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【安価】穂乃果「前回のラブライブ!……は何だっけ?」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 12:16:24.64 ID:GH+X+Y50O
前回のラブライブ!


>>2になった私を待っていたのは学校が>>4になるというお知らせ!


穂乃果「私の輝かしい>>2生活がぁ〜!」


>>4を阻止するためには>>6するしかない


そこで私は今大流行の>>8をやって、学校を>>10することにしたの!


でも……


海未「>>12はなしです!」



絵里「>>13のために何をするべきか、よく考えるべきよ」



それでもわたしは>>14のために何かしたい…諦めきれない!


私…やっぱり>>15

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【学マス】広「笑って」 @ 2025/07/30(水) 20:41:14.60 ID:VXbP41xf0
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パンサラッサ「安価とコンマで伝説の超海洋を目指すぞぉ!!」 @ 2025/07/29(火) 21:13:39.04 ID:guetNOR20
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落花生アンチスレ @ 2025/07/29(火) 09:14:59.83 ID:pn6APdZEO
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ライナー「何で俺だけ・・・」 @ 2025/07/28(月) 23:19:56.58 ID:euCXqZsgO
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ワイ184cm95kgと嫁168cm50kg、某ファミレスへ入店→ @ 2025/07/28(月) 22:22:36.42 ID:7E/br4lG0
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【グラブル】ガイゼンボーガ「吾輩の、騎空団の一員としての日常」 @ 2025/07/28(月) 19:56:02.26 ID:1M+emLR40
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パンティ「ガーターベルト大丈夫かー」ストッキング「血が止まらないわー」 @ 2025/07/26(土) 02:27:49.65 ID:OmgbeFOdO
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うんち @ 2025/07/25(金) 23:18:36.55 ID:tsEvWZe2o
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2 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 12:17:58.69 ID:8iINXqx7o
先生
3 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 12:17:59.89 ID:Tz+q6h7ko
ニート
4 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 12:18:35.98 ID:DsZf07oXo
リニューアル
5 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 12:19:26.11 ID:BbfC2Xac0
籠城
6 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 12:19:30.62 ID:8iINXqx7o
クーデター
7 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 12:20:05.67 ID:zcruRk6P0
テロ
8 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 12:20:49.75 ID:Rw5VO1uOo
百合営業
9 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 12:20:50.53 ID:nUZf3Wuio
ハロワ
10 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 12:20:53.14 ID:BbfC2Xac0
謎の完全武装な自警団配備
11 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 12:21:02.33 ID:Migi/mLDO
FPS
12 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 12:21:36.84 ID:zcruRk6P0
ほのこと
13 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 12:21:49.97 ID:j0EN6YZr0
レズハーレム
14 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 12:21:51.80 ID:Rw5VO1uOo
新婚旅行
15 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 12:22:19.38 ID:8iINXqx7o
独立してロシア編入
16 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 12:23:44.28 ID:mSCBk6970
ほのえりかぁ
17 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 12:43:37.72 ID:+EDgm91F0
これどうするんだよ
18 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 12:45:41.21 ID:GH+X+Y50O
「「「せんせーさよーならー」」」



「うん、さようなら。みんな気をつけて帰るんだよー」



「「「はーい」」」



「……ふぅ〜」



教師になって何週間か経つ。

最初は失敗続きだったけど、最近はようやく落ち着いてきたと言われるようになった。

実家の和菓子屋を継がなかったことは今でもたまに申し訳なく思ってる。

でも…私のやりたいって気持ちに素直になった結果が今の私だから、後悔はしていない。

「……」

散らかったデスクの上に置かれた一枚の紙に目を落とす。



『国立音ノ木坂学院校舎改築の概要』


19 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 12:57:06.94 ID:GH+X+Y50O
胸の奥がちくりと痛む。


確かにこの学校はもう随分と古い。

工事をしないと危ない部分もあるのかもしれない。自分でもちゃんと分かっているはずなのに……

でも…私がこの学校の教師になったのは、みんなと過ごした思い出がこの場所に詰まっているから。

工事が済めばここは私の知ってる学校とは別物のようになってしまうと思う。


仕方のないことなのかもしれない…でも、私はもう少しだけこの校舎で過ごしたい。


だから━━




「クーデターを起こすしかないんだ……」




私は自分の覚悟を確かめるように、胸の前の拳を強く握った。
20 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 13:29:31.96 ID:sS3Q64iO0
カオスだけど逸れてはいないなw
21 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします :2014/03/27(木) 13:38:11.08 ID:Q8rBQP++o
微妙に意味がわかるのが悔しいwwwwww
22 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 14:40:51.83 ID:IOhfzjSd0
出遅れて残念
23 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 15:39:13.41 ID:jz+Hysl4o
期待
24 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 15:40:24.83 ID:GH+X+Y50O


━━




「うーん……」


行きつけの喫茶店でカフェオレを飲みながら頭をひねる。

クーデターを起こして学校の工事を中止させるってていっても…一体どうすればいいんだろ?

私一人でそんなことを主張したって受け入れられる気がしないし……

うぅ……やっぱり考え事は向いてないなぁ、私。



(……あれ、そういえば前にもこんな風に考え事したような)



学生時代、廃校を止めるために何をすればいいのかって考えて……私がスクールアイドルをやろうって言いだしたんだよね。



(ふふ、あの時はことりちゃんと海未ちゃんもいたっけ)


思えば最近みんなと会っていないような気がする。

最後に会ったのは…うーん……思い出さない……


「…みんなに連絡してみようかな」

久しぶりに会いたいし、工事を止めるいい案を出してくれるかも。

そう思って伝票を手に店を出ようとした時、視界の端に懐かしい後ろ姿が映った。


(あれは……>>25ちゃん?)
25 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 15:41:14.98 ID:vJIQxfoQ0
26 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 15:58:57.66 ID:GH+X+Y50O
「あの…」

長い間会っていなかったので、人違いの可能性もある。

普段の十分の一くらいの声で声をかけてみた。

「はい?」

くるりと振り向いたその顔は……その顔は……




「…のっぞみちゃーーーん!!」

以前よりずっと大人っぽくなって、更に大人の色気のようなものが増した……希ちゃんだった。


「うわぁぁぁ! ほ、穂乃果ちゃん!?」

「うぅ……そうだよ、穂乃果だよ…穂乃果だよ希ちゃーん!」

「は、はは。久しぶりやね。こういうとこは全然変わってないね」

「希ちゃんのその喋りもだよー!」

「ほ、穂乃果ちゃん…会えたのは嬉しいけど一応喫茶店の中やから…」

「希ちゃーん!」

「……よ、よしよし」


久しぶりの再会に、私は人目もはばからずに希ちゃんを抱きしめ続けた。
27 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 16:20:59.90 ID:GH+X+Y50O
「……落ち着いた?」

「ずびっ…うん。ごめんね、服濡らしちゃって」

「いいんよ。穂乃果ちゃんが全然変わってないみたいで何かほっとした」


そう言って笑った希ちゃんの表情はびっくりするくらい綺麗だった。

高校時代もよく笑う素敵な人だったけど、ますます磨きがかかったみたい。


そして……相変わらずのど迫力。

何かまた大きくなったような気がする。


「それにしても面白い巡り合わせやね。たまたま入った喫茶店で穂乃果ちゃんと出会えるなんて。会わせてくれた神様に感謝感謝♪」

「えへへ、そだね。希ちゃんと随分長いこと会えなかったし、感謝しなくちゃね」

でも…校舎の工事のことは許さないよ! 神様!



「穂乃果ちゃんは今学校の先生やってるんやっけ? いやぁ、人の未来なんて分からないもんやね」

「むむ…馬鹿にされてる気がする……希ちゃんは>>29だよね?」
28 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 16:22:49.07 ID:4/SPPPHs0
女王様
29 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 16:23:03.16 ID:Tz+q6h7ko
巫女
30 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 16:23:16.28 ID:bQjiu+dZo
神主
31 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 16:39:55.13 ID:GH+X+Y50O
「巫女さんだよね? これ以上ないくらいぴったりだよね〜」

「そうかな? まぁウチもけっこう気にいってるんだけどね♪」

大学で神道を学んだあとで神社の巫女さんになったって聞いた時はすごく納得したなぁ…

希ちゃんほど巫女さんが似合う人もなかなかいないもんね。

「…それで、穂乃果ちゃんは一体何に悩んでるん?」

「え?」

「顔みればわかるよ。書いてあるもん」

希ちゃんには隠し事とか出来ないんだよねぇ…もともと話すつもりだったとはいえ、やっぱり凄いなぁ。

「えっとね…」



━━



「…そう。学校が…」

「うん…あと少しでいいんだ。もう一年くらいでいいから、私あの校舎で過ごしたいの」

「それでクーデターを起こす、と考えたわけやね」

「うん」

「……やっぱり変わってないなぁ。そういう無茶苦茶なところも」

「そ、そっかな…?」

少しは大人っぽくなったと思うんだけどな。

希ちゃんには負けるけど……

「それで希ちゃん。何かいい考えないかな?」

「うーん…>>33
32 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 16:40:42.16 ID:8iINXqx7o
協力者を集めよう
33 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 16:41:12.42 ID:D5sKxX2D0
レズビアン
34 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 16:55:50.30 ID:Tz+q6h7ko
μ'sメンバーを集める
35 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 16:57:27.21 ID:GH+X+Y50O
「レズビアンや」

希ちゃんはそう言った。

私は希ちゃんの言ったことが理解出来なかった。

いや、出来る人がこの地球上にいるのかな?

「希ちゃん、これ真面目な話なんだよ?」

怒気を含んだ声ですごむ。

どうすれば校舎を守れるのか聞いてレズビアンなんて答えが返ってきたら怒りたくもなるよそりゃ。

「い、いやあれだよ穂乃果ちゃん。今大流行してるやん? 百合営業」

「き、聞いたことないんだけど……」

「とにかく。可愛い女の子の百合を見るために巨額の投資をしてる富豪もいるって話やで」

「…ねぇ、希ちゃん。本当だとしてそれが何なの?」

希ちゃんが何を言いたいのかまるで分からない。

分かったら多分私は頭がおかしい。

「つまり…百合営業で稼いだ資金を基に学校に謎の自警団を配備すればいいんよ!」

「……」

「その人らに工事しに来た業者を追っ払ってもらえば万事解決! 完璧な作戦やん?」

「……」

「しかしそうするとなると一つ大きな問題があるんよ」

「……なに?」

「それだけの資金を手にするためには並の百合じゃ不可能……お互いのことを信頼し合い、好き合い…なおかつ容姿もトップクラスの子を集めて、パーフェクトな百合を完成させなければならない…」

「……つまり?」

「穂乃果ちゃん……」




「μ's、再結成の時やで」



希ちゃんは最高の笑顔で言い放った。


どうしよう。


暫く見ない間に希ちゃんがアホの子になっちゃったよ……
36 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 16:59:04.50 ID:JyxVrmXB0
のんたんwwww
37 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 17:10:52.06 ID:GH+X+Y50O
「そうと決まればさっそく一人一人メンバーを当たってみようか!」

希ちゃんは一気にウキウキ気分になっちゃったみたい。

そりゃ私もみんなに会えるなら嬉しいけど……この作戦で上手くいくのかなぁ…

「ウチと穂乃果ちゃん以外のメンバーは今何をしてるんやっけ?」

「うーん…私も最近あんまり連絡とってなかったから……絵里ちゃんがロシアで>>39してることしかわからないよ」

これだけは確実だ。

毎日電話で話してるから。
38 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 17:12:50.01 ID:IujCBIeDO
マフィア
39 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 17:13:04.25 ID:HdvNh7tSo
花嫁修業
40 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 17:13:47.30 ID:CmnAWZBt0
大統領
41 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 18:09:25.96 ID:GH+X+Y50O
「は、花嫁修行……? 絵里ちが?」

希ちゃんは相当びっくりしたみたい。

目を丸くして驚きを表していた。

「うん。絵里ちゃんのおばあちゃん秘伝の料理を教えてもらったりしてるみたいだよ」

「あ、あの絵里ちが…結婚する気なん?……ホント、月日が流れるのは早いなぁ。もう相手は決まってたり?」

「うん。えへへ、秘密にしといてって言ってたからまだ言えないけどね」

そう、まだ秘密。

ギリギリまで隠しておいてみんなをびっくりさせたいから。

「そっか。…あれ、でも何で穂乃果ちゃんはそのこと知ってるん?」

「さーて、他のみんなに連絡とろっか!」

「ちょっ! 教えてくれてもいいやん!」

そのうち教えることになるもん。だからまだ秘密♪




━━そして



「……うん、うん。分かった。楽しみにしてるね」

「どう? にこっちは都合つきそう?」

「うん、大丈夫みたい。これで全員集合決定だね!」

希ちゃんと手分けして皆に連絡をとって、何とか全員が集まれる日を決めることが出来た。

私が思ってた以上に百合営業は収入がいいらしく、さらに伝説的な存在になっている元μ'sのメンバーならば一日で十分な稼ぎになると希ちゃんが言っていた。

……今更だけどいいのかなコレ。

「いや〜、それにしても皆の声懐かしかったなぁ…」

希ちゃんが感慨深い顔で呟いた。

「うん…皆の近況も聞けたしね」

海未ちゃんは>>43

ことりちゃんは>>44

真姫ちゃんは>>45

花陽ちゃんは>>46

凛ちゃんは>>47

にこちゃんは>>48

をしてるそうだ。

やっぱり、と思ったり意外だなぁ、と思ったり。

皆のことを聞くのは楽しかった。
42 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 18:16:11.18 ID:Tz+q6h7ko
プロ弓道家
43 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 18:16:13.16 ID:JyxVrmXB0
中学生をナンパしてハーレムを作ろうとしてる
44 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 18:16:23.44 ID:cP/MxzoDO
園田道場と穂むらを合併
45 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 18:16:34.45 ID:jcbsZkdgo
ニート
46 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 18:17:31.50 ID:vJIQxfoQ0
農業
47 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 18:17:40.98 ID:j0EN6YZr0
米農家
48 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 18:17:42.31 ID:Ockfz4NB0
幼稚園の先生
49 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 18:18:58.38 ID:Ockfz4NB0
真姫ちゃんに何があった!?
50 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 18:19:42.13 ID:IujCBIeDO
一個ずつ空けないから…
51 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 18:20:33.69 ID:JyxVrmXB0
ことりちゃんはほのうみに協力的なのか
52 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 18:20:58.22 ID:1H0q9xZt0
真姫ちゃん受験失敗したパターンか
53 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 18:21:23.55 ID:1H6LH0kro
りんぱなで一緒に農業をするのですね
わかります
54 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 18:30:35.88 ID:GH+X+Y50O
楽しかった……けど



