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アリサ「リンクス」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/07(土) 21:45:53.89 ID:axzgvZvp0
三澤紗千香さんの新曲「リンクス」の歌詞カードを見てて思いついた話

ちょっと息抜き程度にさらっと作りました

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1378557953
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寝こさん若返る @ 2024/05/11(土) 00:00:20.70 ID:FqiNtMfxo
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第五十九回.知ったことのない回26日17時 @ 2024/05/10(金) 09:18:01.97 ID:r6QKpuBn0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715300281/

ポケモンSS 安価とコンマで目指せポケモンマスター part13 @ 2024/05/09(木) 23:08:00.49 ID:0uP1dlMh0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1715263679/

今際の際際で踊りましょう @ 2024/05/09(木) 22:47:24.61 ID:wmUrmXhL0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1715262444/

誰かの体温と同じになりたかったんです @ 2024/05/09(木) 21:39:23.50 ID:3e68qZdU0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715258363/

A Day in the Life of Mika 1 @ 2024/05/09(木) 00:00:13.38 ID:/ef1g8CWO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715180413/

真神煉獄刹 @ 2024/05/08(水) 10:15:05.75 ID:3H4k6c/jo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715130904/

愛が一層メロウ @ 2024/05/08(水) 03:54:20.22 ID:g+5icL7To
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715108060/

2 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/07(土) 21:50:51.68 ID:axzgvZvp0
-とある高校

青ピ「カミやーん!」

上条「青ピ?どうした」

青ピ「これからつっちーと一緒にゲーセンでも行かへん?」

上条「ゲーセンね。なんでまた?」

青ピ「なんでって、カミやんここんとこ元気無いやん」

上条「あー…まぁ…」

青ピ「確か…」

携帯<募る想いこの空高く積み上げたなら〜♪

上条「ん…メールか…」

青ピ「そうや!確か歌手のARISAが突然消えた日からやな」

上条「っ…」

青ピ「カミやん?」

上条「悪い…青ピ。今日は遠慮するわ…」

青ピ「あ、ちょおカミやん!」

土御門「……」
3 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/07(土) 21:54:00.99 ID:axzgvZvp0
上条「(あの日…エンデュミオンで、アリサが消えてから半月が過ぎた)」

上条「(奇蹟の歌声を持つ少女、鳴護アリサ)」

上条「(短い間だったけど…アリサは確かにここに居て、俺と…俺たちと一緒にいたんだ)」

上条「(だけど…)」

上条「アリサ…」
4 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/07(土) 21:58:01.35 ID:axzgvZvp0
-窓の無いビル

土御門「何とかならないか?」

☆「何がだ?」

土御門「分かってるだろう。上条当麻の事だ」

☆「ふむ…鳴護アリサか」

土御門「あの日から…鳴護アリサが消えた日から、明らかに上条当麻は元気を失ってきている」

☆「ああ、わかるよ。ずっと見ていたからね」

土御門「だったら!」

☆「そう焦るな。ふむ、確かにこのままだと色々と後が面倒になりそうだ」

土御門「…どういう事だ」

☆「じきに分かる。なら、今回は一つ、楽しい余興を作ろう」

土御門「余興?」

☆「この場所に行け。そこにある人物を待機させてある」

土御門「ある人物…?」

☆「行けば分かるさ」
5 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/07(土) 21:59:54.47 ID:jnlg0Cdv0
なんだかんだでみんな出だしは似てるよな
6 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/07(土) 22:02:34.56 ID:axzgvZvp0
-とある喫茶店

土御門「ここ…か」

土御門「アレイスターが言うにはこの喫茶店の奥の席に居るという話だが…」

土御門「…アレか」





土御門「すまない」

??「…」

土御門「俺は土御門元春。学園都市の上層部から連絡は言ってると思うが…」

??「分かっている」

土御門「…そうか。なら今回の計画も?」

??「全て把握している。今回の件はどうやら私にしか出来ない事らしい」

土御門「なら話が早い。とりあえずここを出るぞ。外に車を用意してある」

??「わかった」

土御門「ところで、アンタの名前は?」

??「私か?私は…」

シャットアウラ「シャットアウラ=セクウェンツィア」
7 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/07(土) 22:06:36.25 ID:uZ5X6r+x0
期待
8 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/07(土) 22:06:37.20 ID:axzgvZvp0
-車

