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P「……は?学園都市にプロダクションを?」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/14(金) 22:13:40.44 ID:93BNFCZV0
とある×モバマスのクロスオーバーです。

オリジナル設定を何個か持ち出しております。
そういうのが苦手な人はバック推奨。


―――プロダクション 学園都市支部―――

裕子「……」ドヨーン

P「まぁ、なんだ……元気出せよ……」

裕子「私……超能力アイドル、やめた方がいいですかね……?」

P「いや、まぁ……その」

裕子「今までお世話になりました……探さないでください……」

P「ストップストップストーップ!!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1371215620
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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
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木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
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いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
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【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
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こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
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アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
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エルヴィン「ボーナスを支給する!」 @ 2024/04/14(日) 11:41:07.59 ID:o/ZidldvO
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/14(金) 22:15:23.21 ID:NVSA42Nd0
期待
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/14(金) 22:17:37.51 ID:93BNFCZV0
裕子「なんですか……ふふ、レベル0の超能力アイドルの私に何か御用ですか……」

P「ぎゃ、逆に考えるんだ。レベル0なのに超能力アイドル。意外と受けるかもしれないぞ!!」

ちひろ「ないですね」

裕子「首吊ってきます……」

P「ちひろさあああああん!!」

裕子「いいんですよ。ちひろさんはレベル3なんですから。あは、あははは……」

P「裕子落ち着け!あとちひろさんもやめてあげて!!」

ちひろ「……いや、だって……裕子ちゃんのせいで、うちのプロダクション、破綻寸前なんですよ?」

P「……」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/14(金) 22:20:48.39 ID:93BNFCZV0
ちひろ「そもそも。Pさん、この学園都市支部が開業されてから、なんで新アイドルのスカウトをしてこないんです?」

P「……嫌な思い出がありまして」

ちひろ「どんな?」

P「話しかけた途端に電撃ビリビリされたり、ビーム打たれて上半身と下半身がバラバラになるかと思ったり、超窒素パンチ食らいそうになったり、飯奢らされたり」

ちひろ「……」

P「……思い出したら嫌になってきた。一緒に辞めよう、裕子」

裕子「はい。辞めましょう」

ちひろ「ま、待ってください!冗談、ちょっとした冗談ですから!!」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/14(金) 22:23:39.30 ID:93BNFCZV0
ちひろ「っていうか、Pさんと裕子ちゃんが辞めちゃったら、ここどうなるんですか!!」

P「ちひろさんがアイドルやればいいんじゃないんですか?」

裕子「そうですね。ちひろさんは超能力使えますし」

ちひろ「いやいや!!年!年考えてくださいよ!」

P&裕子『それもそうですね』

ちひろ「……」イラッ

ちひろ「……さっさと」

P「はい?」

ちひろ「さっさと新アイドルスカウトして来いやこのダメプロデューサーぁぁぁあああ!!!」ギャリリリン!!

6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/14(金) 22:29:31.28 ID:93BNFCZV0
P「というわけでプロダクションを追い出されてしまったんだが……」

裕子「いつ見ても凄いですね。ちひろさんの『守銭奴(ラクシュミ)』」

P「触れた硬貨をミサイルのように打ち出せる能力とかわけわからないよ」

裕子「しかも発射したあとは射出主の手に戻ってくるんで、ほぼマシンガン状態と」

P「まぁ、そのおかげでこの500円硬貨を手に入れたんだが」

裕子「……どさくさに紛れて何盗ってるんですか」

P「いんや?ちひろさんが発射してきただけだよ?偶然、手の中に入っちゃったんだ」

裕子「で、その500円で何します?」

P「……飯でも食おうか」

裕子「そうですね……」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/14(金) 22:33:52.19 ID:93BNFCZV0
―――マ○ク―――

P「500円で飯だったらここしかないな」

裕子「もちろん奢ってくれますよね?」

P「200円までな!」

裕子「ケチ……」

P「すまんな。俺も結構今月ヤバいんだ。俺を奢らせた女の子のせいで」

裕子「私だってそうですよ……って、女の子?」

P「おう、そうだ。ちょうどほら、あそこで、チキンクリスプを滅茶苦茶食いまくってる銀髪の女の子―――」

禁書「ガツガツモグモグ……ん?」

P「」

裕子「Pさん?どうしたんですか?」

P「……」

禁書「あ、あの時の!」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/14(金) 22:37:24.54 ID:93BNFCZV0
P「(どうしてこうなった……)」

