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女「勇者になりにお城に行ったら面接する羽目になりました。」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/20(金) 19:01:20.60 ID:sRSQ0dkAO


姫「次の方どうぞ。」

勇者「こんにちは。」

姫「はい、こんにちは。じゃあ初めましょうか…椅子に座って下さい。」

勇者「よろしくお願いします。」

姫「それでは、まず何故貴方はここに来たんですか?」

勇者「はい、勇者になりたくて来ました。」

姫「それだけ?」

勇者「えっ?」

姫「お?それだけかって聞いてんだけど。」

勇者「いやあの」

姫「やり直し、もう一回最初から。」

勇者「」



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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

2 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/20(金) 19:04:13.33 ID:sRSQ0dkAO

一時間後

勇者「失礼します。」

姫「ようこそいらっしゃいました…お席に座って下さい。」

勇者「失礼します。」

姫「では、まず…何故貴方はここに来たんですか?」

勇者「はい。私は魔王の支配するこの世界…魔物が蔓延る世界を救いたいと思いここに来ました。」

姫「そうですか、では…貴方は魔王を倒した後、どうしたいと考えてますか?」

勇者「えっ?」

姫「お?だから魔王を倒した後どうしたいかって聞いてんだけど?」

勇者「いやあの」

姫「時間やるからさっさと考えろや。」

勇者「」
3 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/20(金) 19:05:30.42 ID:sRSQ0dkAO

十分後


姫「では改めて聞きます。貴方は魔王を倒した後どうしたいと考えてますか?」

勇者「はい。私は魔王を倒した後…この世界を巡り、色々な人に出会って…勇者の名に恥じない行動をしたいと思ってます。」

姫「成る程、良いじゃねぇか。」

勇者「えへへ。」

姫「笑うなよ。」

勇者「すみません。」

4 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/20(金) 19:06:52.46 ID:sRSQ0dkAO

姫「ああ、そうだ…履歴書、履歴書見せてみろ。」

勇者「あ、どうぞ。」ペラ


勇者
性別:女
年齢:17歳
レベル:55

基本スキル
・剣術Lv9
・器用Lv7
・俊敏Lv8
・知能Lv7

専用スキル
・勇者の威光Lv5
(敵を30%の確率で怯ませる。)
・威圧Lv7
(敵の防御力を25%ダウン)
・雷撃Lv8
(勇者専用の魔法の威力を40%上昇)



姫「」

姫「(つえぇ…。)」

勇者「あの。」

姫「あぁん!?」ギロッ

勇者「ひぃッ!?」ビクッ

姫「なんだよ。」

勇者「ど、どんな感じでしょう…?」

姫「……わ、悪くはねぇよ。」
5 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/20(金) 19:14:24.08 ID:sRSQ0dkAO

勇者「えへへ。」

姫「だから笑うなよ。」

勇者「すみません。」

姫「というかさ。」

勇者「あ、はい。」

姫「お前、まだ勇者じゃねぇよな。」

勇者「え?あ、はい。」

姫「じゃあよ、その名前、勇者じゃねぇよな?」

勇者「あっ」

姫「あっ、じゃねぇよ今すぐ変えて来いよ。」

勇者「す、すみません」ダッ


三分後


女「変えてきました。」

姫「おう、じゃあ続けようか。」

女「お、お願いします。」


姫「こほん…では、質問をちょっと変えましょう。…貴方は魔王を倒すと共にもう一つ王様に命じられた事があります。」

姫「それは魔王の手下にさらわれた、姫を救出する事…。」

姫「貴方は、魔王と姫…どちらを優先しますか?」
6 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/20(金) 19:21:13.12 ID:sRSQ0dkAO

女「…それは。」

姫「それは?」

女「…私は姫様を先に救出します。」

姫「なぜ、ですか?」

女「…姫はさらわれた後…きっと勇者が助けに来ると信じて、信じ抜いて…暗く狭い所に閉じ込められていると思うんです。」

女「そんな寂しく、いつ殺されてもおかしくない状況下に置かれている姫を…私は後回しには出来ません。」

女「…だから、私は姫を先に救出します。」

姫「…わかりました。良い答えですね。」

姫「貴方の心の清らかさと、正義の心がそう言わせるのでしょう…。」

女「じ、じゃあ勇者になれるんですかっ?」

姫「それとこれとは話は別だバーロー。」

女「あ、はい。すみません。」
7 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/20(金) 19:35:27.83 ID:sRSQ0dkAO


姫「では、次の質問に移りましょう。」

女「はい。」

姫「貴方は男と女…どちらが好きですか?」




女「…は?」

姫「は?じゃねぇよ、答えろ雌豚が。」

女「(め、雌豚って…。)」

女「え、ええと…それは、友人としての事でしょうか…?…恋人としての、言葉でしょうか…?」

姫「んなもん恋人に決まってんだろうが。」ギロッ

女「ひいッ。」

女「え、えと…男性、でしょうか…はい…。」

姫「あ?」

女「い、いやだからだんせ」

姫「あぁ?」

女「いやあの」

姫「お?」

女「……女性です。」

姫「成る程…貴方は珍しい方ですね…否定はしませんよ。」ニコッ

女「(えー…。)」
8 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/20(金) 19:36:54.84 ID:sRSQ0dkAO

姫「それに、実は私も」

女「次の質問はまだでしょうか?」

姫「…では、次の質問にしましょう」チッ

女「(…舌打ち…。)」


姫「こほん…では、貴方は、受けですか?攻めですか?」

女「え?」

姫「だから受けか攻めかって聞いてるだろうが。」

女「いやあの。」

姫「十秒だ、十秒で答えろ。」

女「ひー…。」

9 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/20(金) 19:37:38.56 ID:sRSQ0dkAO


十秒後。


姫「おら、早く答えろよ。」

女「え、えと…私は…攻めでしょうか…。」

姫「なあ。」

女「は、はい。」

姫「今のお前の考え教えは間違ってるぞ。」

女「は、はぁ…。(まだ何も言ってない…。)」

姫「良いか、受けとか攻めって言うのはだな。」

兵士「姫様ぁーッ!」ドタバタ

姫「邪魔すんじゃねぇよ糞豚がッ!」クワッ

女「(口が悪いなぁ…。)」
10 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/20(金) 19:43:58.55 ID:sRSQ0dkAO

姫「邪魔が入りました。さあ、再開しましょう。」

女「は、はぁ…。」

姫「…そうですね、先程の質問ですが。」

女「姫様。」

姫「はい?」

女「それは勇者になるに当たって関係のある質問ですか?」

姫「……当たり前でしょう。」フイッ

女「なぜ目を逸らすんですか。」

姫「理由がなくてはいけないのですか。」

女「良いから早く面接して下さいよ。」

姫「嫌です、私の話を聞かないと面接しません。」

女「(…め、面倒な姫様だなぁ…。)」
11 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/20(金) 19:48:32.61 ID:sRSQ0dkAO

※遅すぎる警告。

・このSSには百合要素があります。

・地の文はめったにありません。

・冒険はあると思います。

・女(勇者)が受けで、姫が攻めです。(意味深)

12 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/20(金) 20:02:30.80 ID:sRSQ0dkAO

