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ユーリ「飛ばしていきますか!」 リタ「小ネタ集!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/21(月) 11:25:29.44 ID:5Cnh1PQX0
■テイルズオブヴェスペリアが題材のssです。

■ユーリとリタのカップリング?なので、嫌な方は戻る推奨

■ユーリ「俺、アスピオに引っ越すことにするわ」 リタ「へ?」の作者です。
 今回の作品は続編といえば続編ですが、単に小ネタをまとめたものです。

■寒いネタがあると思います。
 そのときは「つまんねーよカス」などの優しい言葉を書いていってください。

■コメディ要素が多めなので、キャラは崩壊してます。

■自分の作品はピクシブに上げます。作品名はスレタイのままです。
 ピクシブの小説カテゴリで、検索ワードにスレタイを入力していただければ、
 作者の作品は見つかると思います。読み直したいという方はどうぞご利用ください。
 ただ今回の作品は黒歴史になりそうなので多分載りません。


※ここから下は作品そのものには関係のない注意書きです。
 作品を読みたいだけという方は飛ばしてくださって問題ありません。


■続編を読みたい、別の作品を書いて欲しいと言ってくださった方へ
 自分が書いていることを知らせるため、今後はスレタイの先頭に
 【アスピオの人】
 と書き加えます。

■作者は基本的にコメントしてくださった方全員に返信をします。
 返信はいらないという方は、お手数ですがその旨をお伝えください。
 ただしスレの混乱を避けるため、乗っ取り、批判、
 作者や作品に全く無関係なコメントなどには返信しません。


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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
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【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
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ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
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【安価】少女だらけのゾンビパニック @ 2024/04/20(土) 20:42:14.43 ID:wSnpVNpyo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713613334/

ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/21(月) 11:26:48.08 ID:5Cnh1PQX0
〜小ネタ セリフ〜

ユーリ「なあリタ」

リタ「何?」

ユーリ「戦闘終わったときのセリフってあるだろ?」

リタ「ええ」

ユーリ「俺たち2人だけの新しいセリフを作らないか?」

リタ「別にいいけど・・・」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/21(月) 11:28:03.60 ID:5Cnh1PQX0

――――

カロル「・・・で、僕に新しいセリフを評価してほしいって?」

ユーリ「おう、頼む」

カロル「・・・別にいいけどさ」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/21(月) 11:29:05.97 ID:5Cnh1PQX0

――――

ユーリ「じゃあいくぜ」

カロル「オッケー」





ユーリ「やられたらやり返す!」

リタ「倍返しよ!」


カロル「・・・パクりはダメだよ」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/21(月) 11:30:17.24 ID:5Cnh1PQX0

――――

リタ「次いくわよ」

カロル「うん」





リタ「まいたけ聖剣!」

ユーリ「セン=ハラン星人!」

リタ&ユーリ「自演爆笑!」


カロル「・・・意味わかんないよ」


※アレクセイの技、閃覇嵐星塵、時練爆鐘から
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/21(月) 11:31:09.69 ID:5Cnh1PQX0
――――

ユーリ「じゃあ次な」

カロル「はいはい」





ユーリ「オレたちの武器は、剣と!」

リタ「魔法と!」

ユーリ「・・・夫婦愛、かな」

リタ「もう、ユーリったら」

ユーリ「へへへ・・・」

リタ「ふふふ・・・」


カロル「・・・帰っていい?」

〜終われ〜
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/21(月) 11:31:58.00 ID:5Cnh1PQX0
〜小ネタ ウケユリ〜

とある宿屋の一室にて

ユーリ「ふぅ、今日は疲れたな」

フレン「そうだね、早く寝よう」

カロル「・・・何やってんのレイヴン?」

レイヴンは壁に耳をあてている。

レイヴン「しーっ、静かに
     今、隣の部屋の会話聞いてるの」

フレン「盗み聞きって人としてどうなんですか・・・」

ユーリ「隣ってリタたちがいる部屋じゃねえか」

レイヴン「!!」

レイヴンは突然動揺する。

カロル「な、何?
    どうしてそんなに驚いてるの?」

レイヴン「・・・・・・」

ユーリ「・・・気になるな
    ちょっと俺も聞いてみよう」

フレン「何を言ってるんだ、ユーリ
    やめるんだ」

ユーリ「ちょっとだけだっての」

そう言ってユーリは壁に耳をあてる
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/21(月) 11:32:37.16 ID:5Cnh1PQX0

――――

リタ「だからユリはウケユリだって
   それだけは譲れないわ」

ユーリ「(!?)」

ジュディ「それじゃ、レイとウケユリの組み合わせは?」

リタ「・・・悪くないわね」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/21(月) 11:33:04.75 ID:5Cnh1PQX0

――――

ユーリ「・・・・・・」

カロル「ユ、ユーリ
    どうしたの? 顔色悪いよ」

レイヴン「・・・・・・」

フレン「レイヴンさん、大丈夫ですか?
    さっきから身体が震えてますよ?」

カロル「・・・僕も聞いてみる」

そう言ってカロルは壁に耳をあてる

フレン「なっ、カロルまで・・・」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/21(月) 11:33:34.80 ID:5Cnh1PQX0

――――

パティ「レイも悪くないが、カロはどうじゃ?」

カロル「(・・・カロって僕のこと?)」

リタ「カロ?
   あんた変わった趣味してるわね」

パティ「ふふー、この絵を見ればそんなことも言えなくなるのじゃ」

カロル「(・・・絵?)」

エステル「カロの上にユリが乗ってますね」

カロル「(!?)」

ジュディ「あら、こうして見ると可愛いわね、カロ」

パティ「そうじゃろう?」

リタ「まぁ、確かに味があるわね」

ジュディ「その絵のカロの上に、レイも書き足してくれる?」

カロル「(!?)」

パティ「了解なのじゃ
    ・・・・・・できたのじゃ」

エステル「・・・まぁ、前よりもっとよくなりましたね」

リタ「・・・案外いけるわね」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/21(月) 11:34:05.34 ID:5Cnh1PQX0

――――

カロル「・・・・・・」

フレン「どっ、どうしたんだカロル?
    君まで顔面蒼白じゃないか」

レイヴン「・・・・・・」

ユーリ「・・・・・・」

フレン「・・・ぼ、僕もちょっとだけ聞いてみよう」

フレンは壁に耳をあてる
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/21(月) 11:34:32.59 ID:5Cnh1PQX0

――――

エステル「私のイチオシはフレですね」

フレン「(・・・フレって僕のことかな?)」

リタ「フレ?
   あーあれのことね
   あんた変わった略のしかたするわね」

フレン「(あれ呼ばわりって・・・
     ひどいなリタ)」

エステル「想像してみてください、フレとウケユリが重なっているところを」

フレン「(!?)」

リタ「・・・なかなかいいセンスしてるわね、あんた」

ジュディ「その中にレイも混ぜてほしいわ」

パティ「そうじゃ!
    カロの上にレイもフレもユリも乗っけてしまうのじゃ
    ・・・・・・ほれ、できたのじゃ」

エステル「まぁ、すばらしい絵です」

ジュディ「本当、美しいわ」

リタ「・・・ありね」

フレン「(・・・・・・)」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/21(月) 11:35:02.88 ID:5Cnh1PQX0

