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【SAO×Fate×その他と】キリト「SSO・・・聖杯戦争オンライン・・・?」【安価】2 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/19(火) 20:46:44.42 ID:eFdaEq1t0
このSSはキリト達が擬似聖杯戦争をやろうというSSです

以下注意点
・初SSの糞クオリティ&駄文
・↑のくせに書き溜め無し即興の阿呆
・基本オナニー
・多少安価あり
・原作ネタバレあり(アニメではでないキャラが登場)
・サーヴァントは他作品から、>>1の完全な趣味で決めてる
・不定期
・超遅筆
・私事により中断多し←改善を試みてはいます
>>1はドM

以上が我慢できない方は静かに退散してください


また、SSを進めていく上で誤字脱字や設定の勘違いなどのミスがあるかもしれません

その時はミスを指摘して>>1を罵倒してやってください



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1363693604
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

2 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/19(火) 20:50:13.19 ID:eFdaEq1t0
前スレ

【SAO×Fate×その他と】キリト「SSO・・・聖杯戦争オンライン・・・?」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1354959831
3 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/19(火) 20:52:02.46 ID:eFdaEq1t0
前スレでも言いましたが、明日の21時に投下します

また、これも前スレで言いましたが、前スレは適当に埋めて結構ですので

4 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/20(水) 20:58:32.16 ID:SaQT27DZ0
投下しますが、誰かいますかね?
まぁ、これから風呂なんですけど

とりあえず安価


【安価】>>6
誰の視点で物語を進めるか決定してください
1.キリト
2.アスナ
3.シノン
4.リーファ
5.クライン
6.シリカ
7.リズベット
8.エギル

5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/20(水) 21:25:47.61 ID:Sp2+CFlX0
ksk
6 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/20(水) 21:49:24.09 ID:SaQT27DZ0
安価コナーイ…?
一応安価下

>>1の眠気がマッハですので、来るならお早めに…
7 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/20(水) 22:21:54.67 ID:SaQT27DZ0
人来ないようなので、今日は中止しますね
眠気も酷くなってきましたし
明日また21時から投下し直します

もう大分人がいなくなりましたねぇ…多分
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/20(水) 23:17:00.26 ID:3YxEaoeVo
見てる
9 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/21(木) 21:01:13.88 ID:abShtJRB0
何故か最近投下時間にタイミング悪く風呂が続き、今日もその例に漏れずにこれから風呂入りますが、投下します

早速安価

【安価】>>11
誰の視点で物語を進めるか決定してください
1.キリト
2.アスナ
3.シノン
4.リーファ
5.クライン
6.シリカ
7.リズベット
8.エギル

10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/21(木) 21:15:18.21 ID:dSU00nPh0
1
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/21(木) 21:21:22.32 ID:LMcpQ2KR0
12 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/21(木) 21:48:16.24 ID:abShtJRB0
え、もしかしてこれからキリトオンリーみたいな感じになるんですかね?まぁ構いませんが
流石主人公、未だに一回も選ばれてない某自称侍とは大違い

言い忘れてましたが、>>8ありがとうございます


キリト「夢でた〜かく飛んだ〜」

セイバー「体はどんな、不安、纏っても、振り払ってく」

ユイ「眠る小さな思い〜広がりだして」

キリト「気づく、弱い、私、君がいれば」

セイバー「暗い世界〜強くいれた〜」

ユイ「長い夢見る心はそう」

三人「永遠で」

士郎「…なんでさ、なんで歌ってるんだ」

セイバー「いや、こう何度もやると流石に導入部分どうしたらいいかわかんなk」

キリト「気分転換だよ、気分転換。断じてなにもネタや話題がなかったからじゃないぞ」

ユイ「パパ、その発言もどうかと思います」

士郎「…普通メタネタは俺とかがやるべきなんじゃないのか?」

セイバー「もうそういうのやめようぜ、普通にしよう普通に」

キリト「お前が言うな」

ユイ「どっちもどっちです」

士郎「そんなことより、早くしないと誰かさんが眠りこけちゃうぞ」

セイバー「結局メタネタでおすのか…」

キリト「で、何するかだな」


【安価】>>14
なにをしますか?
1.魔術の鍛錬
2.町を探索
3.他マスターの情報収集
4.休憩(1回毎に魔力3割回復)
5.商店街で買い物
6.バイト
7.適当に暇つぶし(小ネタ、コレを行うと夜パートに即移行します)
8.その他行動明記

13 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/21(木) 22:12:47.66 ID:abShtJRB0
もう無理ですかね?
今日は睡魔が大量発生して袋叩きにされてるので、寝ます
マジヤバイ、球技大会何気に響いてるかも
大縄回しただけだけど

できれば安価とっておいてください
次回は明後日で、では
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/21(木) 22:30:05.68 ID:dSU00nPh0
おつ 2で
15 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/23(土) 21:22:02.67 ID:DybubpuG0
光陰矢の如しと言う言葉を実感させられる今日この頃、投下します

さて、イベントは町の探索なのですが…前々から思ってて、でも探索安価来ないし野放しにしていたことがあります
それはずばり、他のマスターとかと会わないの?ということです
結構探索とかで会ってもおかしくないと思うんですが
それに探索とか会話ネタが全くなゲフンゲフン

ということで、今回からとりあえず導入してみます
2スレ目にもなって今更、とか思うかもしれませんが
このスレはまだまだ未熟なので、これからも色々試してはいこうかと思ってます
そして、できれば2周目くらいからは完成したブレないものにしていきたいです
まあ、完成したところで>>1の文章力皆無の駄文はそのままですし
その頃には完全に過疎ってお蔵入りになるかもしれませんが

と、自虐はここまでにして投下します
16 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/23(土) 22:06:02.76 ID:DybubpuG0
キリト「町を練り歩くぞ」

セイバー「おう、わかった」

ユイ「お散歩ですか?」

キリト「ああ、散歩だぞユイ」

ユイ「パパとのお散歩は楽しいから、嬉しいです!」

セイバー「俺もユイとの散歩は楽しいぞ」

ユイ「本当ですか?」

セイバー「ああ」

ユイ「そうですか、えへへ」

キリト「よし、行くぞ」

ユイ「はい!」


〜SSO どこかの道〜


キリト「ふ〜ん、まだ知らないところも結構あるもんだな」

セイバー「まぁ、町ひとつ隅々まで調べるなんて中々できないだろ」

ユイ「アインクラッドの町より広いです」

キリト「そうか?あっちの方が広かった気もするけどな」

セイバー「どっちでもいいんじゃないか」

キリト「それもそうか」


【コンマ:下一桁】>>17
誰かと出会いましたか?
0,1,2:会わなかった
3:アスナ
4:シノン
5:リーファ
6:クライン
7:シリカ
8:リズベット
9:エギル
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/23(土) 22:48:45.54 ID:bdztz+CP0
ふう、誰も取らぬなら取ってやろう

それにしても、貴方も大変ですなぁ…
昔は人もそれなりにいたのにねぇ
18 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/23(土) 23:25:37.44 ID:DybubpuG0
>>17
いえいえ、大変だなんて
まぁ、最初は興味本位で来て、内容や>>1の態度で人がいなくなることはある程度わかっていたことでした
これは>>1の技量不足が起こした結果ですし、文句など言えません



シノン「あら」

キリト「ん?」

ユイ「シノンさんです!」

シノン「キリトと、ユイちゃんじゃない」

キリト「こんなところでなにしてるんだ?」

シノン「町を見てまわってるのよ、私の十八番が何か知らないわけないでしょ?」

キリト「…不意打ちとか、今後から気をつけないとな」

ユイ「ズルはよくないですよ、シノンさん」

シノン「人聞きが悪いわね、これも作戦の内よ」

セイバー「…誰だ?」

キリト「え?あぁ、お前は知らないのか」

シノン「なに?誰と話して…って、サーヴァントね」

ユイ「シノンさん、お話しましょう!」

シノン「え?まぁ、いいけど」

セイバー「で、あの女は誰なんだ?」

キリト「えっと、彼女はシノン。SAO,ALOの後に俺がバイトで…と、ここから言うと長くなるな」

シノン「へぇ、そうなの。あのキリトがねぇ…」

ユイ「その時のパパったら…」

キリト「…えっと、シノンと会ったのはGGOっていう、まぁ所謂サバゲーみたいなゲームでだったんだが」

セイバー「っていうことは、銃みたいな遠距離射撃武器か?」

キリト「そうだ。まぁそれで色々あって、今は一緒にALOやったりしてるんだよ」

セイバー「ふぅん…と言うことは、サーヴァントはアーチャーの可能性が高いか…」

キリト「そうだな…それより、ユイ」

ユイ「そして…はい?なんでしょう、パパ」

キリト「シノンに何を話した?シノンがこっち見て凄い笑いを堪えてるんだが」

シノン「いや…なんでもないわ…ぷっ…くく…」

ユイ「そうです、なんでもありませんパパ」

キリト「くっ…なんか釈然としない…」

シノン「はぁ…それじゃあいい話も聞けたし、もう私は行くわね」

ユイ「またお話しましょうね、シノンさん」

シノン「ええ、また面白い話聞かせてね」

ユイ「はい!」

キリト「…もう深く考えるのは止めよう」
19 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/23(土) 23:28:36.03 ID:DybubpuG0
キリト「そろそろ探索は取りやめないと、時間が足りなくなるな」

ユイ「そうですか、次は何を?」

キリト「そうだな…」

【安価】>>20
なにをしますか?
1.魔術の鍛錬
2.町を探索
3.他マスターの情報収集
4.休憩(1回毎に魔力3割回復)
5.商店街で買い物
6.バイト
7.適当に暇つぶし(小ネタ、コレを行うと夜パートに即移行します)
8.その他行動明記

20 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/24(日) 00:00:02.53 ID:+w3KeKwh0
さて…今日は少々昼寝したおかげか、長く起きていましたがもう寝ます
明日は講習もありますし

中々人が来なくなりましたが、意地でも続けていきます
一度言った手前、引き下がれませんので

ということで、安価は下の人とっておいてください
次回は明後日の25日に投下します
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/24(日) 01:44:56.18 ID:1nJLCQct0
3
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/24(日) 08:23:34.91 ID:CDqAaVvz0
3で
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/24(日) 08:25:25.34 ID:CDqAaVvz0
3で
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/24(日) 08:40:28.69 ID:o7D4y7QL0
3で
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/03/25(月) 10:12:44.86 ID:sl7haec60

哀川潤のサーヴァントを見て真似てみました。
クオリティーが低くてごめんなさい。

戯言使い
真名 ???
クラス ライダー
筋力 C ■■■
耐久 C ■■■
敏捷 B ■■■■
魔偽 E ■
幸運 D ■■
宝具 A ■■■■■□□
属性 中立・偽
固有能力 騎乗:B / 単独行動B
技能 無為式 EX / 戦闘続行(偽)/心眼(偽)

騎乗:騎乗の才能。B ランクなら大抵の乗り物

26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/03/25(月) 11:10:24.77 ID:ndDLZEfg0
ミスりました。すいません。

戯言使い
真名 ???
クラス ライダー
筋力 C ■■■
耐久 C ■■■
敏捷 B ■■■■
魔力 E
幸運 D ■■
宝具 A ■■■■■
属性 中立・偽
固有能力 騎乗B / 単独行動B
技能 無為式EX / 戦闘続行(偽) / 心眼(偽)

騎乗:騎乗の才能。Bランクなら大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種は乗りこなせない。
単独行動:マスター不在・魔力供給無しでも長時間現界していられる能力。Bランクならマスター無しでも二日間程度現界可能。
無為式:戯言使いの体質であり、なるようにならない最悪〈イフナッシングイズバッド〉を表す。あらゆるマスターやサーヴァントは引き付けられ幸運がEに、耐久が一段階下がって「死にやすく」なる。「戯言なんだよ」
戦闘続行(偽):本来ならば窮地における生命力の強さを表すが、このサーヴァントのは無痛症による一時的なものでしかない。「戯言だけどね」
心眼(偽):直感・第六感による危険回避。

宝具
戯言〈juvenile talk 〉

戯言使いの必殺技。相手の情報の開示量が多ければ多いほど効果は高まり、話術によって相手を戦闘不能に追い込む。相手の真名がわかっていればほぼ確実に成功するが、逆にマスターの命令以外を理解できないほど狂化されているサーヴァントには効果はない。敵味方関係なくマスターにも効果を及ぼす。
ランクA / 対人宝具 / レンジ???/最大捕捉数???
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/03/25(月) 11:40:58.48 ID:T0yXpxQY0
訂正です。
正 戯言遣い
誤 戯言使い
28 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/03/25(月) 20:16:00.25 ID:PN6WKZTr0
ちょっと投下前にチラッと見に来たら…

うお、ちょ、YABEEEEEEEEEってなりました
えぇ…これは正直自分のものが恥ずかしいくらいクオリティ高いですね

なんか…すんません、>>26のものもいくつか採用したい気分になりました
折角作ってもらったので、私の稚拙なもので申し訳ありませんが、晒します

投下は21時から変わりなくです
29 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/03/25(月) 20:22:03.13 ID:PN6WKZTr0
真名 ×××××
クラス ライダー(ジョーカー)
筋力 C  ■■■
耐久 D  ■■
敏捷 C  ■■■
魔力 E  ■
幸運 E  ■
宝具 ?  
属性 中立・中庸
固有能力 騎乗:D/対魔力:E
技能 戯言遣い:EX/欠陥製品:EX/人類最弱:EX/無定着:B-

騎乗:乗り物を乗りこなす能力。一般的な乗り物は完璧に乗りこなす。
対魔力:魔術に対する抵抗力。ランクEでは無効化は出来ない。ダメージ数値を多少削減する。
戯言遣い:言葉による相手への干渉能力。交渉でもなければ謀略でも策略でも篭絡でもない戯言である。「立てば嘘吐き座れば詐欺師、歩く姿は詭道主義。」
欠陥製品:他人の痛みを感られず、その上で他者への優しさを持っている、生物としての欠陥を抱えるもの。精神干渉無効化を含むスキルを無効化する。
人類最弱:あらゆる弱さを持ち得た者。全てのクラス適性を得られる。ちなみに本来のクラスは『道化師(ジョーカー)』
無定着:記憶力の悪さ。大抵のことは忘れる。

宝具 無為式

別名、事故頻発性体質並びに優秀変質者誘引体質。或いは「なるようにならない最悪《イフナッシングイズバッド》」。何もしなくても周りが勝手に狂いだす公式《システム》―――絶対方程式。常時発動しており、ラック判定成功率を自他共に著しく低下させる。また、他サーヴァントに狂化:Eを付与、或いは狂化スキルを上昇させる。確率予測を破綻させるイレギュラー。「戯言だけどね」

ランク:?/????/レンジ:???/最大補足:???
30 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/03/25(月) 20:51:59.00 ID:PN6WKZTr0
まさかのドンピシャで風呂というこの仕打ち

30分ほどお待ちください
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/03/25(月) 21:12:14.51 ID:ujlid+bc0
>>29

クラスの道化師は思いつきませんでした。

褒められて調子に乗ったので明日は人識に挑戦してみたいと思います。

お世辞だよ調子乗るなと感じたら無視してください。
32 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/25(月) 21:22:37.33 ID:PN6WKZTr0
今日は安価コメントが非常に多かった上に、戯言遣いまで見せていただいてかなり嬉々としている今日この頃、投下します

いやしかし本当に良い出来ですね、>>26
パク…参考にしたいところです
無為式や戦闘続行(偽)とか上手いですね、>>1とは大違いです

と、あまりグダグダ喋っても面白くもないでしょうし、投下します
…と思ったのですが、前スレ見て監視安価してないなぁということに気がついてしまいました
なので、遅ればせながらしておきます


【コンマ:下二桁】>>32
昨夜の戦闘(セイバーVSランサー)を使い魔に見られましたか?
下一桁:シリカ
奇数:見た
偶数:見ていない

下二桁:リズベット
偶数:見た
奇数:見ていない
33 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/25(月) 21:23:55.23 ID:PN6WKZTr0
>>31
いえ、お世辞ではなく本当に感心しています
あと、人識も期待しています

そして安価失敗したので、>>35に変更します
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/25(月) 21:24:43.40 ID:LxN9dsOEo
えいっ
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/03/25(月) 21:37:55.88 ID:a+TOC0Ki0

36 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/25(月) 21:40:03.29 ID:PN6WKZTr0
シリカは見てない
リズは見た

という結果に

では本編開始します
37 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/25(月) 21:58:55.87 ID:PN6WKZTr0
キリト「じゃあ、商店街の近くまで来たことだし、折角だから寄って行こう」

セイバー「でも金ないだろ」

ユイ「パパ、またバイトするんですか?」

キリト「いや、今回はそっちじゃなくて情報収集をする」

セイバー「情報ね…今まで碌な話聞いてないけどな」

ユイ「でも、もしかしたらなにかいい話が聞けるかもしれません」

キリト「ユイの言うとおり、掘り出しものの情報とか期間限定のものとかあるかもしれないし、行ってみようぜ」

セイバー「ま、いいけどさ」

ユイ「れっつらごー!です」


〜SSO 商店街〜


キリト「さて…話を聞くか」

セイバー「こういう時って、誰から最初に聞こうか迷うよな」

ユイ「そうですか?直ぐ近くの人から順番に聞けばいいのでは?」

キリト「甘いなユイ。会話でフラグ立てる前と後で周りのキャラの台詞が変わるから、くだらないものでも聞きそびれとかが出るんだよ」

セイバー「俺は全員分聞きたい性質だから、フラグ立ちそうなヤツは後に回すんだ。勘だけどな」

ユイ「へぇ〜、そうなんですか」

キリト「ま、VRMMOは流石に台詞パターンが多すぎるから、一々全部聞いてられないけどな」

セイバー「スタンドアロンのRPGだったら、一パターンから三、四がせいぜいだったけどな」

ユイ「私は、そういう世界は知識しかないですから想像しづらいです。何度も同じ台詞しか喋らないってことですか?」

キリト「そうだな、〇〇村へようこそ!とか、装備品は装備しないと意味がないよ、とかな」

セイバー「ああいうのって別になくてもいいと思うんだがな、最早常套句なのかね」

ユイ「色々聞きたい気持ちはあるのですが、今は聞き込みを優先するべきだと思います」

キリト「っと、そうだったな。ついつい話が横道に逸れちゃうのは悪い癖だな」

セイバー「そうか、早く直せよ」

キリト「お前もな」


【コンマ:下一桁】>>765
聞き出した情報の結果を決めます
1,2,3,4→収穫なし
5,6,7→一マスターの拠点情報(次レスコンマ判定)
8,9→サーヴァントの情報公開(次レスコンマ判定)
0→???

38 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/25(月) 22:00:01.23 ID:PN6WKZTr0
安価を前スレから引っ張ってそのままにしてました
気をつけてはいるんですが…

安価は>>40でお願いします
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/25(月) 22:00:07.03 ID:LxN9dsOEo
それっ
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/03/25(月) 22:25:06.37 ID:ywMdkC5/0
8
41 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/25(月) 22:36:43.93 ID:PN6WKZTr0
続けてコンマ安価

【コンマ:下二桁】>>42
誰の拠点ですか?
下一桁
1→アスナ
2,3→シノン
4,5→リーファ
6→クライン
7,8→シリカ
9→リズベット
0→エギル

また、どの程度の情報ですか?
下二桁
0,1,2,3,4→四方位の方角
5,6,7→八方位の方角
8,9→位置情報
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/25(月) 22:38:57.56 ID:LxN9dsOEo
どうだ
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/03/25(月) 22:54:58.24 ID:T0yXpxQY0
6
9
44 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/25(月) 23:03:59.20 ID:PN6WKZTr0
キリト「え?」

NPC「だから、マスター名クラインはあっちの方角に拠点を持ってるよ」

キリト「あ、ああ…そうか、ありがとう」

セイバー「…なんでNPCがそんなこと知ってるんだろうな」

ユイ「そういう風にプログラムされているんでしょう、そして一度聞いたら数時間は他の情報は教えてくれません」

キリト「しかし、これで拠点がバレるのは当然だとわかったな」

セイバー「どうした?」

キリト「いや、穴熊作戦はできないようになってるんだなと思ってな」

ユイ「これも、昔そういう人がいたのでしょうか?」

キリト「いや、最初からそういう意図で作られた仕様かもしれない」

セイバー「どっちにしても、その目的も状況も変わんないけどな」

ユイ「しかし、クラインさんの拠点ですか…パパ、どうしますか?」

キリト「前にあいつには煮え湯を飲まされたからな…慎重にいきたいところだ」

セイバー「というかスルーでいいんじゃないか?」

キリト「まあそうなんだが…クライン相手に白旗は癪だし、どっちにしろ鉢合わせることも考慮して対策は考えておく必要はある」

ユイ「バーサーカ−強かったですもんね。でも、パパの方が強いですよね!」

セイバー「えっ」

キリト「おう、任せろユイ。前は油断したけど、今度会ったらボッコボコにしてやるからな」

ユイ「期待してますね、パパ」

セイバー「おいおいおいおい、ちょっと待てよ!確かに俺も負けるつもりないけど、流石に大言壮語すぎやしないか!?」

キリト「大丈夫だよ、多分。あいつに会うまでに対策は考えておくから、恐らく」

セイバー「不安になる言葉を混ぜるな!」

ユイ「パパ、次はどこに行くんですか?」

キリト「そうだなあ…」

セイバー「ちょ、ま」



【安価】>>45
なにをしますか?
1.魔術の鍛錬
2.町を探索
3.他マスターの情報収集
4.休憩(1回毎に魔力3割回復)
5.商店街で買い物
6.バイト
7.適当に暇つぶし(小ネタ、コレを行うと夜パートに即移行します)
8.その他行動明記

45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/03/25(月) 23:09:58.63 ID:4ThZJSOO0
2
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/25(月) 23:19:35.82 ID:UHdNJCc50
47 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/25(月) 23:32:31.52 ID:PN6WKZTr0
キリト「もう一回、町を探索しよう」

セイバー「またか」

ユイ「なんでですか?」

キリト「こう…神のお告げと言うか、直感が囁くんだよ、探索せよと」

セイバー「嘘つくな」

ユイ「パパ、嘘は良くないです」

キリト「冗談だろ、本気にするなよ。えっと、誰かと会いたいなーと思って」

セイバー「ぼっちだからな」

ユイ「ぼっち?」

キリト「ユイに変な言葉教えるな、あとお前が言うな。」

セイバー「じゃあなんでまた」

ユイ「あ、ママに会いたいんですか?」

キリト「アスナは…昨日の今日だからな、会ったらどうすりゃいいか流石にわからない」

ユイ「じゃあ誰と?」

キリト「誰って訳じゃないけど、交渉とかしても面白そうだなって思ったんだよ」

セイバ−「交渉?」

キリト「交渉っていうか取引かな、どちらかというと。要するに、情報交換でも試してみようというわけだ」

セイバー「ああ、成る程」

キリト「じゃあ早速、他のヤツらを探してみるか」


【コンマ:下一桁】>>48
誰かと出会いましたか?
0,1,2:会わなかった
3:アスナ
4:シノン
5:リーファ
6:クライン
7:シリカ
8:リズベット
9:エギル
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/25(月) 23:45:24.03 ID:UHdNJCc50
えい
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/25(月) 23:55:25.21 ID:hSB6M67E0
いきなりかよwww
50 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/25(月) 23:59:15.42 ID:PN6WKZTr0
アスナ「あ」

キリト「あ」

セイバー「…」

ユイ「ママ!」

アスナ「キリト君、それにユイちゃん」

キリト「アスナ…えっと、なにしてるんだ?」

アスナ「え…えっと、その、は、はぐれサーヴァントとかいないかなーって、探してるの」

キリト「あ、あーそうか。そしたらまた参加できるもんな」

セイバー「…」

アスナ「あはは…は…」

キリト「ハハ…ハハハ…」

ユイ「えっと…パパ、ママ…?」

アスナ「そ、それじゃあ私行くね。またね、キリト君」

キリト「ああ、またな。アスナ」

セイバー「…流石に、無理か」

ユイ「パパ、どうしてママとあんなによそよそしかったんですか?」

キリト「いや…流石にな、昨日負かした相手と上手く話すなんて無理だ」

セイバー「負かした…か…」

キリト「ん?どうした?」

セイバー「いや、それより交渉はどうしたんだ?」

キリト「相手に俺の情報買う必要がない以上、こっちも情報は買えないだろ」

ユイ「それもそうですね」

セイバー「んー、そろそろ日も暮れてきたな」

キリト「よし、あまり収穫はなかったけど、帰るか」

ユイ「そうですね」

セイバー「そうだな」

51 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/26(火) 00:01:56.83 ID:0kzFQNDO0
はー、眠くて半ば後半やっつけ感満載でしたね
実にいかんことです

では、今日はここまでにします
久々になんか投下した気分です

あと、明日前スレに他の作ったサーヴァントのステータスでも晒していこうかなーと思ってます
どうせ余ったところですし、有効活用しようかと
あっちには誰ももう来ませんけど

それでは、おやすみなさい
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/03/26(火) 10:30:49.71 ID:58H7aF3S0
真名 零崎人識
クラス アサシン
筋力 C ■■■
耐久 C ■■■
敏捷 A ■■■■■
魔力 D ■■
幸運 B ■■■■
宝具 A ■■■■■
属性 中立・中庸
固有能力 対魔力:D / 放浪癖:A技能 千里眼:B / 気配遮断:C / 刃物連盟B
対魔力:魔術に対する抵抗力。ランクDならば、一工程(シングルアクション)による魔術を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
放浪癖:「人間失格」の癖。ランクAならば単独行動Aに加え、サーヴァント自ら探索が行える。ランクが高くなるほど情報獲得の確率が高まるが、同時にマスターに無断で探索を行うことが増える。「傑作だな」
千里眼:視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
気配遮断:自身の気配を消す能力。このサーヴァントは本来「暗殺者」ではなく「殺人鬼」なので、殺気を隠しきれないことがあり、隠そうとしないことの方が多い。
刃物連盟:「人間失格」の趣味。ランクBならば、大抵の刃物をランクDの宝具として扱える。

宝具
曲弦糸
曲弦師が操る糸、及び操る技術全般を指す。このサーヴァントの本職は曲弦師ではなく、また本人自身が「自分向きではない」としているため限定的にランクが下がっている。
ランク:C / 対人宝具 /レンジ:1?3 / 最大捕捉数:???

人間失格
「生粋の殺人鬼」である零崎人識の二つ名。零崎でありながら零崎一賊特有の殺人衝動を持ち合わせていないため狂化することなく「殺人鬼」としての力を引き出せる。「鏡に映したように同一でありながら逆反対である『あいつ』」の無為式に唯一狂わされない。「殺して解して並べて揃えて晒してやんよ」
ランク:A / 対人宝具 / レンジ:0 / 最大捕捉数:---

やっぱり贔屓のキャラはまとまらず長くなってしまいます。

迷惑でなければまた作りたいと思います。

53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/03/26(火) 10:32:14.08 ID:58H7aF3S0
訂正
曲弦糸
レンジ:1?3
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/03/26(火) 10:34:18.62 ID:58H7aF3S0
すいません。文字化けしてしまいます。

1から3です。
55 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/26(火) 19:42:59.37 ID:0kzFQNDO0
昨日予告し忘れていました
明日27日の21時に投下します

>>52
おうふ…出来が良すぎて私のライフがががが
刃物連盟ですか…それは盲点でした

ただ、一つだけ言うならば、『固有能力』の欄はクラス別の技能なので
セイバー→対魔力、騎乗
アーチャー→対魔力、単独行動
ランサー→対魔力
ライダー→対魔力、騎乗
キャスター→道具作製、陣地作製
バーサーカー→狂化
アサシン→気配遮断

となっております


では、私も前スレにサーヴァント公開してきます
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/03/26(火) 19:55:11.96 ID:wq6ieURP0
>>55
すいません。勉強不足でした
57 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/26(火) 21:09:02.30 ID:0kzFQNDO0
>>56
謝らなくていいですよ
ただ、忠実にサーヴァントを再現したいならばそういうところにも注意が必要だということです
あと前スレに人識と匂宮兄妹を載せていますので、私如きのもので申し訳ございませんが少しでも参考になるのならば見てくれて構いません

58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/03/26(火) 21:16:59.45 ID:JREYtwsP0
>>57

ありがとございます

意気込んでみたものの戯言シリーズでアーチャーとかいなくない?

後、何故か前スレが950あたりから見れません
59 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/03/26(火) 21:31:30.93 ID:0kzFQNDO0
>>58
アーチャー…萩原子荻は一応射撃の腕は凄いですが(人間ノック?だったか参照)
あとは、匂宮出夢との関係で出てきた4兄弟の内一人(名前忘れた)の人識と闘ったヤツとか
ガジュマルも哀か…潤さん同様にオールマイティな感じですし、それもアリといえばアリかも

950辺りから見れないのは…一気に更新しすぎたからでしょうか
時間が経ったら見れるようになるかもしれません
といっても、私はそういうトラブルに詳しくないので、信用されても困りますが
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/03/26(火) 22:26:38.73 ID:yiPHeFu40
>>59
時間はかかるかもしれませんが萩原子荻で頑張りたいと思います。

次回作があるとしたらぜひ戯言シリーズのキャラを出してほしいです。
楽しみにしてます。
61 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/27(水) 21:05:25.15 ID:dpvNpGtI0
どうも、絶賛睡眠欲駄々漏れの今日この頃、投下します
キリトの夜パート3連チャン目、次は誰でしょうかね

>>60
萩原子荻、頑張ってください
次回作、というかこのSSOを二週目というのは考えてます
そして戯言キャラが見たいのなら、安価で頑張ってください
こちらからは、そうとしか言えません
62 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/27(水) 21:43:23.22 ID:dpvNpGtI0
キリト「でさ、ちょっと気になってたんだけど」

ユイ「どうしました、パパ?」

キリト「昼に、俺がアスナと話してたときにセイバーがなんかブツブツ呟いてたけど、あれなんだったんだ?」

セイバー「ああ、あれか」

ユイ「パパ、何か言ってたんですか?」

セイバー「いやちょっと気になって。本当にランサーは脱落したのかと思って索敵してみたが、流石に霊体化してるとわからないな」

ユイ「ランサー…ですか?パパが倒したサーヴァントの」

キリト「用心しすぎじゃないか?実際お前の攻撃でランサーは消えただろ」

セイバー「そうなんだが…今思い出してみると、なんか手応えがなかったというか、呆気なかったというか…腑に落ちないんだよ」

キリト「確かに見た感じ、攻撃は浅かったように思えた。だけど事実として消えた以上、それを見逃してまだ生き残っていると考えるのはどうかとも思う」

セイバー「…なあ、お前はあの事件を思い出さないか?」

キリト「あの事件?」

セイバー「『圏内事件』…圏内、安全地帯で死を装ったアレだよ」

ユイ「あ、パパに聞いたことあります。確か貫通武器と転移結晶を使って、死亡時のエフェクトを真似たと…」

セイバー「そう、それだよ」

キリト「でも、あれは転移結晶が必要だ。ここにはそんなものはないぞ」

セイバー「令呪がある。あれは瞬間移動も可能にする代物だ」

キリト「く…で、でもランサーは『圏内事件』とは違って本当にダメージを、しかもかなり受けていた。あれほどのダメージなら…」

セイバー「安全地帯に入れば、ダメージの有無は関係ない。生きてさえいれば、あとはゆっくり回復すればいいだけだからな」

ユイ「ママは、新しいサーヴァントを探していると言っていましたが…」

セイバー「あれは嘘だな。やけに落ち着かない風だったのはそういうことだろう」

キリト「いや…でもわざわざ俺たちを騙してアスナはどうする気だ?夜に出会うのは流石に不自然だろ」

セイバー「そもそも昼もおかしいがな、考えてもみろ。サーヴァントは原則的にマスターを失ってから5分しかいられない。なら滅多にサーヴァントが死なない昼にはぐれサーヴァント探しはありえない」

キリト「だったら、あの時アスナは何を…」

ユイ「パパは、ママのことを疑ってるんですか?」

キリト「え?いや、あー…聞こえは悪いが、確かにそうだな」

セイバー「もしかしたら不意打ちでやられるかもしれないからな、用心するにこしたことはない」

ユイ「でもこうやってママの秘密を暴こうとするのは、私はあまり好きではありません」

キリト「ユイ…」

ユイ「クラインさんが言ってました。『女が嘘を吐いた時は、騙されてやるのが男』だって」

セイバー「クライン…何をユイに教えてやがる…!いつかタコ殴りにしてやる、アイツ」

ユイ「パパも、ママを疑うのは嫌じゃないですか?」

キリト「うっ、そういわれると反論できないな…わかったよ、これ以上は止めよう」

セイバー「やれやれ、世の父親は娘に甘いことがよくわかるな」

ユイ「そうですか、それはよかったです!」

キリト「それじゃ、これからどうするか考えるか」

【安価】>>64
今日はどうしますか?
1.辺りを適当にぶらつく
2.拠点を狙う
3.敵が来るのを待つ
63 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/27(水) 23:09:35.96 ID:dpvNpGtI0
今日は誰も来ない、と…
では、今日は中止です
中々進行できませんねぇ

次回は少々用事が挟むという事情もあり、31日前後となります
一応、投下前日には予告をするつもりですが、もしかしたら急遽投下もありえるかもしれません
まぁ、予告しても人来ないから、突発投下とか意味ないの3乗ですがね
では
64 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/27(水) 23:10:01.75 ID:dpvNpGtI0
あ、安価は次回に持ち越します
65 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/31(日) 00:10:01.12 ID:7R/NOGMC0
こんな時間になんですが、予告します


明日、というか今日31日の21時に投下します
66 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/31(日) 13:03:10.87 ID:7R/NOGMC0
すいません、今日は投下できるか怪しくなってきました

一応できるとは思いますが…どうでしょう、五分五分だと思います

ですので、10時までに>>1が来なかったらできなかったと思ってください

後、投下できたとしてもできなかったとしても、次回の投下はまた遅くなりそうです
恐らく、5日前後でしょうか

真に申し訳ございません
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/03/31(日) 15:30:42.14 ID:pAB9A1550
前スレに萩原子荻を載せてみたのでよかったら見てください
68 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/03/31(日) 19:22:40.24 ID:7R/NOGMC0
>>67
見させてもらいました
いいですね、まさに指揮官という感じのステータスですね

私は萩原子荻のステータスを作っていませんし、アーチャーはもう二人いて十分なので本編では出ませんが
良い出来だと素直に感心しております
69 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/31(日) 21:05:27.44 ID:7R/NOGMC0
どうも、なんとか今日は投下できそうです

後、>>66で投下遅くなりそうといいましたがそういうことはなさそうです
明後日も問題なく投下できるでしょう…多分

では、前にし損ねた安価から


【安価】>>71
今日はどうしますか?
1.辺りを適当にぶらつく
2.拠点を狙う
3.敵が来るのを待つ
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/31(日) 21:06:08.75 ID:KAFWxCfAo
2
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/03/31(日) 21:17:50.29 ID:bebXn1FR0
2
72 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/31(日) 21:29:44.48 ID:7R/NOGMC0
キリト「よし、敵の拠点に向かおう」

セイバー「へぇ、今日はまたどうして」

キリト「ん、いや、特に意味はないけど」

ユイ「それで、どこへ向かうのですか?」

キリト「えーっと、城と屋敷二つだっけ?」

セイバー「郊外にあるアインツベルン城と、近くの遠坂邸と間桐邸だな。後は、クラインが間桐、或いは新都の方に拠点を構えてることがわかってる」

キリト「説明どうも、さてどこに行くかな…」


【安価】>>74
どの拠点に向かいますか?
1.アインツベルン城
2.遠坂邸
3.間桐邸
4.新都の方を虱潰しに探す(コンマ判定)
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/31(日) 21:30:13.23 ID:KAFWxCfAo
1
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/31(日) 22:39:29.29 ID:GmzR9MOG0
1
75 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/31(日) 23:10:16.63 ID:7R/NOGMC0
キリト「それじゃあアインツベルン城に行こうか」

ユイ「どうしてですか?」

キリト「城って一回見てみたいだろ」

セイバー「まぁ確かに。SAOにも城はあまりなかったしな」

キリト「KoB本部は城だったな」

セイバー「そういえばそうだったっけか」

ユイ「では、お城に向かいましょう」


〜SAO アインツベルン城〜


キリト「特に何事もなく着いたな」

セイバー「誰かに襲われるとか全然なかったな」

ユイ「えぇっと、ピンポンがありません…どうしましょう?」

キリト「こういうのってあれじゃないのか?ドアについてる輪っかをコンコンって叩くヤツ」

セイバー「敵の陣地に入るのをわざわざ知らせなくったっていいだろ、突撃だ突撃」

ユイ「パパ、親しき仲にも礼儀ありですよ」

キリト「その諺はゲーム内では適用されないんだよ、ユイ」

ユイ「そうなんですか、それじゃあ私は隠れてますね」

キリト「さて、準備はいいな」

セイバー「十中八九罠があるから、せいぜい気をつけろよ」

キリト「よし…突撃!」
76 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/03/31(日) 23:20:00.52 ID:7R/NOGMC0
今日はもう無理…眠い…
明日の昼にでも、適当な時間に投下しておこうと思います
後、拠点攻撃による罠ダメージ判定します


【コンマ:下一桁】>>77
罠ダメージの大きさ
1,2→ほぼダメージなし
3,4,5→3割ほどのダメージ
6.7,8→5割ほどのダメージ
9,0→瀕死


ダメージ量は>>1が適当にやります
特に細かいHP設定とかないので
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/03/31(日) 23:30:57.25 ID:q8lRcnI80
1
78 :ドM紳士<先に誤っておきます、すいません ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/01(月) 19:28:10.18 ID:OmpIfnNW0
合図とともにドアを開ける。
巨大で荘厳な扉が、鈍い音とともに開かれる。
まるで、かつてのSAOのボス部屋のようだ。
そういえば、鍵がかかっていないことに気づく。そういう仕様なのだろうか。
ならば衛宮家の鍵もかかるかどうか今度調べてみようか、などと詮無いことを考えている内に扉は完全に開け放たれた。
そこから見えるのは、中央に2階への階段が聳える大広間。
見る限りでは、誰もいないようだ。

「…慎重に、だぞ」

セイバーが忠告する。
ここは敵の根城。どのような罠が待ち構えているかわかったものではない。
セオリーとしては、足元にワイヤーなどだが…

「…いやベタすぎだろ」

本当にあった。
広間の照明からの光が、うっすらと細い線を露にしている。
こういう罠はデフォルトであるのか、或いは居住者が毎度つけてるのだろうか。
後者だとして、こんなベタなことをするのは…
まずシノンはないな、クラインは拠点の方向が違うし…
アスナ、シリカはどうだろう、微妙なラインだ。
ここはやはりリズベットかスグだろうか、スグはあれで王道好きだしな。
とりあえず、足元のワイヤーを跨いで進入しよう。

「待てっ!」

と、いきなり襟首をつかまれ後ろへ引き戻される。
な、なんだ?
倒れかけるが、なんとか持ちこたえて両足で自重を支える。
前を見ると、セイバーが屈んでワイヤーを見ていた。

「よく見ろ、二重トラップだ」

促されて見てみると、確かに前のワイヤーと十数センチ離れてもう一本ワイヤーが見える。
こちらは、なにか塗料でも塗ってるのか見づらいように出来ている。

「二重トラップも王道パターンの一つだろ。危機感が足りないな」

自分に諭される。中々気分のいいものじゃない。
とはいえ、これも自分の不注意なので感謝はしている。口には出さないが。

全く…と言いつつ、セイバーがワイヤーを飛び越える。
一気に広間の中央まで飛び、着地。
ガゴン。
ガゴン?何の音…だ…
城の中を窺うと、セイバーが軽く沈んだ床に足をとられているのが見える。
あぁ、それもベッタベタなやつだなー。
しかも更にベタなことに、階段の方から大岩が迫ってきているなー。

「うぉおおおああああぁぁぁぁぁ!!!」

セイバーが必死でこっちに走ってくる。
というより飛ぶ。
俺も、出入り口から外れるように避ける。
それにセイバーが必死に続く。
大岩が、森の向こうまで転がっていくのが見えた。

「はぁ…はぁ…あ、危なかった…」

「危機感が足りないな」

「いや、あれは…言い訳はよそう、その通りだな」

「ところで、なんで逃げたんだ?あれくらいなら切れそうなものだけど」

「あれが破壊不能オブジェクトだったらお陀仏だろ」

「あぁ、それもそうか」

落ち着くまでしばし休憩する。
79 :ドM紳士<実はこの投下、途中までです ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/01(月) 19:29:24.48 ID:OmpIfnNW0
再度、城の中を見渡す。
床をよく見ると、多少色褪せたタイルがいくつかあるのがわかる。
恐らくアレが罠なのだろう。

「…他に罠のようなものはないか?」

「見当たらないな、今度は大丈夫だろう」

中々を通り越してかなり不安だが、進まなければ始まらない。
何よりまだサーヴァントとも会っていないのだし、できれば消耗はしたくないのだが。
この分ではそれも難しくなりそうだ。

今度こそセイバーは、罠のない床に着地する。
俺を担いで。

「…なぁ、降ろしてくれないか?」

「俺たちは同一人物だ」

「それがどうした」

「死ぬときは一緒だろ?」

「降ろせえええぇぇぇぇぇ!」

「暴れるな、罠踏む罠!…それに、なにも好き好んでやってるわけじゃない。お前を担げば罠に嵌る確率が少しは減るからだ」

「くっ…」

「さて…サーヴァントはどこだろうな」

セイバーが周りを見渡すのにつられて、俺も視線を動かす。
首を上に向けづらいので、一階を見える範囲で見る。
床は褪せた色のタイルが混じっているものの、他は特に目立つものはない。
壁にはどれほどの価値があるのかさっぱりな絵画や、台の上に花などが飾ってある。
壁にかけてある照明は質素な風で、一階にある扉の数は入り口を合わせて五。
二階にも結構な数の部屋がありそうで、まずサーヴァント探しからとなると骨が折れるなぁ、と辟易する。

「セイバー、どうする?」

「どうするもなにも、ひとつずつ調べてくしかないだろうな」

そう言い、セイバーはまず一番近くにあった扉に床を気にしつつ向かう。
うっかり罠が、ということは今度は起きずに扉に辿り着く。
それを警戒しつつ、セイバーが開け―――

ヒュン!

飛んできた矢をセイバーが掴む。

「この程度なら大丈夫そうだな…」

「ッ!セイバー、上!」

「え?」

頭上を見ると、何十もの矢が急降下してきている。

「くそっ!」

セイバーは俺を、開けた扉の向こうへ放り投げる。
そして剣を抜こうとするも、さすがに遅すぎた。
数え切れないほどの矢がセイバーを襲う。
顔から心臓にかけてを腕で覆ってはいるが、ダメージは軽くないだろう。
その光景を、ただ見ることしか出来なかった。

「ぐっ、うぅ…」

数秒して、矢の雨はひとしきり降った後に止んだ。
セイバーには、腕や足、胴体にもいくつかの矢が刺さっている。

「大丈夫か!」

「大丈夫だ…俺には戦闘時回復スキルがあるからな、抜いておけば直に回復するだろ…」

言いながら、体に刺さっている矢を抜いていくセイバー。
自分が怪我をしている姿は、何か妙に滑稽だった。

「あら、回復するの…だったら、放ってはおけないわね」
80 :ドM紳士<今日はここまで、また明日続きを投下します ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/01(月) 19:30:47.58 ID:OmpIfnNW0
頭上から、声。
階段のほうに、女の子がいた。

「お前は、サーヴァントか…!」

セイバーが、剣を抜いて構える。
その際、素振りをして動作に支障がないか確かめていたが、動きがいつもより多少鈍くなっている。
だが、戦闘自体に師匠はないようだ。
ここは、闘わせるべきか…?

「愚問ね、セイバー」

敵サーヴァントは動かない。

「お前のクラスは?」

「答える義理はないわね」

瞬間。
敵サーヴァントが消える。

「ッ!」

銃声がそれに遅れて響く。
更にそれを追うように金属音。
セイバーが、銃弾を弾き落とした音だと気づくのに一瞬を労する。
そして、敵サーヴァントはいつの間にか、階段を降りてセイバーと対峙している。
どういうことだ…?瞬間移動の能力でも持っているのか?
そうだとして、わざわざ披露したわけはなんだ?
ダメだ、情報が少なすぎる。仮定すら出てこない。
なら、後々面倒になる前にやるしかない。

「セイバー!早く倒せ!」

「無茶言うなよ、全く!」

セイバーが弾丸のように敵サーヴァントへと向かう。
その右手に持った剣が振るわれる。
だが、それは光を発せず、黒いままだ。
ソードスキルではなくただの斬撃。
当然だ、瞬間移動を使う相手にソードスキルを使って避けられたら無防備なのだから。

手傷を負い、鋭さをやや失った斬撃は敵には届かなかった。
敵が取り出した拳銃が、その軌跡に歯止めをかける。
拳銃で剣を受け止めた敵は、もう片方の手に持った銃をセイバーへと向ける。
それを剣で払いつつ、その払った方向とは逆方向に飛ぶ。
遅れて、銃声。
弾丸は明後日の方角へ飛んでいく。
その瞬間を狙い、セイバーが敵を見据え疾駆する。
狙うは、一撃で敵を葬れる首。
左の蒼剣がうねりを上げ、敵に迫る。
だが、それも止められる。
それを見越していたセイバーは、そのタイミングでソードスキルを発動させる。
黒剣が光り、高速で斜めに振るわれる。
初級剣技《スラント》。
一番初めに覚える技だがそれ故に発動が早く、硬直も少ない。
案外重宝したりする技だ。
敵が驚きと焦りの表情を見せる。予測していた動きよりも数段速かったからだろう。
そして、その高速で振るわれた剣は、敵の首を―――

―――掠めた。
血が数滴宙に舞う。
次に驚いたのはセイバーだ。

―――避けられる速度でも間合いでもなかった。
だが、避けられた。
何故だ?
そうだ、相手は最初に瞬間移動をしていた。
つまり、一瞬で避けられる範囲まで移動したということか。
だが、何故完全に避けられる位置まで移動しなかったのか?
恐らくだが…移動距離が長くなるほど、その分の必要時間も長くなるのではないか。
だから、一瞬ではあの距離しか移動できなかった。
仮説だが、近いんじゃないかという手応えもある。
とりあえずそう踏んで、できるだけ準備時間を減らしながら闘おう―――

敵サーヴァントは間合いを調節しながら、拳銃を捨て新しいものをその右腕にある盾から取り出す。
あの盾にもなにか仕掛けがあるのか・・・?
全く、マジックみたいに消えたり出したりしやがって。
とりあえず、この手負いの状態でどうやって勝つかを考えないとな。
81 :ドM紳士<遅くなりました、すいません ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/02(火) 20:35:32.07 ID:4L8N1d7r0
金属音。
銃声。
剣戟。
銃撃。
真逆の得物を持つ二人が、互いを殺すためにその得物を存分に振るう。
剣閃と銃弾が各々の敵を掠めながら、縦横無尽に荒れ狂う。
それは舞踊と言った高尚なものでもなく、泥仕合と言った無様なものでもない。
ただの殺し合い。
余力と無駄を擲って、全身全霊で敵の喉元を掻っ切らんとするある意味最も自然な行為。
その行為に浸っているセイバーは、ただ敵を見据え剣を振るい、薙ぎ、突く。
決定打を与えることはできなくとも、優位に立つことができている。
始めこそ先手を取られたが、サーヴァント事態が白兵戦を得意とはしていないようだ。

―――相手は銃を使うことから見てアーチャーのようだが…三騎士と謳われるサーヴァントが白兵戦を苦手とするだろうか?
やはり、アーチャーは遠距離専門なのか。
だったら何故わざわざ同じ土俵でこのサーヴァントは戦っている?
銃と剣を交えるよりも、ただ遠くから一方的に撃てば手も足出せないまま勝つことが出来るだろう。
…考えても仕方ない、とにかく攻める―――

「っ!」

気がつくと、敵が剣の間を潜り抜け銃を構えている。
咄嗟に避けようとするが、その照準が完全にこっちに向いてないような気がする。
だがどちらにしろ、当たればただでは済まない。
床を蹴り、横へと移動する。
途端銃声と、その音を追いかけるように何か金属が割れたような音がする。
なんだ…?
つい銃弾の後を視線で追う、すると花瓶が割れているのが見えた。
そして、敵が背を向けて走り出す。

「待て!」

ここにきて逃亡?
おかしい、なにか不自然すぎる。

その違和感と不安は、形をもってセイバーを襲う。
視界の隅で何かが動いた。
そちらを見ると、壁から幾本もの槍が顔を覗かせている。
周りを見る。どうやら全ての壁から槍は出ているようだ。
しかも、一階のみ。
アサシンを見ると二階への階段を上っていた。

「…まさか…」

壁の槍が。
恐ろしいほどの速度を持って広間の中心へと伸びる。
当然、全ての壁から槍は射出されているので隙間はない。
一階全ては槍で埋め尽くされる。
ただ待ちぼうけては串刺しだ。

「くそっ!」

咄嗟に上へ飛ぶ。
それ以外の選択肢が見つからなかったのだ。
だが、直ぐに失策だと気づく。
敵の武器は銃。
空中では、格好の的だ。
案の定、敵を見るとこちらへ拳銃を構えている。

その拳銃の引き金が。
なんの躊躇も容赦もなく。
いとも簡単に絞られる。

度重なる銃声。
空中で上手く体重も乗せられない剣で弾こうと試みる。
一発目…弾く。
二発目…辛うじて弾く。
三、四発目…肩と脚を掠める。
五発目…武器防御スキルで回避。
六発目…膠着状態のところをもろに撃たれる。

「う、ぐぅぁあああああ!」

腹部に激痛。
瞬間、思考が痛みで埋め尽くされる。
痛い。
痛い。
だが、こんなことで立ち止まるわけにもいかない。
82 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/02(火) 20:36:33.98 ID:4L8N1d7r0
既に止まって、重なっている槍の上に墜落。
木製で硬く、傷に響く。
弾は貫通しているか?
感覚じゃよくわからない。
どちらでも構わないだろう。
剣を握り締める。
敵は何処だ?
敵は、動いてなかった。
拳銃を捨てて、新しいものを取り出している。
だが、それは拳銃ではなかった。
それを見た時、一瞬なんなのか理解できなかったほどだ。
連想したのは迷彩服を来た軍隊とパイナップル。
中々愉快な思考だった。
だが、敵が取り出したものは全く愉快でもなんでもなく。
敵はただそれを、ピンを外してこちらに放り投げる。
それは、手榴弾だった。

咄嗟に逃げる。
手榴弾ってピンを外してから何秒で爆発するのか。
そんなことは知らなかった。
ただ一刻も早くその爆発物から遠くへと逃げようとする。
前方には、自分のマスターであるキリトが入った扉。
届け、と念を込める。
だが、その念は通じなかった。
足をもつれさせる。
前へと倒れ、うつぶせになってしまう。
傷により上手く立ちあがれない。
間に合え―――。

瞬間。
爆発音とともに背中が灼けた。

「があああああああああああああ!!」

絶叫する。
熱い。熱い。熱い。
視界が赤く染まる。
世界が塗りつぶされる。
ダメだ。
まだだ。
落ち着け。
落ち着くんだ。
目先の痛みに支配されるな。
敵を見ろ。
次の攻撃が来るぞ。
足を動かせ。
―――生きろ。

痛みを無視し、立ち上がる。
だが、傷は思った以上に体を蝕む。
足が震える。
体幹が傾く。
それでも、走る。
何のために?
そんなこと、子供でも知っている。
負けることこそ屈辱で、勝つことこそが至福だからだ。
意味などない。意義などいらない。
ただ、勝ちたいというだけでいい。
それだけで、この足は歩み続ける。
たとえ…世界の終わりまでだろうと。
足跡は、続いていく。

…戦闘時回復が効いているのか、或いはただ麻痺しているだけなのか。
痛みが段々感じられなくなってきた。
まぁ、好都合だ。
二階への階段を飛び越える。
そして、敵ともう一度相見える。
今度こそ、不覚はとらない。
83 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/02(火) 21:06:59.12 ID:4L8N1d7r0
「…俺は、セイバーだ。お前は…?」

どうせだから、クラスくらいは知っておこう。
そう思い、話しかけてみた。

「…私は、暗殺者のクラスを得てこの地に召された者」

「アサシンか…似合わないな」

服も、色こそ黒に近い紫だが目立つ格好だ。

「アサシンだからと言って、見縊られては…困るわね!」

アサシンが銃を構えて、迫る。

「今更、そんなこと…するかよ!」

剣を構え、ただ駆ける。
この戦いを、終わらせるために。

力任せに剣を振り下ろす。
それを両の銃でアサシンは防ぐ。
それにより空いた胴体を斬りつける。
だがその切っ先は空を斬る。
またも瞬間移動で回避された。
しかしそれも想定の範囲内。
ここで、空いた距離を補う片手剣スキル《ヴォーパル・ストライク》を発動。
黒剣が発光し、アサシンを襲う。
今度こそ―――。

これも、防がれた。
アサシンの盾が、奔る切っ先を阻害する。
―――いや、まだだ。
アサシンの盾が若干斜めに構えられているのを利用し、黒剣を左へ滑らせる。
そのまま喉を疲れると思ったのか、アサシンは右手にもった拳銃を首筋に持ってくる。
それに対し、俺はそのままアサシンの首の更に横に剣を横切らせながら、一回転。
同時に、左の蒼剣が淡い光を帯びる。
片手剣スキル下級技、《ホリゾンタル》。
勢いをつけて発動したソードスキルは、そのまま高速で一閃する。
アサシンの首を。

