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拓留&世莉架「Chaos;Childラジオ、妄想電波局」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2014/12/30(火) 00:42:44.72 ID:n5dUb9Iyo
  ふか しーぎーなー もうー そうは
   いんー びなるせー かーいーへー
   むつぅーうーのー さいーぼうに
    むしーばまれーゆーくー

拓 留「Chaos;Childラジオ、妄想電波局」
世莉架「Chaos;Childラジオ、妄想電波局〜!」

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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
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木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
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エルヴィン「ボーナスを支給する!」 @ 2024/04/14(日) 11:41:07.59 ID:o/ZidldvO
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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2014/12/30(火) 00:43:49.00 ID:n5dUb9Iyo
世莉架「皆さん、こんにちはー。碧朋学園2年の新聞部部員、尾上世莉架です」

拓留「皆さんこんにちは。碧朋学園3年、新聞部部長の宮代拓留です」

世莉架「というわけで始まりました、妄想電波局。この番組は、私とタクがお送りする公式さんとはまったく関係ない非公式番組だよ」

拓留「さて、唐突だが、もしも妄想と現実の区別がつかないような情弱がこの番組を視聴しようとしているのなら、今すぐブラウザバックをすることを推奨する」

世莉架「んー、つまりね、言い方は厳しいけど、タクが言いたいのは、あくまで公式ラジオの真似事だから公式さんとごっちゃごっちゃにしないでってことだよ」

世莉架「あとは、『Chaos;HEAdラジオ妄想電波局』と『Steins;Gateラジオ未来ガジェット電波局』の続編ってスタンスだから、それを踏まえてくれると分かりやすいかもかも?」

拓留「一応、このラジオの脚本家は『超・完璧主義者』の実績を取ってはいるが、語られる情報に間違いがないとは限らない」

拓留「番組中、なにか疑問に思ったり興味を惹かれるものがあれば、自分でソースを辿って調べることが重要だ。これはラジオ番組だけでなく、どんな情報にも共通することだからな」

世莉架「うー? つまり、“『Chaos;Child』を買って、自分の目で確かめろ”ってこと? 宣伝を入れるなんてタクやるじゃん」

拓留「ふ、ふん……と、当然だろう。なんたって僕は情強のジャーナリストだからな。そのくらいお手の物だ」

世莉架「……? 私は別に、上手いとは言ってないんだけどなぁ。ま、いっか」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2014/12/30(火) 00:44:55.75 ID:n5dUb9Iyo
世莉架「ねえねえタク。今まで新聞部で動画を作ったことはあるけど、ラジオなんて始めてだねぇ。なんだか楽しいなー」

拓留「……尾上は、緊張していないのか?」

世莉架「う? タク、緊張してるの?」

拓留「はぁ……お前はマイペースで羨ましいな」

世莉架「えへへぇ。なんか褒められちゃった」

拓留「いや別に褒めてないぞ……」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2014/12/30(火) 00:46:07.37 ID:n5dUb9Iyo
世莉架「あれ? そういえばタク、どうしてちゃんとラジオをやってくれてるの?」

拓留「……なんだよ。僕が真面目にやってちゃおかしいか?」

世莉架「ううん、そんなことはないけど……」

世莉架「えっと、さっきスタッフの人たちからね、このシリーズのラジオには問題児がよくいるから気を付けてって注意を受けたんだ」

世莉架「なんでもラジオに出演することを嫌がったり、役割を放棄して逃げ出そうとしたりする人がいたらしいよ」

世莉架「タクは人見知りだし、こういうの苦手かな大丈夫かなって思ってたんだけど……平気?」

拓留「喋れているのは意識の持ちようだ。……だ、だから、あんまり意識させるな(ボソ)」

拓留「そ、それにお前には、僕が新聞部を設立した経緯について前に話しただろう」

拓留「……ゴホン。もう一度説明するとだな、僕は世の中にいる情弱どもの考えを正してやるために新聞部を始めたんだ。なので、発信することに怯えてちゃ目的は達成できない」

拓留「つまり報道者たるもの常に自分の主張をどう表現するかを意識してだな――」

世莉架「ねータク、その話長くなる?」

拓留「ん? ああいや……尾上、番組進行を続けてくれ」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2014/12/30(火) 00:47:26.57 ID:n5dUb9Iyo
世莉架「えーとえーっと? うーん、あと話すことってなにがあったかなあ」

世莉架「このラジオは2014年12月18日に発売したXBOX ONE専用ソフト、『Chaos;Child』に関する番組で……えっと、ファンによるステマってヤツ? なんだよね?」

拓留「思い浮かばないなら、さっさとコーナーに入るなりなんなりしてくれ。あとステマじゃない。全然ステルスしてないだろ」

拓留「あのな尾上、このラジオは来栖に無断でやってるんだ。だからバレたら後が怖い」ブルッ

世莉架「え、なんで? のんちゃんはなにしてるの?」

拓留「なんでって……そりゃ『ニュージェネの狂気の再来』事件のことも扱うからな。あいつは僕が事件を追うことに反対している、だから秘密なんだ」

拓留「ちなみに来栖は生徒会長としての業務中だ」

世莉架「ふーん。ということは、今回の“ラジオを嫌がるポジション”はのんちゃんってことなんだね。おっけい」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2014/12/30(火) 00:48:50.97 ID:n5dUb9Iyo
世莉架「うんっ。それじゃあタクの言う通り、オープニングトークはこのくらいにして、コーナーの方に行っちゃおっか」

世莉架「行っくよー、妄想ラジオ『妄想電波局』スタートぉ!」

拓留「……ふん」


世莉架「この番組は、MAGES、5pb.、RED FLAG SHIPの提供でお送りしません」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2014/12/30(火) 00:49:39.55 ID:n5dUb9Iyo
拓 留「Chaos;Childラジオ、妄想電波局」
世莉架「Chaos;Childラジオ、妄想電波局!」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2014/12/30(火) 00:50:46.91 ID:n5dUb9Iyo
世莉架「『一席ぶってよ、拓留くん』!」

世莉架「このコーナーは、タクこと宮代拓留くんが科学ADVシリーズ最新作、『Chaos;Child』の謎に迫って行くコーナーです」

世莉架「ということでタク、今回はどんな謎に迫って行くのかな?」

拓留「ん? なんだお前、用意してなかったのか?」

世莉架「え? タクが解説するんだから、タクが用意してきたんじゃないの?」

拓留「別に、解説くらいぶっつけ本番でも出来る」

拓留「進行のお前が用意してくれないことには番組が進まないだろ」

世莉架「うー……タク、真ちゃん、どうしよう〜」

拓留「おい、伊藤は裏方なんだから名前を呼ぶな」

世莉架「…………」グス

拓留「…………」

拓留「……い、伊藤? それで、なにかテーマはないのか?(ヒソヒソ)」

『はぁ? 俺だって、お前が用意してるものとばかり……お前な、その辺含めて臨機応変に対応しろよ』

拓留「は、早くしろって。早く意見を下さいお願いします(ヒソヒソ)」

『しゃーねーな。んじゃ、テーマは>>10なんてどうよ?』
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2014/12/30(火) 00:51:59.35 ID:xWB4SIu10
トマト
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2014/12/30(火) 00:52:05.33 ID:n5dUb9Iyo
■参考(公式ラジオ)
『教えて!拓巳くん!』   『クリスティーナ博士の想定科学講座』
1:あらすじ・キーワード  1:想定科学ADVについて・あらすじ
2:妄想トリガー      2:シュタインズゲートとは?
3:ニュージェネ      3:ラボメン
4:ヒロインズ       4:ジョン・タイター
5:その目だれの目?    5:世界線
6:ディソード       6:SERN
7:Desire Bule sky     7:未来ガジェット
8:ディラックの海     8:雷ネットアクセスバトラーズ
9:ギガロマニアックス
10:ブラッドチューン THE RADIO

・好きなテーマを自由に選んで下さい
科学ADVシリーズ関連用語であればなんでも可能だけど
シュタゲ・ロボノのみの用語は非推奨。本当に軽く触れるだけです
あとネタバレ用語もネタバレにならない程度に触れるだけです
・なにも浮かばないとき用の候補
あらすじ、妄想トリガー、碧朋学園新聞部、ギガロマニアックス、ディソード
渋谷地震、カオスチャイルド症候群、ニュージェネ、力士シール、あみぃちゃん
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/30(火) 00:53:05.83 ID:n5dUb9Iyo
ごめんなさい、>>13
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/30(火) 00:54:47.29 ID:R17LpjwPO
1415人しか買ってない選ばれしゲームか
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/30(火) 01:46:26.11 ID:oXWDx0s8o
ニュージェネ
カオチャやりたいけどそのためにXboxone買う気にはならん
やってないのに参加していいのか?
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/30(火) 02:14:54.59 ID:LvavTvwTo
>>13
消えろゴキブリ貧乏人
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2014/12/30(火) 02:52:49.62 ID:oXWDx0s8o
宗教上の理由とかじゃなくて単に他にやりたいのがないだけなんだけどな
まあいいや消えます 安価は無視してもらって構いません
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2014/12/30(火) 03:11:12.13 ID:n5dUb9Iyo
>>13
プレイした人というより未プレイの人向けの宣伝にしたい
というかプレイした向けにやったら色々とえげつなくなる作品


