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小鳥「音無小鳥、推定18歳です……」 -
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1 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/06(木) 23:16:34.69 ID:2vn/rUrP0
小鳥「お、おはようございます……」
P「おはようございます、音な……ん?」
P「え〜と、君は?」
小鳥「……」
P(歳は17、8ぐらい?ずいぶん可愛い子だし、アイドル志望か?)
P(でも、髪型といい口元のホクロといい、音無さんにそっくりだよな)
P(カチューシャも同じだし……ていうか事務員服??)
小鳥「わ、私は」
P「音無さんの身内の方かな?妹さんがいるとは聞いてないけど」
小鳥「いえ、その……」
P「だいたい、なんで会社の制服を部外者に貸してるんだ、あの人は?」
P「自分がサボるための身代わりに?いや、いくら似てるからってさすがに……」
小鳥「ち、違います!」
P「ん?もしかして音無さんになにかあった?」
小鳥「なにかあったといえば、あったんですが……」
P「え?まさか事故とか病気とか!?」
小鳥「いえ、そうじゃなくて」
P「?」
小鳥「私が、その……音無小鳥本人です……」
P「は?」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1370528194
1.5 :
荒巻@管理人★
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ミア「歩夢・・・辛かったな・・・」ナデナデ歩夢「ミアちゃん・・・うぅ・・・」 @ 2024/11/22(金) 00:59:47.53 ID:w7bhdEV4O
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1732204787/
ちんぽいぬ @ 2024/11/21(木) 22:13:45.60 ID:BuRqeSctO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1732194825/
無くても死にはしないけどある方が安心する気がしないでもない @ 2024/11/21(木) 02:19:47.82 ID:SZfofcdIo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1732123187/
阿笠「KAT-TUN以降のジャニーズはよく分からんのう」 @ 2024/11/21(木) 00:04:50.40 ID:a8SYark2O
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1732115090/
(安価&コンマ)思春期を殺した少年少女達の・・・(ガンダムW) @ 2024/11/20(水) 23:17:22.83 ID:I72L6dC90
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1732112242/
年中 @ 2024/11/20(水) 08:24:27.00 ID:9YUTh0GSo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1732058666/
■ 萌竜会 ■ @ 2024/11/20(水) 07:19:44.97 ID:8NGj5DR1o
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1732054784/
■ 萌竜会 ■ @ 2024/11/20(水) 07:19:04.43 ID:3CqDwHBKo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1732054743/
2 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/06(木) 23:18:16.09 ID:2vn/rUrP0
P「またまた、ご冗談を」
小鳥「いや、あの……信じられないのは私自身も同じなんですが」
小鳥「ほんとに本人なんです」
P「そういわれても……」
P「では万が一、あなたが音無さん本人だったとしましょう」
小鳥「万が一ではないですが、はい……」
P「つまり、急激に若返ったということですか?」
小鳥「そうです」
P「いやいや、ありえないですよね、そんなことは」
小鳥「私も半信半疑だったんですけど……」
