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【艦これ】提督として頑張る【女提督】 Vol.2 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/02/28(土) 16:04:17.58 ID:VfOF2sqt0
 
 女提督(ふたなり)のシュミレーションゲーム風味のSS。2スレ目です。
 R-18、ふたなり的要素を含むため注意を。
 更新遅め? キャラ崩壊、設定などに関しても色々注意。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1425107057
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part6 @ 2024/03/16(土) 18:36:44.10 ID:H9jwDXet0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1710581803/

昔、スリに間違えられた @ 2024/03/16(土) 17:01:20.79 ID:TU1bmFpu0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1710576080/

さくらみこ「インターネッツのディストピアで」星街すいせい「ウィキペディアね」 @ 2024/03/16(土) 15:57:39.74 ID:7uCG76pMo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1710572259/

今日は月が……❤ @ 2024/03/14(木) 18:25:34.96 ID:FFqOb4Jf0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1710408334/

どうも、僕は「げじまゆ」をヤリ捨てた好色一代男うーきちと言います!114514!! @ 2024/03/14(木) 01:23:38.34 ID:ElVKCO5V0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1710347017/

アサギ・とがめ・新生活! @ 2024/03/13(水) 21:44:42.36 ID:wQLQUVs10
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1710333881/

そろそろ春だねー! @ 2024/03/12(火) 21:53:17.79 ID:BH6nSGCdo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1710247997/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part5 @ 2024/03/12(火) 16:37:46.33 ID:kMZQc8+v0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1710229065/

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/28(土) 16:05:37.83 ID:12W1l51ko
糞スレ
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/28(土) 16:18:24.14 ID:Sd66UEJHo
たておつ
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/28(土) 16:27:57.99 ID:ztls7aDfo
おつおつ
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/28(土) 16:45:06.47 ID:VXpageR9O
おつおつ

>>4
sageようぜ
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/28(土) 17:00:15.55 ID:ztls7aDfo
>>5
ありがと
7 : ◆SueEXcDWTY [sage]:2015/02/28(土) 17:34:32.74 ID:VfOF2sqt0
 改定ルール

 このSSの目的は、軍から提出された課題を達成すること、艦娘と親密になることです。
 基本一日一回行動を選択し、三週間ごとに出される課題をクリアすることが重要となります。

コマンドの種類は基本この数です。必要に応じて増えるかも。

 訓練(艦娘のレベルが上がります。効果は低め)
 会話(艦娘一人指定。好感度上昇?)
 出かける(執務室、自室、艦娘の部屋、工廠、港、街。誰と出かけるかも一人まで指定可。執務室では指揮力の向上、設備の建設など。自室では休息、勉強など。あとは艦娘との会話イベントです。)
 出撃(目標達成を目指し、出撃します。訓練よりレベルが上がりやすいです。しかし被害の出る可能性が。課題を達成している場合、お金と経験値が手に入ります)
 工廠(建造or開発 開発はレベルが一気に上がる可能性が。しかし失敗もあり)
 編成(秘書艦及び出撃するメンバーを変更。一度選択すると一週間経過するまで選択不可)


 課題は三週間ごとに提示。もし三週間以内にクリアできなくてもデメリットは特になし。話と設備が開放されないくらいです。
 課題提出とともに、前課題達成の報酬、追加出撃への報酬が支払われます。

 資材は総じて資金として管理されます。
 維持費はなし、で進めます。完全に忘れてたので。

 出撃の際は艦娘の種類によって消費資金が変化します。
 戦艦は300
 空母は300
 軽母は250
 重巡は200
 軽巡は150
 駆逐艦は100
 潜水艦は50

 一回の出撃で一体につき上のように消費。夜戦を行うと、追加で同じだけ消費です。
 出撃に轟沈判定はありません。いっても大破。入渠に資材消費の概念はありません。優しい。
8 : ◆SueEXcDWTY [sage]:2015/02/28(土) 17:35:49.93 ID:VfOF2sqt0
 主人公は妖精さんの加護を受けた女性です。
 実力の有無に関係なく艦娘に対して万能剤的な――有効な効果を発揮します。

 主人公と寝た艦娘はレベルの数値判定で×2倍。損傷判定で、必ず無傷。ただし一回の戦闘(夜戦突入時は夜戦中効果持続)のみです。
 また、艦娘が損傷した場合は入渠ということになりますが――主人公が同行することで入渠の時間が飛躍的に短縮されます。人間高速修復剤。
 ただし、主人公の体力の数値を20消費します。これらは設備の建設により軽減可能です。
 ということで、主人公、艦娘のステについて説明。


・主人公ステ
 体力(その名の通り。100が最大。0になると三日休みます。出かけるコマンドで回復。最大値を増やすアイテム有り)
 魅力(見た目の良さ。コンマ判定に関係。効果は低め)
 指揮力(コンマ判定に関係。上に同じく)

・艦娘ステ
 レベル(どれだけ強いか。戦闘などのコンマ判定にレベルの数値分プラス。初期値は艦の種類によって決定。夜戦か否かで艦種によってプラスの幅が変化します)
 好感度(どれだけ好かれているか。コンマ判定に数値の半分プラス)
 性欲 (どれだけ……なのか。コンマ判定に数値分プラス。100になると好感度20上昇のボーナス)
 依存(好感度60以上で追加。主人公への依存を示す)


 ケッコンカッコカリは好感度90から、イベントをある程度終わらせるとできます。
 その際は執務室で選択可能となりますので、覚えといてください。



 艦娘にもHPが存在します。
 60%以下が小破
 40%以下が中破
 20%以下が大破   となります。

 一日経過でHPは自動的に3回復。設備の増設で増やすことも可能です。
 HPが減った艦娘は入渠させることも可能です。出撃後、出かけるコマンドの執務室、で入渠させることが可能です。
 入渠させると一日HP30を回復。完治するまでコマンドで指定することが不可能となります。自動回復で大破から中破まで待ち、入渠――などという選択肢もあるため、慎重に。
 HP0になると、強制的に入渠です。

 HP一覧 
 戦艦は100
 空母は100
 軽母は80
 重巡は80
 軽巡は60
 駆逐艦は40
 潜水艦は40

 HP最大値はイベント、改造でアップします。
9 : ◆SueEXcDWTY [sage]:2015/02/28(土) 17:36:42.66 ID:VfOF2sqt0
出撃について


出撃は基本的にレベルとコンマ、艦種が重要です】

【レベル×艦種による補正÷コンマ=成果  となります】
【海域を、課題をクリアするために必要な攻略ポイントを、成果で0にするとクリアとなります】
【一回の出撃で一回判定。夜戦突入でもう一回判定。攻略ポイントを削りきれなかったばあいは鎮守府へ撤退。ポイントそのままで、次の出撃へ持ち越しです】
【なので艦隊の人数を揃えること、練度、コンマが重要な要素となってきます】

【また、こちらのダメージは敵の攻撃翌力、コンマと艦種とレベルで判断します。計算法はシンプル。
 敵の攻撃翌力×コンマ−レベル×艦種による補正=ダメージ となります】
【味方に限り回避判定もあります。コンマが奇数だったら命中、偶数だったら回避。運ゲーです】


艦種による補正の詳細

 【艦種】  昼    夜
  戦艦   3    1
  空母   4    0
  軽母   3.5  0
  重巡   2    2
  軽巡   1.5  2.5
  駆逐艦  1    3
  潜水艦  1    2(昼夜問わず、対潜装備なしの艦からの攻撃無効)


【レベルアップの判定は出撃後、行います】
【安価のコンマが0〜70は1アップ。71〜90は2アップ。91〜00は3アップです。
 夜戦まで行うと、0〜50が1アップ。51〜85が2アップ。86〜00が3アップです】


 旗艦大破は進撃、夜戦選択不可。戦闘終了と同時に帰投します。
 そして敵艦が夜戦で攻撃するか否かは、大体原作基準で。小破、中破、大破の判定は攻略ポイントをHPとして、艦娘らと同じように判定します
10 : ◆SueEXcDWTY [sage]:2015/02/28(土) 17:40:50.87 ID:VfOF2sqt0
現在ステータス

 ・主人公 南雲 霧絵
 体力 80 (なんでもできそう)
 魅力 47 (提督として並程度)
 指揮力 15 (最低限の戦術すら怪しい。優柔不断) 



 ・秋月
 レベル 27.5 (それなりに慣れてきた)
 HP  40 
 好感度 95 (『一目見たときから胸の高鳴りが……』)
 性欲  52.5 (『ええと、司令を見ていると……いけない気持ちに』)
 依存  7 (『依存? 何にですか?』)

 ・天龍
 レベル 36 (普通の艦娘より強い)
 HP 60
 好感度 36 (『まだまだひよっこだな』)
 性欲 18  (『体調? いいから戦わせろ』)
 依存 0  (『誰があいつに依存するかって』)

 ・春雨
 レベル 28.5 (それなりに慣れてきた)
 HP 40
 好感度 63 (『いい人……かしら』)
 性欲 7  (『体調? いいですよ』)
 依存 0  (『依存……え? し、司令官にそんな副作用でも?』)

 ・大和
 レベル 23.5 (それなりな練度)
 HP 100
 好感度 43 (『それなりですね』)
 性欲 92  (『いつでも受け入れ万全ですよ、提督。むしろ大和から――』)
 依存 0   (『依存? 異存はありません』)

 ・大鳳
 レベル 11.5 (新入りさん)
 HP 100
 好感度 52 (『素敵な提督ですね』)
 性欲 52  (『なんだか……いい香りが』)
 依存 0   (『いい人だとは思うけど、依存するまでは……ね』)



 ・長門【ゲスト】  ※現在離脱
 レベル 70 (大規模鎮守府のエース)
 HP 120
 好感度 79 (『可愛い……犬? 猫? 守ってやらないとな』)
 性欲 51 (『霧絵はいいにおいがするような……』)
 依存 0 (『依存か。あいつの方がしている気がするぞ』)

 特殊……『エース』 艦種補正値 夜+1
     『歴戦の証』 HP+20


鎮守府設備  【弱小鎮守府】
 特になし


課題『鎮守府海域 1−4までクリアせよ』現在達成率100%

 『資金57610』
11 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/02/28(土) 17:42:08.18 ID:VfOF2sqt0
【前スレのあれこれについて】

 とりあえず、『単発末尾Oの安価取りはコンマ判定以外禁止』で様子を見ます。
 


12 : ◆SueEXcDWTY [sage]:2015/02/28(土) 17:50:57.27 ID:VfOF2sqt0
【途中で書き込んでしまいました。申し訳ありません】

 それと、>>1の希望の方向性ですが特にはありません。
 ただ単発の例の末尾の人が訓練選択することが多いので気になっただけです。すさまじい間隔で訓練が選ばれるので。
 悪意というか不正がなければ私も文章など頑張ろうかと



【一旦落ちます】
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/28(土) 17:54:22.96 ID:A9WpPHmVO
スレ立て乙です
末尾oはケータイからの書き込みってだけなんですがね
ID変えやすいってのを利用する奴はいるんでしょうけど
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/28(土) 17:58:33.01 ID:phxgN0EJO
単発末尾O禁止なら始める30分ぐらい前に報告が欲しいよね
てか末尾O禁止にしても末尾0や末尾oも変えられるからいっその事単発全規制にしちゃえば良いじゃん
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/28(土) 18:02:56.47 ID:TG9wWYMlO
>>13
末尾oじゃなくて末尾Oじゃね
しかし悪意だと思われてたのか俺…
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/28(土) 18:13:47.70 ID:mhrz3N6t0
流石にあれは酷かったししゃーない
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/28(土) 18:27:44.63 ID:A9WpPHmVO
>>15
ごめん大文字小文字の違いは知らんかった
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/28(土) 18:31:25.42 ID:dYG1uFMP0
訓練と出撃ばっかりじゃ文句を言う艦娘もいるだろうね
みんな真面目っぽいし大丈夫だろうけど
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/28(土) 18:44:24.91 ID:N7tYVYEqo
個人的には2-1で苦戦してたし訓練と出撃で練度をどんどん上げていきたいが
次の課題までにスムーズに海域を攻略出来るぐらいまで艦隊を育てておきたいな
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/28(土) 19:03:35.31 ID:zABpZvzko
Vol3が出来てるが荒らしか?
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/28(土) 19:26:00.74 ID:RGltBM9no
>>20
荒らしだよ
22 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/02/28(土) 23:29:17.85 ID:VfOF2sqt0
【一分もしない内に安価取得まで進むスレなんてはじめてなので、あまり正常な感覚が判断できないというのもありますし、
 まぁ、ひとまずはこれで様子見を。駄目だったら単発前面禁止を考えます】
【それと何分か前に報告をということですが、単発回避のために必要でしょうし、頑張ります。今日は時間が半端なので、24時の20分くらいから更新しようかと思ってます】
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/28(土) 23:30:11.76 ID:8PUbmcxJo
おつ
24 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 00:27:15.24 ID:m8wc+INJ0
【というわけで、更新開始します】

霧絵「訓練……しようかしら」

 苦戦していたのだ。大鳳が加わったからといって気を抜くことはできない。
 霧絵は今日の予定を決めるとベッドから降り、身なりを整えはじめた。


 コマンド
 1・魚雷の練習
 2・砲撃練習
 3・お勉強会

 ↓2
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 00:28:10.91 ID:am4b/cvxo
3
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 00:28:45.05 ID:9PP9gLpeo
3で
27 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 00:40:34.54 ID:m8wc+INJ0
【7.5 + 15 + 5 = 27.5 失敗です】

霧絵「――ということで、今日は勉強をするわ」

 いつものように会議室で集まる面々。
 ホワイトボードを前に、霧絵は淡々と言う。その隣には大鳳がいた。

霧絵「今日の勉強は空母、艦載機などについて」

霧絵「これから仲間にもなるし、敵にもなるかもしれないから」

天龍「ん……大事そうだな」

春雨「ですね。頑張りましょう」

 意気込む艦娘達。けれど何故か全員微妙そうな顔をしていた。
 その視線が集まる先には――

大鳳「で、では勉強をはじめたいと思います」

 すさまじくカクカクした動きで礼をする大鳳が。

大鳳「まずっ、わ私たち空母の――」

 しどろもどろになりながら勉強会を開始させる大鳳。
 緊張しているようで、全てにおいて落ち着きが無い。
 赤面し、皆の視線から目を泳がせて、それでも精一杯授業をしようとする大鳳。

全員(かわいい……)

 今日の勉強会はそんな彼女をみんなで眺めているだけで終わった。

【資金を500消費。提督の体力を5消費。】
【訓練失敗。全員のレベルが0.5上がりました】
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 00:43:28.91 ID:SyaMhq7oO
回避
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 00:45:45.58 ID:+LiIxO7go
(かわいい)
30 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 00:48:43.10 ID:m8wc+INJ0
 43日目。 課題終了まで6日。

霧絵「今日は、なにをしようかしら……」

 あくび混じりに霧絵は考えた。

【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃
 工廠
 編成

 ↓2
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 00:49:21.25 ID:N3pM+El8o
でかける
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 00:49:23.47 ID:ayU5N3I2o
出撃
33 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 00:57:15.86 ID:m8wc+INJ0
 食堂。
 食事を終えると霧絵は集まっている艦娘達へと告げた。

霧絵「今日は出撃するわ」

 ふっと真面目な雰囲気になる室内。
 けれど大鳳は急な展開に戸惑っているようだった。

大鳳「……あの、執務室から放送とか、会議室で通達とか、そういうのじゃないの?」

霧絵「――少なくともここは違うわ」

 そういえば前の鎮守府はもっとかっこよく出撃していたような気がする。
 今更ながら霧絵は思い出した。

天龍「まぁかっこよくはないよな」

大鳳「初出撃の通達が、こんな気軽な感じに……」

秋月「に、人数が少ないですから! こっちの方が効率的ですよっ。ね?」

春雨「あはは……」
大和「……」メソラシ

霧絵(みんな疑問は感じていたみたいね)

霧絵「え、ええと、今回の出撃は――」


 コマンド
 1・通常出撃
 2・追加課題

 ↓2
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 00:57:38.63 ID:N3pM+El8o
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 00:57:44.91 ID:+LiIxO7go
36 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 01:05:11.64 ID:m8wc+INJ0
【ちょいとストップです。そういえば通常出撃にロックをかけていました。
 というわけで、追加課題でいきます。申し訳ありません】
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 01:05:32.55 ID:+LiIxO7go
すまんわすれてた
38 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 01:13:36.50 ID:m8wc+INJ0
霧絵「課題の完成度を高めようかしら」

 今のところ敵の目撃情報も、出撃要請もない。
 けれど平和のため鎮守府に近い深海棲艦を排するのも大切な仕事だろう。
 霧絵が言うと、艦娘らは各々ドックへと向かっていく。朝食やお茶を口にする艦娘らもいたが。

大鳳「え? しかも今すぐじゃないの?」ポカン

霧絵(ここって普通の鎮守府と違うわよね……今まで気にしてなかったけれど)

 改めて、自分は好き勝手やっているのだと感じた霧絵である。


 成果の判定です
 ↓1 秋月の成果
 ↓2 天龍
 ↓3 春雨
 ↓4 大和
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 01:14:49.41 ID:+LiIxO7go
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 01:15:25.66 ID:N3pM+El8o
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 01:16:01.59 ID:yHV4y2gR0
ほい
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 01:16:09.50 ID:9PP9gLpeo
はい
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 01:16:29.38 ID:ayU5N3I2o
大鳳は?
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 01:25:40.89 ID:ulQKOKrGO
単発回避
45 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 01:38:53.43 ID:m8wc+INJ0
【ミス連発ですね。気をつけます】
【大鳳のは>>43さんのをとります】

【それと追加のルールですが、空母、軽空母の夜戦時は防御時のみ補正値を1とします】


【レベル×艦種による補正×コンマ%=成果】
秋月 28 × 1 × 0.41 = 11
天龍 36.5 × 1.5 × 0.66 × 2 = 72 クリティカル!
春雨 29 × 1 × 0.59 = 17
大和 24 × 3 × 0.5 = 36
大鳳 12 × 4 × 0.38 = 18

 合計成果 154  計 252


 帰投。戻ってきた面々を出迎えると、まず機嫌のよさそうな天龍が顔を出した。

天龍「いやー、今日は絶好調だったぜ。もっとできそうな気もしたけどな」

秋月「本当、今日の天龍さんはすごかったですね」

天龍「ははっ、これからもっと活躍してやるからな」

春雨「今日は……」ヒソヒソ
大和「悪気はなさそうです」ヒソヒソ
大鳳「でもむしろそれが辛いわね」ヒソヒソ

霧絵(すっかり馴染んでるわね)

霧絵「お疲れ様。その調子だと、うまくいったようね」

秋月「はい! いい調子でした」

大鳳「――ただ、私が不甲斐ない感じだったけど」

霧絵「初戦なら上等よ。――ご飯にしましょう」

 【資金を950消費しました】


【レベルアップ判定でございます】
【安価のコンマが0〜70は1アップ。71〜90は2アップ。91〜00は3アップ】

 ↓1 秋月
 ↓2 天龍
 ↓3 春雨
 ↓4 大和
 ↓5 大鳳
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 01:40:37.66 ID:N3pM+El8o
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 01:41:37.32 ID:yHV4y2gR0
えーい
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 01:42:17.20 ID:ZVxmcyIAO
はあ
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 01:47:19.15 ID:NMOx3tzAO
あい
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 01:48:52.61 ID:zc1HZQBu0
51 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 01:57:04.51 ID:m8wc+INJ0
【全員1レベルアップです】

秋月 29
天龍 37.5
春雨 30
大和 25
大鳳 13

 残り資金 56160




 44日目。 あと5日。
 すべて順調に進んでいる。

 さて、今日は何をしようか。


【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃
 工廠
 編成

 ↓2
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 01:58:11.72 ID:zc1HZQBu0
出かける
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 01:58:14.06 ID:ulQKOKrGO
出撃
54 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 02:07:14.99 ID:m8wc+INJ0
霧絵「……そうね」

