ほむら「伝説の魔法……騎士?」

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35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/05/28(水) 00:46:59.93 ID:JtkILO5Go

海「じゃ一生この世界にいなきゃならないの!?飛び魚ちゃんと、この若づくりのおじいちゃんと」

海「このハーゲンダッツもデニーズもモスバーガさえないこの世界で!?」

さやか「何か違くない!?」

???「なんだそれは?」


光「もう……戻れない……」


ほむら(……なんて事……このままではワルプルギスに何もかも……)

ほむら(いえ……ここはキュウべえもいない)

ほむら(と言う事は、まどかが魔法少女にはなれない?)

ほむら(魔法騎士と言うのがどんなモノなのかは分からないけれど、まどかがなる訳では無い様だし)

ほむら(ワルプルギスを放っていた場合の被害を考えなければ……)

ほむら(……ここには魔女もいないでしょうから私も巴マミもやがて……)

ほむら(それでもまどかが無事なら私は……)

36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/05/28(水) 00:47:26.48 ID:JtkILO5Go
今日はここまで
続きはまた今度
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/05/31(土) 00:52:25.99 ID:3wqYUCgko

風「困りましたわ。私先生に提出するレポート作成が残ってますのに」

海「もう戻れないなら、レポートの心配なんてしなくていいんじゃないの?」

風「でも、共同作成のモノですから私の分担が仕上がらないと班の皆さんに御迷惑がかかってしまいますわ」

さやか「なんかずれてない?もっと気にする事あるでしょ!?」

海「私だってフェンシング部の試合明後日だったのよ。代表選手だったのに」

風「フェンシングをなさるんですの?素敵ですわねー」

海「あら、よかったら見に来てよ。御招待するわ」

さやか「いや、だから……その……」

風「よろしいんですの?」

海「ええ、明後日の午後三時国技館で……」

???「だから戻れんと言っとるだろうが!!」

さやか(もっと言ってやって!)

海「あ☆そうだった」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/05/31(土) 00:53:00.62 ID:3wqYUCgko

光「もう絶対に戻れないのか」

まどか「そんなの……嫌だよ……」

???「…………」

光「母様や兄様達や閃光にも、もう会えないのか……」

まどか「ママ……パパ……タツヤ……皆にもう……」

ほむら(…………まどか)



???「戻る方法が無い訳では無い」



風「どうすれば戻れるんですの!?」

海「ちょっと、嘘教えるとためにならないわよ!!!」

さやか「騙してたのね!」

マミ「どう言うつもり!?」

海「いくら年長者だからって身長はこっちの方が高いんですからね!」

???「こら!威嚇するな!!身長でっ」


光「教えてほしい、どうすれば『見滝原』に戻れるんだ」

まどか「お願い、教えて」



???「この『セフィーロ』を救ってほしい」


39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/05/31(土) 00:53:29.89 ID:3wqYUCgko

〜〜?????〜〜


?????「ザガート様、水鏡の様子はいかがでした?」

ザガート「『伝説の騎士』が『異世界』より招喚された」

?????&?????&?????&????「「「「!!」」」」

?????「それはそれは……」

?????「さすがは『セフィーロ』の『平和』と『秩序』を支えるエメロード姫」

?????「囚われの身となってもそれだけの力を使えるとは……」

?????「『伝説』と同じように『三人』?」

ザガート「……七人」

?????「へ?」

ザガート「異世界より招喚されたのは七人だ……」

?????「……何で?」

ザガート「分からん、だが招喚された異世界の者達はまだ子供だ。魔神が蘇る事は無い」

ザガート「しかし今、導師クレフの元にいる」

?????「あの目障りな魔導師の元か」

?????「それは面倒ね」

ザガート「アルシオーネ」

?????「はっ!」

ザガート「邪魔な芽は早めに摘むがよかろう」

アルシオーネ「仰せのままに」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/05/31(土) 00:53:56.56 ID:3wqYUCgko

光「そう言えば聞こえた……『見滝原タワー』の空が光った時……」

まどか「うっうん私も聞いた気がする」

風「私も聞きましたわ。確か……『この世界を助けて』」

海「『伝説の……』」

光「『魔法騎士たちよ』!」

ほむら(魔法少女よって答えたら驚いてたわね。混乱させたかしら?)

???「このセフィーロの柱であるエメロード姫が捕らわれの身となられた日から」

???「この世界の平和と秩序は失われてしまった」

ほむら(ん?なにか彼の後ろで動いた様な……)

???「皆がそれぞれ幸せに生き人や精霊、精獣達が仲良く暮らしたセフィーロは」

マミ(精霊や精獣……良いわねぇ……ハフゥ……)

???「エメロード姫を失ってから闘争と混乱であふれた悪夢の世界と化したのだ」

光「あぶない!!」

さやか「後ろ!!でっかい蜘蛛みたいなのが!!」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/05/31(土) 00:54:23.15 ID:3wqYUCgko

大蜘蛛型怪物「ゴアアアアッ!!!!!」

まどか「魔女!?」

マミ「しまっ……間に合わなっ」

ほむら(くっ!時間を……)


???「稲妻将来!」


大蜘蛛型怪物「グアアアアアッ!!!!」


光「すごい……」

海「光があの変なモノを引き裂いたわ」

さやか「マミさんより派手かも」

マミ「むっ」

ほむら「そんな所で張り合わないで」

???「あのような魔物はこのセフィーロにはいなかった」

???「この場は『精霊の森』聖なる場の一つであるこの森にも、魔物が闊歩するようになっているとは……」

???「やはり急がねばならんようだ……」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/05/31(土) 00:54:49.58 ID:3wqYUCgko
今日はここまで
続きはまた今度
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/06/03(火) 00:25:16.68 ID:OTq1Y7IVo

光「どうしてそのお姫様がいなくなるとセフィーロは平和じゃなくなるんだ?」

マミ「確かにその因果関係がわからないわね」

???「先程も言ったようにエメロード姫はこの世界の『柱』なのだ」

光「『柱』……?」

???「エメロード姫はその祈りでこのセフィーロの平和と秩序を支えておられた」

海「祈りで?」

ほむら「そんな事可能なの?」



???「この『セフィーロ』では、何よりも『意志』が勝るのだ」

???「『信じる心』こそがこの『セフィーロ』での『力』となる」



まどか「何よりも意志が……」

光「信じる心……」

???「エメロード姫は、その平和と秩序を信じる心でセフィーロを恐怖と争いの無い平和な世界に導いて下さっていた」

???「しかし……」

海「……誰かに捕らわれてしまった……」

ほむら(つまりそのお姫様を助け出さないと、この世界はさっきみたいな魔物が闊歩する様な危険な世界になると言う事……)

ほむら(そんな世界にまどかを……あと美樹さやかを残す訳にはいかない……か)

光「誰なんだ!?そのお姫様をさらったのは!?」



???「神官・ザガート」


44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/06/03(火) 00:25:50.18 ID:OTq1Y7IVo

光「ザガート?」

???「ザガートは姫をさらい『どこか』に込じこめたのだ」

ほむら「場所はわからないの?貴方でも?」

???「ザガートは姫様に次ぐ力の持ち主」

???「それに……」

光「それに?」

???「いや、何でもない」

風「じゃさっきの元の世界に戻れる方法ってもしかして……」

マミ「そう言う事……よね」

???「さっきも言ったが、この世界では何よりも意志の力が強い」

???「姫の『願い』がお前たちをこの世界に呼んだ」

???「エメロード姫の願いどおり『伝説の魔法騎士』となって、この『セフィーロ』を救う事が出来れば姫の『願い』はかなえられ浄化される」

???「お前達は元の世界に戻れるだろう」

海「……なんだか信じられないわ」

風「完璧にRPGですわね」

さやか「魔法少女とかいるんだから、こんな事があってもおかしくない……のかな?」

マミ「それはちょっと一緒にされたくは……」

光「お姫様を救う『伝説の魔法騎士』になって……」

ほむら「……随分と勝手な事ね」

まどか「ほむらちゃん?」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/06/03(火) 00:26:18.90 ID:OTq1Y7IVo