小鳥「教えてもらったおまじないというか、儀式?を試したところ……」
P「儀式!?」
小鳥「朝起きたら……」
P「若返っていた、と?」
小鳥「はい……」
3 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/06(木) 23:19:46.61 ID:2vn/rUrP0
P「でもねぇ、あの音無さんですよ?」
小鳥「はい?」
P「念願叶って若返ったわけですよね?」
P「だとしたら、もっとこうウザいぐらいのハイテンションで」
小鳥「はい。2X歳の私なら、有頂天で我が世の春を謳歌してると思います」
P「ん〜……つまり、外見だけじゃなく、人格にも同じような変化が?」
小鳥「自分ではよくわかりませんが、たぶん……」
P「ちなみに、自分では今何歳ぐらいの認識?」
小鳥「推定18歳です……」
P「推定って……」
小鳥「なんとなく、としか言えません」
P「昨日までの記憶は?」
小鳥「あります」
P「んん〜……」
4 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/06(木) 23:23:43.32 ID:2vn/rUrP0
P「では、昨日の仕事中に読んでた薄い本のタイトルは?」
小鳥「な、なんでそれを!?ていうか、そんなこと言えません!」
P「自分で読んでたものでしょ」
P「タイトルまで知ってるなら、さすがに本人と認めざるを得ないし」
小鳥「わかりました……」
小鳥「あ、愛の木星・あまとう総受け調教編……」
P「うわぁ……」
小鳥「やっぱりこんなこと言えません!不潔です!」
P「いや、言い切ってるから」
P「確かにそんな感じのタイトルだったし、マジで音無さん本人?」
小鳥「だから、そう言ってるじゃないですか」
5 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/06(木) 23:26:57.68 ID:2vn/rUrP0
P「あ、そうだ。確かここに……あったあった」
小鳥「なんですか?」
P「音無さんのアイドル時代のピンナップ」
小鳥「!?」
P「これがちょうど18歳ぐらいだったはず」
小鳥「な、なんでそんなもの持ってるんですか!?」
P「社長の秘蔵品を譲ってもらったんですよ」
小鳥「しかも水着!?」
P「ピンナップですからねぇ。ほー、ふーん、これはこれは」
小鳥「そんな舐めまわすように見ないでください!」
P「いやぁ、じっくり観察しないと比較できないじゃないですか」
小鳥「うぅ……///」
P「う〜ん……なるほど。そっくりどころか明らかに同一人物ですね」
P「疑ってすいませんでした」
小鳥「確認できたのなら、早くそれしまってください……///」
P「まだありますよ。他のも見ますか?」
小鳥「きゃーーー!ダメですーーー!!」
6 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/06(木) 23:30:04.88 ID:2vn/rUrP0
P「うお!?」
小鳥「え……」
P(音無さん(18)が俺を止めようとして、手を握り合うような状態に……)
P(こういうとき音無さん(2X)なら……)
小鳥「あ……ご、ごめんなさい!///」パッ
P(あれ?)
小鳥「私、そんなつもりじゃ……///」
P(なにこの初々しい反応?)
P「いつもの音無さんなら「もう、プロデューサーさんってば大胆なんだから♪」とか言いながら」
P「隙あらば恋人つなぎを仕掛けてきそうなものなのに……」
小鳥「え?」
P「ははは、それは言いすぎかな」
7 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/06(木) 23:31:50.35 ID:2vn/rUrP0
小鳥「なんで……」
P「へ?」
小鳥「なんでそんな意地悪言うんですか?」グスッ
P「え、ええ?」
小鳥「私、そんなことしません……」グスッ
P(あれー?いつもと真逆の方向でめんどくさくなってますよ?)
P「やだな、冗談ですよ冗談!」
小鳥「冗談……?」
P「音無さんから手をつながれたりしたら、むしろこっちが我慢できないみたいな?」
小鳥「我慢できないほど嫌なんですか……?」グスッ
P「逆です逆!嫌どころか、そりゃ嬉しいですよ」
小鳥「え……」
P「あはは……」
小鳥「そんな……」
P「ん?」
小鳥「そんなこと言われても困ります……」
小鳥「えへへ……///」
P(可愛いけど、めんどくせー!)
8 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/06(木) 23:34:15.85 ID:2vn/rUrP0
P「で、その……儀式?を教わったのは、どこの誰からですか?」