 出撃。
 連戦は辛いかもしれないが、できるだけ練度がほしいところ。
 霧絵は決断し、食堂へ向かう準備をはじめた。


成果の判定です
 ↓1 秋月の成果
 ↓2 天龍
 ↓3 春雨
 ↓4 大和
 ↓5 大鳳
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 02:08:05.00 ID:N3pM+El8o
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 02:08:15.20 ID:yHV4y2gR0
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 02:08:27.38 ID:NMOx3tzAO
あい
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 02:08:55.75 ID:ZVxmcyIAO
はあ
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 02:11:48.59 ID:zc1HZQBu0
60 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 02:26:45.41 ID:m8wc+INJ0
【レベル×艦種による補正×コンマ%=成果】

秋月 29 × 1 × 0 = 0
天龍 37.5 × 1.5 × 0.2 = 11
春雨 30 × 1 × 0.38 = 11
大和 25 × 3 × 0.75 = 56
大鳳 13 × 4 × 0.59 = 30

 合計成果 108  計 360


 帰投。戻ってきた艦娘達を出迎える。
 特に問題はない。今日もまた、海は平和に一歩近づいたことだろう。
 ――しかし、

秋月「……」

 一隻、いやそれどころか一度も攻撃を当てることができなかった秋月の落ち込みようがすごかった。
 昨日より活躍ができ、通信機の向こうで嬉しそうに笑っていた大鳳が、今はすごく気まずそうな顔をしている。

霧絵(こんなの初めてじゃないかしら……)

 気の毒に思った霧絵である。


【レベルアップ判定でございます】
【安価のコンマが0〜70は1アップ。71〜90は2アップ。91〜00は3アップ】

 ↓1 秋月
 ↓2 天龍
 ↓3 春雨
 ↓4 大和
 ↓5 大鳳
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 02:31:49.22 ID:+LiIxO7go
jh
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 02:33:00.70 ID:hcVJDrTQo
ほい
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 02:38:18.97 ID:zc1HZQBu0
よっ
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 02:40:12.87 ID:NbHprzGOo
そら
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 03:07:31.45 ID:Ww9FVT9Bo
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 08:21:01.07 ID:J0A6a1a/o
秋月が不憫すぎる……
67 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 10:53:03.42 ID:m8wc+INJ0
【秋月、天龍、大鳳が1。大和が2。春雨が3レベルアップしました】

秋月 30
天龍 38.5
春雨 33
大和 27
大鳳 14


【寝落ちしてしまいました】
【今から20分後に更新はじめたいと思います】
68 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 11:26:46.57 ID:m8wc+INJ0
 46日目。 残り3日。
 今日はなにをしようか、霧絵は上着を脱ぎつつぼんやりと考えた。

【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃
 工廠
 編成

 ↓2
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 11:28:00.00 ID:iLHGqn9XO
回避
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 11:28:02.80 ID:ayU5N3I2o
出撃
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 11:28:10.54 ID:+LiIxO7go
工廠
募金箱って工廠だったっけ
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 11:29:05.79 ID:m6+Q/KGI0
出かける
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 11:32:43.24 ID:iLHGqn9XO
>>71
出かけるで執務室
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 11:34:45.91 ID:+LiIxO7go
さんくす
75 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 11:40:22.38 ID:m8wc+INJ0
 食堂。今日もまたそこで予定を告げる。

霧絵「今日も出撃するわ。連日にごめんなさい」

天龍「いや、気にすんな。オレ達の役割は戦うことだからな」

秋月「そうですね。夜戦はしてないですし、午後は休めますから。あまり気にしなくても」

春雨「精神的にはちょっと、疲れますけど」

大和「それでもやらないといけませんし」

大鳳「ご飯中によくシリアスになれるわね……」

 焼き魚を食べたり、味噌汁をすすったり、至って普通な食事風景の中、皆真剣な空気を醸し出す。
 微妙にシュールな光景に、大鳳は辟易した様子で突っ込んだ。


成果の判定です
 ↓1 秋月の成果
 ↓2 天龍
 ↓3 春雨
 ↓4 大和
 ↓5 大鳳
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 11:41:00.82 ID:xttkPY9hO
てあ
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 11:42:58.07 ID:N3pM+El8o
bn
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 11:44:48.23 ID:Hp1tiKSAO
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 11:46:16.82 ID:Y0FSOfwm0
へーい
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 11:47:23.82 ID:ZVxmcyIAO
てー!
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 11:47:36.41 ID:baIxKludo
yi
82 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 11:59:16.43 ID:m8wc+INJ0
【レベル×艦種による補正×コンマ%=成果】

秋月 30 × 1 ×0.82 = 25
天龍 38.5 × 1.5 × 0.07 = 4
春雨 33 × 1 × 0.23 = 8
大和 27 × 3 × 0.82 = 66
大鳳 14 × 4 × 0.82 = 46

 合計成果 149  計 509


秋月「――と、こんな感じですね」

霧絵「ありがとう。みんな、お疲れ様」

 帰投後。報告を聞き、霧絵はホッと安堵した。少なくとも誰か当てられすらしなかった、なんてことはないようだ。
 天龍などは不満そうにしているが――秋月の様子がいつも通りに戻ったことへの安心感が強い。

霧絵「それじゃ、何か食べましょうか」

 成果について軽くまとめ、霧絵たちは食堂へ向かった。
 


【レベルアップ判定でございます】
【安価のコンマが0〜70は1アップ。71〜90は2アップ。91〜00は3アップ】

 ↓1 秋月
 ↓2 天龍
 ↓3 春雨
 ↓4 大和
 ↓5 大鳳
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 12:02:11.55 ID:N3pM+El8o
ぽい
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 12:03:21.63 ID:+LiIxO7go
ほい
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 12:04:12.66 ID:ZVxmcyIAO
イヤー!
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 12:04:42.27 ID:J7MdkcmFO
グワーッ!
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 12:05:00.80 ID:xttkPY9hO
ぽいぽい
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 12:05:25.82 ID:J7MdkcmFO
あ、単発Oはダメなんだっけ
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 12:10:45.85 ID:+LiIxO7go
>>11
とあるのでコンマはOK
90 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 12:15:08.41 ID:m8wc+INJ0
【大鳳は2。それ以外は1アップです】

秋月 31
天龍 39.5
春雨 34
大和 28
大鳳 16


 47日目。 あと二日。

霧絵「……今日は、何をしようかしら」


【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃
 工廠
 編成

 ↓2


【ご飯食べてきます】
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 12:17:00.58 ID:N3pM+El8o
工廠
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 12:17:03.22 ID:iLHGqn9XO
ヒャッハー出撃だー
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 12:17:06.12 ID:Y0FSOfwm0
出かける
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 12:24:17.46 ID:hcVJDrTQo
そろそろ出撃や演習以外も見てみたい
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 12:44:17.42 ID:J7MdkcmFO
一理ある
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 12:50:08.31 ID:iLHGqn9XO
課題進めてれば提督に絡んだメインのストーリーが進むらしいし
好感度は一緒に風呂入ってれば貯まるし現状あまり他の行動を取るメリットが無いんだよな
強いて言えば鎮守府の設備を拡張したいけどそれは提督の体力が切れて他の行動が取れなくなった時でも拡張出来るし
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 12:52:45.15 ID:hcVJDrTQo
とはいえ、さすがにそろそろ艦娘も精神的に疲れてるのでは
そういう描写もあったし
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 12:54:27.24 ID:LzZ55nJb0
精神的に疲れたらムカムカで提督を襲う可能性が
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 12:58:07.32 ID:xttkPY9hO
今みたいな生活を続けて性欲を爆発させるってのも見てみたい
性欲が低い艦娘はどうするかってのが難しそうだけど
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 12:59:00.58 ID:iLHGqn9XO
もうちょい他のコマンドにもメリットが有れば良いんだが…
それと>>1に質問なんだけど艦娘枠は7人だけどなんで6人じゃないの?
1人余ったらレベル上げも不便だし大破しても提督風呂で一気に回復するから誰かが入渠してる間にローテで使えるって訳でもないし
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 13:07:02.10 ID:ayU5N3I2o
まあ一人余ってても遠征に行かせられる訳じゃないしな
何か>>1の深い考えがあるのか単なる気まぐれか
102 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 15:08:03.36 ID:m8wc+INJ0
【メインのストーリーは課題で勝手に進みますが、艦娘達のイベントを進めると改造やケッコンのイベントなどのフラグが立ちます。改造は長門さんのように補正値がプラスされたり、スキルがついたりします】
【艦娘の枠が7人なのは6人だと少ないかなぁと思ったのと、消費資材や今後の夜戦のみの出撃などで空母などがお荷物になることもあるので、使い分け――ってことですね。あと、全快させるには提督の体力を使うので、いずれ多数の被害が出たとき、交代とどっちがいいか相談する、といった感じ。遠征というのも考えています。あとは支援艦隊を編成したり。現在は7人までですが、設備次第で増えます】

【まぁ期間は実質ないようなものですし、色々気楽にやってもらえれば】
103 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 15:10:39.21 ID:m8wc+INJ0
霧絵「――うん」

 出撃。それしかないだろう。
 霧絵は頷いて、ベッドから降りた。
 それからいつものように食堂で出撃の旨を伝え――


成果の判定です
 ↓1 秋月の成果
 ↓2 天龍
 ↓3 春雨
 ↓4 大和
 ↓5 大鳳
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 15:23:35.15 ID:9PP9gLpeo
はい
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 15:32:11.29 ID:tsof8/3TO
ほい
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 15:32:28.14 ID:Eqgf+XwYo
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 15:43:01.12 ID:zc1HZQBu0
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 15:50:48.75 ID:T3Ec67aYo
109 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 16:33:04.07 ID:m8wc+INJ0
【レベル×艦種による補正×コンマ%=成果】

秋月 31 × 1 × 0.15 = 5
天龍 39.5 × 1.5 × 0.29 = 17
春雨 34 × 1 × 0.14 = 5
大和 28 × 3 × 0.12 = 10
大鳳 16 × 4 × 0.75 = 48

 合計成果 85  計 594


霧絵「ふむ……」

 報告を聞く。
 今日一番活躍したのは大鳳。新入りである彼女だが、かなりの実力を持っているようだ。
 けれどそれも、これまでから考えれば平均程度の成果。皆の成果が悪かったから、大鳳の活躍が目立った――というのが正しいか。

霧絵「みんな、調整と休息をしっかり。運が悪かったのもあると思うけど」

 これが長く続かなければいいが。霧絵は考え、皆へ言葉をかけると食堂への移動を開始した。


【レベルアップ判定でございます】
【安価のコンマが0〜70は1アップ。71〜90は2アップ。91〜00は3アップ】

 ↓1 秋月
 ↓2 天龍
 ↓3 春雨
 ↓4 大和
 ↓5 大鳳
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 16:34:54.49 ID:J7MdkcmFO
99
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 16:35:51.46 ID:9PP9gLpeo
はいはい
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 16:36:30.61 ID:eRR+/lmlO
コンマだからおkなはず
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 16:38:28.40 ID:T3Ec67aYo
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 16:39:27.46 ID:ZH4pRNmlo
ひゅう
115 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 16:43:58.96 ID:m8wc+INJ0
【全員1レベルアップです】

秋月 32
天龍 40.5
春雨 35
大和 29
大鳳 17


 48日目。 あと一日。

霧絵「……朝ね」

 目を覚ました霧絵は、身体を起こすと今日もまた、予定を考えはじめた。


【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃
 工廠
 編成

 ↓2
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 16:47:09.91 ID:Kh21KBy2O
会話
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 16:47:11.30 ID:ayU5N3I2o
出撃
118 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 16:51:03.03 ID:m8wc+INJ0
霧絵「念のために……」

 出撃。頭の中にその単語が思い浮かぶと、霧絵はしゃきっと真面目な顔に。
 まだまだ平和とは言えない。もっと頑張って敵を殲滅せねば。

霧絵「よし」

 
成果の判定です
 ↓1 秋月の成果
 ↓2 天龍
 ↓3 春雨
 ↓4 大和
 ↓5 大鳳
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 16:52:27.71 ID:qxMndDzv0
えい
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 17:10:39.26 ID:9PP9gLpeo
はい
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 17:11:14.06 ID:6RAzuExZo
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 17:11:46.63 ID:AGtfs0YpO
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 17:32:29.92 ID:U2gBY03pO
そい
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 17:36:40.96 ID:5rAap/J40
かいひ
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 17:38:40.47 ID:+LiIxO7go
大鳳ちゃん大活躍
126 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 19:27:03.65 ID:m8wc+INJ0
【レベル×艦種による補正×コンマ%=成果】

秋月 32 × 1 0.71 = 23
天龍 40.5 × 1.5 × 0.26 = 16
春雨 35 × 1 × 0.06 = 2
大和 29 × 3 × 0.63 = 55
大鳳 17 × 4 × 0.92 = 63

 成果合計 159  計 753

【資金を950消費しました】
【これまでの消費分とまとめて、残金は52360です】


霧絵「……うん、今回は中々ね。ありがとう」

 報告はどの艦娘も中々悪くない。春雨は結構控え目な成果だったが、駆逐艦だ。波があって当然。

霧絵「それじゃ、各自身体を休めること」

 落ち着いた気分で霧絵は解散の合図をした。


【レベルアップ判定でございます】
【安価のコンマが0〜70は1アップ。71〜90は2アップ。91〜00は3アップ】

 ↓1 秋月
 ↓2 天龍
 ↓3 春雨
 ↓4 大和
 ↓5 大鳳
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 19:27:34.02 ID:N3pM+El8o
ぽい
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 19:29:42.06 ID:+LiIxO7go
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 19:29:42.24 ID:hcVJDrTQo
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 19:32:47.82 ID:9PP9gLpeo
はい
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 19:36:24.90 ID:mwMVusZuo
ほい
132 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 19:51:58.42 ID:m8wc+INJ0
【大和と大鳳が2。それ以外は1アップです】

秋月 33
天龍 41.5
春雨 36
大和 31
大鳳 19

 49日目。今日が課題終了日だ。

霧絵「課題は完璧すぎるくらいこなしたし……問題はないわよね」

 首を縦に振り、霧絵はぼんやりとつぶやく。
 最終日、何をしようか。


【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃
 工廠
 編成

 ↓2
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 19:53:08.71 ID:N3pM+El8o
でかける
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 19:53:20.31 ID:ayU5N3I2o
出撃
135 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 19:58:42.29 ID:m8wc+INJ0
【出撃把握しました。ちょっと落ちます】
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 20:04:30.10 ID:zc1HZQBu0
いやだ……
もう出撃はいやだ…
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 20:11:04.79 ID:J0A6a1a/o
ゴーヤの気持ちが初めて分かったよ……
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 20:15:58.69 ID:yf0hGqSuo
つーか出撃選んでんのおんなじ奴じゃん
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 21:31:47.69 ID:rrk5J6TY0
大鳳建造されてから訓練と出撃しかしてねえな…
140 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 22:24:20.35 ID:m8wc+INJ0
【そういえば連取NGにしてませんでしたね。今からコンマ以外では連取なしも追加しておきましょうか】

霧絵「……最後の仕上げね」

 やるしかない。
 霧絵はベッドから降りると、部屋から出るための用意をはじめた。



成果の判定です
 ↓1 秋月の成果
 ↓2 天龍
 ↓3 春雨
 ↓4 大和
 ↓5 大鳳
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 22:25:02.54 ID:+LiIxO7go
こぴ
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 22:26:07.10 ID:zc1HZQBu0
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 22:26:48.84 ID:dyfzW1Ajo
ほい
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 22:27:24.61 ID:wKIMpswZo
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 22:31:46.11 ID:svM90IXSo
やー
146 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 22:50:01.93 ID:m8wc+INJ0
【レベル×艦種による補正×コンマ%=成果】

秋月 33 × 1 × 0.54 = 18
天龍 41.5 × 1.5 × 0.1 = 6
春雨 36 × 1 × 0.84 = 30
大和 31 × 3 × 0.61 = 57
大鳳 19 × 4 × 0.11 × 2 = 17 クリティカル!

 成果合計 128  計 881


霧絵「今日もそれなりね。ご苦労様、みんな」

 最終日の出撃。今日も特に目立った点はなく、それなりな成果。
 でも、海が平和に近づいていることには変わりない。報告を書類に軽くまとめ、霧絵は解散の合図を出す。
 今日は最終日。舞鶴鎮守府へ報告を出さねばならない。


【レベルアップ判定でございます】
【安価のコンマが0〜70は1アップ。71〜90は2アップ。91〜00は3アップ】


↓1 秋月
↓2 天龍
↓3 春雨
↓4 大和
↓5 大鳳
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 22:51:14.35 ID:zc1HZQBu0
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 22:51:30.94 ID:yf0hGqSuo
そい
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 22:52:09.98 ID:+LiIxO7go
jj
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 23:07:15.14 ID:mrVGE3tyO
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 23:12:48.99 ID:5ArmmpGkO
はい
152 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 23:34:41.63 ID:m8wc+INJ0
【天龍、春雨、大鳳の三人が3レベ。秋月、大和が1レベルアップです】

 レベル一覧
秋月 31
天龍 44.5
春雨 39
大和 32
大鳳 22

 資金を950消費しました。残り資金は51410です。


 翌朝。
 鎮守府の全員が執務室に集まり、前回と同じく課題の評価発表がされた。

大淀「今回の課題についてですが――」


 『鎮守府海域 1−4までクリアせよ』 達成率100%  追加成果ポイント 881

 基本報酬 40000 + 追加報酬 44050【881×50】 = 84050

大淀「すごいですね。よくここまでできたとうちの提督も驚いていました」

大淀「これで近海も平和になることでしょう」

霧絵(真にすごいのはこの報酬を出す政府……なんていうのは黙っておこう)

天龍「これでまた戦えるな」

春雨「こんなにお金がいっぱい……」

秋月「牛缶いくつですかね」

大鳳(わりかし期待されてはいるのね)

大和「頑張りましたからね」

霧絵(本当にね……みんなご苦労様)

 【資金に追加され、合計資金が135460となりました】

大淀「では、私は戻ろうと思いますが――なにか質問はあります?」


 コマンド
 1・特殊スキルって?
 2・その他質問

 ↓2
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 23:42:36.25 ID:rrk5J6TY0
1
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 23:42:47.03 ID:mrVGE3tyO
1
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/01(日) 23:43:00.84 ID:xttkPY9hO
1
156 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 23:56:38.68 ID:m8wc+INJ0
大淀「特殊スキル……それは艦娘の持つ技能のようなものです」

大淀「基本的に常時発動ですが、コンマの数値によって発動するものもあります」

大淀「後は旗艦になった時発動するスキル、なんてものも」

大淀「原則として取得は改造が条件です。なので、改二改三がある艦娘はイベントをこなすほど強くなりますね」

大淀「旗艦スキルはケッコンのフラグを立てると取得です」

大淀「それと、運次第で極稀にですが釣りなどのコマンドで入手できるらしいです。あとは建造の際に最初から持っている、なんてことも」

大淀「どれも強力な効果を持っているため、狙ってみるのもいいかもしれません」

大淀「――では、私はそろそろ戻ります」

 ペコリと頭を下げ、大淀は去っていった。
157 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/01(日) 23:59:53.69 ID:m8wc+INJ0
 一時解散とし、秘書艦である秋月と二人きり。

霧絵「資金も沢山あるし……」

秋月「なにをするのも自由ですよ、司令」

霧絵「そうよね。わくわくするわ」

 再び課題が出るまであと一週間。
 それまではなにをするも自由というわけだ。顎に指を当て霧絵は思考した。

【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃 【現在選択不可】
 工廠
 編成

 ↓2
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 00:00:32.42 ID:CFjY/T0QO
会話
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 00:00:41.30 ID:jYkTEZ5/0
会話
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 00:00:45.65 ID:oXfZ8uNiO
回避
161 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/02(月) 00:15:17.66 ID:HG4xZAg50
霧絵「……今日は、休むことにしましょ」

 今までよく働いた。自分もそうだが、艦娘達は命がけ。しっかり疲れをとってほしい。
 霧絵は秋月へ伝え、彼女が去っていくのを見送る。
 一人きりになると、霧絵はのんびりと考えはじめた。

