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【選択安価】女「わ、私が淫魔の王になったですって!?」淫魔「ハイ!」【R−18】 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 01:35:04.55 ID:6Gy/rgte0
女だけの学園でふたなりになってしまった主人公(女)が自分のイチモツが淫魔の王復活の鍵で、
淫魔の王の復活阻止のために頑張るっていうエロゲないかなとか考えてたら書いてた。

飽きるまでやる予定。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1416760494
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part6 @ 2024/03/16(土) 18:36:44.10 ID:H9jwDXet0
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昔、スリに間違えられた @ 2024/03/16(土) 17:01:20.79 ID:TU1bmFpu0
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さくらみこ「インターネッツのディストピアで」星街すいせい「ウィキペディアね」 @ 2024/03/16(土) 15:57:39.74 ID:7uCG76pMo
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今日は月が……❤ @ 2024/03/14(木) 18:25:34.96 ID:FFqOb4Jf0
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どうも、僕は「げじまゆ」をヤリ捨てた好色一代男うーきちと言います!114514!! @ 2024/03/14(木) 01:23:38.34 ID:ElVKCO5V0
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アサギ・とがめ・新生活! @ 2024/03/13(水) 21:44:42.36 ID:wQLQUVs10
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そろそろ春だねー! @ 2024/03/12(火) 21:53:17.79 ID:BH6nSGCdo
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part5 @ 2024/03/12(火) 16:37:46.33 ID:kMZQc8+v0
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2 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 01:40:01.46 ID:6Gy/rgte0



聖シーンズ魔法学園


魔法を学ぶ乙女達が通う男子禁制の花園だ。結界によって守られたこの学園は国内で最も優秀な魔法を学ぶ事が出来る。

私、ハル・スピーリンクは2年生だ。

今日もまた、授業を終えて、友達と何気ない会話をして時間を潰し、寮の一人部屋でシャワーを浴びたあと
髪を乾かし、水を飲んで適当な所で目覚ましをセットして就寝。


そんな風に一日を終えるはずだった。


ハル「何よ……コレ」


寝ようと立ち上がった時、不意に股に違和感を感じて見て見れば、下着が膨れていた。まるでそこに何かあるように。
そして、今まで感じていなかった圧迫感をそこから感じるのだ。

気になって下着を下ろして見れば、そこには見に覚えの無いモノが生えていた。


ハル「コレって……アレよね?」


本来なら男性にあるべき物で、女性の私にはあるはずの無いモノ……ペニスだ。


3 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 01:47:42.95 ID:6Gy/rgte0



ハル「……え?ちょ、ちょっと待って!?意味分かんない!?」


1年の頃、3年の先輩が「生やす魔法がある」とは聞いた事はあるが、私はそんな話に興味を持たなかったし、知らない。


ハル「わ……私、ふたなり?……そういう奴になったって事?」


ある日突然なるものなの?

消える事のない疑問符を浮かべ続け、私が出した結論は……


ハル「夢だ!寝よう!」ガバッ!


現実逃避だった。股に生えたそれは、やはりあるのだが……

だが、夢ではなく現実である事を思い知ったのは、布団を被って眠りについたしばらく後だった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


???「んっ、ちゅぅ」チュプチュプ


……熱い


???「あはっ♪またビクッて、おっきくなってる♪」


熱い!

全身からじっとりとした汗を感じて、私は思わず眠りから覚めてしまった。

特に、股の部分が熱さと一緒にぬるぬるとした感触が伝わってくる。


4 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 01:59:34.01 ID:6Gy/rgte0


ハル「ちょ、何!?」


    バサァ!


淫魔「んにゅ?」チュプ


視線を下げれば、薄紅色のショートヘアーにねじれた角を生やした褐色肌の淫魔がいた。

水着に布を少し多くしたような程度の衣装で、露出が半端じゃない。零れ落ちそうなおっぱいの谷間が見え、
お尻の形がくっきりと分かるようなホットパンツからは尻尾が伸びてピョコピョコと踊っている。

私の寝巻きをずり下ろし、下着も脱ぎ去られていた。そして目を背けていた、しかし確かにそこにあるペニスを
口でくわえて、唾液と唇でちゅぷちゅぷといやらしい水音を奏でていたのだ。


ハル「い、淫魔!?何やってるのよ!?」

淫魔「あ、起きた?」チュパ


目覚めた私に気づいた淫魔は、ペニスから口を離す。垂れ下がる唾液が、ペニスと繋がっていた。唾液にまみれ、てらついた輝き
を放つペニスに、私は夢ではなく、現実なんだといやでも自覚させられた。


淫魔「何って、ナニをいただいてるんですよぉ♪ホラ、貴方のここも、こんなに嬉しそう♪」ツツーッ

ハル「っ!――やめっ!」ビクッ


淫魔の指先がペニスの裏筋を撫でると、腰に快感にビクッと震える。

その刺激は、私に感じたこの無い快感を伝えてくる。私はそれを堪え、淫魔を睨みつける。


5 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 02:06:36.31 ID:6Gy/rgte0



ハル「そう言うこと、聞いてるんじゃない!貴方、どうやってここに!?何の目的で!」


この学園には結界がある。魔物が入れる筈は無いのに!?


淫魔「結界?あぁ、あれはちょっとした裏技を使ったんですよ♪目的はですねぇ……」スッ

   
   くちゅ


ハル「ぁっ!?」ビクッ


困惑する私を見る淫魔はにたりと笑いながら、ペニスを褐色の指で撫でるようにしごき始める。


  クチュ クチュ クチュ クチュ


淫魔「ま、それより一回ヌいてからですね♪」

ハル「ちょっや、めぇ!」ビクッ!ビクン!

淫魔「あはっ♪ホントにやめて欲しいんですかぁ?ほらほらぁ〜今度はこのおクチで……はむっ♪」

ハル「あぁっ!?」ビクンッ!


6 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 02:18:38.61 ID:6Gy/rgte0



淫魔「んっ、んぷっ……ぷちゅっ♪ちゅるる♪」


私のペニスを包み込む淫魔の口内は、ぬるぬるで温かい……。唇がぬっぷりと挟み、舌がペニスの頭から付け根まで
舐めまわすようにリズミカルに頭を上下させる。熱くて柔らかい舌が、まるで蛇が巻きつくように滑る。


ハル「くっ、ふっ……やめっ、やめてっ!」

淫魔「んにゅ♪ぬちゅ♪じゅるるる♪じゅぷっ♪」


  にゅぷ♪にゅぷ♪にゅぷぷっ♪ 


だっ……めぇ!気持ち良い!がんがん気持ちいい感覚が伝わって、頭の中いっぱいにしてくる!

せめて頭を動かせないよう太ももで淫魔の頭を固定するつもりで挟んでみたが、私のなけなしの抵抗は淫魔の両手で無理やり広げられた。


ハル「んっあぁぁ……!」ビクンッ!

淫魔「……ンふ♪」


限界だった。

ペニスに突如湧き上がる感覚と、快感の波が一気に押し寄せて、私は思わず腰を浮かせていた。


ハル「あ!あああああああ!」


  ドクン!  どくっ……どくっ……  とくんっ


淫魔「ンンッ!……ん、ンク、んちゅ♪」


ペニスから放たれた精液を、淫魔は一滴もこぼさず口内に受け止める。


7 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 02:27:53.53 ID:6Gy/rgte0



淫魔「ぷはっ!いやぁ〜ごちそうさまでした〜。久しぶりにいい精液いただきましたよ」

ハル「はぁ……はぁ……この……」

淫魔「ん?」

ハル「こんちくしょおおおお!!」


ドゴォ!


淫魔「ぶへぇ!?」


私は、おもいっきり淫魔を殴り飛ばした。マウントポジションをとり、顔面をとにかく殴打する!


ハル「謝れこのぉ!つーかアンタなんなのよこのぉ!!このこのこのこのこのこのこの!!!!!」


ドカ! バキ! ぐしゃ! ゴキ!


淫魔「イタイイタイ!ちょっとタイム!タイム!」

ハル「何よ!?」ハァ ハァ

淫魔「あ、あやまりまふから……それから、いろいろしゃふぇりますから……なぐりゅのやめへ……」ボロッ


8 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 02:35:19.02 ID:6Gy/rgte0



ハル「私が……”淫魔の王”?」

淫魔「そうなんですよはい……」


聞けば、1000年前のこと。

淫魔族の王が人間の戦士に討たれた時、肉体と精神は消滅したものの、”力”は消えることは無かったそうだ。

そのままでは他の淫魔に引き寄せられ、新たな王が誕生してしまうため、人間の戦士はその力を封印した。

が、数日前、その封印が何らかの理由で解け、淫魔の王の力が開放されたのだ。


淫魔「本来なら一番強力な淫魔に力が受け継がれ、新たな王が誕生するはずだったのですが、どういうわけか
   貴方の体に力が受け継がれてしまったんです」

ハル「は?意味分かんないんだけど……じゃあ、私の体がおかしくなったのって」

淫魔「断言は出来ませんけど、力が体に馴染んだ結果ですかね?そのおちんちんが何よりの証拠です」

ハル「マジで……」


私ははきなおした下着越しにペニスを見る。一回出したお陰で今はすっかり萎えているが、やはり下着の圧迫感が
どうにも慣れない。


ハル「何とかしなさい。今すぐに」

淫魔「いやぁ、それ無理ですわ」

ハル「は?」ギロッ

淫魔「に、睨んだって無理なものは無理ですよぉ!王の力ですよ!?私みたいな中の上レベルの淫魔にどうこう出来る訳ないじゃないですか!」


両手と羽をパタパタ動かして必死に訴えかけてくる。見た感じ、嘘を言っているようにも見えない……


9 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 02:45:26.13 ID:6Gy/rgte0



ハル「じゃあアンタ何のためにこの学園に来たのよ。人間の私から力を取り戻すためって訳じゃないんでしょ?」


それが出来るなら、さっきの答えは嘘になる。


淫魔「それはもちろん。貴方に淫魔の王になって貰うためです!」

ハル「……はぁ!?いや、私人間の女よ!?王になんてなれるわけ無いじゃない!」

淫魔「人間でも力はしっかり受け継いでますし、そもそも王の力を受け継いだ淫魔族も男になるんで、多分貴方もそうなると思いますよ?」

ハル「冗談じゃないわよ!このままだと私男になるの!?いかも淫魔族の!?嫌よそんなの!絶対嫌!力が私から離れないなら
   力を抑える方法とかないの!?」

淫魔「まぁ……無くはないかなぁ〜?」

ハル「本当!?」

淫魔「いや、教えませんよ!?そんな事したら王の復活を願ってきた一族の悲願を裏切る事になりますし、私の命が」

ハル「第二火炎魔法」


 ボウン!


私は手のひらに顔面より大きな火の玉を作り出す。


淫魔「ひっ!?」

ハル「今すぐここで死にたい?」ゴゴゴゴゴ

淫魔「わーーー!?タ、タイム!分かりましたよぉ!」ポウ


淫魔は指先に桃色の光を灯すと、私の股を指差す。すると、下着の圧迫感を感じなくなった。


10 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 03:04:41.00 ID:6Gy/rgte0



もしやと思ってパジャマを下ろし、下着も下ろすと……


ハル「……無い。元に戻ってる!?」


ペニスが消え、私の本来の下半身に戻っていた!


淫魔「正確には隠したって感じですけどね」

ハル「……どういうことよ?」

淫魔「貴方の中には王の力があります。体に馴染んだとは言え、使いこなすにはやはり淫魔として覚醒しなくてはなりません。
   方法は一つ、性欲を爆発させる事です。早い話が女の子とヤりまくる事です」

淫魔「私は貴方に生えたおちんちんを隠したんです。王の力の前じゃ、私ではぶっちゃけそれくらいしか出来ませんし」

淫魔「でも油断は出来ませんよ?王の力は貴方をヤらせようと女の子に興奮するよう肉体に作用しますし、貴方がもし
   女の子に発情しちゃったらおちんちんが生えてきます」

ハル「生えるの!?」

淫魔「生えます。まぁ、さっきみたいにヌくか、ほっといて萎えさせちゃえばまた隠せるでしょうけど」

ハル「ふざけないでよ!結局見た目が変わっただけで問題解決になってないじゃない!」

淫魔「……もしかして、自信ないんですか?」

ハル「え?」

淫魔「まーそうですよね〜。いくら自分が女の子だからって、王の力の前じゃ女の子相手に欲情しちゃいますよね〜www」

淫魔「いや、良いんですよ?私とっては好都合ですし。人間って男も女もチョロイ生き物だったんだな〜ってだけの話ですからwww」

ハル「」プチッ


11 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 03:14:37.69 ID:6Gy/rgte0



ハル「上等じゃない!そうよ!私は女よ!女相手に欲情なんてするわけ無いじゃない!」

淫魔「そう言ってられるのも今のうちかもしれませんよ?この学校女の子のレベル高いですし、下見したところレズっ気のある子もちらほら」


ドンドンドンドン!


と、突如扉を激しくノックする音が聞こえた。


??「ハル様!?ご無事ですかハル様!?開けてください!ハル様!?」

ハル「げっ……」


声で誰が来たか分かった私は、今の状況に危機感を感じた。

ここは魔物が入る事の出来ない結界に守られた学園。そんな寮の一室に魔物がいるとバレたら大騒ぎだ。

私自身も変な疑いをかけられて最悪退学にされかねない。なんとかこの淫魔をどうにかしないと!?


??「返事が無い……まさかハル様の身に何か!?待っててくださいハル様!今この扉をぶち壊して」

ハル「わーーー!待って!今出るから待って!?」


どうしよう……


1淫魔をベットの下に押し込む

2淫魔を窓の外に蹴り落とす

安価↓2

12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/24(月) 03:19:17.17 ID:ag0X63Qqo
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/24(月) 03:20:14.23 ID:oLaUW88C0
1
14 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 03:24:17.12 ID:6Gy/rgte0
休憩 ってか寝る。
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/24(月) 03:25:14.45 ID:ag0X63Qqo
おうつ
期待
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/24(月) 04:19:37.37 ID:4zsMIqER0
よし、期待。
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/24(月) 09:23:36.37 ID:iKbGrY2bO
パンツ脱いだ
18 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 12:00:20.37 ID:6Gy/rgte0
みんな好きだね。

昼間っから投下しようとか考えてるけどどうよ。書き溜めはなし。今日行けるとこまで投下するつもり。
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/24(月) 13:55:38.27 ID:ag0X63Qqo
いいよ、こいよ!
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/24(月) 14:56:32.56 ID:b2cDgrRPO
今や柏は千葉や船橋を抜いて、横浜やさいたまに匹敵する地位を手に入れた。
千葉県の中心は東葛地方の柏だね。あとは政治行政的にそれをはっきりはせるために、
流山や鎌ヶ谷や野田と統合して、政令指定都市になることだね。

柏は地価でも売上高でもトップ。
駅前の繁華街の同面積で比べたら、柏がダントツ。
千葉や船橋は面積が大きいというだけのこと。
集中度では柏に及ばないよ。

千葉や船橋に東大があるか? がんセンターがあるか?
柏には東大があるんだぜ。TXの沿線には筑波学園都市もある。
21 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 15:41:09.67 ID:6Gy/rgte0
寝てたw

今からやる。
22 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 15:58:52.36 ID:6Gy/rgte0



ハル「とにかく隠れて!」


ぎゅむ


淫魔「えぇ〜!ここ狭いんですけど!」

ハル「入れ」ゴゴゴゴゴ

淫魔「わぁいベットの下って寝心地良いんだ〜(棒)」ゴソゴソ

ハル「……良し」


ベットも整え、着衣の乱れも無くし、私は扉を開けた。


??「ハル様!」

ハル「あら〜フユじゃない。……ど、どうかした?」


外にいたのはやはりフユだった。

フユ・ウィンタール。私の幼馴染だ。綺麗な白銀色の髪が背中まで伸びた長髪。

私より……というか、私の知っている限り誰よりも巨乳だ。……畜生。

それに見合った美しい腰のライン。綺麗なお尻もしっかり出ている。間違いなく健康的な女子の肉体をしていると言っても過言ではない。

……って、何で親友のプロポーション褒めてんのよ!


淫魔『あぁ……さっそく王の力の影響が出てますね♪』


頭の中から淫魔の声が聞こえる。どうやら念話が出来るらしい。

いや、そんなわけないし!ある日突然ペニスが生えちゃった上にアンタにヌかれたせいでちょっと興奮がまだ治まってないだけだし!


23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/24(月) 16:46:44.28 ID:a0ceRWcX0
はよ
24 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 16:52:19.79 ID:6Gy/rgte0



フユ「その……『こんちくしょー!』というハル様の叫び声で目が覚めまして。どたどたと暴れる音が聞こえたかと思えば
   急に静かになったものですから……私てっきりハル様の身に何かあったのかと。……ご無事で何よりです」


ぎゅっ


私の手を両手で握り締め、ほっ、と安堵の息を吐く。


フユ「それで……一体何があったのですか?賊が入ってきたという訳では無さそうですけど?」

ハル「あ、あはは。いや〜ちょっとね?その……とんでもない悪夢を見て目が覚めちゃって、
   恐怖を拭うために運動してたっていうか……」


我ながら苦しい言い訳である。


フユ「なんと!?それは大変です!一体どのような悪夢を!?」


信じちゃったよ。

まぁ、昔っからフユは私に対してちょっと過保護っていうか、身を削ってでも私に尽くそうとするから、
私の言う事なら大抵鵜呑みにしちゃうところがあるんだけど。


ハル「大したことじゃないわよ。うん。もう大丈夫だから、フユも自分の部屋に戻りなさい」

フユ「……いいえ、そう言うわけには参りません!ハル様、今宵は安眠出来るよう、私と一緒に寝ましょう!」

ハル「えぇ!?」


真剣な眼差しで、そう言うフユに私は戸惑う。

どうしよう……。普段ならやれやれ心配性だなぁ〜とか思いながらもOKしちゃうんだけど、部屋には淫魔がいるし!?


淫魔『いいんじゃないですか〜。さっきの言葉を証明できるいいチャンスじゃないですか♪』


くっ、コイツは!


安価↓2


1断る。

2一緒に寝る。


25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/24(月) 17:01:53.45 ID:QYi4l8pjO
2
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/24(月) 17:02:26.85 ID:13NVkALEo
27 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 17:41:09.31 ID:6Gy/rgte0



落ち着くのよハル・スピーリンク!

奴の狙いは私をセック……淫乱な女に変える事よ!これは挑発。万が一にも間違いが起きないようここは確実な道を選んで断れば!


淫魔『うわ〜やっぱり逃げるんですかぁ〜♪まぁ、そんな巨乳ちゃんが相手じゃ仕方ないか〜♪』


……落ち着け、あんな挑発に乗るな!


淫魔『やぁ〜いチキン!』

ハル「」プチッ

ハル「そうね、久しぶりに一緒に寝ましょうか!」

フユ「ハル様……」


やぁってやろうじゃない!えーえーそうよ!フユは親友よ!親友相手にヒドイ事するはず無いじゃない!

私をナメんじゃないわよ!


淫魔(チョロイなこの人……)

ハル「……でもちょっと待っててね!部屋散らかってるから!」


バタン


扉を閉じると、私は素早く机の引き出しを開け、丈夫な紐を取り出す。本来なら書物をまとめて処分する時に縛る者なのだが……

私はベットの下に素早く手を伸ばすと、淫魔の口を押さえる。


ガシッ!


淫魔(へ?ちょっ!?)ぐいっ!


28 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 18:02:31.35 ID:6Gy/rgte0



そして引きずり出すと、まずは口をぐるぐる巻きにして、次に手を後ろに回して手首から指先までぐるぐる巻きに。

次に足も、足首からぐるぐる巻きにして、念のため羽と尻尾も紐で繋げて身動きを取れなくする。そして、ベットの下に戻した。


ハル「寝てる間に妙なまねしたら ブ ッ コ ロ ス」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!

淫魔「」コクコクコクコク!

ハル「よろしい」


そして私は、フユを中に入れた。


がちゃり


ハル「あははは、ごめんね〜。一人部屋だとどうも散らかしちゃいがちでさ〜」

フユ「その時は私をお呼び下さい。誠心誠意、お掃除させて頂きます」ニコ


確かにフユは掃除が上手い。というか家事全般上手い。頭も良いし、運動は苦手だが水魔法の応用した魔法もスゴイ。

良いお嫁さんになれること間違いなしだ。まぁ、上手すぎるせいで何でも任せっきりにして、なんだかヒモになっちゃいそうだけど……

下手にフユを頼るとこっちが堕落してしまう。それを防ぐため、私はフユの力は極力頼らないようにしている。


ハル「さ、どうぞ」ばさっ

フユ「お邪魔いたします。……なぜ背中をお向けになるのですか?」

ハル「え?いやぁ……私最近こっち向きで寝るのが癖で……」

フユ「左様ですか」


念のため、私はフユに背中を向けて寝る。……別にビビッてないわよ。安全な道を選んだだけよ。


29 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 18:30:34.81 ID:6Gy/rgte0

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


フユ「ハル様……」


ぎゅっ


ハル「ふ、フユ!?」


後ろから抱きしめられた!?


フユ「ご心配なく。フユが傍にいます。だから、安心して下さい……」


片手が胸の前にまわり、もう片方の手は頭を撫でてくる。まるで子供を寝かしつける母親のようだ。

悪夢を見たと言ったせいか、私が安心して眠れるよう、体を引っ付けている。背中から、フユの温もりが伝わってくる。

それだけなら良かったんだけどなぁ……。背中に感じる二つの感触。位置的に、確実にフユのおっぱいだった。


ハル(いや、だからどうしたってのよ!昔は一緒に寝てたんだし、その頃を考えれば!)

フユ「ハル様……」


ぎゅうぅ  すりすり


ハル(足を絡ませるな強く抱きしめるなーーー!温かくて柔らかい感触が!背中と股からーーー!)


あぁダメだ、眠れ!眠ってしまえば何とかなる!


〜〜〜〜〜〜〜


30 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 18:51:52.96 ID:6Gy/rgte0



そして数時間後


フユ「ん。……すぅ。……すぅ。……ハル……さまぁ……」ムニャムニャ

ハル(眠れん!)

淫魔『我慢すればいいのに』


無茶言うな!相変わらずおっぱいを押し付けてくるし、足を絡めて股を刺激してくるし!

おまけに手がパジャマの上から私のお腹やら胸やら触りまくるし!


フユ「寒くないですよぉ……フユが……温めて差し上げます」ムニャ


ぷちっ するっ むにゅ


ハル「ひぅっ!?」ビクッ!?


嘘でしょ!?ボタン外して下着の中に入ってきた!?て、手が胸を直に触ってるって!っていうか揉んでるって!?


ふに ふに


フユ「ふふっ……ハル様……やぁらかいですねぇ……」ムニャムニャ

ハル「ちょっ!?フ、ユっ!?止め……てぇ!」ビクンッ!


寝てるのになんでこんなに的確に優しく愛撫してくるのよぉ!手がちょっとあったかいから余計に!


31 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 19:14:34.07 ID:6Gy/rgte0



フユ「全身……ですかぁ?……今日のハル様……甘えん坊ですぅ……」ムニャムニャ


すすす……


ハル(ちょ、ちょっと!?)


フユの片手が下へと滑っていく……。そして、パンツの上から指先で私の股をくすぐる。


するっ するっ すすす……


ハル(だ、ダメ!こんな刺激、感じちゃだめ!)ビッ!ビクッ!


意識しまいとすると、刺激というのは余計に感じてしまうものだった。

私の胸を滑り、私の股を刺激するフユの指。その愛撫はやがて、熱を帯びてくる。


ハル(フユは親友で!……幼馴染で!……私のために色々してくれる子で!……そんな、そんなフユにこんな事されたってぇ!)ビクン ビクッ

フユ「ハル……様ぁ……」ムニャムニャ


考えてはいけないと理性が否定しても、徐々に欲望が現れようとしてくる。フユにどうして欲しいのか、それを願わせようとする。

それを必死に否定しても、よりにもよってフユがそれを壊そうとしてくる



あぁ……もう、私……私っ!



コンマ下一桁で判定↓2(0は再安価↓1)

偶数:王の力発動(要するに生える)

奇数:発動回避


32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/24(月) 19:16:23.42 ID:uQNQv62zO
へーい
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/24(月) 19:19:28.58 ID:lvpMWwVJO
.
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/24(月) 19:25:56.52 ID:ag0X63Qqo
やったぜ
35 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 19:27:58.45 ID:6Gy/rgte0


36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/24(月) 19:31:41.78 ID:4zsMIqER0
堕ちるの早すぎィ!
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/24(月) 19:33:59.93 ID:+xoPljGKO
ここまで>>1以外偶数
38 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 20:43:12.20 ID:6Gy/rgte0
お前らすげぇよ。
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/24(月) 20:44:46.45 ID:uQNQv62zO
新ジャンル:ふたなりちょろイン
40 :だが ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 21:00:30.76 ID:6Gy/rgte0



もう……ダメ……

もっと、もっと触って欲しい!

こんなのじれったいのじゃなく、もっと!


ハル「!……あぁ」


気がつけば、私の股から圧迫感が戻っていた。中を除いてみれば……やはり、生えていた。

それも興奮の証に硬くなっていて、下着からはみ出ていたのだ。

私、最低だ……


淫魔『あっちゃ〜やっぱりそうなっちゃいますよね〜♪』

ハル(ウルサイ ワタシ オマエ アトデコロス!)

淫魔『すいませんごめんなさい。……で、どうするんですかそれ?見事に勃起してますけど』


どうするって……

私がどうしようか悩んでいると、ふと、フユが震え始めた


ハル「……フユ?」

フユ「ぃ、ゃ……ごめんなさい……ごめんなさい」


謝り始めた……?

え?まさか起きてる!?しかもバレた!?こんなもの生やしてるから何か誤解(?)された!?


41 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 21:35:38.35 ID:6Gy/rgte0



ハル「ち、違うわよフユ!これはその!」

フユ「ごめんなさい……”ハルちゃん”」

ハル「フユ……?」


ハルちゃん。

その呼び方は、もう随分と昔から呼ばれていない。


フユ「目を……開けて……もうハルちゃんを……傷つけないから……私が守るから……」グスッ

ハル(……あぁ、そっか)


フユは今、昔の夢を見ているんだ。

幼い頃から、私とフユは仲が良かった。家が隣で、いつも一緒に遊んだり、互いの家に泊まって、

一緒にお風呂に入ったり、一緒に同じ布団で寝たりもした。

だがある日、フユとボール遊びをしていた時、フユがボールを木に引っ掛けてしまった。

魔法を使えれば上手く取れたのだろうが、当時の私達にはそんな事が出来るほど、魔法の扱いは上手くなった。

だから梯子を使って取ろうとした。でも木に上手く立て掛けられず、ぐらつく梯子をフユが押さえて、私が梯子を上った。

だけど私がボールを取ろうと片手を伸ばした時、フユの足元に虫が引っ付いた。虫嫌いのフユは驚いて、その場から動いた。

そして、足を躓かせた。倒れまいとフユは、梯子を掴んでしまった。梯子は耐え切れず、フユと一緒にそのまま倒れてしまった。

当然、梯子の一番上にいた私も放り出された。不運にも、地面には土に埋まった石の角が覗かせていた。

額を打った私はそこで意識を失った。次に目を覚ました時は、病院のベットの上だった。

私は額から酷く出血していたらしい。フユが大人を呼んだ時は、命が危うかったそうだ。

病院で治療を受けても、傷跡は残り、目を覚ますのに1週間はかかったそうだ。


42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/24(月) 21:40:54.71 ID:a0ceRWcX0
ええな
43 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 21:49:56.79 ID:6Gy/rgte0



フユはずっと、ベットの上で眠る私の手を握り締めて、謝り続けていたそうだ。

それ以来、フユの事を”ハル様”と呼び、私の為に尽くすようになった。自分のことは二の次にして、全てを私に捧げるようだった。


ハル(……ずっと、こんな風に泣いてたのかな)


本当に悪夢を見ていたのは……一緒に寝てあげるべきだったのは、フユの方だ。


ごそごそ  ぎゅっ


私はフユの方を向いて、抱きしめた。

いつの間にか、私の股から生えていた感覚は無かった。だが、私はそれは気づかず、ただ、フユを抱きしめた。


ハル「大丈夫大丈夫。……私は平気だよ」

フユ「ハルちゃん……」


そうして、そのまま私は眠りについた。

その頃にはもう、フユの震えも治まっていた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ピピピピピピ!


ハル「……ぅ……ふぁ、はぁ〜あ……朝か」


目を覚ますと、フユの姿は無かった。起きて机の上を確認すると、書置きがあった。


ハル「『今日は食堂で朝食を作る係りなので先に下に下りています』……か」


この寮には食堂があるが、朝食と夕食はグループごとに交代で作るのだ。今日はフユのグループが作る日のようだ。


44 :誤字った ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 21:50:56.11 ID:6Gy/rgte0



フユはずっと、ベットの上で眠る私の手を握り締めて、謝り続けていたそうだ。

それ以来、フユは私の事を”ハル様”と呼び、私の為に尽くすようになった。自分のことは二の次にして、全てを私に捧げるようだった。


ハル(……ずっと、こんな風に泣いてたのかな)


本当に悪夢を見ていたのは……一緒に寝てあげるべきだったのは、フユの方だ。


ごそごそ  ぎゅっ


私はフユの方を向いて、抱きしめた。

いつの間にか、私の股から生えていた感覚は無かった。だが、私はそれは気づかず、ただ、フユを抱きしめた。


ハル「大丈夫大丈夫。……私は平気だよ」

フユ「ハルちゃん……」


そうして、そのまま私は眠りについた。

その頃にはもう、フユの震えも治まっていた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ピピピピピピ!


