他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
SS速報VIP 過去ログ倉庫
検索
すべて
本文
タイトル
投稿者
ID
このスレッドは
SS速報VIPの過去ログ倉庫
に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は
管理人までご一報
ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。
勇者「確かに受け取った」 -
SS速報VIP 過去ログ倉庫
Check
Tweet
1 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[sage]:2014/03/16(日) 01:51:20.68 ID:qgeZHTGXo
王都─スラム街
バタンッ
「おい知ってるか!勇者がまた現れたらしい」
「げえぇ、またかよ騎士団はなにをやってんだ」
「....あいつ等が俺達の為に動くわけが無いだろう」
「....いや、今度はそうもいかない
殺った相手が伯爵だ」
「貴族殺しけぇ....しかしこれで騎士団が動く....死んでくれた貴族には感謝しないとな」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1394902280
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
[
Twitter
]: ID:???
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】
ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。
阿笠「言いたいことがあるんじゃ」光彦「何ですか?」 @ 2024/12/04(水) 02:05:27.88 ID:F4j1OAIxO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1733245527/
うーきちですけど @ 2024/12/03(火) 21:28:14.33 ID:twifbdjfO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1733228894/
おみくじ引き忘れたスレ @ 2024/12/02(月) 09:02:53.62 ID:ERlmAVfVo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1733097773/
■ 萌竜会 ■ @ 2024/12/02(月) 07:17:50.41 ID:SzstMj3po
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1733091466/
パスワード @ 2024/12/01(日) 23:37:17.44 ID:DBrLLHv10
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1733063837/
落ち着くまでの仮住まい @ 2024/12/01(日) 22:35:53.26 ID:Gs7Y8RKNo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1733060153/
おみくじスレ @ 2024/12/01(日) 17:50:28.20 ID:CcjYTFvt0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1733043027/
フォース=センシティブの集い @ 2024/11/30(土) 18:50:32.81 ID:ZZEZXhDs0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1732960232/
2 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[sage]:2014/03/16(日) 11:12:37.45 ID:eVcJmKwAO
やられた貴族=ノンスタイル井上
3 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[sage]:2014/03/16(日) 12:27:59.45 ID:qgeZHTGXo
パーシェ国─魔法都市
魔法使い「はぁ?勇者?」
戦士「ああ、そういう噂が王都でたっている」
魔法使い「勇者は死んだはずだろう?」
戦士「...そうなんけどな場所が場所だけに捨て置けん」
魔法使い「ふうむ....王都か....」
戦士「.....どうする?」
魔法使い「...まぁ行くしかないだろう」
4 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
:2014/03/16(日) 13:14:58.26 ID:qgeZHTGXo
戦士「わかった。すぐ準備をしよう」
魔法使い「ああ。....しかし今更勇者ねえ」
戦士「王都は騎士団の管轄だからなあ....俺としてはあまり関わりたくはない」
魔法使い「それは私も同じだ。宗教は好きになれん」
戦士「だが実際に平和をもたらしたのはあいつらだ」
魔法使い「納得はできないけどな」
戦士「....一応僧侶にも連絡を取ってみる」
5 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
:2014/03/16(日) 14:38:18.36 ID:qgeZHTGXo
ラスパイレス国─教会
僧侶「─というわけで勇者様は三つの国の平和の為に捧げられたのです」
子供A「zzz」
僧侶「こうして『魔の国』、『パーシェ国』、『ラスパイレス国』の三国は争いをやめ、
魔の国の魔王城跡を王都と改めて、各国のシン教会から派遣される騎士団によって統治されることになったのです」
子供B「騎士団かっけーよなー!」
子供C「僕もいつかはなりたいな騎士団に!」
僧侶「....」
子供B「僧侶さんは勇者様に会ったことがあるんでしょ?」
僧侶「はい」
子供「スッゲー!どんな人なんだ勇者様って」
僧侶「....そうですね....とても勇敢な方でしたよ」
6 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[sage]:2014/03/16(日) 17:32:07.58 ID:72Vwos0m0
パーシェ指数とラスパイレス指数か
公務員試験の息抜きなのかな?