霧絵「誰と話そうかしら」

 『会話の対象は?』

 ↓2
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 00:16:16.10 ID:eageeif0o
大鳳
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 00:16:29.05 ID:jYkTEZ5/0
大和
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 00:17:00.50 ID:oXfZ8uNiO
秋月
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 00:17:47.10 ID:oXfZ8uNiO
連取無しじゃね
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 00:18:39.66 ID:jYkTEZ5/0
申し訳ない
うっかりしてた
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 00:22:53.06 ID:mri3LHh9o
このスタイルだと出撃や訓練はよくてもコマンドの後にコマンドが続くような
建造安価や出かける場所安価、鎮守府の改装安価が取れなくなるから痛いね
コマンド一発で会話相手や出かける場所とか決められたら良いんだが
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 00:24:47.08 ID:J86/FB1Xo
いや一人で安価取ってしまう必要ないだろ
169 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/02(月) 00:31:03.03 ID:HG4xZAg50
>>167のことですが、やっちゃっても大丈夫です。やらないと今回みたいに選択式になります】
【というわけで、今回は申し訳ないですが秋月の安価を採用します】

霧絵「私はなにしてるんだか……」

 嘆息。秋月とさっきわかれたばかりなのに、もう彼女のことを探している。
 廊下に出た霧絵は左右を見やり、秋月を探す。
 すると意外にも秋月はそこにいた。

秋月「……」

 なにやらぼんやりと、廊下に立って窓の外を見つめている。

霧絵「……ふむ」

 自分が出たことには気づいていないらしい。


 コマンド
 1・セクハラしてみる
 2・横に立つ
 3・その他

 ↓2
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 00:32:19.75 ID:oXfZ8uNiO
ksk
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 00:32:21.82 ID:mri3LHh9o
1セクハラ
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 00:32:45.16 ID:eageeif0o
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 00:42:49.28 ID:rnxBt49no
この一体感である
174 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/02(月) 00:43:13.37 ID:HG4xZAg50
霧絵(……ちょっとくらいやってみてもいいわよね)

 こっそり近づいて、秋月の後ろへ。
 それから彼女のおしりへと手を這わせた。丁寧に下から上へ。服越しでも感じる充分な柔らかさ。素直に触り心地がいい。

秋月「ひうっ!?」ビクッ

秋月「し、司令――っ。なにするんですかっ!?」 

 背中を反らせ、大きな反応をした彼女は即座に振り向き、おしりを押さえつつ当然の文句を口にする。
 睨むような、しかしそれでいて満更でもなさそうな。本気で嫌がってはなさそうだ。

秋月「その、二人きりなら――ですけど」

 ごにょごにょと小さな声で、秋月は続ける。

霧絵(……)
 
 コマンド
 1・二人きりだけど?
 2・ちょっとしたいたずらよ
 3・自由に

 ↓2
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 00:45:24.97 ID:mri3LHh9o
いいねksk
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 00:45:26.76 ID:oXfZ8uNiO
3 なら今から私の部屋でやらない?
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 00:45:35.63 ID:eageeif0o
こういうことされるの好きなんだ
178 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/02(月) 01:02:34.76 ID:HG4xZAg50
霧絵「なら今から私の部屋でやらない?」

秋月「よく真顔で言えますよね……」

霧絵「なら今から私の部屋でやらない?」キリッ

秋月「キメ顔でも駄目です」

 嘆息混じりに言い、秋月は微笑。

秋月「司令、女の子好きなんですね」

霧絵「……みたいね」

 前の鎮守府では気づきもしなかったが、どうやらそうらしい。
 現に今、ナチュラルにセクハラしたり、口説きにかかったりしているし。

秋月「――そうですか」

秋月「良かったです」ボソッ

霧絵「え? 何が良かったの?」

秋月「あ、聞こえてましたか」

 ハッとした顔で秋月は視線を泳がせる。
 彼女は少し慌てた様子で再び窓の方を見ると、窓枠へと手をかけ、

秋月「その――最初、私が無理やりしてしまったので、嫌われたり、してないかと」

霧絵(真っ赤……)

 顔を見せないようにしているのかはわからないが、彼女の耳は真っ赤。顔もそうなのだろうと容易に想像できた。

霧絵「気にしてないわよ。むしろ嬉しかったわ。だから――」

秋月「……司令」

 秋月が振り向く。予想通り顔を真っ赤にさせた彼女は脚をもじもじとさせ、霧絵を上目遣いで見る。
 なにやらロマンチックな空気の中、霧絵は一言。

霧絵「――今から私の部屋でやらない?」

 漫才風のツッコミが綺麗に入った。


【秋月の好感度が5。性欲が15。依存が3上がりました】
179 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/02(月) 01:04:41.66 ID:HG4xZAg50
 50日。
 ゆったりと休み、一日を過ごした霧絵はすっきりとした気分で目を覚ました。

霧絵「今日はなにをしようかしら……」


【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃 【現在選択不可】
 工廠
 編成

 ↓2
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 01:05:39.04 ID:CFjY/T0QO
出かける
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 01:06:00.10 ID:mri3LHh9o
出かける 司令室 鎮守府拡張
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 01:06:57.55 ID:mri3LHh9o
こんな感じで纏めて取っちゃって良いのかな?
ダメだったら出かけるだけで良いですよ
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 01:11:09.64 ID:QWLdDQBJO
結構取っていったな
しかし派生先のコマンドがわからないと同時取得もままならないし一旦全コマンドを開示して欲しいものだが
184 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/02(月) 01:17:08.28 ID:HG4xZAg50
【いいですよ。ただ行き先だけで、何をするかはあまり決めないでほしいですかねー】
【今回は設備のコマンドへ移動します。設備の他に執務室では選ばない――と思いますので】

 朝食を食べてほどよい時間が経過した頃。執務室。
 霧絵は秋月と二人で、現在建造できる施設の一覧を見ていた。

秋月「現在建造できるのはこの設備ですね」

秋月「新しく許可されたものなどには記載があるので、ある程度分かりやすいかと」

霧絵「ええ。ありがとう。それじゃ――」

『現在建造できる設備リストです』


【通常設備建造】
・アイテム屋(アイテムが鎮守府内で販売されます)  必要資金10000
・お布団(執務室で夜戦……的なことが可能に)    必要資金10000
・高性能機材(工廠での建造、開発が有利に)     必要資金3000   ※効果を訂正しました
・募金箱(週一で資金がごく少額プラス)       必要資金2000
・釣り竿(コマンド『出かける』の港で釣りができるようになります) 必要資金2000
・寮増設(艦娘の枠が八人になります)   必要資金5000 new!
・ふかふかベッド(休息が効果的に)    必要資金8000 new!
・司令部(本格的な出撃サポートの場。出撃時に提督の選択肢が表示)  必要資金20000 new!
・教育マニュアル(旗艦のレベルアップに0.5のボーナスがつくように) 必要資金15000 new!

【海域ボーナス】
・間宮(鎮守府内に間宮さんの食事処が)  必要資金10000
・入渠剤(入渠すると様々な効果がつくように。この設備建造ではダメージ軽減の効果)  必要資金5000
・イベント羅針盤(どこでイベントが起こるか示してくれます。誰の、までは分かりません) 必要資金15000
・ランダム自動販売機(お金を入れるとコンマの値でランダムに商品が出ます ※アイテム屋の建造が必要)  必要資金8000


 ↓1〜3 建造する設備を指定。安価一つにつき一つまでです。なしも可。後で追加で何か建造するかも訊きます  【現在資金 135460】
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 01:17:56.93 ID:eageeif0o
募金箱
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 01:18:48.62 ID:xf5Ivlavo
お布団
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 01:18:55.48 ID:CFjY/T0QO
募金箱
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 01:19:10.74 ID:jYkTEZ5/0
間宮
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 01:19:51.03 ID:OeK9X1EVo
資金あるしいろいろ作っておきたいところ
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 01:20:37.45 ID:xf5Ivlavo
一気に3つ作れるのかな?
191 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/02(月) 01:26:15.41 ID:HG4xZAg50
・募金箱
・お布団

 が建造されました。
 資金を12000消費し、資金の合計が123460となります。

 新たに


 ↓1〜3 何を建造しますか)
192 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/02(月) 01:26:50.13 ID:HG4xZAg50
【ミスです申し訳ありません】
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 01:27:37.74 ID:FpOE4lUvO
ミス?
194 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/02(月) 01:32:19.16 ID:HG4xZAg50
【間違って途中で投稿してしまいました、ということですー】


・募金箱
・お布団

 が建造されました。
 資金を12000消費し、資金の合計が123460となります。

 募金箱が建造されたことにより、新たに『鎮守府パンフレット』が建造可能になりました。


・鎮守府パンフレット(募金箱の近くに配置。鎮守府のことがよくわかる!らしい。募金箱の集金効果アップ) 必要資金10000


 ↓1〜4 設備建造を続けますか? 続ける場合は建てたい設備を記載。 続けないという答えが多かったら設備建造終了
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 01:32:55.61 ID:FpOE4lUvO
鎮守府パンフレット建造しようぜ
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 01:33:56.26 ID:OeK9X1EVo
間宮
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 01:34:17.60 ID:JOHp97UPO
寮増設
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 01:35:15.34 ID:UAwEc2k5O
高性能機材
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 01:39:57.69 ID:FpOE4lUvO
単発Oは無効でしょ
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 01:40:44.50 ID:mri3LHh9o
司令部
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 01:41:26.88 ID:eageeif0o
高性能
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 01:44:52.07 ID:xf5Ivlavo
一気に充実するね
203 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/02(月) 01:50:38.33 ID:HG4xZAg50
【間違いだったらアレですが、単発のOの方が↓3〜4をとっているのでそこだけ下の安価を採用します】
【というわけで、司令部と高性能機材を採用】

・鎮守府パンフレット
・間宮
・司令部
・高性能機材

 が建造されました。資金を43000消費。資金の合計は80460です。

 間宮を建造したことにより、『料理依頼』が建造可能になりました。
 高性能機材を建造したことにより、『開発グレードアップ』が建造可能になりました。


・料理依頼(材料を集めることで、間宮さんが料理してくれます。料理は自分に使ったりプレゼント可能。効果はランダム) 必要資金10000 
・開発グレードアップ(開発グレードアップ――という名の機材を導入。消費資金が300が500に。600が800に増えるが、成功時のレベルアップ効果が1上昇)  必要資金20000



 ↓1〜4 設備建造を続けますか? 続ける場合は建てたい設備を記載。 続けないという答えが多かったら設備建造終了
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 01:52:15.90 ID:mri3LHh9o
教育マニュアル
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 01:55:31.13 ID:FpOE4lUvO
アイテム屋
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 01:57:55.43 ID:OeK9X1EVo
お布団
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 01:59:43.97 ID:xf5Ivlavo
イベント羅針盤
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 02:00:31.62 ID:xf5Ivlavo
>>206
お布団はもう建造済みだよ
209 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/02(月) 02:04:23.77 ID:HG4xZAg50
【お布団は無効で】

・教育マニュアル
・アイテム屋
・イベント羅針盤

 が建造されました。資金を40000消費。資金合計は40460です。


↓1〜4 設備建造を続けますか? 続ける場合は建てたい設備を記載。 続けないという答えが多かったら設備建造終了



【今日は落ちます】
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 02:05:39.51 ID:FpOE4lUvO
料理依頼
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 02:07:42.30 ID:mri3LHh9o
ふかふかベット
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 02:17:48.92 ID:FSkex1RNo
寮増設
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 02:22:02.30 ID:CFjY/T0QO
↑で〆
乙でした
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 02:57:42.84 ID:S4CufE8CO
おつおつ
資金がっつり使ったな
215 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/02(月) 22:12:27.69 ID:HG4xZAg50
【30分から更新はじめます】
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 22:13:10.55 ID:eageeif0o
はいよ
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 22:14:22.02 ID:h7mQY/jFO
あい
218 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/02(月) 22:35:16.87 ID:HG4xZAg50
・料理依頼
・ふかふかベッド
・寮増設

 が建造されました。資金23000消費。 残り資金17460です。


 やめる意見が出たため、やめるか否か選択を

 ↓2
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 22:37:04.39 ID:Vto6thdao
やめよう
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 22:37:22.08 ID:EZe8juqwo
パンフレット
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 22:38:09.45 ID:EZe8juqwo
おっともうあったか やめるで
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 22:38:22.03 ID:9ly6lslIO
パンフレットってもう作らなかったっけ?
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 22:53:25.51 ID:xf5Ivlavo
出撃ばかりのスパルタ鎮守府から一転したね
艦娘の士気も上がったりするかな?
224 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/02(月) 23:10:00.55 ID:HG4xZAg50
【ではやめる、で。】

霧絵「あれこれ建造したわね……」

秋月「そうですね。では、ちょっと説明がてら設備の方へ行きましょうか」

 書類をまとめ、秋月は笑みを浮かべる。

霧絵「ええ。そうね――え?」

 一瞬頷きかけるが、なにかおかしなことに気づく。
 今さっき建造すると決めた設備達。それを見に行く?

霧絵「もうできているの?」

秋月「はい。用意してあるそうなので、後は申請してお金を渡すだけです」

秋月「現在の鎮守府設備一覧はこうですね」


・アイテム屋(アイテムが鎮守府内で販売されます)
・お布団(執務室で夜戦……的なことが可能に)
・高性能機材(工廠での建造、開発が有利に)
・募金箱(週一で資金がごく少額プラス)
・寮増設(艦娘の枠が八人になります)
・ふかふかベッド(休息が効果的に)
・司令部(本格的な出撃サポートの場。出撃時に提督の選択肢が表示)
・教育マニュアル(旗艦のレベルアップに0.5のボーナスがつくように)
・間宮(鎮守府内に間宮さんの食事処が)
・イベント羅針盤(どこでイベントが起こるか示してくれます。誰の、までは分かりません)
・鎮守府パンフレット(募金箱の近くに配置。鎮守府のことがよくわかる!らしい。募金箱の集金効果アップ)
・料理依頼(材料を集めることで、間宮さんが料理してくれます。料理は自分に使ったりプレゼント可能。効果はランダム)


秋月「口頭で説明できることは今ここでしてしまいますね」

秋月「まずお布団について説明をします。その名の通りお布団です。執務室で使用可能です。出かけるコマンドの執務室で使用してください。好感度が70以上もしくは性欲が80以上で艦娘をその――夜戦、に誘うことができますので。ただし体力を20消費します」

秋月「次に募金箱と鎮守府パンフレット。募金箱は住民の方々にお金を寄付してもらうもので、パンフレットは鎮守府のことを知ってもらって募金の集金力を高める効果があります。この二つがあることで、一週間に5000の資金が入ります。それと共に、資金がゼロになった際の労働の賃金もプラスされます」

秋月「続いて高性能機材。これは開発にゾロ目のボーナスが。そして建造には特殊スキルの取得条件が追加されます。今までゾロ目、9で取得だったのが、コンマ8でも取得となります」

秋月「寮増設はそのまま。寮の部屋を増やして、鎮守府に所属できる艦娘の人数を増やします」

秋月「ふかふかベッドは休息コマンドの回復効果に5がプラスされます。現在休息コマンドで45回復します」

秋月「教育マニュアルは、書類の説明どおりですね。旗艦の経験値アップです」

秋月「それで……イベント羅針盤ですが、これは出かけるコマンドで、行き先を指定していない時に効果があります」

秋月「! マークが出ている時は、一人で行くと誰かしらのイベントが起きるので目安にしていただければ」

秋月「――さて、それではまずアイテム屋に行きましょうか」
225 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/02(月) 23:35:25.22 ID:HG4xZAg50
 アイテム屋。
 秋月に連れられそこへ到着。
 寮や食堂、執務室がある鎮守府の本棟からちょっと離れた位置にある――なんていうか、コンビニのような建物だ。
 大きさはそれなり。ガラス張りで外見は本当にコンビニみたいに見える。でかでかとアイテム屋、なんて書かれていなければ。

霧絵「いつの間にこんなものが……」

秋月「結構前かららしいです。明石さんも来ていたらしいですよ」

霧絵(ならお金払わなくても使わせてくれてもいいのに……)

 国の決まりとかなのだろうか。不満に思うが、便利な生活に代価を払うのは当然のこと。文句は心の中に押しとどめておく。

霧絵「――こんにちは」

 自動ドアを通り、中へ。
 綺麗で真新しい店内を見渡し、霧絵は控え面に挨拶をした。

明石「あ! 提督さん? はじめまして」

 すると、対照的に明るい声がかかる。
 レジのあるカウンターからひょいと身軽に出てきたのは明石。セーラー服を着た少女だ。

明石「明石です。舞鶴鎮守府からこのアイテム屋のために転属してまいりました!」

 びしっと敬礼。そして人懐っこい笑顔を浮かべる。

明石「いやー、ようやく開店ですね。私待ちくたびれちゃいましたよ」

霧絵「――どれくらい前からいたの?」

明石「この鎮守府が活動開始してから一週間後、ですかね。ひっそりと暮らしてました」

秋月「気付かなかったです……」

霧絵(ほんと、お金払わなくても使わせてくれればいいのに)

明石「それも今日で終わりですね。今日からは鎮守府の中も気ままに歩いてみようと思います」
226 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/02(月) 23:53:11.64 ID:HG4xZAg50
明石「ああ、そうでした。ここで何をしているのか説明しないとですね」

明石「このアイテム屋ではアイテムを販売しています。効果は様々。値段もまた様々で――時折掘り出し物もあるかもしれませんね」

明石「え? 掘り出し物のあるタイミング? そうですね……アイテム屋を選択した際のコンマが0だったりすると、あるかもしれないです」

明石「現在の商品はこんな感じですね」


・栄養ドリンク(霧絵の体力を40回復) 値段 8000
・戦術指南書(自室で読める本。コマンドを追加。指揮力アップ 中) 値段 20000 
・ファッション雑誌(自室で読める本。コマンドを追加。 魅力アップ 中) 値段 20000
・白米(料理依頼の材料。美味しい) 値段 1000
・卵(料理依頼の材料。新鮮) 値段 1000
・お菓子の粉(料理依頼の材料。お菓子を作るにはこれ。クッキーからホットケーキ、なんでもござれ) 値段 1000
・栞(コンマ判定を一回やり直し) 値段 10000

明石「そのほかに、ケッコンの情報誌とか、艦娘専用の雑誌とか、飲料類、洋服、食べ物――数多く販売してますから、お気軽に来店してきてください」

明石「――あ。それと一つ重要なことが。アイテム屋では『時間を消費しません』。提督は買い物に時間をかける人でもないでしょう?」

明石「有効にご活用ください」

霧絵「ええ。ありがとう。これからよろしくね」

明石「はい。こちらこそ」

秋月「ケッコン……」

霧絵「さて。それじゃ、次に行くわよ、秋月」

秋月「はっ!? あ、はい!」

霧絵「また会いましょう、明石」

明石「ええ。秋月ちゃんもまた。すぐ会えるかな?」

秋月「う――早く行きましょう、司令」

 何故か顔を赤くさせた秋月に手を引かれ、霧絵はアイテム屋を後にした。
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/02(月) 23:55:02.50 ID:eageeif0o
(明石さんに手を出してもいいですか?)
228 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/03(火) 00:39:05.00 ID:5mfB0kJR0
【明石さん好きの方が……】
【明石、大淀さん、は他の艦娘達と別枠でヒロインにしましょうか。攻略はできますが出撃はなしな感じで。戦闘あまり得意ではないようですし、もし出撃メンバーに入れると艦種補正値が悲惨なことになりますし。なによりアイテム屋と執務に明石さんと大淀さんを専念させたいですし】
【ということで、なにか異論がありましたら、書き込んでください。間宮さんは考え中です】


秋月「次はここです」

 アイテム屋を出て本棟へ。
 執務室のすぐ近くの部屋の前で秋月は立ち止まった。
 その部屋のネームプレートには『司令部』との文字が。どうやら先程建てた司令部がここらしい。

