白菊ほたる「誰かを幸せにできたならって」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2014/04/05(土) 18:22:34.36 ID:+aFJsUROo

白菊ほたる（13）
ttp://i.imgur.com/QfEZf03.jpg


ほたる「……前の事務所も、その前の事務所も」

ほたる「さらにその前の事務所も、潰れてしまって……」

ほたる「……それでも、アイドルになりたいっていうのはワガママでしょうか」

P「いや……いいんじゃないか。俺は止めないし、やめない。君をアイドルにしたい」

ほたる「いいんですか……？ 私……私、頑張りますので！」

P「ああ。まぁ多少の不幸程度じゃ負けないから安心してくれていい……俺も事務所も、それからユニットメンバーも」

ほたる「ユニット……？」

P「ああ、ユニット。2人ともいい奴だから安心してくれていい」

ほたる「は、はい……」

ほたる（ユニット……私が足を引っ張ったりしないように頑張らなきゃ……）

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1.5 ：荒巻＠管理人★(お知らせ) [Twitter]： ID:???

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旅にでんちう ＠ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
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木曜の夜には誰もダイブせず ＠ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
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いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 ＠ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
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【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 ＠ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
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こんな恋愛がしたい　　安部菜々編 ＠ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 ＠ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
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アテム「実践レベルのデッキ？」 ＠ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
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エルヴィン「ボーナスを支給する！」 ＠ 2024/04/14(日) 11:41:07.59 ID:o/ZidldvO
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2 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/04/05(土) 18:24:24.07 ID:YzRi6zXm0

期待

3 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2014/04/05(土) 18:26:42.86 ID:+aFJsUROo

―　古びたビル　―

ほたる「ここが……？」

P「中は整えてあるんだけどな。やっぱりある程度自由が利いたほうが楽なんだ」

ほたる「は、はぁ……」

P「とりあえずユニットメンバーの2人を紹介するから上がってくれ」

ほたる「はい……よろしくお願いします」

P「よし。エレベーターは……また止まってるなぁ。今度修理頼むか……」

ほたる「す、すみません」

P「うん？ あぁ、ほたるは関係ないから安心して……階段だけど平気か？」

ほたる「はい。ありがとうございます」

P「じゃあまず4階だな……あー、さて……」

4 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2014/04/05(土) 18:32:15.81 ID:+aFJsUROo

P「帰ったぞー」ｶﾞﾁｬｯ

ほたる「し、失礼します！ ……あれ？」

P「結構歩いたからぬるめで頼むよ。さ、ほたるも座って」

ほたる「え？」

P「お茶よりもジュースのほうが好みだったか？ オレンジとリンゴならあるはずだが」

ほたる「い、いえ。それよりも誰に――」


？？「………お帰りなさい。待っていたわ」ｽｯ

ほたる「ひっ！？」

5 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2014/04/05(土) 18:39:52.75 ID:+aFJsUROo

高峯のあ（24）
ttp://i.imgur.com/kWAH2dE.jpg


ほたる「え、えっ……と……？」

P「……のあ、あんまり驚かせないでやってくれるか？ 慣れてないんだから」

のあ「遊び心……とでも表現すべき？ これは私なりの歓迎。その子もまた星だというのならば、本来の輝きを見せぬままくすむのは惜しいわ」

ほたる「……え？」

P「ほたる、こっちがユニットメンバーの一人……高峯のあだ。のあ、この子がこの前話した白菊ほたる」

ほたる「あ……は、はい。白菊ほたるです……よろしくお願いします！」

のあ「名が体を表すように、その存在が名を表すこともある……あなたも偶像であるというのなら。存在を証明してみなさい」

ほたる「……？？」

ほたる（なにを……言ってるのか、よく……？）

P「よろしく、だってさ。それからもう1人はそろそろ……」

6 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2014/04/05(土) 18:49:31.41 ID:+aFJsUROo

