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【TS】平成ライダー【時々安価とコンマ】 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 14:46:22.12 ID:E22MPTTc0
仮面ライダーのTS小ネタSSや滅多に更新されないシリーズものが投下されるスレ。
TSが苦手な方はご注意ください。

リクエストは随時受付中です。しかし内容によってはお応えできません。
たまに安価やコンマでも遊びます。


これまでのオールライダー女体化計画

アンク「オエージ!……女!?」
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1385/13852/1385255930.html

フィリップ「翔太郎、太ったんじゃないかい?」
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1385/13859/1385912339.html

紅渡「僕がクイーンだ!」
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1386/13863/1386347591.html

啓太郎「やっぱりファイズはたくちゃんじゃないと!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1386505394/

秋山蓮「城戸が鏡に話しかけていた?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1386858489/

五代雄介「この仮面を被って、と」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387023973/

加賀美「天道が女の子だったら」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387195687/

明日夢「響鬼さんが女の人に!?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387376714/

津上翔一「俺、女の子になっちゃうみたい……」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387716846/

【仮面ライダー】クリスマスプレゼント【TS】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387897255/

良太郎「時間の改変の影響で女の子になっちゃった……」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1388293223/

始「誰だその女は」橘「剣崎だ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1388329252/

【TS】門矢士「学園恋愛ゲームの世界か」パート6【安価・コンマ】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1394352372/

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1409463971
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part6 @ 2024/03/16(土) 18:36:44.10 ID:H9jwDXet0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1710581803/

昔、スリに間違えられた @ 2024/03/16(土) 17:01:20.79 ID:TU1bmFpu0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1710576080/

さくらみこ「インターネッツのディストピアで」星街すいせい「ウィキペディアね」 @ 2024/03/16(土) 15:57:39.74 ID:7uCG76pMo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1710572259/

今日は月が……❤ @ 2024/03/14(木) 18:25:34.96 ID:FFqOb4Jf0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1710408334/

どうも、僕は「げじまゆ」をヤリ捨てた好色一代男うーきちと言います!114514!! @ 2024/03/14(木) 01:23:38.34 ID:ElVKCO5V0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1710347017/

アサギ・とがめ・新生活! @ 2024/03/13(水) 21:44:42.36 ID:wQLQUVs10
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1710333881/

そろそろ春だねー! @ 2024/03/12(火) 21:53:17.79 ID:BH6nSGCdo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1710247997/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part5 @ 2024/03/12(火) 16:37:46.33 ID:kMZQc8+v0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1710229065/

2 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 14:48:08.07 ID:E22MPTTc0
とりあえず今日は夏祭りネタをやろうかなーと思ってます。
久々の安価とコンマですね!

以前の反応を見るに、既存のキャラ同士の掛け合いがいいのかなーと思ったので、
どのキャラで遊ぶか決めたいと思います。
3 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 14:52:01.47 ID:E22MPTTc0
どうやって決めようかなーと悩むのもいいんですが、
悩んでばかりいると時間がややもったいないので安価でさくっと決めましょう。


↓TSするライダーを決めてください
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 14:54:26.61 ID:D9vMOlOeO
G3-X
5 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 14:59:45.40 ID:E22MPTTc0
>>4
氷川さん!

↓氷川さんとデートする人
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 15:01:49.75 ID:D9vMOlOeO
津上
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 15:01:57.53 ID:RG2ajygKO
8 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 15:03:15.26 ID:E22MPTTc0
>>6
翔一君ですね!
それとも翔一ちゃんにしますか?
ちなみに安価とコンマは二回連続まででお願いします。

↓男or女
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 15:08:43.07 ID:KCdHfC3eO
10 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 15:12:37.96 ID:E22MPTTc0
>>9
男……だと……!?
このスレで百合展開にならないって久々な気がする。

それじゃあお互いの関係を判定しましょう!
1に近い程ただの友達、あるいは仲間。
0に近い程恋愛感情。

直後判定
十の位 翔一→氷川
一の位 氷川→翔一
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 15:16:18.37 ID:3bMVGx6hO
やいっ!
12 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 15:19:53.61 ID:E22MPTTc0
>>11
翔一→氷川 3 これはただの友達ですね……
氷川→翔一 7 意識してる感じ?

次に、プレイヤーを決めましょう。

↓氷川さんor翔一君
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 15:22:02.79 ID:3bMVGx6hO
氷川さんで
14 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 15:25:09.15 ID:E22MPTTc0
>>13
了解です!

それじゃあ始めましょうか。
最初に、そもそも二人が夏祭りに行くことになった理由をコンマで決めましょう。


直後判定
1-4 偶然
5-8 誘った
90 誘われた
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/08/31(日) 15:27:49.01 ID:3bMVGx6hO
ほいっ! って思ったが俺2回連続だな
16 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 15:32:41.40 ID:E22MPTTc0
>>15
ですね。
他の方を待ちましょう。
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 15:37:25.75 ID:qhD8R6+r0
こんま?
18 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 15:42:27.68 ID:E22MPTTc0
>>17 5
よって自分で誘ったんですね!
頑張れ氷川さん!


――美杉家

ピンポーン

津上「はーい」ガチャ

氷川「こんにちは、津上さん」

津上「氷川さん、どうも。先生に用事ですか?
   とりあえず、上がっていってくださいよ」

氷川「ああ、いえ、その、今日はあなたに用事があるんです」

津上「俺ですか?」

氷川「ええ。その、な、夏祭りに行きませんか?」

津上「夏祭りですか! いいですね、楽しそうで!」

氷川(よしっ!)グッ

津上「どうしたんです、握り拳なんて作っちゃって」

氷川「いえ、何でもありません! さあ、行きましょう!」


直後判定 氷川さんは浴衣かどうか
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 15:43:37.93 ID:VBpL+paDO
ほーい
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 15:43:51.12 ID:3bMVGx6hO
テレーン
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 15:44:12.26 ID:VBpL+paDO
あ、コンマと間違えた。すまん。

安価は浴衣で。
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/08/31(日) 15:45:31.88 ID:3bMVGx6hO
コンマで合ってると思うぜ!
23 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 15:53:47.30 ID:E22MPTTc0
>>19 3 ゆ、浴衣じゃない……だと……

津上「私服の氷川さんって何だか珍しいですね」

氷川「そうでしょうか」

津上「はい!」

氷川「確かに、あなたとは仕事中に会うことが多かったので、
   制服姿の方が見慣れているかもしれませんね」

津上「新鮮な気持ちになりますよね、こういうの!
   俺はいつも通りだから、氷川さんは違うかもしれませんけど」

氷川「そうでしたが、改めて私服だと指摘されると、少し新鮮な気分ですよ」

津上「お祭りはもう始まってるんですか?」

氷川「ええ。ですから、早く行きましょう」

津上「そうですね。楽しみだなあ」
24 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 15:57:40.91 ID:E22MPTTc0
――夏祭り

ワイワイガヤガヤ

翔一「活気に溢れてますね」

氷川「そうですね。人が多いので、はぐれないようにしましょう」

翔一「あ、だったら、手とか繋ぎますか?」

氷川「えっ!?」ビクッ

翔一「だってはぐれると大変ですよ?」

氷川「そ……そうですね! では――」

翔一「なーんちゃって! 氷川さんなら大丈夫ですよね!
   むしろ俺が気を付けないと」ニコニコ

氷川「そ……そうですね……」ガクッ

氷川(まずい……この流れでは私から「手を繋ぎましょう」と言い出すのは不自然だ。
   この状況を打開するには、どうすれば……)


直後判定
1-4 救いの手はなかった……
5-8 カップル発見
90 ミラクル発生
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 15:59:34.25 ID:3bMVGx6hO
み、ミラクルワールドぉ?
26 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 16:05:29.56 ID:E22MPTTc0
>>25 5 綺麗な浅倉……

氷川(どうすれば……ハッ!)

津上「おいしそうな匂いだな〜」クンクン

氷川(あんなところにカップルらしき二人組が!
   しかも手を繋いでいるなんて!)

津上「リンゴ飴かあ、懐かしいなあ。
   姉さんに買ってもらったっけ……」

氷川(どうにか彼らを使って、津上さんを誘導することが出来れば……!)


直後判定 そのカップルとは?
1 モブ
2-5 なんちゃって兄弟オチ
6-9 リア充爆発しろ
0 勝 利 確 定
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 16:05:42.60 ID:KCdHfC3eO
ほうもあ
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 16:06:22.41 ID:3bMVGx6hO
勝ったッ!第三部完ッ!
29 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 16:09:59.79 ID:E22MPTTc0
>>27 0 なん……だと……!?

氷川(彼らに接触すれば、津上さんと手を繋げるかもしれない!)

氷川「津上さん!」

津上「はい?」

氷川「あっちも見てみましょう!」

津上「そうですね。見るところがいろいろあって面白いなあ」


↓ そのカップルとは?(さすがに百合ホモは駄目ですよ!)
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 16:12:08.55 ID:3bMVGx6hO
晴人と仁藤
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 16:12:56.39 ID:3bMVGx6hO
訂正 TS晴人と仁藤
32 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 16:20:13.77 ID:E22MPTTc0
>>31
魔法使いキター!


仁藤「おお! あっちもうまそうだぜー!」グイグイ

晴人「んもー、さっきから食べては走り、走っては食べ……」

仁藤「完全制覇が目標だからな! あっ! 晴人、ドーナツ売ってる!」

晴人「買おう」グイグイ

仁藤「待てよ! 先にこっちの肉! 肉食うから!」グイグイ

晴人「ドーナツ!」グイグイ

仁藤「肉!」グイグイ

氷川(あの二人、手を繋いでいなければとっくにはぐれているはず……
   そのことを津上さんに理解させれば、勝機はある!)

津上「あっ、かき氷だ! いいですね、涼しげで」

氷川「津上さん、あっちのクレープはどうですか」

津上「おいしそうですね! もっと近くで見てみます?」

氷川「ええ」

氷川(よし、これであの二人の近くを通って――)
33 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 16:33:02.89 ID:E22MPTTc0
仁藤「だーかーら、俺は肉がいいんだって!」グイグイ

晴人「一回くらい私の好きなものを優先させて!」グイグイ

津上「ちょっとちょっと、駄目じゃない」

氷川「!?」

仁藤「え?」

晴人「あの……誰?」

津上「俺は津上翔一です。どうぞよろしく」

晴人「ああ、はあ……?」

津上「そんな風に引っ張り合いしてると、危ないよ。
   人にぶつかっちゃうでしょ」

仁藤「まあ、ぶつかってなかったんだし、いいってことに」

津上「なりません」

仁藤「はい……」

津上「それに、女の子のお願いは聞いてあげないと。
   こんなに可愛い子、皆ほっとかないと思うよ」

仁藤「分かった。じゃあ、ドーナツが先な」

晴人「あ、うん……」

津上「それじゃあ氷川さん、行きましょうか!」

氷川「ええ……」

氷川(……しまった! すっかり誘導するのを忘れていた……)

津上「はい」スッ

氷川「え?」

津上「やっぱり、はぐれるといけませんから」ニコッ

氷川「……はい!」ギュッ


直後判定 その後の仁藤と晴人
1ほど微妙
0ほどいちゃいちゃ
34 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 16:33:46.48 ID:E22MPTTc0
仁藤「だーかーら、俺は肉がいいんだって!」グイグイ

晴人「一回くらい私の好きなものを優先させて!」グイグイ

津上「ちょっとちょっと、駄目じゃない」

氷川「!?」

仁藤「え?」

晴人「あの……誰?」

津上「俺は津上翔一です。どうぞよろしく」

晴人「ああ、はあ……?」

津上「そんな風に引っ張り合いしてると、危ないよ。
   人にぶつかっちゃうでしょ」

仁藤「まあ、ぶつかってなかったんだし、いいってことに」

津上「なりません」

仁藤「はい……」

津上「それに、女の子のお願いは聞いてあげないと。
   こんなに可愛い子、皆ほっとかないと思うよ」

仁藤「分かった。じゃあ、ドーナツが先な」

晴人「あ、うん……」

津上「それじゃあ氷川さん、行きましょうか!」

氷川「ええ……」

氷川(……しまった! すっかり誘導するのを忘れていた……)

津上「はい」スッ

氷川「え?」

津上「やっぱり、はぐれるといけませんから」ニコッ

氷川「……はい!」ギュッ


直後判定 その後の仁藤と晴人
1ほど微妙
0ほどいちゃいちゃ
90だとちょっとした……
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 16:34:01.71 ID:3bMVGx6hO
たのんます!
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 16:34:16.94 ID:4E08rOLAO
ショータイム!
37 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 16:35:01.22 ID:E22MPTTc0
あっミスってた
38 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 16:35:44.36 ID:E22MPTTc0
……もう一回判定しますか?
39 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 16:44:35.51 ID:E22MPTTc0
このままいっちゃいましょうか!
40 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 16:49:35.25 ID:E22MPTTc0
>>35 1


晴人「……」ボー

仁藤「晴人、ドーナツ買ったぜ?」

晴人「あ、うん」ボンヤリ

仁藤「……晴人?」ツンツン

晴人「な、何っ!?」ビクッ

仁藤「何かお前、変じゃね?」

晴人「そ、そんなことないんじゃない?」

仁藤「何で目を逸らすんだよ」ジィー

晴人「……」

仁藤「……さっきの、津上だっけ?
   気になるのか?」

晴人「別に……」

仁藤「……」

晴人(可愛いとか……仁藤は滅多に言ってくれないし……
   ちょっとくらい気になってもしょうがないって言うか)

仁藤「……気になるんだな」

晴人「違うってば」


ちょっとギスギス。
この後どうなるかは知らん。
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 16:51:26.74 ID:3bMVGx6hO
俺が情けないばかりに……
42 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 16:57:05.86 ID:E22MPTTc0
津上「こうやって手を繋いでると……」

氷川「何ですか?」

氷川(まさか、恋人みたい……とでも言うんですか、津上さん!)ドキドキ

津上「姉さんを思い出すんですよね〜」

氷川「」

津上「弟の俺が言うのもなんですけど、姉さんは美人だし、
   手を繋いで歩いてると、何だか誇らしかったんです」

氷川「そ、そうですか……」

氷川(さすが津上さん、一筋縄ではいかない……)


直後判定 氷川さんと手を繋ぐのは……
1-4 特に何とも
5-8 楽しい
90 ちょっとドキドキ
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 17:06:34.15 ID:ius7XAivO
44 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 17:10:46.14 ID:E22MPTTc0
>>43 5 楽しい! 嬉しい! 大好き! ……何か順番が違うような?


津上「氷川さんと手を繋ぐのも好きですよ、俺」

氷川「本当ですか!」

津上「はい!」

氷川(これは……とうとう私の時代が……!)

津上「何だか楽しいですから」

氷川「……はい?」

津上「ワクワクして、楽しくなりません?」

氷川「……まあ、楽しくないかどうかと聞かれれば、楽しいですね……?」

津上「ね!」

氷川(これは喜んでいいのか、それとも意識されていないのか……?)
45 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 17:15:44.41 ID:E22MPTTc0
津上「氷川さん、どれにします?」

氷川「何をですか?」キョトン

津上「何って……やだなあ、クレープですよ!
   クレープが食べたくてこっちに来たんじゃないですか」

氷川「あ、そうでしたね……」

氷川(改めて見るといろいろ種類があっておいしそうだな……)

津上「どれもおいしそうだな〜。どれにしようかなあ」


直後判定
1-4 普通に購入
5-9 カップル発見
0 第二の勝 利 確 定
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 17:17:58.52 ID:ius7XAivO
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 17:18:19.00 ID:3bMVGx6hO
48 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 17:23:14.87 ID:E22MPTTc0
>>46 2 半分こなんてなかった……


津上「……じゃあ俺はこれで!」

氷川「私はこっちでお願いします」

店員「はい! 少々お待ちください」

津上「こうやって見てると、自分でも作りたくなっちゃいますよね!」

氷川「津上さんの作るクレープですか……おいしそうですね」

津上「今度、すっごいおいしいのをご馳走しますね!」

氷川「ありがとうございます」

店員「お待たせしましたー」

津上「わあ、おいしそうだなあ」

氷川「ええ、本当に。屋台で買うと一層美味しく感じますね」

津上「そうなんですよね。不思議だなあ」
49 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 17:26:56.70 ID:E22MPTTc0
津上「……ごちそうさまでした!」

氷川「ごちそうさまでした。甘くておいしかったですね」

津上「野菜のクレープとか、おいしそうじゃないですか?」

氷川「そ……そうですか……?」

氷川(相変わらずよく分からないところのある人だ……)

津上「あ、あっちに金魚すくいがありますよ!」

氷川「射的もありますね」

津上「何か遊んでみましょうよ!」

氷川「ええ、やるからには思いっきりいきましょう!」


直後判定
1-4 普通に遊ぶ
5-9 カップル発見
0 いいことあるかも
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 17:30:07.98 ID:BT/yALHjO
うい
51 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 17:34:25.46 ID:E22MPTTc0
>>50 8 カップルキター!


氷川(あの屋台、カップルがいる……
   甘い雰囲気に触発されて、津上さんが私を意識する可能性に賭けてみよう)

氷川「津上さん、あっちへ行きましょう」

津上「いいですね!」ニコッ


直後判定 そのカップルとは?
1 モブ
2-5 兄弟
6-9 リア充
0 いいことある
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 17:36:32.13 ID:ius7XAivO
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 17:37:13.22 ID:dbEKzCFAO
新スレ乙!
54 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 17:44:03.85 ID:E22MPTTc0
>>52 3
わーい兄弟だ!


氷川(恋人……なのか? 何だか自信がなくなってきた)

津上「氷川さん、行かないんですか?」

氷川「いえ、行きます」


↓ どの兄弟?
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 17:51:06.71 ID:uOMjd2nyO
地獄
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 17:52:04.89 ID:3bMVGx6hO
ミッチ♀と兄さん
57 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 18:00:41.58 ID:E22MPTTc0
>>55
地獄兄弟は……ちょっと違うかな?

>>56
というわけでミッチと兄さん
地獄兄弟もちょっとだけ……


影山「兄貴、全然捕まえられなかったね……」

矢車「どうせ俺なんか……」ハァ

氷川(暗い二人組だな……)

津上「わあ、金魚がかわいいですね」

氷川「そうですね。水の中を自由に泳ぎ回って、綺麗です」

氷川(さて、あそこのカップルは……)

貴虎「光実、本当に金魚が飼いたいのか?
   値段のことなら気にせず、もっと美しい熱帯魚を飼っても構わないが」

光実「ううん、いいの。だって、金魚なら今日の思い出になるでしょう」

貴虎「そうだな……よし、俺に任せておけ」

光実「頑張って、兄さん」

氷川(兄さん……だと……!?)


直後判定
1ほど普通の兄弟
9ほど……
0だと完全に……
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 18:03:15.36 ID:3bMVGx6hO
59 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 18:19:18.97 ID:E22MPTTc0
>>58 6 ぐふふ……


氷川(当てが外れたかな……)

貴虎「ハッ! フッ!」シュパッ

光実「すごい……」

氷川(しかも無駄に上手い。全ての金魚を捕まえる気なのか……?)

津上「すごいですねー!」パチパチ

貴虎「!」ポチャ

津上「あー、逃がしちゃった」

貴虎「すまないが、集中させてもらえないか」

津上「すみません、あんまりすごかったから、つい」

光実「すごいね、兄さん」

貴虎「お前もやってみるか?」

光実「でも、浴衣が濡れるから」

貴虎「洗えばいい話だ」

光実「でも……せっかく兄さんが褒めてくれた浴衣なんだから、汚したくないよ」

貴虎「俺が褒めたのは浴衣ではない。それを着たお前だ」

光実「に、兄さん……こんな場所でそういうこと言わないで」

貴虎「事実を言っただけだろう。照れることはない」


直後判定 氷川さんは気付くか気付かないか
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 18:20:59.91 ID:BT/yALHjO
ふむ
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 18:25:24.28 ID:3bMVGx6hO
氷川さん……ww
62 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 18:29:35.31 ID:E22MPTTc0
>>60 1 鈍いよお……


氷川「仲の良いご兄妹ですね」

津上「羨ましいなあ。最初、恋人同士かと思っちゃいましたよ」

光実「えっ……」

貴虎「そんなはずないだろう。我々はれっきとした兄妹だ」

津上「やだなあ、冗談ですよ!」

貴虎「……ならいいが。光実、行くぞ」

光実「うん」ギュ

氷川「手を繋いで去って行くとは、本当に仲のいい兄妹でしたね。
   妹さんくらいの年頃なら、恥ずかしがって兄を避けそうなものですが」

津上「世の中にはいろんな兄弟がいるんですね」

氷川「ええ」

店員「お客さん? やらないんですか?」

氷川「あ、はい、やります。お代は……」

店員「一回百円ですよ」

氷川「では、お願いします」チャリン


直後判定 その後の兄妹は……
1ほど普通
9ほど……
0だとぐふふ
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 18:34:37.25 ID:3bMVGx6hO
64 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 18:38:12.38 ID:E22MPTTc0
>>63 5 ……5!? これはどう料理すればいいのか……
皆さんはどっちがいいですか?
仲良し兄妹か、それとも……ぐふふ


↓ こういう時の安価ですよね そろそろ夕飯なので行ってきます。10時くらいに戻ってきますね!
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 18:41:28.65 ID:3bMVGx6hO
俺はぐふふ派だけど他の人の好みはどうなんだろう
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 18:44:09.52 ID:BT/yALHjO
妹で
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 19:35:43.73 ID:V+DzhvpUo
ぐふふだな
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 19:51:36.15 ID:dbEKzCFAO
妹だけテンションMAXで空回るのがよいのです
69 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 21:51:32.09 ID:E22MPTTc0
ただいマリカー。
ぐふふ派二人、兄妹派一人、中間一人ですかね?
安価的にもぐふふなので、ぐふふでいきましょう。

いまさらですがこのスレは百合ホモノーマルなんでもありの無法地帯で、
果てには兄妹でぐふふとか異類婚姻譚みたいな話とかも平気で飛び出します。
気を付けてね!
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 21:58:01.03 ID:gUF4SKFiO
空気を読まず別カップル乱入
71 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 22:04:13.84 ID:E22MPTTc0
光実「……」

貴虎「……光実、疲れたのか?」

光実「え? ううん、大丈夫」

貴虎「ぼうっとしていたようだが、どうかしたか」

光実「……手が、気になって」

貴虎「はぐれるといけないだろう」

光実「うん……」

貴虎「それとも、お前くらいの年頃だとやはり恥じらいがあるのか」

光実「……それも少しあるんだけど」

貴虎(あるのか……)

光実「私たちって、周りからどう見えてるのかなって思って」

貴虎「兄妹に決まっているだろう」

光実「でも、さっきの人は……恋人かと思ったって言ってたよね」

貴虎「……光実、やめなさい。
   あれはきっとふざけて言っただけだ」

光実「けど、私は……少し、嬉しかった」

貴虎「……光実!」

光実「ご、ごめんなさい。私、人混みに酔ったのかな」

貴虎「ああ、きっとそうだ。今日はもう帰るぞ」

光実「うん」

貴虎「……」


直後判定 兄さんの理性ゲージ
1 鋼の精神 ダメージ0
2-4 ダメージはあるも耐える
5-8 ちょっと耐えられなかった
90 理性なんてなかった
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 22:04:59.91 ID:8uwFpT+lO
なかった
73 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 22:07:46.38 ID:E22MPTTc0
>>72 1 さすが呉島主任だ!


――車内

貴虎「シートベルトは締めたか?」

光実「うん」

貴虎「よし」

シーン

光実(……変なことを言ったからかな。兄さん、全然喋ってくれない)

貴虎(光実があんなことを言うとは……恋愛に興味の出る年頃だからか?)


すれ違う呉島兄妹であった。
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 22:08:03.80 ID:AVxe6imNO
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/08/31(日) 22:09:19.93 ID:AVxe6imNO
リロードし忘れってイヤねー
76 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 22:12:20.30 ID:E22MPTTc0
津上「にしてもすごいですね氷川さん。
   一匹も捕まえずに網を十枚も破いちゃうなんて!」

氷川「何ですか、あんなものインチキですよ!
   水につけただけで破れるように作ってあるんです!」

津上「俺は何匹か捕まえましたけど」

氷川「くっ……金魚がすくえるからって、何の得にもならないでしょう!」

津上「可愛いじゃないですか、金魚。それに楽しいですよ」

氷川「ぐぬぬ……」

津上「そろそろ花火ですね」

氷川「ええ……」

津上「ここだと人が多いし、屋台の光で見づらそうだなあ……」

氷川「そうですね。こういう時は穴場を探すのが一番ですが……
   残念ながら私はあまり詳しくないので……」

津上「俺もなんですよ」

氷川(詰んだ……)


直後判定
1-4 人混みの中で我慢
5-9 カップル発見
0 勝利確定!
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 22:17:22.07 ID:AVxe6imNO
78 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 22:20:14.06 ID:E22MPTTc0
>>77 7 カップル!


氷川「仕方ないですね……」

津上「残念だなあ」

氷川「……ん?」

氷川(あそこのカップル、どこへ行くんだ……?
   もしや、穴場を知っているとか?)

氷川(少し様子を見よう……)


直後判定
1 モブ
2-5 兄弟!
6-9 カップル!
0 王手!
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 22:24:17.16 ID:hoYk48I0O
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 22:24:40.63 ID:AVxe6imNO
81 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 22:30:03.36 ID:E22MPTTc0
>>79 6


氷川「……」ジー

津上「何見てるんですか、氷川さん?」

氷川「あの人たち、どこへ行くと思います?」

津上「え? うーん、どこだろう」

氷川「穴場を知っているとは思いませんか」

津上「あ! そうですね、かもしれませんね!」

氷川「少し様子を見てみましょう」

津上「はい。うわー、スパイみたいで興奮しますね」

氷川「くれぐれも大声は出さないでくださいね!」

津上「はい!」

氷川(大丈夫だろうか……)


↓ そのカップルとは?
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 22:31:51.32 ID:8uwFpT+lO
女番長げんちゃんとけんご
83 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 22:41:20.69 ID:E22MPTTc0
>>82 青春ですなあ


弦太朗「こっちこっち!」

賢吾「待て、如月、引っ張るな!」

津上「二人とも若いですね……」ヒソヒソ

氷川「ええ……若いですね」ヒソヒソ


直後判定 二人の関係は?
1-3 ただの友達
4-6 気になる友達
7-9 特別な友達
0 爆発
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 22:43:57.21 ID:AVxe6imNO
俺は戦う!
85 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 22:51:38.29 ID:E22MPTTc0
>>84 1 圧倒的友情ッ!


――見晴らしのいい場所

弦太朗「どうだ、賢吾! ここからなら綺麗に見えるだろ」

賢吾「はあ……はあ……だからって、急ぎすぎだ……」ゼエゼエ

弦太朗「大丈夫か?」サスリサスリ

賢吾「ああ……もう落ち着いた」

弦太朗「ユウキたちにも見せてやりたかったなあ」

賢吾「全員揃って夏風邪を引くとは思わなかったな」

ガサガサ

弦太朗「誰だ!?」

津上「えっと、すみません。見晴らしのいい場所を探してて」

氷川「お邪魔してすみません……」

氷川(びっくりした……)

賢吾「……そういうことなら、ここで一緒に見たらどうでしょう」

津上「いいの? ありがとう!」ニコッ

弦太朗「あんまり人が多くなると困るけど、二人だけなら平気だからな。
    むしろ賑やかになっていいくらいだぜ!」

津上「そうだよね、賑やかなのっていいよね〜」

弦太朗「おう!」

賢吾「俺は静かな方が好きだけどな」

弦太朗「そう言うなって、賢吾〜」

氷川(見晴らしのいい場所には来れたが……二人きりになれなかったな)
86 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 22:55:38.85 ID:E22MPTTc0
弦太朗「あっ! 上がったぜ!」

津上「どこどこ?」

賢吾「あっちの方角ですよ」

ドーン

氷川「綺麗ですね……」

弦太朗「た〜まや〜〜〜!」

津上「あはは、いいね。俺も……たーまやーー!」

賢吾「……静かに眺めるってことが出来ないのか?
   まあ、こういうのも悪くはないか……」

氷川「本当に、綺麗だ……」


直後判定 今日一日で、翔一君は……
1-4 全く変化なし
5-9 ちょっとは変わった?
0 まさかの逆転大勝利
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 22:58:15.46 ID:dbEKzCFAO
時間を進めてやろう
88 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 23:02:57.14 ID:E22MPTTc0
>>87 6 ちょっとだけ進展した……?


氷川「綺麗ですね……」

津上「そうですね。でも、氷川さんの方が綺麗ですよ」

氷川「えっ」ドキッ

津上「なんちゃって! 人と花火の綺麗さは比べられませんよね〜」

氷川(ぬか喜びしてしまった……)ガクッ

ヒュルルル…

津上「でも、氷川さんが綺麗なのは本当ですよ」

ドーン!

氷川(花火の音で聞こえなかった……)

氷川「あの、今……」

津上「あ、これが最後の花火みたいですよ! ほら!」

氷川「わあ、大きいですね!」

津上「た〜まや〜〜〜!」

氷川(……今日は、いい思い出になった、かな?)


おしまい
89 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 23:04:23.36 ID:E22MPTTc0
個人的には貴虎兄さんとミッチのぐふふを書きたかったけど、
コンマ神のご意思は絶対ですからね……

やっぱり安価とコンマは楽しいですね!
まだ何かしましょうか。
それともこれでお開きにしましょうか。
ちなみに>>1はめちゃくちゃ元気です。
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 23:09:06.16 ID:gUF4SKFiO
レモン♀追悼式
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 23:11:04.93 ID:AVxe6imNO
俺もめちゃくちゃ元気だぜ!

この前までの士の恋愛コンマ辿り直してたけど、2週目入るとこがやっぱやばい。なんかすごい。えええええなんだこれええええってなる。
92 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 23:23:59.87 ID:E22MPTTc0
>>90
生きてても驚かない。
戒斗ちゃん(インベス?オバロ?)のパンチでも生きてるっておかしい。
そんなプロフェッサーが……好きです……

>>91
そういう感想をいただけると嬉しいですね……ぐふふ。
93 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 23:28:43.55 ID:E22MPTTc0
パロディものとかどう思います?
映画とか見てると、
>>1「このキャラを○○に置き換えたら……イイ!」
ってことがよくあります。

ツグミの髭の王様のお姫様をミッチにしたら……うっ ふう……
とか。
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 23:32:28.29 ID:gUF4SKFiO
たっくんを別世界の誰かと交換したらたっくんも555世界の皆も少なからず幸せになれたんじゃないかなぁと考えることはあります
95 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 23:38:02.16 ID:E22MPTTc0
>>94
ああ……
むしろ草加を ん? 誰だこんな夜中に……
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 23:41:39.76 ID:dbEKzCFAO
お祭りもうちょっと見たいな…
ちょっとだけ…
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 23:42:45.30 ID:AVxe6imNO
あっゴルドスマッシュがっ
98 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 23:45:57.73 ID:E22MPTTc0
>>96
しょうがないにゃあ。

↓ 見たいカップルor兄弟
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 23:47:07.50 ID:AVxe6imNO
あの世界観じゃなくて普通の学園モノの世界観でもやしを主人公に据えて誰かを攻略するのもいいな。連投すまぬ
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 23:48:34.64 ID:gUF4SKFiO
はっきりと申し上げますとたっくん♀か草加がTSライダーの世界にワープしたSSをちょこっとでいいんで見たいっす先輩!!(滅茶苦茶)
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 23:50:55.73 ID:AVxe6imNO
何度も割り込みすまない。安価なら晴人♀と仁藤
102 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 23:51:36.08 ID:E22MPTTc0
>>99
士ちゃんは攻略しないんです……?

>>100
more具体性!
TSライダーの世界とは、555世界がTSされてるってことでしょうか。
それともTSライダーたちが平和に暮らす世界?
103 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/08/31(日) 23:54:52.43 ID:E22MPTTc0
>>101
魔法使いキター!
復縁できるんでしょうかね……
ちなみに、そろそろ日付が変わりますね。
つまり、深夜ですね。
つまり

(日記はここで途切れている……)


直後判定 二人の間の空気は……
1 サバト待ったなし
2-4 微妙なまま
5-7 ちょっとマシに
89 それなり
0 ファッ!?
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 23:55:57.98 ID:YTq2dgceo
とぉ
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/31(日) 23:59:28.30 ID:gUF4SKFiO
>>102
後者! と思ったけど前者ァァアアアア……グフッ
106 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/01(月) 00:04:36.70 ID:/m5YNJBO0
>>104 8 関係修復力やばい……(いい意味で)


晴人「そろそろ花火だって」

仁藤「ふぇ? まひへ?」モグモグ

晴人「マジで。ねえ、そんなにたくさん食べて苦しくならないの?」

仁藤「むぐ……全然! むしろ食い足りねえなあ。
   屋台の食いもんって量が少なくねえ?」

晴人「いや、ちょうどいいくらいだと思うけど……」

仁藤「まあお前はドーナツ以外ほとんど何も食ってないもんな」

晴人「そうだね」

仁藤「ドーナツといえば」

晴人「何?」

仁藤「気にしてたよなあ、ドーナツ屋に行く前に会った奴のこと」

晴人「そう? 気にしすぎなんじゃない」

仁藤「そんなことないだろー」

晴人「もー、すぐ焼きもち焼くんだから」

仁藤「別に焼きもちってほどじゃねえけど。それよりほら、花火見るんだろ?」

晴人「うん。もうちょっと見やすいところまで行くとしようか」

仁藤「おう!」


直後判定
7以上なら二人きりに
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/01(月) 00:05:43.38 ID:+J8hKoVcO
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/01(月) 00:06:32.16 ID:+J8hKoVcO
やったあ!(歓喜)
109 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/01(月) 00:13:03.87 ID:/m5YNJBO0
>>107 8 二人きりになりやがったww


――静かな場所

仁藤「こっちだ、こっち!」スタスタ

晴人「本当に大丈夫? 適当に歩いてるだけじゃないの?」

仁藤「そうだけど?」

晴人「ああ、そうなんだ。……えっ!?」

仁藤「俺の勘が言ってるんだよ、こっちに行けば見晴らしが良くて人がいないって!」グイグイ

晴人「ちょっと、それじゃあ帰りは……」

仁藤「適当に歩いてれば帰れるだろ」

仁藤(本当は目印つけといたけど)

晴人「嘘でしょ〜……」ガクッ

仁藤(面白いから黙っとこう)

晴人「……はあ、さっきから人の声も聞こえないし」

仁藤「まさしく穴場を見つけたんじゃないか?」

晴人「でも、こんな木の多い場所で花火なんて見える?」

仁藤「ほら、こっち」

晴人「……本当だ。ここからなら、空がよく見えるね」

仁藤「どうだ、俺の勘は」

晴人「……帰り道で迷わなかったら褒めてあげるけど」

仁藤「ほほう、言質取ったぜ。撤回はなしな」

晴人「どうせ迷うから、別にいいよ」
110 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/01(月) 00:17:00.78 ID:/m5YNJBO0
仁藤「静かだな」

晴人「花火、なかなか始まらないね」

仁藤「確か花火が始まるのは……ん?」

晴人「どうしたの?」

仁藤「時間、間違えてたんじゃないか」

晴人「え?」

仁藤「始まるまで、一時間弱あるぞ」

晴人「……ごめん、うっかり」

仁藤「いいけど、この場所で一時間か……」チラッ

晴人「うっ……ごめんってば」

仁藤「晴人でもこういうミスするんだな」

晴人「私のことなんだと思ってるわけ……」


↓ 一時間をどうやって潰します?
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/01(月) 00:18:04.99 ID:+J8hKoVcO
恋人ごっこをする……抽象的かな?
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/01(月) 00:21:10.64 ID:ZSS9+POAO
早く考えないと、晴人が蚊にくわれちゃう!
113 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/01(月) 00:25:19.81 ID:/m5YNJBO0
>>111 頑張ります


仁藤「ドーナツ女」

晴人「うるさい、マヨネーズ男」

仁藤「っていうのは冗談で、可愛くて、優しくて、正義感が強くて」

晴人「ストップ。もういい。ノーモアお世辞」

仁藤「お世辞じゃないから続けてもいいよな?」

晴人「……はっきり言わないと分からないんだ?」

仁藤「ああ、分からないな」ニヤニヤ

晴人「……恥ずかしいからやめて」

仁藤「二人っきりなのに?」

晴人「二人きりだからかもね」


直後判定 どこまで具体的な恋人ごっこをするか
1-4 おしゃべりのみ
5-7 ボディタッチ有り
89 いちゃいちゃ
0 ぐふふ……
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/01(月) 00:27:00.24 ID:+J8hKoVcO
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/09/01(月) 00:27:55.20 ID:+J8hKoVcO
ぐさーらっ!
116 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/01(月) 00:30:33.30 ID:/m5YNJBO0
>>114 あっ、三連続なので……すみません。
他の方お願いします。
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/01(月) 00:36:50.60 ID:ZSS9+POAO
黄金の果実はどこだ!?そこか!
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/01(月) 00:40:10.28 ID:+J8hKoVcO
黄金の果実効果すげえ
119 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/01(月) 00:44:39.38 ID:/m5YNJBO0
>>117 0 画面の前でポカーンとしてしまった


仁藤「二人きりだと照れ屋になるのかよ」

晴人「照れ屋ってわけじゃないけど」

仁藤「じゃあどうなるんだ?」

晴人「……どうなるって聞かれても」

仁藤「俺は知りたいけど」

晴人「……そう」

仁藤「……」

晴人「……」

仁藤「……晴人さあ、さっきから……えっと」

晴人「何?」

仁藤「うーん、だから……うーん」

晴人「はっきり言って」

仁藤「じゃあ言うけど、さっきから顔赤いぜ」

晴人「えっ」

仁藤「もしかして、ドキドキしてたり」

晴人「してないに決まってるでしょ……馬鹿じゃないの」

仁藤「本当に?」

晴人「本当に」
120 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/01(月) 00:49:55.14 ID:/m5YNJBO0
仁藤「じゃあ、確かめてもいいよな?」

晴人「好きにすれば」

仁藤「ドキドキしてたらどうするんだ?」

晴人「してないってば」

仁藤「もしも、ドキドキしてたら?」

晴人「だから、してない」

仁藤「……ふーん。じゃ、確かめるぜ」ピトッ

晴人「なっ、ちょっと! そ、そこ、胸!」

仁藤「ドキドキどころかバクバク言ってね?」

晴人「いいから! 頭を! どけろ!」ポカッ

仁藤「いてっ……で、ドキドキしてたわけだけど。どうするんだ?」

晴人「どうするって、そんな……」

仁藤「もっとドキドキしてみるか?」

晴人「え……い、いいよ別に、そんな」

仁藤「いいんだな!」ガシッ

晴人「ち、違うって! 今のはそういう意味のいいじゃなくてっていうか何するつもり――」


これ以上書いたら怒られる気がする。
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/01(月) 00:58:36.25 ID:+J8hKoVcO
ごっつあん!
122 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/01(月) 01:04:53.23 ID:/m5YNJBO0
>>121
お粗末様です。

そろそろ眠いので寝ます。
おやすみなさい……
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/01(月) 01:06:07.16 ID:+J8hKoVcO
お休みなさい
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/01(月) 01:23:32.60 ID:qHuOjVJIo
おやすみー
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/01(月) 08:59:30.88 ID:mqijp4Fwo
乙ー
仁藤さんは恋愛のプロだったんですね!
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/01(月) 17:47:50.85 ID:ZSS9+POAO
その頃お祭り会場では、メガ盛り浴衣の店長とお供の哀れな下僕が麗しのメロンの君をサーチ&デストロイ

戒斗とザックが盆踊りをジャック

ロシュオと王妃夫妻が恋人つなぎでそぞろ歩き……

いろいろ想像できた
>>1はまた来週ですか?乙でした。

127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/06(土) 23:37:16.94 ID:9WBh6H400
サバイバル you got to move
恋愛はさながら戦国
誰が勝ち抜ける
心奪われてしまった

みたいな、ハーレムか逆ハーレムで誰か一人を取り合うドロドロ話が読みたいな
井上敏樹センセに倣うような
128 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/07(日) 08:49:00.74 ID:qyhZVxQ50
おはようございますー。
戒斗ちゃんが潔すぎてすっきりした気分にすらなりましたね!
でも次回で湊さんとザックが死んじゃう気が……いやまだ決まったわけじゃない。
最後にはみんなで笑ってダンスできるよね! これ一応ダンスもテーマだもんね!