「何人か詳しく事情を聞きたい人がいるなぁ……」

「そうやね。特に海未ちゃんとか真姫ちゃんとか…ことりちゃんはなんなん?」

「よく分からないんだけどね、『あの時果たせなかったほのうみの夢はまだ終わってないちゅん!』…って言ってたの」

「……」

「何なんだろうねぇ…」

ことりちゃん、昔から時々うっとりした目で私と海未ちゃんを見てることがあったからなぁ…

今になってもことりちゃんのことはよく分からないや。

「とりあえず…希ちゃんは今度の休日空いてるかな? みんなに会う前に海未ちゃんと真姫ちゃんとは話をしておいた方がいい気がして…」

「ウチは…>>56

1.空いてる
2.空いてない
55 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 18:31:08.56 ID:vJIQxfoQ0
56 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 18:31:21.36 ID:Tz+q6h7ko
1
57 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 18:31:37.16 ID:ONO7+hJC0
1
58 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 18:39:58.16 ID:GH+X+Y50O
「空いてるよ」

「そっか、良かった」

二人が今どんな状態なのかよく分からないから、一人で会いに行くのは不安だったけど…希ちゃんがいると何だか心強いや。

「じゃあまた週末に会おうね。会えて嬉しかったよ、希ちゃん」

「うん、ウチも同じかな」

「それじゃあね、ばいばい」

右手をゆるく振ってお別れを言う。

また今度会えるって分かっててもちょっぴりさみしくなる瞬間。

「…あ、穂乃果ちゃん」

踵を返してお店を出ようとした時、希ちゃんの声が手を引いた。

「なに?」

>>60
59 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 18:40:39.57 ID:JyxVrmXB0
ksk
60 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 18:42:41.97 ID:IujCBIeDO
お金貸して!!
61 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 18:42:50.57 ID:9+rdfF1QO
うまくいってないようで噛み合ってるから面白い安価下
62 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 18:43:14.31 ID:Rqy6ByKKo
のんたん…(;_;)
63 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 18:43:34.20 ID:JyxVrmXB0
のんたん…
64 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 18:45:49.98 ID:cP/MxzoDO
週末は空いてる(会うとは言っていない)
65 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 18:46:47.80 ID:GH+X+Y50O
「お金貸して!!」

「……え? 持ってないの?」

「ふふ、今気づいたんやけど財布持たないで喫茶店に入ってしまったみたいなんよ」

「……」




前言撤回。

希ちゃんがいても全然心強くない。

むしろ不安です。
66 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 19:01:17.74 ID:GH+X+Y50O


━━


年をとるとどんどん時間の進みが早くなるというけど、最近それを実感出来るようになった気がする。

希ちゃんと喫茶店で会話したことが昨日のことのようなのに、実際にはもう一週間経っている。

子供の頃はそんなことあり得ないって思ってたけど、私ももうすぐお母さんみたいになっちゃうんだろうなぁ。

「穂乃果ちゃん、どうしたん?」

隣を歩く希ちゃんが不思議そうに顔を覗き込んできた。

近くで見るとどきっとするくらいに整った顔につい身を引いてしまう。

「ちょ、ちょっと考え事。…それより希ちゃん、今日は財布忘れてないよね?」

「もう、そんなに何回も忘れるほどウチもお馬鹿さんじゃないんよ? ほら……おや?」

「どうしたの?」

「…ふふ、途中で落としてしまったみたいやね」


希ちゃんは成長の過程で美貌の代わりに大事なものを落としてきてしまったみたい……


「…あとで探すの手伝うよ」

「うぅ…ありがとう」

希ちゃんは大げさに袖で目元を拭った。

…まさかわざとじゃないよね?

「とにかく今は>>68ちゃんの家に行こうよ」


※海未か真姫で
67 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 19:02:15.30 ID:7p+I4DGP0
うみみ
68 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 19:02:37.42 ID:vJIQxfoQ0
うみ
69 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 19:04:07.55 ID:TnwPwjXwO
まき
70 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 19:21:59.00 ID:GH+X+Y50O
「海未ちゃんの家の方が近いんだし」

「そ、そうやね。ウチの財布は後回しでいいよね…」

「……」

「いやいいんよ! 穂乃果ちゃんにとってはウチの財布なんてそんなものだもん! 仕方ないんよ! ウチだってそうやもん! 無二の親友と高校で出来た友達の財布のどっちをとるかって言われたら……」

「分かったよ! 財布見つけてから行くよ!!」

やっぱりダメだ、希ちゃん。




━━


財布は何とか無事に見つかり、三十分ほど時間をロスしてから着いた海未ちゃんの家。

和風、と聞くと私の頭の中にはまずこの家が浮かぶ。

それくらいに厳粛なような荘厳な…とにかくそういう雰囲気の漂っていて…何度も遊びに来た家だ。

それでもさすがに家にお邪魔するのは久しぶりのことなので、インターホンを押す時は少しだけ手が震えた。

「はい、園田です」

「あ、あの、高坂穂乃果です! その、海未ちゃ…海未さんの幼馴染の…」

呼び出しに答えたのは海未ちゃんのお母さんみたいだった。

私はやっぱり緊張して少し声が裏返った。

「あら、穂乃果ちゃん!? 懐かしいお客さんねぇ」

「お、お久しぶりです」

「ふふ、そんなに畏まらなくていいわよ。それで今日はどうしたの?」

「海未ちゃんはいますか? 少し話がしたくて」

「海未は…>>72


1.いる
2.いない
3.その他
71 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 19:26:54.66 ID:qKIPH5ieo
72 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 19:29:09.21 ID:JyxVrmXB0
1
73 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 19:42:41.29 ID:GH+X+Y50O
「いるわよ。ちょっと待っててね、部屋まで案内させるから」

ぷつりとインターホンが切れた。

……これから何年かぶりに海未ちゃんと会うんだ。

ど、ドキドキしてきた…

「穂乃果ちゃん、大丈夫?」

「う、うん。希ちゃんは緊張しないの?」

「何年たっても海未ちゃんは海未ちゃんやん? 変に気負う必要なんてないよ」

「希ちゃん……」

…や、やっぱり希ちゃんと一緒で良かったかも。


また希ちゃんへの考えを改めようとしたところで、家の扉が横に開いた。

出てきたのはもちろん━━


「久しぶりですね。穂乃果、希」


「う、海未ちゃん…」



海未ちゃんだった。


海未ちゃんが>>76の格好で現れた。
74 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 19:43:38.55 ID:+u7mmig60
全裸
75 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 19:43:46.66 ID:ehdwT1Oxo
全裸
76 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 19:43:57.61 ID:cJsWCAG8o
ベジータの戦闘服
77 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 19:44:00.28 ID:JyxVrmXB0
78 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 19:45:17.50 ID:wQAo+pbQ0
君たち…
79 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 19:45:36.50 ID:IujCBIeDO
想像してお茶吹き出しそうになった
80 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 19:51:30.81 ID:GH+X+Y50O
海未ちゃんがベジータの戦闘服の格好で現れた。


「海未…ちゃん?」


「どうしたんですか穂乃果? ハトが豆鉄砲を食らったような顔をして」

海未ちゃんは変わってなかった。

ベジータの戦闘服以外は。

いや、むしろ前よりもっと綺麗になっていたし、大和撫子って言葉がぴったりの女の子だった。

ベジータの戦闘服以外は。

私の記憶と寸分違わないいつも通りの海未ちゃんだった。

ベジータの戦闘服以外は。


「海未ちゃんその格好どうしたん? 部屋着?」

希ちゃんがのんきな声で尋ねた。

本当に希ちゃんがいて良かったよ。

私だけじゃ意味が分からなすぎて壁に頭打ちつけてたよ。


「これですか? >>81です」
81 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします :2014/03/27(木) 19:52:16.85 ID:zUrNJPN00
はだか
82 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 19:55:36.75 ID:uI7nn6i30
アホの子どころじゃないですね
83 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 20:00:16.94 ID:Ockfz4NB0
意味が分かりません
84 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 20:00:21.89 ID:cJsWCAG8o
ボディペイントなんだよ
85 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 20:01:10.08 ID:GH+X+Y50O
「はだかですよ」

「ねえ、希ちゃんにも言えるけどさ。できれば私の分かるように説明してもらえないかな?」

「? 言ったとおりですが? ほら」

海未ちゃんが体をよじった。

その動きに合わせて戦闘服にシワが刻まれ……て……

「……海未ちゃん、それ」



「ええ。ボディペイントです」


私の幼馴染はベジータの戦闘服をボディペイントで表現した状態で目の前に現れたのだ。

海未ちゃんは随分変わってしまったらしい。

「ベジータの戦闘服ってボディペイントで作り出せるんやなぁ」

「コツは要りますがね。それより中へどうぞ」


帰りたい。
86 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 20:04:29.91 ID:zUrNJPN00
ごめんsage忘れた
87 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 20:13:51.46 ID:qaNpOXSro
クーデター起こそうとしてるのが一番まとも…
88 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 20:33:39.72 ID:GH+X+Y50O
「客人を招くのはしばらくぶりですね」

海未ちゃんを先頭に家の中を歩く。

内装は思いっきり和風なのに、青を基調とした服(?)を着ているせいで浮きまくりだ。

ていうかお母さんとかに何も言われないのかな…

「さて、着きましたよ。どうぞ入って下さい」

海未ちゃんが障子を引くと部屋の全貌が目の前に広がった。

「こ、これは…」

>>90な部屋やね」
89 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 20:35:42.34 ID:JQH+xRtm0
ほのキチ
90 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 20:35:51.19 ID:IujCBIeDO
ぱっと見しただけで頭がおかしくなりそうな
91 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 20:36:04.08 ID:8iINXqx7o
ハイカラ
92 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 20:43:46.12 ID:mmkn+9cH0
ブッ飛んだ
93 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 20:59:05.92 ID:GH+X+Y50O
それは何ともいいがたく、何ものにも形容することは不可能な部屋だった。

ただ言えるのはぱっと見しただけで頭がおかしくなりそうな部屋…それだけだ。

「う、海未ちゃん…こんな部屋で生活してるの?」

「当たり前じゃないですか。ここは私の部屋ですよ?」

異常だ。

こんな部屋で過ごしていてまともでいられるわけが……そうか!

「海未ちゃんがベジータの戦闘服のボディペイントをして現れたのは…!」

「十中八九、この部屋のせいやね」

希ちゃんはいつの間にか数珠とニンニクと十字架と木魚を手にしていた。

神道については詳しくない私だけど多分希ちゃんは間違えてる。

「恐らく穂乃果ちゃんにハーレムがどうとか言ったのもこれが影響や……この部屋には長年溜め込まれた海未ちゃんの>>95な思いが詰まってる…早く取り除かな!」

94 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 21:00:27.09 ID:Yi19c3EU0
穂乃香への歪んだ想い
95 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 21:00:32.45 ID:9WVv5ij6o
中学生穂乃果への執着心
96 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 21:00:41.91 ID:cP/MxzoDO
ほのきち
97 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 21:10:11.22 ID:tXb1XXT40
全部同んなじだな
98 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 21:18:12.54 ID:GH+X+Y50O
「ちゅ、中学生の穂乃果への執着心…? まるで意味が分からないよ!」

「…きっと海未ちゃんは中学生の頃の穂乃果ちゃんのことが好きだったんよ」

ちゅ、中学限定なの……?

「しかし中学生活は終わりを迎え無情にも時は流れる……それでも海未ちゃんは自分の思いを捨てきれなかった…中学を卒業して今に至るまで穂乃果ちゃん(中学生)への思いを持ち続けた…」

「う、海未ちゃんが…?」

「う、嘘です! 私はそんなことは…!」

「海未ちゃん、隠さなくていいんよ? 隠すからこんなことになってしまった…気持ちっていうのは中に溜め込むと良くないことが起こるって相場が決まってるからね」

「私は……私は……!」

海未ちゃんは気持ちを否定するように首を横に振り続ける。

海未ちゃん、そうだったんだ……


「やれやれ、まだ素直になれないっていうなら…ウチが海未ちゃんの思いを解放してあげるでー!」



希ちゃんが「破ぁ!!」と叫ぶと両手いっぱいに持った十字架だの何だのが仄かな光を放った。

それは徐々に輝きを増していき視界の裏側まで透かすような力強い光へと変貌を遂げ、部屋全体を包み込んだ。

私が次に目を開けた時には海未ちゃんの部屋はただの質素な和室だった。

「ふぅ…これで一件落着やね」

ニッと笑ってみせた希ちゃんを見て神社の巫女さんて凄い、私は改めてそう思った。
99 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 21:22:47.84 ID:mmkn+9cH0
神道ってスゴい( ゚д゚)ボーゼン
100 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 21:26:50.19 ID:1H0q9xZt0
寺生まれを思い出す
101 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 21:30:46.35 ID:GH+X+Y50O
━━


「はぁ…もう白状するしかなさそうですね」

海未ちゃんはすっかり元に戻ったようだった。

ボディペイントを消してゆったりとしたスウェットに着替えた海未ちゃんを見ると何故か目に熱いものがこみ上げてきた。

それほどまでにあの海未ちゃんはアレだった。

「確かに私は中学の時の穂乃果が好きでした。そしてその思いは今の今まで断ち切ることは出来ませんでした。しかしそれが私に大きな影響を及ぼすことになるとは…」

「お化けや霊なんてのは生前のその人本人の気持ちによるところが大きいからね」

あっさりそう言うけど希ちゃんて何者なんだろうなぁ…

「と、ところで海未ちゃん。今の私はどうなの?」

「恋愛対象には出来ませんね。私が好きなのは中学生の穂乃果でしたから」

「…さいですか」

いやいいけどね別に。

「で、海未ちゃんホントは今何の仕事してるの?」

>>103
102 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 21:31:58.76 ID:TWVqjz3N0
ksk
103 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 21:32:00.98 ID:8iINXqx7o
小説家
104 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします :2014/03/27(木) 21:32:22.34 ID:mSCBk6970
トレーダー
105 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 21:33:08.96 ID:43dvJJ34o
よく捌ききったな
106 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 21:44:39.12 ID:GH+X+Y50O
「小説家ですよ。デビューしてまだ一年も経っていませんがね」

「おお! カッコいいよ海未ちゃん!」

これだよ、これでこそ海未ちゃんだよ!

