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P「誰かのノック - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2014/06/06(金) 12:26:20.83 ID:eXu7Njg2O


6月に入り、梅雨入りの影響で毎日雨が降る今この頃…


P「嫌だな～…」


などと嘆きつつ、俺はニコ動を見ていた


P「おっ、765プロもランキングに入るようになったか」


嬉しい事だが、これは違法にアップロードされた動画だ


もったいないけど、消すしかない

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テスト ＠ 2024/11/25(月) 06:06:57.02 ID:Ynfwr6qJO
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両津「暇だ・・・」 ＠ 2024/11/25(月) 02:26:49.47 ID:xY8RD/R/O
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ひな消えたな ＠ 2024/11/24(日) 15:56:12.49 ID:fF+a+kQZO
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比企谷「由比ヶ浜がパパ活をしてる？」雪ノ下雪乃「ええ…」 ＠ 2024/11/24(日) 10:52:44.78 ID:0z7sCkyU0
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1732413164/

空を自由に飛びたいな ＠ 2024/11/22(金) 15:47:22.22 ID:UV495csLo
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■　萌竜会　■ ＠ 2024/11/22(金) 07:20:24.33 ID:WpWM+xYMo
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■　萌竜会　■ ＠ 2024/11/22(金) 07:18:35.89 ID:Vr506SRJo
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1732227515/

■　萌竜会　■ ＠ 2024/11/22(金) 07:17:49.87 ID:t6dKBjAuo
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2 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 12:27:53.02 ID:eXu7Njg2O
カチカチッ…


P「これでOK」


コンコンコン…


P「うん？」


突然玄関のドアがノックされる


P「こんな時間に誰だ？」


チラッ
3 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 12:28:26.23 ID:eXu7Njg2O
時計を見ると、時間は2時11分…夜中だ


コンコンコン…


P「(まただ…)」


部屋に変な空気が流れる


P「(あり得ないけど、もしかして霊的な何かか？)」


そんな事を考えると、なおさら怖くなってきた…
4 ： ◆l3jjf4R4VA ：2014/06/06(金) 12:28:59.57 ID:eXu7Njg2O

コンコンコン…コンコンコン


ノックする間隔が短くなる


P「怖い…」


コンコンコン…コンコンコンコン…


P「(いや、考えるんだ、誰かのイタズラかもしれない)」
5 ： ◆l3jjf4R4VA ：2014/06/06(金) 12:29:47.45 ID:eXu7Njg2O
意を決し、玄関に向かう


コンコンコン…ゴンッ！！


P「うわっ？！」


俺は驚いて、思わず尻餅をついてしまった


…………………
………………
……………
…………
………
……
…
6 ： ◆l3jjf4R4VA ：2014/06/06(金) 12:30:27.36 ID:eXu7Njg2O
どれくらい時間が経っただろう…


相変わらずドアを叩く音が部屋に鳴り響いていた


P「くそ…怖ぇ…いつまで続けるんだよ…」


あっ、そうだ！


俺は『ある事』を思い付いた


P「けっ、警察！」
7 ： ◆l3jjf4R4VA ：2014/06/06(金) 12:31:45.07 ID:eXu7Njg2O

早く、早く連絡しないと！


ゴソゴソ…ポチッ


P「……………えっ？」





2時11分…そう表示されていた




P「えっ？なんで？」
8 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/06(金) 12:46:51.71 ID:5cQraseAO
こえぇぇぇ(ﾟДﾟ；
9 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/06(金) 13:12:41.32 ID:YrHWpBfDO
ど、どうなってるんだってばよ(gkbr)
10 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 15:31:59.96 ID:eXu7Njg2O

頭が混乱する


P「(落ち着け俺！スマホが壊れたんだ！そう、それしか考えられない！)」


無理やり思考を『いい方行』に向ける


ゴンッ！バンッ！ドンッ！


だが、そんな行為も虚しく、執拗にドアが叩かれる
11 ： ◆l3jjf4R4VA ：2014/06/06(金) 15:32:52.18 ID:eXu7Njg2O

P「あ～もう！いい加減にしろ！！」


我慢の限界を越え、俺は玄関に駆け寄った


P「いい加減にしろ！近所迷惑なんだよ！！」


ドンッ！


怒りを力に変え、ドアを蹴った
12 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 15:33:51.10 ID:eXu7Njg2O
シーン


