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【悪魔のリドル】カイバ「暗殺とかもうどうでもいいから百合百合な学園生活送ろうぜ」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagasage]:2014/07/23(水) 03:44:01.02 ID:UkQcISph0
分かりにくいからタイトルにリドルを入れて建て直しましたよ
内容タイトルは変わらないよ
移動させてしまった人ごめんなさい


タイトルからリドルの9割持っていった
視点はコロコロ変わるよ
レズと変態と常識人

17学園


カイバ「本日、当学園を代表する優秀な生徒一名を『学校間留学生』としてミョウジョウ学園に送ることを決定した」

カイバ「任務を説明する。10年黒組を平和かつ平凡に卒業しろ。ちなみに同クラスの女生徒と、交流を深めれば深められるほど、尚良し。…とのこと」

カイバ「つまり百合百合な学校生活を送って卒業すりゃオッケー!ってこった」

兎角「了解」スッ



兎角「………え?」

カイバ「ん?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1406054630
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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
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木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
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いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
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【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
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こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
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アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
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エルヴィン「ボーナスを支給する!」 @ 2024/04/14(日) 11:41:07.59 ID:o/ZidldvO
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 03:45:12.03 ID:UkQcISph0
兎角「暗殺は……」

カイバ「何物騒なこと言ってんだァお前。東家やっぱこわいな」ガクブル

兎角「(お前こそ暗殺学校の教師やってませんでしたっけ…)」

カイバ「とにかく百合百合して普通に学校通えばいい。それが任務だ。余計なことは考えるな」

兎角「百合ゆ……?ちょっと何を言ってるのか、よくわからないんだけど」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 03:45:56.32 ID:UkQcISph0

カイバ「行けば分かるだろ。多分。そうそう、メールはしばしば頻繁に送ってね。個人的な興味があるから」

兎角「(個人的な興味…?)っていうかちょっと待てよ、なんでわたしが?他の誰でもいいだろそんなの」

カイバ「お前じゃなきゃ、ダメなんだよ」

兎角「えっ………?」ドキ



カイバ「だって学園屈指の美人だからさー」

兎角「意味が分からないんだよ、バカ!」ダッ

カイバ「兎角ゥ!?おいこら待て、まだ話が
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 03:46:33.21 ID:UkQcISph0




兎角「(…ってわけで、半ば家出状態でキャリーバッグ引っ張って、ミョウジョウ学園まで来てしまったわけだけども…)」ガラガラ……

兎角「(制服支給制とか先に言えよ、マジで………首元きつい…無駄にリボンでかい……)」

「〜〜〜〜!!」

兎角「(……あれ?ここの制服着てない奴もいるんだ…しかもなんか騒いでる)」

兎角「(後でわたしも着替えちゃお…なんか気持ち悪ぃし)」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/23(水) 03:47:24.74 ID:UkQcISph0
兎角「(ってかあんな露出多い服よく着れるなぁ………恥ずかしくないのかよ……)」

兎角「(よほど自信があるんだな…まぁ評価されるほどの美貌は持ってるみたいだけど)ジトー

「だーかーらっ10年黒組はどこだって聞いてんの!!教えなさいよ!」


兎角「(……ん?10年黒組?)」ぴく
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 03:48:10.34 ID:UkQcISph0

女子トイレ

ジャーーーッ

伊介「もー、待たせないで頂戴♥︎」

兎角「悪いな、どうしても早く着替えたくて」

兎角「(まさかクラスメイトだとは…)」

兎角「…それよりお前、犬飼っていうのか。よろしく」

伊介「……はぁーぁ、ホントは名乗らない主義なんだけど…今回は仕事が仕事なだけに、仲良くした方が良さそうね♥︎」

兎角「わたしだってそうだよ。でもそれが任務らしいし…訳分からんけど……」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 03:48:47.85 ID:UkQcISph0

伊介「まーよろしく、東兎角。犬飼伊介よ♥︎」ぐっ

兎角「ん」ぐっ


伊介「さて、ちゃーっと教室見つけて部屋戻ろ♥︎」

兎角「そうだな、教室どこだ………?」うろうろ

鳰「呼ばれて飛び出て鳰ちゃん登場っ!!!」ザッ


伊介「……知り合い?♥︎」

兎角「記憶にない」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 03:49:38.61 ID:UkQcISph0

鳰「いやー、初めましてッスよぉ。ウチ走り鳰っていいます。よろしくね!」がしっ

兎角「あ……ウン、はい…」

鳰「やーだーっ!引かないで下さいッスよぉーー仲良くするッス仲良く!」バシバシ

兎角「(なんだこいつ)」

伊介「あっ♥︎もしかして10年黒組の方ー?犬飼伊介よ、よろしくー♥︎」

鳰「わぁーお、これはこれは、理事長期待のエース!犬飼さんじゃないッスか!」

伊介「………え?♥︎」

兎角「(…期待?)」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 03:50:18.09 ID:UkQcISph0
鳰「兎角サンも伊介さんも、その美貌でガツンと仕留めて下さいッスね、女の子!」

伊介「(なんだこいつ)」


鳰「とりあえず教室までご案内するッスよぉ。初日は鳰入れて5人しかいねーッス。後から到着する予定なんで、乞うご期待!」びしっ

兎角「はぁ………」

鳰「ささ、どーぞどーぞ!」すすすっ

ガラッ
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 03:53:12.28 ID:UkQcISph0

真昼「………」ビクビク

晴「〜♪」

兎角「(今んとこあいつらとわたし達と、合わせて5人か……)」

兎角「(しかしキャラ濃いなぁ…あの鼻歌歌ってるのとひたすら怯えてるのと、謎のテンションのと無駄に露出度高いの………)」

溝呂木「よーしっじゃあ始めるぞ!僕は担任の溝呂木辺だ!僕のことは兄貴だと思ってくれて構わない!」

兎角「(ついでに担当までホモくさいし……)」ハァ
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 03:53:43.27 ID:UkQcISph0
兎角「(ああ……帰りたい)」

兎角「(でも17学園家出しちゃったしな………)」ハァ


兎角「(これからどうしようかな…)」うとうと

兎角「………Zzz…」ぐぅー

溝呂木「あっコラ東!初っ端から寝るなぁー!」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 03:56:27.02 ID:UkQcISph0

「とか……さ……かく……」

兎角「(………ん……)」うとうと

「あずま、とかく!!さんっ!!」

兎角「……うわ、びっくりした…誰だよお前」びく

晴「もーっ初日のHRから寝ちゃうなんて…っ自己紹介聞いてなかったの?」

兎角「ああ……ごめ……(っていうか興味なかったし…)」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 03:57:04.42 ID:UkQcISph0

晴「えっと…13番の一ノ瀬晴です!…よろしくね、兎角、さん?」

兎角「兎角でいい…」

兎角「(…今回の任務だからな。とりあえずフレンドリーに?)」

晴「えへへっじゃあー、兎角!コレあげるねっ!」じゃんっ

兎角「……なに、コレ」

晴「晴お手製のストラップです!」

兎角「(いらねー)」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 03:58:46.02 ID:UkQcISph0

晴「あ…あの、貰って…くれるかな」

兎角「…………」ちら

晴「…………」うるっ

兎角「(!!)」ドキッ……




兎角「……け、携帯にでもつけるよ」

晴「ホントにぃ!?わぁーっ嬉しいです!」

兎角「(…不覚にも、一瞬だけど…見惚れるとか)」

兎角「(気持ち悪いな、自分…)」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 03:59:25.45 ID:UkQcISph0

廊下

伊介「ねー……今回の任務ってさ、何が目的なの?」ニヤッ

伊介「絶対裏あるよね?♥︎」あはっ

鳰「んふー、なんのことッスかねー」

伊介「とぼけんなよ。本当はターゲットがいるんでしょ!?13番?それとも12!?」ガッ

鳰「ターゲットって……伊介さん物騒なこと言うッスねぇ」


鳰「…まるで暗殺者みたいな?」くすっ

伊介「………っ!?」びくっ
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 03:59:54.35 ID:UkQcISph0

鳰「ちゃーんと望みの報酬は行き渡ってる筈ですし、そんな気にすることないと思うッスよ?」

伊介「……確認するわよ?」

鳰「どーぞどーぞ。…まっ、裁定者の鳰から一つ言わせて貰いますと…」

伊介「何よ………」ごくり
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 04:00:33.98 ID:UkQcISph0

鳰『誰でもいいッスから、クラスメイトとより親密になれば追加ボーナスあるかもッスね』

鳰『…ま、詳しくはミーティングで言うんで、期待してて下さいッス』


伊介「………って全然意味分からないわ、あの走りってヤツ…」ブツブツ

伊介「大体親密って何よ親密って……友達以上ってこと?」ブツブツ

伊介「それってつまり恋人?女と?……無理無理。伊介パパ以外は好きにな


ガチャ

伊介「ひぎゃ」べしっ
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 04:01:03.51 ID:UkQcISph0

春紀「……んっ、あー…悪りぃ悪りぃ!遅いから今迎えに行こうと思ってさ」

伊介「ったくもーー、いきなり開けないでよ!」イラ

春紀「ごめんって。ほら、手貸すよ…大丈夫かい?」

伊介「ったく、どいつもこいつもホント使えn」チラッ




春紀「(……やっべ、超かわいい…)」ドキッ

伊介「(あっ♥︎親密になりたい♥︎)」ドキドキドキ
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 04:01:48.64 ID:UkQcISph0



兎角「寮長を任されてたとは」ふぃー

晴「兎角、バリバリ返事してましたよ」

兎角「記憶にない……」

晴「まぁまぁ、そんなに落ち込まないでくださいっ晴も手伝いま

どんっ

晴「あぅっ」

「きゃあ!」すてん

兎角「(驚くほど足手まといだ…)」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 04:03:36.19 ID:UkQcISph0

晴「ご、ごめんね……大丈夫?」ひょい

柩「ぼ…ぼくこそ、ごめんなさい…」

兎角「……小学生?」

柩「しょ!?ちがっ…」


千足「安心しろ、合法だ」

兎角「お前も初っ端から飛ばしてるなぁ。…というかお前ら、誰だ」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 04:04:52.09 ID:UkQcISph0

千足「生田目千足。先ほど手続きを済ませた」

柩「ぼくは桐ヶ谷柩といいます。同じ10年黒組です!」

晴「わぁーーよろしくねっっ!一ノ瀬晴です!」

兎角「(…何故ずっと手を繋いでるんだろう……レズ?)」うーん…

晴「お二人は付き合ってるんですか?」けろっ

兎角「ど直球にいくよな、お前」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 04:06:34.01 ID:UkQcISph0

柩「えっと……そういうわけじゃ///」

千足「////」

兎角「(コレ付き合ってるな、うん)」

柩「その時はぼくが道に迷っていて…」うっとり

兎角「馴れ初めを語るなら手短に頼む」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 04:08:07.58 ID:UkQcISph0

柩『(ミョウジョウ学園………どこにあるんだろ。もう…わからないです)』ぐすん

柩『(やっぱ一旦本部に戻って…でも距離が……うう)」うろうろ


千足『……おや?』

千足『(ロリ発見…じゃなかった、道に迷ってるのかな)」

千足『(ここは人助けをしなくては……あわよくばなんて全く思ってない)』
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 04:09:37.99 ID:UkQcISph0

千足『お嬢さん、お困りかな』


柩『ひゃ!?あわわわごめんなさい!ぼくダチュラって組織のエンゼルトランペットというコードネームでアサシンをやっておりまして、もしぼくを連れ去るなら本部を通して頂かないと困るといいますか。あっ名刺もあげますんで是非ともそちらの方に』ペラペラ

千足『あはは、大丈夫だよ。ほら顔あげて』すっ…



柩『(………う、うんめーです)』きゅーんっ

千足『(ゲットだぜ)』

千足『……え?エンゼルトランペット?』
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 04:10:33.09 ID:UkQcISph0
柩「という訳でですね」ポッ

兎角「…えっ?それでどうなったの」

晴「やっぱり気になってるんじゃないですかー」むふふ

兎角「ここで回想切られたら気になるだろ、普通!」

柩「それは………ひみつです////」

千足「………//////」

兎角「なにがあった…」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 04:11:30.26 ID:UkQcISph0


兎角「(………次は2号室か………)」

晴「失礼しまくらちよこー」コンコン

春紀「はいよ」ガチャッ

ゴツッ

晴「ひゃんっ」

春紀「あ"っ悪りぃ悪りぃ!…あはっ今日二回目だわ!」

晴「晴も二回目だー……」ぐすん
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 04:12:30.42 ID:UkQcISph0
春紀「お前も二回目かー。災難だったなぁ、ごめんね。ポッキーやるよ」

晴「ゔー、晴こそごめんなさい…いただきます…」

兎角「寒河江春紀か」

春紀「おーっあたしを知ってる感じ?…あっ、お前にもポッキー」

兎角「消去法だ。お前は犬飼じゃない」もぐもぐ


兎角「………で、なんで犬飼の名前出した途端赤くなる?」もぐもぐ

春紀「やっ、その……えっと」かぁー
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 04:15:27.89 ID:UkQcISph0

春紀「ねぇ…伊介には会った??」ずいっ

兎角「一番初めに会ったけど」

春紀「ゔわーなんだよ!羨ましい!」

兎角「え?…あ、はい…」

晴「えっなになに!?春紀さん、伊介さんのこと好きなんですか!?」ずいっ

春紀「実はさ………一目惚れしちゃって」かぁーー

兎角「(あ、コイツもそういう…うん)」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 04:17:30.56 ID:UkQcISph0

晴「きゃーーっじゃあ晴、協力しますね!二人がくっつけるように!」

春紀「ホント!?ありがとー!晴ちゃんだっけ?よろしくなー!」

兎角「(なにこの…新入生の会話みたいな……)」

兎角「(もう部屋戻っていいかな…)」もぐもぐ
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 04:19:14.34 ID:UkQcISph0

1号室


晴「じゃあ晴もシャワー浴びて来ちゃいますね!」

兎角「うん」ごろごろ

兎角「(……そうだ、カイバにメール出さなきゃ)」


兎角「(メール……メールねえ、メール……)」パカ

着信:34件
メール:28件

兎角「(………うわ、すっごい来てるんだけど。ナニコレ)」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 04:20:03.32 ID:UkQcISph0

兎角「(全部カイバからかよ…暇だなあいつ)」

タイトル:兎角へ
本文:ごめんなー

タイトル:先生のこと
本文:嫌うなよ

タイトル:無題
本文:電話出ろって

タイトル:嫌だったら
本文:すぐ帰って来てもいいんだぞ

兎角「(お前は親か)」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 04:20:55.32 ID:UkQcISph0

