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穂乃果「ゆめのなかと現実」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/24(土) 18:44:54.85 ID:SMQcypCj0
〜閲覧前の注意〜

1.ラブライブのSSです

2.残酷な表現、グロテスクな表現、不気味な表現が含まれています

3.携帯からの投稿が多くなります

4.完全不定期な投稿です


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1422092694
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諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714136403/

少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/24(土) 18:49:58.72 ID:xktXHpYDO
大丈夫大丈夫
あと、そういうのは言わない方がいいと思うよ
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/24(土) 18:52:57.81 ID:SMQcypCj0
穂乃果「今日のライブ疲れた〜」

ことり「人も沢山来たしねぇ」

海未「次のライブまでは、まだ3ヶ月ありますから急がないでも大丈夫ですね」

穂乃果「せっかく私たち3人なんだから久しぶりにあそこの喫茶店行かない?」

ことり「もう19時だし明日行こっか」

穂乃果「じゃあ決まりだね!」

海未「まあ休憩も必要ですからね、明日行きましょうか」

穂乃果「じゃあ明日はここで集合だね」

ことり「うん」

海未「わかりました」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/24(土) 18:53:14.97 ID:K8tYLIb7o
困った事に、言わないと怒る人も居るから書いた方が無難だと思うが…

とりあえず期待
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/24(土) 18:58:12.47 ID:Qjo6GFa3o
こないだ雑談スレで暴れてた人?
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/24(土) 19:01:16.80 ID:SMQcypCj0
次の日

穂乃果「おっ待たせー!」

海未「穂乃果が時間ぴったりに来るなんて珍しいですね」

穂乃果「そんなことないよ」

ことり「あはは.....それより早く行かない?喉乾いたよ」

海未「そうですね、行きましょうか」

穂乃果「じゃあ最後に着いた人の奢りだね!よーいドン!」

ことり「急に走ったら危ないよ〜」

海未「全く穂乃果は....」

穂乃果「早く早く!おいでよ!」

ことり「穂乃果ちゃん!危ない!」

海未「穂乃果!」

穂乃果「なn....」ドガン!

......................
..........................
..............................
7 :雑談スレで暴れてた人じゃないです [saga]:2015/01/24(土) 19:10:17.16 ID:SMQcypCj0
穂乃果「う...うーん.....ん?」

穂乃果「あれ?私なんで家にいるんだろう...確か出かけたはず...」

穂乃果「まさか遅刻?!今さっきのは全部夢だったとか?!」

穂乃果「時間は今...朝の7時?」

穂乃果「やっぱり夢....だったのかな?」

穂乃果「とりあえず着替えないと...て、あれ?なんで制服なんだろう」

穂乃果「.... おかしい」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/24(土) 19:17:51.45 ID:SMQcypCj0
穂乃果「確か私は今さっき出かけたよね、その時は着替えてた筈だし... 」

穂乃果「なんで制服?いつ着替えた?」

穂乃果「だって昨日はライブだったから制服なんて着てないし、会場に行くまでは私服だったし」

穂乃果「やっぱり夢...かな」

穂乃果「着替えたいけどタンス開かないし...とりあえず一階に行くしかないか」ガチャ

穂乃果「え?ドアノブが...冷たい」

穂乃果「..... なんか急に怖くなってきたような」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/24(土) 19:25:27.14 ID:SMQcypCj0
穂乃果「廊下が...真っ暗だ」

穂乃果「こんなに暗かったっけ?」

穂乃果「ん?なんか廊下の奥が光ってる...なんだろ、あれ」

穂乃果「いってみるしかないよね」

ほのか....ほのか....

穂乃果「あれ?今誰かに呼ばれたような...気のせいかな」

穂乃果「今は光ってる場所にいってみよっと」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/24(土) 19:32:41.17 ID:SMQcypCj0
穂乃果「これは...懐中電灯?なんでこんな所に落ちてるんだろ」

穂乃果「まあこれさえあれば暗い場所も安心だね!...たぶん」

穂乃果「そうだ!雪穂の部屋に行こう!雪穂なら何か知ってるかも」

穂乃果「そうと決まれば行くのみ!ってあれ?雪穂の部屋がない」

穂乃果「なんでないの?!ここ私の家じゃない?そんなまさか...」

穂乃果「寒気がする...1回自室に戻ろう」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/24(土) 19:40:49.51 ID:SMQcypCj0
穂乃果「嘘...だよね...私の部屋ってこんなに散らかってたっけ?」