　　ｶﾞﾀｯ
　　　　　　　ﾃﾃﾃﾃﾃﾝ　　　　ｶﾞﾁｬｰﾝ☆


きらり「おっはよーぅ☆　のあちゃん、Pちゃん、元気ぃー？ 今日もいっしょにぃー……にょ？」

ほたる「」

きらり「……えっと、えーっと……おきゃくさんかにぃ？」

ほたる「あっ……は、はい！ 白菊ほたるです！」

P「この前話しただろ？

きらり「ほたるちゃん！ わぁー……」

ほたる「あ、あの……」

きらり「きゃわわぁー☆ ぎゅーってしても……いい？ いーい？」

P「ダメだ。びっくりしてるじゃないか」

きらり「にょ……そかそか……ごめんね？」

ほたる「あ、いえ……」



諸星きらり（17）
ttp://i.imgur.com/lQTTfBM.jpg

7 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/04/05(土) 18:51:59.79 ID:m592SYnTo

異色トリオすぎるｗｗ

8 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2014/04/05(土) 19:06:03.09 ID:+aFJsUROo

きらり「そっかー、新しいお友達がくるかも！ ってほたるちゃんのことだったんだぁー……えへへぇー、うれすぃー☆」

P「そんなわけでほたる。この2人がユニットメンバーだ」

ほたる「は、はい……」

のあ「きらり。あなたの分の豆乳よ」ｺﾄｯ

きらり「あ、のあちゃん！ ありがとー☆ えへへぇー、きらりね、いっぱいのんでいーっぱいおっきくなりゅの☆ がんばっちゃう☆」

のあ「そうね……あなたならば天上の綺羅星にすら届くでしょう。その腕も、瞳に映る輝きも……」

ほたる（どうしよう、私……自信がなくなりそう……）

P「とりあえず2人のレベルの確認と、ほたるのことを2人にも知ってほしいしレッスン場にいこうか」

きらり「あいあいさー☆ りょーかい！ きらりん超特急でぇー……ごぉー☆」

P「慌てるな。逃げないから」

のあ「……着替えたわ」

P「だから早いっての……ほたるは大丈夫か？ 更衣室はきらりに案内してもらってくれ」

ほたる「あ、はい……」

9 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/04/05(土) 19:13:47.08 ID:RMU9zcxIo

いつぞやのシン(序章)さんとくるみとヘレンを思い出す

10 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2014/04/05(土) 19:48:19.35 ID:+aFJsUROo

ほたる「……」ｺﾞｿｺﾞｿ…

きらり「んー……すぽーん！ よぉーし、お着替えかんりょー☆ ほたるちゃんはだいじょーぶ？」

ほたる「あ……はい。ありがとうございます」

きらり「そかそか！ じゃあ、いこー☆」ﾋｮｲｯ

ほたる「え？」

きらり「がちゃーんっ！ あー、やっぱりPちゃんとのあちゃんいっちゃってゆー……ほたるちゃん、ぎゅーってしててね？」

ほたる（あ、あれ？ 私、なんで抱き上げられて……？）

きらり「レッスン場はぁー……８かーい☆ れっつごぉー☆」

ほたる「え、きゃ、あぁぁぁぁぁ…………」

11 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]：2014/04/05(土) 21:24:40.76 ID:O7ZWE9At0

cu co pa 3属性トリオだしプロデュース方針はあってるよね

12 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/04/05(土) 21:41:52.28 ID:jB8z/+/80

>>ほたる（ユニット……私が足を引っ張ったりしないように頑張らなきゃ……）
例えほたるが全力で引っ張っても止まりそうにない二人で良かったな（ニッコリ

13 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2014/04/05(土) 23:39:25.44 ID:+aFJsUROo