兎角「(とはいえちょっと可哀想だな…気まずいけど返信するか…)」

兎角「(…なんておくろう?ごめんね?…いや別に悪いことしてないし……うーん)」

兎角「(そもそもなんで喧嘩したみたいになってるんだよ……別になにもないし。…家出状態だけど)」

兎角「(普通に任務についての内容でいいか……)」

兎角「(えっと…レズとレズとレズと
レズと変なのとホモくさいのと……あれ?半数以上レズになっちゃったな…まいいや)」ポチポチ

兎角「(送信っと……)」ピッ
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 04:22:04.30 ID:UkQcISph0
一方カイバ

新着メールはありません

カイバ「(…………兎角から返信こねぇよぉ………)」

カイバ「(何度もセンターに問い合わせしてんのに………)」ぐでー

ピリリッ

カイバ「(!!!!キタキタキタァ!!)」パカッ

差し出し人:★兎角ゥ★
タイトル:しつこい
本文:
任務連絡
レズ×3
バカ×1
変なの×2
露出狂(レズ?)×1
ホモくさい×1

カイバ「(これだけかよォ!!)」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 04:22:36.36 ID:UkQcISph0

カイバ「(まーしかし、理事長も物好きだな)」ニタァ

カイバ「(さぁ、これからどうする兎角?)」

カイバ「(感情を押し殺して誰かと百合百合するか、音を上げて帰ってくるか……感情のままに百合百合するか)」

カイバ「(好きなのを選べよ)」ニタッ





カイバ「(……よぉーし、今度は返信来やすいように、可愛い顔文字入れてみよう)」ポチポチ
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/23(水) 04:22:57.12 ID:tlUhwMlzO
千足さんwww
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 04:23:11.54 ID:UkQcISph0

ピリリッ



兎角「(……返信早いな…女子高生かよ)」

タイトル:兎角へ★★
本文:任務おつかれさま(^ν^)
辛かったら戻って来いよ(^ν^)

兎角「………」


兎角「(…寝よ)」ごろん
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 04:24:03.82 ID:UkQcISph0

兎角「(はぁ………これからどうしよう?クラスメイトと仲良くする…?一体何のために?なにか裏の目的がある??)」ごろごろ

兎角「(わからないな……オリエンテーションで聞けるのだろうか……もう訳がわからないな…)」

兎角「(まぁいいや……詳しくは今度………)」うとうと

兎角「……………」Zzz
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 04:25:20.11 ID:UkQcISph0

パチ

晴「兎角ー、シャンプーのことなんだけど……って」


晴「(…もう寝てる)」くすくす

晴「(まだ夜は寒いんだから…ちゃんと布団かけなきゃ。風邪引いちゃうよ)」そっ

兎角「……すぅ……すぅ…」Zzzz

晴「兎角………」



晴「晴のこと知っても……嫌いにならないでね………」きゅ
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/23(水) 04:26:46.33 ID:UkQcISph0
とりあえずここまで
これからぼちぼち頑張るます
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/23(水) 04:28:25.49 ID:tlUhwMlzO
期待してるッスよー!
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2014/07/23(水) 04:47:07.28 ID:yHvPBXEqO
テンポがいいッスねー
乙しえ!
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/23(水) 05:41:11.34 ID:IUWgPtzDo

期待してるッス
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/23(水) 06:05:18.19 ID:wuO3LEQYO
カイバ先生かわいいよちゅっちゅ
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/23(水) 07:50:09.50 ID:ETZx8EnKo
乙!しえ!
面白えー!!
原作にも沿いつつ、いい具合に百合話にしてるな!
カイバ先生可愛い
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/23(水) 08:37:57.88 ID:qlEiXMd8O
このカイバ先生ν速民かよぉ
期待しておくっス〜
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/07/23(水) 09:11:05.72 ID:E56KLLUB0
カイバいらない
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/23(水) 10:00:59.87 ID:Dab7CV0lO
面白い
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/23(水) 10:09:52.62 ID:Nes0Nx0kO
レズだらけじゃねーか!
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/23(水) 11:01:18.05 ID:Xfc3mITto
乙しえ!
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/23(水) 11:01:42.43 ID:X1BZfmhEO
千足さんもうだめだろこれwww
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/23(水) 23:04:22.30 ID:hn6ovRABO
おつ!カイバ先生かわいい
兎角さんがポッキー食べたことに感動しました
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/23(水) 23:36:35.98 ID:cD4vcnJ20
百合百合生活をご所望とはこのカイバはわかってるカイバだ
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 03:45:47.06 ID:QLUslvdEO
レスの多さに驚きましたよ
ありがとうありがとう
カイバは百合男子枠でちょくちょく出て来るよ嫌いな人はごめんね
では投下
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 03:46:26.03 ID:QLUslvdEO



春紀「よっ」

兎角「……なんでお前、隣に来たんだよ」

春紀「だってさ、伊介の隣は走りだし、後ろは番場だし………」

兎角「斜め後ろは?」

春紀「は…恥ずかしいじゃん!」

兎角「そうですか…」
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 03:47:06.86 ID:QLUslvdEO

春紀「伊介をバレずに盗み見ながら恥ずかしくない、ベスポジなのよココ」

兎角「好きにすればいいけど、話しかけるなよ。鬱陶しいから」

春紀「わーってるよ!」にひ

兎角「(というよりも…)」

伊介「…………」ゴゴゴゴゴゴ

兎角「(犬飼からの圧力が…重い…)」

溝呂木「今日も新しい仲間を紹介するぞ。入ってくれ」


兎角「(今度こそまともなのが入って来るといいんだけどな…)」ハァ

ガラッ
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 03:48:17.48 ID:QLUslvdEO

カイバ「(………暇だなァー)」コロコロ

カイバ「(一人サイコロも飽きたしなぁ)」

カイバ「(兎角に迷惑メールでも送ってようかな…)」

ピリリッ

カイバ「(!!!兎角から送ってくれるなんて、ついに反抗期明けたか!?)」ポチポチ
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 03:49:08.66 ID:QLUslvdEO

差し出し人:★兎角★
タイトル:業務連絡
本文:人数増えた
クレイジーサイコレズ×1
レズ×1
変なの×2

カイバ「(…クレイジーサイコレズってなんだろ)」
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 03:49:54.49 ID:QLUslvdEO



兎角「(ホント………ここにはまともな奴がいないのか!?)」イライラ

兎角「(まさかコレを知っててアイツ、この任務を押し付けたとか!?帰ったら殺す!」

兎角「(ああくそっ、なんでわたしが半数以上レズのクラスに幽閉されなきゃいけないんだ…!)」

兎角「(どうせコレは表の任務。ターゲットは別に居るんだよな、というかそうであってくれ頼む本当に)」

兎角「(じゃないと最低一年間はこの中に………うわああああ)」

晴「(兎角さん大丈夫かな……なんか頭抱えちゃってるけど)」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 03:50:30.30 ID:QLUslvdEO

ピリリッ

鳰「(………おんやァ、理事長からメールが)」

鳰「(ふんふん…英さんが到着、と)」

鳰「(それで……『皆さんに裏オリエンテーションのご案内をよろしく』……ねぇ)」ニヤッ

パンパンッ

鳰「じゃー揃ったところで業務連絡でーーす」

シーーーーーン

伊介「!?」

兎角「!!」

晴「………」
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 03:50:56.51 ID:QLUslvdEO

兎角「(晴がまだ教室に居るのに任務ついての話を………?…一体どういう………っ)」

兎角「(まさか………本当にターゲットなんて、居ない!?)」



鳰「この後0時、本校舎タワーの1908号室で裏オリエンテーションがあるッス」ニタァ

鳰「任務について詳しく知りたい者は参加のこと」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 03:51:26.50 ID:QLUslvdEO

鳰「とか言って、大体検討ついてますよねー」チラッ

晴「………」にこっ

鳰「本当のターゲットは晴ちゃん……」








鳰「とか、あーりませんのでご安心を!!」

ザワッ……

兎角「……っ!」
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 03:52:07.51 ID:CXmif6cy0

鳰「あははははなんか勘違いしてるッスよねー皆さん。黒組招待状にちゃんと書いた筈なんだけどなぁー」

伊介「……っじゃあ、任務はやっぱり…普通に学校生活送るだけってこと!?」

鳰「だからソレを裏オリで話しますって。先走りは駄目ッスよ??」

伊介「チッ…………バカげてる!伊介はそんなことしてる場合じゃないの!帰らせてよ!!」

鳰「ご帰宅はどうぞご自由にー。まぁその代わり、報酬は没収ですけどね」

春紀「それはきっついなぁ……」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 03:52:59.40 ID:CXmif6cy0

乙哉「あっははは、女の子といちゃいちゃしてるだけで報酬貰えるとか天国ー」チョキチョキ

鳰「あ、一人でも殺したら一発アウト、強制退場と報酬没収なんで」

乙哉「分かってる分かってる!」



乙哉「…………え"!?」ガタッ

鳰「理事長の大事な鑑賞物…じゃなかったクラスメイトなんですから」

香子「(コイツ今鑑賞物って言わなかったかな…)」
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 03:53:40.46 ID:CXmif6cy0

兎角「(ターゲットが居ない…だと!?ふざけるな!!暗殺全く関係ないじゃないか!!)」

兎角「(じゃあ本当に……本当に)」


兎角「(わたしが選ばれた理由って…………!!!!)」


カイバ『学園屈指の美人だしさぁー』てへぺろ


兎角「(あいつ、本当に死ねばいいのに………!!)」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 03:54:20.38 ID:CXmif6cy0

一号室

兎角「(………くそッ、こんなところ、帰ってやる!くそっ…)」がさごそ

ガチャ

晴「兎角ーっ!伊介さんの提案で、2号室でお茶会することになったんですけど、兎角もどうかな?」

兎角「わたしはいい。3人で楽しんだら?」イライラ

晴「(おおふ…不機嫌だぁ…)」
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 03:55:33.16 ID:CXmif6cy0

晴「兎角も来たらいいのに…、…んっ?兎角、なんで荷物まとめてるの?」

兎角「(正直に言ったらめんどくさそうだなぁ…)」


兎角「あー…………ちょっと鹿狩りに…」

晴「すごーい!じゃあ来れなくても仕方がないね」

兎角「(こいつが馬鹿で助かった…)」
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 03:56:18.93 ID:CXmif6cy0

晴「じゃあ兎角、また後で!鹿さんとれたら教えてねー」ニコニコ

兎角「あぁ……うん……」


兎角「………晴!!」

晴「??なにー?」くるっ

兎角「…ごめん……なんでもない」

晴「…………」
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 03:57:12.74 ID:CXmif6cy0

晴「…晴、待ってますね」

兎角「!」

晴「兎角のこと……信じて待ってます」にこっ

兎角「晴……お前、もしかして」

晴「あっ!いけないいけない。もう伊介さんのところ、行かなくちゃ。じゃあまた………、……後でね、兎角」


兎角「………うん。…また、後で」
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 03:57:47.02 ID:CXmif6cy0

兎角「(カイバにメールしてから帰ろう……)」スタスタ



鳰「ちーっす、もうお帰りみたいなんで、お見送りに来たッス!」シュタッ

兎角「………来ると思ってたよ、お前は」

鳰「んふふ。…あの東の兎角さんが、音を上げるなんてよっぽどみたいッスね」

兎角「…………」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 03:59:40.00 ID:CXmif6cy0

鳰「いいんッスか?…晴ちゃん、相当寂しがると思うッスよ」

兎角「別に、いい………会って1日しか経たない相手に、情なんて湧かないよ」

鳰「あはは、それはどーだろ?兎角さん、ちょっとは揺れてるんじゃないッスか?」

兎角「……何が言いたいんだか、わからないな」

鳰「だからー、本当は気になってるんじゃないッスかぁ。晴を2号室に行かせたこと」

鳰「晴自身に………とか?」

兎角「……っそんなんじゃ、ない!!」
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 04:00:20.80 ID:CXmif6cy0

鳰「兎角さんにいいこと教えてあげるッスよ」

兎角「なんだよ」イラ

鳰「伊介さん、まだ晴ちゃんがターゲットだと勘違いしてるかもッスね」

兎角「そりゃ、勘違いもするだろう。わたしだって、少しまだ疑っている」

兎角「あいつは、わたし達とは匂いは違う…」



鳰「………え?匂いフェチだったんッスか?キモいな」

兎角「違ぇよ殺すぞ」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 04:01:05.71 ID:CXmif6cy0

鳰「さ、この門をくぐれば、全て終わりッス。こっちで手続きはしておくんで」

兎角「…………」

鳰「たったの1日だったけど、出会えて嬉しかったッスよ。……きっと、晴も同じ思いッス」

兎角「…………」

鳰「……兎角さん?」



兎角「(…本当にいいのか、これで)」
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 04:01:44.37 ID:CXmif6cy0

晴『もらって、くれますか…?』

晴『一ノ瀬晴っていいます!』

晴『晴もお手伝いしますよぉー』


兎角「(…今更になって、足が止まってる)」

兎角「(そんなに沢山、話したわけでもないのに)」

兎角「(どうしてだろう…………


嫌な匂いがする)」ダッ

鳰「あッ兎角さん!?」
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 04:02:17.48 ID:CXmif6cy0

兎角「悪い鳰、その荷物わたしの部屋運んでおいてくれ」

鳰「戻るんッスか!?」

兎角「嫌な匂いがするんだ……別にどうというわけでもないけど!!」

兎角「やっぱり、帰るのは見送ることにする」

鳰「了解っす!!」びしっ


鳰「………いやー、面白いことになって来たなァー」ニタァ
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 04:03:05.38 ID:CXmif6cy0


ピリリッ
ピリリッ


カイバ「……ふぅん、やっぱり帰って来るのやめたんだ」

カイバ「いい加減気付けよ、兎角ゥ」ははは

カイバ「お前の知らないうちに、染められてくってことによ」




カイバ「(しかし危なかった…ここで本当に帰られたら、貴重な百合供給源が無くなる所だったよォ…)」はぁぁぁ
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 04:03:53.99 ID:CXmif6cy0

兎角「(晴………っ無事だといいけど………)」ダダダッ

兎角「晴ッッ!!!」ガチャッ!