すると、先程まで響いていた音が止まった


P「………静かになったな…」


P「(逃げたのか？)」


俺は、覗き穴を覗く



ソロ～…


恐る恐る覗き穴を覗くと、真っ黒な『何か』が見えた


今日はこれにて終了します
13 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/06(金) 15:35:53.91 ID:lVtU0qANo
koeeeeeeeeeeeeeeeee!
14 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/06(金) 15:37:44.92 ID:Bt4k813sO
ゴキブリか
15 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/06(金) 17:25:47.89 ID:8LwDySLaO
縺倥ｇ縺�縺�
16 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/06/06(金) 17:36:11.91 ID:83g1VB010
続きがきになる
17 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 17:51:08.18 ID:eXu7Njg2O
P「何だこれ…」ﾎﾞｿｯ


ギョロッ…


P「？！」


俺はこの時理解した


この真っ黒な『何か』は、ドアを挟んで向かいにいる『何者かの目』だと
18 ： ◆l3jjf4R4VA ：2014/06/06(金) 17:53:48.73 ID:eXu7Njg2O
P「うわっ？！」


恐らく、向こうも覗き穴を覗いていたのだろう


俺は後ずさり、『何か』に備えた


本能が『備えろ』と警鐘を鳴らしているのだ


ゴンッ！ゴンッ！ドンッ！
19 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 18:04:46.32 ID:eXu7Njg2O
？？？「アケテクダサァイ…アケテェ…」


ゴンッ！ゴンッ！バンッ！！


P「ひっ！？」


扉の向こうから声がした


何処かで聞いた事のある声
20 ： ◆l3jjf4R4VA ：2014/06/06(金) 18:06:38.92 ID:eXu7Njg2O

しかし、この時の俺は錯乱し、思考がまともじゃなかった


だから、この声の主も分からなかった


それよりも、このよく分からない状況が早く終わっらないかという思考の方が勝っていた


P「あ～もう！早く消えろー！！」



半狂乱の俺は、勢いよくドアを開けた


バンッ！！


一旦終了
21 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 20:04:16.69 ID:eXu7Njg2O
チュンチュン…チュンチュン…





P「ん…」


ムクッ…


P「はぁ…夢だったか…」
22 ： ◆l3jjf4R4VA ：2014/06/06(金) 20:04:43.97 ID:eXu7Njg2O
P「(嫌にリアルな夢だったな…)」


全身を汗で濡らし、ベッドも湿っていた


P「まぁいいか」


俺は出勤する準備をはじめた


1時間後…
23 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 20:05:32.32 ID:eXu7Njg2O

P「良し、行くか」


夢で見た光景を思い出し、額に汗が滲む


P「(夢だ夢！気にするな！)」


首を振り、気分を切り替える


ガチャッ…
24 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 20:06:33.45 ID:eXu7Njg2O
P「うん、良い天気だなぁ！」


朝日を浴び、伸びをする


P「う～！…………ん？」


何故、この時後ろが気になったのだろう…


何故だかは分からない


そして、振り返った俺は後悔した
25 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 20:07:48.92 ID:eXu7Njg2O

P「何だ…これ…」


ぼこぼこに凹んだドア…


それに付着する赤いモノ…


俺は警察に通報した


今日はこれにて終了します
26 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/06(金) 20:18:49.99 ID:YrHWpBfDO
べ、別に怖くねーし！
でも夜中に誰かに起こされても困るし
27 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/06(金) 20:30:41.49 ID:Mr8PVqDDO
夢じゃないだと…(ｶﾞﾀｶﾞﾀ
28 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 21:10:38.72 ID:eXu7Njg2O
数分後、警察官達が来た


だが…


警察A「…何もなってないじゃないですか」


P「そんな？！『コレ』が見えないんですか！？」


警察B「コレって言われても…」


P「そんな…」
29 ： ◆l3jjf4R4VA ：2014/06/06(金) 21:11:41.10 ID:eXu7Njg2O
警察A「貴方、変なクスリとかヤってないですよね？」


P「えっ？」


警察B「とりあえず、署でお話しをしますか」


P「ちょっ！？俺は何もヤってない！！」


警察A「確認だけですから」
30 ： ◆l3jjf4R4VA ：2014/06/06(金) 21:13:37.82 ID:eXu7Njg2O
P「クソッ…なんでだよ…」