アサシンの頭部が宙を舞い、呆気なく落ちる。
同時に、胴体も崩れ落ちる。
残ったのは、サーヴァントの死骸だった。
いや、今からこの死骸さえも消え失せる。
それを考えてやや悲壮感のようなものがこみ上げるが、押さえ込む。
勝ったのだから喜ぼう。
とりあえず、マスターを…

………………

…ハッ。
一瞬、気を失っていたみたいだ。
今回は、少々無理をしすぎたか。
ふと足元を見ると、アサシンの死骸が消えていた。
それを気にしないようにしつつ、マスターの元へと向かった。
84 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/02(火) 21:13:01.55 ID:4L8N1d7r0
これで、セイバーVSアサシン終了です

いやー、なんか妙に長くなったような気がします
というかまた二日もかけて書くとか、全く精進してませんね、>>1

しかも、最初の方にアサシンとセイバーが会っていた(VSバーサーカー時)ことを
すっかり忘れていて、なんか初対面な感じにしてしまったことは、一番の失敗です
救いだったのは、その時にセイバーがほむらをアサシンだと知らずに済んだということですかね
どっちにしろあまり変わりませんが

それでは、次は…二日か三日後ですかね
ではまた

…誰か宿題やってくんないかなぁ
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/02(火) 21:35:23.39 ID:VTuXqyUP0
乙 ほむら死んだか・・・
86 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/04/03(水) 09:46:48.57 ID:cssoSOMA0
>>85
ヒント:魔法少女
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/03(水) 23:22:47.40 ID:u/4o+vNt0
おい、誰も殺 すつもりないじゃないか!!
88 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/04/04(木) 09:29:27.30 ID:e5CEpaLv0
>>87
だってアサシンとかまだ宝具も碌に使ってないのに退場とか可愛そすぎじゃないですかー
それに私はまどマギで一番すきなのはほむほむですしおすし(至極どうでもいい)
まぁ、頑張ろうとは思ってるのですが、神様がここで死ぬ運命ではないって囁くんですもの
というか>>1が貧乏性のようなもので
登場少ないのに殺すとか勿体無いみたいな思考がどうもチラチラと脳裏を掠めるのですよ
今後はなるたけ頑張ります
まだ脱落者いないですし、そろそろエンディングいっとかないとグダグダですし
もうグダグダだよという突っ込み、正にその通りなのですが
89 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/04(木) 19:31:16.84 ID:e5CEpaLv0
どうも、PCを変えて使い慣れず四苦八苦してる>>1です
今日の21〜22時頃投下しようかと思ってます

…実は、設定とか色々Microsoft Office Word に書いてたのですが
新しいPCにはないではないですか
それが一瞬わからずハァ?みたいな感じになりました
そして未だ使えないまま放置

まぁそんなどうでもいいことを報告しつつ、予告でした

…SAOIM終わらないのでExtraCCCできません
95層まで到達し、二刀流と片手剣と細剣は熟練度800越えいったんですがね
次に両手剣チョイスがまずかった、使いづらさはんぱないっす
曲刀が短剣の方がよかったかもわからんね
90 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/04(木) 21:06:21.65 ID:e5CEpaLv0
微妙な時間に予告したから人来ないかもと不安な今日この頃、一応投下しようと思います

今日は久々になる昼パート、そろそろキリトさん以外の人クルー?
まぁ別にキリトさんだったらだったでいいんですが チョットオモシロイコトモカンガエタシ

…あ、そういえば各陣営の行動等やってないことに今気づきましたが、今日はできません
さっき言ったワードの消滅に伴って見れなくなったメモのせいです
近々どうにかします

では、人がいるかわかりませんが安価

【安価】>>92
誰の視点で物語を進めるか決定してください
1.キリト
2.アスナ
3.シノン
4.リーファ
5.クライン
6.シリカ
7.リズベット
8.エギル
91 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/04(木) 22:02:18.23 ID:e5CEpaLv0
最近大丈夫だったのに、今日はやけに眠い…
というわけでお休みなさい

安価はとっておいてください
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/04(木) 23:11:45.58 ID:kIyORc0q0
4
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/04/05(金) 00:00:47.41 ID:A2qHvt2e0
4
94 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/05(金) 21:02:48.30 ID:MyMDL/hs0
誰かいるかわかりませんが投下します

しかし、リーファ推しですな…前回のアサシンが気になるのでしょうか?
…そろそろ設定的に矛盾が出てきてもおかしくない時期ですかねぇ…
気をつけてはいますが
95 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/05(金) 21:19:04.51 ID:MyMDL/hs0
そういえばすっかり忘れてました

セイバーが宝具使ったのでそのステータス公開判定してませんでした
先にやっておきます


【コンマ:下一桁】>>96
宝具使用によりステータスが開示されます
下1桁目:セイバーのステータスがリーファへ 
1,2,3,4:ステータスとクラスのみ
5,6,7:↑+スキル
8,9:↑+宝具
0:全情報開示
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/05(金) 21:19:50.85 ID:bmYbClwNo
それっ
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/04/05(金) 21:25:22.44 ID:luheig0Y0
98 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/05(金) 21:30:02.92 ID:MyMDL/hs0
クラス+ステータス+スキル…妥当なところですかね


リーファ「あ〜、スッゴイ心配した!」

アサシン「まだ言っているの…どれだけ心配性なのよ」

リーファ「だってさ、首が飛んだんだよ、首が」

アサシン「前に説明したでしょ…私のような魔法少女はこのソウルジェムが無事で魔力が尽きない限り死なないって」

リーファ「それでも、あんな光景心臓に悪いよ」

アサシン「しょうがないでしょ、相手はセイバー。命のひとつで済んで上々よ」

リーファ「って言ったって宝具も使わないで戦ってたでしょ」

アサシン「あれは…ちょっと時間停止小出ししすぎたのと、近くにあなたがいたから」

アサシン「あのまま使っても、魔力は残って二割程度だし、万一生き延びられたらもうチェックメイト」

アサシン「それにあなたが死んでしまっても同じことよ」

リーファ「う〜、そうだけどさ〜」

アサシン「でもまぁ、私がアサシンだったおかげで霊体化に気配遮断を加えて死を装えたのは僥倖ね」

リーファ「でもさ、あんな近くで気配遮断が通用するんだったら、普通に不意打ちで一発KO狙えないの?」

アサシン「無理ね」

リーファ「即答だね…」

アサシン「理由は主に三つ。一つは私の気配遮断のランクが低いこと。もう一つは気配遮断は攻撃をしようとすると大きくその能力が下がること」

アサシン「そして…あの距離だったら気配遮断は通用しないこと」

リーファ「え?」

アサシン「あの時、セイバーは数秒間意識を失ったのよ、そのおかげで逃げることができた」

アサシン「ま、この話はもういいわ。過去のことより、未来のことを優先しましょう」

リーファ「釈然としないけど…わかった」

アサシン「ところで、いけ好かない男と、口うるさい幼女は?」

リーファ「…そんなにあの二人嫌い?」

アサシン「冗談よ、でもあの二人どうしてるの?」

リーファ「黒霧さんがイリヤと遊んであげてるよ」

アサシン「そう、だったら気兼ねなく今後の日程を過ごせるわね」

リーファ「それじゃあ、今日はどうしようか」


【安価】>>99
なにをしますか?
1.魔術の鍛錬
2.町を探索
3.他マスターの情報収集
4.休憩(1回毎に魔力3割回復)
5.商店街で買い物
6.バイト
7.イリヤの世話(一日に一回以上やっておかないと好感度が下がり、拠点を追い出される可能性があります)
8.適当に暇つぶし(小ネタ、コレを行うと夜パートに即移行します)
9.その他行動明記

※前に言ってたか忘れましたが、黒霧さんがいることで
>>1が考えてた「一日一回はイリヤと遊ばないと高感度が下がる」がなくなりました
後、すっかり忘れてた現在魔力量表示
現在の魔力量:3割
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/05(金) 21:58:58.53 ID:PdEYINsi0
100 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/05(金) 22:12:19.40 ID:MyMDL/hs0
なん…だと…

なら、何か小ネタの要望をとろうと思います
なにかあればどうぞ
101 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/05(金) 22:56:19.38 ID:MyMDL/hs0
誰もいませんかね
ならやはり、今日も中止で

明日、小ネタで昼パートは終了させるか、安価しなおすか
どっちか選んでください

それでは
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/06(土) 02:41:18.41 ID:P50WvsQUo
小ネタの要望ってどんな感じに言えばいいの?
103 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/04/06(土) 07:27:55.51 ID:Q08npvvg0
>>102
んー、割とそこらへんは適当ですけど、まぁ見たいシチュエーションっていう感じで
前に見たやつだと、麻婆食いに行った時のアンドロイドとエギルとか
最近あったところだと、リズとキャスターの擬似工房製作過程とか

また、まったく本編と関係ないことでも構いませんし

ただ、このまま小ネタで行った場合ほぼ確実にアサシン脱落ですが、いいんですか?
こんな自爆みたいな形で脱落で
いいなら、いいんですけど
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/04/06(土) 17:14:31.63 ID:/DUZ/fmH0
シ偵〒
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/06(土) 17:15:40.11 ID:zhrCznWB0
一人減らして他のマスターの出方を見るぞ!

なので小ネタは「ほむらちゃんの左手に装備してる色々な物を出せる盾みたいな円盤を使って手品」で。
106 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/04/06(土) 18:36:05.61 ID:Q08npvvg0
>>104
文字化けでしょうか?

>>105
なるほど、把握しますた
ただ、他のマスターの出方を見るにはアサシン脱落を広めなければなりません

…追記ですが、前やったとおり「探索」時にコンマ判定で他キャラと遭遇というイベントはやりましたが…
その際に情報のやりとりなどもやってみようかなぁと思っております
まぁ、大体そんな感じでよろしくお願いします
107 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/04/06(土) 21:06:46.07 ID:Q08npvvg0
明後日学校始まるのに宿題半分も終わってなくて正直危機感も感じる今日この頃、投下します

前回は、まさかのアサシンに死亡フラグというか、死亡確定√強制移行安価がきましたが
やっぱりこの方向ですよね、安価は絶対ですし
まぁ、名残惜しいですがいきましょうか

それで、小ネタについてなんですが
>>105にもありますが、どうしましょうか?
それらも諸々含めて、>>110に決定してもらいましょう(届くか不安だけど、キリがいいので)

選択肢としては
・小ネタ安価無効(見苦しい)
>>105の小ネタで
・普通に小ネタ安価

それでは、どうぞ>>110
108 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/06(土) 21:07:11.29 ID:Q08npvvg0
あげ忘れ
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/04/06(土) 21:33:45.72 ID:N8u2Iz+I0
ふつう普通に小ネタ安価
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/06(土) 22:08:47.06 ID:zhrCznWB0
小ネタ安価でええんとちゃう?
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/04/06(土) 22:11:08.74 ID:6ZjI47Ru0
見苦しくてもよし
112 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/06(土) 22:12:33.78 ID:Q08npvvg0
>>111
ありがとうございます


では、小ネタ安価>>114
113 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/06(土) 23:05:35.69 ID:Q08npvvg0
誰もコナーイ…
安価下で今日は就寝ですかね

明日は、宿題に一日を使おうと思うので投下はなしで
一応見るとは思いますけど

では
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/04/08(月) 00:00:26.07 ID:D+k4Mflo0
リーファがアサシンに恋愛相談
115 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/08(月) 20:53:32.22 ID:2l/+0kyR0
昨日深夜まで宿題を片付けていて眠気がルナティックな今日この頃、少しだけ投下します

今回は、>>114の小ネタ…のみでしょうか
いや、夜パートの導入もやってしまいましょう
誰と会うかの安価で締めて明日、明後日に投下という形になるでしょうか

では、開始します
116 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/08(月) 21:31:14.61 ID:2l/+0kyR0
リーファ「…ねぇ、アサシン」

アサシン「何かしら」

リーファ「ちょっと、話聞いてもらってもいいかな」

アサシン「…いいけど、悩み相談でも大したアドバイスなんてできないわよ」

リーファ「いいの…あのね、私にはお兄ちゃんがいるじゃない?」

アサシン「えぇ、あのセイバーとそのマスターね」

リーファ「私は、あの、お兄ちゃんが…その、好きなんだけど…」

アサシン「…続けて」

リーファ「昔の私はそんなことに気づいてなくて…でもあるとき、知っちゃったの」

リーファ「私とおにいちゃんは、血が繋がってないって。従兄妹なんだって」

アサシン「…」

リーファ「そのことを知ったのはお兄ちゃんがSAOに囚われていた時」

リーファ「それで、私はお兄ちゃんをどう見たらいいかわかんなくなって…その上、好きって気持ちにも気づいちゃって」

リーファ「でも、帰ってきたお兄ちゃんにはもう彼女もいるし…」

リーファ「私、まだこの気持ちを整理できてなくてね、好きでいていいのか、駄目なのか」

アサシン「人の気持ちにいいも駄目もないでしょう」

リーファ「あはは…そう言ってもらえると少しは、楽になるかな」

アサシン「…つまり、彼女持ちの従兄が好きなことに、引け目を感じてるってわけね」

リーファ「まぁ、そうかな…多分」

アサシン「…私は、恋愛とかしたことないし、さっき言ったとおり大したことは言えないけど」

アサシン「少し、私の友人の話をしてあげるわ」

リーファ「友人…?」
117 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/08(月) 21:36:40.53 ID:2l/+0kyR0
アサシン「その子は、仮にSとしましょうか。Sはね、幼馴染のある男のことが好きだった」

アサシン「その男は事故で入院していた天才音楽家なんだけど、Sはいつも珍しいCDを持ってお見舞いに行っていた」

アサシン「男は、幼馴染という関係もあったからか、Sがお見舞いに来るのは善意だと思ってたみたい。好意ではなくね」

アサシン「でも、ある日男は医者に音楽は諦めろと言われてしまう」

アサシン「絶望のどん底に堕ちてしまった男は、Sにも冷たく当たる」

アサシン「そこで、Sは奇跡を求めた。自らを代償としてでも」

リーファ「魔法…少女…」

アサシン「そう。戦いに身を置く代わりに一度だけ使える軌跡を、Sは男のために使った。当然男はそのことを知らない」

アサシン「さらにSの親友Hが、Sに男に告白するのだと言ってきた。そして、一日猶予をあげるとも言ってきた」

アサシン「でも、Sは自分がもう人間ではないことを知ってしまった」

アサシン「肉体は死に魂は小さな宝石となった自分を彼女はゾンビだと言い、これでは男と付き合うことなどできないと嘆いた」

アサシン「結局Sは男に告白せず、Hに男を取られて破滅した…」

リーファ「…」

アサシン「わかる?Sは自分に引け目を感じて身を引き、挙句自爆…とてもじゃないけど、見てられなかったわ」

アサシン「あなたも、多少の引け目ごときで身を引かずに強引に迫るくらいじゃないと、幸せって言うものは掴めないわ」

リーファ「でも…」

アサシン「あなたの思い描く理想は何?それをまず考えなさい」

アサシン「そうしたら、自ずとどうするべきかは見つかるはず」

リーファ「理想…私の…?」

アサシン「自分がどうしたいか、それに基づいた行動は自分に恥ずべきものではないはずよ」

リーファ「・・・そう、だね。ありがとう、アサシン」

リーファ「まだ私の理想はわからないけど、これから少し頑張ってみるよ」

アサシン「私の言葉が、少しでもあなたの手助けになったなら、きっとそれはいいことね」

リーファ「あははっ、そうだね」
118 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/08(月) 21:40:23.37 ID:2l/+0kyR0
昼パート終了ということで、時間経過用に1レス空けます

ちょっと雑談
SAOIMとりあえず一通り終わり、今日からFate/ExtraCCC開始できました
全然進んでませんが、新しいスキルとかあったら
前スレで晒したサーヴァントに加えたりなどがあるかもしれません
中々楽しみです
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/04/08(月) 21:44:27.46 ID:H2prjTKu0

CCCは超面白いです
120 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/08(月) 21:51:56.86 ID:2l/+0kyR0
アサシン「…何故、あなたの悩み相談うけたら夜になってたのかしらね」

リーファ「えーっと、なんでだろう…時間経過システムの以上かな…?」

アサシン「どちらにしろ、回復もままならなかったわね…」

リーファ「この状態じゃ、戦うのは厳しいかな…」

アサシン「そうね、今日は外を出歩くのはよしましょうか」

リーファ「そうだね」

アサシン「しかし…昨夜にトラップをある程度使ってしまったから、補充はしておきたいけど…」

リーファ「準備中に敵が来たら笑えないね」

アサシン「しょうがないわね…大広間の罠なしで今日は凌ぎましょう」



【コンマ:下一桁】>>122
誰が来ましたか?
0,9:来なかった
1:キリト
2:アスナ
3:シノン
4:クライン
5:シリカ
6:リズベット
7:エギル
8:式


では今日はこれで
…来なかったになったらブーイングの嵐ですかね
さっさと脱落させろカス、っていう感じに

>>119
超期待
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/08(月) 21:53:29.58 ID:ut1tMKmKo
えいっ
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/04/08(月) 22:06:13.67 ID:H2prjTKu0
123 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/10(水) 19:56:58.43 ID:bmI+tGQi0
すみません、昨日に引き続き今日も投下できません

最近睡眠不足でして…こんな不十分な脳では戦闘シーンは書けそうにありません
ですので、土曜日まで延期でよろしいでしょうか
申し訳ございません
124 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/13(土) 21:02:59.79 ID:rc9rwY2P0
アンデルセンやカルナ、アーチャー(エミヤ)がサーヴァントだったらいいなぁと思う今日この頃、投下します
…決して男色家じゃありませんよ、本当ですよ

さて、今日はやはり人もいないのでしょうが、特に安価もないのでグダグダとひっそり投下します
書き溜めもないので執筆速度は平常運転の超遅筆です
また、中断して明日に続きというのが今からもう目に見えますが、できるだけがんばります

アンデルセンの声がアレなのは正直いかんモノと思います
125 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/13(土) 21:23:58.48 ID:rc9rwY2P0
ほむら「…なんで」

イリヤ「あはは!面白いことできるのね、貴女」

玄霧「お上手ですね」

ほむら「なんでこんな緊張感の欠片もなく、手品なんかをしているのかしら、私は」

リーファ「まあまあ、イリヤいると森に入った侵入者がわかるらしいし、起きていてもらわないと困るでしょ?」

ほむら「それよ。どうしてそんな大事なことを今まで言わなかったのかしら、この子は」

イリヤ「だって聞かれなかったんだもの。答える義理がないわ」

ほむら「だとして、なんでいつも早々に寝るんでしょうね」

イリヤ「眠いからよ、何か文句でもあるの?」

ほむら「この、NPCのクセして…!」

玄霧「そう憤らずに、もっと余裕を持っては?」

リーファ「そうだよ、子供相手に大人げないよ、アサシン」

イリヤ「ちょっとリーファ、子供扱いしないで頂戴。私は高貴なるアインツベルン家の令嬢よ」

ほむら「…そうね、高貴なる令嬢様だもの。今後からは庶民の娯楽は必要ないわよね」

イリヤ「えっ…」

ほむら「令嬢がヌイグルミなんか持ってたら恥よね、全部この盾にいれるか、いっそのこと捨ててしまおうかしら」

リーファ「アサシン、言いすぎ!」

イリヤ「ちょっと、アレは私のものよ!貴女が決めることじゃないわ!」

ほむら「はぁ、まったく…ほとほと面倒ね。できるだけ回復したいから、部屋で休んでていいかしら」

リーファ「あ、ちょっと!」

玄霧「いやはや、皆さんお若いことで。実によろしいですね、活気に溢れている」

イリヤ「…いえ、アサシン。どうやら休む時間はなさそうよ」

アサシン「ちっ。リーファ、残ったトラップの起動を手伝って。貴方達は避難しなさい」

イリヤ「はいはい」

玄霧「了解です」

リーファ「それじゃ、いこうかアサシン」

ほむら「そうね…くっ、こっちは数少ない魔力でやりくりしなきゃいけないなんてとんだハンデよ」
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/13(土) 21:33:03.88 ID:lGtRoqDdo
いるよ
127 :ドM紳士<>>126感謝感激極まれり ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/13(土) 22:27:05.58 ID:rc9rwY2P0

「たのもぉー!」

野太く、喧しい声が屋敷中に響き渡る。
門扉を開き、屋敷へ上がり込む二人の人影はやけに対照的だった。
片や、快活で大柄な丈夫。
片や、無口で小柄な少女。
あそこまで対照的だと、もはや奇跡の芸術に近い。
サーヴァントの選考は、半分以上運で決まるようなものだからだ。

「マスター、それは…?」

「ん?なんか、日本では敵地に乗り込むときはこういうのが一般的だと(クラインが)言うからやってみただけだ」

「そう…たのもぉ」

…さっきまでの私たちも私たちだが、あの二人もまた随分と緊張感に欠けた者達のようだ。
だが確かあの大柄な男は、リーファから聞いた話だと運営役だったはずだ…
まさか、イレギュラー契約をしているとは。あれは、クラススキルがつかない分不利だというのに。
まぁ、そんなことはどうでもいい。その分こちらが少しでも優位に立てるに越したことはない。
それを差し引いても、依然不利な状況に変わりはないが。
さて、そろそろ姿を現してしまおう、動き回られると面倒だ。
特に、マスターに接触されるのはまずい。
私は気配遮断を解き、二階の通路に自身の姿を露にする。

「…あなた達が侵入者ね」

「っ!上か!」

「…気づかなかった。アサシン…?」

敵のサーヴァントが問いを投げてくる。
特に隠しておく情報でもないので、素直に返答する。

「えぇ、そうよ。あなた達は、イレギュラー契約者ね」

「ふ、どうかな」

「とぼけても無駄よ。貴方は元々運営役でしょう」

「…あぁそうだよ。俺達は本来いない陣営だ」

大柄な男がこちらを睨んでくる。
それを受け流し、今度はこちらから問いかける。

「貴方達、退く気はない?スリルを求めるタイプなら、私はアサシンだから期待に添えられないの。セイバーやランサーのところへ行きなさい」

少しでも、戦闘を避けるように言葉を連ねる。
できればこの状態で戦いたくはない…!

「は、残念だったな。俺はそういうのも嫌いじゃないが、あの馬鹿のようなバーサーカーでもないんでね。そんな理由じゃあ退けねえなあ」

バーサーカー…?
まぁいい、結局戦闘は避けられないようだ。
ならば、できる限り魔力を消費せずにいくしかない…!
128 :ドM紳士<書いてたの手違いで消してしまった… ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/13(土) 23:39:11.61 ID:rc9rwY2P0
事前に持っていた拳銃を相手に構える。
敵は動かない、迎撃の構えを取る。

サーヴァントは、人間よりも高い身体能力を有するが、拳銃を避けきるほどではない。
せいぜい急所を外すか、防ぐのが限度だ。
それに、防ぐにしてもその手段が必要となる。
流石に剣で銃弾を防ぐ者は稀だが。
とにかく、これで敵の手の内を一つ、見ることができる―――

キン、と金属が金属にぶつかる音がする。
敵に向かって放たれた銃弾は、その右腕に出現した巨大な銃砲に防がれた。
これで、拳銃は無力化された。
今撃った拳銃を脇に投げ捨て、左腕の盾に手を伸ばす。
ならば、もっと高火力の武器で応戦する―――。

取り出したのは所謂ロバズーカと呼ばれる代物。
まったく、アインツベルン家さまさまである。この屋敷には法はないのだろうか。
そんなくだらない思考を瞬時に唾棄し、眼下の敵を見据える。
そして、なんら躊躇なく引き金を引く。

それに対し、敵はその右腕の巨砲をこちらに向けていた。
当然、その砲身からは弾丸が発射される。

閃光、爆音、紫煙。
一瞬の出来事だった。
互いの攻撃は衝突し、大量の爆激の光と音をばら撒いた後、土煙へと変貌した。
土煙は、三人のいた広間全体を包み込む。

必然、互いの姿が見えなくなる。
だが、それはアサシンにとって好機だった。
アサシンの固有能力は気配遮断。攻撃せず、視認さえされなければある程度隠れることが可能。
ランクDでは、この程度の距離では存在の有無くらいは知らせてしまうが、細かい位置取りまではつかめない。
それを利用しないてはない。
129 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/13(土) 23:53:26.86 ID:rc9rwY2P0
あー、やっぱり駄目でした
というか、まさか書いてたのを消してしまうとは、なんたる愚かしさか…!
しかも最後の行、「利用しないてはない」
じゃなくて「利用しない手はない」だろ、これじゃ緊張感的な何かが損なわれる…気がする

というわけで、眠気とモチベダウンと自身の愚かしさゆえに今日はここまでとします
これ以上やっても墓穴のような気しかしませんので、あしからず


あと、今日に戯れにwikiサーフィンしてたら、BRSって他にも形態あったんですね
BRSB(ブラックロックシュータービースト)と
IBRS(インセイン・ブラックロックシューター)

これらを宝具にしてればもっとマシになってたかもしれませんね
というか多分それで作りますが、もう本編に出てしまってるものは変更はする気はありません
これまでの流れに大きな矛盾が生まれるからです

え?もう矛盾だらけ?
…それでも、傷口を広げないためにもそういう処置でいこうとは思いますが
もしも希望があれば、差し替えるのも吝かではありません

とまぁ、くだらない戯言を書きつつ、今日は終就寝します
お休みなさい
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/14(日) 00:00:07.58 ID:pBeMLrako
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/04/14(日) 07:40:54.14 ID:wAEs7Lbi0
安価ではシノンが選ばれてるんじゃないの?
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/14(日) 10:35:13.89 ID:zpYod65qo
>>131
122のコンマ下一桁は7です。
133 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/14(日) 21:13:40.33 ID:MqfDYo1i0
ウザイジられ系坊さんキャラのガトーさんのカッコよさを垣間見た今日この頃、ひっそり投下します
ユリウスさんカッコヨス

前回言っていた、BRSの変更版を前スレに載せておきましたので、お暇があれば見ていってください

>>131
焦ってレス見直しました…
わかっているとは思いますが一応
【安価】となっているものは、レスで言われたものですが
【コンマ】となっているものは、そのレスのコンマ桁を指定数分で判定します


さて、ではダラダラ始めます
134 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/14(日) 22:01:43.83 ID:MqfDYo1i0
煙幕が濛々と立ち込める中、私は敵陣営の上空へと飛ぶ。
位置は把握している、敵は侵入してから動いていないから当然のことだが。

だが、今から攻撃しても避けられてしまっては意味がない。
だから、ギリギリまで自分を相手に引き付ける。
…ここだ、というタイミングで私は左腕を振るう。
正しくはそこにある盾を、中のものを取り出しつつ振るう。
それは―――

「タンクローリーだっ!」

思わず叫ぶが、今更敵が反応しても遅いだろう。
サーヴァントだけならいざ知らず、マスターも一緒では迅速に対応はできまい。
更に、これほど巨大な面積と質量なら、流石のサーヴァントも無傷ではいられないはずだ。
しかも、タンクローリーは中に重りを入れて重量を増してある。
チェックメイトだ、大人しく圧し潰されるといい―――。

「っ!」

ここからでは見えないが、どうやら敵がその巨砲の右腕を構えたようだ。
やはり撃ち壊す算段なのだろうが、それでは結局爆散した破片が敵マスターを傷つけることになる。
足手まといを抱えたサーヴァントなら、いくらでもやりようはある。
よって、それも十分にこちらの優位を運んでくれることとなる。
さあ―――どうする。

「…!」

もうタンクローリーは敵サーヴァントに肉薄せんとしている。
―――結局、撃ちはしなかったか。
ならば、そのままミンチとなれ―――。

不自然に、タンクローリーが空中でその落下運動を停止する。
一瞬呆気にとられ、すぐに理解する。
まさか、受け止めたというのか。

「そんな、どれだけの重量だと思って…!サーヴァントでも支えきれないほどなのに…」

「うぅ…!く、ぅぅぁああ…!」

敵の苦痛に耐えるか細い声が辛うじて聞こえる。
やはり、効果はあったか。
なら、このまま畳み掛けるだけだ。
135 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/14(日) 23:00:35.91 ID:MqfDYo1i0
素早く床に降りて、敵へ追撃するため、そちらに向き直る。
すると、そこにはタンクローリーの影から抜け出していたマスター…エギルが立ち塞がっていた。

「何、サーヴァントと戦う気?…無謀ね」

「へっ、そいつぁ…どうかな!」

一瞬にして接近してくるエギル。
その速度に一瞬面食らう。
が、それだけだ。
所詮人間ではその域に達してもサーヴァントには敵わない。
対人戦闘は苦手でも、人間相手に負けるほど、落ちぶれてはいない―――。

「づぁ!」

『人間にしては』とてつもなく速い拳が、私へ真っ直ぐ放たれる。
だが、それを難なく回避しながら、盾から拳銃を取り出しエギルへ突きつける。

「…ははっ、やっぱ無謀だったんかね?」

「そのようね」

このまま引き金を引―――

突如、轟音と地響きが私を襲う。
なにかと思い回りを見ると、敵サーヴァントがあのタンクロリーを、重量に任せ床に半ば投げたところだったらしい。
くっ、この大男は誘導、いや時間稼ぎだったか。失態だ。
拳銃を仕舞い、二階への階段を飛び越える。
とにかく、優位に立てる位置を取らなければ。
だが、流石に今度は見逃してはもらえなかった。
敵のサーヴァントが追ってきたのである。

実に当然な相手の行動だ。
ここで私を好きにする方がどうかしているに決まっている。
その予想された敵の動き―――

いや、ここまでほぼ予想通りの過程、結果に備えたトラップを発動させる。
136 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/14(日) 23:49:11.11 ID:MqfDYo1i0
まぁ、予想といっても相手を二階へ上がらせるように仕向ければいいのでそれほど大仰なものでもないが。
簡単な話だ、二階への移動経路は階段しかない。
まぁ、サーヴァントなら二階の通路へ飛ぶこともできるが、自分が階段を使用することで誘導も可能だ。
また、自分自身が階段付近にいることでも階段を使わせるよう仕向けられる。

そうして、階段へ仕込んだ地雷で敵に致命的ダメージを負わせる。
場所が場所なだけに多くの地雷は使えなかったが、まぁダメージを与えるには十分すぎるほどの数は用意してある。
先ほどは失敗したが、今度こそ成功させて見せる…!

敵サーヴァントは何も疑わないままにこちらへ走ってくる。
そして―――

爆炎と爆音が同時に発生する。

それは敵を飲み込み、その黒き全貌を更に酷く焦がしつくした。
137 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/14(日) 23:52:31.39 ID:MqfDYo1i0
そして私に限界が訪れた
というわけでご就寝タイムとなります
いやー、戦闘シーンの構想はしているんですけど
どうも文章にすると長くなったり話が逸れてそれ以降考えていた部分がポシャるとかあるんですよね
中々話が進まず皆さんも辟易していることでしょう
私もです

そんな無計画な告白をしつつ
お休みなさい
もしも、見てくれていた人がいたら、ありがとうございます
138 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/15(月) 21:32:31.05 ID:CUtiHTOn0
平日は中々更新ができないです
夜更かしすると日常生活に支障が出ますし
というか単につらいんですよね、眠気って

そんなわけで、平日は(戦闘パートに限り)一日1〜2レスばかり投下していこうと思います
さすがにそれだけでageるのもどうかと思うので、平日はsage更新でひっそりちまちまやっていきます

CCCの女は、というかキャラ全般基本はずれなしですね
だがシンジ、てめーはだめだ
ついでにキアラもそんなに好きじゃないな
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/04/15(月) 22:11:33.40 ID:R91D6JO60
>>138

慎二だってCCC では…………
140 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/04/15(月) 22:11:51.96 ID:CUtiHTOn0

「クロ!」

敵マスター、エギルの声が微かに響く。
それは、たった今爆発の最中にいる自身のサーヴァントにあてたものだということは明白だが―――。
呼び名が『クロ』、真名ではないだろうし、イレギュラークラスだとしてもこんなクラス名はないだろう…多分。
だとしたら、渾名になるのだろうか。それなら敵の真名の手がかりになるが、あまり意味はない。
英霊とは違い架空存在の私たちでは相互の情報はないに等しい。
手がかりはあってもそこから真名に至るなど不可能だ。
だからそのことについては捨て置く。

今は、目の前の状況を確認し、次の一手を見定めねばならない。
クロと呼ばれた敵サーヴァントは、地雷の海に飛び込み、その身を焦がした。
それで、戦闘不能とまではいかずとも、ある程度のダメージは与えられることは先にも言ったことだが。
やはり、敵の耐久値に依存するためそこまで期待はしていない。
敵を見る限りは、軽装もいいところなのでそれほど高くはないだろうが―――さて。

数十秒後敵サーヴァント、クロの姿が浮き彫りになる。
が…その様子に、一種の恐怖も覚える。
肌が露出している部分は火傷の痕があるが―――見たところ、それほどダメージを受けていないように思える。
いや、ただ気合で誤魔化しているかもしれない…が、そんな観測的希望は抱かないほうがいい。
そんなことで、足元を掬われるわけにはいかない。

敵が、右腕を構えゆっくりと歩み寄ってくる。
そこで気づく。
どうやら、足には甚大な損傷があるようだ。
ならば、一箇所で戦うよりも、様々な場所に移動しながらのほうが優位に立てる。
私は敵を見ながらできる限り素早く後ずさりし、一番近くの扉まで向かおうとする。
と、その動きを見せた数秒後、クロが右腕に構える大砲を撃ってきた。
だが、それを警戒していた私は横へ回避する。
その程度なら、大した脅威ではない―――と。
そこで、クロが不可解な行動に出た。
辺り四方八方へとまるで錯乱したがごとく、出鱈目に発砲し始めたのだ。
その謎の行為に首を傾げつつ、こちらに銃砲が向かないか警戒する。
だがやがて、十数発も撃つとクロは止まった。
結局何がしたかったのだろうと思ったところで―――気づく。
まさか、と思い周りを見回す。
具体的には、周囲にあるいくつかの扉を。

―――全て、入り口が塞がれていた。
141 :ドM紳士<>>139まだクリアしてませんが、今とりあえずシンジがウザいところです ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/04/15(月) 22:26:38.22 ID:CUtiHTOn0
くそ、退路を防がれた。
素早く状況を確認。
ここは2階通路、階段は爆破して破壊。1階にはエギルがいる。
2階の扉、というよりかは出入り口は全て塞がれ、目の前には敵サーヴァント、クロ。
1階から他の部屋に行ければいいが、エギルに邪魔され、その隙に撃たれたらお終いだ。
敵は、地雷で足を損傷し恐らく走れないだろう。
とはいえ、それ以外は通常通り戦闘が可能らしい。
地雷でもあれくらいしかダメージが通らなかった耐久値だ、自分の攻撃がどれほど通用するか…
魔力は残り少なく、せいぜい時間停止1回と宝具を魔力消費最小限に抑えて使用して、ちょうどなくなるくらいだろう。

さあ、この状況でどう敵を打破するか。
一対一では使える武器もそう多くない。
バズーカなど構える前に撃たれるのがオチだ。
せいぜい拳銃と手榴弾、閃光弾、自家製の爆弾。
あとは…なにかあったか、確認したいところだが流石にそんな悠長なことはできないだろう。
本当に―――どうしたものか。
142 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/04/18(木) 21:42:28.08 ID:KrroEvck0
本来なら昨日、一昨日来れなかった分を今日埋めるのが当然なのですが

実は私、体調を崩してしまいまして
今は大分よくなりましたが、二日分学校を休んだこともあり、課題等を片付ける必要があります

ですので、今日の投下は急遽取りやめとさせて頂けると、非常に助かります

ご了承の程、よろしくお願いします
143 :ドM紳士<ここ三日間は真にすいませんでした。投下します ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/04/19(金) 21:12:48.48 ID:F3v5qDW30
武器としては心許ない拳銃を構え、敵と対峙する。
この程度の武器は通用しないことは既に証明済みだ。
ただの見せ掛け、ポーズに過ぎないことはおそらく敵も理解していることだろう。
だが、他に術はないのだ。
爆弾など露骨に取り出しても警戒されるだけ。
ならば拳銃で応戦し、隙を見て爆弾を食らわせれば―――。

駄目だ。
わかる。私に直感スキルはないが、それでもわかる。
その程度の小細工如き、通用しない。
そもそも隙ができるまで私が生き延びられないだろう。
敵は別に―――こう言うと失礼なのだろうが―――強大なわけでも、厄介な相手でもない。
むしろその戦闘方法、思考論理は実に単純で、白兵戦を主にする者達ならむしろ弱者と切って捨てる程度にもなり得るだろう。
まぁ、それは私も同じなのだが―――いや、だからこそ、本来の実力が拮抗している相手だから、私は負けるだろう。
獲物の違いも大きいし、何より消耗の度合いが段違いだった。
敵の足を奪ってはいるが、所詮それだけだ。
私にはそれを的確につく攻撃手段がそもそも存在しない。
というか、魔力の量が大本からの要因だ。
時間停止も極力抑え、宝具を使えば瀕死。
言ってしまえばHP1、回復手段なしで魔王を相手にする勇者のようなものだ。
いや、それよりはマシだ。って何を言っているのか、自分は。

とにかく、そんな絶望的な状況なのだと理解して欲しい。




―――そんな心情が、顔に出ていたのだろうか。
144 :ドM紳士<イタリア語は翻訳頼りなので正確さとか微塵もないです ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/04/19(金) 21:46:12.64 ID:F3v5qDW30
ふと、聞こえない言葉が聞こえてきた。
それは、音ではない『なにか』。その『なにか』を私は知っている。

―――それはマスターとサーヴァントを繋ぐ一つの枷。
あるいは契の証。
あるいは絆の形。

つまり、令呪の絶対命令―――

耳ではなく、魂へ響く反抗不可の強制文《コマンド》。
その内容は簡潔に伝えられた。

「全力の宝具を用いて、目の前の敵を排除せよ」

それは―――駄目だろう。
一瞬拍子抜けすらする、そのどこか矛盾を孕む命令。

魔力はもう3割を切っている。
この状態で、あの魔力消費の激しい宝具を使えばどうなるかなど―――想像が容易どころの話ではない。
正常者ならば理解して然るべきで、ならばこんな命令など下すはずもない、のに―――!

何故、という理由を考える時間はなかった。
口は詠唱を紡ぎ、目は敵を見据え、体は硬直し動かなかった。


  侵食する黒き翼
「Nero ala di erosione―――!」


詠唱といっても、魔力が足りないので長くしても効果は増大しない。
よって、最も簡潔なものにし、速さだけを求めたスタイルにする。
そうすることで令呪の命令の意に沿った、『全力の宝具』となる。

形も色も言葉にはならない、ただ禍々しい、混濁したという言葉自体が具現化したような、翼に近い何かがあふれ出す。
これが、私の宝具だ。
敵―――クロは、呆気にとられている。
あるいは、諦めているのかもしれない。
規模としては、この城の半分は優に飲み込むほどだ。
逃げ切れる道理もない。
まぁ―――サーヴァントには道理を捻じ曲げる奇跡が与えられているが、どうやらそれもないようだ。

魔力が枯渇していく過程が、よくわかる。
もう、十分も保たない。今更宝具を収めても、それは変わらないだろう。
だったら、せめて。
この、わが主に害なす敵くらいは、と。
柄にもないことを考えながら。

焔となっていく自分の体を、惜しみもせずに振るい、燃やし尽くそうではないか―――。
145 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/19(金) 22:13:26.85 ID:F3v5qDW30
結果は、当然だった。
敵と城の大半は私の宝具に飲み込まれ、跡形もなく消えた。
私自身も、もう2割は体が消えてきている。

膝を付き、呆然としていたところに、人影が前に現れる。
私のマスター、リーファ。
その顔は、どこか清清しさを湛えながら、物悲しさを物語っていた。

「アサシン…」

「…一つだけ聞かせて」

「令呪でしょ?わかってる」

私の問いを予め予測していたリーファは、着々と言葉を紡ぐ。

「…私って、そんなにこのゲーム、聖杯戦争に勝ちたい、なんて思ってなかったんだ」

「こんなこと言うのもどうかと思うけどね」

「それで、今日は私のせいで、勝ち目のない勝負をさせてしまった」

「…そうね、否定はしないわ」

つい口をはさんでしまった。
こういうことが言いたかったのではないのだけど。

「あはは…それで、さ。アサシンが必死に、必死にがんばってるの見てて…でも、その目にはどこか辛いって訴えているような光が見えて…」

「だから、楽にしてあげようって。私はいいんだって。あなたはもう休んでいいんだよって、言いたくて」

「…そう、なの」

確かに、いつか私は、怒涛の日々を送っていた。
一時も休まずに、友を助けようとした。
いつまでも友を忘れまいと、邁進していた。
いつしか、休むということを、私は忘れたのかもしれない。

「ねぇ、アサシン。やっぱり、迷惑だったかな?あんな状況でも、貴女は一人で頑張れた?」

「…そうね、私は―――」

どうだっただろう。
いつか独りだった私は、他人に頼ることを一時あきらめた私は。
それでも―――

「―――貴女に、感謝しているわ」

―――そう、ただ、楽になりたいと。
そういう気持ちも私にはあったのだと。
楽になってもいいのだと。
そう言ってくれる人が、欲しかったのかもしれない。

「ありがとうリーファ…さよなら」

こういう時、なにか気の利いたことはいえないものかと、少々本気で悩む。

だが、まぁ―――

「―――うん」

その返事と、涙を堪えた笑顔に。
少しは、救われたかもしれないから。
今は、これで―――。


【アサシン:DEAD】
【アンドロイド:DEAD】
146 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/19(金) 22:17:44.41 ID:F3v5qDW30
なんか全くわけのわからなくなりそうな文を書いていた
これは酷い

まぁでも、これである程度一段落ですね
アサシンVSアンドロイドも終わり
CCCのセイバールートも終わり
週末なので今週の学校も終わり

いやー、休みますよー
…まぁ、明日投下しますがね

明日21時から、一週間ぶりですか、の昼パート、安価進行を開始します
では、なんかすごい駄文をお送りしつつ
今日はここまで
ありがとうございました
147 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/20(土) 21:09:46.61 ID:CcHMowmU0
CCCをやる度に眼球が痛くなります今日この頃、投下します

アーチャーかっこいいです
CCCでB,Gの攻撃にもコンボ別のアクションが加えられたのはいいですね、本当に

では安価
人がいればいいのですが…


【安価】>>149
誰の視点で物語を進めるか決定してください
1.キリト
2.アスナ
3.シノン
4.リーファ
5.クライン
6.シリカ
7.リズベット
8.エギル
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/20(土) 21:12:17.59 ID:U/iVB0C30
ksk
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/20(土) 21:14:53.58 ID:XPR1pUwAO
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/04/20(土) 21:36:46.22 ID:Y6BbikTa0
3

てか、敗退者の視点になったらどうなんの?
151 :ドM紳士<4、8を選択肢から抜き忘れました ◆mnjbuYi9uM :2013/04/20(土) 21:41:25.00 ID:CcHMowmU0
アスナ「もう回復はできた?ランサー」

ランサー「うん…ごめんね、僕を助けるために令呪を二画も使わせちゃって」

アスナ「いいのよ。どうせ使うことなんてほとんどないでしょうから」

凛「ったく、なんだって一日中ランサーの看病なんかしなくちゃいけなかったのよ」

アスナ「ごめんね凛。私は、“はぐれサーヴァントを求める敗北者"を演じなきゃいけなかったから」

ランサー「いや〜、それにしてもよく咄嗟にあんなことできたよね」

凛「ホント、瀕死の攻撃を受けたと同時に令呪の瞬間移動で拠点へと隔離した後に、重ねて延命にも令呪使うなんて中々思いつくものじゃないわよ」

アスナ「いや、前に似たような出来事があったから、それを真似ただけで完全オリジナルじゃないんだけどね」

凛「それでも瞬時にそんなことやってのけるあんたって、知将どころじゃないわね。ともすれば悪魔よ、悪魔」

アスナ「凛には言われたくないな」

凛「褒めてんのよ」

ランサー「ま、一日使っちゃったけど、今はもう全快だからね」

アスナ「でも、なんでこんなに時間がかかっちゃったの?普通なら日を跨げばサーヴァントの傷とかは回復してたでしょ?」

凛「そりゃ令呪使ったからよ。GAME OVERの運命を捻じ曲げたから、そのペナルティってところかしらね」

アスナ「ふーん、そういうものなんだ」

ランサー「それじゃさっそく」

荒耶「まぁ待て」

ランサー「どわっ!?」

アスナ「驚かせないでくださいよ荒耶さん…」

荒耶「そういうな、大層な手品を見せてもらったからな。見物料を払ってやろうと思ったまでだ」

凛「へぇ、陰険なあなたにしては殊勝な心掛けね。いくら?ねぇいくら?」

荒耶「…金ではない」

凛「ちぇっ」

アスナ「あからさまに拗ねない。でも、だったら何を…?」

荒耶「せっかく死を偽装したのだ。ならランサーが見つかっては元も子もあるまい。気配遮断スキルに相当する結界をくれてやろう」

アスナ「本当ですか!?実はそれが一番のネックだったんですよ」

荒耶「ただし、即席で作ったものだからな。強度は期待するな。サーヴァントのただの一撃でも食らえば破壊されよう」

アスナ「それで十分です。ありがとうございます」

ランサー「んぅ…なんか変な感じがするや」

荒耶「直ぐに慣れよう」

アスナ「さて、棚から牡丹餅が手に入ったことだし、なにをしようかな」

【安価】>>153
なにをしますか?
1.魔術の鍛錬
2.町を探索
3.他マスターの情報収集
4.休憩(1回毎に魔翌力3割回復)
5.商店街で買い物
6.バイト
7.適当に暇つぶし(小ネタ、コレを行うと夜パートに即移行します)
8.その他行動明記

152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/20(土) 21:44:16.28 ID:XPR1pUwAO
ksk、安価踏んじゃったら↓
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/20(土) 21:44:49.54 ID:856FVyqMo
154 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/20(土) 22:04:22.47 ID:CcHMowmU0
すいません

アスナのとこに凛いません
ついついお嬢様だから、間違えてしまいました

くそぅ…今世紀最高の失敗だよ…
もうなんなんだよ、畜生…

というわけで、やり直し
155 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/20(土) 22:12:41.99 ID:CcHMowmU0
アスナ「もう回復はできた?ランサー」

ランサー「うん…ごめんね、僕を助けるために令呪を二画も使わせちゃって」

アスナ「いいのよ。どうせ使うことなんてほとんどないでしょうから」

葛木「…もう大丈夫のようだな」

アスナ「ごめんなさい、葛木さん。私は、“はぐれサーヴァントを求める敗北者"を演じなきゃいけなかったので」

葛木「かまわん、昨日が休日だったのが幸いしたな」

ランサー「いや〜、それにしてもよく咄嗟にあんなことできたよね」

葛木「ふむ…瀕死の攻撃を受けたと同時に令呪の瞬間移動で拠点へと隔離した後に、重ねて延命にも令呪使うなど即座の判断にしてはまるで出来過ぎだな」

アスナ「いや、前に似たような出来事があったので、それを真似ただけで完全オリジナルじゃないんですけど」

ランサー「ま、一日使っちゃったけど、今はもう全快だからね」

アスナ「でも、なんでこんなに時間がかかっちゃったの?普通なら日を跨げばサーヴァントの傷とかは回復してたでしょ?」

葛木「それは令呪を使ったからだな。敗北の運命を捻じ曲げたのだから、そのペナルティを課せられたのだろう」

アスナ「ふーん、そういうものなんですか」

葛木「では、私はこれで失礼する。私も人並みに忙しいのでね」

アスナ「あ、はい。いってらっしゃい」

ランサー「それじゃさっそく」

荒耶「まぁ待て」

ランサー「どわっ!?」

アスナ「驚かせないでくださいよ荒耶さん…」

荒耶「そういうな、大層な手品を見せてもらったからな。見物料を払ってやろうと思ったまでだ」

アスナ「何を…?」

荒耶「せっかく死を偽装したのだ。ならランサーが見つかっては元も子もあるまい。気配遮断スキルに相当する結界をくれてやろう」

アスナ「本当ですか!?実はそれが一番のネックだったんですよ」

荒耶「ただし、即席で作ったものだからな。強度は期待するな。サーヴァントのただの一撃でも食らえば破壊されよう」

アスナ「それで十分です。ありがとうございます」

ランサー「んぅ…なんか変な感じがするや」

荒耶「直ぐに慣れよう」

アスナ「さて、棚から牡丹餅が手に入ったことだし、なにをしようかな」
156 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/20(土) 22:27:58.68 ID:CcHMowmU0
アスナ「それじゃ、荒耶さん」

荒耶「ん?」

アスナ「結界を強化したいんですけど、いいですか?」

荒耶「ああ、構わん。私はしがないNPC…拒否権など持ち得ないし、必要ない」

アスナ「それじゃ行ってくるから、ランサー」

ランサー「わかった。それじゃあね、アスナ」

アスナ「うん」

ランサー「うーん、暇だな。なにしようかなぁ」

【安価】>>158
ランサーが暇を持て余しています
暇つぶしに、なにをしますか?
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/20(土) 22:28:49.83 ID:856FVyqMo
槍の稽古
158 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/20(土) 22:52:33.91 ID:CcHMowmU0
頭痛がしてきたので寝ます

安価はいつも通り下の人がとってくれると助かります

明日も、21時から投下します
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/20(土) 23:47:20.65 ID:s+MQsf1Zo
紋章術の鍛錬
160 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/21(日) 22:06:51.80 ID:LaRN38PV0
すいません
さっきまで書いてたのですが、急にフリーズして書いてたの飛びました

今から1レス+安価だけして寝ますね

いやぁ…まったく面目ないというかなんというか
本当にすいません
161 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/21(日) 22:30:52.38 ID:LaRN38PV0
ランサー「んー、そういえばセイバーには紋章砲効かなかったんだっけ」

ランサー「白兵戦だったら互角だったし、こういうところで差をつけれるときにつけるべきだよね」

ランサー「やりすぎると魔力大きく使うけど、土壇場に宝具よりはいいと思う…多分」

ランサー「うん、そうだよね。それじゃあ、どうやったらセイバーに紋章砲が通用するかだけど…」

ランサー「…どうしようかな。輝力武装だったらいけるかな」

ランサー「でも、あっちの方が魔力大きく使うし、結局筋力で押されたら意味ないしなぁ…」

ランサー「それにセイバーは対魔力低いから、やっぱり紋章砲の方が効果的だろうし」

ランサー「うーん、それだとやっぱりどうやって当てるかが問題になるのか…」

ランサー「どうすれば…」

ランサー「………そういえば、ドラゴンボールで悟空がかめはめ波を、こう、曲げたりしてたなぁ」

ランサー「あれ真似できないかな?」

ランサー「ちょっとやってみよう」

ランサー「できるだけ威力を弱くして…はっ!」

ランサー「…駄目だ。真っ直ぐいっちゃった」

ランサー「どうすればいいのかなぁ」

ランサー「今度はもっと…こう!」

ランサー「…はぁ、無理なのかなぁ」

ランサー「そう数も撃てないし…まぁやるだけやってみよう」


【コンマ:下一桁】>>162
この修行は成功しましたか?
1,3,5,7,9→成功
2,4,6,8,0→失敗
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/21(日) 22:32:21.75 ID:NRTi8OORo
それっ
163 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/21(日) 22:43:01.48 ID:LaRN38PV0
ランサー「お?おお?」

ランサー「おお!できた!すごい!」

ランサー「まさか成功するなんてなぁ…」

ランサー「そうだ!こうやって…かーめーはーめー、波!」

ランサー「おお!それっぽい!」

ランサー「なんで今までやんなかったんだろう!これ楽しい!」

ランサー「もうちょっとやってよう」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


アスナ「私も鬼じゃないわ。弁明くらいは聞いてあげる」

ランサー「うう…遊びすぎました…」

アスナ「ただ遊ぶなら問題はないのよ…けど、いくらなんでも魔力使いすぎ!馬鹿なの!?」

ランサー「でも、紋章砲が操れるようになったのはいいでしょ?」

アスナ「それに使った魔力消費が全然見合ってないわよ!」

ランサー「…すいません、二度としません」

アスナ「まったく、あと1時間は正座ね」

ランサー「そんなあ…」

アスナ「ちゃんと反省しなさい」


結界魔術+1(15、三重結界に)
紋章砲がある程度操れるように
魔力-2割(8割)
164 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/21(日) 22:45:53.46 ID:LaRN38PV0
今日は安価して寝ます
これからは1日数レスというスタンスになっていきそうです
それでは

【安価】>>166
なにをしますか?
1.魔術の鍛錬
2.町を探索
3.他マスターの情報収集
4.休憩(1回毎に魔翌力3割回復)
5.商店街で買い物
6.バイト
7.適当に暇つぶし(小ネタ、コレを行うと夜パートに即移行します)
8.その他行動明記

165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/04/21(日) 23:03:44.59 ID:9dytZ2r+0
3
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/21(日) 23:39:01.59 ID:X8PVWqS30
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/21(日) 23:48:30.16 ID:h67h587xo
各陣営の行動記録は復活しないんですか。
168 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/22(月) 21:28:19.27 ID:nTZfu7MQ0
>>167
いやぁ、前に記述した問題が未だ解決できておらず、手付かずです
自分としても、手早く済ませたいのですが、中々…意欲的にも