ハル「……ぅ……ふぁ、はぁ〜あ……朝か」


目を覚ますと、フユの姿は無かった。起きて机の上を確認すると、書置きがあった。


ハル「『今日は食堂で朝食を作る係りなので先に下に下りています』……か」


この寮には食堂があるが、朝食と夕食はグループごとに交代で作るのだ。今日はフユのグループが作る日のようだ。


45 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 22:14:34.15 ID:6Gy/rgte0



のそり


淫魔『あの〜ハルさん?そろそろ外してもらえませんかね?』


ベットの下から、淫魔が出てきた。


ハル「……チッ」

淫魔『舌打ち!?』


とりあえず口のヒモだけ解く。こいつにはまだ聞きたい事があるのだ。


ハル「聞きたいんだけど、アンタ、一体どうやって結界を通り抜けたのよ」

淫魔「ふぇ?」

ハル「この学園には魔物が入れないよう結界があったはずよ……裏技使ったって言ってたけど、どんな手を使ったのよ」

淫魔「簡単ですよ。魔力を極限まで押さえ込んで、限りなく人間の肉体に近づければ良いんです」


曰く、淫魔族というのは元は淫魔の王によって犯された人間の女らしい。そのため、淫魔は王以外は全員女らしい。

淫魔が人間の男を犯すのは、あくまで王の変わりに精力を得て空腹を満たすためで、それは女に対しても同じらしい。

ただ、淫魔も人間の女を淫魔に変える事は出来るらしく、時間をかけて、魂まで快楽に染め上げれば出来るそうだ。

人間の女に”生やす”魔法も、元は淫魔が作り上げた魔法なのだとか……


淫魔「私も当然、元は人間です。なので、魔力を極限まで抑えれば、人間のそれに近くなるんです」

ハル「……なるほどね。分かった。とにかく、アンタには出て行ってもらうわよ」

淫魔「う〜ん……それはアナタにとっても不都合なんじゃないですかね〜」ニヤニヤ

ハル「……は?」


46 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 22:36:03.14 ID:6Gy/rgte0



淫魔「ほら、それの処理とかどうするんですかねぇ」

ハル「……え?」


淫魔の視線の先、私の下半身には……


ハル「え!?は、生えてる!?何で!?」

淫魔「朝勃ちって奴ですよ。おちんちんの生理現象です。良かったですね、フユさんに気づかれる事なく
   部屋から出て行ってもらえて」

ハル「クッ!だ、だから何よ!こんなの放っておけば治まるんでしょ!?そしたら消えるんだから、何も困ることなんて!」

淫魔「果たしてそう上手くいきますかねぇ?」

ハル「……何が言いたいのよ」

淫魔「そもそも王の力はすなわち女性を犯す力です。ほっといたり、オナニーでもそりゃあヌけるでしょうけど、女の子から
   ヌいてもらったほうがより効率が良いんですよ?」

ハル「じ、自分でヌけるならなおさら問題は!」

淫魔「だーかーら〜。それじゃあ満足出来ないって言ってるんですよ。貴方はともかく”王の力”の方がね♪
   オナニーばかりじゃあいつか我慢の限界が来ちゃいますよ?女の子犯す力なのに自分の手ばかりじゃあ、なおさら
   性欲が高まっちゃいます。そうなったら、結局貴方は溜めに溜めた性欲が爆発しちゃって、淫魔化と同時に王になっちゃいます♪」

淫魔「果たしてその時貴方の目の前には誰がいるんでしょうねぇ……クラスメイトか、友達か、フユさんか、或いは母親や通りすがりの
   幼女なんてことも!……うぅ、想像したら思わず同情しちゃいます(泣)」シクシク

ハル「そ、そんな……で、でもだからって誰かにそんなヒドイ事……」

淫魔「そ・こ・で♪私の出番です♪私の目的は貴方をセックスしか考えられないくらい快楽に染める事!でもこの結界の中じゃあ
   精々このナイスバディで貴方とセックスする位しかできません!つまり、貴方にとっては王の力専用のオナホとでも思えば良いんです♪」


47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/24(月) 22:55:42.33 ID:dsZvMIx0O
なんてドストライクなSSなんだ
48 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 23:12:54.71 ID:6Gy/rgte0



淫魔「それに、ここは世界一の魔法女学園!もしかしたら卒業までに王の力を体から取り除く方法が分かるかも!
   そうでなくとも、努力しだいで高位の淫魔を撃退できるくらい強くなれるでしょう。その辺に関しては私はノータッチです!」

淫魔「つまりこれは”勝負”です!貴方が卒業までに淫魔化させれば私の勝ち!貴方は王の力を体から取り除くか、淫魔を退ける力を
   身につけられれば勝ちです!」

淫魔「その間の性欲処理は私か、快く受け入れてくれる性奴隷でも作って任せれば良いんです!もちろん淫魔化のリスクは伴いますけど、
   ”適度に”処理すれば、貴方も相手も気持ちよくなれるだけで、ハッピーハッピー♪」

ハル「……むぅ」


要は私の理性にかかってるわけね……。性欲処理なんて誰かに頼めないし、たしかにここでコイツを排除するのは不味いか……


ハル「はぁ……分かったわよ……追い出すのは一先ず保留にしてあげる」

淫魔「わぁ〜い!じゃあさっそく」ブチッ!

ハル「へ?」


紐をちぎった!?……そっか、一晩あればベットの足の角にでも擦り続ければ切れるか!


淫魔「ほい♪」

ハル「きゃあ!?」


私は不意を突かれてパジャマのズボンを下ろされ、下着からはみ出るペニスを晒されて、そのまま突き飛ばされてベットに腰掛けさせられる。


49 :寝る ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 23:17:30.99 ID:6Gy/rgte0



淫魔「さっそく朝勃ちの処理とイきましょう!」

ハル「はぁ!?待って!そんないきなり無理よ!とりあえず放っておくから今日のところは別にいいって!」

淫魔「そんな悠長な事言ってていいんですか〜♪いつかは私とヤらなくちゃならないんですよ♪遅いか早いかの違いです♪」

ハル「うぐっ……」

淫魔「ほらぁ……こっちはいつでも準備OKですよぉ……口もぉ♪胸もぉ♪手もぉ♪足もぉ♪お尻もぉ♪尻尾もぉ♪」

淫魔「そして、子宮もね♪」


舌を出して艶かしく唇を舐め、胸を寄せて、指を咥え、太ももを撫で、お尻を見せつけ、尻尾の先をクリンと動かす。

そして、淫魔はホットパンツをずり下ろし、褐色肌の股を晒す。淫魔の言葉通り、蜜壷の入り口からはトロリと愛液が垂れていた。

時計を見れば、余り時間も無い。さっさと処理した方が良いだろう。


ハル「ッ!」ゴクリ……

ハル「じゃ、じゃあ……」



選択安価↓2


1淫魔に処理してもらう(口、胸、手、足、尻、尻尾から1つ)(組み合わせ次第では複数可 例:口と胸でパイズリフェラとか)
           (イベント上、子宮無し←超重要)

2断る


50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/24(月) 23:19:35.47 ID:ag0X63Qqo
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/24(月) 23:20:02.12 ID:4zsMIqER0
2
52 :寝る ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/24(月) 23:21:23.97 ID:6Gy/rgte0
まさかのお預けwww別にいいけどさwww
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/24(月) 23:24:04.08 ID:ag0X63Qqo
おつ
こういう誘ってくるコは焦らすべき
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/24(月) 23:27:56.67 ID:4zsMIqER0

やすやすと従ってもリードを握られそうだしな。
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/24(月) 23:51:53.24 ID:dsZvMIx0O
おつ
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/24(月) 23:59:10.73 ID:CU6wP3oRO
タイミングを見極めないとな
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/27(木) 15:03:53.85 ID:2HUQ67rNO
つづきはよ
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/28(金) 03:21:35.98 ID:DvwMMFILo
はよ
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/28(金) 12:06:16.21 ID:sScL+BMco
まってる
60 : ◆4wwpk5druE [saga sage]:2014/11/29(土) 06:02:32.47 ID:Fz2h7kXw0
仕事から帰ったらやる。
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/29(土) 06:44:21.49 ID:ZzvnGzSFo
やったぜ
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/29(土) 07:38:41.92 ID:k19YKho/o
よっしゃ
63 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/29(土) 22:17:32.65 ID:Fz2h7kXw0
(・Ω・)ノシ やぁ。
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/29(土) 22:21:05.16 ID:uwBOeL6ho
来たか
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/29(土) 22:37:00.89 ID:URl9OF7nO
パンツぬいだ
66 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/29(土) 22:43:13.10 ID:Fz2h7kXw0



ハル「その……どんな事でもしてくれるの?」

淫魔「もちろん♪あ、でもキッツイプレイはお断りですよ♪」

ハル「気持ちよくしてくれるの?」

淫魔「当たり前です♪私、淫魔ですよ?ぶっちゃけその辺のプレイボーイな男より気持ちよく出来ます♪」

ハル「そう……」


ハル「 だ が 断 る 」


淫魔「ハーイ♪それじゃあ……へ?」

ハル「オリャア!」


呆けた淫魔に、私は素早くタックルをかましてがっちり腰を掴む。そして、力いっぱい持ち上げて、背後のベットに叩きつける!


ハル「セイッ!」

淫魔「ウゲェーーー!!」ぐきっ!


まずパジャマをはき直してぎれた紐を拾い、ベットの端と両手足を繋げて拘束!ついでに口と尻尾と羽も縛って固定する。


淫魔『えぇ〜、また緊縛プレイですか〜!?』

ハル「そんな訳ないでしょ」


危なかった。

あのまま誘惑に乗っていれば主導権を握られていたかもしれない。あくまで淫魔は必要な時が来たらヌいてもらえば良いのだ。

遅かろうが構わない。早く経験する必要もないのだ。性欲処理の主導権は、こっちが握っておかないと……


67 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/29(土) 22:53:29.81 ID:Fz2h7kXw0



淫魔『酷いですよぉ〜。今のは完全にヤっちゃう流れだったじゃないですか〜』

ハル「悪いけど、流されるわけには行かないのよ。ま、貴方の言うとおり、『いつかは』っていうのも分かるから、
   一先ずは保留よ」


私は制服に着替え、鞄を持って、一階へと降りることにした。


ハル「夕方まで大人しくしててよね。別に一日位何も食べなくても平気でしょ?」

淫魔『そりゃそうですけど〜』

ハル「なら心置きなくそのままにしていけるわね」


フユの作る朝食を秘かに楽しみにしながら、私は部屋を出て鍵を掛け、階段を下りていった。


がちゃり ばたん


淫魔「…………ンフ♪」


68 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/29(土) 23:03:35.56 ID:Fz2h7kXw0


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


フユ「ハル様!おはようございます!」

ハル「おはよう、フユ」


食堂の席に着くと、フユがトレイに食事を持ってやってくる。今日はトーストを中心にしたようだ。

私の前にトレイを置くと、フユが耳打ちしてくる。


フユ「昨晩は良く眠られましたか?」

ハル「えっ、えぇ、まぁ……うん……」


貴方の寝相がすごくて興奮してしまった。なんて、口が裂けても言えない。


フユ「それは良かったです。また悪夢を見るようなことがあればフユをお呼び下さい。いつでも傍に参ります」

ハル「あはは……そりゃどーも……」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

69 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/29(土) 23:50:07.04 ID:Fz2h7kXw0



ハル「ふぃ〜。食べたわ〜……もう今日で一日終わりにしても良い位満足したわ」

フユ「お口に合われて何よりです」フフッ


本当においしかった。味付けも濃さも実に私好みだった。

未だに舌に残る朝食の味を思い返し、私とフユは校舎へと向かう大通りを歩いていた。


他の生徒たちの姿もちらほら見える。

これから教室に着いて、授業をして、お昼を食べて……いつもと変わらない日常が待っている。

だけど、私に起きた体の異変は確かにあるものだ。すでに日常は変わってしまっている。

私以外の誰もが変わっていなくても、私が変わってしまっているんだ。


??「あっ!いたいた〜♪」


そう、思い知らされた。


ハル「……え」

フユ「あら?」


薄紅色のショートヘアーで、褐色肌の生徒がいた。ウチの制服を着ているのだから間違いない。

スカートはこっちが気になるくらい短くて、制服の上からでも分かるほど胸が大きく、何よりその顔と声には身に覚えがありすぎた。


淫魔「んも〜置いてくなんてヒドイじゃないですかぁ〜」


白々しい顔をして、ベットに縛り付けたはずの淫魔がそこにいた。

羽も尻尾も見えないが、間違いなくあの淫魔だった。


70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/29(土) 23:57:04.56 ID:S8gjjzzz0
で、ですよねー……
71 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/30(日) 00:15:08.92 ID:z6YhKPMf0



ハル「な、なんでここに!?」

フユ「ハル様?」


一体どうやってベットから逃れたのよ!?


淫魔『んっふっふ〜♪裏技パート2です!私は体形を自在に変えられるのです!今より大きくなることは出来ませんが、
   ロリータな姿にもなれるんですよ♪もしハルさんがロリコン趣味に目覚めた時は是非おねだりして下さいね♪
   キュートでロリロリな私とヤれますよん♪』


するか!!…………って、自信満々に言うけど、貴方昨日の夜はなんでそうやって脱出しなかったのよ?


淫魔『え……いや……私、死にたくないですもん……』


意外とビビリねコイツ。


フユ「ハル様?この方は一体……?」

ハル「え!?いや、あのっ、これは……」

淫魔「ハーイ!私実は今日転校して来た、シエクス・フリエンダっていいま〜す!」

ハル「は?」

フユ「まぁ!?」


て、転校生?ただの淫魔でしょ?どうやって学園に入る根回ししたのよコイツ……


淫魔『それは後々……ちなみに名前の由来はセックスフレンドからですよ♪私の本名では無いのでそこんとこよろしくぅ♪』


どうでもいいわ!


72 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/30(日) 00:52:25.89 ID:z6YhKPMf0
風呂
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/30(日) 01:00:13.90 ID:s0Mqjegno
風呂待ち
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/30(日) 02:19:36.99 ID:bPyZUiKA0
75 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/30(日) 02:47:06.60 ID:z6YhKPMf0



フユ「それで、ハル様とは一体どんな関係が?」

淫魔「えへへ〜♪実は昨日の事なんですけど〜」ピト

ハル「ちょっ!?」


突然、片腕に抱きついて胸を押し付けてきた。フユほどの大きさじゃないにしても、私の腕を挟むくらいにはあるそれは
なかなか弾力があった。


淫魔「昨日、この学園の敷地内で迷っていたところを偶然会っちゃいましてぇ……」

ハル「はぁ?何言って」

淫魔『ただいま辻褄合わせ中なのでお・し・ず・か・に♪』


スルッ


ハル「っ!?」ビクッ


こ、こいつ!お尻触ってる!?


淫魔「職員室の場所を教えてもらったんです。どうせなら今日校舎も案内してくれるって仰って下さったので、
   校門の前で待っていたんです。まさか忘れられてるなんて思ってませんでしたよ〜」


すりすり 


フユや周りの子達に見えないよう背後に周って体で隠し、下着の上からお尻を愛撫してくる。布の上を滑る感覚と、
くすぐるような絶妙な手つきはやはり淫魔といったところか、ただ手が触れているだけなのに、背中をゾクゾクとしたものが走る。


ハル「あ、あんたねぇ」ピクッ

淫魔「あれ?どうかしましたハルさん?」

淫魔『淫魔の愛撫を舐めちゃイケませんよ♪うっすらと魔力を手に纏う事で性感帯を触られているかのような感覚にさせるんです♪』


にっこりと自然な笑顔を浮かべるが、その下で浮かべる淫乱な笑顔が、私には丸見えだった。


76 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/11/30(日) 02:47:53.59 ID:z6YhKPMf0
寝る
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/30(日) 05:10:17.27 ID:G5k6y+e4O
ええな
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/30(日) 21:58:42.37 ID:ydxVA6HsO
来てた
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/12/02(火) 22:00:44.76 ID:vhWoI4Pmo
期待
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/12/03(水) 10:01:18.98 ID:y//Ylupqo
はよ
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/12/09(火) 21:53:28.07 ID:zyxYSzgX0
待機
82 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/12/21(日) 18:57:50.00 ID:+9y3Bpx10
お久し。やるよ
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/21(日) 19:08:36.28 ID:DP8GVS2No
やったぜ
84 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/12/21(日) 19:14:02.71 ID:+9y3Bpx10



私の背後に立ち回り、フユに見えないように触っているが、横から見たら丸見えである。


淫魔『ふふっ……誰も見てないからいいじゃないですかぁ〜。ほらほら、変なリクションしてるとフユさんに怪しまれますよ?』

ハル(こ、こいつ!)

フユ「……第一水魔法 応用式 『削岩水』」


ズドン!


ハル・淫魔「「……え?」」


私と淫魔の声がはもった。

突然、私の顔の横を何かが通り過ぎ、淫魔の髪を掠めたのだ。


フユ「ハル様から離れてください。この不埒者……」


前方。親指を立て、人差し指と中指を伸ばして、さながら銃の形を手で作るフユの指先には、スプーン一杯分ほどの水が
ドリルの形を作り、ギュルギュルと音を立てて高速回転していた。

ほんの少量の水を操る第一水魔法は魔力の消費が少ない。そこにフユは回転と射出の式を組み合わせる事で、第二、第三水魔法に匹敵する
水魔法を使う事が出来るのだ。魔力の消費を押さえた上で、強力な魔法を用いる『応用式』は魔法使いの中でも使用できるのはごく一部。
才能があるものだけにしか使えないのだ。

とまぁ、早い話がフユは水魔法の天才であると言いたいのだが、そんなフユは今、まるで親の仇を見つけた復讐者のように淫魔を睨んでいた。


淫魔「……え?私?」

フユ「ハル様に触れているその汚らしい手をどけろと言っているのです!」


ズドン!


淫魔「うっひゃあ!?」


二発目で、淫魔は私から慌てて離れて距離を取った。


85 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/12/21(日) 19:25:11.67 ID:+9y3Bpx10



淫魔「え!?ちょっ、ちょっと待ってタイム!?」

フユ「お断りします」


ズドン! ズドン! ズドン!


淫魔「おきゃああああああああ!?」


淫魔が必死に避けながら遠ざかっていく。


ハル「『おきゃあ!』って何よ……」


悲鳴なの?

……って、そんな事気にしてる場合じゃなかった!


ハル「フ、フユ!?もういい!もういいからストップ!」

フユ「ご安心下さいハル様。あと10秒以内にあの不埒者を仕留めます」


ズドン! ズドン! ズドン! ズドン!


ニッコリと、いつも通りの笑顔で水魔法を撃ちまくるフユ。だが、また視線を淫魔にもどすと憎しみを込めた目に変わっていた。


ハル「お願い止めて!親友が殺人犯になるところとか見たくない!」

フユ「分かりました。出すぎた真似をいたしました。ハル様、ご気分はいかがですか?」


ピタリと止めると、フユは心配そうに肩を掴んでスカートを優しくはたく。


ハル「う、うん。大丈夫だけど……その、よく分かったわね。私がアイツに……その、痴漢されてること」


いや、女だから痴”漢”じゃないか……まぁ、どうでもいいけど。


86 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/12/21(日) 19:26:06.30 ID:+9y3Bpx10
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/21(日) 19:26:57.97 ID:AJPpzkIwo
あい
88 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/12/21(日) 20:51:07.60 ID:+9y3Bpx10
再会
89 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/12/21(日) 21:41:10.59 ID:+9y3Bpx10



フユ「ハル様の顔が羞恥に歪んでおられましたので、不自然にハル様に寄り添い卑しい顔をしていたシエクスというあの不埒者が
   ハル様に危害を加えていると察しました」

ハル「あぁ……そりゃどーも」


遠くを見ると、既に淫魔の姿は無かった。どうやら無事に逃げ切ったらしい。


フユ「ハル様。次にあの不埒者に乱暴された時は即刻お知らせ下さい。二度とハル様の前に現れないよう処分いたします」

ハル「な、何もそこまでしなくても……」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


??「あっはっは!そりゃあ大変だったね〜。オレもフユちゃんがマジギレしてるところ見たかったなぁ〜」

ハル「笑い事じゃないわよ……。本当にやりかねない感じだったから怖かったのよ?」


教室で、私はサクラと話していた。

金髪のショートヘアーにややつり上がった目、明るく活発なスポーツが得意な子、一人称が「オレ」なのは昔から。

フユの次くらいに付き合いが長い、私の二人目の親友、サクラ・ミュシンだ。


90 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/12/21(日) 22:42:46.28 ID:+9y3Bpx10



サクラ「まぁでも、フユちゃんがそう言ったなら、殺害はしないだろうけど二度とソイツが姿を現さないようにするだろうね。
    フユちゃんはハルに傷つけた奴見逃すなんてしないだろうし」

ハル「? 何よそれ。前にフユが似たような事したみたいな言い方じゃない」

サクラ「…………え?ハル、まさか気づいてなかったの?」


私がそう聞くと、サクラは意外そうな顔をした。


ハル「気づいてないって……何時の話よ?」

サクラ「……昔さ、オレがイジメられてたのをさ、ハルが助けてくれたじゃん?」

ハル「……うん」


昔、まだ小さい頃の話だ。自分のことを『オレ』というサクラを周りの子達が気味悪がってイジメていたのだ。
くだらないと思うだろうが、小さい子供にとってはそれだけでイジメる理由にはなりえる物だ。


サクラ「けど、そのせいでハルも一緒にイジメられた。でも、1週間くらいしてさ、パッタリおさまったじゃん?」

ハル「あぁ、そうね。急に謝ってそれ以来近づこうともしなかったわね」

サクラ「あれフユちゃんが秘かにイジメ返してたんだよ?」

ハル「え!?マジで!?」

サクラ「私も問い詰めて知ったんだけどね。教科書や筆箱、かばんを接着剤で閉じられて使い物にならなくされたのが最初で、
    家の玄関の前や靴箱の中に大量の虫の死骸がばら撒かれてたり、私たちがされてた以上の事してたらしいよ」

ハル「うわぁ……」

サクラ「当時は感謝したもんだけど、今なら間違いなく殺害も意に介さないんじゃないかな?なぁ〜んてね☆」

ハル「……絶対阻止しよう」


それも私を守るため……フユは私のためにそこまでするような子になってしまったんだ。

そう思うと、私はフユに申し訳ない気持ちで一杯になる。元々、フユは人見知りで臆病だけど優しい子だったから。

勿論、今でも十分優しい子だ。私に何らかの被害が起こらない限りは……。


91 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/12/21(日) 22:44:52.07 ID:+9y3Bpx10
風呂
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/21(日) 22:55:30.89 ID:c1CFH7830
おう
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/22(月) 00:07:49.48 ID:Q8djMl7P0
長い風呂だな
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/22(月) 00:09:16.04 ID:pGvGfgIq0
風呂で寝落ちしたんじゃね? (適当)
95 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/12/22(月) 00:11:01.79 ID:w72ghgXY0
長風呂なんですよ。あと腹筋してた。
96 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/12/22(月) 00:35:32.16 ID:w72ghgXY0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



教師「知っている者もいるかもしれないが転校生のご登場だ。お〜い、入ってちょうだいな」


ガラッ


淫魔「ハーイ!どうも、私が転校生のシエクス・フリエンダで〜す!」


案の定、淫魔は私のクラスにやってきた。


淫魔「皆さんと仲良く楽しい学園生活を送りたいので、どうぞ!よろしくおねがい……しま……す?」


淫魔が視線を感じたようで、振り向いてみると……


フユ「…………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

淫魔「っ!?」ビクッ!


フユが思いっきり睨んでいた。

いや、今朝ほどきつい睨み方ではない。ただ、ジッと見つめているようにも見えるのだが、殺気のような物を滲み出しながら見つめているのだ。

手を出さない限りは危害は加えないだろうが、不安だ。


教師「? はい、ありがとうね。席はあっちだよ」

淫魔「ハイ!ありがとうございます!」ダッ!


すぐさま席に向かっていった。


淫魔『ちょっとハルさん!フユさんが一緒のクラスってなんで言ってくれなかったんですか!?』


私にメリットがないわ。っていうか、アンタがセクハラするからでしょーが。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


さて、休憩時間。どうしようかしら……


1.淫魔に話しかける。

2.フユに話しかける。

3.サクラに話しかける。


↓2
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/22(月) 00:38:35.40 ID:vHbY/99Xo
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/22(月) 00:39:02.23 ID:t7xhsStEo
3
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/22(月) 00:39:57.47 ID:pGvGfgIq0
2
100 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/12/22(月) 00:40:46.19 ID:w72ghgXY0
寝る。
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/22(月) 00:41:37.38 ID:vHbY/99Xo
おつ
102 : ◆4wwpk5druE [saga]:2014/12/22(月) 00:41:55.36 ID:w72ghgXY0
あとなんか展開リクエストがあれば。

採用するしないは気分次第だけど。
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/22(月) 22:44:00.71 ID:UxrD3FIfo
同級生に淫魔の王を封印した人間の末裔が在籍。
封印が解けたことは察知したけど、誰かまでは分からないとか。
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/23(火) 23:21:35.42 ID:b9ezmwT9o
ロリ枠充実させよう
105 : ◆4wwpk5druE [saga sage]:2015/01/03(土) 19:31:34.06 ID:M6aScaLf0
>>103-104

(・Ω・)b いいね。採用します。
106 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/03(土) 22:09:29.93 ID:M6aScaLf0
やる。
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/03(土) 22:10:08.75 ID:2yRDBpJpO
よっしゃ
108 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/03(土) 22:29:35.76 ID:M6aScaLf0



モブA「へぇ〜、シエクスさんって風魔法が得意なんだ!」

淫魔「えぇ、まぁ……」ダラダラ

モブB「ねぇねぇ!シエクスさんって彼氏とかいるの?」

淫魔「いませんよぉ〜。私異性に興味が沸かないもので……」ダラダラダラダラ

フユ「…………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

淫魔『ハルさん助けてーーーーーーー!!』


クラスの皆から質問攻めにされる中ただ一人、静かに殺気を込めて睨み続けるフユに淫魔は怯えていた。


ハル「ねーサクラ〜。今日提出予定の課題とかあったけ?」


だが、助ける義理は無い。放置決定。


淫魔『くっ!……いいですよもぉ!いつか絶対メチャクチャにしてやりますからね!そんで王を復活させちゃる!』


はいはい。こわいこわい。


サクラ「課題?……あ〜、6限目の歴史くらいじゃね?」

ハル「そっか。ならいいや。ちゃんとやってるし」


109 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/03(土) 22:36:28.11 ID:M6aScaLf0



淫魔(うぅ……殺気が、殺気が背中からひしひしと伝わってくる……こうなったら)ソワソワ

淫魔「あ、あの〜。私、ちょっと気分が優れないので、どなたか保健室に案内していただけませんか!」


フユの殺気に耐え切れないくなったのか、淫魔が逃亡を計った。

モブA「いいよ〜」

ハル「…………」


さて、どうしたものか。こちらから淫魔と関わってロクな目に合わないのは確実だが、他の誰かを二人っきりに
するのもなんだか嫌な予感がする。


ここは私が案内するべきか?


1:案内する  2:他の人に任せる



↓2
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/03(土) 22:37:13.24 ID:Ai88aVUOo
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/03(土) 22:40:27.57 ID:OaCJIF3ko
112 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/03(土) 23:09:35.66 ID:M6aScaLf0



仕方ない。何かされたら可哀想だし。私が行こう。


ハル「あ〜、それ私がしてもいいかな?」

淫魔「!?」

淫魔『ハルさあああああん!』

フユ「!?」ガタッ!

ハル「ホラ、行くわよ」

淫魔「ハイ!」


フユが驚いた顔でこちらを見ていたので、大丈夫だと合図して淫魔を連れて教室を出た。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


淫魔「あぁ〜神様ハル様、ありがとうございます」

ハル「ま、見ててなんか可哀想になってきたからね。感謝しなさいよ」

淫魔「えぇもちろんです!」


保健室まで案内し、私は先生に引渡した。


113 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/03(土) 23:52:46.89 ID:M6aScaLf0



フユ「ハル様!」


教室に戻ると、フユが不安そうな顔で真っ先に駆け寄ってきた。


フユ「ご無事でしたか?何か不快な事はありませんでしたか?もし口止めなどされてましたら何も仰らなくて結構です。
   私が必ずあの不埒者を仕留めて」

ハル「大丈夫、大丈夫だから。安心して。こんな短時間でどうにか出来る訳無いじゃない」

フユ「左様でございますか」ホッ


フユのそんな心配はよそに、私は安心しきっていた。

それまでの淫魔のヘタレな態度のせいか、淫魔という存在をナメていたのかもしれない。

私は知らなかったのだ。この日から、この聖シーンズ魔法学園をも揺るがす運命が、動き始めていた事に……


114 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/03(土) 23:53:41.97 ID:M6aScaLf0
風呂
115 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/04(日) 01:06:56.41 ID:13E8DbOP0
再開
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/04(日) 01:36:53.77 ID:+KpKdWdmo
いえあ
117 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/04(日) 02:36:09.58 ID:13E8DbOP0



ちゅっ……ぴちゃ……


保健室の先生「はっ!……はぁっ!……ぁっ……あつっ……い!」ピクッ ビクッ

淫魔「ん……んくっ……んちゅ♪」


ちゅる……ぢゅむ……ぷちゅ……


保健室の先生「シ……シエクスっ……さん!やめっ!止めて……ッ!」

淫魔「んぷ……はぷっ♪……そんなこと言っても、先生のおっぱいはぁ……ちゅる♪……正直ですよ♪」

保健室の先生「そ、そんな事っ!……んっ!……ちがうぅ!」ビクッ

淫魔「んも〜素直じゃありませんねぇ♪……じゃあもう一回、先生のミルク頂いちゃいますね♪」


ちゅ♪ちゅるっ♪ヂュプ♪ヂュチュチュ♪

淫魔「ん、はむっ♪……んちゅ♪……ちゅぅ♪……チュムチュム♪」

保健室の先生「あ、あぁ!……だ、だめっ!そんなに刺激されたらっ!……ま、また胸だけで!イッ……ちゃぁ!」ブルッ

淫魔「ン〜〜〜♪」ちゅううううっ♪

保健室の先生「い、やぁ!ああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」ビクンッ!!


