姉「ふふ、ネコぱーんち///」ニャン - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 ： ◆ZYTz1BpGgk [saga]：2013/08/14(水) 14:12:08.21 ID:I2Mv4O0k0

ーーーーーーーーーーー

男「クカー......」


これは


姉「男くーん?　朝ですよー」ガチャ


ある姉弟の......　


姉「起きないとーキスしちゃうよー?」


おはなし


姉「はい、時間ぎれ〜」


チュ

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2 ： ◆ZYTz1BpGgk [saga]：2013/08/14(水) 14:18:58.24 ID:I2Mv4O0k0

ーーーーー


男「......」もぐもぐ


姉「うーん、朝は目玉やきね〜」


男「......」もぐもぐ


姉「男君どうしたの〜?　元気ないよ〜」


男「ねぇちゃん......起こすなら、もう少しまともに起こしてほしい」


姉「え......」


男「......」


姉「そっか......そうだよね......お姉ちゃん配慮がたらなかったわね」


姉「じゃあ、今度からディープキスで起こしてあげる〜」


男「いらんわ!!」

3 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/08/14(水) 14:23:07.34 ID:dt5Dltm1o

>>1は姉いる？

4 ： ◆ZYTz1BpGgk [saga]：2013/08/14(水) 14:25:20.22 ID:I2Mv4O0k0

姉「ふふ、照れちゃって〜よしよし」


男「お、オイ、撫でんなよ......」


姉「だって私、男君大好きだもの〜」


男「それも言わんでいい......」


姉「じゃあ、男君は?」


男「へ?」


姉「私のこと好き?」


男「え、いや......その」


姉「ふふ、悩んでる男君も可愛いよ〜」スリスリ


男「なぁ!?　こらひっつくな!!」


姉「任せて私、男君しか見てないから」


男「どういうこと?」


姉「そういうこと〜」


男「......はぁ」

5 ： ◆ZYTz1BpGgk [saga]：2013/08/14(水) 14:30:35.02 ID:I2Mv4O0k0

>>3姉いない

ーーーーーーーーーー

姉「いってらっしゃーい」


男「いってきまーす......」


男「はぁ......」


俺はの名前は男


普通の高校生だ


そんで今、後ろで俺に手を振っているのは


俺の姉だ

6 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/08/14(水) 14:34:27.73 ID:dt5Dltm1o

>>5
だろうな

7 ： ◆ZYTz1BpGgk [saga]：2013/08/14(水) 14:34:33.16 ID:I2Mv4O0k0

姉ってどんな存在?　そうだな......


なら、姉って存在について俺の姉を例に考えていこうか


じゃあ、俺の姉について語ろう


まずは性格か?　


姉の性格を一言で言うなら.....


かまってちゃん、かな

8 ： ◆ZYTz1BpGgk [saga]：2013/08/14(水) 14:38:35.02 ID:I2Mv4O0k0

俺は寝るのが好きだ


男「............ぐぅ」


休日ならかなりの時間を睡眠に使っている。


姉「お・と・こ・くーん!!」タタタ


しかしながら、俺の睡眠を必ず邪魔してくる奴がいる


姉「ほらほら、今日はいい天気だよ〜」ユサユサ


俺の姉ちゃんだ。

9 ： ：2013/08/14(水) 14:43:03.06 ID:Emlf84Fi0

強引な宣伝だよってミサカは(略

上条「安価でヤリまくろう」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1376407878/

10 ： ◆ZYTz1BpGgk [saga]：2013/08/14(水) 14:44:14.69 ID:I2Mv4O0k0

姉「起きなさーい」ペシペシ


男「ごめん眠い」


だが姉がこようとも俺は無視を決め込んでいる


単純に寝たいというだけだが......


姉「なんでよ、もう......男君意地悪だよ」


男「そっとしておいてくれ、危険はないよ」


姉「むぅ......」


普通の姉弟なら、ここで興味を失って退散するのかもしれない。


しかし、俺の姉はそうはいかない。

11 ： ◆ZYTz1BpGgk [saga]：2013/08/14(水) 14:51:49.54 ID:I2Mv4O0k0

姉「起きないとイタズラします」


男「もししたら姉ちゃん嫌いになる」


姉「なぁ......」


しかし、姉をのさばらしてはいけない。


だから早めに釘を打っておく。


姉「ああもうー、男君構ってよー!!」ユサユサ


男「一人でなんかしてろ、姉ちゃんは」


だが、この姉はとにかくしつこい


姉「むぅ、分かった......じゃあ男君寝るまで」


姉「私が撫でてあげよう!!」


俺は姉のベクトル操作を間違えたようだった。

12 ： ◆ZYTz1BpGgk [saga]：2013/08/14(水) 14:59:40.58 ID:I2Mv4O0k0

姉「よしよし///」ナデナデ


男「（ね、寝れん......）」


こうして俺は姉に構うような形になってしまった。


姉はかまってちゃんだ


だが......


