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女モバP「スカウトした経緯とか理由とか」凛「へえ」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/06(月) 22:41:16.23 ID:hKUKBokho

このスレに出てくるPは特別な表記が無い限り女性P
事務所に所属した子のスカウト理由とかを適当に妄想するスレ


モバ事務所
夕方

 ガチャ

女モバP(以下P)「ただいま戻りましたよーっと」

ちひろ「おかえりなさいプロデューサーさん」

凛「おかえり」

P「あれ? 凛はドラマの撮影でそのまま帰るんじゃなかったっけ?」

凛「うん。そうだったけど早く終わったからね。せっかくだしプロデューサーとご飯でも食べに行こうかなって」

P「……んー」

凛「ダメ?」

P「最近は新しい子の仕事につきっきりで寂しがらせてたから……ご褒美に食べにいこっか」ニッコリ

凛「別にさびしかったとかそういう訳じゃないけどね」



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(安価&コンマ)コードギアス・・・ @ 2025/07/13(日) 22:27:49.60 ID:9f2ER2kw0
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KU-RU-KU-RU Cruller!Neo @ 2025/07/13(日) 21:55:45.76 ID:YIcI6tEGo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1752411332/

ひたむきに! @ 2025/07/13(日) 20:04:58.82 ID:YMv4024Yo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1752404698/

今日の疑問手 @ 2025/07/13(日) 19:07:12.02 ID:ZqmtXqZ3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1752401231/

旅にでんちう @ 2025/07/13(日) 13:03:56.58 ID:cdEpW45FO
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阪神と日ハム優勝しまんた @ 2025/07/13(日) 11:55:31.57 ID:GE534dXh0
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【小川しのん生誕祭】古舘くれあ「7月1日に一番乗りした話」【大遅刻】 @ 2025/07/13(日) 09:46:25.13 ID:UYwhN/KBO
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忌村「不思議な薬が出来たわ…」【安価】 @ 2025/07/12(土) 00:02:05.36 ID:BD6esqAF0
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/06(月) 22:44:39.31 ID:hKUKBokho

P「凛ちゃんは素直じゃないのうお姉さんさびしいよ」シクシク

凛「ちひろさーんプロデューサーがスタエナ1ダースずつ持ってきてだって」

P「言ってません! 言ってませんから! ちひろも目を\にしてこっちに来ないで!」

ちひろ「わかってますよー長い付き合いですから」

P「相変わらず冗談が……ってそうだ!」

凛「どうしたの?」

P「車にアイドル候補生の子載せてきたんだった! 今いる人に説明するから待っててって言ってたんだ!」アワアワ

凛「また新しい人を……」

ちひろ「よく見つけてきますね……。女子寮は200は入るはずなんですけど既に半分近く埋まってますよね……」

P「と、とにかくすぐに連れてくる! 紹介終わったらご飯にいこう!」タッタッタッタ
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/06(月) 22:47:56.46 ID:hKUKBokho
凛「今度はどんな人なんだろう」

ちひろ「プロデューサーさんの見つけてくる子は個性が豊かですよね……。ホントどこからみつけてくるんだか」



女子寮の一室

??「へくちっ」

??「あれしまむー風邪?」



凛「でも例外なく皆アイドルで活躍してるし、見る目は凄いと思うよ」

ちひろ「凛ちゃん達もそうですものね。でも、一番頑張ってるのは皆自身だと思いますよ? 私達はアイドルのサポート役だから」

凛「……うん。ありがとうちひろさん。プロデューサーにもいつかお礼をしなきゃ」

ちひろ「ふふありがとう。あの人にはその一言だけで十分なお礼だと思いますよ?」ニッコリ
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/06(月) 22:50:51.22 ID:hKUKBokho
ガチャ

P「いやーお待たせしたね。……って2人ともどうしたんだい? 私の顔に何かついてる?」

凛「ううんなんでもないよ」

ちひろ「そうですよ。で、プロデューサーさんの後ろにいる人が?」

P「そう! 我がモバプロ事務所の新たなアイドル候補生!」ドヤァ

??「ここがプロデューサー殿の戦場でありますか!」

P「その通り! そしてキミの新たな部隊……いや舞台でもある!」ドヤァ

凛・ちひろ((うまいこと言ったって思ってる絶対))

P「というわけで、自己紹介をどうぞ」

亜季「お初にお目にかかります! 本日付けでこのモバプロ事務所に配属となりました大和亜季であります!」ビシッ

凛「ぐ、軍人さん?」

亜季「いえただのミリタリー好きであります!」

ちひろ「また濃い人を連れてきましたね」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/06(月) 22:52:32.54 ID:hKUKBokho
P「色々あってね……聞きたい? あ、亜季座って座って」

亜季「了解です!」

凛「語る気まんまんじゃん……」

ちひろ「じゃあ私はコーヒーでも淹れてきますね。プロデューサーさんはいつもので、凛ちゃんは……」

凛「わたしは砂糖を1つとミルクを。亜季さんは?」

亜季「私はブラックでお願いします! それと凛さん私のことは呼び捨てでも構わないであります」

凛「でも亜季さんわたしより年上……だよね?」

P「うん21歳」

凛「そうだよね。プロデューサーの見つけてくる人は外見と年齢が合ってないこと結構あるから」


女子寮の一室

??「うぇっくしょーい!」

??「菜々ちゃんもうちょっと静かにくしゃみしたほうがいいんじゃないかしら」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/06(月) 22:55:02.53 ID:hKUKBokho
亜季「いえ、私はこの世界では若輩者もいいところでありますから……」

