上条「上条なんでもお悩み解決室？」白垣根「ええ」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 ： ◆ZgrUZfIj.. [sage saga]：2013/05/13(月) 00:39:58.74 ID:/dga8WI40

注意事項。

・新約七巻ネタあり。
ネタバレを避けたい人はそっと閉じて下さい。

・ここでの垣根は白垣根です。

・もしかしたらネタが被っていたり、同じようなSSがあるかも知れませんがあしからず。

・話の流れで、恋愛描写があるかもしれません。

その点を踏まえて、お願い致します。


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1.5 ：荒巻＠管理人★(お知らせ) [Twitter]： ID:???

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2 ： ◆ZgrUZfIj.. [sage saga]：2013/05/13(月) 00:40:31.35 ID:/dga8WI40

第一話『黒猫探しの小さな事件』





上条「上条？」

上条「なんだそれ」

白垣根『要するに、学園都市の上層部が出した課題のようなものですね。どうやら、その善性をもっと発揮してほしいっていう前向きな』

上条「まぁ、それはいいんだけどさ。ていうか上条さん単位ヤバいんですけど」

白垣根『その辺は風紀委員的なポジションにされるそうなので。内申点も向上しますし、大きな依頼では謝礼も出るとか』

上条「……じゃあやってみるか。でも俺一人じゃ少し無理があるだろ」

白垣根『その為に、私が駆りだされたんです』

上条「へ？　アンタがそのなんとか解決室のメンバーって事か？」

白垣根『どうやらそのようで。博覧百科で面識が会った事が理由らしいですね』

上条「ああ……あの一件か」

白垣根『しかし、なんでもお悩み解決室のメンバーが二人とは少し寂しいですね。あと二人は欲しい所ですが、それはおいおい探していっても問題ないでしょう』

上条「っていうかフレメアって子の護衛に居なくていいのか？」

白垣根『私の複製体を付けさせています。敵を感知すると自動に交戦するシステムになってますが、私よりはかなり劣るスペックなのが玉に瑕ですね』

上条「それならいいんだけどさ……」

白垣根『いざとなれば飛んで向かいますから』

上条「まぁ浜面達も見守っているらしいし、安心かな？」

白垣根『そうですね』

上条「……本題に戻るか。上条なんでもお悩み解決室なんて言ってたけど、どうするんだよ？」

3 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/13(月) 00:41:29.80 ID:zSgrS5OW0

一方verがあるぜい

読んどくといいニャー

お悩み相談ダイヤル

4 ： ◆ZgrUZfIj.. [saga]：2013/05/13(月) 00:41:36.20 ID:/dga8WI40

白垣根『その辺については私も詳しくは知らされていないのですよ。事務所は第七学区の雑居ビルに構えるそうです』

上条「そうか。家から近いと引っ越さないでいいんだが」

白垣根『それ程の距離ではないと思いますが』

上条「そうか、安心したぜ」

白垣根『では、例の解決室へ向かいましょうか』


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

（事務所内）

上条「へぇ、以外に広いんだな」

垣根『まぁ、ここに家具も置くんでかなり狭くなるとは思いますが十分ですね』

上条「家具？　家具なんているのか？」

垣根『必要最低限、ソファや机、冷蔵庫などは欲しいところです』

上条「まぁ、それは要るかもしんないな」

垣根『部屋を装飾する飾りみたいなもの欲しいですね。一応、依頼内容はここで聞くので』

上条「うーん、家から持ってくるわけにはいかねぇしなぁ。アンタの家にはないのか？」

垣根『私には家はありませんので。しかし上層部から貰った予算があるのでなんとかなるかと』

上条「そうか。じゃあ家具を買いに行こうぜ」

垣根『もう完全下校時刻が近いです。今から買いに行っても明日来いなんて言われるだけですよ。こういう時にネットで注文するほうが得策です』

上条「でもウチにパソコンはないんだけど」

垣根『今は携帯電話でもインターネットが接続できるでしょう。それを使います』

上条「分かった。帰ったら注文しておくよ」

垣根『ああ、後。この部屋に合った感じで。茶色や黒色などが好みですが、あなたのセンスに任せます』

上条「りょーかい。あんま期待しないでくれよ？」

垣根『はい。それと、机は既に手配済みですので。冷蔵庫は今度、電気屋を見て回りましょう』

上条「ん。じゃあな、同居人がうるさいから帰るよ」

垣根『わかりました。また何かあれば連絡します』

5 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/13(月) 00:42:00.06 ID:fsUV3ek10