禁書「ゆーこって言うんだね?私はインデックスっていうんだよ!」

裕子「いん……いん……インテックス?」

禁書「私は大阪にはいないんだよ!」

P「それよりも君、今日はお金持ってるのかい?」

禁書「今日は連れがいるからいくら食べても大丈夫なんだよ!」

裕子「今日は、って持っていなかった時があるんですか?」

P「……俺が奢ったとき」

裕子「あっ……」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/14(金) 22:40:15.15 ID:93BNFCZV0
禁書「その時、何か約束したと思ったんだけど……」

P「ああ、アイドルにならないか?」

禁書「あい、どる?」

P「おう」

裕子「ちょ、ちょっとPさん!」

P「なんだよ」

裕子「本気でこの子をアイドルに誘うつもりですか?!」

P「……可愛いだろ?」

裕子「可愛いですけど!!」

禁書「アイドルって何なのかな?詳しく教えて欲しいかも!」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/14(金) 22:56:37.80 ID:93BNFCZV0
P「ああ、アイドルっていうのは―――」

神裂「ただいま戻りました。インデックス」

禁書「かおり!お帰りなんだよ!」

P「……!」

神裂「おや、この方達は……?」

P「アイドルになりませんか?!」

神裂「……はい?」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/14(金) 22:57:54.40 ID:93BNFCZV0
色々呼称が不安になって、見直そうと思ったので今日はここまで。
……やっぱり常日頃から読んでないとダメっすね。

ここまで読んでくださってありがとうございました。
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/14(金) 23:01:37.01 ID:/oEaBTxSO
おつ
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/14(金) 23:07:09.68 ID:W8RtqOVAO
乙ー

ゆっこェ……
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/14(金) 23:08:48.03 ID:NVSA42Nd0
乙です
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/15(土) 15:05:29.46 ID:+UfZmkG40
見直してきましたが、まだちょっと不安が残ります。
なので、間違いを見つけた箇所から言ってくれるとありがたいです……

では続き
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/15(土) 15:07:52.94 ID:+UfZmkG40
P「一目見てティンときました!どうですか?!アイドル、やってみませんか?!」

神裂「え、ええと……その」

禁書「かおりは私のなんだよ!」

神裂「インデックス……」ジーン

禁書「かおりがいなくなったら、お腹いっぱい食べられないんだよ!」

神裂「インデックス……」ドヨーン

裕子「とりあえずPさん落ち着いてください……」

P「はっ、も、申し訳ありません。職業柄、美人や可愛い子を見つけてしまうとつい」

神裂「そ、そうなんですか」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/15(土) 15:13:25.71 ID:orzfflha0
かんざきさんじゅうはっさいVSあべななさんじゅうななさい
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/15(土) 15:13:39.39 ID:+UfZmkG40
P「ええと、私は○○プロダクションでアイドルのプロデューサーをしている、Pと申します」

禁書「この前私にご飯をおごってくれた人なんだよ!」

神裂「そうなんですか?!この度はこの子がご迷惑をおかけしました……」ペコリ

P「いえいえ……そのおかげで貴方に会えたんですし(天使や……天使がおる……)」

裕子「新手のナンパっぽいっですね」

P「失礼ですが……その子のお母様か何かでございましょうか」

神裂「」

禁書「……かおりは18歳なんだよ」

P「え゛っ……」
19 :>>17 神裂さんはほんまもんの18歳だから…… :2013/06/15(土) 15:16:08.11 ID:+UfZmkG40
P「こ、こここ!!これは失礼しました!!」

神裂「いえ……よく間違えられますので。大丈夫です」

裕子「明らかに落ち込んでますね」

P「18歳とは思えませんでしたので……」

禁書「それはかおりが老けてるって言いたいのかな?」

神裂「そうですか、老けてますか……ふふふ」

P「わー!そうじゃなくて!!その、色っぽいといいますか!!」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/15(土) 15:18:22.96 ID:+UfZmkG40
P「特にその、胸とか!」

神裂「へっ」

裕子「セクハラですね」

禁書「セクハラだね」

神裂「な、何を言い出すんですかいきなり!!」

P「ああああもおおおお!!!」

神裂「さ、最初から胸が目的だったんですか?!」

P「その言い方は誤解を生むからやめてください!!」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/15(土) 15:24:41.22 ID:+UfZmkG40
ガヤガヤ

P「……ん?」

早苗「はいはい、アンチスキルですよー」

P「ひぃっ!」

早苗「誰かが騒いでるって通報があって、来てみればまた君かぁ」

P「い、いや今回は俺が!」

神裂「こ、この人がセクハラしたんです!」

禁書「セクハラしたんだよ」

裕子「こればっかりは庇えませんね」

P「おいいいいいい!!」

早苗「じゃあ……一発、逝っとく?」

P「文字!文字!!」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/15(土) 15:27:53.45 ID:+UfZmkG40
P「嫌だあああああ!!」