姫「仕方ありません…最後の質問に移ります。」

女「あ、はい。」

姫「貴方の目の前に女の子らしい可愛い姫、勝ち気で男っぽい姫、お淑やかで可憐な姫が居ます。」

姫「さあ、どれ?」

女「(この姫おかしいよ。)」

女「え、ええと…お淑やかで可憐な姫様…でしょうか…。」

姫「」チッ

女「(また舌打ち…!?)」

姫「まあ、良いでしょう…とりあえず、面接は終わりです。なお、この後のご予定は?」

女「街の見回りを。」

姫「ありませんね。一緒にご食事でもいかがでしょうか?」ニコッ

女「いやだから」

姫「命令な。」

女「承知致しました。」
13 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/20(金) 21:35:37.72 ID:sRSQ0dkAO

それから姫と女はお城で美味しい料理をたらふく食べて、女は王様より勇者と任命された。

その日はお城の一室を借りて身体を休める。身体は休まったが、精神的(主に姫からの睡眠妨害)に辛かったらしく、あまり休めず仕舞いだった。

その翌朝。

お城の門前。


勇者「(…なんやかんだで勇者になったのは良いんだけれど…。)」

姫「さあ、行きますわよ。勇者。」

勇者「(なぜだ。)」

姫「どうしましたか?お腹が痛いとか…?…私が診察して差し上げましょうさあほら衣類を捲り上げt」グシャ

勇者「すみません、手が滑りました。」

姫「…流石、勇者ですね…あの履歴書は間違いではなかった…。」フラッ

勇者「姫様。」

姫「ん?」

勇者「いい加減、猫被りは止めて下さい。」

姫「あら。」

勇者「と言うか姫様は危険なので付いて来ちゃ駄目です。」

14 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/20(金) 21:40:37.84 ID:sRSQ0dkAO
姫「あらあら。」

勇者「おっけー?」

姫「ふざけてんじゃねぇぞ雌犬が。」

勇者「(今度は雌犬…。)」

姫「てめぇ、私がどんくらい強いか見てみるか?お?やるか?」




姫「」ボロッ

勇者「やめてよね、私が本気になったら姫様が勝てるわけないじゃないですか。」

姫「ちっ…わぁったよ、わぁったわぁった。」

姫「あれだろ?ほら、あれだよ。」

勇者「わかりません。」

姫「いやわかれよ。心はいつも以心伝心って言うだろ?」

勇者「いや、私達そんな仲良くないです。」

姫「その幻想を」

勇者「ぶち壊しません。」
15 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/20(金) 21:46:47.15 ID:sRSQ0dkAO

姫「つれねー。」

勇者「はいはいさようなら。」

姫「ああッいやちょっ、待てッ!いやあの待って下さいお願いします何でもしますから!」

勇者「ん?何でもするって言いました?」

姫「うんッ!」




姫「…なあ。」

勇者「はい。」

姫「私、一応お姫Summerやってんだけど。」

勇者「頭の中がお姫様Summerですか。」プークスクス

姫「ぶち○すぞ肉壺が。」

勇者「(肉壺…?…美味しいのかな…。)…とりあえず、次は武器屋行きますから、荷物持ち任せましたよ。」

姫「ご褒美は身体でお願いします。」

勇者「肉体労働(荷物)ですからね。」
16 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/20(金) 21:51:41.07 ID:sRSQ0dkAO

武器屋


勇者「…うーん。」

姫「何迷ってんだよ。」

勇者「いえ…鋼の剣で安上がりで済ませるか…銀の剣で持たせるか…迷ってるんです。」

姫「ふーん。」チラッ

姫「お…これなんか良いじゃん。」

勇者「何がですか?」

姫「これだ。」


ひめは はがねのムチを そうびした。


勇者「…ああ、如何に姫って感じですね。」

姫「だろ?…これでびしばし叩いてやるからよ。」ヒュンヒュン

勇者「…ちなみに、何をですか。」

姫「決まってんだろうが。」



姫「…勇者のケ○だ。」



マイドアリー!



17 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/20(金) 21:57:23.83 ID:sRSQ0dkAO

勇者「次は防具屋です。早く行きますよ。」

姫「あの待って、お尻が痛い…マジで…。」

勇者「すみません、加減を忘れていました。」

姫「叩く趣味はあるが叩かれる趣味はねぇよ!」

勇者「堂々と公言しなくて良いです。」


防具屋


姫「…うーん。」

勇者「…何を悩んでるんですか?」

姫「んあ?…ああ、いやほら…防具って言ったら、やっぱり堅くて強そうなのが良いだろ?」

勇者「そうですね、あまり堅い物ですと重い物が多いですから、動けなくなってしまいますが。」

姫「だよなぁ…。」

勇者「(真面目に悩んでる…。)…何を買おうとしてるんですか?」

姫「あ、これこれ…ペニ」



アリガトウゴザイマシター!

18 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/20(金) 22:05:36.74 ID:sRSQ0dkAO

姫「…無理矢理、お口に入れるなんて…酷い…。」グスッ

勇者「あれは模造品です、ノーカンノーカン。」

姫「外道勇者め。」

勇者「そしたら姫は変態姫です。」

姫「つーか軽装過ぎやしねぇか?」

勇者の装備品

E.鋼の剣
E.なし
E.なし
E.たびびとのふく
E.かわのこしまき
E.ちからのゆびわ


姫の装備品

E.どくがのナイフ
E.うろこのたて
E.プリンセスティアラ
E.プリンセスドレス
E.なし
E.せいれいのまもり


勇者「そうですか?…あ、そういえば言ってませんでしたね。」

勇者「私、もう魔王は倒しちゃってるんですよ。」



姫「……あ?」
19 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/20(金) 22:11:33.90 ID:sRSQ0dkAO

姫「え、ちょっ…マジ?」

勇者「はい。もうすでに倒しちゃってて…。」

姫「じ、じゃあ…元…いや、今も勇者だけど…前も勇者だったのかよ…?」

勇者「ええ、まあ…訳ありでして……知りたいですか?」

姫「…教えろ。」



 私はここから遥か遠い国に住んで居ました。

 私が15歳の時、そんな私にある命令が国から下されたんです。

 そなたは勇者だ。魔王を打ち取ってまいれ。…って。

 王様の命令です。私は仲間を集めながら魔王討伐の為に旅をしていました。

 その一年後、私と仲間の三人は魔王の居城に辿り着きました。

 ですが、相手も魔王…そう簡単に魔王の元には辿り着けなかった。
20 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/20(金) 22:20:02.12 ID:sRSQ0dkAO

 魔王の居城の地下深く、進む度に仲間は傷付き…一人、二人、三人…結局…魔王の元に辿り着いたのは私だけでした。

 魔王と一人だけで戦う、それは考えもしない事でした。

 それでも、辛くも私は魔王を倒しました。ちょっと死にかけましたが。

 私は国に帰りました、傷を負ったまま、ただその報告だけをしたくて…。

 けれど、国に帰ってみたらどうでしょう。…パレード?…歓迎?そんな物はなかった。

 人々の瞳は、私を化け物でも見るような瞳でした。

 ついには、私を魔王を一人だけで倒した化け物…新しい魔王だ、と言って私を殺そうとする者も出て来た。

 懸賞金なんかも出てましたね、凄い事をしたものです。

 
21 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/20(金) 22:32:07.28 ID:sRSQ0dkAO