姉「男君、どう?」


男「まぁ、気持ちいいです。ハイ」


悪い人間ではないから、いいんだよな。


ただ......


男「なぁ姉ちゃん」


姉「ん?　どうしたの男君」


男「いつ社会復帰するの?」


姉「............」


そう俺の姉は


男「なぁ、姉ちゃーー」


姉「ネコぱーんち!!」バギぃ!!


男「いたい!!?」


絶賛引きこもりニートです。

13 ： ◆ZYTz1BpGgk [saga]：2013/08/14(水) 15:00:22.50 ID:I2Mv4O0k0

また夜書きます。

14 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/08/14(水) 15:09:00.81 ID:jGLHz8oSo

ほう

15 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/08/14(水) 15:11:51.40 ID:qh6CJdtJo

期待

16 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/08/14(水) 16:16:46.44 ID:z9azIqjdO

素晴らしい

17 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/08/14(水) 16:38:21.86 ID:3WpC7TG50

あ

18 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/08/14(水) 16:38:54.66 ID:3WpC7TG50

あ

19 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/08/14(水) 16:39:25.98 ID:3WpC7TG50

あ

20 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/08/14(水) 16:52:16.53 ID:9HrFZ+Qjo

期待
でも釘はうつんじゃなく刺すんだよ

21 ： ◆ZYTz1BpGgk [saga]：2013/08/14(水) 21:54:53.25 ID:I2Mv4O0k0

俺の姉は昔から何をやっても上手くいく


そんな姉だ。


小学校では運動良し、勉強よし。


中学では、生徒会会長を務め、生徒達からの信頼もある存在。


高校でもそれは変わらず、当たり前のように有名大学へ進学


そして主席で卒業


さらに家事もそつなくこなす。


まさに完璧といってもいいほど存在だ


そして美人だ。

22 ： ◆ZYTz1BpGgk [saga]：2013/08/14(水) 22:07:21.80 ID:I2Mv4O0k0

だがしかし......


何を思ったのか姉は突然、大学をやめた。


そして引きこもりニートになった。


もう、訳分からん。


俺も両親もびっくり


大学をやめたことで借りたアパートも返し


家に帰ってきた。


姉「ただいま〜」


あの時の微笑みを俺は忘れないだろう

23 ： ◆ZYTz1BpGgk [saga]：2013/08/14(水) 22:18:42.85 ID:I2Mv4O0k0

と、聞いていると


なんだこのグズ野郎は、と批判されるだろう


たしかに、今までが良かったせいで両親は姉の


この一連の行動にもはや頭を抱える始末


俺もあの時は呆然としていた


そして、引きこもりニートの姉との生活が始まった。

24 ： ◆ZYTz1BpGgk [saga]：2013/08/14(水) 22:30:50.36 ID:I2Mv4O0k0

とは言ったものの


姉はやっぱり何をしても上手くいく


そう改めて思ったのが姉が引きこもり始めた最初の時期だ


姉「男くーん」


男「ん、なに?」


姉「ネコぱーんち///」シュ!!


男「ぶわ!?　なにこのぬいぐるみ!?」


姉「ふふ、可愛いでしょ?」


姉「ぽっちゃリーマン黒猫さんだよ!!」


姉は大の猫好きである。


姉の部屋に入れば、多種多様な猫のぬいぐるみが置かれている。


この黒いぽっちゃりとしたサラリーマン風の猫もその内のひとつだ

25 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/08/14(水) 22:31:08.98 ID:p3Ot6Stgo

そんなのお前の為に決ってんだろ
なあ男よ

26 ： ◆ZYTz1BpGgk [saga]：2013/08/14(水) 22:40:10.19 ID:I2Mv4O0k0

姉はかまってちゃんだ


俺にこのぬいぐるみを投げた時点でそれはお察し


男「姉ちゃん......俺、勉強中なんだけど」


姉「貴様に〜拒否権はないぞ!!　少年!!」にゃん


男「その構えはなんだよ」


姉「マタタビ拳法、メメント・モリ!!」にゃんにゃん


男「名前つければいいと思ってるでしょ?」


姉「君のハートを狙い打つぜぇ〜」にゃん


男「人の話聞けよ」

27 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/08/14(水) 22:45:08.31 ID:x9vggcNrP

