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弦之助 「甲賀と伊賀の和睦のために」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/24(木) 22:56:02.25 ID:FhzXSh/H0
バジリスクです。
ドラマCDのようなほのぼのした内容です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1398347762
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寝こさん若返る @ 2024/05/11(土) 00:00:20.70 ID:FqiNtMfxo
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第五十九回.知ったことのない回26日17時 @ 2024/05/10(金) 09:18:01.97 ID:r6QKpuBn0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715300281/

ポケモンSS 安価とコンマで目指せポケモンマスター part13 @ 2024/05/09(木) 23:08:00.49 ID:0uP1dlMh0
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今際の際際で踊りましょう @ 2024/05/09(木) 22:47:24.61 ID:wmUrmXhL0
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誰かの体温と同じになりたかったんです @ 2024/05/09(木) 21:39:23.50 ID:3e68qZdU0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715258363/

A Day in the Life of Mika 1 @ 2024/05/09(木) 00:00:13.38 ID:/ef1g8CWO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715180413/

真神煉獄刹 @ 2024/05/08(水) 10:15:05.75 ID:3H4k6c/jo
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愛が一層メロウ @ 2024/05/08(水) 03:54:20.22 ID:g+5icL7To
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/24(木) 23:00:19.79 ID:FhzXSh/H0



江戸城


家康 「跡取り争いが大変じゃ……。」


天海 「竹千代派と国千代派の争いがたえませぬ。」


家康 「どうすれば良いのか……。」


天海 「そうです家康様 。」


家康 「なんじゃ?」


天海 「どちらかを決める代理戦争をすれば良いのです。」


家康 「代理戦争とな?」


3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/24(木) 23:04:42.74 ID:FhzXSh/H0


天海 「はい、このままでは戦争になる可能性がなきにしもあらず。」


天海 「しかしそれでは多くの武士の血が流れてまする。」


天海 「そこでです家康様、武士の代わりとなるもの同士戦わせれば良いのです。」


家康 「武士の代わりとな?」


天海 「にいとでございます。」


4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/24(木) 23:11:31.26 ID:FhzXSh/H0


家康 「にいととはなんじゃ?」


天海 「大人になっても働かず、親のすねをかじり、一日中家にいるものでございます。」


天海 「親は仕事もしにくい歳で我が子のためと一生懸命働いておるのです。」


家康 「なんてことじゃ。」


天海 「奴らを戦わせれば武士の血が流れることもないでしょう。」


家康 「奴らにとってもイイ運動になるかもしれぬのう。」


家康 「よし、江戸じゅうのにいとを集めるのじゃ。」


天海 「わかりました。」

5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/24(木) 23:23:20.89 ID:FhzXSh/H0



その頃 甲賀卍谷 弾正屋敷


豹馬 「ついに明日………。」


左衛門 「弦之助様と伊賀姫………」


左衛門 「いや、朧との祝言か。」


刑部 「クッ…やはり弦之助様には甲賀のものを嫁にもらってほしかったのう。」


左衛門 「いた仕方のないことじゃ。」


左衛門 「弦之助様も朧も互いに好うておる。」


刑部 「しかし!」


豹馬 「刑部!」


豹馬 「あの弦之助様がおきめになったことじゃ。」


豹馬 「それを祝うのが我らの役目であろう。」


左衛門 「そういうことじゃ。」


6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/24(木) 23:27:18.09 ID:FhzXSh/H0


豹馬 「弦之助様………。」


豹馬 「すまぬ、風にあたってくる……。」 ガラッ


スタスタスタ


左衛門 「豹馬……。」


刑部 「無理も無い。」


刑部 「ああは言っておったが一番複雑な心情であろう。」


左衛門 「嫁入り前の父親に似た感覚じゃな。」

7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/24(木) 23:31:52.07 ID:FhzXSh/H0


刑部 「だがわしは認めぬぞ!」


左衛門 「諦めろ刑部。」


刑部 「何としてでもやめさせねば。」


刑部 「そうだ左衛門!」


左衛門 「なんじゃ?」


刑部 「お主の術で朧に化けるのじゃ!」


左衛門 「何ィッ!」


刑部 「祝言をメチャクチャにするのじゃ!」


左衛門 「断るッ!」

8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/24(木) 23:36:50.80 ID:FhzXSh/H0


刑部 「断るとな、左衛門………。」


左衛門 「そんなバカな真似はせん。」


刑部 「ほ〜う、あのことをバラされとも良いということじゃな?」 ニヤニヤ


左衛門 「あ、あのこと?」


刑部 「左衛門、お主」


刑部 「お胡夷の風呂を覗いておったろう。」


左衛門 「なッ何ィィッ!!」 ギクゥッ


9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/24(木) 23:40:20.27 ID:FhzXSh/H0


刑部 「実の妹の裸をみるとはけしからん兄さまじゃのう。」


刑部 「フハハハハハハハハハハッ!」


左衛門 「………よし、わかった。引き受けよう。」


刑部 「頼んだぞ。」


刑部 「フフフフフ。」


刑部 (わしも覗いていたとはいえぬからのう………。)

10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/04/24(木) 23:44:00.32 ID:xgwxatRg0
懐かしいな。支援
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/24(木) 23:59:48.17 ID:FhzXSh/H0





江戸城


家康 「よし、よりすぐりのにいとを集めたわい。」




Aチーム


Aにいと1 「な、なんでおらが家康様の前に…ヒィッ!」 ビクゥッ


Aにいと2 「デュフフッ家康ナウ。」


Aにいと3 「顎にタマキン袋とかwwww」


Aにいと4 「wwwwwwww。」


Aにいと5 「レッツバジリスクタイムとかマジしn…」 ブツブツ


Bチーム


Bにいと1 「どんなアニメが好きなんだい?」


Bにいと2 「小学生の出てるアニメ。」キリッ


Bにいと3 「ロリコン乙wwww」


Bにいと4 「ロリコン万歳!」


Bにいと5 「小学生は最高だぜ!」


Bにいと12345 「イエイッ」 ガシィッ


家康 「およそ人とは考えられぬのう。」


天海 「Bチームは小さなおなご好きが多いようですな。」




12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/25(金) 00:16:52.13 ID:KHl/Hf1V0


家康 「今日お主らに集まってもらったのにはあるわけがある。」


にいと’s 「わけ?」


家康 「お主ら、徳川家跡取り決めのために戦ってくれぬか?」


にいと’s 「戦う!?」


Aにいと1 「そ、そんな、無理でございます。」


家康 「ほう、わしの言うことが聞けぬというのか?」 ゴゴゴ


にいと’s 「ヒィィッ!」

13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/25(金) 00:24:18.19 ID:KHl/Hf1V0


天海 「ルールを説明する。」


5対5の戦い
相手を気絶させたら勝ち
相手を殺したら脱落
もちろん気絶させられても脱落
生き残ったチームには一族5年の税を免除する


天海 「親は喜ぶぞ。」


14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/25(金) 00:24:55.86 ID:KHl/Hf1V0
>>1です
今日はこれまで
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/25(金) 00:31:33.02 ID:lmwiiim40
にいと ひどいな 乙乙
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/25(金) 01:33:25.67 ID:TpZVmn6U0
バジリスクSSとは素晴らしい
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/25(金) 19:33:58.93 ID:KHl/Hf1V0


弦之介 「朧殿。」


朧 「なんです弦之介様?」


弦之介 「わしの名前が違うのだが。」


朧 「まあ、無能な>>1ですね。」


弦之介 「まったくでござる。」


>>1です
すいませんでした思いっきり間違えていますね
これからは弦之介でいきます

18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/25(金) 20:39:23.24 ID:KHl/Hf1V0
>>1です
投下するでござる
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/25(金) 20:46:02.13 ID:KHl/Hf1V0


伊賀鍔谷 お幻屋敷


朧 「はぁーっ……。」


朧 「ついに明日ですね……。」


朧 「弦之介様…。」 ///




庭の茂み




左衛門 「よし、頼んだぞ刑部。」


刑部 「うむ。」


左衛門 「お胡夷には黙っていてくれ。」


刑部 「任せておけ。」 ズププププ


20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/25(金) 20:53:42.26 ID:KHl/Hf1V0





朧 「緊張しますわ………。」




刑部 (壁の中 「フフフフフッ」


刑部 「スゥゥーーーーッ


刑部 「火事だーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!! 」


朧 「エェッ!」


刑部 「火事だぞーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」


朧 「たっ大変ですわ。」 アタフタ


朧 「井戸の水で火をッ…!」


ダダダダッ


刑部 (地面の中 「よし、やはり井戸にむこうたな!」


刑部 「ソォイッ!!」 ズプッ


朧 「キャァッ!」 足を掴まれる


ズンッ


21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/25(金) 20:57:38.90 ID:KHl/Hf1V0


刑部(フフフフフ。)


刑部 (あらかじめ作っておいた土の台…。)


刑部 (そこに顔をうずめさせた!)