しばらく後、事情聴取と薬物検査をさせられた


なんで、こんな事に…


全てが終わり、警察が高木社長に連絡を入れた


数分後、直ぐに社長が迎えに来た
31 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 21:14:55.12 ID:eXu7Njg2O
社長は警察官達に頭を下げ、謝罪の言葉を述べていた


帰りの車の中で社長に…


高木「疲れているのだろう。しばらく休みたまえ」


オカシイのは俺なのか？
32 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage saga]：2014/06/06(金) 21:17:35.05 ID:o90/qkSS0
沙耶とプロデューサーだけの世界にするんです？
33 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/06(金) 21:35:23.17 ID:YrHWpBfDO
どうなってるんだってばよムーンレイスのＴさんならなんとかしてくれるはず…
34 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sagesaga]：2014/06/06(金) 21:37:21.00 ID:bIXbMz+r0
墓生まれのＰさん
35 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 21:41:51.11 ID:eXu7Njg2O

夜


に～こにこ動画


ドワンゴが、午前2時ぐらいを、お知らせします


P「また、この時間か…」


ブルッ…


ヤベぇ、オシッコしたくなってきた…
36 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 21:43:24.48 ID:eXu7Njg2O

コンコン…


来た…


やっぱり、夢じゃなかった


P「…………」
37 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 21:44:29.32 ID:eXu7Njg2O

コンコンコン…


そうだ、優しく返事したらどうなるんだ？


P「はっ、は～い…」


シーン…


静かになった…


P「どなたですか～？」
38 ： ◆l3jjf4R4VA ：2014/06/06(金) 21:45:33.67 ID:eXu7Njg2O

シーン…


P「…………」


…………怖い…


P「用がないなら、ノックをするのを止めて頂けないでしょうか？」


？？？「……………」
39 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 21:46:59.91 ID:eXu7Njg2O
その後、特に何も起こらないまま時間が過ぎていった


P「帰ったか…」


1時間ぐらい経っただろうか、ニュースを観る為にテレビをつけた


ピッ…


P「……………またか」


時間が止まってる…何故だ
40 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sagesaga]：2014/06/06(金) 21:50:41.36 ID:bIXbMz+r0
影時間か
41 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/06(金) 22:06:12.18 ID:nneG/r+a0
なぜか静岡おもいだした
42 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 22:16:00.40 ID:eXu7Njg2O
コンコンコン…


また始まった…


P「何か原因があるのか？」


コンコンコンコン…バンッ！


P「うるせぇ！！」


シーン…


P「(あっ、何か可愛いかも)」

そう不覚にも思ってしまった
43 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 22:18:17.20 ID:eXu7Njg2O
P「…………」


……あの時、何をやって抜け出したんだろうか…


ノックが始まってしばらくして、ビビりながらドアを蹴った


そんでも収まらないからドアを開けた…


『ドアを開けた』…
44 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 22:19:49.81 ID:eXu7Njg2O

P「…コレだ」


一か八か、俺は玄関のドアを開ける事にした


コン…コンコンコン


P「(怖い……)」


歯を食いしばり、恐怖を噛み[ﾋﾟｰｰｰ]
45 ： ◆Juy9dT5Y9k [sage]：2014/06/06(金) 22:20:40.21 ID:eXu7Njg2O

P「…コレだ」


一か八か、俺は玄関のドアを開ける事にした


コン…コンコンコン


P「(怖い……)」


歯を食いしばり、恐怖を噛み[ﾋﾟｰｰｰ]
46 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 22:21:34.62 ID:eXu7Njg2O
玄関に近づくにつれ、空気が冷たくなる


P「(ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ……)」


得体のしれない恐怖に足が震える


しっかり！しっかりしろ俺！！


バンッ！バンッ！バンッ！


近づくにつれ、ドアを叩く音が激しくなる
47 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 22:23:04.51 ID:eXu7Njg2O

P「…着いた」


たった数メートルの距離を、数分かけて歩いた


何もしてないのに息が上がる


P「はぁ…はぁ…」


ゴクッ…


いくぞ…


ガチャッ…


P「…………」
48 ： ◆l3jjf4R4VA ：2014/06/06(金) 22:24:01.59 ID:eXu7Njg2O
開けた瞬間、心臓が強く跳ね、全身から汗が吹き出た


