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【艦これ】木曾「二人で一人の」天龍「仮面ライダー!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆Mev0T6i6Ca.d [sage]:2015/02/21(土) 12:47:34.48 ID:jhM09F6Go
【艦これ】天龍「なんで眼帯つけてんだ?」木曾「お前こそ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1423799268/

のスピンオフ的な

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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
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こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
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アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/21(土) 12:51:32.94 ID:jhM09F6Go
―軽巡寮・天龍型の部屋―


天龍「…よっ」カチカチ

木曾「おーっす」ガチャ

天龍「そこだっ!」カチャ

木曾「何やってんだ?」

天龍「あっ!クソ、外した」カチカチ

木曾「……」

天龍「ちょ、うわやべ」ドーン

天龍「…くっそー…」
3 : ◆Mev0T6i6Ca.d [sage]:2015/02/21(土) 12:54:01.81 ID:jhM09F6Go
木曾「…何やってたんだよ」

天龍「なんだ木曾か…、フルブやってた」

木曾「機体は?」

天龍「フルクロス」

木曾「ふーん」

天龍「相方の支援がクソだった」

木曾「ごくろーさんだな」

天龍「マジでそれ」

4 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 12:56:10.00 ID:jhM09F6Go
木曾「それはそうとよ」

天龍「おう」

木曾「見ろよコレ」スッ

天龍「箱?」

木曾「おう」

天龍「どうかしたのかよ」

木曾「いや、さっき夕張の奴に渡されて」

天龍「ふーん」

木曾「…反応悪いな」
5 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 13:00:15.39 ID:jhM09F6Go
天龍「どーせまた実験だろ?」

木曾「多分なー」

天龍「…何が入ってんの?」

木曾「知らね」

天龍「開けてみようぜ」

木曾「危険な物かもしんねーぞ」

天龍「そうかぁ?大丈夫だろ」カパー

木曾「ってオイ!?話を聞けよ!」

天龍「木曾、なんだコレ?」

木曾「なんだよ…何が入ってんだ?」
6 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 13:12:09.58 ID:jhM09F6Go
天龍「こっコレは…アレじゃねーかよ!」

木曾「…ベルトだな」

天龍「すっげー」ジョーカー!

木曾「……」

天龍「よく出来てんなー」ジョー(ジョ(ジ(ジョーカー!

木曾「何だってまたこんなもんを…」

天龍「さぁな」

木曾「……」

天龍「……」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/21(土) 13:14:09.87 ID:xzSn10Iio
バイト木曾とバイト天龍か
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/21(土) 13:16:13.22 ID:XwAlvgtAO
それだと前が見えねぇのあれか
9 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 13:16:32.99 ID:jhM09F6Go
天龍「…コレガチで変身できるやつじゃねーのか?」

木曾「……」

天龍「……」

木曾「ねぇよ」

天龍「いや、わかんねーじゃん」

木曾「まあいきなりただのオモチャ渡してくるのも不自然か…?」ウーン

天龍「ほらほら!やろうぜ!」

木曾「……」

天龍「木曾ー」

木曾「テンション高いな」
10 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 13:20:40.44 ID:jhM09F6Go
天龍「そんじゃ俺翔太郎だからお前フィリップな」

木曾「ったく…分かったよ」

天龍「行くぜ!」ジャキン

木曾「!?」フィーン

天龍「ベルトがもう一個…」

木曾「TVのまんまじゃねーか…」

天龍「ほら木曾!メモリ!」

木曾「うわコレ気絶するほうじゃんかよ…仕方ねーか」サイクロン!

天龍「変身!」ジョーカー!

サイクロン!ジョーカー!

W「「変わったー!?!?!」」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/21(土) 13:22:11.12 ID:3yPByGEpO
何もかも振り切って変身してくれるのは誰かなー
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/21(土) 13:22:35.65 ID:xzSn10Iio
また前が見えなくなるのか
13 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 13:24:23.91 ID:jhM09F6Go
W(天龍)『すっげーすっげー!』ピョイーン

W(木曾)『自分が寝てるとこ見るって新鮮だな』

木曾「」

(※前は見えています)

W(天龍)『皆に自慢してこようぜ!』ブンブン

W(木曾)『お、おい!やめとけって!』

W(天龍)『振り切るぜ!』ダダッ

W(木曾)『それ2号のほうだろうが!』
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/21(土) 13:36:26.99 ID:XwAlvgtAO
知らない人が見たら異様な変態に映りそう
15 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 13:50:44.43 ID:jhM09F6Go
W(天龍)『うおおおおお!』ドドド...

雷「!?」

暁「なによあれ…!?」

電「へ、変態さんなのです!」

W(天龍)『む?』キュピーン

響「…こっちに来る」

雷「電、隠れてなさい!」

W(天龍)『誰が変態だと!?』

電「わわっ!ごめんなさいなのです!」

16 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 13:55:34.82 ID:jhM09F6Go
暁「…って、その声、天龍?」

W(天龍)『おうよ!かっこいいだろ!』スッ

雷「よく見るとヒーローっぽいわね…」

響「確かに、仮面ライダーみたい」

W(天龍)『そう!俺の名は、ライダァァー…X!』ビシッ

W(木曾)『バカ!XじゃなくてWだろうが!』

W(天龍)『あ、そうだった』

電「?木曾さんの声も聞こえるのです!」

響「ハラショー」
17 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 14:07:25.46 ID:jhM09F6Go
暁「まったく、驚かさないでよね!」

W(天龍)『ヒーローは突然やってくるんだよ』

電「ちょ、ちょっと怖かったのです」

W(木曾)『…すまん、天龍の代わりに謝っとく』

W(天龍)『そんじゃ、他の奴らのところにも行ってくるぜ!』ダッシュ

W(木曾)『ってぉおい!!』

W(天龍)『クロックアーップ!』

雷「…行っちゃったわね」

響「ハラショー」
18 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 14:21:11.89 ID:jhM09F6Go
W(天龍)「俺、参上!」バァン!

曙「ちょっと!ドア壊さないで…って!?」

潮「ひぇええええ!?」

朧「へ、変態?!」

漣「憲兵を呼びましょう」ピポパ

W(天龍)『ま、待ってくれよ!』

W(木曾)『これは言い逃れできない…』

曙「もう!誰よアンタ!」

W(天龍)『お、俺だよ!オレオレ!』

朧「…詐欺?」

漣「やっぱり通報を」

W(天龍)『わああああああ!?』
19 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 14:27:39.35 ID:jhM09F6Go
〜〜〜

漣「…なるほど、事情は大体わかりました」

朧「どういう技術なんだろう…?」

潮「すっ、凄い…」サワサワ

W(木曾)『潮、触り方がくすぐったい』

潮「あっ、すみません」

曙「…でも、ドアはちゃんと直してもらうから!」

W(天龍)『俺が悪かったよ…』

W(木曾)『…後で払っとくよ』

漣「はい、お願いします」

W(木曾)『天龍がな』

W(天龍)『ええぇ!?』
20 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 14:45:03.44 ID:jhM09F6Go
〜甘味処 間宮〜

W(天龍)『……』

W(木曾)『……』

W(天龍)『……』

W(木曾)『……』

W(天龍)『なんか活躍できることねーかなー』

W(木曾)『迷惑かけてばっかだからな』

W(天龍)『せめて敵が現れてくれれば…』

W(木曾)『だよなー…』


間宮(誰?…ど、どうすればいいのかしら?)
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/21(土) 14:46:49.73 ID:K0IkkJ5Go
間宮でふけってるW想像したらワロタ
22 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 14:55:12.23 ID:jhM09F6Go
ウワアアアアア...

W『ん!?』

W(天龍)『この声って…』

W(木曾)『提督だ!』

W(天龍)『何かあったのかもしれねぇ…』

W(木曾)『っし、行くか!』ガラッ

間宮「あっ、ちょっと!」

W『…なんだ?』

間宮「どなたか存じませんけど、お代金払ってください!」

W『あっ、すいません』ペコリ
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/21(土) 14:58:10.85 ID:2ha5iaFVo
作者ようつべでW見てるだろ
24 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 15:01:59.07 ID:jhM09F6Go
〜執務室〜

提督「お、落ち着け、なっ?」

??「私は冷静ですよ、提督?」

提督「婚期を逃したくないからって、俺に迫らなくても…!」

??「…じゃあ、提督が素敵な殿方を紹介してくれるとでも?」

提督「そ、それはー…」メソラシ

??「ないんですね?」

提督「ち、違うって!」

??「もういいです、提督」

??「可愛さ余って憎さ千倍とはこのこと」

提督「お…おい…何をする気だ…?」

??「一緒に逝きましょう?」ビースト!

提督「な、何だ…それは…!?」

ビースト・ドーパント「フフフ…」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/21(土) 15:02:29.41 ID:3yPByGEpO
wと言ったら事件だよね
26 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 15:08:30.52 ID:jhM09F6Go
W(天龍)『提督!?』

W(木曾)『無事か!?』

ビースト『あらら?邪魔が入ったわね…』

W(天龍)『テメェ、何者だ?』

ビースト『貴方に用はないわ、消えて!』バッ

W(天龍)『ぐっ!』ググ

W(木曾)『提督!今のうちに逃げろ!』

提督「だ、誰かは知らないが、助かった!」タタタ

ビースト『て、提督!待って!』

W(天龍)『行かせるわけねーだろ!』バキッ

ビースト『あうっ!?』
27 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 15:17:17.44 ID:jhM09F6Go
ビースト『もう!なんだって言うのよ!』ブゥン!

W『危ないな…!』

W(天龍)『おい木曾!地球の本棚で解析できないのかよ!』

W(木曾)『俺にそんな能力あるか!』

ビースト『ごちゃごちゃうるさいのよ!』バァン

W『ぅおあ!?』

W(木曾)『ちっ…とりあえずメモリを変えろ!』

W(天龍)『分かった!』メタル!

サイクロン!メタルゥ!

ビースト『色が変わった!?』
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/21(土) 15:18:39.01 ID:aKsvwOfEO
やれ!
29 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 15:23:39.40 ID:jhM09F6Go
W(天龍)『よっし、これで本当にライダーX!だな!』

W(木曾)『早く行くぞ!』

ビースト『調子に乗らないで!』ブン!

W(天龍)『ライドルスティーック!』ガキン!

ビースト『あぁ?!』

W『せい!とう!やぁああああ!!』ブン!ブゥン!

ビースト『あっ!あぁ!?あ゛ああ!!』

W『トドメだ!』メタル!マキシマムドライブ!

W『メタルツイスター!』

ビースト『あああああああ!!!』ドゴーン!
30 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 15:30:19.52 ID:jhM09F6Go
W(天龍)『やったか!?』

W(木曾)『…いや、まだだ』

ビースト『フフフ…』

ビースト『私を侮らないで…!』

W(木曾)『飢えた“野獣”って訳か…』

W(天龍)『いくぞ木曾!』トリガー!

W(木曾)『おう!』ルナ!

ルナ!トリガァー!

ビースト『うああああっ!』ダダダ

W『はっ!』バキュン!バキュン!
31 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 15:37:47.02 ID:jhM09F6Go
ビースト『うぐぐ…』ブゥン!

W(木曾)『熱いの一発、食らってみるか?』ヒート!

ヒート!トリガァー!

W『はぁ!』ボゥッ!

ビースト『うぅ…!熱い!熱い…』

W(木曾)『足が止まった、今だ!』

W(天龍)『締めはやっぱコイツだよなぁ!』

サイクロン!ジョーカー!

W『喰らえ!』ジョーカー!マキシマムドライブ!

W『ジョーカーエクストリーム!』

ビースト『嫌…提督ッ…!』

ビースト『うあああああああああ!!!』チュドーン!!
32 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 15:45:49.36 ID:jhM09F6Go
W(天龍)『決まったな』

W(木曾)『一件落着、だな』

W(天龍)『そーいや、メモリ使ってたのって誰なんだ?』

W(木曾)『あそこに倒れてるな』

W(天龍)『げ…アレって…』

W『足柄か…』

足柄「う…ぅ…ん……」

W(天龍)『どうするよコレ…』

W(木曾)『運んどくか』

W『よっこらせ』

足柄「ぅぅ…ていとくー…」グスッ
33 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 15:58:11.97 ID:jhM09F6Go
〜〜〜

結局、今回の事件は痴情の縺れが起こした一件だったようだ。

足柄が使った“BEAST”のガイアメモリの出自は、分からずじまいだった。

どうやら使用者の記憶を消す措置がなされていたらしい。

あの後提督が覚悟を決めて足柄の元に向かったが、足柄の方から拒否したらしい。

「私の暴走を止めてくれた殿方に恋してしまった」とか…。

ドーパント事件、今回だけの一件で終わるといいが…。

そう上手くは行かなさそうだ。


天龍「…これでよし、っと」

木曾「翔太郎の真似か」

天龍「おう!」
34 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 16:05:11.00 ID:jhM09F6Go
木曾「はい、コーヒー」

天龍「ありがとよ」ズズッ

木曾「ったく、苦労かけやがって」

天龍「でも楽しかったろ?」

木曾「まあな」

天龍「しっかし、なんで敵のメモリまであるんだか…」

木曾「そこんところは夕張に聞いても知らないの一点張りだしな」

天龍「…まだ、何かあるのかもなー」

木曾「考えすぎだろ」

天龍「だといいけどよ…」
35 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 16:27:53.89 ID:jhM09F6Go


〜甘味処 間宮〜

間宮「はい、どうぞ」

木曾「あざっす!」

天龍「相変わらずいいねぇ」

間宮「うふふっ、ゆっくりしていって」

伊良湖「間宮さん、休憩いいですか?」

間宮「あぁ、ちょっと待って」

間宮「お皿洗い、お願いできるかしら?」

伊良湖「わかりました」

木曾「……」

天龍「うんめ〜」モグモグ
36 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 16:38:04.39 ID:jhM09F6Go
〜〜〜

天龍「……」

木曾「……」

木曾「しっかし、最近仮面ライダーの噂で持ちきりだな」

天龍「…俺らも注目の的かと思いきや」

木曾「誰も正体を知らないなんてなー」

天龍「駆逐の連中がてっきり喋ってるもんだと思ってたのに…」

木曾「意外だったな、あいつらが何にも言わないなんて」

天龍「ちくしょー…俺も出撃メンバーに入るチャンスだったのによ…」

木曾「…それはないな、うん」

天龍「木曾…」
37 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 16:49:05.46 ID:jhM09F6Go

朝潮「ふぅ、任務終了です」

荒潮「疲れたわね〜」

満潮「人使い荒いのよ、あんの提督ったら…」

大潮「それじゃ、みんなで間宮さんところにでも行きましょー!」

???「待って!」

朝潮「!だ、誰…?」

???「私がおいしいお菓子を…」スイーツ!

スイーツ・ドーパント「御馳走して差し上げますよ?」ヌッ

大潮「ひ、か、怪物…!」

八駆「「「いやああああ!!!」」」
38 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 16:52:44.82 ID:jhM09F6Go
イヤアアアアア!!


木曾「!」

天龍「今の声って…」

木曾「多分、八駆のやつらだ…」

天龍「いくぞ!」ダッ

木曾「おう!」ダッ

〜〜〜

天龍「大丈夫か!?」

木曾「っ…!ドーパント!」

天龍「行くか!」

木曾「仕方ねぇ」

サイクロン!ジョーカー!