>>126
戒斗ちゃんなのかザックちゃんなのか、それとも両方なのか。
そこが問題だ(真顔)

>>127
ドロドロですか……書けるかなあ。
頑張ります。

何のSSも書けてないので、頑張って今から書きます。
明日から……じゃなくて、今から本気出す。
129 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/07(日) 10:03:16.21 ID:qyhZVxQ50
とりあえず>>105のリクエスト完成ですー。
草加がTS555世界へワープしてます。

それじゃあ投下ー。
130 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/07(日) 10:03:56.50 ID:qyhZVxQ50
オルフェノクとの戦いは危険を極める。
それくらいは理解していたが、今回の傷はひどいものだった。
変身していたものの、強かに打ち付けた背中は痛むし頭もズキズキする。

目の前では乾巧が俺の作った隙を狙い、オルフェノクへ最後の一撃を浴びせるところだった。
これで一先ず、目の前の脅威はなくなったわけだ。

途端に視界が眩み、意識が朦朧とした。
変身を解除して後頭部に手をやると、濡れた感覚がある。
どうやら頭から血を流したらしい。

巧「草加!」

真理「草加君、大丈夫!?」

大丈夫だ、と口にしたつもりだったが、それが俺の耳に届くことはなかった。
閉じるつもりのない目蓋が閉じられて、そのまま意識を手放した。
131 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/07(日) 10:04:26.54 ID:qyhZVxQ50
目が覚めた時、俺はクリーニング店で与えられた自室の天井を見上げていた。
戦いの後、部屋へ運ばれたのかと理解するのとほぼ同時に扉が開き、少年が中へ入ってきた。

草加「君は?」

見覚えがないが、まさか啓太郎が拾ってきたのだろうか。
だが、それでも俺の部屋を訪れる理由にはならない。

少年「あ、あれ? 草加さんは?」

少年の方でも何やら戸惑っているようだが、今確かに草加と口にした。
それなら、俺に用があるのは間違いないらしい。

草加「俺が草加だけど」

少年「ええ!? いや、確かに草加って名前の人が他にいても不思議じゃないけど」

少年は困り顔のまま部屋を見回して、場所に間違いがないか確かめているようだった。
132 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/07(日) 10:05:04.87 ID:qyhZVxQ50
少年「俺の探してる草加さんは女の人で……草加さんの部屋もここで。
   ん? あ、それじゃああんた……! た、巧! 不審者だー!」

俺から見れば少年の方が突然部屋に入ってきた不審者なのだが。
部屋は俺の部屋で間違いない。ということは、巧というのは乾巧だろうか。
それなら、乾巧から事情を聴いた方がいいだろう。

しかし、乾巧が現れるものだと思っていた扉の向こうからやって来たのは、
これまた見覚えのない少女だった。

少女「どうした真理!」

少年「知らない人が草加さんの部屋にいるんだ!」

ここは俺の部屋だと言ってやりたいが、それよりも気に掛かるのは少女の口にした名前だ。
彼女は今、確かに真理と言った。状況から見て少年の名前で間違いないだろう。

草加、巧、真理……これらの名前が一致していること、そしてこの部屋。
未だに事態は把握できていないが、思った以上に複雑そうだということは理解できた。

草加「話を聞いてくれないかな」

少女「うるさい不審者! 女の部屋に忍び込みやがって、この変態!
   草加をどこへやったんだよ!」

草加「俺が草加だ。まあ信用してもらえないだろうけど」

俺が逆の立場なら信じるはずがない。
しかし、ここは信じてもらわなければ困るのだ。
133 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/07(日) 10:05:39.12 ID:qyhZVxQ50
草加「俺はカイザとしてオルフェノクと戦っていて、深い傷を負って気絶したんだ。
   そして目覚めたら自分の部屋にいた」

その言葉に二人が顔を見合わせた。
思った通り、オルフェノクとの戦いのことを口にすれば反応が変わった。

少女「……まさか、本当に……いや、やっぱり有り得ない」

少年「でも、この人よく見たら怪我してるし、こっそり忍び込んだようには見えないよ。
   草加さんだってあの怪我でどこかに隠れたとは思えないし」

草加「それじゃあ、一応は信じてもらえたってことでいいのかな?
   俺も何が何だか訳が分からないんだ」

少年「そうなんだ……」

少女「おい、本気で信じるのか?」

少年「だって、嘘を吐いてるようには見えないし」
134 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/07(日) 10:06:10.39 ID:qyhZVxQ50
未だ疑わしそうにこちらを見ている少女とは違い、
少年は快活な笑顔を俺に向けた。

真理「俺は真理! とりあえずよろしく」

草加「……俺の知っている真理とは随分違うな」

差し出された手を握りながら苦笑する。
この真理には、母親になってもらえそうもない。

巧「……乾巧だ」

少女も真理とのやりとりを見て腹をくくったようだった。
とはいっても可愛げのない仏頂面だったが。

草加「よろしく」

彼女が乾巧と名乗ったとはいえ、俺の知る乾巧と同一人物のわけもない。
もしかするとオルフェノクではない可能性すらあるのだ。

初っ端から悪い印象を植え付ける必要もないだろうと笑顔で手を差し出す。
巧は目を丸くして驚きながらも、恐る恐るその手を握ってきた。
135 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/07(日) 10:07:48.26 ID:qyhZVxQ50
おしまい。
この後は何かあれじゃないですか。
男でもいいや! と開き直る真理ルートか
意外と可愛い……? みたいなたっくんルートで。
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/07(日) 11:31:31.85 ID:TJ6PjUNEo
乙です
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/07(日) 11:34:36.45 ID:8cBVX+cAO
性格美少女の啓太郎ちゃん!
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/07(日) 13:14:20.15 ID:B9+LscheO
自分が一番!草加♀ルート

本当にありがとうございます
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/07(日) 17:10:59.88 ID:2IrTfb5aO
乙ー
草加さんの場合、間違いなくホモルート選ぶだろうな…
140 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/07(日) 22:57:31.54 ID:qyhZVxQ50
ドロドロって難しいですね……
思考錯誤中にSSSが出来たので投下ー。
本当に短いです。
141 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/07(日) 22:58:08.58 ID:qyhZVxQ50
戒斗を一番近くで見守るのは私よと主張する湊!
戒斗を一番傍で支えるのは俺だと主張するザック!

今、二人の情熱がぶつかり合う!


ペコ「っていう夢を見たんです!」

戒斗「下らんな」

ペコ「でも、案外本当になったりして……」

戒斗「だとしたら何だ。言っておくが私は止めない」

ペコ「ええっ!? そこは『やめて! 私のために争わないで!』って――」

戒斗「誰が言うかっ!」
142 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/07(日) 22:58:53.05 ID:qyhZVxQ50
おしまい。
ちなみに戒斗ちゃんは女の子です。
つまり湊さんが勝つと……ぐふふ。
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/07(日) 23:25:10.33 ID:TJ6PjUNEo
乙です
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/08(月) 12:32:50.01 ID:luQ/4c46O
ゆりゆりなんですね!
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/10(水) 23:49:53.80 ID:R9axEnel0
黄金の果実を争奪する資格があるのはアダムとイヴに象徴される男女のペア
鉱汰と舞
戒斗と湊
ミッチとレデュエ
ロシュオと王妃
貴虎と凰蓮(え
戒斗♀が黄金の果実を争奪するならザックと組むべきだな
146 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/14(日) 09:03:53.39 ID:VinyKzaQ0
おはようございます。
怒涛の展開で……何と言っていいのか……
トカミオいいよね……(現実逃避)

>>145
なるほどなー。
ヘルヘイムはNL推しなんですね!
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/14(日) 09:07:51.49 ID:WPohzXSZO
湊さんクッソエロかったです(白目)
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/14(日) 09:24:47.16 ID:ttPPrmNLo
来たか…
149 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/14(日) 10:17:13.75 ID:VinyKzaQ0
湊さんに哀悼の念を込めて……

投下。
150 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/14(日) 10:17:40.38 ID:VinyKzaQ0
眠っている戒斗を見つめて、息を吐き出す。
ここまでの疲れが溜まっているが、ここで自分が気を緩めてはいけない。

ザックは戒斗の眠りを妨げないためかこの場を離れてしまった。
今、無防備な戒斗を守るのは自分しかいない。

可能な限り全神経を研ぎ澄ませ、周囲の異変全てに反応できるよう集中する。
澄まされた聴覚が捉えるのは戒斗の規則正しい寝息と僅かな衣擦れの音が殆どで、
時折遠くから微かに届くインベスの唸り声も、今や脅威ではない。

脅威となり得るのは、アーマードライダーだけだ。
異形と化した戒斗を殺すため、彼らも手を尽くそうとするだろう。

ふと、耳へ入って来る寝息の中に、微かな声が混じった気がした。
もう起きたのだろうかと戒斗を振り返るが、目を瞑ったまま寝息を立てている。
151 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/14(日) 10:18:16.98 ID:VinyKzaQ0
湊「夢を見ているの?」

出来る限り小さな、囁きよりももっと微かな声で問いかける。
戒斗へ聞こえる必要はない。ただの独り言と同じだ。

戒斗「……舞」

先程よりもはっきりした調子で戒斗が口にしたのは、
黄金の果実そのものとなった少女の名前だった。

湊「私の夢は、見てくれないのね」

少し悔しい気もしたが、張り合う気はない。
自分は王に相応しい相手を見定め、その行く末を見届けたい。
一番の願いが叶うのだから、それでいい。
152 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/14(日) 10:19:00.41 ID:VinyKzaQ0
おしまい。

戒斗ちゃんは男でも女でもお好みで解釈してください。
ちなみに>>1は女の子のつもりで書いてました。
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/14(日) 17:33:42.90 ID:ttPPrmNLo
乙です
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/14(日) 21:54:19.20 ID:n6eA16VRO
湊さん……
ってかあのグリーン[ピザ]のせいでグリッタ×ゼット♀の可能性を見出だしてしまった
155 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/14(日) 23:06:27.11 ID:VinyKzaQ0
チームバロンのちょっとした話。
ザック……明確な死亡描写がなかったことに期待してもいいのか……?

>>154
惜しい美脚ゲフンゲフン人を亡くしました……
グリッタちゃんが復活してシュバルツ将軍といい感じになってくれたら嬉しい。

それじゃあ投下。
156 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/14(日) 23:07:17.65 ID:VinyKzaQ0
ザック「女の子相手に言うのもおかしいかもしれないけど、お前って格好いいよな」

戒斗「何の話だ」

ザック「いつも真っ直ぐで、信念に基づいて行動するのって中々できないだろ。
    そういうことを当然みたいな顔してできるところが格好いい」

戒斗「そう思うなら、お前も強くなる努力をしろ」

ザック「そうしたら、格好いいって言ってくれるのか?」

戒斗「かもしれないな」

ザック「よっしゃ、絶対言わせてやるからな」

ペコ「何の話ですか?」

ザック「俺と戒斗の秘密だ。なあ、戒斗!」

戒斗「ふん……そういうことだ」

ペコ「ええ、そんなあ! ずるいだろ、ザック!」

戒斗「ペコ」

ペコ「はい!」

戒斗「うるさい」

ペコ「はい……」
157 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/14(日) 23:08:39.49 ID:VinyKzaQ0
おしまい。
本当に短いな……

次回予告見直してたら帽子ミッチが可愛いんですけどどうしたらいいんですか!
時々ミッチがヒロインに見えるよ俺!
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/14(日) 23:33:08.11 ID:ttPPrmNLo
乙です
159 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/21(日) 09:06:40.98 ID:JOfmQEl10
おはようございます。

戒斗ちゃん……次回予告に居ましたよね? ね!?
まだだ……まだ諦めんよ……

紘汰さんと舞さんは本当に強いなあとか、
呉島兄弟和解ENDヤッター! とか、
未だに初瀬ちゃんを待ってる城之内切ない……とか、
悲喜こもごもの30分でした。

来週が楽しみで仕方ない。

というわけで何か書かないと!
でも何も書けてねえ!
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/21(日) 09:09:10.57 ID:bWNFrLoao
待ってる…
161 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/21(日) 09:11:28.84 ID:JOfmQEl10
そういえばニーサンが生きてた衝撃で忘れてましたが、
ザック生還おめでとう!
戒斗ちゃんが無意識にでも止めを刺すのを躊躇ったのかなーと思うと……
……やっぱり大事な仲間だったんだよなあ。

来週、帰ってきてくれるといいなあ……
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/21(日) 09:18:48.05 ID:h4Dlx3ioO
ザックさんやっぱりイケメンだったね
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/21(日) 09:18:56.96 ID:D5IReUnC0
議論的にもう一歩踏み込んでくれることを期待してたんだが…
アヴァロンから自ら旅立つ形でヘルヘイム隔離しただけで終わりか…
うーん…
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/21(日) 16:23:46.87 ID:B7qQXdnAO
以前からバロンの必殺技を見るたび「やぁ、凄い勃起だなあ!!」と思っていたのだが(特にスパーキング)、最終決戦時にバナスピアーが折れてフニフニになっていた。撮影現場の気迫が監督にNGを言わせなかったのだろうが、戒斗の敗北を予感した。そしたら真っ二つに折られてア゙ヴッ!

だから戒斗ちゃん♀の話はよ。

165 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/21(日) 17:02:44.96 ID:JOfmQEl10
気付いたら暗い呉島兄妹の話を書いてたよ!
本編では和解できたっぽいのに!

そういうわけで暗くて微妙に近親のアレみたいな感じがして
ミッチ♀がブラコンでニーサンが鈍感なIFでもいい人だけ反転してどうぞ。

>>160
お待たせしました。

>>162
ですね。ミッチに声かけられるっていうのがすごい。強い人ですよね。

>>163
ヘルヘイム隔離って言うか、地球とは違う星で進化した種族を繁栄させるっぽい?
うーんよく分からない。適当なこと言ってサーセン。

>>164
何だかバナスピアーが汚れてきていた気がするのは>>1だけでしょうか。
汚れたバナナ………………
戒斗ちゃんの話も今日中に書きたいなあ。頑張ります。

じゃあ暗い呉島兄弟投下ー。
ミッチがニーサンの言うことに素直に従ってたらIFみたいな感じです。
読む人を選びそうだから反転してね!
166 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga !orz_res]:2014/09/21(日) 17:04:38.87 ID:JOfmQEl10
俺の妹は素晴らしい人間だ。

優れた能力、人格、容姿――何もかもが一流で、呉島家の未来を担うに相応しい。
学校での成績は優秀で、兄である俺の言葉をよく聞き、天使のように微笑む。

俺の妹は、そういう人間だ。
将来は俺の右腕として人類を正しい方向へ導くという使命を果たしてくれるはずの、
誰に紹介しても恥ずかしくない、どころか鼻高々の、自慢の妹。

いつだって素直に俺の言葉を受け止めてくれていた。
それを正しく理解する能力も持ち合わせている、はず。

それはヘルヘイムという、世界全体を揺るがす脅威に対しても同じだ。
だが俺は、あまりにも優秀な彼女を、信頼しすぎていたのだろうか。
どんな重責にも耐えられると、思い込んでいたのだろうか。

彼女が思い詰めた結果、選んだ行動……
それを受け止める責任は、俺にある。
167 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga !orz_res]:2014/09/21(日) 17:05:24.98 ID:JOfmQEl10
私の兄は素敵な人だ。

若くして重要プロジェクトのリーダーを一任される有能さ、優れた運動能力、おまけに美形。
昔からお人好しで、そのせいで騙されたり傷ついたりしてきた優しい人。

いつだって正しい道を選び、そして私に示してきた。
どれだけ傷ついても立ち止まらず、目標を成し遂げる立派な人だ。

だから兄の言葉通り、私は生まれて初めて見つけた居場所を手放した。
惜しくなかったかと聞かれれば、惜しかったに決まっている。
けれど、正しい道のためならば仕方ないのだ。

正しい道のため。全て正しいことをするため。正しく世界を導くため。
兄さんは全てにおいて正しいし私はそれに従って行動すればいいだけ。
ただそれだけ。
168 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga !orz_res]:2014/09/21(日) 17:05:59.91 ID:JOfmQEl10
しかし私だって人形ではないのだから、自分の頭で思考する。
兄の言葉の意味を噛み砕き、味わって、嚥下する。

例えばそう、「無駄なものは全て切り捨てる」こと。
今の私は何か、無駄なものを持ってはいないだろうか。

チームへの未練は、形にして残るものなら全て捨てた。後は時間が消化するのを待つだけ。
世界を救うことより学業が優先されるなんてことも有り得ないのだ、学校へは行っていない。

チーム鎧武、学校――私の狭かった世界を構成していた部品は、これで全てだろうか。
いや、まだ一つ残っている。

最も大きく、根幹をなす部品が。
これもきっと、無駄なものだ。
169 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga !orz_res]:2014/09/21(日) 17:07:05.52 ID:JOfmQEl10
光実「兄さんはいつも言ってたよね、無駄なものは切り捨てなさいって。
   だから、私なりに考えてみて、見つけたの。無駄なものを」

深夜に貴虎の部屋を訪ねた光実が、碌な挨拶もなしに話し始めた。
貴虎は様子を窺おうとしたが、ベッドサイドの明かりしかない部屋では表情が判然としない。

光実「人類全体を救うという目的の前には、家族の絆なんて無駄だよね、兄さん」

貴虎「何を言い出すんだ」

部屋の中へ踏み込んできた光実の顔へ、仄かな明かりが届いた。
その表情を見て、驚きに硬直していた貴虎の背筋を冷たいものが走った。

光実は微笑んでいる。普段通り、天使のように。
そのはずなのに、瞳は底なしの沼のように暗く、一筋の光すら灯していない。

光実「大丈夫、分かってる。覚悟だってできてるから」

貴虎「待て、落ち着くんだ。確かに家族を人類より優先するようなことは許されない。
   だが……」
170 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga !orz_res]:2014/09/21(日) 17:09:03.82 ID:JOfmQEl10
妹はどうしてしまったのかと混乱しながら、慎重に声を掛ける。
しかし、貴虎の声は光実に届いていないようだった。

光実「一生懸命考えたんだよ。どうすれば家族じゃなくなるのか。
   それで、分かったの」

貴虎「何を言っているんだ……冗談にしても趣味が悪すぎる」

腰掛けていたベッドから立ち上がろうとした貴虎の肩へ、光実の手が触れた。
そのままベッドへ再度腰掛けさせられ、正面から抱き着くような格好で光実が膝の上へ乗ってきた。

下手に刺激を与えない方がいいのだろうかと逡巡する貴虎の思考を遮るように冷たい手が頬へ触れる。
貴虎が困惑しながら見下ろすと、光実ははにかむように笑った。

光実「兄妹がしないことをすればいいんだよね、兄さん」

そう言った光実の唇は震えていて、温度を失くしてしまったように冷たかった。
171 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/21(日) 17:11:45.93 ID:JOfmQEl10
おしまい。
この後はあれですよ。
妹を無意識に追い詰めてた責任を感じたニーサンが覚悟を決めます。
つまり、このあと滅茶苦茶(自主規制)
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/21(日) 20:06:00.13 ID:bWNFrLoao
乙です
173 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/21(日) 22:49:35.00 ID:JOfmQEl10
ほのぼのザックと戒斗ちゃん。
※付き合ってない。
平和な時代の二人がのんびり話しているだけです。

それじゃあ投下。
174 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/21(日) 22:50:14.21 ID:JOfmQEl10
ザック「好きだ」

戒斗「そうか。
   ……つまらなさそうな表情だな」

ザック「もうちょっと驚いたりしてくれよ。反応薄いぜ?」

戒斗「お前のことだ、他の女にも散々言った言葉だろう」

ザック「それは否定しないけど、今の言葉はお前だけに向けた言葉だ」

戒斗「それがどうした」

ザック「だから、もうちょっとでいいから可愛げのある反応を……」

戒斗「やめておけ、期待するだけ無駄だ」

ザック「ああ、そう……」
175 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/21(日) 22:50:53.43 ID:JOfmQEl10
戒斗「……ザック」

ザック「ん?」

戒斗「好きだ」

ザック「」ポカーン

戒斗「フッ……いい反応だな」

ザック「お前、からかったな! ちくしょう、してやられた!」

戒斗「この程度の言葉に心動かされるなど、まだまだ甘いな」

ザック「悪かったな、あんたみたいな鋼鉄の心の持ち主じゃなくて」
176 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/21(日) 22:52:02.48 ID:JOfmQEl10
おしまい。
短くてすみません。
仲の良いチームバロンを想像するとちょっと悲しくなります。
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/21(日) 23:47:39.59 ID:bWNFrLoao
乙です
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/23(火) 01:44:14.98 ID:PTHPqgJGO
本当は高い声を無理やりドス効かせようとしてるカイトちゃんかいわわ
179 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/28(日) 08:37:05.24 ID:4edfBTgv0
おはようございます。

終わった……
いろいろとあったけど、終わった……
欲を言うなら城之内にももうちょっと活躍させてあげてほしかった……
でももうミッチと紘汰さんが共闘してくれて嬉しかったから満足です。

来週からのドライブ、楽しみですね!

せっかくだから今日は安価とコンマで何かして遊ぼうかなあと思います。
しかし何をするのかは決めていない。
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/28(日) 09:05:10.34 ID:lXeoRs/Fo
脳細胞をトップギアにして待ってます
181 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/28(日) 09:21:47.85 ID:4edfBTgv0
トッキュウジャー見てて思ったんですが、
お菓子作りする女の子っていいよね……

ってことでお菓子作りを安価とコンマで遊びますー。
自分でも何言ってるんだか分からなくなってきたけど頑張りますー。
早速安価と行きましょう。


↓お菓子作りをする人(男でも女でもTSでも)
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/28(日) 10:10:27.67 ID:3bBo0U2uO
湊耀子さん
183 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/28(日) 10:24:15.50 ID:4edfBTgv0
>>182
湊さん!
仕事に関しては非常に優秀なイメージですが、
果たしてお菓子作りは……


↓お菓子を贈る相手(男でも女でもTSでも)
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/28(日) 10:33:44.52 ID:2VTdZNqBO
あえて戒斗さん男
185 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/28(日) 10:39:25.85 ID:4edfBTgv0
>>184
戒斗さんは御神木になったって解釈でいいんだろうか……
そういえば中の人はパティシエらしいですね。


直後判定
十の位 湊→戒斗
一の位 戒斗→湊
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/28(日) 11:05:04.22 ID:2VTdZNqBO
ドラァイブ
187 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/28(日) 11:09:56.24 ID:4edfBTgv0
>>186 お互いに2なので、恋愛感情はナシですかね。

それじゃあそれぞれの料理の腕前を判定しましょう!
戒斗ちゃんには中の人補正アリで。


直後判定
十の位 湊さん

一の位 戒斗
中の人補正 +2
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/28(日) 11:58:07.51 ID:k3e+zRG0o
ほい
189 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/28(日) 12:12:24.28 ID:4edfBTgv0
>>188
湊さん 5 レシピ見たら普通に作れるって感じでしょうか
戒斗 2+1=3 これはひどい

それじゃあそろそろ始めましょう。


――街中

戒斗「……」

湊「あら、戒斗じゃない。偶然ね」

戒斗「……」

湊「戒斗?」

戒斗「……」

湊(何を見ているのかしら)チラッ

湊(……シャルモン?)
190 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/28(日) 12:25:56.60 ID:4edfBTgv0
戒斗「何の用だ、湊」

湊「気付いていたの?」

戒斗「用がないのなら俺はもう行く」

湊「つれないのね」

湊(本当にどこかへ行ってしまったけど……どうしてシャルモンを見ていたのかしら。
  まさか、シャルモンのケーキが食べたいとか?)

紘汰「うまかったー!」

舞「でしょ? すっごくおいしいでしょ!」

紘汰「おう!」

湊(今、シャルモンから出てきた二人……葛葉紘汰と高司舞ね)

紘汰「舞が一緒でよかったよ。男一人だと入りづらくてさ」

湊(それで戒斗も入らずに帰ったのかしら。買って行ってあげてもいいけど、
  それだと面白みに欠けるし……そうだ)

湊「手作りっていうのも、面白いわよね」
191 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/28(日) 12:32:27.83 ID:4edfBTgv0
湊「戒斗は私の王に相応しい男だもの、中途半端なものは食べさせられないわ。
  それ相応の気合を入れて作らないと」

湊(さて、作ると決めたはいいけれど……何を作ろうかしら。
  やっぱり無難にケーキやクッキー? 和菓子もいいわね)


↓何を作る?
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/28(日) 13:09:57.98 ID:O8/GQP9RO
なんちゃらノエル
ブッシュドノエルであってればいいけど
193 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/28(日) 13:18:10.28 ID:4edfBTgv0
近くの小学校からアバレンジャーの歌が聞こえてくる……

>>192
ブッシュドノエルですね!
あってますよ!


湊「ブッシュ・ド・ノエル、なんていいかもしれないわね。
  材料はあったかしら……」

湊「いいえ、せっかくだもの。新鮮な食材で美味しく仕上げるべきよ。
  そうと決まれば、買い物に行かないとね」


↓買い物先で会ったのは?(二人でも可)
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/28(日) 13:47:44.47 ID:emEuK5vTO
ドリアンとドングリ
195 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/28(日) 13:57:07.37 ID:4edfBTgv0
>>194
シャルモン師弟ですね!


――スーパー

湊「ブッシュドノエルの材料は……」

凰蓮「基本はロールケーキと同じでしてよ!」

湊(いつの間に背後に!?)

凰蓮「完璧なブッシュドノエルにするには、味だけでなく見た目も重要。
   飾りつけのための材料も欠かせなくてよ」

湊「そ、そう……ご親切にどうも」

城之内「凰蓮さーん! 急にいなくなるからどうしたかと思ったら……湊さん?」

湊「こんにちは。あなたたちも買い物?」
196 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/28(日) 14:02:28.12 ID:4edfBTgv0
城之内「俺たちは店の買い出しがメインだけどね」

凰蓮「ただのスーパーと侮るなかれ。ここ、けっこういい品が揃っているの」

湊「あら、そうなの。それなら是非ともおすすめの品を知りたいわね。
  ……教えてもらえるかしら?」ニコッ

城之内「は、はい……すぐにでも……いてっ!?」ガツッ

凰蓮「馬鹿者! 勝手に決めるんじゃないの!」プンプン


直後判定 手に入れる材料の品質
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/28(日) 14:34:48.87 ID:RNFaV+bOO
198 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/28(日) 14:42:18.82 ID:4edfBTgv0
>>197 7 やったね湊さん!

湊「それで、教えてもらえるのかしら」

凰蓮「ええ、よくてよ」

城之内「えっ。じゃあ俺が叩かれた意味は……」

凰蓮「ワテクシに黙って決めるからよ!」

城之内「ええ〜理不尽……」

凰蓮「何ですって?」ギロ

湊「……私は急ぐから、商品の名前を教えてもらえる?」

凰蓮「なら、メモに書いて渡すわ」メモメモ

湊「ありがとう」

湊(おかげでいい材料が手に入りそうね)

みなとは それなりにいいざいりょうを てにいれた!
199 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/28(日) 14:50:32.97 ID:4edfBTgv0
湊「材料も手に入ったことだし、家に戻って作り始めようかしら」

湊(けど、料理は得意ってほどじゃないし……
  誰かにアドバイスを求めてもいいかもしれないわね)


↓湊さんを手伝ってくれるのは……?(鎧武以外の登場人物でも可)
 ただし手伝ってくれるとは限りません
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/28(日) 16:49:38.89 ID:O8/GQP9RO
レモンTS
201 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/28(日) 16:56:25.91 ID:4edfBTgv0
>>200 プロフェッサー!

湊さんとプロフェッサーの関係を判定しておきましょう。
百合ということも……あり得ます(ゲス顔)


直後判定
十の位 湊→戦極
一の位 戦極→湊
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/28(日) 17:10:57.58 ID:emEuK5vTO
三角関係きぼんぬ
203 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/28(日) 17:14:56.23 ID:4edfBTgv0
>>202
湊さん 5 ちょっと気になる……?
プロフェッサー 8 好きだこれ!
やはりコンマの神様は百合が好き……


湊(誰に相談しようかしら……)

戦極「やあ、湊君。奇遇だね」

湊「プロフェッサー?」

戦極「うん? 首を傾げたりしてどうしたのかな」

湊「いえ、街中で会うと少し新鮮で……」


直後判定 プロフェッサーの服装
1なら白衣、0に近い程おしゃれ
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/28(日) 18:08:37.59 ID:6yj0D3HAO
せいはー!
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/28(日) 18:08:43.13 ID:O8/GQP9RO
白衣こそ至高
206 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/28(日) 18:13:44.51 ID:4edfBTgv0
>>204 9 おしゃれだ……!


湊「そういった服装も、見慣れないものですし」

戦極「そうだね、私と君が私服で出掛けることなんてないからね。
   君の私服姿も非常に興味深いよ。写真を撮ってもいいかい?」

湊「やめてください。
  ……そう言うプロフェッサーこそ、素敵ですよ」

戦極「そうかな? お世辞でも嬉しいよ、湊君」

湊「いえ、お世辞ではありません」

戦極「君は秘書らしく、気を遣うのが得意だからね」ウンウン

湊(……本心から言っているのだけれど)
207 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/28(日) 18:17:10.93 ID:4edfBTgv0
>>205 その気持ちもよく分かります……!


戦極「それで、買い物袋を持っているようだけれど、夕飯の買い出しかな?」

湊「いえ、これはケーキの材料で……」

戦極「へえ! 君の手料理は食べたことがないね!」

湊「……」

戦極「興味深いな……非常に! 味、見た目、手際……すべてが興味深いよ」

湊「……はあ。よろしければ、出来上がったものを明日にでも召し上がってください」


直後判定 作るところについて来るかどうか
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/28(日) 19:22:16.34 ID:O8/GQP9RO
金メッキ
209 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/28(日) 19:36:22.24 ID:4edfBTgv0
>>208 4 ギリギリ来ない……ですね


戦極「そうだね。本当は作業の工程も見たかったんだが……
   残念ながらこの後ミーティングだ」

湊「それでは、私も同行しましょうか」

戦極「いいや、構わないよ。それより、私においしいケーキをご馳走してくれたまえ」

湊「ええ、努力します」

戦極「楽しみにしているよ」ニコッ

湊「では、私はこれで」

湊(……材料を多めに買っておいて正解ね)

戦極(湊君の手作り……楽しみだな)


テンションの差がひどい
210 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/28(日) 19:38:44.52 ID:4edfBTgv0
湊さんって高層マンションとかに住んでそう。何となく。

――湊の部屋

湊「まさかプロフェッサーに会うとは思っていなかったわ……
  けど、楽しみそうにしていたし、彼女にあげるのも悪くないかもしれないわね」

湊「それじゃあ、早速作りましょうか」


直後判定 ブッシュドノエルの出来は……
十の位 味
材料の品質 +1

一の位 見た目
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/28(日) 19:58:27.76 ID:6yj0D3HAO
ピーチエナジー!
212 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/28(日) 20:09:59.91 ID:4edfBTgv0
>>211
味 7+1=8 いい感じ!
見た目 6 割といい!


湊「……こんなものかしら」

湊(飾りつけも終わったけど……商品には劣るとしても、充分綺麗に作れたわね。
  これなら戒斗も文句はないだろうし、プロフェッサーも喜ぶでしょう)

湊「あとは、ラッピングして渡すだけね」


直後判定 ラッピングの出来
十の位 戒斗の分
一の位 戦極の分
夕飯食べて来るので十時くらいに帰ってきます!
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/28(日) 20:29:33.40 ID:O8/GQP9RO
ドルンドルン(緑のタイヤでガリガリする音)
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/28(日) 21:46:54.34 ID:lXeoRs/Fo
これは百合展開が捗るな
215 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/28(日) 22:04:50.73 ID:4edfBTgv0
>>213
十の位 4 微妙に失敗した……?
一の位 0 完 璧

>>214 ですね!


――翌日

戒斗「わざわざ呼びつけて、何の用だ」

湊「ふふ……はい、これ」

戒斗「……? 何だ、この……微妙に不格好な箱は」

湊「失礼ね」

戒斗「開けるぞ」

湊「ええ」


直後判定 戒斗が本当に見ていたのは……
7以上のみ
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/28(日) 22:20:47.31 ID:KVko5fzXO
戒斗さんには百合の犠牲になってもらう…
217 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/28(日) 22:26:16.89 ID:4edfBTgv0
>>216 1 コンマの神は戒斗さんと湊さんを求めていなかった……


戒斗「……何のつもりだ?」

湊「昨日、一生懸命シャルモンを見ていたでしょう。
  甘いものが好きなら隠す必要なんてないのよ」

戒斗「……あれは」

湊「あれは?」

戒斗(葛葉と舞を見ていただけ……と言えばからかわれるのは間違いないか)

戒斗「ペコが食べてみたいとうるさいから下見をしていただけだ!」

湊「え?」

戒斗(一応、嘘ではないな……言ってしまった手前、
   ペコとザックに土産として買っていくか)

湊「私の早とちりだったのね……」

戒斗「……ラッピングはともかく、ケーキの出来は悪くなさそうだ。
   もらっておいてやる」
218 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/28(日) 22:30:08.78 ID:4edfBTgv0
――ユグドラシル・戦極の研究室

湊(私としたことが、勘違いして一人で盛り上がってケーキを作るなんて……
  馬鹿みたいね)

戦極「やあ、湊君!」ニコニコ

湊「プロフェッサー、おはようございます」

戦極「今日は天気もいいし、いい一日になりそうだね」ウキウキ

湊「……ふふ」

戦極「おや、嬉しそうだね。どうしたのかな」

湊「プロフェッサーの反応を見ていると、作った甲斐があったな、と思って。
  どうぞ、受け取ってください」


直後判定 90で……!
ラッピング +2
好感度 +1
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/28(日) 22:32:41.60 ID:lXeoRs/Fo
ゆーり!ゆーり!
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/28(日) 22:33:58.91 ID:BKsY2JiCo
とぉ
221 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/28(日) 22:38:25.65 ID:4edfBTgv0
>>219 0 超キテル……


戦極「これは……」ポカン

湊「……プロフェッサー?」

戦極「……」

湊(思っていた反応と違う……
  プロフェッサーならもっとハイテンションに喜ぶと思っていたのに)

湊「……ハッ!」

湊(まさか気に入らなかった!? 色が好みじゃないとか?
  それともリボンの結び方が気に食わないの?)

湊「あの……」オロオロ

戦極「……湊君……」

湊「は、はい」
222 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/28(日) 22:44:10.06 ID:4edfBTgv0
戦極「君は素晴らしいよ!」ギュッ

湊「えっ? あの、苦し……」

戦極「色、形、リボンの結び目に至るまで!
   すべてが私の好みに合っているなんて信じられない!」ギュウウウ

湊「ぷ、プロフェッサー……、腕をもう少し緩めて……」

戦極「君がこんなにも私を喜ばせてくれるなんて!
   予想外の事実にここまで胸が弾むのは初めてだ!」ギュウウウウッ

湊「……少し、離れてください!」

戦極「ああ、すまない。少し興奮してしまってね」

湊「はあ……喜んでいただけたなら、何よりです」

戦極「本当に嬉しいよ。お礼は何がいい?
   君のための発明というのもやぶさかではないよ」

湊「いえ、そこまでしていただくほどのことでは……」
223 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/28(日) 22:49:30.64 ID:4edfBTgv0
戦極「君は謙虚だねえ。
   奥ゆかしいのは確かに美徳だが、もう少し欲を出してもいいんだよ」

湊「私は……プロフェッサーのお傍にいられるだけで」

湊(まあ、私の王は戒斗なんだけれど……
  この人の傍にいるのも、悪くないわよね)

戦極「嬉しい言葉だね。なら、私も君の言葉に応えるとしよう」

湊「というと、つまり?」

戦極「こういうことさ」チュッ

湊「!」

戦極「……喜んでもらえたかな?」
224 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/09/28(日) 22:50:20.97 ID:4edfBTgv0
おしまい。
まさかの百合ENDでした。
このスレは本当にノーマルホモ百合とフリーダムな……(笑)
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/28(日) 23:09:17.38 ID:BKsY2JiCo
乙です
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/28(日) 23:30:44.32 ID:cXyYHwMkO
乙!
コンマ神があまりにも百合推しでワロタw
プロフェッサーは♂でも♀でもどの人物とくっつけてもめちゃくちゃ美味いな。

最終回にしてやっと兄さんと晶姉ちゃんのツーショットが拝めてもう俺は死ぬる
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/29(月) 02:28:53.05 ID:jJ/crqLAO
最終回は兄さんとドングリとか、かつてなかった組み合わせが意識されていたな


想定外のカップリングとかwwww
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/29(月) 12:51:17.58 ID:EqyEitYQO
途中で寝てしまったがラブラブな様子で良かった
乙!
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/01(水) 14:25:04.21 ID:2Vql6jZAO
ここに限らないが、ライダーSSでDJサガラを見たことがない。
あの楽園の蛇を名乗るずんぐりむっくりの妖しい魅力を解る人が少ないのは嘆かわしい。
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/02(木) 16:10:17.65 ID:YqVRWomcO
サガラって扱い難しいんだぞ
セリフも独特にリズミカルで淀みないあの感じを再現しきれない
ギャグに使うにも次元が違いすぎる
鳴滝くらい目的意識とネタ力のあるキャラならまだしも、本当に最後まで観客で、唆しと煽りのキャラだから使い所も難しい
ましてこのスレだと本当に使いようがない
やるならキャラ崩壊させるしかないが、そうすると妖しい魅力がどっかいく

あれは掛け値なしに「掴み所のない奴」としては最高峰のキャラだと思うわ
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/03(金) 11:41:58.00 ID:RkdZhtoAO
絶賛じゃん!

そうか、なるほど!………>>1がDJ サガラ だったのか!(天啓)
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/04(土) 22:37:55.64 ID:ZzJ78WSN0
明日にはドライブだ
響鬼でも電王でもキバでも一応バイク乗ってたのに初めてバイクの気配すらしないライダーだが…
>>1は鎧武では戒斗と呉島兄弟が好きなようだが、ドライブでは誰がお気に入りになるかな?
233 :</b> ◇l2oMVBi5qY<b> [sage saga]:2014/10/05(日) 08:53:52.07 ID:grY8VG4V0
おはようございます!
ベルトさんかっこいい……いい……
ドライブのデザインがけっこう好きです。
にしてもあの緑の車は痛そうだった……

>>226
個人的に気になるのがシドとプロフェッサーですね。
どんな話をするのか想像できない……
あの調子でニーサンと姉ちゃんが良い雰囲気になると嬉しいですよね!

>>227
あのシーンは初瀬ちゃんのことで頭がいっぱいでしたが、
言われてみればあの二人が話すのって初めてだった……のか?

>>228
百合はいちゃらぶが基本ですからね!

>>229-230
サガラは……うん……(笑)
魅力的ではあるんですが、難しいですよね。

>>231
そうか、>>1はぐっさんだったのかー(棒読み)

>>232
これからの展開が楽しみですね!
一話の段階ではベルトさんが気になって気になって……
ベルトさんの表情可愛いですね。
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/05(日) 09:29:51.09 ID:P8dUlwHiO
ハッ!ベルトさん女体化……!
235 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/10/05(日) 09:41:14.84 ID:grY8VG4V0
>>234
視覚的に変化はあるのか……!?

とりあえず主役ライダー会議なんてものを思いついたので投下ー。
236 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/10/05(日) 09:41:47.55 ID:grY8VG4V0
士「全員揃ったか?」

響鬼「ひぃ、ふぅ、みぃ……うん、全員揃ってる」

五代「えーっと、今回は誰が議長なんだっけ?」

翔一「前回は誰でしたっけ。たしか……」

晴人「私だよ。それはもう大騒ぎで、大変だったけど」

真司「だってさあ、あれは紘汰があんまり無茶するから」

紘汰「うっ、えっと、とにかく!
   晴人の次だから私だよね? よーし頑張るぞー!」

巧(話を逸らしたな……)

フィリップ「今日の議題は何だい?」

紘汰「あ、あたしも知らない。何?」

翔太郎「しっかりしなさいよ、議長」
237 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/10/05(日) 09:42:19.03 ID:grY8VG4V0
良太郎「前回は紘汰さんが幸せになる方法だったよね」

映司「それで、『今の女の幸せは結婚じゃない!』って、
   剣崎さんが一生懸命主張したんだよね」

剣崎「うう……思い出すと恥ずかしいからやめて……」

天道「独身女のやっかみは面倒がられるぞ」

剣崎「そういうのじゃないもん……たぶん……」

渡「……」

弦太朗「渡、どうかしたのか?
    悩み事なら何でも相談してくれよ。私たちはダチだからな!」

渡「弦太朗さん……ありがとう。
  実は、僕もそういう相手っていないなあと思って……」

士「おい、話が脱線してるぞ。
  今日の議題は……これだ!」

バンッ!

『新人について』
238 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/10/05(日) 09:43:14.38 ID:grY8VG4V0
泊くんがまだよく分かってないので、とりあえずここまで。
ちなみに上に出ていたライダーは全員TSしてます。
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/05(日) 10:28:16.34 ID:yxcL+rFhO
んああベルトさん♀に罵られたいいいい
240 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/10/05(日) 11:05:01.38 ID:grY8VG4V0
>>239
ベルトさんはTSしても口調が変わらないと個人的にベネ。


ベルトさん「ふむ、罵られたいとは少々変わった……いや、面白い趣味だね。
      それで、私にどんなふうに罵られたいのかな?」

ベルトさん「単に罵声を浴びせるだけでいいのか、それとも精神的に追い詰められたいのか……
      何にせよ、出来るだけ君のリクエストには応えよう」

泊「人の腰にくっついたまま変なことしようとするなよ!」


とりあえずキャラがあんまりつかめてないのでこれでお許しくださいー。
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/05(日) 11:07:01.51 ID:yxcL+rFhO
ありがとうございます!ありがとうございます!
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/07(火) 23:45:40.99 ID:zUXV9erAO
鶴太郎「わが特状課が捜査に参加する事になっちゃったんです、よー」で懐かしすぎるネタ思い出した。

鶴太郎さんのTS化の目も……あるっ!
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/10(金) 13:46:46.46 ID:XNEK8z8gO
オタク系女子なんてのもありだと思います(真顔)
244 : ◆l2oMVBi5qY [sage]:2014/10/12(日) 10:04:13.17 ID:1MCiqRoxO
スマホからこんにちは。
今日はバタバタしてて来れないかもです。
すみません……
ていうか同僚生きてたのかよ!
死んだと思ってたよ!
よかったな!
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/12(日) 10:18:13.20 ID:jwK8YY+PO
同僚は一条さんの子孫なんだよ(震え声)
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/12(日) 11:56:38.13 ID:eV1A4WoVo
了解
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/12(日) 13:22:29.41 ID:S0XgR7BjO
ベルトさんとシフトカー達が可愛くてたまらん
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/12(日) 13:41:04.79 ID:pO3PjN0uo
>>247
禿同
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/15(水) 22:05:15.54 ID:UV7/J3NnO
女の子女の子した名前のハートちゃんかわいい
赤がお好きなようだけど下着の色も当然赤色かな(ゲス顔)
250 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/10/19(日) 08:47:42.46 ID:1Ldrk3LT0
おはようございます!
お久しぶりです。

今朝はもういろいろとフラグが……
チェイサーってもしかしなくても二号……げふんげふん。

>>245
子孫ってほど歳離れてなゲフンゲフン!

>>247
ですね!
しかも頼りになってかっこいいとかスペック高すぎる。

>>249
TSハートちゃんは色気ありそうでいいですよね……


そういえばそろそろハロウィンですね!
何かリクエストがあれば教えてくださいー。
例えば……

・魔王コスプレの戒斗ちゃんと勇者コスプレの紘汰さんが勇者ごっこ
とか
・ミイラのコスプレをした戒斗ちゃんの包帯を解いて遊ぶ
とか
・魔女っ子戒斗ちゃんが変身ポーズを真剣に考える
とか

リクエスト待ってます!
一人一つじゃなくても大丈夫ですよ!
正直リクエストがある方が書きやすくて助かります(小声)
251 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/10/19(日) 09:04:38.79 ID:1Ldrk3LT0
キバットと渡のSSS書けましたー。
僕っ娘なので分かりづらいですがこの渡は女の子ですよ!
超ほのぼのです。

じゃあ投下ー。
252 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/10/19(日) 09:05:39.58 ID:1Ldrk3LT0
ガシャン!

