【皆で】魔法少女まどか☆マギカ小ネタ投稿スレ4【更新】

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470 :13/19 [saga]:2015/11/11(水) 14:42:41.48 ID:Rl4oEbrzO
深夜、

杏子「さやかコッチだ!」バシュッ

さやか「うんっ!」バシュッ

杏子「いた!マミのやつもう始めてやがるぜ」

魔獣だ、基本的にはまどかが創った円環システムの頃とかわらない

マミ「おそいわよ、あなた達!」ダン! ダン!

魔獣「ギャース!」

さやか「うひゃー、こりゃまたいっぱい」

さやか「各自わかれて始末しますかね」

ただし、その性質は田畑を荒らすことだったりしてなんか違う
姿かたちもイノシシとかシカ、サルみたいな感じだ
まぁ、凶暴ではあるし体も大きく、危険だ。あたし達魔法少女が戦わなければ被害は確実にでるだろう

それに、人型タイプがいなくなったワケではない

マミ「ちょっとまって、駅前の方にも反応があったの」

マミ「たぶん暁美さんが向かってる、応援にいってあげて」

杏子「さやか、いってやれ」

さやか「え?」

杏子「コッチはあたしが網張ってマミの銃撃で追い込んでくれりゃまとめて狩れる」

杏子「ほむらひとりでも問題ないだろうが、近接に強いのがもうひとりいた方が安心だろ」

さやか「…うん、わかったよ」

さやか「杏子とマミさんも気をつけて」

マミ「頼んだわよ」
471 :14/19 [saga]:2015/11/11(水) 14:43:16.05 ID:Rl4oEbrzO

 シュオオォォ―――――――!!!!

田んぼの合間合間に立っている電信柱のてっぺんを蹴って、空を跳ぶ

灯りはまったく無いが、今夜は月夜だ。視界は良好だった

やがて暗い海に浮かぶクラゲのような外灯がみえてくる、街に近づいてきた

さやか「みえた」

駅前ちかくの雀荘からチカチカと断続的に火花がみえる、ほむらだ



ほむら「おそかったわね」

ほむら「コッチは終わりよ」

さやか「……」

サブマシンガンのカートリッジを交換しながら変身を解く

ほむら「」バラタタタタタッ!!

おそらく最後の一匹であろうハゲ魔獣がハチの巣になって消し飛ぶ

ほむら「ふぅ」

さやか「…あんたね、学校こなかったくせしてなんで制服なのさ」

ほむら「セーラー服と…」チャキ

さやか「ああっ、ハイハイ、わかったから…」

ほむら「つまらない反応ね」

またわざわざ変身して、収納して、変身をといた。意味がわからない

さやか「……なんで、学校休んだの?」

さやか「まどかが寂しそうにしてたよ」

ほむら「あなたには、関係のないことよ」

さやか「あっそ、あんたはまどかしか眼中にないもんね」

さやか「そのまどかの願いも、目にはいらないくらい」

ほむら「……」
472 :15/19 [saga]:2015/11/11(水) 14:43:54.59 ID:Rl4oEbrzO
ほむら「ねぇ」

ほむら「私はあなた達が円環の理でどう過ごしてたのかは知らないけれど」

ほむら「まどかは死んだワケでも魔女になったワケでもないの」

ほむら「ただその願いのために、だれからも認識されない、記憶にもない」

ほむら「そんな存在に成り果てたのよ」

さやか「だからって――」

ほむら「そう、彼女はそれを覚悟してた」

ほむら「あの子は、強くて、やさしすぎるから…、それができてしまう」

ほむら「だから私がつれもどした」

さやか「それはあんたのエゴ」

さやか「まどかの望んだことじゃない」

ほむら「フフ…、そうかもね」

ほむら「でも、たとえそうだとしても」

ほむら「ひとりぼっちはさみしいじゃない」

さやか「う…」

ほむら「私の心はかわらない」

ほむら「私はいままでどおり、これからも、まどかが平穏無事に過ごしていける世界を維持するだけ」

ほむら「それをどう思うかはあなたしだいよ」

ほむら「また最初の頃みたいにつっかかってくるのもよし、もちろん仲良くしてくれれば、それはそれで嬉しいのだけど、ね」

さやか「なんで殺さないのさ」

さやか「記憶も、消すんじゃなかったの?」

ほむら「率直に言うわ」

ほむら「あなたはまどかの親友、殺してまどかを悲しませるようなことはしない」

ほむら「記憶に関してはインキュベーターに対する保険よ」

さやか「へぇ…、それじゃあこの見滝原の変化はナニ?まどかの守ろうとしたこの世界をすっかり変えてしまった理由は、なんなの?」

ほむら「あなた、質問ばっかりね」

ほむら「いいじゃない、こんな世界も」

ほむら「それに、この変化は私にもよくわからないし」

さやか「わからない…?」

ほむら「ええ、悪魔なんて、初めてやるもの」クス

ほむら「まぁ、私にはたいして変わってるようには思えないけど…」

さやか「ぜんぜん違うよ、記憶、だいじょうぶ?」

ほむら「フフフ、あなたを置いて、私の記憶だけコッチに合わせてしまうのもおもしろそうね」

ほむら「それじゃ、もう行くわ」バッサァ

ほむら「さやか」

さやか「なにさ」

ほむら「風邪ひかないようにね、最近じゃバカもあぶないらしいから」


 バッサ… バッサ…


さやか「ったく、バカ代表みたいなカッコしてなにいってんだか…」
473 :16/19 [saga]:2015/11/11(水) 14:44:30.82 ID:Rl4oEbrzO
杏子やマミさんのところに戻る
やはり2人であの数は多すぎたようだ、あたしも加勢してなんとか日が昇るまえに始末できた

その帰り道

杏子「やーれやれ、もう夜が明けちまうよ」

さやか「ホント、魔法少女って意外とめんどいわ…」

杏子「おっ…」

杏子「おいさやか…!」

急に杏子が小声で話しかける

さやか「なにー?」

杏子「シッ…!みろよ」

さやか「?」

みると、例の地蔵のまえでホームレスのおっさんがなんかしている

杏子「アレは…、お菓子を置くほうの現場だっ!」

さやか「えぇ〜、このタイミングで!?あたしゃ帰って寝たいよ…」

おっさん「!」

杏子「気づかれた!?」

おっさん「」ダッ

さやか「にげた」

杏子「あれは…」

杏子「親父!」

さやか「ええええ!?」

杏子「親父ィ――っ!!」ダッ

さやか「ちょ、ちょっと杏子!」


 ダダダダダダッ!!


さやか「いっちゃった…」

474 :17/19 [saga]:2015/11/11(水) 14:48:13.76 ID:Rl4oEbrzO
さやか「やれやれ、どこにいったのやら」

さやか「杏子の親父さん、生きてたんだ…」

さやか「まぁ、アレがそうとは限んないけど」

さやか「あ、いた」


河川敷の土手のあたりで杏子がひとり、ポツンと座り込んでいた
後ろから声をかける

さやか「きょーおこ」ポン

杏子「さやかか…」ムニ

指が杏子の頬に直撃するが、ほとんど反応がない

さやか「どうしたのさ」

杏子「親父じゃなかった」

さやか「そっか」

杏子「通学路だから子供の安全をねがってお供えもんしてるんだってさ」

杏子「一緒に暮らしてはないけど、おっさんにもガキが2人いるらしい」

さやか「そっか」

杏子「……」

さやか「……」

杏子「さやかはさ、なんであの時あたしを引きとめたんだ」

杏子「……いや、やっぱいい」

杏子「」ザッ

さやか「どこいくのさ」

杏子「べつに、ちょっとブラつくだけだよ」

さやか「あたしも一緒にいっちゃダメかな?」

杏子「ムリすんな、帰って寝ろよ」

さやか「でも、ひとりぼっちはさみしいじゃん」

杏子「!」

さやか「ふたりで帰ろうよ」

杏子「……」

杏子「じゃあ帰る」

さやか「うん、かえろ」



杏子「なぁ、さやか」テクテク

さやか「なに?」テクテク

杏子「奇跡ってあるかな」

さやか「奇跡も魔法も、あるんだよっ!」

杏子「あ、バカに聞いてゴメンな」

 ナンダトコノーッ! イヤ、ダッテバカジャン


おっさん「杏子…、達者でな…!」ウルウル
475 :18/19 [saga]:2015/11/11(水) 14:51:02.30 ID:Rl4oEbrzO
〜田んぼ道〜

さやか「あうー」フラフラ

杏子「いいかげん目を覚ませよ」

杏子「もう、まどかん家に着いちまうぞ」

今朝まどかから電話があった
寝ボケあたまでよく聞いてなかったが、とりあえず集合だ
日曜だというのに、もうすこし寝かせて欲しい


〜まどハウス 田舎Ver〜

ほむら「コレは私が愛をこめて作ったまどかのためだけのもの」

ほむら「本来あなた達の口に入るものではないのよ」

まどか「ほむらちゃんね、昨日1日がかりでわたしのためにこんにゃくゼリー作ってくれてたんだって」

まどか「でもこんなにたくさんあるからみんなで食べようよ〜、ってお願いしたの」

ほむら「豊作だったのよ、こんにゃく芋が」

さやか「こんにゃくゼリー、だと…」

あたしの睡眠時間をかえせ

杏子「ウマそうじゃん、手作りかよ!」

コイツはなんでこんなに元気なんだ

ほむら「ラズベリー味、りんご味、ミルク味、かぼちゃ味、メロン味があるわ」

ほむら「まどかには、特にこの…かぼちゃ味、を食べて欲しいの…自信作だから////」ポッ

しらんしらん

ほむら「ちなみに当初はミルクではなくチーズ味を予定していたのだけど、チーズ味のゼリーってどうなのかと考え直してけっきょくミルクに落ちついたわ」

なぎさ「なぎさはチーズのほうがよかったのです」

マミ「でもミルク味もいいじゃない、私、牛乳プリンとか好きよ」

マミさん、ソレめっちゃ当てつけられてますから

杏子「いいから食おうぜ」ヒョイパク

ほむら「ちょっと杏子っ!まだまどかが手をつけないうちからナニしてるの!?」

杏子「うん、意外とイケるわ」モグモグ

ほむら「ま、まどかっ!さぁ食べて!私の愛の結晶を…っ!」グイグイ

まどか「ほ、ほむらちゃん落ちついて…!よく噛まないと窒息しちゃうよぉ〜」

 ギャーコラ ギャーコラ

さやか「やれやれ」ヒョイ

さやか「ラズベリー味ねぇ…」パク

さやか「」モグモグ

さやか「すっぱい」


敵なのか友人なのか、はたまたその両方なのかよくわからない変人が管理している世界は

よくわからないまま時が過ぎていく

観察と記録を繰り返せば、そこに意味をみいだせるのだろうか

うらがえした日常は、わりとダラダラしていた



おわり
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/11(水) 14:52:49.58 ID:Rl4oEbrzO
なんかカウント数えまちがえとる…orz
以上なのです
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/11(水) 22:12:15.45 ID:t/WRvm4do
なんか面白い世界観だった
おつ
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/11(水) 23:59:51.86 ID:OWv7Og3l0
久々の小ネタかと思いきや小ネタと呼んでいいのか迷うぐらいしっかりしたのが来ててビビった
QBの影響力が弱まってテクノロジー水準が下がった世界とかそんな感じかな
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/12(木) 18:55:34.28 ID:uulUOLukO
とりあえず連中にセーラー服きせてみたかっただけなんです、自分のノスタルジー趣味にキャラがつき合ってくれました

叛逆後でしばらくたって、ケンカするのもいい加減つかれてきた、ちょっと寂しがりやなさやかちゃん達という風情です

>QBの影響力
なにも考えてませんでしたが、確かにほむらの支配下に置かれたとなると、人類史に関わっていた存在である以上、過去現在未来に文明水準的な変動があってもおかしくないですね。けっこう目からウロコな考察でした

小ネタにしてはダラダラ長いところ、最後まで読んでくださってありがとうございます
480 :1レス用の没作品の供養 [sage saga]:2015/12/12(土) 09:56:14.15 ID:Us6zAAceo
[日向カガリのスズネちゃん洗脳日記]

◯月◯日 くもり
あの子、天乃スズネを捕まえたけど、問題が発生した。
キュゥべえによると、現在ホオズキ市には、私と、双子の妹のマツリ、あの子の3人しか魔法少女がいないらしい。
あいつ曰く、「殺されるとわかっているのにわざわざ魔法少女を増やすわけないじゃないか」ということだ。
これじゃあの子を暗殺者にすることができない。……まあいい。それなら別の方法であの子を絶望に追い込んでやるから。

◯月●日 快晴
ニヤニヤが止まらない。あの子は馬鹿みたいに、私に屈託ない笑顔を向けたのだ。
施した洗脳魔法はそう複雑なものじゃない。あの子の中の"ツバキ"を塗りつぶして、"私"を上書きしてあげたのだ。
あの子はこれから命の恩人である"私"に人生を無茶苦茶にされ、裏切られるのだ。
その笑顔が絶望に歪むのを早く見たい。でも今はまだ我慢しなきゃ。

◯月△日 雨
朝起きたら、朝ごはんが出来てた。あの子が作ったらしい。
あの子が私のために作った朝ごはん。もし、私がそれを「マズイ」って言えばあの子はどんな顔をするだろうか?
嗜虐心を胸に抱きつつ、私は朝ごはんを口にした。

 ──ツバキのごはんの味がした。

私は箸を置き、「もう、いらない」とだけ告げて、その場を離れた。その間に、あの子の顔は見なかった。
それどころじゃなかったからだ。今の私の顔を誰にも見られたくない。
扉に鍵をかけ、私は必死に、あの子を絶望させる妄想にふけった。
 ──扉の外から聞こえる、私を心配する声を追い出すように

△月▲日 雨
ふと、あの子に、どうして魔法少女になったのか聞いてみた。
あの子はこう答えた。

「私を助けてくれた、あなた(ツバキ)のような魔法少女になりたかったから」
「苦しんでる人に手を差し伸べられる、カガリ(ツバキ)のような正義の味方になりたかったの」

私と似ても似つかないツバキの高潔さを持ちだされて、私の心の汚さを浮き彫りにされた気がした。
不意に孤独感に襲われる。
ツバキもマツリも、スズネちゃんも綺麗で、私一人が醜い。
この世界で自分だけが汚れている、そんな感覚を私は抱いた。

 ──もしも、世界すべての人間を道連れにして死ねたら、この孤独感は消えるのかな
 ──きっと、みんな、私に怨嗟の声を吐きかけて死ぬ。そこには綺麗な人なんて誰ひとりいないに違いない。

唐突に、あの子に後ろから抱きしめられた。
憎んでも憎みきれない相手のその行動は、私を落ち着かせる時のツバキそのままだった。
振りほどくことはできなかった。

△月■日 晴れ
スズネちゃんが死んだ

事の始まりはマツリの魔女化だった。
どうして、マツリが魔女化したのか、正確には分からない。キュゥべえが何かしたのかもしれないし、孤独がマツリの心を殺したのかもしれない。
マツリを置いていったことを今更ながら後悔した。

マツリの魔女は強かった。
スズネちゃんは重傷を負い、けれど、ツバキの魔法を全力で放ち、マツリの魔女を燃やした。
結界は解除され、スズネちゃんはその場に崩れ落ちた。

ここで、治療魔法をスズネちゃんにかけていれば、結末は変わったかもしれない。
だが、その時、私は迷ってしまった。

 ──ツバキとマツリを殺したスズネちゃんを助けるのか?
 ──いつか私の嘘がバレるかもしれない。その前に殺した方がいいんじゃないか?