ほむら「だってそうでしょ?違う世界に勝手に呼び出して帰りたかったら戦ってお姫様を救えって」

ほむら「戦いも知らないで平和に暮らしてた子に生死のかかった戦いを強要するなんて許されていい事じゃないわ」

さやか「ちょっ転校生あんた!」

???「いや……わかっている。自分達がどんなひどい事をしているか……しかし私達には他に方法はないのだ」

風「……どうして『私達』なんですの?」

海「そういえばそうね・どうしてこの『セフィーロ』の人じゃなく私たちなの?」

光「そうだ!このセフィーロの人達はどうしたんだ!?」

光「そんな大切なお姫様がさらわれてどうして黙ってるんだ!」

海「誰も助けにいかなかったの!?」

マミ「魔法とか招喚術使える人いるんでしょ?」

???「色んな魔道師、戦士、騎士達が姫を助けるためザガート達と戦った。しかし勝てなかったのだ」

海「そっそんなに強いの……」

???「もちろん今も戦っている。だが……」

???「この『セフィーロ』の者は勝てない……」

さやか「なんで?」

???「…………」

光「……どうしたんだ?」

???「何より『伝説の魔法騎士』になれるのは『異世界』の者だけだ」

風「どうしてですの?」

???「『伝説の魔法騎士』となるためには『魔神』を蘇らせなければならない」

光「『魔神』?」

マミ(これはまたワクワクするワードね)
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/06/03(火) 00:26:46.31 ID:OTq1Y7IVo

???「その前に、その装備をなんとかせねばな」

光「装備?」

まどか「服装の事?」

???「ふむ」

光「?」

さやか「すっスカートをめくって鷲掴みに……!」

海「なんて事すんのよ!!変態!」

???「誰が変態だ!!」

ほむら「そこの変態、いいからその手を放して私達から三メート以上離れなさい」

マミ「放すのを拒否する様ならこっちにも考えがあるわ」

風「よしよし怖かったですわね」

まどか「もう大丈夫だからね」

光「何騒いでるんだ?」

海「お返しにめくってやる!」

さやか「手伝うよ!」

???「装備を確かめただけだ!そんな薄布でこれからの戦いに備えられるか!」

光「薄布?」

まどか「う……ん、制服だし装備って言うには……」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/06/03(火) 00:27:14.01 ID:OTq1Y7IVo

???「ていっ!!」

さやか「ああっ!?杖から出た光があの三人に纏わりついて……」

光「わあああああ」

マミ「胴と片方の肩を守る鎧と手甲とブーツになったわね」

海「なにこれ」

風「ますますRPGですわねぇ」

ほむら「……私達には何も無いのかしら?」

???「う……伝説では魔法騎士は三人だったから専用のやつしか準備しとらんかったのだ」

???「何とか用意できなくもないが……後二人分ぐらいしか……」

ほむら「そう。なら、そっちの二人に用意してあげて」

マミ「そうね……少し欲しいけど鹿目さん達の安全が大事だわ」

???「……いいのか?今のセフィーロはお前達が考えているより危険な世界だぞ」

ほむら「そんな危険な世界に一般人を招きこんどきながら今更何を言ってるの」

ほむら「それに、私達は魔法少女よ。危険な事には慣れているわ」

???「……魔法少女とは一体何だ?そんなもの私は聞いた事も無いぞ。そちらの世界の戦士の名か?」

海「魔法を使える女の子の事だけど……空想の産物ね」

風「空想の産物だった……が正しいと思いますわ。実際に不思議なリボン操ってましたし、こうして目の前にいますのですし」

???「お前達もよく知らないのか?」

光「うん。本当に魔法少女が存在してるなんて知らなかった」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/06/03(火) 00:29:27.32 ID:OTq1Y7IVo
今日はここまで
一〜二週間ぐらい少し遠くに行かなくてはならなくなったので暫く書き込めません
続きはまた帰って来てから
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/06/03(火) 19:50:34.14 ID:fnisC4a6o


原作は流し読みしかしてないな
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/01(火) 18:38:58.02 ID:dZUOJ/mVo
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/07/04(金) 04:01:17.27 ID:fojEQssY0
51
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/04(金) 05:28:19.07 ID:MqgTwLUDO
アニメしかしらんがしかも10年以上前にみただけだからキャラ絵と曲しか覚えてないが面白い期待
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/04(金) 05:32:39.26 ID:MqgTwLUDO
光海風まどかさやかは防具で守られるから大丈夫だが問題はマミさんとほむらだな…
魔法少女だからソウルジェムさえ砕けなければ大丈夫なんだがグリーフシードがどれだけあるかだよな
現状ではマミさんは一回分のひとつのみでほむらがいくつ持ってるかだな
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/04(金) 08:22:22.23 ID:h2Iv2xpAO
レイアースのssとか感激やー!
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2014/07/05(土) 07:36:19.09 ID:CWfJtECR0
暁美ほむらはまどマギ界の害悪
まどマギの正しい未来のために暁美ほむらを殺しましょう
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/05(土) 15:40:11.89 ID:ZhYw/GjDO
>>55
はいはい何もわからない子供は黙ってようね
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/07/11(金) 02:28:25.96 ID:EDht52Q60
まどかとさやかの衣装は成長するのだろうか?
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/11(金) 06:28:31.44 ID:CoPs8XjNO
スレタイで中沢主役の中キチSSだってはっきりわかん……え?!
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/11(金) 15:48:02.92 ID:uOaeMcFuo
中キチが粘着してるから中キチ好みのスレである事は間違いない
つまりクソスレ
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/12(土) 02:28:07.44 ID:sqek128DO
>>59
そうだねガキはお口チャックしてましょーね
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/15(火) 08:10:21.08 ID:CnCVDv/lo
ザガートとデビホムなら意気投合できたかな?
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/17(木) 01:10:40.49 ID:7zj++VNfo

マミ「そうね……これから一緒に戦う事になるのだろうし教えるわ、魔法少女と……魔女の事を」

???「魔女?女の魔導師の事か?」

マミ「違うわ。魔女は絶望を振りまく存在、私達魔法少女の倒すべき敵の事」

さやか「見た目も化け物みたいで、何かこう色々グロいの」

マミ「ヤツ等は心が弱っている人や何かに悩んでいる人を好んで餌食にするわ」

まどか「集団自殺とか原因が不明瞭な事件も大体魔女が関わってるらしいの」

ほむら「……まぁ間違ってはいないわ」

さやか「なによ?何か間違ってる?」

ほむら「……いえ……訂正するほど間違ってはいないわ」

???「……ふむ?」

マミ「説明を続けるわね。私達魔法少女はキュウべえ……えっと……」

ほむら「よく架空の魔法少女物にいる精霊とか魔法生物とか契約の獣とかその類のヤツよ」

???「フューラみたいな招喚獣の様なモノか」

ほむら「逆ね、キュウべえと契約して私達は魔法少女になったの」

マミ「その際に一つだけ何でも願い事叶えてもらえるの」

海「えっ?何それお得!」

風「魔法騎士の方にはそのような特典はないのですか?」

???「……あ〜〜……ないな」

光「そっそう……」

63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/17(木) 01:11:08.68 ID:7zj++VNfo

マミ「キュウべえと契約して魔法少女になったら魔女と戦う義務が生じるの」

マミ「魔法を使うとソウルジェムが濁って……まぁ魔力を消費すると考えてちょうだい」

マミ「消費した魔力は魔女が偶に落とす魔女の卵グリーフシードと呼ばれる物を使うしか回復させる方法が無いの」

マミ「キュウべえと契約して魔法少女になって魔法を使って魔女と戦い魔女が落としたグリーフシードを使って魔力を回復させる」

マミ「これが私達魔法少女よ」

???「ふむ……魔女と言うのがどの様なものかは分からないが戦う術は持っていると言う事か」

風「グリーフシードと言う魔力回復の道具は偶にしか手に入らないのでしたら取り合いにはならないのですか?」

海「あっそうか。魔法使って戦うのに魔力回復するのに数に限りがあるのなら幾ら持っているかによって生死の度合いが変わるわね」

マミ「……なるわね。だから魔法少女は普段自分の縄張りから出たりしないのだけど」

マミ「それに……魔女には使い魔って言う手下がいるんだけど……使い魔が人を襲ったら成長して魔女になる場合があるの」

マミ「グリーフシードを孕む場合もあるから……わざと犠牲を出して魔女を養殖する魔法少女もいるわ……」

光「そんな!!」

さやか「マミさんはそんな事しないよ!……どこぞの転校生と違ってね」

ほむら「……………………」

海「?それってどう言う……」

さやか「そのままの意味よ!そこの転校生は非道な魔法少女だって事!」
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/17(木) 01:11:36.14 ID:7zj++VNfo