渡「あ……コップ、落としちゃった」

キバット「おいおい、しっかりしろよ。怪我してないか?」

渡「うん。ごめんね、ちょっとこっちに集中してて……」

キバット「まだ完成しないのか? バイオリン」

渡「うん……やっぱり父さんはすごいね。僕も頑張らないと。
  でも今は先に、コップを片付けないとね」

キバット「気を付けろよ〜」

渡「大丈夫……いたっ」チクッ
253 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/10/19(日) 09:06:21.34 ID:1Ldrk3LT0
キバット「あーもう、言った先からこれだ。バイオリニストが指を怪我するなよ」

渡「ちょっと、ニスの材料のことを考えてて……」

キバット「しょうがねえなあ。手伝ってやるから、今はこっちに集中しろよ」

渡「ありがとう、キバット」

キバット「お礼なら特別にデートでいいぜ」

渡「え……」

キバット「おいおい冗談……って、何で赤くなってるんだよ」

渡「……僕でいいなら、する?」

キバット「!?」
254 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/10/19(日) 09:06:53.50 ID:1Ldrk3LT0
おしまい。
太牙ニーサンは空気を読んで見守ってます。
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/19(日) 09:40:17.12 ID:DUJdfVuAO
乙です!
だけど一緒にお風呂に入らないからやり直しww



>>250
ドライブはまだキャラが出揃ってない感じだけど、シフトカーを片っ端から擬人化してトリックオアトリートとか。

256 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/10/19(日) 14:20:47.97 ID:1Ldrk3LT0
>>255
懐かしいネタですねww
擬人化かあ……頑張ってみます。

亜樹子♂が惚気てるだけのSSSできましたー。
フィリップ以外はTSしてると思ってください。

それじゃあ投下ー。
257 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/10/19(日) 14:21:24.19 ID:1Ldrk3LT0
亜樹子「――で、その時の竜ちゃんの照れ顔が可愛いわけよ、もう」デレデレ

翔太郎「ふーん」

亜樹子「普段の竜ちゃんってほら、クール系美女って印象だろ?
    それが俺の前ではあの柔らかい笑顔を見せてくれるわけよ!」ニコニコ

翔太郎「へーえ」

亜樹子「そしてさらに! 俺のことを、恥ずかしそうにっ!
    けど、とても愛おしそうに呼ぶんだよっ!」キュンキュン

翔太郎「はーん」

亜樹子「何て呼んだと思う? そう、そうだよ!
    消え入りそうな声で、でも確かに……『あなた』ってぇぇぇえええ!」ウオオオ

翔太郎「……いい加減にしなさいよッ! さっきからうるっさいのよこの……このッ!」

亜樹子「はは、羨ましい? 可愛い奥さんがいて羨ましいのか?」ニヤニヤ

翔太郎「全然! これっぽっちも! 羨ましくないわよ!」ムキー
258 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/10/19(日) 14:22:56.80 ID:1Ldrk3LT0
フィリップ「二人とも、気が散るから少し声量を抑えてくれないか」

翔太郎「そもそもあんたが本ばっかり読んでるから私一人が惚気話を聞かされてるのよ」

フィリップ「君は依頼がなければ椅子に座って格好つけているだけだろう?」

翔太郎「なっ――そんなことないわよ!」

亜樹子「うーん……今ふっと思ったんだけどさ、
    二人も仲が良いんだし、いっそのこと結婚すれば?」

翔太郎「何言ってるのよ藪から棒に」

フィリップ「結婚か……すると翔太郎、君はもう一つの意味でも僕の相棒になるんだね」

翔太郎「何で乗り気なのよ!?」

フィリップ「別に乗り気というわけじゃない。事実を確認したまでだよ」

亜樹子「意外と自分が乗り気だったんじゃないのー?」クスクス

翔太郎「違うわよ!」
259 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/10/19(日) 14:23:41.57 ID:1Ldrk3LT0
おしまい。
年下にいじられる翔ちゃん♀おいしいです。
竜ちゃん出してあげられなくてごめんね!
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/19(日) 15:19:11.69 ID:cT1savB5o
乙です
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/19(日) 16:22:35.48 ID:iOQYNZ+EO
竜ちゃん!竜ちゃん!竜ちゃん!竜ちゃぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!竜竜竜ぅううぁわぁああああ!!!
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/20(月) 02:13:05.32 ID:3061pFRkO

猫耳魔女っ子の格好させられたたっくん♀が草加にからかわれたり木場に可愛いとか言われて百面相したりするのが見たいでし
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/22(水) 18:54:55.89 ID:+ulskpaT0
いっそビートライダーズ(TSでもそのままでも混成でも可)がみんなで仮装してハロウィンスペシャル合同ダンスをする話がいいです
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/24(金) 21:44:44.40 ID:4hPtlAGsO
北条透ちゃん!
265 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/10/26(日) 08:40:36.51 ID:wsd5+jTy0
おはようございまーす!
プロトドライブをうんたらかんたら(うろ覚え)とか、
チェイサーがフラグ建てすぎてて逆に何もなさそうな気さえする>>1です。

ハロウィンに向けて頑張りますね!
とりあえず今日は前夜祭的なSSSでも書ければと思っています。
266 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/10/26(日) 09:14:17.97 ID:wsd5+jTy0
チームバロン(TS)の前夜祭的なものができました。
とりあえず投下ー。
267 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/10/26(日) 09:14:54.80 ID:wsd5+jTy0
ザック「いたっ」

戒斗「どうした」

ペコ「ザック、ランタンできた? ……うわ!? ザック、指、指!」

ザック「言われなくても分かってるわよ。あー痛い」

戒斗「……」

ザック「ああ、いいわよ気にしないで。ちょっと切っただけだから」

戒斗「お前はもう少し器用だと思っていたが、私の見込み違いだったらしいな」

ペコ「ちょっと手を切っただけでそんな……」シュン

ザック「どうしてあんたが落ち込むのよ」

戒斗「これ以上失敗する前に、私に代われ」

ザック「……素直じゃないのね?」クスッ

ペコ「戒斗さんってやっぱり、かっこいい……!」キラキラ

戒斗「私はただ、作業の効率を考えただけだ」ツーン
268 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/10/26(日) 09:15:55.32 ID:wsd5+jTy0
分かりにくいと思いますが、
ザックはジャック・オー・ランタンを作っていて指を切りました。
こういうイベントって準備期間が一番楽しい気がします。
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/26(日) 09:27:08.75 ID:VJUZFPWko
乙です
270 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/10/26(日) 11:29:21.35 ID:wsd5+jTy0
続いてカフェ・マルダムールの前夜祭的なSSSできましたー。
太牙ネーサンの吸血鬼コスが見たい……

それじゃあ投下ー。
271 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/10/26(日) 11:29:54.13 ID:wsd5+jTy0
名護「恵、ハロウィンの作戦は……分かっているでしょうね」

恵「大丈夫、完璧だって。名護君は心配性だな」

名護「私が心配しているのはあなたの記憶力ですよ」

恵「」イラッ

名護「そもそもあなたという人は普段から私の愛妻弁当を忘れたり何かと――」クドクド

恵「だったら言わせてもらうけど! 弁当の量が多すぎないか?
  一人であんなに食えるかよ!」

名護「なっ――私はあなたの健康状態を考えてベストな献立を用意しているんです!」
272 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/10/26(日) 11:30:37.12 ID:wsd5+jTy0
マスター「あーはいはいはい、二人とも夫婦喧嘩はいいけど、場所を弁えてねー。
     ここ、他のお客さんもいる喫茶店だから」

太牙「あなたたちに任せて、本当に大丈夫かしら……
   渡が初めて他人と盛大に祝うハロウィンだっていうのに」

恵「大丈夫だって! お兄さんに任せときなさい!」

名護「この私がいるからには、何の心配もいりません!」

マスター「二人とも、やる気だけはあるんだけどねー」

太牙「はあ……こんなことなら、キバットにでも相談した方がマシだったかしら」
273 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/10/26(日) 11:32:02.07 ID:wsd5+jTy0
おしまい。
>>1の単純構造な頭では、渡は吸血鬼の仮装しか思い浮かばないなあ……
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/26(日) 12:57:46.88 ID:iZIgG7Ydo
乙です
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/26(日) 15:33:32.30 ID:fXSTrJFZO
他の誰がTSしたとしても、渡が女の子になろうと恵が男になろうと、おとーやんだけは絶対にそのままだと思うのよねw
276 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/10/26(日) 21:28:26.98 ID:wsd5+jTy0
>>275
分かる気がするww

デンライナーの前夜祭というよりただの日常SSSができたので投下ー。
277 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/10/26(日) 21:29:30.99 ID:wsd5+jTy0
リュウ「ハロウィンやりたーい! やりたいやりたいやりたい!」

ハナ「ああもう、うるさい! 静かにしなさーい!」

リュウ「やだやだ、やりたいー!」ジタバタ

ナオミ「あわわ、コーヒーが零れちゃいますよ〜」フラフラ

良太郎「皆、大声でどうし――」バシャッ

ナオミ「あっ、すみませーん」

ハナ「良太郎、大丈夫!? 熱くなかった?」

良太郎「うん、服に掛かっただけだから。
    これくらい全然慣れてるし」
278 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/10/26(日) 21:30:55.50 ID:wsd5+jTy0
ウラ「リュウタ、今のはちょっと良くないんじゃない?」

キン「ちゃんと謝ったら良太郎は分かってくれるやろ。早く謝っとき」

リュウ「……良太郎、ごめんね?」シュン

良太郎「平気だから気にしないで」ナデナデ

リュウ「本当に?」

良太郎「うん」ニコッ

リュウ「わーい! 良太郎大好きー!」ギュー

モモ「おいコラはなたれ小僧! やたらと抱き着くのはやめやがれ!」
279 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/10/26(日) 21:31:37.63 ID:wsd5+jTy0
ウラ「子供のやることに一々怒るなんて、余裕ないね、先輩」

キン「余裕のない男はモテへんで」

モモ「けっ! そもそもお前らがあの小僧を甘やかすのが悪いんだろうが!」

リュウ「ねえねえ、僕ハロウィンパーティーやりたい!
    いいよね? 答えは聞いてない!」

良太郎「そうだね。じゃあ、侑斗とデネブも誘ってパーティーしよっか」

ハナ「良太郎がいいなら、私はいいけど……オーナーが何て言うか」

オーナー「私は構いませんよ。他のお客さんに迷惑を掛けないのなら」

ナオミ「それじゃあ、張り切って用意しちゃいましょー!」
280 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/10/26(日) 21:32:55.38 ID:wsd5+jTy0
おしまい。
ちなみにTSしてるのは良太郎だけです。
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/26(日) 21:46:58.41 ID:pmprn8u2o
乙です
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/26(日) 22:14:24.03 ID:PnZThpsDO
いろんなカップルをTSしてデートさせてください!
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/31(金) 13:44:05.84 ID:7iy7P/bAO
ハロウィンとは自分をあがめ讃えるお祭りだと思っているジーク。お菓子を投げ与えられて憤激するモモ…


そういえばディケイドの電王回でウラキンリュウは女性化してたけどモモのは見たことないな。
良太郎♀にモモが憑依した形でひとつ。

284 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/02(日) 08:38:24.34 ID:fMwF/KXJ0
おはようございますー。
朝起きる→テレビつける→トッキュウジャーやってない
しばらくテレビの前でぼーっとした後、二度寝しました。>>1です。

ハロウィンですね! ハッピーハロウィン!
過ぎたってツッコミはご容赦願います!

まだ全部は書けてないんですが、
とりあえず書けたものだけ投下しますね!

シフトカー擬人化+進ノ介TSのつもりで書きました。
シフトカーの性別とかはフィーリングで適当に決めました。
それじゃあ投下!
285 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/02(日) 08:39:09.78 ID:fMwF/KXJ0
ベルトさん「進ノ介、トリックオアトリート。
      もちろん、菓子は用意してあるんだろう?」

進ノ介「突然どうしたんだ。ベルトさんもハロウィンを楽しみたいのか?」

ベルトさん「質問に質問で返すのはいただけないね。
      それより、菓子はないのかね」

進ノ介「お菓子なら、たぶんポケットに……あ。
    悪い、持ってなかった。どうしても欲しいなら今から買って来るけど」

ベルトさん「それは残念だよ。進ノ介、トリートが用意できないなら……分かるね?」

進ノ介「まさか、悪戯か? って言っても、ベルトさんに出来ることなんてなあ」

ベルトさん「今こそ君たちの真の力を見せる時だ、シフトカーたち!」

ピカーン キラキラキラ

進ノ介「うっ、まぶしい……」
286 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/02(日) 08:41:03.50 ID:fMwF/KXJ0
進ノ介「……光は収まったみたいだな」パチッ

「……」ジー

進ノ介「うわっ!? だ、誰だ!」

キャブ「ディメンションキャブだ。
    ……目線の高さが変わるだけで、随分と君の印象も変わるな」

進ノ介「は?」

ベガス「ヘイ、進之介! 俺が分かるかい? そう、ドリームベガスだ!」

進ノ介「……何かの冗談か?」

進ノ介(でも待てよ。私がドライブだと知っている人間は限られている。
    まさか本当にシフトカーたちなのか?)
287 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/02(日) 08:41:58.06 ID:fMwF/KXJ0
ベガス「人間ってやつは面白いな。二つ足でうまくバランスをとるんだから」

キャブ「体はやわらかいし、とても満足に戦えそうにない。
    こんな体で戦うんだから、君は本当に勇敢だな」

進ノ介(さっきベルトさんが言っていた悪戯って、まさか……
    こんなことができるなんて、何者なんだよ、ベルトさん)

「ハーイ! 進ノ介、こんなのとつるんでないで私と遊びましょ!
 私が誰かは、言わなくても分かってくれるわよね?」

進ノ介「お前は……派手だし、緑っぽいし、スパイクか?」

スパイク「大正解! さすが進ノ介ね」チュッ

進ノ介(おいおいおい、頬とはいえ過激だな)

「やめなさいっ!」ビシッ
288 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/02(日) 08:43:00.33 ID:fMwF/KXJ0
スパイク「お邪魔虫が来ちゃったわね」

「進ノ介も進ノ介です。この程度、避けなくてどうするんですか」キッ

進ノ介「お前……ハンターだろ」

ハンター「そうですが、何か?」

進ノ介(何となく霧子に似てるんだよなあ……)

「ハッピーハロウィン」

進ノ介「お前は……」

シャドー「見てのとおり、ミッドナイトシャドーだよ。
     人の姿になるのはともかく、あなたとこうして話せるのは嬉しいな」ニコッ

進ノ介「見ても分からないけど、私としてもお前たちと話せるのは嬉しいよ」
289 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/02(日) 08:43:52.13 ID:fMwF/KXJ0
「進ノ介! これからも俺たちと共に戦ってくれ!」ガシッ

進ノ介「急に来るからびっくりしたじゃないか。お前は……フレア?」

フレア「その通りだ! 君なら分かると信じていたぞ!」

進ノ介(いかにも暑苦しいんだもんなあ……フレアくらいしかいないだろ)

ベルトさん「どうだい進ノ介、楽しんでくれたかな?」

進ノ介「ベルトさん! やっぱりあんたの仕業か……」

ベルトさん「残念ながら夢の時間はそろそろ終わりだ。また現実で会おう」

進ノ介「夢の時間……って、どういう意味……だ……」ウトウト

進ノ介「……」スヤスヤ
290 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/02(日) 08:46:20.47 ID:fMwF/KXJ0
進ノ介「……」パチッ

ピヨピヨ、チュンチュン

進ノ介「朝か……」

進ノ介(変な夢だったな……シフトカーが人間になるなんて。
    戦いでちょっと疲れてるのかもしれないな)

進ノ介「ってことで、今日は体を休めるためにものんびり……」

(着信音)

進ノ介「……霧子からか。無視したらわざわざ家まで来るんだろうな……
    仕方ない。とりあえず出勤だけでもするか」
291 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/02(日) 08:47:34.84 ID:fMwF/KXJ0
おしまい。
夢オチって便利ですね。

誰が女の子で誰が男かは分かってもらえたでしょうか。
あと何人かいたと思うんですが、記憶にあったのがこの子たちだけだったのでご容赦ください。
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/02(日) 09:04:20.61 ID:DUFRn1QAO
乙々!ウヒャヒャヒャ!!(歓喜)

あとは せっかちなスピードちゃん!のっそりミキサーちゃん!がちむきモンスター兄貴だね!
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/02(日) 09:28:34.76 ID:7bJPc8Oso
正直スパイクはオカマだと思って…うわなにするやめ
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/02(日) 11:58:53.20 ID:kNZ85B5mo
乙です
295 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/02(日) 12:52:17.34 ID:fMwF/KXJ0
>>292
一番メジャーなのを忘れていた……だと……!?
ミキサーちゃんが全く記憶にない自分の記憶力が悲しい。

>>293
その後、>>293の姿を見たものはなかった……

そろそろ猫耳魔女っ娘が書けたので投下します。
じゃあ投下ー。
296 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/02(日) 12:52:43.28 ID:fMwF/KXJ0
啓太郎「わー! すごいよたっくん、すごく似合ってる!」

真理「私のセットした髪型も素敵だし、呼び込みは完璧だね」

巧「……」ツーン

真理「拗ねてないで、ほら。ハロウィンセールに乗り出して!」

啓太郎「お願いね、たっくん!」

巧「何で私がこんな格好……真理がやればいいだろ」ムスッ

真理「私は今夜のご馳走を作らなきゃいけないの。
   働かざるもの食うべからずでしょ、お願い!」

巧「……冷たい料理も用意しとけよ」

啓太郎「いってらっしゃーい!」
297 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/02(日) 12:53:30.85 ID:fMwF/KXJ0
巧「……はあ……注目されてる、よな……」

ヤダーネコミミ? カワイーイ!
ママー マジョガイルー ホントネー

巧「……帰りたい」トボトボ

木場「……まさか、乾さん?」

巧「……最悪だ」

木場「え、その格好……どうしたの? 店の宣伝?」

巧「あんまり見るな。……見てもおもしろくないだろ、こんなの」

木場「そんなことないよ。ちょっと意外だったけど……すごくかわいい」ニコッ
298 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/02(日) 12:54:01.98 ID:fMwF/KXJ0
巧「な、何言ってるんだよ……」

木場「そんなに照れられると、こっちまで照れるなあ」

巧「照れてない」

木場「そんなに拗ねないで。ほら、これ」

巧「拗ねてない」

木場「この飴で機嫌を直してくれないかな」

巧「別にほしくない……押し付けるなよ」

木場「まあまあ。普段のお礼って意味でも受け取ってほしいな。
   もう少し話していたいんだけど、そろそろ行くよ。それじゃあまた」

巧「……またな」
299 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/02(日) 12:54:42.33 ID:fMwF/KXJ0
巧「あいつは本当に、人を褒める癖がついてるっていうかなんて言うか……
  まあ……悪い気はしないかも、だけど……」

草加「……まさか君がこんな浮かれた格好をするとは」

巧「……」クルッ

草加「ちょっと待った。無言でUターンは傷つくなあ」

巧「……用がないならどこかへ行けよ。それか私がどこかに行く」

草加「用ならあるよ。君のこんな格好、この機を逃せば拝めそうにないだろ」

巧「私は見られたくないんだけどな」

草加「ああ、犬なのに猫耳なのを気にしているのかな?」
300 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/02(日) 12:56:42.22 ID:fMwF/KXJ0
巧「違う!」

草加「そんなに怒ると可愛いのが台無しじゃないか」

巧「……聞き間違いか?」

草加「格好だけは可愛いんだから」

巧「……ああそうだよなお前はそういう奴だ」ムスッ

草加「店では真理も仮装してるのか?」

巧「残念だったな。真理は今頃普通の格好で夕飯の準備中だ」
301 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/02(日) 12:57:22.74 ID:fMwF/KXJ0
おしまい。
あんまり百面相出来なかった。
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/02(日) 17:49:42.96 ID:B01BP6dGO
木場♀に嫉妬する草加って組み合わせは駄目ですか?
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/02(日) 18:57:29.85 ID:EmHgJKM7o
乙です
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/02(日) 19:44:55.33 ID:V5PnmIOfO
ふはあ、たっくん可愛いよたっくん!
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/03(月) 10:23:19.89 ID:LzFpgjAAO
草加の横面をたっくんのもふもふ尻尾ではたく!
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/06(木) 01:42:55.78 ID:BrG/dRI/0
このペースだとハロウィンネタ終わる頃にはクリスマスネタ考えんとあかんのとちゃうか

ハロウィンのコスプレパレードを警備誘導する進之介や照井や一条さんや氷川さんや蟹とか、メズールにトリックオアトリートするガメルとか、ここぞとばかりに街へ繰り出すタロスズとか、妹たちのために最高級お菓子を作って待ってたのにひよりにはトリックオアトリート言ってもらえなくて凹む天道とか…

想像すると色々美味しいなぁ、ハロウィン
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/09(日) 00:23:18.64 ID:w5xmUmVXO
先走ってバレンタインの準備をしちゃう名護さんとその旦那の恵くん
308 :</b> ◇l2oMVBi5qY<b> [sage saga]:2014/11/09(日) 08:46:39.39 ID:Pcawsoo+0
おはようございますー。

見てるとイライラする……恋かな?
とか笑って朝を迎えました。
チェイサーとは和解しそうすぎて逆にしない気がしてきたレベル。

あとCMが!
戒斗さんいましたよねあれ!
ヤッター!
新しいゲームも出そうですね。
まだバトライドウォーもクリアしてないのに買いそうで怖い。

あと、ハロウィンのリクエストは当日中に締め切ったつもりです(小声)
はっきり言わなかったことは申し訳ないです、はい。
でもこのままだとハロウィンが終わりそうにないのでご容赦ください。

それでは、寝る前にちまちま書いていたビートライダーズをどうぞ。
登場人物は姉ちゃん以外全員TSしてます。
309 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/09(日) 08:47:51.70 ID:Pcawsoo+0
紘汰「姉ちゃん、おっはよー!」

晶「おはよう、紘汰。随分ゆっくり寝てたけど、用意はいいの?」

紘汰「うん。準備の担当は昨日までで、後は本番だけだから」

晶「そうなんだ。見に行けたらいいんだけど、私も仕事があるし……」

紘汰「しょうがないよ。ちゃんとビデオも撮っとくし、帰ったら一緒に見よう?」

晶「そうね。じゃあ、今日もお仕事頑張ってきます!」

紘汰「いってらっしゃーい!」

紘汰「あたしも、朝ごはん食べたら行こうっと」
310 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/09(日) 08:48:37.20 ID:Pcawsoo+0
――パーティー会場

紘汰「お待たせ!」

舞「紘汰! もー、何で打ち合わせに遅れるかなあ」

紘汰「ごめん! ちょっと転寝しちゃって」

舞「気が緩みすぎ。年上なんだからしっかりしてよ」

光実「仕方ないですよ、紘汰さんは昨日までの用意で疲れてたんですから。
   それに、本番まではまだまだ時間がありますし。大丈夫ですよ」

舞「それは俺たちも同じじゃん」

紘汰「まあまあ、とにかく楽しくやろうよ!」

舞「しょうがないなあ……」
311 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/09(日) 08:49:11.85 ID:Pcawsoo+0
紘汰「それより、着替えたいんだけど……どこで着替えればいい?」

光実「私も今から着替えるつもりでしたから、一緒に行きましょう。
   あっちに着替え用のスペースを作っておきましたから」

紘汰「さすがミッチ! 気が利くなあ。舞も一緒に着替える?」

舞「は!?」

光実「え!?」

紘汰「冗談だって。そんなに赤くなって、期待しちゃったの?」ニヤニヤ

舞「ち、違うって! 馬鹿なこと言ってないで早く着替えてきてよ!」

紘汰「はーい」

光実「びっくりした……」
312 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/09(日) 08:49:45.21 ID:Pcawsoo+0
光実「紘汰さん、すごく可愛いです……!」キラキラ

紘汰「えへへ、自分でも結構似合ってると思うんだよね。
   特にこの、カボチャパンツとか可愛くない?」

光実「はい、とっても!」

紘汰「ミッチはミイラだっけ。包帯のドレスって面白いよね」

光実「ちょっと、丈が短くて恥ずかしいですけど……」

紘汰「包帯でできたニーソックスも可愛いし、すごく似合ってるよ」

光実「紘汰さんにそう言ってもらえると嬉しいです」
313 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/09(日) 08:50:35.78 ID:Pcawsoo+0
ペコ「戒斗さん、素敵ですね!」

戒斗「……合同でパーティーを開催する以上、
   ステージの主役として注目を集めることで強さを示す必要があるからな」

ザック「その格好はあんまり強そうじゃないけどね」クスクス

戒斗「悪魔が弱いわけないだろう」ムッ

ペコ「あの、私の格好はどうですか?」

戒斗「骸骨か」

ペコ「はいっ! 怖いですか?」

戒斗「……悪くない」

ペコ「ありがとうございます!」
314 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/09(日) 08:52:00.38 ID:Pcawsoo+0
ザック「怖いっていうより、可愛らしいけどね」

ペコ「そう言うザックだって、怖くはないよ。
   ……かっこいいけど」

ザック「やっぱりハロウィンっていえば吸血鬼でしょ?」

戒斗「お前たち、祭りだからと気を抜くな。
   今夜のステージも、私たちのものだ」

ペコ「はい!」

ザック「了解。期待外れにならないよう、頑張らせてもらうわ」
315 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/09(日) 08:53:20.22 ID:Pcawsoo+0
城之内「あのさ、初瀬ちゃん」

初瀬「どうかした?」

城之内「本当にこの格好で行くの?」

初瀬「当たり前でしょ」

城之内「雪だるまって季節はずれじゃない……?
    しかも、ほとんど着ぐるみって、動きにくいし」

初瀬「この程度、余裕で動けるでしょ!
   それに、可愛いからいいの。ほら、そろそろステージ行くよ」

城之内「まあ、ある意味目立つだろうし、いいか……」
316 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/09(日) 08:54:24.89 ID:Pcawsoo+0
おしまい。
この後ステージはなんだかんだで成功したと思います。
ほとんど衣装紹介になってすみません。
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/09(日) 09:07:12.15 ID:2rVs1L2eo
乙です
318 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/09(日) 14:24:15.59 ID:Pcawsoo+0
リクエストの北條さんが書けたので投下します。
ハロウィンらしさ皆無。ごめんなさい。
319 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/09(日) 14:24:45.58 ID:Pcawsoo+0
――美杉家


太一「真魚ねえ、見て見て!」

真魚「わっ、子猫? 可愛いじゃない。どうしたの、その衣装」

太一「へへーん。羨ましい? 実は翔一が作ってくれてさー」

真魚「また翔一ちゃんに迷惑かけたの?
   もう一緒に暮らしてるわけじゃないんだから、あんまり甘えないの」

翔一「気にしなくていいって」ヒョッコリ

真魚「翔一ちゃん、来てたんだ! 久しぶりだね」

翔一「だね。ハロウィン限定のメニュー、食べてもらおうと思って」

真魚「いいの? 楽しみだなあ」
320 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/09(日) 14:25:19.04 ID:Pcawsoo+0
ピンポーン

太一「誰か来たよ。真魚ねえ、出てきてよ」

真魚「太一が行きなさいよ。私は帰ったばかりで疲れてるの」

太一「えー、やだよ」

翔一「行ってきてくれたら、太一のデザートを増やしちゃおうかな」

太一「行ってくる!」タタッ

真魚「現金なんだから……」

太一「翔一、刑事さん来たよ」
321 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/09(日) 14:25:49.56 ID:Pcawsoo+0
翔一「え、氷川さん? 何かあったのかな」

太一「そっちじゃなくて」

北條「どうも、こんにちは。いえ、そろそろこんばんはですね」

翔一「あ、北條さん! こんばんは、お久しぶりです」

北條「ええ、本当に」

真魚「氷川さんじゃなくて北條さんが来るなんて、珍しいですね」

北條「ハロウィンの仮装に熱を入れすぎて、問題が起きることもあるので。
   パトロールついでに立ち寄ったんですよ」

翔一「そうなんですか。じゃあ、せっかくだしゆっくりしていってください」

北條「いえ、私はあなたと違って暇ではないので」
322 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/09(日) 14:27:13.45 ID:Pcawsoo+0
太一「でも私服じゃん。休みじゃないの?」

北條「自主的にパトロールしているんですよ」

真魚「北條さんって真面目なんですね」

北條「警察官として当然ですよ、この程度は」

翔一「そんな頑張る北條さんに、是非食べてもらいたいデザートがあるんです。
   遠慮せずに、どうぞ!」ニコニコ

北條「……そこまで言うなら、少しだけお邪魔していきましょうか」

真魚「それじゃあ私、お茶の用意しますね!」

太一「翔一、俺もデザート食べたいー」

翔一「それじゃあ北條さんと二人で待っててね」

北條「いつ来ても、騒がしい家ですね……」
323 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/09(日) 14:28:02.57 ID:Pcawsoo+0
おしまい。
せっかくだから真魚ちゃんにも仮装してもらえばよかった。
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/09(日) 17:18:44.10 ID:w5xmUmVXO
北条ちゃん!
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/09(日) 17:58:21.09 ID:wVFjiJ3uo
乙です
326 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/09(日) 19:46:39.83 ID:Pcawsoo+0
こんばんはー。
TSライダーでいろいろデートとのリクエストだったので、
四組ほどにデートしてもらいました。
長さにバラつきがあるのはご容赦ください。

じゃあ投下ー。
327 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/09(日) 19:47:16.33 ID:Pcawsoo+0
真司「……」ニヤニヤ

蓮「……何なの、あれは」

優衣「今日、デートの約束があるんだって」ヒソヒソ

蓮「それであんなにだらしない顔を……」

真司「えへへ……」

優衣「ふにゃふにゃだね」

蓮「見てられないわね。……少し出かけてくるわ」

優衣「お見舞い?」

蓮「ええ」
328 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/09(日) 19:47:51.01 ID:Pcawsoo+0
優衣「いいなあ、二人には一緒にいる相手がいて」

蓮「……優衣なら大丈夫でしょう。きっと素敵な相手が見つかる」

優衣「ありがとう、蓮」ニコニコ

真司「早く約束の時間にならないかなあ……」

蓮「そんな間抜けな顔じゃ、相手に愛想をつかされるでしょうね」

真司「んなっ!?」

優衣「もう、蓮! 意地悪言わないの」

蓮「意地悪じゃなくて、事実よ」
329 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/09(日) 19:48:36.53 ID:Pcawsoo+0
真司「何だよそれ。俺の顔、そんなに間抜けだったか……?」

蓮「ええ、それはもう。じゃあ、私はそろそろ行くわ」

優衣「行ってらっしゃい」

真司「……なあ、優衣ちゃん。俺の顔って間抜け?」

優衣「え? えーっと……ちょっと緩んでる、かな?」

真司「うう……もっと引き締めないと、呆れられるよな……」

ガチャ

真司「!」ガタッ

手塚「おはよう」

真司「お、おお、おはよう!」

優衣「……心配いらなさそうだね」クスッ
330 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/09(日) 19:49:20.88 ID:Pcawsoo+0
その1おわり。
デートっていうかデート前ですね。
その2投下します。
331 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/09(日) 19:49:54.80 ID:Pcawsoo+0
アンク「街中が奇妙な飾りつけで溢れてやがるな」

映司「楽しそうだよね。アンクはハロウィンって知ってる?」

アンク「知識くらいはいくらでもこいつで仕入れられるからな」

映司「iPadで調べ物もいいけど、たまにはこういう散歩もいいでしょ」

アンク「めんどくせえだけだな」

映司「とか言いつつ、ちゃんと付き合ってくれるもんね」ニコニコ

アンク「アイスのためだ。
    おい、映司。噂をすればだ」

映司「アイスの屋台だね。今日はハロウィンだから、いつもと違う味があるかも。
   せっかくだから、寄ってみる?」

アンク「当たり前だ。さっさと行くぞ」

映司「もう、引っ張らなくても屋台は逃げないよ?」
332 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/09(日) 19:50:40.06 ID:Pcawsoo+0
その2おわり。
短いですね……
次、その3投下します。
333 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/09(日) 19:51:14.97 ID:Pcawsoo+0
恵「ねえ、せっかくデートしてるんだから、買い物なんていいじゃん」

名護「いいえ、これはあなたにとっても重要な買い物ですよ」

恵「ええ? それ、チョコレートだよね。
  俺に関係があるって……ああ、トリックオアトリート?」

名護「違います。これはバレンタインのためのものなので、
   勝手に食べたりしないように」

恵「……あのさ、カレンダーちゃんと見てる?
  まだ冬にすらなってないんだけど」

名護「用意しておくに越したことはないでしょう」キリッ

恵「あー、そう……もう好きにしてよ」

名護「ええ、好きにしますとも」

恵(まあ、チョコレートを用意しようって張り切ってくれるだけ可愛いか……)
334 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/09(日) 19:52:19.03 ID:Pcawsoo+0
その3おしまい。
一応>>307を参考にしました。
その4投下します。
335 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/09(日) 19:52:56.20 ID:Pcawsoo+0
翔太郎「フィリップ、ほっぺた」

フィリップ「え?」

翔太郎「しょうがないわね」フキフキ

フィリップ「……食べることに熱中しすぎたかな」

翔太郎「突然『ハロウィンを楽しもう!』って言い出したかと思ったら……
    限定商品に心惹かれるのは分かるけど、落ち着きなさいよ」

フィリップ「君の言う通りだ。少し気を付けるよ」

翔太郎「分かればよろしい」

フィリップ「!」ピクッ

翔太郎「どうしたの?」

フィリップ「見てくれ翔太郎、あのパフェはハロウィン限定だ!」

翔太郎「ちょっと、走らないの!」
336 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/09(日) 19:53:57.54 ID:Pcawsoo+0
その4おしまい。
ネタが湧いてくる素敵な脳を持ちたいものです。
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/09(日) 21:58:40.29 ID:rwU9I4Oho
乙です
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/10(月) 07:07:54.52 ID:vTpIbnCZO
かわええのうかわええのう

昨日にょたっくんのイメージにぴったりな女性を見つけてしまった
目付きは悪くないけど
339 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/16(日) 08:35:54.90 ID:AYnd11Ve0
おはようございます!
チェイスが普通にいい人っぽく見えて笑ってしまう。

それじゃあ、随分と遅くなってしまいましたが最後のハロウィン、どうぞ。
340 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/16(日) 08:36:40.43 ID:AYnd11Ve0
DQN1「おいおい彼女、超かわいいじゃん!」

DQN2「ずいぶんおしゃれしてるねー。誰かと会ってきた帰り?」

良太郎「これは、姉さんの店の手伝いで」

DQN2「今日ハロウィンだからそんなに凝った格好なんだ?」

DQN1「お姉ちゃんいるの? いいねー美人だろうね!」

良太郎(これは新しいパターンのカツアゲだなあ……どうやって逃げよう)

モモ『おい、良太郎! 俺に任せとけ!』

良太郎「え、モモタロス、待っ――」
341 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/16(日) 08:37:15.22 ID:AYnd11Ve0
DQN1「どうしたの? 気分悪いんなら、付きっ切りで看病してあげようか」ニヤニヤ

DQN2「あっちにちょうどいいホテルあるからさ、行こうよ」ニヤニヤ

M良太郎「……遊んでくれるのか?」ニヤリ

DQN2「おっ、乗り気じゃん。いいねー」ニヤニヤ

DQN1「じゃあこっちに……いてっ!?」ドカッ

M良太郎「この程度でオーバーな奴だな。
     遊びたいんだろ? もっと楽しませろよ!」

DQN1「な、なんだこいつ! 馬鹿力じゃねえか!」

DQN2「雰囲気超変わってねえか!?」

M良太郎「行くぜ行くぜ行くぜぇ!!」

良太郎(もう……怪我させちゃ駄目だからね)
342 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/16(日) 08:38:18.80 ID:AYnd11Ve0
おしまい。
良太郎はこう、可愛いのにあんまり声を掛けられないタイプだと思います。
目立たないというか何と言うか。
服装とか変えるだけで一気にモテる感じの。
343 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/16(日) 08:54:22.72 ID:AYnd11Ve0
私事ですが、そろそろSSを書き始めて一年になります。
まさかこんなに長く続くとは始めた時には思ってもみなかったんですが、
どんどんペースが遅くなっている割には、最初と変わらず楽しいです。

できれば一年を過ぎても、二年、三年と細く長く続けていければと思っています。
こんな文才のない>>1のしょうもないSSを読んでくださる皆様には、
本当に心の底から感謝しています。

これからもどうぞよろしくお願いします。
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/16(日) 10:57:21.10 ID:E0uOJBNFo
乙です
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/16(日) 12:53:28.32 ID:5pVWvfE20

もう一年なんですか
士の恋愛ゲームからスレに参加してるけど、いつも楽しませてもらってます
まだまだ、平成ライダー続く限り、彼らを女の子にしていく>>1でいてください

それはそうと男でも女でも良太郎可愛い
きっとウラタロスに口説かれても天然で袖にしてんだろうなぁ
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/16(日) 18:39:50.68 ID:QIb5XBEko
乙ー
オエージの代から追っかけてる俺に死角はない
いつまでも読み続けるぜ
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/16(日) 19:13:36.16 ID:fCOoN4ERO
着物美女のK良太郎
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/16(日) 22:47:44.74 ID:V22pUzzmO

俺も最初から追っかけさせてもらってる身だ。これからも宜しく頼むよ
349 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/23(日) 08:40:03.55 ID:m8lBDER90
おはようございます。
うれしいお言葉をたくさんいただけてほっこりしました。
ありがとうございます。

SSに関しては、現在少し長めの話を書いている途中です。
内容を簡単に説明すると、
最終回後の呉島兄弟があーだこーだしてる話です。
途中でミッチがTSします。

序盤だけでも区切りのいいところまで書けたら投下します。
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/23(日) 09:54:50.81 ID:EjjutT0Vo
了解
351 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/23(日) 22:15:41.71 ID:m8lBDER90
こんばんはー。
まだ全然書けてなくて申し訳ないです。
筆が進むのが速い人がうらやましい。

とりあえず書けている分を投下します。
352 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/23(日) 22:16:21.77 ID:m8lBDER90
――呉島家


僕と兄さんの朝は静かだ。
幼い頃から仕込まれた作法のおかげで、食器が煩わしい音を立てることもない。

この沈黙はまだ少し僕には堪えるものだけれど、
それでも以前のように空虚な思いを抱えるものではなくなった。

難しい記事に目を通して眉間に皺を寄せていても、
それは僕と一緒の食卓が嫌だからじゃない。
大丈夫、今日も僕は拒絶されていない。

そのことに胸を撫で下ろしてから、空になった食器を片付ける。
慌ただしい気配を見せ始めた僕にようやく兄さんの視線が注がれて、
鞄を片手に僕は微笑んだ。

光実「行ってきます、兄さん」

貴虎「行ってらっしゃい、光実」
353 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/23(日) 22:17:04.75 ID:m8lBDER90
――ガレージ


ザック「なんつー食卓だよ、それは……」

光実「呉島家の食卓ってところかな」

ザック「そういう意味じゃねえし」

溜息を吐いたザックが伸びを一つして、ガレージの天井を見上げた。
最近兄さんとはうまくいっているのか、と聞かれて朝食の話を聞かせたのだ。

心配しているのか、それとも呆れているのか。
再びその視線が僕へ戻された時には、ザックの顔には苦笑いが浮かんでいた。
354 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/23(日) 22:17:33.75 ID:m8lBDER90
ザック「まあ、お兄さんの気持ちがちゃんと分かってるなら平気じゃねえの。
    冗談を言う余裕もあるみたいだし」

僕を励ますような調子で言われた言葉にそうだねと返して、
手の中にあるココアを一口飲んだ。

少し、ぬるい。

チャッキー「二人とも、そろそろ練習再開しようよー!」

ペコ「ミッチ、手を抜いたら怒るからな!」

リカ「もー、いつまでツンケンしてるんだか」

ザック「悪い悪い、今行く。行こうぜ、ミッチ」

光実「うん」

騒がしくも好ましい彼らに、今日も拒絶されずにいられた。
内心複雑であろうペコも、少しの小言で我慢していてくれる。

そのことに安堵して、先に駆け出したザックの背中を追いかける。
僕の日常は、今日も平穏だ。
355 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/23(日) 22:19:01.63 ID:m8lBDER90
本日はこれくらいしか書けてません。
すみません……
この先、ミッチがうじうじしてるだけのターンが続きます。
何か暗い話になりそうです。
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/23(日) 22:54:06.97 ID:EjjutT0Vo
乙です
357 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/30(日) 08:37:24.79 ID:GgcFbQ500
おはようございます。
OR楽しい……まだカナシダ開通したところだけど楽しい……

今朝は霧子とチェイサーに何かあるのかなあと思わせる展開でしたね。
気になる。

ミッチの話はまだまだTSに辿り着けそうにありません。
TSスレだというのに情けない……
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/30(日) 08:59:25.53 ID:UKlWHLNlo
私服霧子もありだなと思いました(小波感)
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/30(日) 09:31:17.89 ID:xxDX42tAO
ウム、ありですな。

地面でじたばたするベルトさんも可愛い。
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/30(日) 09:46:47.33 ID:yxVb4GqAO
>>359
禿同
あと先週のバーニングソーラーもかわいかった
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/30(日) 12:27:16.91 ID:bm0L51hlo
待ってる…
362 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/30(日) 17:54:49.97 ID:GgcFbQ500
お待たせしましたー。
書けた分を投下します。

>>358
ですね。超かわいかった。

>>359
ベルトさんは表情もあいまってかわいいですよね!

>>360
日向ぼっこしてた子ですよね。
シフトカーかわいい。

>>361
お待たせしました!


じゃあ投下!
363 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/30(日) 17:55:38.59 ID:GgcFbQ500
――シャルモン


晶「遠慮しないで、食べてみて。本当においしいから!」

僕が何をしたのか忘れたはずがないのに、この人はとても優しく笑う。
その笑顔は、きっともう二度と会えないであろう彼を思い出させた。

僕がどうしてここにいるのか、遡ること数十分。

ダンス練習も一段落ついたところで、女の子たちが溜息と共に零した言葉。

『甘いもの食べたぁい』

言葉と同時に視線を向けられた僕ら男性陣は、
公平なじゃんけんを経て誰が使い走りにされるかを決めることにした。

その結果が、これだ。
364 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/30(日) 17:56:14.17 ID:GgcFbQ500
店に着いた時、背後から聞こえた僕を呼ぶ声に振り返ると、
そこには晶さんが驚いた表情で立っていた。

そして、弟と似て押しの強いところがある彼女に促されるまま、
ケーキセットを前にテーブルを囲んでいる。

光実「すみません、お金はちゃんと払います」

一言断ってからフォークをケーキへ突き立て、口へ運ぶ。

晶「そんな、気を遣わなくていいのよ。
  私にとっては頼られる方がうれしいんだから」

これ以上彼女の厚意を断るのも失礼な気がして、お礼を言ってからケーキをもう一口。
とてもおいしいけれど、僕には少し甘ったるい。
365 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/30(日) 17:57:27.52 ID:GgcFbQ500
晶「光実くんは……」

晶さんの目はとても優しい。
やはり女性だからなのか、それとも姉という立場にあるからなのか。

晶「お兄さんとはどう?
  兄弟なんだもの、仲良くしなきゃだめよ」

ケーキを消化する作業を続けていた僕は、
俯いたままでフォークを握る手に込めた力を強めた。

晶さんにだって兄弟がいる。いや、いた。
その兄弟を間接的にであろうと奪う原因を作ったのは僕だ。

そんな僕のことを、どうして笑顔で気遣えるんだろう。
366 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/30(日) 17:59:14.46 ID:GgcFbQ500
晶「光実くんと貴虎さん、二人とも幸せにならないと」

その言葉にフォークを動かす僕の手が小さく震えたことに気付かず、
晶さんは優しく微笑んでいる。

光実「……晶さんも、ですよ」

僕がどうにか絞り出したその言葉に、晶さんは目を瞬かせた後、
にっこりと笑ってくれた。

その笑顔に少しだけ落ち込んでいた気分が浮上した気がしながら、
最後の一口を味わった。
367 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/11/30(日) 18:00:58.69 ID:GgcFbQ500
短くてすみません。
本日はここまでです。

ミッチは晶さんにいろいろとひどいことをしたけど、
紘汰さんの姉ちゃんなら許してくれると思います。
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/30(日) 20:00:01.25 ID:RF9CQ4jRo
乙です
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/30(日) 21:15:30.11 ID:xxDX42tAO
乙。
姉ちゃんはミッチのいろいろは許してくれるだろうけど、黙って行った紘汰の事少しは怒ってるかな?