スズネちゃんはそんな私を見て困ったように微笑んだ。
そして、スズネちゃんは限界に近かった自身のソウルジェムを砕いた。

***

 ──どれぐらい長く、そうしていたのか憶えていない。こんなに長い間、スズネちゃんの顔を眺め続けたのは初めてだった。

 妹が死に、執着していた相手も死んだ。
 だというのに、私の心は驚くほどに凪いでいた。

 微笑んだまま横たわるスズネちゃんの亡骸は、とても綺麗だった。
 その姿を眺めていると、自分の中の心の汚れが洗い落とされていく気がした。
 ふと、私は、見るだけではなく、スズネちゃんに触れてみたいと思った。

 私は壊れ物に触れるようにスズネちゃんの服を脱がせ、生まれたままの姿にした。
 そして、私もまた服を脱ぎ、そのままスズネちゃんを抱きしめた。
 暖かなものが、私の胸に満ちていく。
 そして、私は目を瞑り、自分のソウルジェムを砕いた。
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/12/12(土) 10:00:57.19 ID:Us6zAAceo
サイコパスのカガリさんが、憎んだ相手の死んだ後、その相手に恋をする話。
色々納得行かない出来だったのでお蔵入り。
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/25(金) 03:24:50.22 ID:BxVvoCDkO
安価でワンレス間に合わなかったぜい!55に1票だぜい!


ほむら「 ルンバルンバ――! ルンバルンバルンバ――ア――!!!! ルンバルンバ――♪ 」


明日も仕事だぜい!
483 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします :2016/01/04(月) 19:51:39.98 ID:DiGcccSY0
a
484 :なんやかんやで時間切れだったワンレスを増しで供養、お題は【宿敵同士でデート】 [sage]:2016/01/27(水) 05:31:57.01 ID:9PHAccvSO
ほむら「このお題は…っ!」

QB「やぁ、ほむら。デートしようよ」

ほむら「……やっぱり」

QB「焼酎はロックでいいかい?それとも水割り?」

ほむら「なんでデートでいきなり居酒屋なのよ…、あつかいヒドすぎでしょ」

さやか「淫獣に女の子の気持ちなんてわかるワケないじゃん」シュタッ キュブッ!!

ほむら「美樹さやか!」

さやか「転校生もとい悪魔さんはぁ〜」

さやか「この円環天使さやかちゃんがしっかりエスコートしてあげるよっ!!」

ほむら「…やっぱり」ハァ

さやか「さ、水のみえる公園に噴水の水でも観にいこっか」

ほむら「やたら水場にこだわるわね」

さやか「ホラホラ、ほむほむ、フクロウとかハトとか思わせぶりな彫像と噴水のコラボだよ!」

ほむら「ほむほむやめて…、ってかどーせならまどかと…きゃっ!」ドサッ

さやか「水場といえば、濡れ場だよねぇ〜」ウマノリ

ほむら「ちょ、ちょっと!本気なの…!」

さやか「あたしはいつだって本気だよ……はぅっ!」トスッ

織莉子「あぶなかったわね」

ほむら「美国織莉子!」

織莉子「暁美ほむら、貴女はわたしとデートする運命」

ほむら「お断りします」テテテ

 ガキイィン!! ほむら「うわっ!」

キリカ「織莉子の宿敵は私の宿敵!愛についてこぶしで語り合おうか、ほむほむ!」

ほむら「ほむほむいわないでっ!」

おりきり「「問答無用!!」」ダッ!!

ほむら「くっ…!身から出たサビとはいえ…宿敵が多すぎるっ!」スタコラー

マミ「こっちよ!暁美さん!」パシッ

ほむら「巴マミ!」

マミ「暁美さん、ケーキ食べたいと思わない?」タタタタ

ほむら「え?」タタタタ

マミ「そう、たとえば私の手作りケーキとか」タタタタ

ほむら「ハッ!手首にリボンがガッツリと!」ギュウゥ

マミ「まっ平らなスポンジに、ふっくらフワッフワな生クリームを押し当てる瞬間って、わりと快感なのよ」タタタタタタ!!

ほむら「だれか助けてーっ!テイクアウトされるー!」

マミ「ガンカタよ!ガンカタ!ガンカタしましょう暁美さんっ!!」ドドドドド!!
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/27(水) 05:33:03.50 ID:9PHAccvSO

 ドドドドド…

杏子「もう大丈夫だぞ、ほむら。マミはあたしの幻覚魔法でタヌキの置物をお持ち帰りだww」

ほむら「たすかったわ、杏子」ハァハァ

杏子「ほんじゃま、メガネでもかけてよ、みつあみはあたしがやってあげっからさ」アミアミ

ほむら「ちょっと待ちなさい、まさかあなたまで…」

杏子「ペロペロキャンディーおぼえてるか?」

ほむら「私は投げ捨ててなーいっ!!」ピュ―ン


ほむら「はぁ…はぁ…、もうヤダよぅ…こんなお題…」トボトボ

 モヤァ〜…

ほむら「なんか霧が…、ハッ」

ワル夜「キャハハハハハ!!!!」パォーン

ほむら「時間停止!時間停止ーっ!!」カチカチカチィ!!


ほむら「もうダメ…もうムリよ…」ドサッ

ほむら「気がつけば、敵ばっかりつくってたんだ…私……」

ほむら「つかれた…」

 ちゃん…

ほむら「もうつかれたわ…、このまま眠らせて…」グッタリ

 ちゃん… ほむらちゃん…

ほむら「!」

まどか「ほむらちゃん!」

ほむら「まどかっ!?それもアルティメットな!」

まどか「そうだよほむらちゃん。じゃあ〜、デートいこっか♪」

ほむら「……」

ほむら「うん!」

まどか「だれにもじゃまされないように飛んでいこうよ」

ほむら「ええ、そうしましょう」バッサァ

ほむら「……敵になって、よかった…!」ツツ―

まどか「もぉ〜、ほむらちゃんは泣き虫さんだねっ」

おしまい
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/28(木) 02:53:47.05 ID:A4zcbtjso
ハッピーエンドでよかった
ほむほむかわいいな!
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/30(土) 22:51:54.37 ID:mC/r6EN80
>>480なんか新しいカップリングに目覚めちまったどうしてくれるww

>>484こうしてみると本当に敵ばっかりだなww杏子はアレだが
488 :なんか最近ぜんぜん間に合わせきらん…。どーせなのでまた増しで。お題は【ひとりの時間】 [saga sage]:2016/02/02(火) 15:38:42.67 ID:cFVEwBQyO

朝――


杏子「さやかぁー、おっせーぞ」

さやか「んぐんふ」シャコシャコ


さやか「」ガララララ

さやか「んぺっ」バシャ


杏子「いっつもギリギリじゃねーか、遅刻しちまうぞ」


さやか「はいはい」バタバタ


「「いってきま〜す!」」



ほむらが、まどかを円環の理から切り離し、またいつかみたような日常が戻ってきた

まどかが帰国子女だったり、マミさんの周囲にいつの間にかなついた幼女、すなわちあたしの元同僚なぎさがいたりと、不可解な変更点がいくつかあるが、個人的にその最たるものはといえばやはり、

杏子がウチに居候し、学校にかよっていることだった


さやか「あいつなんでこの設定にこだわるかねー…」


学校はまだいい、ちょっと賑やかになったといったところだ


杏子「まどかー、どうだいあたしのダンス、アメ公にも負けてねーだろ?」パッパッ

まどか「きょ、杏子ちゃんっ…!机をダンスゲームのパネルみたいに跳び移るのはやめたほうがいいよぅ…!」

さやか「………」


問題は家にかえってからだ
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2016/02/02(火) 15:39:22.09 ID:cFVEwBQyO
杏子「さやかー、ゲームしよーぜー」

さやか「宿題あるでしょーが」


杏子「さやかー、あのCDどこやったっけ?」

さやか「あんたがケースに入れないからでしょーが!たまに入れてたとして違うの入ってるし!」

杏子「あ、あった」

 バオッ \キッカートジャムマダファッカー!!!!! デデデーン♪/

さやか「音デカっ!!」キーン


杏子「さやかー、ちょっとコレみてー」

さやか「あーもう、いまいそがしいの」

杏子「なァ、さやかってばー、スゲー面白そうなモンみつけたんだって」

さやか「はいはい、あとでね」

杏子「『心に宿ったひとつの蕾』」

さやか「!」

杏子「『それは日に日にふくらんで』」

さやか「ちょっ、あんた!」ガタッ

杏子「『もしも貴方が見つめたなら』」

さやか「かえせっ!コノッ!!」バッ!!

杏子「『かわいい花を咲かすことでsy… 』あーっ、いいじゃんケチー」

さやか「よくない!」

さやか「あんたなんちゅーもんほじくり出してくれんのよっ!/////」クァーッ

杏子「そんなおこんなよ、いいじゃねぇか、ポエマーさやかちゃんで」

さやか「ポエマーとかいうなっ!」

杏子「えぇ〜、だってあと第四集まであったぜ?」

さやか「なっ!?」

さやか「……もしかしてあんた…」

杏子「ああ、全部よんだwwww」

さやか「殺してやるコノヤロ――――ッッ!!!!」ドギュウゥ――ンン!!!!

 ゲラゲラヒャッハー ヴォオオォォォォォ!!


いつもこんな感じでふりまわされ、自分のペースで過ごせたためしがない
そもそもひとりの時間なんて、あるわけないのだ
490 :南無 [saga sage]:2016/02/02(火) 15:40:03.36 ID:cFVEwBQyO
さやか「ああ〜、調子くるうなァ…」

さやか「だいたいなんで相部屋設定なのよ…、ほむらのバカ」

さやか「まぁ、ウチの部屋数じゃそんなモンですかねぇ…、ハッ!」

さやか「あの詩集がちゃんと再現されてたということは…、まさかあいつも…!?」

さやか「いやいや、そんなこといいだしたらまどかも…!?」

「さやかそっちいったぞ―――ッ!!!」

さやか「ほいよっと」ズンバラリン

魔 スパーン 獣「」

さやか「……まぁ、聞かずにおきますか、うん、それがいいよ、それが」


就寝

さやか「だぁー、つかれたー」ボフッ

杏子「さやか、明日は早く起きろよ?」

さやか「はいはい、おやすみおやすみ」





杏子「なァ、さやか」

さやか(あーもう、寝たフリ寝たフリ)

杏子「…なんだ、もう寝ちまったのか?」

杏子「……」

杏子「『だからお願い、枯らさないで』だって?」

杏子「あたしが側にいてやるから、ちょっとやそっとで枯れんじゃねーぞ、バーカ」

杏子「おやすみ」モソ

さやか(……)



さやか「杏子」ムク

杏子「くかー…」zzz

さやか「そうだね」

さやか「ひとりぼっちは寂しいもんね」

さやか「ありがと、杏子」

杏子「…もう食えん…ウニャウニャ…」


朝―

杏子「おきろさやかぁー!」ドッスン

さやか「かはッ!!!」

杏子「オラオラー、今日こそまどか達より先いくぞーっ!」バーッ

さやか「ぎゃーっ!さむいっ!さむいーっ!」

さやか(た、立ち枯れるかもしんない…)

おしまい
491 :また暴走。お題は【あんこ】 [saga sage]:2016/02/06(土) 03:58:41.93 ID:bV3cHXSRO
さやか「あんたってさー、菓子で一番すきなのとかあるの?」

杏子「ロッキー」

さやか「まぁそうだよね、二番目は?」

杏子「あんこ」

さやか「え、それギャグかなんか?」

杏子「ギャグじゃねーよ、あんころもちとかその辺のが好き」

さやか「へー、なんで?」

杏子「なんでっていわれてもな…」


〜日本のどこかの駅〜

 ガッタンゴットン… プシュ〜 ワイワイガヤガヤ

青年「ここが今日から僕が住む町か、たのしみだなぁ〜!」

この青年はこの田舎町に赴任してきた若き宣教師、すなわちのちの杏子父である

佐倉「さて、とりあえず教会に…なっ!?」

佐倉「か、川が……」

佐倉「 黒 い ッ ! ! ! ! 」

佐倉「なんなんだこの真っ黒な川は……!!」

少女「あんたなーんもしらんとね、ありゃ石炭ば洗ったきあげんなっとっとばい」

佐倉「石炭…、ですか?」

少女「そうばい、こん町は石炭の町やき」

佐倉「石炭の…町……」


佐倉がこの町ではじめて言葉を交わした相手は、
奇しくものちの妻、すなわち若き日の杏子母であった


サクラ「あっこに黒い山があろーが」
※便宜上『サクラ』とする

佐倉「真っ黒なハゲ山ですねぇ」

サクラ「あれがボタ山ばい」

佐倉「ボタ山?」

サクラ「石炭掘りで出たボタ(捨石)がつもりつもって山んなったとよ、すごかろーがw」

佐倉「や、山に……」

サクラ「あん中にゃあたしがほじくり出したぶんもまじっとるき、あん山はあたしがつくったち言うても嘘やないばい」ドヤァ

佐倉「えっ!女の子のあなたも炭坑に!?」

サクラ「働きがよけりゃ男も女も関係んなか」ゴソゴソ

サクラ「稼いだカネでこげんうまかもんば買える」ジャーン

佐倉「ボタ餅…ですか?」

サクラ「こん町の自慢は石炭だけやなかと、川筋モンはあした死ぬかわからんき」

サクラ「うまかもんば食わせろち言うてあっまぁ〜〜い菓子がズラリばい」

佐倉「は、はぁ…(うまかもん=甘いものなんだ…)」

サクラ「ま、ここで会ったのもなにかの縁やね」


サクラ「くうかい?」つ

492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2016/02/06(土) 03:59:27.92 ID:bV3cHXSRO

なんや

佐倉「銭湯にきたけど、消えないペイントをほどこした戦闘力の高そうな人達ばっかりだぞ……」ビクビク

サクラ「お、あんたも風呂ね」スッポンポン

佐倉「ああ、これはサクラさん…ってえぇ―――――っ/////!!?」
※基本混浴なのです

かんや

佐倉「おや…」テクテク

佐倉「道端で寝ていると風邪をひきますよ」ヨッコラ…

佐倉「!!!…どういうことだオイ!こいつ死んでるじゃねぇか!!」

サクラ「昨日は祭りやったきねー、一人や二人は死んどるんやなかと?」

佐倉「なんで祭りで死ぬんですかッ!?」

サクラ「ケンカ」

あって

サクラ「佐倉んやつは反対しよったばってん、あたしはこんヤマで一発当てちゃるき!地盤がゆるいとかしゃーしか!」ザックザック

サクラ「この世で生きていくんに必要なんはカミやなか!カネばい!」

 ドゴオッ!!!!

サクラ「なにィ―――ッ!!!」


サクラ「真っ暗でなんもみえんばい…、生き埋めちゃ情けんなか…」

サクラ「病気の母ちゃん、弟に妹ばよか暮らしさせちゃろうと思っとったんに」※父親は鉱山事故にてすでに他界

サクラ「あたしが死んだらあいつらどげんして生きていくんやろ?」

サクラ「それになにより親不孝やし、姉の責任もはたせんばい…」

サクラ「あたしのせいで……」ウウッ


佐倉『落ちこんだときは《 ロッソ ファンタズマ ソワカ 》この真言を唱えるといいですよ』


サクラ「ハッ! そうばい、落ちこんどってもどーしょーもなか!あたしは生きぬかないかん!うだうだ言うヒマあったら出口まで掘りすすむばい!」

サクラ「ロッソ ファンタズマ ソワカ、ロッソ ファンタズマ ソワカ……」ザックザック…

493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2016/02/06(土) 04:00:13.73 ID:bV3cHXSRO
三日三晩経過――


 ボゴッ!!


