【安価進行】国定「ダンガンロンパ・オリジナル」【オリキャラ】３

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【安価進行】国定「ダンガンロンパ・オリジナル」【オリキャラ】３ - SS速報VIP 過去ログ倉庫

1 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/10(水) 23:13:16.59 ID:bmLg03O7o

[注意書き]

・このスレはオリキャラによるダンガンロンパ風の安価スレです。
ダンガンロンパ１・２のネタバレがあります。

・安価や選択肢、コンマによってクロや被害者が変動しますが、特定のチャプターや人物によっては役割が固定されています。

・いろんな作品やスレから影響を受けています。

1スレ目（プロローグ　～　CHAPTER　０２（非）日常編）
【安価進行】ダンガンロンパ・オリジナル【オリキャラ】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399376159/

2スレ目（CHAPTER　０２　非日常編　～　CHAPTER　０３（非）日常編）
【安価進行】安藤「ダンガンロンパ・オリジナル」【オリキャラ】２
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1404315229/

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1410358386

1.5 ：荒巻＠管理人★(お知らせ) [Twitter]： ID:???

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ぶらじる＠ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
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旅にでんちう＠ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
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木曜の夜には誰もダイブせず＠ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
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いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】＠ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
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【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】＠ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい　　安部菜々編＠ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 ＠ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ？」＠ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

2 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/09/10(水) 23:14:35.71 ID:Sgo5Fqpw0

建て乙

3 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/10(水) 23:16:56.69 ID:bmLg03O7o

[ステータス説明]

【コミュ力】
他人への影響の与えやすさです。
この値が高い生徒ほど他人からの好感度を得やすく、交流時に精神値を大きく回復させやすくなります。
主人公もコミュ力が高い生徒と交流することで精神値が回復しやすいです。
また学級裁判時には、この値がそのまま発言力となります。発言力が０になるとゲームオーバーです。

【精神力】
他人からの影響の受けにくさです。
この値が高い生徒ほど動機発表などで精神値が下がりにくいですが、交流しても好感度が上がりにくいです。
逆にこの値が低い生徒は精神値が下がりやすいですが、好感度は上がりやすいです。
また裁判時には、この値がそのまま集中力となります。裁判中に集中力を使用して各種スキルを使うことができます。

【精神値】
生徒の精神状態をあらわす値で、非公開情報です。
クロ、被害者の判定に関わります。低いほどクロ、または被害者になりやすいです。
主に動機発表や学級裁判後に減少し、他の生徒と交流をすることで回復します。

【好感度】
他の生徒との交流で上がります。プレゼントを渡すことでさらに好感度が上がります。
好感度が上がると、特別なイベントが発生など様々な良い事があります。

4 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/10(水) 23:19:52.75 ID:bmLg03O7o

[主人公データ]

①　【超高校級の幸運】　　安藤　進（あんどう　すすむ）
コミュ力　５
精神力　５
料理の上手さ　60（平均以上、上手ではないが下手でもない）

【要素】
・超高校級の幸運……窮地に陥るほど幸運を発揮する…かもしれない。
・主人公補正……クロ、裏切り者、黒幕、被害者にならない。
・平々凡々……コミュ力と精神力が５になる。

【獲得スキル】
『お調子ストライカー』……論破に成功したり、正解の選択肢を選ぶと発言力が少し回復する。
『右脳解放』……論破に成功したり、正解の選択肢を選ぶと集中力が少し回復する。
『心眼』……集中力を１消費して、論破、同意、キャプチャー、助太刀のどれが最適かを特定する（ノンストップ議論、反論ショーダウンで有効）
『一閃』……集中力を１消費して、最初の文字を解放する。（閃きアナグラムで有効）
『クラフトワーク』……裁判中に集中力を2消費して、発言力を回復する。
『クールスナイプ』……裁判中に集中力を2消費して、不要なウィークポイントを消す。（ノンストップ議論、反論ショーダウンで有効）
『正拳突き』……裁判中に集中力を2消費して、不必要なコトダマを消す（ノンストップ議論、反論ショーダウンで有効）
『ド根性』……裁判中にゲームオーバーになってしまっても、集中力を全て消費して復活することができる。
『カリスマ』……自由行動時の会話によって好感度が上がりやすくなる。
『ハイセンス』……プレゼントによって上がる好感度が上昇しやすくなる。
『イリュージョン』……モノクマメダルを見つけたとき通常より多く手に入る。

【現在のモノクマメダル】……３６枚

【特殊なアイテム】
『怒りのプラカード』……ＣＨＡＰＴＥＲ　０１をクリアした証。大きく『反対！』とだけ書かれたプラカード。学生運動やデモでの必需品。
『使いこまれた絵筆』……ＣＨＡＰＴＥＲ　０２をクリアした証。絵筆についたカラフルな染みが年季を感じさせる。
『永遠のミサンガ』……鳥羽　満と仲良くなった証。すでに願いは込められているらしい。
『専用シューズ』……稲本　詩紋と仲良くなった証。派手な真っ赤なシューズ。履くと理論上は通常の三倍速く走れるとか。
『ゲーム＆ホープ』……本多　夕一郎と仲良くなった証。本多仕様の携帯ゲーム機。ブロック崩しの他にも、モノクマをひたすら量産するゲームなどが入っている。

5 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/10(水) 23:21:43.52 ID:bmLg03O7o

[生徒名簿]

②　【超高校級の革命家】　　伊田　狩亜（いだ　かるあ）[DEAD]
コミュ力　６
精神力　４
料理の上手さ　10（包丁を持たせてはいけない）

【要素】
・超高校級の革命家……相手やシチュエーションに関わらず自分の意見を主張できる。
・協調精神……他人と足並みを揃えることを心がける。【コミュ力＋２】
・短気……カルシウム不足でキレやすい。【コミュ力－１、精神力－１】

③　【超高校級のサッカー選手】　　稲本　詩紋（いなもと　しもん）[DEAD]
コミュ力　７
精神力　４
料理の上手さ　68（そこそこ得意、大体の料理は作れる）

【要素】
・超高校級のサッカー選手……ボールの扱いが上手く、足がとても速い。
・軽いノリ……常におちゃらけた態度をとる。【コミュ力＋２、精神力－２】
・自信家……自分に絶対の信頼をもつ。【精神力＋1】

④　【超高校級の栽培委員】　　大田原　大地（おおたわら　だいち）[DEAD]
コミュ力　７
精神力　７
料理の上手さ　65（料理上手だが、苦くてまずい味付けを好む）

【要素】
・超高校級の栽培委員…野菜や花などの植物関係の知識が豊富。
・豪放磊落……度量が広く小さいことは気にしない。【精神力＋２】
・頼れる背中……頼りになる器のデカさ。【コミュ力＋２】

⑤　【超高校級の勝負師】　　国定　獏兎（くにさだ　ばくと）
コミュ力　５
精神力　９
料理の上手さ　98（ほぼ完成された腕前）

【要素】
・超高校級の勝負師……ボードゲーム全般に強く、勝つための仕組みを見抜きやすい。
・ポーカーフェイス……感情が顔に出にくい。【精神力＋２】
・鉄の心臓……多少のことでは動じない。【精神力＋２】
・ジャンキー……命を賭けた勝負に悦びを感じる。

⑥　【超高校級のガンマン】　　不動　霜平（ふどう　そうへい）
コミュ力　４
精神力　７
料理の上手さ　22（ド下手糞）

【要素】
・超高校級のガンマン……銃があれば狙った所に当てられる。視力全般がすぐれている。
・むっつり……あまり多くを語らない。頭の中では……。【コミュ力－１、精神力＋１】
・冷静……感情に流されず物事を考えられる。【精神力＋１】

6 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/10(水) 23:23:25.41 ID:bmLg03O7o

⑦【超高校級のエンジニア】　本多　夕一郎（ほんだ　ゆういちろう）
コミュ力　６
精神力　５
料理の上手さ　66（安定した腕前）

【要素】
・超高校級のエンジニア……機械系全般の知識、技術をもつ。
・温厚……やさしく穏やかな心を持つ。【コミュ力＋１、精神力＋１】
・ピュアー……純粋で、汚い話や恐ろしい話に免疫がない。【精神力－１】

⑧【超高校級の忍者】　目賀　蔵丸（めが　くらまる）
コミュ力　５
精神力　６
料理の上手さ　04（食べられるかすら怪しい）

【要素】
・超高校級の忍者……運動能力が高く、身軽。身を隠すすべを熟知している。
・事なかれ主義……人との衝突をさける傾向にある。【コミュ力＋1、精神力-1】
・天然……自分が普通じゃないことに気づいていない。【コミュ力－1、精神力＋2】

⑨【超高校級の画家】　桐子　未玲（きりこ　みれい）[DEAD]
コミュ力　５
精神力　７
料理の上手さ　78（料理上手）

【要素】
・超高校級の画家……絵の描写が上手く、頭の中のものを絵にして表せる。
・歯に衣着せぬ……思ったことはズバズバ言う。【コミュ力－１、精神力＋１】
・男勝り……相手が誰でも気後れない。【コミュ力＋１、精神力＋１】

⑩【超高校級のスタイリスト】　鳥羽　満　（とば　みちる）
コミュ力　４
精神力　６
料理の上手さ　31（低女子力）

【要素】
・超高校級のスタイリスト……その人に合った最適なファッションを選べる。
・しっかり者……気づかいなどがちゃんとできる。【精神力＋１】
・控え目……自信のなさの表れ。【コミュ力－１】

⑪【超高校級のモデル】　鳥羽　瑠散（とば　るちる)[DEAD]
コミュ力　７
精神力　４
料理の上手さ　0（絶望的）

【要素】
・超高校級のモデル……魅力的な立ち振る舞いで人を惹きつける。
・うっかりさん……不注意でミスしがち。【精神力－１】
・アピール上手……魅力を伝えるコツを知っている。【コミュ力＋２】

7 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/10(水) 23:25:00.86 ID:bmLg03O7o

⑫【超高校級の書道家】　原井　古止羽（はらい　ことは）
コミュ力　６
精神力　６
料理の上手さ　10（メシマズ）

【要素】
・超高校級の書道家……一度人の書いた字を見れば筆跡鑑定することができる。
・真面目……物事に対してまっすぐに取り組む。【精神力＋１】
・礼儀第一……礼儀を非常に重んじる。【コミュ力＋１】

⑬【超高校級の化学者】　真理木　優莉（まりき　ゆうり）
コミュ力　９
精神力　５
料理の上手さ　29（料理下手）

【要素】
・超高校級の化学者……化学に関する知識は専門家レベル。
・リーダーシップ……人をまとめる指揮能力に長けている。【コミュ力＋２】
・おせっかい……他人の事情をほっとけない。【コミュ力＋２】

⑭【超高校級の絶望】　御々崎　純（みみさき　じゅん）
コミュ力　２
精神力　６
料理の上手さ　97（希望あふれる腕前）

【要素】
・超高校級の絶望……詳細不明。他人の絶望を目的としているらしい。
・KY……空気を読まない、読めない、読む気ない。【コミュ力－２】
・マイペース……自分のペース第一。【コミュ力－１、精神力＋１】
・情緒不安定……ときどき高いテンションに豹変する。

⑮【超高校級のマジシャン】　ミリア・カッパーフィールド　　
コミュ力　８
精神力　４
料理の上手さ　48（平均的な腕前）

【要素】
・超高校級のマジシャン……手先が器用。手品のトリックを見抜くことができる。
・懐きやすい……誰にでも心を開き懐きやすい。【コミュ力＋１、精神力－１】
・積極性の塊……好感度を気にせず他人に絡んでいく。【コミュ力＋２】

⑯【超高校級の拳法家】　椰和原　宗海（やわら　むねみ）[DEAD]
コミュ力　１
精神力　４
料理の上手さ　59（並以上の上手さ）

【要素】
・超高校級の拳法家……すさまじい格闘能力をもつ。
・噛み症……言葉をよくかみ、会話することが難しい。【コミュ力－２】
・あがり症……人と話すとき緊張してテンパってしまう。【コミュ力－２、精神力－１】

8 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/10(水) 23:27:29.39 ID:bmLg03O7o

[校則]

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

１．生徒達はこの学園内だけで共同生活を行いましょう。期限はありません。

２．夜10時から朝7時までを”夜時間”とします。夜時間は食堂など、立ち入り禁止区域があるので注意しましょう。

３．就寝は寄宿舎エリアの個室でのみ可能です。他の場所での故意の就寝は居眠りとみなし罰します。

４．希望ヶ峰学園について調べるのは自由です。特に行動に制限はありません。

５．学園長ことモノクマへの暴力を禁じます。監視カメラの破壊も同様です。

６．コロシアイを目的としない、学校の備品の意図的な破壊、廃棄を禁止します。

７．仲間の誰かを殺したクロは”卒業”となりますが、自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません。

８．同一のクロが殺害できるのは二人までです。

９．生徒内で殺人が起きた場合は、その一定時間後に、生徒全員参加が義務付けられる学級裁判が行われます。

10．学級裁判で正しいクロを指摘した場合は、クロだけが処刑されます。

11．学級裁判で正しいクロを指摘できなかった場合は、クロだけが卒業となり、残りの生徒は全員処刑です。

12．生徒の不適切な性別の更衣室への進入を禁止します。

13．なお、校則は順次増えていく場合があります。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

9 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/10(水) 23:29:21.84 ID:bmLg03O7o

[校舎マップ]

寄宿舎マップ
http://imgur.com/Evf8DfO.jpg

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1．食堂　2．厨房　3．倉庫　4．大浴場　5．脱衣所

6．ランドリー　7．女子トイレ　8．男子トイレ　9．サウナ
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校舎マップ１F
http://imgur.com/dZQoD7o.jpg

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1．体育館　2．体育館前　3．女子トイレ　4．男子トイレ　5．保健室

6．購買部　7．玄関ホール　8．多目的ホール　

9．教室１－A　10．教室１－B　11．ラウンジ　12．焼却室
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

校舎マップ２Ｆ　（※マップは原作の３Ｆを改変したものです）
http://imgur.com/41b72tk.jpg

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21．教室3-A　22．教室3-B　23．娯楽室　24　視聴覚室

25．トラッシュルーム　26．化学室　27．化学準備室
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

校舎マップ３Ｆ　（※マップは原作の２Ｆを改変したものです）
http://imgur.com/BXTRV1R.jpg

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
11．プール　12．女子更衣室　13．男子更衣室　14．プール前ホール

15．女子トイレ　16　男子トイレ　17．教室3-A　18．書庫

19．図書室　20．教室3-B
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

10 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/10(水) 23:31:21.81 ID:bmLg03O7o

【学級裁判　説明】

【ノンストップ議論】
　最初にコトダマが提示され、そこから選んで証言中のウィークポイントを論破or同意します。

　【　　】……論破する証言
　《　　》……同意する証言

・論破、同意、キャプチャー論破、キャプチャー同意、スキル使用が行えます。

【反論ショーダウン】
　まずコトノハが表示され、そこから選んで証言中のウィークポイントを論破します。
　同意とキャプチャーがない以外はノンストップ議論と同じです。

・論破、助太刀、スキル使用が行えます。

[助太刀システム]
　反論ショーダウン中には、ウィークポイントがない証言、または正解のコトノハが無い時もあります。
　そんな時はその証言を論破できそうな生徒を選んで提示することができます。

※助太刀を安価する場合はウィークポイントを選ぶ必要はありません。
　例：　『助太刀　（生徒名）』のように安価でＯＫです。

【閃きアナグラム】
　まず問題が表示されます。羅列された文字群の中から問題に対する答えをならべてください。
　答えの文字数は表示されます。

【人物指定、コトダマ提示、選択肢問題】
　問題が提示されますので正解をそれぞれ人物、コトダマリスト、選択肢から選んでください。

【ロジカルダイブ】
　事件に関する質問が選択肢形式で数問連続で出題されます。
　全ての問題に正解することで1問正解の扱いとなります。

安価の取り方は選択肢問題と同じです。

【パニックトークアクション】
　犯人の主張を論破するキーワードが順不同で出てきます。
　文字を並び替えてキーワードを導いて下さい。

安価の取り方はキーワードをそのままか記号を書いてください。

例：
　　　　　　　　　　　　　　それ
　　　　　　　　　　　　　　△

　　　　　　　　は□　　　　　　　　○よ！

　　　　　　　　　　　　　　×
　　　　　　　　　　　　　　違う

解答：　それは違うよ！、△→□→×→○、など

【クライマックス推理】
　このスレでは自動進行となります。

11 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/10(水) 23:32:45.99 ID:bmLg03O7o

コトダマ　【プレゼント交換の結果】用リスト

安藤……握力50㎏のハンドグリップ　：椰和原から
稲本……蝶ネクタイの変声機　：安藤から
目賀……文房具セット（鉛筆、消しゴム、小型鉛筆削り、ノート）　：原井から
椰和原……図書室にあったハードカバーの推理小説　：本多から
原井……ダーツセット（的と矢、マグネット製）　：国定から
本多……等身大の大田原のスケッチ　：ミリアから
国定……ゴミ　：御々崎から
ミリア……手作りのぬいぐるみ　：満から
御々崎……入浴剤　：真理木から
満……バードライス（鳥のエサ）　：目賀から
不動……シャンプー　：稲本から
真理木……ウォーターラバー（水着）　：不動から

12 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/10(水) 23:34:23.81 ID:bmLg03O7o

[コトダマリスト（1）]

1．　【モノクマファイル３（椰和原）】
被害者は椰和原　宗海。死亡推定時刻は前日午後11時～12時。プールで発見された。
死因は溺死。右脇腹に傷がある他、睡眠薬を摂取した痕跡がある。

2．　【モノクマファイル４（稲本）】
被害者は稲本　詩紋。死亡推定時刻は前日午後11時～12時。三階男子トイレで発見された。
死因は頭頂部の外傷による即死。体に縛られた痕跡がある他、睡眠薬を摂取していたようだ。

3．　【椰和原の体の傷】
椰和原の右脇腹には切り傷があった。刃物で傷つけられたようだ。

4．　【分解された給水ポンプ】
プールの給水ポンプはきれいに分解されていた。

5．　【給水ポンプの仕様】
給水ボタンを押すと作動する。
１時間で水槽を満タンにできるが、稼働するのにも１時間かかる。

6．　【プールの排水量】
水槽内の水が満タンの状態から排水しきるのに１時間かかる。

7．　【血まみれのバスタオル】
椰和原の死体の近くにあったバスタオル。血がかなり付着している。

8．　【稲本の検死結果】
真理木は稲本の頭部の外傷を、平たい物からかなりの力で衝撃を受けた事によるものだと分析した。

9．　【縛られた痕跡】
稲本の体には足首と、胴体から腕にかけての二つの部分に縛られた痕跡があった。
縛られた時、稲本は気をつけの姿勢になっていたと推測できる。

10．　【濡れた洗面台】
三階の男子トイレの洗面台が一台だけ使われた痕跡があった。

11．　【血の付いた図鑑】
女子トイレで見つかった血がべっとりと付いているハードカバーの図鑑。
そこそこの重さで、本のカドで殴れば充分に殺傷能力はありそうだ。

12．　【延長コード】
書庫にあった延長コードの束。何本かのコードは差込口に水が溜まっていた。

13．　【トラッシュルームの凶器】
トラッシュルームに集めた凶器には動かした痕跡は無かった。

13 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/10(水) 23:35:48.44 ID:bmLg03O7o

[コトダマリスト（2）]

14．　【工具セットと裁縫セット】
工具セットの内容はドライバー、ニッパー、ラジオペンチ、レンチ。
裁縫セットの内容は縫い針、待ち針、糸、裁縫ばさみ。
前日に本多と満のもの以外は全てトラッシュルームに入れられていた。

15．　【保健室の睡眠薬】
液体で気化しやすく、嗅いだ直後に効果を発揮する。
この薬だけ量が減っているため、被害者の二人に使用された可能性が高い。

16．　【稲本の生徒手帳】
稲本は生徒手帳を前日に無くしていて事件の時に持っていなかった。
生徒手帳は稲本の部屋のベッドの下から発見された。

17．　【椰和原の生徒手帳】
椰和原の生徒手帳は服の中にあった。

18．【伊田の生徒手帳】
玄関ホールにあった４つの生徒手帳から伊田の生徒手帳が無くなっている。

19．　【本多の生徒手帳】
国定が男子更衣室の捜査中に床に落ちているのを発見した。

20．　【厨房の備品】
厨房からは食器も含めて無くなった物や使った痕跡はなかった。

21．　【ミリアの証言】
前日の夜に椰和原の個室にあった本が無くなっているそうだ。

22．　【プレゼント交換の結果】
前日に全員でプレゼントを交換しあっていた。その結果は>>11。

23．　【不動、本多の今朝の行動】
二人は原井達よりも後に三階に向かった。
二回目のアナウンスを聞き、先に男子トイレの方に二人で来ている。

24．　【原井、ミリア、御々崎の今朝の行動】
三人は安藤達が三階に向かった後、食堂に来た。
その後アナウンスが鳴り、三人で一緒にプールに向かった。

25．　【校則】
モノクマが定めた校則。破るとオシオキという名の死の罰が与えられる。内容は>>8。

26．　【死体発見アナウンスのルール】
アナウンスはクロを除く累積三名が死体を発見した時点で鳴らされる。

14 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/10(水) 23:37:28.64 ID:bmLg03O7o

以上テンプレとコトダマリスト。

裁判は明日の21時頃から開始します

15 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/10(水) 23:59:08.94 ID:hQzNWVo2O

建て乙

16 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 20:51:14.94 ID:bXBNwcsBo

【裁判準備】

コトダマリスト>>12、>>13
学級裁判のルール>>10

発言力……5.0
集中力……5.0

[スキル]
『お調子ストライカー』……論破に成功したり、正解の選択肢を選ぶと発言力が少し回復する。
『右脳解放』……論破に成功したり、正解の選択肢を選ぶと集中力が少し回復する。
『心眼』……集中力を１消費して、論破、同意、キャプチャー、助太刀のどれが最適かを特定する（ノンストップ議論、反論ショーダウンで有効）
『一閃』……集中力を１消費して、最初の文字を解放する。（閃きアナグラムで有効）
『クラフトワーク』……裁判中に集中力を2消費して、発言力を回復する。
『クールスナイプ』……裁判中に集中力を2消費して、不要なウィークポイントを消す。（ノンストップ議論、反論ショーダウンで有効）
『正拳突き』……裁判中に集中力を2消費して、不必要なコトダマを消す（ノンストップ議論、反論ショーダウンで有効）
『ド根性』……裁判中にゲームオーバーになってしまっても、集中力を全て消費して復活することができる。
『カリスマ』……自由行動時の会話によって好感度が上がりやすくなる。
『ハイセンス』……プレゼントによって上がる好感度が上昇しやすくなる。
『イリュージョン』……モノクマメダルを見つけたとき通常より多く手に入る。

[裁判場　席順]

　　　　　　　　真理木　　安藤

　　　　目賀　　　　　　　　　　　　ミリア

　　　満　　　　　　　　　　　　　　　　　稲本×

　　本多　　　　　　　　　　　　　　　　　　原井

　×桐子　　　　　　　　　　　　　　　　　　伊田×

　　　不動　　　　　　　　　　　　　　　御々崎

　　　　×瑠散　　　　　　　　　　　大田原×

　　　　　　　　　国定　　　椰和原×
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　モノクマ

対策を打ったものの防ぐ事ができなかった二つの事件。
限られた状況の中で犯人はどのように殺人を行ったのか。
二人の命を奪った凶器とは？
そして謎の解体魔、ジョージと事件の関係は……

17 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 21:00:23.90 ID:bXBNwcsBo

【学級裁判　開廷！】

モノクマ「では、最初に学級裁判の簡単な説明をしておきましょう」

モノクマ「学級裁判では『誰が犯人か？』を議論し、その結果を投票によって決定します」

モノクマ「正しいクロを指摘できればクロだけがおしおきですが、もし間違った人物を指摘した場合は……」

モノクマ「クロ以外の全員はおしおきとなり、クロはこの学園を晴れて卒業となりまーす！」

満「写真が前回から３つも増えてる……」

国定「そりゃそうさ。前回のクロ、桐子さんの分と合わせて今回の被害者は二人だからね」

原井「こんな短期間の間に３人もの尊い命が失われたのですね……」

原井「やはりこんな事は異常です……！」

御々崎「失われた？　ふん、自分から奪ったんでしょうが。現状に絶望して……ふふっ、アハッ！」

目賀「またそんな事を……」

本多「というかまた御々崎さんが情緒不安定になってます！」

御々崎「……誰が情緒不安定だっつーの」

モノクマ「御々崎さんの言うとおり、殺し合いをするのは自己責任だからねえ。そこんとこヨロシク！」

モノクマ「そんじゃ議論をおっ始めちゃってちょーだいな！

18 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 21:02:50.52 ID:bXBNwcsBo

真理木「今回の事件は夜の間に色んな事が起きてるわ。まず椰和原ちゃんと稲本の二つの殺人事件……」

国定「それにプールの給水ポンプ解体事件、だね。計３つの事件が起きてる」

ミリア「あっ、そのハンニンは分かりましたよ。解体屋ジョージの仕業です！」

不動「……まあ都市伝説の話はともかく、この事件は全て夜に起こっている」

不動「つまり目撃証言やアリバイには期待できないという事だ」

原井「夜間は外出を控える、と取り決めましたからね……」

安藤「だけど事件が起きてる以上、少なくとも被害者の二人と犯人は夜の間外出しているはずだぞ」

満「稲本くんと椰和原ちゃんもルールを破ってたって事だよね……どうしてかな」

国定「最近夜に出歩いてる人も多かったらしいね。皆たるんでるんじゃない？」

原井「返す言葉もありません……」

本多「ま、まあまあ国定さん……。でもそうなると何から話せばいいのか分からなくなりますね……」

19 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 21:05:28.07 ID:bXBNwcsBo

真理木「誰か進行について何か意見はある？」

国定「ま、こういう時はセオリー通り一番簡単な問題から解いていこうよ」

目賀「一番簡単とは？」

国定「ポンプ解体事件、その犯人さ」

安藤「……！」

本多「い、いきなり犯人の話なんですか……！？」

国定「うんいきなり。安藤クンなら分かるよね？　誰があのポンプを解体したのか……ね」

安藤「……ああ。目星はついてる」

ミリア「ホントですか！　やっぱりジョージが！？」

御々崎「いい加減、その話から離れなさいよ……」

プールの給水ポンプを解体した人物……それは一人しか考えられないはずだ。

安価↓１　[怪しい人物を指定しろ！]

20 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 21:06:56.39 ID:nt5f7shuo

本多

21 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 21:07:11.26 ID:ijovUggv0

本多

22 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 21:07:21.23 ID:mwnJmMmj0

本多

23 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 21:10:53.89 ID:bXBNwcsBo

本多　正解！

安藤「お前しか、いないんだ……！」

安藤「本多。ポンプを解体したのはお前なんじゃないのか？」

本多「え……えええっ！？　ぼ、僕ですか！？」

原井「本多君がですか……？　にわかには信じられませんが」

目賀「本多殿はむしろ拙者らの為に壊れた物を修理してくれている御仁でござるよ？」

ミリア「そうですよ！　ジョージはもっとこうクレイジーで、最高にクールなんです！」

満「クールって……」

本多「と、とにかく本当に解体なんてしてないんですよ。ジョージでもないですし！」

不動「……安藤、告発するからにはその根拠はあるんだろうな」

安藤「勿論だ。本多が解体したとしか思えない証拠がある」

本多「そ、そんな……」

確かにあの本多が解体したなんて普通は思えないけれど……
この証拠を考えると、本多にしか出来なかったはずなんだ。

安価↓１　[コトダマリスト>>12、>>13から証拠を提示しろ！]

24 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 21:12:11.53 ID:v2apD5P0o

【工具セットと裁縫セット】

25 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 21:12:19.89 ID:vJHWPpcAO

工具セットと裁縫セット

26 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 21:15:54.56 ID:bXBNwcsBo

【工具セットと裁縫セット】　正解！

安藤「これだ！」

安藤「簡単な話だよ。ポンプを解体するには工具セットが必要なんだ」

安藤「けど昨日俺達は学校中の凶器を集めていた。もちろん工具セットも含めてな」

ミリア「アレ？　それじゃあ誰もカイタイ出来ませんよ？」

安藤「いや、例外があったんだ。工具セットを回収しなかった人物が。そうだろ、真理木？」

真理木「ええ。満ちゃんと……本多くんからは、本人の希望もあって回収はしてないわ」

本多「そ、それは……」

安藤「事件の時、工具セットを持っていたのはお前だけなんだ。だからポンプを解体できた！」

本多「でも本当に知らないんですよ！　それに……ポンプを解体できるのは僕だけじゃないはずです」

満「他に解体できた人物って……？」

本多「……安藤さんです。トラッシュルームの鍵を持っていたなら、そこから工具セットを取り出せたじゃないですか！」

安藤「本多……！」

国定「本多クンは安藤クンこそがポンプを解体した張本人だって言いたいわけだね」

本多「安藤さんがそんな事をするとは思えないですけど……僕はやってないんだからそれしかないんです！」

そこを突かれるのは想定していた……けど、もちろん俺は解体なんてしていない。
本多があのプールでポンプを解体していた事を証明するんだ！

27 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 21:19:17.41 ID:bXBNwcsBo

[議論　開始！]

コトダマ>>12、>>13
【分解された給水ポンプ】
【本多の生徒手帳】
【不動、本多の今朝の行動】
【原井、ミリア、御々崎の今朝の行動】

本多「【解体できたのは僕だけじゃない】はずです……！」

不動「確かに安藤なら工具セットを取れただろうが……」

御々崎「ならどっちかが犯人って事でしょ」

満「《他の人にも工具セットを手に入れられた》可能性はなかったのかな？」

原井「《工具セットを使わずに解体した》とは考えられないでしょうか」

目賀「素手でポンプを解体でござるか……？」

真理木「……他に方法が無いなら容疑者は安藤か本多くんって事になる」

本多「ポンプを解体する意味なんて無いじゃないですか！　それに……」

本多「僕は【プールに行ってすらない】んですから！」

安価↓１　[【】を論破　or　《》に同意しろ！]

28 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 21:20:20.91 ID:v2apD5P0o

【本多の生徒手帳】→【プールに行ってすらない】

29 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 21:20:37.48 ID:nt5f7shuo

【プールに行ってすらない】←【本多の生徒手帳】

30 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 21:20:45.17 ID:mwnJmMmj0

プールに行ってすらないに本多の生徒手帳で論破

今気付いたけどスレタイ安藤じゃなくて国定なんだな

31 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 21:21:55.12 ID:vJHWPpcAO

プールにすら行ってない→本多の生徒手帳

32 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 21:24:58.97 ID:bXBNwcsBo

【プールになんて行ってない】←【本多の生徒手帳】　正解！

安藤「それは違うぞ！」　論破！

安藤「本多、本当の事を言ってくれないか？　お前は昨日の夜にプールに行ったはずなんだ」

本多「ど、どういう事ですか？　嘘なんてついてませんよ！」

安藤「ならなんでプールの男子更衣室に……お前の生徒手帳が落ちてたんだよ？」

本多「……えっ、生徒手帳！？」

安藤「国定が捜査中に見つけたんだよ。お前の生徒手帳をな」

国定「そう、捜査が始まってすぐにね。トレーニング機器の陰に落ちてたよ」

本多「でも生徒手帳なら確かに持ってる……あれ、なんで生徒手帳が無いんですか！？」

安藤「昨日の回収の時には生徒手帳なんて落ちてなかった。つまりこれはその後、夜時間に落ちたものだと推測できる」

安藤「お前は事件が起こったの時間帯に、更衣室を通ってプールに向かったはずなんだ！」

本多「う……うう……！」

国定「この生徒手帳は本多クンがプールに行った事を示すなによりの証拠。切り札は役に立ったみたいだね！」

原井「まさか本当に本多君が……！」

本多「な、なんで……？　そんな記憶は…………ぐっ！？」

33 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 21:27:57.65 ID:mwnJmMmj0

二重人格かしら

34 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 21:28:14.83 ID:bXBNwcsBo

本多「い、痛い……頭が……！」

満「本多くん！？　顔色がすごく悪いよ！」

ミリア「ダイジョーブですか！？」

本多「うっ、ああああっ！！」

安藤「ど、どうしたんだ本多！？」

本多は苦悶の表情を浮かべ、頭を押さえている……

そしてそのまま悲痛な叫び声をあげて……その場に倒れた。

目賀「本多殿！」

真理木「一体どうしたの！？　早く手当てを！」

皆が心配して本多のもとへかけよろうとしたその時……

本多「…………く」

本多が立ち上がった。
けどその顔は……いつもの温和な表情と違って鋭い。
倒れた時にはずれたのか眼鏡をかけておらず、その目も据わっている。

なんだかいつもとは別人のような……？

35 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 21:29:33.77 ID:vJHWPpcAO

多重人格枠か……ひょっとしたらずっと生き残るかもしれないな

36 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 21:31:32.82 ID:bXBNwcsBo

不動「……大丈夫か？」

原井「立ち上がれるのなら怪我は無いようですが……。そういえば眼鏡は？」

目賀「というか今ありえない体勢でから立ち上がったような……？」

本多「…………ヒヒ、この時間帯に出てこれたのは初めてか……」

本多「久々にシャバの機械をバラせる…………！！」

本多は皆の心配する声にも答えない。
怪しく笑っているだけだ……その様子は不気味ですらある。

安藤「お、おい、どうしたんだ本多？　頭でも打ったのか？」

本多？「……本多ァ？」

本多が鋭い目線でこちらを睨みつけてくる。その表情には明らかに敵意が含まれている……！

本多？「んなクソダセえ名前でオレを呼ぶんじゃねえ！　オレは……オレ様は……！」

本多？「『解体屋　ジョージ』だッ！！」

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　　【超高校級の解体屋】　　　解体屋　ジョージ（ばらしや　じょーじ）　

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37 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 21:33:42.96 ID:mwnJmMmj0

oh...また常識枠が減った

38 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 21:34:34.34 ID:bXBNwcsBo

安藤「へ……え、はあああああっ！？」

ミリア「ジョージですかっ！？　ジョージって言ったんですか今！」

本多？「一回で覚えろ！　耳にボルトでも詰まってんのかァ！？」

目賀「というか口調が変わって……！　御々崎殿を彷彿とさせるでござる！」

御々崎「……私をそんなブッチギレ野郎と一緒にしないでくんない？」

原井「これは……本多くんがジョージだと言っているだけではないのですか？　いくらなんでもそんな……！」

満「本多くんがジョージの振りをしてるって事……？」

本多？「てめえらの頭は処理速度ねーなァ！　インテル入ってんのか？」

本多なら絶対言わないだろう罵詈雑言、そして横暴な態度……！
これが本当にあの本多なのか……？

モノクマ「えー、このままでは埒が明かないので、ボクが特例で説明しましょう！」

39 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 21:38:03.62 ID:bXBNwcsBo

モノクマ「いつも優しく温厚な性格の本多クン。そんな彼にも皆には言えない、というか彼にも気づいていない秘密があったのです」

不動「秘密とは……まあ、これの事か」

モノクマ「彼の中には凶暴な別人格、もう一つの人格が眠っているのです！」

真理木「別人格……って事は本多くんは！」

モノクマ「そう、多重人格者ー！　彼のもう一つの人格の名は『本多　譲二　（ほんだ　じょうじ）』……」

モノクマ「自己チューかつディスメンタルハッピー、笑顔のステキな解体魔だよ！」

ジョージ「ヒャハハハハハハハハ！　オレの事をよく分かってんじゃねーかクマ吾郎！」

御々崎「……ステキな笑顔？」

モノクマ「クマ吾郎って……クマはいいけど吾郎は許せんませんな、譲二クン！」

ジョージ「オレの名前を和名で呼ぶな、ダセえ！　譲二じゃなくジョージって呼べ！」

安藤「本多の別人格がジョージ……解体屋ジョージって日本人だったのか！？」

ミリア「そうですよ？　あの本にもニホンの都市伝説って書いてありましたから！」

安藤「じゃあなんで登場人物の仮名がマイケルなんだよ！？」

多重人格とか解体魔とかいきなり理解できるか……！
というか都市伝説の話じゃなかったのかよ！

40 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/09/11(木) 21:39:42.06 ID:I8pYonR+0

まあ才能的にも解体屋になりそうなのは本多くらいだと思ってたが…

41 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 21:40:53.61 ID:bXBNwcsBo

国定「都市伝説かと思われていた解体屋ジョージの正体、それは本多クンだった。スゴイや、世紀の大発見だね！」

真理木「言ってる場合！？　というか本当に本多くんがあのポンプを解体したの！？」

不動「それだけではない。視聴覚室のテレビや……この際言及するが、あのPCを壊したのもお前なのか！」

ジョージ「ヒヒヒ、あったりめえだ！　惚れ惚れするような腕前だったろォ？」

原井「そんな誇らしげに言う事ではありません。あのPCを修理するのに本多君がどれだけ苦心したと思っているのですか！」

目賀「しかしPCを解体した上、水で濡らし台無しにしたのも本多殿……なんというマッチポンプ！」

ジョージ「あん？　確かにバラしはしたが濡らすなんて事してねーよ」

安藤「でも確かに重要なパーツが濡れてて、PCは意図的に破壊されてたはずだぞ？」

ジョージ「んな事やって感電したらどーすんだよ、死ぬぞ！？　オレは死にたくねえ！」

満「う、うわあ……」

御々崎「解体したのは自分のクセに……」

ジョージ「んだコラやるかァ！？　そこにPCがあるんだぞ？　精密機器だぞ？　バラすだろうがァ！」

御々崎「知らないわよ……」

ジョージ「うずくんだよ……この学園に来てから解体衝動がちっとも満たされねえ。ささやかなストレス発散くらい大目に見ろ！」

御々崎「はあ？　アンタの性癖に毛ほどもキョーミねーっつの！」

42 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 21:43:38.47 ID:bXBNwcsBo

国定「まあまあ、本多クンの性癖……じゃなくてジョージクンの性癖は置いといてさ、今は事件の話をしようよ」

不動「かなり引っかかる所はあるが……仕方ない。この際本多の正体がなんであれ事件には関係ない」

不動「大切なのは昨日の夜にポンプを解体したのか、それだけだ」

原井「不動君は随分冷静なのですね。正直私はまだ整理がつきません……」

真理木「それでどうなの？　……ジョージ、でいいのよね」

ジョージ「ヒヒッ、仕方ねえ。大体バレてるようだしなァ……！」

ジョージ「そう、オレがあのポンプを解体したんだよ、華麗にな！」

安藤「じゃあお前は夜時間に、事件が起こった時間帯にあのプールに行った事を認めるんだな？」

ジョージ「けっ、どーせオレが椰和原をブッ殺したって言いたいんだろ……」

43 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 21:46:50.00 ID:bXBNwcsBo

国定「というか椰和原さんの事を知ってるのかい？　本多クンと椰和原さんは面識あるだろうけど、キミとは……」

ジョージ「安心しろ、オレはあのクソダセえメガネの記憶は引き継いでる。オレだけが一方的にな！」

国定「ああ、本多クンの時の記憶はあるんだ。逆に本多クンはジョージクンの時の記憶を持たない、と」

目賀「理不尽でござる……」

ミリア「そもそもなんでジョージくんになったりホンダくんだったりするんですか？」

ミリア「もしかしてくしゃみでジョージくんに変身するとか！？」

ジョージ「んなマンガみてーなワケねーだろ！　夕一郎……メガネチビが気力なり体力なり限界を迎えた時にオレが出てこれるって寸法よ！」

満「チビって言っても、本多くんの時と身長は変わってないような……」

ジョージ「うるせえ見下すんじゃねェ！　チビだあ？　オレだってなァ……クソがっ！」

満「ご、ゴメン。……もしかして本多くんもコンプレックスに思ってたのかな」

安藤「また話が脱線してるぞ……。ジョージ、お前は椰和原が死んだ現場にいたんだ。関係が無いとは言わせないぞ」

44 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 21:49:41.26 ID:bXBNwcsBo

ジョージ「カンケ―ねえな！　大体、オレが椰和原を殺すなんて無理だろうが！」

安藤「……無理っていうのはどういう事だ？」

ジョージ「椰和原をプールで溺死させるには更衣室を通る必要がある……」

ジョージ「だがオレと椰和原は同じ更衣室を通る事は出来ねェ。それに椰和原は眠らされてたんだろうが！」

安藤「……！」

ジョージ「起きてるならプールの中に誘い込めばいいが、寝てたんなら運ぶ必要がある」

ジョージ「そして椰和原を運べるのは女子だけだ。つまりよォ、犯人は女子じゃねーとありえねーんだよ！」

国定「へえ……意外に筋道立てて推理できるんだね」

ジョージ「犯人は女子だ！　オスとメスで言うとメス！　ボルトとナットで言えばナットの方だ！」

不動「ナットがなぜ女子を表すのか。……それはやはり穴が空いて」

真理木「黙ってて。……確かにジョージの説に矛盾点は見当たらないわ」

ミリア「じゃあヨーギシャは女の子……ってミリアたちじゃないですか！」

45 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 21:54:02.52 ID:bXBNwcsBo

ジョージ「ヒヒヒ、オレが犯人じゃねーって分かっただろうが！」

ジョージ「まあ確かにオレならお前らを全員をバラバラにする事なんざ容易いがな！　ヒャハハハハ！」

不動「ジョージが椰和原を殺害した可能性は低い……のか？」

御々崎「でも三階にいたって事は、稲本の事件で一番怪しいのはアンタじゃん」

ジョージ「……あん？」

国定「ま、そうだよね。キミが事件の時間帯に三階にいたっていうのは確定したわけだ」

国定「じゃあ次の議題はジョージクンが稲本クンを殺したのかどうかについて話そうか！」

ジョージ「…………ちょ、ちょっと待て！」

国定「ジョージクンなら体格差はあっても簡単にバラバラ死体を作れるみたいだしね！」

ジョージ「お前ら、さっきのはアメリカンジョークだ！　オレを信じろ！　オレはやってねえ！　オレは悪くねえ！」

目賀「み、見苦しいでござる……」

真理木「しかも本多くんの見た目でこんな事されると、ホントに頭痛くなってくるわ……」

自己中心的かつ分解狂、モノクマの説明は的確なのかもしれない。
本多とジョージは別物として考えた方が良さそうだ。
コイツは……ジョージはメチャクチャ過ぎる！

稲本を殺したのはやっぱりジョージなのか……？

46 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 21:57:13.16 ID:bXBNwcsBo

[議論　開始！]

コトダマ>>12、>>13
【モノクマファイル４（稲本）】
【血の付いた図鑑】
【トラッシュルームの凶器】
【稲本の検死結果】

ジョージ「【オレはやってねー】っつってんだろ！」

真理木「ジョージが犯人かどうかはともかく、稲本の事件には謎が多い……」

真理木「一つずつ謎を紐解いていきましょう。まずは、凶器から」

目賀「稲本殿の【致命傷は頭の傷】でござったな」

満「さっきの話だと【二階に集められた凶器を使う事は出来なかった】んだよね？」

御々崎「……【安藤以外】には、だけど」

原井「では凶器には一体何が使われたのでしょうか？」

ジョージ「んなもん決まってんだろ……」

ジョージ「【女子トイレで見つかった本が凶器】だ、間違いねェ！」

ジョージ「女子トイレで見つかったっつー事は女子が犯人だなァ、これは！」

安価↓１　[【】を論破しろ！]

47 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 21:59:22.89 ID:vJHWPpcAO

女子トイレで見つかった本が凶器→稲本の検死結果

48 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 22:03:48.29 ID:bXBNwcsBo

【女子トイレで見つかった本が凶器】←【稲本の検死結果】　正解！

安藤「そうじゃないんだ！」　論破！

安藤「女子トイレで見つかった血の付いた図鑑……あれは犯人の用意した罠だったんだと思う」

満「罠って事は、あれは本物の凶器じゃなかったの？」

ジョージ「なんでだよ！　カドで殴りゃあ、充分ブッ殺せるだろうが！」

安藤「そう、あの本で殺害するには本の角で殴る必要がある……」

安藤「でも真理木によると稲本に致命傷を負わせたのは平らな物だったらしいんだ」

真理木「そうよ。頭部のへこみ具合から見ても間違いないと思う。不動も確認してるわ」

ジョージ「はあ！？　なら……本で殺すのは無理じゃねーか！　てめえは何言ってんだよ！」

安藤「だからそう言ってるんだよ……」

目賀「あの本は犯人による拙者達を撹乱する為の罠……」

目賀「そういえばあの本を最初に発見したのは本多殿だったような？」

ジョージ「てめえ何言ってやがる！　オレはなんも見てねえぞ！」

御々崎「アンタが発見したって言ってんでしょーが……」

49 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 22:05:39.37 ID:bXBNwcsBo

不動「……あの本は凶器では無かった。なら本当の凶器は何になる」

満「前提として平たい物って事だけど……」

ミリア「平たい物、平たい物……むむむ……」

安藤「鈍器は昨日の内にトラッシュルームに集められてたからな。中々思い浮かばない……」

ジョージ「分解すんぞ、有機物がァ！」　反論！

ジョージ「思いついたぜ、凶器の出所がなあ！　そしてやっぱりオレは犯人じゃねえって事だ！」

安藤「思いついたって言われても……」

ジョージ「いいから聞け！　鈍器が全部回収されただあ？　んな事ねーだろ！」

安藤「……！　違うっていうのか？」

国定「まあ話を聞いてみてもいいんじゃない？　……参考程度に」

ジョージの思いつき……どうやらジョージは回収されてない鈍器があると主張しようとしているらしい。
それが稲本の命を奪ったのかどうか、見極めないと……！

50 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 22:08:36.94 ID:bXBNwcsBo

[反論ショーダウン　開始]

コトノハ>>12、>>13
【校則】
【モノクマファイル４（稲本）】
【厨房の備品】
【トラッシュルームの凶器】

ジョージ「昨日の回収で例外になった場所があったよなあ……」

ジョージ「【食堂と厨房は凶器の回収がされてなかった】はずだ！」

ジョージ「厨房には包丁やらナイフやら……」

ジョージ「フライパンだってあっただろうがァ！」

ジョージ「フライパンなら【稲本の傷の痕跡にも合致する】ぜ？」

ジョージ「犯人は【事件の際に厨房から凶器を調達して】ぶっ殺しやがったんだ！」

安価↓１　[【】を論破　or　助太刀しろ！]

51 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 22:12:07.17 ID:mwnJmMmj0

【事件の際に厨房から凶器を調達して】←【厨房の備品】

52 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 22:12:55.89 ID:vJHWPpcAO

事件の際に厨房から持ち出して→助太刀真理木

53 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 22:13:02.74 ID:mwnJmMmj0

すまん、【事件の際に厨房から凶器を調達して】←【校則】か

54 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 22:17:01.34 ID:bXBNwcsBo

【事件の際に厨房から凶器を調達して】←【厨房の備品】　不正解！

安藤「でも厨房には欠けた調理道具は無かったんだぞ？」

ジョージ「んなもん使った後に戻したに決まってんだろうがァ！　脳みそバグってんのか！」

安藤「ぐっ……！」

本多に言われてるみたいで精神的に来るな……！

みんなの俺に対する心証が悪くなったみたいだ……
[発言力　5.0　→　4.0]

ジョージの証言……もっと根本的に崩せるはずだ！

[反論ショーダウン　開始]

コトノハ>>12、>>13
【校則】
【モノクマファイル４（稲本）】
【厨房の備品】
【トラッシュルームの凶器】

ジョージ「昨日の回収で例外になった場所があったよなあ……」

ジョージ「【食堂と厨房は凶器の回収がされてなかった】はずだ！」

ジョージ「厨房には包丁やらナイフやら……」

ジョージ「フライパンだってあっただろうがァ！」

ジョージ「フライパンなら【稲本の傷の痕跡にも合致する】ぜ？」

ジョージ「犯人は【事件の際に厨房から凶器を調達して】ぶっ殺しやがったんだ！」

安価↓１　[【】を論破　or　助太刀しろ！]

55 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 22:19:11.27 ID:vJHWPpcAO

>>52

56 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 22:21:56.99 ID:mwnJmMmj0

>>53で
書き込む前に間違えに気付けばよかったすまんかった

57 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 22:25:05.71 ID:bXBNwcsBo

助太刀　真理木　不正解！

安藤「真理木、何か意見は無いか？」

真理木「えっ、私に聞く？　私より、証拠品にジョージの矛盾を示すものがあるんじゃないの？」

ジョージ「女に助けを頼むとか情けねえなァ！」

くそっ、違ったか……！
[発言力　4.0　→　3.0]

[反論ショーダウン　開始]

コトノハ>>12、>>13
【校則】
【モノクマファイル４（稲本）】
【厨房の備品】
【トラッシュルームの凶器】

ジョージ「昨日の回収で例外になった場所があったよなあ……」

ジョージ「【食堂と厨房は凶器の回収がされてなかった】はずだ！」

ジョージ「厨房には包丁やらナイフやら……」

ジョージ「フライパンだってあっただろうがァ！」

ジョージ「フライパンなら【稲本の傷の痕跡にも合致する】ぜ？」

ジョージ「犯人は【事件の際に厨房から凶器を調達して】ぶっ殺しやがったんだ！」

安価↓１　[【】を論破　or　助太刀しろ！]

58 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 22:25:57.55 ID:vJHWPpcAO

>>53

59 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 22:27:33.26 ID:bXBNwcsBo

【事件の際に厨房から凶器を調達して】←【校則】　正解！
[発言力　3.0　→　3.5]

安藤「その言葉、斬り伏せる！」　論破！

安藤「確かに、フライパンなら平らで凶器にするにはうってつけだ」

安藤「けど事件の時に厨房に入るなんて無理だったんだ！」

ジョージ「ケチばっかりつけやがって……その口溶接すんぞ！？」

安藤「お、落ち着けよ……。校則を確認してくれ」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

２．夜10時から朝7時までを”夜時間”とします。夜時間は食堂など、立ち入り禁止区域があるので注意しましょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

原井「夜時間は食堂のドアがロックされるのでしたね」

安藤「ああ。事件の時に厨房からフライパンを持ち出すのは不可能だ！」

ジョージ「それがどうした？　方法ならいくらでもあんだろ！」

ジョージ「犯人がどうやってフライパンを持ち出したのかもオレにはお見通しだ！」

ジョージ「部品全部ぶちまけなァ！」　発展！

60 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 22:29:31.78 ID:bXBNwcsBo

[反論ショーダウン　発展]

コトノハ>>12、>>13
【モノクマファイル４（稲本）】
【厨房の備品】
【トラッシュルームの凶器】
【校則】　×

ジョージ「夜時間に持ち出せなかったのなら……」

ジョージ「【その前に持ち出しゃ済む】話だろうがァ！」

ジョージ「犯人は【フライパンをどこかに隠して】おき……」

ジョージ「夜に稲本を呼び出してフライパンで襲いかかった！」

ジョージ「その後【フライパンに残った痕跡を洗った】うえで……」

ジョージ「【今日の朝イチで厨房に戻しておいた】んだ！」

ジョージ「つまり今日最初に食堂に来たヤツが犯人って事だ！」

安価↓１　[【】を論破　or　助太刀しろ！]

61 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 22:33:51.39 ID:mwnJmMmj0

助太刀真理木AND原井

62 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 22:35:01.22 ID:vJHWPpcAO

今日の朝一を↑
真理木頼む

63 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 22:37:37.55 ID:nt5f7shuo

とりあえずみんな落ち着こう

64 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 22:38:50.77 ID:bXBNwcsBo

助太刀　原井　or　真理木　正解！
[発言力　3.5　→　4.0]

安藤「助太刀、頼んだぞ！」

原井「私が正します！」　真理木「それは違うわ！」　助太刀！

安藤「つまりお前の話によると夜時間の直前にはフライパンが一つ欠けていたって事になるよな」

ジョージ「ったりめーだろが！」

安藤「本当にそうなのか、原井と真理木ならどうだったか分かるんじゃないのか？」

安藤「二人は昨日の夜時間の直前に厨房の備品の点検をしてたはずだ！」

原井「ええ、確かに。しかし……厨房には欠けたものは無かったはずです」

真理木「原井ちゃんの言う通りよ。私はその後すぐに班長で集まって夜時間のアナウンスが鳴ったから、食堂に入るのは不可能だったはず」

安藤「なら厨房から凶器を調達した可能性はこれで無くなったぞ！」

ジョージ「んだとォ……！」

65 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 22:42:31.50 ID:bXBNwcsBo

原井「厨房からも凶器は調達できない……なら稲本君の凶器は一体？」

御々崎「あとは安藤がトラッシュルームから取り出したとしか思えないけど」

目賀「しかし、安藤殿が発見した時に死体発見アナウンスが鳴ったでござるからな」

目賀「安藤殿がクロではない、というのは確かだと思う所存でござる」

モノクマ「推理に使わないでって言ってるのに結局こうなっちゃうんだよなぁ、もう……」

国定「ある物は使う、当たり前じゃないか。それより安藤クン、本当に誰かに鍵を渡したり盗まれたりとかしてないの？」

安藤「それは絶対にない。鍵は常に肌身離さず持ってたからな」

ミリア「ならキョーキは……うーん、ううーん……」

真理木「これ以上は発展しなさそうね……凶器の事はひとまず置いといて別の話をしましょう」

不動「……俺は稲本の縛り痕が気になるな」

満「犯人は一体何を使って稲本くんを縛ったのかな……？」

稲本を縛った物……犯人はたぶんアレを使ったんだろう。

安価↓１　[コトダマリスト>>12、>>13から証拠を提示しろ！]

66 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 22:43:50.14 ID:nt5f7shuo

【延長コード】

67 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 22:47:51.55 ID:bXBNwcsBo

【延長コード】　正解！
[発言力　4.0　→　4.5]

安藤「これで間違いない！」

安藤「犯人はおそらく書庫にあった延長コードを使ったんだよ」

不動「俺もその意見には賛成だ。あの延長コードには差込口の所に水が溜まっていた……」

ミリア「水ですか？」

安藤「たぶん殺害した時にコードに付いた血を洗ったんだ。痕跡を消す為に水も拭き取ったんだろうけど……」

目賀「差込口の間までは拭き取れなかった、という事でござるか」

満「どうして稲本くんは縛られていたんだろう……」

原井「動きを封じる為、でしょうか」

国定「それなら睡眠薬だけでいいよね。犯人には何か別の目的があったはずだよ」

真理木「睡眠薬か……そういえば今回の事件に使われた睡眠薬ってどういう物なの？」

真理木「結局、私は保健室を捜査してないのよ」

68 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 22:51:37.77 ID:bXBNwcsBo

不動「……78㎝が使っていた物と一緒だ。このビンだけ前見た時より量が減っていた」

真理木「……そう。なら薬の備考も分かるわ」

安藤「『液体で気化しやすく、嗅いだ直後に効果あり』だったな。かなり強力な睡眠薬だ」

不動「犯人は布かなにかにこれを染み込ませて被害者に嗅がせた……そう考えていいだろう」

国定「気化しやすいって事は、三階までそのビンを持ち歩く必要があるね。布に染み込ませて持ち歩いたらすぐ乾いちゃうし」

満「犯人は稲本くんに睡眠薬を嗅がせて、延長コードで縛り上げた後、平らな何かで撲殺した……って事？」

目賀「犯行は見えてきたものの、肝心の犯人はさっぱりでござる……」

ジョージ「おいおいしっかりしろよォ。お前らが犯人当てねーとオレまで死ぬんだぞ！？」

真理木「あ、アンタねえ……全力で他人任せって……」

国定「そういえばジョージクンはプールで何か見てないの？　椰和原さんの死体とかさ」

ミリア「し、シタイ……！　うう……」

ジョージ「んなもん見てねーよ！　…………」

ジョージ「ああ、そういや死体は無かったけど血痕はあったな」

安藤「……え？」

69 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 22:54:27.04 ID:bXBNwcsBo

目賀「ジョージ殿、もう一回言ってもらっても……！？」

ジョージ「あん？　何をだよ」

満「血痕があったって言ったよね今！？」

真理木「いつどこで、どのタイミングで見たのよ！？」

ジョージ「な、なんだよ。オレがプールでポンプを解体した時に決まってんだろ！」

不動「お前はプールに行った時、椰和原の死体は見なかったが血痕はあったと……そう言いたいのか？」

ジョージ「だ・か・ら！　何べんも言わせんなァ！」

ジョージ「オレが解体しに行ったらプールに水は入ってなかったし、死体も無かった！　プールの床に血痕はあった！」

満「プールの水も……？」

安藤「なんでそれを先に言わないんだよ！？」

ジョージ「お前ら聞かなかっただろうが！　言われないと動かねえんだよオレは！　マニュアル人間上等だァ！」

原井「こ、この人は……非協力的にも程があります！」

70 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 22:57:04.24 ID:bXBNwcsBo

御々崎「そもそもアンタはいつプールに行ったっていうのよ」

ジョージ「夜時間っつー事くらいしか覚えちゃいねーよ。部屋に戻った時は日付はまたいでなかったが……」

満「本当にプールに水は入ってなかったの？」

ジョージ「チッ、入ってねー、カラカラだった！」

ミリア「その間誰かに会ったりしてないんですか！？」

ジョージ「クソがッ、誰にも会わなかった！　つーかさっきから質問が多いんだよ！」

国定「そりゃキミしか知らない事だからね。……でも、これは面白い事になってきた」

ジョージはプールに行った時、椰和原の死体は見てないけど血痕を発見した……
これってムチャクチャ重要な証言なんじゃないのか……！？

落ち着いて整理しよう。考えるんだ……ジョージの証言から！

71 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 23:00:27.42 ID:bXBNwcsBo

【ロジカルダイブ　開始】

ジョージは血痕を見ているけど椰和原の死体は見ていない……

この証言が本当だと仮定して考えてみよう。

ここからジョージがプールに来た時間を推測する……！

偽装工作も含めた犯人の行動を考えると、ジョージが来たのは……

[Ｑ１．　ジョージが現場に来た時間は？]
１．事件が始まる前
２．事件の真っ最中
３．事件が全て終わった後

安価↓１

72 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 23:04:48.53 ID:nt5f7shuo

２

73 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/09/11(木) 23:08:40.86 ID:4poyWGS80

２かなー

74 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 23:09:38.34 ID:bXBNwcsBo

成功！

そう、血痕があったって事は事件はすでに始まっていたはず。

そして俺達が発見した時はプールに椰和原の遺体があったんだから、ジョージが見た時点では事件はまだ終わっていない。

だからジョージがプールに来たのは事件の真っ最中、二人の死亡推定時刻11時から12時の間だったんだ……！

でもそうなるとジョージの証言の中には椰和原がプールで溺死した事と決定的な矛盾がある！

ジョージの証言で食い違うのは……

[Ｑ２．　椰和原が溺死した事と矛盾するのは？]
１．椰和原の死体を見なかった事
２．プールの水が入っていなかった事
３．犯人と鉢合わせにならなかった事

安価↓１

75 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 23:13:23.86 ID:v2apD5P0o

76 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 23:17:51.26 ID:bXBNwcsBo

成功！

プールに水が入っていなかったのはおかしい……！

椰和原が溺死したのは11時から12時。プールで溺死させたなら11時から12時の間にプールには水が入っていた事になる。

でも【プールの排水量】から、プールの水を排水するには1時間かかる……！

ジョージが見た時にはまだ水が入ってないとおかしいんだ！

そしてジョージが見た後に溺死させるのも不可能だ。そもそもポンプが解体されているんだから。

という事はジョージの証言が真実なら、犯人は椰和原をプールで溺死させたんじゃないのか……？

だがそれなら、ジョージの見た血痕っていうのは……まさか……！

[Ｑ３．ジョージが見たプールの床の血痕は？]
１．椰和原のもの
２．稲本のもの
３．犯人のもの
４．トマトジュース

安価↓１

77 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 23:21:52.93 ID:s/pBk+iP0

2か？

78 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 23:26:04.39 ID:bXBNwcsBo

選択　２、２、２　正解！
[発言力　4.5　→　5.0]

安藤「これが推理の終着点だ！」

安藤「……分かったぞ。ジョージが見た血痕は椰和原のものじゃなかったんだ！」

ミリア「どういう事ですか！？」

安藤「証言が本当なら、犯人が椰和原をプールで溺死させるのは不可能だったんだよ。プールの排水量からそれが分かる！」

国定「ははっ、なるほど。けどジョージクンはプールで血痕を見たって言ってるよ？」

ジョージ「オレの目は高性能カメラじゃねえ、間違いもある。だがそれでもオレが見たのはたぶん血だったぜ？」

安藤「……ならその血痕は、稲本のものだったんじゃないか？」

原井「稲本君の血痕……それではまさか！」

目賀「それはつまり、稲本殿の殺された現場はプールだったと！？」

79 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 23:28:43.07 ID:bXBNwcsBo

不動「……待て、話が飛躍しすぎだ。そもそもその推理は全て、ジョージの証言が事実だという事に基づく」

不動「稲本が男子トイレではなくプールで死んでいた……本当にそうなのか？」

原井「た、確かに一人の証言だけで決めてしまうのは危ういですね……」

御々崎「つーか絶対嘘ついてるでしょコイツ……」

ジョージ「んだとコラァ！　間違ってても責任なんか取らねーが信じろよ！」

満「うわあ、信用するのってすごく難しい……！」

真理木「どうなの安藤。稲本がプールで死んでいたっていう根拠、他に無いの？」

安藤「根拠か……」

稲本がプールで死んでいた事を示唆する証拠……
プールにあったもので何か無いか……？

安価↓１　[コトダマリスト>>12、>>13から証拠を提示しろ！]

80 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 23:31:16.82 ID:nt5f7shuo

【血まみれのバスタオル】

81 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 23:35:57.19 ID:bXBNwcsBo

【血まみれのバスタオル】　正解！

安藤「これで証明する！」

安藤「椰和原の死体のそばにあったバスタオル……ある違和感があった」

ジョージ「違和感って何がだよ？　オレは言わなきゃ分かんねータイプの人間だぞ！」

安藤「……血の量だよ。椰和原の死体の周りにあった血だまり、そしてこのタオルに付着してる大量の血痕……」

安藤「だけど椰和原の傷は右脇腹の一つだけ。二つとも椰和原の血だとすると明らかに出血量が多すぎるんだ！」

ミリア「じゃあ、ムネミちゃんの血だけじゃ足りないって事は……シモンくんの血も含まれてるって事ですか！？」

真理木「それなら頷ける。稲本がプールで殺された説、検証してみる価値はあるわ！」

不動「……しかし稲本の殺人には最大の謎がある。男子トイレで殺されたにせよ、プールで殺されたにせよ……」

不動「稲本の命を奪った凶器はなんだったのか、という問題だ」

安藤「……！　それは……」

原井「確かに。ここまで検証が重ねましたが、未だに凶器については見当もつきません……」

満「凶器は平ら、けどトラッシュルームに集めた鈍器でも、厨房のフライパンでもない……」

安藤「……！」

…………なんなんだ、凶器は一体……！？

82 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 23:38:54.68 ID:bXBNwcsBo

国定「困ったねえ……。肝心の凶器がなんなのか、さっぱりだよ」

国定「……そもそも、本当に凶器なんて存在するのかな？」

…………！

御々崎「……どーせアンタには分かってんでしょ」

国定「いやいや、本当に困ってるんだよ。参ったなあ！」

御々崎「わざとらしいっつの。うっざい……」

国定「そ、そこまで非難されるような事言ったかな……」

致命傷は頭部、平らな物からの強烈な衝撃、稲本の体にあった縛り痕……

全てを繋げて考えろ……凶器じゃなくても、犯人は殺害の時プールにあった物を使ったはずなんだ……

…………考えろ…………！

[閃きアナグラム　開始]

【犯人が稲本の殺害に利用したのは？】
○○○○○○　（６文字）

　こ　－　と　ぷ　だ　ろ　す
　ぽ　い　み　ん　び　こ　－

安価↓１

83 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 23:41:42.05 ID:s/pBk+iP0

とびこみだい

84 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 23:41:55.96 ID:75Uk+MmL0

とびこみだい

85 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 23:45:36.00 ID:bXBNwcsBo

とびこみだい　正解！

安藤「遂に見つけたぞ……『凶器』を！」

安藤「分かった……犯人は稲本の殺害に、プールのある物を使ったんだよ！」

満「遂に凶器が分かったの！？」

安藤「ああ。犯人が利用したのはプールの飛び込み台だったんだ！」

ミリア「トビコミダイ、ですか？」

安藤「プールには高さ５ｍから１５ｍまでの飛び込み台があったはずだ」

御々崎「はっ、凶器じゃないじゃん。それでどーやって稲本を殺すのよ？」

安藤「稲本を縛った時に使った延長コード、あれも合わせて殺害に使ったんだ。その二つを使えば殺害が実行できる……！」

この線で間違いない！　犯人は延長コードを使って稲本を……

安価↓１
１．飛び込み台から吊るした
２．飛び込み台に縛り付けた
３．飛び込み台に引っかけた

86 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/11(木) 23:49:30.09 ID:nt5f7shuo

１

87 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 23:53:39.18 ID:bXBNwcsBo

選択　１　正解！

安藤「これしか、ない！」

安藤「犯人は稲本を飛び込み台から吊るしたんだよ。頭を下にしてな！」

満「頭を下……そうか、それなら！」

安藤「ああ、そのまま落とせば稲本はプールの床に頭から激突する……」

安藤「これが『凶器』の正体だったんだ……！」

真理木「なるほど、高所からの落下による生還の例はいくつもあるけど……」

真理木「頭から着地するという条件下なら、５ｍ以上の高さからの落下で即死してもおかしくない……！」

不動「しかもプールの床は平らだ。……稲本の傷の痕跡とも合致する」

目賀「稲本殿が縛られていたのは飛び込み台から吊るすため……」

目賀「そして頭から落とす時に邪魔にならないよう腕を縛ったという事でござるか！」

88 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 23:56:46.30 ID:bXBNwcsBo

国定「一つ安藤クンの推理の根拠に加えるのなら、椰和原さんの死体の位置、つまり血痕も飛び込み台の真下だった……」

国定「どうやら決まりだね。稲本クンの死因は飛び込み台からの落下死だ」

満「そして本当の殺害現場は男子トイレじゃなくてプール……！」

安藤「犯人がプールの水を抜いたのも、この殺害を成立させる為だったんだ」

安藤「だからこそ犯人は、椰和原をプールでは溺死させる事はできなかった……」

二人の事件の状況……すでに俺達が考えていた前提と大きく離れている。

二人の死の真相は？　犯人は？　まだ謎は多い……

それでも……俺はこの事件の真実を見つけないといけないんだ！

【学級裁判　中断！】

89 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/11(木) 23:59:05.36 ID:bXBNwcsBo

今日はここまで、参加ありがとうございました。

明日また21時から裁判の後編から再開します

90 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/12(金) 00:01:38.72 ID:ep9y//Ido

乙
ジョージが思ったよりいいキャラしてるな

91 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/12(金) 00:03:17.99 ID:xYlXTSgl0

乙乙
飛び込み台がなんかしら関係するだろうってのは探索の時思ってたけどすっかり忘れてたわ
相変わらず面白いっす
あとジョージ好きだわw

92 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/12(金) 20:53:31.51 ID:ffSg0pd1O

再開が1時間ほど遅れると思います、すみません…

93 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/12(金) 22:04:42.47 ID:xLoVmOG5o

【学級裁判　再開！】

真理木「傷の痕跡と一致する落下死が可能な飛び込み台、一人分では多すぎるプールの血痕の量……」

真理木「以上の事から稲本の本当の殺害現場はプールだった、と考えて良さそうね」

原井「さっきまで凶器に関しては見当もつきませんでしたが、むしろ今はそれ以外に考えられません」

満「凶器が使えなかった状況だったのに、そんな手段を使ってまで稲本くんを……殺したんだね」

御々崎「tenへえ、犯人もなかなかやるじゃん」

目賀「犯人を褒めるところではないと思うのでござるが……」

国定「ここで一度、稲本クンの事件について犯人の行動をまとめてみようか」

ミリア「ハイ！　難しくてこのままだとアタマがこんがりになっちゃいます……」

国定「えーっと……こんがらがる、だね。話を続けるよ」

94 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/12(金) 22:06:12.26 ID:xLoVmOG5o

↑御々崎のセリフミスです

訂正：　御々崎「……へえ、犯人もなかなかやるじゃん」

95 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/12(金) 22:09:46.71 ID:xLoVmOG5o

国定「まず犯人が最初にやった事と言えば……」

ミリア「シモンくんを三階まで呼び出したんです！」

不動「……いや、その前にプールの水を抜いていたはずだ。落下死させるには水があると成立しない」

安藤「そうだな。それからミリアの言った通り三階に呼び出して睡眠薬で眠らせたんだ」

満「その後は書庫にあった延長コードで体を縛り、プールに運び込んで飛び込み台から落としたんだったね」

真理木「で、最後に稲本の死体を男子トイレまで移動させたって事になる」

真理木「あの血まみれのバスタオルは、稲本の血痕を残さずに移動させる為の物だったのかもしれないわ」

ジョージ「んで結局、稲本をぶっ殺したのは誰なんだよ？　やっぱ女子か！」

安藤「いや、これはむしろ……犯行が可能なのは男子の方じゃないか？」

原井「……男子だけ、ですか」

96 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/12(金) 22:13:45.22 ID:xLoVmOG5o