土御門「シャットアウラとやら、今回の話はどう聞いてる?」

シャットアウラ「今回はあの男、上条当麻…だったか。その男を励ます手伝いをして欲しいと聞いた」

土御門「…なるほど」

土御門「なら、何故今回この依頼を受けた?」

シャットアウラ「アイツには借りがある。それを返すいい機会だと思っただけだ」

土御門「なるほど…。着いたぞ」

シャットアウラ「ん」
9 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/07(土) 22:09:38.07 ID:axzgvZvp0
シャットアウラ「ここは…?」

土御門「普通の高校の普通の体育館だにゃー」

シャットアウラ「体育館?」

土御門「そう。体育館」

シャットアウラ「体育館なんかに来て一体何を…」

??「待ってたんだよ、もとはる」

土御門「お出迎えご苦労さんだにゃー」

シャットアウラ「シスター?」

??「こっちの女の人がシャットアウラだね」

シャットアウラ「あ、ああ。お前は?」

??「私はね…」

インデックス「インデックスって言うんだよ」
10 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/07(土) 22:16:26.90 ID:axzgvZvp0
インデックス「さて今回お呼びしたのは他でもないとうまに元気を出してもらおうって事なんだよ」

シャットアウラ「はぁ…」

インデックス「ねぇシャットアウラ。あなたは覚えてるよね?」

シャットアウラ「何をだ?」

インデックス「奇蹟の歌声を持つ少女、鳴護アリサの事を」

シャットアウラ「!」

インデックス「とうまはあの日、アリサが消えた日から元気がだんだんとなくなっていったんだよ」

シャットアウラ「…」

インデックス「何回もね、忘れようとしたみたい。ケータイに入れた音楽も消してしまおうって何度も思ったんだって」

インデックス「でもね…それがとうまには出来なかったんだよ」

シャットアウラ「それは…」

インデックス「うん。とうまも分かってると思うよ。でも…」

インデックス「とうまをそうやって思いつめさせちゃうほど、アリサはとうまにとって大きい存在だったんだよ」

シャットアウラ「でも…鳴護アリサはもう…いない」

インデックス「そう。アリサはもうここにはいない。けど…」

シャットアウラ「?」

インデックス「シャットアウラの中にはまだアリサが残っているはずだよ」

シャットアウラ「!!」
11 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/07(土) 22:22:42.02 ID:axzgvZvp0
インデックス「元々アリサとシャットアウラは二人で一人。だから…アリサをもう一度、この世界に呼ぶ事も不可能じゃないんだよ」

シャットアウラ「ちょっと待ってくれ!」

インデックス「?」

シャットアウラ「確かに鳴護アリサは私の願いから生まれた存在だ。だけど…」

インデックス「だけど?」

シャットアウラ「だけど、そんな事が出来るはずが無い!」

インデックス「どうして?」

シャットアウラ「考えてもみろ!元々私という一人の人間の中から、鳴護アリサという他人を作るんだぞ!?」

インデックス「うん」

シャットアウラ「現実的に考えて出来るはずが無いだろう!」

インデックス「出来るんだよ。私ならね」

シャットアウラ「何?」

インデックス「私の持ってる、103000冊の知識と、それを扱える力があればね」

シャットアウラ「そんな…まさか…」

インデックス「今からそれを照明してあげるんだよ」
12 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/07(土) 22:24:15.03 ID:axzgvZvp0
修正

照明←×
証明←○
13 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/07(土) 22:29:02.24 ID:axzgvZvp0
インデックス「ただ、私にはそれを扱うほどの力は持ってないんだよ」

シャットアウラ「なら…」

神裂「その力を扱うのは私が担当します」

シャットアウラ「お前は…」

インデックス「久しぶりだね、かおり」

神裂「お久しぶりです、インデックス」

シャットアウラ「本当に…出来るのか…?」

神裂「何がです?」

シャットアウラ「私の中から、鳴護アリサという個人を取り出す事が…。そんな奇蹟みたいなことが出来るって言うのか?」

神裂「ええ、可能です」

シャットアウラ「!!」

インデックス「それじゃ、早速準備に入るんだよ!」
14 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/07(土) 22:35:45.06 ID:axzgvZvp0
シャットアウラ「まさか…本当にできるとは…」

