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last ・of ・Chai - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :オレグ [sage]:2013/07/08(月) 14:55:32.93 ID:wNa9OYKX0
今回は仮想空間が舞台です。
題名は約束された神ゲーから。



町のBAR。

カランカラン

「よお〜久しぶりだな」

「何だ……両さんか」


「なんだ、わしが来て不満か?」

「違うよ。読みがはずれたなと思っただけさ」

「どいう意味だ?」


ガチャン!!


「全員、動くな!死にたくなかったらか……」

ドン!

強盗が言い終える前にカウンター下から、イサカM37ポリス・ピストルグリップが火を噴いた。


強盗は鮮血を撒き散らしながら後ろに近くのテーブルに倒れた。

カランカラン

「ジム?……おい、ジム!?」


外で、待っていた強盗の仲間がBARに入るやいなや強盗の名をヒステリック気味に言いながら亡骸に駆け寄って行った。


「チクショウ!!だからあれほど……あがっ」


強盗の仲間の背後から、両津がヘッドロックを仕掛けた。


「あっ………」ガクッ
 
必死に抵抗しようとしたものの、両津のバカ力には勝てなかった。


「両さん」

「なんだ?」


両津はハエでも追い払ったかのよう顔でマスターを見つめた。


「トドメをさそうか?」

カウンターを飛び越えイサカをポンプアクションさせながら両津に近づいて来た。


「いや、大丈夫だ……わしがやるから」


そう言うと右腰に付けたタクティカルホルスターからコルトパイソン2.5inを取り出し気絶している
強盗の仲間の頭を撃ち抜いた。


カチカチッドン!

「所でレモンちゃんたちは?」

「見張り中」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1373262932
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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
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木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
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いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
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こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
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アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/08(月) 14:58:38.89 ID:wNa9OYKX0
すいません、詰め込み過ぎました。
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/08(月) 17:36:36.97 ID:nvpWJNspo
いや、書かないなら早くHTML化依頼してこいよ
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/08(月) 19:03:48.53 ID:uBqKhrvG0
三日後……LSD本部・会議室
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/08(月) 19:17:38.89 ID:uBqKhrvG0
コンコン


「どうぞ〜」

「入ります」


ガチャッ


「弘基君ごめんね、わざわざ呼び出して」

弘基「いえ……大方何の事か解ってますので構いません」 


「それはありがたいな。まあ……他のヤツが来るまでお茶でも飲んで待っててくれ」 

弘基「ありがとうございます」


3分後
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/08(月) 20:24:20.49 ID:hHdoJi7c0
ガチャッ


「あのさぁ〜俺ら、退職したのに何で呼ばれたワケ?」


10歳ぐらいの少年が文句言いながら会議室に入って行った。


「久しぶりだな、パーカー」

「久しぶりって……こないだウチの店に来ただろうが」


パーカーと呼ばれた少年はぶつくさ言いながら自分よりも、3cm大きいデスクの上にジャンプして飛び乗り胡座をかいた。


弘基「お久しぶりです亮太さん」

亮太「おお、誰かと思えばチャイの教え子じゃん!なまえは…‥」


弘基「岸谷 弘基と申します」

亮太「そうだそれ!それ!ところで俺の姓名知ってる?」


「美墨 亮太……LSD’最後の正義“と言われた伝説の捜査官ですよね?」

亮太「シンジ〜オマエ、人の過去喋っただろう?」


亮太は苦笑いしながらシンジを見たが、シンジは意に介せずカフェオレを啜った。


亮太「チクショウ〜おぼえてろよ」


ガチャッ


「随分、騒がしいわね」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/08(月) 21:05:10.25 ID:AkE+GBHo0
弘基「……?!」


弘基は驚いた。


何故ならLSDに女性は居ないものだと思っていたからだ。


しかも、大和撫子と呼べる程の美人である。


シンジ「オーマ、適当に座って待ててくれ」

オーマ「分かった……それで予定では何人来るの?」


シンジ「後、三人ぐらいだ」

オーマ「へぇ〜そう」


弘基はオーマを仰視しつつ、亮太に質問した。


弘基「亮太さんあの人の御名前はなんですか?」

亮太「あいつ?後藤 オーマって名前だけど」


弘基「あの人も退職した人なんですか?」

亮太「いや、アイツはLSDじゃなくて壊滅した首都特機隊の生き残り」


あのLSD唯一の内部闘争『ケルベロスの乱』を引き起こしたケルベロスの生き残り………弘基は身震いした。


亮太「ついでにガチレズだぞ、アイツ」

弘基「そうなんですか……」


ガチャッ
 

「遅れてごめん待ったか?」

オーマ「大丈夫よ、ここに要る連中は我慢強いから」 
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/08(月) 21:53:17.02 ID:r7WL989M0
オーマの発言に対して、何言ってんだコイツという顔をしているシンジを見て弘基は苦笑いした。