370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/12/02(火) 21:00:18.34 ID:iShnwV4DO
マーキュリーはやっぱり天使だわ
371 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/06(土) 23:23:39.90 ID:ysy+aCnF0
こんばんはー。
明日は忙しくなりそうなので、
今日の内にちょっとでも書き溜めた分を投下します。

>>369
そりゃあ怒ってると思いますが……
冬映画で姉弟のことにも触れてほしいですね。

>>370
そういえば姉ちゃんってマーキュリーでしたっけ。
今度レンタルして見るかな……


じゃあ投下します。
372 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/06(土) 23:24:36.80 ID:ysy+aCnF0
――呉島家


兄さんは忙しくしているから、夜遅くにならなければ帰って来れない。
だから僕は一人、無駄に大きなテーブルを前に黙々と食事をする。

光実「……ごちそうさま」

そう言って箸を置いた僕に、言葉を返す人はいない。
いつも通りの光景だ。

空になった皿を片付け、自室へ向かった。
373 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/06(土) 23:25:23.61 ID:ysy+aCnF0
服を着替えるのも億劫で、そのままベッドに倒れ込んだ。

シャワーなら帰ってすぐに済ませたし、このまま寝てもいいだろうか。
誰も咎めはしないだろう。きっと、兄さんも気付かないし。

そう思って目を閉じ、掛布団を引き寄せる。

皆でダンスをするのは楽しい。
兄さんのことだってかつてよりずっと近くに感じられる。
そんな僕に、これ以上望むものなんてあるはずない。

むしろ、現状が満ち足りすぎている。

光実「……貴虎さん、か」

晶さんの笑顔を思い出して、小さく呟いた。
兄さんのことを名前で呼ぶ女性なんて、初めてかもしれない。
それだけ二人が打ち解け合ったということなんだろう。
374 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/06(土) 23:25:59.99 ID:ysy+aCnF0
兄さんも、彼にしては珍しく自分から晶さんの話をしていた。
少し照れたみたいに笑っていたことに驚いたから、よく覚えている。

彼女なら、兄さんの強いところも弱いところも、
全て優しく包んでくれるだろうと思う。

兄さんだって、晶さんのことをきっと大事にして、
温かい家庭を築いていける。

そんな未来予想図に自然と微笑みながら、
僕の意識はまどろみの中に引き込まれていった。
375 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/06(土) 23:26:33.48 ID:ysy+aCnF0
――教会


白いタキシードを着こなした兄さんは、家族で男の僕の目から見ても素敵だ。
いつもは少し暗い表情も、今日ばかりは明るい幸福感に満ちている。

そして、兄さんに手を取られた晶さん――いや、義姉さんは、
豪華なドレスが霞んでしまうくらいに素敵な笑顔だ。

指輪交換を終えた二人のために、
ビートライダーズの皆がこの日のために練習してきたダンスを披露し始める。

型破りな式になったけれど、二人は嬉しそうに笑ってくれた。
式は無事に終わった。

参加者全員が、二人の幸福を願い、祝っている。
もちろん、僕も。
376 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/06(土) 23:27:08.54 ID:ysy+aCnF0
最後に、ハネムーンへ向かう二人が車へ乗り込むのを見届けて、
僕はふと気付いてしまった。

これから僕は、どうなるんだろう。

光実「兄さん」

答えを教えてもらいたくて掛けた声は届かなくて、
二人を乗せた車はどんどん先へ進んでいく。

孤独感に襲われて周囲を見回すけれど、誰もいない。
踊っていたビートライダーズも、微笑んでいた来場者も、誰も。
377 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/06(土) 23:27:54.42 ID:ysy+aCnF0



酷い夢を見た。
憂鬱な気分で朝食の席に着くと、兄さんが僕の顔を見て目を見開いた。

貴虎「どうした、光実」

光実「ちょっと、悪い夢を見ちゃって」

心配させまいと笑顔を作る。
ぎこちなくなっていないといいけれど。
378 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/06(土) 23:28:31.26 ID:ysy+aCnF0
貴虎「俺の幸せがお前の悪夢なのか?」

朝食へ伸ばした手が止まった。
冷たい汗が背中を伝って、口の中が乾いていく。

どうして、僕の夢の内容を知っているんだ。
混乱して言葉を返せない僕に、兄さんの冷たい視線が注がれる。

貴虎「俺を裏切り、殺しかけ、そのうえ不幸を願うのか」

違うと言いたいのに、石のように凍り付いて何も言えない。
それに、僕自身が疑問を抱いてしまった。

僕は、兄さんが家庭を持つことを喜べるんだろうか。
兄さんの築く家族に、僕の居場所は……
379 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/06(土) 23:29:10.49 ID:ysy+aCnF0
――呉島家


目を開ける。
部屋の中は真っ暗で、カーテンの向こうにも光は広がっていない。

まだ、夜は明けていないらしい。
スマホを手に取り時間を確認すれば、午前三時だった。

先程の兄さんの冷たい目も、言葉も、全部夢だった。
今度こそ現実だろう。

ベッドサイドに置いてあるペットボトルを手に取り、水を飲む。
乾いていた口の中が潤って、少し気分がマシになった。
380 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/06(土) 23:29:56.00 ID:ysy+aCnF0
とりあえずここまで。

ちょっと中途半端ですが許してください……
次回更新時にはようやくTSまでいけるかも。
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/12/06(土) 23:33:25.60 ID:pjEmjbtlo
乙です
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/12/11(木) 21:43:17.36 ID:gxSwXu43O
シフトカーかわいいよ
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/12/13(土) 01:24:05.85 ID:w5gl0vyAO
かわいいけど、数多すぎ!登場のペース早すぎ!
>>1の執筆が追い付かないよ!(チラッ)
384 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/14(日) 10:03:26.80 ID:MxapoZ+n0
おはようございます。
MOVIE大戦を見に行きたい欲求と戦う>>1です。
たぶんそのうち負ける。

話の続きはもうちょっとかかりそうなのでお待ちください。
今日中には投下します。

>>382
ですよねー。
ミッドナイトシャドーが忍べてなくて可愛い。

>>383
今書いてる長いのが終わったら頑張りたい(願望)
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/12/14(日) 11:16:00.27 ID:Y4eDoibWo
了解
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/12/14(日) 14:30:03.72 ID:BcK7UCIJO
今回の映画かなり面白かったから行くといいよ(熱い勧誘)
387 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/14(日) 23:11:29.04 ID:MxapoZ+n0
こんばんはー。
お待たせしました。
とりあえず書けた部分を投下します!

>>386
見に行きたい……でも時間……場所……
ド田舎なんで近所にないんですよね……


じゃあ投下。
388 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/14(日) 23:12:08.10 ID:MxapoZ+n0
夢の中で夢を見るなんて、滅多にない体験だ。
しかも、その夢の内容を覚えているなんて。

そもそも兄さんは晶さんと交際してすらいないのに、
今から未来を悲観しているあたり、自分のネガティブさに気が滅入る。

それに、兄の幸せを喜ぶことができないなんて。
僕は弟失格だ。

光実「……それは元からか」

兄さんは僕を家族として受け入れてくれたけど、
僕のしたことは変わらないし変えられない。
389 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/14(日) 23:12:39.13 ID:MxapoZ+n0
兄さんを海へ落とした時、いや、
ヘルヘイムの森で戦極凌馬たちに襲われているのを見捨てた時からだろうか。

とにかくずっと前から、僕は弟失格なのに変わりない。

いっそのこと、僕が兄さんの弟でなければ……
そうすれば、兄さんはもっといい人生を送れたのだろうか。

少なくとも、僕に止めを刺すのに躊躇するようなことはなく、
海へ落ちることもなく……

有り得もしない仮定を想像しながら目を瞑ると、
徐々に眠気が忍び寄ってくる。

もう、眠ってしまおう。
こんなことを考えても、どうにもならないんだから。
390 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/14(日) 23:13:25.27 ID:MxapoZ+n0
――翌朝


朝がやって来て、昨日の夢も靄がかかったようによく思い出せない。
ただ、あまり良い夢とは言えない内容だったことだけは覚えていて、
少し憂鬱な気分でベッドから降りる。

寝癖がついていないだろうかと髪を整えようとして、はたと手を止めた。
もう一度ゆっくりと髪を梳く。

光実「……長い?」

最近少し伸びてきたとは思っていたけれど、こんなに長いはずはない。
恐る恐る鏡を覗き込んで、悲鳴をあげそうになるのをぐっと堪えた。

鏡の中には、ひどく驚いた顔をした少女がいた。
その顔立ちはどこか僕に似ていて、姉妹がいればこんな風だったんだろうかと思わせる。

けれど僕には姉妹なんていないし、こんな顔の知り合いもいない。
何より、その少女が鏡に映っていることが問題だ。
391 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/14(日) 23:13:57.69 ID:MxapoZ+n0
本来なら鏡には、僕の姿が映るはずなのに。
僕が瞬きすれば少女も瞬きをして、目を擦れば同じように目を擦る。

これも夢なんだろうかと頬を抓るが、痛い思いをしただけだった。
それじゃあ現実……のはずがない。
こんなこと、有り得ない。

何が何だか分からなくて、混乱した頭がSOSを出している。
でも、それに応える方法が分からない。

とにかく誰かに相談を、と思って部屋を出ようとしたが、服を着替えていなかった。
服の下がどうなっているのかを想像すると、脱ぐことに何とも言い難い罪悪感がある。

だが、このままじっとしているわけにもいかないし、誰かに会うには着替えないと。
着替えよう。そう決意してクローゼットを開けた。
392 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/14(日) 23:14:32.61 ID:MxapoZ+n0
光実「えっ……」

クローゼットの中は、僕が知るものと大きくかけ離れていた。
見覚えのない可愛らしい服が詰め込まれている。

例えばフリルだとか、リボン。それにスカート。
女の子のクローゼットとしか思えない。

引き攣った笑いが浮かんで、そっとクローゼットを閉じた。

光実「何なんだ、これ……」

受け入れがたい現実に脳がキャパシティオーバーを訴えて、
その場に座り込んでしまった。
393 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/14(日) 23:16:04.99 ID:MxapoZ+n0
ちょっと短い気もするけど今日はここまで。
ようやくTSしましたね……安心した。

ミッチが女の子だったら正直かわいすぎてやばいと思います(小並感)
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/12/14(日) 23:32:54.64 ID:xafQ6Pnco
乙です
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/12/15(月) 04:11:11.93 ID:vAy6rjn4O
別世界に迷いこんだって事は他の皆もTSしている可能性が微レ存……?
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/21(日) 10:12:19.92 ID:SUF7dhh9O
チェイスに目覚めたので是非ともTSしてほしいです!
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/21(日) 20:01:03.13 ID:BzSjSGxCO
うへえTSミッチとか可愛すぎてうへえ
398 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/21(日) 22:49:53.94 ID:SCOw58LO0
こんばんは。
朝からずっと眠い眠いと言い続けていたらこんな時間になりました。

トッキュウジャーでちょっと泣きそうになったり、
進ノ介と霧子にニヤニヤしたり、新たな女の子の登場に喜んだりしてました。
しかも次回2号ライダー!やった!

>>395
そうですね、TSしている人もいるかもですね。

>>396
チェイスいいですよね。共闘する展開が見たい。
話が思いついたら書いてみますね!

>>397
へへ、いいですよね……
好きなのは戒斗ちゃんなんですが、ミッチ♀の方が書いてて楽しいんですよね。


それじゃあ、続きを投下します。
399 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/21(日) 22:50:30.90 ID:SCOw58LO0
しばらくの間――具体的にどれくらいの時間だったかは分からないけれど、
そのままぼうっとして座り込んでいると、不意に部屋の扉がノックされた。

貴虎「光実、どうかしたのか?」

扉越しの声にどう答えるべきか、そもそも女の子になった(と思われる)僕を、
兄さんが認識してくれるのか分からなくて黙ってしまう。

貴虎「入るぞ」

そんな僕に痺れを切らしたのか、扉を開けて部屋に入った兄さんは、
僕を見て目を見開いた。

誰だ、なんて聞かれたら少しショックかもしれない。
そんなことを考えていた僕に、兄さんが駆け寄る。
400 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/21(日) 22:51:07.66 ID:SCOw58LO0
貴虎「そんなところに座り込んでどうした。気分でも悪いのか?」

心配そうにそう言って、兄さんが僕の腕を支えながら助け起こしてくれる。
その表情は、見知らぬ少女へ向けるものとは明らかに違う。

光実「兄さん、僕のこと分かるの」

貴虎「熱でもあるのか?」

額に兄さんの冷たい手が触れた。
熱がないことを確かめると、兄さんの手が僕の背中に回る。

光実「う、わ」

急な浮遊感に、思わず目の前にあった兄さんの服を掴んでしまった。
皺になるかもしれないのに、兄さんは気にした様子もなく僕を抱きかかえている。
401 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/21(日) 22:51:45.74 ID:SCOw58LO0
幼い頃ならば、こんな風にいわゆる「お姫様抱っこ」をしてもらって遊んだかもしれない。
けれど僕は男で、抱っこされる立場ではないのだ。

こんなこと、された記憶もなければ、されたいと思ったこともない。
戸惑う僕を他所に兄さんは僕をベッドに下ろして、そっと布団を掛ける。

貴虎「熱はないようだが、気分が悪いなら寝ていなさい」

いつもと変わらない落ち着いた声でそう言って、兄さんが微笑んだ。
402 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/21(日) 22:52:25.06 ID:SCOw58LO0
兄さんは部屋から出て行って、一人残される。
寝ているように言われたけれど、眠気は一向にやって来ない。

ただ、起きた直後よりも少し落ち着いてきたのは確かだ。
ベッドの上で横になりながら、今の状況を整理しようと頭を働かせる。

起きたら何故か女の子になっていて、クローゼットの中身も女物で、
兄さんは僕が女の子だということに驚かなかった。

まるで最初からこの部屋で暮らしているのは女の子だと言われているようで、
異常なのは僕の認識なのではないかと思わせられそうになる。
403 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/21(日) 22:53:20.84 ID:SCOw58LO0
とにかく、兄さんの反応から見て僕は女の子だと思われているんだろう。
僕は男だと断言してくれる人を探し出したいところだが、全くアテがない。

光実「どうしよう……」

弱気な言葉が漏れて、情けない気分になる。
こんなことじゃあ、紘汰さんに代わってヒーローになるなんて言えない。

光実「紘汰さん……」

彼なら、果実の力を手に入れた彼なら、この事態の全容も把握できるんだろうか。
こんな時、彼がいてくれたら……
404 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/21(日) 22:55:59.22 ID:SCOw58LO0
今日はここまで。
やはり兄妹ものはいい……
とか思ってませんよ本当に(棒読み)
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/21(日) 23:02:08.44 ID:/v0irLS8o
乙です
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/22(月) 19:01:41.85 ID:zEdEXDvAO
乙。娘ライダーミッチの無双に期待。



シフトカーがとうとう20台!ちっちゃくくしゃみしてるの誰だ!?

407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/24(水) 16:06:14.15 ID:IM8/X4H4O
メリークリスマス、雅人
408 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/25(木) 22:48:08.81 ID:GExeysYl0
こんばんは。
そして、メリークリスマス!

誰かいらっしゃるなら、ちょっと安価とコンマで遊ぼうかなーと思ってます。
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/25(木) 23:00:41.63 ID:QET0vmoko
いますよ…
410 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/25(木) 23:10:42.10 ID:GExeysYl0
>>409
わーい!
じゃあやりましょうか!



――クリスマス、とは。

「はい、太郎さん、あーん❤」

「はは、照れるなあ」

「うふふ」

「あはは」

――的なカップルが街に溢れ返るイベントである。

士「だというのに、結局付き合わないままクリスマスを迎えた男女多数か……」

そう、この門矢士の知り合いには、
それなりに親密な男女でありながら交際していない奴らが多すぎる!

士「こうなったら、俺がひと肌脱いでやる」

クリスマスの街に繰り出し、もどかしい男女を片っ端からくっつける!
クリスマスに一緒に出掛けている時点で……というツッコミにはディメンションキックだ!


こんな感じでやっていくつもりです。
ちなみにこの士は女の子です。
411 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/25(木) 23:14:03.16 ID:GExeysYl0
安価とるの忘れてた。

↓士が見かけたのは……
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/25(木) 23:19:20.73 ID:QET0vmoko
矢車さん
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/25(木) 23:19:36.42 ID:AvEf3z+bo
誰でもおっけー?
ケンジャキ
414 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/25(木) 23:22:48.25 ID:GExeysYl0
>>412 矢車さんですね!

矢車さんはTSしてるかどうか、
コンマ神に託しましょう。


直後判定
偶数 TS
奇数 TSしてない
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/25(木) 23:44:01.75 ID:/3LtrzocO
地獄姉妹期待!
416 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/25(木) 23:50:07.71 ID:GExeysYl0
>>415 5 残念、男だ!


士「あそこにいるのは……」

幸せそうな顔で歩く人々がごった返す中、
一人で歩いている矢車を見つけた。

周囲の幸せそうに笑う家族や恋人たちとは対照的に、
今日もやさぐれているようだ。

矢車「はあ……俺にはクリスマスは眩しすぎる……」

一人虚しく街を歩いているかわいそうな矢車に、
共にクリスマスを過ごす相手を紹介してやるべきだろうか。


直後判定
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/25(木) 23:56:24.04 ID:QET0vmoko
とぉ
418 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/25(木) 23:59:46.77 ID:GExeysYl0
>>417 4 失敗ですね……


士「おい、矢車」

矢車「はあ……カップラーメンでも食べて寝るか……」

士「おい」

声を掛けるが、人混みの騒がしさでかき消されてしまうのか、
矢車には聞こえていないらしい。

追い掛けようにも、人の多さにてこずっている間に姿を見失ってしまった。
まあ、こういうこともあるだろう。


↓次に見かけたのは?(カップルで書いてくれてもオッケーです)
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2014/12/26(金) 00:02:34.81 ID:DsltEuhF0
アンク&TS映司
420 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/26(金) 00:08:48.91 ID:7Dg/Fveu0
>>419 この二人けっこう好き。


士「それにしても本当にカップルが多いな……」

右を向いても左を向いてもカップル。
仕舞いには後ろも前もカップルに固められた。

士「クリスマスの街ってのは、恐ろしいな……」

半ば感心していると、不意に知り合いの姿を見つけた。
それも、男女二人組……くっつけるしかない!

アンク「でけえ木だな」

映司「綺麗なイルミネーションだね」

アンク「ただの電気だろ」

映司「もう、素直に楽しめないの?」


直後判定
421 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/26(金) 00:44:15.15 ID:7Dg/Fveu0
すみません、眠くて頭が朦朧と……
続きはまた日曜にしましょう。

それでは、今夜はおやすみなさい。
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/26(金) 00:45:27.30 ID:LJOuIbk9o
乙です
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/26(金) 01:53:20.24 ID:OZai53twO
くりてぃかあああああ
424 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/28(日) 09:19:48.54 ID:92FQDf++0
おはようございます!
今朝のトッキュウジャーはトカミオが超きてましたね……いいぞもっとやれ。

ドライブは新ライダーきましたねー。
なんかちょっとダサ……げふんげふん。
マッハの活躍よりも霧子の料理の腕が気になりますね!


それじゃあ安価とコンマの続きをやっていきましょう。
425 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/28(日) 09:28:03.02 ID:92FQDf++0
>>422 0 ファッ!? ここでクリティカル……


人の間を縫ってうまく二人の元へたどり着いた。
イルミネーションに飾られたツリーを見上げて、いい雰囲気じゃないだろうか。

士「メリークリスマス」

映司「門矢さん! メリークリスマス。
   奇遇ですね、こんなところでばったり会うなんて」

振り返った映司はニコニコと笑っているが、
アンクは興味なさげにタブレットをいじっている。


直後判定
十の位 映司→アンク
一の位 アンク→映司
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/28(日) 09:38:33.99 ID:tYYn4oB5O
セイヤー
427 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/28(日) 09:58:22.86 ID:92FQDf++0
>>426 !?
双方に好意(大)獲得


士「クリスマスともなると、カップルが多いな」

映司「そうですね……って言っても、
   友達同士とか、中には兄弟もいると思いますけど」

しかし、周囲に漂う甘い空気はやはり恋人たちのものだろう。
友人や家族もいるにはいるだろうが……

アンク「そんな中一人で、ご苦労なことだな」

士「余計なお世話だ」

映司「門矢さんにもピッタリの相手はいると思うんですけど……」

士「気休めはいい。それより、お前らこそどうなんだ。
  今日はデートか?」


直後判定 付き合っているかどうか
両想い +1
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/28(日) 10:07:51.49 ID:kVQ6Elnko
レッツデート!
429 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/28(日) 10:14:04.65 ID:92FQDf++0
>>428 9+1=9 なんという高コンマの嵐……


映司「はい!」

士「……は?」

どうせ違うんだろうと高を括っていただけに、
度肝を抜かれて間抜けな声が出た。

アンク「成り行きでな」

映司「何言ってるの、ちゃんと――」

アンク「ああ?」

とてつもなく不機嫌な声で食って掛かったアンクに、
映司は全く怯むこともなく微笑んでいる。

映司「もう、照れちゃって」

士「……可愛くない照れ方だな」

しかし、どうしたものか……
もどかしい男女をくっつけようと意気込んでいたというのに、
最初からくっついているとは。

士「お前ら、空気を読め」

映司「?」

アンク「何言ってんだお前」
430 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/28(日) 10:19:35.77 ID:92FQDf++0
二人の怪訝な視線を受けながら、
自分がどうするべきか考える。

二人は既に恋人同士で、
これはクリスマスの大事なデートなんだろう。

つまり……
俺は邪魔者……?

士「……邪魔したな」

アンク「そうだな」

映司「そんなことありませんよ」

士「……」

ここまで正反対の二人が、よく付き合えるものだ。
感心しながら二人に背を向け、次の標的を探して歩き出した。


とんとん拍子に進み過ぎて何か物足りないですね……
二人のデート風景もちょっとだけ書きましょう。
431 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/28(日) 10:25:08.95 ID:92FQDf++0
映司「寒いのに、よくアイスなんか食べるね……」

アンク「うまいからな」

映司「……」ジー

アンク「何だ?」

映司「私もちょっと食べたくなってきちゃった。
   買ってくるからここで待ってて」

アンク「おい、映司」

映司「何? ……んむっ」

アンク「一口くらいは恵んでやる」

映司「……あ、ありがとう」

アンク「何照れてんだ」

映司「その……間接……」

アンク「?」

映司「……何でもない!」

アンク「よく分かんねえ奴だな」


書いてるだけでむず痒い。
↓次に見かけたのは……(カップルでもオッケー)
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/28(日) 11:27:17.89 ID:tYYn4oB5O
たっくん
433 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/28(日) 11:33:01.07 ID:92FQDf++0
>>432 たっくんですね!
TSかどうか指定がないのでコンマで決めましょう。


直後判定
奇数 TS
偶数 TSしてない
0だと自由安価
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/28(日) 12:04:41.81 ID:kVQ6Elnko
TS…TSを…!
435 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/28(日) 12:16:53.96 ID:92FQDf++0
>>434 1 よってTSですね!


恋人二人の時間を邪魔しないため立ち去ったのはいいが、
その後の行き先までは考えていなかった。

適当に歩いていると、これまたクリスマスらしい装飾のなされた広場に出た。
ここもいわゆるデートスポットに数えられているらしく、カップルが多い。

しかし、自分のように一人でいる人もいるものだ。

士「あれは……巧か」

一人で広場のベンチに座る巧は、少々居心地が悪そうに見える。
こうなったら、ぴったりの相手を紹介してやるしかないだろう。


直後判定 5以上で成功
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/28(日) 14:27:47.35 ID:lDxkAmFLo
とぉ
437 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/28(日) 14:43:22.55 ID:92FQDf++0
>>436 5 ギリギリ成功!


巧「……」ムスー

士「よう、暇そうだな」

巧「……門矢。そう言うお前も、クリスマスの街に一人か」

巧の隣に腰掛けて、道行く人々を眺める。
カップルも多いなか、一人で歩く人間もいるようだ。

しかしやはり男女の甘い空気が漂う中では居心地が悪いのか、
少々肩身の狭そうな様子で急ぐ人が散見される。

まあ、そんな他人より今は隣の知り合いだ。
巧にクリスマスを共に過ごす相手を紹介してやらねば。


直後判定
1-4 真理と啓太郎
5-7 木場
89 草加
0 自由安価
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/28(日) 15:06:20.78 ID:ZFasK5QfO
なぜ草加が高コンマなのかwww
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/28(日) 15:08:38.81 ID:z+aXwxRAO
相変わらずこのスレに憑いているコンマ神は有能
440 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/28(日) 15:35:03.21 ID:92FQDf++0
>>438 8 草加ww


適当な人物を呼び出そうかとも思って、
真っ先に名前が浮かんだのは木場だ。

しかし、確か真理が木場を好きなんじゃなかったか……
木場も真理を悪く思ってはいないだろうし、もっと無難な相手を呼ぶとしよう。

例えば、想い人に振り向いてもらえる確率がほぼゼロの……

草加「こんなところで会うとは、奇遇だな」

思い浮かべていた人物の声が突然聞こえて、
内心では跳び上がりそうなほど驚いた。

士「草加……」

草加「メリークリスマス、門矢さん。
   それに乾さんも」


直後判定
十の位 巧→草加
一の位 草加→巧
犬猿 -1
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/28(日) 15:51:05.26 ID:kVQ6Elnko
たっくん達は仲悪いから…(震え声)
442 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/28(日) 15:57:36.72 ID:92FQDf++0
>>441 あっ……(察し)
巧→草加 2-1=1 嫌悪
草加→巧 6-1=5 普通
まあこの二人なら妥当ですよね……


巧「……せっかくのクリスマスが最悪だな」

草加「その言葉、君にそっくりそのまま返してもいいけど?」

巧「チッ……」

この二人を無理にでもくっつけるのは無理だ。
そう確信するのに大して時間は掛からなかった。

士「乱闘騒ぎだけは起こすなよ」

巧「そんなことしないから安心しろ」

刺々しい口調でそう言うと、巧はベンチから立ち上がった。
草加も長居するつもりはないのか、「それじゃあ」と言って立ち去ってしまう。

巧「帰って真理の手伝いでもするか……」

士「そうか。いいクリスマスを過ごせよ」

巧「……お前もな」

そう言うと、巧は人混みの中へ消えていった。


まあ、こういうこともありますよね……
↓次に見かけたのは……(カップルでもオッケーです)
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/28(日) 16:09:44.57 ID:ZFasK5QfO
泊さんと霧子とベルトさん
444 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/28(日) 16:14:21.95 ID:92FQDf++0
>>443 まさかの三人デート!?
ベルトさんは見守りポジションなのか……

ちょっと出掛けてきますね。
判定だけ出しておきます。


直後判定
奇数 TS
偶数 TSしてない
0 安価
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/28(日) 17:25:26.67 ID:9TQn4TbhO
へーい
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/28(日) 17:25:55.43 ID:z+aXwxRAO
イグニッション!!
447 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/28(日) 22:05:14.03 ID:92FQDf++0
こんばんは。
ちょっとのつもりで長くなっちゃってすみません。
夕飯食べたりしてました。
それじゃあ再開しましょう!

>>445 7 よってTSしてますね!


士「……なかなかうまくいかないな」

知り合いを見つけたかと思えば声を掛ける前に見失い、
男女二人組を見つけたかと思えば手助けするまでもなく恋人同士……

果てにはくっつけるのが絶望的な二人組などなど、
どうにも今日はうまくいかない。

霧子「泊さん、何を拗ねているんですか」

進ノ介「別に」プイッ

士「!!」

あの二人は……!
くっつけがいのありそうな二人組じゃないか!


直後判定 5以上で成功
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/28(日) 22:08:34.59 ID:kVQ6Elnko
ターイプTS!
449 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/28(日) 22:15:20.95 ID:92FQDf++0
>>448 9 成功!


士「ふっ……可愛い後輩に甘い聖夜を贈るのも先輩の務めだな」

そんなことはない、というツッコミが聞こえた気がするが、
そんな無粋な奴にはディメンションキックだ。

士「おい、お前ら」

霧子「あなたは……ディケイドの門矢さん、でしたね」

士「そうだ」

進ノ介「どうも。最近、調子はどうだ?」

士「……今のところあんまりだな。そう言うお前はどうした。
  妙に不満気な顔じゃないか」

進ノ介「……別に」

進ノ介(誕生日をちゃんと祝ってもらえなかったから拗ねてる……
    なんて言ったら笑われるのがオチだよな)

ベルトさん「まだ昨日のことを気にしているのか?」

進ノ介「うるさい」

士「意思を持って喋るベルトか……充分、お宝になりそうだな。
  手癖の悪い奴に気を付けろよ」

ベルトさん「もちろんだとも」


直後判定
十の位 進ノ介→霧子
一の位 霧子→進ノ介
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/28(日) 22:25:37.15 ID:dlu4YWvMO
イチャイチャしようぜ!
451 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/28(日) 22:36:25.78 ID:92FQDf++0
>>450 あっ……まあこの二人なら嫌悪には……なりませんが……
進ノ介→霧子 1 異性として興味なし
霧子→進ノ介 5 ちょっと気になる


士「それで、今日はデートか?」

霧子「そんなことありません」

進ノ介「つれないな、霧子」

霧子「えっ」

進ノ介「まあ、私だってお前とデートしたいわけじゃないけどな」

霧子が一瞬嬉しそうな顔をした気がしたのだが、
すっかり仏頂面に変わってしまった。

士「……前途多難だな」

進ノ介「そうなんだよ。クリスマスなのに街の見回りって……
    早く終わらせて帰るぞ」

士「そういう意味じゃないんだが」

霧子「泊さんにはもう少しはっきり言わないと伝わりませんよ」

士「お前も苦労するな」

霧子「俺は別に……そういうのじゃありませんから」

ベルトさん「照れることはないさ。
      君から一歩を踏み出すのも一つの手だ」

霧子「クリムまで……」

進ノ介「……蚊帳の外なんだけど、何の話だ?」
452 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/28(日) 22:41:35.15 ID:92FQDf++0
霧子「泊さんが気にすることではありません。
   ほら、早く見回りを終わらせるんでしょう」

進ノ介「うーん……何か釈然としないなあ」

ベルトさん「そう思うのなら、もう少し霧子の気持ちに気を配ることだ」

進ノ介「ええ? 充分気を配ってるよ」

士「まずはその思い込みをなくすことだな」

進ノ介「……そうだな、一応気を付けてみるか」

霧子「行きますよ、泊さん!」

進ノ介「分かったよ」

ベルトさん「それでは士、また会おう!」

士「ああ、またな」

去って行く二人……いや、三人を見送って溜息を吐く。
何か劇的な変化でもない限り、脈なしだろう。

士「頑張れよ、霧子」


↓次に見かけた人(カップルでもオッケー)
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/28(日) 22:42:53.38 ID:PDFUvdjYO
TS木場
454 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/28(日) 22:50:05.80 ID:92FQDf++0
>>453 木場ですか!
たっくんと矛盾が生じないために
できることが狭まりますがご了承ください。


再び一人になったので、また知り合いを探して視線を彷徨わせる。
すると、自分と同じく一人でいる知り合いを見つけた。

士「木場か……一人でいるとは思わなかったな」

てっきり巧たちと一緒にパーティーでもしているかと思ったが、
買い出しでも頼まれたんだろうか。


直後判定 5以上で成功
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/28(日) 22:56:41.73 ID:lDxkAmFLo
とぉ
456 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/28(日) 22:59:20.06 ID:92FQDf++0
>>455 3 よって失敗ですね……


木場「……うん、全部そろったかな」

そう呟いた木場は、足早にどこかへ行ってしまった。
急いでいるのを引き留めるのも悪いだろう。

士「今日はどうもタイミングが悪いな……」

そうぼやきたくなるのも仕方ないだろう、
というくらいに知り合いと接触できていない気がしてきた。


↓次に見かけたのは?(カップルでもオッケー)
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/28(日) 23:06:34.23 ID:PDFUvdjYO
真司と蓮と優衣
458 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/28(日) 23:10:00.15 ID:92FQDf++0
>>457 三人……ですか……
次からは多くても二人まででお願いしますね!
>>1のイマジネーションが枯渇しかけてるから!


直後判定
1 全員……
2-4 そのまま
56 真司のみTS
78 蓮のみTS
9 全員TS
0 全員女の子
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/28(日) 23:14:41.90 ID:PDFUvdjYO
すみません
460 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/28(日) 23:22:44.46 ID:92FQDf++0
>>459 0 いえいえ、こっちこそわがままですみません。
っていうか全員女の子! ヤッター!


真司「にしても、人すごいな」

蓮「当たり前でしょう、クリスマスだもの」

優衣「イルミネーション、すごいね! きれい……」

真司「本当だ! うわ、あっちの電飾、模様が変わった!?」

優衣「え、本当に? どこ?」

真司「あっちあっち!」

優衣「どこー?」

蓮「……あの大きな看板の隣よ」

優衣「あ、本当だ!」

女三人寄れば姦しいと言うが、まさにあのことを言うんだろう。
せっかく知り合いを見つけたのだから、次こそ話しかけるとしよう。


直後判定 5以上で成功
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/28(日) 23:26:34.48 ID:lDxkAmFLo
とぉ
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/28(日) 23:29:19.98 ID:m55LbJfOO
ほい
463 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/28(日) 23:34:57.40 ID:92FQDf++0
>>461 8 成功した! やはりコンマ神は女の子が好き……


士「女三人で寂しいクリスマスか?」

真司「士!」

声を掛けると驚いた顔で真司が振り向いた。
背後に立っても全く気付いていなかったらしい。

蓮「残念ながら、他に過ごす相手がいないのよ」

優衣「蓮にはちゃんといるでしょ?」

蓮「恵里はそういうのじゃ……」

優衣「誰も恵里さんなんて言ってないよ」ニコニコ

蓮「……」

士「なるほど……大体分かった」

昨日か明日を恋人と過ごして、
今日は寂しい友人に付き合うために空けたってところだろうか。

優衣「この後、ケーキバイキングに行くんです。
   門矢さんもどうですか?」

真司「おいしいって評判なんだぞ!」

士「俺か? いや、俺はこの後も用事がある」

そう、もどかしい男女をくっつけるという用事が……
ケーキに惹かれないわけではないが、ここは我慢だ。
464 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/28(日) 23:40:17.24 ID:92FQDf++0
真司「そっかぁ……残念だな」

残念そうな顔をして肩を落とした真司は、
少し悩んでからポンと手を叩いた。

真司「なあ、よかったらお土産買って来てやろうか!」

士「土産?」

優衣「あ、いいねそれ! 私もお兄ちゃんに買いたいって思ってたし……」

蓮「悪くないわね。あなたにしては頭を使ったじゃない」

真司「へへ……おい、俺にしてはってどういう意味だよ!」

蓮「そのままの意味よ」

優衣「もう、喧嘩しないの!
   それじゃあ門矢さん、お土産、楽しみにしててくださいね」

士「そこまで言うなら、頼んだぞ」

真司「任せとけ!」

楽しげに去って行く三人。
友人と過ごすクリスマスも、悪くなさそうだ。


↓次に見かけた人(カップルでもオッケー)
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/28(日) 23:49:18.97 ID:lDxkAmFLo
五代 一条
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/28(日) 23:49:50.25 ID:YxDBwzG/0
翔太郎とフィリップ
467 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/28(日) 23:55:59.47 ID:92FQDf++0
>>465 懐かしい二人ですね!


直後判定
1-3 二人とも男
4-6 片方がTS  十の位が奇数で五代 偶数で一条
7-9 二人とも女
0 自由安価
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/28(日) 23:58:41.72 ID:PDFUvdjYO
マッハと真司って若干顔立ちが似てる気がする
469 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/29(月) 00:04:56.10 ID:FE1IkZOP0
>>468 2 言われてみるとそんな気がしてきたような……


女だけのクリスマスをからかいはしたが、
そこには華がある。

見ているだけならば充分クリスマスに相応しい絵面だと言えるだろう。
本人がどんな気持ちなのかは……言わぬが花だが。

しかし、男二人のクリスマスと言うのは、
少し……いやかなり、寂しいものではないだろうか。

一条「クリスマスに帰ってくるとは、粋な計らいだな」

五代「そうですか? そう言われると帰った甲斐がありますね」


直後判定 5以上で成功
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/29(月) 00:13:31.21 ID:35UxqLXfO
だから見ててください!俺のコンマ!
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/29(月) 00:16:28.10 ID:JO1AUMmOO
悲しいなぁ
472 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/29(月) 00:17:37.86 ID:FE1IkZOP0
>>470 1 見ました(白目)


一条「ポレポレにはこれからか?」

五代「はい! 一条さんもどうです?」

一条「もちろん、行かせてもらう」

五代「皆、喜んでくれるかなあ」

一条「当たり前だろう」

士「おい、そこの二人」

声を掛けるが、二人は話に夢中になっているのか気付かない。
このパターンは……!

慌てて追いかけるが、追いつくことは出来なかった。
……またしても失敗だ。


次くらいでおしまいにしましょう。
↓次に見かけたのは……(カップルでもオッケー)
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/29(月) 00:28:37.72 ID:2Eb/Diffo
>>466
474 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/29(月) 00:32:30.68 ID:FE1IkZOP0
>>473 二人で一人の……!


直後判定
1-3 二人とも男
4-6 片方がTS  十の位が奇数で翔太郎 偶数でフィリップ
7-9 二人とも女
0 自由安価
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/29(月) 00:34:32.66 ID:JO1AUMmOO
仮面ライダー
476 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/29(月) 00:40:02.31 ID:FE1IkZOP0
>>475 キター!
よってフィリップがTSですね!


翔太郎「この街のクリスマスもいいもんだな」

フィリップ「そうだね。ただ、少し人が多いかな」

翔太郎「文句言うなよ」

あそこにいるのは翔太郎にフィリップ……
やっと男女二人組が見つかった!

次こそ……次こそ成功してみせる!
そう意気込んで、二人に歩み寄った。


直後判定 5以上で成功
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/29(月) 00:45:18.71 ID:2Eb/Diffo
ほい
478 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/29(月) 00:49:59.07 ID:FE1IkZOP0
>>477 1 あっ。


翔太郎「ほら、こっちは人もちょっとは少ないだろ」

フィリップ「そうだね。わざわざありがとう」

翔太郎「気にするなよ、相棒。俺だって人混みには疲れてたんだ」

そう言ってすいすいと人の間を縫って歩く二人は、
人気の少ない場所に出るとさっさとどこかへ行ってしまった。

士「くっ……今日はなんだっていうんだ……」

失意に打ちひしがれながら、写真館への道を歩き出す。
もういい、こうなったら不貞寝だ。
479 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2014/12/29(月) 00:52:32.19 ID:FE1IkZOP0
……というわけで、はい。
これでおしまいということに……

……釈然としないですね!
なんかすみません。

また次の安価とコンマで、
今回できなかったことを成功させましょう!

今夜はこれくらいでおやすみなさい。
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/29(月) 00:58:12.19 ID:2Eb/Diffo
乙です
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/29(月) 02:34:28.67 ID:Cmn0geWAO
乙!さすが>>1はベルトさんも既に掴んでるな。
ミッチの話の続きも楽しみにしてるんだよ!
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/29(月) 02:34:55.23 ID:JO1AUMmOO
おやすみなさい
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/31(水) 23:18:25.30 ID:EDr9RrOAO
今年一年乙でした。新年の更新待ってますよ!
484 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/01/01(木) 23:10:04.76 ID:wxfQuNDf0
A HAPPY NEW YEAR!!
あけましておめでとうございます、
今年もよろしくお願いします。

というわけで、改めて>>1です。
今年もちまちまSSを書いていこうと思います。

しかししばらくは忙しそうで、次の日曜は投下できなさそうです。
新年すぐにこの体たらくですみません。

では、今年もよい年になりますように!
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/01(木) 23:32:36.94 ID:celaBC/8o
あけましておめでとうございます
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/01(木) 23:45:21.23 ID:2bItSi/VO
まぁ来週はライダーもお休みだから…
とにかく今年もよろしくお願いします
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/02(金) 00:23:35.80 ID:NmPdel5SO
明けましておめでとうございます!
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/06(火) 00:32:05.29 ID:KbJfcqJnO
明けましておめでとうございます
本年もどうぞ宜しく
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/08(木) 04:00:40.46 ID:d2ro0sL+0
あけましておめでとうございますー
やっと追いついたと思ったら学園恋愛ゲーム終わってた
まわりに男がいて落としにくい子をNT……といちゃいちゃ見たかったー!
490 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/01/11(日) 20:03:04.07 ID:FTXn4L600
こんばんは!
時間が掛かりましたがどうにかミッチのSS続きです!
短めですがお許しください。

ところで今日のドライブは早くも剛と仲良くなりつつありましたね。
あんまり早くに仲良くなりすぎると後半何か起きないかこわい……
あと来週はチェイスがどうなるのか楽しみですね!