風「転校生とは……変わったお名前ですね」

???「そうなのか?妙な名だとは思ったが、そちらの世界では普通の名前なのかと思ってたぞ」

さやか「んな訳あるかぁあ!!!」

マミ「そう言えば私達自身の自己紹介はまだだったわね」

海「若爺さんに遮られたっけ」

???「…………」

マミ「それじゃあ私からするわね。魔法少女の巴マミよ、こちらの三人とは同じ中学校に通っているわ……中学三年生よ」

風「まぁ、先輩でしたのですね」

海(……あの胸見て同い年じゃないとは思ってたけど一つしか違わないのね……)

マミ「一人だけ年上だけど気にしないでよろしくね」

さやか「そんじゃ次は私が。マミさんの後輩で魔法少女候補やっている美樹さやか、中学二年生」

???「候補と言う事は魔法少女とやらではないのか」

さやか「う゛っ……まだ願い事が決まらなくて……こんな事に巻き込まれるんだったら早めに契約しとけば良かった……」

???「……すまん」

まどか「あっえっと……鹿目まどか、中学二年生です。私もさやかちゃんと同じ魔法少女候補やってます」

まどか「私もその……まだ願い事が決まってなくてまだ契約してないんです」

???「ふむ……だからこっちの二人に鎧を……と言う事か」

海(この子も同い年だったの……年下だと思ってた)

風(あちらの方と同じ制服着ているので中学生とは思ってましたけど……一年生かと……)
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/17(木) 01:12:09.18 ID:7zj++VNfo

ほむら「暁美ほむら、中学二年生で魔法少女よ」

光「……さっき言ってた事は本当なのか?」

ほむら「……私が言う事は無いわ」

まどか「ほむらちゃん……」

さやか「ほらね、こいつはk」

光「答えてくれ!」

さやか「え?」

光「本当にそんな酷い事する人なのか、ちゃんと本人の口から聞きたいんだ」

まどか「……ほむらちゃんの口から……」

さやか「そんなの聞かなくても……」

風「あら、ちゃんと本人が認めてるかどうかは大事ですわ」

さやか「それは……そうかもだけど……でもだからって!」

海「聞くぐらい別にいいじゃない。本当だったらその時はその時よ」

さやか「うぅ……マミさぁ〜〜ん〜〜……」

マミ「うっ……まぁこれから一緒に旅をするんだし……あまりギクシャクするのも……ね」

さやか「まどかぁ〜〜っ」

まどか「その……私も……聞きたいなぁ〜……って……」

さやか「味方いねぇ〜〜〜〜!!!」

???(……私には聞かないんだな)
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/17(木) 01:12:38.45 ID:7zj++VNfo

光「それでどうなんだ?」

ほむら「……………………」

まどか「教えて、ほむらちゃん」

ほむら「……自分から進んでやるつもりはないわ」

ほむら「よっぽど追い詰められた場合は別としてね……」

光「今までした事あるのか……?」

ほむら「……無いわ」

光「そうか!」

まどか「良かった……」

マミ「……………………」

さやか「ふんっ信じられないね」

風「あら、何故ですの?」

さやか「そんなの本当の事言ってるとは限らないし、今までの転校生の態度見てたら分かるわよ!」

まどか「そんな、さやかちゃん……」

ほむら「信じてもらわなくて結構よ」

ほむら「誰も私の話を信じられないし、私も……信じないから」

さやか「なっ!この……!!」

海「はいはい喧嘩しないの。どうせこれから一緒に旅する事になるんだし、その内本当の事かどうか分かる様になるわよ」

風「そうですわね。知りあって間もないですし、色々無条件に信じろと言う方が無理がありますしね」

マミ「……そうね。これからの旅で一緒に過ごしてあなたの事信用できるか見極めさせてもらう事にするわ」

ほむら「……好きになさい」

???「よし。それでは、まどかとさやかに装備を渡すぞ……ていっ」

まどか「わっ」

さやか「ちょっ!そんないきなり」

マミ「いいなぁ〜二人共」

ほむら「……これは……彼女たちと同じブーツと手袋と鎧だけど」

海「見た目、私達のより立派ね……」

風「余り物の装備が伝説の魔法騎士の専用の鎧などより良い物と言うのはどう言う事なのでしょう」

光「もしかして魔法騎士の装備って大したことないのか?」

???「そんな訳あるか!!魔法騎士の装備はこんな鎧なんかと比べ物にならんぐらい良いモノだぞ!!」

???「ったく、そんな事よりもお前達は『魔法』は使えるか?」

光「『魔法』?」

海「使える訳ないでしょ、そんなもん使えたら今頃見滝原に帰ってるわよ」

風「私も生まれて14年使った事はありませんわ」

???「『魔法』も使えんとは……」

海「ほとんどの一般女子中学生はそんなもの使用できないわよ!」

マミ「……一般……そんなもの……」

ほむら「……魔法が使えても帰れなくて悪かったわね……」

67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/17(木) 01:13:36.63 ID:7zj++VNfo
今日はここまで
続きはまた今度
色々……長かったよ……
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/17(木) 02:24:33.68 ID:8wGK7viSo
乙乙
非常時とはいえ魔女化は伏せるのね まあ当然
さやかちゃんはもう少しなんというか手心というか……
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/17(木) 02:58:17.29 ID:iZr2AuIBo
らしくていいんじゃない?ただでさえ異常事態なんだし
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/17(木) 08:21:18.01 ID:yoiAKciOo
最初から叛逆中さやかちゃんみたいな悟り状態より自然だと思うが
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/17(木) 10:15:30.80 ID:FyJH99PXo
さやかは自然体だろう。
叛逆が裏事情を全部知っているというかなり特殊な状態なだけで、
それ以前の第一印象が最悪の形で植え付けられたTV版初期の状態を継承しているこのSSだと、
この辺が当たり前かと。
むしろ、同じく第一印象最悪なままの筈のマミが比較的中立的である事の方があり得ないかと。
基本さやかがあの状態だとすれば、第2話第3話辺りの、もう少しほむらに対して警戒している感じの方がらしいだろうし。
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/17(木) 10:19:29.23 ID:DhmVqIwPO
意思がすべてを決める世界なら魔女化しても助けられたり契約抜きで過去ループの記憶を知ったり出来そうだな
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/17(木) 12:03:51.66 ID:FyJH99PXo
セフィーロの魔法を一同が習得したとして意思の力だと因果関係ないから
ほむら>マミ>さやか>まどか もしくは ほむら>マミ>まどか>さやか
くらいの順番に落ち着きそう。
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/17(木) 12:19:07.18 ID:DhmVqIwPO
>>73
まどかさんの爆発力を舐めてはいけない
一度やると決めたら5人の中で一番強い
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/17(木) 12:24:16.54 ID:uq5GHPhUo
まどかは土壇場での意志力が強そう。
マミは……仲間に恵まれた絶好調時なら強いんだろうけどなあ。
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/17(木) 12:30:27.89 ID:bZLXkDlRO
>>71
中立ってほどでもないだろ<<マミ
未だにほむらの事を警戒してる感じだし、光がほむらを問い詰めなかったら、そのまま同行を拒否する流れになってた気がする
それにこの状況じゃ縄張り争いがどうのと言ってられないのもあるんじゃね?
好悪の感情は別にして、マミはそこら辺は冷静に判断できるだろうし
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/17(木) 12:40:31.49 ID:XsuQ2uzQ0
マミさんは豆腐メンタルとか言われてるけど
家族もいなく理解者もいない、誰からも賛同されない孤独な状況で
内面がボロボロになりながらも人を救うための魔法少女をやり続けてきたという事は忘れてはならない
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/17(木) 12:59:27.27 ID:FyJH99PXo
>>74-75
まどかの場合、芯が結構ぐらついていて徹底的にその場の勢いに流されまくって、
もうこれ以上後に引けなくなってから、ようやく腹をくくった場合のみ強情という感じ。
だから、芯がしっかりしていて揺らぐことの無い光みたいなタイプと違って、揺らぎまくる。
だもんで基本最弱というのは確実だからねえ。
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/17(木) 13:04:16.85 ID:WIXdwzz8O
カイジみたいだな
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/17(木) 13:29:21.67 ID:uq5GHPhUo
>>78
メンタルは結構強いと思うんだけど、確かに意志力だとそんなもんかな?
基本争いは嫌いだろうし、意思を貫くことは苦手か。
まどさや、覚醒イベントが無い限りお荷物やん……。
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/17(木) 14:54:11.88 ID:FyJH99PXo
>>80
逆に考えるんだ!
「さやか闇落ち」「さやか魔女化」「魔法少女ほむら以外全滅」
のまどマギイベント無しでも、レイアースのイベントで覚醒して死亡フラグを回避出来るかもと。