サクラ「……や、やっと、出てこれた……」

サクラ「おてんと様がこんなあったかいもんちゃしらんかったばい……」ジワ

 オン バサラ マドマギピュエラ オン バサラ マドマギ ピュエラ…

サクラ「ん…?」

佐倉「あ…」

佐倉「サクラさあぁぁぁああん!!!!」ダキッ

サクラ「うわっ///」

佐倉「よ゙がっ゙だあ゙ぁ゙〜〜!!!ご無事でなによりですうぅ〜〜ッッ!!!!」

サクラ「おいコラ引っつくな!男がなんばメソメソしよんな!」

佐倉「うう…でも、ホントによかった…!」

佐倉「サクラさんの無事を願って祈祷していたのですが、どうやら聞き入れてもらえたみたいです…!」ボロッ

サクラ「あんた、もしかしてずっと……」

佐倉「ささっ!母上どのとちびっ子達がお待ちかねですよ、早くいって顔をみせてあげてください」

サクラ「お、おう…!」

サクラ「あ…そっか、あいつら飯が…ひもじかったろうな…」

佐倉「たいしたものではありませんが、僕がお食事くらいは用意させていただきました」

サクラ「え…、オイ誰がそげんこt…」グゥゥ

佐倉「神につかえる者ならば、いや、そうでなくとも助け合うのはあたりまえの事です」

佐倉「サクラさんもお腹がすいたでしょう、ささ、早く早く」

サクラ「お、おう…」

サクラ「じゃ、じゃあいくか…あ…」グラ

佐倉「おっと!大丈夫ですか?」ガシ

サクラ「なっ//////、なんちゅうことなか!ちょっとグラついただけやき!ひとりで歩けるっちゃ!」

佐倉「いえいえ、佐倉さんはお疲れです、私がおぶっていきましょう」

サクラ「そげなんせんでよか!」

佐倉「ダメです」ヒョイ

サクラ「///////////」


サクラ「…」

サクラ(モヤシんごたるなよっちか男と思っとったばってん…)

サクラ(いっちょまえにツヤつけてからに…)※カッコつけての意

佐倉「サクラさん」

サクラ「にゃあっ!な、なんね///?」

佐倉「あんまり無茶はしないでくださいね。ご家族の方はもちろんですが」

佐倉「サクラさんがいなくなったら、僕もすごく悲しいですから」

サクラ「……」

サクラ「うん、気をつける」

 ザッ ザッ…

494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2016/02/06(土) 04:01:10.72 ID:bV3cHXSRO
〜教会〜

佐倉「うーん、今日も広々とした青空に黒煙がにじんで、いい朝だ!」ノビー

サクラ「おい」

佐倉「サクラさん!」

佐倉「おはようございます、今日もいい天気ですね」

サクラ「こないだは世話になったき、ボタ餅ばもってきた」

佐倉「そんな気になさらなくていいんですよ」

サクラ「気にするとかせんとかやなか」

サクラ「川筋モンはあした死ぬかわからんき!」

サクラ「……生きとるうちに、あんたと食おうと思ったと///」















さやか「なーんて血が、杏子にも、流れてるのかもね…」

杏子「かもね、じゃねーよ」
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/06(土) 04:03:21.94 ID:bV3cHXSRO
いろいろツッコミどころ満載なのはわかる
短くまとめる力を身につけたいとこです
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/09(火) 02:30:30.14 ID:CXoCRJ7Ko
ここってぽしゃったSSの設定とか書き込んでもいいんだっけ
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/09(火) 06:23:52.46 ID:ZxlJk+slO
>>496
前にそーゆーのもあったと思うからいいと思う
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/09(火) 20:42:54.53 ID:CXoCRJ7Ko
>>497
ごめ、設定見てたら名残惜しくなったから書き溜めする
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/10(水) 01:46:10.56 ID:P3oeLQQ3O
>>498
がんばって
500 :世界樹やるよ! [sage saga]:2016/02/11(木) 09:28:26.20 ID:8dhEyN2VO
>>358からしばらくあと
前衛:ゆま(モンク)、なぎさ(ファランクス)
後衛:海香(ゾディアック)、アリサ(姫)、すずね(シノビ)

アリサ「いやー、やっぱり普段殴ってばかりだと細剣は使い辛いねー。もう応援してるだけでイイカナ-」
海香「前衛が幼女すぎて後衛の私達が変な目で見られないことを祈るしかないわね」
ゆま「えいやー」
なぎさ「挑発が効いてないのはレベルが足りないから、なのです?」
すずね「このスキルはいいものだ…」
海香「短剣レベルに全振り…?」
すずね「このゲーム、敵に対して「即死」と「石化」は結果だけ見れば同じらしいの」
なぎさ「石化…ネクタルが安いのです。とっとと殺してほしいのです」
アリサ「こわいこわい!発言がこわいって!」
ゆま「回復スキルあるよー?レベル上げる?」
なぎさ「リバイブとる予定なので、互いに回復しあいましょう!これで万全なのです!」
海香「アリサ。予防の号令取れるようにスキル振って。前衛がさくっと石化したら詰むわ」

(続けたいと思ってはいる。需要はない)
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/11(木) 18:32:11.22 ID:RXK8MDC00
a
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/12(金) 04:43:42.14 ID:rIadEYGpO
全レスするとウザがられると思ってたけどウザい子でもなんでもいい

>>486
本編あれだからなんとなくハッピーエンドにしちゃう
ほむほむかわいいよほむほむ

>>487
借金も財産のウチといいますしね、アレですよ敵と書いて友
杏子ちゃんはアレです、食い物そまつ =「[ピーーー]ぞ」ですから。まぁ、疑わしきは罰せず、ですけどね(投げ捨て疑惑)


読んでくれてありがとう!ありがとうね!!へんな見栄張って亀レスでごめんね!おれがバカだった!
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/12(金) 04:45:59.84 ID:rIadEYGpO
>>500
需要とか気にせんがいい
需要なくても書こう、書けるなら遠慮せんがいいよ!
504 :いろいろ間違えたのでこちらへ投下します。お題は【ヨーグルトってえろい】 [sage]:2016/02/20(土) 20:21:16.11 ID:UB3FNY+xO
『ミムチャン、タケチャン、ヨーグルトッテサ』

『(ため)』

『エロクナ〜イ?』

『はぁ?イミわかんねーよ』

『ヨーグルトがエロいってなんなんだよ』

マミ「…」ボー

なぎさ(マミはいま、ボーッとTVを観ていてすきだらけなのです…)

なぎさ(この絶好の機会、のがすわけにはいかないのです)

『ヨーグルトッテェ、ドンナイロ!What's colour!!!! 』

『あン?』

『白』

『イエスッ!シロ!シロォクテェ〜…』

『ドンナーカタチ?』

『え?』

『ドロドロ』

『イエェスッ!!ドロドロー!!』

なぎさ(マミの死角にはいって――)ススス

マミ「…」ボー

なぎさ(見えたっ!)


 チーズケーキ ズーンキラキラキラ…


なぎさ()ジュルリ…

なぎさ(おぉっとヨダレが…ナノデス)

なぎさ(アレをなんとしても我がモノとするのですよ)※自分のぶんはすでにむさぼり尽くした

『モッカイモッカイ、イッテ』

『はぁ?』

『ドロドロ』

『アンッ!ツヅケテ!ツヅケテイッテ!…マエェノト〜…ツヅケテ…イッテミテ』※なぜかだんだん小声

『えっ?あ、白…』

『白くてドロドロ』

『ヤフー!シロォクテェドロドロ〜ネ〜!イヤァオ!アウッ!』

『エロイネ!ヨーグルトエロイ!!』

『イミわかんねーよ、なんなんだよそれ』

なぎさ(さてと、ラッパにサイレンサーも着けおわりましたし、)

なぎさ(なぎバルーンの出番なのです)(ピイィィ)ポワン

なぎさ(おっけー)フヨフヨ

なぎさ(このなぎバルーン偵察特化型は、なぎさオリジナルの超呪文によってドット1ヶぶんすら超越した超極薄魔翌力膜で構成されたシャボン式ドローンなのです)

なぎさ(その薄さは魔翌力反射率をかぎりなくゼロに近づけ)

なぎさ(たとえマミといえども、探知することは不可能なのです)フワーリ

 フヨフヨ…

なぎさ(…)ドキドキ
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/02/20(土) 20:22:19.52 ID:UB3FNY+xO
『ミムチャン、タケチャン、ヨーグルトッテェ、ドウスル?』

『あ〜、食べる?』

『ソウ!タベルネ〜!ホカニハ?』

『あれだな、飲むヨーグルト』

『イエス!ノムネ〜!』

『シロォクテ、ドロドロシタノヲ、オンナノコガ、』

『タベルネ〜!!ノムネ〜!!エロイネ〜!!』

『どっから出てきたんだよ女の子』

なぎさ(ついた…チーズケーキの真横なのです!)

なぎさ(シャボン式のウリは捕獲)

なぎさ(必要なものは取り込み、そして逃がすことはない)

なぎさ(いわばある種の結界なのです)

なぎさ(ふふふ…、なぎさは自分の才能がコワイのですよ)

 ズモモモモモ…

なぎさ(取り込み完了なのです!)

なぎさ(あとは『イチロー』の呪文を唱えれば最速でホームまで帰還してくれるのですよ)メレメレメレ※再現不可な例の効果音

 シュ―――ン

なぎさ(キタキタ)

マミ「ねぇ、なぎさちゃん」

なぎさ「!」ビクゥ!!

なぎさ(あっ!)キャッチ

 カタ…カタ……

なぎさ(つっ〜〜〜〜ッ!!!)

なぎさ「(あぶない!あぶない!)なっ…なんなのですマミ?」

マミ「私達もどこか綺麗な海にでもいってみたいわね」※顔はTVみたまま

なぎさ「な、なぎさは月並みですが地中海方面をオススメするのですよ」

なぎさ「ヨーロッパ、アジア、アフリカのチーズが交流している」

なぎさ「チーズの歴史とロマンにあふれた海なのです」

マミ「フフッ、なぎさちゃんにかかるとチーズが人の様ね」

 ハ〜ジマ〜ルヨ〜ポポポポポポポポポ…

マミ「はぁ…、いいなぁ」ジー


なぎさ(ふぅ…、あぶなかったのです…。しかし、)

なぎさ(クッ、クククククッ…)

なぎさ(ついに目的のブツを手に入れたのですよーっ!!)

なぎさ(さてと、とっととハラにいれますかね)

なぎさ(食べてしまえば、証拠は自動的に消去されるのです)

なぎさ(いっただっきま〜すなのです♪)アーン


なぎさは、フォークでチーズケーキの急所を突くと、まだ半分以上は残っているそのかたまりを丸まると皿から浮かし上げ、一息に口へとはこんだ

そして口を閉じる瞬間に、チラと何かがほどけるのを目の端にとらえ、同時にかすかな衣ずれの音を耳にした


なぎさ「!?」ガヂッ


チーズケーキはどこかに消えていた
506 :南無〜 [saga sage]:2016/02/20(土) 20:23:19.23 ID:UB3FNY+xO
なぎさ「うえぇ〜…、おもっくそフォークを噛んでしまったのです…」ジーン

マミ「ダメよ、人のものを勝手にとっちゃ」


どうやらなぎさが捕獲したものは、よくできた複製だったらしい


なぎさ「うぅ…でも、チーズケーキがなぎさを呼んでいたのです…、チーズの呼び声なのです」

マミ「なぎさちゃん、ネタよりも先に大切なことを忘れているわ」

なぎさ「うっ……、マミ、ごめんなさいなのです…」

マミ「そう、ちゃんと謝らないとね」ナデナデ

なぎさ「あ゙あ゙ー、金属を噛んだ感触が苦々しいのです」ゾワワ〜

マミ「…」

マミ(なぎさちゃん…、その苦い味を忘れないでおきなさい)

マミ(あなたはやがて、この世を支配する魔王との決戦を宿命づけられた円環の天使)

マミ(もっともっと、強くならなければいけないわ)

マミ(いまは何も覚えていないでしょうけど、その時まで、私はあなたを鍛えあげる)

マミ(そして、守り抜いてみせるわ)

マミ「とはいえ」

なぎさ「?」

マミ「さっきのシャボン玉の魔法はよくできていたわ」

マミ「私にもまったく感じとれなかった」

なぎさ「なぎさは天才なのです」エッヘン

マミ「でーも、チーズケーキに触れた時点でそれが偽物だと気づかなかったのは減点ね」

マミ「『兵は詭道なり』相手の出方を先読みして、裏をかかなくてはならないわ」

マミ「私がなぎさちゃんの奇襲を予測して対策をたてていたように」

マミ「なぎさちゃんも、目標がもしかしたらダミーである、という可能性を考えておかなくちゃダメよ?」

なぎさ「ハイなのです…」シュン

マミ「じゃ、お皿だして」

なぎさ「へ?」

マミ「今日のは50点、だから半分あげるわ」

なぎさ「ホントなのですかっ!!?」

なぎさ「うわーい!!マミ、ありがとうなのです!」

マミ「フフッ、次は満点を狙いなさい」

マミ(とはいえ、そんなたくさん用意できないんだけど…)※慢性的金欠病

なぎさ「うまうまなのですー!」モグモグ

マミ「フフフ…」


 ミムチャ〜ン! タケチャ〜ン! ココガァ、ナヴァロンノ〜ヨウサイダヨ〜


マミ「あら…、ここ…、なんかいいわね」

マミ「綺麗な海……」

マミ「いってみたいなァ〜…」ハァ


おわり
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/26(金) 01:26:02.16 ID:g+3aYCuSo
ほむら「美樹さやか、あなたに言っておかなければならないことが一つだけあるの。聞いてくれるかしら」

さやか「また、魔法少女になるなって?お断りだね!私には叶えなきゃいけない願いがあるんだもの」

ほむら「じゃあ話だけ聞いて、私は未来から来たの。そして美樹さやか、あなたが魔女になる確率は100%」

さやか「…は?未来…魔女?」

ほむら「魔法少女は絶望すると魔女になって呪いを撒き散らす存在になる」

さやか「魔女ってあんたらが戦ってる敵のことでしょ?魔女は魔法少女の成れの果てだというの…?」

ほむら「そう、あなたは勝手に他人のために願って、勝手に絶望して、勝手に魔女になるの。酷い奴だと思わない?」

さやか「私が…魔女に…?私はまだ何もしてないのに…そんなの信じろっていうの!?」

ほむら「でも私も他人のために願いを使った愚か者なの。その人を救うために何回も同じ世界を繰り返してるの…」

さやか「ん?そ、そそそそれって…まさか…(私のこと?」

ほむら「私はその人を救うまで何度でも繰り返す」

さやか「ふ、ふ〜ん(これ絶対私のことだよね…)、じゃあ…魔法少女になるのやめよっかな」

ほむら「本当?ありがとう…!全部話して良かった…」ウルウル

さやか「あ…(転校生かわいいかも…嫁候補が増えたな)、うん!」

おわり
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/26(金) 03:22:41.33 ID:W8Iqd7KSO
なごんだ。乙
509 :ワンレスくずれ。お題【あなたをいじめていいのは私だけ】前編 [saga sage]:2016/03/12(土) 21:33:09.04 ID:RBfM+FzkO
〜柔道場〜

ほむら(メガ)「ふへぇ〜、やっと練習おわった…」ヘトヘト

「ちょっとぉ、そこの1年」

ほむら「へ……わ、私ですかっ?」

チンケな3年「あんたさ、ぜんぜん気合いはいってないんだけど」

同じくB「ほんとほんと、ダラけすぎでしょ」

ほむら「えっええぇ!わたっ、わたっ、私はっ…ま、まままマジメに」

A「なに? なんか文句あるワケ?」

B「先輩にくちごたえするとかやっぱ調子のってんじゃん」

A「あたしらが鍛え直してやっから畳にあがりな」

ほむら「ひぃー!」

B「はやくしろよー」


A「オラァっ!」

ほむら「へぶっ!!」ズダーン

A「小動物みたいだからって弱いクセにチヤホヤされちゃってさ…、ムカつくんだよね!」グググゥ… ※絞め

ほむら「〜〜〜〜ッッッ!!!」タップタップ

B「おとせおとせーwwww」

ほむら(ぐるじい…!!死ぬ!!)ジタバタ

ほむら(あ゙〜〜……、なんかTVの砂嵐みたいな音が…)ザ―――ッ


「暁美さん、こわい?」

「それで正解よ。戦いに恐怖を感じなくなったら、すぐに殺されるわ」


「転校生はさ〜、失敗をこわがりすぎなんだよねぇ」

「しない後悔よりする後悔!攻撃するなら攻撃あるのみだよ」


「ほむら、もし戦闘中にあたしがヤバくなったら迷わず逃げろよ」

「変に助けようなんてするな、共倒れになっちまうぞ。いいな、逃げろよ」


 ザ――――ッ……

510 :後編 [saga sage]:2016/03/12(土) 21:33:55.10 ID:RBfM+FzkO
ほむら「ハッ…」

B「あっ、おきたおきた」

A「おい、眠ってないでさっさとこの絞めときなよ、じゃないと…」グウッ!!