――――

翌日

リタ「おはよう、男ども」

エステル「おはようございます、皆さん」

ジュディ「おはよう、皆」

パティ「おはようなのじゃ」

ユーリ「・・・・・・」

レイヴン「・・・・・・」

カロル「・・・・・・」

フレン「・・・・・・」

リタ「・・・どうしたのよ?
   どいつもこいつも暗い顔して」

エステル「昨日、何かあったんですか?」

ユーリ「・・・・・・
    俺たちは、女が好きだ!」

リタ「は?」

レイヴン「そうだ!
     女が大好きだ!」

カロル「僕はナンが好きだ!
    そしてナンは女だ!」

ジュディ「あらあら・・・」

フレン「僕も女性が人が大っっっ好きです!」

エステル「フレンまで・・・」

ユーリ「いいか、分かったな!」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/21(月) 11:35:31.65 ID:5Cnh1PQX0

――――

ユーリ「これであいつらも懲りただろ、ったく!」

レイヴン「そう願いたいね、本当!」

カロル「昨日は怖くて一睡もできなかったよ・・・」

フレン「エステリーゼ様があんなことを考えていたなんて・・・」

複雑な心境の男たちに向かって、パティが近づいてくる

パティ「ユーリ、この絵を見てほしいのじゃ」

ユーリ「絵、だと?」

ユーリはパティが持ってきた絵を見る
すると、その中には芋らしきものの上に三種類の花が乗っている様子が描かれている

ユーリ「・・・なんだこれ?」

パティ「カロとレイとユリとフレなのじゃ」

ユーリ「!?」

レイヴン「!?」

カロル「!?」

フレン「!?」

ユーリ「・・・これがか?」

パティ「そうじゃ
    カロはこのイモ、レイはこの花、ユリはこの花、フレはこの花じゃ」

ユーリ「・・・・・・」

パティ「カロはサトイモの別名なのじゃ
    レイはよく首飾りに使われる花で、ユリは皆も知っておろう? 
    これはユリの中でもウケユリと呼ばれるものじゃ
    フレというのはパルファンフレというバラなのじゃ」

ユーリ「・・・・・・」

パティ「どうじゃ、綺麗な絵じゃろう?
    ってあれ?
    ・・・どうして皆眠っておるのじゃ?」

男たちは恐怖や悲しみ、怒りから解き放たれ眠りについた。

〜終われ〜

※カロ、レイ、ウケユリ、パルファンフレはどれも実在する植物です
 花は三つとも本当に美しいです
 こんなネタに使ってごめんなさい
 
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/21(月) 11:40:21.29 ID:5Cnh1PQX0
こんな感じで週に三つか四つくらいの小ネタを投下していく予定です。
需要があれば続けますが、無ければ打ち切ります。
というか打ち切られろ、こんなもん
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/21(月) 12:23:39.98 ID:LzI2OwrWo
前作良かったから期待
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/21(月) 12:28:21.66 ID:5Cnh1PQX0
>16
ありがとうございます。
ただ、今回は小ネタ集なので前回のような恋愛要素や物語的要素はほとんどありません。
作者にコメディのセンスが無いと思われたら、読まないほうが無難です。
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/21(月) 12:35:48.06 ID:93zfof6AO

続きたのしみに待っとるわ
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/21(月) 12:42:17.59 ID:5Cnh1PQX0
>18
ありがとうございます。
見てくださる方がいるようなので、週にいくつかの小ネタを投下していきますね。
多分寒いネタもあると思いますが
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/21(月) 13:06:36.26 ID:5Cnh1PQX0
支援してくださる方々へ
作品の更新や、新作の投稿はツイッターでお知らせします。
IDは@BlueTrek2012です。
ツイッターは主に報告用なので、返信やフォローについては期待しないでください。
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/21(月) 18:12:35.88 ID:cuC0n2DZo
乙です
ヴェスペリアのSSが読めて嬉しい
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/21(月) 18:59:05.48 ID:5Cnh1PQX0
>21
コメントありがとうございます。
何人かの方がヴェスペリアなら何でもいいから書いてくれとおっしゃったので、このssを作りました。
ただ、申し訳ないですが更新は不定期です。
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/22(火) 12:09:54.49 ID:T4PBUiJW0
〜小ネタ ジュディVSユーリ〜

※この小ネタを読む前に、作者の前作 
 ユーリ「俺、アスピオに引っ越すことにするわ」 リタ「へ?」
 を読むことを勧めます








ユーリ「ようやく見つけたぞこの性悪女」

ジュディ「久々に会ったのに随分な挨拶ね」

ユーリ「けじめ、つけさせてもらう」

ジュディ「あら? 何のけじめかしら?」

ユーリ「しらばっくれんな!」

ジュディ「・・・仕方ないわね。
     いいわ、かかってきなさい」


24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/22(火) 12:10:38.80 ID:T4PBUiJW0

――――

ジュディ「お姉さんがしつけてあげるわ、坊や!」

ユーリ「お前の方が年下だろうが!」

ガキイィン

ユーリ「覚悟しやがれこの露出狂!」

ジュディ「あなたにだけは言われたくないわ!」

バキイィン

ジュディ「効かねぇ納豆(笑)」

ユーリ「うっぜええええええ!」




25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/22(火) 12:11:07.78 ID:T4PBUiJW0

――――

それから数10分後

ユーリ「はぁー、はぁー」

ジュディ「・・・ふぅー」

ユーリ「・・・もういい、やる気が失せた」

ジュディ「あら、許してくれるの?」

ユーリ「・・・まあな」

ジュディ「・・・ありがとう」

ユーリ「・・・また、凛々の明星で一緒にやろうぜ」

ジュディ「優しいのね。
     私、そんなあなたが好きにゃん」

ユーリ「・・・」

ジュディ「大好きにゃん」

ユーリ「・・・」

ジュディ「愛してるにゃん(笑)」

ユーリ「やっぱりお前は生かさねえ!」

その後、結局勝負はつかず、ジュディは隙を見て逃げたとか

〜終われ〜


26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/22(火) 13:01:27.89 ID:48EMyD0fo
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/22(火) 13:15:58.95 ID:T4PBUiJW0
>26
ありがとうございます。
できるだけ一日一つくらいのペースで更新したいと思います。
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/23(水) 10:52:21.16 ID:fis9P8D70
〜小ネタ みそおでん〜

※このネタを見る前に、曲【フィンガー5 恋のダイヤル6700】の冒頭を20秒ほどお聞き下さい。
 【恋のダイヤル6700】で検索するか、下のURLを使用していただくと、youtubeで聞けます。
  http://www.youtube.com/watch?v=KCPY5VscATA
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/23(水) 10:55:21.76 ID:fis9P8D70
※書き忘れましたが、張られたURLへ飛ぶときは十分にご注意下さい。
 しっかりドメインなどを確認することを勧めます。
 
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/23(水) 10:55:51.25 ID:fis9P8D70
ユーリ「飯できたぞー」