スイーツ『な、何者だ!?』

W『さぁ、お前の罪を数えろ!』
39 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 17:00:48.62 ID:jhM09F6Go
W(天龍)『てんめぇ!何しやがったんだこのやろぉ!』ガキッドゴォ

スイーツ『痛っ、痛い痛い!』

W(天龍)『ただじゃおかねぇぞこのヤロー!』ゲシィ

スイーツ『ひっ、ひえええ!』ブシュシュゥ

W(天龍)『ぶっ!?何だ!なんか出た!?』ドロドロ

W(木曾)『甘ったるい匂い…なんだこれ!』ドロォ

スイーツ『!…ああっ、休憩時間過ぎちゃう!』

W(天龍)『ちょ、コラ!待て!待ちやがれこの!』ズルッ

スイーツ『貴方に構っている暇はないの!さよなら!』ダダッ

W(木曾)『くっ、変なもんぶっかけやがって…」

W(天龍)「…ちっくしょー!逃げられたぁ…!』
40 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 17:06:31.92 ID:jhM09F6Go
〜〜〜

木曾「大丈夫か?」

朝潮「…はい」

天龍「どこも調子の悪そうなとこはないな」

大潮「びっくりしました…」

木曾「あいつになにかされたか?」

荒潮「いえ、特には?」

満潮「ただ、これを貰ったわ」スッ

天龍「どれどれ…ケーキか」

木曾「なかなか良く出来てるな」
41 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 17:17:22.59 ID:jhM09F6Go
満潮「味見して欲しい、って頼まれたのよ」

天龍「あ、味見?」

荒潮「最初はとっても驚いたんだけど…」

朝潮「感想を聞かせてくれるだけでいいから、って…」

木曾「そこで、俺たちが駆けつけた、と」

朝潮「お二人が?」

大潮「その前に、仮面ライダーです!」

天龍(ああ、こいつら知らないのか…)

木曾「まぁ、今回は何もなくて良かったが、次は気をつけろよ」

八駆「「「はい!」」」
42 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 17:28:40.90 ID:jhM09F6Go

天龍「お菓子のドーパント、か…」

木曾「青葉に頼んで情報を集めてもらったんだが」

天龍「って…いつの間に?」

木曾「ちょっとな、んで結果の方なんだが」

天龍「どうだったんだ?」

木曾「どうやら同じような事件が浮かんできたらしい」

天龍「どういうことだよ?」

木曾「…ここ数日、艦娘相手にお菓子を配り歩く怪物が出没してるんだと」

天龍「なんだよそりゃ」
43 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 17:49:27.89 ID:jhM09F6Go
木曾「それと夕張に頼み込んで、色々調査してもらった」ピラッ

天龍「これは?」

木曾「採取したサンプルの成分分析」

木曾「ヤツが俺らにかけた液体の正体だよ」

天龍「“生クリーム”…」

木曾「…んで、ケーキの方がそれ」

天龍「異常なし、普通のケーキ、か…」

木曾「それから、奴が決まって言うセリフがあるらしい」

天龍「それって…?」

木曾「それは…―」
44 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 17:57:09.45 ID:jhM09F6Go
〜甘味処 間宮〜

間宮「はい、伊良湖ちゃん」

伊良湖「……」スッ

間宮「そっちのテーブルにお願いね」

伊良湖「…はい」

間宮「…?」

木曾「うっす」

天龍「お邪魔しますよ」

間宮「あら、いらっしゃい」

木曾「ちょっと、いいか?」

間宮「?」チラ

伊良湖「……」
45 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 18:06:00.68 ID:jhM09F6Go
〜〜〜

天龍「艦娘に菓子を配り歩く怪物の正体…」

木曾「あんただよな、伊良湖?」

伊良湖「……」

天龍「お前は気づいてないかもしれないが――」

天龍「怪物が決まって言う台詞がある」

伊良湖「……!」

木曾「『間宮さんのより美味しいでしょ』…ってな…?」

伊良湖「!…そ、それは…違います」
46 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 18:10:48.79 ID:jhM09F6Go
木曾「艦娘の中にだって勿論料理上手はいる」

木曾「だが、怪物が配っていたお菓子の数々」

木曾「プロの技量がなければ難しい物ばかりだったよ」

伊良湖「……」

木曾「そんな技量を持っていて、尚且つ間宮さんに対抗意識を燃やす人物」

木曾「それに該当するのは、同じ給糧艦であるあんたくらいのものなんだよ」

天龍「さあ、白状しろ!」

伊良湖「…その通り、怪物の正体は、私です」

木曾「…なんで、こんな真似をしたんだ」
47 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 18:14:09.32 ID:jhM09F6Go
伊良湖「……」

伊良湖「…お二人だって!」

天龍「?」

伊良湖「お二人だって私と変わらないじゃありませんか!」

木曾「きゅ、急に何を」

伊良湖「私は!アニメに出られなかった!」

天龍「」

木曾「」

伊良湖「…確かに」

伊良湖「確かに間宮さんのことは尊敬しています」

伊良湖「でも、許せなかったんです」

伊良湖「なんであの人はアニメに出れたのに!」

伊良湖「私には、私には出番がないの、って!」
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/21(土) 18:17:02.46 ID:XwAlvgtAO
そんなメタな理由で……!
49 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 18:22:57.86 ID:jhM09F6Go
天龍「それは大人の事情で…」

木曾「そうだ、そんなことで優劣が決まるわけじゃ…」

伊良湖「うるさいですよ…」スッ

天龍「ガイアメモリ…」

木曾「それをこっちに渡してくれ!」

伊良湖「お断りします…」

天龍「メモリの力に我を失ってるのか…!」

伊良湖「このメモリさえあれば、私は!」スイーツ!

スイーツ『間宮さんを見返せる!』

天龍「ちくしょう…」

木曾「天龍、変身を!」

天龍「ああ!」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/21(土) 18:25:01.82 ID:K0IkkJ5Go
天龍木曾も出てないんだよなぁ・・・
天龍はまだ名前が上がったけど、木曾に至っては姉妹全員登場済みなのに一人出れて無いという
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/21(土) 18:25:31.10 ID:1sNDQvsFo
この2人セットで出てきたら笑う
52 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 18:29:42.16 ID:jhM09F6Go
天龍・木曾「「変身!」」

サイクロン!ジョーカー!

W『さぁ、お前の罪を数えろ!』

スイーツ『うああっ!』ブシュビュゥ!

W(天龍)『クリーム攻撃か!』

W(木曾)『トリガーを使おう』

W(天龍)『合点だ!』トリガー!

サイクロン!トリガァー!

W「はぁっ!」バシュバシュゥ!

スイーツ『クリームが、弾かれた!?』
53 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 18:35:31.14 ID:jhM09F6Go
W(木曾)『次はこれだな』ルナ!

W(天龍)『覚悟しろよ!』ジョーカー!

ルナ!ジョーカー!

W『うりゃぁ!』ビヨヨヨーン

スイーツ『うわぁ!?』バシィ!ベシ!

W『とおりゃ!』グルグルー

スイーツ『ぐ…っ!この!』

W(天龍)『もう逃げられねーぞ!』

スイーツ『そんなことはないわ!』ドロロォ...

W(木曾)『身体が、クリーム状に!?』

W(天龍)『化け物め…!』
54 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 18:40:33.92 ID:jhM09F6Go
スイーツ『貴方たちには勝てそうもないし、逃げさせてもらいます』ダッ

W(天龍)『マズい、逃げられっぞ!』

W(木曾)『こんなこともあろうかと、足は用意しといた』スッ

W(天龍)『こ、これ、バイクじゃんか!』

W(木曾)『さあ、追うぞ!』

W(天龍)『いっくぜー!!』ドルンドルン

〜〜〜

スイーツ『ここまでくれば、流石に…』

W(天龍)『それはどうかな?』

スイーツ『?!』

スイーツ『そ、そんな…先回りしてたの?!』
55 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 18:47:41.57 ID:jhM09F6Go
W(木曾)『…お前さっき、言ったよな?』

スイーツ『へ?』

W(木曾)『アニメに出れなくって悔しい、ってな』

スイーツ『そうよ、悪い?』

W(木曾)『確かにその通りだよ、でもな?』

W(木曾)『そんな奴は山ほどいるんだよ!』

スイーツ『くっ…』

W(天龍)『まるで自分だけが悲しみを背負ってるだなんて考えるな!』

W(天龍)『誰も望んでない、こんなことは!』

W(天龍)『さあ、変身を解いてメモリを渡せ!』

スイーツ『…嫌ですよ』

スイーツ『私はこの力で、間宮さんを超える』

スイーツ『いや…潰す!』

W(天龍)『そーかよ…』
56 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 18:53:39.61 ID:jhM09F6Go
W(天龍)『…ヒートジョーカーでいくぞ』

W(木曾)『ああ』ヒート!

ヒート!ジョーカー!

スイーツ『私は!アニメに出るんだあああああ!!!』ダダダ

ジョーカー!マキシマムドライブ!

W『ジョーカー!グレネード!』

スイーツ『ひ…っ!あっ!がっ!ぐはぁ!』ドガッ!ボコッ!

スイーツ『うわあああああ!!!』チュドーン!!!

W『………』

W『……』

〜〜〜
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/21(土) 19:02:58.17 ID:J58vF1YbO
アニメ出る方が罰ゲームみたいなもんだけどね実際
58 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 19:07:47.65 ID:jhM09F6Go
〜〜〜

こうして、今度の事件も幕を閉じた。

「アニメに出たい」。

たった一つの純粋な欲望が、彼女を変えてしまった。

同じく未登場組である俺たちも、そうなってしまいかねない危険性を秘めているのかもしれない。

もちろん、そんな風にはなりたくないが…。

ちなみにあの後、伊良湖は心を入れ替えてしっかり働いているそうだ。

雨降って地固まる、というのは、こういうことをいうのだろうか?


天龍「出来た!」

木曾「お前にしてはまともな文章だな」ハハッ

天龍「悪ぃかよ」
59 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 19:14:11.53 ID:jhM09F6Go
〜軽巡寮・夕張の部屋〜

夕張「遂に、完成よ」

夕張「…二つ目のベルト!」

??「夕張?用って、何かしら?」ガチャ

夕張「ふふっ、待ってたわ」

夕張「貴女に、これを」

??「これは…」

夕張「貴女ならきっと使いこなせるわ」

??「なんなの、これ?」

夕張「アクセルドライバー、よ…」
60 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 21:11:16.09 ID:jhM09F6Go

〜夜・鎮守府〜

川内「夜だ夜だ!夜戦の時間だー!」ドタドタ

神通「もう、姉さんは…」

那珂「夜ふかしはお肌の大敵なのにー…」

川内「夜といえば私の時間!さーぁ、いっくぞー!」

??「……」コォー...

神通「?誰でしょうか?」

那珂「こんばんわー!」

??「……!」コォー...

那珂「ひゃ!?冷たい!」

川内「!コイツ、人間じゃない…!」
61 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 21:20:40.73 ID:jhM09F6Go
??「……」コォー...

川内「何のつもりだ…!来るなら来い!」

神通「姉さん!」

川内「お前たちは早く行くんだ!」

川内「提督でも、誰でもいいから報告にいくんだ!」

那珂「そんなの…ダメだよ!」

??「……」ピキ...ピキ...

神通「う…っ…どんどん、寒く…」

川内「早くいけ!あたしがこいつを止めておける内に!」

神通「姉さん…分かりました!那珂ちゃん!」

那珂「う、うん!」

??「……」コォー...

川内「…来いよ…ビビってんのかい?」

??「…!」バッ

川内「…くっ!?」
62 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 21:25:22.00 ID:jhM09F6Go


神通「こっちです!」

衣笠「はいはい、なになに?」

鈴谷「何か只事じゃないみたいだね〜」

那珂「あ!あれ!」

神通「姉さん?…姉さん!」タタッ

川内「…」

神通「姉さ…きゃ!」ピト

那珂「つ、冷たい…」ピト

鈴谷「す、凄い…凍ってる…」コンコン

川内「」カチーン

衣笠「どうなってるのよ…!?」
63 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 21:32:52.59 ID:jhM09F6Go

〜食堂〜

青葉「…っていうのが昨日の夜の三つの出来事!です」

木曾「三つもなかったろ」モグモグ

天龍「で、川内は?」

青葉「どうやら常温で解凍作業中のようです」

木曾「生きてるのか」モグモグ

青葉「心肺機能は持続してますし、気道は確保できてるみたいです」

天龍「…すげーな」カチャ

青葉「科学的に考えたら、まず不可能でしょうね」

天龍「…ドーパントの仕業か」

青葉「おそらく!」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/21(土) 21:36:40.64 ID:DUDNvr+YO
霧彦さんを飛ばしてweatherメモリか…誰なんだ
65 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 21:43:58.44 ID:jhM09F6Go
天龍「クマ、バナナときて次は冷蔵庫か」

木曾「クマじゃなくて獣だしバナナじゃなくてお菓子だから」

天龍「?」

木曾「…もういいよお前」

天龍「おい!なんだよその言い方!」

木曾「俺が居なきゃ何も出来ないくせによくも…」

天龍「なんだと〜!」

木曾「図星だな」

天龍「俺一人でだって捜査くらいできるっつーの!」

木曾「好きにしろ!」

天龍「そっちこそ!」
66 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 21:47:56.53 ID:jhM09F6Go
〜〜〜

天龍「ったくよー…」

天龍「…少し、大人気なかったかな」

天龍「……」

天龍「…いや!俺だって出来るところをこの辺で見せとかないとな!」

天龍「待ってろよ!ドーパント!」

天龍「うおおおおおおお!!!」ダダダ

阿賀野「ちょっと!危ないじゃない!」

天龍「すまねぇ!」

矢矧「…ダブル、か」

阿賀野「矢矧?」

矢矧「あぁ、姉さん、何でもないわ」
67 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 21:51:55.57 ID:jhM09F6Go
龍田「天龍ちゃん?何やってるの?」

天龍「捜査だよ!そ・う・さ!」

龍田「うーん、私にはそういう風には見えないけど…」

天龍「ったく…」

龍田「木曾ちゃんに謝らなくっていいの?」

天龍「…アイツは…関係ないだろ」

龍田「どうせ喧嘩でもしたんでしょ?」

天龍「……」

龍田「わかるのよそのくらい」

天龍「龍田…」
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/21(土) 21:54:10.11 ID:K0IkkJ5Go
>>64
アイスエイジじゃねぇの?
69 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 21:55:46.15 ID:jhM09F6Go
龍田「こういうのは、早いほうがいいでしょ?」

天龍「……」

龍田「私達だってそうだったじゃない」

天龍「そう、だな…」

ビュゥッ

龍田「きゃ、冷たい…!」

天龍「変な風だな……!?」

??『……』ザッ

龍田「!か、か、怪物…」

天龍「こんなときにお出ましか…!」

??『フフフ…!』
70 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 21:59:51.61 ID:jhM09F6Go
天龍「変身だ!」ジョーカー!

天龍「……あれ?」

天龍「あ、そうか、ダブルは二人じゃないと変身できないのか…」

??『フッ!』バッ!

天龍「うお!あっぶねぇ!?」

??『凍リツキナサイ…』

天龍「そういう訳には行かないんだよ!」ブン!