ねーちゃん少しガノタか

28 ： ◆ZYTz1BpGgk [saga]：2013/08/14(水) 22:47:32.62 ID:I2Mv4O0k0

姉「ふっふっふ、掛かったね男君」


男「え?」


姉「私のちょっかい、というなの策に」


姉「男君は溺れてしまっているということを......!!」


男「.......は!!」


そう俺は、なんだかんだで姉がちょっかいしてくると


ついつい反応をしてしまっている


姉「君はいつから私のちょっかいを回避できていると......」


姉「錯覚していた......!!」


男「......は、はめられた」

29 ： ◆ZYTz1BpGgk [saga]：2013/08/14(水) 22:58:02.01 ID:I2Mv4O0k0

姉「ふふ、というわけで男君には引き続き」


姉「私の話を聞いてもらいます!!」


でもやっぱり、姉はかまってちゃんでした


姉「実はね、男君にはどうしても言っておきたいことがあるの......」


男「え......言っておきたいこと?」


姉「うん、どのくらい大事かって言うとケルディムガンダムの
　　メイン射撃が二発から三発になったことぐらい大事なの」


男「ごめん俺ガ○ダム分からんし、ゲーセン行かないから
　　その例えよく分からん」


姉「それでね、本題なんだけど」


男「絶対今の例えいらないでしょ......」

30 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/08/14(水) 22:59:17.72 ID:z9azIqjdO

なんで首席で卒業したのに大学やめたの？

31 ： ◆ZYTz1BpGgk [saga]：2013/08/14(水) 23:05:17.52 ID:I2Mv4O0k0

姉「私がなんで引きこもりニートを始めた理由」


男「!!」


姉「知りたいでしょ?」


男「......うん」


姉「たしかに私は身勝手なことをした」


姉「お父さんとお母さん、そして男君にまで迷惑をかけた」


姉「でもね、それはどうしても確かめないといけないことが......あるからなの」


男「確かめないといけないこと......」


姉「そう、それが証明されれば......私が私たる確信が持てるの!!」


姉「私の人生が薔薇色になるの!!」


男「そ、そうなんだ......」

32 ： ◆ZYTz1BpGgk [saga]：2013/08/14(水) 23:07:28.33 ID:I2Mv4O0k0

ああ......間違えた......
ごめんなさい、訂正します。
卒業後大手企業に就職して、退社したことにしてください。
申し訳ない！！

33 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/08/14(水) 23:09:28.76 ID:jGLHz8oSo

卒業したのに辞めるとはこれいかに

34 ： ◆ZYTz1BpGgk [saga]：2013/08/14(水) 23:21:59.16 ID:I2Mv4O0k0

男「で、それってなに?」


姉「ふふ、それはね......」ガサゴソ


姉「はい、これなーんだ?」


男「え、何って宝くじ......」


姉「私ね、昔から何しても上手くいくでしょ?」


男「自覚してたんだ......」


姉「うん、だからね。ある日ふと思ったの」


姉「今まで上手くいったのだから......これからも上手くいくと!!」


姉「というわけで、宝くじで一発当てて暮らすことにしました〜!!」


男「............」


男「ば............」


男「............バカや」　


姉「大丈夫、心配しないで」


姉「当選確実なんだから!!」


男「もう......好きにしてくれ......」


後日、姉の宝くじが当選しました。


それも複数、ほのぼのと暮らしていれば十分足りる額が


手に入ってしまいました。


姉「ふふ、さすが私!!」


男「......」


というわけで


姉の為すことは、すべて上手くいく


それが証明されました。

35 ： ◆ZYTz1BpGgk [saga]：2013/08/14(水) 23:24:11.48 ID:I2Mv4O0k0

今日はここまでします。
いや本当に、打ち込みミスは申し訳ない......

36 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/08/15(木) 00:26:24.37 ID:vsPNGIV20

あ

37 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/08/15(木) 00:26:55.86 ID:vsPNGIV20

あ

38 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/08/15(木) 00:27:17.64 ID:d/Q0e//x0

い

39 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/08/15(木) 00:27:37.93 ID:vsPNGIV20

あ

40 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/08/15(木) 00:28:42.78 ID:vsPNGIV20

あ

41 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/08/15(木) 06:47:22.69 ID:OuN1T2kAo

乙

42 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/08/15(木) 10:35:20.95 ID:GNrJ8gpb0

姉が宝くじをあてた。


とは言っても俺達の生活が変化するわけはない。


父「やっぱりお前は凄い子だ!!」


母「さすが私達の娘ね!!」


まぁ、変わったといえば両親が姉の引きこもりニートに大賛成
になっちまったことだが......　