穂乃果「でも廊下にいる時は物音なんて一切聞こえなかったし...?!」

穂乃果「物音が聞こえなかった?外からも?リビングからも?」

穂乃果「やっぱりおかしい...お母さんはもう起きてるはずだし」

穂乃果「そうだ!窓から外を見れば...って窓がない」

穂乃果「ちょっと待って怖いよ、おかしいよ、絶対変だよ!」

穂乃果「痛っ...足に何か当たって... これは、本?私こんな本持ってたっけ?」

穂乃果「.....読んで1回落ち着こう」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/24(土) 19:58:23.95 ID:SMQcypCj0
穂乃果「どれどれ、『事故の記録、その1』?私こんな本絶対持ってなかったよね」

穂乃果「そうだ、読まないと」

×月×日 事故の記録
昨日、音ノ木坂通りの交差点で事故がありました、名前はーーーーーさん、音ノ木坂学院に通っている二年生で....

穂乃果「あ、こっから先は真っ黒で読めないや」

穂乃果「私と同い年の子が交通事故か.... なんだか悲しいなぁ」

穂乃果「でもなんで日付書いてないんだろう、事故の記録なら書いてあるはずなのに」

穂乃果「この本は持って行こうかな...スクールバックに入れて行こう」

穂乃果「とりあえずリビングに行かないと、もう喉乾いたよ」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/24(土) 20:12:27.97 ID:wSxy0r9WO
>>2
読者様きめぇ
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/01/24(土) 21:38:01.70 ID:ufpNLDjVo
ゆめにっき
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/25(日) 03:43:42.21 ID:DRh6SJeeo
言ったほうがいいだろ
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/25(日) 07:20:17.96 ID:O3ZdC9VWO
夢日記?
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/25(日) 15:16:20.45 ID:rHSc2OFEO
暴れてたのって、気に入らないSSは荒らして排斥するとか言ってた奴らのこと?
どこを見て>>1と同一人物と思ったのか
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/25(日) 17:00:21.27 ID:hTvdVDbdO
クソガキ
19 :遅くなりました [saga]:2015/01/25(日) 21:14:52.26 ID:cTTnct/40
>>14 >>16 やっぱりわかりましたかwこのssを書こうと思ったきっかけですwまあ内容は丸々変えているのですが
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/25(日) 21:23:29.98 ID:cTTnct/40
穂乃果「ここリビングだよね...こんなに暗かったっけ?」

穂乃果「とりあえず懐中電灯つければ問題なしかな」

穂乃果「ええっと確か冷蔵庫はこっちに...あった!」

穂乃果「電源切れてるのかな...すごいぬるいような...」

穂乃果「まあ飲まないよりかはマシだよね...」

穂乃果「でもぬるいスポーツドリンクってやっぱり微妙だな」

ガン!

穂乃果「ひゃ?!な、何?何か落ちた様な音が...まさか二階から?」

穂乃果「...行くしかないよね」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/25(日) 21:30:07.15 ID:cTTnct/40
ギシ......ギシ......

穂乃果「ここの階段の音なんか怖いなぁ...今さっき降りた時はならなかったのに」

穂乃果「あれ?私の部屋の電気が点いてる...消したはずなのに」

穂乃果「...怖い、けど行くしかない!」

ガチャ

穂乃果「誰!?穂乃果の部屋に勝手に入る人は!」

猫「にゃ?」

穂乃果「....え?猫?」

猫「....にゃ!にゃにゃ!」

穂乃果「全身オレンジ色の毛の猫か...珍しい種類なのかな?」

猫「にゃー」

穂乃果「しかも人懐っこい...可愛い」

猫「にゃ」

穂乃果「一緒に来る?」

猫「にゃー!」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/25(日) 21:38:54.40 ID:cTTnct/40
穂乃果「じゃあおいで」

猫「にゃー!」

穂乃果「え、バックの中に入るの?狭くない?窮屈だよ?」

猫「にゃ」

穂乃果「うーん....まあいっか」

猫「にゃーん」

穂乃果「はぁ....困ったなぁ」

穂乃果「本当にここはどこなんだろう」

穂乃果「まあ考えてても仕方ないよね、うん。今は外に出よう!」

猫「にゃー!」

穂乃果「そういえばこの猫ちゃんはどうやって電気つけたんだろ?」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/25(日) 21:48:11.78 ID:cTTnct/40
穂乃果「玄関のドアはやけに大きいなぁ、何か関係あるのかな?」