ジョージ「ああ！？　なんでだよ、そういう推理はやめろ！　オレが容疑者になるだろうがァ！」

安藤「なんでも何も……稲本をプールに運べるのが男子だけだったからだよ」

安藤「稲本をプールに運ぶには男子更衣室を通る必要がある。けどそれは女子にはできない」

安藤「校則で禁じられているんだ。だから稲本を殺した犯人は男子って事に……」

原井「その推理、乱れています！」　反論！

原井「いえ、女子にも稲本君をプールに運ぶ事は可能だったはずです！」

安藤「原井？　女子にも可能ってどういう事だよ……？」

原井「男子更衣室に入れなくても、運ぶ手段はあったという事です。あの延長コードを使えば、ですが」

安藤「延長コード……？」

ジョージ「つーかテメ―女子だろ！　なんでわざわざ不利になるような事言うんだよ？」

原井「たとえ不利になろうと……間違いは正さねばなりません」

原井「私の考え、お聞き下さい！」

犯人が女子だった場合、男子更衣室に入らず稲本をプールに運んだ事になる。
それが延長コードによって可能だったっていうのか……？

損得抜きで展開される原井の反論だ……きっと隙は少ない。
その推理に穴が無いか、慎重に考えないとな……！

97 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/12(金) 22:17:16.05 ID:xLoVmOG5o

[反論ショーダウン　開始]

コトノハ>>12、>>13
【稲本の生徒手帳】
【椰和原の生徒手帳】
【延長コード】
【伊田の生徒手帳】
【本多の生徒手帳】

原井「犯人は稲本君をプールに運ぶために……」

原井「まずプール前ホールから男子更衣室の扉を開けて……」

原井「女子更衣室を通ってプール側から、【プールと男子更衣室を繋ぐ扉を開けた】のでしょう」

原井「そしてプール前ホールまで戻った後……」

原井「稲本君を縛った延長コードの端を、【プール前ホールからプールに投げ入れた】のです！」

原井「それから女子更衣室を通ってプール側から延長コードを引っ張れば……」

原井「男子更衣室を通らずにプールに運ぶ事が出来ます！」

原井「延長コード同士を連結させれば【長さは足ります】し……」

原井「稲本君を殺害した以上、【更衣室を開ける事も可能だった】でしょう」

原井「よって女子でも稲本君を運ぶ事は出来たはずです！」

安価↓１　[【】を論破　or　助太刀しろ！]

98 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/09/12(金) 22:23:38.31 ID:oE04cj0X0

【更衣室を開ける事も可能だった】←【稲本の生徒手帳】
かな？

99 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/12(金) 22:23:45.54 ID:ep9y//Ido

【更衣室を開ける事も可能だった】←【稲本の生徒手帳】

100 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/12(金) 22:29:35.89 ID:xLoVmOG5o

【更衣室を開ける事も可能だった】←【稲本の生徒手帳】　正解！

安藤「その矛盾、斬らせてもらう！」　論破！

安藤「原井、その推理には一つだけ穴がある」

原井「穴とは……一体どこの事でしょうか」

安藤「ホール側から男子更衣室を開ける方法だ。お前は犯人が稲本の生徒手帳を使ったって言いたいのかもしれないけど……」

安藤「事件当時、稲本は生徒手帳を持ってなかったんだよ！」

原井「……！　本当ですか？」

目賀「確かに昨日、生徒手帳を紛失したと言っていたでござるが……」

御々崎「……犯人が偶然拾って見つけたんじゃないの」

安藤「稲本の生徒手帳は個室のベッドの下に落ちてたんだ。アイツが無くしたっていうのは本当だと思う」

安藤「事件の時、稲本の生徒手帳を手に入れる事は出来なかった……」

安藤「男子更衣室を開ける事が出来ないなら、そのトリックは使えないんだ！」

原井「……いえ、それでも男子更衣室を開ける方法はあります！」

原井「ここで退く訳には参りません！」　発展！

101 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/12(金) 22:33:33.98 ID:xLoVmOG5o

[反論ショーダウン　発展]

コトノハ>>12、>>13
【稲本の生徒手帳】　×
【椰和原の生徒手帳】
【延長コード】
【伊田の生徒手帳】
【本多の生徒手帳】

原井「稲本君の生徒手帳は使えなくとも……」

原井「玄関ホールには【亡くなった方々の生徒手帳があった】はずです！」

原井「その中にはもちろん、伊田君と大田原君……男子の生徒手帳もありました」

原井「大田原君の生徒手帳は故障していましたから……」

原井「犯人は【伊田君の生徒手帳を使って扉を開けた】のです！」

安価↓１　[【】を論破　or　助太刀しろ！]

102 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/09/12(金) 22:39:40.11 ID:RHL4TNDx0

【亡くなった方々の生徒手帳があった】に【伊田の生徒手帳】

103 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/12(金) 22:47:44.22 ID:xLoVmOG5o

【亡くなった方々の生徒手帳があった】←【伊田の生徒手帳】　不正解！

安藤「けど玄関ホールからは生徒手帳が一つ欠けていたんだぞ？」

原井「ですから犯人がそれを持ち去ったのでしょう。矛盾はありません！」

安藤「ぐっ……！」

いつ無くなったかが分からないと、矛盾にはならないか……！
[発言力　5.0　→　4.0]

伊田の生徒手帳、それがいつ無くなったか分かる奴はいないか？
というより無くなった手帳は今誰が持っているんだ……？

[反論ショーダウン　発展]

コトノハ>>12、>>13
【稲本の生徒手帳】　×
【椰和原の生徒手帳】
【延長コード】
【伊田の生徒手帳】
【本多の生徒手帳】

原井「稲本君の生徒手帳は使えなくとも……」

原井「玄関ホールには【亡くなった方々の生徒手帳があった】はずです！」

原井「その中にはもちろん、伊田君と大田原君……男子の生徒手帳もありました」

原井「大田原君の生徒手帳は故障していましたから……」

原井「犯人は【伊田君の生徒手帳を使って扉を開けた】のです！」

安価↓１　[【】を論破　or　助太刀しろ！]

104 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/09/12(金) 22:50:45.84 ID:xRIWoGmE0

御々崎で助太刀

105 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/12(金) 22:54:29.44 ID:xLoVmOG5o

助太刀　御々崎　正解！
[発言力　4.5　→　5.0]

安藤「お前だけが、真実を知っているはずだ！」

御々崎「はあ、しょうがない……」　助太刀！

安藤「事件の時、女子には伊田の生徒手帳も使えなかったかもしれない……」

原井「それは何故でしょうか。玄関ホールにあった物は誰にでも使えるはずです」

安藤「実は捜査の時に伊田の生徒手帳だけが無くなっていたんだよ」

原井「……それは犯人が持ち出して隠したのでは？」

安藤「いや、たぶん……御々崎、お前が持っているんじゃないのか？」

御々崎「…………チッ」

不動「……どうやら当たりの様だな」

ジョージ「舌打ちとか態度わりーなコイツ！」

御々崎「ふん、なんで分かったのよ？」

安藤「国定から聞いたんだよ……」

106 ：ミス、発言力は現在4.5です ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/12(金) 22:58:03.40 ID:xLoVmOG5o

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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━━━━━━

国定「そういえば御々崎さん。さっきこの現場に来た時、男子更衣室の方から入ってこなかった？」

御々崎「……それが？」

国定「それが、って……校則違反になるんじゃないのかと思って」

御々崎「なんなかったけど」

国定「うん……確かにそうだね」

━━━━━━
━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

107 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/12(金) 23:03:59.97 ID:xLoVmOG5o

安藤「お前は現場に来た時、男子更衣室からプールに入ったんだろ？」

ジョージ「あん？　それは校則違反になんだろうが！」

国定「死体発見アナウンスが鳴った後は、捜査の為に入っても罰されないみたいだよ」

真理木「でも更衣室には入るには結局、生徒手帳が必要じゃなかった？」

安藤「その通りだ。つまり御々崎は現場に行くときすでに伊田の生徒手帳を持っていたことになる」

ミリア「ミミちゃんは朝からワタシとコトハちゃんとずっと一緒でしたからー……」

原井「生徒手帳を取りに行く暇がない……？」

満「御々崎さんはいつ生徒手帳を持っていたの？」

御々崎「……昨日の回収の後」

目賀「何故伊田殿の生徒手帳を？」

御々崎「何かしら事件のトリックに使えないかと思ったからに決まってんじゃん……うぷぷ」

目賀「まさに原井殿の言ったトリックに使うのでござるが……」

ジョージ「オイ、コイツ怪しいぞ！」

御々崎「アンタ程じゃねーっつの。ま、疑うなら勝手にすれば？」

御々崎「私が殺したかどうか確信が持てるなら、だけど……アハハッ！」

108 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/12(金) 23:06:53.66 ID:xLoVmOG5o

真理木「犯人なら普通、証拠にならないように玄関ホールに戻しておくと思うけど……」

不動「だが……御々崎がこのタイミングで都合良く伊田の生徒手帳を持っていたのも腑に落ちない」

目賀「クロとも、シロとも言い切れないでござる……」

御々崎「うぷぷぷぷ……」

安藤「……とにかく、稲本をプールに運ぶ事が出来たのは男子か御々崎だけだ」

原井「そうですね……。御々崎さんが持っていた以上、他の女子の方には出来ないという事……」

国定「いやあ、おかげで大分容疑者が絞れたよ。御々崎さんのファインプレーはお家芸と言ってもいいね！」

御々崎「………………」

ミリア「ミミちゃんカオコワイです！」

目賀「苦虫噛み砕いたような顔してるでござるな……」

満「……ただ、その中の誰もが稲本くん殺害の犯行が可能だよね……」

不動「……そうなるな。それでも稲本の事件については議論し尽したと思うが……」

109 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/12(金) 23:08:40.61 ID:xLoVmOG5o

真理木「そうね……なら椰和原ちゃんの事件について話しましょう」

真理木「稲本の事件の手掛かりも出てくるかもしれない」

原井「先ほどの話だと椰和原さんはプールでは溺死していないという事でした」

目賀「ジョージ殿がプールで見た血も稲本殿のものでござったな」

ミリア「でもなんでムネミちゃんはお腹を切られてたんでしょう？　カワイソウです……」

椰和原の右脇腹の傷が付けられた理由か……今なら分かるかもしれない。

犯人が椰和原を切りつけたのはおそらく……

安価↓１
１．偶然切ってしまった
２．死因を誤解させるため
３．稲本の血痕を隠すため

110 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/09/12(金) 23:11:11.75 ID:RHL4TNDx0

３？

111 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/09/12(金) 23:11:19.00 ID:xRIWoGmE0

112 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/12(金) 23:15:34.73 ID:xLoVmOG5o

選択　３　正解！

安藤「これだ！」

安藤「たぶん稲本の血痕を隠すためだ」

満「血痕を隠すため……あっ、そうかもしれない！」

ジョージ「はあ？　血痕を隠すならプールに水を入れてごまかしゃいいじゃねーか。どうしてんなメンドイ事を……」

真理木「………………」

不動「………………」

目賀「………………」

原井「………………」

ジョージ「んだよその目はァ！？　まるで『お前のせいだろ』って言いたいみてーな目はよォ！」

安藤「実際お前のせいだからな……。ポンプが解体されてたから水を入れる事はできなかったんだ」

国定「本当は犯人もプールの水でごまかしたかっただろうね。椰和原さんの殺害現場に見せかけるのにも自然だし」

満「えっと、そうなると犯人は稲本くんの事件を偽装するために椰和原ちゃんを切りつけた訳だから……」

満「二人を殺した犯人は同一犯……なのかな」

113 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/12(金) 23:18:22.56 ID:xLoVmOG5o

国定「どうだろうね。けどこの卒業のシステム上、二人も殺すのはクロにとってデメリットにしかならない」

国定「椰和原さんを切りつけた理由だってそれで確定って訳じゃないしね」

真理木「確かにそれは気になってた。なんで二人も殺したのか……理由が何かあるのか、偶然事件が二つ起きたのか」

目賀「事件が偶然二つ起こることなどあり得るのでござるか？　普通もう一つの事件に気づくと思われるが……」

不動「実際ジョージは事件の最中にプールに行ったにも関わらず誰とも遭遇しなかった訳だからな……無いとは言い切れない」

原井「二人の犯人が共謀していた可能性はどうでしょうか？　あまり考えたくはありませんが……」

御々崎「そうだとすると、稲本の事件も全部考え直しになるけど。男と共犯になれば誰でもプールへ運ぶ問題をクリアできる……」

ミリア「それってここまで来てリスタートですかっ！？」

御々崎「アハッ、考え得る限り最悪のケースじゃん……！」

安藤「……国定はどっちの線で見てるんだ。やっぱり同一犯の線か？」

国定「……どっちも、かな。まあどちらにせよ、この場で糾弾するのは一人だけさ」

満「…………？」

114 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/12(金) 23:20:49.99 ID:xLoVmOG5o

国定「それと共謀のケースは考えなくていいよ。それは無いはずだから」

御々崎「はあ？　なんでよ」

国定「……ま、それは後で教えるよ」

国定「さて、椰和原さんの話に戻ろう。彼女の事件でまだ分かっていないのは……」

満「殺害現場だね。プールじゃないっていうのは分かったけど……」

真理木「プールで死ななかったとしても死因は溺死よ。なら現場は水のある所のはず……」

原井「椰和原さんが殺された現場……徹底的に議論しましょう」

椰和原が死んだ現場か……
それを示す決定的な証拠はあるのか……？

事件時の椰和原の行動を推測してみるのもいいかもしれない……。

115 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/12(金) 23:23:30.80 ID:xLoVmOG5o

[議論　開始！]

コトダマ>>12、>>13
【モノクマファイル３（椰和原）】
【ミリアの証言】
【椰和原の生徒手帳】
【濡れた洗面台】

真理木「死因は溺死……なら犯行の現場には水があったはず」

原井「《大浴場》なら条件を満たしますが……」

御々崎「……《厨房の洗い場》とか」

目賀「個室の《シャワールーム》の可能性は？」

ミリア「ゲンバ……《シモンくんのシタイがあったところ》じゃないですか！？」

不動「……三階の男子トイレか、確かに溺死はさせられるな。だがそれなら……」

不動「《校舎二階》にも《校舎一階》にもトイレはある……決定的な違い、証拠はあるのか？」

ジョージ「けっ、《どこが現場だろーが一緒》だろ？」

安価↓１　[《》に同意しろ！]

116 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/12(金) 23:25:02.75 ID:ep9y//Ido

《シモンくんのシタイがあったところ》←【濡れた洗面台】

117 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/12(金) 23:33:47.82 ID:xLoVmOG5o

《シモンくんのシタイがあったところ》←【濡れた洗面台】　不正解！

安藤「ミリアの言うとおりじゃないか？　三階のトイレは男子トイレの洗面台の一つだけが濡れていた」

不動「だがそれは延長コードを洗った時に濡れたのかもしれん」

不動「濡れているだけなら各個室のシャワールームや大浴場もそうだからな……」

安藤「う、そうか……」
[発言力　5.0　→　4.0]

決定的な証拠は無いかもしれない。
けど、そこが現場の可能性が高い事は示せないか？
例えば、その現場近くに行った証拠とか……

[議論　開始！]

コトダマ>>12、>>13
【モノクマファイル３（椰和原）】
【ミリアの証言】
【椰和原の生徒手帳】
【濡れた洗面台】

真理木「死因は溺死……なら犯行の現場には水があったはず」

原井「《大浴場》なら条件を満たしますが……」

御々崎「……《厨房の洗い場》とか」

目賀「個室の《シャワールーム》の可能性は？」

ミリア「ゲンバ……《シモンくんのシタイがあったところ》じゃないですか！？」

不動「……三階の男子トイレか、確かに溺死はさせられるな。だがそれなら……」

不動「《校舎二階》にも《校舎一階》にもトイレはある……決定的な違い、証拠はあるのか？」

ジョージ「けっ、《どこが現場だろーが一緒》だろ？」

安価↓１　[《》に同意しろ！]

118 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/09/12(金) 23:37:20.10 ID:RHL4TNDx0

《シモンくんのシタイがあったところ》←【ミリアの証言】

119 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/12(金) 23:41:03.18 ID:xLoVmOG5o

《シモンくんのシタイがあったところ》←【ミリアの証言】　正解！
[発言力　4.0　→　4.5]

安藤「その言葉に賛成だ！」　同意！

安藤「椰和原の死亡現場……ミリアの言うとおり三階の男子トイレだったんじゃないか？」

ミリア「やっぱりススムくんもそう思いますか……？」

真理木「死体があったプールと同じ三階だし洗面台もあるから可能だとは思う。けど決め手がないのよね……」

安藤「ミリアの話だと、椰和原の個室からあるものが無くなってるんだ」

真理木「あるものって何の事？」

安藤「前日のプレゼント交換会でもらっていた推理小説だよ。タイトルは確か……」

ジョージ「『ジャバウォック島殺人事件』だろ？」

目賀「なんでジョージ殿が……ああ、そういえばプレゼントしたのは本多殿でござったな」

ジョージ「ちなみに最初の事件の犯人は料理人だァ！」

目賀「なぜこのタイミングで盛大なネタバレを！？」

国定「え、後で読もうと思ってたんだけど……」

120 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/12(金) 23:43:27.41 ID:xLoVmOG5o

安藤「あの本は本多が図書室から借りてきた物だった。椰和原の個室からはそれが無くなっていた……」

満「それはどうして……？」

安藤「推測だけど……椰和原は図書室に本を返しに行ったんじゃないか？」

安藤「本を読み終えたけど眠れなくて、律儀に図書室まで返しに行ったのかもしれない」

ミリア「ムネミちゃんはその本にすごく熱中してました！　きっとそうです！」

御々崎「……けどそれは結局推測じゃん」

国定「いやそうでもないよ。ボクも図書室を調べたんだけどさ……」

国定「あったんだよ、『ジャバウォック島殺人事件』が……本棚にね」

真理木「それは本当？」

国定「うん、気になってはいたからね。捜査のついでに見つけたよ」

ジョージ「ついでに言うと二回目の事件の犯人は剣道家な！」

国定「あ、そうなんだ……」

安藤「さすがにやめてやれよ……」

121 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/12(金) 23:48:01.93 ID:xLoVmOG5o

安藤「とにかく、椰和原は死ぬ前に三階の図書室に行っていた。そして図書室の向かい側には……」

不動「……男子トイレか。その時に殺された可能性が高いな……」

原井「犯人は椰和原さんを三階の男子トイレの洗面台を使って溺死させたのでしょう」

満「稲本くんの事件現場と椰和原ちゃんの事件現場……本当は逆だったんだよ」

満「犯人は稲本くんをプールで殺害して、椰和原ちゃんを男子トイレで溺死させた……！」

目賀「拙者達の発見時とは、まるっきり逆だったと……？」

国定「そうなると犯人が椰和原さんを殺害した理由も見えてくるんじゃないのかな？」

椰和原が殺された理由、それはおそらく……

安価↓１
１．事件を目撃されたから
２．女子が犯人であると誤解させようとしたから
３．椰和原に襲われたから

122 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/09/12(金) 23:52:53.68 ID:oE04cj0X0

123 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/12(金) 23:52:59.98 ID:ep9y//Ido

１

124 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/12(金) 23:56:47.54 ID:xLoVmOG5o

選択　１　正解！
[発言力　4.5　→　5.0]

安藤「これで合ってるはず……！」

安藤「三階男子トイレは稲本の死体が移動された場所だった……」

安藤「椰和原はその現場を見てしまったんじゃないか？」

真理木「椰和原ちゃんは口封じの為に殺されたって事？　確かにそれなら……」

不動「……殺さざるを得ない、か。犯人が二人も殺した理由にもなる」

ミリア「ムネミちゃんはそんな理由で……！　うう……」

満「……犯人はどうしても殺害を成功させたかったのかもしれない。でも許せないよ……」

125 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/12(金) 23:59:14.99 ID:xLoVmOG5o

そうだ、犯人は稲本を男子トイレに運ぶところを椰和原に見られたんだ。だからこそ椰和原も……

…………待てよ？

椰和原が稲本の死体を見た？　なら何であのタイミングに……

国定「……安藤クンは気づいたみたいだね。この事件の真犯人にさ……」

安藤「…………！」

ジョージ「何、マジか！？　オレじゃねーよな！　ソレだけ教えろ！」

国定の口ぶり……やっぱりこの推理で正しいのか……？

示すんだ、あいつを……二人を殺した真犯人として……！

安価↓１　[怪しい人物を指定しろ！]

126 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/13(土) 00:01:01.19 ID:b7SLqyvWo

目賀？

127 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/13(土) 00:04:50.76 ID:zqlsTFh8o

目賀　正解！

安藤「真犯人……それはお前しかいない……！」

安藤「……目賀。二人を……椰和原と稲本を殺したのはお前か」

ミリア「え、え……クラマルくんがですか？」

目賀「……何を言っているのでござるか？　拙者は……」

安藤「死体発見アナウンスの時に稲本を見ていた……確かにそうだ」

目賀「………………」

安藤「死体発見アナウンスには鳴らす法則がある……犯人以外の三人が死体を発見した時だ」

目賀「なら拙者が犯人ではないというのも自明でござろう……」

安藤「……累積三人なんだ」

目賀「……！」

128 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/13(土) 00:07:58.89 ID:zqlsTFh8o

安藤「鳴らすタイミングは『同時に三人』じゃなくて『累積三人』……」

安藤「椰和原が稲本の死体を見ていたなら、お前と真理木が発見した時点でアナウンスが鳴る」

安藤「そして稲本をプールに運べたのは男子と御々崎だけ……真理木は犯人じゃない」

安藤「なんで……なんでアナウンスが鳴らなかったんだよ、目賀！」

目賀「むう……！」

真理木「これって……！」

満「アナウンスを確認していた目賀くんが犯人……！？」

不動「死体発見アナウンスによる盲点という訳か……！」

安藤「被害者のどちらかがもう一人を発見している可能性にもっと早く気が付くべきだった……！」

安藤「お前が稲本を殺し、それを偶然発見した椰和原も手にかけたんだ！」

目賀「………………」

目賀「……ふむ。なるべくこの説は出さぬと思っていたのでござるが……致し方無い」

129 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/13(土) 00:09:51.10 ID:zqlsTFh8o

御々崎「説って何よ？」

目賀「もちろん……拙者が発見した時にアナウンスが鳴らなかった、その理由でござる！」

安藤「何だと……！」

目賀「死体を発見した三名は拙者、真理木殿、安藤殿の三名だった……」

国定「椰和原さんは死体を見てなかったって言うのかい？」

目賀「否。確かに椰和原殿は稲本殿の死体を見たが……」

目賀「……発見する三人にクロは含まれない。そうでござったな？」

安藤「……！　まさかお前が主張しようとしてるのは……！」

目賀「椰和原殿こそが稲本殿殺害の主犯だった、まさしくその通り！」

ジョージ「椰和原が稲本をぶっ殺したっつーのか！？」

ミリア「ムネミちゃんは……そんな事しません！」

満「ミリアちゃんの言うとおりだよ！　それに椰和原ちゃんに稲本くんは殺害できない……」

満「稲本くんを殺害するにはプールに入る必要があるんだから！」

130 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/13(土) 00:11:31.77 ID:zqlsTFh8o

目賀「それは稲本殿が飛び込み台で落下死をした、というのが真実だった場合の話でござる」

安藤「それも違うって言うのか……！」

目賀「単純に考えるでござる。女子トイレで見つかったあの本こそがやはり凶器だった！」

真理木「それは傷の痕跡と違ったはずよ！　明らかに角で殴った痕跡は無かった……」

目賀「表紙の部分で殴ったのでござる。椰和原殿ならそれができるはず……！」

安藤「椰和原ならって……まさか……！」

国定「彼女の才能、『超高校級の拳法家』……か」

目賀「然り。椰和原殿の腕力ならば表紙の部分で殴って致死させる事はできた……！」

不動「……78㎝、この説はどうなんだ」

真理木「……理論上は落下と同じ衝撃を与えられれば可能よ」

真理木「椰和原ちゃんなら可能かもしれない……！」

安藤「……！」

目賀「拙者は殺人などしていない。それはすぐに明らかになるであろう！」

いや、目賀が犯人なのは間違いないはずだ……
今までの推理はあいつが犯人だと示している！

まずは椰和原が稲本を殺したという推理を打ち破らないと……！

131 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/13(土) 00:13:27.23 ID:zqlsTFh8o

[議論　開始！]

コトダマ>>12、>>13
【血の付いた図鑑】
【保健室の睡眠薬】
【稲本の検死結果】
【濡れた洗面台】
【死体発見アナウンスのルール】

原井「椰和原さんが稲本君を殺害した……？」

ミリア「そんなのありえません！　ゼッタイ違います……！」

目賀「しかし椰和原殿なら、飛び込み台を使わず稲本殿を殺害する事が可能……」

目賀「持ち前の腕力を発揮し、【本で撲殺】する事が！」

真理木「椰和原ちゃんは……いえ、椰和原ちゃんだけがその方法で殺害できた……！」

目賀「ましてやそれは発見現場の隣から血の付いた状態で見つかった……」

目賀「【本が凶器と考えるのは極めて自然】でござろう」

不動「殺害方法に関して言えば筋は通っている……」

目賀「椰和原殿は稲本殿を眠らせ撲殺した後、もう一人の犯人によって始末された……」

目賀「その事に【何ら不自然な所は無い】！」

目賀「そして稲本殿を殺したのが椰和原殿ならば……」

目賀「拙者が確認した瞬間に鳴らなかったのも納得がいくでござろう！」

安価↓１　[【】を論破しろ！]

132 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/13(土) 00:17:42.06 ID:OPwddRk5O

わかんないから正拳突きとクールスナイプ併用

133 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/09/13(土) 00:19:14.75 ID:VYAskVZL0

目賀といい桐子といい犯人になるのは、慰めた人物ばかり…

134 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/13(土) 00:19:43.75 ID:BRgQqwTSO

【何ら不自然な所は無い】←【保健室の睡眠薬】

135 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/13(土) 00:20:18.78 ID:zqlsTFh8o

スキル使用　『クールスナイプ』　『正拳突き』
[集中力　5.0　→1.0]

コトダマ>>12、>>13
【保健室の睡眠薬】

原井「椰和原さんが稲本君を殺害した……？」

ミリア「そんなのありえません！　ゼッタイ違います……！」

目賀「しかし椰和原殿なら、飛び込み台を使わず稲本殿を殺害する事が可能……」

目賀「持ち前の腕力を発揮し、本で撲殺する事が！」

真理木「椰和原ちゃんは……いえ、椰和原ちゃんだけがその方法で殺害できた……！」

目賀「ましてやそれは発見現場の隣から血の付いた状態で見つかった……」

目賀「本が凶器と考えるのは極めて自然でござろう」

不動「殺害方法に関して言えば筋は通っている……」

目賀「椰和原殿は稲本殿を眠らせ撲殺した後、もう一人の犯人によって始末された……」

目賀「その事に【何ら不自然な所は無い】！」

目賀「そして稲本殿を殺したのが椰和原殿ならば……」

目賀「拙者が確認した瞬間に鳴らなかったのも納得がいくでござろう！」

安価↓１　[【】を論破しろ！]

136 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/09/13(土) 00:21:44.62 ID:VYAskVZL0

>>134

137 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/13(土) 00:25:19.19 ID:zqlsTFh8o

【何ら不自然な所は無い】←【保健室の睡眠薬】　正解！
[集中力　1.0　→　1.5]

安藤「その矛盾、撃ち抜く！」　論破！

安藤「お前の主張は椰和原は稲本を眠らせて殺した後、他の犯人によって殺されたという事だな？」

目賀「いかにも……そう考えても問題は無い」

安藤「……椰和原も眠らされていた事以外はな」

目賀「何……？」

安藤「眠らせるのに使ったこの薬は気化しやすいから持ち歩く必要があったはずだ」

安藤「そして稲本を殺した犯人はこれを使った……」

満「そっか……その場合、睡眠薬を持っているのは椰和原ちゃんなんだ」

安藤「ああ。けどモノクマファイルによると椰和原も睡眠薬で眠らされた後に殺されている……」

安藤「椰和原を殺した犯人は、椰和原からこれを奪ったという事になる……！」

目賀「ぬうう……！」

安藤「殺人をしていた『超高校級の拳法家』から奪ったのか？　それはおかしいんだよ！」

138 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/13(土) 00:28:30.19 ID:zqlsTFh8o

目賀「ぐっ……他の方法で気絶させれば可能でござろう！」

国定「それは無いんじゃないかな。ファイルには『右脇腹の傷以外に外傷は無い』って書いてあるし……」

国定「ま、傷一つ付けずに気絶させる方法があるならぜひ教えて欲しいけどね」

目賀「ぬ、くうううう……！」

安藤「椰和原が稲本を殺害したっていうのは不自然なんだ！」

ミリア「クラマルくん、本当の事を言ってください！　ムネミちゃんを……！」

目賀「……否！　断じて否！」

目賀「拙者の秘技、お見せしよう……！」　反論！

目賀「安藤殿の言うとおり、拙者には稲本殿を殺害する事は可能だった……」

目賀「だが、椰和原殿を殺害しプールまで運ぶ事は出来なかったのでござる！」

安藤「椰和原の方か……！」

目賀「椰和原殿の死体はプールで発見された……それは犯人が運んだはずでござる」

目賀「稲本殿がそうだったように、椰和原殿を運べたのは女子だけでござろう……！」

目賀が椰和原をどうにかしてプールまで運んだ……それは間違いない。
それは方法か？　経路か？　それとも……『抜け道』があったのか？

139 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/13(土) 00:31:10.62 ID:zqlsTFh8o

[反論ショーダウン　開始]

コトノハ>>12、>>13
【モノクマファイル３（椰和原）】
【椰和原の生徒手帳】
【延長コード】
【椰和原の体の傷】

目賀「椰和原殿の死体はプールで見つかった……」

目賀「ならば拙者はどうやってプールに死体を運んだというのか？」

目賀「椰和原殿の体には【縛り痕が無かった】事から……」

目賀「原井殿が言ったトリックも使っていなかったはず！」

目賀「他に【プールに侵入する経路なども無かった】！」

目賀「よってプールに死体を運ぶには女子更衣室を通らねばならない……」

目賀「拙者が事件の偽装工作をするのは不可能だったのでござるよ！」

安価↓１　[【】を論破　or　助太刀しろ！]

140 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/13(土) 00:33:05.49 ID:a2a+2YiMo

国定で助太刀

141 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/13(土) 00:37:33.32 ID:zqlsTFh8o

助太刀　国定　正解！
[集中力　1.5　→　2.0]

安藤「お前の言葉、借りるぞ！」

国定「あはははっ、チェックメイトだ……！」　助太刀！

安藤「……国定。お前は捜査の時、通信で俺に……」

安藤「『死体はモノ、人じゃない』……そう言ったよな？」

国定「言ったね。皆もそう思うでしょ？」

国定「死体……ゲームに負けた敗者なんかに価値は無いってさ」

不動「………………」

ミリア「ひ、ひどいです……！」

満「そんな事……！」

安藤「勿論俺はそうは思わない。けど……」

安藤「校則の扱い的にはそうだったんだ。そうとしか考えられない……」

原井「校則の扱い的には、とはどういう事でしょうか？」

安藤「死んだ生徒は校則の対象外……罰する生徒がすでに死んでいるんだからな」

目賀「…………くっ！」

142 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/13(土) 00:39:40.48 ID:zqlsTFh8o

国定「安藤クンの言う事は正しいよ。モノクマに確認したからね」

モノクマ「はい、死んだ生徒は校則の対象外となります！」

安藤「……死んだ椰和原も校則の対象外だった。そして男子更衣室を通って運ぶことも出来たんだ！」

真理木「生きて運ばれた稲本と違って、椰和原ちゃんを運ぶのは男子でも出来た……！」

目賀「ぬぐうううっ……！」

安藤「全ての証拠がお前を指し示している……目賀、お前が犯人だ！」

目賀「………………！」

目賀「…………ま……」

目賀「まだ、解決しておらん……！」

安藤「……！」

御々崎「……往生際わる」

143 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/13(土) 00:42:30.80 ID:BRgQqwTSO

刃物はマジでわからんのよな

144 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/13(土) 00:42:51.68 ID:zqlsTFh8o

目賀「椰和原殿の体についていた切り傷……あれをつけた凶器についてまだ判明していないはず！」

不動「……あれは確か刃物でつけられた傷のはずだが」

目賀「ならその刃物……一体どこから来たのでござるか？」

安藤「どこからって……」

真理木「昨日の時点でトラッシュルームには凶器が回収された……特に刃物は」

真理木「確かに……犯人は何を使って椰和原ちゃんを切りつけたの？」

目賀「拙者が答えよう。昨日の回収の時、二人ほど例外がいたのでござったな」

満「……それってもしかして、ボクと本多くん？」

ジョージ「あん？」

目賀「二人だけは工具セットと裁縫セットを持っていた。その中には……」

目賀「ニッパーと裁縫ばさみが、それぞれ入っていたのでござったな……！」

満「……！」

ジョージ「オ……オイオイオォイ！」

目賀「故に椰和原殿を切り付けられたのは満殿と本多殿……いや、ジョージ殿しかいないのでござる！」

安藤「な、何だよそれ……！？」

145 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/13(土) 00:46:14.41 ID:zqlsTFh8o

ジョージ「ざっけんなァ！　オレはやってねえ！」

不動「しかし他に刃物が無い以上は……」

御々崎「こいつらがやったとしか考えられない。容疑者に急転直下……うぷぷっ」

満「…………安藤くん！」

安藤「……！　分かってる！」

二人が犯人な訳がない……もしそうならそんな痕跡を残さないはずだ！
けどどうやって目賀は刃物を調達したんだ……！？　

ジョージ「やってねえ、やってねえ！　何が刃物だ、分解しちまえば全部一緒だろうがァ！」

御々崎「一緒じゃないっつの……」

安藤「……！」

分解……？　今のジョージの言葉、何か引っかかる……！

椰和原の傷……目賀にしか用意できない『刃物』を使ったはずだ……

思考を深く落として……ジョージの言葉に感じたこの感覚を追い続けるんだ……

……考えろ……！

[閃きアナグラム　開始]

【椰和原を切りつけた『刃物』とは？】
○○○○○○○（７文字）

　さ　け　み　ぱ　さ　ん　つ　か
　り　い　え　ほ　う　ぴ　ず　と

安価↓１

146 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/13(土) 00:47:17.42 ID:a2a+2YiMo

えんぴつけずり？

147 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/13(土) 00:50:31.78 ID:lUQint1XO

なるほどこれは分からんかった

148 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/13(土) 00:51:00.15 ID:zqlsTFh8o

えんぴつけずり　正解！

安藤「これが……真実だ！」

安藤「椰和原を切りつけた刃物……それは一見すると刃物には見えないものだったのかもしれない」

安藤「けど分解すれば、刃物が調達できたんだ……！」

目賀「……！」

安藤「目賀、お前は昨日のプレゼント交換会の時に文房具セットをもらっていたな？」

安藤「その中にあったはずだ……小型の鉛筆削りが！」

ミリア「エンピツけずりが刃物なんですか！？」

国定「目賀クンのもらった鉛筆削りは手回し型じゃなくて小型の簡素な造りだった……」

国定「鉛筆を削る部分は刃で出来ている。そうだよね、目賀クン？」

真理木「鉛筆削りを分解する事で、中の刃を手に入れたって事か……！」

149 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/09/13(土) 00:51:42.14 ID:Ea6HMlbF0

原井さんがまた壊れちゃいそうで心配だわ

150 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/13(土) 00:53:41.19 ID:zqlsTFh8o

目賀「だが……だが、工具セットも無しに分解など出来るはずがない！」

ジョージ「んな事ねーだろォ！　あんなチャチな造りなら素手でも分解できらァ！」

目賀「な、何を……！」

ジョージ「解体のプロのオレが言うんだから間違いねェ。それに何も分解にこだわる事もねェ」

ジョージ「踏んづけてぶっ壊しちまえばいいのさ、解体するほど美しくはねーがな！」

安藤「ジョージの言うとおりだ。お前には刃物を調達することが出来た！」

目賀「く、ぐうううう……！　しかし、それは拙者に出来たというだけの事……！」

目賀「拙者がやったという確固たる証拠など無い！」

いや、あるはずだ。目賀がやったという動かない証拠が……！

工具セットが無いと出来なかったのは分解じゃない。なら出来なかったのは……

これで終わりにするんだ……この事件の全てを……！

151 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/13(土) 00:58:22.49 ID:zqlsTFh8o

[パニックトークアクション　開始]

目賀「拙者がやったという確実な証拠は無い……！」

目賀「満殿にもジョージ殿にも切りつけるのは可能だった！」

目賀「拙者を疑う要素はアナウンスの矛盾だけだったはず……」

目賀「椰和原殿がクロだった可能性も無くなった訳では無い！」

目賀「拙者がやった証拠など無いのだから……！」

安価↓１【工具セットが無いと出来なかった事とは？】

　　　　　　　　　　　　　　み
　　　　　　　　　　　　　　△

　　　　　　　　て□　　　　　　　　○た

　　　　　　　　　　　　　　×
　　　　　　　　　　　　　　く

152 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/13(土) 00:59:01.95 ID:BKqj51JWo

くみたて？

153 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/13(土) 00:59:55.41 ID:a2a+2YiMo

×→△→○→□

154 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/13(土) 01:06:50.41 ID:zqlsTFh8o

くみたて　正解！

安藤「これで全てを決める……！」

安藤「工具セットが無いと出来なかったのは……もう一度組み直す事なんだ」

目賀「……ぬ、くうううう……！」

安藤「目賀、お前がもらった鉛筆削り……見せてくれないか。それで全てが分かるはずだ……！」

真理木「どうなのよ、目賀……！」

目賀「ぐっ……！」

国定「モノクマ、キミなら分からないの？」

モノクマ「そう言われると思って、リサーチ済みでござーい！」

モノクマ「あったっすよ、目賀クンの個室の引き出しに……バラバラになった鉛筆削りがね！」

不動「……刃の部分が無いな。捨てたという事か……」

原井「ではやはり……目賀君が……！」

満「二人を……殺したんだね」

目賀「………………っ！」

安藤「……この事件の全てをまとめる。それで……終わりにするんだ」

安藤「……もう一度最初から、この事件を振り返るぞ」

安藤「これが事件の真相だ……！」

155 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/13(土) 01:17:02.02 ID:zqlsTFh8o

[クライマックス推理　開始]

《Act.1》
稲本と椰和原の二つの殺人事件……
この二つはどちらも夜の内に始まったんだ。
犯人は班長の見回りが終わった頃を見計らって、プールに向かった。
向かった理由はプールの栓を抜き、水を排水する為……
この後に行う殺人の為だ。

《Act.2》
犯人は三階に稲本を呼び出して、保健室にあった睡眠薬で眠らせたんだ。
そして書庫にあった延長コードを使って稲本を縛り……
プールにあった飛び込み台から吊るした。
そしてそのまま稲本を頭から落とし、床に激突させて殺害したんだ……！
これこそが稲本の命を奪ったこの事件の第一の凶器だった……！

《Act.3》
殺害を終えた犯人は、稲本の頭の出血をバスタオルで抑えながら男子トイレまで移動させ……
図書室にあった適当な本に血をつけて現場近くに置く事で偽装工作をはかった。
その時、偶然にも本を返すために椰和原が図書室に来ていたんだ。
犯行を見てしまった椰和原は口封じの為にそのまま……
睡眠薬で眠らされて、トイレの洗面台で溺死させられてしまった……。

《Act.4》
椰和原をも殺してしまった犯人は今度は椰和原の偽装工作を始めた。
殺害現場を偽装するためプールに向かったんだが……ここでアクシデントが起きてしまったんだ。
本多……いやジョージがプールの給水ポンプを解体したというアクシデントが……！
これで犯人はプールに水を入れる事が出来なくなったんだ。

《Act.5》
それでも犯人は稲本の血痕を偽装する、ある方法を思いつく……
椰和原の体を傷つけ、その出血でごまかす事にしたんだ。
その時に使ったのが……プレゼントでもらった小型の鉛筆削り。
犯人はそれを破壊して中の刃で椰和原の脇腹を切りつけたんだ……！
これが限られた状況の中で作り出した第二の凶器……！

これら全ての犯行を実行できたのはただ一人だけ。
全ての証拠がその一人を指し示している……

お前しかいないんだ……【超高校級の忍者】、目賀　蔵丸！

ＣＯＭＰＬＥＴＥ！

156 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/13(土) 01:20:23.49 ID:zqlsTFh8o

安藤「これがこの事件の全てだ。目賀……反論があるなら言ってくれ！」

目賀「………………」

目賀「…………否。どうやら……」

目賀「ここまでの様……でござるな」

モノクマ「うぷぷ、議論の結論が出たようですね。それでは投票タイムと参りましょうか！」

モノクマ「では、オマエラはお手元のスイッチを押して、投票してくださーい！」

モノクマ「投票の結果、クロとなるのは誰なのか！？」

モノクマ「その答えは……正解なのか不正解なのかーッ！？」

モノクマ「うぷぷぷ！それではいきましょう！投票ターイム！」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　ｼﾞｬﾗﾗﾗﾗﾗ……

　　　　　　　　　　　┃ﾒｶﾞ┃ﾒｶﾞ┃ﾒｶﾞ┃

　　　　　　　　　　　ﾁｬﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗ……！

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ﾀﾞﾝ！

【学級裁判　閉廷！】

157 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/13(土) 01:25:35.84 ID:zqlsTFh8o

裁判終了で今日はここまで、参加ありがとうございました。
長かった……お疲れ様です

犯人は目賀でした。今回は裁判前に分かっていた人も結構いたかもしれませんね。
ちなみに鉛筆削りの参考画像↓
http://imgur.com/aiYlt4X.jpg

158 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/13(土) 01:29:18.80 ID:lUQint1XO

乙
目賀はいつか犯人になるとは思ってたが鉛筆削りは盲点だった

159 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/09/13(土) 01:33:27.12 ID:vQ72d8km0

お疲れ様ですー
前回といい今回といい、原井さんのSAN値が心配……

160 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/13(土) 09:19:27.18 ID:Sh9y+OmgO

乙
目賀か……まったく分からんかったわ
プレゼント交換表がどう役立つのか予想できたかったけど鉛筆削りとは盲点だった
そしてプールの排水時間とかはダミーだったのね……騙されたわ

161 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/13(土) 10:48:27.51 ID:BRgQqwTSO

乙
大体予想通りだったけどわざわざプールで殺害した理由だけはわからないな
本を凶器にしたほうが手間ないような気もするが

162 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/13(土) 12:40:18.58 ID:b7SLqyvWo

本を凶器だと思わせるためのトリックと、殺害現場を誤解させるためのトリックだったと考えてみる
プールだったら血痕も流せたはずだし、そこら辺も考えた上でのプールで殺害

それが椰和原ちゃんが目撃しちゃったのと、ジョージがポンプ分解したお陰でそこら辺のトリックが全部崩れたんじゃないかと

163 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/13(土) 13:00:51.14 ID:BRgQqwTSO

そうじゃなくってそのトリックのメリットは何かなと思って。デメリットの方が大きくない？
まあ、その辺の説明は入るだろうけど

164 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/09/13(土) 17:25:02.99 ID:Ea6HMlbF0

これ前スレで動機発表時にクラマルと話した時、選択肢別のにしてたら結果は変わってたんだろうか……

ここまで被害者は女→男→女→男　犯人も男→女→男

と、コンマで偶然にもきれいに交互に並んでてすごい

165 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/09/13(土) 22:10:23.37 ID:VYAskVZL0

目賀が稲本をターゲットにした理由…
コンマ神が２章のＴバックの件の復讐をさせたかった、とか…？

166 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/13(土) 22:13:02.52 ID:zqlsTFh8o

言い忘れてましたが、次回更新は明日か明後日の夜となります

・目賀の犯行について
元々目賀は鍵を管理してる人に罪をかぶせようとしてます
プールで殺害して偽装する事により、鈍器を使った前提で議論を誘導する予定でした。
が、今回安藤がアナウンスで確定白になってしまったので…
その他にも>>162の方が言ったようにアクシデント起きまくって計画が崩れた、という訳です。

今考えるとこの章の犯人、運が悪すぎるな…

>>133
桐子はともかく目賀は結構フォローもらっていたにも関わらず…
霧切さんがいたら死神の足音が聞こえていた事でしょう

>>164
選択肢的には最善ではありませんでしたが、最善選んでもクロ候補には残ってました。あとはコンマのみぞ知る

原作は男子や女子が連続で5人死んでますからね…
この章はトリックの都合上被害者コンマは男子と女子から一人ずつ選んでます。
なんで女子連続退場とかそういう展開はどうしてもできなかった…残念

167 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/13(土) 22:26:56.30 ID:vc2eKjBVO

うわー…
二章ではパンツを燃やされるし三章ではそんな感じで犯人になるし…
目賀は不運だなあ

168 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/09/13(土) 22:27:48.04 ID:VYAskVZL0

ついでに質問なんだけどもし安藤が原井のプレゼントもらってたらこの事件どうなったの？
単純にムネミチャンの傷なくなってた？それとも誰か別の人が目賀に刃物渡した？

169 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/13(土) 22:41:03.32 ID:zqlsTFh8o

>>168
別の人が文房具セットを渡してました。たぶん本多か国定あたりが
そして原井のプレゼントはおそらく筆と墨汁

鉛筆削り＝刃物の推理は画像無いと厳しいなーと思いつつ、画像出したら一発で犯人とばれてしまうジレンマ
結局出す勇気はありませんでした、すみません

170 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/15(月) 22:37:41.69 ID:wpP+wVojo

モノクマ「またまた正解！　椰和原さん、稲本クンの両名を殺害したクロは、目賀蔵丸クンなのでしたー！」

真理木「本当に、なのね……」

ミリア「ク、クラマルくんがムネミちゃんを……？　う、うわぁん……！」

目賀「………………」

ジョージ「けっ、やっぱオメーかよ！　オレには最初から分かって……」

安藤「……どうしてだよ」

安藤「椰和原だけじゃなくて稲本もだ……どうして殺したんだよ……！」

目賀「この方法で拙者が殺害できるのは男子のみ。よって稲本殿を……」

安藤「違う、そういう事を聞いてるんじゃない！　なんで殺し合いなんかしたんだよ！？」

目賀「……殺し合いが起きなければ大勢の人が死ぬ。その凶行を止めざるを得なかった、それだけでござる」

不動「……正義の為、とでも？」

171 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/15(月) 22:41:43.75 ID:wpP+wVojo

目賀「拙者は……忍者は元々そのように生きる者。個を捨てて、より多くを救う。この選択もまた然り」

満「でもその犠牲を他の人に求めるのは間違ってるよ！」

御々崎「止めたかったんなら一人で自殺でもなんでもすりゃいいじゃん。こっちとしちゃ、いい迷惑」

目賀「……モノクマが言った中止の条件は『殺し合い』。拙者の自害では止められない可能性があった故でござる」

原井「それは……そうだったのかもしれませんが！」

モノクマ「そうだね、ボクそんな風に言ってたね。ま、オモシロくなりそうだったら自殺でも中止で良かったけど……」

モノクマ「手口も犯人も丸わかりの自殺じゃあ、止められませんなぁ！」

満「……！　最低……」

国定「ボクもそれはちょっとツマラナイかな……」

172 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/15(月) 22:46:53.35 ID:wpP+wVojo

目賀「……二人には取り返しのつかない事をしたというのは分かっているでござる。罰も甘んじて受け入れよう」

目賀「ただ……それでも拙者は大勢の命の為に……」

モノクマ「いやいや違うよ、かっこつけちゃってー！」

目賀「……何？」

モノクマ「目賀クンが事件起こした理由ってそんなんじゃないでしょ？　もっと別の理由だよね！」

真理木「他の理由……？」

安藤「………………」

目賀「何を馬鹿な事を……拙者は！」

モノクマ「超高校級の忍者である目賀クン。彼の人生は常に表舞台に出ない裏方、陰に隠れた目立たないモノだったのです！」

目賀「……！」

モノクマ「そもそも忍者って何をしているのか、気にならない？」

ジョージ「ああ、正直ワケ分かんねえから教えろ！」

173 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/15(月) 22:53:25.56 ID:wpP+wVojo

モノクマ「『忍者』っていうのは通称で、主に政府から諜報活動や要人の警護を請け負うとある集団の事です」

モノクマ「現代風に一言で言えば諜報員や覆面ＳＰ。ま、口には出せないヤバい事や非合法な事もやってんだけどね！」

原井「諜報員？　覆面ＳＰ……？」

ジョージ「ざっくり言うとスパイにガードマンって事か？」

目賀「……厳密にはガードマンとは違うのでござる。警護対象にも知られてはならない故……」

モノクマ「その仕事は世の為に人の為にと役立ってるよ。今まで何回の暗殺やらテロ行為が未然に防がれたか！」

真理木「一応聞くけど日本の話よね……？」

モノクマ「目賀クンの一族は代々、忍者として政府と古くから付き合ってきた家系なんだ。目賀クンもそうなるべく育てられたって訳」

満「現実離れした話に聞こえるけど全部本当……なの？」

目賀「そもそもその存在を知られていない事こそが忍者の強みであり存在意義……決して政府組織でなく請け負いという形なのもその為」

目賀「なのにモノクマは何故そこまで知っているのでござるか……？」

174 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/15(月) 22:59:07.32 ID:wpP+wVojo

モノクマ「ボクに知らない事なんてないからね！　さて、そんな目賀クンですが……」

モノクマ「さっきも言った通り彼の仕事やその実績はだーれにも知られません。だってそれが忍者だから」

モノクマ「助けた人達にも名前を知られないし感謝もされません。だってそれが忍者だから！」

目賀「……っ」

モノクマ「確かに自分は凄い事をしているのに誰もそれを知らない、感謝もされない、認められない……」

モノクマ「そんなんじゃ満たされないよね。目賀クンの、しょせん十代の男の子の心はさ！」

目賀「何、を……！」

不動「……自尊心、か」

モノクマ「満たされない心、宙ぶらりんの自己顕示欲はぶくぶくと膨れ上がりっていきました。そして……」

モノクマ「そんな中でボクが提示した今回の動機、そしてキミ達が全世界にテレビに映っているという事実……」

モノクマ「それを知ってこう思ったんじゃないかな？　『カメラの前で大勢の命を救えば、今ならなれるかもしれない……』」

モノクマ「『皆が認める英雄になれるかもしれない。やっと誰かに認められるかもしれない』……ってさ！」

目賀「ち、違う……違う！　これは正義のためにやった事……！」

目賀「睡眠薬で眠らせたのも二人を苦しませぬ為！　拙者は本当に人の為、正義の為に……！」

安藤「……それは違うんだ、目賀……」

175 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/15(月) 23:03:50.11 ID:wpP+wVojo

目賀「安藤殿……？」

安藤「……確かに最初の、稲本の事件はそうだったかもしれない。本当に大勢の人を救おうとしたのかもしれない」

安藤「でも椰和原の事件は違うじゃないか……！」

国定「……モノクマの話だと稲本の事件で動機の件はすでに中止されていた」

国定「キミの理屈ならもう椰和原さんを殺す必要は無かったはずだよね？」

目賀「それは……しかし！」

安藤「二回目は……椰和原の事件だけは、お前自身のため……」

安藤「……『自分が助かる為』だけ、の殺人だった」

目賀「拙者、は…………」

ミリア「クラマルくん……！」

モノクマ「うぷぷ、ぶひゃひゃひゃひゃひゃ！　正義の為とか言っときながら、結局は自分の為だったなんて、滑稽ですなぁ！」

御々崎「そんなの……当たり前の事だけど」

目賀「………………」

176 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/15(月) 23:08:42.85 ID:wpP+wVojo

安藤「でも本当は……何が正しいとか、何の為だったかなんてどうでもいいんだ……」

目賀「…………？」

安藤「ただ椰和原を、稲本を殺してほしくなかった。それに……」

安藤「お前にも殺し合いなんてして欲しくなかった……」

目賀「……拙者、に……？」

安藤「なんで殺し合いなんてしたんだよ、目賀……」

目賀「………………」

満「……ボクも、目賀くんが椰和原ちゃんと稲本くんを殺した事は許せない」

満「でも…………それでも残念、だよ……」

目賀「残念…………？」

モノクマ「えー、なんでそうなるの……。もう、とっととアレやっちゃうよ！」

真理木「アレってまさか、オシオキ……！？」

原井「もう二人も亡くなっているのですよ。これ以上、誰かが死ぬ必要なんてありません！」

ミリア「もうこれ以上ツラい事はイヤです……！　クラマルくんもいなくなっちゃうのはイヤです！」

目賀「……！」

177 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/15(月) 23:13:07.47 ID:wpP+wVojo

モノクマ「うるへーうるへー！　やっちゃうもんねー！」

目賀「拙者は……」

モノクマ「【超高校級の忍者】である目賀　蔵丸クンのためにスペシャルなおしおきを用意しました！」

目賀「すでに認められていたのでござるか……？」

モノクマ「それでは、はりきっていきましょう！」

目賀「……拙者のやった事は間違いだった。それが今……やっと今、分かったでござる」

御々崎「…………？」

モノクマ「おしおきターイム！」

目賀「未熟だった……何もかも……」

ｳﾞｰﾝ……

ﾋﾟｺｯ☆

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　ＧＡＭＥ　ＯＶＥＲ

　　　　　　　メガくんがクロにきまりました。
　　　　　　　オシオキをかいしします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

178 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/15(月) 23:19:11.92 ID:wpP+wVojo

暗い木製の牢屋のような部屋の中……目賀は水車にはりつけにされていた。

その半身はもう水に浸かっている。

江戸時代の役人のような格好をしたモノクマが手回しハンドルを回すと、水車はゆっくりと動き出した……

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　超高校級の忍者　目賀　蔵丸　処刑執行
　　　　　　　　　　　『魚田亜帆井流の刑』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

水車はゆっくりと回転し、はりつけにされている目賀も回りだす。

水面に頭から入り、ゆっくりとした回転のあとようやく顔を出す事が出来る。

目賀は水から出る度、息を整え、何度も水責めを受け続けていく……

だんだんモノクマの回す手が早くなり、水車の回転速度も上がっていった。

水から顔を出し息を整える時間がどんどん無くなっていく……

しかしそれでも、体力を削られながら目賀はなんとか隙を見つけ息継ぎをしている。

対抗してか、モノクマの手は休まることなくハンドルを回していく。

水車の回転は猛スピードに達し、激しい水しぶきで様子が見えないほどだった。

まるで扇風機のような回転が続き……水車は遂に限界を迎えた。

水車が壁からはずれて、そのまま目賀を下にして水面に向かって倒れる。

はずれた水車はその勢いのまま、水面で回転を続けていた。

回転が収まった頃、水車の下からしばらく気泡が浮かび、そして……

それ以上、何も浮かんではこなかった…………。

179 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/15(月) 23:21:16.68 ID:YHRag8FAO

国定はカムクラ被験者か？
まさかのツマラナイ発言

180 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/15(月) 23:24:04.92 ID:wpP+wVojo

モノクマ「ひゃっはーーーーーっ！！　ボク、満足！」

ジョージ「う、うおおおおおおッ！？」

ミリア「うわあぁぁぁんん……！」

国定「へえ、水責めかぁ。初めて見たよ」

原井「相変わらず酷い事を……！」

真理木「目賀……」

不動「また一人死んだ、か……」

安藤「……ぐっ！」

御々崎「……なんで？　なんであいつは間違っていたとか言ったの？」

御々崎「自分の為に殺した、それで全部。それに間違いなんかないでしょ……？」

満「……御々崎さん、それは…………あれ……？」

満「ジョージ君どうしたの！？」

181 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/15(月) 23:29:42.10 ID:wpP+wVojo

安藤「ジョージ？」

ジョージがいた方を向くと、その席には誰もいなかった。いや見えないだけで床に倒れているらしい。
全員でジョージの元に集まる。

真理木「ちょ、ちょっと大丈夫？」

原井「本多君の時も倒れていましたし、怪我をしていたのかも……」

満「気づいたら倒れてて。でもどうして？」

不動「これは……気絶しているな」

安藤「気絶って、なんでだよ？」

国定「さっきの映像にショックを受けたとか？　本多クン以上にそういうものが苦手なのかもね」

真理木「……今日はもう戻りましょう。ジョージ……本多くんも部屋に運ばないと」

ミリア「ハイ……」

モノクマ「それでは気をつけてお帰りを！　うぷぷぷぷ……」

安藤「……くそっ！」

182 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/15(月) 23:30:40.79 ID:tCfTcwN90

なんて読むのかと思ったらウォーターホイールか

183 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/15(月) 23:33:14.96 ID:wpP+wVojo

……エレベーターを使い、寄宿舎に戻ってくる。

事件と裁判を終えて、結果的に衛星の墜落を食い止める事が出来た。それでも……

その代償は、三人の命は、余りにも重かった……。

真理木から明日の朝、食堂に集合する様に言われ、解散になった。

時間は……もう夜になる、か。事件が発覚した時は朝だったのに……。

このまま部屋に戻るか……いや……

……誰かと話をしよう。ほとんどの奴はもう部屋に帰ったみたいだけど、まだ誰かいないだろうか。

安価↓１（本多以外の生徒一人指定）

184 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/15(月) 23:34:32.08 ID:rp0LQIuko

ミリア

185 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/15(月) 23:56:25.91 ID:wpP+wVojo

選択　ミリア

　「う、うぐっ……」

どこからかすすり泣く声が聞こえてきた。声の主をたどるとミリアの個室に辿りついた。
扉がちゃんと閉まってなくて音が漏れていたらしい。

安藤「……ミリア」

ミリア「あっ……ススムくん……」

安藤「扉閉まってなかったぞ。気をつけないと……」

ミリア「ハイ……」

いつも明るいミリアも今回はこたえてる。捜査や裁判の時はまだ活気があったのに……

……いや、そんなの当たり前だろ。裁判が終わって緊張の糸が抜ければ残るのは、仲間が死んだ悲しみだけだ。

ミリアだって俺より小さい女の子なんだ……今まで元気だったのがむしろ強いほどだった。

ミリア「……ススムくんに質問していいですか？」

安藤「ああ、いいけど……どうした？」

186 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/16(火) 00:22:07.77 ID:T+AZqXmyo

ミリア「ワタシは……ムネミちゃんとシモンくん、クラマルくんがいなくなってすごく悲しいです……。ススムくんも悲しいですか……？」

安藤「……うん。できれば皆生きててほしかったよ」

ミリア「う、うう……！　うわぁん……！」

安藤「ど、どうしたんだミリア！？　いきなり泣き出して……」

ミリア「えぐっ……だ、だって……ミリアがプレゼント交換会なんてしたからあんな事が起きて……それで……」

ミリア「ムネミちゃんだってトショシツに行かなかったし……ミリアのせい、なんです……！」

安藤「……！」

ミリア「ススムくんも、皆が悲しんじゃうのも……うわあぁん！」

安藤「それは違うぞ。ミリアのせいなんかじゃない」

ミリア「で、でも……！」

安藤「でもじゃない、そうじゃないんだ……いいか、ミリア」

187 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/16(火) 00:30:04.57 ID:T+AZqXmyo

安藤「誰かが誰かに与えられる影響には限界がある。ミリアがプレゼント交換しなくたって事件は起こってたかもしれない」

ミリア「ゲンカイ……？」

……あれ、これはどこかで……

安藤「目賀がどうやって殺人を行っても、椰和原がどんな理由で図書室に行ったんだとしても……」

そうか、これは……

安藤「その責任を探しちゃいけない。それは辛すぎるから……」

目賀が教えてくれた事だ……

ミリア「で、でも、じゃあミリアはどうしたら……」

安藤「いつも通りでいてくれよ。明るくて元気ないつものミリアに。皆もその方が安心する」

ミリア「アンシン……しますか？」

安藤「難しいかもしれないけど、死んだ奴らのためにもたぶんそれが一番だと思う」

ミリア「いつもの……うー……」

ミリア「……ハイ！　ミリア頑張ります！　んー……」

安藤「あんまり無理はしなくてもいいんだ。今日はもう寝た方がいい。ちゃんと鍵かけるんだぞ」

ミリア「ハイ……ススムくん、あの……」

安藤「どうした？」

ミリア「サンキューベリーマッチ！　……アリガトウです」

安藤「うん、こっちこそだ。お休み」

188 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/16(火) 00:32:47.14 ID:T+AZqXmyo

　―　安藤の部屋　―

……ミリアとの会話で気づいた。

今まで目賀と話した事は無駄じゃなかったんだ。あいつが教えてくれた事は今も生きている……。

前に目賀は事件が起きるのを仕方がない事だと言った。けど……今はそうは思わない。

それは、もしかしたら止められたのかもしれない、という後悔じゃない。

きっと止められるはずだ、という希望を……

今にも落ちて来そうな星空の下で、ずっと考えていた……。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　CHAPTER　０３

　　　　　今にも落ちて来そうな星空の下で　　　ＥＮＤ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

生き残りメンバー　　　９人

Ｔｏ　Ｂｅ　Ｃｏｎｔｉｎｕｅｄ……

189 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/16(火) 00:35:25.87 ID:T+AZqXmyo

【CHAPTER　０３　リザルト】

[現在の好感度]　【一言　or　安藤への評価】

鳥羽　満……９５
【椰和原ちゃん、稲本くん、目賀くん。忘れないよ……】

稲本　詩紋……８７　[DEAD]
【いろいろサンキューな、安藤！】

本多　夕一郎……６８
【…………う……】

不動　霜平……５９
【……認められる事、か】

ミリア・カッパーフィールド……５６
【チョットだけ元気になりました。チョットだけ……】

目賀　蔵丸……５５　[DEAD]
【………………無念】

真理木　優莉……４５
【結局、止められなかったのね……】

原井　古止羽……４４
【正しい事とは……なんでしょうか】

椰和原　宗海……４０　[DEAD]
【わ、私、なんかと、は、話してくれて……ありがとうございます！】

鳥羽　瑠散……２８　[DEAD]
【きっと満ちゃんは信じてくれますよ！】

御々崎　純……１９
【自分の為に殺す事は間違いじゃないはず……】

国定　獏兎……１４
【一緒に将棋する人が減っちゃったなあ】

桐子　未玲……１１　[DEAD]
【…………あたしは臆病なだけだったんすね……】

伊田　狩亜……１１　[DEAD]
【…………俺は……どうしようもねえ馬鹿野郎だな……】

大田原　大地……６　[DEAD]
【頼みごとはわしに任せんかいぃ！！】

[INFO]
裁判で獲得したモノクマメダル……３２枚
[ボーナス]スキル：イリュージョン……＋３枚

現在のモノクマメダル……７１枚

プレゼント『忍の極意』を手に入れました。（渡すことはできません）

『忍の極意』……ＣＨＡＰＴＥＲ　０３をクリアした証。忍者にとしての心構えが書いてある。

190 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/16(火) 00:39:35.63 ID:T+AZqXmyo

チャプター３終了したところで今回はここまで。
チャプター４の開始は少なくとも来週以降となります
それまでは前スレで小ネタなどを。

チャプター３の質問や、意見感想があればどうぞ。

ちなみにオシオキ名は>>182の方の言うとおり「ウォーターホイール」で合ってます

191 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/09/16(火) 01:04:33.60 ID:WuGVHFhS0

乙でした。
目賀はなんだかんだで本人の言うとおり普通の感性の持ち主だったと思ったよ
あとジョージがサイコ枠かと思ったら意外と純粋で安心した（そうでもないのかもしれないけど

192 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/09/16(火) 20:00:10.54 ID:UKK46eRV0

乙　俺目賀大好きだったんだよぉ…悲しいなぁ…
ところでジョージの好感度は本多の好感度とイコールなの？

193 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/17(水) 08:34:05.10 ID:tJY8xaEDO

>>192
ジョージ自身の好感度は0固定の予定
自由行動で選べるようにするつもりですが、仕様については考え中です

ちなみに
・ジョージのキャラ(性格)について
ジョージの性格は生存者によって変わってました。本編では伊田と稲本が退場したためあんな性格に。
他の性格としては、原井が退場した場合は敬語毒舌キャラ、目賀と不動が退場してればキザナルシスト、などが候補でした。
ただし解体狂いなのはどれも共通

194 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/17(水) 10:31:05.13 ID:/EUarCfkO

椰和原と稲本のオシオキもお願いしたいです

195 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/24(水) 23:15:46.31 ID:uFBQ+V+Ho

【小ネタ　稲本のオシオキ】

ｳﾞｰﾝ……

ﾋﾟｺｯ☆

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　ＧＡＭＥ　ＯＶＥＲ

　　　　　　　イナモトくんがクロにきまりました。
　　　　　　　オシオキをかいしします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

196 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/24(水) 23:18:56.80 ID:uFBQ+V+Ho

モニターに映し出されたのはサッカーグラウンド、そのペナルティエリアだった。
稲本はサッカーボールを模した透明なボールの中に閉じ込められている……

突然、稲本が入ったボールの後ろから大砲のような機械が現れ、その砲口をボールに取り付けた。
大砲が狙う先には、モノクマの顔が描かれた壁がゴールを塞いでいる。

ピーッ、と試合開始を告げるホイッスルが鳴った。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　超高校級のサッカー選手　稲本　詩紋　処刑執行
　　　　　　　　　　　『決めろ必殺の爆裂シュート！』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ホイッスルが鳴った瞬間、轟音とともに大砲はボールを発射する。
稲本を中に乗せたまま、ボールは勢いよく転がりゴールの壁に衝突した。

しかしボールは弾き返されてしまう。モノクマの壁はびくともしていない。

弾かれて転がって外に出ようとするボールを、大砲が移動して捕らえ砲口に取り付けていく。
そしてまた稲本を弾にしたペナルティキックが始まった……

発射と衝突が何度も繰り返され、稲本の入ったボールはまるでピンボールのように壁に叩きつけられていく。
そのインターバルは次第に早くなっていった。
ボール内の稲本は目を回し、ボールと共に転げまわっている……

ボールを取り付けた大砲は発射をやめ、急にその動きを止めた。

大砲の後部に取り付けられたエンジンが音をうなりを上げ、大砲がブルブルと震え出す。
エンジンが火を噴くと大砲は爆発的に加速し、ボールごと壁に向かって突っ込んでいく。

そして爆音の後、ゴールのホイッスルとワアアアア、という歓声が上がった……

破砕した壁の煙の中、画面に映っていたのは……
壁を粉砕しゴールに突っ込んでいる大砲と、大砲と壁に押しつぶされたボールの破片が残っているだけだった……。

197 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/24(水) 23:20:56.24 ID:uFBQ+V+Ho

【小ネタ　椰和原のオシオキ】

ｳﾞｰﾝ……

ﾋﾟｺｯ☆

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　ＧＡＭＥ　ＯＶＥＲ

　　　　　　　ヤワラさんがクロにきまりました。
　　　　　　　オシオキをかいしします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

198 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/24(水) 23:27:07.04 ID:uFBQ+V+Ho

画面内では椰和原が部屋の真ん中で立っていた。
まるで２Ｄの格闘ゲームのように横から映し出されている。
広い空間らしく、部屋の壁は見えない。モニターの画面外にも空間が続いているようだ。

円形の床の中央に柱が立っており、椰和原の胴体は柱に鎖で縛り付けられていた。
椰和原がなんとか鎖をはずそうとしていると、何かに気づいたらしく画面外をじっと見つめている。

すぐにその理由が分かった。画面外からモノクマが何体も現れ出したのだった……。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　超高校級の拳法家　椰和原　宗海　処刑執行
　　　　　　　　　　　『真空竜巻旋風拳』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

モノクマは椰和原に次々と縦横無尽に襲いかかっていく。

移動は出来ないものの、椰和原は向かってくるモノクマに応戦する。
モノクマを殴りぬけ、蹴り倒し、投げ飛ばす……
画面外からどんどん現れるモノクマから傷を受けることなく倒していった。

椰和原が拳法家の才能を発揮している中、椰和原の立っている円形の床が回転を始めた。
それでも襲い掛かるモノクマを対処していくが、回転はそのスピードを徐々に上げていく……。

やがて立っていられなくなるほどの速度に達し、椰和原も回転に耐えるのに精一杯になった。
だがモノクマは次々と、反撃できない椰和原に飛び掛かっていく。

どんどんモノクマが椰和原に覆いかぶさり、高速回転している姿が白と黒しか見えなくなっていった……

そして椰和原を縛る鎖がモノクマの重みと遠心力に耐え切れずちぎれた。
突然縛るものが無くなり、椰和原の体が遠心力で画面外まで凄まじい勢いで吹っ飛ばされていく。
しばらくすると画面外からドン、と大きい音が聞こえてきた……。