世莉架「ニュージェネだね。分かったよ」エヘヘェ

世莉架「ということでタク、ニュージェネについて教えて?」

拓留「いやだから伊藤に対して返事をするなって。せめてボリューム落とせ」

拓留「えっと、ニュージェネ――正式名称、ニュージェネレーションの狂気――事件は、2009年の渋谷で起きた7つの猟奇連続殺人事件に対してマスコミが付けた名称だ」

拓留「被害者は、胎児も含めて14名。どれも目を覆いたくなるように凄惨で、なおかつ不可解な殺され方をしていることが特徴となっている」

拓留「全部を語ると長くなるので省略するが、詳しく知りたければ前作である『Chaos;HEAd』本編、もしくは参考になりそうなブログがあるのでそれで確認してくれ」

世莉架「URLはこちらになります。『Yua’ Daiary』ってブログだね」
ttp://web.archive.org/web/20130422042722/http://www.nitroplus.co.jp/pc/chn/yua/

拓留「――とまあ最低限だが、こんな感じの説明でいいか?」

世莉架「おっけい。いいと思うよ。……うーん、それにしても懐かしいねぇ」

拓留「ん?」

世莉架「ほら、ニュージェネって言ったら当時、私とタクで事件について追ったじゃん。テレビのニュースとか、ネットから目を離さないようにしてさ」

拓留「あぁ……確かにそうだったな」

世莉架「あの時は、タクが小学校6年生で私が5年生だったかな〜? 楽しかったねー」

拓留「今思うと、『祭り』に浮かされてたって感じだけどな」ハハ
17 :追加でちょっとあらすじ [saga]:2014/12/30(火) 03:20:26.74 ID:n5dUb9Iyo
世莉架「ねぇ、それで、そのニュージェネがChaos;Childにどう関わってくるのかな?」

拓留「Chaos;Childはその6年後、2015年の渋谷が舞台となっている訳だが――」

拓留「ニュージェネ事件の終焉であるかのように起こった渋谷地震。いまだその爪痕が残る渋谷で、またしても奇妙な事件が発生する」

拓留「ニコニヤ動画の生放送主が、生放送中に自らの右手を調理し食べ失血死した、通称『こっちみんな』事件」

拓留「また、同じくニコニヤ動画の歌い手が、自分の腹部にスピーカーを埋め込み、そのまま路上ライブを行い失血死した、通称『音漏れたん』事件」

拓留「最初は単なる公開自殺と考えられていたそれらの事件は、偶然か必然か、6年前の事件と日付が一致して起きていたことが判明する」

拓留「これが『ニュージェネレーションの狂気の再来』だ」

世莉架「ふむふむ。ということは、その事件を追っていくのがChaos;Childの内容になるんだね」

拓留「ああ、そうなるな」

拓留「うちの部は、渋谷に関することならなんでもテーマにして活動している」

拓留「そんな中、こんなデカいニュースが起きたんだぞ? 追うなという方がどうかしてるさ」ワクワク

世莉架「もー、そんなこと言ってると、後でのんちゃんに怒られるよ?」

拓留「尾上……頼むから女帝には内緒にしてくれ、後生だから」

世莉架「はいはい。もう、こそこそしないでちゃんと説明すれば、のんちゃんだって分かってくれると思うのになぁ……」

拓留「尾上は来栖の怖さを知らないからそんなことを言えるんだよ……」ブルブル


>>19次のテーマとか説明して欲しいことがあれば自由に
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/04(日) 22:00:42.54 ID:+7RhWV6io
世莉架「明けましておめでとー、タク」

拓留「あ、ああ。明けましておめでとう」

世莉架「タクぅ、年も明けたのにラジオの視聴率、全然伸びないねえ〜」

拓留「まったく……カメラ、じゃないな。音響仕事しろ」

『ひでぇ! 俺のせいかよ!?』

拓留「……まあ、発売から大して時間が経っていないのと、そもそもハードの普及率やプレイ人口といったハードルが高いのが理由だろうな。……時期を待った方が良かったかもしれない」

世莉架「だね〜。見てくれてる人、いるのかなー?」ショボン

拓留「……情弱な大衆なんて、有象無象なんだから切り捨てればいい。一部の『理解できる』人間にだけでも評価されるならそれでいいさ」

『おーい宮代、“情弱の考えを正してやる”んだろ? 言ってること無茶苦茶じゃねぇか』

拓留「ぐぬっ! う、うるさいぞ伊藤、お前は引っ込んでろよ」

世莉架「……よしっ、こうなったらテコ入れだ。ゲストさんを呼ぼー!」ケロリ

拓留「は……? ゲスト? 尾上、アテがあるのか?」

世莉架「こんなこともあろうかと、ばっちり準備してたんだよ」エヘヘェ

拓留「抜けてるんだか有能なんだか……ホント掴みどころがないよな、お前って」

世莉架「えへへぇ。それじゃあ、入場してもらいましょう。ゲストさんはこの人です!」ニコニコ

>>19
科学ADVシリーズのキャラクターで
数日経ってもレスがないようなら自力で頑張ります
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/04(日) 22:04:19.12 ID:GmJPALBAO
鈴羽

ところでネタバレある?
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/04(日) 22:36:53.43 ID:+7RhWV6io
世莉架「Steins;Gateの阿万音鈴羽さんだよー、パチパチパチ〜♪」

鈴羽「うぃーす、阿万音鈴羽でーす」

拓留「ど、どうも……」

鈴羽「宮代拓留と尾上世莉架、だよね。これからよろしくね」

世莉架「わー、これで賑やかになるといいねータク」

拓留「あ、ひゃい。よ、よろしくお願いします……阿万音さん」

鈴羽「敬語なんて使う必要ないって、君とは同い年でしょ。あ、かといって尾上世莉架も使わなくていいからね」

世莉架「分かったよ、すずちゃん。これでいい?」

鈴羽「おっけー」ニコリ

拓留「…………女子は強いな」ボソ

『お前がコミュ障なだけだろ』

拓留「違っ! ぼ、僕は少し人見知りなだけで――」

『はいはい。ちゃんと番組を進めろよー宮代部長』
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/04(日) 22:44:26.62 ID:+7RhWV6io
>>19
キャラクター再現として本編ネタを踏まえているけど
展開や真相といった核心のネタバレはなしで

『教えて』コーナーはもう終了にした方がいいかな
希望があれば応じるけど、とりあえず続きのネタ考えてくる
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/04(日) 23:44:13.09 ID:fRjFgBBEO
とりあえず思い付いたの順番にやってきゃいいんじゃないかな
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/01/05(月) 15:49:37.17 ID:NegvhQDU0
のろしぃは登場することができるのだろうか
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/05(月) 16:24:48.85 ID:F4LJlOFvo
もしかしてフラウで安価スレ立ててた人?
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/10(土) 00:15:23.77 ID:FtOkgwEdo
>>23
メールかゲストで登場する可能性はあります
ただ、ネタバレありならともかくどんな立場で絡むのかが悩みどころ
>>24
その件については、放置の結果落としてしまって申し訳ないです……

再開します
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/10(土) 00:17:10.07 ID:FtOkgwEdo
拓留「……ごほん。では次のコーナーに行くぞ」

鈴羽「おーい、宮代拓留? ねー、しっかり顔をあげて話してよ」

世莉架「大丈夫だよすずちゃん。タクも慣れたらちゃんと話せるようになるから」

鈴羽「そう? だったらいいけど」

拓留「あー……この番組では、リスナーのメールを募集しています」

拓留「安価を飛ばしていないときに頂いたものについては、採用するかどうか僕らの一存ですので、そちらはどうかご了承ください」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/10(土) 00:18:01.57 ID:FtOkgwEdo
拓 留「Chaos;Childラジオ、妄想電波局」
世莉架「Chaos;Childラジオ、妄想電波局」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/10(土) 00:18:54.98 ID:FtOkgwEdo
世莉架「『あなたと妄想シンクロ』!」

世莉架「このコーナーは、ある状況に対してあなたの引いた妄想トリガーを教えてもらっちゃうってコーナーだよ」

拓留「妄想か。……下らないな」

世莉架「う? タク、いっつもしてるじゃん、妄想」

拓留「なっ!? し、してないぞ! そう、あれはもしものときのシミュレーションをしてるだけであってだな」

世莉架「ふーん、だったらえっちな妄想もシミュレーションなんだ?」

鈴羽「へー宮代拓留って、もしかしてムッツリ?」

拓留「だ、だから違……違いますよっ!」アセアセ

世莉架「そーなの?」

鈴羽「どうだろうねー?」

拓留「……うぐぐ」

世莉架「おっけい。タクが違うって言うならそういうことにしとこう」

鈴羽「ごめんごめん。ほら、機嫌直してよ」

拓留「…………お前ら、全然信じてないだろ(ボソッ)」ムス
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/10(土) 00:20:52.61 ID:FtOkgwEdo
世莉架「えーっと、それじゃあ今回のお題を言うね」

世莉架「お題は、『異性の後輩に呼び出された。さて、その後輩の用事とは?』だって」

拓留「……まあ、ありきたりだな」

世莉架「ありきたり? うーん、果たし合いかなにかかなぁ?」

鈴羽「ありうるね。あとはそうだなあ……後輩なんだし、訓練をつけてほしいのかも」

拓留「ど、どうしてそんな話になるん、ですか。その……異性からの呼び出しですよ?」

鈴羽「……? 戦場だと男も女も変わらないと思うけど」

拓留「せ、戦場って……どんな時代の話……」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/10(土) 00:22:44.56 ID:FtOkgwEdo
世莉架「んー、じゃあタクはどんな用事だと思うの?」

拓留「……後輩というのは置いといて、異性からの呼び出しなんだぞ。どう考えてもこれは恋愛シミュレーションゲームの定番だろう」

拓留「そもそもは、美少女ゲーム黎明期において、卒業式の日に伝説の樹の下に呼び出されるという某ゲームから始まり……(以下略)つまり、これから待っているのは十中八九告白だ」