時に、関係ないけど杏子は出番無しなんだろうかやっぱり。
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/18(金) 02:51:12.65 ID:zUFpkSKDO
精神面は強いが意思というか突然の事態には弱いな
マミさんはあんこにも裏切られボロボロになってもまだ正義の味方を続けられるくらい精神面も意思も強い

精神か意思どちらかが崩れたら瓦礫のように一気に壊れるがそれを保てるからすごい
崩れ落ちそうなギリギリの状態で保ってるのにあの場で下手に本当のこと話せばどうなるかわからない
そうなるとほむらだけでは五人を守れないわけだから下手なこと言わず警戒させといて油断させないようにしてるんだろ
まどかが願い事ないけどマミさんに憧れてるから魔法少女になるとか言っちゃったからうかれててそのままなぎさに頭をバックリされたわけだ
反逆でマミさんが絶好調なら時間止めほむらと普通に戦い勝ったんだしそれくらい強いわけだから戦力として見れば死なれたら困るんだよ

長文スマヌ
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/18(金) 03:20:37.05 ID:ZGUty9aJo
シャルに負けたのは油断じゃなく相性だと何度言えば(ry
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/07/18(金) 23:08:19.79 ID:H0NjI+nAO

期待してる!
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/18(金) 23:53:07.56 ID:zUFpkSKDO
>>83
相性じゃなく油断だよ
おりマギで普通にシャル倒してたし油断しなければ発言あった
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/19(土) 00:37:54.15 ID:YB3ZwjYzo
相性が悪いってのはインタビューか何かで言われたんじゃなかったっけ
んで、おりマギでは「でも油断しなければ勝てる相手ではあった」とされた
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/19(土) 01:26:45.86 ID:c6QtXqUbO
能力的には相性が悪いとは言われてたな
でも実際シャルよりも後の時間まで生きてる時間軸は多くあるんだから相性が悪いからといって必ず負けるということではないだろうよ
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/19(土) 01:44:21.71 ID:mPymCmFFO
相性が悪いのは公式の発言
ただし勝負は時の運とも言ってる

まどポでは魔女は強さが時期などで違うこともある

おりマギでは「油断してたら死んでた」とは言うが勝った

強さが変わる設定がTV版やおりマギに有効なのかは不明
TV版で油断してなかった場合にどの程度の勝ち目があるのかも不明
ただし「時の運」という以上勝ち目はあるものと思われる
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/19(土) 06:14:08.58 ID:Tfg/fDwoo
虚淵のインタビュー
まどポ
TDS

これらを見る限り、単独でCharlotteに挑むと高確率で死んでたんだろ。マミさん。
もちろん、浮かれるとツメが甘いのも公式設定だけどな。
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/20(日) 02:40:12.63 ID:ZV+3LjzBo

???「仕方がない、お前達に魔法を一つずつ授けよう。まずは魔法騎士の三人から……」

マミ「え?そんな事が可能なの?」

さやか「おお〜〜異世界で魔法少女デビューになっちゃいますね」

???(……喧しい)





???「魔法伝承!」

光「――――――――」

海「――――――――」

風「――――――――」

ほむら「!?あの子達に杖から出た光が変化して……これは一体化してるの?」

光「――――――――」

まどか「炎と……」

海「――――――――」

さやか「水に……」

風「――――――――」

マミ「風が……」





???「……選ばれたようだな(ちょっとびっくり)」

さやか「ってうぉいっ!!駄目な場合もあるのかよ!!」
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/20(日) 02:40:39.37 ID:ZV+3LjzBo

???「『魔法』は使う者を『選ぶ』」

???「『魔法』はこの『セフィーロ』でも特に『心』で使うものだ」

???「意志の力が魔法の成功不成功強弱の全てを決定する」

???「今お前たちの身に付いた『魔法』はお前たちを『選んだ』のだ」

ほむら「『魔法』が選ぶ……そんな事が……」

光「『魔法』……」

まどか「身体が光って……」

???「その光……やはり『魔法騎士』となるべく招喚された者か……」

海「さー好きかってぜっちょーにつかうわよっ!私、一度魔法使いになってみたかったの!ではさっそく……」

さやか「あっいいなー……ってごばぁ!?」

まどか「二人がまた杖で叩かれた……」

???「おろか者、必要のない時に魔法を使うなどもってのほかだ」

マミ「そうよ、魔法は遊び為のモノじゃないの」

海「う゛ー」

さやか「はっはいーーっ」

???「そんな事をしてみろその魔法がそのままお前の身に帰ってくるぞ」

ほむら「……ずいぶん私達の使う魔法とは違うみたいね」

マミ「そうね……」

マミ(『魔法に選ばれる』…………次は私達の番よね♪)
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/20(日) 02:41:05.82 ID:ZV+3LjzBo

風「『魔法』の使用方法を教えていただけますか」

風「せっかく頂けたんですもの正しい使用方法で使わせて頂かなくては……」

風「どんな薬も使用方法を良く読んでからにしませんと、間違いがあっては困りますし」

海「ちょっと『魔法』は風邪薬じゃないのよ」

まどか(風邪薬……!)

さやか「落ち着け保険係」

???「そなた名前は」

光「獅堂 光」

???「シドウ・ヒカル?」

光「皆はヒカルって呼ぶけど」

???「ではヒカル」

海「私は龍崎海よ!」

風「私は鳳凰寺風ですわ」

さやか「私は美樹さやかよ!」

???「わかった!わかったから身長で圧倒するな!それと最後お前はさっき聞いた!」

93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/20(日) 02:41:33.43 ID:ZV+3LjzBo

???「コホン……」

光「―――――‐」

ほむら「あの子の頭に指を……?」

海「一体何するつもりかしら」

風「身長の小さい方どうし気が合うんじゃないでしょうか」

海「あら身長小さくてもあの人おじさんよ」

マミ「これもロリコンって言うのかしら?」

さやか「まどかも目を付けられてるかも知れないから気をつけなよ」

まどか「う……うん」

ほむら(いざとなったら……)

光「??」

???「ちょっと静かにしていろ!」

海「やーーね」

風「ねーー」




???「分かるかお前の中に『力』がある事が……今までとは違う『力』がある事が……」

光「わかる……」

光「なんだか胸の奥が熱い……何か『言葉』が浮かんできて……」

???「そうだそれがお前の『魔法』だ」

マミ(これが終われば魔法授けてくれるのよね♪)

ほむら(早く番がこないかしら……)
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/20(日) 02:42:04.48 ID:ZV+3LjzBo

