ」


春香「･･･っ」

758 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 00:51:51.02 ID:Skgn5tx70

P「ランクランクって焦る気持ちも分かる」

P「でも、ランクが全てな訳じゃない」


P「物には二種類の考え方がある」

P「一つは、努力した過程よりも結果がすべてだという考え方」

P「もう一つは、結果よりもその間に積み重ねてきた経験の方が大切だという考え方」

春香「･･･」

P「勿論、結果も大切だ」

P「どんなにレッスンだけしていても、それを見せる機会がなければ意味がないから」

P「でもさ」

P「自分が努力してきた事は無駄じゃない」

P「それすらもしなければ、それを見せる機会すらもやってこないんだから」

759 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 00:53:29.39 ID:Skgn5tx70

P「あの人には才能があるけど、自分にはないから無理だ---とか」

P「俺はそういう考え方は違うと思う」


P「諦めない事こそが才能なんだ」

春香「諦めない事･･･」

P「楽しくなければ続かないだろ？」

P「春香は楽しくないか？」

春香「そんなこと･･･！」

P「最近の春香も辛そうな顔をしていたからな」

春香「私･･･も？」

P「春香みたいに優しい気持ちの子しかいないだろ、765プロには」

春香「悩んでいるのは私だけじゃ･･･」

P「さぁな」

760 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 00:54:06.31 ID:Skgn5tx70

P「春香は気づいてるか知らないけど」

P「レッスンの合間に俺にダンスを見せてくるときには、あの特訓以来転んだ事がないんだよ」

春香「そうでした･･･？」

P「あぁ」

P「それに生き生きとした表情をしていた」

春香（そうか･･･そうだったかもしれない）

P「多分あれは、レッスンの成果を俺に見せたかったからなんだろうな」


違う･･･あれはきっと･･･


P「だから俺からアドバイスを一つ」

P「ステージの上では、今一番見てもらいたい人の事を考えながら踊ったらいいんじゃないかな」

P「家族とか、友達とか、好きな人とか」


私が一番見ていてほしい人･･･

761 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 00:54:37.03 ID:Skgn5tx70

P「春香にも既に実力は備わっているんだ」

P「タイプとしては伊織と同じタイプかな」

春香「私が伊織と･･･？」


P「うん、だから自信を持て！」

P「春香は足手まといなんかじゃない」

P「フェスはもちろん、765プロにも欠かす事のできない」


P「大切な仲間だ」


春香「私･･･」

762 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 00:55:10.86 ID:Skgn5tx70

P「もう大丈夫みたいだな･･･」


春香「はい･･･！」

P「よし、それじゃあ戻ろうか」

P「雪歩も待ってることだろうし」

春香「あの、ありがとうございましたプロデューサーさん！」

P「俺は何もしてないよ」

春香「いえ、とても･･･気持ちが楽になりました」

P「それなら良かった」


春香「プロデューサーさん」

P「ん？」

春香「ちゃんと･･･見ていてくれますか、私の事･･･」

P「もちのろん」ｸﾞｯ

春香「ふふっ･･･なんだか亜美と真美みたいですね、それ」

P「うつったかな･･･」

春香「ふふっ」

P「ハハッ」


プロデューサーさんも765プロには欠かせない･･･---


------
---
-

763 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 00:55:52.46 ID:Skgn5tx70

---車内---


春香「あっ、私ここで大丈夫です」

P「駅まで送ってくぞ？」

春香「いえ、少し寄りたい所があるので」

P「そうか」

春香「はい、今日はありがとうございました」

--ｶﾞﾁｬ

春香「それじゃあ、またね。雪歩」

雪歩「うん、また明日ね。春香ちゃん」

P「気をつけて帰るんだぞ」

春香「はい」

---ﾊﾞﾀﾝ

--
-


春香「さてと･･･」ﾋﾟｯ


春香「あ、もしもし？」

---
-

764 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 00:56:26.79 ID:Skgn5tx70

