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結京「あかり&ちなつちゃん、入学&ごらく部入部おめでと〜!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 00:12:06.69 ID:glveFtS50
ごらく部が高校生になったらって妄想です

書き溜めの稚拙な文章となります

よければお付き合いのほどを

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1368285126
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諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/12(日) 00:12:33.04 ID:nIDVdB6eo
ふーんまあ頑張れよ
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 00:13:01.99 ID:glveFtS50
4月 桜が咲き誇るこの季節がまたやってきた

去年、私たちは新1年生としてこれから始まる新しい生活に期待と不安で胸がいっぱいになりながら入学式を迎えた。

学校になれるのには少し時間はかかったけど、私の横には京子がいる。それに、千歳や綾乃も同じ高校に進学したからあまりメンツ的には変わりなかった。

京子「いや〜私たちも無事2年に上がれてよかったね〜!」

結衣「一番危なかったお前が何を言ってんだよ。テストの点数はよくてもいつも授業中寝てちゃダメだろ?」

京子「いや〜提出物などその節はお世話になりました」

結衣「まったく。高校生になっても京子は変わらないな」

京子「いやいや京子ちゃんもちゃんと成長してますよ!……てか暇だよ〜」

結衣「あと少しの辛抱だから」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 00:14:22.06 ID:glveFtS50
私たち以外殆ど誰もいない校舎。京子が暇を持て余すのは分かるがもう少し待ってもらわないといけない。

時計に目をやるともう少しで10時になるというところだった。もうそろそろ終る頃かな?

そんなことを考えてると講堂の方が騒がしくなり人の列が動き始めた。

京子「お!入学式終ったのかな?」

結衣「みたいだね。後は各教室で挨拶説明とかがあって解散だと思う」

そう、今日は新1年生入学式の日。だから校舎には人が少なくて当たり前なわけだ。

京子「結衣!早く行こう、あかりたちを探しに行かないと!」

結衣「急かすなって。それにあかりたちの教室がどこかなんて分からないだろ?」

京子「そんなの手当たり次第に探せばいい!」

ニカっとこの春の暖かな日差しに負けないくらいの笑顔を見せる京子。

そうだよな。お前は思いついたら即行動だもんな、だったら……
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 00:15:15.56 ID:glveFtS50
結衣「じゃあ京子の仰せの通り急ごうか!」

京子「おう!」

京子の手を取って私は走り出す。何だかんだで私もあかりたちが来るの、京子と同じくらい楽しみにしてたんだな。

ガラにもなくこんな走り回ってさ。

京子「これでまた。4人で遊べるね! あと結衣。手を繋ぐならこうしないとダメって言ったじゃん」

そういうと握っていた手に指をしっかりと絡めて繋ぎ直している。

結衣「これじゃ走りにくいんだけど」

京子「でも私はこれがいいの! 結衣も嫌じゃないでしょ?」

結衣「まぁ……な」

京子「えへへ。それじゃあのんびり行きましょうか結衣さんや」

結衣「急ぐんじゃなかったのか?」

京子「大丈夫だって。急がなくてもなんかあかりたちから来てくれる気がするんだよね。ごらく部の絆ってやつだよ。おっしゃあ!新生ごらく部始動じゃあぁ!」

新生ごらく部、か。そうだ、ごらく部が帰ってくる。あかりやちなつちゃんがこの高校に入学してくるんだ!
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 00:16:47.81 ID:glveFtS50
――七森高校 茶道部室――

結京「あかり&ちなつちゃん、入学&ごらく部入部おめでと〜!」

あかり「わ〜い!祝え祝え〜!」

ちなつ「久しぶりです結衣先輩、京子先輩。会いたかったです!」

京子「懐かしいね! こうやって4人で集まるの。なんて言うか、故郷に帰ってきたって感じがするよ」

ちょっと大げさな気がしないでもないが、本当に久しぶりだ。

私たちが3年になったら受験勉強に追われ、なんとかそれを乗り越えたと思ったら今度はあかりとちなつちゃんの受験シーズン到来で4人で遊べる時間が減ってしまったのは確かに事実だった。