猫「にゃ?」

穂乃果「とりあえずドアを開けないと」

ガガガガガ

穂乃果「か、硬い...どうやって閉めたらこんなに硬く閉まるんだろ...!」

ガッタン

穂乃果「ふぅ、やっと開いた... 以外と力必要だよね」

猫「にゃー!」タタタタ

穂乃果「え?ちょっと?どこ行くのー?」

穂乃果「いっちゃった...また独りぼっちか...寂しいなぁ」

穂乃果「あ、これって...」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/25(日) 21:58:30.93 ID:cTTnct/40
穂乃果「あの本だよね...なんでまた落ちてるんだろう?」

穂乃果「とりあえずまた読んでみようかな、題名は『事故の記録、その2』か」

×月×日 事故の記録2
その子の周りには友達と思われる2人がいたそうです、名前はーーーーさん、ーーーーさん....

穂乃果「また途中から真っ黒だ、やっぱり名前も日付も書いてない...気になるし全部集めようかな」

穂乃果「そうだ!猫ちゃんを追いかけないと!確か右に曲がったよね」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/25(日) 22:14:14.76 ID:cTTnct/40
穂乃果「あれ?神社ってこんなに近かったっけ?右に曲がっただけなのに」

穂乃果「ん?あれは人影?かな?」

穂乃果「わからないけど行くしかない!行けば何かわかるはず!」

穂乃果「でも階段走るのは疲れるから歩いて行こっと」

ポツ.....ポツ.....

穂乃果「え?雨?」

ポツ.....ポツ.....ポツ.....ポツ.....

穂乃果「仕方ない、走って行くかないないよね、濡れたくないし」

穂乃果「はぁ...雨はやっぱり嫌いだなぁ」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/25(日) 22:20:08.05 ID:9WzzYIWdo
ゆめにっきかー
懐かしいなー
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/25(日) 22:21:31.58 ID:cTTnct/40
穂乃果「はぁ、はぁ....神社到着!」

穂乃果「雨が沢山降る前になんとか来れたよ...やっぱり階段は走って登る場所じゃないね」

??「そこに誰かおるの?」

猫「にゃーん!」

穂乃果「あ、猫ちゃん!」

??「ん?お客さん?」

穂乃果「あ、えっと、お邪魔してます」

??「ええんよ、私も独りぼっちだったからね」

穂乃果「あれ...どっかで見た事ある人...だけど名前が思い出せない」

??「ふふ、不思議な人やな」

猫「にゃー」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/25(日) 22:30:10.17 ID:cTTnct/40
??「ね、名前は?」

穂乃果「私...ですか?」

??「そうや、それ以外に誰がいる?」

穂乃果「それもそうだよね、私の名前は穂乃果、高坂穂乃果」

??「ふふ、不思議な名前やな」

穂乃果「不思議?」

??「そう、不思議。私は名前がないんよ、生まれた...いや、誕生した時からずっと」

穂乃果「そう...なんですか」

??「名前の一つ一つにはしっかり意味がある、それに人生を送ってる間はずっと付いてくる、だから名前は大切なんよ?」

穂乃果「...はい」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/25(日) 22:37:43.58 ID:cTTnct/40
穂乃果「あ、そうだ」

??「どしたん?」

穂乃果「私が名前付けてあげよっか?」

??「いいの?ウチに名前をくれるの?」

穂乃果「うん、じゃあ今日からあなたの名前は『希』に決定!」

希「意味は?」

穂乃果「どこか不思議で、でも優しくて、希望に満ち溢れてるから...『希』」

希「そっか...ありがとう、この名前はずっと大切にするよ」

穂乃果「うん」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/25(日) 22:46:22.11 ID:cTTnct/40
希「穂乃果ちゃん?だっけ、神様より大切な人とかいる?」

穂乃果「沢山いるよ」

希「そっか...良い事やな」

穂乃果「それも数え切れないくらいにね」

希「たぶん穂乃果ちゃんはこれから辛い事や悲しい事が身近に起こる」

希「でもそんな時は大切な人を思い出して、そうすればきっと切り抜けられる」

穂乃果「なんだろ、だんだん眠く...」

希「だから、頑張って」

穂乃果「う...ん....」

....................
........................
............................
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/26(月) 11:10:30.55 ID:3lgBTiPY0
零かと思ったけどやっぱ日記の方だよね
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/26(月) 22:55:47.95 ID:g81TRfaR0
穂乃果「うぅん...ん?」