まぁ全部>>1の怠慢なんですがね
やっぱりあった方がいいですか?
なら、速めに改善するよう検討します

169 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/22(月) 21:48:22.73 ID:nTZfu7MQ0
ランサー「…まだぁ…?」

アスナ「あと10秒」

ランサー「うぅ…く…」

アスナ「………はい、足崩していいよ」

ランサー「ふぁああ、あ、足がすごい痺れてるよ」

アスナ「それじゃ、聞き込み行くわよ」

ランサー「ちょ、ちょっと待ってよ。足が…」

アスナ「ん?」

ランサー「…すぐ行きます」

アスナ「よろしい」

ランサー「…オニ、アクマ、キチク」

アスナ「何か言った?」

ランサー「いえ!このランサー、神に誓ってなにも口にしておりません!」

アスナ「そう、ならいいわ」

ランサー「…ふぅ」

アスナ「あ、言っておくけど」

ランサー「ま、まだ何か…?」

アスナ「外では話しかけないでね」

ランサー「え?何で?」

アスナ「あなたは少なくともキリト君には脱落者ってことになってるんだから、私がサーヴァントと話してる姿を見られたら意味ないでしょ」

ランサー「あぁ、そっか。わかったよ」


〜SSO 商店街〜


アスナ「さて…案外ここ広いのよね…」

アスナ「その分誰かと会うことも少ないからいいんだけど」

アスナ「それじゃ、パッパと終わらせますか」

【コンマ:下一桁】>>171
聞き出した情報の結果を決めます
1,2,3,4→収穫なし
5,6,7→一マスターの拠点情報(次レスコンマ判定)
8,9,0→サーヴァントの情報公開(次レスコンマ判定)

170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/22(月) 21:49:08.15 ID:03FOA77Go
えいっ
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/22(月) 21:59:35.38 ID:PXZmc+B00
はあ…
172 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/22(月) 22:08:16.10 ID:nTZfu7MQ0
>>171
なななにかまずいことでもしましたでしょうか


続いてコンマ判定

【コンマ:下二桁】>>175
誰の情報ですか?
下一桁
1,2,3→アーチャー
4,5→ライダー
6,7,8→ バーサーカー
9,0→キャスター


また、どの程度の情報ですか?
下二桁
1,2,3,4:ステータスとクラスのみ
5,6,7:↑+スキル
8,9:↑+宝具
0:全情報開示

173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/22(月) 22:09:34.27 ID:03FOA77Go
うりゃ
174 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/22(月) 22:33:11.85 ID:nTZfu7MQ0
もう寝ますは

コンマは下でお願いします

ではまた明日に
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/23(火) 00:56:57.06 ID:cLZncVOfo
ほい
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/04/23(火) 23:33:02.99 ID:mhM56OwH0
どんどん展開が遅くなってる気が………
177 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/04/24(水) 18:20:57.18 ID:/1cvr9Ai0
>>176
すいませんすいません
それもこれも>>1が遅くまで起きていられえないせいでして
昨日も投下しなきゃ投下しなきゃと思っていたら意識がブラックアウトしていつの間にか朝になっている始末
私も学生の身ですので、中々忙しい…という言い訳まではしませんが
どうかご容赦ください
178 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/24(水) 21:20:56.58 ID:/1cvr9Ai0
最近時間がなく、CCCもプレイできず悶々としている今日この頃、投下します

展開が遅いことについては、本島に申し訳なく思っております
それについては上で謝辞を述べさせて頂いているので省略

今後も尽力はしていきたいと思っています

では、安価から

【安価】>>180
なにをしますか?
1.魔術の鍛錬
2.町を探索
3.他マスターの情報収集
4.休憩(1回毎に魔翌力3割回復)
5.商店街で買い物
6.バイト
7.適当に暇つぶし(小ネタ、コレを行うと夜パートに即移行します)
8.その他行動明記
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/24(水) 21:22:47.51 ID:jIsHLjR2o
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/24(水) 21:29:43.69 ID:ZTmXcF1C0
181 :ドM紳士<一人だと長くしゃべらせられないのが… ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/24(水) 21:41:35.81 ID:/1cvr9Ai0
アスナ「キャスターについての情報が手に入ったわ」

アスナ「商店街の情報網も馬鹿に出来ないのね」

アスナ「それじゃこのままこの足で町を探索しましょう」

アスナ「ついでに、ランサーの敗北がどれだけ広まってるかも知りたいし」

アスナ「噂とかになってれば万々歳だけど、多分そこまで広まってはいないでしょうね」

アスナ「そもそも確定していない情報がNPC達の中で噂になるのかっていう疑問もあるけど」

アスナ「流石に私が噂の発信者になるわけにはいかないしなぁ、怪しまれるだろうし」

アスナ「とりあえず、少し歩きましょう」

【コンマ:下一桁】>>183
誰かと出会いましたか?
0,1,2:会わなかった
3:キリト
4:シノン
5:リーファ
6:クライン
7:シリカ
8:リズベット
9:エギル

182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/24(水) 21:43:17.40 ID:jIsHLjR2o
それっ
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/24(水) 21:49:48.41 ID:2LdYo/wAO
そろそろクラインに出番を←
184 :ドM紳士<そういえばここ数週間くらいクライン見てませんね ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/24(水) 22:12:16.38 ID:/1cvr9Ai0
アスナ「…駄目ね、全然人に会わない」

アスナ「NPCもいないなんて…変な道入っちゃったかな」

アスナ「とりあえず地形は頭に入れておこう…どこかで地図とか手に入んないのかな」

アスナ「後で聞いてみるのもいいかもね」

アスナ「…うーん、一人だと話し相手もいないから退屈ね」

アスナ「何か気でも紛らわせるもの…」

アスナ「……あっ、手ごろな石」

アスナ「…えい」

アスナ「あっ、ちょっと楽しいかも。蹴りながら帰ろう」

アスナ「えい!…あ、脇に逸れちゃった」

アスナ「真っ直ぐ蹴らないと…やっ!」

アスナ「…今度は上手くいったわ」

アスナ「それっ!…とりゃ!…」

ランサー(マスターって独り言多いんだな)

ランサー(案外、寂しがりやだったり…あ、石が排水溝に落ちた)

アスナ「…」

ランサー(落ち込んでるなぁ、とはいえ僕は何も出来ないし…)

アスナ「…」

ランサー(…結局他の石は探さずに帰るんだ)

アスナ「…はぁ」
185 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/24(水) 22:18:35.95 ID:/1cvr9Ai0
一人だと本当に会話ネタに困りますね
石蹴りは密かに小学校の帰りの遊びの一つだったはず
なぜ帰り道の石ころはあれほど魅力的に見えるのか


さて、これで昼パート終了です
え?終わり方微妙?
そんなの今更…それに、>>1の技量ではこれが限界でした
追求は避けてもらいたいです

というわけで、明日から夜パートに入ります
それでは
186 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/26(金) 21:06:23.16 ID:gRiKhfL30
昨日はなにやらバグで来れなくなっておりましたが、今日は投下します

中々眠気がとれませんが、気合と根性でがんばります
187 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/26(金) 21:37:29.05 ID:gRiKhfL30
アスナ「さて、今日が一つの山場ね」

ランサー「それは僕のせい?」

アスナ「せいっていうか…まぁそんな感じね」

ランサー「つまり、今日は…」

アスナ「まぁ、ここに構えてた方が賢明ね」

荒耶「そうだな、むざむざと姿を見せる必要はない」

アスナ「荒耶さん…ようやくそのいきなりの登場に慣れてきました」

荒耶「そうか…」

ランサー「うぅ…やっと体も治ったのに、またお預けなのか…」

アスナ「…我慢して」

荒耶「己の力に絶対の自信を持っているなら…そんな真似もしなくていいがな」

ランサー「…!」

アスナ「そんな目でこっち見ないで」

アスナ「まったく…」


【安価】>>189
どうしますか?
1.今日は拠点で待機
2.ランサーの望みどおり、外へと敵を探しにいく
3.その他行動明記
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/04/26(金) 22:49:46.47 ID:qVkKzNru0
1
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/26(金) 23:05:37.67 ID:HOYuQvvgo
1
190 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/27(土) 21:13:17.38 ID:jMTWJugA0
CCCで隠しボス3人目に勝てなかった今日この頃、少し投下します

ここに書くことも最近あまりなく、物寂しい気もします
今日もせいぜい39度の熱が出た程度で、あとは本を買ったことくらいしか特筆することがありません

ま、そんなわけで今日はいつも以上に少なくなりますが、ご了承ください
191 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/27(土) 21:49:55.13 ID:jMTWJugA0
ランサー「…わかったよ、今日は我慢するよ」

アスナ「うん、よろしい。それじゃ、奥で待機してて」

ランサー「は〜い」

荒耶「女」

アスナ「…あの、できれば名前で呼んでくれませんか?」

荒耶「ふん、そんなことより、だ。お前がいない間に、多少の細工は施しておいた」

アスナ「ふむ、詳しく聞かせて下さい」

荒耶「この寺…柳洞寺と言ったか。ここの結界は『正門以外から侵入するとサーヴァントの能力が下がる』ものだ」

アスナ「はい」

荒耶「つまり、正門から入らせては意味がない。そこで別の結界を重ねて、正門を隠蔽しておいた」

アスナ「なるほど、よほどの幸運でない限り、ここへ侵入しようとすると能力低下が付加されると」

荒耶「だが、それでも不十分だ。今から、私とお前で新たに結界を構築する」

アスナ「そうですか…でも、どんな種類の結界を?」

荒耶「候補は複数ある。お前が選ぶといい」


【安価】>>193
どの結界を張りますか?
1.正門を通ると、外敵を自動で迎撃する結界
2.ランサーの魔力を増幅する結界
3.寺院内を、迷宮に変化させる結界
4.その他詳細明記

4の場合、不可能なもの(拠点に入ると問答無用で死ぬ等)は再安価でお願いします
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/27(土) 21:50:19.47 ID:plSISTfao
2
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/27(土) 22:20:03.95 ID:13mHU1AAO
ギルガメ使うとボス戦が楽勝すぎるよねww
4(正門から寺院に向かうと、いつの間にか正門に戻されるループ機構、何回目でループから脱するのか、また脱することができるのかはコンマ判定ででも)
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/04/28(日) 08:28:54.23 ID:ZBc/66qC0
3
195 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/28(日) 21:00:36.84 ID:VfyYbOPX0
宿題やろうと思ってたらもう夜になってしまっていた今日この頃、投下します

すみません、前回は寝オチしてしまいました
今回は出来るだけがんばります

>>193
まだセイバーしかクリアしてなくて、アーチャープレイ中です
リップ強すぎ…紅茶じゃどうしても火力不足が否めないですわ

あと、ループいいですね
そういう案を出してくれると、こちらも非常に助かります
>>1の貧弱なアイディアじゃ、面白いものが中々…
196 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/28(日) 21:39:48.27 ID:VfyYbOPX0
アスナ「そうですね…どうせなら、こう、もっと追い詰めるようなものがいいですね」

荒耶「ほう、代案があるのなら言ってみたまえ」

アスナ「えーっと、ありがちですけど、ずっと同じところをぐるぐる回るループとか…」

荒耶「ふむ…それならば可能だ。以前に似たようなものを作成したことがある。まぁ、規模や制度は以前のものの方が上等だったが」

アスナ「へぇ、そうなんですか」

荒耶「まぁ、それにも意味はなかった…いや、意味を持ちえたからこそ破壊されたのかもしれんが、今となっては詮無きことよ」

アスナ「はぁ…」

荒耶「む、今はこのような話をしている場合ではなかったか。では早速準備に取り掛かるとしよう」

アスナ「えっと、私はまだこの三重結界しか作れないんですけど、それでも手伝えるんですか?」

荒耶「無論だ。私が基盤《ベース》と機構《システム》を作り、それをお前が固定する。この作業に、お前が学んだ以上のものはない」

アスナ「あ、そうですか」

荒耶「では、作業に移る…そう身構えずともよい。大半は私が担当し、お前は支援に徹するのだから」

アスナ「え、あ、はい、頑張ります!」

荒耶「だが…敵が来たら中断しなければならない、時間との戦いだ」

【コンマ:下一桁】>>198>>199
結界作成の結果(ループ数)と、来訪者を決定します
>>198
1,2,3→5回
4,5,6→10回
7,8,9→20回
0→30回

>>199
1,2→セイバー
3,4→アーチャー
5,6→ライダー
7,8→バーサーカー
9→キャスター
0→式
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/28(日) 21:41:26.32 ID:bQvPi8oto
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/28(日) 21:43:41.68 ID:2nEVqQkAO
>>195
無理難題を押しつけちゃったのか心配でしたww
ギルガメは宝具使用で勝利確定なので、相手のHPを使用条件の3割以下まで減らす簡単な作業になりますよww
雑談はさておき投下待機
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/28(日) 22:36:00.40 ID:JZ8DKVZyo
200 :ドM紳士<眠いので寝ますは ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/28(日) 23:12:03.44 ID:VfyYbOPX0
荒耶「………むっ」

アスナ「な、なにか?」

荒耶「どうやら、来訪者のご到着のようだ…しかも、これは…」

荒耶「まさか、このような場所で再び相見えることになろうとはな…」

アスナ「えっと、知っている方なんですか?」

荒耶「ああ…ヤツの名は両儀式、根源への生きた道」

アスナ「こ、根源…?」

荒耶「知らぬか、まぁ無理もないだろう。ここでヤツについて多少のことは教えてやる」

荒耶「両儀式は、その双眸に直死の魔眼を有した者」

荒耶「その魔眼は、あらゆるモノの死を視、殺すことができる」

荒耶「その領域は生物には留まらず、無形、概念、霊の類にもその効果を発揮する…無論、結界にもな」

アスナ「え、じゃあ今まで作っていた結界は…」

荒耶「規模の所為で時間はかかるだろうが、そろそろ殺される頃合だろう」

アスナ「そんな…しかも、一撃で殺すなんて、チートなんてものじゃない…!」

荒耶「ふん、だがヤツとはもう一度、対峙せねばなるまい…今回は、私も出よう」

アスナ「は…?」

荒耶「なに、少々因縁のある相手でな…さて、アレを持ってくるとしよう」

アスナ「え、えっと…えええええ?」

201 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/29(月) 21:19:30.42 ID:/yxgT+oG0
CCCやってると、このSSの戦闘もエクストラ使用にしても面白そうだなぁと思う今日この頃、投下します

ただ、視点キャラの手を安価で決めても、その相手の手を>>1が考えてしまうと、いまいち信用がないなぁと
つまり、それだと>>1は後出しで出すことが可能なわけです
無論、事前に手を決めはしますが

また、コンマにするとただの運ゲーになってしまうので…
と、少々悩んでたりします
まぁ、しないという手も十二分にあるのですが
そういうことも考えてしまうのです

それに、エクストラ戦闘にすると、HP、MP、ステータス、ダメージ換算、スキル考案、マトリクス等やることも増えますし
それは時間をかければできるでしょうが
クリティカルは…それはコンマでいいですか
なにより、この案の利点は戦闘が>>1の独断ではなくなるということですね
なにせ、私情に走って中々敗北しても脱落しないという展開が続いたわけですし

というわけで、少しそういう案もあったんだなということの報告でした
万が一やるとしても、二週目からですかね…
202 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/29(月) 22:11:13.97 ID:/yxgT+oG0
私は傍らにランサーを置きながら、敵の来訪を待っていた。
本来ならばランサーと二人だったはずのこの場には、何故か荒耶宗蓮という名のNPCが佇んでいる。

…一応断っておくと、ランサーと二人きりである状態を好んでいるわけではない
ただ単に、現在の状況の違和感を伝えるための表現であり、他意はないことは理解してほしい。
私は浮気などしないのです。

ともかく、もうすぐ戦闘が開始されることは必至だろう。
その準備ももう既に完了しており、今はただ外敵を待ち構えているというわけである。
荒耶がどうして戦闘に参加したのかは知る由もないが、戦力が大いに越したことはないので僥倖と言えば僥倖なのかもしれない。
…裏切りがなければ、の話ではあるが。
今回はその可能性は考慮しなくていいだろうが。

考えてもみると、味方だったキャラが特定のキャラの登場で敵と化すなど、スタンドアロンRPGならいざ知らず、このようなゲームではそうそうないだろう。
…半ば希望的観測が混じっているのは認めるが。
荒耶宗蓮のあの結界は自分のそれの比ではない。
強度が段違いなのだ。そんな者を相手取るなど、ましてや一撃殺しの敵と手を組んで、だ。
まさに最強の矛と盾、というやつだ。宝具をだせば、まぁ、倒すことは出来るだろうが…
出来る限りその結果は避けていきたい。そういう意味での希望的観測だ。

…会話はない。
三人が三人緊張感に身を投じているからだ。
静寂が、この寺院、あるいはこの世界全てを包む。
木々のざわめきも、虫のさざめきも、なにもない。
まるでこの視界に写る全ては幻なのではないか―――そう錯覚しかねないほどの、無音。無声。

カツン。

そこに、ある種の光明、あるいは深淵へと誘う魔の呼び声なのかもしれないが―――音が、聞こえた。
それは、足音。
自分達の目の前の、正門の入り口の方からだ。
―――本来なら、それさえも困難なことのはずなのに、まるでその足音は、それが必定のように、歌う。
謳う。

カツン。

…やがて、音の肥大化と同時に、何者かの姿がゆっくりと、浮上する。
まず見えるのは短く、乱雑に切り揃えられた黒髪。それに俯いて詳細を見て取れない顔。
次は華奢な、着物の上に似つかわしくない赤い革のジャケットをかける肩口。
その次は、ほっそりとした胴と腕、そしてその手に握られたナイフ。
最後には、これもやはり線の細い、下駄を履いた脚。

カツ…

音が止む。

その、少年とも少女とも見分けの付かない人物は、顔をゆっくりと上げ―――

まるで夢見る少女のような、悦楽を前にしたサイコパスのような、歪に真っ直ぐな笑顔を向けた。

―――または、その笑顔は―――獲物を前にした肉食獣そのもので―――

動悸が速くなる。
視線が私の心臓を射抜く。
息遣いが荒くなる。
視線が私の真綿を締める。

…やっと理解した。
この人物は、存在が既に『死』なのだということを。
それは、生物の天敵―――いや、抗うことのできない絶対運命。
防ぐことも避けることも刃向かうことも逃げることもできない、人生の袋小路。
それが―――目の前で息を巻く恐怖。

もう、終わり―――
203 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/29(月) 23:18:39.13 ID:/yxgT+oG0

「飲まれるな。アレは必定だが、明瞭ではない。怖れるなど愚かなことだ」

右肩に、大きな手が置かれるのを感じた。
それだけで、固まった体が徐々に解されるような感覚が全身を満たす。

「マスターには僕がいるから、大丈夫大丈夫!」

ランサーが、左から励ましてくれる。
そのおかげで、恐怖に凍えていた心が融和される。

自分がどれだけ緊張し怯えていたのかがわかり、やや恥ずかしい。
だが、これで戦える。
そう安心した時

「おい」

目の前の人物が喋る。
その声だけで、体が震え始める。
が、どうにか平静を保つことには成功した。

「何でお前がここにいる、アラヤ」

「ふん、それも星回りというヤツだ」

「くだらないな。お前、またオレを使う気か?」

「もうそのような野望などない。今は単なるNPCだ」

「だったら、その寺の奥で丸まってろ。NPC如きがしゃしゃり出るな」

「悪いが、野望はなくとも因縁はあるのでな。この因縁が、私をここに留めている」

「ハッ、だったら、ここでもう一度、その因縁とやらと一緒に殺してやるよ」

「貴様があの時のままであるならば、サーヴァントがいるこちらの方が有利だが、それでも臆さず立ち向かうか」

「お前程度にビビるなんてありえないよ、アラヤ。お前はもう、ただの雑魚だ」

「言うな、両儀式。ならばその言の真偽、ここで解するとしよう」

…なにやら盛り上がってますけど、ついていけません。
と、少し溜息を付いた瞬間、空気が一気に張り詰める。
あまりにも強張って、呼吸が困難になる。

「じゃあいくぞ、せいぜい簡単に殺されるなよ」

何よりも純粋な殺気が、自分達を補足する。
―――その瞬間から、現在の死を回避する逃避の戦闘が、始まった。
204 :ドM紳士<今日は調子悪いのですぐにドロン、申し訳ない ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/04/30(火) 21:43:17.94 ID:CwRAuu3K0
いつの間にか。

本当に、何秒経ったか、一瞬だったかも判別できないほどに、いつの間に起こったのかわからなかった。

ただ、目の前にいた敵―――両儀式が、荒耶宗蓮の腕を切り落としたのだ。
小ぶりのナイフ一本で。
荒耶宗蓮の左腕を。
視認できない速度で。

あるいは、不注意だったのかもしれない。
まさか、一撃で敵を葬れる相手が、視ることさえ困難な素早さを持つなどありえない。
それでは、ゲームバランスが崩れてしまう。

もしくは、飲まれた―――恐怖のあまり、無意識に視界から外したがったのかもしれない。
それはもう、致命的だが―――そうでもない限り、説明がつかない。
目の前から、純粋な速度のみで人が消えるなど。

「……なんだ、本当に雑魚だったのか。お前。」

両儀式の声で我に返る。
荒耶には三重の結界、しかも自分のものよりも精巧で、頑強なものがあったはずだ。
それさえも、いとも簡単に破壊し―――いや、殺し、荒耶の屈強な左腕を切り落としたというのか。
ならば―――それが、自分なら。
それこそ豆腐を斬るように、、容易に切り裂かれてしまうのではないか。
きっとそうだろう。自分に、耐久面において荒耶に上回る要因など何一つない。

「だけどまぁ、しょうがないな。我慢するか」

「貴様…そうか、そういうことか」

「あぁ…オレは、対サーヴァント用の方だ。たかがNPCのお前とは基本スペックが違うんだよ」

「フ…確かに、これでは手も足もでるまい、よ…」
205 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/01(水) 22:17:03.82 ID:kde4W0NH0

「隙あり!」

両儀式が荒耶と話をしている隙に、ランサーが式の背後に回りこんでいた。
そのまま間髪いれずに、その手のロッドを式目掛けて振り下ろす。

「―――」

浅い息遣いと同時に、式は振り返ることなくランサーの一撃を、舞うように回りながらいなした。
そのままナイフをランサーに向けて振りぬく―――

「おっとぉ!」

それを、ランサーは勢いよく前へと突っ込み避ける。
式はそれを深追いせずに、ただ立ち尽くしていた。
目は依然とランサーを狙いながら、もう一度その口を開く。

「さてアラヤ。お前がこんなにも弱いなんて、正直ガッカリだ。わかっていてもな」

「ふ―――私の専門はあくまでも結界よ。戦事は本来管轄外なのだ、お前の期待に沿えずとも仕方あるまい」

「だけどな、その力量差を計れなかったのがお前の馬鹿なところだ。システムじゃなく記憶に頼ってしまったところがな」

「ふん、それは大きなお世話というやつだ―――それにどうした、やけに今日は饒舌じゃないか」

「ん…そうだな、オレらしくもない。さっさと殺りたいこと殺って、トーコの依頼を終わらせるか」

と、そこで会話が終了し、式の目が、獲物を捕らえるモノのソレに変わる―――

―――来る!

「ランサー、構えて!直ぐに―――」

言い終わらないうちに。
式が、ランサーに肉薄する。

「おわっ!」

即座に突き上げられたナイフを弾く。
同時に間合いを空けようとするが、式はくっついて離れない。
式が前進しナイフを振るい。
ランサーが後退し、ナイフを防ぐ。
互角の攻防。

というよりは、膠着状態なだけか。
力量にはやはり差は出る。
あれほどの接近戦なら、細かい動きのできるナイフの方が攻めるのは有利だ。
それを、長いロッドで防ぐランサーもランサーだが。

一歩、また一歩と、式は前進し、ランサーは後退する。
それは―――その構図は、あるいは、二人の力関係を表しているのかと、今更ながらに気づいた。
206 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/01(水) 23:18:41.03 ID:kde4W0NH0
途端、ランサーが反撃に転じる。
下から振り上げられたナイフを上へと受け流し、すぐさまロッドを式に突く。
それに対し式は、上への運動に逆らわないまま、後ろへ回転し避ける。
その式の顔が上がってくる時を見計らってランサーはロッドをここぞとばかりに振り下ろす。

それさえも、式はナイフ一本でやり過ごした。
どうしたかというと、側面にナイフを沿えて軌道を逸らしたのだ。
…いや、そんなこと普通は出来るわけがないだろう。
ランサーでさえ、難しいかもしれない。
それでも、式は涼しい顔で凌ぎきる。
まるで、あらゆる一撃を受け入れないように。
拒むのではなく、受け入れない。
その在り方に、うっすらとした恐怖に近い何かを感じる。
何か―――私には言葉にすらできない何か。
それは、ただランサーには感じることはないようだった。

ランサーの反撃を難なく受けきった式は、またも攻撃に転じる。
…かと思えば、間合いを取り悠然と構えた。
構えたと言っても、ナイフはぶら下げて、ただゆったりとした体勢である。
いきなり攻めの手を放棄し、いったい何を―――。

「まずは、その武器から仕留めるか…!」

―――!?
悪寒が走る。
マズイ、この手によっては…今後の手で、敗北は必死。
そう、本能が呼びかける。

「アーチャー!」


【気まぐれ安価】>>208
選択してください
1.防御して!
2.回避して!


いきなりの安価すいません
ここはどうせだからと、やっちゃいました
今日はこれで終了し、明日安価結果を見て書くつもりです
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/01(水) 23:46:42.25 ID:VPaceNJEo
まさかのアーチャー乱入か。

安価なら2
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/02(木) 00:58:21.74 ID:qwvyaPnAO
209 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/05/02(木) 18:06:35.50 ID:HBdYr52n0
>>207
すごく…誤字です…

ええええええちょ、まじでこんな間違い…
本当なんなんですかね、この>>1
酷いったらありゃしない
210 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/02(木) 22:20:16.25 ID:HBdYr52n0

「ランサー!避けて!」

咄嗟に言葉が出る。
その選択が、正しいのかは判断できない。
もしかしたら、この指示は間違いなのかもしれない。

そういった不安が、今更私の心を掻き立てる。
酷く落ち着かない。
冷や汗が吹き出る。
それでも―――両儀式は、止まらない。

私には、目にも見えないナイフが、ランサーに向かって振るわれる。
その軌道すら読めない。
もしかしたら、一瞬で幾撃も振るっているのかもしれない。
わからない。

ランサーは、初めは防御をするつもりだったのだろう、前に突き出したロッドを直ぐに引っ込め、体を後ろへと傾ける。
そうして、式のナイフと距離をとり、避ける間を作る。
その後はお互い、どちらが速いかという問題でしかない。
暗闇を突き刺す煌めきが垣間見える。
ナイフの切っ先は。
ランサーを―――

紙一重で、すり抜ける。

ランサーの脇に、一筋の線。
どうやら、服のみを切るだけだったようだ。
式はそのまま走り去り、再び間合いを取る。
ランサーは、すぐさま式から離れ、傷がないか確認しロッドを構える。
…これは、よかった、の…?

「…はぁ、まったく。ここまで逃げ腰だと殺し甲斐がないな。ランサーだったか、もっと本気出してくれよ」

「いやぁ、マスターの許可がないと…それにしても、君強いね。エクレも勝てるか怪しいかな」

「あ…?何を言ってるんだ?まぁいいや。さっさと殺してやるから、一瞬たりとも気を抜くなよ!」

両儀式が、声高に叫び疾駆する。
それに対し、ランサーも引かずに攻める。
マズイ―――

「ランサー!駄目!一撃でも受けたら…!」

死ぬ、とは言えなかった。
言葉にしたら、死が襲い掛かってくるような気がして。
それでも、十分に意図は伝わったはずだった。
なのに。

なぜ、ランサーは無防備に攻め入るのか。
お互いの距離が近ければ、ロッドは当然使いづらくなり、攻撃はまだしも防御は間に合わなくなる。
ノーガード戦法。
ただ、どちらが先に力尽きるかの根競べ。
それは、自分の体力と攻撃力に自信があって初めてできるものだ。
だが―――両儀式に体力は関係ない。
ただの一撃で0にされるのだから。
ただの一振りで終わってしまうのだから。

それでは―――あまりにも、無策すぎる。
と、そこで思いつく。
宝具―――そうだ、宝具を使えば―――。

「宝具の使用を許可!速く!」

声は―――

ランサーに、届かない。

そもそも、ランサーに聞く気がない。
目の前の敵のみに集中し、それ以外を完全に意識から遮断している。

どうする―――
このままでは、ランサーは―――。

そう、危惧していた。
211 :ドM紳士<お休みなさい ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/02(木) 23:16:57.29 ID:HBdYr52n0
ランサーのロッドと、式のナイフが交差する。
お互いの獲物が勢いよく弾け、一瞬の間の後に違う軌道を描いて同じように交わる。
それを幾度となく繰り返す。

…一体ランサーは何を狙っているのか。
あるいは、何も考えず力で圧倒するつもりなのか。
考えが読めない。

いっそう大きく金属音が響き渡り、両者が仰け反る。
ランサーはここぞとばかりに勢いよく突っ込み、式は逡巡した後後退した。

後退した?
何故?
攻撃の手を休めずに『死』を狙っていればいいのに。

…ランサーが何かしたのだろうか?
いや、でも普通に式と打ち合ってたようにしか見えなかった。
打ち合って…
いや、待て…?何か、そこにランサーの意図があるような…
………まさか。
まさか。

「おいおい、お前本当に英雄か?武器を狙うなんて陰険な真似するなよ」

「はは、これでも一応勇者だよ」

「へぇ、勇者ねぇ…」

武器を、狙った。
ランサーのロッドは、元は宝具。その強度は折り紙つきだ。
まず、普通の武器では壊すことはできない…はずだ。
それに比べ、式のナイフ。
アレがどういうものかは私には判別できないが、ランサーは普通のナイフだと判断したようだ。
つまり―――まずは先にナイフを壊すために、あれほど間合いをつめ、激しく打ち合ってたということになる。
ランサーにしては―――悪くない策だ。
将を射んとせばまず馬を射よ。
式を直接狙うのではなく、式を構成する要素から破壊する。
確か―――杜甫?だったか?孔子ではなかったような…

そんなことはどうでもいい。
重要なのは、その作戦が相手に看破されてしまったことである。
それでは、こちらの目論見どおりには事は進んでくれない。

こうなったら、今度こそ宝具を使用し、形勢逆転を狙うしか―――。
212 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/03(金) 21:20:42.95 ID:suACFqDn0
―――いや待て。

ランサーの宝具は二つ。『真なる紅き姿《パラディオン》』と『英雄結晶《グロウン・ヒーロー》』だが…
パラディオンは一度撃つのに相当の魔力と、多少の時間を要するはずだ。
つまり、これを使おうとすれば撃つ前に殺される可能性が高い。
とはいえ、グロウン・ヒーローでは、決定打としては使えない。
能力上昇では、式を上回る保証がないからだ。
今はほぼ互角なので、その心配は本来不要なものだが…
式は未だ何の手も見せていない。
もしかしたら、何か力を隠しているかもしれない。
それは、こちらもまだ力を温存しているからかもしれないが。
とにかく、こちらが宝具を使えば、何か仕掛けてくる可能性もある。
それでは、グロウン・ヒーローでは力不足だ。
やはり、パラディオンで仕留めたいが…
問題は、どうやって撃つための隙を作るかだ。

そういえば、さっきは宝具の許可を咄嗟に出してしまったが、あれはランサーに聞こえなくて正解だった。
あれでは、どちらを使っていいか判別できない上、どちらを使ってもいい結果にはならなかっただろう。
パラディオンでは即座に斬られ。
グロウン・ヒーローでは魔力の無駄使いになっていた。
我ながらランサーの行動に相当動揺していたようだ。
とんだマスターである。

…さて、それではどうしようか。
ランサーに、パラディオンの使用を命令すれば隙も作れるだろうか。
いや、敵の隙を作れるなら最初からそうしているだろう。
わざわざ千日手を堂々巡りする必要などない。

やはり、何か手を打つべきか…
213 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/03(金) 22:32:54.12 ID:suACFqDn0
とりあえず、ランサーに指示は出しておおこう。

「ランサー、対軍宝具の使用を許可!隙を作って敵を倒して!」

「対軍…オッケー!任せておいて!」

任せておいて?
ということは、何か策があるのだろうか。
期待は…できるのか、少々不安ではあるが。
少し、様子を見てみよう。

ランサーと式はやや距離を置いてお互いの出方を窺っている。
式は、武器を狙われていることから、接近の機を待っているようだ。
この状況を利用し、ランサーは次の一手を打つ。

「いけ…紋章砲!」

両の手を振りかざした瞬間、ランサーの後ろに巨大な紋様が浮かび上がる。
そして突き出した両手から、猛火が勢いよく飛び出し、両儀式へと一直線に向かう。

「なんだ、火遊びか?悪いが服が燃えたら困るから、その炎、殺させてもら…!」

「甘い!」

式がナイフで炎を殺そうとした瞬間、ランサーの炎は軌道を変え、うねり、式の周りを纏う。
また、二、三と次々に炎を出現させ、蛇のように式の元へと向かわせる。
やがてそれらが一つになった巨大な炎は、まるで牢獄のように式を閉じ込めた。
成る程、こんな技術まであったとは知らなかったが、これなら時間稼ぎは出来る。

「チッ、この程度…!」

式がナイフで炎を払おうとするが、炎が流動しているためか、中々苦戦しているようだ。これなら…!

「出でよ…聖なる剣。神の威光をここに示せ!」

ランサーがロッドを聖剣へと変化させ、振り上げる。
その聖剣の放つ輝きは、闇夜の帳を打ち払い、ここ一帯を光で満たす。
放たれる輝きを聖剣へと収束させ、力を高める。
と、そこで式が。

「…ここだ!」

炎の牢獄を斬り払ってしまった。
自由の身となった式は、間を置かずにランサーへと突撃する。
これでは…間に合わない!

「終わりだ!」




自分でも、一瞬気づかなかった。
ただ、目の前の状況を見て、体が動き出していた。
いつからとか、何故とか、全くわからないまま。
ただ、本能が生きるために、死へと向かっていったのだ。

私は。
ランサーと式の間に身を滑らせ。
式のナイフを。

―――己の身で、受け止めた。
214 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/03(金) 23:10:37.24 ID:suACFqDn0
体が悲鳴を上げる。
どこへ刺さった?
位置はやや胸の上、鎖骨あたりか。
脳が思考を中断し、目の前の苦難を取り除こうと体へと指示を送る。
…いや、ここに実際に体はないが。
だが、まぁ、体への命令、電気信号は送っているので、同じことか。
そんな取り留めのないことを、こんな状況で考えてしまう。

そうだ、ランサーは?
宝具はまだ使えないのか。
それを確認するため、後ろを振り向く。

ランサーは、悲痛そうに、困惑の表情を浮かべていた。
私は、宝具を撃ってと、目で訴えた。
ランサーは、首を横に振り、拒否する。

私を巻き込むのは気にしないで。

―――嫌だ、僕にそんなことはできない。

これが唯一の機会。今が最大のチャンスだから。

―――それでも、僕は…!

もう令呪は一画しかない。それでも、拒むなら。

―――そんな。

それじゃあ、やって。大丈夫、後でまた会えるから。

―――う、ああ。

「あああああああああああ!真なる紅き姿《パラディオン》!」

ランサーが、叫びながら聖剣を振り下ろす。
その軌跡は、莫大な光撃を生み、私もろとも両儀式を包み込む。
―――両儀式は、諦めたような、飽きたような、満足したような、そんな表情を浮かべていた。

視線をランサーに戻すと、一筋の光が私を濡らした。

そこで、光は暗黒となり、目の前には【You are dead】の文字が浮かび上がった。
215 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/03(金) 23:14:51.63 ID:suACFqDn0
そんなわけで、式さん退場
実に残念です、私にとっては

さて、なんか悲劇的な感じで締めてしまいましたが、この後すぐにアスナは蘇るので特に問題はありません
恐らくランサーはアスナにからかわれ、それに怒られていることでしょう
なぜあそこで躊躇したのか、と

まぁそんな風景も妄想しつつ
今日はここまで

明日はまた誰かの昼パートが開始です

…誰か見てくれてるかなぁ
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/04(土) 00:21:58.69 ID:kLlyCg8co
217 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/04(土) 21:12:12.53 ID:atAdKrhO0
UBWがカッコイイ今日この頃、投下します

…が、その前に、以前指摘された各陣営の状況についてですが
ついさっき、即興で作りましたので、載せて置こうと思います

前回までは状況の下に行動、という記載方法でしたが
3日分の行動ということで、行動と現在状況を別にして出します

なにぶん即興ですので、適当感は否めませんが、そこは目を瞑って頂けると嬉しいです
ではその後に視点安価をするので、しばしお待ちください
218 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/04(土) 21:13:44.56 ID:atAdKrhO0
九日目

キリト:探索2 情報収集1/地理把握+1割 シノンと遭遇 情報取得:クラインの拠点情報
アスナ:魔術鍛錬1 探索1 休憩1/結界魔術強化(12) 地理把握+5分 魔力回復+3割(7割)
シノン:魔術鍛錬1 探索2/ガンド強化(11) 地理把握+1割
リーファ:魔術鍛錬1 探索2/偽神の書強化(8) 地理把握+1割
クライン:魔術鍛錬1 探索2/月霊髄液強化(12) 地理把握+1割
シリカ:バイト2 魔術鍛錬1/6000円GET 召喚魔術強化(15)
リズベット:工房作成2 魔術鍛錬1/工房強化(5) 錬金術強化(14)
エギル:拳術鍛錬2 BRSの教育1/拳術強化(13)BRSのコミュ力UP(8:目標10) 

十日目

キリト:魔術鍛錬1 休憩2/投影魔術強化(7) 魔力回復+6割(10割)
アスナ:魔術鍛錬2 探索1/結界魔術強化(14) 地理把握+5分
シノン:魔術鍛錬1 バイト2/ガンド強化(12) 6000GET
リーファ:小ネタ/
クライン:バイト2 魔術鍛錬1/6000円GET 月霊髄液強化(13)
シリカ:探索2 情報収集1/地理把握+2割 情報取得:失敗
リズベット:工房作成3/工房強化(8)
エギル:拳術鍛錬1 BRSの教育2/拳術強化(14)BRSのコミュ力UP(10:目標達成)

十一日目

キリト:魔術鍛錬2 情報収集1/投影魔術強化(9) 情報取得:失敗
アスナ:魔術鍛錬1 情報収集1 探索1/結界魔術強化(15) 情報取得:サーヴァント『バーサーカー』全情報 地理把握+5分
シノン:魔術鍛錬2 探索1/ガンド強化(14) 地理把握+5分
リーファ:―――――――
クライン:探索2 情報収集1/地理把握+1割 情報取得:失敗
シリカ:探索1 待機/地理把握+1割
リズベット:工房作成2 魔術鍛錬1/工房強化(10) 錬金術強化(15)
エギル:――――――
219 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/04(土) 21:15:31.52 ID:atAdKrhO0
【キリト】
サーヴァントクラス:セイバー
サーヴァント真名:キリト
現在魔力量:10割
使用可能魔術:投影(9)
現在着用中の魔術礼装:空気撃・三の太刀
所持金:3000円
地理の把握状況:3割5分
220 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/04(土) 21:16:52.29 ID:atAdKrhO0
【アスナ】
サーヴァントクラス:ランサー
サーヴァント真名:シンク・イズミ
現在魔力量:2割
使用可能魔術:結界魔術(15)
現在着用中の魔術礼装: 青いイヤリング
所持金:3000円
地理の把握状況:5割
221 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/04(土) 21:21:19.77 ID:atAdKrhO0
【シノン】
サーヴァントクラス:アーチャー
サーヴァント真名:立華奏
現在魔力量:9割
使用可能魔術:ガンド(14)
現在着用中の魔術礼装:なし
所持金:3000円
地理の把握状況:5割
222 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/04(土) 21:23:08.42 ID:atAdKrhO0
【リーファ】
サーヴァントクラス:アサシン 【DEAD】
サーヴァント真名:暁美ほむら
現在魔力量:10割
使用可能魔術:偽神の書《ゴドーワード》(8)
現在着用中の魔術礼装:古びた神刀
所持金:4500円 イリヤの好感度(8)
地理の把握状況:3割
223 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/04(土) 21:25:15.65 ID:atAdKrhO0
【クライン】
サーヴァントクラス:バーサーカー
サーヴァント真名:ラース(キング・ブラッドレイ)
現在魔力量:9割
使用可能魔術:なし
現在着用中の魔術礼装:月霊髄液《ヴォールメン・ハイドラグラム》(13)
所持金:6000円
地理の把握状況:6割
224 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/04(土) 21:27:06.78 ID:atAdKrhO0
【シリカ】
サーヴァントクラス:ライダー
サーヴァント真名:キノ
現在魔力量:10割
使用可能魔術:召喚魔術(15)
現在着用中の魔術礼装:なし
所持金:6000円
地理の把握状況:7割5分
225 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/04(土) 21:28:46.66 ID:atAdKrhO0

【リズベット】
サーヴァントクラス:キャスター
サーヴァント真名:ロイ・マスタング
現在魔力量:8割
使用可能魔術:錬金術(15)
現在着用中の魔術礼装:なし
所持金:0円
地理の把握状況:3割 工房レベル(10)
226 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/04(土) 21:30:24.41 ID:atAdKrhO0
【エギル】
サーヴァントクラス:アンドロイド  【DEAD】
サーヴァント真名:ブラック・ロックシューター
現在魔力量:10割
使用可能拳術:八極拳(14)
現在着用中の魔術礼装:なし
所持金:1800円
地理の把握状況:0 BRSのコミュ力(10:目標達成)
227 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/04(土) 21:32:47.39 ID:atAdKrhO0
ちなみに、これが毎回定期でできるかは怪しいところです

ま、それは今後考えるとして、まずは安価から

【安価】>>229
誰の視点で物語を進めるか決定してください
1.キリト
2.アスナ
3.シノン
4.クライン
5.シリカ
6.リズベット

228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/04(土) 21:34:47.40 ID:xadzURK1o
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/05/04(土) 21:38:13.99 ID:85T3YTW20
3
230 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/04(土) 21:53:57.42 ID:atAdKrhO0
シノン「はぁ…」

凛「どうかした?」

シノン「いえ…ただ、これからを考えると勝算がないのよね…」

凛「そう?アーチャーの復活があれば、勝てはしなくても負けることはないんじゃない?」

シノン「いや、それじゃあただ嬲られるだけよ」

凛「確かに…ところで、その件の子は?ここにはいないみたいだけど…」

シノン「なんか、庭に行ってるけど。花が見たいらしいわよ」

凛「へぇ、女の子らしいわね。あの子がサーヴァントっていうのが信じられないくらい」

シノン「能力も人より強いって言っても、サーヴァント中では弱い部類。キャスターと、なくてもアサシンと同等なんじゃないかしら」

凛「宝具も多用型だしね…あれ?詰んだ?」

シノン「どうにかして勝機を掴まないと…それよりは、まず今日の行動からだけど。何しようかしらね」

【安価】>>232
なにをしますか?
1.魔術の鍛錬
2.町を探索
3.他マスターの情報収集
4.休憩(1回毎に魔力3割回復)
5.商店街で買い物
6.バイト
7.イリヤの世話(一日に一回以上やっておかないと好感度が下がり、拠点を追い出される可能性があります)
8.適当に暇つぶし(小ネタ、コレを行うと夜パートに即移行します)
9.その他行動明記
231 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/04(土) 21:54:32.20 ID:atAdKrhO0
すいません、なんか変なの混じってます

7のイリヤの世話なしで
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/04(土) 21:55:31.55 ID:xadzURK1o
233 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/04(土) 22:14:35.87 ID:atAdKrhO0
凛「情報戦っていうのは?」

シノン「え?」

凛「だからー、敵のサーヴァントの弱点とか色々調べて、それを利用して勝つ、とか」

シノン「…そんなこと、簡単に出来たら苦労しないわ」

凛「現状のまま苦労して戦うのと、苦労して情報集めて戦うの。どっちの勝算が高いんでしょうね」

シノン「…そうね、とりあえず出てくるわ」

凛「はい、いってらっしゃい」

〜SAO 遠坂家庭〜

シノン「アーチャー、行くわよ!」

アーチャー「…ちょっと待って」

シノン「…何してるの?」

アーチャー「こう…こうして…」

シノン「何これ…花の冠?」

アーチャー「可愛いでしょう?」

シノン「…そうね、まぁベッタベタだけど」

アーチャー「…?別に汁とかはついてないけど…」

シノン「いいから、いくわよ」

アーチャー「ちょっと、引っ張らないで。被るから、待って」

【コンマ:下一桁】>>235
誰かと出会いましたか?
0,1,2,3,4:会わなかった
5:キリト
6:アスナ
7:クライン
8:シリカ
9:リズベット
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/05/04(土) 22:15:02.02 ID:xDGNw5900
5
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/04(土) 22:15:23.62 ID:xadzURK1o
えいっ
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/04(土) 22:22:52.65 ID:xDGNw5900
237 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/04(土) 22:35:59.79 ID:atAdKrhO0
シノン「…中々、人とは会わないのよね。この町案外広いのかしら?」

アーチャー「…」

シノン「どうしましょうか。なにか…アーチャー?何をしてるの?」

アーチャー「道端に咲いてる花が綺麗だったから、見てた」

シノン「…花、好きなの?」

アーチャー「綺麗なものは、好きよ」

シノン「ふぅん」

アーチャー「だから、マスターも好きよ」

シノン「ふぅん…はぁ!?」

アーチャー「どうかしたの?」

シノン「いや、ちょ、今の、ど、どういう意味?」

アーチャー「…?そのままの意味よ」

シノン「え、や、えっと、あ、えっと、これは、ありがとう…で、いいの?」

アーチャー「…?変なマスター」

シノン「ちょ、ちょっと待って。落ち着くから………すぅ…はぁ…」

シノン「よし、さっきのことも詰問したいけど、後でいいわ。今は進みましょう」

アーチャー「そう」

シノン「さて、それじゃ次行きましょうか」


【安価】>>239
なにをしますか?
1.魔術の鍛錬
2.町を探索
3.他マスターの情報収集
4.休憩(1回毎に魔力3割回復)
5.商店街で買い物
6.バイト
7.適当に暇つぶし(小ネタ、コレを行うと夜パートに即移行します)
8.その他行動明記

238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/04(土) 22:36:39.22 ID:xadzURK1o
4
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/05/04(土) 22:47:24.57 ID:MbkFDi/b0
3
240 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/04(土) 23:17:29.94 ID:atAdKrhO0
シノン「このままじゃ、誰かと会って情報を得るって言うのは見込めないわ。この足で商店街まで行きましょう」

アーチャー「わかったわ」

シノン「…ところで、その花の冠気に入ったの?」

アーチャー「ええ、可愛いもの」

シノン「ふ…いつの間にかさっきの花も加えているし」

アーチャー「そうね…拠点に花を飾るのもいいかもしれないわね」

シノン「でも、今は商店街では買い物しないからね」

アーチャー「そう…残念」

〜SSO 商店街〜

シノン「そういえば、ここには情報屋みたいな店とかないのかしらね」

アーチャー「ここは…ただの町だから。ファンタジー世界のような施設はないわ」

シノン「あら、そう。やっぱり武器屋とかもないのかしら」

アーチャー「道具屋くらいならあるけれど」

シノン「ま、今は情報収集だからそういうことは後回しね」

シノン「さっさと情報、仕入れちゃいましょうか」


【コンマ:下一桁】>>242
聞き出した情報の結果を決めます
1,2,3,4→収穫なし
5,6,7→一マスターの拠点情報(次レスコンマ判定)
8,9→サーヴァントの情報公開(次レスコンマ判定)
0→???

ちなみに、先ほど公開したシノンの現在状況が、所持金3000円ですが実際は9000円です
ミスです。すいません
241 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/04(土) 23:46:56.15 ID:atAdKrhO0
もう限界なので寝ます
コンマは下の人お願いします

あとはくだらない報告ですが

昨日から、断裁分離のクライムエッジを見てます
いいかんじの厨二臭と変態チックさが私好みです

早速、まだ2話しか見てないのに灰村切のサーヴァント化を試行してます
明日、明後日頃にでも公開…スルカナー?