P「･･･」

雪歩「･･･」


雪歩「あの、プロデューサー」

P「ん？」

雪歩「その･･･春香ちゃんの事」

雪歩「ありがとうございました」

P「ハハ、どうして雪歩が礼を言うんだよ」

P「むしろ、ありがとな」

P「気にかけてくれて」

雪歩「そんな、私なんか･･･！」

P「はいまた出ました、私なんか」

P「私なんかは･･････禁止ワードでございます！」

雪歩「うぅ･･･」

765 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 00:57:02.86 ID:Skgn5tx70

P「雪歩、お前は･･････」

P「いい子すぎる！」

雪歩「えぇっ！？」

P「みんないい子だけど･･････」

P「特にいい子すぎる！」

雪歩「そんなこと･･･！」

P「可愛すぎる！」

雪歩「･･･！？」


雪歩「な、何を･･･」

P「いやさ、雪歩って本当に健気だなって思ってさ」

雪歩「そう･･･でしょうか？」

P「うん」

766 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 00:58:12.34 ID:Skgn5tx70

P「さっきの収録でのステージ上でもさ」

P「常に春香に気を遣って、立ち位置を気にしていただろ？」

雪歩「はうっ･･･！」

P「大丈夫、他の人は気づいてなかったと思うよ」

雪歩（バレてないと思ってたのにぃ･･･）

雪歩「その事･･･春香ちゃんには･･･」

P「いう訳ないだろ？」

雪歩（よかった･･･）

P「それに、春香ならもう大丈夫だよ」

P「自分の考え方がまとまったみたいだからさ」

雪歩「･･･」

P「雪歩？」

767 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 00:58:49.02 ID:Skgn5tx70

雪歩「プロデューサーって･･･」

雪歩「本当に私達の事をよく見てくれていますよね･･･」

P「そりゃ、雪歩達のプロデューサーだからな」

雪歩「今はそうですけど･･･」

P「･･････」

雪歩「･･･！」

雪歩「私･･･ごめんなさい！」

P「アハハ、謝ることないだろ」

雪歩「･･･」


今なら･･･

皆の為にも私が･･･


雪歩「一つ･･･聞いてもいいですか･･･？」

768 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 00:59:25.71 ID:Skgn5tx70

P（･･･）


P「ダメだな」

雪歩「えぇっ･･･！？」

P「あっはっはっは」


冗談だよね･･･？


雪歩「聞かせてくださ---」

P「ダメです！」

雪歩「えぇっ！？」

P「あっはっはっは」

雪歩「うぅー･･･」

雪歩「どうしてダメなんですか･･･？」

769 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 01:00:04.85 ID:Skgn5tx70

P「んー･･･」

P「なんとなく答えられなさそうな質問がくる予感がするからかな？」


鋭すぎますぅ･･･


雪歩「どうしてもダメですか･･･？」

P「･･･」

P「ダメじゃないけど･･･」

雪歩「じゃあ･･･！」

P「仮にその質問の答えを聞いたとして」

P「雪歩はどうするつもりなんだ？」

雪歩「えっ･･･」


プロデューサー･･･

どんな質問なのか分かってるのかな･･･


雪歩「それは･･･」

P「･･･」

770 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 01:01:06.56 ID:Skgn5tx70

心の優しい雪歩のことだ

きっと俺にこう聞いてくるに違いない･･･


『プロデューサーは･･･』

『765プロに･･････---』


P「とにかく、この話はここでおしまい」

雪歩「･･･」

P「雪歩も、今日はもう仕事も終わったし」

P「家に帰るならこのまま近くまで送っていくけど？」

雪歩「プロデューサーは･･･？」

771 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 01:01:55.07 ID:Skgn5tx70

P「俺はこの後、竜宮小町の遊園地イベントステージを見に行くつもりだけど」

雪歩「じゃあ、私もご一緒してもいいですか･･･？」

P「えっ？」

雪歩「それとも･･･お邪魔でしょうか？」

P「いや！そんなことはないよ！」

P「じゃあ、一緒に見に行くか？」

雪歩「はいっ！」

P「おぉ･･･熱心なのは良い事だな･･･」


まだ･･･チャンスはあるよね･･･


P（･･････）

772 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 01:02:29.75 ID:Skgn5tx70