リタ「はいはい、今日のメニューは?」

ユーリ「みそおでんだ」

リタ「お、いいじゃない」

ユーリ「・・・」

リタ「ん?
   なに立ち止まってんの?
   はやく食卓におでん持っていってよ」

ユーリ「・・・・・・」

リタ「どうしたのよ」





ユーリ「・・・・・・
    でんでんででん でんで でんでん
    でんでんででん でんで おでん!」





リタ「・・・・・・は?」

ユーリ「いや、なんでもない。
    忘れてくれ」


〜終われ〜

31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/23(水) 11:41:25.34 ID:dUHMw0Ngo
自分はターミネーターでやったっけなぁ
乙です
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/23(水) 12:25:12.25 ID:fis9P8D70
>31
ありがとうございます。
デデンデン オデンもいいですよね
初めて聞いた時は爆笑しました
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/23(水) 15:40:46.42 ID:9reEZHhQ0
こういうの結構好きです。
前作pixivの方で読みました、最近検索使えなくて見失ってたから読めて良かった。
これからも頑張って下さい。
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/23(水) 18:18:58.72 ID:fis9P8D70
>33
ありがとうございます。
なんとか週に四つくらいは投下していこうと思います。
もしピクシブが使えなかったら、エレ速さんやゲー速さんなどのまとめサイトの方にも載ってますので
そちらをご利用ください。
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/24(木) 11:11:32.92 ID:LEXDKL930
〜小ネタ ユリリタペダル〜

――――――帝都 ザーフィアス

リタ「・・・さて、これで買い物は終わったかしら」

ユーリ「おう、メモに載ってるものは全部買ったぜ」

二人は帝都まで雑貨品を買いに来ていた

ユーリ「・・・ん?
    なんだあの店は
    一体何を売ってるんだ?」

ユーリの目に見慣れない店が映る

リタ「あーあれね
   自転車っていうのよ」

ユーリ「自転車?」

リタ「そう、最近発明されたの
   あのペダルを足で回して進むのよ」

ユーリ「ほー・・・」

リタ「しかも、あの形状はロードバイクね
   自転車の中でも速さだけを追求したものらしいわ」

ユーリ「ロードバイク・・・」

リタ「訓練すれば平均時速は30km以上出るとか言われてるわね
   まぁ、私は漕ぐのダルいから馬車のほうがいいけど」

ユーリ「・・・なんでか知らねえが、無性に欲しい」

リタ「へ?」

ユーリ「俺、ロードバイク買ってくる」

リタ「ちょっ、あれ10万ガルド以上の値になるのよ!
   待ちなさいって!」


36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/24(木) 11:12:10.77 ID:LEXDKL930

――――

それから数週間後

リタ「・・・随分気にいってるみたいね、自転車」

ユーリ「ああ! 漕げば漕ぐほど早くなるのが実感できるぜ!
    やみつきになりそうだ!」

リタ「・・・そう」

ユーリ「今度、レースにも出るんだぞ!」

リタ「・・・へぇ」


37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/24(木) 11:12:41.84 ID:LEXDKL930

――――

それからさらに数週間後

ユーリ「いやあ、この前のレースは本当に熱かった!
    ジュード・マティスって奴と首位を争ったんだぜ」

リタ「・・・ふぅん」

ユーリ「のぼりのあいつは信じられないくらい強かった!
    なんとか勝てたが、本当に危なかったぜ」

リタ「・・・よかったわね」

ユーリ「・・・なぁ、リタ」

リタ「なに?」

ユーリ「俺、プロのロードレーサーになろうと思うんだが」

リタ「黙れ」


38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/24(木) 11:13:12.12 ID:LEXDKL930


ユーリ「・・・・・・
    いや、でも、皆が才能あるって言ってくれるんだよ
    事実、実業団からスカウトがきてるし」

リタ「私と自転車どっちが大切なの?」

ユーリ「・・・・・・
    ・・・あなたの方が大切です」

リタ「分かればよろしい」


もしも生まれ変わったら、もしも別の世界にいたのならば、俺はプロのロードレーサーになる
ユーリはそう思うのであった

〜終われ〜


39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/24(木) 11:30:18.01 ID:LEXDKL930
支援してくださる方々へ
始めの注意書きに

今後はスレタイの先頭に
【アスピオの人】
と書き加えます。

と書いていましたが、スレタイの先頭ではなく末尾の間違いです。
ご迷惑をおかけしました。
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/24(木) 12:28:12.31 ID:HHWS/a3Wo

何かと思ったら中の人か
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/24(木) 12:52:20.60 ID:LEXDKL930
>40
そうです。
少し分かりにくいネタだったようですね。
すみません。
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/25(金) 11:55:58.60 ID:B9eXBuFI0


〜小ネタ うしにん〜

うしにん「また会ったね、ぺたんこちゃん」

リタ「・・・・・・」

うしにん「おや? 今日は二人っきり?
     ひゅーひゅー、お熱いねぇ」

ユーリ「・・・・・・」

うしにん「ぺたんこのくせにやるねぇ」

ユーリは怒りの表情を浮かべながら、うしにんに詰め寄る

うしにん「ど、どうしたのさ?
     フェロモン放出兄」

ユーリ「・・・お前はリタの良さを何も分かってねぇ」

リタ「(ユーリ・・・)」キュン


43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/25(金) 11:56:25.59 ID:B9eXBuFI0


ユーリ「ぺたんこだからいいんだろうが!!」

リタ「へ?」

うしにん「え?」

ユーリ「自分のコンプレックスにもじもじ悩んでる姿がたまらねえんだよ!」

うしにん「・・・」

ユーリ「必死に胸を大きくしようと牛乳とか飲んでるときとか、
    もう可愛くてしょうがねえ!」

リタ「・・・」

ユーリ「貧乳はステータスなんだよ!
    分かったかコラ! ああ!?」

うしにん「・・・・・・
     お嬢ちゃん、悪いこと言わないから別れたほうがいいよ?」

リタ「・・・・・・」

〜終われ〜

44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/25(金) 11:59:09.21 ID:B9eXBuFI0
支援してくださる方々へ
今まで作者はメール欄にsageと間違えて、sagaを入力していました。
そのため、ssを投下していないのにも関わらず、スレがあがるという事態を招いていました。
今後は気をつけます。ご迷惑おかけしました。
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/25(金) 12:12:16.75 ID:KB3tEeiao
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/25(金) 12:15:08.78 ID:B9eXBuFI0
>45
ありがとうございます。
毎回乙って言ってもらえて嬉しいです。
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/25(金) 12:16:24.32 ID:B9eXBuFI0
ただの返レスであげてしまいました。
気をつけると言ったばかりなのにすみません。
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/26(土) 12:58:24.98 ID:EKA356vT0
〜小ネタ 明星ネーム〜

――――――とある公園

子供A「待ってよー」

子供B「早くこいよー」

ユーリ「・・・のどかだな」

リタ「・・・ええ」

ユーリとリタは公園で遊ぶ子供たちの様子を見ている。

リタ「・・・ねぇ、ユーリ」

ユーリ「ん?」

リタ「・・・もし子供ができたら、どんな名前にする?」

ユーリ「こ、子供か・・・
    そうだな、男だったらランバートかな」

リタ「ランバート?」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/26(土) 12:58:56.00 ID:EKA356vT0
ユーリ「ああ、ラピードの親父の名前だ」

リタ「へ?」

ユーリ「ランバートは強く優しく、勇敢で聡明なやつだった
    俺は子供にもそう育って欲しい」

リタ「却下」

ユーリ「へ?」

リタ「子供に犬の名前とかありえないわよ」

ユーリ「・・・じゃあお前には何か案があるのか?」

リタ「女だったらビクトリアかエカテリーナね」

ユーリ「却下」

リタ「へ?」

ユーリ「お前それ自分の魔導器につけてた名前だろ?
    子供に魔導器の名前とかねえっつうの」

リタ「・・・」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/26(土) 12:59:25.67 ID:EKA356vT0
――――