刑部 (………。)


刑部 (水を多くしたから怪我はないだろう。)


22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/25(金) 21:00:20.82 ID:KHl/Hf1V0


朧 「イタタタタッ…。」


朧 「!早く水を!」


タタタタタッ




刑部 「フハハハハハハハハッ!」 ズプププ


刑部 「左衛門!」


左衛門 「任された!」


23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/25(金) 21:04:53.84 ID:KHl/Hf1V0


左衛門 「ほう、よく型がとれたのう。」


刑部 「ガハハハッわしにかかればこんなものよ。」


左衛門 「それにしても美しい顔じゃのう……ハッ!」


左衛門 「イカンイカン、わしはお胡夷だけじゃ。」


左衛門 「それ以外のおなごなど………いかんぞ如月左衛門!」


刑部 「いいから早くやれいッ!」


24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/25(金) 21:10:32.12 ID:KHl/Hf1V0


左衛門 「フンヌッ!」ズッ




ザワザワザワッ




刑部 「ほ〜う、いつ見ても見事じゃのう


刑部 「お主の術は。」


左衛門 「………














左衛門 「フッ。」ニコッ


25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/25(金) 21:38:06.83 ID:KHl/Hf1V0




甲賀卍谷 地虫屋敷



十兵衛 「ついに明日は、弦之介様の祝言か……。」


十兵衛 「あの小さかった弦之介様がおなごを嫁にもらうようになるとはのう………。」


十兵衛 「それはさておき………


十兵衛 「なぜお前らがここにいるのじゃ!」




豹馬 「ウオオオオオオッげ、弦之介様ーーーーッ!」 ブワッ


豹馬 「いかないでくだされーーーーッ!」ウワーンッ




将監 「おお、また笑いおったわい!」カランカラン


将監孫 「キャッキャッ」 ニコニコ


将監 「かわいいのう。」 カランカラン




お胡夷 「十兵衛殿、兄さまの居場所を探してくれぬか?」





26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/25(金) 21:44:00.53 ID:KHl/Hf1V0



十兵衛 「なぜここにいるのじゃ!」


豹馬 「慰められに。」 グズッ


将監 「孫の自慢に。」


将監孫 「ダァッ!」


お胡夷 「兄様の居場所を聞きに。」


27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/25(金) 21:52:14.37 ID:LuKZXe6U0
弦之介と朧には幸せになって欲しいな
SS内だけでも

支援
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/25(金) 21:55:27.78 ID:t+eM25gd0
ほのぼのを見てから本編見返すと死にたくなるなぁ…
支援
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/25(金) 22:10:23.40 ID:KHl/Hf1V0


十兵衛 「やれやれ、今日の占いで凶とでたが………。」 ハアッ


十兵衛 「このことだっt 豹馬 「じゅうぅべぇーーーーーーーーーーーっ!!」


豹馬 「弦之介様がいなくなったら………わしは………


豹馬 「ウウッククッ………」 グズッ


十兵衛 「泣くでない豹馬、男だろ。」


十兵衛 「弦之介様も立派な大人じゃ。」


十兵衛 「いつまでも子供ではない。」


豹馬 「しかし………


十兵衛 「つべこべ言わずに見送ってやれぃッそれが弦之介様の師であるお前の役目じゃろうッ!!」 ゴォッ


豹馬 「!」 ビクゥッ


30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/25(金) 22:14:07.29 ID:KHl/Hf1V0


十兵衛 「お主ののその見えぬ目でしっかり見届けてやれ。」


十兵衛 「弦之介様の立派なお姿をな。」


豹馬 「十兵衛………。」


31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/25(金) 22:27:17.86 ID:KHl/Hf1V0



豹馬 「すまなかったな十兵衛。わしとした事が………。」


十兵衛 「別に良いぞ豹馬。」


十兵衛 「だが祝言で取り乱すでないぞ。」


豹馬 「心得ておる。」


32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/25(金) 22:35:57.63 ID:KHl/Hf1V0



お胡夷 「十兵衛殿ッ!」


十兵衛 「なんじゃお胡夷。」


お胡夷 「早く兄様を探してくだされ。」

33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/25(金) 23:03:41.44 ID:KHl/Hf1V0



十兵衛 「お主は一言目に左衛門、二言目にも左衛門じゃのう。」


お胡夷 「当たり前です。」


お胡夷 「兄様はかっこいいです。男前です。特にあの目、あれで見られたら濡れてしまいます。」


十兵衛 「破廉恥なことを言うでない。」


十兵衛 「それに左衛門は豹馬とともにおったろう。」


豹馬 「ここに来てからは知らぬ。」


将監 「お主ら、そんなことよりわしの孫娘を見ぬか。」


34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/25(金) 23:04:21.22 ID:KHl/Hf1V0
>>1です
今日はここまででござる
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/25(金) 23:12:44.45 ID:BlgaxuTw0
天善殿がギャグみたいに死んでおられるSSはここでござるか
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/25(金) 23:14:20.83 ID:amwhp4n80
乙でござる
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/04/26(土) 00:11:20.18 ID:paxXzrwK0
豹馬がいいパパみたいになってる
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/04/27(日) 03:31:18.95 ID:zMD2iKZT0
どうも、>>1です
こんな時間に投下します
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/04/27(日) 03:42:24.09 ID:zMD2iKZT0


十兵衛 「見よ、豹馬。」


豹馬 「見れぬ、今はまだ昼じゃ。」


十兵衛 「そういえばお主の術は夜しか使えんからのう。」


十兵衛 「術を使う時は見えているのか?」


豹馬 「見えている。」


十兵衛 「なら夜の間ずっとあけていれば良いではないか。」


豹馬 「それでは恐れて誰も近寄ってこないぞ。」


40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/27(日) 15:46:39.14 ID:zFwrAVLb0
なんという俺得。
天善いじりに期待しておりますぞ。
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/27(日) 17:41:04.64 ID:zMD2iKZT0


将監 「ガハハハッ、そんな光った恐ろしい目で孫を見られたらたまらんわい。」


将監 「のう、孫よ。」


将監孫 「ダァ?」


将監 「ハハハハッまだわからぬか。」


将監 「こいつには平和にスクスクと育ってほしいものじゃ。」


将監 「伊賀を目の敵にしていたが………


将監 「甲賀と伊賀の和睦も悪いものじゃないのう。」

お胡夷 「将監殿………。」


42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/27(日) 17:45:58.07 ID:zMD2iKZT0


十兵衛 「お胡夷。」


お胡夷 「はい、なんでしょうか。」


十兵衛 「左衛門の大体の位置がわかったぞ。」


お胡夷 「本当ですか!」


十兵衛 「ああ、刑部とともにおる………。」


十兵衛 「何やらあやしげなことをしておるわい。」


お胡夷 「あやしげなこと?」


十兵衛 「占いではこのままだと甲賀と伊賀の関係がさらに酷くなるよう出ておる。」


豹馬 「なにぃッ!」


43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/27(日) 17:51:39.32 ID:zMD2iKZT0


豹馬 「あの二人もしや!」


豹馬 「伊賀に攻め入るつもりでは!」


お胡夷 「そ、そんな!」


十兵衛 「まだそうと決まったわけでない。」


十兵衛 「刑部はともかく左衛門は頭のまわる男じゃ。」



____________________



刑部 「ヘェックショイッ!」


左衛門 「どうした刑部。」


刑部 「誰かがわしを馬鹿にしておるな…。」


44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/27(日) 19:12:53.19 ID:zMD2iKZT0



十兵衛 「むやみに伊賀との不戦の約定を破るとは思えん。」


お胡夷 「なら…


豹馬 「しかし今まで十兵衛の占いが外れたことはないぞ。」


将監 「ならあの二人を止めねばならぬ。」

45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/27(日) 19:21:56.06 ID:zMD2iKZT0


十兵衛 「祝言の前日に騒ぎは起こせぬ。」


十兵衛 「なんとしてでも明日、あの二人を止めるぞ。」


豹馬 「わかった。」


お胡夷 「兄様は私が止めます。」


46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/27(日) 19:34:22.27 ID:zMD2iKZT0








ー その夜 ー

江戸 城下町



Aにいと5 「くらぇっ!」ブンッ


Bにいと1 「ウグゥッ」ドガァッ


Aにいと5 「無様だなロリコンにいと。」


Aにいと5 「パチス◯で鍛えた腕の味はどうだ?」


Bにいと1 「…あまり痛くないでござる。」


Bにいと1 「こっちの番だ!」ブンッ


Aにいと5 「グァッ」ドゴォッ


Aにいと5 「…そんな痛くないな。」


Bにいと 「くそぉっ。」







天海 「長くなりそうですな。」


家康 「うむ。」








47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/27(日) 19:42:44.84 ID:zMD2iKZT0



