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モバP「九天の玄女」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/08/03(日) 21:25:57.10 ID:/3sy91K30
モバマスSSです

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ミア「歩夢・・・辛かったな・・・」ナデナデ歩夢「ミアちゃん・・・うぅ・・・」 @ 2024/11/22(金) 00:59:47.53 ID:w7bhdEV4O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1732204787/

ちんぽいぬ @ 2024/11/21(木) 22:13:45.60 ID:BuRqeSctO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1732194825/

無くても死にはしないけどある方が安心する気がしないでもない @ 2024/11/21(木) 02:19:47.82 ID:SZfofcdIo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1732123187/

阿笠「KAT-TUN以降のジャニーズはよく分からんのう」 @ 2024/11/21(木) 00:04:50.40 ID:a8SYark2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1732115090/

(安価&コンマ)思春期を殺した少年少女達の・・・(ガンダムW) @ 2024/11/20(水) 23:17:22.83 ID:I72L6dC90
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1732112242/

年中 @ 2024/11/20(水) 08:24:27.00 ID:9YUTh0GSo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1732058666/

■ 萌竜会 ■ @ 2024/11/20(水) 07:19:44.97 ID:8NGj5DR1o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1732054784/

■ 萌竜会 ■ @ 2024/11/20(水) 07:19:04.43 ID:3CqDwHBKo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1732054743/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/08/03(日) 21:27:08.97 ID:/3sy91K30
藤原肇「じゃあレッスン行ってきますね、Pさん、ちひろさん」

モバP「気をつけてな。今日は薫と千枝が同じところでやってるから、もしよかったら面倒見てやってくれ」

肇「はい、わかりました。では」

千川ちひろ「いってらっしゃい♪」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/08/03(日) 21:31:32.42 ID:/3sy91K30

ちひろ「え? 肇ちゃんが元気ない?」

モバP「ええ、そんな気がするんですよ」

ちひろ「そうですか? 私にはいつも通りに見えましたけど……」

モバP「なんとなく、なんですけどね。今日に限った話でもなくですね……

なんて言ったらいいのか」

ちひろ「うーん……」

モバP「ちょっと寂しげな感じがあるんですよね。心ここにあらずというか」

ちひろ「何か仕事で失敗した、とかはありましたか?」

モバP「いえ、しっかりこなしてくれてます。

ただ、あいつしっかり者なんで、根詰めて頑張りすぎっちゃってるかもしれないな、とも思うんですよね」

ちひろ「確かに、年齢の割には本当大人びてますよね、肇ちゃん。

あら、忍ちゃん?」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/08/03(日) 21:37:20.91 ID:/3sy91K30
工藤忍「あ、ごめんなさい。盗み聞きするつもりはなかったんだけど」

モバP「いや、いいよ。気になったから、聞いてたんだろ?」

忍「……うん」

モバP「忍も肇の様子が気になってたのか?」

忍「そうなんだ。なんだか肇ちゃん、無理してるような気がするんだ」

モバP「無理を?」

忍「うん。人それぞれだと思うんだけどさ……

余裕ないときって、より一層しっかりしちゃうというか…アタシの場合、頑張る!ってなったんだけどね

まだ頑張ろうって気持ちがあるから大丈夫、みたいな。でも結構無理しちゃってて。

肇ちゃんも、小さい子たちの面倒をまだしっかり見れてる、大丈夫って思うことで、無理してる気がする」

ちひろ「心に余裕があるって言い聞かせてる、ってことですか」

忍「うん……そういうことだと思う」

モバP「なるほどな」

忍「肇ちゃん、ちょっと寂しいんだと思う。

肇ちゃんと同じように、田舎から状況してきたから、なんとなくそう思う」

モバP「わかった、ありがとな、忍」

忍「うん…大切な事務所の仲間だから、助けてあげて、Pさん

アタシも、Pさんにすごく助けられて、今があるって思ってる。お願い」

モバP「わかった、約束する」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/08/03(日) 21:43:17.63 ID:/3sy91K30
肇「ただいま戻りました」

モバP「おかえり、肇。レッスン、どうだった?」

肇「小学生の吸収力ってすごいなって思いました。トレーナーさんが言ったこと、すぐできるようになってて」

モバP「そっか。でも、トレーナーさんたち、いつも肇のこと褒めてるぞ。みんなの模範になるってな」

肇「そんなこと……ないですよ。あ、薫ちゃんも、千枝ちゃんも親御さんが迎えに来てたんで、そこもご安心ください」

モバP「うん、親御さんから連絡あったよ。ありがとう」

肇「いえ。じゃあ、私はこれで失礼しますね」

モバP「あ、待った。ちょっとお茶でも飲んでいかないか? 今、入れるから」

肇「それならいただいていきます。ありがとうございます」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/08/03(日) 21:46:22.06 ID:/3sy91K30