伊介「…………!?」

春紀「」がくっ


晴「…Zzz」

兎角「……何、してんの……っ!」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 04:05:24.92 ID:CXmif6cy0

兎角「(……まず状況を整理しよう。晴がベッドに眠らされてて)」

兎角「(床に倒れている寒河江(半脱ぎ)に犬飼(半脱ぎ)が馬乗りになっている)」

兎角「(これはつまり……えっと……)」



兎角「………レイプか」ぽんっ

伊介「違っ……!!!」

晴「………ん……」ぱち
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 04:06:17.15 ID:CXmif6cy0

伊介「ち、違うの!!違うの!!レイプじゃないの!!!全然、春紀を襲おうなんてそんなこと全然思ってないの!!」

兎角「とりあえず、晴だけ回収してもいいかな」ひょい

伊介「あっどぉぞー♥︎」

晴「へ!?…あの、えっと」

兎角「じゃあごゆっくり」

バタン
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 04:07:05.01 ID:CXmif6cy0

兎角「大丈夫?」

晴「……、……兎角ぅ…」ぎゅううっ

兎角「………」ぎゅ

晴「晴ね、本当は起きてた」



兎角「…寒河江を見殺しにする気マンマンだったな」

晴「兎角だってー」
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 04:07:44.44 ID:CXmif6cy0

晴「晴ね、小さい頃から何度も薬飲まされて来たから、もう慣れちゃってるんだ」

兎角「………」

晴「……まともに、学校なんて…通ったことがなくて」

晴「もちろんルームメイトとか…したことなかったから」

晴「晴……兎角に出会えて嬉しいよ」

兎角「……うん」
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 04:08:23.95 ID:CXmif6cy0

晴「晴の夢……叶えてくれるかな」

晴「一緒に、学校生活送ってくれる?」

兎角「……わたしは、お前に靡いたわけじゃない」

兎角「それが任務だから……こなすだけ」

晴「!!…うん、いいよ、それでもっ…」



晴「ありがとう、兎角……っ」ぎゅっ
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/24(木) 04:09:14.75 ID:CXmif6cy0

兎角「(きっと礼なんて、言われる道理はない)」なでなで

兎角「(……この黒組をいかに平穏に、穏便に卒業するか)」

兎角「(晴を狙う、レズから守れるか…って約一名くらいしか居ないけど)」


兎角「(そして自分も…………誰かと?)」




「伊介のバカぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ガシャァァンッ


晴「あ、春紀さんの悲鳴」

兎角「あいつは犠牲になったんだよ。多分」
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/24(木) 04:10:39.65 ID:CXmif6cy0
今回はここまで
見てくれてる人ありがとう
コツコツ頑張るます
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2014/07/24(木) 05:12:23.83 ID:8Mk+/2ByO
鹿狩りってなんだよww

おもろい、乙しえ
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/24(木) 08:53:12.14 ID:mYzRgz28o

86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/07/24(木) 09:49:24.32 ID:cIay/QVl0
カイバが凄く邪魔
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/24(木) 10:01:57.70 ID:MVQ9cQZFO
変なやつは一人で言ってるだけだから気にすんなよ
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/24(木) 10:13:19.72 ID:GZKOlt/To
乙!しえ!
馬乗り伊春ワロタ
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/07/24(木) 10:22:27.65 ID:1mq/mh7g0
てっきり春紀が伊介様襲うと思ったら逆で俺得
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/24(木) 12:02:15.13 ID:Sw4citMNO
おつおつ 楽しい
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/24(木) 14:22:18.98 ID:VJToleZko
面白い
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/24(木) 17:51:25.75 ID:k2scJYrTo
カイバのキャラが割と好き
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/25(金) 00:16:31.82 ID:UVRtDwee0
たくさんのレスありがとう嬉しいます
要望気にせず自由に書きます
それでも見るよって人はありがとう
では投下
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/25(金) 00:17:35.83 ID:UVRtDwee0
0時


柩「……」うとうと

千足「大丈夫か、桐ヶ谷」

柩「…ふぁ…ご、ごめんなさい」

千足「(やはりロリはいい…小柄な身体に白く滑らかな陶器肌、長くしなやかな睫毛、高く甘い声………ふふふ)」

柩「……」うとうと


鳰「おっ5号室来た来た。もう始めちゃうッスよー」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/25(金) 00:18:25.30 ID:UVRtDwee0

鳰「さぁて、ようこそ黒組の皆さま。ミョウジョウ学園へ!」

春紀「こっち来ないでよ!!バカ!!」

伊介「バカってなによバカー!!」

鳰「ウチは走り鳰、黒組の裁定者ッス!」

乙哉「ねーねー晴ちゃんっていうの?めっちゃかわいいねー」

晴「ひゃー…?」

兎角「引っ込んでろよ」イラ

乙哉「なんか兎角さん、あたしにだけ当たりが強くない!?」
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/25(金) 00:19:08.05 ID:UVRtDwee0

鳰「理事長からの連絡は基本ウチを通して行うッス!」

真夜「でかい椅子だな」

純恋子「番場さんには私の膝をお貸ししましょうか」ウフフ

鳰「あ、最初話したようにターゲットとかマジでいませんので!そこんとこよろしく!!」

春紀「もっと雰囲気とかムードとか大事にしようよ!」

兎角「そこかよ」

伊介「春紀♥︎♥︎/////」

春紀「それに、あたしは上だからね//////」

伊介「♥︎♥︎♥︎」

晴「仲直り出来たみたいで良かったぁー」
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/25(金) 00:19:43.94 ID:UVRtDwee0

鳰「あのー………」

乙哉「晴ちゃんてばー」

しえな「もう帰っていいかな…本の続き読みたいんだけど」

香子「お前らうるさいぞ!!」

涼「まぁまぁ香子ちゃん」

柩「……」うとうと

千足「(これは今夜はオッケーのサインなのか、桐ヶ谷…大胆だな//)」

ぎゃーぎゃー


鳰「すみません、そろそろ話聞いて貰えますかね…」
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/25(金) 00:20:14.38 ID:UVRtDwee0

ヴィィィン…………


『ふふふ。駄目ですよ、ちゃんと鳰さんのお話聞かなきゃ…』

鳰「理事長!?」

乙哉「わぁーっ綺麗なお姉さん!」

しえな「お前は女ならなんでも良いんだろ」


春紀「……伊介と晴ちゃんと英を足して2で割ってさらに晴ちゃんを混ぜた感じ」

伊介「なぁんで伊介が」ぷくー
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/25(金) 00:21:12.49 ID:UVRtDwee0

兎角「でもたしかに的確だな…やけに晴に似ている」

晴「あ、親戚です」ピース

目一『です』ピース

兎角「へえ……、」


兎角「………は!?」

鳰「ちょっと、どういうことッスか晴!!羨ましいッスよ!!」ガクガク

晴「あゔぅ、ぐるじいよ、にお…」
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/25(金) 00:21:55.02 ID:UVRtDwee0

目一『遠い親戚ですけれどね』ウフフ』

鳰「理事長ぉ…そんなの聞いてないッス…」ぐす

目一『ごめんなさいね、いつか言おうとは思っていたんですけど』


目一『ところで黒組の皆さんこんばんは。夜遅くにありがとう』

香子「こ……こ、こんばんは……」

涼「(おお、謎のオーラとラスボス臭に香子ちゃんがテンパっている…)」
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/25(金) 00:22:28.35 ID:UVRtDwee0

目一『せっかくですし私から説明しましょうか』

鳰「最初からそのつもりじゃぁないですかー」

目一『うふふ。ごめんね、仕事とってしまって』

兎角「……理事長」

目一『あらこんばんは、東兎角さん?』ニコ

兎角「率直に聞かせて貰う。本当にターゲットは居ないんだよな」

目一『………ふふふ』
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/25(金) 00:23:03.78 ID:UVRtDwee0

目一『そうね…"たまたま"アサシンのあなた達が選ばれてしまっただけで、全く暗殺とは関係ないです。全く』

目一『だって怖いし……物騒だし』ウフフ

兎角「さいですか…」

目一『でもまぁほら、戦う女の子ってかっこいいじゃない?』

目一『さらにそんな女の子が気を緩めてイチャイチャなんてしてたら、さらに萌えますよね』ウフ

乙哉「それだけの理由でえらばれたの!?」
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/25(金) 00:23:37.11 ID:UVRtDwee0

香子「何を言って

しえな「分かります!!!!」クワッ

香子「……」びく

しえな「あ…、すまない、つい」

目一『あらあら…(どうしましょう…東さんと犬飼さんと英さんと武智さんくらいしか覚えてない…この子達誰かしら)』

目一『(まぁいっか……)』ウフフ

鳰「(理事長、昨日さんざん名簿見て覚えてって言ったのに…)」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/25(金) 00:24:22.76 ID:UVRtDwee0

目一『じゃあ黒組のルールを説明しますね。黒組ルール1、望むものがなんでも手に入る。…あ、前払いです』

春紀「助かるねぇ」

目一『黒組ルール2、百合百合な学園生活を送ること。強制ではないですが、それだけ評価が上がるので損はないですよ』ウフフ

兎角「(……カイバの言っていた、百合百合………)」


兎角「(一体、どういう意味なんだろう…)」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/25(金) 00:26:00.06 ID:UVRtDwee0

目一『ちなみに完全に個人的な趣味でやってるから、争いとか物騒なことはしないでね。平凡に平和に卒業してください。………以上』

しえな「(理事長は百合男子ならぬ百合女子だったか…話が合いそうだ)」

目一『ちなみに私、理事長の百合 目一です。よろしくね』

しえな「名字羨ましい!!!!」クワッ

乙哉「しえなちゃん、さっきからちょっとうるさい…」


目一『(……そして私が期待を寄せているのは)』チラッ

伊介「?」

純恋子「………」ニコニコ

乙哉「あはー」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/25(金) 00:26:37.54 ID:UVRtDwee0

目一『(両親が同性愛者、すなわちレズ界のサラブレッド…犬飼伊介さん)』

目一『(お嫁さん探しに来たお嬢様、英純恋子さん)』

目一『(生粋のクレイジーサイコレズ、武智乙哉さん)」

目一『(皆さん早速相手を見つけたようですし……ウフフ、楽しみですね……うふふ)』うっとり


鳰「……えー、おほんっ…理事長…口塞いで下さいッス」

目一『あら…いつの間に涎が。私としたことが』フキフキ

兎角「(ちょっとボケてるのかな……)」
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/25(金) 00:27:28.01 ID:UVRtDwee0

目一『そういう訳ですから、他になにかご質問はありますか』ニコニコ

しえな「好きな百合作家は!?」ガタッ

目一『なもり先生です』

乙哉「スリーサイズは!?」ガタッ

目一『非公開です』

千足「非合法はさすがにまずいだろうか!!」ガタッ

目一『合法でお願いします。……あの、言い忘れてましたが、黒組に関係のある質問で』


しーーーーーーん

兎角「…何なの、この人達……」
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/25(金) 00:28:22.70 ID:UVRtDwee0

一号室

ぼふっ

兎角「(なんだかどっと疲れた…)」

晴「あッ兎角さん!駄目だよ制服のままベッドに寝転がっちゃ。皺になっちゃう」

兎角「…………この制服、嫌だ」

晴「ふふふ、そういえばさっき、鳰に脱がされかけてたね」


十数分前

鳰『だからーーっ!制服ちゃんと着て下さいって言ってるッスよねー!?鳰ちゃんおこッスよ!』
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/25(金) 00:28:57.82 ID:UVRtDwee0

伊介『やーだー♥︎伊介はコレ気に入ってんの♥︎』

兎角『リボンがでかい。首元きつい』

乙哉『あははー、不良だ不良だ』


鳰『もぉーっ!こうなったら無理矢理着替えさせるッスからね!』

兎角『うわっちょっと何!?来るなバカ、あっち行けおい犬飼一人だけ逃げるな!』

伊介『お先ぃー♥︎』

晴『わー、賑やかだー』
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/25(金) 00:29:29.16 ID:UVRtDwee0

兎角「風紀委員かよ……あいつ」ぐで

晴「あはは、でも晴は鳰のこと好きだな。面白いよね」

兎角「…………」ムッ

晴「…ん?兎角?」

兎角「別に……」

兎角「(……なんでわたし、ちょっとムッとしてるんだろ)」


兎角「(妬いてる……?…別にそんなんじゃない……)」
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/25(金) 00:29:57.08 ID:UVRtDwee0

晴「あっ!もちろん、兎角が一番大好きだよ?」

兎角「いいよ、そういうの…」

晴「本当のことだもん」にこー

兎角「……あ、そう」つんっ


晴「結局、黒組のことはよく分からなかったね。でも…本当に何もないのかな」

兎角「無いって言ってるんだから、無いんじゃない」ぐで
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/25(金) 00:30:27.07 ID:UVRtDwee0

晴「…そうだね。だといいな…」

晴「晴はまだ、ちょっぴり不安で」

兎角「………」

晴「何もないといいけど………」

兎角「……なにかあったら、その時は」


兎角「わたしがお前の守護者になる」


晴「兎角…………」

兎角「たぶん」ぼそ

晴「ちょ」
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/25(金) 00:30:59.79 ID:UVRtDwee0

兎角「まだ分からないだろ。お前がわたしの敵かもしれないし」

晴「そ………っ、そんなこと、絶対にないよ!!!!!」

兎角「………そうか」

晴「そうだよ…」



兎角「しかしあいつら、色々と濃過ぎだろ……ほんともう………なんなの」ごろん

晴「あはは、面白いよね皆」
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/25(金) 00:31:29.76 ID:UVRtDwee0

兎角「お前も充分面白いと思うけどね」

晴「そ、そうかな?」

兎角「鹿狩りとか、ありえないだろ」

晴「………っええぇぇ!?あれ嘘だったの!?」

兎角「そんな趣味ないし」

晴「ひっどーい!兎角のバカーっ!」ポカポカ

兎角「ふふ」くすっ
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/25(金) 00:32:06.64 ID:UVRtDwee0

晴「(………兎角、初めて笑ってくれたね)」

兎角「………?」

晴「(これから、ずっと一緒に…居てね)」ぎゅっ

兎角「…………」



兎角「暑いんだけど?」

晴「やっぱり酷い!」
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/25(金) 00:33:53.18 ID:UVRtDwee0
ここまで
一応原作とアニメに沿っていく感じ
見てくれてる人ありがとう
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/25(金) 01:12:21.87 ID:nd6/5VtMo
乙!しえ!
千足さんはロリコンなんですね安心しました
理事長いいキャラしてるな
あとテンパるこーこちゃん面白可愛い!
次も楽しみ
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/25(金) 01:13:10.39 ID:+6IGC0zjO
乙乙
これはいい理事長
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/25(金) 01:48:24.42 ID:YnnFraFR0
なもり先生が好きなのか理事長
流石に南方先生ではないんだな
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/25(金) 06:02:36.35 ID:9hyTjLlEO
なもり先生の名前でて嬉しい
おもしろいよおー
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/25(金) 11:00:48.47 ID:R2chw76S0
報酬は前払い……涼さんはどうなるのやら……
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/25(金) 12:26:33.64 ID:ZAT7nVU/O
理事長って設定資料集によるとAカップらしいな
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/25(金) 12:33:21.45 ID:I92/xs3oO
>>122
Dカップの鳰ちゃんとバランス取れてるな
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/25(金) 12:35:03.94 ID:I92/xs3oO
ごめん
sagaとsage間違えた…
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/25(金) 12:41:13.90 ID:nzUu4CEgo
乙、Aカップの百合です
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/25(金) 13:08:53.11 ID:sPoJCPUmo
なもれ
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/25(金) 15:19:35.97 ID:pAut5VXh0
私はサブロウタ先生が好きです
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/07/25(金) 22:24:32.26 ID:DRfNtORn0
Aカップとかなんか可愛いな
兎角さんにも負けてるじゃないすかー
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/26(土) 07:31:34.65 ID:anGaaM2b0
設定資料集見たけど

平均睡眠時間:10時間

涼おばあちゃん、純恋子様ちょっと寝過ぎじゃないですかね…
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/26(土) 10:08:57.97 ID:DKBMuIvSO
それが長生きの秘訣だから
アンチエイジングだから
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/26(土) 21:37:49.35 ID:jZl3E0VSO
純恋子さん身長は育ってるけど胸は並なんスね
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/26(土) 21:39:11.08 ID:r3Nbum9WO
アタッチメントで巨も貧も自由自在ですわ
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/26(土) 22:26:58.82 ID:anGaaM2b0
163cmでCカップって割とスタイル良くない?