「海未ちゃんはμ's作詞担当だったもんね。きっと文才があったんやろうね」

「海未ちゃん! 書いた小説ある!?」

「え? ええ、ありますが……読ませませんよ?」

「えー?」

恥ずかしがり屋は相変わらずみたい。ちぇっ

「お、穂乃果ちゃん。これやない?」

希ちゃんが部屋の棚から文庫本を取り出した。

それを見た海未ちゃんが希ちゃんの方へ走り出そうとしたところを見るとこれが海未ちゃんの書いた小説で間違いなさそう。

「穂乃果! 放して下さい! 読ませる訳にはいきません!」

「まぁまぁ海未ちゃん。ちょろっとさわりだけ見るだけだよー。…それで希ちゃん、どんなお話なの?」

パラパラと文庫本をめくっている希ちゃんに声をかける。

「えーっと、とりあえずペンネームは>>108、題名は>>110、内容は…………>>112って感じやね」
107 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 21:45:11.82 ID:vJIQxfoQ0
ロドリゲス園田
108 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 21:45:25.49 ID:Ockfz4NB0
>>15が最難関だと思う
109 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 21:45:32.49 ID:cJsWCAG8o
高坂海未
110 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 21:45:33.88 ID:cKDOBx470
ゲボブリン
111 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 21:45:36.18 ID:Ux9qbX8ro
ジョセフィーヌ園田
112 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします :2014/03/27(木) 21:45:37.42 ID:HYxqeiZ40
ほのうみに関する小説ですねわかります
113 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 21:45:54.75 ID:8iINXqx7o
新海 悛
114 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 21:46:23.14 ID:j0EN6YZr0
ラヴ サスペンス
115 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 21:46:41.78 ID:Ockfz4NB0
縺斐a繧薙Lskst
116 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 21:46:47.16 ID:wAyGSsl60
またどうすんのっと
117 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 21:48:41.04 ID:1H0q9xZt0
結局ほのきちか
118 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 21:49:50.85 ID:Ockfz4NB0
>>108>>115
ううっ。
本当にすみません。
わざとじゃないんです。
kskst
119 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします :2014/03/27(木) 21:51:20.42 ID:HYxqeiZ40
>>117
安価を取るつもりがなかったので,安価になるのが予想外になった 
120 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 21:53:20.88 ID:8iINXqx7o
何がなんだかわからんな
121 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 22:03:38.49 ID:GH+X+Y50O
「ペンネームは高坂海未、題名はゲボブリン、内容は…………ほのうみに関する小説ですねわかりますって感じやね」

「え? どういうこと?」

「ペンネームはいわずもがな、内容も出だし読むだけで分かっちゃうんよ。『高坂穂乃果と園田海未が結婚した』で始まるもん」

「え、えぇ〜…」

完璧に実名使っちゃってるし……何なのその書き出し…

「題名だけは分からんなぁ。海未ちゃん、ゲボブリンてなんなん?」

「うぅ…私と中学時代の穂乃果の美しく繊細で大胆でそれでいて醜くダイナミックでエキセントリックな恋を言葉で表現しようとしたら……その単語が降りてきたんです…」

やっぱり海未ちゃんまだおかしいよ。

何言ってるか全然わかんないもん。

「小説でも未練たらたらなんやね、海未ちゃん…あ、でもこの小説ベストセラーになってる」

「え、えぇ〜……」

「は、恥ずかしいです……/// 私と穂乃果(中学生、あくまで中学生)のラブストーリーが大勢の方に見られるなんて……///」

うーん、私がおかしいのか世の中がおかしいのか、どっちなんだろ…
122 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 22:19:57.59 ID:GH+X+Y50O
━━


「海未ちゃんが小説家になってたとはねぇ、てっきり道場継いだりするのかと…」

一応無事(?)という確認はとれたので海未ちゃんの家をあとにした私達は今、真姫ちゃんの家に向かっている。

ニートってことだけど、真姫ちゃんいったいどうしたんだろう……

「そういえばことりちゃんが園田道場と穂むらを合併させるとか言ってたけど…あれは何だったんやろうね」

「あ、言われてみれば…真姫ちゃんに会ったらことりちゃんにも会ってみよっか」

「そうやね。……お、着いた着いた。ひゃ〜、相変わらずでっかい家やね」

以前泊りにきたことがあったけど、真姫ちゃんの家は相変わらずの豪邸だった。

大きな門についてるインターホンを押す。

先に海未ちゃんに会ったから、もう緊張したりはしなかった。

あれを見たらしばらく驚かなくなると思う、間違いなく。

「……はい?」

少し、ドキッとした。

声の主は多分真姫ちゃんのお母さん…けど、前に聞いた時と全く印象が違った。

あの17歳くらいに聞こえる若々しい声の面影はなく、すっかり疲れ切っているような響きがあった。

「え、えっと…高校時代に真姫さんと一緒にスクールアイドルをやっていた高坂穂乃果といいます。その…真姫さんは?」

「真姫の?……真姫なら>>124
123 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 22:20:27.88 ID:BT1TZpoko
ねてる
124 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 22:20:53.13 ID:xqg7U4mBo
オリンピック選手になって今は外国でトレーニング中です
125 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 22:21:00.27 ID:8iINXqx7o
役員会議
126 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 22:21:02.16 ID:zDzb4Vg5o
ドイツのほうに留学
127 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 22:29:42.24 ID:qkl84Y950
こないだまでニートだったのに
128 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 22:35:09.73 ID:GH+X+Y50O
「オリンピック選手になって今は外国でトレーニング中です」

「え、えぇぇぇぇぇぇ!?」

驚いてしまった。

海未ちゃんの家で数年分くらいは驚いたと思ったのに…

「ま、待ちーや! 先週電話した時はワイニートって聞いたんやで!? ちゃんと奴さんの口から聞いたんやで!?」

希ちゃんもびっくりしすぎて関西弁で話しかけてしまっていた。

「ええ。先週までニートだったのに急に……なんかむしろそれが心配で心配で……」

インターホン越しにさめざめ泣いているのがわかった。

これはまさか……

「の、希ちゃん」

「……可能性はあるね」

真姫ちゃんまで海未ちゃんと同じように……? しかもやたらアクティブな方向に…?

「お願いです…あの子を元に戻してほしいの……明け方に寝て昼に起きるような不規則な生活をしていたあの子に…」

それは戻していいのかなぁ、むしろオリンピック選手ならそのままでもいいんじゃ…

でも真姫ちゃんのお母さんは元に戻って欲しいみたいだし…うーん………よし!

>>130!」
129 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 22:36:19.83 ID:8iINXqx7o
会いに行きます
130 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 22:36:43.23 ID:BT1TZpoko
金メダルを取るまで頑張らせるべきですよ、でも外国行って会いに行きます
131 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 22:37:44.46 ID:zDzb4Vg5o
わたしたちを元気付ける歌を作るよう、
真姫ちゃんに伝えておいてくださいね。
132 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 22:43:32.79 ID:GH+X+Y50O
「せっかくニートを脱却したんですから金メダルを取るまで頑張らせるべきですよ!」

「で、でも……」

「心配なんですよね? 大丈夫です、私達が会いに行きますから!」

ドン、と胸を張ってみる。

真姫ちゃんの何を聞いても、本人に会ってみなきゃ何も分からないもんね!

「…ふふ、さすが穂乃果ちゃんやね。ウチもちゃんと付き合うよ」

「ありがとう…ありがとうあなた達……」

「お安い御用です!……あ、でも移動手段が」

「それなら任せて。西木野家の自家用ジェット機ならすぐに着くわ」

……わーお、すっごい。

「真姫は今>>134にいるわ。…お願いね、あなた達」
133 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 22:44:46.30 ID:r+WWmA/0o
カナダ
134 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 22:44:47.97 ID:8iINXqx7o
モスクワ
135 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 22:44:56.94 ID:mdeZkuXa0
ダブリン
136 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 22:53:33.59 ID:GH+X+Y50O
━━あっという間にモスクワ



「う、うぷ……」

早すぎるよ…早いにも限度ってものがあるでしょうよ…

「だらしないなぁ、穂乃果ちゃん。ほら、シャキッとせな」

希ちゃんは何でこんなに余裕そうなんだろう…?

「さーて、ここで真姫ちゃんがトレーニングしてるって聞いたけど…お?」

希ちゃんが目を向けた方を見てみると……



「?ぇぇぇぇぇぇい!」



真姫ちゃんがいた。

変な掛け声をあげて>>139のトレーニングをしていた。
137 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 22:54:00.05 ID:ThrQGTyNo
にこニー
138 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 22:54:07.19 ID:bYVEDaU+o
アーチェリー
139 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 22:54:16.92 ID:BT1TZpoko
乗馬
140 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage saga]:2014/03/27(木) 22:54:26.31 ID:UvuDqTvY0
パントマイム
141 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 22:54:56.86 ID:BT1TZpoko
間違えた馬術競技だった…

訂正できればお願いします
142 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 22:55:25.62 ID:8iINXqx7o
レスリング
143 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 23:04:07.35 ID:GH+X+Y50O
「馬術競技、だっけ? たしか何年か前のオリンピックで日本人の人が有名になったっけ」

「そうやね。最年長で出場とかなんとか…って今はそれより真姫ちゃんに話をしに行こう」


「真姫ちゃーん」

練習場は柵で囲まれているので、柵の外側から真姫ちゃんに声をかける。

「う"ぇぇあ!」

……うーん、ダメか。もう少し大声だしてみよう。

「まーきちゃーーーん!!」

「う"ぇぇぇぇぇぇい!」

こ、これでもダメ!?……よし! >>145すれば気づいてくれるよね!
144 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 23:05:29.92 ID:1H0q9xZt0
にっこにこにー
145 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage saga]:2014/03/27(木) 23:06:08.66 ID:UvuDqTvY0
ラグビー
146 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 23:06:40.76 ID:mmkn+9cH0
真姫ちゃんはにこちゃんに嫌わちゃったよとホラをふく
147 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/27(木) 23:13:15.37 ID:GH+X+Y50O
「…よっし、希ちゃん!」

「ど、どしたん?」

「ラグビーしよう! そうすれば真姫ちゃんも気づいてくれるよ」

「そ、そうかなぁ……大声で呼びかけた方が効果あると思うけど…」

「甘いよ希ちゃん! 今からやるのはただのラグビーじゃないの…真姫ちゃんの部屋からかっぱらってきた>>150をボールに使って行うんだよ!」

「な……ほ、穂乃果ちゃん…本気なん!?」

「もっちろん!」

ふふふ、これなら確実に真姫ちゃんもこっちに気づくはずだよ!
148 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 23:15:56.45 ID:fiFxbtFNo
にこにー
149 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 23:16:33.58 ID:BT1TZpoko
150 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/27(木) 23:16:44.25 ID:CO6i0fJCo
151 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/28(金) 00:00:07.32 ID:tAhBmxtAO
「いくよ希ちゃん!」

最高級のズワイガニを脇に抱えて走り出す。

「…よーし、付き合ってあげるで!」

希ちゃんが臨戦体制に入りコースをふさぐ。



まぁ…そういうなんやかんやがあってラグビーっぽい動きをしてみました(※ラグビーについての知識が一切ありませんのでこれで勘弁して下さい)

すると……


「ちょ、そっちじゃないわよ! こら、言うこと聞きなさい!」

ヒヒーン、と雄々しい鳴き声をあげ真姫ちゃんが乗っている馬がこっちに向かって駆けてきた。

きっと蟹の匂いに釣られて走って来たんだね…よし、結果オーライ!

「さ、柵にぶつか…」

どさっ、という音がして真姫ちゃんが地面に倒れた。


作戦成功!……だよね? あれ…真姫ちゃんがピクリとも動かない…?

「ほ、穂乃果ちゃん…」

希ちゃんが青ざめた顔で私を見た。

そんな……私はただ真姫ちゃんに気づいて欲しかっただけなのに…

蟹と同じ色をした液体が真姫ちゃんの頭から流れ出した。

真姫ちゃんの馬は……美味しそうにズワイガニを頬張っていた━━



BAD END
152 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 00:04:00.67 ID:BO1qEtUio
は?
153 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 00:04:58.35 ID:Kr95y+L5o
こんな終わり認められないわァ
154 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 00:06:02.94 ID:cM1E5NmT0
BADENDなのに真姫ちゃんの馬は蟹を食べてたとかギャグテイストにするのやめい
155 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 00:09:59.04 ID:tAhBmxtAO
何かここで終わらせてもいい気がしたんだが……

続くか終わるか>>156
156 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 00:10:47.51 ID:jLpl29Jgo
>>147から再開
157 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 00:10:57.67 ID:X2hInnljo
つづけるしかないでしょ
158 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 00:21:12.69 ID:vtvtytzm0
にこにーだったらBADにならずに済んだのだろうか
159 :>>147の続きからです [saga]:2014/03/28(金) 00:24:35.95 ID:tAhBmxtAO
「蟹でラグビーしてるところ見ればさすがに真姫ちゃんもこっちに気づくでしょ!」

「たしかに…そんな光景生きてるうちに見れるかどうか分からんもんね」

「そういうこと! さ、いくよー」


ー略ー


「…ん? 何やってるのかしらあの人たち……か、蟹!? 蟹でラグビーっぽいことしてる!?」

「!? あ、あれは……」




「お? 真姫ちゃんがこっちに来る! 成功したみたいだね」

「まぁ一度目に入ったら気になるよねそりゃ」

真姫ちゃんは馬を降りてこっちへ歩いて来た。

記憶の中の真姫ちゃんより少し髪が伸びて、真姫ちゃんのお母さんに似てきたみたいだけど、あの不機嫌そうな仏頂面は変わっていなかった。

「真姫ちゃん、久しぶり!」

「久しぶりやね、真姫ちゃん」

希ちゃんと一緒に満面の笑みで挨拶をする。

真姫ちゃんは一度ため息をついてから、言った。

>>161
160 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 00:24:54.29 ID:dBy3PIhLo
何しに来たの?
161 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 00:25:09.62 ID:bEbuMQ+Ko
どうしたの?観光
162 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 00:28:48.80 ID:cM1E5NmT0
貴様らにもはや話すコトなどない。去れ
163 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/28(金) 00:45:18.31 ID:tAhBmxtAO
「どうしたの、観光?」

「むっ…真姫ちゃん、久しぶりの再開なんだかもう少し嬉しそうにしてもいいじゃん」

何でもないことのように言った真姫ちゃんを見て、少しむっとした。

「観光ってわけじゃないんよ。ただ真姫ちゃんと話がしたくて」

「そう、私は別に話すことなんてないけど」

髪の毛を弄りながらそっぽを向いた真姫ちゃんに、今度は本当にカチンときた。

「真姫ちゃん! 私達何年も会ってなかったんだよ!? 話すことないなんてそんなこと……」

「別に嘘言ってるわけじゃないわよ。たかが高校生活の何年かを過ごしただけの仲でしょ? 卒業したら繋がりなんてあってないようなものじゃない」

「なっ……」

目の前にいるのは…本当に真姫ちゃんなの?