ほむら「うぶぶぶぶっ!!」タップタップ


「あらー」


AB「「!」」

ほむら「ケハー…」グッタリ

平坂「先輩がた居残り練習っすかー、熱心ですねー」

A「げぇっ、アキ…!」

平坂「ちょうどあたしも投げたりないとこだったんスよ」

平坂「まぜてもらえませんかねェ〜、あたしも」ギラーン

B「ヤバ」


---後日---

平坂「ほむほむー、ジュース買ってきてー、オェップスの期間限定シトラスミックスだよー」

ほむら「は、ハイっ!」テテテ

平坂「ほむほむマッサージ〜」ゴロン

ほむら「こ、このへんですか…?」グリグリ

平坂「あ〜、いいわそうそうソコ」

平坂「ふぁ…、そのうちあたし寝るからさ、そしたら道着洗っといて」

ほむら「っ!!…は、ハイっ!」モミモミ


 ヒィー、バタバタ

平坂(ふふ、あんたをいじめていいのはあたしだけなんだよ、ほむほむ♪)


おわり














QB「君ね、こんなとこでオリキャラ出して遊んでるヒマあったらね…」

俺「 わかってる! わかってるのよホント! 」
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/13(日) 01:36:07.40 ID:D8KofmG+o
早く暗闇のスピナー書きなさい、落ちますよ
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/15(火) 05:37:49.39 ID:RC52kW2OO
>>511
本当に読んでくれてる方には申し訳ないです…
完全につまっていました
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/17(木) 04:33:03.93 ID:X6WtD5OXO
>>480
外伝作品をしらないぶん理解が遅れたが、いま読み直すと良かった
キャラのバックボーンにこだわらず、主観の人(カガリ)に気持ちを合わせると入っていけた。乙
514 :ムダに文量オーバー、お題【平行世界にて】 [sage]:2016/03/25(金) 21:40:15.38 ID:WvP5ndGhO
〜体育館〜


上条「」ブオンッ

上条「」ガシャッ!!


上条「ふぅ」


 パチパチパチ


上条「!」

さやか「綺麗に決まったね、スアレス」

上条「さやか!」


ここは、上条恭介がバイオリニストではなく体操選手の時間軸


さやか「はい、ポカリとセブンスター」

上条「いつもありがとう、さやか」

上条「それに、ヤニ厨でもうるさく言わないでくれるのはさやかだけだよ」

さやか「えっ…///」

さやか「あ、あたしはただ〜、恭介は恭介のままでいて欲しいな、って思ってるだけだよ」

上条「まったく、あの内村航平や故ヨハン・クライフ、ヘビースモーカーでも天才にはなんら問題ないってのにさ、ロビー活動家の連中ときたら…」

さやか「ねぇ、恭介」

上条「うん?」

さやか「あたしはね、体操で頑張ってる恭介が大好きだよ、でもね」

さやか「最近の恭介は難度の高い技、難度の高い技って気負い過ぎちゃってるっていうか…」

さやか「ムリして大ケガしないか心配なの」

上条「さやか…」

上条「ありがとう。でも僕はこの平行棒で世界を目指しているんだ」

上条「AのつぎはB、BのつぎはC。どんどん上を目指すのは男の性だ」

上条「僕はいずれGもHも飛びこえて、S難度の『カミジョー』さらにはSS難度の『カミジョー2』と超難度の技を完成させ、僕の名をすくなくとも1世紀はとどろかせるつもりなんだ」

上条「こんなところでモラタじゃなかったモタモタしてる暇なんてないのさ」

さやか「そっか…、そうだよね…」

さやか「じゃあ、練習の邪魔になってもいけないからあたしはこれで。また来るね」

上条「うん、ありがとうさやか」

上条「さて、一服したら二部練いくか!」
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2016/03/25(金) 21:41:17.04 ID:WvP5ndGhO


上条「はっ!」フォン


上条「あ…」


 ドシャア!!


―――――――――――
――――

上条「ハッ」

上条「ああ、ちゃんと平行棒の上か…、てっきり落ちたのかt…」ガクッ

上条「なっ!?あ、足が…!?」

上条「左手も…ぜんぜん力がはいらない…」

上条「それに…ここは体育館じゃないっ!」

インストラクター「上条恭介、足のリハビリの調子はどうだい?」

上条「り、リハビリ!?こ、ここはどこなんですか…!」

インryター「どこって、見滝原病院に決まってるじゃないか」

上条「そ、そんな…っ!やっぱり僕はあのとき着地に失敗してケガを…!」

インryター「着地?君がケガをしたのは交通事故のはずだよね、わけがわからないよ」

上条「さやかが心配したとおりになってしまった…、あんなに…応援してくれてたのに…っ!」

上条「僕は…バカだっ!」

上条「うわあああああああああ!!!!」



上条「ハッ…」

「おい上条だいじょうぶか!」

「なんかスゲー落ち方したぞ、おまえ」

上条「う、動く……」


〜あくる日〜

上条「さやか、僕は焦りすぎていたのかもしれない。これからは、もっと1歩1歩技を磨いていこうと思うんだ」

さやか「!」

上条「でも僕はバカだから、熱くなるとまた無茶な練習を再開してしまうかもしれない」

上条「そんなとき、さやかには遠慮なく僕を叱ってほしいんだけど…、お願いできるかな?」

さやか「うんっ、まかせて」

上条「ありがとう、さやか。それに…心配かけてゴメン」

さやか「フフ、なにいってんのさ」

さやか「恭介のバカにつきあってあげるのは、いつだってこのさやかちゃんなのだ〜♪」ニコッ


おしまい
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/26(土) 02:43:59.01 ID:eTP0D86n0
かわいい
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/26(土) 14:06:20.73 ID:ZYT61EwXo
さやかの妄想かな?
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/29(火) 22:08:58.74 ID:wNDEo4K30
さやかがきっとノートにでも書いた理想の未来なんだろ(テキトー
519 :何日か前のお題【ほむら×杏子】からの着想 [saga]:2016/04/11(月) 03:43:04.77 ID:7TqrL/AuO
〜バス停〜

メガほむ「あのっ…」

杏子「ん?」

メガほむ「今日はすいません…私のわがままにつきあってもらっちゃって…」

杏子「ま〜だいってんのーw」

杏子「どーせあたしも暇だしさ、ラーメン奢ってもらえりゃなんの文句もねーよ」

メガほむ「あ、あの、それと佐倉さん…」

杏子「うん?」

メガほむ「じつは私…バスに乗ったことがなくって…」

杏子「ええっ!?」

杏子「あんた、マジでいってんのかい…?」

メガほむ「本気と書いてマジです。公共の乗りものは、救急車ぐらいしか乗ったことがありません…」

メガほむ「だから、ひとりだとちょっと心細くて…」

杏子「そっかぁ(救急車のってみたい…)」

杏子「よし、ほむら」

杏子「今日は1日あたしにまかせな」ニッ

メガほむ「はいっ!」パアァ


 ブロロ、プシュ〜 ミタキガハラコウエン〜ミタキガハラコウエン〜


杏子「きたな」

メガほむ「あ、あのっ、こ、これって乗っていいんですか?」

杏子「ああ、行き先も時刻も間違いねぇ…乗り込むぞ!」

メガほむ「あっ!さ、佐倉さん!」

杏子「どうしたほむら!」

メガほむ「ドアが前と真ん中とにわかれています!ど、どちらから…」アワワ

杏子「落ちつけほむら、相手はデカブツだ」

杏子「なにも頭から斬り込むこたぁねー、横っ腹に風穴あけてやりゃあいいのさ」ズン

杏子「あたしにつづけ、ほむら!」

メガほむ「は、はいっ!」タッ

杏子「よし乗ったな、コイツを1枚引き抜くんだ」シャカ

メガほむ「コレは?」

杏子「整理券だ」

メガほむ「生理券?」

杏子「ちがう整理券、くわしい説明はあと、座席を確保するよ!」ダッ

メガほむ「ああっ、ま、まってください〜!」ワタフタ
520 :2 [saga]:2016/04/11(月) 03:44:17.08 ID:7TqrL/AuO
杏子「ラッキーまだ誰も乗ってないじゃん」ドカ

メガほむ「いちばん後ろ、ですか?」

杏子「ああ、ここが特等席さ!」

杏子「じゃなきゃ逆にいちばん前の席がパノラマ大画面で見晴らしじゅうぶんなんだが」

杏子「あそこはひとりしか座れねぇからな」

メガほむ「へぇ〜、くわしいんですね」

杏子「とーぜん」

杏子「バスといえば風見野、風見野といえばあたしだかんね」

杏子「なんでもきいてよ」

メガほむ「はいっ」

メガほむ「あっ、そうだ佐倉さんキャロルーメイトたべませんか?」

杏子「お、いいね、ファンキーモンキーハングリーだったんだ、ちょーど」

杏子「うっ!」

メガほむ「どうしました?」

杏子「コレ、チーズ味だよな…」

杏子「もらっておいてこんなこというのもアレなんだけどさ」

杏子「あたし飲みもんがないとチーズ味はけっこうキビシイんだ…、チョコだったらいけたんだが」

メガほむ「フフ、無問題(もうまんたい)と書いてノープロブレムですよ佐倉さん」ゴソゴソ

メガほむ「この瞬間のためにさっきトイレで盾から出しときました」つ

杏子「パック牛乳(200ml)じゃねーか!」

メガほむ「ちゃんと私と佐倉さんのぶん2つ用意しています、抜かりはありません」

杏子「やるじゃん」

メガほむ「じつは私も飲みものないとダメなんです、チョコだったらよかったんですけど売り切れで」フフフ

杏子「なーんだ」ハハハ


 『救急車ぐらいしか乗ったことがありません…』


杏子(ほむらのヤツ、バス乗っただけで嬉しそうな顔しちゃってさ)

杏子(ま、病院暮らしは退屈だったろうし、ね)


 ブロロロロン〜

521 :3 [saga]:2016/04/11(月) 03:44:58.04 ID:7TqrL/AuO

 ミタキガハラダンチ〜ミタキガハラダンチ〜

 ゴジョウシャアリガトウゴザイマス

 ハッシャシマスノデセキヲオタチノカタハザセキニオモドリニナルカ、テスリヤツリカワヲ ゴリヨウクダサイ ブロロロロ…


メガほむ「ところで佐倉さん、さっきの整理券とやらは?」

杏子「ああコレかい?コイツはねぇ〜」

杏子「前を見てみな、フロントガラスの上あたりになんか電光掲示板で数字がでてるだろ」

メガほむ「あ、アレですね」

杏子「さっきの整理券に書いてある番号をアレからさがしてみな」

メガほむ「ええっと、2番だから…あっ、ありました!」

メガほむ「その下に、…130?」

杏子「そう、それが今のあたし達に課せられた運賃さ」

メガほむ「ひゃくさんじゅう…つまり130円ってことですか!?」

杏子「そーいうこと」

杏子「もっとも、それは次のバス停でまっさきに降りた場合のペイ、いますぐ払えってんじゃねーから安心しな」

メガほむ「ホッ」

杏子「とはいってもな」


 ツギノテイリュウジョハァ マルキド、マルキドデス

 オオリノカタハテイシャボタンヲオオシクダサイ


杏子「みろ」


 マルキドノツギハ サドニナリマァ〜ス

 ブロロロロ〜


掲示板「」ガシャ!!