そりゃ160cm最大の伊介様には敵わないけれども
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/26(土) 23:03:47.04 ID:0NXfDmhIO
伊介様と比べるのは流石に可哀想

伊介様は別格だからなOPでも「とっくに容量オーバー」って言われるぐらいだし
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 00:14:39.58 ID:nezI/3D6O
応援レスありがとうありがとう
ただ内容に関係ない雑談をされると、ちょっと反応に困ってしまいます………
雑談は出来ない1ですが投下だけは頑張るので、見てくれたら嬉しいです
多忙で次の投下は8月になりそうです
しばしお待ち下さいます
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [ sage]:2014/07/27(日) 00:28:22.90 ID:+paar8eoO
別に雑談スレにしてる訳じゃなくて
保守(というか全く反応が無いと>>1がやる気を無くすんじゃないかという懸念)
で書き込んでるんだと思うよ

荒れたりしていなければ、大体の書き込みは応援レスだと思って良い

流石に脱線し過ぎだけども、投下が再開されても続くようなことはないだろう

何はともあれ頑張ってね
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/27(日) 00:48:19.97 ID:nezI/3D6O
そういう意味なのかぁ…
なんだか勘違いして申し訳ないです

更新はのんびりですがやる気無くすことはないので、見ていてくれたら嬉しいッスよ
では何度も失礼しますた
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/07/27(日) 12:37:30.09 ID:qoBLj31E0
なお他のリドルSSはレスが少なくてエタっているもよう
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/07/27(日) 14:44:34.81 ID:rKcQo9LS0
まぁ関係ないレスでもついてるだけで喜ぶSS作家なんてざらにいるしなww
ともかく応援してるっス
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/28(月) 12:36:42.66 ID:KZ4arcH/o
唐突な失礼しまくらちよこでワロタ
理事長は星川銀座好きだと思ってたっス失望しました…倉田嘘ファンやめるっス
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/29(火) 00:46:29.22 ID:PDhJmW/OO
>>140
なんでや!百合男子関係ないやろ!
おれも玄鉄絢好きだと思ってたがなw
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [ sage]:2014/08/07(木) 00:24:44.64 ID:gtsV1mNcO
さて、八月になって少し経ったたわけだが
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/18(月) 11:16:46.30 ID:+0UmGR/7O
春伊好きだから何かと多くなる
春紀チな伊介様と香子キチな涼さん
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/18(月) 11:17:16.82 ID:+0UmGR/7O


兎角「(あの訳分からん裏オリから数日が経った)」

兎角「(ターゲットが居ない、自由に過ごすことが目的の訳分からん黒組でわたし達は混乱……、…)」


春紀「今日も大浴場行こうぜー」

香子「構わないけど」

伊介「春紀かわいい…」

涼「香子ちゃんかっこいいのう…」

ほのぼの


兎角「(…特にしてないな、うん。)」
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/18(月) 11:17:43.10 ID:+0UmGR/7O

晴「平和だねー」ニコニコ

兎角「なんかきもちわりぃ」

晴「細かいことはいいじゃないですか」ウフ

兎角「そうかな」

晴「そうですよ。晴は幸せです」ニコニコ

兎角「………そうか」
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/18(月) 11:18:21.53 ID:+0UmGR/7O

兎角「そもそも百合だかなんだか知らないけど、具体的にはどうすればいいんだ?」

兎角「カイ、…元担任や理事長も同じような事を言ってたけど、全く意味がわからない…」

晴「んー。そうですね、好きな女の子といちゃいちゃする…とかいう事でしょうか」

兎角「………」

兎角「…はっ!?す、すk…おん…!?」

晴「今更そんな驚かなくても」
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/18(月) 11:19:17.67 ID:+0UmGR/7O

兎角「ちょ…ちょっと待て、やけにレズが多いのってもしかして」

晴「って兎角さん、もしかして知らなかったんですか?」

兎角「……いやなんだろ、薄々気付いてはいたけど、脳がそれを否定していたというか」ブツブツ

晴「まぁまぁ、そんな堅い考えじゃなくても良いじゃないですか」

兎角「ということはまさか晴、お前…!」

晴「ふぇ!?は、晴は違いますよ」
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/18(月) 11:20:29.89 ID:+0UmGR/7O
兎角「じゃあどうして…」

晴「言ったじゃないですか。…普通の学校生活を、過ごしてみたかったって」

兎角「だからと言って、こんな動物園じゃなくても色んな道はあったんじゃない」

晴「………」

兎角「?」

晴「……百合さんにお小遣い沢山あげるから黒組に来なさいと、お母さんを人質に脅されまして…」ガタガタガタ

兎角「(まじかぁ…)」
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/18(月) 11:21:22.63 ID:+0UmGR/7O

兎角「でもお前、あいつらに襲われるかもしれないんだぞ…一人でどうするつもりだったんだよ」

伊介「それはないわ」

兎角「お前は黙ってろ」

晴「好きな人が同性なだけで…むしろ好きな人にしか興味ないですよ」

兎角「(たしかに……)」

兎角「いやでもお前がその好きな人になることだって、あり得るだろ。武智とか武智とか武智とか」
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/18(月) 11:21:57.20 ID:+0UmGR/7O

晴「兎角さんは…どうしてそこまで武智さんを嫌がるのかな」

兎角「!」

晴「晴はちょっと…寂しいですよ」

兎角「…………さぁな」ぷいっ

晴「兎角さん……」

兎角「(…武智と仲良くされるのが嫌…とか……別にそんなんじゃない…はず)」

兎角「(ただモヤモヤするだけ…)」
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/18(月) 11:22:32.50 ID:+0UmGR/7O

乙哉「ねぇ晴っちぃ」ひょい

兎角「(言ってるそばからまた来たな)」チッ

晴「武智さん!」

兎角「………何の用だよ」

乙哉「晴ちゃんってばホント可愛いーっ」ぎゅーーっ

晴「ひゃぁぁ?武智さんってば、もう…」ぎゅー

兎角「…………………」ゴゴゴゴゴ

晴「(兎角さんコワいよ顔が軽く放送事故だよ)」
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/18(月) 11:23:23.54 ID:+0UmGR/7O

晴「ど、どーしたの、武智さん?」

乙哉「んー………何の用で来たんだっけ?」

晴「もう、武智さんってば…」クスクス

兎角「………」イライラ

晴「(ゔ。兎角さん…)」

乙哉「ってか晴っち、乙哉でいーよ?」

晴「じゃあ…乙哉?」照れっ

乙哉「んもー晴っちってば、かわいー」あはは
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/18(月) 11:23:54.96 ID:+0UmGR/7O

兎角「……武智、あまり晴に近付くなよ」

乙哉「え?なんで?いーじゃん、まだ付き合ってないんでしょー」

兎角「晴もこいつと関わるのは辞めろ」

晴「でも……、殺されるワケでもないんだし……」

乙哉「…………」ニタァ

兎角「!!!」

晴「武智さんも大事なクラスメイトだし、お友達だよ……?」

兎角「……いいからダメだ。晴…言うこと聞け」
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/18(月) 11:24:37.80 ID:+0UmGR/7O

乙哉「ヤダねー。まだ兎角さんのものだって決まったワケじゃないし」ぐいっ

晴「は…晴を奪い合わないでー…」

兎角「大体お前は誰でもいいんだろ?剣持とかお手頃だろ。わたしの一押しだ(棒)」

しえな「……え!?なんで今ボク巻き込まれたの!?そんな流れなかったよね!?」

乙哉「あっいいかもー」

しえな「お前もいいかもーじゃないよ!」
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/18(月) 11:25:28.50 ID:+0UmGR/7O

乙哉「でもさー……」チラ

真昼「(一ノ瀬さんのストラップ、可愛いな…私も今度真夜に作ってあげようかな…あっでもあげられないからムリだった……)」じーっ

乙哉「番場さんも結構お気になんだよねー♪」ひょい

真昼「!?え、ちょ、わたしのストラップ…返して……返して!」

乙哉「いいじゃんいいじゃん、ちょっと借りるだけー。コレかわいーよね、晴ちゃんのストラップ!」

真昼「うっうっ…返して…返してくださ」ポロポロ
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/18(月) 11:26:14.72 ID:+0UmGR/7O

春紀「返してやれよ、武智!」

伊介「春紀かわいい」

乙哉「いいじゃん借りてるだけだよー」


純恋子「ちょっと、私の番場さんに意地悪するのは辞めてくださる?」ひょい

乙哉「あぁーん。ホントに借りてただけなのに」

真昼「英さん……っ」
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/18(月) 11:27:32.62 ID:+0UmGR/7O

純恋子「おいで、番場さん」ぎゅっ

真昼「………うっ…ひっく…怖かったます……」ぎゅ

純恋子「(結婚したい)」ダラダラ

春紀「!?ちょ、英!鼻血出てる鼻血!ティッシュティッシュ!!」

伊介「春紀かわいい」

乙哉「血だー♡」じゅるり
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/18(月) 11:28:27.58 ID:+0UmGR/7O

香子「!?!?!!」びっくぅぅ

涼「香子ちゃん落ち着いて、これただの鼻血じゃよ」

真昼「ふぇ、純恋子さぁん!?」

純恋子「大丈夫ですわ鼻血じゃ人は死にませんから多分。私は人かどうか怪しい所ですけれど」ダラダラ

溝呂木「おはよう諸君!!今日も爽やかな朝を………、……ぎゃーーっ!?なになに、血!?」バタンッ

春紀「あっ先生倒れた」

ギャーギャー

兎角「クソウザいな…」

晴「あはは……」
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/18(月) 11:29:25.90 ID:+0UmGR/7O

兎角「…………」ぐで

晴「(……兎角さん…)」

晴「兎角さん、大丈夫…?」

兎角「……晴」

晴「今どんな感じです?」

兎角「………」うーん

兎角「…ウザさ世界大会とかあったら、黒組で一位狙えるんじゃないかなぁ…とか考えてる感じ」

晴「どういうことなの…」
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/18(月) 11:29:53.05 ID:+0UmGR/7O

放課後


晴「兎角さん、かーえろー」

兎角「うん」

「………」ニタァ

兎角「………!」ぴた

晴「兎角さん?」

兎角「…………」
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/18(月) 11:30:25.50 ID:+0UmGR/7O

兎角「なんでもない。さっさと帰るぞ」

晴「??」きょとんっ

兎角「(……なんだか一悶着ありそうだな……)」



兎角「(面倒くさい………)」
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/18(月) 11:31:19.20 ID:+0UmGR/7O


乙哉「……待っててね、晴っち…」

乙哉「今すぐあたしが……刻んであげる♡」シャキン

163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/18(月) 11:32:03.16 ID:+0UmGR/7O
ここまで
遅くなって申し訳ないッス
引き続き見てくれたら嬉しいッスよ
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/18(月) 13:03:44.03 ID:dvz0PlzeO
待ってたっすよおぉぉぉぉぉぉ
お疲れ様です
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/18(月) 13:48:54.58 ID:Et5P82eoO
遅くなった分はきっちり払ってもらうで……
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/08/18(月) 14:05:36.39 ID:qC3AOYXV0
よかったよかったもどってきたねー!
乙!
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/18(月) 14:56:48.29 ID:XjdHZVqoO
乙しえ
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/18(月) 20:20:23.93 ID:bKUwQ0ebo
乙!
待ってるから続きはよッス
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/18(月) 20:54:48.18 ID:IjnKPxnqo
やったー!
乙!しえ!
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/19(火) 22:19:49.05 ID:DwGmo/lR0
支援ありがとうッス
だらだら書いて行くッス
では投下
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/19(火) 22:20:18.52 ID:DwGmo/lR0
大浴場


春紀「ふぃーーっ気持ちいいねぇ」

香子「………」ぼんやり

涼「やはりお風呂はいいのう」

伊介「お腹減ったなぁ…♥︎」

香子「…私もだ。この後すぐ夕飯だな…」
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/19(火) 22:20:55.44 ID:DwGmo/lR0

伊介「春紀食べたい」かぷっ

春紀「耳噛まんでよー」

伊介「ダメなの?」

春紀「恥ずいもん…」

伊介「♥︎」はみはみ

春紀「…伊介のばか」


涼「お主らは隙あらばいちゃいちゃと…仲良しじゃのう」クスクス

香子「全く、風紀が乱れる」

涼「まぁまぁ良いではないか、香子ちゃん」フフ
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/19(火) 22:21:20.19 ID:OcnvkQCWO

春紀「そういえば首藤は神長のこと、香子ちゃんって呼んでるのかー」

香子「…正直嫌なんだけどな」

春紀「なぁなぁ香子ちゃん」

香子「やめろ」

伊介「香子ちゃん♥︎」

香子「うるさいっ」
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/19(火) 22:22:04.87 ID:OcnvkQCWO