小鳥「貴音ちゃんです」
P「あー……なるほど」
P「貴音は今日オフだったな。今から呼び出します」
小鳥「はい」
── 電話中 ──
P「貴音か?悪いなオフの朝に」
貴音『いえ、どのようなご用件でしょうか?』
P「お前、音無さんに何を教えたんだ?」
貴音『小鳥嬢に?はて、なんのことでしょう?』
P「若返った状態で、今事務所にいるんだよ」
貴音『なんと?まさか本当に効果があるとは』
P「は?」
9 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/06(木) 23:36:39.73 ID:2vn/rUrP0
貴音『我が一族に伝わる禁術中の禁術ですが、わたくしの知る限り誰ひとり成就した者は……』
P「そんなもの、なんで音無さんに教えるんだよ」
貴音『それは、とっぷしぃ』
P「ラーメンか?ラーメンなんだな?」
貴音『わ、わたくしは食べ物でそそのかされるような』
P「いいから、今すぐ事務所に来てくれ」
P「このまま放置するわけにもいかないからな」
貴音『今すぐですか?わたくし、本日は新たなるらぁめんとの出会いを求めて』
P「仕事が終わってから俺が奢る。好きな店でいい」
貴音『なんと……!?か、替え玉は?』
P「無制限だ」
貴音『ま、まことですか!?』
貴音『あ、いえ……あなた様の頼みとあれば断れません。今すぐ参ります』
P「お、おう、待ってるぞ」
ピッ
P「世間知らずな上に食い物で釣られるとか、保護者としては不安な限りだな」
10 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/06(木) 23:38:25.39 ID:2vn/rUrP0
小鳥「あの、貴音ちゃんは?」
P「すぐ来るそうです」
小鳥「そうですか、ありがとうございます」
P「そういえば、確認し忘れてましたが……」
小鳥「はい?」
P「元の年齢……というか姿に戻るってことでいいんですか?」
P「音無さんとしては、今の状況は念願だったわけですよね?」
小鳥「そうですね……私自身は、正直なんの感慨もないんですが」
P「ああ、人格も年相応になってるわけですからね」
小鳥「ただ……音無小鳥という人間が2X歳という事実は変わらないですから」
小鳥「この姿のままだと、これから色々と困ることもあると思うんです」
P「確かに、本人確認でいくら若く見えると言い張っても、限度がありますからね」
小鳥「ええ。でも……」
P「でも?」
小鳥「私が、その……なぜそこまでして若返りたいと思ったかが、ですね……」
P「女性の普遍的な願いとしてではなく?」
小鳥「それももちろんあるんですが……えと///」
P「?」
小鳥「年齢が引け目になっているというか……///」
P「引け目?」
小鳥「は、はい……///」チラッ
P(え、なにこの上目遣い?俺ちょっと流されそうなんですけど)
P(頑張れ自制心!)
11 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/06(木) 23:40:46.50 ID:2vn/rUrP0
ガチャッ
亜真美「「おっはよー!」」
P「おう、おはよう亜美、真美」
P「(この面倒なときに、よりによってこの二人か)ふぅ……」
亜美「おお?いきなりため息とは、ご挨拶ですなぁ」
真美「それは感じ悪いよ、兄ちゃん」
P「ああ、すまんすまん。ちょっと今ゴタゴタしててな」
真美「ふ〜ん?」
亜美「あれ?ピヨちゃんいるじゃん。なに黙って……んん?」
小鳥「!」ビクッ
真美「どったの?……おお!?」
亜美「だ、誰このお姉ちゃん?ピヨちゃんにそっくりだけど」
P「ああ……ええと」
真美「ピヨちゃんの妹?それにしては歳が離れてるよね」
亜美「だよね。どっちかっていうと、亜美たちのほうが近いっしょ」
小鳥「あ、あの……」
亜美「ま、まさか」
亜真美「「ピヨちゃんの娘!?」」
小鳥「ピヨォ!?」
P「そっちのほうが無理があるだろ……」
12 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/06(木) 23:42:20.93 ID:2vn/rUrP0
真美「じゃあ、このお姉ちゃんは何者なのさ!」
亜美「そーだそーだ!説明をヨーキューする!」
P「あ、ああ」
小鳥「……」
P「この人はあれだ……そう!音無さんの従姉妹だ、従姉妹」
小鳥「え?」
P「とりあえず話を合わせてください」ヒソヒソ
小鳥「わ、わかりました」ヒソヒソ
真美「なになに?内緒話?」
P「いやいや、大したことじゃないから気にするな」
亜美「ふ〜ん。でも、従姉妹にしては似すぎじゃない?」
真美「うん。ピヨちゃんをそのままJKにした感じだよね」