玄関を開けた先には、白いワンピースを着た『少女』が立っていた


辺りは暗く、顔がよく見えない


？？？「……………」


でも分かる…


俺はこの子と会った事がある
49 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/06(金) 22:24:08.79 ID:SYcR5AyK0
メール欄にsagaっていれるといいよ

余計なお世話かもしれないけど
50 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 22:26:07.40 ID:eXu7Njg2O
>>49


ありがとうございます



P「…君は、何故こんな事をするんだい？」


そう問う俺に答えるように、彼女は俺に拳を見せる


P「？！大丈夫か！？」


彼女の拳は赤く染まり、血が垂れていた


ニヤッ…


この時、彼女が不気味な笑みを浮かべたのを、俺は気づかなかった


？？？「………ヤットアケテクレタ…」


P「えっ？」
51 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 22:37:25.03 ID:eXu7Njg2O
彼女の身体からドス黒い『何か』が現れる


？？？「ネェ…ワタシトヒトツニナリマショウ…」


P「がっ…がはっ……」


どうなってる…んだ？


白いワンピースを着た少女は、片手で俺の首を掴み、身体を地面から浮かせる


言ってる意味が分からないだって？


俺だって、分からないさ…
52 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 22:38:13.98 ID:eXu7Njg2O
P「ぐっ！息が…！」


？？？「プロデューサー…ダイスキ…フフフ…」


P「かっ…はぁ…」


ダメだ…意識ガ…ヤ…ロ…
53 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 23:06:35.85 ID:eXu7Njg2O
ピピピッ…ピピピッ…ピピピッ…


P「ふぁっ？！」


ガバッ！


P「はぁ…はぁ…はぁ…」


なんとか…戻れたな……
54 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 23:07:22.08 ID:eXu7Njg2O
P「イテッ？！」


首がヒリヒリする


やはり、『アレ』は現実なんだと再確認する


P「………仕事行くか…」


今は、一秒でも長く『アレ』の事を忘れたかった
55 ： ◆l3jjf4R4VA ：2014/06/06(金) 23:08:23.23 ID:eXu7Njg2O
事務所


P「おはようございます」


音無「プロデューサーさん！もう大丈夫なんですか？」


P「ええ、もう大丈夫ですよ」


音無「あまり無理はしないで下さいね？」
56 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 23:09:18.50 ID:eXu7Njg2O
P「ええ、ありがとうございます」


音無「あっ！そういえば…」


P「何かありましたか？」


音無「ええ、ちょっと…」


57 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 23:10:17.30 ID:eXu7Njg2O
P「雪歩が休んでる？」


音無「ええ、親御さんからは『風邪だ』っと…」


P「風邪だったら仕方ないじゃないですか」


音無「う～ん、そうなんですけどねぇ…どうも、風邪だけじゃないみたいなんですよ」
58 ： ◆l3jjf4R4VA ：2014/06/06(金) 23:11:54.66 ID:eXu7Njg2O
音無「たまたま春香ちゃんが『右手に包帯を巻いてる』雪歩ちゃんを見たんですよねぇ」


P「右手に包帯……」


右手に包帯……右手に包帯…


P「あっ！！」


音無「どうかしましたか？」


P「いえ、ちょっと雪歩のお見舞いに行ってきます」


音無「分かりました。いってらっしゃい」
59 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/06(金) 23:13:54.27 ID:eXu7Njg2O
ダメだ…睡魔が…お休みなさい…
60 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/06/06(金) 23:15:59.14 ID:kRXcYaWF0
乙
もしもだけど雪歩が黒幕じゃなかったら神認定するよ
61 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/06(金) 23:29:27.65 ID:7O/A57BsO
>>60
ワンピースを着た社長なら良いのかよ。
62 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/06(金) 23:36:00.04 ID:hduey7fjo
ワンピース着てりゃ誰でもいいってわけじゃないだろ
ワンピース着た真とか想像してみろ勃起もんだぞ
63 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/07(土) 01:11:19.75 ID:c0eEBqCvo
ワンピースきた響なら押し倒す自信があるよ
64 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/06/07(土) 02:21:19.26 ID:KXIm2zXH0
ワンピース着たあずささん……
65 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/07(土) 05:21:14.52 ID:DCeQoabDO
>>63
同志
66 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/07(土) 19:58:35.73 ID:WIHcN1CaO
ガチャッ！