7 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]:2014/03/16(日) 18:01:42.59 ID:qgeZHTGXo
鋭すぎワロタ
8 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[sage]:2014/03/16(日) 20:03:58.85 ID:YZOtYNMmo
に、日本語でおk・・・
9 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]:2014/03/16(日) 20:48:42.94 ID:qgeZHTGXo
子供B「そっかあー勇者様のおかげで平和になったんだもんなー」
子供「スッゲー勇者スッゲー!」
僧侶「はい!じゃあ今日はここまでにします」
子供「はーい」
僧侶「気をつけて帰ってくださいね」
子供「ありがとうございました!」
10 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]:2014/03/16(日) 23:26:41.92 ID:qgeZHTGXo
─
僧侶「....勇者様...」
コンコン
僧侶「..はい何でしょう」
「お客様がお見えになっています」
僧侶「お客様ですか?」
「はい、戦士様の使いだそうです」
僧侶「分かりました。すぐに向かいます」
僧侶(戦士さんからの連絡.....あまりいい予感はしませんね)
11 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]:2014/03/17(月) 00:22:57.72 ID:De3CDa+3o
王都─騎士団本部
ザワザワ
ザワザワ
伯爵ガ....
勇者ガ.....
白騎士「えー静粛に願いたい」
シーン
白騎士「........諸君等は既に聞き及んでいると思うが」
白騎士「近頃、街に勇者が出没するという話を聞く」
白騎士「存知の通り勇者様は先の大戦で、シン教の導きにより魂の眠りについた」
白騎士「さらに街に出没する勇者は、辻斬りを繰り返しているという報告だ...」
ザワザワ
白騎士「.....これは我等がシン教、我等が勇者様に対する、重ッ大な冒涜であるッッ!」ダンッ!!
.....シーン
白騎士「.....無力な我々が出来ることは
勇者様の名を汚す輩に正義の鉄槌を下すことであるッッ!」
白騎士「必ずや己の血で償わせるのだ!」
白騎士「.......私からは以上だ。諸君等の働きに期待している.....」
オオオオオォー!!!
ワーワー!偽勇者ヲコロセー!
12 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]:2014/03/17(月) 00:49:40.24 ID:De3CDa+3o
パーシェ国─国境付近
魔法使い「なあ戦士よ」
戦士「ああ?なんだ?」
魔法使い「考えたんだが.....
もしだぞ?もしも本物の勇者だったらどうする?」
戦士「.....勇者は死んだろ」
魔法使い「だからもしもの話だ」
戦士「........死んだはずの勇者が王都で辻斬りねぇ....」
戦士「そうだな.....なにもしないかな」
魔法使い「は?」
戦士「何もしない」
魔法使い「.....それはなぜだ」
戦士「.....止める理由もないし、皆を恨む気持ちも分かるからな」
13 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]:2014/03/17(月) 02:25:24.75 ID:De3CDa+3o
魔法使い「.....」
戦士「魔王討伐を命じられた頃の勇者はひたすら純粋だった....」
───
勇者『必ず、皆に仇をなす魔王を討ち取って参ります!』
───
戦士「戦争の駒として散々利用した挙げ句、最後は『やっぱり皆仲良くするから平和の為に死んでくれ』だぞ?」
戦士「恨まない方がおかしいね」
戦士「というわけで勇者が暴れたいなら暴れさせてやろうじゃないか」
魔法使い「戦士....信仰は捨てたのか?」
戦士「...いや....捨てちゃいないさ...」
戦士「....そんなことよりお前はどうなんだ?本物だったら」
魔法使い「私か?.....私は勇者にはそんなことをして欲しくない。
だから...説得する」
戦士「....なんか意外だな」
魔法使い「何がだ」
戦士「普通の乙女の意見だ」
魔法使い「......は?」
戦士「流石の勇者も魔法使いの説得ならイチコロだろう」
魔法使い「....だといいがな」
14 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]:2014/03/17(月) 16:09:46.17 ID:De3CDa+3o
ラスパイレス国─
僧侶(戦士さんからの連絡....)