その頃甲賀卍谷 弾正屋敷


弦之介 「なかなか眠れぬ………。」


弦之介 「完全にうかれておるな……。」


弦之介 「朧殿……。」


弦之介 「少し外に出てみるか……。」

48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/27(日) 19:52:11.97 ID:zMD2iKZT0



弦之介 「うむ、月が綺麗じゃ……。」


弦之介 「伊賀からもこの月が見えるのか。」


弦之介 「朧殿もこの月をみていれば良いのだが…。」





その頃 伊賀鍔隠れ谷 お幻屋敷


朧 「スースー…。」 スヤスヤ


朧 「ムニャァ…弦之介様………。」


寝てました


49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/27(日) 19:56:30.68 ID:zMD2iKZT0










弦之介 「明日のわしと朧殿の祝言、無事に成し遂げてみせる。」






弦之介 「伊賀と甲賀の和睦の為に。」


50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/27(日) 19:59:29.00 ID:zMD2iKZT0
どうも>>1です
スレタイ回収して、無事に一日目が終わりました
9時半ぐらいに投下するでござる
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/27(日) 21:22:35.87 ID:Lf0vssvAO
山田風太郎先生がこの体たらくを御覧になったら……
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/27(日) 22:16:03.80 ID:zMD2iKZT0
投下するでござる
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/28(月) 23:55:37.04 ID:r++yVHno0





ー 祝言の日 ー
伊賀鍔隠れ谷 お幻屋敷





朧 「朱絹、どうじゃ?」


朱絹 「とても綺麗です朧様。」


朧 「ありがとう。」


54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/29(火) 00:06:52.91 ID:eQcFeSJf0



朧 「朱絹も早く着れたら良いのに。」


朱絹 「私にはそんな人が………


朧 「……小四郎。」 ボソッ


朱絹 「なっ!」 ///


朱絹 「小四郎殿とは何もございませぬ。」 ///


朱絹 (小四郎殿と結婚………。)


55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/29(火) 00:11:17.99 ID:eQcFeSJf0
















小四郎 「朱絹殿!」


小四郎 「拙者の嫁になってくだされ!」


朱絹 「ハイッ!」 ///




56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/29(火) 00:18:05.09 ID:eQcFeSJf0



















小四郎 「朱絹…。」 ハアハア


朱絹 「来て………小四郎………。」///


小四郎 「朱絹!」 ガバッ


朱絹 「アアンッ!」///


















朱絹 「グフフフフフフフフッ」 タラッ


朧 「よだれが出てますよ朱絹。」


57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/29(火) 00:32:31.34 ID:eQcFeSJf0



朱絹 「と、とにかく私はまだ予定はありません。」///


朧 「それは残念だわ。」



















陽炎 「フフフ………。」 スッ


陽炎 「見つけた……………。」


58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/29(火) 00:33:22.95 ID:eQcFeSJf0
今日はここまでです
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/29(火) 02:12:35.66 ID:rqR6IiRi0
乙乙
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/30(水) 01:42:55.30 ID:jsxkcD0+0


陽炎 「朧………!」 ギリッ


陽炎 「あいつさえいなければ……弦之介様は…。」


陽炎 「まあいいわ、あなた達の関係も今日で終わりよ。」


陽炎 「フフフッ。」


61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/30(水) 01:51:13.62 ID:jsxkcD0+0









左衛門 (朧ver 「刑部。」ヒソヒソ


刑部 「なんじゃ左衛門。」ヒソヒソ


左衛門 「なぜ陽炎がおるのじゃ。」


刑部 「実は昨日のことをうっかり喋ってしまってのう。」


左衛門 「やれやれ、なんていったんだ?」


刑部 「明日の祝言を失敗させるといった。」


左衛門 「はぁ。」


刑部 「すまなかったな。」


刑部 「しかしわしらに協力してくれているではない。」


左衛門 「それもそうじゃな。」


62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/30(水) 01:52:31.60 ID:jsxkcD0+0
ミス
してくれているではない ×

してくれているではないか ◯
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/30(水) 01:56:43.13 ID:s1CuTs9ro
個人的には甲賀忍法帖より伊賀忍法帖の方が好きだな

最後の上泉伊勢守がかっこよすぎる
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/30(水) 02:01:46.24 ID:jsxkcD0+0








伊賀鍔隠れ谷 お幻屋敷
祝言の間



弦之介 「」 ソワソワ


ガラッ


弦之介 「」 ビクゥッ


仗助 「失礼するでござる。」


弦之介 「なんじゃ仗助か。」


仗助 「なんじゃとはひどいですぞ弦之介様。」


弦之介 「すまぬ仗助。」




夜叉丸 「おい。」ヒソヒソ


蛍火 「なんです夜叉丸殿。」ヒソヒソ


夜叉丸 「ありゃ本当に甲賀の頭領の孫なのか?」


蛍火 「ええ、まあ。」


夜叉丸 「子供みたいにソワソワしてるじゃないか。」


蛍火 「でも少し可愛らしいですよ。」


夜叉丸 「おい。」


65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/30(水) 02:06:29.37 ID:jsxkcD0+0


蛍火 「私たちもいつか……。」


蛍火 「フフフッ。」///


夜叉丸 「そうだな。」


夜叉丸 「その時はよろしく頼むぜ蛍火。」


蛍火 「夜叉丸殿……。」///






仗助 「ケッ。」


66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/30(水) 02:20:04.00 ID:jsxkcD0+0


仗助 「イチャイチャしやがって。」


仗助 「まったくもってうらやまけしからんぞ。」


十兵衛 「みっともないぞ仗助。」


将監「全くじゃ。」


仗助 「十兵衛殿には[ピザ]の気持ちがわからんとです。」


仗助 「それよりわしらしかおらんのですか?」


十兵衛 「さあな。」


十兵衛 (豹馬、お胡夷、頼んだぞ。)


67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/30(水) 02:32:19.41 ID:jsxkcD0+0





念鬼 「クソっ、甲賀者め。」


念鬼 「たった3人しか来ておらんとは。」


陣五郎 「しまいに将監のやつ、孫を連れてきておる。」


陣五郎孫 「ダアッ!」


蝋斎 「お主もな。」








68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/30(水) 02:38:39.88 ID:jsxkcD0+0


念鬼 「小四郎、天膳は来ておらぬのか?」


小四郎 「天膳様は今朝方山に山菜を取りにまいられました。」


念鬼 「えっ!?」










天膳 「ふう、籠がいっぱいになってきたな………。」


天膳 「めでたい祝言の日じゃ、うまい伊賀の山菜を振舞おう。」





69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/30(水) 02:41:05.81 ID:jsxkcD0+0



天膳 「しかし、弦之介にはこの腹下し草を………。」 ガサッッ


天膳 「ムッ。」


クマ 「やあ」


天膳 「」


ウワアアアアアアアアッ



70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/30(水) 02:43:16.57 ID:jsxkcD0+0

ここまでです!
天膳様はこれからもドンドン死にますのでよろしくお願いします
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/30(水) 02:50:13.39 ID:fbbZkGSeO
てっ天膳様が死んでおられる…!?
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/30(水) 02:52:41.81 ID:pjTqB22Co
天膳様が殺されちゃった!
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/30(水) 09:22:33.23 ID:dTAE7zMvo
天膳様やっときたか!
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/04/30(水) 18:37:56.51 ID:jsxkcD0+0
投下します
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/04/30(水) 18:46:08.08 ID:jsxkcD0+0











朧 「さあ朱絹、急がないと祝言に遅れてしまいますよ。」


朱絹 「はい、まいりましょう。」


朱絹 「あれっ。」 ガッt


朱絹 「扉が開かない!」


朧 「そ、そんな。」


朱絹 「だ、誰か開けてくだされ!」 ドンドン


76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/04/30(水) 18:56:44.49 ID:jsxkcD0+0



陽炎 「これで大丈夫だわ。」


陽炎 「刑部殿、そのまま壁の中から抑えていてくだされ。」


刑部 (壁の中 「任せろ。」 ググッ


左衛門(朧ver 「陽炎、行くぞ。」


陽炎 「はい。」


77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/04/30(水) 19:07:18.68 ID:jsxkcD0+0



陽炎 「安心しなさい朧。」


陽炎 「弦之介様は私が幸せにしてあげる。」

























陽炎 「永遠にね。」
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/04/30(水) 19:46:54.97 ID:jsxkcD0+0