鈴羽「ふぅーん……詳しいね。宮代拓留はそういうのが好きなんだ」

拓留「い、いやっ、違……違います! あくまでテンプレートを知識として知ってるだけで、実際にプレイしたことはない、です! ゲ、ゲーム機なんて持ってないし……」

世莉架「真ちゃんなら持ってたりするんじゃないの?」

拓留「うぐっ!?」

『お、おい宮代、それだと俺がギャルゲーマニアみたいだろ。真偽はともかく、阿万音さんの前で印象悪くなるからやめろ』

鈴羽「いやいや、あたしは気にしないよ? あたしの父さんも母さんも、そういうゲーム結構好きみたいだし」

世莉架「そうなんだー、楽しそうだね」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/10(土) 00:25:21.37 ID:FtOkgwEdo
拓留「それじゃ、メール読むぞ。カオスネーム『鳳凰院凶真』さん」

鈴羽「……あれ?」

拓留「『呼び出した少女は、俺のよく知る少女だった。そう……あれは10年前のフランスだったか、セーヌ川の――いや、本題に行けよ!」

拓留「……まぁいい、僕の判断で読み飛ばすぞ。『

「フフッ、きたのね、鳳凰院凶真」

「貴様……この俺を呼び出すとはいったい何者だ?」』

「言いたいことはひとつよ。あなたは知りすぎた」

「ま、まさか、お前……“機関”の刺客に……」

「えぇ、私こそは“機関”四天王のひとり“漆黒の――」』……」

拓留「…………」

世莉架「あれ? タク、まだ残ってるよ? ちゃんと読まなきゃ」

拓留「はぁ……。――大体は把握した。厨二病の“設定”なんて知るだけ時間の無駄だ、中身がないからな」

世莉架「えー……いいの?」

拓留「いいんだよ」

世莉架「うー?」

鈴羽「あはは……オカリンおじさん、ドンマイ」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/10(土) 00:26:49.37 ID:FtOkgwEdo
世莉架「えっと、じゃあ次のメール。カオスネーム『彗星のあの人』さん」

世莉架「『私を呼び出したのは、幼なじみのKだった。

Kは私と同じ部活動に所属しており、予算不足を補うために陰から教頭先生へと部費の交渉を行ってくれていたのだ。

呼び出しはその報告のためのものだったらしい。』」

鈴羽「へー、どこのサークルも資金不足には勝てないみたいだね。世知辛いなあ」

拓留「……部費といえば、うちの女帝の得意分野だな」

世莉架「のんちゃん、そういうの強いもんねー。でも、ちゃんとした理由がないと交渉してくれないよ?」

拓留「その辺りは厳しいからな……あいつ」

世莉架「続きだよ。『

だけど、部活にいるKはいっつもゲームゲームゲームで、全っ然! うちの手伝いをしてくれないの!

顧問だってやる気ないし。部長のうちだけが頑張って、なけなしのお小遣いまで削ってるってどういうことなの!

まったくKはホントにホンットに、こんにゃろーなんだからね!』」

世莉架「あ、あはは……怒りのメールだったね。ゲームってことは華ちゃんみたいな子なのかな?」

拓留「香月はちゃんと手伝ってくれるぞ」

世莉架「あ、そっか」

拓留「まあ、ミーティングがないときはずっとネトゲやってるし……なんだかんだであまりKってのと変わらないかもな」
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/10(土) 00:29:27.87 ID:FtOkgwEdo
世莉架「あとは、顧問の先生がやる気ないってのも気になっちゃうね」

拓留「確かに、そこもうちの部と似ているな」

世莉架「だねー。えへへぇ、シンパシーってやつ?」

鈴羽「……ねえねえ」

世莉架「う?」

鈴羽「あたし、ちょっとついていけないんだけど。よければ君たちの……新聞部? について紹介してくれないかな?」

世莉架「あ、そっか。ゴメンねすずちゃん」

鈴羽「ううん。じゃあよろしく、宮代拓留」

拓留「へ!? ……あ、は、はい。分かり、ました」

鈴羽「……むぅ、あたしと尾上世莉架であからさまに態度を変えるのやめてほしいなあ」

拓留「す、すみません……」

世莉架「意識しちゃうとダメなんだよねえ。タク、ふぁいとだよ!」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/10(土) 00:32:01.81 ID:FtOkgwEdo
拓留「ええと、碧朋学園新聞部というのはですね……」

鈴羽「丁寧語はいいから。あたしに説明しようって考えなくていいよ」

拓留「はぁ……。そ、そもそも碧朋学園というのは、渋谷地震の3年後、つまり2012年に設立した私立学校だ」

拓留「中等部と高等部が併設されており、僕は高等部の1期生にあたる」

世莉架「私はタクより一つ下だから、2期生ってことになるね」

鈴羽「へぇー」

拓留「新聞部はそんな僕が設立した部活だ。初期の部員は、僕と来栖のふたりだけだった」

世莉架「来栖乃々、のんちゃんだよ。タクのお姉さんなんだ」

鈴羽「あれ、宮代拓留と来栖乃々じゃ苗字が違うけど……もしかしてコードネーム?」

世莉架「ううん、そうじゃないよ」

拓留「僕たちは渋谷地震の震災孤児なんだ。来栖と僕は青葉寮って施設に保護されて一緒に暮らしていた」

鈴羽「そうなんだ……。あーごめん、聞いちゃ悪かった?」

拓留「ぁ……だ、大丈夫です。もう慣れましたから」

鈴羽「…………」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/10(土) 00:34:39.39 ID:FtOkgwEdo
拓留「……最初は部員もふたりに部室もなかった新聞部だけど、学年が上がる頃には部室が認められ、尾上や伊藤といった部員も増えた」

世莉架「真ちゃん真ちゃん。紹介するから、音声繋いでいいよ」

『あ。えーテステス。宮代の友達で新聞部部員の伊藤真二です。よろしくお願いします』

鈴羽「……言いにくいんだけどさ、繋ぐもなにも最初から音声漏れてたよ」

『え、ウッソマジで!? ……っかしーな、前に試したときはちゃんと出来てたのに……』

拓留「お前な……」

世莉架「真ちゃんはタクの唯一の男友達なんだよね」

拓留「バッ……ゆ、唯一じゃないぞ。友達なら他にもいる、なんたって僕はリア充なんだからな」

『へー、お前に友達がいたのか。うちの部員以外に? 初耳だぜ』

『だったら宮代。うちのクラスの名前、全員言ってみろよ。リア充なら言えんだろ』

拓留「ふん……ぼ、僕は無駄な会話はしない主義なんだ」

『ほほう、つまりは会話しないから覚えてないんだな』ニヤニヤ

拓留「うるさい黙れ」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/10(土) 00:35:44.58 ID:FtOkgwEdo
拓留「えっと……話の続きだったな。尾上や伊藤が加わって、その翌年――つまり今年、新たに1年の香月が加わり現在に至っているわけだ」

世莉架「華ちゃんはのんちゃんが連れてきたんだー。のんちゃん、面倒見がいいからね」

鈴羽「香月華……彼女が前に言ってた『ゲームばっかりしてる』って子?」

世莉架「えへへぇ、そうだよ」

拓留「エンスー2っていう、MMORPGらしい。知ってるか?」

鈴羽「ふーん。いやー、あたし、ゲームはやんないから分かんないや」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/10(土) 00:38:01.19 ID:FtOkgwEdo
世莉架「ところでタク、さっきすずちゃんに普通に話しかけてたね、やるじゃん」

拓留「え……あっ」

鈴羽「その調子だよ。伊藤真二との会話のおかげかな」フフ

『いやー、恐縮っす』

世莉架「ねね、折角だからさ、真ちゃんもこっちにおいでよ」

『ん? やー、俺はいいわ。裏方も必要だしな』

拓留「……だったら僕が代わろうか?」

『はぁ? なに言ってんだよ。ゲストが来るまではあんなにノリノリだったじゃねぇか』

拓留「…………」

『ってことで、俺はそろそろオチるわ。頑張れよー、宮代部長』

世莉架「あ、うん。真ちゃんバイバーイ」

鈴羽「ほらほら、そんなに残念そうな顔しないでよ。そんなにあたしがイヤ?」

拓留「そういうわけじゃないで――」

鈴羽「む」ギロ

拓留「……わ、わけじゃないから心配しないでくれ」

鈴羽「よし」ニコ
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/10(土) 00:41:49.21 ID:FtOkgwEdo
取りあえず、新コーナーと新聞部だけ紹介した
あと拓留→鈴羽のコミュニケーションが一歩だけ前進

これからの番組進行
1.もう一度『教えて』のコーナー(内容もあれば)
2.『妄想シンクロ』のコーナーを再開(差出人や内容といったネタもあれば)
3.パーソナリティ(カオチャキャラ限定)orゲスト(科学ADVキャラ限定)の変更
4.その他(新コーナー等)
>>40
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/10(土) 14:42:39.09 ID:hMVkUG6AO

拓巳呼んじゃおう
カオヘとカオチャ、どれくらい繋がりがあるのかわからんからネタバレ怖いが
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/01/10(土) 22:18:50.74 ID:VtBI/o9m0
たくみしゃん出演
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/20(火) 22:48:00.16 ID:BCgbpa8No
鈴羽「だったらもっと人数増やしちゃおっか?」

拓留「……へ?」

鈴羽「尾上世莉架。確かあたし以外にも、ゲストが待機してたよね?」

世莉架「うん。何人か呼んでるよ」

拓留「マジか……」

鈴羽「ほら、そういうことなら腐らせるのもなんだしさ、どんどん使ってったらどう?」

拓留「い、いや、安易に人数を増やすのはよくない。こういうのはちゃんと回していける人数だけに留めるべきであって――」

世莉架「まあまあ。ややこしくなっちゃったときは、なっちゃったときに考えればいいよ」エヘヘェ

鈴羽「あたしも同意。死傷者が出るわけじゃないんだから、当たって砕けるのも肝要だよ」

拓留「……適当だな」

世莉架「でも楽しいじゃん」ニコニコ

拓留「分かったよ。お前らの好きにしてくれ」ハァ
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/20(火) 22:49:55.44 ID:BCgbpa8No
世莉架「それじゃあタクの許可も出たことだし、追加のゲストさんを呼んじゃうね」