プシッ  プシャァァァ!

118 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/04(日) 02:45:48.10 ID:13E8DbOP0



淫魔「んんっ!……ん、んむっ……んくっ♪……ずちゅ♪」

保健室の先生「っ……っ!……はっ……はあぁぁ……」ビクッ! ビクッビクッ!

淫魔「ん♪……ふぃ〜。一杯出ましたね〜♪一回目より多いですよ♪」ピチャ……

保健室の先生「あ……な、なんで、私の胸が、こんなぁ……」ビクッ  ビクッ

淫魔「別にこれ母乳じゃありませんよ?これは先生の魔力を液体にして、おっぱいから出させたんです♪
   ま、母乳とさして変わりはありませんけどね♪」

保健室の先生「そんな……酷いわシエクスさん……」ハァ ハァ

淫魔「な〜に言ってるんですかぁ♪ちっぱい乳首を一生懸命に立たせてたじゃないですか♪」

保健室の先生「うっ……うぅ……貴方は……一体……?」

淫魔「これから記憶消すので言いませ〜ん♪無駄は省略!」ポゥ

保健室の先生「え?……あ…………」

淫魔「先生はちょ〜っとの間、ハルさんに発情してもらいますね♪」

保健室の先生「」ガクッ

淫魔「さぁ〜て、仕込みは上々。あとは獣が果実に喰らうのを待つばかり……ってね♪」


119 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/04(日) 02:46:22.41 ID:13E8DbOP0
寝る。
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/04(日) 06:24:07.06 ID:7LxVbCUW0
乙乙
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/04(日) 06:50:07.55 ID:AZaxbciTO
はよ
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/04(日) 08:56:07.33 ID:vSZFi7CKo
おつ!
久しぶりに来たら再開してて嬉しい
123 : ◆4wwpk5druE [saga sage]:2015/01/04(日) 09:30:38.34 ID:13E8DbOP0
ちなみに>>109で2ならモブも淫魔の犠牲になってました^^

出来たら今日もやりたい。
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/04(日) 09:56:29.00 ID:Ze4/YFOHO
待ってる
125 : ◆4wwpk5druE [saga sage]:2015/01/04(日) 15:51:14.56 ID:13E8DbOP0
今からやる。
126 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/04(日) 15:55:23.88 ID:13E8DbOP0
上げ
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/04(日) 15:56:46.21 ID:vSZFi7CKo
来た!
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/04(日) 15:57:18.98 ID:rhPx3MsSO
待ってた
129 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/04(日) 16:07:27.92 ID:13E8DbOP0


ガラッ!


淫魔「ただいま戻りましたー!」

モブA「あ、シエクスさん大丈夫だった?」

淫魔「はい!ちょっと緊張して落ち着かなかったんですけど、保健室の先生からぼ……よく効くお薬を頂いたのでこの通りです!」ツヤツヤ


そう言って淫魔は元気そうに席に戻っていった。気のせいか、少し艶々していた気がする……。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


そうしてあっという間に4時限目、体育の時間になった。この時間は主に魔法を使用した運動の授業が中心だ。

グラウンドに出て、準備体操から始まる。


ハル(着替えの時にもしかしたら興奮するかもって後ろ向いてたけど杞憂だったわね……誰彼構わず興奮するって
   訳でもないのかしら?)

淫魔『それは何とも言えませんね〜。性欲が高まってる時なら多分女の子なら誰でも良くなるんじゃないですかね?』


なるほど、性欲処理はやはり避けられないか……。


体育の先生「次、シエクスさん」ピッ!

淫魔「あ、ハ〜イ!」


130 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/04(日) 16:32:35.41 ID:13E8DbOP0



先生が笛を鳴らすと、淫魔がスタートラインに着く。

今回の授業は魔法を用いた走法を学ぶ事。タイムを計るだけではなく。魔法を使っていかに効率よく加速するかも評価の一つだ。

評価の中心となるのは後者の方だが、こっちとしてはタイムを競い合う事に熱が入るもので……


体育の先生「位置について、ヨーイ!」


パン!


淫魔「シャアアラアイッ!!」ドヒュン!


スタートと同時に、淫魔は足に風魔法を纏わせた。土を巻き上げ、矢の如く走り抜ける。

どうやら風魔法が得意と言うのは嘘ではないようだ。


ざざぁ……


体育の先生「ん。……6秒46か。いいんじゃないか?」

淫魔「おっほっほっ♪それほどでも〜」

ハル(アンタ運動できるのね)

淫魔『そりゃあもちろん。夜の運動で鍛え抜かれた足腰には自信があります!』


言うと思ったよ。

だが、私も負けてはいられない。


131 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/04(日) 16:59:21.58 ID:13E8DbOP0



体育の先生「ヨ〜イ!」


パァン!


ハル「ダァッ!!」ドゥン!!


私は足の裏から火炎魔法を発動させ、スタートダッシュを決める。そのまま飛んでもいいが、これはあくまで
魔法を用いた走法の授業。足を地に着けて走らなくては評価にはならない。

なので、一歩ごとに足の裏から魔法を発動させて一歩の幅を大きくし、ついでに背中からも噴射させて更に加速する。

どんどんグラウンドの地面を抉っていくが、そこを気にしてはタイムは伸びない。


ハル(良し!後一歩でゴール!)

体育の先生(……あ、自己ベスト更新したなコイツ)



淫魔「………………」ニヤリ



ハル「ゴーー!」


最後の一歩。ゴールラインを超えた場所に足を着けた。



                ずるっ



ハル「リュ!?」


そして、その足を滑らせた。


132 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/04(日) 17:26:25.42 ID:13E8DbOP0



足が横に滑ったことで、体勢が大きく崩れた。このままでは派手に転ぶ。


体育の先生「ハル!?」

ハル「こっ!……つあ”あ”あ”ぃ!!」


我ながら恥ずかしい奇声を上げながら、もう片方の足で体勢を戻そうと前に出す。

そして、その足のお陰で転ぶ事は回避できた。


グキッ!


ハル「イ”ッ!?」


そして、盛大に足を捻った。


ハル「ダハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!?」


またしても、我ながら恥ずかしい奇声を上げた。


体育の先生「オイ大丈夫かハル!?やっちまったか?」

フユ「ハル様!?」

淫魔「(あれ?予想よりヤバイ?)う、うわ〜痛そうな悲鳴が……」


133 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/04(日) 17:48:46.56 ID:13E8DbOP0



体育の先生「ハル〜。しっかりしろ〜。立てそうか?」

ハル「ぐね、ってなりました……聞きたくない音が足首から聞こえまひた……」


先生が屈んで顔を覗き込むが、痛みのあまり涙目な私には誰が誰だか分からなかった。


どざああぁぁぁ!!


フユ「ご無事ですかハル様!!?」

ハル「ふ、フユぅ……」

体育の先生「おおぉう、フユか。足挫いたみたいだ。……っていうかお前、今すげー速くなかったか?」


ざざああぁぁ……


淫魔「あ、あっちゃ〜これは痛そうですね……」


フユに続いて淫魔もやって来た。だが、痛みと戦う私は気にしている余裕が無かった。


体育の先生「あぁシエクスか。……丁度いいや、シエクス。保健室頼めるか?」

淫魔「えぇ、もちろん!」

フユ「!?」


フユが驚いた顔で先生を見た。


134 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/04(日) 18:04:32.47 ID:13E8DbOP0



フユ「せ、先生!私が!私が連れて行きます!」

体育の先生「いや、次お前の番だし。今の感じで走れば自己ベスト更新するし、サクラといい勝負出来るぞ?
      シエクス、保健室の場所分かるか?」

淫魔「もちろんです!今朝連れて行って貰ったので、任せて下さい!」


淫魔は私を肩で担ぎ上げる。


淫魔「さぁ〜ハルさん。シエクスにお任せ下さいね〜♪」

フユ「くっ!」キッ

淫魔「いや、やっぱりほどほどにお願いしま〜す」タラ……

体育の先生「睨むな睨むな。シエクスの何が不満なんだ?」


私は痛みにフラフラになりながら、グラウンドから離れていった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ハル「あ、ありがとほぉ……」

淫魔「いえいえこれ位。今朝のお礼の内ですよ♪」


ガラッ


保健室の先生「?……あら、シエクスさん?どうかしたの?」


保健室の扉を開けると、中には先生がいた。

栗毛のショートヘアーで、伊達メガネをかけている。やや尖り気味なその耳は”エルフ族”のクォーターの証。
保健室の先生らしく黒のシャツにズボンを覆う清潔感を感じさせる白衣に、首からペンをぶら下げてポケットにしまっている。

この人が保健室担当の先生、フウ・リィン先生だ。


135 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/04(日) 18:33:08.78 ID:13E8DbOP0



背丈が私たち学生とどっこいどっこいで、胸も小さめなため『フウちゃん』という愛称で呼ばれる事が多い。

フウ先生も穏やかな性格で、それを良しとして笑顔で接してくれる。まさに『保健室の先生』らしい先生だ。


淫魔「今朝はどうも先生!私じゃなくて、ハルさんが少々大変な事になりまして……」

フウ「あら?……あ〜。これはちょっと大変ねぇ……」


フウ先生は屈んで私の足首を見る。


フウ「そこのベットまでお願い出来るかしら?」

淫魔「ハ〜イ♪」

ハル「お世話になります……」


ギシ……


フウ「ん〜っと……確か足首を捻った時に効くお薬は〜……っと?」ガチャカチャ

淫魔「それじゃあハルさん。私はこれにて♪」

ハル「うん……」


フウ先生は戸棚から薬を探している。楽にしようと私は枕に頭を預け、足首の痛みに耐えていた。


136 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/04(日) 18:59:11.67 ID:13E8DbOP0



淫魔「さて、先生……」

フウ「ん〜?」カチャカチャ

淫魔「『ハルさんの事、優しく治療して下さいね♪』」にこ♪

フウ「えぇ、もちろ……」


――――――――ドクン!


フウ「ぇっ……ぁ……」

淫魔「……♪」ニヤリ

淫魔「……それでは、失礼しま〜す♪」


がらっ ぴしゃん!


フウ「ぁ……ハル……さんを……ハル……」ポ〜

ハル「?……先生?」


ふと、こちらを向いたフウ先生が私を見つめる。じっと見つめるその瞳は、なんだか徐々に熱が篭っていくようで……


フウ「え?あっ!?ご、ゴメンね!先生ちょっとぼ〜っとしてた」アタフタ


がちゃがちゃ……


慌てたように、フウ先生は戸棚からビンを1つと、塗り薬を取り出した。


137 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/04(日) 19:14:19.25 ID:13E8DbOP0



フウ「は、ハルさんは……どうして私が魔法じゃなくて薬草や塗り薬……古いやり方で治すか分かる?」

ハル「え?……えっと、フウ先生がエルフ族の親族に、そういう治し方を教わったからですか?」


エルフ族とは、はるか昔、魔法によって長寿となった魔法使い人間の亜種とされる存在だ。

長寿となった事で、エルフ族は人間よりも多くの知識を身につけ、エルフ族もまた、知識を得る事に喜びを見出すようになった。


”膨大な知識を持つ者”。それがエルフという名の由来だ。


エルフ族は生まれながらにして魔法の才能があるだけでなく、薬草を用いた治療にも精通している。

エルフ族の子供は皆、親から代々薬草に関する事を学ぶのだ。


フウ「うん。それもあるけど、この学校の教育方針の一環で『魔法に頼らない方法もある事を学ばせる』ためなの。
   魔法ばかり頼ってたら、いつか困った事が起こった時、楽な道ばかり選択する子にならないよう、『遠回りの正解』を教えるためなの」


サラサラ……   ぴちょ   ぐりぐり 


フウ先生はそう言いながら、ビンの中にある粉薬を匙ですくって小皿に分けると、スポイトで水を垂らして、
粘土状になったソレを指でこねて丸い形にする。


ハル「へぇ〜……」


さすがは教師。こんな時でも生徒に教えを説く事を忘れない。


138 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/04(日) 19:34:59.76 ID:13E8DbOP0



フウ「これで良し。じゃあハルさん、この薬を……」ピタッ

ハル「?」

フウ「先に塗り薬から始めるわね。足出してくれるかな?」

ハル「あ、ハイ……」スッ


私は右足をベットから出すと、フウ先生が椅子に座って太股に乗せた。


フウ「ちょっと冷たいわよ〜」


つっ……


ハル「つめたっ」ビクッ!

フウ「ふふっ。つめたいでしょ〜」


ぬりぬり


痛いところのはずなのに、不思議と薬が塗られていくと痛みを感じない。むしろちょっと冷たくて気持ちが良い位だ。


フウ「良し。じゃ、包帯巻くわね」

ハル「あ、はひ!……?」


あれ?舌がなんか痙攣した?

と思ったが、別になんとも無いように感じる。


139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/04(日) 19:36:58.29 ID:7LxVbCUW0
(アカン)
140 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/04(日) 19:53:06.19 ID:13E8DbOP0
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/04(日) 20:14:22.39 ID:vSZFi7CKo
一旦乙
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/04(日) 21:01:26.43 ID:YqilFcwi0
同級生に寺生まれで霊感が強い人がいたら詰むな
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/04(日) 21:11:52.20 ID:fBbqELLwO
ハァ!
144 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/04(日) 21:49:07.33 ID:13E8DbOP0
再開。
145 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/04(日) 21:51:37.82 ID:13E8DbOP0



薄くではあるが、フウ先生の手馴れた手つきで私の足首が包帯で包まれていく。


ぐ〜るぐ〜る


フウ「はい。これで良し」

ハル「あ、ありがとうございましゅ。……ん?」


あれ?やっぱりなんか痺れが?


ハル「せ、先生!なんか舌がおかしいんですけど。……?」

フウ「…………」


んん?

と思ったら痺れが無くなった?何これ?


フウ「……この塗り薬ね、最初は舌がちょっと痺れるの」

ハル「は、はあ?」

フウ「でも大丈夫。舌の痺れはすぐ無くなるの。でも……」


ぎしっ……


突然、フウ先生がベットに乗って、私に覆いかぶさるように四つん這いになる。


ハル「せ、先生!?」

フウ「変わりに体が痺れるって副作用があるの……」

ハル「は、はひ!?」


顔が近づいてきたので手足を使って後ろに下がるが、すぐに壁に当たってしまう。


146 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/04(日) 22:13:02.72 ID:13E8DbOP0



ギシッ……


フウ「それで、その痺れを取るためなんだけど……」

ハル「ちょっ!?近いです!近いですって!?」


なんとか押しのけようと両手を動かそうとするが、フウ先生の言うとおり、手も足も動かなくなっていた。


フウ「このお薬を飲めば良いの」スッ


ポケットから、さっき作った丸い薬を取り出す。


ハル「は、はぁ。なら、そのお薬を是非ください」

フウ「ダメ」ニコッ

ハル「……へ?」


柔らかい笑顔で断られた。薬はポケットに仕舞って、私の顔を撫でてくる。


フウ「これはね、授業なの。さっき言った『遠回りの正解』。このお薬はただではあげられないの」ススッ

ハル「じゃ、じゃあどうすれば」ピクッ


優しいその愛撫はくすぐったくて、思わず体が震える。


フウ「それは…………んっ……」プチッ プチッ

ハル「はっ!?せ、先生!?」


私の顔に触れていないもう片方の手で、シャツのボタンを外し始めた。シャツが解け、フウ先生の鎖骨が見え、ブラが見える。
薄い黄色のブラで、フウ先生の小さな膨らみがある胸を覆っていた。


フウ「……んっ」


それも、フウ先生は無理矢理ずらして外してしまう。ブラに覆われていた胸が零れるようにあらわになる。


フウ「ハルさん……私の胸を……舐めて」


147 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/04(日) 22:34:10.82 ID:13E8DbOP0



ハル「」


頭が一瞬真っ白になった。

何を言っているのだろうかこの先生は?

フウ先生は穏やかで、皆からの信頼も厚く、薬学に関する知識も豊富で、とにかく良い先生だ。


フウ「お願いハルさん……私の胸、アナタの舌で舐めて……」ハァ ハァ


それがなぜ、私の前で服をはだけさせ、ブラをずらし、熱の篭った熱い瞳で私を見ながら、色っぽい吐息をしているのだろう。


ハル「せ、先生?」

フウ「焦らさないでよぉ」


ギシッ……


フウ「はやくして」ギュッ

ハル「んっ!?」


後頭部に手を回され、体を起こしたフウ先生は私を顔を、その小さな膨らみのある胸に押し付ける。


ハル(な、何よこれ……一体何がどうなってるの!?)

フウ「あぁ……ハルさん……」ハァ ハァ


強くは押し付けられている訳ではないので呼吸もできるが、私の口には小さな突起物が触れていた。

言うまでも無く、フウ先生の乳首だ。


ハル(これって、もしかして淫魔の王の力のせい!?)


148 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/04(日) 22:50:59.67 ID:13E8DbOP0



淫魔(違うんだなぁ〜これが♪)ニヤリ


グラウンドでクラスメイトが各々自己ベスト更新に躍起になっている中、淫魔はただ一人ほくそ笑んでいた。

念話によってハルの思考を読み取っている淫魔は、たった今保健室で起こっている事にがリアルタイムで分かっていた。


淫魔(この学園を覆う結界の中、私は自分の魔力を抑えなくてはならない。よって淫魔族特有の魔法を使う事は出来ない)

淫魔(でも、”他人から貰った魔力”なら話は別。人間の魔力なら結界は何の効果も及ぼさないし、世界一の魔法女学園であるここの
   教師たちは誰もがレベルの高い魔法使い。すなわちその魔力の量は膨大かつ、上質。その魔力を頂いてしまえば、淫魔族特有の
   魔法を使う事なんて造作も無い)

淫魔(女教師一人催眠術にかけて操るくらい、わけないんです♪)ムッフッフ

淫魔(さぁ〜ハルさん、存分に楽しんで下さい。フウ先生の感度抜群なちっぱいに興奮して、”王の力”によって
   淫らな考えで頭を一杯にしちゃってください♪)

フユ「……シエクスさん」

淫魔「わひょい!?」ビクッ!?


いつの間にか、背後にフユが立っていた。殺気を込めた目で見つめるわけでも、憎しみを込めた目で見るわけでもなく、ただ年相応な
かわいらしさを含めた拗ねた目で、淫魔を見ていた。


淫魔「な、なんでしょか?」

フユ「ハル様の具合はいかがでしたか?」

淫魔「だ、大丈夫だと思いますよ〜?フウ先生も深刻そうな顔をしてはいなかったので、昼食ごろには会えるかと……」

フユ「左様ですか」


そう言って、フユは淫魔から離れていった。


淫魔「……ま、その頃にこの学園が淫魔族で溢れていなければの話ですが……ね♪」ニヤリ


149 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/04(日) 22:51:25.97 ID:13E8DbOP0
風呂。
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/04(日) 23:18:00.35 ID:vSZFi7CKo
一旦乙
151 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/04(日) 23:51:43.62 ID:13E8DbOP0
ごめん。明日仕事だからやっぱりここで切ります。区切りも良いので。
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/04(日) 23:53:58.33 ID:hzFZJIdmo
おっつ
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/04(日) 23:54:29.83 ID:RvDbTeho0
乙〜
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/04(日) 23:55:51.39 ID:7LxVbCUW0
乙乙
フユさん頑張れ。
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/04(日) 23:59:05.89 ID:fBbqELLwO
おつおつ
156 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/05(月) 00:17:26.64 ID:yLgT5QJg0
あ、リクエストはまだ受け付けてますゆえ。

今度こそ寝る。
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/05(月) 03:13:56.27 ID:PqMHaL7JO
いいぞ
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/05(月) 10:06:12.40 ID:d87J3uGNo
ハルちゃんが一向になめてくれないのでハルちゃんの乳首をなめだすフウ先生
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/05(月) 17:42:04.82 ID:rmnCGAzOO
フウ先生に攻められイカされそうになるも懇願する様になるまで寸止めされ続ける
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/05(月) 20:23:36.34 ID:lJHeF/kmO
自らの破瓜の血を媒介として、射精させることで淫魔の王の魔翌力を体外に出して、封印することができる光魔術士の学生さん。

できれば強気だけど純情、お節介焼きな由緒正しいお嬢様で。
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/06(火) 16:12:21.12 ID:pBW1OCKDO
淫魔の王を倒した戦士の子孫(10〜12歳位の男の娘)がやってくる

特徴
巨根な息子持ちで隙あらばハルちゃんにエロい事をする(ドSです)
ハルちゃんの前では男だが他人の前では女の子として過ごす
剣の腕は凄いが魔法を使うのは苦手(但し魔法を(気合いで)斬る事はできる)

162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/06(火) 17:45:48.64 ID:pBW1OCKDO
淫魔の王を倒した戦士の子孫な男の娘がやってくる

特徴
10〜12歳位の男の娘で巨根な息子持ち
Hな事が大好きなドSだがハルちゃん以外の前では甘えん坊な女の子を演じる
ハルちゃんに一目惚れし嫁にする為二人きりになるとエロい事をしていく
魔法無効化能力を持っており魔法が効かない代わりに魔法が使えない
その分剣の腕は凄まじい
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/06(火) 18:00:35.12 ID:5OFAiTwDO
二回も黒歴史レベルの書き込みするとか草不可避
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/06(火) 19:15:51.18 ID:xtutGmIB0
いたたたたた
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/06(火) 19:56:53.33 ID:2LIRreadO
女の子だけって設定だし男の娘は無しじゃね
166 : ◆4wwpk5druE [saga sage]:2015/01/06(火) 20:43:43.59 ID:bL3ozxYh0
>>103でも出てたし王を倒した子孫は出す予定。

男の娘かぁ……女だけの学園で男が秘かに、っていうのはよくあるし、悩みどころやね。
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/06(火) 20:59:09.41 ID:3F3gYkhgO
主役で出るならまだしも1クラスメイトで出してもなぁ
168 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/06(火) 21:12:11.98 ID:bL3ozxYh0
とりあえず。軽くやる
169 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/06(火) 21:21:53.12 ID:bL3ozxYh0



幸いにも、私は興奮よりも焦燥感が勝っていたので、ペニスはまだ生えてはいない。だがそれも時間の問題だ。


ハル(くっ!考えてても仕方ない!このままじゃアイツの言ったとおり私が王になっちゃう!早くこの状況から脱しないと!)


そのためには体の痺れを取らなくてはならない……という事はやはり、フウ先生に従うしかない。


ハル「っ……ん」ぴちゃ

フウ「あっ!」ビクッ


舌を出すと、すぐにフウ先生の乳首に触れた。硬くなって、粒のように丸く小さなそれを、私はゆっくり舐めていく。


ハル「ん……ん……んっ」ピチャ ピチャ ピチャ

フウ「そ、そう!……良いわよハルさん。すごく上手っ!」ビクッ ビクン!


硬くなったフウ先生の乳首を私の舌が包むように触れ、そのまま舐め取ってしまうように動かす度に、フウ先生の体が震えるのが分かる。
よほど興奮しているのか、フウ先生の感度がすごく敏感だ。

私も、自慰をしたことが無いわけじゃない。自分でするのと誰かにされるのは違うのは確かだろうが、それでもここまで反応が良いわけじゃない。

もしかしたらこれも淫魔の王の力のせいなのかもしれない。私だけじゃない、私以外の人間にも影響が及んでいるのかも……。


ハル(でも、これはチャンス!)


感じやすいなら好都合だ。それだけ早く、終わらせる事も出来る。


ハル「んく…………はぷっ!」

フウ「ンンッ!?」ビクッ!


私は思い切って、フウ先生の乳首に吸い付いた。


170 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/06(火) 21:46:34.50 ID:bL3ozxYh0



ハル「んっ!んちゅっ、んんっ!!」


チュム チュル ンチュ


フウ「は、はぁっ!いい!すごくっ良い!」


フウ先生は少し私の頭を掴んで離すと、もう片方の乳首に近づける。


フウ「ねぇ、ハルさん。……こっちもお願い……ね?」ハァ ハァ

ハル「ンッ!」チュプ♪

フウ「あっ……はっ♪」


私はとにかく必死だった。誰かの胸に吸い付くなんて事初めてだったし、これが良くない事だと分かっていた。

早く終わらせたい。その思いで、私はフウ先生を満足させるため、歯を当てないよう気をつけて、唇で挟み、吸い付きながら舌で触れてみた。


ちゅむ ちゅむ ちゅちゅ♪


フウ「あ、あぁ……あは♪……す、すごい……おっぱい欲しがる赤ちゃんみたいよ。ハル……さんっ!」ビクッ ビクン♪


ぎゅ……


フウ先生は私の頭を抱え込むように、優しく、けれど私が離れないようしっかりと抱きしめていた。


ハル「ン……んんっ……ん……」ちゅ チュム ちゅ♪


始めはがむしゃらに吸い付いていた私だが、次第に、フウ先生の好みが分かってきた気がする。

多分、フウ先生は緩急つけた、強く吸ってから弱く吸い、また強く吸う。そんな感じで吸われると弱いのだ。


ハル(それなら……)


171 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/06(火) 21:58:03.23 ID:bL3ozxYh0



ハル「(最初は強く……)ンンッ!」チュウッ♪チュウッ♪

フウ「ん……ック!」ビクッ

ハル「(次にちょっと緩めて遊んで……)ん〜……」ちゅっ♪ちゅっ♪

フウ「ぁ……あぁ……」ピクン

ハル「(体が震えたその瞬間に、最初よりも強く!)ンッ!!」チュウウウウウ!

フウ「え、あっ!?……きっつッ!……イッ……ちゃうぅ!」ビクンッ!


フウ先生の抱きつきが一層強くなる。もう離したくないとばかりだ。


ビクッ ビクッ♪  ビクンッ!


フウ「―――ッ!!」ブルッ

フウ「ァ………………ハァ〜」ガクッ


急に、フウ先生の力が弱まった。足から力が抜けて、その場にぺたりと座り込んでしまう。私の足の上なので、ちょっと重くて痛い……。


フウ「はぁっ……はぁっ……」

ハル(……もしかして……イッちゃった?)


少し下を向いて、頬を赤くして肩を大きく揺らしながら息をしている。どうやら、満足して達したらしい。


ハル(良かった……)ホッ


どうやら上手くいったようだ。これで開放される。私の股にはペニスも生えていない。なんとかなった……。


172 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/06(火) 22:15:02.66 ID:bL3ozxYh0



ハル「あ、あの……先生?」

フウ「……は、ハルさん。……すごく、良かったわ」ニコッ

ハル「っ!?」


ゴクリ……


眼鏡越しに見つめてくるフウ先生の熱い眼差し。はだけたシャツから覗く小さな胸。その姿は私の知っている清潔感ある姿とは程遠い、
その色っぽい姿に、私は無意識に唾を飲み込んでいた。


ハル(って、何考えてんのよ私は!?)ブンブン

ハル「あ、あのフウ先生!早くそのお薬を!」

フウ「ん〜?……そうね。気持ちよくしてもらったお礼はしなくちゃね」スッ

フウ「はい。ア〜ン♪」

ハル「あ、あ〜……んっ」


にがい……。しかし効き目は確かなようで、すぐに手足の痺れが無くなってきていた。


ハル(それにしても……他に何か要求してくると思ってたのに……。まぁ、私としてはありがたいけど)

フウ「……」スッ……


なんて、私は完全に油断していた。


173 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/06(火) 22:23:33.79 ID:bL3ozxYh0



フウ「ん〜♪」


ピチャ……つつっ♪……


ハル「んひっ!?」ビクッ!


首筋に熱くて柔らかい物が走った。それがフウ先生の舌だと気づいた時には、私はへんな声を上げていた。


ハル「せ、先生!?何してるんですか!」ぐいっ

フウ「ん〜?」


まだ痺れる手で無理やりフウ先生を引き離そうとするが、僅かに舌が届かない程度の距離しか離せなかった。

顔を上げたフウ先生の吐息が、肌で感じるほど近かった。


フウ「だってぇ……私だけ気持ち良くして貰って、ハルさんに申し訳ないもの……。今度は私が気持ち良くしてあげる」

ハル「いやいや良いですよ別に!そんな事されたら私が申し訳ないです!」


そんな事されたら今度こそ本当に王の力が反応しちゃう!そんなの先生に見られたら確実に色々終わる!!


フウ「遠慮しないで。私で気持ち良くなって。……んっ」ぴちゃ

ハル「あっ!?」ビクッ


まだ痺れが抜けないせいで抵抗もままならない。私の両手は軽くベットに押さえ込まれ、私の首筋をフウ先生の舌が触れる。


174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/06(火) 22:33:46.35 ID:+DGVUzS2O
最高
175 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/06(火) 22:39:59.12 ID:bL3ozxYh0



フウ「ん……はぁ……」


ぴちゃ……ぴちゃ……


ハル「〜〜〜ッ!」ビクッ! ビクッ!


首筋をフウ先生の舌が這う。肌に唾液が塗りたくられ、舌が離れると空気に触れてひやりと感じさせる。

くすぐったくもあるその感覚に、私は何とか耐えようとした。


ハル(大丈夫……!この位、悪ふざけでくすぐられてるだけだと思えば!)

フウ「ん……」


ぐいっ


ハル(!?)


嘘……体操着捲られてる!?


フウ「いいなぁ、ハルさん。私よりおっぱい大きい……」


ぴとっ……ふに


ハル「っ!?」ピクン


ブラの中に滑り込ませるようにフウ先生の手が入る。ちょっぴりひんやりとした、すべすべした手が私の左胸を覆う。


176 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/06(火) 22:54:15.73 ID:bL3ozxYh0



ハル「せ、先生止めて!私こんな事されても困るって!」

フウ「ダメよぉ。ハルさんだって気持ちよくて困る事なんて無いわよ」


するっ ふにゅ


私の言葉に耳を傾ける事無く、右胸にもフウ先生の手が触れる。


ふにゅ むにゅ


フウ「ふふっ……ハルさんのおっぱいは柔らかいわぁ。私は小さいから揉めるほどないけど、
   やっぱり”ある”とこれくらい柔らかいのかしら?」

ハル「せ、先生ぇ……」ピクッ ビクッ


どうしよう。まだ手足に力が十分に入らない。抵抗したくても逃げられない!