それでは投下。
491 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/01/11(日) 20:03:36.91 ID:FTXn4L600
……駄目だ。

真っ先に紘汰さんを頼りにする癖が抜けていない。
自分で何とかしないといけないのに。

他力本願な自分を叱咤して、ベッドから起き上がる。
まずは情報を集めて、状況を整理しよう。打開策を考えるのはそれからだ。

再びクローゼットの前に立ち、深呼吸する。
比較的着ることに抵抗を感じない服を探すと、奥の方から飾り気のない服を見つけ出した。
492 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/01/11(日) 20:04:03.91 ID:FTXn4L600
動きやすそうなそれは、ダンスの時に着るためのものだろう。
デザインも簡素なものなので、これなら抵抗も少ない。

光実「とりあえず、これを着よう……」

着替えている間、あまり自分の体を見ないように気を付ける。
端から見ればおかしな光景だろうが、罪悪感に苛まれるよりはいい。

着替えを終えて鏡を見ると、やはりそこに映っているのは女の子だ。
不安げな面持ちで僕を見ている彼女は、本当は誰なんだろう。

それを調べるためにも、まずは行動だ。
行き先は……
493 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/01/11(日) 20:04:34.11 ID:FTXn4L600
――ガレージ

結局、僕にとって信頼できる知り合いがいるのはここくらいだ。
皆が僕を見ても兄さんと同じように普通に接してきたなら、
その時は適当に誤魔化してしまおう。

本当のことを話すだけの勇気は、持てそうにない。
信じてもらえないのではないかという不安が、どうしても拭えないのだ。

僕の目的はあくまで、現在の状況を把握することだ。
皆に分かってもらえなくてもいい、居場所があるならそれでいいんだ。

そう自分に言い聞かせて、緊張と共に扉を開けた。
そして、目の前に広がる光景に踏み出しかけた足を止めた。
494 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/01/11(日) 20:05:09.89 ID:FTXn4L600
扉の開く音に振り返ったその人は、もう二度と会えないと思っていた人で、
にっこりと笑ってくれた顔は、もう一度見たいと願い続けていたものだ。

光実「舞さん……」

けれど、彼女がここにいるなんて、あってはならないはずのことだ。
彼女は紘汰さんと一緒に旅立ったのだから。

舞「おはよう、ミッチ!」

頭の中ではこの状況を認めようとしない理屈っぽい声が響いてやまない。
でも、分かっていても、僕は……

光実「おはよう、ございます……」

こんな風に、舞さんと普通の挨拶を交わすだけでも、
胸が締め付けられそうなくらい嬉しい。
495 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/01/11(日) 20:05:43.13 ID:FTXn4L600
舞「どうしたの、そんなに難しい顔して」

そう言って舞さんは茶化すように肩を軽く叩いてくる。
こんな些細なふれあいですら懐かしくて、涙が出そうになった。

舞「えっ、本当にどうかしたの!?
  調子でも悪い? 無理はしちゃだめだよ」

堪えたと思っていた涙はいつの間にか溢れていて、
舞さんが優しく背中をさすってくれた。

この優しい人を失う原因を作ったのは、他でもない僕なんだ。
そう考えると余計に涙が溢れて、止まらなくなっていた。
496 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/01/11(日) 20:06:11.69 ID:FTXn4L600
とりあえず今日はここまで。
ようやく話が動いてきたかもしれない。
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/11(日) 21:27:56.46 ID:wqA5m49No
乙です
498 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/01/18(日) 09:07:01.67 ID:PAvU9sFW0
おはようございます!
トッキュウジャーが何だかすごいことに……
最後はみんなが笑顔になれる展開を望みたい。

ドライブでは衝撃の新事実発覚!
チェイサーはプロトドライブだったんですね。
……ぶっちゃけ予想通り(小声)

ていうか予想してなかった人っているんだろうか。
チェイスが仲間になったら霧子と進ノ介とチェイスで三角関係ですね。

話の続きは区切りのいいところまで書けたら投下しますね!
今日中には投下できるよう頑張ります。
499 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/01/18(日) 16:47:37.27 ID:PAvU9sFW0
どうもー。
一応ミッチの話が区切りのいいところまで進んだので投下します。

この話ばっかり書いてると退屈な人もいるかもしれないので、
来週ぐらいは違う話を投下できたら……いいかなあ……
とか思っています。


それじゃあ投下ー。
500 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/01/18(日) 16:48:04.13 ID:PAvU9sFW0
溢れた涙を止められないでいる僕の肩に、優しく手が置かれた。

「どうしたの、ミッチ」

聞き覚えのない声が背後から聞こえて、
舞さんだけに集中していた意識が一気に現実へ引き戻された気がした。

「舞に泣かされちゃった?」

舞「そんなわけないでしょ! ……ないよね?」

からかうような声音に対して憤った舞さんが、一拍置いて不安そうに確かめてくる。
それに頷きながら涙を拭って振り返ると、そこには女の人がいた。

歳の頃は僕や舞さんよりも少し上で、二十歳くらいだろうか。
チーム鎧武のユニフォームを着ているけれど、僕には見覚えがない人だ。
そのはずなのに、何故だか彼女を見ていると懐かしくなる。
501 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/01/18(日) 16:48:34.25 ID:PAvU9sFW0
「どう、落ち着いた?」

光実「あの……はい」

僕は彼女を知らないけれど、彼女は僕を知っているらしい。
いや、僕が姿を借りている少女を、と言うべきだろうか。

舞「何かあったの?」

光実「いえ、何だか……その、ほっとしちゃって」

一応、嘘ではないと思う。
舞さんとまた会うことが出来て、ほっとしたのは事実だ。

僕の答えに、舞さんと女性は訝しげに顔を見合わせている。
その様子は何だか舞さんと紘汰さんに重なって見えた。

……そうだ、舞さんがここにいるなら、もしかして、紘汰さんも?
502 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/01/18(日) 16:49:10.92 ID:PAvU9sFW0
光実「あの、紘汰さんは……」

どこにいるんですか、と聞こうとしたが、
そもそも本当に紘汰さんがいるかどうか分からない。

どう言葉を続けたものか、そもそも紘汰さんのことを話してもいいのか。
僕がしてしまったことは、舞さんの姿を見る限りなかったことになっているのか。

分からないことが多くてどう質問すべきか分からず口籠る。
女性はそんな僕を見て首を傾げた。
503 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/01/18(日) 16:49:41.49 ID:PAvU9sFW0
「なに?」

舞「紘汰が原因で泣いてたんじゃない?」

「えっ、そうなの!? 私、何かした?」

光実「え……いえ、そういうわけじゃなくて」

女性のまるで彼女自身が紘汰さんであるかのような言動に混乱しながらも、
慌てた様子の彼女に返事をする。
女性は僕の返事を聞いて、安心したように息を吐き出した。
504 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/01/18(日) 16:50:10.54 ID:PAvU9sFW0
「だよね、びっくりしたぁ。
 舞も適当なこと言わないでよ」

舞「ごめん紘汰。ちょっとした冗談だって」

今、舞さんは確かに彼女のことを「紘汰」と呼んだ。
まさかそんなはずはないと思いながらも、僕自身、女の子になっているのだ。
もしかして、彼女が……

光実「紘汰さん……?」

紘汰「さっきからどうしたの、ミッチ。
   今日は何か変だよ」

紘汰さん、と呼びかけて反応したということは、
やはり彼女がそうなんだろう。
505 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/01/18(日) 16:51:08.81 ID:PAvU9sFW0
憧れのお兄さん的存在だった紘汰さんが、
何故か女性になっている。

普通に考えれば受け入れがたい現実だが、
朝から衝撃的なことが続き過ぎたせいで、
自分でも驚くくらいすんなりと受け入れられた。

僕の知っている紘汰さんは男の人だし、
この人は正確には僕にとっての紘汰さんじゃないんだろう。

それでも失望より嬉しさが勝った。
また舞さんと紘汰さん、二人に会えるなんて。
506 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/01/18(日) 16:52:49.82 ID:PAvU9sFW0
今日はこんな感じで終わりです。
来週はどうしようかなー。
結局この続きを投下してたらすみません。
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/18(日) 18:21:57.93 ID:JTG118KWo
乙です
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/18(日) 20:16:37.61 ID:w/GHNPgzO
絶望する少女とかステキじゃないかね?
乙ー
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/18(日) 20:49:29.89 ID:qXfi/LkUO
メディックたんとマッハが可愛くて仕方ない
510 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/01/25(日) 09:20:10.09 ID:JMIFlmBZ0
おはようございます!
今朝はトッキュウジャーでちょっと泣いた。
悲しすぎるやろ……

ドライブはチェイスがまた大変なことになってましたね。
でも霧子ちゃん相棒と弟の心配もしようぜ!ww

今日はまだ投下できそうなものがないので、
出来次第投下します。
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/25(日) 10:18:45.31 ID:o0IlTdBlo
トッキュウジャーのヒロインはやっぱりグリッタちゃんだったね(絶望する音)
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/25(日) 13:27:09.95 ID:B+/O3PRoo
了解
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/25(日) 17:43:18.92 ID:kywQ5DOEO
シグナルバイクたんきゃわわ
そしてブレンさんの扱いが軽い……
514 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/01/25(日) 17:47:02.14 ID:JMIFlmBZ0
ドライブで剛がTSしてたら進ノ介がモテモテだなーと思ったら、
気付いた時には書いていた……!

>>511
あの叫び声がまた……つらい……

>>513
ドジっ子で可愛かったですね!
ブレンはメディックちゃんに押されっぱなしですよねー。


それじゃあ投下ー。
515 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/01/25(日) 17:47:40.41 ID:JMIFlmBZ0
剛「姉ちゃん、進兄さん、やっほー」

霧子「剛! 仕事場には来ちゃ駄目ってあれほど……」

剛「まーまーいいじゃん」

進ノ介「何か用か?」

剛「用がなきゃ来ちゃ駄目?」

進ノ介「そりゃあここは警察だし……いや、お前は一応関係者だからいいのか?」

剛「そうそう!」

霧子「駄目ですよ泊さん! この子、すぐ調子に乗るんですから」

剛「いいよね、進兄さん!」

進ノ介「おい、二人とも落ち着けよ」
516 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/01/25(日) 17:48:33.93 ID:JMIFlmBZ0
りんな「いいわよねー、可愛い女の子二人に迫られちゃって。
    モテモテなんだから!」

霧子「ち、違いますよ!? そんなつもり……」

剛「ふーん……姉ちゃんがいいなら、私が進兄さんと仲良くしちゃおっかなー」

進ノ介「おい、ベタベタするなって」

りんな「……なーんか、おもしろくないわね」

霧子「剛! 離れなさい!」

剛「えー何で?」

霧子「何でもいいから早く!」

進ノ介「何なんだ、この状況は……」
517 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/01/25(日) 17:49:07.85 ID:JMIFlmBZ0
短いですがおしまい。
美人姉妹に迫られるとかうらやましい。
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/25(日) 19:22:06.29 ID:G2eizD5uO
さらにベルトさんやシフトカー達も美女になるんですね分かりうわなにするやめ
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/25(日) 19:27:03.22 ID:kywQ5DOEO
栗色の髪に白い肌、薄いが赤い唇
妹属性で運動神経抜群なやんちゃ美人

なんだこれ
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/25(日) 21:16:38.05 ID:7/QdyXIcO
萌える(確信)
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/25(日) 21:34:54.64 ID:vLDwt47oo
乙です
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/25(日) 23:03:32.51 ID:lmyVHKcAO
>>519
「ん〜んマッハぁ!☆」(決めポーズ)

なんだこれ
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/26(月) 19:17:06.45 ID:ZfXwZmbV0
かわいい(確信)

そういやDCD編で二股かけてたらラストどうなったんです? あと無自覚に二股かけそうな人って?
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/26(月) 19:22:07.76 ID:m45YuydMO
ライダーバトル不回避
525 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/02/01(日) 12:03:10.46 ID:RgNjEHjB0
こんにちは!
プリキュアもせっかくだし見るか……
と思ってチラ見したら茶髪の子がかわいかった。
ツリ目美少女っていいですよねー。

霧子はチェイスが気になるみたいですね。
何より今朝はブレンが……(笑)
来週のりんなさんも気になるし、早く次回が見たいですね!

>>518
つまり美女を腰に巻いていることに……!?
ちょっとシュールな絵面ですね。

>>519
剛かわいい。
本当にハイスペックな姉弟ですよね。

>>523
二股かけてても結局リセットなので、あんまり大きな違いは出ません。
無自覚に二股かけそうなのは、
親切のつもりで相手に気を持たせてそうな映司とか、
関わった相手に入れ込み過ぎちゃう翔ちゃんとか……
あくまで>>1のイメージですが。


それじゃあ、ミッチの話の続きを投下します。
526 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/02/01(日) 12:03:49.92 ID:RgNjEHjB0
舞さんと紘汰さんの二人は、あの惨状なんてなかったみたいに、
いつも通り、以前と同じように踊っている。

暫くすると他のメンバーたちもやって来て、ダンスの練習を始めた。
そして、何より驚いたのは……

裕也さんも現れて、懐かしい笑顔を見せてくれたことだ。
おかしいと分かっているけれど、この現状を受け入れたい自分がいる。

だって、僕の失ってしまった人が、居場所が、
かつてと同じように僕を迎え入れようとしてくれているのだから。

夕方になって、チームの皆が解散するまで、
僕はずっと彼らのダンスを見つめていた。

このまま、時が止まってしまえばいいのにと思いながら。
527 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/02/01(日) 12:04:18.86 ID:RgNjEHjB0
家までの帰り道、僕はずっと浮かれていた。
女の子になってしまったことなんて、最早些末なことだ。

僕にとってはかつてのチーム鎧武が戻って来たことの方がずっと大事だ。
紘汰さんが女性になってしまったことだけが気掛かりだが、それも大した問題じゃない。

もしかしたら、かつての幸せな日々を取り戻すための対価が、
僕と紘汰さんが女性になることなのかもしれない。

そんな馬鹿げた考えを冗談半分にでも思いつくくらいに高揚していた気分が、
次の瞬間には地面に叩き落されていた。

光実「サガラ……」
528 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/02/01(日) 12:06:14.68 ID:RgNjEHjB0
サガラ「よお、久しぶりだな」

目の前で食えない笑みを浮かべる彼も再び出会うはずもない人物には違いないが、
紘汰さんたちとは違って二度と会いたくないと思っていた。

しかし、こんな異常事態に彼が関わっていないはずもないのだ。
彼は僕らに絶望を見せた、ヘルヘイムの森そのものなのだから。

サガラ「おっと、そう怖い顔をするなよ、坊ちゃん。
    いや、今はお嬢ちゃんか」

彼は僕が男だと知っている。
つまり、この状況についても何か知っているはずだ。
だが、素直に尋ねる気にはなれなかった。
529 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/02/01(日) 12:07:14.93 ID:RgNjEHjB0
今日はとりあえずここまで。

サガラってこんなキャラでいいんだっけ……
と不安に駆られつつ書いてます。
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/01(日) 18:41:05.12 ID:UN8oPL/Zo
乙です
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/01(日) 18:49:19.93 ID:O/0bsx1T0
おっつ
サガラは難しいよねー
あのからっとした表情の裏にある怪しさとか
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/02(月) 00:44:15.93 ID:6hi7pW2AO
>>1のサガラに期待がトップギア!
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/07(土) 21:29:09.62 ID:4rL6x8pOO
メ デ ィ ッ ク た ん !
534 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/02/08(日) 11:28:01.69 ID:SUeBsRY60
こんにちはー。
今朝はトッキュウジャーが熱かった……
あとCMで戒斗さんがただの中の人にry
何はともあれ楽しみですね!

>>531
そうなんですよね……
軽快な口調を真似できず、力量不足を痛感してます。

>>532
期待にできれば応えたい……

>>533
かわいいですよね!
今朝もめちゃくちゃかわいかった。
ハート様そこ代われ。


それじゃあミッチの話、続きを投下します。
535 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/02/08(日) 11:28:34.76 ID:SUeBsRY60
警戒も露わに睨み付けると、サガラはまるで微笑ましいものを見るような顔をした。
その表情が癇に障って、眉間の皺が深くなる。

光実「お前はもう僕らの世界に用なんてないはずだ」

サガラ「その通りだとも。だから今回会いに来たのはサービスだ。
    そんなに警戒するどころか、感謝してほしいくらいだねえ」

光実「お前に会って、何を感謝しろって言うんだ……」

サガラさえいなければ、そもそも僕らが戦いに巻き込まれることもなかった。
それどころか、ユグドラシルが沢芽市に来ることすらなかったかもしれない。
536 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/02/08(日) 11:29:10.40 ID:SUeBsRY60
そう思うと沸々と怒りが湧いて来て、自分を抑えきれなくなった。
しかし、僕が渾身の思いでぶつけたはずの拳はサガラをすり抜ける。

勢い余った僕はそのまま地面に倒れ込んだ。
何て無様なんだろうという情けない思いと、行き場のない怒りが渦巻く。

サガラは唇を噛みしめる僕を見下ろして、やれやれと呟いた。

サガラ「ま、落ち着いて俺の話を聞くことだ。
    言っただろう、サービスしてやるって」
537 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/02/08(日) 11:29:45.32 ID:SUeBsRY60
光実「どうして今更……」

サガラ「いわゆる老婆心ってやつだよ」

サガラが僕たちに対して親切で何かをするなんてことが有り得るだろうか。
紘汰さんへ力を与えたのだって、結局はサガラ自身の目的のためだ。

裏表のない親切なんて、サガラには似合わない。
今回も、何か目的があるのではないか……そんな疑いがどうしても拭えなかった。

けれど、このままではどうにもならないのも事実だ。
538 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/02/08(日) 11:31:46.81 ID:SUeBsRY60
今日はここまで。
進むのが遅くてすみません。

もっとぱぱぱーっと進行させたいんですが、
>>1の力不足で……

気長にお付き合いください。
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/08(日) 12:47:55.12 ID:eWAgNFR+o
乙です
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/08(日) 13:10:11.52 ID:LUxkChjao
乙ー

ブレンさんのネタキャラ化がヤバイ…
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/08(日) 19:07:55.09 ID:TIsWhPTAO
萌えキャラ化のまちがいだろ?
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/14(土) 23:05:30.32 ID:FJTxGc/aO
ハンカチ化だろ
543 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/02/15(日) 10:18:40.50 ID:1nEkbuU50
おはようございます。
トッキュウジャー完結しましたね。おもしろかった!
グリッタちゃん生きてた! やった!

剛は意外と子どもっぽいですね。
もうちょい余裕のある感じかと思ってた。

>>540
ブレンさんは今週も仲間外れ感が……
今後の活躍が楽しみですね!


それじゃあミッチの話の続きを投下します。
544 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/02/15(日) 10:19:29.51 ID:1nEkbuU50
サガラ「お前はこの状況に戸惑い、答えを探している。違うか?」

光実「……わかった。聞くだけ聞くよ。
   ただ、お前を信用したわけじゃない」

これ以上サガラの言う老婆心を拒んでも、何も進展しない。
ここは腹を括ろう。

サガラ「それでいいさ。話を聞く姿勢になっただけでも合格だ」

にやにや笑うサガラの顔は相変わらず何を考えているのか読めない。
彼のペースにはまらないよう、気を付けなければ。
そう自分に言い聞かせながら、サガラの言葉に耳を傾けた。
545 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/02/15(日) 10:19:55.86 ID:1nEkbuU50
サガラ「お前は別の世界に辿り着いたんだ」

光実「別の世界?」

ヘルヘイムという異世界の脅威にさらされたのだから、
別の世界の存在を疑いはしない。

けれど、ここはヘルヘイムのような全く馴染みのない世界ではない。
むしろ懐かしい人々、慣れ親しんだ街並みが広がっている。

サガラ「『有り得たかもしれない世界』とでも言えば分かるか」

光実「それっていわゆる、平行世界のこと?」
546 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/02/15(日) 10:20:27.60 ID:1nEkbuU50
サガラ「ああ、その認識で問題ない」

SF小説みたいな単語だけれど、
そんな小説以上に異常な経験をした僕にとっては受け入れがたい言葉ではなかった。

サガラ「きっかけは分からないが、お前は辿り着いてしまった。
    何らかの原因で、ヘルヘイムがやって来なかった世界にな」

ヘルヘイムがやって来なかった世界。
すんなり受け入れそうになった言葉を反芻する。

光実「それはおかしいよ」
547 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/02/15(日) 10:23:34.01 ID:1nEkbuU50
今日はここまで!
相変わらず短い……

ところで昨日はバレンタインでしたね。
>>1の収穫はまあ、うん……うん……
姉と母がくれたからまあ……

というわけで、本日中におひとり様につき一人まで、
好きなTSライダーを選んでください。
TSライダーがプレゼントしてくれるはずです。
場合によっては義理チョコですけどね!
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/15(日) 10:28:56.37 ID:jesxfs0xo
乙です
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/15(日) 14:06:37.48 ID:NakYqy1AO
戒斗ちゃん!
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/15(日) 15:03:03.95 ID:6sL115yTO
草加さん
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/15(日) 16:30:46.45 ID:3Be4C2RCO
たっくん!
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/15(日) 19:27:24.60 ID:ChesOytU0
天道ちゃん!
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/15(日) 19:37:42.39 ID:ChesOytU0
天道ちゃん!
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/15(日) 20:35:52.75 ID:+4Pbg9gxo
進ノ助!
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/15(日) 20:38:06.34 ID:o6OLc9ZE0
良ちゃんで
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/15(日) 22:07:33.15 ID:m4wGTkExO
真司ちゃん!
557 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/02/22(日) 20:20:07.08 ID:X9ae/qO10
こんばんはー。
ニンニンジャーの妹かわいかった!

ようやくバレンタイン書けました。
遅くなってすみません。


それでは、投下します。
558 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/02/22(日) 20:21:09.18 ID:X9ae/qO10
>>549さんへ!


戒斗「貴様、甘いものは好きか?
   なら、ここにチョコレートケーキがある。食べるといい」

戒斗「何だその嬉しそうな顔は。
   バレンタイン? もちろん知っている」

戒斗「ちなみにこのケーキは私が作った。
   そう、手作りだ」

戒斗「バレンタインにチョコレート菓子。
   何か不満でもあるか?」

戒斗「ないなら、そうだな……
   もう少し、こっちへ来い」

戒斗「今日の私は少し機嫌がいいからな。
   何なら食べさせてやってもいい」
559 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/02/22(日) 20:21:58.98 ID:X9ae/qO10
>>550さんへ!


草加「今日はずっと浮かれているわね。
   いいのよ、分かってるわ」

草加「バレンタインでしょう?
   もう誰かからチョコレートを貰ったのかしら」

草加「それとも、誰かから貰えないか期待して落ち着かないのかしら。
   どちらでも同じことよね」

草加「どうしてって……分からないの?
   他の人からのチョコレートなんて、食べていいと思ったの?」

草加「もう貰ったなら可哀想だけど捨ててもらうわね。
   代わりに、はい、これ」

草加「あなたが貰うのは、私からだけで充分……よね?」
560 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/02/22(日) 20:22:48.49 ID:X9ae/qO10
>>551さんへ!


巧「なあ、チョコレートフォンデュって知ってるか?
  この間、真理に誘われて店で食べたんだよ」

巧「そしたら、チョコレートのくせに熱いんだ……
  火傷する程じゃないけど、びっくりした」

巧「けどまあ、お前はそういうの好きかもしれないし……
  その……なんていうか……」

巧「一応、やり方調べて用意した。
  お前がやりたいなら、やってもいい……けど」

巧「ばっ、バレンタイン? それは、関係ないだろ、普通に。
  今日、たまたま、偶然用意しといただけで……」
561 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/02/22(日) 20:23:35.31 ID:X9ae/qO10
>>552さんへ!


天道「バレンタインといえばチョコレートだ。
   店先でも様々なチョコレートや手作りキットが売られているな」

天道「ひよりも今日に向けて夜な夜な試作を重ねていたな……
   誰に渡すつもりか問い詰めたが、口を割らなかった」

天道「渡すところを確かめようとしたが樹花に止められてな……
   ああ、悪い。話が脱線した」

天道「私もチョコレート菓子に挑戦したんだ。
   もちろん、お前の分もある」

天道「待っていろ、今用意する。味も見た目も完璧だ。
   私がお前のために作ったチョコレートだからな」
562 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/02/22(日) 20:24:27.24 ID:X9ae/qO10
>>554さんへ!


進ノ介「いったい何なんだ……?
    なあ、ちょっと聞いてくれよ」

進ノ介「朝からやたらと女の子にチョコレートを渡されるんだ。
    飴ならまだしも、私にチョコレートを食べてるイメージあるか?」

進ノ介「えっ、バレンタイン?
    いや、知ってるけど、私が貰ってもなあ……」

進ノ介「こういうのはやっぱり、女から男に……じゃないか?
    例えば、私からお前に……とか」

進ノ介「……受け取ってくれる、よな?」
563 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/02/22(日) 20:25:16.60 ID:X9ae/qO10
>>555さんへ!


良太郎「こんにちは、バレンタインだね。
    今日も三輪車に轢かれたり、いろいろあったけど……はい、どうぞ」

良太郎「このチョコレート、君に渡せるように頑張って守ったんだよ。
    ちょっと包装は汚れちゃったけど、貰ってくれるかな」

良太郎「うん、受け取ってくれてありがとう。
    ……これでやっと渡し終わったよ」

良太郎「え、どういうことって……
    今日一日かけて、皆に渡してたんだ」

良太郎「普段から皆にはお世話になってるから。
    それで君にも渡したくて」

良太郎「……どうして残念そうなの?」
564 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/02/22(日) 20:26:07.31 ID:X9ae/qO10
>>556さんへ!


真司「よ、よう! ぐ、偶然、だな!
   いやー、今日もいい天気だな!」

真司「べ、別に動揺してなんかないって!
   ほんと、バレンタインとか意識してないし!」

真司「あー、でも、その、たまたまチョコレート持ってるんだよなー……
   お前が欲しいなら、あげてもいいかなーとか思ったりして……」

真司「……うう、分かったよ、認める。
   これは、俺がお前のために買ったんだよ」

真司「言わせたからにはちゃんと受け取れよな!」
565 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/02/22(日) 20:27:18.85 ID:X9ae/qO10
以上!
これにてバレンタイン終了!
>>1も戒斗ちゃんからもらいたい。

それではまた来週、お会いしましょう。
来週はミッチの話の続きを書く予定です。
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/22(日) 20:33:36.69 ID:ULH1GLrAo
乙です
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/22(日) 21:28:28.10 ID:394YHrBeO
568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/22(日) 21:38:13.23 ID:Pfk/rkBgo
乙ー
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/22(日) 22:55:48.77 ID:vJrLdOlJ0
ありがてぇ、ありがてぇ
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/23(月) 05:12:42.65 ID:zRBl8geAO
戒斗ちゃん顔は怒ってるのにご機嫌かわいい
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/23(月) 11:45:21.40 ID:4JQQQb7B0
なんで他のメンバーはフラグがたったのに良太郎は折れるんやww
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/26(木) 03:29:41.39 ID:+vWr9Vjt0
バレンタインとか全然関係なく、この際男の方でもいいから、天道の全力で作ったチョコ菓子は食べてみたい
というかいっそ天道の妹になりたい
樹花の姉で総司の妹になりたい
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 14:39:53.72 ID:kUc4u3TDO
翔一くんの全力チョコもうまそう
野菜のチョコレートフォンデュ☆とかでなければ
574 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/01(日) 19:55:32.70 ID:3ShlH+L90
こんばんはー。

今朝の究ちゃんはちょっと切なかった……
メディックさんの死神部隊は結成当日に解散しましたね!

>>571
ヒント:天然タラシ

>>572
ひよりの姉なのか妹なのかが気になる。

>>573
ですね!
でも料理の苦手な子が一生懸命作った物もいいと思います。


それじゃあミッチの話の続きを投下しますー。
575 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/01(日) 19:56:22.15 ID:3ShlH+L90
サガラ「受け入れがたい事実かもしれない。だがこれは現実だ」

光実「僕が言ってるのはそういうことじゃない」

確かにこの平和な世界は、ヘルヘイムの侵攻なんて受けていないのかもしれない。
でも、それだと納得できないことがある。

光実「ヘルヘイムがやって来なかったって言うなら、
   どうしてお前がここにいるんだ」

ここがヘルヘイムの来なかった世界なら、
ヘルヘイムそのものであるサガラがここにいるのは不自然だ。

僕の疑問に、サガラは驚いた顔を作ってみせた。
心底から驚いているわけじゃないことは、一目でわかる。
576 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/01(日) 19:57:12.51 ID:3ShlH+L90
サガラ「いいところに気が付いたな。
    その通り、ヘルヘイムの存在しない世界に俺は存在できない」

光実「それじゃあ、この世界にもヘルヘイムは……」

サガラ「当然、存在しているさ」

ヘルヘイムは存在しているけれど、
この世界の沢芽市には災害の痕跡が存在していない。

つまり、これから先、侵略を受ける可能性がある。
そういうことになるのではないだろうか。

そうだ、きっとそうに決まっている。
だからユグドラシルが沢芽市に来たんだ。
577 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/01(日) 19:57:51.99 ID:3ShlH+L90
光実「また、戦うことになるのか……?」

サガラ「いや、その心配はない。
    大サービスで教えてやるが、ヘルヘイムは既に地球を侵略したんだ」

光実「え?」

意味が分からない。
それならどうして、紘汰さんと舞さんが無事なんだ。
街だって至って平和で、侵略の爪痕なんてない。

それとも、この世界では何かとてつもなく幸運な偶然が重なって、
二人が犠牲にならずに、街も人々も無事なままで、侵略を乗り越えたのか?

そんなことが、可能なんだろうか。
578 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/01(日) 19:58:28.85 ID:3ShlH+L90
サガラ「想像以上に混乱してるみたいだな。
    お前ならもう少し冷静に考えられるかと思ったんだが……」

言葉に反して、サガラに落胆している様子はない。
むしろ僕が混乱する姿を見て、愉快そうですらあった。

サガラ「入れ替わったんだ、二つの世界の地球が」

光実「……どういうことだ?」
579 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/01(日) 20:00:05.33 ID:3ShlH+L90
今日はここまで!
サガラむずかしい……
580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 21:33:37.00 ID:ckX78CWeo
乙です
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/05(木) 01:20:35.72 ID:2TOVjHgAO
乙。続き期待。
582 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/08(日) 20:34:24.63 ID:y8ld1wd40
こんばんは!
来週、とうとうチェイサーと決着でしょうか。
ていうかドライブ、危険の伴う変身多すぎないか……?

ま、何にせよ楽しみですよね!
霧子とチェイサーがどうなるのかも気になる。


それでは、話の続きを投下しますね。
583 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/08(日) 20:34:57.62 ID:y8ld1wd40
サガラ「平行世界にそれぞれ地球が存在している。
    これは分かるな?」

似て非なる世界にも、地球は存在している。
それに関しては特に抵抗もなくすんなり受け入れられる。

けれど、それが入れ替わるなんて、有り得るのか?
それに、どうやって……

サガラ「イメージしてみろ。平行する世界が、線路のように続いているとする。
    その線路が交わる点があったとしたら?」
584 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/08(日) 20:35:26.21 ID:y8ld1wd40
光実「二つの世界が、重なる……?」

サガラ「そうだ。平行世界が平行でなくなる瞬間とも言えるな。
    その瞬間に、交差した世界の一部が入れ替わった」

本当に、そんなことが起こり得るのか?
到底信じられそうにもない話だが、僕は確かに元居た場所とは似て非なる世界へ来てしまった。
それも、女の子になって。

これが夢や幻覚でない限り、
サガラの説明を信じるしかないだろう。
585 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/08(日) 20:35:56.79 ID:y8ld1wd40
光実「じゃあ、それが……本当だとして。
   どうして僕は、この世界とは違う平行世界での記憶があるんだ?」

平行世界の地球がそっくりそのまま入れ替わったというのなら、
別の星へ向かったサガラが元の世界のままなのは納得できる。

地球が入れ替わろうと、別の星にいたサガラには影響なんてないんだろう。
でも、僕はずっと地球にいたんだ。
それがどうして……

サガラ「意識だけが入れ替わったんだ。
    お前と、この世界の呉島光実とがな」
586 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/08(日) 20:36:31.21 ID:y8ld1wd40
光実「どうして僕だけなんだ。どうして、他の人は……」

サガラ「さてな。そこまでは俺にも分からないさ。
    ただ、お前のように取り残される人間は初めてじゃない」

その言葉を聞いて、急にサガラの態度が腑に落ちた。
この緊急事態でも平然としていられるのは、経験があるからだ。

ヘルヘイムとして生きてきた中で、
平行世界が交わるというアクシデントは何度かあったのだろう。
だから、こうして僕に説明することができる。
587 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/08(日) 20:37:07.31 ID:y8ld1wd40
光実「僕が、元の世界に戻れる可能性はあるのか?」

サガラ「お前にとっては幸運なことに、限りなく低いな。
    お前と入れ替わった少女には同情するよ」

光実「……そう」

先程よりもずっと気分が落ち着いてきた。
確かに、僕と入れ替わってしまったもう一人の「呉島光実」は、
今頃かなり苦しい状況にあるのだろう。

でも、それを知ったところで僕にはどうすることもできない。
できることといえば、祈ることくらいだろうか。
588 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/08(日) 20:37:54.17 ID:y8ld1wd40
今日はここまで!
スローペースですが一応少しずつ進んではいます。
ちなみに、真面目な話なのは今のうちだけだと思います。
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 21:38:20.70 ID:HKSLvfHRo
乙です
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/09(月) 16:05:43.53 ID:XVjDHBiAO
>>お前と入れ替わった少女

!………急に漲ってキター!!
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/12(木) 19:41:50.98 ID:oxTGV2+b0
>>590
お巡りさんたち、この人です
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/13(金) 20:23:10.20 ID:BtD0xCLo0
結局、なんだかんだいっても、ミッチが望みさえすればゴッド紘汰さんは平行世界も越えて迎えに来てくれ、全てを片手で解決してくれるだろう
問題は、ミッチ♂が、性別のことに目を瞑りさえすれば紘汰や舞、裕也と一緒に生きられる、完全に幸せなこの世界を、元のミッチ♀に返す選択ができるかどうか
それでもミッチ♂の体に収まってるはずのミッチ♀が望めばゴッド紘汰さんはことを収めようと動くだろうから、ミッチ♀の体に収まってるミッチ♂の選択次第ではゴッド紘汰vsミッチ、またはゴッド紘汰vsTS紘汰にもなりかねない
いや、Movie大戦を超えた時期のミッチ♂ならきっと世界を返してあげられるだろう

ところでこれ裕也ハーレムじゃね
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/14(土) 01:16:16.72 ID:aWzcs16H0
ホワイトデーだぜ管理人
タロスズからお返し貰う良ちゃんとか、お返しをそれとなく要求する>>558-564とか、なんかくれや
594 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/15(日) 13:05:10.32 ID:w/tFUQdC0
こんにちはー。
ちょっと風邪気味の>>1です。

チェイスはどうなるのやら。
そもそも本物なのかとか、いろいろと疑ってしまいますね。

>>592
裕也「計画通り」
という冗談はさておき、この話はそんなにシリアスじゃないですよ!
たぶん精神的強さはミッチ♀>♂なので、彼女は楽しくやってると思います。

>>593
縁がなさ過ぎて忘れてた。
縁がなさ過ぎて。
……べ、別に悔しくなんてないんだから!勘違いしないでよね!
ふざけてすみません。
来週には何かそれっぽいネタの物を投下します。
595 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/15(日) 13:06:19.32 ID:w/tFUQdC0
それでは、ミッチの話の続きといきましょう。
そろそろシリアスは終わるはず。

書きづらいサガラともこれでお別れだ!
ヒャッハー!


では、投下します。
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 13:06:31.66 ID:Kb5SzhVHo
了解
597 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/15(日) 13:07:18.10 ID:w/tFUQdC0
サガラ「さて、お前はこの状況でどう動く?」

光実「別に、どうもしない……いや、できないよ。
   ただ、周りに合わせて生きるだけだ」

今の僕には、サガラの言葉を疑う気持ちなんて少しも残っていない。
今更僕を騙したって、サガラに利益なんてない。

それに、いくらヘルヘイムの力が強大だとしても、
僕の性別はおろか世界そのものを変えるなんて、できるはずない。

サガラ「そうか。もう少しあがいてくれるかと思ったんだがな」

光実「期待に添えなくて悪かったね。
   でも、僕はそんなに強くないんだ」
598 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/15(日) 13:07:48.19 ID:w/tFUQdC0
男に戻るとか、元の世界に帰るとか、
そういったことはきっと僕の力じゃどうしようもないことだ。

諦めると言えば聞こえは悪いけれど、僕はすっかりこの状況を受け入れようとしている。
それくらいには、この世界は魅力的だ。

紘汰さんがいて、舞さんがいて、街は活気に溢れている。
そんな世界を拒むなんて、僕にはできない。

サガラ「そうかい。それじゃあ俺はもう行くが……
    お前のこれからが、それなりに楽しみだ」
599 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/15(日) 13:08:20.79 ID:w/tFUQdC0
そう言って推し測るような目で僕を一瞥してから、
サガラの姿は溶けるように消えていった。

きっと、もう会うことはないんだろう。
今度こそ、永遠に。

理由もないのにそう確信して、僕は再び歩き出した。
随分長い間足を止めていたから、少し帰るのが遅くなりそうだ。

きっと、兄さんが心配してくれているはずだ。
僕が男でも女でも、兄さんはきっと優しい兄さんのはずだから。
600 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/15(日) 13:09:00.36 ID:w/tFUQdC0
――呉島家


光実「ただいま」

返ってくるものだとばかり思っていた「おかえり」の言葉が、
いつまで経っても聞こえてこない。
兄さんはまだ帰っていないんだろうか。

光実「そういえば……」

そもそも、この世界で兄さんは何をしているんだろう?
朝はスーツを着ていたから、仕事をしてはいるんだろうけれど……

そんなことを考えていると、突然背後から物音が聞こえた。
振り返ると、兄さんが玄関へ入って来るところだった。
601 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/15(日) 13:10:02.87 ID:w/tFUQdC0
今日はここまで。
ようやくミッチは家に帰れましたね!
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 13:31:20.96 ID:Kb5SzhVHo
乙です
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 22:30:42.81 ID:YyjGbiy10
乙!
>>1、このssの次の展開は「貴虎がTS戦極を伴って帰ってきて、二人の雰囲気がなんだか怪しい」というッ
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/16(月) 21:43:14.70 ID:eW3YDA/00
>>594
hooo>>1イッケメェン!
605 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/22(日) 16:37:43.98 ID:A/b4YScf0
こんにちはー。
春になってきましたね。
眠いです。

>>603
貴虎がTS戦極を伴って帰ってきて、二人の雰囲気がなんだか怪しい……ハッ!
本当の次の展開は来週のお楽しみということで。


それではホワイトデー投下します。
606 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/22(日) 16:38:39.50 ID:A/b4YScf0
戒斗「……お前か。何の用だ?
   何の約束もないはずだが」

戒斗「この包みは……不格好なラッピングだな。
   仮にも人に贈るものだ、もう少し綺麗に包装しろ」

戒斗「まあ、こんなところだろう。
   さあ、包装し直してやったぞ。さっさと届けて来い」

戒斗「……違う?
   ああ、私宛の贈り物だったか」

戒斗「何だ、その微妙な表情は。
   私が無邪気に大喜びするとでも思ったのか?」

戒斗「バレンタインにチョコレートをやったんだ、
   これくらいは当然だろう」

戒斗「だが、贈り物の礼に今日一日くらいは付き合ってやってもいい。
   ……勘違いするな。贈り物が気に入っただけだ」
607 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/22(日) 16:40:07.41 ID:A/b4YScf0
草加「ねえ、やっぱりあなた、私以外からも貰ったでしょう。
   何をって……チョコレートに決まってるじゃない」

草加「あれだけ釘を刺しておいたっていうのに……
   いいのよ、あなたに怒ってるわけじゃないの」

草加「あなたにチョコを渡した人に怒ってるの。
   こうなったら、どんな手を使っても……」

草加「え? 私からしか貰ってない?
   嘘は駄目よ。だってたくさんお返しを用意してたじゃない」

草加「……あれ全部、私に?
   私、勘違いしていたのね……」

草加「……ありがとう。
   お返し、本当に……嬉しい」
608 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/22(日) 16:41:21.68 ID:A/b4YScf0
巧「何だよ、急にプレゼントなんて……
  今日って何かお祝いでもあったか?」

巧「ああ、ホワイトデー……って、待てよ!
  あ、あれは、バレンタインとは関係ないって言っただろ!」

巧「お返し以前に、何も贈ってないからな。
  お前が勝手に喜んでただけだし」

巧「こら、プレゼントを押し付けるな!
  ったく……強引だな」

巧「でも、貰ったものはしょうがないからな。
  一応、礼は言っといてやる」

巧「……ありがとう。
  それなりに、嬉しい」
609 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/22(日) 16:41:58.07 ID:A/b4YScf0
天道「お前を待っていた。
   ホワイトデーだからな。来ないはずがない」

天道「バレンタインに対するホワイトデーの返礼だが、
   種類によって意味があることを知っていたか?」

天道「ふっ……知らずにお返しを選んだな?
   まあいい。お前の返事は分かり切っている」

天道「天の道を往き、総てを司る女の申し出だ。
   断るなんて有り得ないからな」

天道「そうだ、せっかく家に来たんだ。
   夕飯くらいは作ってやってもいいが、どうする?」
610 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/22(日) 16:42:33.46 ID:A/b4YScf0
進ノ介「先月、何があったか覚えてるか?
    おいおい、しっかりしてくれよ」

進ノ介「バレンタインだろ。まったく……しょうがないな。
    で、今日はホワイトデーだけど、その様子なら用意してないだろ」

進ノ介「お返し、それなりに期待してたんだけど……
    って、何だよこの箱」

進ノ介「……用意してあるなら最初から言ってくれよ。
    心配して損しただろ」

進ノ介「中身は……キャンディか。
    ありがたく食べさせてもらうよ。ありがとう」
611 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/22(日) 16:43:17.18 ID:A/b4YScf0
良太郎「いてて……あ、こんにちは。
    実はさっき、鳥が急に飛んできたと思ったらそのまま捕まっちゃって」

良太郎「気付いたらこんなところに落とされてたんだ。
    モモタロスたちの用事、聞きそびれちゃったなあ……」

良太郎「ホワイトデー?
    そっか、そういえば今日だったね」

良太郎「すっかり忘れてたけど、皆は覚えててくれたんだね。
    嬉しいな……ふふ」

良太郎「え、君もお返ししてくれるの?
    ありがとう! すごく嬉しいよ」
612 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/22(日) 16:43:53.71 ID:A/b4YScf0
真司「なあなあ、今日は何の日か知ってるだろ?
   何だよ、分かんないふりしてもバレバレだからな!」

真司「ホワイトデーだよ、ホワイトデー!
   知らんぷりしても無駄だ。鞄にお返しが入ってるだろ」

真司「へへ、やっぱり用意してたか。
   楽しみにしてた甲斐があったな」

真司「言っとくけど、安いお返しじゃ満足してやらないからな。
   だって、その……チョコが本命だったんだから」

真司「お前からのお返しも、本命じゃないと受け取ってやらないからな!」
613 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/22(日) 16:45:38.05 ID:A/b4YScf0
おしまい。
お返しにも一々意味があると、不用意なものは返せませんね……
ではまた来週。
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 17:06:26.07 ID:R7LWe5bZo
乙です
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 23:08:18.22 ID:nssqcanDO
きゃわあああああアああ↑*▽△◆○▲&◆¥¢¥






乙です
616 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/29(日) 12:51:20.49 ID:ka8pdKWb0
こんにちは!
今朝もブレンは輝いてましたね。
映画見に行きたいなあ……


それでは、SSの続きを投下します。
617 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/29(日) 12:52:05.86 ID:ka8pdKWb0
光実「おかえりなさい、兄さん」

貴虎「ただいま、光実。
   お前もちょうど今帰ったのか?」

光実「うん」

兄さんは僕のラフな服装を見ても何も言わない。
ということは、僕がチーム鎧武にいることを知っているんだろうか。
僕の予想は、次の兄さんの言葉で確信に変わった。

貴虎「少し遅かったな。
   夕飯は葛葉たちと食べたのか?」
618 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/29(日) 12:52:32.41 ID:ka8pdKWb0
兄さんは、僕がチーム鎧武にいることを知っていて、
そのことを悪く思っていないようだ。

こちらの世界の呉島光実は、僕よりずっと上手に立ち回っていたんだろうか。
それはそれで何だか複雑だけれど、この状況ではありがたいことだ。

光実「まだ食べてないよ。
   兄さんもまだだよね?」

貴虎「いや、俺はもう済ませてきた」

光実「そうなんだ」
619 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/29(日) 12:53:05.25 ID:ka8pdKWb0
てっきり夕食は兄さんと二人だと思っていたから、
少し意外だったけれど、それだけだ。

別に僕は落ち込んだ素振りを見せたつもりなんてなかった。
それなのに兄さんは少し申し訳なさそうな顔をしている。

貴虎「すまない」

光実「謝ることないよ。
   僕だって子どもじゃないんだから」

一人では寂しくて夕食をとれないなんてこと、あるはずもない。
そう思って口にした言葉を、兄さんは違う意味で捉えたらしい。
兄さんは不思議なくらいに狼狽えた様子を見せた。
620 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/03/29(日) 12:54:33.76 ID:ka8pdKWb0
今日はここまで。
ミッチは女の子の方が要領良さそうな気がします。
兄さんへのコンプレックスが強くなさそうというか。
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/29(日) 13:12:55.84 ID:RqvJ+68fo
乙です
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/29(日) 23:34:20.19 ID:ZRaqZ2x70

できれば一投下あたりのストーリー量もうちょっと増やしちゃくれまいか
いやほんとできればでいいんだけどさ

ミッチ「僕だって子供じゃない(意味深)」
623 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/04/05(日) 22:43:19.69 ID:yLeORsxK0
こんばんは!
剛は吹っ切れたみたいでよかったですが、
チェイスはこれからどちら側につくんでしょうね……

>>622
了解です。できるだけ頑張ります!
と言いつつ今日もそんなに長くないです。すみません。


では投下します。
624 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/04/05(日) 22:44:00.14 ID:yLeORsxK0
貴虎「お前が気にするようなことはない。
   彼女とは友人というだけだ」

そう言いながら兄さんはダイニングへ向けて歩き出した。
その背中を追いながら、好奇心のまま問いかける。

光実「彼女って?」

兄さんと仲の良い女性なんて、僕は知らない。
この世界は元の世界と似ているようで違っているから、
兄さんに交際している女性がいたとしても不思議はないんだ。

いったいどんな人なんだろう。
僕の知っている人だろうか?
625 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/04/05(日) 22:44:48.50 ID:yLeORsxK0
貴虎「お前も知っているだろう。晶さんだ」

晶さんと言われて思い浮かぶのは一人だけだ。
紘汰さんのお姉さんである、葛葉晶さん。

光実「付き合ってるの?」

貴虎「違うと言っているだろう」

尋ねてはみたものの、兄さんが肯定するとは最初から思っていなかった。
この手の話題には不慣れそうな兄さんの様子が新鮮で、つい聞いてしまっただけだ。

案の定兄さんは僕の疑問を否定した。
その語気の強さに気付いて、怒らせてしまっただろうかと不安になる。
626 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/04/05(日) 22:45:46.63 ID:yLeORsxK0
光実「ごめん、気になっちゃって」

貴虎「謝ることはない。
   俺も少しきつく言い過ぎた」

兄さんはそう言うと立ち止まり、振り返った。
その真剣な表情に、何か重大な告白でもあるのだろうかという気分にさせられる。

例えば、兄さんが晶さんのことを女性として好きだとか、
そういった類の……

そんな想像を巡らせていた僕の期待を他所に、
兄さんは真面目そのものの口調で言った。

貴虎「お前に誤解されたくなかった」
627 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/04/05(日) 22:46:47.67 ID:yLeORsxK0
はい、本日は以上です。
短いですね……
来週こそは……来週こそはもう少しでも長く……
628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/05(日) 23:03:57.06 ID:K2p/+vUTo
乙です
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/06(月) 04:00:49.44 ID:Nv0uE3gAO
乙!
地獄のような世界に飛ばされたろうミッチ♀の活躍も見たいなあ

630 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/04/12(日) 22:08:58.12 ID:g2/UDVxo0
こんばんは。

今日のドライブは熱かった……!
進ノ介の変身に燃えましたね。
ああいうの本当に好き。

来週はチェイスの立場が大きく動く回になるんでしょうか。
なんにせよ楽しみですね!