世莉架「『Chaos;HEAd』の主人公、西條拓巳さんでーす。どうぞー♪」

拓留「え……西條、拓巳? 西條拓巳って、まさか……」

世莉架「う? タク、知ってるの?」

拓留「知ってるもなにも、お前も見に行っただろ? ほら、渋谷地震の直前! スクランブル交差点で!」

世莉架「うー? う〜ん……あっ、もしかして『エスパー少年』の人?」

拓留「ああ」

世莉架「かっこよかったよねー、あの人。そういえばさ、あのときのタク、その人に憧れてなかった?」

拓留「む、昔の話だよ……! そんなのはどうだっていいし、蒸し返す必要ないだろ」

鈴羽「へぇー。有名人なんだ、西條拓巳って」

世莉架「ねね、タクタク。サイン貰おうよサイン」ワクワク
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/20(火) 22:51:26.25 ID:BCgbpa8No
鈴羽「…………(キョロキョロ)。……あれ? そういえば、その西條拓巳は?」

拓留「……尾上が呼んだはずなのに入ってこないな」

世莉架「う……? あ、ほら、あそこ。ドアのところにいるよ」

拓巳「……っ!」ビク

世莉架「おーい。どうぞー、西條さん。入ってきてくださーい」

拓巳「…………」チッ

拓留「(あれ、今舌打ちした……?)」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/20(火) 22:52:22.62 ID:BCgbpa8No
世莉架「はい。それでは改めまして、『Chaos;HEAd』の西條拓巳さんです」

拓巳「…………」ペコ

鈴羽「あたしは阿万音鈴羽。どうもよろしく」ニコッ

拓巳「…………」コク

世莉架「私は尾上世莉架です。そしてこっちは――」

拓留「あ、み、宮代拓留です……」

拓巳「…………」フン

世莉架「んー、西條さんとタクって、なんだか少し似てるかも。すずちゃんもそう思わない?」

鈴羽「あー、確かにそうだね」

拓留「……そ、そうか?」

拓巳「…………っ」ムス

拓留「……あ、えーっと、……ゴホン」

拓留「その……西條、さん。で、できればでいいんですけど、個人的……いや、新聞部として、いくつか聞いてみたいことがありまして……えと、あ、後でインタビューさせてもらうことは可能でしょうか?」

拓巳「だ、だが断る」

世莉架「喋った!?」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/20(火) 22:53:23.47 ID:BCgbpa8No
拓留「お、おい尾上、その言い様は失礼だぞ」

世莉架「や、だって全然喋んないからてっきり華ちゃんみたいな人かと……」

拓巳「だ、だいたい君たちってさ、少し調子に乗ってるんじゃないの? ひ、人が楽しくエロゲやってたのに呼び出しやがって……!」ブツブツ

拓巳「も、もっと先輩に敬意を持つべきでしょ。そもそも6年も経った後に、続編とかいって人のトラウマ事件掘り返すなんてバカなの? 死ぬの? そ、それに呼び名まで『タク』とか、ま、紛らわしいんだよボケが改名しろ」ブツブツ

鈴羽「あー……喋り出したら止まんないね」

世莉架「この人が、スタッフさんの言ってた昔の問題児さんなのかなー」アハハ…

拓留「……別に夢見てたわけじゃないけど……なんか、幻滅した」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/20(火) 22:55:01.36 ID:BCgbpa8No
拓留「え、えっと、西條拓巳さん……ですよね? その……本日は、お越しいただいてありがとうございます」ペコリ

拓留「あ、と……な、なにか不快な思いをさせてしまったのなら、えと、僕が代表して謝ります。すみませんでした」

拓巳「…………」

拓留「…………」

拓巳「…………」

拓留「あ、あの……?」

拓巳「……か、帰ってもいい?」

拓留「へ?」

世莉架「さっき来たばかりじゃん!」

拓巳「…………くそっ、マンドクセ」ハァ

鈴羽「ちょっと君、ため息つかないでよー」
47 :想像ついちゃったらゴメンなさい [saga]:2015/01/20(火) 22:56:19.73 ID:BCgbpa8No
拓巳「わ、分かった。じゃあ、条件を出すよ」

拓留「はぁ……僕たちに出来ることであれば善処しますけど……」

拓巳「だったらさ、ネ、ネタバレしていい?」フヒヒ

世莉架「ふぇ? ……って、わー! 駄目ですダメダメ!」

拓巳「き、君の[ピ---]が宮代の[ピ---]から[ピ---]した[ピ---]だってこととか」

拓巳「[ピ---]は[ピ---]たちが[ピ---]してるだけで、本当は[ピ---]だってこととかさ」フヒヒ

鈴羽「ホントに言った!?」

拓留「…………伊藤、GJ」
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/20(火) 22:58:37.63 ID:BCgbpa8No
世莉架「あー……そもそもネタバレを知ってるってことは、西條さんって『Chaos;Child』の内容を全部把握してるんですか?」

鈴羽「あ、確かに。ねえ、君は『Chaos;Child』にとって、主要な登場人物じゃないよね? まったくの無関係ってわけじゃないかもしれないけどさ」

拓巳「は、発売日に購入するのはゲーマーの基本でしょ。プレミアでもつかない限り、時間経過で中古価格は下がるわけだしさ」

拓巳「購入即売りで、クソゲーを掴まされたときの金銭的被害を最小限にできるってのは、け、けっこう重要だよ」

拓巳「そ、そういえば、カオチャは限定版の入手は難しくなってるらしいね。ふひひ、出遅れざまぁ」

拓留「本気で性格悪いな、この人は……」

鈴羽「つまり君は、2015年の西條拓巳じゃなくて、『Chaos;Child』ってゲームをプレイした『Chaos;HEAd』の西條拓巳ってわけなんだ」

拓巳「そ、そうだよ。翠明の制服、着てるだろ」

世莉架「それ、視聴者には分かんないよ……」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/20(火) 23:00:55.99 ID:BCgbpa8No
世莉架「もう、ゲストだからって意地の悪いことはやめてください。あなた先輩なんでしょ? だったら、もっと大人になってくださいよ!」プンプン

拓巳「サーセン、ふひひ」

拓留「進行が不安になってきた……」

鈴羽「大丈夫だよ。なにかあったらあたしが〆てあげるから」

拓巳「ちょ、おまっ! 〆るって……あ、あんたが言うと洒落にならないだろ……」ブルブル

世莉架「あ、『Steins;Gate』もプレイ済みなんだね」

鈴羽「イヤなら調子に乗らなきゃいいだけだよ。分かった? 西條拓巳」フフン

拓巳「は、はい……」



この後どうする?

1.折角なので『教えて! 拓巳くん』
 (タクにブラチューの話を振るとか、カオチャと共通するカオへの用語やゲームの感想を聞いてみる)
2.更にパーソナリティやゲストを調整する
 (人数的に2:2以上は難しいので、削るか交代の方向で)
3.『妄想シンクロ』または別コーナー
4.メール代わりに、なにか質問等あればご自由に
>>50

ちなみに『西條拓巳』じゃなく『ナイトハルト』として呼ばれていたら
ここまでクズじゃな……もう少し余裕のある態度で参加してくれたはず
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/20(火) 23:05:00.48 ID:y9QvjAmAO
カオヘラジオはなかったことになってるのな
安価は1で内容は誰のディソードがカッコいいか?
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/21(水) 01:10:05.55 ID:ux/Xkn+fo
>>50
前にやったスレのこと?
続いててもいいつもりだったけど、そういや鈴羽はゲストに来てたな…
じゃあ取りあえず、関係はリセットってことで
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/21(水) 01:20:01.66 ID:ux/Xkn+fo
世莉架「あ、タ……うー、めんどくさいからタクはタクでいいや」

世莉架「ほらほら、メールが着てるよ。カオスネーム>>50さん」

世莉架「教えて拓巳くん『誰のディソードがカッコいいか?』だって。西條さん、どう思います?」

拓巳「シ、シラネ。好みじゃない?」

拓留「適当すぎますって……。好みならあなたの好みでいいですから、なにかコメントしてください」

拓巳「こ、これで『僕のディソードが一番カッコいいね(キリッ』ってしたら『ナルシスト乙』とか言う気だろ……そ、その手には乗るもんか」

拓巳「かといって、ヒロインのディソードを語ったら、『うわー西條ってそいつのことが好きなんだ〜キモーイ』とか言い出すんだろ!」

鈴羽「そんなことないよ、被害妄想強いなぁ」

世莉架「えーっと西條さんのディソードは……(パラパラ)。わー、シンプルでカッコいいじゃないですか」
http://i.imgur.com/RhN6WZL.jpg

拓巳「……お、折れそうだとか、脆そうだとか思っただろ」

世莉架「思ってないですよ!」

拓留「……ディソードは本人の内面の象徴らしいから、コンプレックスもあるんだろうな」ボソ
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/21(水) 01:21:05.05 ID:ux/Xkn+fo
鈴羽「あたしはよく分かんないけど、ディソードって、妄想科学シリーズのメインキャラクターならみんな持ってるんでしょ?」