シンジ「オーリ、好きな席に座ってくれ」

「ああ」


オーリと呼ばれた16歳ぐらいの少年はオーマの隣に座った。


弘基「お久しぶりです、旺里さん」

旺里「数年ぶりだね一緒に仕事するのは」


弘基「そうですね」

亮太「ところで、オーリ聞いたぞ〜結婚したんだてな」 


旺里「ああ……成り行きで結婚しちゃった」

亮太「おいおい照れるなよ〜まあ、おめでとう」


旺里「ありがとう」

弘基「驚きました、まさか結婚してたんですね」

 
旺里「100年一緒に居てやっと結婚って感じだよ」 
オーマ「結婚ねぇ……」


妙に暖かい雰囲気が会議室を包み込んだ。


ガチャッ

「すいません、遅れました」

「クソ〜車が爆発した」

13歳と17歳ぐらいの少年二人が全身、真っ黒な状態で入って来た。




今日はここまでです。
9 :同時刻 [sage]:2013/07/09(火) 19:08:08.62 ID:CimPAZ+40
仮想空間・ボストン大学内図書室


「……なぁ、ボルボ」

「なんだ左近時」


「俺達は何でこんな事をしているんだ?」

「俺に聞かれてもな……」


10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/09(火) 20:10:30.94 ID:8ujCakZ40
ボルボは頭の中で過去を振り返った。


両津に誘われて「LAST OF USA」という
オープンワールド型のゲームをプレイすることに
なったのが全ての始まりだった。


普通にコントローラーでプレイするのとゲーム内部に意識を飛ばす『オーバーダイブ』と呼ばれるプレイが選べるのが特徴的だった。


『オーバーダイブ』をすると、自分の容姿を決め
現実世界と同じく食事をしたり友達と会話したり
出来るが


反面、意識を飛ばすという行為をするために痛覚などの五感を持ったままプレイすることとなり



やり過ぎると現実との区別がつかなくなってしまう危険性がある。


ただ、特典としてはゲームで得た金銭類は銀行に行くと現実の収入なる。


『オーバーダイブ』したのみ限定だが


両津は何の躊躇もなく『オーバーダイブ』した。


ボルボはその時は普通にプレイした。


だが、三日後………事件が起きる。
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/09(火) 20:50:35.33 ID:lLWwqbVQ0
『オーバーダイブ』した者達が現実に戻れなくなる事態が発生。


しかも、普通にプレイしている者達まで何故か
『オーバーダイブ』してしまうという事案まで
起きる始末。


ボルボもプレイ中に意識をゲーム内に飛ばされてしまった。


長年経験から何とか両津達と合流したものの


両津がブラックマーケットに物資を流す『違反者』でありゲーム管理者に追われている事実に、


何故かそばに居て両津を手伝ってる『擬宝珠 檸檬』という訳の解らない状態だった。


ボルボ「左近寺、もう戻るぞ。そろそろ奴ら来る」

左近寺「ああ」


ボルボは思う。


一番の敵は他のプレイヤーではない。

真の敵は……


クリッカー「グュリルルルル」

左近寺「ボルボー!」


ボルボ「なっ……」


一瞬の油断だった。


背後を振り返ると頭からキノコを生やしたかつて人間だったものが目の前にいた。


『インフェクテッド』呼ばれるそれは他のプレイヤーよりも強力かつ咬まれれば感染するという厄介な性質を持ったこの世界の明確な敵である。



その中で一番気をつけなければならないのが『クリッカー』であり、捕まれば確実に頸動脈を食いちぎられる。


ボルボは自爆覚悟でマルチカム(OCP)の右ポケットに入れてたMK3手榴弾の安全ピンに指を入れた。
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/09(火) 21:04:41.06 ID:2icS93Vl0
ドン!べきゃっ