凛「わかった……よろしくね、亜季。わたしも凛でいいよ」

亜季「ではよろしくお願いしますね凛」

P「仲良くなってくれてよかったよ。でもはやいね、凛に限らないけどうちのアイドルは打ち解けるの」

凛「なんだろうねこう……タイプが合う、っていうのかな?」(クールタイプ極大アップ)

亜季「私も凛とは波長が合っている気がするであります!」(クールタイプ中アップ)

P(今、何か見えた気がするけど気にしないことにしよう)

ちひろ「お待たせしましたー」コト

P「サンキューチッヒ」ズズズ

凛「ありがとう」

亜季「感謝するであります!」

ちひろ「いえいえ」

P「さて私が亜季をスカウトした経緯だったね……。さて、どこから話したもんか」

――――――
――――
――
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/06(月) 22:56:40.30 ID:hKUKBokho
――
―――
――――

 数日前……


P「あー缶コーヒーうめー」ゴクゴク

P「コーヒー考えた人はノーベル賞もんだなうん」

P「特に仕事が一段落した時に飲むとまた格別だな! 河原で飲むとまたいいもんだはははははは!」

<ママーアノヒトワラッテルヨー
<ダメヨミチャヘンナヒトダカラ

P「……むなしい」ガックリ

P「最近は結構な人数が自分で仕事とれるようになったし……」

P「仕事がない子はみんなレッスン……」

P「でも私も頑張ってるんだよ! ちゃんとおっきなお仕事は私が取ってきてるんだよ! 今日だって仕事取りつけたんだよ!」

<ママーアノヒト
<シッミチャダメ
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/06(月) 22:59:23.26 ID:hKUKBokho

P「……はぁ」

 ガサガサ

P「あれ……なんかあっちの草むら動いてるような」

 ガサガサガサ

P「見に行こう。なんか私の勘が久々にティンと来た!」ダッ


P(蛇かもしれないからそーっと覗いて……)

亜季「うーん……」

P(あら女の……子? いやもう女性って言ったほうがいいくらいの年齢っぽいね。腕組んで悩んでるみたい)

亜季「やっぱり葡匐前進はちょっと辛いでありますな」ウムム

P(わかるわ。私も嫌いだったなあアレ。それにしてもずいぶん変わった子だ)

亜季「特にこの……胸がやっぱり邪魔になってるであります」バインバイン

亜季「いっそ無い方がもっとスムーズに……」ウムム
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/06(月) 23:01:04.29 ID:hKUKBokho
P「それを捨てるなんてとんでもない!」ガサガサッ!

亜季「て、敵襲!?」銃を構え

P「ダメダメ! その胸がいらないなんて言ったら色んな人が怒るよ!?」

亜季「は、はあ?」

P「いいかい巨乳は皆の夢がつまっているから大きいんだ。キミはその夢を否定してもいいのかい?」

亜季「そういう訳では……。って貴女は誰でありますか?」

P「……ああ、そういえばそうだったね。どうも私こういうものです」スッ

亜季「モバ事務所の……プロデューサー……」

P「兼マネージャー兼スカウト兼用心棒兼雑用兼犬だけどね。知ってるかな? 事務所は結構有名になってきたとは思うんだけど」

亜季「(犬?)一応は……その、私は趣味の方に熱中してて詳しいかと言われると……ですが」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/06(月) 23:02:50.84 ID:hKUKBokho
P「そっか……。うん、まだまだ私達の名前を広める必要があるってことがわかったよ」ウンウン

亜季「それで、一体私に何の用でありますか?」

P「単刀直入に言うと、えーとキミ……あー……」

亜季「大和亜季であります」

P「ありがと。亜季さんアイドルやってみない?」

亜季「え?」パチクリ

P「うん、結構こういう反応するんだよね最初」

亜季「私が、あいどる、ですか?」パチパチ

P「そうそう」

亜季「……えええええええええ!?」

P「いい反応」ニヤニヤ

亜季「わ、私がアイドルって私、趣味はサバゲーとかプラモでありますよ?」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/06(月) 23:04:40.95 ID:hKUKBokho
P「大丈夫うちの事務所もっとアレで困った趣味持ちもいるから」苦笑い

亜季「そ、そうなんでありますか?」

P「自分で言うのもなんだけどさ、私、人を見る目は結構あると思うんだよね。それでキミを見た時ティンと来たんだ」

亜季「私がアイドルに、ですか」

P「うん。あと無理強いはしないよ。……アイドルって色々不安定な仕事だしね」

亜季「……」

P「じゃあ番号を渡しておくからさ、いいにせよダメにせよ一度電話をかけてよ」サッ

亜季「了解したであります」

P「それじゃあね」ガサガサガサガサ

亜季「あ、その辺りは」

P「ぬおおおおおおおおおお!?」ビターン

亜季「葡匐前進の練習用の縄……」

P「だからこんな草むらでやってたのね……」

――――――
――――
――
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/06(月) 23:06:59.86 ID:hKUKBokho
――
―――
――――――

今日

モバ事務所

P「カップうどんはかき揚げうどんが最高!」ズゾゾゾゾゾ

ちひろ「誰に向かって喋ってるんですか?」

フリカエラズマエヲムイテー♪

P「ん?」

ピッ

P「ハイもしもしこちらPですが」

亜季『あ、Pさんでありますか? 大和亜季であります』

P「あー亜季さんか! さっそくだけどどうする?」

亜季『ではあの河原に来てほしいであります」

P「……そういやあの名刺住所書いてないやつだったね。ごめんね直ぐに向かうよ」

亜季『お待ちしてるであります』

P「ちひろーちょっと私出掛けてくるからー! ついでに仕事取ってくるよー!」

ちひろ「いってらっしゃーい!」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/06(月) 23:10:20.11 ID:hKUKBokho
P「河原にやってきたけど……」キョロキョロ