ー 祝言の間 ー


陽炎 「失礼します。」


仗助 「おお陽炎殿、遅かったのう。」


陽炎 「ええ、準備に手間がかかりまして。」


陽炎 (私と弦之介様の幸せのためのね。)


十兵衛 「陽炎、お主左衛門たちを知らぬか?」


陽炎 「さあ?私は着物の準備をしておりましたので。」


十兵衛 「………。」



79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/30(水) 21:28:07.82 ID:jsxkcD0+0





弦之介 「遅いのう………。」 ソワソワ


弾正 「急くでない弦之介、みっともないぞ。」


弦之介 「しかし緊張してしまうのです………。」


80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/30(水) 21:35:28.61 ID:jsxkcD0+0




弦之介 「おじじはどのような心情であったのですか。」


弾正 「わしか………。」


弾正 (今でもお幻とのことを思い出す………。)


弾正 (もう一度あの頃に還れるならどれほどうれしきことか………。)


弦之介 「おじじ?」


弾正 「よう覚えておらぬ………。」


弾正 「しかし弦之介お主は今日のこの時、忘れるでないぞ。」


弦之介 「わかっております。」


弦之介 「この日からゆっくり、ともに歩めば良い………。」


弦之介 「甲賀と伊賀、ともに。」


弾正 (若いのう弦之介。)


弾正 (昔の自分を見ているようじゃ。)


81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/30(水) 21:40:45.03 ID:jsxkcD0+0







左衛門(朧ver (このままうまくいくと良いのじゃが………。) スタスタ


お幻 「朧や。」


左衛門 「うわぁッ!」


お幻 「何を驚いておる。今までどこにおったのじゃ?」


左衛門 「少し準備に………。」


お幻 「まあ良いわ、急がないと弾正の孫におこられるぞい。」


82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/30(水) 21:44:01.61 ID:jsxkcD0+0














お幻 「花嫁をつれてまいりました。」 ガラッ


左衛門 「」 ドキドキ


83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/30(水) 21:50:22.22 ID:jsxkcD0+0






その頃 朧たち


朧 「誰か、開けてくだされ!」 ドンドン


刑部 「フハハッ無駄じゃ無駄じゃ。」


刑部 「今頃左衛門が祝言をメチャクチャにしておるわ。」




タタタタタッ





刑部 「ムッ!」


刑部 「 ! 」





豹馬 「声の元はそこかっ!」 ダダダッ


刑部 「なにぃっ豹馬!!」





84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/30(水) 21:54:16.72 ID:jsxkcD0+0



豹馬 「」 チャキッ


刑部 「クソっひとまず部屋の中に………。」 ズププッ


※注 部屋の中には朧がいます


朧 「えっ。」


刑部 「えっ。」 ズプッ


目があいました



85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/30(水) 22:02:22.88 ID:jsxkcD0+0



朧 「キャーーーーーッ変態ー〜ーーーーーーーーーーッ!!」


刑部 「ウワァァーーーーーーッ出られないーーーーーーーーーーーーッ!!」 ガチッ



※ ここでは忍術を無効にされた刑部はコンクリート埋めにされたとお考えください




朱絹 「キャッ!上半身露出壁埋め男が!」


お胡夷 「そいやっ!」 ガラッ


朱絹 「扉がひらいた! 」


豹馬 「無事か伊賀のものよ。」


朧 「あなたは弦之介様の…


豹馬 「早く祝言の場へ!急がねば大変なことになりますぞ!」



86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/30(水) 22:03:34.86 ID:jsxkcD0+0

11時ぐらいにきます
それまでさらばじゃっ!
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/30(水) 23:07:04.04 ID:jsxkcD0+0
投下しろ、>>1
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/30(水) 23:15:47.02 ID:jsxkcD0+0







ー 祝言の間 ー


弦之介 「遅かったですな朧殿。」 ドキドキ


左衛門(朧ver 「はい………。」


左衛門 (弦之介様がキョドってらっしゃる。)


弦之介 「お、朧。」


左衛門 「なんですか?」


弦之介 「いや……何というか体つきが男らしいというか………。」


左衛門 (しまった!体つきを変えるのを忘れていた!)


左衛門 「気のせいですわ。」 オホホホ



89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/30(水) 23:20:39.21 ID:jsxkcD0+0



弦之介 「そうであったか。」


左衛門 「きっと瞳術の使いすぎですわ。」


90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/30(水) 23:32:00.00 ID:jsxkcD0+0



弾正 「弦之介、始めるぞ。」


お幻 「朧、よういしなされ。」


左衛門 「はい。」


左衛門 (このまま杯を飲むわけにはいかぬ!)


弦之介 「さあ朧殿、準備を。」


左衛門 (よし、朧の姿でチ◯コとか破廉恥なことを言えば!)


左衛門 「弦之介、実は私チンk 朧「ちょっと待ったーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!」ガラッ


弾幻弦左小蝋念陣夜蛍十陽将仗 「!!!!」


91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/30(水) 23:38:19.41 ID:jsxkcD0+0



弦之介 「お、朧殿!?」


朧 「弦之介様!」


弦之介 「な、ここにいる朧殿は!」


左衛門 「しくじったな刑部!」


朧とめがあう


左衛門 「うおおおおおっ!」 ビキッザワザワッ


弦之介 「さ、左衛門!お主何を。」


左衛門 「くっ。」 ダッ


ヒュルルルル……


左衛門 「!? 」


バリィィッ


左衛門 「ウオッッ危ないっ!」 ズシャッ


小四郎 「よくも朧様に化けてくれたな………。」 ゴゴゴゴゴゴ



92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [Sage]:2014/04/30(水) 23:42:45.55 ID:jsxkcD0+0



左衛門 (こ、殺される!)


左衛門 「逃げるしかッ ドンッ


左衛門 「へっ?」


豹馬 「」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


豹馬 「よくも弦之介様の大切な場を………。」


左衛門 「待て豹馬、話せばわかる!」


豹馬 「問答無用!」 シャキンッ



ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ



お胡夷 「兄様………着物姿もにあっておりましたよ。」///




93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/30(水) 23:48:52.63 ID:jsxkcD0+0




ー しばらくして ー




弾正 「これより甲賀弦之介、伊賀朧の祝言を行う。」


お幻 「弦之介や、杯を。」


弦之介 「はい。」 スッ


弦之介 「」 ゴクッ


弦之介 「朧殿。」


朧 「はい………。」///


朧 「」コクッ


朧 「弦之介様…。」///


弦之介 「朧殿…‥。」///



94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/30(水) 23:54:06.38 ID:jsxkcD0+0



弾正 「誓いの接吻を。」


弦之介 「いくぞ………。」///


朧 「はい………。」///


小四郎 「朧様ーーーーーーーーーーーーーッ!」 ワーーーッッ


豹馬 「弦之介様ーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!」 ウオーーーーーッッ



弦之介 「」
朧 「」








チュッ


















95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/30(水) 23:55:33.29 ID:jsxkcD0+0

この日、甲賀と伊賀のが一つになった
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/30(水) 23:57:02.77 ID:jsxkcD0+0

>>1です
今日はここまでだ
天膳様?さあ、今頃どうなっているのやら
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/01(木) 11:07:46.48 ID:f2wn1ySf0
支援
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/01(木) 12:09:07.99 ID:MsEfs+MVo
400年の宿怨は重い・・・
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/01(木) 19:16:50.13 ID:1Bdy2Z2L0
>>1です
投下します
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/01(木) 19:25:27.40 ID:1Bdy2Z2L0





左衛門 「」 ブラ〜んッ


刑部 「」 ブラ〜んッ


豹馬 「どうじゃ左衛門、刑部、甲賀名物大木地獄は。」


豹馬 「ちなみに樹齢は150年以上じゃ。」


左衛門 「オェェッッ」 ゲロロッ


小四郎 「」 ヒュルルルル……ドパンンッ


小四郎 「汚いものを出すでない甲賀者。」


101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/01(木) 19:32:05.69 ID:1Bdy2Z2L0



豹馬 「これ小四郎、その呼び名は禁止されたはずじゃ。」


小四郎 「すまない豹馬殿、しかしこやつらを許すわけにはいかぬ!」


小四郎 「朧様に化け、あろうことか破廉恥なことを言おうとしたのですぞ!」


豹馬 「うむ。」


豹馬 「左衛門、刑部、懲りたか。」


左衛刑部 「すいませんでした………。」 ボロッ



102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/01(木) 19:41:23.01 ID:1Bdy2Z2L0













弦之介と朧の祝言の後、甲賀と伊賀の間では名前での呼び合いが強制された。
甲賀と伊賀を結ぶ街道は整備され多くのものが行き交い、途中の道では店などもできた。
甲賀十人衆と伊賀十人衆は以外と中が良くなり、孫を自慢し合うものもいる。
およそ十年前には考えられなかったことである。
しかし中には………………………












