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土の勇者「お腹減った」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/07(日) 23:06:54.02 ID:cGTvDgbe0
土の勇者「店長、焼肉定食」

店長「あいよ…お前は酒場に行かなくていいのか。仲間とかいるだろ?」

土勇「いらない…それよりお腹減った」

店長「…ホント、お前は17代目勇者たちの中でも変わり者だな」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1365343613
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諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714136403/

少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/07(日) 23:13:10.07 ID:cGTvDgbe0
土勇「勇者育成学校に入ったのも炎の勇者に誘われたからだし」

土勇「必要最低限のことだけやって生きていたい」

店長「勇者学校に入ったのと矛盾してないか?」定食ドン

土勇「炎勇との付き合いは必要最低限」モシャモシャ

店長「よくわからんやつだ」


土勇「それに勇者が4人も同時に旅に出るんだ」

土勇「ボクにあまりいい人材は回ってこないだろうし」ゴチソウサマ

店長「ふむ…東西南北、各々が街を回って魔物を退治するってんならなぁ」

店長「わざわざここで仲間を集わなくてもいいってことか」

土勇「そそ。現地で雇えばいいし」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/07(日) 23:25:40.92 ID:cGTvDgbe0
土勇「…西の平原ってこんなに魔物多かったっけ…?」

魔物「キシャアアアア!!」ギリッ

土勇「ぐっ…攻撃後がスキだらけだ!」ズシャア!


土勇「うぅ…土の加護で防御力上げてなかったら今頃倒れてるな」

土勇「レベル上がるまでに死にそうだな…早く次の村で誰か雇おう…」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/07(日) 23:35:45.67 ID:cGTvDgbe0
〜西の村〜

土勇「……」ボロボロ

宿屋「あの…大丈夫でしょうか…」

土勇「と、とりあえず2泊…」

宿屋「……最近ここらの魔物も凶暴化してましてね…」


土勇(…確かに前よりも強くなってた…研修で行ってた場所よりも奥だったからか?)

土勇(そもそも、本当に魔王が魔物を凶暴化させているのかな…)

土勇(…魔王とかめんどくさいのは他の勇者にやってもらおう)

土勇「あ、そういや王都出てから飯食ってない」ギュルルル
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/07(日) 23:42:40.37 ID:cGTvDgbe0
土勇「……」ガツムシャバリィ

土勇「…ふぅ、お腹いっぱい……満足」

宿屋(この勇者さん、がっつく割に少食だなぁ…)





女「あの〜…土の勇者さまですか?」

土勇「ん?」

女「あ、あのっ…えと……私を雇ってください!」

土勇「はい?」


女「えと、私、錬金術師って言います。王都の酒場にいたんですけど…」

土勇「酒場にいたのがなんでここに?」

錬金「その…炎の勇者さまにお聞きしまして、追いかけてきました」


土勇(あのアホ…)
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/07(日) 23:50:35.02 ID:cGTvDgbe0
土勇「どうやってここまで?」

練金「運輸業者さんに乗せてもらって」

土勇(高確率で不良物件…)

錬金「あの、最初は炎勇さまのパーティになるつもりだったんですが…」

錬金「定員オーバーらしくて…」

土勇「…特技は」

錬金「爆薬作りです」

土勇(爆薬ってようするに失敗じゃん…)
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/08(月) 00:06:23.93 ID:RssnqNDS0
土勇「えー、面接は不合格です。お引取りを」

練金「……おっと」チラッ

土勇「!!!」

土勇「貴様…その手に隠しているのは…」


「和菓子専門総本店の…1日10本限定水ようかん…」


土勇「貴様、仕込まれたな…」ワナワナ

練金「炎勇さまに「これで土勇釣れるよ☆」と渡されまして…」


土勇「……仕方ない、1ヶ月の契約雇用、昇給有で」

練金「わあっ!ありがとうございます!」

練金「魔法は使えませんが回復ドーピング、爆薬投擲などは代用できますのでお願いします!」

土勇「えっ 出来損ないじゃなかったの」

練金「えっ」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/08(月) 00:14:14.45 ID:RssnqNDS0
うーんやっぱ文才がない(´・ω・`)
とりあえず今日ここまで
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/08(月) 01:17:03.64 ID:33BSsiy8o
乙でした
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/08(月) 01:18:34.30 ID:5l6ktw6To