では、おやすみなさい
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/05(日) 00:28:15.75 ID:xYPzeTnAo
243 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/05(日) 21:09:27.36 ID:mQZlSxbY0
人生に暇してる今日この頃、投下します

まずは、前回のコンマ判定の続きから



【コンマ:下二桁】>>245
誰の拠点ですか?
下一桁
1,2→キリト
3,4→アスナ
5,6→クライン
7,8→シリカ
9,0→リズベット


また、どの程度の情報ですか?
下二桁
0,1,2,3,4→四方位の方角
5,6,7→八方位の方角
8,9→位置情報
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/05(日) 21:11:13.99 ID:ZCRa0pmZo
えいっ
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/05(日) 21:34:38.99 ID:M0qjIUnAO
メルトリリスはラニのSG2を持ってそうに思う今日この頃←
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/05/05(日) 21:36:25.43 ID:8VmJAs6+0
パンツ はいて ない
247 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/05(日) 21:50:23.06 ID:mQZlSxbY0
>>245
そもそも下着どころか下半身丸々穿いてないから…
何故かマントは羽織ってるけど



シノン「これは…」

アーチャー「えっと、りずべっと?」

シノン「リズベットの拠点位置ね」

アーチャー「へぇ」

シノン「中々悪くない情報だけど、やっぱりサーヴァントの方がよかったわね」

アーチャー「そう」

シノン「…まぁいいわ、ここでの情報にはそれほど期待してなかったし」

アーチャー「それじゃあ、どうやってサーヴァントの情報を手に入れるの?」

シノン「本当は、さっき誰かに会って直接交渉したかったんだけど…上手くいかないわね」

アーチャー「人生、そんなものよ」

シノン「そんな達観したようなこと言われても」


【安価】>>250
なにをしますか?
1.魔術の鍛錬
2.町を探索
3.他マスターの情報収集
4.休憩(1回毎に魔力3割回復)
5.商店街で買い物
6.バイト
7.適当に暇つぶし(小ネタ、コレを行うと夜パートに即移行します)
8.その他行動明記
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/05(日) 21:52:31.80 ID:ZCRa0pmZo
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/05(日) 21:58:04.65 ID:xYPzeTnAo
3
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/05(日) 22:00:13.35 ID:M0qjIUnAO

メルトリリスは騎乗スキルもあるし、ラニのとはちょっと違うかなって
AUOキャストオフしても全く効き目がなさそう、というかむしろ喜びそう←
251 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/05(日) 22:08:34.76 ID:mQZlSxbY0
>>1はまだAUOルートやってません
セイバールートと、アーチャー途中です



シノン「でも、このままこの程度で引き下がるのもアレだから、どうにかしてサーヴァント情報聞き出すわよ」

アーチャー「頑張って」

シノン「…あなたも頑張るのよ?」

アーチャー「私は大丈夫よ」

シノン「何その根拠のない自信…」

アーチャー「いいから、行きましょ」

シノン「はいはい」

アーチャー「…そうだ」

シノン「なに?」

アーチャー「ここら辺に確か激辛麻婆豆腐出すお店があるから寄って」

シノン「却下」

【コンマ:下一桁】>>253
聞き出した情報の結果を決めます
1,2,3,4→収穫なし
5,6,7→一マスターの拠点情報(次レスコンマ判定)
8,9→サーヴァントの情報公開(次レスコンマ判定)
0→???
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/05(日) 22:09:06.17 ID:ZCRa0pmZo
えいっ
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/05(日) 22:12:12.05 ID:M0qjIUnAO
AUOはさすがでしたww
0ってのが気になるが……
254 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/05(日) 22:18:49.88 ID:mQZlSxbY0
>>253
0はその場で適当に決めます
今回の場合は、脱落者の通知とかにするつもりでした

そしてまたもや拠点情報でシノン涙目
続いてコンマ安価


【コンマ:下二桁】>>256
誰の拠点ですか?
下一桁
1,2→キリト
3,4→アスナ
5,6→クライン
7,8→シリカ
9,0→なし


また、どの程度の情報ですか?
下二桁
0,1,2,3,4→四方位の方角
5,6,7→八方位の方角
8,9→位置情報

255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/05(日) 22:19:33.78 ID:M0qjIUnAO
なるほど把握
ksk
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/05(日) 22:19:57.90 ID:ZCRa0pmZo
それっ
257 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/05(日) 22:30:13.64 ID:mQZlSxbY0
>>255
そういえばID惜しい
もう少しでAUOやん

シノン「…情報が被って結局無意味な時間を過ごしたわ」

アーチャー「まぁ、そう落ち込まないで」

シノン「…ふぅ。こういう時もあるわよね、一々気にしてられないわ」

アーチャー「そうよ、こんな重要なところで失敗する凛のようなことをしても、気にしてられないわ」

シノン「あなた、私と凜に喧嘩売ってるの?」

アーチャー「そんなことはないわ」

シノン「まったく…私を怒らせると、令呪私の思いつく限り最も苦しい死に方で自害させるわよ」

アーチャー「えっ」

シノン「半分冗談よ、本気にしないで」

アーチャー「…安心も出来ないわ」

シノン「ほら、帰りましょ。もう日が落ちてきてるわ」

アーチャー「…私の後ろに立たないでね」

シノン「いや、冗談だってば…」
258 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/05(日) 22:33:07.37 ID:mQZlSxbY0
昼パート終了です

結局サーヴァントの情報を手に入れられませんでしたが…どうなることやら
では明日夜パートで

宿題結局手付かずだけど、明日で終わるかな…
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/05(日) 23:10:20.81 ID:M0qjIUnAO

IDは別にALOでも良かった←
260 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/06(月) 21:15:22.34 ID:m8qK/vLf0
めだかボックスに最近興味がわき、漫喫で12巻途中まで読んできた今日この頃、投下します

先日にめだかボックスの原作が西尾維新だと知り、読みたいなぁと思っていました
ですので読んできました、その内球磨川さんでサーヴァント作るかもわからんね
漫喫は今日私の誕生日ということで、姉が連れて行ってくれました
6時間ぶっ続けでめだか読み漁りました
10巻も読めなかったけど

それと、今日は宿題がたんまりあるのでその片付けのために安価少しで終了させて下さい
え?じゃあ漫喫行ってんじゃねえよって?
まさかここまで溜め込むとは我ながら困ったものなのです
要するに予期できずに漫喫を安請け合い(多分意味違う)してしまったのでこう苦しい現状です
まぁ、最短で3時間もあれば終わるかな?という量ですが
何分夜は苦手ですから…宿題は昼にしない主義ですが

あ、断裁分離の主人公のサーヴァント化を公開するといいましたが
すいません、無理です
そもそもアニメ5話の時点でそうそう作れるわけもないんです
ちょっと考えればわかることですが
そんなわけで今期終了までとりあえず保留で

長々と書き連ねましたが、そろそろ開始します
261 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/06(月) 21:33:32.81 ID:m8qK/vLf0
シノン「うーん…やっぱりサーヴァントの弱点なり何なりは知っておきたかったわね…」

アーチャー「でも、一人の拠点はわかった」

シノン「そうね…一般市民の家っていう至極見つけづらい場所だし、攻められるという想定はあまりしていないかもしれない」

アーチャー「襲撃?」

シノン「どうしようかしらね、悩みどころだわ」

凛「そんなもんさっさとかちこんでボッコしてやりゃいいのよ」

シノン「…なんか短絡的にも聞こえるわね」

凛「こういうのは悩んでも大していい結果なんかでないんだから、直感に従って動けばいいのよ」

シノン「そうだけど…」

凛「ま、洗練された戦士なら別だけど、市民のマスターにそこまで求めちゃいかんでしょ」

シノン「…」

凛「とはいえ、これはただの助言、どうするのかはあなたが決めなさい」

シノン「…そうね、恩に着ると言っておくわ」

凛「恩義よりもお金が欲し…なんでもないわ、気にしないで」

シノン「さて、だったら今日は…」

【安価】>>263
どうしますか?
1.今日は拠点で待機
2.外へと敵を探しにいく
3.リズベットの拠点へ向かう
4.その他行動明記
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/06(月) 21:44:27.60 ID:Iz0uRqGro
3
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/06(月) 23:01:13.39 ID:GujTkFSAO
えいっ
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/06(月) 23:06:39.18 ID:GujTkFSAO
誤爆った2で
265 :ドM紳士<今日はここまでで、すいません ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/06(月) 23:47:32.46 ID:m8qK/vLf0
シノン「出かけましょうか、アーチャー」

アーチャー「…リズベットはいいの?」

シノン「とりあえず、今はいいわ」

凛「なんだ、結局無難なところに落ち着いたのね、つまんない」

シノン「私は別に貴女を楽しませるために戦っているわけじゃないのよ」

凛「そうね、自分が勝つためだものね、そりゃ博打なんてできないか」

シノン「いいえ、勝つためじゃないわ」

凛「へ?」

アーチャー「?」

シノン「これはゲームよ…自分が楽しむ以外に、理由も目的もいらないわ」


〜SSO とある道〜


シノン「なんて意気込んではみたものの、こう外にでると一気にやる気下がるのはなんでかしらね」

アーチャー「恥ずかしいの?」

シノン「いや、まあ…少しはね。あんな半ばキメ台詞みたいなこと口走っちゃったし」

アーチャー「大丈夫よ、誰もあれをキメ台詞だなんて思ってないから」

シノン「そのさりげなく他人を傷つけるのはわざとなの?ねぇわざとなの?」

アーチャー「私は誰も傷つける気なんてないわ」

シノン「天然でそれは…むしろ悪意がない分厄介なんだけど…」

アーチャー「気にしないで行きましょう」

シノン「…とりあえず、今は不問にしておくわ」



【コンマ:下一桁】>>267
誰と会いましたか?
1,2:キリト
3,4:アスナ
5,6:クライン
7,8:シリカ
9,0:リズベット
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/06(月) 23:52:58.07 ID:Iz0uRqGro
ksk
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/07(火) 00:09:22.18 ID:wovbJSaAO
昨日はAOだったけど今日はSAOになってるww
268 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/07(火) 21:30:22.05 ID:e8F3yyX40
昨日徹夜で宿題やってめっさ眠いです今日この頃、少しばかり投下します

すいません、本当に今日一日眠気がとれないんです
数レスで許してください

いつもだろって?
それでもです

あー、実質3時間しか寝てねーからきついわーとかいえる状況でもないんです
皆さんにとって3時間という睡眠時間はそれほどのものかは知りませんが
私にとっては辛いのです
普段の3分の1の睡眠時間ですので

とまぁ、やっぱりグダグダ喋りつつ、開始します

>>267
すげぇ…いいなぁ
こういうIDって少し憧れますよね
269 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/07(火) 21:59:35.38 ID:e8F3yyX40
シノン「ふぅ…やっぱり、そう上手く誰かとなんて会えるものじゃないわね」

アーチャー「昼からずっとそう」

シノン「ここまでくると、他のやつらが結託して私と会わないようにしてるんじゃないかって疑っちゃうわね」

アーチャー「…」

シノン「なんか言いなさいよ」

アーチャー「待って」

シノン「え?」

アーチャー「何か聞こえる…羽音?」

シノン「…」

アーチャー「…そこ!」

シノン「…お見事ね」

アーチャー「とりあえず捕まえたけど、どうする?」

シノン「これってあれでしょ?使い魔ってやつ」

アーチャー「そう」

シノン「んー、どうしようかしら」

アーチャー「待ち合わせをして、迎え撃つ」

シノン「そんなノコノコ来るわけないでしょ」

アーチャー「じゃあ、どうする?」

シノン「うーん…」

ライダー「その必要はないよ、こっちから来てあげたからね」

シノン「っ!」

シリカ「えっと…こんばんわ」

シノン「…こんばんわ、まさかあなただとはね、シリカ」

シリカ「あはは…」

ライダー「まったく、まさか使い魔が見つかるなんてヘマをするなんて思わなかったよ。おかげでまともに戦わなくちゃいけなくなった」

シノン「…ここまで接近していたんなら、奇襲も容易だったんじゃないの?」

ライダー「普通の人間ならね。だけど、サーヴァント相手は別。使い魔を使って常に死角を把握して、十分な警戒をしていないと痛い目を見るのはこっちだから」

シノン「ふーん、わざわざご丁寧に解説どうも」

ライダー「マスターの意向さ、礼ならマスターに言って」

シノン「シリカ…?」

シリカ「あ、え、えっと…いろんな情報を共有したら、戦略の幅が広がって楽しくなるかなって思って」

シノン「でも、私はあなたに何も言わないかも、もしかしたら嘘をつく可能性もあるわ」

シリカ「それはこちらも同じですし、結局どっちかは脱落するんですし…その心配は、要らないと思います」

シノン「…思ったより強かなのね」

シリカ「いえ、私なんて…」

シノン「…まぁ、でもそれとこれとは別。そっちから顔を出しておいて、覚悟は当然できてるわよね」

シリカ「…はい」

270 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/07(火) 22:09:17.96 ID:e8F3yyX40
寝ます

明日から戦闘をマッタリ始めます

眠い
死ぬ
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/05/07(火) 23:21:59.51 ID:jHQqK92Q0
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/07(火) 23:43:30.36 ID:wovbJSaAO
273 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/09(木) 21:33:03.71 ID:S+BNBjDs0
昨日はすいません
諸事情で、インターネットに繋がらなくなり、今日直したため昨日は来る事が出来ませんでした

今日は、普通に数レス投下します

274 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/09(木) 22:30:32.12 ID:S+BNBjDs0
先に仕掛けたのは相手のサーヴァントだった。
瞬時にお互い臨戦態勢となった直後、拳銃を取り出し発砲。
寸分の隙も狂いもなく、弾丸がアーチャーを襲う。

この時点で、敵に先んじられた時点で、既に敗北は喫したも同然である。
相手の武器は拳銃。
それを、元がただの…いや、ただのではないにしても、流石に拳銃を避けるほどの身体能力を有していない少女だったアーチャーでは、その弾丸の回避は不可能だ。
故に、その攻撃はアーチャーに被弾することは確実だった。

「ディストーション」

だが、アーチャーが拳銃による攻撃では掠り傷一つ負うことはない。
アーチャーの宝具の能力の一つ、『ディストーション』には投擲、射撃系統の攻撃を弾く効果があるからだ。
厳密な定義は知らないが、弾丸程度ならば弾くことは可能らしい。

アーチャーに向かって来た弾丸があらぬ方向へと転換する。
その事実に、シリカとそのサーヴァントは目を丸くし、呆気に取られているのを隠さずに浮き彫りにした。

「ライダー、アレを…」

「いや、まだ早い。もう少し様子を見てからだ」

何やら相談をしているようだが、それ以上時間を取らせるのは愚行だ。

「アーチャー、攻めて!」

簡潔に指示を出す。
その一言でアーチャーは敵、ライダーへと駆け出す。
275 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/09(木) 23:31:23.29 ID:S+BNBjDs0

「ハンドソニック」

その際に、両腕の袖から甲剣状の刃を出現させ、その刃がライダーへと躊躇なく振るわれる。

ライダーは回避せずに、手に持っていた拳銃で受ける。
アーチャーは手を休めず、もう一方の腕の刃を容赦なく顔目掛けて突き出す。
ライダーはそれを危なげなく避け、巧みに武器を弾き、銃撃で牽制し間合いを取る。
そして拳銃を仕舞い、代わりに明らかに日常的に使用することはないであろうサイズのナイフを取り出す。
アーチャーも、一度体制を整える。

その後、今度はライダーがやや早く攻撃を先んじる。
ライダーはアーチャーに肉薄し、ナイフを繰り出す。
それを、アーチャーが難なく弾く。

そしてカウンターのようにアーチャーが先刻と同じく攻めに転じる。
白銀に煌めく切っ先が、ライダーの頬を掠める。
ライダーの顔に赤い筋が流れる。
それを厭わず、ライダーは、片腕を突き出した状態であるアーチャーの懐へと、即座に潜り込む。
アーチャーのもう片方の剣を弾き、ナイフを喉元へと走らせる。

―――これは、このタイミングは、避けられない。
普通ならば。
だが―――アーチャーは、またも異常な離れ業をやってのける。

「ディレイ」

残像が残るほどの高速移動で、アーチャーはナイフを回避する。
結果、ナイフは空を切り、無様に鈍い光を発する。
276 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/10(金) 21:32:27.44 ID:ueT9jXIG0
戦況は意外にも、等々と互角に進んでいた。
アーチャーは何故か白兵戦に特化…すらしていないか。
とにかく、近距離戦のみのスペックのため、その分接近戦には疎くはないはずだが…

ライダー。
最初は銃で応戦したのだから、中、遠距離戦に秀でているのだと錯覚した。
だが、実際、蓋を開けてみるとアーチャーに負けず劣らずの腕を見せている。
これは、長期戦になるだろう。
だとしたら、それはこちらの有利では?
いずれ、互いに疲弊していくだろう。
それで、ライダーを討てればよし。
もし一度倒れても、その際に生じる油断を利用し、復活して倒す。
心身ともに擦り切った状態状態で、気が抜けないわけがない。
だとすれば、そこまで戦闘を長引かせる必要がある…

と、敵前にも関わらず思考に耽溺していた自信を自覚して、顔を上げたその視線の先で敵マスターであるシリカが、何やら呟いているのが見えた。

「…開け、異なる…出でよ、外れの其の…」

あれは…?
よく見ると、シリカの体、いや周囲がやや赤く色づいているような気がした。
何か、マズイ…!

「まだ凛には及ばないけど…ガンド、三連弾!」

シリカの行動を危険と判断し、攻撃を行う。
ガンド。確か北欧神話の病を引き起こす呪いだったか…うろ覚えだ。
だが凛のそれは、ただのガンドに物理属性を加え、弾丸として使用するもの。
それをフィンの一撃というらしいが、凜はそれを幾つも連射するらしい。
さながらフィンのガトリングだ、とは本人の弁だ。

そのフィンの一撃掛ける三がシリカへと狙いを定め空を滑る。
277 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/10(金) 22:47:28.87 ID:ueT9jXIG0
果たして、弾丸はシリカへと当たったのか。
おそらく当たってはいないのだろう。
それが明確に判断できないのは、ガンドがシリカに被弾する直前、或いは直後に砂煙が巻き起こったからである。

徐々に煙が晴れていくと同時に、その白煙に影が浮かび上がる。
その影は、明らかに人の形を成してはいなかった。
まず、脚が四本なのが容易に見て取れた。
そしてその背中部分に、恐らくシリカであろう影が隆起している。
また、頭部と見られる部分には一本の、鋭利な円錐が頭角を現していた。
…それは、日本でも聞かない人は少ないと思われる架空生物。
潔白を表すその白毛に身を包んだ幻想動物。
獣としての攻撃性を如実に顕す尖鋭の一角を持つ虚像猛獣。

人はそれを、一角獣―――ユニコーンと名づけた。

ユニコーンが一声、咆哮を鳴らす。
それは、一種の衝撃波となり、私のような小心な市民の脚を縫い付ける。
脚が動かなくなる。
これは…恐怖ではない。
失意だ。
眼前の敵へと立ち向かわんとする蛮勇。
己が生きるために、他者を害することを厭わない敵意。
そういったものを軒並み圧し折る上位生物の存在。
それが、私の震える脚が動かない原因。

どうすることも―――できるわけが、ない。
こんな、自分がちっぽけな存在であることを無理やり自覚させるような、暴力のような圧力に、抗うことなど―――

バッ、と何かが私を攫っていく。
振り向けば、アーチャーが私を担いで走っていた。

…サーヴァントとはいえ、女の子に担がれるのは正直恥ずかしさと惨めさが込みあがってくるが、今は我慢する。
それに、そんなことより、何故突然私を担いで走り出したのか。
それを聞かないことには始まらない。
278 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/11(土) 21:34:36.35 ID:1FZuaaef0

「アーチャー、どうしたの?ライダーと戦ってたんじゃ…」

「先に向こうが退いた。多分、あのユニコーンに乗ってる」

「ああ、ライダーだものね、当然か」

つまり、あのユニコーンを使って戦闘を行うというのか。
だが、一昔前の、しかも多対多の戦争ならば確かに乗馬戦というのはあるが…
一対一ではどうなのだろうか?あまり聞かないが…

「アーチャー、アレに勝てる?」

率直に聞く。
この場に、無駄な言葉の装飾は不要だろうから。

「どうかしら…まずは、様子を見て…」

と、アーチャーが後ろを振り向いた瞬間。

「っ!ディレイ!」

滅多に声を荒げないアーチャーが、やや緊迫したように叫び、高速移動へと移行する。
元来の性格からか、声を張り上げるというには及ばないほどだが、それでも。
アーチャーをここまで動揺させた原因が背後に迫っているのは、感覚的にも、理屈的にも理解できる。
だが、それがどうなって脅威と成り得るのかはわからなかった。

喉元過ぎれば熱さを忘れる―――
先ほどの恐怖すら忘れ去り、背後を振り返る。

ユニコーンが、恐ろしいほど滅茶苦茶な速さで迫ってきていた。

「なっ…ここまで速いの!?」

私も、つい叫んでしまう。
成程、これは流石に恐怖を通り越して驚愕だ。
そもそも、ただの一学生に馬やらの動物を見る機会などほとんどない。
せいぜいあってテレビ等で見るもので、こうして間近で見る機会は0だ。
そして、そういう知識などを差し引いても―――速すぎる。
明らかに動物の筋肉の為せる業ではない。
まぁ、ここはヴァーチャルで、ユニコーンは存在しない動物なので、不思議ではないのだが…

「これは、明らかに常軌を逸しているわよ…!」

というか、ユニコーンってこんな速いものだったろうか。
流石にそういう知識はあまりないが、ユニコーンが韋駄天並の速度を出すなどは聞いたことはない。
まぁ、そのユニコーンと速度が拮抗しているアーチャーも、韋駄天並なのだが。
これは、違うだろう。宝具の効果だし。
けれど、ユニコーンのソレは明らかにそれで平常運転《デフォルト》だ。
だが…それでも、だからこそ。

「この、お互いほとんど同じ速さなら、狙える…!」

アーチャーに担がれながら、指をユニコーン目掛けて構える。
これで、こちらから一方的に攻撃できる場が、意図せず設けられたことになる。
…あ、そういえば相手には銃があったか。
まぁ、いいか。その時はその時だ。
279 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/11(土) 22:36:31.56 ID:1FZuaaef0

「アーチャー、出来るだけ揺らさないで」

「善処するわ」

アーチャーの上で不安定な中、呼吸を整え指を構える。
視線はスコープを覗く時の様に鋭く。
指先は引き金を握る時の様に冷たく。
心身を始終硬く強張らせ。
私は指銃を構える。

―――かつての時を思い出す。
私が、荒野で死線を渡っていた一時を。
相棒のライフルと共に死戦を潜り抜けたあの日を。

今は、あえて思い出せ。
あの頃の私を思い出せ。
無造作に撃つのではない。
獲物を狙って、一撃で仕留めろ。
この一撃は、生命を終わらせる一弾。
迷うな。
逃げるな。
震えるな。

敵の眉間に、狙いを定め―――

引き金を引く。
銃声が、鳴り響く。
弾丸が、銃口から解き放たれる。
やや反動で体が押される感覚。
火薬の匂い。
そして敵対者の、肉を突き破る音と悲鳴が―――

音はなかった。
香りはなかった。
感覚はなかった。
手応えは―――なかった。

「…えっ?」

ユニコーンの眉間へと向かったガンドは。
消滅した。

「ど…どういうこと…?」

理解が追いつかない。
確かに、一マスターの魔術程度で聖獣の歯向かうなど無茶だったのかもしれない。
だが、それでも、多少の手傷程度なら与えられるはずだった。
それが…触れた途端、消滅した。
益々持ってわからなくなる。
ユニコーンというのは、そこまで規格外《チート》なのか?
もう、わけがわからなくなってきた。

「…見えた」

と、アーチャーが独言する。
何が見えたというのか…?
280 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/12(日) 21:13:26.09 ID:aogJFxC90
体を捻り、視線を前方―――無論、これはアーチャーの進行方向という意味の前方だが―――に向けると、そこには、いかにもな路地裏通路が見えた。
不良とか野良猫とかうら若き女子のような吸血鬼がいそうな場所…
いや待て自分は何を言っているのか。
どうやら混乱していたようだ。

とにかく、路地裏へと歩を進めるアーチャー。
成程、狭い路地裏なら彼のユニコーンとはいえ身動きは満足に取れなくなるだろう。
それならば、こちらにも勝機は十分にある。

「先に入って」

と、アーチャーは先を促し、私を路地裏に入れる。
入れるが…

「ちょ、狭い!狭いって、押さないで!」

路地裏の幅は、私の肩幅くらいしかなかった。
なので、強引に入れられると痛い。

「早く」

落ち着きながらも、焦っているような声。
私は体を横にして、奥へと進む。
アーチャーもそれに続く。

「確かにこれじゃユニコーンは無意味だね…」

追いついたらしいライダーの声が囁く。

「だけど、この状態でどうやって戦うつもりかな?」

ジャキッ、とどこかで聞いたような音が聞こえた。
直後。

「―――ディストーション」

アーチャーの声に一歩遅れて、銃声が木霊する。
激しく弾丸が乱舞する。
あたり一面を兆音が喧しく鳴り響く。
アーチャーが盾になってるとはいえ、これは怖…

風を切る音。
遅れて、首筋に熱がこもる。

「え…?」

それが、弾丸が首を掠めたのだと理解するまで半秒を要した。

「くっ…!」

ここでは危ない。
安全な場所へ…

「待って!」

呼び止めるアーチャーの声を振りほどき、奥へと逃げる。
281 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/12(日) 21:31:28.02 ID:aogJFxC90
程なくして、路地裏から抜け出した。
目の前には、月光に照らされる夜道が広がる。

「とにかく、遠くへと逃げれば…」

ガンドは通用しなかった。
他に、自分には力がない。
これでは、私は足手まといだ。
アーチャーには単独行動スキルがあるから、私がやられても直ぐに脱落にはならないが…
凛の言葉が頭をよぎる。

『あなたが死んだ後の五分間は魔力供給がカットされるから、その時にアーチャーがやられちゃったらゲームオーバーよ』

ということなので、私が死んでしまったら脱落の危険が発生してしまう。
足手まといとなってしまった私が前線に出ては…

いや待て、この状況で他の誰かと出会うという可能性もある。
直ぐに拠点に戻るか?
だが、ここからでは少し距離がある。
とはいえここに留まるわけにもいかない…

フッ、と頭上に影がさす。
雲が出てきたかと、直ぐに気には留めなかったが。
直ぐに気づく。
雲にしては、やけに影が速…

ドスン、と。
目の前には、あの一角獣が漫然と広がる。
淡い月の光が、その身の白毛を一層強く際立たせる。

まさか…飛んだというのか?
あそこから、ここまで?
マズ…路地裏に戻…

「マスターには一早くご退場してもらおうか」

淡々と言い放つライダーに向けて、ガンドで応戦する。
だが、ユニコーンがその角で打ち払い、無効化される。
銃口が、ユニコーンの背から顔をのぞかせる。

死―――
282 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/12(日) 22:24:42.08 ID:aogJFxC90
何かが直ぐ横を通り過ぎる。
それは、目の前にいたユニコーンよりも純白な、清廉の者だった。
それが。
アーチャーが。

私の目の前に飛び出して、その潔白を紅蓮で彩る。
銃声が、やけに遅く聞こえた。

「ぅあああっ!」

アカが、視界を支配する。
立ち竦む。
動けない。
違う、動け。
ここで動かなかったら、何も…

「逃げ…早く…!」

アーチャーが身を挺して守ってくれた。
自分は、それに応える義務がある。
だから、動け。
動け!

「ごめん…!」

一言アーチャーに謝り、やっとの思いで駆け出す。

必死に。
決死に。
抗って。
逆らって。
逃避して。
放棄した。

無残で、不満で、果敢無くて、情けなくて、立ち尽くして、恥ずかしかった。

自分が、あまりにも惨めで、情けなくなった。
283 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/13(月) 21:32:27.75 ID:VljaLpqV0
…さて。

咄嗟の判断でわざと攻撃を受けたが、どうやら功を為したようだ。
マスターが離脱してくれた。

これなら、最善の手を打てる。
私は、倒れた体を起こす。

「あれ、まだ無事だったの、アーチャー」

ライダーが声を掛けてくる。
同時に、銃口を向ける。

躊躇なく。
ライダーが引き金を引く。
銃声。
弾丸が射出される。
狙うは心臓。
果たしてそれは、寸分違わず私の心臓を撃ち抜いた。

「が―――はっ―――!」

流石に、これは―――

意識が途切れる。

世界が閉じる。

私が終わる。

魂は―――残火を燃やし、空に帰した。
284 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/13(月) 22:29:34.51 ID:VljaLpqV0
いつの間にか、気が付く。

意識が覚醒する。

世界が開ける。

私が始まる。

魂が、空を彩る。

「さて、アーチャーのマスターを探そうか」

「え?でも、アーチャーは倒しましたし…」

「念には念を、って言うでしょ?」

ライダーと、そのマスターの声が聞こえる。

「それじゃ―――」

私は即座に立ち上がる。
できるだけ音を立てず、隙を留めながら。
それでも直ぐに気づかれたが、そのまま行動を遂行する。

「―――ハウリング」

衝撃。
轟音。
周囲の生物を気絶へと追い込む超音波。
ゆえに、マスターありきでは使えなかった、図らずも秘中のものとなった技。
それを、ここで発動する。

「―――っ!」

「あ…」

まず、敵マスターが昏倒する。
その数秒後、ユニコーンもその巨躯を地へと落とす。

だが、ライダーはこの攻撃を『音』と理解し、即座に耳を塞ぎ難を逃れた。

「はっ…はぁ…っ!」

それでも無傷とはいかず、その身の内にダメージは負っているようだ。
この状況なら―――

「あなたの負けよ」

「そう、みたいだね…」

あっさりライダーは己の敗北を認める。
ならば―――

「でも、この子は…せめて、無傷で帰してあげたいんだ」

―――。
成程。
実に、よくある話ではある。
『私はどうなってもいいから、あの人だけは』
なんて、なんて使い古された言い回し。
けれど―――。
285 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/13(月) 22:48:03.13 ID:VljaLpqV0

「無理よ」

あっさりと、その願いを断つ。
私のように、マスターの魔力があれば復活できるサーヴァントが他にいないとも限らない。
よって、そんな甘い考えはここでは捨てねばならない。
ここは戦場であることを理解しなければ、ならない。

「そう…残念だよ」

そう言うと、ライダーは拳銃を自身のこめかみに突きつける。

―――何を。

と、言おうとしたときには、既にその撃鉄は振り下ろされた。

ライダーの痩躯が、崩れる。
血を滴らせながら。
やがて数分して、その体は粒子となって虚空へと消えた。
消滅した。

―――ならば、もうマスターを討つ必要はあるまい。

そう判断し、踵を返す。

マスターは無事でいるだろうかと、思いを馳せながら。




【ライダー:DEAD】
286 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/13(月) 22:52:27.02 ID:VljaLpqV0
おまけという名の無駄な、全く意味を成さなかった設定説明


シノン「ねぇ、なんでユニコーンにガンドが打ち消されたの?」

凛「ん?えっと、ユニコーンの角には毒、病への万能薬として知られてるのよ」

凛「そしてガンドは、言ってしまえば病原菌みたいなものだから、浄化…いえ、解毒?」

凛「まぁ、そんな感じで無効化されたのよ」

シノン「じゃあ、出てきたのがユニコーン以外だったら…」

凛「同じような効果がなかったら、普通に効いてたわね」

シノン「あ、そうなの…」
287 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/13(月) 22:54:51.94 ID:VljaLpqV0
やっとこさ戦闘パート終了

どうもやっつけ感というか、なんというか、適当感を醸し出す雰囲気の文体に見えるのは、自虐からでしょうか
謙虚ですかね、まぁどうでもいいですが

とにかく、明日からまた昼パート開始します

では、誰か来てくれる事を願って
288 :IDがSAOとかループ機構の人 [sage]:2013/05/13(月) 23:09:20.72 ID:G+mMyZrAO
乙です
毎日仕事帰りに見てますよww
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/05/14(火) 07:36:33.24 ID:DrXv6YyF0
リズベットの出番が4ヶ月以上ないというギャグwww
290 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/15(水) 21:27:39.98 ID:HqHh5w2b0
コメ感謝
学校が休みでダラダラして課題も終わっていない今日この頃、投下します

ガルガンティアや進撃が今期面白いです
クライムエッジはいい中二病
最萌えは変猫
レールガンと俺妹の2期勢も良好
魔王様のギャグ性は好き

今期は本当に良い品揃えで私、歓喜
そんな中、始めます

>>288
あなたでしたか
読者がいるということだけで真に震え上がらんばかりに嬉しいです
ありがとうございます

>>289
Oh…
DEBANさんはちゃんと出番あるんですけどねぇ…
MOREさんは安価とコンマで外れていますから


では安価


【安価】>>292
誰の視点で物語を進めるか決定してください
1.キリト
2.アスナ
3.シノン
4.クライン
5.リズベット
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/05/15(水) 21:30:38.48 ID:oP21j9fu0
5
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/05/15(水) 21:47:03.23 ID:tvpybCo10
5
293 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/15(水) 22:00:39.38 ID:HqHh5w2b0
リズベット「キターーーーーーーーーーーーーーー!」

ウェイバー「うわっ、うるさいな!いきなり叫ぶな!」

キャスター「どうした、ついにウェイバーへの不満が溜まりに溜まって発狂したか」

ウェイバー「何で僕のせいなんだよ!」

キャスター「それは…察せ」

ウェイバー「何をだ!」

リズベット「まぁまぁ落ち着きなさいよウェーバー」

ウェイバー「誰のせいだ!あと僕はウェイバーだ、ウェーバーじゃない!」

リズベット「細かいわねー、そんなんだからもてないのよ」

キャスター「まったくだ」

ウェイバー「か、関係ないだろ!僕は魔術師なんだし、恋人なんていらないし…」

キャスター「魔術師?ほう、そうだったのか、知らなかったよ」

リズベット「あぁ、まぁ…何もしてないしね、コイツ」

ウェイバー「クソ!馬鹿にしやがって」

キャスター「さて、そろそろこの小うるさい口を焼くとしようか」

ウェイバー「あああああ馬鹿馬鹿いきなり何をするつもりだぁ!」

キャスター「そう怖がるなよ、傷つくだろ」

リズベット「嘘つきなさいよ」

キャスター「まぁ、それより、さっさと今日の行動を決定してくれマスター」

リズベット「あぁ…そうね」

ウェイバー「はぁ…もうやだ、この二人」

【安価】>>295
なにをしますか?
1.魔術の鍛錬
2.町を探索
3.他マスターの情報収集
4.休憩(1回毎に魔力3割回復)
5.商店街で買い物
6.バイト
7.適当に暇つぶし(小ネタ、コレを行うと夜パートに即移行します)
8.その他行動明記

294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/05/15(水) 22:09:59.04 ID:oP21j9fu0
5
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/15(水) 22:11:28.71 ID:4QKzFR98o
296 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/15(水) 22:23:26.97 ID:HqHh5w2b0
リズベット「とりあえず、町をもっと知ろう。その方が便利だしね」

キャスター「そうだな。どこに何があるかわかれば、私のスキルが上手く使える…かもしれない」

ウェイバー「大体、お前のスキル反則なんだよ。全然僕の知ってる錬金術じゃないじゃんか」

キャスター「フッ、貴様如きの粗末のなものと一緒にするな。私のほうが何倍も優れている」

リズベット「まぁ、便利ではあるわよね」

ウェイバー「だから、あんなの錬金術じゃないってば…」

キャスター「それじゃ、さっさと使い魔を…」

リズベット「…アンタ、少しは外に出なさいよ。最近めっきり引きこもっちゃって」

キャスター「そんなことは君も同じだろう。それに、私は外に出る必要がない、よってでない」

リズベット「ぐっ…いいのよ、とにかく今日は外に出て日光浴びるわよ」

キャスター「却下だ。そのような無駄な愚行は私はしない」

リズベット「この…」

ウェイバー「もういいからさっさと決めてくれ…」

【安価】>>298
使い魔を使いますか?
1.使う(広い範囲を見渡せられるが、人に会う確立が低くなる)
2.使わない(上よりは人と会う確率が高い)
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/15(水) 22:24:48.94 ID:4QKzFR98o
298 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/15(水) 22:47:22.70 ID:HqHh5w2b0
今日はもう就寝

安価下でオナシャス
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/15(水) 23:02:59.05 ID:DniBWluAO
300 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/16(木) 21:16:47.98 ID:J9GODXiw0
リズベット「…さて、これはなんでしょう」

キャスター「ん?…ただの壁に書いた練成陣…っ!」

リズベット「気づいた?」

キャスター「貴様…いつの間にそんな…自爆コマンドなど…!」

ウェイバー「…えっ」

リズベット「さて、昨日までせっせと積み上げてきたこの擬似工房。壊されたくないわよね?」

キャスター「…まさか外出一つで脅しをかけられることになろうとはな」

ウェイバー「ちょっとまて、自爆って…」

リズベット「正しくは自壊コマンドね。これを発動させるとこの家が一気に崩れます」

ウェイバー「なんてもん作ってくれてんだよおおおおおおおおおおお!」

キャスター「…そんなものがあったら私も気が気でない。外しておいてくれないか」

リズベット「えー」

キャスター「うっかり練成、いや正確には分解だが、してしまうと目も当てられない大惨事になるぞ」

リズベット「んー、しょうがないわねー、帰ってきたら外しておくわよ」

キャスター「ちっ、ここでは外さんか…」

リズベット「ほら、行くわよ」

キャスター「面倒だ…」



【コンマ:下一桁】>>302
誰かと出会いましたか?
9,0:会わなかった
1,2:キリト
3,4:アスナ
5,6:シノン
7,8:クライン
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/16(木) 21:24:30.20 ID:1tWkAP/1o
えいっ
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/05/16(木) 21:34:01.38 ID:y/LJZocJ0
303 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/16(木) 21:52:14.16 ID:J9GODXiw0
リズベット「いやー、久しぶりに外出たって感じするわねー」

キャスター「貴様には現実世界で学校があるだろうに…もしや、サボっているのか?」

リズベット「失礼ね、普通に行ってるわよ。なんか、登下校って外って感じしないのよね」

キャスター「わけがわからないな」

リズベット「いいわよ、わからなくて」

キャスター「ふん、そう…っ」

リズベット「ん?…あ、あれ」

クライン「お?リズじゃねーか、お前もまだ生き残ってたんだな」

バーサーカー「…■■…」

リズベット「少なくとも、アンタより先に脱落することはないわね」

クライン「ほ〜う?言うねぇ…そうだ、なら、どうだ?今日一発おっぱじめるってのは」

リズベット「は?今日?」

クライン「おうよ、どっかで待ち合わせでもして、ガチンコ勝負よ。まさか、俺に負けるのが怖いってんじゃ…」

リズベット「はぁ?アンタなんかに…」

キャスター「待て!!!」

リズベット「っ!?」

キャスター「落ち着け、マスター…恐らくあのサーヴァント、強敵だ…!」

リズベット「え?…クライン、ちょっとタンマ!」

クライン「おう、いいぜ。好きなだけ話し合ってくれや」

バーサーカー「……■■■…!」
304 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/16(木) 22:22:37.18 ID:J9GODXiw0
キャスター「私の勘…というか、経験というべきか、知識というべきか…それらが正しければ、あのサーヴァントは並外れた強さを持っている」

リズベット「は?経験、知識?何、あのサーヴァント知ってるの?」

キャスター「恐らくだが…あのサーヴァントの真名はキング・ブラッドレイ…」

キャスター「前に、私の位は大佐だといっただろう?…やつは、大総統だ」

リズベット「えっと、だいそうとう…?大総統!?」

キャスター「その位を冠するに相応しい実力を持つ上、やつはホムンクルス。擬似的不死に加え特殊能力を持っている」

リズベット「ホムンクルス…人造人間?それに不死とか特殊能力とか…」

キャスター「話が長くなってしまうので手短に話そう」

キャスター「まずホムンクルスとは、賢者の石をその命とする人工生命体だ」

キャスター「賢者の石はここではおいておくが、その賢者の石に命を貯蓄することで、その分だけ殺されても死なない体となる」

キャスター「そして、各人にそれぞれの固有能力がある」

キャスター「私が知っているのは、体を炭化させたり、あらゆる物を食ったり…別の人間に変化したり、などだ」

リズベット「…あ、あいつもそういった能力を持ってる…?」

キャスター「…と言っても、私はヤツの手の内を知らない」

キャスター「だが、戦闘能力は比類ないもののはずだ」

キャスター「だから…ヤツと戦闘するのは得策ではない」

リズベット「あら、あのキャスターがビビってるのかしら?」

キャスター「…フン、そんなわけがあるか。そもそも、私は元は大総統の座を狙っていたのだ」

キャスター「いつかは獲物を交える日も来るかもしれないとは思っていた…まさか、こんな所でその清算を果たすことになろうとはな」

リズベット「じゃ、大丈夫なわけね」

リズベット「さて…なあ、どうしましょうか」


【安価】>>306
クラインの誘いを受けますか?
1.はい
2.いいえ
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/16(木) 22:29:18.30 ID:X3jJiyCS0
1
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/16(木) 22:45:11.90 ID:DPtdmHGAO

うまく工房まで誘いこめればワンチャン……
307 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/16(木) 23:11:33.52 ID:J9GODXiw0
リズベット「そうね…よし」

クライン「ん?決まったか?」

リズベット「ええ…その勝負、受けて立つわ」

キャスター「…やれやれ」

クライン「おお!そうかそうか、それじゃまず場所決めねーと…」

キャスター「待ちたまえ」

クライン「あ?なんだお前、サーヴァントか?」

キャスター「そんなこと見ればわかるだろう、その目は飾りか?その頭は重りか?全く、少しは考えたまえ」

クライン「な…なんだとこの野郎!」

キャスター「まぁいい。それより、戦闘場所についてだが、それはこちらに決めさせてもらおうか」

クライン「あ?何でだよ」

キャスター「公平を期するためだ。貴様に有利な場を用意し、そしてこのように誘い込む。ふむ、実に安っぽく姑息で卑劣な手口だ」

クライン「おい、俺がそんな武士道に反するようなコトしてるってか?」

キャスター「ならば、していないと?」

クライン「あたぼーよ!こちとら座右の銘は正々堂々公明正大だぜ」

キャスター「それなら、戦闘の場はこちらが設けても一切構わないな?」

キャスター「ああ、まさか場が悪かったから負けたなどという実に負け犬めいた負け惜しみをのたまいはしまいな?」

クライン「あたりめえだって言ってんだろうが!いいぜ、場所ぐらいそっちが決めな!」

キャスター「そうかそうか、それは重畳」

リズベット「…アンタこそ姑息で下劣ね」

キャスター「私のは巧詐と言うのだよ」

リズベット「意味同じじゃない」

キャスター「細かいことは気にするな。太るぞ」

リズベット「太らないわよ、馬鹿!」

クライン「…で、どこで戦るんだ?」

キャスター「ああ、そうだな。マスター、位置情報を送ってやれ」

リズベット「え?ああ、はいはい。えっと…これかな」

クライン「オッケイ、それじゃあ、首洗って待ってろよ!」

キャスター「貴様はちゃんと腕を磨いておくんだな」

クライン「余計なお世話だよ馬鹿野郎!」

リズベット「…さて、アンタよく私達の拠点に誘い込めたわね」

キャスター「あのような単純なヤツは扱いが楽だからな」

リズベット「はー…まぁいいや」

キャスター「おい」

リズベット「ほら、私達も行くわよ。ちゃっちゃと歩きなさい」

キャスター「まったく…」
308 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/16(木) 23:15:55.11 ID:J9GODXiw0
今日はここで終了
      就寝

あ、そうだ
・・・
テスト

       ・・・
       テスト
         ・・・
あああああああああテストああああああああ




では、また明日
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/16(木) 23:49:06.13 ID:DPtdmHGAO

テストは解答欄に「私はこの問題について真に驚くべき解答を発見したが、ここに記すには余白が狭すぎる。」と書けば大丈夫(暴論)
310 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/17(金) 21:17:14.85 ID:20IiUucm0
>>309
確かに近々テストはありますが
あのテストは上点のズレのテストです
紛らわしくてすみません

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
ついでにここでもテスト

では、今日は少なめですが、はじめます
311 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/17(金) 21:33:18.88 ID:20IiUucm0
キャスター「さて、バーサーカーとの戦いを扱ぎ付けたのはいいが…正直、勝率は高くない」

リズベット「あら、ちなみにどれくらい?」

キャスター「現状で3割7分程か」

リズベット「低…いのかしら。よく考えてみればキャスターとバーサーカーだし、もっと低くてもいいのかも…」

キャスター「今回はこちらの工房に誘い込んでいるという条件も忘れるな」

リズベット「ああ、そっか。それじゃあ、やっぱり低いの?」

キャスター「妥当な線、と言ったところか。むしろ高い部類かもしれんが、あのバーサーカーの実力を考えると」

リズベット「ま、それはそれ、その時になってから…夜になってから考えればいいでしょ」

キャスター「お気楽で能天気。典型的な馬鹿の発想だな」

リズベット「アンタこそ口の減らない皮肉屋のクセに」

キャスター「真実とは愚者にとっては毒のようなものだ…とかく、手早く次の手を打たねばな」

リズベット「あー、そうね。せいぜいその勝率を少しでも上げるように努力しましょうか」



【安価】>>
なにをしますか?
1.魔術の鍛錬
2.町を探索
3.他マスターの情報収集
4.休憩(1回毎に魔力3割回復)
5.商店街で買い物
6.バイト
7.工房作成
8.適当に暇つぶし(小ネタ、コレを行うと夜パートに即移行します)
9.その他行動明記


前回「7.工房作成」を入れ忘れました、すいません
312 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/17(金) 21:33:48.20 ID:20IiUucm0
安価は>>314です
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/17(金) 21:44:47.36 ID:WbGaVTXAO
>>310
確かによく見たらそう見える……
ksk
安価なら7
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2013/05/17(金) 22:09:30.08 ID:48ACXqoM0
7
315 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/17(金) 22:51:11.48 ID:20IiUucm0
リズベット「よし、そうと決まればさっさと帰って工房のチェックしないと」

キャスター「ふむ…これまでは拠点そのものの強化と錬金術の錬度の上昇をしていたが…」

リズベット「あとは私用の練成陣とかも書いておいたけど」

キャスター「今度は、トラップ類…或いは特殊効果を与える必要がありそうだ」

リズベット「対バーサーカー用にってこと?」

キャスター「いや、バーサーカーについての情報がほぼない以上、対策を講じることは不可能だ」

キャスター「となると…無力化とはいかなくとも、弱体化くらいはさせたいところだ…」

リズベット「罠ねぇ…やっぱ地雷とか?あと毒矢?」

キャスター「発想が一般的且つ貧困だな、マスター」

リズベット「一々うるさい!」

キャスター「まぁそれはさておき…後は、そうだな…麻痺系か、それ以外での動きを止める類のものか…」

リズベット「相手の能力にもよるんじゃないの?」

キャスター「といっても、正確なステータスなどわからん以上しかたあるまい」

リズベット「ちなみに、予想じゃどれくらいの能力なの?あのバーサーカー」

キャスター「そうだな…狂化も考慮すると…最悪オールAなどもあり得るか…」

リズベット「いや…冗談でしょ…?」

キャスター「最悪の場合、だ。そうだな、せいぜい低くても魔力、幸運値がCまでか。私の見立てでは」

リズベット「うわ…キリト並みのチートね…」

キャスター「ん?」

リズベット「いや、なんでもない…とにかく、どうやってそのバーサーカーに勝つかってことよね」

キャスター「では…工房にどんな罠、特殊効果を付与するかが鍵となるな」

リズベット「…とか言ってる間に帰ってきちゃったわね」

キャスター「それじゃあ、始めるぞマスター」

リズベット「はいよ」


【安価】>>317
どのような工房を作りますか?
1.ステータス弱化の効果を付与した弾丸を撃ち出す罠
2.粘着質の液体を作りばら撒いた床
3.一つの部屋を一個の爆弾とし、そこに閉じ込めて爆破する部屋
4.その他詳細明記

4は、前と同様、不可能なものは再安価で

今日はここまでで、安価はとっておいてください
では
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/05/17(金) 23:07:28.13 ID:sJdTD6M80
4
クラインの魔力が低いことを予想して、クラインの魔力の最大値を下げる罠で、魔力切れを狙う
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/05/17(金) 23:38:28.59 ID:GZrd4WDr0
>>316
318 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/18(土) 21:19:47.23 ID:qt3Ot2fZ0
キャスター「しかしどうしたものか…どのような効果でバーサーカーに相対す?」

リズベット「私に振られても…バーサーカーの弱点とかないの?」

キャスター「知らないな…あの大総統サマが戦っている姿は見たことがないんだ」

リズベット「いやそうじゃなくて、バーサーカー共通の弱みみたいなもの」

キャスター「うん?そうだな…狂化によって理性が失われていることと、魔力消費が多いこと…」

キャスター「…魔力切れを狙うか?」

リズベット「魔力ね…ところでこの魔力って、全マスターが一緒なの?」

キャスター「いや、初めにランダムで決定される。だがコンバートした連中なら、直前にプレイしていた世界のステータスが反映される筈だ」

リズベット「へぇ…ん?」

キャスター「どうした?」

リズベット「いや…確か私達は全員コンバートしたんだけど…クラインって、前の世界で魔法関係一切上げてなかったのよね」

キャスター「は?」

リズベット「だから、魔法攻撃力防御力みたいなもののステータスがほぼ最低値なのよ、武士はなんちゃらとか言って」

キャスター「ああ…さっきも武士がどうのと喚いていたな…ということは、ヤツの魔力は相当低いのか?」

リズベット「しかも、バーサーカーは燃費が悪い、と…」

キャスター「………」

リズベット「………」

キャスター「決まりだな」

リズベット「そうね」

ウェイバー「ん…?帰ってたのかってうわ!なんだその悪い顔!」


【コンマ:下一桁】>>320
効果の程度を決定します
何割の魔力を削ぐことに成功しましたか?
1,2,3,4→2割
5,6,7→4割
8,9→6割
0→8割
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/18(土) 21:29:30.77 ID:KaFLqKUAO
ksk
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/05/18(土) 21:30:27.39 ID:1o9r2kJA0
321 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/18(土) 22:18:27.87 ID:qt3Ot2fZ0
キャスター「これは…中々の改心の出来だな」

リズベット「ええ…もう、これ以上は無理ね」

キャスター「そうだな、無理にこれ以上手を加えると綻びが生まれてしまいそうだ」

ウェイバー「で…これはなんなんだ、また僕の家…この家を大改造して」

キャスター「なに、大したことじゃない。少々敵の魔力を下げるだけだ」

ウェイバー「あぁ、お前の攻撃ダメージを上げるためか。でも、ならなんでお前の魔力を上げないんだ?」

キャスター「いや、違うぞ。下げるのはサーヴァントではなくマスターの魔力だ」

ウェイバー「うげ…よっぽど性質が悪いな」

ウェイバー「…ん?この家全体にそんな魔術かけたら、コイツの魔力も下がっちまうんじゃないか?」

リズベット「コイツってゆーな」

キャスター「まぁ、魔術ではないというのは瑣末事だが…お前は本当に掛け値なくブァカだな」

ウェイバー「なんだと!」

キャスター「そのような無駄な仕掛けを私が作るとおもっているのか。まったく途方もなくブァカだな」

キャスター「さて、先ほどは魔術ではないことは些事だと言ったが…そう、これは魔術じゃない」

キャスター「これは、錬金術だ。さて、錬金術の原理は?マスター」

リズベット「え、いきなり!?えっと、り、理解、分解、再構築?」

キャスター「これしきのことでしどろもどろになるな、みっともない」

キャスター「まあ、それは今ここではどうでもいいことだが」

リズベット「なら何で聞いたのよ!?」

キャスター「さて、錬金術とは、そもそも個の物質のみに影響を与えるものだ」

リズベット「こっちの文句は聞かないし」

キャスター「その厳密な定義は術者に決定権がある」

キャスター「例えば…この変哲もないただのコーヒーカップ」

キャスター「マスター、これを…そうだな、銀製に変えてみろ」

リズベット「えぇ…わかったわよ。練成陣書くの面倒だけど」

リズベット「………はい、できた」

キャスター「うむ、見事だ。さて、マスターはこのカップ全てを銀製に変えたが…」

キャスター「これを………取っ手のみ黄金に変えることも出来る」

ウェイバー「ああ、成程…」

キャスター「そう、つまり限定的に効果を及ぼすのが前提だ」

キャスター「よって、この家全体にというのは、できるがする必要がない」

ウェイバー「それはわかったけど…ならなんでこの家全体を魔改造してるんだよ」

キャスター「それはただ単に容量の問題…よでも言うべきか。流石に魔力に作用する錬金術となると、並大抵のものでは通用しないのだよ」

キャスター「だから、この家のほぼ全体を練成陣で埋め尽くすことになった」

キャスター「この練成陣は場所指定ではなく力場流動の操作のみとしているから、問題もない」

ウェイバー「なんか一気にわからなくなった」


錬金術に関しては(それ以外も)ふんだんにオリ要素混ぜ込んでますが、どうぞご容赦ください
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2013/05/18(土) 22:26:12.03 ID:PUER4KHz0
続き早よ
323 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/18(土) 22:28:43.14 ID:qt3Ot2fZ0
キャスター「まあ馬鹿に説明していても時間の無駄か。マスター、次の行動に移るぞ」

ウェイバー「うっさい!バーカバーカ!」

リズベット「哀れね…」

キャスター「いいから早くしろ」


【安価】>>324
なにをしますか?
1.魔術の鍛錬
2.町を探索
3.他マスターの情報収集
4.休憩(1回毎に魔力3割回復)
5.商店街で買い物
6.バイト
7.工房作成
8.適当に暇つぶし(小ネタ、コレを行うと夜パートに即移行します)
9.その他行動明記

324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/18(土) 22:29:14.76 ID:KaFLqKUAO
ヒント:>>1は遅筆

結界はプログラミングのif文みたいな感じでいいのかな?
この聖杯戦争はEXTRAと同じVR空間だからプログラムの書き換えってことにすれば矛盾も少なそうだし
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/18(土) 22:30:09.54 ID:KaFLqKUAO
安価踏んじまった……
安価は1で
326 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/18(土) 22:51:35.83 ID:qt3Ot2fZ0
>>324
矛盾点は各々脳内補完してくれれば幸いです

しかし遅筆は直りません…>>1の注意分から遅筆が消えることはなさそうに思えます


リズベット「だったら私、錬金術を鍛えておきたい」

キャスター「別に構わんが」

リズベット「ほら、さっきクラインは魔力関係一切上げてないって言ったでしょ?」

リズベット「その分他の能力地上げてるからさ、その部分で何かされるかもしれないし」

キャスター「ようするに念のためと」

リズベット「まぁそんなところね、どうせ他にやることもないし」

キャスター「そうだな」

ウェイバー「はいはい、だったらさっさと別部屋行って錬金術でもなんでも鍛えて来い」

キャスター「何を不貞腐れているんだお前は」

ウェイバー「別に不貞腐れてなんかない!」

キャスター「まあ、どうでもいいがな。行くぞマスター」

リズベット「なんかもうアンタの高圧的な態度にも順応しちゃったわねー」

キャスター「フン、ほざけ」

ウェイバー「………ゲームしよ」



【錬金術+1(16)】
327 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/18(土) 22:55:33.27 ID:qt3Ot2fZ0
昼パート終了
明日から夜パート入ります

このssでの矛盾点に関しては、指摘してもよし、脳内補完してもよしです
指摘する際、「あなたってほんとゴミクズね」と加えると、>>1がほむほむなどを連想して喜び勇みます
ですがそれによって筆が速くなりはしません
現実は非情である

ではまた明日に
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/05/18(土) 23:00:25.69 ID:Ngb9FDLO0
結局何割削れるの?
329 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/18(土) 23:18:41.72 ID:qt3Ot2fZ0
コンマの結果、6割です
書いてませんでしたね、すいません
330 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/19(日) 21:07:24.38 ID:MoJCXkyz0
どう頑張ってもCCCのアーチャーで第3隠しボスに勝てない今日この頃、投下します

あれかなり卑怯というか…
もうガチで殺しにきてますよね
確実に心をへし折るための設計で泣く

さて、すでに眠気が足音を立ててやってきてますが、どうにか書いていこうと思います

では夜パート、はじめます
331 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/19(日) 21:38:37.09 ID:MoJCXkyz0
リズベット「それじゃあ、簡単に作戦を決めておきましょうか」

ウェイバー「簡単に?おい、時間がないからってそう適当になるなよ」

キャスター「馬鹿め、戦場にはイレギュラーはつきものだ」

キャスター「綿密な作戦など立てたところで、破綻は目に見えている」

リズベット(普通に時間なかったからなんだけど)

リズベット「えっと、方針としては、クラインの魔力を削ぎ落として魔力切れを狙う、でいいのよね」

キャスター「それが妥当だろう。私ではバーサーカー相手に白兵戦などとてもじゃないがもたん」

ウェイバー「バーサーカーだけじゃないだろ。基本的に貧弱なんだから」

キャスター「私は頭脳労働専門なのだよ、そのようなことはわかりきっている」

リズベット「明らかに戦闘用の宝具持っておいて何言ってんのよ」

キャスター「ふん、重鎮の座につくには最低限の護身はできなければならん」

ウェイバー「けっ、ああ言えばこう言いやがって」

リズベット「はいはい、話が逸れたから戻すわよ」

リズベット「それで、具体的にどうやってクラインの魔力切れを狙うかだけど…」

リズベット「案ある?」

ウェイバー「おいおい…そのために家を改造しておいて今更そこを考えるのかよ」

リズベット「しょうがないでしょ。いいから、案出せ案!」

キャスター「そうだな…まずは、マスターとサーヴァントを分離できたら楽になるだろう」

ウェイバー「まぁ、基本といえば基本だな」

キャスター「だがまぁ、それは出来すぎというものだろう。正直、バーサーカー相手に遮蔽物が通用するイメージが沸かない」

リズベット「どんだけよ…とにかく、できるだけ二人を引き離すってコトでいいのね?」

キャスター「無理にやる必要はないな。機会が生まれたら、程度でいい」

リズベット「それじゃ、それは保険みたいなもので。本命の作戦を考えましょう」

ウェイバー「魔力切れか…相手に魔力を消費させればいいんだから…」

キャスター「というか、隠れてればいいだろ」

リズベット「えっ」

キャスター「別にわざわざこちらから仕掛けなくとも、あちらの自滅を待てばいい」

ウェイバー「まさかの隠れゲー」

リズベット「ええ…なんか地味ねぇ…」
332 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/19(日) 22:00:19.41 ID:MoJCXkyz0
リズベット「それじゃちょっと…」

キャスター「む、ならば代案を出せ。否定してばかりではなにも解決しないぞ」

ウェイバー「確かにその通りだけどさ」

リズベット「むぅ…代案ねぇ…」


【安価:時間制限〜22:15】>>334
何かクラインの魔力切れを起こす方法はありますか?
尚、今回は展開的に時間制限が設けられます
22:15分までに安価がなければ、キャスターの案が採用されます
まぁ、一種のネタアンケートみたいなものだと思ってくだされば結構です
それと、不可能なものについては再安価なしで、安価がなかった場合と同様に進めます
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 22:02:34.12 ID:6TOq0tUpo
アスナを攻めさせる
334 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/19(日) 22:20:10.18 ID:MoJCXkyz0
【結果:失敗】

まぁ別にここで分岐とかそういうのはないんですけどね

ところで、>>333の意味が私にはわかりませんが…
ネタですかね?

