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使者「勇者の父となるのです」男「...時間をください」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆o/gbrcBHTQ [saga]:2014/08/26(火) 13:33:09.51 ID:6XXeMOr40
「くっ、私ももう...ここまでのようです」

使者「そ、そんなっ!...様!」

「この子を...この子を、お願いします」

「私の宝なのです、だから...この子だけは」

使者「は、はい!」ダキッ

「あの男は必ず復活します...私の力も、いつかは破られるはずです」

「だから、その時は...この子が、この子の子孫が世界の希望となるのです」

使者「...様!」

「はぁ...はぁ....かの国に、子どものいない心優しい若い夫婦がいます」

「子どもがほしくとも、できないみたいです」

「だから、この子は...その夫婦のもとに」

「...あなたに残された時間も、残りわずかです」

使者「...はいっ!この使者、必ず届けてみせます!」

「あ、ありがと.....う...」

「...」

使者「...様?...様あああああああああ!!!!!」

使者「うっ....うっ....」

使者「...くっ」ダッ


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諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714136403/

少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

2 : ◆o/gbrcBHTQ [saga]:2014/08/26(火) 13:40:09.81 ID:6XXeMOr40
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ーーー


私は、走り続けた...残されたわずかな時間を、希望にかえるために

使者「(絶対、届けてみせるっ!...私の命に代えても!)」タッタッ

使者「はぁ...はぁ...」タッタッ

使者「...み、見えたっ!あの家だ!」タッタッ

使者「...うぐっ!」ガクン!

ジイイイイイイイイイイイイ

使者「(な、なんてことだ...あと、もう少しなのに...)」

使者「(あの家まで、もう少し...なのに...)」

使者「はぁ...はぁ...私は、ここまでのようです」

使者「必ずや、私はお迎えに参ります...だから、そのときまで」
3 : ◆o/gbrcBHTQ [saga]:2014/08/26(火) 13:45:57.46 ID:6XXeMOr40
使者「生きてくださいっ...たくさんの子をなしてくださいっ」

使者「いつか、あの男は蘇りますっ...そのときまで」

使者「...40年後、また、お会いましょう」

ジイイイイイイイイイイイジイイイイイイイイ

使者「ぐわあああああああああああ!!!!」

ゴオオオオオオオオオ シュウウ...

使者「...」

ーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー






ー40年後ー
4 : ◆o/gbrcBHTQ [saga]:2014/08/26(火) 13:49:01.71 ID:6XXeMOr40
一旦ここまで

前作:女騎士「胸をキュンキュンさせる精神攻撃をするのやめろっ!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407014983
は主人公の両親のお話です。別に読まなくても大丈夫なように書きますが、
興味があれば、ぜひ読んでください。

シリアスな始まりになりましたが、このSSはハーレム系イチャラブエロSSです。
エロ苦手な方は避難してください。
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/26(火) 17:45:05.06 ID:7BoZyM+UO
2週間後じゃなかったのか!!
6 : ◆o/gbrcBHTQ [saga]:2014/08/26(火) 19:44:53.35 ID:6XXeMOr40
男「よし、今日の訓練を始めるぞ!」

「はいっ!」

男「うん、いい返事だ」

男「(俺が王国騎士団の第三部隊団長になってから1年とちょっとか)」

男「(ようやく慣れてきたぜ)」

男「(…最初、第三団長に選ばれたときはどうなるかと思ったが)」

男「(案外、なんとかなるもんだな)」

男「あっ…おいそこっ!足がなってないぞ!」

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ーーーーーーーー
ーーーーー
ーーー


男「はぁぁ…今日も無事終わったぁ」

男「(眠てえ、今日は早く寝よ)」ガチャ

男「ただいまー」

母「...あっ」

母「おかえり!男!」ダキッ

男「ああ、もう!だから帰ってくるたびに抱き付くなって!」

母「分かってるぞ!」ギュウウ

男「分かってねえじゃねえか!」

母「このこの〜...そんなに照れなくてもいいじゃないか」

男「ったく...もう飯できてんのか」

母「ああ、もう食べれるぞ」

男「よっしゃ、もう食べるわ」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/08/26(火) 19:51:44.48 ID:Swd0eiWI0
これ好き期待
8 : ◆o/gbrcBHTQ [saga]:2014/08/26(火) 19:52:18.85 ID:6XXeMOr40
母「今日もたくさん食べて大きくなるんだぞ」