数分後

ユーリ「犬がダメで魔導器はいいとかふざけんな!」

リタ「あの子たちと犬を同列にすんな!」

子供A「・・・なにケンカしてるの?
    あの人たち」

子供B「お、おい、関わるな
    行こうぜ」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/26(土) 12:59:56.10 ID:EKA356vT0
――――

数日後

ユーリ「というわけで」

リタ「名づけ親になって」

エステル「(なんで私が・・・)」

二人は自分たちで話し合っていてもラチが開かないと考え、
エステルに子供の名づけを頼んでいた。

ユーリ「エステルが決めるんなら、俺たちは不満はない」

リタ「そういうこと」

エステル「・・・はあ」

エステルはしばらく悩んだあと、口を開く。
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/26(土) 13:00:27.51 ID:EKA356vT0
エステル「そうですね・・・
     それじゃ、男だったら火星 (マーズ)はどうですか?」

ユーリ「え?」

エステル「女だったら姫星(キティ)」

リタ「へ?」

エステル「いや・・・
     希星(キララ)とか、星影夢(ポエム)とかもいいですね
     迷っちゃうな・・・」

リタ「・・・・・・
   私、やっぱランバートでいい」

エステル「え?」

ユーリ「・・・俺もビクトリアでいい」

エステル「へ?」

〜終われ〜
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/26(土) 13:31:37.99 ID:ufd2VoY6o
乙です
エステル…
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/04/26(土) 13:43:14.18 ID:EKA356vT0
>>53
ありがとうございます。
エステルは良かれと思ってやってるんです、決して悪意があるわけじゃないんです><
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/26(土) 19:52:44.34 ID:ZWbrdlsSO
乙。キラキラネーム(笑)

深夜から見てたぜ。>>1のユリリタに期待。
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/04/26(土) 20:50:40.44 ID:EKA356vT0
>>55
>深夜から見てたぜ。
応援ありがとうございます。
更新はツイッターですぐにお知らせしますので、
無理に待機せず、ゆっくりお休みください。

> >>1のユリリタに期待。
今回の作品は小ネタ集になりますので、あまりユーリとリタがいちゃつく描写は書かない予定です。
私の中のユリリタは、前作の中で完結してしまった感じです。
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/28(月) 12:47:17.20 ID:Kh/RpcWJ0
〜小ネタ 烈震斬〜

ナン「行くわよ・・・
   烈震斬!」

カロル「おお・・・」

ナン「・・・」

カロル「ん? どうしたの?」

ナン「・・・ちょっと待ってて、剣を引く抜くから」

カロル「う、うん」

ナン「ふんぬうぅぅ・・・」ジタバタ

カロル「・・・」

ナン「ぬううぅぅ・・・」ジタバタジタバタ

カロル「・・・」

ナン「くっ、おりゃああぁぁぁぁっ!
   ・・・・・・ふぅーようやく抜けた」

カロル「・・・」

ナン「はぁー・・・はぁー・・・
   さ、あんたに教えるのはこの技よ」

カロル「・・・・・・
    ナン、その技封印した方がいいよ」

〜終われ〜
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/28(月) 13:25:40.15 ID:vYUKcSSXo
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/04/28(月) 19:07:00.27 ID:Kh/RpcWJ0
>>56
ありがとうございます。
最近ネタ切れに悩まされております。
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/05/01(木) 18:41:52.47 ID:GyZq/vY10
〜小ネタ 詠唱ランキング〜

ユーリ「第一回!」

ジュディス「凄い詠唱ランキング!」

カロル「イエーイ!」

パティ「始まるのじゃ!」

ユーリ「このコーナーでは、術の詠唱内容がどれだけ凄いかによって順位を付ける」

ジュディ「そしてその中のTOP3を発表しちゃうわよ!」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/01(木) 18:42:25.69 ID:GyZq/vY10
――――

パティ「ではまず第三位じゃ」


          第三位 術者:エステル 術名:フォトン
            
            詠唱内容:煌めいて、魂揺の力!


カロル「煌めいてって、お願いしちゃったよ」

ユーリ「他力本願かよって感じだよな」

ジュディス「魂揺なんて言葉無いと思うんだけど・・・
      作っちゃった? エステル語作っちゃった?」

パティ「エステルの言うことは予想不可能じゃのう」

エステル「・・・・・・」
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/01(木) 18:43:24.88 ID:GyZq/vY10
――――

カロル「続いて第二位!」


          第二位 術者:レイヴン 術名:アリーヴェデルチ
            
           詠唱内容:いつも心はピンク色、喰らえ恋心!


ユーリ「30過ぎてる癖に心はピンク色とか笑えるな」

ジュディ「恋心って、○'zでも気取ってるのかしら」

カロル「術名がどっかで聞いたような言葉だし」

パティ「救いようが無いのじゃ」

レイヴン「・・・・・・」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/01(木) 18:44:09.35 ID:GyZq/vY10
――――

ユーリ「さあ、第一位は!?」


          第一位 術者:リタ 術名:ゴルドカッツ
            
            詠唱内容(短縮版):にゃーん!


カロル「ぶっちぎりの一位だよ」

ユーリ「もはや意味がわかんねえよ」

ジュディ「いいじゃない、かわいいから」

パティ「でも正直少し痛いのじゃ」

リタ「・・・・・・」

〜終われ〜
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/01(木) 19:11:32.21 ID:ITStyIVIo

にゃーん
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/01(木) 20:38:48.20 ID:GyZq/vY10
>>64
にゃにゃーん
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/01(木) 20:43:38.44 ID:UqESCUTSO
乙。ぶっちゃけ基準がわからんが以下省略なにゃーんは可愛い。飛び抜けてだ

まー個人的にはおっさんの詠唱が総ナメするかな…
あれはある意味テイルズシリーズの中でも群抜いてる気がする
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/01(木) 21:07:49.94 ID:GyZq/vY10
>66
ありがとうございます。
>ぶっちゃけ基準がわからんが
基準は完全に作者の好みです。深い理由はありません。

>おっさんの詠唱が総ナメするかな
あのやる気があるのかないのか分からない詠唱は確かに郡を抜いていますね。
シュヴァーンとして敵対するときは割と格好いいのに
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/01(木) 21:08:24.91 ID:GyZq/vY10
返レスであげてしまいました・・・
本当に申し訳ない
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/02(金) 00:01:52.92 ID:I029mbVHO
シンフォニアしかやってないけどヴェスペリアやりたくなってきた
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/05/02(金) 10:58:24.35 ID:ABNk1JNz0
>>69
現在PS3でBest版が出て3000円台で買えるようになってます。
ストーリーなどは賛否両論ありますが、作者は名作だと思っています。
一度プレイ動画などを見て判断されるのもよいかと思います。
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/02(金) 19:09:47.80 ID:+TLTd2jzo
当時箱版を買ったのだが、楽しめただけに完全版商法が残念
パティ使いたかったよ

それはそれとしてリタはテイルズヒロインのなかで三本指に入ると思います
もっとかわいいリタを書いてね!
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/02(金) 19:30:03.37 ID:p5Kk/9Quo
>>69
リタ可愛い
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/05/02(金) 20:16:47.29 ID:ABNk1JNz0
>>71
>当時箱版を買ったのだが、楽しめただけに完全版商法が残念
作者も同じです。あのときどれほどバ○ナムに怒りを抱いたことか。