では、あと1レスほどで今日は投下終了となります
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/19(日) 22:22:08.75 ID:6TOq0tUpo
>>334
昔風に言えば
「二虎競食」
の計ですね。
336 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/19(日) 22:30:55.31 ID:MoJCXkyz0
リズベット「ぐ…」

キャスター「ないな?では、この家の間取りを少々変更しておこうか・・・」

ウェイバー「うおい!何しようとしちゃってるんですかぁ!」

キャスター「なに、隠れやすいようにしておこうかと思ってな」

ウェイバー「思ってな、じゃねえよ!」

リズベット「ウェイバー、無駄よ。こいつに私達の言葉は通用しないわ」

キャスター「さすがマスター、よくわかってるじゃないか」

ウェイバー「このぉ…!」

キャスター「あ、でも先に練成陣を作ってしまったから、流石にそれはできないか…残念だ」

ウェイバー「ふぅ…」

キャスター「では、今のうちにシミュレーションでもして暇を潰しておこう。マスター、依然異常はないな?」

リズベット「ええ、外の使い魔はクライン達をまだ補足は…」

キャスター「…はぁ、どうしてこう上手くいかないものかね」

リズベット「ウェイバー、避難して」

ウェイバー「はいはいっと」

キャスター「では、戦闘開始だ」
337 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/19(日) 22:32:44.54 ID:MoJCXkyz0
>>335
要するに漁夫の利ですか
ですが、リズベットにはアスナを味方に引き入れる手段がないですし、突飛だったのでネタかと
338 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/20(月) 21:38:54.43 ID:wtxs8R3j0
私達は二階の一番奥の部屋―――使われていなさそうな、空き部屋に陣取った。
玄関から最も遠い場所というだけで選んだが、そこそこ広いので文句はない。
しかし、本当に何年も使われていないようだが、別段汚くはない。
というか、わざわざ汚す方が面倒なのだろう。
時々忘れてしまうが―――それはこの世界が現実に限りなく酷似しているからだが―――ここは仮想世界なのである。
年月による劣化もなければ、そもそもこの世界に来る前の年月そのものは―――設定としてはあるかもしれないが―――存在しないのである。
よって、この部屋も製作者の意図が加わっておらず、綺麗な部屋として残っているということだろう。

ともかく、今私達はそこにいるわけで、これから敵と戦闘をするわけだが―――
キャスターの提案した作戦…魔力切れまで隠れてやり過ごすというのは―――まぁ代案がなかったからその場では決定してしまったが、土台無理な話である。
ここはただの一軒家である。
人間二人が隠れていられるスペース自体がそもそも少ない。
大体身動きの取れない場所で閉じこもっていたら、見つかってしまったときの対処など不可能。
なので、「隠れる」こと自体ができないのである。
この作戦は、そもそも破綻している―――

というのに、キャスターは誇らしげな顔でどっかりと構えている。
いや、誇らしげというよりは―――余裕があるというか。
とにかく、緊張もなければ焦燥も不安もない。
自然体といえば聞こえはいいが―――今この場では、頼りなく思ってしまう。

だが、そうも言っていられない。
自分たちは、勝つために戦うのだから。

「ではまず、接続してくれ」

キャスターが告げる。
接続とは、一人の使い魔によって見る視界を、他の人にも同様に見せることである。
言われた私は頷き―――キャスターの目に手をかざす。
そうして、使い魔の視界を共有するのである。

「ふむ…後、二分もかからんな。マスター、準備は大丈夫か?便所は今ならギリギリ間に合うぞ」

「行くわけないでしょ!…大丈夫よ、いつでも戦う準備は出来てる」

「よし、なら気を引き締めろ」

「それはこっちの台詞よ」

短い会話を済ませ、それから黙る。
静寂。
この沈黙に身を委ね、緊張と集中に意識を沈ませる。
大丈夫だ。
そう自らに呟く。
ここから、戦闘が始まる。
339 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/20(月) 22:12:50.38 ID:wtxs8R3j0
クライン達が私達のいる家屋の前に来るのを、使い魔越しに見る。
その様子は、至って普通。
だが…クラインの後ろに構えている、殺気を放つ狂鬼にして凶鬼が、唯一普通という尺からは外れていた。
悪鬼。
まさにそのもの―――いや、もはや殺鬼とでも言うほどに、それほどまでに、アレは狂っている。
狂っている。
狂っているというのに…なんというべきか。
意思を感じるというか。
一貫しているというか。
何か…純然たる、確固とした心気。
そういったものが垣間見えた…様な気がした。

クラインが、周りを見渡し始める。
…?
何をしているのだろうか。

「大方、敵の奇襲を警戒しているのだろう…まぁ、あんな下手にキョロキョロしているだけで、素人という部分を丸出しにしているが」

キャスターは、淡々と告げる。

確認が終わったようで、クラインは家のドアノブに手を掛ける。
―――が、そこで思いとどまり、バーサーカーを前にする。
今度は罠を警戒しているようだ。

「忙しい男だ」

確かにクラインはいつもからその通りだが…今回は、それも仕方がないとは思う。
敵陣営に攻撃。
しかも、自分から行くと知られている。
策の一つや二つ、用意する方がが普通である。
ならば、クラインの警戒も仕方がない。

バーサーカーの指が、腕が、体が、突き出される。
扉が開く。
340 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/21(火) 21:26:36.13 ID:X0LnNFBO0
バーサーカーが、敷居を跨ぎ足を玄関に踏み入れる。

心身が強張る。
これから始まる戦闘への緊張。
自分達の領域に部外者が入る異物感。
そして何より―――絶対的強者への、畏怖。
恐怖。
使い魔を通してでもわかるその強大さに、体が震える。
未だ面と向かってさえいないのに―――もし、これからあの敵と直接退治するようなことがあれば。
掛け値なしに、気絶してしまいかねない。
そんな感覚が浮き上がるほどに、きっとバーサーカーは強い。
震える体を抱く―――

「心配するな、私に任せろ」

キャスター。
彼の声により、少しばかり安心が戻る。
そうだ、脅えてばかりじゃいられない。
集中、しなければ。

バーサーカーの後ろから、クラインが家の中へと進入する。。
瞬間―――

私のすぐ横と、クラインの足元に、同時に閃光が迸る―――!

「まずは一手だ。私の入魂の一策、とくと味わえ―――」

キャスターが張った罠、魔力減少が発動する。

クラインは慌てふためき、回避もできずにその効果を為す術なく受ける。
これで、大分有利となる―――。
341 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/21(火) 21:47:14.18 ID:X0LnNFBO0

―――視界が暗転する。

いや違う。たった今メインとして視ていた使い魔からの視覚情報が遮断された。
つまり、クラインとバーサーカーの近くに置いておいた使い魔が不具合を生じたか、若しくは―――。

「潰されたか…狂化して尚、その眼光は衰えないということか」

キャスターが憎憎しげに―――或いは、少しの畏敬の念を込めて、呟く。

使い魔は、どうやら破壊されたようだ。
特にカモフラージュなどは施してはいなかったが、一応見つかり辛いように保護色を意識して作り、出来るだけ角に置いておいたのだけれど。
それらの甲斐虚しく、あっさりと看破されたらしい。

そのせいで、敵陣営を見失ってしまった。
これは大きな痛手だ。
敵の位置が補足できていることは、何よりのアドバンテージだったのだ。
それが、こうも容易く破壊されてしまった。
不安が募る。

時に、かくれんぼと言うのは、隠れる側が圧倒的に不利だと思う。
限られた時間で身を隠し、その後は不安と焦燥に駆られる。
ならば鬼は、ただ見つけるだけで勝ちなのだから、気楽なものだ。
精神的優位。
それは、何よりも戦場では確保すべきことなのかもしれないと、ことここに至って私は思う。

つまり、現在の状況とはそういうことだ。
敵の位置が不明になった瞬間、精神的優位は保てなくなった。
少なくとも私には。
戦況は、既に傾き始めている。
何か、手が必要だが―――
下手に行動すると却って危険なのだと、理性が告げる。
或いは恐怖が。
『動くな』と、命令を送る。
それは、抗いがたい本能。

それでも、私は抗わなければならない。

「キャスター…」

「何、特別想定外というわけでもない」

「私に任せろといっただろう、大人しくしていろ」

キャスターは、未だ余裕綽々唯々諾々だ。
いや、唯々諾々は違う。

と、自分で自分に突っ込んでいたとき。
轟音が、遠くで響いた。
明らかな破壊音だった。
342 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/21(火) 21:56:36.00 ID:X0LnNFBO0

「何…?」

「おい…まさ、か」

キャスターは顔面蒼白…とまではいかないが、それでも初めて慌てる様子を見せる。

「クッ、馬鹿が」

キャスターが、苦々しげに毒づく。
同時に、両の手を合わせ、そのまま水面直下に振り下ろす。
地面に乗せられた両腕は、小さな悪魔のような形相の使い魔―――私のものよりも数段強力なのは簡単に見て取れる―――を複数召還し、それぞれを羽ばたかせる。
私と同じように視察用だろう。
敵の居場所を突き止めるためには、手段はこれしかない。
ここから動くには実に早計だ。
私は既にキャスターと接続しているので、その使い魔の視覚状況を観察する―――。
343 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/22(水) 21:40:23.49 ID:liLht4HT0
使い魔たちは、一部を除いて大半が2階を探索していた。
何故…?
敵はまだ、1階にいるはずでは―――

「奴ら、もう気づいたようだ。2階への階段がないことに―――」

…はっ?
何それ、初耳なんですけど。
と、疑問を呈すると。

「あぁ、言ってなかったからな」

しれっと。
何の気なさそうに、キャスターは受け流す。
ウェイバーもこの事実は知らないのだろう。
この男…色々な意味で侮れない―――!

「今はそんなことは問題ではない。さっきの破壊音は恐らく、1階から2階の床をぶち抜いた音だ」

またも、私は呆然とする。
1階から2階の床をぶち抜いた。
明らかに人間の所業ではない。
―――まぁ、人間ではないのだけれど。

だが、それでもサーヴァントだからといって―――バーサーカーだからといって、そこまでのことを、平然と出来るのか。

未だ、理解が追いついていないらしい。
サーヴァントへの。
理解が。

やがて―――キャスターが放った使い魔の視界に、人影が映るのを見つけた。

クラインとバーサーカー。

二人は、迷いながらも着実にこちらに進んでくる。

最奥の間。
それは、敵から最も離れている位置にあるからこそ、敵はその位置を知らずとも勝手に進軍する。
最も離れているとは、それ以上離れられないということ。
離れられないのだから―――進めば、それは前進だ。
だから、そこにいる自分は、そこにいる限り追い詰められるばかりなのである。
その重圧。
その精神的負担は、決して少なくはなかった。

と―――ここに来て私は、口元に笑みが零れる。
なんか、今夜は苦しいことばかりだ。
まだ戦ってすらいないのに。
既にダメージの量は計り知れない。
そのせいで、壊れたのかもしれない。
おかしくなったのかも―――しれない。
笑みは崩れない。
気分が昂揚する。
興奮して―――戦闘意欲が湧き出る。
湯水の如く。
湧き上がる。

「キャスター」

「ああ、敵はもう近くまで来てしまったな―――さて、どうするマスター。君の指示を仰ごう」

「決まってるわ」

いつか思えば、その選択はその場の気分に左右された、決して良策とは言えない一手なのだろう。
だが、しかし。
それでも、今の私は。
この選択以外は―――考え付かなかったのだ。

「敵は―――殲滅よ!」

「了解した。私の全力を持って、その命令に応えよう」
344 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/23(木) 21:24:22.92 ID:SKDr7eSR0
今回は少しばかり趣向を変えてみようかと

ずばり、選択肢によるルート分岐です

何故今になってかというと…この二陣営では、どちらを勝たせるべきかわからなくなってきてしまったのです

現状は五分五分、どちらが勝ってもおかしくありません
なので、いっそ皆様に結果を決めてもらおうかと思いました
何卒よろしくお願いします

【安価】>>347
次にする行動を決定してください
1.正面から堂々と勝負を仕掛ける
2.建物を破壊してクライン抹殺
3.サーヴァント、マスター同士役割分担
4.ひたすら逃げる
5.その他詳細明記

5の場合、安価によって勝敗は>>1が決めます
また、不可能なものだった、又は安価ミスだった場合
>>347のレス時間のコンマ(右)から最も近い1〜4の選択肢にします
つまり、>>343なら右から二番目の4、>>342なら右から四番目の3となります
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/23(木) 21:25:08.53 ID:5vdfEzQmo
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/23(木) 21:58:05.33 ID:/GUAe4jE0
2
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/05/23(木) 23:02:49.51 ID:N1ofEn9y0
348 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/24(金) 21:07:59.30 ID:AeDreC0n0
安価結果:安価ミスにより、コンマ決定
よって、選択肢は1となりました
349 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/24(金) 21:38:05.42 ID:AeDreC0n0

「さて…もうこうなっては小細工も通用せん。正面から…いかせてもらう!」

キャスターは、使い魔が教えてくれているバーサーカーの居場所へと向かって駆ける。
その足取りには迷いも不安もなく、確固とした強さで、踏みしめられていた。
私も、その後に続く。

「遠慮も手加減も不要だろう―――燃え上がれ!」

キャスターが、指を鳴らす。
すると、少し先のところで爆発音。
同時に、クラインの叫び声。
居場所がわかっていれば、どこだろうと放たれるそのキャスターの宝具の威力を、今改めて思い知る。

だが…ここは木造。
連発していては、こちらにも危害が及ぶ。
悠長にはしていられない…
だから、確認する。

「キャスター!あんた、勝算はあるんでしょうね!?」

「そんなものはない!」

断言しやがった。

「だが…勝ってみせるさ、どれほど不利だとうとな」

「…なら、餞別よ。受け取りなさい」

キャスターが、疑問符を浮かべながらこちらに目をやる。
それに応えるように、私は詠う。

「令呪を以って命ずる―――キャスター、その手に勝利を掴み取りなさい」

「負けるなんて―――許さない」

「――――――」

手の甲が熱く滾る。
同時に、隻手に刻まれた刻印の一部が、薄くなっていく。
令呪。
サーヴァントとの契約証であり、サーヴァントへの絶対命令権。
それは―――サーヴァントの意に沿う形で命令をすると、一時的に能力を上昇させる効果も持つ。
それを、私は使用した。
三度のみ。
そう、令呪の使用は三度のみなのだ。
三度使ってしまえば、契約は破棄される。
つまり、実質二回だ。
その内の一度を―――ここで使う。

「―――ハッ、まったく。貴様はどこまで無能なマスターなのやら。頭が痛いね」

キャスターが皮肉を満遍なく顔に浮かべ、笑う。

「令呪をこのようなところで―――この程度の場面で使ってしまうなど。計画性といったものには無縁なのか?」

「先の言葉は、日本人の好きな謙遜だというのに…鵜呑みにするとはな。そういう意味でも、実に馬鹿らしい」

私は何も言わない。
互いにわかっている。
その言葉が、まったくの虚勢であることを。
だから―――私は、言葉を挟まない。

「だが、使ってしまったものは仕方がない。甘んじて受け入れ、せいぜい余裕のよっちゃんで勝ってきてやるさ」

「うわ、親父臭…」

いかん、本音が。

「…いい度胸だ。この戦いが終わったら、今度こそしばき倒してやるからな…!」

キャスターは、肩を震わせながら毒づく。

その光景が、もう貴重なものに思えた。
350 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/24(金) 22:07:37.91 ID:AeDreC0n0
突如。

全身に刃物が突きつけられる―――錯覚。
この悪寒は―――!

「キャスター!前!」

「■■■■―――!」

刀身が淡く光る。
既に―――眼前には、バーサーカーの姿―――!
その手の刀は、曲がることなくキャスターへと向けられている。
突進からの、突き。
その突然の攻撃に、キャスターは―――。

すんでのところで、回避する。

普段のキャスターならばそんな芸当など夢のまた夢だろう。
だが―――私は先ほど、令呪で能力の底上げをしている。
その所為か、若しくは全く別の要因かもしれないが―――キャスターは、バーサーカーの攻撃を回避する。

「舐…めるなァ!」

咄嗟にバックステップ。
同時に指を鳴らし、炎でバーサーカーを攻撃。
たちまち燃え出すバーサーカー。

「■■■―――!」

バーサーカーは苦しむ。
業火の中で―――苦痛をその身に宿す。
それはどこか、断罪の景観にも見えてきて―――。

「■■■■■――――――!!!」

吼え、猛るバーサーカー。
そして―――炎を、その刀で打ち払う―――!
なに―――!?

「ぐっ、正に化け物だな、大総統!」

キャスターは、即座に武器―――手軽且つ簡素、しかし丈夫そうな槍―――を練成する。

「■■■―――!」

バーサーカーが、刀でキャスターを大振りに薙ぐ。
それに対し、キャスターは槍で受け止めるが―――。
所詮強化してもキャスターはキャスター。劇的にステータスが変わるわけでもないので―ー−。
キャスターは大きく吹き飛ばされる。

「ぐあっ…が…!」

背を壁に強打し、一瞬意識を手放すキャスター。
そこに、バーサーカーが詰め寄り−――。
一閃。
刀が空を切り裂く。
その太刀筋は狂化して尚も真っ直ぐ、揺らぎはしない。
銀の軌跡は、しかしキャスターを両断はしなかった。

それはキャスターが咄嗟の判断で、自分の後ろの壁を錬金術で壊し、1階へと落ちたからだった。
351 :ドM紳士<欠片狐やっと倒せたやっほおおおおおおおお ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/25(土) 21:46:37.03 ID:yJWyRwx/0

私は階下へと落下する。
眼前には、彼の大総統閣下が、息を巻いて迫ってくる。

―――やれやれ、あの表向きの好々爺然とした面影など、微塵もないな。
そういえば、彼の背負った名は憤怒《ラース》だったか。
成程、その名は確かに狂戦士には相応しい。

皮肉を心に浮かべながら、私は迫る床を背に感じる。
サーヴァントとなった身なのでダメージは気にしないでいいのだが、その衝撃によって隙が出来てしまう。
そうなってしまえば、たちまち刀が襲いかかり、私は下半身と分かたれることだろう。
そうならないために、私は一計を案じる。
といっても、計の名には相応しくない、ただの回避行動でしかないが。

私は両の手を合わせ、間近まで迫った床に叩きつける。
紫電が瞬き、床が変形する。
私の横から、バーサーカーへと巨大な棘が這い上がる。
それ一本で人一人を絶命させるに足る棘を、四方八方から襲わせる。

バーサーカーは、だがそれに怯むことなく、触れることなく、全てを刀で切り裂く。
先端部分が、あちらこちらへと落下する。
―――しかし、それでは終わらない。
鋭利な穂先を失った棘は、失速することなくバーサーカーへと差し迫る。
刺殺でなければ、圧殺。
つまりは、そういうことだ。

さしものバーサーカーも、これには一瞬反応が遅れた。
だが、そのまま殺されてくれるほど甘くはない。
全てを斬ることは出来ないと判断したのか、両手足で棘を支え、持ちこたえる。
棘の数は四を上回るが、抑えられた四つの棘と同角度で攻め込ませたので、つっかかってしまったようだ。
たかだか四つを止めただけで、攻撃全体を無効化された。
あの男、実は狂化していないのではないかとさえ疑ってしまう。
しかし、私の狙いは攻撃ではなく、防御のための時間稼ぎだ。
そして、その目的は達成された。

足止めされたバーサーカーを尻目に、私は落下地点から大きく離れ、体勢を整える。
未だ押さえつけられているバーサーカーへと向けて、指を鳴らす。
―――加減は、いらんな?
意味のない問いを投げかけ。
最大火力の炎を、その身へと浴びせた。
352 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/25(土) 22:41:25.11 ID:yJWyRwx/0
―――これで、少しは手傷を負わせたことだろう。
しかし、手加減なしでやってしまったため、周りの拘束も全て焼き払ってしまった。
まぁ、弱攻撃でじわじわ、なんて陰湿な趣味は私にはないので、これで無問題だ。

さて、これからの展開は相手の状態に左右されてしまうが―――
それだけのダメージを負わせることが出来たのか。
それを確認しなければならない。

だが、私が放った火炎によって、煙が濛々と立ち込めてしまっている。
よく見ると周りがちらほら燃えているのが見える。
これでは、長くは保たないか。
この家が焼け崩れてしまったら、最悪双方のマスターが死んでしまう。
私のマスターは大丈夫だと思いたいが…。
いかんせん、突き詰めれば一般人の少女に、緊急時の力の行使を期待はできまい。
人は、あまりにも脆弱だ。

そろそろ煙が晴れてくる。
その白煙の先に、立ち尽くす影が浮かび上がる。
―――倒せたとは、思っていなかったが。
その立ち姿の、あまりにも端然としている様に、少々冷や汗が流れ出る。
やがて現れるのは、熱傷をものともしない一人の戦士。
その眼光が、私を捉えて放さない。

「■■―――■■■■■■■■■!!!」

咆哮。
咆え、哮る。
その動作は、そもそも弱者が生き残るための威嚇行為。
だが、強者は。
己の力を鼓舞し、知らしめるための儀式として行う。

怯懦が私を襲う。
―――しまった!
怯んでしまった。
怯えてしまった。
それは、間隙に生じる弱さ。
隙が―――出来てしまった。
足、が―――。
う、ご―――。

瞬間。
目の前には、刀が。
353 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/25(土) 23:18:13.80 ID:yJWyRwx/0
マズイ。
何かないか。
足が動かない。
体が硬直してしまっている。
何か。
何か何か何か。
早くこの状況を打破しなければ。
死―――。




突如として。
爆炎が巻き起こる。
轟音が鳴り響く。
それらが私達を襲う。
いや、違う。
突如として起こったのではない。
それは、私が無意識に発動したに過ぎない。
だが、咄嗟に発動してしまったため制御が為されておらず。
バーサーカーと私を巻き込み、暴走する。

「■■■■―――!!」

「ぐおおおおおお!」

堪えろ。
これで堪えられなければ、負けだ。
耐久値は圧倒的に私が下だろう。
だが、これは私の宝具。
魔力値も、私の方が高いだろう。
ならば、ダメージは言うほど高くない、はずだ。
それに―――バーサーカーは数度、私の攻撃を受けている。
ならば、ここで私が負ける道理は―――!
354 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/26(日) 00:01:26.27 ID:VfEwZ8sU0

赤。
赤。
赤赤赤赤赤赤赤。
それは、しかし紅蓮の炎ではなく。
真紅の血跡だった。
目の前のバーサーカーの顔は返り血に染まり。
俯いた視界に映る床には、血が滴っていた。

「がああああああああああああ!!!」

片手で目を塞ぐ。
この近距離では、避けきれなかった。
致命的な致命傷。
もう、満足な戦いはできない。
肉体的にも。
精神的にも。
だが、まぁ、この程度で折れるほど、軍人とは柔ではない。
ただ勝利が手に入らない程度では、諦められないのだ。

勝ちはなくとも。
価値はなくとも。
この男は―――せめて、殺す。
それが、ヤツへの―――。

痛みと紅血に滲む視界を払いのけ、集中する。
過去最高の攻撃を食らわせる。
先程のものとは、比べ物にならないほどの。

―――少なくとも、この建物を丸ごと燃やし尽くす程度の炎を。


バーサーカーを、自分の身で拘束する。
逃げられないように。
全てを、焼き尽くすために。

ここでこの男を殺すことなど、くだらない意地かもしれないが。
これくらいしか、もう私には残されていないから。
だから―――この手で、殺す。
たとえ、道連れでも―――それでも。

この私が、のうのうと死ぬわけには―――。
355 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/26(日) 00:34:24.35 ID:VfEwZ8sU0
バーサーカーが私の意図に気づいたか、刀を振りかざす。
だが、大丈夫だ。
この速さなら、僅差で私の方が速い―――

はたと。
心のどこか。
気づいてしまう。
良心。罪悪感。
なぜか、そういったものが浮かび上がる。
いや、わかっている。
少女の顔が浮かぶ。
だが、そんなことを構っては―――。

今度は、男の顔。
幸せそうなアイツ。
子のことを逐一報告する馬鹿者。
幸福に綻んだ顔。
ソイツが―――出てきてしまっては。
そうか。
いいのか。

浮かんだのが、笑顔だったなら。
もう、いいんだな。

刃が、私を貫く。

「ぐふっ…!」

尋常でない痛み。
それでも、心は安らかに。

「ふっ…く、くく」

だから、笑う。
アイツのように。
あいつのように。

「そうだな、馬鹿らしい。こんなことは、する必要は、ないよなぁ…」

朦朧と、視界が霞む。
それでも、明瞭に映る何かが。

「くっくくく…は、ははは…!」

笑う。
笑え。

「はー、はー…くく、去らばだ、未熟な若人。せいぜい、苦労を甘受しろ」

届かない、別れの言葉。
だがそれは、珍しいことじゃない。
別れの言葉は―――そういうものだろう。

やがて、私の前から、全ての人が消え去った。


【キャスター:DEAD】
356 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/26(日) 00:39:08.67 ID:VfEwZ8sU0
キャスターVSバーサーカー、終了です

平日にチマチマチマチマとやって、すいません
やっとこさ終わりです

なんか、一週間単位で一人の視点が終わるようになってきていますね
別に狙ってやってのことではありませんが
そんな余裕もないですし

そんなこんなで、大佐脱落
ちなみに、>>344の選択肢は3でキャスター勝利にするつもりでした
まぁ、今回書いてて相打ちにしようかなー、とも思ったんですけどね
今後のために、やめておこうかと

では、今日はこれにて
何故か脱落側の最後に臭いエピソードが織り交ぜられるのは、なんなんでしょうね
357 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/26(日) 21:11:05.66 ID:VfEwZ8sU0
めだかボックス連載終了してから読み始めるこの時代に遅れる自分を再確認した今日この頃、投下します

最近サーヴァント作ってなかったので、どうも飢えてしまっていて
灰村切(断裁分離のクライムエッジ)と球磨川禊(めだかボックス)を作りました
と言っても、二人ともまだ全然知らないので、仮ということで
断裁分離は現アニメと多少Wikiチラ見程度
めだかボックスは16巻の、めだかVS善吉が終わったところ
位の知識で製作しておりますので、至らぬ点は多々ありますが、今後改良される可能性もなきにしもあらず
ということで、多めに見ていただければ幸いです
前スレに貼っておきます

ところで、立華奏の宝具『命亡き者の力』ありますよね?
アレ、名前が全くもって微妙ですよね
前々から思ってたのですが、新しい名前も思いつかなかったので放置しておりましたが
ここで、名称変更を宣言致します
多少の混乱が起こる可能性もありますが、しかし極小規模であることが予測されるので
ここで変更させていただきます
名称変更後のステータスも、前スレに晒しておきます


と、報告をダラダラしてしまいましたが
そろそろ始めたいと思いますので
安価よろしくお願いします

【安価】>>359
誰の視点で物語を進めるか決定してください
1.キリト
2.アスナ
3.シノン
4.クライン
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/26(日) 21:11:56.22 ID:X58hF9tdo
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/26(日) 21:31:28.23 ID:EWgFDfnSo
たまには4
360 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/26(日) 21:47:55.87 ID:VfEwZ8sU0
クライン「来たか…ついに、この時が!」

ケイネス「いきなり何を…お、おい、何を咽び泣いておるのだ!」

ソラウ「正直引くわ…」

バーサーカー「……」

クライン「あ、いや、なんでもない」

ケイネス「まったく…それより、昨日は随分と派手にやられたそうじゃないか」

クライン「ああ、まあ、そうだな。でも勝ったけど」

ケイネス「ふん、キャスター相手にそれほど手傷を負い、しかも罠にまんまとかかり魔力も切れる寸前…」

ソラウ「このバーサーカーを使っておいて、その程度なんてね」

バーサーカー「■■…!■■■―――!」

ケイネス「な!なにかね!そ、そう吼えるでない!」

クライン「まだビビってんのかよ、ケイネス」

ケイネス「五月蝿い!」

ソラウ「…あなたも十分、意気地なしね」

ケイネス「ああ、待ってくれソラウ…」

クライン「行っちまった…あのオッサン、未だによくわかんねえなあ」

クライン「さてと、何するかねぇ、バーサーカー」

バーサーカー「………」


【安価】>>362
なにをしますか?
1.魔術の鍛錬
2.町を探索
3.他マスターの情報収集
4.休憩(1回毎に魔力3割回復)
5.商店街で買い物
6.バイト
7.適当に暇つぶし(小ネタ、コレを行うと夜パートに即移行します)
8.その他行動明記

※現在魔力量は1割未満です
ちなみに所持金は6000円です
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/26(日) 21:58:36.28 ID:EWgFDfnSo
まずは回復4
362 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/26(日) 23:03:43.55 ID:VfEwZ8sU0
今日は中断
安価下で

ではまた明日
363 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/27(月) 21:16:19.77 ID:lBJ3N/q60
昨日は人が来ませんでしたが今日はどうなることかと思い馳せます

続けて安価下
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/27(月) 22:05:04.87 ID:G7zVoojAO
365 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/27(月) 22:41:13.26 ID:lBJ3N/q60
クライン「まずは昨日削られた魔力を回復しとくか」

バーサーカー「………」

クライン「っつっても昼間っから寝るなんてそうそう出来ないしなぁ…なんか眠くなるようなことしねえとなぁ」

バーサーカー「………」

クライン「そうだな、本でも読めばそのうち眠くなるだろ」

クライン「ケイネスのおっさんのことだし、小難しい本くらいは持ってんだろ」

クライン「そうと決まれば早速借りに行くか」



クライン「おーい、ケイネスー」

ケイネス「何かね、私はこれでも忙しい身なのだが」

クライン「嘘つけ。お前今何もしてねえじゃねえか」

ケイネス「ふん、凡夫と一緒くたにするな。考え事をしていたのだ」

クライン「考え事ねぇ…」

クライン「あ、もしかしてお前ソラウに振り向いてもらう方法とか」

ケイネス「なななななにを言っておるのだこの馬鹿は」

クライン「わっかりやすいなお前!?」

ケイネス「そそそんなことより何か用事があったのではないか?」

クライン「話題逸らすの下手か!?まあいいや、実は寝たいから本貸して欲しいんだよ」

ケイネス「ふむ…本か。適当でいいだろう?これなんかどうかね」

クライン「おう、サンキュ!じゃ、後で返すわ」

ケイネス「あ、おい!…全く、タイトルすら読まずにさっさと行ってしまいおって」

ケイネス「さて、私も…おや?これは今しがた貸したばかりでは…」

ケイネス「ならば私は何を貸したのだ?」



バーサーカー「………」

クライン「流石になぁ…『意中の女性に振り向いてもらう100の方法』…」

クライン「こんな本じゃ眠気はこねえなぁ…」

クライン「っつーかこんなもん読んでんのかよ…似合わねー」

クライン「でも、また借りにいくのもなぁ…何か簡単に眠たくなるような方法ねえかな」

バーサーカ−「………」

クライン「ん?どうしたバーサーカー」

バーサーカ−「■■………!」

クライン「え?ちょ、が…」


バーサーカーにきぜt…眠らせてもらい、魔力回復+3割り
366 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/27(月) 22:41:59.38 ID:lBJ3N/q60
【安価】>>368
なにをしますか?
1.魔術の鍛錬
2.町を探索
3.他マスターの情報収集
4.休憩(1回毎に魔力3割回復)
5.商店街で買い物
6.バイト
7.適当に暇つぶし(小ネタ、コレを行うと夜パートに即移行します)
8.その他行動明記

※現在魔力量は4割です
 所持金は6000円です
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/27(月) 22:42:37.94 ID:oJ34vQyHo
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/27(月) 23:54:20.13 ID:U7cOfXJfo
4
369 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/28(火) 21:18:59.82 ID:MS8QUVrD0
クライン「………」

バーサーカー「………」

クライン「………」

バーサーカー「………」

クライン「………」

バーサーカー「………」

クライン「………はっ!」

バーサーカー「………」

クライン「えーっと、何してたんだっけか…あ!」

クライン「おいバーサーカー!お前何でさっき俺を気絶させやが」

バーサーカー「■…!」

クライン「がはっ…またかよ…」

バーサーカー「………」

クライン「………」

バーサーカー「………」

クライン「………」

バーサーカー「………」


バーサーカーに気絶させてもらい、魔力回復+3割(7割)
370 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/28(火) 21:19:27.75 ID:MS8QUVrD0
【安価】>>372
なにをしますか?
1.魔術の鍛錬
2.町を探索
3.他マスターの情報収集
4.休憩(1回毎に魔力3割回復)
5.商店街で買い物
6.バイト
7.適当に暇つぶし(小ネタ、コレを行うと夜パートに即移行します)
8.その他行動明記

※現在魔力量は7割です
 所持金は6000円です

371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/28(火) 21:19:44.32 ID:sajC2jSFo
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/28(火) 22:28:16.62 ID:J+QVP05AO
373 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/28(火) 22:35:57.89 ID:MS8QUVrD0
クライン「………」

バーサーカー「………」

クライン「………はっ!」

バーサーカー「………」

クライン「うぅ…なんか体力が減ってるような気がするぜ…魔力は回復してるようだが」

バーサーカー「■…」

クライン「わーっと!待て待て!」

バーサーカ−「………」

クライン「まったく…俺を休ませてくれるってのはいいが、さすがに日中全部寝るわけにゃあいかんねえんだよ」

クライン「というわけで、情報を集めに行くぞ」

バーサーカー「…■■…」

【コンマ:下一桁】>>375
聞き出した情報の結果を決めます
1,2,3,4→収穫なし
5,6,7→一マスターの拠点情報(次レスコンマ判定)
8,9→サーヴァントの情報公開(次レスコンマ判定)
0→???

374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/28(火) 22:40:00.80 ID:sajC2jSFo
それっ
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/28(火) 23:17:29.17 ID:J+QVP05AO
『コンマ判定だから連続で取るよ』
376 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/29(水) 21:04:54.81 ID:bP685q6D0
昨日は睡眠欲に突き動かされベッドに引き込まれましたすいません
今日は戦闘寸前くらいまでの予定ですので、多分大丈夫かと。多分

>>375
「『コンマ判定だから連続で取るよ』。ふん」

「誰かが連続で安価を取ろうが取るまいが、そんなのはどちらでも同じことだ」


【コンマ:下二桁】>>378
誰の拠点ですか?
下一桁
1,2,3,4→キリト
5,6,7→アスナ
8,9,0→シノン


また、どの程度の情報ですか?
下二桁
0,1,2,3,4→四方位の方角
5,6,7→八方位の方角
8,9→位置情報

377 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/29(水) 22:35:25.55 ID:bP685q6D0
今日は人来ないんですかね
それともやはり早いのか…

安価下で就寝します
では
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/30(木) 00:39:22.31 ID:ynqtTu5Jo
379 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/30(木) 21:09:00.19 ID:xG+bfp8U0
キャス狐かわゆすな今日この頃、投下を開始します

ところで、私、安価出して1時間以上経つと諦める習性があります
もしも人がいたら、安価とって下さい
さもなければ、本編がズルズル遅くなってしまいますゆえ

とまあ、そんな注意事項もさておき、クラインの夜パート、始まります
安価で昼終了とは中々味気ないですが、まあクラインですしいいでしょう(オイ

そろそろランサーとライダーの数を揃えたいのですが、候補が集まりませんな
何か良い人選はなかろうか…(チラッ
380 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/30(木) 21:23:48.59 ID:xG+bfp8U0

クライン「よし、それじゃあ行くぞバーサーカー」

バーサーカー「■…」

ケイネス「おや、昨日あれほどの醜態を晒したというのに未だその猛進は衰えぬか」

クライン「…つったってよぉ、ここで引き篭もっててもしょうがねぇだろ」

ケイネス「だが、魔力も万全ではないだろう?そんな状態で戦に勇み出でても返り討ち、ないし最悪魔力が切れて敗退という事態は十分にあり得るが」

クライン「負けんのが怖かったら、こんなゲームやんねえよ。一人で創作ゲーに勤しんでる事だろうよ」

クライン「だけど俺は、アイツに勝ちてえんだ。いっつも、ガキのクセして俺の前を進んでやがるアイツを、ギャフンと言わせてやるのよ」

ケイネス「フン。どのような相手かも知らんし、そんなことは私が知る由もないが…随分と熱心ではないか」

クライン「ったりめえよ。あの野郎…彼女持ちな上、いっつもチヤホヤされやがってよ…俺なんか無碍にされ続けって言うのによ」

クライン「あー、思い出したら腹立ってきた!今日丁度アイツの家割り出したし、凸ってやろうか!」

ケイネス「…落ち着き給え。そのような精神状態では、勝ち戦も負け戦。どれ、珈琲の一杯でも飲んでから出発するといい」

クライン「お前…何気に優しいんだな」

ケイネス「減らず口を叩くな。ソラウ!珈琲を二杯くれ」

ソラウ「自分でやれ。てめえはお坊ちゃんか」

ケイネス「えっ」

クライン「えっ」

バーサーカー「■っ」

ケイネス「…今日は虫の居所が悪いようだな。感謝しろ、私直々に珈琲を淹れてやろう」

クライン「お、おう…ところで、なんで珈琲なんだ?お前はなんか紅茶ってイメージなんだけどよ」

ケイネス「ただ単にマイブームなだけだ」

クライン「あ、そっすか…そんじゃ、有難く頂きますわ…」
381 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/30(木) 21:28:30.19 ID:xG+bfp8U0

クライン「そんじゃ、一息入れたところで今度こそ行くか、バーサーカー」

バーサーカー「■■…」

クライン「さて、どうすっかな…キリトん家凸っつっても、詳しい場所知ってるわけじゃねえしな…」

クライン「つうかあのジイさん、方向がアバウトなんだよな…なんだよ西って、それじゃ隣町ほぼ全部入るっつーの」

クライン「となるとやっぱ御三家かねぇ…ま、とりあえず方針から決めっか」

【安価】>>383
どうしますか?
1.今日は拠点で待機
2.外へと敵を探しにいく
3.キリトの拠点へ凸(位置詳細不明のため、コンマ判定)
4.その他行動明記

382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/30(木) 21:30:20.52 ID:CE7ozG3AO
ksk(キャス狐)
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/30(木) 22:25:22.45 ID:CE7ozG3AO
もうすぐ1時間経っちゃうし、取っちゃおう←
安価は3で
ランサーは本多忠勝(戦国BASARA)とかどうっすかね?(ゲス顔)
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/30(木) 22:27:47.75 ID:CE7ozG3AO
投下してから思い出したんだが、候補は前のリストからだっけ?
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/05/30(木) 22:30:19.89 ID:Buh/ZEzz0
ライダーはマギのアラジンとか
マント乗れるし
ウーゴ君も乗り物と言えなくもないし
386 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/30(木) 22:38:51.33 ID:xG+bfp8U0
>>384
サーヴァント候補は全部前スレ最後にステータス載せてます
といっても、セイバーとか多すぎなので後々減らすでしょうが
恐らくこの本編が一度終わった後、ランサーライダー等を補填して完全版を見せるという形になるかと


>>385
そうそう、最近マギを全巻借りて読んだので、それもいいですね
とりあえず作ってみます


クライン「よーし、どうせなら折角だし、キリトんとこに行ってみっか」

クライン「つっても、どこだかわかんねえんだけどな」

クライン「とりあえず行って、まぁ違ったら違ったでいいだろ」

クライン「ならやっぱ御三家行くか。場所わかるし、一番いる可能性高いだろうしな」

クライン「さ〜て、どこ行くっかねぇ」


【コンマ:下一桁】>>388
クラインはどこに着きましたか?
1,2,3→遠坂家
4,5,6→間桐家
7,8→衛宮家発見
9,0→アインツベン城

※間桐家、アインツベルン城になると、その後コンマ判定で誰かと出くわします
…あれ?あんま意味ない?まぁいいや
387 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/30(木) 23:43:23.22 ID:xG+bfp8U0
今日は中断、就寝しまして安価下

アラジン早速作ってます
が…性能が完全にキャスターのソレ
ライダー名乗っていいのか不安なレベルです
アラジンって、マグノ編で体鍛えてましたけど、そこまで身体能力高くありませんでしたよね?
とりあえず、キャスター性能のライダーという方向性で作ってます
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/31(金) 00:08:28.40 ID:du1PMHTAO
>>386
現時点なら杏子を召喚するクラインとか見てみたいかな
万引きしようとする杏子をクラインが武士道を語って諫めるなんて小ネタも見れそうだし
389 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/31(金) 21:18:22.01 ID:FN+zV+qk0
既に眠くて微睡んでいる今日この頃、投下します

アラジンは一応完成しましたが…ライダー…?
まぁクラインパートが終わったら見せるだけでもします

では、早速続けて安価をします

【コンマ:下一桁】>>391
誰と出会いましたか?
1,2,3,4→キリト
5,6,7→アスナ
8,9,0→シノン
390 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/05/31(金) 22:33:28.49 ID:FN+zV+qk0
眠いれす…寝ますね

安価下で
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/01(土) 00:58:23.56 ID:2m97RA7Eo
392 :ドM紳士< ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/02(日) 11:32:52.52 ID:dCujMfpD0
クライン「うへぇ…散々迷って郊外に出たからアインツベルン?だったかの城に行ったら誰もいねえでやんの」

クライン「まったく、骨折り損だったぜ…」

クライン「さぁて、一からキリトん家探さねぇと…お?」

クライン「ありゃぁ…おーい!」

アスナ「ん?あ…ク、クラインさん…」

クライン「アスナじゃねえか、お前もアレか?対戦相手探しか?」

アスナ「まぁ、そんなところです」

クライン「そうかそうか、俺はこれからキリトん家行こうかと思ってたんだけどよ、どうだ?ここでおっ始めるか?」

ランサー「お、いいね!」

アスナ「ちょっとランサー、勝手に現界しないでよ」

ランサー「いいじゃん、やろうよ」

アスナ「言っても聞かないくせに…いいわよ、それじゃ、場所を変えましょうか」

クライン「そういや、近くに学校あったぜ。そこでいいんじゃないか?」

アスナ「学校?…あまり気が進まないな、他には?」

クライン「えーっと…広い場所ってのは見当たんなかったぜ、多分」

アスナ「うーん、じゃあしょうがないか。移動しましょうか」

ランサー「どっち?」

クライン「確か、東、いや北東か?あっちだと思うぜ」

ランサー「オッケー、じゃ、アスナ」

アスナ「またアレ?ちゃんとスピード調整してよね」

ランサー「わかってるって。それじゃ、お先」

クライン「…なんだあの乗りモン、ライダーか?あ、でもランサーって言ってたか」

クライン「ま、どうでもいいか。俺らも行くか、バーサーカー」

バーサーカー「■■…!」
393 :ドM紳士<昨日エラーで来れなかった分少し投下。続きは夜に ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/02(日) 11:34:22.82 ID:dCujMfpD0
クライン「おー着いた着いた」

バーサーカー「■■■―――!」

アスナ「あ、やっと来た。すっぽかしたんじゃないか心配になりましたよ」

ランサー「もう少しで僕が捜索に駆り出される所だったよ」

クライン「いやー、まぁた道に迷っちまってよー」

アスナ「そこまで道入り組んでたっけ?」

ランサー「いやぁ、そんなにじゃなかったと思うよ」

クライン「なんだよ、俺が方向音痴だとでも言いてえのか」

アスナ「別に、そういうわけではないんですが」

ランサー「いいよもうそんなことは。さっさと…」

アスナ「あー、それじゃ、ウチのコレが待ちきれないみたいなので始めさせてもらいますね」

クライン「おーし、それじゃあ…バーサーカー、君に決めた!」

バーサーカー「■■■■■――――――!!!」

アスナ「…タイプはかくとう・あくですか?」

ランサー「こっちはかくとうタイプだから相性はいいかな!」

クライン「馬鹿め、相性を超えた力ってのを見せてやるぜ!」
394 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/02(日) 21:00:39.72 ID:dCujMfpD0
辺り一帯闇夜の帳に包まれながら、町から流れ出る微かな光点に視界を照らされる。
眼前数十メートルには、敵であるアスナとそのサーヴァント、ランサーが今まさに火蓋を切らんと張り詰めた空気を纏い構えている。
対して俺はあくまで余裕を見せながら、懐のモノを取り出す。
それは試験管。だがもちろんただの試験管ではない。
魔術師、ケイネス・エロ…なんだかに譲り受けた魔術礼装だ。
その名称は…なんだっただろうか。
ボールペン・バイトモグラ?だっただろうか。
違う気がするが、まぁ些細なことだろう。
しかしこの年で記憶がどうのというのは少し不安だが、それも今ここでは捨て置こう。

懐から出した試験管の蓋を開け、その開口部を上から下へと降ろす。
この時点で既に敵サーヴァントが先手を討たれまいと駆けるのが見えた。
だが、そんなものは―――

「■■■――――!!」

俺のサーヴァント、バーサーカーが咆哮とともに刀を振る。
その切っ先とランサーのロッドが衝突し、火花を散らした。

その光景を見ながら、試験管の中身を地面へと垂らす。
銀色の液体―――水銀。
同時に―――これは決して忘れてはならない―――詠唱を始める。

「Fervor,mei Sanguis」

何度も何度も練習し覚えた詠唱。
それを、流暢に唱える―――いや実際には流暢とまではいかないだろうが。
そうすると、地面へと流れ落ちた液体がひとりでに動き始め―――。
巨大な球体となり、俺の傍で待機する。
そして、バーサーカーとランサーの打ち合いを見ながら、詠唱を続ける。

「Automatoportum defensio:Dilectus incrisio」

この詠唱は指示を表す。
簡潔に言えば、オプションのようなものだと言っていた。
これで、自動防御と命令攻撃機能を加える。
他にも索敵があるが、今この場では使う機会はなさそうなので、ここでは控える。

―――準備完了。

これで、柔な不意打ちでやられることは、ほぼなくなる。
流石にサーヴァントの攻撃までは防ぎきれないだろうが、それはバーサーカーに任せればいい。

更に―――

「ランサーを突っ込ませたのは失策だったなアスナ!」

「斬り裂け、水銀!―――Scalp!」

突如、足元にいた水銀がうねる。
水銀の上部が大きく突出し、すぐ目の前のサーヴァントを超える。
目標は―――当然、無防備なアスナ。

「逃げられると思うなよ―――divisionis!」

唱えた瞬間、アスナに迫る水銀が、爆発するように分かたれる。
その狙いは述べたとおり、アスナを逃さないためだ。
見たところ、水銀の速度は決して遅くはない―――だが。
動きが単調なため、回避主体の剣士であったアスナには避けられる可能性も十分ある。
しかし水銀を突然分裂させれば、避けることなど出来ようはずもなく、細かくなった鋭利な水銀がアスナを突き刺す。

―――という、目論見だった。

395 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/02(日) 21:18:56.63 ID:dCujMfpD0
だから、アスナは避けるものと思っていたのだ。
しかし現実を見つめれば違った。
アスナは地に屹立し、まるで無数の針を迎え入れるように構えている。
いや、構えているという風ではない―――むしろそれは、気に留めてないというか―――
問題ないと言わんばかりに、堂々としていた。

当然、そのような態度から見て取れるように、水銀はアスナを突き刺すことはなかった。
アスナの手前数十センチほどで、水銀が進攻を止め、弾かれたのだ。
何かに阻まれるように。
種も仕掛けも満載だろうそのマジックの正体は明らかに地面に浮き出たあの魔方陣だ。
アスナからの距離があの魔方陣とほぼ同じ場所で、水銀は弾かれたのだから。
だとしたら―――もう、下手に攻撃をしない方がいいだろう。
魔力を無駄に消費してしまう。
ついこの間も魔力切れを狙われたんだ。ここは控えよう。
もしかしたらあの防御は、時間制限や威力限界などがあるかもしれないが、そんな希望的観測に頼るわけにもいかない。
単純にサーヴァント同士の戦いで雌雄を決しよう。
幸いアスナは―――手段がないのか、わからないが―――攻撃をしてこないようだし。
さて、ならばそのサーヴァント同士の戦闘はどうなっているのかと、視線を戻す―――。


剛と柔。
その一言が丁度当てはまるように、二人の戦いは対照的だった。
バーサーカーが刀を振り下ろす。
その威力は並大抵のものではない、一度受ければ武器は撓り、骨は軋むほどだ。
その剛直の一撃を―――ランサーはいとも簡単にいなす。
しなやかに、あくまで受け止めず、力に対抗せず、柔軟に受け流す。
そのまま地面に叩きつけられた刀を足で一時抑え、ロッドを振り、返す。
狙うは顔面、その技は刺突。
バーサーカーはそれを、頭を動かすだけで避ける。
その一連の動作にはため息すら漏れる。
―――敵に感嘆してどうする。

サーヴァント二人の攻防をしばし見つめながら、どうにか水銀で介入できないかと隙を窺うが―――
駄目だ、全く隙がない。
大体、バーサーカーを巻添えにしてしまいかねない。
そこまで水銀の細かい制御ができるわけではないのだ。
それに、サーヴァント相手にどこまで通じるかも疑問だ。
目くらまし程度なら出来るかもしれないが、味方も巻き込む危険性を考えると得策とは言えない。
なので、観戦に徹することにした。
396 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/02(日) 22:04:32.51 ID:dCujMfpD0

「くっ…強いな、やっぱり」

ランサーは、苦しそうに、嬉しそうに、笑いながらロッドと共に舞う。
楽しんでいる。
愉しんでいる。
戦いに愉悦を。
戦闘に悦楽を。
果し合いに快楽を感じている。
戦闘狂、という言葉が浮かび上がった。
―――まったく、どっちがバーサーカーなのか。

「■■■■■――――――!!!」

バーサーカーは哮り、咆える。
その斬撃に丹精を。
その打撃に渾身を。
その一撃に必殺を
込めて振るわれるは一銀の刃。
鈍い色と音を奏で、響き渡る。

斬劇と打劇と刺劇の応酬は果てなく続く。
それは周囲までも震わせ、高揚させる戦劇。
一閃する煌きを、紅蓮の火柱が受け流す。
一集する豪熱を、鈍光の白刃が防ぎきる。
一進一退、行きつ戻りつの膠着状態。

そんな戦闘が幾許か続き―――

「ぐっ!」

バーサーカーの刀が、終にランサーを捕えた。
ランサーの右肩がどんどん赤く染まっていく。
そこから下へ下へと赤は流れ続ける。
赤く、紅く、血く。
血流は止まらないまま、尚もランサーはロッドを構える。

「ははっ…ほら、まだまだ僕は動けるぞ。この程度じゃあ…やられない!」

「■■■■―――!!」

再び交錯する二人。
だが、その動きは、明らかに先程までとは一線を画していた。
言うまでもなく、ランサーの動きが鈍くなってきている。

―――よし、このままなら、バーサーカーがランサーを倒すのも時間の問題だ。
397 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/03(月) 21:34:25.00 ID:bkeWzBX00

「畳み掛けろ、バーサーカー!」

俺は、この声が届いていないことを知りながら叫ぶ。
バーサーカー…理性なき狂戦士に、言葉など意味はなさないだろう。
それでも―――今日まで共に戦ってきた相棒に、声の一つもかけないなど、あり得ない。
だから叫ぶ。
信頼の証として。
相棒の印として。

「勝て…!バーサーカー…!」

「■■―――■■■■―――――!!!」

バーサーカーが、一層吼える。
そして、斬撃を繰り出す。
その太刀筋は、閃光の如く。
ランサーを襲う――−。

「残念、足元が…お留守だよ!」

ランサーは、その斬撃を紙一重で回避し、身を屈め、バーサーカーの脚を払う。
一連の動作にブレはなく、完全にしてやられた。
しかしバーサーカーは脚力だけでどうにか持ちこたえ、横転は避ける。
だが、体勢は大きく崩された。
マズい―――

「バーサーカー!」

ランサーの攻撃がくる。
一時退避しろ。
そう言うつもりだった。
だが、ランサーはこちらの意に反して大きく後方―――アスナの傍まで跳躍し、臨戦態勢を解く。
何故―――?
今、バーサーカーに攻撃をしておけば、多少の手傷では済まなかっただろう。
しかし、ランサーは追撃をせず、むしろ自分から間合いを取った。
その意味のわからない行為を警戒し、ランサーを注視する。
何をしてくる―――?
398 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/03(月) 22:20:21.47 ID:bkeWzBX00

「バーサーカー!早く…」

「その力をお借りします、英雄王」

一言。
ランサーが呟く。
その瞬間、爆発的に煙幕が周囲を覆う。

「ぐっ…なんだ…?」

「■■■―――!!」

視界が遮られる。
全く周りが見えない。
束の間、焦燥と微々たる恐怖が顔を覗かせるが、ランサーが近づく気配がないので、一旦落ち着く。
これは、ランサーが行動を起こしていないことから、目眩ましではないはずだ。
なら、何が狙いなのか。
いや、もしくはこの煙がただの副次的現象で、本来は全く別に目的があるのか。
とにかく、この状況はよろしくない。

「バーサーカー!煙から出ろ!」

言いつつ、俺は踵を返し煙の外へと走り出す。
ランサーとの距離が離れていたこともあり、すんなりと娑婆の空気を吸う。
さて―――どう出る―――?