きらり「とーちゃくぅ☆ おっけー！」

ほたる「はぁ、ふぅ……く、くらくらします……」

きらり「あっ……ほたるちゃん、だいじょぶ？ ごめんにぃ……？」

ほたる「い、いえ。平気です……でも……きらりさんは……」

きらり「きらりはー、きらりんパワー☆ がぎゅんぎゅーんってきてゆから、だいじょーぶ☆ 心配してくれてうれすぃー☆」ｷﾞｭｩｯ

ほたる「い、いえ……私は、ただ……」

のあ「舞台は整った……後は役者だけ。いらっしゃい、きらり、ほたる。今日のレッスンを始めましょう」

きらり「あいあいさー☆ ……んにぃ？ ほたるちゃん、どうしたの？」

ほたる「……いえ、なんでもありません。レッスンですよね……よろしくお願いします」

きらり「おにゃーしゃー☆」

のあ「……今日のレッスン予定は軽めの3時間よ。終わりごろに迎えが来る……時を無為に過ごすことなく、終わらせましょう」

きらり「よぉーっし！ ほたるちゃん、のあちゃん、がんばるゆ！」

14 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2014/04/05(土) 23:51:41.01 ID:+aFJsUROo

――――

――

ほたる（……ふたりとも、すごい……！）

ほたる（きらりさんは、迫力満点って感じで……明るくて、きらきら光ってるみたい……）

ほたる（のあさんは……静かなのに、目が離せない……これが惹きつけられるって、こと……？）

ほたる（それに比べて、私は………）


のあ「……ストップよ」

きらり「んー……？ ほたるちゃん、だいじょぶ？」

ほたる「え？ あ、はいっ。すみません、大丈夫です」

のあ「…………そう。ならばこれ以上の問いは意味を持たないのでしょう……再開するわ。これはあくまでも確認。まだ貴女のための形にはなっていない」

ほたる「は、はい」

のあ「貴方には貴女にしか紡げない星がある……私は私。きらりはきらり。そこを忘れることなく輝くべきよ……きらり」

きらり「にょ？ ……んーとね、ほたるちゃん。きらりとのあちゃんのステップ、ちょっとみててね？ それできゅんきゅんってなったら……うれしいな」

ほたる「え？ あ……じゃあ、いったん見学にってことです……か？」

のあ「……ええ。これは、確認。だから決して目をそらさず――見ていなさい」

15 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2014/04/05(土) 23:56:13.22 ID:+aFJsUROo

ほたる（……さっきまでより、もっと……2人が、輝いて見える……）

ほたる（レッスンだから手を抜いてた？ ……たぶん、違う。2人が、2人らしく踊ってるから）

ほたる（私が入ってたから、簡単なものを教えてくれていたのかな……でも……）


ほたる「……綺麗」

のあ「……貴女がここへ新たな光星として君臨するのならば、星々の紡ぎも新たな形を映すのでしょう。次はまた、貴女も含めてよ」

ほたる「は、はい！」

きらり「ほたるちゃんに褒められちったー☆ うぇへへへー……にやけちゃぅー☆ ヤバーい！」


ほたる（私も、2人みたいに……なれるのかな……？）

ほたる（でもここでなら……笑える気がする……）

16 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2014/04/06(日) 00:05:53.27 ID:nNnFML07o

――


ほたる「はぁ……はぁ……」

のあ「……飲むといいわ。今回はここまでにしましょう」

ほたる「あ、ありがとうございます……」

きらり「ほたるちゃんとのレッスンたのすぃー☆ 次はPちゃんといっしょにお仕事かなぁ？」

のあ「ええ……降りておきましょうか。無駄な往復で少しでも足労をかけるぐらいならこちらから出向く程度の礼はあるべき」

きらり「ほたるちゃんは、へーき？ レッスン、つかれてゆ？」

ほたる「だ、大丈夫です……」

きらり「そっか……じゃあ、ゆっくりおしゃべりしながら下までおりよー☆」

ほたる（レッスン……歌もダンスもすごかったのに2人ともぜんぜん、疲れてない……？）

ほたる（私もレッスンはしてたし、自主トレだって……これじゃ、足りないのかな……頑張らなきゃ……）

17 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2014/04/06(日) 22:15:02.57 ID:nNnFML07o