>もっとかわいいリタを書いてね!
作者の中のユリリタは前作の中で完結してしまいました。
おそらくデレデレのリタはもう書かないと思います。
もしデレるリタが出る話が見たいとおっしゃるなら、
ピクシブなどで他の方が書いている小説を検索することをおすすめします。
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/05/03(土) 20:49:59.78 ID:7wTrFppu0
〜小ネタ リタの手料理〜

リタ「今日は私がご飯作ってあげたわよ」

ユーリ「お、まじか」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/03(土) 20:50:30.15 ID:7wTrFppu0
――――

リタ「ではまず一品目」

ユーリ「さて、何かな」

リタ「歯ごたえ満点、その名も




   効かねぇ納豆!」


ユーリ「・・・・・・」


※ユーリのセリフの"効かねぇなっと"から
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/03(土) 20:51:03.84 ID:7wTrFppu0
――――

リタ「続いて二点目」

ユーリ「・・・はいよ」

リタ「たっぷり盛り付けたわよ、その名も




    白菜陣!」


ユーリ「・・・・・・」


※ユーリの技、"爆砕陣"から
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/03(土) 20:51:49.65 ID:7wTrFppu0
――――

リタ「ラストの三品目」

ユーリ「・・・」

リタ「最後を飾るには相応しいわ、その名も




   お新米にしようぜ!」


ユーリ「・・・・・・」

リタ「ご感想は?」

ユーリ「・・・食いたくない」


※ユーリが秘奥義を使う前のセリフ"お終いにしようぜ"から

〜終われ〜
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/03(土) 22:45:50.71 ID:6a5PAG7ho

テイルズシリーズの中でもヴェスペリアが空耳が多い気がする
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/05/04(日) 15:53:05.50 ID:+ruPw80h0
>>78
作者のイチオシはザギさんのハチミツですね
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/05/05(月) 11:08:58.39 ID:Bg7W8Kpx0
〜小ネタ ホストVesperia〜

――――――帝都ザーフィアス

ユーリ「追い詰めたぜ」

泥棒「くそっ」

フレン「覚悟するんだ」

カロル「財布を狙った相手が僕らだったのが運の尽きだね」

レイヴン「ま、そういうことで」

ラピード「グルルルル」

泥棒「・・・ちくしょう」

ユーリ「行くぜ!」

フレン「はあっ!」

カロル「おりゃ!」

レイヴン「ほい!」

ラピード「ワン!」

泥棒「ぐおおおおぉぉ」
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/05(月) 11:09:31.36 ID:Bg7W8Kpx0
――――

ユーリ「これで一件落着だな」

カロル「・・・ん?
    さっきの衝撃でなんか壊れたみたいだよ」

フレン「これはタルかな
    なんか液体が入ってたみたいだけど」

謎の男「あああああ!」

レイヴン「な、なに?」

謎の男「お前らか!? このタルを壊したのは!?」

カロル「うん、まぁ・・・」

謎の男「どうしてくれるんだ!
    このタルの中には50万ガルドの値がする銘酒が入ってたんだぞ!」

ユーリ「おいおい、50万は言いすぎだろ」

レイヴン「・・・いや、これマジでするよ」

カロル「えっ?」

レイヴン「上物のロマネコンティだ・・・
     大したもんだよ」

フレン「なんでそんなものがここに・・・」

謎の男「とにかく弁償してもらうからな!」

ユーリ「50万なんかねえっつうの」

謎の男「・・・だったら50万ガルド分、うちの店で働いてもらう」

ラピード「ワウ?」
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/05(月) 11:10:27.03 ID:Bg7W8Kpx0
――――

リタ「で、その男が経営してるホストで働くことになったと?」

ユーリ「そういうことだ
    俺たちはホストでラピードは番犬になれってよ」

ラピード「ワン」

エステル「ホスト、ですか」

ジュディ「あら、おもしろそうね」

カロル「おもしろくなんかないよ・・・」

パティ「じゃあ今度見に行くのじゃ」

フレン「見せ物にしないでくれ・・・」

リタ「どうでもいいけど、とっとと弁償しないとあんたら置いて先にいくわよ」

レイヴン「そりゃあんまりだよリタっち・・・」
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/05(月) 11:11:25.62 ID:Bg7W8Kpx0
――――――ホスト店

ジュディス「さーて、お手並み拝見ね」

リタ「おっ、指名が来たわ
   しかも四人同時ね」

エステル「じゃあ私はフレンを見てきます」

リタ「私はユーリを見てくるわ」

ジュディス「私はレイヴンを見守るわ」

パティ「・・・消去法でカロルじゃの」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/05(月) 11:11:56.13 ID:Bg7W8Kpx0
――――

ユーリ「指名してくれてありがとよ
    俺が
    ――――Yuriだ」

リタ「(・・・なんで英語表記なのよ)」

女性客A「きゃー!
    写真で見るよりずっとカッコイイわ!」
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/05(月) 11:12:22.84 ID:Bg7W8Kpx0
――――

女性客A「はい、Yuri
     一杯どうぞ」

Yuri「・・・いらねぇよ」

女性客A「えっ・・・
    でも、これはあなたのために注文したのよ?」

Yuri「だからいらねえっつってんだろうが!」

女性客A「!!」

Yuri「・・・ったく、余計なことしやがって」

女性客A「そんな・・・」

Yuri「・・・酒なんか飲んで酔っちまったら、
    お前の顔がしっかりと見れなくだろうが」

女性客A「え?」



Yuri「俺はお前を見ていられるだけで十分なんだよ
   ・・・気づけよ」



女性客A「Yuri・・・」キュン

リタ「・・・・・・」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/05(月) 11:13:09.89 ID:Bg7W8Kpx0
――――

フレン「ご指名ありがとうございます
    僕が
    ――――Flynnです」

エステル「(・・・なんかやたらと歯を見せる笑顔をしてますね)」

女性客B「早くこっちにきてー」
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/05(月) 11:13:37.74 ID:Bg7W8Kpx0
――――

女性客B「あら、お酒こぼしちゃったわ・・・」

Flynn「このハンカチをお使い下さい、姫様」

女性客B「あら、わざわざありがとう」

Flynn「当然の義務です



   僕はあなただけの騎士ですから」



女性客B「Flynn・・・」キュンキュン

エステル「・・・・・・」
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/05(月) 11:14:10.95 ID:Bg7W8Kpx0
――――

カロル「指名してくれてありがとう
    僕が
    ――――Karolだよ」

女性客C「きゃー、可愛い!」

パティ「(・・・言うほど可愛いかの?)」
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/05(月) 11:14:39.86 ID:Bg7W8Kpx0
――――

女性客C「はい、あなたのためにジュース注文しておいたわ」

Karol「ありがとう!
   いただきます」ゴクッ

女性客C「Ka、Karol君、グラス間違えてるわ!
    それお酒よ!?」

Karol 「うっ・・・」

女性客C「だ、大丈夫? Karol君?」

Karol「・・・・・・
   僕、なんだか酔っちゃったみたいだよ」ギュッ

女性客C「えっ?」

パティ「(あやつ、客の腕を抱きしめおった・・・)」

Karol「ごめんね、お姉さん
   僕、酔っちゃうと甘えん坊になるんだ
   ・・・だから」

女性客C「・・・」



Karol「今夜は離さない」



女性客C「か、可愛いいぃぃぃ!」キュンキュンキュン

パティ「・・・・・・」
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/05(月) 11:15:18.11 ID:Bg7W8Kpx0
――――