それから、次第に煙が晴れていく。
それに伴い、煙内の人物のシルエットが露になっていく。
まずは、バーサーカー。
結局、その場で暴れていたようだ。
次に来るのは当然、アスナとランサーだが。
…?
何故か、ランサーの姿がなくなり、代わりに巨躯の影が悠然と揺れている。
ランサーはどこへ行った?
そして、あの大きな影は誰だ?
傍にアスナと思われる影はあるから、第三勢力ということはなさそうだが…
399 :ドM紳士<眠すぎて文が変になってるような・・・ ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/03(月) 22:54:14.32 ID:bkeWzBX00
煙が完全に晴れる。
すると、そこにいたのは確かにランサーだった。
だが…明らかに、成長している。
5年くらい年をとったように、身長が伸びていた。

「え、あ…はぁ?」

思わずわけのわからない言葉を発する。
一体何が起きているのか。
それを理解し、整理するには刹那よりも多分の時間を要した。
つまり―――ランサーの能力で、ランサーが成長した?
そんな効果もあるのか…

「さて、それじゃ…第二ラウンドといこうか!」

先程よりもやや低めの声でランサーは開戦を謳う。

「■――!■■■――――!!」

ランサーを補足したバーサーカーが、一直線にランサーへと疾駆する。
脇目も振らずに、ただひたすらに。
ランサーはそれに対し、迎撃の構えを取る。

真上から振り下ろされた刀を、ランサーはロッドで受け止める。
瞬間、大音量の金属音が当たり一面に伝播する。
続けて、やや小さな音が連続で響き渡る。
バーサーカーの乱雑な連撃。
それを、ランサーは苦悶も焦燥も顔に浮かべずに、涼しい顔で受け流す。

あの突然の成長は、まさか―――能力上昇か?
その結果としてバーサーカーがあしらわれてるのだとしたら、これはマズい。
俺が最も恐れている―――魔力切れ。
力なら、バーサーカーが随一だという自認はある。
とはいえ―――それも魔力が切れてしまったら何も意味をなさなくなる。

何かこちらも手をうたなければ―――このままでは、負ける―――。
400 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/04(火) 21:36:31.43 ID:bI7NUIb10
などと言っても、こちらのカードは元々ほとんどない。
確かに、あと一つだけ切れるカードはある―――あるが。
それは賭けだ。
分の悪い賭けだ。
確実な勝利などないとはいえ、これは…あまりにも、勝ちの目が少ない。
こんな分の悪い賭けなど、生粋の敗北者くらいしか好んで選ぶまい。

だが―――今この場で、それ以外の選択肢が浮かばないのも事実。
どれほど分が悪くても、0%よりはマシだ。
いいじゃねえか、上等じゃねえか。
主人公ってのはいつだって、低い可能性に賭けて勝つヤツを言うんだ。
なら―――乗ってやるよ、その賭けに。
この世界に来たときから、相棒との共倒《ダブルダウン》を賭けて戦ってきたんだから―――

「バーサーカーああああああああああ!!宝具を使えええええええええ!!!」

放つは大声。
その蛮声に呼応して、バーサーカーの眼帯が弾ける。
開かれたその眼は全てを見抜く、最強の名を冠す眼光。
宝具。
サーヴァントの切り札。
そのジョーカーを―――ここで、切る。
以前は、数分の使用で大分もってかれたが―――。
ここは、負けるわけにはいかないんだ。
出し惜しんでなど、いられない―――!
401 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/04(火) 22:24:45.20 ID:bI7NUIb10
拮抗、匹敵していたランサー相手に攻撃を繰り出していたバーサーカーの動きが、途端に変化する。
粗雑に乱暴に振り回されていた刀が、相手の防御の隙間を縫うように動き始めたのだ。

「■■―――■■■―――!」

まるで熟練の剣士のように、複雑に乱舞する刀身。
だが、狂戦士はあくまで狂戦士。
その攻撃には、緻密性が欠けていた。
そのせいで、決定打を決められない。

それでも、ランサーには疲労が溜まっているようだ。
明らかに顔色が曇ってきている。
原因はただの過密運動ではなく、半ば精神的なものだろう。
防ぐことが出来ているとはいえ、急所を狙う攻撃をいくつも繰り出されているのだ。
その心労は並大抵ではないはず。
一度の失敗が勝敗を喫しかねないのだから。

「アスナ!」

「宝具はまだ!スキルで凌いで!」

ランサーがアスナに指示を仰ぎ、アスナがランサーに指示を送る。
しかも、あんな簡素なやり取りで意思疎通をしている。
…正直、羨ましい。
こっちは言葉も通じないと言うのに。

…おっと、そんなことに思考を費やす暇はない。
それよりも、目の前の戦闘に集中しなければ。

視線を戻すと、バーサーカーがランサーとの間合いを取ろうとしていた。
なんだ?
バーサーカーが攻めを止めて間合いを取るなんて、よっぽどじゃないとないのでは…

と、懸念と警戒に思考を換え、二人を凝視していると。
直後。
ランサーの手から巨大な炎が噴出した。
402 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/05(水) 21:39:20.20 ID:4WHngKmS0
これはまた、随分と派手な技だ。
しかし、派手であるからこそ、その軌道は読みやすい。
宝具を使ったバーサーカーならばそんなものは避け、直ぐに反撃に移るだろう。

そして思ったとおりに、バーサーカーは炎弾を右へと回避する。
そのまま一気に間合いを詰める―ー―はずだった。
バーサーカーが地から足を離す直前、ランサーの放った炎弾がぐるりと弧を描く。
そして―――足を浮かせたバーサーカーは、後方からの追撃から逃れられず、その身を焼かれる。

「■■■■―――!!」

まさか、追尾式の炎なんて―――
だが、そうと知れれば対策もある。

「もう二発、食らえ!」

今度は二つ、連続で撃ち出してくる。
確かに、自在に動く投擲を避けるのは至難の業だ。

それなら、迎撃してしまえばいい。

「バーサーカー、お前は走れ!―――Scalp!」

水銀を操作し、双弾の炎へと向けて勢いよく放つ。
よし、これで―――

「あ、馬鹿!」

アスナの声が聞こえたと同時、水銀は炎弾に命中する。
な、何だ?

「ランサー、その場には近づかないで!毒があるわ!」

「うぇっ、毒!?了解!」

ランサーは進めようとした足を止め、バーサーカーを迎え撃とうとする。
そのバーサーカーは―――

当然、何も知らないままに突進する。

「お、おい、戻れ!」

指示を飛ばすが、反応はなし。
バーサーカーは足を止めず、疾走する。
403 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/06(木) 21:37:45.32 ID:XxvcDN8E0
―――さて、ここで一つ語るべき事項か生じたようだ。

今この瞬間、バーサーカーは目の前に毒霧を置き、またそれに踏み込まんとしている。
その所為で、体を毒に侵されその後の戦闘に大きな支障を得ることとなるはずだった。

しかし、彼は宝具である眼を使用している。
語るべきこととは、このことだ。
彼の宝具「最強の眼」。
その能力は動体視力の極限上昇―――だけではない。
宝具として昇華されたその眼には、もう一つの効果が備わっている。
それが、最高度の視覚的危険察知。
いわば、直感に近い能力だ。
いや―――直感よりも、確たるものだ。・ ・ ・ ・ ・
なぜなら、バーサーカーにはその危険が見えている。

彼は宝具によって、目の前の無色な毒を認識しているのだ。
故に―――その対処として、毒の侵入を阻むことも可能。
流石に、完全な阻害は無理だが―――戦闘に影響の出ない値まで下げることは出来る。

従って、バーサーカーは毒霧に身を包まれながらも、その影響を受けずに戦い続ける―――
404 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/07(金) 21:32:05.12 ID:jUeFL7R90

「毒の中突っ込んできた!?」

「相手はバーサーカーだからね、残念だけど…チェックメイトだ!」

チェックメイト。
ランサーはそう言った。
だが、実際にはそうではない。
ランサーは、バーサーカーが毒を吸い込んだことにより時間稼ぎをすれば勝てると、そう思ったのだろう。
それは全く事実と反していたが。
バーサーカーは毒を吸い込んでなどいないし―――

何より元より、時間など始めからほとんどなかったようなものだ。
宝具を使った瞬間から。
もう、タイムリミットは直ぐそこに―――

「う、ぐっ…!か、はぁ…」

息が詰まる。
視界が揺れる。

何度か経験した症状―――魔力が、残り少ない―――!

残り時間は、もう残り僅か―――!

「くそっ、何か手はないのか…!」

バーサーカーとランサーは、依然激しく打ち合っている。
だが―――ランサーは、先の思い込みから防御に徹している。
これでは、とてもではないが攻めきることは不可能だ。

それで何か打つ手はないかと服をまさぐったりもするが、都合の良いアイテムがひょっこり出てくるなどはなかった。
だが―――ふと視線を下ろしたら、視界が赤い紋様を捉えた。
令呪。
もう、残る手はこれしかない―――!

「どうする…!?」

既に戦闘は最終局面―――この令呪をどう使うかが、勝負の鍵を握る―――!


【安価】>>407
バーサーカーに、令呪を使って何を命令しますか?
今回は選択肢はありません
ヒントから、勝利の糸口を見つけ出してください
勿論、ヒントと全く関係なくても構いません
その場合は、全く>>1の些事加減となりますが

ヒント:魔力の大量消費の原因
    バーサーカーのスキル
    令呪未使用
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/08(土) 09:12:27.67 ID:uu9dTnlN0
令呪を魔翌力の補填に当てる?
基礎スペックでは大幅に勝ってるし、相手の宝具やスキルも眼が使えれば回避、打たせる前に攻撃が可能?
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/08(土) 09:23:16.58 ID:uu9dTnlN0
連投すいません
令呪で狂化を解く
407 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/08(土) 21:09:07.65 ID:tpqB2cXA0
本来なら安価は>>406だったのですが、ミスで>>407になってしまいました
やってしまったことは仕方ないのでそのままにしていましたが
一日経って安価が来ないので>>406で進めていきます
408 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/08(土) 21:49:27.01 ID:tpqB2cXA0

「HN:クラインが令呪を以って命じる!バーサーカー、正気に戻れ!」

命令を紡ぐと同時、手の甲にある令呪が赤く発光する。
狂化の取り外し―――咄嗟に思いついた案、というか、かねがね思っていたことではある。

『バーサーカーが正気だったら、どんなヤツで、何を話していたのだろうか』

二日に一度か、毎日か、夢想していた理想像。
陳腐と言うより馬鹿馬鹿しくて、滑稽というより悲哀染みている、望みですらない妄想。
それが、記憶の片隅にでも引っかかったのか―――今この場の判断に、一つのきっかけを与えた。

そしてそれは、きっと正しい判断だった―――。

「ぐ■■…おォ■■ァァァ■■■あああ■■あああ!!」

しかし令呪といっても、万能というわけではない。
まずこの世界における、魔法にはまず及ばない―――瞬間移動は可能とするが、それまでだ。
それに、令呪の能力の可能範囲はマスターの魔力にも左右される。
狂化の取り外し―――確かに、良い選択だった。
魔力消費の削減に加え、一部スキルの復活。
ステータスは下がるが、それ以上の見返りは十分期待できる。
しかし―――それを令呪一つで行使することすら、クラインには難しい。

何しろ、魔を忌避する人格の所有者。
その魔力は、歴代の魔術師《プレイヤー》の中でも屈指の低さであった。
そのような状態でバーサーカーをサーヴァントとして生き残っている時点で、一種の奇跡と言って差し支えないほどに。
その所為で、狂化は完全には取り除けていなかった。
だが。

「重ねて令呪を持って命じる!理性を保て、狂気を覆せ!覚醒しろ!バーサーカアアアアアアァァァァァァ!!!」

令呪の重ね掛け。
そう、一つで足りないのなら二つ使う。簡単な解決法だ。
それにより、自身の魔力不足を補う。
そして、その結果―――。














「―――感謝しよう、我が主よ。まさかもう一度人として立つ時が来ようとは、夢にも思わなかった」














現れるは、人を超え、人に負け、人として生きた業の者。
憤怒の名を冠する、怒涛の卓越者。
キング・ブラッドレイ、その人である。
409 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/08(土) 22:10:42.98 ID:tpqB2cXA0

「バーサーカー、なのか…?」

即座に反応し、疑問を呈したクライン。
当然ともいえるし、答えの必要のない問いではあったが―――かつての狂戦士は、その問いに答える。
まるで、今までの負債を返すように。

「あぁ、そうだとも。私が狂戦士《バーサーカー》として呼び出され、憤怒《ラース》の名を持つ者、キング・ブラッドレイである」

振り返らず、ブラッドレイ告げる。

「再び言わせてもらうが…感謝するぞ、我が主よ。バーサーカーとなった以上、二度と言葉など発することはあるまいと思っていたのだがね」

「あ、はは…いいってことよ。俺様にかかりゃあ、これぐらいはできるんだよ」

「そうか。しかし、実際の所、令呪二つを使っても、一晩が限界のようだ。既に使ってしまったが故、今日を終われば二度と私と会話は出来ないと思え」

「そうなのか…わかったよ。だけどその前に、目の前の敵を倒してからな」

「ふむ、そうするとしよう…今宵一夜限りの泡沫の夢。存分に楽しませてもらうとしよう」

そう言って、ぶら下げていた刀を胸元まで上げる。
狂化していたときではありえない、意図された完全な臨戦態勢。
既に、戦闘はいつ起きてもおかしくはない―――

「さて、わざわざ待っていてくれて有り難うよ、若人」

とは言うが、もし会話中にランサーが不用意に攻撃を仕掛けていた場合、敗北していたのはランサーだっただろう。
戦場で気を抜くことなど刹那たりともあり得ない―――軍の頂に座していたのだから、そんなことは初歩の初歩だ。

「いやいや、感謝なんていいよ。僕はただ楽しみたいだけだからさ」

「そうか。若くしてその殊勝な心意気、良い者よ」

「それじゃ、えっと、第三ラウンド?まぁいいや…いくよ!」

「参る!」

そうして、槍兵の称号を持つ者と。
狂気を失った、憤怒の冠を携える者が交わる。
410 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/08(土) 22:44:37.25 ID:tpqB2cXA0

「はぁっ!」

先んじたのはランサー。
棒物による、リーチの長さを生かした、刺突による先制攻撃。
バーサーカーはそれを難なく避ける。
最早、スキルと宝具を開眼したバーサーカー相手では、生半可な攻撃は通用しない。
それどころか、隙と反撃の機会をむざむざ与えることとなる。

ランサーが突いた棍を、バーサーカーは左手で掴み、思い切り引っ張る。
それにより前のめりに宙へ投げ出されたランサーの、首元目掛けて刀を振るう。

「うわっと!」

ランサーはそれを、棍を支点とし飛び上がることで回避する。

「む…大道芸人か何かか?」

「残念!芸人じゃなくて、ぼくは勇者だ!」

素早くバーサーカーの背後へ回り、己の武器である棍を取り返す。
そこに現れた刀を避けながら、ランサーは間合いを取る。
空を切り裂く音の後、静寂が耳朶を駆け回る。
その時が瞬を超えた間に―――二人は再び衝突する。

銀刀と紅棍が交じり合う。

「勇者…勇者か。残念ながら私の国ではそのような称号も、職業もなかったよ」

「へぇ、僕のいた国では、隊はあっても軍はなかったよ」

「平和だったのだろうな」

「そうだね、毎日が楽しかった」

「ならば貴様は私には勝てん。戦場で必要なのは勇気ではなく、覚悟だ!」

チッ、と。
バーサーカーの振るった刀がランサーの頬を掠る。

「それでも負けない…僕は、負けない!」

「粋がるな小僧!経験も歴史も語れぬ小童が、威勢よく吼えるではないわ!」

ガキィ!と、一際強く音が響き、二人は鍔迫り合いを交わす。
そして、その言をを境に、言葉はなくなる。

「それでも吼えるというならば、示してみせよ。己が強さを、このキング・ブラッドレイにな!」
411 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/09(日) 21:32:48.05 ID:XStJzx2N0

数秒の睨み合いの後、バーサーカーがランサーを弾き飛ばす。
しかし、ランサーは押し負けたにも関わらずその顔に笑みを浮かべた。
その笑みの意味を、バーサーカーは理解する。

それは、バーサーカーの力が弱まっていることを指す。

狂化を失ったことによるステータス弱化。
それをランサーは一度の鍔迫り合いで看破する。
だが―――。

幾度となく衝突を繰り返すランサーとバーサーカー。
剣術と棒術を出し惜しみなしに繰り広げ、刀と棍を最早何十、何百とも思える数交える。
そして、その交戦で傷を負っているのはランサーの方だった。
ランサーの顔が、笑みから苦笑いに変わる。

バーサーカーのパラメータが弱化したというのにランサーを上回る理由は、より機微に、複雑に動けるという点だ。
狂化していた時の攻撃は単調で、大振りのものばかりだった。
速さこそ途轍もないとはいえ、動きが読めれば避けることも、受け流すこともそう難しくはない。
当然、ランサーの技量も凄まじいというのはあるが。
だが、狂化がなくなり、更にスキル『心眼』が開放されたことにより、バーサーカーは逆にランサーの動きを読めるようになっていた。
狂化というのは普通、力の足りないサーヴァントの能力を上げるためにあったというが―――。
彼の場合は、その力を抑えるものとなっていた。
狂化を外すというクラインの判断は、だから真に正しかったのだ。
それを彼が選べたのは、果たして天啓か運命か、若しくは神の―――

―――神などいない、と。

バーサーカーが、音もなく叫んだ。
412 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/09(日) 22:14:37.64 ID:XStJzx2N0

「はぁ…はぁ…」

疲弊しながら、ランサーはバーサーカーの斬撃を捌く。
しかし、切り傷は音もなく刻まれ、もう満身創痍と言っても大差ない程に身体はボロボロだった。
バーサーカーは、一切情けもかけず躊躇もせず、ただ刀を振るう。
冷たい眼差しで敵を見据えながら。

とうに時間稼ぎなどランサーの頭にはないだろう。
目の前の敵を討つ。
それだけに集中していた。
だから―――バーサーカーの攻撃を防がずに、棍を横から振るう。
肉を斬らせて骨を断つ。
言葉としてはありふれているが、実行に移すには相当の勇気が必要なのは言うまでもない。
仕掛けたランサーはもう、この一撃を反撃の最後のチャンスとして、渾身の一撃を食らわせようとしているはずだ。
その一撃を、むざむざと受けるわけにはいかない―――!

バーサーカーは、突き出そうとしていた刀を戻し、ランサーの横薙ぎの一撃を防ぐ。
捨て身の一撃を回避され、ランサーの顔は驚愕に染まるものと思ったが。
その眼は、まだ死んではいなかった。

防がれた棍を、持ち手の方を相手に向けるように回し、一心に突く。
攻撃こそ最大の防御。
信じるものも疑うものもいる言葉だが、その言葉を事実体現しているものはしかしいない。
いつだって、誰だって、防御行動は起こすものだ。
防衛本能を持つ、生物である限り。
そしてランサーは、一時的に防衛本能を捨て去ることでバーサーカーの攻撃を止める事が出来た。

だが、それすらも、バーサーカーには児戯に等しい。
小細工ですらなかった。
バーサーカーは素早く刀を引き戻し、棍の先端を弾く。
そして、終にランサーの手から棍が去る。
円を描きながら空へと舞う棍を見るランサーに向け、バーサーカーは刀を突きつける。

―――これで終わりだ。

―――せめて苦なく逝かせてやろう。

声なく語るバーサーカーに、ランサーはしかし怯えもせずに鋭い眼光を放つ。
だが、当然そんなものはバーサーカーになんの重圧も与えない。
冷徹な眼差しを湛えたまま、バーサーカーは刀を振るう。
その瞬間、ランサーの眼が大きく見開かれ―――

―――バヂィ!と。
刀が弾かれる。

それは、アスナがバーサーカーの前に立ちはだかった所為だった。
413 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/10(月) 21:36:28.01 ID:GFE4XgDL0
ドサッ、と近くで音が鳴った。
それは、バーサーカーが弾いた、ランサーの棍が落ちた音だった。

その音と同時に、バーサーカーは刀を掲げ。
アスナはその場で身を抱え。
ランサーは自らの武器へと向けて走り出した。

バーサーカーは瞬時に理解する。
これは、己がマスターを囮として武器を取り戻そうとしているのだと。
確かに、武器がなければランサーの敗北は必至。
現状の手駒ではこれくらいの作戦が関の山だろう。
そして恐らく、マスターをこれほどの危険に立たせるということは単独行動スキルを有している。

だが、そこまで理解して尚バーサーカーは解せない。
いつ、そのような作戦を伝達したのか。
そして、あのランサー…先程の会話から、このような作戦を是とするほど利に徹しきれないと思っていたが…
どうやら、そこまで甘いというわけでもないらしい。
勇者、と言ったか。
勇む者、なれば時には犠牲を強いる時もあろう。
そう納得する。
どちらにしろ、変わらない。

天へと向けた刀を振り下ろす。
何やら結界のようなものを纏っているようだが、所詮は人間。
この程度、残り2,3撃で破壊可能―――

首を狙い一閃。
またも刀が弾かれるが、同時に足元の紋様が一つ消え去るのを確認。
即座に頭蓋を狙い斬刃。
これも弾かれ、また二つ目の紋様に亀裂のようなものが入る。

―――む、どうやら甘く見積もっていたようだ。
あと2撃は必要なようだ、と計算をしていた時。

文字通り横槍が入る。
その軌道はバーサーカーの眼に向かってくる―――
414 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/10(月) 22:26:43.33 ID:GFE4XgDL0
―――だがその攻撃も、バーサーカーは避ける。

バーサーカーは当然、目の前のマスターよりもランサーの方を警戒していた。
いつ武器を取り、こちらに迫ってくるか。
それを注視していなければ、どれほどの眼を持っていようとも回避など不可能だ。
見ていなければ、視界に入っていなければ、眼などに意味はない。

バーサーカーはマスターへの攻撃を止め、ランサーへと顔を向ける。
そして、棍を今度は蹴り、ランサーの腕をかち上げる。
伽藍胴。
隙のできた胴体へ、刀を振るう。
ランサーは咄嗟に防御しようとするが、間に合わない。
刃が、深く腹を抉る。
血が飛び散る。
肉が殺げる。
内臓も傷ついただろう。

ランサーが崩れ落ちる。
しかし、完全に倒れはせず、膝を付いて堪えている。
敵マスターは、駆け寄ることもせずに俯く。
…そんなことをしたら邪魔だと、理解しているようだった。

―――さて。
それでは、幕引きといこうか。

ザッ、と足音を立て、ランサーに近づく。
その音に反応し、ランサーが顔を上げ、立ち上がる。
まだそんな力があるのか。
多少感心するが、それまでだ。
もうじき終わる。
バーサーカーは刀を振り上げようとした。
だが、その直前にランサーが大きく後方へ跳躍した。

…何を。
もしや逃げる気か。
そう思ったが、どうやら違うようだ。

その手にある棍が、大剣へと姿を変える。
それを大きく振り上げ、口を開ける。

「…もう、僕には体力も魔力もあまり残っていない。今宝具を使えば、勝ち負け以前に消滅してしまうかもしれない」

「だけど、これ以外にもう手段はない。これで、終わりだ―――!」

「真なる《パラ―――」

「遅い」

ランサーの、真名開放が途切れた理由は―――落下した首が、物語っていた。

「勇者と言うのは口上ばかり達者なものを言うのか…いや、決して達者ではなかったか」

バーサーカーは、刀に付いた血を払いながら呟く。
そして、アスナの方を見て。

「健闘、見事―――そう言っておこう」

そう言って、踵を返し、眼帯を付けながらクラインの方へと向かう。
くずおれた女の顔を、見ることもなく。
きっとそれは、自分が見た幾千ものソレと同じものだろうと想起しながら。
バーサーカーは、ゆっくりと歩を進めた。








【ランサー:DEAD】
415 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/10(月) 22:33:08.49 ID:GFE4XgDL0
ようやっと終わりましたランサーVSバーサーカー

随分長い間同じようなことをグダグダやってすいません
というのも、先週はテストだったため、色々と時間がなかったのです
どうかご容赦ください

さて、これでサーヴァントも残り三体
この物語…物語?も終わりが近づいてきました
いやはや、このスレも半年間ほどですか、続きましたが
こう終わりを目の前にするとやはり感慨深いものがあったりなかったりしますね
初SSというのもあるでしょうが

では、最後に前に言ってたアラジンのステータスだけ開示して終わります
明日も恐らく投下しますので、誰か来てくれることを祈っています
それでは
416 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/10(月) 22:35:17.65 ID:GFE4XgDL0
真名 アラジン
クラス ライダー(キャスター、マギ)
筋力 D ■■
耐久 C ■■■
敏捷 D ■■
魔力 A+ ■■■■□
幸運 A ■■■■■
宝具 EX □□□□□
属性 秩序・善
固有能力 騎乗:D/対魔力:C
技能 マギ:EX/魔術:A/高速詠唱:A

騎乗:乗り物を乗りこなす能力。 騎乗能力が低くてもライダーなのは、乗り物そのものの効果が高いため。
対魔力:魔術に対する抵抗力。ランクCならば、魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
マギ:創世の魔法使い、愛しきソロモンの移し身と呼ばれる王の選定者。ルフ(魔力)を自身のもののみならず、世界から抽出、使用することができ、事実上無制限の魔力を扱うことができる。また、ルフ(魔力)と共鳴…に近い特性を持ち、純粋な魔力による影響は受けない。
魔術:魔術を修得していることを表す。火属性を得意とし、他の属性を巧みに掛け合わせて、複雑な魔術を使用する。
高速詠唱;魔術の詠唱を高速化するスキル。アラジンの扱う魔術は詠唱を主とはせず、魔力による操作の方が重要となるため、詠唱が一、二節がほとんどである。

宝具 守護と希望を司る金笛

ジンの金属器と呼ばれる、強大な力を持つ魔道具。アラジンの笛は吹くことで、ジンである「ウーゴくん」を、頭を除き顕現させることができる。これはマギであるからこそ出来る芸当であり、その消費魔力は彼のヘラクレスをバーサーカー化したものの3倍以上はあると推測される。魔力のほかに体力も消費し、アラジンは一日に三度の召還が限度。「ウーゴくん」の能力は以下の通り。
筋力:A+ 耐久:A+ 敏捷:A 魔力:A+ 幸運:A
保有スキル 魔術:A/戦闘続行:A+

ランク:A+/召喚宝具/レンジ:―/最大補足:―


   ソロモンの知恵

運命の逆流を超える奇跡の力。他者のルフ(魔力)に干渉が可能。相対した者のステータス全てを魔力から読み取ることができる。また、「大いなるルフの流れ」、「根源」への接続さえも可能。だが「根源」を覗くのが精一杯で、その機能の使用まではできない。アカシックレコードへの接続と同義なため、一時的に全知を得られる。

ランク:EX/???宝具/レンジ:EX/最大補足:―



ソロモンの知恵と、型月の根源を少しミックスしてみました
不具合などでなければいいのですが…
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/11(火) 00:58:25.21 ID:G0hNEICAO

アラジンがチートじみてる気が、というかキャスターならえげつないな……
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/11(火) 11:05:48.44 ID:gMbyH7Rn0
何かえらい事になっとるな
419 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/11(火) 21:01:04.36 ID:Vz7PlJJx0
最近ハガレン全巻揃えて読み耽っている今日この頃、投下します

久しぶりに昼パート
もう少しだけでも投下スピード上げられないんですかね、この阿呆は
そうしたら土日中に昼パート終了で、夜パート入れたというのに

ま、それは自業自得と割り切って

ではぼちぼち開始します

>>417
クラスを変更しても、基本的にパラメータは変化しません
変わるのはクラス別スキルですが、アラジンがキャスターになると
道具作成:B 陣地作成:D
というところでしょうか
アラジンって陣地作成に連なる魔法か何か使ってましたっけ
道具作成は、確か杖作ってたような記憶が朧気にあります
気のせいかもしれませんが

>>418
えらいこと、というのはアラジンのことですか?
まぁ確かに十分人外クラスですが、他にもこのレベルはいますので
一番のチートはやはりアックアさんですかね
それは前スレ参照ということで

【安価】>>421
誰の視点で物語を進めるか決定してください
1.キリト
2.シノン
3.クライン
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/11(火) 21:05:05.52 ID:gDOC5epl0
we
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/06/11(火) 23:24:21.73 ID:CLkJ3Jo80
2
422 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/12(水) 21:22:59.52 ID:w3NITWVE0
シノン「ふぁ…」

アーチャー「眠いの?」

シノン「ええ…ちょっと寝不足気味でね」

凛「あら、ちゃんと寝なきゃ駄目よ?夜更かしはお肌の天敵ってね」

シノン「それってよく聞くフレーズだけど、そういうのって最初に誰が言ったのかって時々気にならない?」

凛「あー、わかるわかる」

アーチャー「現代だって、似たようなものじゃない」

シノン「ん?んー、あ、そう、そうね。確かに、通信技術が発達して、不特定多数の情報が発信されるなんて、ウン十年続いてることだしね」

凛「節操がないのよね、現代人には。もっと優雅に、理知的に、論理的に、何より人格者たろうという気概が感じられないわ」

シノン「あんまりそういうのもいいとは言えないけど…」

アーチャー「それより…いいの?ここでお喋りしてて」

シノン「そうね、そろそろ動きましょうか」

凛「あ、そう?行ってらっしゃい」

シノン「行ってきます」

アーチャー「行ってきます」


【安価】>>424
なにをしますか?
1.魔術の鍛錬
2.町を探索
3.他マスターの情報収集
4.休憩(1回毎に魔力3割回復)
5.商店街で買い物
6.バイト
7.適当に暇つぶし(小ネタ、コレを行うと夜パートに即移行します)
8.その他行動明記
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/12(水) 22:01:32.91 ID:Y9h0bvqAO
ksk
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/06/12(水) 22:37:49.75 ID:8iWFqfN50
5
425 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/13(木) 21:31:30.36 ID:DAgkBdLT0
シノン「そういえばさ」

アーチャー「なに?」

シノン「お金は稼いでいるのに、買い物行ってないわね」

アーチャー「そういえb」

凛「なんですって!?」

シノン「…何?」

凛「アンタ、いつの間にお金稼いでたのよ!」

シノン「偶にバイトして…」

凛「全く、これまでそのお金を無駄にしてたかと思うと腹が立つわね」

凛「何買う?ポーション?それとも礼装かしら。まぁそれは行った先で決めればいいか」

凛「ほらボサッっとしてないで、さっさと商店街行くわよ!」

シノン「え、なにもそんな焦らなくてm」

凛「いいから行くわよ!」


〜SAO 商店街〜

NPC店員「シャッセー」

凛「さて、何買う?」

シノン「いきなりそんなこと言われても…とりあえず、商品見せてよ」

凛「それもそうね…って、何か珍しいものもあるわね」

シノン「そうなの?」

凛「ま、それはそれとしてちゃっちゃと決めなさい」

シノン「まったく…どれどれ」

アーチャー「チョコバナナ美味しし」


魔力回復ポーション(微小;1割):2000円
魔力回復ポーション(小;3割):5000円
魔力回復ポーション(中;5割):8000円
魔力回復ポーション(大;8割):15000円
強化スパイク:5000円
空気撃・三の太刀:6000円
悪魔の黒衣:6000円
天使のラッパ:6000円
赤原礼装:10000円
アトラスの悪魔:12000円

【安価】>>427
何を買いますか?

現在所持金:12000円
※遠坂凛により、値引き交渉で2割引されます
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/06/13(木) 21:33:55.92 ID:MLtOfC6G0
アトラスの悪魔
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/06/13(木) 23:03:33.14 ID:qiil9Y4F0
>>426
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/14(金) 00:17:03.68 ID:KT+O/EgOo
チョコバナナ
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/14(金) 11:41:25.33 ID:qm5uBMer0
原作の性能的に無効化は最低三回は使える。
そして、大技のソードスキルは事前にタメが必要の上、発動後隙だらけ
もしかしてキリトさん終了のお知らせ?
430 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/14(金) 21:24:42.30 ID:dIAr0DC60
シノン「んー…礼装に関しては、名前見ただけじゃわかんないわね…」

アーチャー「…靴に、ラッパ?」

凛「あー…ぶっちゃけその二つはダントツで売れてないらしいわよ。前者はコストの不釣合いが、後者は使い勝手の悪さが不評で」

シノン「ふーん…凜が言ってた珍しいものってどれ?」

凛「これよ、このアトラスの悪魔…以前見たときより売値下がってるわね、そこも調整したのかしら」

シノン「これも礼装でしょう?どんな効果があるの?」

凛「これね…驚かないでよ?」

シノン「な、なによもったいぶって」

凛「たとえ対界宝具だろうと、発動後一回限りでどんな攻撃からでもサーヴァントを守るの」

シノン「え、と…は?」

凛「だから、どんな」

シノン「いやわかったから、え?何そのバランスブレーカー」

凛「口調崩れてきてるわよ…いや、本当に作ったヤツ出てこいっていうの」

シノン「そんなモノあって大丈夫なの?」

凛「大丈夫なんじゃない?消費魔力も馬鹿に出来ないらしいし、ただのチャンバラだったら使っても意味ないし」

シノン「チャンバラ…あぁ、成程。どんな攻撃でも一回限りってことは、逆に言えば掠り傷でさえ効果を失わせることが出来るっていうことだものね」

凛「ご明察。ま、そんなわけだけど、どうする?買う?」

シノン「買うって言ったって、お金足りないし…」

凛「大丈夫よ、それは私に任せなさい。買うか買わないか、今ここで決めなさい」

シノン「え、ん、うーん………わかった、買うわ、ソレ」

凛「はいはいっと、じゃ、ちょっと待っててね」

シノン「大丈夫かしら…」

アーチャー「シノン。あっちにたこ焼きがあr」

シノン「大人しくしてなさいアーチャー」

アーチャー「…わかったわ…」

〜5分後〜

NPC店員「」チーン

凛「チョロいもんね」

シノン「えーっと、合掌?」

アーチャー「次行きましょ」


【安価】>>432
なにをしますか?
1.魔術の鍛錬
2.町を探索
3.他マスターの情報収集
4.休憩(1回毎に魔力3割回復)
5.商店街で買い物
6.バイト
7.適当に暇つぶし(小ネタ、コレを行うと夜パートに即移行します)
8.その他行動明記
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/06/14(金) 23:27:28.53 ID:SKn90/Jj0
3
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/06/14(金) 23:28:17.65 ID:SKn90/Jj0
3
433 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/15(土) 10:12:03.09 ID:Q632+YW50
凛「さて、私の出番は終わったから帰るわね」

シノン「値切るためだけに来たの…?」

凛「そうよ、私の管轄内でお金を無駄遣いすることは断じて許さないわ」

シノン「あ、そう…じゃあね」

凛「それじゃあね〜」

アーチャー「ばいばい」

シノン「さてと、商店街来たついでに情報も集めておきましょう」

【コンマ:下一桁】>>435
聞き出した情報の結果を決めます
1,2,3,4→収穫なし
5,6,7→一マスターの拠点情報(次レスコンマ判定)
8,9→サーヴァントの情報公開(次レスコンマ判定)
0→???
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/15(土) 10:49:47.12 ID:itFFY8DU0
hoi
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/15(土) 12:13:26.32 ID:Y+RbhhJXo
???
436 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/15(土) 13:08:39.69 ID:Q632+YW50
シノン「…駄目ね、誰も彼も、何も知らないって」

アーチャー「そういう運は悪いわね、シノン」

シノン「煩い。とにかく、もう少しだけ聞き込みを…」

アーチャー「往生際がわr」

シノン「いいから行くわよ」

アーチャー「…わかったわ」


〜30分後〜


シノン「………」

アーチャー「元気出して」

シノン「いや、別に、落ち込んでなんかないわ」

アーチャー「…そう」

【安価】>>438
なにをしますか?
1.魔術の鍛錬
2.町を探索
3.他マスターの情報収集
4.休憩(1回毎に魔力3割回復)
5.商店街で買い物
6.バイト
7.適当に暇つぶし(小ネタ、コレを行うと夜パートに即移行します)
8.その他行動明記

437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/15(土) 13:26:16.14 ID:itFFY8DU0
8 だいぶ前だったけど凜に礼装作ってもらうのはまだアリ?
438 :ドM紳士<返答 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/15(土) 13:45:03.13 ID:Q632+YW50
>>437
可能ですが、一度の戦闘で装備できる礼装は一つなので、作ったものとアトラスの悪魔、どちらにするかを安価で決めます

…と思ってましたが、この場合アトラスの悪魔を材料に礼装作るのもいいかもしれないと思いつきました
主に『大嘘憑き』のおかげで

そこらへんも加味して、安価をとって下さい

安価下
439 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/15(土) 20:52:59.44 ID:Q632+YW50
ageます

戯れにゆめにっきの窓付きを鯖化とかしてみました
昼パート終わったら公開しようかと思ってます

安価下
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/15(土) 22:15:45.45 ID:G+omqlPAO
窓付きか……キャスターで寝床という名の工房作って、夢の世界が固有結界になるのかな?
安価は1
441 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/15(土) 22:41:29.21 ID:Q632+YW50
シノン「はぁ…それじゃ、帰って、そうね…ガンドを鍛えておきましょうか」

アーチャー「そう」

シノン「それにしても、ガンドって…確か、北欧神話の魔術だっけ?」

アーチャー「そうだったかしら」

シノン「何で魔術は現実に即してあるのに、サーヴァントは神話からも歴史からも造ってないのかしらね」

アーチャー「量が莫大過ぎたから、とか…」

シノン「別に全部造る必要はないじゃない?わざわざ、平行世界からにして、一から考える必要なんてないのに」

アーチャー「………妄想の達人なんじゃないかしら」

シノン「…そうかもね。とりあえず、拠点に帰りましょう」

アーチャー「そうね」


〜SAO 遠坂邸〜


凛「あら、案外早かったわね」

シノン「そう?それより、ガンドを鍛えたいんだけど、稽古、お願いできる?」

凛「えー、今日はなんとなーく面倒だなぁ」

シノン「…」

凛「だから無言で指向けるの止めなさいって…わかった、それじゃいきましょ」

シノン「まったく…」

凛「どうせだから、今日でアレを叩き込んでやるわ」

シノン「アレって…まさか、時折凛が自慢してくるアレ?」

凛「自慢なんてしてないでしょ」

シノン「鍛錬開始するときに、時々意味もなく披露してるアレを自慢と言わずなん言うのよ」

凛「ち、違うわよ。ただ、数日に一回は撃っておかないと腕が鈍るから。稽古の時にやるのが無駄がないのよ」

シノン「あーはいはい、そうね、そうですねー」

凛「私の話を聞け!」

シノン「大体、できるの?ガンドの乱射なんて」

凛「私ができるからできるわよ。ほら、キビキビ動きなさい」

シノン「自分はさっきまで面倒臭がってたくせに…」


【ガンド:+1(15)】
【ガンド乱れうち】を習得しました
442 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/15(土) 22:46:01.62 ID:Q632+YW50
では、今日はこれにて
昼パート終了

>>440
あぁ、キャスターというのも十分ありでしたね
サーヴァントにライダーとランサーが不足しているし
窓付きは自転車乗るのを真っ先に思い浮かべてしまったのでライダーで作ってしまいました

まぁいいや

半分くらいはネタだし、正直ムラムラしたというか
鯖作りしたかったという感情で造ったので、出来は本当にハリボテのそれですが
どうぞ、お付き合いくださいませ
443 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/15(土) 22:48:08.25 ID:Q632+YW50
真名 窓付き
クラス ライダー(キャスター、■イ■■ス)
筋力 D ■■
耐久 D ■■
敏捷 C+ ■■□
魔力 A ■■■■■
幸運 E ■
宝具 A ■■■■■
属性 中立・悪
固有能力 騎乗:B/対魔力:D+
技能 夢中創造:EX/精神異常:A/自陣固定:D+++/泳眠の悪癖:B/断末の喋口:A

騎乗:乗り物を乗りこなす能力。現存するものに加え、自ら創造したものも乗りこなす。
対魔力:魔術に対する抵抗力。通常時は詠唱が一節以下程度しか防げないが、スキルにより一時的に上昇する。
夢中創造:窓付きの精神構造を具現化する能力。「エフェクト」と呼ばれ、その種類、能力は多岐にわたる。但し、一度に一つのものしか出現させることができない。
精神異常:精神を病んでいる。このスキルにより、夢中創造、及び宝具が強化されている。
自陣固定:自身が指定した箇所を絶対のものと認識する。ランクDではただの引き篭もりだが、宝具開放時にそのランクは飛躍的に上昇する。
泳眠の悪癖:睡眠欲がなんらかの原因によりブーストされている。ランクBだと、どれほど寝ようとも、睡眠欲が満たされることはない。
終末の喋口:なんらかの原因で、喋られなくなっている。

宝具 夢中現実(ワールズファンタジー)

窓付きの精神世界、否、夢世界を具象する固有結界。寝ると発動する。その世界では、彼女のエフェクト「包丁」以外での物理、魔術攻撃が誰に対しても通じない。また、その内部を視認し、聴音し、接触し続ける限り、精神が徐々に崩壊していく。そしてそれは―――窓付きすらも、例外ではない。更に、内部には窓付きの意思とは関係なく、外敵を排除しようとする者も存在する。

ランク:A/結界宝具/レンジ:―/最大補足:―

全ては堕ちる夢物語(ドリームエンディッド)

「全ては堕ちる夢物語」内で発動する。窓付きが結界内で自害するにより、固有結界が「内在する全てを巻き込み」消滅する。発動には条件があり、「結界内で全てのエフェクトを出現させないとこの宝具は発動できない。そして―――この宝具による、窓付きへの精神的負荷は、計り知れない。

ランク:EX/終焉宝具/レンジ:―/最大補足:―
444 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/06/16(日) 07:50:20.97 ID:gjZTda300
ミスがあったので訂正


全ては堕ちる夢物語

「全ては堕ちる夢物語」内で発動する。→「夢中現実」内で発動する。
445 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/06/16(日) 11:54:30.69 ID:gjZTda300
なんとなくパパッとあのムカツク淫獣を鯖化してみました


真名 インキュベーター
クラス キャスター(エイリアン)
筋力 E ■
耐久 E ■
敏捷 B ■■■■
魔力 EX □□□□□
幸運 E ■
宝具 EX □□□□□
属性 中立・中庸
固有能力 道具作成:―/陣地作成:―
技能 無個の群象:EX/殊類の異物:EX/不触の異体:EX/無心の使徒:EX

道具作成:魔力を帯びた器具を作成不可能。スキル:不触の異体により消滅している。
陣地作成:魔術師として自らに有利な陣地「工房」を作成不可能。スキル:不触の異体により消滅している。
無個の群象:「個」という概念のない存在。一匹を殺しても全く同じものが湧く。記憶等も全て引き継いでおり、殺しても無駄なことこの上ない。
殊類の異物:人の願望、幻想が入り込まない存在。スキル「無辜の怪物」とは真逆のスキル。
不触の異体:ある一定の存在しかソレを感知できない。サーヴァントと、宝具対象者以外はその存在を知覚できない。
無心の使徒:心を持たない存在。稀に精神疾患として発症することもあるらしいが、基本的に心が存在しない。精神干渉が通用しない。


宝具 絶望という種、希望という花

彼等が宇宙のエネルギー問題を解決すべく開発した、感情エネルギー化システム。因果律の高い二次性徴期の少女を対象とし、その者の願いを叶える代わりに魔法少女の使命を課す。叶えられる願いの範囲は因果律が影響し、願いの叶え方などを操作することは出来ない。また、魔法少女の能力も因果律に影響される。場合によってはAランク、果てはEXまでも理論上は可能。魔法少女の固有魔法、武器、衣装などは願いの種類によって変化する。また、魔法少女の魂はソウルジェムに変換される。ソウルジェムの肉体操作範囲は100m程度が限界であり、ソウルジェムが破壊されると死亡する。魔力を消費する、或いは精神に多大な負荷がかかるととソウルジェムが濁り、それが最頂点に達すると魔法少女は魔女となる。その際に莫大な感情エネルギーが放出される。

ランク:EX/???宝具/レンジ:―/最大補足:―
446 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/16(日) 21:17:49.67 ID:gjZTda300
結局なんとなくダラダラと余暇を過ごして少し後悔もある今日この頃、投下します

今更ですが、アーチャーよりも先にランサーが脱落にはビックリですね
スペック的に
展開としてはそういうのが面白いんですが
>>1の起伏のない平坦な文章ではさして面白さは伝わってないでしょう

それでは、シノン夜パート開始します

QBが鯖として召喚されたら、途中から魔女退治がメインになる希ガス
447 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/16(日) 21:29:37.82 ID:gjZTda300
シノン「…はぁ、気が滅入るわ」

凛「どうしたの?」

シノン「いえ、経過日数的に、そろそろ終盤なんじゃないかしら、と思って」

凜「そう?そんな予兆もなかったけど」

シノン「だって、最初では夜町を歩けば誰かと接触していたでしょう」

アーチャー「…そんなに、誰かと会ってたっけ?」

シノン「色々、現実でもリサーチしたりしてたの…だけど、ここ最近はめっきり。残りは2〜3人とみていいわね」

凜「もしかしたら、まだ5人くらい残ってるかもよ?」

シノン「まぁ、どっちにしろやる事は変わらないけど。気を引き締めなおすって意味でね」

シノン「精神状態も十分戦況に影響を及ぼすものよ」

アーチャー「そうなの?」

凜「それぐらいはわかってるわ。ま、だったらもういいでしょ。パッパと一人撃退してきなさい」

シノン「簡単に言うわね…こっちはまだ勝ち星一つ。それも、私がいないおかげで使えた奥の手で」

アーチャー「別に奥の手でもないけど」

シノン「…とにかく、そういうわけだから。あまり華麗な勝利と言うのは拝めそうにないわね」

凜「あーあ、もっとアーチャーの単独行動スキルが高ければなー」

シノン「しょうがないでしょ、ないものねだりは出来ないわ」

アーチャー「…ごめんなさい」

シノン「だからいいって、もう」

シノン「それじゃ…今日はどうしましょうか」


【安価】>>449
どうしますか?
1.今日は拠点で待機
2.外へと敵を探しにいく
3.その他行動明記
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2013/06/16(日) 21:43:13.51 ID:Mb2quQld0
2
449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/16(日) 23:23:27.80 ID:S4Q7VE7Bo
2
450 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/17(月) 21:03:47.29 ID:mvBp47RZ0
シノン「と言っても、やっぱりいつも通りだけど」

アーチャー「そうね」

凜「はいはい、いってらっしゃーい」



シノン「結局、後何人残ってるのかしらね」

アーチャー「さあ、3人くらい?」

シノン「やっぱりそれくらいよね。問題は、誰が残ってるかだけど…」

アーチャー「セイバーは、残ってると思う」

シノン「最優クラスだっけ?まあ、セイバーは安定ってことね。後は、三騎士の一角ランサーかな。マスターアスナだし」

アーチャー「最初の方で出会ったけど、強かった」

シノン「アスナも残ってるでしょう。ライダーは倒したし、後有力候補は…バーサーカーか」

アーチャー「バーサーカーも、セイバーに匹敵する能力を持っていると思う」

シノン「キャスターやアサシンはいない、と仮定して…だったら、まずランサーには会いたくないわね」

アーチャー「バーサーカーも嫌」

シノン「セイバーだって、他二人と同等の力はあるだろうし…もしかして、ピンチ?」

アーチャー「………」

シノン「…どうにかなるでしょ」

【コンマ:下一桁】>>452
誰と出会いましたか?
奇数→キリト
偶数→クライン
451 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/17(月) 21:04:20.85 ID:mvBp47RZ0
シノン「と言っても、やっぱりいつも通りだけど」

アーチャー「そうね」

凜「はいはい、いってらっしゃーい」



シノン「結局、後何人残ってるのかしらね」

アーチャー「さあ、3人くらい?」

シノン「やっぱりそれくらいよね。問題は、誰が残ってるかだけど…」

アーチャー「セイバーは、残ってると思う」

シノン「最優クラスだっけ?まあ、セイバーは安定ってことね。後は、三騎士の一角ランサーかな。マスターアスナだし」

アーチャー「最初の方で出会ったけど、強かった」

シノン「アスナも残ってるでしょう。ライダーは倒したし、後有力候補は…バーサーカーか」

アーチャー「バーサーカーも、セイバーに匹敵する能力を持っていると思う」

シノン「キャスターやアサシンはいない、と仮定して…だったら、まずランサーには会いたくないわね」

アーチャー「バーサーカーも嫌」

シノン「セイバーだって、他二人と同等の力はあるだろうし…もしかして、ピンチ?」

アーチャー「………」

シノン「…どうにかなるでしょ」

【コンマ:下一桁】>>452
誰と出会いましたか?
奇数→キリト
偶数→クライン
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/17(月) 21:12:02.55 ID:lJOeaypAO
まそっぷ
453 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/17(月) 21:26:09.19 ID:mvBp47RZ0
【即興思いつきゾロ目ボーナス;先制】


シノン「あぁ、なんか頭痛く…ん?」

アーチャー「どうし…」

シノン「隠れて!」

アーチャー「うわっ」



キリト「はぁ、最近誰とも会わないなぁ」

セイバー「今日は誰かしら見つかるだろ」

キリト「だといいんだけどなぁ。そろそろ退屈だぜ」

セイバー「俺もだ。思いっきり剣を振るいたいな」

キリト「新技も使いたいし」

セイバー「技っつーか、そもそもあんなもん使わないほうがいいだろ。魔力的に」

キリト「いいだろ別に。お前も俺ならあれのカッコよさはわかるだろ」

セイバー「それはわかる」


シノン「あれはキリト…が、二人?」

アーチャー「同一人物のようね」

シノン「どういうこと…?一方はサーヴァントなんでしょうけど…いや、変化するサーヴァントかもしれないし、安直には決められないわね」

アーチャー「それより、どうする?」

シノン「どうするっていったって…この状況は、不意打ちするべきなんでしょうけど…」

アーチャー「それをどうやるかが問題」

シノン「あいつ等までの距離、大体目測で120mくらい?少し遠いけど…そういえばアーチャー、あなた千里眼持ってたでしょ」

アーチャー「暗いから良く見えない」

シノン「使えないスキルね…」

アーチャー「冗談」

シノン「そういうのいいから」
454 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/17(月) 22:04:49.00 ID:mvBp47RZ0
シノン「それで、どう?あいつ等私達に気づいてる?」

アーチャー「…いや、気づいてはいないと思う」

シノン「そう。さて、どうやって不意を撃つか…」

アーチャー「後ろからブスリと」

シノン「キリトって勘が鋭いのよね、多分通じないと思う」

アーチャー「どんどん近づいてきてるけど」

シノン「…このままだと、最短で私達との距離30mくらいまでいくわよね」

アーチャー「そうね」

シノン「気づかれないといいけど…」

アーチャー「やっぱり、通り過ぎてから背後をとる」

シノン「…他に案も手段もないし、それでいきましょう。狙撃できればもっと楽なんだけど」

アーチャー「ないものねだりはするものじゃないわ」

シノン「それ、アンタが言う?」

アーチャー「…そろそろよ」

シノン「露骨に話し変えるし…って、キリト近っ」

アーチャー「………」

シノン「………」




キリト「何で半熟なんだろうな」

セイバー「あぁ、まったくわかんないよな。目玉焼きは固めが美味いのに」

キリト「半熟とか、正直食いづらいんだよ」

セイバー「そうそう、黄身を分割でき…マスター、ピックくれ」

キリト「ん?…そらっ」

セイバー「サンキュ………ふっ!」

ドスッ

キリト「…どうだ?」

セイバー「…手応えはないな」

キリト「大体、そんなに投剣スキル上げてないだろ。なんだよ手応えって」

セイバー「いいんだよ。いいから行くぞ」

キリト「全く…」
455 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/17(月) 22:19:26.10 ID:mvBp47RZ0
シノン「………危なかったわね」

アーチャー「咄嗟に倒れこんでなければ頭に刺さってた」

シノン「何が投剣スキルそんなに上げてないよ。十分当たってるじゃない」

シノン「そしてアーチャー、いい加減どきなさい」

アーチャー「ごめんなさい」

シノン「…でも、これであいつ等はこの数秒間は警戒をする」

アーチャー「…?警戒をとかないの?」

シノン「自分が、何かいると思った感覚を完全に間違いだと言い切れないから、少し警戒心が強くなるわ」

シノン「だけど、そんな柔な警戒心は直ぐに解ける。そこが狙い目」

アーチャー「でも、警戒をといたかなんてわからないわ」

シノン「そこはもう勘と運ね。でも、十分勝算はある賭けよ…ほら、あいつらから目を離さないで」

シノン「よく見て、あいつ等が警戒をといた後の少しの時間。それを見極めるのよ」

アーチャー「…わかった、やってみる」

【コンマ:下一桁】>>457
不意打ちの成否を決めます
1,2,3→失敗、気づかれた
4,5,6→気づかれはしたが、防御が遅れる。戦闘開始時有利に
7,8→防御が遅れ、少量のダメージ
9,0→完全に不意を撃たれる。大ダメージ