男「もう大きくなんねえよ。もうすぐ二十歳だぞ」

母「二十歳...そっか」

男「ん?」

母「男も、もうすぐ二十歳か」

男「おう...そうだけど」

母「...男」

男「なんだ」

母「生まれてきてくれて、ありがとう」

男「い、いきなりなんだよ」

母「ふふっ...なんでもない」ギュウウ

男「だから引っ付くなって、歩きづらいだろ!」

母「まったく、他の子は文句言わないのに男ときたら...」

男「あいつらはまだまだ子どもだろ、俺はもう大人だ」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/26(火) 19:53:03.77 ID:WZZo8te30
シリーズなの?それとも関連作品とかあるの?
10 : ◆o/gbrcBHTQ [saga]:2014/08/26(火) 20:22:23.63 ID:6XXeMOr40
母「そんなところも可愛いぞ、男」スリスリ

男「だからっ...はぁ、もういいです」

母「男、今日も汗くさいな」スンスン

男「だったら抱き付くなよ」

母「こんな汗くさかったら、女の子にモテないぞ」

男「別にモテなくていいし...つうか、いつも汗くさいわけじゃねえだろ」

母「せっかく私が男前に産んであげたのに、もったいないな」

男「そうかぁ?」

母「ああ...お父さんに似て、男前じゃないか」

男「(...あ、やべ)」

母「お父さんは昔から男前でなぁ...私の心も一瞬で鷲掴みにされたぞ」

母「はぁ...それにお父さんたら、昔からすごい甘えん坊でな」ニヤニヤ

母「すぐ私に抱き付くんだぞ、まったく困ったものだ」ニヤニヤ

男「(はぁぁぁ...まーた始まった、母さんの惚気話)」

母「お父さん、その時何て言ったと思う?」

母「そんなこと言うなよ、寂しいだろ....って言ったんだぞ」ニヤニヤ

母「う、うわああ...お父さん///」スリスリ

男「(...めんどくせぇ)」
11 : ◆o/gbrcBHTQ [saga]:2014/08/26(火) 20:56:41.71 ID:6XXeMOr40
妹「お帰りなさい、兄さん」

男「おう、ただいま」

男「...母さん、何とかしてくれ」

妹「母さん、兄さんがご飯食べたいって」

母「にえっへへ...はっ!そ、そうだったな」

母「とりあえず、着替えてきなさい」

母「汗でべたべたじゃ、気持ちわるいだろ?」

男「そうだな」

男「...あっ、そういや今日はあのガキンチョ共、突進してこねえな」

妹「あの子たちは、もう寝てるよ」

男「...そっか」

妹「寂しいの?」ニヤニヤ

男「そ、そんなんじゃねえよ」

母「あの子ら、今日はやけに遊んだらしくてな」

母「帰ってご飯たべたら、すぐに寝ちゃったんだ」
12 : ◆o/gbrcBHTQ [saga]:2014/08/26(火) 21:16:15.00 ID:6XXeMOr40
男「そうなのか」

男「今、誰起きてるんだ?」

妹「えっとね...次女と次男と三女かな」

男「ほう...三女どこ?」

妹「あっちにいるよ」

男「おっけー」スタスタ

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ーーーーー
ーーー
13 : ◆o/gbrcBHTQ [saga]:2014/08/26(火) 21:16:50.82 ID:6XXeMOr40
今日はここまで
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/26(火) 21:19:13.09 ID:iJkJjm6rO
おつ
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/26(火) 21:20:08.56 ID:9+ju+N8lO