レイヴン「ご指名、感謝する
     私が
     ――――Ravenだ」

女性客D「あら、素敵なおじさまね」

ジュディ「(・・・なんで騎士の格好してるのよ)」

※称号、憧れの騎士団隊長首席の格好です
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/05(月) 11:15:50.66 ID:Bg7W8Kpx0
――――

女性客D「ねぇRaven、あなたの話を聞かせてくれない?」

Raven「私の話、か?」

女性客D「あなたがどんな人生を送ってきたのか、凄く興味があるの」

Raven「・・・私は元々貴族の出身でね
   幼い頃からフラフラと遊んでばかりだったんだ」

女性客D「あらあら」

Raven「そんな私を見かねて、父が私を騎士団に放り込んだ
    それが思いのほか、私の天職だったみたいでね
    誇りを持って、一生懸命働くことができた」

女性客D「それは良かったわ」

Raven「だが、そんな私に絶望が訪れたよ
    ・・・人魔戦争だ」

女性客D「!!
    多くの犠牲が出たというあの戦争・・・
    あなたも参加していたのね・・・」

Raven「あの時、大切な仲間が大勢死んだ
   ・・・なのに私だけは生き残ってしまった」

女性客D「・・・」

Raven「あの日以来、正直自分が何のために生きているのか分からなかった」

女性客D「Raven・・・」
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/05(月) 11:16:19.84 ID:Bg7W8Kpx0
Raven「でも、今ようやく分かった」

女性客D「えっ?」

Raven「今日、この時、この瞬間・・・





   あなたに会うためだ」





女性客D「!!」キュンキュンキュンキュン

ジュディ「・・・・・・」
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/05(月) 11:16:59.16 ID:Bg7W8Kpx0
――――

10日後

カロル「ようやく弁償し終わったね」

フレン「長かった、本当に」

レイヴン「あー疲れたー」

リタ「・・・」

ユーリ「ん? どうしたリタ?
    なんで嫌そうな顔で俺たちを見るんだ?」

リタ「近づかないで、このケダモノ」

ユーリ「なっ・・・」

エステル「みなさん女性をたぶらかすのが上手でしたね
     感心しました」

フレン「たぶらかすって・・・」

パティ「女心を弄ぶのが得意なんじゃなぁ」

カロル「あれは仕方なくやってただけで・・・」

ジュディ「いつか私たちもあんな風に手の上で踊らされるのかしら?
     怖くてしょうがないわぁ」

レイヴン「そんなぁ・・・」

ラピード「・・・Zzz」

その後女性陣と男性陣の間に生じた亀裂を修復するのに結構な時間を要したとか

〜終われ〜
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/05(月) 11:18:48.91 ID:Bg7W8Kpx0
読者の方々へ
最近忙しい上、最近ネタ切れが激しいのでそろそろ小ネタ集を終わらせようかと思います。

95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/05(月) 11:24:49.64 ID:7vzJdHgqo
完走乙です
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/05(月) 11:24:50.94 ID:k61kF3Iwo
おつー
Vはホストに似合うキャラが多すぎて違和感なさすぎた
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2014/05/05(月) 11:26:29.44 ID:dVfB9WIfo
乙です
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/05/05(月) 12:59:55.61 ID:Bg7W8Kpx0
>>95
>>96
>>97
ありがとうございます。
最後にユリリタの番外編のようなものを書いてこのスレを終わらせようかと思います。
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/05(月) 19:25:38.70 ID:S+oiGYQy0
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/07(水) 00:07:43.62 ID:C3ViqRwd0
※この番外編を読む前に、作者の前作 
 ユーリ「俺、アスピオに引っ越すことにするわ」 リタ「へ?」
 を読むことを勧めます。
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/07(水) 00:09:16.41 ID:C3ViqRwd0
                  【番外編】 悪夢再び

――――――リタの家

ユーリ「おーい、リタ
    もう祭りが始まってる時間だぞ」

リタ「わ、分かってるって
   もうちょっと待ってよ」

ユーリ「はいよ」

ユーリは家の外でリタが浴衣に着替えるのを待っている。

ユーリ「それにしても祭り、ねぇ・・・
    学術閉鎖都市も親しみやすくなったもんだ」

その日、アスピオでは復興記念日という名目で祭りが行われていた。
今現在、アスピオの町中には屋台や踊り子などが現れ、
普段の厳かな雰囲気とはかけ離れたものになっている。

リタ「お待たせ」

ユーリ「お、ようやく――」

ユーリは浴衣姿のリタを見た瞬間、口を閉じる。
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/07(水) 00:10:52.42 ID:C3ViqRwd0
リタ「・・・どうしたのよ?
   固まっちゃって」

ユーリ「・・・・・・
    いや、つい見とれてた」

リタ「!!」

リタは顔を真っ赤にする。

ユーリ「・・・すげえ似合ってる」

リタ「・・・ありがと
   あんたの浴衣姿は普段とあんまり変わらないわね」

ユーリ「はは、まぁな」

リタ「そんじゃ、行きましょう」

ユーリ「おう」

二人は街へ向かって歩き出す。


※ユーリとリタの浴衣姿は、
 テイルズオブキズナというゲームで使用されるカードのイラストとして掲載されてています。
 【テイルズオブキズナ 浴衣】や【凛々の七夕】などのワードで検索してみると幸せになれるかも
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/07(水) 00:11:41.09 ID:C3ViqRwd0
――――――学術閉鎖都市 アスピオ

リタ「普段からは想像できない様子になってるわね」

ユーリ「全くだ」

二人は騒がしい街中を歩いていた。

リタ「すごい人の数ね・・・」

ユーリ「ちゃんと手を繋いでおかねえと、はぐれちまうな・・・」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/07(水) 00:12:11.09 ID:C3ViqRwd0
――――

それから数10分後

ユーリ「・・・結局はぐれちまった」

ユーリはリタを完全に見失っていた。

ユーリ「離れ離れになったときに集まる場所を決めときゃよかったな・・・」

ユーリは道の脇に立ち、これからどうしようか悩んでいる。

ユーリ「とりあえず広いところに出るか・・・
    こんな窮屈なとこにいたくねえし」

そう言った後、ユーリは街の広場に向かって歩き出す。
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/07(水) 00:12:39.48 ID:C3ViqRwd0
――――――アスピオ 広場

ユーリ「ふーようやく開放感のある場所に来たぜ」

ユーリはアスピオの広場にたどり着いた。

ユーリ「しばらくここで待ってみるか・・・」

ユーリが広場の隅に座っていると、ユーリに向かって一人の女性が走ってくる。

リタ「ユーリ!
   ようやく見つけた!」

ユーリ「リタ!」

ユーリに向かって走ってきた女性はリタであった。
リタはユーリに抱きつく。

リタ「良かったぁ・・・」

ユーリ「無事で何よりだ・・・」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/07(水) 00:13:18.89 ID:C3ViqRwd0
――――