覚悟決めていたボルボだったが、左近寺が所持していたベネリM1014の12ゲージ弾が『クリッカー』の頭部を破壊した。


ボルボはすかさず目と口を閉じた。


左近寺「大丈夫か?」

ボルボ「ああ、すまない」


ボルボは凛々しい顔で答えた。


左近寺「ほら、タオルだこれで顔をふけ」

ボルボ「悪いな」


ボルボはタオルを受け取ると、それをペットボトルの水で濡らし顔を拭いた。


自分が感染していないかどうかはまずは

両津達の元にもどり『検査』する事以外分からない為、左近寺に手錠を掛けてもらい

無事に『町』にたどり着けるかどうか賭けるしかなかった。


左近寺「行くぞ」

ボルボ「ああ」


13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/09(火) 21:21:14.66 ID:2icS93Vl0
今日はここまでです。

やや分かりづらくなって申し訳ありません。
14 :2分後 [sage]:2013/07/10(水) 09:11:52.93 ID:BpOLUImG0
会議室

シンジ「何で、呼ばれたか大方解ってると思うから説明省くね」

洸太「LAST OF USAがらみですよね?」


洸太はタオルで顔を拭きながらシンジの顔を凝視しながら言った。


シンジ「その通りだ。とりあえず今の状況を詳細に伝える」


「levelはイエロー。一刻の予断も許さない状態だ」

 

「マシューの報告によると、オプションの体感レベルが全てMAXの状態である事がわかった」


洸太「すいませんけど〜体感レベルがMAXだとどうなるんですか」


健二「大体、レベル5で実際にゲームの世界にいるという感覚になり……個人差はあるがMAXになると」

「『これは現実だ』と脳が錯覚してしまいゲーム内で死ぬと脳の機能が停止する危険な状態です」



『脳の機能が停止』つまり脳死である。

洸太は直ぐにでもゲームをプレイしたかったが、理性がそれを止めた。
 

洸太「……」

健二「おりゃ」コキ


洸太「おぼろ?!何すんだテメェは!」

健二「顔が険しいですよ、こーちゃん先輩」


洸太「そりゃそうなるだろう………だって」

健二「あなたが、なつきさんの事が死ぬ程好きなのは理解してるつもりですよ僕は」


洸太「……」

健二「過去になつきさんをストーカーしてた相手の手足をへし折り高速道路下に叩きつける程に愛してるんでしょう?」


何でそんな事まで知ってんだ……洸太は唖然とした。

15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/10(水) 09:39:54.34 ID:yOxZdzOa0
健二「あなたは今すぐにでもゲームをやりたいと思っているでしょうが、状況も解らぬまま突っ込むのは無謀です」


洸太「分かった分かった、落ち着いて険しい顔をしないで話を聞くからシンジさん続けてくれ」


シンジ「了解」


健二は慈悲深い顔で洸太の頭をなでた。

それを洸太は払いのけた。


弘基はそんな二人を見て薄ら笑った。


シンジ「先ほど、オバマ大統領から依頼があった」

オーマ「珍しいわね」


あのアメリカが助け求めてくるなんて……かなり
面倒くさい事になったと亮太は思った。


シンジ「どうやらCIAとFBIなどの米軍を含む実行部隊の八割が意識不明らしい」


『実行部隊』………デルタやシールズにグレイフォックスなどが含まれている事は旺里には分かっていた。


それよりも………


旺里「どうして、大統領は俺達に助けを求めてきたんだ?」

シンジ「それは『LAST OF USA』を開発したのはウチの社長だから」


何してんだアイツ……シンジ以外の全員が思った。
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/10(水) 10:34:02.49 ID:c8ftyBcp0
『助け求めてきた』の意味が違った。