前作とかはなし?
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/08(月) 01:33:14.86 ID:RssnqNDS0
>>10
ないよ。SS書くのも初めて
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/08(月) 01:46:16.09 ID:DuU7nEbPo

面白そう
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/04/09(火) 11:06:34.48 ID:BJCz8GNnO

期待してる
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/09(火) 11:24:14.23 ID:U+bXQqOfo
面白そうなのみつけれた
支援
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/09(火) 18:37:08.92 ID:6LR+EFhg0
これだけで面白そうとは思えない
初めて書くならちゃんと設定練っていたほうがいい
今のところよくある話すぎる
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/09(火) 19:48:27.71 ID:NQheVZh70
始めに突飛なインパクトのある作品は高確率で落ちる
ありきたりな展開からどう伸ばしていくかだから、今後が楽しみだ
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/10(水) 03:08:49.65 ID:qpVY+b4M0
遅くなったけど続き書くよ
スローペースだけど許してね
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/10(水) 03:10:43.35 ID:qpVY+b4M0
〜村はずれの平原〜

練金「狂植物の種!!」

練金「過冷却水!!」

練金「爆薬散布!!!」

魔物たち「グォオオオ…ッ!!」

土勇「 」

練金「ど、どうでしょうか!?」

土勇「え、なに、この子普通にボクより強いんだけど」

練金「…王政錬金術師さまの下で修行してましたから」

土勇「でも、他の勇者に選ばれずに…なんかしたの?」

練金「いえ、その、逆で何も出来なかったんです…」

土勇「何も?」

練金「な、仲間にしてくださいって、言えなくて…声かけられるのを待つしか…」カァァ

土勇「人見知りかよ」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/10(水) 03:12:46.37 ID:qpVY+b4M0
練金「で、炎勇さまにお声をかけられたのですが、手当たりしだいにかけてたらしくて」

練金「定員オーバー…になってしまって」

土勇「…じゃあ他にオーバーになった人もいたの?」

練金「3人くらい…でも、土勇さまを追いかけたのは私だけだったので、炎勇さまが業者の人に手配してくれたんです」

土勇「…そんな強いなら業者の人に乗せてもらわなくてもよかったんじゃ?」

練金「炎勇さまに『女の子なんだから』とようかんと一緒に押し切られました」

土勇「あいつバカなの キザなの ナンパ野郎かよ」

土勇「そんでなんでようかん持ってたんだよ」

練金「酒場で兵士さんが勇者さまたちに配ってました」

土勇「俺も酒場行っとけばよかったちくしょう!!」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/10(水) 03:14:00.13 ID:qpVY+b4M0
土勇「とにかく、仲間もできたので早速初仕事へ…」

練金「いえーい」


〜村長の家〜


村長「そこ終わったら次は屋根の修理を頼むよ」

土勇「……」フキフキ

練金「…なんで家の掃除と修理なんでしょう」ゴシゴシ

土勇「勇者って、基本的に困った人を助けるのが仕事だから」

土勇「それに、魔物と戦う方が重労働だから個人的にはこっちの方がいい」

練金「まぁ、確かに……」



村長「はい、ご苦労さん」

土勇「他には何かあります?」

村長「ないのう。助かったぞ、ありがとう」

練金「あの、魔物とかは…?」

村長「ここら辺は定期的に魔除けの聖水を撒いてるからねぇ。いざって時は警備兵さんもいるし」

村長「ただ、たま〜に山賊がうろついてたりするくらいかね」

土勇「なるほど。警戒しておいた方がいいですね」




土勇「じゃあ明日、次の村に行くけど…」

練金「けど?」

土勇「村長さん曰く、しばらく連絡が取れてないらしい」

練金「え…それって、まさか」

土勇「…もしかしたら、魔物に襲われてるかも」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/10(水) 03:16:24.07 ID:qpVY+b4M0
今日はここまで
スローペースだし時間とか安定しないけどがんばる
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/11(木) 00:36:09.32 ID:ZGE6KsBDO

頑張れ応援してる
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/11(木) 11:46:30.46 ID:8hpRWAyTo
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/14(日) 05:57:30.58 ID:9SmDbpcI0
続き書きますー
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/14(日) 06:00:06.81 ID:9SmDbpcI0
〜第三の村〜


ゾンビ「ヴォオオ…」


練金「土勇さま!ゾンビですよ!ゾンビ!!」

土勇「う、うん……?」

練金「一錬金術師としてこれは研究するしかないです!!生け捕りじゃあ!!!」カレイキャクスイ!!