素直じゃないのは元々でも、こんなことを言う子じゃなかったのに…

「……真姫ちゃん。ウチらは真姫ちゃんのお母さんが心配してるみたいだったから様子を見にきたんよ」

「へぇ、こんなところまでご苦労様」

「!! 真姫ちゃ…」

「穂乃果ちゃん」

真姫ちゃんにくってかかろうとしたところを希ちゃんに制される。

希ちゃんの目は『ウチに任せて』と言っているように見えた。

「真姫ちゃん、いったい何があったん? いきなりオリンピック選手になるなんて普通じゃないよ」


真姫ちゃんは態度を変えることなく言った。

>>165
164 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 00:46:06.43 ID:nHBEqD9Go
私は挑みたくなったの
165 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 00:46:37.34 ID:CoXN803r0
166 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 00:46:38.37 ID:cM1E5NmT0
ママに世界一になれば同性でも結婚していいって言われた
167 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 00:47:10.62 ID:dBy3PIhLo
スクールアイドルをやって私はやれば自分の限界を超えれることを知った。だから今度は馬術で世界を目指すことにしたの
168 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 00:50:33.10 ID:tAhBmxtAO
とりあえず今回はここまで。

穂乃果の先生設定が全然活かせてない気がしますが気にしない。

地の文で安価スレやるの初めてですがどうでしょうか。

誰が喋ってるか分かりづらいとか文章がくどいとかなければいいのですが……
169 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 01:01:52.46 ID:CoXN803r0
170 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 01:02:25.43 ID:FKbFd2du0
穂乃果の担当教科を決めればまだ先生設定が使いやすくなりそう
171 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 01:02:31.08 ID:gEfMLy3Qo
172 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 01:02:49.97 ID:gLPhBGEvo
乙!
めっちゃ面白かったし、文もわかりやすかったですよー
173 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 12:00:05.37 ID:mkbgXW8uo
安価スレならこれくらいひとつひとつの安価に対して丁寧に対応するのが面白いですね
期待してます
174 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/28(金) 14:25:36.43 ID:tAhBmxtAO
「私は挑みたくなったのよ」

「挑む…?」

「そう、スクールアイドルでは取れなかった頂点に挑戦してみたくなったのよ」

「頂点……真姫ちゃん、ラブライブの決勝戦…まだ未練があったんやね……」

「当たり前よ。あんな負け方したら悔やんでも悔やみきれないわ」

「真姫ちゃん…それでオリンピック選手に…」



スクールアイドルグループ、μ'sは初出場にしてラブライブの決勝戦まで登りつめた。

私達は全力のパフォーマンスを以てライブを完遂させた。

希ちゃんの話ではその時のμ'sのライブはスクールアイドルをやる人の間で語り草になっているらしい。

でも……決勝戦で、私達は負けた。


最後まで全神経をライブに傾けて、やれることは全部やった。

それでも、負けたんだ……


誰のせいでもない、と皆で慰めあったけど…原因は分かりきっていた。


>>175だ。
175 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 14:27:17.65 ID:fTiJcYwX0
はなよ
176 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/28(金) 14:34:03.53 ID:tAhBmxtAO
花陽ちゃんに違いなかった。

「真姫ちゃん、あれはもう終わったことやん
。今更誰かを責めたところで…」

「…本当にそう思ってるの? あれがなければ優勝できたのに…って思ったことが一度もないと言いきれる?」

「それは……」

希ちゃんは何も言えなかった。

私も同じだ。

ライブ中に花陽ちゃんが>>178さえしなければと思ったことは…正直、何度もある。
177 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 14:35:16.44 ID:iX9zDN3L0
客を半殺し
178 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 14:37:27.20 ID:dBy3PIhLo
あの日エボラ出血熱にかからなければ
179 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 14:40:09.49 ID:1+nULmBQo
色々とヤバくねえかエボラ出血熱
180 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 14:45:59.30 ID:fUPSr4z+0
一気なバッドかな
181 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/28(金) 14:50:32.62 ID:tAhBmxtAO
花陽ちゃんがあの日エボラ出血熱にかからなければと思ったことは何度もある。

でも……


「真姫ちゃん。あのエボラ出血熱だよ? まだ有効な治療法やワクチンが確立されていないんだよ? あんなのにかかったら欠場せざるをえないよ」

「ボランティアだかなんだかしらないけどね、ライブの前週に海外に行ってそんなものを持っているなんて完全に花陽の責任よ。
自分の体調くらい自分で管理するのは当然のことでしょ?」

うぐ、耳が痛い……

「…それでオリンピックで金メダルを取って、トップの気持ちを味わってみたいんやね?」

「そうよ。あの時私は悟ったの。頂点に立つには他人の力なんてあてにならない。自分だけで掴み取るものだってね」

「……他人?」

μ'sの…みんなのこと?

「穂乃果ちゃん、もう少し話を聞いてみよう」

今度こそ真姫ちゃんに掴みかかろうとしたところを、また希ちゃんが遮る。

そろそろ抑えが効かないよ…私。

「真姫ちゃん、じゃあ何で招集かけた時に素直に応じたん? μ'sの皆のこと何とも思ってないなら、来る必要なんかないやん」

真姫ちゃんの目が少しだけ、泳いだように見えた。

>>181
182 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 14:51:18.15 ID:tAhBmxtAO
下1で
183 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 14:51:25.56 ID:dBy3PIhLo
義理よ
184 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 14:51:50.53 ID:1+nULmBQo
今生の別れのつもりだったから
185 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 14:52:40.38 ID:iX9zDN3L0
クールやな
186 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/28(金) 15:03:28.42 ID:tAhBmxtAO
「義理よ。どうせもう会うことはないけど昔の馴染みには違いないし、最後に一目会っとくのもいいかと思ってね」

真姫ちゃんはそう言って私達に背を向けた。

私は確信した。

真姫ちゃんは真姫ちゃんのままだ。

きっと真姫ちゃんは今…嘘をついた。

「真姫ちゃん、先週電話した時はニートって聞いたで。頂点を目指すっていっても、急過ぎなんやない? 高校を卒業してからは何で何もしてなかったんよ?」

そうだ、真姫ちゃんが突然オリンピック選手になった原因もきっと、そこにある。

「……もう話すことはないわ。集まりにはちゃんと顔出してあげるから、今日は帰って」

真姫ちゃんはゆっくりと歩き出す。

その背中に、希ちゃんの声がかかる。

「あててあげよっか? >>188だったんやろ?」
187 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 15:05:05.73 ID:dBy3PIhLo
恥ずかしい
188 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 15:06:09.87 ID:1+nULmBQo
ニートになった自分が惨めで悔しかった
189 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage ]:2014/03/28(金) 15:06:18.60 ID:B5ZFmFS7o
競馬で負けた
190 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/28(金) 15:13:56.97 ID:tAhBmxtAO
「ニートになった自分が惨めで悔しかったんやろ?」

「……」

真姫ちゃんは何も言わずに立ち止まった。

希ちゃんの言ったとおりなのかどうかは、その様子からは判断がつかなかった。

「穂乃果ちゃん、やっぱり真姫ちゃんも海未ちゃんの時と同じやね。長年の悔しさが間近にある何かに蓄積されて真姫ちゃんに影響を及ぼし、突然オリンピック選手になるなんて奇行に走らせたんよ」

「な、何かって……?」

「ウチの見立てでは……これや」

希ちゃんは手に持ったままのズワイガニに視線を落とした。

……マジで?

「穂乃果ちゃん、協力して。この蟹を>>193すれば海未ちゃんの時のように真姫ちゃんも元に戻るはずや」
191 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 15:15:39.89 ID:NnRECBI0o
ボイル
192 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 15:16:12.26 ID:CoXN803r0
おいしく調理
193 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 15:16:12.33 ID:CC32MJLjo
194 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 15:23:15.10 ID:rMLAcSWdo
ズワイガニですわ?
195 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/28(金) 15:28:10.74 ID:tAhBmxtAO
「美味しく調理…大丈夫なのかな。今気づいたけどこの蟹腐ってるような気がするんだけど……」

変な臭いするし。

「でも食べなきゃ真姫ちゃんこのままやで?」

「んー…でも真姫ちゃんのお母さんに金メダル取るまでほっといた方がいいって言った気もするしなぁ」

「人間自然なままが一番やで、穂乃果ちゃん」

んーむむむ…

でも真姫ちゃんがニートに逆戻りしちゃったら絶対マイナスだよね…

「!……ねぇ、その蟹……」

真姫ちゃんが何かに気づいたように蟹を見た。

何かを必死に思い出そうとしているような表情を浮かべてる。

「…希、穂乃果。その蟹、調理するのもう少し待ってくれない?」

「「え?」」

思わぬ提案に私も希ちゃんも素っ頓狂な声をあげてしまう。

真姫ちゃん、この蟹に思い入れでもあるのかな?

そういえば何で部屋にずっと置いてあったんだろ……

「お願い、μ'sのメンバーが集まる日までとっておいて」

真姫ちゃんの真剣な目を見て、私達は頷くことしか出来なかった。
196 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/28(金) 15:39:08.58 ID:tAhBmxtAO

━━


「うぷ…………ま、真姫ちゃん、どうしたんだろうね」

モスクワから再びあのジェット機に乗って帰ってきた日本。

次に会うのはことりちゃんだ。

真姫ちゃんのことは解決したわけじゃないけど、来週までには元に戻っているだろうから心配しないで下さいと真姫ちゃんのお母さんには伝えておいた。

一応納得もしてくれたので真姫ちゃんのことはとりあえず一段落、かな。

「あのズワイガニに何か思いが詰まってるのは間違いないだろうね。この調子だとことりちゃんまでおかしくなってるんやないかなぁ…」

「ま、まさかぁ」

……ない、よね?

「ま、会ってみないことには分からんか。……ことりちゃん、ここにいるんだよね?」

「うん。ここ…>>198にね」

※日本国内でお願いします
197 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 15:40:29.85 ID:L5Jm3qhiO
青木ヶ原
198 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 15:40:30.77 ID:PKpVK3kUO
島根(笑)
199 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 15:40:33.74 ID:HC26fkwm0
縺輔>縺溘∪
200 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 15:50:13.50 ID:oeZcU8j1o
a
201 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/28(金) 15:51:16.86 ID:tAhBmxtAO
「ここ…島根県にね!」

「何でこんなところにいるんやろうなぁ……」

「うーん、鳥と字面が似てるからかな?」

「そんな理由なんかなぁ…あ、ウチ出雲大社によりたいんやけど。めっちゃスピリチュアルな雰囲気味わえそうやん」

「それはあと! まずはことりちゃんを探さなきゃ!」

「えー、……ん? 探す?」

「それがね…島根県にいるって言ったあと携帯切っちゃったんだよ、ことりちゃん」

「じ、じゃあ島根以外手がかりなし!? めっちゃ捜索範囲広いやん! 見つからないって!」

「それがね、島根県に来てから>>203すれば居場所が分かるとも言ってたんだ」
202 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 15:52:15.01 ID:dBy3PIhLo
おどる
203 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 15:52:23.94 ID:/f47UD5co
海にもグル
204 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 15:52:24.70 ID:363i20Eho
東京に戻る
205 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 15:53:08.41 ID:r4vNi1EBo
カバディ
206 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/28(金) 16:01:23.33 ID:tAhBmxtAO
「海未に潜れば居場所が分かるって」

「い、意味分からんなぁ…」

私も全然分からないけど、他に手がかりないんだよね…

「ものは試しってことで、一応やってみるね」

「うん、ウチはあったかいもの用意しておくね」



ザパッ


春先の海はまだまだ冷たい。

私の体温が水の中に溶けていくように指先から冷えてくる。

海岸沿いにいる人達の奇異な目線がビシバシ体に突き刺さる。

冷たい。

この海より冷たい。

私何やってるんだろう……



━━



「……!」

今、感じた……

どこかでほのうみが生まれた気配。

たとえ地球の裏側にいても私には分かる。

何年共に過ごしたと思ってる……何年ほのうみを渇望し続けたと思ってる……

「穂乃果ちゃん、海未ちゃん……今行くちゅん!」

私は桃源郷に向かって走り出した。
207 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 16:09:24.96 ID:4WlrUUme0
ほの海wwwwww
208 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/28(金) 16:15:31.89 ID:tAhBmxtAO
━━