??『グア!』

龍田「天龍ちゃん!」

天龍「龍田!早くいけ!」

??『ヨソ見シテイル場合…?』ブゥン!

天龍「ヤバ…!!」
71 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 22:02:53.52 ID:jhM09F6Go
ガキィン!

??『グ…!?』

天龍「だ、誰だ!?」

矢矧「はぁ、はぁ…間に合ってよかったわ」

天龍「や、矢矧…?」

矢矧「貴女、変身できないんでしょ?」

天龍「それはそうだけど…」

天龍「…って何でそれを!?」

矢矧「ここは私に任せて頂戴」ジャキン

天龍「それって…ベルト!?」
72 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 22:06:51.48 ID:jhM09F6Go
??『御託ハイイ…邪魔スルナ!』

矢矧「試運転と行こうかしら?」アクセル!

矢矧「変…身!」ギュィン!

ギュイィン!アクセル!

天龍「そ…その姿は!」

アクセル『さぁ…振り切るわ!』

??『ゴチャゴチャウルサイヨ!』

アクセル『はっ!』ズバン

??『グッ!』

アクセル『もう…この剣、重いのよ!』ズン!

??『ウウッ…!』
73 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 22:14:18.78 ID:jhM09F6Go
天龍「な、何がどうなってんだよ…?」

アクセル『そんな攻撃じゃ私は倒せないわよ!』ズバン!

??『ウウウ…!』

アクセル『これでトドメよ!』アクセル!マキシマムドライブ!

??『ハッ!』ピキピキ...

アクセル『はぁーっ!!』ドーン!

矢矧「ふぅ、やったわ…」

天龍「…矢矧…」

矢矧「天龍、ごめんなさいね」

天龍「お前は、いったい…?」
74 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 22:22:19.21 ID:jhM09F6Go

夕張「説明不足でしたね」カッカッ

天龍・矢矧「「夕張!」」

夕張「ダブルが二つの力の組み合わせによる強化とすれば」

夕張「アクセルはひとつのメモリを最大限に引き出した強化なの」

夕張「完成には時間がかかったけど…これでよりいいデータが採れると期待してるわ」

天龍「どういうことだ?」

矢矧「貴女はこれまで通り戦えばいいわ」

矢矧「木曾と一緒にね」

天龍「……ああ」

夕張「戦えないようであれば、そのベルトとメモリは返してもらいますよ?」

天龍「なんだと…?」

夕張「私としては、データさえ採れればいいですから」
75 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 22:28:19.24 ID:jhM09F6Go
天龍「…そうか」

夕張「いいんですか?このままだと…?」

矢矧「天龍…」

夕張「まあ、考える時間は幸いまだある」

夕張「正しい判断をしてく頂戴ね?」

天龍「……」

〜〜〜

木曾「……」

球磨「たそがれてどうしちゃったクマ?」

多摩「喧嘩しちゃったらしいにゃ」

球磨「…ああ、なるほど」
76 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 22:38:00.10 ID:jhM09F6Go
木曾(アイツもすぐ泣きついてくるもんだと思ってたけど)

木曾(なんだかんだ自分で出来るのかな…)

木曾(俺のほうが、ガキなのかもしれないな…)

木曾「……」スッ

球磨「どこ行くクマ?」

木曾「天龍んとこ」バタン


〜軽巡寮・天龍型の部屋〜


天龍「……」ガチャ

龍田「天龍ちゃん!」

天龍「ああ、無事だったか、龍田」

龍田「うん…」

木曾「…天龍?いるか?」

天龍「木曾…!」
77 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 22:41:19.55 ID:jhM09F6Go
木曾「さっきは、悪かったよ」

天龍「俺もそう思ってたところだ」

木曾「…やっぱりな」

天龍「仲直り、だな」

木曾「…ああ」

龍田「ふふふっ」

木曾「何か見つかったか?」

天龍「…いや、何も」

木曾「だろうな」

天龍「だろうなって…」

木曾「ふっ、じゃあまずは川内のところへいくぞ」

天龍「おう!」
78 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 22:45:26.09 ID:jhM09F6Go
〜空き部屋〜

天龍「邪魔するぞ」

明石「どう、大淀?」

大淀「数値は安定してます、けど…」

明石「ダメ、みたいですね」

川内「」

神通「姉さん…」グス

那珂「うう…」

木曾「うっわー…この空気、きついなー」

天龍「本当に凍りついてるんだな…」

那珂「あ、木曾、天龍…」

木曾「おっす」
79 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 22:50:51.65 ID:jhM09F6Go
天龍「容態は?」

明石「安定していますよ」

大淀「氷は、溶けませんが…」

明石「まったく、どんな方法を使えばこんな綺麗に凍るのか…」

木曾「ふーん、凄いのか?」

明石「凄いなんてレベルじゃありませんよ」

明石「身体の内部を保った状態で外側だけ完璧に凍結させるなんて…」

天龍「凍らせるのとは、違うのか?」

大淀「ただ単純に低温にするだけでは、この芸当は難しいかと」

木曾「ふぅん…」
80 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 23:09:46.91 ID:jhM09F6Go
〜廊下〜

木曾「んで、ここが現場か…」

天龍「すっげ、この辺まだ凍ってるぜ」

木曾「天井のひび割れ…急激に低温にさらされたせいか」

天龍「なぁ」

木曾「ん?」

天龍「こいつを辿ってけば、見つかるんじゃないか?」

木曾「凍ってるところをか?」

天龍「お前が言ってたひび割れとか、壁紙が脆くなってるとか」

木曾「…ここもボロいからな、わかんねーぞ?」

天龍「それでもやるんだよ!」

木曾「仕方ねぇな、付き合ってやるよ!」

矢矧「……ふふ、上手く行ってるみたいね」コソッ
81 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 23:26:50.79 ID:jhM09F6Go
〜〜〜

天龍「何にもねえぞ…?」

木曾「いや…ここの木の葉っぱ、霜焼けしてるな」

天龍「く、詳しいな…」

木曾「悪いかよ!」

〜〜〜

那智「昨日の夜か…」ウーン

天龍「覚えてないか?」

足柄「それより仮面ライダー様は!?」

那智「すまないな…足柄は最近仮面ライダーで頭がいっぱいそうだ」ハァ...

足柄「私の心を奪ったまま現れないなんて、罪作りな人よね…」ポッ

木曾「あっ、はい」
82 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 23:31:00.79 ID:jhM09F6Go
〜〜〜

隼鷹「昨日かあ…」

木曾「飲んでて忘れたとかやめてくれよ…?」

隼鷹「覚えてないな!」ケロッ

天龍「やっぱりかよ…」

隼鷹「あ、でもそういえば―――が…」

木曾「……」

天龍「……」

天龍・木曾「それだ!!」

隼鷹「へ?」
83 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 23:35:18.96 ID:jhM09F6Go
天龍「ありがとうございます!」ギュ

隼鷹「へ?あ、うん」

木曾「尊敬してます!」ギュ

隼鷹「えへへ、そーお?」

天龍「有力証言ゲットだな!」ダダ

木曾「あとはアリバイを探るだけだ!行くぜ!」ダダッ

隼鷹「えーっと…なんだったの…?」

〜〜〜

天龍「よし、やっとか…!」

木曾「流石に、時間かかったな…」

天龍「ここに犯人がいるんだな」

木曾「…失礼するぜ」ガチャ

天龍「……川内を凍らせたのは、お前だな?」

木曾「黙ってても無駄だ!答えろ!」


木曾「初霜!」


初霜「……」
84 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 23:44:34.86 ID:jhM09F6Go
初霜「どうして、私だと?」

木曾「入念な捜査の結果だよ」

天龍「端的に言えば、ドーパントの足跡と」

木曾「お前の昨晩の行動がピッタリ一致した、って訳さ」

初霜「ふぅん…そうですか…」

木曾「上手くやったつもりかもしれないが、俺たちの目は誤魔化せない!」

初霜「片方、覆ってるのにですか?」クスクス

天龍「んなことは今関係ない、さあ、もうこんな真似はやめろ!」

初霜「……」

初霜「…嫌ですよ」

初霜「…私、この力を使ったのは昨日が初めてなんです」

初霜「今までは恐ろしくて使えなかった、でも今は…!」
85 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 23:48:47.95 ID:jhM09F6Go
初霜「この力が、私をもっと強くしてくれます!」

木曾「もう止められないみたいだな…!」

初霜「お二人も、氷の中に逝きたいですか?」アイスエイジ!

アイスエイジ・ドーパント『ふふふふ……』

木曾「俺たちも行くぞ!」サイクロン!

天龍「ああ!変身!」ジョーカー!

サイクロン!ジョーカー!

W『さぁ、お前の罪を数えろ!』

アイスエイジ『はあああぁぁ!!』サアァァァ...

W(天龍)『いっくぜー!』ダダダ
86 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 23:53:54.21 ID:jhM09F6Go
アイスエイジ『はっ!』バババ

W(木曾)『つららを弾丸にしてるのか!?』

W(天龍)『そっちが冷気ならこっちは火だ!』

ヒート!メタル!

アイスエイジ『色が変わったくらいで!』

W(木曾)『変わったのは色だけじゃないぜ!』

W(天龍)『ライドル脳天割り!』ブゥン!

アイスエイジ『うっ、炎か…!』

W(天龍)『どうだ!?』

アイスエイジ『ふふふ…勝ち誇らないで下さい!』キィィ...
87 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/21(土) 23:57:28.35 ID:jhM09F6Go
W(木曾)『か、身体が凍る!?』

W(天龍)『うっそだろオイ!?』

アイスエイジ『このまま綺麗な彫刻にしてあげますよ!』

W『くっそー…』


「そこまでよ!」


W(天龍)『その声…!』

W(木曾)『?』

矢矧「待たせたわね」アクセル!

矢矧「変…身っ!」

ギュィイン!アクセル!

アクセル『さぁ…振り切るわ!』
88 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 00:07:45.77 ID:dVxPg/mzo
アクセル『はぁああ!』エンジン!

アイスエイジ『ぐ…っ!!』

W(天龍)『矢矧!助かるぜ!』

W(木曾)『え?どうなってんの?』

アクセル『細かい話は後よ』

W(木曾)『お、おう…』

アイスエイジ『凍れ…みんな凍ってしまえ!!』バァン!

W『うおああああ?!』ビュウウ...

アクセル『凄い冷気…危険だわ!』ビュウウ...

アイスエイジ『この力…勝てる、やれます…!!』
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/22(日) 03:08:32.13 ID:OZ5XdMbco
乙ー
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/22(日) 08:29:03.28 ID:gA1Gikg6O
乙です
91 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 09:31:25.16 ID:dVxPg/mzo
W(天龍)『どうするんだよ!』

W(木曾)『アレで行く!ツインマキシマム!』ヒート!

W(天龍)『わかったぜ!』メタルゥ!

ヒート!メタル!マキシマムドライブ!

アクセル『凄い熱…これなら、あの冷気にも!』

W『っしゃ!行くぜ!!』ダダダ

アイスエイジ『こ、来ないで…!来ないでっ!』

W(天龍)『せいやぁーっ!!!』ブンッ!ブンッ!

アイスエイジ『ぁあああっ!?』ドゴォ

アイスエイジ『ぐぅううううう!!』ズシャァッ

W(天龍)『はぁ…はぁ…、今だ!』

アクセル『ええ!分かったわ!』
92 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 09:36:07.74 ID:dVxPg/mzo
アクセル『初霜、ごめんなさいね』エンジン!

エンジン!マキシマムドライブ!

アクセル『行くわ!はっ!!』バッ

アイスエイジ『そ、そんな、』

アクセル『エースラッシャー!』ズバァン!

アイスエイジ『ああああああああ!!!』チュドーン!

アクセル『……』

W(天龍)『やったな!』

矢矧「…ええ、でも、彼女は…」

天龍「…初霜……」
93 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 09:43:11.48 ID:dVxPg/mzo
木曾「まぁ、しばらく寝てれば大丈夫だろうさ」

初霜「ぅ…ぅうん…」

矢矧「そう、それならよかったわ…」

天龍「そういえば!川内は?!」

木曾「多分戻ってると思うが…見に行くか」

矢矧「そうね」

木曾「んじゃ、天龍、初霜を医務室へ連れてってやってくれ」

天龍「いや、俺もお前らと一緒に」

木曾「3人も行かなくて大丈夫だ、な?」

矢矧「そ、それもそうかしら?」

木曾「だとよ、初霜が起きる前に頼むな」

天龍「え、ちょっちょっとオイぃ!俺も!俺も後で行くから!おーい!?」

初霜「んん…ふぁ…?」
94 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 09:56:23.10 ID:dVxPg/mzo
〜〜〜

あの後、川内は無事に目を覚ましたらしい。

今では以前と変わらず夜戦バカっぷりを発揮しているとか…。

そして、I―iceage―のメモリ。

最適合者だった初霜は、小さな体にメモリの毒素を取り込んでしまった。

そのために、暴走を始めてしまったらしい。

幸い、再び犯行に至る前に止めることができてよかった。

夕張の概算によれば、Iのメモリの力を最大限に引き出せば――


木曾「…またやってんのか」ニヤニヤ

天龍「ッチ、いいとこで邪魔すんなよ!」

木曾「好きなようにすればいいけどよ」

天龍「なら口出しすんな!」

木曾「へいへい」
95 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 10:25:32.68 ID:dVxPg/mzo

次回、仮面ライダーW!

霧島「鎮守府カレー大会、一位は比叡お姉様です!」

比叡「本当ですか!?やりました!」

木曾「ウソだろ、おい…」


矢矧「これが現場で回収したメモリよ」スコンブー

天龍「矢矧、お前…!」


W『コイツ、ちょこまかしやがって!』

??『あっははは!うっそぴょ〜ん!!!』

これで決まりだ!
96 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 10:26:42.78 ID:dVxPg/mzo
勢いでスレ立てしたので(ネタがもう)ないです
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/22(日) 10:29:51.03 ID:td8VEq8AO
2ヶ月以内にネタが思いつけば書けばいいのだ

クールかっこいい木曾と熱血バカっこいい天龍のコンビ気に入った。乙
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/22(日) 10:38:07.20 ID:pUH+bupAO
乙、2ヶ月猶予はあるから小ネタでも思いついたら書いてほしいな
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/22(日) 11:59:32.76 ID:sTwEJljZO
天龍木曾コンビいい感じだしもっと読みたいな
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/22(日) 12:11:14.42 ID:SL+aCMCyo
待っとるで
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/22(日) 13:28:09.16 ID:OQ5MFc0Ao
単純にまた読みたい
102 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 14:49:30.71 ID:dVxPg/mzo
【Lの悪戯/カレーはお好き?】


ガヤガヤ ザワザワ

天龍「なんだか騒がしいな」

矢矧「確か、カレー大会でしたっけ?」

木曾「らしいな」

天龍「なんだそれ?カレーが食えるのか?」

木曾「ちっげーよバカ」

天龍「じゃあなんだっつーんだよ」

矢矧「腕に自信のある艦娘が、自慢のカレーで競うんです」

天龍「…なるほど」
103 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 14:57:25.20 ID:dVxPg/mzo
木曾「この大会で優勝した艦娘のカレーが」

木曾「食堂のメニューに載るんだとよ」

天龍「そうだったのか…」

矢矧「あ、結果が決まるみたいよ?」

木曾「…見に行くか」

天龍「そーだな」

◇◇◇

霧島「…さて結果発表!です!」

霧島「名だたる艦娘を押しのけ、第一位に輝いたのはぁ…!」

霧島「エントリーNo.19!金剛型二番艦、比叡姉様です!」

ザワ..ザワザワ...