俺は急いで雪歩の元に向かう


P「(まさか雪歩が…)」


プロデューサーとして自分のアイドルを疑うというのはどうかと思うが、
67 ： ◆l3jjf4R4VA ：2014/06/07(土) 20:00:11.62 ID:WIHcN1CaO
今はまず、その疑いを晴らす意味も込めて、雪歩に会って話をするしかない


P「(雪歩…)」


貴音「貴方様、そんなに急いで何処に行くのですか？」


P「おはよう貴音、ちょっと雪歩の何処にな。じゃあな！」
68 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/07(土) 20:01:58.29 ID:WIHcN1CaO
ピーンポーン…


ガチャッ…


？？？『はーい』


P「雪歩か？俺だ、Pだ」


雪歩『プッ…プロデューサー！どうしたんですか？』


P「お見舞いに来たんだが、元気そうで良かった」
69 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/06/07(土) 20:02:32.30 ID:pgYaSqpI0
待ってた
70 ： ◆l3jjf4R4VA ：2014/06/07(土) 20:02:42.26 ID:WIHcN1CaO

雪歩『はっ、はい…大分良くなってきたので…』


P「雪歩」


雪歩『はっ、はい』


P「中に入れてくれないか？少し、話したい事があるんだ」


雪歩『…………えっと、明後日じゃダメですか？』
71 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/07(土) 21:18:14.73 ID:WIHcN1CaO
>>67に抜け発見

正しくは


今はまず、その疑いを晴らす意味も込めて、雪歩に会って話をするしかない


P「(雪歩…)」


貴音「貴方様、そんなに急いで何処に行くのですか？」


P「おはよう貴音、ちょっと雪歩の何処にな。じゃあな！」


ダッダッダッ…


貴音「……………」
72 ： ◆l3jjf4R4VA ：2014/06/08(日) 20:55:06.32 ID:Eil/aT88O

P「ダメだ。今、雪歩と話したいんだ」


雪歩『えっとぉ…』


P「頼む…」


沈黙が訪れる
73 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/08(日) 20:55:33.06 ID:Eil/aT88O
一分位だろうか、何かを決心した様に、雪歩は口を開いた


雪歩『……………わっ、分かりました。ちょっと、待ってて下さい』
74 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/08(日) 20:56:18.05 ID:Eil/aT88O
数分後、門の向こうからパタパタと走る音がする


ガチャッ…


雪歩「ぷっ、プロデューサー…」


P「雪歩、ありがとう」


雪歩の顔は、前より少し窶れていた


そして、右手には…
75 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/08(日) 20:56:57.24 ID:Eil/aT88O
P「(包帯…)」


やはり、何か関係があるかもな…


とにかく、俺は『悪夢』から抜け出す為に、どんな些細な情報でも欲しかった
76 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/08(日) 20:57:51.19 ID:Eil/aT88O
雪歩「首、酷い傷…」


えっ？


P「見えるのか？！」


誰にも見えなかったのに、なんで…


雪歩「えっ？当たり前じゃないですか！」


確定だな…


雪歩はこの件に関係してる
77 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/08(日) 20:58:39.68 ID:Eil/aT88O
一旦終了
78 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/08(日) 21:07:19.13 ID:LJ1W3T6To
期待
79 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/08(日) 23:27:36.60 ID:4GcqFa9A0
ゆ○しー大怨念
80 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/09(月) 05:16:53.67 ID:v8h0JHRw0
>>79やめんかい
81 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/09(月) 14:59:33.93 ID:GfQdikVJo
生き霊か
82 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/06/09(月) 17:38:42.99 ID:0CkITjIQ0
つまりゆりしーは２人いるのか…
83 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/09(月) 17:47:59.57 ID:BSEeAjjDO
どういうことだってばよ…
84 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/09(月) 19:05:25.14 ID:yVbuVmy5O
P「あっ、ああ、そうだな。大したことないよ」


雪歩「そうですか…どうぞ…」


P「お邪魔します」


門をくぐり、雪歩に着いて行く


P「(昔ながらの旧家って、感じだな…)」
85 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/09(月) 19:06:31.17 ID:yVbuVmy5O
数分後、客間に着いた


P「(迷子になりそうだな…)」


雪歩「粗茶ですがどうぞ」


コトッ…


P「ああ、ありがとう」
86 ： ◆l3jjf4R4VA ：2014/06/09(月) 19:07:38.05 ID:yVbuVmy5O
雪歩「それで、お話しってなんですか？」