鈴羽「だったら『Chaos;Child』のディソードを、西條拓巳に解説してもらおうよ」

世莉架「あ、いいねぇそれ」

拓巳「はぁ!?」

拓留「おい、ちょっと待て。ネタバレ配慮はどうするんだ」

鈴羽「君とヒロイン6人のディソードなら、発売前から情報サイトに出てるじゃん」

拓留「それもそうか……」

拓巳「そ、それより7本も解説するとか、多すぎてワロエナイ件……」

世莉架「じゃあ、タクのだけ解説してもらおう。それならいいでしょ」

拓巳「だ、だが断る、って言ったら?」

鈴羽「……あはは〜」ニコ-

拓巳「わ、分かったよ。宮代のだけだからな」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/21(水) 01:24:54.31 ID:ux/Xkn+fo
世莉架「はい、資料。これがタクのディソードだよ」
ttp://dengekionline.com/elem/000/000/919/919213/chaos_child_13_cs1w1_711x720.jpg

鈴羽「へぇ……けっこう大きいね。宮代拓留の身長と同じくらい?」

世莉架「タクの身長は172cmだから……1.7mはあるのかなぁ」

拓留「ちなみに、西條さんのは?」

拓巳「に、2.5mくらいかな」

世莉架「へー、すごい。そんなにおっきいんだ」

拓巳「お、おっき――。……ふひひ」

拓留「おい……」

鈴羽「西條拓巳、なんかヘンなこと想像したでしょ。父さんみたいな顔してる」

拓巳「ち、違っ! ぼ、僕は三次元には興味ないからっ!」

拓留「そういえば、6年前にもアニメキャラのフィギュアを持ち運んでいたとかニュースで見たな……やっぱりオタクだったのか」
55 :モチーフ情報とかは限定版特典より [saga]:2015/01/21(水) 01:35:48.60 ID:ux/Xkn+fo
鈴羽「取りあえず、宮代拓留のディソードに話を戻そう」

鈴羽「この中心にあるのは……『目玉』、かな?」

拓巳「……その目、だれの目?」

世莉架「う?」

拓巳「いや、な、なんでもないよ。関係ないから、き、気にしないで」

拓巳「えっと、僕たち『Chaos;HEAd』のディソードは植物がモチーフだったわけだけど、今回の『Chaos;Child』は五感がモチーフになってるらしいね」

拓巳「宮代のは、阿万音さんが言ったように『眼球』。つまり『視覚』だ」

世莉架「へぇーそうなんだ」

拓巳「鋭利で幽玄とした印象はそのままに、『Chaos;HEAd』とは違う、動物的な生々しさ、荒々しさ、不気味さが現れていて、また別の混沌を表現――」

拓留「…………」

拓巳「……い、今、絶対引いただろ!」

拓留「か、感心してたんですよ。確かに、どこぞのラノベみたいな表現でしたけど……」

拓巳「ちゅ、厨二病で悪かったな! 文句があるなら違う人間に頼めよ!」

拓留「いや、別に貶したわけじゃ……」

世莉架「まあまあ、抑えて抑えて。取りあえず、どのディソードもすっごくカッコいいってことでいいよね、ふたりとも」

拓巳「そ、そうだね」
拓留「そうだな」

世莉架「えへへぇ。他にはどんな剣が出てくるのかな、楽しみだね」ニコニコ

鈴羽「もっと知りたければ、『Chaos;Child』を実際にプレイして確かめてね」
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/21(水) 02:05:32.35 ID:ux/Xkn+fo
1.折角なので『教えて! 拓巳くん』
 (タクにブラチューの話を振るとか、カオチャと共通するカオへの用語やゲームの感想を聞いてみる)
2.更にパーソナリティやゲストを調整する
 (人数的に2:2以上は難しいので、削るか交代の方向で)
3.『妄想シンクロ』または別コーナー
4.メール代わりに、なにか質問等あればご自由に

またネタを考えてきます。その間に↑みたいな希望があれば採用します
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/21(水) 07:48:26.99 ID:7GTZUenAO

なるほどカオヘは直接的には関連ないんだな
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/01/22(木) 01:44:16.09 ID:N4VUqBXO0
ナイトハルトさんまじナイトハルト
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/22(木) 20:49:23.17 ID:BOfOmu79o
>>57

鈴羽「あ、ちょっと質問してもいいかな。『Chaos;HEAd』と『Chaos;Child』ってどのくらい繋がりがあるの?」

世莉架「えっと……『Chaos;HEAd』って私たちの6年前のお話なんだよね?」

拓留「……そうらしいな。おそらくはニュージェネの狂気だとか、渋谷地震といった出来事が描かれているんだろう」

拓留「その件については、僕は当事者じゃないからニュースやネットの範囲でしか知らない」

拓留「当時は尾上と一緒に事件現場まで足を運んだりもしたし、並の情弱よりは情報を知っているはずだが……それでも限界はある」

拓留「あくまで『Chaos;Child』では『そういう事件があった』という前提なだけだ」

拓留「ニュージェネの再来は、その事件の日程や展開の一部をなぞっているとはいえ、それは見立て殺人のネタ元のようなものであって大元の事件自体に深く踏み込むわけじゃない」

拓留「見立て殺人ものの小説でも、童話といった実在のものやその作品オリジナルのものを問わず、ストーリーに必要な部分は説明があるだろう?」

拓留「だから『Chaos;HEAd』について把握していなくても、問題なく『Chaos;Child』の内容についていけるはずだ」

鈴羽「ふむふむ」
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/22(木) 20:50:08.01 ID:BOfOmu79o
拓巳「つ、付け加えておくと、宮代――主人公視点はともかくとして、時間軸や『あちら側』的には、繋がりがあるのは事実だからね」

拓巳「両作知っている方が双方ともに面白さが増すんじゃないかな? ……た、ただし、いい意味かどうかは保障しないけど。ふひひ」

鈴羽「『あちら側』って……もしかして300人委員会のこと?」ピク

世莉架「300人委員会?」

鈴羽「悪い組織のことだよ。ヤツらめ、ディストピア以外にもいろいろ謀略を企ててるんだね。絶対に許せないよ……!」ギリリ

拓巳「ほ、本当だよ。い、陰謀なんて妄想やゲームだけにとどめて、さっさと潰れればいいのにさ」

世莉架「でもこれ、『妄想科学ADVゲーム』ですよね?」

拓巳「……メタ目線イクナイ」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/22(木) 20:50:45.24 ID:BOfOmu79o
世莉架「んー、あとは……世界観?も一緒なんだよね? のーりょくしゃだとか、ギガロマニアックスだとか」

拓留「それも同じだ。ちゃんと分かるよう説明がある」

拓留「ただ、情報っていうものは多いに越したことはないからな。西條さんの言う通り、二作ともプレイすることによって補い合い、もっと理解が深まることもあるだろう」

拓巳「せ、説明や中身だって、まったく同じとは限らないし、比較してみるのも面白いかもね」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/22(木) 20:51:35.24 ID:BOfOmu79o
鈴羽「だったら、せっかくだし纏めて一気にプレイしちゃおうかな。ねえねえ、プレイ順は『Chaos;HEAd』『Chaos;Child』って感じで時間の流れと同じ方がいいの?」

拓巳「い、一概に、そうとは言えないかな。『Chaos;HEAd』が頭にあると、作中描写より先に察しちゃうこともあるから」

拓巳「もしかすると、情報を遮断して『Chaos;Child』をプレイした方が、衝撃や絶望が大きいかもしれない」

拓巳「まあ『Chaos;Child』側にも『Chaos;HEAd』のネタバレはあるから、どっちもどっちだね。逆の立場だけど、『某/stay night』や『某/zero』の関係みたいなものだよ」

拓巳「ただ、演出や展開の上手さは『Chaos;Child』の方が進化していると思うから、『Chaos;HEAd』に戻ると未熟だと感じてしまうかも」

拓巳「それにファンサービスなんかは、知った上じゃないとスルーする可能性が高いし、やっぱりどんな作品も発売順が無難だと思うよ」

世莉架「ファンサービスかぁ……あ、だったら『Chaos;Child』『Chaos;HEAd』『Chaos;Child』ってプレイするのはどう?」

拓留「いや、暇人すぎるだろ、それ……」
63 :すーぱー拓巳しゃん劇場 [saga]:2015/01/22(木) 20:59:53.87 ID:BOfOmu79o
拓巳「…………」

拓巳「………………」

拓巳「……ていうか、ば、販促ラジオの二次創作にしても、流石にダイレクトマーケティングひど過ぎじゃね?」

拓巳「ちゅ、忠告しとくと、グロは同等もしくは増量しているクセして、微エロイベントは減ってるし、ギャルゲの越えちゃいけないラインを踏んづけてるようなくそったれ作品だからな」

拓巳「このシリーズの儲や、そういう話が好きな人には堪らないかもしれないけど、ぼ、僕的にはNGだね。妄想だって、一部特殊性癖入ってるしさ」

拓巳「まったく。み、宮代のヤツ、いったいなに妄想してんだか……。――って、お前が言うなって突っ込みは受けつけてないぞ! 氏ね!」

拓巳「というか、いつも側にいてくれる幼なじみに、義理の姉妹、かわいい後輩までいるとかアイツ恵まれすぎだぞふざけんなエロゲでやれ」ブツブツ

拓巳「ということで、僕としては、エロイベント増量、グロやシリアス抜きの、妄想爆裂ファンディスクの早期発売を希望するね、ふひひ。あ、もちろん『あの設定』はなかったことにしろよな!」



世莉架「う? 『あの設定』? 『Chaos;Child』にはなにか秘密の設定があるのかな?」

拓留「というか、グロテスクさやシリアスを抜いたら完全に別物じゃないか……。あの人、そもそもこのシリーズに向いてないんじゃないか?」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/22(木) 22:40:28.82 ID:7gR4b92AO
科学アドベンチャーシリーズの主人公が段々まともになっていく感じはなんなんだ
いやオカリンは実は大人なのは置いといて
65 :以下名無しに変わりましてSS速報がお送りします :2015/01/22(木) 22:59:56.19 ID:Z34C87Iv0
よく考えたら拓留達が震災孤児になった元凶は、lr2なんだよな......
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/01/22(木) 23:42:52.37 ID:N4VUqBXO0
移植後は久野里さんルート追加希望
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/22(木) 23:45:07.25 ID:BOfOmu79o
>>64
混沌の扉のオカリンはかなり酷い
セナの方から話しかけてるとはいえなんだあいつ