モニターの画面には、椰和原が倒したモノクマの残骸と、『Ｋ．Ｏ．』の二文字が表示されるだけだった……。

199 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/24(水) 23:47:13.60 ID:RpMH2QxIO

圧死と衝突死か……

200 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/24(水) 23:49:09.58 ID:uFBQ+V+Ho

以上、被害者二人のおしおきでした。サイコポップなおしおきって難しい…
稲本はバターになるパターンも考えてましたが、描写がいろいろ難しそうなので断念

チャプター４は始められれば土日に開始…の予定です
ジョージとのコミュや好感度ＭＡＸになった人とのコミュなど仕様の追加、校舎4階の施設とかを考えるのに時間かかっている状態です
もう少々お待ちください…。

201 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/24(水) 23:50:25.68 ID:Rc11Od3d0

オシオキ感謝、次も期待して待っております

202 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/28(日) 18:25:13.10 ID:SCIhnV1io

絶望少女面白いですね、展開がホント絶望的…

今日の21時頃からチャプター４開始します
班決めまでいく予定、よろしくお願いします。

203 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/28(日) 21:24:34.19 ID:SCIhnV1io

【22日目　朝】

　―　安藤の部屋　―

　キーン、コーン……カーン、コーン

　『オマエラ、おはようございます！　朝です、7時になりました！　起床時間ですよー！』

　『さぁて、今日も張り切っていきましょうー！』

……学級裁判を終えた後の朝はいつも以上に疲れてる気がする。

慣れる事はないんだろうな……いや、もう裁判なんて二度とゴメンだ。

……とっとと食堂に行こう。

204 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/28(日) 21:28:34.58 ID:SCIhnV1io

　―　寄宿舎　食堂　―

食堂にはすでにほとんどの人が集まっていた。御々崎ですら来ているところを見ると結構遅れたのかもしれない。

安藤「……おはよう」

真理木「来たわね。あと本多くんだけか……」

ミリア「えっ、あとホンダくんで全員ですか？」

原井「そのはずですが、どうかしましたか？」

ミリア「……なんだかゼンゼン人がいません……」

満「ミリアちゃん……」

不動「………………」

ミリアの言いたい事は分かる。
この場にいるのは本多を除いて8人、最初にここに来た時と比べて半分の人数しかいない。

ここにいない奴は全員……もう帰ってこないんだ。

205 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/28(日) 21:36:01.32 ID:SCIhnV1io

国定「そう思うと、この食堂も随分広くなっちゃったね」

真理木「それに静かね。稲本がいないと、こうも……」

満「……そうだね」

ミリア「うう、昨日の裁判で……」

ミリアの顔が暗くなる。昨日の裁判はトラウマになってるのかもしれない。

安藤「……でも希望が消えた訳じゃない。俺達を救おうと動いてくれてる人がいるんだ」

安藤「そう悲観する状況じゃないと思う」

ミリア「そう、ですよね……シモンくんがいない分、ミリアが盛り上げます！　アゲアゲです！」

ｶﾞﾁｬ

本多「み、皆さん！　稲本さんと椰和原さんの裁判どうなったんですかっ！？　犯人は！？」

ミリア「裁判……ムネミちゃん、シモンくん、クラマルくん……うわあああぁぁぁん！」

国定「あーあ、ミリアさんを泣かせちゃったね」

御々崎「何やってんのよ……」

本多「え、えっ？　す……すみません？」

真理木「いやタイミングが悪いというかね……。本多くんにもいろいろと話さないといけない事があるわ」

まだミリアの心は不安定みたいだな……
とにかく、本多にはジョージの事を教えないと……。

206 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/28(日) 21:39:58.10 ID:SCIhnV1io

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　CHAPTER　０４

　　　　　ロスト・パラダイス・ロスト　　　（非）日常編

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

207 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/28(日) 21:44:13.82 ID:SCIhnV1io

本多「そうですか、目賀さんが二人を……ミリアさん、すみません」

ミリア「……ハイ、もうダイジョーブです……」

本多「それと僕が解体魔ジョージ……？　これまでの解体騒動も僕が起こしてたんですか！？」

真理木「本多くんは多重人格らしいのよ。本人に言うのもなんだかおかしな話だけど」

原井「自分では多重人格かどうか分からないのでしょうか？」

本多「……記憶はないですが、そうかもしれません。昔から僕の周りで物がなぜか解体されている事が多かったような……」

御々崎「心当たりあるんじゃん……つーか先言いなさいよ」

国定「まあまあ、彼にはジョージクンの時の記憶は無いらしいし……それより」

国定「どうやらキミの肉体なり精神なりが限界を迎えた時に人格が変わるらしいんだ」

本多「限界を迎えた時……ですか」

国定「だから体調には気をつけてもらいたいかな。また解体事件が起こるとも限らないしさ」

本多「わ、分かりました。えっと、僕のもう一つの人格ってどんな感じでした？」

不動「……あらゆる意味で本多とは正反対の性格だった」

本多「そうなんですか？　活発だった、とか？」

安藤「間違っちゃいないけど……たぶん知らない方がいいぞ」

208 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/28(日) 21:50:51.03 ID:SCIhnV1io

不動「確かに解体事件の犯人はジョージだが、気になる事もある」

不動「あのＰＣが解体されていた時、重要なパーツが水で濡らされ使えないようになっていた。だが……」

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━━━━━━━━━━━━
━━━━━━

目賀「しかしPCを解体した上、水で濡らし台無しにしたのも本多殿……なんというマッチポンプ！」

ジョージ「あん？　確かにバラしはしたが濡らすなんて事してねーよ」

安藤「でも確かに重要なパーツが濡れてて、PCは意図的に破壊されてたはずだぞ？」

ジョージ「んな事やって感電したらどーすんだよ、死ぬぞ！？　オレは死にたくねえ！」

━━━━━━
━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

不動「……あいつは濡らしてはいないと言っていた。これはどういう事だ？」

209 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/28(日) 21:55:35.98 ID:SCIhnV1io

満「他にＰＣを破壊しようとした人がいるって事……？」

御々崎「……単純にあいつの記憶違いなんじゃないの」

真理木「なるほど……」

原井「確かにそれも考えられますね」

ミリア「ジョージは細かい事は気にしなさそうです……」

国定「意識的にではないけど濡らしてしまったか、もしくは他にパーツを濡らした人がいるのか……」

国定「まあどっちにしろ真相は分からないね。ジョージクンを呼び出す訳にもいかないし」

安藤「そうだな、出来ればそれは避けたい」

本多「あの、皆さんのジョージに対する扱いがすごく気になるんですが……」

210 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/28(日) 22:00:37.19 ID:SCIhnV1io

真理木「謎だけど話し合ってもしょうがないわね。それじゃ、これからの事について話しましょう」

真理木「今までの流れからすると裁判が終わったから校舎の4階が解放されているはず」

真理木「これまでと同じように探索した後、ここに集まりましょう。班を決めるわ」

原井「分かりました」

本多「4階にはここから脱出する手掛かりがあるんでしょうか……」

御々崎「どーせ助けが来るんだから別に……」

満「でも、自分達で脱出する方法が見つかるのならそれに越したことはないと思うよ」

ミリア「……頑張ってタンサクしましょう、早くここから出たいです！」

苗木は助けるのにまだ時間がかかるとも言ってたしな……

PCみたいに何か見つかるかもしれないし、探索してみよう。

まずは生徒手帳を確認するか。

211 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/28(日) 22:08:28.51 ID:SCIhnV1io

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校舎マップ４Ｆ
http://imgur.com/c2bauil.jpg

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27．第二倉庫　28．女子トイレ　29．男子トイレ　30．音楽室

31．学園長室　32．職員室　33．武道場　34．教室4-B　35．教室4-A

36．研究室　37．実験室
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

※原作との相違点
・化学室　→　武道場
・情報処理室　→　研究室
・モノクマ操作室　→　実験室
・第二倉庫の追加

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

さて、どこから探索するか。

安価↓１
１．音楽室
２．職員室と学園長室
３．武道場
４．研究室と実験室
５．第二倉庫

212 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/28(日) 22:09:17.83 ID:QD6vdNayo

１

213 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/28(日) 22:17:42.07 ID:SCIhnV1io

選択　１

　―　校舎４F　音楽室　―

音楽室にやって来た。ステージ上には大きなグランドピアノが鎮座している。
ステージと観客席を隔てる幕やスポットライトまで用意されていて、かなり豪華だ。
学校の音楽室というよりは……

安藤「すごいな……まるでホール会場みたいだ」

本多「ですね。学校にありがちな音楽家の肖像画とかも無いですし」

原井「ピアノの他にも奥の部屋に色んな楽器が詰め込まれています」

安藤「音楽系の才能の人のための場所、って事か」

原井「お二人は何か楽器を演奏されたりは？」

本多「いや、僕はそういうのはさっぱりで……」

安藤「俺もリコーダーくらいしか使った事しかない。原井は？」

原井「ピアノは習い事でしたので弾けますよ。拙い腕前ですが」

安藤「へえ……他の奴らも何か演奏できるかもしれないな」

そういえばピアノが弾ける人ってクラスに一人はいたな……

他の場所を調べるか。

安価↓１
１．職員室と学園長室
２．武道場
３．研究室と実験室
４．第二倉庫

214 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/28(日) 22:24:50.42 ID:IuIkwSdso

215 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/28(日) 22:29:31.91 ID:SCIhnV1io

選択　２

　―　校舎４F　武道場　―

武道場にやってきた。広い空間の奥には弓道の的が設置されている。

さらに甲冑が置いてあり、桜まで植えてある豪華さだ。これが武道場で正しいのかもよく分からない。

安藤「武道場ってか、弓道場みたいな感じだな……」

不動「ロッカーの中にも弓や矢があるぞ。ジュラルミン製だ」

安藤「不動ならここからあの的を狙えるのか？」

不動「……銃ならな。向こうでも弓矢は使った事がない」

不動「一応海外にもアーチェリーがあるが……弓道のように正装して行うスポーツではない」

安藤「そうか、海外だと弓道は無いのか」

不動「……ああ。だが安心しろ、弓道の服装はむしろ好みだ。腰の細さが際立つのがいい」

安藤「………………」

その情報のどこに安心すればいいんだ……。

他の場所を調べよう。

安価↓１
１．職員室と学園長室
２．研究室と実験室
３．第二倉庫

216 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/28(日) 22:33:54.87 ID:QD6vdNayo

１

217 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/28(日) 22:40:08.35 ID:SCIhnV1io

選択　１

　―　校舎４F　職員室　―

安藤「うっ……」

職員室に入った瞬間、思わず声を漏らしてしまった。

全ての教員の机の上に花が飾られていた。その景色は明らかに異様だ。

国定「やあ、安藤クンもここを調べに来たんだ」

安藤「国定、この花は？」

国定「さあ？　ボクが来た時にはすでに飾られてたよ」

モノクマがやってるのか？　悪趣味だな……。

国定「当たり前だけど先生もいないね。ま、居ようが居まいがどうでもいいんだけど」

安藤「何か見つけたか？」

国定「……机の引き出しの中も調べたけど特に……いや」

国定「そういえばこんな物を見つけたんだった」

218 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/28(日) 22:44:45.33 ID:SCIhnV1io

そういって国定が取り出したのはやたらとピンク色のキャラクターもののカメラだった。

安藤「なんだこれ……インスタントカメラか」

国定「プリンセスぶー子だってさ。安藤クンこういうの好きそうじゃない？」

安藤「俺のどこを見てそう思ったんだよ……何もないなら俺は学園長室の方に行くぞ」

国定「あ、学園長室は鍵がかかってるみたいだよ。さっき試したけど開かなかったんだ」

安藤「鍵のかかった部屋……？」

国定「……黒幕にとって見られたくない物でもあるのかもね」

なんだろう、気になるな……

国定「思わせぶりだったりしてね。モノクマが『学園長室なんだからボクの部屋に決まってるでしょ！』とか言って出てきたりして」

安藤「……ありそうだな」

けど鍵が無いから今はどうする事もできないな……他の場所を調べよう。

安価↓1
１．研究室と実験室
２．第二倉庫

219 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/28(日) 22:48:45.81 ID:KKVY26C1o

220 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/28(日) 22:48:51.67 ID:gbPQidSX0

221 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/28(日) 22:51:23.45 ID:gu4BEc470

お、きてた！

222 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/28(日) 22:54:31.57 ID:SCIhnV1io

選択　１

　―　校舎４F　研究室　―

研究室という部屋に来た。
中に入ると机がいくつかと、ファイルや文献が詰め込まれた棚がある。
奥は実験室というところにつながっているらしい。

真理木と御々崎がすでに探索をしていたようだ。棚にあったファイルのいくつかを確認している。

安藤「真理木、この部屋には何かあったか？」

真理木「脱出の手掛かりはないんだけど、これ……研究資料みたい」

安藤「研究資料？」

真理木に手渡されたファイルのタイトルを見ていくと、クローン技術やロボトミー手術……聞いた事があるような単語が載っている。

真理木「なんていうか……倫理的に問題のある題材ばっかりなのよ」

安藤「希望ヶ峰学園はそういう研究をしてたって事か……？」

いや、この部屋の先は実験室がある。もしかして実際に実験も……

223 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/28(日) 22:58:48.46 ID:SCIhnV1io

御々崎「…………これは？」

真理木「どうしたの、御々崎さん？」

御々崎もファイルの一つを読んでいたようだ。タイトルは……

安藤「『才能の移植』？」

真理木「才能の遺伝なら聞いたことあるけど、移植って……」

安藤「明らかに脳をいじってる……よな、これ……」

御々崎「『……この実験はカムクライズルプロジェクトの前段階であり、移植した才能の適合率などを……』」

真理木「才能を誰かに移せるって事？　超高校級の才能を移すなんて出来るの……？」

真理木「それにカムクライズルプロジェクトって……？」

安藤「というかこれ本当に希望ヶ峰学園がやってたのか？　だとしたら問題があるんじゃないか？」

御々崎「ふん、下らない……この学園が何してようが、今の状況に比べたらどうでもいいでしょ」

真理木「……奥の実験室も見てみましょう」

224 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/28(日) 23:04:08.24 ID:SCIhnV1io

　―　校舎４F　実験室　―

実験室には人を乗せれる大きさの実験台、様々な器具が揃えてある。
さらには液体の入った大きなカプセルが何らかの装置に繋がれている。
なんというか、まさしく実験室だ。

真理木「ここで本当に人体実験を……？」

安藤「まるでバイオハザードみたいな世界観だな……」

御々崎「……この装置は？」

真理木「動かないみたいだけど、装置には触れない方がいいわね」

真理木「とにかく脱出の手掛かりは無さそう。……すごく後ろめたそうなものはあったけど」

安藤「なんか見ちゃいけないものを見てしまった気がするんだが……」

御々崎「何を今さらビビってんのよ……」

そうは言うけど……本当に希望ヶ峰学園ってなんなんだ？
何をしようとしてたんだ？

とにかく、まだ捜査していない場所に行くか……。

225 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/28(日) 23:10:49.45 ID:SCIhnV1io

　―　校舎４F　第二倉庫　―

第二倉庫と書かれた部屋にやって来た。壁には棚がいくつも並んでいる。
寄宿舎の倉庫とは違ってこちらにはプリント用紙やインクなど事務用品が置いてある。
同じ階に職員室や研究室があるからかもしれない。

安藤「こっちでは何か見つかったか？」

満「いや、特にないと思うよ」

ミリア「ないですねー、脱出のヒント……」

満「あんまり使える物もないかな。寄宿舎の方にあった生地とかも無いし」

ミリア「お菓子もありません。寄宿舎の倉庫にはあったのに……」

生地やお菓子って……女子って調べる所は調べてるんだな。

とにかく手掛かりは何もなさそうだ。

そろそろ食堂に集まろう。

226 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/28(日) 23:15:54.28 ID:SCIhnV1io

　―　寄宿舎　食堂　―

真理木「……報告は以上ね。結局4階にも脱出に使えそうな物は無かったか……」

満「人体実験って……ホントなの？」

安藤「資料があっただけだから、まだ分からないとは思いたいけど……」

不動「……実験室まであったのならば、かなり怪しいと思うが」

ミリア「人体実験って何をするんですか？　ハエと遺伝子レベルで融合させたりとかですか？」

本多「なんかB級映画でありそうな設定ですね……」

真理木「気にしてもしょうがないけどね。とりあえず班を決めましょうか」

原井「班の人数はどうしますか？　ここにいるのは9人ですが……」

真理木「4人と5人の班に分けましょう。安藤、4人の班を担当してもらえる？」

安藤「ああ、分かった」

国定「はは、すっかり班長が板についてきたみたいだね！」

安藤「冷やかさないでくれよ……」

さて班員はどうしようか……？

227 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/28(日) 23:20:26.63 ID:SCIhnV1io

【班決め】

今回も班決めに縛りはありません。
前回同じ班だった人でも自由に選べます。
ただし今回、【確定シロを選ぶ基準に班は関係ありません】。
一緒の班になったら確定シロに選べない、という訳ではないのでご安心を。

↓１～３まで班員にしたい生徒（かぶったら一つ下を採用）

228 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/28(日) 23:21:11.26 ID:KKVY26C1o

満

229 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/28(日) 23:21:14.95 ID:QD6vdNayo

原井

230 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/09/28(日) 23:21:51.96 ID:eLfBbErrO

まりき

231 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/09/28(日) 23:23:22.38 ID:LfHMWNF80

ハーレムか

232 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/28(日) 23:28:17.72 ID:SCIhnV1io

班員…満、原井、真理木に決定
修羅ｂ…ハーレムおめでとうございます、今日はここまで

現時点で班長できそうなのが不動しか残っていないのでもう一つの班の班長は不動となります
次回更新は明日か、できなければ水、木曜日あたりに。

233 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/29(月) 11:51:28.51 ID:dotgMZuro

満ちゃん3連続か

234 ：唐突に再開 ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/29(月) 22:58:29.99 ID:hmoofDtVo

話し合いの結果、班分けは次のようになった。

安藤班……【安藤、満、原井、真理木】

真理木「……って何で私が班員になってんの？」

安藤「たまにはいいじゃないか、ずっと班長だったし」

満「いつも皆を引っ張ってくれてるし、班行動の時くらい誰かに任せてもいいんじゃないかな」

原井「そうですよ。休息も必要です」

真理木「それじゃあ任せちゃおっかな。でも班員ってなんか変な感じ……」

不動班……【不動、国定、本多、御々崎、ミリア】

不動「前回と変わり映えのない構成だな。65㎝が加わっただけか」

本多「その呼び方、ミリアさんにも容赦ないんですね……」

ミリア「ワタシはどんな呼び方でもいいですケド、嫌がる人には言っちゃダメですよ」

国定「なんか御々崎さんとも付き合いが長いなあ、ははは」

御々崎「………………」

235 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/29(月) 23:01:58.86 ID:hmoofDtVo

原井「班も決まりましたし、今日は解散でしょうか」

真理木「そうだ。皆行く前にちょっと聞いてくれる？」

本多「何ですか？」

真理木「……改めて言っておきたいの。これから先、モノクマが何を言ってきても殺し合いなんてしないで欲しい」

不動「………………」

真理木「待っていれば助けが来る。だからここから脱出するために殺し合いをする必要は無いわ」

真理木「……だけどそれでも昨日の事件が起きた。だからこそモノクマに踊らされないで欲しいの」

真理木「ここにいる皆は……いえ、亡くなった人達も、もう他人じゃないと思ってるから」

ミリア「……！　ワタシもそう思います……！」

原井「……勿論です。どんな動機でも殺し合いなんてしたくありません」

国定「まあ、凶器が制限されたこんな状況で事件を起こす事自体難しそうだし、大丈夫じゃないかな？」

安藤「ああ。鍵は俺が管理してる、絶対に事件は起こさせない」

御々崎「…………ふん」

236 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/29(月) 23:09:29.55 ID:hmoofDtVo

真理木「言いたい事はそれだけ。それじゃあ今日は解散よ」

真理木の言うとおり未来機関のおかげで殺し合いをする理由は一つ無くなったけど、救出にはいつまでかかるんだ……？
ラジオで状況が聞けなくなったのは痛いな……。

満「もうしばらくしたら夜時間になりそうだね。一回部屋に戻ろうかな……」

原井「そういえば、本多君は早めに寝た方がいいのではないでしょうか」

本多「えっ？」

不動「体や精神の限界が来たら変わるそうだ……寝不足が原因でも変わるかもしれん、用心しろ」

本多「ああ、なるほど。でも本当にジョージってどんな感じなんですか……？」

皆、夜時間までの空き時間を思い思いに過ごすようだ。
俺はどうしようか……。

安価↓１（話しかける人を一人選択）

237 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/09/29(月) 23:12:41.34 ID:nGYNxDmlO

ジョージ

238 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/29(月) 23:18:17.74 ID:hmoofDtVo

ジョージは夕方の自由行動か、夜の見回りでしか遭遇できないようにするつもりです。
イベントでの選択は、すでにジョージに変わってる描写が無い限り選べません
後の自由行動時にまとめて説明するつもりでした、すみません…

という訳で再安価↓

239 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/09/29(月) 23:20:12.24 ID:/SvpLsfS0

不動

240 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/29(月) 23:34:21.27 ID:hmoofDtVo

選択　不動

不動「……安藤、もうすぐ夜時間だ。準備しておけ」

安藤「ああ。なんだか珍しく真面目だな」

不動「新しい場所が解放されたばかりだからな……出歩く奴もいるかもしれない」

不動「それに俺は本来そう不真面目でもない。なぜか78㎝にはよく咎められるが」

安藤「それは呼び方も含めて、女子に失礼な事言ってるからだろ……」

不動「俺は真面目に言っているのだが……」

つまり真面目にセクハラしてるって事か……もっと問題じゃないか。

夜時間まではまだ少し時間があるし、何か話すか。

話題安価↓
１．昨日の事件について
２．新しい班について
３．さっきの真理木の話について
４．自由安価

241 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/09/29(月) 23:41:10.39 ID:PqEX8AlR0

242 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/30(火) 00:01:23.62 ID:a77buZa1o

選択　１

安藤「不動は昨日の事件……どう思った」

不動「……凶器を集めても事件を防げないとはな。正直、アナウンスを聞いた時は驚いた」

安藤「俺もだよ。鍵は俺が持っているはずなのに二人も死んでて……頭が真っ白になった」

不動「それほどまでに殺害への執念があったという事か。目賀をどうこう言うつもりはないが……」

安藤「……けど人工衛星を止めようとしたっていう気持ちも嘘じゃないと思う」

安藤「誰かに認められたいって理由だけで目賀が殺人をしたとは思えない……」

不動「ああ、分かっている。だが……目賀のそういった動機も分からないでもない」

安藤「……？　どういう事だ？」

不動「……俺も一歩間違えれば、事を起こしていたかもしれない」

安藤「…………！」

不動「……もちろん、今はそんな気は無いがな」

安藤「……救助が来れば状況は全部解決するんだ。それまで一人で思いつめたりなんかしないでくれよ」

不動「ああ。今は事件の回避に努める、そのつもりだ」

【INFO】
不動の好感度が上がりました。

243 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/30(火) 00:13:09.71 ID:a77buZa1o

【22日目　夜　見回り】

夜時間になり、そのまま不動と見回りをしようと思った、のだが……

真理木「それじゃあ、行きましょうか」

安藤「真理木？　なんでここに？」

真理木「なんでって……班長が二人しかいなくても、二人きりで行動するのは避けた方がいいからよ」

不動「……目撃者もいない、事件が起こしやすい環境だからか」

真理木「気分を悪くしたのなら謝るわ。でも疑ってる訳じゃなくて事件を絶対に防ぐ意味合いのつもりよ」

安藤「そういう事か……確かに三人の方がいいかもしれないな」

不動「……俺も別に異論があるわけでは無い」

安藤「それじゃ、気を取り直して見回りに行くか」

さて、誰も出歩いてないといいけど……。

安価↓１
１．見回りをしている人と話す（真理木か不動かを選択）
２．誰かと遭遇（コンマ４０以上で遭遇、それ以外はモノクマメダルを少しゲット）
３．モノモノマシーン　※時間経過なし　（現在のメダル……７１枚）

244 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/09/30(火) 00:17:45.83 ID:p0gOM3odO

2みみさき

245 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/30(火) 00:31:30.11 ID:a77buZa1o

選択　２　御々崎　コンマ83……遭遇

　―　校舎４F　研究室　―

4階の研究室まで見回りにやってきた。夜の研究室は雰囲気たっぷりだ。
探索の時に調べた内容もあいまって、より不気味に思える。

安藤「実験室から何か出てきたりしないよな……」

真理木「そういう事言うのやめてよ、ホント……」

不動「……実験室に誰かいないか？」

真理木「だからやめてって……」

ｶﾞﾁｬ……

真理木「！」

御々崎「………………」

安藤「御々崎か……びっくりした」

真理木「はあ……良かった。って前もこんな事があったような……」

御々崎「アンタ達何やってんの？」

不動「……それはこっちのセリフだ」

246 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/30(火) 00:38:15.51 ID:a77buZa1o

安藤「夜時間は出歩かないってなってるだろ、お前は気にしないのかもしれないけど」

御々崎「……よく分かってんじゃん」

少しは悪びれろよ……

真理木「でもいつもなら寝てる時間じゃない？」

御々崎「寝すぎて寝たくないから……それとここにあった物が気になっただけよ」

安藤「実験室にあった機械か。何の装置なんだ？」

御々崎「……記憶を操作する機械……」

不動「……何？」

御々崎「……かもね。動かないから分からない。ふん……期待外れだった」

真理木「とにかく個室に戻ってね。あと出来れば出歩かないように。……出歩いたとしても怖い登場はしないようにお願い」

不動「……必死だな」

記憶を操作する機械か……御々崎は他の人よりも記憶に執着しているような気がする。
何か理由があるのか……？

【INFO】
御々崎の好感度が少し上がりました。

247 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/30(火) 00:39:57.76 ID:a77buZa1o

【22日目　終了】

[現在の好感度]
鳥羽　満……９５
稲本　詩紋……８７[DEAD]
本多　夕一郎……６８
不動　霜平……６８
ミリア・カッパーフィールド……５６
目賀　蔵丸……５５[DEAD]
真理木　優莉……４５
原井　古止羽……４４
椰和原　宗海……４０[DEAD]
鳥羽　瑠散……２８　[DEAD]
御々崎　純……２３
国定　獏兎……１４
伊田　狩亜……１１　[DEAD]
桐子　未玲……１１　[DEAD]
大田原　大地……６　[DEAD]

現在のモノクマメダル……７１枚
『夢現チケット』　……０枚
『学級日誌』　……０冊

[プレゼント]
オブラート
狂戦士の鎧
速球大臣
だれかの卒業アルバム
G-SICK
蝶ネクタイの変声機
軽石×２
アゴドリル
オモプラッタの極意
キャットドッグプレス
水晶のドクロ
油芋
ラジオくん人形
ミネラルウォーター×２
動くこけし
あしたのグローブ
トル猫のドロワーズ

248 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/30(火) 00:49:09.97 ID:a77buZa1o

【モノクマげきじょう】

モノクマ「殺し合いを防ぐ、ねえ……」

モノクマ「コイツラがどう頑張ろうと、ボクのさじ加減でどうにでもなるんだけど！」

モノクマ「凶器が無いなら拳で語ればいいじゃない！　それでもダメなら……うぷぷぷぷ」

モノクマ「えー、ではヒント……といっても語る事はそんなに無いけど……」

モノクマ「自由行動があるのはチャプター５までです。つまりこれからを含めて２チャプター分自由行動があります」

モノクマ「全然残ってない訳では無いけど、無限に時間がある訳でもない……うぷぷ、悔いのないように行動するようにね！」

モノクマ「それじゃあまた次回！」

249 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/09/30(火) 00:56:09.56 ID:a77buZa1o

今日はここまでです、安価参加ありがとうございました
次回更新はおそらく木曜日になると思います。

それと先に仕様を説明しておきます
好感度がMAXの人とのコミュ……プレゼントをあげる事でメダルゲット（枚数はプレゼントの好みによって変わる）
ジョージとのコミュ……本多の好感度が少し上がる、プレゼントをあげる事でメダル（同上）

モノクマメダルが結構集まりそうですが、新しい使い道を思いついてません
購買部に追加して欲しいアイテムなどあったら要望をお願いします（丸投げ）
その他質問意見などもあればどうぞ。

250 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/09/30(火) 00:59:51.38 ID:Y/h8g/ZJ0

乙でした

そんな感じならマックスに出来るのは３～４人ぐらいかな？
みみさきさんが何を考えてるのか気になるね

251 ：少しですが再開 ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/02(木) 22:47:10.28 ID:1apCtbUco

【23日目　朝】

　―　安藤の部屋　―

　キーン、コーン……カーン、コーン

　『オマエラ、おはようございます！　朝です、7時になりました！　起床時間ですよー！』

　『さぁて、今日も張り切っていきましょうー！』

苗木の放送があってからもうすぐ一週間……

未だに状況は変わらないけど、本当に助けに来てくれてるんだろうか？

……いやきっと救ってくれるはずだ、信じて待とう。

252 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/02(木) 22:54:57.84 ID:1apCtbUco

　―　寄宿舎　食堂　―

真理木「あ、安藤！」

安藤「おはよう……どうした？」

原井「お早うございます。それでは早速調理に取り掛かりましょうか」

真理木「……あのさ、アンタって料理得意？」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

安藤「普通だと思うけど、何かあるのか？」

満「……この中で一番料理が出来るのは安藤くんだと思う」

真理木「じゃあ原井さんは任せたわ。私達も出来る範囲で努力するから……」

安藤「へ、原井？　いいけど……ってもう厨房に行ってるのか。分かった、見てくる」

満「…………ゴメン」

　「……おい、なんで魚をそのまま焼いてるんだよ！？」

　「今日は塩焼きにしようかと思いまして」

　「せめてうろこ取るなり内臓取るなりしろよ！」

満「本当にゴメンなさい……でもボクらじゃフォローするだけの力が……」

真理木「女子がこれだけ揃ってるのに、料理出来るの安藤だけって……」

253 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/02(木) 22:58:24.26 ID:1apCtbUco

【23日目　朝　自由行動】

なんか朝からすごく疲れた……。
真理木も料理得意じゃなかったようだし、この班大丈夫か？

……気を取り直して何か行動しよう。

安価↓１
１．探索（行きたい場所（>>9、>>211）と班の一人指定）
２．自由行動（任意の一人を指定）
３．購買部に行く　※時間経過なし　（現在のメダル……７１枚）

254 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/02(木) 22:59:55.98 ID:UK/6dNGAO

３

255 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/02(木) 23:06:30.31 ID:1apCtbUco

３　購買部

　―　校舎１Ｆ　購買部　―

モノクマ「おっすおっす。新商品が追加だクマ！」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

・『コンマウォッチ』（5枚）
コンマを再判定できる。モノモノマシーンの抽選など使えない場合もある。

・『おしゃべり教本』（10枚）
自由行動時のコミュ、または探索の時に使用できる。
話した人ともう一度だけ話題安価を取って話す事ができる。連続して使用は出来ない。
使用タイミングはプレゼント安価の時に確認します。

・『夢現チケット』（20枚）
夜時間に使えるチケット。いい夢が見られる……？

・『学級日誌』（40枚）
（非）日常編の行動を一日延長できる。各チャプター一度のみ使用可能。
使用タイミングは動機発表の前日に、こちらから使うか確認します。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

新商品か、どうしようかな。

安価↓２　（現在　71枚）
モノモノマシーンなら使う枚数を、買い物なら買いたい商品と個数を記入

256 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/02(木) 23:17:25.27 ID:vPAhdqC6o

ゆめうつつチケット1枚

257 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/02(木) 23:18:18.43 ID:6JXriCpiO

夢現チケット1
学級日誌1

258 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/02(木) 23:22:28.99 ID:1apCtbUco

モノクマ「閉店ガラガラ！」

【INFO】
『夢現チケット』　1枚
『学級日誌』　1冊
を手に入れました。（残りメダル……11枚）

さて、朝はどうしようか。

安価↓１
１．探索（行きたい場所（>>9、>>211）と班の一人指定）
２．自由行動（任意の一人を指定）

259 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/02(木) 23:23:56.45 ID:MQy30syx0

1 武道場真理木

260 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/02(木) 23:24:34.85 ID:UK/6dNGAO

あえての２国定

261 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/02(木) 23:41:44.37 ID:1apCtbUco

選択　１　武道場　真理木

　―　校舎4F　武道場　―

武道場の探索にやって来た。室内にも関わらず桜の花びらが舞っている。

原井「舞い散る桜…………風流ですね」

満「キレイだけど、本当の桜なのかな？」

真理木「怪しいわね、この時期に咲いてる訳が……いや、今の季節も定かじゃないのか」

安藤「じゃあ逆に、あの桜が咲いてるから今は春とか？」

真理木「……そう言われると素直にそうとも考えられないのよね。モノクマのお遊びかもしれないし……」

まあ今の季節が分かってもどうしようもないしな……

真理木と何か話すか。

話題安価↓１
１．学園に来る前の真理木について
２．リーダーシップについて
３．武道の経験について
４．自由安価

262 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/02(木) 23:46:06.29 ID:lyDdLrrcO

263 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/03(金) 00:22:49.45 ID:urs1v/Alo

選択　１

安藤「真理木はここに来る前ってどうしてたんだ？」

真理木「どうしてたって？」

安藤「なんていうか学者って聞くとずっと研究所みたいな所にいるイメージがあるからさ」

安藤「大企業の研究に参加してたって聞いたけど、高校に通いながらだったのか？」

真理木「……まあ、最低限はね。アンタのイメージ通り研究してる事の方が多かったけど」

安藤「最低限は、って休む事もあったのか」

真理木「休んで研究するしかなかったのよ、だって……」

安藤「……何か理由があるのか？」

真理木「……研究の日程で休まざるを得なかったってだけよ」

真理木「まあ、私も参加したくてした訳だからね。学校なら多少は休んでもいいんだし」

安藤「あ、ああ。そういう事か。高校より研究の方に打ち込んでたって事だな」

真理木「……研究は好きだし、特に高校に思い入れがあった訳じゃないわ」

真理木「けどそれでも、高校に普通に通ってたらって……ときどき思う事はあったけどね」

安藤「そうか……」

普通に通ってたら、か……
俺には普通の高校生活しか分からないけど、真理木はどんな生活を送ってたんだろう。

【INFO】
真理木の好感度が上がりました。
モノクマメダルを6枚手に入れました。（現在　17枚）

[通信簿　真理木　優莉]
真理木は高校生活と研究の二足の生活をしていた。
高校を休んでも研究をしなければいけない事もあったそうだ。

安価↓１　プレゼントを渡しますか？（渡す場合は>>247から選択）

264 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/03(金) 00:35:28.64 ID:WeHHRViAO

オブラート

265 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/03(金) 00:43:31.32 ID:urs1v/Alo

プレゼント　オブラート

安藤「オブラートとか……どうだ？」

真理木「ふーん、オブラートか……」

う、微妙だったか……？

真理木「オブラートはデンプンで出来てるから、簡単な実験に使えるのよね。ありがと！」

……基準は実験に使えるかどうかなのか？

どうやら喜んでくれたみたいだな。

【INFO】
真理木の好感度が少し上がりました。

266 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/03(金) 00:45:09.40 ID:urs1v/Alo

今回はここまで。続きは今日の夜になります

267 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/03(金) 00:54:00.77 ID:+fDi3Su60

おつ！

268 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/03(金) 23:19:49.99 ID:oqkDgBheo

【好感度イベント】

真理木「安藤、はいこれ」

安藤「お、これは……香水か？」

真理木「たまには私からもプレゼントって事で。ブルべリの香水って言うんだけど、つければモテるとか」

安藤「なんかいかがわしい効果だな……でもありがとう」

真理木「実際、男性に人気があるって説明に書いてあったんだけど……」

真理木「匂いの成分に男性を不快にさせる物も入ってたのよ。だから成分調整させてもらったけどね」

安藤「へえ、特別仕様って事か。時々つけてみるよ」

高級そうな香水だ。でも宣伝文句がつければモテるって……
……まあ、本当だったら嫌じゃないけど。

【INFO】
プレゼント『ブルべリの香水・成分調整版』を手に入れました。（渡すことはできません）

『ブルべリの香水・成分調整版』
真理木　優莉と仲良くなった証。本来は男性を不快にさせる匂いだったが改善されている。
ただし女性を引き付ける効果も薄まっているようだ。

269 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/03(金) 23:22:20.97 ID:oqkDgBheo

【23日目　昼　自由行動】

武道場の探索を終えて、一度部屋に戻ってきた。
結局分かる事は無かったな……

昼からはどうするか。

安価↓１
１．探索（行きたい場所（>>9、>>211）と班の一人指定）
２．自由行動（任意の一人を指定）
３．購買部に行く　※時間経過なし　（現在のメダル……17枚）

270 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/03(金) 23:23:30.62 ID:MRhs4bRDo

2国定

271 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/03(金) 23:37:44.31 ID:oqkDgBheo

選択　２　国定

　―　校舎２F　娯楽室　―

暇つぶしに娯楽室に来たはいいものの……

国定「や、安藤クン。オセロでもやる？」

そうだ、国定はここに入り浸ってるんだった。
会いたくない、とまでは言わないけど……

安藤「まあ、他にやる事はないしな……」

国定「良かった。目賀クンがいなくなっちゃったから、相手が減っちゃってね」

そういえば目賀もここに将棋をやりに来てたっけ……

安藤「クロだったとしても……目賀が死んで悲しいってお前も思うのか？」

国定「ボクだって人間だからね。人が死んだら残念だ、と思う事はあるさ……」

安藤「………………」

……悲しいとは思ってないけど、って続く気がするのは俺の考えすぎ……だろうか。

何か話題を振るか……

話題安価↓１
１．勝負にこだわる理由
２．裁判中の態度について
３．学園からの脱出について
４．自由安価

272 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/03(金) 23:47:22.66 ID:SVq9WFvT0

273 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/04(土) 00:11:27.73 ID:C0FW4FwEo

選択　３

安藤「もうすぐこの学園から脱出できそうだな」

国定「え、そうなの？　何か事件でも起こすのかい？」

安藤「……そうじゃなくて、未来機関だよ。助けようとしてくれてるって言ってたじゃないか」

国定「ああ、そっちか。でもあの放送からもう一週間くらい経つよね、本当に来てくれてるのかな？」

不安に思ってる事をためらいなく言ってくるな……。

安藤「救出には時間がかかるって言ってたから……けど、もうすぐ来るはずだ！」

国定「ふうん。だといいね」

安藤「……。他人事みたいに言ってるけど、お前はここから脱出したくないのか？」

国定「…………暇なんだよ」

安藤「……え？」

国定「ボクがここに来た意味ってほとんど無くなっちゃったんだよね。いや記憶を失くしたからそれに気づいてなかっただけなんだけどさ……」

安藤「来た意味ってどういう事だ？」

国定「目標が一つ無くなったって言えば分かるかな。だから救出とか割とどうでもいいんだ。それより……」

国定「暇ならなるべく楽しもうと思ってさ、せっかく用意してくれたこのゲームをね……」

安藤「……事件は起こさせないぞ」

国定「いいね。ぜひ犯行が困難な状況にして……事件を面白いものにしてくれると嬉しいな！」

……心境の変化は無いか。引き続き警戒しておいた方がよさそうだ。
でも国定が言うここに来た意味って一体……？

【INFO】
国定の好感度が上がりました。

安価↓１　プレゼントを渡しますか？（渡す場合は>>247から選択）

274 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/04(土) 00:13:59.08 ID:DAXqW61Xo

水晶のドクロ

275 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/04(土) 00:20:45.64 ID:C0FW4FwEo

プレゼント　水晶ドクロ

安藤「国定、これを渡しておく」

国定「これは……オーパーツかな」

国定「水晶がキレイだし、インテリアとしても良さそうだね」

国定「素直にお礼を言っておくよ。少なくとも前回もらったチケットよりかはよっぽど嬉しいかな！」

意外に根に持つタイプだな……

どうやら喜んでくれたみたいだ。

【INFO】
国定の好感度がやや上がりました。

276 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/04(土) 00:26:47.10 ID:C0FW4FwEo

今回はここまで。始めた時間が遅くて全然進められなかった……
テンポもっと上げられるよう努力します、申し訳

今日の21時頃からまた再開予定です

277 ：再開 ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/04(土) 21:38:57.28 ID:wjW5KIm5o

【23日目　夕　自由行動】

あの後、国定とオセロをして過ごした。
リフレッシュになったような、ならないような……

もう夕方か、何をして過ごすか。

安価↓１
１．探索（行きたい場所（>>9、>>211）と班の一人指定）
２．自由行動（任意の一人を指定）
３．購買部に行く　※時間経過なし　（現在のメダル……17枚）

278 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/04(土) 21:44:56.13 ID:57jORnoio

2 ミリア

279 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/04(土) 21:57:37.18 ID:wjW5KIm5o

選択　２　ミリア

　―　校舎３F　図書室　―

図書室に行くと、ミリアが辞書を片手に本を開いていた。

ミリア「むー……」

安藤「珍しく真剣だな。何を読んでいるんだ？」

ミリア「あっ、ススムくん！　コレはムネミちゃんが読んでたヤツです」

『ジャバウォック島殺人事件』か……。

安藤「それで辞書を片手に読んでるのか。まだ読むのは慣れないのか？」

ミリア「ひらがなとかカタカナはOKですケド、カンジがムズカしくって……」

ミリア「前に読んだときは、ムネミちゃんが声に出してくれてたんですケド……」

安藤「そうか……」

なんとなく暗い空気になってしまった……どうしよう。

話題安価↓
１．学園に来る前のミリアについて
２．前回の裁判について
３．本の内容について
４．自由安価

280 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/04(土) 22:06:58.07 ID:+q8r/5Hk0

１

281 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/04(土) 22:22:11.64 ID:f4IvTMJd0

おお更新されてた！

282 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/04(土) 22:29:51.79 ID:wjW5KIm5o

選択　１

安藤「そういえばミリアってここに来る前はどんな感じだったんだ？」

ミリア「カンジですか？　ニガテです……」

安藤「ああ、そうじゃなくて……前に住んでた所は海外だろ？　そこでどんな事をしてたのかなって」

ミリア「エート、マジックしてました！」

安藤「うん、そうだろうけどな……」

ミリア「マジックショーに出たり、TVに出演したりです！　ミリアが消えたり現れたりすると、皆ビックリするんですよ！」

そういえばミリアは海外で大人気のマジシャンなんだっけ。

ミリア「それでスカウトが来て、オモシロそうだから入学することにして……」

ミリア「で、パパとママと一緒にこっちに引っ越してきたんです！」

安藤「へえ、家族全員で来たのか。留学って訳じゃないんだな」

ミリア「パパがゼッタイ離れたくない、引っ越しさせてくれ、って言ってたんです。ママにドゲザして泣きついてました！」

安藤「そこまでして、娘がかわいかったのか……なんとなく分かる気もするけど」

ミリア「パパもママも大好きです！　……今は会えないですケド」

安藤「……もうすぐここから出られるはずだ。そうしたらきっとまた会える」

安藤「その後に、俺達にもいろんなマジックを見せてくれよ」

ミリア「……ハイ、まかせてください！　トッテオキのを披露しちゃいますよ！」

【INFO】
ミリアの好感度が上がりました。

安価↓１　プレゼントを渡しますか？（渡す場合は>>247から選択）

283 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/04(土) 22:31:35.53 ID:XTFWH0AQ0

ドロワーズ

284 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/04(土) 22:37:57.99 ID:wjW5KIm5o

プレゼント　トル猫のドロワーズ

安藤「じゃあミリアにはこれをプレゼントだ」

ミリア「オー、なんですかソレ！　パンツですか！？」

安藤「いやまあブランド物の下着だけど……好きそうかと思って」

ミリア「サンキューです！　ダイコウブツです！」

安藤「大好物だと食べ物になっちゃうぞ……」

でも喜んでくれてるみたいだ。

【INFO】
ミリアの好感度がやや上がりました。

285 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/04(土) 22:48:02.09 ID:wjW5KIm5o

【好感度イベント】

ミリア「じゃあミリアからも！　コレをどうぞ！」

安藤「これは……シルクハットか。くれるのか？」

ミリア「ワタシのとお揃いです！　イロイロ入れて、イキナリ出すと皆ビックリしますよ！」

安藤「ああ、ありがとう。マジックまで出来るかは分からないけどな」

ミリア「そうですねー、最初はハトとか入れてみるのはどうでしょう？」

安藤「ちょ、ちょっと生物は難易度が高いぞ。校舎にはいないし」

ミリア「じゃあダンベルとか！　まさかそんな物が入ってるなんて誰も思いませんよ！」

首が疲れそうだな……。

【INFO】
プレゼント『マジカルシルクハット』を手に入れました。（渡すことはできません）

『マジカルシルクハット』
ミリア・カッパーフィールドと仲良くなった証。中の仕掛けを使えばなんでも隠せるようになっている。
しかし気づかれないように自然に取り出すには巧みな技術が必要。

286 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/04(土) 22:52:40.75 ID:wjW5KIm5o

【23日目　夜　見回り】

夜時間、見回りの時間がやってきた。

安藤「4階まであると見回りも時間がかかるようになったな……」

真理木「そうね、でも一応見ておかなきゃ。何が起こるか分からないんだし」

不動「少し前まではジョージの事件もあったしな……」

さて今日は何が起こるか……。

安価↓１

１．見回りをしている人と話す（真理木か不動かを選択）
２．誰かと遭遇（コンマ４０以上で遭遇、それ以外はモノクマメダルを少しゲット）
３．モノモノマシーン　※時間経過なし　（現在のメダル……17枚）
４．チケット使用　（現在　1枚）

287 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/04(土) 22:53:25.26 ID:H+NCdoWAO

３

288 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/04(土) 22:57:40.49 ID:wjW5KIm5o

　―　校舎１F　購買部　―

安藤「よし……回すか」

真理木「いや、何を堂々と遊ぼうとしてるのよ」

不動「なら俺も回すぞ。メダルなら十分あるからな」

真理木「もう…………じゃあ私も」

やっぱり真理木ものってきたな……
さて何枚使おうか。

安価↓（使うメダルの枚数）

289 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/04(土) 22:58:47.33 ID:+q8r/5Hk0

８

290 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/04(土) 23:00:55.62 ID:wjW5KIm5o

では連投ありで

↓１で真理木が当てるプレゼント
↓２で不動が当てるプレゼント
↓３～１０で手に入れるプレゼント

291 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/04(土) 23:01:39.65 ID:H+NCdoWAO

こけー

292 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/04(土) 23:02:14.28 ID:f4IvTMJd0

そーれ

293 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/04(土) 23:02:57.90 ID:+q8r/5Hk0

よっと

294 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/04(土) 23:03:34.13 ID:f4IvTMJd0

もいっちょ

295 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/04(土) 23:07:00.79 ID:wjW5KIm5o

ageがてら自分でも

296 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/04(土) 23:07:07.38 ID:57jORnoio

あ

297 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/04(土) 23:07:34.56 ID:H+NCdoWAO

むぎゅ

298 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/04(土) 23:10:45.50 ID:f8rWz16fO

あ

299 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/04(土) 23:14:37.96 ID:wjW5KIm5o

もう一度

300 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/04(土) 23:16:14.74 ID:57jORnoio

あ

301 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/04(土) 23:19:50.05 ID:2veLZAelo

ぬ

302 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/04(土) 23:22:51.00 ID:wjW5KIm5o

【INFO】
あかの着ぐるみ
これくらいのお弁当
水笛
ラジオくん人形（２個目）
毛虫くん
むらまさ
だれかの卒業アルバム（２個目）
を手に入れました。

『夢現チケット』を手に入れました。（現在　２枚）

やった、チケットが当たった。他のプレゼントはかぶってる物もあるけど、まあいいか。

真理木「オモプラッタの極意……うーん」

不動「……違う。俺が求めているのは赤いマフラーではない……」

二人は微妙な表情をしてるな……。

安価↓１

１．見回りをしている人と話す（真理木か不動かを選択）
２．誰かと遭遇（コンマ４０以上で遭遇、それ以外はモノクマメダルを少しゲット）
３．チケット使用　（現在　２枚）

303 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/04(土) 23:25:20.61 ID:f4IvTMJd0

２　満

304 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/04(土) 23:46:06.78 ID:wjW5KIm5o

選択　２　満　コンマ61　遭遇

　―　寄宿舎　―

安藤「今日は何も起こらなかったな」

真理木「それじゃ解散……あら？」

不動「……いま誰かが個室に入っていったな。あそこは確か、瑠散の個室のはずだ」

安藤「瑠散の、って事は……」

ｶﾞﾁｬ

満「………………」

真理木「満ちゃん」

満「…………あっ、皆？」

安藤「さっきまで瑠散の部屋に入っていたんだよな。どうかしたのか？」

満「う……ゴメン。前からときどき入ってて……」

満「お姉ちゃんの部屋は……やっぱり、少しだけ安心するから」

不動「………………」

満「これからは出歩かないようにするよ、ゴメン」

安藤「どうする真理木？　正直に言うと、あんまり禁止はしたくないけど……」

不動「……俺も咎めるつもりはない」

真理木「そうね……ここなら部屋からも近いし、いいわ。でも隣の部屋とはいえ本当に気をつけてね」

満「本当に？　ありがとう、皆……！」

【INFO】
満の好感度は現在上がりません。
代わりにモノクマメダルを5枚取得しました。（現在　14枚）

305 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/04(土) 23:48:20.88 ID:wjW5KIm5o

【23日目　終了】

[現在の好感度]
鳥羽　満……９５
稲本　詩紋……８７[DEAD]
ミリア・カッパーフィールド……７５
本多　夕一郎……６８
不動　霜平……６８
目賀　蔵丸……５５[DEAD]
真理木　優莉……６１
原井　古止羽……４４
椰和原　宗海……４０[DEAD]
鳥羽　瑠散……２８　[DEAD]
御々崎　純……２３
国定　獏兎……２８
伊田　狩亜……１１　[DEAD]
桐子　未玲……１１　[DEAD]
大田原　大地……６　[DEAD]

現在のモノクマメダル……１４枚
『夢現チケット』　……２枚
『学級日誌』　……１冊

[プレゼント]
狂戦士の鎧
速球大臣
だれかの卒業アルバム×２
G-SICK
蝶ネクタイの変声機
軽石×２
アゴドリル
オモプラッタの極意
キャットドッグプレス
油芋
ラジオくん人形
ミネラルウォーター×２
動くこけし
あしたのグローブ
あかの着ぐるみ
これくらいのお弁当
水笛
毛虫くん
むらまさ

306 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/04(土) 23:56:17.42 ID:wjW5KIm5o

今日はここまで。モノクマげきじょうはナシです、特にヒントが無いので……
明日は更新できるか微妙なので、出来なければ次回更新は月曜か火曜の夜を予定
更新するときは告知します。

307 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/05(日) 00:03:02.77 ID:Iu8OfFDp0

お疲れ様です
満の好感度上がらないの失念してました……
原井さんとかと話せばよかったかな

308 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/05(日) 18:23:29.60 ID:aE0EVw6W0

好感度低めな爆弾コンビともからみたいな

309 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/07(火) 19:58:37.71 ID:cniVh0uYO

今日22時頃から始めます

地味にスキルも未回収な爆弾コンビ
ちなみに国定は原作スキル、御々崎は裁判で強力な(ただし使いづらい)スキルをくれる予定

310 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/07(火) 20:08:26.58 ID:oEbCWb/M0

待ってます
国定はレイズあたりかな

311 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/07(火) 22:23:29.97 ID:nkle1Y2Co

【24日目　朝】

　キーン、コーン……カーン、コーン

　『オマエラ、おはようございます！　朝です、7時になりました！　起床時間ですよー！』

　『さぁて、今日も張り切っていきましょうー！』

昨晩の見回りでチケットが集まったな。

二枚もあるし、いつ使うか……ちょっと嬉しい悩み、か？

　―　寄宿舎　食堂　―

本多「安藤さん、おはようございます」

安藤「おはよう。……あ、そうだ。あれからジョージは出てないのか？」

本多「はい、たぶん大丈夫だと思います。解体された物もないですし」

原井「それは何よりです」

ミリア「ミリアはもう一度だけ見てみたかったりします！」

本多「えっと、ジョージにはならないように注意した方がいいんですよね？」

安藤「やめといた方がいいと思うぞ？　何が起こるか分からないし」

本多「じゃあこれからもなるべく気をつけますね」

ミリア「オー、チョットだけ残念です……」

でもいつかひょんな事からジョージになる気も……いや、考えすぎか。

312 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/07(火) 22:27:05.02 ID:nkle1Y2Co

【24日目　朝　自由行動】

ジョージの事は本多次第だけど、もし出てきたらどうするかを考えるべきかもな……。

さて、朝の行動はどうしようか。

安価↓１
１．探索（行きたい場所（>>9、>>211）と班の一人指定）
２．自由行動（任意の一人を指定）
３．購買部に行く　※時間経過なし　（現在のメダル……14枚）

313 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/07(火) 22:27:16.87 ID:oEbCWb/M0

お、きてた

314 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/07(火) 22:31:09.39 ID:qoPx/6Hd0

2 不動

315 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/07(火) 22:47:29.35 ID:nkle1Y2Co

選択　２　不動

　―　寄宿舎　食堂　―

食堂に行ってみると、まだ不動が残っていた。どうやらさっきまで朝食だったらしい。

安藤「あれ、そっちの班は朝食遅かったのか？」

不動「御々崎がなかなか起きてこなくてな……」

安藤「ああ、なるほど……」

不動「……朝食を食べると自室にすぐに戻った。おかげで探索も出来ない」

安藤「振り回されっぱなしだな……」

不動「……まあ、今は緊急を要するような調べものもないのだが」

不動の班も朝は自由行動か。
俺も暇だし、何か世間話でもするか。

話題安価↓１
１．向こうでの生活について
２．母親の事について
３．不動の班の様子について
４．自由安価

316 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/07(火) 22:57:41.31 ID:oEbCWb/M0

317 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/07(火) 23:28:04.02 ID:nkle1Y2Co

選択　２

安藤「えっと不動、この前の話の続きなんだけど……」

不動「この前？」

安藤「母親が犯罪者って話……本当なのか？」

不動「……ああ。といっても俺も一緒にいる時は気づかなかったのだが」

安藤「どんな人なんだ？」

不動「最後に会ったのは俺が小学生の頃だったが、見た目はきれいだった……とてもな。それと93㎝あった。それだけは覚えている」

安藤「お、おう」

不動「自由奔放で法に縛られない性格だった……らしい」

不動「法に触れるような事を繰り返し、それが原因で俺の本当の父親と離婚した後、俺を連れて海外に渡った」

不動「そこで富豪をつかまえて再婚し、向こうでも犯罪を続けていたそうだ」

不動「やがて向こうでも警察の追及が厳しくなり、あいつはまたどこかへ飛ぶことにしたんだ。……今度は俺を置いてな」

安藤「……それで今も逃亡生活中なのか。なんか話を聞くだけでも凄いな……」

不動「どこがだ。最後にあいつは言っていた。『アンタがいい男になったら会ってあげる。たぶん日本でね』……」

不動「これが別れの言葉の全てだ。再婚相手にも、置いていく息子にも説明は何も無かった」

不動「……最低の母親だと俺は思っている」

安藤「………………」

重い空気だ……やっぱり聞かない方が良かったか？

あれ、でも確か不動が日本に来た理由って……。

【ＩＮＦＯ】
不動の好感度が上がりました。

安価↓１　プレゼントを渡しますか？（渡す場合は>>247から選択）

318 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/07(火) 23:29:44.85 ID:INj5iMPYo

キャットドッグ

319 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/07(火) 23:38:25.95 ID:nkle1Y2Co

プレゼント　キャットドッグプレス

……このシリアスなムードでこんな物を渡すべきなんだろうか。やめた方が……

不動「どうした。何か持っているのか？」

安藤「あ、いやこれは……」

不動「……ほう、キャットドッグプレスか。それを出したという事は……渡してくれるんだろうな？」

安藤「……欲しいんだったら、やるけど」

不動「くくく、ロマンを感じるぞ……！」

……不動にはいらない心配だったか。

どうやらかなり喜んでくれたみたいだ。

【ＩＮＦＯ】
不動の好感度が上がりました。

320 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/07(火) 23:48:57.06 ID:nkle1Y2Co

【好感度イベント】

不動「……そうだな、お前にも何か渡すべきか」

そういって不動がくれたのは……割と本格的なゴーグルだった。

安藤「これは？」

不動「見ての通りゴーグルだ。銃を撃つときに目を保護するために使う」

不動「もちろん普通の用途しても使えるだろう。……渡せるような物はこんな物しか無くてな」

安藤「いや嬉しいよ。ありがとう」

不動「……それをかけていれば目線が悟られにくい。話相手の体を無遠慮に見る事も出来るぞ」

安藤「そういう用途には使わないけどな……」

【INFO】
プレゼント『本格的ゴーグル』を手に入れました。（渡すことはできません）

『本格的ゴーグル』
不動　霜平と仲良くなった証。丈夫に出来ていて、目を完全に防御できる。
またフィルターに色がついている為、目線が悟られにくい造り。

321 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/07(火) 23:54:04.45 ID:nkle1Y2Co

【24日目　昼　自由行動】

不動と話をして、部屋に戻ってきた。……かなりハードな話を聞いてしまった気がする。
別れる前は不動の様子は普通だったし大丈夫だよな……？

気を取り直して、昼の行動をどうするか考えよう。

安価↓１
１．探索（行きたい場所（>>9、>>211）と班の一人指定）
２．自由行動（任意の一人を指定）
３．購買部に行く　※時間経過なし　（現在のメダル……14枚）

322 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/08(水) 00:01:36.87 ID:AMXgZqQX0

2 国定

323 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/08(水) 00:01:36.87 ID:AMXgZqQX0

2 国定

324 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/08(水) 00:01:36.87 ID:AMXgZqQX0

2 国定

325 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/08(水) 00:03:09.13 ID:AMXgZqQX0

3連投もしてた……すいません

326 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/08(水) 00:16:13.85 ID:2w95ULLSo

一瞬熱い国定推しかと戦慄　　連投ミスはお気になさらず

選択　２　国定

　―　校舎１Ｆ　ラウンジ　―

ラウンジで少し休むか。ドリンクバーで何か飲もう。

国定「あ、安藤クンも来てたんだ。奇遇だね」

安藤「国定か……いつも娯楽室にいるわけじゃないんだな」

国定「ま、ときどきはね。トランプくらいならここでも出来るし」

ああ、遊び道具は持ってきてるのか。

国定「せっかくだし何か賭けて勝負するかい？」

安藤「いや……やめとく。お前と勝負したら全部むしり取られそうな気がするし」

国定「あはは、なるほど。……まあ確かに負ける気はないんだけどね」

勝負事がからむと不気味なんだよな、こいつは……

話題安価↓１
１．勝負にこだわる理由
２．裁判中の態度について
３．自由安価

327 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/08(水) 00:24:49.72 ID:GHMRS3EyO

328 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/08(水) 00:45:24.29 ID:2w95ULLSo

選択　２

安藤「前から聞きたかったんだけど……なんでそんなに攻撃的なんだ？」

国定「え、誰が？」

安藤「いやお前だよ。捜査や裁判中に挑発的な態度を取るじゃないか」

安藤「それに稲本や椰和原……死んだ奴らまで馬鹿にするような発言はさすがに許せないぞ」

国定「ああ、その事か……ゴメンゴメン、でもあれは楽しんでやってる訳じゃないんだ。あれはわざとやってるんだよ」

安藤「は、はあ？　わざと？」

国定「そうだよ。捜査や裁判だと今まで仲間だった人が死んでるし、自分の命がかかってる……」

国定「そんな状況で皆、捜査や裁判に奮起できるかな？　むしろ臆してしまう人の方が多いんじゃないかな」

安藤「それは……そうかもしれないけど」

……確かに、俺も前回の事件はショックで動けなかったんだ。

国定「でもプレイヤーがそれじゃ、せっかくのゲームがつまらない……」

国定「ほら、ムキになってやった方がなんでも面白いって言うでしょ？」

安藤「……やっぱり自分が楽しむ為じゃないか」

国定「あれ、そうとも言えるのかな？　まあボクがそんな態度を取ってるのは事件の時だけだからさ、安心してよ」

安藤「いや……事件関係なくお前に馬鹿にされた覚えがあるぞ」

国定「え、そう？　ゴメン、本当に覚えてないや。あははっ！」

……元々そういう性格なんじゃないのか？

【ＩＮＦＯ】
国定の好感度が上がりました。
スキル『抜群の集中力』を手に入れました。

『抜群の集中力』……裁判時の集中力が＋２される。

安価↓１　プレゼントを渡しますか？（渡す場合は>>247から選択）

329 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/08(水) 00:48:24.25 ID:AMXgZqQX0

水晶のドクロ

330 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/08(水) 00:53:00.21 ID:2w95ULLSo

すみません安価先間違えてました。水晶ドクロは前回で使ってますね
>>305からキャットドッグプレスを除いたものが現在のプレゼントです。

再安価↓１

331 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/08(水) 00:55:32.82 ID:gqMFx5pkO

ラジオくん人形

332 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/08(水) 01:03:13.37 ID:2w95ULLSo

プレゼント　ラジオくん人形

安藤「……こういう人形とかどうだ？」

国定「あ、今の流れでプレゼントくれるんだね。なんだか悪いなあ」

安藤「それ、人気番組の司会進行キャラらしいぞ」

国定「へえ、かわいくていいんじゃない？」

安藤「……それだけか？」

国定「え？　うん」

いまいち喜んでるのか分かりにくいな……

どうやら少しは喜んでくれたようだ。

【ＩＮＦＯ】
国定の好感度が少し上がりました。

333 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/08(水) 01:05:33.91 ID:2w95ULLSo

今日はここまで、安価ありがとうございました。
次回は金曜日の夜になると思います

334 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/10(金) 21:57:42.90 ID:YLFSO71xo

今から再開します、２４日目終了までを予定

335 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/10(金) 22:01:44.60 ID:YLFSO71xo

【24日目　夕　自由行動】

ラウンジで時間を潰してから部屋に戻った。
国定は途中で娯楽室に向かったみたいだけど……しかし一人で何でするんだろうか。

さて、夕方からはどう過ごすか。

安価↓１
１．探索（行きたい場所（>>9、>>211）と班の一人指定）
２．自由行動（任意の一人を指定）
３．購買部に行く　※時間経過なし　（現在のメダル……14枚）

336 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/10(金) 22:04:48.84 ID:EqtIM9h/o

2 みみさき

337 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/10(金) 22:05:07.43 ID:L5xpL9vAO

２原井

338 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/10(金) 22:14:17.83 ID:YLFSO71xo

選択　２　御々崎

個室の前を歩いていると、部屋から出てきた御々崎に遭遇した。

安藤「ああ、御々崎か」

御々崎「………………」

安藤「なんか目が虚ろだけどどうした？」

御々崎「…………さっきまで寝てた」

安藤「さ、さっきまでって、お前朝も寝坊してたんじゃ？」

御々崎「朝に起こされたから眠いんじゃない……」

本当に寝てばっかりだな。寝るのが好きなのか……いや体力が無いのか？

御々崎「ふああ…………何も用ないなら、もう行くけど」

用はある訳じゃないけど、このままスルーもなんだし何か話すか。

話題安価↓１
１．記憶について
２．身勝手さの理由について
３．自由安価

339 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/10(金) 22:40:25.84 ID:YLFSO71xo

来ないのであげ
安価↓

340 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/10(金) 22:41:30.62 ID:WvSoqU4Eo

341 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/10(金) 23:04:54.44 ID:YLFSO71xo

選択　１

安藤「そういえば記憶の事なんだけど……」

御々崎「……！　記憶が何？」

安藤「いや、お前って記憶にこだわってるのかって聞こうとしたんだ。記憶の話の時にモノクマにもつっかかってたし……」

安藤「今も反応を示したしな。何か理由があるのか？」

御々崎「…………私には記憶が無いから」

安藤「それは……モノクマが学園生活の記憶を消したって話か？」

御々崎「違う。私は……ここで起きた時から、それより前の事をまったく覚えてない」

安藤「え……それって記憶喪失なんじゃないのか！？」

御々崎「……私が覚えてたのは、自分が御々崎　純っていう超高校級の絶望で入学した生徒って事と……」

御々崎「私がこの場所に来たのは、やらなければいけない何かがあったって事。それ以外は何も……覚えてない」

ほとんど何も覚えてなかったって事か。自分の事すら名前と才能以外は……

安藤「そんな、どうしてそんな大事な事を言わなかったんだ。不安だったはず……」

御々崎「…………ふん。聞かれなかったし、言うつもりもなかった」

御々崎「私がここに来たのには絶対に理由がある。それだけが分かればいい……」

御々崎「記憶が無い以上、私が信じられるのは自分の感覚だけだから」

記憶にこだわっている理由はその分からない何かの為って事か……。
本人にも分からない、御々崎がここに来た目的はなんなんだろう。

【ＩＮＦＯ】
御々崎の好感度が上がりました。
スキル『唯我独尊』を手に入れました。

『唯我独尊』……問題を間違えた後に使用可能。集中力を３消費してその問題を正解扱いにして裁判を進行する。

[通信簿　御々崎　純]
御々崎は学園に来る前の記憶の一切を失っている。
覚えていたのは名前と才能、そして強い目的意識だけだという。

安価↓１　プレゼントを渡しますか？（渡す場合は>>305から選択）

342 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/10(金) 23:06:02.46 ID:L5xpL9vAO

こういうキャラは意外なもんが好きな筈

アルバムでどーだ

343 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/10(金) 23:10:44.43 ID:YLFSO71xo

プレゼント　だれかの卒業アルバム

安藤「えっとこれモノモノマシーンから出てきた物だけど、何か記憶の手掛かりにならないか？」

御々崎「……誰の卒業アルバムなのよ」

安藤「ここで出てきたしたぶん希望ヶ峰の卒業生なんじゃないか？」

御々崎「はあ、手掛かりになりそうもないけど……一応もらっとく」

そこそこには喜んでもらえた……みたいだな。

【ＩＮＦＯ】
御々崎の好感度がやや上がりました。

344 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/10(金) 23:13:17.09 ID:YLFSO71xo

【24日目　夜　見回り】

御々崎が記憶喪失だったとは……。
あいつの横暴態度もそれに関係しているのかもしれない。

さて、見回りの時間だ。しっかり巡回しよう。

安価↓１

１．見回りをしている人と話す（真理木か不動かを選択）
２．誰かと遭遇（コンマ４０以上で遭遇、それ以外はモノクマメダルを少しゲット）
３．モノモノマシーン　※時間経過なし　（現在のメダル……１４枚）
４．チケット使用　（現在　2枚）

345 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/10(金) 23:15:44.04 ID:EqtIM9h/o

2 ミリア

346 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/10(金) 23:20:27.20 ID:JuIqNgzr0

やった更新されてる！

347 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/10(金) 23:22:37.63 ID:YLFSO71xo

選択　２　ミリア　コンマ　04　遭遇失敗

　「………………」ｶﾞｻｶﾞｻ

安藤「あれ、そこに誰かいるのか？」

　「…………！」ﾀﾀﾀｯ

真理木「どうしたの、誰かいた？」

安藤「さっき物音がしたんだけど……何もないか？」

不動「……おそらく気のせいだろう」

　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　：

ミリア「……ふーっ、アブないトコロでした。マジックのタネはトップシークレットですからね！」

【ＩＮＦＯ】
モノクマメダルを3枚手に入れました。（現在のメダル　17枚）

348 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/10(金) 23:28:50.13 ID:YLFSO71xo

【24日目　終了】

[現在の好感度]
鳥羽　満……９５
稲本　詩紋……８７[DEAD]
不動　霜平……８７
ミリア・カッパーフィールド……７５
本多　夕一郎……６８
真理木　優莉……６１
目賀　蔵丸……５５[DEAD]
原井　古止羽……４４
椰和原　宗海……４０[DEAD]
御々崎　純……４０
国定　獏兎……３９
鳥羽　瑠散……２８　[DEAD]
伊田　狩亜……１１　[DEAD]
桐子　未玲……１１　[DEAD]
大田原　大地……６　[DEAD]

現在のモノクマメダル……17枚
『夢現チケット』　……2枚
『学級日誌』　……１冊

[プレゼント]
狂戦士の鎧
速球大臣
だれかの卒業アルバム
G-SICK
蝶ネクタイの変声機
軽石×２
アゴドリル
オモプラッタの極意
油芋
ミネラルウォーター×２
動くこけし
あしたのグローブ
あかの着ぐるみ
これくらいのお弁当
水笛
毛虫くん
むらまさ

349 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/10(金) 23:32:52.75 ID:YLFSO71xo