早苗「はい、おとなしくしてね」ゴキッ

P「」

裕子「うわー痛そう……」

早苗「それじゃこの人預かるねー」

神裂「早く持って行ってください」

禁書「ばいばーいなんだよ」

裕子「……いちお、私もついて行きますね。後でちひろさんに小言言われそうですし」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/15(土) 15:28:23.25 ID:W7JqMPjXO
スカウトできないのか(´・ω・`)
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/15(土) 15:29:48.07 ID:+UfZmkG40
―――夕方―――

P「酷い目にあった」

裕子「痛そうでしたね」

P「他人事のように……」

裕子「他人事ですし」

P「……で、結局収穫0と」

裕子「……ちひろさんになんて言われますかね」

P「もう嫌だよぉ、女の子怖いよぉ」

裕子「情けない声出さないでくださいよ……」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/15(土) 15:33:53.19 ID:+UfZmkG40
P「それにしてもおしかったなぁ。あの人」

裕子「あの、セクハラした人ですか?」

P「セクハラはしたつもりはねぇよ……」

裕子「どこが気に入ったんです?」

P「胸」

裕子「……今までありがとうございました」

P「待って!冗談!冗談だから!!」

裕子「全く……本当は?」

P「雰囲気、かなぁ。なんというか、神々しい……そう、まるで聖人のような人だったな」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/15(土) 15:36:48.70 ID:+UfZmkG40
裕子「聖人、ですかぁ」

P「まぁ、お前とは程遠いよ」

裕子「……参考までに、私はどんな雰囲気が?」

P「……エセマジシャン?」

裕子「マジシャンでもないんですか!しかも超能力関係ない!」

P「いや、だってレベル0だし」

裕子「それ以上そのネタで私をいじらないでくだ―――」

ドゴォォォォォン!!

P&裕子『……』

P「ねぇ、あっちの方で凄い音したんだけど何かな」

裕子「ほら見てくださいよ。あっちでビルが崩れてますよ(白目)」

P「」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/15(土) 15:50:48.08 ID:+UfZmkG40
―――崩壊ビル近く―――

???「派手にやるねー。アンチスキルの人」

???「……無傷、ですか」

???「危なかったけどね。結局、伊達にこの業界で生き残ってないってワケよ」

???「ダー、それは重々承知しています……フレンダ=セイヴェルン」

フレンダ「そもそもなんで私が狙われてるのかわからないんだけど」

???「貴方の言葉を借りるなら、結局、貴方は私達に近づきすぎたという事です」

フレンダ「ハッキングして情報をちょちょいっともらっただけじゃん?」

???「それが近づきすぎたということです」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/15(土) 16:02:23.23 ID:+UfZmkG40
フレンダ「こっちも仕事なワケ」

???「私も仕事です」

フレンダ「……こんな大事にしちゃったら、すぐに増援が来ちゃうかな」

???「そうですね。私達の仲間が来ることでしょう」

フレンダ「それじゃあ、私は逃げさせてもらうから」

???「そう簡単に―――っ!?」

ビュイイイイイン ジュゥゥゥゥゥ……

麦野「さっさと撤退するんだよ」

フレンダ「そういうわけで、バイバイ。あ、名前くらいは覚えてあげる。ほら、言いなよ」

アーニャ「……ミーニャ ザヴート アナスタシア」

フレンダ「ふーん。もう会わないことを祈るよアナスタシア。じゃね!」スタッ

アーニャ「……逃げられました、か」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/15(土) 16:17:54.74 ID:+UfZmkG40
P「ほ、本当に行くのか?裕子」

裕子「はい!超能力センサーが行けと私に囁いているんです!」

P「お前超能力ないじゃ「何か言いました?」……いや」

裕子「っと、うわー!本当に崩れてますね!」

P「崩れてるなぁ……で、帰っていい?」

裕子「ここまで来たらちょっとだけ、ちょーっとだけ……」

P「ちょーっとだけなんだy「動かないでください」チャキッ……What?」

アーニャ「……まず初めに、貴方達は誰ですか」

P「(うわー。嫌な予感的中したー)」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/15(土) 16:20:32.09 ID:+UfZmkG40
裕子「Pさん!」

アーニャ「貴方も動かないで。質問に答えてください」

P「……○○プロダクションでプロデューサーをやっている、Pってものだ」

アーニャ「プロデューサー?……ではそちらは」

P「俺の担当させてもらっているアイドルの、堀裕子だ」

アーニャ「……なぜ貴方達はここへ?」

裕子「わ、私が興味本位で……ビルが崩れるのが見えたから」

アーニャ「……そうですか」スッ

P「(し、死ぬかと思った……)」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/15(土) 16:26:36.31 ID:+UfZmkG40
アーニャ「申し訳ありません。私はアンチスキルのアナスタシアと申します」