P「亜季さんいないなあ……もうちょっと下流の方かな? であった場所とは言わなかったし」キョロキョロ

??「動くなッであります!」

P「……」

??「そのまま後ろを振り向かずに両手を上げて……いや両手を後ろに……ん?」

P「両手を頭の後ろに」

??「そうそう!」

P「……亜季さんもういい?」

亜季「はい。ありがとうございました」

P「私以外にやっちゃだめだよ」

亜季「申し訳ありません。後ろ姿を見たらつい先日の映画のまねを……」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/06(月) 23:13:25.91 ID:hKUKBokho
P「それで返事は……」

亜季「それは決まっているであります!」

亜季「この大和亜季! これよりプロデューサー殿の下でトップアイドルを目指し戦いぬくであります!」

ビシッ

P「おお! やってくれるんだ!」

亜季「あれから色々考えたんでありますが……。今の世の中、プラモデル収集はともかくとしても、サバゲーなどの趣味をもった女性が少ないであります。近頃は新規自体があまりいない気もするでありますが」

P「なるほど」

亜季「なので私はサバゲーの魅力を、私が少しずつでもいいから伝えていきたいのであります! 当然ながら防具などの注意もしっかりとして! そこから少しずつミリタリーにも興味を…・・・と考えています」

P「……うん。キミならきっとなれる私が保証するよ」スッ

亜季「では、よろしくお願いするであります!」アクシュ

P「えーとそれじゃあ亜季さんは」

亜季「いえプロデューサー殿、私のことは呼び捨てで構わないであります」

P「ん……わかった。亜季はどうする? 手続きとか色々あるけれど事務所に今すぐいく?」

亜季「思い立ったが吉日、兵は神速を尊ぶ、今からでお願いするであります!」


――――――
――――
――
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/06(月) 23:15:11.44 ID:hKUKBokho
――
―――
――――――

P「……とまあこんな感じかな。あ、ちひろおかわり」

ちひろ「糖尿になりますよ」スタスタスタ

凛「ふーん……サバゲーかぁ」

亜季「凛も興味を持ったでありますか?」

凛「そういう趣味を持った人が横にいて、興味を持たないほうが珍しいかも」

P「私はアイドルの趣味には特になにも言わないよ。でも危なすぎることはやめてね」

凛「わかってるよ」

亜季「ふふふこれで私の目標のサバゲー女子が……。お近づきの印にレーションなんてどうであります?」

凛「レーション?」

P「軍用のご飯みたいなものと思っていいよ。私のころあんまり美味しくなかった記憶だけど」

亜季「私のは一般に出回ってるやつでありますよ」

凛「へえ……かな子とか喜ぶかな?」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/06(月) 23:18:51.82 ID:hKUKBokho
P「でも基本レーションってカロリー半端ないよね」

凛「え」

亜季「大体1食で1日分のカロリーでありますからな。その分、私は鍛えてるでありますから!」

P(レーション食べてて体重51キロって相当鍛えてるよね……)

凛「わ、私は今はいいかな……」

亜季「そうでありますか。ではまたの機会に」

ちひろ「コーヒー入りましたよ」

P「サンキューチッヒ」

亜季「そうだ。凛はどうやってスカウトされたんでありますか?」

凛「私?」

P「凛はね、私がスカウトした最初のアイドルなんだよ」

亜季「そうなんでありますか? 私、気になるであります」

P「話しちゃってもいい?」

凛「そんな話したそうな顔しないでよ……いいよ別に困ることはないし」

P「ありがと。えーとどこから話そうかな……実は凛と最初に出会ったのって結構前なんだよねー」

凛「えっ何それ知らない」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/06(月) 23:22:42.35 ID:hKUKBokho
今回はこの辺りで区切り次は凛ちゃん
選ぶアイドルは中の人の趣味 適当に地の文とか入れたほうがいいのか悩み中
好きな子ばかり書くから結構ながくなりそう恵磨とかののとか南条とか
18 :亜季さんの名前を無意識に八代亜紀と打ち込みそうになる [sage]:2013/05/06(月) 23:53:11.01 ID:bbc7QdrYo
http://i.imgur.com/tuDxpBY.jpg
http://i.imgur.com/JHiUceq.jpg
渋谷凛(15)

http://i.imgur.com/1qdi2mj.jpg
http://i.imgur.com/3PF7WBT.jpg
大和亜季(21)
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/07(火) 07:15:11.16 ID:wkj10Fe10
八代亜紀www


しまむらさん・・・
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/07(火) 20:40:16.09 ID:MC0RQ79Ho
初めて気づいたけど、特訓後の大和さんのマイクスタンドすげえな
ただマズルブレーキの向き変じゃないかこれ
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/08(水) 01:09:19.17 ID:WEiwyBMLo
アンチマテリアルライフルをモチーフにしてんのは間違いないやな、バレット辺りか
確かにわざとかと思う程にマズルブレーキが縦になってる
特訓前は無線機に信号銃?を模したマイクと、小道具が凝ってる
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/08(水) 20:29:02.67 ID:oIH2qmD9o
亜季ちゃんは小道具かっこいいよねステキ でもサバゲー趣味とかもっと素敵
試験的に地の文っぽいのを入れてみた しぶりん途中まで