超期待

6 ： ◆ZgrUZfIj.. [saga]：2013/05/13(月) 00:42:37.41 ID:/dga8WI40

（上条家）


上条「ふぅー、ただいまー」

インデックス「おかえりー」

上条「おう、今日は大人しくしてたか？」

インデックス「むっ、それだと私がいっつも大人しくしてないみたいじゃない！」

上条「一応確認の為だよ……」

インデックス「あ、そうそう。とうま宛に手紙がきてたんだよ」

上条「ん？　手紙かぁ。今時珍しい」

インデックス「で？　なんて書いてあったの？」

上条「えーと、ちょっと待てよー？」

『拝啓、上条当麻殿。
学園都市外務担当の山下と申します。統括理事会の一員、貝継の代筆です。
第二位、垣根帝督殿よりお話は伺っているでしょうが、一応記しておきます。
上条当麻殿にやってもらいたいのは、『慈善活動』です。
『なんでもお悩み解決室』なるものを設立し、学園都市で風紀委員が管理していない、もしくはそれほどのことでもないような悩みを解決する慈善活動です。
依頼主によって謝礼が出ることもあるでしょうが、基本的にはボランティアと同じ感覚です。
新たなる治安維持組織として『解決者（スキルソルバー）』を設立いたしました。
何卒よろしくお願いいたします』