すいません今日はもう寝ます
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/17(月) 22:22:48.99 ID:lJOeaypAO
番狂わせは起きるのか……?
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/17(月) 23:24:03.73 ID:BjFOVqxWo
後ろからブスリと
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/18(火) 10:04:52.93 ID:UXBlugID0
ゾロ目ボーナスありで大成功
これもしかして、暗殺成功?
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/18(火) 10:05:53.58 ID:UXBlugID0
>>458
456じゃなくて457だったから失敗だったスマン
460 :ドM紳士<俺妹最終巻読破中で集中力を欠いている。だが書く ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/18(火) 21:46:01.34 ID:v4WW041y0
辺りには暗闇が蔓延り、静寂の中に唯一、対象の会話が聞こえる。
その相手の名は、桐ヶ谷和人…ハンドルネーム、キリトその人だ。
自分と同じマスターであるはずの彼は、しかしその自分をサーヴァントとして従えて、傍らに携えている。
その事実、謎については思考を放棄し、唯敵を倒すということだけに集中する。

彼我の距離は、せいぜい10歩分あるかないか。
私の傍にいるサーヴァント・アーチャーは、標的の隙を窺いながら、武器をその手に出現させる。
その形状は見慣れた甲剣状。しかし闇に沈む刀身はその煌きを隠していた。

―――これ以上待つと、敵が遠くなり機を失う。

声を発せない以上、視線と手振りで意思を交わす。

―――了解した。

アーチャーは頷き、その視線を再度前方へと向け直す。

そして―――数秒様子を見て―――勢いよく飛び出す。
ステータスとして、敏捷値は決して高くはないが―――しかしそれはサーヴァントを基準とした値。
私の視点から見れば―――それは十分以上に速かった。(俗に言うヤムチャ視点を思い知った)
一気に、アーチャーはキリトとの距離を詰め―――

―――そこで、一方のキリトが一瞬で振り向き―――

―――カキィン!と甲高い音が響いた。

アーチャーの攻撃が、跳ね上げられた。
キリトがその右手に持った、闇に溶けた剣によって。

即座にアーチャーはこちらへと跳び、キリトとの間合いを取る。
キリトは追っ手は来ず、そしてもう一方のキリトが振り向く。

「あーあ、やっぱりいたじゃないか、セイバー」

「うるさいな。大体あそこじゃなかったかもしれないだろ。俺が外したみたいに…」

一瞬何の話かと思ったが、先程投げられた鉄杭のことだと気づき、口を挟む。

「…ああ、さっき投げてきたやつ?アレ、もう少しで当たるところだったわよ」

「…危なかった」

「やっぱり外してんじゃないか」

「ぐぬぬ…」

唇を噛み、悔しそうにマスター・キリトを睨む、セイバー・キリト。
この光景に、少し柔らかい空気を感じた。
461 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/18(火) 22:15:19.62 ID:v4WW041y0
―――だが、談笑しているわけにもいかない。
それに、私達にはキリトと真っ向勝負して高確率で勝てる自信もない。

―――となれば、今この状況で手段は限られる。
会話の合間を縫ってアーチャーに目配せする。

―――隙を見て、やりなさい。

頷くと作戦が露見する可能性があるため、アーチャーからの返事はないが、伝わっただろうと判断する。
そして、私はその隙を作るため、会話をできるだけ長引かせる。

「まったく、やっぱりどこかキリトって抜けてるわよね。何でも、転んだ拍子に恋人でもなんでもない頃のアスナの胸を触ったとか…」

「誰から聞いた、ソレ!」

「待て、それについては俺に非はない!」

「そうだ、アレはいきなり転移門からアスナが…」

二人して同時に弁解を展開する。
正直同じ二人から必死に言い訳を聞くのはシュールで、引きつった笑みが零れた。
だが、この程度で挫けるわけにもいかない。
更に、動揺を誘う爆弾を投げ込む。

「そうですね。流石『今夜は君と一緒にいたい』とか、手を出す気もないのに言っちゃうキリトさんは違いますね」

「何でそんなことまで知ってんだよ!」

「なんだよ!?そんなに俺達をいじめて楽しいのか!」

「うん」

「即答かよ!?」

「あ、そういうツッコミはもう飽きられてると思うよ?」

「別にお笑い芸人じゃないから!俺は正直な気持ちを言い表してるだけなんだよ!」

「あ、そうそう。エクスキャリバー、ちゃんと使ってる?」

―――この『ちゃんと』という言葉にはある意味を含めているが、それはもう語られていることなのでここでは省く。

「ぐっ…と、時々な」

「へぇ〜、使ってるんだ」

わざと笑みを浮かべて挑発する。

「なぁ、エクスキャリバーって何の話だ?」

そこで、セイバーが口を挟む。
462 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/18(火) 22:50:03.89 ID:v4WW041y0
「ん?あぁ、それはALOでの最高級武器だよ」

「私が、それをとるのに協力したのよ」

「いや、流石に端折り過ぎじゃないか?」

「長々と説明するのも面倒でしょ」

「ふーん…」

―――会話も冗長となってきた。
二人も少なからず、意識が内にいっている…はずだ。
そろそろ…と、アーチャーを見た。
その時。

「ところで、お前は喋らないのか?」

と、キリトが切り込んだ。

この展開は…不都合か。
アーチャーに意識がいってしまったら、不意を撃つなど不可能だ。
さて、どうしたものか…

「いえ、私は聞いてるだけで十分」

流石アーチャー、やんわりと拒否の意を示す。
これで食い下がってくれればいいが…

「うーん、そうか?退屈そうに見えたからさ」

お節介が―――!
いやまあ、確かにその性格に助けられたことはあるが。
それも、この場面においては私の不利となるだけだ。

「アーチャーって口下手だから。大丈夫よ、そんなに退屈もしてないだろうから」

とりあえず、助け舟を出す。
この後の会話の展開によって、勝敗が決まるとしたら。
それは滑稽にも思えたし。
だからこそ希望にもなりえた。
463 :ドM紳士<今日は一レスで勘弁してください ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/19(水) 22:21:31.78 ID:go/5Kz1v0
―――さて。

そろそろ、時間が長引き、キリトが戦闘を提案してきそうなところだ。
ここで、決定的な一打を繰り出したいところだが…
ふむ。
少々可哀想ではあるが―――まぁ、別にいいだろう。

「キリト」

「ん?」

「アンタ、アスナ以外にも色んな娘に手を出してるんですってね」

「ブーッ!!」

何か飲んでるわけでもないのに吹くって…

「何だ、その根も葉もない情報は!」

「違うの?」

「違うわ!」

「うわぁ…」

「お前も俺なんだから、そこは否定して俺の味方になれよ!」

やいのやいのと騒ぎ立てる二人。

よし、二人の意識をお互いに向けた。
これで、いけるか…と、アーチャーに目を向けると、これ以上ない程、キリト二人に集中していた。

「大体、お前も俺なんだからわからないわけがないだろ!」

「いや、つい面白そうだったから…っ!」

突如、闇黒に埋没した白刃が音も立てずにセイバーへと向かう。
その切っ先のみを淡い白光に包みながら。
464 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/20(木) 21:42:03.69 ID:ncN0V1NN0
「クッ…ソ、オォ!」

半ば反射的に剣を振るい防御を試みたセイバーだったが―――
不意を打たれ、出遅れたソレはアーチャーの攻撃を防ぐことは出来ず。

「うぐっ…!」

左腕に、深い傷をうける。

―――先刻まで笑って話してた所為で虚を突かれるなんて。
中々どうして滑稽、というよりも愚かしい。

そして、アーチャーはそのまま身を翻し、二撃目を繰り出す。
が、それは右の剣一本で弾かれる。
流石に、二度も三度もやられはしないということか。

「…へっ、成程。油断を誘ってその隙を突くなんて、狡い真似するなぁ。シノン」

…二つ、物申したくなった。
一つは、狡いなどキリトに言われたくはないこと。
コイツは、目的のためなら正攻法も裏技も、王道も邪道も関係なく手段を選ばず手段を選択する人間だ。
と、私は思う。
それと悪戯好きで、卑怯な手を躊躇もない。
人道は守るが。
非道に手を染めることに抵抗がない。

それともう一つ。
…まさかこの程度で油断が作れるほど、キリトが甘いとは思わなかった。
確かに、思いつく限りの中で有効そうなものを選びはしたが。
それも私の、そういう卑怯さ加減が少ない所為でこの程度の作戦を実行したが。
まさか、これほど効くものだとは思わなかったのだ。
そういう意味では、若干見損ないはしたが、勝負は勝負。
このまま―――勝ちを頂こう。

幸いなのか、アーチャーが狙ったのか、セイバーは左腕を負傷し―――それが、使えないようだった。
一度呼び出した青光の剣が失くなっていて、左手を宙に揺らしている。

「狡いなんて、アナタには言われたくはないわね」

とりあえず、言いたいことを言っておいた。
そして、臨戦態勢に入る。
465 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/21(金) 21:51:37.47 ID:gZ2CafjB0
横目でアーチャーを見て、現在の位置取りを確認する。
私の右にアーチャー。
前にキリト。
そしてそのキリトの右側(左手側と言い換えることもできる)にセイバー。
丁度、マスターとサーヴァントが向かい合っている形だ。

一度アーチャーが攻撃した後、空気が硬直してしまい誰もが動かない。
こういう場合は、何か合図のようなものがあればいいのだが。
生憎ここには揺れ落ちる枯葉も、滴る水滴もないので、自然現象には頼れそうもない。

仕方ない―――。

私は魔力を集中させる。
落ち着きながら、指先に神経を研ぎ澄ます。
そして、心の中でカウントダウン。
3…2…1

ドゥン!と拳銃を撃つように、指先を眼前へと向け弾を放つ。
それはただの弾丸ではなく、ガンドという魔術だ。
それも、本来の病気を与える程度ではなく、物理的攻撃可能の特注品。
更に数は一つではなく―――向けた右の手の指の数。
つまり五発の弾丸がキリトへと飛来する。
当然その攻撃を真正面から無防備に受ければ、ただで済むはずもない。

さて。
キリトはこれを防ぐのか―――防ぐことが可能なのか。
それを確認するためでも、この攻撃は必要だった。
まずは、サーヴァントよりもマスターの性能を確かめる。
それは今後の戦闘でも重要な情報だ。
できれば、早いうちに得るべき。

というわけで、私のそういった意図に従いキリトへ向かう五の弾丸は。
直ぐ横のサーヴァントによって打ち落とされた。
斬り落とされた。

―――ならば、直接的防御、ないし攻撃魔術はないのだろうか。
勝機が見えてきた気がした。
466 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/22(土) 22:07:03.48 ID:bR5cLH2G0
そして、マスターを守るために、私が放ったガンドを斬り落としたセイバーへ。
隙を作ってしまったセイバーへ。
アーチャーは再び、切っ先をセイバーへ向けて跳びかかる。

その攻撃をセイバーは辛うじて防ぐ。
その後二、三ど矛を交え、またも二人は間合いを取る。
その後ろに紛れ、マスターの方のキリトも私から十分距離を置く。

今度は、合図はなかった。
セイバーがアーチャーへと黒剣を構えながら迫る。
と、そのコンマ数秒後に―――セイバーの持つ剣が闇夜を蒼白に照らす。
それはソードスキル、《ホリゾンタル》のエフェクト―――
それを瞬時に判断した私は、アーチャーへ警告を促す。

「アーチャー!横!」

簡潔すぎる物言いではあるが、これで十分だろう。
果たしてセイバーの振るった剣筋は、私の宣言どおり一文字を描いた。
忠告のおかげかはわからないが―――アーチャーはそれを右の剣で受け止める。
同時、左の剣でカウンターを狙う。
セイバーはその反撃を身を捩って回避し、後方へと跳ぶ。
それを今度はアーチャーが猛追し、追撃を加える。
セイバーはそれを右手一本で弾く―――

どうにも煮え切らない、しかし映える剣舞から私は目を離す。
この目に捉えるは敵マスター、キリト。
先はセイバーに邪魔をされたが、今度はキッチリ狙って、ガンドを命中させる。
―――そう思っているのだが、何かおかしい。
大体、私の攻撃から身を守れないのならば、セイバーを完全に戦闘におくのはどうだ。
自身を守る盾をなくせば、私に仕留められることなど猿でもわかる。
だが、防ぐ術があるのなら何故先程使わなかったのか。
色々思案が巡るが―――やってみないことにはわからない。
私は魔力を集中させ、キリトに狙いを定める。
その顔に指先を向け―――そこで、キリトがこちらを向いた。
その目は、驚愕でも、諦観でもなく―――挑発の色をしていた。
撃てるもんなら撃ってみろ、と。
上等だ。
そんなに自信満々なら、防ぐのだろうが―――それを見極める意味でも、この一撃は必要だ。
まあ、何より―――そんな顔をされて黙っているほど、温厚でもないのである、私は。
467 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/22(土) 22:37:48.94 ID:bR5cLH2G0
ドガガ!とガンドを三連発で放つ。
それはキリトの顔面を破砕するほどの威力を込めた、本気の射撃。
それを、キリトはどう対処するのか。
と考えていたら、キリトが何事かを呟く。
これは―――英語?

「I am the born of my sword―――」

意味は咄嗟にはわからなかったが―――それを唱え終わったキリトはその手を前にかざす。
瞬間―――

「識天覆う七つの円環《ロー・アイアス》!」

巨大な花弁がガンドの行く手を阻んだ。
数は七、色は桜のその花は、しかし見た目とは裏腹にこれ以上ない程の圧倒感を見せ付ける。

「どうした?もう終わりか?」

キリトが挑発してくる。
それは明らかな挑発だったが―――
ここは、乗ることにした。

あれの耐久力によっては、破壊も可能だろう。
壊せさえすれば、こちらの勝ちだ。
それに、こちらが膠着状態でも、アーチャーが勝つ可能性も十分にある。
そちらも決着がつかなければ―――もう魔力の枯渇が勝因、いや敗因となるだろう。
どう転んでも、勝機は十分にある。
ならばここで恐れることは、キリトのイレギュラーな行動でその勝機を覆すことだ。
キリトは機転を利かせるのが上手いから、行動そのものを封じるほかない。

だから私は、絶え間なくガンドを撃ち続ける。
あの巨大な盾も、少なくない魔力を伴うはず。
こちらと条件は同じ。
この様子では、短期決戦になりそうだが―――どうだろうか。
横目でアーチャーの方を見ると―――
468 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/22(土) 23:20:02.34 ID:bR5cLH2G0
《スラント》。
《ヴァーチカル》。
《ホリゾンタル・スクエア》。
数々のソードスキルを扱うセイバーに対し、しかしアーチャーは遅れをとらずに受けきり、また反撃する。
その光景に―――しばし、考え込む。

左腕を負傷したセイバーと、五体満足なアーチャー。
その二人に差が出ないことには少し疑問がある。
なぜ、キリトは善戦できているのか―――
―――と、いまここで思い至る。
キリトは、元々盾なしの片手剣使い。
ALOでさえ、二刀流はあまり使わない。
ならば、左腕を失っても大幅な能力低下にはならないのか。
まぁ、痛みや感覚の差異で動きは鈍くなるだろうが。
それでもセイバーとアーチャーに決定的な差が出ないのは、そういうことか。
つまり―――戦闘スタイルに変化が起こらない。

そうだとすると、アーチャーが勝つにはまだもう一つ手が必要なのか。
いや、しかし…このまま攻めきってくれるかもしれない。
とりあえず、魔力にもまだ余裕がある。
ここは様子見といこう。
そう判断する。
469 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/23(日) 21:38:18.66 ID:ZXTxNdLX0
アーチャーとセイバーの攻防は続く。
セイバーが振るった剣をアーチャーは逸らし、返す刃で致命傷を狙う。
それを読んでか―――いや、単なる反射神経なのかもしれない。
以前聞いたことがある。キリトはSAO屈指の反射神経を以って、二刀流を手に入れたのだと。
その反応速度でセイバーはアーチャーの攻撃を避け、防ぐ。
右手一本だろうが、お構いなしにアーチャーと渡り合う。
続いてアーチャーが連続で、二つの剣をして舞う。
それにセイバーは一本の剣で対応し、剣戟が朗々と鳴り響く。

その光景には圧倒されるものがあるが、しかし自分の手を休めることはしない。
依然と私の手から放たれる病弾はキリトの盾へと吸い込まれている。
この行為に多少の無意味さを感じながら、しかし既に引き下がるわけにもいかず。
意味を無意識下に求めながら、魔力の消耗戦を続ける。

視線をもう一度サーヴァント達に戻す。

しかし依然状況は―――いや。
よく見ると―――若干、アーチャーが押している…?

先程と変わらず双方の得物を交わし、交じり合う二人。
だが、注視してみると―――セイバーの方に、少なくない傷が付いていた。
それは紙一重でかわされたものだろう、かなり浅いものだった。
それでも徐々に、徐々にセイバーの傷は増えていく。

頬、脇腹、太腿―――初めは、大したことのない傷、部位だった。
それが、段々と眼球、心臓、アキレス腱といった急所へと、深く、近くなっていく。

これには、さしものキリトも焦ったのだろう。
攻撃を当てる隙すら作らずに、大技を繰り出してきた。
470 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/23(日) 22:05:39.70 ID:ZXTxNdLX0
片手剣高威力6連撃スキル、《ファントム・レイヴ》。
当然、大技というからにはスキル終了時の膠着も大きい。
それをこの局面で出したというその行動が、セイバーの焦燥を浮き彫りにしていた。

まずは二撃斬り上げる。
―――それに対しアーチャーは、左右の剣を一振りずつ用いて受け流す。
その次に、斬り下ろす。
―――先の攻撃で振り上げた両手で、アーチャーはそれを受け止める。
切っ先を滑らし、剣を回して手前に引いた後、突きの鋭撃。
―――剣の甲を使いながら、体を回転させ滑らかにやり過ごす。
その後一度引いた体全体を回しながら縦に一閃。
―――それも、一回転して正面を向いたら、真っ向から受け止めずに受け流す。
一度回転させた体の重圧をのせた一撃を放つ。
―――これが本命、それを左手で受ける。

勝った。
このままカウンターの要領で、がら空きとなる胴体、その心の臓へと剣を埋め込めば―――勝てる。

アーチャーは左手が完全に打ち負ける前に、右の剣でセイバーの胴を刺―――

―――待て、というにはあまりにも遅すぎた。
ソレに気づいたのは、傍観していた私でさえ直前。
セイバーの黒剣と、自らの反撃に意識を集中していたアーチャーは気づかない。
巧妙だった。














―――そして、私が意識を手放す前に視界に収めたものは。
二つ目の、漆黒に塗れた剣だった。
471 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/23(日) 22:32:23.27 ID:ZXTxNdLX0
私は―――そうだ。
目の前の敵―――セイバーの攻撃を防いで。
その隙を狙って、敵の心臓に剣を刺したはず。


―――なのに、何故敵の剣が私を貫いている?


―――その剣の根元を辿ると、そこにはセイバーの左手が―――左手?

その腕は―――私が最初に、使用不能にした筈。
演技だったのか?―――いや違う、ソレを間違えるほど私は馬鹿ではない筈だ。
となれば、まさか―――

「自動…回復…?」

「ご明察」

微かに見えるセイバーの口元が、笑みを作る。

「いやぁ、本当ギリギリだったんだぜ?左手が十分に動くほど回復するのに手間取ってな」

ギリギリだった―――なら。
最初の、膠着戦は時間稼ぎだったと―――?

「ああいや、それはマジでやってたよ。片手で勝てるなら片手で勝ってるさ」

なら逆に、途中から傷を受けていったのは―――

「あー…うん、確かにミスリード―――俺が不利になって自棄を起こしたようにみせるためのものだった」

「でも、それだって手を抜いたわけじゃない。それだけ危険なことをしなきゃお前には勝てなかったってことさ」

まるで敵を慰めるように―――言い訳がましい言葉を紡ぐセイバー。

だが―――まだ終わってはいない。
魔力さえ、マスターさえ無事なら私は何度でも―――っ!?

―――いない。
辺りを見ても、マスターの姿が見えない。

「シノンならもう止めを刺した」

セイバーのマスターが、こちらへ歩みながらそう言った。

そ、んな―――

あ、ああ―――消えていく。
いつものソレではなく―――完全に消える。
足が―――体が―――手が―――

ふわりふわりと、羽のように、舞っていくのは私の体。
ちくりちくりと、棘のように、突き刺さるのは罪悪感。

あの人を、勝ち残らせてあげたかった―――

そんな儚い思いも―――


やがて、私の意識と混ざり合って―――光の中に溶けていった。









【アーチャー:DEAD】
472 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/23(日) 22:38:45.79 ID:ZXTxNdLX0
どうやって決着としようかと画策していて全く筆が進みませんでしたが、さっきシャワー入ってて思いついた案を実行
やや急ぎ足な感じが否めませんが、これにてセイバーVSアーチャー終了

アーチャー、能力は乏しいのによく生き残ったと褒め称えてあげたいです
そしてprp…いえなんでもないです

そんなこんなでもう残りは二人、泣いても笑っても次のパートで終了でしょう

私の書いてきたこの物語ともいえない何かは、起伏もなにもあったもんじゃなくて
山も谷もなく平坦なものであったのでしょうが
それでも誰かが読んでくれていたのなら幸いです

では、また明日

『グッドルーザー球磨川面白かったです』
473 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [sag]:2013/06/24(月) 21:11:31.11 ID:q2iCnGyj0
ガルガンティア見てテンションあがった今日この頃、投下します

と言っても、人がいるかどうかといったところですが
今日、明日安価取れなかったら死活問題です

あぁ、それと一つミスというか、うっかりというか
シノンにアトラスの悪魔使わせなかったのは失敗かなぁと
折角買ったのに、勿体無い

それでは開始します

【安価】>>475
誰の視点で物語を進めるか決定してください
1.キリト
2.クライン

474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/24(月) 21:38:19.79 ID:phswwHjt0
勿体ないし、安価の意味が怪しくなってくる。

1
475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/25(火) 00:21:37.46 ID:H6URaBhjo
書き直してもいいのよ。

1
476 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/25(火) 21:07:10.09 ID:eS1rU7EH0
>>474
勿体無いというのは、アトラスの悪魔の話なのか、安価によるレス消費の話なのか判断しかねますが
まぁ、安価については様式美…いえそんな風には言えませんが
形骸的に進行を整えると言いますか。毎回やるものだと思って頂ければ

>>475
出来は確かによいものではありませんが
というか良い出来など書けた試しがありませんが
それでも書き直しは、下手の横好きの矜持と
私個人の思惟とでしないことにしています
そこはご了承下さい
477 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/25(火) 21:19:46.70 ID:eS1rU7EH0
キリト「あー、昨日は疲れたな」

セイバー「話に夢中で不意突かれるとか、アホか」

キリト「いやそれはお前の話だろ」

セイバー「だから自分に言ってるんだよ」

ユイ「でも、昨日はなんであんなに隙だらけになったんですか?パパらしくないです」

キリト「俺よりかは、セイバーの方がなんか真剣だったぞ」

セイバー「嘘付け、自分もだろ…まぁ、俺はシノンのこと知らなかったし、SAO以降の俺も知らないからさ」

セイバー「そういう話が聞ける機会だったから、ついな」

ユイ「でもそれは、マスターのパパや私でも聞けることじゃないですか?」

セイバー「いやほら、普段はゲームについての会話ばかりだし、それもいいけどさ」

セイバー「俺にとっては過去とも未来とも言えないその話を、知らない、けど俺と親しい人から聞けたからなんとなく舞い上がっちゃったのかな」

セイバー「確かに、俺らしくもないかもしれないけど」

ユイ「いえ…パパはやっぱりパパです」

セイバー「そうか…ついでに、他の俺の失敗談とかもよろしく」

キリト「よろしくじゃねえよ、何どさくさに紛れて聞こうとしてんだ。そもそも俺の…お前の失敗談なんて聞いても恥ずかしいだけだろ」

セイバー「いや、もう俺とお前は別人だと割り切った。だからお前の失敗談もつつけるぜ。だけど俺の失敗談はお前の失敗談だからな、いじれないだろ」

キリト「…ホント、いい性格してるぜ」

キリト「この話はもうおいといて、今日は何するか決めるぞ」

セイバー「はいよ」

ユイ「はい」


【安価】>>479
なにをしますか?
1.魔術の鍛錬
2.町を探索
3.他マスターの情報収集
4.休憩(1回毎に魔力3割回復)
5.商店街で買い物
6.バイト
7.適当に暇つぶし(小ネタ、コレを行うと夜パートに即移行します)
8.その他行動明記

※現在魔力量は2割です
478 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/26(水) 16:31:16.91 ID:ntSVNVuy0
一日経っても安価コナーイ
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/26(水) 16:46:39.47 ID:BckmNpXT0
4
480 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/26(水) 21:23:14.03 ID:ntSVNVuy0
キリト「とりあえず、昨日魔力使いすぎたから休んでるわ」

セイバー「そうだな…っていうか、なんでアレをあんなに使っちまったんだ?魔力危なかっただろ」

キリト「なんかシノンが撃ちまくってくるから…」

ユイ「あれも、シノンさんにしては博打的な作戦で、らしくなかったと思いますけど」

キリト「そうか?なんとなく冒険好きなイメージもってるんだけど」

セイバー「俺にはシノンの性格まではわからないけど、キリトを抑えておく腹積もりだったんじゃないか?」

ユイ「つまり、パパの足止めですか?」

キリト「んー、どうだろ。あまり意味があるようには思えないんだけど」

セイバー「まぁ、本当のところはわからないけど…ところで、寝なくていいのか?」

キリト「ん、あぁ、そうだな。時間が勿体無い」

ユイ「それじゃあ私が子守唄を歌ってあげましょう、早く寝られるように」

キリト「えっ、いいよ、ユイ。恥ずかしいし」

ユイ「そうですか…私は歌わないほうがいいですか…」

キリト「いや、そういう意味じゃ…」

セイバー「じゃあ、俺とカルタやろうぜカルタ。士郎に読んでもらって」

ユイ「はい、わかりました!」

キリト「立ち直り早いな…寝よ」
481 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/26(水) 21:23:43.48 ID:ntSVNVuy0
【安価】>>483
なにをしますか?
1.魔術の鍛錬
2.町を探索
3.他マスターの情報収集
4.休憩(1回毎に魔力3割回復)
5.商店街で買い物
6.バイト
7.適当に暇つぶし(小ネタ、コレを行うと夜パートに即移行します)
8.その他行動明記

※現在魔力量は5割です
482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/27(木) 00:21:58.16 ID:MOH7LSs9o
3かな

所持金いくらだっけ5や6は選んでいいのかわからない。
483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/27(木) 10:26:58.57 ID:c9VAuQMI0
>>482で言われてるみたいに所持金確認のうえで再安価お願いします。
484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/27(木) 10:30:45.88 ID:c9VAuQMI0
>>219 から変わってないなら所持金は3000円です。
485 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/27(木) 17:28:08.34 ID:7qmOPdeS0
謝罪から入りますね
所持金等の明記を怠っていてすいません

所持金についてですが、3000円じゃ大したもの買えないし、金を増やして〜という会話もあったので
9000円所持しているということにして下さい

再安価は>>486でお願いします
486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/27(木) 19:59:17.68 ID:c9VAuQMI0
5
487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/27(木) 20:11:26.04 ID:c9VAuQMI0
リジェネ(中)がつくラッパか、バフ打消しの悪魔の黒衣
それか全額ポーションに突っ込むかって所かな?
488 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/27(木) 21:12:02.17 ID:7qmOPdeS0
キリト「ん…ふぁ、あ…よく寝た」

士郎「赤5、ウノ」

ユイ「赤黄7です」

セイバー「ふっふっふ…食らえ、プラ4!」

士郎「うげっ」

ユイ「さっきからパパ同じことしてます」

セイバー「はっはっは、勝てば官軍なのさ。ほら士郎4枚」

士郎「くそ…何色?」

セイバー「じゃあ青で」

ユイ「あぁ…青がありません」

キリト「…何してんの?」

「「「UNO」」」

キリト「俺も混ぜ…いや、そんなことしてる場合じゃないだろ」

セイバー「だって暇だったし」

ユイ「パパったらカルタ、手加減してくれないんですよ」

士郎「バンバン取ってたな、しかもフェイントまでして」

キリト「外道…まぁいいや、商店街行こうぜ」

セイバー「何だ突然、買いたいものでもあるのか?」

キリト「いや、天啓というか…夢に出てきたんだよ」

ユイ「何がですか?」

キリト「なんかな、夢の中で俺たちが買い物してるんだよ、そしたら…」

セイバー「聞いてる暇ないから、行くぞ」

キリト「ちょっ」

ユイ「では衛宮さん、行ってきますね」

士郎「あぁ、行ってらっしゃい」

キリト「…まぁいいけどさ」
489 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/27(木) 21:23:57.12 ID:7qmOPdeS0
セイバー「というわけで商店街に来たぜ」

キリト「セイバー、どこ向いてんだ。こっちだぞ」

セイバー「わかってるって」

ユイ「あれ?前来た時と品揃え変わってませんか?」

キリト「ん?…そうみたいだな、見たことないやつもある」

セイバー「っていうか、もう礼装『空気撃・三の太刀』持ってるだろ。ポーション買いにきたのか?」

ユイ「あ、あのシノンさんを倒したときに使ったやつですね」

キリト「あれで武器飛ばしたら結構使えたんだよな…ま、別に他の勝手も損はしないし、いいだろ」

セイバー「いいけどさ」

キリト「それじゃ、何買うかな」

魔力回復ポーション(微小;1割):2000円
魔力回復ポーション(小;3割):5000円
魔力回復ポーション(中;5割):8000円
魔力回復ポーション(大;8割):15000円
空気撃・三の太刀:6000円
悪魔の黒衣:6000円
天使のラッパ:6000円
破戒の警策:7000円
麒麟のマント:8000円
想念礼装:9000円
赤原礼装:10000円


【安価】>>491
何を買いますか?

現在所持金:9000円
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/28(金) 18:46:29.48 ID:17tTkULz0
悪魔の黒衣と魔翌力回復ポーション(微小;1割)で
491 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/28(金) 20:57:15.70 ID:ES7sB0Jm0
age

安価下オナシャス
492 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/29(土) 11:46:23.44 ID:qy0bY8ys0
誰か来ることをただ願うばかり
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/29(土) 11:47:39.33 ID:ZXolbp4s0
魔翌力回復ポーション(中;5割)
494 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/29(土) 13:29:17.71 ID:qy0bY8ys0
キリト「じゃあ、このポーション買うか」

セイバー「おい、礼装買ってもいいとか言っておきながら買わないのか」

キリト「それとこれとは話が別だろ」

ユイ「これ一つでいいんですか?」

キリト「ああ、これで漸く万全の状態になれるからな」

セイバー「昨日のあれで結構削られたからか」

キリト「そういうことだ」

ユイ「大体、まだ半分しか魔力がないというのも危険ですし」

キリト「そうだなぁ、あと誰残ってんだろうな?」

セイバー「ランサーとアーチャーはもう倒したから…アサシンもか」

キリト「やっぱ、バーサーカー辺りかな」

ユイ「キャスターさんはどうなんですか?」

キリト「あれなぁ…スピード勝負決められると明らかに不利になるしな」

セイバー「一回勝ってるし、いや対策も練られてるかもしれないけど、とにかく危険視まではしなくていいと思う」

ユイ「会っていないのは、ライダーですか」

セイバー「そこだけはどうにも未知数だけど、ま、せいぜい誰かが倒してくれてることを祈っておくか」

キリト「そこはどうしようもないしな…さて、次は何をするかな」


【安価】>>496
なにをしますか?
1.魔術の鍛錬
2.町を探索
3.他マスターの情報収集
4.休憩(1回毎に魔力3割回復)
5.商店街で買い物
6.バイト
7.適当に暇つぶし(小ネタ、コレを行うと夜パートに即移行します)
8.その他行動明記

※現在魔力量:5割
 所持金:1000円
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/29(土) 16:47:03.83 ID:ZXolbp4s0
3
496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/29(土) 17:10:12.93 ID:dfb6/wpOo
3
497 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/29(土) 17:41:29.68 ID:qy0bY8ys0
キリト「それじゃあ、このまま聞き込みだな」

セイバー「そうだな」

ユイ「途中から、NPCの持っている情報の大幅な変更があったせいで、混乱も少なくなかったようですけど」

キリト「ああ、なんか途中からラック判定で拠点かサーヴァント情報、その他の情報がやや低い確率で聞けるんだよな」

セイバー「説明乙」

ユイ「…?なにを言っているのですか、パパ?」

セイバー「いや、メタネタとか前にもうs」

キリト「おい、こっちこい…お前ぶっ飛ばすぞ」

セイバー「いいじゃん、元々自称コミュ障のゲームオタクなんだから」

キリト「お前、それブーメランだってわかってるのか?」

セイバー「言うなよ、余計傷が深くなるだろ」

キリト「だったら言うなよ!」

セイバー「だって会話もどうやって盛り上げたらいいかわかんないし」

キリト「だからって言っていいことと悪いことがあるだろ。ユイにネットスラングなんて教えたくないんだよ」

セイバー「わかるけど、つい」

キリト「ついじゃねーだろ、俺なのになんで俺の意に反することやってんだ」

ユイ「パパー?そろそろ行きましょう?」

キリト「そうだな、ユイ。行こうか」

セイバー「やれやれだぜ」


【コンマ:下一桁】>>499
聞き出した情報の結果を決めます
奇数→収穫なし
偶数→残りサーヴァント数情報+クラインの所持礼装について
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/29(土) 17:49:45.03 ID:m+xAQoGf0
ksk
499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/29(土) 17:52:16.41 ID:ZXolbp4s0
hoi
500 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/29(土) 19:13:24.67 ID:qy0bY8ys0
キリト「はぁ…なんだろうな、このレベル上げしていたら油断して死んでまた一からってなった時並の徒労感は」

セイバー「やめろよ、具体的過ぎて俺まで疲れてくるだろ」

ユイ「ところで、さっきからパパの口調変わってきてませんか?」

キリト「い、いや、そんなことはないぞ」

セイバー「そうでござる。全然変わってないでござる」

ユイ「………」

キリト「…お前って、本当に俺なのかな。残念すぎるだろ」

セイバー「まぁ、お前と言う殻に俺と言う人物を入れている…っていえばいいのかな、ちょっと違う気がするけど」

セイバー「ま、結局はデータに過ぎないんだ。多少お前と差は出るさ」

キリト「突然真面目な話しても、ござるのことは忘れていないぞ」

セイバー「手厳しいな」

ユイ「………はっ、何故私はフリーズしていたのでしょう」

キリト「ほら、ユイもフリーズが解けたし、帰るぞ」

セイバー「はいはいっと」

ユイ「あ、ちょっと待ってくださいよー、パパー」
501 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/29(土) 20:59:35.79 ID:qy0bY8ys0
キリト「と、そんなこんなで夜になったな」

セイバー「せつm」

キリト「黙れ」

ユイ「それで、今日はどうするんですか?」

セイバー「そうだなぁ、そろそろ終わりが近づいてる気がするなぁ」

キリト「それがネタなのか本当に勘なのか区別つかないからやめろ」

ユイ「現在残っている可能性があるのは、ライダー、バーサーカー、キャスターです」

セイバー「とりわけ、バーサーカーが負ける姿ってのは想像できないな」

キリト「キャスターも、ああは言ったが、ハメられるやつをハメれば生存率は低くない」

ユイ「ライダーに至っては全くの未知数、ですね」

キリト「…ま、こんなこと言ってても意味もないし」

セイバー「そうだな」

キリト「それじゃ、いつも通りいくか」

セイバー「どこに行く?」

キリト「そうだなぁ…」


【安価】>>503
どこへ向かいますか?
1.学校
2.公園
3.港
4.教会
5.とある屋敷
6.その他詳細明記

特に今後の展開に大きくは作用しないと思いますが
しかしそれは>>1の気まぐれ次第ですので、あしからず
502 :名無し [saga]:2013/06/29(土) 21:00:39.73 ID:OT9LWJ1t0
503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/29(土) 21:14:43.53 ID:dfb6/wpOo
4
504 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/29(土) 21:41:21.35 ID:qy0bY8ys0
キリト「そういえば、結局教会って行ってないよな」

セイバー「まさか、行くつもりか?」

キリト「別にいいだろ、エギルに会いに行こうぜ」

セイバー「あぁ…そういえばそんな設定だったっけ」

ユイ「エギルさん、元気にしてるでしょうか」

キリト「あいつが元気じゃない姿なんて想像できないな」

セイバー「まったくだ」

ユイ「そうですね」


〜SSO 教会〜


キリト「…えーっと」

セイバー「SAOじゃよく教会なんてのも目にしたな。懐かしい」

ユイ「どうしたんですか、パパ?」

キリト「………ピンポンどこだろう」

セイバー「………」

ユイ「………」

セイバー「入ろうぜ」

キリト「え、いいのか勝手に入って!?」

セイバー「別に中にいるのエギルだろ?身構える必要ないない」

ユイ「そうですね。RPGの勇者は人の家に勝手に入り、教会で復活するものですから」

キリト「色々とツッコミたいが、そうだな、入るとするか」
505 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/29(土) 22:20:12.92 ID:qy0bY8ys0
言峰「―――ようこそ、自らの過去を背負いしマスターよ」

キリト「セイバーのことなら、俺の意思じゃないけどな」

セイバー「傷つくこと言うな」

キリト「嘘付け」

セイバー「お互い様だろ」

ユイ「あの…ところで、エギルさんはいませんか?」

言峰「む、あぁ、あの巨漢か…ふむ、君達の方が彼のその後は知っているのでは?」

キリト「ん?それはどういう意味だ?」

言峰「どういう意味も何も、彼を倒したのは君達ではないか」

キリト「いや、そうだけどさ…え、じゃあまさか」

言峰「彼はもういない」

セイバー「うへぇ…シビアだな」

ユイ「では、教会の運営は貴方がしているんですか?」

言峰「無論だ。私は教会責任者のような立場でね。彼のような人に仕事を教えはするが、いなくなれば私が務める責務だ」

キリト「なんだ、それじゃあここに来てもなんもないじゃん」

セイバー「しょうがないな、違うところに…って、げ」

506 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/29(土) 22:33:23.01 ID:qy0bY8ys0
クライン「おっキリ坊じゃねーかって、げ、はないだろ、げ、は」

キリト「クライン…なんでここにいる」

言峰「私が、近くにいた彼を教会責任者権限を用いて呼んだのだ」

セイバー「なんて余計なことを…」

言峰「そうかね?そろそろ終わりの鐘がなるというのに、それを焦らすというわけにもいくまい」

ユイ「終わりの鐘、ですか?」

言峰「そうだ―――最早この町には、マスターはこの二人しか残っていないのだよ」

キリト「え、じゃあ…」

言峰「この教会を戦場とすることを許可しよう―――存分に雌雄を決してくれたまえ」

キリト「…行っちまったな」

クライン「…なんか、俺気まずいんだけど」

セイバー「そうだなぁ、なんか戦う空気じゃねえよなあ」

ユイ「とりあえず私は避難してますね」

キリト「…どうする?」

クライン「どうするっつったって、やるしかねぇだろうよ」

セイバー「だよなぁ…」

バーサーカー「■■■―――!」

キリト「そっちのお付さんはやる気満々みたいだし…よし、やろうか」

セイバー「あ、ちょっと待ってくれ………ふぅー…オッケー、いつでもいけるぜ」

クライン「へっ、なんだよ。結局どっちもやる気漲ってんじゃねーか」

キリト「はっ、せいぜい腰を抜かさないよう気をつけろよ、クライン」

クライン「抜かせ、テメェこそ、チビっちまわねえようにオムツ穿いときな、キリト」
507 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/29(土) 22:40:21.76 ID:qy0bY8ys0
今日はここまでです

次回から最終決戦です
全然そんな気がしないのは、私の技量不足でしょうが

さて、一度本編書いてしまうともうこのように連絡はしなくなりますので(途中であまり入れたくないというエゴですが)
この間に言っておくべきことを言っておきましょうか

まず、前々から言っていた二週目のことですが
大幅に路線変更し、EXTRA風仕様にしようと画策しています
むしろ別スレ
ひとまずこれが終わったら、戦闘システムの試験運用もするつもりです

また、それに伴いマスター数を16人にしようかと(トーナメント制なので)
禁書あたりからマスターを募る形にするのでしょうか
対戦する二人のうち一人を操作し、タスクをとったりその他色々というイメージです
未だ未知数ですが、できれば形にしてみせたいものです

では
508 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/30(日) 21:08:00.64 ID:wMQYg6iz0
ただいまEXTRA仕様のためのスキル作成に奮闘中な今日この頃、投下します

スキル作成楽しいです

EXTRAシステムには、まだまだ穴がありますが、出来たらよいなと思います
誰か見てくださっているなら、そちらにもご参加いただければ恐縮です
当然、質問、意見も言ってくださって構いません

詳しい話は、セイバーVSバーサーカーが終わった後にでも
未だ漠然としたものですが

では開始します
509 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/30(日) 21:10:29.60 ID:wMQYg6iz0
俺はセイバーを従えて、クラインと同時に教会の中へと足を踏み入れる。
内装は、SAOや他のゲームで見た数ある教会と特に変わった部分は見受けられない。
大きな出入り口からは、左右均等2対ずつに配置された木製の長椅子。
そして、その長椅子より向こうの正面に、教壇が物言わず設けられている。
その、教壇と長椅子の間にあるやや広めのスペースに俺とクラインは移動し、対峙する。

「まさか、最後の決戦がお前と俺でのものになるなんてな」

「へっ、お前は俺が倒すんだからな。それが最終決戦だってんだから、神様ってやつも粋なもんだ」

「そんな言い方していいのか?ここは教会なんだぜ。罰を受けないように気をつけろよ」

「ははっ、ここにきて神様がそんな野暮なことするわけねえだろ」

「ま、違いないか」

俺は懐から一つの瓶を取り出す。
今日に商店街で買ったポーションだ。
それの蓋を開け、クラインを一瞥したあと一気に呷る。
一瞬攻撃を警戒したが、クラインはそうはしてこなかった。
やはり、まともに勝負したいのだろう。俺も同じだ。

ぷはぁ、と口から瓶を離し、口元を拭う。
そして―――

後ろに、瓶を無造作に大きく投げる。

それは数秒空を舞っただろう―――

瓶が落ちた破砕音。
それに重なるように、別の金属音が鳴り響いた。
510 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/30(日) 21:37:33.87 ID:wMQYg6iz0
セイバーとバーサーカーが、一瞬で双方間合いを詰め、その得物を交わす。
片や、漆黒と蒼光を纏う二振りの片手剣。
片や、その身に白銀を宿す刀剣、が―――

「二本、だと?」

セイバーが一人ごちる。

「なに…!?」

たまらず、そんな声を発した。
馬鹿な、以前戦ったときは一本のみだったはず。
それでもかなり苦労したというのに、更にもう一本加えられたというのか。

「おっ、バーサーカーがお前と同じ二刀流になったことに驚いてるみてえだな」

「おいおい…どういうことだ、クライン」

「教えて欲しいか?」

したり顔で聞いてくるクライン。

「そうだな、是非とも教えてもらいたいね」

俺は、その問いに是と答えた。
情報は大いに越したことは…いや、あるが、しかしこれは聞いて損ではないだろう。

そしてそのやり取りの合間で、サーヴァント達は猛戦を繰り広げていた。

「ついこの前だ、一時的にバーサーカーが理性を取り戻したんだよ」

セイバーは先手を取られまいと、果敢に攻め始めた。
硬直の発生するソードスキルは致命傷となりかねないため使用せず、己が剣技でバーサーカーに対処する。
511 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/30(日) 21:57:44.04 ID:wMQYg6iz0
「それはアスナとの戦闘中だったんだが、その戦闘が終わった後にだな」

「待て、アスナだと?それはいつの話だ」

縦横無尽に高速で二本の剣を乱舞させるセイバーに、しかしバーサーカーは押されない。
それでも敵に攻撃をさせまいと、攻めを決して止めないセイバー。
それこそまさに、『攻撃は最大の防御』戦法だった。

「あー、えーっと…二日分の夜の前だから…五日前か?」

「なんだと…?」

視界が狭まり、代わりに記憶に意識が埋没する。
俺達がアスナ・ランサーの二人を倒したのは、五日よりもずっと前のはずだ。
クラインが嘘をついている?
いや、そんなメリットはない。
…確かに、あの時アスナがいなくなっていて、その後のアスナの態度もおかしかった。
となると、脱落を偽装したのか?
ん?何か似たような話を聞いたことが―――

―――そうか、圏内事件。

となると、あの時ランサーは何らかの移動手段を使って離脱しただけで。
脱落していなかったのか―――

「どうしたキリト?なんか…」

「いや、なんでもないさクライン。アスナを倒したって言うんなら、俺が仇討ちしねえとなってな」

「はん、成る程な。いいぜ、てめえら夫婦を俺がぶっ倒したことにしてやるよ」

視界が開ける。
セイバーは未だ、攻撃の手をとめず何度も何度もバーサーカーに斬りかかっていた。
512 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/30(日) 22:20:12.61 ID:wMQYg6iz0
「話が逸れちまったな。えーと…そうだそうだ、バーサーカーが話せるようになったんだよ」

「それで?」

「それで、バーサーカーが言うには自分は刀を二つ使えるんだと」

件のバーサーカーは、セイバーの猛攻にただ淡々と、見ようによっては不気味に、刀を返す。
本当に不気味だ。
以前はあれほど攻撃に狂っていたバーサーカーが、防御で手が出せないなんてありえないはずなのに。

「そりゃあ、武器は多いほうがいい。特にお前は二刀流だからな。対抗心もあった」

「んなことに対抗心燃やすなよ…」

「というわけで、刀を手に入れてアイツに装備させたわけだ」

「…まあいいか。それじゃあ」

「いくぜ、キリト…Fervor,mei Sanguis」

クラインが、懐から取り出した試験管のようなものを傾け、中の液体を零す。
同時に詠唱を行うと―――零れ落ちた液体がみるみる集まり、巨大化して球体となった。
いや、球体と言うよりは流体か。その外形はスライムのようだ。

「Automatoportum defensio:Dilectus incrisio」

続けて詠唱を紡ぐ。
その詠唱の意味はわからない。
だが―――あのスライムがヤバいということだけはわかった。

「なんだ、案外流暢に外国語喋れんだな、クライン!」

当然隙だらけのクラインに、俺は剣を生成し、礼装『空気撃・三の太刀』で勢いよく投擲する。
本来武器を使用するものではないが、それをわざわざ剣を投擲する形にした。
そのほうが、攻撃力が増すからとのことだ。
その言は、衛宮士郎のものだが。
513 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/06/30(日) 22:32:46.26 ID:wMQYg6iz0
そして飛んでいった剣は、しかしクラインに当たることはなかった。
傍らのスライムが剣に反応するようにクラインとの間に聳え、剣を弾いたからだ。

「遅かったな、お前には速さが足りねえぜ!―――Scalp!」

またもクラインが詠唱をする。
その瞬間、壁となったスライムがうねり、俺に向かって迫ってくる。
だが―――

「動きが単調だな、お前には思慮が足りないんじゃないか!」

ただ上から突っ込んでくるだけのスライムは、簡単に避けることが出来た。
その後も何度か攻撃を仕掛けてくるが、俺はそれを見切り回避する。
スライムは一度引いた後に、もう一度突進をしてくる。
その動きも単純だ。俺は避け―――

「クソッ…なんて、な―――divisionis!」

―――突如、スライムが花のように開かれた。
クソッ、こんな手もあるのか!
だが―――

「I am the born of my sword―――!」

俺は詠い上げるように詠唱し―――

「識天覆う七つの円環《ロー・アイアス》」

目には目を。花には花を。
爆発的に咲いたスライムに対して、こちらは七枚の巨大な花弁で立ち向かう。

ガキガキガガガキィン!と連なるように衝突音が炸裂する。
514 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/01(月) 21:21:09.04 ID:lS3ftqsw0
防いだか―――そう思ったのも束の間、スライムは盾の上や横から回り込んできた。
盾では流体は防げないか―――!

「くそっ!」

悪態をつきながら、仕方なく後方へと跳ぶ。
同時に、剣を投影。
こうなったら、スライムを迎え撃つ―――!

迫りくるスライムの群れ、数は…七。
それらを剣で打ち落とさんとする。
まずは一つ目、これは問題なく無力化する。
手応えが十二分にあり、流体でありながらかなりの高度を持っていることが読み取れた。
続いて二、三と打ち落とすが―――これで限界だった。
だが、体の中心線を狙ったものは打ち落とした。
これで致命傷は防げる―――

「ぐっ、くうぅ…!」

体の表面をスライムが削り取っていく。
その最中―――

「が、うぁ…ぐああぁぁ!」

見通しが甘かった。
最後のスライムが、右脇腹を貫通した。

「ぐうぅ…こ、のぉ!」

堪らず左手で患部を抑えながら、右手に持った剣でスライムを切っていく。
だが奮闘虚しく、スライムを切り落とすことは叶わず、俺は間を潜り抜け教壇の裏へと飛び込んだ。
515 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/01(月) 21:45:21.02 ID:lS3ftqsw0

「おいキリトォ!そんな無駄なことして、万策尽きたかぁ!」

元から策なんかねえよ!
そう叫びたい衝動を抑え、俺はタイミングを見計らう。

「ん?どうした…て、ああ、そうか―――Automatoportum quaerere」

何やらクラインが呟いているが、よく聞こえない。
その声に意識を集中したとき―――

頭上に、銀の涙が零れ落ちた。

スライムが、襲い掛かってくる!

「く、ぉんのぉ…!」

それを半ば無理な体勢で避け、被害を最小限に抑える。
そして、俺は教壇から抜け出した。
周りを確認し―――クラインを補足した瞬間。

「食らえ!」

礼装『空気撃・三の太刀』を発動させる。
黒剣がクラインへと向かっていく。

「スライムを攻撃に割いた分、防御できないだろ!」

そう叫ぶ。
だが―――

「甘ぇよ」

―――再び、白銀の壁が俺の攻撃を妨げる。

「俺だって、そこまで馬鹿じゃねえっつーの…ん、なんか前にも同じようなことを言った気が…」

そう首を傾げるクラインの横顔を確認した俺は、一直線に直走る。
壁の横から、直に。

「え…な、なにぃ!」

スライムの壁を死角として利用し、回り込む。
それは奇しくも、さっきのスライムがしたものと、同じと言えば同じだった。

当然、またスライムは壁を作ろうとする。
だが、その瞬間を縫いとめるように―――俺は、剣を突き出す。
ソードスキル《ヴォーパル・ストライク》を思い出しながら。

「届け…!」

防御が先か、攻撃が先か。
既に、賽は投げられた。

「届けええええぇぇぇ!」

果たして。
516 :ドM紳士<今日はここまでですすいません ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/01(月) 21:59:12.42 ID:lS3ftqsw0
セイバーは既に満身創痍だった。
無数の切り傷を作りながら、尚その両足は床を踏みしめている。
対して、セイバーと対峙するもの―ー−バーサーカーは、無傷とはいかないが、それでも数えるほどの浅い傷しか負っていなかった。

「くそ…コイツ、ボス級じゃねえのか?」

「■■■―――!」

いつからか、攻守は逆転しセイバーが押されていた。
バーサーカーの比類なき攻撃力もあったが。
それよりも―――人の反応では追いつけないほどの無類の速度。
それが、セイバーを苦しめていた。

バーサーカーはただ真っ直ぐにセイバーへと疾駆する。
そして刀を振り下ろす。
ただ、その安直且つ単純なその行為のみだと言うのに、セイバーはそれが断頭台のギロチンに見えて仕方がなかった。
逃げられない、という思いが先行してしまっている。
逃げられないのだから、受け止めるしかない。
だがそれを何十回と繰り返したセイバーの腕も、今は恐怖がなくとも震えるばかり。

そして―――限界が訪れた。
517 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/02(火) 21:32:50.61 ID:yNg/y5vj0

「ぐ…うわあぁ!」

バーサーカーの一撃を受けた剣を、腕が支えきれず手放してしまう。
床へと突き刺さる剣。
その軌跡を辿ることもできず、セイバーはバーサーカーの蹴りを受け大きく吹き飛ぶ。

これで、戦況が酷く傾いてしまった。
いや、既に敗色は鮮明に示されていたが、しかし。
未だ武器はもう一本残っているとはいえ、それもいつ弾かれるかわかったものではない。
それに、例え残り続けても―――二刀流相手では不利なことは、皮肉にも自分は判ってしまう。
なので、剣を取り戻せるのなら、それに越したことはないが―――

バーサーカーが、床に刺さった剣を跨ぎ、こちらへと近づいてくる。

―――そう易々と、武器を取り戻すことをよしとしてくれはなさそうだ。
万事休す、とはこのことを言うのか―――

と、そこでバーサーカーの挙動が突然変わった。
ただこちらを見据え、矛を交えるばかりであったバーサーカーが、その隻眼を明後日の方向へと向ける。
つられて、バーサーカーが見やった方向を見ると―――

キリトが今まさにクラインの防御を掻い潜り、その得物を突き刺さんとしているところだった。

「■■■■―――!!」

その光景を見た瞬間、バーサーカーが雄たけびを上げながら駆け出した。
そう、サーヴァントではなく、マスターであるキリトへと。

「ま、待て…!」

慌てて起き上がり追走しようとするも、間に合わないことは明白だった。
瞬きの間、思考がとめどなく巡る。

どうする。
何か、バーサーカーを止められないか。
クラインが先に倒れれば。
いやでも間に合わない。
腕が上がらない。投擲も間に合わない。
キリトが気づいているか、ここからでは判らない。
ないないないないないないないない。
どうにもならない。

結論が先立つ。
「不可能だ」と、何者かが囁く。
それでも諦めずに思考へと埋没したが。

ズブ、という刺突音。
瞬間、意識は途切れた。
518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/03(水) 21:24:34.58 ID:kMQpfJ0K0
―――熱い。
腹が、熱い。
何だ、何がどうなってる?
俺は―――そう、クラインを、倒そうとして―――
何か、黒い者と白い物が視界に、映って―――
―――ああ、そうか。

刺された、のか。

痛い―――というより、異物感が勝る。
何だろう―――いつもなら、痛みをキチンと感じられるはずなのに。
今は―――ただ、気持ち悪さしか伝わらない。
アドレナリンか、そんなようなものが過剰分泌されているのだろうか。
まあ、どうでもいいか―――
それよりも―――

クラインを、倒さないと。
大丈夫だ、まだ、ここから剣を突き出せば。
あ、でも、俺このまま消えるのかな―――どうでもいいか。
ただ、俺は、目の前の敵を―――倒すだけ、だ。

―――体が、軽くなる。
異物感すら、肉体から消えて、俺は一振りの剣となる。

その切っ先がクラインを捕らえ。
刺さった箇所は、よく憶えていない―――
519 :ドM紳士<酉つけ忘れました ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/03(水) 21:37:37.35 ID:kMQpfJ0K0
―――目の前で、マスターがバーサーカーに刺された。
突然戦闘からも目を離し、何事かを思ったバーサーカーが、俺のマスターを、刺した。
あ―――

「あああぁぁぁぁ!」

もう、関係ない―――アイツは今、俺に背を向けている!
まだだ、まだ、猶予はある―――!