勇者「あ、ちょっと休憩しましょうか。」

姫「お前……でも、魔王はたしか…まだ生きてるはずじゃ…。」

勇者「…この世界には、ですね。」

姫「え?」

勇者「続けましょうか。」


 私は絶望しました。守るべき人から蔑まれ…殺されようとしてる事に。

 失望のまま、私は行く当てもなく歩いてました。

 ふと、私の視界が見知らぬ風景を映しました。

 空気も、鳥のさえずりも…聴いた事が物。

 気付きました。私はとうとう、時空を越えてしまったと。

 なぜかはわかりませんでした。如いて言えば勘です。

 私は喜びました。あの世界から出れた事に…そしてここで新しい自分の運命を探そうって…決めたんですけどね。

 自分の運命からは 逃げられない。

 結局私は、勇者募集の看板を見て、お城に行ったんです。



勇者「まあ…こんなお話ですよ。」

姫「」グスッ

勇者「…え、と…な、泣いてるんですか…?」

姫「ったりめーだろうがッ!お前……お前……ッ。」グスッ

22 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/20(金) 22:49:29.49 ID:sRSQ0dkAO

勇者「あ、ちなみに…あの履歴書は嘘ですよ?」

姫「ふぁ…?」グスッ

勇者「これが、私の本当の細かい事を書いた履歴書です。」ペラ



勇者
性別:女
年齢:18歳
レベル:3$%(文字がかすんで読み取れない)
HP6535 /MP1200

『限界突破』習得済み。(レベル、スキル、専用スキルの限界レベルを超越出来る。限られた者にのみ習得可能。レベルは999まで、各スキルは100まで。)

基本スキル
・剣術Lv52
・技能Lv48
・俊敏Lv50
・知能Lv47

専用スキル
専用スキル
・勇者の威光Lv35
(敵を85%の確率で怯ませる。)
・威圧Lv30
(敵の防御力を75%ダウン)
・雷撃Lv32
(勇者専用の魔法の威力を95%上昇)
・不屈の闘志Lv70
(HPが1になった場合、ダメージを75%の確率で0にする。)

『限界突破用スキル』
・オーバーディステニー(超越せし者に与えられるスキル。限りない運命を約束される。)
・ライフリザレクション(傷付いた身体の自動治癒。完全消滅されない限りの生存が約束される。)
・ブレイブ&デストロイ(勇気失う事無くならぬ限り、幾度も蘇る不老不死の身体。)


姫「…チ、チート……。」
23 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/20(金) 22:56:56.90 ID:sRSQ0dkAO

勇者「あの履歴書は魔王を倒した時のくらいかな…?この世界に履歴書…なんて物があってびっくりしましたよ。」

姫『こ、この不老不死って言うのは…。』

勇者「はい…多分そうだと思います。実感はありませんが…。」

姫「………」

勇者「…やっぱり、怖いですよね、私…。」

勇者「…化け物と呼ばれても仕方な」



姫「やべえこれは私の嫁にするしかねぇわ。」

勇者「あの。」

姫「こんだけ強かったら色んなPlay出来るじゃんウッヒョー!」

勇者「あの。」

姫「あんな事やこんな事、やべえワクワクが押し寄せてくr」

勇者「デイン。(手加減)」




姫「」ケホッ

勇者「姫様もなかなか強いですね、私のデイン(手加減)でも死なないなんて。」

姫「目の前のお宝を目にして死ねるかよ。」

勇者「(ブレないなぁ…。)」
24 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/20(金) 23:09:18.41 ID:sRSQ0dkAO

姫「つーかさ、勇者。」



姫「…私はそんな事、気にしません。貴方は貴方でしょう?…例えこの世界でも貴方が蔑まれても。」

姫「私は貴方を見放しません。」


勇者「……姫様…。」

姫『だから…。』



姫「とりあえずそのおっ○い揉ませろ。着痩せすんタイプだろ?私の目は誤魔化せねぇy」

勇者「デイン。(割と本気)」



姫「…あー…私、無駄にHPはあるんだよな…助かったわ…。」ケホ

勇者「セクハラは敵です。魔物同様です。」

姫「…ちょっとくらい良いだろうが…私の目安だと、形の良いCだと思う。」

勇者「じゃあその目を潰せばきっと見えませんね。」

姫「勘弁して。」
25 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/20(金) 23:30:50.74 ID:Ny4i7U8DO
姫さんめげずにガンガレ
26 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/20(金) 23:33:10.74 ID:sRSQ0dkAO

お城から離れた小さな街。


二人は街に来ては宿屋に直行、行った先の宿で一部屋を取った。

勇者「そういえば。」

姫「ん?」

勇者「この世界には、伝説の剣とかあるんですか?」

姫「伝説の剣…?…ああ、エクス○リバーとか王○の剣とか、そんなやつか?」

勇者「ま、まあ…そんな感じです。(メタい…。)」

姫「ええと…なんだっけか…確か、名前は…。」



 ―超越剣(オーバーリミットブレイド)



勇者「超越剣…?」

姫「ああ、なんかすげぇシロモノらしいが…よく知らねぇんだ。」
27 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/20(金) 23:36:13.86 ID:Z5ZKbE3Vo
なかなか興味深い、期待
28 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/20(金) 23:41:57.24 ID:sRSQ0dkAO

勇者「(何か、匂いますね…。)」

姫「勇者のパン○の匂いじゃね?」

勇者「本当にブレませんね、突っ込みますよ。穴と言う穴に剣を。と言うか無駄に思考読まないで下さい。」

姫「やめろ、開発は趣味の外だ。あと勇者の考えは手に取るようにわかる。」キリッ

勇者「私の剣はあの世界に置いて来ましたからね…まあ、無くてもこの世界の魔王は倒せそうですが。」スルー

姫「華麗なスルーに濡れる。」

勇者「おトイレはあちらです。」

姫「うわあああん!勇者!勇者勇者ぁあ!」ドタドタ

姫「…可笑しな人。」




姫「……うっ…ふう…。」

勇者「トイレに出てそれは止めて下さい。」

姫「勇者の可愛い顔見たら天に召しました。」

勇者「そのままぽっくりお願いします。」
29 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/20(金) 23:54:52.21 ID:sRSQ0dkAO

勇者「…しかし、超越剣ですか…何かこう…うーん…。」

姫「勇者の世界の伝説の剣ってどんなのだ?持ってたんだろ?」フキフキ

勇者「どこ拭いてるんですか、トイレでやって下さい。」

姫「見せたいからな。」キリッ

勇者「……私の世界の伝説の剣…名前は、魔殺剣。魔物を狩る為だけに純正の魔皇石と言う鉱石で作られた剣です。」スルー

姫「魔殺剣…ね…如何にもな名前だな…あ、やべ、気持ち良い。」フキフキ

勇者「…はい、とても強い剣でした…まあ…魔王を倒した後に、私自らの手で封印しましたが…。」
30 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/21(土) 00:02:26.34 ID:FHqlfFOAO

姫「それの何が気になってんだよ……あ、要る?姫様使用済みティッシュ。」

勇者「いりません。…いえ、その剣には不思議な力があるんです。」

姫「不思議な力…?…あ、何か桃の匂いがする…」クンクン

勇者「…持ち主の意識を、分散させ…他の世界に干渉し…力を増幅させる事が出来るんですよ。」

姫「……よくわからなねぇけど…あれだろ、オラに元気を分けてくれー的な感じ。」

勇者「(ネタが多彩ですね…。)まあ…そんな感じです…。」

勇者「…あくまで私の勘ですが…その魔殺剣の持ち主は私…魔殺剣の力で私はこの世界に飛ばされた…と。」

姫「…ふうん…まあ、良いじゃん。勇者が来てくれて、私は嬉しいぜ?」

勇者「…姫様…。」



姫「こんな可愛い女の子のパン○がはけるなんて最高だし。」


31 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/21(土) 00:14:33.74 ID:FHqlfFOAO