P「……そうですか(すっごく美人だけど、アイドルに誘うのはやめておこう。これ以上面倒事に巻き込まれたくない)」

アーニャ「先ほどまでここは戦闘地帯となっていました。よって、残党が戻ってくる可能性がないとは限りません」

アーニャ「よって、乱暴な処置を施させてもらいました。……申し訳ない」

P「いえいえ、悪いのはコイツですし」

裕子「ご、ごめんなさい……」

アーニャ「では素早くここから立ち退く事をお勧めします。ここにいると、残党と疑われかねません」

P「それもそうですね。ほら、裕子行くぞ」

裕子「あうっ!引っ張らないでくださいよ!!」

アーニャ「……P、そして堀裕子。要注意人物として記録しておきましょう」

早苗「アーニャ……あんたまた派手にやったわね〜」

アーニャ「早苗さん」

早苗「後片付けをする側の身にもなって欲しいわ」

アーニャ「……すみません」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/15(土) 16:30:46.18 ID:+UfZmkG40
―――夜 プロダクション前―――

P「……おい、どうすんだよコレ」

裕子「どうします?」

P「帰りたくないんだけど」

裕子「私もですよ」

P「じゃあ帰らないでいいか」

裕子「そうですね!」

ちひろ「……」ニコニコ

P&裕子「」
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/15(土) 16:34:07.69 ID:TkETV4gD0
 いまだに誰一人として
スカウトできてねえwwww
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/15(土) 16:35:13.30 ID:+UfZmkG40
ちひろ「結局、スカウトは一人も成功しなかったと」グッ

P「すみませんでした。なので十円玉大量に握るのやめてください」

ちひろ「裕子ちゃんも。この人の暴走を止められなかったんですか?」

裕子「そもそも私アイドルですし。秘書じゃないですし」

ちひろ「どっちにしろ、結局二人で遊んでたと」

P「遊んでたわけでは「言い訳はいいので」……はい」

ちひろ「はぁ、もうあなた達は」ガチャ

ちひろ「はい?どちら様―――」

神裂「あの……ここに、Pという男性は……」

P「女神キタ━(゚∀゚)━!」



35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/15(土) 16:37:53.31 ID:+UfZmkG40
P「はい!ここに!」

神裂「ひゃっ、こ、こんばんは。夜分遅くに申し訳ありません」

P「いえいえ!どうぞ中に!」

ちひろ「……どういうことですか?」

裕子「私にもよくわかりません……」

神裂「その……お邪魔します」

P「邪魔なんてとんでもない!では御茶を用意してきますね!」

神裂「い、いえ。そこまでしてもらわなくても……」

P「お客様なので!一ヶ月に数人しか来ないようなお客様なので!」

神裂「は、はぁ」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/15(土) 16:41:42.08 ID:+UfZmkG40
P「それで、今日はどのようなご用件で?」

神裂「昼のことを、謝りたくて」

P「昼の?」

神裂「その……セクハラ、とか……」

P「いや、いつものことなんでいいですよ」

神裂「(いつものことなんだ……)」

P「それだけのために?」

神裂「いえ、そうではなくて……確か、アイドルを探していると……」

P「そうです!是非、やってみませんか?!」

神裂「そ、その。私ではないのですが……アイドルをやってみたいという子が知り合いにいまして」

裕子「まさかの棚ぼた……」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/15(土) 16:56:29.25 ID:+UfZmkG40
神裂「ほら、入ってきてください」

蘭子「闇に飲まれよ!(こんばんは!)」

裕子&P&ちひろ「!?」

蘭子「過去より繋がれし偶像の因果、封印されし我が魂を今解き放たん!(昔からアイドルに憧れていたんです!よろしくお願いします!)」

P「お、おう?」

神裂「紹介します。彼女の名前は『神崎蘭子』と言います……口調については、突っ込まないでください」

蘭子「聖人よ?!言霊は過ちを与えかねん!(神裂さん!?その言い方は酷くないですか!?)」

P「(ヤバイ、何言ってるかよくわからない)」ボソボソ

裕子「(わ、私も)」

ちひろ「(……多少なら)」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/15(土) 17:00:54.29 ID:+UfZmkG40
P「(マジですか?!ちひろさん通訳お願いしますよ!!)」

ちひろ「(た、多少って言ったじゃないですか!)」

神裂「……どうかしましたか?」

蘭子「如何した?(何を話してるんですか?)」

P「いやー、その……えーっと……」

神裂「そういえば名乗ってませんでしたね。『神裂火織』と申します。よろしくお願いします」

P「あー。はい。神裂さん……その、正直言って蘭子ちゃんが何を言っているのか全くわからないんですけど」

蘭子「」ガーン

神裂「すみません……慣れ、としか私からは……」

P「慣れですか……」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/15(土) 17:04:52.87 ID:+UfZmkG40
蘭子「……そ、その」キュッ