俺は単刀直入に聞く


P「その包帯の事だ」


雪歩「これは……」


何故か言い淀む
87 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/09(月) 19:08:51.30 ID:yVbuVmy5O
P「どうした？」


やはり、雪歩だったのか？


そんな事を考えていると、雪歩が口を開いた


雪歩「……プロデューサー、私が今から言う事を信じてくれますか？」


P「当たり前だ。俺はお前のプロデューサーだ、自分のアイドルを信じないプロデューサーは居ないだろ？」
88 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/09(月) 19:10:35.91 ID:yVbuVmy5O
雪歩「………昨日の朝、痛みで目が覚めたんです」


雪歩「最初、なんで痛いか分からなくて、右手を見たんです。そしたら…」


雪歩が包帯を解く


ファサッ…


雪歩「こんなふうになってました…」
89 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/09(月) 19:11:58.95 ID:yVbuVmy5O
包帯の中から痛々しい手が現れる


拳は皮が裂け、紫色に腫れ上がっていた


P「……酷い」


雪歩「それだけじゃないんです…今日の朝、また傷が増えてたんですぅ…」


やはり、雪歩と何か関係があるのか…
90 ： ◆l3jjf4R4VA ：2014/06/09(月) 19:14:56.87 ID:yVbuVmy5O
俺は雪歩の右手にそっと触れ、「ある事」を聞く


P「雪歩、怪我をする前日に、何かをしたか？」


雪歩「何か……あっ！」


P「なんだ？」


雪歩「いっ、いえ、特には…///」


……何故照れるんだ？


まぁ、いい


P「………恐い夢を見たとかは？」
91 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/09(月) 19:16:17.47 ID:3etgLXsc0
なるほど
92 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/09(月) 19:22:03.69 ID:2YIAHcUZo
オ○ヌーかな？
93 ： ◆l3jjf4R4VA ：2014/06/09(月) 19:24:29.31 ID:yVbuVmy5O
雪歩「恐い夢、ですか？え～と…ごめんなさい、憶えてないですぅ…」


夢は関係ないのか？


P「そうか…分かった、ありがとう。お茶、ごちそうさま」


そう言って俺は立ち上がり、立ち去ろうとしたが…
94 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/09(月) 19:26:06.68 ID:yVbuVmy5O
雪歩「プロデューサー！」


それを雪歩が引き止める


P「ん？なんだ？」


雪歩「あのっ、気を付けて下さいね？」


どういう事だ？

95 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/09(月) 19:26:07.27 ID:VnnIeA4So
スレタイで星ﾊﾞｰｰｰﾛｰｰ思い出した
96 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/09(月) 20:08:23.28 ID:BSEeAjjDO
猿の手か
97 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/09(月) 21:00:10.84 ID:yVbuVmy5O
P「？分かった。じゃあ、失礼するよ」


何かが引っかかるが、まぁ、いいだろう


俺は見舞を置いて、雪歩の家を後にした


雪歩「プロデューサー…」

98 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/09(月) 21:00:57.60 ID:yVbuVmy5O
ブォーン…




帰りの車中、さっきの会話を整理していた


目が覚めると怪我をしていた


特に、これといった事はしていない……らしい


夢を見たか憶えていない


そして…


P「気を付けて…か」
99 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/09(月) 21:01:59.62 ID:yVbuVmy5O
悪夢の事か？


あっ、後…


雪歩『いっ、いえ、特には…///』…


何か隠していたな…


女の子が寝る前にする行動…


歯を磨く…お風呂に入る…本を読む…携帯をいじる…詩を書く…後は…
100 ： ◆l3jjf4R4VA ：2014/06/09(月) 21:03:16.90 ID:yVbuVmy5O
P「………まさかな…雪歩に限ってそんな事は…」