涼「香子ちゃんや香子ちゃんや♪」



涼「香子ちゃんなんで涼には若干冷たいのかね」

春紀「お前が初対面で夜這いかけたからじゃないかな」

伊介「ホントあり得ないわね!」

春紀「どの口が言ってんだコラ」ぐにぐに

伊介「ふぇぇはるひぃぃぃ」
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/19(火) 22:22:44.69 ID:OcnvkQCWO

春紀「…しっかし伊介はやっぱでかいなぁ」もにゅっ

伊介「!?!?」

涼「寒河江は急に話が変わるから涼ついていけんわ…」

春紀「うおなんだこれ…やわらけー」もみもみ

伊介「(春紀ってば/////大胆//////すき/////)」

春紀「あっこれあたしのな」もにゅ

涼「いや宣言されても知らんよ」
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/19(火) 22:23:27.38 ID:OcnvkQCWO

涼「でも…寒河江がセクハラしてても、何と無く許される雰囲気になるな」ふふ

香子「なんでだろうな」

涼「涼も許されたいのう…」

香子「……たぶん、お前がやっても誰も怒らないんじゃないか。お前、結構癒し系というか…優しいというか…だし」

涼「…香子ちゃん……」

香子「ふん……」ぶくぶく



涼「………」もにゅ

香子「はっ倒すぞ」

涼「話が違うぞ香子ちゃん!」
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/19(火) 22:23:57.56 ID:OcnvkQCWO

ガラッ


春紀「…あっ誰か来た」パッ

伊介「………」むー

しえな「続けて!!!続けて!!!そのまま百合百合してていいから!!むしろしてろ!!!ボクは眺めてるだけだから!!!眺めてるだけだから!!!」



伊介「……春紀、ドア閉めて来てー」

春紀「ん」

ぴしゃんっ


しえな「おい!!!!」バンバンバンバン
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/19(火) 22:24:58.09 ID:OcnvkQCWO

ちゃぷん

春紀「おぉふ……上がるとさみぃな」

伊介「春紀ー」こてん

涼「香子ちゃん、今度一緒に温泉旅行行こう」

しえな「〜〜〜〜〜!!」バンバンバンバン

香子「…あの、何か言ってるんだけど……」
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/19(火) 22:25:50.50 ID:OcnvkQCWO

春紀「いいなー、あたしも行きたい」

伊介「春紀が行くなら伊介もぉ♥︎」

涼「連休が待ち遠しいのう」

しえな「ーーーー!!!」バンバンバン

香子「なぁ、何か言ってるってば」

春紀「温泉かぁ、この時期気持ちいいだろうな」

伊介「♥︎♥︎♥︎」

涼「後でフルーツ牛乳飲みたいな」


香子「(コイツら………)」
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/19(火) 22:27:03.99 ID:OcnvkQCWO

大浴場外

しえな「くそーーっあいつら無視しやがった!でもイチャイチャしてるな!イイ!!!」

兎角「………剣持」

しえな「こうなったらドアぶち抜いてでも至近距離でイチャコラを眺め…

兎角「おい聞けって」ぶんっ

しえな「あっだぁぁぁぁ!!なんだよ!眼鏡壊れちゃうだろ!」

兎角「そこかよ」
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/19(火) 22:28:11.62 ID:OcnvkQCWO

しえな「で、何してるんだよ?こんな所で。風呂入るのか?」

兎角「晴が居なくなったから探してるんだよ。見かけなかったか聞きたくて」

しえな「一ノ瀬が?見てないな」

兎角「そうか。…武智の仕業だと思うんだけど…今日狙ってたのが分かったし」

しえな「狙ってたのが分かってたのに離れたのか…武智がどんな奴だか知ってるだろ」

兎角「言ってることは最もなんだけどなんかムカつくからすごい殴りたい」

しえな「なんでだよ」
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/19(火) 22:29:37.29 ID:OcnvkQCWO

兎角「でも帰り道カレーの匂いに釣られて調理室走って行ったら、ただの芳香剤で」

兎角「慌てて晴の元に戻ったんだけど居ないし」

しえな「それ確実に罠だろ!武智の!!」

兎角「ちなみに掛かってから気が付いた」

しえな「武智もまさかそれで釣れるとは思わなかっただろうな」

兎角「ところでお前は何してるんだ?」

しえな「…ボクに事情聞いてる余裕あんの?」
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/19(火) 22:30:24.53 ID:OcnvkQCWO

兎角「毒を持って毒を制すって言うだろ」

しえな「ごめん何言ってるんだかサッパリ分からん」

兎角「とにかくちょっと来い。悪いけど巻き込まれてくれ」

しえな「待てってボクもボクで忙しいんだよ!!ってかバスタオル一枚だぞ今!!!」

兎角「そういうのもアリだから」

しえな「はぁ!?お前さっきから支離滅裂だし意味分からないし辞めろバカ離せおい」


アッーーーーーー!


香子「断末魔が……大丈夫かな剣持…」

涼「…なんのことかサッパリじゃよ」
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/19(火) 22:30:58.06 ID:OcnvkQCWO

植物園


兎角「晴ーー居るなら返事しろーー」

しえな「そんな迷子を見つけるような探し方しても見つからないだろ!てかさっぶ!寒い!!」

兎角「そりゃバスタオル一枚は寒いだろうな」

しえな「お前なァ…っ」

晴「兎角さん!!!」

兎角「あ、いた」

しえな「嘘だろ…」
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/19(火) 22:31:32.08 ID:OcnvkQCWO

兎角「大丈夫か、晴…怪我は」ぎゅっ

晴「うぇぇぇぇんっ兎角さんっ…怖かったです……」

乙哉「」

しえな「…え!?ちょっ!!武智ぃ!?おい武智!!!しっかりしろ!!」


兎角「…アレは?」

晴「ひっく……兎角さんがカレー目がけて走って行っちゃった後…」
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/19(火) 22:32:29.19 ID:OcnvkQCWO



晴『………うぅーん……』ぱち

晴『……あれ…ここ、どこ……』

晴『(たしか…兎角さんが急に走って行っちゃって………、乙哉と偶然会って、少しベンチで話して………)』


晴『(……____話して?)』

乙哉『おはよう、晴っちぃ』

晴『!!!!』バッ
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/19(火) 22:33:17.47 ID:OcnvkQCWO

乙哉『そんな警戒しなくてもいーじゃん♪楽しいことするだけだよー』シャキン

晴『!!な、何する気!?晴を殺すの!?晴を殺したら、黒組には居られなくなるんだよ!?』

乙哉『ウフ♡実はさァ、あたしジジイ刑事から逃げて此処まで来たんだよねー…』チョキ…

乙哉『それも女の子だらけ?最ッッッ高に萌えるぅー!』

晴『(うわぁ人のこと言えないけどクソレズだぁ………)』
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/19(火) 22:34:07.72 ID:OcnvkQCWO

乙哉『でもやっぱり、刻みたいんだよね!!我慢出来ないんだよねぇ!!』

晴『………っやめて、乙哉!!やめて!!!』ジタバタ

乙哉『あはははは超かわいーよはははぁはぁ』ジリ…

晴『やめろってば!!!!』げしっ

乙哉『おゔふッッ』

晴『!!?ふぇぇなんかめちゃくちゃ手応えあったよ!!乙哉!!しっかりしてー!!』
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/19(火) 22:35:07.64 ID:OcnvkQCWO

兎角「それで晴キックかましちゃった訳か」

晴「ひっく…えぐ…思いのほか良いのがキマってしまって…乙哉が、乙哉がぁ」

乙哉「」

しえな「おい!!同室が蹴り一発で死んだとか笑えないから!!!起きろ武智ィィィ」ゆさゆさ

兎角「縛られてたロープは?」

晴「自力でなんとか」

兎角「…もうお前一人でも生きていけるんじゃないかな…」
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/19(火) 22:37:20.67 ID:OcnvkQCWO
ここまでッス
見てくれてる人レスくれる人ほんとありがとうッス
引き続き頑張るます
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/20(水) 00:28:02.70 ID:+muFjHSso
乙!しえ!
みんなテンション高くてワロタ
晴さん流石っス
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/20(水) 08:27:05.95 ID:XMe8m2WSO
晴さんまたやっちゃいましたか
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/20(水) 11:01:48.99 ID:VKzNI7amo
晴殺っちゃいました
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/20(水) 17:44:09.29 ID:FAZpvVJ/o
来てた!
コメディ調でみんなかわいいッスね
こういうの大好き
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/22(金) 19:50:14.67 ID:5mofVEYlO
晴「そんな酷いこと言わないで下さいよ!!!!」ゆさゆさゆさ

兎角「揺らすな…」

晴「それよりどうしましょう…晴、殺っちゃいました」

兎角「殺っちゃったな」

しえな「そんな、牛乳こぼしたレベルのトーンで言われても…」
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/22(金) 19:53:51.05 ID:5mofVEYlO

兎角「大丈夫だ。晴、お前はわたしが守ると決めた」

晴「兎角さん……」

兎角「そして剣持が身体を張ってくれるらしい」

晴「しえなちゃん!!」

しえな「…ええええなんでボクに投げたの!?」
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/22(金) 19:55:25.64 ID:5mofVEYlO

兎角「まぁ、まずお前を縛ってたロープ
を」

きゅっ

兎角「バスタオル一枚の剣持に縛る」

しえな「ちょっと待てよ!!!!」

晴「さすが兎角さん!」
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/22(金) 19:56:20.09 ID:5mofVEYlO

兎角「で、武智の横に寝かせる」

乙哉「」

しえな「おい」

晴「ふんふん…」


兎角「既成事実が出来ます」

晴「なるほど!」パチパチ

しえな「すごいな、何一つ解決していない」
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/22(金) 19:59:13.11 ID:5mofVEYlO

兎角「ほら晴、帰ろう。身体冷えただろ」

晴「大浴場行きたいですね」

しえな「ねぇボクがここに寝かされる意味って?」

兎角「細かいことはいいだろ」

しえな「どこが!?」

兎角「明日朝一のニュースに出てたら思い出してやるから」

晴「しえなちゃん、また明日ね〜」

しえな「ちょっおい、一ノ瀬!それどっちの意味だ!ってあぁぁあいつらホントに帰りやがった!悪魔だ悪魔!いじめだ!!くそぉぉぉ」
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/22(金) 20:00:02.22 ID:5mofVEYlO


しばらくして

乙哉「…………ん」ぱち

しえな「!!武智、大丈夫か!?武智!!!」

乙哉「……あうぇ…?しえなちゃん………」




乙哉「……え?あたししえなちゃんに手出しちゃったの?」

しえな「(既成事実出来ちゃったよ…)」
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/22(金) 20:00:52.20 ID:5mofVEYlO

乙哉「なんだろこの罪悪感……」

しえな「そのリアクション腹立つわ…」

乙哉「これから気まずいしいっそ殺して…」ブツブツ

しえな「ところでお前大丈夫なのかよ。具合は?っていうか生きてたのなお前」

乙哉「ん、全然へーき!むしろ欲求不満でうずうずしてる!」

しえな「大丈夫かそうか死ねば良かったのに」

乙哉「ストレートな表現!!イイよイイよー!」
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/22(金) 20:01:26.06 ID:5mofVEYlO

乙哉「いやー、しかしやられちゃったなぁ」

乙哉「晴ちゃん、兎角さんのコト、本当に好きなんだねー」

乙哉「…なぁんか…ちょっとだけ悔しいかも」

しえな「武智………」



しえな「感傷に浸ってるところ悪いけど、ボク今超寒いから先に帰っていいかな。あ、縄解いて」ガクブル

乙哉「……空気読めないってよく言われない?」

しえな「お前こそよく言われない?」ガクブル
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/22(金) 20:02:25.77 ID:5mofVEYlO

乙哉「全くもー、しえなちゃんは…巻き込まれ体質っていうの?」スルスル

しえな「巻き込んだ方のラスボスがよく言うよ…」

乙哉「なるほど」キリッ

しえな「はっくちゅん!……ゔー、あとで絶対風呂入ろう…」ガクブル

乙哉「……上着着る?ベストだけど」

しえな「なんでもいいから着させろ…」
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/22(金) 20:03:27.18 ID:5mofVEYlO

乙哉「ねー、しえなちゃん」

しえな「なんだよ」

乙哉「ありがとーね!気絶してた時、しえなちゃんの声、遠くで聞こえてたよ」

しえな「な"」

乙哉「心配してくれてるんだなって」ニコー

しえな「……バカ。そんなんじゃないよ」ぷい
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/22(金) 20:04:17.99 ID:k4nd2uvX0

乙哉「これを期に仲良くしよーね」

しえな「別に、お前のこと嫌いでも好きでもないから…これからどうしろと」

乙哉「えー」

しえな「…まぁ、ルームメイトとしては…それなりに良い奴だと思うし」

乙哉「そーんなこと言ってないでさぁー。チューくらいしよーよチュー」ぎゅーっ

しえな「なんでそうなるんだよ!」ぐぐぐ
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/22(金) 20:05:01.26 ID:k4nd2uvX0

乙哉「皆もやってるよー?」

しえな「!?なんだt

ちゅっ

乙哉「隙ありー♪しえなちゃんの初キスもーらい♪」



ア"ッーーーーー!