【モノクマげきじょう】

モノクマ「今日で現在生存してる人からのスキルは全部集まりました、オメデトウ！」

モノクマ「正直、御々崎さんの記憶喪失云々はチャプター３くらいで知る想定だったけど……」

モノクマ「安価で全然選ばれてないからね、仕方ないね！　それはさておき……」

モノクマ「明日このままいくと、動機発表があります。これまでよりちょっと早いけど動機発表後にも一日自由行動時間があるからです」

モノクマ「なんで学級日誌の使用安価↓３まで多数決します！」

↓３まで多数決（二票で決定）

350 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/10(金) 23:35:40.24 ID:EqtIM9h/o

使う

351 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/10(金) 23:37:33.12 ID:JuIqNgzr0

使おう

352 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/10(金) 23:43:14.60 ID:YLFSO71xo

【ＩＮＦＯ】
自由行動が一日延長されました。

という事で今日はここまで
爆弾コンビの好感度も上がり始めてきましたね。
明日の夜にまた再開します

353 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/10(金) 23:56:07.12 ID:WvSoqU4Eo

眠気マックスで限界なので今日はここまで
次回更新はまた明日

そういえば購買部とかほとんどなかったことになってますが行きたい人いますか？
もし行きたい人いれば何か適当に新アイテムでも入荷してみます

それと２２日目に会う人物だけ安価とっておきます
安価↓３まで

354 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/10(金) 23:56:50.48 ID:WvSoqU4Eo

まことに申し訳ありません、誤爆しました

355 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/11(土) 00:05:12.17 ID:tp83uMg50

オリロンパ作者が他のオリロンパに誤爆するという珍しいパターン

356 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/11(土) 00:28:25.17 ID:e2dBHbSC0

おつー
自分の場合みみさきさんは死にそうにないと思ってたから後回しにしちゃってたんだよなあ
通信簿もっと埋めてもう一人分くらいプレゼントほしいね

357 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/11(土) 17:13:41.98 ID:zfBmpplL0

おれもいつかクロになるって思ってた目賀ばっか選択してたなぁ
まあじっさいにクロになったワケだが…
爆弾コンビの通信簿、埋まるといいなぁ

358 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/11(土) 21:50:25.20 ID:iGIXhS+/o

【25日目　朝】

　―　安藤の部屋　―

　キーン、コーン……カーン、コーン

　『オマエラ、おはようございます！　朝です、7時になりました！　起床時間ですよー！』

　『さぁて、今日も張り切っていきましょうー！』

最近、モノクマが俺達の前に現れないな……。

出てこないのは何よりだけど、何の動きも無いのもかえって不気味な感じがする。

気にしないのが一番だろうけど……とりあえず食堂に行くか。

　―　寄宿舎　食堂　―

ジョージ「ヒヒヒッ、ヒャッハハハハハッハァ！」

原井「本多君、正気に戻ってください！」

ジョージ「あぁん？　オレはジョージだ、間違ってんじゃねえぞコラァ！」

ミリア「落ち着いてください！　クールダウン！　どうどう！」

食堂につくと本多……いやジョージが工具セットを振りかざしていた。
原井やミリアが必死にそれを止めているらしい。

安藤「ど、どういう事だ？　なんでジョージになってるんだ！？」

満「それが……さっき本多くんが高い所にあるものを取ろうとしたんだけど間違って頭から落っこちちゃったんだ」

満「それで気絶したから心配してたんだけど、起きたらジョージくんになってたんだよ……」

真理木「気絶って事はつまり、精神の限界を迎えたって事？　なるほど言ってた通りね……」

安藤「冷静に分析してる場合かよ……」

359 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/11(土) 21:56:30.93 ID:iGIXhS+/o

ジョージ「さあて冷蔵庫解体ショーの始まりだァ！」

ミリア「ダメですよ！　アイスとか食べられなくなっちゃうじゃないですか！」

不動「そもそもなぜそんな事をする。解体なら前の事件でさんざんやっただろう……」

ジョージ「んなもんバラし足りねえからに決まってんだろォ！　あんなショボイもんで満足できるか？」

満「満足できるとかそういう問だ……」

ジョージ「いや無理だ！　バラすしかねえ！」

満「えっ、えええ……」

最初から話を聞く気がないんじゃないか……満もびっくりしてるぞ。

ジョージ「って事で遠慮なくためらいなく秩序なくバラす！　ガチバラす！」

原井「ですが、校則に備品の解体も禁止が追加されたのですよ？」

ジョージ「……何ィ？」

原井「今朝に追加されたようですが、備品の破壊や廃棄の項目に解体も記載されておりました」

国定「あ、ホントだ、気づかなかったよ。流石原井さん」

ジョージ「お前そういう事は先に言えよォ！　もう少しでオレが死ぬじゃねーか、止めろよ！」

原井「だから止めていたのではないですか……」

なんかもうムチャクチャだな……。

360 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/11(土) 21:59:21.69 ID:iGIXhS+/o

ジョージ「チッ、そういう事なら引き下がるが……今日はこの体、オレが乗っ取ったからな！」

ミリア「エッ、今日はホンダくんに会えないんですか？」

ジョージ「ヒャハハハハハ、ざまあみろォ！　バーカバーカ！」

意気揚々とジョージが食堂から出ようとしたとき、いきなり食堂のドアが開いた。

ジョージ「ぶっ！？」

安藤「あっ、ジョージ！？　思いっきりぶつかったぞ！」

御々崎「……？　邪魔」

原井「大丈夫ですか！？」

本多「…………うう、僕は何を……？」

満「戻った……もう一度気絶したから？」

真理木「御々崎さん……ＧＪ、かも」

御々崎「……はあ？」

とりあえずこの場は収まった……のか？

【仕様変更のお知らせ】
前にジョージとのコミュは夕と夜だけと言いましたが、いつでもできるようになりました。
制限する意味が特に無かったので……
コミュによる効果は変わりません。

361 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/11(土) 22:02:51.63 ID:iGIXhS+/o

【25日目　朝　自由行動】

朝から一騒動だった……やっぱりジョージが出てくると波乱が起きるのか。
なるべく本多にも気をつけてもらいたいけど、事故は防ぎようがないしな……。

さて、朝の行動をどうするか決めよう。

安価↓１
１．探索（行きたい場所（>>9、>>211）と班の一人指定）
２．自由行動（任意の一人を指定）
３．購買部に行く　※時間経過なし　（現在のメダル……17枚）

362 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/11(土) 22:04:22.77 ID:PlBzaY84O

2ジョージ

363 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/11(土) 22:20:03.04 ID:iGIXhS+/o

選択　２　ジョージ

様子を見に、本多の個室に行くか。
さっき派手にぶつけたみたいだし怪我をしているかもしれない。大丈夫か……？

　―　本多の部屋　―

ジョージ「あん、何の用だ？」

……なぜかまたジョージになっていた。

安藤「なんでまたお前が？　本多はどうしたんだ？」

ジョージ「ヒヒッ、さっきの痛みで休もうとしたらベッドからずっこけやがったらしい！　傑作だなァオイ！」

安藤「「また気絶したって事か……怪我とかはしてないのか？」

ジョージ「いてぇに決まってんだろ！　だが動ける喜びに比べたら屁でもねえぜ？」

ジョージ「エンストした車より、ボロボロでも動く車の方がいいって事よ！」

安藤「その例えはよく分からないけど、とりあえずは無事みたいだな」

ここで遭遇したのも何かの縁かもしれないし、ジョージと何か話すか。

ジョージ「ああ、話とかは別にいいからプレゼントをよこせ！　お前の持ってる中で一番いいヤツな！」

……いや、そういう訳にはいかないだろ。

話題安価↓
１．解体屋ジョージとしての悪名
２．本多の事についてどう思ってるか
３．自由安価

364 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/11(土) 22:20:59.94 ID:zfBmpplL0

365 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/11(土) 22:50:25.37 ID:iGIXhS+/o

選択　１

安藤「そもそも解体屋ジョージって誰が言いだしたんだ？　お前の名前って確かモノクマが言うには本多　譲二って……」

ジョージ「んな名前で俺を呼ぶな！　オレはジョージだっつってんだろ！」

安藤「……もしかして自分で言いだしたのか」

ジョージ「ヒヒヒ、そうだよ。せっかく美しく解体してやったのに誰がやったのか分からねえと意味ねえからな！」

安藤「解体……お前がやった事って実際に事件になってるんだよな。本にも載ってたし」

まあ、あれは都市伝説の本だけど。

ジョージ「まァ、ムカツク奴の物は片っ端から解体分解してったからな。オレも有名になったもんだ！」

安藤「ムカツク奴って誰の事だ？」

ジョージ「……メガネチビをいじめてた学校のクソザコ共だよ。中学生の頃くらいだ」

安藤「本多がいじめられてただって？　嘘だろ、あんなに優しい奴が……」

ジョージ「何が理由かはメガネチビの記憶でも分かんねーけどな。とにかくオレはそいつらの物をバラしまくった」

ジョージ「そいつの持ってるゲーム機だろ、机だろ、自転車だろ……」

ジョージ「そいつらの家の乗用車を全部バラした時は傑作だったぜ！　親まで顔面蒼白になってたぜ、ヒャハハハ！」

安藤「それってさすがに捕まるんじゃないのか……？」

ジョージ「中学生が車数台を一夜の内に分解出来るって、お前信じるか？　サツは信じなかったみてーだけどな！」

安藤「な、なるほど……。でもお前がそれをやったのってもしかして本多の復讐の為なのか……」

ジョージ「はあ？　な訳ねーだろ」

安藤「へ？」

ジョージ「オレはあいつのいじめられてる時の記憶を覚えてんだよ！　クソがっ、オレがやられてるみてーでムカツクぜ！」

ジョージ「プラス解体欲求の憂さ晴らしに……ちょこっとバラさせてもらったっつー訳だ！」

車の分解はちょっとじゃないだろ……
でもこの話でジョージの事はもちろん、本多の事も少し分かった気がする。

【ＩＮＦＯ】
本多の好感度が少し上がりました。

[通信簿　解体屋　ジョージ]
解体屋ジョージが起こした事件は、本多をいじめた同級生への復讐……
ではなく、ジョージによるストレス解消の結果らしい。

安価↓１　プレゼントを渡しますか？（渡す場合は>>348から選択）

366 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/11(土) 22:54:43.60 ID:6izx3ees0

蝶ネクタイの変声機

367 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/11(土) 23:02:57.92 ID:iGIXhS+/o

プレゼント　蝶ネクタイの変声機

ジョージ「よし、話終わったからプレゼントよこせよ！」

安藤「要求が直球過ぎるだろ……この変声機とか機械だしどうだ？」

ジョージ「オイオイ、こんなん二秒でバラせんぞ？　もっとごつくて複雑なもん持って来いよ、使えねーなァ」

安藤「………………」

本多なら喜んでもらえてたかと思うと悲しくなってくるな……。

【ＩＮＦＯ】
モノクマメダルを4枚手に入れました。（現在のメダル……21枚）

368 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/11(土) 23:06:28.68 ID:iGIXhS+/o

【25日目　昼　自由行動】

ジョージのブーイングを受けつつ部屋を後にした。
意外と話が出来るくらいにはまともではあったけど……やっぱり本多とは真逆の性格みたいだ。

昼の予定はどうしようか……。

安価↓１
１．探索（行きたい場所（>>9、>>211）と班の一人指定）
２．自由行動（任意の一人を指定）
３．購買部に行く　※時間経過なし　（現在のメダル……21枚）

369 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/11(土) 23:09:25.99 ID:8jcreSmAO

国定

370 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/11(土) 23:27:41.05 ID:iGIXhS+/o

選択　国定

国定「やあ安藤クン、最近よく会うね」

安藤「今度は国定か……」

国定「あれ、疲れた顔してるんじゃない？」

安藤「さっきちょっとジョージと話しててな……」

国定「へえ……物好きだね」

国定にさえ物好きと言われてしまった……なんかショックだ。

国定「物好きというか運が悪いのかな？　ああ、ゴメンゴメン。幸運の才能に対してコレは失礼だったね」

安藤「別にいいけど……」

実際、今の状況が幸運なんて思えないしな……。

話題安価↓
１．勝負にこだわる理由
２．勝負運のなさについて
３．自由安価

371 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/11(土) 23:29:54.76 ID:4uQ7NzG9O

372 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/11(土) 23:57:12.26 ID:iGIXhS+/o

選択　２

安藤「そういえばお前も勝負運が無いって言ってなかったか？」

国定「うん。なるべく運の絡む賭け事は避けてるって言ったっけ」

安藤「……そういう勝負をやる時は、イカサマしてでも勝つって事も聞いたぞ」

国定「そっか、じゃあボクが何も準備せず勝負した時の話でもしようかな」

国定「実はさ、ボク……一度だけ賭け事で負けたことがあるんだよね」

安藤「えっ、一度だけ負けたって……無敗だったんじゃないのか？」

国定「それは非公式というか周知されてる勝負じゃないんだよね。たぶん今その勝負の事はボクだけが知ってる」

個人的な勝負だった、って事か？

国定「……それはボクの最初の勝負で、運がすべての勝負だった。負けた後に痛感したよ……」

国定「ボクには勝負運とか幸運の女神とか主人公補正なんて、まったくの無縁なんだってね」

国定「その時に分かったし決めたんだ。……勝者は勝つべくして勝つという事を」

安藤「その勝負で負けて……お前はどうなったんだ？」

国定「……ボクが持っていたもののほとんど全てを失ったよ。取り返しのつかないものが、ね……」

安藤「………………」

国定「ここぞという時にボクは勝てなかった。その勝負に勝ってさえいれば……希望ヶ峰には来てなかったかもしれない」

安藤「……勝ってれば来てなかったって、普通は逆じゃないのか？」

国定「ああ、そうだね……なら言いかえるよ。負けたからこそ、ここにいるって言った方が正しいんだ」

国定は一度だけ勝負に負けた……？
それで運が無いと自称している……いや、運をまるで信じていないのか。

【ＩＮＦＯ】
国定の好感度が上がりました。

[通信簿　国定　獏兎]
国定は一度だけ勝負に負けた事がある。
運がすべてのゲームで負け、自分の勝負運の無さを痛感したそうだ。

安価↓１　プレゼントを渡しますか？（渡す場合は>>348から選択）

373 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/11(土) 23:58:38.25 ID:oV4jFHz5o

gsick

374 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/12(日) 00:07:16.06 ID:EOiWg07Ho

プレゼント　G-SICK

安藤「……えっとこれいるか？」

国定「これは……腕時計だね」

国定「ああ、そういえばギャンブルをしてた時に腕時計にイカサマを仕組んでた人がいたなあ」

国定「腕時計でボクの心拍数とか体温が分かるようになっててさ、動揺してるかどうか分かる仕掛けだったんだ。いや、懐かしいなあ！」

安藤「動揺してるかバレるって……その勝負は勝てたのか？」

国定「え？　もちろんさ！」

どうやって勝ったんだよそんなの……。

【ＩＮＦＯ】
国定の好感度がやや上がりました。

375 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/12(日) 00:08:59.92 ID:EOiWg07Ho

今回はここまで、安価ありがとうございました
今日の夜にまた更新すると思います。

376 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/12(日) 02:29:26.58 ID:kUd8O9UQO

Eカードかw
運が全てってなんのゲームだろう
ティッシュくじ引きかな？

377 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/12(日) 20:44:28.11 ID:M4Hsi5bio

ティッシュくじ引きという運ゲーにみせかけたイカサマ合戦
案外国定向きなのかもしれません

21時から再開します

378 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/12(日) 20:51:25.53 ID:KoKlqnl6O

待ってます

379 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/12(日) 21:02:12.61 ID:M4Hsi5bio

【25日目　夕　自由行動】

国定が負けた話か……。
勝負に関してはいつも自信たっぷりな分、気になるな。

もう夕方か、何をして過ごそうかな。

安価↓１
１．探索（行きたい場所（>>9、>>211）と班の一人指定）
２．自由行動（任意の一人を指定）
３．購買部に行く　※時間経過なし　（現在のメダル……21枚）

380 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/12(日) 21:04:03.81 ID:ff1By3bt0

2　純ちゃん

381 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/12(日) 21:13:53.97 ID:M4Hsi5bio

選択　２　御々崎

御々崎を探してみるか。
たぶん部屋で寝てるか、食堂で何か食べてるかだろう。

　―　　食堂　―

御々崎「………………」

安藤「お、いたいた」

御々崎「……何？」

怪訝そうな顔で睨まれた。いつもの事ではあるけれど少しひるんでしまう。

安藤「いや……少し気になる事があるから話そうと思ってさ」

御々崎「……何？」

さっきとまったく同じトーンだな……。

話題安価↓
１．自分の事について少しでも覚えていないか
２．人を寄せ付けない理由について
３．自由安価

382 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/12(日) 21:15:25.75 ID:kFlBLbwAO

２

383 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/12(日) 21:38:03.42 ID:M4Hsi5bio

選択　２

安藤「一度聞いてみたかったんだけどさ、なんでそんなに人を寄せ付けないんだ？」

御々崎「はあ？」

安藤「真理木やミリアや皆は、お前によくしてくれてるじゃないか。なのに辛辣な事を言うなんて……」

御々崎「……絶望だから。たぶんそれが理由」

安藤「絶望って……お前の才能の事か。でもその才能って一体なんなんだよ？」

御々崎「……私がどうやって絶望の才能を得てここに来たのかなんて記憶はない」

御々崎「「けど、いつも頭の中で考えが浮かんでくる」

御々崎「アンタ達と話さない方がいい、この場にいる誰も信じない方がいい、誰かを殺してここから出た方がいい……」

安藤「…………！」

御々崎「……私の感覚がそう言ってる。たぶん私は絶望的な事を本能的に求めている」

安藤「それが絶望の才能って事か……？」

御々崎「だからこそ私は絶望を望んでいるし楽しんでいる……はず」

安藤「……えっ？」

御々崎「……ふん。分かったら近寄らないで」

絶望の才能か……。
でも俺が知っている超高校級の絶望というのは一つの組織みたいなものだったはずだ。
才能にもそういう種類があるって事なのか、それとも……。

【ＩＮＦＯ】
御々崎の好感度が上がりました。

[通信簿　御々崎　純]
御々崎が人を寄せ付けないのは絶望の才能によるものだと言う。
本能的に絶望を求めているというが……。

安価↓１　プレゼントを渡しますか？（渡す場合は>>348から選択）

384 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/12(日) 21:42:00.78 ID:/lP7P6ZhO

何あげても喜ばなさそうだし無難にミネラルウォーター

385 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/12(日) 21:47:56.43 ID:M4Hsi5bio

プレゼント　ミネラルウォーター

安藤「こんなものしかないけど、渡しておく」

御々崎「………………」

安藤「……えーっと」

御々崎「……何？」

安藤「感想はなにか……」

御々崎「あるわけないでしょ……水だし」

そりゃそうか……水だし。

【ＩＮＦＯ】
御々崎の好感度が少し上がりました。

386 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/12(日) 22:00:34.47 ID:M4Hsi5bio

【25日目　夜　見回り】

真理木「今日はジョージも出たから、気をつけてパトロールしましょう」

不動「……班長ではなくなっても、結局78㎝が仕切るのか」

真理木「あっ……ついいつもの癖が、ゴメン」

安藤「まあまあ、全体のリーダーは真理木みたいなもんだろ？」

不動「……別に不満として言ったわけではないから安心しろ。むしろ誰かが仕切ってくれるなら楽でいい」

真理木「なんだ。アンタっていっつも真顔だから意図が分かりづらいのよ」

怪しい発言をした時は大体セクハラ目的って分かるんだけどな……。

それはともかく、今夜も見回りだ。

安価↓１
１．見回りをしている人と話す（真理木か不動かを選択）
２．誰かと遭遇（コンマ４０以上で遭遇、それ以外はモノクマメダルを少しゲット）
３．モノモノマシーン　※時間経過なし　（現在のメダル……21枚）
４．チケット使用　（現在　1枚）

387 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/12(日) 22:04:06.00 ID:HsQicxbOo

388 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/12(日) 22:08:45.25 ID:M4Hsi5bio

選択　４
※チケット枚数表記ミス、現在２枚で１枚使用です

　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　：

　―　安藤の部屋　―

見回りも終わったし、今日はチケットを使おう。

いい夢が見られますように……。

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━━━━━━

安価↓１　選択してください
１．伊田
２．桐子

389 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/12(日) 22:09:19.93 ID:2Lc/DCGY0

２

390 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/12(日) 22:09:38.33 ID:kFlBLbwAO

これなら伊田

391 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/12(日) 22:22:17.78 ID:M4Hsi5bio

　―　　教室３-Ｂ　―

………………。

う、ここは…………教室か。

　「おーい安藤？　大丈夫っすか？」

安藤「……？　あ……」

桐子「いきなりぼーっ、としてどうしたんすか」

安藤「桐子……？　……ああそうか、今は解放された三階の探索中だったか」

桐子「もしかして寝ぼけてんすか？　確かに昨日の一発芸大会盛り上がったっすけど……」

桐子「探索中に居眠りでもしたら、原井ちゃんに怒られちまうっすよ」

安藤「そうだな……いや、その前に校則違反でおしおきになるじゃないか」

桐子「今のうちに葬式に飾る写真代わりにスケッチしとくっすか？」

安藤「や、やめてくれよ縁起でもない！」

桐子「ははっ、冗談っすよ。ま、とっとと脱出の手掛かりを見つけて、こっから脱出っす」

明るく冗談を飛ばす桐子……なんだか久しぶりな気がするのは気のせいかな。

何か話そう。

安価↓１
１．桐子の家族について
２．絵を描き始めたきっかけ
３．自由安価

392 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/12(日) 22:23:04.31 ID:2Lc/DCGY0

２

393 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/12(日) 22:41:06.91 ID:M4Hsi5bio

選択　２

安藤「桐子が絵を描き始めたきっかけってなんなんだ？　名画を見たからとか？」

桐子「きっかけっすか……。まあ確かに名画を見て画家になろうとは決めたっす」

安藤「へえ、きっかけになったのってどんな絵だったんだ？」

桐子「いや覚えてるのは値段だけっすよ。何描いてんだか分かんない絵が、何億って値段と知ったときは正直ビビったっす」

安藤「ね、値段って……」

桐子「うちの家、親が死んで貧乏だって言ったすよね。そんでまあ……画家になろうと」

安藤「中々不純な動機だな……」

桐子「あはは、そりゃそっすね。んでそっからなんとかモノにならないかって絵を描きまくってたんすけど……」

桐子「知っちまったんすよね……。そういう名画って、画家が死んだ後に評価されるんだって」

安藤「ああ、そういえばそうだな。結局お金を儲けてるのは画商だったりするんだっけ」

桐子「そう！　でも金が必要としてるのはあたし達で今欲しいじゃないっすか！　そんでもうショックだったって訳っす……」

安藤「それはまた……でも今も絵を描いてるんだろ？」

桐子「なんていうか……がむしゃらにやってるうちに絵を描いてないとしっくりこなくなってんすよ」

桐子「今も金を目的に描いてるのはそうなんすけど、それだけじゃないっていうか……」

安藤「それは、絵を描くこと自体が好きになったって事なんじゃないか？」

桐子「そうなるんすかね。なんかこっ恥ずかしいっすけど……」

照れながらも楽しそうに絵の話をする桐子……
本当に絵の事が好きなんだろうな。

394 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/12(日) 22:54:03.16 ID:M4Hsi5bio

桐子「そう……絵を描くことは嫌いじゃなかったんすよ。けどあの時の大田原の絵だけは……描くのがすごく恐ろしかった」

安藤「大田原の絵？　スケッチでも描いたのか？」

桐子「……アタシは馬鹿やっちまったんす。本当は覚悟なんてしてなかった」

桐子「家族を助ける為なんだって言い訳して、臆病を隠して強がってただけっす……」

安藤「桐子……？　お前は……」

桐子「大田原には謝っても足りねーような事したっす。原井ちゃんにも……結局傷つけただけかもしんないっす」

桐子「あたしに言う資格が無いのは分かってるっす。けど言わせてほしい……」

桐子「あたしみたいな弱くて馬鹿な奴がいたら、殴ってでも止めて欲しい。……それだけ、頼んだっす」

安藤「……ああ。絶対に殺し合いなんてさせない。それと……」

安藤「お前は弱くなんてなかったと思うぞ。それはきっと……原井も、皆も思ってるとはずだ」

桐子「……そっすか。なら……良かったっす」

桐子……確かにお前は間違えを犯した。
けどもうそんな間違いは誰にもさせないから……任せてくれ。

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【ＩＮＦＯ】
スキル『一筆描き』を手に入れました。

『一筆描き』……集中力を３消費して、不要な文字を全て消し去る。（閃きアナグラムで有効）

395 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/12(日) 23:00:03.91 ID:M4Hsi5bio

【25日目　終了】

[現在の好感度]
鳥羽　満……９５
稲本　詩紋……８７[DEAD]
不動　霜平……８７
ミリア・カッパーフィールド……７５
本多　夕一郎……７３
真理木　優莉……６１
目賀　蔵丸……５５[DEAD]
御々崎　純……５４
国定　獏兎……５３
原井　古止羽……４４
椰和原　宗海……４０[DEAD]
鳥羽　瑠散……２８　[DEAD]
伊田　狩亜……１１　[DEAD]
桐子　未玲……１１　[DEAD]
大田原　大地……６　[DEAD]

現在のモノクマメダル……21枚
『夢現チケット』　……2枚
『学級日誌』　……１冊

[プレゼント]
狂戦士の鎧
速球大臣
だれかの卒業アルバム
軽石×２
アゴドリル
オモプラッタの極意
油芋
ミネラルウォーター
動くこけし
あしたのグローブ
あかの着ぐるみ
これくらいのお弁当
水笛
毛虫くん
むらまさ

396 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/12(日) 23:05:19.65 ID:M4Hsi5bio

【モノクマげきじょう】

モノクマ「ジョージクン、国定クン、御々崎さん……」

モノクマ「延長の一日は問題児とがっつりコミュというマニアックな一日でした！　悔いは無いよね？」

モノクマ「えー、そんな爆弾ズに関するヒントです。そいつらのプレゼントの好みですが……」

モノクマ「国定クンは何をあげても割と喜ぶよ。その代り精神力が高くてなかなか好感度が上がらない訳だけど……」

モノクマ「御々崎さんは好き嫌い多すぎ！　とりあえず食べ物を渡しておけばハズレはないんじゃない？　さすがに水はビミョウっぽいけど！」

モノクマ「ジョージクンは……何あげても文句を言うから、機械を適当にあげちゃいな！　好物は他にもあるみたいだけどね！」

モノクマ「ではそんなところで、今日は終了、次回はいよいよ動機発表！　うぷぷぷぷ……」

397 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/12(日) 23:06:21.17 ID:NmeZIiU6O

やっぱこう、チケット使うと寂しい気持ちに…

398 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/12(日) 23:07:21.95 ID:M4Hsi5bio

という事で終了です、安価ありがとうございました。
次回更新はおそらく平日中に…

399 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/13(月) 01:03:36.91 ID:TPXRiNSE0

次の動機はどうなることやら…
最近爆弾コンビの好感度が結構上がってるね
みみさきの好感度プレゼントが全く想像できないから見てみたいなあ

400 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/18(土) 20:20:49.50 ID:BICWP9ego

結局平日中には進められなかった…
今日の21時から始めます。安価少ないですがよろしくお願いします

401 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/18(土) 21:12:32.59 ID:BICWP9ego

【26日目　朝】

　　キーン、コーン……カーン、コーン

　『オマエラ、おはようございます！　朝です、7時になりました！　起床時間ですよー！』

　『さぁて、今日も張り切っていきましょうー！』

　『……配布する物があるため、全員体育館に集合！　遅れたらあかんよー！』

……！　ついにモノクマが動いてきたか。

配布するものってなんだ？　どうせロクな物じゃないのは確かだろうけど……

402 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/18(土) 21:16:05.18 ID:BICWP9ego

　―　校舎１Ｆ　体育館　―

真理木「配布物って一体なんなの？」

本多「前にあったＤＶＤみたいな物じゃないといいですけど……」

不動「むしろそういった物の可能性が高いだろうな」

御々崎「……情報になればＤＶＤでもいいけど」

体育館にはすでに全員が集まっていた。
そして全員が揃うタイミングを見計らっていたのか、壇上からモノクマが現れた。

モノクマ「オマエラ、おはようございます！　暇してた？」

国定「うん、ちょっと退屈だったよ。やる事もないしね」

原井「退屈であろうと平穏な日常が一番です。それでここに呼び出した理由とはなんなのですか？」

403 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/18(土) 21:20:52.38 ID:k9LuD2ZpO

始まってた期待

404 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/18(土) 21:22:02.69 ID:BICWP9ego

モノクマ「やる事が無いからだれる、目的が無いからつまらない……」

モノクマ「そんなオマエラの目を覚まさせるために今日はある物を用意しました！」

ミリア「もしかしてプレゼントですか？」

そう言ってモノクマは俺達の前にそれぞれアタッシュケースを置く。中に何か入っているらしい。
ＤＶＤの時の同じパターンじゃないか……また俺達の不安を煽る物が？

恐る恐るケースを開けると中に入っていたのは……

安藤「……これ、拳銃じゃないか！」

用意されていたのはポケットに入りそうな大きさの拳銃とホルスターだった。
銃の撃鉄にあたる部分には代わりに『３』と表示された小さなパネルがついている。
さらに持ち手の部分には『アンドウ』と文字が刻印されていた。

不動「口径は小さ目だな……だがこんなモデルは見た事が無い。オーダーメイドか？」

モノクマ「そう、オマエラの為にわざわざ造ったんだよ。感謝感激雨あられ、台風竜巻ハリケーンでしょ？」

満「ほ、本物なのこれ……？」

405 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/18(土) 21:27:30.29 ID:BICWP9ego

パァン！

安藤「！」

いきなり銃声が響き体がびくっと震える。
本物の銃声なんて一度も聞いたことは無いけれど、それでも紛れもなく本物だと分かる乾いた音だった。

御々崎「……本物か。え、パネルの数字が……」

本多「な、なんでイキナリ撃ってんですか！？」

どうやら撃ったのは御々崎だったらしい。床には穴が空いている。

モノクマ「コラー、説明する前に撃たない！　弾にだって限りはあるんだから！」

御々崎「このパネルの数字はどういう意味？　『２』に変わったんだけど」

御々崎が銃の後ろ部分を見せると、確かにパネルの数字は『２』に変わっていた。

モノクマ「数字はその銃の残り弾数を表してるんだ。最初は3発入ってて、今撃ったから『２』に変わったってワケ！」

国定「へえ、三発しかないんだ。説明が無かったのにあの御々崎さんでも撃てたって事はかなり使いやすい銃みたいだね」

御々崎「……なんかムカツク」

406 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/18(土) 21:32:14.34 ID:BICWP9ego

不動「この銃、弾丸を装填する部分が見当たらないが」

モノクマ「オマエラが勝手に弾丸を取り外せないように造ったからね。ボクしか弾丸の取り外しも補充もできないよ」

モノクマ「ホルスターと銃には各自の名前が彫ってあるから記念にもなるでしょ！」

ミリア「なるほど、キネンヒンって事ですか！」

本多「いや、なんの記念にもなりませんって……」

真理木「こんな凶器を全員に配布する事が今回の動機って事？」

原井「そのようですね。ですが使わなければ、いえそもそも持たなければいいのです」

モノクマ「……うぷぷ」

その瞬間、ピピッ、と音が鳴った。電子生徒手帳からだ。

確認すると校則が追加されていた。内容は……

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

13．特製銃の所持の放棄を禁止します。

14．特製銃の弾丸を殺し合い目的以外で意図的に使い切った場合、罰則があります。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

407 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/18(土) 21:36:12.56 ID:BICWP9ego

所持の放棄を禁止……？　まさか……！

満「これって、この銃をずっと持ってなきゃいけないって事……！？」

国定「それに弾丸を使い切る事もできないし、全員が凶器を持たざるを得ないって事か。ははっ、怖いなあ」

安藤「な、なんだよそれ……！　そんな事をする意味は無いだろ！」

モノクマ「うぷぷ……これはテコ入れなんだよ」

安藤「テコ入れだって……？」

モノクマ「凶器も無く、救出待ちでのうのうと過ごしているオマエラの目を覚まさせる為にはテコ入れが必要なんだよ！」

原井「そんな理由でこんな物を……！」

真理木「ふ、ふざけないでよ！　こんなのがあったら凶器を二階に集めた意味が無いじゃない！」

不動「落ち着け……結局は使わなければいい話だ。こんな凶器があろうと……」

モノクマ「そんじゃ、その銃でバリバリ殺し合いフィーバーしちゃってね…………不動クン、御々崎さん！」

408 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/18(土) 21:40:50.33 ID:BICWP9ego

御々崎「……何？」

不動「………………」

ミリア「ミミちゃんとソウヘイくん？」

……なんで今、モノクマは二人に限定して言ったんだ……？

本多「……えっ、今の発言は一体？」

モノクマ「だから不動クンと御々崎さんには、その銃で頑張ってもらいたいと思ってさ！」

真理木「な、なんで御々崎さんと……不動、なのよ……？」

モノクマ「だってさ、そいつらは…………」

不動「………………」

モノクマ「ボクサイドの仲間だから！」

不動と御々崎がモノクマサイド……って……！

409 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/18(土) 21:44:27.84 ID:BICWP9ego

安藤「ちょ、ちょっと待て！　それって……」

モノクマ「裏切り者って事だよ。そいつらはオマエラの味方じゃないのです」

満「で、でも裏切り者は伊田くんだったはず……！　最初の裁判でそう言ってたはずだよ！」

モノクマ「この中に裏切り者がいるとは言ったけど……一人だけいるとは言ってないんですねこれが！」

御々崎「はあ？　私はアンタの仲間になった覚えなんてないけど」

ミリア「そうですよ！　ミミちゃんやソウヘイくんが裏切り者なんてありえません！」

御々崎「……アンタから信用される覚えもないけど」

満「じゃあやっぱりモノクマの嘘なんだよね……？」

不動「………………」

真理木「ちょっと……答えなさいよ？　裏切り者なんかじゃないって……」

モノクマ「答えられないって！　だってオマエラのＰＣ、水かけて台無しにしたの不動クンだし！」

本多「不動さんが……？」

国定「ああ、ジョージクンが分解したＰＣ、水で壊した人は謎だったけど……犯人は裏切り者だったんだね」

不動が俺達の脱出の妨害をしてたのか……？

410 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/18(土) 21:50:02.63 ID:BICWP9ego

不動「……モノクマの言った事に間違いは無い」

ミリア「え……えっ？」

真理木「なによ、それ……どういう事！？」

原井「待ってください！　仮に二人が裏切り者だったとしても伊田さんのように脅迫されて、やむを得なかったのではないですか？」

満「……そうだよ。きっと何か事情が……」

モノクマ「ないよ。不動クンに対してはスカウトはしたけど脅迫はしなかったんだよねえ。快く引き受けてくれちゃった！」

安藤「なんでだよ！　裏切り者になる意味なんてそんなの……！」

……一つしか、ないじゃないか……！

モノクマ「ここから出る為だよ。　オマエラを騙して、事件を起こして卒業する為にね！」

安藤「……っ！」

不動「……少しでもそう思ったのは嘘ではない、な……」

国定「随分あっさり認めるんだね」

不動「……弁明の余地は無いだろう」

嘘だろ、不動が裏切り者……？　俺達を騙そうとしていた……？

411 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/18(土) 21:54:28.70 ID:BICWP9ego

御々崎「……不動がなんだろうとどうでもいいけど、私はアンタとは関係ない」

モノクマ「ああ、御々崎さんはちょっとだけ違うんだよね。潜在的な裏切り者とでもいいましょうか！」

御々崎「……潜在的？」

モノクマ「御々崎さんだけはここにいる生徒とは決定的に違う部分があるんだ。例えば入学前の記憶も無かったりね」

御々崎「……！」

本多「えっ、入学前の記憶もないって……！？」

ミリア「ホントですよ。ミミちゃん、忘れちゃったみたいなんです……」

真理木「話には聞いていたけど……」

満「そうだったんだ。御々崎さんが記憶喪失……」

俺の他にもその話を聞いていた奴はいたのか……。

412 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/18(土) 21:57:40.30 ID:BICWP9ego

モノクマ「本来、御々崎さんはなんでもないモブ……招かれざる16人目の高校生だったんだよ！」

原井「御々崎さんは本来いるはずじゃなかった……？」

御々崎「ち、がう、だって……だって私には才能があるじゃない！　それで私は入学して……」

モノクマ「記憶を操作する機械、そして才能を移植する機械……研究室で資料は見た？」

御々崎「それって……まさか……」

だんだん勢いを失っていく御々崎とは対照的に、モノクマはより一層黒い笑みを浮かべていく……

モノクマ「ボクも御々崎さんの扱いには迷ったんだよ？　コロシアイ学園生活の邪魔、ってぶっ殺しちゃうのは簡単だったけど……」

モノクマ「せっかくだしその機械で検証してみちゃった！　……絶望の才能を移植できるのかを、ね」

御々崎「……っ！」

真理木「人体実験って、なんて事を……！」

413 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/18(土) 21:58:05.09 ID:k9LuD2ZpO

御々崎はともかく不動か……。目賀かどっちかとは思ってたけど…

414 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/18(土) 22:01:04.74 ID:zKMvo1SG0

>>４１３確かに人をバリバリ殺せそうな才能って目賀、不動、椰和原しかいないしな

415 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/18(土) 22:02:02.93 ID:BICWP9ego

おっと上と順序ミスです、このレスの次に>>412が来ます、申し訳ない

御々崎「なんで……なんで私だけなの？　何の記憶も無いのよ。絶望って一体何、どういう才能なの！？」

御々崎が銃を突き付けてモノクマに詰め寄る。

原井「御々崎さん、学園長への暴力は……！」

御々崎「うるさい……！　私は知らなきゃいけない、私が誰なのか、ここに来た理由はなんなのか！　じゃなきゃ……！」

モノクマ「うぷぷ……相当切羽詰まってますなあ！　じゃあ教えてあげようか！」

御々崎「……！」

モノクマ「オマエラ、あのＰＣ見たんでしょ？　そこに名簿があったと思うけど、キミの名前あった？」

やっぱりモノクマもあのＰＣの存在には気づいていたのか……。

御々崎「無いって……聞いた」

モノクマ「そりゃそうさ、御々崎さんは希望ヶ峰学園の生徒じゃないんだから」

御々崎「……っ！？」

416 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/18(土) 22:07:48.16 ID:BICWP9ego

モノクマ「けど上手くいかなかったんだよね。元々の超高校級の絶望の才能の持ち主とは全く違ってたんだ」

モノクマ「知力、体力、精神力、カリスマ……元々の絶望の持ち主は全てが優秀だったのに、御々崎さんは何一つ受け継がなかった」

モノクマ「受け継いだのは一つだけ……突発的に起こる絶望への衝動。それすらしょぼかったけどね！」

ミリア「トッパツテキ……ミミちゃんが時々ハイテンションになったりするアレですか？」

モノクマ「やる事が凶器を隠すだけ、とかオマエラを邪険にするだけとか、絶望って言うかさあ……」

国定「なるほど、潜在的な仲間ってそういう事か。絶望を求めてボク達の妨害をする事を期待して参加させたんだね」

御々崎「絶望の才能は私の、じゃない……？」

モノクマ「ま、それも仕方ないのかもね。受け継いだのは衝動だけで、絶望に対する感性は普通なんだし！」

本多「普通っていうのは……？」

モノクマ「絶望を絶望として楽しめない……絶望に対してはパンピーと同じ感情しか起きないんだ」

安藤「そうか……だから今までの裁判でおしおきの映像を見た時、御々崎の様子がおかしかったのか」

安藤「御々崎はそれまでみたいに笑ってなかった。絶望を求めているって言っていたはずなのに……」

いや、むしろ俺達と同じように苦しんでいたのか……？

417 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/18(土) 22:11:24.03 ID:BICWP9ego

モノクマ「絶望を求めているはずなのに絶望を楽しむことができない……」

モノクマ「これってある意味、最高に絶望しているとも言えるよね！」

御々崎「……違う……！　私は自分の頭で考えてる、私は自分の感情に従ってる、私は……！」

モノクマ「違うよ。キミの記憶も絶望を求める感情も……ぜーんぶ嘘っぱち！」

御々崎「……あ、ああ……！」

御々崎が膝をついて倒れる。
記憶も何もないあいつが信じていたのは、自分の感情だけだったのに……
モノクマはそれすらも弄んでいたのか……。

満「ひ……ひどすぎるよ……！」

モノクマ「うぷぷ……ま、記憶くらいは本当の物を取り戻せるんじゃない？　殺し合いをすればね」

御々崎「…………っ」

ミリア「ミ、ミミちゃん……だまされちゃダメですよ！？」

418 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/18(土) 22:14:03.65 ID:BICWP9ego

モノクマ「……えー、そういう訳なんで自分の名前のついた拳銃とホルスターを持ってってください。義務ですから！」

戸惑っている俺達をしり目に、不動と御々崎は無言で拳銃とホルスターを受け取る。

御々崎「………………」

ミリア「ミミちゃん！　待ってください！」

御々崎「……私の、記憶……」

こちらのいう事も聞こえない様子で御々崎は体育館を出ていった。

ミリア「ミミちゃん……」

不動「………………」

安藤「不動！　待てよ！」

無言で出ていく不動に呼び掛けると、立ち止まりこちらを向いた。

419 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/18(土) 22:16:46.18 ID:BICWP9ego

安藤「お前は本当に裏切り者なのかよ……！？」

真理木「嘘だっていってよ……不動！」

本多「どうして不動さんが……」

不動「………………」

無言のまま、不動は……拳銃を取り出した。

本多「……えっ！？」

全員の間に緊張が走る。
だって不動の才能は、超高校級のガンマン……！

満「撃つ気なんてない……よね……？」

不動は銃のパネルで弾丸の数を確認すると、そのまま拳銃をしまった。

不動「……事件を起こすつもりは無い。本当だ」

真理木「ちょっと待って、それって……！」

それだけ言うと、不動は体育館から出て行ってしまった。

420 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/18(土) 22:20:02.02 ID:BICWP9ego

取り残された俺達は動けなかった。
二人を追いかけるべきだったのかもしれないけれど……拳銃を持っているという恐怖に縛られていたのかもしれない。

国定「とりあえずさ、この拳銃は持ってかなきゃいけないんじゃないかな？」

原井「校則……ですか」

満「でも二人をなんとかしないと、このままじゃ……！」

真理木「ええ。御々崎さんも、不動も……事件を起こしかねない」

ミリア「ミミちゃん、ソウヘイくん……」

真理木「とにかくこの場は、拳銃を取って一度戻りましょう」

本多「そ、そうですね……」

ケースに入った拳銃とホルスターを受け取り、制服ズボンのポケットの位置に取り付ける。

……確かな重さが、服の上から伝わってきた。

この場を離れる前に……誰かと話しておいた方がいいだろうか。

安価↓（話す人を不動、御々崎以外から選択）

421 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/18(土) 22:20:27.53 ID:CPXNXIW+O

不動かみみちゃんこの章でどっちかが死んでどっちかは無事生き残りそう…

422 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/18(土) 22:21:36.34 ID:9wLNwB4p0

真理木

423 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/18(土) 22:21:51.58 ID:CPXNXIW+O

すみません被った安価下で

424 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/18(土) 22:22:33.95 ID:nsGs4bmY0

マリキ

425 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/18(土) 22:29:29.92 ID:BICWP9ego

選択　真理木

安藤「真理木、あの二人の事だけど……」

真理木「ええ、分かってる。今のままだと二人とも危険……というより、銃のせいでより危険になってる」

真理木「……いくら凶器を封じて安全にしたつもりでも、モノクマにはいくらでもやりようがあるって事なんでしょうね」

安藤「それでも凶器を集めた事はムダじゃなかったはずだ。ここ数日平和だったのは凶器がなかったからだろ？」

真理木「そうね……ネガティブに考えててもしょうがないか。今はできる事をやりましょう」

真理木と二人の事について話しておいた方がいいか……？

話題安価↓
１．不動の事について
２．御々崎の事について
３．自由安価

426 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/18(土) 22:31:43.12 ID:CPXNXIW+O

427 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/18(土) 22:32:29.45 ID:bVw9sOfb0

428 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/18(土) 22:44:53.32 ID:BICWP9ego

選択　２

安藤「御々崎が記憶を失くしてた事知ってたんだな」

真理木「同じ班だった時に聞いたの。本人が言うつもりが無いようだったから他の人には言わなかったんだけど……」

真理木「絶望の才能を移植されたなんて……ひどすぎる。そんな事を研究に使うのなんて許せないわ」

安藤「さらにほとんどの記憶も消されてる。そんな中で御々崎が信じられるのって……」

真理木「自分の感覚だけって言ってたわね。でもそれも移植された嘘の物だった……」

安藤「たぶん、あいつは今信じられるものがないんだ。だからこそ自分の記憶を取り戻そうとする……」

安藤「……どうにかして、説得しないと」

真理木「ええ。御々崎さん自身は殺し合いなんてしたくないって思ってるはず」

真理木「今までの裁判だって御々崎さんのおかげで解決した問題もあった。だからきっと……」

御々崎を止める方法……とにかく会って話すしかないな。

【ＩＮＦＯ】
真理木の好感度が上がりました。

429 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/18(土) 22:48:32.62 ID:BICWP9ego

【26日目　夜】

あの後、手分けして不動と御々崎を探したが……
部屋に籠っているのか、どこかに行ったのか……見つける事はできなかった。

そのまま夜時間になり、見回りの為に真理木と集まったが……

真理木「不動は来ないか……」

安藤「どうする？　二人で見回りをするか？」

真理木「……悔しいけどそれは危険だと思う。銃があるなら、私達二人相手でも関係ない」

安藤「そうか……なら見回りはやめておくか」

真理木「皆には絶対に外に出ないように言ったし、私達も夜は大人しくしておきましょう。……」

真理木「……どうしたら、いいのかな。御々崎さんも……不動も」

安藤「とにかく、御々崎と不動に会って話すしかない。説得できるかは分からないけど……」

真理木「そうよね……。明日になれば二人も冷静になるかも知れないし……」

真理木「今日は解散にしましょう。……気をつけてね」

安藤「ああ、そっちもな」

430 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/18(土) 22:50:32.30 ID:BICWP9ego

　―　安藤の部屋　―

不動と御々崎……このままだと二人は事件を起こすかもしれない。

なんとかして話をしないと……。

でもどうやって探せばいいんだろうか。何か心当たりはないのか？

不動も御々崎も本当に会えるかは分からないけど……見つけられそうなのはどっちだ？

安価↓２（選んだ方のイベントが起こりやすくなります。選ばれなかった方も起こす事はできます）
１．不動
２．御々崎

431 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/18(土) 22:53:02.16 ID:H35LgAIO0

432 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/18(土) 22:53:38.52 ID:k9LuD2ZpO

433 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/18(土) 22:56:39.20 ID:BICWP9ego

選択　１

……不動なら会える気がする。根拠は無いけど……
とにかく明日だ。皆で二人を探さないと……。

【26日目　終了】

[現在の好感度]
鳥羽　満……９５
稲本　詩紋……８７[DEAD]
不動　霜平……８７
ミリア・カッパーフィールド……７５
本多　夕一郎……７３
真理木　優莉……７１
目賀　蔵丸……５５[DEAD]
御々崎　純……５４
国定　獏兎……５３
原井　古止羽……４４
椰和原　宗海……４０[DEAD]
鳥羽　瑠散……２８　[DEAD]
伊田　狩亜……１１　[DEAD]
桐子　未玲……１１　[DEAD]
大田原　大地……６　[DEAD]

現在のモノクマメダル……21枚
『夢現チケット』　……１枚
『学級日誌』　……１冊

[プレゼント]
狂戦士の鎧
速球大臣
だれかの卒業アルバム
軽石×２
アゴドリル
オモプラッタの極意
油芋
ミネラルウォーター
動くこけし
あしたのグローブ
あかの着ぐるみ
これくらいのお弁当
水笛
毛虫くん
むらまさ

434 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/18(土) 23:03:06.89 ID:BICWP9ego

今回はここまでです、参加ありがとうございました。

で、フラグの関係上ここで物語全体のヒロインを決める多数決安価を取ろうと思ってたんですけど……
当初考えていた安価の参加条件を一人しか満たしていません（好感度８０以上）

↓１～３（……満でいいですか？）

435 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/18(土) 23:04:07.66 ID:9DjUxpw3o

いいと思う

436 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/18(土) 23:04:33.90 ID:CPXNXIW+O

いいよー

437 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/18(土) 23:04:47.80 ID:9wLNwB4p0

むしろ満がいい

438 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/18(土) 23:08:15.99 ID:k9LuD2ZpO

え？この流れでいったら不動じゃないの？…………満ちゃんでお願いします

439 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/18(土) 23:11:48.86 ID:BICWP9ego

【ＩＮＦＯ】
満がヒロインに決定しました。
満がＣＨＡＰＴＥＲ４の確定シロとなりました。

ここでのヒロインは物語の役割的な意味でのヒロインです。
……なんで女子陣で満だけこんな好感度高いのか、好感度キャップが無かったら現在120ほどいってます

では次回更新は明日か明後日の夜です。次回もよろしくお願いします

440 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/18(土) 23:19:56.25 ID:bVw9sOfb0

お疲れ様ですー
不動が裏切り者……ここで退場したら男のマロン仲間が全滅か

441 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/18(土) 23:27:16.64 ID:gEeo89RC0

不動からはなんとなく裏切り臭はしてた…というか死んでほしいキャラがいないぞ
満ちゃんはこの流れでヒロインでない方がおかしい
だってパンツ貰ったしね！(錯乱)

442 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/20(月) 21:50:28.74 ID:AcsK8xZ+o

今日は出来そうにないので更新は明日の夜となります、すみません
ちょっとだけレス返しを

>>440
国定「実はボクも男のロマン当ててるんだ。……いや、だからどうという事もないんだけどね？」

>>441
どのキャラも退場してほしくないって感想は本当嬉しいです、ありがとうございます！

ちなみに裏切り者候補は精神力が7以上、つまり桐子、大田原、不動、国定の4人でした。
ぶっちゃけ終盤まで生き残りやすいはずの生徒が候補になってました。2章で二人退場したのでアレですが…
生きてればまた違う展開もあったと思います。

443 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/20(月) 23:33:22.72 ID:rbuWTCO1O

裏切り者候補そこかー……
桐子だと原井が原作の朝日奈みたいに庇いそう
大田原だと自害して責任取る感じかな……
どのキャラも好きだからどんなルートになっても絶望してたと思います

444 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/21(火) 22:06:48.15 ID:4tn+52Bpo

【27日目　朝】

　　キーン、コーン……カーン、コーン

　『オマエラ、おはようございます！　朝です、7時になりました！　起床時間ですよー！』

　『さぁて、今日も張り切っていきましょうー！』

昨日は見つからなかったけど、二人とも今日は出てくるだろうか。
食事は必要だろうし、もしかしたら食堂に来てるかもしれない。

よし行ってみよう……とその前に、銃をつけていかないとだった。少し重いんだよなこれ。

……もちろん、使うことは絶対に無いけれど。

445 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/21(火) 22:11:17.70 ID:4tn+52Bpo

　―　寄宿舎　食堂前　―

食堂に向かうと、扉の前に真理木達が集まっていた。その中に不動と御々崎の姿は無い。

安藤「どうした？　入らないのか？」

真理木「それが、扉が閉まって入れないのよ」

本多「朝になったからロックは解除されているはずなんですけど……」

安藤「食堂に入れない……？」

モノクマ「やっほう、おはようございます！」

戸惑っているとモノクマが現れた。
昨日に続いて現れるって事は……何かあるんだろうか。

446 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/21(火) 22:20:55.80 ID:4tn+52Bpo

原井「お早うございます。食堂に入れないのですが、どういう事でしょうか？」

国定「モノクマが出てきたって事は、これもキミの仕業なのかな？」

モノクマ「うぷぷ、諸事情があってね。食糧の補給をしばらく停止します！」

…………停止？　食糧を、って……！

モノクマ「それに伴い、いくつかの施設を封鎖したんだ。食堂、購買部、ラウンジが封鎖場所となります」

満「食糧が無いから食堂に入れないって……そんな！」

モノクマ「だって食事の出来ない食堂とか、ネズミが苦手なネコ型ロボットみたいなもんでしょ？」

国定「そこはネコで良いんじゃないかな？」

モノクマ「あとついでにオマエラの持ってたプレゼントも一時的に没収いたします！」

本多「ラウンジや購買部も入れないんですか……ってプレゼントも！？」

ミリア「じゃあゴハンはどうしたらいいんですか！？」

モノクマ「誠に恐縮ですが、補給の再開までしばらくお待ちください」

安藤「ふざけるなよ！　いつ再開されるんだ！？」

モノクマ「さあてねえ。もう一度裁判が起こる頃には……かな？　うぷぷ！」

真理木「……！　まさかこれも動機……！？」

そういう事か。モノクマがまた仕掛けてきたんだ……！

447 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/21(火) 22:26:56.10 ID:4tn+52Bpo

モノクマ「うぷぷ、だってお前らにも動機が無いと不公平でしょ？」

国定「ボクらが事件を起こす動機って事か。だんだんやり口がなりふり構わなくなってきたね」

真理木「食糧が無いなんて三日も持つかどうか……そんなの無理に決まってるじゃない！」

原井「不公平以前にこれは理不尽というものです！」

モノクマ「おーおー、ブーイングの嵐……。ま、さすがに飲み物も無しじゃきついよね」

モノクマ「つーわけで校舎4階の第二倉庫に腹の足しを置いたから、良かったらどうぞ！」

安藤「腹の足し……？」

モノクマの口ぶりからして食糧って訳じゃなさそうだけど、一体なんなんだ……？

448 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/21(火) 22:31:05.63 ID:4tn+52Bpo

　―　校舎４F　第二倉庫　―

モノクマの言う通り、第二倉庫に向かうと、倉庫の隅にある物が大量に置かれていた。

満「これって……」

国定「缶コーヒーみたいだね」

真理木「しかも全部ブラック。これで喉を潤せって事？」

ミリア「コーヒーですかー、苦いのはノーサンキューです！」

本多「えっ、僕も全然飲めないんですが……こ、これしかないんですか？」

原井「そのようですね……」

安藤「結局、食べ物の類はないのか……」

449 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/21(火) 22:38:27.42 ID:4tn+52Bpo

満「本気でボク達に食事させないつもりなのかな……これからどうしたらいいんだろう」

真理木「……耐えるしか無いわ。未来機関の救助が来るまで」

本多「こ、コーヒーで、ですか……」

安藤「そうするしかないか。飲み物さえあれば少しの間は……」

モノクマ「まーだオマエラ待ちの姿勢なの？」

真理木「モノクマ……！　また来たの？」

モノクマ「言うなればオマエラは弱肉強食のサバンナにいるんだよ？　生きたきゃ殺るしかないんだって！」

モノクマ「ちょうどその為の牙だって昨日に配ったんだしさあ」

ミリア「このハンドガンのことですか！」

安藤「そんな状況にしたのはお前じゃないか。誰も銃なんて使わない！」

原井「その通りです。殺し合いなどと……」

モノクマ「うぷぷ、今はそうやって吠えてるといいよ。でもオマエラはその内、牙を持ってて良かったって思う事になるんだから」

そう言い残すと、モノクマは去っていく。

銃なんて……誰が使うか。

450 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/21(火) 22:43:11.38 ID:4tn+52Bpo

国定「行っちゃったね。さて改めてどうする？」

真理木「……モノクマはあんな事言ってたけど、おそらく未来機関が救助に向かっている事にあせっているはず」

真理木「だからこそこんな手段を取った、とも考えられるわ」

ミリア「なるほど！　もう少しでナ、ナエ…………くんが来るかもしれないんですね！」

原井「苗木さんでしたね。ではやはりそれまでこのコーヒーで凌ぎましょう」

真理木「各自何本か部屋に持ち込んだ方がいいわ。……地味に４階にしかないっていうのも嫌がらせね」

真理木「あとなるべく体力も使わないように気をつけないと」

ミリア「ハイ！　リョーカイです！」

満「……そういえば二人はこの事は知ってるのかな」

安藤「不動と御々崎か。モノクマが伝えているんじゃないか？」

国定「だとしたら少しまずいね。今の二人はさらに危険だ」

ミリア「キケン……ですか？」

真理木「………………」

……そうか、二人が事件を起こす理由がさらに増えたんだ。
くそっ、次から次へと……。

真理木「……二人を放っておくわけにはいかないわね。今日は手分けして探しましょう」

451 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/21(火) 22:51:01.28 ID:4tn+52Bpo

国定「じゃ、ボクはその前にコーヒーを持って帰ろうかな。でもこれ、本当に飲めるのかな？」

原井「……まさかこれすらもモノクマの罠、という事ですか？」

ミリア「むー……じゃあホンダくん、イッポン飲んでみてください！」

本多「えっなんでピンポイントで苦手な僕に！？　本当に飲めないというか、飲んだらまずい事になる気がするんですよ！」

国定「でも慣れておいた方がいいかもよ。苦手っていっても、飲み物はこれしかないんだし」

本多「そ、それはそうですけど……でも確かに喉も乾いてるし……」

ミリア「ファイトです！　ためしてガッテン！」

本多「う…………ううっ！」ｺﾞｸｯ

満「大丈夫？　本当に苦手なら無理はしない方が……」

本多「…………うっ」

原井「本多君？」

本多「ぐっ……うううううう……！」

本多は体をコーヒー缶を落として口元を抑えながら苦しそうに体を曲げている。

真理木「ちょっと本多くん！？」

安藤「おい、本当に大丈夫か？　気分が悪くなったんじゃ……」

本多「………………う」

452 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/21(火) 22:56:39.49 ID:4tn+52Bpo

ジョージ「うまあああああぁぁぁぁぁぁいいっ！！」

安藤「なっ……！」

顔を上げた本多……いやジョージは雄たけびを上げていた。
まさかとは思うけど、コーヒーを飲んで人格が入れ替わったのか……

ジョージ「ヒヒヒッ、なんかヤベー事になってるみてーじゃねえか、ああん？」

満「ま、まさか今のでジョージになったの！？」

ジョージ「なっちゃ悪いかコラ！　しっかしコイツぁ上物のコーヒーだな、オレには分かる！」

国定「ジョージクンはコーヒーが得意みたいだね。本多クンも今はこっちの方がいいんじゃない？」

原井「そういう問題ではありません！」

ジョージ「っしゃあ、このコーヒー大量にもらってくぜ！　ヒャハハッ、これで夜もこの体で動き放題だァ！」

真理木「あ、ちょっと待ってよ！　二人を探す協力を……」

ジョージ「うるせえッ！」

答えながら、ジョージは拳銃をこちらに向けてきた……！

453 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/21(火) 23:02:52.91 ID:4tn+52Bpo

ジョージ「この銃、校則がなけりゃあ今すぐにでもバラしてえところだが……せいぜい有効活用させてもらうぜ！」

安藤「……！　おい、それは洒落にならないぞ！」

ミリア「や、やめてくださいジョージくん……」

ジョージ「ヘッ、分かったらオレに指図すんじゃねえ！　バラしちまうぞ！」

吐き捨てるようにそういうとジョージはコーヒーを持てるだけ持って出て行ってしまった。

真理木「……悩み事がまた増えたわね」

安藤「本当に次から次だな……とにかく今は不動と御々崎を優先しよう」

満「……そうだね。ジャマさえしなければジョージくんも今は何もしてこないと思う」

原井「私もそう思います。では一度部屋に戻りましょうか」

不動と御々崎、それに食糧の問題……さらにはジョージまで出てきてしまった。
認めたくないけどモノクマの言った通り危険な状況にあるのは確かだな……。

454 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/21(火) 23:06:19.79 ID:4tn+52Bpo

【27日目　朝　イベント】

一度部屋に戻り、コーヒーを置く。
しばらくはこのコーヒーで凌ぐのか……。

……二人もこのコーヒーで飢えを凌ぐしかないはずだ。
なら第二倉庫なら二人も来るんじゃないか……？

今ならモノクマが伝えた直後かもしれない。行ってみよう……！

　―　校舎４Ｆ　第二倉庫　―

第二倉庫に向かうと、缶コーヒーを探っている人影が見えた。

安藤「やっぱり来てたか……」

　「…………！」

安藤「探してたんだ……不動」

不動「………………」

455 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/21(火) 23:11:07.56 ID:4tn+52Bpo

不動「……俺を探してただと？」

安藤「ああ。皆心配して探してるんだよ、昨日もお前と御々崎は見つからなかったんだし……」

不動「なら言っただろう。御々崎は知らないが、俺は事件を……お前らに危害を加えるつもりは無いと」

不動「俺は部屋に籠っている。……だから殺し合いの心配はするな」

安藤「そうじゃなくて、お前の心配だよ。お前が内通者って事だってまだ納得してないんだ！」

不動「……俺が内通者だった、それは事実だ。そして裏切り者を心配する必要は無い」

安藤「……なら聞かせてくれよ」

不動から聞きたい事、それは……

安価↓１
１．内通者になった理由はなんなんだ
２．事件を起こすつもりはないって信じていいのか
３．どうして皆から距離を取るんだ
４．自由安価

456 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/21(火) 23:11:42.02 ID:ZS/qL4+io

457 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/21(火) 23:29:24.30 ID:b01TY65G0

一番よくない選択肢な気が

458 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/21(火) 23:29:51.31 ID:4tn+52Bpo

選択　２　

安藤「事件を起こすつもりは無いって言ったけど、信じていいのか？」

不動「……ああ。殺し合いはしないと誓おう」

安藤「……分かった、信じるよ。でもそのつもりならなんで俺達からわざと離れるんだよ」

不動「………………」

安藤「もうモノクマの言う事を聞くつもりはないって事だよな。なら皆に事情を説明すれば……」

不動「……俺の存在そのものが火種になるだろう。こんな凶器を使いこなせるというなら尚更だ」

安藤「でも、俺はお前の事を信じてるぞ」

不動「……確かにお前のような奴なら信じるかもしれないな。だが……全員ではない」

不動「なら俺は出ていくべきではないだろう」

安藤「そんな事……！」

不動「……俺は部屋に戻る。何か用事が無い限り出る事はないと伝えておけ」

そのまま不動は答える隙も与えず足早に去って行った……。

あいつが俺達に事件を起こして欲しくないと思っているのは確かなんだ。
だからこそ争いを生まないように皆を避けている……。
不動は内通者だったとしても、本当に俺達を陥れようとしているとは思えない。

でも殺し合いをしないとは言ったけれどあいつの言い方……何か嫌な予感がする。

俺だけじゃ、説得しきれないのかもしれないな……。

459 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/21(火) 23:32:41.62 ID:oyzztQA50

不動に着々と死亡フラグが立っているな……

460 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/21(火) 23:39:29.33 ID:4tn+52Bpo

【27日目について】
今日はコミュは出来ませんが、今日の行動によってこのチャプターの事件の内容が変化します。
そして不動と御々崎の説得には成功させる条件が存在します。
また、間違えた選択をしてもヒントは出ます。
残りの行動は昼、夕、夜です。

【27日目　昼】

不動が部屋にいるという事は分かったけど、皆の元に戻るつもりはないみたいだ。
俺だけじゃ不動を説得は出来ないのかもしれないな……。
誰かに協力を頼んだ方がいいのかもしれない。

時間的には昼か……どうするかな。

安価↓２
１．誰かと相談する
２．不動に会いに行く
３．御々崎を探す（コンマ40以上で発見）

461 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/21(火) 23:41:40.77 ID:hBvmLh1V0

1真理木

462 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/21(火) 23:42:02.32 ID:94sHWX5TO

463 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/21(火) 23:51:26.65 ID:4tn+52Bpo

選択　３　コンマ３２　発見ならず

御々崎……あいつは今どこにいるんだ？

第二倉庫、御々崎の部屋……とにかく思いつくところに行ってみよう。

　　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　　：

……ダメだ、見つからない。
どこかですれ違ってしまったのか……？

[ヒント]
二人の説得にはそれぞれ誰かの協力が必要になります。
正解の人に相談した後、一緒に会いに行く事で説得が可能です。

不動は正解が一人のみ、御々崎には正解が二人います。

464 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/21(火) 23:55:51.94 ID:4tn+52Bpo

【27日目　夕】

結局、御々崎は見つからなかった。
他の人が見つけているといいけど……

夕方になった。どうするか……

安価↓２
１．誰かと相談する
２．不動に会いに行く
３．御々崎を探す（コンマ40以上で発見）

465 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/21(火) 23:57:28.22 ID:uLbRPrw20

1 真理木

466 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/21(火) 23:58:14.52 ID:oQzPu/kSO

1真理木

467 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/21(火) 23:58:20.87 ID:hL+Vr+jZO

上

468 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/22(水) 00:11:56.52 ID:D9Szqiowo

選択　１　真理木

安藤「真理木！」

真理木「安藤？　二人について何か進展あったの？」

安藤「御々崎は探したけど見つけられなかった。けど不動は見つけたんだ」

真理木「不動を見つけたですって！？　話はしたの？」

安藤「ああ……でも俺じゃ説得できなかったんだ。今は部屋に籠ってるみたいだ」

真理木「説得できなかったって……どういう事？」

ここで……どうするか。

安価↓１
１．一緒に不動の説得に行くように頼む
２．やめておく（時間変化なし）

469 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/22(水) 00:13:55.21 ID:yvLI1zeX0

470 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/22(水) 00:14:27.54 ID:h1bkIcPA0

真理木頼む

471 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/22(水) 00:20:03.11 ID:D9Szqiowo

選択　１

安藤「俺と一緒に不動の部屋に来てくれ。たぶん真理木なら……不動を説得できるかもしれない」

真理木「私が……？　……分かった、行く」

真理木「部屋に籠ってる場合じゃないでしょうが……聞きたい事は山ほどあるんだから！」

安藤「ああ。よし、不動の部屋に行くぞ！」

【ＩＮＦＯ】
真理木に協力を頼んだため、夜時間の行動は不動の説得に決まりました。

472 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/22(水) 00:22:35.34 ID:D9Szqiowo

今日はここまで、お疲れ様でした。
次回は木曜日か金曜日の夜となります

473 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/22(水) 00:29:20.61 ID:yvLI1zeX0

乙です
不動の説得する人は多分そうだろうって思う人がいたけどみみさきのは誰だろう？
ミリアとか…かな？

474 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/22(水) 00:32:03.20 ID:h1bkIcPA0

乙
熱い展開だけど、この後事件起こると考えると辛いな

475 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/22(水) 00:44:11.09 ID:vfuU5XqGO

乙！
みみちゃんの説得の2人は記憶についてしっていた真理木とミリアちゃんだと思う

476 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/24(金) 22:55:56.18 ID:RO3E3WiUo

ちょっと遅くなりましたが始めます
安価は少な目です

477 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/24(金) 22:59:49.63 ID:RO3E3WiUo

【27日目　夜】

　キーン、コーン……カーン、コーン

　『えー、校内放送でーす、午後夜10時になりました。ただいまより夜時間です』

　『現在、一部施設は立ち入り禁止となっているのでご注意ください』

　『ではでは、いい夢を。おやすみなさい……』

安藤「夜時間になったか。急ごう」

真理木「ええ。銃を持ってて危険とか、もうそんな事は言ってられない」

……大丈夫だ。真理木もいるし、話し合えば事情を打ち明けてくれるはずだ。

478 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/24(金) 23:03:03.82 ID:RO3E3WiUo

　―　不動の部屋　前　―

ピーン、ポーン……

……………………。

安藤「……もしかして寝たのか？」

真理木「それは無いと思う。不動もコーヒーしか飲むものが無いはずだし」

そういえばまだ目が冴えて眠くないな……これはコーヒーのせいか。

……ｶﾞﾁｬ

安藤「！」

不動「……安藤、またお前か。何か用か」

真理木「私もいるわよ」

不動「78㎝……。……悪いが夜の見回りは遠慮する」

真理木「そうじゃなくて、話があってここに来たの。入らせてもらうわよ」

不動「………………」

479 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/24(金) 23:08:39.80 ID:RO3E3WiUo

　―　不動の部屋　―

安藤「それで話なんだけど……」

不動「俺から話す事は何もない。再三言うが、殺し合いをするつもりは無い」

不動「……まあ、それが信用できないからここに来たんだろうが」

真理木「……！　あんた勝手過ぎよ！　私達を信用してないのはそっちじゃない！」

不動「………………」

安藤「不動、それは違うぞ。真理木はお前が心配だからここに来たんだ」

真理木「ぐぐぐ……」

不動「……睨まれているのだが」

安藤「落ちつけ真理木。口論するためにここに来たんじゃないだろ」

真理木「わ、分かった。ちょっと待ってて、頭冷やしてくる……」

真理木は気持ちを落ち着けるために外に出て行ったらしい。
感情的になってたけど、連れてきたのは失敗だったか……？

480 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/24(金) 23:13:17.07 ID:RO3E3WiUo