P「こらこら、JKなんて言葉を使うんじゃない」
真美「は〜い」
P「他人でも似てることがあるんだから、従姉妹ならそっくりでもおかしくないだろ」
亜美「そっかな〜?」
13 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/06(木) 23:44:28.26 ID:2vn/rUrP0
真美「ねーねー、お姉ちゃん名前は?」
小鳥「な、名前?」
亜美「んっふっふ〜、亜美たちがぷりちーなニックネームを考えてあげるよ」
小鳥「あの……お、音無……」
亜美「下の名前だよ、下の名前!」
真美「ユア ファーストネーム、オーケー?」
小鳥「い、Yes。えと……」チラッ
P「(俺に振るの?)ええと、この人の名前な?」
小鳥「……」
P「音無……若鳥さん?」
亜真美「「え?」」
小鳥「ええ?」
P「あ、いや……ちが」
亜真美「「焼き鳥ちん!」」
小鳥「ピヨォ!?」
14 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/06(木) 23:46:35.77 ID:2vn/rUrP0
P「ま、待て!今のはノーカンだノーカン」
亜真美「「えー」」
小鳥「焼き鳥はさすがにあんまりです……」
P「若鳥は間違いだった、うん!」
亜美「自分で言っておいて、なにいってんのさ」
真美「名前教えてくれないと焼き鳥ちんで決定だよ?」
小鳥「それだけはほんとにやめて」
P「ああ、今思い出した!いやーなんでわすれてたんだろー」
真美「棒読みだよ、兄ちゃん」
P「小鳥さん!、この人は音無小鳥さん」
小鳥「え?」
亜真美「「へ?」」
P「従姉妹だけど、音無さんと同じ名前なんだよ!ね?」
小鳥「え、ええ!音無小鳥です、音無小鳥」
15 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/06(木) 23:48:52.17 ID:2vn/rUrP0
真美「えー?そんなことあるのー?」
P「いとこの世界には色々あるんだよ」
亜美「鳥さんなら、やっぱり焼き鳥ちんでいいかな」
小鳥「……」グスッ
P(ああもう、めんどくせー!)
P「音無さんがいないあいだ、代わりに事務に入ってもらうだけだから!」
P「同じ名前なんだし、ピヨちゃんでいいだろ?な?」
真美「代わり?ピヨちゃんどったの?」
P「あ、ああ……実家のほうの用事とか」
亜美「まさか……お見合いから結婚コンボ!?」
真美「おお!?」
小鳥「違います!」
亜美「うあ!?なんでこっちのピヨちゃんが怒鳴るのさ?」
小鳥「な、なんでもないわ……ごめんね」
亜美「うん、まあいいけど」
P「そういうわけだから、二人ともよろしく頼むぞ」
小鳥「よろしくね?亜美ちゃん、真美ちゃん」
亜美「うん!よろしく新しいピヨちゃん!」
真美「よろしくね、焼きピヨちゃん!」
小鳥「ピヨッ!?」
P「焼くな!」
16 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/06(木) 23:51:02.55 ID:2vn/rUrP0
亜美「真美〜!時間までゲームしてようぜー」
真美「おー!兄ちゃんも遊ぼうよー」
P「俺は仕事」
真美「仕事を言い訳にするのはダメな大人なんだよ?」
P「それは仕事中にゲームをする言い訳にはならん」
真美「ちぇ〜、兄ちゃんのいけずー」
亜美「兄ちゃんなんかほっといて、新しいピヨちゃんと遊ぼうぜー」
真美「ピヨちゃんゲームやろ、ゲーム!」
小鳥「わ、私はゲームなんてできないから……」
亜美「えー?旧型ピヨちゃんは、亜美たちより詳しいぐらいだったよ」
小鳥「旧型って……」
P(この当時の音無さんはそうだったのか?ほんとに今とは別人だな)
真美「いいからいいから。真美たちが優しく教えてあげるからね!ぐへへ……」ニタァ
亜美「手とり足とり。ふひひ……」ニタァ
小鳥「ピイィ!?」
P「こらこら。この音無さんは、そういう冗談に慣れてないんだから」
亜美「あはは、大人ピヨちゃんとは全然違うね」
真美「ごめんね?今度はもちっと気をつけるよ」
小鳥「うん……」
亜美「じゃあ、あとで遊ぼうね、ピヨちゃん」
真美「約束だかんね」
小鳥「ええ、約束ね」
17 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/06(木) 23:53:40.79 ID:2vn/rUrP0
小鳥「あ、あの……なんだか色々と頼ってしまって……」
P「いやいや。ここの手のかかる子供たちと比べたら、なんてことも」
小鳥「そんなこと言っちゃダメです、ふふ」
P「あ、みんなには内緒で」
小鳥「ふふ、はい」
P「とりあえず、事実のまま話しても信じてもらえないでしょうから」
