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あずさ「いつまでも」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/10/19(日) 13:46:35.49 ID:8LevsBJjo
初めて書くのでおかしなところなどが多々あると思いますが
そんなときは軽く指摘してくださるとありがたいです
また書き溜めもなく思いつきで書く数日をかけてのまったり更新になると思います



桜が少しづつ散っていき人々が新しい出会いに

凛とした背中に一抹の不安を宿しながら向かっている季節

自分も例外ではなくこれから新たな立場になり

待ち受けているであろう困難に不安を覚えながらも

自分を変えていかねばという志を身に宿してこれから世話になるであろう所へ向かっていく

上京してきたばかりで余り慣れない人が溢れんばかりの電車から降りたとき

前を通り過ぎた女性に目を奪われた

人で溢れたホームにはあまり似つかわしくない

つい声を上げてしまうほどの美しさに見惚れながら
その女性を表現する言葉さえこの空間に触れさせるのを躊躇うほどに

見惚れていた自分に気づきながらも

自分には表現する言葉が見つけることが出来ないことにもまた

とはいえ場所が場所であるが故すぐに彼は現実に引き戻される






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【安価】上条「とある禁書目録で」鴻野江「仮面ライダー」【禁書】 @ 2025/06/09(月) 21:43:10.25 ID:qDlYab/50
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ツナ「(雲雀さん?!)」雲雀「・・・」ビショビショ @ 2025/06/07(土) 01:30:36.87 ID:AfN9Rsm0O
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【安価コンマ】障害走を極めるその5【ウマ娘】 @ 2025/06/06(金) 01:05:45.46 ID:RaUitMs20
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阿笠「わしの乳首に米粒をくっ付けたぞい」コナン「は?」灰原「は?」 @ 2025/06/04(水) 04:01:13.39 ID:ZjrmryLdO
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/10/19(日) 13:47:51.75 ID:8LevsBJjo
「おい!ちんたらしてんじゃねぇ」

「あっ!すいません」

「いかん、これからプロデューサーになるんだからしっかりしないとな」

「まだ時間はあるし売店でも寄るかな」

売店により飲み物とよく食べるサンドウィッチを手に取り会計を待つ列に並んだとき彼は重大な事に気づく

「…って、サイフがない!?」

「まってくれあの中には定期もカードも入ってるんだが……」

すぐさま商品を棚に戻し列に並んでいた人の視線にも気づかないで走り出した

3 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 13:56:56.15 ID:8LevsBJjo
先ほどのホームで落としたのではないかと思い戻るも

人で溢れた所で小さな物を見つけるのはさすがに厳しく十数分探すも見つけられなかった

「しまった…どこにも見当たらないなぁ」

「今日から導く立場だっていうのに何やってるんだ俺は……」

僅かな希望でゴミ箱を覗いてみるも望んでいたものは見当たらない

「駅員に聞いてみるかな」



トリップ付け忘れてたので今から付けます
4 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 14:05:59.09 ID:8LevsBJjo
「すいません」

「はい、何でしょうか」

「落し物で財布が届いてないでしょうか」

そう尋ねるとあっさりと財布が戻ってきた

「中身も…っよしちゃんとあるな」

「都会なのに親切な人もいるなぁ」

「都会だからこそなのか――そうだといいな」

「っといけないそろそろ向かわないとな」

「初日から遅刻なんてシャレになんないからな」

そういって新たな出会いへと一歩づつ近づいていく

――――
――
5 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 14:12:00.19 ID:8LevsBJjo
目的地はさほど駅からも遠くなく以前にも何度か訪れていたので

迷うことなくたどり着くことが出来た

壊れたエレベーターを通り過ぎ階段を一歩ずつ上がっていく

上がるほどに重くなっていく足を持ち上げて

「後は開けるだけか……」

「いまさら怖気ついてどうするんだ」

「よし!いくぞ!」ガチャ――

6 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 14:21:12.18 ID:8LevsBJjo
扉を開けると開ける音でこちらに気づいたのか

一人の女性が声をかけてきた

「あっ!今日からいらっしゃるプロデュサーさんですね」

「社長がお待ちしていましたよ。どうぞこちらへ」ガチャ―

そういって社長室と思われる部屋の扉を開けて招きいれた

すこし緑かかった髪の女性

(この人もアイドルなのかな?)