不動「……何をしにきたんだ、あいつは」

安藤「…………。なあ、本当に事情は話してくれないのか？」

不動「言っただろう。ここを脱出するために内通者になった事は事実だと」

安藤「でも分からないんだよ……ならなんでお前はモノクマも裏切ったんだ」

安藤「こうやって皆を避けてるのも皆を刺激しない為なんだろ。脱出したいから内通者になったって理由と真逆じゃないか」

不動「お前らと過ごす内に気が変わった。お前らを裏切ってまで……ここを出る価値は無い、とな」

安藤「不動……。なら途中で内通者って事を言ってくれてもよかったんじゃ？」

安藤「そうしたら今回みたいに動機に利用されることも無かったかもしれない」

不動「……俺を信用する奴が何人いるかだ。結局、疑心暗鬼になる事には変わりはしない」

不動「それに……伊田の事もあった」

安藤「伊田？　確か伊田もモノクマの内通者だったけど……」

481 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/24(金) 23:20:30.60 ID:RO3E3WiUo

不動「あいつが脅迫されていた事を知って俺は……内通者を続けるべきだと思った」

安藤「どうしてだよ？　あいつにも事情があったって皆分かったのに……」

不動「内通者はおそらく俺の他にはもういない。だが俺が内通者の役を降りればモノクマは他の奴を選ぶだろう。脅迫によってな……」

安藤「伊田が脅されていたようにか……」

不動「俺には脅迫されるようなネタは無い。だから俺が適役だとそう思ったんだ」

安藤「お前、皆の事を考えて……」

不動「だが結局俺が裏切っている事自体が動機になるんだ。分かっていたはずだったが……」

不動「……俺に出来ることはもう信頼を取り戻す事じゃない。それは……分かっている」

不動「だから……もう俺に構うな」

不動……やっぱりお前は皆の事を考えているんじゃないか。
そうやって閉じこもろうとしてまで……。でも、そんな事をする必要なんてないはずだ。

安価↓２、３まで
不動に言いたい事、聞きたい事があれば

482 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/24(金) 23:27:08.45 ID:CY6N+gET0

一人で抱え込むな、仲間だろう
それに心配しているのは俺だけじゃないんだぞ。

483 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/24(金) 23:31:46.40 ID:+KYUXIS0o

この馬鹿野郎。
何でその気持ちを最初から言ってくれなかったんだ。
俺は不動の言葉を……不動自身を信じたいからお前に会いに来たんだぞ。

484 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/24(金) 23:35:13.73 ID:rvvviI2VO

人は成長するものなんだ…満も前を向き！原井も立ち直った！まりきも一人で抱え込みすぎなくなったし…俺も稲本の事件から少しは立ち直った！
だがまだ完璧じゃないだから、本当にみんなを想うなら俺と一緒にお前も前を向かないと！

485 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/24(金) 23:51:03.57 ID:RO3E3WiUo

>>482 >>483 >>484

安藤「この馬鹿野郎、なんで最初から言ってくれなかったんだよ！」

不動「……俺には言葉以外に信用させるものはない。それだけで信用するとは思えなかった」

安藤「俺はお前自身を信じたいから会いに来たんだぞ……！」

不動「………………」

安藤「仲間だろ、一人で抱え込むなよ……こんな時だからこそ一緒に行動するべきだ」

不動「俺は事件の火種になる。その危険性は話しただろう」

安藤「満だって原井だって……俺だって他の奴らの死を乗り越えてきたんだ。そんな中で殺し合いを起こす事なんて無い！」

安藤「それに心配しているのは俺だけじゃないんだぞ……！」

不動「……確かにお前なら信じてくれるんだろう。80㎝も82㎝もそうかもしれないな」

安藤「じゃあ……！」

不動「だが全員がそう思っている訳では無い。……事件を起こすつもりはなくとも、俺を警戒しすぎるあまり危険になる奴もいるはずだ」

安藤「……誰の事を言ってるんだよ？」

486 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/24(金) 23:54:20.81 ID:RO3E3WiUo

ｶﾞﾁｬ

真理木「待たせてゴメン。不動、話を……」

不動「………………」

安藤「真理木。戻って来たか」

不動「……安藤にも言ったがもう俺に構うな。話す事はない」

真理木「な、なによそれ。話すらさせてくれないっていうの……？」

安藤「お前は真理木の事を信用してないのか？」

不動「……俺を一番警戒しているのは78㎝、お前のはずだ」

真理木「どうしてよ……」

不動「……リーダーだからだ。お前は今まで事件を防ごうと、モノクマの策に懸命に対抗してきた」

不動「だからこそ今回の動機にも、だ。俺自身が凶器なんだからな」

安藤「それは……」

不動「俺はずっと部屋に閉じこもる。見張りをつけてもいい。だからそれでいいだろう」

真理木「……不動」

安藤「真理木、不動は……！」

さっきの事情を話しさえすれば真理木なら信用してくれるはずだ……！
信じるはず……だよな？

真理木「………………」

487 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/25(土) 00:00:30.65 ID:MhHPeKjCo

真理木「…………してる」

不動「……何？」

真理木「……私は不動を信頼してる。変態で失礼でデリカシーが無い奴だけど……」

真理木「いつも冷静で、意外に他人を心配して気遣える奴なんだって事も知ってる」

不動「………………」

真理木「裁判中に励ましてくれた事だってあったし、鍵の管理役を決める時に心配してくれた事も覚えてる……」

真理木「本当に私は仲間として不動を信頼してるの！」

真理木「だからどんな事情だったとしても受け入れるから、説明してよ！」

不動「………………」

真理木「重荷は一人で背負わなくてもいいってアンタが言ったんじゃない！　なら私にも背負わせてよ……！」

安藤「真理木……」

不動「…………ふ……」

488 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/25(土) 00:05:44.84 ID:MhHPeKjCo

真理木「不動……？」

不動「くくく……よくもまあ、そんな恥ずかしいセリフを言えたものだ」

真理木「なっ……！」

安藤「……でも真理木は事情を聞かなくてもお前の事を信用してたみたいだぞ？」

不動「そうだな……いいだろう。お前がそこまで言うなら従ってやる。事情でもなんでも話す」

不動「俺も……お前らを信じる」

安藤「不動……！」

真理木「……！　ええ、全部話してもらうからね！」

　　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　　：

489 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/25(土) 00:12:36.36 ID:MhHPeKjCo

真理木「なんだ、アンタも色々考えてたんじゃない……よかった」

真理木「不動はそこまで悪い奴じゃないって思ってたけど、何も話してくれないから確証を持ってなかったし」

不動「……お前にそこまで信用されてたとはな」

安藤「まあいつも怒られてるイメージがあるからな……不動のせいではあるけど」

真理木「むしろアンタにそこまで信頼されてなかった方がショックよ……そんなに頼りない？」

不動「逆だ。むしろリーダーとしてはお前以上に頼りに出来る奴はいない」

安藤「……おっ？」

真理木「……えっ？」

不動「頭の回転も速い。俺達の中では一番だろう。お前がいなければ解決できない事件もあった」

真理木「ちょ、ちょっとやめてよ、なんでそんな急に……」

今日の不動はなんかえらく素直というか……本音で話してるのか？

490 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/25(土) 00:16:26.06 ID:MhHPeKjCo

不動「見た目のレベルも高い。……綺麗な、顔だ」

真理木「ふ、えっ……？　うあ、き、綺麗、って……！？」

お、おお……！？

不動「……胸が78㎝しかない事を除けば完璧だ。胸が78㎝しかない事を除けばな！」

真理木「…………おい！」

………………ダメだこりゃ。

不動「ふん……さっきの歯の浮くようなセリフの仕返しだ」

真理木「なら最後まで褒めなさいよ！」

安藤「……ぷっ、あはははっ！」

真理木「わ、笑わないでよ……」

安藤「悪い、でも良かったって思ってさ。また前みたいに戻れて」

真理木も不動も、こうやって言い合ってる方が似合ってる気がする。

491 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/25(土) 00:20:25.28 ID:MhHPeKjCo

不動「……結局、俺の事はどうするんだ」

真理木「アンタは明日から皆と普通に合流する事。それと皆にも事情を話させてもらう。それでいいわよね？」

安藤「ああ。大丈夫、他の奴らだって信じてくれるはずだ」

真理木「私達からも説得する。だから……戻ってきなさい」

不動「分かった、それに従う。……それと、今日はもう部屋に戻った方がいいだろう」

安藤「そうだな。さすがに時間もかなり遅いしそろそろ眠くなってきた……」

真理木「じゃあ今日はこれで。ちゃんと明日は集まってよ？」

不動「ああ。………………」

安藤「……？」

……部屋を出る時、かすかに不動の声が聞こえた気がした。
たぶんだけど……『ありがとう』って声が。

不動はきっともう大丈夫だ。俺達を信頼してくれたんだから……

【27日目　イベント終了】

【ＩＮＦＯ】
不動の説得に成功しました。

492 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/25(土) 00:22:39.71 ID:/i46HFHN0

よっしゃあ！
真理木と不動の組み合わせ……いいな

493 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/25(土) 00:24:30.87 ID:MhHPeKjCo

今日はここまで、安価ありがとうございました。

今日の行動で事件の内容が決定しました。
28日目は自由行動です、プレゼントと購買部は無いですが…
今日の夜か明日の夜にまた更新します。

494 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/25(土) 00:34:28.56 ID:P4sNgrKX0

おつ！
何と言うか…まだ不動が死にそうだと思うのは俺だけかな…
しかし不動と真理木の組み合わせが一番好きだった俺には今回のは凄く嬉しい展開

495 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/26(日) 23:13:00.94 ID:si0fkKfsO

今日は急な用事でできそうにありません…
更新は明日の夜になります

496 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/27(月) 00:53:37.73 ID:gfN2lS12O

了解ー、楽しみに待ってます！

497 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/27(月) 21:54:12.43 ID:NpwlAmXGO

【28日目　朝】

　―　寄宿舎　食堂　前　―

食堂前に御々崎を除いた全員が集まっている。
俺と真理木は朝のアナウンスが流れた後、全員の部屋を訪ねて呼び出していた。

真理木「御々崎さんはやっぱり来ないか……」

安藤「さっき呼びにいったんだけど反応は無かった。部屋にはいると思うんだが……」

原井「ところで呼び出した理由というのは？」

不動「……内通者についてだ」

本多「あっ、不動さん！」

ミリア「ソウヘイくん！」

安藤「不動の事が解決したんだ。不動はもうモノクマに協力する気は無いそうだ」

真理木「内通者を続けてた理由についても情状酌量の余地あり、という感じね。話してもいいんでしょ？」

不動「……そっちの判断に任せる」

　　　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　　　：

498 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/27(月) 22:00:53.27 ID:NpwlAmXGO

満「そっか、そんな理由が……」

安藤「だから不動を疑わないでほしい。事件を起こすつもりが無いっていうのも本当だと思う」

原井「なるほど、分かりました」

本多「もちろん信じます。むしろ僕達を陥れるっていう動機よりよっぽど納得できますよ」

ミリア「ミートゥー！　ミンナソウヘイくんの事信じますよね！」

真理木「よかった。じゃあこれで不動の問題は解決……」

国定「んー、ボクはちょっと怖いなあ」

ミリア「バクトくん！」

すんなり上手くいくとは思ってなかったけどやっぱり国定か……。

499 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/27(月) 22:06:51.02 ID:NpwlAmXGO

国定「ゴメンゴメン。でも超高校級のガンマンである不動クンが銃を持ってるって状況には変わらないじゃないか」

本多「そ、それはそうですが……」

国定「いつか撃ち抜かれるんじゃないかと、小心者のボクは昨日は夜も眠れなかったよ……あ、夜飲んだコーヒーのせいかな？」

満「確実にそうだよ……」

国定「それに内通者になった理由だって不動クンが言った事だしね。信頼するにはちょっと」

不動「………………」

安藤「……結局お前は何が言いたいんだよ？」

国定「情報でも道具でもなんでもいいんだけどさ、内通者だったならボクらの知らない事も知ってるんじゃないかな？」

真理木「信じる代わりに情報を寄越せって事？　情報って言ったってそんなの……」

不動「……ああ、あるぞ。証拠は無いが」

ミリア「あるんですかっ！？」

500 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/27(月) 22:12:37.74 ID:NpwlAmXGO

不動「……モノクマと話している時、奴はこの学園にある物が存在している事を何度か言及していた」

原井「ある物とは？」

不動「……マスターキーだ。この学園の鍵がかかっている物を全て開錠できる」

満「そんな物があるんだ。でも今までそんな鍵みたいな物は見たことないけど……」

不動「俺もまだ見つけてはいないが……奴はそれを学園内のどこかに置いたと言っていた」

安藤「俺達でも見つけられるって事か。それがあればこの状況が変わるかもしれないぞ」

真理木「でも今のところ鍵がかかってて行けない場所って、校舎４階の学園長室だけよね？」

原井「そこに脱出する方法、もしくは少しでも食べ物があるのでしょうか……？」

不動「分からない。だがこのままじり貧になって破綻するよりはマシだろう」

不動「俺が知ってる情報はこのくらいだ。証拠も何もないが……どうだ、国定」

国定「なるほどマスターキーか……。うん、いいんじゃないかな？　不動クンなら信用できるよ！」

安藤「調子いいな、お前……」

501 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/27(月) 22:15:52.98 ID:NpwlAmXGO

真理木「じゃあこれからはマスターキーの発見を目的にしましょう。それと御々崎さんの方もなんとかしないと」

ミリア「ハイ！　ミミちゃんはワタシがなんとかしますっ！」

不動「……俺はマスターキーを探す。俺を信用するのはマスターキーが見つかった後でいい」

満「不動くんだけじゃ探しきれないはずだよ。ボクも手伝う」

原井「しかしあまり捜索で体力を減らしてもまずいかと思います。皆さん無理はしないように」

本多「そうですね、食糧危機はまだ解決していませんから。休憩もしつつ頑張りましょう！」

国定「マスターキーか……。ふうん……」

マスターキーが本当にあるかは分からない。見つかっても状況が改善されるとは限らない。
でも少しでも見えた希望なんだ、諦めないぞ……！

502 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/27(月) 22:18:17.80 ID:NpwlAmXGO

【28日目　朝　自由行動】

不動の事は皆受け入れてくれたみたいだ、本当に良かった。

ただ、事件が起こるまで食糧が無い事実は変わらない。
昨晩はコーヒーのせいか、あまり眠れなかったしな……。

この状況を解決する為にも朝はどう動くか……。

安価↓１（※御々崎は選べません）
１．探索（行きたい場所（>>9、>>211）と班の一人指定）
２．自由行動（任意の一人を指定）

503 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/27(月) 22:24:16.32 ID:/FSOGv0Fo

2不動

504 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/27(月) 22:36:49.63 ID:NpwlAmXGO

選択　２　不動

安藤「俺も鍵探し手伝うよ」

不動「む……安藤か」

捜索に向かった不動と一緒に行動することにした。

安藤「よかったな、皆にも分かってもらえて」

不動「……完全に信用されている訳ではない。結局俺が裏切ったというのは変わらないからな」

安藤「そんなに自分を責めなくてもいいって……」

不動「だからこそ俺がマスターキーを見つける。それが最低限の責任というものだろう」

鍵を見つけるという決心は固いみたいだ。
不動なりにけじめをつけようとしているのかもしれないな……。

話題安価↓
１．内通者になっていた時の事について
２．真理木に言った発言について
３．今のところ体に不調は無いのか
４．自由安価

505 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/27(月) 22:40:18.04 ID:jKl6YYUu0

506 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/27(月) 23:03:48.70 ID:NpwlAmXGO

選択　２

安藤「昨日の夜、お前が真理木に言ってた事って本音だったのか？」

不動「……どの事だ」

安藤「真理木をさんざん褒めちぎって、綺麗な顔って言ってたじゃないか」

不動「あれはその前の奴の発言に対する仕返しだと言っただろう……ジョークだ」

安藤「でも真理木は本音でお前を信用してるって言ったんだ。お前も本当に思ってた事を言ったんじゃないか、って思ったんだけど」

不動「…………。リーダーとして信頼をおいているのは確かだ」

安藤「綺麗って言った方はどうなんだよ？」

不動「……中々に食いつくな」

安藤「気になってさ。不動に綺麗って言われた時、真理木も照れてたけど満更でもない感じだったぞ？」

不動「……いいか、はっきりさせておこう」

安藤「ああ」

不動「………………本音だ。綺麗な顔だと思った事もな」

不動「俺はあいつにだけは信用されていないと思っていた。だがあいつに信頼していると言われた時、俺は……」

やっぱり不動は真理木の事が……

不動「…………しかし78㎝はやはり小さい、78㎝は！」

そこも本音かよ……。

【ＩＮＦＯ】
不動の好感度が上がりました。

※プレゼントは没収されているため、渡せません。

507 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/27(月) 23:08:21.16 ID:NpwlAmXGO

【28日目　昼　自由行動】

鍵探しを切り上げ、部屋に戻ってきた。

腹減ったな……昨日から何も食べてないんだ。
食糧が無いから口に出来るのは缶コーヒーだけ……
……苦いな、いろんな意味で。

気を取り直して昼はどう過ごすか。

安価↓１（※御々崎は選べません）
１．探索（行きたい場所（>>9、>>211）と班の一人指定）
２．自由行動（任意の一人を指定）

508 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/27(月) 23:12:35.88 ID:dbUTUXuG0

ミリア

509 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/27(月) 23:12:57.18 ID:D6n+PK70o

1.職員室、満

510 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/27(月) 23:26:16.92 ID:NpwlAmXGO

選択　２　ミリア

ミリア「うろうろ、うろうろ……」

個室前の廊下でミリアを発見した。ミリアは御々崎の個室の前を行ったり来たりしている。

安藤「ミリア、何をしてるんだ？」

ミリア「あ！　ミミちゃんが出てくるのを今か今かと待ちながらうろついてました！」

安藤「口にも出してたくらいだしな……。でも歩くのは体力使うから、待つにしても座ってた方がいいぞ」

ミリア「でも座ってると眠っちゃいそうで……ふわ……」

ミリアが小さくあくびをする。よく見ると目も眠たそうだ。

安藤「眠そうだな……。昨日は何かあったのか？」

ミリア「コーヒー飲んだら寝れなくなっちゃいました……」

そうか。なんでコーヒーだけは飲んでいいのか不思議だったけど、俺達の睡眠時間を妨害する意図があるのかもしれない。
モノクマは嫌がらせに徹してきてるな……くそ。

話題安価↓
１．一つマジックでもやって眠気を覚まそう
２．結局コーヒーは飲めるのか？
３．御々崎についてどう思っているか
４．自由安価

511 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/27(月) 23:28:06.24 ID:/FSOGv0Fo

512 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/27(月) 23:44:33.41 ID:NpwlAmXGO

選択　３

安藤「御々崎の事、随分心配してるんだな」

ミリア「オフコース！　ミミちゃんは仲間ですから！」

ミリア「モノクマに全部ウソって言われてカワイソウです……」

あの時の御々崎は大分取り乱していたな……。

安藤「絶望の才能を無理矢理植えつけられたんだからな……」

あいつはきっと今、自分の感覚さえも信じられない状況なんだ。

安藤「あいつにはこれまで振り回されたけど、それでもなんとかしたいって思ってるのは俺もミリアと同じだよ」

ミリア「……ススムくん。じゃあ一緒にミミちゃんを待ちましょう！　デマチ、デマチ！」

安藤「出待ちって、間違っては無いけどさ……まあ、いいか」

ミリア「出てくるといいですケド……でも、ミミちゃんお話してくれるんでしょうか……」

安藤「会う事が出来れば、きっとミリアとなら話してくれると思うぞ」

ミリア「……そうですよね！　はやく出てこないかなぁ……」

お前の事を真っ直ぐに信じられる奴がいるんだぞ、御々崎……。

【ＩＮＦＯ】
ミリアの好感度が上がりました。

513 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/27(月) 23:48:54.13 ID:NpwlAmXGO

【28日目　夕　自由行動】

そのままミリアと話をしながら御々崎を待っていたが、なかなか出てこないので一度部屋に戻った。

御々崎は部屋から出てこないつもりなのか？
飲み物に関してはコーヒーを持ち込んだのかもしれないけど……。

気づいたらもう夕方か。どうするか……。

安価↓１（※御々崎は選べません）
１．探索（行きたい場所（>>9、>>211）と班の一人指定）
２．自由行動（任意の一人を指定）

514 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/27(月) 23:51:35.58 ID:D6n+PK70o

1.研究室、満

515 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/27(月) 23:51:43.13 ID:jGzMdJcWO

真理木

516 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/28(火) 00:13:16.53 ID:ndvv8AK1O

選択　１　研究室　満

　―　校舎４Ｆ　研究室　―

満と共に研究室の捜索にやってきた。

満「マスターキー……ここにあるのかな」

安藤「資料が多いし調べるところはいっぱいある。手分けして探そう」

満「そうだね、なるべく早く見つけよう。食べ物が無いから体力も無くなってくるだろうし……」

安藤「そうだな。しかし食べ物が無いってあらためてお腹が減る……」

満「うん…………」

安藤「やっぱり飲み物だけじゃキツイ物があるな。しかもコーヒーだし……」

満「…………うん」

返事が力なくなってきた……何も食べてないっていうのは満もきついんだろう。
気を紛らわせるために何か話そう。

話題安価↓
１．御々崎について昨日何かあったか
２．昨晩あった不動の事について話す
３．……お腹鳴った？
４．自由安価

517 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/28(火) 00:15:06.71 ID:W+/vyFPoO

1、3もみたいけれど

518 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/28(火) 00:36:20.65 ID:ndvv8AK1O

選択　１

安藤「昨日の事だけど、満は御々崎を見つけたのか？　オレも探したんだけど会えなくて」

満「ううん、ボクもダメだった。第二倉庫なら来るかと思って待ってたんだけど……」

俺と同じ考えだ。不動はそれで会えたけど御々崎は来ず、か。

満「もしかしたら夜時間とか、ボクたちのいない間に来てるのかもしれないね」

安藤「そうか、その可能性もあるな。……一つだけ聞きたいんだけどいいか」

満「どうしたの？」

安藤「御々崎と話し合えたとして、満は御々崎を信用してくれるか？」

満は俺の目をじっと見てから、答えた。

満「うん、信じる。もう事件なんて起こってほしくないんだ。御々崎さんも一緒に全員でここから出たいよ」

安藤「そうか。ごめん、変な事を聞いて」

満「それにその言い方は助けたいって安藤くんも思ってるんだよね。ならボクは反対なんてしないから」

安藤「え？　確かにその通りだけど……」

満「マスターキーの捜索も御々崎さんの事も、絶対に解決しよう」

安藤「ああ、そうだな……」

俺が助けたいなら反対しない……？
……つまり俺の事を信用してくれてる、って事でいいんだよな。

【ＩＮＦＯ】
満の好感度は現在これ以上あがりません。
モノクマメダルを9枚見つけました。（現在……30枚）

519 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/28(火) 00:48:05.66 ID:ndvv8AK1O

【28日目　夜】

夜時間になり、見回りの為に集合場所に向かう。
今日は不動も来ているようだ。

真理木「それじゃあ見回りね……」

安藤「そう、だな……」

疲れが溜まってきた……というより体力が回復していない感じだ。
真理木の声も力なくなってきている。

不動「……提案なんだが、体力温存の為に見回りは止めた方がいいんじゃないのか」

真理木「でも、事件が起こるかも……」

安藤「それにさっき満と話してたんだけど、御々崎が夜に出歩いてるんじゃないかって話があったぞ」

不動「……85㎝なら先ほど65㎝と話しているのを見かけたが」

真理木「えっ、本当！？」

不動「そのまま部屋に戻っていったが……65㎝の表情は悪いものではなかったぞ」

ミリアが説得したのかもしれないな……。

520 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/28(火) 01:02:19.73 ID:ndvv8AK1O

真理木「そっか、良かった……」

不動「体力を無駄に使いたくないのは全員同じだ。夜に出歩く奴もいないだろう」

真理木「……そうね、見回りは中止しましょうか。……二人を連れまわす訳にもいかないし」

正直なところ助かるな……この状態で校舎4階まで往復するのはしんどい。

真理木「それじゃあ今日はもう解散で。……でも寝れるかしら。コーヒーが体に残ってる感じがするのよね……」

不動「……横になっているだけでも体の7割は休まる。体力を蓄えておけ」

安藤「へえ、そうなのか。7割……休まらないのは3割か」

真理木「なんか今日はやけに親切ね。何かあった？」

不動「……いや、特には」

不動の提案で今日はこのまま解散となった。

521 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/28(火) 01:03:35.39 ID:ndvv8AK1O

　―　安藤の部屋　―

安藤「…………はあ」

部屋に戻ってそのままベッドに転がり込んだ。
そのまま目を瞑るが、意識はまだはっきりとしている。疲れてはいるんだが……

安藤「………………眠れない」

……体力は削られている、食事も取れない、睡眠も充分に取れない……。

安藤「キツイな……」

思わず言葉に出てしまう。

早くなんとかしないとな……思ったよりも辛い状況だ。
明日もマスターキーを探す。そのために今は体力を取り戻すんだ……

【28日目　終了】

522 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/28(火) 01:05:12.18 ID:ndvv8AK1O

【28日目　終了】

[現在の好感度]
鳥羽　満……９５
不動　霜平……９４
稲本　詩紋……８７[DEAD]
ミリア・カッパーフィールド……８７
本多　夕一郎……７３
真理木　優莉……７１
目賀　蔵丸……５５[DEAD]
御々崎　純……５４
国定　獏兎……５３
原井　古止羽……４４
椰和原　宗海……４０[DEAD]
鳥羽　瑠散……２８　[DEAD]
伊田　狩亜……１１　[DEAD]
桐子　未玲……１１　[DEAD]
大田原　大地……６　[DEAD]

現在のモノクマメダル……３０枚
『夢現チケット』　……１枚
『学級日誌』　……１冊

[プレゼント]
狂戦士の鎧
速球大臣
だれかの卒業アルバム
軽石×２
アゴドリル
オモプラッタの極意
油芋
ミネラルウォーター
動くこけし
あしたのグローブ
あかの着ぐるみ
これくらいのお弁当
水笛
毛虫くん
むらまさ

523 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/28(火) 01:07:28.95 ID:ndvv8AK1O

今日はここまで、安価ありがとうございました。
次回はイベントと、事件発生までいく予定です

次回は平日中に。更新する場合は事前に告知します。

524 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/28(火) 01:10:29.46 ID:Rl/8f1XM0

乙
不動と真理木に良いフラグが立ってきたね
というかミリア大丈夫かな…

525 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/28(火) 01:10:34.25 ID:VERTm10u0

乙
いよいよ事件か、とりあえず不動は生き残りますように

526 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2014/10/28(火) 01:54:27.40 ID:6lbHwANG0

ミリア生きててくれ……！

527 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) ：2014/10/30(木) 23:50:23.33 ID:w4nqG2Yd0

あれ？これミリアかなり危険なんじゃ？精神一番低いし。

528 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/31(金) 21:09:01.68 ID:Zwe4rSKgO

今日の22時から始めます
予定通り事件発生までいくつもりです。

529 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/31(金) 21:45:46.96 ID:minWEKzE0

ミリアが生きてますように……！！

530 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/31(金) 22:00:32.52 ID:Zwe4rSKgO

【29日目　朝】

　　キーン、コーン……カーン、コーン

　『オマエラ、おはようございます！　朝です、7時になりました！　起床時間ですよー！』

　『現在、一部施設は立ち入り禁止となっているのでご注意ください』

　『さぁて、今日も張り切っていきましょうー！』

…………腹減ったな。

……マスターキーを探そう。

531 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/31(金) 22:07:08.35 ID:Zwe4rSKgO

部屋から出て食堂の方に向かう。もちろん食堂は開いていないが半ば習慣になってるのかもしれない。
しかし食堂の前には誰の姿も無かった。

確かにわざわざ来る用事は無いんだけど、誰も出歩いてないのか？
まだ皆寝ているのかもしれない。こんな状況じゃ生活リズムが狂っていてもおかしくない。

食堂前でそんな事を考えていると、個室の扉が開き誰かが近づいてくるのに気づいた。

御々崎「………………」

安藤「御々崎……！　お前大丈夫なのか？」

御々崎「……何が」

安藤「何がじゃなくて……最近俺達の前に現れなかっただろ。その……一昨日のモノクマの動機のせいで」

言葉を選んでいると、御々崎は校舎の方に歩みを進めていく。

532 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/31(金) 22:12:19.41 ID:Zwe4rSKgO

安藤「あ、おいちょっと待てよ！　どこに行くんだよ？」

御々崎「……マスターキーを探してるんでしょ。私も探す」

安藤「あ、ああ。って誰かから聞いたのか？」

御々崎「ミリアが昨日部屋に来た。……いや押しかけてきた」

そういえば不動がそんな事を言っていたような……

安藤「もしかして俺達を手伝ってくれるっていうのか？」

御々崎「……ここから出たい。理由はそれだけだから」

安藤「へえ……。昨日、ミリアと何を話したんだよ？」

御々崎「別に。マジックを勝手に見せられただけよ。…………もう行く」

御々崎は短く答えると足早に去って行った。

ミリアが上手くやってくれたのか？　なんにせよ、御々崎は協力してくれるみたいだ。

御々崎「………………」

533 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/31(金) 22:17:43.45 ID:Zwe4rSKgO

【29日目　昼】

……無い。マスターキーが見つからない……

そもそもそんな物本当にあるのか……？　

不動は嘘をついてないだろうけど、モノクマの罠だった可能性もある気がしてくる……。

……ダメだ、一人でいると思考が下向きになっていく。

誰かの様子でも見てくるか……。

安価↓１＆２（様子をみたい人物を一人または二人選択、かぶったら下にずらします）
※この安価は好感度やフラグに関係しません。
　ただ単純に空腹になった（ちょっとおかしくなってるかもしれない）人の様子が見れるだけです。

534 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/31(金) 22:18:19.44 ID:minWEKzE0

ミリア

535 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/31(金) 22:19:23.70 ID:7CL15vKD0

原井

536 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/31(金) 22:31:25.13 ID:Zwe4rSKgO

選択　ミリア

ミリア「うー……」

安藤「ミリア、マスターキーは見つかったか……？」

ミリア「……答えは、ノーです……」

安藤「そうか……」

ミリア「お腹がペコちゃんです……オー、アイスとキャンディーがほしいです！」

安藤「無いだろ、そんなの……」

ミリア「……人体切断マジックでお腹だけ切り取ったらＯＫですか？　ＯＫですよね！？」

安藤「い、いや……アレは実際には切ってないんだろ？」

ミリア「ノープロブレム！　とにかくこのお腹が鳴るのをストップさせたいんですっ！」

安藤「実際に切ったら死んじまうって！」

ミリア「アロンアルファでくっつければダイジョーブです！　シュンカン！セッチャクですから！」

もうトリックでもなんでもないじゃないか……言ってることムチャクチャだし。

ミリア「もー、シルクハットからケーキとか出せる人いないんですかっ！　タネなしで！」

安藤「ミリアがそれを言ったらおしまいだって……」

今はミリアも怒る元気があるけど、限界が近いな……。

537 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/31(金) 22:44:06.58 ID:Zwe4rSKgO

選択②　原井

原井「安藤君、大丈夫ですか？　顔色が優れないようですが」

安藤「まあな……もう二日も食事をとっていないから力が出なくて」

安藤「原井は平気そうだけど何してたんだ、休憩か？」

原井「精神を落ち着かせるために筆を走らせていました。こんな状況だからこそ、平常心を保たねば」

さすが超高校級の書道家。こんな時でも心がぶれないのか。

安藤「ちなみに何の字を書いていたんだ？」

原井「ふふ……見てください。墨の黒と紙の白で表したこの力作を」

安藤「…………おにぎりの絵だな」

原井「そう、おにぎりの絵です。…………」

安藤「………………」

原井「…………私、お腹が減っているのですね」

安藤「そりゃそうだ……」

よく見ると紙に書いてあるの全部おにぎりの落書きじゃないか……。

原井もおかしくなってる。まずいな……

538 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/31(金) 22:45:23.15 ID:BpYtyEkSO

ミミちゃん自殺しそうだな
生き残って欲しい

539 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/31(金) 22:53:22.50 ID:Zwe4rSKgO

【29日目　夜】

真理木「結局、今日も見つからない、か……」

不動「………………」

真理木「……今日誰か、御々崎さんに会った？」

安藤「あ……朝見かけたぞ。マスターキーを探すのに協力してくれるらしい」

安藤「その後は見かけなかったけど……」

真理木「協力してくれるんだ。それはいいことだけど……」

不動「……俺は捜索中には見かけなかったぞ」

本多「僕もです……」

満「うん……」

真理木「安藤以外、朝にしか見てない……心配ね」

御々崎……誰も見てないのか？

本多「……今日は部屋に戻りましょうか」

満「……そうだね」

不動「……ああ」

皆、口数が減って来てる……。

540 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/31(金) 23:00:33.83 ID:Zwe4rSKgO

　―　安藤の部屋　―

もうすぐ夜時間だ……。

安藤「………………」

腹が減った腹が減った腹が減った腹が減った腹が減った…………

………………。

……コーヒーが無くなりそうだ、取ってくるか……。

541 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/31(金) 23:05:53.10 ID:Zwe4rSKgO

　―　校舎4階　第二倉庫　―

………………。

安藤「限界だ…………」

置かれている缶コーヒーの山の前に思わず床にへたり込む。
思考は体が動かない代わりに、思考がぐるぐると回り落ちていく。

マスターキーなんて本当にあるのか？　そもそも学園長室に何かあるって保証は？
救助は本当に来るのか？　こんな生活を明日もまだ続けられるのか……？

何か食べたい。ここから出たい。何か方法は…………

…………事件だけ、なのか……？

542 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/31(金) 23:09:31.94 ID:Zwe4rSKgO

俺が……いや誰かが事件を起こせば……。
でも皆そんな体力すら残って…………

その時、腰の横でいつもよりはっきりと重く感じられてくる物があった。

安藤「モノクマの特製銃……」

この銃を使えば……そうか、モノクマはこの事を言っていたのか……。

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モノクマ「うぷぷ、今はそうやって吠えてるといいよ。でもオマエラはその内、牙を持ってて良かったって思う事になるんだから」

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543 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/31(金) 23:13:05.18 ID:Zwe4rSKgO

安藤「牙……」

これなら弱った体でも、引き金を引くだけで……

……いや、ダメだそんな事。事件なんて……ダメだ。

安藤「………………」

ダメ、なのに…………！

……手は腰の銃をつかみ、倉庫の入り口の扉へと狙いをつけていた。

544 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/31(金) 23:18:01.63 ID:Zwe4rSKgO

安藤「………………」

銃に安全装置はついていない。引き金さえ引けば、弾丸が発射される。

早く降ろさないと……！　今誰かが来たら……。

安藤「………………っ」

手はいう事を聞かず、多少ぶれながらもしっかりと扉に照準を合わせている。

ｶﾞﾁｬｯ……

安藤「…………！」

銃を持つ手に力がこもっていく。全神経が引き金に集中しているのが分かる。

　「………………」

扉はゆっくりと開いていく……

満「……？　誰か……いるの？」

545 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/31(金) 23:21:55.62 ID:Zwe4rSKgO

安藤「……っ、満……！？」

満「安藤くん？　……！　その銃は……！」

満を確認した途端、銃を持つ手が震えだした。

安藤「くっ……！」

指が定まらない……！　自分の手じゃないみたいに……

満「……駄目っ！」

安藤「…………くそっ！」

ﾊﾟｧﾝ！　ﾊﾟｧﾝ！

546 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/31(金) 23:24:50.84 ID:Zwe4rSKgO

二つの銃声の後、満がその場に膝から崩れ落ちる。

……倒れそうになる前に満は床に手を付き、安堵の息を漏らした。

満「はあ……よかった……」

満が出てきた扉の横の壁には二つの弾痕が残っている。
撃つ直前でなんとか狙いをそらした結果だった。
パネルの残弾数の表示は『１』になっている。

安藤「……っ、ごめん満、俺……」

銃を落とし、満に頭を下げる。

安藤「本当にごめん……！　今、満が声をかけてくれなきゃ事件を……！」

満「安藤くん……」

皆を裏切って事件を起こそうと、よりにもよって満を殺そうとしていたんだ……。
顔が上げられない……。

547 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/31(金) 23:28:10.23 ID:Zwe4rSKgO

頭を下げて動けないでいたまま、数分が経った。

……音はしなかったけど満はもう行ってしまったんだろうか。
事件は起こさせない、なんて言った癖にあんな事を……

最低だ俺は……満を裏切った……。

……いきなり、優しく頭を抱きかかえられた。

安藤「満……？」

満「……安藤くんが考えたことは全部悪い夢だったんだ。キミは本当はそんな事を考える人じゃない」

満「銃を向けられた時もボクは信じてたんだよ。安藤くんならはずしてくれるって」

安藤「ど……どうしてだよ」

548 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/31(金) 23:30:48.21 ID:Zwe4rSKgO

満「安藤くんは人を撃つような人じゃないから。今まで一緒にいたから、安藤くんを見てきたから分かるんだ」

安藤「そんな……でも俺は実際に今撃とうとして、お前を……！」

満「でも銃をはずしたのだっても安藤くんだよ。最後にはキミは撃たなかったんだ」

安藤「……！」

満「今のは安藤くんじゃなくて全部モノクマのせい。安藤くんは悪くない」

満「だから……もう少し頑張ろう。ね？」

安藤「満……ごめん。ありがとう……」

549 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/31(金) 23:33:24.64 ID:7CL15vKD0

さすが幸運･･･

550 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/31(金) 23:34:17.20 ID:Zwe4rSKgO

　―　安藤の部屋　―

あの後、満と一緒に寄宿舎まで戻ってきた。

……満は銃を向けた俺を許してくれた。

満は俺がもう事件を起こさないって信じてくれたんだ……二度とあんな事が無いようにしないと。

耐えるんだ、どんな絶望的な状況でも……希望を信じて。

【29日目　終了】

【ＩＮＦＯ】
満の好感度が上がりました。
満の好感度が最大になりました。

551 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/31(金) 23:37:46.60 ID:Zwe4rSKgO

【30日目　朝】

ピーンポーン、パーンポーン……！

　『校舎四階第二倉庫で死体が発見されました！　一定時間の捜査のあと学級裁判を行います！』

552 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/31(金) 23:41:24.60 ID:Zwe4rSKgO

安藤「……なっ！？」

空腹なのも忘れてベッドから飛び起きる。よく眠れなかったせいか、逆に意識は覚醒している。

時計を確認すると6時半……まだ夜時間も終わっていない。

安藤「第二倉庫に行かないと……！」

若干ふらつく足で部屋を飛び出す。

……ついに事件が起きてしまった。

安藤「…………ぐっ！」

昨日の自分がやろうとしていた事を思い出す。今回の犯人も俺みたいに思いつめて……？

一体誰が？　アナウンスが流れたって事は人は集まっているはずだ！

　　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　　：

553 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/31(金) 23:41:53.37 ID:eaCvLNtW0

えっこれ満が死ぬとかないよね？

554 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/31(金) 23:44:42.46 ID:Zwe4rSKgO

不動「おい、安藤！」

校舎に向かう途中で後ろから不動に声をかけられた。

安藤「不動？　お前もアナウンスを聞いたのか！」

不動「ああ。……しかし朝のアナウンスはまだ鳴っていない。起きている奴は少ないはずだ。なのにどうして死体発見アナウンスが流れる……？」

安藤「分からないけど……とにかく急ごう！」

　　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　　：

四階までまでたどり着いたが、誰かがいる気配は無かった。
皆、既に倉庫の中に入っているのか？

不動「アナウンスによると第二倉庫だったな……」

安藤「ああ、この扉だ。急ごう…………うっ！」

倉庫の扉を開けた瞬間、部屋に血の匂いが漂っているのが分かった。
明らかにここで誰かが死んでいる……。

不動「……入るぞ」

555 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/31(金) 23:48:19.29 ID:Zwe4rSKgO

　―　校舎４Ｆ　第二倉庫　―

倉庫に入った瞬間、入り口近くに血痕があるのが目に入った。
血痕は倉庫の奥に続いていて、その先で……誰かが倉庫の棚の下敷きになっている。

安藤「誰か倒れてる……！？」

不動「これが被害者か……しかし他の奴らはどうした？　姿が見えないが……」

安藤「そんな事より早く棚をどかすぞ！」

不動と協力して棚をどかすと、黒い服……いや、幕が出てきた。
被害者は倒れた棚の下に、さらに黒い布の幕をかぶっているようだった。

安藤「一体誰が……！？」

幕を外すと、そこには……

安藤「あ…………？」

血痕の上で倒れている鳥羽　満の姿があった…………。

556 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/31(金) 23:49:14.10 ID:4Jkke3ad0

・・・え？

557 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/31(金) 23:50:14.09 ID:minWEKzE0

ヒロインが逝ったあああぁぁぁぁああ！！！？？？

558 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/31(金) 23:50:35.18 ID:Zwe4rSKgO

不動「……何！？」

……う、嘘……だろ…………？

昨日、満はここで……俺を…………

安藤「…………っ、満！　返事してくれ、満……！」

………………。

なん、で………………。

559 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/31(金) 23:52:23.29 ID:Zwe4rSKgO

満「………………う……」

560 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/10/31(金) 23:53:13.73 ID:PvpbpPSAO

生きてるパターン

561 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/10/31(金) 23:53:58.72 ID:o/Edt5hZO

この展開だと生きていると思った…だが誰だ？

562 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/31(金) 23:55:08.64 ID:Zwe4rSKgO

安藤「！」

い、生きてる……？　今、うめいたって事は……

安藤「満、しっかりしろ！」

満「………………っ」

意識は無いみたいだけど生きてる……！

良かった、満は……無事だった……。

けど……ならこの血は？　さっきのアナウンスは……？

563 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/31(金) 23:57:22.12 ID:Zwe4rSKgO

安藤「不動、満は生きて……。……どうした？」

不動の方を見ると、その顔色は青ざめていた。
そして食い入るように一点を見つめている……。

その目線は満が倒れている場所のさらにその先……倉庫の奥だ。

ゆっくりと不動の見つめる先を追うと、満が倒れている所から血痕が続いているのが分かった。

安藤「…………うっ……！」

倉庫の奥には壁にもたれかかるように倒れている血痕の主がいた……。

564 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/10/31(金) 23:59:17.45 ID:Zwe4rSKgO

腹部……肩……そして頭。三か所の傷穴から血を流し、倒れていたのは……。

不動「…………真理、木……」

超高校級の化学者、真理木　優莉の事切れた姿だった…………。

CHAPTER　０４　『ロスト・パラダイス・ロスト　（非）日常編』　……END

565 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/01(土) 00:00:54.94 ID:BW/cC1/r0

うわあああ…そっちか…

566 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/01(土) 00:01:53.63 ID:lunBi2oDO

貴重な常識人枠がぁ…

567 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/01(土) 00:04:45.74 ID:FadkUBHhO

今回はここで終了です、お疲れ様でした。
今回の被害者の候補はある基準で選ばれ、27日目の行動によって変わってました
行動によってどう変化するのかは裁判後にでも。

568 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/01(土) 00:07:33.47 ID:i3CoxOUA0

>>567
　ってことは、ミリアとかといっしょに御々崎に会いに行ったら、一緒に行った相手がひがいしゃになってた？

569 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/11/01(土) 00:12:17.66 ID:MgRmlZwB0

うわぁぁぁ……真理木かぁ…

570 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/01(土) 00:16:15.73 ID:atBFbo8J0

お疲れさまです
そっか真理木か……不動とフラグ立ってたから一緒に生き残ってほしかった……

571 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/01(土) 00:17:32.15 ID:FadkUBHhO

次回更新は休日にできるかは分からない状態です…
日時決まったらお知らせします。捜査は自動進行です

>>568
その場合はミリアが被害者になってた、とだけ答えておきます。

ちなみに真理木はいろんな理由で2章、3章のクロ・被害者候補筆頭でした。（結局4章で被害者になりましたが）
コンマをすっごく回避していたキャラでもありました。

572 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/11/01(土) 07:26:26.76 ID:DTgusVKIO

これって説得に同行した人が死ぬってこと?
御々崎には真理木かミリアで説得できたと。

573 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/06(木) 17:42:35.32 ID:6b5B3tVZO

今日の21時頃から捜査編始めます
自動なので安価はありません。

574 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/06(木) 21:20:10.62 ID:jM24nnqVO

始めます。その前に訂正を…

>>564で『腹部……肩……そして頭。三か所の傷穴から……』
となっていますが「頭」の部分を「胸」に脳内変換しておいてください。
頭でも矛盾はたぶん出ませんがその方が都合が良いので。よろしくお願いします

575 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/06(木) 21:23:30.87 ID:jM24nnqVO

【CHAPTER　０４　『ロスト・パラダイス・ロスト』　非日常編】

絶望は休むことなく襲い掛かってくる。そう実感せずにはいられなかった。

満の生存に安心する間もなく姿を現した真理木の死体……

体の震えが止まらない。動悸が急速に激しくなる。

安藤「こ、これ……真理木が！　死んで……！」

不動「…………殺し合いが起きた。そういう事だろう」

安藤「……く、そ……！」

動揺している俺とは対照的に不動は冷静につぶやく。

だがよく見ると、その拳は強く握りしめられて震えていた……。

576 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/06(木) 21:29:07.37 ID:jM24nnqVO

真理木の死体を発見してまもなく、部屋の外から足音が聞こえてきた。
入り口の扉が開く。

原井「皆さん！　さっきのアナウンスは……。……！」

ミリア「ミチルちゃん！？　ダイジョーブですか！？」

国定「……いや、どうやら被害者はそっちじゃないみたいだよ」

本多「え……？　……ま、真理木さん！？」

御々崎「真理木……」

やがて全員が現場に集まった。

原井「なんという事でしょうか……！　満さんは無事なのですか！？」

安藤「ああ、だけど怪我してるんだ！　早くなんとかしないと……！」

モノクマ「お困りのようですね、生徒諸君！」

577 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/06(木) 21:36:08.12 ID:jM24nnqVO

本多「モノクマ……って事は！」

モノクマ「はい、起きちゃいました事件が！　なんのかの言ったって、食欲には勝てなかったんだねえ」

モノクマ「殺らなきゃ殺られる……野生の掟を思い出してくれたようで大変よろしい！」

安藤「そんな事より満を助けてくれよ！　このままじゃ手遅れになる……お願いだ！」

モノクマ「必死だね。世界の中心で愛でも叫んでるの？　まあ満さんの怪我については致命傷って訳じゃなさそうだし……」

モノクマ「特例で助けてあげましょう！　急患急患ー！」

モノクマの叫びと共に入り口から救急隊員の格好をした二体のモノクマが入ってくる。

驚いている俺達を尻目に、満を手際よくタンカに乗せると倉庫を去って行った。

578 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/06(木) 21:46:45.83 ID:jM24nnqVO

本多「……い、今のは？」

国定「モノクマが複数匹動いているところ初めて見たよ。いや複数体？」

モノクマ「満さんは別室にて治療いたします。復帰可能な状態になったら戻ってもらうからね！」

安藤「もしかしてお前が治療するのか？　大丈夫なんだろうな……？」

モノクマ「モチロン！　スーパードクターモノクマ……神の指を持つと言われたこのボクに任せなさい！」

ミリア「でもモノクマに指はないですよ？」

モノクマ「だってそう言われてるだけだし……勝手にドクターとか、いい迷惑だよ！」

本多「まさか風評だけ！？　全然安心できないんですが！」

安藤「………………」

心配だけれどモノクマに任せるしかない。
満……無事でいてくれよ。

579 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/06(木) 21:51:30.63 ID:jM24nnqVO

モノクマ「さてさて、尊い命を救ったところで恒例の……」

モノクマ「『ザ・モノクマファイル５』ー！」

モノクマ「それと……こいつはボクからの差し入れ。アンパンと牛乳！」

安藤「……ッ！」

ミリア「ミ、ミルク……！」

モノクマ「せっかく事件が起きたのに、捜査中にぶっ倒れられても困るからね」

モノクマ「これがモノクマ流アメとムチよ！」

原井「食糧ですか。しかしこの状況では……」

国定「不謹慎だけど仕方ないんじゃない？　実際、皆もうフラフラだしさ」

確かにここまで走ってきたのと満と真理木を見た衝撃で、体には力が残っていなかった。
皆も同じような状態だろう。

580 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/06(木) 21:55:31.50 ID:jM24nnqVO

安藤「……食べよう。捜査の為に力を蓄えて、真相を突き止めて真理木の仇を取るんだ」

不動「…………ああ」

不動が手を付けたのを皮切りに全員が食べ始める。
皆、無言で口に入れたあんぱんを牛乳で押し流していく。

……だんだんと力が戻ってくるのが感じられた。
人間の体ってこんなに単純なのか、そう思わせるほどに体に活力がみなぎってくる。

原井「……ごちそうさまです」

モノクマ「お粗末さま。それじゃ捜査を始めちゃってくださいな！」

……やるしかない。真理木が死んだ事件の真相、そして満が倒れていた理由……。

突き止めるんだ、二人の為に！

[捜査　開始]

581 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/06(木) 22:00:14.86 ID:jM24nnqVO

まずはモノクマファイルを確認しよう。

【モノクマファイル５】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

被害者は真理木　優莉。死亡推定時刻は午前０時から６時半の間。

校舎４階の第二倉庫で発見された。

死因は被害者の左胸、右肩、左脇腹に残った３つの外傷。

その内、胸と肩の傷穴は体の裏側まで貫通している。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

真理木の体に残った３つの傷穴……
このどれかが真理木の致命傷になったって事か。

おそらく凶器も察しがつく。
でも問題は……なんで３つも傷がついているんだ？

コトダマゲット！
【モノクマファイル５】
被害者は真理木　優莉。死体は第二倉庫で発見された。
胸、肩、腹部に三つの傷穴があり、胸と肩の傷は体を貫通している。

582 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/06(木) 22:05:36.21 ID:jM24nnqVO

不動「……捜査を始める前に、はっきりさせたい事がある」

不動「この事件を発見したのは一体誰なのかという事だ」

国定「発見者？　不動クン達じゃないのかい？　満さんと合わせてちょうど三人いるし」

安藤「いや、俺達は死体発見アナウンスを聞いてから現場に向かったんだ」

安藤「それで現場には真理木の死体と棚の下敷きになっている満がいて……国定達が来たのはその後だ」

……あれ、これはおかしくないか？

不動「……もう一度聞く。真理木の死体を発見したのは誰だ？」

御々崎「………………」

ミリア「…………エッ？」

原井「…………これは」

本多「誰も見てない……？」

安藤「ちょっと待ってくれ。アナウンスが鳴ったって事は最低三人は真理木の死体を見てるはずなんだぞ！？」

　「「「………………」」」

583 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/06(木) 22:09:54.43 ID:jM24nnqVO

安藤「な、なんでだ……？」

不動「………………」

国定「残念ながらボクも発見者じゃないんだけど、随分オモシロイ事をするんだね」

国定「基本的に死体の発見を隠すメリットはない……シロであることの何よりの証拠だからね」

国定「発見者さんはどんな思惑を持って事実を隠してるのかな？」

ミリア「…………？」

御々崎「……誰も見てない、か」

本多「えっと…………」

原井「一体これは……」

どういう事なんだ……？
真理木を発見した人が……いない？

いや、それはありえないはずだ。アナウンスが鳴ったのは事実だ。
だとすれば発見した事を言えない事情があるのか？

コトダマゲット！
【死体を発見したタイミング】
安藤達が現場に着いたのは死体発見アナウンスの後。
それ以前に死体を見た人はいないという。

584 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/06(木) 22:15:53.38 ID:jM24nnqVO

国定「それともう一つ確認しておくことがあるよね」

国定「皆が持ってる銃の残弾数。銃についてるパネルで確認させてもらうよ」

全員が銃を取り出し、後ろのパネルを表示させる。

国定「あ。しまった、満さんの残弾数も確認しておけばよかったな……」

国定「まあいいか。ボクは３発。もちろん一発も撃ってないよ」

原井「同じく３発です」

ここまでは良かったのだが……

本多「僕も３……あれ。……に、２発！？」

国定「あ、そうだ。使った人はどうして使ったのか言って欲しいな。もちろん言わなくてもいいんだけど……」

国定「……黙ってる人には、こっちとしてもそういう目で見ざるを得ないよね？」

本多「り、理由？　え、えっと……すみません覚えてないんです！　使った記憶も無くて……」

たぶん、ジョージだろうな……。
あいつが何に使ったか、事件に関係しているかまでは分からないけど……

安藤「本多のは置いておこう。本人も本当に分からないみたいだ」

本多「すみません……！」

585 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/06(木) 22:22:05.95 ID:jM24nnqVO

ミリア「ワタシは……２発です！　マジックに１発使いました！」

国定「なるほど。安藤クンは？」

安藤「……１発だ。２発撃った」

ミリア「エッ……？」

国定「へえ、納得できる理由は言える？」

昨日俺が事件を起こしかけた事……今は言えない。
今言ったら皆を混乱させてしまう。

安藤「理由は……今は説明できないけど事件が起こる前に使ったのは間違いないぞ。満が事情を知ってる」

国定「そうか……。それじゃ不動クンは？」

不動「俺も……１発だ」

本多「……！　２発使ったんですか……で、でも理由があるんですよね？」

不動「……銃は使い切りさえしなければ校則違反にならない。使わないという意思表明のつもりで無駄撃ちした」

安藤「その事を事前に知ってた奴はいるのか？」

不動「……いない。俺が無駄撃ちしたのはお前らを避けていた時だった」

国定「ふうん……証拠は無い、と」

不動「………………」

586 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/11/06(木) 22:22:44.76 ID:+4gpSf18O

お、始まってた

587 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/06(木) 22:28:54.39 ID:jM24nnqVO

安藤「あと見せてないのは御々崎だけだな」

御々崎「………………」

国定「確か御々崎さんは銃を配られた時に一発撃ってたよね。だから残ってるのは２発かな？」

御々崎「…………っ」

原井「御々崎さん……？」

御々崎が無言で銃の後ろのパネルを見せる。

表示をされていた数字は……『０』。

588 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/06(木) 22:31:17.01 ID:jM24nnqVO

安藤「……！　御々崎お前……！」

ミリア「２発使っちゃったんですかっ！？」

国定「いや、この場合問題となるのは銃を使い切ってることだよ。御々崎さん、理由は言えるかい？」

御々崎「…………っ、特に……無い」

原井「それは……。ですが意図的に使い切った場合、校則違反という事になります……」

なのに御々崎は無事だ。これって……

不動「85㎝、まさかお前が……！」

ミリア「……あ！　でも１発は……」

ミリアが何かを言いかけた時、御々崎が入口の方へと向かっていった。

589 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/06(木) 22:34:07.39 ID:jM24nnqVO

本多「えっ、どこに行くんですか？」

御々崎「他の場所の捜査に……行くから」

そう答えるなり、逃げるように倉庫から出て行った。

ミリア「ミミちゃん……」

国定「うーん……クロかな？」

不動「………………」

安藤「……分からない。けど……」

御々崎は事件に関係している、それは間違いなさそうだ。

コトダマゲット！
【特製銃】
全員に配られたモノクマ特製の小口径の拳銃。
弾丸を装填したりはずす事はできない。

【全員の銃の残弾数】
全員の特製銃の残弾数は以下の通り。
国定と原井は３発。ミリアと本多が２発。不動と安藤が１発。御々崎は０発。

590 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/06(木) 22:38:56.00 ID:jM24nnqVO

原井「御々崎さんの事も気になりますが、まずこの現場から捜査いたしましょう」

原井「手始めにまず……真理木さんの遺体から」

不動「………………」

検死は真理木が得意だったんだけど、本人が亡くなってるからな……
でも、やれることはなるべくしないと。

モノクマファイルを見比べながら真理木の死体を調べる。
ファイルに書いてある通り、真理木の体には３つの傷穴があった。

安藤「このどれかが真理木の死因って事だったな」

国定「脇腹は貫通してない傷。胸の傷はちょうど心臓の位置だね」

本多「心臓を貫通ですか……」

ミリア「ユーリちゃん……イタかったでしょうね」

安藤「いや、死んだ後についた傷かもしれない。せめて即死かどうかだけでも分かればな……」

原井「右肩の傷も貫通しています。これでは右腕を動かす事はできなかったでしょうね」

真理木の体に残った傷はこれで全部みたいだ。

コトダマゲット！
【右肩の傷穴】
真理木の右肩の傷穴は貫通しており、右腕を動かす事はできなかったと考えられる。

591 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/06(木) 22:43:24.33 ID:jM24nnqVO

安藤「この傷は全部、銃によるものなのか？」

不動「……おそらくは。だが気になる事がある」

不動「傷穴の内二つは貫通している。しかし俺達の持っている銃は小口径だ」

不動「貫通させるには威力が足りないはずだ……」

国定「銃で貫通させる方法は何も無いの？」

不動「銃に限らないが……威力の弱いものでもごく至近距離から撃てばありえる」

不動「零距離とは言わないが……射出部分が目標に触れるか、というくらいの距離だ」

国定「へえ。さすが超高校級のガンマン、銃の知識が豊富だね！」

本多「この傷が全部銃によるものだとすると、真理木さんの傷は３つ」

本多「でも皆さんの撃った数は多くても２発ですから……」

原井「少なくとも二人以上の人が真理木さんを撃った事になりますね……」

不動「………………」

真理木の命を奪ったのは特製銃なのか……？

間違いないのは真理木の二つの傷は貫通している。
そして貫通させるには特殊な方法が必要だって事だ。

コトダマゲット！
【貫通した傷について】
貫通した傷は威力の高い武器によってできる。
威力の弱い武器で貫通させるには至近距離で撃つ必要がある。

592 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/06(木) 22:46:21.10 ID:jM24nnqVO

国定「真理木さんの銃の残弾数も確認しておこうか」

真理木の右腰についているホルスターから銃を取り出す。
パネルで確認すると『３』と表示されていた。

ミリア「ユーリちゃんは銃を使わなかったんですね」

安藤「ああ。血もついてないし使った形跡は無いな……」

コトダマゲット！
【真理木の銃】
真理木の銃には使われた痕跡は無かった。

コトダマアップデート！
【全員の銃の残弾数】
全員の特製銃の残弾数は以下の通り。
国定と原井と真理木は３発。ミリアと本多が２発。不動と安藤が１発。御々崎は０発。

593 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/06(木) 22:48:09.60 ID:jM24nnqVO

今日はここまで。
次回は明日か土日になります

594 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/11/06(木) 22:49:20.88 ID:+4gpSf18O

乙
まだまだ分からんな

595 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/06(木) 22:49:45.89 ID:0RmEAHpK0

乙！

596 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/06(木) 22:55:19.38 ID:d5nTs5Ub0

乙！
どういうトリックかわからんが真理木の性格上なんとなく自殺の気がする・・

597 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/09(日) 23:22:46.16 ID:JYn310uRO

遅くなりましたが少しだけ更新

598 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/09(日) 23:30:41.66 ID:JYn310uRO

原井「あとは真理木さんが何か持っていないかですね。私が調べます」

不動「……頼む」

原井「では失礼します。………………」

原井「特に変わった物は無いようです。部屋の鍵、生徒手帳だけで……あら、このビンは？」

不動「それは……真理木が使っていた睡眠薬だ。持ち歩いていたようだな」

原井「そうですか。それにしても改めてひどい……血だらけです」

本多「３発も撃たれたみたいですからね。あれ、左手の指先にも血が付いてます」

安藤「左手の指先？　もしかして何かを書いた後なんじゃないか？」

ミリア「アッ、もしかしてダイイングメッセージですかっ！？」

本多「といっても真理木さんの周りにはそれらしいのはありませんが……」

国定「この部屋のどこかにあるのかもしれないね。真理木さんが残したメッセージが」

不動「………………」

真理木の遺体から分かるのはここまでみたいだ。
あとはこの部屋を調べないと。

599 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/09(日) 23:39:38.09 ID:JYn310uRO

不動「……俺は別の場所に行く」

本多「えっ、ここは調べないんですか？」

不動「お前らに任せる。俺は……自分で真理木の事件を突き止める」

そういうと不動はさっさと倉庫から行ってしまった。

原井「行ってしまわれましたね……」

国定「現場に一番証拠が残ってると思うんだけどなあ。彼なりに当たりがついてるのかな？」

ミリア「……あ、あのっ！　ワタシも行っていいですか？」

安藤「ミリア？　どうかしたのか？」

600 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/09(日) 23:45:09.67 ID:JYn310uRO

ミリア「ユーリちゃんの事件もガンバらないとですケド、ミミちゃんが気になります！」

ミリア「探しにいきたいんです……ダメですか？」

本多「僕はいいと思いますが……」

原井「私も構いませんよ」

国定「いいんじゃない？　現場の捜査なら4人でもなんとかなるし」

安藤「分かった事は後で教えるから行って来いよ。気をつけるんだぞ」

ミリア「アリガトウございます！　ミミちゃん見つけたら連れてきますねー！」

国定「さて、それじゃあこの部屋をもう少し調べようか。満さんが倒れていたっていう話も気になるしね」

確かに……。
真理木の事件もそうだが、満がなんで棚の下敷きになっていたのかも気になる。

原因を突き止めるためにも、次はこの部屋全体を調べよう。

601 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/09(日) 23:54:16.41 ID:JYn310uRO

原井「しかし、この辺りは物が大分散乱していますね。落ち着きません……」

満の倒れていた場所にはプリント用紙、ボールペンなど事務用品が散らばっていた。
どれも棚にあった物だ。

安藤「ああ、それは棚に入ってた物だ。満がそこの棚の下敷きになってたんだよ」

安藤「棚は俺と不動でどかしたんだ。けど中に入ってたものが落ちたんだな」

本多「それで怪我をしてたんですか。でもどうしてそんな事態に？」

安藤「それは分からないけど、偶然とは思えない。犯人が何かしたのか……」

原井「……やはりこのままでは我慢できません！　少し整理しましょう！」

国定「あ、ちょっと。現場保存を……」

原井「すみません本多君、これをその棚に戻してもらえませんか？」

本多「はっ、はい」

安藤「聞いてないみたいだぞ……」

国定「あのさあ……まあいっか。このままだと捜査しづらいのは確かだし」

国定は諦めたみたいだな。俺も片づけを手伝うか。

602 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/10(月) 00:02:25.32 ID:SxSHheutO

落ちている黒布の幕に手を伸ばす。これは確か棚の下敷きになった満がかぶっていたものだ。
見たところ端に破れている箇所がある。

安藤「こんな物、第二倉庫にあったか？」

原井「それは……おそらく音楽室にあった物ではないでしょうか？　ステージの横にかかっていたような気がします」

安藤「なるほど。あれ、何かつながってるぞ。これは……鉄線？」

国定「長さは１ｍ弱ってところだね。もしかしてピアノ線じゃないかな？」

安藤「これもこの部屋には無かったものだよな……」

国定「逆側の方には何も繋がってないか。いや……本当は何か繋がっていたのかもしれないけど」

黒い幕にピアノ線……どうやら音楽室に関係してるらしい。

コトダマゲット！
【音楽室の黒幕】
死体発見時に満がかぶっていた、音楽室にあった黒い幕。

【ピアノ線】
現場から発見されていた1m弱の長さのピアノ線。黒幕に繋がれていた。

603 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/10(月) 00:13:07.08 ID:SxSHheutO

原井「ああっ、なんという事でしょうか！　誰かがゴミを捨てています……」

安藤「ゴミ？」

原井「空の缶コーヒーが落ちていました。嘆かわしい事です……」

安藤「誰かがここで飲んで捨てたのかもしれないな」

原井「まったく誰ですか。ゴミはゴミ箱に。学校で習わなかったのでしょうか……！」

原井はこういうとこに厳しいよな……俺は気をつけよう。

本多「あれっ？　なんか変ですね……」

安藤「どうした本多？」

本多「いえ、片づけてたんですけど変な物を見つけたというか……」

本多「その倒れた棚があった壁際に一列に缶コーヒーが並んでるんですよ」

原井「本当ですね。缶コーヒーは部屋の奥の方にあったはずですが……」

棚があったところに並んでいた？
という事は棚は元々……

コトダマゲット！
【空の缶コーヒー】
現場に落ちていたスチールのコーヒー缶。中身は入っていない。

【壁際に並べられた缶コーヒー】
倒れた棚があった壁際には缶コーヒーが一列に並べられていた。

604 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/10(月) 00:17:45.94 ID:SxSHheutO

本多「整理はこんなところで良いと思うんですけど、どうでしょうか？」

原井「そうですね。すっきりしました」

国定「さ、それじゃとっとと手早く迅速に捜査に戻ろうか」

安藤「いやに急かすな……よっぽど捜査したかったのか」

原井「あっ、壁の所にゴミが残っています。取りましょう」

国定「………………」

本多「す、すぐ済みますよ……」

原井「どうやら黒い布の切れ端ですね。倒れた棚の向かい側の壁に画鋲でとめられていました」

国定「……捜査、いいかな？」

原井「ええ、では始めましょう。これで軽い気持ちで捜査できるというものです」

国定「……はあ……」

重い溜息だな……。

コトダマゲット！
【布の切れ端】
倒れた棚の向かい側の壁に画鋲でとめられていた黒い布の切れ端。

605 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/10(月) 00:23:23.91 ID:SxSHheutO

本多「そういえばさっきから気になってたんですけど、入り口の方にある血痕って真理木さんのものですか？」

国定「たぶんそうじゃない？　血痕は入り口からここまで続いているみたいだし」

本多の言うとおり、入り口近くにも血痕が残っている。
俺達も入った瞬間に血痕があるのに気付いたんだった。

最初に満を見た時、血だまりの上にいたから死んだのかと思ったけどあれは真理木の血だったんだな……

原井「見たところ、入り口の血痕の方が量が多いようですね……」

原井「真理木さんは撃たれた後ここまで逃げて移動したという事でしょうか」

国定「いや、もしくは誰かがここまで動かしたのかもしれないよ」

原井「犯人がですか？　しかしそんな事をする意味があるのでしょうか」

本多「死体を気づかれにくくするためとか……？」

安藤「でもそれなら部屋のもう一つ奥の方に隠すんじゃないか？　ここじゃ入り口から丸見えだ」

原井「だとすると……一体何故？」

意図は分からないけど……真理木は撃たれた後、移動している。
それは間違いないみたいだ。

コトダマゲット！
【入り口から続く血痕】
血痕は入り口近くから死体発見場所まで続いている。

※簡易的な第二倉庫のイメージ見取り図
http://imgur.com/2NKe432.jpg

補足：黒い四角が棚、バッテンついた棚が倒れた棚。
矢印ついてるのが入り口、漢字は二人が倒れていた場所です。

606 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/10(月) 00:32:47.59 ID:SxSHheutO

本多「あっ、壁に弾痕がありますよ！？　しかも二つ！」

入り口の扉の近くの壁に穴が二つ空いている。
けどその穴は……

原井「重要な手掛かりですね。ここで二回発砲されたという事は……」

安藤「いや……実はそれ昨日の夜、事件が起こる前に俺が撃ったんだ。」

原井「えっ、安藤君がですか？」

本多「そういえば二発使っていたんですよね。これがそれって事ですか？」

国定「証明はできるのかい？」

安藤「満が事情を知ってる証人だとしか言えないな……とにかく俺の二発はこの壁の穴だ。事件とは関係ない」

国定「ふうん……。とりあえずはそういう事にしようか」

安藤「………………」

満が復帰するまで潔白は主張できないみたいだな……。

コトダマゲット！
【壁に残った弾痕】
第二倉庫の入り口近くの壁には安藤が前日に撃った痕が二つ残っている。

607 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/10(月) 00:43:21.20 ID:SxSHheutO

安藤「他の場所にも弾痕が残ってるかもしれないな」

国定「探してみようか。弾痕の数……言うまでも無く重要な情報だからね」

原井「まだこの部屋に残っているでしょうか……」

皆で手分けして銃が撃たれた痕跡を探す。やがて……

本多「……あっ、天井に穴が空いてますよ。あれってもしかして……！」

安藤「弾痕か……！」

原井「本多君、お手柄です」

国定「この部屋にあった弾痕は入り口近くの二発、そして天井の一発。これで全部かな」

問題は誰が撃ったのか、だな……。

コトダマゲット！
【天井の弾痕】
第二倉庫の天井には銃で撃ったと思われる穴が一つあった。

608 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/10(月) 00:51:51.55 ID:SxSHheutO

