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【安価】タツミ「強くてニューゲーム」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :ナイトレイド諜報部員 :2014/01/29(水) 15:07:26.16 ID:xukNuSh+0
『アカメが斬る!』のSS

更新速度はのんびり

安価で物語が変化する

誤字脱字があったらごめんなさい


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1390975646
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

2 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/01/29(水) 15:09:03.86 ID:kd+Lf1Sn0
アカメSSとか初めて見た
期待
3 :ナイトレイド諜報部員 [saga]:2014/01/29(水) 15:09:36.78 ID:xukNuSh+0
――安寧道・大聖堂



スサノオ「最強の攻撃力を――」キィィィ

スサノオ「その身で味わえ!!」

スサノオ「【八咫鏡!!!】」カッ

エスデス「む、反射……」

スサノオ「(勝機!!)」

スサノオ「八尺瓊勾玉!!」バッ

ボリック「――っ!?」



エスデス「私の前では全てが凍る――」


エスデス「【摩訶鉢特摩】」ピシッ



スサノオ「  」

ボリック「  」

クロメ「  」

ナタラ「  」

エスデス「時空を凍結させた。これこそタツミを二度と逃さない為、また敵を確実に倒す為に編み出した奥の手だ」


――……ザザザッ……ザ……ザザッ……――

4 :ナイトレイド諜報部員 [saga]:2014/01/29(水) 15:11:06.62 ID:xukNuSh+0


――――――ミ――――


――ツミ――――タ――ミ




タツミ「…………う……、」

サヨ「――タツミ起きて! 夜盗よ!」

イエヤス「いつまで寝てんだよタツミ! 早く起きろっての!?」

タツミ「――っ!?」ガバッ

サヨ「もうなんでこの非常事態にぐーすか寝てられるのよ! 寝坊グセはイエヤスだけで十分よ!」

イエヤス「おいいまオレを引き合いに出す意味なかっただろ!?」

タツミ「……サ、サヨ……? それに……イエヤス……? な、なんでここに……?」

イエヤス「おいおいまだ寝ぼけてんのかよタツミ! いい加減目を覚ませよ、今は現実だっての!」

タツミ「……は?」
5 :ナイトレイド諜報部員 [saga]:2014/01/29(水) 15:11:59.69 ID:xukNuSh+0

タツミ「(……おかしい、俺はついさっきまで大聖堂にいたはずだ)」

タツミ「(それなのになんで今は森の中にいるんだ? ――ザザザッ――に吹き飛ばされたのか? ……いや、それならどこか怪我を負っていていないとおかしい……)」



盗賊A「ヒャッハー! 獲物刈りじゃー!」

盗賊B「獲物刈りだぜー!」



サヨ「くっ、とりあえずこの場から離れるわよ。二人共、ついてきて」

イエヤス「おう!」

タツミ「……、」
6 :ナイトレイド諜報部員 [saga]:2014/01/29(水) 15:13:00.40 ID:xukNuSh+0

サヨ「夜盗がすぐそこまで迫って来てるわ。足音から察するに相手は十数人くらい……、ここは三方に別れて敵を分散した方がよさそうね」

タツミ「(……いや、怪我どころか服も違う。身体も力が抜けたような感覚もする。いや、そんなことよりも)」

タツミ「(――――俺は、どうして大聖堂にいたんだ?)」

イエヤス「なに言ってんだよサヨ。ンなのこのイエヤス様の剣技で文字通り切り開いてやるっての!」

サヨ「そういうことは私に一度でも勝ってから言いなさい」

イエヤス「ぐぬぬ……」

サヨ「それでいいでしょ、タツミ?」

タツミ「え? あ、……」


――じゃあなタツミ……――

――来世があるならまたそこで会おうね――




タツミ「……っ、――――ダメだ!!」


7 :ナイトレイド諜報部員 [saga]:2014/01/29(水) 15:13:36.64 ID:xukNuSh+0

サヨ「ッ!? ……タ、タツミ?」