そう思いながら部屋に入って行くと見覚えのある顔が待ち受けていた

「うむ、ちゃんと来てくれたようだね」

「さっそくではあるが、まずはプロデュースしてもらうアイドルを決めてもらいたい」

そういうと先ほどの女性が椅子を部屋の真ん中に置いてその正面にモニタを置いた
7 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 14:28:00.10 ID:8LevsBJjo
しばらくするとこの事務所に所属しているであろうアイドルたちの自己紹介が始まった

「この娘たちから選ぶんですか?」

「うむ、彼女たち13人から選んでくれたまえ」

「まぁ初めてのプロデュースなのだからソロデビューになるだろう」
8 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 14:39:26.75 ID:8LevsBJjo
(中々個性的な娘たちだなぁ――)

「――ってあれ!?」

「おや?どうかしたかね」

「こ―この人は――」

「ふむ、三浦あずさ君かね」

「中々個性的だがとてもいい娘だよ」

画面の中には紛れもないさっき駅で見かけた顔があった

「じ…じつは……」





「ふむ、そうえば彼女も君と同じ○△線を利用していたな」

「いやー世界とは狭いものだな。」ワハハ

「もう社長ったら彼女たちのデビューがかかってるんですから」

「ハハ、すまんな。まあとりあえあず続きをみるとしようかな」

「しっかりしてくださいね、まったく」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/10/19(日) 14:54:38.67 ID:+OFymM5h0
期待ー
10 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 14:57:17.57 ID:8LevsBJjo
それからもいくつか自己紹介を見たがあまり頭に入らず

ただひとつの事だけが頭の中を支配していた



「それで、どの娘にするか決まったかね」

「皆良い娘たちだ、よろしく頼むよ」

そういうと女性が一枚の紙を手渡してきた

「これどうぞ名前の隣に書いてある場所に彼女たちが待ってますよ」

「だれか決めたらまたここに来てくれたまえ」

「やる事がいろいろあるからな」

そういうと窓の方に体を向けてどこかを見ている

「わっ私は春香ちゃんがいいと思いますよ」

小声で女性が語りかけてきた

「音無君…」

「ひゃぃ、すいません」
11 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 15:09:08.71 ID:8LevsBJjo
渡された紙を見てみると

「ん?どうやら花屋にいるみたいだがどうして」

「まぁいいかとりあえず迎えに行かないと」

紙に書かれていた地図を見ながらまだ慣れない土地を進んでいく

本当にこれが現実なのだろうか

そう思いながらもアイドルに会ったとき何と声をかけるか

言葉を一つ一つこれからを共に過ごすのだから慎重に

すこしでも早く仲良くしていかなければという気持ちと

女性にあまり慣れていないので失礼な事を言わぬよう

金魚すくいのように一匹を紙を破らず掬い出すために選んでいた
12 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 15:21:08.30 ID:8LevsBJjo
「相手がいくら卵とはいえアイドルとなるとなんて声かければいいんだ…」

頭の中が渦を巻いて混乱していたが

やはり世界とは狭いものであっという間に花屋にたどり着いてしまった

そこには駅で見かけた姿があり花を選んでいる様子だった

(うおお、っと兎にも角にも声を掛けないと)
13 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 15:35:15.03 ID:8LevsBJjo
「すいません、三浦あずささんですか?」

「そうですけど〜、どうかしましたか?」

そう言いながら長い髪をなびかせながらこちらに振り向いた

「あっあの!実は今日から765プロでプロデューサーをやらせていただくことになった――」

「あら〜!本当ですか?」

「それでどうしてここにいらっしゃるんですか?」

「実は……あなたをプロデュースするアイドルに選んだので」

「社長から迎えに行けと――」

「まあ!私をプロデュース!!」

「はい、あなたを」

「なんでまた私なんかを」

「他にも良い娘はいっぱいいますし私なんか一番年上で―」

「いえ、僕はあなたがとても魅力的だったのでプロデュースする事に決めたんです」

「みっ魅力的ってアイドルとしてですよ」

「ふふ、分かってますよ」

「ちょっと聞いてみたかっただけですよ」
14 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 15:43:38.49 ID:8LevsBJjo
「じゃあぱぱっと買い物済ませちゃいますね」

「そうえばあずささんはどうしてここにいたんですか?」

「事務所の花を変えようと思いまして」

「いつも花はここで買ってるんですよ」

「そうですか、それじゃあ僕は待ってますのでどうぞゆっくり」

「社長も待たせてるんですから早く決めちゃいますね」

「それにさっきから選んでてある程度決めてたんです」

そういって彼女は再び花たちの方を向いて選び始めた

その姿を後ろから眺めながらこのなんとも様になっている光景を

ぜひアイドルとして雑誌にのせてやったりしたいなど頭で考えていて

しばらくったったら一つの花束と一輪の花を持って戻ってきた
15 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 15:57:36.30 ID:8LevsBJjo
「プロデューサーさん、これどうぞ」