上条「……」

インデックス「ねぇとうま。このすきるそるばーってのは何？」

上条「さぁ俺にもさっぱりだ。……さ、飯にしようぜ！」

インデックス「とうま、今日の晩御飯は？」

上条「そうだなー、今日はたまたま卵が安く買えたからオムライスなんてどうだね」

インデックス「おお！　久々の卵料理なんだよ！」

上条「よぉーし！　上条さん頑張っちゃいますよ！」

……………

………

……

…


上条「ふぅー、久々に食ったなぁ」

インデックス「もう入らないんだよ」

上条「お前は食べ過ぎだ」

インデックス「スフィンクスも食べ終わったみたいだね」

上条「猫は気楽でいいよなぁ」

インデックス「猫には猫にしかわからない悩みがあるんだよ。きっと」

上条「そういうモンかねぇ」

インデックス「そういうものなんだよ」

7 ： ◆ZgrUZfIj.. [saga]：2013/05/13(月) 00:43:07.81 ID:/dga8WI40

上条「……はっ！　幸福感に包まれて寝る所だった……。洗い物をちゃっちゃっと終わらせて風呂入って寝るかぁ」

インデックス「じゃあ先に入っておくんだよ。行こうかスフィンクス」

上条「いってらー」

上条「つーか今日は不幸ってあんま叫ばなかったな。卵は偶然安かったし、いつもの不幸もなかったし。偶にはこういう日もあっていいよな」


ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

上条「ん？　こんな時間に誰だ？」

上条「はーい、どちら様ですか？」ｶﾞﾁｬｯ

御坂妹「こんばんわ、とミサカは挨拶をします」

上条「御坂……妹？」

御坂妹「はい、そうです、とミサカはあなたの質問に返答します」

上条「で、何のようなんだ？」

御坂妹「あなたが『なんでもお悩み解決室』なるものを設立したと聴いて、少しお願いをきいてもらいたいと思いここまで来ました、」

上条「えー、もう知れ渡ってんのかよ……」

御坂妹「いえ、ミサカはカエル顔の医者に聴いただけなので知っている人はそう多くないと、ミサカは推測します」

上条「そのお願いってのは？」

御坂妹「いぬを探して欲しいのです」

上条「犬？　お前犬なんて飼ってたのか？」

御坂妹「今、あなたはドッグの方の犬を思い浮かべたのでしょうが、ミサカは言っているのはいぬという黒猫です、とミサカは訂正を求めます」

上条「あー、あれか。で？　そのいぬがどうしたんだ？」

御坂妹「昨晩から行方不明なのです、とミサカは目を伏せて少し涙目になります」

上条「わかった、今日は遅いからな。暗いし、黒猫なら尚更見つかりにくい。明日保健所やら保護されてないかを調べておくよ」

御坂妹「お願いします。ああ、それと。特徴は首輪にゲコ太ストラップがついてます、とミサカはいぬの特徴をあなたに報告します」

上条「ああ、任せとけ」

8 ： ◆ZgrUZfIj.. [saga]：2013/05/13(月) 00:43:34.61 ID:/dga8WI40

御坂妹「ああ、それと。謝礼はこれでどうですか？」ｺﾞｿｺﾞｿ

上条「なんだ……これ？　キーホルダーか？　っていうかこれってあれじゃ……」

御坂妹「あなたもご存知のお姉様が集めているお子様グッズ『ゲコ太』です。あなたにはミサカといぬとおそろいのケロヨンストラップを謝礼とします」

上条「……まぁ、御坂に登録して貰ったゲコ太？ストラップはロシアかどこかで千切れたしな」

御坂妹「そうですか、とミサカは感情をあらわにします」ﾑｯ

上条「？　ああ、ほら。今日は遅いから帰れよ？　な？」

御坂妹「そうですね。無断で抜けてきたので説教される前に、病院に戻るとします」


（翌日）

上条「黒猫なんてそう簡単には見つからねーよな」

上条「そういや、アイツの名前聞き忘れたなぁ。まぁ連絡先は知ってるんだし、取り敢えず協力を求めるか」

上条「えーとこれでよかったか……？」ﾌﾟﾙﾙ

垣根『はい、垣根帝督です』

上条「ああ、アンタか」

垣根『上条さんですか。何用ですか？』

上条「いや昨晩、知人から猫を探してほしいって言われてな。でもこの広い学園都市で手掛かりもなしに探すのは無謀だと思って助けを求めたんだが」

垣根『黒猫……ですか？　黒猫だけなら山ほど居ますが特徴のようなものは？」

上条「名前がいぬって言ってな。あとは首輪にゲコ太っていうカエルの人形がついてるって言ってたぞ」

9 ： ◆ZgrUZfIj.. [saga]：2013/05/13(月) 00:44:06.16 ID:/dga8WI40

垣根『いぬ……。凄い名前ですね』

上条「ああ、俺も探してるんだがなかなか見つからなくてな」

垣根『電話をかけている時点で、それは予想出来ます。私の複製体を何体から街へ放ち、そこから情報を集めていくことにしましょう』

上条「なぁ、前から思ってたんだが複製体ってなんなんだ？　それとアンタの名前も教えてくれないか？」

垣根『ご存知ありませんでしたか。私の名前は垣根帝督。複製体というのは私の能力で作ったものです』

上条「そうか。垣根、改めてよろしくな。それでなんていう能力名なんだ？」

垣根『未元物質、能力値は超能力者で序列は第二位です』

上条「は？　垣根が、学園都市の第二位？」

垣根『そうです』

上条「じゃあ一方通行とか御坂とかも知ってるのか？」

垣根『一方通行は知っていますが、御坂と言うのは妹達の素体である第三位の超電磁砲の事ですか？』

上条「面識はないのか……」

垣根『ええ。妹達については一端覧祭で垣根帝督が一方通行に妹達のトラウマをついた攻撃を行なっていた記憶があるので』

上条「？　他人事みたいだな」

垣根『他人事であって他人事ではないのですよ。私は垣根帝督ですが、一端覧祭で主導権を握っていたのも垣根帝督です』