男「ホントにね......姉ちゃん見てると
　　人生が楽勝に見えるよ」


姉「ふっふーん、私は幸運を招くのだよ〜」にゃん


男「......」


天、二物を与えず


こんな言葉を思いだしたが


姉には当てはまらないらしい


姉「メメント・モリ!!」にゃん


男「はいはい」

43 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/08/15(木) 10:42:26.09 ID:GNrJ8gpb0

多くの人をまとめるのは


多分みんなが想像している以上に大変だ


俺はそれを学校の行事などを通して痛感した。


だが......


姉「行ってきまーす!!」


男「え?　姉ちゃんどこいくの?」


姉は人をまとめるのが......


姉「うん、ゲーセン行ってくるよ〜」


男「こんな時間から?」　←PM 5:30


姉「うん大会あるんだ〜」


とてつもなく上手い

44 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/08/15(木) 10:51:22.37 ID:GNrJ8gpb0

〜ゲーセン〜


姉「さぁ、第５回ガ○ダム大会始めるよ〜!!　拍手〜」


イェーイ!!　フォォォ!!　待ってましたぁ!!

パチパチパチパチ!!


男「ゲーセンってもっと殺伐としてたような印象が......」


姉「というわけで、最初はシャッフル戦しま〜す」


おお、マジかww　

これは運ゲーの予感ww

やべぇ事故ったらどうしようw


男「............」


俺はこの勢いやらノリが学生のような
あきらかに二十歳超えてるような人々と


それをまとめる、この大会の主催者である
ハツラツとした姉を


その集団に入らないように距離調節をしながら見やっていた。

45 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/08/15(木) 11:00:59.39 ID:GNrJ8gpb0

え、このゲームは何かって?


そうだな、簡単にいうと


二対二で戦うゲームだ。


ガ○ダムっていうアニメ作品などに登場するロボを
動かして敵を倒すゲーム。


多分、大体のゲーセンに置いてあると思う


おじ様達に人気なアーケードゲームです。


え、姉はおじ様じゃないだろって?


理由は簡単、姉はこのゲームに魅力されちまった


ガンオタ女子だからだ。

46 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/08/15(木) 11:09:00.80 ID:GNrJ8gpb0

姉「ふゃっふ〜!!」


おおーーー!!　イイゾーー!!　そこだーー!!


姉があのゲームに出会ってからというもの......


姉「狙い撃つぜぇ!!」ピシュン!!


WIN!!


オォォォーーー!!!


今や大会を開くまでになるほど
それこそ、こうやって人をまとめる自分の長所を
惜しみなく生かしている。


まぁ、俺からすれば生徒会長やってた人が
こんなところで自分よりも一回り年上のおじ様達と
ゲームしてる光景が......　


非常にシュールだ。



バン!!!

47 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/08/15(木) 11:12:31.06 ID:GNrJ8gpb0

だがしかし、時には輪を乱す奴いる。


うわ......また台バン......

マナー悪いだろ......　

たかだかゲームなのに......


だがそんな時でも姉は即座に対応する


姉「ねぇ、なんでそういうことするの?」

48 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/08/15(木) 11:16:06.14 ID:GNrJ8gpb0

「うっせぇ!!　勝ったからって調子のんな!!」


姉「のってないよ」


姉「私は楽しくこのゲームをしてるだけ」


「こっちはガチなんだよ!!　
　まぐれで勝ったくせに偉そうなこと言うんじゃねぇ!!」


姉「偉そうなこと言ってるのはどっちよ!!」


「!!」

49 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2013/08/15(木) 11:22:46.21 ID:GNrJ8gpb0

姉「アナタがこのゲームを始めたキッカケは何?」


姉「最初からそんな勝ちにこだわってた?　いえ、違うわ」


姉「自分の好きな機体を動かして見たかったからじゃないの?」


「............ぬ」


姉「たしかにこのゲームは勝ち負けがあるわ」


姉「でも、このゲームを本当に楽しむためには......
　 　一人じゃ駄目なの、みんなでやってこそなの」


姉「たかがゲーム、されどゲーム」


姉「あなたの欲しい力は本当にそんな独りよがりな力?」


「............」

50 ： ◆ZYTz1BpGgk [saga]：2013/08/15(木) 11:32:41.34 ID:GNrJ8gpb0

「ふぅ......悪い、冷静じゃなかったよ」


姉「そうよ、このゲームは熱くなったら負けなんだから」


「そうだったな、明鏡止水か」


姉「そうよ!!　さぁ気を取り直して今度は固定するわよー!!」


おおーーーー!!　　よっしゃ次こそは......!!


