このスレッドはSS速報VIPの過去ログ倉庫に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は管理人までご一報ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。

マリーダ 「ありがとうございます。こちら袖付き無線です。」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:18:16.25 ID:4efxTo2u0
小説読み終わって興奮して書いた。
今は反省している。
マリーダさんが好きな、てか
UC好きな人は見ない方がいいかも。
穢されたってキレ出すかも。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1372907896
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

エルヴィン「ボーナスを支給する!」 @ 2024/04/14(日) 11:41:07.59 ID:o/ZidldvO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713062467/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:19:29.00 ID:4efxTo2u0
ー事務所ー

マリーダ 「送迎ですね。今から伺います。」

マリーダ 「そうですね、今から15分後くらいには行けるかと思います。」

マリーダ 「はい、、、、はい、、、、えっ!では、至急お伺いします!」

マリーダ 「所長。3丁目付近から緊急送迎の依頼です。」

フロンタル 「了解だ。では、アンジェロあたりを行かすか。」

マリーダ 「サーチします。」

マリーダ 「アンジェロ車は今、、、歌舞○町周辺にいますね。」

フロンタル 「そうか。では無理だな、、、ん?」

フロンタル (また風俗に行ってるのか。アイツは。)

マリーダ 「では、、、私が行きましょうか?」

フロンタル 「行ってくれるか?中尉。」

マリーダ 「所長。もう私達はネオジオンではないのです。」

マリーダ 「その階級で呼び合うのは辞めようと仰ったじゃないですか。」

フロンタル 「そ、そうだったな。」

マリーダ 「マリーダ。クシャトリヤ。出撃します。」

フロンタル (しかし、タクシーにMSの名前付ける君もどうかと思うぞ。)
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:20:16.66 ID:4efxTo2u0
マリーダ (こんにちは。私はマリーダ・ジンネマンです。)

マリーダ (あの戦いで私達、袖付きは連邦軍に敗れました。)

マリーダ (しかし幸いなことに、私達、連邦、民間人に至るまで死傷者は1人も出ませんでした。)

マリーダ (戦いに敗北し軍は瓦解。私達は有志で袖付き無線というタクシー会社を始めました。)

マリーダ (新規参入としては業績はなかなか良く、この仕事だけでも食べていけてます。)

マリーダ (お父さんはガランシェール隊の皆と宅配会社を始めました。)

マリーダ (ブラックなんとかっていう宅配会社と競合しているようで)

ジンネマン 「どうしたらあいつらより集荷依頼がくるかなぁ。」

マリーダ (などといつもぼやいています。その心労からかゲッソリ26kg痩せました。)

マリーダ 「おっと、ここだな。」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:21:22.47 ID:4efxTo2u0
ー現場到着ー

マリーダ 「ごめんください。袖付き無線です。送迎に伺いました。」ピーンポーン

??? 「すまない、今行く。」

??? 「立てるか?マリナ。」

マリナ 「え、ええ。大丈夫よ、刹那。」

刹那 「妻が産気づいてしまって。近くの病院まで大急ぎで送ってほしい。」

マリーダ 「お任せください。最短ルートでご案内します。」敬礼ビシッ


ー送迎中ー

刹那 「マリナ、もう少しだ。もう少しで着くからな。」

マリナ 「え、ええ。大丈夫よ。」

刹那 「ん?おい、アンタ。そこの道は左じゃないのか?」

マリーダ 「ええ。ですが、こちらの道を行った方が良いと思いまして。」

刹那 「なぜ遠回りをする。ナビにも渋滞情報はないが?」

マリーダ 「なぜでしょうか、勘というのが最も近いと思いますが。」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:22:08.22 ID:4efxTo2u0
刹那 「貴様!勘で俺の嫁と子供を危険にさらす、、、」

ラジオ 「臨時ニュースです。先ごろ、3丁目付近の交差点で出会い頭の事故が発生。」

ラジオ 「ただいま、道路を封鎖し迂回をお願いしております。」

刹那 「!!」

マリーダ 「あ、着きました。病院です。さ、早く奥様を。」

刹那 「あ、ああ!ありがとう!!いくらだ?」

マリーダ 「お客様、先に奥様を。レシート渡しておきますので後日、お支払いください。」

刹那 「す、すまない!恩に着る!!」

マリーダ (子供かぁ。いいな、、、、帰るか。)

マリーダ (うわ、凄い渋滞だ。なんだろ、、、事故か?)