確かに、カイと拓留はクラスメイトから頼まれごとしてたし
まだ他の作品にもいそうなタイプだしだいぶ取っつきやすくなってるな

>>65
将軍と波多野さんとのろしぃに対してのやり場がない気持ちが……
68 :以下、名無しに変わりましてSS速報がお送りします :2015/01/23(金) 00:13:16.40 ID:uU+NwbK/0
次のゲストに将軍呼んで拓留達に謝罪させるか、ナイトハルトに謝罪させるか。
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/24(土) 22:53:24.64 ID:wta5hINnO
ハードの関係で、しばらくはおあずけ食らう予定だから関連情報は控えていたのに、シークタイムゼロセコンドで開いてしまったぜ……。
こうなったら購買意欲増進のためにも、優愛さん大好きな俺にお勧めなヒロインを教えてほしい。正直絵しか知らないので……。
あと、ブースの裏にいるっぽい誰かさんは、早いとこアンタの保護者を連れてきなさい。本人が解説キャラ且つ、拓巳の制御が出来そうな数少ない人材だから。
70 :以下名無しに変わりまして、VlP速報がお送りします。 :2015/01/31(土) 15:19:35.67 ID:JNHm84LB0
西條拓巳さん、自分が妄想の存在だって知ったときは、どう思いましたか?
71 :以下名無しに変わりまして、VIP速報がお送りします。 :2015/01/31(土) 15:22:18.60 ID:JNHm84LB0
西條拓巳さん、自分が将軍に創られた存在だって知ったときはどう思いましたか?
72 :以下、名無しに変わりましてVIP速報がお送りします。 :2015/01/31(土) 15:25:05.37 ID:JNHm84LB0
西條拓巳さん、自分が将軍に創られた存在だって知ったときはどう思いましたか?
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/07(土) 01:28:52.56 ID:Pd5QCFPKo
色々考えてて更新遅くなった
例によって直接的なものはないけど、察しのいい人にとってはネタバレ注意
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/07(土) 01:29:22.72 ID:Pd5QCFPKo
>>69

世莉架「タク、ヒロインの話が出たよ。これって結構重要なんじゃない?」

鈴羽「そうだね。一応このシリーズは、広義だとギャルゲーってジャンルになるみたいだし」

拓留「あ、ああ……その辺りも話しておくか」

拓留「えっと……ということで、西條さん。この、話に出ている、優愛さん……って、どんな人なんですか?」

拓巳「ゆ、優愛か……優愛、ね。マ……マニア乙」

拓留「……マニア向けの方、なんですか?」

鈴羽「ねえ、西條拓巳。そこんとこ詳しく教えてよ」
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/07(土) 01:30:57.76 ID:Pd5QCFPKo
拓巳「ゆ、優愛のキャラクターを説明すると、ひょ、表面上は、優しいおっとり系の巨乳おねいさん。メガネっ娘でオタ気質。控えめな性格で、ま、まさに大和撫子って感じ」
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世莉架「う? どこがマニア向けなの? すっごくいい人そうじゃん」

拓留「……メガネで胸が大きく、おとなしめのキャラクターは、不人気ヒロインという汚名を負いやすくなるというジンクスがあるが――」

拓巳「いや、ふ、不人気だとか、そ、そんな生易しいもんじゃないよ。むしろ、そういうヒロインって、三次元的に見れば最高じゃね? も、問題なのは『黒』人格だ」

世莉架「黒? ……色? なにそれ?」

拓巳「こ、こいつの真の属性は病みキャラなんだ。よくいるヤンデレなら、まだ萌えようもあるんだけど……こいつの場合、ただヤンデルだけだから始末に負えない」

拓巳「ぼ、僕のこと、殺人犯呼ばわりして追ってくるし。脅すし。ば、場合によっては監禁してくるし。あ、あとは……ワンワンプレイとか、ふひひ」

拓巳「――って、いやいや。う、うん。……ま、まあそんなわけで、正直、事情を把握した今でもトラウマになってて……か、彼女のこと、全面的には信用できないんだよね」

鈴羽「ありゃー……」

拓留「それは……ご愁傷さまですね」

世莉架「話聞く限りだと怖い人だなあ……」
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/07(土) 01:33:10.93 ID:Pd5QCFPKo
拓留「さて、それでは本題に入るとするか……尾上、その彼女を僕たちの作品に当てはめるとすると誰になると思う?」

世莉架「えーっと、年上……というかタクのお姉さん的存在で、優しいといえば――のんちゃんかな?」
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拓留「……来栖って優しいか?」

世莉架「優しいよ? 弟のタクにとっては鬱陶しいかもしれないけど、いつも周りの面倒見てお世話してくれてるじゃん」

拓留「そうなんだが……どうにも女帝ってイメージが抜けなくてな」

世莉架「でもそんなところを含めてピッタリじゃないかなあ?」

拓留「尾上は知らないだろうけどな……あの笑顔になられたら、走馬灯が流れ出すんだよ」ブルル

拓巳「ど、同意。優愛の場合は笑顔じゃなくて真顔だけどね」ブルッ

拓巳「ただ、そういった主人公へのポジションから考えるなら、来栖乃々は七海に近いんじゃね?」

鈴羽「七海? (パラパラ)――西條七海……ってことは、西條拓巳の妹かぁ。つまり彼女――来栖乃々も同じ『きょうだい』ポジションってことだね」
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/07(土) 01:34:29.00 ID:Pd5QCFPKo
世莉架「それじゃあ、次は性格面。『怖い』から連想してみようよ。怒ったのんちゃん以外に怖いと言えば――」

拓留「……久野里さん、だな」
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世莉架「だねー」アハハ…

鈴羽「『怖い』で印象一致って、どんな人なんだろ……」

世莉架「なんか、科学者の人で……すごく気難しくて取っ付きにくいって感じ」

拓留「有村――後輩の言い分では、僕たちのことを人間扱いしてないらしいぞ」

鈴羽「なにそれひどい!」

拓巳「か、彼女は優愛じゃなくて、セナや助手に連なる解説担当だよ。性格だって、ふたりを引き継いでいるって感じ」

拓巳「で、でも作品における待遇的には、不遇メガネに近いかもしれないね。優愛や指圧師のように別勢力に属してて、個別ルートが――」

鈴羽「おーい、西條拓巳〜? そういうのって、言っちゃダメなんじゃないの?」

世莉架「んーでも、期待したのにガッカリしちゃうのよりマシかもだよ?」

拓留「そうだな……。というわけで、>>66の言うように、現時点では久野里さんのルートはない。彼女が気になる人は、その辺を覚悟してプレイしてくれ」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/07(土) 01:36:03.69 ID:Pd5QCFPKo
拓留「ということで次だ。また別の視点から考えるぞ。……メガネでオタク気質というなら香月か?」
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鈴羽「例の話さない子だよね。あ、だったらさ、普段は話さないから見えてないだけで、実はその子も『怖い』ところがあるかもしれないよ?」

世莉架「うーん……華ちゃんって、案外怒りっぽいみたいだけど、人より物にあたるタイプだからなあ。ゲームでイヤなことがあると、いつも壁をドンドンって」

拓留「あれは早めに辞めさせないとマズい。今に部室に穴が空くぞ」

鈴羽「うちのサークルでも、床に穴が空きそうになってたなあ。もしかしてよくある悩みなのかな?」アハハ

拓巳「ふひひ。お、同じネトゲをプレイしている人間として、気持ちは分かる。マナーの悪いプレイヤーは死ね、氏ねじゃなくて死ね」ウム

拓巳「だ、だけど、彼女と優愛じゃオタ気質ってところくらいしか共通点なくね? それも『萌えアニメ』と『ネトゲ』だし」

世莉架「……? アニメとゲームってなにか違うんですか?」

拓巳「ち、違うに決まってるだろ。ぼ、僕みたいに両方好きな人間がいるとはいえ、オタだからってなんでもかんでもまとめるなよ!」

拓留「……今のは尾上が悪い。詳しく知りもしないで勝手に思い込むなんて情弱のすることだぞ」

世莉架「あぅ……ゴメンねタク」

拓巳「ってことで、も、もしふたりの接点を作りたければさ、間に僕を挟むしかないんじゃね?」

鈴羽「ん? ……てことは、そんな話でもあるの?」

拓巳「シラネ。ま、まあ、仲介人だとか保護者だとか便利屋扱いする風潮ができたら困るし。そんな話になったら、僕としては断固反対させてもらうよ」フヒヒ

拓留「あなたならそう言うでしょうね……」
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/07(土) 01:39:03.60 ID:Pd5QCFPKo
鈴羽「あれ? そういえばさ、この子もメガネをかけてない?」
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世莉架「うきちゃんかあ。あっ、うきちゃんっておとなしいし控えめだし、ピッタリじゃない?」