イエヤス「きゅ、急に大声出すんじゃねぇよ……、ビックリしたじゃねぇか」

タツミ「え? ……あ、……ああ、悪い」

タツミ「(……っ、さっきの声はイエヤスとサヨの声だった。しかもサヨの奴は来世とか縁起でもねぇことを言ってやがったが……)」

タツミ「(……なんなんだ? いま頭の奥底で……こう、つっかかってるモンがある)」

タツミ「(それがなんなのかさっぱりわかんねぇけど、何故かこのままこいつらと別れたらいけない気がする。それこそ今生の別れみたいな気が……)」

サヨ「……タツミ、大丈夫? なんか顔色悪いけど」

タツミ「……、」
8 :ナイトレイド諜報部員 [saga]:2014/01/29(水) 15:14:30.12 ID:xukNuSh+0

盗賊ボス「おいテメェら、一匹たりとも逃がすんじゃねぇぞ! 男は身包み剥いでその場で殺せ、女は身包み剥いで俺によこせ! 飽きたらお前らにもまわしてやるからよ!」

盗賊A「ヒャッハー!」

盗賊B「おらおらこの辺で声が聞こえたぞー!」

盗賊C「どこに隠れてやがんだー?」



イエヤス「ひゅー、野盗ってのはおっかねぇなぁ。それよかどうすんだよサヨ? タツミもあんまノリ気じゃないみたいだし、多数決ならお前の負けだぜ?」

サヨ「あんたはどうしてそうも楽観的なのよ……。あのね、今は夜で視界も悪い。幸い月明かりがあるから暗闇ではないけど、地の利は相手にあって頭数も相手が上」

サヨ「私達が今できるのはせいぜい相手を撒くことぐらい。迎撃なんてしたら囲まれてあっという間に全滅よ、あんたはそれをちゃんと理解してる?」
9 :ナイトレイド諜報部員 [saga]:2014/01/29(水) 15:15:45.85 ID:xukNuSh+0

イエヤス「そ、そんなのやってみねぇとわかんねぇだろ!」

サヨ「……だーかーらー、そういうことは私に一度でも勝ってから」

タツミ「サヨ」

サヨ「――っ、な、なにタツミ?」

タツミ「俺は昔、お前に勝った事があるよな?だから言わせてもらうぜ」

タツミ「(……とりあえず今はごちゃごちゃ考えるのは後回しだ。今はこの状況を切り抜けることに集中する)」

タツミ「(サヨの言うとおり、三方に別れて逃げれば助かる確率はあがるだろう。でも追手が1人に集中したら分散した意味がなくなる)」

タツミ「(俺達全員が確実に夜盗から逃げる方法……それは、ひとつしかない)」

タツミ「(殺られる前に――――殺る。先手必殺)」



タツミ「あいつらは、俺が1人で倒す」


10 :ナイトレイド諜報部員 [saga]:2014/01/29(水) 15:19:13.54 ID:xukNuSh+0
かなり短いけどここまで
続きは一週間以内に
11 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/01/29(水) 15:57:33.27 ID:kd+Lf1Sn0
とりあえずシェーレと兄貴とチェルシーとスーさんが死ななければいいなあ
12 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/01/29(水) 16:05:39.26 ID:DXyTB9QXO
期待してる
13 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/01/29(水) 16:38:33.90 ID:3EsZ5iBEO
強くてってことはインクルシオ持っているのだろうか…
でもそしたら兄貴…
14 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/01/29(水) 19:10:24.96 ID:FJRUZCUr0
ここまで安価がない安価ss始めて見たわ
15 :ナイトレイド諜報部員 [saga]:2014/01/31(金) 12:41:34.27 ID:ECxu9p7f0
>>13 強くてとはいってもインクルシオは持っていません
   シュタゲのリーディング・シュタイナーみたいな感じで記憶だけ引き継いだ感じです(抜け落ちた記憶もある)

>>14 そうですね、安価はあんまりないです 行動指定とかキャラ指定とかそういった安価がたまにあるくらいです


書き溜めが出来たのでちょっぴり投下

地の文ってあったほうがいいのだろうか……
16 :ナイトレイド諜報部員 [saga]:2014/01/31(金) 12:44:29.70 ID:ECxu9p7f0