肇「なんだか、流れるような手つき、ですね」

モバP「そうか? お客がよく来る家でさ、親の手伝いでよくお茶入れてたんだ」

肇「そうだったんですか」

モバP「あと、肇が作ってくれた湯呑に入れると思うと、気合入るからな」

肇「なんだか、ちょっと照れますね」

モバP「さ、手伝いは大丈夫だから、ソファに座ってな」

肇「はい」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/08/03(日) 21:51:24.51 ID:/3sy91K30
モバP「どうぞ」

肇「いただきます」





肇「すごくおいしいです。なんだか、濃くて、でも甘い」

モバP「お茶は濃くないとな。口にあってよかったよ」

肇「ひょっとしたら、これまで飲んだお茶の中で、一番おいしいかもしれません」

モバP「褒めても何にも出ないぞ…っと出るものあった」

肇「?」

モバP「冷蔵庫に入ってるから、ちょっと待っててくれ」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/08/03(日) 21:54:33.70 ID:/3sy91K30

モバP「はい、召し上がれ」

肇「リンゴ…ふふっ ウサギ、ですね」

モバP「お、ようやく笑ったな」

肇「すみません、でも、Pさんがリンゴでウサギ作ってたって思うと、ちょっと面白くて」

モバP「案外器用だろ? 忍に教わったんだ」

肇「忍ちゃん…じゃあこのリンゴも?」

モバP「そう。忍母からの贈りものの青森産リンゴ」

肇「…これもすごくおいしいです」

モバP「おいしいよなあ。おいしいもの食べたり、飲んだりすると、ほっぺた緩むよなぁ」

肇「ふふっ そうですね」

モバP「いい笑顔だ」

肇「ちょっと照れます。Pさんこそ、褒めても何も出ませんよ?」

モバP「照れてる隙にリンゴ食べちゃうから、いいんだよ」

肇「あ、それはダメです」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/08/03(日) 22:00:17.68 ID:/3sy91K30
肇「ごちそうさまでした」

モバP「いえいえ。さて……この後、まだ時間はあるか?」

肇「? ありますけど」

モバP「じゃあ片付けして、屋上に行こうか」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/08/03(日) 22:05:27.33 ID:/3sy91K30
肇「夜風が気持ちいいですね」

モバP「夏でも、風があると涼しいな」

肇「そうですね……それに、夜景がすごくキレイです」

モバP「案外、事務所からもよく見えるだろ」

肇「はい。……でも、気が遠くなりそう。この街並み、光すべてに人がいるなんて」

モバP「まだみんな働いてるんだな」

肇「ずいぶん、遠いところに来ました」

モバP「ここのところ、ちょっと元気なかったな……都会はまだなれないか?」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/08/03(日) 22:09:11.23 ID:/3sy91K30
肇「Pさん、やっぱりするどいですね。

この手は…天に届きますか?」

モバP「…不安か?」

肇「都会の空は、田舎と違います。時より、不安になります。

この空に描いた夢は、いつか手に届くものなのかなって」

モバP「肇」ポン

肇「あっ」

モバP「大丈夫、肇なら大丈夫だ」ナデナデ

肇「Pさん……」

モバP「俺が全力でプロデュースする。だから、信じてついてきてくれ」

肇「はい……Pさん…胸をお借りしてもいいですか」グスッ

モバP「……おいで」

肇「本当は、すごく寂しくて。家族に、おじいちゃんに会いたくて」

モバP「うん」ギュッ

肇「家を出て、うまくいくかわからなくて……しっかりしなきゃって」

モバP「無理しなくていいんだ、たまには甘えたっていいんだから」

肇「ありがとうございます……」ギュッ

12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/08/03(日) 22:13:02.64 ID:/3sy91K30
肇「すみません、みっともないとこを見せてしまって」

モバP「たまには、いいんじゃないか」

肇「ありがとうございます。また、甘えてしまうことがあるかもしれません」

モバP「あぁ、我慢しなくていいんだからな」

肇「はい。Pさん」

モバP「ん?」

肇「見失いません。どんなに広い場所でも、Pさんを。

あなたを信じてついていきます。これからも、ずっと。ご指導、よろしくお願いします」

モバP「こちらこそ、これからもよろしくな。

さ、帰ろうか。送っていくよ」

肇「はい!」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/08/03(日) 22:17:37.55 ID:/3sy91K30
ヴィーン、ヴィーン、ヴィーン


忍『Pさん、ありがとう!

さっき肇ちゃんがアタシの部屋に来たよ! リンゴありがとうって。

すっきりした顔してた。仲間が元気だと、うれしいね。

じゃあ、また明日、事務所で。おやすみなさい』




終わり
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/08/03(日) 22:26:01.78 ID:/3sy91K30
九天の玄女のセリフ集めながら書いてみました。

先日、頼子さんのセリフをもとに書いてた方とは別人です。

忍ちゃんのSR再登場に期待

ありがとうございました
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/03(日) 22:56:44.39 ID:E32f1k34o
おつおつ
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