国定「確かに入り口近くの方が血の量が多いね。真理木さんがここで撃たれたは間違いないみたいだ」

原井「壁にも血がついています……」

安藤「……待てよ。真理木がここで撃たれたなら、さっき話題になったダイイングメッセージもここにあるんじゃないか？」

本多「そうですね、探してみましょう！」

安藤「……それらしいのは見つからないな」

本多「指先に血が付いていたのは偶然だったんでしょうか？」

国定「いや……そうでもないみたいだよ。よく見ると床の血痕が一部拭い取られてる」

安藤「拭い取られたって事は……」

国定「ここに何か、誰かにとって都合の悪い物があったから拭いたって事になるね。例えば……そう」

……ダイイングメッセージ、か。
すでに犯人によって拭き取られてしまったのか？

原井「あの、こちらにも拭い取られた跡がありますが……」

本多「えっ、どこにですか？」

原井「この血のついている壁のところに拭い取られた跡があるのです」

安藤「本当だ……これ、どういう事だ？」

国定「拭い取られた跡が二つ……か」

コトダマゲット！
【拭い取られた血痕】
入り口の近くの壁と床には血痕が拭い取られたような跡が二つあった。

609 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/10(月) 00:56:57.41 ID:SxSHheutO

国定「最後に一応皆のアリバイを聞いておこうか。夜時間になってから死体発見までの事をね」

安藤「俺は昨日の夜……ここで満と会った後、部屋に戻った。朝になったらアナウンスが流れて不動とここに来たんだ」

本多「えっと……すみません。昨日の夜は、というか昨日の記憶がなぜかほとんどなくて……」

本多「いつのまにか寝ていて、朝起きたらアナウンスが流れて、って感じです」

国定「ちなみにボクは昨夜は一人で部屋に居て、朝はアナウンスが鳴ったからここに一人で集まったよ」

安藤「……要するにアリバイなしじゃないかそれ」

原井「私も同じような過ごし方でした。ただなかなか寝付けませんでしたが……」

安藤「皆、コーヒーを飲んで睡眠感覚がおかしくなってたからな……もしかしたら夜時間でも出歩いていた奴はいたかもしれない」

国定「案外真理木さんも犯人もここにコーヒーを取りに来て鉢合わせになって事件が起こったのかもね。あ、満さんもそうなのかな？」

安藤「それは……どうだろうな」

とにかく全員アリバイらしいものは無いみたいだ。

610 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/10(月) 00:58:08.58 ID:SxSHheutO

第二倉庫の捜査が終わったところで今日はここまで。
次回で捜査終了まで行く予定です。

611 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/10(月) 01:01:06.95 ID:8aXdetUD0

乙です！
色々出てきたけど、まだ謎な部分が多いね

612 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/11/11(火) 00:15:48.43 ID:TPIJattd0

乙
前回もしてしまったけど今回も質問いいですかね…
死体発見アナウンスでいう"発見"って、死体を認識して初めて発見ってなりますか？(死体を発見したことに気付かなくても発見者にはカウントされるのかどうかってことです)
あと今回の事件は関係ないと思うんですけど本多君とジョージで二回分発見した場合って発見者二人としてカウントされますか？

613 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/11(火) 09:32:47.91 ID:tVnB1cgrO

今日の21時から22時の間に再開します

>>612
発見は死体を見た時点で、発見者が死体と認識してなくてもカウントはされます。
またジョージが死体を発見しても本多が発見した扱いになります。（本多とジョージでダブルカウントはされません）

614 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/11(火) 21:47:29.77 ID:tVnB1cgrO

始めます
今回で捜査終わるか微妙なとこです…
終わらなかった場合明日に。

615 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/11(火) 21:56:33.22 ID:tVnB1cgrO

本多「この部屋で調べられるのはここまでみたいですね」

国定「それじゃここからは別行動にしようか」

原井「了解しました。私は音楽室を調べに行きます」

事件が起こった4階を中心に捜査しよう。

この場にいない人からも話が聞きたい。

特にミリア、御々崎が出て行った時に何か言いかけていたような……

とにかく気になるのはまず音楽室だ、原井と一緒に俺も行ってみよう。

616 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/11(火) 22:04:24.03 ID:tVnB1cgrO

　―　校舎４F　音楽室　―

原井と共に音楽室にやってきた。ステージ上には相変わらずグランドピアノが鎮座している。
二人でステージのあたりを調べる事にした。

安藤「原井、何か見つけたか？」

原井「やはりあの黒幕はここにあった物のようです。ステージの幕が一つ無くなっています」

安藤「そうか。やっぱり誰かが第二倉庫に持ち出したんだな」

原井「それとグランドピアノも調べてみたのですが、中の弦が一本無くなっていました」

安藤「本当だ。弦が……これは切れてるのか？　とにかく分断されてるな」

持ち出されたピアノ線と黒幕。その目的は第二倉庫で見つけたものを考えればおそらく……

原井「……しかし気になる事があります」

安藤「気になる事って？」

617 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/11(火) 22:14:04.88 ID:tVnB1cgrO

原井「犯人はどうやってピアノ線を分断したのでしょうか」

安藤「どうって、普通に切ったんじゃないのか？」

安藤「といっても刃物は二階に集めてあるか。なら前の事件みたいに鉛筆削りを利用したとか」

原井「しかしピアノ線の素材は鋼ですよ？　硬く、弦の交換にも専用の工具が必要な程です」

原井「鉛筆削りの刃ではとても切れないと思います」

安藤「でも実際に弦は両端の取り付け部分を残して分断されている……」

安藤「その専用の工具っていうのはここに無かったのか？」

原井「いえ、探しましたが見つかりません。それだけに謎なのです……」

618 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/11(火) 22:21:51.49 ID:tVnB1cgrO

原井「さらに付け加えるなら、ピアノの弦には強い張力が働いています」

安藤「張力って引っ張る力の事だったか？」

原井「はい、音を響かせる為に両端から引っ張っているのです。確か約80㎏程の力でしたか」

安藤「へえ……」

原井「そしてもしそんな状態で弦を切断したとすると、凄い勢いで切った方に跳ね返るはずなのです」

安藤「跳ね返るって、かなり危険なんじゃないか？」

原井「もちろんそうです。実際ピアノには跳ね返った時についたような傷がありました」

安藤「本当だ。鉄線で引っかかれるって事だもんな……。けどピアノについてる傷はこれだけか」

ピアノ線がここから調達されたのは間違いない。

けどそいつはどうやって跳ね返りを受けずにピアノの弦を切ったんだ？
そもそも何を使って硬いピアノ線を切断したんだ……？

謎は深まるばかりだな……。

コトダマアップデート！
【ピアノ線】
現場から発見された1m弱の長さのピアノ線。黒幕に繋がれていた。
鋼で出来ていて普通の刃では切れない。また、切る時に跳ね返りの危険がある。

619 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/11(火) 22:28:07.69 ID:tVnB1cgrO

　―　校舎４F　武道場　―

音楽室の捜査を切り上げて武道場の方にやって来た。
本多がすでに調査しているようだ。

本多「うーん、証拠らしいものはありませんね」

安藤「ロッカーの中にも何もないか」

本多「一応ジュラルミン製の矢がありますが、おかしな痕跡は無いので使われたかどうかまでは……」

安藤「もしかして矢の数が減ってたりとか。覚えてないか？」

本多「さすがに分かりませんね……」

安藤「だよな……」

武道場には弓と矢がある。競技用だけどこれも武器になるかもしれない。

一応覚えておくか。

コトダマゲット！
【矢】
武道場にあるジュラルミン製の矢。

620 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/11(火) 22:46:32.91 ID:tVnB1cgrO

　―　校舎４F　研究室　―

本多と別れて研究室の捜査にやってきた。

中には国定と、ミリアも捜査に来ている。

国定「やあ。来て早々なんなんだけど、この部屋から証拠は見つからなかったよ。凶器になりそうな物もね」

安藤「本当にいきなりだな。ちゃんと捜査はしたのか？」

ミリア「バッチリ調べましたよ。成果はゼロでしたっ！」

安藤「ミリア。御々崎は見つかったのか？」

ミリア「ダメです、見つかりません。むー……」

安藤「そうか……」

御々崎が何か知っていそうなのは確かなんだけど……

621 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/11(火) 22:56:15.06 ID:tVnB1cgrO

国定「それよりミリアさん、さっき倉庫で何か言いかけてなかったっけ。確か……」

　　　　　　　　　　　　　　　：

ミリア「……あ！　でも１発は……」

　　　　　　　　　　　　　　　：

国定「……ってさ。あれ、どういう意味かな？」

ミリア「イッパツ……あ！　ミミちゃんの銃、一昨日に一発使ったはずなんです！」

安藤「本当か？　一体どこで！？」

ミリア「ワタシがマジックしたときです！」

……マジック？

622 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/11(火) 23:10:47.03 ID:ctMNqfGiO

ミリア「二日前、ミミちゃんの所にいってマジックをしたんです。その名もBullet　Catch！」

安藤「えっ……バ？　キャ？　なんて言ったんだ？」

国定「……もしかして弾丸受け止め術の事かな。ほら、観客が撃った弾丸を歯で受け止めるってマジックさ」

……正直まったく知らない。

安藤「と、とにかくその時に御々崎の弾丸を使ったって事か？」

ミリア「ザッツライト！　ミミちゃんの銃を使って、それをジブンに向かって撃って歯で受け止めたんです」

ちょっと見てみたいなそのマジック。いやそれより……

安藤「つまり御々崎の銃には一発しか残ってなかったって事か」

ミリア「その通りです！」

御々崎はミリアのマジックで銃を使った。
つまり事件の時に持ってた弾丸は一発だけだった……

重要な情報だ、覚えておこう。

623 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/11(火) 23:16:29.68 ID:ctMNqfGiO

国定「なるほどね。でもミリアさん、弾丸を実際に受け止めたの？　すごく気になるんだけど……」

ミリア「モチロン。ミミちゃん驚いてましたよ！」

国定「そのタネ教えてくれない？」

ミリア「ダメです！」

安藤「即答だな……」

ミリア「マジシャンが手品のタネを教えちゃったらユメもキボーもありませんから！」

国定「そっか。でもさ、その銃はモノクマ製だから細工は出来なさそうだし発砲は本物だったはず」

国定「本当に弾丸を歯で受け止めれらるとは思えないんだけどなあ」

ミリア「うっ……で、でもその時のダンガンはここにありますよ！」

そう言ってミリアはポケットから弾丸を取り出す。

国定「へえ、実物は初めて見たけどこの銃の弾丸って鉛じゃなくて鋼鉄製なんだ。珍しいね」

これがこの銃に装填されてる弾丸か。意外に小さいんだな……。

コトダマゲット！
【弾丸】
特製銃に装填されている鋼鉄製の銃弾。

624 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/11(火) 23:23:20.54 ID:ctMNqfGiO

ミリア「これがショーコですよバクトくん！」

国定「にしてはこの弾丸、歯形がついてないよね。噛んで止めたのならもっと跡が残りそうなものだけど」

ミリア「う、うう……」

国定「本当は噛んで受け止めたんじゃなくて単に当たってなかったんじゃないの？」

ミリア「……ぎくっ」

ぎくっ、って当たりなのか？
というかなんで国定はこんなにミリアのマジックに食いついてるんだ……。

625 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/11(火) 23:27:45.36 ID:ctMNqfGiO

ミリア「ザッツライト、本当は当たってないです……」

安藤「でも一体どうやったんだ？　歯で弾丸を挟んで驚かせたっていうのは」

ミリア「事前に撃って用意したダンガンを口の中に隠しておいて、はずして撃った後、歯で挟んで見せたんです……」

国定「さっきの弾丸はミリアさんの銃から撃った弾丸って事だね」

ミリア「オー、ユメもキボーもないです……」

悪い事して叱られてるみたいな落ち込み方だな……。

国定「事前に撃ってたっていうけどどうやって回収したの？　床や壁に撃ったら弾丸が埋まっちゃうはずだけど」

ミリア「そのタネもですか。ハア……」

ミリアがどんどんしおれていく……。
あんまりマジックのタネは追及してあげない方が良さそうだ。

ミリア「生徒手帳に撃ったんです。ガンジョウってモノクマが言ってましたから」

ミリア「玄関ホールにあったのを借りて撃ちました。ちょっとへこんじゃいましたけど」

国定「そっか、電子生徒手帳か。なるほど……」

安藤「気は済んだか？　そろそろ他の場所を調べるぞ」

国定「……うん。ちょっと玄関ホールに行こうよ。確認したい事もあるし」

執拗にミリアを問い詰めてた事といい、国定には何か考えがあるのか？
ついていった方が良さそうだな……。

626 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/11(火) 23:32:24.17 ID:ctMNqfGiO

今日はここまで、やっぱり終わらなかった…
明日また更新します。

残りのコトダマはあとわずか、次回で今度こそ捜査終了まで。

627 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/12(水) 23:29:07.99 ID:axNLiGxPO

　―　校舎１F　玄関ホール　―

国定「ミリアさん、キミが撃った生徒手帳っていうのは？」

ミリア「えっとー……これです！」

ミリアが玄関ホールの箱から一つの生徒手帳を取り出した。

安藤「これは……電源が点かないから大田原の物だな」

国定「なるほど確かに少しだけへこんでる。でも射撃には耐えられる、と」

大田原の手帳を戻そうとした際、他の生徒手帳にも異変がある事に気づいた。

安藤「あれ？　こっちにもへこんでる生徒手帳があるぞ」

ミリア「エッ？」

安藤「しかもへこみは二つだ。電源を点けるぞ。……どうやら目賀の手帳みたいだ」

国定「……やっぱりね」

ミリア「で、でもワタシこっちのは知らないですよ？」

誰かがミリアと同じように手帳を撃ったのか？
けど二発も……どういう事なんだ。

コトダマゲット！
【へこんだ電子生徒手帳】
電子生徒手帳は銃の射撃に耐えられるほど頑丈。
玄関ホールにある目賀の電子生徒手帳にはへこみが二つあった。

628 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/12(水) 23:36:23.17 ID:axNLiGxPO

そうだ。ミリアにもアリバイを聞いておくか。

安藤「ミリア、昨日の夜から今日の朝までの事を教えてくれないか？」

ミリア「エット昨日の夜はお腹がすいてすいて、でもどーしようもないので寝てました」

ミリア「それで今日は……あっ、今日の朝にヘンな事があったんです！」

国定「ヘンな事？」

ミリア「部屋のチャイムが鳴って出てみたら……なんと！」

ミリア「Nobody……ダレもいなかったんです……」

安藤「怖い話風に言う必要は無いって……。ちなみに何時くらいの話だ？」

ミリア「６時くらいです。まだネムかったのに……。ピンポンダッシュなんてヒドイです！」

安藤「死体発見アナウンスが鳴る少し前か」

国定「イタズラにしてはタイミングがいいね」

ミリア「あと誰もいなかったんですけど、ドアの前にこんなのが落ちてました」

629 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/12(水) 23:44:02.73 ID:axNLiGxPO

そう言ってミリアが取り出したのは一枚の写真だった。

どうやら壁を撮ったものらしい。中央に何か赤い文字がある……

赤い……いや、これは血で書かれた「ミ」という文字だ。

安藤「……！　国定、これはもしかして！」

国定「血のダイイングメッセージ……第二倉庫の壁の写真だろうね」

ミリア「エッ、これってチだったんですか！？」

安藤「ミリアには血文字だって分からなかったのか。これを見てどうしたんだ？」

ミリア「オー、部屋で寝ちゃいました……。このシャシン、どこかの部屋なのかなって思いましたケド……」

ミリア「カベしかうつってないから分からなかったんです……」

安藤「そうか……いや、しょうがないさ。あまり気にしない方がいいぞ」

630 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/12(水) 23:53:41.46 ID:axNLiGxPO

安藤「この写真、４階の職員室にあったカメラを使ったのか？　もう少し調べておくべきだったな……」

国定「カメラに証拠が残ってるとも限らないよ。犯人が始末したかも」

国定「それよりもう少し写真を見てみようよ」

もう一度写真をじっくりと見る。

映っているのは壁、そして壁についた少しの血痕とカタカナで書かれた『ミ』の血文字。

それだけか……いや、写真の端の方にも何か映っている。

これは……二つの穴？　もしかして弾痕か？

とにかく誰かがミリアの部屋のチャイムを鳴らしたのは、この写真を見せるためだったっぽいな。

何の目的で？

いや、そもそもこの写真を受け取ったのはミリアだけだったのか……？

コトダマゲット！
【血文字の写真】
ミリアが早朝に手に入れた壁に『ミ』と血文字で書かれた写真。
また写真の端には壁に弾痕が二つ映っている。

631 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/12(水) 23:58:45.31 ID:axNLiGxPO

国定「さて、捜査時間ももうすぐ終わるかな」

安藤「もうそんな時間か？　まずいな……」

いくつか分かった事もあるけど、分からない部分の方がまだ多いっていうのに……

国定「そうだね。まだこれじゃ足りない……」

国定「よし、それじゃそろそろ恒例の時間といこうか！」

安藤「恒例？」

ミリア「コーレイ？」

国定「すー……。おーい、モノクマー！」

……モノクマへの質問タイムか。

632 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/13(木) 00:05:31.32 ID:ySMn1R3hO

モノクマ「なんだかんだと聞かれたら、答えてあげるが世の情け！」

モノクマ「って訳で何の用、国定クン？」

国定「この事件の犯人を教えてくれない？」

モノクマ「ダメ―ッ！　裁判前にネタバラシとか、ユメもキボーも無いでしょーが！」

ミリア「ワタシとおんなじコト言ってます！」

国定「ま、それは冗談として。聞きたいのは校則の事なんだ」

国定「確認だけど校則を破った場合、罰があるんだよね。おそらく命に関わるレベルの」

モノクマ「モチです！　やっちゃうよ？」

国定「校則を違反しても生き残るケースってあるのかい？」

モノクマ「む……」

校則を違反しても生き残るケース……？

633 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/13(木) 00:13:07.71 ID:ySMn1R3hO

安藤「そういえばずっと前、瑠散が違反した時は初犯だって事で許されたんだったな」

モノクマ「えー……違反者への罰は基本的には執行されます。よほどの事が無い限りは、ゼッタイ！」

モノクマ「瑠散さんのは見せしめとして充分成功してたから止めたの。序盤からボクが手を出してもツマンナイでしょ？」

モノクマ「ま、結局すぐに死んじゃったんだけどねー！」

ミリア「ヒドイです……！」

国定「罰が執行されても生きてた場合は？　その場合もう許されるのかな？」

国定「というか違反した場合、どんな罰が与えられるの？　キミの自爆だけ？」

モノクマ「質問が多いよもう！　……罰は死ぬまで執行されるよ。よほどの事が無い限りはね」

国定「よほどの事、ねえ……」

モノクマ「あと罰の種類だけど、聞きたい？　聞きたい？」

罰の話になると活き活きしだしたな……。

安藤「……あんまり聞きたくはないけど、教えてくれ」

634 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/13(木) 00:20:33.68 ID:ySMn1R3hO

モノクマ「まずボク自らによる執行、自爆。一番ラクに逝けるんじゃないかな？」

モノクマ「もっとも、モロに食らったら体中のパーツがバラバラに飛び散る事間違いなしだけどね！」

ミリア「オー……！」

モノクマ「マシンガンが設置してあるところで違反したなら、一斉射撃をお見舞い！」

モノクマ「全身をくまなく、蜂の巣になるまでやっちゃうんだから！」

国定「それは中々壮絶だね……」

モノクマ「あとは、召喚魔法グングニルの槍！」

安藤「グングニルの槍……？」

モノクマ「どこからともなく現れてどんな物でも貫く正義の槍さ！　ダメージ9999！」

ミリア「ファイナルなファンタジーみたいなダメージですね……」

モノクマ「違反者への罰はこれくらいだね。ワクワクしちゃうでしょ？」

安藤「何がだよ。悪趣味としか思えないぞ……！」

国定「……なるほど。質問はもういいよ、ありがとうモノクマ」

コトダマゲット！
【校則違反者への罰】
校則違反をした場合、違反者にはモノクマの自爆、マシンガンの一斉射撃、グングニルの槍のどれかの罰が与えられる。

635 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/13(木) 00:24:53.39 ID:ySMn1R3hO

安藤「それとモノクマ。満は大丈夫なのか？」

モノクマ「現在治療中です。復帰できるのは裁判途中頃じゃない？」

安藤「俺に聞かれてもお前にしか分からないだろ……」

けど満に大事は無さそうだな……良かった。

モノクマ「ふう……。質問も終わったし、そろそろ良い頃合いなんで始めましょっか！」

そう言ってモノクマはどこかへ走り去っていく。

するとすぐにチャイムが鳴った。

636 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/13(木) 00:29:37.42 ID:ySMn1R3hO

　キーン、コーン……カーン、コーン……

モノクマ『皆様、捜査時間をどのようにお過ごしでしょうか』

モノクマ『宴もたけなわですが、ここで捜査時間を終了とさせていただきます』

モノクマ『爽やかな朝……まさに学級裁判日和ですね！』

モノクマ『それでは校舎一階の赤い扉にお集まりください！』

国定「無駄に爽やかだね……朝だからかな？」

ミリア「いよいよですね。ミミちゃんも来るでしょうか？」

安藤「たぶん来てるはずだ。裁判場に行くぞ」

637 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/13(木) 00:41:17.44 ID:ySMn1R3hO

　―　エレベーター前　―

エレベーターの前にはすでに俺達以外の皆が集まっていた。

不動と御々崎も含めて、だ。

ミリア「ミミちゃん！　来てたんですね！」

御々崎「……ミリア」

安藤「二人とも。お前達は……」

不動「……議論は裁判場でだ。行くぞ」

モノクマ『全員集まりましたね？　ではではエレベーターにお乗りください』

本多「またあの裁判場に行かないといけないんですね……」

ミリア「これでラストにしましょう！　ガンバリますよ！」

原井「真理木さんを殺害し、満さんをも傷つけた犯人……突き止めましょう」

国定「今回も楽しい裁判になるといいね。さあ、行こうか！」

御々崎「…………っ」

不動「絶対に仇は取るぞ……真理木」

全員がエレベーターに乗り込み、扉が閉まる。

638 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/13(木) 00:43:43.24 ID:ySMn1R3hO

――――超高校級の化学者、真理木　優莉……。

いつでも皆の事を気にかけて、俺達を引っ張って導いてくれた。

ときどきへこんでる時もあったけど、誰よりも頼りになるリーダーだった。

不動を説得できたのもあいつのおかげだったんだ……。

おそらく食糧危機が原因で起きたこの事件。

このままだといつかは起きてしまう事だったのかもしれない。

けどそれでも犯人を見つけないといけないんだ。

例え誰が犯人だったとしても……。

　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　：

639 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/13(木) 00:47:35.12 ID:ySMn1R3hO

　―　裁判場　―

モノクマ「今回はメカメカしい路線でいってみました！　テーマは機械！」

モノクマ「しかし気分のいい朝だねえ。朝から運動して頭も使うってどんだけ健康なのオマエラ！」

本多「捜査と裁判を良い風に言い換えてるだけですよね！？」

ミリア「こっちは朝までお腹ペコペコだったんですから！」

原井「そういえば満さんの容態は大丈夫なのですか？」

モノクマ「治療は順調なんで、その内裁判に参加させるからね！」

国定「裁判には間に合うって事だね。良かった良かった」

何度解決しても乗り切っても起こる事件、裁判……。

今度は真理木が死に、満も危険な目にあった。

けどここで諦める訳にはいかない。

二人を傷つけた事件の真相を知るために……！

何度絶望したって、その度に立ち上がってやる。

四度目の学級裁判……やってやるぞ！

640 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/13(木) 00:56:04.84 ID:ySMn1R3hO

今回はここまで。あとでコトダマリスト置いておきます
ただしコトダマを２、３個ほど裁判で選ぶときに誤解、重複しそうなので削除or修正します。

裁判は早かったら土日にできたらいいな（願望）
再開する時は告知するので、よろしくお願いします。

641 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/13(木) 00:58:22.55 ID:l9RJqNT3O

雰囲気だけだとメカ満が登場しそう

642 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/11/13(木) 02:36:58.00 ID:dHah5w+00

↑やめろ
乙でした
ミ…横にすると川…うん、良く分からない
まだ犯人わかんないけどもう誰も死なないといいな…

643 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/11/13(木) 15:41:22.95 ID:0617PTZSO

乙です
校則14について質問ですが銃弾を使いきった場合は撃った人物に関係なくその銃の持ち主に罰則されますか？

644 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/13(木) 21:59:52.99 ID:NFqfgADpO

[コトダマリスト]

【モノクマファイル５】
被害者は真理木　優莉。死体は第二倉庫で発見された。
胸、肩、腹部に三つの傷穴があり、胸と肩の傷は体を貫通している。

【真理木の銃】
真理木の銃には使われた痕跡は無かった。

【右肩の傷穴】
真理木の右肩の傷穴は貫通しており、右腕を動かす事はできなかったと考えられる。

【貫通した傷について】
貫通した傷は威力の高い武器によってできる。
威力の弱い武器で貫通させるには至近距離で撃つ必要がある。

【壁に残った弾痕】
第二倉庫の入り口近くの壁には安藤が前日に撃った痕が二つ残っている。

【天井の弾痕】
第二倉庫の天井には銃で撃ったと思われる穴が一つあった。

【拭い取られた血痕】
入り口の近くの壁と床には血痕が拭い取られたような跡が二つあった。

【入り口から続く血痕】
血痕は入り口近くから死体発見場所まで続いている。

【音楽室の黒幕】
死体発見時に満がかぶっていた音楽室にあった黒い幕。
第二倉庫の天井に引っかけられていたと推測できる。

【ピアノ線】
現場から発見された1m弱の長さのピアノ線。黒幕に繋がれていた。
鋼で出来ていて普通の刃では切れない。また、切る時に跳ね返りの危険がある。

【空の缶コーヒー】
現場に落ちていたスチールのコーヒー缶。中身は入っていない。

【壁際に並べられた缶コーヒー】
倒れた棚があった壁際には缶コーヒーが一列に並べられていた。

【布の切れ端】
倒れた棚があった場所の天井に数個の画鋲でとめられていた黒い布の切れ端。

【へこんだ電子生徒手帳】
電子生徒手帳は銃の射撃に耐えられるほど頑丈。
玄関ホールにある目賀の電子生徒手帳にはへこみが二つあった。

【矢】
武道場にあるジュラルミン製の矢。

【弾丸】
特製銃に装填されている鋼鉄製の銃弾。

【全員の銃の残弾数】
全員の特製銃の残弾数は以下の通り。
国定と原井と真理木は３発。ミリアと本多が２発。不動と安藤が１発。御々崎は０発。

【校則違反者への罰】
校則違反をした場合、違反者にはモノクマの自爆、マシンガン、グングニルの槍のどれかの罰が与えられる。

【血文字の写真】
ミリアが早朝に手に入れた壁に『ミ』と血文字で書かれた写真。
また写真の端には壁に弾痕が二つ映っている。

645 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/13(木) 22:01:13.26 ID:NFqfgADpO

以下、変更点です。

※次の二つのコトダマを削除しました。
【死体を発見したタイミング】
安藤達が現場に着いたのは死体発見アナウンスの後。
それ以前に死体を見た人はいないという。

【特製銃】
全員に配られたモノクマ特製の小口径の拳銃。
弾丸を装填したりはずす事はできない。

※次のコトダマを修正しました。
【布の切れ端】
倒れた棚の向かい側の壁に画鋲でとめられていた黒い布の切れ端。
　　　　　　　　　　　　　　　↓
倒れた棚があった場所の天井に数個の画鋲でとめられていた黒い布の切れ端。

646 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/13(木) 22:25:07.06 ID:7jIbY+yhO

以上コトダマリスト。
まだ開示されてない情報もありますが、難易度は前回よりもおそらく簡単？
既に事件の流れが大体分かった人もいるんじゃないでしょうか。

>>641
絶望的すぎる…
でも原作のオマージュは少しあったりします、メカではないけど！

>>642
ダイイングメッセージはそのままひねらず『ミ』で大丈夫です。

>>643
違反した人物が罰を受けます。その場合だと撃った人が罰を受けますね。

647 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/22(土) 18:27:26.75 ID:bK2yIeGdO

先週は思ったより忙しくて都合がつきませんでした、絶望

明日の夜頃に裁判開始する予定です。よかったら参加お願いします

648 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/22(土) 21:59:37.33 ID:CZWxHxkK0

待ってるよ！

649 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/23(日) 21:03:12.56 ID:09QtpULqO

21時半から開始します

650 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/23(日) 21:31:07.44 ID:09QtpULqO

[校則]

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

１．生徒達はこの学園内だけで共同生活を行いましょう。期限はありません。

２．夜10時から朝7時までを”夜時間”とします。夜時間は食堂など、立ち入り禁止区域があるので注意しましょう。

３．就寝は寄宿舎エリアの個室でのみ可能です。他の場所での故意の就寝は居眠りとみなし罰します。

４．希望ヶ峰学園について調べるのは自由です。特に行動に制限はありません。

５．学園長ことモノクマへの暴力を禁じます。監視カメラの破壊も同様です。

６．コロシアイを目的としない、学校の備品の意図的な破壊、廃棄を禁止します。

７．仲間の誰かを殺したクロは”卒業”となりますが、自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません。

８．同一のクロが殺害できるのは二人までです。

９．生徒内で殺人が起きた場合は、その一定時間後に、生徒全員参加が義務付けられる学級裁判が行われます。

10．学級裁判で正しいクロを指摘した場合は、クロだけが処刑されます。

11．学級裁判で正しいクロを指摘できなかった場合は、クロだけが卒業となり、残りの生徒は全員処刑です。

12．生徒の不適切な性別の更衣室への進入を禁止します。

13．特製銃の所持の放棄を禁止します。

14．特製銃の弾丸を殺し合い目的以外で意図的に使い切った場合、罰則があります。

15．なお、校則は順次増えていく場合があります。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

651 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/23(日) 21:34:51.13 ID:09QtpULqO

【裁判準備】

コトダマリスト>>644
学級裁判のルール>>

発言力……5.0
集中力……7.0

[スキル]
『抜群の集中力』……裁判時の集中力が＋２される。
『お調子ストライカー』……論破に成功したり、正解の選択肢を選ぶと発言力が少し回復する。
『右脳解放』……論破に成功したり、正解の選択肢を選ぶと集中力が少し回復する。
『心眼』……集中力を１消費して、論破、同意、キャプチャー、助太刀のどれが最適かを特定する（ノンストップ議論、反論ショーダウンで有効）
『一閃』……集中力を１消費して、最初の文字を解放する。（閃きアナグラムで有効）
『一筆描き』……集中力を３消費して、不要な文字を全て消し去る。（閃きアナグラムで有効）
『クラフトワーク』……裁判中に集中力を2消費して、発言力を回復する。
『クールスナイプ』……裁判中に集中力を2消費して、不要なウィークポイントを消す。（ノンストップ議論、反論ショーダウンで有効）
『正拳突き』……裁判中に集中力を2消費して、不必要なコトダマを消す（ノンストップ議論、反論ショーダウンで有効）
『唯我独尊』……問題を間違えた後に使用可能。集中力を３消費してその問題を正解扱いにして裁判を進行する。
『ド根性』……裁判中にゲームオーバーになってしまっても、集中力を全て消費して復活することができる。
『カリスマ』……自由行動時の会話によって好感度が上がりやすくなる。
『ハイセンス』……プレゼントによって上がる好感度が上昇しやすくなる。
『イリュージョン』……モノクマメダルを見つけたとき通常より多く手に入る。

[裁判場　席順]

　　　　　　　×真理木　　安藤

　　　×目賀　　　　　　　　　　　　ミリア

　　△満　　　　　　　　　　　　　　　　　稲本×

　　本多　　　　　　　　　　　　　　　　　　原井

　×桐子　　　　　　　　　　　　　　　　　　伊田×

　　　不動　　　　　　　　　　　　　　　御々崎

　　　　×瑠散　　　　　　　　　　　大田原×

　　　　　　　　　国定　　　椰和原×
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　モノクマ

疑心暗鬼と極限状況がもたらしたのは満の負傷、そして真理木の死だった。
死体発見者が一人も名乗り出ないという異常事態の中、
全ての真相を突き止める事は出来るのか。

652 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/23(日) 21:40:06.64 ID:09QtpULqO

【学級裁判　開廷！】

モノクマ「では、最初に学級裁判の簡単な説明をしておきましょう」

モノクマ「学級裁判では『誰が犯人か？』を議論し、その結果を投票によって決定します」

モノクマ「正しいクロを指摘できればクロだけがおしおきですが、もし間違った人物を指摘した場合は……」

モノクマ「クロ以外の全員はおしおきとなり、クロはこの学園を晴れて卒業となりまーす！」

不動「……では議論を始めるぞ」

ミリア「でも、まず何から話したらいいんですか？」

本多「いつも仕切ってくれていた真理木さんがいないのでやりにくいですね……」

原井「話すべき事は多いと考えられます。この事件には謎が多い……」

安藤「ああ。どれから手をつけていくべきか」

ミリア「んー、じゃあ……ごシュミは？」

安藤「お見合いかよ……そうじゃなくて！」

モノクマ「ではでは後は若い皆さんに議論をお任せするとしますかね！」

653 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/23(日) 21:45:52.35 ID:09QtpULqO

国定「このままじゃ進みそうにないね。なら進行役としてボクと原井さんが仕切っていこうか」

国定「理由として、銃を使ってないからこの中でクロの可能性が一番低い。それでどうかな？」

原井「信用してくれるのなら、微力ながら務めさせていただきます」

ミリア「バクトくんとコトハちゃん、ぜひオネガイします！」

国定「あ、ちなみにボクの趣味はパズルとかボードゲームかな」

御々崎「……どうでもいいから」

原井「私はピアノとお料理を少々」

本多「原井さんも乗らないで下さいよ！？」

654 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/23(日) 21:48:42.56 ID:09QtpULqO

原井「それではまず真理木さんの事件を……」

国定「あ、ちょっと待って。真理木さんの事件は一旦後回しにしない？」

不動「……どういう事だ」

国定「この事件、犯人を特定するには不足している情報が二つあるんだ」

安藤「不足してる情報って、もしかして一つは死体発見者の事か？」

本多「死体発見者……結局誰も見てないって事でしたよね」

不動「……一応確認するが、死体発見アナウンスが鳴るのはクロ以外の三人が死体を発見した時だったな？」

モノクマ「せやで？　ウチはちゃんと指折りしてカウントしてるんやで？」

ミリア「ウソです！　モノクマにはユビなんてないじゃないですか！」

モノクマ「うぷぷ、能ある熊は指を隠す。能と熊って漢字が似てて紛らわしくない？」

……となるとやっぱり俺達の中に真理木の死体を確認した奴はいるはずだ。
けど名乗り出ない。どういう事だ？

655 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/23(日) 21:59:21.00 ID:Brx9sEZAO

国定「それと満さんの銃の残弾数もまだ判明してないんだ。ただこれは満さんが裁判に復帰するまでは分からない……」

国定「って訳で、先にもう一つの事件について話した方がいいんじゃないかな」

原井「もう一つの事件というと、やはり満さんが棚の下敷きなっていたという事件でしょうか」

国定「満さんの事件も同じ第二倉庫で起きている。これを突き止める事は真理木さんの事件のヒントにもなるはずさ」

原井「確か今朝、最初に第二倉庫に辿りついたのは安藤君と不動君でしたね」

安藤「ああ。アナウンスが鳴った後現場に辿りつくと、誰かが倉庫の棚の下敷きになって倒れていたんだ」

安藤「俺と不動で急いで棚をどかして、かぶってる黒い幕をはずすと倒れていたのは満だったんだよ」

ミリア「黒い幕ってなんですか？」

原井「どうやら音楽室にあった物のようです。確認しましたが片方が無くなっていました」

本多「なんでそれが第二倉庫に……？」

ミリア「うーん、今日の朝は寒かったからミチルちゃんが着てたとか！」

御々崎「なんでわざわざ音楽室から取ってくるのよ……」

安藤「あの黒幕は満が来る前から現場にあった……いや、垂らされていた物だと思う」

本多「垂らされていた……？」

現場にはそう推測できる証拠もあったはずだ。

安価↓１　[コトダマリスト>>644から証拠を提示しろ！]

656 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/23(日) 22:06:39.43 ID:KlIP8rIa0

【布の切れ端】

657 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/23(日) 22:09:33.62 ID:Brx9sEZAO

【布の切れ端】　正解！

安藤「これだ！」

安藤「満が倒れていた場所の天井には黒い布の切れ端が画鋲で止められていたんだ」

御々崎「……それ、もろ黒幕の切れ端じゃん」

安藤「たぶんそうだ。実際黒幕の方にも少し破れた後があったしな」

ミリア「ムムム、つまりどういう事ですか？　黒幕が天井から垂らされてた……？」

国定「あの黒幕が現場で垂らされていたとすると、現場の状況はどうなっていたのかな？」

現場の第二倉庫は、満が棚の下敷きになる前はどんな状況だったのか。
少し考えてみる必要があるな……。

【ロジカルダイブ　開始】

まず黒幕が天井から垂らされていたとすると、俺達が捜査した時とは現場の状況が違ったはずだ。
その違いはおそらく……

[Ｑ１．　現場の状況の違いは？]
１．入り口から死体を見る事が出来ない
２．入り口から血痕を見る事が出来ない
３．入り口から弾痕を見る事が出来ない

安価↓１

658 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/11/23(日) 22:29:25.95 ID:xps9lL0Mo

1？

659 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/23(日) 22:29:50.99 ID:gFK8UzJ0O

3？

660 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/23(日) 22:31:58.62 ID:Brx9sEZAO

[成功！]

満の倒れていたところに黒幕があるとすると、ちょうど真理木が倒れていたところを隔てるようにかかっていたはずだ。
だから入り口から死体は見えない状態だったんだ。

【入り口から続く血痕】や【壁に残った弾痕】は動かせない。けれど死体なら？
おそらく犯人は真理木の死体を移動させ、死体を黒幕で隠したんだ。

だが俺達が現場につく頃にはその黒幕は天井からはずされていたはずだ。
天井に切れ端が残ってるのを見ると、引っ張って取ったんだろう。
黒幕をはずしたのはおそらく……

[Ｑ２．　現場の黒幕をはずした人物は？]
１．真理木
２．満
３．犯人

安価↓１

661 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/23(日) 22:39:28.27 ID:KlIP8rIa0

２

662 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/23(日) 22:43:33.73 ID:Brx9sEZAO

成功！

はずしたのは満で間違いない。
黒幕をかぶって倒れていたのは、天井から引っ張って取った時に落ちてきたからだ。

となると満の行動はこういう事になる。
満は現場に辿りついた後、黒幕を引っ張ってはずしたんだ。
そしてその先には真理木の死体があった……

つまり満は……

[Ｑ３．満は真理木の事件にどんな関係があった？]
１．何の関係も無かった
２．犯人だった
３．発見者だった

安価↓１

663 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/23(日) 22:47:41.41 ID:X3J0zOh90

３

664 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/23(日) 22:50:34.33 ID:Brx9sEZAO

１、２、３　正解！

安藤「推理は繋がった！」

安藤「さっき発見者の話がちょっと出たよな。その内の一人はきっと満だったんだ」

御々崎「満が……？」

安藤「おそらく隔てるように垂らされていた黒幕によって、真理木の死体は隠されていたんだよ」

ミリア「オー、ハンニンはユーリちゃんを隠しちゃったんですか？　どうしてでしょう……」

安藤「理由は……分からないな。発見を遅らせようとしたのかもしれない」

安藤「とにかく満は入り口から続く床の血痕を見て、黒幕を引っ張ってはずしたんだ」

国定「床の血痕は垂らされた黒幕の向こう側に続いていたはずだろうからね」

不動「その先に死体があると思ってもおかしくはない……か」

安藤「満は黒幕をはずし、真理木の死体を発見した。たぶんそれでアナウンスが鳴ったんだ」

安藤「その後に何かがあって棚が倒れて下敷きになったんじゃないか。その何かはまだ分からないけれど」

原井「満さんは最後の発見者だったと、そういう訳ですか」

本多「そうか。名乗り出なかったんじゃなくて、満さんがその場にいなかったから分からなかったって事だったんですね」

不動「……本当にそうなのか」

安藤「……え？」

不動「全ての可能性を考えるべきだ。82cmが発見者じゃなかった可能性もな」

満が発見者じゃない？　それって……

665 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/23(日) 22:54:28.74 ID:Brx9sEZAO

国定「まあ発見者の話は置いとこうよ。今は満さんがなんで棚の下敷きになっていたかの議論だよ？」

不動「だが……」

国定「それと安藤クン、満さんをシロだと信じたい気持ちも分かるけど」

国定「勝手に発見者の話を始めるのは困るなあ。進行はボクと原井さんなんだから」

安藤「わ、悪かったよ……」

不動「……まあいいだろう。議論を進めてくれ」

……もしかして不動は満の事を疑っているのか？
だとしたらどうして……

原井「しかし、現場の状況と満さんの行動は分かりやすくなりましたね」

原井「黒幕によって真理木さんの死体は隠され、満さんがその黒幕をはずしたと考えられます」

国定「次はその後の事、なんで満さんが棚の下敷きになったのかって事だね」

本多「満さんの身に何があったんでしょうか？　偶然棚が倒れたのか、それとも……」

原井「では棚が倒れた理由について議論を交わしましょう」

黒幕は明らかに誰かによって作為的に垂らされていたものだ。
そう考えると、棚が満の上に倒れて来たのはどうなんだ……？

666 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/23(日) 23:00:28.62 ID:Brx9sEZAO

[議論　開始！]

コトダマ>>644
【音楽室の黒幕】
【壁際に並べられた缶コーヒー】
【空の缶コーヒー】
【入り口から続く血痕】
【拭い取られた血痕】

本多「満さんが棚の下敷きになって倒れていたのは……」

本多「《棚が偶然倒れてきた》って事はないんでしょうか？」

ミリア「間違って《ミチルちゃんが倒しちゃった》のかもしれません！」

原井「しかし自分から倒したのが原因でにあんな事になるでしょうか……」

御々崎「じゃあ……《誰かがあいつに向かって棚を倒した》って事じゃないの」

国定「もしくは《倒れるように棚に何らかの細工していた》のかもね」

不動「偶然の事故だったのか、人為的なものだったのか……」

ミリア「超能力、サイキックパワーで倒した可能性も！」

御々崎「……それは無いから」

安価↓１　[《》に同意しろ！]

667 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/23(日) 23:17:30.14 ID:KlIP8rIa0

《倒れるように棚に何らかの細工していた》←【壁際に並べられた缶コーヒー】？

668 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/23(日) 23:21:23.92 ID:Brx9sEZAO

【壁際に並べられた缶コーヒー】　正解！

安藤「お前の意見に賛成だ！」　同意！

安藤「黒幕と同じようにあの棚には何らかの仕掛けがあった。そう考えて間違いないと思う」

安藤「俺達が捜査をした時、元々倒れた棚があった所の壁際には缶コーヒーが並べられてたんだ」

御々崎「缶コーヒー……？」

安藤「意図は分からないけど、これも作為的な物じゃないか。誰かがやったはず……」

ミリア「ケド、缶コーヒーがその仕掛けなんですか？」

本多「うーん……確かにあやしいですけど、これが原因で棚が倒れたとは思えないような……」

原井「関連性が中々思いつきませんね……」

不動「本当にこれが棚を倒れるようにしたという仕掛けなのか？」

安藤「関係はしていると思うんだけど……」

確かに……これで棚を倒れるようにできるのか？
しかもちょうど満がいるタイミングで……

669 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/23(日) 23:27:16.63 ID:Brx9sEZAO

国定「……連動さ」

安藤「え？」

国定「一つで考えるから分からない。現場には作為的なものは二つあったんだよ？」

安藤「それは黒幕の事だよな？　天井から垂らされていた……」

国定「あれは本当に真理木さんの死体を隠すためだけの物だったのかな？」

死体を隠す以外の目的？　どういう事だ……

本多「黒幕……あ、そういえば黒幕にはピアノ線が繋がってましたよね？」

原井「ありましたね。ですが、確かピアノ線の反対側には何も繋がっていませんでした」

原井「事件に関係があるとは……」

安藤「いや待て。本当は何かが繋がっていたけど取れてしまったんじゃないか？」

そうか……。ピアノ線は黒幕と、何かを繋いでいた。
おそらくそれが倒れた棚の仕掛けなんだ……！

国定「天井の黒幕と、倒れた棚……二つの悪意を繋ぐ鍵。それこそがこの仕掛けの正体だよ……」

黒幕と倒れた棚の仕掛け……そして満の行動も。連動させて考えるんだ。

そうすれば導き出せる……あのピアノ線の先には何が繋がれていたのか！

安価↓１　[コトダマリスト>>644から証拠を提示しろ！]

670 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/23(日) 23:40:05.29 ID:KlIP8rIa0

【空の缶コーヒー】

671 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/23(日) 23:43:24.30 ID:Brx9sEZAO

【空の缶コーヒー】　正解！

安藤「これが謎を解く鍵だったんだ……！」

安藤「缶コーヒーだ……缶コーヒーだったんだよ！」

ミリア「またコーヒーですか！」

安藤「現場には……いや、倒れた棚のあたりには中身が空の缶が落ちてたんだよ。そうだよな、原井？」

原井「ええ、よく覚えています。誰かが捨てたのだと思い、憤慨していましたから」

本多「してましたね……。でもそれをピアノ線に繋げる事で倒す仕掛けが出来るんですか？」

安藤「ああ……満の行動を考えれば分かる。あいつは死体を見つけるために黒幕を引っ張ったんだ」

安藤「そして黒幕と空き缶はピアノ線で繋がっていた……」

棚があった場所の壁際に缶が並んでいた。という事は倒れる前の棚の位置は……

そして空き缶があの場所にあったとすれば仕掛けが成立する……！

……考えるんだ…………！

[閃きアナグラム　開始]

【空のコーヒー缶があった場所は？】
○○の○○　（２文字＋２文字）

　ま　た　え　か　み　じ　な
　う　た　し　は　く　な　ぎ

安価↓１

672 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/24(月) 00:02:41.00 ID:Y8XW+uXV0

たなのした

673 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/24(月) 00:06:13.04 ID:FHmx5nDwO

たなのした　正解！

安藤「ここしかない……！」

安藤「壁際に並べられていた缶コーヒー、あれが棚があった場所にあったって事は……」

安藤「倒れる前、棚はその缶の上に乗ってたんじゃないか？」

本多「缶の上に……？　でも壁際の方にしか缶がないんじゃ、乗せてもバランスが悪くて倒れ……あっ！」

安藤「そうだ。手前側は元々空き缶でバランスを取っていたんだよ」

国定「満さんが黒幕を引っ張ってはずしたとすると、ピアノ線で繋がっている空き缶も連動して引っ張られる」

国定「そして空き缶が取れてしまったら……支えを失った棚はどうなるだろうね？」

原井「満さんに向かって倒れるという事ですか……！」

安藤「黒幕を引っ張る行為を引き金にして、その人物に向かって倒れる……」

安藤「それが倒れる棚の仕掛けの正体だったんだよ！」

モノクマ「まさにヒトコロスイッチ！　ぶひゃひゃひゃひゃ！」

国定「……まあ、棚が倒れるだけだから殺せるかは微妙だと思うけどね」

674 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/24(月) 00:10:37.97 ID:FHmx5nDwO

ここで中断、今日の夜にまた裁判前半終了までやります。

ヒント少なすぎたっぽいですね…
というか図も無いのに無茶な問題を出してしまったかと反省

こんなんですが、よければ明日もお付き合いください。

675 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/24(月) 00:19:38.37 ID:Y8XW+uXV0

乙です
明日も待ってます

676 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/24(月) 21:29:24.95 ID:jtz7qk1gO

再開します

677 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/24(月) 21:37:18.26 ID:jtz7qk1gO

ミリア「そんなトラップまで作るなんて……！　ハンニンは一体誰なんですかっ！」

不動「82㎝の身に何が起きたのかは分かったが……誰がそれを仕掛けたんだ」

御々崎「仕掛けて引っかかるのを待つのなんて誰でも出来るじゃない……」

安藤「……犯人を特定する方法か」

満を襲った罠の仕掛けは分かった。
けどその犯人を突き止める方法、何かないか……？

原井「一つよろしいでしょうか。気になる事があります」

本多「原井さん。気になる事っていうのは？」

原井「この棚の仕掛けを作るにはいくつか準備する物が必要です」

原井「音楽室の黒幕、缶コーヒー、画鋲……これらを調達するのは容易だと思います」

国定「どれも音楽室や第二倉庫、４階にあるしね」

678 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/24(月) 21:41:37.25 ID:jtz7qk1gO

原井「しかしピアノ線はそうはいきません。どうやらこれは音楽室のピアノに張ってあった弦のようですが……」

原井「ピアノの弦を取り外すのには特殊な工具が必要なんです。ですが４階にそんな物はありませんでした」

本多「でもピアノの弦は実際に分断されていたんですよね？　普通の工具もトラッシュルームに回収されてたはずなのに……」

ミリア「弦をフルパワーで切ったんじゃないですか？　ホンダくんのニッパーとかで！」

本多「え……えええっ！？」

安藤「確かに弦は硬い素材で出来ているのもそうだけど、切る時に強烈な跳ね返りが起きるらしいんだ」

安藤「本多がニッパーで切ったとしても、跳ね返った弦で怪我をする危険がある。けど本多は……」

ミリア「ホンダくん、元気ですかっ！」

本多「えっ！？　は、はい……？　怪我はしてないですよ？」

ミリア「むむむ……じゃあセーフですね！」

本多「ほっ……」

ピアノ線は硬い上、近くで分断するには危険すぎる……
でも犯人は調達にある道具を使ったはずなんだ。

実際にピアノ線を分断したのは道具そのものじゃないのかもしれない。
道具を使って、ある物でピアノ線を分断した……

硬さと跳ね返り、それを同時にクリアした物とは……！

安価↓１　[コトダマリスト>>644から証拠を提示しろ！]

679 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/11/24(月) 21:45:15.92 ID:Rtw15gmgO

ダンガン？

680 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/24(月) 21:52:13.04 ID:FcU46uubO

【弾丸】　正解！

安藤「これで間違いない！」

安藤「ピアノ線を切るのに使った物、それは弾丸だよ」

ミリア「BANG！　ダンガンですかっ！」

安藤「特製銃には鋼鉄製の弾丸が装填されている。犯人はこれでピアノの弦を撃ったんだ」

安藤「遠くから撃てばピアノ線を切った時の跳ね返りの危険も無いはずだ！」

原井「なるほど、銃の射撃の威力ならピアノ線でも断つことができるかもしれません」

安藤「……問題は、誰がそれをしたかって事だ」

ピアノ線を銃によって調達した人物……
それはイコール満を罠にかけた人物って事でもある。

信じたくはないけれど、出来たのはあいつしかいない……！

安価↓１　[怪しい人物を指定しろ！]

681 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/11/24(月) 21:56:21.06 ID:IJRmX3ySO

ジョージ

682 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/11/24(月) 21:59:24.07 ID:HZulEjZ60

ジョージか…？

683 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/11/24(月) 22:01:50.85 ID:HZulEjZ60

不動じゃないか？

684 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/24(月) 22:03:25.06 ID:FcU46uubO

ジョージ　不正解！

ジョージ……いや、あいつにはできなかったはずだ。

もう一度考え直しだ……！

[発言力　5.0　→　4.0]

……犯人は銃を使ってピアノ線を分断したんだ。
ピアノ線を分断するには両端を撃つ必要がある……

だとすると……俺の知っている限りでは弦を調達出来たのは一人だけだ。

信じたくはないけれど、出来たのはあいつしかいない……！

安価↓１　[怪しい人物を指定しろ！]

685 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/24(月) 22:04:18.49 ID:iR5y0wPQ0

不動

686 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/24(月) 22:04:29.71 ID:Y8XW+uXV0

不動か

687 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/11/24(月) 22:05:59.82 ID:IJRmX3ySO

てっきりもう片方はニッパーだと思ったぜ、すまんな

688 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/24(月) 22:07:02.89 ID:FcU46uubO

不動　正解！
[発言力　4.0　→　4.5]

安藤「お前しか、いない！」

安藤「不動、お前なんじゃないのか？　ピアノ線を銃で撃ったのは」

不動「………………」

本多「えっ、どうしてですか！？」

安藤「使った弾丸の数だよ。ピアノ線を調達するには弦の両端を撃つ必要がある」

安藤「つまり最低二発分の弾丸が必要になるんだ。そして不動は事件の前後で特製銃を二発使用している」

不動「……ふん、それを言うならお前も85㎝も同じように二発使用しているはずだ。容疑者となるのは俺だけではない」

御々崎「………………」

国定「いや、それはどうかな」

御々崎「……何？」

689 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/24(月) 22:12:54.87 ID:FcU46uubO

国定「銃を使った場合、犯人は跳ね返りの危険の無い安全な場所からピアノの弦を狙ったって事になる」

国定「けどさ、そんな遠くから細いピアノ線に弾丸を命中させるなんて芸当……誰にでも出来る事じゃないよね」

不動「…………！」

安藤「その通りだ。しかも俺も御々崎も不動も、使った弾丸の数は二発だけだ」

安藤「銃を使った事のない人間が、はずす事なく二発も目標に命中させるのなんて不可能に近い……」

安藤「超高校級のガンマンなんて才能でも無い限りは！」

不動「ふん……いいだろう」

不動「……その推理、撃ち抜く」　反論！

不動「ピアノの弦を銃で狙うか……。確かに俺ならば容易くできるだろう」

安藤「技術の問題だけじゃない。使った弾丸の数から考えてもお前にしか出来ないはずだ！」

不動「だがそれには決定的に矛盾している事がある。本当に銃で撃ったのか……甚だ疑問だな」

銃で切断したとすると起きる矛盾か……
けど他にピアノ線を切断できるような物は無かったはずだ。

不動の反論、打ち崩して見せる！

690 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/24(月) 22:16:00.14 ID:FcU46uubO

[反論ショーダウン　開始]

コトノハ>>664
【全員の銃の残弾数】
【弾丸】
【ピアノ線】
【へこんだ電子生徒手帳】
【天井の弾痕】
【壁に残った弾痕】

不動「特製銃でピアノの弦を狙ったとすれば……」

不動「当然、【ピアノには弾痕が残る】はずだ」

不動「しかしピアノには切り傷はあったが【弾痕は残っていなかった】」

不動「それに弦はピアノの内部に取り付けられていたはず……」

不動「つまり【ピアノに当たらない角度で弦だけを狙い撃つことも不可能】だ」

不動「まだ見つからないだけで【ピアノ線を切る別の方法もある】だろう」

不動「……これが根拠だ。反論があるなら示して見せろ」

安価↓１　[【】を論破　or　助太刀しろ！]

691 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/11/24(月) 22:17:53.96 ID:m2sdwelWo

【ピアノには弾痕が残る】←【へこんだ電子生徒手帳】

692 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/24(月) 22:19:18.67 ID:FfDHdeuj0

「ピアノには弾痕が残る」にへこんだ電子生徒手帳

693 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/24(月) 22:23:30.03 ID:FcU46uubO

【ピアノには弾痕が残る】←【へこんだ電子生徒手帳】　正解！
[発言力　4.5　→　5.0]

安藤「その言葉、斬らせてもらう！」　論破！

安藤「銃で撃ったとしても弾痕を残さない方法があったとしたら？」

不動「……ほう。一体どんな方法があるというんだ」

安藤「電子生徒手帳だよ。この手帳、モノクマの説明では物凄く頑丈っていう説明だったけど……」

安藤「どうやら銃の射撃にも耐えるみたいなんだ」

原井「銃の射撃にもですか？」

ミリア「ワタシが確かめました。チョットへこんだだけで生徒手帳はノープロブレムでしたよ！」

本多「丈夫とは思ってたけど、そんなにすごい耐久性だったんですね」

安藤「ああ。生徒手帳を撃ったとしても壊れずに少しへこむくらいで済む」

安藤「そして玄関ホールに置いてあった目賀の生徒手帳には、へこみが二つあった……」

本多「へこみが二つってまさか……！」

694 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/24(月) 22:28:52.89 ID:FcU46uubO

安藤「犯人はピアノの弦を撃つ時に着弾地点に生徒手帳を置いておいたんだよ！」

安藤「この方法なら弾丸はピアノ線を切った後、生徒手帳に命中する。ピアノに弾痕が残る事はない」

原井「だから目賀君の手帳には二つもへこみが残っていた。これはピアノの弦を切るのに必要な数と同じです！」

安藤「これで矛盾は無くなったぞ、不動！」

不動「…………ああ、認めよう」

安藤「！」

不動「俺が特製銃によってピアノ線を調達し、第二倉庫に罠を仕掛けた」

御々崎「……随分あっさり認めるじゃん」

やっぱり不動が満を……

695 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/24(月) 22:34:16.72 ID:FcU46uubO

ミリア「どうしてですか！？　もしかしてユーリちゃんもソウヘイくんが……！？」

不動「それは違う。俺は真理木を殺していない……」

国定「それは分かるよ。ピアノ線の調達に弾丸を二発使ったという事は、真理木さんの傷に不動クンの銃は関係していない」

不動「……俺にも思惑があった。元々、事件の犯人の確証が得られれば捜査中に告白するつもりだったんだ」

本多「は、犯人って……？」

国定「けど告白しなかったって事は、確証は得られなかったって事かな」

不動「…………っ」

国定「クロじゃないっていうのは信じるけどさ、なら説明してよ。キミが隠してる事をね」

不動「……俺は事件の発見者だ。おそらく最初の」

原井「発見者……真理木さんの死体を最初に見たのですか！？」

不動「……その直前もだ」

御々崎「直前……？」

不動「俺は夜時間に第二倉庫に行った。缶コーヒーを取りに行くのが目的だったが……上手く言えないが嫌な予感がした」

不動「……そこで俺が見たのは、肩を撃ち抜かれ瀕死の状態になっていた真理木だった」

安藤「瀕死って事は……まだ生きてたのか？」

本多「肩を撃ち抜かれていたのはすでに誰かに……？」

696 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/24(月) 22:37:23.83 ID:FcU46uubO

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━
━━━━━━

不動「おい、どうした！　何があった！？」

真理木「は、あ……うっ……不動……？」

不動「くそっ、肩の出血がひどい……。血を止めないと」

真理木「つっ……いえ、いい……」

不動「いい訳があるか。待っていろ、保健室から医療道具を取ってくる。…………」

真理木「…………たぶん、もう……」

真理木「………………」

　　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　　：

不動「無事か、７８㎝……」

………………。

不動「……！　な……真理木……？」

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697 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/24(月) 22:42:52.62 ID:FcU46uubO

不動「俺が保健室から戻った時、あいつは腹部と心臓を撃ち抜かれて死んでいた……」

原井「真理木さんはその間に殺されたという事になりますね……」

国定「不動クンは真理木さんの死体を既に発見してたって訳だね。それから？」

不動「……その後、俺は安藤の言った通り真理木を移動させ、罠を作った」

本多「どうしてそんな事をしたんですか……！？」

不動「…………。……そして満を現場まで誘き出したんだ」

ミリア「おびきだす……どうやってですか？」

不動が罠を仕掛けた理由、それはきっと満を誘い出すのに使った物にも関係している。

不動が使ったのはおそらく……

安価↓１　[コトダマリスト>>644から証拠を提示しろ！]

698 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/24(月) 22:48:23.86 ID:Y8XW+uXV0

【血文字の写真】

699 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/11/24(月) 22:48:52.28 ID:m2sdwelWo

【血文字の写真】

700 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/24(月) 22:52:42.14 ID:FcU46uubO

【血文字の写真】　正解！

安藤「これで間違いない！」

安藤「不動……この写真を撮ったのはお前なんじゃないのか？」

不動「……ああ」

本多「写真？　それって何の写真ですか？」

ミリア「あっ、それミリアのです！」

原井「……？　どうやら壁に赤く『ミ』と書かれているようですが……」

不動「それは血文字……第二倉庫にあったダイイングメッセージだ」

本多「血文字！？　そういえば壁に血が拭い取られた跡があったような……」

安藤「ミリアがこの写真を手に入れたのは事件前の早朝……」

安藤「誰かが個室のインターホンを鳴らして、これだけを置いていったらしい」

ミリア「ハイ、ピンポンダッシュされましたっ！」

701 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/24(月) 22:55:27.40 ID:FcU46uubO

安藤「この血文字が真理木の残したダイイングメッセージだとすると、この字が指している人物って……」

ミリア「『ミ』……あっ、もしかしてミリアですか！？」

国定「それに満さんも御々崎さんも頭文字は『ミ』だ。なるほどね……」

原井「もしかして、御々崎さんや満さんにも同様の写真が送られていたという事でしょうか」

ミリア「ミミちゃんもこの写真持ってるんですか？」

御々崎「そう、だけど……」

不動「その血文字を見た犯人は現場に戻ってくる。自分の名前が書かれているんだからな……」

安藤「不動、お前はもしかして三人の内の誰かが犯人だと思って……？」

不動「……あいつの無惨な死体を見た時、抑えきれなかったんだ」

不動「あいつを殺した犯人をどうしても許せなかった……！」

不動「だから俺は罠を仕掛けたんだ。犯人を突き止め、死なない程度に苦しめる罠を……！」

仕掛けられた罠は、真理木を殺した犯人を狙い復讐する為の物だったのか……。

それに満が間違って引っ掛かったのか……？

702 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/24(月) 22:58:07.70 ID:FcU46uubO

不動「そして犯人は罠にかかった。その……はずだ」

安藤「……！　満が真理木を殺した犯人だっていうのか！？」

不動「……そうとしか考えられない。あの現場に来れた以上はな」

不動「あの写真は、わざと場所が特定できないように壁だけを写した」

不動「事件現場を知っている犯人以外が見ても場所が分からない。つまり……82㎝こそが犯人なんだ」

国定「でもそうなるとおかしい事も多いんだよね」

国定「満さんが犯人だとすると誰が真理木さんを発見した時にアナウンスが鳴ったのか、とかさ」

国定「それにさっき言った事と違くない？　犯人の確証は得られなかったんじゃないの？」

不動「……分からない。なんで発見者がいないのか……」

不動「犯人が罠にかかり、後からそれを見た発見者がいるはずだ。でなければアナウンスは鳴らない……」

不動「なのに何故……！　誰も現場にいなかった。何故82㎝しかいない……？」

満がクロの可能性に、本当は不動も疑問を感じているはず……

満が現場に行く事が出来た理由、何かがあったんだ！
議論で解明するぞ……！

703 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/24(月) 23:01:03.22 ID:FcU46uubO

[議論　開始！]

コトダマ>>644
【入り口から続く血痕】
【拭い取られた血痕】
【血文字の写真】
【壁に残った弾痕】
【天井の弾痕】
【真理木の銃】

不動「俺は早朝に【満、ミリア、御々崎の三人に写真を送った】……」

御々崎「………………」

本多「真理木さんのダイイングメッセージの写真って事でしたよね……」

不動「……写真には、場所を特定できないよう【壁の部分を写した】」

ミリア「確かにどこの部屋なのかサッパリ分かりませんでした！」

不動「その【写真を見て場所が分かるのは事件を犯人だけ】だ……」

原井「確かに……それは犯人だけが知り得る情報かもしれません」

国定「写真を見た三人の中で、満さんだけが現場に向かった。確かに根拠にはなるね」

不動「だから82㎝が、満が犯人だったはずだ……！」

安価↓１　[【】を論破しろ！]

704 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/24(月) 23:03:48.51 ID:FfDHdeuj0

壁に残った弾痕で「写真を見て～」ってセリフ

705 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) ：2014/11/24(月) 23:07:06.90 ID:YeBitGkq0

【写真を見て場所が分かるのは事件を犯人だけ】←【壁に残った弾痕】？

706 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/24(月) 23:08:15.94 ID:FcU46uubO

【写真を見て場所が分かるのは事件を犯人だけ】←【壁に残った弾痕】　正解！

安藤「それは違うぞ！」　論破！

安藤「実はあの写真を見て、場所が特定できる人物が犯人以外に二人いたんだよ」

不動「何だと……？」

安藤「それは俺と満だ。俺達だけはあの写真から場所が分かったんだ。写真に写ってる弾痕を見る事でな」

原井「弾痕……確かに写真の隅の方に二つ写っていますね」

本多「現場の入り口近くにも二つの弾痕がありました。それが写ってたんですね」

安藤「この弾痕、実は俺が事件前に撃った物なんだ。そしてその時に満もその場にいた……」

不動「……！　まさか……！」

安藤「ああ。満と俺はその特徴的な二つの弾痕がある場所を知ってたんだよ！」

安藤「だからこそ満は写真の場所が分かったんだ。そして事件が起きた事を知って現場に向かった……！」

国定「そして現場に着き、真理木さんの死体を発見してまんまと不動クンの罠に嵌ったって訳だ」

不動「くっ……！」

707 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/24(月) 23:12:33.38 ID:FcU46uubO

不動「犯人を取り違えた……俺は間違っていたのか？」

不動「あいつの仇を討てなかったのか……！」

本多「不動さん……」

不動「……すまない。俺がしたのは全部無駄な事だった……」

不動「満を傷つけ、お前達を不用意に混乱させただけだった……！」

御々崎「………………」

国定「やれやれ全くだ。不動クンがやったのは無駄どころか妨害さ。おかげで議論を遠回りするハメになったよ……」

原井「国定さん、その言い草は！」

国定「だけどそれがいい。事件はもっと面白くなった……ファインプレーだよ、不動クン！」

ミリア「バクトくん、Shut uｐ！　シーッ！」

708 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/24(月) 23:15:43.98 ID:FcU46uubO

安藤「満の怪我は幸い大した事は無かった。だからまだやり直せる……」

安藤「俺達も協力する。だから不動がやった事、知っている事を全部教えてくれよ！」

安藤「真理木の事件の真相を突き止めるために……！」

不動「ああ……全て話す。取り返しのつかない事をしたのは分かっている」

不動「……それでも俺に情報を提出させて欲しい。それだけでもさせてくれ……」

偶然と思い込みが起こした悲劇……満を襲った罠を仕掛けたのは不動だった。

けど真理木の事件にはまだ謎が残っている。

この事件で傷ついた皆の為に、真実を追求するんだ！

【学級裁判　中断！】

709 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/24(月) 23:19:51.70 ID:FcU46uubO

今日はここまで、お疲れ様でした。
次回は間がちょっと空いて金曜になると思います

>>687
（土下座）
ニッパー使えばジョージにも出来るな……出来るね！　見落としです、すみません…
一応確実に弦を狙い打てたのは不動だけって事で…

710 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) ：2014/11/24(月) 23:23:31.62 ID:YeBitGkq0

乙！金曜把握。
とりあえずこれで満は安全圏内・・・なのかな？

711 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/11/24(月) 23:26:08.02 ID:HZulEjZ60

乙乙
ここまでは大体分かってたけどここからがなぁ……
とりあえずジョージはどこで撃ったんだおい

712 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2014/11/24(月) 23:26:46.25 ID:YeBitGkq0

っと思ったら今回のキャプチャーでは確定シロでしたね、勘違い勘違い

713 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/25(火) 20:54:05.70 ID:Bon2Y9a/0

発見者は満、不動と誰だ？
弾丸ゼロで校則違反してないのも気になる。

714 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/28(金) 20:12:55.41 ID:C9xtpppmO

今日更新の予定でしたが都合が悪く出来そうにないので明日に。すみません…

715 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/11/28(金) 22:28:20.64 ID:Q8LtgGti0

ほいよー、楽しみに待ってます

716 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 20:11:07.64 ID:rD1Tg29VO

昨日来なくて本当に申し訳ない…
今日こそ！　２１時頃から始めたいと思います、よろしくお願いします

717 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 21:13:10.95 ID:rD1Tg29VO

【学級裁判　再開】

原井「では不動君が現場で行った工作について話してもらいましょう」

不動「俺がやったのは真理木の死体を移動させ、現場の棚に仕掛けを作り……」

不動「そして壁の血文字を消しておいた事だ。犯人を罠に誘い込む為には入り口に血文字があってはいけなかった」

国定「現場保全もあった物じゃないなあ……」

御々崎「……それが嘘じゃないって証拠は」

不動「俺が偽装する前の現場の状況はカメラで撮って写真に残してある。これだ」

そう言って不動が写真を皆に回していく。
入り口近くで倒れている真理木、壁に残っている血文字や現場に残った弾痕などの写真を数枚撮っていたようだ。

原井「壁の血文字が残っていますね。位置は真理木さんの左手側にあるようです」

安藤「この時にはすでに、真理木には３つの傷があるのか」

本多「捜査した時との違いは真理木さんの死体の位置、黒幕の有無、血文字が残ってる……ぐらいでしょうか」

国定「やれやれ、最低限の事はしてたようで安心したよ」

不動が罠を仕掛ける前に撮っていた写真には、特におかしな所は無いみたいだ。

718 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 21:17:28.09 ID:rD1Tg29VO

モノクマ「……おっと。うぷぷ、お楽しみのところ申し訳ございませんが、たった今速報が入ってまいりました」

御々崎「楽しんではないんだけど」

本多「速報って一体？」

モノクマ「ここでサプライズゲストの登場だーっ！　さあ、ゲストの正体とは……？」

ミリア「サプライズですかっ！　一体誰が……？」

不動「まさか……」

安藤「もしかして……！」

原井「満さんの治療が終わったようですね」

国定「あ、言っちゃうんだ。まあそうだろうなとは思ってたけど」

満の治療が終わったのか……！

719 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 21:21:16.93 ID:rD1Tg29VO