アリサ「……」

神裂「ええ…。けれど、精々この世界に居られるのは、長くてあと24時間と言った所でしょうか…」

シャットアウラ「そんなに、短いのか…」

神裂「ええ。力を使って形を保っていますから、効果が切れると同時に、その本人も消えてしまいます」

シャットアウラ「そうか…」

神裂「ふぅ…」

インデックス「お疲れさま、かおり。休んでて」

神裂「そうします」

アリサ「…」

インデックス「(待っててね、とうま。もう少しだから…)
15 :以下、新鯖からお送りいたします [111]:2013/09/07(土) 22:39:37.52 ID:reutK01M0
忘れない♪ 今日も刻んでいく〜♪ ←ここ大好きだ。 それがまさか・・・!
いいね!
16 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/07(土) 22:42:00.36 ID:axzgvZvp0
アリサ「ん…あれ、ここは?」

インデックス「あ、起きた?」

アリサ「インデックス…ちゃん?」

インデックス「久しぶりだね、アリサ」

アリサ「……!」

アリサ「え、なんで私…」

シャットアウラ「気がついたか」

アリサ「シャットアウラちゃん?」

シャットアウラ「ああ」

アリサ「私は…」

インデックス「私が呼んだんだよ」

アリサ「インデックスちゃんが?」

インデックス「うん!」
17 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/07(土) 22:46:15.11 ID:axzgvZvp0
アリサ「そう、当麻くんが…」

インデックス「だからね、アリサに手伝って欲しいんだ!」

アリサ「そういう事なら喜んで!」

インデックス「ありがとうなんだよ!」

アリサ「シャットアウラちゃんも」

シャットアウラ「わ、私もか?」

アリサ「うん!だって、シャットアウラちゃんも当麻くんのために協力してくれたんでしょ?」

シャットアウラ「わ、私は別に…」

アリサ「ふふっ」

インデックス「うんうん。美しい姉妹愛だね」

アリサ「そうだね♪」

インデックス「ステージはこっちの方で用意しとくんだよ」

アリサ「じゃあ私は歌の練習だね!」

インデックス「お願いするんだよ!」
18 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/07(土) 22:50:33.79 ID:axzgvZvp0
上条「お、おいこんなとこ連れてきてどうするんだよ」

インデックス「まぁまぁいいからいいから」

上条「いいからって…お前これから晩ご飯作らなきゃいけないってのに…」

インデックス「それも捨て難いけど今日は絶対にこっち!」

上条「分かった分かった!引っ張るなって!」

インデックス「ほら早く!」

上条「分かったよ…」
19 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/07(土) 22:54:52.56 ID:axzgvZvp0
インデックス「とうまはここで待機!」

上条「ここ?なにもねーじゃねーか」

インデックス「すぐに分かるんだよ」

上条「?」

インデックス「おーい!とうま連れてきたんだよー!」

上条「へ?」

インデックス「じゃあとうま。私は先に戻ってるから、あとはよろしくね!」

上条「あ、おい!」

上条「なんなんだよ…」

上条「こんな体育館にこんな時間に…何が始まるってんだ?」

〜♪〜♪

上条「音楽…?」

ペガ-サス-トオイソラ-〜♪

上条「ってこの曲…、まさか!」
20 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/07(土) 23:00:46.12 ID:axzgvZvp0
アリサ「グローリア〜届くように〜♪」

上条「あ…」

上条「アリサ…なのか?」

アリサ「…ニコッ」

アリサ「君のつけた足跡が 長い雨に消えたよ
    なつかしい声 やさしさは いつか風になるでしょ」♪

アリサ「夏は一瞬の 鼓動で時を打つ」♪

アリサ「『私は生まれた』」♪

アリサ「ペガサス
    情熱は 光るリングのように見えた
    寂しさは 背中の羽に乗せた」♪

アリサ「泡だつ雲のrefulex 上昇気流のblowhole」♪

アリサ「めぐりめぐる宇宙にdive!
    今を 飛ぶよ 飛ぶよ」♪
21 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/07(土) 23:07:22.98 ID:axzgvZvp0
ジャーン

アリサ「……」

上条「あ…」

アリサ「…久しぶりだね、当麻くん」

上条「本当に…アリサ、なのか?」

アリサ「うん!」

上条「え、なんで…あの時、消えたはずじゃ…」

アリサ「インデックスちゃんにやってもらったんだ」

上条「インデックスに?」

アリサ「うん。当麻くん、私が居なくなってから元気が無いって聞いてから…」

上条「あ…」

アリサ「だからね。あの時は私が励まされたから今日はお返し!」

上条「お返し?」

アリサ「うん!今日は私の歌を聞いて、元気を出してね。当麻くん!」

上条「…ああ!」

アリサ「じゃあ次の曲!『アタリマエの距離』!」
22 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/07(土) 23:15:13.59 ID:axzgvZvp0
上条「(そして…あっと言う間に時間は過ぎて…)」