サヨ「……な、なに言ってるのよタツミ! いくらなんでもそんなの無謀すぎるわよ!」

タツミ「無謀じゃない。今の俺なら、あいつらを殺れる」

タツミ「(俺が二人を守るんだ、俺が二人を……)」グッ

サヨ「タツ……ミ?」

サヨ「(……いま目の前にいるのは本当にタツミなの? 起きる前と後で雰囲気が全然違う……)」




盗賊D「お頭ー、さっき襲った女が自殺しちまったんですけどどうしますー?」

盗賊ボス「あん? その辺に捨てとけ。そのうち森の獣共が勝手に喰うだろ」

盗賊D「へーい」

盗賊E「あーあ、もったいねぇなぁ。結構べっぴんだったのによぉ」

盗賊F「……チッ、死体は重くて嫌になるぜ」



タツミ「(足音から察するに敵の数は……12人か。……よし、まずはあいつらの背後に回りこんで数を減らす)」

17 :ナイトレイド諜報部員 [saga]:2014/01/31(金) 12:45:35.48 ID:ECxu9p7f0

タツミ「二人はここで待っててくれ。すぐにケリをつけてくる」ザッ

イエヤス「ちょ、待てよタツミ! オレも」

タツミ「イエヤス」

イエヤス「――っ、な、なんだよ」

タツミ「サヨを頼む」

イエヤス「……っ、…………お、おう! サヨの事はこのイエヤス様に任せろってんだ!」ドンッ

タツミ「ああ、任せた」ニコッ


タツミ「それじゃあ、いってくる」ダッ

18 :ナイトレイド諜報部員 [saga]:2014/01/31(金) 12:46:22.86 ID:ECxu9p7f0

イエヤス「……なぁサヨ」

サヨ「なによ」

イエヤス「さっきのタツミはタツミだよな? オレたちと今まで一緒に過ごしてきたタツミだよな?」

サヨ「……なに当たり前のこと聞いてるのよ。さっきのタツミはタツミよ、同じ釜の飯を食べて育ったタツミに決まってるじゃない」

イエヤス「……だ、だよな! いやーだってよ、さっきのタツミの目がこうなんていうか……」

イエヤス「…………すっげぇ、冷めた目ぇしてたからさ」

19 :ナイトレイド諜報部員 [saga]:2014/01/31(金) 12:47:29.84 ID:ECxu9p7f0

盗賊ボス「テメェらまだ見つかんねぇのか!? もっと目ン玉凝らしてよく探せ!」

盗賊E「……、そうは言っても今は月が曇っちまって視界が悪くてしょうがねぇしなぁ」

盗賊D「まあそこまで暗いわけじゃねーし、気楽に行こうぜー。獲物は少数だし、数で押し切りゃ余裕だろー」

盗賊F「……だといいがな」


タツミ「……、」スッ

タツミ「(完全に油断してるな。武器も飛び道具は持ってないみたいだし、これなら――)」タタタッ



タツミ「――ッ!」ズバッ ズバッ ズバッ



盗賊A「ぐああああっ!?」バタッ

盗賊B「ぎええええっ!?」バタッ

盗賊ボス「ぎゃああああっ!?」バタッ


盗賊C「お、お頭ァァァァァッ!?」

盗賊D「て、敵襲だー! お頭が殺られたぞー!?」

盗賊E「特攻隊長も殺られちまったぞ!? くそっ、どうなってやがんだ!?」

盗賊F「……チッ、嫌な予感ってのは当たるもんだな」
20 :ナイトレイド諜報部員 [saga]:2014/01/31(金) 12:48:18.49 ID:ECxu9p7f0