凛「やっぱり私が話すよ」

P「なんで?」

凛「プロデューサーが話すと、私の知らない昔のことまで話されそうだから」

P「可愛かったのに……」

亜季「私も気になったでありますのに……」

凛「とにかく! 私が話すからね」

ちひろ「プロデューサーさんお得なドリンク+ガチャを買って気を静めましょう」

P「いらない。蘭子が出ないガチャなんていらないSRお迎えできないなんてこんなの絶対おかしいよ……」

凛「凹んでるプロデューサーは置いとくね。あれは雨が激しく降ってた日だったかな……」


―――――
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/08(水) 20:30:19.44 ID:oIH2qmD9o

 あの日は学校が休みでさ。
 ハナコと朝から散歩に行こうと思ったけど大雨で、昼からは母さんも用事でいないから店番をしてたんだ。
 あ、私の家は花屋やってるんだよ。亜季も必要なら言ってね。

「ありがとうございましたー」
 
 その日は平日でしかも大雨だっていうのに、休日と同じくらいお客さんが来て結構忙しかった。

「それじゃあ凛ちゃんまた来るわ。お母さんによろしくね」

 一息つけたのが夕方で、15時くらいだったと思う。
 常連さんが花を買って帰ったころだから。

「ふぅ……。コーヒーでも入れてこようかな」

 レジから立った時だったかな。自動ドアが開いたんだ。
 今日は本当にお客さんが多いなと思ってレジに戻ったよ。

「いらっしゃいませ」

「……こんにちは」

 お客さんは私を見て僅かに笑ったのをよく覚えてる。
 そのお客さんがプロデューサーだったんだ。
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/08(水) 20:31:17.59 ID:oIH2qmD9o
――
―――
――――――

亜季「第一印象はどうだったんでありますか?」

凛「え?」

亜季「ほら、プロデューサーを見て最初に思ったことでありますよ」

凛「あーそれは……今は別にいいんじゃないかな?」

ちひろ「わたしも気になりますね……。プロデューサーさんはどうです?」

P「当然ながら聞きたい」

凛「……わかったよ。正直なところ、変な人だなって思った」

P「そんなっ!」

亜季「なんかわかる気がするであります」

ちひろ「わたしも」

P「うそ私そんなに変?」

凛「変っていうか……怪しい? かなって」

P「そうだったのか……私って怪しいのか……」

凛「うん」

亜季「はい」

ちひろ「ええ」

P「」

凛「……話を戻すよ」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/08(水) 20:32:40.93 ID:oIH2qmD9o
 「何かお探しですか?」

 花を見るわけでもなく、ただ立っているプロデューサーにわたしは声をかけたんだ。
 ホントは少し怖かったね。
 だって黒のスーツで背も結構あって、しかも雨降りなのに傘は持ってなくて母さんはいない。
 ……落ち込まないでよプロデューサー。そっちの方面の人に見えたんだから。
 
「――」

「え?」

「……なんでもないよ。お嬢さんだけかな?」

「はい……」

 傘は持ってないから当然服はぐしゃぐしゃで、床にスーツから水滴がおちてたね。
 
「少し待っててください。今タオルを」

「いや今日はキミにこれを渡しに来ただけだから。直ぐに帰るよ」

 プロデューサーはどこからともなく小さなケースを取り出すと、名刺を私に差し出したんだ。

「これを受け取ってほしい。また来るよ」

「えっちょっとお客さん!?」

 引き留めようとしたけどあっという間に外へ飛び出して、呆然とする私は名刺を見た。
 表に書いてあったのはこの事務所の住所とプロデューサーの名前。
 なんで私に名刺なんかを渡したんだろうと思って裏を見たんだ。
 裏にはこう書いてあった。

 キミをアイドルにしたい

 ってね。
 急いで書いたのかお世辞にも綺麗な字とは言えなかったけどさ。
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/08(水) 20:35:17.30 ID:oIH2qmD9o
 噂だけは知ってた。
 近いうちに新しいアイドルのプロダクションが出来るってことだけは。
 けれど私がアイドルになんて全く想像がつかなかったし、プロデューサーからして怪しいと思ってた。

「凛!」

「うひゃぁ!?」

「どうしたの? ボーっとして」

 気が付いたら夕飯の途中で、母さんに声をかけられてようやく我に返った。
 
「何でもないよ母さん」

「そう……。それにしても、うひゃぁ! なんて凛が言ったのいつ以来かしら」

 悪戯っぽく母さんは笑ってご飯を口に運ぶ。父さんはまだ仕事でいないから二人での夕飯。
 
「も、もう母さんってば……」

「うふふ。……で、何があったの?」

「……なんでわかるの?」

「だって私は凛のお母さんだよ? そのくらいわからなくてどうするの?」

 この時の母さんの言葉がとてもうれしかったな。
 私は母さんに名刺の事を話したんだ。
 
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/08(水) 20:37:16.92 ID:oIH2qmD9o
「アイドル……ねぇ」

「うん……」

「調べてみたの? この事務所の事」

「うんさっき……」

 調べた結果は、噂にあった新しいプロダクションだった。
 詐欺や人身売買だとかそういうものでは無かったことにほっとしていた。

「……凛はどうしたい?」

「え……」

「凛はアイドルになりたい?」

 母さんが2つの湯呑にお茶を注ぎながら言った。
 目の前に置かれた湯呑に手を当てると、熱さがじんじんと手のひらに広がってくる。

「わかんない……。でも、スカウトされた……んだと思う」

「思う?」

「名刺くれた人すぐに帰っちゃったし」

「そっか。でも、ここにハッキリと書いてあるわ。凛をアイドルにしたいって」

 テーブルの上には、あまり上手くない字で書かれた名刺がある。
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/08(水) 20:38:37.25 ID:oIH2qmD9o