アリサ「A star in the whole sky 今夜叶えたい もっと叶えたい
    Your smile is dazzling 連鎖してくリング 手を取り合って
    A star in the whole sky 今夜叶えたい もっと叶えたい
    Our smile is dazzling 想像するリンク 光の未来」♪

上条「(『telepath 〜光の塔〜』…アリサが持ってる6曲全ての最後の曲だ)」

アリサ「…どうだった?」

上条「最高だったよ」

アリサ「本当!?嬉しいな!」

上条「ああ!ずっと聞いていたいくらいだ!」

アリサ「…」

上条「…アリサ?」

アリサ「実はね当麻くん。私、言わなきゃいけない事があるんだ」

上条「言わなきゃいけない事?」

アリサ「うん」
23 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/07(土) 23:21:16.93 ID:axzgvZvp0
アリサ「私に残されている時間はね、もう残り少ないの」

上条「?それはどういう…」

アリサ「私がこの世界に居られる時間はあと…2時間って所かな」

上条「え…」

アリサ「…」

上条「つ、つまり…アリサはあと2時間しか存在できないってことなのか!?」

アリサ「そうなる…かな」

上条「そ、そんな…」

アリサ「もともとね、そんなに長く居られるはずじゃなかったんだって」

アリサ「インデックスちゃんたちがギリギリまで頑張って、それでやっと…ここに来られたみたい」

上条「も、もう一度…来る事は出来るのか!?」

アリサ「」フルフル

上条「そんな…」

アリサ「今ここに居る時間が終わったら、私は完全に消滅する。もう…二度とこの世界には来れない」

上条「もう…二度と…アリサと会えなくなるのか…?」

アリサ「」コクン
24 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/07(土) 23:25:39.65 ID:axzgvZvp0
上条「…」

アリサ「だから!」

上条「!」

アリサ「だから…もう会えなくなる代わりに一つ当麻くんに持ってて欲しいの!」

上条「持ってて…欲しい?」

アリサ「うん。私が、当麻くんのために作った、七つ目の歌」

上条「!!」

アリサ「そして、ずっと覚えてて欲しい。私はいなくなるけど、ここにいたって証を」

上条「…」

アリサ「当麻くんのために、歌います。聞いてください」


アリサ「『リンクス』」


25 :以下、新鯖からお送りいたします :2013/09/07(土) 23:30:11.75 ID:reutK01M0
キターッ!
26 : あぼーん [saga]:2013/09/07(土) 23:31:59.87 ID:axzgvZvp0

この書き込みはJASRACさんによる著作権侵害の申し立てにより削除されました。
27 :以下、新鯖からお送りいたします [111]:2013/09/07(土) 23:32:48.67 ID:reutK01M0
28 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/07(土) 23:37:34.72 ID:axzgvZvp0
〜〜♪

上条「なんだよ…これ」

上条「前が…見えねぇよ…」ポロポロ

上条「ちくしょう…」ポロポロ


アリサ「(泣かないで当麻くん。私はいなくなるけど、忘れられるわけじゃない)」
29 :喜神トール [111]:2013/09/07(土) 23:41:11.89 ID:reutK01M0
ちくしょう・・・泣ける・・・!
30 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/07(土) 23:44:23.26 ID:axzgvZvp0
〜♪

アリサ「(そう。なにもかも無くなるわけじゃない)」

アリサ「(私が今ここにいたって事実は、絶対に無くならない)」

アリサ「(その証がこの歌)」

アリサ「(この歌のように、今ここにいられる事に感謝をこめて)」



上条「アリサ…俺は…」
31 : あぼーん [saga]:2013/09/07(土) 23:49:06.44 ID:axzgvZvp0

この書き込みはJASRACさんによる著作権侵害の申し立てにより削除されました。
32 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/07(土) 23:53:08.25 ID:axzgvZvp0
〜♪

アリサ「……」

パチパチパチパチパチパチ

上条「……」

アリサ「当麻くん…」

上条「最高だったよ、アリサ」

アリサ「ありがとう…」

上条「…」

アリサ「…」

上条アリサ「「あの…」」

上条アリサ「「あ…」」

アリサ「当麻くんからで、いいよ?」

上条「あ、ああ…。アリサ、まだ時間あるよな?」

アリサ「え?あ、うん」

上条「ちょっと外に出ないか?」
33 :喜神トール [111]:2013/09/07(土) 23:53:40.87 ID:reutK01M0
最高だ。
34 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/07(土) 23:57:10.54 ID:axzgvZvp0
-学校の屋上