結衣「それにしても2人とも、身長も伸びて大人っぽくなったね」

ちなつ「そうですか? 私たちじゃ全然分からなくて。ねぇ? あかりちゃん」

あかり「うん。自分じゃ分からないけどお姉ちゃんには大きくなったって言われるよ」

ちなつ「それを言うなら結衣先輩も変わりましたよ!髪とかかなり長くなってますもん!」

結衣「え? 似合わないかな?」

ちなつ「そんなことないです! 素敵ですよ結衣先輩」

ちなつちゃんの言った通り高校に入ってから少しずつ昔みたいに髪の毛を伸ばしている。もちろん京子を守るっていう誓いを忘れたわけじゃない。

ただ何というかオシャレと言うか、髪伸ばした方が京子も綺麗って言ってくれたし、京子に髪型とか弄ってもらえるのが密かな私の楽しみだったりもする。
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/12(日) 00:17:15.18 ID:L+ZJJcXAO
支援
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 00:18:25.07 ID:glveFtS50
ちなつ「結衣先輩たちはどうなんですか? 付き合い始めてから?」

結衣「うん。問題ないよ」

京子「それどころか、いつもラブラブちゅっちゅですよ! 今じゃ完全同棲もしてますし!」

ちなつ「え?! 一緒に住んでるんですか!」

京子「そうだよ!中学の時から一緒に住んでるようなもんだったし、高校生になってからは同棲始めたんだ。ちなみに親公認です」ドヤ

そう。私と京子は高校生になってから一緒に暮らし始めている。とは言っても京子の私物が増えた以外はあまり変わりはない。

ただ、毎日隣に京子がいるっていうのは私のとって限りない幸せだ。

家事も分担するようになってなんだか、本当の夫婦みたいで毎日が楽しい。

おはようから寝る時まで、ずっと京子がいてくれる。もし同棲を止めろなんて言われたら私はたぶん寂しさで死んでしまいそうだ。

ちなつ「結衣先輩は今、幸せですか」

結衣「あぁ……幸せだよ。すごく幸せだ」

ちなつちゃんの眼を真っすぐとみつめて私の正直な思いをちなつちゃんに返す。

私は私の選んだ道を後悔しない。だからこそ私は……ちなつちゃんじゃなく、京子を選んだんだから。

中学生の時、私はちなつちゃんから告白された。

だけど私はその告白を断った。ちなつちゃんの決心を無下にした。
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 00:19:56.29 ID:glveFtS50
今の関係が壊れ、もう元には戻れないと思ったけど、それでもちなつちゃんは後輩として私たちと一緒にいてくれた。

ちなつ「やっぱり京子先輩には勝てなかったかぁ……」

少し寂しげな表情を浮かべるちなつちゃん。やっぱり……気にしているのかな。

ちなつ「京子先輩。結衣先輩を幸せにしてくださいよ!もし結衣先輩泣かせたり浮気とかしたら……殺しますから」

京子「大丈夫だよ安心して!私結衣がいないと生きていけないから!」

ちなつ「ッチ、アバズレが。さらっとノロケやがって!」

あかり「ちなつちゃんちなつちゃん! 素が出てるよぉ」

ちなつ「は!! なんでもないです。先輩方は何も聞かなかったってことで。OK?」

京子「わ、わかったよちなつちゃん……」

ちなつちゃん、しばらく見ない間にずる賢くなったというか、腹黒くなったのかな?

中学時代はこんなことなかったはずなのに。
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 00:21:37.01 ID:glveFtS50
京子「髪伸びたっていや2人も伸びたよね。あかりとかお姉さんに似てきた。ちなつちゃんもツインテールほどいたんだね〜。ちょっと寂しいな」

ちなつ「今日は下ろしただけですよ。入学式だしきっちりしたかっただけです。それにツインテールって子供っぽくないですか?」

京子「えぇ〜!そんなことないよ!なぁ結衣、あかり!」

結衣「あぁ。ツインテール、可愛いと思うよ」

あかり「あかりもちなつちゃんのツインテール好きだよ。でもあかりはどんな髪型でもちなつちゃんが大好きだよ!」

ちなつ「あ、あかりちゃんたらなに言ってるのよ!」

あかり「え? ホントのこと言っただけだよ? どんな髪型でもちなつちゃんが一番可愛くて素敵だとあかりは思うなぁ」

ちなつ「もう……あかりちゃんのバカ」

赤くなって照れるちなつちゃん。やっぱりあかりとちなつちゃんって……。

ちなつ「そ、そんなことより京子先輩は……なんて言うか変わりないですよね。身長や髪型とか外見的特徴は」

ちなつちゃんが意外だなといった目で京子を見ている。

ちなつちゃんの言う通り、ぱっと見では中学の頃とホント京子は変わりないからな。

京子「失敬な!ちなつちゃんは高校生になってさらにナイスバディになったセクシー京子ちゃんが分からんと言うのか」

ちなつ「わかりません。というか身長も変わってなくないですか?」

京子「よ、よくぞ見抜いたなちなつよ。褒めてつかわす」

たちまち劣勢じゃないか。それにちなつちゃんも京子の体系覚えてるって凄いな。

これがほぼ毎日京子に抱きつかれてた成果だろうか?