「正直、怪しいのよね」

 頬杖をついて母さんがため息をつく。
 私もそう思った。
 確かにアイドル事務所というのは嘘じゃなかったけれど、名刺だけ渡して帰るってプロデューサーもそうだし、出来たばかりの事務所だったからね。

「……だよね」

「ねえ凛。この名刺の人、また来るのかしら」

「また来るとは言ってたね」

「じゃあ、その人と話して決めなさい。母さんはどんな道に進んでも凛を応援するから」

「……ありがとう」

 今度はちょっと泣きそうになって、慌てて食器を洗いにいったね。
 アイドルになるにせよならないにせよ、私を応援してくれるって言ってくれたからさ。
 ……なんで3人ともハンカチもってるかわからないんだけど。これ私の話だよ?
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/08(水) 20:39:41.10 ID:oIH2qmD9o
亜季「それでそれで? プロデューサー殿はいつ来たんでありますか?」

凛「それが……」

ちひろ「なんとなく想像付きました」

P「いやあの時は……」

亜季「何かあったのでありますか?」

凛「次にプロデューサーが来たのは……。というよりも、プロデューサーは来なかったんだよ」

亜季「ええっ!?」

凛「次の休日に私がハナコの散歩に公園に行った時だったかな」

亜季「そういえばさっきも言ってたでありますが、ハナコとはペットでありますか?」

凛「うん、犬だよ。今度家に来た時触らせてあげるね」

亜季「ありがとうであります!」

凛「すぐになついてくれると思うよ。……さて、私が公園でプロデューサーを見つけたところからまた始めようか」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/08(水) 20:41:43.85 ID:xlqCiIq/o
書くなら台本か地の文統一した方がいい
Pが女である必要が見当たらないんだけど、理由とかあるの?
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/08(水) 20:43:12.26 ID:oIH2qmD9o
この編で区切り
画像先輩遅れたけどアリシャス!
場面が変わっても大体亜季ちゃんとしぶりんはほぼ出るかわいい
乃々って親戚の誘いでアイドルになった直後にスカウトされたのか、親戚がプロダクションに応募したのかどっちなのかしらね
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/08(水) 20:45:06.06 ID:vY0rRfCqO
今のところ女である必要もなければ男である必要もない

だったらどっちでも楯突くことではない。
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/08(水) 20:45:24.09 ID:oIH2qmD9o
理由としては男だと行きにくいところに行きやすかったり同性なら割と話しやすいとかそんな理由
今のところはほぼ女である理由ないけど

台本か地の文のどっちかに絞ることにする アドバイスサンクス
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/09(木) 03:43:09.09 ID:+Fe3XDhAo
しぶりんおわり〜あたらしい子まで
地の文だけにしようとしたけど、この地の文だとどうしても現在の部分で地の文がおかしくなるから現在の部分だけは台本で
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/09(木) 03:43:54.68 ID:+Fe3XDhAo

 公園は休日のハナコの散歩コースなんだ。平日は学校とかで忙しいから、家の周りですませてるんだよね。
 この間の休みは大雨でいけなかったし、その分も含めて朝から出発して、沢山散歩しようと思ったんだ。
 ハナコも嬉しかったのか心なしか興奮してるようにも見えた。

「こらハナコあんまりはしゃぐと木にぶつかるよ?」
 
 そう言うとハナコは私の歩調に合わせるように速度を少し落とした。
 賢い子だなと思いながら、散歩のコースが残り半分くらいのあたりだったかな。見たことがある人がベンチに腰掛けてたんだ。
 勿論プロデューサーのことだよ。また真っ黒のスーツで他の人からひそひそ言われてた。
 え? 気付いてなかったの? 悪くはないとおもうけど、休日の朝からスーツで公園のベンチに腰掛けてるって少し変な人って思われるかもしれないよ。
 ……そういえば早苗さんのスカウトってそんな感じだったらしいね。
 
「……」

 うつむいて何か言ってるみたいで、話しかけられるような雰囲気じゃなかったけど、勇気を出して話しかけてみたんだ。

「あの……」

「っ!? ――ああ、お嬢さんか」

 最初は驚いてたみたいだけど、私の顔をみたら落ち着いたのか、ほっとしたようにため息をついた。

「ごめんね変な反応して。……犬の散歩かな?」

「あ、はい」

「ついて行ってもいいかな。例の事を話したいし」

「どうぞ」

 プロデューサーはハナコに少し怖がりながら歩いてたね。
 ちらちらハナコを見ながら歩いてたのわかってたよ。
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/09(木) 03:46:22.70 ID:+Fe3XDhAo
 歩きながらプロデューサーは自分のことや、プロダクションのことを話してくれた。 

「事務員の人に誘われて、ですか」

「幼馴染でね。ぶらぶらしてたところを拾われたんだ」

 多分、このプロダクションでプロデューサーとちひろさんが幼馴染って知ってるのは、結構少ないんじゃないかな?
 何人かは二人の会話で察してるかもしれないけど。

「少し……いや、結構お金にうるさいところはあるけれど、信用できる人だよ」

「ふふっ、ちょっと困った顔してますよ」

「あ、そ、そう?」

 プロデューサーと話しているうちに、段々と怪しいとかそういう感情はなくなっていった。
 騙されやすい、と思われるかもしれないけど、話しやすいって言うのかな。今でもよくわかってないんだ。