メガほむ「あっ!!」

メガほむ「う、運賃が…」

メガほむ「運賃があがりました!!」

杏子「おどろいたかい」クスクス

522 :4 [saga]:2016/04/11(月) 03:45:42.96 ID:7TqrL/AuO
メガほむ「こ、これは…」

杏子「ほむら、忘れちまったのかい?」

杏子「あたし達はいま、バスっていうデッカい怪物のハラん中にいるってことを」

メガほむ「うっ…!」

杏子「それがどーいう意味だかわかるか」

杏子「バスってのは決してあたし達の私物じゃねー、バス会社の持ちもんなんだ」

杏子「ボディも、タイヤも、エンジンも、ガソリンだってそうだ」

杏子「ぶっちゃけ運転手もひっくるめて、ぜーんぶあいつらの持ちもんなんだよ」

杏子「チャージ料は刻一刻と、いまも加算されていってるってワケ」

メガほむ「つ、つまりこの状況…いわば『バスの結界』…!!」

杏子「そーいうこった」

杏子「 " バスに乗る " ってことはすなわちヤツらのテリトリーに侵入すること」

杏子「まったくのノーリスクで下車しようなんざドダイYSムリなんだよ」

メガほむ「くっ…!私は…そんな基本的なことすら認識せずにあっさりと乗車を…!」

 ピンポーン ハイ、ツギテイシャシマァス

 ツ ギハ 、サドデス

メガほむ「!」

メガほむ「運賃が変わらない…」

メガほむ「これって…ハッ!」

メガほむ「佐倉さん、観察していて気づいたんですけど」

メガほむ「運賃の変動は時間じゃないですよねコレ…、そう…走行距離!走行距離です!」

メガほむ「走る距離が長くなれば長くなるほど運賃も比例して上がっていく」

メガほむ「そして端数の煩雑さを切り捨てるために更新は適度な停留所間をもっておこなわれる、そうなんですね?」

杏子「ごめいさつ、さすがはほむらだぜ」

メガほむ「じゃあ佐倉さん、もし、もしですよ、このバスの進行を止めることができれば」

メガほむ「さらなる運賃の上昇もくいとめることができる、ちがいますか?」

杏子「ちがわないね。だがな、ほむら…」

杏子「そうするとあたし達も目的地へたどりつく前に足止めをくらっちまうってことだ」

メガほむ「あっ…、そ、そっか…そうですよね」

杏子「まぁそうガッカリすんなって、あたしも一度はそれ考えたからさ」

杏子「それに、もっと観察していけばおのずとわかってくることだが」

杏子「共生という道がある」

メガほむ「キョウセイ…?」
523 :5 [saga]:2016/04/11(月) 03:46:15.97 ID:7TqrL/AuO
杏子「そうさ、いまはこの1台だけしかしらないだろうけど」

杏子「バスってのは何台もいるんだ」

メガほむ「何台も?」

杏子「ああ、多いとこだと一社だけで200台以上保有しているところもある」

メガほむ「そ、そんなに…!」

杏子「それにくわえてな、バスには同じルートを巡回する性質があるんだ」

メガほむ「同じルートを、巡回…」

杏子「そうだ。地域ごとに異なってはいるが、連中は基本的に同じ時間、同じルートを周遊している」

杏子「それは規則正しい一定のペースを保ちながらおこなわれ」

杏子「群れの他のヤツとごっつんこしないよう、それぞれが時間帯を合わせながらやむことなく流れつづけている」

杏子「その性質を利用することで、あたし達は好きなときにバスに乗って好きなところへ行くことができるってワケよ」

メガほむ「ふぇ〜、よく発見しましたねそんな法則」

メガほむ「私だったらどこに向かうかもわかんないし」

メガほむ「なにより止まってくれなくなったらどうしよう!って怖くなっちゃいますね」

メガほむ「昔、病院で処方されたクスリをググったら出てきた映画でそんなのがあったんです」

杏子「安心しなほむら、バスが止まらなくなることはない」

杏子「なぜならバスはあたし達が乗ることを望んでいるからだ」

メガほむ「バス自体が乗られたがってるってことですか?」

杏子「そう、バスってのはな、ガソリンさえありゃ走れるってもんじゃないんだ」

杏子「あたし達が定期的に乗り降りしなきゃ連中は絶滅しちまうのさ」

メガほむ「ええっ!ガソリンだけじゃダメなんですか!?」

杏子「考えてもみてよ、あたし達だってメシだけ食って生きてるワケじゃない」

杏子「さっきのキャロルーメイトのときもそうだったけど、水だって必要だし」

杏子「うっかり忘れがちだけど酸素なんかもぜったい必要だよな」

メガほむ「たしかに…」

杏子「バスもそれと同じだ」

杏子「ガソリンだけじゃなくて、バスはあたし達も必要としているんだ」
524 :6 [saga]:2016/04/11(月) 03:46:47.93 ID:7TqrL/AuO
メガほむ「バスが、私達を必要…」

杏子「さっきから停まってる停留所、なんのためにあると思う?」

メガほむ「ハッ!…私達は停留所でバスに乗り、停留所でバスから降りる…」

メガほむ「そしてそのときにやり取りされるのが…運賃!」

杏子「そう、あいつらはあたし達から運賃を摂取して活動エネルギーに充ててるんだ」

メガほむ「なるほど」

メガほむ「あれ、じゃあ乗った最初から膨大な運賃を課さないのはなんでだろ?」

メガほむ「結界の中にとりこんでしまったわけだし、相手は逃げられませんよね?」

杏子「そこが共生なのさ」

杏子「乗客が再起不能になるまで運賃をむさぼり食っちまったら、その客はもう帰ってこない」

杏子「同時に、そんな危険な印象をあたえていたら人間はバスに乗ろうなんて考えない」

杏子「停留所は無人になっちまって、それすなわちバス自身の自滅につながってしまうワケさ」

杏子「だからこそ最初に乗った時点での運賃は安く設定してあるし」

杏子「ひとりの人間に与えるダメージを最小限に、かつより広範な人の回転をうながすよう、ジワジワと運賃が上がっていくシステムをとっているんだ」

メガほむ「スゴい…、完璧なシステムじゃないですか」

杏子「まぁ、バスが止まるから人が乗るのか、人が乗るからバスが止まるのか」

杏子「どっちが先かはわっかんねぇけど、自然の摂理ってのはスゲーよ、マジで」

メガほむ「フフ、じゃあ私も今日からその共生の仲間入りをしたってことですね」

杏子「へへ、そーゆーこったな」

杏子「あっ、そーだせっかくだから祈念カキコしとこうぜ」キュポン

杏子「え〜と、『風穢裸魔戯 参上』っと」カキカキ

メガほむ「だっ、ダメですよ佐倉さん、落書きなんてしちゃ!バスは私物じゃないんじゃなかったんですか!?」

杏子「いーのいーの、こーゆうのは社交辞令なんだから」※良い子はマネしないでね

杏子「相合い傘も書いといてやるよ」キュキュ マドカ/ホムラ

メガほむ「さっ、佐倉さんっ!ややややめてください〜////」
525 :7 [saga]:2016/04/11(月) 03:47:26.57 ID:7TqrL/AuO

 ミヤサコ〜ミヤサコデス

 ドヤドヤ

メガほむ「こうしてみると、けっこう利用する人多いんですね」

杏子「そろそろ席埋まりそうだな、もうすぐあたしら降りるし、立つか」※最後尾窓側の弱点、つまると出れない

メガほむ「景色もいっぱい見られたし、大満足ですっ」

杏子「そいつぁよかった。おっと、あぶないから手すりか吊革につかまんなよ」

メガほむ「は〜い」


 ギャハハハ!!


ほむあん「「?」」 


なんちゃってフーリガンその1「でよー、その審判おれにレッドだしながらいうわけ」ケータイ

その2「……」クチャクチャ

その2「……」ペッ、ピト

その1「『お前、デヨングにでもなったつもりか』キリッ」

その1「だってよwwwwうぜーwwwwwww」

その2「……」クチャクチャ、ペッ、ピト

その1「でよー、カッチンきたからよー、そいつにも飛び蹴りかましたったwwwww」

その2「……」クチャクチャ、ペッ、ピト

その1「でよ!でよ!いってやったんだよ『残念、フンテラールでしたーwww 死亡フラグたててんじゃねーよハゲwwwww』ってなwwwwwwww」ゲラゲー

その2「……」クチャクチャ、ペッ、ピト

その2「……」クイクイ

その1「どーせハゲなら右サイド……あん?」

その2「3-4-3」

その1「ブッwwwwwwww」

 バカカオメーキタネーヨ! ゲラゲラ


杏子「なんだアイツら…、ひとりは大声でケータイしながら、隣のヤツは座席にガムくっつけて遊んでやがる」

杏子「ふざけやがって…、あのガムあきらかに味残ってんじゃねーか…!」

メガほむ「佐倉さん、あれを!」


ババア「……」カタカタ

ギプス「おおっと…」ヨロヨロ


杏子「なんてこった…、ババアと松葉杖のギプス野郎が立ちんぼ…そしてヤツらの座ってる席は――」

ほむあん「「優先席…!!」」

杏子「もうあったまきた、あたしが直々にいいきかせてやる」ズイ

メガほむ「まってください佐倉さんっ!」パシッ

杏子「とめんなほむら!」

メガほむ「で、でも…いまは走行中ですっ!」


貼り紙『走行中の移動は危険ですのでご遠慮ください』


杏子「くっ…、たしかに走行中の移動はご法度…くそっ!このままだまってみてろってのかよ…!」
526 :8 [saga]:2016/04/11(月) 03:47:58.41 ID:7TqrL/AuO

メガほむ「なら、とめちゃえばいいんですよ」ヘンシンキュピーン!!


乗客「うわっ!」


杏子「なるほどな」ヘンシンキュピーン!!


乗客2「なんだなんだー!?」


メガほむ「いきますよ、佐倉さん」

杏子「おう、チェーンコンボで決めるぜ」ジャラ

メガほむ「時間停止!」カシャン!!


乗客「」

乗客2「」

その1「」

その2「」

ババア「」

ギプス「」

運転手「」


バス「」


杏子「よっしゃいくぜっ!!」ダッ


杏子「てめーら調子こいてんじゃねーぞッ!!」グワシーッ!!

その1「えっ!なに!?だれ!?」

その2「!」クチャ、ゴク…

杏子「ほむら!窓あけろ!」


メガほむ「まど開っ!」ガララー


杏子「おめーらに二度とバスに乗る資格はねぇ!!!!」


杏子『フライング・ダッチマン!!!!』ブンッ


1&2「「ばるさあぁぁぁぁ!!!」」ドヒューン


1&2「「」」ピタ


メガほむ「」ガラララ、ピシャ

メガほむ「そして時は動きだす」カッチン


 ゴッ グワッシャアアァ― プァン!! パパ―ッ!!


ほむあん「「やったね♪」」ハイタッチ


乗客「おいなんか外ヤバくね」

乗客2「事故…?みたいだなぁ…」
527 :9 [saga]:2016/04/11(月) 03:48:30.14 ID:7TqrL/AuO

 ツギノテイリュウジョハァ、カザミノヨツカド、カザミノヨツカドデス

 キボウトゼツボウノソウテンイ、カザミノランドヘオコシノカタハツギデオオリクダサイ


杏子「つぎだな」

メガほむ「降りるときは停車ボタンを押すんですよね」

メガほむ「なんかコレってワクワクしますね」

メガほむ「じゃ、押しま〜す」スッ

杏子「まて!」

メガほむ「はぅ!」ビクゥ

杏子「まて、ほむら」

杏子「そのボタンは、あたしが押す」

メガほむ「あ、ああ…はい、どうぞ」

杏子「」ピンポーン

 ハイ、ツギトマリマァス

杏子「ふぅー」

杏子「わりぃなほむら、コレだけはゆずれねーんだよ」

杏子「あんたは、あんたひとりでもバスに乗れるようになったそのときに、あのボタンを押せばいい」

杏子「ただし、もしそのときにあたしが偶然乗り合わせていて、たまたま降りる場所も同じだったとしたら」

杏子「あたしはあんたの敵になるかもしれない」

メガほむ「佐倉さん…」

杏子「絶対にゆずれない戦い、あのボタンってのはそれだけのドラマがあんだよ」

メガほむ「わかりました」

メガほむ「…そのときは、負けません」ニコ

杏子「へっ、そーこなくっちゃな」ニカ


 プシュ〜

 カザミノヨツカド〜カザミノヨツカドデス

 ゴジョウシャ アリガトウゴザイマシタ

 オオリノサイハオアシモトニゴチュウイクダサイ

528 :10 [saga]:2016/04/11(月) 03:49:01.68 ID:7TqrL/AuO
〜風見野ランド〜

メガほむ「あった〜!」

メガほむ「佐倉さん!ありましたよぅ♪」

杏子「わざわざこんなとこまで来たいっていうからなにかと思えば、ただのぬいぐるみじゃん」

メガほむ「ウフフ、このぬいぐるみ『風ミノムシのミノラ』は、ネットでも手に入らないここだけの限定品なんです」

杏子「へぇ〜、そんなのあるんだ」

杏子「でもコレ蓑虫だろ、ちっともかわいくねーんだけど?」

メガほむ「そこに価値があるんですよ」

杏子「そんなもんかね」

杏子「でもほむらがぬいぐるみ好きとはしらなかったな」

杏子「なんかこう、コレクションするにしてもさ、銃とか爆弾とか、じゃなかったら振り子とか鎌とかそんなオブジェで部屋うまってそうなイメージっつか」

メガほむ「佐倉さんウチあそびに来たことなかったですかね?」

杏子「ああ、そーいやなんかどんべ…いや、ない、うん…なんかモヤっとするけどまだないわ」

メガほむ「ですよね、よかったら今度あそびに来てください」

メガほむ「それはそうと、ぬいぐるみは私じゃなくてまどかへのプレゼントなんです」

杏子「あーね」

メガほむ「まどかがぬいぐるみ好きなのは知ってますよね?」

杏子「うん、山になってるの見たことあるし、たしか手芸部だよな」

メガほむ「そうなんです、まどかはぬいぐるみが大好きで、このミノラもものすごく欲しがってたんですよ」

メガほむ「なんたってココでしか手に入らない超レアですから」

杏子「ふぅーん、だったらまどかが直接買いにきたりとか、それこそほむらから一緒にいこうって誘えば」

杏子「ちょうどいいデートになったんじゃないの?ココ、さびれてっけどいちおう遊園地だし」

メガほむ「それが…、なぜかまどかがココに来ようとするたび」

メガほむ「妙な妨害というか偶然というか…」

メガほむ「ことあるごとに都合がわるくなって行けなくなってしまうんです」

杏子「なにそれコワイ」


まどか『ほむらちゃん、わたしにはもう、風ミノムシのミノラは永遠に手に入らないんだよ』


メガほむ「窓のそとの雨を眺めながらそうつぶやく彼女の顔を」

メガほむ「私はうつりこんだ窓ガラスごしに見ましたが」

メガほむ「あの伝っていく大粒の雫は…、打ちつけられた雨だったのか…それとも……」

杏子「ほむら…」
529 :11 [saga]:2016/04/11(月) 03:49:32.84 ID:7TqrL/AuO
メガほむ「まぁ、そんなこんなで念願のミノラげっとだぜー」ヤフー

杏子「よかったな」

メガほむ「ほら、押すと鳴くんですよ」フニ

 \ムシカヨッ!/

杏子「ほんとだ、おもしろいな」フニ

 \カゼフイテオッコッチャッタヨッ!/

メガほむ「カラーバリエもいくつかあるんです」

メガほむ「これはノーマルの小枝色ですけど、こっちのはいわゆる色紙で蓑をつくらせた虹色タイプです」

杏子「おいなんか色紙っつか色欲のコラージュじゃねーのかコレ」モエモエ

メガほむ「まだありますよ、こっちは地元のサッカークラブ『風見野FC』とのコラボでつくった新聞紙タイプです」

杏子「新聞紙…?」つ

『風見野サポまた人種『…選手にサポーター激『…が決めた!!まどマギダービーを制し『10番不要論

メガほむ「地元紙『カゼッタ・デッロ・スポルト』の切れ端にミノムシを入れたら、ってコンセプトなんだそうです」

杏子「……」ソッ

メガほむ「まどかにはノーマルな小枝タイプをあげようと思ってます」

杏子「それがいいよ」
530 :12 [saga]:2016/04/11(月) 03:50:04.38 ID:7TqrL/AuO
杏子「しっかし、元ジモティーのあたしでも知らないようなそんなマイナー情報よくしってんねぇ〜」