霧絵「お金を払う前に使わせて――なんて文句はやめといて、と」

霧絵「お邪魔します」

 ドアを開き、入室。
 いくつものモニターとレーダーのようなものが並んだ部屋。執務室でも一番のSFチックな空気を放っている場所であろう。

大淀「提督。お待ちしていました」

 部屋で椅子に座っていた少女が立ち上がる。

大淀「はじめまして、大淀です。この司令部の管理、及び出撃の支援のためこの鎮守府へ転属となりました」

 ぺこりと丁寧に頭を下げる。
 はじめまして。そう彼女は言っているが、こちらは大淀に二回ほど会っている。複雑な気分である。

霧絵「ええ。よろしく、大淀。頼りにしているわ」

大淀「はい。お任せください」

秋月「えと、大淀さん。ここではどんなことができるんですか?」

大淀「はい、ここでは出撃の際に様々なサポートを行います」

大淀「戦況の把握は勿論、通信機から指示をしたり――最先端、とはいえませんが、それなりに新しい機器が揃ってます」

大淀「具体的な効果で言うと……出撃時に、正しい選択肢を選んだ時にコンマにプラス補正、指揮力上昇などなど」

大淀「プラスの効果があります。あまりにひどいものを選ぶと、マイナス効果もあるため注意を」 

霧絵「……なるほど、分かったわ」

秋月「司令が戦闘に……ちょっと不安ですね」

霧絵「秋月」

 素早くつっこみをいれると、秋月は冗談だと笑った。

霧絵「――ゴホン。大淀さんも何日か前にここへ?」

大淀「一ヶ月くらい前です」

 にっこりと、笑顔で大淀は言った。
 大体明石と同じくらい。しかし彼女はなにやら怒っているような、そんな気配を感じた。

霧絵「その……ご苦労様です」

秋月「早くに設備を立てなくて申し訳ないです」

大淀「え……? 怒ってなんかないですよ?」

 なんか台詞がかぶっているような気がする。
 霧絵と秋月はぺこりと頭を下げてから、静かに司令部から出ていった。

霧絵「早く設備立てないとかわいそうね……」

秋月「そうですね……」

 二人はしみじみ思った。
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/03(火) 00:40:29.14 ID:+l7ga69zO
普通に建造作れば良いのではと思ったがこの世界観だと同一艦娘は存在しない設定になるのかな?
230 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/03(火) 01:10:39.62 ID:5mfB0kJR0
【同一艦娘は存在する設定です。司令部の大淀さんは報酬を持ってくる艦娘とは別の艦娘です。
 でも出撃に参加させるのはちょっとあれですし、それで枠を潰すのもあれなので……】


霧絵「これは……」

 続いてやって来たのは間宮。
 アイテム屋と同じく、いつの間にか鎮守府の敷地内に建てられていたそれ。
 和風で、落ち着いた雰囲気のお店だ。

霧絵「懐かしいわね」

 あっちの鎮守府にも間宮はあった。
 これと同じような感じで、いつも甘味や和食を食べることができて、その全てが素晴らしい味であった。

秋月「ここも挨拶していきましょうか」

霧絵「ええ、そうね」

 頷く。
 のれんをくぐり、店内へ。蕎麦屋のような和風な店内に漂う甘い香り。

間宮「いらっしゃいませ」

 入ってすぐ、霧絵らが挨拶をする間もなく出迎えたのは間宮。

間宮「提督ですね。はじめまして、間宮です」

 大人っぽい人だ。霧絵は思い、頭を軽く下げる。

霧絵「はじめまして。――間宮はいつからここに?」

間宮「いつからですか? 一週間前くらいですね」

 よかった。こんかいはそれほど待ってはいないらしい。霧絵と秋月はホッと息を吐いた。

間宮「ここの節名をしますね」

間宮「ここでできるのは食事です。詳しく言うと、出かけるコマンドでの行き先の一つで――艦娘の方と一緒に来ることで親睦を深めることができます」

間宮「あとは――あ。料理依頼の設備を建造してくれたんですね」

間宮「料理依頼では材料を消費して、料理を作ることができます。効果は様々で、艦娘のステを上げたり、攻撃力を上げたり、ダメージを軽減したり色々あります」

間宮「ちなみに――現在作れる料理は以下のとおりです」


・海鮮丼(コンマで効果が変化。主に攻撃系) 材料:白米、お魚  計5つ
・お団子(コンマで効果が変化。主に防御系) 材料:お菓子の粉、卵  計5つ
・お弁当(コンマで効果が変化。主にステータス系】 材料:卵、白米、魚、お肉  計5つ


間宮「一人で間宮に来ると、自動的に料理依頼になりますので、注意を」

間宮「それと、料理依頼は『時間を消費しません』。完成までに時間がかかりますが」

間宮「――こんな感じですね。ご利用お待ちしています」

霧絵「ええ。絶対に食べにくるわ」

秋月「私もです」

 本格的な甘味。とくれば、女子は行かざるを得ない。二人は即答。
 美味しいものが食べられるお店がすぐ近くに。有り難い話である。



【設備紹介で終わってしまいましたが、ここで落ちます】
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/03(火) 01:17:15.54 ID:69cVYQSCO
おつおつー
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/03(火) 01:17:46.13 ID:C8phd38zo
おつです
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/03(火) 01:18:53.30 ID:7yheqyahO
乙です
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/03(火) 01:18:58.38 ID:AtPIFPsVo
おつ
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/03(火) 01:21:36.91 ID:waMnf7tbO
なんかモンハンの料理を思い出すな
食ったらステが変動するのとかさ
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/03(火) 01:50:48.69 ID:drjt/HCE0

間宮さん攻略は新しい…
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/03(火) 20:55:47.86 ID:atd46cLsO
間宮さん有りだったら伊良湖さんも有りがいいな
238 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/03(火) 22:59:23.99 ID:5mfB0kJR0
【つい寝てしまったため、今日は不意に更新します】
【伊良湖さん攻略も考えときます。彼女は間宮をもう一段階大きくさせたら登場にします】

 で、戻ってきた。

霧絵「――この鎮守府もちょっとは立派になったものね」

秋月「ですね。資金はがっつりと減りましたけど」

霧絵「そうね。次の課題がなんなのかわからないけれど……まぁ、きっと大丈夫よ」

秋月「噂によると、今度の依頼は戦う必要がないものらしいですよ」

霧絵「本当? それだと有り難いけど」

 できれば出撃がかかわらなければいいのだが。まぁ今はなにもできることはない。

霧絵「それじゃ、みんなで間宮に行きましょ。今日は私の奢りで」

 霧絵は立ち上がり、電話を手にとる。
 間宮での宴会は新しくやって来た明石と大淀も加え、盛大に行われた。霧絵が財布の心配をしてしまうほどに。
239 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/03(火) 23:13:41.59 ID:5mfB0kJR0
 51日目。
 今日もまた、霧絵は起床と同時に予定を考えはじめた。
 何をしようか。


【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃 【現在選択不可】
 工廠
 編成

 ↓2
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/03(火) 23:15:32.09 ID:JTQZQ7XgO
回避
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/03(火) 23:15:34.05 ID:GI2OBhQeo
出かける 執務室
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/03(火) 23:29:19.53 ID:fjkwgmLcO
単発回避
243 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/03(火) 23:51:47.13 ID:5mfB0kJR0
霧絵「ふむ……なにをしようかしら」

 執務室に行くことは決めた。
 けれどそこで何をしようか。

 
 コマンド
 1・書類整理(指揮力向上。効果はものすごく低いです)
 2・設備建設(鎮守府の設備を建造。様々な効果があります)
 3・誘う(お布団使用。条件は好感度が70以上もしくは性欲が80以上。体力20消費)

 ↓2
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/03(火) 23:53:00.97 ID:e87PX1hJo
三大和
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/03(火) 23:53:04.27 ID:fjkwgmLcO
3秋月
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/03(火) 23:53:10.55 ID:2tgd7hPVo
3やまと
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/03(火) 23:54:01.72 ID:JxH5UUAM0
これ指定同時なん?
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/03(火) 23:55:48.19 ID:fjkwgmLcO
>>167>>169>>181>>184を見た感じ同時有りだと思ったが
現にみんな大和を同時に書いてるし
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/03(火) 23:56:48.51 ID:2tgd7hPVo
>>244であったから念のためだったが
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/03(火) 23:57:08.37 ID:GI2OBhQeo
やったー!待ちに待った夜戦だー!
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/03(火) 23:58:13.27 ID:EaWWrQ5AO
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 00:00:47.69 ID:H1MAZTnAO
回避
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 00:19:16.72 ID:os4fw6JsO
回避
254 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/04(水) 00:26:19.44 ID:nh5IsrIR0
【同時で大丈夫ですよー】

霧絵「……うん、そうね」

 セクハラ――したせいだろうか。
 秋月の身体の感触が忘れられない。あの時、お風呂場でした記憶もまだ。

霧絵「よし――誘う。誘う」

霧絵「個人的なお話だから大丈夫よね。うん」

 クールな顔をして、すさまじく必死な雰囲気を醸し出す霧絵であった。



 夜。雑務をこなしつつ休んで、のんびり過ごしているとあっという間に時間は過ぎていく。
 夕食を食べた後、霧絵は廊下へ。食堂から出て自室へ向かっていく秋月に声をかける。

霧絵「秋月」

秋月「――はい? あ、司令。なにかご用ですか?」

霧絵「その……今夜、どう? 執務室でお布団の」

秋月「え? そ、それは、アレですか?」

 日本語が不自由になったが、意味は通じたらしい。
 頬を赤くさせた秋月は小さく首を傾げる。

霧絵「ええ。嫌、かしら?」

秋月「そ、そんなことは! いいですよ、司令となら」

 首をブンブンと振り、微笑む。
 そしてゆっくりと霧絵に近づき、身体を寄せた。

秋月「……行きましょう?」

霧絵(私は犯罪じみたことをしているのでは……)

 小さな彼女から上目遣いに見られ、そんなことを思うものの止まる気は毛頭ない。
 霧絵は彼女の肩に手を回すと、執務室へと歩いていった。

 そんな、去っていく背中を見送る少女らが数人。


天龍「……おいあれ」

春雨「いかがわしい空気ですね」

大和「建造したばかりのお布団で秋月さんと……ぐぬぬ」

大鳳(なんなのこの鎮守府)
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 00:26:59.29 ID:eH1jgczvo
大丈夫なのか 了解
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 00:31:10.54 ID:0mxGID/Lo
安価一回取って直ぐID変えて回避と書き込んでまたそいつが安価取ったら末尾O規制抜けられてるんだよなあ
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 00:31:48.18 ID:0ZMHKZWvO
周囲もピンクな空気に当てられて性欲上がったりしないかな(願望)
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 00:31:59.77 ID:os4fw6JsO
そこらへんはどうするんだろうね
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 00:32:40.26 ID:0ZMHKZWvO
>>256
そこまで露骨なら流石に分かるだろ
つーかそんなこと言ってたらキリが無いぞ
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 00:34:22.79 ID:0mxGID/Lo
もう>>245のIDで書き込まれることはないだろうしね
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 00:34:52.65 ID:Dr2vdQ1H0
正直あの辺りについて余り話題にしたくない
折角面白いSSなんだから楽しく見たいじゃない
問題視するのは何かあってからでいいでしょ
262 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/04(水) 00:35:10.25 ID:nh5IsrIR0
 執務室。
 小さな灯りをつけた部屋で、秋月と何故か正座で向かい合う。
 ふかふかな布団の上。そういうことをするのだと心構えをして二人きりになるのは、中々緊張する。

秋月「……司令、ど、どうしましょう?」

 沈黙の中、ふと秋月が口を開く。
 胸の前で握りしめた手を包むようにし、緊張した様子の秋月。

霧絵「ええと……」

 彼女のためにも、自分がちょっとはリードせねば。
 霧絵は経験も知識もあまりない頭で考えはじめた。


 ↓2 夜戦の詳細(スカとかグロなどはNG。>>1の手腕を上回るものもご遠慮)
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 00:35:50.33 ID:os4fw6JsO
俺が>>245だけど日付が変わったから証明のしようが無いんだよな…
とりあえず単発禁止のスレに居る間は出来る限りID変わらんようにするから許してくれや
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 00:36:03.26 ID:rONbj/eZo
イチャラブセックス
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 00:38:27.89 ID:omAf1lYAo
この件は>>1に任せようや

                    /j
                   /__/ ‘,
                  //  ヽ  ', 、
                    //    ‘     
                /イ       ', l  ’     …わかった この話はやめよう
               iヘヘ,       l |  ’
               | nヘヘ _      | |   l    ハイ!! やめやめ
               | l_| | | ゝ ̄`ヽ | |〈 ̄ノ
               ゝソノノ   `ー‐' l ! ¨/
            n/7./7 ∧        j/ /     iヽiヽn
              |! |///7/:::ゝ   r===オ        | ! | |/~7
             i~| | | ,' '/:::::::::::ゝ、 l_こ./ヾ..     nl l .||/
             | | | | l {':j`i::::::::::::::::`ーr '         ||ー---{
              | '" ̄ ̄iノ .l::::::::::::::::::::::∧       | ゝ    ',
      , 一 r‐‐l   γ /、::::::::::::::::::::::::〉ー= ___  ヘ  ヽ   }
    / o  |!:::::}     / o` ー 、::::::::::::i o ,':::::::{`ヽ ヘ     ノ
   / o    ノ:::::∧   /ヽ  o  ヽ::::::::| o i::::::::ヽ、 /   /
   /    ノ::::::/    /::::::::ヽ  o  ヽ:::| o {::::::::::::::Υ   /
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 00:39:10.32 ID:0mxGID/Lo
ああ日付変わってたかすまん
最近どこもかしこもID変えて同じキャラばっかり取りやがるわざと目立ちにいってる馬鹿がいるからナイーブになってた
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 00:45:02.83 ID:bnbErA/do
これどうするんだ
ウルトラマンごっこでもするのか
安価ズレるなら264
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 00:45:48.36 ID:rONbj/eZo
俺のイチャラブセックスじゃアカンのか?
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 00:46:06.08 ID:bnbErA/do
(と思ったら日付変わって単発になってた、ややこしくてごめん)
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 00:46:37.29 ID:os4fw6JsO
末尾O以外は単発おkだし>>264じゃないの?
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 00:49:12.79 ID:Dr2vdQ1H0
しかしイチャラブセックスは『詳細』なのだろうか……?
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 00:51:35.34 ID:rONbj/eZo
詳細なんか万年童貞の俺なんかが思いつく訳がないんだよなあ
とりあえず甘々でいちゃついてれば後は>>1に丸投げでいいや
273 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/04(水) 01:09:24.61 ID:nh5IsrIR0
【色々書き込みがありましたが、イチャラブというのは了解しました】
【――あと、面白いSSだというのも】
【今日は眠いので、あまり更新してませんが落ちますね。あれこれ妄想して明日書きたいと思います】
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 01:10:33.30 ID:Tm6kxax2o
乙乙
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 01:12:25.70 ID:os4fw6JsO

秋月との夜戦期待してるぜ
後は>>256の問題点とか日付が変わってID変わったら連取だと見抜けない問題とかどうするんだろ?
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 01:12:44.77 ID:0bXx5OGwo
おつ
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 01:14:16.07 ID:rONbj/eZo
おつおつ
日付が変わったらセーフというか自己申告してくれない限り分からんししゃーないのでは
278 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/04(水) 22:09:16.81 ID:nh5IsrIR0
【ペース遅いかもですが、更新開始です】


霧絵「……私に、任せてもらえる?」

 考えに考えた後、霧絵はそう口にする。
 経験もろくにない自分だが、秋月と一つになりたいし、秋月をよくさせたい。その気持ちは負けないはずだ。

秋月「は、はい……勿論です」

霧絵「ありがとう。下手かもしれないけど……」

 秋月へ近づき、霧絵は唇を重ねる。
 細い体を抱きしめ、触れるだけの口づけを数秒。たったそれだけのことだが唇の柔らかさ、秋月の香り、体温に気持ちは昂ぶり、霧絵の制服を硬くなった男性器が下から持ち上げる。
 数秒の口づけの後唇を離し、至近距離で吐息を、視線を交わらせる。

霧絵「はじめるわね……」

秋月「……」コクン

 目を閉じて頷く秋月へ再度口づけ。今度は遠慮なく、舌を口へ。
 秋月は抵抗もせず、みずから舌を霧絵へ差し出す。霧絵が主導を握った上での深い口づけ。とろけるような感覚に、二人は身体を小さく震わせる。自然とお互いをお求めるように抱きしめ合い、息苦しさも気にせず夢中になって貪り合う。
 部屋に口から漏れる息と、水音が響く。

霧絵「ん、ちゅ――んむっ」

秋月「ぷぁ、ぁ、っん」

 どれだけの時間、そうしていただろうか。
 霧絵がふと我に帰り唇を離すと、舌を出したまま惚けている秋月が目の前に。
 自分を求め、だらしない表情を晒している彼女。
 自分もきっと、そんな顔をしているのだろう。霧絵はかろうじて考え、秋月のことを布団へと押し倒す。

霧絵「秋月……」

秋月「あ……っ」

 思ったまま、本能のままに手を秋月の胸の膨らみへ。
 服の上から優しく撫でるように触れる。しかしそれでも秋月は敏感に反応し、身体をよじらせた。
 それが演技であるのかはわからないが、霧絵にはとてもかわいらしく思えた。
279 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/04(水) 22:35:13.14 ID:nh5IsrIR0
霧絵「ここ、いいの?」

 撫で回し、時折揉むようにして手を動かす。
 服の上からでも柔らかく感じる。心地いい感触に、秋月の反応。霧絵は止めるなんて発想もなく、手を動かし、彼女の表情を見る。

秋月「は、はい――っ、すごく、あぁっ! いい、です」

 どうやら演技ではないらしい。
 彼女は霧絵の手が動く度に、大げさとも思える反応を示し、甘い吐息をもらす。余裕がないようで、ところどころ喘ぎ声で途切れていた。
 
霧絵「もう濡れてるのね……」

 霧絵が秘部へ手を伸ばすと、下着越しにも容易にわかるほど秋月は濡れていた。
 下着の上から軽く指で擦ると、秋月は大きく身体を震わせる。

秋月「んあぁっ!? あ、司令――っ! そこ、は――っ」

 下着のシミが広がり、どんどんと水音が大きくなっていく。
 秋月は霧絵の身体へ手を回し、脚を自然に閉じようとする。が、霧絵が彼女の脚の間にいるためそれはできない。結果彼女は霧絵の身体へ固定するように脚を絡ませ、腰を浮かせる。反応が大きく、霧絵へ腰を振るようにも見えた。

霧絵「気持ちいい? 秋月」

秋月「んあっ、あ――やっ、ふぁっ」

 答える余裕もなさそうな秋月へ声をかける。
 下着が汚れるのも構わず、霧絵はそのまま指を動かし責め続けた。
 秋月が自分を責めたのはこういった気持ちがあったからかもしれない。そんなことを思いつつ、霧絵は指で秋月を責める。普段真面目な彼女が、いつもと同じ服装で乱れている。その姿が霧絵の興奮を誘った。
 もっと気持ちよく。自然と霧絵の指の動きは早まっていき、

秋月「――ん、あぁああっ!」

 秋月は限界へ達したようだ。
 腰をつき出すようにして、身体を弓なりに。ビクビクと身体を痙攣させ、ぐったりと脱力。彼女のあそこからは愛液が流れ、下着から溢れ布団を濡らした。
280 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/04(水) 23:09:50.02 ID:nh5IsrIR0
秋月「はぁ……っ、はぁ」

 絶頂の余韻だろう。
 ぼんやりとした目をどこかへ向け、ぐったりとする秋月。本来なら彼女が回復するまで待つべきなのだろう。
 けれど無防備な彼女の姿を見ていると、我慢はできなかった。

霧絵「っ……いくわよ」

 限界まで硬くなったそれを、霧絵は己のスカートをめくり、下着をおろして挿入。
 温かく、体格もありきつく締め付けてくる秋月の中を進む。

霧絵「ふぁっ……!」

 自分のものが温かく包み込まれる中を進む快感。
 秋月が達していたのもあり、その感覚は霧絵の予想を軽く越えていた。
 耐えようと思う本能を越え、絶頂へ。秋月の奥を突くとほぼ同時に霧絵は絶頂へ達し白濁を中へ注ぐ。

秋月「あっん……司令、イッちゃいました?」

霧絵「ん……んぅ」

 身体を震わせ、秋月はへにゃっとした笑顔を浮かべつつ問いかけた。射精の快感から口が回らない霧絵は、真っ白になりそうな意識の中かろうじて頷いて返す。

秋月「――まだ、できますよね? 今度は一緒に、いきましょう?」

 脚をがっしり霧絵の腰へ固定。
 蕩けきった顔で秋月は笑顔をつくる。
 絶頂の余韻も抜けておらず、耐え切る自信もないが、霧絵はいつの間にか腰を動かしていた。
 熱く、キツイ秋月の中を何度も出し入れし、奥をつく。

