他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
SS速報VIP 過去ログ倉庫
検索
すべて
本文
タイトル
投稿者
ID
このスレッドは
SS速報VIPの過去ログ倉庫
に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は
管理人までご一報
ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。
ユウキ「キミへ」 -
SS速報VIP 過去ログ倉庫
Check
Tweet
1 :
◆/BueNLs5lw
[saga]:2014/11/30(日) 02:15:10.78 ID:pnBiLajZ0
ユウキとアスナ(SAO)に関するネタバレあるかも
書き溜めなし
ただのポエム
若干、百合
眩しい。
太陽だ。
ボクの目の前に、
広がっている。
光。
全ての光。
朝靄の中で、
神に祈りを捧げるように、
ボクは剣をかざした。
右手にはとても大切な仲間の手を握り締めていた。
剣は光を遮って、
ボクらの顔に陰を作った。
それ以外の全てを照らしてくれる、光。
「アスナ」
名前を呼ぶと、必ず笑ってくれる。
「なあに」
問いかけてくれる。
瞳の中に、焼き付けるように、じっとこちらを見る。
彼女の癖なのか。
どうなのか。
わからないけれど。
その瞬間、ボクは彼女の中にいるんだと、
とても落ち着いた気持ちになる。
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1417281300
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
[
Twitter
]: ID:???
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】
ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。
少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/
渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/
二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/
佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/
全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/
君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/
笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/
【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/
2 :
◆/BueNLs5lw
[saga]:2014/11/30(日) 02:25:52.97 ID:pnBiLajZ0
優しいのだ。
お母さんのような。
お父さんのような。
姉ちゃんのような。
離れても、そばにいる。
優しいものは、どうしていつも、
こんなに近くまできてしまうのだろうか。
近すぎて、今まで頑なに張っていた線を
飛び越えて、すぐそばまで来て。
本当は、ダメなのに。
優しい人を、傷つけたくなんかないのに。
優しく頭を撫でて、ここへおいでと手招きする。
そこへ行くわけにはいかないのに。
足はふらふらと向かう。
突き放そうとしても、ダメ。
「森の家、今日は誰も来ないの?」
「そうよ、今日はね二人だけ」
「そっか」
「のんびりできていいでしょ」
「うん、キリトはたまに小言を言うからね」
「あらあら……ふふ」
3 :
◆/BueNLs5lw
[saga]:2014/11/30(日) 02:38:39.00 ID:pnBiLajZ0
ゲーム中なら、どんな敵が出たって、
いの一番に突っ込んでいく。
猛進して、ぶつかって。
後ろなんて振り返ってられない。
それが楽しい。
生きている実感が湧く。
なにしろ、それがボクの全てだ。
ボクは人生の全てを捧げている。
この、仮想世界に。
でも、不意に。
驚かされる。
あまりにも近くにいるものだから。
錯覚してしまう。
触りたいと、欲求が生まれてしまう。
それは、そう。
赤ん坊が腕を広げて、
母の温もりをせがむように。
手を伸ばせば、掴めるんじゃないかと
そんな思い込みに過ぎないけれど。
「そう言えば、キリト君がまた決闘したいって……ぼやいてたよ」
「えー、今度は両手剣?」
「んーどうだろ」
「なんか、片手だとアンバランスだよね、あの人」
「やっぱり分かるんだ」
「まあ、ボス部屋の前であんな戦い見せられたらねえ」
4 :
◆/BueNLs5lw
[saga]:2014/11/30(日) 02:50:40.94 ID:pnBiLajZ0
「でも黒い剣と金色の剣って地味なの派手なのどっち? って思っちゃった、私」
「あの人は、金より黒って感じだよね」
「そうそう、金は似合わない」
アスナは言ってから、苦笑した。