女騎士さん、すっかり丸くなったな
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/27(水) 17:48:33.11 ID:GhbirOgnO
>>9
>>4
17 : ◆o/gbrcBHTQ [saga]:2014/08/27(水) 22:33:30.54 ID:my8QO2j50
男「...」

コンコン

「はーい」

男「三女ー、俺だ」

「えっ!?お、お兄ちゃん!?」

男「入るぞー」ガチャッ

三女「っ...」

男「ただいま、三女」

三女「お、おかえりなさい...お兄ちゃん」

男「今日も学校楽しかったか?」

三女「べ、別に...普通」

男「そっか」
18 : ◆o/gbrcBHTQ [saga]:2014/08/27(水) 22:42:00.76 ID:my8QO2j50
男「具合悪かったりしないか?」

三女「別に、お兄ちゃんに心配されなくても大丈夫だし」

男「おう、そうか」

三女「...」

男「...」

三女「よ、用事はそれだけ?」

男「あ、ああ」

三女「それなら...は、早く出てってよ」

男「おう...じゃあな」

三女「あっ...」

男「おやすみ、三女」

三女「お、おにっ...うん、おやすみなさい」

男「...」ガチャ

バタン

三女「....はぁぁ」

三女「お兄ちゃん...」ギュッ
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/27(水) 22:42:58.93 ID:GIcFiEeS0
血が濃すぎてヤバいんじゃないのか?この兄妹
20 : ◆o/gbrcBHTQ [saga]:2014/08/27(水) 23:12:07.48 ID:my8QO2j50
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ーーーーーーー
ーーーーー
ーー

男「(ふぅ...今日も元気に反抗期だな)」

男「(妹とか次女からは、三女に話しかけてあげてってお願いされてるけど)」

男「(俺、絶対嫌われてるよなぁ..まあ7歳も年離れてるし、父親みたいでムカつくからだと思うけど)」

男「(なんで俺に話しかけてあげてって言うんだろう)」

男「...う〜ん、分からん」

ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー


次男「へぇ...兄貴、明日そんな遠いとこ行くんだ」

男「そうなんだよ...本当に面倒だ」

次女「あ〜、私も連れてってくれないかなぁ〜」

男「ダメダメ、俺は任務で行くんだぞ」

男「ていうか、お前は学校だろ」

次女「めんどくさ〜」

男「面倒って...まあ、確かにそうかもしれんが」

母「ほら」コトッ

男「お、ありがとう」

男「いただきまーす」
21 : ◆o/gbrcBHTQ [saga]:2014/08/27(水) 23:24:21.78 ID:my8QO2j50
母「それで、何の話していたんだ?」

男「もぐもぐ...ふぁあ、あひふぁひゅるふへひ」

母「...口の中に食べ物を入れて喋らないの」

男「....っごく」

男「明日、クリュプテイ跡地の調査に行くんだ」

母「....えっ」

妹「お父さんの故郷だよ」

母「あ、ああ...知ってる」

母「よく、知ってるよ...」

男「20年前、犯罪国家クリュプテイは当時の王国軍によって壊滅された」

母「...」

男「そして、あそこは荒れ地に...もう、ほとんど人が住んでいないんだ」

男「元からいた住人も、みんなどっかの国に行っちまったからな」

次男「...zzZ」

次女「寝てるし」

男「...実はここ最近、クリュプテイ跡地に異変が起きているんだ」

母「っ...!」

母「ど、どんな異変なんだ?」
22 : ◆o/gbrcBHTQ [saga]:2014/08/27(水) 23:36:03.79 ID:my8QO2j50
男「情報によると、地震が頻発しているらしい」