ゾンビたち「ヴォオオオ…」

土勇(……なんだろう、この子別の方向にぶっ飛んでる…?)


土勇「それにしても、本当に魔物に襲われてたか…めんどくせぇ…」

練金「なに言ってるんですか!魔物は貴重な研究材料ですよ!!」

土勇「あー、うん」

練金「元来魔物と言うのは…」

ゾンビ2「ヴォォオオオオ!!」

練金「!!」


土勇「土壁!!」ズズッ…

ゾンビ「ヴォッ!?」

土勇「フンッ!」ザシュッ


ゾンビ4「ヴォオオオ…」

ゾンビ5「ヴォオオオ…」

ゾンビ6「ヴァアアア…ア?」


続々と ゾンビたちが 戦いに参加した!
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/14(日) 06:01:28.80 ID:9SmDbpcI0
土勇「…!キリがないな」

練金「倒しでもすぐに土から湧いてきますね…」



「ククク…苦労してますねぇ」


土勇「!?」



「私は吸血鬼…17台目勇者が旅立った、と聞いて期待していたのですが」


吸血「土属性…しかもこれしきの数のゾンビを相手に苦戦してるとは、ね」


練金「勇者さま!!吸血鬼!吸血鬼ですよ!!ぜひ研究を!!」キラキラ

土勇「今そういうシーンじゃないから」


吸血「……クク…期待外れでしたね」

土勇「期待外れ…?どういうことだ」

吸血「いやぁ、この村を拠点に様々な冒険者たちを襲っていたんですが、手応えがなくてね」

土勇「この村を襲ったのも?」

吸血「私です」

土勇「めんどくさいなぁ…錬金術師!」

練金「はい!」

土勇「逃げよう!」

吸血「えっ」


吸血「いいのか!?お前はこの村を解放しに来たんじゃ…」

土勇「こちとら不利な戦いに身を投じるような人間じゃないんでな!!」

練金「右に同じく!!」

吸血「クク…逃がすか!ゾンビども!!」

ソンビ「ヴォオオオ!!」

土勇「砂嵐!」ズザアアアア

吸血「グッ…初級攻撃魔法を目眩ましに使うとは…」





??「……」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/14(日) 06:03:36.84 ID:9SmDbpcI0
土勇「ハァ、ハァ…ゾンビか…ボクと同じ土属性の魔物…」

練金「弱点は風と自然属性…私の錬金術だと狂植物の種ですね」

土勇「やっぱ2人だとキツイ…か?めんどくさいけど、戻って仲間を探す?」

練金「それもいいですけど、進むルートは1つじゃないですからねぇ」

練金「進んで仲間を見つけてから、戻って戦うのもアリですよ」


土勇「はぁあ…めんどくさがらずもっとちゃんと計画立てればよかった」

土勇「なーにが旅先で仲間を雇うだよ…雇う前に死ぬぞこれ…」



ズズズッ…

吸血「ククッ…逃がさんよ」

土勇「なっ!?」

吸血「ここはどこだと思う…?」


森に逃げれば同じ木々!

山に行れば終わらない登山道!

平原に戻れば永遠に続く道!



吸血「君たちはすでに私の術の中…」

吸血「さぁ!滾る様に熱い戦いを!そして君の血を!!」


土勇「チッ…!戦うしかないか…」

練金「ゾンビは任せてください!狂植物の種!」


撒かれた種は急激に成長し狂った用にゾンビを襲う!


ソンビ「ヴゥォオオ…」

練金「爆薬散布!!」

ゾンビたち「ヴァァ…」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/14(日) 06:04:48.34 ID:9SmDbpcI0
吸血「さて、勇者クン…?私と君で一騎打ち、かな?」

土勇「砂嵐!」ズザアアア

吸血「同じ手は喰らわん!風よ!」ブワァアア

土勇「そこだ!」ズシャッ

吸血「甘い! カマイタチ!」

土勇「ッ!……!!」

吸血「…私のカマイタチの中を突き進んでくるだと…!?」


土勇の攻撃!吸血鬼にクリティカル!


吸血「グッ……ククッ…これだ…この痛み…ッツァ!!」

土勇「!?」


土勇は吹き飛ばされた!