霧絵「ふぁっ、あ、秋月――っ、んうっ」

秋月「あっ、あっ、ん――司令、んぁっ、すごい、です――ッ!」

 くちづけを交わし、その間も激しく腰を打ち付ける。
 パンパンと、ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てて、二人は快楽を貪りあった。
 やがて、限界も近づき自然と動きが激しくなっていく。一層音も大きくなっていく中、二人の声もまた負けじと強くなる。

霧絵「秋、月――っ、私、もう――っ!」 

秋月「はい、出して……ください! 司令の、おちんぽから、精液、いっぱい――!」

 一緒に。秋月が発した言葉の通り、二人はほぼ同時に達する。
 まず霧絵から。続いて秋月。射精に反応するように締め付け、秋月も達する。
 ビューッと勢いよく大量に、男性のそれより多く放たれる精に、秋月は恍惚とした表情で身体を震わせる。

霧絵「はぁ――あっ、すご……」

 射精の感覚に放心気味の霧絵。それに対し、秋月はまだまだ物足りない様子であった。
 彼女は力が抜けた霧絵を押し倒し、腰をゆっくりと動かしはじめる。

秋月「まだ、ですよね? 司令」


 それから霧絵は正常位でありながら二、三回ほど秋月の中へ注ぐことを強要されたらしい。


【霧絵の体力を20消費します。
 秋月が戦意高揚状態になりました】

【↓2 コンマの値で秋月の性欲減少です】
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 23:10:17.98 ID:eH1jgczvo
ぴおい
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 23:10:30.15 ID:rONbj/eZo
283 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/04(水) 23:24:33.16 ID:nh5IsrIR0
【15減少です。少ないほうですかね。合計値はまたこんどに】

 翌朝。52日目。

霧絵「……ん」

秋月「あ、司令。おめざめですか?」

霧絵「え?」

 声をかけられ、目をさます。
 周りを見ると、そこは普段絶対眠りにつかないであろう執務室の中。
 そして自分の隣にいるのは、マッパな秋月であった。
 彼女は嬉しそうに、しかし恥ずかしそうにこちらを見ており――自分はなにをしたのか心配になるほど親密具合であった。
 
霧絵「ええ、おはよう」

秋月「はい。おはようございます。――あ。私は大和さんのお手伝いに行ってきますね」

 頬を赤らめ、恥じらいを見せる秋月。彼女は足早に執務室から出て行った。
 ――ということは、おそらく自分の頭に残っている記憶は確かなのだろう。
 秋月を相手に、何度も夜戦したという、夢のような記憶は。

霧絵「……すごく不安」

 これから艦隊が良からぬことに進まなければいいが。霧絵は考え、嘆息した。


【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃 【現在選択不可】
 工廠
 編成

 ↓2
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 23:26:36.17 ID:N0Bthi5Fo
出かける
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 23:26:37.91 ID:rONbj/eZo
出かける 街 春雨
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 23:26:38.34 ID:eH1jgczvo
会話
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 23:29:17.62 ID:G58VmdSAO
でかける
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 23:29:56.25 ID:9SZDR2480
訓練
289 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/04(水) 23:40:32.53 ID:nh5IsrIR0
霧絵「春雨」

 朝食を食べた後、春雨へと声をかける。
 今日はなんとなく春雨と出掛けみたい気分であった。

春雨「――? なんですか?」

霧絵「どこか、出掛けない?」

春雨「春雨とですか!? え、ええ、いいですけど」

 いいらしい。
 突然の発想だが、頷いてくれた春雨に感謝する。
 さて――どこに行こうか。

 コマンド
 1・遊園地
 2・喫茶店
 3・レストラン

 ↓2
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 23:41:51.24 ID:G58VmdSAO
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 23:41:53.41 ID:eH1jgczvo
292 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/04(水) 23:55:20.28 ID:nh5IsrIR0
 デートの定番らしい喫茶店へ、春雨と二人きりで向かう。
 お互いに食事をとれるように、時間はお昼からちょっと過ぎたくらい。
 霧絵と春雨は互いに向かい合うようにして席に座った。

春雨「……」

霧絵「……」

 おどおどとする春雨。
 思えば、こうして二人きりで出かける機会など数すくないものだ。
 ここは霧絵からなにか話を切り出す必要があるのかもしれない。


 コマンド
 1・出撃についての話題
 2・春雨の実力について
 3・これからについての話題

 ↓2
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 23:56:52.74 ID:wEjiVVXjo
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/04(水) 23:56:54.99 ID:rONbj/eZo
295 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/07(土) 16:32:51.99 ID:+eqWWQ0i0
【連続で書く前に寝落ちして更新できませんでした。
 今日はやってこうと思います。時間は今から30分くらいあとで】
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/07(土) 17:31:01.50 ID:E+X37b8x0
おっ大丈夫か大丈夫か
297 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/07(土) 18:03:04.42 ID:+eqWWQ0i0
霧絵(これから……について)

 頭を働かせて、霧絵はなにを話そうか決定する。
 それから小さく息を吸い、

霧絵「これから――」

春雨「……はい?」

霧絵(これからの何について話すか決めてなかったわ)

霧絵「ええと……春雨、これからについて何か訊きたいこととかあるかしら?」

 事務的な話になってしまったが、黙っているよりはマシだろう。強引に話を切り出し、霧絵は固い笑みを浮かべる。

春雨「これから……」

 視線を下に。目を伏せて考えている様子の春雨。それまで視線を泳がせていた彼女は、それと対照的に一点を見つめ、手をもじもじとさせている。
 それから、不意に顔を上げる。口を開き、何かを言いかけ、

春雨「――っ」

 一度、途切れる。開いていた口を閉じ、笑顔を浮かべた。

春雨「次の課題ってなんですか?」

霧絵「次の課題ね。くわしくはわからないけれど、戦いではないみたいよ」

春雨「そうなんですか? ちょっと安心しました」

 そう言って彼女は笑みを深める。

霧絵(気のせい、かしら)

 大しておかしな様子ではない。
 けれど何か違ったような気がした。
 内心不思議に思う霧絵。しかしその後、いつも通りの春雨と普通に会話をし、お出かけの時間をエンジョイ。何も異変などなかった。


【春雨の好感度が7上がりました。依存が5上がりました】
298 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/07(土) 18:09:45.62 ID:+eqWWQ0i0
現在ステータス

 ・主人公 南雲 霧絵
 体力 60 (普通くらい)
 魅力 47 (提督として並程度)
 指揮力 15 (最低限の戦術すら怪しい。優柔不断) 



 ・秋月  【戦意高揚】
 レベル 31 (それなりに強い)
 HP  40 
 好感度 100 (『司令は私のすべてです』)
 性欲  52.5 (『ええと、司令を見ていると……いけない気持ちに』)
 依存  10 (『依存? 何にですか?』)

 ・天龍
 レベル 44.5 (中級者)
 HP 60
 好感度 36 (『まだまだひよっこだな』)
 性欲 18  (『体調? いいから戦わせろ』)
 依存 0  (『誰があいつに依存するかって』)

 ・春雨
 レベル 39 (並以上)
 HP 40
 好感度 70 (『いい人……かしら』)
 性欲 7  (『体調? いいですよ』)
 依存 5  (『依存……え? し、司令官にそんな副作用でも?』)

 ・大和
 レベル 32 (それなりに強い)
 HP 100
 好感度 43 (『それなりですね』)
 性欲 92  (『いつでも受け入れ万全ですよ、提督。むしろ大和から――』)
 依存 0   (『依存? 異存はありません』)

 ・大鳳
 レベル 22 (まだまだ経験不足)
 HP 100
 好感度 52 (『素敵な提督ですね』)
 性欲 52  (『なんだか……いい香りが』)
 依存 0   (『いい人だとは思うけど、依存するまでは……ね』)



 ・長門【ゲスト】  ※現在離脱
 レベル 70 (大規模鎮守府のエース)
 HP 120
 好感度 79 (『可愛い……犬? 猫? 守ってやらないとな』)
 性欲 51 (『霧絵はいいにおいがするような……』)
 依存 0 (『依存か。あいつの方がしている気がするぞ』)

 特殊……『エース』 艦種補正値 夜+1
     『歴戦の証』 HP+20


鎮守府設備  【普通の鎮守府】
 ・アイテム屋(アイテムが鎮守府内で販売されます)
 ・お布団(執務室で夜戦……的なことが可能に)
 ・高性能機材(工廠での建造、開発が有利に)
 ・募金箱(週一で資金がごく少額プラス)
 ・寮増設(艦娘の枠が八人になります)
 ・ふかふかベッド(休息が効果的に)
 ・司令部(本格的な出撃サポートの場。出撃時に提督の選択肢が表示)
 ・教育マニュアル(旗艦のレベルアップに0.5のボーナスがつくように)
 ・間宮(鎮守府内に間宮さんの食事処が)
 ・イベント羅針盤(どこでイベントが起こるか示してくれます。誰の、までは分かりません)
 ・鎮守府パンフレット(募金箱の近くに配置。鎮守府のことがよくわかる!らしい。募金箱の集金効果アップ)
 ・料理依頼(材料を集めることで、間宮さんが料理してくれます。料理は自分に使ったりプレゼント可能。効果はランダム)


課題『なし』

 『資金17460』
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/07(土) 18:14:21.58 ID:1+CEEtJiO
回避
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/07(土) 18:15:24.82 ID:vrxdAhNAO
回避
301 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/07(土) 18:16:22.89 ID:+eqWWQ0i0
 53日目。
 目を覚ました霧絵は軽く伸び。ベッドの中で、今日の予定を考えはじめる。
 今日は何をしようか。


【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃 【現在選択不可】
 工廠
 編成

 ↓2
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/07(土) 18:16:42.15 ID:vrxdAhNAO
工廠建造
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/07(土) 18:16:43.89 ID:n9Bi9/09o
出かける 大和の部屋 大和
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/07(土) 18:17:52.13 ID:1ZZgj7ZP0
会話 天龍
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/07(土) 18:23:35.22 ID:1+CEEtJiO
>>184で書いてあるけど工廠 建造って無しじゃね
あくまでも行き先だけでしょ開発が選べなくなっちまう
あとは街以外は艦娘選べないんじゃね?どうせ大和の部屋だろうから大和出てくるだろうけどさ
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/07(土) 18:29:03.65 ID:n9Bi9/09o
>>305
> 出かける(執務室、自室、艦娘の部屋、工廠、港、街。誰と出かけるかも一人まで指定可。執務室では指揮力の向上、設備の建設など。自室では休息、勉強など。あとは艦娘との会話イベントです。)

街だけとは書いてないね 部屋はその艦娘限定でもいいような気はするが念のためにな
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/07(土) 18:31:51.51 ID:1+CEEtJiO
178 ◆SueEXcDWTY saga 2015/02/12(木) 22:15:26.11 ID:FRZTdCG30
霧絵「……出かけようかしら」

 艦娘の疲弊も大きいだろう。
 連日の訓練を思い、霧絵は結論を出す。
 今日は誰にもなにも言っていない。みんな気ままに行動していることだろう。

霧絵「私も――気分転換ね」


 コマンド
 執務室、自室、艦娘の部屋、工廠、港、街からどれか一つ選択。

 ※ルール修正です。
 『【街】のみ誰と出かけるかも一人まで指定可』。

 ↓2


前スレから引っ張ってきたよ
まあ紛らわしいからここらへんをテンプレに組み込んどいて欲しいよね
308 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/07(土) 18:41:30.03 ID:+eqWWQ0i0
【確かに紛らわしいですし、艦娘の同行については今度のテンプレに入れときたいと思います】
【出かけるコマンドについて、どう思います? 待つのが面倒なので、一気に選ばれる方がいいかと思ってやってみたのですが、問題も出ますし――やはり個々にしますか? ややこしいですし。ちょっとアンケートです】

【あと工廠については工廠だけ選択可能です】


1・【霧絵が一人で行き先を決める『出かける』、と新たに艦娘と街に出かける『デート』コマンドでも】
2・【個別に出かける、行き先と同行者を決める。最初辺りの方法】
3・【今のまま】

 ↓1〜  先に三票得た方を採用します
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/07(土) 18:42:39.43 ID:1+CEEtJiO
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/07(土) 18:42:55.28 ID:aD3rOnPMo
3でいいかな
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/07(土) 18:42:55.74 ID:PUvM28Bko
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/07(土) 18:43:14.67 ID:bsfiWPgSo
313 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/07(土) 19:07:05.85 ID:+eqWWQ0i0
【では今のままで】
【ということでもう一度>>1もほぼ忘れかけていたルールを】

【出かけるで一緒に行動する艦娘を選べるのは行き先が『街』の時だけです】
【それと、一度に決められるのは出かけるコマンドと行き先。街の場合は『誰と』、を選ぶこともできます】

【あとついでにもう一個再説明。艦娘の個別イベは『出かける』コマンドで霧絵が一人でどこに行くかを決めたときのみ起こります】
【簡単にいえば、イベントが起こる艦娘達が複数いる場合、前イベントなどで分かり易い伏線があるとき以外、まったくのランダムです】


【では大和の部屋に出かける、の選択から再開です】
314 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/07(土) 19:25:40.96 ID:+eqWWQ0i0
 朝食を食べ、しばらくした後。
 霧絵はなんとなく大和の自室へと向かっていった。
 霧絵の自室もある艦娘の寮内。人は増えたが、まだあまりに密度が低いこの鎮守府は、やはり静かだ。
 
霧絵「……ふぅ」

 落ち着いた気持ちで廊下を歩き、目的の大和の部屋の前に。
 ネームプレートを確認。どうやら間違えていないようだ。

霧絵「大和? いるかしら?」

 ドアをノック。少ししてドアが開き、大和が顔を出した。

大和「提督? なにかご用ですか?」

 にっこりと笑う大和。相変わらず落ち着いていて、上品な雰囲気――なのだが、やはり狙われているような感覚が彼女と対峙していると抜けない。

霧絵「話をしようと思って」

大和「話ですかっ。いいですよ。どうぞ、提督」

 中へ招く大和。霧絵は小さく頷くと部屋へと入っていった。

【ちょっと落ちます】
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/07(土) 19:29:11.79 ID:jDsFMWH4o
一旦乙
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/07(土) 19:30:40.59 ID:n9Bi9/09o
おつおつ
317 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/07(土) 22:24:19.20 ID:+eqWWQ0i0
 大和の部屋は彼女のイメージとそれほど遜色ない雰囲気だった。
 和室で、床は畳。ちゃぶ台があって、その周りには座布団。窓際にいくつか傘が立てかけられており、全体的に和風だ。

霧絵(女の子のにおい……)

 自分も当然ながら女性といえば女性なのだが、大和の部屋は幸せな香りがする。
 ふんわりと、畳のにおいに混ざって気分が高揚するような――

霧絵「あれ?」

 ふと臭った、嗅いだことのないにおいに首を傾げる。

大和「あ、すみません。お客様が来たので、お香でもと」

 霧絵の様子に気づいたのだろう。大和が笑顔で言い、窓際に置いた可愛らしいデザインのポッドを指差す。

霧絵「気を遣わなくてもいいのに」

大和「少し気になって。あはは……。あ、提督、こちらにどうぞ」

霧絵「ええ、ありがとう」

 気にすることもないのに。霧絵は思いつつ、玄関で靴を脱ぎ大和に示されたまま座布団に座る。

大和「よいしょ……なにをお話しましょう? 提督」

 霧絵の向かい側、ではなくすぐ隣に。

霧絵(ナチュラルに隣に……)

大和「効果ないですね……」ボソッ

霧絵「――? なにか言った?」

大和「な、なんでもないですよ。何をお話します?」

 霧絵の股間を凝視しつつ言われた言葉。
 それを聞き逃した霧絵は不審に思うも、話題を考えはじめた。

 コマンド
 1・好物とかある?
 2・休みの日は何してる?
 3・料理作ってくれる?

 ↓2
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/07(土) 22:25:09.32 ID:PUvM28Bko
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/07(土) 22:25:15.46 ID:jDsFMWH4o
やまとこわい
1
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/07(土) 22:25:26.35 ID:t8yGjmVCO
ksk
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/07(土) 22:25:50.88 ID:aD3rOnPMo
322 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/07(土) 22:49:26.61 ID:+eqWWQ0i0
霧絵「大和って好物とかある?」

大和「好物ですか? 提督、とかいうのは」

霧絵「なし」

大和「うーん……美味しいものなら。あと、お魚は好きですよ。それと強いて言うなら洋風ですかね。あ、でも和風も」

 一度断ると、意外とまともな返答が。

霧絵「美味しいものならなんでも沢山――とかかしら?」

大和「――そ、そうですね」

 顔をわずかに赤らめ、大和は頷く。
 いつも彼女は戦艦の名に恥じないほどの量を食べる。それはまぁ気持ちいいくらいに。好き嫌いはあまりないのだろう。

霧絵「いいことね。私は嫌いなものとかあるから」

大和「そうなんですか? 意外です」

霧絵「ふふ。まだ私達はお互いのことをあまり知らないみたいね」

大和「ですね。もっとお話しましょう」

 のほほんと、お互いの好みについて話す。
 途中、身体が火照ってきたりもしたが――問題はなかった。

【大和の好感度が8上がりました】
323 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/07(土) 22:53:41.42 ID:+eqWWQ0i0
 54日目。次の課題が出されるまであと2日くらいだろう。

霧絵「……昨日は危ない橋をわたっていたような。気のせいよね」

 昨日よりも幾分かさっぱりした頭で、霧絵は今日の予定を考えはじめた。


【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃 【現在選択不可】
 工廠
 編成

 ↓2
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/07(土) 22:54:15.70 ID:FdA9TEhoO
回避
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/07(土) 22:54:16.80 ID:aD3rOnPMo
出かける 執務室
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/07(土) 22:54:22.26 ID:t8yGjmVCO
出かける
327 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/07(土) 22:56:51.18 ID:+eqWWQ0i0
霧絵「執務室に……」

 あくびを一つ。
 執務室でなにをしようか。

コマンド
 1・書類整理(指揮力向上。効果はものすごく低いです)
 2・設備建設(鎮守府の設備を建造。様々な効果があります)
 3・誘う(お布団使用。条件は好感度が70以上もしくは性欲が80以上。体力20消費。変化がないため秋月指定不可)

 ↓2
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/07(土) 22:57:13.01 ID:huWiuLnRo
3春雨
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/07(土) 22:57:13.26 ID:FdA9TEhoO
三春雨ちゃん
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/07(土) 22:59:32.07 ID:fIiNiVBXo
ひゃっはー夜戦だー!
331 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/07(土) 23:31:49.73 ID:+eqWWQ0i0
霧絵「……私は、何を考えているのかしら」

 春雨と夜戦。秋月の時に思ったが、相手が春雨では見た目完全に犯罪である。

霧絵「でも、嫌なら断るわよね。強制してるわけではないし」

 うん、と頷く。
 夜だ。夕食の時に誘うとしよう。

霧絵「断られるかしらね」

 それほど期待はしていなかった。これまで春雨とはそういった関係ではなかったし、そんな話もしなかった。だから断られて当然という考えもあったのだが――



春雨「――い、いいですよ」

 夕食の後。廊下で話しかけると春雨は承諾してしまった。してしまった、ではなく、してくれた、なのだが――そう思わざるをえない。

霧絵「いいの? その、寝るだけじゃないのよ?」

春雨「……」コクン

 顔を真っ赤にさせ、頷く春雨。本当にいいらしい。

霧絵「――分かったわ。それじゃ、行きましょう」

 二人は横に並んで、微妙に距離を空け歩いて行く。
 その後ろにはやはり、彼女らを見守る少女らが。


大鳳「提督は節操なしね」

天龍「まぁ、いいんじゃねえか? 春雨はあいつのこと好きそうだし」

秋月「応援したくはなりますね」

大和「これは見送るしかありませんね……」

大鳳(春雨さんだとみんな甘いのね……わかるけど)
332 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/07(土) 23:58:54.55 ID:+eqWWQ0i0
 執務室。
 布団を敷いて、二人で対面。
 お風呂に歯磨き、必要と思われる身支度をしてから、霧絵が入ると、すでに春雨は布団の横で座っていた。
 それから霧絵も急いで移動し――現在。

春雨「し、司令官……」

霧絵「――何?」

春雨「春雨は初めてで、至らないところもあると思いますけど……その、よろしくおねがいしますっ」

 初めてな時点で色々至っている――なんて頭の片隅に浮かぶが、霧絵は何も言わず彼女を抱きしめる。

霧絵「大丈夫よ。私は春雨のこと、大好きだから。ひどいことはしないわ」

春雨「……司令。はい」

 小さい身体。まだまだ幼い顔立ち。罪悪感がわくと同時に、背徳感にも似た高揚が霧絵の中に生じる。
 彼女の頭を撫で、霧絵はゆっくりと布団の上へと押し倒した。

霧絵「私に任せてね」

春雨「は、はい……」

 仰向けに寝、目をきゅっとつぶる春雨。恥ずかしいだろうに、彼女は手を精一杯広げて身体に触りやすいようにする。
 それがとてもかわいらしく、霧絵はクスッと笑う。

霧絵「……んっ」

 軽く口づけ。彼女の唇もまた柔らかく、気持ちがいい。口から漏れる息がいつもと違って色気が感じられた。

春雨「ん、ぁ……司令、官」

 目を閉じたまま、唇が触れると身体を震わせる春雨。
 少々強張った身体へ、霧絵は手をはわせる。お腹、胸、首に頬。ただ撫でるだけだが、手つきはねっとりと、丁寧に愛撫していく。

春雨「ひぅっ、くすぐったい、です……んむ」

 身体をよじらせる春雨へついばむような口づけをくりかえし、身体を撫でる。
 最初こそくすぐったそうにしていた彼女だが、徐々にその反応も変わっていく。

春雨「あ、ふあ……ぁ、んっ、う」

 ぼんやりとした目。強ばっていた身体は脱力し、時折、もじっと脚を擦り合わせる。
 いい具合に蕩けているようだ。初めてだが、感度はよすぎるくらいにいいらしい。

霧絵(私って結構テクニシャン……?)