『責任を取って事態を収拾させろ』という意味だった。


亮太「あのよお〜この際だから、ホワイトハウスに核ミサイルでも落としちゃう?」

オーマ「それなら特殊部隊を送り込んだ方が早い」


弘基「落ち着いて下さいよ二人共、まずはどいう経歴でこうなったか聞きましょうシンジさんに」


一同はシンジの顔を見つめた。


シンジ「だいぶ前になるんだけど」

「アイツ、ウシジマ君から利子を含めて1兆9580億円借金してたんだ」


何でそんなに金がいるのか旺里が首を傾げた。


シンジ「まあ……案の定首が回らなくなり俺に金を借りに来るようになった」

亮太「そういえば俺の所にも来たな」


弘基「俺の所にも来てましたよ」
 
オーマ「私の所にも」


健二「僕達のとこにも来ましたね〜」

洸太「あの野郎……」


旺里「なる程、そういう事か」

亮太「どういう事だ?」


シンジ「つまり俺達が貸した2兆9957億ドルを使って『LAST OF USA』を開発したという訳」


それでも疑問は残る。

誰が協力したのかという問題だ。


シンジ「協力したのはアンチャーテッドシリーズで有名な『Naughty Dog』と」

「GTAシリーズを作った『Rockstar Games』との共同開発だ」


亮太「なる程!アイツはヒットメーカー二社に協力を要請したのか!」


オーマ「そうだとしても、『オーバーダイブ』なんていう技術を開発する事は‥…あっ」


シンジ「攻殻機動隊の『QRSプラグ』を改造したんだ」


亮太「『QRSプラグ』改造の一件はチャイが関わっているに1ドル賭ける」

弘基「賭けになりませんよ」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/10(水) 10:49:54.05 ID:0abeaNva0
旺里「どいうやり方で、チャイを説得したんだ?」

シンジ「ゲーム内にいるアイツを捕まえて吐かせるしかない」


オーマ「じゃあ、さっさとアイツを捕まえに行きましょうよ」


シンジ「よし……では今から情報部に向かうそして『QRSプラグ』改め『ARISEプラグ』を装着しゲーム内に潜入する」


洸太「絶対、チャイが名付け親だなソレ……」


シンジ「それでは気を引き締めて向かえ」


一同「「「「りょ〜かい〜」」」」


シンジ「やっぱ、いつも通りでいいや」





少し休憩。
18 :特別編 [sage]:2013/07/10(水) 16:28:40.91 ID:jFRPynSP0
LAST OF USA・バックベイ-パーフェクション

ドン!………ジャキン!!


「イエーイ、ハハァン!眉間を撃ち抜いてやったぜ!」

「ナイスショット……市長」


「何だよ〜元気ねぇなどうしたチャイ?悩み事か?」

チャイ「気にしないでくれ」 


「分かったよ……オオ!『ブロータ』が2体も気やがったな!焼き肉してやるぜ!」


チャイ「ドラゴン貸そうか?」

「ハハハハハハ、すまない!後で店に返しておくぜ」


チャイ「オーライ。気をつけて使えよ」


「心配するな!ハハハハハハ」


そう言うと、市長はマクドネル・ダグラス M47
通称’ドラゴン“を景気よくぶっ放した。 


俺は店に戻る事にした。

パーフェクション……この町は現実のボストンにはない架空の町だ。


俺がゲーム製作を手伝っているときにプログラムした町だ。

元々はモンスター映画「トレマーズ」に登場する町で市長のモデルはその映画の人気キャラクターだ。


このゲームはオンライン対戦型であり、世界中の人間達と交流しようと思えばできる様になってる。


最初はただの人助けつもりだった。 


LSD社長を勤めているアイツに話を持ちかけられて
俺は2つ返事で答えた。

「このゲームは心に傷を負った人達を癒やす目的で開発する事、それと決して課金などをしない事」


アイツは直ぐに首を縦にふり、俺に2つのゲーム開発会社を紹介した。

それが『Naughty Dog』と『Rockstar Games』である。
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/10(水) 16:52:02.61 ID:EQPOjfWx0
俺は直ぐに自分の考えを彼らに伝えた。

反対されると思ったが、彼らは賞賛してくれた。


それから俺は金銭的支援とアイツはコネクション駆使してゲーム開発を手伝った。

俺はゲームのモーションキャプチャーに協力したりなどもした。 


だがあるとき、CIA長官と米軍の少将が開発現場に現れた。

目的は俺が『公安9課』と仲がいいという理由で、
『QRSプラグ』を提供を強要されてしまった。


俺は最初断ったが、開発現場の皆を逮捕すると言われてしまいやむなく『choker型QRSプラグ』を提供する事となった。


それから何かがおかしくなった。

『心に傷を負った者達は癒やす』という目的は消え去り

『完璧な愛国者を量産する』に切り替わってしまった。 

20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/10(水) 17:12:30.01 ID:XEpluKSv0
俺はその時には『choker型QRSプラグ』を改造に協力するために現場を離れていために細かい状況まで分からないが

何か別の大きな力が現場を支配していたような気がしてならない。


それから、数ヶ月後……

『ARISEプラグ』が完成した。


『ARISEプラグ』……『ARISE』の特徴としては


○電脳化してなくてネットの海に魂が入る事ができる。
 
○ネットで得た情報を直ぐに暗記可能。

○五感をオン・オフが可能。

オンにした場合、何か情報を触る時に感触などを感じる事ができる。


これはゲームを購入した場合の特典として付属されている。

ゲーム限定で注意点がある。


○体感MAXにする脳に致命的な害を与える危険がある。

何故か、この注意点だけもみ消されてしまった。
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/10(水) 17:54:05.82 ID:ZVvzB0gv0
ゲームは結局、『LAST OF USA』の名で売り出され大ヒットした。