拓巳「お、おとなしい妹系ロリキャラとか最高すぐる。ふひひテラ萌え」ブツブツ

拓留「……西條さん?」

拓巳「や、やっぱりロリキャラは、生意気でやかましいより、健気な方が萌えるよな〜。い、一番ちんまいクセに時代についていけないギャップとかヤバス!」フヒヒヒ

世莉架「に・し・じょー・さん!」

拓巳「ふひっ!? あ、あぁ……なに?」

鈴羽「山添うきだよ。山添うきはどうなの?」

拓巳「あ、うん。しゃ、喋り方も丁寧口調だし、雰囲気だけなら一番近いかもしれない。あと、ゲロカエルんバッグとかもポイントだよね」

拓巳「で、でも、優愛なんかと一緒にしちゃ、か、彼女に失礼だよ。なんたって彼女は素直に萌えられるからさ。ふひひ」

拓巳「あと、ロ、ロリキャラだからってエロい妄想トリガーを引かなかった宮代はマジで無能。都知事やア○ネスを恐れているようじゃ僕の跡を継ぐにはまだまだだと言わざるを得ない」キリッ

拓留「……西條さん、その、あまりふざけた言動は控えてもらえると……そろそろ怒ってもいいですか?」イラッ
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/07(土) 01:40:15.05 ID:Pd5QCFPKo
鈴羽「もうっ! 西條拓巳ったら、さっきからずっと否定してばっかじゃん」

世莉架「そうですよ。だったら、西條さんの意見はどうなんです?」

拓巳「……あ、有村雛絵っていうのはどう?」
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世莉架「え? ひなちゃん?」

拓巳「か、彼女って、いちいち人の目を見て問い詰めてくるでしょ? あ、ああいうのって僕、苦手なんだよね」

拓留「それは……確かに。僕も分かります」

鈴羽「ふーん、苦手なタイプからの連想かあ」

世莉架「でもひなちゃんなら、おっとりってタイプじゃないよ? いつも元気で賑やかな楽しい子だもん」

拓巳「ま、まぁね。正直、一番遠いキャラとも言えるんじゃないか?」フヒヒ

鈴羽「……西條拓巳。本題は楠優愛に当てはまりそうなキャラだよね? 君さ、ふざけてない?」

拓巳「(ビクッ)ふ、ふざけてないよ……。……たぶん」
81 :おっけいさんの一部ネガ妄想はまさに黒おっけいさん [saga]:2015/02/07(土) 01:42:18.30 ID:Pd5QCFPKo
拓巳「そ、そもそも、『Chaos;Child』は『Chaos;HEAd』の要素を、あ、改めて再構築したような話でもあるから――」

拓巳「ど、どのヒロインであれ、前のヒロインに近いものを持っていたとしてもおかしくないよ」

世莉架「へぇ……。そうだとしたら、私にも優愛さんって人の要素があるんですか?」

拓巳「……あ、うん…………あ、あるね」

世莉架「そうなんだぁ。それってどんなところ?」ワクワク

拓巳「…………」

世莉架「……?」

拓巳「……ほ、本編をプレイしてみれば分かるんじゃないかな?」

世莉架「えぇ!? 今まで散々話してたのに!?」

拓留「……ひょっとして、単に思い浮かばないからトボけてるだけじゃないですか?」

拓巳「そ、そう思いたければ思うがいいさ」フヒヒ
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/07(土) 01:43:52.92 ID:Pd5QCFPKo
拓留「……取りあえず、西條さんの話をまとめるぞ」

拓留「まず、雰囲気?人格? とにかく、表面的な部分はうき」

拓留「その中でも、『問い詰める』といった一部要素は有村」

拓留「大きく括る必要があるが、趣味でいうなら香月」

拓留「作品という視点での扱いだと、久野里さん」

拓留「それで……来栖はどうなるんでしたっけ?」

拓巳「そ、総合かな。いろいろ考えてみると、最終的には彼女が一番優愛らしいよ」

鈴羽「なんだ。最初に挙げたのが正解だったじゃん」

拓留「来栖が総合。尾上については自分で確かめること……か」

世莉架「うー、なんで私だけ? 腑に落ちないなあ……」

拓巳「メインヒロインなんだから、す、少しくらいの秘密はあって上等でしょ」

拓巳「ただし隠し事の挙句に、最悪のタイミングで僕の心を裏切った某BCは許さない、絶対にだ」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/07(土) 01:49:40.46 ID:Pd5QCFPKo
世莉架「あ、他にもメールが着てる。カオスネーム『>>70-72』さん」

世莉架「『西條拓巳さん、自分が将軍に創られた存在だって知ったときはどう思いましたか?』」

拓留「……おいこれ、『Chaos;HEAd』の重大なネタバレじゃないのか?」

鈴羽「あれ? だとしたら『Chaos;Child』と関係ないよね?」

拓巳「いや、さ、さっきも言ったように、この作品は『Chaos;HEAd』の要素がかなり含まれてるからね。関連していないとは限らない」

拓巳「『Chaos;HEAd』ネタバレの件なら、7年近く前のゲームなんだし、き、気にしなくてもおkでしょ」

拓巳「そ、それで、その質問についてだけど…………」

拓巳「…………」

拓巳「……ね、ねえ、やっぱなしにして、つ、次に行っていい?」

世莉架「次の質問は、まだ着てませんよ?」

拓巳「あ、あんまり……話したいことじゃない……」

鈴羽「そっか。それなら仕方ないね」

拓巳「…………」ホッ
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/07(土) 01:52:10.00 ID:Pd5QCFPKo
世莉架「うーん……でも、私、興味あるなあ。つまり、ギガロマニアックスの力でリアルブートされた人間ってことになるんだよね?」

世莉架「こういうのって普通にあることじゃないし、取材してみたいかも。タクだってそういうの好きでしょ?」

拓留「ま、まぁ、興味ないわけじゃないが……」

世莉架「ねえ西條さん、少しだけでもお願いできませんか?」ジ-

拓巳「え、や。いや……」

世莉架「お願いしますっ」ジ-

拓留「僕からも……その、よろしければ」ボソ

拓巳「……う」

拓巳「……くそ。わ、分かったよ、話してやんよ! 少しだけだからなっ」
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/07(土) 01:59:40.45 ID:Pd5QCFPKo
拓巳「尾上世莉架の言うとおり、僕はリアルブートされた――妄想から生まれた存在だ」

拓巳「そして、妄想から生まれた存在だってことは、い、今まで普通の人間だと思い込んでいた『僕』の記憶は、全部、まやかしだったってことになる」

拓巳「つまり、普通の生物みたいに、成長によって『僕』が形成されたんじゃなくて、キャラメイクによって、最初から過程をすっ飛ばして今の『僕』が生まれていたってわけ」

拓巳「言ってみれば、僕が設定したアバターであるナイトハルトと同じだよ」

拓巳「た、ただ……彼はバゼラード――ネットゲームの世界にいるけど、僕がいるのは仮想世界じゃない、『現実』だ」

拓巳「こ、ここには同じ境遇の同類なんて、誰一人いなくて……ぼ、僕だけが世界に紛れ込んだ異物ってことになるんだ」

拓巳「『Chaos;HEAd』から遡って1、2年は、『僕』がいたわけだけど。さ、更に数年前にもなると、その日常に『僕』の存在は欠片もなかった。な、七海の記憶にさえ、『僕』は存在すらしてなかったんだ……」グスッ

拓巳「こんなデタラメ嘘乙って切り捨てようにも……今までの出来事や無意識の思考盗撮のせいで、僕の記憶の方が疑わしいし……し、信じる為の外堀はいつの間にか埋まってるし……」

拓巳「…………」

拓巳「お、思い出したら、鬱になってきた……死のう……」

鈴羽「わー、待って待って! あたしも! あたしも君の気持ち分かるから!」
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/07(土) 02:05:31.54 ID:Pd5QCFPKo
鈴羽「『Chaos;Child』をクリアしてるって君なら、『Steins;Gate』も把握してくれてると思うけど……。あたしの話、聞いてくれる?」

鈴羽「……あたしの場合はさ、忘れてた使命を思い出すことによって、今まで白紙の状態から新しく生きてきた自分に対する意味を失ったんだ」

鈴羽「……それに、果たせなかった使命だってあたしの身に余るくらい大きすぎて……。うん……死にたくなったし、あたしの場合それに負けちゃった」エヘ

鈴羽「君の場合はその逆。過去の自分が存在しないことを知ることによって、現在過去未来、全てにおける自分の意味が否定されたように感じたんだよね」

鈴羽「……厳密に同じとは言えないし、特殊な境遇である君の気持ちは、全部が理解できるわけじゃない。でも大丈夫。辛いって気持ちだけなら、なんとか分かるから」ニコッ

拓巳「……っ」

拓巳「………………」

拓巳「……あ、あり、がとう」

鈴羽「うん、どういたしまして」
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/07(土) 02:07:41.06 ID:Pd5QCFPKo
拓留「自己否定、か……」

拓留「僕たちだって、渋谷地震のせいで身の回りの環境が少なからずリセットされたけど……自分自身が、根本から、全て否定されるなんてどんな気持ちなんだろうな」

世莉架「タクはタクで、私は私だもんね。例えそれが本当だとしても、変わりたくないし変わってほしくないよ」

世莉架「……う? あれ、でもその理由なら最初から全部知ってたら、大丈夫ってことになるの?」

拓留「ん……? ああ、確かにそうなるかもな」

拓留「もしくは、最初から最後までなにも知らないケース。それなら西條さんの言っていた『アバター』や『創作キャラクター』と同じように無知のまま幸せでいられるだろう」

拓留「だけど……もし真実が残酷なものであったとしても、僕はその事実をちゃんと知りたい。なにも知らない情弱でいたくない」

拓留「僕は、すべての情報を裏で支配しコントロールすらできる、そんな情強にならなくちゃいけないんだ」

世莉架「……そっか。おっけい。だったらさ、私もタクの応援するよ」

拓留「尾上……」

世莉架「私は、ずっとタクの味方だよ。タクの望みならなんでも手伝ってあげる」

世莉架「タクならね、ちゃんと乗り越えてくれるって私、信じてるから」エヘヘ

拓留「あ……ああ、ありがとうな」
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/07(土) 02:14:43.44 ID:Pd5QCFPKo
拓巳「……な、なんだよあいつら、ふたりの世界展開してイチャつきやがって……人の触れられたくないところをなんだと思ってるんだ……」