フウ「羨ましいなぁ……えいっ、えいっ」

ハル「んっ!?」ビクッ!


それまで指を沈める程度の揉み方から、こねるように揉み始めた。

私の胸が、フウ先生の手の動きに従って揉まれてしまう。


ハル(だめなのに……こんなことされるの、おかしいのにっ!)ハァ ハァ

フウ「ハルさんのおっぱい♪素敵なおっぱい♪気持ちよくな〜れ♪」


ムニュ ふに フニュ♪


だんだん、体が熱くなってくる。フウ先生のおっぱいに吸い付いて、私は胸を揉みしだかれている。

こんな事、普通じゃない。本当ならすぐにでも逃げなきゃならないのに、僅かに動くその手を私は動かせない。


ハル(もしかして私、……興奮してるの?)ハァ ハァ


177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/06(火) 22:57:13.93 ID:If3S17BAo
いいよいいよエロいよ
178 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/06(火) 23:01:50.61 ID:bL3ozxYh0



ハル(いや、そんなはずない!このまま流されちゃったらダメよ!)

ハル「もういい!先生、もういいから!」


とにかくフウ先生をどかそうと、力を振り絞ってフウ先生の肩を掴もうとした。


フウ「?……あ、ハルさんの乳首が立ってる♪かわいい〜」

ハル「……え?」


嘘……私、やっぱり……


フウ「ハルさんも気持ちよくなってきたのね。……嬉しい。もっと私に気持ちよくさせて……」


フウ先生の指が、私の乳首に触れる。硬く、ぷっくりと立っていた私の乳首を、フウ先生は指でくりくりと動かす。


ハル「え?あ!?だ、ダメ!これ以上はもう!」

フウ「大丈夫。優しくしてあげる。……ん♪」


かぷっ


ハル「なっ、んっ!?」びくん!


右胸の乳首を指でイジリながら、フウ先生は口を開けて私の左胸に吸い付いた。

唇の柔らかい感触、吸い付かれて盛り上がる胸と乳首の感覚が伝わってくる。


179 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/06(火) 23:07:05.71 ID:bL3ozxYh0



フウ「ん……んんっ……はぁ……」


にゅりゅ れろぉ……


ハル「フウ……先生……!」ビクッ ビクッ!


熱い。

吸い付かれて感じる口の中。口が離れて、私の乳首を舐めまわす舌。

先生の熱が、私の胸を暖めるように広がっていくようだ。


ハル「せ、先生がこんな事しちゃっ!ダメぇ……」ハァ ハァ

フウ「右の方も任せて。……ん……」ちゅ♪

ハル「あっ!」ビクン!


右胸も、フウ先生に吸い付かれてしまった。左胸はまた手に覆われ、唾液で滑りやすくなった胸を、フウ先生の指が滑る。


フウ「ん……ちゅっ♪……」


ちゅう……つちゅ……


ハル「あ、あぁ……もう、止めて……」ビクッ びくん


まるで赤ちゃんだ。見た目は私とさほど変わらない。でも、確かに私より年上の先生が、私の胸をイジリながら、吸っている。

そんなフウ先生の姿が、私をより興奮させていた。


180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/06(火) 23:08:44.45 ID:/ifSHH00O
このハルちゃんの葛藤いい…
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/06(火) 23:13:03.26 ID:5OFAiTwDO
あれ?この状況を淫魔は視覚的に見てるんだよね?
ムラムラしてそう(小並感)
182 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/06(火) 23:16:43.26 ID:bL3ozxYh0
>>118
本人が念話しようとして始めて見る事が出来る。だからずっと心の中読んでる訳でもない。
何時読まれてるかハルは分からないけど。
183 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/06(火) 23:20:24.87 ID:bL3ozxYh0



ハル(熱い……胸が……体が熱い……)ハァ ハァ


頭がクラクラし始めてきた。抵抗しようとしたはずなのに、いつの間にか忘れていた。


フウ「ん♪……んく♪……ん〜〜♪」ちゅく ちゅく ちゅちゅ〜♪

ハル(フウ先生……)スッ


抵抗するために動かしていたはずの手は、フウ先生の頭に触れていた。


フウ「?」ちゅむっ

ハル「……」


私の手に気づいたフウ先生が、私を見る。胸に吸い付いて、私の乳首を吸いながら、上目遣いで、眼鏡越しに私を見つめてくる。

その目は純粋に、何かを問うような目。無垢な子供のような目だった。


ハル「フウ先生……私を、気持ちよくしてください」


私は、おねだりしていた。


フウ「……」ちゅぱ……

フウ「えぇ、私の口でイッて……こっちは後でね♪」

ハル「……え?」


そう言って、フウ先生の手が私の股に服越しで触れる。


ハル「あっ……」


いつの間にか、ペニスが生えている事に気づいた。だが、私は何も感じなかった。それほどまでに、私の頭は”熱”にやられていたのだ。


184 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/06(火) 23:36:30.58 ID:bL3ozxYh0



フウ「ハルさんって”そういうプレイ”が好きだったのね。……やっぱりハルさんも”この学園の女の子”なのね♪」

ハル「……え?」


どうやら私が生やしたと思っているらしいが、どうにも反応が妙な気がした。


フウ「いいわ……私の処女、ハルさんにあげる。……だからまずは、ハルさん一人でイッてね♪」ちゅぷぷ♪

ハル「んっ!」ビクン♪


勢い良く、さっきよりも強く、私の胸に吸い付いた。


フウ「ん♪んっ♪」ちゅぷ ずちゅ 

ハル「んっ!あっ!」ビク♪ビク♪


まるでおっぱいからでた母乳を飲むかのように、フウ先生は私の胸を吸う。


フウ「ん〜〜〜♪」チュルチュル♪

ハル「っく、あっ!」ビクン!


時々口内で、チロチロと蛇みたいに私の乳首をイジってくる。反対の乳首も親指と人差し指で挟んで、
優しくつまんでクリクリと動かしていく。

自分でするのとは違う。誰かにしてもらって初めて味わう事の出来るこの感じ……すごく、気持ちいい……


チュプ♪ チュプ♪ チュププ♪ チュウウウ♪


ハル(あ、ヤバッ!この、感じは……イッちゃ!)ビクンッ


キーン コーン カーン コーン


185 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/06(火) 23:43:58.24 ID:bL3ozxYh0



フウ「!」ちゅぱ……

ハル「……え?」ハァ ハァ


突然、フウ先生が胸を吸うのを止めてしまった。どうして?

そう疑問に思って、今チャイムが鳴っている事に気づく。


フウ「授業、終わっちゃったね……まぁ、関係ないわよね♪」

ハル(あぁ、そうだ。……私足挫いて……アイツに運ばれて……)


(淫魔『ハルさんの事、優しく治療して下さいね♪』)


ハル(……あれ?そう言えば、アイツがそう言って出て行ってから先生の様子がおかしくなったような?)


チャイムのお陰で先生動きが止まり、私は状況を整理することができた。

そして、ある疑問が浮かんだ。


ハル(……これって、もしかしてアイツの仕業!?)


でなければ、フウ先生が突然こんなことするはずがない。これはアイツの罠!?


186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/06(火) 23:47:51.53 ID:ijWdazgvO
選択肢次第では淫魔化ってこともありなのか
滾ってきた
187 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/07(水) 00:00:24.53 ID:7Z1EhBAS0



淫魔(……やっべぇ)ダラダラダラダラ


授業が終わってダラけるクラスメイトをよそに、淫魔は一人滝のように汗を流していた。無論、運動による物ではない。


淫魔(非常にマズイ!せっかくハルさんも興奮MAXでこれからって時に!このままじゃ逃げられる!?)

淫魔(せめて体が痺れていれば……でも細かい命令を与えられるほどの魔力は無かったし……)


淫魔の催眠術は基本的に単純な命令しか出来ない。今回は「ハルに発情しろ」と命令し、キーワードで発動するよう
仕掛けていたのだ。より細かく命令するには、その分魔力がいる。


淫魔(いや、でもまだチャンスはある!今のハルさんは寸止め!私がそっちに行くまでフウ先生が上手く押さえつけてくれれば!
   私の力でなんとか3Pに持っていけば!)

体育の先生「はーい今日の授業はここまで〜。お疲れさん」

淫魔「ハイお疲れ様でしたーーーーーーー!」ドヒュンッ!!


淫魔はすぐさま風魔法を使い、グラウンドを駆けていった。


フユ「?……! 先生、お疲れ様でした!失礼します!」ドヒュンッ!!


フユもまた、そんな淫魔の様子から何かを察し、水魔法を使って後を追っていった。


体育の先生「……シエクスといいフユといい、なんで授業で本気を出さない」

サクラ「シエクスちゃんは分からないけど、フユちゃんは基本ハルのためにしか全力出しませんよ」フッ


サクラはそんな二人を、微笑ましく見ていた。


188 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/07(水) 00:08:49.16 ID:7Z1EhBAS0
風呂→寝る。ノシ

リクエストまだまだ募集。

ちなみに安価はHイベントに関わる事もある。例えば>>109の時に2だったら

モブも淫魔にヤられる→モブも催眠術かけられる→モブがハルを保健室へ→モブ、フウ先生、ハルの3Pみたいな。
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/07(水) 00:17:34.34 ID:lvzE4Iudo
乙乙
続きが楽しみだ
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/07(水) 00:52:16.56 ID:xZrm2PmuO
乙!
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/07(水) 01:13:17.14 ID:q+QfwNlTO
おつ
192 : ◆4wwpk5druE [saga sage]:2015/01/10(土) 14:57:36.98 ID:F/ejoBsS0
今日もやる予定。
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/10(土) 14:59:29.20 ID:0N1Fd938O
やっちゃうか
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/10(土) 15:51:38.41 ID:cLD19xLOo
これは期待
195 : ◆4wwpk5druE [saga sage]:2015/01/10(土) 16:43:19.02 ID:F/ejoBsS0
やる。
196 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/10(土) 16:57:29.85 ID:F/ejoBsS0
上げ
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/01/10(土) 17:06:55.51 ID:35VVa9W3O
age
198 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/10(土) 17:08:39.86 ID:F/ejoBsS0



ハル「(逃げなきゃ……)くっ!」


私は力を振り絞って、今度こそ脱出を計る。


フウ「第二拘束魔法」


ギュパッ!


ハル「!?」


ギシッ


だが、私の手足に光る帯が巻きついて、ベットに拘束される。


フウ「どうしたの〜?急に恥ずかしくちゃった?」

ハル「あ、いや、その……」


マズイまずい不味い!

股にはペニスが生えてるし先生は止める気配ないし授業終わったからフユが迎えに来る可能性大だし!


ガタッ


フウ「?……誰か来たのかしら?」

ハル「!?」


って言ってるそばからーーーーー!


199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/01/10(土) 17:20:27.15 ID:oAk9zrVPO
始まった!
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/10(土) 17:30:21.43 ID:Ezoq5hpz0
ヒャッホォイ!
201 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/10(土) 17:33:16.01 ID:F/ejoBsS0



淫魔「……ん?待てよ?」


保健室の扉に手をかけた時、淫魔はふと考える。

人間の女が淫魔になる方法は2つ。淫魔の王に犯されるか、あるいは淫魔に犯されるかだ。

前者の場合、淫魔の王の精液で子宮を満たされることで淫魔化する。つまり、もっとも手早い方法だ。
だが後者の場合、淫魔に犯されるだけでなく、自ら淫魔になろうとする意志と、淫魔の魔力で体が満たされる必要がある。
ただ淫魔に犯されるだけでは、男が淫魔と交わって精力や魔力を奪われるのと同じ事だ。


淫魔(いくら猛烈な快感を体験したとしても、それでハルさんが淫魔化するとは限らない。何十回と繰り返して、セックスのことしか
   考えられないくらい淫乱な人になってもらうには、ここは急がずハルさんに”女の子の味”を覚えてもらう事を優先するべきでは?)


なにせまだ1年以上の時間がある。チャンスなんて、幾らだってあるのだ。


淫魔「なぁ〜んだ。急ぐ必要なんてありませんでしたね!……でもぉ、今朝のお預けの分がありましたね♪」ニヤリ


せっかくだから、やはり3Pで一緒に気持ちよくさせてやろうじゃないかと、淫魔は淫らな笑みを浮かべる。


淫魔「じゃあさっそく、お昼ご飯ついでに楽しませてもらいましょうかね〜♪」


そう言いながら、扉を開けようとした瞬間、


フユ「ほう、どういった楽しみがあるのですか?」ゴゴゴゴゴ

淫魔「!?」


背後にフユがいた。


202 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/10(土) 17:57:57.31 ID:F/ejoBsS0



淫魔「え!?い、いつの間に!?」

フユ「保健室の中にいらっしゃるのはハル様とフウ先生。そのお二方がいらっしゃる保健室に入ってどういった趣向の
   楽しみ方をなさるおつもりで?」

淫魔「い、いやぁ〜その〜……」ダラダラダラダラ

フユ「……やはり、貴方はハル様にとって害悪でしかないようですね……」

フユ「第二水魔法」


ズアァァッ!


淫魔「ヒッ!?」ビクッ


フユに巻きつくかのように、一本の水流が現れる。

それはさながら小さな龍。フユの怒りを表すかのように、激しく、荒々しく回転していた。


淫魔「ちょ!ああああの!それは人に向けるような物ではないかと!」アタフタ

フユ「ハル様の望みゆえ、命までは奪いません。……ただ」

フユ「その邪な企みと共に、散りなさい!」


ズアッ!!


淫魔「ちょっ待っ!!」


ガラッ


フウ「ごめんなさ〜い。今ちょっと手が放せないから、保健室の利用はお昼休みの後に〜……ふえ?」


203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/10(土) 18:06:27.36 ID:oAk9zrVPO
一番の難敵
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/10(土) 18:07:22.57 ID:Ezoq5hpz0
ラスボスレベルじゃ………
205 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/10(土) 18:11:04.82 ID:F/ejoBsS0



ドパシャアアアアン!!


ハル「何事ぉ!?」


保健室に来た人たちを追い払おうとしたのだろう、扉を開けて誰かに話しかけようとしたフウ先生が、保健室にやってきたらしい
淫魔と共に膨大な水流で吹き飛び、反対側の壁に叩きつけられた。


淫魔「……グフッ」ばたり

フウ「きゅ〜……」ばたん


水が消えると、壁からずり落ちた淫魔とフウ先生が、目を回しながら床に倒れた。


フッ


ハル「あっ……」


フウ先生が気絶したお陰で、拘束魔法が解けた。


フユ「ハル様!」


同時にフユが焦った顔で中に入ってきた。というか、やっぱりあの魔法はフユの仕業だったようだ。

フウ先生を巻き込んでいるのだが、気づいていないのか、私しか眼中に無いのか、全く気にする様子は無かった。


ハル「!? ふ、フユ……」サッ


私は咄嗟に三角座りした。股に生えたペニスは未だに勃っている。そのままでは不自然に盛り上がった
ソレにフユが気づきかねないので、こうして隠すしかなかった。早くしずまれ!!


206 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/10(土) 18:31:42.30 ID:F/ejoBsS0



フユ「無事でしたかハル様!あの不埒者がまたハル様に対して……ハル様、どうしてベットで三角座りを?」

ハル「え、えっと……ふ、腹筋よ!足首はフウ先生のお陰で痛みは引いたし、安静にしててねって言われたんだけど
   せっかくの体育の授業だし体を鍛えようかな〜って!」


我ながら微妙な言い訳……。


フユ「ハル様……お怪我をなさっても尚鍛えようとするそのお心……素晴らしいです!」


信じちゃったよ。


フユ「ですがハル様、やはりお怪我をなさっている時はご無理をなさらない方がよろしいです。
   さ、もう昼食のお時間です。教室に戻りましょう」ニコッ

ハル「え、えぇ……」


少しだけしずまった様だし、立ち上がっても大丈夫そうだ。

差し出された手を取り、私は保健室を出た。フウ先生のことが気がかりだが、見たとこ酷くは無いようだし、
操られていたかもしれない事も、後で淫魔に問いただせばいいか……。


ハル「……行こっか」

フユ「ハイ!」


207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/10(土) 18:45:34.04 ID:wsQakcTAO
淫魔の当初のプランはハルフウH→乱入→あわよくばハルの淫魔化…って感じか
208 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/10(土) 18:57:16.47 ID:F/ejoBsS0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


私はフユとサクラの三人で、中庭にある丸いテーブルで昼食を取っていた。フユは私の隣に座り、サクラは私と向かい合っている。

私の昼食はいつもお弁当だ。この学園には食堂もあるが、フユがいつも作ってくれるのでそれを貰っている。

フユのお弁当はおいしい。冷めているのにも拘らず、味付けや食感が実に私好みになっているのだ。
冷める事をあらかじめ考えた上で調理しているらしい。もう、料理人にでもなればいいんじゃないだろうか。


ハル「うま〜」ムフー

フユ「ふふ、ご満足いただけて何よりです」

サクラ「いいなぁ〜ハルは毎日愛妻弁当でさ〜」

ハル「ぶふぅ!」

フユ「ああっ!ハル様!?」


サクラの発言に思わず吹いた。


ハル「さ、サクラ……貴方何言ってるのよ!」ゲホゲホ

サクラ「そりゃ言いたくもなるって〜。見ろよオレの昼食」


サクラの前にあるのは様々なお弁当だ。といっても、全てオカズばかりで、ご飯は無い。

これらは全て、サクラのファンの差し入れだ。

サクラは後輩からの人気がすごい。運動能力が学園でも1,2を争うほどで、そのため様々な部活動で助っ人で呼ばれるのだ。
その活躍ぶりは凄まじく、その姿に見蕩れた後輩たちがこぞって差し入れをしてくるのだ。

中にはサクラの事を本気で好きになった子からの差し入れもあるらしい。これは噂だが……。


209 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/10(土) 19:28:48.03 ID:F/ejoBsS0



サクラ「オレも結構食う方だから有難いけど、料理の腕前は皆バラバラでさ……砂糖と塩を普通に間違えてる子もいて、
    正直食うのが怖い時があるんだよね〜」

そう言いながら、サクラは自分のお弁当を開ける。と言っても、中に入ってるのはご飯だけなのだが。


ハル「なら断ればいいのに。貴方もそうやってご飯だけしか持ってこないって事は、差し入れ貰う気満々ってことでしょ?」

サクラ「まぁ、オレは料理出来ない方だしな〜。正直メンドイのもあるけど」


そう言って、サクラは箸を進める。


フユ「!……ハル様、ほっぺにご飯が」

ハル「え?あぁ、ありがとう」

フユ「失礼します」スッ


そう言って、フユが私に体を傾けてナプキンで私の口を拭う。


ハル「あ、ありがとう……」


ちらりと、何気なく視線が下を向く。制服で押さえ込まれたフユのたわわな胸が見える。


ハル「……」


ふと思ったのは、保健室の出来事……。


210 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/10(土) 19:44:11.76 ID:F/ejoBsS0
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/10(土) 19:45:54.92 ID:0N1Fd938O
保健室の出来事で飯食ったっけ
と一瞬思った
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/10(土) 19:48:31.45 ID:cLD19xLOo
一旦乙
213 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/10(土) 20:15:33.79 ID:F/ejoBsS0
やる。
214 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/10(土) 20:23:57.55 ID:F/ejoBsS0



ハル(フウ先生はちっちゃくてあんなに感じてたけど……フユならどうなんだろう?)


フウ先生は私の拙い、初めての舌使いであんなにも淫らに感じてくれていた。
胸の小さな人は感度が良いのだろうか?だとしたら巨乳の子の場合は鈍いのだろうか?


ハル(もしフユの胸を私があの時みたいに吸い付いても、フユはおんなじように感じてくれるのかな……)


顔をうずめられそうなほど大きなその胸の乳首に吸い付く自分を想像する。それはどこか、母の胸に吸い付く赤子のようにも見えた。


ハル(じゃあ逆にサクラの場合は……)


サクラも私より胸が大きい。だが差はそこそこで、本人は大きい事は望まない。
『デカイと邪魔そうだからこれでいい』と本人も言っていた。


ハル(私だってあんなに感じてたし、サクラもやっぱりそれなりに感度はあるわよね……)


フウ先生の舌使いで絶頂寸前まで追い込まれた時を思い出す。あの時チャイムが鳴らなければ、私は確実にイッていただろう。


ハル(あ、でもサクラは鍛えてるし、胸の感度も違うのかな……?)


サクラは全体的にスマートだ。腹筋もちょっと割れてるし、まさにスポーツ女子にふさわしい肉付きをしている。


ハル(やっぱり胸も硬かったりするのかな?こう、引き締まった感じっていうか……)

フユ「ハル様?」

サクラ「おいハル?どういたんだよボ〜っとして」

ハル「え?あっ!い、いや、何でもない!」パクパク


親友二人に何を考えてるんだ私は!

あぁもう!保健室であんなことがあったからだ!全部アイツのせいだーーーーー!


215 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/10(土) 20:55:08.65 ID:F/ejoBsS0



ちゅぱっ


淫魔「……今誰か私の噂してましたかね?」


保健室で、淫魔はふと顔を上げた。


淫魔「まいっか。ごめんなさいね〜フウ先生♪途中で止めちゃって♪」

フウ「んっ……はぁ……」


淫魔の前には、未だ気絶してしているフウがいた。ベットの上で胸をはだけさせ、息を荒げている。


淫魔「ん〜〜〜〜〜♪」ちゅううううううっ♪

フウ「ンッ!」ビクンッ!


プシュウ!


淫魔の吸い付きに、意識の無いままフウは絶頂し、その身にある魔力を淫魔の力によって
母乳に近いものに変えられて、乳首から噴き出してしまう。


淫魔「ン〜♪んっ、んっ、んっ……」

フウ「あ、あっ……あぁ……」


口内を満たすほどの量を、淫魔は口から一滴も零さず飲み干す。淫魔の腹を満たすと同時に、魔力が湧き上がってくる。

フウの魔力を奪ったのだ。急激な魔力の消耗に、フウは絶頂の余韻と同時に、疲労感を感じる。


216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/10(土) 21:33:19.41 ID:oaaK1qBYO
ちっぱい母乳
217 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/10(土) 21:33:50.73 ID:F/ejoBsS0



淫魔「ん〜うまうまですね〜♪エルフのクォーターだけに普通の人間と違ってミルキーですよ♪
   まだまだ魔力もあるみたいですし、こりゃあいい人みつけちゃったな〜♪」

淫魔「んっ」ペロペロ

フウ「ぁ……」ピクッ


反対の胸から噴き出したものも淫魔は舐め取る。


淫魔「あ、でもあんまり魔力が減ってるのを気にされても困りますし、その辺を気にしないように
   催眠術をかけさせて貰いますかね」ポウ

フウ「んっ……」


指先に光を灯し、その光をフウの額に当てる。これが淫魔の催眠術である。


淫魔「さぁ〜て、魔力の補充もお腹も満たしたことですし、次のプランでも考えますかね〜。同じ手は使っても無駄かもしれないし、
   ハルさんにはもっと色んなプレイを楽しんで貰いたいですからね♪」


フウの着衣の乱れを戻しながら、淫魔は保健室でただ一人、今後の策略に考えていた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
218 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/10(土) 22:11:33.12 ID:F/ejoBsS0



ハル「どっと疲れた……」


その後、無事に今日の授業を終えた私は、寮に帰ってきた。課題も無いこういう日は学園の外に出て
買い物に出かけるのだが、なんだか今日は気分が乗らない。フユは夕食の買出しに行っているし、サクラは部活の助っ人だ。


ハル「そうだ、アイツ問い詰めないと!」


フウ先生があんな事になったのは多分淫魔が原因だ。でなければフウ先生が自分の胸を私に……


ハル「……むぅ」


自分の唇に触れてみる。あの時の感触が、まだ残っている気がする。柔らかい胸と、少し硬くなっていた乳首の感触が……。


ハル「私もあんなことされちゃったのよね……」


優しくて、誰からも信頼されているフウ先生が、私の胸に吸い付いて……


ハル「ってあぁもう!何考えてるのよ私は!忘れろ忘れろーーー!」ブンブン


頭を振って考えまいとするが、逆に思い出してしまう。

フウ先生の荒くなった息遣い。柔らかい胸。熱い舌。


ハル「……っ」ムズッ


あの時、私は寸止めされていたせいか、今になって体がうずいてくる。


219 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/10(土) 22:23:00.25 ID:F/ejoBsS0



ハル「……っ」


私はスカートの中に手を入れていた。


ぴとっ つつっ〜


ハル「ッ!」ピクッ


下着の上から、私は秘部の入り口を触る。濡れてはいないが、少し、敏感になっていた。


ハル「……ん」


制服もはだけさせ、ブラの中に手を入れる。乳首に指を軽く乗せ、ゆっくり動かしてみる。

まだ少し柔らかい乳首がぐりぐり動く。


ハル(あの時……どうして貰ったんだっけ……)


舌で舐めてもらって、反対の方は二本の指で優しく摘んでいた。それでこう、クリクリと……


ハル「っ……んっ」ピクッ


少し、乳首が硬くなってきた。

下着も少し湿ってくる。秘部がもっと、うずいてくる。


ハル(もう、指入れてもいいかな……)


クチュ


ハル「ぁっ」ピクッ


私の指が、秘部に入った。


220 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/10(土) 22:41:51.86 ID:F/ejoBsS0



ハル(私いつもこんなにはやく指入ったっけ?)


ゆっくりと、熱くなっている秘部の中を動かしていく。


くにゅ……クチュ……


ハル(な、なんか……乳首もいつもより敏感になってきたかも……)ハァ ハァ


二本の指で押しつぶすように挟んでみると、快感が強くなってくる。


ハル(フウ先生に舐められちゃったからかな……私いつもより……体が変かも……)ハァ ハァ


クチュ……クチ……クチュ……


秘部の中にある指の動きが早くなってくる。


ハル「ん……ンッ!」ビクッ


指が動くたび、秘部から快感が伝わってくる。


ハル(もし……もしあのまま流されてたら、きっとココもイジられてたんだ……先生の指が……私のココをイジって……)ハァ ハァ


クチュ……クチュ……クチュックチュッ!


ハル(きっと……もっと気持ちよくて……自分でするのと……全然違って……!)ハァ ハァ


私は保健室の”続き”を妄想していた。今自分の秘部の中を動いているのがフウ先生の指で、ベットに縛り付けられて
手足も動かせず抵抗も出来ないまま、ただ快感に襲われている自分を……。


ハル「あ、やっ……ばい!」クチュクチュクチュクチュ!

ハル「んッ!アァッ!!」ビクンッ!


イッた。フウ先生に犯されていることを妄想しながら、イッてしまった。


ハル「っ……はぁ〜……」



コンマ下一桁で判定↓2(0は再安価↓1)

偶数:王の力発動(要するに生える)

奇数:発動回避


221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/10(土) 22:42:19.58 ID:23HUJVfvo
ふおざ
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/10(土) 22:44:22.64 ID:JKbLAb+gO
へい
223 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/10(土) 23:13:54.08 ID:F/ejoBsS0



ハル「っ!」ピクッ


ふと、股から別のうずきが来る。スカートと下着をめくってみると、秘部の近くの部分が盛り上がっている。


ハル「これ、まさかっ!……ンンッ!」ビクッ


ずっ……


やがてそれはペニスに変わっていった。興奮している証に、硬くなって、勃っていた。王の力が、作用したのだろう。


ハル「……なにやってんのよ……私は……」


どう考えてもおかしい。やっぱり今日あんなことがあったせいだ。


コンコン!


ハル「!?」ビクッ


ふと、ノックする音が聞こえてくる。誰か来た!?


ハル「ちょっ、ちょっと待って!」アタフタ


私は服を整え、洗面所で指を洗い、2,3深呼吸して、扉を開けた。


ガチャ


淫魔「どうも〜ハルさん!」

ハル「な、何よ……何か用?」

淫魔「いや〜用って程のことでも無いんですけど、むしろハルさんの方が私に用があるかな〜と思いまして♪」

ハル「はぁ?」


一体何を言っているんだコイツは?


淫魔「いやぁ、だってハルさんさっきまで一人エッt……むぐっ!」


私は素早く淫魔の口を塞いで、部屋の中に引っ張りいれる。


224 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/10(土) 23:18:11.64 ID:F/ejoBsS0
風呂
225 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/11(日) 00:41:10.06 ID:EGEfCz120
やる。
226 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/11(日) 00:53:10.93 ID:EGEfCz120


バタン


ハル「アンタ廊下の外で何言ってるのよ!他の人だって寮にはいるのよ!」

淫魔「いやぁ〜すいません。淫魔の嗅覚に良い反応があったものですから♪」


悪びれる様子も無く、笑いながら言う。殴ってやりたいが事実であるため、なんか殴りづらい……


ハル「クッ!……あ、アンタがフウ先生にあんなことするから!」

淫魔「? あぁ、もしかして催眠術のことバレました?まぁバレますよね〜さすがに♪」

ハル「あ、アンタね〜……」


こいつ本当に悪びれる様子がない……。


淫魔「まぁ安心して下さい。今後フウ先生に襲わせるなんて事しませんから♪さすがにおんなじプレイは飽きちゃうでしょう?
   私としてもポリシーに反しますし……ハルさんが望むのでしたら別ですけど♪」

淫魔(ま、私の魔力タンクにはなってもらいますけどね。感度が良い人はいっぱい貰えるんですよね〜♪)

ハル「なわけないでしょーが!二度とするな!……っていうか、本当に何の用なのよ……別にアンタに用は無いわよ?」

淫魔「んも〜素直じゃありませんね〜。一人エッチで高ぶってるでしょうから、私がヌきに来てあげたんですよ♪」

ハル「なっ!?」


こ、コイツ!