タツミ「(――よし、まずは三人。次は)」タタタタッ


盗賊G「チクショウ! お頭を殺りやがったのはどこのどいつだ!? ぶっ殺してやる!」チャキッ

盗賊E「おい待て落ち着け! 今は下手に動くと――」


「「「「「ぎゃあああっ!!」」」」」バタッ


盗賊E「ほら言わんこっちゃねぇ!」

盗賊D「また殺られたぞ!? てかもうオレ達しか残ってねぇじゃねえか!」

盗賊F「……オイ、どうすんだお前ら。このままだと全滅しちまうぞ」

21 :ナイトレイド諜報部員 [saga]:2014/01/31(金) 12:49:19.17 ID:ECxu9p7f0

盗賊C「クソッ! こうなったらもうアレしかねぇ!」

盗賊D「アレだと!? なんか策でもあんのかよ!?」

盗賊F「……なんとなく予想はつくけどな」


タツミ「(……残りは四人、ここで確実に――)」チャキッ



盗賊C「………………オレは! 逃げるッ!!」ダッ



タツミ「(仕留め――って、オイ待てそっちにはイエヤスとサヨが!)」ダッ

22 :ナイトレイド諜報部員 [saga]:2014/01/31(金) 12:49:58.55 ID:ECxu9p7f0

盗賊C「ハッ! お頭が一撃で殺されるような奴にオレが勝てるわけねーだろバーカバーカ!」ダダダッ

盗賊D「誰に向かって捨て台詞吐いてんだあいつは……」

盗賊E「オレらはどうする? オレらも逃げるか?」

盗賊F「……いや、多分逃げたあいつが殺されるからオレらはこの場でやり過ごす」


盗賊C『ぎゃああああああ!!』


盗賊D「あ、死んだ」

盗賊E「典型的な小物だったなあいつ」

盗賊F「……お頭が持ってた金品奪ってずらかるか」

盗賊D「そんであいつとは逆方向に逃げるか」

盗賊E「そうだな」
23 :ナイトレイド諜報部員 [saga]:2014/01/31(金) 12:50:31.90 ID:ECxu9p7f0

タツミ「……ハァ、ハァ、……あっぶねぇ」

タツミ「(三人仕留め損なったけど、帝都とは逆方向へ逃げたから心配する必要はなさそうだな)」

タツミ「とりあえずサヨとイエヤスと合流しねぇと」タッタッタ

24 :ナイトレイド諜報部員 [saga]:2014/01/31(金) 12:51:26.67 ID:ECxu9p7f0

タツミ「二人共、無事か?」

イエヤス「タツミ! お前の方こそ怪我はねぇの――」

サヨ「このバカミっ!!」ブンッ

タツミ「おわッ!?」サッ

イエヤス「かよ――って、サヨ!? なにしてんだ!?」

サヨ「バカバカバカバカバカバカ!」ブンッ ブンッ ブンッ
 
タツミ「ちょ、ま、待ってくれ、サヨ! ストップ! ストップ!」サッ サッ サッ

イエヤス「(タ、タツミの奴、サヨのラッシュを完全に避けながら喋ってやがる……っ)」

イエヤス「(しかも動きに無駄がねぇ……、ホントにどうなってやがんだ……?)」
25 :ナイトレイド諜報部員 [saga]:2014/01/31(金) 12:52:07.86 ID:ECxu9p7f0

サヨ「〜〜〜〜もうっ! なんで避けるのよ!?」

タツミ「いや普通殴られそうになったら避けるだろ!?」

イエヤス「(……う−ん、とりあえず今はこの二人の喧嘩を止めとくか)」

イエヤス「(てか考え事とかオレに向いてねぇし、あんま深く考えんのやめとこ)」
26 :ナイトレイド諜報部員 [saga]:2014/01/31(金) 12:53:39.91 ID:ECxu9p7f0

イエヤス「まぁまぁ落ち着けよサヨ」ガシッ

サヨ「っ! ちょっとイエヤス、あんたどこ触ってんのよ!?」

イエヤス「こうでもしねぇとまたタツミに殴りかかろうとするだろお前」ハァ…

サヨ「だからって羽交い締めにする必要ある!?」ジダバタ

イエヤス「おわっ! ちょ、バカ、サヨ暴れんなよ! そんな暴れると矢羽が鼻に入ってく……ハッ……ハッ……ハクションッ!!」


タツミ「あ」

サヨ「……、」ベトォ…

イエヤス「うー……。ほれみろ言わんこっちゃ…………ってやっべ」

タツミ「(イエヤス……、お前って奴は……)」
27 :ナイトレイド諜報部員 [saga]:2014/01/31(金) 12:54:26.60 ID:ECxu9p7f0

サヨ「……、」

イエヤス「…………あー、……えーっと…………サヨ?」

サヨ「…………なに?」

イエヤス「あー……そのー……なんというか……」

サヨ「だからなに?」


イエヤス「その……えっと……す、すすすすんませんでしたっ!!」ダッ


タツミ「あ、逃げた」

サヨ「……タツミ、イエヤスを捕まえて」

タツミ「え? 俺? なんで俺が」

サヨ「いいから、つ か ま え て 」ゴゴゴゴゴ…!

タツミ「っ、……さ、サーッ! イエッサーッ!」ダッ
28 :ナイトレイド諜報部員 [saga]:2014/01/31(金) 12:55:16.52 ID:ECxu9p7f0

サヨ「……、」

タツミ『待ちやがれイエヤスー!』タッタッタッ…

サヨ「……さてと、近くに手頃な石は……っと。これでいいかしら」ギュッ

サヨ「……ふふっ、覚悟しなさいイエヤス……! 私の髪を汚した罪は重いわよ……!」タッ
29 :ナイトレイド諜報部員 [saga]:2014/01/31(金) 12:56:10.99 ID:ECxu9p7f0