天龍・木曾「「えっ…?」」
104 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 15:06:20.58 ID:dVxPg/mzo
比叡「やった!やりました!」

霧島「今夜は優勝者の作ったカレーが夕食に振舞われます!」

ザワザワ...ザワ..

木曾「ウソだろ、おい…」

天龍「クッソ不味いことで有名な比叡のカレーが、一位…?」

木曾「しかも夕食に出る、だと…?」

天龍・木曾「「悪夢だ…!」」ガクッ

矢矧「あ、はは…」

??「…」スッ

矢矧「…あれは…?」
105 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 15:13:47.16 ID:dVxPg/mzo
矢矧「あれってまさか…!」タタッ

??『!』

矢矧「やっぱり、ドーパントね!」アクセル!

矢矧「変っ、身!」

アクセル『待ちなさい!』

??『仮面ライダー…!』

アクセル『はぁっ!』バッ

??『くっ…』

アクセル『ふっ、たぁっ!』バキッ

??『うぅ…《そんな攻撃、私には当たらない》!』

アクセル『なんですって…!?』ブン!

??『ふっふっふっふ…』
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/22(日) 15:18:30.26 ID:SL+aCMCyo
続き来たー!
107 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 15:21:25.09 ID:dVxPg/mzo
アクセル『どうして…私の攻撃が当たらない!?』スカッ

??『あーもう、しつこいなぁ…』

アクセル『こうなったら!』エンジン!マキシマムドライブ!

アクセル『ダイナミックエース!』ズバァッ!

??『うわっ!?私の…《私のメモリが壊れた》!?』

アクセル『…大したことなかったようね』

矢矧「…これが奴のメモリね」スッ

矢矧「二人のところへ戻りましょう」
108 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 15:27:04.12 ID:dVxPg/mzo
〜軽巡寮・球磨型の部屋〜

矢矧「…というわけなの」

木曾「それが本当なら…」

天龍「比叡が優勝したのはドーパントの仕業…?」

矢矧「かも知れないわね」

木曾「…で、そのメモリは?」

矢矧「ああ、これ。これが現場で回収したメモリ」スッ

酢昆布の箱「」

天龍「え…矢矧…お前…?」

木曾「…大丈夫か?」
109 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 15:33:39.05 ID:dVxPg/mzo
矢矧「?」

天龍「これはどう見たって…酢昆布だろ…」

矢矧「えっ嘘、えっ?」

木曾「ほい」スッ

矢矧「え…どうなってるの?!」

天龍「こっちが聞きてえよ」

木曾「お前も寝ぼけてたんじゃないか?」

矢矧「そんなはずは…」

天龍「…とりあえず、今晩の飯どうするよ?」

木曾「どうにかしねーとな…」

矢矧「……」
110 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 15:39:33.22 ID:dVxPg/mzo
卯月「大変大変!大変だぴょん!」

天龍「どうした卯月?」

卯月「みんなが、鎮守府のみんなが…」

木曾「みんながどうした?」

卯月「様子がおかしいんだぴょん!」

天龍「様子がおかしい…って?」

卯月「とっとにかく!ついてくるぴょん!」グイグイ

木曾「おっとと、引っ張るなって!」

卯月「早く行くぴょん!」
111 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 15:43:56.32 ID:dVxPg/mzo
卯月「こっちこっち!」

天龍「あれは…」

木曾「大井姉に北上姉…と、阿武隈?」


北上「大井っち〜」

阿武隈「あわわわ…」

大井「北上さん!それは阿武隈です!」

北上「そうだっけ?でも抱き心地いいし」ギュー

阿武隈「ど、ど、どうなってるんですかぁ…?!」

大井「おかしな前髪のくせしてぇぇぇ…!」ギリッ

北上「大井っち、邪魔しないでよー…しっしっ」

大井「!?」
112 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 15:51:29.83 ID:dVxPg/mzo
木曾「…これは緊急事態だな」

天龍「ヤバいな、うん」

卯月「三人だけじゃないぴょん!」


那珂「アイドルとか…へっ」

川内「那珂がアイドルの情熱を失った…?」

曙「提督大好き!潮!私この思いを伝えてくるわ!」ダッ

潮「曙ちゃん、頭打ったのかな…」

金剛「Hey!提督!私のburning hurt…受け止めて…?」チュッ

榛名「は、榛名は提督じゃありませ…むぐ…///?!」
113 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 15:58:08.39 ID:dVxPg/mzo
天龍「…ただ事じゃないぞ、これは」

木曾「皆、まるで催眠にかかったみてーだ…」

矢矧「悪戯にしても、度が過ぎてるわ!」

??『ふふっ…』スッ

天龍「!ドーパントか!!」

木曾「お前がやったのか…!」

??『ぴんぽーん!そのとおり!』

矢矧「私が見たのと同じドーパントよ!やっぱりね…」

天龍「いくぞ!」ジョーカー!

木曾「りょーかい!」サイクロン!

天龍・木曾「「変身!」」サイクロン!ジョーカー!

矢矧「変…身っ!」アクセル!
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/22(日) 15:58:43.55 ID:Mx9HZa5SO
(個人的にはこのままでも良い気がする)
115 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 16:05:47.81 ID:dVxPg/mzo
??『たった二人でうー…私に敵うとでも?』

W(木曾)『どうかな!』

アクセル『はぁっ!』

??『よっ!』スッ

アクセル『すばしっこいわね…』

W(天龍)『矢矧!援護は任せろ!』トリガー!

サイクロン!トリガー!

??『!《赤いライダーはドーパント》…』

W(天龍)『はぁっ!!』バシュバシュッ!

アクセル『きゃっ!?敵はあっちでしょ!?』バチッ!

W(木曾)『バカ!どこ向かって撃ってんだ!?』

W(天龍)『俺にもわっかんねぇんだよ!』
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/22(日) 16:08:52.12 ID:h5rCdWsko
うーちゃん......
117 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 16:13:38.60 ID:dVxPg/mzo
??『混乱してるみたいだね?』

アクセル『もしや、貴方の能力なの!?』

??『そうだよ?』

比叡「ちょっと、ドタバタうるさいよー…って!」ガチャ

W(天龍)『なんでこのタイミングで入ってくるんだよ!』

比叡「へ?私?」

??『うーちゃ…私の力で、皆に魔法をかけたの!』

??『皆全然気づかないの!凄いよね!』

W(木曾)『…そうか、今分かった』

W(木曾)『奴は、皆に暗示をかけてるって訳か』
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/22(日) 16:15:45.96 ID:td8VEq8AO
ようやくLのメモリが何か思い出した
うーちゃんェ……
119 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 16:19:00.85 ID:dVxPg/mzo
??『わお!ぴんぽんぴんぽんぴんぽーん!』

??『大正解でっす!』

アクセル『私の攻撃が当たらなかったのも…?』

??『いぇす!おっかしーよね!自分から攻撃を当てないようにしててさ!』

??『面白かったよ?あははははは!!』

??『今朝のカレー大会の結果だってそう!』

比叡「え…?」

W(木曾)『いや本人いる前で言っちゃ…』

??『じゃなきゃ、あんな見るからに不味いカレーが一位取れるわけないぴょん!』

??『あっはははははははは!!!』

比叡(私のカレー…)

比叡(私のカレーが、不味い…?)
120 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 16:26:59.10 ID:dVxPg/mzo
比叡「……」プルプル

W(天龍)『比叡……』

W(木曾)『くっ……』

??『あれ?いたんだ?』

??『まあいいや、不味いってことが自分でも理解できてよかったかもね?』

W(天龍)『てんめぇ…!』グッ

W(木曾)『天龍、あれはアイツの本心じゃねぇ!』

W(木曾)『メモリの…ライアーの力に心を汚染されているだけだ!』

W(天龍)『だとしても…許せねぇ!』

ライアー・ドーパント『きゃはは!貴方たちに私は倒せない…ぴょん!』
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/22(日) 16:28:40.83 ID:raJSqWxiO
だんだん隠せなくなってきてるよwww
122 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 16:31:16.95 ID:dVxPg/mzo
W(天龍)『うおおお!』バッ

比叡「」スッ

W『えっ…?』

比叡「」ツカツカ

ライアー『んん?何ぴょん?』

比叡「」ボソボソ...

ライアー『何言ってるか聞こえないぴょん、ちゃんと喋って?』

比叡「気合い!入れて!殴りますッ!」バキィッ!

ライアー『ぶちょ!?』

比叡「誰のカレーが不味いって!?ええ!?」ドゴォ!ベキッ!

ライアー『ぶへっ!?きゃん!痛い!痛いぴょん?!』

W『うっわー…』
123 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 16:35:20.14 ID:dVxPg/mzo
ライアー『こっ、この!』ベシ!

比叡「うわぁ!」ドサッ

ライアー『やられた…こうなったら!』ガシッ

木曾「」

W(木曾)『あっ!俺の体!』

ライアー『おさらばだぴょん!』ダダッ

W(木曾)『まっ、待て!俺の体返せよ!』

W(天龍)『って、木曾!?』

アクセル『二人とも待って!』

比叡「」キゼツ

アクセル『これ、どうしよ…』

アクセル『…まあ、いいか』ダッ
124 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 16:40:53.05 ID:dVxPg/mzo
〜鎮守府外〜

ライアー『はぁ、はぁ…』フラフラ

??「大丈夫ですか?卯月」

ライアー『なんとか…ぴょん』

??「ご苦労でしたね」

W(木曾)『俺の体返せええええええ!!!』ドドドド

ライアー『ぴょ、ぴょん!?』

??「逃げなさい、ここは私に任せて」

ライアー『がってん承知、ぴょん!』スタコラサッサ

??「仮面ライダーの実力、見せてもらいますよ」ナスカ!

ナスカ・ドーパント『ふふふ…!』
125 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 16:46:34.61 ID:dVxPg/mzo
W(木曾)『なにもんだ、テメェは…?』

ナスカ『名乗る必要はありません』

W(天龍)『今はお前に構う用事はないんだよ!』

ナスカ『…私にはありますけど?』バァッ!

W(天龍)『ぐっ…!』メタル!

サイクロン!メタル!

W(天龍)『ほっ!たあっっ!!』ガキィン!

ナスカ『ふふっ…その程度ですか?』

W(木曾)『舐めんなよ!』ルナ!

ルナ!メタル!

W『うおりゃ!たっ、とうっ!』バシッ!バキィ!

ナスカ『ふっ、てやぁ!』
126 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 16:49:59.74 ID:dVxPg/mzo
W(天龍)『速い…!只者じゃないぜ!』

ナスカ『光栄です!』ガキィン!

W『ぐあああああああ!!!』バチバチッ!


◇◇◇


アクセル『二人とも、どこに…?』トボトボ

ライアー『ここまでくれば…』ヨタヨタ

アクセル『あ!』

ライアー『げっ』

アクセル『待ちなさい!』

ライアー『嫌に決まってるぴょん!』ダダッ
127 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 17:02:05.23 ID:dVxPg/mzo
アクセル『私の本気、見せてあげるわ!』エンジン!マキシマムドライブ!

ライアー『ば、バイクに変形した!?』

アクセル『とうっ!』バルンバルン!

ライアー『いったい!?ちょ、ひき逃げは犯罪だって!?』

アクセル『よいしょ、木曾は返してもらったわ』ダキカカエ

木曾「」グデーン

ライアー『あっ…無い…あああーっ!?』

アクセル『さあ、喰らいなさい!絶望があなたの!』アクセル!マキシマムドライブ!

ライアー『う、嘘、嘘ぴょん…こんなの…』

ライアー『うーちゃんらしく…ないっ…!』

アクセル『ゴールよ!』ゲシィッ!

ライアー『きゃあああああああああ!!!』チュドーン!!

アクセル『…今度こそ、決まったわ』
128 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 17:06:54.20 ID:dVxPg/mzo
◇◇◇


W『やっ!たっ!はぁっ!』キィン!キィン!

ナスカ『ほっ、はっ!!』ズバッ!

W『ぐっ…』ガクッ

ナスカ『…どうやらここまでのようね』スッ

W(天龍)『てめぇ、くそっ!』ガン!

ナスカ『また逢いましょう、W』バサァ

W『……』

W(天龍)『勝ち逃げかよ…!』

W(木曾)『奴は一体…誰なんだ…?』
129 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 17:22:16.02 ID:dVxPg/mzo
〜〜〜

今回の事件も、無事解決した。

木曾の体も元に戻り、卯月も心を入れ替えたそうだ。

聞く話によると卯月は、ほぼ毎週、比叡のカレーの味見をさせられるようになったとか。

…これで反省しないやつがいるなら、教えて欲しいくらいだ。

そしてあの青いドーパント。奴は一体、なんだったのだろうか。

サリ際に残した意味深なセリフ…。次会った時は、確実に決着をつけてやる。


木曾「お前タイプライターの使い方上手くなってるな」

天龍「そうかぁ?」

木曾「あ、それローマ字か」

天龍「うっせぇ…」
130 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 17:27:36.50 ID:dVxPg/mzo
木曾「この前は一苦労だったな」

天龍「まさかあんな意味不明な能力のドーパントがいるなんてよ…」

木曾「しっかし、使ってたのが卯月で良かったよ」

天龍「?」

木曾「もっと頭のいいやつに渡ってたら…」

天龍「大惨事、だな…」

矢矧「二人とも、そろそろ夕飯を頂きましょ?」

天龍「おお、そうだな!」

木曾「今日は何なんだ?」

矢矧「比叡さんのカレーですって」

天龍・木曾「「……」」

天龍・木曾「「嫌だあああああああああ!!!!」」
131 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 17:38:58.85 ID:dVxPg/mzo
次回、仮面ライダーW!

天龍「ゴキブリ人間?」

満潮「…らしいわよ」プイ


木曾「今度はエビ人間だと!?」

ドーパント『アノマロカリスよ!』ムキー!


