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あずさ「ええねん?」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします :2014/03/08(土) 00:35:28.75 ID:lH56/29S0
真「はい、ではそう言うことで」

雪歩「プロデューサーたっての願いなので、練習してきましたぁ」

春香「ウルフルズで『ええねん』です、聴いてください」


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満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
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旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
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にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
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にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

2 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/08(土) 00:36:15.18 ID:lH56/29S0
春香「ええねん♪」
真「何も言わんでも ええねん♪」
雪歩「ええねん♪」
真「何もせんでも ええねん♪」

………………………

P「……この度、あなたの担当プロデューサーになりました。よろしくお願いします」

あずさ「あ、あらあら……そうでしたか。こちらこそ、よろしくお願い致します〜」

P(きれいな人だな……アイドル候補生って言うんだから、そりゃそうなんだろうけど)

P(彼女の人生を左右する大きな仕事だ、がんばらないと)

あずさ(……ちょっと頼りなさそうだけど、でもすごく優しい目をしているわね)

あずさ(この人となら、私もアイドルとして成功できるかしら……がんばらなくちゃ)

P「……え、えーっと……じゃあ、三浦さん。軽くミーティングしましょう」

あずさ「そんな、三浦さんだなんて堅苦しいのは、やめてください」

P「いや、でも……いきなり下の名前でお呼びするのも……」

あずさ「これから私たち二人三脚なんですよね? なら、もっと近しく呼んでください」

P「あー、うん……そうですね……じゃあ、あずささん?」

あずさ「はい、なんでしょうか? プロデューサーさん」
3 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/08(土) 00:36:44.56 ID:lH56/29S0
春香「ええねん♪」
真「笑いとばせば ええねん♪」
雪歩「ええねん♪」
真「好きにするのが ええねん♪」

………………………

あずさ「……きゃっ!」

P「あずささん! 大丈夫ですか!?」

あずさ「す、すみません……私、ダンスは苦手なものですから」

P「そうじゃなくて、足首捻ってませんでした? 捻挫、してませんか?」

あずさ「そ、それは大丈夫ですけど……ごめんなさい、せっかくのレッスンの時間を」

P「よかった。俺はまた、あなたに怪我でもさせたかと思って、ヒヤヒヤしましたよ」

あずさ「えっ……プロデューサーさん?」

P「苦手なんて、誰にでも有るんです。時間を掛けて、少しずつ変えていけば、それでいい」

あずさ「でも……」

P「失敗するたびにしょげていたら、前を向けなくなってしまいますよ。さぁ、もう一度」

あずさ「……はいっ!」
4 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/08(土) 00:37:14.36 ID:lH56/29S0
春香「ええねん♪」
真「感じるだけで ええねん♪」
雪歩「ええねん♪」
真「気持ちよければ ええねん♪」

………………………

P「そう、そう! 良くなって来ましたよ、あずささん!」

あずさ「ホントですか、プロデューサーさん?」

P「そうですそうです、まずは曲の雰囲気を感じ取ること、気持ちを乗せることです」

あずさ「まだぜんぜん、リズムにも振り付けにも合っていないんですけど……」

P「ははっ、そんなことはどうでも良いんです。思うがままに踊るのは、気持ち良かったでしょう」

あずさ「……確かにそうですね。こうしなきゃいけない、と思っていると窮屈で」

P「ダンスは確かに大切な要素ですが、ダンスに囚われちゃダメです。自由に音楽を感じればいい」

あずさ「音楽を……感じる?」

P「そうです。音を楽しむと書いて、音楽なんですから。楽しみましょう、体全体で!」

あずさ「……はい!」

………………………

真「それでええねん それで〜〜〜〜♪」
春香・雪歩「えーーえーーえーーーー♪」

真「ええねん♪」
5 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/08(土) 00:37:42.17 ID:lH56/29S0
春香「ええねん♪」
真「後悔しても ええねん♪」
雪歩「ええねん♪」
真「また始めたら ええねん♪」