---アニマルテーマパーク---


---特設控え室---



律子「大丈夫？皆、疲れてない？」


伊織「この位、スーパーアイドルの伊織ちゃんにとっては朝飯前よ！」


--ｸﾞｩ〜･･･


亜美「本当に朝飯前で、お腹がペコペコだよー･･･」

あずさ「あらあら」

律子「忙しくて食べる暇がなかったものね･･･」

773 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 01:03:08.88 ID:Skgn5tx70

伊織「フンッ･･･情けないわね！」

伊織「私は･･･---」

---ｸﾞｩ

伊織「･･･」

亜美「いおりんも鳴ってるじゃんよー･･･」

伊織「う･･･うるっさいわね･･･！」

あずさ「ウフフ」

律子「ごめんなさいね･･･私が何か買っておけば･･･」

伊織「大丈夫よ！」

亜美「だいじょばらないYO！」

伊織「大丈夫ったら大丈夫よ！」

亜美「ペコペコったらペコペコだYO！」

あずさ「あらあら･･･」

774 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 01:03:42.94 ID:Skgn5tx70

律子「終わったらどこでも好きなところに食べに連れて行ってあげるから･･･」

あずさ「あっ･･･！」

律子「どうしました、あずささん？」

あずさ「私がちょっとそこまで何か買いに･･･---」


律子･亜美･伊織「「それだけはダメ！！」」


あずさ「あ･･･あら〜･･･」


---ｺﾝｺﾝ


律子「は、はい」


---ｶﾞﾁｬﾝ

P「失礼しまーす」

雪歩「失礼しますぅ･･･」

775 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 01:04:16.80 ID:Skgn5tx70

伊織「･･･！！」

亜美「あ→！兄ちゃんとゆきぴょんだ→！！」

律子「プロデューサーと雪歩！？」

あずさ「どうしたんですか〜、プロデューサーさん！」


P「いや、思ったよりも早く雪歩達の収録が終わったからさ」

P「ちょいと見に来たんだ」

P「ほい」ｶﾞｻｯ


亜美「その手に持っているのはまさか･･･！」

P「ん？差し入れにおに･･･ぎりとかさ」

P（･･････）

776 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 01:04:51.86 ID:Skgn5tx70

亜美「いやっほ→い！！」ｶﾞｻｯ

律子「亜美･･･！？」

P「いいよいいよ」

亜美「ありがてぇ･･･ありがてぇ･･･」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

P「あははは」

律子「本当にすみません、助かりました･･･」

P「よく分かんないけど、ちょうど良かったみたいだな」

律子「えぇ、私としたことが･･･お弁当がきているものだと思っていたんですけど」

律子「まだきていなかったみたいで･･･」

P「あぁー、たまに遅れるからなアレ」


伊織「･･･」

777 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 01:05:54.62 ID:Skgn5tx70

律子「雪歩も、よく来たわねー」

雪歩「は、はい」

律子「雪歩も最近の活躍をよく･･･」

律子「雪歩･･･」

律子（･･･）

雪歩「律子さん･･･？」


律子「うふふ･･･」

雪歩「･･･？」


律子「プロデューサー？」

P「なんだ？」

律子「収録帰りって事は、衣装も車に乗ってるんですよね？」

P「ん、まぁそうだけど･･･」

律子「･･･」ﾆﾔ

雪歩「･･･」ﾌﾞﾙｯ

778 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 01:06:32.79 ID:Skgn5tx70

P「まさか･･････」


律子「ねぇ、雪歩？」

雪歩「は、はい･･･」

律子「疲れてたりするかしら？」

雪歩「い、いえ」

律子「そう･･･」

律子「まだ時間は･･･」


律子「大丈夫みたいね」


律子「ちょーっと、あっちでお話しましょうか雪歩」

--ｸﾞｲｸﾞｲ

雪歩「プ、プロデューサー･･･！」


P「晩御飯までには帰るんだぞー」


---ｿ ｿﾝﾅｧｰ･･･　ﾊｲﾕｷﾎｰｺｯﾁﾖｰ

779 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 01:07:35.88 ID:Skgn5tx70