P「え?」

蘭子「ゆ、夢……だったん、です。アイドル、昔から、の……///」

P「そ、そうなのか(そういう事言ってたのか)」

蘭子「だ、だからその……み、見捨てないで……?」ウルウル

P「うっ……」

ちひろ「あーゆーのに男の人ってホント、弱いですよね」

神裂「そういうものなのですか……?」

裕子「Pさんは特に弱いですよ」

P「……わかった!よし、蘭子ちゃん!今日から俺が君をプロデュースしてやる!」

蘭子「真か?!(本当ですか?!)」

ちひろ「(あ、戻った)」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/15(土) 17:10:26.09 ID:+UfZmkG40
P「で、神裂さん。本当にいいんですか?」

神裂「はい。本人の意思ですので」

蘭子「我は異論を唱えず(大丈夫ですよ!)」

P「よし!じゃあ蘭子ちゃん!明日から頑張るぞ!!」

蘭子「ククク、我に力を与えよ!(よろしくお願いします!)」

P「まぁ、とは言ってもそこまで大きいプロダクションとかじゃないから……仕事は少ないけどね」

蘭子「さ、左様か(そうなんですか……)」

P「でも大丈夫!やる気湧いてきたぞー!!」

裕子「私のことも忘れないでくださいね?」

P「ああ、そうそう。蘭子ちゃん、こいつがうちの一番のアイドル―――」


ちひろ「神裂さん、ちょっといいですか?」

神裂「はい?」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/15(土) 17:12:38.24 ID:+UfZmkG40
神裂「ええと……」

ちひろ「ちひろです。千川ちひろ。気軽に下の名前でお呼びください」

神裂「そうですか。で、ちひろさん。話とは?」

ちひろ「……魔術師」

神裂「!?」

ちひろ「あ、反応しましたね」

神裂「……何を」

ちひろ「最初は憶測でしたよ。でも蘭子ちゃんの言葉を聞いて確信しました」

ちひろ「あなたと蘭子ちゃんは魔術師、ですね?」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/15(土) 17:19:58.98 ID:+UfZmkG40
神裂「なぜ、あなたがそれを」

ちひろ「怖い目しないでくださいよ……ちょっとだけ、知識があるだけですよ」

ちひろ「蘭子ちゃんの言葉、あれには様々な魔術的な意味が含まれている」

ちひろ「例えば、存在感を有耶無耶にする魔術。あの言葉を話していれば、彼女は他の魔術師から認識されにくくなる」

神裂「……正解です」

ちひろ「では、そこまでして隠したい彼女を何故ここに?」

神裂「彼女は……本来、有り得ない程の魔翌力を保有しています」

神裂「協会でさえも、手を焼く程の」

43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/15(土) 17:24:01.29 ID:hWC4f1yko
アーニャと早苗さんは何処で教師やってるんだろ……
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/15(土) 17:24:46.50 ID:+UfZmkG40
神裂「それを考慮してこの学園都市に住まわせていました」

ちひろ「面倒事を押し付けた、と受け取っても?」

神裂「……協会側から言えば、そういう事になります」

神裂「ですが私個人の意見としては……彼女の夢を、叶えてあげたい」

ちひろ「露出が増えれば、その分彼女の居場所もわかりやすくなってしまいますよ?」

神裂「そのために私がいるんです」

神裂「あの子……私は、インデックスを救うことが叶いませんでした」

神裂「だからせめて……罪滅ぼしではないですが、彼女の夢を……諦めさせたくないんです」

ちひろ「……そう、ですか」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/15(土) 17:27:44.74 ID:YzMoH3SS0
かおりさんマジイケメン

saga
いれるといーよ
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/15(土) 17:29:21.17 ID:+UfZmkG40
ちひろ「……仕方ないですね。なら、手伝ってくれますか?」

神裂「何をでしょうか?」

ちひろ「蘭子ちゃんの警護……そして、このプロダクション自体を隠蔽の魔術式で囲む作業を」

神裂「……あなたは一体、何者なんですか」

ちひろ「さぁ?お金にうるさいだけの、ただの事務員ですよ。夢を追うことが出来なかった、ね」

神裂「……」

ちひろ「ああ、ちなみに私は超能力者ではないので問題はないですよ」

神裂「蘭子を……よろしくお願いします」

ちひろ「はい。『救われぬ者に救いの手を』」

神裂「!?」

ちひろ「……なーんて。さ、三人に気づかれないうちに作業を始めましょうか♪」
47 :>>45 忘れてた……忠告あざっす :2013/06/15(土) 17:36:25.98 ID:+UfZmkG40
―――某アジト―――