ちなつ「あと……言いにくいですがスリーサイズも変わってないですよね?」

京子「ぐっはっ!」

京子の心に効果抜群だこりゃ。
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 00:25:09.91 ID:glveFtS50
ちなつ「七森中の制服はワンピースで体のラインが出にくかったですけど、高校になってブレザーに変わったからラインが出やすくなったじゃないですか? けど京子先輩はどうみてもすっとん共和国じゃ……」

あかり「ち、ちなつちゃん……きっと京子ちゃんのためにもこれ以上言わない方がいいよぉ!」

ちなつ「そうだよね。あかりちゃんより小さいなんて言われたくないよね」

京子「――ッァァァ!?!!!」

京子が声にならない悲鳴をあげて机に突っ伏す。

それにしてみちなつちゃん容赦ないな。あかりもフォローのつもりがさらにダメージを上乗せする結果になってしまった。

けど、ちなつちゃんは外見的には変わってないっていったけど京子も腰回りやお尻なんかほんの少し色っぽくなってるんだぞ。

顔つきは童顔だけど、ふと見せる色っぽさが堪らないんだよ。

ほんと私にしか分からない変化だけど、それが私にとっては実に嬉しい。

それに京子の胸がぺったんこでも私は気にしないぞ、可愛いし。

京子「うぅ……ぐすっ……なんか結衣まで酷いこと思わなかった」

結衣「気のせいだ」

妙に勘が鋭い時があるな京子は。
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 00:26:13.38 ID:glveFtS50
ちなつ「大丈夫ですよ。きっとまだ希望はありますから」

京子「そんな哀れむような目で見ないでください!同情しないでください!逆に傷つきます!」

ちなつ「そんな哀れむ目なんてしてませんよ? 私の分けて上げましょうか?」

今度はニヤニヤとして京子に詰め寄る。ちなつちゃん顔に似合わずSだな。

小悪魔的恐ろしさを醸し出している。

正直今のちなつちゃんと対等に渡り合えるだろうか? 私まで言いくるめられそうだ。

そう考えると毎日小悪魔なちなつちゃんと一緒にいるあかりがすごい頼もしい存在に思えてきた。

京子「チクショー! ちなつちゃんはある組だからって調子に乗りやがってぇ! だいたいなんでそんな大きくなってるの?! 中1の時とかぺったんこだったじゃん!」

ちなつ「いつの話してるんですか? 京子先輩が卒業してから色々と育ったんですよ♪ どうです? 羨ましいでしょ」

京子「ぐぬぬ……」

不敵に微笑むちなつちゃん。確かにちなつちゃんの体つきは京子が羨ましがるのが納得できる魅力を秘めていた。

身長は前からそんなに変わらないのに出るところはしっかり出ている。私と同じかそれ以上あるかもしれない。

それくらい豊満な胸をちなつちゃんは持っていた。

お尻も可愛いお尻をしていて、顔つきはまだまだ幼さが残るのに、大人な体つきが何とも言えないエロスを醸し出していた。
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 00:27:03.21 ID:glveFtS50
京子「結衣、ちなつちゃん見る目がエロい」

結衣「んな! そ、そんなことねぇよ!」

ちなつ「まぁ! 結衣先輩ったら見たいんですか? わたしのカ・ラ・ダ♪」

あかり「ダメだよ!! 例え結衣ちゃんでちなつちゃんは渡さないよ! ちなつちゃんはずっとあかりと一緒なんだから!」

京子「ヒュー!! あかりも言うようになったな〜」

ちなつちゃんの冗談を本気で受取り私の前で腕を大きく広げちなつちゃんの盾になるあかり。

少し前までいい子だけど、ドジでおっちょこちょいで妹みたいだと思ってたのに、今ちなつちゃんを守ろうとするあかりはとても頼もしく見えた。

ちなつ「もぉあかりちゃんたら冗談だよ? 冗談。本気にしちゃって可愛い!」

あかり「な、なんだぁ〜。冗談だったんだ。安心したよぉ」

ちなつ「心配しないで。私の体を好きにしていいのは……あかりちゃんだけだから、ね」

あかりの耳元でそう囁くちなつちゃんはすごく艶めかしい。

べつにただ会話しているだけなのに、その一言やちょっとした言動が妙にエロい。
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 00:28:11.14 ID:glveFtS50
京子「ねぇ……やっぱりあかりとちなつちゃんって?」

ちなつ「付き合ってますよ。今じゃあかりちゃんは私を支えて守ってくれる大切なパートナーです。頼りないように見えて、実はしっかりしていてカッコいいんですよ、あかりちゃんは」