P「･･･」

伊織「いいの･･･？」

P「まさかこんな事になるとは･･･」

P「許せ雪歩･･･」

伊織「アンタ･･･相変わらずね･･･」

P「雪歩なら問題ないさ」

P「律子みたいのが案外いい刺激になって、いい方向へ行ったりするんだよ」

伊織「ふーん･･･」

P「それにしても･･･」


P「あずささん」

あずさ「はい？」

P「いやー、よくお似合いですよ。その衣装」

あずさ「そうですかー？」

伊織「･･･」ﾑｯ

780 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 01:08:23.97 ID:Skgn5tx70

あずさ「プロデューサーさんにそう言って頂けると、なんだか自信が出てきちゃいます〜」

P「いやいや、それにその髪型も」

P「随分と思い切りましたねー」

あずさ「うふふ、若く見えるって言われるようになったんですよ〜」

伊織「･･･」ﾑﾑｯ


何よ･･･！

久々に会ったっていうのに

あずさあずさって･･･


亜美「んっふっふ〜」

亜美「青春でひゅな→」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

781 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 01:09:17.87 ID:Skgn5tx70

P「伊織もさ･･･---」

伊織「フン･･･！」


---ｽﾀｽﾀ

--ｶﾞﾁｬﾝ


P「伊織･･･」


あずさ「どうです？若く見えますか？」

P「アハハ、見えるも何も･･･元から若いじゃないですか」

あずさ「もう〜、プロデューサーさんたら〜」

P「アハハ･･･」


P（･･････）

782 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/09(火) 01:10:13.98 ID:Skgn5tx70

とりあえずここまでかなーって

783 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/09(火) 01:11:43.07 ID:QBdHCPA/0

おつかなーって

784 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/09(火) 01:19:33.79 ID:TjemJqLg0

おつかれさまかなーって

785 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/09(火) 01:19:37.67 ID:+1r1JDWSo

乙
P有能過ぎ
961に行ったら、961をよくしてくれるかもしれんな

786 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/09(火) 01:27:51.20 ID:bJjnqY150

>>1さんっ！乙ですよ、乙！
アイマスの曲をシャッフル再生で流しながら読んでたら
春香さんの辺りでちょうど『笑って→START!!』になって無駄にテンションが上がったw

787 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/09(火) 01:37:01.16 ID:EZo8/kK2o

乙！

788 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/09(火) 03:08:39.32 ID:SU8hf5lDO

伊織…素直しないかぎり後悔するぞ

乙さー

789 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/09(火) 06:23:11.68 ID:/BhlylFEo

ザワワンの雪歩は天使いい子なんてもんじゃない

790 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/09(火) 15:09:17.17 ID:XqSN/oe9o

おつだぞー！

791 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/09(火) 20:07:12.94 ID:4XKTTYdP0

乙

>>745楽しみにしてるよ
　

792 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/09(火) 22:43:45.12 ID:QVKOEqjaP

(´・ω・｀)ｂ

793 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/09(火) 23:15:08.27 ID:48JBd5MTo

おつ

794 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/09(火) 23:20:09.26 ID:TLGZ8O370

乙でした

795 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/09(火) 23:24:11.90 ID:gd4DOdKBo

乙かなっーて

796 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/10(水) 22:38:12.01 ID:7xW/ENT0o

さげ

797 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/04/12(金) 05:45:41.26 ID:Ye90ka3UO

test

798 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/12(金) 06:27:51.96 ID:S0mCxtLSo

さげ

799 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/15(月) 07:25:35.63 ID:Cg1R7209o

オイィ？

800 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/15(月) 11:38:02.30 ID:9/Dq/c4O0

いつもありがとうございます

このスレッド内で書いておきたかったキリのいいところまで
書きあがってしまったので
次の更新を最後に、次スレに移らせて頂きたいと思います
次スレも少し書き溜めてから立てるつもりです
タイトルはまた、最後に書き込みます

まだ読んでくださっている方々には、ご迷惑をおかけしてしまい
本当に申し訳ございません
更新の遅れも重ねてお詫び申し上げます

それでは更新します

801 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/15(月) 11:38:42.13 ID:9/Dq/c4O0

---テーマパーク内---


伊織「･･･」


･･･追ってもきてくれないわけね

いいわよ･･･

分かったわよ･･･！


----
--
-



---ステージ---


亜美「会場にいる兄ちゃん姉ちゃん→！！」

亜美「今日はとことん楽しんでいってよね↑↑」


---ｵｵｵｫｵｫｫｫｰｰｰｰｰ!!