それでは、ミッチの話の続きを投下します。
今回はミッチ♀の話もあります。
631 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/04/12(日) 22:10:31.18 ID:g2/UDVxo0
貴虎「お前に誤解されたくなかった」

光実「……そ、そうなの」

予想外の言葉に、返事をする声が引きつった。
あんまり真剣な様子だったから何を言うのかと思えば、これだ。

元々兄さんは僕をややブラコン気味に可愛がっていたけれど、
こちらの世界では僕が女の子だから、余計に可愛がっているのかもしれない。

それにしても、大真面目な顔をして妹にこんなことを言うなんて。
恋人のご機嫌伺いをするような言葉をかけられても、僕としては反応に困る。
632 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/04/12(日) 22:11:22.34 ID:g2/UDVxo0
貴虎「食事をとるんだろう、早く来なさい」

そう言ってダイニングへ入っていく兄さんの背中を追いながら、
吐息と区別がつかないくらい小さな溜息を吐く。

紘汰さんがいて、舞さんがいる。
ヘルヘイムの侵攻だって、存在しなかった。

そんな風に何もかもが理想に思えたこの世界だが、
この世界のことなんて、僕はまだほとんど分かっていないのかもしれない。

兄さんの態度にそのことを痛感させられて、
浮ついていた気分が少し重くなった。
633 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/04/12(日) 22:13:31.03 ID:g2/UDVxo0
ミッチの話はここまで。
ここからはミッチ♀の話です。


朝起きたら男の子になっていて、街の様子も見知ったそれとは異なっていて。
夢みたいな話だけれど、五感全てがこれは現実だと訴えていた。

真っ先に考えたのは、兄さんに異変を報告して一緒に対処法を考えてもらうこと。
でも、兄さんは僕の姿を見ても特に驚いた様子もなく、ただ「おはよう」と言っただけだった。

むしろその反応の淡白さに驚いた僕を見て、怪訝な顔をされてしまった。
兄さんは、僕の身に起きた異変を異変と思っていないみたいだ。
634 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/04/12(日) 22:14:34.56 ID:g2/UDVxo0
貴虎「光実?」

光実「何か変だと思わない?」

そう問いかけてみて気付いたが、声まですっかり低くなっている。
やっぱり僕は男の子になってしまったみたいだ。

貴虎「いや、特に何とも思わないが」

まさか僕が男の子になってしまったと気付いていないなんてことは有り得ないだろう。
……有り得ない、はずだけれど。

変なところで抜けている兄さんだから、もしかしたら有り得るかも。
そんな風に思ってしまう自分がいた。
635 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/04/12(日) 22:15:25.55 ID:g2/UDVxo0
光実「兄さん、僕って男なの、女なの」

気付いていなかったらどうしようと思ってそう尋ねたけれど、
一拍置いてその質問の奇妙さに気付いた。

貴虎「熱でもあるのか?」

案の定、おかしなことを言っていると思われてしまった。
僕も兄さんが同じようなことを言えばおかしいと思うだろうから、無理もないけれど。

光実「そうじゃなくて……」

隠していてもどうにもならないんだから、いっそのこと全てを打ち明けてしまおう。
そう決心するが早いか、僕は今朝起きてからのことを兄さんに話して聞かせた。
636 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/04/12(日) 22:17:43.75 ID:g2/UDVxo0
今日はここまで。

この話におけるミッチ♀はミッチより素直です。
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/12(日) 22:31:10.53 ID:C1PM+g8So
乙です
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/12(日) 23:39:51.16 ID:JoHgkvR6O
どっちのミッチもかわいい
どっちのミッチミッチのどっち
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/13(月) 09:56:14.28 ID:2MxfDsnAO
どっちのミッチも楽しみだ!
640 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/04/19(日) 22:16:17.66 ID:sI7IrxRp0
こんばんはー。
やっと霧子の思いが報われましたね!
よかった。

本日はミッチ♀の話のみの投下になります。
遅筆ですみません……


では、投下します。
641 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/04/19(日) 22:17:09.09 ID:sI7IrxRp0
兄さんは僕の話を聞いても、どう言葉を返せばいいのか分からないみたいだった。
本気なのか冗談なのか、本当に判断がつかないみたいだ。

光実「信じられないかもしれないけど、本当のことなんだよ」

だから、信じてほしい。
そう願いながら兄さんの目を見つめると、兄さんは頷いてくれた。

貴虎「にわかには信じがたいが……光実がそんな冗談を言うとも思えない」

未だに半信半疑……むしろ疑いの方が強いかもしれないけれど、
兄さんは僕の話を受け入れようとしてくれている。
642 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/04/19(日) 22:17:51.02 ID:sI7IrxRp0
貴虎「それではお前は、俺の弟ではない……ということだな?」

光実「うん。でも体は兄さんの弟の……あ、えっと」

見た目は同じだけれど、この人はどうにも僕の知る兄さんと少し違う。
外見や口調、声は兄さんそのものだけれど、やっぱりどこか違って思える。
この人を兄さんと呼んでもいいんだろうかと不安になって、口籠ってしまった。

貴虎「俺のことは、呼びやすいように呼べばいい」

僕が何も言えずにいると、彼はそう言ってくれた。
そうやって僕を気遣ってくれるところは僕の兄さんと全く同じだ。
643 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/04/19(日) 22:18:31.19 ID:sI7IrxRp0
光実「それじゃあ……やっぱり、兄さんで」

貴虎「ああ。俺もお前のことを名前で呼んでいるからな。
   そんなに気を遣うことはない」

そう言って、兄さんが僕の肩に手を置いた。
その手が温かくて、不安だった気分が少し和らいでいく。

この人が傍にいてくれるなら、どんな状況でもきっと大丈夫だ。
彼は僕の兄さんと同じで、きっと僕の味方でいてくれるはずだから。
644 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/04/19(日) 22:19:22.18 ID:sI7IrxRp0
光実「ありがとう、兄さん」

貴虎「いや……弟を信じるのは、兄として当然のことだ」

言ってから照れくさくなったのか、兄さんは俯いた。
僕は信じてもらえたのが嬉しくて思わず笑顔になったけれど、一つ引っ掛かる部分がある。

光実「弟かあ……」

貴虎「ああ、すまない。お前は……女だったな」

光実「見た目は男の子になっちゃったけどね」
645 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/04/19(日) 22:21:00.76 ID:sI7IrxRp0
本日はここまで。
ミッチ♀と兄さんはうまくやっていけそうな気がする。
ミッチは……どうなるんでしょうね。
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/20(月) 00:32:41.05 ID:kBfe2COBo
乙です
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/21(火) 00:37:29.97 ID:FzMEIR3q0

バラレルワールドの同一人物間の男女入れ替わりと、ヘルヘイム関連のあれこれ、より与太話に聞こえるのはどっちだろうか…
ミッチ♂と比べて素直に兄は自分の話を信じてくれると信じて即座に打ち明けるミッチ♀いいね。仲間内で大事にされてたんだろうなぁ
紘汰と舞、裕也、そしてこの世界の自分の顛末を知ってミッチ♀はどう思うだろう…そもそも紘汰などが男ってのを知ってどう思うだろう…
648 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/04/26(日) 22:42:55.85 ID:YEa8wanE0
こんばんはー!

剛の焦りの理由が分かりましたね。
親を誇りに思う進ノ介、親を負い目に思っている剛……
面白い対比だなあ。

今回もミッチ♀の話のみの投下となります。
最初予定してた以上にいい子になった気がする。


それでは投下します!
649 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/04/26(日) 22:43:38.42 ID:YEa8wanE0
僕の外見が男の子になってしまったことに戸惑っているのは、僕だけじゃない。
兄さんにしてみれば、朝起きたら弟が自分は女だと言い出した、という状況なんだ。

光実「混乱させちゃってごめんね」

貴虎「悪いのはお前ではない。それより、体は何ともないのか?
   どこか痛んだり、気分が悪くはないか」

光実「風邪を引いたんじゃないんだから、大丈夫だよ。
   心配しすぎだって」

心配してくれる兄さんにそう言って笑ってみせたけれど、
僕一人で抱え込んでいたなら、ストレスで気分が悪くなって倒れていたかもしれない。
650 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/04/26(日) 22:44:36.98 ID:YEa8wanE0
兄さんがいてくれて、本当によかった。
その思いを噛み締めていると、兄さんが暗い面持ちで目を伏せた。

貴虎「だといいが……これもヘルヘイムの影響なのか……?」

光実「ヘルヘイム?」

どこかで聞いたことのある単語。
確か、北欧神話に関連する言葉だったはずだ。

そんなものの影響を考えるなんて突拍子もないことだし、兄さんらしくない。
それとも、今目の前にいる兄さんは、何かの宗教にでもはまっているとか……?
651 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/04/26(日) 22:45:27.44 ID:YEa8wanE0
いや、兄さんに限ってそんなことは有り得ない。
僕には分からない何かの暗号だとか、そういう可能性の方がずっと高い。

光実「ねえ兄さん、ヘルヘイムって?」

貴虎「ヘルヘイムの森が、この事態に影響しているとは考えられないか」

光実「……えっと……よく分からないんだけど」

僕がどう答えていいのか分からずにいると、
兄さんも会話がうまく噛み合っていないことに気付いたらしい。
652 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/04/26(日) 22:46:37.03 ID:YEa8wanE0
貴虎「ヘルヘイムのことが、分からないのか?」

その問いかけに頷くと、兄さんは目を見開いた。
そんなに驚くようなことなんだろうか。

僕の体が男の子になった以外にも、何か異変が起こっているんだろうか。
むしろ、兄さんの反応を見ていると、僕の方がおかしいんじゃないかと思えてくる。

貴虎「ヘルヘイムの森や、インベスのこと……
   それに、黄金の果実のことも、分からないのか」

光実「う、うん……」

耳慣れない単語が押し寄せてきて、小さく潰れていた不安が再び膨れ上がった。
まるで、知らない世界に迷い込んでしまったみたいな気分だ。
653 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/04/26(日) 22:47:55.02 ID:YEa8wanE0
今日はここまで!
相変わらず短い!
ごめんなさい!
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/26(日) 23:02:21.28 ID:GikLDJcAO
乙です
655 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/03(日) 23:56:59.64 ID:AS+cdhdU0
こんばんは。
今日はちょっと忙しくてドライブをまだ見れてません。
なんでこんなに忙しいんだ……

とりあえずミッチのSS、続きを投下しますね。
まだミッチ♀のターン!
656 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/03(日) 23:58:19.06 ID:AS+cdhdU0
貴虎「そうか……」

兄さんはそう言うと目を瞑って何かを考えているみたいだった。
僕は何を言えばいいか分からなくて、固唾をのんで兄さんの言葉を待っていた。

貴虎「お前は、元に戻れなかったとしたら、光実として生きていくことになる」

光実として。
それはつまり、男としてというだけの意味ではないんだろう。

僕がこのまま男の子の身体のままだったとしたら、
本来この体で生きていたはずの、「呉島光実」という人間として生きなければいけない。
657 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/03(日) 23:59:47.92 ID:AS+cdhdU0
光実「僕自身のことを知らないといけないよね」

僕の解釈は正しかったみたいで、兄さんは頷いてくれた。
けれど、その表情は険しいままだ。

貴虎「その通りだ。
   しかし、お前が俺の話をすんなり信じられるとは思えない」

光実「どうして?」

貴虎「俺がお前の立場ならきっと信じないだろうと思うような話だからだ」
658 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/04(月) 00:00:43.90 ID:kxXdbw/A0
決めつけるような兄さんの口ぶりに、少し違和感を覚える。
兄さんは、こんな風に諦めきったようなことを言う人だったろうか。

光実「僕は、そうは思わないけど」

貴虎「まだ話を聞いてもいないのに、何故そう言えるんだ」

本気で分かっていない様子の兄さんに、僕の方がどうしてと問い掛けたくなる。
そんな理由、聞かなくたってはっきりしているのに。

光実「だって……僕が兄さんを疑うはずないから」
659 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/04(月) 00:01:31.65 ID:kxXdbw/A0
僕は至極当然のことを口にしただけなのに、兄さんはひどく驚いたみたいだった。
その反応に、かえって僕が驚いたくらいだ。

光実「兄さんだって僕のことを信じてくれたよね」

貴虎「それは、そうだが」

光実「じゃあ、僕だって兄さんを信じるに決まってるよ」

当たり前の言葉を、兄さんは信じられないとでも言いたげな顔をして聞いていた。
どうして僕はこんなに兄さんに信用されていないんだろう。
660 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/04(月) 00:02:25.20 ID:kxXdbw/A0
今日はここまで!
弟と同じ顔、同じ声でこんな風に言われたら、
兄さんはどう思うんでしょうね……
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/04(月) 00:32:06.26 ID:yU1HUa2SO
乙です
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/06(水) 12:33:56.22 ID:4MF/MX/m0

なあ、ところで最近剛のヒロイン力が半端ないから剛TSネタ欲しくなってきたんだけど
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/07(木) 01:17:41.76 ID:H2dzaDzjO
乙!

>>662
おまおれ
664 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/10(日) 23:40:02.45 ID:md75BaKQ0
こんばんは。
先週の分は見れたけど今日の分はまだ見れてません……

剛の話もネタが思いつけば書きたいですね!
ブラコンな妹の剛とかとてもよいものですね。

それでは今日の分を投下します。
665 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/10(日) 23:40:59.86 ID:md75BaKQ0
兄さんは僕を信用していないわけじゃない。
僕が兄さんを信じていないと思っているんだ。

そんなこと、あるはずないのに。

光実「ねえ、教えて。僕は今までどんな人生を歩んできたの?」

兄さんの言葉なら、それがどんなに現実離れして聞こえても、きっと真実だ。
そう思っていることが兄さんに伝わるよう祈りながら問いかける。
666 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/10(日) 23:41:52.17 ID:md75BaKQ0
兄さんは、その視線を真っ直ぐに受け止めてくれた。
そして、長い息を吐き出してから、困ったように笑った。

貴虎「お前が歩んできた人生を……
   お前と、お前の兄がどんな兄妹なのかを、教えてくれるのなら」

僕は兄さんの笑顔に応えるように、満面の笑みを返した。
分かってくれてありがとう、という思いを込めて。

光実「もちろん!
   むしろ聞いてほしいくらいだよ」
667 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/10(日) 23:42:47.79 ID:md75BaKQ0
ここからはミッチ♂のステージだ!
ってことで視点変わります。
668 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/10(日) 23:43:31.95 ID:md75BaKQ0
女の子の身体というものは、僕にとっては全くの未知だ。
その未知の身体でお風呂に入ったものだから、精神的な疲労はとんでもないものだった。

風呂から上がって、パジャマに着替える。
そんな行動だけでも疲れ切ってしまった。

ベッドに寝転がって、天井を仰ぐ。
この体では慣れないことも多いし、これから苦労しそうだ。

そう思うと、明日からの生活が不安になる。
こちらの世界ではヘルヘイムの侵略がなかったのだから、僕は学校に通っているはずだ。
669 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/10(日) 23:44:14.38 ID:md75BaKQ0
今日は休日だったからよかったものの、明日は月曜日。
学校で、周囲から変に思われたりしないだろうか。

いっそのこと休んでしまおうかとも思ったけれど、
そうすれば兄さんから変に思われるかもしれない。

八方ふさがりだ。

光実「……思ったより苦労しそうだ」

溜息と一緒にそう言って、僕は背を起こした。
疲れが溜まって、一刻も早く寝てしまいたいところだけど、学校へ行く用意をしておこう。
670 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/10(日) 23:45:45.04 ID:md75BaKQ0
今日はここまで。
相変わらず進むの遅いですね。
もう開き直ってこれがこのスレの特色だと思うことにしよう……
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/10(日) 23:54:56.60 ID:wjE7hedkO
乙です
672 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/18(月) 00:39:46.01 ID:mkgrFB9O0
こんばんは。
今日のドライブ……いえ、
今日というよりもむしろ昨日ですね!
まだ見れてません。
ネタバレ厳禁でおねがいします……


それじゃあ短いですが今日の分を投下してもう寝ます。
来週こそ……リアルタイムに見たいもんだ……
673 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/18(月) 00:40:35.64 ID:mkgrFB9O0
授業の進み具合を把握して……
やらなければいけないことを考えると、まだまだ眠れそうにない。

机の上に教科書やノートを広げて、一つ一つに目を通していく。
簡単な作業だが、やや単調で刺激に欠ける。

欠伸を噛み殺しながらページをめくっていると、
突然、肩に重みが掛かった。

驚きに椅子の上で跳び上がりそうになったものの、ここは家の中だ。
こうして僕の肩に手を置く人物なんて、一人しかいない。
674 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/18(月) 00:41:17.84 ID:mkgrFB9O0
振り返ると予想通り兄さんがいた。
何を考えているのか読めない表情をして、じっと僕を見下ろしている。

光実「どうかした?」

復習を少しでも早く終わらせて寝てしまいたい僕としては、
兄さんの来訪は嬉しいものではなかったけれど、一応笑顔を作って対応する。

兄さんとの関係が悪化するのは僕にとって不利益しか生まないし、
そうでなくともたった一人の兄さんだ。
675 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/18(月) 00:41:56.22 ID:mkgrFB9O0
利益なんて関係なく、兄さんといい関係を築けたらいいと思う。
こちらの世界では、僕たち兄弟が戦った過去もないんだ。

貴虎「お前は誰だ?」

背筋を冷たいものが走るような感覚に続いて、眩暈に襲われる。
兄さんは、今、何と言っただろうか。

光実「あの……ごめん、少し眠気があるみたいで。
   聞き間違いをしたみたい」
676 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/18(月) 00:43:07.84 ID:mkgrFB9O0
聞き間違いだと自分に言い聞かせて、どうにか笑顔を保った。
けれど、無表情のまま兄さんが繰り返した言葉に、僕は笑ってはいられなかった。

貴虎「お前は、誰だ」

ひんやりと冷気が伝わってくるような目で、兄さんが僕を見ている。
どうして、突然こんなことを言い出したんだろう。

僕は何か、こちらの世界の「呉島光実」とかけ離れた言動をしてしまったんだろうか。
それにしたって、真っ先に別人であることを疑うだろうか。

何が何だか分からなくて、頭の中が疑問符で埋め尽くされる。
どうしよう。どうしたらいいんだろう。
677 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/18(月) 00:44:12.73 ID:mkgrFB9O0
それでは今日はここまで。
猛烈に眠い……俺は寝るぞォ!!
いつか時間があればまた安価とコンマで遊びたいものです。
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/18(月) 01:01:16.59 ID:Z+/9OM0jO
乙です
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/18(月) 19:46:28.78 ID:3397bem60
そんな、人を見る目に定評がなさすぎる兄さんが気づいた、だと?

680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/20(水) 08:51:40.95 ID:Up9jVCG/O
あれだけ色々あったのにまだ性懲りもなく隠し事するんだもんなぁ…
隠し事は居場所をなくすだけだとあの一年で学ばんかったのかこのミッチは…
681 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/24(日) 23:57:58.14 ID:uzdtjvON0
こんばんは。
ようやく録画を見ることができましたよ!
チェイスの株が留まるところを知らない……


それでは投下します。
682 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/24(日) 23:58:36.04 ID:uzdtjvON0
混乱して何も言い出せずにいる僕と、何も言わない兄さん。
二人だけの静かな部屋で、小さな物音が響いている。

固いものがぶつかるようなその音は、どこから聞こえるんだろう。
音の出所を確かめたいのに、兄さんから目が離せない。

光実「あの……」

とにかくこの場を乗り切らないと。
そのためには、兄さんが納得する妹を演じなければいけない。
683 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/24(日) 23:59:12.50 ID:uzdtjvON0
でも、それってどんな風に演じればいいんだろう。
この世界の僕がどんな人柄で、どんな風に兄さんと接してきたかなんて分からない。

貴虎「……」

兄さんは寒気すら感じそうな目で僕を見たままだ。
その場しのぎの言葉でもいいから、何か言わないと。

そう思うのに、下手なことを言ったら余計に疑われると思うと何も言えない。
でも、このまま黙っていても事態が好転しないのは確かだ。
684 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/24(日) 23:59:54.09 ID:uzdtjvON0
何か言わないと。何か言わないと!
そんな僕の焦りを助長するように、先程から聞こえていた物音が大きくなる。

コンコン、と乾いた音には覚えがある。
聞き慣れたそれは、きっと扉に軽く拳をぶつける音だ。

こうやって僕の部屋に響いているのだから、僕の部屋がノックされているのだろう。
でも、誰に?

夜の自宅で僕を訪ねる人なんて、目の前にいる兄さんだけだ。
それじゃあ、いったい誰が扉をノックしているんだ?
685 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/25(月) 00:00:32.29 ID:C4ms2MEI0
存在するはずのない来訪者にぞっとするのと同時に、
これをうまく利用すれば兄さんの気を逸らすことができるかもしれないと思い付く。

けれど、ノックについて兄さんに尋ねることはできなかった。
僕が口を開くのとほとんど同時に、声が聞こえたからだ。

「光実?」

少し心配そうに呼びかけるその声は、どう聞いても兄さんのものだ。
でも、目の前の兄さんは口を閉ざしたまま、僕を見つめている。
686 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/25(月) 00:02:10.13 ID:C4ms2MEI0
これは、一体どういうことなんだ。
今、目の前にいるのは、本当に兄さんなのか?

「光実!」

突然、大きな声が耳に飛び込んでくる。
驚きのあまり椅子から転げ落ちた。……かと思ったけれど。

僕は床に体を打ち付けることなく、しっかりと抱き留められていた。
……兄さんに。
687 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/25(月) 00:04:03.74 ID:C4ms2MEI0
今夜はここまで!
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/25(月) 00:36:37.33 ID:FNvyoTC8O
乙です
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/27(水) 20:07:33.69 ID:g2UhFIOQ0
ワームサーチャーに反応あり!
690 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/31(日) 22:21:00.94 ID:R0SVuefG0
こんばんはー。
本日の分を投下したら今日のドライブ見て寝ます……


では、投下します!
691 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/31(日) 22:21:44.20 ID:R0SVuefG0
貴虎「大丈夫か?」

光実「兄さん……?」

見上げた兄さんの表情は、先程までの冷たさなんて欠片も感じさせない。
少し呆れたような、それでいて優しい顔をして僕を見つめている。

貴虎「勉強中に眠ってしまったようだな」

兄さんの言葉に、混乱が収まった。
今のは、単なる夢だったんだ。
692 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/31(日) 22:22:19.03 ID:R0SVuefG0
僕の不安が現れただけの、ただの夢。
でも……ただの夢で済ませてもいいんだろうか。

あれだけのことがあっても、それでも僕を家族として受け入れてくれた兄さんなら、
どんなに信じがたい話でも信じてくれるかもしれない。

これ以上、兄さんに嘘を吐くなんて、よくないんだ。
それが分かっているから、きっとあんな夢を見たんだ。

貴虎「どうした、難しい顔をして」

光実「あの……」
693 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/31(日) 22:22:58.36 ID:R0SVuefG0
兄さんに言わないと。
そう思っても最後の一歩が踏み出せずに口籠ってしまう。

兄さんはそんな僕を見て、優しく微笑んだ。
その笑顔を見て、背中を押してもらえた気がした。

でも、そんな風に思ったのも束の間で、
僕は兄さんの突然の行動に呆気にとられてしまった。

兄さんが顔を寄せてきただけで驚いたのに、
その直後、額に何かが触れて、頭が真っ白になった。
694 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/31(日) 22:23:39.82 ID:R0SVuefG0
光実「あ、あの……?」

貴虎「寝る前の挨拶をしていなかったからな。
   おやすみ、光実」

挨拶……?
今のが挨拶って、こちらの世界ではキスが挨拶代わりとでも……?

貴虎「勉強に精を出すのもいいが、夜更かしは健康に悪い。
   できるだけ早く寝るようにしなさい」

そう言って僕の頭を撫でると、
呆然としている僕のことなんてお構いなしに兄さんは部屋から出て行った。
695 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/05/31(日) 22:25:33.67 ID:R0SVuefG0
今日はここまで!
シスコン全開の兄さん。
いろいろとひどい内容ですみません。
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/31(日) 22:27:20.91 ID:1ucBZquzO
乙です
697 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/06/08(月) 00:30:26.07 ID:NF3lrvWt0
すみません今夜は無理そうです……
来週の更新をお待ちください。
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/08(月) 01:01:05.66 ID:vQVTFN33O
待ってる
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/13(土) 01:29:07.85 ID:zdVSTcgAO
一年振りに覗きに来たらミッチがかわいい(確信)

所で、ヘルヘイムの侵略が無いなら貴虎さんにはアップルパイの下手な幼なじみメイドさんも生きてるよね、後微妙にヤンデレ気質な親友プロフェッサーちゃんも居るし、可愛い妹はもちろんミッチ…あれ?これ何てギャルゲー?
700 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/06/14(日) 22:05:57.59 ID:gzknzfW80
こんばんは!
最近の展開熱すぎる……嫌いじゃないわ!
ブレンに退場フラグがたちつつあるのが気になりますが……

とりあえず今日の分を投下します。
701 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/06/14(日) 22:06:35.23 ID:gzknzfW80
兄さんが部屋を出てからしばらくの間、身動きもとれずにいたけれど、
ふと現実に立ち返って僕は顔を覆った。

光実「……有り得ない。信じられない!」

たとえ、この世界の僕らが元の世界より仲の良い兄妹であったとしても、
寝る前の挨拶にキスなんてどう考えてもおかしい。

今更になって鳥肌が立った腕をさすりながら、
再び椅子に座り直して机に向かう。
702 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/06/14(日) 22:07:13.06 ID:gzknzfW80
変に目が冴えてしまったし、このままではさっきのことを思い出して眠れそうにない。
こうなったらとことん勉強に打ち込んで忘れてしまおう。

けれど、机に向かった途端に、僕のシャーペンを握る手の動きは止まった。
僕は元々この世界にいた呉島光実ではないと打ち明けられなかったことに気付いたのだ。

光実「……あんな人に言って、どうにかなるとも思わないけど!」

元の世界での兄さんなら、きっと力になってくれただろう。
でも、あんな非常識な人が僕の本来の兄さんと同じように力になってくれるとは思えない。

本当に、この世界でうまくやっていけるんだろうか。
そんな悩みが、夕食の時以上に僕の頭を悩ませていた。
703 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/06/14(日) 22:09:12.64 ID:gzknzfW80
ここからはミッチ♀視点です。


兄さんが語った話は、まるで映画やドラマの物語のようだった。
でも、これは絶対に嘘じゃない。

兄さんの真摯な目を見れば、そんなことはすぐに分かった。
だからこそ、つらくもあった。

世界のことだとか、戦いのことはいまいち実感もなくて、
既に終わってしまったことだからか、歴史の話でも聞いているような気分だった。

けれど、兄さんが語ったのはそんなに規模の大きな話ばかりじゃなかった。
もっと世界にとってはちっぽけな、でも、僕にとっては重大な話。
704 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/06/14(日) 22:09:58.69 ID:gzknzfW80
僕にとって、家の外でも自分らしくいられる場所だったチーム鎧武。
その中心だった三人が、もういないなんて。

そして何より、この世界の僕は……

光実「ごめんなさい」

貴虎「お前が謝ることではない」

光実「でも、僕のせいで兄さんは……ひどい目に、遭ったんだよね」

直接的な言葉を口にすることすら憚られて、僕は歯切れ悪くそう言うと俯いた。
まさか、僕がこの手で、兄さんを……
705 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/06/14(日) 22:10:57.39 ID:gzknzfW80
貴虎「この世界の光実はお前であってお前ではないし、
   その光実にすべての責任があるというわけでもない」

優しい言葉をかけてもらっても、心が晴れる兆しはなかった。
曇り空のように重く澱んだ気持ちの中から、僕自身への怒りが込み上げてくる。

こんなにも兄さんに思われているのに、
どうしてこちらの世界の僕はそのことに気付かなかったんだろう。

貴虎「気付いてやれなかった俺にも責任はある」

光実「そんなことない!」

兄さんが悔やむように口にした言葉を即座に否定する。
そして座っていた椅子から立ち上がり、僕は向かいの席に座る兄さんの手を取った。
706 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/06/14(日) 22:12:14.26 ID:gzknzfW80
今日はここまで!
ミッチ♀とミッチの差がどんどん大きく……
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/14(日) 22:32:33.43 ID:W6jV7s1eO
乙です
708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/16(火) 20:35:43.73 ID:eojuxlCW0
呉島の男なら〜人生から無駄を省くのが〜やがて世界を〜っていう話を聞かされずに育ったからミッチ♀はいい子なんだろうなぁ
舞に恋したりコウタとの関係がアレになったりでややこしいことになることもないんだろうし
同じように地球人類を背負い、人類のほとんどを殺さなければならないという責任を背負うことなくやれてきた貴虎は根っこの方がかなり違った人間になってそう

というかはっきり言って貴虎との関係はもう充分だから、早く次のシーンいってくんないかな
コウタがtsしたりヘルヘイム侵略がなかったりした世界、人間関係、人格がどんな風になってるか気になる
沢芽にユグドラシルが根を張る必要性もないし、シドとかもいないだろうし、ビートライダーはあってもインベスゲームはないし、湊も戦極もちょっと変人くらいに収まってるだろうし、tsした面子としてない面子の組み合わせによっては面白いことになってそう
全員tsじゃ面白くない。半分くらいはtsなしの方がいい
城之内♀に振り回される初瀬♂とか、なかなかくっつかないコウタ♀とゅぅゃ♂にヤキモキさせられる一同とか、そこに無意識に入り込もうとする無自覚間男戒斗♂とか、妄想が広がりまくり
弟には「自立」って言う晶姉さんも、妹は甘やかしちゃったりするのかなとか、舞とコウタの関係もちょっと変わってそうだし
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/19(金) 20:18:08.32 ID:70wTCUd80
>>708
まぁまぁ少し落ち着いて
SSはあくまで作者の書くものであって作者にかかせるものではないんだから、自分好みをあまり言いなさんな
というかそこまで希望があるならあなたがスレ立てても書いてええんちゃう? 楽しみに待ってるよ!
710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/06/19(金) 20:58:09.45 ID:r2mVyDOqO
このスレに注目
P『アイドルと入れ替わる人生』part11【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434553574/
711 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/06/21(日) 22:23:50.68 ID:IxBaP6Lb0
こんばんはー。
今日はドライブがないということを忘れていた……

展開が遅くて申し訳ないですが、気長に待っていただけると嬉しいです。
それじゃあ今日の分投下しますね。
712 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/06/21(日) 22:24:34.17 ID:IxBaP6Lb0
光実「兄さんがどんなに僕を大事に思ってくれてるか……分かるから。
   絶対に、兄さんのせいじゃないよ」

貴虎「……ありがとう」

お礼なんて僕にはもったいないと言いたかったけれど、口を噤んだ。
とても優しい目をして微笑んでいる兄さんに、怒っている様子なんてない。

僕がこれ以上自分を卑下すれば、優しい兄さんはきっと悲しむ。
だから、僕が兄さんのためにできることは、自分を責めることじゃない。

それはきっと、これからの兄さんとの日々を、幸せなものにすることだ。
兄さんの心に刻まれた傷を、少しでも癒せるように。
713 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/06/21(日) 22:26:52.53 ID:IxBaP6Lb0
ここからはミッチ♂のターン!


遅くまで復習をしていた甲斐あってか、
授業についていくことに大した苦労はなかった。

でも、親しい友人もいない学校に通って、息が詰まるような教室に閉じ込められる。
そんな日常をすっかり忘れていた僕には、学校という場所が少し、いやかなり憂鬱だ。

だからこそ、学校帰りに寄るチーム鎧武のガレージが心の底から大事に思えた。
放課後、すぐにガレージへ向かい、扉の前に立って深呼吸を一つ。

ここへ来れば、また紘汰さんと舞さんに会える。
それだけで、慣れない生活も乗り越えられる気がしてくる。

ただ、僕がこの世界の呉島光実でないことだけは、
誰にも気付かれないようにしないと。
714 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/06/21(日) 22:28:01.20 ID:IxBaP6Lb0
改めて自分に言い聞かせて、そっと扉を開けた。
ガレージの中には嬉しいことに紘汰さんがいた。

でも、その向かいに座って、
熱心に何事かを話している紘汰さんに相槌を打っている女性は誰だろう。

チームバロンの意匠が見受けられるものの、
女性用にズボンを短いスカートへ作り替えたのであろう服を纏う女性。

彼女は、僕の知るある人物によく似ている。
まさかと思ったけれど、そうだ。

紘汰さんも女性になっているんだから、彼女はきっと……
715 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/06/21(日) 22:28:42.15 ID:IxBaP6Lb0
紘汰「あ、ミッチ! ちょうどよかったよ。
   今からシャルモンに行こうと思うんだけど」

僕の存在に気付いた紘汰さんが表情を輝かせて駆け寄って来る。
改めて見ると、女性の紘汰さんは綺麗な人だ。

ただ、その屈託のない朗らかな表情がいくらか彼女を幼く見せていて、
可愛らしい印象を受ける。

そんな人に手を握られて、僕の身体に緊張が走った。
この人は紘汰さんなんだから、と思っても、緊張は高まるばかりだ。
716 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/06/21(日) 22:29:58.51 ID:IxBaP6Lb0
紘汰「でね、戒斗も一緒に行こうって誘ってたの。
   舞が来たら四人で行こうよ。あ、裕也には内緒ね?
   連れて行ったら、太るぞ〜とか言われるに決まってるし!」

紘汰さんの口にした名前に、我に返った。
あの女性はやはり戒斗なんだ。

戒斗「誰も行くとは言ってない」

紘汰「行かないとも言ってない!」

笑みを浮かべてそう言った紘汰さんに、
戒斗は呆れたような表情だ。
717 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/06/21(日) 22:31:27.09 ID:IxBaP6Lb0
今夜はここまで。
やっと戒斗ちゃんを出せたぞ……!
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/21(日) 22:33:14.64 ID:c5pB5iU7O
乙です
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/21(日) 22:44:50.25 ID:W+3NXBr/o
戒斗ちゃんかわいいよ戒斗ちゃん
720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/22(月) 19:38:11.56 ID:krAzkAbAO
乙。
そろそろ安価とコンマでミッチや兄さんにイタズラがしたいぞ!
721 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/06/28(日) 23:13:59.20 ID:A9foNnNz0
こんばんは。
メディックちゃんがブレンに負けるとは……

>>720
安価とコンマもやりたいですね!


とりあえず今日の分、投下します。
722 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/06/28(日) 23:14:41.06 ID:A9foNnNz0
戒斗「まったく……」

紘汰さんに対して口では不愛想な戒斗だけれど、その表情はどことなくやわらかい。
ヘルヘイムの侵食がなければ、彼もこんな表情を見せたんだろうか。

戒斗「……私の顔に、何かついているか?」

光実「あ、いえ……」

知らず知らずのうちに見つめてしまっていたのだろう。
怪訝な顔で見つめ返され、慌てて視線を逸らした。
723 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/06/28(日) 23:16:14.09 ID:A9foNnNz0
そういえば、この世界ではビートライダーズの関係はどうなっているんだろう。
戒斗はまだバロンに所属しているんだろうか。

元の世界では、バロンを抜けてからもずっとバロンの衣装を着ていたから、
服装で判断することはできそうにない。

インベスがいないのだから、チーム同士の争いすらない可能性だってある。
実際にどうなのか、確かめないと。

そう思っていると、背後から肩を叩かれた。
驚きながらも振り返ると、舞さんの微笑みが視界に入る。
724 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/06/28(日) 23:16:59.29 ID:A9foNnNz0
舞「どうしたの、入り口で話し込んだりして」

紘汰「舞、ナイスタイミング!
   シャルモンに行こうよ」

舞「本当!? 絶対に行く!!」

シャルモン、と聞いて小さく飛び跳ねた舞さんが、
少し奥にいた戒斗に気付いて笑みを深めた。

舞「戒斗も一緒なんだよね」
725 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/06/28(日) 23:18:32.45 ID:A9foNnNz0
戒斗「不満か?」

舞「まさか! 楽しみだなあ。
  ね、ミッチ!」

光実「えっと……」

戒斗との食事が楽しみだとは思えないけれど、
それを素直に口にするわけにはいかない。

光実「そうですね」

少し、笑顔が引き攣ってしまった。
戒斗がそのことに気付いていないはずがない。

場の雰囲気が悪くなりはしないだろうかと、
不安が胸の内で芽を出した。
726 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/06/28(日) 23:19:19.57 ID:A9foNnNz0
今日はここまで。
短くてすみません……
727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/28(日) 23:34:38.07 ID:HDeiihkrO
乙です
728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/04(土) 11:32:49.22 ID:u5lNKFvAO
ピエールさんが楽しみ
729 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/07/05(日) 19:39:05.41 ID:bqASOco00
こんばんはー。
ブレンはやっぱりブレンだった……
3ライダーの同時変身は燃えましたね!


では、本日の分を投下します。
730 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/07/05(日) 19:39:55.87 ID:bqASOco00
怒られないだろうかと思ったけれど、戒斗は「行くぞ」とだけ言って歩き出し、
僕の隣を通り過ぎるのと同時に、軽く僕の頭を撫でていった。

あの戒斗が、僕の頭を撫でる?