警察 「君達、コーディネーターでしょ?何で避けれなかったの。」

シン 「アンタが、アンタがわき見をするからぁ!!」←単車

アスラン 「トゥ! トゥ! ヘァー!!」←車


マリーダ (さっきのお客さんのときに捕まらなくて良かったな。)
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:22:52.91 ID:4efxTo2u0
ー事務所ー

マリーダ 「マリーダ。帰還しま、、、戻りました。」

フロンタル 「ご苦労だった、マリーダ君。」

ロニ 「マリーダさん。車のカギと売り上げを渡して下さい。」

マリーダ 「はい、これがカギです。」

ロニ 「マリーダさん。」

マリーダ 「な、何でしょう、ロニさん。」

ロニ 「車のカギと“売り上げ”を渡して下さい。」

マリーダ 「あ、ああ。その、売り上げは、、、。」

ロニ 「まさか?」

マリーダ 「お、奥さんが凄く苦しそうだったので、、、後で良いって。」

ロニ 「言っちゃったんですか?」

マリーダ 「え、ええ。」

ロニ 「もー、またですか?売掛金になっちゃうじゃないですか。」

マリーダ 「す、すみません。ロニさん。」

ロニ (マリーダちゃんの困った顔 キャワワ!)

ロニ 「私達みたいな小さな会社でも経理監査は入るんです。」

ロニ 「こういうところキチンとやっておかないと後で色々面倒なんですよ。」

マリーダ 「面目ないです。」シュン

ロニ (も、もっといじめたい、、、。ハァハァ。)
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:24:00.18 ID:4efxTo2u0
フロンタル 「まあまあ、ロニ君。マリーダ君もこう反省しているようだし。」

ロニ 「むぅ。」

マリーダ 「申し訳ない。」ペコリ

ロニ 「まあ、いいです、けど?」

ロニ (申し訳なさそうにしているマリーダちゃんのお顔頂きました!!)


マハディ 「あー、しんど。ちーっす、おつかれぇーっす。」

ロニ 「お父さん!ちゃんと挨拶してよ、恥ずかしい!」

マハディ 「あぁ?俺が一番年長者なんだから別にこれ位、良いだろう。」

フロンタル 「お疲れ様です、ガーベイさん。」

マハディ 「おう、フロンタル君。君も大変だな、こんなうるさい奴が近くにいて。」

ロニ 「お父さん!」

フロンタル 「いやいや、ロニ君が居ますと事務所が賑やかで良いですよ。」

マハディ 「耳障り、の間違いじゃねーか?」

ロニ 「ちょっと!」

フロンタル 「ハッハッハ。それでこそです。ガーベイさん。」

フロンタル 「ところで、大分お疲れのようですが、、、」

マハディ 「おう。」

フロンタル 「またシャンブロでホテルでもぶっ飛ばしましたか?」

マハディ 「ハッハッハ。これは傑作だ。ハッハッハ。」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:24:55.85 ID:4efxTo2u0
マリーダ (これが、、、オッサン達の会話。)

ロニ (正直しんどい。)

アンジェロ 「お疲れ様で〜す。ただ今帰りました。」

マハディ 「おお、アンジェロ君。君もどうだ?元気にサイコジャマー↑↑↑しているか?」

アンジェロ 「え?な、何ですか。一体。」

フロンタル 「そうだ、アンジェロ。お前、歌舞○町に居たな?」

アンジェロ 「ええっ!?い、いませんよ。」

フロンタル 「なら何故そのようにうろたえているのだ。」

アンジェロ 「そ、そりゃあ開口一番に風俗行ってただろって言われたら。」

マリーダ 「アンジェロさん。所長は歌舞○町に居たか、と聞いただけで」

マリーダ 「風俗へ行ったか、どうかは聞いてないと思うのですが。」

アンジェロ 「・・・・・」ダッ!