「一つ、聞いてみてもいいですか?」
 
「なんだい?」

「どうして貴女はプロデューサーになろうと思ったんですか?」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/09(木) 03:50:31.26 ID:+Fe3XDhAo
 アイドルになるにせよならないにせよ、これだけは聞いてみたくなった。
 プロデューサーは歩きながら腕を組むと唸った。
 このアイドル業界でプロデューサーをやるのは凄く大変って聞いたことがある。
 きっとそれに見合った理由があると思ったんだ。……この時だけだけど。

「なんでだろね」

「は?」

 あまりにも単純な回答に私は思わず呆れたような声を出してしまった。

「どうしてプロデューサーになったか、なんて考えてなかった。ただ……」

「ただ?」

「言葉にしにくいけど……。輝いて見えたのかな」

「……輝いて?」

「うん。ただそれだけ。私はそんな女の子……女性も含めて、もっと輝かせてみたい。そう思ったんだ。私は輝きなんて持ってないから」

 『輝かせてみたい』なんて、頑張ってるのはアイドル自身なのにね。ってプロデューサーは苦笑いを浮かべた。
 
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/09(木) 03:53:50.35 ID:+Fe3XDhAo
 理由は人によっては怒りそうだった。
 けどその言葉は嘘に聞こえなくて、この人となら一緒に走っていけるかもって。
 ――そう思った。

「決めた」

「何をだい?」

 ハナコに慣れたプロデューサーは、ハナコの頭を撫でたりして楽しんでた。
 
「私、アイドルになります」

「……いいの? 厳しい世界だよ? 私は新米だし色々迷惑かけると思うよ」

 プロデューサーは立ちあがると私の目を真っすぐ見据えて言った。

「スカウトしておいてそれは無いんじゃないんですか? プロデューサー」

 私はここで初めてプロデューサーって呼んだんだ。
 その時のプロデューサーの顔ったらなかったなあ。涙目になってるんだもの。
 ポケットに入ってたポケットティッシュを手渡すと、後ろを向いて色々してたね。

「ありがとう。よろしくね、凛ちゃん」

 プロデューサーの差し出した手に私は答える。
 柔らかくて、ちょっとだけ冷たい手だったけれど、内心興奮していた私には丁度よかった。

「よろしくお願いします。私の事は呼び捨てで構いません。その方がいいと思います」

「じゃあ凛も普段通りで構わない。新米のプロデューサーと、まだまだアイドルの卵、一緒に頑張っていくんだから」

「……わかった。これからよろしくねプロデューサー」

 この後、プロデューサーが家に挨拶にいって一緒にご飯食べたり、父さんが帰ってきて反対されたりして大変だったけど、これは関係ないね。
 本当の意味で、プロデューサーとアイドルの信頼を築いていくのは結構時間かかったかな。
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/09(木) 03:54:47.88 ID:+Fe3XDhAo
――
―――
――――――

凛「私がプロデューサーと出会ったのと、アイドルになった話はこのくらいかな」

雪美「ぱちぱちぱちぱち……」

亜季「凛が最初のプロデューサーのアイドル……羨ましい気もするであります」

ちひろ「亜季ちゃんならすぐに追いつけるから、このドリンクを飲んで頑張りましょう! 100MCですよ!」

亜季「買ったであります!」

凛「……そういえばプロデューサー」

P「なにかな凛ちゃん」

凛「あの雨の日ってなんですぐに帰ったの? あと今更だけどどこで私を知ったの?」

P「雨の日に帰ったのは、なんて言えば言えばいいかかわからなかったから。知ったのは私が一方的に、かな」

凛「まあ、プロデューサーは信頼してるから特に追求しないけど、いつかちゃんと教えてよね」

P「ありがと」

亜季「美味しいでありますなこのドリンク」グビグビグビグビ

P「飲みすぎるとお腹壊すから注意ね」

雪美「うん……Pも大変なこと……なって……た……」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/09(木) 03:55:32.97 ID:+Fe3XDhAo
亜季「何奴!?」

凛「今更だね」

P「プロダクションにそんなリアクションする子いるなあ」

雪美「……にん?」


女子寮の一室

??「ニンックション!」

??「あやめっちまたお風呂場で水遁の術でもやったの?」


P「と、いうわけで雪美挨拶して」

雪美「佐城……雪美……」

亜季「大和亜季であります!」

雪美「よろ……しく……」

ちひろ「雪美ちゃんは休憩室にいたみたいですね。いつも一緒の猫がまだ寝てますし」

凛「いつの間にかプロデューサーの膝の上だからね」

P「全く気付かなかった。凛の話に夢中になってたし」

雪美「……うふふっ」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/09(木) 03:58:20.10 ID:+Fe3XDhAo

亜季「プロデューサー殿、雪美ちゃんは……」

P「もちろんうちのアイドルだよ。ね、雪美」

雪美「……うん」

ちひろ「この人のスカウトは年齢出身関係ないですからね」

凛「もっと小さい子もスカウトするから驚きだよね」

ちひろ「そのうちつかまりますよ?」

P「……努力はします。でも輝いて見えた子が偶々」

凛「4連続で起きたんだよね」

P「ごめんなさい」

亜季「それはちょっとプロデューサー殿の援護はできないであります……」

雪美「……P……P」クイクイ

P「どうしたの雪美」

雪美「私……も……。私との……はじめても……お話……して……」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/09(木) 04:02:35.00 ID:+Fe3XDhAo
P「別に構わないけど、どうしてまた」

雪美「凛……と……亜季だけ……ずるい……。私……も……」

P「って言ってるけど、どうする?」

亜季「私は一向に構わん! であります」

凛「私も大丈夫だよ」

ちひろ「そういえば雪美ちゃんのは聞いてなかったですね」

P「じゃあ大丈夫みたいだね。話すよ雪美」

雪美「うん……全部……話して……」

P(えっ全部? アレも? ホントに話すの?)