「ジ・イクリプス―――!」

―――最初の戦闘は、コイツだった。
その時は、コイツにこの技を全てかわされたが―――今なら。
バーサーカーがこちらに背を向けている今なら。
コイツを―――

一撃、その無防備な背中へと斬りかかる。
二撃、三撃、続けて斬り続ける。
その時点で、マスターに刺さっていた刀は抜けた。
バーサーカーが、セイバーへと向き直る際に。
だが、それも知る由もなく。
セイバーはただ、目の前の敵を斬り伏せる。

「ああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

「■■■―――■■■■■――――――!!!!!」

斬る、斬る、斬る、斬る、斬る。
斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬る。
斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬る。

そして―――最後の、二撃。
漆黒と蒼青が、交じり合いに―――バーサーカーは、倒れ伏した。

勝者は―――
520 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/04(木) 21:08:20.02 ID:Yawr1t5j0













                        【Congratulations!】




            【HN:キリトは、見事聖杯戦争を勝ち抜き、聖杯を手にすることが出来ました】









521 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/04(木) 21:23:33.11 ID:Yawr1t5j0
バーサーカーとクラインが消えたと同時、眼前にそのような画面が映し出された。

「ん…お?」

いつの間にか傷は全て塞がっており、見知らぬ小部屋―――いや。
ここは、初めのログイン画面に似ている。
全く同じではないが、雰囲気がそっくりだった。
隣を見れば―――

「勝った…のか?」

自分と同じく、まだ実感の湧いていない、自分と同じ顔のサーヴァントが呆けていた。

「そうみたい…だな、多分そうだろう」

「まさか、ここから『聖杯がラスボスでしたガハハ』みたいな展開はないよな?」

「流石にないだろ…どんだけ鬼畜なんだよ」

「そうだよな…」

そんなくだらない戯言を口にしていた時。

【それでは、賞金を転送します。金額は、あなたが一つ前にいた世界基準で10万となります】

「10万か…ま、そんなもんだよな」

「これで何百何千ってもらっちまったら、金って言う概念が淘汰されかねないしな」

「物々交換のみのMMOか…どうだろうな、悪くなさそうだけど」

【ここで、一つ質問です】

「ん?」

【あなたは再度この聖杯戦争オンラインへ、ログインを希望されますか?】

「え?」

「どういうことだ?」

「うーん…そうだなぁ、もう一回くらいはやってみたいかな」

「物好きだな」

「放っとけ」

【→はい いいえ】

【ありがとうございます。それでは、副賞の聖遺物を選択してください】

「聖遺物…ってなんだ?」

「お、ここに詳細が載ってるぞ」

【聖遺物:二度目以降のログインとなる場合、その前の勝者が事前にサーヴァントを決定するための特殊アイテム】

【これはコンバートしても失われず、再びSSOへログインする時に所持していれば使用可能である】

「へぇ…あんまり意味あるか知らないけど」

「これ、先に他の人にとられたらどうすんだろうな」

「さぁ?」
522 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/04(木) 21:41:58.27 ID:Yawr1t5j0
【安価】>>524
誰の聖遺物をもらいますか?

・美樹さやか(まどマギ)「マントの切れ端」
・神裂火織(禁書)「刀の鞘の欠片」
・アックア(禁書)「龍殺しの金属片」
・ミフネ(ソウルイーター)「鞘なしの刀」

・エドワード・エルリック(ハガレン)「開かない銀時計」
・垣根帝督(禁書)「白い羽のような何か」
・天使(AB)「臓器の一部」
・鹿目まどか(まどマギ)「赤いリボン」
・巴マミ(まどマギ)「髪留め」

・佐倉杏子(まどマギ)「林檎の芯」
・シンク・イズミ(DOG・DAYS)「フリスピー」
・孫悟空(最遊記)「金鈷」
・匂宮兄妹(戯言)「片方のレンズが割れためがね」

・戯言遣い(戯言)「名もなき刀子」
・キノ(キノの旅)「弾丸」
・ブラック・ロータス(アクセルワールド)「黒くて長い刃物のような棒」
・アラジン(マギ)「木製の杖」
・窓付き「黒白窓のシャツ」

・天野雪輝(未来日記)「携帯電話」
・ロイ・マスタング(ハガレン)「布手袋」
・インデックス(禁書)「安全ピンの通った白い布」
・三蔵(最遊記)「拳銃と経文」
・ルルーシュ(コードギアス)「黒い仮面」

・一方通行(禁書)「チョーカー」
・ブラック・ロックシューター「黒い金属片」
・ラース(ハガレン)「眼帯」
・モルジアナ(マギ)「切られた鎖」

・黒(DTB)「ワイヤー付きのナイフ」
・零崎人識(戯言)「大量の模様付きナイフ」
・暁美ほむら(まどマギ)「赤縁めがねと紫のリボン」
・ブラックスター(ソウルイーター)「星が描かれたシャツ」
・灰村切(断裁分離のクライムエッジ)「鋤バサミ」

・球磨川禊(めだかボックス)『壊れた螺子』
523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/07/04(木) 21:53:52.45 ID:xhs5FJC00
鞘なしの刀
524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/07/04(木) 22:08:38.49 ID:xhs5FJC00
大量の模様付きナイフ

やっぱり、セイバーのくらすはミフネをクラインにあげたいよね
525 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/04(木) 22:19:28.16 ID:Yawr1t5j0
「うーん…そうだな…」

「そんなに悩むものか?」

「いや…まず、セイバーは他のやつに回すとして…」

「アーチャー、ランサーもクラス値としては十分セイバーに匹敵するし」

「ライダーも同じようなものかな」

「となると、キャスター、バーサーカー、アサシンだけど…」

「ああ、もう面倒くさい!」

「ランダム決定してやる…これだ!」

【HN:キリトは『大量の模様付きナイフ』を手に入れた】

「…なんだろう、凄くいやな予感がする」

「気のせいだろ」

【それでは聖杯戦争オンラインをプレイして頂き、真にありがとうございました】

【それでは、サーヴァントを消去します】

「おっ…」

「…じゃあな、昔の俺。もう二度と、俺の前に来るんじゃないぞ」

「そうだな、今の俺。俺も二度とごめんだ」

「ははっ」

「じゃあな、がんばれよ」

「ああ」

セイバーは
光り輝く粒子となり
そらへと消えていった…
526 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/04(木) 22:24:34.70 ID:Yawr1t5j0
「…案外、こういうところはあっさりしてるんだな」

俺の体も、足のほうから消えていく。

「そういえば、どうしてこういう時って足から消えるんだろうな」

「やっぱり、下が残ると不気味だからかな」

「あ、でも足が最後ってのもあるか…」

「…あと、これはどうでもいいけど」

「なんで、こんなに悲しく…空しく、なるんだろうな」

「ああ…終わるのか」

「…はは、中々いいゲームだったな」

「こんなに、終わりが惜しくなるなんて、初めて、か?」

「いや、そうでもないか…」

「………」

「それじゃ、また来るよ」

「いつか、また」

ふっ
と、体が消えた。
527 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/04(木) 22:27:14.61 ID:Yawr1t5j0
こんな終わりでいいですか?
駄目ですか?そうですか、すいません

これで、長かったこのスレも終わりです
まぁ、また直ぐ始めますけど

次では、前々から言っていたようにEXTRA風を重視して書いて、というより作っていこうと思っています
まだ全然細かいところまでは終わっていなくて、大まかなところしか決まっていませんが
とりあえず、以前言っていたものも含めてざっと説明しておきます
528 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/04(木) 22:38:37.31 ID:Yawr1t5j0
まず、舞台は16人でのトーナメント形式にします
EXTRAでは128人トーナメントで1人の主人公が七戦でしたが
こちらでは主人公を決めはしないで全試合をするので16人で
全15試合を予定しています
長いですかね?

進め方は、まず1試合で対戦する二人のどちらを視点とするかを決め
その後は数日間の猶予(同じ7日にしようか検討中)で
タスクを解き(どういうものにするか全く案が出ず)、金を集めたり、アイテムや礼装を買ったり。
後他に何かできることがあればいいなとは思いますが

そして対戦もEXTRAと同様で、ジャンケン+スキルという形にします
1ターン6手で、その内3手ずつ2つに分けて安価を出し
戦闘を進めていくという形を基本とします

とまあ、こんな感じです
戦闘については、近くに試験運用をしようと思います
前日か、その前には予告を出しておきますので、誰か来てくだされば嬉しいです

では、今日はここまで
明日から2日間学校祭なので明日明後日は来る時間が遅くなると思いますが
何か質問、意見等があれば遠慮なく言ってください
それでは、見てくださった方、ありがとうございました
529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/07/04(木) 22:47:36.78 ID:uoS79eSu0
ちょっと前にEXTRA風のssを書いて途中で止めちゃったけど、その経験から言わせてもらえば、期間は多くてもタスクの数プラス一日くらいでいいと思う。

ゲームみたいに、朝、昼、夕方、夜に分けるならそれでも多いくらい。
530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/07/04(木) 22:55:51.86 ID:tEQnc7fR0
マスターはどうするの?
俺的には、選ばれなかったサーヴァントの中からマスターを決めるっていうのもありだと思うんだけど。
531 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/07/05(金) 20:51:11.18 ID:4S/B2TbQ0
>>529
助言感謝します
ちなみに聞かせてもらいたいのですが、タスクというのはどういう形式でどういう内容にしていたかを教えてください
参考にしたいと思います

>>530
私の中では、今回のSAOメンバー+他作品の人間キャラを使うつもりでしたが
そういうのもありですね
それに鯖以外の他作品キャラだとどうしても出典がサーヴァントと被るので
毎回顔見知り会話をするのも冗長になりかねませんね
一考しておきます
532 :お父さん「戦士の休息だな・・・。」 :2013/07/05(金) 23:05:58.45 ID:+G0zUca30
>>531

タスクっていうか、イベントみたいな感じにしたよ。
EXTRAのパクリみたいな感じてあんまり参考にならないかもしれないけど。

慎二とやった宝探しをトレジャーハントって名前でやったり、アリスとやった鬼ごっこだったり。

タスクとは違うかもしれないけど、こっちの方が安価やコンマをやりやすいんじゃないかな?

化物語は見てないって言ってたから読みずらいかもしれないけど、月物語ってタイトルなんで、時間があったら読んでみてください。

533 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/06(土) 21:13:33.71 ID:oGugGNrW0
>>532
なるほど、大体わかりました
そうするとある程度やりやすいかもしれません
ご意見感謝します


そして、報告ごとが一つ

次スレで運用するEXTRA風戦闘システムの試験運用を
月曜日に行いたいと思います
時刻はいつも通りの21:00〜21:30から始めます
これは安価を下2、下4でとるので
できれば多くの人が来て欲しいです
特にこれは試験運用なので
実際どうなるのかできなければ試験も何もあったものではないので
お願いします

それでは
534 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/07(日) 21:03:58.73 ID:WpUa/I050
突然ですが、少々お聞きしたいことが

ダメージ計算に関してなのですが
私は
(自筋力×7+自魔力×5+自耐久×3+自敏捷×2+自幸運)−敵耐久×5
としてみたのですが、これは果たして大丈夫でしょうか?
それとも、問題があるのでしょうか?

ご意見を募ります
535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/07/07(日) 21:17:17.49 ID:Tdl0+B7L0
>>534
それは多分やってみないと誰もなんとも言えないと思う。
とりあえずは、明日それでやってみれば?
536 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/07(日) 21:35:19.57 ID:WpUa/I050
>>535
そうですか、わざわざ答えてくださってありがとうございます
では、他に良案がない場合はこれで明日の試験運用をしてみたいと思います
537 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/08(月) 21:14:02.32 ID:cv1TKvZF0
今晩は

今日はEXTRA風戦闘システムの試験運用をします

早速ですが、まずは戦闘システムの手順を説明します

まず、敵側の行動は>>1がパターンを用いながら決めます
公開する手の数はタスク成功数に比例しますが基本、最高3手までの公開とし、今回は3手公開で進行します
公開する手は、こちらがサイコロを振って決めます
正直こちらはイカサマ可ですが、そこは信用してもらうほかありません
それに対戦ではないので、>>1がイカサマをしても得にはなりませんし

初めに表示するのは敵味方サーヴァントのHP、MP、マスターのMP、敵側の行動、状態異常です
視点キャラの行動は、安価で皆さんが決めます
六手すべてを一人に安価したり、また逆に六人に分散したりするのは問題が生じかねないので、1〜3手と4〜6手に分けて、二人に安価します
1〜3手は下2、4〜6手は下4に安価するつもりです

この際、マスターのコードキャストやアイテム使用があれば安価に加えて記載してください

安価例としては
1.ブレイク(B)←人魚の羽織
2.アタック(A)
3.スキル:〜

と、分かるように書いてくれればいいです
無効安価はそのまま安価下、できなければ再安価をとります

とまぁ、グダグダ説明しても仕方がないので、始めようと思います

スキルがまだほとんど未完成なので使用できるキャラは限られますが
誰か使いたいサーヴァントはいますか?

>>539
美樹さやか
キリト
ミフネ
鹿目まどか
佐倉杏子

の中から選んでください
対戦相手は、選ばれなかったものから>>1が使用します
ちなみにいないとしたら今から適当に練習用ドールを作ります

勿論、ステータスは両方簡単に紹介します
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/07/08(月) 21:17:37.80 ID:BK78/aQa0
キリト
539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/08(月) 21:23:33.27 ID:XVS9cdaDO
さやか
540 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/08(月) 21:37:21.86 ID:cv1TKvZF0
美樹さやか

HP:8000
MP:350

筋力 C(60)
耐久 C(60)
敏捷 B(80)
魔力 C(60)
幸運 D(40)

┏━━━┳━━━━━━━━━━━━━┳━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃スキル┃             ┃消費 ┃                             ┃
┃種別 ┃    スキル名     ┃ MP ┃           スキル効果             ┃
┣━━━╋━━━━━━━━━━━━━╋━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫         
┃   ┃             ┃   ┃                             ┃
┃攻撃 ┃    ハードエッジ   ┃ 15 ┃           筋力ダメージ            ┃
┣━━━╋━━━━━━━━━━━━━╋━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃   ┃             ┃   ┃                             ┃
┃攻撃 ┃   スパークエッジ   ┃ 40 ┃       筋力ダメージ + BREAK STUN(率)        ┃ 
┣━━━╋━━━━━━━━━━━━━╋━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃   ┃             ┃   ┃                             ┃
┃攻撃 ┃   スクワルタトーレ  ┃ 30 ┃       筋力ダメージ + ATTACK STUN(率)       ┃          
┣━━━╋━━━━━━━━━━━━━╋━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫          
┃   ┃             ┃   ┃                             ┃         
┃攻撃 ┃スプラッシュスティンガー ┃ 40 ┃       筋力・魔力ダメージ + 麻痺付与(率)      ┃           
┣━━━╋━━━━━━━━━━━━━╋━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫           
┃   ┃             ┃   ┃                             ┃         
┃攻撃 ┃  コラテラルエッジ   ┃ 60 ┃          筋力貫通大ダメージ          ┃          
┣━━━╋━━━━━━━━━━━━━╋━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃   ┃             ┃   ┃                             ┃         
┃攻撃 ┃  ローレライの旋律   ┃ 60 ┃       魔力ダメージ + 呪い付与(率)         ┃        
┣━━━╋━━━━━━━━━━━━━╋━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃   ┃             ┃   ┃                             ┃       
┃補助 ┃   癒しの調べ     ┃ 60 ┃          自身のHPを中回復           ┃       
┣━━━╋━━━━━━━━━━━━━╋━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃   ┃             ┃   ┃                             ┃      
┃補助 ┃   浄化の調べ     ┃ 40 ┃           状態異常回復             ┃      
┣━━━╋━━━━━━━━━━━━━╋━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃   ┃    カプリッチオ      ┃   ┃                             ┃         
┃補助 ┃    狂想曲      ┃ 50 ┃   3ターンの間全ステータス上昇 + 確率で自動行動   ┃         
┣━━━╋━━━━━━━━━━━━━╋━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫         
┃   ┃              ┃   ┃                             ┃           
┃常時 ┃   願い:『癒し』   ┃ ― ┃          戦闘中、小リジェネ発動         ┃     
┗━━━┻━━━━━━━━━━━━━┻━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 

《宝具》

┏━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓             
┃ コンプリートリィ・エニミネイト・ザ・ペイン   ┃        発動条件:MP消費200以上            ┃         
┃  我が身など省みずとも    ┃3ターン無敵だが、途中受けたダメージが3ターン後に全て返ってくる ┃        
┗━━━━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 

サーヴァントのステータスの細かい数値はまだ仮段階ですので、次スレでこれと同様とは限りません

ちなみに、マスターMPは300で、コードキャスト、アイテムは
コードキャスト
・人魚の羽織(HP中回復):消費MP40

アイテム
・エーテルの塊(HP中回復)
・魔術結晶の塊(マスターMP中回復)
・治療薬(毒・麻痺・呪い解除)
それぞれ10個

を所持しています
541 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/08(月) 21:41:49.56 ID:cv1TKvZF0
ではこちらは、折角ですのでまどかで
しかしかなりズレたなぁ…

鹿目まどか

HP:7000
MP:400

筋力 D(40)
耐久 D(40)
敏捷 C(60)
魔力 C(60)
幸運 B(80)

┏━━━┳━━━━━━━━━━━━━┳━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃スキル┃             ┃消費 ┃                             ┃
┃種別 ┃    スキル名     ┃ MP ┃           スキル効果             ┃
┣━━━╋━━━━━━━━━━━━━╋━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫                    
┃   ┃             ┃   ┃                             ┃
┃攻撃 ┃ トゥインクル・アロー  ┃ 30 ┃           魔力ダメージ            ┃
┣━━━╋━━━━━━━━━━━━━╋━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃   ┃             ┃   ┃                             ┃
┃攻撃 ┃ スターライト・アロー  ┃ 40 ┃          魔力貫通ダメージ           ┃ 
┣━━━╋━━━━━━━━━━━━━╋━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃   ┃             ┃   ┃                             ┃
┃攻撃 ┃  マジカルスコール   ┃ 40 ┃       魔力ダメージ + 敵CODE CAST中止      ┃                     
┣━━━╋━━━━━━━━━━━━━╋━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫                     
┃   ┃             ┃   ┃                             ┃         
┃攻撃 ┃   バニエロケット   ┃ 50 ┃       筋力ダメージ + GUARD STUN         ┃                     
┣━━━╋━━━━━━━━━━━━━╋━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃   ┃             ┃   ┃                             ┃                              

┃攻撃 ┃ シューティングスター  ┃ 60 ┃      魔力大ダメージ + 耐久低下付与        ┃                              
┣━━━╋━━━━━━━━━━━━━╋━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃   ┃             ┃   ┃                             ┃                              

┃補助 ┃    癒しの光     ┃ 40 ┃           体力中回復             ┃                              
┣━━━╋━━━━━━━━━━━━━╋━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃   ┃             ┃   ┃                             ┃
┃補助 ┃    浄化の光     ┃ 30 ┃           状態異常回復            ┃ 
┣━━━╋━━━━━━━━━━━━━╋━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃   ┃             ┃   ┃                             ┃                              

┃補助 ┃    転生の福音    ┃ 60 ┃          自身に復活付与            ┃                              

┣━━━╋━━━━━━━━━━━━━╋━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃   ┃             ┃   ┃                             ┃
┃補助 ┃    天上の祈り    ┃ 40 ┃         3ターンの間GUARD時MP回復        ┃                     
┣━━━╋━━━━━━━━━━━━━╋━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃   ┃             ┃   ┃                             ┃                              

┃常時 ┃    願い『救済』   ┃ ― ┃        属性・悪に対し与ダメージ上昇        ┃                              

┗━━━┻━━━━━━━━━━━━━┻━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 
《宝具》

┏━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓                                

┃  カンヴァージェンス・オブ・ザ・フェイト   ┃  発動条件:MP0                        ┃                                

┃    因果に依る束縛     ┃  魔力極大ダメージ + MP全回復                ┃                                

┗━━━━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 

こちらのコードキャスト、アイテムはなしで結構です
試験段階で、長々とやるわけにもいかないでしょうし
542 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/08(月) 21:52:46.94 ID:cv1TKvZF0
  CLASS:SABER                        CLASS:ARCHER
  MASTER:UNKNOWN                      MASUTER:>>1                         
  TRUENAME:美樹さやか                    TRUENAME:鹿目まどか                   

  SERVANT                          SERVANT
  HP 8000/8000                 HP 7000/7000
  MP 350/350                   MP 400/400

  MASTER                           MASTER
  MP 300/300                         MP 0/0

                                                           
    []                           []
         ┏━━━━━━━━┳━━━━━━━━┓            
         ┃        ┃        ┃
         ┃        ┃  ATTACK   ┃
         ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
         ┃        ┃        ┃
         ┃        ┃  GUARD    ┃ 
         ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
         ┃        ┃        ┃
         ┃        ┃  ???   ┃                     
         ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫                     
         ┃        ┃        ┃         
         ┃        ┃  ???   ┃                     
         ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
         ┃        ┃        ┃                       
         ┃        ┃  ???   ┃                           
         ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫                      
         ┃        ┃        ┃         
         ┃        ┃  SKILL    ┃ 
         ┗━━━━━━━━┻━━━━━━━━┛ 



>>544
1〜3手を決めてください

>>546
4〜6手を決めてください


保有スキル
1.ハードエッジ
2.スパークエッジ
3.スクワルタトーレ
4.スプラッシュスティンガー
5.コラテラルエッジ
6.ローレライの旋律
7.癒しの調べ
8.浄化の調べ
9.狂想曲

マスターが行動する場合はその行動も一緒に書いてください
マスターの行動は1ターンに一度のみです
マスター行動が二つ以上ある場合、特に指定がない場合は最も(先?後?)のものを優先します


CODE CAST
人魚の羽織 消費MP:40
サーヴァントのHP中回復

ITEM
・エーテルの塊(HP中回復) 10
・魔術結晶の塊(マスターMP中回復) 10
・治療薬(毒・麻痺・呪い解除) 10
543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/08(月) 21:54:48.66 ID:LOsQRH3r0
ksk
544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/07/08(月) 22:02:55.76 ID:cMN5RPnS0
G
B
A
545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/07/08(月) 22:17:57.78 ID:QmNpVGVE0
ksk
546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/07/08(月) 22:47:26.36 ID:3os95VgF0
9
G
G
547 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/08(月) 23:03:55.47 ID:cv1TKvZF0
         ┏━━━━━━━━┳━━━━━━━━┓            
         ┃        ┃        ┃
         ┃   GUARD   ┃  ATTACK   ┃
         ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
         ┃        ┃        ┃
         ┃   BREAK   ┃  GUARD    ┃ 
         ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
         ┃        ┃        ┃
         ┃  ATTACK   ┃  ATTACK   ┃(判定結果、双方ダメージ無し)        
         ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫                     
         ┃        ┃        ┃         
      狂想曲┃  SKILL    ┃  BREAK   ┃                     
         ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
         ┃        ┃        ┃                       
         ┃  GUARD    ┃  GUARD   ┃                           
         ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫                      
         ┃        ┃        ┃         
         ┃  GUARD      ┃  SKILL    ┃トゥインクル・アロー
         ┗━━━━━━━━┻━━━━━━━━┛ 


さやか
(660+1056)ダメージ=1716ダメージ

まどか
(800+800)ダメージ=1600ダメージ
548 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/08(月) 23:11:08.94 ID:cv1TKvZF0

  CLASS:SABER                        CLASS:ARCHER
  MASTER:UNKNOWN                      MASTER:>>1                         
  TRUENAME:美樹さやか                    TRUENAME:鹿目まどか                   

  SERVANT                          SERVANT
  HP 6284/8000                        HP 5400/7000
  MP 300/350                         MP 370/400

  MASTER                           MASTER
  MP 300/300                         MP 0/0

                                                           
    [狂]                          []
         ┏━━━━━━━━┳━━━━━━━━┓            
         ┃        ┃        ┃
         ┃        ┃  GUARD  ┃
         ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
         ┃        ┃        ┃
         ┃        ┃  GUARD  ┃ 
         ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
         ┃        ┃        ┃
         ┃        ┃  ??? ┃                     
         ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫                     
         ┃        ┃        ┃         
         ┃        ┃  ???   ┃                     
         ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
         ┃        ┃        ┃                       
         ┃        ┃  SKILL    ┃                                 
         ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫                      
         ┃        ┃        ┃         
         ┃        ┃  ???   ┃ 
         ┗━━━━━━━━┻━━━━━━━━┛ 



>>550
1〜3手を決めてください

>>552
4〜6手を決めてください


保有スキル
1.ハードエッジ
2.スパークエッジ
3.スクワルタトーレ
4.スプラッシュスティンガー
5.コラテラルエッジ
6.ローレライの旋律
7.癒しの調べ
8.浄化の調べ
9.狂想曲

マスターが行動する場合はその行動も一緒に書いてください
マスターの行動は1ターンに一度のみです
マスター行動が二つ以上ある場合、特に指定がない場合は最も(先?後?)のものを優先します


CODE CAST
人魚の羽織 消費MP:40
サーヴァントのHP中回復

ITEM
・エーテルの塊(HP中回復) 10
・魔術結晶の塊(マスターMP中回復) 10
・治療薬(毒・麻痺・呪い解除) 10
549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/08(月) 23:17:00.75 ID:LOsQRH3r0
ksk
550 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/08(月) 23:36:40.75 ID:cv1TKvZF0
どうやら2つ分割では大分長引くようです
今後、対策を練ろうと思います

今日はわざわざ集まってくださってありがとうございました
万が一、この戦闘を続けたいと言う人がいれば、明日の朝からやろうと思います
いなければ、そのまま終了で
それでは
551 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/07/09(火) 21:04:34.08 ID:T9biZasr0
引き続き構想中
スキル作成は中々上手くいかず

ちなみに、私は2年ほど前にFate×禁書のSSを妄想とかしてました
今もある程度考えてはいるんですが、着手することが難儀で
そもそも、SSを書くとしたらまずそれからだろうとは思ってたのですが
このようなSSを書くことになるとは、当時は全く考えてませんでした
自分に安価は無理だろうと
だが結果としてこのSSが生まれました
拙いものでしたが、今一度、読んでくれた方に感謝を

上のFate×禁書はお蔵入りになるかどうか…
ちなみに、ほぼオリ鯖です
552 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/11(木) 20:38:21.07 ID:y9TS7D7E0
戦闘行動選択は、下1と下2にすべきか、下2のみにすべきか迷想中
スキルは、全体3割いったかいってないかといったところ

ちなみに、上で言ったオリ鯖は2次作品ではなく、歴史・神話等からの出典
そっちでも作ってみたかったんです…
オリ設定でかなり特殊なことになっているので、晒すことはないですが

今更ながら
定期的に報告するつもりですが、流石にもう誰もいないでしょう
我ながら駄作でしたが、それでも最後まで人がいてくれたことには驚きました
毎度このようなこといってて、多分鬱陶しいのでしょうけど
553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/11(木) 21:31:19.39 ID:02llxYwU0
そもそも戦闘行動自体冗長にならないか心配
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/07/11(木) 21:35:42.81 ID:giNC1kYq0
>>552
いーちゃんとか人識のステータス晒した者だけど、まだ見てるよ。
サーヴァントのスキルは手伝いたいけど、そういうのってやっぱり、自分で作りたいものなのかな?
せっかく人識が選ばれたことだし頑張って。
555 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/11(木) 22:06:20.40 ID:y9TS7D7E0
>>553
戦闘行動自体、というのは安価をとることを示しているのか、戦闘システムのことを言っているのかは判然としませんが
前者ならば、>>552で言ったとおり安価の取り方を変えて対処し
後者ならば、ダメージやHPを調節して対処しようと思ってます

>>554
あなたでしたか
見てくださり、ありがとうございます
サーヴァントのスキルは、やはり私が作るべきでしょう
楽しいのも多くを占めますが、自分自身で決めたことは、自分がやり通さなければ意味がないでしょうし
ですが、その気持ちは嬉しいです
一層励みになり、がんばろうと思います
556 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/07/12(金) 21:37:04.12 ID:F4dV+tKQ0
進行遅滞、焦りを感じます
スキルも一人分くらいしか進まず

今日、ふとFate五次鯖で聖杯戦争in見滝原というのが思い浮かびました
557 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/12(金) 21:47:19.72 ID:F4dV+tKQ0
ミス、途中で書き込んでしまいました

それで、この際だから言うんですが、この見滝原聖杯戦争も、前に言った学園都市聖杯戦争も

アーチャー(エミヤ)と私の好きなキャラを絡ませたいと言うのが主な理由です
見滝原ならアーチャーとほむほむを、学園都市ならアーチャーと一方通行を
契約させてみたいのです

その他はほとんどおまけのような感じで、はい
>>551で最後、ほぼオリ鯖といったのはそういうことです
エミヤだけは外せませんので
元々はそっちも五次鯖のつもりだったのですが、ついオリ鯖作っちゃいました

と、雑談はここまでとして

次スレの期日についてですが
私が、七月下旬から八月上旬にかけて投下不可能となりますので
その前に始めると、開始早々空白が出来、これはいかんものと思います
よって、早ければ八月の中旬、遅くて九月からは
始められると、いいですねぇ…

頑張りますけど、正直タスクの件とか、そういったところは全然進んでいなくて…
勿論、良いアイデアがあれば参考にさせて頂きますが
何卒、ご容赦ください
558 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/15(月) 21:22:15.91 ID:MXEx2wNq0
相も変わらず遅い進行
鯖スキルも三騎士の8割程度で他は全くといっていいほど手が着いてません
これは、8月中旬にできるのかどうか…

ところで、今期アニメについてですが
幻影を駆ける太陽、悪くないです
展開によっては、主人公をセイバーで作る可能性も十分

他は、前から行っていたシンフォギアくらいでしょうか
それも主人公が徒手空拳だから…はっ、もしや李先生枠なのか
よく考えたらモルさんとかも徒手空拳だからあまり関係もないか

これは私見ですが、今期一番はきんモザだと思います(迫真)
久々によい4コマアニメでドキがムネムネです
559 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/18(木) 21:20:12.64 ID:Pj5FWirs0
未だ三騎士も完璧の出来ではありませんが、どうにかこうにかライダーのスキル作成に取り組むことができるようになりました

その初っ端から戯言遣いこといーちゃんで、悩んだのですが…さっき風呂でよいアイデアが浮かび、なんとかクリアー
悪くない、出来だと思ってます

そんな進行状況で、大丈夫かと問われるとNOと答えざるを得ない状況ですが
がんばろう、そう思います

最近は学校も夏休み間近であーだこーだうるさいですが、その合間を縫いつつちょこちょこ進めております

そうそう、以前鯖スキル作りは自分がやるぜ、見たいな事を言いましたが、いやその考えは変わりませんが
タスクなどの、戦闘以外でのシステムについては、正直意見が欲しいところです
まったくこちらではよいアイデアがわかず、ほとほと参っております

そんなこんなで、細々とやっています
応援をお願いするなど無恥なことは言いませんが、一度よったならば何かコメントくれると>>1はそれだけで喜びます
それこそ無恥な、それでいて露骨なお願いですが
できれば、そういうことでお願いします
560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/07/18(木) 22:14:08.26 ID:G/98bcan0
タスクとかをどこでやるのかによっても変わってくるよね。
EXTRAみたいにアリーナのなかでやるのか、全く別の場所でやるのか。
取りあえず、舞台はもう決まってるんだっけ?
ゲームの中、じゃなくて具体的な方の。
561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/19(金) 12:14:12.49 ID:basPaBs/0
それでは、拙案を書かせて頂きます

ハンティング
(タイムアタック式)規定数のエネミー撃破ターンを競う
(規定ターン式)規定ターン内の撃破数を競う
(ターゲット式)鯨、人、天使型等のレアエネミーをターゲットとしてのハンティング。戦闘力は弱?中堅鯖程度

戦力差を考えて策敵フェイズを入れるのもあり?
562 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/19(金) 20:59:21.63 ID:fGFR79Sz0
早速こうしてコメントを頂き、有難うございます

>>560
舞台は、今のところEXTRAの学校で、タスクは準備期間(学校内)か、アリーナかのいずれか、あるいは両方を想定しています
ばっさり言うと、どっちでも構わん、とそういうことです
ですが細かいところがまったくできていないので、今後大幅な改変もあり得ることはご了承ください

>>561
ハンティングですか、いいですね
早速その案を候補にしました
スレでやりやすいのは、やはりターゲット式でしょうか
ですが他も十分できそうですし、それらを一回戦ずつ一回、バラバラに組み込めばとりあえずはよいかと
拙案などとんでもない、大いに助かります
563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/21(日) 09:19:37.50 ID:8FV5P55z0
マッピング Extraの4回戦でモブに課せられたタスクを参考
コンマにより一ターンの探索量を決め、100%に達すると、クリア。
しかし、隠し通路があり直感・心眼・千里眼等のスキルが必要で無い場合は幸運判定となる。
ライダーの場合、乗り物の使用で探索量増加、キャスターの場合、使い魔により判定回数を増加等
564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/21(日) 09:52:56.71 ID:8FV5P55z0
使い魔は、通常よりも低い探索量で戦闘力のないものはエネミーと接触すると、判定なしで破壊される。
探索は幸運によりコンマの内容が変わり、高いほど低いコンマでも探索量が増え、エネミーとの交戦率も下がる。
気配遮断、気配察知系スキルでも交戦率を下げることができる。
565 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/07/21(日) 15:29:02.43 ID:mBOM70Vj0
意見、感謝です

マッピング、なるほどそれも素晴らしいアイデアです
特に、スキルや幸運パラメータで戦力差が大きく出るのがいいです
これも候補に入れようと思います

また、私からも案を一つ
質問や、拙い部分の指摘などありましたらどうぞ言ってください

<トレジャーハント>
・EXTRA(無印)1回戦のように、用意された宝箱を探す
10×10マスを作り、それに対応するコンマを開け、宝箱を見つける(将棋版に0を足したようなイメージ)
相手よりも多ければマトリスク入手
自分、相手と交互に開けていき、10〜20ターンくらいで終了

テストを兼ねた、実際に使う予定のマス

 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
0 ■■■■■■■■■■
1 ■■■■■■■■■■
2 ■■■■■■■■■■
3 ■■■■■■■■■■
4 ■■■■■■■■■■
5 ■■■■■■■■■■
6 ■■■■■■■■■■
7 ■■■■■■■■■■
8 ■■■■■■■■■■
9 ■■■■■■■■■■

・サーヴァントに毒を投与し、その解毒剤を発見する
これも施行方法は上記と同様だが、勝利条件は相手より先に見つけること
時間制限も設け、これも上と同じ10〜20ターン
見つけられなくても死にはしないが、1ターン毎に能力が(5)低下していく

(負けた方、或いは双方見つけられなければ双方がペナルティを負う
 ペナルティは、準備期間終了時までのサーヴァント能力減少)

ペナルティはなくてもよい
566 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga ]:2013/07/23(火) 22:01:22.48 ID:LZIwpV3K0
ようやっとスキル製作半分くらいいったのでは
正確な数は把握していませんが
なんせ計200は軽く超えるので

さて、投下不可となる7月下旬についてですが
7月27日から一週間〜10日程度間が空きます

…アニメ溜まるなぁ
ただでさえ今期見てるもの多いのに…
しかもきんモザ見れないし…

といった懸念もありますが、まぁそういうことです
私はスマホといった新世代機など使っておりませんのでその期間はここに来られませんが
当然書き込んでくだされば、期間を過ぎれば見ますので
ご意見のほど、お待ちしております
567 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/08/04(日) 21:03:46.18 ID:nhGH5KZt0
お久しぶりです

昨日はPCの調子が悪くて来られませんでしたが、昨日に無事帰還しました

さて、それでは溜まったアニメを見てからスキル作りをぼちぼち始めようと思います
タスクに関してはお恥ずかしながら全く進行していませんが、現時点で6個
これ以降アイデアがなければ、一日のタスク数を2個にし、これをローテーションする形にすれば、体裁は整えられますか

後は、各サーヴァントのステータスも細かく決めなくてはいけませんし
中々忙しくなりそうな予感です
休みが終わるまでに完成するか不安ですが、どうか長い目で見てやってください
568 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/08/09(金) 06:54:06.07 ID:B4RV4KLw0
昨日、サーヴァントのHP,MP,細かいパラメータを作りました

そしたらですね、私の計算式では、アックアさんの純粋ダメージが大変なことになりました
2000越えって!

キャスター組とかと当たると、最悪通常攻撃だけでも1ターンで撃破可能なレヴェル
でも実際、そんな感じだよなぁとも思いますが

今のところそこは放置していますが
ゲームバランスが崩壊するようなら手を打たなければと思います
569 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/08/09(金) 06:54:41.27 ID:B4RV4KLw0
ちなみに、暫定アックアさんのステータスと、キャスター代表としてむの…ロイ・マスタングさんのステータス

真名 アックア
クラス セイバー
HP 11000/11000
MP 400/400
筋力 A+ (140) ■■■■□
耐久 A (120) ■■■■■
敏捷 A (110) ■■■■■
魔力 B+ (100) ■■■□
幸運 EX (225) □□□□□


真名 ロイ・マスタング
クラス キャスター
HP 7000/7000
MP 450/450
筋力 D (40) ■■
耐久 D (40) ■■
敏捷 D (40) ■■
魔力 A (110) ■■■■■
幸運 C (70) ■■■

アックア→マスタングへの通常ダメージ
(140*7+100*5+120*3+110*2+225)-(40*5)=2265ダメージ

………

とまぁ、3,4回攻撃を受けただけで死んでしまうのですが
EXTRA/CCCの各ボスも大体そんな感じだったような気がしますし
ボス的な何かだと思えば…
ただ、そのボスが使えると言うのが、バランスの崩壊なんですが
まぁそんなこんなで、今日の報告はここまでです
570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/08/11(日) 09:23:17.28 ID:mmewrsXk0
報告乙
まあ、キャス狐もスキルで潰してMP吸収が基本戦術だったし、
大佐も嫁王ちゃまの告白剣みたいな燃焼(毎ターンダメージ+最終ダメージ半減)付加技も持ってるだろうし、
自鯖としては問題ないと思う。問題は敵で出てきたときかな?
571 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/08/11(日) 11:07:15.45 ID:AizqYcPy0
かなりズレが生じるので
テスト

      CLASS:SABER                        CLASS:LANCER
      MASTER:鹿目まどか                     MASUTER:巴マミ
      TRUENAME:美樹さやか                    TRUENAME:佐倉杏子

      SERVANT                          SERVANT
      HP 7000/7000                        HP 8000/8000
      MP 350/350                         MP 400/400

      MASTER                           MASTER
      MP 400/400                         MP 400/400


        []                           []
             ┏━━━━━━━━┳━━━━━━━━┓
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572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/08/11(日) 11:22:01.69 ID:mmewrsXk0
戦闘するの?
573 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/08/11(日) 11:22:50.93 ID:AizqYcPy0
うーむ、やはりどうも勝手が…
ここらへんも追々テスト重ねていかなければ

>>570
コメントありがとうございます

世にも珍しい、敵に出てくると弱化の法則が乱れ飛ぶんですね、わかります
そこはもう、大佐には犠牲にでもなっていただきましょうか…


あ、そうそう、マスターに関してですが
意見を頂いたのと、数としても可能ということで
サーヴァント候補を使おうと思います
SAO勢はそのまま起用するか、それとも完全に吹っ切って鯖候補のみでやるか

一応、このスレの二週目を改変という形なので前者が妥当でしょうか
そこのところ、意見お聞かせ願いたいと思います
ちなみに、16陣営によるトーナメントを考えてますので、総勢32人になりますが
鯖候補だけでもギリギリ可能です

16陣営が冗長になるかどうか、なりそうだと思えば数を半分にしますが
それもどうでしょうか、私ではなんとも判断がつきません

意見コメント、お待ちしてます
574 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/08/11(日) 11:25:22.15 ID:AizqYcPy0
>>572
戦闘は、完全にEXTRAの方式を安価で行うつもりです

上で一応試験運用もしてますが、安価方法のせいか中々進行せず
これで難しいようなら安価方法の変更を考えてます
575 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/08/11(日) 13:26:54.79 ID:AizqYcPy0
そういえば前から思ってたんですが

私の考えたキャスター達は
天野雪輝、ロイ・マスタング、インデックス、玄奘三蔵、ルルーシュですが
インデックス以外が拳銃使用者という事実

そもそもほとんど魔術を使わないというお前ら本当にキャスターか状態
まぁ、旦那やもそんな感じだったし、いいか
アンデルセンに至っては戦闘能力皆無だし
576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/08/11(日) 15:58:45.45 ID:kr8Dl04a0
ていうか、前回みたいな遭遇戦じゃないと、キャスター勢は不利すぎるよね。
ターン制じゃ、雪輝とか実力出せないだろ。
577 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/08/11(日) 16:19:58.25 ID:AizqYcPy0
>>576
そうなんですが、まぁキャス狐や緑茶などもそんな感じですし
そこは目を瞑っていただこうかと

ちなみにユッキーは冬木制度だと、引きこもってればまずやられませんし
浮けるから、一方的に超高性能ダーツで滅多刺しとかできますし

まあ展開的にはするかどうかイマイチですし、キリトさん級なら壁上るとかしそうです
それに半分くらいは、多分遠距離攻撃はできる…んでしょうから、それほど脅威でもないですけど
578 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/08/13(火) 22:10:16.68 ID:R6Cnh4Sf0
報告

スキル作成が漸く8〜9割ほど終了
残りは2名ほどと+αの模様

その後、一旦流れの確認なので…3,4日?
いや、ここで日時を確定させて遅れるのはいやなので(小心)
近々スレ立てそうとだけ言っておきます

それよりも、あの枠ズレをどうにかせねば…
明日明後日にもまたテストするかもです

では今日はこの辺で

シンフォギア面白すぎぃ!
響で鯖作っちゃうかも…
あと鯖作れそうなのは…幻影の主人公かな
そっちはアニメ終わるまで待つか…すぐ作っちゃうかもしれないけど
579 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/08/14(水) 14:50:50.21 ID:hnjjif0w0
とりあえずテスト

             ┏━━━━━━━━┳━━━━━━━━┓
             ┃            ┃            ┃
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             ┃            ┃            ┃
             ┗━━━━━━━━┻━━━━━━━━┛
580 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/08/14(水) 15:04:14.31 ID:hnjjif0w0
続いてテスト

             ┏━━━━━━━━┳━━━━━━━━┓
             ┃            ┃            ┃
             ┃ATTACK┃            ┃
             ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
             ┃            ┃            ┃
             ┃ BREAK ┃            ┃
             ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
             ┃            ┃            ┃
             ┃     ?     ┃            ┃
             ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
             ┃            ┃            ┃
             ┃  WAIT  ┃            ┃
             ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
             ┃            ┃            ┃
             ┃            ┃            ┃
             ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
             ┃            ┃            ┃
             ┃            ┃            ┃
             ┗━━━━━━━━┻━━━━━━━━┛
581 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/08/14(水) 15:06:32.04 ID:hnjjif0w0

             ┏━━━━━━━━┳━━━━━━━━┓
             ┃            ┃            ┃
             ┃   ATTACK   ┃            ┃
             ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
             ┃            ┃            ┃
             ┃   BREAK    ┃            ┃
             ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
             ┃            ┃            ┃
             ┃     ?      ┃            ┃
             ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
             ┃            ┃            ┃
             ┃    WAIT    ┃            ┃
             ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
             ┃            ┃            ┃
             ┃            ┃            ┃
             ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
             ┃            ┃            ┃
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             ┗━━━━━━━━┻━━━━━━━━┛
582 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/08/14(水) 15:07:56.48 ID:hnjjif0w0

こうかな

             ┏━━━━━━━━┳━━━━━━━━┓
             ┃            ┃            ┃
             ┃   ATTACK    ┃            ┃
             ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
             ┃            ┃            ┃
             ┃    BREAK    ┃            ┃
             ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
             ┃            ┃            ┃
             ┃     ?      ┃            ┃
             ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
             ┃            ┃            ┃
             ┃    WAIT     ┃            ┃
             ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
             ┃            ┃            ┃
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             ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
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             ┗━━━━━━━━┻━━━━━━━━┛
583 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/08/14(水) 15:17:04.11 ID:hnjjif0w0
中々メモ帳とスレでの兼ね合いが難しいです
空白が、ですね…大分小さくなってしまうみたいで
それを上手く活用できない私が馬鹿なのでしょうけど

この上、更にCODE CAST発動やクリティカル、その他追加効果の判定結果などを
左右に書かなければならないというのに、その時々に一々あわせるのもまた面倒な作業ですが

今度はそれらのテストもやりますか
今度と言っても、今日明日でしょうけど
584 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/08/14(水) 19:49:51.13 ID:hnjjif0w0


             ┏━━━━━━━━┳━━━━━━━━┓
             ┃            ┃            ┃
CODE CAST「heal」┃   ATTACK    ┃            ┃
             ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
             ┃            ┃            ┃
             ┃    BREAK    ┃            ┃
             ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
             ┃            ┃            ┃
             ┃     ?      ┃            ┃
             ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
             ┃            ┃            ┃
             ┃    WAIT     ┃            ┃
             ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
             ┃            ┃            ┃
             ┃            ┃            ┃
             ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
             ┃            ┃            ┃
             ┃            ┃            ┃
             ┗━━━━━━━━┻━━━━━━━━┛

585 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/08/14(水) 19:50:33.48 ID:hnjjif0w0
一つズレたか


             ┏━━━━━━━━┳━━━━━━━━┓
             ┃            ┃            ┃
 CODE CAST「heal」┃   ATTACK    ┃            ┃
             ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
             ┃            ┃            ┃
             ┃    BREAK    ┃            ┃
             ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
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586 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/08/14(水) 19:52:43.54 ID:hnjjif0w0
これだと長い名前のコードキャストが使えないので、左側の余白を増やそう



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         CODE CAST「heal」┃   ATTACK    ┃            ┃
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587 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/08/14(水) 19:59:07.78 ID:hnjjif0w0
今一度確認


あいうえお
ABCDE
abcde
     
588 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/08/14(水) 20:00:22.25 ID:hnjjif0w0
…?

あいうえお
ABCDE
abcde
     



589 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/08/14(水) 20:00:55.81 ID:hnjjif0w0
あ い う え お
590 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/08/14(水) 20:02:09.65 ID:hnjjif0w0
忘れてた

abced
アイウエオ
591 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/08/14(水) 20:03:17.57 ID:hnjjif0w0
もう一度

あいうえお
アイウエオ
ABCDE
abcde
     
592 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/08/14(水) 20:07:27.51 ID:hnjjif0w0
もう使わないとはいえ、スレを私の実験で見苦しくしてすいません

その上、即興で作った響(シンフォギア)をおいて置きます
流石に適当なので、次スレで使う気はありません

要望があれば別ですが
まぁそんなことはないでしょう、多分、おそらく、きっと
593 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/08/14(水) 20:08:34.30 ID:hnjjif0w0
真名 立花響
クラス バーサーカー(ファイター)
筋力 A  ■■■■■
耐久 B  ■■■■
敏捷 B  ■■■■
魔力 A  ■■■■■
幸運 B  ■■■■
宝具 A+  ■■■■□
属性 秩序・狂
固有能力 狂化:A
技能 奏唱の徒:A+/独創武術:B/戦闘続行:B/直感:E

奏唱の徒:シンフォギアと呼ばれる、歌により聖遺物との一時的融合を可能とするシステム。彼女の持つ聖遺物は『ガングニール』であり、事故により体内に埋め込まれているため時間制限がない。またその影響で、使用するたびに聖遺物との融合が進行してしまう。時折条件により暴走、凶暴化するがスキル;狂化により常時凶暴化している。ランクB相当の対魔力と魔力放出を兼ねる。宝具からセイバー適正も本来はあるのだが、このスキルのためクラスがバーサーカーかイレギュラークラスにしかならない。
独創武術:師に教えられた、独特な武術。その取得難易度、効果はおよそ中国武術の同程度。極めれば人類にあるまじき常軌を逸した力を得る。
戦闘続行;名称どおり戦闘を続行する能力。
直感:戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を「感じ取る」能力。狂化により大幅にランクダウンしている。

宝具 不朽不滅の聖剣(デュランダル)

完全聖遺物として、響が使用者となることができる聖剣。真名開放により無尽蔵のエネルギーを解き放つ。狂化していても使用は可能だが、その魔力消費は半端ではなく、並みの魔術師ならば一瞬で灰になってしまう。

ランク:A+/対城宝具/レンジ:1〜99/最大補足:1000人
594 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/08/15(木) 21:11:03.30 ID:invfh/5k0

スキル製作、完全に終了しました

明日より、スレを立てようと思います
未だ初め部分は曖昧にしか考えていませんが、どうにかなるでしょう

ところで、マスターをどうするか、ということですが
次はキリト以外のSAOメンバーもありでやろうかな、と

SAOメンバーなしだと、主人公を決定しない形になるので、非常に淡白になる恐れがあるので
まぁ、SAOメンバーがいようと結局は淡白なものになるのでしょうが

人数は、当初の予定通り16陣営、32名で進めようと思います
つまり
SAOメンバー×8
他鯖候補からマスター×8
鯖×16

ですね


それでは、明日の21時にスレを立てようと思います

誰か見てるといいのですが
595 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga]:2013/08/16(金) 21:53:19.68 ID:NsYS0OAy0
スレ立てました

【Fate×SAO×その他】キリト「SSO…EXTRA?」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1376657300/


予定より遅くなったのはすみません
想定外の事態が起こりまして…クソッアノババァ

大分遅くなりましたがよろしければ顔を出していってください
596 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/08/26(月) 21:30:44.01 ID:w0QakV+T0
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597 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/08/26(月) 21:31:27.28 ID:w0QakV+T0

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598 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/08/26(月) 21:31:54.48 ID:w0QakV+T0
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600 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/08/26(月) 21:33:03.56 ID:w0QakV+T0
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601 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/08/26(月) 21:39:30.47 ID:w0QakV+T0
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606 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/08/26(月) 21:44:20.66 ID:w0QakV+T0
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607 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/08/30(金) 21:27:33.13 ID:uipg3p110
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608 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/08/30(金) 21:29:41.73 ID:uipg3p110
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                     ┃            ┃     GUARD   ┃
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                     ┗━━━━━━━━┻━━━━━━━━┛
609 :ドM紳士 ◆mnjbuYi9uM [saga sage]:2013/08/30(金) 21:32:30.31 ID:uipg3p110
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                     ┃     BREAK   ┃     GUARD   ┃
                     ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
                     ┃            ┃            ┃
                     ┃   SKILL1     ┃     GUARD   ┃
                     ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
                     ┃            ┃            ┃
                     ┃     GUARD   ┃   ATTACK    ┃
                     ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
                     ┃            ┃            ┃
                     ┃     BREAK   ┃     GUARD   ┃
                     ┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
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                     ┃     GUARD   ┃   ATTACK    ┃
                     ┗━━━━━━━━┻━━━━━━━━┛

610 :以下、新鯖からお送りいたします [saga sage]:2013/09/15(日) 22:12:14.91 ID:5ZUQuA9P0



                           ―――SWORD OR DEATH―――


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