「今のは内緒ね」
人差し指を薄桃の唇に当てる。
「うん、わかってるよ」
仮想世界で握り締めた手の感触が、どこまでリアルを再現できているのかというと、
ボクには、もうよくわからない。
遠い遠い昔。
感じたことがある。
でも、忘れてしまっている。
そう、忘れてしまっているだけ。
思い出せないだけで、ボクの体にはきっと記憶されている。
だから、まだ、手を繋ぎたい、と思うのだ。
それは、ボクがまだ生身を忘れていないという証かもしれない。
5 :
◆/BueNLs5lw
[saga]:2014/11/30(日) 02:58:03.32 ID:pnBiLajZ0
「今日はね」
ぽつりとアスナが言った。
「ユウキと二人になりたかった」
互いにソファに座って、手を握り、窓の外を見ていた。
雪が降っていた。
部屋は暖かい。
そういう設定変更だ。ただの設定。
BGMの音量を調節したり、グラフィックの解像度を上げることと、
なんら変わりない。
でも、暖かい飲み物を飲みたくなるし、暖かいシャワーを浴びたくなる。
現実世界で目覚めた時には、絶対にそんなこと思わない。
ただ、クラゲみたいにボクは海中を漂っている。
そんな気分で。
6 :
◆/BueNLs5lw
[saga]:2014/11/30(日) 03:17:14.88 ID:pnBiLajZ0
クラゲにいるのはほんの少しのエネルギーだけ。
例えば、本物のクラゲは体の拡張と縮小を行う過程で、
クリティカルな一時休止を挟み、高効率な推進性を
獲得している。
ボクは、ほんの少し体力を削って、
成長と崩壊の傍ら、
仮想世界で暴れまわり、
現実世界でふよふよとジェルに身をゆだねている。
キミが近づいてきて、ボクを見つけてしまった時は、
とても驚いたけど。
ボクはただ、ふよふよと漂うクラゲだった。
これからもずっと、クラゲ。
ボクは海の上で、波の気のまま、ダンスを踊る。
キミの清らかで、優雅な動きには劣るかもしれないけど。
速さなら負けないよ。
「だから、誰も呼ばなかったの?」
ボクは聞いた。
「……ええ」
「嬉しい……」
ボクは笑った。
7 :
◆/BueNLs5lw
[saga]:2014/11/30(日) 03:24:50.17 ID:pnBiLajZ0
こてん、とアスナの頭がボクの肩に置かれた。
「今日は、帰るまで、こうしてたいなあ」
「甘えん坊だ」
「そうよ、知らなかったの?」
「全然、知らなかったよ」
「私、たぶん年下に甘えるの……好きなのかも」
最後の方は、尻すぼみであまりよく聞き取れなかった。
その照れくさそうな感じ。
優雅?
じゃないかもね。
「お疲れモード?」
「ユウキの子守がちょっとね」
「えー!?」
「うそうそ」
8 :
◆/BueNLs5lw
[saga]:2014/11/30(日) 03:42:13.74 ID:pnBiLajZ0
笑い声が、広いログハウスに響く。
こんな日々が、とてつもなく愛おしい。
アスナが大好きだ。
大好きで、大好きで堪らない。
「アスナ」
「はーい?」
ボクはゆらゆらと漂うクラゲになって、
キミのすぐそばで踊っていたい。
どこにいても誰かを想ってしまう切ない気持ちを、
ボクはきっと、生涯、どの世界に行こうとも、
忘れることはない。
幸せだ。
もしかしたら、一目惚れ?
女の子同士だから、それはないか。
ただ、この想いを。
心からの幸せを。
いつまでも。
どこまでも。
願わくば忘れたくないよ。
「大好き」
恥ずかしそうに笑った。
おわり
9 :
◆/BueNLs5lw
[saga]:2014/11/30(日) 03:44:52.80 ID:pnBiLajZ0
SAO見るたびに、ユウキ熱もらう。
誰か書かないかな。ユウキとアスナss
10 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/11/30(日) 06:47:50.36 ID:n8XWkbRAO
難しいんだよ
あの病気は下手なこと書けないし……
11 :
◆/BueNLs5lw
[saga sage]:2014/11/30(日) 07:35:20.51 ID:pnBiLajZ0
>>10
ですよね……
自分もぼかして書くくらいしかできない……
12 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/11/30(日) 10:10:29.59 ID:QWGOf3XU0
>>10-11
逆に考えるんだ。病気じゃなかったことにすれば良いんだ、と考えるんだ。
13 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/11/30(日) 18:26:38.39 ID:hajDqvbd0
ユウキとかユージオとかみんな生きてて幸せな世界なssとか読んでみたい
14 :
◆/BueNLs5lw
[saga sage]:2014/11/30(日) 19:31:52.51 ID:pnBiLajZ0
>>12
>>13
優しい、泣いた
7.02 KB
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
専用ブラウザ
検索
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)