皆が注目する中、モノクマの裁判場のエレベーターが動き、扉が開く。

エレベーターから出てきたのは……右目に眼帯をつけた満だった。

満「皆、遅れてゴメン。ボクも今から裁判に参加する！」

不動「…………！」

本多「満さん！　だ、大丈夫なんですか！？」

安藤「満、お前……！　その目は？」

満「えっとこれは……」

モノクマ「すみませんねえ。ボクとしても最善は尽くしたんだけども」

モノクマ「満さんの右目にはもう光が……」

……え？　満の目が……今なんて言ったんだ。

嘘、だろ……？

720 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 21:24:51.27 ID:rD1Tg29VO

ミリア「ミチルちゃん、目が見えなくなっちゃったんですか！？」

本多「そんな……倒れた時に運悪く目に当たって？」

原井「失明とは……。なんという事でしょう」

不動「……っ、俺のせいだ……本当にすまない！」

安藤「満、ごめん！　俺があの時撃ってなかったら、満が現場に行くことも無かったのに……！」

満「あの……ちょっと待って？　これは違うんだって！」

安藤「え……？」

満「目の上の部分を怪我したから付けてるだけなんだ。ほら、瞳は大丈夫」

満が眼帯を少しずらして目を確認させる。確かに眼球自体に傷はないようだった。

安藤「よ、良かった。大した事ない……って事でいいんだよな？」

満「本当に深刻になるほどじゃないんだ。さっきはびっくりしたけど……」

御々崎「……というかモノクマの言葉はなんだったのよ」

モノクマ「もう光が見えるようになりましたって言おうとしただけだよ。まったく早とちりなんだから！」

本多「洒落になってませんよ……」

721 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 21:27:04.30 ID:rD1Tg29VO

モノクマ「幸い怪我は目の上の傷くらいで軽傷だったよ。何より何より！」

モノクマ「ただ栄養失調もあってか失神してたんで点滴打っときました！　ズブリと！」

ミリア「イタそうです！」

原井「大事が無くて本当に良かったですね。目も無事だったようで安心しました」

不動「だが実際にそうなっていた可能性もあった。もう少し傷がずれていたら……」

不動「あの棚の罠は俺が仕掛けたんだ。……改めてすまない」

満「うん……でもボクは大丈夫だったから。不動くんも今は真理木さんの事件に集中した方がいいよ」

不動「……感謝する」

国定「満さんの言うとおりぜひともそうしたいけど、事件の流れは分かってるの？」

満「捜査と裁判の様子はモノクマから聞いたから分かってるつもりだけど……」

ミリア「分からない事があったら聞いてください！」

最初は驚いたけど、満が無事で本当に良かった……。
点滴のおかげで体調も回復してるみたいだ。

722 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 21:29:24.69 ID:rD1Tg29VO

国定「それじゃ早速だけど満さん、今朝の行動を教えてもらおうか」

満「分かった。といっても大体皆が推理してた通りなんだけどね」

満「早朝に部屋に誰かが訪ねてきて、扉を開けるとあの写真が置いてあったんだ」

ミリア「ソウヘイくんのピンポンダッシュですね！」

満「写真を見て血文字が写ってたから事件が起こったんだと思って、その現場に向かう事したんだ」

国定「一応聞いておくけど、現場が分かった理由は？」

満「写真の端の二つの弾痕だよ。事件の前の日に安藤くんが撃った物だって知ってたから」

国定「なるほど。とりあえず安藤クンの銃の使い道については確証が得られたね」

満「現場についたら血痕があって、それが黒幕の向こうに続いていたんだ。それでその向こうに死体があるんだと思って……」

原井「黒幕を引っ張ったのですね」

満「そうしたら真理木さんの死体が見えてアナウンスが鳴ったんだ、けどそこからは……覚えてない」

安藤「その時に棚が倒れて意識を失ったんだろうな……」

国定「もう一つ聞くけど、満さんの銃の残弾数を教えてくれるかな」

満「残弾数は３発残ってるよ。１発も使ってない」

国定「そうか……OK、分かったよ」

723 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 21:32:24.11 ID:rD1Tg29VO

本多「しかしミリアさんも御々崎さんも現場に向かえず、満さんも犯人でないとすると……」

本多「あのダイイングメッセージは一体どういう事だったんでしょうか？」

ミリア「ユーリちゃんが間違えて書いちゃったんじゃないですか？　ホントは『モ』って書きたかったとか！」

満「なんで『モ』なの？」

ミリア「モノクマの『モ』です！」

モノクマ「コラーッ、勝手にクマを殺人犯にするんじゃない！　食っちまうぞ！」

本多「まさに殺人しようとしてるじゃないですか！？」

国定「犯人を指していなかったあの血文字がなんだったか、納得できる答えを出せるとすれば……」

国定「単純に誰かの工作じゃない？」

御々崎「あの血文字が工作……？」

不動「……！　ちょっと待て、そんな訳がない」

724 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 21:35:59.17 ID:rD1Tg29VO

国定「どうしてそう思うんだい？」

不動「……あいつの指には確かに血が付いていた。それに血文字の場所も腕が動く左手側だった」

不動「血文字の位置的にも不自然なところは無いだろう……！」

安藤「不動、俺も国定の意見が正しいと思う」

不動「何……？　そんな根拠がどこにあると言うんだ」

不動「……あの血文字は確かに真理木が書いた物のはずだ」

捜査中にも入り口近くの状況には違和感があったんだ。
あれが誰かの工作だった可能性は高い。

その根拠となるのは……

安価↓１　[コトダマリスト>>644から証拠を提示しろ！]

725 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/30(日) 21:40:18.81 ID:SJGbPWxy0

【拭い取られた血痕】

726 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 21:42:35.75 ID:rD1Tg29VO

【拭い取られた血痕】　正解！

安藤「これが根拠だ！」

安藤「真理木の死体があった入り口近く、あそこには壁に残された血文字と……」

安藤「床にもう一つ血が拭い取られた跡があったんだ」

不動「拭い取られた跡だと？　まさか見落としたのか……？」

国定「不動クンが現場を見た時は壁に血文字が残っていただろうからね。床に拭き取った跡があっても気づきにくいさ」

本多「不動さんが撮った写真に、その跡が写ったものはないんですか？」

原井「写真には……拭い取られた跡は部分的にしか見えませんね」

原井「この写真だけだと拭い取られた跡があったとは言い切れないでしょう」

727 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 21:45:51.32 ID:rD1Tg29VO

安藤「不動が知らないって事は、それ以外の人間によって血痕が拭き取られたって事だ」

安藤「その血痕こそが真理木の本当のダイイングメッセージだったのかもしれない……」

安藤「つまりその壁の血文字は、床の血を拭き取った誰かの工作なんじゃないか？」

不動「くっ……！」

不動「本当にそうなのか……？」　反論！

不動「現場には他に拭い取られた跡があったのは認める……」

不動「だが俺が工作した時にその跡があったかは分からない」

不動「それにその跡は意図的に拭いた物ではないかもしれないだろう……」

安藤「あの跡が偶然拭き取られたって言うのかよ？」

不動「その可能性もあると言いたいんだ。……確かめさせてくれ」

壁の血文字が別の誰かの工作だった……
不動はあれを真理木の書いたダイイングメッセージだと信じて罠を仕掛けたんだ。
それが偽物だったなんて認めたくないのかもしれない。

あの血文字が誰かの工作……真理木の物じゃない事を証明できないか？

728 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 21:48:08.97 ID:rD1Tg29VO

[反論ショーダウン　開始]

コトノハ>>644
【血文字の写真】
【音楽室の黒幕】
【右肩の傷穴】
【入り口から続く血痕】
【拭い取られた血痕】

不動「壁の血文字と床にあった拭い取られた跡……」

不動「その【どちらが先に現場にあったかなど分からない】だろう」

不動「あれは俺が罠を仕掛けている時に……」

不動「【黒幕が床に引きずられ拭いてしまった】跡しれない」

不動「逆にあの【壁の血文字には不自然な所は無かった】」

不動「真理木の【左手の指には血痕がついていた】上……」

不動「【血文字の位置も左手側】だった」

不動「あの血文字が真理木のものではなかった……？」

不動「【それはない】……はずだ」

安価↓１　[【】を論破　or　助太刀しろ！]

729 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 22:08:22.40 ID:rD1Tg29VO

あげときます
スキル使用は>>651

安価↓

730 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/11/30(日) 22:14:19.87 ID:/VDGZcRYO

血文字が左手側にあったなら右肩の傷穴は関係ないよね…？

クールスナイプ使用しようかな、不動相手にこれ使うのも変だけど

731 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/30(日) 22:15:03.40 ID:SJGbPWxy0

【黒幕が床に引きずられ拭いてしまった】←【入り口から続く血痕】？
難しいな

732 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 22:17:49.28 ID:rD1Tg29VO

【スキル『クールスナイプ』を使用】

[集中力　7.0　→　5.0]

安藤「見定める……！」

コトノハ>>644
【血文字の写真】
【音楽室の黒幕】
【右肩の傷穴】
【入り口から続く血痕】
【拭い取られた血痕】

不動「壁の血文字と床にあった拭い取られた跡……」

不動「そのどちらが先に現場にあったかなど分からないだろう」

不動「あれは俺が罠を仕掛けている時に……」

不動「黒幕が床に引きずられ拭いてしまった跡しれない」

不動「逆にあの壁の血文字には不自然な所は無かった」

不動「真理木の左手の指には血痕がついていた上……」

不動「血文字の位置も左手側だった」

不動「あの血文字が真理木のものではなかった……？」

不動「それはない……はずだ」

安価↓１　[【】を論破　or　助太刀しろ！]

733 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/11/30(日) 22:21:21.40 ID:/VDGZcRYO

助太刀満か？

734 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 22:25:11.03 ID:rD1Tg29VO

助太刀　満　不正解！

安藤「満、証言におかしな部分はないか？」

満「えっと……ごめん、分からないよ」

満じゃなかったみたいだな……。

[発言力　5.0　→　4.0]

今は拭い取られた血痕の事は重要じゃない……
あの壁の血文字が真理木のものかどうか、特定できる奴がいなかったか？

735 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 22:25:54.05 ID:rD1Tg29VO

[反論ショーダウン　開始]

コトノハ>>644
【血文字の写真】
【音楽室の黒幕】
【右肩の傷穴】
【入り口から続く血痕】
【拭い取られた血痕】

不動「壁の血文字と床にあった拭い取られた跡……」

不動「そのどちらが先に現場にあったかなど分からないだろう」

不動「あれは俺が罠を仕掛けている時に……」

不動「黒幕が床に引きずられ拭いてしまった跡しれない」

不動「逆にあの壁の血文字には不自然な所は無かった」

不動「真理木の左手の指には血痕がついていた上……」

不動「血文字の位置も左手側だった」

不動「あの血文字が真理木のものではなかった……？」

不動「それはない……はずだ」

安価↓１　[【】を論破　or　助太刀しろ！]

736 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/30(日) 22:27:08.38 ID:SJGbPWxy0

助太刀　原井

737 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 22:29:32.67 ID:rD1Tg29VO

助太刀　原井　正解！
[発言力　4.0　→　4.5]
[集中力　5.0　→　5.5]

安藤「お前の力を貸してくれ！」

原井「お任せ下さい！」　助太刀！

安藤「あの血文字が真理木の物だったかどうか、確かめる方法があるんだ」

不動「………………」

安藤「……本当はお前も分かってたんだろ。原井の筆跡鑑定能力ならその血文字が本物かどうか分かるって」

本多「あっ、そうか。原井さんの書道家の才能なら……！」

原井「ええ。誰が書いたのかも特定できると思います」

国定「そもそも不動クンが満さん達の呼び出しに写真を使ったのも、原井さんを警戒しての事だったんじゃないの？」

満「そっか。手紙で呼び出したら誰が書いたか分かってしまうから……」

不動「……悪かった。分かってはいたが……認めたくないだけだったようだ」

安藤「血文字は真理木のじゃなかったかもしれない。けどこれで真相に近づくはずだ。原井、頼む」

原井「はい、それでは写真を貸してください。………………」

ミリア「コトハちゃん、どうなんですか？」

原井「……これは真理木さんの字ではありません」

738 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/11/30(日) 22:31:00.47 ID:/VDGZcRYO

ダイイングメッセージですら筆跡鑑定できるだと……

739 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 22:33:14.23 ID:rD1Tg29VO

不動「……そうか」

安藤「やっぱりか……。それで一体、その血文字は誰が書いたんだ？」

壁の血文字が他の誰かが書いた物だとすれば、不動より前に誰かが第二倉庫にいたって事になる。
重要な証拠になるはずだ……！

原井「………………」

安藤「……原井？」

原井「……分かりません」

安藤「えっ？」

原井「見たことのない字なのです。真理木さんの字ではないというのは分かるのですが……」

原井「一体誰の字なのか、それが分からないのです……」

本多「え……えええええ！？　どういう事なんですか？」

不動「偽のダイイングメッセージを書いた奴がいるはずではなかったのか……？」

740 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 22:37:07.18 ID:rD1Tg29VO

御々崎「あんたが書いた犯人だから黙ってるって事は……ないの？」

国定「その線も無くは無いね。まあ、そんな怪しい真似をするかはともかく」

原井「い、いえ、私ではありません！」

原井「皆さんの筆跡は入学の時に確認したはずです。しかしそのどれとも違う……？」

満「見たことない字ってどういう事なんだろう……」

ミリア「いったい……『ミ』を書いたのは誰なんですかっ！」

原井が分からないっていうのはどうしてなんだ？
まさか本当に原井が書いて分からない振りをしてるだけなのか……？

いや……一人だけいるのかもしれない。
この中に、いや……原井がまだ字を見ていない奴が……！

安価↓１　[怪しい人物を指定しろ！]

741 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/30(日) 22:39:27.81 ID:4yGesGt/0

御々崎？

742 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/11/30(日) 22:41:40.44 ID:KGYdfy3KO

ジョージ？

743 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/30(日) 22:42:21.43 ID:wlvSHGrK0

ジョージ

744 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 22:45:39.41 ID:rD1Tg29VO

御々崎　不正解！

安藤「御々崎の字は確認してたか？」

原井「はい。御々崎さんの字も入学時に確認しています。そしてこの血文字は彼女のものでもありません」

違ったか……。

[発言力　4.5　→　3.5]

確か原井は一度その人が書いた字を見れば判別できるんだったな。
まだ原井に字を見せてない奴がいなかったか……？

安価↓１　[怪しい人物を指定しろ！]

745 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/11/30(日) 22:50:17.69 ID:jT/8wgleO

ジョージ

746 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/11/30(日) 22:51:16.56 ID:SJGbPWxy0

>>742-743

747 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 22:51:31.09 ID:rD1Tg29VO

ジョージ　正解！
[発言力　3.5　→　4.0]
[集中力　5.5→　6.0]

安藤「まさかお前が……？」

安藤「原井の言ってる事は本当だと思う。原井はまだそいつの字を見てないんだ」

本多「でも、原井さんは確かに入学時に全員の筆跡を見てたような……」

安藤「いや……最近俺達がその存在を知った人物がいるじゃないか」

本多「え、それってまさか……」

ミリア「ジョージですかっ！？」

安藤「ああ。入学当時にはいなかったから原井もジョージの筆跡は知らないんだ」

御々崎「というか人格入れ替わったら筆跡も変わんの……？」

モノクマ「じゃあ実験してみます？　論より証拠、百聞は一見にしかず！」

モノクマがそう言った瞬間、本多の席からバチッ、という音が聞こえてきた。

本多「うぐっ！？　う…………」ﾊﾞﾀﾝ

満「え……本多くん、大丈夫！？」

安藤「倒れた！？　一体なにをやったんだよ！？」

モノクマ「ちょいと裁判席に仕込んだスタンガンでふわっとね！」

ミリア「ふわっ、じゃなくてバチッとでしたよ！」

748 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 22:54:51.48 ID:rD1Tg29VO

モノクマ「ま、いいじゃない。そろそろ起き上がる頃っしょ？」

不動「そういう問題か……？」

本多「う……ぐ……」

ジョージ「……エンジン全開ィ！！」

ジョージ「よォお前ら、辛気くせー顔並べてんなオイ！　アシモの方がよっぽど景気いいツラしてんじゃねーか？」

原井「やはりこうなってしまうのですね……」

安藤「ジョージ、お前は本多の時の記憶を持ってるんだよな。だったら俺達が聞きたい事も分かるだろ」

ジョージ「ケッ、血文字の事か。オレは書いてねーよそんなもん！」

国定「じゃあ、実際に何か字を書いてもらえるかな。それを原井さんが見れば済む話だし」

ジョージ「じゃあ書いた！」

安藤「お、お前……！」

ジョージ「どーせバレちまうんなら食い下がる意味はねーからなァ！」

コイツ、速攻で偽証するのかよ……！　でも血文字を書いた事は認めたぞ。

749 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 23:02:21.38 ID:cHb4TQYAO

不動「お前が偽のダイイングメッセージを書いたのか……！」

国定「キミは少なくとも真理木さんの血があった時に現場にいた事になる。何があったか教えてくれないかな？」

ジョージ「チッ、しょーがねえなァ。大体バレてるようだしよ……！」

ジョージ「オレは死体の発見者の一人なんだよ！　確定シロでわりーなァ！」

ミリア「ジョージくんが発見者ってホントですか！？」

御々崎「……こいつホントにシロなの？」

国定「死体の発見を黙ってることにメリットは無い。でも言わないって事は本当に言えない理由があったんだ」

国定「例えば捜査の時は人格が現れてなかった……とかね」

安藤「つまり発見者が出てこなかった理由が、ジョージなら説明がつくって事か？」

ジョージ「他に発見者が出てこねえのが何よりの証拠だろ！」

原井「発見者だとすると、発見のタイミングは不動君よりも前という事になるでしょうか」

満「たぶんそうだろうね。ジョージくん、不動くん、ボクの順に発見した……のかな」

不動「コイツが発見者の一人だったか。だが何故血文字を書いた？」

ジョージ「そ、そりゃあ……アレだよ、アレ……」

安藤「いきなり歯切れが悪くなったな……一体何があるっていうんだ」

750 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 23:04:26.28 ID:cHb4TQYAO

国定「そういえば入り口近くの床にも拭き取った跡があったけどさ。アレもキミが拭いたの？　あそこには何があったんだい？」

ジョージ「な……何もねーよォ！　何も書いてなかったぜ！」

国定「『書いてなかった』って言うのはおかしいな。まるで拭く前の様子を知ってるみたいじゃないか」

ジョージ「……がっ！」

原井「ジョージ君、本当の事を言って下さい。事件の解決に必要なんです」

ジョージ「知らねー知らねー！　オレは死体を発見しただけだァ！」

ジョージ「善意の第三者って奴だぞ！　敬えよ！」

ミリア「ジョージくんエライです！　だから教えてください！」

ジョージ「へっ、そりゃどうも。でもぜってー言わねェからな！」

ミリア「ムムム……！」

安藤「ていうか何か隠してる事はバレバレじゃないか……」

といっても頑なに喋る気はないみたいだな。
どうすりゃいいんだ……？

751 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 23:06:33.30 ID:cHb4TQYAO

[議論　開始！]

コトダマ>>644
【モノクマファイル５】
【拭い取られた血痕】
【血文字の写真】
【全員の銃の残弾数】
【校則違反者への罰】
【真理木の銃】

ジョージ「オレは【真理木の死体を発見した】、ただそれだけだァ！」

不動「それだけで済むはずがないだろう……お前は現場の壁に【血文字の偽装を施した】」

不動「目的は一体何なんだ……！」

ジョージ「……気まぐれってヤツだよ！　ちょっと事件を面白くしようとしたってだけだ！」

原井「それだけではなく、【床の血痕も拭き取っている】ではないですか！」

ジョージ「それは【オレがやったって証拠はねー】だろォ！」

満「やっぱり何があったか言う気はないんだ……」

ジョージ「いいか？　他に発見者が出ねーって事は【オレが発見者】なのは分かるだろ？」

ジョージ「血文字は書いたが……この事件で【それ以外に何かした訳じゃねー】よ！」

ミリア「ジョージくんはゼッタイ何かやってます！　ニオイますよ！」

ジョージ「んだとコラァ！」

安価↓１　[【】を論破しろ！]

752 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/11/30(日) 23:08:56.99 ID:/VDGZcRYO

【それ以外に何かした訳じゃねー】←[全員の銃の残弾数]

ジョージが清々しくて笑える

753 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 23:11:01.78 ID:cHb4TQYAO

【それ以外に何かした訳じゃねー】←【全員の銃の残弾数】　正解！
[発言力　4.0　→　4.5]
[集中力　6.0　→　6.5]

安藤「言い逃れはさせない！」　論破！

安藤「ジョージ、お前は事件の前後で特製銃を一発使ってるはずだ。事件と無関係なんて通用しないぞ」

安藤「しかも本多はその事を覚えてない……って事はお前が銃を発砲したんだろ」

ジョージ「ぐ……！」

国定「ジョージクンは事件の際に銃を発砲し、しかも現場に工作まで施した。いやあ、スバラシイ発見者だ！」

ミリア「そんなのゼッタイハンニンじゃないですかっ！　アヤシイです！」

ジョージ「がっ……！」

754 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/11/30(日) 23:11:34.66 ID:ov0ysIY/O

【それ以外に何かした訳じゃねー】←残弾数

755 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 23:15:24.40 ID:cHb4TQYAO

不動「……ジョージ。お前が発見者だと言うのなら見たことを全て話せ」

不動「俺が言えた義理じゃないが……嘘を言うのなら疑わざるを得なくなる」

ジョージ「んぐぐ……がああァーっ！　言うよ！　言うからやめろ、疑うなァ！」

原井「観念しましたか……」

ジョージ「い、言うからよォ……マジで信じろよ？　オレが犯人じゃねーって事……」

原井「信じます。ですからあなたが死体を発見して血文字を書くことになった経緯をはっきりすばやく明朗に話してください」

ジョージ「ハードル高えなオイ！　チッ、わーったよ。オレは事件の晩……」

ジョージ「コイツの体を乗っ取れたから校舎を散策してたんだよ。護身用に銃を構えてな！」

ジョージ「んでその内にノドが渇いてよ、第二倉庫に向かったんだが……」

756 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 23:21:28.18 ID:cHb4TQYAO

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━
━━━━━━

　―　第二倉庫　―

ｶﾞﾁｬ

ジョージ「～♪　さーてコーヒー……あん？」

………………。

ジョージ「うっ、おおおおおっ！？」　ﾊﾟｧﾝ！

ジョージ「やっべえ撃っちまったァ！」

　……コイツ真理木か？　オレが撃つ前に死んでたよな……

ジョージ「誰かがぶっ殺しやがったのか。肩と心臓がぶち抜かれてんな……」

　また裁判かよダリーなァ……あん？　床に血でなんか書いてあんぞ……？

ジョージ「……！　なっ、コイツなんでオレの名前書こうとしてんだよ！？」

ジョージ「ふざけんな、オレはやってねえぞォ！　この文字は消す！」

……チッ、だが指に血が付いてるのに血文字がねーのは怪しまれるか？

オレがやった訳じゃねーがこれを調べ出されたらヤベーな……
まさかとは思うが捜査でルミノール試薬とか出さねーよな？

ジョージ「……適当に別の奴の名前書いてごまかすか。『ミ』っと……」

━━━━━━
━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

757 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 23:23:29.60 ID:cHb4TQYAO

安藤「………………」

国定「………………」

原井「………………」

満「………………」

不動「………………」

ジョージ「……って事があってよォ。オイ聞いてるか？」

は、ははははは……。

……ムチャクチャすぎるだろ……！

758 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 23:26:08.92 ID:cHb4TQYAO

不動「お前……言いたい事も聞きたい事も山ほどあるが、真理木を撃ったのか！？」

ジョージ「う、撃っちまったんだよ！　構えてたから思わず！」

原井「一体どこを撃ったのですか！」

ジョージ「腹だよ腹ァ！　腹に命中した！」

国定「つまりキミが見た時、真理木さんの傷は肩と胸にあった……そういう事かい？」

ジョージ「そうだよ！　オレは殺してねえ！」

安藤「それにお前の名前が書いてあったってなんだよ！？　真理木が書いたのか？」

ジョージ「オレも分からねーよ！　あいつはオレの名前を血文字で書こうとしてやがったんだ！」

不動「それでその痕跡を消して新たに血文字を偽装しただと？　何を考えているんだ……！」

ミリア「なんでウソで『ミ』なんて書いたんですかっ！　ヒドイです！」

ジョージ「そりゃあ三人も候補に挙がりゃあ、たぶん一人は当たんだろ？」

満「そんな理由で『ミ』を書いたんだ……」

原井「この人は……本当にもう！」

御々崎「………………」

759 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 23:29:39.47 ID:cHb4TQYAO

国定「えーっと……これで隠してることは全部かな？」

原井「この証言を信じろと……？」

ジョージ「オメー信じるって言ったじゃねえかよ！」

安藤「どうするんだよこれ……」

不動「こんな事を実際に起こしたとは信じたくないが……嘘にしてもひどすぎる」

国定「現場で発見したまではいいけど、被害者に向けて発砲……」

国定「さらには被害者が自分を示す血文字を残してたからそれを消して偽装工作。はははっ」

満「乾いた笑いしか出ないね……」

安藤「一体どこまでが本当なんだ？　ジョージが見たって言う血文字は写真が無いから検証しようがないし……」

ミリア「ムー、ジョージくんはヒドイヤツですけど……ウソはついてないと思います！」

ジョージの話を信じるなら、発見者の三人は満と不動とジョージだ。
そして真理木の致命傷は胸の傷って事になる。

けど真理木がジョージを示すダイイングメッセージを残していた？
これも偽装工作……今度は犯人によるものなのか？

760 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/11/30(日) 23:32:33.84 ID:cHb4TQYAO

今日はここまで、お疲れ様でした。
明日の夜に再開、次回で裁判終了までいけるかと思います

>>738
超高校級なので原井さんの筆跡鑑定能力はチートレベルです（ごり押し）

761 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/11/30(日) 23:35:23.37 ID:/VDGZcRYO

乙乙
>>760 流石超高校級だぜ(白目)

それにしてもジョージ好きだわ、ブッ飛びすぎだろw

762 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/01(月) 00:00:05.63 ID:73+WTqi90

おつ
ジョージいいキャラしてんなホントに
あと謎なのはみみさきの銃くらいか...？犯人が全くわからん

763 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/12/01(月) 00:40:33.52 ID:HRq57Mgx0

乙です
ジョージ「じゃあ書いた！」は不覚にも笑ってしまったwww
御々崎の動きが少なすぎて不穏だなー

764 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/12/01(月) 01:02:35.81 ID:9wrCflaD0

弾丸全部撃って処罰されてないってことは、校則もあるしクロ、もしくは真理木が銃撃って処罰されたかだな。
俺の直観は１分当たる……かもしれない。

765 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/01(月) 08:20:28.61 ID:ufdWGoXTO

真理木の肩を撃ったのが御々崎だとしたら、校則の問題はクリア出来るんでない？

766 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/01(月) 22:44:25.73 ID:FmGwqf4OO

割とジョージは書いてても楽しいキャラだったりします、こいつクズだなあと思いながら

23時頃から再開します。

767 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/01(月) 23:01:27.39 ID:FmGwqf4OO

国定「とにかく一度ここで事件を整理しようか。まず今分かる事件の流れを考えよう」

原井「事件の流れですか。不動君と満さんとジョージ……君の証言を元に考えるとおそらく……」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

①真理木が肩を負傷、瀕死に

②不動が真理木を発見する。不動は保健室へ

③不動が保健室に向かっている間、犯人が真理木を殺害

④ジョージが死体を発見する

⑤不動が現場に戻り、死体を発見する。罠を仕掛ける

⑥満が現場に向かい死体を発見する。罠にかかり、死体発見アナウンスが鳴る

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

768 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/01(月) 23:05:32.58 ID:FmGwqf4OO

原井「現場での流れはこの様になるかと思います」

国定「いいね。さて、これまでの議論の中で現場に残っていた大体の証拠品に説明はついた訳だけど……」

国定「一つだけ、まだ検証されてないものがあるよね」

原井「現場に残っていた証拠品というと……」

不動「俺が罠を仕掛けた際の証拠品はもう調べられたはずだが」

ミリア「まだ分かってないモノってありましたっけ……？」

現場に残っていたものの内、未だ検証されてなかったもの……

きっとあの事だろうな。

安価↓１　[コトダマリスト>>644から証拠を提示しろ！]

769 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/01(月) 23:08:54.35 ID:dtEBpovbo

【天井の弾痕】

770 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/12/01(月) 23:10:01.05 ID:HRq57Mgx0

【拭い取られた血痕】

771 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/01(月) 23:11:25.01 ID:FmGwqf4OO

【天井の弾痕】　正解！
[発言力　4.5　→　5.0]
[集中力　6.5　→　7.0]

安藤「これだ！」

安藤「お前が言いたいのは現場の天井にあった弾痕の事だな？」

国定「そう。それについてはまだ誰が撃ったか話していない」

ミリア「そんなトコロに……？　でも前からあったって事はないんですか？」

満「たぶん違うと思う。ボクは昨日の晩、第二倉庫に行ったけど……」

満「その時にはまだ天井にそんなモノは無かったと思う。安藤くんも覚えてないかな」

安藤「無かった……と思う。少なくとも気づかなかった」

不動「俺が撮った現場の写真には既に天井に弾痕があった。つまり……事件の際に残された可能性が高いな」

国定「その人物、今ならもう分かるはずだよ。さあ、ご登場願おうか」

天井に弾丸を撃ち込んだ人物か……。
国定がこのタイミングで切り出すという事は、ジョージの証言があるまでは特定できなかったって事だろう。

確かに今なら分かる……誰が撃ったのか！

安価↓１　[怪しい人物を指定しろ！]

772 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/01(月) 23:15:17.82 ID:dtEBpovbo

御々崎

773 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/01(月) 23:19:17.90 ID:FmGwqf4OO

御々崎　正解！

安藤「お前なんじゃないのか……！」

安藤「御々崎……お前、事件の時に現場に居たんじゃないのか？」

御々崎「………………」

ミリア「ミミちゃんが……？」

国定「ま、消去法で分かるよね。事件の時に弾丸を使った人は５人」

国定「安藤クン、不動クン、ジョージクン、ミリアさん、そして御々崎さんだ」

国定「安藤クンの２発については満さんが保証してるし、不動クンもピアノの弦を２発撃った事を白状した……」

安藤「ミリアは前日にマジックで銃を１発使っている。その弾丸も俺と国定が確認済みだ」

不動「そしてジョージはあろうことか被害者に１発撃った、か」

満「つまり天井の弾痕を残す事ができるのは銃の使い道がまだ分かっていない御々崎さんだけって事だね……」

ジョージ「へっ、コイツは決まりだなァ！　現場で銃を撃ったとか犯人以外の何者でもねーだろ！」

原井「あなたがそれを言うのですか……」

御々崎「……っ」

安藤「どうなんだよ御々崎。お前はいつ、どうして天井撃ったんだ？　しかもその弾は……」

御々崎「……ふふっ…………」

774 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/01(月) 23:22:42.27 ID:FmGwqf4OO

御々崎「はは、アハハハッ！　アハハ……！」

安藤「…………！」

御々崎「天井の弾痕……？　そんなのどうだっていいじゃない」

御々崎「アンタたちが聞きたいのは私が犯人かどうかって事でしょ……」

国定「……事件の時に現場にいた事認めるのかい？」

御々崎「そうよ？　私は事件の時に現場にいた……」

御々崎「そして真理木を……撃ち殺した。ふ、ふふっ……！」

不動「なっ……！　なんだと！？　お前が……！」

御々崎「あいつの肩を撃ったのも私。その後戻ってきてとどめを刺したのも私」

御々崎「あいつが死んで絶望したでしょ？　……アハハッ！」

不動「お前が殺したのか……。お前、が……！」

原井「不動君落ち着いて下さい！」

775 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/01(月) 23:26:12.86 ID:FmGwqf4OO

ジョージ「ケッ、やっぱりテメーが犯人かよ。このブッチギレ女が！」

ミリア「ウソですそんなの！　ミミちゃんはそんな事しないですよ！」

満「……でもおかしいよ！　それならどうして今ここで自白なんてしたの？」

満「御々崎さんが犯人なら、皆の絶望を求めてるなら自白なんてするとは思えないよ……」

国定「犯人が特定できてめでたしめでたし。これがキミの望んでいた絶望ってヤツなのかな？」

御々崎「……しょうがないじゃない。自分でも何がやりたいのか分からないんだから」

御々崎「絶望への衝動？　何それ、なんなのよ。もうどうでもいい……！」

御々崎「頭に浮かんだ事が、本当に自分の考えかなんて分かる訳ないじゃない……！」

モノクマ「……うぷぷ。うぷぷぷぷー！」

776 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/01(月) 23:28:49.47 ID:FmGwqf4OO

安藤「……待てよ、御々崎。俺にはお前が真理木を撃ち殺せたとは思えない」

御々崎「……！　ハア？　何だっていうのよ……！」

安藤「お前が事件前後で使った弾丸は２発だ。けどお前の話じゃ天井の弾痕と……」

安藤「真理木の肩と胸、合計３発を撃ったって事になる。そんなのどう考えてもおかしいじゃないか！」

ミリア「ホントですか？　ミミちゃんはユーリちゃんを撃ってないんですか！？」

国定「ま、十中八九彼女の自白は嘘さ。どういう意図かは分からないけど」

安藤「御々崎、お前は一体何を隠してるんだ！」

御々崎「…………！」

御々崎「絶望しなさい……！」　反論！

御々崎「私は天井の弾痕なんて認めてない。そんなのジョージが撃っただけでしょ！」

ジョージ「は……ハアアアアア！？」

御々崎「そいつの証言に信憑性なんて何一つないじゃない！」

安藤「それは……そうかもしれないけど！」

ジョージ「オイ！」

御々崎「……私が撃った。私が殺した……私が犯人！」

今までの裁判でも御々崎がおかしくなっていた事はあった。
いつもとは違う高いテンションに甲高い笑い声、けど今の御々崎はそれともまた違う気がする。
笑い声も、震えているような……

まずは御々崎が真理木を撃てなかった事を証明するぞ……！

777 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/01(月) 23:30:58.65 ID:FmGwqf4OO

[反論ショーダウン　開始]

コトノハ>>644
【貫通した傷について】
【モノクマファイル５】
【矢】
【右肩の傷穴】
【校則違反者への罰】
【天井の弾痕】

御々崎「【天井の弾痕なんて知らない】！」

御々崎「私が撃ったのは【真理木に撃った二発だけ】……」

御々崎「【最初に肩を撃って】現場を離れた後、戻って【胸を狙って撃った】！」

御々崎「確実にとどめを刺すためにね。アハハッ……！」

御々崎「そもそも私の【残弾数は０発】……」

御々崎「校則上、私が事件を起こしたのは明らかでしょ！」

御々崎「【私が殺した】の……！」

安価↓１　[【】を論破　or　助太刀しろ！]

778 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/01(月) 23:39:38.83 ID:dtEBpovbo

ミリアで助太刀

779 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/01(月) 23:42:26.46 ID:FmGwqf4OO

助太刀　ミリア　正解！

安藤「お前だけが知ってるんだ！」

ミリア「ムジュンなんて消しちゃいます！」　助太刀！

安藤「天井の弾痕はお前のものじゃなかった……もしそうだとしても弾丸が足りないはずだ！」

御々崎「……！」

安藤「お前は一昨日に弾丸の残り２発の内、１発をすでに使ってたんだろ。ミリアのマジックの時にな！」

ミリア「ザッツライト！　Ballet　Catchの時に使ったはずです！」

御々崎「くっ……！」

満「一昨日に１発使ったなら事件の時の残弾数は１発。真理木さんの傷の数には足りない……！」

国定「そもそも天井の弾痕も明らかに御々崎さんが撃った物さ。そうじゃないと説明がつかない」

国定「いくらジョージクンが信用できないと言っても、あのトンデモ証言の迫真さにはキミの嘘も負けるよ」

ジョージ「人望はオレにあるってこった。残念だったなァ、オイ！」

原井「…………。となると御々崎さんが事件当時に撃ったのは天井の弾痕のみになりますね」

不動「真理木に撃てる弾は残ってないという事か……？」

安藤「真理木を撃ったなんて嘘だ。そうだろ御々崎！」

御々崎「……っ、う……！」

780 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/01(月) 23:46:26.99 ID:FmGwqf4OO

モノクマ「うぷぷ、なかなか議論が白熱してきたね！　白熱どころかクロ熱だね！」

安藤「モノクマ？　いきなりなんだよ……？」

モノクマ「しかしなんでだろうね？　どうして御々崎さんは天井を撃ったんだろうね？」

安藤「御々崎が天井を撃った理由……？」

確かにそれは……どうしてだ？

満「天井を撃つって、そんな事をする理由なんてあるのかな……？」

不動「しかし実際に撃ったはずだ。弾痕があるしモノクマの口ぶりからしてもそうだろう」

御々崎「…………っ」

原井「あの弾痕近くには何か仕掛けがあった痕跡もありませんでした。目的とは一体？」

ジョージ「ブッチギレ女の考える事なんざ分かるワケねーよ。マーキングとかそんなんだろ！」

国定「犬じゃないんだからさ……」

天井を撃った時にあいつの状況を考えるとおそらく……
もしかすると、天井を撃つこと自体は目的じゃなかったのかもしれないな。

推測でしかない。その後何が起きたのかもまだ分からない。
けどたぶん御々崎が撃った理由は……

安価↓１
１．真理木を殺害するため
２．校則を違反するため
３．現場を工作するため

781 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/12/01(月) 23:50:34.61 ID:HRq57Mgx0

２

782 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/01(月) 23:53:14.98 ID:FmGwqf4OO

選択　２

安藤「これが正しいんだ！」

安藤「事件当時、御々崎の残弾数は残り１発だった。これは事実だ」

安藤「そしてその状態で天井を撃ったら残弾数は０発になる。そうだよな？」

ジョージ「なに当たり前の事言ってんだよ？　算数ですらねーぞ！」

原井「……あら？」

モノクマ「原井さんは気づいたようだね。さっすが校則に詳しいキャラ！」

満「キャラって……」

原井「校則には『特製銃を殺し合い目的以外で使い切った場合の罰則がある』。そのはずです」

ミリア「そういえばそうでした！　ムムム……？」

安藤「わざわざ天井を撃つ理由はない。何かの仕掛けがあるようでもなかったしな」

安藤「なら目的は天井を撃つ事じゃなくて銃を使い切る事、校則を違反する事が目的だったんじゃないか？」

ジョージ「ハア？　なんでんな事を……」

モノクマ「裁判を起こすため！　だよね御々崎さん？」

御々崎「…………！」

783 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/01(月) 23:56:58.77 ID:FmGwqf4OO

満「裁判を起こすってどういう事……？」

モノクマ「キミ達、自分達の状況覚えてる？　食糧が没収されて、食堂も封じられて……」

モノクマ「それが解消される条件ってなんだっけ？」

原井「確か……裁判が起こる事って言っていましたが……」

不動「……まさか、裁判を起こす為とは……」

モノクマ「そう！　御々崎さんは自分が被害者の事件を演出しようとしたんだね！」

ジョージ「へっ？　なんだそりゃあ！？」

安藤「自分を犠牲にして食糧危機を解決しようとしてたのか……？」

御々崎「……違う！　そんなの……違う！」

モノクマ「だってキミ聞いてきたじゃん。自殺は事件になるのかって」

御々崎「……っ！」

784 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/02(火) 00:00:16.12 ID:jouCYx4RO

国定「ちなみに自殺は事件にならないの？」

モノクマ「御々崎さんにはこう答えました。例えば自分の銃でこめかみを撃つ」

モノクマ「そんな自殺って事がバレバレじゃ、事件にならないってねー」

国定「ははあ、なるほど。それで校則違反の罰なら自殺って事が分かりづらいと考えた訳だ」

ミリア「ミミちゃん……ダメですよそんなの！　自殺なんてダメです！」

御々崎「…………う……」

モノクマ「さんざん絶望とか言っといて自己犠牲……熱い友情でも感じちゃった？　最後には良い奴で終わりたかった？」

モノクマ「もしかして流行廃れかけのクーデレってヤツ！？」

御々崎「……うる、さい。そんな訳ないでしょ……」

自分を犠牲にして事件を起こそうと、自殺をしようとした……
あの天井の弾痕はそういう事だったんじゃないのか。

だけど……なんでモノクマはそんな事を俺達に暴かせたんだ？

785 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/02(火) 00:03:17.53 ID:jouCYx4RO

原井「……？　待ってください。そうなるとおかしな事があります」

原井「御々崎さんの残弾数は確かに０発。ですが……御々崎さんは無事です」

満「どういう事だろう……？　実際には罰を受けなかったの？」

不動「……それに誰が真理木を撃ったんだ。特製銃では誰も撃ってない事になるぞ……ジョージ以外は」

ジョージ「オレは腹撃っただけだから！　そこんとこ気ィつけろ！」

国定「ジョージクンが撃った脇腹の傷は除いて、胸と肩に貫通した傷が二つあったはず」

国定「銃で撃ったんじゃないなら、どうやってその傷はついたのかな？」

ミリア「ミミちゃん、話してもらえませんか？」

御々崎「…………私は違反した。だけど犯人、だから……」

モノクマ「うぷぷ……」

真理木の傷の正体と御々崎が無事だった理由……きっとこの二つは繋がっている。

この謎を紐解くことで、事件の真実が見つかるはずだ……！

786 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/02(火) 00:04:46.49 ID:jouCYx4RO

【ロジカルダイブ　開始】

天井の弾痕は御々崎が撃ったとしか考えられない。
そしてその時に御々崎の残弾数は０になったはずだ。

けど御々崎は無事だった。それはどうしてだ……？

[Ｑ１．　御々崎が校則違反をしても無事だった理由は？]
１．罰を生き延びた
２．誰かが罰を代わりに受けた
３．天井を撃つことで事件を起こしたので違反にならなかった

安価↓１

787 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/02(火) 00:06:45.42 ID:WfbzG6YN0

2？

788 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/02(火) 00:06:54.76 ID:xEj7+7Rko

789 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/02(火) 00:07:01.91 ID:HPmbLs/DO

２

790 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/02(火) 00:08:21.66 ID:jouCYx4RO

成功！

モノクマの話だと罰は死ぬまで実行されるんだったな……生き延びられるとは思えない。
それに天井に仕掛けがあった痕跡もなかった。やっぱり天井への射撃で事件は起こせないはずだ。

となると罰が行われたのに御々崎が無事だったなら……
誰か別の人物が代わりに罰を受けた……身代わりになったんじゃないか？

そうだとすると考えられる人物は……

[Ｑ２．　実際に罰を受けたのは？]
１．御々崎
２．満
３．真理木

安価↓１

791 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/02(火) 00:09:42.03 ID:xEj7+7Rko

792 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/02(火) 00:09:43.94 ID:HPmbLs/DO

793 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/02(火) 00:12:20.19 ID:jouCYx4RO

成功！

……俺の考えてる事が合ってるとすると、この事件の全貌が見えてくる。

問題はモノクマの罰がどんなものだったかだ……！

【Q1　実行された罰とは？】
１．モノクマの自爆
２．マシンガンの掃射
３．グングニルの槍

安価↓１

794 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/02(火) 00:13:21.83 ID:WfbzG6YN0

795 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/02(火) 00:16:28.50 ID:jouCYx4RO

選択　２、３、３　正解！

安藤「見えたぞ……この事件の真相が！」

安藤「校則違反をして御々崎が罰を受ける時、その場に真理木もいたんじゃないか？」

御々崎「……っ、何で……！」

不動「馬鹿な……どうしてここで真理木が出てくる？」

安藤「真理木の傷が関係してるんだ。さっきも議論になったけどそれは御々崎が撃った訳じゃない」

原井「だとすると一体どうやってそんな傷を……？」

安藤「真理木を貫いたのは『グングニルの槍』……校則違反時の罰の一つだよ！」

御々崎「ううっ……！」

国定「『どこからともなく現れてどんな物でも貫く正義の槍』、だったね。貫通能力は十分そうだ」

満「真理木さんはそれを受けたって事……？」

不動「ちょっと待て。校則違反をしたのは85㎝のはずだ。なぜ真理木が罰を受けているんだ……？」

796 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/02(火) 00:19:52.55 ID:jouCYx4RO

御々崎「……ばった、から……」

ミリア「エッ？　なんて言ったんですか？」

御々崎「……かばったから。あいつがいきなり出てきて、私を押し飛ばして代わりに……！」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━
━━━━━━

パァン！

モノクマ「あーあ、本当に撃っちゃった。そんじゃやっちゃうよ？」

御々崎「………………」

　「…………？」

モノクマ「召喚！　『グングニルの槍』～！」

　「……！　危ない！」

御々崎「……え？」

ドスッ！

797 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/02(火) 00:21:14.90 ID:jouCYx4RO

真理木「うっ、あ……！」

モノクマ「あらま？」

御々崎「な、何でかばって……！？」

真理木「御々崎さん……逃げて……！」

御々崎「……！　っ……！」　ﾀｯﾀｯﾀｯ

モノクマ「いっちゃった……。もう、イキナリ出てこないでよ！」

真理木「何を、言って……くっ、肩が……！」

━━━━━━
━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

不動「……何だと！」

安藤「真理木が御々崎の身代わりになった……たぶん、それこそが御々崎が無事だった理由だ」

国定「よっぽどの事が無い限り、違反しても生き残るケースはない……」

国定「その『よっぽど』の正味は分からないけど、モノクマが間違って他の人を罰してしまったとしたら……」

国定「よっぽどのケースって言えるのかな？　無実の生徒が被害を受けるのはさ」

モノクマ「…………うぷぷぷぷ」

798 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/02(火) 00:24:07.88 ID:jouCYx4RO

満「じゃあこの事件の犯人、いや真相ってモノクマの罰が原因で起きた事件……？」

原井「誰も真理木さんを殺した訳ではなかった。殺人事件では無かったんです」

ミリア「ユーリちゃんが死んだのはモノクマのせいです！　モノクマに投票します！」

不動「あいつは85㎝を助けようとして死んだ……？　だが……」

ジョージ「おっ、つー事は事件解決か？　おっしゃあ！」

御々崎「…………っ……」

これで終わり……真理木が死んだのはモノクマの罰から御々崎をかばう事だった。

死の原因がモノクマの罰ならこの中の誰かが殺した訳じゃない。
皆に投票しなくてもいい……

本当にそれで……終わってもいいのか？

799 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/02(火) 00:26:24.32 ID:/03ARwUIO

不穏…

800 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/02(火) 00:26:45.88 ID:jouCYx4RO

国定「ちょっと待ってよ。モノクマ、ちゃんとボクの質問に答えてくれるかな？」

モノクマ「はいはい。質問ってなんだったでございましょーか！？」

国定「さっきの質問だよ。誰かがかばった事はよっぽどの事になるのかって。その時の裁定を教えてくれる？」

御々崎「………………」

モノクマ「それねそれね！　うんうん、分かりましたとも。教えますとも！」

上機嫌に国定に答えるモノクマ……
その声の調子に……何かうすら寒いものを感じる。

まさか……何か裏があるのか？

801 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/02(火) 00:30:59.68 ID:jouCYx4RO

モノクマ「えー御々崎さん達にはもう教えてるんだけど、これはかなり特殊な裁定になるんだ」

モノクマ「もしボクが、違反者への罰に別の人物を巻き込んでしまった場合……」

モノクマ「違反者への罰は取りやめる事になります！」

ミリア「ホッ……。じゃあやっぱりミミちゃんはセーフなんですね！」

モノクマ「た・だ・し！　巻き込まれた人が死んでしまった場合は……」

モノクマ「違反者の校則違反によって引き起こされた事件とみなし……」

モノクマ「違反者をクロとして、事件を処理いたします！」

…………は？　

つまりクロは……御々崎って事になるのか……！？

802 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/02(火) 00:32:38.89 ID:Pz4r+Lor0

うわぁ……

803 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/02(火) 00:34:42.43 ID:jouCYx4RO

満「ちょ、ちょっと待ってよ！　モノクマが間違えて巻き込んだんでしょ？　おかしいよ！」

原井「道理に合いません……！　あなたが罰によって真理木さんを殺したのではないですか！」

モノクマ「火の無い所に煙は立たない。誰かが死んだのに犯人がいないって、そっちの方がおかしいでしょ？」

モノクマ「それにその投票ボタン、ボクに投票する項目はないしねー！」

安藤「ふ、ふざけるなよ！　真理木は御々崎をかばったんだぞ！？　そんなの……！」

モノクマ「結局、御々崎さんがクロとなります。ザ・無駄死に！」

御々崎「……だから言ったじゃない。私が殺したって……！」

ミリア「ヤです……イヤですよ！　ミミちゃんが、ダレかが死んじゃうのはもうイヤです……！」

なんだよそれ……？　真理木は結局御々崎をクロにしただけだっていうのかよ！
なんとかならないのか……！

804 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/02(火) 00:37:43.94 ID:jouCYx4RO

不動「……待て。本当に85㎝がクロなのか……？」

安藤「……不動？」

不動「俺は……肩を貫かれて瀕死の真理木を見ているんだ」

不動「あれが85㎝をかばった傷だとしたら、罰を受けても死んでいなかった事になるはずだ……」

満「そうだよ。真理木さんには胸にも貫通した傷があったんだ。きっとそっちが本当の死因！」

原井「しかしだとすると……他に真理木さんの胸を貫いた人がいたという事ですか！？」

ミリア「まだダレかを疑わなきゃなんですか……！？」

805 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/02(火) 00:41:48.46 ID:jouCYx4RO

安藤「真理木の胸の傷は貫通していた……ならこれもグングニルの槍によるものなんじゃないか？」

国定「断定するには情報が足りな過ぎるよ。その槍の他にも貫通させる方法はあるみたいだしね」

国定「情報が欲しいな……真理木さんが胸を貫かれた直後の事を知ってる人は誰かいないかな？」

原井「現場の第二倉庫を訪れた人ですよね。となると……」

安藤「真理木の胸の傷があった後に来たのは……」

ジョージ「……あん？　んだよこっち見てよォ？」

ミリア「ジョージくんですよっ！」

806 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/02(火) 00:44:42.47 ID:jouCYx4RO

安藤「ジョージ、お前は現場で何か見なかったか！？　手掛かりになるような物、なんでもいい！」

ジョージ「んな事言われたってよォ。いちいち覚えてねーよ！」

原井「あなたにしか分からないんです！　思い出しなさい！」

不動「いや、お前は確か……血文字を消していたんじゃなかったか！」

ジョージ「あ、あァ。そういやそうだが……」

満「ジョージくんが血文字を消した理由って確か……」

満「真理木さんがジョージくんの名前を書いてたから、その血文字を消したんだよね？」

ジョージ「そうそう、オレの……ってそれだとオレが犯人になるじゃねーか！」

ミリア「じゃあやっぱりジョージくんが犯人なんですか！」

安藤「いや、ジョージは発見者のはずだ。じゃないとアナウンスに必要な数が合わない……」

満「でも真理木さんがジョージって残したのは一体……？」

807 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/02(火) 00:47:09.15 ID:jouCYx4RO

国定「ねえ、その血文字って本当にジョージって書いてあったの？　なんかおかしくない？」

国定「キミこう言ってたよね。『オレの名前を書こうとしてた』……ってさ。実際には何が書いてあったの？」

ジョージ「だからそのままだよ。あいつはオレの名前の『じ』を書こうとしてたんだよ！」

安藤「……『じ』？　『じ』ってどういう事だ？　字の事か？」

ジョージ「だからァ！　あいつはオレの名前、ジョージの『じ』を書こうとしてたんだよ！」

安藤「……！　それ……ひらがなか？　それともカタカナか！？」

ジョージ「あ？　ひらがなだよ。『じ』ってつくのオレしかいねーだろがッ！」

真理木はひらがなで『じ』という字を残した……いや書いていた。
実はジョージを表すものではなかったんじゃないか……？

あいつが残そうとしたのは、犯人の名前じゃなくて……

……考えろ……！

[閃きアナグラム　開始]

【真理木が残そうとした本当のダイイングメッセージとは？】
○○○（３文字）

　た　み　う　じ　き　さ
　み　ょ　つ　じ　る　ち

安価↓１

808 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/02(火) 00:48:27.22 ID:xEj7+7Rko

じさつ

809 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/02(火) 00:51:09.33 ID:jouCYx4RO

じさつ　正解！

安藤「そうか、分かったぞ！」

安藤「真理木がジョージを犯人だと伝えたかったなら、ひらがなで書くのはおかしいんじゃないか？」

ジョージ「はあ、なんでだよ？」

安藤「もしそうならカタカナで書くはずだろ！　お前は自分でジョージって言ってるじゃないか！」

ミリア「じゃあユーリちゃんは本当はなんて書こうとしたんですか！？」

……願望かもしれない。本当にそうだって断定できる根拠はない。それでも……

安藤「あいつは『じさつ』……自殺って書こうとしたんじゃないか？」

御々崎「……！　自殺……！？」

原井「犯人の名前ではなく、死因を書こうとしたという事ですか！？」

ミリア「じさつの『じ』ですかっ！」

国定「被害者が名前を伝えようとするならできるだけ分かりやすく伝える……」

国定「ジョージクン以外なら苗字の漢字を書いた方が確実だしね」

810 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/12/02(火) 00:51:33.50 ID:3601tPEZ0

じさつ？

811 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/02(火) 01:00:47.50 ID:b47qS5EOO

御々崎「なんでよ、自殺なんてありえない……どうしてそんな事！」

安藤「……御々崎を助けるためだろ。自殺する事によってクロにしないためだ！」

ミリア「ユーリちゃんはもうダレにも死んでほしくなかったんですよ！」

御々崎「……っ……！」

不動「あいつが自殺……だがどうやってだ？」

満「やっぱりグングニルの槍、校則違反じゃないかな。今度こそ真理木さんが！」

満「それ以外に自分の胸を貫ける方法なんて考えられない……！」

不動「それでもだ。あいつは肩を貫かれ、右腕は動かない瀕死の状態だった……」

不動「銃も使った痕跡も無かった。そんな状況でどうやって校則違反をしたというんだ……？」

原井「一体真理木さんはどの校則を破ったのでしょうか……」

安藤「…………！」

あいつは肩を貫かれて瀕死の状態だった。
そんな中で校則違反をするには……！

あいつが違反したのはどれだ……！？

安価↓１　[真理木が違反した校則（>>650）は第何条？]

812 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/02(火) 01:06:14.66 ID:WfbzG6YN0

13か？

813 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/02(火) 01:08:30.85 ID:uU9/+mtSO

睡眠薬持ってたし３でしょ

814 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/02(火) 01:09:03.49 ID:b47qS5EOO

１３　不正解！

特製銃の放棄……いや、あいつの銃はちゃんとホルスターに収まっていたはずだ。
考え直しだ……！

真理木はきっとある物を利用して違反したんだ。
捜査中……真理木の死体を調べた時に何か見つからなかったか……？

あいつが違反したのは……

安価↓１　[真理木が違反した校則（>>650）は第何条？]

815 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/02(火) 01:13:52.26 ID:uU9/+mtSO

３

816 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/12/02(火) 01:14:17.14 ID:3601tPEZ0

３？

817 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/02(火) 01:15:40.94 ID:b47qS5EOO

第３条　正解！

安藤「これしかない……！」

安藤「あいつが違反したのはおそらく、第３条だ」

安藤「『個室以外での故意の就寝』、それしかない」

御々崎「嘘よ……そんなの出来たはずない！」

安藤「いや真理木になら出来たんだ！　わざと違反してお前を助けるために……！」

不動「……安藤、教えてくれ。あいつが本当に自分から死んだのかどうかを」

御々崎「違う……違う……！　瀕死だった状態で眠る事なんてできない……！」

真理木は御々崎をクロにさせないために自分から違反をしたんだ……

その為の道具も、持っていたはずだ……！

818 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/02(火) 01:17:08.72 ID:b47qS5EOO

[パニックトークアクション　開始]

御々崎「あいつは肩を貫かれてたのよ！？」

御々崎「そんな状況で故意に眠る事なんて出来ない……！」

御々崎「自分が死ぬことになった原因を……私を……」

御々崎「あいつが、真理木が私を助けようとしたなんてありえない！」

安価↓１【真理木が校則を違反するために使った物とは？】

　　　　　　　　　　　　　木の
　　　　　　　　　　　　　　△

　　　　　　　　薬□　　　　　　　　○睡眠

　　　　　　　　　　　　　　×
　　　　　　　　　　　　　真理

819 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/12/02(火) 01:19:42.14 ID:WTgHd2Ut0

×△○□

820 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/02(火) 01:21:08.83 ID:b47qS5EOO

真理木の睡眠薬　正解！

安藤「これで終わりだ！」

安藤「真理木の死体を調べた時、睡眠薬のビンが出てきた」

安藤「あいつは睡眠薬のビンを持ち歩いていたんだ。事件当時もな」

御々崎「…………！」

安藤「あいつは死の間際、それを使って故意に就寝したんだよ。それができた……」

不動「……そういう事か。あいつなら思いついてもおかしくない……」

御々崎「うううっ……！」

821 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/02(火) 01:22:21.79 ID:b47qS5EOO

満「……やっぱり真理木さんは助けようとしたんだ。御々崎さんを……」

原井「この事件の犯人……いえ、投票するべき人は違反によって自らの命を絶った真理木さん……」

国定「ま、確実にそうとは言えないんだけどね。ボクもその線だとみてるけど……」

国定「運否天賦かあ……ニガテなんだけどな」

ミリア「ゼッタイにそうですよ！　ユーリちゃんならきっと……！」

ジョージ「よくわかんねーが、真理木に投票すりゃいーんだな！？」

安藤「ああ。真理木を信じて投票しよう……！」

安藤「……もう一度最初から、この事件を振り返るぞ」

安藤「これが事件の真相だ……！」

822 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/02(火) 01:24:31.20 ID:b47qS5EOO

[クライマックス推理　開始]

《Act.1》
この事件の現場は４階の第二倉庫……
そこで起こった事が複雑に絡み合った事で今回の事件が起きたんだ。
最初に御々崎が銃を天井に向けて発砲した。
弾丸を使い切り、校則違反を受けるのが目的だったんだ。
けどここで予想外の事が起きた。

《Act.2》
執行されたモノクマの罰はグングニルの槍……
違反してまさに処罰されようとしてる御々崎を、事件の被害者がかばったんだ。
身代わりになった被害者は肩を貫かれ、瀕死になった……
このまま死亡すれば御々崎がクロになる。
被害者はそれを何とか阻止しようとしたんだ。

《Act.3》
被害者は持っていた睡眠薬を使い、故意に就寝しようとしたんだ。
目的は校則違反をする事……クロを自分にする為だったんだよ！
そして最後に、自分がクロである事を示すために血文字を残そうとした。
……たぶん途中で意識が無くなったんだろう。
『じさつ』の書きかけの『じ』だけが現場に残った……。

《Act.4》
故意に就寝した被害者は再度、グングニルの槍に貫かれた。
これが貫通した胸の傷だったんだ。
あいつの死因はその傷、校則違反による自殺だった……！

……この事件に犯人はいない。
誰も犯人にしないように、被害者自身が犠牲になったからだ……

【超高校級の化学者】、真理木　優莉が！

ＣＯＭＰＬＥＴＥ！

823 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/02(火) 01:26:32.79 ID:b47qS5EOO

安藤「これがこの事件の全貌のはずだ。皆、異論はないか？」

御々崎「……う、くっ……！」

御々崎「投票すれば……いいんでしょ……！」

モノクマ「うぷぷ、議論の結論が出たようですね。それでは投票タイムと参りましょうか！」

モノクマ「では、オマエラはお手元のスイッチを押して、投票してくださーい！」

モノクマ「投票の結果、クロとなるのは誰なのか！？」

モノクマ「その答えは……正解なのか不正解なのかーッ！？」

モノクマ「うぷぷぷ！それではいきましょう！投票ターイム！」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　ｼﾞｬﾗﾗﾗﾗﾗ……

　　　　　　　　　　　┃ﾏﾘｷ┃ﾏﾘｷ┃ﾏﾘｷ┃

　　　　　　　　　　　ﾁｬﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗ……！

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ﾀﾞﾝ！

【学級裁判　閉廷！】

824 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/02(火) 01:29:32.08 ID:b47qS5EOO

これで終了です、参加ありがとうございました。
続きは土日になるかと思います

いろいろ補足は書きたいんですが今日は限界なんでこれで。
おやすみなさい…

825 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/12/02(火) 01:33:12.05 ID:m2L/pvbk0

おつかれさまです
次回も待ってます

826 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/02(火) 02:26:27.09 ID:Pz4r+Lor0

乙乙
真理木が被害者で、流れからも良い意味で自殺であって欲しいっていう願望があったけど故意の校則違反は思いつかなかったな…
御々崎がこれからどう変わるのか楽しみだ
………オシオキは、考えないことにしとく

827 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/12/02(火) 08:59:14.22 ID:eY2JsvKo0

乙乙！
もう脱落者は出ないでほしいけれど...どうなる？
なんかロンパ的に国定や満あたりが5章危ないけれど、みんな好きだからこのメンバーで生還してほしい（願望）

828 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/06(土) 20:39:08.37 ID:eszRpyI1O

22時頃から始めます
チャプター終了までを予定、安価も少しあるのでお付き合いください。

829 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/06(土) 22:16:23.80 ID:eszRpyI1O

モノクマ「はい正解。今回の事件でクロとなるのは校則違反をした真理木さんでしたー」

モノクマ「……特にいう事はありません！」

ジョージ「うっしゃ正解、助かったァ！」

満「……推理は合っていたんだね」

原井「真理木さんはリーダーとして御々崎さんを助けた。それが真相だったのです」

安藤「あいつのおかげで御々崎が……これ以上の被害者が出る事を防げたんだ」

不動「………………」

御々崎「助けた……。真理木が、私を……」

830 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/06(土) 22:20:12.33 ID:eszRpyI1O

モノクマ「なぁにこのヒロイックな空気？　真理木さんは無駄死にしただけじゃん！」

ミリア「ムッ、なんですか！」

モノクマ「だって御々崎さんが勝手に死ねばよかった、ってこの場の誰もが思ってるよ」

モノクマ「そうでしょ不動クン？」

不動「…………！」

モノクマ「キミって罠で犯人を殺しかけるくらい、真理木さんに思い入れあったもんねえ」

モノクマ「ま、結局それは勘違いで事件をややこしくするというダサすぎる結果だった訳だけども……」

不動「…………っ」

モノクマ「満さんも本当は怖いんじゃない？　不動クンに殺されかけた事がさ」

満「……そんな事ないよ」

モノクマ「不動クンは内通者なんだよ？　あんだけ事件を起こさないとか言って実際に殺人を犯しかけた……」

モノクマ「怪我は大した事なかったけど、場合によっては満さんもポックリだったかもよ！？」

満「………………」

モノクマ「今度は真理木さんが死ぬ原因になった御々崎さんを殺すんじゃない？」

モノクマ「ていうか御々崎さんの絶望衝動も解決した訳じゃないし！　ヤバいっすよコレー！」

831 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/06(土) 22:24:18.32 ID:eszRpyI1O

安藤「……無駄だぞ、モノクマ」

モノクマ「ほよ？　無駄？　無駄無駄？　もしかして無駄無駄ですかァーッ！？」

モノクマ「……何が無駄なの？　この事件で出来たこじれがまた次の事件を起こし、絶望は連鎖する」

モノクマ「不動クンや御々崎さん、満さんに出来た歪みは新たな悪意の糧となり……」

モノクマ「やがて絶望という名の大きな花を咲かすでしょう！」

安藤「お前がどんなに煽ったって無駄だって言ってるんだ。この中の誰も、もう殺人なんて起こさない」

モノクマ「何言ってんのさ。ね、不動クン？」

不動「……確かに真理木の死に対して何も思わない訳じゃない」

御々崎「………………」

不動「だが、俺に誰かを責める資格なんてないだろう」

モノクマ「んん？」

不動「俺が出来るのは……償いと、あいつの意思を尊重するだけだ」

不動「あいつが85㎝を助けようとしたのなら、それを俺が否定する訳にはいかない」

御々崎「え……」

不動「あいつの行動は正しかった……それだけだ」

モノクマ「およよ……」

832 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/06(土) 22:28:35.18 ID:eszRpyI1O

満「ボクも不動クンを恨んでないよ。こうして無事だったんだしね」

不動「…………すまない」

満「この事件は誰かの悪意で起こった事件なんかじゃない。だから誰かを恨む事なんてしない！」

モノクマ「はわわわ……」

安藤「分かっただろ。絶望が連鎖するなら希望だって連鎖する。真理木が俺達に託した希望は消えない」

安藤「内通者とか絶望衝動とか関係ない。もう誰も殺し合いなんてしない……！」

安藤「真理木が自分を犠牲にして御々崎を救ったからだ。無駄死になんかじゃない！」

原井「ええ。真理木さんがやってくれた事を無駄になんてしません」

ミリア「ミミちゃんも、もう悪い事しませんよね！」

御々崎「何、よ……。なんで許して……」

御々崎「う……ぐ、ううぅ……！」

ミリア「ミミちゃん……。よしよし」

モノクマ「ふえええ……」

833 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/06(土) 22:32:11.38 ID:eszRpyI1O

モノクマ「なにさ、なんなのさ！　結局ここを出るには殺し合いをしないといけないんだよ？」

モノクマ「オマエラはお互いを疑い、騙す事でしか生き残る道は残ってないんだよ！」

国定「確かにそうだね。これはそういうゲーム……生徒同士がプレイヤーとなって戦う競争だ」

モノクマ「さっすが国定クン！　話わっかるー！」

国定「けど……それももう終わりだね」

モノクマ「え？」

国定「一人でチェスを戦う事が出来るのかって話だよ。プレイヤーがいないんじゃ勝負は成立しない」

国定「皆、このゲームを降りちゃうみたいだしね。ボク一人じゃどうにもなんないよ」

モノクマ「ジョージクンがいるじゃない！　彼はコロシアイ肯定派でしょ？」

ジョージ「あ？」

国定「彼じゃ相手になんないよ……」

モノクマ「ああ……」

ジョージ「オイ、バカにしてんのは分かんぞコラァ！」

834 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/06(土) 22:35:18.75 ID:eszRpyI1O

国定「それにボク個人としても今回の件はどうかと思ってね」

安藤「今回の件はって、どういう意味だ？」

国定「モノクマが裁判中にボクらを誘導した事だよ。さも御々崎さんがクロであるかのようにね」

国定「あくまでプレイヤーは生徒のみ。そういう話だったはず」

国定「出しゃばるGMは三流以下だよ。なんか残念というか……萎えちゃったよ」

モノクマ「ぐぬぬ……」

国定「という訳でボクもこのゲームを降りるよ。殺し合いはしない」

安藤「国定、お前……もしかして！」

国定「……って嘘でもそう言っとかないと、次に事件が起きたら真っ先に疑われちゃうしね？」

満「国定くん……」

安藤「お前なあ……」

でも……今はそれでもいいか。
モノクマへの不満やゲームを降りる発言はまるっきり嘘って訳じゃないだろう。

835 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/06(土) 22:40:06.98 ID:eszRpyI1O

モノクマ「ぬぬぬ……！　ふんだ！　そうやって学園の中に一生閉じこもってればいいんだ」

モノクマ「絶望的な安穏の中で、ゆっくりじんわり腐っていけばいいんだよ！」

不動「……お前の手を借りずとも脱出する方法はある」

原井「ここから出る方法は私達自身で見つけます」

ミリア「きっと助けだってきます！　もうすぐ！　イマすぐ！」

ミリア「ジョージくんだってもうヒドイ事はしませんよね！」

ジョージ「オレは脱出できりゃあどうでもいいけどよォ……」

ジョージ「誰かをぶっ殺して出るよりは、コイツらに任せちまった方がラクだな！」

満「やっぱりそういう理由なんだ……」

836 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/06(土) 22:44:09.85 ID:eszRpyI1O

モノクマ「……はあ。つまんないの。ツマンナイツマンナイ……」

モノクマ「クロがいないからおしおきもできないし。……オマエラお助け人工知能キャラとか持ってない？」

ジョージ「んなもんある訳ねーだろォ！　いたらむしろオレが分解してるぜ！」

モノクマ「そう……。ほんじゃスタンガンスイッチON！」

ﾊﾞﾁｨｯ！　ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘｯ！

ジョージ「なんでだよォ！？　ぎにゃああああああッ！！」

ﾊﾞﾀﾝ

国定「あ、倒れた……」

837 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/06(土) 22:47:28.48 ID:eszRpyI1O