土勇「ぐあああっ…」

吸血「そう…この痛みこそが私の気持ちを高ぶらせる…」

土勇「ぐ…お前……まさか、ドMかよ……」

吸血「イッッエェぇスうゥゥ!!!!」ハァハァ


吸血「さあ!もっと!!私に!!!痛みを!!!!!」


吸血鬼の切り裂く攻撃!土勇にダメージ!

吸血鬼の切り裂く攻撃!土勇にダメージ!

吸血鬼のカマイタチ!土勇にダメージ!


土勇は怯んで反撃できない!


土勇「ぐぅっ…(強い…!!)」

吸血「ヒャァァアアハァアアアア!!!!!!!」ザシュッ


吸血鬼の鋭い爪が土勇の左腕を突き刺した!


土勇「っっっがああああああっ!!!」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/14(日) 06:08:31.94 ID:9SmDbpcI0
練金「!!土勇さま!!」

吸血「ク、クク…さぁ……君の血を頂こう…」

土勇「……」


捕まえた…


吸血「!?」


土勇「勇者学校にいたときから、こういう戦い方しかしてこなかった…」

土勇「…土の加護で耐えながら…攻撃を受けて、捕まえる……そして」

土勇「力任せの一撃……教官からは嫌われたけど、これがボクの戦い方だ…」

吸血「フ、フフ!この力…そそる!!さあ、来い!!」

土勇「うおぉぉぁぁあああああ!!!!!」ズザンッ!!


土勇の斬撃!!吸血鬼に大ダメージ!


吸血「グォォオオオ!!!(ギンモチ…イイ…」


吸血「ク、クク…これだ…これを待っていた…死ぬほどの痛みを…!!」

土勇「…まだ…倒れないのか…」ゼェゼェ

吸血「いや、私の体ももう限界さ…すぐに崩れ落ちるだろう」ボロ…

吸血「クク…痛みをありがとう、そしてさよならだ…せいぜい…ゾンビの餌になりな…」シュゥウウウ…


吸血鬼は灰になって消えた!


土勇「ぐッ……」フラッ…

練金「土勇さま!すぐに回復薬、を…!?」

ソンビたち「ヴォオオオオオ!!」


ゾンビの大群が押し寄せてきた!


練金「ッ!!」



レインアロー!!

ヴァッ!?

ドスドスドスッ

…………




練金「……あれ?」

??「危なかったですね…」

練金「あなたは……」

??「通りすがりの暗殺……いえ、今はただの骨、です」

練金「骨!?」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/14(日) 06:10:47.51 ID:9SmDbpcI0
ここまで
完結までが目標なんでがんばります
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/14(日) 09:00:50.87 ID:1Q8pbEBlo
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/14(日) 09:29:16.17 ID:Oza/JLlEo
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/14(日) 09:42:46.85 ID:v1XrYSEgo



ワンピのブルックしかうかばんかったた
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/22(月) 01:10:18.89 ID:fy3SgJzI0
1ですすいません明日くらいに更新しますたぶん たぶん
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/22(月) 23:15:51.19 ID:fy3SgJzI0
続き書きますよー
錬金術師の錬の字が間違っててずっと練だったことに気付いて悲しみ



=====

錬金「これでよし、と…後はポーションでじわりと回復するのを待ちましょう」

土勇「……ちょっと包帯巻きすぎじゃない?」

錬金「なに言ってるんですか、左腕貫通してるんですよ?」

土勇「あ、うん…ありがと…」


土勇「さっきは助けてくださってありがとうございます…えっと」

??「弓兵です」

土勇「弓兵さん。まったくゾンビに食われるとこでしたよ」

弓兵「私はそのゾンビを食いに来たんですけどねー」

土勇「は…」

弓兵「いや実はここら辺、人はいないし動物もいないからゾンビ以外食えないんですよ」ギュルルル

土勇「骸骨なのに食事するんですか…」

錬金「……骨だからゾンビを食う、とかじゃないんです?」

弓兵「失敬な…元々は人間ですよ。呪いで肉だけ腐り落ちてしまっただけです」


錬金「ちなみにゾンビの肉っておいしいんですか?」

弓兵「ゲロマズです、腐ってますし。なんとも言えない味だし妙にしょっぱいし、食べると確実におなか壊します」

土勇「…絶対食いたくない」

弓兵「それでも食えるだけマシなんです…」





土勇「……とりあえずここらで野宿しよう。お礼も兼ねて食事くらいなら」

弓兵「マジですか!?ヨッシャ!!」

錬金「あ、料理なら私得意ですよー」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/22(月) 23:16:34.83 ID:fy3SgJzI0
錬金「手持ちの食材で簡易スープを作ってみました」