フレンダ「結局、誰かわかったワケ?」

絹旗「超待ってください。超必死に探してるんですから」カタカタ

麦野「……ん、このシャケ弁は……」

浜面「……すまん。いつもの売り切れてたんだ……」

麦野「……おい浜面、ちょっとそこに立てや」

浜面「なんでだよ!」

滝壺「……ハンバーグおいしい」

茜「滝壺さん!!私のカキフライと少し交換しませんか!!!」

絹旗「茜さん超うるさいです。超黙ってください」カタカタ

48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/15(土) 17:39:23.51 ID:+UfZmkG40
絹旗「ビンゴです。割れました」ピー!

フレンダ「でかしたっ!で、名前は?」

絹旗「名前は……和久井留美、らしいっすね」

麦野「そいつが今回[ピーーー]相手?」

浜面「いや[ピーーー]なよ……捕獲だろ?」

滝壺「……カキフライおいしい」

茜「ハンバーグも美味しいです!!!」

絹旗「そこ、超弁当食ってないで、早くこっちに超来てください」
49 :>>48 ああ、saga必要だったのか…… [sage saga]:2013/06/15(土) 17:40:37.93 ID:+UfZmkG40
>>48

絹旗「ビンゴです。割れました」ピー!

フレンダ「でかしたっ!で、名前は?」

絹旗「名前は……和久井留美、らしいっすね」

麦野「そいつが今回殺す相手?」

浜面「いや殺すなよ……捕獲だろ?」

滝壺「……カキフライおいしい」

茜「ハンバーグも美味しいです!!!」

絹旗「そこ、超弁当食ってないで、早くこっちに超来てください」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/15(土) 17:42:57.98 ID:VwC8U/rqo
sageじゃなくてsagaだじぇ
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/15(土) 17:44:15.60 ID:+UfZmkG40
絹旗「アンチスキルの上層部っていうのも、超汚れてるものなんっすね」

フレンダ「上層部って大体そうじゃない?」

浜面「へぇ、綺麗な人だな」

麦野&滝壺「」ガタッ

絹旗「そこ、超落ち着いてください」

茜「あー!!カキフライがなくなってるー!!!」

絹旗「超五月蝿いって言ってるでしょうが!!」

フレンダ「……大丈夫なのかなこのチーム……」

茜「きっとなんとかなりますよ!!!」

絹旗「茜が言わないでください」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/15(土) 17:45:21.10 ID:+UfZmkG40
今日はここまで。
sagaを忘れないようにしないと、ホントとある系は文章がおかしくなってしまいますね。

それではここまで読んでくださってありがとうございました。
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/16(日) 21:20:50.87 ID:/SV04BwI0
今日も少しだけ更新。
ここまでプロローグみたいな感じで、これから章付けしていきたいと思います。
54 :第一章 子供達(チルドレン) [saga]:2013/06/16(日) 21:30:13.74 ID:/SV04BwI0
―――学園都市には、非人道的な実験をしている研究所がある

そこでは子供でさえも、ただの実験動物としか見られていない。

毎日毎日、非公式の能力開発を受けるだけの日々。

多くの子供は、開発に耐え切れずに脳死、もしくは植物状態になる。

だがごく希に、能力に目覚める者もいる。

その中には人為的に作られたレベル5も存在していた。

能力に目覚めた子供は研究所を破壊し、今もなお、この学園都市を彷徨っている―――

55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/16(日) 21:35:10.94 ID:FF3s299G0
きたかwwww

これは百合子フラグか
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/16(日) 21:36:53.53 ID:/SV04BwI0
―――プロダクション―――

裕子「ふむふむふむ……」

P「何読んでるんだ裕子」

裕子「ひゃっ!?Pさん!驚かせないでくださいよ!」

P「悪い悪い。真剣に読んでるもんだからさ」

裕子「もう……読んでたのは学園都市伝説の今月号です!」

P「……お前超能力っていうより、オカルト好きだよな」

裕子「まぁ、人よりも好奇心が強いのは事実ですね」

蘭子「煩わしい太陽ね!(こんにちは)」

P「や、蘭子ちゃん」



57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/16(日) 21:42:05.82 ID:/SV04BwI0
裕子「……蘭子ちゃんに対しては言葉使い変じゃないですか?」