タツミ「待ちやがれイエヤスー!」

イエヤス「待てって言われて待つバカがいるかよー!」

タツミ「サヨの頭に唾ぶっかけておいて逃げてんじゃねぇよ! 謝るなら今のうちだぞ!?」

イエヤス「あれは謝っても許してもらえねーパターンだっての! 怒り方が昔サヨの風呂覗いた時と一緒だし! てかオレすでに謝ったから!」

タツミ「謝りながら逃げちゃ謝ったことにならねぇだろ! いいから早く戻ろうぜ!? 今ならまだ弁解の余地は」


サヨ「あるわけ……ないでしょ!!」ブンッ


ヒュルルルル――――バキッ


イエヤス「ぶげらっ!?」バタッ

タツミ「イエヤスー!?」

サヨ「安心しなさい、ただの小石よ」
30 :ナイトレイド諜報部員 [saga]:2014/01/31(金) 12:56:54.93 ID:ECxu9p7f0

タツミ「いやサヨお前、ただの小石っつっても……」

サヨ「頭じゃなくて背中に当たったんだから平気よ、死んではいないわ」

イエヤス「」

サヨ「まぁ今から手痛いオシオキはするけどね」ニコッ

タツミ「(……イエヤス、ご愁傷さま……)」


サヨ「ああ、あと私の制止を聞かずに勝手に盗賊へ立ち向かったタツミもね」ニッコリ

タツミ「え゛」



タツミ「(そのあと俺とイエヤスはサヨにがっつりお叱りを受けた)」


31 :ナイトレイド諜報部員 [saga]:2014/01/31(金) 12:57:35.53 ID:ECxu9p7f0

――数日後、帝都・城門



タツミ「はー! すげー! ここが帝都かぁ」

イエヤス「おい見ろよタツミ! あかぬけたねーちゃん達がごろごろいるぜ!」

タツミ「おお! やっぱ帝都は違うな!」

サヨ「下品!」バシッ

イエヤス「だからなんで俺だけ!?」

タツミ「ハハハ!」
32 :ナイトレイド諜報部員 [saga]:2014/01/31(金) 13:00:32.17 ID:ECxu9p7f0

サヨ「まったくもう……」

イエヤス「いてて……。んで、帝都に着いたけどどうする? もう兵舎に向かうか?」

サヨ「入隊するのは早いほうがいいと思うけど……ちょっと街中を見て回りたい気もするわね」

イエヤス「それに腹も減ったしなぁ……。タツミ、どうする?」

タツミ「……そうだな」




《これからどうする?》

1 兵舎に向かう

2 街中を散策

3 食事を済ませる


先に3票集まった安価で行動
33 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/01/31(金) 16:15:00.47 ID:UcA5N654O
2
34 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/01/31(金) 17:17:48.07 ID:XYuKHM9P0
3
35 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/01/31(金) 17:28:12.07 ID:e2We4fe0O
3
36 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/01/31(金) 18:34:56.99 ID:6NUCfYxj0
37 :ナイトレイド諜報部員 [saga]:2014/02/04(火) 01:34:57.52 ID:Vtooye/j0

タツミ「とりあえずメシにしようぜ。俺も腹減っちまった」

イエヤス「腹が減ってはなんとやらだしな。よっしゃ、久々に腹いっぱい食うぞー!」ダッ

サヨ「ちょっとイエヤス!? 勝手に動かないで!」

イエヤス「帝都の美味いメシがオレ様を呼んでるぜー!」タタタッ

タツミ「おい待てよイエヤス! 抜け駆けなんてさせねぇぞ!」ダッ

サヨ「タツミまで!? ……あーもうっ! 待ちなさいってばー!」タッ




帝都・とある小料理屋


イエヤス「おっちゃん! このコウガマグロの姿焼きくれ!」

タツミ「あ、じゃあ俺もそれで」

サヨ「私はミックスサラダとブレッドのセットで」

店員「へいよー。コウガマグロの丸焼き二人前に、ミックスサラダとブレッドのセットねー」



「おやっさん、次はこっち注文いいー?」

「ちょっとラバ、アタシまだ注文決まってないんだけど!?」

「マインはいつものアレだろ? デラックスなんちゃらパフェ」

「デラックスマロンスイートパフェは昨日食べたから今日は違うやつ頼むつもりだったのよ! アンタのペースで勝手に物事進めんな!」ボコッ

「あいたっ!?」

店員「おー、今からいくから待ってなー。あと痴話喧嘩すんなら店の外でやってくれー」スタスタ

「ちょ!? あ、アタシはこいつの彼女なんかじゃないっての!!」



イエヤス「はー、流石は帝都、美男美女が多いなー」

タツミ「……、」

サヨ「そうね。この店に入るまでにすれ違う人々の顔立ちとか服装とか私達と全然違うのよね」

イエヤス「故郷じゃイケてた俺様がこの帝都じゃ霞んで見えるぜ……くっ」

サヨ「大丈夫よ、イケてるイケメンイエヤスさんは帝都でも十分カッコイイわよー(棒読み)」

イエヤス「そ、そうか? いやー、そう言われるとなんか照れるなー……」

サヨ「(なんでお世辞って気づかないのかしら……)」


タツミ「(……さっきの声、俺どっかで聞いたことがあるような……?)」

38 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/02/13(木) 23:02:53.00 ID:MhJWd51g0
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