ハル「は、はぁ?何言ってるのよ!別に私アンタのヌいて欲しいだなんて」

淫魔「そんな事言っても、スカート持ち上げてるソレは誤魔化せませんよ♪」

ハル「っ!」


淫魔の言うとおり、私のスカートはペニスで持ち上がり、膨らみが出来ていた。


227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/11(日) 01:30:14.52 ID:GS/XNdauo
いいねえ
228 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/11(日) 01:57:30.62 ID:EGEfCz120



ハル「これは!……その……」


言い訳のしようもない。たしかに、さっきまでは私は自分でシていたのだから。


ハル「ち、違う!私は!」

淫魔「ここまで素直じゃないと逆に魅力的ですねぇ〜」ピトッ

ハル「!?」


淫魔が背中から抱きついてくる。背中に淫魔の胸が押し当てられ、片手が下半身に伸びる。


淫魔「普段は嫌がる人が、快楽で素直な声を出す時を想像しただけで、私、そそります♪」


ススッ


ハル「ちょっ、やめっ!」

淫魔「んっ」ぴちゃ

ハル「ひっ!」ビクッ


淫魔が、私の首筋を舐めてきた。ねっとりとした唾液が首を濡らし、柔らかな舌が触れるのを感じる。


淫魔「(んっふっふ〜♪首筋が弱い事は承知済みですよん♪)ん〜♪」ピチャピチャ

ハル「あ、あぁ……だ、ダメェ……」ビクンッ

淫魔「ベット……行きましょうか♪」


だんだんと、力が抜けてくる。足が言う事を聞かず、淫魔に押されるまま、私はベットに向かう。


229 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/11(日) 02:43:48.60 ID:EGEfCz120



淫魔(いいですねぇ、淫魔族の体から滲み出るフェロモンにやられちゃってますねぇ♪まぁ、魔力が十分にある今だからこそ
   出来る事なんですけどね♪ほんと、フウ先生には感謝感謝です♪)


ギシッ


ベットに座らされ、そのまま倒されて、淫魔は膝をつく。


ハル「くっ!や、止めなさい!こんな事!」

淫魔「口ではそう言っても体は正直……そそり勃ったおちんちんは見事なものですよ♪」


スカートをめくり、下着をずらして、私の股に生えたペニスをさらす。


淫魔「ん〜♪いいですねぇ。さすがは淫魔の王のペニスです。淫魔族である私にはムラムラきちゃいます♪」ハァ


つー


ハル「ッ!」ビクッ


官能的なため息をつきながら、淫魔はペニスの裏筋を指先でゆっくりなぞる。


淫魔「どうヌいてあげましょうか?一回オナニーしてても、こっちはまだみたいですし、寸止めされた分濃いのが出そうですねぇ♪」





口、胸、手、足、尻、尻尾から↓2


230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/11(日) 02:44:22.17 ID:CwZ2MnA20
ksk
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/11(日) 02:49:43.94 ID:GS/XNdauo
尻尾
232 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/01/11(日) 02:54:23.84 ID:EGEfCz120
寝る。

リクはまだまだやってるよ。イイキャラとか展開が思いついたら提案してみてね。
採用するしないは気分しだいだけども。
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/11(日) 02:56:27.46 ID:fPteqmDrO
おつ!
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/11(日) 03:08:29.53 ID:GS/XNdauo

思いついたら何か書くよ
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/11(日) 08:58:17.50 ID:6WkIitUv0
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/12(月) 16:26:58.51 ID:Aii3U65xO
淫魔と言うか魔全般を討ち、人々を護るクールなスナイパー

淫魔がハルに対してエロ展開に持ち込もうとするとどこからともなく威嚇射撃(魔弾撃ち込み)してくるお助け兼ツッコミキャラとか
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/12(月) 16:53:08.17 ID:eqWZxgFZo
暗殺者ポジは面白そう
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/13(火) 15:02:34.13 ID:tXBLh48A0
淫魔のことを好きになるキャラとかはどうかね
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/22(木) 22:26:08.18 ID:C6QdvW7ro
あきらめない
240 : ◆4wwpk5druE [saga sage]:2015/02/15(日) 18:26:15.24 ID:cdmZpZhX0
>>103とは別に>>237のようなハルをころころしちゃう系のキャラは出せそうかな?

近いうち。早くて今日更新出来ます。
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/15(日) 18:56:05.29 ID:K4dm64I3O
やったー!待ってた
242 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/02/15(日) 21:31:55.36 ID:cdmZpZhX0
ちょこっとやろうかな。
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/15(日) 21:40:39.99 ID:Ukop/1tlo
期待
244 : ◆4wwpk5druE [saga sage]:2015/02/15(日) 21:52:55.97 ID:cdmZpZhX0
申し訳ない。先に風呂入ります。
245 : ◆4wwpk5druE [saga sage]:2015/02/15(日) 22:49:19.06 ID:cdmZpZhX0
さっぱりした。やる
246 : ◆4wwpk5druE [saga sage]:2015/02/15(日) 22:52:20.14 ID:cdmZpZhX0



淫魔「あ、そうだハルさん!尻尾でシゴいてあげましょうか?淫魔族相手でなければ絶対経験できませんよ?」


しゅるり


淫魔が振りかえってスカートをつまんであげると、黒の下着から尻尾が出てきた。尻尾の先はさかさまのハート形で、
いかにも魔族の尻尾といった感じだ。


淫魔「色んな魔物がいますけど、尻尾を一番器用に使えるのは淫魔族なんですよ。知ってました?」

淫魔「んっ」


ぺちゃ……  トロォ……


それを先から舌で舐め、半分ほど濡らす。尻尾が光沢を放つようになる。


ハル「っ……」ゴクリ

淫魔「あはっ♪そんな期待した目で見られたら、快楽で答えるしかありませんねぇ♪」

ハル「な、なっ!?違う!私は別に!!」

淫魔「大きな声出していいんですか〜」

ハル「ぐっ……」

淫魔「えいっ」


ぎゅぱっ!


ハル「え?」


手首をが、拘束魔法で封じられた。コイツ、こんな魔法まで!


247 : ◆4wwpk5druE [saga sage]:2015/02/15(日) 23:07:16.63 ID:cdmZpZhX0



淫魔「それじゃあ、いきますよぉ〜」


しゅるるっ


ハル「んっ!」ピクッ


淫魔の尻尾が、まるで蛇のようにペニスに巻きついてくる。硬い弾力があって、唾液で濡れているため滑るように
巻きつき、ペニスが尻尾で覆われてしまう。


淫魔「まずは巻きついた状態でしごいてあげましょうか♪」


クチュッ クチュッ クチュッ クチュッ


ハル「あっ!」ビクッ!


尻尾が動く。

ペニスにフィットしたいくつもの細いリングにしごかれているようだ。


淫魔「気持ち良いでしょぉ〜。ツルツルした尻尾でシゴかれる感覚は♪」クチュッ クチュッ クチュッ

ハル「ぅ……んんっ!」ビクッ ビクッ!


昨日の夜、手や口でされた時とは全く違う感覚。きつくしめつけるような感覚と同時に搾り出すようなシゴき。

私は声が出ないよう口を手で押さえることしか出来なかった。


淫魔「あ、知ってますか?先っちょイジられるとも〜っと気持ちよくなるんですよ♪」

ハル「!?」


248 : ◆4wwpk5druE [saga sage]:2015/02/15(日) 23:20:30.43 ID:cdmZpZhX0



淫魔「ふふっ♪それっ!」

ハル「ッ!?」ビクッ!


ペニスをシゴいたまま、淫魔の尻尾の先がペニスの先を撫でるようにイジりだす。

数倍も上の快感が襲い、思わず腰が突き上がりそうになる。


くちゅ! くちゅ! くちゅ! くちゅ!


淫魔「あらあらハルさ〜ん♪腰が浮いちゃいそうなくらい気持ち良いですか♪」

ハル(ち、違う!私は別に……!)

ハル「〜〜〜〜!!」 ビクッ ビクン!


否定したくても、口を開けば喘いでしまいそうで、そんな声を万が一でも聞かれたくなくて、結局私は我慢する事しか出来なかった。

それをいいことに、淫魔は尻尾のシゴきをさらにきつくする。


グチュ! グチュ! グチュ! グチュ!


ハル「ん、んっ!んんっ!!」

淫魔「あ、もう先っちょが濡れてきましたよ〜。我慢の限界ってやつですね♪」

ハル(クッ……だめ!我慢しなきゃ!我慢しなきゃ……いけないのにっ!)ビクッ ビクッ


快感がどんどん私の中を満たしていく。ペニスが熱くなってきて、射精したい感覚が沸きあがってくる。


ハル(も……もう、ダメ!我慢出来ない!イッちゃう!)

ハル「〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」ビクンッ!


びゅるっ! びゅるるる!


腰が震えて、精液が飛び出した。ペニスの先を尻尾がイジっているために、精液は勢い余って撒き散らされてしまう。


249 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/02/15(日) 23:26:08.46 ID:cdmZpZhX0
上がってなかったwww
250 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/02/15(日) 23:36:32.83 ID:cdmZpZhX0



淫魔「やぁん!ハルさんの精液が私をこんなに汚しちゃって、いやらしい〜♪」ぺろっ


飛び散った精液は、淫魔の顔にもかかっていた。褐色肌に白濁した精液がべっとりと汚していた。


ハル「はぁ……はぁ……」

淫魔「あら?さすがに二度目といってもまだ慣れてませんか。これ以上続けたらヤバイですかね?」


射精した途端、なんだか疲れが倍増して、私はぐったりしていた。

恐らく淫魔に搾られたせいだろう。体が重くて淫魔に文句の一つも言えなかった。


淫魔「じゃあ今日のところはここまでですかね」


淫魔は私の服を整えると、部屋を出て行こうとする。


淫魔「それではハルさん。またエッチな気分になったら是非このシエクスにお任せ下さいね〜♪」

ハル「だ……誰が二度と……」


バタン


ハル「……話を最後まで聞きなさいっての」グググ……


淫魔が出て行った後、ようやく私は体を起こす事が出来た。


ハル「あぁ、もう。……明日絶対文句言ってやる。つーか殴る!」

ハル「…………」フラッ

ハル「……ダメだ寝よう」ボスッ


私は目覚ましをセットして、晩御飯前には起きれるようにして、制服のまま、ベットで眠りについた。


251 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/02/15(日) 23:42:51.83 ID:cdmZpZhX0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


フユ「♪〜〜♪〜〜〜♪」


フユ・ウィンタールはハルの部屋へと鼻歌交じりに歩いていた。

今日の夕飯は実にハル好みに仕上がった。きっとハルは喜んでくれるだろう。その顔を思い浮かべるだけで、フユの頬は緩んでいた。


コンコン


フユ「ハル様〜。お夕飯の準備が出来ました〜」


呼びかけてみるが、返答が無い。


フユ「? ハル様〜。他の皆さんは既に下に降りられてますよ〜?」


寝ているのだろうかとドアノブに手をかけると、鍵がかかっていなかった。

普段は用心するよう鍵は常に掛けているのに、おかしい。


フユ「ハル様……?」


ガチャ……


フユ「! ハル様!?」


もしや何かあったのか。そう思った瞬間、フユは既にハルの部屋へ入っていた。


ハル「ん……」すぅ すぅ

フユ「ハル様……」ホッ


慌てて部屋に入ってみれば、ハルはベットで制服姿のまま、静かな寝息を立てて眠っていた。


252 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/02/15(日) 23:50:23.92 ID:cdmZpZhX0



フユ「ハル様、制服がしわしわになってしまいますよ」ゆさゆさ


膝をつき、軽く体を揺すってみるが、まるで反応が無い。穏やかな寝息を立てている。


ハル「ん〜……すぅ……すぅ……」

フユ「ハル様……」


よほど疲れているのだろうか。

制服から着替えないまま眠ってしまうとは。


フユ「今日は、大変な1日でしたね……」


そっと、ハルの手に触れる。

思えば、あのシエクスが転校してきた今日に限って、ハルは大変な目に合っていた。

さして深い仲でもないのに過度なスキンシップ。怪我をしている事もお構いなしだった。


怪我といえば、シエクスがハルを保健室へ連れて行っている間、グラウンドを調べてみると、ゴールラインの地面にぬるぬるした液体が
染み込んでいた。おそらく、シエクスの仕業だろう。だから授業の終わりに保健室へ直行したのだ。

また過度なスキンシップで、ハルを困らせるために。


フユ「ハル様……」ギュッ


守らなくては。フユはハルの手を握る力を強くする。


フユ「フユはかつて、ハル様から様々な物を頂きました。ハル様がいなくては、きっとフユは”窓の外”を知る事は出来ませんでした」

フユ「私の全ては、ハル様から頂いた全てです。だからフユは、フユの全てをハル様に捧げて、お守りします」


253 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/02/16(月) 00:13:44.82 ID:qLuFWvaj0



さて、そろそろ起こさないとマズイと思ったフユはハルを起こそうとして、


フユ「?」


ふと、妙な魔力を感じた。ハルの体から、何か魔法が掛けられているような力を感じたのだ。

普通その人物が今何らかの魔法に掛けられているかどうかは、学生、教師程度の魔法使いには分からない。

しかし、フユは常にハルの身の安全を考えてきた。いかなる状況でもハルを助ける事が出来るよう、様々な危険を想定し、
対策を練っているのだ。

今朝ハルに密着するシエクスを狙い撃ちした水魔法もその一つ。ハルが何者かに人質にとられたとき、
相手のみを狙い撃ち出来るよう精密さと速度と殺傷能力のある魔法を編み出したのだ。

今ハルに何らかの魔法に掛けられているかどうかが分かったのも、『解析魔法』という通常学生がまず教わらない魔法を
勉強し、独自に編み出したフユの”技術”だ。

どんな魔法に掛けられているかまでは分からないが、魔法の力が働いているかどうかは分かるのだ。


フユ「……失礼します。ハル様」ポゥ


心の中でハルに頭を下げながら、ハルの体に手をかざす。フユの手が淡く光りだす。

フユが編み出した独自の『解析魔法』だ。頭から下へ、撫でるように手を動かす。


フユ「…………え?」


そして、フユの手が下半身の辺りに来たとき、反応があった。特に、スカートの辺りで。


フユ「えっと……これは……まさか……」


より詳しく調べてみると、そこはハルの秘所。女としてあまりにもプライベートな部分だった。


254 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/02/16(月) 00:34:56.80 ID:qLuFWvaj0



女として大事な部分に何らかの魔法の力が働いている。その事実に、フユは少し混乱する。


フユ「な、なぜこのような場所から魔法反応が?えっと、どういうことですか?」


思わずハルの顔を見る。だが、起こして聞いてみたところで、きっと答えは聞けそうに無いだろう。


フユ「! まさか、今朝シエクスさんに何か!?」


あの密着していた時、ただハルの尻を撫でていただけでなく、何かしら魔法を掛けられたのだとしたら?


フユ「ハル様……」


もし悪意ある魔法であったなら、すぐにでも解かなくてはならない。だが今の自分にそれだけの力があるかどうかは、魔法による。

そのためには……


フユ(どんな魔法かは分からなくとも、今の私がどうにか出来る物かどうかは……)

フユ(直に……ふ、触れるしか!)ゴクリ


唾を飲み込み、ハルの顔を見る。まだ静かに寝息を立てている。よっぽどの事がない限り起きる事は無いだろう。

もしタイミング悪く目を覚ました時が大変だが、引くわけにはいかない。

女として大事なところ。そこに他人の魔法のせいで何か問題を抱えているのだとしたら、きっと羞恥心で誰にも相談できずにいるのかもしれない。
問い詰めても、きっと何でも無いとはぐらかすのだろう。


フユ(だからこそ……ハル様にも気づかれず、私が解決するしかない!)ゴクッ……

フユ「失礼します。ハル様……」


255 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/02/16(月) 00:52:19.91 ID:qLuFWvaj0



ドクン……ドクン……


フユ「…………っ」ソ〜


ゆっくりと、スカートをめくる。白く花の刺繍がある下着があらわになる。


フユ(ハル様の下着……)グッ……

フユ(いえ、何をまじまじを見つめているんですか私は。これではハル様に欲情する不埒者と同じです!)ブンブン

フユ(……しかし)


直に触れる。すなわちこの下着も下ろさなくてはならないのだ。もしくは、下着の中に手を入れるしか……


フユ(そんな痴漢のようなマネ出来るわけが!……いや、触れなくてならないのだから結局同じでしょうか……)


ドクン……ドクン……


フユ(ハル様の秘所……大事なところに、私の指が……)


それはフユにとって余りにも恐れ多い事。自分がハルを汚してしまうという、禁忌とも言える行為。
救うために、汚す。矛盾を孕んだその行為。これまで想像もした事の無かった事態が、今目の前にある。

自分の鼓動を感じる。鼓動が聞こえるたびに、フユの手が少しずつ、ハルの秘所へ伸びる。


フユ(ハル様……ハル様……)ドクン……ドクン……ドクン……

ハル「ん……んぅ……」スゥスゥ

フユ(お許し下さい、ハル様!)ドクン!


指先がハルの下着に引っかかる。そして、指を動かし、


256 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/02/16(月) 00:59:31.36 ID:qLuFWvaj0


ピピピピピピピ!


フユ「ッ!?」ビクン!!

ハル「ん〜?」ゴシゴシ


突如、フユの耳を音が貫いた。目覚まし時計だ。ハルもその音に目を覚ます。


ハル「んぅ……?」

フユ「〜〜〜!!」アセアセ!


寝ぼけている内に、フユはハルのスカートを戻す。ハルは目覚まし時計を止めると、フユの存在に気づく。


ハル「?……あら、フユ。起こしにきてくれたの?」

フユ「は、ハイ!お夕飯が出来ましたよ。ハル様!」

ハル「ん……今行く。……ってそうだった。着替えないと」

フユ「で、では私は外でお待ちしております!」ダッ!


バタン!


部屋の外へ出ると、自分の胸に手を当てる。鼓動が、尋常じゃないほど速かった。


フユ(わ、私はなんて事を!?あと少しで私の指が……)ドクン……ドクン……


自分が行おうとしたことに、顔が熱くなる。

結局、すぐには顔が元に戻らず、ハルを待たず、フユは下へと降りていった。


257 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/02/16(月) 01:01:01.25 ID:qLuFWvaj0
ここまで。勢いで数日中にまた投稿できるかもです。

リクもまだまだ募集ですよ。シチュやキャラ。気軽にお願いします。

採用は例によって気分しだいですけど。
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/16(月) 01:05:17.16 ID:9oif36X/o
おつおつ
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/16(月) 01:12:32.52 ID:bTBT5fMZo
乙!
続き待ってるよ
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/16(月) 02:41:06.57 ID:3CsAeaO+0
素晴らしい。乙
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/17(火) 22:18:31.42 ID:yP7Wqa5Eo
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/10(火) 07:03:18.12 ID:RcTUWwJAo
はよ
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/16(月) 01:48:05.95 ID:tH0V4y5Po
はよ
264 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/03/22(日) 23:53:33.35 ID:SkBBy+tp0
お待たせです。近いうち更新予定

ときに皆さん。先輩か後輩、どっちが好きですか?
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/23(月) 00:09:46.12 ID:RtjDHB9Po
後輩 (`・ω・´)
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/23(月) 00:15:00.63 ID:7GLvv2Jeo
慕ってくれる枠はフユいるし先輩かな
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/23(月) 00:33:13.51 ID:vUAKSFIVo
態度のデカい後輩
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/23(月) 01:24:26.74 ID:mIDK1jyWo
先輩
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/24(火) 16:22:58.95 ID:1Mtw99jR0
クール系の先輩
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/24(火) 16:24:28.53 ID:1Mtw99jR0
上げ忘れすみません
271 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/03/24(火) 21:38:26.66 ID:TJwLo7hg0
良し分かった。両方だな。
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/24(火) 21:39:25.80 ID:F3BA7J7Zo
やったぜ
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/24(火) 22:32:58.78 ID:RhBrdU7Oo
なるほど
274 : ◆4wwpk5druE [saga sage]:2015/04/04(土) 08:59:16.73 ID:+ibBRXBs0
本日更新予定。
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/04(土) 09:19:57.28 ID:A+Ru9biUo
やったぜ
276 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/04(土) 13:17:46.30 ID:+ibBRXBs0
昼飯食べた後にゆっくりやります。安価も軽くあるけど、それなりにいますかね?
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/04(土) 13:20:53.14 ID:QuoLy/CeO
多分大丈夫やで
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/04(土) 13:23:54.85 ID:fhiZLWXkO
おk
279 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/04(土) 14:11:25.56 ID:+ibBRXBs0
いるもんだ。いまからやる。
280 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/04(土) 14:13:46.58 ID:+ibBRXBs0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ハル「ふぃ〜。ごちそうさま」

フユ「はい。お粗末様でした」

ハル「?」


なんかフユの様子がおかしい。

食事中。私の横に座っているのだが、私に話しかけようとしなかったのだ。

それどころか、私と目を合わせようともしないのだ。


ハル「……フユ?」

フユ「は、ハイ!」ビクッ

ハル「何かあったの?」

フユ「え、いや!その……な、何でもございません!」アセアセ


慌ててフユは食器を片付け、その場を去ってしまった。


サクラ「?……ハル、フユと喧嘩でもした?」

ハル「全然。……まぁ、あの子にも色々あるんでしょうけど」


なぁんか妙な胸騒ぎがするのよね〜。

なんていうか、とんでもない事にフユが近づいていっているような、そんな感じが……
281 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/04(土) 14:19:15.69 ID:+ibBRXBs0


ガチャ バタン


フユ「ハル様……」


罪悪感と羞恥心で、まともに顔を見れなかった。

だが、いつまでもこうしてはいられない。早くいつもの『フユ』に戻らなくてはならない。

自分はハルに全てを懸けて尽くさなくてはならないのだから。


フユ「…………」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ジャアアアアアアアア……



フユ「はぁ……」


目を閉じ、全身にシャワーを浴びていた。フユはこの感覚が好きだった。

大量の水滴が肌に当たり滑り落ちていく感覚が、自分の体の中にある雑念ごと洗い流されていくようだったから。


フユ(私はフユ・ウィンタール。この体はハル様を守るために、知識は支えるために、命は惜しむ事無く使い尽くすためにある)


今よりもずっと幼くて、未熟だったあの頃に誓った使命を心の中で唱える。


フユ(私はハル様に求めず、願わず、ハル様の求める物を与え、願いを叶え、害悪は全て排除して、ただハル様の幸せの礎になるために生きる)


スッ、と心の中が静まる感覚がする。さっきまで感じていたざわつきや火照りはもう感じない。余計な物は全て落ちたようだ。

波立っていた水面がもとの静けさを取り戻す。


フユ「……良し」


282 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/04(土) 14:29:35.72 ID:+ibBRXBs0


浴室からでたフユは机に向かい、髪をバスタオルで拭きながら手帳を広げる。

手帳に書かれているのは明日の授業の時間割だ。


フユ(明日は実技無し。別教室で行う授業が2つ。3時限目の授業では席順からハル様が解答を指名される可能性が高い
   ハル様はこの科目が得意。フォローの必要はありませんね。問題は……)


手帳を閉じ、バスタオルを洗濯籠に入れて着替える。


フユ「シエクス・フリエンダの動向。ですね」


平穏な学校生活を脅かすあの不埒な輩さえ気をつけていれば良い。


フユ「ハル様、ハル様の学園生活は必ずフユがお守りいたします。私の全てを懸けて、必要ならば全てを犠牲にしてでも」


場合によっては、排除も厭わない。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ハル「オラァッ!!」ドゴォ!

淫魔「オゥフッ!?」


その頃、ハルは淫魔の顔面に拳を叩き込んだ。


淫魔「痛いじゃないですか!?女の子がグーで女の子の顔パンチしちゃダメ!しまいにはゴリラ女って仇名で呼ばれ「第二火炎魔法」」


ボォウ!


ハル「それじゃあアンタは今日から丸焦げ女よ」

淫魔「ひえぇぇ!」

ハル「今日の事で色々言いたい事はあるけど、アンタなんで私の部屋に来てんのよ」

淫魔「いや〜あのですね、私一応この学園の生徒という事になっていますので、
   私もこの寮に住まわせていただく事になったんですよ。なので、一応部屋を教えておこうかと……
   私の部屋、ハルさんの部屋の真上にあたる場所に部屋を頂きまして……」

ハル「ふ〜ん。で?本当の目的は?」

淫魔「食後のエッチな運動に誘おうかと!」キッパリ

ハル「死ねぇい!!」


283 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/04(土) 14:44:58.78 ID:+ibBRXBs0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


???「ふふ……ククク……クヒヒヒヒ……」


ハル達が住んでいる寮のある一室。部屋の明かりを一切つけていない部屋があった。

照明器具の代わりになっているのは、淡い光を放つフラスコに入った溶液や宙を漂う魔導書。壁や床にある魔法陣。
いずれも魔力によって反応し、蝋燭程度ではあるが光を放っていた。そんな頼りない明かりが灯る薄暗い部屋の様子は、なんとも狭苦しい。

床や机の上には分厚い魔導書や紙媒体が散乱し、フラスコやビーカーなど実験用具類など、踏んでしまえばただでは済まないような
割れ物までもが、無造作に置かれているのだ。足場の踏み場など、数えるほどしかなかった。


???「ついに、ついに出来た!……忌々しいあの日から10年、長かった……実に長かった!だが、ようやく完成した!」


そんな部屋の住人である彼女は、部屋の中央で胡坐をかきながら歓喜に震えていた。


???「まだ拡張ユニットは無いが、そんなものはおいおい作れば良い。これだけでも十分完璧だ!」


この喜びを分かち合う同志や理解者がいないのが悔やまれる。今自分の目の前にあるものは世界中がひっくり返るような偉大な物だというのに。


???「驚くぞ……これを見た物は誰もが驚く!そして私を崇め奉るだろう!散々私を馬鹿にして虐げた”審判者”の連中め、今に見ていろ!」


彼女は立ち上がり、白衣をはためかせる。


???「今宵、人類は新たなステージへと”進化”した!”魔法”の時代は終わりを告げる!!」


まるで観衆を前にした演説のように、彼女は声高らかに叫ぶ。





???「見るが良い!これがかつて人類の英知の結晶と呼ばれた力の”カケラ”!この私の”発明”を!!」




284 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/04(土) 15:12:33.20 ID:+ibBRXBs0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ハル達が住んでいる寮のある一室。部屋の明かりを一切つけていない部屋があった。

しかし窓を遮るカーテンは開かれ、夜空に浮かぶ月と星が部屋に光をもたらしていた。


   『あ、あぁっ!もう、だめ、です……お姉様っ!私、もうっ、これ以上はぁ!』ブルッ

???「ふふっ……良いわよ。またイキなさい」クチュッ……クチュ……


その部屋のベットの上で、二人の少女が、互いの肌を重ねていた。

一人はこの部屋に招かれた少女だった。間近に迫る絶頂の訪れに身を震わせて甘い声を零し、ベットのシーツを掴んでいる。
もう一人はこの部屋の住人。彼女はその指を目の前の少女の秘所に入れて、ゆっくりと、愛おしさを込めて動かしていた。


   『ンッ!はぁ、や、もうっ……お姉様、私……イ、イク!……また、わたしぃっ!』ビク!ビクッ!

???「さぁ、見せて。貴方の淫らな顔、私の指を咥え込むいやらしい穴で感じる、貴方の顔を……」クチュクチュッ!……クチュクチュッ!

   
指をより一層強く、速く動かしながら、彼女は少女の顔を覗き込む。空いた手で少女の顔に手を添えて、優しく押さえつけるように、
与えられる快楽にその身を支配されたその少女の顔を、その目にしっかり収まるように。


   『う、あっ……ん、あ、あぁ!ああああぁぁぁああああ!!』ビクンッ

   『――――ッ!!』ビクッ ビクッ

???「……あら、声も出ないのね♪」クスッ


そして、少女は絶頂に達した。幾度も達していた彼女は、最早言葉を発する事が出来なかった。
全身を走る快感に体を強張らせ、かと思えばあっという間に体が弛緩して、意識を落としてしまった。


???「ふふっ、いい顔してたわよ。貴方」チュッ


彼女は意識の無い少女の頬を撫で、唇を重ねる。


???「ん……んく、ちゅっ……ん、はぁ……んむっ」


そのまま舌をぬるりと口の中へ滑り込ませる。奥へ奥へと自分の舌と唾液を届けると、ゴクリと、少女の喉が唾液を飲み込む音が聞こえ、口を離す。


???「ぷはっ……。さぁ、出して。貴方の”心”を……」


その言葉に答えるように、少女の口が動き、中から小さな粒が淡い光を放ちながら浮いてくる。


???「まぁ、綺麗……」


彼女はそれを指でつまんで舌に乗せ、コクリと飲み込む。


???「んっ……んんっ!」ビクッ

???「はぁ〜…………最っ高♪」


湧き上がってきた快感に身を震わせて官能的な溜息を吐くと、愛おしい目で少女の頬を撫でて、彼女は呟く。


???「おめでとう。これで貴方も、私の楽園≪エデン≫の中に……」
285 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/04(土) 15:22:47.48 ID:+ibBRXBs0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


???「う、クッ……うぁ……はぁ……はぁ……」


ハル達が住んでいる寮のある一室。部屋の明かりを一切つけていない部屋があった。

その部屋の主である彼女は既に眠りについている。だが、その全身から汗が浮かび、うなされていた。


???「や、止めろ……もう、止めてくれ……う、ううっ…………ああぁッ!?」ばさぁ!