P「貴音以外のみんなには今の設定で通しましょう」
小鳥「そうですね」
P「ただ、社長にはどうしたものか……」
小鳥「雇用の問題ですか?」
P「ええ、俺の判断で事務員の穴埋めをしてもらいました、ってわけにはさすがに」
小鳥「そうですね……」
P「社長は一日いないはずだから、今日中に事が済めば……」
小鳥「でも、あとから話が伝わったら」
P「ん〜……貴音を交えて、正直に話すしかないでしょうかねぇ」
小鳥「信じてもらえるでしょうか?」
P「適当な嘘でごまかすほうが難しいですよ、あの人は」
小鳥「たしかに」
18 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/06(木) 23:57:15.70 ID:2vn/rUrP0
P「ところで、業務の方は大丈夫ですか?」
小鳥「ええ、覚えてますから」
P「そうは言っても勝手の違うこともあるでしょうから」
P「困ったことがあったらなんでも頼ってください」
小鳥「は、はい///」
P「なんとか今日中に解決すればいいんですけどね」
小鳥「……」
P「どうしました?」
小鳥「いえ、あの……」
小鳥「ひとつ、いいですか?」
P「はい?」
19 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/06(木) 23:58:43.84 ID:2vn/rUrP0
小鳥「あの、名前で……呼んでもらえませんか?」
P「え?小鳥さん……ってことですか?」
小鳥「今の私の感覚だと、プロデューサーさんは年上なんです」
P「18歳から見たらそうでしょうね」
小鳥「なので……さん付けも無しで」
P「ええ?呼び捨てってことですか?」
小鳥「丁寧語もやめてください」
P「それはちょっと……」
小鳥「アイドルのみんなには、そうしてるじゃないですか」ジト
P「う……あいつらは年少者なのはもちろん、立場上部下みたいなものだし」
小鳥「私も今は年下ですよ?」
P「そうは言っても、俺にとって音無さんが年上で、職場の先輩なことに変わりは……」
P「それに、ほら!あずささんも俺より年下だけどさん付けでしょ?」
小鳥「……」
P「ね?」
20 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/07(金) 00:01:09.90 ID:6DMWINiE0
小鳥「私なんて、見た目がどうでも年増扱いってことですか?」
P「ちょっ、それは」
P(あずささん、いないよな?)キョロキョロ
小鳥「……」ムッ
小鳥「……若鳥」ボソッ
P「え?」
小鳥「……焼き鳥」ボソッ
P「うぇ!?」
小鳥「私、傷つきました……」
P「そ、それとこれとは」
小鳥「一生恨みます……」
P「!?」ゾクッ
小鳥「責任とっ」
P「わ、わかりました!いや、わかった!」
P「わかったよ、俺の負けだ小鳥。これでいいんだろ?」
小鳥「ふふ、はい♪」
P「まあ、他人から見たら、このほうが自然だろうし」
P(うん、正しい判断だ、俺)
小鳥「えへへ、プロデューサーさん♪」
P「ん?なんだ小鳥?」
小鳥「///」
P「な、なに?」
小鳥「呼んでみただけです♪///」
P(マジめんどくさ可愛い。どうすんのこれ?)
21 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/06/07(金) 00:04:17.82 ID:4iih2ZQno
構わん、続けろ
22 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/07(金) 00:04:22.25 ID:6DMWINiE0
── 亜美・真美out ──
── 春香・雪歩・真in ──
春香「でも、ほんと小鳥さんにそっくりですね」
小鳥「え?ええ」
春香「あ、小鳥さんも小鳥さんか!」
春香「……あれ?音無さんが小鳥さんで小鳥さんだから、裏庭には二羽?」
春香「庭には二羽?」
小鳥「鶏じゃないんだけど……」
雪歩「は、春香ちゃん。お茶でも飲んで落ち着いて」
春香「あ、ありがと、雪歩」
雪歩「はい、プロデューサーと小鳥さんもどうぞ」
P「お、ありがとう雪歩」
小鳥「ありがとう雪歩ちゃん。いただきます」
雪歩「はい、真ちゃんも」
真「うん、ありがとう雪歩」
春香「はぁ、雪歩のお茶は落ち着く……」
小鳥「ほんと……」
雪歩「そ、そうかな?」
P「雪歩の人柄のおかげだな」
雪歩「そ、そんな……///」
雪歩「私なんて、こんなことしかできないですし……」
23 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/06/07(金) 00:06:01.71 ID:tm9lt/o1O
ピヨちゃんSSは最高や!