晴「…しえなちゃん大丈夫かなぁ」

兎角「大丈夫じゃない?(棒)」
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/22(金) 20:05:45.11 ID:k4nd2uvX0


翌朝


乙哉「それで晴ちゃんキックで一発KOって訳ー。まだみぞおち痛むよ…あたた」

乙哉「あっしえなちゃんは案の定風邪引いて欠席ね」

春紀「晴ちゃんヤバイな…」

晴「風邪は晴のせいじゃないよー?」

伊介「伊介も春紀ックお見舞いされたいわね…」

春紀「無理…」
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/22(金) 20:06:39.94 ID:k4nd2uvX0

千足「でも私も桐ヶ谷になら蹴られても構わない」

千足「むしろ、良い…」カッ

伊介「だよねー♥︎」

兎角「変態の性癖の幅は計り知れないな…」

柩「千足さんを蹴るだなんて…頼まれても出来ません」もじもじ

千足「そうすると…自分で蹴るくらいしか思いつかないな」

伊介「絶妙な加減が至難の技ね」

春紀「とりあえず一旦蹴るところから離れてみようぜ」
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/22(金) 20:07:42.22 ID:k4nd2uvX0

晴「でもそれもこれも、兎角さんが助けてくれたからで…//」てれてれ

兎角「晴……」ドキ



伊介「…え?兎角さん意味無いn

春紀「伊介ダメ!!」ぐっ

伊介「(春紀の手が口に♥︎♥︎)」もがもが

晴「伊介さん何か言いたいことでもあるんですか」ニコニコニコニコ

春紀「な、なんでもない!なんでもないって言ってるから!!ほら!」

伊介「んー」ぺろぺろ
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/22(金) 20:08:42.31 ID:k4nd2uvX0

春紀「ぎゃぁぁ!?伊介のバカ!!何手舐めてんの!!折角助け舟出してやってんのに」

兎角「あーもうウザいな。ノロケるならあっちでやれよ」しっしっ

春紀「兎角さん余裕出て来たね」

伊介「春紀かわいい」

兎角「そろそろ慣れた。クソ」イラッ
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/22(金) 20:09:14.54 ID:k4nd2uvX0

晴「いいことです!」

兎角「(いい、こと………?)」

伊介「春紀かわいい」

兎角「犬飼うるさい」

伊介「………」


千足「ところで」

晴「?」
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/22(金) 20:10:10.84 ID:k4nd2uvX0

千足「桐ヶ谷ってこの世に舞い降りた天使なんじゃないかと思うんだが、どう思うかな」

伊介「……はぁー?」

晴「え?」

兎角「(またなんか始まった…)」

伊介「天使は春紀でしょ♥︎」

柩「ぼくは千足さんだと思いますね」

千足「桐ヶ谷…」
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/22(金) 20:10:58.42 ID:k4nd2uvX0

伊介「春紀超かわいいわ」

晴「分かってないなぁ…兎角さんですよ」ぼそ

春紀「?晴ちゃんなんか言った?」

晴「いえなにも?」ニコニコ


千足「東はどう思う?」

兎角「心底どうでもいいな」

千足「そうか」
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/22(金) 20:11:24.05 ID:5mofVEYlO

兎角「…そういえば今日は首藤が居ないんだな。大体戦争おっぱじめるのアイツと生田目と犬飼なのに」

春紀「あー、神長が剣持のお見舞い行ってるらしくて。その付き添いで」

晴「へぇ、神長さん優しいなぁ」

兎角「………」ムッ

春紀「優しいよなー」

伊介「」ギリィッ
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/22(金) 20:12:26.15 ID:5mofVEYlO


5号室

しえな「わざわざありがとうな…助かる。…げほっ」

香子「私こそ申し訳なかった…長としてクラスメイトを見捨てるなど。反省する…」

涼「Zzz」うとうと

しえな「イヤイヤ、こうして来てくれるだけでも嬉しいよ。…ボク、前の学校じゃ友達少なかったからさ…」クス

香子「剣持………」


香子「…そうだ。お見舞いの品を持って来た。是非受け取って欲しいのだけど」スッ

しえな「そ…そんなに気を使わなくていいのに。…まぁありがとうな。林檎か?」

香子「林檎形の時限爆弾だ。目覚ましにぴったり」

しえな「帰れ」
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/22(金) 20:14:49.11 ID:5mofVEYlO
ここまで最初〜乙哉編は一旦おしまい
レス閲覧ありがとうございました


次は香子ちゃんのターン
綺麗な百合成分が少なくなって来たから増量します…

ダラダラとつづくよ
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/22(金) 23:21:44.73 ID:o5MXWmMY0
乙っス!しえ
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/23(土) 01:53:25.01 ID:s9iaRwkBo
乙!しえ!
ギャグが軽快で面白いっス!
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/23(土) 05:45:17.81 ID:1H5jBNsDo
面白い
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/24(日) 02:37:44.41 ID:v4D+9+Ds0

鳰『あなたの報酬はなんッスか?』
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/24(日) 02:38:13.79 ID:v4D+9+Ds0

武智乙哉の場合

乙哉『え!?望み!?何それ初知り!』

鳰『はいはいちゃんと招待状に書いてある筈なんで読んで下さいッスねー』

乙哉『っていうかぁ、一年くらい女の子の園に囲ってくれるだけで満足っていうかー』

鳰『ほうほう』ピッピッ

乙哉『……あ"、ちょっと待って!!やっぱジジィ刑事のやつ!アレなんとかして!!』

鳰『もう入力しちゃったんで無理ッス。追加報酬にでも期待して下さいッス』

乙哉『うわあああああたしってばばかぁぁぁってかちょっと鳰ちゃんテキトーすぎない!?』

乙哉『まぁでもいっか』けろっ
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/24(日) 02:38:52.92 ID:v4D+9+Ds0

寒河江春紀の場合

春紀『やっぱり、家族が食うに困らないだけのお金かな』

鳰『…自分のためには使わないんッスか?』ピッピッ

春紀『んー、あたしはいいや!一年勉強出来るだけ、幸せだよ』

鳰『そうッスか』

鳰『…………』

鳰『…追加報酬とか、あるんで』

春紀『あはは、本当かい?ありがと』

鳰『お礼は理事長に言って下さいッス』
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/24(日) 02:39:55.95 ID:v4D+9+Ds0

桐ヶ谷柩の場合

鳰『えーと、ダチュラに任せるんッスよね?』

柩『あ、それやっぱり白紙でお願いします。グループ抜けるつもりなんで』

鳰『そんな簡単で大丈夫なんッスか…』

柩『だから、ダチュラの人間が追って来ないように何とかしてくれますか。最悪解体でもいいんで』

鳰『はぁ……』

柩『あのクソ上司の元でなんかやってられませんよ…ぼくの情報流しやがって。おまけにロリコンだし』ハァ

鳰『ブラック企業だったんッスね。お疲れ様ッス』
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/24(日) 02:40:25.02 ID:v4D+9+Ds0

生田目千足の場合

千足『エンゼルトランペットを探している』

鳰『なんだと…』

千足『?なにか知っているのか?』

鳰『や…なんでもねぇッス。ただ面白いことになりそうだなぁって』

鳰『ちなみにその情報は誰から聞いたんッスか?』

千足『師匠のお孫さんから』

鳰『クソ上司…』ボソ

千足『?』

鳰『なんでもねぇッス』
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/24(日) 02:41:02.21 ID:v4D+9+Ds0

剣持しえなの場合

鳰『剣持さんはアサシンとかやったことあるッスか?』ペラ

しえな『…アサシン?』

鳰『(理事長、手違いで剣持さん呼んだんじゃないッスよね…)』チラ

目一『(誰だったかしらこの子…)』ダラダラ

鳰『(めっちゃ汗かいてますやん…絶対間違いじゃないッスか…)』

しえな『ああ、報酬は死ぬほど百合本が読みたい』

目一『!?』ガタッ

鳰『(あ、手違いじゃなかったッスねこれ)』
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/24(日) 02:41:36.72 ID:v4D+9+Ds0

番場真昼の場合

真昼『願い…とか、特になくて……』

鳰『ほうほう』

真昼『でも強いて言うなら……』

鳰『?』

真昼『聖遺物ってかっこいいですよね…』

鳰『…?』

鳰『……???』

鳰『…………』ピッピッ

鳰『(…よくわかんないから保留でいいや…)』
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/24(日) 02:42:28.88 ID:v4D+9+Ds0

犬飼伊介の場合

伊介『伊介はー、パパとママに別荘買ってあげたいな♥︎』

鳰『ほうほう。親孝行ッスね』ピッピッ

伊介『で、ターゲットは誰なの?教えなさいよー』

鳰『ターゲットとかマジで居ないんッスよ』

伊介『………』

伊介『…これって途中で帰ってもオッケーなの?』

鳰『いいッスけど、報酬は無しになりますよ』
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/24(日) 02:43:00.68 ID:v4D+9+Ds0

英純恋子の場合

純恋子『お嫁さんが欲しいですわね』

鳰『了解ッス』

純恋子『お嫁さんが欲しいですわ』

鳰『……、了解ッス』

純恋子『お嫁さ

鳰『分かったッスから!こっちで良い人材用意するんで!!!』

目一『鳰さん大変ね………』

鳰『めーちゃんも少しは仕事してくれませんかねぇ…』
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/24(日) 02:43:26.68 ID:SbX47O2yO

東兎角、一ノ瀬晴の場合

ガチャ

カイバ『よぉ〜、一週間ぶりだなァ』

目一『…あらら……どなたかしら……?』

鳰『!!!理事長、下がって下さい!!』バッ

目一『ああ、思い出しました。東さんの担任の』ぽんっ

鳰『……めーちゃん……人の名前は忘れないようにってウチ何度も言ったッスよね…?』ゴゴゴゴ

目一『ウフフごめんね』

カイバ『(不審者から身を呈して彼女を守ろうとする少女かァ…百合コレクションにまた一つ項目が増えたなァ…)』
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/24(日) 02:44:03.69 ID:SbX47O2yO

カイバ『そっちは上手くいってるか気になってねェ』

目一『ええ。晴を脅してなんとか黒組に連れ込むことが出来ましたよ』

カイバ『今さらだけど普通にお見合いさせればよかった気がして来たぜ』

目一『たしかに…でも私的には報酬で沢山の女の子釣れたから、構いませんがね』ウフフ

目一『思う存分、百合百合してる様子を眺められる…』ウフフ

鳰『理事長、涎垂れてるッス…』フキフキ
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/24(日) 02:44:35.19 ID:SbX47O2yO

神長香子の場合


香子『自由に爆弾を作って爆破させられる環境があれば、それでいい』

鳰『あの、それで本当に良いんッスかぁ?保留でも構わないッスけど』

香子『…私は、自由が欲しい…』

鳰『自由、ッスか。じゃあとりあえずそれで、詳しい内容は

香子『でもいい……結局私に、居場所はない。一年経ったらホームに帰るだけ…あの、私が生きていることを快く思わない場所に』

香子『だから一年間だけでも、私の好きなように過ごしたいんだ』

鳰『………』

鳰『(…気持ちは、痛いほどわかるッスから)』
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/24(日) 02:45:35.57 ID:SbX47O2yO

鳰『…了解ッス。自由に爆弾を使える場所、作っておくんで』ピッピッ

香子『恩に着る』

鳰『(………なんちゃってね…保留にしておくッスよ)』

鳰『(勝手なことしちゃったッスね…あとで理事長に怒られるかなぁ)』


目一『駄目ですよ鳰さん。報酬は私のポケットマネーなんですよ?実質二つも、神長さんに報酬が渡ることになってしまう』

鳰『ゔ。ごめんなさいッス…』

目一『はぁ……。…というわけですから、神長さんの報酬はとりあえず保留です』

鳰『(ですよねー…)』
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/24(日) 02:46:06.87 ID:SbX47O2yO

目一『………そうそう……最近、防音室が欲しいって思って居たところなのよね…』

鳰『!?』

目一『それも、爆弾の一つや二つ爆発させても、壊れないような』ニコ

鳰『!!理事長っ』ぎゅうっ

目一『あふぅ、もっとぎゅってしてもいいんですよ…』ダラダラ
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/24(日) 02:46:33.07 ID:SbX47O2yO




「……とう…、き……ろ!」

涼「(……誰かが、涼の名前を呼んでる……)」むにゃむにゃ



涼「(目を開けたら、あのお方が相も変わらず笑っていたらいいのに)」


『涼、起きて』
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/24(日) 02:47:13.45 ID:SbX47O2yO

涼「っ!?」びくっ

香子「首藤!お前、こんなところで本気で寝るな!」

涼「……ふぁ…香子ちゃん……」

香子「全く…剣持、また明日来るから」

しえな「用事があるのか?」

香子「……少し。早く良くなるといいな」

涼「ばいばい剣持……」むにゃむにゃ

香子「首藤ー!寝るな!」

しえな「あはは……それじゃあな」

バタン


しえな「……あいつ……時限爆弾置いて行きやがったな……」
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/24(日) 02:48:04.25 ID:SbX47O2yO

涼「香子ちゃんがキスしてくれたら起きようかの……」

香子「するわけないだろう、アホか!」

涼「香子ちゃん香子ちゃん〜」

香子「それよりお前、今日病院の日だろう……ついて行ってやるから」

涼「………な、なんのことじゃろう……」きょろきょろ

香子「お前な……」ピシッ
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/24(日) 02:48:37.61 ID:SbX47O2yO

涼「病院なんて行きたくないんじゃよ〜注射嫌じゃもん…変な薬飲まされるし」

香子「知るか!大人しく行くまで口聞かないからな」

涼「えぇぇ……香子ちゃぁん」

香子「駄々こねるな!ったく子供かお前は」


涼「(香子ちゃん……涼の心配をしてくれているのじゃろうか。優しい子じゃのう)」クス


涼「(でも………きっと何をしても、治らない)」
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/24(日) 02:49:31.84 ID:SbX47O2yO

涼「(そんなのは、涼が一番分かっていたことなのに。認めたくなかっただけ)」

涼「涼は天邪鬼だなぁ…」ボソ

香子「……なにか言ったか?」

涼「うぅ、いっそのこと報酬はお菓子一生分とかにするべきじゃった……」

香子「お前を焼き菓子にしてやろうか…」



涼「(本当に、お菓子一生分にすれば良かったのになァ…)」
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/24(日) 02:52:33.82 ID:SbX47O2yO
ここまで投下
ここから日曜日に週一ペースで投下して行こうかと思うッス
見てくれてありがとうありがとう
ではでは
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/24(日) 04:11:45.80 ID:ykGiCEN7O
おつ
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/24(日) 12:24:23.56 ID:0Okdwhpmo
乙じゃ
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/26(火) 01:49:01.94 ID:+cwfJKuNo
おつ!

楽しみにしてる
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/08/28(木) 01:42:16.14 ID:MWt0WbGI0
追い付いた、乙ッスよ!こういう普通(?)の学園生活リドルも読んでみたかったッス!応援してるッスよ!
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/08/29(金) 07:20:38.96 ID:cnDtyZ9e0
乙ー!

みんな可愛くて面白い
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/08/29(金) 07:21:30.97 ID:cnDtyZ9e0
乙ー!