男「それも、ここ最近になって急増しているそうだ」

男「場所はクリュプテイ跡地の南のほうで」

男「他の場所は、なんともないらしい」

母「そんなことが...」

男「ああ...だから、俺たち王国騎士団が調査に行くことになった」

男「まあ、大したことはないだろ...たまたまだよ、たまたま」

母「大丈夫なのか...本当に」

男「大丈夫だって、そんな心配すんなよ」

母「あ、ああ...そうだな」

次女「...zzZ」

次男「...zzZ」

男「...つうかこいつら、どんなとこで寝てんだよ」

妹「私、部屋に連れてくね」スタッ
23 : ◆o/gbrcBHTQ [saga]:2014/08/27(水) 23:43:32.59 ID:my8QO2j50
母「ああ、頼む」

妹「よいしょっと...ほら行くよ次男、次女」

次男「...ふぁ〜い」スタスタ

次女「...ふぁぁ」スタスタ

男「...」

母「クリュプテイ...か」

男「ん?」

母「いや、懐かしい言葉を聞いたものでな」

母「ちょっと、昔を思い出していたんだ」

男「父さんの故郷だもんな」

母「ああ」

男「そこの騎士たちは犯罪者しかいなかったのに、父さんだけまともだったんだろ?」

母「そうだな」

母「そして、クリュプテイ最強の男だったからな...王国にも名が知れ渡っていたらしい」
24 : ◆o/gbrcBHTQ [saga]:2014/08/27(水) 23:55:28.98 ID:my8QO2j50
男「俺も子どもころよく言われたな...」

男「父さんの息子だから、きっと将来すごいだろうってな」

母「ふふっ、ちゃんと期待に応えたじゃないか」

母「王国史上最年少で騎士団団長に就任、本当に母さんの誇りだよ」

男「まあ、そりゃな」

男「だって俺は...」

ガチャッ

母「っ!!」

男「おっ」

母「あ...ああっ!」パァァ





父「ただいま、お母さん...男」

男「おかえり、父さ...」

母「お父さああああああん!!!!」ガバッ

父「おっと!」ダキッ

母「お父さん!お父さん....♡」ギュウウウ

男「ふっ...」

男「(何が...すぐ私に抱き付くんだぞ、だ)」

男「(毎日すぐ抱き付くのは母さんのほうだろ)」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/28(木) 00:01:49.06 ID:Ol6n19Iu0
娘が血を受け継いでいたら大変だ……受け継いでいるけどさぁ
26 : ◆o/gbrcBHTQ [saga]:2014/08/28(木) 00:04:16.94 ID:koCnHldX0
母「えへへ...ちゅっ...ちゅっ...♡」

父「んっ...まったく、甘えん坊さんだなあ」

母「父、大好きぃ...♡」ギュウウ

父「俺、すげえ汗かいてるから...あんまり抱き付くとにおうぞ」

母「父のにおい好きだから大丈夫だ」

父「えへえ、そっかぁ」

母「うんっ」

父「ああ、母ぁ」ギュウ

母「すきすきぃ...♡」ギュウ

オレモハハノコトスキダヨ ワタシノホウガ♡ エヘヘ♡♡

男「....」

男「(...仲良いなぁ、ちょっと暑苦しいけど)」

ーーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーー
27 : ◆o/gbrcBHTQ [saga]:2014/08/28(木) 00:05:42.78 ID:koCnHldX0
今日はここまで

なんか母親が目立ってますが、前作のヒロインなので許してください
28 : ◆o/gbrcBHTQ [saga]:2014/08/28(木) 07:02:21.25 ID:koCnHldX0
母「...♡」スリスリ

父「男、明日のことだけど...」

男「ああ、分かってるよ」

母「父、あーん」スッ

父「あーん」パクッ

母「おいしいか?」

父「うめえ」

母「それは良かった」ギュッ

母「父...♡」スリスリ

父「まあ、がんばれよ」

男「まったく、他人ごとみてえに」

男「俺に行けって言ったの、父さんのくせによ」

父「俺たち第一部隊騎士団は忙しいんだよ」

男「面倒くせえだけだろ」

父「...心配しなくても、大丈夫さ」

父「お前は、俺とお母さんの息子だからな」
29 : ◆o/gbrcBHTQ [saga]:2014/08/28(木) 07:13:14.49 ID:koCnHldX0
母「そうだぞ、男は私とお父さんの息子だから大丈夫だ」