俺はその時には秘密のMADを作った。

MADの効果は『癒やし』。 


『ARISE』使用者限定で使えるMADだ。

自慢にならないが使用者ゼロだ。


カランカラン

BAR・あずみ

両津「よお、どうだった?」

チャイ「町のゲート付近に『ストーカー』と『ブロータ』がそこそこいて市長が駆除中」


両津「珍しいな最近見かけないと思ったんだが」

チャイ「人が減って来ているのかもしれない」
 

両津「気を落とすなよ。お前の責任じゃないだろう」

チャイ「ありがとう……所でレモンちゃんは?」


両津「二階だ」

チャイ「顔を見てくるよ」 


『インフェクテッド』……誰かが作ったMADによって現れたこのゲームで一番気を着けなくてはならない存在。

ゾンビの親戚みたいなもので、噛まれる事と胞子を吸う事で『インフェクテッド』になる。


まだ人の姿を保っていて視力もあり足が速い
『ランナー』。

『ランナー』と同じくまだ視力は残っているが顔面に小さなキノコが生えてきてる『ストーカー』


もはや目も見えなくなり顔面の半分をキノコが包んでいて人間達を超えた力を使う『クリッカー』

全身キノコまみれで体か肥大してる『ブロータ』
 

そして感染の終末で体も消滅しひたすら胞子を飛ばす存在になる『コロニー』


二階

キィィィーン


レモン「」スースー

チャイ「……」


バタン……


『レモン』事『擬宝珠 檸檬』と初めて知り合ったのは彼女の保育園で買ってたハムスターがアホ共に惨殺された時だ。


22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/10(水) 18:15:51.61 ID:wWaeC8rL0
俺は当時、人間の事をあまり好きではなかった。

だが彼女のおかげで考えが変わった。


彼女が死んだハムスターを思い泣いてる姿に心を動かされてしまった。 

彼女ような人間を守る……俺の一つの目標になった。

だからこそ、彼女がこの世界にいるのなら守りとおさなくてはならない。

何故……彼女がこの世界にいるのか分からない。


たまたま、チャールズ川でプレイヤー同士の争いに巻き込まれた時に子供がいる方に味方したら

それが彼女だった……それだけだ。


両津に話を聞いた所によると襲われている時にたまたま助けたらそれがレモンだったという訳だ。


本人も何故いるのか分からないらしい。


とりあえず、パーフェクションに連れて行き寝床を両津達に貸した。


それから今の関係になる。

これから、どうなるのか全く解らない。


ただ一つ言えるのは

彼女に何があっても俺が必ず守る。


それだけは絶対である。





今日はここまでです。
23 :15分後 [sage]:2013/07/12(金) 16:51:16.77 ID:Rs4Ywkn/0
情報部

コンコン


「開いてるよ」 

シンジ「連れて来たぞ」


「結構、集めてきたな〜」

弘基「マシューさん……どういう状況ですか?」


弘基の目には、大型モニター前でチャイの家族である
公安9課の面々とチャイの友人である『寄性獣医鈴音』の面々が縦に並べられて寝かされていた。


よく見ると頭に、赤いバダナが巻き付けられていた


シンジ「マシュー………少佐達の頭に巻き付けられているのが」

マシュー「お察しの通り、これが『ARISE』だよ」  

マシューは煙草を吸いながら応えた。
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/12(金) 17:04:54.27 ID:4bRsqSxj0
シンジは首を回しながらGパンの左ポケットから、煙草を取り出し口に咥えた。


マシュー「ほら」

シンジ「ありがと」


マシューはライターでシンジの煙草に火を付けた。
  
 
シンジは、LSD捜査官達の顔を見つめながら
こう言った。
   

シンジ「アバター何にする?」

一同「「「「え?」」」」」


シンジ「『LAST OF USA』はキャラ作成要素が
あってね」

「バンダナ付ける前に決めなきゃならない」
 

「俳優に似せたり、太ってみたり、後は」 

「ランダムとか……」


一同「「「「ランダムで」」」」  


即答だった。
25 :>>23 訂正 [sage]:2013/07/12(金) 17:07:40.51 ID:4bRsqSxj0

よく見ると頭に、赤いバンダナが巻き付けられていた
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/12(金) 18:32:58.70 ID:qB/uXRmz0
マシュー「じゃあ……もう、やったからバンダナ付けてねぇ〜」カタカタ