マリーダ 「あっ!!逃げた!!」

フロンタル 「捕まえるんだ!!アイツ、今日こそ労働時間分働かせてやる!!」

ロニ 「アンジェロさん、2時間減額っと。」カキカキ


マリーダ (いかがお過ごしですか?私はマリーダ・ジンネマンです。)

マリーダ (事務所はこんな感じで和やかです。)

マリーダ (でも時々、アイツに会いたくなります。一体何をしてるんでしょうか。)
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:25:35.74 ID:4efxTo2u0
ーある日の事務所ー

マリーダ 「おはようございまーす。」

マハディ 「そりゃ参ったな。」

アンジェロ 「困りましたね。(俺の歌舞○町通いが。)」

ロニ 「私は絶対に断固拒否です。労災にはしませんからね!」

マリーダ 「どうしたんですか?皆さん。」

フロンタル 「ああ、マリーダ君。実はね、セシル君が勤務中に事故を起こしてしまったな。」

マリーダ 「セシルさんが!?」

ロニ 「なんかブレーキとアクセルを踏み間違えた、流れ弾みたいな車と事故ったみたいで。」

フロンタル 「うむ。どうやら相手の100%過失のようなので面倒にはならないのだが。」

マリーダ 「ドライバーがいない、ということですか?」

フロンタル 「そうなのだよ。」

マリーダ 「私がやりましょうか?」

フロンタル 「いや、ここは治安が良いとは言えまだまだ危険の多い職業だ。」

フロンタル 「君のような女性を1人で朝から晩まで走らせることは出来んよ。」

アンジェロ 「大佐がやればいいじゃないですか?」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:26:35.41 ID:4efxTo2u0
フロンタル 「じゃあ、聞くがお前たちに無線で指示出ししてるのは誰だ?」

マハディ 「マリーダ君じゃろ?」

アンジェロ 「マリーダでしょ?」

フロンタル 「君たち、階級がなくなったからって好き勝手いうな?ん?」

マリーダ 「大丈夫です、所長。これでも元ネオジオン兵士。それに強化人間です。」

マリーダ 「普通の人間には負けませんよ。それに元々半事務半営業ってことでしたし。」

フロンタル 「そう言ってくれるか。マリーダ君。」

フロンタル 「すまないな、早いうちに派遣かバイトを入れるから。」

ロニ 「じゃあ、マリーダさん。流しに行く時はこっちのタイムカードに勤務時間を記入してね。」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:27:30.13 ID:4efxTo2u0
ー営業中ー

マリーダ (、、、こっちの方で流してみよう。客の気配がする。)

マリーダ (いた。やった。)カッチカッチ←ウィンカーの音

??? 「意外に良かったな。男の娘喫茶。」

??? 「あ、すみません。秋葉○の××ハウスへ。」

マリーダ 「はい。」

??? 「そうだろう?たまには他の趣味を覗くのもよかろう。」

??? 「グエン卿のおかげで俺は新しい世界を開いたよ。」

??? 「アムロ、お前は一体どの子推しなんだ。」

アムロ 「俺はあの子が良かったな。カトルちゃん、、、だっけ。」

アムロ 「優しそうな中に芯の強そうな部分がまさに好みだ。」

グエン 「私はローラ一択だがね。シャア。君は誰だい?」

シャア 「キオちゃんだ。」

アムロ 「貴様!こんなところでもロリコンを発揮するな!」

シャア 「ええい!仕方なかろう!私はキオちゃんが好みなのだ!!」

グエン 「すまないな、運転手。このようなうるさい連れで。」

マリーダ 「いえ。賑やかで楽しいです。」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:28:26.48 ID:4efxTo2u0
アムロ 「お、女の人、、、?」

シャア 「アムロ!貴様のせいで私の恥ずかしい癖がばれてしまったではないかぁ!」

マリーダ 「だ、大丈夫です、お客さん!顧客情報は絶対秘匿ですから!」

マリーダ 「だから暴れないで下さいー。」


ー営業中 夜ー

マリーダ 「ふう、あれから結構な客を乗せたな。」チラッ

マリーダ (そろそろあがってもいいだろう、、、ん?)