「私からのプレゼントです」

そういうと黄色い花をそっと渡してくれた

「これは…菜の花ですか」

「はい、菜の花の花言葉には 「快活」 という意味があるんです」

「これから大変なことがたくさんあると思いますがどんなことがあっても乗り越えていけるよう」

「そんな気持ちを込めて差し上げました」

「ありがとうございます!僕もなにかお礼をしないと…」

「いいんですよお礼なんて―」

「でもしいて言うなら」

私とトップアイドルになるまで一緒にいってくださいね
16 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 16:01:19.04 ID:8LevsBJjo
あまりすすんでないですがすこし休憩します
基本的に更新は遅いのです

書いてておもったのですが後数日どころじゃなくなりそうです
一応話の大体の筋は考えてあるのですが中々表現するとなるとつかれますね
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/19(日) 16:21:09.59 ID:e2Ho+MY9O
期待してるぞ
18 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 19:51:05.42 ID:8LevsBJjo
帰宅しましたので続き書いていこうと思います
19 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 20:05:27.08 ID:8LevsBJjo
――――
―――
――

「あずささんはどんなアイドルに成りたいですか?」

そう聞くと足を止めすこし考えこう口ずさんだ

「そうですね〜」

「皆に歌を届けてやさしい気持ちにさせてあげたり」

「ときにはドキドキさせたり」

「笑顔にさせたり」

「そんなアイドルになりたいですね〜」

そういうと鼻歌を軽く歌いながら再び歩き出した

20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/19(日) 20:10:05.90 ID:P8Jl12qOo
一行空けは目が滑るしキャラの台詞の区別ぐらいしっかりしてくれ
あなたはたぶん台本形式の方が向いてると思う
21 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 20:17:01.79 ID:8LevsBJjo
「あずささんらしいですね」

彼女の言葉を聞いてまだあって間もないというのにこの言葉がでた

「そうですか〜ありがとうございます〜」

すこしこちら側を向いてそう言うとすこし笑顔になった彼女に

自分まで笑顔になっているのに気づき

これも彼女の魅力だなと頷きながらすこし早歩きで彼女の隣に並んだ
22 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 20:31:11.43 ID:8LevsBJjo
「おお!三浦君を選んだのかね」

「まぁ理由はあえて聞かないがきっとティンと来るものがあったのだろう」

「さっそくではあるがまずデビュー曲を決めてもらいたい」

「実はだな私からのプレゼントという事でだな」

「一ヵ月後に収録のある音楽番組に出てもらおうと思っているのだが」

「そこで歌ってもらいたいのだよ」

そう言って三枚のCDを手渡してきた

9:02pm ラブリ まっすぐ
23 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 20:38:00.24 ID:8LevsBJjo
「この三曲が今三浦君がレッスンしている曲になる」

「自分一人で決めてもいいしアイドルと相談してもらってもいい」

そういって社長は再び窓のほうを向いた

「はい、わかりました」

「わざわざ番組の出演までサポートしていただきありがとうございます」

そういい部屋から立ち去ろうとすると

「がんばりたまえ、期待しているぞ…」

社長から激励の言葉を貰い後にした
24 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 20:55:43.52 ID:8LevsBJjo
一通り曲を聴いた後彼女にも意見を貰うことにした

「あずささんはどの曲がいいですか?」

「私ですか〜?」

「9:02pmは愛がとても伝わってくる感じでいいですよね〜」

「ラブリは直球的な愛というかそんな感じもいいですよね」

「まっすぐもやさしい曲調が好きですし…」

「あら〜困ったわ〜決められないわね〜」

「そっそうですか、困りましたねー」

恐らく世間がこの曲を聴くのは番組が初めてだろうし

なんとかそこで印象づけなければならない

「っとなると――」

「フフーン」カキカキ

「プロデューサーさんできましたよ!」
25 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 21:03:10.13 ID:8LevsBJjo
「って何ができたんですか?」

彼女の方を見るとそれぞれの曲の名前が書かれた三枚の紙があった

「実は私占いとかも好きなんです」

「なのでここは天に選曲を任せてしまえと…」

そう言った後三枚の紙を裏返してシャッフルし

どれがどれか分からなくなった頃一枚の紙を選んで手渡された

「この曲でいきましょう!いいですよね?」

渡された紙を見てみると

9:02pmと書かれていた
26 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 21:17:36.83 ID:8LevsBJjo
メイクは落とした素顔〜♪