24 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/07(金) 00:06:17.03 ID:6DMWINiE0
P(雪歩か。マイナス思考に陥りやすいところは似てるけど……)
P(なにか違うんだよな)
P「あ、そうだ雪歩」
雪歩「はい」
P「今日のロケな、動物との触れ合いコーナーがあって……たぶん犬もいる」
雪歩「い、いいい犬ですかぁ!?」
P「そうだ。さすがにいぬ美ほどの大型犬じゃないとは思うが」
雪歩「今日は、響ちゃんは……?」
P「別の収録だな。もちろんきちんと訓練された犬だから、安全面の問題はない」
P「どうする?無理そうなら雪歩は外してもらうが」
雪歩「あ、あの……私……」
春香「大丈夫だよ、雪歩!私たちだっているんだから!」
雪歩「春香ちゃん……」
P「……」
雪歩「私……やります!やらせてください!」
P「本当に大丈夫か?」
雪歩「はい!ここで逃げ出したら、いつまで経ってもダメダメなままですから!」
P「よし、いい返事だ。でも無理はするなよ」
雪歩「は、はい!」
25 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/06/07(金) 00:07:03.01 ID:5mcmFSYPo
倍半分じゃねーか
26 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/07(金) 00:07:54.33 ID:6DMWINiE0
P(そうか、なんとなくわかった)
P(雪歩には、アイドルになった理由がある)
P(自分を変えたいという軸がブレないから、土壇場で踏みとどまれるんだ)
春香「頑張ろうね!」
雪歩「うん!」
小鳥「……」
P(音無さんには、たぶんそれがなかった)
P(アイドルになったのすら、自分の意志じゃないのかもしれない)
真「いざとなったらボクが守ってあげるよ、雪歩」
雪歩「ま、真ちゃん……///」
P(不思議だったんだ。以前社長から借りた、音無さんのアイドル時代の音源……)
P(ここの誰と比べても遜色ない……いや、頭ひとつ抜き出た歌唱力)
P(加えてこのビジュアル……アイドルとして大成しなかったなんて考えられない)
P(でも……)
真「ちょっ、雪歩!?そういうのじゃないからね?」
雪歩「真ちゃんが守ってくれるって……うふ、うふふ……」
春香「聞こえてないね……」
真「雪歩ぉ……」
27 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/07(金) 00:10:20.23 ID:6DMWINiE0
P(仮に俺が『この子』のプロデューサーだったとしても、おそらくアイドルは続けさせない)
P(ここのみんなにあるアイドルとしての軸が……『この子』にはないんだ)
P(だから、たぶん人としても脆い)
小鳥「そ、そんなこと……」
真「ん?」
P(本質的に音無さんは変わってない……今でも弱い人なんだろうな)
P(だから守ってあげたいと……いや、それは言い訳だな)
P(ははは……こんなときに自分の気持ちに気づかされるなんて)
P(……こんなときだからか)
小鳥「女の子同士でなんて、そんなこといけません!」
真「え?」
雪歩「え?」
春香「え?」
P「え?」
小鳥「え?」
28 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/07(金) 00:14:12.42 ID:6DMWINiE0
真「あ、あはは……つい、いつもの小鳥さんのつもりで」
小鳥「いつもの……」
小鳥「……」プルプル
春香「こ、小鳥さん?」
小鳥「こんなものが……」
ドサッ!