雪美「……全部」

P「……わかりました話します」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/09(木) 04:04:47.53 ID:+Fe3XDhAo
区切り
恵磨ちゃんにしようとしたけど雪美ちゃんの親愛度が今更最大になったので変更
今日はきっとナンジョルノのRかSRが出るんだきっとそうだ
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/09(木) 04:30:30.67 ID:/DyiWrXSo
http://i.imgur.com/NUg8CNG.jpg
http://i.imgur.com/BMdiBED.jpg
佐城雪美(10)
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/09(木) 17:19:24.78 ID:+Fe3XDhAo
画像兄貴アリシャス
亜季ちゃん再登場おめでとう亜季ちゃんメインで書きたいけど書くなら別にスレ立てて書くことにするよ
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/09(木) 17:28:31.22 ID:+Fe3XDhAo
投下しようと思ったら呼び出され
また次の機会に
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/09(木) 17:54:53.45 ID:/DyiWrXSo
http://i.imgur.com/we0JQbV.jpg
http://i.imgur.com/k9vnj30.jpg
新しいのも貼っとく
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/11(土) 18:11:28.97 ID:3gEaW/71o
画像先輩アリシャス あまりに早い仕事に驚愕
雪美ちゃん途中まで 大和軍曹は書いてる途中書き終わったらスレをたてよう
吉岡さんはかっこかわいい
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/11(土) 18:14:59.76 ID:3gEaW/71o

 私はニュージェネレーションのライブ会場を見に京都に行ったんだ。
 私が手掛けた初めてのユニットが、こんな大きな場所でってこともあって、嬉しさ半分と緊張が半分で、会場を見た時はもう胸が高鳴りっぱなし。

 ホントはあの3人が輝く舞台なんだろうけど、こういうのを見ると自分も頑張ってきたんだな、って思ったりした。
 季節は梅雨が終わって夏に入ろうとしたころで、雨上がりからの太陽で蒸し暑かったのを覚えてる。
 スーツ、通気性最悪だから平静を装うのが大変だった。

「さて、皆にお土産買っておかないと」

 話しあいも終わり、せっかくの京都だし観光ついでにお土産を買って帰ろうと思った。
 この時の事務所はまだ十人くらいしかいなかったから。
 ……今の事務所の規模でお土産買ってきてって言われたら私の財布の中身が吹っ飛ぶので勘弁願いたいね。

「京都だと八つ橋買っておけば外れは無いかな」

 ネットには噂はあまりなかったけど、地元の人に聞いた美味しい店があるらしくて、そこに向かうことにした。
 ちなみに、そこの店の娘が周子だったんだ。
 周子なら話しても怒らなそうだけど、一応これは周子がいるときにしよう。
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/11(土) 18:19:35.33 ID:3gEaW/71o
 店にはいったあたりは省略するけど、その店で周子と出会って、この時は適当に喋って終わった。

「お姉さんまた来てよ。いるかどうかわかんないけどね」

「何それ。八ッ橋美味しかったよ」
 
 少し変わった子だなと思ってたけどまさか家から追い出されるとは……とりあえずこれは置いとこう。
 今度は観光でもしようかなと思って、旅行のパンフレットがあったから適当に選んで貰って来た。

「どっこにいっこうっかなー」

 ちひろが偶には有給を使えっていうから、この日の仕事は会場の確認だけにして、京都に一泊して帰る予定だった。

 有給じゃない? 和久井さんじゃないけど仕事が趣味だから。

「やっぱ金閣寺だよねー……清水寺とかもよさそう……」

 現在地から少し離れてるから、バスに乗って向かおうと思ったんだけど――

 なぁ〜お

 猫の鳴き声が背後から聞えた。
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/11(土) 18:21:32.62 ID:3gEaW/71o
 この辺りは路地がたくさんあるし、野良猫だろうと思ってあまり気にしなかった。
 けれど、暫く歩いてまた――

 にゃーお

 さっきとは少し違う鳴き声だけど、同じ猫だってことはなんとなくわかった。
 
(ひょっとしてつけられてる?)

 手に持った八ッ橋の袋を餌と勘違いしているのかもしれない。
 あの店の正面の土産物屋は魚の干物とか置いてたから。
 今あげれるものを私は持っていない。
 なので猫には悪いけど追い払うつもりで後ろを振り向いたら――

「……」

 いたんだよ。
 誰って? 勿論、雪美が。

 どう思ったか? 一瞬、猫が擬人化でもしたのかと思った。
 雪美勘違いしないで褒めてるんだ。
 うん、猫みたいに可愛らしい子だなって思った。嘘じゃないよ。
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/11(土) 18:25:07.78 ID:3gEaW/71o
「こんにちは」

「……こんにちは」

 少し間を開けて雪美は返事をしてくれた。
 小さな声だったけど、周りが静かだったのもあってちゃんと聞えてた。

「どうしたのお嬢ちゃん」

「雪美……」

「え?」

「私の……名前……」

「ありがとね、名前を教えてくれて。私は……Pでいいよ」

「うん……」

「雪美ちゃんはどうしたの? お父さんやお母さんは?」

 そう聞くと雪美は困ったような顔をした。
 また少し間を開けてから雪美は答えた。
 
「……が」

「ん?」

「ぺロ……が……」

「ぺロ?」

「うん……」

 雪美が下を向いたので私も同じように下を向くと、そこには雪美の足元に一匹の黒猫がいた。
 多分、この猫が私についてきた猫だろう。
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/11(土) 18:28:39.59 ID:3gEaW/71o
「ぺロが……Pに……ついていって……追いかけたら……」