「……寒い」

希ちゃんから貰った暖かい缶コーヒーを飲んでも体の震えは引かない。

「穂乃果ちゃん、ことりちゃんを信じるんや。ことりちゃんに限って口からで任せ言ったってことはないはずやんな」

「そうかな…そうだといいけd」

「穂乃果ちゃん!」

聞こえたのは電話口で聞いたのと同じ懐かしい声。

振り向けばそこには━━

「ことり、ちゃん…」

ほ、本当に来た……どうやって居場所が分かったんだろう。

ことりちゃんも真姫ちゃんと同じく、お母さん似みたいだった。

髪を下ろしている以外は大体同じ、かな。

「おー、ことりちゃん久しぶりー」

希ちゃんがまた呑気に声をかける。

「あっ、希ちゃんも! あ、あれ!? 海未ちゃんはどこちゅん!?」

「え? いないけど……」

「ぬ、ぬかったちゅん!? うぅ…数年たってほのうみレーダーが錆びついてしまったみたいちゅん……」

ことりちゃんは何でか知らないけどがっくりとうなだれた。

「……ねぇことりちゃん。電話で話してる時も凄く気になったんだけど、その語尾なんなの?」

「これ? >>210ちゅん」

こともなげに言った。
209 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 16:16:46.21 ID:CO/Otk9J0
kskst
210 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 16:17:04.39 ID:n7i5AtFX0
じゃっきー
211 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 16:17:20.82 ID:VuiHqduP0
呪い
212 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/28(金) 19:59:17.48 ID:BpKSiwmIO
「じゃっきーちゅん」

こともなげにそう言った。

そう言って格闘家のようなポーズをとってドヤ顔を決めたことりちゃんを見て私は目を伏せた。

「希ちゃん」

「うん。これは恐らくほのうみに対する長年の渇望が溜まりに溜まってしまったんや。だからこんなおかしなことを言ってるんや」

皆どれだけ色んな思いが溜め込まれているんだろう……

「でもことりちゃんが持ってる何かを媒介にしないとそうはならないんじゃ…?」

「恐らく>>214や。ことりちゃんの>>214に思いが溜め込まれてしまったんや」
213 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 20:00:24.93 ID:hFnVWNvDO
とさか
214 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 20:00:43.12 ID:w3MLWBT7o
鶏冠
215 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/28(金) 20:20:31.27 ID:BpKSiwmIO
「と、鶏冠に…? もはやなんでもありだね……」

ことりちゃんは髪を下ろしたけど、トレードマークの鶏冠だけはそのまま残していたのだ。

「あれを>>216しない限りことりちゃんは元に戻らんやろうね…」

「に、>>216!?」

そんなことをあのとさかに…!?

「そうでもしないとダメなんよ。人の思いというものはそう簡単には消えないんやで?」

だ、だからって>>216するなんて…ことりちゃんにそんなこと出来るわけが……

「穂乃果ちゃん、どうしたちゅん? さぁ、一緒にやろう。はい、じゃっきーちゅん」

よし、やろう!
216 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 20:22:12.70 ID:e35uYt0m0
楽しいビンゴ
217 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 20:22:17.67 ID:dBy3PIhLo
整形
218 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage saga]:2014/03/28(金) 20:29:53.26 ID:Z2FtdOADO
ベジータwww
219 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/28(金) 20:38:11.88 ID:BpKSiwmIO
「いくで〜、穂乃果ちゃん!」

「うん!」

何でベジータ絡みのことばかり何だろう、いや考えても無駄だね。うん






ビンゴ! ビンゴ! ビンゴ! 楽しいビンゴ! (ハッ!) 地球は楽しい〜と・こ・ろだよ〜! ごーはーんもーおーいしーい! 楽しいビンゴ! 楽しいビンゴ! (エイッ!)




「ちゅ……ちゅん」



ことりちゃんはスローモーションで地面に倒れ伏した。

海未ちゃんだけでなくことりちゃんまで……私は一人静かに涙を流した。


━━



「ことりちゃんまで変なことになってるなんてね…」

「えへへ、ごめんね。なんか自分のしてたことあんまり覚えてないや」

まぁ覚えてない方が幸せだよあれは。

「園田道場と穂むらを合併とか言ってたのはとさかに宿ったほのうみへの思いが発露したものみたいやね。
海未ちゃんも中学生ナンパしてハーレム作るとか言ってたし」

「あ、あの海未ちゃんそんなこと言ったの…?」

やっぱり引くよねことりちゃんも……

あれ、じゃあ真姫ちゃんはどんな思いが溜め込まれたんだろ…?

「それでことりちゃんは何のお仕事してるの?」

ファッションデザイナーとかかな?

>>221だよ」
220 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 20:39:32.54 ID:WOQfHYOmo
かしゅ
221 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 20:39:48.61 ID:dBy3PIhLo
漫画家
222 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 20:39:54.31 ID:CoXN803r0
ゆりえいぎょう
223 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 20:40:22.00 ID:Z2FtdOADO
お笑い芸人
224 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 20:40:32.81 ID:VuiHqduP0
島根観光大使
225 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/28(金) 20:52:17.47 ID:BpKSiwmIO
「漫画家だよ」

「おお、手先の器用なことりちゃんらしいね!」

確かに絵描くのも上手だったもんなぁ…

「ことりちゃんの描いた漫画かぁ、めっちゃ面白そう。読んでみたいなぁ」

「あ、手元に原稿あるよ。読む?」

「え、何で持ってるのことりちゃん?」

用意が良すぎるってレベルじゃないよ?

「仕事中に抜け出してきちゃったから…」

「……」

ことりちゃん、相変わらずマイペースというかなんというか…

「はい、これ」

そう言って差し出された原稿を手に、私は興味津々で読み始めた。

「ふむふむ、ペンネームは>>227、タイトルは>>229…内容は…………」

>>231やね」
226 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 20:52:39.45 ID:uTmcYKq0o
島根単勇気
227 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 20:52:53.03 ID:dBy3PIhLo
μLive!
228 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 20:53:12.88 ID:nBdjNJYco
うつらら
229 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 20:53:14.91 ID:CoXN803r0
(・8・)
230 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 20:53:30.31 ID:dBy3PIhLo
スピリチュアル
231 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 20:53:41.81 ID:fNqzKTtj0
近未来sf 百合もの
232 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 20:53:44.86 ID:xDU9/dI/o
百合物少女漫画
233 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 20:53:59.38 ID:VuiHqduP0
えろ漫画
234 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/28(金) 21:06:09.72 ID:BpKSiwmIO
「ペンネームはμLive、ことりちゃんこれ…」

「うん、μ'sの皆でライブした時の楽しい気持ちを読者の人に届けられますようにって気持ちでつけたんだ」

…ふふ、ことりちゃんらしいや。

「タイトルは(・8・)……ってこれじゃ何も分からないよ!」

「で、デビュー作のタイトルって考えたら…私らしい作品にしたいなぁって思って」

それでこれなんだ……よくオッケーでたなぁ…

「タイトルはともかく、内容は硬派な感じやね。近未来が舞台のsfものでありながら随所に百合っぽさが満ち満ちてるね」

「ほのうみの素晴らしさを伝えるにはどうしようって考えたらそうなったんだ」

どうなったのことりちゃん。

「それから今度ね、高坂海未先生のゲボブリンを漫画化することになったんだ。あの人の書く百合もの大好きだからとっても嬉しいの! 
しかも登場人物も穂乃果ちゃん、海未ちゃんと同性同名なの! これって運命かなぁ…直接会うのが凄く楽しみ!」

「そ、それは良かったね」

気づこうよ、ことりちゃん…
235 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 21:07:08.15 ID:nWfXhW3yo
原作者と打ち合わせってなったらお互い卒倒すんぞww
236 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/28(金) 21:27:01.74 ID:BpKSiwmIO



━━


「はぁ〜…今日一日で異様に疲れたよ」

ことりちゃんもちゅんちゅん言わなくなったから大丈夫だろうということで、島根県から帰還。

今は希ちゃんと出会った喫茶店でくつろいでいる。

「まさか皆があんなことなってるとは思わなかったよ」

今日会った海未ちゃん、真姫ちゃん、ことりちゃんの姿を思い返してみる。

……や、やめよう。頭が痛くなってきた。

「人の思いっていうのはそうそう消えるものやないからね。形が変わってもずっとそこに残り続けるものやから」

希ちゃんがうどんを啜りながら言った。

喫茶店にうどん…?

うぅ、もう突っ込む気力もないよ…

「それにしてもこの分じゃ大丈夫だと思ってたにこりんぱなも怪しいもんやね。どうする? 一度会いに行ってみる? ウチもついてくで」

「そうだねぇ……>>238

1.会いに行ってみよっか
2.後で会うんだし、ほっとこうよ。私もう疲れたよ……
237 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 21:28:06.04 ID:dBy3PIhLo
2
238 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 21:28:11.99 ID:5+NdxmUXo
1
239 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/28(金) 21:34:45.51 ID:BpKSiwmIO
「せっかくだし、会いに行ってみよっか」

にこちゃんは幼稚園の先生だし、凛ちゃんと花陽ちゃんは一緒にお米農家やってるし、あの三人は大丈夫でしょ。

「了解。じゃあまた明日やね。穂乃果ちゃん疲れてるみたいやし」

あんな衝撃的な光景を見て疲れてない希ちゃんの神経が羨ましいよ…

「うん、そうしよ。じゃあ今日は解散ということで…」

席を立とうとした時、

「穂乃果ちゃん!」

希ちゃんに呼び止められた。

デジャヴ、デジャヴだよこの感じ。

>>241!」
240 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 21:35:11.76 ID:gEfMLy3Qo
奢るぜ!
241 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 21:35:48.06 ID:dBy3PIhLo
今日はウチが奢ったる
242 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/28(金) 21:44:29.18 ID:BpKSiwmIO
「今日はウチが奢ったる!」

自信に満ちた声でウチはそう宣言した。

ふふ、もう前のような醜態は晒さんで!

借りは即返さな!

「え、希ちゃんが? お、お金大丈夫なの?」

穂乃果ちゃんが心配そうな顔でウチを見た。

こ、これはマズイ……どうやらすっかりドジっ子キャラみたいに思われてしまってるみたいやね…

「大丈夫! そう何度もミスをおかすウチやないよ!」

そう、ウチは穂乃果ちゃんより年上のお姉さんなんや。

たまにはかっこよく決めなダメなんよ!

ウチはバッグの中を覗き見て、中から紫色の財布を取り出した。

よし…財布は落としてない…第一段階クリアや!

そして、ゆっくりと財布を開いてみた。

中に入っていたのは……>>244や! よし、払える!
243 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 21:45:43.20 ID:+FJWXJfSo
諭吉諭吉樋口
244 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 21:45:45.05 ID:033alr1Ko
ブラックカード
245 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 21:46:08.03 ID:HC26fkwm0
ヨーグルト
246 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 21:48:21.25 ID:/48+7/kz0
のんたんやべえ資産家なんですけど…
247 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 21:49:43.34 ID:1rEt6kUJo
スピリチュアルやね
248 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 22:00:02.46 ID:CoXN803r0
巫女さんって儲かるんだな
249 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/28(金) 23:24:21.69 ID:BpKSiwmIO
財布から取り出したカードを手にレジへ向かう。

「カードで」

ウチはその真っ黒なカードを店員さんに見せる。

店員さんの顔が畏敬の念を抱いたものへと変わる。

恭しくカードを受け取って料金の清算をしている店員さんの姿を見て、ウチは満足げに頷いた。

チラリと穂乃果ちゃんに目を移すと、怖いものでもみたような表情でウチを見ていた。

「の、希ちゃん…どうしたの、そのカード?」

ふふ、そりゃあもちろん。

>>251や」
250 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 23:26:01.15 ID:fNqzKTtj0
体売って得た
251 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 23:26:41.06 ID:SRBGld5s0
BIGで当てた
252 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 23:26:52.89 ID:taQaOR6zo
黒スーツのおっちゃんにもらった
253 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/28(金) 23:36:17.35 ID:BpKSiwmIO
「BIGで当てたんや」

希ちゃんは誇らしげにそう言った。

運がいいとは思ってたけど、ここまでとは思わなかった。

……待てよ?

「の、希ちゃん。それだけの資産があるなら工事を中止させることも出来るんじゃない?」

そうだ…そうだよ! 百合営業なんてする必要ないじゃん! 

とりあえず希ちゃんに校舎を守ってもらって、借りたお金は一生かけてのんびり返せばいいんだよ! 完璧、完璧だよこれ!

「お願い希ちゃん!……お、お金貸して!!」

「……穂乃果ちゃん、>>255
254 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 23:37:33.16 ID:qzjThD4W0
ぶっさいくやな
255 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 23:37:51.68 ID:H1ofkmmlo
金は命より重い……!
256 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 23:41:30.13 ID:de468pwXo
ワロタ
257 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/28(金) 23:47:49.97 ID:BpKSiwmIO
「金は命より重い……! 親友だろうが親だろうが簡単に大金を貸すなんて愚行、ウチはおかさん……!」

「う……うぅっ……!」

「どうせ返すアテなんてないんやろ? 友達のよしみでちょろっとお金借りるくらいいいよね、なーんて考えてるんと違う!?」

「ぐ…あぁあ……!」

「お金を借りるとはどういうことか、よーく考えるんやな。……穂乃果ちゃん、今の顔、最高にぶっさいくやで」

「うわぁあぁぁぁぁぁぁ!!」

ぐにゃあ〜〜〜




私はがっくりと膝をついた。

そうだよ……いくら友達だからって言っていいこと悪いことがある…私は、何も分かってなかった。

お金を借りるってことについて、よく考えなくちゃね!