 安価がポンコツだった霧絵が勘違いしてしまうくらいに。
333 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/08(日) 00:33:40.22 ID:wZopajAv0
霧絵「脱がすわね」

 このまま順調に。
 霧絵は心の中で自分に言い聞かせ、春雨の服へ手をかける。
 抵抗はない。春雨はどこか怠そうに霧絵を見つめ、無抵抗に脱がされる。

霧絵「……」

 セーラー服、スカートを脱がし、下着のみ残す。
 春雨は――入渠ドックで見たように霧絵よりも大きかった。

霧絵(下着もピンクだし……何この子、私よりエロくないかしら)

 ブラを上へずらす。形のいい二つの膨らみと、綺麗な色の突起。思わず触ってみたい欲求に駆られるそれが露わとなる。

春雨「ひゃうっ!? ――ぁ、しれい、ふぁっ」

 片方を鷲掴みに、片方の乳首に吸い付き、本能のままに刺激する。
 すでに硬くなっている突起は気のせいかもしれないが甘い味がし、身体は未成熟ながら春雨は甲高い声を上げて大きく反応を示す。
 いつまでもそうしているのもいいが――あまり焦らすのも悪いだろう。

霧絵「こっちも触ってあげるわね」

春雨「はぁ、ぁっ、そこ――はっ、んうっ!?」

 下着をずらし、春雨の割れ目へ直接指で触れる。
 これまでで一番の反応をし、春雨は脚を閉じようとする。が、霧絵が間にいるためそれは叶わない。

霧絵「春雨、可愛いわよ。ほら、ここもうこんなに音が……」

春雨「い――や、ぁっ! あ、あぁっ、だめ、しれ――頭、が、ふぁっ!」

 部屋に嬌声を響かせ、春雨が身体を弓なりにさせる。秘部からは粘着質な音が大きく鳴り、絶えず蜜が溢れていた。

霧絵「いきそうなの? いいわよ、いつでも」

 宣言した通り、ひどいことはせず、あくまでも優しく霧絵は指を動かす。

春雨「ん、あ、ふぁっ、ああ――っ!」

 張り詰めていた身体ががくんと大きく揺れ、痙攣するように震える。布団を掴み、彼女は脱力。絶頂を迎えたであろう彼女は、うつろな目を開き、時折快楽の残渣に身体を震わせる。

霧絵「そろそろ……かしら」

 もう前準備は充分だろう。霧絵は自分も服を脱ぎ、身体を晒す。
 そして彼女に覆いかぶさるようにして、頭を優しく撫でた。
334 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/08(日) 01:19:43.24 ID:wZopajAv0
春雨「ぁ……司令、官?」

霧絵「春雨。続けても大丈夫?」

春雨「は、はい……多分、大丈夫です」

 まだ呼吸は乱れており、少し心配になるが――これ以上自分も我慢できそうにない。
 霧絵は頷くと、春雨のそこへ先端をあてがう。それからゆっくりと、挿入していった。

春雨「――っ! うぁっ」

霧絵「はぁ――きつ……っ」

 初めて、身体が小さいのもあり、中へ入れるのも一苦労。
 浅く挿入することに成功すると霧絵は春雨を抱きしめ、密着。その体勢で奥まで入れていく。
 霧絵の男性器を包み込み、きつく締める春雨の中。充分に濡れたそこは温かく、少し擦れただけでも腰が引けてしまいそうになる。

霧絵(一番まずいかも……)

春雨「ん――っ、あぁっ!」

 それでもなんとか耐え、奥へ。膜が切れたのだろう。中から愛液に混ざり、血液が流れた。
 おそらく一番奥。しかし霧絵のものはすべて入りきらなかった。春雨の身体に入り、下腹部に微かな膨らみができる。その光景が興奮をさそう。

霧絵「は、春雨――っ、大丈夫?」

春雨「はいっ、ちょっと痛かったですけど――今は、もう、はぁっ、あ」

 多分もうあまり痛くないのだろう。春雨は頷くと、霧絵を見つめ微笑む。
 霧絵の身体に手を回し、腰へ脚を。しがみつくようにして、彼女は期待を込めた目で見る。

霧絵「それじゃ――いくわよ」

 腰を引く。卑猥な音を立て、愛液に濡れた男性器が露わに。
 吸い付くような感覚に、霧絵は声をもらす。

霧絵「はぁっ、あ――春雨、んぁっ」

春雨「ひぁっ! あっ、ぁ、しれい、好き、です――っ」

 そして奥へ。抜かれる感触に身体を震わせていた春雨は、最奥を突かれ短く喘ぐ。
 最初はゆっくりと、徐々に早く。自然と気持ちも声も高まっていく。

春雨「あっん! あ、司令官、きもち――いいっ! ん、ふ――ちゅ、ぷぁっ」

 腰を動かし、互いに強く抱きしめ合いながらの口づけ。
 春雨もいつの間にか自分から舌を絡めていき、目をうっとりと細める。

霧絵「あぁ、春雨……。私、もう――」

春雨「は、はい――っ、来て、司令、か――あぁっ! んっ! んああ!」

 唇を離し、口が唾液で汚れていることなど気にせず、夢中に快楽をむさぼる二人。
 限界が間近まで近づき、霧絵は最後に奥を突くと射精。春雨は身体を大きく震わせ、中に注がれる感覚にうっとりとした顔を見せる。
 小さな身体には注ぎきれず、春雨の中から白濁がもれた。

春雨「――ぁ。これが、司令官の……」

 射精がおさまり、少しすると春雨は霧絵の耳元でつぶやく。
 それから彼女の首へ回す手へ力を込め、微笑む。

春雨「もっと、ください……」

 うわ言のように言われた言葉。けれどそれを口にした春雨の表情はまさに女性そのもので――霧絵はその後、何度も彼女の要求に答えた。

【春雨が戦意高揚状態になりました。 霧絵の体力が20消費されました】
335 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/08(日) 01:23:14.11 ID:wZopajAv0
【問答無用で0にしようかとも思ったけれど……】
【↓2 コンマの値で春雨の性欲減少です】
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 01:23:41.57 ID:yCPLd0cgo
踏み台
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 01:26:57.49 ID:gg8e3CnCo
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 01:27:02.07 ID:tXqvJosZo
ほい
339 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/08(日) 02:13:42.49 ID:wZopajAv0
【49で合計0ですー】
【エロ続きは>>1が疲労するため、執務室のお布団にちょっとの間制限かけます。ご了承を】


 55日目。

霧絵「うー……」

 目をさます霧絵。隣を見ると、何も着ていない状態の春雨が。霧絵の腕を枕にして眠っていた。

霧絵「ちょっとごめんね」

 腕が微妙に痛い。そっと頭の下からどかすと、霧絵はぼんやりと考えた。

霧絵(あれから何回したっけ……?)

 いまいち思い出せない。
 少なくとも三回以上はしたような気もしたが。



【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃 【現在選択不可】
 工廠
 編成

 ↓2
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 02:15:03.53 ID:vWVkQINSO
踏み台
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 02:15:04.20 ID:jCrMR47do
訓練
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 02:15:06.45 ID:WgFv8Zpno
出かける 秋月
343 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/08(日) 02:16:47.54 ID:wZopajAv0
【訓練となりました】
【今日はここで落ちます】
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 02:17:17.64 ID:gg8e3CnCo
おうおつ
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 02:17:51.24 ID:WgFv8Zpno
おつ
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 02:18:16.16 ID:k6Zv9Ei9o
おつ
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 10:59:39.38 ID:3gy6KYdg0
なんで提督がふたなりだってことに艦娘たちは突っ込まないんですかね…(小声)
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 11:03:03.06 ID:5tn301IjO
酒の席で自分の体質を暴露しちゃったから仕方ないね
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 11:32:08.04 ID:qgjKi7heO
子供が出来ればケッコンカッコガチも夢じゃないからね仕方ないね
350 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/08(日) 14:47:58.95 ID:wZopajAv0
【更新します】
【大鳳は知りませんが、呑み会で暴露された他の艦娘達は知ってる――という体で。】

霧絵「……訓練しようかしら」

 あくびを一つ。身体を起こすと、霧絵は春雨の肩をかるく揺さぶった。

霧絵(訓練、なにをしようかしら……)


 コマンド
 1・砲撃訓練
 2・対艦載機の訓練
 3・陣形の練習

 ↓2
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 14:49:54.04 ID:A7WOO/Q80
3
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 14:49:55.52 ID:sNYE9nG8o
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 14:50:39.17 ID:TpiuPWAmO
回避
354 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/08(日) 15:20:05.07 ID:wZopajAv0
【7.5 + 15 + 52 = 74 失敗です】

霧絵「……あの子達もうまくなったわね」

 砲撃練習。大鳳を後方からのアドバイス役につけ、霧絵は彼女達の訓練を見守る。
 実際に海を移動し、海上に設置した的を撃つ。基本的で、実戦にも近い練習である。
 今のところ結果は中々。いい感じだ。

霧絵「でもなにか、今ひとつのような気も……」
 
 可もなく不可もなく。問題はないのだが、目立っていいところもない。
 これくらいの練習では効果がでなくなってきたのだろうか。

霧絵「何か考える必要があるのかしら」

 呟く。彼女達の成長のために自分は何ができるのだろうか。


【資金を500消費。提督の体力を5消費。】
【訓練失敗。全員のレベルが0.5上がりました】

 現在の提督の体力 35
 資金 16960 

 レベル一覧
秋月 31.5
天龍 45
春雨 39.5
大和 32.5
大鳳 22.5
355 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/08(日) 15:29:01.01 ID:wZopajAv0

 その夜。
 都会の、とある鎮守府。
 第三舞鶴鎮守府とは比較にならないほど大きく立派な鎮守府――の、執務室前。

長門「いきなり呼び出しか……なんの話だかは聞いているか?」

 本日は休み。鎮守府で自由に過ごさせてもらったのだが、ちょうど夕食後くらいに提督から呼び出しがかかった。
 呼び出された用件はわからない。
 長門は訝しみつつ自分と同じく、古株である艦娘へ声をかけた。

 ↓3 『都会の大規模鎮守府、霧絵と知り合いの艦娘その2が誰か。(ここで指名された艦娘は建造できません。長門と同じく、色々条件を満たすと転属する場合も) ちなみに長門が幼なじみならば、この艦娘は中々主人公に声をかけられなかったツンデレ同級生的な立ち位置です』
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 15:29:19.56 ID:3csBuss8o
kskst
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 15:30:01.04 ID:3gy6KYdg0
ksk
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 15:30:04.21 ID:TpiuPWAmO
朝潮
359 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/08(日) 15:57:36.60 ID:wZopajAv0

朝潮「わからないですね。司令官に聞いた方が早いと思います」

 長門の隣に立つ少女、朝潮は答える。
 短い返答だが、確かにその通り。なにも間違ってはいない。

朝潮「……」

 じーっと、執務室のドアを見つめる朝潮。
 真面目な顔をしているが――なにを考えているのだろうか。長門はドアに手をかけず、その横顔を見た。

 『ステ判定です』
 ↓1 朝潮の好感度
 ↓2 朝潮の性欲
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 15:57:48.23 ID:TpiuPWAmO
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 15:57:53.53 ID:gg8e3CnCo
あz
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 15:58:01.96 ID:3csBuss8o
hoi
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 15:58:27.93 ID:TpiuPWAmO
ひっでえ低コンマ
長門の時みたいに補正が付けば良かったが
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 15:58:31.01 ID:gg8e3CnCo
書き込まないとよかったわ
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 15:59:25.35 ID:PeJfnKpHo
割と朝潮っぽいやん?
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 16:06:05.25 ID:3csBuss8o
コンマだからね、しょうがないね
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 16:08:04.57 ID:sNYE9nG8o
ツンデレでなくツンツンであったか
368 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/08(日) 16:15:44.62 ID:wZopajAv0
【忘れてました。長門さんと同じく好感度に30補正かかります】
【ということで、好感度53 性欲53  で】

朝潮「――そういえば、霧絵さんはどうしていました?」

 ドアを見ていた朝潮が不意に、口を開く。
 彼女が長門と同じくドアを開けずに立っていたのには、理由があったらしい。
 長門はふっと笑みを浮かべる。

長門「なんだ、やはり気になっていたのか?」

朝潮「そんなことはありません。私は司令官の艦娘。この鎮守府に関係のない霧絵さんのことなんて」

長門「そうか。なら行こう。司令官の話を聞かないとな」

 ガシッ、と長門がドアノブへと伸ばした手が掴まれる。

長門「――話の後で、教えてやる」

朝潮「……分かりました。……ありがとうございます」

 ぼそぼそと言う朝潮。朝潮の手が離れると長門はドアを開いた。


【ちょいと落ちます】
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 16:15:58.13 ID:TpiuPWAmO
やったぜ
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 16:16:38.47 ID:sNYE9nG8o
ツンデレであったか
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 16:18:48.89 ID:k6Zv9Ei9o
ツンデレになったやったぜ
一旦おつ
372 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/08(日) 18:22:49.08 ID:wZopajAv0
 執務室の中へ。
 そこには、第一艦隊のメンバーと提督が。何故か麻雀卓となっているこたつに足を入れてくつろぐ提督。そして紅茶セットでお茶を飲んでる艦娘。大規模な、深海棲艦との戦いの第一線とも言える鎮守府であるが――緊張感の欠片もない。

お偉いさん「おー、来たね、二人とも。これで全員集合かな」

 手にしていた湯のみを机に置き、提督は笑う。
 頭からずり落ちかけていた帽子を手で直し、彼女は立ち上がった。


 『日本の最も大きな鎮守府、その提督の名前を募集します』
 ↓1〜2 でいいと思ったものを採用
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 18:24:05.88 ID:gg8e3CnCo
富士 旭
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 18:24:18.70 ID:TpiuPWAmO
黒木 大吾郎
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 18:24:41.99 ID:sNYE9nG8o
碇 ネモ
376 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/08(日) 18:59:19.71 ID:wZopajAv0
【いい忘れてましたが、一応女性なので――黒木 旭でいきます。読みはくろき あさひで】

旭「さぁ、話をはじめよっか。二人も適当に座って」

朝潮「了解しました」

長門「失礼する」

 規則正しく動きソファに座る朝潮。その隣に腰掛ける長門。
 二人が座ったのを確認し、旭は話をはじめる。

旭「今日みんなを呼んだのは他でもない。軍からの命令についてだ」

 皆の表情が一気に引き締まる。
 すっと真剣な空気に。が、変わらず提督は笑顔のままだ。

旭「――と言っても、今回はそんな物騒な命令じゃないんだよね」

長門「……というと、あれか?」

旭「うん、あれ。話に出てたお祭り。開催が確定してから日が経ったけど――本格的に開催が決まったんだ」

朝潮「お祭り……」

 これまた空気が一変。のほほんとした雰囲気となる。

旭「ってことで、君たち第一艦隊を新たに編成しなおしたってこと」


 ↓3〜6  『編成された第一艦隊の艦娘』 一人ずつ指名で。これは建造不可にならないので、第三鎮守府とかぶっても可です
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 19:01:36.58 ID:gg8e3CnCo
kskst
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 19:02:02.74 ID:gg8e3CnCo
kskst
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 19:02:08.41 ID:TpiuPWAmO
五月雨
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 19:02:32.30 ID:sNYE9nG8o
なか
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 19:05:04.72 ID:rV0oMA200
隼鷹
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 19:06:59.49 ID:WgFv8Zpno
天津風
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 19:10:20.97 ID:EyyA97k1o
戦艦どころか重巡も居ねぇ
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 19:13:09.24 ID:sNYE9nG8o
>>383
一応長門いるから イベントで那珂ちゃんいないのはいかんだろ
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 19:48:29.82 ID:3gy6KYdg0
この提督さんはロリコンなのです…
386 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/08(日) 19:53:18.76 ID:wZopajAv0
五月雨「お祭り……頑張ります!」

那珂「那珂ちゃんのアイドルパワーでみんなに元気をあげちゃうよー!」

隼鷹「お祭りってことはお酒も……ヒャッハー! テンション上がってきた!」

天津風「お祭り……提督と、ね」

旭「うんうん。見れば見るほど完璧な編成……」

 こくこくと何度か頷く提督。

長門(どこが完璧なのだろうか)

 提督の口ぶりから戦闘をするわけでもないのだろう。しかしこのメンバー選定、理由がさっぱり分からなかった。

朝潮「司令官。この編成になにか理由が?」

 びっと手を挙げ、朝潮がストレートに疑問を口にする。

旭「勿論あるよ。基本的にこの鎮守府は会場の準備を担当して、みんながお祭を楽しめるように艦隊をローテーションで警備したりするんだけど――」

旭「この第一艦隊には特別な任務があるんだ。その任務のために、重要な要素を持った艦娘を選んだのさ」

五月雨「じゅ、重要な……?」

那珂「アイドル性……じゃないよね」

隼鷹「なっかちゃーん、なんであたしを見んのかなー?」

天津風「いつも酒瓶持って、自覚はあるでしょ。あっ、私もアイドルなんてたちじゃないけど」

長門「私もだな」

旭「ふっふっふ……アイドル性じゃないよ。重要な任務。それはずばり――」

旭「新設された鎮守府との公開演習!」

旭「そして重要な要素とは――程よい手加減」

 ほぼ全員がその発言に不可解そうな顔をした。
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 19:58:45.09 ID:WgFv8Zpno
やっぱりこの提督も生えてるんですかね?
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 20:26:29.91 ID:1y9gkZJKO
生えてなくて霧絵←旭←旭の艦娘でも捗る
389 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/08(日) 20:28:46.85 ID:wZopajAv0
【生えてるのは霧絵のみですー】


旭「上から言われたんだよねー。演習で新設鎮守府をあまりあっさり倒すなと」

旭「だから戦艦とか空母とかはできるだけ避けておいて――」

朝潮「この編成、ということですか」

旭「うん、そう」

 今度は全員が複雑そうな顔をした。

旭「まぁまぁ。でもみんなの実力は信用してるんだよ? じゃなきゃ選ばないから」

天津風「まぁ、そうよね。そこは当然よ」

隼鷹(天津風ちゃんちょろい……)

長門「……選ばれた以上、務めを果たすしかないか」

朝潮「全力を尽くします――!」

旭「そうそう。演習は全力で。お祭りは気軽にね」

那珂「う……ステージとかじゃないんだ」

隼鷹「お祭りで遊べるんなら、あたしは別にいいや。今から楽しみだなー」

五月雨「演習、ならいつもどおりですよね。良かった……」

旭「うんうん。ということで――開催は四週間後! みんな準備とかあるから、心構えしておくように!」

全員((近くない!?))