穂乃果「あれ?もしかして私寝ちゃった?」

猫「にゃー」

穂乃果「猫ちゃんはいる...あ、希ちゃんは?」

猫「にゃ?」

穂乃果「....いなくなっちゃった」

猫「にゃー」

穂乃果「でもここは神社だよね、どこいっちゃったんだろ」

穂乃果「あ、雨やんでる!」

穂乃果「家に戻ろっか」

猫「にゃー!」

穂乃果「じゃあまたね、希ちゃん」
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/26(月) 23:04:44.36 ID:g81TRfaR0
穂乃果「あれ?今神社の階段を降りたんだよね...なんで家じゃなくて歩道橋があるんだろう?」

猫「にゃ!」

穂乃果「とりあえず登ってみよっかな」

猫「にゃー!」

穂乃果「さっきから元気だね、羨ましいよ.....はぁ」

穂乃果「あ、あと5段...到着!ふぅ、疲れた」

穂乃果「この歩道橋高いなぁ、落ちたらひとたまりもないだろうな」

猫「やっとここまで来たにゃ」

穂乃果「え?」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/26(月) 23:13:37.14 ID:g81TRfaR0
穂乃果「誰かいるの?」

猫「違うよ、私だよ」

穂乃果「え?猫が...喋ってる?」

猫「そう、ここなら喋れるんだよ」

穂乃果「...意味がわからないけど、猫が喋れるなんて夢みてるみたい」

猫「その通り、夢をみてるんだにゃ」

穂乃果「え?夢?」

猫「そう、長く苦しい夢をね」

穂乃果「言ってる意味が全く理解できないんだけど」

猫「なら私が代わりに説明するよ」

穂乃果「説明できるんだ...宜しくね、猫ちゃん」

凛「猫じゃないにゃ、凛にゃ」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/26(月) 23:20:57.34 ID:g81TRfaR0
凛「まず始めに、夢をみてる理由はわかる?わからない?」

穂乃果「...わからない、気づいたら自分の部屋で寝てたから」

凛「そっか、じゃあ最後に何をしてたかわかる?」

穂乃果「わからない、思い出せない」

凛「...じゃあもう一つ、ここから出たい?」

穂乃果「出たい、またみんなに会いたい」

凛「みんなって誰かわかる?」

穂乃果「希ちゃんと...あれ?誰だか思い出せない、知ってるはずなのに」

凛「やっぱりそうか....」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/26(月) 23:32:39.59 ID:g81TRfaR0
凛「なんで思い出せないかわかる?」

穂乃果「そんなこと聞かれても...」

凛「思い出せないのはあなた自身が拒絶してるから」

穂乃果「なにを言ってるの?」

凛「また迷惑かけたくない、また私の所為でみんなに迷惑をかけてしまう、そう思ってるから」

穂乃果「なに、なんなの?何が言いたいの?」

凛「あなたはまた夢の中に逃げる、より深い所へ、また逃げる」

穂乃果「やめて」

凛「逃げてるだけじゃ、拒絶するだけじゃ何も変わらないよ」

穂乃果「やめて!やめてよ!」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/26(月) 23:36:31.11 ID:g81TRfaR0
凛「この名前が誰かわかる?ーーーーとーーーー、聞こえる?」

穂乃果「聞こえないよ、聞きたくないよ!」

凛「やっぱり拒絶してる、あなたが認めない限り夢から出る事はできないよ?いいの?」

穂乃果「もういい!話かけないで!あなたの話なんか聞きたくないよ!」タタタタ

凛「そこの階段は下りない方がいいよ、また深くなるから」

穂乃果「知らない、知らない!」

ガドン!

穂乃果「え、階段が崩れて....!」

ドゴン!

凛「あーあ、潰れちゃった、また深くなる、出られなくなる」

凛「次は誰と会うんだろうね」

..............
..................
.......................
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/28(水) 21:57:14.43 ID:xHbFZiQx0
穂乃果「うぅ...ん...?」

穂乃果「あれ...私は階段を下りて
、そのあと階段が崩れて...」

穂乃果「そうだ、確か猫が、私は潰れたって...」

穂乃果「うっ...ごほっごほ.... なんで生きてるんだろ...」

穂乃果「あ、これって...あの本だ...」

穂乃果「『事故の記録、その3』か...どれくらい続くんだろう」

×月×日 事故の記録3
また、ーーーーーさんは、スクールアイドルグループで有名な、ーーに所属している子で、リーダーとしてよくセンターで....
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/28(水) 22:09:12.11 ID:xHbFZiQx0
穂乃果「スクールアイドルの子か...なんか私と境遇が似てるような...気のせいかな?」

穂乃果「そういえば、ここはどこなんだろ、また見たことない場所...」

穂乃果「壁も床も天井も真っ黒」

穂乃果「しかも薄暗くて嫌な感じだなぁ」

穂乃果「あ、そうだ!バック!バックはどこ?!」

穂乃果「あ、ガレキの下か...」

穂乃果「仕方ないよね、懐中電灯なしで行くしかないか」
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/28(水) 22:22:52.51 ID:xHbFZiQx0
穂乃果「うーん、前が見づらいな」

ドン!