上条「な、なんか垣根帝督がゲシュタルト崩壊してきたんだが……」

垣根『その辺はまた、話す機会があれば』

上条「ああ。俺はまだ当たってない保健所とか警備員を当たってみるよ」

垣根『わかりました』ﾌﾟﾂｯ

10 ： ◆ZgrUZfIj.. [saga]：2013/05/13(月) 00:44:35.09 ID:/dga8WI40

上条「さて……」

上条「取り敢えず、黄泉川先生を当たるか」





（とある高校の職員室）

上条「黄泉川先生、ちょっと話があるんですが」

黄泉川「ん？　お前は月詠先生んトコの悪ガキじゃん。どうした？」

上条「その、友人が黒猫を飼っていて、一昨日の夜から帰ってこないらしいんですよ」

黄泉川「黒猫……そういえば昨日の昼頃に第九学区の生徒が黒猫を拾ったっていう報告があったじゃん」

上条「もしかしたらそれかも知れません！」

黄泉川「そうか。だか私の管轄じゃないから、第九学区管轄の知り合いに訊いといてやるじゃんよ」

上条「ありがとうございます！」

黄泉川「もしかしたら少し遅くなるかもしれないが、月詠先生から連絡が回ってくると思う」

上条「はい」

黄泉川「まぁ黒猫探しもいいが、次の定期テストは赤点は回避しておけよ？　よく職員会議で名前があがってるじゃんよー」

上条「え」

黄泉川「何度か留年危機だったじゃん。まぁその度に月詠先生がフォローしてるけど」

上条「小萌先生……」ｼﾞｰﾝ

11 ： ◆ZgrUZfIj.. [saga]：2013/05/13(月) 00:45:19.81 ID:/dga8WI40

黄泉川「次、赤点が一個でもあればこの黄泉川先生と災誤先生で補修地獄じゃん」

上条「それは勘弁して下さい」

黄泉川「そうならないようにも、しっかり勉強するじゃんよー！」ｶﾞﾗｯ

上条「はぁ、不幸だ」

上条「さて、黄泉川先生に連絡は頼んだし。後は待つだけだな」ﾌﾟﾙﾙ

上条「ん？　電話か？」

上条「インデックス……か。珍しいな」

上条「どうした？」

インデックス『あ、あ、あわわ、と、とうまだよね？』

上条「そうだけど」

インデックス『はぁ、使い方は間違ってなかったんだよ』ﾎｯ

上条「どうしたんだ？」

インデックス『それがね？　スフィンクスがどこかに行っちゃったんだよ』

上条「そのうち帰ってくるんじゃないか？」

インデックス『ううん。もうすぐご飯なのに帰ってこない』

12 ： ◆ZgrUZfIj.. [saga]：2013/05/13(月) 00:45:45.64 ID:/dga8WI40

上条「心配だな……」

インデックス『クールビューティーの黒猫を探してるんだよね？　ついでに探して欲しいかも』

上条「ああ分かった。ご飯はどうする？」

インデックス『あんまり食欲ないから、カップラーメンだけで済ましておくかも』

上条「あ、ああ」

インデックス『じゃあね、とうま』ﾌﾞﾁｯ

上条「あいつが食欲ないなんて、珍しいな。風邪でも引いたんだろうか」

上条「まぁ気兼ねなく探せるから、良かったっていったちゃあ良かったのかもな」





（第七学区のとある街路地）

垣根『この三毛猫は一体……』

スフィンクス「にゃぁ」

垣根『黒猫ではなく、三毛猫を拾ってしまいましたね。ネームプレートには……スフィンクス？』

スフィンクス「にゃあお」

垣根『三毛猫の雄ですか。希少ですね』

垣根『警備員に連絡して、保護してもらうのが一番でしょうか』

スフィンクス「にゃっ」ﾋﾟｮﾝ

垣根『どこに行くんですか？』

13 ： ◆ZgrUZfIj.. [saga]：2013/05/13(月) 00:46:14.58 ID:/dga8WI40

垣根『こんな裏路地、スキルアウトくらいしか居ませんよ？』ｶﾞｻｻｯ

垣根『……誰か居ますね』

「……猫……能力者か……たぞ」

「……すか？」

「いや……に連絡……あるぞ」

垣根（聞き取れませんが、どうやら二人組のようです）

「……るんだ！」

「……！」

「……い」

垣根（聞き取れたワードは『猫』『能力者』）

垣根（私達の黒猫探し……偶然でしょうか）

垣根（意図的ななにかがある？）

垣根（……！　解散するようですね、一旦退散しましょう）

垣根『あの三毛猫はどこに行ったんでしょうか？』

14 ： ◆ZgrUZfIj.. [saga]：2013/05/13(月) 00:46:41.35 ID:/dga8WI40

（第七学区の大通り）


上条「うーん、スフィンクス見つからねーなぁ」

上条「つーか、どうすんだよ……」

上条「……そうだ！」ｷｭﾋﾟｰﾝ！

上条「結構情報集めが得意なやついるじゃないか！」

上条「でも連絡先知らないし……あいつに訊くか」ﾋﾟｯﾋﾟｯ

上条「出るかなぁ」ﾌﾟﾙﾙ




（常盤台の寮）

御坂「あ、アイツから電話っ！？」

御坂「な、なんの用かな？」

御坂「は、はい！もしもし！」

上条『おう御坂か』

御坂「ど、どうしたの？」

上条『ちょっとだけ訊きたいことがあるんだけどさ』

御坂「訊きたいこと？」

上条『えーと、常盤台の第五位ってなんつったっけ？　そうだ食蜂操祈だ。あいつの連絡先教えてもらえねーか？』

御坂「……食蜂操祈の？」

上条『ああ、ちょっと頼み事があってな』

御坂「頼み事って何よ」

上条『ウチの猫が居なくなってさ。それで探してもらおうと思って。あいつの捜索力でなんとかなるだろ？』

御坂「いいけど……アイツが第五位ってなんで知ってるのよ」

上条『えーと、ほら。俺が学舎の園で変態扱いされた時に自己紹介されたんだよ。それで色々行動しててさ』

御坂「あー、あの事件ね。……はぁ。アンタの事だから大丈夫だと思うけどくれぐれも変なことはしないように」

上条『分かってるよ』

御坂「メールで送るわ」