ナスカ『実験は順調に進んでいるわ』


清霜「メモリ…これで私も、戦艦に…!」ギュッ

W『なれるわけねーだろ!』

これで決まりだ!
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/22(日) 17:40:27.12 ID:OQ5MFc0Ao
おつおつ!
133 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/22(日) 17:42:11.38 ID:dVxPg/mzo
後付けでタイトル

>>34まで…【新たなるW/鎮守府の二人】

>>59まで…【Sの羨望/フィルムには写らない】

>>94まで…【溢れ出るI/新たなるライダー】

134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/22(日) 17:57:22.54 ID:QrexzP4Oo
乙です
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/22(日) 18:08:44.09 ID:td8VEq8AO
乙乙
タイトルにワクワクする
136 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/27(金) 19:14:47.56 ID:UAm9Zn2Ko
【Bになりたい/ハードワーカー・サブマリン】

◇ ◇ ◇

「……はぁ」

「ここに来たってことは、メモリが欲しいのね?」

「?!」

「…怖がらなくてもいいわ、ふふっ」

「貴女は…?」

「…強く、なりたいんでしょ?」

「でも、やっぱり…」

「…ガイアメモリは艦娘を進化させる力…、貴女にはその資格がある」

「!、なれるの、私も…戦艦クラスに、なれる?」

「……ええ、勿論よ」
137 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/27(金) 19:32:32.40 ID:UAm9Zn2Ko

〜食堂〜

天龍「ゴキブリ人間?」

満潮「…らしいわよ」プイ

荒潮「なんでも、夜の鎮守府を徘徊しているんだとか…」モグモグ

朝潮「もう、二人とも!食事中の会話は慎みなさい!」

満潮「いいじゃない、別に…」ムス

木曾「あぁすまん、俺たちが聞いたのが悪かったか」

朝潮「いっ、いえそんなことは…」

木曾「…情報提供、ありがとな」

荒潮「いえいえ、軽巡の先輩方のお願いでしたら」
138 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/27(金) 19:35:54.36 ID:UAm9Zn2Ko
◇ ◇ ◇

〜??寮・談話室〜

??「毎日、毎日、あんなところに出撃させられて…」

???「いよいよ堪忍袋の緒が切れたのね!」

???「ゴ[ピー]たちはともかく、新人二人まで酷使して!」

???「もう我慢の限界でち!」

???「こうなったら提督に実力行使なのね!」

??「…でも、メモリは……」

???「い、いっこしか買えなかったでちね」

???「は、[ピー]っちゃんは悪くないのね」

????「高かったもの、仕方ないわ」

???「それで、誰が使うでち…?」

????「……私がやるわ」

???「イ[ピー]ヤ…任せるのね!」
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/27(金) 19:40:22.72 ID:P/r2nxKPO
涙ぐましくて可哀想になってくる
140 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/27(金) 19:56:53.30 ID:UAm9Zn2Ko
◇ ◇ ◇

天龍「これで何件目だ…?」

木曾「6?…いや7件目か」

矢矧「二人とも大変そうね」クスッ

天龍「矢矧か」

木曾「…そうだな」

天龍「探偵って大変だな…」グデーン

木曾「どうなってるんだよ、この鎮守府は…」

矢矧「……一体、だれがガイアメモリを流通させたのかしら?」

天龍「さあな…?」
141 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/27(金) 20:04:39.67 ID:UAm9Zn2Ko
木曾「……」

矢矧「……」

木曾「…夕張は?」

天龍「…なんだと?」

矢矧「…確かに、可能性はあるわね」

木曾「少なくとも、俺たちが知るうちでメモリの製法を知っているのはあいつだけだ」

天龍「でも前聞いたときは知らねぇって」

矢矧「本当の事を言ったとは限らないわ」

木曾「いつもの『実験』かもしれないしな」

天龍「…聞いてみる価値はある、か」
142 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/27(金) 20:11:26.95 ID:UAm9Zn2Ko
〜軽巡寮・夕張の部屋〜

天龍「夕張?いるか?」

夕張「…」カチャカチャ

木曾「何やってんだよ…って!?」

矢矧「そのメモリ、まさか?!」

夕張「もう、何よ?」

天龍「やっぱてめぇがドーパントのメモリを作ってたのか!」

夕張「!?ちっ、違うってば!」

天龍「じゃあこれはどう説明すんだよ!」

夕張「このメモリは貴女達のために用意してるのよ!」

天龍「えっ?」

木曾「そ、そうだったのか」
143 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/27(金) 20:16:26.35 ID:UAm9Zn2Ko
夕張「ふん…わかったらもう邪魔しないでくれる?」

矢矧「待って」

夕張「何よ」

矢矧「…本当に、貴女じゃないのね?」

夕張「…ええ」

天龍「…悪かった」ペコリ

夕張「いいわよ、別に」

◇ ◇ ◇
144 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/27(金) 20:20:23.66 ID:UAm9Zn2Ko
ガチャ

伊8「提督、お話したいことが」

提督「どうした?みんな、何かあったのか?」

伊19「話したいのはオリョクルの件についてなのね」

伊58「もうみんないっぱい、いっぱいでち」

伊168「いい加減、オリョクルは中止して欲しいわ」

提督「……」

伊8「提督?」

提督「…何かと思えば、お前たちはそんな話をしにきたのか?」

伊58「どういう事でち…?」
145 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/27(金) 20:26:21.63 ID:UAm9Zn2Ko
提督「うちは資源が少ない」

提督「オリョクルなしに立ち行かせることは不可能だ」キッパリ

伊19「そ、そんなわけないのね!」

伊58「まるゆやろーちゃんまで出撃させて、本当はゴーヤたちを虐めてるだけなんでち!」

提督「お前たちの憤慨はごもっともだが…俺は止める気はない」

伊8「なんだって…!?」

伊58「やっぱり提督は頷いてくれないでちね」

伊19「イムヤ!アレを使うのね!」

伊168「わかったわ」スッ

提督「お前たちもわかったら早く持ち場に…ん?」

伊168「今日という今日は、許さないんだから!」アノマロカリス!

提督「ひ…っ…それは!?」

アノマロカリス・ドーパント『伊号潜水艦の力、思い知らせてあげる!』キシャー!
146 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/27(金) 20:31:07.44 ID:UAm9Zn2Ko
〜〜〜

天龍「…収穫はなしかぁ」トボトボ

木曾「そうだな」

天龍「…そういえば、矢矧は?」

木曾「阿賀野達と用がある〜、とか言ってたぞ?」

天龍「そうかぁ…」

木曾「……」

天龍「俺ら、どうする?」

木曾「…たまには休憩しようぜ、俺らもさ」

天龍「だな」

潮「天龍さん!木曾さぁん!」アワアワ

木曾「…どうした?」

潮「あ、あのっ、てっ、提督が…提督がぁ!」

天龍「何だって…!?」

木曾「急ごう!」
147 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/27(金) 20:56:32.31 ID:UAm9Zn2Ko

◇ ◇ ◇

能代「阿賀野姉食べ過ぎ〜」

阿賀野「だ、だって美味しいんだもの」

伊良湖「はい、どうぞ」

酒匂「ぴゃあっ!おいしそうだね!」

矢矧「ふふっ、そうね」

伊良湖「私が作ったんですよ?」

阿賀野「ええっ?」

能代「へぇ…伊良湖さんも作れるんですね?」

伊良湖「(ピキッ)えぇ、…そうなんです〜」
148 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/27(金) 21:04:33.61 ID:UAm9Zn2Ko
酒匂「mgmg…うん!甘くてとっても美味しいよ!」

伊良湖「はい!たくさん食べてくださいね」

阿賀野「もちろんよ!」

能代「阿賀野姉〜?」

阿賀野「ぁ、やっ、やっぱり今日はこの辺で!」

矢矧「ふふっ…」

矢矧「ん…?」チラ

ナスカ『…』スッ

矢矧「あれは…!」ガタッ

能代「や、矢矧!?」

阿賀野「ちょっと!急にどこ行くのよー!?」

矢矧「っと…みんなは先に戻ってて!」

阿賀野「でっ、でも…」

能代「!…わかったー!行っといで!」

酒匂「…どうしちゃったのかな?矢矧ちゃん?」

阿賀野「さぁ…?」
149 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/27(金) 21:13:10.65 ID:UAm9Zn2Ko
◇ ◇ ◇

矢矧(確か、こっちね……)タタッ

矢矧(!あれは…)コソーッ

清霜「あ、あの…」

ナスカ『…約束通り、用意できたかしら?』

清霜「はっ、はい!」

ナスカ『…よく出来ました、うふふ』

清霜「あ、ありがと…ございます」

ナスカ『…でも、その前に』

清霜「?」

ナスカ『…出ていらっしゃい』

矢矧「…気づいてたのね」スッ
150 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/27(金) 21:17:32.63 ID:UAm9Zn2Ko
清霜「矢矧、さん!」

ナスカ『私の邪魔は…やめていただけますか?』

矢矧「悪いけど、お断りよ!」アクセル!

矢矧「変…身っ!」

アクセル『さぁ、振り切るわ!』バッ

ナスカ『ふっ、いいでしょう…』ザッ

清霜「ひっ…逃げなきゃ!?」ダダッ

アクセル『はぁあっ!!』

ナスカ『ほっ!』

ガキィ...ン!

アクセル『ぐ…っ…』

ナスカ『…この程度かしら?』
151 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/27(金) 21:21:28.98 ID:UAm9Zn2Ko
アクセル『っ…たぁっ!』キィン!

ナスカ『ふふっ、…もっと楽しませて頂戴!』

ガキィン! ッキィン!

アクセル『っやぁっ!』エンジン!エレクトリック!

ナスカ『くっ…!?、やるじゃない…!』バチィッ!

アクセル『これで終わらせる!』アクセル!マキシマムドライブ!

アクセル『はぁぁぁっ!アクセル!グランツァー!!』ドガァッ!!

ナスカ『ぐっ!?』
152 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/27(金) 21:27:33.94 ID:UAm9Zn2Ko
アクセル『はぁっ、はぁっ……』

ナスカ『…なるほど、この力でメモリを破壊してきたのですね……』

アクセル『!?…、強い…』

ナスカ『今日はここまでに致しましょう』

アクセル『待ちなさい!』

ナスカ『私にもすべきことがあります』バサッ

アクセル『…くっ…』シュイン

矢矧「…二人に伝えなきゃ…!」ピッ


◇ ◇ ◇
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/27(金) 23:43:12.03 ID:CYbIWCKWo
乙ー
154 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/28(土) 10:32:53.90 ID:sugJ/RxWo
〜鎮守府中庭〜

アノマロカリス『ふっ!』ガスッ

提督「うぁっ…!?」

伊19「イムヤ!やっちゃうのね!」

アノマロカリス『ふふふ…提督はどんな味かしら?』

提督「お、俺が、…俺が悪かった…!」

伊58「無様!無様でち!」

アノマロカリス『いい大人が情けないと思わないの?』ゲシッ!バキッ!

提督「ぅぅ…!っ、!ぐぁ…!」ズキズキ

伊58「イムヤ!とどめをさすでち!」

アノマロカリス『勿論…!』バッ!

提督「うわああああああああ(0M0;)!!!!」
155 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/28(土) 11:19:08.00 ID:sugJ/RxWo

「「待て!」」

伊58「だ、誰でちか!?」

W(天龍)『寄って集って何をしてるかと思えば…』

W(木曾)『情けないのはどっちかねぇ?』

伊8「だっ、だから誰?!」

W(天龍)『敢えて言うなら…正義の味方、か?』クイッ

伊58「そんな…誰にも見つからないようにしたはずでち!」

W(木曾)『親切な娘が教えてくれたんでね』

〜〜〜

潮「ふぇえ…へっくしゅ!」

朧「潮、風邪?」

潮「???」

〜〜〜
156 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/28(土) 11:22:56.57 ID:sugJ/RxWo
アノマロカリス『くっ…見たからには、生きては返さないんだから!』

W(木曾)『お、今度はエビ人間かぁ』

アノマロカリス『アノマロカリスよぉ!』プンスカ

伊19「いっ、イムヤ!あいつもやっちゃうのね!」

アノマロカリス『うう〜…了解っ!』バッ

W『さぁ…お前らの罪を数えろ!』

アノマロカリス『たぁぁっ!!』バババ

W(天龍)『うお!?危な?!』

W(木曾)『牙の弾丸ってとこか、ちったあやるじゃねえか!』サイクロン!トリガー!
157 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/28(土) 11:25:34.26 ID:sugJ/RxWo
W『ほっ!』バァン!

伊19「色が変わった!?」

W(天龍)『とおらぁ!』バシュゥバシュン!!

アノマロカリス『痛!痛いって!…そんなの卑怯でしょ!』

W(天龍)『お断り…だぁ!』ベシン!バチィ!

アノマロカリス『うぐっ!?』ドサッ

伊58「イムヤ!ここは一時撤退でち!」

アノマロカリス『わ、わかったわ…!』バッ!
158 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/28(土) 11:27:12.08 ID:sugJ/RxWo
W(天龍)『まっ待てコノヤロー!』

W(木曾)『…ん?天龍、電話だ』

W(天龍)『ったく、なんだよこんな時に』ピッ

W(天龍)『…もしもし、矢矧か?』

W(天龍)『………なんだと!?』

W(木曾)『早く行くぞ!天龍!』

W(天龍)『っ、わかってる!』ダッ


提督「放置…しないでくれぇ…うっ」ガクッ
159 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/28(土) 11:31:29.10 ID:sugJ/RxWo
◇ ◇ ◇

〜鎮守府・屋上〜

ナスカ『…ここなら誰の邪魔も入らないわね』

清霜「……」

ナスカ『さぁ、貴女が欲しいのはどれかしら…?』

清霜「私は……このメモリで!」バード!

「なれるわけねーだろ?」バシュ!

清霜「ぅあ?!」パシッ

ナスカ『風の弾丸、ですって!?』
160 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/28(土) 11:33:28.01 ID:sugJ/RxWo
清霜「ぅあ?!」パシッ

ナスカ『風の弾丸、ですって!?』

清霜「ぁ…メモリが!?」

アノマロカリス『うぐっ…!、はぁっ…はぁ…やられた…』ザッ

清霜「?!」

ナスカ『イムヤ…!?』

W(天龍)『エビ野郎がお前の居場所を教えてくれたぜ?』チャキッ

ナスカ『くっ…仮面ライダー…!!!』
161 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/28(土) 11:34:48.92 ID:sugJ/RxWo
アノマロカリス『面目ないわ…』

W(天龍)『へへっ、惜しかったな』

W(木曾)『俺たちの仲間は二人だけじゃないんでね、間に合ってよかったぜ』

ナスカ『赤いライダーね…やはり潰しておくべきだったわ』

W(天龍)『…これ以上メモリをばら撒かせてたまっかよ!』サイクロン!メタル!

ナスカ『…いいわ、相手をしてあげましょう!』バッ!
162 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/28(土) 11:41:05.31 ID:sugJ/RxWo
清霜「わ…に、逃げなきゃ…」タタタ

ナスカ『イムヤ!清霜を捕まえて!』

アノマロカリス『わかったわ!』ガシィ

清霜「ひぃ!?」

アノマロカリス『悪いけど、おとなしくして!』

清霜「やだっ!?」ジタバタ

W(天龍)『清霜!…くっ!』ギギッ...

ナスカ『せっかくの資格者を、失うわけにはいかないの!』キィン!

W(天龍)『あーっ!矢矧!まだかよ!?』ルナ!メタル!

W『てりゃあ!』バキッ
163 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/28(土) 11:47:04.88 ID:sugJ/RxWo
ナスカ『っ!?』

矢矧「はぁ、はぁ…二人とも、待たせたわね!」ガチャ

W(木曾)『ったく、遅いぜ』

矢矧「…ごめんなさいね」アクセル!

矢矧「変…身っ!」

アクセル『ふっ…絶望が貴方の…ゴールよ!』

W(木曾)『これで形勢逆転か?』

ナスカ『おのれ…たぁぁっ!!』バッ
164 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/28(土) 11:53:35.28 ID:sugJ/RxWo
W『ふっ!』ヒート!メタル!

アクセル『はぁっ!』エンジン!ジェット!

ナスカ『うっ、ぐぁ…!?』バキィ

W(天龍)『同時に決めるぜ!』メタル!マキシマムドライブ!

アクセル『ええ!』エンジン!マキシマムドライブ!