P「気のせいだろ」

蘭子「我が同属よ、封じられし古の書を開きかねん?(裕子さん、何読んでるんですか?)」

裕子「えっと、古の書……?ああ、これか!これはね、学園都市伝説の今月号だよ!」

蘭子「……我が魂を揺さぶる波動を放っている……!!(そういうの、凄く興味あります!)」

裕子「……一緒に読む?」

蘭子「闇の中の真実?!(本当ですか!?)」

P「仲良さそうでよかったよ」

ちひろ「そうですね」

P「うおっ!?」

ちひろ「……人を化物みたいな目で見るの、やめてくださいよ」
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/16(日) 21:48:32.03 ID:/SV04BwI0
P「すみません、いるとは思わなかったので」

ちひろ「失礼な人ですね……」

P「すみません、えと、それで何か用ですか?」

ちひろ「用、というよりも頼まれてた蘭子ちゃんのスケジュールを組みましたんで本人と確認していただきたいんです」

P「おお!こんなに早く!ありがとうございます!」

ちひろ「いえいえ(神裂さんにも手伝ってもらいましたし)」

P「蘭子ちゃん、ちょっといいかな?」

蘭子「如何した我が眷属よ(どうかしましたか?)」

P「スケジュールができたみたいだから、一緒に確認してもらっていいかな?」

蘭子「ククク、白紙に常闇の記憶が刻まれたか……(わかりました!すぐ行きます!)」

裕子「あ、蘭子ちゃん。この本、ここに置いておくから後で好きに読んでくれていいよ!」

蘭子「同属よ、感謝する!(ありがとうございます!)」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/16(日) 21:53:25.05 ID:/SV04BwI0
裕子「うーん、いまいち蘭子ちゃんの言葉ってわかりづらいなぁ」

ちひろ「そうですかね?慣れるとそうでもないですよ」

裕子「Pさんはもう適応してるみたいなんですけどね……」

ちひろ「ついこの前まで猛勉強してましたからね」

裕子「勉強って……」

ちひろ「そんな貴方にこの蘭子語辞典を1000mcで「いいです」……」

裕子「それよりも、『子供達(チルドレン)』かぁ」

ちひろ「なんですかそれ?」

裕子「今月号に出てた特集ですよ。なんでもレベル5の子供が人為的に作られたとかどうとか」

ちひろ「有り得ませんね」

裕子「バッサリ行きますね……まぁ、今回の記事は私もちょっとと思いましたけど」

ちひろ「ネタ切れじゃないですか?」

裕子「そう、なんですかね―――」
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/16(日) 21:57:02.83 ID:/SV04BwI0
―――某ファミレス―――

佐天「と、言うのが『子供達』という都市伝説で!」

杏「くだらね……」

初春「あはは……」

黒子「ありえませんわね」

佐天「なんでみんなしてそんな反応するんですかー!」

杏「ねぇ、杏帰っていい?」

初春「まぁまぁ……後で飴奢ってあげますから……」

杏「仕方ないなぁ……」

黒子「杏さんはもうちょっとシャキッとしてくださいな。だらしないですわよ」

杏「だらしないのが杏だしー」

佐天「無視しないでくださいよー!」

61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/16(日) 22:01:51.22 ID:/SV04BwI0
杏「そもそも曖昧すぎない?研究所の跡地とかも何も書いてないんでしょ?」

佐天「そ、それが都市伝説ですから!」

杏「そもそも人為的にレベル5作るとか、どこの妹……おっと、初春、飴ちょうだーい」

初春「はいはい……」ポイッ

杏「うまー」

佐天「なんですか!杏さんも子供みたいな体型してるくせにー!」

杏「ぐむ、何をー!」

黒子「公共の場なので静かにしていただきたいのですが……」

初春「仕方ないですよ。佐天さん、杏さんといつも喧嘩するくせに呼びたがりますから」

佐天「私は杏さんに都市伝説の素晴らしさを伝えたいの!」

杏「杏、別に都市伝説に興味ないしー……そもそも身近に都市伝説っぽいのいるし」
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/16(日) 22:06:19.41 ID:/SV04BwI0
佐天「なんですかそれ?!」キラキラ

杏「キラキラした目で見ないでよ……杏的には正直、会いたくないし」

初春「そういう割にはよく一緒に仕事してますよね」

杏「あれはもはや誘拐だよ」

黒子「……ああ、あの方ですのね」

杏「うん、あれ」

黒子「そんな事言ってるとまた来ますわよ?」

杏「今日はあいつ見回りだから会わないよ……たぶん」

佐天「うう、疎外感が凄い……」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/16(日) 22:09:30.67 ID:/SV04BwI0
御坂「お待たせー。って、杏さんまで来てたんだ」

黒子「いらっしゃいませお姉さまぁぁぁぁああああ」ドグシャァ ゴガァン

杏「うぃっすー。飴もらえるって聞いたから」

佐天「酷いんですよ御坂さん!杏さんってば―――」

御坂「あー、はいはい。あたしアイスティー頼んでいい?」

初春「わかりましたー」

杏「あ、メロンソーダおかわりー」

初春「はいはい……」

64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/16(日) 22:14:47.81 ID:/SV04BwI0
美琴の名前修正