メガほむ「そうですか?」

メガほむ「でも私も知ってるっていっても、まどかから教えてもらったぬいぐるみだけですよ」

杏子「ほむらの場合、フロムまどかの知識は吸収力ハンパねぇからな」

メガほむ「そうだ、せっかくだから佐倉さんもなにかお土産にどうですか?」

杏子「みやげっつったってなァ〜、キャラもんの菓子って高いばっかでそうたいしてウマくもねぇし…」

杏子「ん…?」

メガほむ「なにかありましたか?」

杏子「このネコが半魚人みたいなのくわえてるやつナニ?」

メガほむ「あ、それは『オアンネコ』です」

杏子「おあんねこ?」

メガほむ「そうです、2体ひとくみのキャラで、ネコもよくみるとエラとかついてるんです」

杏子「あっ、ホントだ」

メガほむ「それ、気に入りました?」

杏子「気に入るっつーか…、うん、気に入ったのかもな。この、どっちが食って食われてんのかよくわかんねぇ表情してるとこがいいな」

メガほむ「じゃあそのぬいぐるみも一緒にカウンターまでもっていきましょうか」

杏子「ちょっとまって」

杏子「ぬいぐるみよか、こっちのご飯茶碗のほうにする」

メガほむ「お目が高い」

杏子「えっ?」

メガほむ「それはオアンネコの語感がお碗に似てる、ということで最近あらたに発売された夫婦茶碗です」

杏子「めおと…!?」

メガほむ「かたっぽが半魚人で、かたっぽがエラネコのイラストが入ってるんですが」

メガほむ「発売と同時に即売り切れましてね、ネット上でも予約待ちでいつ手にはいるかわからないというシロモノですよ」

メガほむ「この風見野ランドが超過疎であるがゆえにたまたまあったとしかいいようがありません。なにしろ実物を見るのは私もはじめてですから」

杏子「へ、へぇ〜」

メガほむ「それで美樹さんと一緒にご飯たべるんですね、うん、とってもいいチョイスだと思います」

杏子「ばっ…/// ち、ちちちちげーし!!」

メガほむ「ちがうんですか?」

杏子「いやっ…そのっ!さ…さやかにやろうと思ってたのは、思ってたけど…」

杏子「なんだ…その…めお…2つひとくみとかしらねーしさ」

杏子「あたしは…べつに…////」

メガほむ「そっか、枕と一緒でお茶碗も変わると違和感ありますもんね」

メガほむ「いま現在お気に入りのやつがあって、つかう予定のないお茶碗がわざわざふえても佐倉さんがたいへんでしょうし、べつなのにしましょうか」

杏子「まて」

メガほむ「?」

杏子「…そーいえば」

杏子「今朝みた夢で、白い服の魔法少女から『近々いまつかってる茶碗が割れます』というようなことをいわれた…ような気がする」

杏子「買っておいて損はないのかもしれん、買おう」

メガほむ「夢って不思議ですもんね」

メガほむ「いいんじゃないですか、あんがいホントになにかのサインなのかも」

杏子「ま、まぁ…とりあえず、な…///」
531 :13/13 [saga]:2016/04/11(月) 03:50:54.40 ID:7TqrL/AuO

 マイドアリー

メガほむ「ありがとうございます佐倉さん」

メガほむ「買うものも買えたし、ラーメン食べにいきますか?」

杏子「うーん、つってもバス乗ってここまで来て買いもんしただけだしなー」

杏子「正直あんまりハラへってないんだ」

メガほむ「キャロルーメイトもたべましたしね」

メガほむ「ラーメン屋さんってここから遠いんですか?」

杏子「いやべつに、四つ角まで戻ってちょっと歩いたとこだけど?」

メガほむ「あ、あの…そ、それでしたら…」

杏子「だよな」

メガほむ「へ?」

杏子「せっかく遊園地まできたんだ、時間たっぷりだし遊ぶっきゃないでしょ」ニヤリ

メガほむ「は、はいっ!」パアァ

杏子(いまどきこのレベルじゃ遊園地って呼べるもんでもねーけど)

杏子(ほむらにとっちゃあ立派な遊園地だよな!)

杏子「ここのアトラクションはちゃちぃはちゃちぃが、古すぎて別の意味でのスリルが満点だからな」

杏子「覚悟はいいか、ほむら?」

メガほむ「し、心臓が病み上がりなのでお手柔らかに…!」

杏子「まぁ〜、せいぜいジェムの濁りにゃ気をつけな」テクテク

メガほむ「ひぃー!」トコトコ


杏子(フフ、あたしもここでまた遊ぶなんてもうないと思ってたからさ)

杏子(ありがとよ、ほむら)



おわり
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/11(月) 03:55:24.16 ID:7TqrL/AuO
以上です。お題ほむあんというよりバスになってしまいましたが、最後まで読んでくださった方、ありがとうございます

いやー、それにしても近ごろはキリカちゃんにこの世の速度低下をお願いしたいですね、時間速すぎ
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/11(月) 04:05:37.62 ID:68e87cK10
ずれた会話とほのぼのしたゆるい空気が良かった
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/11(月) 04:40:56.95 ID:7TqrL/AuO
あざーす、おかげで酒がウマイす、お休みなさい
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/18(月) 23:57:05.38 ID:Z6jkAKGZ0
a
536 :おわったお題ですが書きかけだったので仕上げました。【海べのやくそく】 [saga]:2016/04/19(火) 11:25:58.98 ID:5ZSI7Mu1O
〜マミるーむ〜

幼マミ「……」

幼マミ「キュゥべえ、キュゥべえ」

QB「なんだいマミ、はやく寝ないと遅刻するよ?」

幼マミ「だってねむくないんだもん」

QB「そうかい、僕は眠いよ、おやすみ」

幼マミ「ねぇねぇキュゥべえったらー、またお話しきかせてよー、そしたらねむれるかも」ユサユサ

QB「やれやれ、第二次成長の兆候が一部あったから契約したけど、こんなに幼いなんて聞いてないよ…」

幼マミ「お話しお話し〜」

QB「はいはい」


〜9世紀初頭〜

「パパ〜!」

パパ「ん?」

パパ「おお、シフ子(仮)じゃないか!見送りに来てくれたのか?」

シフ子「うんっ、だっていちど船で出てったらなかなか帰ってこないんだもん」

パパ「まぁそういうな、これもパパの仕事だ」

シフ子「でもいいなぁ、パパは。船でいろんなとこ行けて」

シフ子「ねぇ、いちどでいいから私も船に乗せてよ、お願いっ!」

パパ「またか、ダメだといってるだろう」

パパ「海はとても危険なんだ、ついこないだだってオーラブの船が沈没した、女子供がついてくるにはあぶなすぎる」

シフ子「うぅ〜、つまんない」

パパ「まぁ、おまえの気持ちもわからんではないがな、あぶない目にはあわせられんよ」

パパ「それにな、おまえやママが待っていてくれるというのも、パパにはとっても力になるんだぞ」

パパ「帰ってきて ただいま を言う家がある。おまえがその留守番をしてくれるのも大切な仕事というわけだ、わかったな」

シフ子「うん…」

パパ「よし、良い子だ」ワシワシ

シフ子「ふわぁっ…///」

「お〜いエイリーク!もう出航するぞぉ〜!」

パパ「ああ!すぐいく! じゃあシフ子、ママの手伝いをちゃんとするんだぞ」

シフ子「う、うんわかった。それとパパ、はいコレ」つ

パパ「これは、ラッコのあたま…」

シフ子「お守りだよ、気をつけてね」

パパ「ありがとう。こりゃ〜やさしい娘のためにお土産もふんぱつしなきゃならんな!」

シフ子「もうっ!パパったら、そんなつもりじゃないのに」ペシペシ

パパ「ハハッ、冗談だよ。それじゃ、いってくる」

シフ子「いってらっしゃい」


 ザザァ…

537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/19(火) 11:26:59.61 ID:5ZSI7Mu1O
村人「た、たいへんだぁ〜!」

村人「エイリーク達の乗ったふ、船が…船が…!」

村人「沈んじまった〜〜!!」

シフ子「そ、そんなっ!パパは!?」


パパ「」


シフ子「パパっ!!」

パパ「うう…、シフ子か…?」

シフ子「パパ…っ!あぁ…よかった…!」

パパ「ほらな…いわんこっちゃないだろ?」

シフ子「もうっ!心配したんだから…」グスッ

パパ「おまえのお守りのおかげだよ」

シフ子「えっ」

パパ「嵐のなか板きれいちまいにしがみついて、もうダメかと思ったが…」

パパ「コイツの顔をみているとなんか元気が出てな…ゴホッ!ゴホッ!」

シフ子「パパ!」

パパ「なァに、パパは丈夫だからな…ありがとうよ、シフ子…」


〜海辺〜

 ザザァ〜

シフ子「……」

シフ子「パパが元気になったのはいいけど」

シフ子「また海に出ていくなんて…」

 ザザァ〜

シフ子「今は、こんなにおだやかな海なのにな…」


「悩み事かい?」


シフ子「!」


QB「僕でよければ相談にのれるかもしれない」

シフ子「しゃ、喋るネコ!?」

QB「僕の名はキュゥべえ、契約してくれる相手をサガしているんだ」

シフ子「けーやく?」

QB「そう、かくかくしかじか僕と契約して魔法少女になってよ!」

シフ子「スゴい…本当に願いが叶うの?」

QB「もちろんさ、君には素質がありそうだからね」

シフ子「じゃ、じゃあ…!」

シフ子「どんな嵐でも沈まないような船を!それに…、い〜っぱい荷物や人をのせれて、どんなとこでもいけるような船って……で、できるかな?」

QB「それが君の願いかい?」

シフ子「う、うん…」

QB「オーケイ、君の願いはエントロピーを凌駕した」パアァァァ

シフ子「くっ…ぅぅぅ…!」

シフ子「かはっ!」ハァハァ

シフ子「こ、これは…?」
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/19(火) 11:27:46.34 ID:5ZSI7Mu1O
〜翌日〜

パパ「おい、どーしたんだこの船…」

シフ子「あ、ああ〜、えーっとね…、し、白い喋るネコからもらったの」

パパ「白いしゃべるネコ?なんだそりゃ?」

シフ子「う、う〜ん…、ネコじゃないかもしんない…」タハハ

パパ「いやまてっ…!白い…ネコだと!?も、もしや豊穣の女神様の使いか!?」

シフ子「そ、そーなの…?」

パパ「たまげたな…、戦車を引くだけじゃないでそんなことまでやってるのか…」

シフ子「パパ達の航海につかいなさいっていってたよ」

パパ「そうか、ありがたく使わせてもらうかな、カッコいいし」

パパ「それにしても…」

シフ子「?」

パパ「おまえみたいなオテンバに女神様の使いがあらわれるとはなァ〜」

シフ子「なにそれ、どーいう意味?」ジト

パパ「いやなぁ、豊穣の女神様っつったら相当な遊び人、いや遊び神で有名だ」

パパ「おまえみたいな色気のカケラもねぇのがよく御贔屓にしてもらったなって」

パパ「パパおどろいtフブッ!!!!」ドフ

シフ子「今日の朝食は腹パンで決まりね」

パパ「………冗談が通じないとこはママそっくりだな」
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/19(火) 11:28:22.11 ID:5ZSI7Mu1O
それからというもの――


パパ「こいつ…ハンパねぇ…!」

「おい、エイリーク!この船ふつうなら乗り上げちまうような浅瀬も川もぜんぜんへーきじゃねーか!!グングンいきやがる!」

「なんだこの船ーっ!!」


「おいヤベェぞ、百人のれて荷物ガンガンつめて小回りも効いて風が吹きゃあ帆が張れるし凪のときはオールOK、なにコレ無敵じゃん」

「ヤベェヤベェ!無敵無敵!」


「嵐キター!でも沈まねー!構造自体が沈まねー!」

「 you are perfect ship 」


〜シフ家〜

パパ「帰ったぞーう!」バーン

シフ子「おかえりパパァ!」

ママ「おかえりなさい、貴方」

パパ「おう、コイツいっちょ頼むぜ」ドサ

シフ子「なにコレ?」

パパ「コイツはなァ、 パスタ ってやつだ」

シフ子「ぱすた?」

パパ「おう、コイツを湯で茹でて」

パパ「この オリーブオイル ってやつをかける」

シフ子「おりーぶおいる?」

パパ「おう、これかけるとなんでも美味くなるんだ」

シフ子「へぇ〜〜」

パパ「つーことで、おまえ、さっそく頼むよ、具はァ〜、そうだな、なんか魚の塩漬けとかでいいだろ」

パパ「ハラペコでかなわん、ちゃちゃっと作っちまってくれ」

ママ「はいはい」

シフ子「パパ!今度はどんなとこ行ったの?」

シフ子「また背中にコブがある変ないきものとかいた?」

パパ「変ないきものじゃない ラクダ だ。ラクダはかしこいんだぞぅ」

シフ子「覚えてるってば、むこうの人達にとってはパパ達がつかう船みたいな感じなんだよね?」

パパ「そうだ。ま、今回はラクダじゃないでゾウがいた」

シフ子「ゾウ?どんないきもの?」

パパ「知りたいか?」

シフ子「もうっ、もったいぶらずにおしえてよ!」

 ハッハ〜スッゴクミミモハナモズウタイモデカイヤツデナ、コロシアムッテトコデ…

540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/19(火) 11:29:04.51 ID:5ZSI7Mu1O

シフ子「パパ」


パパ「おう、シフ子!今日も見送りにきてくれたのか」


シフ子「もちろんだよ」

シフ子「ねぇパパ、教皇様から呼び出しがあったって本当?」

パパ「うむ、なんでもビョルンの造った金細工がディ・モールトらしくてな」

パパ「ディ・モールトがなんなのかよくわからんが、教皇様じきじきに買い取りレシートをくれるらしい」

パパ「おれはレシートなんていらねぇんだが、なんでも異教徒のおれがそんな待遇を受けられるのはとても名誉なことだとかなんとか」

パパ「連中のやることはよくわからん」

シフ子「きっとビョルンおじさんの金細工がスゴすぎて教皇様もじっさい会ってピシガシグッグッってやりたくなったんだよ」

パパ「ハハハ、たしかにビョルンのヤツはオタク野郎だが金細工は世界一だからな」

「お〜いエイリーク!もう出航するぞぉ〜!」

パパ「おーう、ちょっと待ってろ〜」

パパ「シフ子」

シフ子「なにパパ?」

パパ「おまえ、船に乗りたいか?」

シフ子「えっ!?」

パパ「まぁ〜、女子供にゃあ危険とかいってたが、もともとコイツはおまえの船だしな」

パパ「おまえが船でいろんなところに行ってみたいと願っていたのを女神様が聞きいれてくださったのかもしれん」

パパ「今回の取り引きはデカイ、これがおわりゃあしばらくは軽い仕事でいいだろ」

パパ「おまえひとりぐらい連れていけると思うぞ」

シフ子「ほ、ほんとっ!?!?」

シフ子「……………」プルプル

シフ子「やっったあぁ〜〜〜〜!!!!」

シフ子「パパっ大好きっ!!」バッ

パパ「おおっと」トフ

パパ「まぁ今すぐにとはいかねーが楽しみにしてろ」ナデナデ

シフ子「ぜったいのぜったいだよっ!約束だよ!」

パパ「おう、約束する」

シフ子「えっへへ〜」ギュウ


 ザアァ――ン…

541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/19(火) 11:29:37.53 ID:5ZSI7Mu1O

 ドッパアァ―――ン… ザザザ…




シフ子「なんで」



『た、たいへんだぁ〜〜!!!』

『エ、エイリーク達の乗った船が帰ってきたんだが…』

『おいどうした!なにがあった!!』

『ごふっ…おれ達を……略奪行為を…繰り返す、海賊だと……』

『なんだとォッ!!?』



シフ子「どうして」



『ゲハッ!!!』

『しっかりしろ!エイリークはどこだ?』

『せ、船首…』

『パパっ!』

『ダメだシフ子!来るなっ!』



シフ子「こんなことに」



『!』

『そ、そんな……パパ……』

『いやああああああああああ!!!!!!』


『………』

『あいつら…っ!…積み荷はスッカラカンじゃねーかッ!!どっちが略奪してんだコラアッッ!!!』



シフ子「許さない」



シフ子「私から父を奪ったように」

シフ子「私も奴らから奪いとる」

シフ子「いつでも、どこからでも」

シフ子「家も、土地も、家族も、全て」



シフ子「なにもかも奪い去ってやる」


542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/19(火) 11:30:16.88 ID:5ZSI7Mu1O
〜マミるーむ〜