土勇「……錬金術師の料理初めて食った」ウマイ

弓兵「まともな食事…何週間ぶりでしょう」ズズ…



土勇「ところで弓兵さん、どうしてこんなところに?」

弓兵「いやー体が腐ってからというものの、仕事の依頼が来なくて」

土勇「仕事…ですか」

弓兵「暗殺ですよ。正確に頭を打ち抜くだけの簡単なお仕事です」

錬金「あー、さっきなんとなく言ってましたね」

弓兵「仕事はないし、骨だけだから人々からは魔物と勘違いされましてねー」

弓兵「こう、ふらふらと各地を渡り歩いてるんですよ」

土勇「それはお気の毒に」

弓兵「仕事の都合上、仕方ないことですよ。それに…」

土勇「それに?」

弓兵「偶然私を呪ったヤツが見つかるかもしれないですしね」ニタリ

土勇(雰囲気が怖い……)
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/22(月) 23:22:03.72 ID:fy3SgJzI0
錬金「勇者さまー、せっかくだし雇ってみません?」

土勇「えっ……いや、うーん?」

錬金「雇っちゃいましょうよ!だってなんかめっちゃ強いっぽいし暗殺者だし!骨だし!」

土勇「確かに戦力的にはいいかもしれないけど…雇えるの?」

錬金「だって今仕事ないぽいじゃないですか。きっとほいほい釣れますよ」

弓兵「仕事ないんでほいほい釣られましたよ」

土勇「自分から釣られにくるのか……いくらで雇えるか、が問題だけど」

錬金「仕事ないみたいだし安く釣れると思いますよ」

弓兵「ぶっちゃけこの際週給20Gの3食飯付きでいいですよ」

土勇「想像以上に安いんだけど!?」

弓兵「お願い雇ってえええ、マジ仕事ないから雇ってぇえええ(上目使い」

土勇「怖い怖い上目使い怖い!雇う!雇うから!!」

弓兵「キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」

土勇「なんかこの人わからない…」


弓兵が仲間になった!



錬金「ちなみに私の待遇は週給42Gの3食付きです」

土勇「王都から支給されたお金が1000Gだったもんでそれなりに余裕はある」

錬金「なんだ、それなりにあるじゃないですか」

土勇「1000Gって言っても一般人の年給レベルだからなー。調子に乗ってたらすぐなくなるよ」

錬金「お給料上げてほしーなー」チラ

土勇「ボクも食べ歩きするのガマンして節約してるからごめんね」

錬金「おケチ」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/22(月) 23:26:45.68 ID:fy3SgJzI0
土勇「さて、この後だけど明日になったら第五の街に向かう。で、その後」

錬金「鉄の国に入国ですね」

弓兵「国っつってもぶっちゃけ大規模な街って感じですよ」

錬金「行ったことあるんですか?」

弓兵「仕事で2回ほど」

土勇「それは頼もしいですね。じゃあ第五の街にも?」

弓兵「ここに来る前にふらっと寄ってきましたけど…あ!」

土勇「どうしました?」

弓兵「そういえばあの街、魔物に焼き尽くされてた」

土勇「マジで!?」

弓兵「ま、あそこ元々魔物の住んでたとこだったし仕方ないかなー」


土勇「なんにせよ、鉄の国へのルートはこれが一番近いんで、これで行きます」

錬金「えー、大丈夫ですか…?」

土勇「さっき戦力増強したから大丈夫でしょう。凄腕の暗殺者っぽいですし」

弓兵「評判は良かったけど、弓使いだったからあんま人気はなかったけんどね」



錬金「じゃあ土勇さまはさっさと身体回復させてくださいね。はいポーション」

土勇「またこれ飲むの?」

練金「まだ持続回復タイプのポーションしか作れないので…」

土勇「そうじゃなくて、これ、苦い…」

錬金「良薬は口に苦し、ですよ?」

土勇「さっきのスープはおいしかったのに…」グスッ
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/04/22(月) 23:27:45.75 ID:fy3SgJzI0
短いけどここまでー
マジペース安定しないなー(´・ω・`)
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/23(火) 00:12:44.76 ID:HbWm/Gcuo
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/23(火) 00:25:11.64 ID:KPF9hrujo
乙でした
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/04/23(火) 02:54:30.92 ID:mTk/xD9DO
乙乙
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