802 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/15(月) 11:39:38.65 ID:9/Dq/c4O0

伊織「にひひ♪大丈夫よ亜美！」

伊織「この伊織ちゃんがいるからには、盛り上がらないわけないもの」

あずさ「そうね、伊織ちゃんがいれば安心だわ〜」

伊織「あ、当たり前でしょ！」

あずさ「うふふ」


---ｲｵﾘｰｰﾝ!　


P（･･････）

始まったか･･･

それにしても･･･



---ステージ裏---


雪歩「男の人がいっぱい･･･」

律子「大丈夫よ雪歩」

律子「今の内にステージのお客様にも慣れておく、いいチャンスじゃない」

雪歩「そんなこと･･･急に言われても･･･」

803 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/15(月) 11:40:08.31 ID:9/Dq/c4O0

雪歩（ここにいる方達は、私じゃなくて竜宮小町を見に来てくれているんですぅ･･･）


『すいませーん、ちょっといいですかー』


律子「はい、今行きます」

律子「とにかく雪歩は、そろそろ着替えてスタンバイしておいてちょうだいね」

---ﾀﾀﾀｯ


雪歩「･･･」


雪歩（やっぱり私には･･･）

雪歩（無理なんですぅ･･･！）

---ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

---
-

804 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/15(月) 11:40:49.12 ID:9/Dq/c4O0

--女は 天下のまわりもの

--痺れるくびれ

--言わぬが　花となり散りる

--秘めたる身体〜



P「･･･」


--ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

律子「プ、プロデューサー！」

P「律子･･･？」

P「どうしたんだ、慌てて」

P「向こうにいなくても大丈夫なのか？」

律子「そ、それが･･･！」

P「落ち着けって･･･」

P「何があったんだよ」

律子「ゆ、雪歩が･･･」

律子「いなくなってしまったんです！」

805 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/15(月) 11:41:20.27 ID:9/Dq/c4O0

P「雪歩が･･･？」

律子「は、はい･･･！」

律子「どうしよう･･･私のせいだわ･･･」

律子「私が雪歩の気持ちも考えずに、無理に誘ったものだから･･･」

P「･･･」

P「スタッフの方には、もうアンコールの準備の話をしちゃったんだろ？」

律子「･･･そうなんです」


--見慣れない感情　揺れる蜃気楼

--超えてゆく海　渡る風　ワイプ

--酒を甘くしないでほしい、と

--半端ない　ろくでもない　エゴイスト

--射止めるなら　アンティークに濡れ


P（曲も中盤か･･･）

806 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/15(月) 11:41:50.51 ID:9/Dq/c4O0

P「分かった･･･」

P「俺が雪歩を探してくるから、それまでの間なんとか繋いでおいてくれ」

律子「つ、繋ぐって･･･」

P「頼んだぞ！」

---ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ


律子「あっ！」

律子「･･･」


律子「雪歩にちゃんと謝らないと･･･」

----
--
-


P「それにしても･･･」

P「この広い園内の中、どこを探せば･･･」

P（･･･）

---
-

807 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/15(月) 11:42:24.39 ID:9/Dq/c4O0

律子（確かこういうアクシデントの時には･･･）ﾍﾟﾗｯ

律子「･･･」ｷﾞｭｯ


律子「すいません、この曲が終わったら」

律子「一度、間奏をはさんでもらってもいいですか？」


『間奏ですか？』


律子「お、お願いします！」


『分かりましたー』


律子「ありがとうございます！」

これで少しは･･･

プロデューサー･･････

-----
--
-

808 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/15(月) 11:43:00.09 ID:9/Dq/c4O0