姫「やーんおまたすーすーするー。」

勇者「いつの間に私の下着を取ったんですか…っ。」

姫「部屋に入ってすぐ。」

勇者「私の隙を狙って取るとは…。」

姫「私を舐めないでもらいてぇな?」



性別:女
年齢:19歳
レベル:12

HP120 /MP45

基本スキル

・剣術Lv2
・技能Lv1
・俊敏Lv1
・知能Lv5

プリンセス専用スキル

・プリンスLv20
(姫の加護で各ダメージ10%)
・あなたのものはわたしのもの
(無条件で相手のアイテムを奪う。成功率100%)
・男勝りなお姫様
(信頼を寄せる者の攻撃を100%無効にする。尚、信頼を寄せる者が傍に居る場合各スキルを10UP。)
32 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/21(土) 00:20:21.97 ID:FHqlfFOAO

勇者

異世界で魔王を倒した勇者。何らかの力が働き世界を飛んでしまった。

絶世の黒髪長髪の美少女。スタイル良し、顔良し、脚良し、胸良し。と全て完璧チート。

尚、女難の相あり。




容姿端麗、金髪長髪の姫と呼ぶに相応しい女性。
他人の前では完璧な姫を装うが、姿は男勝りな変態女。男性は嫌いではないがそれ以上に女性が好き。変態行動は世界一イィィィ!

尚、貧乳な模様。
33 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/21(土) 00:32:00.17 ID:FHqlfFOAO

また、このSSには男性は登場しません。女の子だけしか出ません、魔物も同様です、男性はモブです。

喜べ、紳士諸君。
34 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/21(土) 00:41:56.36 ID:tC60aozko
貧乳…だと?




ええじゃないか
35 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/21(土) 00:49:18.39 ID:FHqlfFOAO


宿屋を後にして、二人はとある洞窟に向かう。どうやら魔物が住み着いているらしく、街で話を聞いた二人はすぐさまその洞窟に向かう。



街外れの洞窟。

勇者「さて。」

姫「来たな。」

姫「魔物が住んでるって話だが…まあ、勇者が居れば問題ねぇだろ。」

勇者「かもしれませんね。…まあ、手荒な真似はしたくないですが。」

姫「ま、行こうぜ。」スタコラサッサ



勇者「…暗いですね」

姫「暗いな。」

勇者「……」

姫「……」サワッ

勇者「うひゃあ!?ちょっ、何するんですかッ!」

姫「勇者の、お尻、撫で撫でした。」

勇者「片言で何を言ってるんですか…。」
36 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/21(土) 01:08:34.33 ID:FHqlfFOAO

姫「私、勇者、ペロペロリ。」

勇者「あ、開けた場所に来ましたよ。」

姫「よし、青○しようぜ。あ、外ではないかは洞○か。」

勇者「色々危ないのでそれ以上は喋らないで下さい。」

姫「イエス・マム。」



勇者「…何もないですね。」

姫「…言葉の通り、だな…嘘情報か?」

勇者「…いえ…違うみたいです。…上見て下さい。」

姫「ん…?」チラッ



『…ウフフフフ』


洞窟の開けた場所、その天井には巨大な植物の様な者を下半身に纏わせた、少女の魔物。

勇者「……エキドナ。」

姫「可愛い!つーか裸じゃねぇか!姫様歓喜!」


『貴女達、こんな所に何の用かしら…人間の来る場所じゃないのよ。』

人間とは思えない緑色の身体と天井に張り付く様を二人見上げる。

勇者「…貴女こそ、高レベルな魔物がなぜここに?」

37 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/21(土) 01:14:21.07 ID:FHqlfFOAO

『私は人を襲う気はないの…傷を癒やしているだけ…。』


魔物

エキドナ
性別:女
レベル:42

全身緑色で裸体の魔物。見た目は美少女だが見た目に惑わされると後が怖い。下半身は植物に覆われ攻撃や防御に使われる。


勇者「人は襲わない…?貴女は好戦的な魔物のはずですが…。」

『…そうね…でも…今は違う。』

『…力が衰え始めているのよ。』

勇者「力が…?」

姫「………」

力が衰える
  ↓
私でも戦える。
  ↓
戦って勝ったら、にゃんにゃん出来る。


姫「よし来た。」

勇者「なにがよし来たですか。」
38 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/21(土) 01:33:53.08 ID:FHqlfFOAO

『力が衰えているからと言って、そちらの貴女じゃ私には勝てないわよ…?』


姫「ぐぬぬ。」

姫、渾身の可愛らしい表情。

『可愛い顔しても駄目。』

姫「」ショボーン


勇者「……何故そうなったか、原因は…?」

『…数ヶ月前の事かしら…人間の男を襲っている時だったわ…。』

姫「襲う!?逆レ」ボスッ


姫「」プシュー

勇者「…その時に、力が衰えていると感じたんですね?」

『そう…だから人を襲うのは止めたの…殺されるのは嫌…。』

勇者「………」

何も言えない勇者。
己はこれまで何体の魔物を剣で、魔法で葬って来たか。

頭はそればかり巡り、捉えて離れない、ぬるぬるとしつこく纏わりつく泥の様に。
39 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/21(土) 01:37:51.83 ID:eyznX4D/o
ぬるぬるとしつこく溢れる愛液のように?
40 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/21(土) 01:39:01.09 ID:FHqlfFOAO

姫「勇者。」

勇者「!?…あ、はい。」

姫「下らねぇ事考えてんだろ。」

勇者「……」

姫「勇者のした事は正義だ、勿論己の貫く正義。」

姫「己の正義は他人に押し付けるモンじゃねぇ。貫き通すのが正義だろうが。」

姫「今更迷ってんじゃねぇよ。」

勇者「……姫様…。」



姫「だからさ、あのエキドナって奴と3Pしよう?な?な?先っぽだけだからっ!」




姫「」プシュー

『…その子、大丈夫…?』

勇者「大丈夫です、問題大有りです。」

『そ、そう……で…どうするの…?…私を…殺すの…?』

勇者「……」
41 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/21(土) 01:39:59.70 ID:FHqlfFOAO
>>39
紳士ならもっとボカした揶揄をしなさい。
42 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/21(土) 01:42:32.32 ID:eyznX4D/o
ぬるぬるとお股からしつこく溢れ出るおんなのこのえきのように?
43 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/21(土) 01:52:17.86 ID:FHqlfFOAO

勇者「…貴女は殺しません。」

勇者「避けられる戦いは、出来るだけ避けたい…だから殺しません。」

『そう……ありがとう、人間さん…。』

勇者「…そうだ…良い魔法がありますよ。」

『良い魔法……?』

勇者「はい。……レルムオム。」

勇者の言葉と同時に、エキドナの身体は透明になり、姿を消す。

『…これは……。』

勇者「ほぼ半永久的に溶けない透明の魔法です。」

『…そんな事、しても良いの…?…また、人を襲うかも知れないわよ…?』

勇者「…そうなった時は、私が責任持って、貴女を討ちます。」

『…それは怖いわ…でも……ありがとう…嬉しい。これで、静かに余生を過ごせるわ…。』
44 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/21(土) 01:53:21.92 ID:FHqlfFOAO
>>42
平仮名じゃねぇよ!漢字使え漢字!
45 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/21(土) 01:55:08.43 ID:eyznX4D/o
ぬるぬるとそのお股から溢れ出る女の子の液?
46 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/21(土) 01:59:17.99 ID:FHqlfFOAO