………………………

あずさ「オーディションって、こんな雰囲気なんですね……」

P「ええ。生存競争の第一歩は、みんなここからスタートしていくんです。号砲は鳴ってしまった」

あずさ「レッスンで学んだこと、少しも出せなくて……緊張感に飲まれてしまって」

P「結果は出ていませんよ。それに焦れば焦るほど、緊張感は蟻地獄みたいにあなたを引き込む」

あずさ「…………」

P「オーディションですから、他の出場者に『勝つ』ことが目標です。でも、それだけじゃない」

あずさ「それは……どう言うことでしょう?」

P「負けることの悔しさも、ここで学ぶんです」

あずさ「……っ!」

P「ここで敗れても、それがすべての終わりではない。もう一度、俺達は立ち上がれるんです」

あずさ「プロデューサーさん……」

P「負けて悔しいのは、あずささん。あなただけじゃない。俺の力も、まだ足りないんです」

あずさ「そんなことは……」

P「俺に対する試練でもあるんです。悔しいと思わなくなったら、ゲームセットですから」

あずさ「…………」
6 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/08(土) 00:38:10.52 ID:lH56/29S0
春香「ええねん♪」
真「失敗しても ええねん♪」
雪歩「ええねん♪」
真「もう一回やったら ええねん♪」

………………………

『今回のオーディション合格者は、4番の方! おめでとうございます!』

あずさ「……やはり、ダメでしたね」

P「ええ。結果は結果として、厳粛に受け止めましょう」

あずさ「そうですね、次はがんばれば、良いんですから」

P「……がんばるのは、あなただけじゃない。俺もがんばりますよ」

あずさ「はい、プロデューサーさん」

P「なにせ俺らは、二人三脚なんですから。そうですよね、あずささん?」

あずさ「……はい!」
7 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/08(土) 00:38:36.72 ID:lH56/29S0
春香「ええねん♪」
真「前を向いたら ええねん♪」
雪歩「ええねん♪」
真「胸をはったら ええねん」

………………………

『かんぱーい!』

P「んぐっ、んぐっ……っぷはぁ〜、仕事の後の一杯は染みますね〜!」

あずさ「ふふっ、プロデューサーさんったら」

P「あずささん、次は祝杯にしましょう! 俺達の力で! ねっ!」

あずさ「もちろんです。今度は、美味しいお酒が飲めるようにしましょうね」

P「んぐっ、んぐっ……っかあああ、すぁーっすぇーん! 生おかーりー!!」

あずさ(……プロデューサーさん、本当は悔しくて仕方ないのね……それを隠して、こうして)

あずさ(この人といると、落ち込んでるヒマなんてないわね。ありがとうございます)

………………………

真「それでええねん それで〜〜〜〜♪」
春香・雪歩「えーーえーーえーーーー♪」

真「ええねん♪」
8 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/08(土) 00:39:04.91 ID:lH56/29S0
春香「ええねん♪」
真「僕はお前が ええねん♪」
雪歩「ええねん♪」
真「好きでいれたら ええねん♪」

………………………

あずさ「おはようございます、プロデューサーさん」

P「おはようございます、あずささん。今日も忙しいですが、よろしくお願いしますね」

あずさ「はい。今日も一日、よろしくお願い致します〜」

P(あずささん、最近はずっと忙しくなってきたのに、すごく輝いて見える。疲れてるだろうに)

P(……なんだろうね。俺はあずささんに、無理ばかりさせているんじゃないだろうか)

あずさ「あの……プロデューサーさん?」

P「あ!? は、はい! なんですかあずささん!?」

あずさ「……ふふっ。大丈夫ですよ、私、いまとっても楽しいんです。充実しているんです」

P「あずささん……」

あずさ「疲れたなんて、一息つくヒマができてからで、良いじゃありませんか。ね?」

P「……そうですね。じゃ、行きますよ!」
9 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/08(土) 00:39:31.87 ID:lH56/29S0
春香「ええねん♪」
真「同じ夢を見れたら ええねん♪」
雪歩「ええねん♪」
真「そんなステキなふたりが ええねん♪」