---関係者専用駐車場---

雪歩（･･･）

思わず逃げ出しちゃったけど･･･

律子さん･･･怒ってるかな･･･

怒ってるよね･･･

でも･･･

お客さんは竜宮小町を見に来てるんだもん･･･

私なんかが出ていったら、きっと･･･


台無しになっちゃう･･･


---ﾀﾀｯ

--ｶﾞｻｯ

雪歩「･･･！」

809 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/15(月) 11:43:32.41 ID:9/Dq/c4O0

P「ハァ･･･！」

P「やっぱり･･･ここに戻ってきてたか･･････」


雪歩「プ、プロデューサー！」

雪歩「どうして･･･」

P「どうしてって･･･」

P「ハァ･･･」

雪歩（息が乱れてる･･･）

P「言ったじゃないか･･･」

P「俺は、雪歩達のプロデューサーだって･･･」

雪歩「･･･」


必死で私の事を探してくれてたんだ･･･


P「さっきの事についてはすまなかった･･･」

P「雪歩がそこまで出たくなかっただなんて、気づけなくて」

雪歩「･･･」

810 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/15(月) 11:44:04.90 ID:9/Dq/c4O0

P「少し強引かもとは思っていたんだが、正直な話」

P「律子の話は、またとない良い機会だと思って･･･」

雪歩「プロデューサーも･･･やっぱりそうなんですね」

P「やっぱりって何が･･･」

雪歩「会場に見に来てくれている方達は、みんな竜宮小町を応援しに来てくれているんですぅ！」

P「･･････」

雪歩「それなのに、アンコールで私なんかが出ていったりしたら･･･」

雪歩「みんな･･･がっかりするに決まってます･･･！」

P「どうして･･･---」

雪歩「そうに決まってるじゃないですか･･･！」

雪歩「あの竜宮小町なんですよ？」

雪歩「私となんかじゃ･･･釣り合いが取れません」

P「･･･」

P「また私なんか･･････か」

811 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/15(月) 11:44:34.63 ID:9/Dq/c4O0

雪歩「･･･しょうがないじゃないですか」

雪歩「本当の事ですから･･･」

P「･･･」


P「俺だって、常に俺なんか･･･って思ってるさ」

雪歩「･･･」

P「俺みたいな奴なんかが、本当にこの子達のプロデューサーでいいんだろうか･･･とか」

雪歩「･･･！」

P「俺なんかが、偉そうに指図なんてしていいんだろうか･･･とか」

雪歩「プロデューサーは指図なんて･･･」

P「･･･」


P「俺なんて･･･」

P「765プロには、いない方が･･･---」

雪歩「やめてください！」

812 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/15(月) 11:45:06.74 ID:9/Dq/c4O0

P「･･･」

雪歩「それ以上言われてしまうと･･･私でも･･･---」

P「そう思っちゃうだろ･･･？」

雪歩「それはそう･･･---」

P「雪歩も、今の俺と同じ事を口にしていたんだ」

雪歩「･･･！」

P「分かってくれるだろ？」


P「俺だって、自分の事を凄いとか･･･そんな風に思ったことはないよ」

雪歩「･･･」

P「だけどさ、精一杯の事はしているつもりでいる」

813 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/15(月) 11:45:35.94 ID:9/Dq/c4O0

P「俺は、雪歩の頑張っている姿も沢山見てきた」

P「そんな姿を知っているから」

P「辛くても頑張ってきた姿も、誰よりも一番近くで見てきたから」

P「だから･･･」

P「雪歩には、もっと自信を持って」

P「胸を張って」

P「前に進んでいってもらいたい」

雪歩「･･･」

P「そりゃ、怖くて逃げ出したいときもあるし」

P「失敗するのが怖くて、思うようにできない事もあるさ」

814 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/15(月) 11:46:10.16 ID:9/Dq/c4O0