『…それじゃあ、さようなら…とても眩しい程の光を纏う人間さん…。』

その言葉と共に、彼女の気配が洞窟内から消え失せる。

勇者「…行きましたか。」

姫「イッたな。」

勇者「…何かニュアンスが違いますね。」

姫「細かい事は気にすんなよ。」

姫「にしてもさ…。」

勇者「はい?」



姫「…勇者、優しいな。」

勇者「」

姫「な、なんだよ。」

勇者「間を空けたのにまともな事言ったなと。」

姫「私だってまともな事くらい言えるわ!」

勇者「でしたね流石姫様です。」

姫「棒読みしてんじゃねぇよ。○すぞ。」

勇者「どうぞ、やれるものなら。」

姫「マジで!?これ和○だよな!な?和○だよな?」

勇者『さて、街に戻りましょうか。』

姫「夜が楽しみだぜ…ぐふふふ…!」
47 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/21(土) 02:00:58.23 ID:FHqlfFOAO
>>45
ここはケンゼンな紳士のSSだ。変態は姫様だけで良いんだぜ。
48 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/21(土) 02:08:18.00 ID:FHqlfFOAO

お城から離れた街。


魔物を洞窟内から離れさせた後、二人は街に帰還する。時刻はもう夜の戸張が落ちる頃合い。

二人は宿に戻り、食堂にて注文した料理をひとしきり頬張り、胃袋を満腹にする。

料理を堪能すれば取った部屋へと戻って行った。

そんな夜中。


姫「えー今晩は…紳士諸君…姫様です。」

姫「今はもう日付も変わって二時間が経とうとしてます…そして、勇者はと言いますと…。」


勇者「……」

すやりと、寝台に長い黒髪を散らし無防備な姿で夢の中の勇者。

姫「とまぁこんな感じだ……そして、なぜ私が起きているかと言うと…。」



姫「合意の上での和○をしたいと思いますはい。」


※ちなみにR18要素は全く無いです。全く無いです。
49 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/21(土) 02:18:29.76 ID:FHqlfFOAO

今はこのくらいで、また起きたら。
50 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/21(土) 08:01:48.53 ID:T+lrUR/+o
なんでこのての勇者魔王()ssって勇者対魔王って構図の時点でDQの二次創作でしかないのにオリ要素作りたがるの

そこまでやるならいっそ新しい世界観でやりゃいいのに
51 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/21(土) 12:52:18.12 ID:FHqlfFOAO

姫「しかし、良い寝顔ですな…写真に写したいのは山々だが…バレちゃいそうです。」ジー

姫「と言うわけで、触ります。」キリッ


姫「」バチィッ


姫「…触れない。え、なにこれ。」

勇者「…バリアーです。」

姫「あ、なんだ。起きてんじゃん。」

勇者「今し方起きました。」

姫「じゃあ眠○じゃなくなったな。」

勇者「そうですね。」

姫「」ニコッ

勇者「」ニコッ




その翌朝

勇者「良く寝ました。」

姫「おはよ。」

勇者「おはようございます。良く眠れましたか?」

姫「いやまったく。」

勇者「次あんなことしたら置いて行きますからね。」

姫「お慈悲を。」

52 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/21(土) 15:09:37.90 ID:FHqlfFOAO

宿屋から出た二人は、宿屋の主人の見送りに手を振り、街を後にする。

陽は上り、良い冒険日和と言えよう。



勇者「良い天気ですね。」

姫「そうだな。」

勇者「あ、そういえば。」

姫「んあ?」

勇者「この世界の魔王とはどんな魔王なんでしょう。」

姫「どんな魔王?…あー、そういえば。」

姫「私も聞いた事ないわ。」

勇者「えっ。」

姫「えっ。駄目なん?」

勇者「いえ、この世界の魔王なんですから知っておきましょうよ。」

姫「つってもな…噂も聞かねぇからさ。」

勇者「噂もなしですか。」

姫「ただ一つ言える事はだ。」

勇者「はい。」

姫「…女魔王ってさ。絶対おっ○い大きいよな。」

勇者「」

姫「」ニコッ
53 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/21(土) 15:20:56.18 ID:FHqlfFOAO

勇者「貴女の脳内の煩悩はエロしかないんですか。」

姫「私の108全ての煩悩は、エロだ。」キリッ

勇者「おや、人が居ますよ。」

姫「最近スルー酷くね?ねぇ?」




勇者「どうしました?」

『ああ、旅の方でしょうか…いえ…少し足をくじきまして…歩けないのです…。』

勇者「それはまた…少し見せて下さい。」

姫「…治せそうか?」

勇者「…まあ、捻挫みたいですから…直ぐに治せますよ。」

勇者「…ホイミ。(超魔力抑制)」

『あ…な、治った…?…痛くない…。』

『あ、ありがとうございます!私、この先の小さな村の宿屋の娘なんです。良かったらに村寄って下さい、お礼がしたいので。』

勇者「いえ、そんな…。」

姫「良いじゃん、もらえるモンはもらって損はねぇしさ。」

勇者「わ、わかりました…では、案内をお願いします。」

『はい!』
54 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/21(土) 15:40:59.38 ID:FHqlfFOAO

勇者「……」

姫「どうしたんだよ、勇者。」

勇者「……いえ、もう夜だな…と。」

姫「…??」

二人は街から離れた小さな村の宿屋の娘の案内で、その村に訪れた。

二人は勿論歓迎された、足をくじいた少女を助けのだからそれも至極当然。村では久々の旅人の来客と言う事もあり、小さな村は飲み食いを楽しむ空間と化していた。ただ一人を覗いては。

そして、二人は少女の進めで村の宿をタダで取る事が出来た。

その夜。



姫「いやあ、城の料理以外であんな美味いモン食ったのは初めてだわ。」

勇者「…そうですね。」

姫「なんだよ」

勇者「…人の思いは、その場に留まる…とは良く言いますよね。」

姫「…んん?急にどうしたんだよ?」
55 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/21(土) 15:49:58.82 ID:FHqlfFOAO

勇者「…姫様、明日の朝…きっと貴女は驚きます。ですが、何も考える必要はありませんから。」

姫「…だ、だから何を言って…。」

勇者「今日はもう寝ましょう。…お休みなさい、姫様。」

姫「…な、なんだよ…もう。」

二人は眠りに付いた、正確には一人だが。

宿屋の外には、月夜に照らされた一人、勇者の姿。

勇者「…思いは、留まる…せめて、その御霊は…安らかに眠って下さい。」


勇者「…あなた達に、安らかな眠りを…プレイヤ…。」


勇者の言葉の後に沢山の小さな光が村の至る所から舞い、更に小さな粒子となり、ゆっくりと、空へと登って行く。




  ありがとう。



勇者は、そんな声が、聞こえたような気がした。
56 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/21(土) 15:54:26.94 ID:j04VS/Kzo
宿屋の娘が居たのに姫が寝ていた……だと……?
57 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/21(土) 16:02:16.22 ID:FHqlfFOAO

翌朝。


姫「…良く寝た。」

勇者「おはようございます。姫様。」

姫「盛った?」

勇者「はい、昏睡魔法は効かないだろうと思いましたので。」

姫「やるな。」

勇者「いえいえ…さあ、姫様行きましょうか。」

姫「行くって何処にだよ。」



勇者「…お墓を作りにです。」

姫「…は?」




姫「なあ…勇者、なんだよ…なんで人が居ないんだよ。」

姫「昨夜までは居たよな?なっ?あれは夢じゃねぇよな!?」

勇者「夢ではありませんよ。」

姫「宿屋の娘も!武器屋の可愛い幼女も!防具屋の生まれたての赤ちゃんも!!」

姫「居たよな!?…居たって…言ってくれよ…。」

勇者「……」
58 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/21(土) 16:08:29.51 ID:FHqlfFOAO