さやか「まどか、何かあの二人ソワソワしてない?」

まどか「うっうん……二人共魔法使える筈なのに新しい魔法欲しいのかな?」

海「贅沢ね〜」

マミ「う゛っ……いいじゃない別に、こんな世界に来たんだものこの世界の魔法に興味ぐらいあるわよ。ねえ!」

ほむら「いえ、この世界じゃグリーフシードが手に入りそうにないから魔法少女の魔法以外の攻撃方法が欲しいのよ」

ほむら「これからどれだけ戦う事になるか分からないもの節約するに越した事は無いわ」

ほむら「もっとも魔法を使うための魔力が同一のものだった場合意味がないけど試す価値はあるはずよ」

マミ「……………………うん」

まどか「ほむらちゃんそんな事考えてたんだ……」

さやか「あ〜〜……うん……」

海「へぇ〜〜やっぱりプロは違うわね」

風「こころなしかワクワクしてる様に見えましたのに、流石常日頃から戦ってる方ですわね」

マミ「……そう言えば私グリーフシードのストック使いかけの一つしかないわ……暁美さんは?」

ほむら「私もそんなに多くは……三つだけね」

マミ「これは是が非でもこの世界の魔法を手に入れる必要があるわね」

ほむら(それにこの世界の魔法を手に入れればあいつとの戦いにも……その後も……)

ほむら(…………それに異世界の『魔法』って……何か格好いい……)



さやか「ん?何か森が騒がしくない?」

???「!」

まどか「本当だ、鳥がたくさん飛び立って行くよ」

マミ「あら、小さい梟みたいな鳥があの人に向かって飛んで行くわ」

ほむら「なにか耳打ちしてるみたいだけど、喋れるのかしらあれ?」

???「なんだと?ザガートの手の者が!?」

光海風まどかさやか「「「「「ザガート!?」」」」」

ほむら(このパターンは……)

マミ(魔法教えてもらう暇は無さそうね)
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/20(日) 02:42:40.03 ID:ZV+3LjzBo
今日はここまで
続きはまた今度
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/20(日) 17:00:36.87 ID:87fnlYnro
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/20(日) 23:39:28.83 ID:v93L2swDo

ほむほむも中学二年生やねんな
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2014/07/21(月) 00:04:13.34 ID:LO7E0q+no
乙。
>ほむら(…………それに異世界の『魔法』って……何か格好いい……)
ほむらがそういう反応すると、なんかほっとする。
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/23(水) 00:58:58.62 ID:Zz5wktwvo

海「ザガートって!」

光「さっき言ってたエメロード姫をさらったって言う……?」

風「と言う事は完全に悪者さんですわね」

さやか「どどどどどどうするのよ!?私達まだ『魔法』の使い方どころか貰ってないよ!?」

まどか「さやかちゃん落ち着いてよぉ!」

海「早く私にも『魔法』教えて!」

さやか「あっ私達にも早く『魔法』ちょうだい!!」



???「――――――――もう間に合わん」




海風さやかまどか「「「「えええええ!?」」」」

光「――――!」

ほむら「巴マミ」

マミ「ええ、暁美さんは皆のガードを……」





???「精獣招喚!!」


100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/23(水) 00:59:25.55 ID:Zz5wktwvo

さやか「わっ!とっ鳥馬みたいなのが出てきた?」

マミ「グリフィンまたはグリフォンね、あと馬じゃなくて下半身は獅子よ。下半身が馬なのはヒッポグリフだもの」

風「あら今度は飛び魚ちゃんじゃありませんのね」

???「フューラではすぐ追いつかれてしまう、早く乗れ!!」

ほむら「まぁ逃げれるのなら無理に戦わなくても良いわね、乗りましょう」

まどか「うっうん……羽毛?が気持ち良い……」

さやか「ううっ毛の長い大きな動物に乗るのは夢だったけど、なんか違う……」

マミ「!待ってまだあの魔……魔法使いの人が!?」

光「貴方はどうするんだ!?」

???「ここに残る」

光「そんな!?」

ほむら「一人だけ残るなんて無茶よ!」

???「いいから行け!!」

さやか「うわっあっちの森が爆発したよ!?!何かやばいよ!」

まどか「あっまだあの人が残ってるのに飛び始めっ――」

光「まだ名前を聞いていない!!」

???「?」

ほむら「きょとんとしないで、貴方しかいないでしょ!」
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/23(水) 00:59:53.04 ID:Zz5wktwvo

???「クレフだ。導師クレフ」

クレフ「お前達を導き『魔法騎士』となるべく見守るのがエメロード姫との約束」

光「クレフ!!私も一緒に戦う!」

海「あぶない!」

まどか「落ちるっ落ちるっ!もう結構高く飛んでるから危ないよ!」

ほむら「今のあなたじゃ無理よ……私が行くわ。後でどうにか合流を……」

クレフ「心配ない。いいから行け」

マミ「あなた……!」

クレフ「魔法騎士達を頼む」

ほむら「――――っ」

光「クレフ!!」

クレフ「西へ行け!!西の『沈黙の森』にプレセアがいる!」

クレフ「そこで武器とモコナを……!!……っ……ぅ……ッ……!」

さやか「何!?遠くて聞こえないよ!」

光「クレフ!!」

まどか「クレフさん!!」

マミ「駄目もう声も届かない……!」
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/23(水) 01:00:26.87 ID:Zz5wktwvo

??????「お久しぶりですわ。導師クレフ」

クレフ「ザガートに与するとは、我が教え子ながらあきれた奴だな」

クレフ「アルシオーネ」

アルシオーネ「導師には感謝していますわ。さまざまな素晴らしい魔法を授けてくださいましたもの」

アルシオーネ「こんなふうに……」


アルシオーネ「 氷 尖 撃 射 !」


クレフ(アルシオーネ得意の尖った氷を撃ち放つ魔法か。だが、この程度!)


クレフ「 殻 円 防 除 !!」


アルシオーネ(円形の結界で阻まれ……やはり魔法で戦うより……)

アルシオーネ「流石は我が師、セフィーロ最高位の魔導師」

クレフ「私がお前に魔法を教えたのはエメロード姫付きの魔導師として姫をお守りするためだ」

クレフ「この『セフィーロ』を脅かすための魔法など教えた覚えはないがな」

アルシオーネ「ほほほ相変わらず手厳しい事、でもお話している間はないのです導師クレフ」

アルシオーネ「そこをおどきなさい、でないと……」

クレフ「でないと……?」


アルシオーネ「 精 獣 招 喚 !!」


精獣「グルル……」

クレフ(双頭一身の犬!?)

アルシオーネ「ほほほ、まともに戦って私が貴方に勝てるはずもありませんわ」

アルシオーネ「私の目的はあの何故か七人いる『魔法騎士』の卵たちの抹殺です」

アルシオーネ「しばらくこの子のお相手をお願いしますわ。その間にあの子たちには……」

アルシオーネ「死んでいただきます」

クレフ「待て!アルシオーネ!」

精獣「ガウウウ!!!」

アルシオーネ「ではまた、導師クレフ」

クレフ(逃したか……)

クレフ(『異世界』より招喚された『魔法騎士』たち……)

クレフ(もしアルシオーネに破れるなら……『魔神』を蘇らせ『魔法騎士』になる事など不可能だ)

クレフ(『魔法騎士』の真の敵はアルシオーネなど問題にならぬほど強い)

クレフ(異世界の子供たちよ数々の苦難を乗り越えこの『セフィーロ』を救ってくれ)

アルシオーネ「……ァァァァぁぁぁぁぁぁあああああああぁぁぁぁぁぁァァァァ……」

クレフ(…………今教え子が落ちて行ったような…………?)
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/23(水) 01:00:58.83 ID:Zz5wktwvo

〜〜少し前〜〜

光「クレフ……」

風「クレフさん大丈夫でしょうか」

海「だっ大丈夫よ。ほら見たでしょ」

さやか「でっかい蜘蛛見たいなの簡単に倒してたよね」

海「あんなに強いんだもん!きっとすぐやっつけちゃうわよ」

まどか「ほむらちゃんうつ伏せになって何を……きゃっ!?なにっ爆発!!?」

光「光が!!」

風「何の音でしょう」

海「きっとあいつがザガートの手先をやっつけた音よ」

さやか「そうそう、こんなに急いで逃げだす必要無かったよね」

風「でしたらあの方はどなたでしょう」

まどか「空飛ぶ馬に乗った女の人が向かってくるよ」

海「ひょっひょっとしてあれは……」

さやか「まっまさかあいつ負kってわゃああ!?」

マミ「今よ!」

ほむら「――――っ!」

海「何!?銃!?発砲音うるさっ!!?」



アルシオーネ「ああああぁぁぁぁぁァァァァ…………」



風「その長い銃みたいなのから放たれた弾が当たったみたいですね。落ちていきますわ」

ほむら「額に付けてた宝石に当たったみたいね。仕留めそこなったわ」

さやか「あんた……」

光「今の……何?」

ほむら「ライフル銃だけど?」

海「そう言う事聞いてるんじゃないわよおぉ!!!」

海「何でここで銃が出てくるのよ!?ファンタジーな世界でしょ!?第一何所に持ってたのよ!!?」

ほむら「これが私の戦い方よ。ファンタジーな世界だからってそれに合わせる必要はないでしょ?」

さやか「何所の世界に火薬臭い銃で戦う魔法少女がいるってぇのよ!!!魔法使いなさいよ!!」

マミ(私もマスケット銃が武器なんだけど……)