?「きゃ!」

穂乃果「うわ!」

?「だ、大丈夫ですか?」

穂乃果「あ、大丈夫です...」

?「えっと...ごめんなさい」

穂乃果「謝らないで大丈夫だよ」

?「そうですか... 」

穂乃果「あなたの方こそ大丈夫?」

?「私は大丈夫...です...」

穂乃果「なら良かった...」

?「あの、お名前は?」
41 :寝落ちしてた... [saga]:2015/01/29(木) 00:14:47.06 ID:pNmQExSV0
穂乃果「え?私?」

?「はい」

穂乃果「私は穂乃果だよ!」

花陽「私は花陽と言います」

穂乃果「あ...また聞いた事ある名前」

花陽「え?私を知ってるんですか?」

穂乃果「うん、名前は聞いた事あるんだけど、どこで聞いたかわからないんだ」

花陽「そうなんですか...」

穂乃果「それより花陽ちゃん?だっけ」

花陽「は、はい」

穂乃果「どうしてここに?」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/29(木) 00:19:49.51 ID:pNmQExSV0
花陽「それが、気づいたらここにいて... 」

穂乃果「そうなんだ...私と似てるね」

花陽「穂乃果さんも私と同じなんですか?」

穂乃果「まあ...そんな所かな」

花陽「あ、あの!」

穂乃果「何?」

花陽「もし宜しければ出口探すの手伝いましょうか?」

穂乃果「え?いいの?」

花陽「目的も同じだし...」

穂乃果「じゃあ宜しくね!」

花陽「は、はい!」
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/29(木) 22:16:13.51 ID:pNmQExSV0
穂乃果「歩いても歩いても景色が変わらない...」

花陽「なんか...怖いですね」

穂乃果「怖いというより薄気味悪いような」

花陽「こんな事言いたくないんですが...出口がなかったり...それでそのまま」

穂乃果「不吉な事言わないでよ!」

花陽「ご、ごめんなさい!」

穂乃果「あ、ごめん...ちょっと強く怒鳴っちゃったね」

花陽「大丈夫です、悪いのは私ですから」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/29(木) 22:40:00.34 ID:pNmQExSV0
タ....タ....タ....タ....

穂乃果「ね、ねぇ花陽ちゃん」

花陽「なんですか?」

穂乃果「なんか足音が聞こえるんだけど...花陽ちゃんは?」

花陽「...私も聞こえます...」

穂乃果「花陽ちゃん、走れる?」

花陽「は、はい」

穂乃果「なら走ろう!」

花陽「は、はい!」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/29(木) 23:23:20.83 ID:pNmQExSV0
穂乃果「はぁ...はぁ...疲れたぁ」

花陽「はい...急に走ると疲れますね」

穂乃果「なんか暗いのも少し慣れた気がするよ」

花陽「私もです」

ダン!

穂乃果「ひゃ!?」

花陽「ふひ!?」

穂乃果「なに...これ...血?」

花陽「壁に...血文字?」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/29(木) 23:26:55.62 ID:pNmQExSV0
まだ迷ってるの?

穂乃果「迷ってる?」

花陽「...」

穂乃果「何がだろう」

迷ってたらここから出られないよ?

穂乃果「何が言いたいの?」

早く自覚しなよ

穂乃果「血文字の癖に生意気だなぁ」

花陽「...」

ねぇ、心配かけたくないでしょう?」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/29(木) 23:29:31.46 ID:oXNiMZ0eO
期待
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/29(木) 23:29:58.00 ID:pNmQExSV0
穂乃果「心配?なんの?」

花陽「...」

穂乃果「血文字が消えた..」

花陽「...穂乃果さん」

穂乃果「なに?」

花陽「ごめんなさい」

穂乃果「何が?」

花陽「実は私嘘をついていたんです」

穂乃果「嘘?」

花陽「はい」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/29(木) 23:34:38.98 ID:pNmQExSV0
花陽「本当は迷ってなんかないんです」

