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女勇者「…………」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/07/14(日) 16:15:41.41 ID:hJz2053DO
 これは鬱展開の多い百合モノです


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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
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二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/07/14(日) 16:35:51.60 ID:hJz2053DO
 魔王が死んだ。私が殺した。

 振り下ろされる漆黒の剣を捌き、そのまま私は彼女の胸を刺した。

 溢れ出す赤黒い液体が私の純白の剣を染め、その液体が刃を伝い、私の手を汚す。

 肉を貫いた感触が今だ手に残る。不快な触感だ。

 そして、私は魔王の顔を見る。穏やかな表情をしていた。とても美しい。これが生き物の命が尽きる瞬間かと私は思った。

 私は剣を抜いた。瞬間、魔王の傷口から血が吹き出した。
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/07/14(日) 16:53:40.28 ID:hJz2053DO
 噴水のように吹き出した血液が私の全身を汚した。生暖かい。私は思わず頬が緩んでしまうのを必死に堪え、剣に付着した血液を振り払った。

 そして、魔王は崩れるように倒れ、死に際に言葉を残した。

「あなたを愛していた」

 それに応じるように私は膝を付き、彼女の耳元で囁いた。

「私も―――あなたを愛していたわ」

 勇者と魔王。互いに決して交わることのない道にいた。両者は同じ想いを抱いていた。だけど私は勇者の責務と皆の期待に負け、彼女も魔族の頂に君臨する者としての重圧に負けた。

 故に私は彼女を殺した。決して交わることのない存在だからこそ私は彼女を殺したのだ。彼女の命を他の誰にも奪わせない為に―――

4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/08/11(日) 23:45:30.10 ID:Tddtzydoo

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