男「(話そらすなよ)」

ーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーー


母「今日もお疲れ、お父さん」

父「ああ」

母「男、クリュプテイに行くんだってな」

母「それも、クリュプテイ南部...本当に父の故郷だな」

父「...そうだな」

母「...」

父「あいつなら大丈夫だ」ダキッ

母「えっ...」

父「あいつは努力を怠らない、優秀なやつだからな」

父「まったく、誰に似たのやら」

母「父...」

母「...そうだな」
30 : ◆o/gbrcBHTQ [saga]:2014/08/28(木) 07:22:06.78 ID:koCnHldX0
父「かなり不安みたいだな」ナデナデ

母「...ああ」

母「私と父が出会った年齢で、出会った場所に行くなんて」

母「何かが起こりそうな、そんな胸騒ぎがするんだ」

父「母...」

母「まあ、そんな気がするだけだがな」

父「ふっ...出会った、か」

父「もう、20年たつんだな...俺と母が出会ってから」

父「あのときは、まだ母は騎士だったな」

母「ああ、それに私たちは敵同士だったしな」クスッ

父「出会った頃なんて、こうして結婚して子どももできるなんて」

父「夢にも思わなかったよ」

母「...そうだな」

父「...何か起こるかもしれんな」

母「えっ...」
31 : ◆o/gbrcBHTQ [saga]:2014/08/28(木) 07:34:48.94 ID:koCnHldX0
父「いや、母の何か起こるかも...っていうの」

父「ちょっと分かる気がするって思ってな」

母「...やっぱり、そうだよな」

父「俺も一緒に行ってやりたいんだが、本当に仕事が立て込んでてな」

父「第一部隊団長は大変だよ」

母「そっか...でも」

父「ん?」

母「私、もし男の身に何かあったら」ギュッ

母「それが心配で、心配で...」

父「...信じよう」

父「あいつももう大人だ、それに第三部隊団長なんて任されてるんだぞ」

父「親としてできることは、信じてやることだ」

母「父...うん、そうだな」
32 : ◆o/gbrcBHTQ [saga]:2014/08/28(木) 07:43:31.83 ID:koCnHldX0
母「私の愛する人の息子だからな...信じるよ」

父「うん、それがいい」ギュウウ

母「...えへへ」ギュウウ

父「...それでな、母」

母「ん、どうし..きゃっ!」ガバッ

父「子どもたちも寝たことだしさ」

母「あっ....」ドキドキ

父「今日も、しよっか」

母「...うん♡」

母「私、すごいドキドキしてる」

父「よかった、まだ俺でドキドキしてくれるんだ」

母「あ、当たり前だ...私は、一生」

母「父に、恋しているんだからな」

父「っ...今の、やばかった」

母「...///」

父「...母」スッ

母「あっ、父...♡」

ーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー
33 : ◆o/gbrcBHTQ [saga]:2014/08/28(木) 07:44:09.90 ID:koCnHldX0
一旦ここまで
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/28(木) 08:04:32.45 ID:7Fo6Vj8eO
おつ
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/29(金) 14:37:08.63 ID:k5/DhLwpO
依頼出てるけど、トリばれか?
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/29(金) 17:46:58.54 ID:SzQKLF+to
マダー?
37 : ◆o/gbrcBHTQ [sage]:2014/08/29(金) 20:13:49.68 ID:anUcrYSs0
今度から違う場所でSS書くことにしたのでこのSSは中断します
続きはそこで書きますが、名前が変わるので一旦設定はリセットして書き直します
このSSは女騎士の後日談ということにしといてください
それでは、さようなら
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/29(金) 20:56:52.60 ID:O2RPwxHAo
>>37
これって>>1じゃないよな
sagaがsageになってるし
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