花陽「私は穂乃果さんの意思から生まれたシャドウ、偽りです」

穂乃果「え?意味がわからない」

花陽「穂乃果さんの迷い、その意思から生まれたのが私です」

穂乃果「は?え?私から生まれた?」

花陽「私はこの『出口のない迷路』の出方を知っています」

花陽「それは穂乃果さん、あなたが迷いを認め、克服することにあります」

穂乃果「うっ...頭が痛い...」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/29(木) 23:41:51.24 ID:pNmQExSV0
花陽「あなたは未だに逃げている、自分に何があったか知っているのに」

花陽「また皆に心配をかけたくない、心配をかけさせるくらいなら、このままの方が楽...そう思っているんです」

穂乃果「ち、違う...思ってない!」

花陽「所々思い出せない事がありますよね、それはあなたの脳が認めるのを拒絶、拒否しているから」

穂乃果「うるさい...うるさいよ!」

花陽「辛いかも知れませんが、これしかないようですね」

花陽「あなたはあの日、ーーに...」

穂乃果「あああああぁぁぁぁぁ!」パタン

花陽「気絶...精神的ショック...また逃げるのですか」

...................
........................
.............................
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/29(木) 23:48:26.55 ID:pNmQExSV0
穂乃果「ぐっ...ごほっごほ...」

穂乃果「あれ?また景色が変わってる」

穂乃果「此処は...学校の正門前?」

穂乃果「出られたの...かな」

穂乃果「私は一体何を認めればいいんだろ...意味がわからない」

コトン!

穂乃果「何か落ちてきた」

穂乃果「あ、この本って」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/29(木) 23:56:21.19 ID:pNmQExSV0
穂乃果「やっぱり『事故の記録、その4』だ...どれくらい続くんだろ」

×月×日 事故の記録4
その子の友達は、「心配だ、早く目を覚ましてほしい」などと言っていました、また、他の学年の小泉花陽さんは...

穂乃果「花陽?...あ、小泉花陽!私はやっぱり知ってたんだ!花陽ちゃんの事」

穂乃果「なんで思い出せなかったんだろう...なんで...」

穂乃果「ううん、悩んでても仕方ない、先に進もう、そうすればきっと全部わかるはず」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/30(金) 07:11:46.74 ID:4iFusl+r0
期待
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/31(土) 00:45:31.29 ID:oJAAIhZ90
穂乃果「ん?下駄箱前に誰かいる...」

穂乃果「あの人ってまさか...」

雪穂「あれ?お姉ちゃん?どうしたの?」

穂乃果「雪穂?雪穂なの?」

雪穂「当たり前じゃん!」

穂乃果「良かった...よかったよ!」

雪穂「なんで泣くのさ」

穂乃果「だって、だって!」

雪穂「まあいいよ、最初から話してみなよ、少しは気が晴れるよ」
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/31(土) 00:50:50.09 ID:oJAAIhZ90
雪穂「なるほど...辛かったよね」

穂乃果「うん...」

雪穂「でも大丈夫、私がついてるから」

穂乃果「ありがとう、雪穂」

雪穂「いいっていいって、それよりさ、早く行こうよ何かわかるかもよ?」

穂乃果「そうだね」

雪穂「でも忘れないでね、これは夢だって事。きっと意味があるから」

穂乃果「うん、忘れない」
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/31(土) 00:54:56.04 ID:oJAAIhZ90
穂乃果「まずは一階から探索しないと」

雪穂「そうかな?私は上から調べる派だけどなぁ、楽しそうだし」

穂乃果「いいの!まずは一階から!」

雪穂「はいはい、これじゃどっちが姉だかわからないねぇ」

穂乃果「あ」

雪穂「ん?どうかしたの?」

穂乃果「紙切れだ」

雪穂「なんの紙切れだろ?」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/31(土) 01:01:14.63 ID:oJAAIhZ90
誰かの書記.1
穂乃果ちゃんはいつになったら目が覚めるの?私は悲しくて仕方ないよ。私をμ'sに入れてくれたのは穂乃果ちゃんなんだよ?だから早く目を覚ましてね
小泉花陽より

穂乃果「μ's...今まで忘れてた」

雪穂「忘れてた?!」

穂乃果「これは花陽ちゃんからの手紙だよね...持って行こう」

雪穂「お姉ちゃんがμ'sを忘れるってかなり大変だと思うんだけど...」
58 :↑の手紙の題名は「一年生の書記.1」です、間違えすいません [saga]:2015/01/31(土) 01:06:49.27 ID:oJAAIhZ90
雪穂「ここは?」