鈴羽「んー、だったらあたしたちもイチャイチャしちゃう?」

拓巳「へ?」

鈴羽「あはは、冗談だよ。本気にした?」

鈴羽「君が本気で、父さんに報告に行くってんなら考えなくもないけどね」ニヒヒ

拓巳「い、いや。それは流石に……遠慮しとくよ」

拓留「――というか聞こえてますけど……。別に僕たち、イチャついてなんかいませんよ」

拓留「その……西條さん、質問の件については本当にありがとうございました」

拓留「聞いてみると、無神経に踏み込んでいい話じゃありませんでしたね。阿万音さんも、すみません」ペコ

鈴羽「いいっていいって。あたしの場合、あくまで一部の世界線での話だからね」

世莉架「??? ……世界せん? ……なんだろ、おせんべ?」
89 :以下、名無しに変わりましてSS速報VIPがお送りします。 :2015/02/08(日) 17:37:09.86 ID:90Jz9PFL0
そういえばニュージェネ及びサードメルトを起こした元凶であるlr2を生み出した将軍のお墓は、どうなってるんですか?
90 :将軍 :2015/02/08(日) 18:32:19.06 ID:90Jz9PFL0
本当に辛い思いさせて、ごめんね。謝っても謝り切れないよ。出来れば直接謝りたいけど、それも出来なくて本当にごめん。
91 :以下、名無しに変わりましてSS速報VIPがお送りします。 :2015/02/08(日) 18:47:39.12 ID:90Jz9PFL0
宮代君知ってる?ギガロマって超能力とも言えるけど、そうでないとも言える。ちゃんとした公式があるからね。そうでしょ?西條くん?
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/03/10(火) 01:37:49.21 ID:FCCcXxJm0
またしばらく空けちゃった……
とりあえず、先週の原画集は入手してきました
93 :プロジェクトノアを知る人間以外にはサードメルトって言っても通じないと思う。某√?あれはミス [saga]:2015/03/10(火) 01:38:45.61 ID:FCCcXxJm0
世莉架「ではでは気を取り直して、届いてるメールを読んでくね。カオスネーム>>89さん」

世莉架「『そういえばニュージェネ及びサードメルトを起こした元凶であるlr2を生み出した将軍のお墓は、どうなってるんですか?』」

拓留「……なんだ? 将軍って」

鈴羽「宮代拓留も知らないの? うむむ、誰かのコードネームかな……」

拓巳「しょ、将軍の墓のことなら『らぶChu☆Chu!』を参照。う、海と空がよく見える丘にある、しゃ、車輪みたいな石を、墓標の代わりにしてる」

拓巳「か、“彼”の遺体も、彼のものだといえる遺品も残ってないから……ちゃんとした墓とは呼べないかもしれない、けど……」

世莉架「あー、また西條さん関係のお話なんですね」

鈴羽「お墓ってことはさ、君もお参りしているの?」

拓巳「と、ときどき……。自主的には、あまり行かないかな」

世莉架「のんちゃんはよく渋谷地震の慰霊碑にお参り行ってるよね。大事なお友達が亡くなっちゃったんだっけ……」

鈴羽「お参りの頻度よりも、それを想う気持ちが重要だけどね。同胞の死は“なかったことにしちゃいけない”」

拓留「あの、それよりも……ひとついいですか?」

拓留「“ニュージェネの元凶”って言葉が気になるんですけど……もしかして、西條さんが暴いた彼女ですか?」

世莉架「う? ……えーっと。タクが言ってるのって、地震の前にいたおっきなハンドバッグ持ってた女の人のこと?」

世莉架「確か……西條さんが、『グリム』とかって呼んでたような……?」

拓巳「ち、違うよ。実行した人間じゃなくて、因果の話。せ、説明すると長くなるし……め、面倒だし、話したくない」

拓留「……そうですか」ムゥ

世莉架「タク、残念だったね」
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/03/10(火) 01:40:56.00 ID:FCCcXxJm0
世莉架「あ、そうだそうだ。その将軍さんからもメールが着てるよ。読むね」

拓巳「……!?」

世莉架「『本当に辛い思いさせて、ごめんね。謝っても謝り切れないよ。出来れば直接謝りたいけど、それも出来なくて本当にごめん』」

世莉架「――だって」

拓巳「……い、いまさら謝っても意味ないだろ。彼はバカなの?」ムス

拓留「それは先程の……旧ニュージェネの件の話、ですか?」

拓巳「そ、それもあるけど、たぶんこのメールは君たち宛てだね」

拓巳「サードメルト――渋谷地震の、震災孤児なんでしょ?」

拓留「えぇ、そうですけど……。まさか、あの地震はやはり人為的なものだったんですか!?」

拓巳「か、“彼”が直接起こしたわけじゃないけどね。げ、原因の一端にはなってる」

拓巳「それにIr2は――」

拓巳「…………」

世莉架「西條さん?」

拓巳「し、仕方ないな。“彼”の代わりに僕が謝っとくよ。……ゴメン」

拓留「え? あ、はぁ……はい。……よく分かりませんけど」
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/03/10(火) 01:42:02.55 ID:FCCcXxJm0
世莉架「えっと、次はタク宛てだ」

拓留「僕に? ……尾上、読んでくれ」

世莉架「『宮代君知ってる?ギガロマって超能力とも言えるけど、そうでないとも言える。ちゃんとした公式があるからね。そうでしょ?西條くん?』」

拓留「まあ……悔しいが、確かに単なる超能力というくらいしか理解出来ていないな」

世莉架「久野里さんの説明、難しいもんね。タクはまだいい方で、私なんか全然さっぱりだよぉ」

拓留「そもそもあの人は、ちゃんと説明したり会話を続ける気もないしな。……渋谷にうずのケイさんとは正反対だ」ボソ

鈴羽「っと、いうことでさ。教えて、西條拓巳!」

拓巳「へ? い、いや、そもそも僕は専門家でも研究者でもないわけだが」

鈴羽「でも詳しいじゃん。簡単に、知ってる範囲でいいからさ」

拓留「……このメールに書いてある公式って、どんな公式なのか分かりますか?」

拓巳「え……『fun^10×int^40=Ir2』」ボソ

世莉架「えふ、ゆーえぬ?」
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/03/10(火) 01:43:47.08 ID:FCCcXxJm0
拓巳「で、電磁気力を想定した共振作用が云々だとか、E=mc^2を上回る影響力をもつ公式だとか、て、適当な意味があるらしいけど――」

拓巳「よ、要は、『ぼくのかんがえたさいきょうのこうしき』だよ。実際には子どもの落書きレベルの代物」

拓留「それがギガロマニアックスを――」

拓巳「説明してるんだってさ。馬鹿げてるよね」フヒヒ

鈴羽「そういえば……Ir2って、さっき西條拓巳が言いかけてたよね」

世莉架「将軍って人が生み出した、とか、メールにも書いてあったよーな?」

拓留「子どもの落書きって……やけに詳しく知っていそうですけど……」

拓巳「……ああそうだよ! 察しの通り、将軍=西條拓巳=僕だよ! 悪いか!」

拓巳「こ、子どもの頃にした妄想が肥大化して、悪いヤツらに利用されてご覧の有様だよ! 渋谷が崩壊して6000人以上死んだよ! はい、『Chaos;HEAd』完!」

世莉架「えぇ〜……」

拓留「や、そんな身も蓋もない……」

拓巳「せ、世界を救った英雄といっても、ある意味身から出た錆だからね……。しょ、所詮そんなもんだよ。僕に期待しないで……ぼ、僕を見るな。ふひひ」ウジウジ

鈴羽「あー、また拗ねちゃったね……」
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/03/10(火) 01:46:21.74 ID:FCCcXxJm0
>>96
×6000人 ○4000人近く
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/03/10(火) 02:02:25.44 ID:FCCcXxJm0
拓留「さて、そろそろこのラジオも>>100へと近付いてきたな」

世莉架「えへへぇ。頑張ったね、タク」

鈴羽「いやー、あたしとしては楽しかったよ。けっこう勉強になったし」

拓巳「ま、まぁ、自分でラジオやってるよりは好き勝手言わせてもらったかな」

拓留「西條さんは、ちょっと好き勝手過ぎますよ……」

世莉架「それでどうするの? これからのラジオ」

拓留「そうだな……まずメンバーを替えて、雰囲気を改めてみようと思う」

拓巳「……ってことは、ゲ、ゲストも解散か」ホッ

世莉架「また呼ぶこともあるかもしれませんけど……」

拓巳「……っ!」

拓留「まぁ、どうなるかは考えて見ないことには分からないな」

拓巳「よ、呼ぶなよ!? 絶対呼ぶなよ!?」

鈴羽「あはは。西條拓巳、それってフリ? あたしはさ、いつでも呼んでくれていいからね〜」
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/10(火) 02:08:18.43 ID:FCCcXxJm0
次のパーソナリティ(カオチャキャラ限定・1〜2名)
参考:拓留、世莉架、乃々、雛絵、華、うき、澪、真二、川原くん、結衣結人、佐久間、和久井、その他
>>100
次のゲスト(科学ADV関係のキャラなら誰でも・0〜2名)
>>101
100 :以下、名無しに変わりましてVIP速報がお送りします。 :2015/03/11(水) 09:00:59.95 ID:UyC+Zuqq0
拓留と澪
101 :以下、名無しに変わりましてVIP速報がお送りします。 :2015/03/11(水) 09:03:41.33 ID:UyC+Zuqq0
ビシィさんとオカリン
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