マリーダ 「あの人を最後のお客さんにしよう。」

??? 「す、すみません!□☆ドームまでお願いします。」

マリーダ 「了解しまし、、、バ、バナージ!?」

バナージ 「えっ?、、、マ、マリーダ、マリーダさんですか!?」

マリーダ 「久しぶりだな!」

バナージ 「ほ、ホントにそうですね。」

マリーダ (む?様子が変だな。あの子犬のようにじゃれてきたバナージが。)
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:29:26.08 ID:4efxTo2u0
ー送迎中 車内ー

マリーダ 「しかし、あの戦い以来だな。元気でやってるか?」

バナージ 「え、ええ。ボチボチですよ。」

マリーダ 「姫様はご健在か?今、一緒に暮らしているんだろう?」

バナージ 「、、、オードリーとは今、離れて暮らしてます。」

マリーダ 「おや、どういうことだ。」

バナージ 「そんなこといいじゃないですか。それよりマリーダさん。」

バナージ 「マリーダさんはタクシー会社に勤めてるんですか?」

マリーダ 「ん?ああ。袖付きの有志で立ち上げた会社だ。」

バナージ 「へぇ、、、そうなんですか。人とか、足りてますか?」

マリーダ 「人か?まあ、今、セシル少、、、さんが事故で入院しているので」

マリーダ 「足りないといえば足りないのだが。」

バナージ 「ほ、本当ですか!?」

マリーダ 「それがどうした?」

バナージ 「い、いえ。もし良ければ、、、マリーダさんの口利きで入社させてもらえないかな、と。」

マリーダ 「しかし、入社してもセシルさんが復帰すれば人が余るぞ?」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:30:20.34 ID:4efxTo2u0
マリーダ 「それにバナージ?お前、アナハイムの仕事はどうした?」

マリーダ 「元々、工専に通ってたお前ならアナハイム社に就職できるはずだろ?」

バナージ 「、、、ダメだったんです。」

マリーダ 「えっ?」

バナージ 「ダメだったんですよぉ!受からなかったんです!!」

バナージ 「そりゃそうですよね!学校あんなメチャクチャにして」

バナージ 「大事そうなMS持ち出して、戦争して!そんなことしてたら!!」

バナージ 「そりゃあ、、、内申に響きますよね、、、。」グスッ

マリーダ 「何か、、、、すまなかった。」

バナージ 「いえ、良いんです。僕が望んでやったことですから。」

バナージ 「それで今、絶賛就職活動中ってことですよ。」

マリーダ 「そうか。確かに今、□☆ドームでは就活セミナーをやってるが、、、。」

バナージ 「オードリーも最初は応援してくれてました。」

バナージ 「けど、段々、態度が冷たくなって、、、今は絶賛別居中ってことですよ。」

バナージ 「そりゃそうですよね。彼氏が職なしのフリーターじゃカッコつかないですもんね。」

マリーダ 「あ、あの姫様が?そんな打算的なお方ではないと思うんだが。」

バナージ 「だから!俺はなんとしても職を手に入れなければならないんです!」ガシッ

マリーダ 「うあ、バナージ!しがみ付くな!」

バナージ 「お願いです、マリーダさん!オードリーを取り戻す為にも俺に、、、俺に職を、、、。」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:31:25.31 ID:4efxTo2u0
マリーダ 「あ、甘えるな!!」

バナージ 「マ、マリーダさんまで、、。」

マリーダ 「お前はそんな弱い人間だったのか。」

マリーダ 「違うだろう?お前は、お前の成すべきと思ったことを成そうとする人間だ。」

バナージ 「、、、。」

マリーダ 「お前を私達の会社に入社させることは多分、出来る。」

バナージ 「だ、だったら!」

マリーダ 「だがそれは、本当にお前のやりたいことか?」

バナージ 「!!」

マリーダ 「時には妥協も必要だろう。しかし、一時の困窮の為に」

マリーダ 「その場を、自分を取り繕うような生き方でお前はいいのか?」

マリーダ 「それは自分にとって、とても不幸なことだと私は思う。」

マリーダ 「別にこの業界のことを卑下してるわけではないから勘違いしないで貰いたい。」

マリーダ 「それに、そもそも全ての仕事に高尚も卑賤もないだろうしな。」

バナージ 「マリーダさん、、、。」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:32:00.74 ID:4efxTo2u0
マリーダ 「私はこの仕事が好きだ。決して楽な仕事ではないが」