オーマ「マシューがやるんだ……」


シンジ「そこにある、バンダナ装着したら適当に寝て貰って構わないから」

亮太「割と早いんだな」   
 

疑うような目で、マシューを見つめた。


マシュー「大丈夫だ、付けたら三分後にゲームスタート」


シンジ「通常も一つのパソコンでプレイ可能。後は一つのパソコンに複数のバンダナが必要なだけ」

亮太「人数制限なし?」


シンジ「人数制限なしだ」

弘基「すごいですね……」


シンジ「さあ、椅子に座るなりベッドに寝るなり
してくれ」

オーリ「バンダナの値段は?」 
 

シンジ「バンダナは1$。コントローラーは100$。」

健二「バンダナの方が安いですね」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/12(金) 18:35:19.69 ID:qB/uXRmz0
一時休憩
28 :再開 [sage]:2013/07/13(土) 15:59:38.49 ID:pbiwRCul0
last・of・USA コロラド大学 学長室

シンジ達がゲーム内に潜入したその頃、
『last・of・USA』に先に潜り込んでいた

公安9課及び鈴音達がコロラド大学内部で社長を捕らえていた。


社長「」ボロボロ  

「……もう一度、質問するわね」


社長「ひゃい……」

「チャイはどこにいるの?ケビン」 
 

ケビン(社長)「いや、だから、コロラドで別れたきり……」

「鈴音!」


鈴音「何にする?」

「う〜ん、金属バットか鉄パイプどちらか迷うわね」


ケビン「本当だ少佐!俺は嘘をついちゃいない!信じてくれ!!」

少佐「やっぱり、電動ドリルにするわ」


鈴音「コンセントはどこにあるんだ?」

少佐「入口の左横下にあるわよ」    


ケビン「確かに俺は、チャイに嘘をつきました!
でもそれは催眠薬を盛られて……」

鈴音「じゃあ誰に盛られてたんだ?」


ケビン「鬼頭権蔵」

鈴音「チャイに頭を握り潰されて挙げ句、地獄に堕ちた奴がどうやって薬を盛るんだよ」キュイイイ


ケビン「ほほほ本当だって!信じてくれよ〜鈴音ちゃん」



29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/13(土) 16:50:12.63 ID:5117qwak0
少佐「私達は別にあなたが嫌いでこうゆう事してる訳じゃないのよ」


ケビン「絶対ウソじゃん、それ!確実に俺の事
キライだよね?!」


鈴音「好きだろうが嫌いだろうが、今関係ないだろ」ガガガガ 

ケビン「イヤイヤかなり関係あると思いますけど?!」


少佐「大丈夫だから私達を信じてほら、下半身広げなさい」  

ケビン「それだけは勘弁して下さい!何でもしますから!」  


鈴音「何でもねぇ……どうする?」キュイイイ

少佐「とりあえず、知ってる事全部喋りなさい」


ケビン「分かりました、全部喋ります」


二人「判れば宜しい」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/14(日) 22:02:41.90 ID:BFzPdVEl0
コロラド大学敷地内 MV-22B内部


「沢木さんって、カラダが小さい割にアレが結構
お強いですのね」


沢木「良く言われるよ……でも君のもなかなかじゃないか」


「喜んでいただいて、しのぶも嬉しいですわ〜」


沢木「で………次は何して時間を潰す?」




しのぶ「次は……UNOなんかはどうでしょうか」

沢木「なる程。確かにそれは良いかも」


しのぶ「さっきほどは、まさか負けるとは思ってみませんでした」

沢木「言ってなかったけど俺、ツイスターで負けた事無いんだよね〜」


しのぶ「フフフフ……次は絶対に負けませんわ」

沢木「幾らでも相手になるよしのぶちゃん」

31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/14(日) 22:21:47.24 ID:+nbFSRqH0
コンコン 

沢木「……」

しのぶ「‥…」

誰かが左側の扉を叩いている……
二人は息を潜め沢木は静かに右の腰部のホルスターからH&K MARK23ステレンスモデルを取り出した。 


しのぶは右太もものホルスターに入れたHK45TCに指をかけた。


沢木は左側の扉に銃口を向けた。


「おーい」


外から扉を叩いた主が、声をかけてきた。


沢木「何だ……」


声の主は同僚であり先輩のレントン・サーストンだった。
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/14(日) 22:46:45.96 ID:EUBeKnJo0
沢木「レントンさーん、どうしました?」

レントン「取り調べが終わった!今から移動するから開けろ!」


沢木「フーア!」


ガシャン!