二人は再会した後、しばらく広場の端に並びながら座っていた。

ユーリ「どうする? 
    そろそろ行くか?」

リタ「ううん、まだこうしていたい」

そう言ってリタはユーリに抱きつく。

ユーリ「お、おい・・・
    人に見られてるぞ」

休憩するためか、広場には多くの人が集まっている。

リタ「そんなのどーでもいーじゃん」

リタはますます強くユーリを抱きしめる。

ユーリ「どうでもいいって・・・
    ん? お前なんか顔が赤くないか?」

リタの顔はほんのりと赤く染まっている。

リタ「そーかなー?
   わかんなーい」

ユーリ「・・・・・・
    なんだこの匂い?」

ユーリはリタから香る甘い匂いに気づく。
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/07(水) 00:14:40.17 ID:C3ViqRwd0
リタ「匂い?
   もしかしてあれのことかなー?」

ユーリ「あれ?」

リタ「ユーリとはぐれた後、しばらく歩いてたらタダで色んな人に飲み物配ってる人に会ったの
   その人になんか甘い飲み物もらったわ」

ユーリ「・・・それって甘酒か?」

リタ「あー、そーいえばそんな名前だったかも」

ユーリ「(嘘だろ・・・
     甘酒ってほとんどアルコールねえはずじゃ・・・)」

ユーリに悪寒が走る。

リタ「甘酒ってことは酒だったのねー
   道理で大人と子供で渡す種類が違ったはずだわー」

ユーリ「・・・・・・」

リタ「ま、そんなのどーでもいいけど」

リタはそう言った後、ユーリの胸に顔を埋める。
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/07(水) 00:16:08.33 ID:C3ViqRwd0
ユーリ「お、おい
    だから見られてるって」

リタ「ふふ、慌てるユーリって可愛い」

ユーリ「可愛いって・・・」

リタ「可愛いからこうしちゃう」

そう言った後、リタは突然ユーリにキスをする。

ユーリ「!?」

リタ「えへへー」

ユーリ「・・・・・・」

ユーリは絶句する。

男性1「おい、見たかさっきの?」

男性2「ああ、度胸のあるカップルだな」

子供1「ねぇ、お母さん
    あの人たち、さっきキスしてたよ?」

母親1「今すぐ忘れなさい!
    ・・・まったく何考えてるのよ、あの人たち!」

ユーリ「・・・・・・」
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/07(水) 00:16:36.05 ID:C3ViqRwd0
リタ「どうしたの?
   さっきから微動だにしないじゃない?」

硬直するユーリとは対照的に、リタは和気藹々と話す。

ユーリ「・・・帰ろう、リタ」

リタ「えっ?」

ユーリ「すぐに帰って寝よう」

リタ「寝ようって・・・
   もう、大胆なんだから」

ユーリ「ははは、黙れ」

ユーリの目に光は無い。
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/07(水) 00:17:32.22 ID:C3ViqRwd0
リタ「黙れってひどーい!」

リタは頬を膨らませながら言う。

ユーリ「・・・悪かったって
    とにかく帰ろう」

リタ「何よー
   なんでそんなに帰りたがって・・・」

リタの目には周囲の視線を気にし、辺りを見回すユーリの姿が映る。

リタ「・・・ふーん、そんなに周りの人が気になるんだ」

ユーリ「いや・・・
    だってそりゃ、お前・・・」

リタ「皆ー!!
   私たちは夫婦よー!!
   最っっっ高にラブラブな夫婦よー!!」

ユーリ「!?」

リタは突如叫び出す。

リタ「どう? これでもう周りの視線とかどうでもよくなったでしょ?」

ユーリ「・・・・・・」

男性1「今度はラブラブ宣言だぞ」

男性2「止まらねえなあの二人」

母親1「見ちゃダメよ!」

子供1「お、お母さん!
    僕の目を防がないでよー」

辺りは騒然としている。
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/07(水) 00:18:02.04 ID:C3ViqRwd0
ユーリ「(・・・これはマズいな)」

ユーリはリタの手を掴み、引っ張る。

リタ「ちょっ、何するのよ!」

ユーリ「いいから帰るぞ!」

ユーリは冷や汗を額に浮かべながら走りだす。

リタ「・・・サンダーブレード」

ユーリ「なっ!?」

突如、ユーリの体を雷の剣が貫く。

ユーリ「ぐおおっ!」

ユーリは地面に膝をつく。

リタ「威力は控えめにしといたから大丈夫よ
   しばらくは体が痺れて動かないと思うけど」

ユーリ「何を・・・」

リタ「さーて、戻るわよ」

そう言ってリタは先ほどまで座っていた場所までユーリを引きずっていく。
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/07(水) 00:21:20.84 ID:C3ViqRwd0
――――

それから数分後、二人は再び並んで座っていた。

リタ「ふふふ・・・
   にゃん、にゃん・・・」

リタは先ほどからユーリの腕に頬を摺り寄せている。

ユーリ「(なんだよにゃんって・・・)」

ユーリは沈黙し続けている。

リタ「にゃん、にゃん・・・」

ユーリ「(・・・狸寝入りするか)」

耐え切れなくなったユーリは寝たフリを開始する。

リタ「あれー? 寝ちゃった?」

ユーリ「(そうだ・・・
     もう寝たからもう放っておいてくれ・・・)」

リタ「・・・・・・
   キスしたら起きるかな?
   どっかのおとぎ話みたいに」

ユーリ「(!?)」

リタ「それじゃあ早速・・・」

ユーリ「あーよく寝た!!」

ユーリは背筋を伸ばし、目を全開する。

リタ「あっ、起きた」

ユーリ「(・・・・・・
     寝たフリも許されねえか)」
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/07(水) 00:22:06.09 ID:C3ViqRwd0
――――

リタ「にゃん、にゃん・・・」

リタはユーリの顔に頬を摺り寄せている。

ユーリ「(・・・俺たち今どんな風に見られてるんだろうな)」

ユーリは周囲の視線を気にしている。
リタはそんなユーリの様子に気づく。

リタ「(未だに周りのやつらのことなんか気にして・・・
    そんなに赤の他人が大切なの?)」

リタは苛立つ。

リタ「・・・ねぇユーリ」

ユーリ「なんだ?」

リタ「愛してるって言って」

ユーリ「!?」

ユーリは唐突なリタの言葉に動揺する。
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/07(水) 00:22:36.85 ID:C3ViqRwd0
ユーリ「こ、ここでか?」

リタ「うん」

ユーリ「・・・嫌だって言ったら?」

リタ「キスする
   1セット60秒で10セットするわ」

ユーリ「・・・・・・」

リタ「私はどっちでもいいけど?」

ユーリ「(・・・悪魔かこいつ)」

ユーリはしばらく沈黙した後、小声で喋り出す。
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/07(水) 00:23:08.13 ID:C3ViqRwd0
ユーリ「・・・愛してる」

リタ「ん、なんて?」

ユーリ「愛してる」

リタ「聞こえなーい」

ユーリ「愛してる!」

リタ「もっと腹から声出せやオラ!」

ユーリ「愛してる!!」

リタ「セイ! ワン! モア!」

ユーリ「愛してるううぅぅ!!」

ユーリの声は周囲に響き渡る。
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/07(水) 00:23:35.94 ID:C3ViqRwd0
男性1「・・・ここまでくると天晴れだな」

男性2「拍手を送りたいね」

母親1「・・・行くわよ」

子供1「お、お母さん
    腕引っ張らないで・・・」

リタ「どう? 
   これで周りのやつらなんてどーでもよくなったでしょ?」

ユーリ「・・・・・・」
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/05/07(水) 00:25:03.16 ID:C3ViqRwd0
――――