マリーダ 「ここには私が今まで生きてきて感じ得なかった ぬくもり がある。」

マリーダ 「お客さんとの他愛のない会話。そこから感じ取れるその人の人生。」

マリーダ 「そこに自分の気持ちがほんの少しだけ重なって心が温かくなるような。」

マリーダ 「私はその時、この仕事をやっていて良かった、と心から思える。」

マリーダ 「しかしバナージ。果たしてお前がこの仕事をしてそう思えるだろうか?」

バナージ 「、、、そう、ですね。」

バナージ 「ハ、ハハ。バカみたいですね。俺。だからオードリーも愛想を尽かして、、、。」

マリーダ 「それも私は間違っていると思う。」

バナージ 「えっ!?」

マリーダ 「姫様は、まだお前に愛想など尽かしてはいない。」

マリーダ 「姫様はきっと、ご自分がいるとお前の重荷になると思い、敢えて離れていらっしゃるのだ。」

マリーダ 「態度が冷たくなられたのも、お前が姫様のことを考えず、本当にやりたい仕事を選んで欲しいが為だと思うぞ。」

バナージ 「オ、オードリー、、、。」ウル
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:32:35.61 ID:4efxTo2u0
マリーダ 「泣くな、泣いてる暇があるなら何をすべきか考えろ。」

バナージ 「は、はい!」

マリーダ 「っと、つい説教くさくなってしまった。着いたぞ。」

バナージ 「あびばどうございまふ。」ズルズル

マリーダ 「鼻水くらいかんでいけ、ホラ。」

バナージ 「い、いくらでしょうか。」チーン

マリーダ 「、、、いらん。それは私のおごりだ。」

バナージ 「で、でもそれだとマリーダさんが。」

マリーダ 「もし少しでも悪いと思うなら、一刻も早く昔のお前に戻るんだな。」

マリーダ 「そしたら、、、事務所にアイスクリームでも持ってきてくれ。」

バナージ 「、、、持って行きます!オードリーと一緒に!!」

マリーダ 「ふっ、期待して待っている。」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:33:27.32 ID:4efxTo2u0
ー営業所ー

マリーダ 「ただいま帰りましたー。」

フロンタル 「うむ、帰ったか。マリーダ君。」

ロニ 「マリーダさん。カギと売り上げを。」

マリーダ 「はい、どうぞ。」

ロニ 「はい、確かに。今日は早く帰れそうですね。」

ロニ (チィ!今日はマリーダちゃんのしょぼくれ顔が拝めないのか。)

マリーダ 「ア、アハハ。たまには私もちゃんとやりますよ。」ヒヤヒヤ

アンジェロ 「おー、マリーダ。お前、結構稼いだなぁ。」

マハディ 「アンジェロ君もサイコジャマー↑↑↑しなければもっといくだろうに。」

アンジェロ 「ん?マハディさん?言ってる意味が分かりませんが。」

フロンタル 「マリーダ君、お疲れ様。今日はもう休みたまえ。」

マリーダ 「はい、ではあがらせて頂きます。お疲れ様でした。」


マリーダ (こんにちは マリーダ・ジンネマンです。)

マリーダ (久々に会ったアイツは世間の荒波に揉まれて少しおかしくなってました。)

マリーダ (お父さんに相談したら)

ジンネマン 「これはあいつの問題だ。お前がとやかく言うことじゃねえ。」

マリーダ (などと言って怒られました。私は間違っていたのでしょうか。)

ジンネマン 「でも、ま、なんだ。仲間が曲がったら助けてやれるお前。かっこいいぜ。」

マリーダ (やっぱりうちのお父さんはサイコーです。)

マリーダ (、、、でも気になります。バナージは平気なのでしょうか。)
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:34:14.21 ID:4efxTo2u0
ーまたまたある日の事務所ー