P「ただいま……と、3人ともあがってたのか」

のあ「お帰りなさい。丁度ね」

P「ああ。ほたる、どうだった？」

ほたる「え？ えっと……2人とも、すごいと思いました」

P「ありがとう。2人は？」

のあ「……まだ硬い。本来あるべき可憐さも、元来持つ美しさも今回では出し切れていないわ」

きらり「ほたるちゃんとのダンスも、とぉーってもたのすぃーよ☆ きらりもがんばゆ！ って思ってぇー……にょわー！！ ってなるの！」

P「なるほど、わかった。じゃあこれからのレッスンの日程とライブの予定だけれど――」

ほたる「……ライブ？」

18 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2014/04/08(火) 22:59:40.48 ID:ueOgUeQFo

P「あぁ、お披露目も含めて……それほど大きな箱じゃないし緊張することはないよ」

ほたる「……ライブ……そんな、大丈夫ですか……？」

きらり「ライブ！ わぁー、たのしみ！ ね、のあちゃん、ほたるちゃんっ！」

のあ「……そうね」

ほたる「でも、まだ私は……」

P「大丈夫さ。本当に気にすることじゃない……新しい環境に慣れるためのものだと思ってくれ」

ほたる「……はい」

P「それからきらり、のあ。例のチームに新人が入ったらしい」

のあ「……そう。やはり彼女たちもまた新たなステージへ上がるのね」

きらり「わぁー！ どんな子？ 今度のライブでいっしょになれゆ？」

P「そうだな、ほたるとほぼ同年代の子らしいしいい機会になるかもしれない……ライブバトルは無しだから、ゆっくり共演してくれ」

19 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/04/08(火) 23:06:05.24 ID:VGQMdbY7O

続き待ってた！

20 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2014/04/08(火) 23:07:22.49 ID:ueOgUeQFo

ほたる「共演、ですか？」

P「そうだ。きらりとのあがよくライブバトルしてたユニットなんだが……」ｺﾞｿｺﾞｿ…

P「うん。これこれ」ｽｯ

ほたる「……？」

P「そこに入った新人の輿水幸子だ」
ttp://i.imgur.com/fCZULN8.jpg

ほたる「……この人が、共演の……？」

P「そうだ。それからユニットメンバーの……」ｺﾞｿｺﾞｿ…

P「財前時子と」
ttp://i.imgur.com/6atlxIo.jpg

P「ヘレンだ」
ttp://i.imgur.com/ma5r1FI.jpg

21 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2014/04/08(火) 23:24:52.41 ID:ueOgUeQFo

ほたる（……全員自信があふれてるって感じで……すごいな……）

P「ユニット名『The真華嬢』……まぁ、ブレないメンバーだよなぁ」

のあ「彼女たちには変わらぬ強さを感じる……だからこそ美しく、だからこそ面白い。フフ……」

きらり「久しぶりに時子ちゃんにあえりゅかな？ うぇへへー、うれすぃー☆」

ほたる「……仲がいいんですか？」

P「……デビュー時期もほぼ同じ。何かと同じ番組やオーディションに被るし……ライバルかもな」

ほたる「ライバル……」ﾁﾗｯ

のあ「……応えるためには、万全を。万を備え億に構え、兆を超えてなお足りない……」

きらり「んんーっ！ なんだかドキドキしてきちゃったにぃ☆ のあちゃんも楽しみなんだって！ うきゃー！ むねむねすぅー！」

ほたる（……2人も、燃えてる……のかな？ 私も足を引っ張らないようにしないと）

22 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/04/08(火) 23:41:51.78 ID:0jp/LRlOo

この相手も卑怯やwww

23 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/04/09(水) 00:42:52.05 ID:W5cvschYo

相手が濃すぎるｗｗｗｗ