………………………

P「……全国ネットの番組のオーディションが、決まりました」

あずさ「そうですか……大きな番組に出られるかも知れないんですね」

P「出られる『かも』、じゃなくて、出ます。絶対に」

あずさ「……そうですね。弱気になったら、いけませんよね」

P「それに、全国ネットとなれば、もしかしたらあずささんの『運命の人』も見ているかも?」

あずさ「!? ……もう、覚えていたんですか? そんなこと」

P「ははっ。良いなぁ、あずささんの『運命の人』。あずささんといつまでも一緒にいられたら……」

あずさ「……いられたら?」

P「俺ぁ、その『運命の人』とやらの横っ面を、張り倒してやりたいですよ。うらやましい」

あずさ「まぁ、プロデューサーさんったら」

P「でもね、いまこうして、二人三脚でやって来てるだけで、俺ぁ充分幸せですけどね」

あずさ「…………」
10 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/08(土) 00:39:58.69 ID:lH56/29S0
春香「ええねん♪」
真「心配せんで ええねん♪」
雪歩「ええねん♪」
真「僕を見てれば ええねん♪」

………………………

あずさ「…………っ」

P「どうしました? あずささん」

あずさ「あの……これから私、全国放送の番組で歌うんですよね?」

P「緊張するな、なんて言えません。これからお茶の間の視線は、あなたに釘付けになる」

あずさ「私……できるかしら」

P「不安になっても、心配になっても、大丈夫です。俺はずっと、あなたのことを見ていますよ」

あずさ「プロデューサーさん……?」

P「だから、怖くなったら、俺のことを見ていてください。俺のために歌うんだと思ってください」

あずさ「でも……」

P「今日は、それでも良いです。昔を思い出して、気持ち良く歌うことだけを、考えてください」

あずさ「……はい、プロデューサーさん」

『三浦さん、スタンバイお願いしまーす!』

あずさ「……じゃあ、行ってきますね」

P「ええ。今夜もまた、美味しいお酒を飲みましょう」

あずさ「はい!」

………………………

真「それでええねん それで〜〜〜〜♪」
春香・雪歩「えーーえーーえーーーー♪」

真「ええねん♪」
11 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/08(土) 00:40:26.28 ID:lH56/29S0
春香「ええねん♪」
真「アイディアなんか ええねん♪」
雪歩「ええねん♪」
真「別になくても ええねん♪」

………………………

あずさ「映画、ですか?」

P「ええ。先方が、どうしてもあずささんでお願いしたい、と言う話しでして」

あずさ「そうですか……でも、私、お芝居の経験なんてないですし……」

P「うーん、そんなに気負わなくても大丈夫なんかじゃないかな、と思いますよ」

あずさ「そんなこと言われても……」

P「あずささんはデビュー前、何千人ものお客さんの前で、歌ったことはなかったでしょう?」

あずさ「そ、それはそうですけど」

P「誰だって『初めて』はあるんです。小手先の技術より、気持ちでぶつかって行けばいい」

あずさ「そんなことで……大丈夫なんですか?」

P「大丈夫ですよ。何とかなるもんです、意外とね」

P(……ごめんなさい、あずささん。俺はあなたにいま、ウソをついています)

P(でもそれもこれも、みんなあずささんと一緒にトップに登りたい、ただ、それだけなんです)
12 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/08(土) 00:40:53.36 ID:lH56/29S0
春香「ええねん♪」
真「ハッタリだけで ええねん♪」
雪歩「ええねん♪」
真「背伸びしたって ええねん♪」

………………………

『……ふーん、三浦あずささん、ね』

あずさ「はい、どうぞよろしくお願い致します、監督さん」

『キミ、ちょっと良いかい?』

P「あ、俺ですか?」

『大丈夫なのかい、この子。時代劇の経験なんて、ないじゃないか』

P「大丈夫です。うちの三浦には、天性のカンがありますから」

『ホントかい? キミみたいなひよっ子に、そんなことわかるってぇのかい?』

P「……他の人のことはわかりません。でも、あずささんにはそれが有るんです。絶対に」

『ほぉ……ずいぶんカマすじゃねぇか。使えなかったその場で突っ返すぞ。それでも良いのか?』

P「もちろんです。俺の首を賭けても、構いません!」
13 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/08(土) 00:41:21.33 ID:lH56/29S0
春香「ええねん♪」
真「カッときたって ええねん♪」
雪歩「ええねん♪」
真「終わりよければ ええねん♪」