15 ： ◆ZgrUZfIj.. [saga]：2013/05/13(月) 00:47:07.65 ID:/dga8WI40

上条『助かる』

御坂「ああ、私の方でも時間があったら探しとく。黒子も風紀委員の仕事の一環だと思うし、声はかけとくわ」

上条『御坂様……っ！　じゃあまた今度クレープでも奢るよ』

御坂「っ！？」

上条『じゃーなぁ。頼みましたぞ』ﾌﾞﾁｯ

御坂（これってデートの誘い？　よ、）

御坂「っしゃあああァ！」

御坂「……っと浮かれてる場合じゃなくて。とっとと送ってしまわないと。電話番号だけでもいいわよね」ﾋﾟｯﾋﾟｯ

御坂「送信完了ーっと。後は黒子が帰ってくるのを待って、私は課題のレポートでも終わらせとくか」




（戻って大通り）

上条「お、来た来た」

上条「メールアドレスは……ないな。まぁ電話番号だけでも支障はないよな」

上条「早速」ﾋﾟｯﾋﾟｯ

上条「……」ﾌﾟﾙﾙ

食蜂『はぁい、もしもし？』

上条「もしもし？　俺だけど、上条」

食蜂『上条さん？　私上条さんに電話番号教えた記憶がないんだけどお」

上条「ああ、御坂に教えてもらったんだ」

16 ： ◆ZgrUZfIj.. [saga]：2013/05/13(月) 00:47:42.33 ID:/dga8WI40

食蜂『ふぅん。御坂さんにねぇ』

上条「ああ。折り入って頼みが有るんだが……」

食蜂『頼み？』

上条「うちの猫が居なくなってさ。ちょっと食蜂の能力で探すのを手伝ってくれないか？」

食蜂『うーん、別にいいんだけどぉ。私、学舎の園から簡単には出れないし出る気もないし』

上条「そうか……」

食蜂『過去に動物が紛れ込んだ事例もあるし、何人かその猫を探すために操っておくわあ』

上条「……俺の頼みって今思うと大変なことをさせてるよな。主に操られる人に」

食蜂『そうねえ』

上条「忘れてくれ」

食蜂『くすくす。冗談。気が向いたら探しておくわあ』

食蜂『またねえ』ﾌﾞﾁｯ

上条「……」ﾌｩ

上条「ほんと、何考えてるかわかんねぇよなぁ」

17 ： ◆ZgrUZfIj.. [saga]：2013/05/13(月) 00:49:43.31 ID:/dga8WI40

今日の所は終わりです、
>>3
ありがとうございます。
冒頭部分だけ覗いて来ましたが、面白そうでした。
このSSはあまりギャグ的なものを入れていないので、あのSSとは少し違ったものになりそうです。

18 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/13(月) 00:49:54.54 ID:fJPnxIKco

乙

19 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/13(月) 00:52:38.59 ID:fsUV3ek10

乙です
似たような題材使えない決まりは無いだろうから
楽しみにしてる

20 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/13(月) 00:52:58.63 ID:Wyzpxxq1o

乙

21 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/05/13(月) 01:24:46.55 ID:pky+AnE30

乙！！！

俺も新約７巻読んだ！
早くも最新刊を元にしたＳＳが出て来たか！
期待！！

22 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/13(月) 05:58:45.05 ID:x87KNGeDO

上条さんと白垣根だと普段はほのぼのしそう
いいひとコンビは癒される

23 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/13(月) 08:04:53.95 ID:wnD/rDdGo

それより、白いカブトムシのキーホルダー販売しろよ！
抱き枕サイズのぬいるぐみでも構わんから！

24 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/13(月) 11:06:42.37 ID:8tG9B3ato

みさきちをたくさん出してくれれば俺得

25 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/13(月) 11:44:48.89 ID:zdyKcdYmo

乙

上条さんのゲコ太ストラップは、美琴が拾って上条さんに返したはず

26 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/13(月) 16:00:28.03 ID:zsXySVBs0

乙。
新訳7巻のみさきちは初代上条さんの知り合いっぽいようなこと言ってたけど、このssではどっちです？

27 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/05/13(月) 17:43:42.01 ID:ugA34tjp0

乙
>>23には超同意


あと白垣根を見た一方さんやアイテムの反応が気になる
麦野は鳥肌が立ちそう……

28 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/05/13(月) 21:06:57.44 ID:r6oZp/OAo

それより白垣根さんと初春さんが遭遇したらどうなるんだろうか。

29 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/05/16(木) 03:55:37.37 ID:q3oEe3lb0

新約7巻の上条＆白垣根の共闘は良かった