アリサ「うわぁ、綺麗」

上条「学園都市の夜は結構いい眺めなんだよな」

アリサ「うん!それがよく分かるよ!」

上条「…」

アリサ「当麻くん?」

上条「なぁアリサ…。話があるんだ」

アリサ「話?」

上条「ああ…。俺は…」

アリサ「…」

上条「俺は…アリサの事が…!」

アリサ「待って」

上条「!」
35 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/07(土) 23:59:50.07 ID:axzgvZvp0
アリサ「その先は言っちゃダメだよ、当麻くん」

上条「…どうして」

アリサ「言ったら…残りたくなっちゃうじゃない」

上条「…」

アリサ「もう…覚悟は決めてるのに…揺らいじゃうから…」

上条「アリサ…俺は!」

アリサ「やめて!」

上条「っ…!」

アリサ「お願い、当麻くん…。私に…」

上条「俺は!アリサの事が好きだ!!」

アリサ「!!」
36 :喜神トール [111]:2013/09/08(日) 00:01:38.06 ID:8nyCYdmh0
言ったあああああああああああああ
37 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/08(日) 00:09:33.56 ID:SH/cAl490
上条「初めて会ったときから…ずっと…アリサが好きだ…」

アリサ「どうして…」

上条「…」

アリサ「どうして…どうして言っちゃうの…」

上条「伝えたかったから…」

アリサ「ズルいよ…当麻くんは…」

上条「え…」

アリサ「自分ばっかり、言いたい事言って…」

上条「アリサ…」

アリサ「私だって…」

アリサ「私だって!当麻くんの事好きだもん!!」

上条「!!」
38 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/08(日) 00:15:20.24 ID:SH/cAl490
アリサ「私だって、最初に当麻くんと出会ってからずっと…当麻くんの事見てきた!」

アリサ「当麻くんのいろいろな感情、短い間だけど、確かに見てきた…」

アリサ「だから…今回の計画を聞いた時…決めたの…」

上条「決めた…?」

アリサ「うん…。未練の残らないようにしようって」

上条「それって…」

アリサ「私だって…消えたくないよ…、もっとここにいたいよ…でも!」

アリサ「無理なんだよ…それは…」ポロポロ

上条「!!」

アリサ「もっと当麻くんと遊びたかった!もっと当麻くんと一緒に笑いたかった!」

アリサ「もっとインデックスちゃんとも話したかった!」

アリサ「もっと!もっと!もっと!」

アリサ「もっと…当麻くんと一緒に居たかった…!」

上条「!!」

アリサ「だから…だから私は…何も言わない、何も聞かない…そう決めていたはずなのに…!」

上条「アリサ!」ダキッ

アリサ「!」
39 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/08(日) 00:20:23.85 ID:SH/cAl490
上条「俺だって同じだ!」

アリサ「当麻くん…」

上条「もっとアリサと遊びたい!もっとアリサと話したい!」

上条「もっとアリサと笑いたい!」

上条「もっと…アリサと一緒にいたい…!」

アリサ「!」

アリサ「う…ぁ、うわぁあああああああああん!」

アリサ「嫌だ!嫌だよ!消えるのは嫌!ずっと当麻くんのそばにいたい!」

上条「俺だって嫌だ!このまま消えて欲しくない!ずっとそばにいて欲しい!」

アリサ「うあああああああん!!」

上条「だから…ちくしょう…泣かないでくれよ…こっちまで、涙が出てきちまう…」ポロポロ

上条「ちくしょう…ちくしょう…」ポロポロ
40 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/08(日) 00:28:02.86 ID:SH/cAl490
アリサ「…」

上条「…」

アリサ「なんか…」

上条「ん?」

アリサ「お互い…酷かったね」

上条「だな…」

アリサ「二人であんなに大泣きしちゃって」クスッ

上条「あんなに泣いたのは初めてかもな」

アリサ「私も…初めて」

上条「そっか…」

アリサ「うん…」

上条「…」

アリサ「…」

上条「あと…どのくらい残ってる?」

アリサ「もうあと…30分くらいかな?」

上条「そっか…」

アリサ「そう…」

上条「…」

アリサ「…」
41 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/08(日) 00:31:56.38 ID:SH/cAl490
上条「なあアリサ」