みんな可愛くて面白い
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/08/29(金) 07:22:39.78 ID:cnDtyZ9e0
>>245

すみません
ミスです
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/08/29(金) 07:40:32.52 ID:aiAJAtTQ0
>>246
sageぐらい覚えろks
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/09/05(金) 00:27:24.35 ID:3HVS+YsR0
わたす待〜つ〜わ〜
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/09/13(土) 00:29:50.68 ID:jnRyPDcs0
保守
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage saga]:2014/09/22(月) 01:03:48.01 ID:kTf3UYTv0
保守ッスよ
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/09/27(土) 21:06:29.93 ID:Y6jxCAS/0
保っ守
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/02(木) 16:30:20.44 ID:x6geQ74Y0
>>1です生存報告するッス
乙と保守のレスがあって泣いたッス
忙しくなかなか投下出来ず申し訳ないですまだ覚えてる人が居たら嬉しい限りです
なんとか完結させられるよう頑張りますので応援してくれたら嬉しいです
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/02(木) 17:29:29.46 ID:CeQvIfkAO
生きてた!
いつまでも待ってる
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/02(木) 19:13:00.67 ID:OfqOOvoco
よかった
気長に待ってます
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/03(金) 04:43:36.64 ID:sblPNKlpo
待ってるよ
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/07(火) 01:21:16.77 ID:SSaiviJNo
保守
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/20(月) 23:41:39.54 ID:EOCGisRu0
あくしろよ
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/31(金) 21:39:54.87 ID:yHTO+pnxO
保守
259 :1だよ :2014/11/14(金) 06:18:51.11 ID:U81fOa/CO
まだ待っててくれてる人いるかなー?大変申し訳ござらん……
まだこのSSを覚えてくれている人が居たら嬉しいですー

それと近々投下する予定ッスーよー11月中にはなんとか頑張るます
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/14(金) 06:23:15.01 ID:x38Rtmoqo
はよ
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/14(金) 07:24:48.84 ID:+rOubtS9o
はよう
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/14(金) 17:44:28.76 ID:NBLsupl5O
まってた
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/14(金) 19:34:04.14 ID:vc79NZx3o
まってたぜ
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/11/14(金) 21:49:53.85 ID:eVeXfwxk0
待ってましたわ
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/11/14(金) 21:50:31.41 ID:eVeXfwxk0
待ってましたわ
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/11/15(土) 00:15:32.73 ID:qdXFGlou0
わたくしとしたことが何故か二回送信しておりましたわ
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/26(水) 03:02:48.40 ID:DudfdiBSo
保守
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/12/07(日) 10:23:14.29 ID:D9BPIqgq0
保守ッス
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/08(月) 23:46:52.32 ID:g/e5Yi5GO
長らくお待たせしましたッス、11月中とか嘘ついてごめんなさいッス…
待っててくれてる人が居たら申し訳ないです
それでは投下いきます
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/08(月) 23:47:45.76 ID:g/e5Yi5GO
ピッ……ピッ……ピッ……


涼「(点滴………たいくつじゃのう)」ぼんやり


涼「(甘いもの食べたいな…香子ちゃんとか香子ちゃんとか香子ちゃん…)」ぺろ

涼「(……………)」


涼「あーーーもう無理じゃ!週一で身体中あちこち弄られる上にじっとしてろなんて…」

涼「…涼おうちかえる」

すたたっ
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/08(月) 23:49:18.80 ID:g/e5Yi5GO

「首藤さんが居ない!?」

「ええっさっきまで大人しく点滴を受けてたはずじゃ…!?」

「それが病室が空っぽで…!」


涼「(アサシンやってて良かったのう、こういう時便利じゃもん)」ササッ

涼「(涼あんま体力には自信ないけど、空気と化するくらいなら……)」

涼「(ふむむ、ステルス涼……ってなんかかっこいいから後で香子ちゃんにも教えてあげよっと)」とことこ

涼「(…香子ちゃんがお話してる間に抜け出したとかバレたら、命の一つや二つじゃ足りんけど)」ゾワッ



バンッ

香子「治療法がないって……!!どういうことだ!!」

涼「っ!?」びくっ
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/08(月) 23:50:13.53 ID:g/e5Yi5GO

涼「(こ……香子ちゃん…?大声を出すなんて珍しい…)」そっ…



「現代の医療では何とも…」

香子「そんな言い訳通用するか!」

「正直、どこまで病気が進行しているかも分かっていないんです。このまま歳月が過ぎたら、一体どんな症状が現れるのかも、私達には……」

香子「…ッ…話にならないな」



涼「(…………)」

すたたっ……
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/08(月) 23:50:48.60 ID:g/e5Yi5GO

教室

伊介「そろそろ暖かくなる筈よね」

春紀「そうだねぇ、春だからね」

伊介「いやーん♥︎♥︎♥︎春紀の季節ぅ♥︎♥︎♥︎」

伊介「もうむしろ暖かくなっていい時期よね?」

春紀「そうだねぇ、文化祭とかやる季節になるもんね」



伊介「………はっくしょん!!寒い!!どうした地球温暖化ァ!」

春紀「そりゃお前さん、腹出してるからっしょ」もぐもぐ
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/08(月) 23:51:51.15 ID:g/e5Yi5GO

伊介「ああ、寒ッ!なによ、もっと温まりなさいよ地球…」

兎角「お前一人の都合で地球がヤバいな」

伊介「フン、南極のペンギンが何万匹と死んでいようが伊介に関係ないし」ガクブル

晴「ええっ、ペンギンさん可哀想ですよ。エコしましょうよエコ」

春紀「伊介はエコの逆を突っ走ってるからねぇ」
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/08(月) 23:52:20.43 ID:g/e5Yi5GO

鳰「なら制服着ましょうよ、制服!長袖だしお腹冷えないッスよ」

伊介「着ないわよ、んなダサいの」

鳰「なーに言ってるんッスか。デザインに疎いかの理事長デザインッスよ?重くてゴワゴワ、夏は暑くて冬は寒い!」

兎角「利点は?」

鳰「ちょっと可愛い」

伊介「クソね」

兎角「クソだな」

鳰「アンタらは最初から着てなかったでしょうが!」

276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/08(月) 23:53:15.56 ID:g/e5Yi5GO

伊介「……っくしゅん!」

春紀「しかし可愛いくしゃみだなー」

伊介「うるさい…」ずぴ

鳰「おうおうおう寒いんッスか?寒いんッスか?制服着るッスか?制服着るッス?」

春紀「じゃあほら、着とけよ。あたしのカーデ」ひょい

伊介「……」ぱしっ

伊介「……………」くんくんくんくん

兎角「ここで嗅ぐなよ…」
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/08(月) 23:54:38.44 ID:g/e5Yi5GO

春紀「はっくしょいっっ!」

鳰「あらま、今度はこっちッスか」

春紀「あたしは大丈…

伊介「………バカ、アンタが寒くなってどうすんの」ぴと

春紀「!」

伊介「こーすればお互い寒くない♥︎」ぎゅ

春紀「…うん」てれっ


鳰「…マジでめーちゃん大勝利ッスね。あっちこっちレズレズしいッス」

乙哉「しえなちゃんも居たら大興奮だっただろうね…残念だな……しえなちゃん」シミジミ

鳰「やめてくださいよ、その死んだみたいな言い方…」
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/08(月) 23:55:13.45 ID:g/e5Yi5GO
ガラッ

涼「おはようじゃー」ニコニコ

千足「ようz…!?」ガタッ

兎角「何故そこで反応した」


晴「首藤さん?今日、病院に行くためのお休みでは」

涼「病院サボったんじゃよ」

晴「なんですと…」
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/08(月) 23:56:00.54 ID:g/e5Yi5GO
晴「…大丈夫なんですかね?体調とか……」こそっ

兎角「さぁ?」

晴「も、もう、兎角さんてば少しは心配しようよ…クラスメートなんだから」

兎角「…………」


春紀「神長は来てないの?」

涼「香子ちゃん多分まだ病院。…でも今は居なくていいや」むふ

春紀「?」
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/08(月) 23:56:51.35 ID:g/e5Yi5GO
涼「さぁて香子ちゃんのロッカ〜漁ろっかの〜♪」ガサゴソ

春紀「………!?やめとけよ!さすがにサイテーだよ!」

伊介「ん"ごふッ!?」ガタッ


春紀「……い、伊介っまさか、あたしのロッk

伊介「漁ってないないわよ!!そんなことするわけないでしょ!?」

春紀「………、…」ハァ

伊介「ゔ。………はるきぃ…」
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/08(月) 23:57:30.43 ID:g/e5Yi5GO

春紀「もーっ、漁るなら言ってよ。…そしたら、ちゃんと整理しといたのに…」かぁぁっ

伊介「春紀ぃぃぃぃ♥︎♥︎」がばっ

涼「…香子ちゃんロッカーに爆弾詰め過ぎじゃないかのう」ゴソゴソ


兎角「頭の方は絶好調みたいだな」フン

晴「……なんか兎角さんの気持ちがちょっと分かった気がします」

兎角「…でしょ?」
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/08(月) 23:58:23.53 ID:g/e5Yi5GO

ばーんっ


溝呂木「さぁさぁ授業始めるよー!今日は僕の担当、生物だよー!」

鳰「溝呂木ちゃんはいつも楽しそうッスよね」あはは

伊介「脳みそ軽そー♥︎」ウフ

溝呂木「そうかなー?でも僕、黒組の皆と出会えたから、毎日楽しいよ!」ニコニコ

柩「ふふふ、ぼく先生が今すぐにでも天寿を全う出来るように祈ってますね」にこー
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/09(火) 00:00:12.36 ID:RBpp1dsDO

乙哉「あたしも毎日献花してあげるね!」

純恋子「むしろ私がこのライフルで成仏させてさしあげても」

春紀「……皆男には容赦ないのな…」

兎角「レズって怖い」


溝呂木「えへへ、先生皆から好かれて嬉しいなぁー!」ほわぁ

兎角「…あいつの強靭な謎メンタルもなんなの?わたしですら初日で折れかけたんだけど」

春紀「心臓にチタンでも生えてんじゃないかねぇ」

晴「え?」くるっ

春紀「……え?」
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/09(火) 00:00:44.44 ID:RBpp1dsDO

溝呂木「さぁさぁ、お喋りはもうダメだよ。教科書15ページ開いてー」

溝呂木「今日は人体の仕組みについて…………」

溝呂木「人間の身体はやがて年老いていくよね。それはなぜかと言うと、……」



涼「(…年老いていく、か。それが普通の人体なら…)」

涼「(涼は………涼の身体は、一体なんなんだろう)」
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/09(火) 00:01:44.87 ID:RBpp1dsDO

溝呂木「じゃあここを眠たそうな犬飼、立って読んでくれるかな?」

涼「(……香子ちゃん、ごめんね、涼……)」

涼「(香子ちゃんのそばに居「あー、えー…春紀に犯されたい…じゃなかった…コレ落書きだったわ……」だなんて、そんなこと)」

涼「(……………)」


涼「(…せっかく人が感傷に浸ってるっていうのに。犬飼……)」ギリッ

伊介「………は?」きょとん…
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/09(火) 00:03:59.87 ID:RBpp1dsDO
今日の分おしまい。
ではまた、近いうちに投下出来たらいいな
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/12/09(火) 01:11:10.95 ID:hX2h7+2C0
きてたああ乙ッス
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/12/09(火) 01:49:57.34 ID:UqMLNreAo
来たか!
待ってたぞ
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/12/09(火) 12:27:22.98 ID:5EMq3q1ao
伊介様が本当にばかわいい
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/12/10(水) 22:31:10.06 ID:znlawobR0
乙です

春伊がすごくいい……
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/17(水) 03:58:04.53 ID:zcGvLAB10
レスありがとうッス、覚えててくれてるだけでも嬉しいです
ではダラダラと投下
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/17(水) 03:58:51.84 ID:94Ek8gcMO
キーーンコーーンカーーンコーーン…



涼「全く、犬飼に雰囲気ぶち壊されたわ」ガサガサ

晴「……首藤さん、何してるんですかー?」ひょこ

涼「香子ちゃんロッカーの戦利品チェック」

晴「ああ……ハイ」
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/17(水) 03:59:20.60 ID:94Ek8gcMO

春紀「爆弾ばっかじゃん」

涼「爆弾オタクだからねぇ。……これとか、どう使うんじゃろ」

晴「首輪型?珍しい形ですねー」

涼「ほう……」カチャカチャ
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/17(水) 04:00:33.00 ID:94Ek8gcMO

晴「付けたら外れない、時限式爆弾とかだったら怖いですね!」あはは

カチャン

涼「………っえ?付けたら外れ………え?」

晴「……あ、今もしかして晴に付けました?」
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/17(水) 04:01:00.54 ID:94Ek8gcMO

兎角「晴、もう帰ーー………」




兎角「………首藤ォ…お前晴に何をした」

涼「ちがっ!!そういうつもりじゃ…、…あら。カウントダウンもう始まってるのう」

兎角「ふざけんな…」

晴「晴、やられちゃいました」たはー

兎角「ボケてる場合か!早く外さないと……っ」
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/17(水) 04:01:48.49 ID:94Ek8gcMO

春紀「無理矢理外したらどうなるのっと」ぐいぐい

兎角「爆発するだろっやめろバカ弄るな!」

伊介「あ、じゃあ爆発する前に外して外投げちゃえば?」

兎角「出来るか!!」


兎角「って、いちいち突っ込んでる場合じゃないだろわたしも!!」

涼「キレッキレじゃな」ははは

兎角「お前、死ねばいいのに…」イラッ
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/17(水) 04:02:14.24 ID:94Ek8gcMO

晴「んー、それにこのくらいなら出来ないことも…」ぐいぐい

兎角「!!何してっ!」

晴「えいっ」ブチィッ

兎角「あ"」

晴「よいしょっと」ブンッ

兎角「」


ひゅるるー……

バーーーーンッ
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/17(水) 04:03:18.34 ID:94Ek8gcMO

晴「……ふぃーっ、一件落着」

春紀「よかったよかった」

兎角「…………」

晴「もう、ダメですよー?急に付けたりしたら」ニコニコ

涼「すまぬ……すまぬ……」

伊介「じゃあ首藤のおごりでアイスね♥︎」

涼「ゔー…」
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/17(水) 04:04:01.85 ID:94Ek8gcMO

晴「やったぁ!晴いちご味がいーなぁ。兎角さんは?」

兎角「……わたしちょっと熊狩りに

晴「!!!今度は騙されないよ!?」ぐいぐいぐい

兎角「帰らせろ。お前にわたしは必要ない」ジタバタ

晴「そんなことなーいー!」ぐいぐい

春紀「(…熊?)」

伊介「クマ耳春紀っていいよね」

涼「香子ちゃんは猫かなぁ」
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/17(水) 04:05:08.06 ID:94Ek8gcMO