曲を決めた後そこで一旦彼女とは別れ事務所で色々な書類を片付け

また次の日はさっそく歌のレッスンがあるらしいので覗いてみることにし

こうして彼女の歌に浸っていた

「それにしてもあずささんは歌お上手ですね」

「あら〜おだてたって何も出てきませんよ〜」

そう言って微笑む彼女にまた自分もつられて微笑んでしまう

「本当に笑顔も素敵ですね」

「えっ!?もうプロデューサーさんたら〜」

何故か顔を少し赤らめながら小突いてきた
27 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 21:26:12.27 ID:8LevsBJjo
それから何回もレッスンを重ねついに収録の日がやってきた




のはずだったが後少しで収録が始まるというのにまだ彼女はやってこない

心配してさっきから何度も電話を掛けるも出る気配がない

スタッフの方に断りを入れてとりあえず彼女の家に向かうことにした

28 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 21:37:43.31 ID:8LevsBJjo
事務所にも連絡してみるもどうやら何も聞いてないそうだ

とりあえず彼女の家からこのスタジオまでの電車を辿っていくことにした

それにしても彼女はどうしたのか事故にでもあってしまったではないか

そんな不安を頭によぎらせていると駅を一つ乗り過ごしてしまっていた

「何やってるんだ俺は…」

そう言葉を漏らして次に停車した駅で降りた
29 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 21:47:37.67 ID:8LevsBJjo
電車を降りるとそこには見覚えのある姿があった

「あっあずささん!?どうしてここに」

彼女の姿を見た途端グッっと体が脱力したような感覚になった

「じっっ実はですね〜道に迷ってしまいまして」

「プロデューサーさんこそどうしてこk――」

「心配しましたよ!!あずささん」

「急に来ないもんだからてっきり事故にでも遭ったんじゃないかと」

「本当にすいませんでした…」

「いえ、無事なら良いんですよ。とりあえずスタジオに急ぎましょう」ギュ

あっ…

彼女の手を取りスタジオの方向の電車へ急いだ
30 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 21:57:57.02 ID:8LevsBJjo
「「本当に申し訳ございませんでしたっ!!」」

スタジオに着いた直後すぐさま頭を下げた

「まぁそこまで遅れた分けじゃないからね」

「本番でがんばってもらえれば大丈夫だよ」

「はい!わかりました!」

すぐさま準備に取り掛かって軽い発声練習をした後

何回か軽く通して歌いさっそく録音をする事になった
31 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 22:05:55.35 ID:8LevsBJjo
9:02pm

Good night ひとりきり

Make up 落とした素顔

鏡にそっと聞いてみる

ねぇ・・・幸せ?・・・


逢いたい・・・

メールも携帯も

鳴らない (Why?) tears 泣いてるよ

一秒だけでもいい

ずっと・・・


Moonlight 綺麗だね

君にも 届いてるかな?

もし流れ星見つけたら

一つだけ・・・
32 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 22:08:11.30 ID:8LevsBJjo
逢いたい・・・

もっと心が

君へと (yes) ねぇ 送れたら

せめて夢の中で

抱きしめてくれたなら


逢いたい・・・

メールも携帯も

鳴らない (why?) tears 泣いてるよ

一秒だけでもいい

ずっと・・・


ずっと・・・
33 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 22:15:51.57 ID:8LevsBJjo
スタジオが彼女の歌声が支配していた

いや包まれていた

だれも物音一つ立てずに立ち尽くしていた

「あの〜どうでしたか?一回目なのでやっぱりあんまり上手くできてまs――」

「いや、本当によかったですよ!!あずささん」

「練習の時よりもすっごくよかったです」

「本当ですか〜?」

「この曲作詞家の先生から会社から帰宅したOLが一人きりの落ち着く時間」

「そんな風に聞いて社会経験のない私が上手く表現できるか不安だったんですが」
34 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 22:28:14.32 ID:8LevsBJjo
なんと初収録が一発で終わってしまい遅刻こそあったものの