男「普通はあんな風に言えないんだけどなぁ......」


俺の姉はニートだ


姉「さぁ、盛り上がっていこ〜!!」


イエスイエス!!　ピ〜ピ〜!!　フゥゥゥゥ!!


でも只のニートじゃない


姉「ギッチョン!!」


凄いニートだ。


男「でも世間体も考えて社会復帰はしてほしいな......」

51 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/08/15(木) 11:51:34.06 ID:GNrJ8gpb0

多分今日中に終わる。

52 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/08/15(木) 13:34:47.76 ID:vsPNGIV20

あ

53 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/08/15(木) 13:36:02.94 ID:webqP34CO

姉は脱ぎますか？

54 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/08/15(木) 13:55:33.06 ID:+xjlwQvro

くせえ

55 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/08/15(木) 14:18:41.66 ID:OuN1T2kAo

まだだ

56 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/08/15(木) 16:43:41.54 ID:/gDq5HZ+o

なんだろうもやっとする

57 ： ◆ZYTz1BpGgk [sage]：2013/08/15(木) 22:24:18.48 ID:GNrJ8gpb0

姉「はい男君、あ〜ん///」


男「普通に自分で食べるから!!」


姉「もう、ケチ!!」


俺の姉は引きこもりニートだ。


でも生まれつきの、何でも上手くいくわ!!　の特殊能力で
人生を薔薇色に染めた人間だ。


だが......　


ピンポーン


姉＆男「ん?」


それは間違いだった。


男「はーい、今いきま」


姉「なにやつ!!」


男「はや!!」


俺は姉が苦しんでいたことを知らなかったんだ


姉「......!!　部長」


部長「久しぶりだな姉......」


男「え......どちら様?」


姉「......私の上司だった人だよ」

58 ： ◆ZYTz1BpGgk [sage]：2013/08/15(木) 22:29:10.42 ID:GNrJ8gpb0

セクハラ


姉が勤めていた会社でされていたことだ


上司「お前にちょっかい出していた社長、あの[ピザ]はもういない」


上司「戻ってこないか?」


姉「......嬉しいお言葉です。でも戻りたくありません」


上司「............そうか」


男「......」


俺は二人を黙ってみていた、正直なんて
声をかけていいか分からなかった。

59 ： ◆ZYTz1BpGgk [sage]：2013/08/15(木) 22:36:12.89 ID:GNrJ8gpb0

なにより姉がそんなことを
されていたのに現実味がなかったんだ


その日、姉は首を縦には振らなかった。


ーーーーーーーーーーーーー


上司「また近いうちにおじゃまする」


そう言って上司さんは帰った。


姉に社会復帰してほしい、ついさっきまで思っていた
だが彼女の本当に会社を止めた理由を突きつけられ


男「......」


姉「......」


姉にどう接すればいいか、分からなくなった。


姉「男君......」


男「!!　なに?」

60 ： ◆ZYTz1BpGgk [sage]：2013/08/15(木) 22:39:53.38 ID:GNrJ8gpb0

姉「嘘ついてて、ごめんなさい」


男「なにも謝ることじゃ」


姉「でも......私今までちゃんとやってきたから......」


姉「みんなに、男君に心配かけたくなかったの......」


男「!!」


俺はそのとき、姉の涙を初めて見た。


姉「ごめんね......ごめんね......」

61 ： ◆ZYTz1BpGgk [sage　saga]：2013/08/15(木) 22:43:54.01 ID:GNrJ8gpb0

俺達家族はいつも姉に期待していた。


姉も今までそれに応えてくれた。


でも......


男「はぁ......まったくもう」


男「弱音を見せるのが遅いよ」


姉「ごめん......なさい......」


男「ほら、泣かない泣かない」


これを期に俺は、変わろうと思う。

62 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/08/16(金) 12:19:11.41 ID:QX4T6j/AO

続きはよ

63 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/08/22(木) 18:53:58.47 ID:fQxzRAI6o

支援

64 ：以下、新鯖からお送りいたします [sage]：2013/09/10(火) 19:46:26.97 ID:i9xLGXTB0

終わってしまったのか…？

65 ：以下、新鯖からお送りいたします [sage]：2013/09/10(火) 20:01:21.13 ID:5W6dKjgWo

はよ

66 ：以下、新鯖からお送りいたします [sage]：2013/09/10(火) 21:09:30.67 ID:8lKaazfuo

完結宣言は無いが言われてみれば終わってても不思議じゃないな
でもこれで終わりならあのAA貼りたくなるじゃないか……

67 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/09/24(火) 17:46:35.02 ID:Ms3KEIAjo

まだ？
やる気ないならhtml化依頼しとけ

68 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/10/05(土) 17:41:17.90 ID:QWJHoWRJO

まだか