???「はぁっ!……はぁっ!……」


そして彼女は目を覚まし、跳ね返るように体を起こした。息が乱れ、汗で濡れた体に不快な気分にさせられ、
もう一度シャワーを浴びようとベットを出る。月が雲に隠れ、ほとんど見えない部屋の中を、手探りで明かりをさがしてつける。


???「ハァ……また、あの”夢”か……」


寝巻きを脱ぎ、下着も脱いで、風呂場に入る。ノズルを開いて、頭からシャワーを浴びながら、ぼんやりと考える。


???(ここのところ、見る回数が多くなった。……まるで警告するかのような、その時が近づいてくるかのように……)


それは、自分が陵辱される夢だった。裸にされ、泣き腫らしながら許しを請い、しかし叶わず、異形の怪物に
四肢を縛られたまま、今だ誰にも触れられた事のない秘所を無理やり犯される。悪夢以外の何物でもなかった。


???(一体なんだと言うんだ。この私があんな……あんな無様な姿を晒す夢などッ!)ギリッ……


歯を食いしばり、苛立ちをぶつけたい気持ちになるが、汗を洗い流される心地よい感触が、それを踏みとどまらせる。


???(……そうだ。たとえあの悪夢が現実として迫ろうとも、この手で、打ち砕けばいい)


シャワーを止め、バスタオルで体を拭くと、予備の寝巻きを取り出して着替える。そして自分の机に向かう。
その机の引き出しの一つには鍵が掛かっていた。彼女はそれを魔法で空けて引き出しを開くと、中にはネックレスが入っていた。

彼女は明かりを消すと、暗闇の中、瞳を閉じて祈りを込めながら、ネックレスを握り締めて胸にあてる。


???(……私は清女≪せいじょ≫。誇り高き”審判者”として、悪しき者を断罪し、滅ぼす使命を聖女様から授かった者)

???(この私の力は、清らかな世界のために賜った物。必ず、その使命を成し遂げる。……)

???「どうか、私に力を与えて下さい……」


フワリと、穏やかな風が舞い上がったかのような感覚が起こる。彼女の体が淡い光に包まれていた。


???「……あぁ、そこいらっしゃるのですね。”聖女シーンズ様”」


顔を上げた彼女は、恍惚とした表情で窓の外を見ると、雲に隠れていた月が姿を現し、部屋の中を照らしていた。


286 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/04(土) 15:25:21.06 ID:+ibBRXBs0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ハル「ふぁ、ふぁ、ふぁ〜あ。……超眠い」


朝、私は珍しく目覚まし時計よりも早く起きてしまった。見ると、いつも起きる時間より1時間は早い。

このまま起きてしまってもいいが、時計はセットしてあるし、寝てしまっても問題ないだろう。

朝食だってまだ出来ていないだろうし、気分転換に寮から出て散歩というのもアリだが……


ハル「……どうしよ」



【ハルはどうする?】


1.たまには早起きもいいだろう。

2.寝る。


↓2

287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/04(土) 15:26:37.55 ID:iB3sDL18o
1
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/04(土) 15:26:48.74 ID:luvjtx6v0
2
289 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/04(土) 15:55:20.14 ID:+ibBRXBs0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ハル(今日の朝食は60点……な〜んてね)ケプっ


私は朝食を終え、いつも通り部屋に戻って歯を磨くと、寮を出て学園へ向かう。


フユ「ハル様!」

ハル「ごめんフユ。ちょっと待った?」

フユ「いえいえ。ハル様をお待ちする事に時間などなんの影響もありません」

ハル「いや、遅れそうなら先に行ってても良いのよ?私のせいで遅刻したなんて申し訳ないし」


玄関でフユが待っていた。昨日の晩でのよそよそしさはなんだったのか、朝からいつものように私と普通に接している。

もしかしたら昨日は何かプライベートな事で悩んでいたのかもしれない。だとしたら、私にばかり気を使うフユにとっては良い事だ。

フユには少しでも私だけでなく、自分のためにも頑張って欲しいから。


ハル「じゃあ、行こっか」

フユ「はい!」


ちなみにここにサクラがいないのはいつもの事だ。サクラは帰宅部ではあるが、運動部の朝錬に参加しているのだ。
生徒のやる気が上がるからと顧問の先生達に頼まれているらしい。おい教師。

まぁ、実際サクラは運動に関しては本当にすごい。効率の良い鍛え方というのをよく知っている。
そのくせ帰宅部なのは、どのスポーツもサクラは肌に合わないらしい。自分に合うスポーツを探すのが、サクラの日課だった。


290 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/04(土) 16:12:21.79 ID:+ibBRXBs0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


寮から出て校舎まであと半分という所まで登校した頃、私はふと思い至る。


ハル(あれ、そういえば淫魔の奴どうしたんだろ?)


てっきり一緒に登校するつもりだったのかと思ったのだが、姿が見えない。寝坊か?

そう思って振り返って小さくなった寮を見ると……


ハル「……あっ!」

フユ「? ハル様、いかがなさいました?」

ハル「今日提出の課題部屋に忘れてた……」


しまった。しかもよりによって提出期限にうるさい先生の課題だ。明日提出しますとは言えない。


フユ「まぁ、でしたら私が取りに行きます。ハル様は先に行って下さい」

ハル「え?いやぁ、それはありがたいけど別に良いわよ?今から走ってれば取りに戻ってもホームルームには間に合うし……」

フユ「いえいえ。ハル様が手を煩わせるような事はありません。ここはこのフユにお任せ下さい」

ハル「でも……」


【ハルはどうする?】


1.自分で取りに行く

2.フユに任せる。


↓2
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/04(土) 16:13:42.45 ID:A+Ru9biUo
2
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/04(土) 16:14:16.71 ID:mlcoYaqUO
1
293 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/04(土) 16:21:19.59 ID:+ibBRXBs0



ハル「う〜ん……やっぱり自分で取りにいくわ。先に行ってて!」ダッ

フユ「あ、ハル様!」


私は振り返らず走っていった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ガチャン カチッ


ハル「良しっと」


課題はちゃんと鞄に入れた。他に忘れ物が無いかどうか確認もしたし、鍵も掛けた。今からでも十分間に合う。


ハル「あっ……フユ、もしかたら私の事待ってるかも……」


ありうる話だ。先に行っててとは行ったものの、否定出来ない。


ハル「早く行こう……」ダッ


そう思って走り出し、廊下の奥にある階段を下りようと角を曲がると、


???「!?」

ハル「え!ちょっ!」


ゴッ!


丁度上から人が降りてきていた。勢いよく曲がった私はそのままぶつかってしまう。


294 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/04(土) 16:51:32.64 ID:+ibBRXBs0



???「大丈夫ですか?」

ハル「あ、ごめんなさい。私は平……気?」


差し出された手に顔を上げると、なんとも不思議な子だった。布を巻いて目を覆っているのだ。しかも布には魔法陣が書かれている。

この学園にこんな子いたっけ?上から降りてきたってことは、私と同じ学年か、それより上のからなら、1年生という事になる。
同じ2年でこんな子は見た事がないし、多分この春に入ってきた1年生だろう。


ハル「あの、貴方もしかして1年s「こぉらあああああ!」!?」


突然の叫び声に思わずビクッっとなると、布を巻いた子の後ろにもう一人いた。小柄で気がつかなかったが、その姿には見覚えがあった。

学園の制服の上からオーダーメイドと思しき白衣を羽織るメガネをかけた子だ。長い金髪をヘアバンドで止めていて、
跳ね返るようなアホ毛が特徴的なその子。間違いない。

彼女はこの春学園にやってきたばかりの1年生、ナツ・サーマリス。


ナツ「そんなサルより私を起こすのが先だろう!このたわけ!」

???「申し訳ありません」

ハル(……サルって)イラッ


この、いきなり人をサル呼ばわりするこの子の事をなぜ私が覚えているのかというと、別に私だけではない。この子が有名人だからだ。

入学式の日、初日から学生服の上に白衣という出で立ちのこの子はよく目立っていた。しかも事もあろうに、入学式の最中、校長先生が
新入生への挨拶をしている中、この子は校長先生の前に立ちふさがり、振り返って私たちに向けてこう言ったのだ。


ナツ『良い事を教えてやろう!私は魔法なんぞに興味は無い!だから貴様らサル共と同じ勉学に励むつもりは毛頭無い!
   なぜなら私は今、人類を新たな進化へと導く研究をしているからだ!』

ナツ『それは”科学”だ!』

ナツ『この中に、私と同じ科学を信じ、私と共に研究をしたいと思う者がいるならば、よろしい、貴様はサルではない。私の同志だ!』

ナツ『同志よ!放課後私の部屋に来るが良い!言っておくがサル共が来ても私は相手にせんぞ。時間の無駄だし、何より私はサルが大嫌いだからな!!』


295 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/04(土) 17:11:29.68 ID:+ibBRXBs0
休憩
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/04(土) 17:17:53.09 ID:A+Ru9biUo
一旦乙
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/04(土) 17:23:47.84 ID:+ILs14tgO
サルサル五月蝿いんじゃこの猿ゥ!(池沼)
298 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/04(土) 18:31:39.35 ID:+ibBRXBs0
ただいま。
299 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/04(土) 18:36:18.40 ID:+ibBRXBs0



そう言い切った彼女は直後につまみだされた。入学式のさなかにそんな事をすれば注目を浴びるのも当然だ。私だって開いた口が塞がらなかった。

その後直接会ったことは一度も無いが、彼女の話はこの数週間で色々聞いた。

何でも、彼女は他人をサルと呼んで見下しているらしい。最初は興味本位で色んな人が近寄ってきたらしいが、その全員を
馬鹿にした態度で追っ払ったとか。

他にも、科学を信じているとか。それは人類が持つ魔法以外の力らしく、魔法を使わず”鉄の鳥を空に飛ばす”とか”自分の呟きを世界中に
送る事が出来る”とか、”離れた場所の景色や人々を小さな板に映す事が出来る”とか、なんとも突拍子も無い話だ。

この世は全て魔法で説明がつくし、科学なんて物は存在しない。それが世界の常識という物だ。

そんな科学を信じているというのだから、彼女の事を”科学信者”と馬鹿にする物も大勢いる。

まぁ、私はどっちかというと私も信じてない。けど信じている人を馬鹿にするつもりも無い。幼い頃は私も科学を信じていた方だし。


ナツ「全く。いいか”マリス”。お前の主人は私だ。よって優先順位は常に私だ。今後はサル共の事など放っておけ」


立ち上がったナツは白衣をはたき、顔に布を巻いた子、マリスちゃんに向かって指を向けながら言う。


マリス「了解」

ナツ「よろしい。では行くぞ!」

マリス「了解」


ナツがマリスちゃんに向かって飛び込むと、マリスちゃんはお姫様抱っこで受け止め、そのまま階段を降りていった。


ハル「……あっ!そうだ急がないと!」


300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/04(土) 18:36:44.56 ID:9Ja1lSpvo
おかえり
301 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/04(土) 19:14:45.82 ID:+ibBRXBs0
ご飯です
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/04(土) 19:46:03.51 ID:A+Ru9biUo
一旦乙
303 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/04(土) 21:41:43.42 ID:+ibBRXBs0
申し訳ない。諸事情で今回はここで止めます。

そしてまだまだ気分次第採用のリクエスト募集中です。
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/04(土) 21:42:50.19 ID:A+Ru9biUo
おつ
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/04(土) 21:43:25.37 ID:f8CKKbIVo
おつ
ちっちゃい先生とか
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/04(土) 22:56:34.54 ID:s8Z6SF72O
逆に大きな先生とか
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/11(土) 19:09:18.37 ID:6CxVM1QCO
庇護欲そそる娘
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/12(日) 01:30:26.86 ID:7erJe7GNO
乙乙
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/27(月) 23:08:45.84 ID:zyd+jc3Co
まってるー
310 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/29(水) 12:25:03.65 ID:iW5f3LOv0
お待ちどう。人はいるかな?
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/29(水) 12:29:06.66 ID:BOGwoW/wo
キター
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/29(水) 12:30:01.08 ID:y9XTiZzto
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/29(水) 12:35:10.27 ID:q4xfyXevO
待ってた
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/29(水) 12:36:39.77 ID:Cm9NVY5sO
へい
315 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/29(水) 12:39:56.17 ID:iW5f3LOv0
いるもんだ。始める。
316 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/29(水) 12:42:17.78 ID:iW5f3LOv0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ずざああああああ!


ハル「到着ーーーーーーーーーーーーー!」

フユ「ハル様!」


なんとかチャイム前に教室に着いた。ちょっと疲れた……。教室を見渡すと、フユが近づいて来ていた。どうやら私の言うとおり
先に言っていてくれたようだ。良かった。探してみたら淫魔の奴もいた。ニコニコしてこっちを見ているが、何なのだろう。不安だ。


フユ「大丈夫ですかハル様?」

ハル「全然、大丈夫……息切れしてるだけだから」ハァ ハァ


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


教師「おう、ハル。丁度良いところにいるな」

ハル「はい?」


休み時間。トイレから(一応言っておくがヌくためではない!)教室に戻ろうというときに、先生から声をかけられた。


教師「悪いんだけど、次の授業で使う道具を取ってきてくれ。これ鍵だから」チャラ

ハル「えーっ。なんで私が?」

教師「忘れ物したから職員室まで取りに行かなきゃならないんだよ。今から両方行ってたら授業に間に合わないんだ」

教師「頼む!今日の授業お前にあてないからさ!」

ハル「……まぁ、いいですけど」


授業中安心してボーっとしていられるというわけだ。今日の授業で使う道具も小さなランプ。片手で運べるし、大した苦じゃない。


そう思っていた時が私にもありました……


317 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/29(水) 12:45:05.11 ID:iW5f3LOv0


カチャ  ガラッ


小道具管理室。

授業で使う道具のほかに、少量だが特殊な薬草や魔法石が保管されている場所だ。

中には生徒が触れる事を禁止されている危険な薬品もあるが、そういったものは魔法と鍵の厳重なロックがかかっている。


ハル「……はずなんだけど」


変な匂いを微かに感じる。ちょっと甘いっていうか……。

なんか吸い続けたら良くないんだろうな〜って気がする。


ハル「……っ」ムズ


やば、何か体の奥からムズムズしてきた……。


ハル「何よ……これ、なんか薬品とか零れてるんじゃないでしょうね?」



コンマ下2桁判定↓2


偶数:調べてみる。

奇数:道具だけ取って逃げる。ついでに先生に報告。

ぞろ目:自由安価(自殺とか、脈絡の無い行動の場合安価↓)

318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/29(水) 12:49:52.75 ID:BOGwoW/wo
はい
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/29(水) 12:49:57.49 ID:Cm9NVY5sO
kskst
320 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/29(水) 13:14:54.07 ID:iW5f3LOv0



ハル「……下手なことしないほうが良いわよね」


幸いにもランプは入り口の傍にある戸棚に置かれている。私は素早くランプを取ると、鍵を閉める。

私は教室にランプを置いてから、職員室へ向かって先生に報告する事にした。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


淫魔「……セーフ」


ハルが去り、静まり返った小道具管理室の中から、淫魔の声が聞こえる。彼女は物陰に隠れていたのだ。


淫魔「いやぁ危なかった。まさかハルさんが来るなんて予想もしませんでしたよ〜。危ない危ない」


ハルが来るよりも以前に、部屋には淫魔がいた。鍵を開けてはいない、淫魔は壁をすり抜ける魔法が使えるのだ。
淫魔としての魔力を抑えているため、通常ならば使えない魔法ではあったが、フウより魔力を摂取していた淫魔は関係ない。


淫魔「これを作ってるところを見られたらどうなっていた事か……」


淫魔は手に隠したソレを取り出す。それは薄紅色の小さなビン。半分ほどだが、液体が入っている。

淫魔は魔法と鍵によって厳重に保管された、ガラスケースへと手を伸ばし、壁抜けの魔法の応用によって手を中へと入れる。
そして、目当ての薬草をカケラほど千切って抜き取る。


淫魔「さて、あとはこの薬草をすり潰して……水で溶かして〜……完全に溶けたら……」


水は自分の唾液を代用し、手のひらの上で指を使い、混ぜていく。そして、わずかにピンク色の液体が出来上がる。


淫魔「良し!あとはこれをそ〜っと……」


ビンの蓋を開け、小指一本がぎりぎり入るくらいの小さな口に、作った液体を垂らして、中に注ぐ。
数滴ほどビンの中に入ると、ビンの中がボウっと淡く光り、やがて消えていく。


淫魔「ふぅ……成功した。良かった〜失敗しなくて。材料がほとんど無いからこれだけしか作れないんですよね〜」


ビンの蓋を閉じ、軽く揺らしてみる。僅かにとろみがあるその液体の正体は、媚薬だった。


淫魔「ふっふっふ……さぁて、使用回数は限られますが、どう使いましょうかね♪」


321 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/29(水) 13:31:17.06 ID:iW5f3LOv0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


結局、先生が確認しに行ってみたが、中で零れている薬品なんて物は無かったらしい。

匂いも無かったそうだ。でも、おかしい……。


教師「ハイ。というわけで、こんな風に熱によって魔法石は様々な反応を示す。これくらいの小さな魔法石でも、
   一年間光り続ける事が出来るのが、この魔法石の特徴だな。で――――」

ハル「…………っ」ムズ


確かに私はあの時甘い匂いを嗅いだ。そしたら体がムズムズしてきて……


ハル(やばっ……何よこれ。全然収まらないっていうか……)


特に、股の辺りが重点的にムズムズっていうか……


ハル(すごく……手でシたい!私、なんか今エッチな気分になってる!)


ムラムラしてきた……。あの匂い媚薬の類だったんじゃないでしょうね!?

この感じだと一回シたら収まりそう……一応一番後ろの席で端っこだし、横にいる子は寝てる……だけど今授業中だし!



どうしよう……↓2


1:バレないようゆっくりヤる。

2:授業が終わるまで我慢する。


322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/29(水) 13:33:03.24 ID:FVEYFIO6O
ここは我慢してストレッチパワーを溜めよう
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/29(水) 13:35:20.28 ID:y9XTiZzto
我慢
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/29(水) 13:39:13.10 ID:cdmp9Aqk0
あい
2
325 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/29(水) 13:46:10.41 ID:iW5f3LOv0



ハル「クッ……」


仮にも皆がいる場所でするわけにはいかない!

それに私、最近場に流されて色んなことしちゃってるし、ここは我慢よ。

この程度我慢出来ないほどじゃない!


〜〜〜〜10分後〜〜〜〜


ハル(……良し、ちょっと慣れてきたかも)ムズッ


うぅ、でも意識して我慢しようとするとなんか余計にムズムズする……。えぇい我慢よ!後15分くらいよ!


〜〜〜更に10分後〜〜〜


ハル(クッ……が、我慢……)ムズムズッ


正直、授業が半分しか頭に入ってこない……。我慢しようとすればするほど苦しい……あぁ、いっその事……


ハル(……だからダメだっつーの!)ブンブン!


私は頭を振って、黒板に書かれている事を写し取っていく。


〜〜5分後〜〜


ハル(も、もうすぐ終わる……)ゼェ ゼェ


我ながら情けない……結局我慢する事に集中しすぎて余計に悪化させてしまった。

だが、授業は何とか終わったようだ。チャイムが鳴り響き、先生も話を切り上げる。


326 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/29(水) 14:12:22.05 ID:iW5f3LOv0



教師「はい、じゃあ課題提出を忘れずに、お疲れ〜」ガラッ

ハル「……ッ!」ガタッ

フユ「……ハル様?」


ふと、フユはハルの方へ視線を向けると、何故かハルが険しい顔をしていた。

周りが昼食の準備をする中、ハルはゆっくり立ち上がると、ノートや教科書はそのまま教室を出て行こうとする。


淫魔「?…………!」

淫魔「……♪」ニヤァ

フユ「!?」


その様子を見ていたのはフユだけではなかった。淫魔がハルを見ると、一瞬、ニヤリと笑ったのだ。

何かある。そう思ったフユの行動は早かった。



↓2

1:ハルに近づいて、とにかく淫魔から離れさせる。

2:淫魔の前に立ちはだかる。


327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/29(水) 14:14:02.11 ID:y9XTiZzto
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/29(水) 14:16:53.00 ID:b0RKPCc0o
1
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/29(水) 14:22:45.09 ID:BOGwoW/wo
これは悶々としちゃうやつやね
330 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/29(水) 14:31:55.35 ID:iW5f3LOv0



フユ「ハル様、いかがなさいました?」

ハル「え、フ、フユ!」


とりあえずトイレで済ませてこよう。そう思って私が教室を出ようとすると、フユに話しかけられた。


ハル「い、いやぁ別に。ただトイレに行こうかなぁ〜って……アハハ」


まさかヌきに行くとは言えまい。それだけ言って私は再びトイレに向かおうとすると、


フユ「分かりました。では私も行きます」

ハル「え!?あ、いや、フユもトイレに?」

フユ「はい。……それと」


私がそう質問すると、フユはそっと耳打ちしてくる。


むにゅん


ハル「!?」


するとどうだろう、必然的にフユの一部が腕に密着する。この感触は間違いなく胸だった。


フユ「あの不埒者がハル様に危害を加えようとしている様子でしたので、護衛のために」ボソボソ

ハル「そ、そう……」


さらにフユの顔が近づくと、僅かに良い香りが鼻腔をくすぐる。恐らく香水だ。フユの数少ない趣味だ。

元は私がもっとおしゃれに気を使えと進めた物だが、なかなかセンスが良い。私も何度か借りた事がある。

だがこのときばかりは勘弁して欲しかった。豊満な胸の感触と、脳に突き抜けるような
優しい香りは、私の中にあるものを込み上げさせるのに十分だった。


ハル(や、やばい……余計にムラムラしてきた……)


331 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/29(水) 14:46:30.37 ID:iW5f3LOv0



ハル「で、でも大丈夫よ。見張っててくれればそれで」

フユ「いえ、目を放した一瞬の隙に何をされるか分かりません。トイレに仕掛けがという事もあります。
   私も一緒に行きます」


そう言うと、フユは私の手をとり引っ張っていく。


ハル「ちょ、ちょっとフユ!?」


〜〜〜〜〜〜〜〜


トイレに入ると、フユは個室の扉を次々開けていき、中に誰もいない事を確認していく。


フユ「誰もいない。魔法が仕掛けられてもいない……杞憂でしたか」

ハル「ね、ねぇ、もう終わった?」

フユ「……はい。ご安心下さい」

ハル「そ、そう。じゃあ、もう教室に戻ってもいいわよ」

フユ「そういうわけには行きません。ハル様をお待ちします」

ハル「え!?」

フユ「ご安心下さい。音は聞かぬよう意識をそらしておきますので」


ま、マズイ……


ハル「そ、そういう問題じゃっ!?」ビクッ


なんとかフユに帰ってもらおうとしたが、限界だった。私の体が快感を求め始めたのだ。


ハル「〜〜〜〜〜〜ッ!」

フユ「ごゆっくり」ペコリ


バタン ガチャ 


思わず私はフユが開けた個室の中に入り、扉を閉めて閂を閉じる。


332 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/29(水) 14:58:35.03 ID:iW5f3LOv0



多分、あの部屋に媚薬効果のある魔法でも掛けてあったのだろう。

どうやったかはともかく、私はまんまとそれに引っかかってしまったようだ。


ハル(アイツ後で絶対ぶっ飛ばすッ!)


淫魔のにやけた顔を思い出し拳を握り締めるが、すぐにその力も緩んでしまう。


ハル(と、とりあえず済ませないと……)ハァ ハァ


扉の向こうにはフユがいる。にも関わらず、私は下着を下ろし、腰を下ろしていた。


ハル(だ、大丈夫。……ゆっくりやれば、きっとバレないだろうし)ドクン……ドクン……


ドキドキと鼓動が激しくなる。声を出せばフユにバレてしまう。

なのに、私はどうして止めることが出来ないのだろう。


ハル「……っ」


………ピトッ


ハル「ッ!」ビクッ


指で自分の秘所に触る。ずっとうずいていた割れ目に触れただけで、体が震えてしまった。


333 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/29(水) 15:22:46.61 ID:iW5f3LOv0


一度触れると、余計に止まらなかった。


ハル「ふっ……ン……」スリスリ


そのまま撫でていくと、ツルツルとした秘所が、やがてじっとりと濡れてくる。


ハル(媚薬のせいかな……濡れるの……早い……)ビクッ ビクッ


それでもすぐには中に入れずにいると、秘所からヌルヌルとした液が溢れてくる。


ハル「ぅ…ぁ…」クチ クチュ


中に指を入れたい。そう体が訴えるかのように、私の秘所の入り口はやがて柔らかくなって、指を迎え入れようとする。


ハル(静かに……音を立てなきゃ……大丈夫、だから)


つぷっ


ハル「ぁ、ふ、んっ!」ビクッ

ハル(こ、声がっ……我慢、しなきゃ……)ビクッビクッ


私はそれに答えるように、指を入れてしまう。私の中はヌルヌルとした液で濡れ、それでいて指を締め付けてくる。


ハル(ゆっくり……ゆっくりやらないと……)ハァ ハァ


クチュ……クチュ……


ハル「ふっ……んっ……」ビクッ ビクッ


出来る限り、私は音が出ないようゆっくりと指を動かすが、じれったい。

指が中の肉を撫でるたびに、腰から震えてくる。激しさを求めて、息も鼓動も速くなる。

だが我慢しなくてはならない。そんな、欲望と理性の戦いが今の私にはこの上ない媚薬になっている事に、私は気づかなかった。


ハル(フユがすぐ傍にいる……だから、もっと我慢しなきゃ……こんな所、見られたら私っ!)ハァ ハァ


クチュ……クチュ……クチュ……


334 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/29(水) 16:11:15.22 ID:iW5f3LOv0


コンコン


ハル「ッ!?」

フユ「あの、ハル様?」

ハル(え、な、何で!?)


フユが扉をノックしてきた。

よく考えてみれば、私はトイレで用をたしにきた事になってる。その音が聞こえないのは不自然だろう。

聞き耳を立てるつもりは無いといっていたが、それでも聞こえてくるはずの音が聞こえないのは不自然だ。


フユ「大丈夫……ですか?」

ハル「だ、だい……丈夫……っ!」クチュ……

ハル(あ、あれ?……私、指、動いて……)クチュ……クチ……


フユが話しかけているというのに、私は指が止まらなかった。むしろさっきまでより大きく動かし始めている。


ハル(だ、ダメ!……が、我慢ッ……!)

ハル「ぁっ……大丈夫、だから!全然っ」


つぷっ くちゅっ クチュクチュッ
 

ハル(な、なんでっ、指、止まん、なっ!)ビクッ ビクッ 


もう、きっとフユにも聞こえてしまっているだろう。なのに私は、指をなおも動かしている。

頭は分かっているのに、体が快楽を求める事を止めようとしない。

むしろ、聞こえていると分かっているからこそ、その背徳的な感覚に体が反応しているのかもしれない。


ハル「う、あっ!」ビクッ!

フユ「?……ハル、様?」

ハル(だ、ダメ!フユがいるのにっ、イッちゃうう!)

ハル「〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」ビクッ ビクンッ!!


辛うじて、声だけはこらえようとした私は、背中を丸めて必死に声を抑えながら、絶頂してしまった。


335 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/29(水) 16:20:51.35 ID:iW5f3LOv0


ハル「っ……はぁっ」


やってしまった。フユがすぐ傍にいるというのに、止めるどころか、興奮が抑えられなかった。


ハル(私は変態かっての……)


自分の理性の弱さに、涙が出そうになる。出ないけど。


フユ「あの、ハル様?」

ハル「あぁ、うん。大丈夫よ。全然平気だかっ!?」ビクッ


ドクン……


ハル「え?……あ……」ゾクッ

ハル(嘘、この感じ!)


まさか、生えよようとしてる!?


フユ「ハル様?」

ハル「あ、や……だっめぇ!」ビクッ ビクッ

フユ「あ、あの?」

ハル「んっ!ンンッ!!」

フユ「ハル様!?」


何とか押さえ込もうとしたが、無理だった。私は股から、ペニスを生やしてしまう。


フユ「ハル様!?大丈夫ですか!?」

ハル「え!?あ、いや、そのっ!」

ハル(ど、どうしよう。今の完全にフユに聞かれた!)


336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/29(水) 16:21:39.39 ID:q4xfyXevO
ドキドキ
337 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/29(水) 16:32:06.69 ID:iW5f3LOv0



ハル(マズイマズイマズイマズイ!!)

ハル「だ、大丈夫!何でも無い!本当に大丈」

フユ「……失礼します!」

ハル「え?」


ガチャン!


閂が開いた。多分、魔法を使ったんだろう。


ハル「ちょっ!?」


その瞬間、次に起こる事が何か分かった私は扉に手を伸ばす。


ガチャ!