扉を開けると、2メートル近くある巨漢で長い金髪をぶっきらぼうに後ろに束ねている眼が義眼になっている大男、バトーに

隣にいるの優しげな顔をした茶髪で地味な感じの男……トグサとの間にいる

血まみれでアレックボールドウィン似の今回の事件の発端になった男、LSD社長ケビンがいた。


バトー背後からひょこりと赤毛の16歳ぐらいの少年……レントンが現れた。
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/14(日) 23:57:25.32 ID:rPVh1VMD0
レントン「センセイの居場所が判明した」

沢木「本当ですか?」


センセイことチャイはレントン及び沢木の恩師でありかつて担任を務めていた。


そして、今回の公安9課と鈴音達の目的はチャイを見つけ『LAST OF USA』からの脱出である。


その為に毎回トラブルを引き起こすチャイの父親であるLSD社長、ケビンを捕らえ拷問したのだ。


レントン「この馬鹿が言うには、センセイは北東に向かったらしい……だよな?」


レントンはケビンの頭を叩きながら言った。


ケビン「しょのとおりでしゅ……」


ボロボロになったケビンを見て、何だか悪い気がしてきた沢木であった。


沢木「それよりも少佐達はどこです?」


公安9課の隊長を務める少佐こと草薙素子はチャイの保護者である。

沢木の質問をバトーが答えた。


バトー「多分、もう少ししたら来るんじゃねえのか」

沢木「じゃあ、エンジンかけるのでレントンさん達は乗っていて下さい」


鈴音「ごめん、少し遅れた」


バトーの背後からボルテージ姿で白衣を来た銀髪の少女、有薗鈴音と

ロングの域に達していない紫の頭髪に紅い瞳に胸元が開いている特異なデザインの戦闘服の上に黒の革ジャンパー着た女性……草薙素子が現れた。
 

少佐「トクザ、その荷物は繩で縛って適当にその辺に置いておけ」

トクザ「り、了解」


『荷物』とはケビンの事である。 


少佐の気迫にトクザもやや引き気味であった



沢木「少佐……すいませんが北東のどこに向かいます?」


少佐「ボストンだ。イシカワ達とそこで落ち合う事となっている」

沢木「了解しました」


実は二手に別れていた。


何故かと言うと、CIA及び米軍と衝突を考慮し戦力を分散させたのだ。


そんなこんなでMV-22Bはイシカワ達と合流する為にボストンを目指す。



今日はここまで です。
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/15(月) 08:41:41.77 ID:2ed7MsG80
ボストン ジェネラル・エドワード・ローレンス・ローガン国際空港中心部


「うーん、ここは空港かな?」


独り言を呟きながら滑走路の交差地点をぐるぐる回っているのは、ショーン・コネリー似の男である。


「ランダム凄いな……まさかジェームズボンドになるとは……」


髭を弄りながら取り敢えず友人達と再会する為に取り敢えず自分の居場所を教える為に叫んだ。


「おーい!」


キュイーン!!
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/15(月) 09:46:02.48 ID:hvNKNLb30
ターミナルA・デルタ航空 管制塔


「シンジさーん、聞こえてますかー!?」


滑走路中心部


シンジ「勿論ー!!聞こえーてるよ!!弘基君!」

弘基「今から、そちらに向かいますねー!!」


シンジ「分かったー!!!」

「うるさいわねぇ……」


ショーン・コネリー似の男こと碇 シンジは振り返ってぎょっとした。

シャーリーズ・セロン似の黒の短髪の黒づくめの薄い服着た女が右手にクロスボウを持ちながら立っていた。


「良かったわねシンジ……マトモな服が着れて」 


シンジは今、スパイ映画などで良く見る秘密工作員みたいな服を着ていた。


シンジ「オーマ……意外と様になってると思うよ」


オーマ「あなたに誉められてもあまり嬉しくないわ」
 
そう言うと、背負っていたモスバーグM590 マリーナモデルをシンジに投げた。

何事もなかったかのようにキャッチし背中に背負った。


「お前ら、何してんの?」


ターミナルC方面から、ブレンダン・フレイザー似の男が右手にS&W M19 6インチモデルを持ちながら声をかけてきた。


「何て言うか……お互い変な格好しているな」 

オーマ「亮太、なかなか似合ってるわよ」


亮太「オーマ……後で覚えてろよ」


ブレンダン・フレイザー似の男こと亮太が着ている服は何故か、1926年代の服装である。


36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/15(月) 10:15:15.52 ID:hewpVYR60
弘基「すいません、遅れてしまって」