フロンタル 「バイト君もなかなか好調なようで何よりだ。」

バーニィ 「はい!お金をためないといけないので。」

ロニ 「お金貯めてどうかするんですか?」

バーニィ 「はい!ザクで新型ガンダムを倒すんです!」

マリーダ 「ガンダム!!」ガタッ

フロンタル 「おっと、これは。ロニ君、例のものを。」

ロニ 「はーい。」

マリーダ 「ガンダムは、、、、敵!!」クワッ

バーニィ 「マ、マリーダ先輩?」

マリーダ 「お前の腹も切り裂いてやる。」

バーニィ 「一体どうしたっていうんですか!?」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:35:09.30 ID:4efxTo2u0
ロニ 「はいはい、マリーダさん。おいしそうなピーマンですよ。」

マリーダ 「私のクシャトリヤ。」ワーイ

フロンタル 「すまんな。バーナード君。彼女はちょっと特殊でね。」

バーニィ 「分かります。ガンダムはこわいですもんね。」

ロニ 「あ!バカ!」

マリーダ 「ガンダム!!」ガタッ

バーニィ 「す、すみません。」

??? 「ごめんくださーい。」ピーンポーン

フロンタル 「おや?珍しい。事務所にお客さんだ。」

マリーダ 「出ます。」

バーニィ 「元に戻った。」


マリーダ 「はい、袖付き無線ですが。」

マリナ 「あの、いつぞやは大変お世話になりました。」

刹那 「あの時の代金を払いにきた。」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:36:19.30 ID:4efxTo2u0
マリーダ 「ああ!あの時のご夫婦。どうですか?具合は。」

刹那 「それが、あの時渋滞にハマっていたら危なかったらしいんだ。」

マリナ 「本当にありがとうございました。良かったらこれを。皆さんで食べて下さい。」

マリーダ 「これは!!ハーゲンダッ○アイスクリーム!!」

マリナ 「お口に合うか分かりませんが。」

マリーダ 「で、でも悪いです。こんな、良い、物を、、、。」ジュルリ

刹那 (正直な人だ。)

マリナ 「気持ちですので。お気にせず。」

マリーダ 「じゃ、じゃあ。頂きます。ありがとうございます。」

マリーダ 「、、、お子さんはいらっしゃらないんですか?」

刹那 「ああ。連れてきている。」

マリナ 「ほら。」クルッ

マリーダ 「うわぁ。旦那さんソックリのメタリックですね。」

刹那 「でもこのあたりはマリナ、嫁に似ているんだ。」

マリナ 「そうかしら?アナタに似てると思うんだけど。」

マリーダ 「子供は光です。希望の光なんですよ。」


キャイキャイ ワイワイ
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:37:22.90 ID:4efxTo2u0
マリーダ 「では、またのご利用をお待ちしております。」

刹那 「ああ。ありがとう。」

マリナ 「ありがとうございました。」


マリーダ 「アイスクリーム。むっふっふ。」

マリーダ 「、、、、。」キョロキョロ

マリーダ 「今、ここで1つくらい食べてもバレないな。」

マリーダ 「いただきまーす。」

マリーダ 「おいしい。」ペロペロ

??? 「マリーダさん!」

マリーダ 「ファッ!?、、、バ、バナージ!!」

??? 「マリーダ。久しぶりね。」

マリーダ 「ひ、姫様まで!」

バナージ 「あの時の約束を果たしに、、、!!」サッ

マリーダ 「あ、いや、け、決して私はサボっていたわけではなくて、、、。」

バナージ 「違うんです、マリーダさん。えっと、そ、そうだ!俺、就職決まったんです!」

マリーダ 「本当か?それは良かったな!」

オードリー 「可能性の火を灯し続けるんだ、って言ってね。報道カメラマンになったの。」

バナージ 「事務所の規模は凄い小さいですし、仕事は大変そうなんですけどね。」

マリーダ 「お前がそう望んだのなら、それに向かって進めば良いんだ。」

オードリー 「ええ。やっぱり今のバナージが一番輝いているわ。」

マリーダ 「姫様の仰る通りだ。お前の目に昔のように光が戻っている。」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:37:59.10 ID:4efxTo2u0
バナージ 「オードリー、マリーダさん。ありがとう!」