………………………

あずさ「……ウソ?」

P「ごめんなさいっ! 先方がどうしても、と言うのは俺の作り話で、俺が捩じ込んだんです!」

あずさ「そんな……もし私が失敗したら、どうなっていたと思ってるんですか!?」

P「確かにそのリスクは有りました。でも、もし俺が捩じ込んだと言ってたら?」

あずさ「…………」

P「監督も最初は渋ってましたよ。でも、クランクアップのあとで、こう言われたんです」

――――『あの子は確かに、お前さんが言う通り、天性のカンが有る。良い子だ』

あずさ「そうだったんですか……私、現場ではいつか怒られるんじゃないかって……不安で」

P「これからはお芝居の仕事も増えますよ。歌に芝居にビジュアルに。終わりよければすべてよしですよ」

あずさ「もう……でも、もうそんなウソをつくのは、やめてくださいね?」

P「……はい。今回は、本当にごめんなさい」

………………………

真「それでええねん それだけで〜〜〜〜♪」
春香・雪歩「えーーえーーえーーーー♪」

まこはるゆき「ええねん!♪」
14 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/08(土) 00:41:47.21 ID:lH56/29S0


真「つっぱってー! 突っぱしるぅー!♪」

春香「転んでー! 転げまわるぅー!♪」

雪歩「時々ぃー! ドキドキするぅー!♪」

まこはるゆき「そんな自分が好きなら ええねん♪」

まこはるゆき「そんな日々が好きなら ええねん♪」


15 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/08(土) 00:42:14.72 ID:lH56/29S0
真「情けなくても ええねん♪」

真「叫んでみれば ええねん♪」

………………………

あずさ「…………活動……終了?」

P「……はい。社長の方針で、俺があずささんの担当でいられるのは、一年までと」

あずさ「そんな……」

P「あずささん。あなたはもう、トップアイドルと言っても過言ではない」

あずさ「でも……」

P「俺の仕事は、アイドルを育てること。あなたの仕事は、日本中に夢を与えることです」

あずさ「でも……私たちは二人で、同じ夢を見てきたじゃありませんか……」

P「…………」

あずさ「確かにプロデューサーとアイドルは、立場も違います。でも、それでも……」

P「…………俺だって……俺だってこれで終わりなんて、イヤなんですよっ!!」

あずさ「……っ!?」
16 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/08(土) 00:42:41.51 ID:lH56/29S0
真「にがい涙も ええねん♪」

真「ポロリこぼれて ええねん♪」

………………………

P「俺だってもっと、あなたと一緒に夢を見たかった。二人三脚で駆けて行きたかった!」

あずさ「プロデューサーさん……」

P「会社の方針なんて知ったこっちゃねぇ、って言いたいんです! でも、それじゃダメなんだ!」

あずさ「…………」

P「俺たちがお互い、アイドルとして、プロデューサーとして、もっと高みに登るためには」

あずさ「……そこまでして、登らなきゃいけないんでしょうか?」

P「現状維持を是認するようなあずささんは、俺の知ってる、俺の育てたあずささんじゃない」

あずさ「…………(ぐすっ)」

P「その先の選択はあなたに委ねます。続けるのもマイクを置くのも。あなたの意思で決めて良い」

あずさ「……プロデューサーさん」

P「なんですか?」

あずさ「『運命の人』の話しの、続きなんですけれど」
17 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/08(土) 00:43:08.92 ID:lH56/29S0
真「ちょっと休めば ええねん♪」