※リボライブ。ダメ。ゼッタイ。
258 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 23:53:11.29 ID:BpKSiwmIO
今回はここまで。

穂乃果の担当教科どこかで安価出したいなーと思いましたが挟めませんでした。

にこのところで少しは活かせるかなぁ…
259 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 23:56:28.69 ID:H1ofkmmlo
おつおつ
260 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/28(金) 23:58:48.20 ID:JyScXbNd0
おつ
261 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/30(日) 17:07:35.92 ID:1DYG/JFjO

━━後日



「……ここかな?」

「そうみたいやね」

希ちゃんと一緒に目的の場所かどうかを確認する。

私は先日希ちゃんに言われたことを胸に刻み込み、お金を積んで工事を中止させることだけはやめようと心に誓った。

だから…やっぱり何年経っても頼りになるのは━━μ'sの皆なんだ。

「本当に、皆に助けられてばっかりだなぁ」

私がスクールアイドルをやるなんて(今思えば)無茶苦茶を言い出した時も、ことりちゃんと海未ちゃんが協力してくれて……その後皆が集まらなければきっと廃校は阻止できなかっただろうし。

「? どうしたん、突然?」

「あ、な、何でもないよ! それよりここに>>262ちゃんがいるんだよね? 早く行こう!」

「??」

※りんぱな、またはにこ
262 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします :2014/03/30(日) 17:10:33.17 ID:1DYG/JFjO
(自分で)加速
263 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 17:11:21.74 ID:a9iDSF0mo
にこ
264 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/30(日) 17:29:43.59 ID:1DYG/JFjO
幼稚園の門をくぐる。

楽しそうな笑顔を浮かべた子ども達がそこら中を駆けていて、見ているだけで元気がもらえる。

小学校の先生になるのも良かったかもなぁ……

「まさかにこっちが幼稚園の先生になるなんてなぁ、てっきりアイドルを目指すものとばかり思ってたわ」

それは私も思った。

「でもにこちゃんてちっちゃい妹さんがいたよね? こういう仕事は向いてるんじゃない?」

意外と面倒見が良さそうだし、天職だったりして?

「それもそうかな?……それよりにこっちは無事なんやろうか」

「や、やめてよ希ちゃん……」

今までに会ったメンバーは皆どこかおかしかったけど…にこちゃんに限ってそんなことは…

「…お? あれにこっちやない?」

希ちゃんが突然遠くを指差した。

その方向に目を向けてみると、長い黒髪をおさげにした女性が見えた。

身長が少しだけ伸びて、髪型も見慣れたツインテールじゃない分初見は確信が持てなかったけど…あれは……

「…うん、にこちゃんだ」

笑顔で園児達と>>266しているその姿はまさしく、記憶の中のにこちゃんそのものだった。
265 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 17:30:29.74 ID:+mkbzok9o
ダンス
266 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 17:30:42.48 ID:VrLBHKCLo
鬼ごっこ
267 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 17:30:59.21 ID:a9iDSF0mo
タンポポの観察を
268 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 17:31:41.34 ID:Ol8jj97/o
陳式太極拳套路
269 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 17:33:19.80 ID:gg065z0U0
他と比べると随分まともだな なぜだ
270 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/30(日) 18:06:46.04 ID:1DYG/JFjO
「にこにー先生にタッチ!」

元気いっぱいな女の子がにこちゃんに触れる。

「あっ、やったな〜。捕まえちゃうにこ〜!」

「えへへ、にっげろ〜!」

その女の子が私達の方に向かって走りだす。

にこちゃんが追いかけようとしてこっちを見た時に、私達の視線がぶつかり合った。

にこちゃんの顔は驚きの色を浮かべてから、ゆっくりと優しい微笑みへ変わった。

>>273

にこちゃんの言葉を聞いて、私と希ちゃんは顔を見合わせた。
271 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 18:08:56.73 ID:Ryq04uGg0
久しぶりね希、穂乃果
272 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 18:09:23.73 ID:W4R9xOtp0
鬼ごっこ、一緒にやる?
273 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage ]:2014/03/30(日) 18:09:33.28 ID:KYPK151vo
関係者以外の立ち入りは禁止されています
通報しますよ?
274 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 18:09:54.76 ID:a9iDSF0mo
にこ、すっかり変わったでしょ?
275 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/30(日) 18:16:55.01 ID:1DYG/JFjO
「関係者以外の立ち入りは禁止されています
通報しますよ?」

にこちゃんはそう言った。

笑顔だった。

笑顔でそう言ったのだ。

それが逆に私達を不安のどん底へ叩き落とした。

「の、希ちゃん…もしかしてにこちゃんも…」

「ま、まだや! ウチらも年とったんだし、にこっちが誰だか分かってない場合もある!」

希ちゃんはぱっとにこちゃんの方へ顔を戻し、高らかに宣言した。

「にこっち! ウチは東條希や! で、こっちが高坂穂乃果! 前に会ったのが随分前だから一瞬誰だか分からなかったんやろ?」

そうだよ……お願い、そうであって!

希ちゃんの言葉を受けて、にこちゃんはこう答えた。

>>268
276 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 18:19:03.92 ID:+mkbzok9o
ジョークよ
277 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 18:19:47.79 ID:A4IjLDQqo
今は仕事中なんだから後でね、それにしても希はまた丸くなったわね
278 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 18:20:01.04 ID:oDdj+k8DO
バカね、冗談もわからなくなっちゃったの?
279 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 18:20:09.88 ID:UrlG80U9o
280 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 18:20:20.37 ID:W4R9xOtp0
あ、警察のかたですか?実は○○幼稚園に不審者が二人来ていて、はい、はい、わかりました
281 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 18:20:46.45 ID:b8QSWLth0
(安価遡ってないか わかるからいいけど)
282 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage ]:2014/03/30(日) 18:21:34.93 ID:KYPK151vo
アポなしでいきなり人の仕事場に来る知り合いはいません
283 :>>275訂正 [sage]:2014/03/30(日) 18:24:47.06 ID:1DYG/JFjO
安価先間違えとる…



希ちゃんの言葉を受けて、にこちゃんはこう答えた。

×「>>268

○「>>278


268だとシュールですね
284 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 18:25:33.13 ID:Ol8jj97/o
なんだ訂正して再安価かと思った
285 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 18:30:28.53 ID:3BFNrnIz0
今までも結構シュールだったけど
286 :再安価めんどくさいのでこのままいきます。すいません [saga]:2014/03/30(日) 18:50:49.90 ID:1DYG/JFjO
「バカね、冗談もわからなくなっちゃったの?」

くすっと笑ったにこちゃんを見て、私は泣き出しそうになった。

良かった、本当に良かったよ……にこちゃんは……にこちゃんはまともだったんだ…



━━


「へぇ〜、あの三人がねぇ」

幼稚園の中にある休憩室まで案内してもらい、海未ちゃん達に会いに行った時のことを話した。

希ちゃんが淹れてもらったお茶を飲みつつ話しだす。

「そうなんよ。人生何が起こるか分からんもんやね。だからにこっちの冗談、全然シャレにならなかったんよ」

正直私もにこちゃんの第一声を聞いた時は頭を抱えたくなった。

「そうだよー。にこちゃんに会うのがどれだけ不安だったことか……」

無事と分かって本当に良かったよ…

「…それにしてもにこちゃんが幼稚園の先生かぁ〜」

「何よ、意外?……というか希はともかく、私は穂乃果が先生になったなんて知った時は腰抜かすかと思ったわよ」

「し、失礼な!」

私だって大学でしっかり勉強したんだよ!……うん。
したよ。
本当だよ!?

「だって高校時代なんか私と凛と穂乃果で三バカトリオなんて呼ばれてたじゃない。その穂乃果が先生をねぇ…希の言うとおり、本当人生って分からないわね」

そう言ってお茶を啜る姿を見ると、外見はあんまり変わってないけど、にこちゃんは大人っぽくなったと思う。

……ていうか

「私だって音ノ木坂でしっかり教師してるもん! 生徒の間だと>>289の高坂先生って評判なんだよ!?」

そう、私も大人になったのです!
287 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 18:53:08.92 ID:a8fT1ivS0
はみけつ
288 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 18:55:39.15 ID:W4R9xOtp0
繝代Φ繝√Λ
289 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage ]:2014/03/30(日) 18:55:44.17 ID:KYPK151vo
コネ
290 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 18:55:52.24 ID:xbfoB/Fe0
天然たらし
291 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 18:56:48.97 ID:W4R9xOtp0
ダメやないかい!
292 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 18:57:35.42 ID:vbUk2r1o0
これはなかなか大人
293 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/30(日) 19:07:51.53 ID:1DYG/JFjO
「コネってあんた……コネで教師に?」

「穂乃果ちゃん…もしかしてことりちゃんを通じて理事長に取り入ったん?」

「ち、違うよ! 誰とでもすぐに親しくなれるからって意味で…いい意味の方のコネだよ!」

そう…だよね?

「本当に〜? 生徒達にこの人教師になれるとは思えないからきっとコネで入ったんだって思われてるんじゃないの〜?」

うぅ……そ、そんなことは…ない、はず…

「そもそも穂乃果ちゃんの担当してる教科って何やっけ?」

あれ、言ってなかったっけ?

>>296だよ」
294 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 19:09:12.67 ID:IW8sBKNTO
ksk
295 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage ]:2014/03/30(日) 19:09:44.21 ID:KYPK151vo
さんすう
296 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 19:12:23.20 ID:xbfoB/Fe0
数学A
297 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 19:16:00.08 ID:W4R9xOtp0
A髯仙ョ嗹wwww
298 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/30(日) 19:33:50.71 ID:1DYG/JFjO
「数学Aだよ」

「「え」」

「苦手だった数学克服するのは大変だったよ〜、でも今は苦手だった私だからこそ教えられることがあるわけで…
数学嫌いな子の手助けが少しでも出来ればって思って教師を志すようになったんだ」

元々誰かを応援したりするのは好きだったから、数学が苦手な子と一緒に頑張るのは楽しい。

結構教師に向いてるんじゃないかって勝手に思ってる。

「穂乃果…」

「穂乃果ちゃん…」

あ、あれ? 二人が哀れむような視線を……

「「コネでしょ(やろ)?」」

「違うよ!!」

私は二人にどんな風に思われてたの!

「だって…数学A限定ってどうなのよ」

「うん。普通は一通り教えられるんやない? そりゃコネで入ったって思われても仕方ないわ」

う、うぐぐ……

「じゃあ二人はどうなの!? 実はコネで入ったんじゃないの?」

そうだよ、主に希ちゃんとか! バイトやっててそのまま〜だとしたらコネみたいなものだよ!…………多分!

「ウチは>>300だから巫女さんになったんよ」

「私は>>302と思ったから幼稚園の先生になったわ」

299 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 19:36:21.52 ID:6G4d8EUG0
力仕事が得意
300 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage ]:2014/03/30(日) 19:36:22.72 ID:KYPK151vo
ニート
301 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 19:37:32.86 ID:UnfVLIm8o
低身長でも目立たない
302 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 19:37:37.25 ID:Z8q6fNqDo
自分がロリコンだ
303 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 19:40:41.70 ID:5K6pD7Vgo
これはひどい
304 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 19:54:27.06 ID:q5gB72/60
にこちゃんもやっぱりまともじゃなかった
305 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 20:03:54.73 ID:gg065z0U0
今のとこ皆変態なら安心
306 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/30(日) 20:31:34.44 ID:1DYG/JFjO
「ウチはニートやったから…このままじゃヤバイと思ってバイトやってた時のよしみで巫女さんにしてもらったんよ」

「コネじゃんそれ!」

「私は自分がロリコンだと思ったからね。年下の子を合法的に視姦出来る幼稚園の先生になったのよ」

「何だこの人ら! まともな人がいない!」

一緒に行動してた希ちゃんまでこんなだったなんて!

「ちょっと、ロリコンは普通でしょ? あんただってちっちゃい子みたら可愛い〜って思うことあるでしょ?」

「それをロリコンに含めたら人類のほとんどはロリコンだよ!」

にこちゃんはどっちかと言うと可愛いと思われる側でしょう!?

「ていうかにこちゃんはあんなにアイドルに憧れてたじゃん! いくらロリコンでもそう簡単に諦めるとは思えなかったけど何で…」

私はそこで言葉を切った。

にこちゃんの動きが止まったのだ。

さっきまでが嘘のように、神妙な顔つきに変わってしまっていた。

あ、あれ……? もしかして私…地雷踏んだ?

「……>>308

にこちゃんは、ぽつりと呟いた。
307 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします :2014/03/30(日) 20:33:31.30 ID:78oxyQGE0
一回逮捕されてるから
308 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 20:33:32.91 ID:Ol8jj97/o
私なんかがアイドルになるなんて身の程知らずだったのよ
309 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage ]:2014/03/30(日) 20:34:10.23 ID:9WWIspFAo
こころとここあが超大人気アイドルになったの…
310 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 20:35:38.54 ID:edAB9ln00
愛がドル箱を運んでるって気づいたときすっぱり諦めたわ
311 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/30(日) 21:17:53.10 ID:1DYG/JFjO
「にこちゃん…?」

にこちゃんは自嘲するような薄笑いを浮かべて続ける。

「高校の頃は自分がアイドルになることを疑ってなんかいなかったけど…実際に色々なオーディションを経験してみて分かったのよ」



「アイドルになれる人なんて、生まれた時から決まってる。私はアイドルの器じゃなかったってことを」



私は何て声をかければいいのか分からなかった。

あのにこちゃんがここまで言うのなら…本当に色々な葛藤があったはずだ。

何年かぶりに会った私がどんな言葉を送れるというんだろう…

「……でもね」

落としていた視線を、再びにこちゃんに戻した。

>>313

ニコッと笑ったその顔には、清々しさが表れていた。
312 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 21:19:15.69 ID:jHEJKKZTo
今の姿こそ、本来の夢だったにこ!
313 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 21:19:49.45 ID:edAB9ln00
真姫ちゃんが私と結婚したいっていってくれたの
314 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 21:35:50.64 ID:q5gB72/60
まきちゃんヒモになる気まんまんじゃねーか
315 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/30(日) 22:11:03.92 ID:1DYG/JFjO
「だから私はもう満足なの。何もアイドルになるだけが人生じゃないしね」

ま、真姫ちゃんがそんなことを…?

というかにこちゃんてロリコンなんじゃ…?