W・アクセル『ライダーツインマキシマム!!』

ナスカ『な…くっ、落ちる…!?…うああああああ!!!』ヒュウウ...ドサッ

ナスカ『ぅくっ…!?ゴミ箱の中ぁ…!?』ガサッ

W(天龍)『また会おうぜ?』

ナスカ『ぅぅっ…!仮面ライダーぁぁぁ!』
165 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/28(土) 11:55:40.46 ID:sugJ/RxWo
アクセル『…さて、残るは貴方だけよ』

アノマロカリス『やれるものならやってみなさい…!』ガシッ

清霜「離して…!離してよっ!」

W(天龍)『人質の扱いがなってないんじゃねーかぁ?』ルナ!トリガァー!

W『ほっ!』バシュバシュン!

アノマロカリス『弾の軌道が曲がって…!?きゃぁっ!!』バッ

清霜「あっ!」タタッ

アクセル『…大丈夫ね?』スッ

清霜「は、はいっ!」

アクセル『ふふっ、よかったわ』
166 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/28(土) 12:09:31.42 ID:sugJ/RxWo
W(木曾)『さあ、マキシマムドライブだ』チャキッ

W(天龍)『たっぷり味わえよ!』トリガー!マキシマムドライブ!

アノマロカリス『くぅ…!、っそ、そんな…』オロオロ

W『トリガーフルバースト!!!』バシュンバシュンバシュゥン!!!

アノマロカリス『っきゃあああああああ!!!!』

チュドーン!!!

アノマロカリスメモリ「」ピシッ

伊168「ぅっ…うう」ガクッ
167 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/28(土) 12:12:10.30 ID:sugJ/RxWo

〜〜〜


天龍「っあ〜…」ダラーン

矢矧「いつものアレ、書かないの?」

天龍「…今日はいいや」

木曾「だらしがないやつだな…」ペチッ

天龍「痛って!んなにすんだよ!」

木曾「お前のアホ面も叩いたら直るかと思って」

天龍「そりゃねえだろ!?ほ、ほら、矢矧からも何か言ってくれよ」
168 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/28(土) 12:15:21.79 ID:sugJ/RxWo
木曾「矢矧だって俺と同じ考えだと思うけどな〜?」

矢矧「ふふっ、そうね」

天龍「はっ…んなバカな…?」ガックシ

矢矧「あははっ」

木曾「バカはお前だよ」

天龍「言われなくてもわかってるっつーの!!」
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/28(土) 12:22:08.90 ID:IkRmhxwp0
ナスカがブリセット・カーラで再生余裕ですわーw
170 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/28(土) 12:23:01.48 ID:sugJ/RxWo
木曾「…そういえば」

天龍「あん?」

木曾「潜水艦の連中、どうなったんだ?」

矢矧「ああ、出撃の回数、減らしてもらえたらしいわ」

天龍「さすがにあそこまでされたら提督も考え直すわな」

木曾「…でも、青いドーパントの正体は結局わからなかったか」

矢矧「清霜と潜水艦の娘たちの話を聞くには、奴はメモリを売る時には必ずドーパントの姿で接触しているらしいわ」

天龍「次は必ず尻尾を掴んでやる…!」グッ

木曾「天龍…」
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/28(土) 12:24:29.41 ID:5gHSpsQAO
>>169
盛大に間違えとるな
172 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/02/28(土) 12:28:24.75 ID:sugJ/RxWo
次回、仮面ライダーW!

天龍「木曾が居ねえんだけど…」ガチャ

多摩「出撃したみたいにゃ」ゴロゴロ

天龍「矢矧も居ねえんだけど…」ガチャ

酒匂「矢矧ちゃんも出撃だって〜」


電「は、はわわわわ…!」

雷「電!逃げて!」

ドーパント『いいですねぇその表情…今度の新刊の参考にさせて下さい!』


天龍「こうなったら、俺ひとりでもやってやる!」ジョーカー!

仮面ライダージョーカー『さぁ、お前の罪を数えろ!』

これで決まりだ!
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/28(土) 12:50:04.82 ID:IkRmhxwp0
>>171
調べて来た。
うん。うろ覚えはあかんね。償いとして夕張に爆載してくる
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/28(土) 13:05:57.39 ID:G+KutpH4o

青葉ェ......
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/28(土) 16:22:44.34 ID:2Yy8kMDAo
乙です
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/26(木) 03:58:15.80 ID:gyJkK5UxO
沈ませない
177 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 13:51:40.26 ID:GwWJGujIo


【Tの追跡/探偵とは孤独なもの】


178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/29(日) 13:52:42.58 ID:EInNJt8AO
待ってた
179 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 13:52:45.24 ID:GwWJGujIo

〜軽巡寮・球磨型の部屋〜

ガチャ

天龍「おーい、木曾」

球磨「クマ?」

天龍「あれ?木曾は?」

球磨「知らないクマ」

多摩「出撃したみたいにゃ」

天龍「……そうか」
180 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 13:54:14.27 ID:GwWJGujIo

〜軽巡寮・阿賀野型の部屋〜

ガチャ

天龍「…矢矧は?」

酒匂「いないよー、皆出撃しちゃったみたい」

天龍「…そうか」

酒匂「もうっ、皆して私をおいてけぼりにして…酷いよね!」

天龍「…あぁ、そう…だな」
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/29(日) 13:54:35.18 ID:tps1doLlo
超待ってたよ
182 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 13:55:12.94 ID:GwWJGujIo
◇ ◇ ◇

龍田「…へぇ、二人ともいないのね〜」

天龍「ったく、俺はあっても遠征ばっかりだってのによ…」

龍田「なあに?寂しいの〜?」

天龍「ばっ!?そんなんとちげぇし…!」

龍田「そうなの?うふふっ…」

<きゃああああああっ!!!

龍田「!天龍ちゃん!」

天龍「あっちから聞こえたな…行くぞ!」
183 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 13:57:19.51 ID:GwWJGujIo
ドーパント『ふっふっふっふっふっふ……』

電「は、はわわわわ…!」

雷「電!逃げて!」

ドーパント『いいですねぇその表情…今度の新刊の参考にさせて下さい!』バッ!

天龍「待ちやがれゴキブリ野郎!」

雷電「「天龍(さん)!!」」

天龍「雷!電!大丈夫か?」

ドーパント『くっ、邪魔が入りましたか…ですが!』

ドーパント『アナタも一緒に消えてもらいましょう!』ザッ!

天龍「無茶苦茶な奴だな…いいぜ!いくぞ木曾!」
184 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 13:59:15.60 ID:GwWJGujIo
天龍「あ……って、今日はいないんだったな…」

ドーパント『何をごちゃごちゃ言っているんですかぁ!?』ドンッ

天龍「っぐぁ!?」

ドーパント『口ほどにもないですね…』

天龍「うっせえ!こっからに決まってんだろ!」ジャキン!

天龍(この剣をまともに使うのも久しぶりだな…燃えるぜ!)

天龍「とぅらっ!」ブンッ

ドーパント『ほっ!』
185 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 14:00:27.04 ID:GwWJGujIo
天龍「ったぁっ!」ブンッ

ドーパント『遅い!』バキッ

天龍「っぐぁ!?」

電「天龍さん!」

天龍「くっそぉ…!コイツ、速ぇ…」

ドーパント『ふっふっふ…アナタの太刀筋、止まって見えますよ?』

天龍「避けてんじゃねぇぞ…クソ!」ブン

ドーパント『だから言ってるじゃないですか』ガシ

天龍「ってめぇ!離せ!くっ」
186 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 14:02:29.49 ID:GwWJGujIo
ドーパント『いいですよ…その表情…!』

天龍「趣味が悪いんだよ…ったぁ!」マエゲリ

ドーパント『う…っ、やりますね…』

ドーパント『ですが!』シャカシャカ

雷「きゃぁ!?」ガシ

電「ふわっ?!」ガシ

ドーパント『こうすれば手出しできない。そうですよね?』
187 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 14:05:27.60 ID:GwWJGujIo
天龍「てめぇ…二人を離せ!」

ドーパント『お断りです』

天龍「クソ……人質たぁ卑怯な真似しやがって……」

ドーパント『何とでも言えばいいですよ…私だって仲間を手にかけたくはない』

天龍「…仲間……?」

ドーパント『…今のは失言でしたかね…それでは』シュバッ

雷電「「うわぁぁああん!!」」

天龍「!まっ待て!二人を何処に連れて行く気だ!?!」
188 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 14:07:41.07 ID:GwWJGujIo

◇ ◇ ◇


提督「……なるほど、事情は把握した」

暁「天龍!あなたがついていながらこんな事態になるなんて…」

暁「二人にもしものことがあったら…ぐすっ、ひぐっ……」

響「…暁…よしよし」ナデナデ

天龍「……すまねぇ」

提督「…今、みんなが捜索に当たっている。」

提督「そう心配しなくとも、じきに見つかるだろう」

天龍「…だと、いいけどな」

提督「……天龍…」
189 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 14:15:07.94 ID:GwWJGujIo
ガチャ

霧島「司令、一通りの捜索、終了しました」

提督「お前たち、どうだった?」

秋雲「…ううん、全然見つからないです」

隼鷹「こっちもだよー…手がかりなーし」

霧島「…提督、監視カメラの映像などは残っていないのですか?」

提督「うむ…大淀に頼んで確認してもらおうか」

秋雲「………」
190 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 14:19:58.86 ID:GwWJGujIo

〜鎮守府・管内監視室〜

大淀(提督の指示通り、監視カメラの映像を確認しましょう…)

大淀「……」カタカタ

大淀「……」カタカタ

大淀「……」

大淀「!…これは……」

ドーパント『何をしているの?』

大淀「?!」
191 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 14:24:00.54 ID:GwWJGujIo
大淀「はっ…な、何…で……!?」

ドーパント『もう…いけないですね…』

ドーパント『こういうのは……!』ググッ

大淀「んん…!むぐ……!?」

ドーパント『ふふふふ……』ググググ...

大淀「く…っ、かふっ……ぁ…」

ドーパント『…知りすぎるのは、罪ですよ?』

大淀「ぅ………!」ガクッ

ドーパント『んふふふ……』
192 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 14:30:20.21 ID:GwWJGujIo

ガチャ


提督「大淀、映像のチェックは終わったか?」

提督「……随分荒れてるな…ん?」

大淀「」

提督「ぁ、お、大淀っ?!」

提督「おい、しっかりしろ!大淀!?」

提督「…し、し、死んでる……!!」


◇ ◇ ◇
193 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 14:38:39.33 ID:GwWJGujIo

〜鎮守府・医務室〜


ガラッ

天龍「おい!大淀が襲われたって本当か!?」

大淀「……」

明石「発見が早かったので、なんとか無事ですが…」

明石「まだ意識はもどっていませんし、呼吸器をつけていないと危険な状態です」

提督「何故、こちらの動きがバレたんだ…?」

天龍「…実は、さっきドーパントと遭遇したとき…」

天龍「アイツ、『仲間を手にかけたくない』って言ってたんだ」

天龍「…やっぱりヤツも、この鎮守府内の艦娘の誰かかもしれない」
194 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 14:49:20.75 ID:GwWJGujIo
提督「っ、だとしたら、どうしてこんな危険な真似を…!?」

天龍「それは…わからないけど……」

明石「…そういえば、気になることがあるんですけど」

天龍「何だ?」

明石「大淀は…首を絞められて気絶させられていたみたいなんです」

明石「それで、首のところが赤くなってるんですけど…」

明石「それと一緒に、首についていたものがあって…」

提督「…??」

天龍「…何だと?」
195 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 14:58:13.63 ID:GwWJGujIo
〜鎮守府・管内監視室〜


天龍「………」

天龍「…だいぶ荒らされてるな」

天龍「……」カタカタ

天龍(予想通り、映像は消されてたか…)

天龍「……ん?」

天龍「…これは…明石の言ってた…」

天龍「…もしかして……!」
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2015/03/29(日) 15:04:21.17 ID:X9uzoai80
大淀……盛大なフラグ立てるから……
まあ生きてるんやろけど
197 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 15:17:01.22 ID:GwWJGujIo
一旦CM
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/29(日) 15:49:17.82 ID:RqvJ+68fo
一旦乙です
199 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 17:25:18.93 ID:GwWJGujIo
〜鎮守府・???〜


電「うっ、うっ…うぇぇぇぇん……」

雷「泣かないで電!大丈夫よ!」

ドーパント『…いい泣き顔』

ドーパント『さっそくスケッチさせてもらおっと』

??「……どういうつもりですか?」

??『………』

??「こんな騒動を起こさせて、私たちに何の利益も…」

??『…私には関係ないわ』

??『私はただあの人さえいればいいの』
200 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 17:28:45.12 ID:GwWJGujIo
??「だったらどうして……!」

??『…あの人を楽しませるためよ』

??「っ…ガイアメモリの力を、そんなことのために……?」

??『………』

ドーパント『お二人さん、荒れてますね〜?』

??「…誰のせいだと思ってるのかしら?」

??『……』

ドーパント『おや、これは手厳しい…でも』

ドーパント『…こうすれば、確実に来ますよ?』

ドーパント『仮面ライダーが…』

??「……好きにしなさい」

ドーパント『ふふん』
201 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 17:30:54.35 ID:GwWJGujIo
〜鎮守府・食堂〜

ナニアレー クスクス
テンリューマタヘンナコトヤッテルー


天龍「犯人はお前だな!?」

天龍「青葉ァ!!!」ドン!