僧侶(王都で勇者様が暴れているって言っていましたね)
僧侶(.....)
僧侶(.....勇者様は死んだはずです)
僧侶(それなのに確かめてみたいと思うのは何故でしょう)
僧侶(勇者様を語る偽物が許せないからでしょうか)
僧侶(それとも本物であって欲しいから....)
僧侶(......)
15 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]:2014/03/17(月) 17:18:40.00 ID:De3CDa+3o
──
僧侶「....すいません。しばらく教会を空けますね」
従者「僧侶様....行かれるのですか?戦士様にお任せする事も出来るのでは....」
僧侶「はい。どうしてもこの目で確かめたいのです」
従者「しかし....僧侶様にもしもの事があれば....」
僧侶「大丈夫です。こう見えても私、元勇者パーティーの一人ですよ?」
従者「....わかりました。すぐに旅の支度を用意させます」
僧侶「.....ありがとうございます。留守の間、教会の事はアナタにお任せします.....」
従者「.....はい」
16 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
:2014/03/17(月) 20:56:02.50 ID:De3CDa+3o
──魔の国〜パーシェ国の国境─悟りの洞窟
戦士「ここも懐かしいな」
魔法使い「....」
戦士「前に勇者と来たときは魔物で溢れかえっていた」
魔法使い「....今は騎士団が王都にいるからな。魔物が生きていけるはずがない」
戦士「哀れだな」
魔法使い「....」
17 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
:2014/03/17(月) 23:21:43.64 ID:De3CDa+3o
戦士「何にせよ魔物が出ないに越したことはない」
魔法使い「そうだな。そういえば僧侶はどうした」
戦士「ああ、使いを送ったよ。来るかは分からんがな」
魔法使い「....来るだろう。勇者のことだ」
戦士「そうか?俺は来ないと思うね」
魔法使い「ほう、それは何故だ」
戦士「僧侶が偽物退治なんてやると思うか?......たとえ本物だったとしても、そんな勇者を見たがると思うか?」
魔法使い「.....僧侶はそんなに弱くはない。なにせ元勇者パーティーの一員だからな」
戦士「.....」
魔法使い「......」
魔法使い「.....僧侶が来たら.....元勇者パーティーの再結成だな」
戦士「勇者パーティーの倒す相手は偽勇者ってか。笑えるな」
魔法使い「.....」
戦士「.....ここを抜けたら魔の国だ」
18 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
:2014/03/17(月) 23:57:44.35 ID:De3CDa+3o
王都──スラム街路地
a「おい、やっぱり騎士団が動くみたいだ」
b「当然だろう。殺したのは伯爵だろ?」
c「トービン伯爵だったか....この国の食糧問題を解決に導いた賢者だと聞いたが...」
a「..........騎士団の白騎士が直々に偽勇者討伐命令を出したらしい.....」
b「うおっ本当かよ!白騎士が動くとなると時間の問題だな」
c「あいつ等は貴族がやられたら対応が早いのな...」
19 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
:2014/03/18(火) 00:05:25.67 ID:ubqPPcgho
ジャリ...ジャリ
???「....ァア..」ユラユラ
a「......ん?.....誰だ....お前」
b「薬中だろほっとけよ」
c「...何かおかしくないか?」
ジャリ.....ジャリ
???「.....ウエアァア....」シャキン
タッタタタタッ
a「え、剣....?」
c「おいっ!まさかコイツ.......」
タタタッ
グシャッ!!