ほむら「銃以外の武器は爆弾ぐらいしかないわよ」

風「まあ、その左腕の盾収納機能が付いてるんですね。拳銃やライフル銃や爆弾や手榴弾がいっぱい出てきましたわ」

海「何が『魔法』少女かああぁぁぁ!!!!」

ほむら「私だって、さっきのクレフって人が使ってた様な魔法が欲しかったわよ!」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/23(水) 01:01:48.97 ID:Zz5wktwvo
今日はここまで
続きはまた今度
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/23(水) 01:32:31.31 ID:jQD8A68so
さすがまどペンでも一人だけ出てくるゲームを間違えたかのようなカットインが見えるほむらさんや
AT-4抱えてマシンガンの弾をランボーかメタルスラッグかって感じにクロス掛けしてんだもの
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/23(水) 06:31:12.24 ID:5hhXGrwjo
時間停止なんて究極にマジカルじゃん?地味だけど…
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/23(水) 13:25:01.79 ID:m3z5zw7Go
時間停止自体も悪役の能力だし
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/23(水) 13:33:13.19 ID:e3SEuxjGO
>>107
承太郎「……」
ダンテ+時の腕輪「……」
仮面ライダーブレイド「……」
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/23(水) 14:51:20.99 ID:m3z5zw7Go
>>108
いや使い方が悪役っぽいってこと
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/24(木) 15:34:50.49 ID:iX2oJ1Kco
色々とムゴイな。
次のイベントはプレセアさんの死亡だけど回避とか是非して欲しい。
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/25(金) 00:50:42.01 ID:1n6OD4cZo
一応 >>110 の「ムゴイ」は褒め言葉だから。
しかしアルシオーネの薄幸ぶりはパネエww
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/25(金) 19:20:44.83 ID:buW2k+HDO
>ほむら「きょとんとしないで、貴方しかいないでしょ!」
確かにwwww
双頭の犬だからオルトロスか?
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/27(日) 02:57:37.82 ID:Qbaf1Sw0o

海「ってあいつはどうしたのよ!!まさか負けちゃったんじゃ……」

まどか「そんな……」

光「戻ろう!クレフの所へ!」

海「ちょっちょっと……!!」

光「行けば助けられるかもしれない!そのまま見捨てるなんて絶対嫌だ!!戻ろう!」

まどか「うっうん、行こう!」

風「戻ってはいけませんわ」

まどか「えっ?」

風「魔法使いさんおっしゃってましたでしょう?「この『セフィーロ』を救って欲しい」って」

風「魔法使いさんは私達があそこにとどまって手助けするより」

風「この『セフィーロ』を救うために先に進んで欲しいから鳥に乗せてくださったんです」

風「だからあの魔法使いさんの事を思うのなら絶対に戻ってはいけませんわ」

光「…………」

まどか「そんな……」

ほむら「そうね。さっきのヤツ以外に追手がいないとは限らないし先に進む方が良いでしょうね」

さやか「……冷たいんだね」

海「武器も何も無いのに戦えって言ったやつよ!今度会ったらあいつ絶対苛めてやる!」

海「あんな小憎たらしいやつがそう簡単にいなくなる訳ないわよ」

海「だいじょうぶ絶対に生きてるって」

光「――――うん!」

マミ(あら、やわらかい笑顔……何かこの子、子猫っぽいわね)
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/27(日) 02:58:03.77 ID:Qbaf1Sw0o

ほむら「!あぶないっ!!」

?????「 氷 尖 撃 射 !」

ほむら「っ!!」

さやか「わあっ!なに!?氷の塊が飛んできた!?」

海「あの子の盾からバリアみたいなの出て防いでくれたけど吹っ飛んだわ!このままじゃ落ちるわよ!!」

まどか「ほむらちゃん!!」

マミ「くっ暁美さん!!」

風「腕からリボンが伸びて……捕まえましたわ」

光「一体何が……」

アルシオーネ「初めまして異世界から来た『魔法騎士』の卵さんたち」

さやか「げっ!あんたは死んだはずの!?」

アルシオーネ「死んでないわよ!!油断したわ、流石は『魔法騎士』と言ったところね」

風(いえさっきのは魔法少jy……現代火器の力ですし……)

アルシオーネ「でも手ごわそうなのはそちらの二人だけ……他は本当に子供ですのね」

アルシオーネ「一人は落ちかけて宙吊り、もう一人はそれを両手で支えている……それじゃあ戦えないわよね?」

海「げっそう言えば……」

マミ(別に両手ふさがってても、私魔法使って銃撃てるんだけど……わざわざ教える事はないわね)
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/27(日) 02:58:32.88 ID:Qbaf1Sw0o

マミ(この距離でやり合えば皆が危ないわね……油断してるみたいだし魔法を放とうとする隙をついて反撃しましょう)

ほむら(宙吊りでも銃は撃てるわね……隙ができたら撃ちこみましょう)

さやか「ちょっちょっと、あんた達どうにかしてよ!伝説の魔法騎士なんでしょう!?」

海「無理言わないでよ!こちとらさっきまで一般の女子中学生だったのよ!」

海「あんた達も魔法少女候補なんでしょ!どうにかしてよ!!」

さやか「契約もしてないのにどうにかできる訳ないでしょう!!」

風「あらあら」

まどか「二人共……言い争ってる場合じゃないよ……」

アルシオーネ「姦しいわね。そろそろ……さようなら」

さやか「わぁ!何か持ってる杖が音を出して光ってる!!あれ絶対魔法撃つ準備だよ!!」

海「ちょっと私たちここで終わりなの!?」

風「普通のRPGは、最初っからこんな強そうな敵には遭遇しませんのにねえ。もっとレベルアップしてからでないと」

海「あの魔法使いめぇ絶対に泣くまでいじめてやる!!」

さやか「その時は手伝うよ!」

マミ(――――――)

ほむら(――――――)
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/27(日) 02:58:59.73 ID:Qbaf1Sw0o

まどか「私がもし契約していたら……皆ごめんなさい……」

光「…………」

海「あっ立つと危ないわよ」

風「この状況ですと立っていても座っていても安全度にはあまり大差はありませんわよ」

海「気持ちの問題よ!」

光「――――――」

さやか「あのおばさん指さして何してるのよ?」

アルシオーネ「何の真似かしら可愛いお嬢さん」



光「 炎 の 矢 !! 」



アルシオーネ「きゃああああぁぁぁァァァ……」

まどか「すっ凄い、炎でできた矢が何本もあの人に飛んで行った……」

さやか「あのおばさん、乗っていた馬から落ちてったよ!馬も消えて助かったの!?」

光「――――……」

マミ「いけない!倒れるわ!」

海風「わ――っ」
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/27(日) 02:59:26.27 ID:Qbaf1Sw0o

海「すごい!すごい!すごい!」

風「あれがクレフさんがおっしゃていた『魔法』ですのね」

まどか「マミさんの魔法とは違う感じだったよね」

さやか「これぞ魔法ってかんじだったね」

マミ「炎が尾を引いて綺麗な魔法だったわ……ハァ」

マミ(……やっぱり欲しいわね……)

ほむら(……よく見えなかった……早く引き上げてくれないかしら……)