それから約10分後、ユーリとリタの前に見慣れた人物が現れる。

魔導師1「よう、お二人さん」

魔導師2「相変わらず仲睦まじいことで」

リタ「そうよー絶賛ラブラブ中よー」

ユーリ「・・・・・・」

魔導師1「ラブラブねぇ・・・
     そういや前から聞きたかったんだが、
     二人はどういう経緯を経て結婚したんだ?」

魔導師2「おっ、それ俺も気になってた」

リタ「・・・よし!
   それならここにいる全員に私たちのラブストーリーを聞かせてやろうじゃない!」

ユーリ「!?」
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/07(水) 00:25:34.88 ID:C3ViqRwd0
魔導師1「おっマジで?」

魔導師2「いいねえ!
     よし、引き立て役は俺たちに任せろ!」

ユーリ「なっ、何を言って――」

魔導師1「リタちゃんいつものやったげて!!」

魔導師2「そう、聞きたいよリタのラブユウデン!!」

魔導師1「そのすごいラブユウデンをゆったげて!!」

魔導師2「ユリリタ伝説ベストテン!!」

魔導師1「レッツゴー!!」

魔導師二人の声は街中に響き渡る。

ユーリ「(・・・こいつらの命日を今日にしてやる)」
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/07(水) 00:26:01.81 ID:C3ViqRwd0
男性1「おっ、なんだなんだ?」

男性2「何か始まるのか?」

女性1「なんかおもしろそう」

女性2「行ってみよー」

ユーリとリタの周囲に人が集まる。

リタ「よーし、これから私たち二人の恋物語を語るわよー!!」

男性1「おおっ、そいつはおもしろそうだ!」

女性1「本当?
    友達呼んでこなくっちゃ!」

ユーリ「(・・・悪夢だ)」
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/07(水) 00:27:09.78 ID:C3ViqRwd0
――――

リタ「――以上よ」

リタが話を終えると、周囲から拍手と歓声が湧き起こる。

男性1「最高だったぜ!」

男性2「感動した!」

女性1「来てよかったわ!」

女性2「一生忘れない!」

ユーリ「(全部皮肉にしか聞こえねえよ・・・)」

リタ「聞いてくれた皆、ありがとうね!」

リタが感謝の言葉を述べると、再び周囲から拍手と歓声が湧き起こる。

魔導師1「素晴らしい物語だったぜ」

魔導師2「ああ、聞いてて涙が出そうになるくらい感動したよ
     今お前はどんな気持ちだ、ユーリ?」

ユーリ「・・・俺も涙腺がオーバーリミッツ寸前だよ」

ユーリはただうなだれている。
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/07(水) 00:28:24.38 ID:C3ViqRwd0
リタ「よーし!
   それじゃ最後の締めにキスするわよー!」

ユーリ「!?」

女性1「きゃー!」

男性1「そいつはいい!」

男性2「最高の締めだ!」

女性2「こんなにワクワクするの初めてかも!」

魔導師1「それじゃあキスコール行くぞー!」

魔導師2「さあ皆さんご一緒に!」


        キース!  キース!  キース!


122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/07(水) 00:28:50.77 ID:C3ViqRwd0
ユーリ「・・・嘘だ・・・嘘だと言ってくれ」

絶望するユーリの正面にリタが立つ。

リタ「・・・ユーリ、愛してる」

ユーリ「・・・・・・」

ユーリは全てを諦め、目を閉じた。
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/07(水) 00:29:23.69 ID:C3ViqRwd0
――――――リタの家

翌日

リタ「・・・ん?
   いつの間にか眠ってた?」

リタは自宅のベッドで目を覚ます。

ユーリ「・・・起きたか」

リタ「!?」

リタは自分のベッドにもたれながら座っているユーリに気づく。

リタ「・・・どうしたのよ、こんなとこで」

ユーリ「・・・眠れなくってな」

リタ「へ? どうして?
   昨日なんかあったの?」

ユーリ「・・・全部話してやる」
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/07(水) 00:30:02.98 ID:C3ViqRwd0
――――

リタ「嘘でしょ・・・」

ユーリの話を聞いた後、リタは顔を手で覆う。

ユーリ「俺もそう思いたいが、残念ながら本当だ」

リタ「・・・もう外に出たくない」

ユーリ「俺は一刻も早く出たいね
    アスピオの外に」

リタ「あっ、それは同感だわ」

リタは頷く。

ユーリ「・・・・・・
    出るか、旅に」

リタ「そうね・・・
   動機はアレだけど」

そして二人は旅立ちの準備を始める。
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/07(水) 00:30:32.50 ID:C3ViqRwd0
――――――アスピオ 出口

ユーリ「これで少しは昨日の悪夢から開放されるな・・・」

アスピオの出口に来たユーリはそう呟く。

リタ「・・・ごめん」

リタはユーリに頭を下げる。

ユーリ「・・・とりあえずお前に言いたいことが二つある」

リタ「・・・何?」

ユーリ「一つ目、今後酒は飲むな」

リタ「・・・はい」
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/07(水) 00:31:12.85 ID:C3ViqRwd0
ユーリ「そして二つ目」

リタ「・・・」

ユーリ「愛してる」

リタ「!?」

リタはユーリの予想外の言葉に動揺する。

ユーリ「・・・お前が酔ってないときに言いたくなってな」

ユーリは頭を掻きながら言う。

リタ「・・・私も、愛してる」

ユーリ「知ってる
    昨日聞いたからな」

ユーリはそう言った後、微笑みながらリタの手を掴む。
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/07(水) 00:31:46.76 ID:C3ViqRwd0
リタ「それじゃ、行きましょう」

ユーリ「ああ」
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/07(水) 00:32:29.76 ID:C3ViqRwd0










そして二人は歩き出す。
二人だけの未来に向かって
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/05/07(水) 00:35:37.12 ID:C3ViqRwd0
以上でこのスレは終了です。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/07(水) 00:59:52.16 ID:72e5AJLho
乙です
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/07(水) 01:58:33.50 ID:NTTcS+8ko
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/07(水) 07:54:59.78 ID:2VGDqLAF0
ヴェスペリア買った動機が、リタが可愛かったからというのは俺だけじゃないはず

エステル?知らねーよ
メインヒロインはリタだろ
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/05/07(水) 18:40:21.90 ID:C3ViqRwd0
>>130
>>131
ここまで読んでくださってありがとうございました。

>>132
作者は割とエステル好きなんですがね・・・
もちろん一番はリタですが
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/05/08(木) 17:46:29.10 ID:cOoqO0XK0
作品をピクシブに掲載しました。
名前はスレタイのままです。

余談ですが、作者の次回作はハヤテのごとくのssを予定しています。
果たして需要はあるのか
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/05/08(木) 23:13:41.42 ID:cOoqO0XK0
支援してくださる方々へ
ピクシブに投稿するときのタイトル字数制限など、諸事情があるので
スレタイ末尾の【アスピオの人】はこれから付けないことにします。
お騒がせして申し訳ありません。
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/08(木) 23:48:15.47 ID:n6MHn0xh0
乙です。
面白かった、ヴェスペリアではリタが一番だと思います。
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/05/09(金) 12:17:09.27 ID:+oNHzs+H0
>>136
お付き合いいただきありがとうございました。
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