 編成云々よりも、そっちの方が気になった艦娘たちである。
390 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/08(日) 21:27:22.70 ID:wZopajAv0
 
 それからあれこれと祭りのことについて話し、解散。
 執務室には長門と朝潮、提督が残る。

旭「いやー、楽しみだね。演習」

 再び炬燵に入った旭はにこにこと上機嫌に言う。

長門「そうだな。霧絵の鎮守府と――。面白い」

朝潮「……そうでしょうか? まだまだ出来たばかりの鎮守府ですよね?」

旭「ん、そうだね。でも成長率は異常だよ」

長門「だな。あと倍の期間があれば、私の練度にも追い付いてくるかもしれない」

朝潮「――え!? 長門さんに!?」

旭「報告を聞いたときは驚いたけど、まぁあの子ならそれほどびっくりでもないかな。叩きのめしてあげるのが楽しみだよ」

長門「提督。そのことなのだが……」

 ふと長門が真面目な顔に。
 笑顔の旭を見やり、問いかけた。

長門「霧絵は何者なんだ……?」

朝潮「――それって、どういうことですか?」

長門「なんて言えばいいか……」

旭「普通じゃないところが多い。ってことでしょ?」

 笑顔のまま、けれど微かに空気を変える旭。
 彼女は数秒の間を空け、真面目な顔に。

旭「――いいよ。二人になら、話そうかな」

旭「霧絵のこと心配してそうだし」

朝潮「心配してません」

旭「あははっ。まぁまぁ、聞いて」

 にっこりと笑い、旭は語り始める。
 第三舞鶴鎮守府の提督に突然抜擢された、霧絵のことを。
391 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/08(日) 21:55:42.70 ID:wZopajAv0

『あなたが羨ましいわ。自分の役割があって』

 その人は、いつも自分のことを眺めては、嬉しそうに、懐かしそうに目を細めた。

『役割を果たすためだけに存在できて……』

 声は楽しげで、でも表情はいつだって悲しげで。
 優しく言いながら、私の頭を撫でるのだ。
 まるで、結末を知っている本を読み直しているように。束の間の平穏の先。そこに待ち受ける悲劇へと巻き込まれる、登場人物を見るように。
 他人事な視線で――干渉できない、と確信している目だった。
392 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/08(日) 22:10:19.52 ID:wZopajAv0
 56日目。

霧絵「……う、ん?」

 目を覚ました霧絵は、違和感に首を傾げた。
 なにか夢を見ていたような気がする。思い出そうとするのだが、おぼろげにすら記憶にない。

霧絵「なんだったのかしら」

 考えても思い出せないなら仕方ない。霧絵はもやもやしながら、今日の予定を考えた。


【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃 【現在選択不可】
 工廠
 編成

 ↓2
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 22:12:18.78 ID:4MTfu8uAO
会話
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 22:12:20.94 ID:sNYE9nG8o
こうしょう
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 22:12:22.83 ID:WgFv8Zpno
出かける 秋月の部屋
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 22:12:35.97 ID:tCEVsRvF0
kskst
397 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/08(日) 22:30:16.69 ID:wZopajAv0
 朝食を食べた後。
 秋月と霧絵は工廠へとやって来た。

秋月「さてと……司令、なにをしますか?」

霧絵「そうね、今日は……」

 『建造をするか、または開発をするか』
 ↓2
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 22:30:34.83 ID:gg8e3CnCo
建造
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 22:30:45.97 ID:Uyg9kS2MO
回避
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/08(日) 22:31:11.58 ID:rV0oMA200
建造
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 22:31:27.51 ID:WgFv8Zpno
ここで取ったら次の艦娘安価取れないっぽい?
建造
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 22:33:08.39 ID:BL7O9PCAO
建造
403 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/08(日) 22:36:49.67 ID:wZopajAv0
【とれないっぽいですね。回避の下を採用し、建造です】

霧絵「建造するわ」

秋月「おお、意外ですね。でも出撃はしばらく必要なさそうですし……いい機会かもしれません」

秋月「妖精さんに変化はないですし、資金を4000消費。駆逐艦が建造されない、という決まり以外は変わらないと思います」

秋月「設備のお陰で優秀な艦娘が建造される可能性が増していますが」

秋月「さぁ、頑張りましょう!」


『駆逐艦以外で、誰を建造するか。名前で指定。
コンマ末尾が9か8、ゾロ目だと特殊スキルを付与します。スキル効果は>>1の想像でイメージに近いものを』

 ↓4
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 22:37:24.57 ID:BL7O9PCAO
最上
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 22:37:28.94 ID:4tA8DqwGo
加古
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 22:37:33.59 ID:g2I9P0Q70
伊勢
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 22:37:35.16 ID:sNYE9nG8o
山城
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 22:37:35.30 ID:gg8e3CnCo
那智
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 22:47:00.62 ID:btJ7YzgTO
おお、遂に……!
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 22:50:56.77 ID:yCPLd0cgo
フコォォォォ……
411 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/08(日) 23:00:08.75 ID:wZopajAv0
【資金4000を消費し、山城さんを建造。特殊スキルはなし】

秋月「あ、妖精さんが戻ってきました」

霧絵「――今までより短めね。どんな艦娘がくるのかしら……」

秋月「コンピューターが弾きだしたデータによりますと――戦艦か、空母ですね」

霧絵「なるほど。また戦力になってくれそうね」

秋月「どうします? まだ建造のドックは空いてますが」


 『引き続き建造するか、開発か、帰るか』
 ↓2


 現在資金 12960
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 23:01:26.49 ID:sNYE9nG8o
建造
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 23:03:32.40 ID:4MTfu8uAO
帰る
414 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/08(日) 23:14:27.98 ID:wZopajAv0
霧絵「帰ろうかしら」

 資金面で考えると若干不安だ。ここは帰ったほうがいいだろう。

秋月「了解です。じゃあいつもどおり――」

霧絵「のんびりとしましょ」

 頷き合い、霧絵と秋月は工廠から出て行った。
415 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/08(日) 23:26:53.75 ID:wZopajAv0
 で、建造の時間が終わった頃。
 食堂から出て、二人は工廠へ向かった。

山城「あ……はじめまして」

 入ってすぐ、建造されたらしい艦娘が頭を下げる。
 おしとやか、というよりは元気が少しなかった。

山城「扶桑型戦艦姉妹、妹のほう、山城です。よろしくおねがいします」

霧絵「ええ。よろしく。私は提督の南雲霧絵よ」

秋月「秘書艦の秋月です。よろしくおねがいします」

山城「ええ。……あの、提督。扶桑姉さまは……」

霧絵「? いないけど」

山城「そう。……不幸だわ」ハァ

二人「……」

 これまで鎮守府にいなかったタイプの艦娘。ちょっと心配になる二人である。


『ステータスの判定をします』
 ↓1 山城の初期好感度
 ↓2 山城の初期性欲ステータス
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 23:27:26.37 ID:gg8e3CnCo
たかくてもひくくてもおいしい
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 23:28:01.13 ID:3csBuss8o
hoi
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 23:28:20.58 ID:sNYE9nG8o
ほい
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/08(日) 23:28:40.35 ID:3csBuss8o
扶桑お姉さま一筋で、提督にほとんど興味なさそう...
420 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/08(日) 23:46:46.85 ID:wZopajAv0
【初期好感度37 性欲が13】

山城「……それで、提督。私はどうすればいいんですか?」

霧絵「えっ? あ、ええ。とりあえず自己紹介してもらうわ。食堂に行くわよ」

山城「分かりました」

霧絵「……」

山城「……」

霧絵「それじゃ、こっちに」

 人付き合いの苦手さを存分に発揮させている霧絵。
 横を歩く秋月へ助けを求めるが――秋月もまた困っているらしい。
 後ろにはやる気があまりなさそうに歩く山城が。

霧絵(せめて嫌われないようにしないと……)

 それくらいしか、思うことができなかった。
421 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/09(月) 00:12:08.12 ID:PGKdb+Q00
 食堂。
 恒例の自己紹介を山城、他艦娘達に行ってもらう。
 艦娘達が自己紹介をし、最後に山城。

山城「扶桑型戦艦、山城です。よろしくおねがいします」

 一言。それで終わり。
 食堂内に微妙な空気が流れた。

霧絵「……」

 なにか、言うべきだろうか。真顔で思う霧絵。
 ムードメーカー的な存在がいない、優等生が多いこの鎮守府。提督である自分が軌道を正す必要があるのかもしれない。
 なんて、思ったのだが。

天龍「おう。よろしくな! 期待してんぜ山城!」

大和「ささ、座って料理を食べてください。大和ホテ――大和自信作ですよ」

山城「え、ええ。ありがとう。――なにこれっ。美味しい」

春雨「着物のお姉さん――ですね。なんか、あこがれます」

秋月「ですね。私もあれだけ大人っぽくなれたら」

大鳳「新人さんに負けるわけにはいきませんし、気を引き締めないといけないわね」

山城「ちょっと、恥ずかしいんだけど……」

 いつものようにわいわいと新入りの艦娘を囲んで騒ぐ面々。
 むすっとしていた山城も、心なしか楽しげに見える。

霧絵(大丈夫そうね……私のコミュニケーション能力が低いだけかしら)

 ホッとする反面、ちょっとだけ寂しいような気もする。
 霧絵は自嘲し、唐揚げを一つつまんだ。

【山城が鎮守府に加わりました。
 第一艦隊のメンバーが埋まったため、これからの建造は第二艦隊に属することになります。艦隊のメンバーを変更したいときは編成で第一、第二艦隊のメンバーを入れ替えることができます】

【――で、訂正です。教育マニュアルの効果を忘れていました。訓練後のレベルはこうです】

 レベル一覧
秋月 32
天龍 45
春雨 39.5
大和 32.5
大鳳 22.5
422 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/09(月) 00:22:04.19 ID:PGKdb+Q00
 その日の夜。
 執務室でのんびりしている霧絵のもとに、秋月がやって来た。

秋月「司令、新たな課題です」

霧絵「――来たわね。ありがとう」

秋月「いえ。新しい課題は――これです」

 秋月は書類を一枚、机の上に置いた。


コマンド
『新しい課題とは?』
 1・アイドルとしてお祭りのステージに立つべく、レッスンを行う
 2・祭りに備え、出店の準備
 3・祭りの宣伝

 ↓1〜 で三票入ったものに
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/09(月) 00:23:12.22 ID:PDREehnm0
1
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/09(月) 00:23:13.47 ID:Kj5hTCE/o
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/09(月) 00:30:36.07 ID:mbsydX6O0
1
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/09(月) 00:37:00.37 ID:KO21ckZwo
迷いなかったな
427 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/09(月) 00:48:44.95 ID:PGKdb+Q00
【1に三票でアイドル編スタート……とまではいきませんが、次回の課題は1で決定しました】
【今日はここで落ちます】
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/09(月) 00:54:31.52 ID:KO21ckZwo
おつ
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/09(月) 04:26:25.17 ID:taPY+LKAO

アイドルとしてのレッスン…これは胸が厚くなるな
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/09(月) 14:39:48.78 ID:AwYrrFSnO
龍驤がアップを始めました
431 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/09(月) 22:50:26.52 ID:PGKdb+Q00
【更新はじめます】
【あと、レッスンに胸が厚くなる効果はありません】

 
 会議室。
 第一艦隊のメンバー、そして鎮守府の全人員に、霧絵は今回の課題について解説するべく集合をかけた。
 それからしばらくして――

天龍「課題かぁ、最初は制限されてるみたいで嫌だったけど、最近は悪くもないように思えてきたな」

大鳳「やることが決まっているのはいいことですね」

大和「確かに。目的を探すより効率的です」

春雨「今回の課題も、きっと必要なことですよね」

山城「そう……課題というのは、大切なことなのね」

 明石と大淀には後で伝えるとして――とりあえず全員が集まった。
 艦隊の皆はざわざわと課題について話していたのだが……。

霧絵(まずい……まずいこれ……)
秋月(まずいですよ……)

 ホワイトボードの左右端に立つ霧絵と秘書艦の二人は汗をだらだら流していた。
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/09(月) 22:51:28.78 ID:dq0L5E8HO
回避
433 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/09(月) 23:09:09.42 ID:PGKdb+Q00
山城「で、提督。課題はなんですか?」

 山城の一言に、全員の視線がホワイトボードの横に立つ二人へ。

秋月(司令、頑張ってっ)ウインク

霧絵「うぐぐ……」

 助けを求めて秋月を見たが、どうやら自分が話すしかないらしい。霧絵は小さく唸ると嘆息。
 覚悟を決めて、口を開く。

霧絵「今回の課題は――都会で開催予定のお祭、それに関することよ」

天龍「祭りかー。警備とかか? ちょっと艦娘の仕事とは違うような気もすんけど」

大和「でも楽しみですね」

大鳳「ええ。でも、気を引き締めないとですよ」

霧絵「――で、私達の課題はお祭りのステージに立つため、レッスンをすることなの」

 和気あいあいとしていた室内の空気が死んだ。

春雨「え? ステージ? それって――」

霧絵「あ、アイドルのように衣装を着て歌って踊ると……」

大和「は――はい!?」

大鳳「な、なんでそんなことを私達が」

霧絵「ごもっともです」

天龍「言葉も出ねー……」

山城「不幸だわ……本気で」

 もはや室内は葬式ムード。艦娘に一ミリもかすらない課題に、みんなの士気は見るからに下がっていた。

大和「私が、フリフリで、アイドル……イタイ」

山城「見た目いい年した戦艦なのに……」

 若干名、落胆する理由が異なるようだが。
434 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/09(月) 23:39:02.94 ID:PGKdb+Q00
霧絵「まったく課題のことについては言及できなくて……。だらしない提督ですまない」

天龍「はぁー……。まぁ提督は悪くねえよ。けどよ、なんでオレらなんだ? アイドルなんて」

霧絵「それは……なんでかしら?」

 横の秋月を見る。彼女は書類をぺらぺらとめくり、

秋月「どうやら艦隊メンバーの見た目、大和さんの存在が大きいらしいです」

大和「わ、私ですか?」

大鳳「日本人なら一度は聞いたはずの名前だし――確かにアイドル性はあるかもしれないわね」

春雨「綺麗ですしね」

山城「でも、そんな戦艦の代名詞みたいな大和に政府はそんなことをさせるの?」

秋月「うーん……そうですよね。少し大和さんにさせるには軽いような気もしますけど」

 それ以上、詳しいことはわからないらしい。
 秋月は肩をすくめると、書類をまた何枚か捲り、言葉を切った。

霧絵「まぁ政府がそう言っているなら従うしかないわ」

山城「反論もしないで。権力の犬ね……」

天龍「まったくだ。らしいっちゃらしいけどな」

霧絵「ご、ごほん。とにかく、明日には都会の鎮守府からレッスンの艦娘が来てくれるらしいから、頑張るわよ、みんな」

 咳払い。皆は一応了承してくれたらしく、首を縦に振る。
 ホッと一安心の霧絵、秋月である。


『課題、【きらめくステージに立つ準備をせよ】が提示されました。課題開始は2日後です』 
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/10(火) 00:03:00.11 ID:1jh3EFu5O
回避
436 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/10(火) 00:26:11.09 ID:WMgH2STj0
 57日目。課題まであと2日。
 【設備の効果により、5000の資金が追加されました。合計は17960です】

霧絵「アイドル……楽しみね」

 身支度を終えた霧絵は微妙ににやけつつ言う。
 あと2日。例の鎮守府から誰か来てくれるらしいが、また長門だったりするのだろうか。


【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃 【現在選択不可】
 工廠
 編成

 ↓2
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/10(火) 00:27:10.82 ID:w7v/BzMCO
会話
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/10(火) 00:27:11.85 ID:+nNXOzZ+o
出かける 秋月の部屋
439 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/10(火) 01:08:25.77 ID:WMgH2STj0
霧絵「……さて、行こうかしら」

 朝食を食べてほどほどの時間を空けてから、秋月の部屋の前へ。
 寮のドアのネームプレートには秋月の名が。

霧絵「秋月」

 声をかけ、ドアをノック。
 すると少ししてばたばたと大きな音が部屋の中から聞こえる。

秋月「し、司令、何でしょう?」

 慌てた様子で出てきた秋月。それを必死に隠そうとしているのだが、鈍い霧絵にも分かってしまった。

霧絵「話をしにきたんだけど――いいかしら?」

秋月「ここでですか!? いいですけど――ちょっと待ってください」

 ばたんと閉じるドア。部屋の中からはまたドタバタと音が絶えず響き、そして数分後。

秋月「――司令、どうぞ」

 落ち着き払った秋月がドアから顔を出すと、部屋の中に招く。
 霧絵は若干緊張しつつ中へ。秋月の自室は驚くくらい殺風景な部屋だった。
 ちゃぶ台に座布団。目立つ家具はそれくらいで、後はタンスがあったり押入れがあったりで、生活感のかけらもない。

霧絵(ばたばたしてたわよね……?)

 もしかしたら、家具や雑貨の類いをどこかにしまったのかもしれない。
 非常に気になるが、追求はしないでおく。

秋月「司令、何を話しに来たんですか?」

 座布団の上へ。ちゃぶ台を挟んで秋月と向かい合わせに座る。
 そわそわと、落ち着かない様子で髪を撫でる秋月。何か期待しているような顔だ。
 なにを話そうか。


 コマンド
 1・アイドルについて(課題について)
 2・秘書艦について
 3・艦隊について

 ↓2
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/10(火) 01:11:31.06 ID:+nNXOzZ+o
しゃーない加速
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/10(火) 01:11:33.21 ID:WGxxoOeOo
442 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/10(火) 01:24:30.58 ID:WMgH2STj0
【1把握しました】
【更新あまりできませんでしたが、今日は落ちます】
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/10(火) 01:29:41.44 ID:RcTUWwJAo
おつ
444 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/10(火) 20:23:43.56 ID:WMgH2STj0
【20分後くらいに更新しますー】
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/10(火) 20:32:06.59 ID:pPc8hzUn0
待ってます
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/10(火) 21:26:29.49 ID:pPc8hzUn0
今日は更新しませんか?
447 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/10(火) 21:50:43.89 ID:WMgH2STj0
【遅くなりました】

霧絵「アイドルについて……どう思う?」

 話題を決め、霧絵は話を切り出す。
 アイドル、今回の課題についてどう思うのか。正直な感想が気になった。

秋月「アイドルですか? えーと……」

 顎に手を当て、秋月は考える素振りを見せる。

秋月「今日、午前中にビデオを観てみたんですけど――」

霧絵(相変わらず真面目ね……)

秋月「私達にはできそうにもない仕事だと思います」

 きっぱりと、秋月は言った。

霧絵「……どうしてかしら?」

秋月「レベルというか、体力的な問題は大丈夫そうなんですけど――その、人を笑顔にさせることができるのか。それが不安で」

霧絵「秋月達なら大丈夫だと思うけど」

秋月「――そうですか? 秋月は、そう思えないのですが」

秋月「でも、司令がそう言うなら大丈夫かもしれませんね」

 ふっと、笑顔を見せる秋月。納得はしてなさそうな顔に、霧絵はなにか言おうかとも思うが、閉口してしまう。
 人を笑顔にさせることができるか。大多数の人が首を傾げたり、自信がなさそうにするであろう問いに、彼女は否定の答えをだした。
 それが果たしてどんな意味をもつのか。霧絵は安易に干渉する気にはなれなかった。

【秋月の依存が5上がりました。好感度に最高値のため変化はありません】
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/10(火) 22:01:01.14 ID:+nNXOzZ+o
そういえばコマンドで選ぶ工廠と出かけるの工廠ってどう違うの?
449 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/10(火) 22:11:51.98 ID:WMgH2STj0
【一人で行くため、イベントの可能性があります。建造などはできません】

 58日目。課題まであと一日。

霧絵「そういえば……長門の時は時間がかかってたみたいだけど」

霧絵「こんな短時間で来れるのかしら」

霧絵「一直線にここになら問題なさそうだけど」

 朝。目を覚ました霧絵は、ため息を吐いた。
 明日までにここへ来るという艦娘。それが誰なのか。あそこの提督のことを考えると、若干心配である。


【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃 【現在選択不可】
 工廠
 編成

 ↓2
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/10(火) 22:13:00.22 ID:xXYWmsvQo
kskst
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/10(火) 22:13:58.30 ID:+nNXOzZ+o
出かける 町 秋月
452 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/10(火) 22:47:13.67 ID:WMgH2STj0
霧絵「……そうね」