光「『魔法』……あれが私の……『魔法』……」

マミ「うんしょ……うんしょ……」

さやか「リボンで縛られてる転校生が引き上げられていく……もうこのまま縛ってても良いんじゃない?」

まどか「さやかちゃん!?」

さやか「いや冗談だからね、流石に」

まどか「ほむらちゃん大丈夫だった?」

ほむら「ええっありがとう、まどか。助かったわ巴マミ」

マミ「こちらこそあの人の魔法を防いでくれて助かったわ」

海「でもこれからどうすれば良いのかしら」

風「確かクレフさんが「西へ行け」と……」

海「そうだわ西の『沈黙の森でプレセアって人に会えって、武器がどうこうって言ってたわね』」

風「そこで武器をかしていただけるんでしょうか」

海「だといいけど」

光「……………………」

まどか「ぼおぅっとしてるみたいだけど……」

海「だいじょうぶ?」

ほむら「……初めて魔法使ったからそれの影響でしょうね」

ほむら(私が初めて魔法使った時は……考えるのはやめましょう)

マミ「一種のショック状態みたいね。しばらくしたら治ると思うわ」

マミ(私が初めて魔法を使って戦った時は……今は考えない事にしましょう)
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/27(日) 02:59:54.56 ID:Qbaf1Sw0o
今日はここまで
続きはまた今度
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/27(日) 03:35:12.40 ID:iaRGz7wyo

しかし撃墜された直後に原作通り襲撃とかアルシオーネど根性だな。
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/29(火) 11:00:17.93 ID:AXiPOOVDO
次はいつ更新されるか楽しみ
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/31(木) 02:01:15.71 ID:DmepXafMo

海「ここが異世界だなんてなんだか悪い夢みたいね」

風「頬つねって差し上げましょうか」

海「ひゃめてぇ〜〜」

さやか「うわぁ〜伸びるね……」

海「夢じゃないのは確かだわ」

風「ほほほ」

ほむら「とにかく西へ行ってみるしかなさそうね」

さやか「太陽があっちだから、え〜と……西から昇ったお日様が……だから太陽って東に沈むんだっけ?」

まどか「さやかちゃん……」

マミ「美樹さん、それ逆だからね?」

さやか「えっ……あ……あっあははは。ジョ、ジョークですよジョーク」

風「西ってどちらでしょうか。太陽はこっちですけれど地球と同じように東から昇って西に沈むんでしょうか」

さやか「はうっ」

ほむら(訂正された上に無かった事にされたわね……)
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/31(木) 02:01:42.23 ID:DmepXafMo

鳥「クエーーーーーーッ!!!」

海「わあっ!なっ何なの?」

さやか「びっびっくりさせないでよ」

風「どうしたんでしょう?」

鳥「クェーーッ!クェッ!」

まどか「何か言いたい事があるのかな?」

光「きっと……場所を知っているんだ。クレフが言ってた『沈黙の森』」

ほむら「……コクコクと頷いてるわね……」

光「私達をプレセアの所へ連れて行ってくれるんだな」

マミ「ゴロゴロ鳴らして懐いてるわね……可愛いわね……」

海「よくこの子の言ってる事がわかったわね」

光「うちにも閃光(ひかり)がいるから……動物の言ってる事は何となくわかるんだ」

海「閃光って……?」

光「うちの犬だよ」

さやか「犬にしては変わった名前だね……まるで……」

光「兄弟見たいに育った、大切な犬」

ほむら(落ち込んでる……いや寂しがってる?閃光って子に会いたいの?)

海「ね、帰ったら私にその閃光紹介してよ」

風「私もお会いしたいですわ」

まどか「猫派だけど私も行っていい?ビーフジャーキー好きかな?」

さやか「私骨持ってくるよ。大きくて噛みごたえあるやつ」

光「――――――――うん!!」
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/31(木) 02:02:09.72 ID:DmepXafMo

〜〜??????〜〜

エメロード姫「どうか……この『セフィーロ』を救って……手遅れになる前に……」

エメロード姫「――――!」

ザガート「最後の力を振り絞ってい世界から『魔法騎士』を招喚しましたね」

エメロード姫「ザガート……」

ザガート「無駄な事はおよしなさい。エメロード姫」

ザガート「例え伝説と違って数多く招喚されたとしても『魔神』が蘇る事はない」

エメロード姫(わざと多く招喚した訳ではないのですが……)

ザガート「『伝説の魔法騎士』も誕生しない」

エメロード姫「なぜ……」

エメロード姫「なぜ神官である貴方がこんな真似をするのです……」

エメロード姫「『セフィーロ』が、この世界がどうなっても良いのですか」

ザガート「……………………」

124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/31(木) 02:02:39.87 ID:DmepXafMo

〜〜沈黙の森へ鳥に乗って移動中〜〜

マミ「そう言えば暁美さんの固有の魔法はその盾なの?」

光「固有の魔法?」

さやか「マミさん、なんですかそれ?私達も聞いてないんですけど」

マミ「そう言えば言ってなかったわね。私達魔法少女はそれぞれ特別な魔法が使えるの」

まどか「特別?必殺技とかですか?マミさんのティロ・フィナーレの様な」

光「てぃろふぃなーれ?」

海「必殺技かぁ……良いわね。それがあれば手強い敵も一撃なんでしょ」

風「でもRPGとかでは、そう言うのは使うのに何か条件があったり消耗が激しかったりするものではありませんか?」

ほむら「盛り上がってる所悪いんだけど……固有の魔法は別に必殺技ではないわ」

マミ「願い事によってそれぞれ身に付く魔法が違うの」

マミ「……誰かの説得とかの願いだと幻惑の魔法。命を繋ぎ止める願いならリボンの魔法と言う風にね」

光「……てぃろふぃなーれは?」

マミ「そっそれは……私の決め技と言うか……」

光「必殺技?」

マミ「…………うん」

光「そうなんだ。やっぱり必殺技はあるんだ、かっこいい名前だな」

ほむら(純粋な笑顔で……巴マミ、顔が真っ赤になってるわね)

まどか「願いで……それなら固有魔法が盾の魔法のほむらちゃんの願いは……誰かを守る事?」

ほむら「……ごめんなさい……言いたくないの」

海「どうして?」

マミ「願い事は人には言いたくないって事は多々あるの……辛い事もあるから……」

まどか「ほむらちゃん……ごめん……」

ほむら「まどかが謝る事ないわ。隠し事する私が悪いのだから」

まどか「そんな事ないよ……でも無理には聞かないけどいつか教えてくれたら嬉しいな」

ほむら「……そうね……いつか……」
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/31(木) 02:03:10.44 ID:DmepXafMo

海「森だわ。あれかしら?」

さやか「あっ木がちょっと広く開けてる所に降りて行くよ」

マミ「ここでいいみたいね。降りましょう」





光「ありがとう」

鳥「ゴロゴロ」

ほむら(撫でると嬉しそうに喉を鳴らしてるわ……鳥って喉鳴らせるのね)

海「見て!」

まどか「丸いお家があるね」

風「どなたかのお家でしょうか」

光「あれがプレセあの家かもしれない!!」

マミ「行ってみましょう」

さやか「この鳥はどうしようか」

光「待ってて」

鳥「…………」

ほむら(泣いてる。短時間でよく懐いたわね……鳥って泣くのね)

126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/07/31(木) 02:03:55.41 ID:DmepXafMo
今日はここまで
続きはまた今度
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/07/31(木) 05:24:16.45 ID:mfiBOu0AO

キャラが良い感じで絡んでるな。
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/31(木) 13:57:18.32 ID:in6gEbwDO
本人も自覚はあったが褒められて恥ずかしくて顔赤くするマミさん可愛いな
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/08/04(月) 01:24:18.71 ID:p8zHjw24o