だが、圧倒的にフユが速かった。よほど私の事を心配してたんだろう。

それも当然かもしれない。安全だと確認して入らせたと思ったら、妙な声が聞こえ、
取り繕うように何度も「大丈夫」と言っていたんだから。

私のことになると心配性なフユだ。こんな事になるのは、遅かれ早かれ、という奴だろう。


フユ「ご無事ですか!ハルさ…………ま?」


扉を開けた瞬間、私は悟った。終わった、と。


ハル「…………」

フユ「……ハル様」


フユがゆっくりと、指差す。


フユ「その……ソレは、一体……」


私の股に生えてしまった、淫魔の王の力が宿っている証。ペニスへと。


338 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/04/29(水) 16:35:55.17 ID:iW5f3LOv0
ハイ。今回はここまで。

というわけで次回はフユの性的奉仕回です。
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/29(水) 16:42:04.73 ID:BOGwoW/wo
おつおつ
次来ちゃうのかwkwk
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/29(水) 18:32:46.98 ID:X0Bko2vxO
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/29(水) 18:43:23.62 ID:Cm9NVY5sO
ひどいネタバレを見た。
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/29(水) 19:17:13.56 ID:FVEYFIO6O
遊戯王の次回予告張りのネタバレ
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/07(木) 12:55:28.01 ID:zqtlGfcAo
おつ
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/18(月) 17:38:13.78 ID:GX2LwBsV0
そわそわするわ
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/18(月) 17:38:43.30 ID:GX2LwBsV0
そわそわするわぁ
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/07(日) 19:31:20.06 ID:CYGxnCjb0
まだかな
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/21(日) 19:53:12.44 ID:0JdYXFNvO
そろそろ続きか保守もしくは続きが欲しい。
348 : ◆4wwpk5druE [saga sage]:2015/06/23(火) 18:21:04.64 ID:xEU+qchN0
申し訳ない。立て込んでてもうしばし待たせることになるかもです。申し訳ない。
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/23(火) 19:03:08.24 ID:Gc8E/unnO
よかろう
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/24(水) 00:39:38.24 ID:HBR27Xh9o
希望のひかりがみえた
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 21:13:34.13 ID:1WBO/C9ao
352 : ◆4wwpk5druE [saga sage]:2015/07/26(日) 23:46:50.15 ID:cW429l520
今週中に投下の目処が立ちました。2ヶ月近くお待たせするとは情けない。

353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/26(日) 23:50:08.08 ID:3XvPTd9gO
苦しゅうない
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/26(日) 23:53:18.81 ID:9U0/1S9Io
やったぜ。
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/27(月) 00:28:33.90 ID:hGL4j+Guo
やったーー!!
356 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/08/02(日) 20:00:09.75 ID:mcdqwYXy0
晩御飯抜けしますが始めます
357 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/08/02(日) 20:09:03.67 ID:mcdqwYXy0



とても小さな頃の話だ。

大人たちが近づかない大きな屋敷があった。
その近くには公園があって、私はよく友達と一緒にそこで遊んでいた。

けれどある時、私がふと屋敷の窓を見ると、一人の女の子と目が合った。
いつも窓はカーテンで閉じられたため、そこから誰かが現れるなんて思ってもいなかった私は、思わず手を振った。

その子はすぐにカーテンを閉じてしまったが、とても綺麗な子だった。

私はその子と友達になりたいと思った。友達になって、一緒に遊んで、色んな事をしたいと思った。

あの子と一緒にいれば、きっと楽しい。そんな根拠のない理由から、私は近づいてはダメだと言われていた屋敷の中に忍び込んだ。


一緒に遊ぼう。


たったそれだけを、伝えたいために……。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ハル(あ、これ走馬灯だわ……)


人生の終わりというのは、案外早くやってきたらしい。
過去の情景から、私は僅かな時間の静寂の中へ引き戻された。


フユ「…………」

ハル「……あの」


何か言わなきゃ、そう思って私は口を開いたのだが、


サクラ「え!?それ本当に!?」

ハル フユ「「!?」」


サクラの声が聞こえた。


358 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/08/02(日) 20:17:24.14 ID:mcdqwYXy0



バタン! カチ


ハル「え……」

フユ「あっ……」


咄嗟の判断で、フユが中に入って扉を閉めた。

まぁ、あのままぼーっとしているわけにもいかなかっただろうが。


ハル「ちょ、フ」

フユ「お静かに」

ハル「っ」ムグ


フユは私の口を塞いで、指を立てて口に当てる。


サクラ「そっかー。あの先生遠距離恋愛してたんだ〜」

モブ「意外でしょ!私もそれ聞いた時びっくりしちゃったもん」


そう言って、サクラ達の声が遠ざかっていった。多分、トイレの前を通り過ぎたのだろう。


フユ「……失礼しました」

ハル「いや……大丈夫……」


フユが手をどけて謝ってくる。


359 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/08/02(日) 20:22:54.35 ID:mcdqwYXy0



フユ「…………」

ハル「…………」

ハル(気まずいなんてもんじゃない!)


トイレの個室という狭い空間。そこに二人も入れば狭いのは当たり前だ。

っていうか私はいつまでペニスを出しているんだろう。

いや、それよりフユに何か言わないと。


ハル「あ、あのねフユ!これには事情が」

フユ「……今夜」

ハル「え?」


フユが真剣な眼差しで私を見つめてきた。だから思わず、私は言葉を途切れさせてしまった。

そっと、耳元に口を近づけて囁いてくる。


フユ「今夜、夕食の後……私の部屋に来てください。全てはそこで」


ぎゅっと手を握ると、フユは出て行ってしまった。個室には、私一人が残される。


ハル「…………え?」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


360 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/08/02(日) 20:24:58.19 ID:mcdqwYXy0
ご飯
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/02(日) 20:36:26.59 ID:am3bwLTfO
乙乙
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/02(日) 20:48:39.29 ID:+7FjzRPuO
きたあ!!
363 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/08/02(日) 21:00:33.85 ID:mcdqwYXy0
再開
364 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/08/02(日) 21:02:11.32 ID:mcdqwYXy0


その日、私はその後の記憶が曖昧だった。

授業はまるで耳に入らなかったし、気が付けば夕食を食べていた。でも、その夕食はまるで味がしなかった。


ハル「……」ボー

淫魔「ハルさ〜ん」

ハル「……」チラッ

フユ「……」モグモグ


横目でフユを見てみるが、まるで変わった様子は無い。普段どおりに食事をしている。

知られてしまった時は質問攻めにでもされると思っていたのに、冷静だったのも不思議だ。


淫魔(……スキあり♪)ニヤッ


ポタッ


淫魔「ハルさんってば!」

ハル「えっ!?な、何?」


淫魔が肩を揺すって話しかけてきた。何なのよもう、今はあんたに構ってる暇は無いのに……。


淫魔「このサラダ食べてくれませんか?このドレッシングの味が苦手なもので」

ハル「(こいつ普通に好き嫌いとかあるのね……)まぁ、良いけど」

フユ「私が食べます」パシッ

淫魔「え!?」

ハル「あっ」


淫魔から受け取ろうとした皿を、横からこちらを見もしないフユの手が伸びてさらわれてしまった。


淫魔「あれま〜……」

淫魔(ラッキー♪)


365 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/08/02(日) 21:06:11.28 ID:mcdqwYXy0



フユ「ごちそうさまです」ガタッ


あっという間に夕食を平らげると、フユはさっさと皿を下げてしまう。


フユ「お待ちしております」ボソッ

ハル「……っ」


去り際に耳打ちして、フユは部屋へと戻っていった。


ハル「…………フユ」

淫魔「喧嘩でもしたんですか?」

ハル「……どうせ知ってるんでしょ」

淫魔「何が?」キョトン

ハル「いや、お昼にさ……」

淫魔「トイレに行ったんですよね?それが何か?」

ハル「…………知らないならいいわ」


どうやら本当に知らないようだ。この後、私がフユの部屋に行くことも、トイレで一体何があったのかも。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


淫魔(知ってますけどね〜!)


淫魔は心の中で舌を出す。


淫魔(媚薬の匂いにやられてオナニーする気だと思って読心してたら……面白い展開になっちゃって♪)

淫魔(ハルさんの心の中は不安や恐怖で渦巻いてますけど、僅かに、快楽への期待もあるようですし♪)

淫魔(オマケに媚薬を飲んじゃいましたしね……フ〜ユ〜さんっ♪)


366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/02(日) 21:10:49.03 ID:am3bwLTfO
ほんっとマジであれだな、けしからんな、この淫魔は! (ワクワク
367 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/08/02(日) 21:13:04.10 ID:mcdqwYXy0


秘かに学園で作り上げた媚薬。元々、ハルに飲ませるつもりでサラダに混ぜた。
しかし毒見か、あるいはそれを見越していたのかフユが食べてしまったが、淫魔にとっては嬉しい誤算だ。

この媚薬、その最も特徴的な効果は解毒の難解さにある。
淫魔族に秘かに伝わる秘密の調合によって生み出される媚薬の効果は、人間が作り出すそれを超える。


淫魔(楽しみですねぇ〜。不埒不埒と忌避していた私とおんなじ事をしたくて
   堪らなくなるフユさんを想像するだけでヨダレが……)じゅる

ハル「汚いわよアンタ」

淫魔「あ、失礼」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ガチャン


フユ「く……うぅっ……!」ハァ ハァ


ズズ……


自室に戻ったフユは、突如高鳴る鼓動と体の火照りから、その場に座り込んでいた。

淫魔の媚薬の効果が、早くも効き目を発揮しだしたのだ。


フユ(なんたる不覚ッ!……恐らく睡眠薬の類とばかり……あれは……あれは、媚薬!)ハァ ハァ

フユ(ダメ……頭がクラクラ……してくる……)ハァ ハァ

フユ「いや……このような醜態を、ハル様に見せるには!」


気力を振り絞り、なんとか立ち上がろうと壁に手を付き起き上がる。だが、


フユ「〜〜〜〜ッ!……クッ!……んッ……ン、ぁ!」ビクッ


僅かに肌に触れた衣服の擦れだけで、全身に電流が走ったかのように、快楽が襲ってくる。
辛うじてまた座り込むことは耐えたが、このままでは何も出来ない。


フユ「このような物をハル様に……あの不埒者……ゆるせっ……ないっ!必ず……報いを!受けてもらう!」ギリッ


368 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/08/02(日) 21:20:26.12 ID:mcdqwYXy0



ハル「……ハァ」トボトボ


寮の廊下を、私は重い足取りで歩く。


ハル「なんて言えば良いのよ……」


この体のことを誤魔化すことは多分無理だ。フユは確かに私の言う事を大抵信じてしまうけど、
自分の中でなんらかの確信を得ているときはあっさり嘘を見破ってくる。


ハル「……誤魔化そうとする事自体間違いなのかな」


それとも、小さい頃から一緒だったフユには本当の事を話すべきなのかな?

どの道誤魔化せるとは思えない。ただ、私が淫魔の王になるかもしれないなんて言ったら、きっと心配させてしまう。
それどころか、私の体を元に戻そうとどんな危険でも冒してしまいそうだ。


いや、それより淫魔の事を知ってしまったら、むしろ性欲処理を手伝うなんて言いかねない。


ハル「……っ」ゴクリ


いつもいつも制服の中に無理やり納まっているあの大きな胸。その胸が私の……


ハル(――ってバカ!!なに下らないこと考えてるのよ私は!!)ブンブン!


邪な考えを振り払うように、私は頭を振った。

369 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/08/02(日) 21:33:09.88 ID:mcdqwYXy0


ハル「すーーー……はーーー……」


気がつけばもうフユの部屋の前。

深呼吸して扉を軽く叩く。


フユ『――――ハル様ですか?』

ハル「うん……来たよ」

フユ『今開けます』


がちゃりと開けたフユはまだ寝巻きに着替えていた。

真っ白の、飾り気のない白のパジャマだ。胸のあたりがはちきれんばかりに、柔らかな生地に確かな存在を強調していた。

学園の校則で、外へ出る時も制服以外の着用は許されない。だから基本、寮の中でも皆はジャージか制服で過ごす。
まぁ、私もその一人だし、フユのパジャマ姿なんて何度も見ている。


フユ「お待ちしておりました……ハル様」

ハル「うん……」


だけど、今日はその姿が妙に思えて仕方が無い。

トイレでの出来事を抜きにしても、なんかちょっと表情が熱っぽいっていうか……。


フユ「…………」

ハル「…………」


そんな疑問を抱きながらも、見慣れたフユの部屋に入る。


370 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/08/02(日) 21:41:58.94 ID:mcdqwYXy0


フユの部屋は飾り気が無い。女の子らしさを殆ど感じさせない平坦な雰囲気の部屋。

机に転がる筆記具も白か黒、安価で手に入れやすい、贅沢さも感じさせない。

辛うじてこの部屋が女の子の部屋だと確信させる物といえば、半ば無理やり私が一緒に買ってあげた香水の瓶が
2,3個置いてあるだけだ。

私とフユはテーブルを挟んで向かい合わせに座る。


ハル「……」

フユ「……」

フユ「では、ハル様」

ハル「」ビクッ

フユ「ご説明……いただけけますか?」

ハル「……うん」






どう話す?

1.正直に話す。

2.一部伏せて話す。


↓2


371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/02(日) 21:44:57.16 ID:HYWxYRNt0
2
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/02(日) 21:45:01.86 ID:zNvfANJPo
1
373 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/08/02(日) 21:57:50.96 ID:mcdqwYXy0
安価も決定したし、今日はここまで。(明日早朝出勤)

襲うか奉仕か悩んでましたが今の安価でシチュ決定しました。
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/02(日) 21:59:24.33 ID:am3bwLTfO
乙乙
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/02(日) 22:00:06.42 ID:+R7YM/COo
おつ
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/02(日) 22:06:34.10 ID:+7FjzRPuO
おつです
復活嬉しい
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/24(月) 07:21:22.15 ID:5mOSJjflO
舞ってる
378 : ◆4wwpk5druE [saga sage]:2015/09/09(水) 00:33:25.06 ID:lHFuEbz80
来週までには更新予定。

ちなみにシチュは奉仕ルートです。フユちゃん精一杯のご奉仕です。
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/09(水) 00:35:50.26 ID:bkaXXWn4o
全裸待機
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/09(水) 00:42:48.81 ID:KsVSS2loo
待ってるぞー
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/09(水) 00:55:04.89 ID:TG80IdO0O
やったー! 奉仕だー!
382 : ◆4wwpk5druE [saga sage]:2015/09/13(日) 18:22:39.63 ID:dSjOn6Ei0
おまたせしやっした。本日投下いたします。
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/13(日) 18:29:31.22 ID:MxUWpVvno
やったぜ。
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/13(日) 18:30:39.74 ID:zpl2MP6Co
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/13(日) 18:32:56.14 ID:5QGZub5JO
ヒャッハー!
386 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/09/13(日) 23:29:10.24 ID:dSjOn6Ei0
投下。
387 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/09/13(日) 23:33:41.39 ID:dSjOn6Ei0



ハル「実はね……」


私は正直に話した。フユは最後まで黙って聞いてくれた。

私の体に淫魔の王の力が宿ってしまった事。私が淫魔となったとき、淫魔の王となってしまう事。
シエクス・フリエンダは淫魔族の悲願のため、この学園に侵入してきた淫魔であること。
性欲を抑えすぎると『王の力』に飲まれ、結局は淫魔となって王となってしまうこと。

そして、すでに何度か淫魔に(不本意ながら)性欲処理をさせてしまっていること。

随分あっさり話してしまった。私は口が堅いほうだと思ってたし、この秘密を早々に打ち明ける事になるとは思わなかった。
多分、不安だったんだと思う。自分が淫魔の王となってしまうかもしれないという不安で、いっぱいだったんだと思う。


フユ「…………」

ハル「…………」


話を終えて、部屋の中が静まり返る。


フユ「…………」

ハル「…………」

フユ「ハル様」

ハル「……何?」



フユ「お風呂……入りませんか?」

ハル「……え?」


388 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/09/13(日) 23:36:05.39 ID:dSjOn6Ei0



フユはパジャマを脱ぎ始めていく。


ハル「え?フ、フユ?」


パサ


フユ「ハル様はまだお風呂に入っていないと見受けられましたので。どうでしょう、せっかくですから
   久方ぶりに共にお風呂に入りませんか?」

ハル「あ、えっと……確かにお風呂はまだだけど……っていうか、え?あのっ」


当然だけど、パジャマの下は下着だけだった。

パジャマの上では窮屈そうにも見えたが、その豊満な胸をブラが押さえていた。

ホックを外し、ブラを脱ぎ捨てる。パンツもスルリと落として、片付けてしまう。


フユ「それに……確かめたい事もあるんです」

ハル「?」


389 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/09/13(日) 23:43:40.20 ID:dSjOn6Ei0



学園の寮はすべて一人部屋だ。

だが世界一の魔法女学園というだけあって、その広さは申し分ない。

ぶっちゃけ二人部屋のそれと同等だ。ベットと机がもう一つ置けるくらい拾いし、
お風呂にいたっては一人で使うには少々大きいんじゃないかと常々言われている。


フユ「どうぞ、こちらへ」


浴室。私は結局、促されるままフユとここにいる。

鏡の前に腰掛があり、フユはそれを鏡と挟むように正座している。


ハル「……うん」


腰掛に座り鏡を見る。鏡には一糸纏わぬ私と、後ろにいるフユ。

床にボトル容器があって、透明で中身が見えている。どちらも白いが、ボトルのポンプの色で分けているようだ。


ハル「あっ!フユ、シャンプーの容器ってどれ?」

フユ「こちらです。……いえ、やはりハル様はそのままでいてください」

ハル「え?」

フユ「私にお任せ下さい」

ハル「え?ちょっと」


言うが早いか、フユはシャワーを捻って温度を確かめると、私の体を濡らしていく。


390 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/09/13(日) 23:45:15.70 ID:dSjOn6Ei0



次に髪を濡らしていく。私の顔にかからないよう丁寧に、手のひらで撫でながら、優しく濡らしていく。


ハル「あの、別にそれくらい一人で出来るって!」

フユ「……覚えていらっしゃいますか?」

ハル「へ?」


フユはシャワーを止め、シャンプーの石鹸を取り両手に軽く広げていく。


フユ「小さい頃……それも、まだ私が『ハル様』とお呼びしていなかった頃です」

ハル「!?」

フユ「私はハル様と出会い、様々な物を知りました。ハル様や他の子達と遊んで、楽しいという感情を知りました」


フユの手が、私の髪に触れる。泡立てて、私の髪を洗っている。

まるで美容院の人のように、丁寧に、それでいて素早く洗っている。


フユ「こうして、一緒にお風呂に入った事もありました」


わしゃわしゃと心地いい音とフユの話を聞いていると、なんだか昔の事が鮮明に思い出せる。


ハル「そうね……私、フユの髪が綺麗で素敵だったのが羨ましくって、頭洗ってあげるって言いながら
   どうやったらこんなに綺麗になれるんだろうって、ちょっと妬んでた」


洗い終えるとシャワーで流して、今度はリンスを取り、髪に丁寧に馴染ませるようにしていく。


フユ「私はハル様に髪を洗われるのが好きでした」

フユ「使用人達とは違う、恐る恐る腫れ物のように扱うのではなく、親しみの篭った優しい手つきが好きでした」

フユ「だから、いつかこうして、ハル様の髪を洗いたかったんです」


再び、シャワーで流していった。


391 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/09/13(日) 23:50:18.64 ID:dSjOn6Ei0



ハル「ありがとう。プロみたいだったわよ」

フユ「…………」

ハル「……フユ?」


鏡は曇って見えないので、私は後ろを振り返ろうとした。だが、


ハル「え?」


フユが抱きついてきた。


ハル「え!?フ、フユ!?」


両腕に引き寄せられ、私はフユにもたれかかるようになる。


フユ「ハル様は……ハル様です」

ハル「……え?」


耳元でフユが囁く。


フユ「これまでずっと、ハル様を見てきました。でも、いつまでもハル様はハル様でした」

フユ「だから私は信じています。これからも、ハル様は変わることなくハル様であると」

フユ「私を屋敷の外へ連れ出してくれた、優しくて、勇気があって、私の事を友達と呼んでくれる……そんなハル様だと」

ハル「……フユ」

フユ「何も恐れることはありません。どんなお姿でも、ハル様である限り、私は傍にいます」


私を抱きしめる力が一層強くなる。フユの鼓動が、背中から伝わってくる。





ドクン……


392 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/09/13(日) 23:56:32.50 ID:dSjOn6Ei0



どのくらいそうしていたただろう。


フユ「……お体も流します」


そういってフユはボディーソープをタオルに取り、泡立てていく。


フユ「失礼します」


そして、タオルが背中に触れた。


ハル「え!?ちょ、ちょっと!」ゾクッ

フユ「? どうかなさいましたか?」


フユが首を傾げる。無理もない。フユはただ普通に背中を洗おうとしただけなのだ。
ただ、フユの手に持ったタオルが背中に触れた瞬間、なぜか物凄くくすぐったい感覚が走ったのだ。


ハル「え、えっと……それ、普通のタオル?なんか肌触りがおかしいって言うか……」

フユ「? このタオルですか?これは肌が弱い人や、タオルのザラザラした肌触りが苦手という人のために、
   魔物から取れる天然素材微細な繊維を魔法によって編む事で作られたタオルです」

フユ「少々値は張りますし、初めて使う人には柔らかすぎると思われますが大丈夫です。これでも意外と汚れは落ちるんですよ?」

ハル「あ、いや……そういう意味じゃなくって……」


なんかこう、泡とおんなじくらいヌルヌルしててやばいっていうか……。

殆ど素手で洗われてる感覚に近かったっていうか……。


393 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/09/14(月) 00:10:14.12 ID:LppK8M210



フユ「大丈夫です。フユに全てお任せ下さい」

ハル「あっ!」ゾクッ


フユは止めることなく、私の体を洗っていく。

背中はすぐに終わって、肩、脇、腕と、素早く洗われていく。


ハル「んっ、く!」ゾクッ ゾクッ


その触れ方は決して性的なものじゃ無かった。でも、繰り返し撫でられるような動作や、
筋肉を揉みほぐすような洗い方に、最初は少しくすぐったいといった程度であったが、徐々に快感に変わりつつあった。


フユ「前の方も、洗っていきますね」

ハル「あっ、ちょっ、と!」ビク!


いや、それだけじゃない。私の中からも、何かが湧き上がってくるようなものがある。


ドクン……ドクン……


ハル(な、なんか……体が……熱い!)

フユ「? ハル様?」

ハル(どうして急に?……思えばフユに抱きつかれてからだんだん熱くなってきたような……)

フユ「どうかなさいましたか?」


フユが肩から私の顔を覗き込む。その時私の背中にフユの胸が密着する。


ドクン!


ハル「ッ!?」ビクッ!


その瞬間、私の中から、”何か”が一気に込み上げてきた。


394 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/09/14(月) 00:16:24.25 ID:LppK8M210



フユ「ハル……様……」

ハル「……え?」


気がつけば、私はペニスを生やしていた。


ハル「嘘……わ、私別に!?」


確かに多少は興奮っていうか、気持ちよさを感じてはいたけど……


ハル(さすがに……そこまでエッチな気分にはなってなかったでしょ!?なんで……)

フユ「……失礼します」

ハル「え?」


戸惑う私に、フユが静かに声を掛けた。一体なんだと聞く前に、フユの手は伸びていた。


クチュ


ハル「なっ!」

フユ「大丈夫です。安心して下さい」


フユは、私から生えたペニスに触れていた。


クチュ  クチュ  クチュ


ハル「だ、だめ!フユっ!なん、で!」ビクッ ビクッ

フユ「この陰茎は射精しなければ治まらないんですよね?でしたらお任せ下さい。
   初めてですが、ハル様にご満足いただけるよう努めさせていただきます」


クチュ  クチュ


そう言って拙い手つきでフユの愛撫は続く。

フユの手が動くたびに、小さく卑しい音が聞こえてくる。


395 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/09/14(月) 00:31:07.38 ID:LppK8M210



フユのペニスに与える刺激は、淫魔のそれと比べれば随分優しい。

ただ、初めてというだけあって刺激の与え方がどこか手探りといった感じだった。
それが私の中にじれったいという快楽への欲求を生み出し、ペニスから来る小さな快感をどんどん飲み込んでいく。


ハル「こんな……事!しなくていいって!ソコは、汚いからっ!」ビクッ ビクン!

フユ「ハル様のお体にあるものが、汚いはずがありません」


クチュ   くちゅ


フユの触れ方はあまり強くなくて、しっかり握ってはいない。そっと、触れるだけのようなものだった。
しごき方も、淫魔が精子を搾り上げるように緩急をつけたやり方だったのに対し、フユは緩やかなリズムを保って、
まるで私に射精を促すようなしごきだった。


ハル「はっ!……あぁっ!だ、めぇ!」

フユ「さぁ、ハル様。全身から力を抜いて下さい。全てフユにお任せ下さい」


耳元からフユの囁きが聞こえる。こんな状況だからか、その言葉がやけに淫らに聞こえてしまう。

フユの手は泡に濡れて、全ての指がヌルヌルとペニスを滑っている。
最初は指先がペニスの弱い部分を探していたようだったが、私の反応をみて徐々にフユも学んでいく。
やがて拙さが無くなっていき、ペニスが求める快楽を正確に与えるようになってくる。


ハル「はぁっ!……あ……くぅ!……ぅ、あ!」

フユ「もっと、もっと力を抜いて下さい。大丈夫ですから」


強烈な快感には思わず拒否感を抱くのに対し、柔らかな快感は体の方から求めてしまう。

淫魔が快楽の海へ無理やり引きずり込んで溺れさせるのなら、
さしずめフユは絵筆で丁寧に指先から快楽の蜜を塗布するかのようだ。


ハル「ぁ……あぁ……ぅ、ぁ……」ビクン! ビクッ!


力が抜けていく。拙いながらも焦らずじっくりと快楽を与えられ続けた結果、私は抵抗や止めようとする意思を
すっかり溶けたように無くなり、両手をだらりと下げ、体をフユに預けていた。

背中にフユの胸が当たっている。フユは片手で私を支えながら、肩から覗き込むように私のペニスを見つめながらしごいていく。
鈴口を、亀頭を、カリを、スジを、指の腹でゆっくり撫でて刺激いく。そして時々、緩慢な動きでしごいてくる。

だが、私の欲求はそれだけじゃ満足しきれないところまできていた。更に大きな刺激を、淫らな快楽を、求めている。


396 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/09/14(月) 00:46:17.81 ID:LppK8M210



ハル「ふ、フユ!お、お願い……」

フユ「ハル様……?」

ハル「もっと強く……もっと強くしごい、て!そしたら私……私、もうっ!」

フユ「分かりました。……では……」


ギュッ


ハル「イッ!?」ビクン!


ペニスが強く握られる。優しく触れるようだったそれまでとは違い、一気に快感がお腹から込み上げてくる。

全身が快楽の電流に痺れ、ビクンと体を震わせる。


クチュ!  クチュ!  クチュ!  クチュ!


ハル「う、ああ!あっ!あはっ!はぁっ!」


しごきも早くなる。それまで溜めていた物を一気に注ぎ込んでいくように、強い快楽が送られる。

限界が一瞬で近づいた。私に注ぎ込まれた快楽が私の中を暴れまわり、射精へと導かれる。


グチュ! グチュ! グチュ!


ハル「はっ、あくっ!……いっ!イクゥ!フユゥ!私、もう、イキ、そう!」

フユ「はい。どうぞ、射精して下さい。」


だが、まだだ。まだ感じていたい。そんな思いがペニスに溜まった精子を押し留めていた。

すると、フユがそっと、囁く。


397 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/09/14(月) 00:57:23.45 ID:LppK8M210


フユ「いいでんすよハル様。私の手の中に、ハル様の精子を漏らして下さい」

ハル「うっ、くぅ!」

フユ「んっ」


ぴちゃり。と、私の首筋にフユの舌が這った。

ぞくりときたその快感に私は我慢に震えていた脳を焼かれるようだった。


ハル「あ、ああああああああああああああ!!」


ビュルッ!  ビュルルル!  どくっ、どくん……


射精の直前にフユはペニスから手を放し、受け止めるように亀頭に覆いかぶさった。

でも、ペニスからでた精子は淫魔にされた時よりも多くて、フユの手を汚しきっても足りず、浴室の床に零れてしまった。


ハル「は、はぁっ……はぁっ……ん、はぁっ……」

フユ「すごい……です。これが……これが、射精なんですね。……はじめて見ました」


絶頂の余韻にまた私はだらりとフユに体を預けた。

フユは手にたっぷり付いた精子をまじまじと眺めている。


フユ「……あ、今、流します」


だが、このままでは意味が無いと思い直したのか、すぐにシャワーで体を洗い流し始めた。


ハル「はぁ……はぁ……」





イチモツの様子 安価↓2

1.まだ元気。

2.治まった。


398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/14(月) 01:02:08.00 ID:JhFVI0WeO
1
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/14(月) 01:02:25.65 ID:4EktWkbIo
1
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/14(月) 01:02:38.87 ID:2mskBJ3tO
1
401 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/09/14(月) 01:05:06.55 ID:LppK8M210
満場1(イッチ)www
402 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/09/14(月) 01:07:16.13 ID:LppK8M210
でも今日はここまで。

で、次のシチュ

1、胸 2、口 3、胸と口

多数決で決定します。↓1〜5
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/14(月) 01:07:29.77 ID:2mskBJ3tO
HAHAHA!
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/14(月) 01:08:01.85 ID:4EktWkbIo
当たり前だよなぁ?
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/14(月) 01:08:27.77 ID:/FNgU3VMo
2

おつ
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/14(月) 01:14:47.13 ID:HbY+rVs8o
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/14(月) 01:26:35.35 ID:AWbrCgz80
2
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/14(月) 04:45:39.90 ID:ejqkllclo
3
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/14(月) 09:28:27.85 ID:3T75x1OWo
3
やっぱこのssいいね
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/10(土) 03:34:58.83 ID:x213QuEWo
411 : ◆4wwpk5druE [saga sage]:2015/10/25(日) 16:56:24.93 ID:2mwuZjHJ0

ムラムラしてると書けるので書く→モチベーション維持のために抜けるエロ画像やらSS漁る→
興奮しすぎて抜く→賢者モード→結局大して書けてない事に恥じる→日を改める(最初に戻る)

こんな事繰り返してるから続きが遅くなってる。
エロSSをあまり間を空けずに投稿できる人たちが羨ましい。
ふたなり好きの自分が言うのもなんだが頭ん中どうなってんだ。

今日、投下出来たらいいなぁ……。
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/25(日) 17:18:40.50 ID:4gCSd6DOO
おお!
無理せず頑張ってくだせえ
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/25(日) 17:58:02.51 ID:GNGf+ucpO
書き手あるある
気持ちよくわかる
待ってる
414 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/10/26(月) 01:21:33.24 ID:cfu7oA3J0
ふたなり娘も好きだけど百合レズも好き。

ふたなり娘(orノーマル娘)が背後から女の子にくちゅくちゅされて背中を預けながらビクンビクンしてるシチュとか
壁に手をついて腰を突き出して膝立ちの女の子指やら道具やらで責められるシチュとかマジ最高。

こんな話を分かり合える友と出会いたい。

さっと投下します。
415 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/10/26(月) 01:30:22.92 ID:cfu7oA3J0


ビク ビクン


ハル「ぅっ……」ハァ ハァ


股にあるペニスは、一度の射精では治まらず未だ快楽を求めて脈動している。

私は射精の脱力感と快楽の余韻に頭の中がくらくらしていた。


ハル「……」

フユ「……ハル様?」


シャワーで体を洗い流そうとしたフユと目が合う。シャワーが体を打ち、ボディソープが洗い流されていく音だけが浴室に響く。


ハル「フ…ユ……」

フユ「?」


私はフユの頬に触れ、澄んだその瞳を見つめる。


ハル「ん―――」


あぁ、きっと。私はまともじゃない。でなければ


フユ「っん!?」


フユにキスなんてするはずが無いんだから。


416 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/10/26(月) 01:32:32.61 ID:cfu7oA3J0