青葉「あっ、壁ドンっ……///」

青葉「ってうぇえっ!?ちちち違いますよぉ!?」

天龍「いいや、お前だ!鞄の中見させてもらうぞ!」ゴソゴソ

青葉「や、ちょっとそんな駄目ですって!!」

天龍「うるせぇ!」ガサガサガサー

青葉「嫌ああああああああああああ!?!?!」
202 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 17:35:46.46 ID:GwWJGujIo

◇ ◇ ◇

天龍「っち、誤認逮捕だったか…」

青葉「うぅ…青葉のシークレットゾーンがぁ……」シクシク

天龍「わ、悪かったって……」

青葉「…もう情報あげませんよ?」

天龍「っ、それは困る!」

青葉「ふん!」

天龍「青葉ぁ……」
203 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 17:39:46.20 ID:GwWJGujIo
青葉「…でもなんで青葉だと思ったんですか?」

天龍「それは……」

〜〜〜

ドーパント『いいですねぇその表情…今度の新刊の参考にさせて下さい!』

〜〜〜

天龍「って言ってたから」

青葉「確かに青葉、言いそうですね」

天龍「だろ?」
204 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 17:44:55.21 ID:GwWJGujIo
青葉「天龍さんは、青葉がメモリを使ってマッチポンプを働こうとしていた、って言いたいんですよね?」

天龍「…おう」

青葉「でも、それだったら青葉じゃないです」

天龍「なんでだよ」

青葉「だって、青葉だったら写真をとります」

天龍「…それだったら、監視カメラの映像から引っ張れば」

青葉「あー…それを言われると、反論できないですけど…」エヘヘ
205 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 17:49:56.33 ID:GwWJGujIo
天龍「…やっぱりお前なんじゃないのか?」ジトー

青葉「あ、アリバイがあります!」

天龍「ほーん」

青葉「その時間青葉は確か……」

天龍「確か?」

青葉「確かー……」

天龍「………」

青葉「…一人でしたね」

天龍「やっぱお前なんじゃ」

青葉「っだったら!確かめに行きましょう!!」
206 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 17:55:28.50 ID:GwWJGujIo

〜鎮守府・廊下〜

天龍「…俺がドーパントと遭遇したのは、ここだ」

青葉「ふむふむ、なるほど…」

青葉「それでは、雷さんと電さん、天龍さん、ドーパントの位置関係をもう一度おさらいしてみましょう」

天龍「覚えてるぞ。俺がこっちから来て…」

天龍「二人はあの奥の物陰で、ドーパントに襲われてたんだ」

青葉「ほうほう…わかりました!」

天龍「……??」
207 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 17:58:37.21 ID:GwWJGujIo
青葉「あれを見てください!」ビシッ

天龍「…監視カメラだな」

青葉「立ち位置から考えて、皆さんのあのカメラだけにしか映りません」

青葉「そしてあのカメラから撮影できる範囲を考えると、ドーパントの台詞とは一致しないんです!」

天龍「…なるほど…そうか!」

天龍「あの位置にあるカメラで映るのは、ドーパントだけだ!」

天龍(そんな簡単なことに、どうして気づけなかったんだ…)
208 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 18:00:34.10 ID:GwWJGujIo
〜〜〜

ドーパント『いいですねぇその表情…今度の新刊の参考にさせて下さい!』

〜〜〜

青葉「その通り!この台詞の内容とは一致しないんです!」

青葉「そして監視カメラとは別にカメラを設置した形跡もない…」

青葉「青葉のアリバイ、証明されました!」

天龍「…だったら、犯人は一体……」

青葉「そうですねぇ……」
209 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 18:06:02.71 ID:GwWJGujIo
>>207
修正

(誤)青葉「立ち位置から考えて、皆さんのあのカメラだけにしか映りません」

(正)青葉「立ち位置から考えて、皆さんの姿はあのカメラだけにしか映りません」

210 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 18:08:58.65 ID:GwWJGujIo
青葉「もしかしたら、同業者だったり…なんて?」

天龍「…そんなやつ、居るか…?」

天龍「……いや…」

〜〜〜

ドーパント『いいですねぇその表情…今度の新刊の参考にさせて下さい!』

ドーパント『いいですよ…その表情…!』

〜〜〜

明石「…そういえば、気になることがあるんですけど」

明石「首についていたものがあって…」

〜〜〜

天龍「……分かったかもしれない」

青葉「ええっ?!」
211 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 18:17:23.79 ID:GwWJGujIo
青葉「…なんだかいつもの天龍さんじゃないみたいです!」

天龍「フフッ、怖いか?」

青葉「かなり怖いです!」

天龍「よし、それじゃあ聞き込み開始だ!」

青葉「なんでですか?」

天龍「ヤツの居場所を突き止めるに決まってんだろ!」

青葉「あっ、そうでしたね」

夕張「その話、私にも一枚噛ませなさい」

天龍「夕張…」

夕張「ふふふっ…“コレ”を渡しに来たわ」
212 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 18:22:57.24 ID:GwWJGujIo

〜鎮守府・空き倉庫〜


天龍「……」

天龍「……声は、こっちか」タタタッ

天龍「おーい!!」

天龍「雷ー!電ぁー!」

雷「こっち!こっちよー!」

天龍「雷!!」

電「ぐすっ…天龍さんっ……」

雷「信じてたんだから!」

天龍「お前ら……」

ドーパント『そこまでですよ!』
213 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 18:28:42.30 ID:GwWJGujIo
ドーパント『…来ると思ってましたよ、ふふふっ』

天龍「いい加減正体を表せ!」

天龍「秋雲!!」

ドーパント『…ほーう』シュイィン

秋雲「バレちゃったか」

電「はわわっ!?」

雷「ど、どういうこと?!」

天龍「……どうしてこんなことをした?」

秋雲「いやぁ、最初はね?」

秋雲「ちょっと原稿に行き詰ってたから…試しにと思って使ってみたんだ」
214 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 18:33:39.68 ID:GwWJGujIo
秋雲「そしたらさ、予想以上にイイんだよね、コレ」

秋雲「今までぜんっぜん思いつかなかったようなストーリーとか構図とか」

秋雲「なんていうか、新境地?」

秋雲「ホント凄いよ、メモリはさぁ!」

天龍「……渡せ」

秋雲「へっ??」

天龍「メモリを渡せ。そうしないと、お前の体が…」

秋雲「うるさいよ…」

秋雲「自分でもよくわからないんだ。もう、何が正しいのか」

天龍「……秋雲…」
215 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 18:38:54.76 ID:GwWJGujIo
秋雲「もう何もかもどうでもいいの!」

秋雲「…ホントは、好きな絵が描きたかった」

秋雲「それだけだったのにね…!」

天龍「秋雲っ、お前……!」

秋雲「…邪魔しないで…これを奪われたら、私…」コックローチ!

コックローチ・ドーパント(秋雲)『もう何も、残らないよ…!!』

天龍「……そうかよ」

天龍「ガキのお守りすんのは俺の仕事だ」

天龍「こうなったら、俺ひとりでもやってやる!」ジョーカー!

天龍「変身…!」

仮面ライダージョーカー(天龍)『さぁ、お前の罪を数えろ!』
216 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 18:43:56.80 ID:GwWJGujIo
コックローチ『あああああああああ!!!』

ジョーカー『…俺が受け止めてやる、全部な』

コックローチ『うわぁっ!ああっ!!』ブンッ!ブン!

ジョーカー『はぁっ!』ドガッ!

コックローチ『っうあ゛ぁ!』

ジョーカー『っとりゃぁ!』バキッ

コックローチ『うぐっ……あぁぁ!!』

ジョーカー『っらぁっ!』ベキィ

コックローチ『はぁっ…うっ…うぅ……!』フラフラ
217 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 18:50:50.89 ID:GwWJGujIo
ジョーカー『……秋雲…もうやめろ!』

コックローチ『嫌!嫌だ!』

コックローチ『私からメモリを奪わないで!!』ギリギリ...

ジョーカー『首をっ…うっ、苦し……』

コックローチ『死ね…死んでしまえ……!』

ジョーカー『……もう、メモリブレイクしか…ない、っか…』ジョーカー!

コックローチ『あああぁぁぁっ!!』

ジョーカー『ぐ…っふ…はぁ、ライダー、パンチ!』マキシマムドライブ!

ジョーカー『っとりゃあっっ!!』ハラパンー

コックローチ『う……っ……!?』
218 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 18:55:33.14 ID:GwWJGujIo
コックローチ『あ…!嫌、そんな、やだ、やだぁ!』

コックローチ『あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっ!!!』

チュドーン!!!


ジョーカー『げほげほっ………』

秋雲「」

ジョーカー『……秋雲…』

ジョーカー『………』

ナスカ『…やっと、見つけたわ…仮面ライダー!』

ジョーカー『お前はっ…!!』
219 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 19:00:35.66 ID:GwWJGujIo
ナスカ『今日こそ決着を…!』

ジョーカー『ま、待て!まだ秋雲が……っぐ!』キィン!

ナスカ『今日は単色ですか…歯応えがないッ!』

ジョーカー『うるせえよ、っと!』ブン!

ナスカ『遅いッ!』

ジョーカー『ぐぁあっ!?』

秋雲「…ん、ぅう……?」

ジョーカー『あ、秋雲!逃げろ!』

秋雲「えっ、あっ…!?」

ナスカ『余所見をしすぎですよ!』ガキィ!

ジョーカー『うぐぁ!』

秋雲「あ、あぁぁ……!」タタタッ
220 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 19:05:32.81 ID:GwWJGujIo
ジョーカー『秋雲、逃げられたか……』ゼェゼェ...

ナスカ『……先程から脇見ばかり…』

ナスカ『私を…冒涜しているのですか…!!』ズバァッ!!!

ジョーカー『っぐあああああああああああああぁぁっっ!?!』バチバチバチッ.....

ナスカ『さらば…仮面ライダー……!』

ジョーカー『ぁ………』フラッ....シュイィン

天龍「ぅ…っ……」ドサッ

ナスカ『ふふふふふ……』
221 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 19:14:24.91 ID:GwWJGujIo
次回、仮面ライダーW!

木曾「天龍!死ぬな!!死ぬなよ!!」

天龍「………」


矢矧「青いドーパント…」

矢矧「まさか…貴女、だったのね…」

青葉「………」


木曾「これが俺とお前の新しい力だ!」

天龍「ああ!」

Wファングジョーカー『さぁ、お前の罪を…数えろ!』

これで決まりだ!
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/29(日) 19:16:19.43 ID:W1N8cq22O
乙です!
相変わらず熱い作品で面白い
じかいもきたいしてます
223 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/03/29(日) 19:17:29.32 ID:GwWJGujIo
今回いろいろ仕込んだのに結局説明できないという
やっぱり推理モノは向いてないね

説明しておくと

・明石が発見したもの→インクの汚れ(絵を描くのに使っていた)

・秋雲の居場所特定できた理由→聞き込みで行動把握
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/29(日) 19:42:07.00 ID:MWMpju3uO
おつおつ
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/29(日) 20:59:04.74 ID:RqvJ+68fo
乙です
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/29(日) 21:25:41.48 ID:OsmSKuZBO
乙彼

天龍はネクタイしてるから進之介の口癖「繋がった」が似合いそうだよね
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/29(日) 23:09:57.68 ID:nIL9p1XJo

次回予告に燃える
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/07(火) 20:52:12.09 ID:1ljeqgsL0
つづきいつまでも待ってるニキー
229 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 22:02:00.57 ID:Rq6yXpV4o
久々に再開します
230 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 22:04:51.52 ID:Rq6yXpV4o


【Kが牙を剥く/風と共に去りぬ】

231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/25(土) 22:09:38.80 ID:tAgobk2Io
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
232 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 22:18:24.95 ID:Rq6yXpV4o

〜鎮守府・母港〜


ザザザザ...


木曾「……ふぅ、帰ったぜ」

矢矧「天龍、どうしてるかしら?」

木曾「どうせアホっ面して俺らが居ねえって喚いてんだろ」

矢矧「そうかもしれないわね」


<木曾さーん!矢矧さーん!


木曾「んぁ?」

青葉「良かった、やっと帰ってきたんですね」

矢矧「…何事かしら?」
233 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 22:22:20.71 ID:Rq6yXpV4o
青葉「実は…天龍さんが一人でドーパントと戦いに…!」

木曾「何だと?!」

矢矧「…行きましょう!」

木曾「…ああ!」


〜鎮守府・空き倉庫〜

天龍「ぅ…っ……」ドサッ

天龍「っ…クソ……ぁ…!」

天龍「ぅ………」ガク

ナスカ『ふふふふふ……』

ナスカ『大人しく、眠っていなさい…』バサァッ
234 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 22:28:36.49 ID:Rq6yXpV4o
木曾「…天龍!おい天龍!」

天龍「……」

木曾「しっかりしろ!おい!天龍!」

矢矧「ダメね、意識がない」

木曾「どうすればいいんだよ!?」

矢矧「落ち着いて。医務室に運びましょう」

木曾「そう、だな……分かった…」
235 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 22:31:53.51 ID:Rq6yXpV4o
〜鎮守府・医務室〜

ピッ ピッ ピッ

天龍「……」

木曾「……天龍」

矢矧「容態は?」

明石「…かなり危険ですね」

明石「今は機械で保たせていますが…このまま意識が戻らなければ…」

矢矧「…そう、なの」

スッ

木曾「………」

矢矧「…木曾、何処に行く気?」

木曾「……提督ん所」

ガララッ ピシャッ

矢矧「…天龍…早く、戻ってきてあげて」ギュ

天龍「……」
236 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 22:36:42.92 ID:Rq6yXpV4o
◇ ◇ ◇

木曾「…失礼します」

提督「…木曾か……」

木曾「…話、しに来た」

提督「天龍の件なら聞いている」

木曾「……その件で、俺なりに考えたんだけど」

提督「………」

木曾「…鎮守府を、閉めたほうがいいんじゃねぇかって」

提督「…何故かな」

木曾「俺が出てる間に天龍のやってた事、聞かせてもらった」

木曾「…アイツはバカだけど、バカなりに思ってることがある」

木曾「ココで、鎮守府で、皆と一緒に戦いたいって」
237 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 22:42:06.89 ID:Rq6yXpV4o
木曾「…でもよ……!」

木曾「こんな事件が続きまくってよ」

木曾「その結果があれじゃ…」

提督「……」

木曾「アイツが浮かばれねぇんだよ…」

提督「………」

提督「…気持ちは理解しているつもりだ」

木曾「!」

提督「俺も、このままでは良くないと思っていたところだ」

木曾「ってことは…!」

提督「大本営に正式に報告してみよう」

木曾「ありがとうございます!」
238 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 22:47:06.11 ID:Rq6yXpV4o

◇ ◇ ◇


ザワザワ ガヤガヤ


「鎮守府が閉鎖って本当?」

「ぽいー」

「皆お別れになっちゃうんですかね…」

「さみしいね〜」
239 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 22:51:20.98 ID:Rq6yXpV4o

瑞鶴「翔鶴姉、聞いた?」

翔鶴「…ええ」

瑞鶴「どうなるんだろうね、ここ」

瑞鶴「あたしたちも、離れ離れになっちゃうのかな?」

翔鶴「大丈夫よ」

瑞鶴「え?」

翔鶴「そんなことにはならないわ」

翔鶴「絶対に…」

240 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 22:53:06.67 ID:Rq6yXpV4o
〜 〜 〜


「…協力、だと?」

「ええ、貴女達二人にお願いしたいの」

「気が引けますね…」

「あたしもだ」

「…いいんですか?このままで」

「「………」」

「…私の指示に、従っていただけますね?」

「…わかりました…」

「仕方ねぇ、不本意だが…」

「…ありがとうございます」
241 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 22:56:31.01 ID:Rq6yXpV4o
◇ ◇ ◇

〜鎮守府・提督執務室〜

提督「……」

『邪魔するぜ?』

提督「!」

提督「誰だ!?」

<アームズ!

<トライセラトップス!

アームズ・ドーパント『…悪いな、提督』

トライセラトップス・ドーパント『少し、私達に付き合ってもらいますね?』
242 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 22:59:56.26 ID:Rq6yXpV4o
提督「ば、化物め…!来るな!」バァン!

アームズ『…そんな銃が効くとでも?』

提督「くそっ……なら!」カチ

ジリリリリリリリリリリリリ!!!

アームズ『!?』

トライセラトップス『非常ベル…ですか』

提督「じきに誰かがここに来る…お前たちを捕まえにな…!」

アームズ『あぁもう!こうなりゃ力尽くで…!』バッ!

バァン!

矢矧「させないわ!」
243 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 23:02:14.36 ID:Rq6yXpV4o
提督「矢矧か!」

矢矧「変っ身!」アクセル!

アクセル(矢矧)『私が相手をしてあげる!』

トライセラトップス『残念だけど、私たちにはそんな暇はありませんので』

アクセル『…何ですって?』

トライセラトップス『提督、一緒に来てください』

提督「何を言って…ぐっ!?」

トライセラトップス『…大人しくして。いいですね?』

提督「っぐ……」

アクセル『やめなさいっ!』バッ
244 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 23:03:49.70 ID:Rq6yXpV4o
アームズ『おーっと、殺り合いたいってんなら…あたしが遊んでやるよ!』

キィン! ガキィン!