P「それは、音無さん秘蔵の薄い……」
小鳥「こんなものがあるから!」
P「お、おい小鳥!?(給湯室に?)」
小鳥「……」
カチッ…カチカチカチ……シュボッ
P「な、なにを!?」
小鳥「焚書します!」
P「本なんかコンロで燃やしたら火事になるから!」
小鳥「止めないでください!」
P「みんな止めろ!」
春雪真「「「は、はい!」」」
29 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/07(金) 00:16:57.15 ID:6DMWINiE0
─────
───
─
小鳥「お騒がせしました……」
P「いや、ははは……」
P「秘蔵本を焚書なんかされてたら、音無さんが元に戻ったときになにをしでかすか……」
小鳥「しでかっすって……」
P「ん?ああ、そうだったな」
P「なんだかもう別の人格みたいだけど、本人には違いないんだよな。ごめん」
小鳥「いえ……」
小鳥「元に……ですか」
P「?」
小鳥「あの……プロデューサーさんは、やっぱり元に戻って欲しいですか?」
P「……」
小鳥「……」
P「うん、戻って欲しいよ」
小鳥「……わかりました」
P「え?」
30 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/07(金) 00:19:54.81 ID:6DMWINiE0
春香「プロデューサーさん!そろそろ出ないと遅れますよ!」
P「おう!先に車で待っててくれ」
春香「はーい!それじゃ小鳥さん、いってきまーす!」
雪真「「いってきまーす!」」
小鳥「いってらっしゃい!」
P「そろそろ貴音が来ると思うけど、留守を任せても」
小鳥「平気です。いつものことじゃないですか」
P「え?ああ、そうだな」
P「みんなを送ったら、またすぐに戻ってくるよ」
小鳥「はい、待ってます」
P「……」
P「小鳥……」
小鳥「はい?」
P「音無さんのこと、色々とわかった気がする。ありがとな」
小鳥「ふふ、なんですそれ?お別れみたい」
P「いや、そんなつもりじゃ……」
小鳥「早く行かないと、みんな待ってますよ?」
P「ああ……それじゃ、いってきます」
小鳥「はい……気をつけて」
ガチャ…バタン
小鳥「さようなら……」
31 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/07(金) 00:24:29.91 ID:6DMWINiE0
ガチャ
貴音「よろしいのですか?」
小鳥「貴音ちゃん……」
小鳥「ええ、せっかく若返っても、プロデューサーさんに振り向いてもらえなかったら意味ないもの」
貴音「そうですか……」
小鳥「それに、もう……」
貴音「ええ、だいぶ元に戻りかかってますね」
小鳥「うん。自分でもなんとなくわかる」
貴音「禁術などといっても、所詮はまやかし……」
貴音「現し世の理に背くことなどできないのです」
小鳥「そうね。少しの間だったけど、素敵な夢を見れたわ」
小鳥「ありがとう、貴音ちゃん」
貴音「いえ、わたくしはなにも」
32 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/06/07(金) 00:26:20.03 ID:ym2CnLBo0
俺の貴音が面妖すぎてつらい
33 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/07(金) 00:26:41.97 ID:6DMWINiE0
小鳥「それにね……こんなズルしなくても、あの人を振り向かせればいいだけでしょ?」
貴音「ふふ、らいばるの多い険しい道ですよ?」
小鳥「あら、どういう意味かしら」
貴音「はて」
小鳥「うふふ……」
小鳥「……」
貴音「……」
小鳥「……っ……う、ぅ……」ポロポロ
貴音「小鳥嬢……」
ギュッ
小鳥「ひぐっ……うぁ……」ポロポロ
貴音「大丈夫、なにも心配はいりません」
貴音「あなたが消えてなくなるわけではないのですから」
小鳥「ん、わかってる……私は私だもの」
貴音「そのとおりです」
小鳥「ありがとう、貴音ちゃん……」
小鳥「ありがとう……」
小鳥「18歳の私……」
34 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/07(金) 00:29:11.96 ID:6DMWINiE0
─────
───
─
P「ただいま戻りましたー」
小鳥「おかえりなさい、プロデューサーさん」
P「あれ?音無さん……?」
P「元に戻ったんですか!」
小鳥「はい!音無小鳥2X歳、恥ずかしながら還ってまいりました!」
P「はは、おかえりなさい」
小鳥「ただいまです!」
35 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/07(金) 00:31:07.40 ID:6DMWINiE0
P「やっぱり音無さんが事務所にいると……安心しますね」
小鳥「あら?帰ってきて早々、思わせぶりですね?」
P「いや、そんなつもりじゃ……」
小鳥「ところで!」
P「はい?」
小鳥「小鳥って呼んでくれないんですか?」
P「えぇ!?いや、あれは……」
小鳥「若くなきゃダメですか?」
P「そういう意味じゃ……」
36 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/07(金) 00:32:28.46 ID:6DMWINiE0
小鳥「せっかく若返ったのに、私またアラサーに逆戻りです……」
P「そういうキャラを引きずるのはやめましょうよ……」