P「それでもいいじゃないか」

P「何も一人で抱え込む必要はないんだ」

P「その為の仲間が、ここには･･･」

P「この765プロにはいるじゃないか」

雪歩「プロデューサー･･･」


P「俺がしてやれるのはここまでだ」


P「辛くて助けて欲しいときには」

P「例えどんな時間だろうと、天気だろうと･･･」

P「･･････どんなに離れていようと」


P「雪歩達から助けを求められれば、必ず応えるよ」


P「約束する」


雪歩「本当ですか･･･？」


P「あぁ･･･」

815 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/15(月) 11:46:43.65 ID:9/Dq/c4O0

P「だから無理はしなくていい」

P「雪歩が無理だと言うのなら、俺がスタッフにかけ合って断りを入れる」

P「今、ステージに立つのかどうか」

P「それは雪歩自身が決めてくれ」

雪歩「･･････」


雪歩「私------」

----
--
-

816 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/15(月) 11:47:15.42 ID:9/Dq/c4O0

---ステージ裏---


---ｱﾝｺｰﾙ！ ｱﾝｺｰﾙ！ ｱﾝｺｰﾙ！


律子「ちょっ、ちょっと伊織！？」

伊織「何よ？」

律子「や、やっぱり私には無理よ！」

伊織「無理じゃなくて、やるしかないでしょ？」

律子「でも･･･」

亜美「んっふっふ→律っっちゃんも諦めたほうが身のためだぜぇ？」

---ｶﾞｼｯ

伊織「そうよ」

---ｶﾞｼｯ

律子「アンタ達･･･！？」


あずさ「律子さんなら大丈夫だと思いますよ〜」

律子「あずささんまで･･･」

817 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/15(月) 11:47:52.79 ID:9/Dq/c4O0

伊織「私達のレッスンをしてくれていたのは律子なんだから」

伊織「振り付けも問題ないわよね？」

律子「それは･･･そうだけど･･････」

亜美「あっ、もうそろそろみたいだよ！」

伊織「それじゃあ、行くわよ！」

律子「分かったから！腕を放しなさいって･･･！」


きっと雪歩もこんな気持ちだったのよね･･･

雪歩の気持ちも考えずに

最近は、人気を上げる事ばかり考えて･･･

あまりにも･･･自己中心的すぎていたわ

だけど

雪歩のステージを見てみたかった

この私の気持ちは嘘じゃない

プロデューサーとしての私の気持ちは･･･


今さらこんな衣装なんか着て


上手くできるといいけど･･････

818 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/15(月) 11:48:23.63 ID:9/Dq/c4O0

---ﾀｯﾀｯﾀ！


雪歩「り、律子さーん･･･！」

雪歩「はぁ･･･はぁ･･･」


亜美･伊織･あずさ･律子「･･･！！」

律子「雪歩！！」

亜美「ゆきぴょん！」

律子「その衣装･･･」

雪歩「遅れちゃって･･･すみませんでした･･･！」

律子「ううん、私の方こそ･･･雪歩の---」

雪歩「みんなも、遅れちゃってごめんなさい･･･！」

伊織「いいのよ、雪歩」

伊織「それにほら、ちゃんと間に合ったじゃない」

雪歩「伊織ちゃん･･･」

819 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/15(月) 11:50:47.87 ID:9/Dq/c4O0

亜美「おやおや→珍しくいおりんが素直ですな→」

伊織「う、うるさいわね！」

あずさ「そうよ、気にしないでね雪歩ちゃん」

雪歩「ありがとうございます！」

律子「雪･･･---」

雪歩「律子さん！」

律子「な、何かしら･･･」


雪歩「私も･･････」



雪歩「ステージに立たせてください」

------
----
-


『い･･････いえぇーーーーーーーーーーい！！！』



P「おぉ･･･」


---ｳｵｵｵｵｫｫｫｫ!!