アリサ「なに?」

上条「あと30分しか無いなら…その30分でさ」

アリサ「うん」

上条「その…恋人っぽいことしようぜ…///」

アリサ「へっ…ええええええっ!?///」

上条「ダメか?」

アリサ「いいいいやダメじゃないっていうかむしろ嬉しいんだけど…///」アウアウ

上条「じゃあ…手、貸してくれ…」

アリサ「は、はい…///」

ギュッ

上条「あと少し、こうしていようぜ」

アリサ「うん///」
42 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/08(日) 00:34:24.94 ID:SH/cAl490
上条「…!」

アリサ「どうしたの?当麻くん」

上条「アリサ、お前…体が…」

アリサ「え…!!」

上条「透けてきてる…」

アリサ「もう…おしまいかぁ…」

上条「…」

アリサ「…」

上条「なぁアリサ」

アリサ「なぁに当麻くん」
43 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/08(日) 00:38:45.76 ID:SH/cAl490
上条「大好きだ」

アリサ「!」

アリサ「私も…大好き!!」

上条「へへっ…」

アリサ「ふふっ…」

上条「」スッ

アリサ「あ…」

上条「ん…」チュッ

アリサ「ん…」

上条「…」

アリサ「…」

上条「ありがとう。俺のそばにいてくれて」

アリサ「ありがとう。私のそばにいてくれて」

上条「…会えるよな」

アリサ「え?」

上条「また絶対に…会えるよな」

アリサ「……うん!絶対に!」

上条「じゃあ元気でな」

アリサ「うん」
44 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/08(日) 00:40:03.94 ID:SH/cAl490












「愛してるよ、当麻くん」

「ああ、俺も愛してるよ、アリサ」












45 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/08(日) 00:41:30.99 ID:SH/cAl490
上条「行っちまった…か」

上条「ん…?これは…」

上条「CD?」
46 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/08(日) 00:43:42.00 ID:jUJk2Hfvo
涙が止まらない
47 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/08(日) 00:46:13.71 ID:SH/cAl490
青ピ「カミや〜ん!この後遊びに行かへん?」

上条「おういいぞ!」

青ピ「ん?カミやん、なんやそれ」

上条「え、これか?」

青ピ「CDプレーヤーなんて、この科学の街でえらい古いもん使ってんなぁ」

上条「いいんだよ、これで」

青ピ「?」


上条「これは…俺の大切な人からの贈り物だからな」


青ピ「カミやん…」

上条「で、遊びにいくんだろ?」

青ピ「せや!はようゲーセン行くでー!今日は新しい台が入ったんやー!」

上条「おお!それはいい事を聞いたぜ!」

青ピ「せやろ!」
48 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/08(日) 00:46:50.02 ID:SH/cAl490



『当麻くん♪』



49 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/08(日) 00:49:43.94 ID:SH/cAl490
上条「…!」

青ピ「どした?」

上条「今の声…」

青ピ「声?」

上条「いや…何でもない」

青ピ「?」

上条「(アリサ)」

上条「(俺の大好きな一人の女の子)」

上条「(もう会う事は叶わないだろうけど)」

上条「(アリサは…ずっと…俺の中にいる)」







上条「(そうだろ?アリサ)」

『もちろんだよっ♪』
50 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/08(日) 00:51:36.40 ID:SH/cAl490








~fin~







51 : ◆9j5zFY8NO2 [saga]:2013/09/08(日) 00:52:20.28 ID:SH/cAl490
というわけで

アリサ「リンクス」

これにて終了です

見てくださった皆さんありがとうございました
52 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/08(日) 00:53:49.65 ID:JieEvpPN0
乙、良かった
ただやっぱりこう言う終わり方は切ないな(´;ω;`)
53 :以下、新鯖からお送りいたします [sage saga]:2013/09/08(日) 00:55:07.89 ID:naCgX/mQ0

せつない終わり方だったね……。・゚・(ノД`)・゚・。
54 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/08(日) 01:15:24.08 ID:jUJk2Hfvo
(´;ω;`)ブワッ!
55 :喜神トール [111]:2013/09/08(日) 10:26:44.09 ID:8nyCYdmh0
マジ良いッ!! リンクス最高ッ!!
56 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/08(日) 12:08:20.18 ID:ku0WBjb50

全上条が泣いた
57 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/08(日) 12:27:50.54 ID:fppez/Gk0
軽く泣いてしもうた
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