小鳥「プロデューサーさんのせいです……」
P「なぜ!?」
小鳥「責任とっ」
P「ああもう、わかった!わかりましたよ!」
小鳥「?」
P「その、なんですか……大台?に乗るまでにいい人がみつからなかったら……」
P「俺が責任取りますよ!」
小鳥「え……」
小鳥「ピヨっ!?///」
37 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/07(金) 00:34:43.99 ID:6DMWINiE0
小鳥「そ、そそそ、そそれって……」
P「そういう意味ですよ」
小鳥「あぅ……///」
小鳥「で、でも、もうカウントダウン入ってますよ?」
P「だったら……そう遠くないうちかもしれませんね」
小鳥「///」
小鳥「も、もう……素直じゃないですね」
P「なんですか?」
小鳥「いーえ、なんでも!」
小鳥「待ってるのは癪だから、その前に振り向かせてみせます!」
P「そうですか、頑張ってくださいね」
小鳥「言われなくても!」
38 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/07(金) 00:38:34.47 ID:6DMWINiE0
貴音「あなた様!」
P「うお!?いたのか貴音?」
貴音「いましたとも!」
貴音「約束をお忘れではありませんよね?」
P「ん?ああ、わかってるよ」
P「今日は貴音のペースにつきあってやる」
貴音「ふふ、それでこそあなた様です」
小鳥「あら〜?責任取るとか言ったそばから、他の娘とデートですかぁ?」
P「いや、デートというか……」
貴音「そのとおり、でぇとです!」
小鳥「ほほう?」
P「お、おい、貴音」
貴音「わたくしも……もちろんわたくしだけではありませんよ?」
貴音「誰ひとりとて、まだ負けを認めてはいませんから」
小鳥「ふふん、おもしろい!」
小鳥「相手が誰でも受けて立ちますよ!」
P「ええ!?」
小鳥「プロデューサーさんは誰にも渡しませんからね!」
おわり
39 :
◆PQxO3wwU7c
:2013/06/07(金) 00:41:00.64 ID:6DMWINiE0
やっぱり、ピヨちゃんマジ正妻ってことで
でも、そろそろ他のキャラメインも書いてみたいかなーって
読んでくれたみんな、ありがとう
よかったら『小鳥「私が正妻という風潮」』とかもよろしく
40 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/06/07(金) 00:41:02.72 ID:hLVFbKOmo
おつぴよ
41 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/06/07(金) 00:46:48.62 ID:V+G35SXjo
乙。
42 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/06/07(金) 01:33:41.86 ID:2L9nZhpGo
乙
あなただったか!
今後もピヨちゃんssを
頑張って書いて欲しい
43 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/06/07(金) 04:07:36.62 ID:sP6kDml/O
おつおつ→
44 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/06/07(金) 09:07:49.10 ID:4iih2ZQno
乙
小鳥さんも若小鳥もすべてひっくるめて俺が貰(以下自粛
45 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/06/07(金) 10:20:50.97 ID:1yJ+sIcj0
乙
46 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2013/06/07(金) 23:19:13.85 ID:mrMMQJf0o
>>44
.'´7'´`´ヽ、
! 〈(从从リ|
ヽ¶_゚.ω゚ノ、i お断りピヨ
/ \
((⊂ ) ノ\つ))
(_⌒ヽ
ヽ ヘ }
ε≡Ξ ノノ `J
47 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/06/07(金) 23:42:37.76 ID:MdVp/oZbo
乙
ピヨちゃん最高!
48 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/06/08(土) 00:03:20.24 ID:GLUeK0mLo
おつー
49 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/06/08(土) 13:31:27.66 ID:WRa9JgTSo
なんだ、やっぱり小鳥さんは最高だったんじゃないか
50 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/06/08(土) 16:55:05.19 ID:8+MipP+AO
あなたでしたか…!
ピヨちゃん安定の正妻力だわ
51 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2013/06/09(日) 12:22:44.66 ID:w2VN9QAn0
ババァのほうが魅力的なのに
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