想像を軽く超えた現実に、理解が追い付くのが遅れる。
おかげで歩き出すのまで遅れてしまって、しびれを切らした紘汰さんに手を取られた。

紘汰「ミッチ、最近ぼんやりしてない?」

光実「す、すみません……」
731 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/07/05(日) 19:40:41.25 ID:bqASOco00
??「いらっしゃいませ、お嬢さん方」

訪れたシャルモンの入り口で僕らを出迎えてくれたのは、
ウェイターの格好をした背の高い女性だった。

精悍な顔つきや凛とした佇まいは男性的だけれど、
細くくびれた腰や丸みを帯びたボディラインが女性であることを確信させた。

僕の記憶ではこんな従業員はいなかったから、
きっとこちらの世界でのみ存在している従業員だろう。
732 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/07/05(日) 19:41:27.29 ID:bqASOco00
そんなことを考えていると、店の奥から眼鏡を掛けたもう一人の女性が現れた。
外見の特徴や雰囲気が似ているし、シャルモンで働いていることを考えると、まず間違いなく城之内だろう。

紘汰「城之内、今日も働いてるねー」

紘汰さんに声を掛けられた城之内は、そこではじめて僕らの存在に気付いた様子で、
何故だか理由は分からないけれど、とてつもなく嫌そうな顔をした。

城之内「げっ……何でよりによって今日来るの……
    せっかくこの後……」
733 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/07/05(日) 19:42:07.17 ID:bqASOco00
??「お客様に対して失礼な言動は慎むように」

そう言うとウェイター服の女性が城之内の頭を小突いた。
小突かれた城之内はというと、大げさな悲鳴を上げて床に転がった。

城之内「ちょっと凰蓮さん! 手加減してくださいよお……」

………………今のは。
僕の耳がおかしくなったんだろうか。

うん、きっとそうだ。
凰蓮というと元軍人のパティシエで、こんな細身の女性ではない。
734 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/07/05(日) 19:43:04.45 ID:bqASOco00
もし仮に彼がこちらの世界では女性だったとしても、
あまりに雰囲気が違い過ぎる。

紘汰「凰蓮さん、四人で座れる席は空いてる?」

舞「ねえねえ、凰蓮さん。今日のおすすめのケーキは?」

戒斗「凰蓮、持ち帰りの用意も頼む」

僕の考えを否定するように三人が次々に彼女の名を呼んだ。
にわかには信じがたいが、この綺麗な女の人が、凰蓮……?
735 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/07/05(日) 19:44:07.52 ID:bqASOco00
凰蓮「奥のテーブル席が空いていますから、ご案内します。
   本日のおすすめはそこでメニューを見ながら説明しましょう。
   それと、お持ち帰りはどのケーキにいたしますか?」

戒斗「貴様の判断に任せる。個数は六つだ」

凰蓮「かしこまりました。では、こちらへ」

驚くべき事実に呆然としているうちに、紘汰さんたちはテーブルへ向かって歩き出していた。
出遅れた僕を振り返り、舞さんが手招きする。

舞「ミッチ、置いてっちゃうよ!」

慌てて追いかけると、他の三人は既に座っていて、
仕方なく空いていた戒斗の隣に腰掛けた。
736 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/07/05(日) 19:46:37.43 ID:bqASOco00
今日はここまでー。
凰蓮さん♀は完全に趣味に走りました。
求めてたキャラと違ったら申し訳ない。
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/05(日) 21:39:07.36 ID:r2ZHHFMMo
乙です
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/06(月) 00:15:52.75 ID:nGa75SgAO
乙ですゥ!
元軍曹♀はタカラジェンヌの男役を想像させてもらいます。睫毛ばっちばちで、肩で風切って、股間に邪魔なモノがある想定の広いコンパスで!
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/06(月) 21:16:24.36 ID:UpyaNCL/0
乙です
やったねミッチ素敵なお義姉さんだよ!
740 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/07/12(日) 23:22:05.38 ID:B7wbIcLr0
こんばんは。
寝不足で今なら空も飛べそう!
ドライブ見てからたっぷり寝ますね……
その前に投下しておきます。
741 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/07/12(日) 23:22:43.50 ID:B7wbIcLr0
注文を済ませてからしばらくすると、
不満気な面持ちの城之内がケーキを運んできた。

城之内「ご注文のケーキは以上でよろしいですか」

言葉づかいは丁寧だけど、その声音は不機嫌さを隠しきれていない。
他の席でお客さんの応対をしていた凰蓮がちらりと睨みを寄越した。

その視線に城之内は小さく跳び上がると、
慌てて営業スマイルを浮かべる。
742 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/07/12(日) 23:23:23.02 ID:B7wbIcLr0
城之内「以上でよろしいですか?」

舞「うん、全部そろってるよ」

城之内「それじゃあ、私はこれで!」

舞さんが頷くのとほとんど同時に踵を返した城之内だったけれど、
お客さんとの話を終えた凰蓮に首根っこを掴まれていた。
743 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/07/12(日) 23:23:56.19 ID:B7wbIcLr0
周囲の人々にとって、城之内と凰蓮のやりとりは慣れた光景なのだろう。
特に気にしている人はいないみたいだった。

その様子を見るともなく見ながら、僕は注文したケーキにフォークを突き立てた。
隣では意外にも上品にケーキを食べている戒斗がいる。

隣が戒斗なのはあまり嬉しくないが、幸せそうな顔の舞さんが正面にいて、
それだけで僕まで幸せになれた。
744 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/07/12(日) 23:24:44.37 ID:B7wbIcLr0
そんな風に僕が幸せを味わっている間にも、
城之内は凰蓮の拘束から逃れようともがいているみたいだった。

城之内「お、凰蓮さん……首、苦しいですから……!」

凰蓮「仕事に私情を持ち込むなと教育したことを忘れたか。
   嘆かわしいことだな」

城之内「すみません……」
745 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/07/12(日) 23:26:20.80 ID:B7wbIcLr0
今日はここまで。
短い……短すぎる……(絶望)
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 00:05:52.65 ID:vW/4CYpYo
乙です
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 22:09:49.04 ID:1ULYlPmK0
優等生系美少女ミッチ
溌剌系美女紘汰
クール系美女戒斗
元気系美少女舞
インテリ系美女城之内
姉御系美女凰蓮

混ざりたい(迫真)

ドライブの放送終わるまでにこのミッチSS終わるのかな…
748 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/07/19(日) 23:05:20.22 ID:7UWYg6720
こんばんは。
ハートはいいライバルだなあと痛感。
最後に映ってたのってベルトさん……ぽいですよね?
まだまだ謎が多いなあ。

>>747
街でこの集団見かけるだけでも眼福でしょうね……
終わらせられたらいいなあとは思ってます。
思ってはいるんです……


それでは本日の分を投下します。
749 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/07/19(日) 23:06:08.21 ID:7UWYg6720
素直な謝罪に凰蓮は満足したのだろうか、あっさりと城之内は解放された。
城之内自身ももっと長引くと思っていたのか、驚いて目を瞬かせている。

そんな彼女に対して、凰蓮は店の入り口を指し示し「客だ」とだけ言う。
何だろうと視線を向けてみると、そこには初瀬がいた。

そうか、この世界では初瀬も生きているんだ。
この世界では誰も傷つかず、平和に暮らしているのだろう。

何だか感傷的な気分に浸りながら初瀬の様子を眺めていると、
彼は店内を見回し、城之内の姿を見つけると表情を輝かせた。
750 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/07/19(日) 23:06:49.25 ID:7UWYg6720
この世界でも変わらず二人は行動を共にしているのだろうか。
そんな風に考えている間に、初瀬は城之内の元へ歩み寄っていた。

初瀬「まだ着替えてないのか?」

城之内「ちょ、ちょっと待ってて」

どうやらあらかじめ約束していた用事があったらしい。
それで急いでいたから、あんなに素っ気ない態度をとっていたのだろうか。

初瀬「早くしろよー」
751 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/07/19(日) 23:07:25.06 ID:7UWYg6720
従業員専用の扉へ駈け込む城之内の背中へそう声を掛けると、
初瀬は近くにあった椅子に座り込んだ。

いや、正確には座り込もうとしたのだが、
直前に椅子を引かれて尻餅をついていた。

初瀬「いてえ!?」

凰蓮「座りたいなら何か注文することだな、小僧」

椅子を引いた張本人の凰蓮に見下ろされ、少し頭に来たのだろう。
むすっとした顔で初瀬が凰蓮を睨み上げた。
752 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/07/19(日) 23:08:13.30 ID:7UWYg6720
初瀬「何だよ、ちょっとくらいいいだろ。
   ケチなおばさんだな」

凰蓮「Pardon? もう一度言ってもらおうか」

二人の鋭い視線がぶつかり合い、一触即発の空気が流れる。
しかし勝負は一瞬で決した。

初瀬「……すみません」

凰蓮「分かったのなら構わん」
753 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/07/19(日) 23:08:49.56 ID:7UWYg6720
軍隊に所属していた凰蓮に勝てるはずもないと分かっているのか、
初瀬は早々に視線を外し、立ち上がると服の埃を払った。

凰蓮「埃をたてるな。お客様に迷惑だ」

初瀬「分かったよ、ったく……」

紘汰「ねえねえ、初瀬」

初瀬「あ? 何だ、お前ら来てたのか」

声を掛けられて初めて気付いたように、
初瀬が目を丸くしてこちらを向く。
754 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/07/19(日) 23:09:41.32 ID:7UWYg6720
舞「気付いてなかったの?」

戒斗「相変わらず注意力が足りない男だな」

初瀬「そんなことないだろ。俺は普段から細かいことに気を付けて……」

初瀬が言い訳じみた口調で何かを言おうとするのを遮って、
紘汰さんは軽く机へ身を乗り出しながら声を上げた。

紘汰「ねえ! もしかしてデート?」
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/19(日) 23:11:31.19 ID:7UWYg6720
今日はここまで。
ちょっとは進んだかな。
安価とコンマが懐かしい……
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 23:23:29.82 ID:HmxUjfuJO
乙です
757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 09:30:39.41 ID:yRuNxVpAO
今までピエール、カマ店長と散々呼び捨てて来たけど、これからは凰蓮様とお呼びしなくちゃ許されないわね!
758 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/07/26(日) 23:42:57.33 ID:aIKGUVDh0
こんばんは!
チェイスが癒しでしたね……(現実逃避)
来週が気になります。


それでは、今日の分を投下します。
759 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/07/26(日) 23:43:39.01 ID:aIKGUVDh0
デート。
交際関係にある男女(とは限らないけれど)が二人で出掛ける行為。

失礼だが、僕にはそれが初瀬に似合いの言葉とは思えない。
そもそも、相手がいないのではないだろうか。

舞「まさか、城之内と!?」

舞さんも紘汰さん同様身を乗り出してそう問いかける。
戒斗は小さく「下らない」と呟いて紅茶を啜っていた。
760 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/07/26(日) 23:44:55.05 ID:aIKGUVDh0
確かにこの世界の城之内は女性で、初瀬は男性だ。
男女が時間を決めて会うというと、デートのような気もする。

けれど素直に納得できないのは、元の世界の城之内が男で、
僕にとってはその城之内の方がよく知る人物だからなのだろう。

紘汰「ねえ、どうなの?」

初瀬「へへ……まあ、な。分かるだろ?」

舞「いいなあ、恋人……いつからなの?」
761 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/07/26(日) 23:45:32.06 ID:aIKGUVDh0
舞さんと紘汰さんは年頃の女性らしく興味があるのだろう、瞳を輝かせている。
対して戒斗は黙々とケーキを食べていて、僕は何となく初瀬の話に耳を傾けていた。

初瀬の方も、誰かに話したくて仕方ないらしい。
頬が緩むのを抑えきれない様子だ。

初瀬「一ヶ月くらい前だな。でもあいつ、恥ずかしがって人に言いたがらないんだよ」

舞「へえー! 城之内にもかわいいとこあるじゃん」

紘汰「凰蓮さんは知ってたの?」
762 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/07/26(日) 23:46:08.80 ID:aIKGUVDh0
凰蓮「もちろん。今日はそのデートのために早く上がらせてくれと頼まれたからな」

紘汰「それで本当に早く上がらせてくれるんだから、
   凰蓮さんも何だかんだ優しいよね」

紘汰さんがにっこり笑ってそう言ったけれど、
凰蓮は感情の読めない表情を崩さないままでいた。

そこに、扉の開閉音が聞こえてくる。
音の出所に目を向けると、私服に着替えた城之内が出てきたところだった。

彼女は僕たちのいる方向、というか、厳密には初瀬のところだろう。
とにかくこちらへ歩いて来て、初瀬の前で立ち止まるとぎこちなく微笑んだ。
763 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/07/26(日) 23:47:19.48 ID:aIKGUVDh0
今日はここまで。
秋までに終わらせたいんですが……うーん。
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/26(日) 23:56:30.68 ID:mKa/MaGxO
乙です
765 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/02(日) 23:19:40.00 ID:aB7SNrtP0
こんばんは!
剛……あいつ不憫すぎるわ……
普通に蛮野を信じていたのでけっこうショッキングな展開でした。

とりあえず今日の分投下します。
766 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/02(日) 23:20:10.43 ID:aB7SNrtP0
城之内「初瀬ちゃん、お待たせ」

付き合いたての照れと緊張があるのか、城之内の頬は赤い。
恋する乙女の顔は、きっとこういう顔なんだろう。

なんだか、見ているこちらまで恥ずかしくなってくる。
他人の恋愛事情になんて興味はないし、わざわざ見ることもないだろう。

それに、城之内はあまり人に見られたくないみたいだし。
気分を切り替えようと目線をケーキに移し、フォークを持ち上げた。

運ばれて来た時には湯気の上がっていた紅茶も冷めていて、
風味が少し弱まってしまっていた。
767 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/02(日) 23:20:38.71 ID:aB7SNrtP0
城之内「……なんでこっちを見てるわけ?」

城之内の非難めいた声に顔を上げると、
紘汰さんと舞さんが興味津々な様子で二人を見つめていた。

メニューで顔を覆って隠しているつもりなのかもしれないけれど、
そんなものに誤魔化されるのはよっぽど鈍い人だけだろう。

紘汰「え、見てない見てない!」

城之内「絶対見てたでしょ」
768 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/02(日) 23:21:06.86 ID:aB7SNrtP0
舞「たまたま、偶然目が合っただけだって!」

城之内「思いっきり凝視してたように見えたんだけど?」

このまま偶然と言って白を切るのも限界だろうし、
助け舟を出すべきだろうか。

戒斗「おい、城之内」

どうするべきだろうと考えているうちに、
それまで黙っていた戒斗が口を開いた。
769 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/02(日) 23:21:35.50 ID:aB7SNrtP0
城之内「何?」

戒斗「用事はいいのか」

その言葉に、城之内ははっとして初瀬を振り返った。
窮地を脱した二人が小声でお礼を言うも、戒斗は知らぬ顔で頬杖をついていた。

城之内「あ……初瀬ちゃんごめん、早く行こ!」

初瀬「そうだな」

そのまま自然な動作で城之内の手を絡め取り、初瀬が歩き出す。
しかし、すぐにその歩みは止まった。
770 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/02(日) 23:22:06.45 ID:aB7SNrtP0
城之内「せめて知り合いの前では、ばれないように……」

手を繋いだままで歩くのは嫌、とでも言いたげに城之内が立ち止まっている。
その発言をした時点で僕たちに関係がばれるとは思わないのだろうか。

というか、隠すまでもなく初瀬が暴露した後なのだが、彼女にそれを知る由はない。
しかし、隠し事はできないものだ。近いうちに知ることとなるとも思うのだが。

凰蓮「案じることはない、既に周知の事実だ」

近いうちに露呈するだろうとは思ったけれど、まさかそれが今すぐだとは。
凰蓮の言葉に目を丸くした城之内の頬が、一拍遅れて真っ赤になった。
771 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/02(日) 23:23:40.04 ID:aB7SNrtP0
今日はここまで!
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/02(日) 23:34:51.70 ID:XD22YbOoO
乙です
773 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/10(月) 00:05:29.56 ID:Pk//fXAW0
こんばんは。
遅くなりました。
ちょっと眠いのでさっそく投下しますね。
774 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/10(月) 00:06:16.89 ID:Pk//fXAW0
城之内「そんなにわかりやすかった……?」

初瀬「悪い、俺が言っちまった」

城之内「ええ!?」

軽い調子で謝った初瀬に、
大げさなくらい驚いてみせた城之内の肩を凰蓮が小突いた。

凰蓮「店内で大声をあげるな」
775 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/10(月) 00:07:11.97 ID:Pk//fXAW0
城之内「す、すみません……
    ちょっと初瀬ちゃん、あとで詳しくね」

初瀬「う……わかったよ」

恨めし気な目をした城之内に、さすがに迂闊だったと反省したのだろうか。
しおらしい態度で頷いた初瀬は、城之内と共に店から出て行った。

凰蓮「やれやれ」

二人の背中を見送る凰蓮は、すっかり呆れているようだったが、
その口元は微かに微笑んでいた。
776 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/10(月) 00:07:40.81 ID:Pk//fXAW0
舞「初瀬、怒られるだろうね」

紘汰「私たちのせいでもあるんだけど」

光実「黙っておかなかった初瀬も悪いですよ」

紘汰「うーん……今度ジュースでも奢ってあげようかな」

そう言いながら紘汰さんはケーキを食べるのを再開した。
話に夢中になっていてほとんど手つかずになっていたケーキは、まだ半分以上残っている。
それは舞さんも同様で、二人は幸せそうな顔でケーキを頬張っていた。

戒斗は既に紅茶も飲み干してしまったらしい。
手持無沙汰なのだろう、ぼんやりとガラス越しに見える通りを眺めている。
777 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/10(月) 00:08:12.68 ID:Pk//fXAW0
そう言う僕もすぐに紅茶を飲み終えてしまって、
幸せそうにケーキを堪能する二人を眺めるくらいしかすることがなくなった。

舞「ねえねえ」

僕と戒斗が暇を持て余していることに気付いたのだろう、
舞さんがケーキを食べる手を止めて、話題を振ってくれた。

ケーキを楽しむ二人に水を差すのははばかられるし、
だからといって戒斗に話しかける気にもなれなかったので、正直助かる。

やっぱり、舞さんは気遣いもできる素敵な人だ。
778 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/10(月) 00:09:19.39 ID:Pk//fXAW0
舞「城之内と初瀬を見てて思ったんだけど、やっぱりいいよね。恋人がいるのって」

紘汰「ふぁ、ふぁふぁひほ」

戒斗「行儀が悪いぞ、葛葉。飲みこんでから言え」

紘汰「んぐ……ぷは、私も思ってた!」

舞「だよね。私もほしいなあ、素敵な恋人……」

話題ができたのはともかく、僕には少しついていけない話だった。
いわゆる女の子の恋バナというものがどんな風に繰り広げられるのか、予想もつかない。
779 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/10(月) 00:10:14.48 ID:Pk//fXAW0
紘汰「ミッチには誰かいないの?」

光実「え、あの、僕は……」

思わず舞さんの方を向きかけた視線をテーブルに落とす。
今の僕は女の子で、舞さんとは同性なんだ。気持ちに気付かれちゃいけない。

舞「私も気になるなあ」

二人の好奇心旺盛な視線に晒されて、確信した。
これはきっと、答えない限り解放してもらえない。

でも、誰もいないと言っても信じてもらえなさそうな雰囲気だし。
どう答えるべきだろうか。

女の子として違和感のない答え。
つまり、女の子である僕が興味を抱いていそうな男性は……
780 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/10(月) 00:12:13.20 ID:Pk//fXAW0
今日はここまで。

来週の予定なんですが、
安価とコンマで進めて、どう転んでもミッチの話は終わりにしようかと。
もちろん、>>1に用事ができて予定変更する可能性もありますが。

とりあえず、来週朝10時くらいから安価とコンマで続きをやる予定です。
参加できそうな方は参加してくださると嬉しいです。
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/10(月) 01:02:34.19 ID:pIzWBcAOo
乙です
782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/11(火) 04:18:29.17 ID:de+aK5nE0
ミッチ♀が好きになりそうな人…あとあとのミッチ♀の生活も考えると下手は言えんな
この世界だと裕也か貴虎か…
あえて、明言を避けつつ、舞とか紘汰♂とか戒斗♂とかのことを「こんな人が好み」として説明したりするのもありやな
元のミッチ♂の世界における彼らを、このミッチ♀の世界の彼らがどう評するか興味もあるし
783 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/16(日) 10:03:40.00 ID:6AirwUUE0
おはようございます!
それでは久々の安価とコンマとしゃれ込みましょう。


二人の好奇心に満ちた視線が僕に注がれる。
僕はどう答えるべきなんだろう。

それに、こちらの世界の「呉島光実」はどうなんだろうか。
彼女なら、どう答えるのが一番自然なのか、僕には分からなかった。


1 好きな人はいない
2 分からない
3 自由安価

784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/16(日) 10:16:14.81 ID:mxXbA5PH0
2
785 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/16(日) 10:21:52.61 ID:6AirwUUE0
>>784 2


光実「分かりません」

僕の答えに、舞さんと紘汰さんは残念そうな表情をした。
でも、本当に分からないのだ。

女の子である僕が誰のことを好きかなんて、
本人にしか分からないことなんだから。

舞「でも、分からないってことは、いないってことじゃないよね?」

光実「えっと……それはつまり?」

舞「ちょっとでも気になる人はいるんじゃないの?」

先程の発言は、確かにそんな風に解釈できるものだった。
けれど、僕には気になる男性なんていない。
786 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/16(日) 10:23:45.12 ID:6AirwUUE0
憧れの男性といえば紘汰さんだったけれど、
この世界では紘汰さんも女性になってしまっている。

いっそのこと、紘汰さんが男性のままなら……

光実(……って、何考えてるんだ)

とても馬鹿なことを考えようとしていた。
紘汰さんが男性のままなら、何だっていうんだろう。

結局、紘汰さんには舞さんがいるし、
舞さんには紘汰さんがいるんだ。
787 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/16(日) 10:26:59.47 ID:6AirwUUE0
紘汰「名前を言うのが恥ずかしいなら、
   どんな人か教えてくれるだけでもいいから!」

舞「ねえ、戒斗も気になるよね」

三人がかりなら僕の口が緩むと思ったのか、
舞さんが戒斗を味方につけようと声を掛けた。

でも、あの戒斗のことだ。
興味がないと吐き捨てて、結果的に僕の退路が生まれるかもしれない。

そんなことを期待していたけれど、現実はそう甘くはなかった。
788 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/16(日) 10:33:29.56 ID:6AirwUUE0
戒斗「そうだな、参考程度に聞いておいてもいい」

参考って、いったい何の参考にするつもりなんだ。
戒斗の考えが全く読めない。

いよいよ退路を断たれた僕に、
紘汰さんと舞さんが身を乗り出して迫ってきた。

紘汰「だよね! ね、ミッチ!」

舞「教えてよ、ねえねえ!」

こうなったら……


1 適当に誤魔化す
2 誰かの名前を言う
3 自由安価


789 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/16(日) 11:45:15.55 ID:6AirwUUE0
一旦席を外します。
13時くらいには戻ってきます。
790 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/16(日) 13:23:06.27 ID:6AirwUUE0
戻りました。
が、なかなか進展しないようなので、一旦お開きにしましょう。

夜9時頃に再開する予定です。
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/16(日) 18:28:29.86 ID:LRZIcmPWO
一旦乙
10時から安価あるの完全に忘れてた……orz
792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/16(日) 20:44:26.40 ID:wYMUJR80o
乙です
793 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/16(日) 21:24:16.38 ID:6AirwUUE0
ちょっと遅れました、すみません。
では早速、続きといきましょう。


1 適当に誤魔化す
2 誰かの名前を言う
3 自由安価


794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/16(日) 22:08:11.76 ID:mxXbA5PH0
1
795 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/16(日) 22:17:01.36 ID:6AirwUUE0
>>794 1


光実「その、気になる人というか、
   好みのタイプの話なんですけど」

苦肉の策として打ち出した言葉が受け入れられるかどうか、
少しの不安を抱えていたけれど、杞憂だったらしい。

舞さんも紘汰さんも、一層瞳を輝かせただけだった。
ただ、戒斗は相変わらず澄ました表情だった。

光実「明るくて、温かい……太陽みたいな人ですね」
796 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/16(日) 22:21:36.81 ID:6AirwUUE0
その条件にあてはまる知り合いは、
目の前で頷いて相槌を打つ二人なんだけれど。

舞「そっか、明るい人がいいんだね」

紘汰「ミッチって頭いいし、
   同じように頭のいい人が好きなのかと思ってた」

どうやら二人は納得してくれたらしい。
これで質問から解放されただろうと胸を撫で下ろした。


直後判定
1-4 特に何もなく帰宅
5-8 横から一言
90 爆弾発言
797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/16(日) 23:01:54.48 ID:wYMUJR80o
ほい
798 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/16(日) 23:31:42.89 ID:6AirwUUE0
>>797 8 あとちょっとで大成功でしたね……残念!


戒斗「具体的には」

僕の話に興味なんてあるのやら、
ずっと興味なんてなさそうにしていた戒斗が口を開いた。

戒斗「具体的には誰に似ている?」

光実「誰って……」

戒斗「一人くらいは似た知り合いがいるだろう」

僕は、どう答えればいいだろうか。


1 舞や紘汰に似ている(同時に判定)
2 誰にも似ていない
3 自由安価


799 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/17(月) 00:45:19.07 ID:3hAmv6T60
明日に備えて>>1はそろそろ寝ます。

来週の日曜は来れそうにないので、
続きは明日の夜9時からやります。

スムーズに進められるよう、安価だけ出しておきます。



1 舞や紘汰に似ている(同時に判定)
2 誰にも似ていない
3 自由安価


800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/17(月) 00:46:15.56 ID:1lIttdB1o
1
801 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/18(火) 08:11:08.39 ID:d6vM4o1y0
おはようございます。
そして

ごめんなさああああい!!(土下座)

せめてスマホからでも来れないと連絡すべきところを、
すっかり忘れてしまっていました。

今後はこのようなことのないよう、気を付けます。
改めて、申し訳ありませんでした。
802 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/18(火) 08:18:58.84 ID:d6vM4o1y0
では、気持ちを切り替えて続きをやっていきたいと思います。
>>800 1 判定6 可もなく不可もなくの数字ですね


光実「身近な人なら、舞さんや紘汰さんが当てはまりますね」

あえて自分から冗談みたいに言えば、疑われることもないだろう。
そう思って何でもない風に言ってのけたけれど、内心では冷や汗ものだった。

舞「えっ、私? 何だか嬉しいなあ」

紘汰「私が男なら、絶対にミッチのこと好きになったよ。
   可愛いし、優しいし!」

二人ともお世辞なんかじゃなく、本当に嬉しそうに笑ってくれる。
その反応にほっとして、僕の表情も自然と緩んでいた。
803 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/18(火) 08:26:17.92 ID:d6vM4o1y0
戒斗「……」

ただ、戒斗だけは未だに探るような目をしていたが、
それ以上特に何も言われることはなかった。

その後も紘汰さんと舞さんを中心に会話は続き、
僕がシャルモンから出て帰路についたのは日が傾いた頃だった。

その帰り道、僕は……


直後判定
1-4 一人
5-7 紘汰と
89 舞と
0 戒斗と


また本日の13時頃に様子を見に来ます。
その時誰かいらっしゃれば進めていきましょう。
804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/18(火) 10:44:01.74 ID:T0oxJFeCO
ほい
805 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/18(火) 13:10:33.41 ID:d6vM4o1y0
今度は忘れず来れました!では続きをやっていきましょう。
>>804 4 一人で帰宅ですね


一人で夕暮れの色に染まる道を歩いて帰る。
家に着く頃にはすっかり日も沈んで、辺りは暗くなっているだろう。

紘汰さんは、一人では危ないし一緒に帰ろうかと声を掛けてくれた。
でも、帰る方向も違うし、申し訳ないので断ることにした。

シャルモンの近くを歩いていた時は人通りもあったが、
家に近付くにつれてそれも少なくなってくる。

今はすれ違う人もなく、周囲に人の気配はほとんど感じられない。
この静かな空気は、嫌いじゃない。


直後判定
806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/18(火) 13:30:04.37 ID:jTyKZ6dpO
セイヤー
807 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/18(火) 13:41:31.02 ID:d6vM4o1y0
>>806 7 何かが起こる予感


家の近くまで歩いて来て、軽く息を吐き出す。
紘汰さんや舞さんと話すときはあまり緊張しなかった。

ほとんど普段通りに接しても問題がないと分かったからだ。
けれど、兄さんは違う。

兄さんはなんだか……様子がおかしい。
性別の変わった紘汰さん以上に違和感を覚えるのだ。

ボロを出さないよう気を付けないと。
そう思いながら家の方へ視線を向ける。

車が停まっている。
あれは……


直後判定
1-4 兄さんの
5-8 二台
90 兄さんの車だが……?
808 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/18(火) 14:01:30.74 ID:wa2/Qpe5o
てい
809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/18(火) 14:01:36.32 ID:Jo1v+dZt0
ソイヤッ
810 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/18(火) 14:09:17.47 ID:d6vM4o1y0
>>808 4 惜しい!


兄さんの車だ。
スマホの画面を確認すると、まだ7時前だった。

兄さんがこんな時間に帰っているなんて、珍しい。
そんなことを考えつつ玄関の扉を開ける。

すると、玄関では兄さんが誰かと電話していた。
邪魔をしては悪いだろうとそっと背後を通ろうとする。

しかし気配に気付いたのか兄さんは振り返って僕を見つめると、
電話の向こうに断って通話を終了した。

貴虎「おかえり」

光実「ただいま。ごめん、電話の邪魔だった?」

貴虎「いや、気にすることはない」

兄さんはほんの少し微笑むと、
食事にしようと言って歩き出した。
811 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/18(火) 14:16:19.23 ID:d6vM4o1y0
どうか僕に分からない話題が出ませんように。
そう祈りながら夕食を済ませて、自室へ引っ込んだ。

このまま眠ってしまいたい。
そう思う程度には疲れていたけれど、ぐっと堪えて起き上がる。

せめて入浴は済ませないと。
意を決してクローゼットの前に立ち、中を漁る。

できれば身につけたくない女性物の寝間着や下着。
それらを自ら選んで着替えることにも慣れないと。


直後判定
1-4 何もなし
5-7 ノックの音
89 お風呂で……
0 クリティカルなイベント
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/18(火) 14:43:34.28 ID:khvsJlSAo
オエージ!!
813 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/18(火) 14:57:21.46 ID:d6vM4o1y0
>>812 8 まさか昼間からお風呂イベントが始まるとは


誰にも見られていないのに妙な緊張を覚えながら、
どうにか着替えを選んで風呂へ向かう。

脱衣所で服を脱ぐのにも未だに緊張した。
毎回こんなに神経をすり減らしていてはたまらない。

早く慣れてしまいたい。
でも、本当に慣れてしまったら、その時は……

男としての僕は、どうなってしまうんだろう。
そんな不安が不意に浮かんだ。


直後判定
1 何もなし
2-4 風呂上がり
5-8 脱衣所
90 入浴中
814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/18(火) 15:01:01.69 ID:wa2/Qpe5o
とぉ
815 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/18(火) 15:18:04.27 ID:d6vM4o1y0
>>814 9 コンマ神があらぶってる……


湯船に浸かって、自分の身体を伏し目がちに見下ろす。
慣れないと、いけない。

発育途上の女の子の身体。
見たことも触れ合ったこともないそれが、
突然自分のものになるなんて。

何だか変な気分になるのに、
以前なら反応していたはずの部分がなくなっている。

それがどうしようもなく落ち着かない。
溜息を吐き出し、天井を仰いだ。

その時だった。
816 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/18(火) 15:22:09.87 ID:d6vM4o1y0
扉の向こうから聞こえるくぐもった声。
ガチャリ、と風呂の戸が開く音。

視線を向けるとスマホを片手に、
どこか苛立った様子の兄さんがそこにいた。

光実「あ」

貴虎「……!」

驚いて、つい零した声に兄さんがこちらを向いた。
息を呑む音に続いて、固いものが床にぶつかる音。

『貴虎? どうかしたのかい』

貴虎「あ、ああ……すまないかけ直す」

我に返りスマホを拾い上げると、
反論の暇も与えないほど早口にそう言って兄さんは通話を切った。
817 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/18(火) 15:28:26.21 ID:d6vM4o1y0
貴虎「……すまない」

深刻な声でそう言ったけれど、
兄さんの視線は僕の方を向いていなかった。

兄さんがこんなミスをするなんて意外だ。
僕が入っていることに気付かず入って来るなんて。

それに、これは笑って流せるようなことだと思ったけれど、
兄さんはとても気まずそうな顔をして、明後日の方向を見ている。

そこで僕はようやく、今の自分が女の子なのだと思い出した。
思春期の妹と風呂で鉢合わせするなんて、確かに気まずいだろう。

ここは僕から、何かフォローをいれるべきだろうか。


1 黙っている
2 気にしていないと告げる
3 自由安価


818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/18(火) 15:56:36.87 ID:Jo1v+dZt0
2(`・ω・´)
819 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/18(火) 16:07:46.08 ID:d6vM4o1y0
>>818 2


光実「僕、気にしてないよ」

これは偽らざる本心だ。
というか、僕にしてみれば同性の兄弟なのだから、
気にする方がどうかしている。

貴虎「本当に……気にしていないのか?」

光実「もちろん」

遠慮がちな兄さんの言葉を肯定する。
むしろ、脱衣所へ引き返すしかない兄さんを気の毒に思っているくらいだ。

僕としてはこのまま一緒に入ってもいいくらいだけれど、
それは倫理的に少し問題があるだろうし。


1 冗談で言ってみる(同時に判定)
2 脱衣所に戻るよう勧める
3 自由安価


820 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/18(火) 18:30:27.57 ID:d6vM4o1y0
そろそろ夕飯や諸々の時間なので一時離れます。
早ければ9時、遅くても10時には戻ってきます。
821 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/18(火) 21:16:12.03 ID:d6vM4o1y0
戻りました!
では、改めて安価を。
あと、分かりやすいよう文言を直します。


1 一緒に入るか聞いてみる(同時に判定)
2 脱衣所に戻るよう勧める
3 自由安価


822 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/18(火) 22:49:27.64 ID:Jo1v+dZt0
1
823 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/18(火) 23:03:02.54 ID:d6vM4o1y0
>>822 1 判定4 1足りない……


光実「せっかくだから、一緒に入る?」

貴虎「っ……何を言っている。
   年頃の娘ともあろうものが」

たまには冗談くらい、言ってみてもいいのでは。
そんな風に思って口にした言葉に、兄さんは怒ってしまったらしい。

冗談の通じない人だなあと呆れる反面、
兄さんらしくて笑ってしまう。

けれど、そんな僕の態度も気に入らなかったのだろう。
兄さんは脱衣所へと引き返し、ピシャリと扉を閉めた。
824 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/18(火) 23:07:35.79 ID:d6vM4o1y0
元の世界では風呂で鉢合わせても、
精々軽く謝って終わり。

こんな風に動揺する兄さんが見られて、
兄さんには悪いけれど少し楽しかったのも事実だ。

意外と妹という立場も悪くない……かもしれない。
そう思った自分自身が、少し意外だった。


直後判定 兄さんの動揺具合
1-4 案外冷静
5-8 やや緊張
90 ……
825 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/18(火) 23:27:15.18 ID:8O0nrfFfO
とぉ
826 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/18(火) 23:32:25.31 ID:d6vM4o1y0
>>825 8 おっと……やや兄弟としては危ないですね(ゲス顔)


風呂を上がり、タオルで髪を拭きながら居間へ出る。
部屋に戻ってもいいけれど、何となくソファーでくつろぎたい気分だった。

兄さんが僕に会ってどんな反応をするのか確かめたい。
……なんて、ちょっとしたいたずら心があったのかもしれない。

僕の予想通り居間には兄さんがいて、
難しい顔をしてソファーに座っていた。

僕はそんな兄さんに……


1 声を掛けた
2 あえて黙ったまま隣に座った
3 自由安価


827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/19(水) 00:03:55.59 ID:FOBFhYsTO
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/19(水) 00:03:59.58 ID:uR3br+WP0
1
829 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/19(水) 00:16:31.56 ID:zk5uEmN80
>>827 2


あえて黙ったまま隣に座ってみた。
兄さんはそこでようやく僕の存在に気付いたらしい。

顔をあげ、僕を見つめたかと思うと、そっと目を逸らした。
さっきのことを気にしているようだ。

あれくらい、どの家庭でもあるような事故なんだから、
そんなに気にすることはないのに。

そう思えるのは、僕の心が男のままだからかもしれない。
でも、それにしたって兄さんは気にしすぎている。

こう言っては、こちらの世界の僕は怒るかもしれないが……
正直、発育の良い体ではないし。
830 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/19(水) 00:20:37.36 ID:zk5uEmN80
貴虎「風呂から上がったのか」

見れば分かることをわざわざ尋ねてくるあたり、
兄さんは本当に緊張しているのだろう。

僕が兄さんの前で緊張することはあっても、
兄さんがこんな態度になることは珍しい。


1 少しからかってみる(同時に判定)
2 部屋に戻る
3 自由安価


831 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/19(水) 00:24:42.14 ID:IIRFWIG2O
1
832 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/19(水) 00:31:44.91 ID:zk5uEmN80
>>831 1 判定4 残念ながら兄さんの理性は強かった


光実「ねえ、もしかして兄さん、照れてる?」

貴虎「何を言っている。明日も学校だろう、早く寝なさい」

少し、怒らせてしまっただろうか?
兄さんの口調は強く、厳しいものだった。

僕には年下の兄弟がいないから分からないけれど、
あまりからかわれて嬉しい相手ではないのかもしれない。

そもそも、兄さんはからかわれること自体苦手そうだ。
今日のところは大人しく退散しよう。

光実「おやすみなさい、兄さん」

貴虎「……ああ、おやすみ」
833 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/19(水) 00:38:04.04 ID:zk5uEmN80
自室に戻って、ベッドに寝転んだ。
風呂上がりの火照った体も落ち着き、眠気がやってくる。

そのまま眠気に身を任せて、そっと目蓋を下ろした。
今日はいろいろなことがあった。

皆とシャルモンへいって、城之内や初瀬、凰蓮に会った。
性別の変わっている人も多くて驚いたものだ。

そして夜は、兄さんと少し打ち解けられた気がする。
昨日の夜は、絶対に分かり合えないと思っていたけれど。

昨日の夜。
思い出して、ベッドから飛び起きた。

まさか、まさか、兄さんは、今夜も――?


直後判定
1-4 今夜はなし
5-8 今夜もあり
90 クリティカルヒット
834 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/19(水) 00:49:56.45 ID:zk5uEmN80
だめだねむい。
寝落ちること間違いなしなので、今夜はここまで。
続きは明日の夜、早ければ9時、遅くとも10時から始めましょう。


判定はこの直後で
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/19(水) 02:23:49.02 ID:FOBFhYsTO
836 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/19(水) 21:07:29.69 ID:zk5uEmN80
こんばんはー。
早速始めていきましょう。
>>835 2


光実「……遅いな」

そろそろ来るんじゃないか、ノックが聞こえるんじゃないか。
そう思ってしばらく経ったけれど、兄さんが来る様子はない。

というか、律儀に待っている必要もないのだ。
さっさと寝てしまおう。

ベッドにもぐりこみ、目を瞑る。
昼間にいろいろあったおかげで、難なく眠りに就いた。
837 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/19(水) 21:15:36.80 ID:zk5uEmN80
翌日。
着ている制服が違うことを除いて、以前どおりに学校へ通う。

時折話しかけてくる級友の言葉といえば、
刺々しいライバル意識をむき出しにしたものだったり、
甘い言葉の裏に下心を潜ませたものだったりで、相手にする気がしない。

ただ、放課後になればこんな場所とはおさらばだ。
今日の最終授業が終わりに近づくにつれ、気分が弾んでいく。

さて、今日の放課後はどうしようか。
皆もいるだろうし、ガレージへ向かってもいい。

ただ、今日は兄さんが休みだと言っていたから、
早く家に帰るというのもいいけれど……


1 ガレージへ向かう
2 家に帰る
3 自由安価


838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/19(水) 21:30:49.79 ID:C89BN2XcO
2
839 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/19(水) 21:45:30.75 ID:zk5uEmN80
>>838 2


今日は早めに帰ろう。
いつもなら使用人しかいないけど、今日は兄さんがいるんだから。

そう決めた僕は、放課後になるとすぐに教室を出て帰路についた。
こうして真っ直ぐ家に帰るのも久々な気がする。

以前ならガレージに行く以外は考えられなかったし、
兄さんと過ごすことは避けていた。

そのことを思えば、僕も少しは変わることができたかもしれない。


直後判定 家には……
1 兄さん外出中
3-4 来客はなし
5-7 来客
89 あの二人
0 誰もいない?
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/19(水) 21:52:17.11 ID:JjiFtlYB0
サプッラーイ
841 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/19(水) 22:07:59.48 ID:zk5uEmN80
>>840 1


光実「兄さん、ただいま」

返事があるものとばかり思って放たれた言葉には、
しかし返事がくることはなかった。

どうやら、兄さんは出掛けているらしい。
車がない時点で気付くべきだった。

意味もなく挨拶した自分のうかつさを恥じつつ、
階段を上って自室へ向かう。

スカートは落ち着かないし、早く制服から着替えよう。
そうしているうちに、兄さんも帰ってくるかもしれない。


直後判定
1-4 何もなし
5-8 兄さん帰宅
90 クリティカルイベント
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/19(水) 22:17:17.61 ID:C89BN2XcO
ほい
843 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/19(水) 22:29:25.80 ID:zk5uEmN80
>>842 1 二連続……これはこれですごい確率……


僕が自室で着替え、今日の授業を復習するのに没頭している間に、
兄さんは家に戻っていたらしい。

ただ、僕は勉強に集中していて、
そのことに気付いていなかったみたいだ。

夕飯の時間だと呼びに来た兄さんを見て、
いつの間に帰ったのかと驚いた。

今日は兄さんと過ごそうと思って早く帰ったのに、
結局兄さんと過ごすことはできなかった。

それが少し、残念だ。


直後判定 
1-4 何もなし
5-8 まだ少し緊張している兄さん
90 電話
844 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/19(水) 22:44:16.10 ID:JjiFtlYB0
ソーダァ
845 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/19(水) 22:51:43.91 ID:zk5uEmN80
>>844 0 ここでクリティカル……コンマ神……


夕食中、不意に兄さんのスマホが鳴った。
どうやら、着信らしい。

兄さんは流れるような動きでスマホを手にしたが、
その手を止めて少し申し訳なさそうな顔で僕を見た。

光実「僕のことは気にしないで」

そう言って電話に出るよう促すと、
兄さんは頷いて通話ボタンを押した。


直後判定 5以上で……
クリティカル +1
846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/19(水) 23:05:28.10 ID:C89BN2XcO
ほい
847 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/19(水) 23:21:02.07 ID:zk5uEmN80
>>846 0 ファッ!?


『やあ貴虎!』

通話相手はよっぽど大声で喋っているらしい。
僕のところまではっきりと声が聞こえた。

女性だ。
しかも、貴虎、なんて親しく呼びかけている。

まさかとは思うが、まさか、兄さんの……?

貴虎「凌馬、酔っているのか?」

………………
なるほど、どうやらこの世界でも兄さんと彼……
いや、彼女は縁があるらしい。

凌馬『いやあ、私だってたまには飲むとも!』

上機嫌に笑う声。
兄さんが視線だけでうるさくてすまないと語り掛けていた。
848 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/19(水) 23:24:18.18 ID:zk5uEmN80
凌馬『君からの重たすぎる相談のおかげでね!』

貴虎「おい、凌馬。大声で言うことではないだろう」

思わず、溜息をつきそうになった。
兄さんはこちらの世界でも戦極凌馬を信頼しているのか。

ちらり、と僕を窺った視線は困惑気味で、
どうにも僕に聞かれたくない話らしい。

それならそれでいいけれど、
戦極凌馬には話せて僕には話せない、というのは、少し。

ほんの少し、引っ掛かる。


1 部屋から出る(同時に判定 クリティカル+1)
2 部屋に留まる(同時に判定 クリティカル+1)
3 自由安価


849 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/19(水) 23:48:47.31 ID:zk5uEmN80
すみません、眠い……
明日も夜9時〜10時の間に再開します。

では、安価はこの直後で。
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/20(木) 04:10:59.26 ID:aRUHTbSxO
2
851 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/20(木) 21:06:27.71 ID:3ZUH8lcQ0
こんばんは!
本日もやっていきましょう。
今日中に終わるかな……?
>>850 2 判定6+1=7


兄さんが電話しやすいように席を立とうかと思った。
けれど、今は夕食の途中だ。

まだ食べ終えていないのに席を立つなんて、
あまりマナーがいいとは言えないだろう。

凌馬『私も前々から疑ってはいたが、
   まさかあんな相談をされるとはね!』

別に、電話の内容が気になっているわけじゃない。
戦極凌馬の声が大きいから勝手に聞こえるだけだ。
852 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/20(木) 21:12:52.25 ID:3ZUH8lcQ0
貴虎「凌馬、少し声を小さくしてくれないか」

兄さんは苛立った様子でそう言うと、
再び僕に困ったような視線を向けた。

そんなにも聞かれたくない話なんだろうか。
でも、僕はまだ食事中だ。出て行くつもりはない。

そんな意思を見せつけるように食事を口へ運ぶ。
兄さんが溜息をつくのが聞こえた。

凌馬『ええ? 別にいいじゃないか!』

貴虎「耳が痛い。もう少し声を抑えろ」

とうとう命令口調でそう言った兄さんに、
電話の向こうの戦極がクスクスと笑った。
853 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/20(木) 21:15:51.66 ID:3ZUH8lcQ0
凌馬『分かった、光実くんがそこにいるんだな?』

貴虎「……凌馬!」

凌馬『おっと、君の方が大声じゃないか。
   まったく、耳が痛くて仕方ない』

兄さんが何を相談したのかは知らないけれど、
どうやらそれは僕に関係のあることらしい。

……どうしようか。


1 部屋に戻る
2 この場に残る(同時に判定)
3 自由安価


854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/20(木) 21:26:43.96 ID:iHyTDcdQo
2
855 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/20(木) 21:41:42.79 ID:3ZUH8lcQ0
>>854 2 判定6 このままうまく行くと……!