いや、雪歩ももう17歳だ


もしかしたら、もしかするかも…だな



P「……………ん？」



101 ： ◆l3jjf4R4VA ：2014/06/09(月) 21:04:36.26 ID:yVbuVmy5O
本日は、これにて終了です
102 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/09(月) 23:03:05.90 ID:dUFhlQTb0
ん？
103 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/09(月) 23:20:22.25 ID:WjuIBbtfo
おつおつ
104 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/10(火) 07:52:26.52 ID:xSWhB/2DO
流れが化物語のするがモンキーぽいな
105 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/10(火) 23:37:59.53 ID:DXZkZsMmo
いいところで終わってるｗｗ
続き期待
106 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/11(水) 11:57:58.72 ID:XxZtoerS0
いいからこの娘でオ→ナ↓ニー↑だ
107 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/11(水) 19:39:00.02 ID:38aF/f8DO
>>106
うわぁ…こいつキモい
108 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/25(水) 22:27:13.34 ID:WbyqQjb+o
続きがすげー気になる
109 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/29(日) 21:12:28.90 ID:6w24mikYO

一瞬だったが、確かに見えた


バックミラー越しに不敵な笑みを見せる、白いワンピースを着た『あの』少女を…
110 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/29(日) 21:13:08.78 ID:6w24mikYO

P「なっ！？」


キキキキキッ！！


驚いた俺は、急ブレーキをかけた


幸い車の通りが少ない道だったために、他の車と接触する事はなかった




だが…
111 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/06/29(日) 21:13:43.14 ID:E7Bn9CmK0
待ってた
112 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/29(日) 21:13:58.88 ID:6w24mikYO
ドンッ！！




ピー！ピー！ピー！…



分離帯に突っ込み、アラートが鳴り響く



P「いっ…てぇ…」
113 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/29(日) 21:14:46.37 ID:6w24mikYO
ガチャッ…


ピー！ピー！ピー！…


頭を怪我したのだろうか、ポタポタとアスファルトに血が垂れる


P「はぁ…はぁ…」



辺りを見渡し、助けを呼ぼうとしたが…





P「まただ…時間が止まってる…」
114 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/06/29(日) 21:15:51.66 ID:6w24mikYO
どうして…何が原因なんだ…何故…


？？？「……フ………タ…」


P「っ…！？」


後ろから聞こえた声に驚き振り返る



本日はこれにて終了です
115 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/30(月) 02:16:44.80 ID:gTpFku3Xo
なんだこの焦らしプレイ！
116 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/06/30(月) 15:20:19.34 ID:6/tOxa7wo
おいいいいいいいいいいいい
117 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/07/01(火) 19:14:03.98 ID:/MlsXpgDO
はよはよはよはよはよおおおおお！
118 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/07/02(水) 20:09:57.65 ID:5xg2zojIO
？？？「フレテモラエタ…ウレシイ…フフフッ…」


そこに居たのは、同じ白いワンピースを着た少女…


だが、前回よりもハッキリ見える…この子は…
119 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/07/02(水) 20:10:23.49 ID:5xg2zojIO
P「…………雪歩…なのか？」


俺は目の前の少女に問いかける


雪歩？「ヒヒッ…プロデューサー……ワタシダケノ…ヒヒヒッ…」


ギュッ…


P「なっ？！」
120 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/07/02(水) 20:10:55.35 ID:5xg2zojIO

不意に抱きしめられ、唖然とする俺


とても優しく暖かい…


P「(落ち着くな…)」


雪歩？「ヒヒッ…ヒヒヒヒッ！！」


P「？！」
121 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/07/02(水) 20:11:34.06 ID:5xg2zojIO
ギリギリッ！


P「いっ、イテェ！」


ギリギリギリギリッ！！


ミシミシミシッ！


P「ゆっ、雪歩！やめてくれ！！」
122 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/07/02(水) 20:12:14.34 ID:5xg2zojIO
雪歩？「プロデューサー…プロデューサー…ドコニモイカナイデ…プロデューサー………」ﾎﾟﾛ


フッ……


そう言って、彼女は消えた
123 ： ◆Juy9dT5Y9k ：2014/07/02(水) 20:13:39.48 ID:5xg2zojIO
P「はぁ…はぁ…終わったか…」ｹﾎｯ


ポタポタ…


P「………この怪我どうするかな…」










？？？「………」

本日は、これにて終了しますm(__)m
124 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/07/03(木) 23:56:15.71 ID:6ND2ZcXjo
やはりいきｒ…
125 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/07/05(土) 00:53:54.22 ID:ZhYw/GjDO
さるｎ(ｸﾞﾁｬﾘ)
126 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/07/06(日) 07:07:55.57 ID:MAq8YOoaO
なんでお前らが死んでんだ
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