穂乃果「一年生の教室だよ」

雪穂「1クラスしかないんだ」

穂乃果「うん」

雪穂「ねぇお姉ちゃん」

穂乃果「なに?」

雪穂「あの人って」

穂乃果「あ...」
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/31(土) 01:12:05.64 ID:oJAAIhZ90
穂乃果「凛...ちゃん?」

凛「にゃ?あ、穂乃果ちゃん!」

穂乃果「猫の姿じゃない...?」

凛「凛は猫じゃなくて人間だよ!」

雪穂「お姉ちゃん...」

穂乃果「あはは...」

凛「でも穂乃果ちゃんはどうしてここにいるの?ここは一年生の教室だよ?」

穂乃果「訳ありでね」

雪穂「元気な人...」

凛「あ、そうだ!後で凛の机調べといてね!」

穂乃果「え?なんで」

凛「いいからいいから」
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/31(土) 01:15:04.60 ID:oJAAIhZ90
凛「じゃあまた後で会おうね!」

穂乃果「え?ちょっと?どこ行くの〜」

穂乃果「行っちゃった...」

雪穂「足速いね」

穂乃果「まあ一年生でトップだからね」

雪穂「とりあえず机調べよっか」

穂乃果「そうだね」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/01/31(土) 02:23:10.02 ID:X7KAStuyO
支援
62 :くっすん誕生日おめでとう! [saga]:2015/02/01(日) 00:34:21.96 ID:LrXY/bev0
穂乃果「ん?中になにか入ってる」

雪穂「何が入ってるの?」

穂乃果「手紙?」

一年生の書記.2
穂乃果ちゃんはいつになったら起きるの?凛は寂しいよ、また元気な穂乃果ちゃんが見たい、早く目を覚まして!凛はずっと応援してるからね
星空凛より

雪穂「好かれてるねぇ」

穂乃果「あはは...まあ嫌われるよりかは全然いいよ、うん」

雪穂「泣いてるの?」

穂乃果「ひぇ?泣いてないよ」

雪穂「目、涙出てる、泣いてるよ?」

穂乃果「...うん、なんだか涙が出てきて...でも嬉しいんだ」

雪穂「そっか」
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/02(月) 00:03:58.86 ID:J5P4MkEu0
雪穂「とりあえず次行こっか、じゃないと何も解決しないよ」

穂乃果「ちょっと待って」

雪穂「何?」

穂乃果「雪穂は何にも知らないの?」

雪穂「何も知らないよ」

穂乃果「本当に?」

雪穂「本当だよ」

穂乃果「そっか...じゃあ次行こう!」

雪穂「うん」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/02(月) 00:08:27.26 ID:J5P4MkEu0
穂乃果「あれ?」

雪穂「どうかした?」

穂乃果「今階段登ったよね?」

雪穂「うん」

穂乃果「今さっきは一階だったよね」

雪穂「そうだよ?」

穂乃果「ここ三階なんだけど ...」

雪穂「あ、本当だ」

穂乃果「二階には行けないのかな?」

雪穂「わからない...」

穂乃果「うーん...まあ三階から探索してみよっかな」
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/02(月) 00:14:35.50 ID:J5P4MkEu0
〜〜♪〜〜♪

穂乃果「何か聞こえる...」

雪穂「歌かな?」

穂乃果「たぶん歌だと思う」

雪穂「方向はわかる?」

穂乃果「音楽室の方から聞こえる」

雪穂「行ってみる?」

穂乃果「うん、行ってみるよ」

雪穂「ねぇ、この歌聞いたことある気がするんだけど」

穂乃果「うん、私も知ってる、『愛してるばんざーい!』だね」

雪穂「じゃあやっぱり」

穂乃果「うん」
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/02(月) 00:19:05.19 ID:J5P4MkEu0
穂乃果「やっぱり音楽室からだった」

穂乃果「ね?私の言った通りでしょ?」

穂乃果「あれ、雪穂がいない...」

穂乃果「...はぁ、また独りか...」

穂乃果「とりあえず入ってみよう」

ガラガラガラ

穂乃果「あ」

真姫「やっと来たわね」

凛「遅いにゃー」

花陽「まあまあ、マイペースが大事だから、ね?」
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/02(月) 00:25:23.70 ID:J5P4MkEu0
穂乃果「凛ちゃんと花陽ちゃんと真姫ちゃん?だよね?」

凛「そうだよ!」

真姫「あら?私はまだ穂乃果と会ってないんだけど何で知ってるの?」

花陽「た、確かに」

穂乃果「本当だ、何で私は名前を知ってるんだろ?」

真姫「まあ順調に回復してる証拠ね」

穂乃果「回復?」

真姫「そう、回復よ」

真姫「あなたは後少しで完治して目が覚めるのよ、夢から出るの」

穂乃果「そう、なんだ」

真姫「そ、まあ頑張って、私からはあんまり言えないから」

穂乃果「ちょ、ちょっと?どこ行くの?」

真姫「次は『現実』で会いましょ」
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/02(月) 00:33:04.26 ID:J5P4MkEu0
穂乃果「行っちゃった...」

穂乃果「ピアノの上に何かある...これは本と手紙?」

×月×日 事故の記録 終
今現在は良い回復の方向にあり、あと3日もすれば完治するそうです。また、眠っていた日数は...