オードリー 「それで、マリーダ。あなたにバナージからプレゼントがあるの。」

マリーダ 「ふ、ふーん?」ワクワク

バナージ 「オ、オードリー!ダメだよ!隠してたのに!!」

オードリー 「あら?どうして?」

バナージ 「だ、だって、マリーダさんが食べてるアイスは、、、。」

マリーダ 「?」

オードリー 「ほら!そんなの気にしないの!」ドン

バナージ 「うわぁ。あ、あの、マリーダさん。良かったら、これを。」

バナージ 「あの時の約束は忘れてませんでした。だけど。」

バナージ 「色々準備してたらお金がなくなっちゃって、、、それしか買えませんでした。」

マリーダ 「これは、、、ガリガ○君?」

バナージ 「一応それもアイスかなって。す、すみません。やっぱりいらないですよね。」

マリーダ 「、、、、」シャクシャク

バナージ 「マリーダさん、そんな無理して食べなくても。」

マリーダ 「おいしいよ、これも。凄く。」ニッコリ

オードリー 「ほら、あなたが心を込めたものが彼女に届かないと思ったの?」

バナージ 「そうだね、俺がうっかりしてたよ。」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:38:35.78 ID:4efxTo2u0
フロンタル 「マリーダ君、そろそろ事務所に戻って、、、む?バナージ君ではないか。それに姫様まで。」

ロニ 「えっ?バナージ!?」ヒョイ

バナージ 「フロンタル大佐!それにロニさん!?」

オードリー 「あらあら、賑やかなことね。」

マリーダ 「あ、はい。今、戻ります。」


マリーダ (こんにちは マリーダ・ジンネマンです。)

マリーダ (生きていれば辛いことはたくさんあります。)

マリーダ (きっとこれからもそれは続くでしょう。だけど時々)

マリーダ (ほんの少しでもこんな幸せを感じられるならそれだけで)

マリーダ (この世に生を受けた意味があったのではないかと思います。)

マリーダ (私は今、最高に充実しています。)

prr prr ガチャ

マリーダ 「はい、お電話ありがとうございます。袖付き無線です。」

――――――――
―――――
――

プツン
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:39:16.78 ID:4efxTo2u0
フロンタル 「、、、という日常アニメを次回のDVD購入特典に入れようと思っているのだが。」

フロンタル 「皆の意見を聞きたいな。」

アンジェロ 「あの大佐!なぜ私がギャグ担当なのでしょうか。」

マハディ 「私は、アニメだと死んでることになってるのだが。」

ロニ 「私も。もうビームマグナムで撃ち抜かれてますし。」チラッ

リディ 「お、俺達ロンド・ベル隊の出番はないのかー!」ヒヤヒヤ

オットー 「そうだそうだ!」

ダグザ 「出番で言ったら、俺達エコーズも出番はなかったな。」

ナイジェル 「俺達も。」

コンロイ 「ゲスト出演キャラを私たちに差し替えて欲しいくらいです。」

ワッツ 「通行人Aでも俺はやるぜ?」

ダリル 「じゃあ、Bでもやっとくか。」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:40:30.86 ID:4efxTo2u0
バナージ 「俺は良いと思いますけどね。マリーダさんの素顔みたいな感じで。」

オードリー 「どうせ、マリーダの方が人気ありますものね?」

バナージ 「オ、オードリー?ど、どうしたの?ちょっと恐いよ?」

フロンタル 「ふむ、君達の意見は分かった。」

フロンタル 「だが、肝心の中尉から意見が出てないな。」

マリーダ 「私は、、、。」

マリーダ 「あのサイズのガリガ○君は食べきれない。」

全員 「気にするのそこかよ!!」

マリーダ 「機動戦士ガンダムUC 第7巻 2014年 春 劇場公開予定!」ドヤァ
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:41:07.74 ID:4efxTo2u0
おわれ 書き忘れた。
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/07/04(木) 12:45:11.07 ID:AuBOBe4iO
マリーダさんマジお姉ちゃん
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/04(木) 12:46:56.28 ID:cpHhy5N/o
マリーダさんのエロ画像増えろ
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/05(金) 08:47:14.08 ID:Y5OysAZd0
さすがのプルトゥエルブちゃん
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/29(月) 00:13:19.97 ID:N6wi5e8Z0

面白かった

一番衝撃を受けたのは刹那とマリナの子供だったわww
どうやってあの年齢で
26.84 KB   
VIP Service SS速報VIP 専用ブラウザ 検索 Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)