まどか「これがこの世界の家かぁ……何か外国のお家みたい」

風「ごめんください」

光「すいませーーーーん」

ほむら「……反応ないわね」

海「誰もいないのかしら?」

さやか「どうしよう。いっその事扉壊す?」

マミ「さすがにそれは……せめて鍵を開けるぐらいにしましょう。私が魔法で……あら?この扉鍵穴が……」

ほむら「無いわね。あるのは取っ手だけみたいね」

光「…………」

まどか「あっ取っ手を……」

光「わぁっ!」

まどか「開いたね。鍵かかってなかったみたい」

光「びっくりしたー」

風「鍵も掛けずに不用心ですわね」

ほむら「……………………」

海「ここで立っててもしょうがないわ。入ってみましょうよ」

風「あら、それはいけませんわ」

マミ「そうね。断りもなく家の中に入るのはちょっと……ね」

さやか「空き巣みたいだけど……TVゲームのRPGとかじゃ勝手に入るよね」

海「この世界そのものが非常識なのよ。私達が多少常識から外れた事したとしてもノープロブレムよ」

風「そうでしょうか」

ほむら「……いつまでも待ってる訳にはいかないし入りましょう」

ほむら(ここで躊躇するのは、ヤクザの事務所に武器調達する為に無断で入っていたし、今更かしら……)
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/08/04(月) 01:24:57.68 ID:p8zHjw24o

まどか「……おじゃましまぁす〜〜」

風「あらあら」

さやか「誰もいないね。奥に行ってみる?」

ほむら「そうね、罠が無いとも限らないから気を付けて進みましょう」

光「罠って……」

マミ「壺が多いわね……あっこの石と言うか鉱物見た事ないわ、異世界の鉱物よね。ミスリルかしら」

風「まあまあ」

海「……って言ったわりには楽しそうね」

まどか「!あっちの部屋で物音がしてるよ」

海「誰かいるわ」




???「ガタガタ ガサッ」

さやか(椅子に座って何かガサゴソやってる……後ろ向いてるからどんな人かわからないよ)

光「あの……プレセアさん……ですか」

光「私達クレフから言われてここに……」

ほむら(椅子が回ってこっちを……って)

???「…………」

まどか「!?……?!!?」

さやか「えっ!?大きいマシュマロ?」

マミ「違うんじゃ……これは魔物……精獣?」

光「プ、プレセアさん……?」

???「…………」

まどか「何か、うにーーっってしてて可愛い……」

マミ(あの椅子浮いてる……帰る時にこの世界の家具とか持って帰りたいわぁ……)

ほむら「!あぶない!!」

131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/08/04(月) 01:25:23.88 ID:p8zHjw24o

光海風さやか「「「「わああああぁ!!!!!」」」」

マミ「……あれ?」

ほむら「まどか無事?」

まどか「うっうん、私はほむらちゃんが連れて避けてくれたから大丈夫だけど……」

まどか「みっ皆が上から落ちてきた檻に閉じ込められちゃったよ!?」

ほむら「くっ!やっぱり罠だったのね!」



????「おーーーーほほほほほ!!」



まどか「!!」

????「かかったわねモコナ!!」

ほむら「…………」

????「いつもいつも私の書斎をめちゃくちゃにしてたのはやっぱりモコナだったのね!やっと証拠をつかんだわ!」

光「…………」

????「さっどんな折檻をしてやろうかしら!」

海「…………」

????「お耳がどこまで伸びるか引っ張ってやろうかしら!」

マミ(すっかり自分に酔っているわね……)

????「それとも逆さまにして家の扉に吊るしておこうかしら!!」

さやか(何と言うか……騒がしい人ですね)

????「おーーほほほほほ」

???「ぷぅ」

????「の、ほ……」

???「ぷぅ」

????「モ、モコナ!?」

風(先程から隣で椅子に座って散らかしてる生物にようやく気が付きましたわね)
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/08/04(月) 01:26:33.37 ID:p8zHjw24o

ほむら(白い身体に長い耳そして真っ赤な丸い宝石が額に……あいつに似ている……まさかね)

さやか(あっこっち向いた)

????「……………………」

海「……………………」

????「私の書斎をいつも荒してたのは貴方達?」

海「違う!!」

????「ならどうして檻の中にいるの?」

光「この部屋に入ってきたら突然この檻が天井から落ちてきたんだ」

????「この檻はこの部屋に誰か入って、書斎を荒らしたら落ちる様になってたのよ」

さやか(なにか嫌な予感が……)

????「やっぱり貴方たちが書斎にいたずらしてたのねーーっ!!」

海「違うわよっ!!なんなのーーっ」

さやか「むちゃくちゃだよこの人!!」

風「まあまあ、私達が貴方の書斎にずっといたずらするのは不可能ですわ」

風「だって七人共この『セフィーロ』に来たのはついさっきですもの」

マミ「そうね。書斎を荒らしていたのがこの数時間内でもないなら無理ね」

風「それに、ほら」

????「?」

風「あの方が好きかって絶頂に遊んでらっしゃいますわ」

???「ぷう♪ぷう♪」

????「はっ!」
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/08/04(月) 01:28:26.11 ID:p8zHjw24o

????「モコナーーーー!!」

モコナ「ぷぅ」

さやか「怒ってプルプル震えてるよ」

海「とにかくこの檻を開けてよ!!」

????「だめよ」

海「―――――」

まどか(あっこけた)

????「私貴方達をお招きした覚えが全くないわ」

????「書斎を荒らしたのが貴方達でなくても侵入者である事に変わりはないもの」

光「私達は!!」

????「さっどんな折檻をしてやろうかしら!」

さやか「目がいっちゃってるよ、この人……」

????「お口がどこまで広がるか引っ張ってやろうかしら!」

マミ「自分の世界に浸りやすい性格みたいね……」

????「それとも五人一緒に釜の中でゆでてみようかしら!!!!」

海「ちょっと!私達はねぇ!!」

????「ああ、久しぶりに楽しい時間が過ごせそうよーーーー!!おほほ」

海「人の話を聞けというにーーーー!!」

光「可愛いね。モコナっていうの?」

モコナ「ぷぅ」

光「私は光だよ。獅堂 光」

モコナ「ぷぅぷう」

まどか(コクコク頷いてる……可愛い)
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/08/04(月) 01:29:01.24 ID:p8zHjw24o

ほむら「……茶番は終わりにしてくれるかしら」

????「?檻の外にまだ仲間がいたの?折檻を受ける人数が七人に増えたわね♪」

ほむら「…………」

海「ちょっ!なんで銃構えてるのよ!?」

さやか「転校生あんた!!」

????「え?……え?」

ほむら「……皆を解放しなさい」

????「え……そんな!まだ折檻してないのよ!」

海「あっこの檻を開けさせるためなのね」

さやか「でも、いくらなんでもこんな事……」

風「勝手にお家にお邪魔してしまったのは本当ですし……ここは折檻されるのが妥当でしょうか」

さやか「いやそれも何か違う……」

ほむら「それが問題なのよ」

海「えっ折檻が?」

ほむら「そっちじゃなくて……いくらなんでもこんな家の中に檻の降ってくる罠を仕掛けるなんておかしいわよ」

ほむら「まるで来ると分かっていた獲物を誘い込んで捕まえるために仕込んでいたみたいに」

さやか「何言ってんの!私達が来るなんて分かる訳ないでしょう!ここに来たのほんの数時間前よ!!」

海「それに来ると分かっていたなら捕まえる理由がないわよね」

風「……いえ、理由はあります」

光「?」

風「私達がここへ来ると予測したら捕まえようと罠を仕掛けるであろう人たちに心当たりがありますわ」

さやか「そんなのいる?ここには来たばかりなのに……」

????(……話についていけない……)

ほむら「ザガート一味よ」

さやか海光????「!!」

まどか「確かにあの人達なら捕まえようとする理由もあるよ……でもなんでプレセアさんの家に……」

ほむら「ここで武器を調達しようとしている事を知られていたんでしょうね」

ほむら「この世界についてそんなに時間がたってないのに、追手を差し向けてきた様な奴等よ」

ほむら「この場所を知られていても不思議じゃないわ……恐らく本物のプレセアさんはもう……」

まどか光「「そんな!」」

????「いっいや私本物……」

ほむら「巴マミも怪しいのに気がついていたんでしょ?」

ほむら「だから檻が降って来た時も、全員は逃がせないと思ったから一緒に残って守る方についた……違う?」

さやか「本当ですかマミさん!?」

マミ「えっええ、気づいていたわよ。だって扉に鍵さえかかってなかったんだもの」

マミ「悪の魔導結社と敵対しているのに不用心すぎるわよ」

????「今何と言ったの!」
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