abc「」
???「....ァアゥ....」
???「」ムシャッムシャッ
20 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
:2014/03/18(火) 00:43:20.75 ID:ubqPPcgho
王都──騎士団本部
「──警戒開始からの犠牲者は見回りの騎士団兵が3人、一般住人が6人となっています」
「スラム街、闇マーケット等の貧困層が多い町がターゲットとなっている模様です」
「また、犯行は真夜中に行われることが多く、信頼できる目撃情報が今の所ありません」
白騎士「....報告ご苦労。下がっていいぞ」
「はっ!失礼します!」
兵長「ふぅむ....まさか騎士団兵が三人もやられるとは....相当な手練れですな」
白騎士「ああ...少し侮っていたかもしれないな....」
兵長「....どうします?警戒人数を増やすことは可能ですが」
白騎士「いや.....各団員に笛を支給しよう。そして複数行動を徹底させろ」
白騎士「....笛の音が聞こえたら即座に駆けつけるよう叩き込んでおけ」
兵長「了解しました」
21 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
:2014/03/18(火) 15:04:51.98 ID:ubqPPcgho
魔の国─三又の道
魔法使い「戦士、ここでキャンプにしよう」
戦士「あ?まだ空は明るいぞ?」
魔法使い「....僧侶を待つならここが一番だ」
戦士「ふーむ...確かにラスパイレス国から来るとしたらここを通るな....」
魔法使い「街で待つよりはここで合流した方がいいと思うが。作戦もたてやすい」
戦士「...そうだな。ここで僧侶を待とう」
魔法使い「ああ!」
戦士「俺はテントを張る。魔法使いは火をおこしてくれ」
魔法使い「わかった」ボッ
22 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
:2014/03/18(火) 19:46:20.32 ID:ubqPPcgho
──キャンプ─夜
─ガサ....ガサ
戦士「おい....魔法使い」
ガサ....ガサ
魔法使い「....ああ....いるな」
ガサガサ....
魔物A「....グルル」
魔物B「ボッボッボ」
戦士「中型が二匹か.....久々の戦闘だ」
魔法使い「しかし魔物とは珍しいな...」
戦士「ここら辺は騎士団といえど殲滅は無理だろう。森が深すぎる」
魔法使い「話は後だ。来るぞ」
戦士「ああ...右を頼んだ。俺は左をやる」シャキン
──────
23 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
:2014/03/19(水) 00:17:31.76 ID:tZPxseS/o
───
魔物A「ガァァッ!」
戦士「...よっと!」ガキン
魔物A「...グルァ」
戦士「はっはっは甘い甘い!俺は美味いぞー!食って見ろぉ!」
魔法使い「おい戦士。戦闘中に遊ぶな」
戦士「魔法使い?そっちの魔物はどうした」
魔法使い「...もう終わった」
魔物Bの死体「」
戦士「....あーわかったよこっちも終わらせる。久々の戦闘だってのに....」
魔物A「....グルルル」
タッタッ
戦士「....ちぇいや!黒閃!」ザンッ
魔物A「キャンッ」
魔物A「」
戦士「....はぁー終わっちゃった」ハフー
魔法使い「いまだに戦闘中は性格が変わるんだな」
戦士「....これは治らんと思う....」
魔法使い「....悪癖だな。・・・いや、悪趣味というべきか」
戦士「.....否定できん」
24 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[sage]:2014/03/19(水) 00:18:51.99 ID:tZPxseS/o
これ誰か見てる・・・?
25 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[sage]:2014/03/19(水) 00:28:20.36 ID:tRuvIUI1o
みてるお
26 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]:2014/03/19(水) 00:41:45.62 ID:tZPxseS/o
孤独じゃなかったか安心した
27 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[sage]:2014/03/19(水) 00:52:05.05 ID:0B2+uI1Ko
大丈夫、見てるよ
28 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]:2014/03/19(水) 01:05:30.56 ID:tZPxseS/o
キャンプ──夜─物陰
──ザンッ
???(おぉっ!?すごいなアイツら...中型魔物を一撃とは)
???(女魔導士の方が使ったのはフレアか?装備も一級品ばかりと見える)
???(....コイツは使えそうだ)
???(.....もうしばらく様子を見るか...)