勇者「昨夜、この村に来てから違和感が拭えませんでした…そして気付きました。」



勇者「この村の住人は、すでにこの世に居ないことを。」

姫「……っ。」

姫「なんで、なんで黙ってたんだよ勇者!!」

勇者「…あんなに笑って、楽しんで、女の子にセクハラしている姫様を悲しませたくなかったんです。」

姫「…っ…。」

勇者「…この村の人の、御霊はすでに天に送りました。…だから。」


勇者「姫様…お墓を作りましょう。弔って上げましょう…この村の人達を。」

姫「う、うぅ……。」


  うわアァァっ――!
59 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/21(土) 22:44:19.92 ID:FHqlfFOAO

姫は泣いた。泣いて泣いて、墓を立てている間もずっと泣いていた。

そして、村人全員の人数を墓を立て終わり、墓の前で二人は手を合わせて祈る。

姫「……」

勇者「…姫様。」

姫「すげぇ、良い人だったんだけどな。」

勇者「そうですね。」

姫「…宿屋の娘さん、可愛かったな。」

勇者「…そうですね。」

姫「…下着の一枚くらい、もらっておけば良かったな。」

勇者「…そう、ですね。」

姫「…勇者も、泣くんだな。」


勇者「…ぅ…く、ぅ…。」

姫「…次は勇者の番だ、沢山泣けよ。」


勇者は姫に身体を寄せてすがるように衣服を掴み、くぐもった声で声を上げる。

姫はそんな勇者の頭を優しく抱き、その黒髪をそっと撫でて行く。


二人の背中は、橙色の夕陽に当てられ、寂しく照らされていた。
60 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/21(土) 22:48:05.19 ID:eyznX4D/o
ついでに軽く胸をもんだらしいな
61 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/21(土) 23:09:02.12 ID:FHqlfFOAO

姫「すっかり、陽が暮れちまったな。」

勇者「すみません…私のせいで…。」

姫「別に気にすんな…私も同じだったしさ。」

姫「それに。」

勇者「それに…?」



姫「おっ○いちょー柔らかかったです。」

勇者「…今日は野宿でもしましょうか、結界も張れますからね。」

姫「ねぇねぇ、勇者ってばもしかしてノー○ラ?ノー○ラなの?」

勇者「食料はありますし…問題ありませんね。」

姫「スルーされちゃうと濡れちゃうな。」

勇者「干からびれば良いですよ。」

姫「私に死ねと。」

勇者「殺しても死ななそうですね。」

姫「勇者の為でも死ねないな。」

勇者「まあ。」

姫「だって勇者の顔見れなくなるし。」

勇者「へえー。」

姫「…襲うぞこら。」

勇者「姫様って。」

姫「あん?」

勇者「…大切なモノには、壊れモノを扱うみたいに触りますよね。」
62 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/21(土) 23:14:56.50 ID:FHqlfFOAO

姫「」ピクッ

勇者「…何に、とは言いませんが。」クスッ

姫「……なんだよ、なんでもお見通しか…。」ボソッ

勇者「何か?」

姫「いーや?なんでもねぇよ。」

姫「とりあえず、野宿の準備しようぜ。腹減った。」

勇者「はいはい。」クスッ




 ―姫、私に何なりとご命令を。


 ―では、行って参ります……姫…必ず、戻って来ますから…。



姫「」パチッ

姫「……」

姫「…懐かしい夢で。」

姫「……」チラッ

勇者「……」スヤスヤ

姫「…勇者、か。」



姫「…この世界の本当の勇者は、もう居ない…。」
63 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/22(日) 02:23:32.86 ID:bGUHjG3AO

翌朝。

勇者「ん…おはようございます。」アフゥ

姫「おはよ。相変わらず柔らかかったよ。」

勇者「寝起き初っぱなからセクハラ発言ですか。」

姫「私だもの、仕方ないだろ。」

勇者「はいはい。」

姫「つーかさ。」

勇者「はい?」

姫「そろそろ、我慢の限界なんだが。」

勇者「なにがですか。」

姫「性欲。」

勇者「自家発電して下さい。」

姫「気持ちは良いけど興奮しない。」

勇者「物語が終わったら書きますから。」

姫「メタいな。えっ、と言うかそれマジですか!?」ガタッ

勇者「姫×スライム。」

姫「異種○じゃねぇかよ。」
64 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/22(日) 02:29:37.47 ID:bGUHjG3AO

姫「いや、どうせなら勇者×姫だろうが。」

勇者「いえいえ、姫様とだなんて恐れ多い。」

姫「大丈夫だって…優しく手解きしてやるから…。」

勇者「お断りします。」

姫「そんな強情な勇者大好き。」

勇者「ありがとうございます。」

姫「濡れる。」

勇者「おトイレはありません。」

姫「じゃあここで。」

勇者「見てもらいたいんですか。」

姫「わりかし。」

勇者「そんな趣味はありません。」

姫「最近勇者の言葉に興奮するようになって来た。」

勇者「昂奮?高ぶりますか。」

姫「高ぶるな、主に下半身。」

勇者「病気ですね。」
65 :以下、新鯖からお送りいたします [saga]:2013/09/22(日) 02:35:15.71 ID:bGUHjG3AO

姫「勇者にされるなら、良いぜ…?」

勇者「じゃあとりあえずお尻を。」

姫「えっ、○○○開発!?ち、ちょっとだけだからな…。」ポッ




勇者「今日は東に向かいましょう。」

姫「ひ、ひぃ…どこがとは言わないけれど…穴が痛い…。」

勇者「良かったですね。」

姫「良かねぇよ、せめて指にしろ。なんで剣の握るところの先端なんだよ。マニアック過ぎるだろ。」

勇者「私の手が汚れ…じゃなくて姫のお身体が汚れますから。」

姫「そういう問題じゃねぇから。」

勇者「わがままな。」

66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/09/22(日) 17:49:05.05 ID:Dy3UtQAY0
無駄な世界観の説明を省いてストーリーに集中出来るからだよ
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/09/22(日) 18:30:03.08 ID:bGUHjG3AO

姫「そういえばさ。」

勇者「はい?」

姫「…仲間、欲しく」

勇者「ありません。」

姫「…最後まで言わせろや。」

勇者「だって、私一人だけでも十分ですし…。」

姫「いやさ、ムードってもんがあるじゃん?」

勇者「まあ。」

姫「可愛いおにゃのこ居たら…盛り上がるじゃん。」

勇者「私は可愛くないと。」

姫「いや可愛い。だけど私はハーレムしたい。」

勇者「わがままな。」

姫「そしたらさ、魔王倒す前に…。」



「姫、私…帰ったら…姫様をずっとお守りしますから…。」

姫「ああ…私の傍で、ずっと…。」




姫「とか言うフラグ出来るだろ?」

勇者「(それは死亡フラグじゃ…。)」
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/09/22(日) 20:22:28.69 ID:WcwcacNjo
勇者可愛い
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/09/22(日) 22:22:02.29 ID:bGUHjG3AO