アクセル『く、たぁっ!』

アームズ『やるねぇ…流石ぁ!』

ギギ....ッ...! バチバチィ!

アクセル『こんなことをして…何が狙い?』

アームズ『言う必要、無いっしょ!?』バッ!

アクセル『ぐっ!?!』

アームズ『……勝負アリ、ってとこだな?』

トライセラトップス『…行きましょう、姉さん』
245 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 23:07:12.14 ID:Rq6yXpV4o
アームズ『お、了解』

提督「放せ!うぐっ…!」

アクセル『まだ…まだ終わってなんか!』

アームズ『しつけぇぞ?お前は寝てろ』バァン!

アクセル『っぐぅ!?』

トライセラトップス『…それじゃ、埠頭脇の倉庫で待っていますね』

アクセル『なん…ですって…?』
246 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 23:10:04.36 ID:Rq6yXpV4o
〜 〜 〜

青葉「だいぶやられたみたいですね…」

矢矧「私としたことが…ごめんなさい」ボロッ

木曾「相手は二人か…」

矢矧「…あの青いドーパントも一枚噛んでいるんじゃないかしら」

木曾「かもしれないな」

木曾「奴らは、埠頭の倉庫で待っている、って言ってたんだよな」

矢矧「待って!罠に決まってるわ。ここは慎重に…」

木曾「わかってる…確か、民間のだったよな?」
247 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 23:12:40.01 ID:Rq6yXpV4o
青葉「はい。業者の所有で、貸し出しを行っているそうですよ?」

木曾「だったら、そこに連絡して顧客のリストを洗えば…」

矢矧「犯人を特定できる…!」

青葉「一歩前進ですよ!青葉、さっそく行ってきます!」

「よう、楽しそうじゃねえか」

矢矧「貴女は…」

木曾「天龍!お前…バカ野郎!」ガバッ

天龍「っとと…やめろよ、俺にそっちのケはねぇぞ」

木曾「冗談言ってる場合か!……心配したんだからな」ギュゥ...

天龍「木曾……ごめん」

木曾「良かった、目覚めて。ホントに良かった…」
248 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 23:15:16.44 ID:Rq6yXpV4o
矢矧「貴女、身体の方、まだ治ってないでしょう?」

天龍「んなことはどうだっていい、俺にも協力させろよ」

天龍「どっちにしろ殴り込みに行かなきゃ、提督は助からねぇんだろ?」

青葉「確かに、そうですけど…」

木曾「けどよ…」

明石「天龍さん!ここにいたんですね!」

天龍「…あー…俺なら大丈夫だ!」

明石「勝手に抜け出して…、意識が戻ったとはいえ、絶対安静なんですよ?!」

木曾「天龍……」
249 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 23:17:16.67 ID:Rq6yXpV4o
矢矧「やっぱり、無理してたのね…」

天龍「てめえだって酷いツラしてんじゃねぇか…」

矢矧「貴女ほどじゃないわよ」

明石「とにかくっ!早く戻りましょう!」

天龍「うるっせえ!!」

木曾「天龍!落ち着け!」

明石「天龍さん……」

天龍「…はぁっ…はぁ……」

木曾「無理すんな、まだ戦えないに決まってるだろ!」
250 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 23:24:47.02 ID:Rq6yXpV4o
天龍「じゃあ大人しく指くわえて待ってろって言うのかよ?!」

木曾「俺はお前の為を思って…」

天龍「俺はもう嫌なんだよ!!」

天龍「手が届くのに、掴めるハズなのに!」

天龍「…誰かを助けられないのは、嫌なんだよ…!」

木曾「………」

矢矧「………」フイ
251 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 23:28:31.99 ID:Rq6yXpV4o
天龍「…明石」

明石「……はい」

天龍「…行かせてくれ」

明石「………」

天龍「……頼むっ…」

明石「…仕方ありません、今回だけですよ?」

天龍「…恩に着るぜ!」

明石「ただし、私も同伴させてもらいます!」

天龍「嘘だろ…」
252 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 23:31:10.86 ID:Rq6yXpV4o
明石「いざという時に、皆さんで対応できますか?」

木曾「うぐ」

矢矧「…無理ね」

明石「ドクターがいたほうが、安心でしょ!」

木曾「でも、大丈夫か?」

明石「何がですか?」

木曾「怪物…ドーパントのことだ」

明石「多少は怖いですけど…、ピンチのときは仮面ライダーが来てくれるんでしょ?」

木曾「(あっコイツ俺らの正体知らないんだった)」
253 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 23:32:55.35 ID:Rq6yXpV4o
木曾「…皆、作戦は明日決行だ!」

天龍「えっ!?今から行くんじゃないのかよ!?」

木曾「何言ってんだ…もう夜だろ…」

天龍「あ、そうだな」

青葉「それじゃあ、すぐに調査してきますっ!」

木曾「迷惑かけるな」

青葉「いえいえっ!」

矢矧「私は部屋に戻るわ。明日に備えたいしね」

木曾「ああ。しっかり休んでくれ」
254 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 23:36:26.60 ID:Rq6yXpV4o
明石「なら天龍さんも戻りましょうか」

天龍「ち、わかったよ…」

木曾「今日はもう大人しく寝とけよ」

天龍「お前に言われなくても…!」

明石「怒らないの!血圧安定してないんですから!」

天龍「俺は年寄りじゃねぇのに…」

木曾「ははっ」

天龍「そこ!笑うなぁ!」


◇ ◇ ◇
255 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 23:38:23.00 ID:Rq6yXpV4o
〜翌日〜

木曾「揃ったみたいだな?」

天龍「おう」

矢矧「そうね」

青葉「行きましょう!」

明石「はい!」

木曾「明石、天龍の調子は?」

明石「はい!点滴に修復剤を混ぜておいたのでバッチリです!」

天龍「おい!?大丈夫かよソレ!?」

明石「大丈夫ですよ〜」
256 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 23:42:45.17 ID:Rq6yXpV4o
矢矧「青葉…クマが出来てるわよ?」

青葉「あっはは…昨日は寝る暇がなくって…」

木曾「おいおい、ぶっ倒れられたりしたら困るぜ?」

青葉「その代わりに!重要証拠はちゃーんと掴んできましたよ!」

矢矧「流石ね」

青葉「はい!頑張りました!」

木曾「皆、準備は出来たみたいだな」

木曾「行くぞ!」


◇ ◇ ◇
257 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 23:54:16.44 ID:Rq6yXpV4o
天龍「提督っ!」

木曾「無事か!?」

提督「」グッタリ

青葉「無事ではないみたいですが大丈夫みたいです!」

ナスカ『貴女達…のこのことやってきたのね?』

木曾「そりゃああんな挑発されたら、な?」

天龍「借りはきっちり返す。覚悟しろよ!」

ナスカ『貴女…立っていられないほどには痛めつけたはずなのに…!!』

天龍「手加減してくれてどうも」

ナスカ『おっ…おのれ!!!』
258 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/25(土) 23:58:35.29 ID:Rq6yXpV4o
木曾「お前…いい加減正体を現したらどうだ?」

ナスカ『何ですって…?』

木曾「なあ、…翔鶴」

ナスカ『!!』

矢矧「青いドーパント…」

矢矧「まさか…貴女、だったのね…」

青葉「………」

明石「怪物が…翔鶴さん…?!」

ナスカドーパント→翔鶴「…青葉さんが…調べたのね?」

天龍「優秀な情報屋だろ?」

翔鶴「そうね、100点よ」
259 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/26(日) 00:08:05.82 ID:xPLShxswo
木曾「どうして、こんなことをする?」

天龍「お前のやってることは間違ってる!」

翔鶴「ガイアメモリは無限の可能性を持っているわ」

翔鶴「その力で進化することの何が間違っていると言うの?」

矢矧「その為に、艦娘の仲間を犠牲にして…」

木曾「これ以上、皆を悲しませるわけにいかないんだよ!」

翔鶴「よく言うじゃない…貴女たちだってメモリの力で戦えているに過ぎないというのに…」

天龍「それはっ…!」

翔鶴「何にせよ、私の前に立ち塞がるというのなら…」ナスカ!

翔鶴→ナスカ・ドーパント『まとめて消してあげる!』
260 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/26(日) 00:16:34.49 ID:xPLShxswo
天龍「俺たちも行くぜ!」ジョーカー!

木曾「ああ!」サイクロン!

天龍・木曾「「変身!!」」

サイクロン!ジョーカー!

W『さぁ、お前の罪を数えろ!』

矢矧「変っ身!!」アクセル!

アクセル『はっ!』


明石「」ポカーン

青葉「明石さんっ?」
261 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/26(日) 00:32:46.29 ID:xPLShxswo
明石「はっ…、あ、え?!」

明石「仮面ライダーって、え?」

青葉「はい!三人がライダーなんですっ!」

明石「…知ってたんですか?」

青葉「一応!」

明石「…この木曾さん、大丈夫なんですか?」

青葉「抜け殻ですから、ほら」グイグイ

W(木曾)『人の体で遊ぶなよ…』

青葉「意識はあちらに!」

明石「すっ、すごいですね…!」キラキラ
262 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/26(日) 00:43:38.25 ID:xPLShxswo
W(天龍)『…とにかく、これで2対1、いや3対1だぜ?』

アクセル『覚悟しなさい』ジャキン

ナスカ『…それはどうかしら?』

「悪りぃな」

「…仕方ないんです」

アクセル『貴女達は……!』

ナスカ『そう、私の代わりに実行犯を買ってくれたお二人です』

W(木曾)『摩耶…鳥海…何で……!』

摩耶「鎮守府を潰す?はっ、納得できる訳無いだろ?」

鳥海「…端的に言えば利害の一致、ということです」

ナスカ『これで3対3…いいえ、3対2ですね?』
263 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/26(日) 00:45:58.21 ID:xPLShxswo
W(天龍)『今までと同じように行くと思うなよ…!』

W(木曾)『行くぜ!』

アクセル『たぁっ!』

ナスカ『ほら、貴女達も』

摩耶「…はぁ、気が引けるねぇ」

鳥海「えぇ…」

アームズ! トライセラトップス!

摩耶→アームズ・ドーパント『やれるもんならやってみな!』

鳥海→トライセラトップス・ドーパント『はぁあっ!!』
264 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/26(日) 00:51:35.23 ID:xPLShxswo
バシッ! ギィン! ガッ!

W『はっ!たぁ!』

ナスカ『ぐっ!』

W(木曾)『ヒートメタルだ!』ヒート!

W(天龍)『おう!』メタル!

ヒート!メタル!

W(天龍)『いける!このまま押し切るぜ!』

ナスカ『それは…どうかしら…っ!?』
265 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/26(日) 00:55:43.54 ID:xPLShxswo

アームズ『おらぁ!』ブンッ

アクセル『はっ!』ガキン

トライセラトップス『隙ありです!』ガァン!

アクセル『くっ!』

アクセル『(2対1…流石に不利ね…)』

アクセル『でも…負けはしない!』エンジン!ジェット!

アクセル『はぁぁっ!!』

アームズ『っぐあっ!?』

トライセラトップス『きゃあああっ!!』

アクセル『まだ行くわ!』エンジン!エレクトリック!

アクセル『てりゃああああ!』

トライセラトップス『ひあっ、し、痺れ…っ…!』

アームズ『ビリビリ来るぜ…!やるなぁ!』
266 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/26(日) 00:59:25.92 ID:xPLShxswo
W『おらおらぁ!』

ナスカ『ふっ!』バッ!

W『な!?』

W『ぐぅっ!!』

ナスカ『…勢いが落ちてきたんじゃないかしら?』

W(天龍)『んなワケねぇよ…痛ッ!』

W(木曾)『天龍、お前、やっぱり…』

W(天龍)『心配すんな…俺は…っ…!』

ナスカ『雑談している場合ですか?!』

W(木曾)『やべ…』

ナスカ『たぁぁあああ!!!』ズバッ!

W『ぐああああああああ!!!!!』
267 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/26(日) 01:00:46.77 ID:xPLShxswo
アクセル『天龍っ!木曾!』

アームズ『余所見すんな!』ガン!

アクセル『あぁっ!?』

トライセラトップス『この…!』ブン!

アクセル『うぐ…っ……!!』バキッ
268 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/26(日) 01:02:46.54 ID:xPLShxswo
天龍「うっ…変身が……」

ナスカ『ふふふふふ……』

天龍「翔鶴ッ……」

ナスカ『貴女はここで終わるのよ…』

ナスカ『安心して?天龍さん、貴女のお友達も、提督も』

ナスカ『すぐにそっちに連れて行ってあげるわ』

天龍「畜生…ッ…」

木曾「待て!」
269 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/26(日) 01:04:06.56 ID:xPLShxswo
ナスカ『…木曾さん…先に死にたいの?』

木曾「俺を殺したいってんならやってみればいい…」

ナスカ『な、何を…』

木曾「でもあんたには無理だ…そうだろう?」

ナスカ『!!』

木曾「翔鶴…あんたは一度も、仲間に手をかけたことはない」

ナスカ『黙りなさい』

木曾「…本当は傷つけたくないんだ。失いたくないんだ」

ナスカ『黙れ、黙れっ!!』
270 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/26(日) 01:04:57.64 ID:xPLShxswo
ナスカ『私を惑わせないで…私は…私は!』

ナスカ『あああぁぁぁぁぁ!!!』バッ!

天龍「っ、木曾…!!!」

アクセル『木曾!!!』

木曾「……っ…!」


ガキィン!


木曾「……あれ…?」
271 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/26(日) 01:06:07.14 ID:xPLShxswo
ナスカ『な、何で……!?』

青葉「な、何がどうなって…」

明石「あ、あれです!」ユビサシ

青葉「え、えっ、なになに??」

ナスカ『これは……!』

<ギャオーン!

木曾「まさか!」

夕張《そう。新メモリが遂に完成したの》

夕張《牙の記憶。ファングメモリよ》
272 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/26(日) 01:11:24.94 ID:xPLShxswo
<ギャオーン!

木曾「よろしくな、ファング」

<ギャオギャオーン!!

天龍「…なかなか可愛いじゃん」

木曾「天龍」

木曾「これが…俺とお前の新しい力だ!」

天龍「…ああ!」

ナスカ『たかだかメモリが一つ増えたぐらいで…!』

天龍「それはどうだろうな?」

木曾「俺達の力…見せてやるぜ」
273 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/26(日) 01:13:05.73 ID:xPLShxswo
木曾「来いよ、ファング!」

<ギャオーン!

ファング!

ジョーカー!

天龍・木曾「「変身!!」」

ファング!ジョーカー!


アクセル『あれが、ファング…ジョーカー!』

ナスカ『…!?』


WFJ『さぁ、お前の罪を…数えろ!』
274 : ◆Mev0T6i6Ca.d [saga]:2015/04/26(日) 01:16:23.30 ID:xPLShxswo
一旦CM
よい子は、寝よう
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/26(日) 01:25:30.40 ID:+uLhBhDZO
一旦乙です
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/26(日) 03:08:18.62 ID:g08V77mxo
おつ
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/26(日) 05:41:40.53 ID:jZF6NOobo
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/26(日) 07:17:49.11 ID:5AdJOWwIo
おつです
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/27(水) 04:41:49.78 ID:rg8tMrgzO
待ってるよ
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/06/20(土) 21:49:55.32 ID:ZTszwUxXO
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