29 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]:2014/03/19(水) 01:35:06.72 ID:tZPxseS/o
王都──闇マーケット─狭い路地
ジャリッジャリッ
???「....ウエエウ...」フラフラ
???「........カユ....」フラ
騎士団兵1「ん.....?」
騎士団兵2「なんだァ?また酔っぱらいか?」
騎士団兵3「はあー・・・対象かもしれん一応身分を確認をしろ」
騎士団兵1「へいへい・・・こんなんばっかだな・・・おいお前、身分証か許可証を見せろ」
ジャリッジャリ
???「.....」フラフラ
騎士団兵「....おい!そこのお前だ!」
???「....ウマ...」シャキン
タタタッ
騎士団兵1「へぁ?...こ、こいつッッ!?」
???「....」ザンッ
騎士団兵1「」ゴロッ
???「.....エオエ..」
騎士団兵3「...チッ..おい!すぐに増援を呼べ」シャキン
騎士団兵2「あ、ああ!絶対に逃がすな!!」笛 ピイィィィイイイ!!!
30 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[sage]:2014/03/19(水) 06:41:32.25 ID:Umy0GgUGo
基本投下終わってからレスするからレス欲しいなら投下終了っていだてもらえるとありがたい
かゆうま
31 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]:2014/03/19(水) 14:38:48.52 ID:tZPxseS/o
──王都─騎士団本部
白騎士「....」
兵長「──結果的には偽勇者を取り逃がしました。しかし、街の包囲網は完全で、笛が鳴った時刻にも一縷の隙間もなかったはずです」
白騎士「それで?」
兵長「・・・兵が駆けつけるまでに忽然と姿を消したとしか考えられません」
白騎士「....ふぅむ....まぁ...君がそういうのならそうなんだろう...。魔法の線は?」
兵長「....魔法を使った形跡はありませんでした。何か特別な方法で身を隠しているのかもしれません」
白騎士「....わかったご苦労。さがっていいぞ」
兵長「はっ失礼しました!」
バタン
白騎士「....姿を消す、か。本当なら厄介だな...」
32 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]:2014/03/19(水) 19:07:38.13 ID:Kb/wB27Mo
コンコン
白騎士「なんだ」
「目撃者をつれて参りました」
白騎士「・・・そうか入れ」
ガチャ
「失礼します」
騎士団兵3「......失礼します」
「彼は九班の班長です。部下は既に死亡しています」
白騎士「わかった。.....君は席を外してくれ」
「はっ!」
バタン
白騎士「さて.....」
騎士団兵3「.......」
白騎士「......」
白騎士「....君は何故死なかった?」
33 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[sage]:2014/03/19(水) 19:47:19.05 ID:fUyNXcyOo
一応見てる
34 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]:2014/03/19(水) 23:09:49.28 ID:eLCeSAiJo
魔の国──三又の道─キャンプ
戦士「なぁ...僧侶はまだか...?」
魔法使い「まだだな」
戦士「.....後どれくらいだ?」
魔法使い「知るか」
戦士「.....はぁ....やっぱり来ないんじゃないか?」
魔法使い「知らせを聞けば必ず来る。.....僧侶が来ない時は、お前の使いがヘマして伝え損ねた時だ」
戦士「口が悪いな魔法使い.......。お前もイライラしてるんだろう」
魔法使い「.....」
35 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]:2014/03/19(水) 23:11:18.35 ID:eLCeSAiJo
戦士「......しかし騎士団兵を一人も見ないのは妙だな」
魔法使い「....どうしてだ?」
戦士「あいつ等は魔物の駆逐が主な任務だろ?」
魔法使い「...ああ、そうだな」
戦士「王都から少し離れてるとはいえ、俺たちは既に魔の国の国境を越えてる。そしてここは三国を結ぶ主要通路の一つだ」
魔法使い「....ふむ」
戦士「....いくら魔物が少ないとはいえ一人も兵がいないのはおかしい」
魔法使い「確かに....巡回兵の一人も見てないな」
戦士「つまり王都で何かあったんだ」
魔法使い「なにか....ね。勇者関係だろう」
36 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]:2014/03/19(水) 23:45:17.01 ID:eLCeSAiJo
戦士「.....そうだとしたら厄介だな」
魔法使い「ああ....騎士団が勇者捕縛を目的としているなら私達と目的が被ってしまう」
戦士「まあ....万が一騎士団が動いているとしたら一体何をしたんだ勇者は」ハァ
魔法使い「....辻斬り程度では動かん連中なんだろ?」
戦士「ああ....魔物討伐以外には及び足な連中よ....ん?」
...ガサガサッ
戦士「....」シャキン
魔法使い「....」チャキッ
ガサッ!