QB「こうして、シフ子は仲間と徒党を組んでその当時の沿岸地域全域のみならず、川を遡ってかなりの内陸部まで荒しに荒らしまわったんだ」

QB「シフ子の船は、当時としては常識外にすぐれた性能の船だったからね」

QB「感情というものはわからないけど、神出鬼没の侵略者達に、人々はおおいに恐れおののいたことと思うよ」

QB「その結果、シフ子達の一派は制圧の対象となり、大規模な征討軍が差し向けられ、彼女の故郷の村々も焼き尽くされてしまうんだがね……あれ?」

幼マミ「すぅ…すぅ…」zzz

QB「パパが死んだくだりでは泣きじゃくってたのにもう寝てるよ」

QB「…泣きつかれたのかな?」

QB「はぁ…、なんだよ、こっちが変に眠れなくなっちゃったじゃないか」

QB「クライアントを間違えたな」

QB「ま、子供だし、すぐ魔女かそのへんのノラ魔法少女に殺されちゃうだろうけどね」

QB「しかし人間の考えることはやっぱり理解できないなァ」

QB「時間的にも空間的にも個体間になんの関係もない相手の身の上話しなんかきいてなにが楽しいんだろう」

QB「やれやれ、わけがわからないy


幼マミ「パパ…ママ…」


QB「……」


幼マミ「……きゅーべえ…」ムニャムニャ


QB「……」

QB「やっぱり、わけがわからないよ」



おわり
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/19(火) 11:33:18.29 ID:5ZSI7Mu1O
以上です、最後まで読んでくださった方ありがとうございます
ちなみに、パパのキャラが加速度的にオッサン化するのは仕様です
544 :536 [sage]:2016/04/21(木) 17:52:52.29 ID:fArU5XOMO
補足というか蛇足というか、一応ハッキリさせておくと、シフ子は先代魔法少女のバイキング子ちゃんをイメージしています

クマ子みたいに短い名前だったらそのままでも良かったんですが、勝手に仮名をつけさせて頂きました、あしからず
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/04(水) 23:45:32.99 ID:7GRVu1I60
a
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/05/09(月) 13:20:55.76 ID:2bZGs9iKO
〜魔女結界〜


魔女「ギャース!!!!」


マミ「暁美さん!」

メガほむ「はいっ!」カシャン


魔女「」ピタ


マミほむ「「えいえい!」」ポイポイ


アルミニウムパック『水素水 made by 日本○大』

ラベル裏「濃度40%」


マミほむ「うてうてー!」ダン! ダン! ババババ!!


メガほむ「りりーすっ!」


チュドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!

ドゴオオツツッッ!!!!!!!!


モク… モク… ゴゴゴ… ※キノコ雲


マミ「暁美さん、わかる? この匂いよ…」

マミ「これが『勝利 (Victory)』の匂い」スーハー

マミ「今日はまた格別ね」ウフフ

メガほむ「ワルプルギス打倒のためにもっと高濃度のものを探してみます」


水素電池やら水○にいきつくのは時間の問題だった
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/17(火) 17:16:53.01 ID:Vw6iQ56T0

           , '                     ヽ
          /        _               ヽ
         /         / \          l  ヽ  ヽ
         |   ,   /  /       | i     |  l  |
         |  /  /  .|        |  |    l   |  |     仁美に恭介を取られちゃうよ…
         |,,,,/r=-<   |   ,   i  |  .|    lr',´ | |
         /,.. ィ'  `,,ヽ, |   |     .|  .| l   ,|/__ | |      でも私、何も出来ない
        /r//  /  `ヽ、  | |  |ヽ .ト  .| |   レ,ヽ}| |
        /ィ/  /  ,. r-、}  | 、|、 | l .| ヽ | |   |_  | |.      だって私、もう死んでるもん
         {'    '´ ,ィ、 }  | .`-t--|‐'ヽ| |  ,|/// |
         ゙、      <-しヽ .|  V_,. ---っ |  r_,/ ,l,{       ゾンビだもん
        .,r'ヽ     ゙、.`  ヾ}  ゛'   ;;'| .|  / /i /リ`
      ,/  ゙、     ゙、   '       ;;.| |  /r-'´ ̄`ヽ、.     こんな身体で抱きしめてなんて言えない…
   ,r --'´   ,. -,>,     l _______,..    ,' |.i  |        ゙、
  ,/     / ,r/ `     ノ- '、ー―`', -, '´リ|  /l        ゙、
  | ヽ  ,. r'´  ヽ    ,/ ヽ  TiT'´  /__| / |         ヽ
  |  r/     ヽ  ,.イ, -―--=、,!!!r‐'´` ̄  ,/<|| /        `ヽ、



                     ,、. .-‐. . .‐-.
                 x ´: : : : : : : : : : : `: 、
               /: : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
               . :: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ',     待って…たとえゾンビじゃなくても絶対抱きしめなかったと思うよ
                 l. . . ハ: : : :',: : : : : : : : : : : : .
                 |.j ./_ l: : : :i! : : : ,′: : : : : |: l
               刈/ _ ∨: :|: : : /: | !: : | : :i! !
.                f´   ` ヾ |: : / う: !: :/: : : ハ.
              l __     |: / /: l /: : : /
                   ゝ ´    .レ'  7: 从;イ_ノ
                  ー―   ´   l /レ'
                    __',x≦三ミ、
                  刈   _ }
                 ,.タ′     ',
                    j!     ` ヽ.
                  ,′           ',
                l           l l

548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/24(火) 20:36:53.17 ID:Ea0HMlhD0
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/28(土) 17:19:02.09 ID:Lk9bOCmH0
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        .||    ______      ||二三二三二三二三二三二三二三二三二三二
  ,;';゙;';゙;';゙;、 、 ||   || モナ板口 . ||      ||三二三二三二三二|| ̄ ̄ ̄ ̄||三二三二三二
ZZZZZZ|ZZZ||ZZZ||Monaitaguchi||ZZZZZ| || |□]: ニ三二三二三||: : : : : : : : ||二三二三二三
ZZZZZZ|ZZZ||ZZZ||!_二二_l_二二_||ZZZZZ| ||三┌───┐二三||: : : : : : : : ||二三二三二三
ZZZZZZ|ZZZ||ZZZ|| ZZ |ZZZZZZ ||ZZZZZ|_||二{iiェェェェェェェii}三二||_:__: __:_ _ _||三二三二三二
__,,.. .-‐ '''""~              ,..-'''":::::┘:::::::::::::::::└::l:::::::::::::"'''- .._: :: : : : : :::::::::::::::::::::
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
コニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニ
ニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニiニニ
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     |:|: :.|: : :| : :.:.斗'" \:: \::   \: : :.\l : : : |: : :| : : |
     lハ.:.:|: : :|: : : :|:|     \ \   \: : :| : : : |: : :| : : |  
     || Y:l:.八: : :.|:|           _\| : : : |_: :リ : : |
     |! ': :|: :.:.\:.|` ,x==、      〃⌒メj| : : : |`V : : 八  終電・・・無くなっちゃったね//
     {  |:.:|! : : : :ヾ〃     、   / / ||: : :/j' ノ: : /}
.      |:.八: : : :| / / /   __    ||:.:./:.;´: /:/
      从|`ヘ: : :|\     丶   ノ   ノ|:./:./!:.//
       ノ  Y|从:i≧:‐- .. _ .. イ://|/|ハ|/
.           ‘;|  ` ゙`ヘ/斗 ''"「 ̄ ̄¨}/
.            |   -/⌒ヽ人/ ̄~¨\=- .._
           -‐'"< _/   〈 〉:- ̄   リY  ̄\
         / |   \    /|¨|\     / ||    \
        /       |i\  /| l ! | \,/   ||   ,/ / \
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/28(土) 17:19:32.61 ID:Lk9bOCmH0

                   _____
               , r '´  __ ,- 、   `ヽ、
              ,/   /     ヽ    \
           -=ソ    / i      ヽ ヽ  \
            ./  / ,イ /  i     ヽ ヽ   ヽ
           //  / | ハ  | i、      |    |
           //  / ̄`|/ l  || |ヽi 、i    | |   |
           |/  /.Tヽ | ヽ | T-、!_/  /  /   .|
           リl / じ'   ヾ___ レY /  / / /
          / | i/  ノ    i' ,.ハ i/   ,/__/ / じゃあ僕が電車役やるから、さやかが乗る人だね
            |,}  `     ゙´ /.ィ  ,仁il}/ ,イ
            Vヽ  、__     ´/_ノ=ソノ /レ
                ヽ、      ,.イ´ | ̄´ィ |
          , --――-,テT'´ ̄ ´   _,|イ´ レ
          /      ト、|__ ,. -, -' ´ ト 、
         /       ! |l| ̄ ´   ,/    \
        /   ,     ilr-― ' ´       \_
       i´    .|     .il|             ,-ヽ
      r‐ ' \  .|     il|           ,    |
     /  `ヽ、 |     |l|           /    .|
   /       ,.|    .!l|   __    i  /    /
 /       //i    |l|   ヽ`ヽ、 l /     /


            ,__ ___
        ,. ':´|: :`: : :`:ヽ、
       /: : : : |: : : 、:ヽ: ヽ:\
      /: i: : l: :A i:ヽ: :l: :l: : l i:、:ヽ
     l: : l: : l:/! |゙、:i、: |ヾi.: | l: i: :|
     |: i: l: |/t―! ヾ ゙、|rt-;|;:|: :l: |
     |: i:.ヽ|/r=,      T;;ヽ |: :l: :{
     !: i: : :iヽU      U  .|: i: |
     i: l: : :|、'''    '  ''' ,.!:/i/ 
      !!l i vr,ヽ 、 _´`_ , ィ;´//
        ヾi  rノ--r-゙-,´
       __ ,..-'―-rr―'--.、
      /  |  r'´,.AL  、/` ヽ
     /   ヽ _,.イ.liii l`i、__/   !
    r'´  .V L__/ |!!!-i L_」 ,|  `ヽ
    ヽ`ヽ /   / l   l .i  .ヽ_, r'::/
     >.-、{ ........ー...........ー......... }::,.ィ'
     i  ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/  |
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/28(土) 17:22:25.02 ID:Lk9bOCmH0

元ネタ↓
「終電...無くなっちゃったね//」←一番フラグバキバキにした奴が優勝

144 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/03(日) 20:36:31.04 ID:SohtIrVKO
じゃあ俺電車役やるわ お前乗る人ね


                   _____
               , r '´  __ ,- 、   `ヽ、
              ,/   /     ヽ    \
           -=ソ    / i      ヽ ヽ  \
            ./  / ,イ /  i     ヽ ヽ   ヽ
           //  / | ハ  | i、      |    |
ー三 二ニ ー三  二ニ―/ ̄ ̄ヽ ィ´ .   | |   |
 ー三二 ー三二 ー三:;三  _ /´`  \彡'/  /   |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´   ,  ̄',--ハノ /  / / /
    さやか           ト, |...  {___   ,/__/ /
                _ 」<Lノ‐一{.ィ  ,仁il}/ ,イ
---------------一;    {``‐‐--Vヽ/_ノ=ソノ /レ
――――――‐ ==`--一`ゝ:::‐''´:'.イ´ | ̄´ィ |
          , --――-,テT'´ ̄ ´   _,|イ´ レ
          /      ト、|__ ,. -, -' ´ ト 、
          /       ! |l| ̄ ´   ,/    \
        /   ,     ilr-― ' ´       \_
       i´    |      il|             ,-ヽ
       r‐' \  |     .il|           ,    |
     /  `ヽ、 |     |l|           /    .|
    /       ,.|    .!l|   __    i  /    /
  /       //i    |l|   ヽ`ヽ、 l /     /
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/30(月) 17:25:49.38 ID:gct1IEJR0
       / ./ |  |  //i |    |   |ヽ  | | | | |ヽ.|
       |  |  |  | /,rr―|lヽ  l、 、 .|´t-r-、l | | |,.| |
       |  |  |  | l/ |l  `、ヽ l ヽヽ | ヾiヽ,.l  | |/,l|
       |  |  i  |,'l ノr=-、 ヽ ヽヽヽヽト=-|、 l|| .| ト, l|
       |  |  |、 | / r'//i    `   r'//、ヽ| l | |}.l l|    ごめん待った?
       |  |  |ヽ |  { `-'l        ト-.'l}  .| ! リ,' lヽ、
          | .|  l |、{ 弋_リ       弋_リ  .| ,'  r' |l|ヽ
        |ヽ l  ヾ.|  ,,,,,      '    ,,,,,  .| l | |l.|
        リヽ l  ヽlゝ      、 _ __ ,     ,./ / /|l | リ
        |  ヽヽ ヽ `ヽ 、_        ,. - ' ,/ イ/ ! ,リ
          ヾiヽ r、 i  _,> 、 __ - '´|_r4 / i/ !'´
             ヽ ヾ |ヾf==ヽ、___, ,___ t==.}
              ヽ、 ,り     ,l|l    ,.[
         ,r‐ -- '_´ノ-' ̄ ̄ヽ、__,l|l_,r,///,,`ーr=r- 、___
       /   l  |///////////,|///L,-///////`ヽ    ヽ