あかり「そんな、照れるよぉ」

なんだかいつの間に2人の間にピンク色の空間ができている。

なんとなく、そうなるんじゃないかなとは思っていたけど、やっぱりあかりがちなつちゃんの恋人になったんだ。

ありがとう、あかり。ちなつちゃんと一緒にいてくれて。

私に直接言える義理はないから、そう心の中で呟いた。
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 00:29:03.25 ID:glveFtS50
ちなつ「結衣先輩にフラれても私はいつも通り振る舞いました。結衣先輩や京子先輩に迷惑はかけたくなかったから。けど、あかりちゃんだけは騙せなくて、あかりがずっと一緒にいるから大丈夫、だから無理して強く振る舞わないでもいいんだよ。って言われた時はわんわん泣きましたよ。それだけあかりちゃんは私のことを見ていてくれて、大切に思っていてくれたんです」

あかり「ちなつちゃん。恥ずかしいからその辺で止めにしようよぉ!」

ちなつ「ごめんね! ちょっとした報告と自慢だから。結衣先輩以上に素敵な人を見つけたよっていう」

私より素敵な人か。あかりなら間違えなくちなつちゃんを幸せにできると思う。

よかった、本当によかった、ちなつちゃんが笑顔でいてくれて。

フッた私や、私と付き合っている京子からはどうしてもちなつちゃんに何か言うこともできなくて、気丈に振る舞うちなつちゃんに甘えてた。

そんなちなつちゃんをあかりは救い出してくれたんだ。

そりゃあかりが頼もしく見えるわけだ。あかりはちなつちゃんを救いだした、ちなつちゃん風に言えば王子様ってことになるんだから。
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 00:31:02.52 ID:glveFtS50
京子「あかりお前カッコいいな!! 結衣と同じくらいカッコいいよ!!」

あかり「京子ちゃんまで。えへへ、ありがと!」

京子「ところでさ、2人って使い始めて1年は過ぎてるよね?」

ちなつ「そうですね……。結衣先輩にフられた後でだから、2年生の7月頃ですね」

京子「ふ〜む……そうか」

真剣な表情で考え込む京子。なぜだろう、京子の真剣さとは反対に私は嫌な予感しかしない。

京子「……ちなつちゃんがおっぱい大きくなったのって、あかりに揉まれたから?」

結衣「京子おおおぉおぉぉ!!」

とりあえず京子の頭に一発軽くゲンコツ。まったく何聞いてるんだこいつは!

京子「イテテ……で、そこんとこどうなのちなつちゃん?!」

結衣「まだ聞くかお前は」

ちなつ「う〜ん……どうでしょうね〜。別に京子先輩に言う義理なんてないですし。それにあかりちゃんは手でバツってして言うなってしてますよ」

京子「そうだよな〜やっぱムリだよな〜」

結衣「当たり前だ馬鹿」



ちなつ「でも1つだけ言うのなら……あかりちゃん見た目とは違って激しかったですよ♪」



結京「………あっ……」

言葉を失い固まる私たち。私たちは同じタイミングであかりの方を見る。

そこにはゆでダコのように顔を真っ赤にしてあたふたしているあかりがいた。
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 00:32:23.62 ID:glveFtS50
ふむ、人ってここまで真っ赤になるもんなんだ、と他人事のようにしみじみと思ってしまった。

京子「でも結衣と初めてした時、結衣も同じくらい真っ赤だったよ」

余計なことを耳元で呟かなくていい恥ずかしいから、忘れてくださいそれは。

あかり「ち、ちちちちちなつちゃん!! なんてこと言うのぉ!?」

ちなつ「あかりちゃんったら照れちゃって可愛い。こんなにも天使なあかりちゃんも夜になればオオカミさんなの、キャ♪」

あかりがオオカミさんね〜。人は見かけによらないというがあかりは意外とムッツリなのかもしれない。

だけどちなつちゃんにからかわれて遊ばれているあたりまだまだ普段はちなつちゃんの方が1枚上手なんだろうな。

京子「私たちの知ってる……あかりはもういないんだな〜」

どこか遠い目をして呟く京子。いや、あかりは大人になっただけでいつも通りだからな。

京子「あかりやちなつちゃんも大人の階段登っちゃったんだね。お姉さんは複雑な思いだよ」

結衣「1つしか違わないだろ。でも、確かに大人っぽくなったよね。京子とは違って」

京子「なんですと!」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 00:32:58.24 ID:glveFtS50
心外だと言わんばかりの表情を浮かべる京子。