「の、希ちゃん。真姫ちゃんからその話聞いた?」

声を落として希ちゃんに聞いてみる。

私は全然覚えがないんだけど……そんな大事なことなら普通言うはずだし…

「いやぁ、ウチも聞いてないなぁ。でもにこっちが嘘言ってるわけでもなさそうやね…」

目がキラキラしてるもんね……

「それにね」

にこちゃんが更に続ける。

「にこはね、あの子達のアイドルになれればいいの」

休憩室の窓からは、外を走る園児達の姿を見ることが出来る。

にこちゃんは慈しむような目でその姿を追う。



「誰かに笑顔を見せるんじゃなく、誰かを笑顔にさせるのがアイドルの仕事……なら…私も、アイドルよね」


……こんなにいい顔で笑ってるにこちゃん、ライブの時でも見たことないや。
316 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 22:14:22.82 ID:KaZUYQYho
にこが幸せそうでなにより
317 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/30(日) 22:18:18.90 ID:1DYG/JFjO
にこちゃんはまだ完全に吹っ切れることは出来ていないのかもしれない。

アイドルになれなかったことを後悔して、時々悩んでいるのかも。

でも……それでもにこちゃんは今の仕事に誇りを持っているように思えた。

だからきっと大丈夫。

私が何か言う必要なんてないんだ。

「希ちゃん、そろそろ行こっか」

「…そうやね」

にこちゃんは心配なさそうだし、凛ちゃんと花陽ちゃんの様子を見に行こう。

「あら、もう行くの?」

「うん。にこちゃんもまだ仕事あるんでしょ? すぐにまた会うんだし、その時のんびり話そうよ」

「そ。…まぁ、久しぶりに話せて楽しかったわよ」

「うん! またね」

休憩室を出ようと腰を上げたところで、

「にこっち」

希ちゃんがにこちゃんに声をかけた。

…まだ何か用事あるのかな?

>>320
318 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 22:19:51.26 ID:W4R9xOtp0
久しぶりにわしわしさせてくれへん?
319 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 22:19:53.64 ID:j3AzGjqAO
一応わしわししとくな?
320 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 22:19:56.23 ID:Ol8jj97/o
・・・これは嘘をついてる味やでぇ?
321 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/30(日) 22:34:24.00 ID:1DYG/JFjO
「・・・これは嘘をついてる味やでぇ?」

ベロン。

希ちゃんはいつの間にかにこちゃんの顔を舐めていた。

最近ジョジョでも読んだのかな?

「い、いきなり何すんのよ!」

「にこっち…ウチの前で嘘はつけんよ? >>324、嘘やろ?」

「!!」

にこちゃんの目が驚愕に見開いた。

う、嘘だったんだ……>>324




1.ロリコンだってこと
2.真姫ちゃんが結婚しようと言ってきたこと
3.まともだってこと
4.その他
322 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 22:36:12.25 ID:jHEJKKZTo
323 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 22:36:50.49 ID:Ol8jj97/o
アイドルをあきらめた事
324 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 22:36:58.62 ID:zJo4sH6jo
>>323
325 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 22:36:58.64 ID:+JB+FGnpo
2
326 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 22:41:57.08 ID:DEuJF8lB0
2
327 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/30(日) 23:02:53.85 ID:1DYG/JFjO
「……やっぱり希には敵わないわね」

一度大きなため息をついてから、にこちゃんは話し出した。

「そうよ。にこはまだアイドルになる夢を諦めてなんかいない。何年たっても、いくつになっても、いつか必ず夢を叶えてみせるわ」

にこちゃんの目に光が宿って見えた。

……あれ、でも…

「さっきは満足だとか言ってなかったっけ?」

「ふふん、にこの完璧な演技にすっかり騙されたようね」

「なっ…!」

だ、騙されてたの!? 悔しい!

「…ふふ、ウチらに伝えるの恥ずかしかったんやろ?」

私がにこちゃんに文句をつけようとしたところで、希ちゃんがニヤニヤ顏で割って入った。

「……」

にこちゃんはそれには答えずに、ぷいっとそっぽを向いた。

よく見ると横顔の頬がほんのりと赤みを帯びていた。

…にこちゃんも素直じゃないね。そうならそうと言ってくれればいいのに。
328 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/30(日) 23:25:15.26 ID:1DYG/JFjO
「にこちゃん、別に恥ずかしがることないじゃん。にこちゃんがやりたいっていうなら私達もいくらでも応援するよ! たとえ二十代の中盤でもデビューするにはまだまだ遅くな……」

「うるっさいわね! 帰るんでしょ!? さっさと出てきなさい!」

「ひ、ひいぃっ!」

烈火の如く怒り出したにこちゃんの迫力におされて、希ちゃんと休憩室を追い出される。

お、応援するって言っただけなのに〜!


休憩室の扉の外には、にこちゃんを待っていたのか大勢の子供達が立っていた。

逃げるようにして走り出した私達にも、にこちゃんとその子達の会話が聞こえた。




「にこにー先生、今日もおうたうたってくれる?」

「ふふん、もっちろん! 今日はダンスも教えちゃうにこ!」

「やったー!」

「わーい、にこにー先生だいすき!」

「今日もいっぱいうたおーね!」

「だんすもいっぱいいっぱいやろーよ!」

「当然にこ! じゃ、さっそくいくにこ〜!」

「「「はーい!」」」






「…にこっちがアイドルの夢を捨てずにいられたんは、あの子らのお陰なんかもね」

希ちゃんが嬉しそうに呟いた。
329 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/30(日) 23:32:00.00 ID:za1T82kt0
いい話になってるな
330 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/31(月) 00:16:48.00 ID:0sFqdIDu0
変わらないって素敵だな。
海未たちとは本当に大違いだ。
331 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/31(月) 00:42:50.91 ID:R7W9C//D0
海未ちゃんたちがおかしいのはお前らのせいだろwwwwww
332 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/31(月) 00:45:07.15 ID:5HSrYQdu0
なぁに、おかしくなったら俺たちが正せばいいのさ
333 :風呂入ってました。あと一時間くらい続きます。 [saga]:2014/03/31(月) 00:59:27.00 ID:yp6xkTrvO


━━どこかの田んぼ

「……ふぅ〜、今日はこんなもんかにゃ?」

目の前に広がる大きな田んぼを見回してみる。

…うん、一通りやることは終わったにゃ。

一日の労働でめっきり溜まりきった全身の疲労を感じながら帰路につく。

どんなに大変でも、何でこんなことしなきゃいけないんだろ?とか思ったことは一度もない。

自分のためなら無理かもしれないけど……


前方に小さな一軒家が見えた。

自然と足が速まり、駆け足になる。

横開きの扉を開けると、凛の大好きな人の笑顔がそこにあった。

「けほっ……おかえり、凛ちゃん」

そう、凛はいくらでも頑張れる。

この笑顔のためなら、何だって出来るんだ。
334 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/31(月) 01:12:19.46 ID:yp6xkTrvO
「かよちん、あ〜ん」

おかゆを乗せたスプーンをかよちんの口もとに運ぶ。

もちろん熱すぎないようにふーふーして冷ましてあるにゃ!

「あ、ありがとう凛ちゃん。あ〜ん」

最初の頃は恥ずかしがってたかよちんも、今じゃすっかり慣れっこにゃ。

……凛達が一緒に住むようになって、何年経ったんだっけ。


高校時代にエボラ出血熱を発病して以来、かよちんの体はすっかり弱っちゃった。

お医者さんが言うには命があるだけで奇跡的らしい。

凛はそんなかよちんを少しでも支えたくて、高校を卒業してからはかよちんのツテを使って一緒に農家を始めた。

かよちんは申し訳なさそうにしてたけど、凛はかよちんをほっとけないのにゃ!



ぴんぽーん。


「あ、お客さんだね。出なきゃ……げほっ、げほっ!」

「ああっ、かよちん! 無理しちゃダメだよ! 凛が出るから座ってて!」

「ご…ごめんね…」


でも誰だろう?

こんな時間にお客さんが来るなんて珍しいなぁ。

玄関まで歩いていって、扉を開けると……>>337がいた。

1.ほののぞ
2.穂乃果
3.希
4.その他
335 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/31(月) 01:15:45.86 ID:awAIdKVZo
1
336 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/31(月) 01:16:08.12 ID:bN5s9N3DO
ニートの間実はひたすらエボラ熱の治し方を勉強し続けてた真姫
337 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/31(月) 01:17:17.11 ID:dJeDewXlo
3
338 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/31(月) 01:25:40.64 ID:yp6xkTrvO
「希ちゃん…」

「久しぶりやね、凛ちゃん」

何年ぶりだろ…本当に……

「……希ちゃーん!」

「うごっ!」

「希ちゃん希ちゃん希ちゃーーーん!」

「お、落ち着……うごごご」

希ちゃんがうごうご言ってるけど気にしないにゃー! 会えなかった分全部ここで清算するにゃ!

「けほっ、けほっ…り、凛ちゃんどうしたの?……あ」

「あ、かよちん! 座ってなきゃダメだよ〜!」

「は、花陽ちゃんも久しぶり〜…とりあえず凛ちゃんをどうにかしたって……」

おお! 興奮のあまり希ちゃんに>>340しちゃてるにゃ!

339 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/31(月) 01:30:37.06 ID:ANYXx6Lo0
わしわしMAX
340 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/31(月) 01:30:46.08 ID:5HSrYQdu0
わしわしMAX
341 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/03/31(月) 01:48:20.89 ID:yp6xkTrvO
「ご、ごめんね希ちゃん。あんまり懐かしかったものだから…」

手を放すと感じていた重量感が消えた。

相変わらずすっごいもの胸にぶら下げてるにゃ……

「いやはや…まさかウチがされる側になるとは。やるようになったね、凛ちゃん」

「ほ、褒められてるのかなぁ……よく分からないにゃ」

「おっ、凛ちゃんのその口調も懐かしいなぁ」

「それを言うなら希ちゃんもにゃ」

関西弁のようで微妙に違う…希ちゃん語?

「でも二十代にもなってその口調はキツいとウチ思うんや」

「うるさいにゃ。希ちゃんに言われたくないにゃ」

だってこれは凛のアイデンティティだし……何と言われようと凛は自分を曲げないにゃ!

「げほっ…そ、それで希ちゃん。たしか穂乃果ちゃんと一緒に来るって連絡くれたけど……穂乃果ちゃんはどうしたの?」

そうにゃ。先生になった穂乃果ちゃん…会いたいにゃ!

「……それが>>344
342 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/31(月) 01:49:47.92 ID:YrLaR9jUo
ksk
343 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/31(月) 01:50:44.95 ID:1hllZX0Xo
佳作した。
344 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/31(月) 01:50:59.83 ID:j3D40cQCo
研究樹技能だから遅れてくる
345 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/31(月) 01:51:55.12 ID:j3D40cQCo
研究樹技能ではなく研究授業です、すみません
346 :>>345了解です [sage]:2014/03/31(月) 01:56:01.34 ID:yp6xkTrvO
今回はここまで。

次回、(多分)最終回。

全然出番のないキャラが一人いますがちゃんと登場させます。
347 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/31(月) 02:16:11.38 ID:egPFZr3D0
おつ
348 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/03/31(月) 22:05:02.86 ID:+0wRDZlKo
349 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/04/01(火) 20:36:36.17 ID:c+ZF7Vo2o
これ最後どうなるんだよwwwwww
350 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/04/03(木) 18:00:23.23 ID:HYx2itNp0
「穂乃果ちゃんは研究授業があるから遅れてくるって」

「そっかー、先生って大変なんだね」

それにしても穂乃果ちゃんが先生なんて…世の中狂ってるにゃ。

「でも後から来るなら安心だね。…けほっ、げほっ!」

「かよちん! 大丈夫!?」

「へ、平気だよ。いつも夕方は調子悪くなるから…」

そう言って弱弱しい笑いを浮かべるかよちんを見て、凛は胸がチクリと痛んだ。

かよちんの側にいてずっと支えるって誓ったけど……凛は、かよちんに何かしてあげることが出来てるのかな…

「…花陽ちゃんの病気、まだ治ってないんやね」

希ちゃんの言葉に凛は無言で頷いた。

かよちんがエボラ出血熱を発病して何年経つんだろう……一向に治る気配はなく、むしろ近頃はますます悪くなってきてる気がする。

「そ、そんなに気にしないでね、せっかく来てくれたんだから今日は沢山話そうよ。今ごはんの支度するから、ちょっと待っててね。…けほっ」

かよちんが台所に引っ込んでから少しの沈黙が流れた。

「凛ちゃん」

沈黙を破ったのは希ちゃんだった。

どうしたんだろう…希ちゃんは真剣な目で凛を見ていた。

>>353

351 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/04/03(木) 18:02:45.70 ID:fVP4CRN4o
かよちん、ライオンと
決闘して勝ったことも
あったんやけどなあ
352 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/04/03(木) 18:03:05.00 ID:vdLcysTZo
かよちんはもう無理や
353 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/04/03(木) 18:03:26.42 ID:nq8aRpZOo
本当の病気はなんなん?
354 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/04/03(木) 18:22:23.03 ID:HYx2itNp0
ウチは思っていたことをそのまま聞いた。

花陽ちゃんが本当にエボラ出血熱なら、あんな咳だけで済むはずがない。

思えばあの時もおかしかった。

ラブライブ決勝を控えてるというのに、何で急に海外へ?