              ∧
           ,, -、 .‖|レ1 ,....-‐‐-. . .、__
        ,.'´: : : : ‖、ル:':´: : : : : : : : : : : : : `:丶、/i|
     ,. ',..: : : : :-‐||: /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ハ,i|  _,..=7
 -=ニ¨´‐''フ: : : : : : : : ::|レ/: : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :゙i,''-゙-´‖
     /: : : : : : : : : : :'゙,!: : :/: : : : : : :λ: : : : : ::ハ: : : : : : ::゙i,: : :‖゙i,
    /: : ,: : : : : /: : : :|,!: :/: : ,: : : : :/ l,: : : :i: : : :i,: : :ハ:: : ::゙i,::‖: ::゙i,
    ,!: :/|: : : : :/: : : : ,i!::f゙: : :/: :_/  i,: : : |: : : :i,: : : :i: : : : ∨: : ト、゙i,
   ,!:/ ,!: : : :/: ,!: : :,!: ::|  ,'"´: / `` i,: : :|i: _,,_ |: : : ,!: :i: :i:、゙i,: : ゙i,.ヾ、
   |'  |: : :/: ::,!: : r|: : :|/ .|/     .゙i,: :,!´、 `ヽ、,!: :,|: ::i,: ヾ、: :゙i,  `
      i: :/: ::/i: : λi: : ::|  ,。===、   ゙i,/  ゙i, ,!゙i,: ,! : ;i\:i,: : ::|゙i,: i,
      |/,!::/ |; :/ ゙i,: ::| , 、 ,       ゛ =ミx! i,,7、::i: : i、i,: : :}. ゙i,i
       i/  .i:/  .i,: |    ´` '   ,     ヾ, .!':,!〉,!: ::|,ハ : :,!  ゙i     ううん今来たところ
          !'   ゙i,|\   ┌  .,_  ´`' ' 、,/::,!゙:|i,: :,!  |: ,!
               ゛  `_,、  、 _ ノ     /i: ∧,! i,::,!  .|/
           _ _,,,.ィ7´ヾ、`  ,,. ,,. 、-‐ ''´ .|/   .゙i,!
         /     |:| ゙i,  ``x,。┴''フ>,,、_  ゛
        /     _|」_ヽ_ .‖ /  |:|  ` i
       /      ヤ    --丶rf¨¨``<|」   .i
     .r:'゙       , ゙,      l_,!、     `7  ゙i,
     .i >、    .i  i     ,.イ|゙i, `ヽ   ./   ゙i,
     ゙i,   `` x、,! .{   _,.ィ/=┷.|゙i,   /i    _\
     r‐゙-‐'''¨  /   ''¨´ /.,!   i,.i,\/ ト-‐'''¨ ./
    ./   ̄  ,イ       / ,!    i, i,   ノ 、 \'゙
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/30(月) 17:26:16.90 ID:gct1IEJR0
                     r 、...-――- ...
               . イ:| ..:..:....:....:.....:.....:.. ミ...、
                /........:| ..:...:......:ヽ:、:...:. \:.. \
               /  ./ /| ..:...:{:......:|:..ヽ\ヽ:.ヽ:.....ヽ
            / ..:..:,i:/ i:i:...:.乂:__ト_:..ト:..ヽi:.....∨:..‘,
             / .:′/{/___乂..:..:..ト.丁,.-=-、..i!..:..:..iう):..:
            ,′:|...:|l ,.-=-、∧{:..:{ {'    ハ.|..:..:...i)):....{     まどかも遅刻かああああああ!!
          /イ 八 :{ {'   ハ \} 弋   ,リ|:..:...|::.八:.、
        /´ |.八:..ド弋   ,リ  ._`''ー‐'".|:......「i:.i:. ト\
         | ..:ト\`'ー‐'".F ̄ ー┤..八 .|:..:...|ノ::|:..|
           : ...:|:{      .|    | ⌒ .|:′:..};⌒}:}r‐y
       _ r‐ ミ...:込.    .|     _|    .j{:..:.../ /7 ム=、
      〈 v`{__ノ ヽヽ:{:> .. .L'ニ ̄‐┘ .イハ|r<トイ (_/ノ ム
    r―廴}     __}_ :ト、:{::.:ir≧i‐_ ...斗≦}八 __入  ( イノ ノ
    > ._)    ( __,.. ヽ≧八¨¨}}r― ´  人r乂      ‘ァ'
    〈 Y、   /    ハ>‐‐ミ }}}_,. ≦ ̄ ̄ 〉{ \下 ==イハ
    ヽノ \ _ , ィチ 〉.........:={:..:}-:............. 〈八  了不´ |
        { `廴_ /  {............:.:.廴「`:.............. } /  // }:{   {、
       ノ /:ハ:i   {:.:.:.:.:.::イ| |ヽミ::........:.:.{ム:、 j::{ |、 ノ}'\
        ,イ{ {:/  }:}   ノ</::/八.{ ∧:{>ミ:.:.〉 ト __ノ 八:∨ム  ノ
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/30(月) 17:26:44.28 ID:gct1IEJR0
元ネタ

遅刻→「ごめん待った?」→「ううん今来たところ」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 14:31:47.44 ID:61tMWBPr0
お前も遅刻かああああああああああああああああああああああ

4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 14:32:56.18 ID:3T1BGU9gP
確かにwwwwwwwwww



   ./: : : /: : : : /: : : : : i: : : : : : ,! ゙i,: : : : |゙i,: : : : : :|: : : : : :/: : /: : : ::/:
  /:,.. ''/: : : : ,!: : : : : :,!|: : : : : ,!  .゙i,: : : | .゙i,: : : : :|: : : : :/: /,!: : : : /:
     /:,!: : : : ,!: : : : ::/ ,レ : : :./ ``''ー+=.|, ゙i,: : : :|: : : :,!/: :,!: : : : /: :
    ./::,!: : : : ,!: : 斗匕 |: : : /     ゙i,: :| ``'ト、 : |: : :/: : : :,!: : : ::/: : :
    /:,.:'|: : : :,.,!: : ::/ __,, |: ::/    ''''ァzx,,_  ゙i,: : |: : : : : : :,!: : : /: : : :
   ,!/ .,!: :/: :|: : /.f゙ら  |;/     .ら/ハ`ヽ  ゙i,:|: : : : : : ,!: : :/i: : : : :
     |/i: : : |::/ .i!.{/,|        .|////,}  ゙i,  '!: : : : : :,! |::/ .|: : : : :    (アカン……)
       ,!: : ::,!'::゙i.i!.キ/}       .弋ゝ´ツ    .,!: : : : :,!ヽ|/ .リ: : : : :
       |: : :/.|: ::|  ゙''゙         ゙'ー‐'゙     ,!: : : : ,!ノ-゙ ./,!,: : : :,!
       |: :/ .|: :i /l/  '      ///l ハ   ,!: : : :/,,...'i: : ,!.i,: : : ,!
       |:/  .|: |、                U .,!: : : /,/  .|:/ .i,: :/
       ゙'   ゙i,゙i,.\   ` '''¨ `         ,.,!: : /i,,_   ゙'   i,/
           .i,:i,: : ::`i 、        .,.. ''´ ,!: :/彡イ  ,.-.、
           ゙i,!i,: : ,!  ,.ミ .,。.,,., 、::::''  ,..‐'',!: /´  !/   ハ
            ,゛.゙i,:,!/    .Y゙゙T_¨,.´ -‐'' ´,!/ ,../      .゙i,
              >! ,へ、,.ィλ|||    ,..__'ィ'゙ /         ゙i,
             /  /   \´ Уリ ,.. ''¨´  |  '  /        ゙i,
            ./  /  -、  ∨/'"       |  /           i
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/05(日) 20:55:32.12 ID:VxBpcprK0
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/06/27(月) 03:15:04.13 ID:+jHAeLPbo

小巻「この魔法少女衣装ってどうにかならないの?」

QB「何がだい?」

小巻「なにがって……ホラその……なんだ 恥ずかしいじゃん…あんなミニとか」

QB「恥ずかしいというのはボクにはわからない感覚だけど……ボクに言われても困るかな」

QB「魔法少女の衣装は本人の願望とイメージによって形成される」

小巻「……つ、つまり?」

QB「着たかったってことじゃないかな?ああいうの」

小巻「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!」ドガァ!

QB「おっと」ヒョイ

小巻「適当なこと言ってくれてんじゃねーぞコラァ!」ゴスン!ドカン!

QB「危ないなあ……潰されたらかなわないから退散させてもらうよ。それと……」ヒョイヒョイ

小巻「あぁん!?」

QB「どうしてもなら自分で調整すれば多少の変更は可能だよ。それじゃ」スタコラ

小巻「…………ちっ」



小巻「……ったく キュゥべえのやつめ」

小巻「わたしがこんなの着たいって思ってたわけあるかよ」

小巻「ないない」アハハ
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/06/27(月) 03:17:41.05 ID:+jHAeLPbo

小巻「…………ないないない」アハハ

姿見「」

小巻「…………こんな衣装で……」クルリ フワッ

小巻「こんなこと……」キメッ

小巻「ポーズして……横ピースで……ウィンクしたりして………」

小巻「こんな願望とか…………」

小巻「ないだろぉ〜〜〜〜」ニヤニヤ

小巻「まてよ……たしか衣装変えられるって……こんな感じか……?」キラリン

小巻「お〜〜〜」フワフワ

小巻「こういう……いかにも女児アニメっていうか……」

小巻「ふわふわきらきらした……」

小巻「で、こう、とか」きゃぴっ

小巻「いやまあ……ないなぁ〜〜〜似合わないだろぉ」ニマニマ

小巻「次はちょっとオトナの……露出度高めな……」キラッ

小巻「おぉ……なかなか……」ボイーン











小糸「(拝啓 おふくろ様)」ノゾキ

小糸「(どうやら我が姉は道を踏み外し、コスプレにはまったようです)」


着想:「わたし、猫耳萌子です!」
    談義スレ >>612-615
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/27(月) 06:35:11.96 ID:/5PiNqeC0
乙死後妹から間接的に織莉子にもこの情報が行くのかww
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/07/05(火) 20:55:51.60 ID:URhLkDsQ0
a
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/07/16(土) 16:34:59.22 ID:mYdTSs3Y0

それは水の中に広がる小さな青空の様だった。


さやか「うわぁ!!すごい!魚が空を飛んでるみたい。ねぇねぇきょう介はやくはやく!!」

恭介「さやか、まってよ」


さやか「もうっ!おそいおそい。はやくはやく!!」

恭介「さやかがはやすぎるんだよ」


さやか「だめだって。はやくいかないと魚が逃げちゃうよ」

恭介「……逃げないよ……ぜったい逃げないから」


さやか「いいから、はやくはやく!!」


そして周囲に口元の緩みと眉根のシワをつくりながら小さな機関車は駆け回る。




さやか「あれかわいい!あれ、あれ。あのオレンジと白の魚!」

恭介「あれは知ってる!カクレクマノミだよ」


さやか「へぇ!!じゃああの魚は?あの白と黄色で口がとんがってる魚!!」

恭介「えっと、ちょっと待ってよ。えと、あれ?う〜ん、さやかはどれだと思う?」


見上げれば、水槽の上には何種類かのチョウチョウオが間違い探しのように表示されている。


さやか「そっか、きょう介はちっちゃいからあれが読めないんだね。わかったあたしが読んであげる!」



数センチ高いだけなのに足元でも見下ろすような上から目線、きっとその顔には頭の悪そうなドヤ顔が張り付いているのだろう。

561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/07/16(土) 16:36:43.75 ID:mYdTSs3Y0

あの時の水槽の前、今では自分よりも背の高い少年の隣、その少女は美化されていた思い出の正体に身悶えしていた。


さやか(確か、あの時は恭介に手を引かれていろんな魚のこと教えてもらってたはず……だったよね)


しかし、その場所を再び訪れて浮かぶ思い出には、ブレーキが壊れた機関車の如く、自分よりも小さかった男の子を引きずり回す誰かさんの姿しか出てこない。


さやか(おかしい?絶対おかしい!?誰かがあたしの思い出を書き換えたんじゃないの!!?)


楽しかった思い出を下地に距離を縮めようと選んだ水族館はボーナスステージの皮を被った地雷原だった。

その現実から逃げようと誰かに責任を押し付けようとしても過去は当然ながら改ざんできない。



さやか(……うわぁ。あたしってほんとバカ)


バカだった昔の自分……今もそんなに変わらないかも知れないけど、好きという感情がそのまま行動に出ていた幼い自分の残念さにめまいを覚えてしまう。


さやか「……はぁ」


恭介「さやか?どうしたの?」

さやか「えうっ!!」


恭介「なんだかこの水槽の前に来てから元気がなくなってない?」

さやか「い、いやぁ。あははははっ!!なんでもない、なんでもないよ」

恭介「だったら良いんだけど」



恭介「けどこの水槽ってこんなに小さかったんだね」

562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/07/16(土) 16:40:20.96 ID:mYdTSs3Y0

さやか「……そうだね。昔は泳げるくらい大きく感じてたのにね」



さやか「こういうのがあると自分が大きくなったんだなって感じちゃうよね」

恭介「そうだよね。昔はこれをよむのだってひと苦労だったもんね」

さやか「うくっ!!」



忘れたままでいたかった記憶が胸にさくりと刺さる。



さやか(ひょっとして恭介あの時のこと覚えてるんじゃ!?)

恭介「あの時はずっとさやかに引っ張られてばっかりだったよね」


さやか「あは、あははは(うわあぁっ!!やっぱり覚えてるっ!!)」

恭介「けどあの時の水族館ほんとに楽しかったよね」


さやか「………う、うん」


さやか「ひうっ!?」


突然握られた手の感触が心臓にダイレクトに響く。


恭介「……あ、あのさ。き、今日は、そ、その」


少しのためらいのあと手が少し力強く引かれる。


恭介「行こう。さやか」

さやか「あ、う、うん。あ、はい」


あの時とは逆転した背の高さと引かれる右手。

……あの時のこと覚えてて……あたしのことリードしてくれてるんだよね。


繋いだ手の温もりが掻き立てる期待……恭介、あたしのこと

そして言葉として紡がれていないそれが掻き立てる期待と同じだけの不安


繋いだ手から生まれる思いは、あの時の様な純粋な楽しさや嬉しさだけじゃなくて

でもあの時とは比べ物にならないくらい暖かくて甘かった




恭介「……ちょ……ちょっとさやか」


さやか「恭介、遅いよ!早く行かなきゃ満員になっちゃうんだから!」

恭介「……いや、けどこのスケジュール厳しくない?」


さやか「何言ってるのよ? 恭介忙しいんだから今日逃したら次はいつ行けるかわからないじゃない!」

さやか「大丈夫だって。絶対恭介も気に入るから!」



さやか「だからもうちょっと急ごうよ」



水族館を離れてショッピングモールで遅めの昼食をとる頃、少年の健闘虚しく主導権は少女の手に握られていた。

563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/07/16(土) 16:42:02.83 ID:mYdTSs3Y0
媒体整理してたらエタったSSのデータが出てきたから貼ってみた。

なお続きを書くと2人とも不幸になる模様
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/18(月) 07:37:18.31 ID:cumk7ZwAO
まもりたいこのしあわせ
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/22(月) 18:25:38.36 ID:AU/x7Hnr0
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/22(月) 18:27:58.33 ID:wct1wtF1o
うんこ
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/09/18(日) 20:10:38.92 ID:4ka+pmXY0
a
568 :お題「はぐはぐ」 :2016/11/09(水) 23:11:00.19 ID:WMNyzHTzo
まどか「はぐはぐ」

ほむら「……」

まどか「はぐはぐ」

ほむら「……」

まどか「はぐはぐ」

私が世界を作り直してもうどれだけの月日が流れただろう
私はまどかが天寿を全うする事を許す事が出来なかった
何とかしてまどかをこの世界に留まらせた
その結果が今のまどかだ
まどかは今やただ私を抱きしめて子供のように、噛みつくだけ
長い月日はまどかの脳細胞の大部分を消滅させてしまったのだ

まどか「はぐはぐ」

ほむら「……それでも」

それでも、あなたが傍にいてくれればいい。私はそう思った
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2016/11/09(水) 23:11:45.85 ID:WMNyzHTzo
さやか「あたしは、もう行くよ」

ほむら「……」

さやか「まどかの記憶はあんたのせいでほとんど失われてしまった。今更そのまどかを取り戻したとしても、手遅れ。それに……」

さやか「あんたが作り上げた世界ももう悲鳴をあげている。いつ崩壊してもおかしくない。……この世界にあたしが留まる理由はもうない」

ほむら「……佐倉杏子も、上条恭介も死んだ。確かにあなたに留まる理由はないわね」

さやか「きょ、恭介は関係ないし! ……まぁ、さ。仁美と恭介が最後まで幸せに生きていくのを見られた。その点に関してはあんたに感謝もしてるんだよ」

さやか「だから、さ。今からでも。そのまどかを捨てて円環の理に」

ほむら「嫌よ」

さやか「……」

ほむら「まどかは……人間であった記憶を持ったまどかは確かにここにいるもの。私は離さない。もう二度と失ったりしない」

さやか「……そっか」
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