天膳 「ムムムッ」 ギリッッ




103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/01(木) 19:43:43.96 ID:1Bdy2Z2L0


天膳 「認めぬぞ!伊賀と甲賀の和睦など!」














第一部 弦之介 「甲賀と伊賀の和睦のために」 完


104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/01(木) 19:46:09.98 ID:1Bdy2Z2L0
>>1です
一部が終わりました
二部もこのまま続けたいと思います
主人公は天膳様です!
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/01(木) 21:29:19.85 ID:1Bdy2Z2L0
投下します!
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/01(木) 21:40:21.06 ID:1Bdy2Z2L0



ー 甲賀卍谷 弦之介屋敷 ー


朧 「あなた〜。」///


弦之介 「なんだ朧?」


朧 「フフッ、呼んでみただけです。」///


弦之介 「ムッ、このかわいい奴め。」 ダキッ


朧 「エヘヘッ。」/// ギュ〜ッ





庭の茂み





天膳 「さっそく夫婦しておるわ………。」 ガサッ




107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/01(木) 21:52:06.31 ID:1Bdy2Z2L0



天膳 「祝言の日の料理で弦之介に腹下し草を食わせてやりたかったが……。」


天膳 「熊に殺されるとは情けない……。」


天膳 「小四郎の話では巣穴で吊るされていたそうだ……。」


天膳 「今度会ったら刀の錆にしてくれる!」 ガササッ


弦之介 「ムッ。」





108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/01(木) 21:58:01.81 ID:1Bdy2Z2L0



弦之介 「そこにいるのは誰じゃ。」


朧 「あなた?」


弦之介 「下がっていろ朧。」 チャキッ




天膳 (くそ、わしとしたことが!)


天膳 (どうすれば………ハッ!)


天膳 「ニ、ニャ〜ッ。」




朧 「まあ、猫ですわ。」


弦之介 「そうであったか。」




天膳 「ふう、助かった……。」


109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/01(木) 22:01:40.63 ID:1Bdy2Z2L0



ー 伊賀鍔隠れ谷 天膳屋敷 ー


天膳 「クッ弦之介め、このわしにあんな恥ずかしいことを。」


天膳 「よかろう、わしを怒らせたことを後悔させてやるわ。」 ゴゴゴッ


天膳 「誰か協力してくれるものを探さねば。」



110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/01(木) 22:19:00.01 ID:1Bdy2Z2L0



小四郎 「嫌です。」


天膳 「ないィッ!」


小四郎 「やめてください天膳様、そんな事考えてるのはあなたぐらいですよ。」


小四郎 「陣五郎殿は将監殿と孫を自慢しあっていますし。」


小四郎 「蝋斎様は弾正様とお幻様と一緒にお茶会をしております。」


天膳 「貴様、わしに逆らうか!」


小四郎 「……熊。」 ボソッ


天膳 「」 ビクッ


小四郎 「天膳様の遺体を運んだのは誰ですか?」


天膳 「ウッ!」 グサッ


小四郎 「拙者がいなかったら治ることなく熊の餌になっていたんですよ。」


天膳 「うぐっ!」 グササッ


小四郎 「死なない以外なにも忍術ないじゃないですか。」


天膳 「グワアァッ!」 グササアァッ



111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/01(木) 22:20:05.59 ID:1Bdy2Z2L0
>>1です
今日はここまでですまたあした
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/01(木) 22:26:44.07 ID:lVr4oHuro


がんばれ天膳、負ける天膳
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/02(金) 00:54:03.31 ID:P7iBSIKAO
小四朗め、みんな言うの我慢してたのに
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2014/05/02(金) 01:49:57.99 ID:ZRuZPOTxo
〜輝かしい天膳様の戦績〜

vs地虫→喉に仕込んでいた槍の穂に刺され死亡(一回目)。復活後、ネタが割れている地虫相手に渾身の一太刀で勝利。
vsお胡夷→血を吸われるとさすがにキツい。念鬼に丸投げ。
vs弦之介(in伊賀)→瞳術に終始ビビりっぱなし。小四郎に丸投げも失敗。何もしてないくせに朧を責め倒す。
vs刑部→朧を犯すことに夢中で完璧に不意打ちを喰らい死亡(二回目)。復活後、朱絹の手を借り、とどめだけ刺す。
vs豹馬→盲目二人相手に余裕を見せるも瞳術で返り討ちにあい死亡(三回目)。身ぐるみ剥がされる。
vs左衛門→人海戦術にて勝利。自慢の一張羅を無事取り戻す。
vs陽炎→女を前にすると警戒心がまるで無い。毒の吐息にかかり死亡(四回目)。しかし得意の人海戦術で陽炎を生け捕る。
vs弦之介→盲目の弦之介と互角の斬り合い。不運にも板を踏み外し首を落とされ死亡(五回目)。周囲の手を借りなんとか復活。
vs朧→破幻の瞳により敗北。六回目の死亡で、ついに完全に死亡した。


まとめてみたら死にすぎててやばい
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/02(金) 07:24:23.32 ID:JfD/8MrW0
天膳「ふぇぇぇ…不戦の約定解いてよぉ…」
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/02(金) 10:42:27.55 ID:YDL0xmVI0
>>1です
今日はバイトがないのでお昼には投下します
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/02(金) 10:46:51.39 ID:WrkxyVWP0
了解
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/02(金) 11:01:41.94 ID:aFTs5zYHo
天膳 (cv.速水奨)「ニ、ニャ〜ッ。」

・・・イケメンな猫だ

まあ天膳様は死を活用して倒すから2人以上敵にばれず常に有利な状況で一人一殺してるから戦法としては間違ってない・・・か?
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/02(金) 11:32:23.18 ID:VQtRNJIz0
弾正とお幻がお茶会してるのか、よかったなぁ…
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/02(金) 12:26:49.50 ID:YDL0xmVI0
>>1です
投下しますあ
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/02(金) 12:34:16.22 ID:YDL0xmVI0




ー 江戸城 ー


Bにいと3 「はあ、はあ………。」


Aにいと1 「ついにおらたちだけになった………。」


Aにいと1 「臆病者でいじめられて引きこもったおらだけど!」


Aにいと1 「おっとおとおっかあを楽させてやりでだ!」


Bにいと3 「それはこっちもだ!」


Bにいと3 「こんなロリコンなダメ息子を育ててくれた!」


Aにいと1 「負けていった他の仲間たちのために。」


Bにいと3 「ここで。」





ABにいと 「負けるわけにはいかないんだッ!!



122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/02(金) 12:45:09.98 ID:YDL0xmVI0




ガッ……






ドサッ








天海 「家康様………。」


家康 「うむ。終わったな。」


天海 「両者同士討ちですわい。」


123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/02(金) 15:37:29.34 ID:YDL0xmVI0



家康 「決着はついた。にいとたちを集めよ。」


天海 「はい。」

124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/02(金) 15:40:50.41 ID:YDL0xmVI0


Aにいと1 「ウウッ、すまないだ。」 ボロッ


Aにいと2 「よく最後までがんばった。」


Aにいと3 「あとは家康様の判断できまるのか。」


家康 「………。」


125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/02(金) 15:50:53.00 ID:YDL0xmVI0



家康 「……お主らは!」


にいと’s 「 ! 」 ビクッ


家康 「家にこもり、働きもせずに飯を食っている!」


家康 「親にも迷惑をかけるろくでなしだ!」


にいと’s 「……。」


家康 「………しかしわしは見た。」


家康 「その太った体でただひたすらに親のために戦う姿。」


家康 「少しでも迷惑をかけた親に対して恩を返そうとする心。」


家康 「その心にわしは感動した。」


家康 「お主らのその心が働くための第一歩になるだろう。」


家康 「親の肩を揉むなどでも良い。」


家康 「ゆっくりで良い、少しずつで良い。」


家康 「親孝行をしてやれ。」



126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/02(金) 15:55:01.10 ID:YDL0xmVI0



家康 「敗者はいない、ここにいるものすべて勝者じゃ!」


Aにいと1 「ということは………。」


家康 「うむ、一族五年の税をなくす。」


家康 「これが一つ目の親孝行じゃ。」 ニカッ


にいと’s 「ありがたき幸せ!」 ガバッ


家康 「親を大事にせい。」


127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/02(金) 15:58:49.24 ID:YDL0xmVI0







天海 「あれでよかったのですか?」


家康 「大丈夫じゃ、あやつらの目を見てみろ。」


家康 「あれなら心配ないわ。」


天海 「いや、そっちじゃなくて跡取りの方です。」


家康 「えっ。」


天海 「どうなさるですか?」



128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/02(金) 15:59:58.57 ID:YDL0xmVI0