 何となく察しがついた。
 どうやら雪美は私についてきたこの猫を追いかけたら両親とはぐれてしまったのだろう。

「……そっか、ごめんね。雪美ちゃんはパパとママの電話番号とかわかる?」

 雪美が頷いたので私は携帯を取り出し、電話をかけれる状態にして雪美に手渡した。
 携帯に触ったのは初めてだったのか、恐る恐るボタンを触っていた。
 年齢の割には大人びた子に見えたけどやっぱり可愛らしい。

「番号入れた?」

「うん……」

「じゃあここを押して、少し待とうね」

 発信ボタンを押してほんの数秒で雪美に反応があった。
 どうやら電話に出てくれたようだ。向こうには非通知表示だろうし、切られたらどうしようかと思っていたのでほっとした。

「……あ……ママ……? 私……」

 ここで私が代わって状況を説明してもよかったのだけれど、恐らく両親も焦っていたとおもうので落ち着くまで雪美と話してもらうことにした。
 
「うん……うん……大丈夫……。……わかった」

 代わってほしいと言われたのだろう。雪美がスマフォを私に差し出す。
 最悪自分はどうなってもいいので、3人のライブだけはなんとか成功させたいなあ、とかそんなことを考えながら代わる。
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/11(土) 18:32:18.77 ID:3gEaW/71o
「ただいま代わりました。モバ事務所のPと申します」

『あ、貴女が雪美を保護してくれたんですね』

 優しそうな女性の声が聞えてきた。
 どこにいるのかわからないが、通話先が騒がしい気がする。

「申し訳ありませんご迷惑をかけてしまって」

『いえ事情は雪美から聞きましたので……。むしろ謝るのはこちらのほうです」

「あの、雪美ちゃんを怒らないであげてください。彼女は猫がはぐれてしまったのを追いかけただけで、私は彼女がとても優しい子だと思いますので」

『……わかりました。貴女がそういうなら私達は何も言いません』

「ありがとうございます。あの、ご住所を教えてもらってもよろしいでしょうか? 雪美ちゃんを送り届けようと思うので」

『それがですね……』

 雪美の母親が言うには、少し前に雪美の父に急な出張が入り東京に向かったらしい。
 だが父親が書類を忘れてしまい、母親は届けに来てほしいと頼まれた。
 なので雪美を一緒に連れて行こうと思ったところいなくなっていた。
 そんなに遠くに行くわけがないと近所を探し続けて、ようやく電話がかかったころには、もう出発しなければならない時間になってしまったらしい。

『それで貴女に頼みたいことがあるのですが……』

「なんでしょう」

『よろしければ、今日だけ雪美を預かっていただけないでしょうか?』
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/11(土) 18:36:15.27 ID:3gEaW/71o
「私が、ですか?」

『はい。最初は親戚や知人に頼もうとしたのですが、なぜか全員留守にしていて……』

「……私は構いませんよ。明日までは居る予定なので。ですがよろしいんですか? お母様は見ず知らずの私に娘さんを預けることになります」

 私なら見ず知らずの人に我が子を預けるなんてことはできないだろうと思う。
 通話先の母親はこう言った。

『私は大丈夫だと思ってます。理由は……雪美ですかね』

「雪美ちゃんが理由……?」

『はい。あの子には、家族とペットの猫以外には心の壁……というんでしょうか。そんなものを感じます。けれど貴女にはそんなに警戒をしてないみたいなんです』

 子供特有の直感とでも言うのだろうか。

 雪美にはミステリアスな部分がある。
 実際にのあさんと共感をしている所をちらほら事務所で見ている。
 まあ、この時はあまり信じてはいなかったのだけれど。

「そういうことでしたら……」

『ありがとうございます。明日の朝に連絡をいたしますので、雪美をよろしくお願いします』

「はい。それではお気を付けて……」

 言い終わるよりも早く電話は切れた。よほど急いでいたのだろう。

「雪美ちゃん。キミのお母さんはお父さんに会いにいったんだ」

「うん……」

「それで、お母さんから私に雪美ちゃんを1日お願いねって頼まれたんだけど……」

「……大丈夫。ぺロも……Pならいいって……」

「んにゃ〜ご」

 私と雪美の出会った理由を作った猫は、先ほどとは違った声で鳴いた。
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/11(土) 18:39:41.60 ID:3gEaW/71o
「じゃあホテルに一度戻ろうか。その後一緒に買い物に行こう」

 男だったら通報物なセリフだと我ながら思った。
 
「うん……わかった……。……手……つないで……」

「そうだね。はぐれないように繋ごうか」

 初めて触れた雪美の手は想像以上に小さく感じた。
 
「……ふふっ」

「どうしたの?」

「手……繋ぐの……初めて……」

 雪美が手に力を込めたのがわかった。
 
「P……ちゃんは……つけなくて……いい……」

「ん、わかったよ雪美」

「うふふっ……。パパ……みたい……」

 ママって言われないに私は女らしくないんだなと軽くへこんでたよこの時。
 パパみたいに頼りがいがあるからって?
 ……ありがと。
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/11(土) 18:42:42.63 ID:3gEaW/71o
区切り
女Pの問題点 大体男でおk ままゆのスカウトが高難易度
女Pのいいところ 半身浴 プール 温泉 風呂でのスカウトが容易
のんびり好きな子をかいていこう
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