一年生の書記.3
もう随分たったわね、でも大丈夫、私はこれでも医者の娘だもの。あなたがどんな状態になったって治してみせるわ、だから待ってて
西木野真姫より

穂乃果「事故の記録は終わりか...これって私なのかな...いや、目が覚めればわかるんだ、頑張ろう!」
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/02(月) 13:20:53.36 ID:17ZnZsPxO
快復するのかな
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/03(火) 00:45:26.91 ID:+PXdmhzs0
穂乃果「ここは三年生の教室かぁ...」

絵里「あら?誰かいるの?」

穂乃果「え、絵里ちゃん?」

絵里「あら、私の名前知ってるのね」

穂乃果「うん、今は普通に思い出せるんだ」

絵里「そう...穂乃果は随分長く寝てるわね」

穂乃果「あはは...よくわからないけど長い事眠ってるらしいね」

絵里「ええ、長いわよ」
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/03(火) 00:48:43.54 ID:+PXdmhzs0
絵里「そうだ!」

穂乃果「え?なに?」

絵里「あなたにはこれを渡さないとね」

穂乃果「それって...」

絵里「そのとうり、手紙よ」

絵里「後で読んでね、私は行かないといけないから」

穂乃果「どこ行くの?」

絵里「生徒会室よ」

穂乃果「なるほどー」

絵里「じゃあ、また会えたら会いましょう」

穂乃果「うん!」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/03(火) 00:53:52.28 ID:+PXdmhzs0
三年生の手記.1
穂乃果、あなたがいないだけで周りは結構変わるのね...みんな穂乃果が心配で練習に集中出来ないらしいわ、私も早く元気なあなたを見たい、だからお大事にね
綾瀬絵里より

穂乃果「そっか...みんな同じなのか」

穂乃果「私も早く本当の皆に会いたいな」

穂乃果「そうだ、生徒会室に行こう、そしたらまた誰かに会えるはず」
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/05(木) 01:02:17.85 ID:TROrvPh80
ガチャ

穂乃果「失礼します」

希「ん?穂乃果ちゃん?」

穂乃果「希ちゃん!」

希「だいぶ元気になったやん」

穂乃果「おかげさまでね」

穂乃果「ところで絵里ちゃん見なかった?こっちに来たはずなんだけど」

希「来てないよ?」

穂乃果「おっかしいなぁ」
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/05(木) 01:06:20.18 ID:TROrvPh80
穂乃果「どこ行ったかわかる?」

希「ん〜また部室じゃないかな?」

穂乃果「部室?」

希「最近よく部室に行ってたから今日も行ってるはずや」

穂乃果「わかった!」

希「ちょいまち」

穂乃果「なに?」

希「はい、これ」

穂乃果「あ、手紙だ」

希「暇な時に読めばいいよ」
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/05(木) 01:10:14.60 ID:TROrvPh80
三年生の手記.2
穂乃果ちゃんはこんな事じゃ挫けない、終わらないってウチは信じてる。ウチの知ってる穂乃果ちゃんはすごく強いから。早く元気になってね
東條 希より

穂乃果「うん、私は挫けないよ」

穂乃果「次はにこちゃんだよね、流れ的に考えると」
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/05(木) 01:18:46.45 ID:YMiFeXGgO
なんだか惹かれる
支援
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/05(木) 01:21:05.21 ID:l+HcIDFsO
にこの名前が自然と出てきたな
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/05(木) 07:58:57.62 ID:U3W2ricZO
まったく出ない二年生組が怖い
続きが気になる
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/06(金) 14:26:02.40 ID:vn6Amq3No
とりあえず最低キャラの名前だけでも校正しておいた方が
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/03(火) 17:07:33.48 ID:Yg3avWKY0
保守
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/01(水) 02:29:43.68 ID:4s7yH6Co0
保守
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/09(木) 23:13:29.69 ID:a/RWMnaa0
保守
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