モノクマ「おしおきタイム代わりの憂さ晴らし！　少しはスカッとした……の？」

安藤「こっちに聞かれてもな……。おいジョージ、大丈夫か？」

原井「気絶していますね。また部屋まで運ばないと」

モノクマ「それじゃ今日はこの辺で勘弁しといてあげる。けどよく考える事だね」

モノクマ「オマエラ風情に何ができるか、何がオマエラの前に立ちはだかっているのか……」

モノクマ「そもそもオマエラはなんなのか、って哲学的な事まで！」

不動「……どういう意味だ」

モノクマ「思わせぶりな事を言っといて、何も明かさずモヤモヤさせる。そういう事にボクは生きがいを感じるんだ！」

ミリア「ズルいですよっ！」

モノクマ「そんじゃね～！　あ、封鎖してた施設は明日の朝から解放するんでそこんとこヨロシク！」

やりたい放題やってモノクマは消えて行った。

人を小馬鹿にした様子は変わらないように見えたけど、モノクマは少しいらだっていた気がした。
もしかして俺達が殺し合いをしないと決意した事に面食らってるいるんじゃないのか。

そうだったならこれは……きっと真理木の功績だ。

838 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/06(土) 22:51:21.92 ID:eszRpyI1O

全員で裁判場を後にして、そのまま解散となった。

校舎に戻るエレベーターの中では誰も口を開かなかった。けど……
これまでの裁判とは違って、皆の中にはこれからへの希望が生まれていたはずだ。

皆でこの学園から脱出するっていう希望を。

　　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　　：

　―　安藤の部屋　―

封鎖されていた施設が解放されるのは明日だったな。
朝に一度皆と食堂に集まる事になっている。

今日はもう休むしかないけど……その前に誰かに会っておこうか？

安価↓１（本多以外の生徒一人指定）

839 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/12/06(土) 22:51:53.11 ID:2Bb7tCkSO

みみさき

840 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/06(土) 22:52:17.79 ID:uPGrUwmg0

満と不動で迷うけど不動で

841 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/06(土) 22:59:42.49 ID:eszRpyI1O

選択　御々崎

　ピーン、ポーン……。

………………。

安藤「さすがに出てこないか……」

ｶﾞﾁｬ

御々崎「………………」

ドアが少しだけ開き、その隙間から御々崎が目を覗かせていた。
その目は少し赤く腫れている。

御々崎「……今、誰とも会いたくないんだけど」

安藤「そっか……。いや、少しでも話せればと思ってさ」

御々崎「……何？」

聞いてはくれるみたいだ。

安価↓１
１．真理木が救ってくれた事について
２．御々崎が自殺をしようとしていた事について
３．自由安価

842 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/12/06(土) 23:03:47.30 ID:6y40GPzN0

２

843 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/06(土) 23:17:45.52 ID:eszRpyI1O

選択　２

安藤「お前……自殺しようとしてたんだよな。校則違反で」

御々崎「………………」

安藤「皆の為だったのか？　あのままだと皆、飢えてしまうから……」

御々崎「分かんないわよ……。あれが自分の意思だったのか、絶望的な衝動だったのか……」

御々崎「……自分の感覚や焦燥感が全部嘘かもしれないって思ったとき、このままここにいる意味が分からなかった」

御々崎「それだけよ……絶対」

御々崎の真意は本人にも分からない。
まだ気持ちの整理がついてないんだろうな……無理もないけど。

安藤「でももう自殺なんて考えないでくれよ。真理木はお前を生かそうとしたんだ」

安藤「真理木の意思を無駄にする事だけはしないでくれ」

御々崎「……確約なんてできない。自分でも考えてる事が正解かどうか分からないんだから」

安藤「………………」

御々崎「……でもそれが本当に自分の気持ちかは少しは考える。それで……いいんでしょ」

安藤「……ああ！　考えればきっと気づけるはずだ」

御々崎「……今日はもう帰ってよ」

御々崎は自分の気持ちと向き合うようになった。
きっともう大丈夫のはずだ……。

844 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/06(土) 23:23:17.09 ID:3dapE2ReO

　　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　　：

苗木「………………」

霧切「どうしたの。モニターをじっと見て」

苗木「霧切さん。ちょっとね……」

霧切「……私達の学園生活の事を思い出していたんでしょう」

苗木「いや……うん。霧切さんには隠し事できないなあ。ボクが分かりやすいだけかな」

霧切「いえ、私も思い出していたからよ」

霧切「あの時も裁判の後、私達は団結していた。彼らの様に」

苗木「うん。大神さんのおかげでね」

苗木「あの学園生活は最悪だったけれど……少しだけ懐かしい気持ちになったんだ」

845 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/06(土) 23:26:33.20 ID:3dapE2ReO

十神「フン。何をのんきな事を言っている」

苗木「十神クン。……状況は？」

十神「戦況は変わらず、だ。抵抗はまだ突破出来そうもない」

十神「倒しても倒しても出てくるモノクマ……。以前の物より耐久性まで上がっている」

十神「バックにあいつがついているのは間違いない。あくまで手を貸しているだけだろうがな」

苗木「そっか。やっぱり……」

霧切「彼らとの通信に成功してから約２週間。状況はまるで改善していない……」

霧切「あの施設の防衛を突破しない限り、救出の目途は立たない」

十神「それどころかこの事態の黒幕もまだ分かっていないんだ」

十神「昔話に花を咲かせている場合ではない。それと大神の事件はもう思い出すな」

霧切「あなたが推理を間違えた事件だものね」

十神「黙っていろ。……いいか、この話は終わりだ」

苗木「ゴ、ゴメン。あはは……」

846 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/06(土) 23:29:36.89 ID:3dapE2ReO

霧切「……黒幕、か。彼らと同じあの施設の中にいるはず」

霧切「最初からあの施設にいた者なのか、あるいは……」

十神「あいつらの中にいる、か？」

苗木「……！　そんな事、考えたくはないけど」

十神「ありえない話じゃないだろう。だが分からない事がある」

十神「あいつらの身に……一体何が起こったんだ？」

霧切「………………」

苗木「分からない……。けどやらなきゃいけない事は変わらないはず」

苗木「彼らを必ず救出するんだ……！」

十神「フン。そしてこの事件の黒幕を叩き潰す、だな」

霧切「ええ、今は私達の出来る事をやりましょう」

苗木「彼らは諦めてないんだ。希望を信じてる……ボク達もそれに応えよう！」

　　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　　：

847 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/06(土) 23:31:43.45 ID:3dapE2ReO

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　CHAPTER　０４

　　　　『ロスト・パラダイス・ロスト』　　　ＥＮＤ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

生き残りメンバー　　　８人

Ｔｏ　Ｂｅ　Ｃｏｎｔｉｎｕｅｄ……

848 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/06(土) 23:33:30.12 ID:3dapE2ReO

【CHAPTER　０４　リザルト】

[現在の好感度]　【一言　or　安藤への評価】

鳥羽　満……１００
【真理木さんの思い、無駄にしないよ】

不動　霜平……９４
【……あいつが俺を信頼してくれた事は忘れない】

ミリア・カッパーフィールド……８７
【ユーリちゃん……。アリガトウです！】

稲本　詩紋……８７　[DEAD]
【いろいろサンキューな、安藤！】

本多　夕一郎……７３
【ヒヒッ、オレの無実が証明されてなによりだ！（ジョージ）】

真理木　優莉……７１　[DEAD]
【絶対に脱出してよ。もちろん、全員でね】

目賀　蔵丸……５５　[DEAD]
【………………無念】

御々崎　純……５４
【……生きてるんだ。私が……】

国定　獏兎……５３
【マスターキーの話が本当なら脱出はなんとかなるかな】

原井　古止羽……４４
【真理木さんは本当に尊敬できる人でした】

椰和原　宗海……４０　[DEAD]
【わ、私、なんかと、は、話してくれて……ありがとうございます！】

鳥羽　瑠散……２８　[DEAD]
【きっと満ちゃんは信じてくれますよ！】

桐子　未玲……１１　[DEAD]
【…………あたしは臆病なだけだったんすね……】

伊田　狩亜……１１　[DEAD]
【…………俺は……どうしようもねえ馬鹿野郎だな……】

大田原　大地……６　[DEAD]
【頼みごとはわしに任せんかいぃ！！】

[INFO]
裁判で獲得したモノクマメダル……３３枚
[ボーナス]スキル：イリュージョン……＋３枚

現在のモノクマメダル……６６枚

プレゼント『自己犠牲の睡眠薬』を手に入れました。（渡すことはできません）

『自己犠牲の睡眠薬』……ＣＨＡＰＴＥＲ　０４をクリアした証。真理木が持っていた睡眠薬。残量は少なく、使える分は残っていない。

849 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/06(土) 23:37:01.55 ID:3dapE2ReO

今チャプター４終わったところで今日は終了です、ありがとうございました。
スレの残りは小ネタとかで埋めます。
このあとで各種補足とかやるかもしれません

質問意見感想などあったらどうぞ。いくつか考えてますが小ネタも何かあれば。

850 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/12/06(土) 23:42:00.41 ID:2Bb7tCkSO

乙！
苗木君たちだ！朝日奈さんファンとしては少しでいいから彼女(葉隠くん、腐川さんも)を出して欲しいかも
埋めネタは平和な時代の文化祭や体育祭の行事系や不動のこともあるから男子同士で恋バナとかかな

851 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/06(土) 23:57:23.38 ID:uPGrUwmg0

おー、無印メンツが出てきたか
ここから死人は出てしまうのか……気になるな
小ネタの希望としては…とりあえず目賀の決行録と真理木のオシオキかな

852 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/12/07(日) 00:01:58.72 ID:vTuAb1kO0

乙乙
ここで苗木君たちの登場か、どうなるのかな
補足されるかもしれないけど、選択肢によってクロと被害者がどう変わるのか知りたいです
あと満ちゃんと不動のパンツはいつもらえるのか

853 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/07(日) 00:02:20.69 ID:RulPeqlHO

乙
小ネタとして、今までの言動から稲本は誰かに本気で恋したことごないと思うから、メンバーでも第三者でもいいから本気で恋して、安藤たちがそれを応援する青春友情ものがみたいな

854 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/12/07(日) 00:08:01.58 ID:Plq173540

乙
苗木君登場とか熱すぎる！どうかかわって来るか期待
小ネタは真理木と不動がいい感じだったから学園時代の２人の恋の話が見たいっす

855 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/07(日) 21:05:41.24 ID:XdlqHHyBO

【補足：今回の事件の被害者、イベントについて】

・今回の被害者候補となる基準は『御々崎からの好感度が高い人物』です。
コミュ力高くて二回同じ班になったミリアと真理木が最終的に候補となりました。

・２７日目のイベントは、正解の人物と一緒に不動か御々崎を説得する事で事件が分岐します。
説得できるのは不動が真理木、御々崎が真理木かミリア。
二人ともを説得するのは不可能です。

どちらかの説得に成功した場合は説得に連れて行った人が死亡
どっちも失敗した場合は、コンマで真理木かミリアのどちらかが死亡、不動も死亡

こんな感じになります。

856 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/07(日) 21:10:41.33 ID:XdlqHHyBO

【補足：トリックについて】

トリックでピアノの弦を銃弾で切るというのがありましたが……
実際に可能なのかは調べても分かりませんでした。分かったのは鉛の弾丸だと無理そう、という事だけ
もしかしたら鋼鉄製でも無理かもしれませんがそこはご了承を…

それと校則違反に関するルール云々ですが、スーダンの終里と弐大の件を参考にしてます。
かばって死んだ場合は校則違反者がクロになる、という部分は個人的な解釈なのでご注意を。

【補足：ミリアが死亡してたら】

ダイイングメッセージが、ミリアが書いた字が『J』、ジョージの書いた字が『M』になります
ジョージはイニシャルにMが多いからという理由、ミリアは自殺のローマ字の書きかけ。

ジョージが『J』の字を見て自分の事を指してると勘違いして消す展開は一緒です。

ジョージ「『J』はジョージのJだろうがァ！」

安藤「ジョージ（George）のイニシャルは『G』だろバカ！」

という感じで論破する進行に

……普通『Suicide』って書くだろ、っていうのは何かしら理由を考える予定でした
ミリアの部屋にローマ字で日本語の勉強してる本があるとか。

857 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/07(日) 21:15:56.21 ID:XdlqHHyBO

>>850
朝日奈さん達の出番は本編だと出番あるかちょっと分からないです…（考えてなかった）
小ネタで原作キャラ達も出していければと思います

>>852
満のパンツは既に手に入れてます、ただテンプレに入れるか迷って入れなかったという経緯が…
不動のもイベントをやって好感度MAXにしたら手に入りますが……いるのか？

小ネタ案色々ありがとうございます。
いつの間にか前スレが落ちていた…ので前スレの時に出してくれた案も含めて
全部できるかは分かりませんが思いついた順に不定期でやっていく予定です。

858 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/07(日) 21:32:06.57 ID:tJp+Q+BAO

じゃあ此処までの間に御々崎や本多が脱落してたらどうなるの？

859 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/07(日) 21:37:00.08 ID:PFDbGFbEo

>>858
その時は別の誰かが生き残ってるだろうし
事件も大まかなところは同じでも、ほとんど別物になると思うけど

860 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/12(金) 22:03:39.88 ID:hlXFuTuTO

>>858
いくつかのトリックは別の物になりますが、事件に自殺は絡みます。
生存キャラによって変わるのが何なのかは、その時によって変わるので答えづらいですが…

【小ネタ　真理木のオシオキ】

ｳﾞｰﾝ……

ﾋﾟｺｯ☆

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　ＧＡＭＥ　ＯＶＥＲ

　　　　　　　マリキさんがクロにきまりました。
　　　　　　　オシオキをかいしします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

861 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/12(金) 22:13:42.46 ID:hlXFuTuTO

真理木は試験管のような透明な円柱の中で立っていた。
手と足は縛られ、身動きは取れないようだ。

部屋は小学校の理科室のようになっており、円柱は天井まで続いている。

白衣を着たモノクマがスイッチを押すと、天井から円柱の壁を伝って液体が流れてきた。
流れ出る青い液体は真理木の足元に溜まっていく……

水面が腰の高さまできた所で、円柱の周りに何かが出現した。
バットくらいの大きさの銀の円筒、四方からその火口を真理木に向けているのは……バーナーだ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　超高校級の化学者　真理木　優莉　処刑執行
　　　　　　　　　　　『ケミカル☆リアクション』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

バーナーの火口から勢いよく炎が噴射される。
透明な壁に阻まれ真理木に直接の被害は無かった。
だが中の液体の温度はぐんぐん上昇し、真理木の顔は青ざめていく……

液体はまだ流れ続け、水面は肩の辺りまで達していた。
バーナーは回転しながら円柱を燃やし続け……
青ざめた顔が真っ赤になっていくのが分かった。

やがて液体は真理木の全身を沈める。液体は完全に沸騰していた……

しばらくして沸騰が収まり、青い液体が排水される。
理科室には円柱の中の骨格標本だけが残されていった……。

862 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [age]：2014/12/13(土) 02:27:40.20 ID:92w2sKiSO

まだ?

863 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/13(土) 17:12:51.23 ID:3c8HZBGvO

女の子を熱湯攻めとか良いっすねぇ〜

864 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/13(土) 18:57:38.83 ID:JX/NJ62AO

だいぶエグいなこれ…
映像にした時沸騰とかバーナーとかで迫力もつきそう

865 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/14(日) 02:56:09.91 ID:3dCj6H+cO

【小ネタ】

　―　教室　―

稲本「……もうすぐクリスマスかー」

安藤「そうだな。もう今年も終わりだ」

伊田「冬休みにも入るけどよ、ハメはずし過ぎて馬鹿な事すんじゃねーぞ。飲酒とかな」

安藤「はは、分かってるって」

稲本「……もうすぐクリスマスだよな？」

安藤「え？　だからそうだって」

稲本「もうすぐクリスマスなんだろ！？」

伊田「ああ！？　そうだっつってるだろが！」

稲本「じゃあなんでまだオレはその日に予定が無いんだよおおおおお！？」

伊田「うるせえ知るか！！」

866 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/14(日) 02:57:40.19 ID:3dCj6H+cO

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　CHAPTER　０４　EXTRＡ

　　　　「稲本、本気で恋する５秒前……？」　（非）日常編

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

867 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/14(日) 02:59:22.00 ID:3dCj6H+cO

稲本「おかしい……明らかにおかしい！　まだ予定なしって、おい！」

稲本「なんでフリーなんだオレ！　誰かオレをマークしてくれよおおおおお！」

安藤「……要するに誰にも誘われなかったって事か。でもしょうがないんじゃないか？」

安藤「冬休みの間はほとんどの奴は実家に帰省するんだし、皆が同じ地域って訳じゃないしな」

伊田「つーか自分から誘えばいい話だろ……。瑠散とか誘わなかったのか？」

稲本「聞いた聞いた。けどさー……」

　　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　　：

稲本「瑠散ちゃん！　今度のクリスマスイブ、オレと遊びに行かない！？」

瑠散「無理です！」

　　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　　：

稲本「……ってやんわり断られたんだよな」

伊田「バッサリだろ！　一刀両断じゃねーか！」

868 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/14(日) 03:01:14.80 ID:3dCj6H+cO

伊田「……お前何かしたのか？　それ絶対嫌われてんだろ」

稲本「……マジで？」

安藤「いや、仕事の都合だよ。クリスマス前後はモデルの仕事が多いから、瑠散も満も忙しいんだってさ」

稲本「なんだそういう事か！　あっぶねー、もう少しで不安になりかけそうだったかもしれなかったわ」

伊田「全然不安に思ってねえじゃねえか……。つーか安藤はなんでそんな事知ってたんだよ？」

安藤「え、いや……た、たまたま話してるのを聞いただけだって」

伊田「へえ。まあいいけどよ」

稲本「そっか瑠散ちゃんクリスマスは仕事か……。どうすっかなー」

869 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/14(日) 03:03:14.11 ID:3dCj6H+cO

目賀「……そもそも稲本殿は本当に瑠散殿の事が好きなのでござるか？」

安藤「目賀！？　隠れてたのか？」

目賀「あ、いや失敬。出ようとは思ったものの中々タイミングがなくて……」

稲本「な、なんだよ……？　好きに決まってんじゃん！」

目賀「ふむ、しかしさっきこう言ったでござるな。誰かオレをマークしてくれ、と」

目賀「瑠散殿ではなく『誰か』……つまり女子なら誰でも良かったのでは？」

稲本「そ、それは……」

目賀「責めるつもりは無いでござるが、本気で瑠散殿と良い関係になりたいならば……」

大田原「本当に瑠散の事が好きなら、応えてくれるまでアタックせんかいいいいい！！」

伊田「いや大田原もいたのかよ！　どうやって隠れたんだお前！？」

安藤（……というか瑠散は仕事なんだからしょうがなくないか？）

870 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/14(日) 03:04:50.21 ID:3dCj6H+cO

稲本「オレは……オレは瑠散ちゃん一筋だ。瑠散ちゃんだけを見てるっつーの！」

安藤「！」

安藤「それは違うぞ！」　論破！

安藤「お前は他の女子にも調子のいいこと言ってるじゃないか。というか下手するとナンパ紛いの事まで」

稲本「げっ！」

伊田「しかも日常的にだ。女子から苦情も来てんだから自重しろ！」

稲本「ううっ……！」

目賀「そんな稲本殿が女子をデートに誘ったところで、いつもの冗談と思われるのでは？」

目賀「瑠散殿もそう思ったからこそ、無理と即答した可能性も……」

稲本「冗談なんかじゃねーって！　オレはガチで言ってるって！」

大田原「女子全員に好意的に接するとは見上げた根性……しかぁし！」

大田原「稲本よ……お前、本気で恋した事があるのかあああぁっ！！」

稲本「……！」

871 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/14(日) 03:06:21.97 ID:3dCj6H+cO

稲本「……もしかしてオレ、自分でも気づいてなかったけど今まで本気じゃなかったって事か……？」

伊田「本気かどうかは知らねえが軽すぎるんだよ。そう思われても仕方ねえって事を大田原は言いたいんだろ」

稲本「…………。でもオレ、なんとかしてクリスマスを女の子と過ごしたいんだよぉ！」

稲本「頼む、協力してくれよぉ……」

大田原「……ふっ。ワシに任せるがよい！」

安藤「そこまで言うんだったらまあ……っていってもどうすればいいのかは分からないけど」

目賀「もし心づもりが決まっているのならば陰ながら応援はするでござるよ。冬が来る度に騒がれても嫌なので」

伊田「マジかお前ら……。つーか結局、瑠散を誘うのか？」

目賀「瑠散殿を誘うのであれば仕事がない別の日という事に。もしくは他の人を誘うのか……」

大田原「まず本当に瑠散の事が好きなのか、そこからはっきりせんかい！」

安藤「実際の所、どうなんだよ？」

稲本「お、オレは……」

安価↓１から（３～５くらいまで）多数決
１．瑠散ちゃん一筋！
２．実は前の高校に好きな人が……
３．その他自由安価（人、内容によっては出来ない可能性があります）

※今日はここまでです

872 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2014/12/14(日) 08:47:29.15 ID:t/GRTkT9O

873 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/14(日) 08:50:32.95 ID:bQ/S8AK3o

874 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/12/14(日) 08:52:00.79 ID:T7uiL+5DO

875 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/12/14(日) 08:53:15.31 ID:hlBQt8tdO

876 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/14(日) 08:58:49.80 ID:Kijftu1ZO

頑張れ稲本！
1

877 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/14(日) 12:14:17.71 ID:RSldoO9O0

見逃した…
3でまさかの桐子ルート希望

878 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/12/14(日) 17:42:33.44 ID:oV730CgH0

こうしてみると伊田ってツッコミ枠というか貴重な常識人枠だったんだな……
安価は１で

879 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/14(日) 23:47:14.73 ID:RSldoO9O0

>>877
自己レスだけど今気づいたら桐子って間違い無く帰省組だな…

880 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/19(金) 23:20:23.10 ID:LCTUdeiGO

選択　１

稲本「決まってるだろ……瑠散ちゃんを誘う！」

大田原「うむ、いい返事である。その言葉に嘘は無いようじゃな！」

伊田「つっても瑠散は忙しいんだろ。結局クリスマスは暇になるんじゃねーか」

稲本「いいんだよ、クリスマスじゃなくてもクリスマスデートが出来れば！」

伊田「い、意味分からねえ……！」

稲本「それにオレだって、いきなりデート誘って付き合える訳じゃないってのはさすがに分かってるぜ」

稲本「ただ、今よりもうちょっと進んだ関係になりたいっていうかよー。仲良くなりたいんだよ！」

目賀「まずは仲を深めたいと。しかしいきなりデートは……うーむ」

大田原「なら丁度いいのがあるぞ。さっきミリアが言っていたのだが……」

大田原「冬休みになって全員が帰省する前に、多目的ホールを借りてクラスで早めのクリスマスパーティーを行う事になったぞ！」

目賀「おお、都合のいい展開でござる」

881 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/12/19(金) 23:22:25.87 ID:tkviWXbo0

更新おつー

882 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/19(金) 23:22:31.12 ID:LCTUdeiGO

稲本「！　瑠散ちゃんも来んのか？」

大田原「無論。そのパーティーで男を見せ、瑠散を魅了したところで誘えば……どうなる？」

稲本「……どうなるんだ？」

大田原「稲本の誘いに応じ、クリスマスの仕事終わりに逢引きできる！　……やもしれん！」

稲本「おおおおお！」

目賀「結構アバウトな作戦なのでは……」

大田原「なあに、パーティー中もワシらがフォローすれば完璧よぉ！　これぞ羅愛武羅愛武作戦っ！！」

伊田「待て、そのフォローって俺らも入ってんのか？　冗談じゃねえぞ！」

安藤「というかフォローって何するんだよ……パーティーだろ？」

883 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/19(金) 23:25:23.08 ID:LCTUdeiGO

大田原「稲本は話を聞いてもらえるようにまずは誠実になる事。瑠散だけに真剣になる事、つまり……」

大田原「パーティー中は瑠散以外の女子を視界にすら入れん事である！！」

稲本「うう、きっちい……」

目賀「まあそこまでしなくともナンパなどをしなければ。要するに他の女子に尻尾を振るなという事でござろう」

稲本「いやームズいって！　無意識にやっちまうかも」

大田原「確かにいきなりは無理かもしれん。だからそこをワシらがフォローする！」

安藤「ああ、つまり稲本が他の女子にちょっかいかけそうになったら俺達で諌めるって訳か」

伊田「普段とやる事変わんねえな。それならやってやってもいいけどよ……」

伊田「コイツが行き過ぎた事やったらしばけばいいんだろ？　不動もついでに面倒みてやるよ」

稲本「お、お手柔らかに頼むぜ……？」

884 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/19(金) 23:27:29.81 ID:LCTUdeiGO

大田原「フォローに関してはそれで良し！　そして、稲本にはやってもらう決め手がある……」

稲本「決め手っつーと？」

大田原「それは…………プレゼント攻撃でああああああるっ！！」

安藤「プレゼント……」

伊田「攻撃だ？」

大田原「贈り物とは誰がもらっても嬉しいもの。渡す事そのものが、好意を持っている事を伝える！」

大田原「しかもクリスマスパーティーという事もありプレゼントを渡す行為が不自然ではない！」

安藤「なるほど確かに……。意外に考えていたんだな」

大田原「瑠散のハートを握りつぶすような、心にくるプレゼントを選ぶんじゃああああ！！」

目賀「それやりすぎでござる！　せめて掴むだけで！」

稲本「プレゼントか、なーる。けど何がいいのかサッパリ分からねー……」

伊田「女の喜ぶ物つったら服とかアクセサリーじゃねえのか？　あと化粧品とかか」

885 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/19(金) 23:29:42.28 ID:LCTUdeiGO

大田原「ワシのオススメは花である！　今の時期なら胡蝶蘭がよい」

稲本「花ぁ？　無線ランだかなんだか知らねーけどキザすぎね？」

大田原「何を言う。花をもらって喜ばん女子などおらん！　それにコチョウランじゃああああ！！」

安藤「いいんじゃないか？　さっき伊田が服やアクセサリーや化粧品って言ったけど……」

安藤「瑠散はモデルだし、もしかしたらそういうのは使う物が決まってるかもしれない」

伊田「ああ、そういやそうか。無駄になる可能性もあるな」

稲本「でも花っつってもな……」

大田原「ふっ、ならばいいことを教えてやろう。胡蝶蘭の花言葉である！」

大田原「それは『清純、純粋』、そして……」

大田原「……という意味がある。どうじゃあっ！！」

安藤「へえ、初めて知ったよ。花言葉って色々あるんだな」

稲本「おーっ、いいじゃんいいじゃん！　シャトルラン！」

大田原「ヌハハハハ、そうであろう！　しかしコチョウランじゃあああああ！！」

886 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/19(金) 23:31:38.15 ID:LCTUdeiGO

稲本「うっし、じゃあそのコ……ラン……。……その花の花束をプレゼントすりゃいいんだな！」

大田原「待て、胡蝶蘭は高いぞ。飾れるようにも数本でよい」

安藤「プレゼントも決まったけど、パーティーの作戦はこれで全部か？」

大田原「うむ。パーティーで他の女子に見向きもしない真摯さを見せ……」

大田原「談笑し、盛り上がった所でその花を渡す！　このメッセージを受け取れば瑠散も振り向くであろう！」

稲本「おおおおおおおお！」

安藤「……そんなに上手くいくのか？」

伊田「いくわけねえだろ……」

目賀（今気づいたでござるが瑠散殿が花言葉を知らない可能性もあるのでは……）

　　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　　：

887 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/19(金) 23:37:13.46 ID:LCTUdeiGO

　―　パーティー当日　―

ミリア「レッツパーリィ！　スタートでーす！」

大田原「乾ッ、杯ッ！！」　

椰和原「はっ、はいいいいいっ！」　ｶﾞｼｬｰﾝ！

本多「椰和原さん力込めすぎですよ！　コップが！」

真理木「大きなクリスマスツリーね。もしかして本物のモミの木？」

大田原「その通り。ワシが育てた！」

不動「……このパーティー、余興とかはあるのか」

ミリア「あとでマジックショーをやりますよ！　ソウヘイくんもなにかしますか？」

不動「いや……なるほどな、分かった」

ミリア「？」

安藤「パーティーが始まったけど、これからどうするんだよ？」

大田原「まあ待て。今は立食中であるから皆集まっているが、その内散り散りになるはず……」

大田原「まず稲本と瑠散を二人きりにさせるぞ。瑠散の周りに人がいない機会を狙う！」

安藤「でもあいつが一人でいる機会なんてそうそうないと思うけどな……」

888 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/19(金) 23:40:16.19 ID:LCTUdeiGO

伊田「そういや稲本はどうした？」

目賀「稲本殿は……向こうのテーブルにいるようでござる。瑠散殿も一緒で……」

瑠散「わあ、豪勢な料理ですねー。誰が作ったんですか？」

桐子「あたしと、国定とか大田原とかで作ったっす。いうほど豪勢でもないっすよ」

国定「チキンはお店で買ってきたものだよ。あ、御々崎さんも料理得意みたいだったから手伝ってもらったんだ」

御々崎「言わなくていいっつの……」

稲本「マジで？　さっすが御々崎ちゃん！　料理の腕だけじゃなくてスタイルも……」

目賀「ふん！」　ｶﾞｯ

稲本「ふぐっ！？」

伊田「……ちょっと裏に連れていくぞ」

安藤「あ、ああ……」

889 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/19(金) 23:44:27.60 ID:LCTUdeiGO

伊田「てっめえ、やる気あんのか！　一言目から軽口ってどういう事だコラァ！」

稲本「つ、ついノリで！」

目賀「先が思いやられるでござる……」

安藤「大丈夫かよ……。そういえばちゃんと花は用意したのか？」

稲本「それは持ってるって、ホラ。オレの手持ちじゃこのくらいしか買えなかったけどよ」

大田原「充分充分。さて瑠散の周りにはまだ人が……」

890 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/19(金) 23:46:53.62 ID:LCTUdeiGO

ミリア「ダイちゃん！　そろそろマジックショーはじまりますよ！」

大田原「何ィッ！　もうそんな時間かあっ！？」

安藤「大田原、マジックショーって？」

大田原「ふっ、この後の余興よ！　ワシの体が切断される様をしかと見るがいい！」

ミリア「ネタバラシはダメですよ！」

稲本「おいオッサン、オレのフォローは！？」

大田原「お前さんなら大丈夫、ワシが教えられる事はもうない！　しかし最後に一つだけ……」

大田原「男ならブチ当たって、欠片も残さず砕けるんじゃああああああっ！！」

稲本「それダメなパターンじゃねーか！」

大田原「ぬはははは、健闘を祈っとるぞ！　上手くいったら二人でマジックを見に来るがいい！」

ミリア「よくわからないけど、シモンくんガンバってください！　シーユー！」

891 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/19(金) 23:49:44.59 ID:LCTUdeiGO

真理木「伊田は……いたいた。あれ、アンタ達ここで何やってんの？」

安藤「真理木。いやちょっとした会議というか……」

伊田「一体どうしたんだよ。俺になんか用か？」

真理木「……不動をなんとかしてくれない？」

伊田「……何があった」

真理木「余興でスリーサイズ当て大会やるとか言い出してさぁ、私じゃ止める自信がない……」

伊田「はしゃぎやがってあの野郎……。よし任せろ、殺す」

安藤「殺すのか！？」

伊田「俺は不動をしばいてくる。悪いがしばらく抜けるぞ！」

稲本「えっ、おい！　ちょ待てよ！」

真理木「なんかよく分からないけど、不動を叱ってもらったら返すから。ゴメンね！」

892 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/19(金) 23:52:07.98 ID:LCTUdeiGO

安藤「二人とも行っちゃったな……」

稲本「裏切りものー！　薄情野郎ー！」

目賀「……むっ。稲本殿、あちらを見るでござる！」

稲本「へ？　どこ？」

目賀「クリスマスツリーの辺りでござる。今なら瑠散殿の周りには満殿のみ。好機では？」

稲本「おっマジだ。行くしかねえ、安藤も来い！」

安藤「……え、俺も？」

稲本「二人きりになるには満ちゃんを連れてく役が必要だろ。お前に任す！」

安藤「いや連れてくってどうやって……お、おい！？」

目賀「ご武運を。拙者は陰から見守るとしよう……いや決して何もしないという訳ではなく」

893 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/19(金) 23:55:11.04 ID:LCTUdeiGO

稲本「おっす、瑠散ちゃん満ちゃん！」

瑠散「おっす！　飲んでますかー！」

安藤「飲んでないって……。そもそもアルコールなんて無いだろ、あったら伊田に怒られるぞ」

満「あはは、そうだね。今も不動くんに怒りながらすごい事してるし……」

安藤「あ、ああ……」

安藤（しかし、満を連れ出すなんてどうすればいいんだ……？）

稲本「あー、っとそうだ満ちゃん。実はさ！」

満「？」

稲本「安藤が満ちゃんに大事な話があるらしいぞ！」

安藤「」ﾌﾞｯ

満「」ﾌﾞｯ

安藤（いくらなんでも無理矢理すぎるだろ！？）

894 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/20(土) 00:00:00.07 ID:zWLNBP7JO

瑠散「ほー、どんな話なんですか安藤くん～？」

安藤「い、いやそれは……」

安藤（俺も知らないんだよ……！）

満「………………」

安藤（というか来てくれるのか？　黙っちゃったけど……）

稲本「ちょっと向こうで二人で話して来いよ。ほらほら！」

瑠散「満ちゃんもどうぞごゆるりと！」

安藤「瑠散もなんでそんな……。えっと、とりあえず向こうで？」

満「………………」

満「は、はい……。……うん」ｶｱｱｧ

安藤（……あれ、なんだこの空気？）

稲本（あれ、なんか良い雰囲気になってね？）

瑠散（満ちゃん、ファイト！）

895 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/20(土) 00:02:58.82 ID:zWLNBP7JO

稲本（とりあえず安藤達は行ったけど……）

瑠散「いやー、いいことしましたね！」

稲本「ん、んー……なんか腑に落ちねーけど」

稲本（まあ安藤と満ちゃんの事はともかく、二人っきりになれたし……）

稲本（今日のオレは、いやいつでもオレは瑠散ちゃん一筋なんだ！　真剣にならねーと！）

瑠散「そうだ稲本くん、ミリアちゃんのマジックショー見に行きます？」

瑠散「宗海ちゃんや御々崎ちゃんも手伝いで出てるみたいですよ！」

稲本「えっ、マジ……じゃなくて。実はオレも瑠散ちゃんに用があるっつーか、ちょっと話さない？」

瑠散「？　いいですよ！」

　　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　　：

896 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/20(土) 00:05:34.26 ID:zWLNBP7JO

ミリア「お次はー……あれ、マジックに使うロープがないですよ？　ホワッツ？」

御々崎「……あそこにあるやつじゃないの」

ミリア「オー、そうです！　ムネミちゃん、そこのロープ持ってきてくださーい！」

椰和原「こ、これですか？　い、今そっちに持っていきます……」　ｸﾞｯ

大田原「……むっ、ロープがツリーに引っかかっとるぞ！」

椰和原「え？　な、なんですか？」　ｸﾞｲｯ

ぐらぁ……

ミリア「アッ、ツリーが倒れちゃいますよ！？」

　　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　　：

897 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/20(土) 00:07:37.88 ID:zWLNBP7JO

稲本「用っつーのは実は……」

ぐらぁ……

ミリア「アッ、ツリーが倒れちゃいます！」

稲本「へっ？」

大田原「危険である！　ツリーの近くにいる奴は離れるんじゃあ！」

瑠散「……えっ？」

稲本「……！　瑠散ちゃん危ねえ！」ﾊﾞｯ

瑠散「きゃっ……！」

898 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/20(土) 00:09:47.98 ID:zWLNBP7JO

瑠散「う……。あれ？」

稲本（うわ瑠散ちゃん良い匂い……じゃなくて）

稲本「何も落ちてこねえ？　どうなったんだ？」

目賀「ふう……少し危ない所でござった。一応お二人を見ていてよかったでござる」

大田原「おお、目賀！　倒れる前に支えてくれたか！」

ミリア「クラマルくんナイスです！」

椰和原「す、すみませぇん！　わ、私き、ききき気づかなくって……！」

稲本「倒れなかったのか、あっぶねー……あ、瑠散ちゃんゴメン！」

瑠散「あっ、はい……」

899 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/20(土) 00:11:33.07 ID:zWLNBP7JO

稲本「わり、咄嗟に抱き寄せちまって。痛かった？」

瑠散「いえ……稲本くんが引っ張ってくれてなかったら、私避けれなかったかもしれません」

瑠散「助けてくれてありがとうございます！」

稲本「い、いやあ。怪我なくてよかったーマジで！」

稲本（あれ、もしかしてオレの株上がってる……！？）

瑠散「稲本くんのおかげですよ。そういえば、用があるって言いませんでした？」

稲本「用……そうだ忘れてた！」

稲本（……今、渡すしかねえ！）

900 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/20(土) 00:13:50.44 ID:zWLNBP7JO

稲本「瑠散ちゃん。ちょっと早いけど、これクリスマスプレゼント」

瑠散「えっ？」

稲本「これからも仲良くしようぜ、って事で受け取ってください！」

瑠散「わっ、カワイイお花。これなんてお花なんですか？」

稲本「えっとコ……コ……。……ゴメン、忘れた」

瑠散「ふふふふ、稲本くんらしいですねー。でもありがとうございます！」

稲本「くっそ、花言葉とかにも意味あんのに……」

瑠散「花言葉？　例えばヨロシク上等とかですか？」

稲本「いや、そういうのじゃないんだけどさ……」

稲本（花の名前が出てこないから花言葉だけ言っても締まらねえし……）

稲本（メッセージも伝えらんねえとか何やってんだよオレ……）

稲本（くそっ、もう言いたい事全部言っちまえ！）

901 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/20(土) 00:15:32.36 ID:zWLNBP7JO

稲本「……オレ、今日から、じゃなくてずっと瑠散ちゃん一筋なんで！」

稲本「瑠散ちゃんからしたらファンの一人かもしれないけど、オレ本気だから！」

瑠散「本気って……。………………」

瑠散「……アヤシイですねー。稲本くんが女の子大好きなのは知ってるんですよ？」

稲本「嘘なんかじゃねーって！　オレはもっと瑠散ちゃんと仲良くしたいって、これガチ本気マジなんで！」

稲本「とにかく何が言いたいかっつーと……これからもヨロシク！」

瑠散「ふふっ。そうですね、これからも応援よろしくお願いします！」

瑠散「……稲本くんが私一筋だって言ってくれるなら、すごく嬉しいですよ？」

稲本（…………！）

稲本「……瑠散ちゃん、クリスマスって仕事の後に時間あったりする？　よかったらオレと」

瑠散「無理です！」

稲本「」

902 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/20(土) 00:17:32.10 ID:zWLNBP7JO

稲本「う…………うおおおおっ！」ﾀﾞｰｯ

瑠散「クリスマスは本当にスケジュールギチギチでほとんど時間ありませんから……って行っちゃいました？」

瑠散「……でも助けてくれた時、カッコ良かったですよ♪」

　　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　　：

大田原「マジックから戻ったぞ！　生還じゃああああ！」

伊田「もうパーティーも終わりだぞ。稲本の奴はどうした？　つーか安藤もどこだ」

目賀「安藤殿は拙者も見てないので分からんでござるが、稲本殿なら先程……」

稲本「うおおおおお！　ちくしょおおおおおっ！」

目賀「盛大に断られた所でござる」

伊田「らしいな」

903 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/20(土) 00:19:50.56 ID:zWLNBP7JO

大田原「はっはっはっは、見事に砕けたか！　漢らしいぞ稲本ォ！」

稲本「うるせー笑うなよぉ！　やってられっか……二次会でカラオケ行くぞ！」

伊田「はあ！？　もう十分だろ……俺は行かねえぞ」

稲本「お前途中でオレを見捨てたじゃねーか！　また逃げんのか！」

伊田「見捨ててねーよ、逃げた訳でもねーだろうが！？」

稲本「オレの歌を聞けぇ！　失恋ソング熱唱してやらぁ！」

目賀「まさに自暴自棄……」

大田原「ぬはははは、ここまで来たら最後まで付き合うぞ！　好きなだけ叫ぶがいい、愛を！」

伊田「マジかよ……」

　　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　　：

904 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/20(土) 00:22:17.40 ID:zWLNBP7JO

　―　翌日　―

瑠散「～♪」

満「今日の衣装は……あれ？　お姉ちゃんが花を飾ってるなんて珍しいね」

瑠散「満ちゃん！　昨日安藤くんとはどうだった～？」

満「な、何でもないよ！　そ……それよりその花、ファンの人から？」

瑠散「ファン……ファンって言ってもいいのかな？　でも満ちゃんも知ってる人だったりして！」

満「へえ……？　確かこの花は胡蝶蘭だっけ。綺麗に咲いてるね」

瑠散「うん綺麗。そっか胡蝶蘭っていうんだ」

瑠散「そういえば満ちゃん、この花の花言葉って知らない？」

満「聞いた事はあるよ。えっと確か……」

満「花言葉は『清純、純粋』、そして…………『あなたを愛しています』。じゃなかったかな」

瑠散「そ、そうなんだ。……そっか、『本気』って本当に……」

満「確かそうだったはず。どうかしたの？　顔がちょっと赤いような……」

瑠散「……何でもない！　さあ、応援してくれてる人達の為に今日もお仕事頑張りますよ！」

【CHAPTER　０４　EXTRA　『稲本、本気で恋する５秒前……？』　……END】

905 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/20(土) 00:25:02.82 ID:zWLNBP7JO

以上、稲本メインの青春話でした。らーぶらーぶ

906 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/12/20(土) 00:59:34.21 ID:lDxvacid0

乙
安藤と満は何を話したのだろう……

907 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]：2014/12/20(土) 07:40:44.68 ID:SHHOtrQ6O

安藤＆満の話も気になるし、稲本＆瑠散の今後もめっちゃ気になる…

908 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2014/12/20(土) 12:15:36.55 ID:eD0Ys10A0

乙乙
いやー、いいっすねー
でもこういうの見る度に退場組が悔やまれるな……もう男子のこの掛け合いが見れないとは
あと原井ちゃんに一言くらいセリフを下さい(嘆願)

909 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga sage]：2014/12/20(土) 15:57:07.09 ID:MJGtLlkaO

>>908
長かったところ切ったら原井さんのセリフがなくなっていた…
パーティーにはちゃんといるのでご安心を。

>>888のあたりでこんな会話がありました

瑠散「わあ、豪勢な料理ですねー。誰が作ったんですか？」

桐子「あたしと、国定とか大田原とかで作ったっす。いうほど豪勢でもないっすよ」

原井「そうだったのですか。知らせてくれれば私達もお手伝いしましたのに」

瑠散「そうですよー。今からでも何か作りましょうか！」

桐子「いや間に合ってるっす！」

国定「ははっ。チキンはお店で買ってきたものだよ。あ、御々崎さんも……（本編に続く）」

910 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga　sage]：2014/12/20(土) 15:58:30.48 ID:MJGtLlkaO

ちなみに、冬休みが始まって数日で大体の人は実家に帰省しますが、何人か例外もいます

・年末ギリギリまで学園にいる人
真理木……実験や研究などのため
大田原……学園で栽培している植物の世話のため

・ずっと寮で過ごす人
国定、不動、目賀、御々崎

希望ヶ峰の冬休みの間の寮システムは分かりませんが、こういう感じで。

911 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2014/12/20(土) 21:34:21.06 ID:PsXcsEf6O

>>909 原井ちゃんいたか安心したぜ

椰和原ちゃんは山籠りして年を越すのかな

912 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/24(水) 23:18:33.70 ID:TNH20HUgO

【小ネタ　『寮居残り組のクリスマスイヴ』】

　―　１２月２４日　―

真理木（今日はクリスマスイヴ。といっても特別何かある訳じゃない）

真理木（まあ今までのクリスマスだって何かした覚えもないけど。友達とも家族とも……）

真理木（……クラスの皆は大体もう帰っちゃったからなあ。……実験してよ）

　　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　　：

真理木「本当に特に何もないまま夜になってしまった……。いやまあ当たり前だけど」

真理木（誰か誘って出掛けようかな。男子は……今日誘うのはさすがにアレだから御々崎さんと）

真理木「部屋にいるかしら。まだ寝てないとは思うけど」

　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　：

913 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/24(水) 23:24:23.15 ID:TNH20HUgO

国定「さてと、そろそろ出掛けようかな」

不動「今からどこか行くのか。外は寒いぞ」

国定「某所で非公式のチェス大会があってね。オモシロい人が結構集まりそうなんだ」

不動「……酔狂なものだ。今日が何の日か分かっているのか」

国定「クリスマスイヴでしょ？　けど祝うのは冬休み前に皆でパーティーをしたし」

国定「まあ、わざわざこんな日に賭け事をするのかって言われると自分でもそう思うけどね」

国定「けどそんな酔狂な人達が集まって身を削って勝負するなんて……ワクワクしてこない？」

不動「……そうだ。だが違う」

国定「え？」

不動「今日は夜を共に過ごすカップルが一年間で最も多い日だ、つまりセッ」

ｶﾞﾁｬｯ

大田原「おう不動、国定ァ！　二人も出かけるのか？」

不動「……どうした、大田原」

国定「やあ。いいタイミングで助かったよ……」

914 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/24(水) 23:27:51.34 ID:TNH20HUgO

国定「二人も、というと大田原クンも出かけるんだ」

大田原「ああ。栽培したクリスマスツリーの様子を見にな！　二人も来るか？」

不動「……いや、遠慮しておこう」

国定「ボクもこれから用事なんだ。残念だけど今日は行けないな」

大田原「そうか！　展示は明日もされている。見てみるといいぞ！」

大田原「そういえば目賀はどうした？　朝から見ないが」

国定「仕事らしいよ。忍者の仕事……かな？　彼も大変だね」

大田原「ふむ、そうか……おっといかん、もうこんな時間か！」

国定「ボクも行かないと。そうだ、クリスマスだし明日には残ってる人たちで何かしようか」

不動「……ああ。それもいいかもしれないな」

　　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　　：

915 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/24(水) 23:34:20.17 ID:TNH20HUgO

不動「…………。そろそろに部屋に戻るか」

ｶﾞﾁｬｯ

真理木「ちょっと、誰かいる！？　あれ、不動だけ？」

不動「……どうした、78㎝。他の奴らなら出掛けているが」

真理木「そっか……参ったなあ。アンタだけでも手を貸してくれない？」

真理木「個室にいったら御々崎さんが倒れてて……風邪みたいなの」

不動「……何？」

916 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/24(水) 23:40:09.63 ID:TNH20HUgO

　―　御々崎の個室　―

御々崎「…………はあ、はあ……」

不動「顔が真っ赤だが……インフルエンザではないのか」

真理木「さっき診てみたけど違うみたい。ただの風邪だけど、症状が重いわ」

真理木「冬休み中だから先生達もいないし、私達でなんとかしないと」

不動「薬は飲ませたのか？」

真理木「それが保健室が開いてなくて。罪木ちゃんが鍵を持って帰っちゃったのかな」

不動「……罪木？」

真理木「ほら、一学年下の保健委員の子」

不動「ああ、89㎝だったか」

真理木「そこだけハッキリ覚えるんじゃない！」

御々崎「…………う、ううん……」

真理木「ってやってる場合じゃなくて……」

917 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/24(水) 23:46:14.65 ID:TNH20HUgO

真理木「とにかく風邪薬を買ってこないと。それと何か食べられそうな栄養がつく物を用意しましょう」

不動「食堂は開いているが料理人はいないぞ。誰が作るんだ」

真理木「アンタか私しかいないでしょうが。といってもアンタは料理下手だし……」

真理木「私が作るしかないか。不動は風邪薬を買ってきて」

不動「……お前が作るのか？」

真理木「馬鹿にしないで。お粥ぐらい作れるわ」

不動「……調理時間はどれくらいかかるんだ」

真理木「えっと、分量を精密に量ったりして……１、２時間くらい？」

不動「……今、何時だ」

真理木「７時くらいね。…………」

不動「………………」

真理木「わ、分かったわよ。食べ物も買ってくればいいんでしょ！　私も行くわよ！」

　　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　　：

918 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/24(水) 23:51:27.16 ID:TNH20HUgO

真理木「うわ、外寒っ。今日こんなに寒かったんだ」

不動「不健康だな……一度も外に出なかったのか？」

真理木「う、うるさい。それになんだか人も多いけど……」

真理木（あ、そっか今日はクリスマスイヴだった。だからカップルが多いんだ）

真理木（……ていうかこれ、もしかして……）

不動「それで、薬と食事はどこに買いに行くつもりなんだ」

真理木（傍から見たら私達もカップルに見えるんじゃ……）

不動「……おい、78㎝」

真理木「な、何！？」

不動「……一体どうした。寒くて乳首でも立ったかうっぐぅ！」　ﾄﾞｺﾞｫ

真理木「……死ね！」

919 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/24(水) 23:54:26.85 ID:TNH20HUgO

　―　どこかのデパート　―

真理木「とりあえずインスタントお粥と果物とスポーツドリンクと……」

不動「……野菜ジュースもいいんじゃないか。85㎝は好んでいただろう」

真理木「そうね。じゃあそれを買ってきて。私は風邪薬を買ってくるから」

不動「了解した」

　　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　　：

真理木「風邪薬と、冷えペタも買っておいた方がいいかな」

不動「買ってきたぞ。そっちはまだか」

真理木「不動。ちゃんと買ってきた？」

不動「ああ。果物も買ったぞ」

真理木「果物ってその中に入ってるのはバナナ？　…………」

真理木「……いや、さすがに考え過ぎか。バナナは栄養ある果物だしね」

不動「……くくく」

真理木（不安……というか不穏……）

920 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/25(木) 00:10:37.50 ID:1YgLhfR4O

店員「あの、カップルさんですか？　今ならお買い上げいただいたカップルの方々にくじをやってますよ！」

真理木「いっ、いえ！　ただの学校の友達で……」

不動「ああ。ただバストサイズを知っているだけの仲だ」

真理木「事実だけどやめてよ！　私が教えた訳じゃないし！」

店員「は、はあ。進んでるんですね……まあとにかくくじをどうぞ！」

真理木「あ、あのホントに違うんで……」

不動「……引かないなら俺が引くぞ」

真理木「あ、ちょっと……」

店員「はい、これは……おめでとうございます、２等です！」

真理木「え、えええええええ！？」

店員「２等は本デパートで販売しているネックレスになります。彼女さんへのプレゼントにぜひ！」

真理木「う、嘘……」

不動「……そうか。ならもらっておくか」

店員「えっ」

真理木「えっ」

真理木（……ってくれないんだ！　い、いや決して不動からもらう事を期待してた訳じゃ……）

不動「………………」

921 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/25(木) 00:13:13.65 ID:1YgLhfR4O

　―　御々崎の個室　―

真理木「インスタントだけどお粥を持ってきたわ。御々崎さん食べれる？」

御々崎「ん……」ﾊﾟｸ……

真理木「食欲はあるみたいで良かったわ。風邪薬も買ってきたから」

真理木「喉が乾いたらスポーツドリンクがあるし、不動が野菜ジュースも買ってきたわ」

真理木「あとそれから……」

御々崎「……もう、いいから。静かにして……」

真理木「あ、ゴメン。うるさかったわね……」

御々崎「………………」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

真理木「そうだ、食べ終わったら一度服を着替えましょう。汗かいてるでしょ」

不動「何？　着替えなら俺も手伝うぞ」

御々崎「くたばって」

真理木「良かった、食べてちょっと元気になったみたいね。不動は出ていきなさい」

　　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　　：

922 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/25(木) 00:17:48.39 ID:1YgLhfR4O

　―　食堂　―

真理木「ふう……」

不動「……85㎝の様子は？」

真理木「着替えて薬を飲んだら寝ちゃった。見つけたときより具合が大分良くなったわ」

真理木「あの分なら明日には治るんじゃないかな。大事がなくて良かった」

不動「そうか。……78㎝、これをやる」

真理木「え、何……缶コーヒー？」

不動「さっき俺の分のついでに買ってきた。一本はお前の分だ」

真理木「もしかしてねぎらってくれてるの？　サンキュー」

不動「………………」ｺﾞｸ

923 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/25(木) 00:22:30.90 ID:1YgLhfR4O

真理木「じゃあ、私もいただこうかな」

不動「……これもやる。受け取れ」

真理木「えっ、これ……さっきのネックレス！？　くれるの？」

不動「使えるかと思ったが完全に女物だった。俺が持っていても仕方がない」

真理木「あ、ありがと……」

不動「………………」ｺﾞｸ

真理木（初めて男の子からクリスマスプレゼントもらっちゃった……）

真理木（……ど、どうしよう。今、不動の顔見れない……）

不動「……飲まないのか、コーヒー」

真理木「い、いや飲むから！」ｺﾞｸ

真理木「…………苦っ！」

　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　：

924 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/25(木) 00:24:33.02 ID:1YgLhfR4O

　―　翌日　―

目賀「むう……」

国定「うーん……」

大田原「うむむむむむむむ……！」

真理木「おはよう。どうかしたの？」

国定「「真理木さん。いやさっき御々崎さんが食堂に来たんだけどさ……」

目賀「厨房にて調理した後さっさと部屋に戻っていったのでござる。そしてこれを真理木殿にと」

真理木「え、これって……ケーキと、お粥？」

目賀「ケーキはまだ分かるでござる。しかし何故お粥？　しかも割と完成度が高い……」

大田原「昨日、何かあったのか？」

真理木「きっとお礼、って事かな？　よかった。風邪は治ったのね」

真理木「うわっこのお粥美味しい。女子力高い味がする……」

国定（どんな味なんだろうそれ……）

925 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2014/12/25(木) 00:27:07.26 ID:1YgLhfR4O

大田原「つまりこれは御々崎からのメリィッ、クリスマスッ！　という事じゃな！」

目賀「そこまで力強いメッセージではないと思うでござるが……」

真理木「お粥がお礼なら、ケーキの方はそうかも。さすがに私だけじゃ食べきれないから分けましょうか」

国定「なら御々崎さんも呼んで後で食べようか。クリスマスだし丁度いいや」

真理木「後でって、何かするの？」

目賀「真理木殿と大田原殿が帰る前に何かするのも良いかと思い、皆で集まろうかと話していたでござる」

大田原「ワシの育てたクリスマスツリーでも見に行くか！」

真理木「へえ……いいわね。楽しそう！」

真理木（メリークリスマス、か。今年は楽しいクリスマスになりそう……♪）

不動「……俺には無いのか？　お礼」

【小ネタ　『寮居残り組のクリスマスイヴ』……END】

926 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2014/12/25(木) 01:40:49.75 ID:WcAOVH3L0

くそっ可愛いな二人とも爆発しろ！

927 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2014/12/25(木) 02:09:32.56 ID:czv7KtwgO

乙
ミミちゃん不器用だけどいい子やなぁ
不動と真理木もかわええよ

928 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2014/12/26(金) 02:17:07.74 ID:Uq8gZp5i0

あー、良いっすな〜
末長く爆発してください

929 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2015/01/02(金) 16:44:26.32 ID:Rv4TP+y40

爆発してしまったがな…

930 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga　sage]：2015/01/08(木) 19:09:24.55 ID:7w9HPc7MO

更新が滞ってしまってすみません…
１月中は忙しいのでスローペースで更新する事になりそうです。

このスレでもう少しだけ小ネタやってから次スレ立てたいと思います

今日は報告だけ、もうしばらくお待ちください。

931 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2015/01/09(金) 00:00:28.77 ID:mPtDjGut0

待ってるよ

932 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2015/01/13(火) 23:52:03.28 ID:Pl3ubPV3O

【20日目　夜時間】

　―　校舎３F　プール　―

安藤「プールを見てきたけど異常はなかったぞ」

不動「更衣室にも特に怪しい所はない。凶器になり得そうな物ももちろん無かった」

真理木「じゃあこれで３階の見回り終了ね。お疲れ様」

真理木「……あと一日。あと一日経てば動機の件で事件が起きる事は無くなる」

真理木「それが正しい事なのかは分からないけど……」

不動「………………」

安藤「……けど事件を防ぐ為に力を尽くすのは間違ってないはずだ」

真理木「誰にも殺し合いなんてして欲しくない……」

真理木「ええ……。今日は解散にしましょう、また明日」

不動「……ああ」

933 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2015/01/13(火) 23:56:10.46 ID:Pl3ubPV3O

目賀「………………」

934 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2015/01/13(火) 23:57:39.06 ID:Pl3ubPV3O

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　CHAPTER　０３　EXTRA

　　　　『今にも落ちて来そうな星空の下で』　【クロサイド】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

935 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2015/01/14(水) 00:00:52.36 ID:E1pW91+PO

班長達の見回りを隠れてやり過ごし、プールへと向かった。
給水ポンプを止め、プール漕の栓を抜き水を排水させる。
その他にも事前に計画していた準備を淡々とこなしていく。

全てはこの後に起こす事件の為……。
そう、拙者は事件を起こそうとしている。

発表された動機が自分を行動させる要因になったのは確かだ。
昨日モノクマから、自分達の殺し合いと外にいる大勢の命が天秤にかけられている事を聞かされた。

その時から既に頭の中にあった考え……

誰かがやらねばならない、そしてそれは自分がやるべきだと。

936 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2015/01/14(水) 00:03:36.97 ID:E1pW91+PO

忍者は多くの者が助かる道を選ばねばならない。
大勢の人々を救う事ができれば拙者は…………

いやこの考えは雑念……必要の無い事でござる。

準備を終え、呼び出しておいた人物の到着を待つ。

……しかし遅いでござる。もう呼び出しの時間でござるが、まさか気づかれたか……？

…………。戻る、か……

937 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2015/01/14(水) 00:06:40.45 ID:E1pW91+PO

　―　校舎３F　プール前ホール　―

目賀「…………！」

稲本「おっ、服部おっす！」

目賀「……目賀でござる。来ていたのでござるか」

稲本「わりーわりー、生徒手帳失くしてんの忘れててよ。中に入れなかったわ！」

目賀「なるほどそれで……」

稲本「それよかマジかよ？　解体屋ジョージを捕まえられるかもって」

目賀「む……本当でござる。先ほども言ったように稲本殿に協力をお願いしたく」

稲本「任しとけ！　解体されたテレビ……とついでにPCの仇はオレがとる！」

目賀「いや優先順位が違うのでは……。ともかく、拙者が扉を開けるから続いて通るでござる」

稲本「へーいサンキュー」

目賀「………………」

938 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2015/01/14(水) 00:10:46.04 ID:E1pW91+PO

　―　校舎３F　プール　―

稲本「ふわ、寝みい……」

目賀「………………」

稲本「しっかしマジでジョージはここに来るのかよ？」

あとは睡眠薬を嗅がせて気を失わせれば……

稲本「つーかジョージってどんなヤツなんだ？　オレの中ではオッサンみてーな筋肉ムキムキのイメージなんだけど」

稲本殿を殺し、事件を……

稲本「……なあ、どうしたんだよ目賀？　さっきから変だぜ」

目賀「……！」

939 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2015/01/14(水) 00:13:46.79 ID:E1pW91+PO

稲本「動機とかあったしなんか悩み事か？　聞くだけ聞くぜ、聞くだけだけどな！」

目賀「……こういう時だけ名前を間違えないのはやめて欲しいでござる」

稲本「おい聞いてんのか？」

目賀「……御免」

稲本「んっ、なん、だっ……これ…………」ｶﾞｸｯ

目賀「………………」

　　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　　：

940 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2015/01/14(水) 00:17:04.77 ID:E1pW91+PO

　―　校舎３F　男子トイレ　―

死体をプールから移動させた。あとは犯行に使った物を処理するだけだ。
プールの水も戻しておかなければならない。
無心で必要な事のみを実行していく。

目賀「………………」

死体の顔は眠ったように穏やかで苦しんだ様子は無い。
睡眠薬はよく効いていたようだ。

稲本殿には申し訳ない事をした。しかし誰かがやらねばならなかった……。

ｶﾞﾁｬｯ……

目賀「……！」

椰和原「あ、あの……どなたかいるんですか……？」

941 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2015/01/14(水) 00:20:30.71 ID:E1pW91+PO

目賀「椰和原殿……！」

よりにもよって今どうしてここに……！？

椰和原「めめ、目賀さ…………ひ、きゃあああああああ！？」

椰和原「いいいいい、う、稲本さん！？　なっ、ななななん……！？」

目賀「…………！　拙者が来た時にはすでにこの有様に」

目賀「他の者を呼んでくるでござる。椰和原殿は稲本殿を！」

椰和原「はっ、はっ、ひっ、はいいいっ！　お、おおおおお願いします目賀さん！」

目賀「任せるで……ござる」

……どうすればいい？　一体どうすれば……

椰和原「い、稲本さぁん……！　お、起きて、ますかあ！？」

……今なら気絶させられる。だが……！

942 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2015/01/14(水) 00:23:24.55 ID:E1pW91+PO

目賀「……御免」

椰和原「むっ、ぐっ！？　ん……なん…………」ｶﾞｸｯ

目賀「………………」

だがどうすればいい……。死体といたのを見られた以上、言い逃れはできまい。
このまま生かしておけば確実に……

起き上がる様子の無い椰和原殿を持ち上げ、洗面台に顔を突っ込ませる。
排水口に栓をして蛇口に手をかけて、そして…………

目賀「……くっ」

943 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2015/01/14(水) 00:26:53.90 ID:E1pW91+PO

……モノクマの言った通りなら稲本殿を殺した時点で衛星の墜落は回避された。
これ以上罪を重ねる意味は、いやそもそも……

自分の犯行だとばれないように工作している意味は……？

目賀「…………っ！」

拙者は結局の所…………

椰和原「…………すう……」

目賀「………………」

……いや。もはや今更過ぎる……

　　　　　　　　　　　　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　　：

944 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2015/01/14(水) 00:30:10.43 ID:E1pW91+PO

目賀「………………」

二人目の死体を真っ直ぐにプールへと運ぶ。
何故かポンプが解体されていたというアクシデントはあったものの、急遽考えた偽装工作を黙々と行っていった。

だが最初とは違い頭には疑問がずっと渦巻いていた。

最初はそのつもりだった。だが…………

拙者が殺した理由は本当に正義の為だったのか……？

CHAPTER　０３　EXTRA　『今にも落ちて来そうな星空の下で』　【クロサイド】……END

　→　CHAPTER　０３　『今にも落ちて来そうな星空の下で　非日常編』

945 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2015/01/14(水) 00:32:01.01 ID:E1pW91+PO

3章事件の目賀視点でした。

後日、もう一つ小ネタをやってから次スレを立てる予定です

946 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2015/01/19(月) 04:09:03.88 ID:XmgV1geS0

目賀の犯行録、リクエストに応えていただきありがとうございます

描写が生々しいというかかなりリアルな感じがしてすごい好きです

できればまたch4もお願いしたいです

947 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2015/01/25(日) 23:40:32.24 ID:nr4JOyWYO

【29日目　夜】

モノクマ「あーあ、本当に撃っちゃった。そんじゃやっちゃうよ？」

御々崎「………………」

真理木「…………？　あれは御々崎さん？」

モノクマ「召喚！　『グングニルの槍』～！」

御々崎「………………」

真理木「……！　危ない！」

ドスッ！

948 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2015/01/25(日) 23:42:26.59 ID:nr4JOyWYO

真理木「うっ、あ……！」

モノクマ「あらま？」

御々崎「な、何でかばって……！？」

真理木「御々崎さん……逃げて……！」

御々崎「……！　っ……！」　ﾀｯﾀｯﾀｯ

モノクマ「いっちゃった……。もう、イキナリ出てこないでよ！」

真理木「何を、言って……くっ、肩が……！」

モノクマ「けど、これはこれでオモシロい事になってきましたなあ！」

真理木「…………！　どういう事……？」

949 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2015/01/25(日) 23:44:30.18 ID:nr4JOyWYO

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　CHAPTER　０４　EXTRA

　　　　　『ロスト・パラダイス・ロスト』　【クロサイド】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

950 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2015/01/25(日) 23:46:44.62 ID:nr4JOyWYO

真理木「……なによ、それ……」

モノクマ「だから、キミが死んだら御々崎さんがクロになるんだ。この場合はそういう裁定となります」

真理木「ふざけないでよ！　それじゃ、私のやった事は……」

モノクマ「無駄ですね。死ぬ人が増えただけ。犬死に！」

真理木「……っ！　……わ、私が死ななければ、早く治療さえすれば……」

真理木「そのルールなら私が生きていれば御々崎さんはクロにならない……！」

モノクマ「肩に穴空いてるし無理だよ。仮に処置できても栄養が補給出来ないから衰弱死だね」

真理木「ぐっ……」

私のやった事は余計な事だった……？

951 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2015/01/25(日) 23:48:32.66 ID:nr4JOyWYO

モノクマ「さて、御々崎さんの所にも説明に行かないと。ああ忙しい」

真理木「御々崎さんにも……？」

モノクマ「事件のクロが自覚してないんじゃ面白くないしね！」

真理木「……っ…………」

モノクマ「じゃあね真理木さん。良い余生を」

真理木「………………」

……駄目だ。どう考えても正解が無い……

952 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2015/01/25(日) 23:51:05.37 ID:l+BpiIudO

肩から血と共に体中の温度が抜けていく感覚……。

そうか。私、死ぬんだ……

格好つけて出ていって結局助けられなかった……

それどころか何の意味も無いまま死んでいく……？

真理木「痛、い……うう、うあ……」

考えた瞬間、肩の痛覚がはっきりとしてくる。

動かせない腕ではかばう事出来ず、痛みに呻くしかない。

自分が惨め過ぎて涙が出る……

……死にたくない。死にたくない……

953 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2015/01/25(日) 23:53:49.80 ID:l+BpiIudO

ｶﾞﾁｬ……

　「…………。誰かいるのか？」

真理木「！　……っつ、くう……」

誰……？

　「……！　おい、どうした！　何があった！？」

真理木「は、あ……うっ……不動……？」

954 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2015/01/25(日) 23:56:57.19 ID:l+BpiIudO

なんでここに……。よりによって私が瀕死の時に来るの……

不動「くそっ、肩の出血がひどい……。血を止めないと」

真理木「つっ……いえ、いい……」

あれ、なんで断ってるんだろう。どうせ死ぬから？

不動「いい訳があるか。待っていろ、保健室から医療道具を取ってくる」

真理木「…………っ、はあ……」

行っちゃった。人の話くらい聞きなさいよ……

真理木「…………たぶん、もう……」

不動が戻って来てから処置しても間に合わない……

真理木「………………」

……そんなの悔しすぎる。

そっか……。たぶん私、あいつに弱い所見られたくないんだ、悔しいから。

955 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2015/01/25(日) 23:59:06.05 ID:l+BpiIudO

死ぬことはもう避けられない。でもこのまま何も出来ずに死ぬのなんて嫌……

せめて最後くらいは皆の前で強がっていたい……！

…………！

そうだ。私をクロにすれば御々崎さんは助かるはず。
つまり自殺、か……。どうにかして手段は……

銃……ダメだ、持ち手が動かせない。

他に凶器なんて……

956 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2015/01/26(月) 00:00:34.84 ID:Wpvte4TRO

真理木「………………」

いや、一つだけある。

動く方の腕で胸ポケットからなんとか小瓶を取り出す。

いつも使ってる睡眠薬……。この方法ならクロは御々崎さんじゃなく私になるはず。

…………。

ためらってる場合じゃない。意識が切れる前にやらなきゃ……！

真理木「…………ううっ！」ｺﾞｸﾝ

……意識が遠のいていく。これでいい、これで……

957 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2015/01/26(月) 00:02:58.96 ID:Wpvte4TRO

そうだ、自殺って事教えておかないと。薬飲む前にやっておけばよかった……

……血文字、で伝えれば……

…………。

これ、指動いてるの、かな…………

………………。

……あいつ、戻ってきて……いきなり死んでたら、驚くだろ、な…………

……………………。

……じ…………さ…………

ドスッ！

CHAPTER　０４　EXTRA　『ロスト・パラダイス・ロスト』　【クロサイド】……END

　→　CHAPTER　０４　『ロスト・パラダイス・ロスト　非日常編』

958 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2015/01/26(月) 00:08:03.04 ID:Wpvte4TRO

チャプター４真理木視点でした。
応えられてないリクエストもありますがこのスレはここまでとします。すみません

2月初週までは忙しく更新が出来ないと思われます。
更新できそうになったら前日に新スレ立てる予定、このスレのHTML依頼は新スレ立てた時に出します。

本編再開までもうしばらくお待ちください。

959 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2015/01/26(月) 00:18:13.79 ID:xhXyO57s0

チャプター4クロサイド、ありがとうございました
いよいよクライマックス、楽しみにしてます

960 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2015/01/26(月) 01:44:33.31 ID:7Is4GzUX0

あああ…真理木…不動……
次チャプターも待ってますお疲れ様です

961 ： ◆uWgF.nv9ZU [saga]：2015/02/08(日) 23:49:53.71 ID:A9OFA5/TO

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1423406177/

新スレ立てました
明日の21時頃に開始する予定です。よろしくお願いします

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