真「フッと笑えば ええねん♪」

………………………

あずさ「私、『運命の人』が私を見付けてくれると思って、アイドルになろうと思ったんです」

P「それは……はい、俺も知ってます」

あずさ「その宛のない人探しのために、迷子になりそうな私をいつも引っ張ってくれた人」

P「…………」

あずさ「アイドルとして、ここまで手を引いてくれたプロデューサーさんに、お願いがあります」

P「……なんでしょうか?」

あずさ「私ね、見付けちゃったんです。『運命の人』」

P「えええっ!? マジですか! どこの誰なんですかそいつは!!」

あずさ「はい」

P「……鏡?」

あずさ「その中に映っている人が、私の『運命の人』だったんですよ?」

P「あずささん……」

あずさ「私、ここまで走ってこれたから、『運命の人』も見付かったんだと思ってます。だから」

P「だから?」

あずさ「……これからは、私の人生のプロデュース。お願いできませんか?」

P「……ふふっ。ふははっ、あはははははっ!!」

あずさ「プロデューサーさん……?」

………………………

真「それでええねん それで〜〜〜〜♪」
春香・雪歩「えーーえーーえーーーー♪」

真「ええねん♪」
18 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/08(土) 00:43:36.63 ID:lH56/29S0
春香「ええねん♪」
真「何もなくても ええねん♪」
雪歩「ええねん♪」
真「信じていれば ええねん♪」

………………………

あずさ「……本当に、良かったんですか?」

P「ははっ、何を言ってるんですか。俺は自分を信じて、あなたを信じているだけですよ」

あずさ「ふふっ……他には何もなくなっちゃいましたものね」

P「かまやしませんよ。俺はアイドルプロデューサーとして、また誰かをトップにする」

あずさ「私のときと同じように、転んで泥だらけになっても、あなたはアイドルを信じるんですね」
P「まぁ、風当たりは強いでしょうけどね。なにせ担当してたアイドルと結婚するってんだから」

あずさ「だから、本当に良かったんですか?」

P「良いんです。俺があなたを信じているように、あなたも俺を信じてください」
19 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/08(土) 00:44:05.02 ID:lH56/29S0
春香「ええねん♪」
真「意味がなくても ええねん♪」
雪歩「ええねん♪」
真「何かを感じていれば ええねん♪」

………………………

あずさ「ふふっ……そんな簡単なことで、良いんですか?」

P「そうですよ。俺たちはそんな、シンプルな間柄で良いと思うんです」

あずさ「なら、信じます。あなたのこと」

P「…………ありがとう、『あずさ』」

………………………

真「他に何もいらんねん♪」
真「他に何もいらんねん♪」
真「それでええねん それだけでぇ〜〜〜〜♪」
春香・雪歩「えーーえーーえーーーーー♪」


まこはるゆき「ええねん!♪」
20 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/08(土) 00:44:32.46 ID:lH56/29S0
真「……はい、と言うことで、プロデューサー、あずささん、おめでとうございます!」

雪歩「なんかプロデューサーさん、感極まって泣いちゃってますねぇ」

春香「あの、言っておきますけど、今回のコレ、ギャラきっちりいただきますからね?」



おしまい
21 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/08(土) 00:46:47.48 ID:4/4BW1/3o
イイハナシダナー
22 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/08(土) 01:53:01.22 ID:e3OmFjeto
春香wwww

乙!
23 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/08(土) 02:26:19.54 ID:jsQW2Npxo
おつ
24 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします :2014/03/08(土) 03:23:49.23 ID:CEjpLXT+o
ぐっじょぶ!
25 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/08(土) 08:17:27.54 ID:CZMG07kDO
歌詞をいちいち入れなきゃ良作だった
26 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/08(土) 13:07:23.58 ID:m4EGXtEdo
それじゃオチがつかんじゃないか
27 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/08(土) 13:43:18.04 ID:hjcsdRkZo
毎度この携帯君は的外れなことしかレスしないから気にしなくていい
28 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします :2014/03/08(土) 14:13:03.49 ID:bHE+WYgW0
中村さんなにやってんすか
29 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/09(日) 01:38:56.30 ID:LUuxW6S+0
春香さん...
30 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/09(日) 01:57:44.01 ID:dFU9XSWd0
流石にそこは空気読もうぜ、はるるん・・・
31 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/09(日) 18:28:41.45 ID:POvZo9ufo
号泣しながギャラ要求してんだよ、きっと
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