ハル「ん…んちゅ……んふ……」

フユ「んんっ!……ん……んく」


チュッ……チュル…チュプ……


頬を指で撫でながら、私の舌がフユの口内に入り込む。フユの抵抗は殆ど無く、驚きで反射的に動いてしまっただけで、
それもすぐに止めて私の意のままに口を重ねた。

ぷっくりとした唇も、熱くてやわらかい舌も、硬い歯も、キスの経験なんて殆どない私の不慣れな舌が蹂躙していく。
フユはただ従順に、素直に私の舌を受け入れる。


ハル(やばい……普段そんなつもりは無いけど、なんかフユを支配するみたいでゾクゾクしちゃう……)

ハル「―――ん、ぷは……フユ……」ハァ ハァ


私たちの唇をとろっとした唾液が繋ぎ、ぷつっと切れる。


フユ「―――っ……ハル様……」ハァ ハァ


体が熱い。頭の中で心臓の鼓動がドキドキ鳴り響いている。それなのにどこか冷静な自分がいて、
だけど、これ以上止めようとは微塵も思わない。

きっとフユも同じだ。顔は少し赤いし、瞳がわずかに潤んでいるように見える。


ハル「お願い……まだ、治まらないの……」

フユ「……はい」


フユは静かに、にこりと笑ってそう答えた。


キュッ


シャワーを止めて、フユは私の前に四つん這いになって私のペニスに顔を近づける。


417 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/10/26(月) 01:37:09.14 ID:cfu7oA3J0



ペニスは一度射精したとは変わらず求めてびくびく動いている。

フユの口がそっと開く。温かい吐息と一緒にぬらっと舌が出てきて、


フユ「ん……」ぴちゃ

ハル「あっ!」ビクッ


ペニスを唾液で塗りたくるように這った。


レロ……ぺちゃ……


フユ「ん、はぁ……」ぴちゅ ぴちゃ

ハル「あっ…んっ……」ブル


ぬるぬるの柔らかい舌が何度も下から上へと這う。

そのたびにペニスは敏感になっていき、快感を生みながらぎちぎちに硬くなっていく。


ハル「く、ふぅ……」ビクッ ビクッ

フユ「ん……はぷっ」

ハル「ひぁっ!?」ビクッ


敏感になってきたペニスの亀頭をフユは唇で浅く咥える。


フユ「ぁむ……んにゅ」


チュッ ちゅむ


歯が当たらないようゆっくり、上下、左右に動いて、亀頭を集中的に刺激していく。


ハル「うっ、あぁ!フ、フユっ!」キュン キュン


特に敏感な亀頭には十分すぎる刺激なのに、私はどこか切なさも感じる。


418 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/10/26(月) 01:45:21.40 ID:cfu7oA3J0



フユ「んぷっ」ヌププッ

ハル「あっ、くっ!」ビクン


フユはそれを見透かしたように、私のペニスを口内に招き入れた。


フユ「ん、んちゅ、んくっ」


ジュプ ジュプ ジュププッ


唾液に塗れたペニスを、フユはまるでアイスキャンディのように加えて上下に動く。
唇が隙間無くぴったり吸い付き、舌は裏筋をなぞる。


ジュッ ジュプッ ジュプゥ


フユ「んっ、んんっ」

ハル「うあ、アァ!……あ、熱いぃ!」ビクッ ビクッ


ちゅうぅぅ ちゅぷ くちゅ じゅぷっ


何度も、何度も、何度も。甘いお菓子にしゃぶり付くようなフユの口でペニスが溶かされそうになる。


フユ「はるひゃま……ひもひぃ……れふか?」


ジュプ ジュプ ジュププ ヂュク


普段なら絶対に聞けない舌足らずな声で、フユが上目遣いで私を見てくる。


ハル「うっ……うあっ、き、気持ちいい!フユの口の中っ、すごく、良い!」ビクン ビクッ


気持ち良過ぎて、まともにフユの顔を見れない。腰からガンガン気持ち良いのが湧き上がってくる。

まるで下半身が自分の物じゃなくなったみたいだ。自分の意思ではもうどうしようもない。


419 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/10/26(月) 01:50:40.21 ID:cfu7oA3J0



チュ チュパ


フユ「でしたら……こちらも、お楽しみ下さい」

ハル「……え?」ハァ ハァ


どういう意味だろう?そんな私の疑問に、フユは答えを言うよりも手を伸ばして、


クチュッ


ハル「あっ!?」ビクンッ


私の女の場所……膣の中に指を入れた。


フユ「はむっ、んちゅぅ」ジュププ チュウ


ヌチッ クチュ ニチャ


またペニスを咥えてしごいてくる。指は膣の中をなぞるように動いて、中のぬるぬるした液をかきだすように動いている。

私の膣内はとっくに濡れていた。ペニスの快楽にばかり悶えて気づかなかったが、こっちはずっと切なかった。
女の私が感じることの無い男の快楽がそれに気付かせなかった。元々一人分の快楽なんだから、それで補えてたんだ。

なら、同時に刺激を与えて得られる快楽は、単純に考えても二倍だ。

私に生えた男のものと、初めからある女のもの。普通ならありえない、男が得る気持ちいいのと、
女が得る気持ちいいのが今、私の中で混ざり合っている。


チュウウウ!ジュプ!ジュププ!チュチュウウウ!


フユ「はむっ…んくっ、ん……れるっ……んちゅぅ」


クチュ クチ ニチュ ヌチュ クチュ クチュ


ハル「あっ!ああっ!や、めっ!あ、つ!だめぇ!やあぁっ!」ビクッ!ビクンッ!


420 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/10/26(月) 01:54:02.67 ID:cfu7oA3J0


ペニスの刺激だけでも十分なのに、膣への刺激が加わって、押し寄せてくる快楽に私はあっという間に飲まれた。


ジュルッ クチュ チュム クチュ チュパ ヌチッ


ハル「うあっ!あっ、くっ!うああっ!やあぁっ!」ビクン!ビクン!

ハル(無理!こんなの無理!気持ち良過ぎる!)ハァ ハァ

フユ「んんっ」


チュチュウウウウ!


ハル「イッ!?」ビクンッ!


フユの強く吸い出すような刺激に、腰の中から何かが込み上げてくる。

分かってる。精液だ。限界を迎えたペニスが射精しようと精液を送り出そうとしている。


ハル(ダ、ダメ!今射精したらフユの口の中に出しちゃう!?外、外に出さなきゃ……!)

ハル「フ…フユ!もうっ、やめ!」


私は最後の最後で抵抗しようと、フユの頭に手を当てた。そしたらフユは、あっさりと顔を上げた。


チュパ……


フユ「……いいですよ」

ハル「!?」


それは、私が始めてみる、顔だった。


フユ「私の中に、ハル様の精液……たくさん出して、いっぱいにして下さい♪」


どうしようもなく淫らで、ひどくいやらしい、フユの……”牝の顔”


421 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/10/26(月) 02:00:55.29 ID:cfu7oA3J0



ハル「あ……え」

フユ「んっ」ピチャ

ハル「あっ!?」ビクッ!

フユ「ん、んく、んち、ちゅう」


ジュプ! ジュプ! ジュププ! ジュルル!

ニチュ! クチュ! チュク! ヌチッ!

ズチュ! チュムム! チュルル! チュチュウウウウ!

クチュ! クチュクチュ! ニュル! 


ハル「あ、ああっ!あああああ!」

ハル(も、もうダメぇ!イクッ!もうイッちゃううう!?)

ハル「イッ!イックウウウウウ!」


ビュル!ビュククッ! ビュウウウウウ!


私は、射精してしまった……。フユの口の中に、私のいやらしい精液が注ぎ込まれていく。


ドク……ドクン……


フユ「ん……んんっ!」コプッ

ハル「うぁ……あぁ……」


422 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/10/26(月) 02:03:21.94 ID:cfu7oA3J0



今までに無い脱力感とともに、途方も無い後悔が襲う。


ハル(私は……何てこと……)ハァ ハァ

フユ「ん……んく……」


ゴキュ コクン


ハル「……え?」


嘘……フユ、精液飲んでる?


フユ「……ぷはっ。……少し、変な味……です」

ハル「あ、あぁ……」


私のせいだ。


フユ「?……ハル様?」


私がフユを無理やり……


ハル「は……はは……あは……は……」グラッ

フユ「ハル様!?」


私は目の前が真っ暗になった。慣れない快楽ですっかり体が疲れてしまったんだろう。

その際頭を打って怪我をしなかったのは、まぎれもなくフユのおかげだった。


423 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/10/26(月) 02:08:52.44 ID:cfu7oA3J0



淫魔「イヨッシャアアアアアアアアアア!」


シュバッ! シュビィッ!!


夜、月明かりが照らす中、寮を出て学園に向かう道の中で、淫魔は高く突き上げた拳を腰に引き戻してガッツポーズを取っていた。


淫魔「第一ステージ『初めての快楽』編クリアー!いやぁちょろいもんよぉ!」


淫魔の目的はハルを淫魔族にすること。

そのためにはハル自身が、まず快楽を求めるようにならなくてはならない。

初めてであった夜、淫魔はフェラや手コキなどで快楽を与え、また、保険医のフウを操り襲わせたりもしたが、
いずれもハル自身が始めから快楽を求めていた訳ではない。

流されて、魔が差した。そう自分に言い訳出来るだろう。だが今回は違う。


淫魔「親友にキスした挙句、ご奉仕してほしいとおねだりしちゃいましたねぇ〜♪
   これは完全に自分の意思でしょう♪」


一度快楽を求めて得てしまえば、後は容易い。


淫魔「こっちがシチュエーションを用意するまでも無く、自分から堕ちていく。
   ぶっちゃけ第一ステージさえクリアしちまば後は楽勝。淫魔化待ったなしですよウッフッフッフ〜♪」

淫魔「いやぁにしてもフユさんが以外に……あれ?」


ふと、淫魔は疑問に思う。


淫魔「フユさん……媚薬を飲んだ割にはあまり興奮してませんでしたね?」


淫魔が作った媚薬は強力だ。それこそ、どんな真人間でも淫乱になり、行きずりの相手とでもSEXしたくなるほどに。
だが、フユはハルを襲うどころかいたって普通だった。まるで媚薬など飲んでいないかのように。


淫魔「解毒した?でもあれはそう簡単には解毒できないんですけどねぇ……」


淫魔はうんうんと唸って。


淫魔「まぁ、いっか!」


考えるのを止めた。彼女は元々、難しいことは考えないのである。


424 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/10/26(月) 02:11:30.26 ID:cfu7oA3J0


???「あら、何が良いのかしら?」

淫魔「!?」ヒュバッ!


ザザァ……


突然聞こえたその声に、淫魔は振り向くと同時にすばやく距離を取った。
その動きはまるで野生の獣のようで、とても普段の彼女からは想像も出来ないほどだった。

声の主は、道を照らす街灯の下、ベンチに座っていた。


???「あらあら、そんなに驚かないで。まるで脅えた子猫みたいよ」クスクス

淫魔(おっかしいですねぇ……気配がまるで感じなかった……)


そこにいたのは、身に纏った制服から、この学園の生徒と分かった。

ただ、その容姿は美女と呼ぶに相応しいものの、漂う雰囲気は魔族の淫魔でさえ、ただの人間とは思えなかった。

妖艶かつ蟲惑的で、人はおろか、淫魔でさえ、油断すれば見蕩れてしまいそうだった。
紡ぐ言葉すら、まるで頭をとろけさせてしまいそうな、そんな気さえする。


???「始めまして。淫魔さん。いえ、シエクスさん。だったかしら?」

淫魔(おやまぁ。しかも私の正体を知っていると……なぁんか厄介な事になってきたなぁ……)

淫魔「誤魔化しは無駄そうですね……貴方、何者ですか?いきなり現れたことといい、
   仮にも魔族を前に堂々としすぎじゃないですか?ただこの学園に在籍してる学生って訳じゃないでしょ?」

???「ん〜そうねぇ……貴方が嫌いな存在、とでも言えば分かるかしら?」

淫魔「嫌いな存在?……あぁ!」


そこで淫魔はポンと手のひらを叩く。そして思いっきり、指差す。


淫魔「ズバリ、男」ズビシィッ!

???「……貴女、淫魔族の中でもとびっきりの馬鹿でしょ」


425 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/10/26(月) 02:12:49.14 ID:cfu7oA3J0
ここまでっす。眠い。
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/26(月) 02:13:32.99 ID:UvNTxNnqO
乙!
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/26(月) 02:31:27.38 ID:OYgEPxNuo

まんこも一緒に弄ってるの凄くいい
これ見たかったけどなかなか出会えなかったシチュだ
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/28(水) 08:06:53.34 ID:WL3gQbKSo

パイズリも欲しかったな
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/22(日) 01:00:20.82 ID:xD2cA4+eO
430 : ◆4wwpk5druE [sage saga]:2015/12/01(火) 21:02:51.19 ID:duAt1rBh0
近い内に。
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/01(火) 21:03:55.94 ID:40aqHJtuo
了解
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/01(火) 21:10:34.05 ID:td90ukONO
おk
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage sage]:2015/12/19(土) 23:26:36.41 ID:VjX2FwAO0
明日やります。

434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/19(土) 23:44:43.99 ID:QQHJbD75o
やったぜ。
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/20(日) 16:49:34.34 ID:aBco/d2Vo
きてた
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/20(日) 18:11:42.32 ID:vTdSP5p4O
酉…
期待せずに待ってる
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/20(日) 21:34:35.79 ID:wfmslTWSo
やっぱりやりません
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/20(日) 22:02:54.07 ID:FEqH4UhfO
>>1のフリをするならせめてID末尾と文体とメール欄くらいは似せような。
439 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/12/20(日) 23:40:47.25 ID:8hml5xqw0
いやいや、やるますよ。

ちょっとだけ。
440 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/12/20(日) 23:43:31.92 ID:8hml5xqw0



女は立ち上がり、コツコツと淫魔に歩み寄る。


???「まぁ、分からないならそれでも良いわ。今日は貴女に警告しに来たの」

淫魔「……警告?」

???「えぇ、警告よ」

???「淫魔族がこの学園で何を企んでるのかは知らないけど、あまり余計な邪魔をしないでくれるかしら?」

淫魔「……邪魔、と言いますと?」

???「この学園の子達に手を出すな。という意味よ。ここにいる子達はいずれ全員、『私の』ものになるんだから。
    淫魔族風情に横取りされたくないの。大人しくこの学園から去るなら、貴女も余計なトラブルを避けられるわよ」

淫魔「それ、断ったらどうなるんですかねぇ?」

???「……そうねぇ」


ヒュパァンッ!


淫魔「……なっ!?」


次の瞬間、淫魔は側頭部に空気が爆ぜたような衝撃が襲い吹き飛ばされた。

すぐに体勢を立て直し女を睨み付けると、そこに女の姿は無かった。


淫魔「あれ?」

???『いつか、どこからとも無く貴女の頭が吹き飛ぶことになるわ』


ただ、まるで暗闇そのものになったかのように、念話でもない、どこからとも無く声が聞こえるだけだった。


???『それじゃあね。考える時間はたっぷりあげるから。よく考えなさいな』

淫魔「…………」


クスクスとした笑い声が、淫魔の周りから聞こえてきたかと思えば、すぐに静まり返って、夜の静けさを取り戻していった。


淫魔「……何今の人怖っ」ブルッ


441 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/12/20(日) 23:58:04.42 ID:8hml5xqw0



ハル「………………ん」パチ


目覚めたとき、そこは見知った天井だった。

体を起こして周りを見渡せば、そこが自分の部屋だと確信を得る。

時刻は朝の早い時間。朝練のある人たちが早くから学園へと向かう頃合だ。


ハル「…………」ボ〜……


昨日、確か私は……


    ―――さぁ、ハル様。全身から力を抜いて下さい。全てフユにお任せ下さい―――


―――はるひゃま……ひもひぃ……れふか?―――



       ―――私の中に、ハル様の精液……たくさん出して、いっぱいにして下さい♪―――




ハル「っ!?」ビクッ


そうだ、私……私はフユと……エッチな事をしてしまったんだ。


ハル「私……」


フユに、エッチな事をさせてしまったんだ。


ハル「最低だ」


後悔の念と一緒に昨日の記憶が溢れ出てくる。


なのに、私の体は疼きを感じていた。

フユの手を、口を、舌を、肌の感触を思い出し、もう一度あの時の快楽を味わいたいと疼いていた。


442 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/12/21(月) 00:09:14.50 ID:mnm7MW1r0


ハル「ッ!?」ブンブン!


頭を振ってすぐに別の事を考える。そうだ学校。学校の事考えよう……って、


ハル「学校は、休みだったわね」


いつもなら二度寝をするところだけど、そんな気分じゃない。

かといって、学園の外にでてショッピングという気分にもならない。

とりあえず制服に着替える。休日でも、学園内を過ごすときは学校指定の制服かジャージで過ごすのが校則だからだ。


ハル「……購買行こっかな」


寮で朝食を食べる気にはなれない。いや、もっと言えば、今日はフユには会いたくない。

合わせる顔が、無い。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


この学園では、休日になると寮の朝食が購買から運ばれてくる。
所謂バイキング式で、各々好きなように朝食を楽しむのだけれど、朝練のある人たちのために、購買は早朝から開いている。

そのため、早朝限定のメニューが存在し、その朝食食べたさに早起きする人もいるのだとか。
私は面倒くさいから今まで一度も早朝メニューを食べた事は無い。

なんでも高級素材を使った朝食らしく、サクラに言わせれば『金の無駄遣い』らしい。
ほんと、この学園は変な所で金遣いが荒い。


ハル「……はぁ」


紙袋に入った、高級な食材で作られたサンドイッチを見ながら私は溜息を吐く。

購買の周りにはさながら喫茶店のようにテーブル席がたくさんあったが、
出来れば一人で食べたい。自室で食べようと購買を後にしようとすると、


???「あら? 貴女確か……」

ハル「んあ?」


誰かに呼びかけられた。というのも、今この辺りにには私しかいないし、
前のほうから声が掛かったからだ。


443 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/12/21(月) 00:23:28.69 ID:mnm7MW1r0



???「2年生の、『ハル・スピーリンク』……だったかしら?」

ハル「あ、ハイ。合ってます……けど」


顔を上げると、そこに3年生の先輩がいた。
黒く長い髪。相反するような白い肌。私よりも背が高くて、まるで古代の芸術的な彫像のような、
バランスの良いプロポーションを持ち、大人でさえ尊敬の眼差しをするだろう。

目は宝石のように紅くて、私にはまるで見つめた者を取り込む様な、そんな危険な物を感じる。


名前は……


ハル「シュタオウム先輩、ですよね?」

アキ「家の名前で呼ばなくても良いわ。『アキ』って、呼んで」クスッ

ハル「アキ……先輩……」


そう、アキ・シュタオウム。

私は今日始めて言葉を交わしたけど、聖シーンズ魔法学園で彼女の名前を知らない人はいない。

なにせアキ先輩は、この学園で最大の『派閥』を率いているのだから。


ハル「あの、私に何か御用でしょうか?」

アキ「いえ、貴女に用があるって訳じゃなく……ただ今日はたまたま目覚めが早かったから
   購買の早朝メニューが食べたくなってからここに来たの。つまり、貴女と同じ目的……かしら」


コツコツとゆったりとした動作で近づいてくるアキ先輩。
当たり前だけど、私との距離が縮まってくる。ただそれだけの事が、私には緊張を生んでしまう。


ハル(いや、当然か。だってあのアキ先輩だし……)


444 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/12/21(月) 00:36:29.21 ID:mnm7MW1r0



この学園にはある風習というか、伝統というか、文化というか……
まぁ、あまり大きな声じゃ言えない”秘密”がある。

それは3年生の間で行われている『派閥作り』だ。

この学園は世界最大の魔法女学園。

そこに通う生徒達の殆どは、政治や経済に少なからず関わっている、所謂権力者やお金持ちの家柄だ。
この学園で交流を深める事は、将来国を動かす力に関わるという事であり、生徒同士の関係がそのまま
実家の繋がりに関わってくる。

分かりやすく言うと、私達1、2年生にとって3年生の権力者やお金持ちの先輩に関わっておけば、
将来卒業した時に就職に有利になるし、先輩同士にはこの学園での”地位”や”名誉”、自身の”魅力”を競い合う
”ステータス”みたいな物だ。
ただ、良い事ばかりではない。1,2年生は派閥が違うだけで友達になれなかったり、
派閥が小さい3年生は派閥の大きい人に逆らえない。未成年の内から大人の社会人の真似事をしているのだ。

まぁ、金持ちの道楽とでも思ってくれれば良い。どうせ”私には”関係の無いことだから。

さて、その『派閥』とやらにがなぜ”秘密”なのかと言えば、
3年生の先輩の中には、自身の派閥に属する子達で『楽園《エデン》』を作る事があるから、である。

『楽園』とは、特に交流の深い自身の派閥に属する1、2年生の総称で、平たく言えば……

まぁ……その……”彼女”というか……”レズセックスフレンド”というか……えっと……”百合ハーレム”?


ハル(ダメだ上手くオブラート言えないごめんなさい)カァァ///


悔しい事に、あの淫魔が言ったように”レズっ気のある人”がチラホラいるのだ。この学園には。

まぁ、男っ気の無い学園生活のせいでソッチの方に目覚めてしまったり、
女の子同士でそういう事をするのが遊び感覚にもなっているとか、理由はさまざまだ。


445 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/12/21(月) 00:45:55.78 ID:mnm7MW1r0



アキ「……ねぇ、聞いてる?」

ハル「ううぇ!? あ、え? な、何ですか?」


しまった。ぼ〜っとしてて聞いてなかった。


アキ「今日ここで会ったのも何かの縁って事で、一緒に食事しない? 私の部屋で、ね」ニコ

ハル「えっ……」


私は少し迷った。
もし、これがアキ先輩でなければ、私は二つ返事で了承しただろう。
フユとの昨日の事もあって一人になりたいのもあったが、よりにもよってアキ先輩からの誘いだったからだ。

さっきも言ったように、アキ先輩は学園最大の『派閥』を持っている。

しかし、『楽園』を作ってもいるのだ。しかも(あくまで噂だが)その人数は”派閥の子達の殆ど”、らしい。

アキ先輩以外にも『楽園』を作っている先輩はいる。だが、そうは言っても2,3人程度の話だ。
噂とはいえ、派閥の殆どが『楽園』入りしてる人と一緒に食事というのはその……誤解を生むというか、貞操の危機を感じてしまうというか……。


アキ「……そう、よね。……ごめんなさい」

ハル「え?」


アキ先輩が急に悲しそうな目をした。

え? 心読まれた!?


ハル「あ、えっと……」

アキ「気にしないで。知ってるわ。自分が周りからどう思われてるかって事くらい」

ハル「あ……」


そっか……学園で一番大きな派閥を持っているなら、噂の事を知っていてもおかしくない。
噂のせいで避けられてるって事が、これまでにもあったのかもしれない。


アキ「ごめんなさい。今の話は忘れて。ただ、私達はすれ違った。……そう思ってくれて良いわ」


先輩はそう言うと、購買の方へ行ってしまった。


446 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/12/21(月) 01:06:17.19 ID:mnm7MW1r0


ハル「……アキ先輩」


一人、購買で早朝メニューを注文しているアキ先輩を、外から眺める。

学園最大の派閥の持ち主。アキ・シュタオウム。

会話したのは初めてだけど、こうして遠目に見たことは何度もあった。

一日中大勢の取り巻きに囲まれ、一日中後輩に笑顔を見せ続け過ごすアキ先輩。
同学年の先輩からは敬遠されていて、同年代の人と話している姿は誰も見た事がないだとか。
教師たちでさえ、大勢の教え子に嫌われたくないが故に、アキ先輩には腫れ物を扱うような態度をとるらしい。

なにより、あの噂だ。

ハル(……もしかして、実は思ってるような人じゃないのかな)


私が勝手に勘違いしてるだけで、本当にただ、一緒に朝食を食べたかったのかな……。
だとしたら、さっきの私の態度は少し申し訳ないな。


ハル(……でも)


私は昨日の事を思い出す。

突然、フユの前でペニスを出してしまい、流されるようにエッチな事をしてしまった、あの事を。

もしかしたらアキ先輩と一緒にいて何かが起きるかもしれない。そう考えれば、仕方の無いことだけど。


アキ「……あら? ハル……さん?」

ハル「あ……えっと……」


私はアキ先輩を待っていた。


ハル「その……朝食、一緒にどうですか〜……なんて?」


447 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/12/21(月) 01:19:41.26 ID:mnm7MW1r0



がちゃ


アキ「これといって変わったところは無いけど、遠慮しないでね」

ハル「あ、ハイ。ありがとうございます」


同じ寮、と言っても、3年と1,2年は大きな違いがある。

それは3年の寮部屋だけ別館だと言うことだ。

別館は後から建てられた物で、近年この学園の生徒の数が増えたために増設したのだとか。

私達1、2年の寮とは渡り廊下で繋がっていて、その気になればいつでも3年の寮部屋に遊びに行ける。

ただし、『派閥』や『楽園』のせいか、1,2年が3年の寮部屋に行く事はある意味特別な意味を持つ。

例えば『派閥』での集まりのためとか、『楽園』の場合なら……夜の相手をするとか……。
とにかく、1,2年が別館に行けば余計な騒ぎが起きかねない(特に夜なら、ねぇ……)

私はアキ先輩の『派閥』に入ってないから当然やましい事は無いし、ある意味、
これが本当のあるべき先輩後輩の姿なのかもしれない。


ハル(にしても、本当に同じ部屋とは思えないわね……)


部屋の中を見渡して思うのは、とにかく置いてる家具や部屋の質が違う。
私の住んでる寮も歴史が長いとはいえボロではない。世界最大の魔法女学園だ。その質はホテルにだって多分負けない。

しかし、この部屋は明らかにそれ以上だ。


ハル「壁に絵が掛けてある……ベランダはテーブル置けるくらい広いし、ベッドも大きい……」


照明も最新の魔法灯だ。金遣いが荒いこと荒いこと……。


448 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/12/21(月) 01:35:27.63 ID:mnm7MW1r0



3年生の寮部屋に羨ましがりながらも、アキ先輩とベランダのテーブルで朝食を楽しむと、食後に紅茶を振舞ってくれた。
まるで喫茶店だ。大きな傘の下で一つのテーブルに二つの椅子。
向かい合わせに座っていると、なんかこう、すごく……お嬢様っぽい。


ハル「……」

ハル「ウマっ!? え、何これ? 砂糖混ぜただけの紅茶にしてはおいし過ぎませんか!?」

アキ「そう? ありがとう。一応、他の人に振舞うのは初めてだったから、ちょっと緊張したわ」

ハル「そうなんですか?……へ〜」ズズズ


やっぱり、学園最大の『派閥』を率いていると、変に距離を置かれちゃうのかな……。

そんな事を思って、チラッとアキ先輩を見る。


アキ「フフッ……クククッ……」

ハル「?」


アキ先輩が、笑った。まるで堪えていたのを我慢できなくなったような、そんな感じだ。


ハル「……アキ先輩?」

アキ「いえ、ちょっと……フフッ……アハハ!」


何がおかしいんだろう。疑問に思いながらも、私は紅茶に口を付けて、


アキ「貴女、思ってた以上に品が無いのね」

ハル「」ブフッ!?


吹いた。


449 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/12/21(月) 01:50:08.20 ID:mnm7MW1r0



アキ「ちょっと、下品よ」

ハル「……す、すみません」ポタポタ

アキ「布巾ならすぐそこにあるわ。取って来なさい」

ハル「あ、ハイ」ガタッ


アキ先輩の指差したほうへ急いで走り、戻ってテーブルを拭く。


ハル「す、すいません。本当に……」フキフキ


あっれ〜おかしいなぁ〜?なぁ〜んか雰囲気変わってない?
チラッと、アキ先輩を見る。優雅に紅茶を飲みながらも私の事をしっかり見ていた。っていうか目が合った。


アキ「手を動かしなさい。グズ」

ハル「ハイ!」ビクッ


すっごい睨まれた。っていうか『グズ』って言った。え、怖い。アキ先輩怖い!?

軽くパニックになりながらも私はテーブルを綺麗にして、布巾を洗いに台所に戻り、またテーブルに戻って椅子に座る。
吹きこぼしたとはいえまだカップには紅茶が残っている。これを飲んだらすぐに帰ろう。そう思ってカップを持つと、


アキ「おかわり」カチャ

ハル「へ?」

アキ「ん?」

ハル「……あ、ハイただいま!」


ティーポッドを手に取りカップに紅茶を注いでいく。


アキ「冷まして。唾を入れないようにね」

ハル「へ?」

アキ「……」クイッ

ハル「ハイ!」フー フー


私はそよ風のように、優しく、カップに息を吹き掛けた。

あれれ〜?なぁ〜んか雲行き怪しいなぁ〜……。

なんて、すっごい今更な事を考えながら、私は紅茶を冷まし続けた。


450 : ◆4wwpk5druE [saga]:2015/12/21(月) 01:51:15.39 ID:mnm7MW1r0
今回はここまでっす。
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/21(月) 01:52:33.49 ID:cZBLx6XfO
うおう……
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/21(月) 01:56:16.32 ID:9gcsiyzuo
おつー
うん、こいつはハルの肉槍で躾しなきゃ
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/21(月) 08:31:28.59 ID:j5KL7TZlO
これは肉棒による調きょ・・・もとい説教が必要ですわ
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/21(月) 08:52:34.73 ID:a3JTqaN4O
おつつ
調教必至
455 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/16(土) 14:16:41.32 ID:9HOKyxMno
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/07(日) 11:13:39.08 ID:Uy2/OUh0O
ho
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/01(火) 02:36:06.02 ID:P1QWEWYHo
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