家康 「………。」


家康 「くじ引きでよくね?」









江戸跡取り争い これにて終了



129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/02(金) 16:00:54.68 ID:YDL0xmVI0
>>1です
夜にまたきます
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/02(金) 16:48:42.53 ID:aFTs5zYHo
家康がこれくらいちゃらんぽらんだったら・・・
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/02(金) 18:17:57.23 ID:sPlaK39vo
にいとぱあとが面白いでござる
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/02(金) 19:37:38.54 ID:1pYy64Y3o
と言うか、あれからずっと戦ってたのかよ!
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/02(金) 21:27:40.98 ID:YDL0xmVI0




ー 伊賀鍔隠れ谷 ー


天膳 「小四郎にいじめられた………。」


天膳 「小さい頃はよくわしのぴょろりで遊んでおったが…。」


天膳 「反抗期かのう。」


134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/02(金) 21:36:03.70 ID:YDL0xmVI0



天膳 「確かにわしは死なない以外なにも忍術はない………。」


天膳 「………。」


天膳 「あれ?もしかしてわし伊賀で一番弱いのか?」


135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/02(金) 21:39:30.98 ID:YDL0xmVI0



天膳 「みんな忍術をもっていてわしの能力もばれている。」


天膳 「死体をバラされて埋められてはおしまいだ。」


天膳 「………。」


天膳 「よし、修行しよう!」 スクッ



136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/02(金) 21:43:50.76 ID:YDL0xmVI0




天膳 「とは言ったもののどうすれば……。」


天膳 「>>138に行ってみよう。」


137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/02(金) 21:48:07.69 ID:tWOp10m2o
大御所様の所
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/02(金) 21:54:27.83 ID:2oHoyRSL0
阿福の寝床
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/02(金) 22:02:47.70 ID:YDL0xmVI0



天膳 「なに、阿福様のところか、遠いのう。」


天膳 「>>141で行こうかのう。」


140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/02(金) 22:21:23.64 ID:ZRuZPOTxo
逆立ち
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/02(金) 22:22:34.95 ID:oFm0heHjo
地虫に乗って
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/02(金) 22:37:17.84 ID:YDL0xmVI0



ー 甲賀卍谷 地虫屋敷 ー


十兵衛 「今日の占いで凶と出たがはたしてなにがおこるのか。」


十兵衛 「今日の占いで凶………ククッ。」


天膳 「失礼する地虫殿。」 ガラッ


十兵衛 「おお天膳か、久しゅうのう。」


143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/02(金) 22:54:54.01 ID:YDL0xmVI0



天膳 「十兵衛、よりいって相談があるのじゃが。」


十兵衛 「断る、今日の占いで悪いことがおきると出たがおそらくお主のことだろう。」


天膳 「何をいうておる。江戸へともに参ろうと誘いにきただけじゃ。」


十兵衛 「何をしにいく天膳?」


天膳 「阿福様に会いに行こうと思う。」


十兵衛 「竹千代様の乳母のか?」


天膳 「そうじゃ。」


144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/02(金) 23:46:50.09 ID:YDL0xmVI0



天膳 「そこでお主に乗って江戸までの行きたいのだが。」


十兵衛 「諦めろ天膳、わしは無理じゃ。」


十兵衛 「若い頃の弦之介様ならともかくお主のような大人では速さがでんわ。」


天膳 「困ったのう、どうすれば良いのか。」


十兵衛 「江戸は遠いから>>146に行けばよかろう。」


天膳 「それは良い考えじゃ。」



145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/02(金) 23:55:21.86 ID:oFm0heHjo
地獄
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/05/02(金) 23:58:43.24 ID:LkEsNHkA0
駿府
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/03(土) 00:15:14.45 ID:7G/7G7CU0



天膳 「どうしても江戸に行かせたいようじゃな。」


十兵衛 「誰にいっておるのじゃ?」


天膳 「いや、気にするな。」


148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/03(土) 00:23:05.56 ID:XavM0qtAO
>>144
ルンバ猫が浮かぶんだけど
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/03(土) 00:26:07.10 ID:7G/7G7CU0



弦之介 「十兵衛。」 ガラッ


朧 「失礼します。」


天膳 「朧様!」


朧 「天膳、来ておったのか?」


弦之介 「これは天膳殿、祝言の時は残念でござった。」


朧 「たしか熊に襲われたのですよね。」


天膳 「朧様っ!」 シィーーッ


十兵衛 「熊にやられるとは、ハハッお主もまだまだよのう。」


弦之介 「ハハハハッ。」


朧 「フフフッ。」


天膳 (クゥッ、コケにしやがって………。)



150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/03(土) 00:40:41.93 ID:7G/7G7CU0



天膳 (くそっ弦之介め………どうにかしてやりたいが………。)


天膳 (そうだ!)


天膳 「駿府に行こう!」


151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/03(土) 00:43:58.73 ID:7G/7G7CU0
>>1です
次回、伊賀甲賀十人衆江戸にいきます
お楽しみに
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/03(土) 03:33:06.21 ID:vgpeKHbCo

駿府に行ってどうなるものでもなさそつだがww
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/03(土) 04:19:55.52 ID:6QO9Bbj8o
駿府行ってどうするんだ?wwww
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/03(土) 19:59:00.51 ID:7G/7G7CU0
>>1です
投下しまする
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/03(土) 20:08:30.56 ID:7G/7G7CU0



出発の日


弾正 「まさか甲賀十人衆と伊賀十人衆がともに江戸に観光に行ける日がくるとは……。」


お幻 「長く生きるといいことがありますのう。」


蝋斎 「何をいいなさるお二人方、まだまだこれからじゃろう。」


弾正 「そうじゃのう……弦之介の子供、ひ孫を見るまでは[ピーーー]ぬからのう。」




ハハハハハッ





夜叉丸 「年寄りくさいぜ。」


小四郎 「これ夜叉丸殿、そのようなことを言うてはいけません。」



156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/03(土) 20:25:18.32 ID:7G/7G7CU0



将監 「まさか本当に行けるとはのう。」


陣五郎 「これも朧様と弦之介様のおかげじゃな。」


陣五郎 「それより将監、お主も孫を連れてきたのか。」


将監 「ああ、可愛いだろう。」


将監孫 「キャッキャッ。」


陣五郎 「何を〜、わしの孫の方が可愛いわ!」


陣五郎孫 「アブッ!」




157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/03(土) 20:28:14.23 ID:7G/7G7CU0



ワシノホウガ!イヤワシノマゴノホウガ!





左衛門 「二人とも楽しそうじゃのう。」


お胡夷 (私も兄様の子が欲しい………。)


158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/03(土) 20:38:54.43 ID:7G/7G7CU0



念鬼 「江戸にはなにがあるのじゃろうかのう?」


刑部 「ハハハッ田舎者め。」


豹馬 「ならお主はわかるのか刑部?」


刑部 「グヌヌッ!こ、これから行くのだからよかろう。」


念鬼 「田舎者はお主のようだったのう刑部。」


仗助 「甲賀も伊賀も田舎であろうに何をいいあっているのじゃ。」


豹馬 「それもそうじゃ。」



159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/03(土) 20:44:03.01 ID:7G/7G7CU0


朱絹 「楽しみですね。」


陽炎 「ええ、そうですわね。」


蛍火 「朱絹はどうするのですか?」


朱絹 「何をです?」


蛍火 「小四郎のことよ。」


朱絹 「ど、どうもしません!」///


陽炎 「江戸で初めてを奪ってやればいいのです!」


朱絹 「陽炎殿!」 ///




160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/03(土) 20:47:43.48 ID:7G/7G7CU0



陽炎 「大丈夫ですわよ。暗闇でアレをアレしてアレですわ。」


朱絹 「その……あの…まだ…。」/// ボソッ


朱絹 「経験がないのです。」///


陽炎蛍火 「エエーーーーーーーーーーーーーッ!」



161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/03(土) 20:48:31.58 ID:7G/7G7CU0
ひとまずこれまでです
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/03(土) 21:23:07.94 ID:vgpeKHbCo

いつの間にか打ち解けてる女性陣に吹いた
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/03(土) 22:04:02.12 ID:7G/7G7CU0
11時くらいに投下します
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/03(土) 23:58:48.10 ID:7G/7G7CU0



陽炎 「あ、あなた今までしたことない!?」


蛍火 「その体ですからてっきり男を取っ替え引っ替えしてると思っていました。」


朱絹 「そんな淫乱ではありませぬ!」///


朱絹 「あ、貴方たちはどうなの?」


蛍火 「は、初めても今も夜叉丸殿のものです……。」///


陽炎 「処女ではないですわ。」///


陽炎 (弦之介様でシて膜がなくなったなんていえない。)///



165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/04(日) 00:03:45.55 ID:dF2Jr3MJ0