???「ちょっ....待ってくれ!攻撃ストップ!ストップ!」ハンズアップ
戦士「要件を言え」シャキン
魔法使い「....」
37 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]:2014/03/20(木) 01:08:58.62 ID:jLibffU3o
───
???「──だーかーらー・・・俺は君達に....ね?情報を提供してあげたいんだよ....親切心から」
戦士「..........」
???「俺ってさ、昔から困ってる人を放っておけないタイプでさ.....君達が本当に困ってるって事が、ちゃーんと心に」胸トントン
???「....伝わったから.....さ。俺はそれに応えようと思ったってわけ....な?....わかるだろ?」
戦士「...........」
魔法使い「......怪しさの塊のような奴だな.......新しいタイプの盗賊か?」
???「........へっ!?」ビクッ
戦士「ん?........盗賊なのか?」ワクワク
???「.....エット..」
魔法使い「盗賊なのか.....」チャキッ
盗賊「.......ちょっ、待ってくれって!」
盗賊「確かに盗賊だけども!情報を持ってるのは本当だ!マジでガチ!」
盗賊「勿論、あんたらから盗もうと考えるほど命知らずでもねえ!」
魔法使い「.......」
戦士「.....どうする?魔法使い」
魔法使い「......まぁ確かに命知らずではなさそうだ。....どう見てもチキン顔だからな。...話だけでも聞こう」
盗賊「.....かわいい顔して口わりぃな....このねーちゃん....」
戦士「イライラしてるんだろう」
38 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]:2014/03/20(木) 01:12:43.58 ID:jLibffU3o
今日は投下終了します
おやすみなさい
39 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[sage]:2014/03/20(木) 11:40:38.38 ID:fDaNqKFU0
盗賊「ノーカウントだ!!ノーカウント!!」
40 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]:2014/03/20(木) 13:09:44.38 ID:jLibffU3o
───王都─???
チュー
チュー
カツーン....カツーン
???「......」
カツーン
???「......ウウェ....」
チュー..... ブシュッ キュェッ!
???「」ムシャムシャッ
41 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[sage]:2014/03/21(金) 16:18:07.81 ID:Dn4lU5Qqo
一旦乙
42 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]:2014/03/22(土) 00:15:17.03 ID:mSVQG0opo
魔の国──下山道
ザッザッ
僧侶「はぁ...魔物が出ないとはいえ山道は法衣だとキツいです....」
ザッザッ
僧侶(....戦士さんたちは今どこら辺にいるんでしょう)
僧侶(うーん.....)
僧侶(....すぐ先の三又の道、もしくはゴーレムの石碑あたりでキャンプしていてくれるとありがたいのですが....)