シンジ「気にしなくて……オワォ!?」


シンジが後ろを振り返ると
ワイシャツ風の防弾ベストを灰色のワイシャツの上から着たフル・レングス付きのレイルを装着した

スプリングフィールド・TRPオペレーター両手に握っているジョニー・ストロング似の男に


シンジと同じ格好したシルベスター・スタローン似の男とジェット・リー似の男がいた。


更に良く見るとジェット・リー似の後ろに
黒いスーツを着たコリン・ファレル似の男が
AA-12を持って立っていた。 


オーマ「私達………端から見たら凄いわね」


そのぼやきを聞いた亮太は呟いた。


亮太「何を今更……」




一時休憩。
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/16(火) 09:09:06.52 ID:mZAFeV/10
パーフェクション BAR・あずみ

カラカラ


両津「いら〜しゃい……ませ」


両津はカウンター下に隠してあるトカレフTT-33の撃鉄を起こした。


何故なら、特殊部隊の装備を装着した顎鬚を生やした中年の男と
端正な顔立ちからどこかの暴力団関係者のような雰囲気を漂わせる鋭い目つきの男に


同じくやや長い黒髪をした暴力団関係者みたいなのと同じく鋭い目つきをした若い男と
薄い顎髭を生やした、丸刈りの白衣を着た中年男が入店して来たからだ。
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/16(火) 09:41:42.89 ID:vb1rfFvu0
「すまないが……」 
 
両津「何でございましょうかぁ〜」


顎髭の中年男に話かけられた両津は取り敢えず演技をした。


ヒゲ「悪いが、強い酒を一杯頼む」

ヤクザ「俺も」


イケメンチンピラ「俺はテキーラを」

丸刈りオカマ「私はスクリュードライバーを〜」


両津「少々〜お待ち下さい」


両津はトカレフを静かにカウンター下に置き、後ろ
の棚から酒を取り出した。


ノッキーン・ポチーンを顎髭の中年男とヤクザみたいな男に、鋭い目つきをしてよく見たら結構端正な顔立ちをした若い男にはテキーラを

そして丸刈りオカマにはスクリュードライバーを渡した。


カラカラ
39 :>>37、38訂正 [sage]:2013/07/16(火) 20:30:26.56 ID:GLoekP7S0
『カウンター下』× 


『カウンター下の棚の上に』○
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/16(火) 21:30:27.19 ID:q5SfTl9X0
「うーん……」

「どうしたんだい?士郎君」


士郎「何か血なまぐさい匂いがしますね」

「それは、どこも似たような状況やろう?」


士郎「確かに……ですが」

「一人やたら強い気を放つ人がいますね」
 

両津は今日は変な客がやたら多く入店してくる事に
苦笑いした。


ヒゲ「よぉ〜遅かったな!何してたんだ?」

士郎「ちょっと、野暮用でしてね……」 


赤い短髪の整った顔立ちの高校生ぐらいの少年と
顎髭の中年男が知り合いである事に両津は驚いた。


束ねた長髪に無精髭に着崩したスーツ姿をした伊達男に黒いウィンドブレーカーを着た中学生ぐらいの少年が、赤髪の少年の後ろに立っていた。


まるで、ボディガードの如く立っている二人とチラチラと顔を見つめてくる赤髪の少年に対し異様に
感じた両津であったが、一応注文聞く事にした。


両津「お客様〜ご注文は……」

士郎「すみませんが、この子を知りませんか?」


両津「へ……!?」 


両津は静かにカウンター下の棚から、イサカM37 ステーク・アウトを取り出した。


何故なら……写真にはチャイが写っていたからだ。




今日はここまで。
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/18(木) 21:18:43.74 ID:a1WVpo1z0
両津「知らないですね〜」

士郎「本当ですか?」


士郎は両津の眼を凝視しながら、懐から煙草を取り出し両津に煙草を差し出した。


士郎「吸いますか?」

両津「ええ……もらいます」


両津が煙草を口に咥えた瞬間……
 

士郎「カウンター下のイサカは置いといた方がいいですよ」

両津「……っ」


何故、カウンター下にイサカがある事を知ってるんだ……両津はぎょっとした。



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