朧 「あらあら、みんな出発前からはしゃいでいますね。」


弦之介 「甲賀と伊賀が皆仲良くなっていてくれてよかった。」


朧 「そうですね。」


弦之介 「これをきにもっと仲が深まれば良いのう。」



166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/04(日) 00:19:04.85 ID:dF2Jr3MJ0



朧 「天膳のおかげですね。」


弦之介 「急に駿府に行こうと言いだして驚いたがな。」


弦之介 「天膳殿にも何か考えがあったのだろう。」


朧 「きっとみんなの仲が良くなる様にと考えたんだわ。」


弦之介 「さすが天膳殿だな。」


弦之介 「さて、江戸にはどれくらいいられるのじゃ?」


朧 「たしか10日間はいられるはずです。」


弦之介 「ふむ、里のものへ土産を買う時間はじゅうぶんにあるのう。」


朧 「はい、ですから夫婦水入らずで過ごしましょうあなた。」///


弦之介 「朧……。」


167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/04(日) 00:23:33.69 ID:dF2Jr3MJ0




天膳 「うむむ…。」


十兵衛 「どうした天膳、顔に凶と出ておるぞ。」


天膳 「いや大丈夫じゃ、問題ない。」


天膳 (本来の目的からはなれすぎている。)


天膳 (江戸に修行しに行くはずがますます伊賀と甲賀の仲をよくしているではないか!)



168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/04(日) 00:31:17.62 ID:dF2Jr3MJ0



天膳 (天正の戦では鉄砲で撃たれて死んでしまった。)


天膳 (生き返ったらなんか伊賀と甲賀がすごく仲悪くなっていて驚いたのう。)


天膳 (あとから聞いたがうちのものが甲賀の隠居に化けたそうだ。)


天膳 (しかし、このままでは伊賀と甲賀がいい雰囲気になってしまう!)


169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/04(日) 00:33:43.46 ID:dF2Jr3MJ0



天膳 「そんなことはさせぬぞ!」


十兵衛 「うるさいぞ天膳。」


天膳 「すまぬ。」




170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/04(日) 00:36:08.39 ID:dF2Jr3MJ0







弦之介 「朧、準備はできたか?」


朧 「バッチリです。」


弦之介 「よし、皆の衆、出発じゃ!」



オオオオオーーーーーーーーッ




171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/04(日) 00:37:11.04 ID:dF2Jr3MJ0
>>1です
江戸に向かう一行になんかあるかも!?
今日はこれまでです
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/04(日) 02:10:36.52 ID:RshD9nt5o

十兵衛に素直に謝る天膳様かわいい
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/04(日) 20:04:14.97 ID:y3O/G3g+o

天正の時に陰謀仕掛けてないとかこの天膳様うっかり過ぎんだろ萌えた
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/04(日) 21:32:29.59 ID:dF2Jr3MJ0
投下します!
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/04(日) 21:40:41.67 ID:dF2Jr3MJ0



ー 港 ー



朧 「あっという間に港につきましたねあなた。」


弦之介 「それがSSのいいところじゃ。」


朧 「ですね。」


176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/04(日) 21:50:08.09 ID:dF2Jr3MJ0



陣五郎 「海怖い………。」 ブルブル


将監 「大丈夫じゃ陣五郎、心配するでない。」


陣五郎孫 「ダァダァッ!」 ニコニコ


将監 「お主の孫は楽しそうじゃのう。」 オーヨシヨシ


陣五郎 「まだ自分の体質に気づいてないだけじゃ。」


177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [」]:2014/05/04(日) 23:56:54.19 ID:dF2Jr3MJ0



夜叉丸 「スゲーッ!本当に海を進んでやがるぞ蛍火!
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/04(日) 23:57:39.96 ID:dF2Jr3MJ0
ミスした
すいません(´・_・`)
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/05(月) 00:02:40.36 ID:03jp0h3i0



夜叉丸 「スゲーッ!本当に海を進んでやがるぞ蛍火!」 キラキラ


蛍火 「子供っぽいです夜叉丸殿。」


夜叉丸 「子供っぽくて結構、船に乗るのは初めてだからな。」 キラキラ


蛍火 (子供のようにはしゃぐ夜叉丸殿もステキ…)/// キュン





180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/05(月) 00:09:46.30 ID:03jp0h3i0



豹馬 「ではいくぞ………。」


念鬼「 」 ゴクッ…


豹馬 「丁か半か!」


蝋斎 「半!」


刑部 「半じゃ!」


念鬼 「半にする!」


お胡夷 「兄様はどうするのです?」


左衛門 「………丁じゃ。」


豹馬 「ハァッ!!」 ゴォォッ



181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/05(月) 00:13:53.66 ID:03jp0h3i0



サイコロ

ー 四ー ー 六 ー


念鬼 「うがああああああああっ!」


刑部 「負けたぁぁぁっ!」


蝋斎 「左衛門、お主中々やるのう。」


左衛門 「いやいや、たまたまでござる。」


お胡夷 「これで三連勝ですね兄様。」



182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/05(月) 00:22:00.13 ID:03jp0h3i0



刑部 「持ってけ泥棒!」 ジャラッ


念鬼 「まだまだこれからじゃ!」


蝋斎 「四回戦といこうかのう豹馬。」


豹馬 「いきますぞ。」
























ー 30分後 ー


念鬼 「十五連敗じゃ……。」 ズーーン


刑部 「手持ちの半分がもうなくなってしまった……。」 ズーーン


蝋斎 「まさか十五連勝とはのう。」


お胡夷 「兄様、やりましたね!」


左衛門 「うむ、大量じゃのう。」 ジャラジャラ






183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/05(月) 00:42:18.60 ID:03jp0h3i0



弾正 「微笑ましいのうお幻。」


お幻 「これも朧たちのおかげですじゃ。」


弾正 「四百年の怨念も愛には勝てぬということじゃ。」


お幻 「違いないですじゃ。」



184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/05(月) 00:53:24.50 ID:03jp0h3i0



弾正 「もしもあの夜のことがなければもっとはやくこうなっていたかもしれぬのう。」


お幻 「天正の戦ですか………。」


弾正 「まだ恨んでおるかお幻?」


お幻 「いいえ、今でも信じておるますじゃ。」


お幻 「弾正様のせいではないと。」


弾正 「お幻………。」




185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/05(月) 01:03:15.42 ID:03jp0h3i0



お幻 「でも、ああするしか弾正様を助ける方法がなかったのですじゃ。」


弾正 「すまなかったのう……。」


お幻 「いいですじゃ。今はこうして伊賀も甲賀も一つになっています。」


弾正 「生まれた星が違えども人は人じゃのう……。」


お幻 「そうですじゃ……。」



186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/05(月) 01:06:59.61 ID:03jp0h3i0
今日はここまでですじゃ
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/05(月) 01:09:34.70 ID:MC0tNO4fo
乙ですじゃ
兄さまはイカサマしてたんだろうかのぅ……
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/06(火) 01:21:05.21 ID:xPgDaePAO
そういえば蛍火は海から召喚できるものはあるのか
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/05/06(火) 15:56:32.69 ID:CtD+bkXE0
陽炎も邪魔に加担してたはずなのに、さらっとスルーされてるしww
えらくあっさり弦之介のことあきらめたな
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/06(火) 16:30:38.92 ID:AMxkYEzCo
>>188
ダ、ダイオウグソクムシ…
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/06(火) 18:21:01.07 ID:DT/iVmDk0
>>1です9時くらいに投下します
>>189さん陽炎の活躍はあとになります
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/07(水) 22:53:57.86 ID:yvnZKmGd0




天膳 「ウウゥッ………。」 ゲッソリ


小四郎 「大丈夫ですか天膳様。」


天膳 「わしは伊賀鍔隠れ十人衆の薬師寺天膳ぞ、船酔いなどウッ!」


天膳 「オロロッロロロロロッッ。」 ゲロッ



193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/07(水) 23:00:18.45 ID:yvnZKmGd0



小四郎 (やれやれ、ここ最近の天膳様はどうも威厳がない。) ユサユサ


小四郎 (まあそれはそれでいいのだが。)


天膳 「オロロッオロロロロロロォッ!」 ゲロロッ



194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/07(水) 23:06:16.80 ID:yvnZKmGd0
















ー 江戸 江戸湾 ー



弦之介 「江戸についたでござる。」


朧 「楽しみですわ。」


弦之介 「わしらが泊まる宿に行ってみようかのう。」


朧 「綺麗なところでありますように。」


弦之介 「大丈夫じゃ天膳殿のすすめてくれた宿だ、きっといいところでござる。」



195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/07(水) 23:13:23.02 ID:yvnZKmGd0