僧侶「.....もしキャンプしているとしたら急がないといけませんね」
僧侶「戦士さんも魔法使いさんもせっかちですから....」フフフ
───三又の道─キャンプ前
テクテク
僧侶「......」
僧侶「....!」
僧侶(あれは....多分戦士さん達のキャンプでしょうか)
僧侶(良かった....まっててくれたんですね)
僧侶「....よしっ!」
タッタッタ
43 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
:2014/03/22(土) 07:03:12.99 ID:1oGObxQHO
ほう、これは期待
44 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[sage]:2014/03/22(土) 08:12:07.44 ID:hG/g1lQ00
みてるよ
45 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]:2014/03/22(土) 19:45:55.47 ID:mSVQG0opo
──キャンプ
盗賊「──そんで騎士団の白騎士が、偽勇者討伐命令を出したってわけよ」
戦士「...なるほど貴族殺しか。騎士団が動く理由としては充分だな」
魔法使い「うむ....しかもトービン伯爵といえば....魔の国の大賢者。慢性的な食料不足から国を救った英雄だ」
戦士「英雄の末路なんてそんなもんさ。それより....不自然な点がいくつかある」
盗賊「ああん?いっとくが情報に間違いはねぇぞ?」
戦士「.....白騎士は本当に討伐命令を出したのか?」
盗賊「マジでガチだ」
戦士「ふぅむ.....」
盗賊「何がおかしいんだよ?」
戦士「......いや....出すなら捕縛命令が先だろうと思ってな」
魔法使い「....!確かにおかしいな」
盗賊「......」
戦士「そう、どうしても殺したいなら捕縛してから処刑でもすればいい」
魔法使い「....最初から殺すことを前提としてるのがおかしいって事か....」
46 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[sage]:2014/03/22(土) 20:55:16.67 ID:mHo5Wjc2o
期待
47 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[sage]:2014/03/24(月) 23:14:32.63 ID:E6TDC7wpo
寂しがり屋さんの
>>1
と聞いてぱぴこ
48 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]:2014/03/25(火) 03:03:19.51 ID:KuX0A6xTo
戦士「.....その通りだ。そしてそんな命令を白騎士が直々に発したってのが腑に落ちん」
魔法使い「....騎士団は勇者について何か知っているということか?」
戦士「.....少なくとも白騎士には勇者に死んで貰いたい理由があるみたいだな......信じられんが」
盗賊(.....思った通りコイツらタダ者じゃねえな......うまく利用出来れば....)
戦士「......あと不自然なのは盗賊、お前だ」
盗賊「.....え、俺かぁ!?」ドキッ
戦士「お前の目的は何だ?そこそこ役に立ったから多少の小銭位なら渡してもいいが・・・」
魔法使い「金が目的なら情報は後出しにするだろう。そう不自然すぎるぞ、盗賊」ビシッ
盗賊「......お、俺はいつもこんな感じさ.......。君達は俺の何を知ってるっていうのだね......」
戦士「......」
魔法使い「........」
タタタ
僧侶「......戦士さーん!魔法使いさーん!」
魔法使い「....僧侶がきたぞ戦士」
戦士「.......俺の使いは優秀だからな」
49 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]:2014/03/25(火) 03:04:48.15 ID:KuX0A6xTo
すまん疲れてると箇条書きっぽくなってしまうから止めてた
50 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[sage]:2014/03/25(火) 08:50:33.65 ID:XFMxnxu10
>>40
ハンタの女王かと思った
51 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]:2014/04/04(金) 01:49:37.52 ID:l9N1074bo
すまん、時間なくて続き書けそうもない
52 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[sage]:2014/04/04(金) 07:24:34.55 ID:sAilw3cMO
>>1
なら自分でHTML化申請してきて、そうでないなら・・・・
53 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/04/08(火) 21:47:17.94 ID:09awp8S/O
えー、楽しみだったのに…残念です…
25.09 KB
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
専用ブラウザ
検索
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)