聞かれたくないのなら、兄さんが部屋を出ればいい。
そうしないのだから、聞かれてもいいのだろう。

そう決めつけ、僕が椅子から立つことはなかった。
その間にも、戦極は何が楽しいのか、一人で話し続けている。

凌馬『そこに光実くんがいるならちょうどいいじゃないか。
   いないならいないで構わない、君の思いを吐き出すんだ!』

貴虎「悪酔いしすぎだ、さっさと寝ろ」

凌馬『君は固すぎるんだよ、貴虎。
   こっちは友人としてアドバイスしているんじゃないか』

貴虎「お前は単におもしろがっているんだろう。
   相談の相手を間違えたな」

凌馬『いいや、君は私の言う通りにすべきだ。
   さあ、光実くんに――』

貴虎「切るぞ」
856 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/20(木) 21:45:58.47 ID:3ZUH8lcQ0
戦極との会話を続けても平行線だと思ったのか、
兄さんはそう言うと通話終了ボタンを押した。

しかし、通話が切れるその直前に、
戦極が高らかに、歌うように叫んだ。

凌馬『光実くん、貴虎の恋愛相談に乗ってやってくれ!』

本当に、愉快犯のような人物だ。
というか、事実そんなものだろう。

兄さんは苦虫を噛み潰したような顔でスマホを見つめている。
僕はというと、戦極が最後に言った言葉について考えていた。


1 恋愛相談について尋ねる(同時に判定)
2 あえて黙っている(同時に判定)
3 自由安価


857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/20(木) 21:56:49.88 ID:vZTEag1DO
1
858 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/20(木) 22:05:35.00 ID:3ZUH8lcQ0
>>857 1 判定8 コンマ神の思し召しなのか……?


光実「兄さん」

箸を置いて声を掛けると、兄さんの視線が僕に向けられた。
その目は、僕が何も聞かないことを期待しているように思える。

でも、残念ながら僕はそんなに優しくない。

光実「何か、恋愛について困ってるの?」

息の詰まる音がして、兄さんの焦りが伝わってきた。
僕だって兄さんが一々恋愛について口を出したら嫌だけれど。

それにしても、過剰に反応しすぎだろう。
もしかして、兄さんが好きなのは……


1 紘汰さん
2 舞さん
3 自由安価


↓選択肢が正しいとは限りませんよね(大ヒント)
859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/21(金) 00:21:58.26 ID:RKlUBiPH0
僕…?
860 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/21(金) 00:41:01.62 ID:+lWBXZEv0
>>859 ミッチと兄さんはどうなってしまうのか


まさか、兄さんが好きなのは……

光実「僕……?」

静かな食卓に、僕の呟きは思いのほか大きく響いた。
兄さんはその呟きに何も返そうとしない。

だから今度は、答えを求めて問いかける。
心臓がうるさいくらい激しく鼓動を打っていた。

光実「兄さんは、僕のことが……?」


直後判定
ここまでの積み重ね +2
861 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/21(金) 00:52:29.42 ID:+lWBXZEv0
くっ……眠い……
明日の夜、9時〜10時の間に再開します。
たぶん明日で終わると思います。

判定はこの直後で
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/21(金) 01:01:09.68 ID:gPnbCjGTO
乙です
863 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/21(金) 21:22:35.91 ID:+lWBXZEv0
こんばんは。
今夜中に終わるよう頑張りましょう!
>>862 8+2=9 補正なくても余裕だった……


貴虎「俺は確かに、お前を大切に思っている」

兄さんが絞り出すようにそう言ったのを聞いて、
一瞬、目の前が暗くなるような感じがした。

そんなまさか。
兄さんがそんな社会通念に反した思いを抱くなんて。


1 この場から逃げ出す(同時に判定)
2 兄さんとよく話してみる
3 自由安価


864 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/21(金) 22:41:58.92 ID:nayrwRXyO
2
865 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/21(金) 22:56:36.98 ID:+lWBXZEv0
>>864 2


兄さんと、よく話してみないと。
ここで逃げだしたら、僕は以前から何も変わらないままだ。

その気持ちに応えられるとは思えないけれど、
それならそれできっぱり断るべきだ。

貴虎「……失望しただろう」

兄さんの重い一言に、僕は言葉に詰まった。
失望が全くないと言い切れるだろうか。

僕は、兄さんに……


直後判定
1 失望
2-4 あまりよくない感情
5-8 嫌ではない
90 クリティカル
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/22(土) 00:46:16.25 ID:mJl5YXjk0
メロンエナジー…
867 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/22(土) 01:07:33.30 ID:HeYb5lnW0
>>866 5 ギリギリセーフ……!


正直、好意を向けられて嫌だとは思えなかった。
たとえ兄弟でも、好きでいてもらえるのは、むしろ……

光実「むしろ、ちょっと嬉しい、かな」

驚きに満ちた兄さんの顔を見て、うかつな発言だったと後悔した。
誤解を招きかねない表現だ。

光実「深い意味はなくて、嫌じゃないってだけ」

そう、深い意味はない。
僕が兄さんに向けているのは、ただの家族愛なんだから。
868 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/22(土) 01:12:39.73 ID:HeYb5lnW0
貴虎「お前に嫌われたかと思った」

そう言った兄さんの表情は緩んでいて、
僕の言葉に安心してくれたことが分かった。

一先ず、最悪の事態は避けられただろう。
なら次は、どんなことを話そうか。


1 他に気になる人はいないのか(同時に判定)
2 家族愛ではないのか(同時に判定)
3 自由安価


869 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/22(土) 01:48:20.46 ID:HeYb5lnW0
そろそろ寝ないと明日に響くので、今夜はこれまでとしましょう。
また、夜の9時〜10時の間に再開します。


安価はこの直後で
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/22(土) 02:40:01.95 ID:1Df2RdExo
1
871 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/22(土) 21:06:52.45 ID:HeYb5lnW0
こんばんは!
今夜こそ終わるかなあ。
>>870 1 判定5 成功!


光実「誰か、僕以外に気になる人はいないの?」

貴虎「まさか、いるはずもない」

そんなに胸を張られても。
普通は妹以外を好きになるものだと思うんだけど。

でも、少し安心してしまった。
兄さんが他の誰かを好きになれば、僕の居場所がなくなる。

兄さんが大切な人と二人で過ごしたい時、
きっと僕の存在は邪魔になるだろうから。
872 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/22(土) 21:08:00.20 ID:HeYb5lnW0
さて、夕食もそろそろ冷めてしまいそうだ。
話をするのも次で最後にしよう。

最後に、どんなことを話そうか。
どんなことを兄さんに言おう?


873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/22(土) 22:13:21.28 ID:pmHh0T8OO
兄さんの気持ちが聞けて嬉しかった
874 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/22(土) 22:29:50.80 ID:HeYb5lnW0
>>873 とてもいいですね……優しくて


光実「兄さんの気持ちが聞けて嬉しかった」

僕がそう告げると、兄さんは何だか少し困ったような、
けれど嬉しそうな顔をして笑った。

違う世界へ来て、性別も変わって、
正直に言えば、これからのことには不安しかない。

兄さんと、どう向き合うべきかも未だによく分からない。
でも、どうにかやっていくしかないのだろう。
875 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/22(土) 22:35:33.72 ID:HeYb5lnW0
そのまま僕たちは、
何事もなかったように夕食を終えた。

そして風呂に入り、部屋に戻ってベッドに横たわる。
就寝前の挨拶は今夜もなかった。

ベッドの上で、以前見た夢のことを思い出した。
兄さんが晶さんと結婚して、僕が孤独になる夢。

でも、こちらの世界では当面そんな心配はいらない。
兄さんは僕を好きなのだから。


直後判定 おそらくこれが最後の判定です
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/22(土) 22:51:03.40 ID:GKuXkhMk0
「全部私のせいだ!」
877 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/22(土) 23:03:01.41 ID:HeYb5lnW0
>>876 0 ここで……クリティカル……!


不意に、眠りへ落ちかけていた意識が覚醒する。
頭の芯から冷たくなっていくような感覚。

兄さんが僕を好いてくれることで、
僕は居場所を失わずにいられる。

でも、兄さんは何か得られるんだろうか。
好きな相手への気持ちを抑えながら傍にいて、
辛くないはずがない。

そのことを、よく分かっていたはずなのに。
しかし、まだ取り返しはつく。

兄さんのために、僕は選ばなければならない。
このまま兄弟でいるか、それとも……


1 兄弟でいる
2 気持ちに応える


878 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/22(土) 23:17:26.91 ID:GKuXkhMk0
「兄弟」か「受け入れる」ということは、これはどちらの世界かを選ぶ安価ということですかね?
879 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/22(土) 23:31:43.69 ID:HeYb5lnW0
>>878
そういう意味ではなく、
兄弟でいるということはスッパリ振るということです。
ミッチ自身の意思でどちらの世界か選べるものではないので。
880 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/22(土) 23:32:20.44 ID:HeYb5lnW0
安価はこの下で
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/22(土) 23:47:54.61 ID:mJl5YXjk0
1
882 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/22(土) 23:48:50.68 ID:mJl5YXjk0
すまん間違えた、2だ
883 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/22(土) 23:54:20.92 ID:HeYb5lnW0
>>882 2 了解、間違いは誰にでもあるものです


兄さんの気持ちに応えよう。
そうと決まれば、行くしかない。

――兄さんの部屋へ。



控え目に扉をノックして、声を掛ける。

光実「兄さん、起きてる?」

もう寝てしまっただろうか。
それなら、無理に起こすのは申し訳ない。
でも、今すぐでないと決心が鈍ってしまいそうだった。

どうしようかと迷っていると、扉が開いた。
兄さんはまだ起きていたらしい。
884 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/22(土) 23:59:19.08 ID:HeYb5lnW0
貴虎「どうした、光実。そろそろ寝る時間だが」

光実「そうだね、そうなんだけど、僕……」

どう言えばいいんだろう。
このままだと兄さんが可哀想だから気持ちを受け入れます。
なんて、言えるわけない。

それに、僕の胸にあるのは同情心だけではない。
精神的には男同士だし、兄弟だけれど、
僕は意外なくらい兄さんのことが好きだったらしい。

少なくとも、好意を向けられて嫌でない程度には。
だから、僕が伝えるべき言葉は……


自由安価
885 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/23(日) 01:04:54.51 ID:5KP4N4MV0
今更ながら、ここで自由安価はちょっと難しいかな……?
と思い直したので、このまま普通に進めます。
すみません。
886 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/23(日) 01:09:27.03 ID:5KP4N4MV0
僕が兄さんに、伝えるべき言葉は、

光実「僕も、兄さんのことが大切だよ」

今はまだ、はっきり好きだとは言えなかった。
それでも、僕なりに考えた結果だ。

兄さんが僕のことを好きでいてくれる限り、
僕は兄さんを一番大切にしよう。

貴虎「それは……」

どういうことなんだ、と聞きたかっただろう。
けれど兄さんは頭を振ると、穏やかな笑みを浮かべた。

貴虎「……そうか。ありがとう」
887 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/23(日) 01:13:28.24 ID:5KP4N4MV0
光実「うん、それじゃあおやすみ」

貴虎「おやすみ」

僕が踵を返すと、扉の閉まる音がした。
何だか気恥ずかしくて顔が熱い。

実の兄に告白紛いのことをすることになるなんて、
思ってもみなかった。

でも、今の気分はすっきりしている。
これで、もう悪い夢は見そうになかった。
888 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/23(日) 01:17:20.00 ID:5KP4N4MV0
というわけで、
ミッチのSSは終わりです。

この先ミッチが兄さんに全てを告白するのかとか、
兄弟として超えてはいけない一線を越えるのかとか、
そういうことは全て謎ですが終わりです。

長い間お付き合いいただき、ありがとうございました。
明日、というか本日は来られませんが、
来週からはまた単発SSを投下していきます。

それではおやすみなさい!
889 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/23(日) 01:41:46.63 ID:F8IbhUfKO
乙です
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/23(日) 07:05:56.50 ID:MR7i3xVu0
オツカーレ
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/25(火) 09:49:22.49 ID:BIwKG7QY0
892 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/30(日) 23:10:16.37 ID:BfFXSfcb0
こんばんは。
怒涛の展開でしたね。
ブレン……


本日は夏のある日のたっくんを投下します。
短いです。
オールライダーが平和に暮らしている世界。
893 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/30(日) 23:11:00.74 ID:BfFXSfcb0
夏といえばバーベキューですよね!
ニコニコ顔でそう言って河原まで私を引っ張ってきた津上は、
今はせっせと網の上に乗った肉の世話をしていた。

待ち構えていた連中も、私をバーベキューのメンバーとして扱ってくる。
しかし、私には参加の意思など存在しない。

そもそも、夏も終わりが近付いてきたとはいえ、
まだまだ残暑の厳しい青空の下で食事なんてまっぴらごめんだ。
894 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/30(日) 23:11:51.88 ID:BfFXSfcb0
巧「そういうわけで、帰る」

晴人「そんなこと言わないで。ほら、焼きドーナツおいしいよ?」

巧「いらねえよ、熱いだろ」

隣に座ってマイペースにドーナツを食べている魔法使いは、
バーベキューの意味が分かっているんだろうか。

バーベキューといえば肉、野菜、魚介がメインであって、
ほぼドーナツしか食べないなんて奴はこいつ以外いないに違いない。

そんなことを考えていると、少し離れたところから水音が聞こえた。
895 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/30(日) 23:12:37.66 ID:BfFXSfcb0
良太郎「わっ……!」バシャッ

弦太朗「大丈夫か?」

良太郎「うん……川から飛び出た魚にぶつかられるとは思ってなかったけど、大丈夫」

映司「ついでだしこの魚、焼いてみます?
   意外とおいしいかもしれないし」

そんな会話を聞くともなく聞きながら空を見上げると、痛いくらいの青が視界を埋め尽くした。
吹き抜ける風は日差しの熱気を忘れさせてくれる。

夏は嫌いだ。暑いし、汗で張り付いた髪や服は不快だし。
でも、たまにはこんな日も悪くない。
896 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/08/30(日) 23:14:23.54 ID:BfFXSfcb0
以上です。
ちなみに>>1は夏が好きです。
四季それぞれ好きですけどね!
897 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/30(日) 23:34:37.61 ID:BHXEFjs6O
乙です
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/31(月) 00:30:06.87 ID:pj9mfAhbo
おつ!
899 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/09/03(木) 21:58:03.79 ID:UyHjIPPT0
こんばんは。
今週の日曜は来れなくなりました。
申し訳ないです。

来週の日曜、またお会いしましょう!
900 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/09/13(日) 14:00:36.47 ID:OpA2fqCn0
こんにちは。
チェイス……メディック……

ドライブももうすぐ放送終了して、次はゴーストですね。
どんな結末を迎え、どんな始まりを見られるのか、楽しみです。

では今日のSSSを投下します。
先に言っておくと、非常に短いです。
901 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/09/13(日) 14:01:14.88 ID:OpA2fqCn0
照井「見舞いだ、受け取ってくれ」

翔太郎「ごほ、ごほ……ありがとう……」

照井「猫を追いかけて池に落ちるなんて、災難だったな」

翔太郎「本当に、もう……凍え死ぬかと……」

照井「まだまだ夏だと思っていたが、もう秋か。
   風邪も引くはずだ」

フィリップ「季節の変わり目は風邪を引きやすいというからね」
902 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/09/13(日) 14:02:00.74 ID:OpA2fqCn0
亜樹子「竜ちゃん、今日はせっかく休みなんだからドライブでもどう?」

照井「しかし、看病はいいのか?」

亜樹子「いいのいいの! 人がいる方がうるさくて寝られないだろうし」

フィリップ「看病は僕に任せて、二人はデートを楽しむといい」

照井「そういうことなら、私たちは羽を伸ばすとしよう」

亜樹子「何かあったら連絡してね。
    じゃあ、いってきます!」

翔太郎「いってらっしゃーい……げほ」
903 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/09/13(日) 14:02:42.68 ID:OpA2fqCn0
おしまい。

全員TSしてます。
最近涼しくなってきて秋を感じますね。
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/13(日) 18:52:25.70 ID:QCyHunV1O
乙です
905 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/09/14(月) 02:08:55.14 ID:UMzIJvI2O
乙乙
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/09/20(日) 14:40:44.23 ID:7RmPv7/c0
こんにちは。
ハートの最期の言葉にウルッときてしまった。
チェイスがコピーした人の登場にも目頭が熱く……
最近涙もろくて困ります。

あと、ゴーストの登場には驚きましたね!
あのデザイン、なかなか好きかもしれない。
何かを思い出しそうになるんですよね。何だろう。


そんなこんなで来週を楽しみにしながら、
今日のSSSを投下します。
紘汰ちゃんと戒斗ちゃんが喋ってるだけ。
907 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/09/20(日) 14:43:07.58 ID:7RmPv7/c0
まさかの酉忘れ&sageとsaga忘れ。
すみません。

改めて投下!
908 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/09/20(日) 14:44:17.43 ID:7RmPv7/c0
紘汰「戒斗が料理上手なのは意外だったなあ」

戒斗「どういう意味だ」

紘汰「あ、馬鹿にしてるんじゃないよ?
   ただ、あんまり家庭的なイメージがないっていうか……」

戒斗「そもそも、私とお前はお互いの私生活など知りはしないだろう」

紘汰「そうなんだけど、戒斗は結婚しても旦那さんに家事を任せてそうっていうか」

戒斗「そう言うお前はどうなんだ」

紘汰「私はやっぱり、好きな人には手料理を味わってほしいかな」
909 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/09/20(日) 14:46:03.47 ID:7RmPv7/c0
戒斗「料理はできるのか」

紘汰「……まだ修行中だから!」

戒斗「……」

紘汰「……えへへ」

戒斗「はあ……時間のある時なら、教えてやってもいい」

紘汰「本当に!? ありがとう!」

戒斗「ただし、私に教わるなら中途半端なものは作るな」

紘汰「うん!」
910 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/09/20(日) 14:47:02.23 ID:7RmPv7/c0
おしまい。
二人仲良く料理する女の子っていいですよね……
911 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/20(日) 18:52:41.18 ID:YTtAboRho
乙です
912 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/20(日) 19:05:56.11 ID:T8W+5xUOo
ロイミュ組のTSはよう
913 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/21(月) 03:31:50.91 ID:V/UnUHmao
ゴーストはデッドプールに似てるとかよく言われてるね
914 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/25(金) 02:23:36.41 ID:A35ss46M0
ロイミュードTSは作中設定的にも想像しやすいよな
コピー元が原作とは異性になってるってだけだし
男性をコピーしたロイミュードたちが真面目に愛を捧げてるのに女性ハート様はみんな友達と言って無意識に100体切りとか想像した
915 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/09/27(日) 21:26:00.57 ID:pvod66Qk0
こんばんは。
最後の最後にあえて変身しないという燃え展開……!
来週からのゴーストも楽しみだ!

>>912>>914
ロイミュードの話もネタが思い付けば書きます。
メディックが男なら女神ではなく何になるんだろう。
……神?

>>913
それだ!デッドプールってXMENですよね?


それでは今日の分を投下します。
進ノ介と霧子以外のTS判断はお好みでどうぞ。
916 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/09/27(日) 21:26:37.86 ID:pvod66Qk0
チェイス「聞きたいことがある」

進ノ介「何だ?」

チェイス「お前と霧子は随分と制服の形状が異なっている。
     何故だ?」

進ノ介「何故って……私はパンツスーツで、霧子はスカートってだけだけど」

剛「そういえば、進姉さんのスカート姿って見たことないかもね」

進ノ介「別にいいだろ、こっちの方が楽なんだ」

剛「スカートって柄でもないしね」
917 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/09/27(日) 21:27:21.74 ID:pvod66Qk0
霧子「剛、そういう言い方は失礼よ。
   それに、泊さんだってスカートが似合うんだから」

進ノ介「いいよ、わざわざフォローしなくて。
    私はこういう格好の方が似合ってるって」

チェイス「確かに、お前はその格好がよく似合っているな」

進ノ介「なんだよ。褒めても何も出ないからな」

霧子「……泊さん、ちょっと照れてます?」

進ノ介「そ、そんなわけないだろ」
918 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/09/27(日) 21:28:22.43 ID:pvod66Qk0
おしまい。
ボーイッシュっていいですよね。
映画版サイレントヒルの女性警官がすごく好みでした。
919 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/27(日) 21:32:26.23 ID:yTZBjDEJO
乙です 確かにあの映画は良かった
920 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/02(金) 21:35:53.85 ID:COzQKdWY0
チェイスに対しての態度だけツン9割デレ1割の剛ちゃんが見たいなー(チラッチラッ
921 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/10/04(日) 21:57:48.95 ID:xOsEfWBO0
こんばんは!

ゴースト始まりましたね……
デザインが斬新かつ好みでこれからが楽しみ。
現時点では竹中直人がいいキャラしてますね。

>>919
ですね。
ナースが非常に素晴らしかった!

>>920
それは是非とも書きたいですね!
チェイスが男でも女でもおいしいなあ。


では今日のSSSを投下します。
922 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/10/04(日) 21:58:41.83 ID:xOsEfWBO0
良太郎「はあ……どうしよう」

「野上?」

良太郎「侑斗……じゃなくて、デネブ。
    どうしたの、こんなところで」

デネブ「この近くのスーパーのチラシが入っていたんだ。
    野上こそ、もう暗くなるのにどうしたんだ?」

良太郎「話せば長くなるんだけど、モモタロスたちがちょっとね」

デネブ「しかし、皆の姿は見えないぞ」

良太郎「喧嘩し始めた皆をハナさんが叱って、今はデンライナーでお説教中。
    私も帰ろうと思ったんだけど、道が分からなくって」
923 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/10/04(日) 21:59:28.73 ID:xOsEfWBO0
デネブ「野上の家からは遠いからな。
    うん、よし! 俺と一緒に帰ろう!」

良太郎「そっか、デネブは道が分かるんだね」

デネブ「ああ、任せてくれ!」

良太郎「ありがとう、デネブ」

デネブ「けど、皆よくないな。野上を一人きりにするなんて」

良太郎「確かに、このままだと迷子になってたかもしれないけど」

デネブ「ああ、そうじゃないんだ。いや、それもなんだが……
    野上は女の子なんだから、暗い夜道を一人で歩くのは危ない!」
924 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/10/04(日) 22:00:06.38 ID:xOsEfWBO0
良太郎「でも、何かあればモモタロスたちを呼べるし」

デネブ「それでもやっぱりだめだ。結局野上が戦うことになる。
    誰かが一緒にいて守ってあげないと」

良太郎「えっと……でも、慣れてるし」

デネブ「む……それじゃあ、次からはなるべく俺が一緒にいる」

良太郎「そんな、デネブだって忙しいでしょ?」

デネブ「いいんだ。野上を守ることの方が大事だからな!」
925 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/10/04(日) 22:00:41.02 ID:xOsEfWBO0
良太郎「そ、そう……?」

デネブ「そうだ!」

良太郎「……デネブってけっこう、すごいこと言うね」

デネブ「そんなことはない。当然のことだ」

良太郎「うーん……」

良太郎(私が変に意識してるだけ……かな?)
926 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/10/04(日) 22:03:47.43 ID:xOsEfWBO0
おしまい。
前にもこんな話を書いたような気が……?
とにかくこの二人の組み合わせは和んでいいですね。
927 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/04(日) 22:23:56.59 ID:ZnUrcRU6o
あぁ…こういうのが僕の好みです…
928 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/04(日) 23:01:54.22 ID:KtDsyjSbO
乙です
929 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/10/11(日) 23:21:20.47 ID:8TllR6cZ0
こんばんは。
幽霊船とかロマンがあっていいですね……


それでは今日のSSSを投下します。
相変わらず短い。
930 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/10/11(日) 23:21:50.19 ID:8TllR6cZ0
進ノ介「……」

剛「……」

進ノ介「……あの、剛?
    さっきからどうした、黙って見つめてきて」

剛「進姉さんってけっこうスタイルいいなあと思って」

進ノ介「何だよ、藪から棒に。
    そう言うお前こそ、スタイルがいいじゃないか」

剛「まあね、これでも気を遣ってるから」
931 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/10/11(日) 23:22:23.63 ID:8TllR6cZ0
進ノ介「それにお前は霧子に似て綺麗な顔をしてるし」

剛「進姉さんだって美人だよ」

進ノ介「はは……私にそんなこと言ってくれるのはお前くらいだよ」

剛「チェイスも言ってたけどね」

進ノ介「!?」

剛「あはは、何その顔! もう、笑わせないでよ〜」

進ノ介「い、いや……ちょっと想像できなくて」
932 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/10/11(日) 23:22:49.79 ID:8TllR6cZ0
剛「でもすごいよね、機械生命体すら魅了するなんて」

進ノ介「あ、いや、でもチェイスは霧子のことが好きなんだよな……?」

剛「好きな人がいても、綺麗な人を見れば綺麗だと思うでしょ」

進ノ介「そ、そういうものか、そっか」

剛「ドキドキして損した?」

進ノ介「まあ多少は……い、いや! 深い意味はないけどな!?」

剛(……分かりやすいなあ)
933 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/10/11(日) 23:23:57.87 ID:8TllR6cZ0
おしまい。
進ノ介と剛がTSしても、
チェイスはやっぱり霧子一筋かなあと思います。
934 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/11(日) 23:33:08.78 ID:61imvMEjO
乙です
935 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/12(月) 00:45:51.77 ID:5gA1CJnWo
ドライブは平和な三人イチャコラが見れることに今気づいたよ
936 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/10/18(日) 23:18:27.38 ID:8t9nsThR0
こんばんは。
昨日なかなか寝付けず、寝坊してゴースト見逃しました。
録画しているとはいえ、無念……

今日も今日とて短いSSS、投下します。
937 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/10/18(日) 23:19:00.11 ID:8t9nsThR0
天道「加賀美、いったいどういうつもりだ」

加賀美「なんだよ急に」

天道「頻繁に家を訪れては、私の料理を食べて帰っていくだろう」

加賀美「それはまあ、お前の料理って美味いし、つい」

天道「それだけか」

加賀美「えーっと……あ、そうそう。
    ひよりと樹花ちゃんが元気にやってるかも気になるし」
938 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/10/18(日) 23:19:38.12 ID:8t9nsThR0
天道「お前、ひよりと樹花に気があるのか……?」

加賀美「いや、二人は妹みたいなもんだから」

天道「……そ、そうか。
   お前は少し、気が早いな」

加賀美「そうか?
    知り合ってそれなりだし、別に普通だろ」

天道「しかし、私とお前はまだ正式な交際すらしていないだろう。
   それを、お前は結婚まで考えていたとは……」
939 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/10/18(日) 23:21:03.00 ID:8t9nsThR0
加賀美「……え?」

加賀美(俺、疲れてるんだな。
    今のはきっと聞き間違いだ)

天道「今夜は泊まっていくといい。
   いろいろと、落ち着いて話したいことがある」

加賀美「あ、うん……」

加賀美(……嫌な予感がするのは何故だろう)
940 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/10/18(日) 23:22:34.32 ID:8t9nsThR0
おしまい。
加賀美のその後はご想像にお任せします。
941 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/18(日) 23:31:14.90 ID:XtB6wtZzO
乙です
942 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/10/25(日) 21:28:28.09 ID:P5S4Ts2C0
こんばんは。
風邪に苦しむ>>1です。
体調管理って大事だな。


今日のSSSは、
「もしもファンガイアが日光に弱かったら」という設定です。
渡は半分人間なので多少は耐えられます。


そんな設定でもよければ、どうぞ。
943 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/10/25(日) 21:29:27.90 ID:P5S4Ts2C0
――紅家・玄関


キバット「おい、渡!」

渡「どうかしたの?」

キバット「それはこっちの台詞だ。こんな昼間に出掛ける気か?」

渡「うん、うっかり冷蔵庫の中身を切らしちゃって。
  最近、よく皆が遊びに来てくれたからね」
944 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/10/25(日) 21:30:45.17 ID:P5S4Ts2C0
キバット「だからってお前が行くことないだろ?
     静香にでも連絡して……」

渡「大丈夫だよ。日差しを浴びたってちょっと疲れるだけなんだから」

キバット「でも、万一ってことがだな」

渡「じゃ、行ってきます」

キバット「おい!
     ……本当に大丈夫なのか?」

渡「うん。すぐに戻るから」
945 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/10/25(日) 21:31:28.37 ID:P5S4Ts2C0
――帰り道


渡(ちょっと、まずいかもしれない)フラフラ

渡は昨日からヴァイオリン制作に打ち込み、ほとんど睡眠をとっていなかった。
普段なら簡単に提げられる数日分の食料が入ったレジ袋は重く、足取りがおぼつかない。

渡(なんだか、視界も滲んできた……?
  あ、だめだ、倒れる――)

キバット「渡! しっかりしろ!」

静香「大丈夫!? ほら、お水飲んで!」

渡「キバット、静香ちゃん……?」
946 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/10/25(日) 21:32:12.39 ID:P5S4Ts2C0
静香「家に行ったら渡はいないし、
   キバットは心配してるしで驚いたんだからね!」

キバット「ほら、日傘持って来てやったぞ」

渡「それ、兄さんの……」

静香「いいから使って、早く帰ろ。ね?」

渡「……うん、ありがとう」
947 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/10/25(日) 21:33:04.29 ID:P5S4Ts2C0
おしまい。
この三人組が好きです。


来週は用事があって来られません。
申し訳ないです。
948 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/25(日) 21:48:15.83 ID:R9WdQ/L7O
乙です
949 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/11/08(日) 21:18:16.33 ID:H/Uim+DB0
こんばんは、お久しぶりです。
2号ライダー登場でテンション上がる!
タケルは未完成なところに伸びしろが見えていいですね。


今日のSSSはTS進ノ介とメディックの何でもない会話です。
一部のロイミュードが生き残っていたら……みたいな設定です。

では、投下。
950 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/11/08(日) 21:19:42.24 ID:H/Uim+DB0
進ノ介「痛っ」

メディック「どうかしました?」

進ノ介「あー……紙で指を切ったらしい。
    ちょっと血が滲んでるけど、大したことないよ」

メディック「……貸しなさい」

進ノ介「ん、何だ? ジュースでも買うのか?」

メディック「お金なんてあなたから借りませんわ。
      切った指を見せなさいと言ったのです」
951 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/11/08(日) 21:20:21.53 ID:H/Uim+DB0
進ノ介「治してくれるのか?
    ありがとう、メディック」

メディック「別に……あなたはハート様のお友達ですから。
      ハート様を悲しませないためですわ」

進ノ介「治してくれるって事実は変わらないさ。ありがとな」

メディック「……おかしな人」

進ノ介「それを言うなら、敵だった私を治してくれるメディックだって」

メディック「私は以前と何も変わってはいません。
      ただ、ハート様のために行動するだけですわ」
952 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/11/08(日) 21:21:02.50 ID:H/Uim+DB0
進ノ介「それでいいさ。
    でも、そうだな……いつか」

メディック「何ですの?」

進ノ介「いつか、メディック自身の友達になれたら、いいかもな」

メディック「……治療が終わりました。
      私はもう行きますわ」

進ノ介「ああ、またな」

メディック「……私、人間なんて到底好きにはなれそうもありませんけれど。
      あなたのことは、それなりに認めています」

進ノ介「!」

メディック「と、とにかく、私はもう行きますから!」
953 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/11/08(日) 21:21:50.40 ID:H/Uim+DB0
おしまい。

ハート以外にはツンとしてるけど、
たまにデレるメディックが理想です。
TSブレンとメディックもいいなあ。
954 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/08(日) 21:44:24.31 ID:TiaPYkXQO
乙です
955 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/11(水) 20:37:59.23 ID:gpfHZh02O
メディックたああああああああん
956 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 10:52:30.64 ID:Wav6hqlAO
そのうち御成×タケルでお願いします
957 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/11/15(日) 23:37:06.39 ID:WH3MWq2O0
こんばんはー。
スペクターの謎が深まっていきますね……

>>956
まだゴーストはキャラが掴めていませんが、
書いてみたいですね!


それでは今日のSSSを投下します。
958 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/11/15(日) 23:37:56.97 ID:WH3MWq2O0
ガチャ

夏海「いらっしゃいませ!」

士「いらっしゃいませ」

ユウスケ「いらっしゃいませー」

海東「……すまない、店を間違えたらしい」

海東(小野寺君がタキシード姿なのも謎だが、
   残りの二人の格好はなんだ……?)
959 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/11/15(日) 23:38:46.05 ID:WH3MWq2O0
夏海「何言ってるんですか、海東さん。
   久々に来たんだからゆっくりしていってください」

海東(猫耳……尻尾……メイド服……
   だがまあ夏メロンはまだいいとして)

士「帰りたいならさっさと帰れ」

海東(スカート……フリル……いわゆるゴスロリか?
   士にしては珍しく、女の子らしい格好だな……)

ユウスケ「ああ、この格好に驚いてるんじゃないか。
     俺たちはここ最近ですっかり慣れたけど」
960 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/11/15(日) 23:39:18.50 ID:WH3MWq2O0
夏海「なるほど。そういえば最初はこの耳にも慣れませんでした」

ユウスケ「慣れって怖いよなあ。士の女の子らしい格好にも慣れちゃったし」

士「この方が客の入りがいいんでな」

海東「待ってくれ、ここは写真館のはずだ。
   いつからこんな……わけのわからない格好をするようになったんだい?」

士「つい最近、ハロウィンがあっただろ」

海東「ああ、そういえばあったね……で?」

ユウスケ「まあ簡単に言うと客寄せだよ」
961 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/11/15(日) 23:39:48.86 ID:WH3MWq2O0
夏海「こういう衣装の写真も撮れますよーっていう宣伝です」

海東「へえ……面白い試みだと思うよ」

夏海「はい! 最初は照れましたが、けっこう楽しいです」

ユウスケ「女の子の衣装は華やかでいいよな。
     猫耳だって夏海ちゃんじゃなきゃ似合わないだろうし」

夏海「褒めすぎですよ。ユウスケだって似合ってます」

ユウスケ「お世辞でも嬉しいよ」

夏海「お世辞じゃありません。
   それに士君も、よく似合ってますよ」

士「ま、俺が何を着ても似合うのは当然だ」
962 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/11/15(日) 23:41:14.62 ID:WH3MWq2O0
おしまい。
TS士は服装で性別がまるっきり変わって見えるといいなと思います。
ハロウィンらしくないネタですみません。
しかもとっくに過ぎているという。
963 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/15(日) 23:47:07.19 ID:WtThe9izO
乙です
964 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/11/22(日) 23:10:58.82 ID:IUfiGWeE0
こんばんは。
ゴーストの最新話はまだ見れていません……くっ。

今日のSSSは途中でなんだかよく分からないノリになっていますが、
特に気にせず読んでいただけると幸いです。

では、投下ー。
965 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/11/22(日) 23:11:54.79 ID:IUfiGWeE0
仁藤「どうもー」

輪島「いらっしゃい、仁藤君。
   おや、その包みは……」

仁藤「たまには手土産でもあったほうがいいかと思ったんだよ」

輪島「悪いね、わざわざ」

仁藤「いいって、いつも何だかんだ世話になってるからな」

輪島「じゃあ、いい時間だしおやつにしよう。
   晴人とコヨミが上にいるから、呼んできてもらえるかい?」

仁藤「ああ、いいぜ」
966 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/11/22(日) 23:12:43.32 ID:IUfiGWeE0
仁藤「晴人の部屋は……確かここだったな」

コヨミ「――あっ」

仁藤「!?」

仁藤(な、何だ? 扉の向こうからコヨミちゃんの何とも形容しがたい声がッ!)

晴人「大丈夫だよ、コヨミ。私に任せて」

コヨミ「うん、でも……んっ」

晴人「大丈夫、すぐ気持ちよくなるから」

仁藤(おいおいおい! 確かに二人は仲が良すぎるとは思ってたけど……
   女同士だろ!? まさかそんな……)
967 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/11/22(日) 23:13:17.14 ID:IUfiGWeE0
俺が選べる道は二つある。
一つは安寧の道だ。このまま階下へ引き返し、問題に首を突っ込まずにいる。
何も知ることはできないが、それは同時に現状を守ることでもある。

もう一つは納得の道だ。扉を開け、二人が何をしているのか確かめる。
知ってしまえば何かが変わる可能性もある。だが――

仁藤(この場合、安寧とは逃げること! そして俺の心は!
   納得を求めているんだぜッ!)

ガチャリ

コヨミ「あ……」

晴人「仁藤? どうしたの、すごい形相で」

仁藤「……耳かきかよ!」
968 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/11/22(日) 23:14:55.20 ID:IUfiGWeE0
おしまい。
途中のあれはたぶんあれだ、
久々にSBR読み返したからだ。
何回読んでもLESSON5で泣く程度に涙腺が緩いです。

ではまた来週!
969 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/22(日) 23:38:44.53 ID:dcrtXrBpO
乙です
970 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/22(日) 23:58:59.64 ID:3uib16Cm0
乙おつ
971 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/23(月) 10:13:43.93 ID:3ElHOtZA0
ハッ( ゚д゚)いいニーサンの日
972 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/11/29(日) 22:57:07.15 ID:yyk6FDXn0
こんばんは。
マコト兄ちゃんはけっこう騙されやすいのか……?
何にせよ早く和解してほしいですね。
幼馴染同士の戦いは見ていてつらい……


では、本日のSSSを投下します。
973 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/29(日) 22:57:42.32 ID:yyk6FDXn0
剛「姉ちゃん、みかん剥いてよ」ゴロゴロ

霧子「それくらい自分でやりなさい」グダグダ

剛「じゃあ進姉さん。みかんに近いとこに座ってるんだし」ゴロゴロ

進ノ介「えー、しょうがないなあ……」ウダウダ

チェイス「……三人とも、数時間ほどこたつに入ったままではないか?」

霧子「いいのよ、今日は休日なんだから……」

進ノ介「チェイスも入ったらどうだ。温かくて気持ちいいし」
974 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/29(日) 22:58:21.90 ID:yyk6FDXn0
チェイス「そうか、それなら試してみよう」ゴソゴソ

剛「……ちょっと、足蹴らないで」

チェイス「すまない」

進ノ介「四人で入るとぎゅうぎゅうだな」

霧子「ですね……
   はあー、温かい……」

剛「外は寒いもんね」
975 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/29(日) 22:59:09.34 ID:yyk6FDXn0
進ノ介「剛、みかん剥けたぞ」

剛「あーん」

進ノ介「まったく、しょうがないな。
    ほら、あーん」

チェイス「何故、こたつの上に大量のみかんが乗っているんだ」

霧子「こたつと言えばみかんだから……かしら」

進ノ介「それ以外に説明のしようがないな」

チェイス「そういうものなのか」
976 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/29(日) 23:00:10.79 ID:yyk6FDXn0
剛「ま、機械には分からないだろうけど……いたっ!
  ちょ、姉ちゃん、私の足蹴ったでしょ!?」

霧子「チェイスにひどいこと言うからよ」

剛「うー……チェイスのせいで怒られたじゃない!」

チェイス「そうか。すまない」

進ノ介「はは……相変わらずだなあ」

霧子「ねえ、チェイスもみかんを食べてみたら?
   実際に体験すれば理解できるかもしれないし」
977 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/29(日) 23:01:47.38 ID:yyk6FDXn0
チェイス「では、そうしよう。
     ……綺麗に剥けないな」

剛「下手過ぎ……しょうがないな、貸して」

チェイス「助かる」

霧子「平和ですねえ」

進ノ介「だな」
978 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/29(日) 23:03:19.87 ID:yyk6FDXn0
おしまい。
チェイス以外女の子です。
ハーレムっていいなあ……
979 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/11/29(日) 23:06:34.42 ID:yyk6FDXn0
途中で酉とsagesagaが外れてましたが全部>>1です。
確認って大事ですね……
980 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/29(日) 23:17:34.70 ID:poHL7D+ro
乙です
981 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/29(日) 23:19:40.94 ID:cOLpIAJUo
マコトは蓮と照井を足して二で割ったキャラかなーとか思ってたけどもうちょいアホっぽそう
982 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/29(日) 23:36:55.04 ID:0vecaZj50
>>1殿ォォォォォォォォ!!乙ですぞォォォォォォ!!
983 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/30(月) 09:04:36.30 ID:94y8BwiAO
御成には正直がまんならないんだが、TSしてウザカワ美少女になってくれたら一気に許せる
984 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/30(月) 21:35:59.46 ID:QxSIBLfuO
クール系美人幼馴染み属性と見せかけたアホっ子マコトちゃん
985 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/12/06(日) 23:22:50.64 ID:LS2joA+S0
こんばんは。
アニキムキムキというフレーズが頭を離れない>>1です。

>>981
ですね。
思ったよりクールじゃなかった。

>>984
反動で仲間になったら切れ者に……ならないか……


では本日のSSSを投下します。
まだあまりキャラを掴めていないうえに短いです。
986 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/12/06(日) 23:23:37.65 ID:LS2joA+S0
シブヤ「御成さーん、こんなの見つけたんですけど」

ナリタ「何かの役に立たないでしょうか?」

御成「ほう……ふむふむ、これは……!」

アカリ「どうしたの?
    あっ、これって……」

御成「そう! アルバムですぞ!」

アカリ「懐かしい写真ばっかりね。
    あ、この写真なんて小学生の時のじゃない!」

御成「幼いタケル殿は愛らしいですなあ……
   いや、無論今も愛らしいのですが!」
987 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/12/06(日) 23:24:14.60 ID:LS2joA+S0
アカリ「あはは、この写真なんてタケル、泣いちゃってるし」

御成「む? タケル殿の頭を撫でている少女は何者ですか?」

アカリ「これは……マコトちゃんよ」

御成「マコト殿とは、例の幼馴染ですか」

アカリ「面倒見のいいお姉ちゃんだったんだけどね……」

御成「ふむ……どうにか解り合えるとよいですな」

アカリ「そうよね……解り合えると、いいわよね」
988 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/12/06(日) 23:24:50.32 ID:LS2joA+S0
タケル「みんな集まって、何見てるの?」

アカリ「うわっ!? 突然出て来ないでよー、もう」

御成「お、おおお、驚きましたぞ!」

タケル「ごめんごめん。で、何それ」

アカリ「実はね、小さい頃のアルバムを見つけて……」
989 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/12/06(日) 23:27:06.88 ID:LS2joA+S0
おしまい。
特にオチてなくてすみません。
もう少し話が進んだらがっつり書きたいですね!
990 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/06(日) 23:29:01.14 ID:/PP37Qwx0
おつおつー
そろそろ次スレかな?
991 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/06(日) 23:35:21.94 ID:seYVVvj/O
乙です
992 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/06(日) 23:35:37.80 ID:pt8hs4jqo
オネショタ!?オネショタなのか!?
次スレも期待してるぞ!?
993 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/07(月) 00:52:58.71 ID:XNn2KikAO
この御成はウザ美尼僧!?タケルは茶髪少女なのか茶髪ショタなのか
アリガトウゴザイマスアリガトウゴザイマス


そろそろ久しぶりに安価シリーズでもやってみないかい?
994 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/12/14(月) 00:42:24.42 ID:1+Gvh4Q10
こんばんは!
遅くなりましたがやってきました。
次スレ建てたのでとりあえずそっちへどうぞ。
このスレは埋めておきます。


次スレ↓
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1450021254/
995 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/12/14(月) 00:42:55.25 ID:1+Gvh4Q10
うめ
996 : ◆l2oMVBi5qY [sage saga]:2015/12/14(月) 00:44:34.49 ID:1+Gvh4Q10
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