真相を知ってるんはおそらく…

「……」

この、凛ちゃんだけ。

凛ちゃんは黙って下を向いている。

その様子を見ただけでウチの疑念は確信に変わった。

「なぁ、教えてくれん? ラブライブの決勝前、いったい何があったん? 花陽ちゃんの病気とも何か関係があるん?」

凛ちゃんは決心を固めるように顔を上げて、ウチの目をまっすぐに見た。

>>357

「そんな……嘘やろ…?」

発せられた言葉は思いもよらないものだった。

そして…凛ちゃんの目を見れば、それが冗談なんかじゃないことが容易に分かった。
355 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/04/03(木) 18:23:37.19 ID:JdhgwAnh0
仮病
356 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/04/03(木) 18:24:17.52 ID:vdLcysTZo
虚言癖
357 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/04/03(木) 18:24:22.99 ID:Lbmz1ez50
人間が大嫌いなだけ
358 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/04/03(木) 18:24:44.08 ID:F9ofJzQM0
仮病だにゃ
359 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/04/03(木) 18:25:00.27 ID:sGsBjrty0
実は花陽は某国の王女で、後継者争いに巻き込まれて暗殺されかけた
360 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/04/03(木) 18:25:06.54 ID:fVP4CRN4o
ダイヤ探しに行ったんだにゃ
361 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga]:2014/04/03(木) 18:52:54.34 ID:HYx2itNp0
「…いつか話さなきゃとは思ってたんだ」

凛ちゃんは観念したように口を開いた。

「原因は凛にも分からないけど…ラブライブの決勝前に何かあったのは確かみたい。あれ以来かよちんは変わったにゃ…」

「で、でも花陽ちゃんにそんなところは見られんよ? 今さっきも、高校時代も」

あの優しい花陽ちゃんが人間嫌いになんてなるとはどうしても思えない。

「波があるみたいなのにゃ。時々すごい暴言を吐くようになるの。……前なんか>>364て言われたにゃ…」

「う、嘘やろ…?」

花陽ちゃんがそんな言葉を…?
362 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/04/03(木) 18:55:23.85 ID:0MZ5T/Vc0
ksk
363 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/04/03(木) 18:57:12.26 ID:Ort5kGtfo
貴女が本当に猫だったら良かったのに
364 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/04/03(木) 18:57:23.20 ID:mzq2B06So
凛ちゃんなんて100人集まってもお米1粒に劣るほどの価値しかないんだよ
365 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage saga]:2014/04/03(木) 18:57:57.56 ID:JdhgwAnh0
死んでくれないかな、凛ちゃん
366 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/04/03(木) 19:00:02.26 ID:5/4LJHtl0
お前の無理矢理なキャラ設定 二次創作キャラみたいでキモいな
そのくせ全く人気無いしな
367 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/04/03(木) 19:10:46.76 ID:JdhgwAnh0
>>366これは安価によって操作されたものだ
368 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/04/03(木) 22:16:30.26 ID:a9GFLmX20
え、多分安価の台詞なんじゃ・・・?
369 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/04/03(木) 22:34:21.14 ID:ZHAdYbzZ0
俺も台詞だと思ってた
370 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/04/03(木) 22:45:36.12 ID:dIMcC1muo
安価かと
371 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/04/03(木) 23:00:56.71 ID:vdLcysTZo
安価の台詞ですよね?
372 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/04/03(木) 23:06:38.40 ID:6BM2JgKSo
(最近速報の色んなスレに荒らし湧いてるから触らなくていいのよ)
373 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage]:2014/04/04(金) 11:34:04.93 ID:MGphw1C90
台詞でしょ
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/06(日) 20:25:37.34 ID:2eSer1qs0
更新、ないね。
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/07(月) 13:51:53.87 ID:i5tHkkyu0
更新無いな
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/08(火) 20:50:47.98 ID:wTsolYRVO
忙しいのかな?
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/08(火) 20:52:59.30 ID:0NWJGZXuo
新年度始まったばっかりだしね
気長に待つよ
378 :色々ごたごたしてるので更新ペース下がります。でももうそんなに長くは続きません [saga]:2014/04/11(金) 10:55:45.45 ID:Rxm80/P70
「嘘じゃないよ。……はは、あの時はさすがにこたえたにゃ…」

「凛ちゃん……」

無理に笑顔を作って笑って見せた凛ちゃんはいまにも泣き出してしまいそうだった。

当然だと思う。

凛ちゃんは花陽ちゃんのためを思って何年もそばにいるのに……お返しにそんな言葉を返ってくれば心がもつはずがない。

「…花陽ちゃんが体調悪そうに振る舞ってるんは…」

「演技だよ。かよちんにとってはラブライブの決勝前から何年も続けてきた習慣みたいなものだから、凛以外の人と話すときはいつもああしてる。…凛もそれにずっと付き合ってきたから、最近じゃ本当にかよちんがエボラ出血熱にかかったみたいに思い込むようになっちゃた……」

「すべては花陽ちゃんが他人と接触することを避けるため…ってわけやね」

「……うん」

いったいどれだけのものを凛ちゃんは背負ってきたんだろう。

花陽ちゃんのために自分の持てる時間をささげて、花陽ちゃんのためにひたすら嘘をつき続けて……

でも……

「なんで…話してくれなかったん? ウチでも穂乃果ちゃんでも真姫ちゃんでも、他のメンバーに相談くらいしてくれても…」

「……」

再び苦笑いのような笑顔を作った凛ちゃんを見て、はっとした。

まさか……

「それも花陽ちゃんのために…?」

凛ちゃんは何も言わなかった。

それだけで十分だった。

本当のことをウチらに伝えれば、みんな必ず花陽ちゃんのことを心配して会いにいくだろう。

でも花陽ちゃんにとってはそれすら……

「わずらわしいこと…ってわけやね」

「うん、その通りだよ」

花陽ちゃんが立っていた。

何年も前から変わらない天使のような笑顔で。

今は…その裏側にあるものを隠そうともせずに。



379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/11(金) 11:26:32.23 ID:Rxm80/P70
「花陽ちゃん…」

凛ちゃんの話が本当なら花陽ちゃんはもはやウチの記憶の中の花陽ちゃんとは別人。

つい身構えてしまう。

「あ〜あ、本当に凛ちゃんてつかえないなぁ。相手が希ちゃんだからって簡単に口を滑らせるなんて…さすがは百人いようがお米一粒に足る価値をも持たない毛じらみだね」

「……! う、うぅ……」

凛ちゃんの目元がみるみる涙で満たされる。

と、というか今のセリフを本当に花陽ちゃんが言ったん…?

「希ちゃんも希ちゃんだよね。わざわざ家に押しかけてくるなんて暑苦しいッたらないよ。ま、昔から大阪のおばちゃんみたいにおせっかいだったけどね。…ぷぷ、口調も似てるしね」

……し、信じられん。

この悪意に満ちた薄笑いで毒を吐いているのが花陽ちゃんやって?

あの天使のように優しそうな笑顔で話す花陽ちゃんはどこに…?

「は、花陽ちゃん。この際今の暴言は追及しないけど…本当に花陽ちゃんはウチらの、いや人間のことを嫌いになってしまったん?」

「当然だよ。さっきの言葉で十分だと思ったんだけど、相変わらず牛みたいに鈍いね」

「ぐ……じ、じゃあなんでなん? なんでμ'sで集まるって聞いたときに了承したん?」

「そんなの決まってるよ。>>382するためだよ」




380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/11(金) 11:30:03.44 ID:Rxm80/P70
ksk(自分で)
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/11(金) 11:36:03.61 ID:61co5I2MO
kskst
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/11(金) 11:39:17.58 ID:0SetGuCHo
皆に現実を知ってもらうため
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/11(金) 13:17:53.17 ID:Rxm80/P70
「皆に現実を知ってもらうやって? いったいどういう…」

「簡単だよ。表面上はどんなに仲良しこよしだろうとね、人間は所詮永遠に他人同士。μ'sの再結成がどうとか言ってたけど、それがどれだけくだらないことか教えてあげようと思ったんだよ。みんなの前でみんなのことがどれだけ嫌いだったか打ち明ければ、現実を知ることが出来るでしょ?」

本当に…花陽ちゃんに何があったん?

あれだけμ'sのことが好きで好きでたまらなかったはずのあのころの花陽ちゃんは……?

「でも…花陽ちゃん。μ'sのみんなはすぐに集まろうって提案に頷いてくれたんよ? 解散して離れ離れになっても、それでも…」

「だからなに?」

ウチの言葉は怒りを滲ませた声に遮られた。

「みんなが私の気持ちに気づいたことが一度でもあった? いつもヘラヘラ笑い合ってるだけで誰も私のことなんて理解してくれなかった。心の中でどう思ってるかなんて考えようとしなかった。
声をかけたらみんなが集まるって返事をした……ねぇ、だからなんなの?」

花陽ちゃんは見たことのない目でウチを睨んだ。

言葉を発することが出来ない。

身じろぎすることも許されない迫力におされて、一瞬息をすることさえ忘れてしまっていた。

「かよちん……もうやめて…」

凛ちゃんが声を震わせてつぶやいた。

顔は涙で濡れてぐしゃぐしゃだった。

数年分の涙が一度にふき出したようにとめどなく頬をつたう。

(聞くしかない、ね…)

答えてくれるのかは分からない。

これだけ心の中に感情をためこんでいた花陽ちゃんが素直に教えてくれるとも限らない。

それでも…

「花陽ちゃん、なんで…なんでそこまで人のことを嫌いになってしまったん? 海外に行ってたって言ったあの期間に本当は何があったんよ?」

花陽ちゃんは……>>385

1.真相を語りだした
2.何も言ってはくれなかった
3.ウチのことをビンタした
4.その他
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/11(金) 13:27:03.82 ID:JEodkRrUo
2
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/11(金) 13:27:40.28 ID:Fuzc8hSAO
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/11(金) 15:15:17.87 ID:Rxm80/P70
「……いいよ。教えてあげる」

意外にも花陽ちゃんは口を開いた。

凛ちゃんが緊張で体を強張らせたのがわかる。

何年も語られることのなかった花陽ちゃんの思いが打ち明けられようとしているのだから、当然だと思う。

ウチも固唾を飲んで花陽ちゃんの次の言葉を待った。

「そうすれば希ちゃんも凛ちゃんも…>>388ちゃんも納得するだろうし?」

花陽ちゃんは玄関の方へ目を向けた。

つられて振り返るとそこには…>>388がいた。



※μ'sのうちの誰か
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/11(金) 15:21:38.34 ID:ZS3RyXHs0
ほのまき
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/04/11(金) 15:23:19.81 ID:+YiRHpti0
niko
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/11(金) 18:38:31.99 ID:FrzLAp8t0
>>388さん、にこはNICOだぜよ
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/12(土) 12:56:03.17 ID:PZOel+6T0
「にこっち…」

鋭い目で花陽ちゃんを睨むにこっちがそこにいた。

「花陽と凛に会いに行くって聞いたから私も来てみたけど、随分面白そうな話してるじゃない」

にこっちは見るからに怒っていた。

誰よりもラブライブへの思いが強く、誰よりもμ'sを大事に思っていたにこっちにとっては…花陽ちゃんのしてきたことは許せないもののはずだから。

「詳しく教えてもらうわよ花陽。説明次第じゃ凛を泣かせた分と合わせて四、五回ひっぱたくわよ」

「に、にこちゃん……」

「はは、勇ましいねにこちゃん。…ま、きっとにこちゃんも私の話を聞けば納得してくれると思うよ?」

「いいから。とっとと話しなさい」

「はいはい」

花陽ちゃんは浅く息を吸ってから、視線を落とした。

そしてついに、花陽ちゃんの口から真相が語られる。

「……ラブライブ決勝前、>>392(どこで)>>394(誰が)>>396(何を)>>398(どうした)だよ。だから私は人間が大嫌いになったの」
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/12(土) 12:56:42.08 ID:PZOel+6T0
「にこっち…」

鋭い目で花陽ちゃんを睨むにこっちがそこにいた。

「花陽と凛に会いに行くって聞いたから私も来てみたけど、随分面白そうな話してるじゃない」

にこっちは見るからに怒っていた。

誰よりもラブライブへの思いが強く、誰よりもμ'sを大事に思っていたにこっちにとっては…花陽ちゃんのしてきたことは許せないもののはずだから。

「詳しく教えてもらうわよ花陽。説明次第じゃ凛を泣かせた分と合わせて四、五回ひっぱたくわよ」

「に、にこちゃん……」

「はは、勇ましいねにこちゃん。…ま、きっとにこちゃんも私の話を聞けば納得してくれると思うよ?」

「いいから。とっとと話しなさい」

「はいはい」

花陽ちゃんは浅く息を吸ってから、視線を落とした。

そしてついに、花陽ちゃんの口から真相が語られる。

「……ラブライブ決勝前、>>392(どこで)>>394(誰が)>>396(何を)>>398(どうした)だよ。だから私は人間が大嫌いになったの」
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/12(土) 13:20:00.08 ID:ZK6GLJ97O
アクシズ
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/12(土) 13:35:38.34 ID:dO67U8Qe0
ksk
安価なら下
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/12(土) 13:42:28.69 ID:XlSdzhLto
A-RISE
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/12(土) 13:43:28.84 ID:GCo+vybjo
ksk
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/12(土) 13:50:21.79 ID:PuEBSp4So
花陽
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/12(土) 13:58:59.67 ID:xlagUyMgo
犯した
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2014/04/12(土) 13:59:06.18 ID:ckDYwwHFo
食べたん
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/12(土) 15:10:14.01 ID:ZK6GLJ97O
性的な意味で食べたのか?
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/12(土) 15:26:50.58 ID:yCI9vOomo
かよちんの右腕と左足が無い理由が判明しましたね!
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/12(土) 15:56:36.22 ID:PZOel+6T0
―回想―



花陽「こ、ここがA-RISE の本拠地、アクシズかぁ…さすがはスクールアイドルの頂点だけあってものすごい大きさの建物だなぁ…」

花陽「でも決勝前に私だけ呼び出しなんて…う、嬉しいけどいったい何の御用なんだろう…?」

花陽「とりあえず…お、おじゃましまーす」



ウィーン


ツバサ「あ、小泉花陽ちゃんだね? ようこそ、アクシズへ」

花陽「は、はい! おじゃまさせていただきますです!」

花陽(あ、A-RISE のセンター綺羅ツバサさん…! ほ、本物だぁ…!)カンドー

ツバサ「はは、そうかたくならないでよ」

花陽「しゅ、しゅいません……そ、それで今日は何の御用で…?」

ツバサ「…うん。今日呼んだのはね」



ガシッガシッ


花陽「……え?」

あんじゅ「……」ニコッ

英玲奈「……」ニヤッ



花陽「え…………え?」



ツバサ「花陽ちゃんを(>>403な意味で)食べるためさ!」



1.性的な
2.カニバ的な
3.その他


402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2014/04/12(土) 16:09:34.15 ID:G+9I3a0Vo
2
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/12(土) 16:18:08.03 ID:ZK6GLJ97O
1できればふたなり
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/13(日) 00:25:33.43 ID:K0vM76Ppo
この花陽には人の心の光を見せなきゃならない
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/13(日) 01:01:24.05 ID:2BO2gaA2o
闇堕ちん
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/13(日) 21:55:56.53 ID:m1zZCaPe0
どうやってアクシズに……
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/04/15(火) 18:23:51.89 ID:/bpK2QRQ0
ギャグだろwwwwwwアライズの本拠地アクシズってwwww
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/18(金) 02:38:54.35 ID:LD1BaY1D0
依頼出されてるんだが
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/18(金) 09:42:28.87 ID:Gy6bhaXS0
荒らしが勝手に書いたやつじゃないのか?
本当に>>1が書いたなら仕方ないけど
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/22(火) 21:53:30.97 ID:CScCizni0
待ってる
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