姫「てなわけで……。」



姫「やって参りました、美少女が居そうな城下町。」

勇者「飛びましたね。」

姫「まあね。私の居た国とは違う国だし…ほら、ビキニアーマー着た女戦士とか居そうじゃん?」

勇者「(何故にピンポイント…。)」

姫「とりあえずさ、酒場行こ、酒場。」

勇者「私は装備の道具の調達に行ってから酒場に行きますよ。」

姫「はあい。待ってろカワイコちゃぁああん!」スタコラサッサ

勇者「…まったく…あれが素なのか偽なのか…間違いなく。」



  ―偽、ですね。
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/09/22(日) 22:26:40.20 ID:AopJdj80o
姫さまの守備範囲ってどのくらいなんだろうか
可愛い幼女とか妖艶な女性とか美麗な老婆も好きなのかな
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/09/22(日) 22:30:10.74 ID:bGUHjG3AO



勇者「…まあ、ぼちぼちな武具ですね。」

勇者の装備

E.破魔の剣
E.なし
E.なし
E.たびびとのふく
E.なし
E.ちからのゆびわ


勇者「と言うか武器しかいりませんからね、私。」

勇者「…さて、姫様は…何かやらかしてなければ良いですが…失礼しまーす…。」ガチャ




姫「ねぇちゃんイイケツしてんなぁ、ゲヘヘ。私と一発どぉ?」

『か、勘弁して下さいぃ〜っ。』



勇者「」プチッ




勇者「連れが失礼しました。」

『い、いえ…大丈夫です…ありがとうございます…。』

姫「」プシュー

勇者「少しは自重して下さい。」

姫「い、いや…あまりにも可愛くてつい…。」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/09/22(日) 22:37:25.47 ID:bGUHjG3AO

姫「それに…ただセクハラしに来たわけじゃねぇよ。」フッ

勇者「セクハラって言いましたね今。」

姫「あわよくば一発。」

勇者「ほお。」ニコッ

姫「ヤるか?お?寝技なら私強いぜ?」



姫「ギブギブギブギブ!!」

勇者「寝技は強いんじゃなかったんですか?」

姫「無理無理無理!勇者の十文字固めは痛い!」

勇者「…まったく…で、何かありましたか?」

姫「協力者を見つけた、しかも美少女。」キラッ

勇者「(あ、嫌な予感がします。)」

姫「この子が、協力者だぜ。」



「はじめまして、この人の話を聞いてご一緒したいと思った者です…。」ペコリ

勇者「(礼儀正しい……いや、罠か猫被りか…。)」

勇者「」フゥ



勇者「質問ですが、貴女の趣味はなんですか?」

「あ、はい。私の趣味は人の観察です。」

勇者「(…観察?)…失礼ですが、お名前は…?」
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/09/22(日) 22:43:50.53 ID:bGUHjG3AO

「あ、私の名前は…。」




「魔王です。」




勇者「……」

姫「…な?すげぇだろ?」

勇者「ちょっとタイム。姫様、ちょっと酒場裏に。」ガシッ

姫「え?ちょっ、な、なんだ…うわ、まっ…そ、外では…あ、あっ…らめ」





勇者「先程は取り乱して失礼しました。」

魔王「いえいえ、構いませんよ。」ニコッ

姫「…あ、穴が…広がりそう…。」ヒリヒリ

勇者「…しかし、何故…貴女は本当に魔王ですか?あの魔物の王ですか?」

魔王「ええ、そうよ。最近力が衰えてきて…それに、ここ百年…だぁれも相手してくれないから…世界を歩き回ってるのよ。」

勇者「(…魔王にも影響が…。)…そうですか…。」

姫「いやあ、こんなところで美人の魔王ちゃんと逢えるなんて…やっぱ旅するもんだわ。」
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/09/22(日) 22:52:50.23 ID:bGUHjG3AO

魔王「ふふ、話を聞いてたら…貴女、勇者なんですってね…?」

勇者「…ええ、まあ…。(…殺るか…?)」



魔王「……かわいいぃいぃ☆」ムギュゥゥゥ

勇者「むあぷッ!?」

姫「な、ちょっ…魔王ちゃんズルいッ!」ガビン

魔王「姫ちゃんの話通りじゃない…なにこの子、力も強ければ見た目も抜群…最高じゃない!」ムギュゥゥゥ

勇者「むぐぐぐ…。(く、くるし…っ…む、胸が…。)」

姫「だろ?私も気に入ってんだよ、勇者のこと。」

魔王「うふふッ…面白い子…身体中身も、凄い魔力が渦巻いてるし…私が戦ってたら負けるでしょうね…。」パッ

勇者「ぷ、はぁ……苦しかった…。」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/09/22(日) 23:05:54.31 ID:bGUHjG3AO

魔王

性別:女
年齢:325歳

HP3000 /MP2500

基本スキル
・剣術Lv0
・技能Lv20
・俊敏Lv25
・知能Lv45

魔王スキル
・魔王の衣
(打撃、剣撃、魔法全てのダメージを50%軽減。雷魔法には無効。)
・体内魔力。
(魔王のMPを毎分50%回復。)
・闇の意思。
(全ての魔物の操る力。)
・みわくのぼでぃー。
(性別が男の者にチャームの効果)
・?????
(文字がかすんで読み取れない。)


天知る人知る男知る。誰もが知る魔物の頂点に立つ存在。
その絶対的な力は魔物、人間、勇者問わず、恐れさせる存在。
…尚、現在は力が半減している模様。
髪は真っ赤な赤の、脚まで伸びる。長髪。妖艶な雰囲気を惑わせる魔王。
…元はサキュバス出身らしく、魔力だけが滅法高い。
…スタイルはまさにボンッキュッボンッ。
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/09/22(日) 23:31:27.96 ID:rdMKqIIOo
BBA
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/09/23(月) 07:54:34.08 ID:sUbhudyRo
うむBBAだな
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/09/23(月) 17:33:59.22 ID:0PITL5GAO

魔王「とりあえず>>76->>77はこちらに来なさい。」

勇者「どうしました…?」

魔王「ああ、うん…何だか変なこと言われた気がして。」

姫「BBAでも良いだろ!いい加減にしろ!」




魔王「で、私も連れて行ってもらえないかしら…」

勇者「う、うーん…。」

勇者「(…構わないのですが、何かあると厄介ですし…。)」

勇者「(しかし、魔王は魔物を操れる技もある…。)」

勇者「(やはり、連れて行くべきですね。色々と手間も省けそうですし…。)」




勇者「(あれ、本末転倒じゃないですかこれ。)」



姫「…っは!?な、なにか柔らかい物で圧殺死されそうな夢を見た。」ガバッ

勇者「良かったですね。」
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/09/23(月) 18:47:52.72 ID:MLOxqTlDO
勇者がデレる日はくるのかね
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/09/23(月) 19:11:47.59 ID:0PITL5GAO

勇者「とりあえず、貴女を連れて行きます。何かあればすぐにでも殺るので。」

魔王「構わないわ。それに貴女と戦おうなんて思わないわよ…。」

魔王「貴女…それでもまだ、抑えてるでしょう?」

勇者「」ピクッ

魔王「ご名答ね。」

姫「ん?ん?どういうこと?」

魔王「…ここじゃなんだわ。宿屋に行きましょう。野郎の視線が痛いわ。」

勇者「…仕方ありませんね。」

魔王「決まりね。私が取った部屋に行きましょ。そこでじっくりお話…聞かせて…?」


姫「そのいやらしい身体にじっくりお話したいです!(性的に)」

勇者「じっくりお話しましょうね。(物理)」
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/09/24(火) 21:55:41.19 ID:mtOmJNDAO