スタッフの方々からも褒めていただいたり

色々な事がありあっという間だったがとても疲れた一日だった

スタジオから事務所に戻り予定より早く収録が終わったので

一週間後に迫っている音楽番組についてミーティングをする事にした
35 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/19(日) 22:35:11.20 ID:8LevsBJjo
すいません今日はここまでです
すこし書くのが遅くなってしまっているので
次のバイトがない日まで書き溜めて置こうと思います
後もう少し文章を考えるのに慣れていかないと
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/19(日) 23:12:13.32 ID:VAfvWDn2o
乙です
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/20(月) 01:48:47.35 ID:QNlvmlFDo
38 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/21(火) 19:11:40.46 ID:ggR78lNAo
すいません更新は明日になりそうです
すこしでも練って書き溜めておきます
39 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/22(水) 20:09:37.04 ID:FlqIVkUvo
彼女に先に会議室に行ってもらい机に資料を取りに行き会議室に向かうと

そこにはきれいに重なり合いそうな二つの影が中に見えた

「あずさお姉ちゃん今度テレビ出るんでしょ→」

「真美たちがあずさお姉ちゃんがしちょうしゃに上手くアピールできるようにアドバイスするっしょ」

「あら〜本当かしら、ありがたいわ〜」

事務所に入って正式に紹介されたときに特に反応が大きかった双子がそこにいた

「こら、今は仕事中なんだから後でな――」

「――って言いたいところなんだが実際どんな方向でアピールするか悩んでてな」

そう言って二人はすこしお互いの耳元でぼそぼ喋った後ニヤニヤしながらこちらを向いた

「むっふっふー、やはりあずさお姉ちゃんと言えばせくちーで攻めるっしょ」

「ボン!キュ!ボン!ですな〜」

やはり想定のできる言葉が返ってきたが相手がまだまだ子供と言う事で

逆にアイドルに頼ろうとしてしまった自分を情けなく思い

戻るように促そうとドアを開けるとそこには鬼の形相をした眼鏡を掛けたスーツ姿の―――

「あんた達!!ミーティングだって言ったでしょうがぁ!!」

「「げっ!?律ちゃん」」


結局書き溜めは殆どできませんでしたすいません
40 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/22(水) 20:22:02.28 ID:FlqIVkUvo
「って何で律子スーツ着てるんだそれにミーティングって」

「え!?社長から聞いてなかったんですか?」

「実は私もプロデューサーになったんですよ」

「もともとこの業界に入ったのもそっちが目的ですからね」

「そうなのか、それでプロデュースするのはその二人か」

「亜美たちだけじゃないかんね!」

「ひびきんとかやよ――」

「ってこらッ!言うんじゃないわよ!」

「デビューはもう少し先になりますけど直ぐに追いつきますからね」

「そうか、お互い頑張ろうな!」
41 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/22(水) 20:53:07.20 ID:FlqIVkUvo
初めてで何人も担当するのは大変ではないかと思ったが

他のアイドルより一足先にアイドルとして活躍していて日ごろから事務の手伝いをしていたし

正直今のプロデューサーとしてのスキルは負けてしまっているであろうし杞憂であろう

「そしてどうしましょうかあずささん」

「そうですね〜やっぱりさっきの亜美ちゃん達の意見も参考にして」

「プロデューサーさんが来る前にも少し話したんですけど」

「私にあるか分からないんですけど、大人の魅力をだしていけば良いって思います〜」

確か双子はにふざけた感じで言っていたがあずささんはその路線の方が良いことは確かだ

となると衣装も

「あっそうそう衣装はいおりんの家にせくちーなの沢山あるからそれ借りればOKっしょ」

「ってこら逃げるなさっさと行くわよ!」

「あらあら〜律子さんも大変ですね〜」
42 : ◆XQht4.e0zuQy [saga]:2014/10/22(水) 21:08:45.61 ID:FlqIVkUvo
「確かに伊織ちゃんのお家にはドレスとか沢山ありそうよね〜」

伊織、水瀬財閥の娘だがこの数週間でも本人はそう思われるのを嫌っていることは直ぐに分かった

確かに衣装になりそうな物はありそうだがそもそも貸して貰えるのだろうか

――――
―――


「あら、いいわよそれぐらい」

「どうせそんな物余ってるったりゃありゃしないんだから」

「そんな事より何時になったら私をプロデュースするわけ?」

「いいあんたがもしもっと能力があったなら今頃スーパーアイドル伊織ちゃんが」

「765プロの顔として世間で盛り上がってるのよ!いい?これは貸しよ」

「次だれかプロデュースするときは私を選びなさいよね」



すいません家の回線の調子が悪すぎてろくにレスできないので今日はここまでになりそうです
一回書くたびにかなり時間を食うためきついです

43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/23(木) 05:24:14.47 ID:GLz9bJf8o
乙です
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/18(火) 10:38:16.15 ID:F4WzeNRSo
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