P（うまくいったみたいだな･･･）

820 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/15(月) 11:51:44.63 ID:9/Dq/c4O0

「私------」


「もう逃げません！」


「みんなと」

「プロデューサーと」


「一緒に前に進んで行きたいですから」



皆こうして成長していく

共に悩み、共に喜び、共に涙する

そんな仲間がいるからこそ、分かる事が、出来ることがある

律子までステージに立っていたのには驚いたが･･･

821 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/15(月) 11:52:40.44 ID:9/Dq/c4O0

---これで無事

QuartetもといQuintetライブも大成功

雪歩の人気にも火がついて、この事をきっかけに話題騒然

竜宮のライブなのに竜宮より目立ち、印象に残ったとして記事にもなり

Dランク昇格の足がかりとなった



本当にどんどん加速していく765プロの快進撃に

俺はもうこの時すでに、フェスで優勝したときの事だけを考えていた

この調子でいけば

いくらトップアイドルの天ヶ瀬冬馬とはいえ

ハッキリ言って、負ける気がしなかったから

961プロの行動をあまりよく見ていなかった


ズバリ調子に乗っていたのである

822 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/15(月) 11:53:54.21 ID:9/Dq/c4O0

本来ならもっと早くに気がつく事ができていた筈だった

何故ここ最近、天ヶ瀬冬馬を見かけなくなったのか

何故既に相応の実力を持ち合わせている筈の美希すらにも、話題の一つも出てこないのか


疑問を抱くべきだった

優勝した後の事なんて、考えるのは今じゃなくてもよかったのに


これは完璧に俺の責任で

確実に俺の落ち度だ


その事に気づかされたのは、次の春香のオーディションでの時の事

そこから俺の嫌な予感は、的中していく事になる



---JUPITERの登場によって･･････





---歌姫･歌王子フェスまで残り23日---

823 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/15(月) 11:55:27.66 ID:9/Dq/c4O0

とりあえず、このスレでの更新はここまでかなーって

後ほど次スレの詳細を書き込みます

824 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/15(月) 11:57:48.34 ID:XrjBnKXDO

乙さー

825 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/15(月) 12:59:55.30 ID:BBdfKIxho

おつおつ

826 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/15(月) 14:13:49.68 ID:EJBIwa1eo

不穏な終わり方だな

乙

827 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/15(月) 14:37:43.09 ID:1D4tsHcBo

おつ

828 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/15(月) 15:54:49.54 ID:qxJQBsggo

怖い…

829 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/15(月) 16:11:45.05 ID:xlrN6VEIo

おつ

830 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/15(月) 16:31:39.74 ID:WEXmDL5Jo

乙
木星がとうとう来るか…

831 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/04/15(月) 16:31:48.69 ID:gy3F0kyG0

美希がジュピター入っちゃったとかとか

832 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/15(月) 16:51:13.92 ID:AQfTy7iLO

>>831
それはないだろう、と言うかsageなsage

833 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/15(月) 17:19:35.07 ID:SMyQWUb6o

ジュピターに加入するっていうのは美希だった可能性
おつだぞー

834 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/15(月) 18:50:45.57 ID:PGuQrMkg0

乙
美希「チャオ☆」

835 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/15(月) 19:07:56.20 ID:HN2db/qF0

本家チャオ☆さんはどうなったんですかねぇ…

836 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/15(月) 20:35:42.75 ID:JAjTZoCmo

ほくほくなら北米でプロレスしてるよ

837 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/15(月) 22:31:27.88 ID:4CB9Fr2AO

次スレ♪次スレ♪

838 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/16(火) 03:09:14.41 ID:DTfaukpo0

このPは良い意味で抜けている所があるな
それだけに一生懸命さ必死さや努力が垣間見えて(　・∀・)ｲｲ!!
こんなPだからこそ傷つき閉ざされた765プロの皆の心を開けたんだろうし

>>1には、このPと765プロに最高のHAPPY ENDを
そして屑元Pに最凶の地獄をプレゼントして欲しい

839 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/04/18(木) 15:09:31.73 ID:2g+HIiuf0

ここまで読んでくださった皆様
本当にありがとうございます

更新のペースが遅くて
飽きてしまった方々には、申し訳なく思っております

次のスレッドを立てたので、ご案内したいと思います

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1366264826/

よろしかったら引き続き読んで頂けると

ありがたいかなーって

840 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/18(木) 21:56:18.53 ID:tyY1Q6qAO

次スレに移動しようかなーって

841 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/19(金) 21:48:10.82 ID:C5uQLx9mP

そうだな使い切る必要はないもんな