美琴「……ん?」

???「……」オロオロ

美琴「迷子かしら?」

黒子「そうみたいですわね」

杏「うわっ、鼻血拭きなよ」

初春「行ってきたほうがいいですか?」

杏「初春が一番適任なんじゃん?杏は動きたくないー」

美琴「杏さんは相変わらずね……」

黒子「杏さんはいつになったら働くんですの?」

杏「お金が勝手に入ってくる限り、杏は働かないよ」チュー
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/16(日) 22:19:40.46 ID:/SV04BwI0
初春「どうしたの?」

???「あ、えっと……お友達を、探してるんですけど」

初春「どんな子なのかな?」

???「羊の着包みを着てたり……ゴスロリっぽい服を着てたり……」

初春「そ、そうなんだ(個性的な友達だなぁ……)」

???「こ、ここってあの、○○で合ってますよね?」

初春「え?……ここ、△△だよ。○○はあっち」

???「え!い、急いで行かないと!」

初春「送っていこうか?また迷子になったら大変でしょ?」

???「あ、す、すみません……」

初春「えーっと、名前はなんていうのかな?」


千枝「わ、私。佐々木千枝って言います。よろしくお願いします。……お姉さん」
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/06/16(日) 22:23:26.96 ID:/SV04BwI0
―――学園都市 ショッピングモール―――

P「小さい子供って可愛いよな」

裕子「」

蘭子「」

P「お、おい引くなよ」

蘭子「我が眷属は幼子を生け贄に……(ろ、ロリコンってやつですか)」

裕子「うん、き、きっとそうだよ」

P「違う違う!!」

67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/06/16(日) 22:25:46.40 ID:/SV04BwI0
P「癒されるよなって意味で!」

裕子「ま、まぁ、確かに小さい子が遊んでるのは見てて癒されますよね」

P「だろ?」

裕子「でも、Pさんが言うとその……ヤバイ意味に聞こえるというか……」

P「え、ひどくない?」

蘭子「我が眷属は幼子を、幼子を……(Pさんはロリコン、ロリコン……)」

P「おーい!蘭子ちゃんは戻ってきてー!」
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/06/16(日) 22:30:13.08 ID:/SV04BwI0
???「……」オロオロ

裕子「っと、ちょうど目の前に幼女が現れましたよPさん。襲ってきたらどうです?」

P「しねぇよ?!……でも、様子がおかしくないか?」

蘭子「円環の理に導かれている……?(同じところをウロウロしてますね)」

P「ちょっと行ってくる」ダッ

裕子「逃げてー!!そこの子超逃げてー!!」

P「やめろ!」
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/06/16(日) 22:34:08.66 ID:/SV04BwI0
???「……」

P「どうしたのかな?」

???「!?」ビクッ

P「あ、怪しいものじゃないよ。大丈夫、大丈夫」

裕子「ていっ」シュッ ヒューン

P「いてぇ?!おい裕子!石投げんな!」

裕子「どう見ても怪しい人じゃないですか。怯えてますよ、ほら」

???「……もしかして、ロリコンですか?この人は」

P「怯えてるどころかむしろ軽蔑の目で見られてる?!」

???「すみません。私は行くところがあるので、コントなら吉本でやってください」

P「コントじゃないよ!……で、迷子かな?」

???「私が迷子ですか?ありえません。ただ、いつも持ち歩いてるタブレットを落としてしまっただけで」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/06/16(日) 22:38:12.81 ID:/SV04BwI0
P「落としたの?」

???「はい」

P「で、それを探してるのかな?」

???「そうなります」

P「一緒に「お断りします」……一緒に探そうか?」

???「……めげない人ですね」

P「根性だけは負けない自信があってね」

???「やっぱり変態でしたか。それじゃあさようなら」

P「待て待て。人の親切を無下にするんじゃない」

???「……なんなんですか。あなたは」

P「俺はアイドル事務所でプロデューサーをしてる。Pってもんだ。えーっと……君は」

???「橘」

P「え?」


ありす「私の事は橘とお呼びください、変態のお兄さん。手伝ってる最中に変なことしたら、消し飛ばしますからね」
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/06/16(日) 22:40:39.62 ID:/SV04BwI0
今日はここまでで。
ここまで読んでくださってありがとうございました。

一言だけ
俺はロリコンです(迫真)

ではお疲れ様でした。
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/16(日) 22:50:36.67 ID:w4gO1KQX0


ダメタコノ1ハヤクナントカシナイト
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/16(日) 22:59:28.16 ID:veRHudnC0

かくいう私もロリコンでね・・・
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