宿屋の一室。


魔王「さあ、洗いざらい聞かせて頂戴、勇者ちゃん。」

勇者「…仕方ありませんね。」



姫「じゃあ私の縄をほどけよ。」

勇者「姫様は駄目です、あわよくば魔王の胸にインザオッ○イする気でしょう。」

姫「勇者って下ネタ言うんだな。」



勇者「では話しましょうか。」


姫「お、おっ○いが一つ…おっ○いが二つ…おっ○いが三つ…げへへ…奇乳かぁ…。」



魔王「殴りすぎじゃない?」

勇者「大丈夫です。無傷ですから。」
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/09/24(火) 22:04:33.52 ID:qvROYJeDO
ぶれないなぁ
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/09/24(火) 22:22:24.81 ID:mtOmJNDAO

魔王「で、ちょっと履歴書見せなさい?」

勇者「…良いんですか?…貴女、何もかも知ってるでしょう…?」

魔王「知ってるからこそ…見たいのよ。」

魔王「…それに、記憶喪失“だった”んでしょう?」

勇者「……」

魔王「貴女が姫に言った自分の過去はただの。」



魔王「でっち上げ。本当は貴女の住む世界はこちらの世界。」

魔王「そんなに、姫を悲しませたいのかしら?」

魔王「記憶喪失の振りをしてまで、姫を悲しませたいの?」

魔王「ああ、大丈夫よ…姫は眠ってもらったから。」

魔王「さあ、全て話しなさい。でなければ…。」



魔王「貴女の姫様を殺して上げる。」

勇者「………」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/09/24(火) 22:30:35.63 ID:mtOmJNDAO

勇者「…貴女のスキル、ちょっと卑怯ですね。」

魔王「チートの貴女に言われたくないわねぇ…?」

魔王最後のスキル
?????
(他人の心を覗く事が出来る、万物生きとし生ける者全ての人生、出来事を見透かす能力。)


勇者「…わかりました。」




勇者「私は、この世界の勇者…貴女、魔王を倒す為に旅立ち。そして貴女と戦う前に…異世界に迷い込んでしまった。」

勇者「仲間も居ない世界に迷い込んだ私は…そこからは覗いた通りですよ。異世界の魔王を倒し、絶望し、再びこの世界に戻された…。」



勇者「なぜかは解りません。如いて言えば…私は、勇者ですから。」
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/09/24(火) 22:37:00.78 ID:mtOmJNDAO

勇者「勇者は脅威となる敵を倒す為の存在。」

勇者「…あの世界には勇者となる者が存在しなかった…だから、私はあの世界に召喚された。」

勇者「…勇者は脅威となる者が出て来ると同時に姿を現します、どこからともなく。」

勇者「そして、脅威となる存在が居なくなった世界からは、消えてしまいます。」

勇者「…そんな、システムだと言うことを…私は限界を突破してから、気付きました。」

勇者「…私が最初、この世界に居た時は、魔王…貴女は脅威ではなかった…むしろ、貴女は人と和解したかったはず…そうでしょう?」

魔王「…その通り。」

魔王「…魔王現れる所に勇者在り、勇者現れる所に魔王在り…そんなシステムが、作られているのよ…どちらも繁栄し過ぎないようにさせる…天のプログラムって所かしら…。」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/09/24(火) 22:43:38.00 ID:mtOmJNDAO

勇者「…私がこの世界に戻ってきた時は…私はすでに死んだ者とされて居ました。」

勇者「…そして、この世界には…脅威となる存在は…もう居ない。」

魔王「…魔族の力が薄れつつある…理由はわからないけれど…きっと、それは天が人を勝者と定めたから…。」

勇者「…かもしれません…。…ですが…それと同時に、私の存在意義も…なくなってしまいました…。」

勇者「…今はこうして…今まで忘れたことのない…愛おしい方と…旅が出来ることだけが…唯一の、生きがい。」

魔王「…哀れなものね…勇者と魔王の両者…二人とも存在意義をなくすなんて…こんな酷なことはないわ。」

勇者「…そうですね…でも、良かったのかもしれません…。」

勇者「…勇者が居なくなれば魔王もまた居なくなる…魔王が居なくなれば、魔物も消滅し…勇者も消える。」



勇者「…これで、私は働かなくても良くなりますよ。」ニコッ
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/09/24(火) 22:51:31.08 ID:mtOmJNDAO



 ―これで良いのだ。

 ―誰かにバレてしまった、それも魔王に。

 ―そしてその魔王もまた、存在意義をなくした存在。

 ―なら、いっそのこと…二人とも今ここで消えてしまおう。

 ―そうすれば、きっと、世界は平和になる。

 ―勇者を募集なんて、しなくて良くなる。





 ―さような「ふぁああう…」




勇者「………」

魔王「………」

姫「やっべ、寝てた…あー、つまんない夢見て目覚め悪いわー…あー私ってば寝起き最悪なんだよねー。」フラッ

勇者「…あの、ひ」

姫「消える前に一発させろやぁあああ!!」ガバッ

勇者「ひ、ひぃいいいッ!」

勇者「ちょっ、いや…あの、やめ…あ…っそこは…っ!」

姫「うっひょー、勇者のおっ○いたまんねーッ、おらおら、さっさと脱げや牝豚がっ!」バリバリッ

勇者「きゃー!きゃ!」






魔王「(ブレないわね…。)」
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/09/24(火) 22:57:31.09 ID:mtOmJNDAO


魔王視姦の中一時間後。


姫「…ふぅう…こりゃあ、たまんねーわ…うん…一日中出来そう…。」

勇者「」ピクピクッ

魔王「(あの正義の勇者を…性技で倒すなんて……ぷぷ、良い洒落ね…。)」

勇者「ぁ…は…も…駄目、です…姫、様ぁ…。」ピクピク

姫「いーや、やだね。一発とは言ったが…あれは嘘だ。」

姫「とりあえず次は防具屋で買ったアレを試させてもらうぜぇっ…?(ゲス顔)」

勇者「ぇっ…あ、あんなの…買ったん…ひッ。」


魔王「…何時まで続くのかしら…。(あ、勇者ちゃん可愛い顔してる…これは見せられないわね。)」
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/10/02(水) 16:03:10.62 ID:SqnPNUkco
まだなんですかね
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/10/21(月) 04:08:48.78 ID:8/Pw92mDO
飽きたの?
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/10/23(水) 06:54:10.75 ID:ro8RcQ+xo
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄
  バン    はよ
バン(∩`・д・) バン  はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/   
 ̄ ̄\/___/
      ; '     ;
       \,,(' ⌒`;;)
       (;; (´・:;⌒)/
     (;. (´⌒` ,;) ) ’
(  ´・ω((´:,(’ ,; ;'),`
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ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ     ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
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      /_/
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/10/23(水) 18:31:57.54 ID:2UkKikYUo
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93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/10/24(木) 23:09:48.32 ID:o59qI41DO
なるほど続きはDMMか
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/10/30(水) 23:52:51.90 ID:OpHpo/oDO
待ってるぜ
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/11/16(土) 11:11:34.45 ID:AQEnLwkGo
まだかね
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/11/23(土) 12:39:19.14 ID:btnskhFeo
ほしゅ
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/11/23(土) 14:07:14.97 ID:iOJTgHHro
待ち
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/12/10(火) 21:55:49.34 ID:S78BjAjho
いい加減全裸待機するには寒いんですがまだですか?
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