けど、中学時代から身長も変わらない、ちなつちゃんからスリーサイズも殆ど変りないって言われるんだから仕方ない。

結衣「二人とも身長は今いくつになったの?」

ちなつ「私は151センチですね。少し伸びましたが、まだ伸びる可能性ありです」

あかり「あかりは159センチだよ。もう今じゃ京子ちゃんより高いよ!」

京子「なん……だと……?!」

結衣「あかり、京子と並んでみてくれないか? ほら京子もしゃんと立って」

あかりと京子が肩を揃えて並ぶ。

結衣「おぉ……これは……」

ちなつ「こう見ると予想以上ですね」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 00:33:53.33 ID:glveFtS50
京子より身長の高いあかり。

それに大人っぽくなり、可愛らしかった顔立ちは、しゅっと綺麗なりホントにあかねさんに似ている。

なによりスタイルも京子よりいい。平均より少し上って感じかな? 美人姉妹とは赤座家のレベル高いな。

それとは逆に京子は見事に変わらない。身長もさることながら、おっぱいも可愛いぺたんこで、顔つきもまだまだ幼さが残っている。

京子は気にするかもしれないが、私はこのまま可愛い状態をキープしてほしい。

グラマーな京子なんて想像できないからな。それはそれで悪くないのかもしれんが。

京子「まぁ身長の方はあかりが高くても、お姉さんオーラは私の方があふれてるだろ?」

ドヤ顔で的外れなことを言う京子。こういうところも可愛いんだからこいつは。

ちなつ「え? この絵図だとどう見てもあかりちゃんがお姉さんなんですけど」

京子「……はい?」

ちなつ「身長は当然として、顔つきも京子先輩のような童顔と違ってあかりちゃんの方が大人ですし……スリーサイズあかりちゃんの方が圧倒的に上ですよ」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 00:34:37.52 ID:glveFtS50
うわ〜!容赦ないなちなつちゃん!完膚なきまでに京子を打ちのめしている。

その証拠に京子もわなわなと震えている。やっぱりショックだったのか?

結衣「そんなに気にする必要はないよ。京子は今のままで十分可愛いから……って京子?」

京子「うわあああん! ちなつちゃんのバカァ〜! 結衣愛してる〜! あと、アッカリーン!!」

結衣「は?」

訳の分からない捨て台詞を残して部室を飛び出していった京子。

あかり「……はッ!! ま、待って京子ちゃん! 待っててばぁ〜!」

慌てて追いかけて行くあかり。なんだか懐かしいな。この騒がしさ。

ちなつ「やっぱりごらく部は楽しいですね」

結衣「あぁ。それにしてもちなつちゃん今のわざと言ったでしょ?」

ちなつ「てへ♪ やっぱり分かりました」

チロっと舌を出して、可愛くごめんなさいのポーズをするちなつちゃん。この子は動作1つ1つ全てがあざといな

ちなつ「京子先輩イジると楽しいんですよ〜。S心をくすぐられるというか、結衣先輩が京子先輩を虐めて辱める気持ちが分かります」

結衣「なんで知ってるのちなつちゃん!?」

ちなつ「……あ〜本当に京子先輩を辱めてるんですね……」

結衣「ん? ああああぁ!!しまったあぁぁ!」

鎌掛けられた! ちなつちゃん、恐ろしい子!

ちなつ「まぁ……その話はおいおい聴くとします。でも心から楽しいと思えるのは本当ですよ。これで再びごらく部が始動するんですから」

結衣「そうだね。また4人そろったんだから、昔みたいに色々と遊び倒そう!」

私たちは高校2年生になる。そして今年はあかりとちなつちゃんが新1年生として入学してくる。

今年は楽しくなりそうだ。京子のことだ、きっと綾乃たちも巻き込むだろう。

今年は遊び倒すか! いいよね、たまにはこんな1年も高校生らしくて?
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 00:36:12.77 ID:glveFtS50
終わりです

本当に短い話です

ごらく部4人がこんな感じで続いてればいいなと思いました

CP的には結京 あかちなとなります!

少しでも楽しんでいただけたなら嬉しいです
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/12(日) 00:37:03.98 ID:t2UMzyyGo
わぁい
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/12(日) 00:38:10.69 ID:t2UMzyyGo
ああ終わりかおっつりん
これからはガチ百合な高校生活ですかね
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/12(日) 00:57:11.28 ID:9dZiGWlqo
おつ
生徒会組もきっとおんなじ学校にいるんだろうな
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/05/12(日) 03:16:07.72 ID:NDYB/Rx3o
次は初っぱなからちなあか頼む
結京になった余りでちなあかは何か嫌だ
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