ー 馬尻少宿 ー


女将 「ようこそ馬尻少宿へ、お待ちしておりました。」


天膳 「久しゅうな女将、世話になる。」


女将 「どなたですか?」


天膳 「なッッッ!」 ガーーーン


196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/07(水) 23:21:33.75 ID:yvnZKmGd0



天膳 「わしじゃ、薬師寺じゃ!」


女将 「ちょっと待ってください。今思い出します。」 ウムムッ





念鬼 「大丈夫か天膳?」 ヒソヒソ


天膳 「ここの宿には何回も来ておるから大丈夫じゃ。」 ヒソヒソ


197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/07(水) 23:23:13.30 ID:yvnZKmGd0




念鬼 「ちなみに最後にここに来たのはいつじゃ?」


天膳 「三十年前。」


念鬼 「Oh………。」



198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/07(水) 23:27:12.28 ID:yvnZKmGd0



念鬼 「アホか!バカなのか!だからいつも死ぬのか!」


天膳 「何をいうか念鬼!貴様でも許さぬぞ!」


念鬼 「考えてみろ、三十年間変わらぬ人間がおるか?」


天膳 「ここにおる。」 エッヘン


念鬼 「[ピーーー]。」


199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/07(水) 23:33:37.93 ID:yvnZKmGd0



天膳 「ハッ!そういうことか!」


天膳 「お主もしや先代女将の娘か!?」


女将 「どうして母の名を……まさかピョロリ様ですか!?」


天膳 「大きくなったのう女将娘。」

200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/07(水) 23:34:28.70 ID:yvnZKmGd0
>>1です
今日はここまでです
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/07(水) 23:51:16.97 ID:g9Niz6RS0
乙乙
おかしい…天膳がかわいい…
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/05/07(水) 23:57:22.89 ID:jJhjfGt+0
ピョロリ様て呼び方それでいいのか天膳wwwwww
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/08(木) 01:37:15.51 ID:fe+nDmjS0
まーた伊賀の精をお注ぎ申すのか・・・
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/08(木) 06:27:53.00 ID:llb2iMMqo

親しみやすさに定評のある天膳様
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/08(木) 06:30:51.16 ID:2Qh2NTVlo
メール欄にsagaって入れた方がいいよ
下げじゃなくてサガね
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/08(木) 08:32:33.45 ID:6K6GmX3u0
天膳、このピョロリはなんじゃ?
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/10(土) 22:09:23.29 ID:+RvtP0QU0
>>1です、お久しぶりです
シフトが入りまくって忙しかったですが夜には投下します

>>205さん教えていただきありがとうございます
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/19(月) 04:57:21.09 ID:44ZAt7IKo
いつの夜でもいいけど、はよ!!
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/21(水) 20:24:17.48 ID:UrRqLka/0
みなさんお久しぶりです>>1です
PCが見事にぶっ壊れてしまいましたが見事に復活しました!
明日から投下します!
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/22(木) 00:13:16.40 ID:dfVdgaQeo
待ってた
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/23(金) 23:14:20.25 ID:vbxwOlTw0
投下するぜーーーッ
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/23(金) 23:24:11.03 ID:vbxwOlTw0


















ー 三十年前 江戸 馬尻少宿 ー





天膳 「失礼する。」


女将母 「いらっしゃいませ天膳様。」


天膳 「しばらくぶりだな女将母、元気であったか?」


女将母 「はい、娘共々元気でございます。」


天膳 「娘とな?」


女将母 「5年ほど前に祝言をあげしました。」


天膳 「それは良いことじゃ。どれ、祝いにもらっておけ。」 ゴソゴソ


スッ 伊賀名物お幻饅頭


女将母 「あ、ありがとうございます……。」





213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/23(金) 23:31:37.29 ID:vbxwOlTw0



女将 (5歳 ) 「お母様、お客ですか?」


天膳 「おお、この娘か。小さい頃の女将母によう似ておる。」 ヨシヨシ


女将 「エヘヘッ。」///


女将母 「フフフ。」


214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/23(金) 23:34:00.40 ID:16itQXAz0
いつからわしがいいやつだと錯覚しておった?
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/23(金) 23:37:21.28 ID:vbxwOlTw0


天膳 「名を教えてくれぬか?」


女将 「女将っていうんだよ。おじさんは?」


女将母 「ピョロリ様っていうんだよ。」


天膳 「えっ。」


216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/23(金) 23:51:03.82 ID:vbxwOlTw0



女将母 「私が子供の頃お母様に教えてもらったのよ。」 フフッ


女将 「そっか、だから頭からピョロリが生えているんだねピョロリ様。」


天膳 「その名で呼ぶでない!」


女将母 「娘のこともよろしくお願いしますピョロリ様。」 ニコッ


女将 「よろしくねピョロリ様。」


天膳 「ウヌゥッ……まあ良いか。」


217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/23(金) 23:56:17.02 ID:vbxwOlTw0
























女将 「というのが私とピョロリ様の話でございます。」


念鬼 「ガッハハハハハハハハハハ!お主がピョロリとな!」


蝋斎 「フハハハハッ!とんだ笑ばなしじゃのう天膳!」


朧 (私も小さい頃言ってたなんて言えない…………。)


天膳 「クゥッ、こけにしおって………。」


218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/23(金) 23:59:58.20 ID:vbxwOlTw0



女将 「さあみなさん、疲れたでしょう。今日はゆっくりしていってください。」


弦之介 「うむ、皆の衆、参ろうぞ。」


ワイワイガヤガヤ


















































陽炎 「フフフッ。」 ニヤァ


219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/24(土) 00:00:37.30 ID:StLBkpwM0
今日はここまでですじゃ
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/24(土) 09:41:29.28 ID:pUmH2HeRo

ピョロリ様がいい人になったのかな?も思ったら陽炎が危険で危ない
ピョロリ様と違ってうっかりしてないからこれは本当に危険だぞ
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/24(土) 14:59:33.33 ID:6adOufrAO
もうピョロリ様ったら///
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/30(金) 09:26:00.98 ID:72h88mW60
>>1です
今日の夜投下します
江戸観光編スタートです
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/06/01(日) 21:19:14.82 ID:1TVyuLMq0




江戸観光一日目


弦之助 「ここからは自由行動でござる。」


朧 「夜になったら宿に帰ってきてくださいね。」


一同 「は〜い。」



224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/01(日) 21:27:00.17 ID:1TVyuLMq0



夜叉丸 「行こうぜ蛍火!」


蛍火 「はい!」///


左衛門 「刑部、賭場にいかぬか?」


刑部 「船での負けを取り戻してくれるわ!」




225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/01(日) 21:34:37.14 ID:1TVyuLMq0



弾正 「お幻や。」


お幻 「なんじゃ弾正。」


弾正 「その………あれじゃ、わしと一緒に江戸をまわってくれぬかのう。」


お幻 「弾正…………。」


弾正 「お主と江戸に来るのが夢じゃったからのう。」


お幻 「もう叶っておるわ。」


弾正 「それもそうじゃのう。」


226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/06/01(日) 21:50:13.00 ID:1TVyuLMq0



朧 「がんばって朱絹。」ヒソヒソ


陽炎 「大丈夫ですって。」ヒソヒソ


朱絹 「よし、がんばります!」ヒソヒソ


朱絹 「あ、あの小四郎殿。」///


小四郎 「なんでござるか朱絹殿?」


朱絹 「い、一緒に行きませんか?」///




227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/01(日) 21:54:10.59 ID:1TVyuLMq0


小四郎 「拙者は天膳様のお供に……。」


朱絹 「だめ………‥ですか?」///


小四郎 「ウグゥッ!」 ズキュゥゥーーーーーーーーーンッ


朱絹 「そうですよね、やっぱり私なんか………。」


小四郎 「そんなことないでござる!」


小四郎 「一緒に行きましょう朱絹殿。」


朱絹 「やった!」///


228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/01(日) 21:55:04.46 ID:1TVyuLMq0
今日はここまでですじゃい!
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/06/01(日) 22:36:20.82 ID:iRRUn37ro

死んだってすぐ生き返るピョロリ様なんかより朱絹さんの方が大事ですよね当然!
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/06/02(月) 01:01:21.22 ID:YeedzlDk0
朱絹と小四郎がいい感じでいいな
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/06(金) 23:54:45.43 ID:FHsZ4pNA0
明日はバイト休み!
よっしゃぁぁーーーーーーーっ!
ということで明日の昼過ぎに投下します
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/06/09(月) 19:08:58.73 ID:7otKmx+io
おしい守れなくてすまん
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