購買

伊介「おーいしー♥︎」

春紀「あー…伊介様ってば、ほっぺに付いてるよ」ひょい

伊介「♥︎♥︎」

春紀「もう……」ぱく


涼「ベタなことやっとるのう」

晴「兎角さん、晴達もやりましょうよ!」キラキラ

兎角「はあ……?」
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/17(水) 04:05:56.81 ID:94Ek8gcMO

晴「晴、ほっぺに付けますから。ほらほら!」わくわく

兎角「…………」

兎角「……やらないよ」

晴「えぇー」しゅん

兎角「…………」

兎角「(…何故一瞬迷ったんだ、わたし…馬鹿じゃないの…、…)」ドキドキ
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/17(水) 04:06:24.14 ID:94Ek8gcMO

涼「しかし今さらだけど犬飼達の分まで奢る必要はあったんじゃろうか」

伊介「まぁ爆発に巻き込まれたら死んでたワケだし?」

涼「うーん……納得いかんのう」

春紀「……。…あたしアイス食べたの初めてかも」

涼「え」
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/17(水) 04:07:16.76 ID:94Ek8gcMO

春紀「ほらウチ、貧乏だしあたしが長女だから、お菓子とか妹達に自分の分もあげてて」

涼「わかったわかったわかったアイスくらい幾らでも奢るからこの話止めよう」

春紀「……病気のお母さんにも食べさせてやりたいな…」シミジミ

涼「もう止めて!!涼のライフはもうゼロじゃ!!」ぐすっ

伊介「やっぱ春紀の天使力ヤバいわ」もぐもぐ

兎角「………へぇ…」じっ

伊介「…何?」
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/17(水) 04:08:13.17 ID:zcGvLAB10


兎角「お前……意外と一途なんだな。なんか、寒河江の親に実は莫大な財産があるとかそんな感じかと思っ

伊介「いやーんムカつく♥︎殺そっかな♥︎」

兎角「一応褒めてんのに…」

伊介「………でも、パパとママの影響かしら?」

兎角「あー、ホモの」ぽんっ

伊介「その言い方は止めてくんない?」

兎角「間違ってはないだろ」
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/17(水) 04:08:48.36 ID:zcGvLAB10

伊介「伊介は春紀のこと大好きだもん♥︎」

兎角「ふぅん……」

伊介「……………」ととっ

ぎゅうっ

伊介「ずーっと大好きだよ♥︎春紀♥︎」

春紀「へ…?…う、うん」てれっ

涼「いいのういいのう若いのう」ニコニコ



涼「…ずっと、ね」
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/17(水) 04:09:22.61 ID:zcGvLAB10

晴「首藤さんは、違うの?」

涼「うーん、どうじゃろ?ワシら両思いじゃないからなー」

兎角「ああ、半ばストーカーだもんな…」

涼「英と一緒にしないでくれんか」ムッ

兎角「英のが数倍マシだよ」
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/17(水) 04:10:07.09 ID:zcGvLAB10

晴「えー?晴は神長さん、なんだかんだ首藤さんのこと、好きだと思うけどなぁー」うふっ

涼「うーーん、そうじゃろうか。…涼は香子ちゃんから離れて行っちゃう気がするな」

兎角「そうだな。わたしだったら毎日お前の顔見ると思うと苦痛過ぎて寝込む」

涼「さっきから東は涼にだけ当たりが強いな」
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/17(水) 04:13:25.74 ID:zcGvLAB10

兎角「なんか特に疲れるんだよ、お前…とあと犬飼と生田目の3コンボで。なんとかならないの」

涼「そう言われても」たはー

伊介「なんで伊介が!?」ムカッ



涼「……でももし香子ちゃんが涼から離れて行っても、仕方ないって思うんじゃよ」

兎角「…え」


涼「涼にも昔、大切な人が居たからのう。その人が離れて行ってしまってからは、もう」
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/17(水) 04:14:32.18 ID:zcGvLAB10

涼「それにほら、涼は病気だから。過去に離れて行っちゃった人なんて幾らでも」

涼「(大切な人までも)」


『将棋って、相手が居るから楽しいの』

『だからずっと、私の相手をしてね?』



涼「一人ぼっちになることくらい、すでに慣れとるわ」ふふっ

涼「(………涼はいつまでも一人ぼっち)」
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/17(水) 04:15:18.36 ID:zcGvLAB10

晴「…………そ、かぁ…」

春紀「……………」

涼「…………」

兎角「………、…」

兎角「(…空気が重い…)」




パシャパシャパシャパシャパシャ

伊介「はあ"ん♥︎アイス食べてる春紀も超かわいい♥︎♥︎待ち受けにしよ」

兎角「…………。……なんか肩凝ったな」ぐぐっ

晴「(兎角さんがついに突っ込むことを放棄した…!)」
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/12/17(水) 04:15:48.69 ID:zcGvLAB10




こそ……


香子「…………っ」ぐしっ


香子「……バカ」
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/12/17(水) 04:18:19.13 ID:zcGvLAB10
投下おしまい回線不安定であまり投下出来ないけど近々また投下するよ
春伊一番好きだから何かと春伊多めだよ
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/12/17(水) 07:05:20.79 ID:fEQP4ULAO
乙です
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/12/17(水) 11:50:16.99 ID:zJiszitxo
問題ねぇ
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/12/18(木) 01:51:21.20 ID:Uo2Q5/0Q0
きてたー乙ッスよ
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/12/20(土) 11:17:23.48 ID:UvuNOq810
とにかく涼香が見たい
317 :>>1 [saga]:2015/01/03(土) 21:44:53.05 ID:9VuDUf+h0
あけおめッス
今年初投下するます
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/03(土) 21:46:05.76 ID:9VuDUf+h0
3号室


ガチャ

涼「ふむむ、懐が寒いのう……走り辺りを脅して焼きそばパン買って来させようか」

香子「………そんな非道なこと、長の私が許さない」

涼「!?で、出た、香子ちゃん。いやあの、これは独り言っていうか……。……というか暗殺も元々非道じゃろうて」

香子「気づいてた癖に。私が居る事」

涼「そりゃあ、香子ちゃんのことは分子レベルで分かるよ」ぐっ

香子「何言ってんだ、お前」
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/03(土) 21:46:47.62 ID:xP8DpLi5O

香子「病院を抜け出した件については?」

涼「……〜♪」ぴゅるる〜


香子「首締めるぞ………」イラッ

涼「ご、ごめんなさーい!!ちょっとした出来心じゃよ!」

香子「……………」
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/03(土) 21:47:14.64 ID:xP8DpLi5O

涼「……怒ってる?」

香子「怒ってないと思うか?」

涼「ゔー。ごめんよぅ」

香子「…………」プイ

涼「……香子ちゃんてば」

香子「…………」

涼「無視しないでよ。まぁいつもとそんな変わらんけど」
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/03(土) 21:47:56.43 ID:xP8DpLi5O

涼「…どう思ってる?」ちら…

香子「死ねばいいって思ってる」

涼「ダイレクトォ!そんなところも大好きじゃけどね!!!」

香子「………」



香子「……私はお前の嘘つきな所、嫌いだ」
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/03(土) 21:48:35.98 ID:xP8DpLi5O
涼「?涼嘘なんかついてないよ」

香子「ロッカー漁ったか?」

涼「毎日漁っとるよ!」ビシッ


香子「正直者でいいことだ…」メリメリッ

涼「…いだだだだだ香子ちゃん脊髄折れちゃう逝っちゃうなんかメリメリ言ってる……」
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/03(土) 21:49:07.18 ID:xP8DpLi5O

香子「私のお気に入りだった首輪型が教室から投げ捨てられてるのを見てるからな。次勝手に弄ったらお前を窓から投げ捨てる」

涼「ふぉぉ……病気で死ぬ前に香子ちゃんに殺される気がして来たんじゃけど」ハァ…

香子「………っ!」

涼「まぁでも、それも本m

香子「簡単に死とか病気とか言うな!」ぶわっ

涼「えー!?何なのいきなり!重っ!」
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/03(土) 21:49:38.97 ID:xP8DpLi5O

香子「大体、首藤の病気なんか、大したことじゃないだろう……!いつか、絶対治る」

涼「………。……それは治らないよ」

香子「治る。絶対に…治る!」

涼「………」


ぎゅうっ

涼「……香子ちゃんって結構子どもじゃのう」
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/03(土) 21:50:07.92 ID:xP8DpLi5O

涼「嘘つきは香子ちゃんじゃないかね」

香子「嘘じゃ……ない…!」ポロポロ

涼「自分の身体のことは、自分が一番分かってるんじゃよ」

香子「……っっそんなの…」

涼「香子ちゃん、ありがと。……涼は香子ちゃんに出会えて良かったよ」

香子「涼………ッ!」
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/03(土) 21:50:50.17 ID:xP8DpLi5O

涼「というか何じゃこの流れ……涼が今から消えちゃうみたいな…」


香子「………、…嫌なんだよ、もう。誰かを失うのは……」

香子「だから、もし。………もしお前が先にいくときは…その時は」



香子「私も、一緒だから………」

涼「……!?香子ちゃ…!!」
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/03(土) 21:51:19.54 ID:xP8DpLi5O

香子「もういいだろう、それで。この話は終わりだ」

涼「…香子ちゃん……香子ちゃん、こーこちゃぁんっっ」ぶわぁっ

香子「は!?な"……っ!」

涼「ゔ〜〜っ香子ちゃん大好きじゃよぉ。ずっとずぅっと傍に居たいよ。どこにも行かないで、香子ちゃんっ…!!!」

香子「………当たり前だろ」プイッ

涼「…でも心中は何処かの部屋と被る気がするしお断りしておく…」ぽろぽろ

香子「何の話」
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/03(土) 21:52:01.30 ID:xP8DpLi5O

涼「…でもその気持ちだけで、充分涼は幸せ者だな」うふー

香子「………」

涼「これからも、……ずーっとずっと一緒だよ。香子ちゃん」

香子「……ハァ…、しょうがないな…」にこ

涼「…………っ」かぁぁっっ


涼「…その顔は反則じゃろ」ふいっ
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/03(土) 21:52:53.57 ID:xP8DpLi5O

香子「は…?……というか泣くな…そんなことで」

涼「ぐすっ…香子ちゃんだってさっきウルウルしてたくせに」

香子「泣き方が汚いんだよ」

涼「…こーこちゃん、若干兎角さん化してないかね」

香子「…ほら、ティッシュ」

涼「ん"……、」ずぴ

涼「(…でも、なんだかんだ…優しいんだから)」フフ




香子「……型の爆弾だった。悪い」サササッ

涼「えっちょっ」


ドォンッ
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/03(土) 21:53:45.50 ID:xP8DpLi5O

翌日


涼「というわけでワシら結婚しました」

香子「してない」

晴「わぁ、おめでとう〜」

兎角「まぁ全部丸聞こえだったけどね」

香子「……どういう意味だ」

兎角「そこに居る理事長の飼い犬に聞けば」
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/03(土) 21:54:20.65 ID:9VuDUf+h0

香子「…走りィ」

鳰「鳰は反対したんですって!なのに理事長が!!1号室で3号室の盗聴ライブしましょうって訳の分からないこと言い出して!!」

香子「………。……」スッ

鳰「神長さん?」

香子「ちょっと部屋爆発させてくる」

兎角「おい待て、それ多分わたしの部屋も危ないだろ」
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/03(土) 21:54:48.87 ID:9VuDUf+h0

涼「ルームシェアってことで良いかの」にへらっ

兎角「ざけんな……胃が蜂の巣になる」

ガラッ

理事長「皆さんおはようございます」へらへら

兎角「なるっていうか、なった。今なった。なんでしれっと理事長が居るんだ」

理事長「……鳰さぁん。寂しいから来ちゃった」

鳰「…えっなんで鳰が絡まれてんッスか誰ッスかあの人」

兎角「しらばっくれんな……」がくがく
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/03(土) 21:56:11.55 ID:9VuDUf+h0

鳰「知らねぇっすよ鳰呼んでないもん。揺らさないで下さいよ〜」がくがく

兎角「じゃあ勝手に来たのか」パッ


春紀「…なぁウチの部屋の盗聴器類って全部撤去したっけ」

伊介「あー、うん」

春紀「何その渇いた返事…不安過ぎるんだけど」

伊介「んもー安心してよ♥︎伊介しか見てないから」

春紀「神長ー、あたしの部屋もよろしく」

香子「わかった」

伊介「……えっ♥︎♥︎」
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/03(土) 21:56:46.52 ID:9VuDUf+h0

ガララッ

溝呂木「おはよう諸君!今日もいい天気だねー!今日は急遽決まった転校生を紹介するよ!!」

兎角「はあ!?!!」ガタッ

兎角「(まさか……今さら殺し合い始めろとか言い出すんじゃないだろうな。…いや別にいいんだけど、いやむしろ本来そうだった筈だと思うんだけど)」


ざわっ………

春紀「えーっ!?まじで!?どんな子かな」

伊介「転校生に春紀取られないよーにしなくちゃ」

乙哉「女?女?女?女?!?」ハァハァ

兎角「(ほんと警戒心皆無だなこいつら)」
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/03(土) 21:57:22.66 ID:9VuDUf+h0

兎角「(しかしこのアホ共は本当にアサシンなんだろうな…全国選りすぐりのポンコツ女子高生を集めた訳じゃないよな……)」

晴「今さら転校生なんて……」

鳰「理事長…!何考えてるんッスか!?」バッ



理事長「………え?」

鳰「ちょっと理事長ー!!しっかりして下さいッスよおお!!」がくがく

理事長「そんなことを言われても」フフ
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/03(土) 21:57:48.83 ID:9VuDUf+h0

溝呂木「じゃあ紹介するよー!ええっと、転校生の子のお名前は………」

晴「…………」ごくり



溝呂木「百合目一さんだー!皆、仲良くね!………んっ!?百合目一……ん"!?」

理事長「……あっ私だ」フフ

兎角「お前かよ」
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/03(土) 21:59:33.42 ID:9VuDUf+h0
投下終わり
途中順番おかしかったり抜けてたりしてたら後で修正レス入れますごめんね
また投下予定ッス
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/03(土) 22:14:39.46 ID:UdBr+mS30
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/04(日) 09:59:54.61 ID:b5N9rjTO0
乙ッス
百合さん何してんっすか
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/19(月) 16:41:18.79 ID:ZwsQqX3to
おつ!面白い
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/09(月) 01:12:58.51 ID:QvRv8T2M0
保守ッス
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/13(金) 21:01:35.94 ID:0o3G1trSO
もう続かないん?
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/04(水) 17:16:33.29 ID:adE5fVOK0
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