 たまには、出かけるのもいいだろう。
 霧絵は頷いて、部屋から出て行った。



 そしてお昼ちょっと前。
 声をかけた秋月とともに街へ出かける。

秋月(これはまさかデートというものでは……)

霧絵「……さて、どこに行こうかしら」

 ドキドキしている秋月と対照的に、霧絵はのんびりと考えた。


 コマンド
 1・レストランへ(高級、焼き肉、牛丼などお店の指定も可)
 2・温泉へ
 3・観光

 ↓2
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/10(火) 22:51:47.29 ID:zUYawBcvo
1 焼肉
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/10(火) 22:51:54.51 ID:9uKD0NJ70
1寿司
455 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/10(火) 23:10:17.20 ID:WMgH2STj0
霧絵(日本人なら……よね)

 ちょうど時間もいいくらいだ。
 霧絵は決めると、秋月へと顔を向けた。

霧絵「秋月、なにか食べに行きましょ」

秋月「はい? いいですよ。ちょっとまってください」

 頷いて、財布を取り出す秋月。

霧絵「私がご馳走するから気にしなくていいわよ」

秋月「えっ!? ですが、それは――」

霧絵「ご馳走したいから。駄目かしら?」

秋月「駄目……ではないですけど」

霧絵「なら行きましょう。私もお腹が空いたわ」


 コマンド
 『どんなお寿司屋に行く?』

 ↓2
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/10(火) 23:11:11.89 ID:xXYWmsvQo
ス○ロー
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/10(火) 23:11:33.66 ID:+nNXOzZ+o
回らない寿司屋
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/10(火) 23:32:14.05 ID:ZpicqDwtO
霧絵△
459 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/10(火) 23:40:24.02 ID:WMgH2STj0
 そしてやって来た。
 霧絵が財布の心配をしてしまうような立派な寿司屋へと。

秋月「立派なお店ですね……司令は毎日こんなところへ?」

霧絵「え、ええと……今日は秋月がいるから奮発で」

霧絵「日頃の感謝をこめて――ね?」

秋月「司令……。嬉しいです」

霧絵(ちょろくて心配……)

 目をキラキラと輝かせて言う秋月に、安心すると共に若干心配になる霧絵。
 けれど日頃感謝しているのは嘘ではない。高級なお寿司で、彼女が少しでも喜んでくれるなら――なんて気持ちも確かにある。
 苦笑しつつ、中へ。

霧絵「……どうも」

 高級店らしい雰囲気に、落ち着いた板前の挨拶。
 つい頭を下げ、霧絵は席に座った。

秋月「ふわぁー……お洒落なお店ですね」

霧絵「そうね。ちょっと驚いてるわ」

霧絵(大丈夫。私は鎮守府の提督。給料もそれなり……うん)

 霧絵は自分に言い聞かせながら、まずはランチ用のセットを注文した。
460 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/11(水) 00:51:35.82 ID:vFNkt++10
秋月「鮪……スーパーのお惣菜でもたまに食べて――ふぁっ!? なんですかこれ!?」

秋月「溶けるような、美味しい油――……? でもヘルシーな感じで、シャリによく合ってて――いくつでも食べられそうです!」

秋月「今度も鮪ですか? 私好きで――ってすごいですね。火で鮪を焼いてますよ、司令!」

秋月「これをネギと醤油で生姜ににんにく……ですか? ん――っ!? な、なんですかこれ……!」

秋月「さっぱりしてて、鮪の味が濃くして、あぁ……すごく、幸せです……」

秋月「ふぁ……。秋月、こんな贅沢していいんでしょうか?」

秋月「ウニってこんな甘いんですね……初めて知りました」

秋月「あつあつで、出汁の味が――茶碗蒸し、すごく美味しいです」

 キラキラと目を輝かせながら、次々とお寿司を食べていく秋月。
 思わず霧絵も喜んでしまうほど素直で、純真な反応を見せ、テレビ番組顔負けの美味しそうなリアクションを見せる。
 しまいには寿司屋の大将に気に入られ、幾つかネタをサービスされるほどであった。

霧絵(嗚呼、美味しい……。今度大和にも作ってもらおうかしら)

 新鮮なネタに熟練の技術。
 満腹にはなりにくいが、満足感が強かった。

秋月「司令、お寿司ってすごいんですね」

霧絵「そうね。私もすごい驚いてるわ」

秋月「私、すごく幸せな気分です。大将さん、ありがとうございます」

 にっこりと笑い、男性の大将へお礼を言う秋月。
 大将も満更でもなさそうに笑顔を浮かべて、会釈。

秋月「司令、ごちそうさまです」

 ――これくらいなら、安いものだろう。
 秋月の満面の笑みを見て、霧絵は思う。大好きな人が喜んでくれるなら、これくらい。なんてこともない。

霧絵「ええ。こっちこそ」

 霧絵はお茶を一口飲み、短く返事。
 小さく笑みを浮かべた。


【秋月の依存度が4上がりました。 好感度に変化はありません】
461 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/11(水) 00:58:04.30 ID:vFNkt++10
【今日は落ちます】
【次回は助っ人の艦娘登場から】
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/11(水) 00:59:33.27 ID:osFs5L2oo
おっつ
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/11(水) 01:00:32.93 ID:R37l5Z0Jo
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/11(水) 01:17:03.63 ID:8NozKi93o
おつ
秋月の依存度上がってくなあ
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/11(水) 01:20:09.41 ID:7S4CcawTO

ケッコンカッコカリとやらのフラグが全然立たんねえ
なんか特別なイベントが必要なのだろうか
466 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/12(木) 22:37:46.29 ID:8FRHq3mK0
【ケッコンのフラグは個別イベントを進めると立ちます
 個別イベントは、1スレ目の天龍イベントのように、相手を決めず行き先だけを決めると発生します。なので、寮の部屋の名前指定での自室や、街で一緒に出かける艦娘を選択したりすると進みません。ものすごい運です】

【昨日は寝落ちしてました。今日は更新します】
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/12(木) 22:39:05.61 ID:58xgbwnso
つまり欲張るなと
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/12(木) 22:41:27.29 ID:nwq4VZlf0
すっげえ今更だけど前スレ貼っといたほうが良いんでない?
469 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/12(木) 22:43:14.94 ID:8FRHq3mK0
 そういえば忘れていました。

【艦これ】提督として頑張る【女提督】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1423409596/


 前スレです。2スレ目から参加している方がいましたら、どうぞ
470 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/12(木) 23:10:25.40 ID:8FRHq3mK0
 夕方頃、だろうか。
 秋月と鎮守府に帰り少しした頃、久しぶりに霧絵の携帯の着信音が鳴り響いた。

霧絵「……ん?」

 なんだろうと見てみれば、画面にはお偉いさん――旭の名前が。

霧絵「――もしもし?」

旭『おー、繋がった。相変わらず早いねー。暇だったの?』

 スピーカーから耳を離しても聞こえるのでは、なんて思ってしまうほど賑やかな声が聞こえる。
 誰か彼女の近くにいるのかもしれない。数人の子供や大人が騒ぐ声が彼女の近くから聞こえた。

霧絵「――ええ、まぁ。なにか用?」

旭『助っ人の艦娘送るって書いてあったでしょ? ちょっと問題があって、霧絵に頼みたいんだよね』

霧絵「頼みたいって……なにを?」

旭『助っ人のお付き人お出迎え。迷ったみたいでさー、孤立してるんだよね』

霧絵「孤立って……分かるなら助けてあげればいいのに」

 まるでその助っ人がどうなっているのか知っているかのような口ぶりに、霧絵は困惑する。

旭『ほら、GPS付けてるから分かるんだ。助っ人ともう一人、案内のためにつけたんだけど、その艦娘がはぐれちゃったみたいで。助っ人の方は電車に乗ってて駄目だし疲れてるだろうし、霧絵にってことで』

霧絵「……はぁ。まぁ仕方ないわね」

 提督である自分が行く意味がわからないが、友人から頼まれているのだ。
 断る理由はないだろう。

旭『ありがと。やっぱり霧絵は頼れるね。普段は頼りないけど』

霧絵「……そうね」

旭『あはは、そこで凹みながら肯定するのも霧絵のいいところだね。さ、そういうわけだからよろしく。はぐれた子は最寄り駅から二つ分上にいるから』

霧絵「ええ」

霧絵(近くない……?)

 ひとまず通話を切る。
 指定された場所がやたら近かったりもしたが――困っているのだ。助けなくては。

霧絵「秋月に外出を伝えてから行こうかしら」

 ふうと小さく息を吐いて、霧絵は携帯をポケットへ。街を出歩くため、私服へと着替える。
471 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/12(木) 23:58:07.11 ID:8FRHq3mK0
 
 で、二つ隣の駅へとやって来たのだが――

霧絵「よく考えたら、駅周辺とか駅だけでも広いわよね」

 詳しい場所を一切聞いていなかったと思う霧絵である。
 土地勘のある人ならばある程度違うかもしれない。けれど自分は二ヶ月もしない期間しか京都で過ごしていない。それにここは全然来たことがない場所だ。
 そこで人を探そうなどと、無理な話だ。

霧絵「うーん……どうしようかしら」

 きょろきょろと辺りを見回し、そのお付き人とやらを探すのだが――それらしき人は見つからない。

霧絵「あ、美味しそう……。ハンバーグ」

 やがて夕食を食べていない霧絵は街にある洋食屋に目が行き……どんっと誰かにぶつかった。

霧絵「っ。あ、ごめんなさ――」

不良1「ん? ――ってぇな」

 ガラの悪そうな三人組、その一人に。

不良2「おい、大丈夫か?」

霧絵「あの、ごめん――」

不良3「おい姉ちゃん。怪我したらどうするんだ……」

霧絵(うわ典型的なチンピラ……)

不良3「お互いによ?」

不良1・2「そうだそうだ」

霧絵(いやいい人達だった!)

霧絵「あ、その、えっと……」

 予想外なことに固まる霧絵。
 ぶつかってきたこちらのことも心配してくれる優しい彼らに、何か言わなければならないのだろうと思うのだが、言葉が見つからない。能力が足りないなぁ、なんてメタ的なことを思っていると、不意にどこからか声が聞こえた。

???「待ちなさい!」

 キリッとした――けれど幼い声。
 それと共に、霧絵の前に低い人物が割って入った。

朝潮「弱い者いじめは感心しないわね」

 現れたのは、パーカーにショートパンツ姿の朝潮。背中には可愛らしいデザインのリュックを背負っている。
 彼女は強気な表情で、腰に手を当て言う。
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/13(金) 00:04:20.28 ID:j2ETJ3ATo
この不良雨の日にずぶ濡れの捨て猫を拾うタイプだ
473 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/13(金) 00:22:46.59 ID:jK/KVZ110
不良1「え? オレたちは別に――」

朝潮「言い訳はいいわ。ほら、早くどっか行く! シッシッ」

不良2「くっ、なんだこの理不尽……!」

不良3「それが気持ちいいと感じる自分もいる……!」

霧絵(なんかおかしな方向に……)

朝潮「弱い者いじめは駄目ですよ。さ、霧絵さん、こっちに」

 年下に言い聞かせるように言って、朝潮は霧絵の手を取り、引っ張る。
 霧絵は不良らへ頭を下げ、一応の謝罪。彼らは気にするなと言うように手を振った。

朝潮「――ふう。これで安心ね」

 歩いて、駅前に。
 心底ホッとしたかのように朝潮は息を吐いた。本当に悪い不良に絡まれたと思ってくれていたのだろう。

朝潮「霧絵さん。ぼんやりしたら危ないっていつも言ってますよね?」

 手を離し、説教くさい口調で言う朝潮。

霧絵「いつも? そんなに話していないような」

朝潮「いつも物陰から見て思って――って違います! 他の人からよく聞くんです!」

霧絵「そんな危なっかしいかしら?」

朝潮「今のを思い返してもそう思いますか?」

霧絵「思――」

 思う。そう口にしようとして思い浮かぶ、先ほどまでの流れ。
 人探しに集中力が切れ、ハンバーグに釣られて洋食屋へふらふら。そして人にごっつんこ。それからあたふた。

霧絵「――思わないです」

 否定しようがなかった。
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/13(金) 00:33:23.88 ID:Asxw1/L6O
回避
475 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/13(金) 00:45:14.32 ID:jK/KVZ110
朝潮「そうでしょう。霧絵さんが失敗をすると、提督に迷惑がかかるんです。しっかりしてください」

霧絵「……? あ、ええ」

朝潮「……こっちの提督と、霧絵さん自身のことを混同しないでください」

霧絵「――そ、そうね。ええと、それで――はぐれた艦娘ってあなたのこと?」

朝潮「はぐれた?」

 きょとんとした顔で小首を傾げる。
 朝潮はそのまま顎に手を当て考えはじめー―

朝潮「那珂さん勝手に行ったんですか!?」

 自分が迷ったとのことに合点がいったらしく、リアクションを見せる。

朝潮「乗り換えで悩んでいたのに……置いていくなんて」

霧絵「――まさか勝手に歩いて迷ったとか」

朝潮「勝手に歩きましたけど、迷ってなんてません。現にこうしてあなたを見つけましたからね」

霧絵(あー……)

 彼女らしい。
 霧絵は内心思った。


【今日は落ちます】
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/13(金) 00:45:57.11 ID:koQplIuCo
おつおつ
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/13(金) 00:46:26.60 ID:Asxw1/L6O
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/13(金) 00:51:35.28 ID:/E4DiJDao
おつ
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/13(金) 00:55:15.90 ID:VcdnVuh0o

忠犬朝潮ちゃんも良いけどツンツン朝潮ちゃんも良いよね
各キャラの魅力が引き出されてて良SSだと改めて思いましたわ
480 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/15(日) 00:10:14.58 ID:86UJzdKp0
【色々してて更新できませんでした】
【今日はこれから更新します】

朝潮「……まぁ、那珂さんのことは仕方ないことと思いましょう」

 小さく息を吐いて朝潮は霧絵のことを見る。
 ジーッと、下から上まで。いつもの制服の下に着ているワイシャツに、下は紺のスキニー。襟のボタンを外していて、鎖骨がちらりと見える。霧絵のファッションを確認すると、彼女は目をキッと鋭くさせた。

朝潮「そんな格好していると、男性から狙われますよ」

霧絵(ええ!?)

 思ってもみないことを言われ、霧絵は驚愕する。

朝潮「身体のラインが――その、先程後ろから霧絵さんを見た時にお尻……」ゴニョゴニョ

霧絵「……?」

朝潮「ごほん。とにかく、気をつけてください。どうせぼんやりしてたんですよね?」

霧絵「読まれてるのね……。ええ、気を付けるわ」

朝潮「――そういえば、どうしてここへ? 私を探しに来たみたいですけど、まさか司令官に――」

 ハッとし、不安そうな顔をする朝潮。相変わらず司令官、旭については敏感だ。

霧絵「ん、言われて来たの。はぐれた付き添いの艦娘がいるから、迎えにって」

朝潮「ぐ……司令官に手間を」

霧絵「いつものおちゃらけた態度だったから大丈夫よ、気にしなくても」

朝潮「け、けどなんで私がはぐれたなんて分かったんですか?」

霧絵「なんかGPSを付けてたらしいわよ」

朝潮「いつの間に……」

 見に覚えがないらしい。
 一歩間違えば――いや、もうすでに犯罪か。霧絵は一人頷いた。

霧絵「まぁ、そういうことだから帰りましょ。鎮守府まではすぐだから」

朝潮「――はい」

 こくりと、しっかりした動作で頷く朝潮。
 彼女と横に並び歩き、霧絵は駅へと向かった。
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 00:12:36.00 ID:qxfjRDL/O
回避
482 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/15(日) 00:28:14.34 ID:86UJzdKp0
 で、帰ってきた。

霧絵「ただいま、みんな」

 おそらくみんなが集まっているであろう食堂に。
 灯りが灯っているので誰かいるのかは分かっていたが――

那珂「はいっ! スマイル!」

大和「す、スマイルー!」
春雨「スマイルー」

艦娘ら「……」

大和「あ、あれ?」
春雨「あれ!?」

 なんだか食堂らしからぬ空気となっていた。

霧絵「……なにしてるの?」

山城「あ、提督」

大鳳「なんだか那珂さんがやって来た途端に騒いで……」

天龍「移動の疲れでハイテンションになってるんだろ」

秋月「レッスンは明日からですよね?」

山城「真面目よね、秋月……」

那珂「んもー! これはもとからだよ! せっかく張り切ってるのに」

霧絵(すっかり馴染んでるわね……)
483 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/15(日) 00:58:28.47 ID:86UJzdKp0
大和「……提督。はぐれたという艦娘は見つかりましたか?」

霧絵「ええ。無事見つけたわ。というよりも、見つかったと言った方が正しいかしら」

春雨「見つけたんですか? でも、どこにもいな――あ」

 霧絵が食堂の中へ。空いている席へ座ると、他の艦娘らは彼女の背中に朝潮が乗っかっていることに気づく。

大鳳「眠っているのね」

天龍「長門と違って、休みなしに移動してきたんだろ? そりゃ大変だ」

山城「こんな小さいものね」

 朝潮の顔を見て、声を潜める面々。
 朝潮はぐっすりと眠っている。その表情は見た目の年齢相応。あどけないものであった。

霧絵「帰りの電車でいつの間にか寝てて……よいしょ」

朝潮「ぅん……」

 背中から膝の上に。結構な移動なのだが朝潮は小さく呻くだけで、霧絵の身体に体重を預け起きる気配がない。
 しっかり身体を支え、大きめの犬でも抱えているように片手で頭を撫でる。

霧絵(こうしていると、手放しで可愛いと思えるんだけど)

那珂「ふぁ……なんか、朝潮ちゃん見てたら那珂ちゃんも眠くなってきちゃったかも」

大和「どうします? 歓迎会は明日に回して、那珂さんと朝潮ちゃんはお休み。私達は夕食を食べて今日はお休みしましょうか? まだ料理は作ってませんから」

秋月「それがいいですね」

霧絵「そうね。そうしておこうかしら」

大鳳「明日からレッスンですし――万全に、ということね」

山城「フリフリの心構えもしておかないと……はぁ」

春雨「そ、そうですね……! 恥ずかしくならないように」ゴクリ

天龍「……憂鬱だな」

 問題は色々あるが、大丈夫だろう。
 士気が下がったままの彼女らを見て、霧絵は思う。

大和「不幸です……」
山城「不幸……」
天龍「だな……」

 大丈夫。霧絵は再度自分へ言い聞かせた。
484 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/15(日) 01:19:15.74 ID:86UJzdKp0
【那珂、朝潮がゲストメンバーとして鎮守府に加わりました】


現在ステータス

 ・主人公 南雲 霧絵
 体力 35 (疲れてきた)
 魅力 47 (提督として並程度)
 指揮力 15 (最低限の戦術すら怪しい。優柔不断) 



 ・秋月  【戦意高揚】
 レベル 32 (それなりに強い)
 HP  40 
 好感度 100 (『司令は私のすべてです』)
 性欲  52.5 (『ええと、司令を見ていると……いけない気持ちに』)
 依存  19 (『依存? 何にですか?』)

 ・天龍
 レベル 45 (中級者)
 HP 60
 好感度 36 (『まだまだひよっこだな』)
 性欲 18  (『体調? いいから戦わせろ』)
 依存 0  (『誰があいつに依存するかって』)

 ・春雨  【戦意高揚】
 レベル 39.5 (並以上)
 HP 40
 好感度 70 (『いい人……かしら』)
 性欲 0  (『体調? いいですよ』)
 依存 5  (『依存……え? し、司令官にそんな副作用でも?』)

 ・大和
 レベル 32.5 (それなりに強い)
 HP 100
 好感度 51 (『それなりですね』)
 性欲 92  (『いつでも受け入れ万全ですよ、提督。むしろ大和から――』)
 依存 0   (『依存? 異存はありません』)

 ・大鳳
 レベル 22.5 (まだまだ経験不足)
 HP 100
 好感度 52 (『素敵な提督ですね』)
 性欲 52  (『なんだか……いい香りが』)
 依存 0   (『いい人だとは思うけど、依存するまでは……ね』)


 ・山城
 レベル 10 (新入り)
 HP  100
 好感度 37  (『姉さまと早く合流したいわ……』)
 性欲  13  (『体の調子はいつもどおりです』)
 依存  0   (『依存? あり得ないです』)
485 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/15(日) 01:30:51.71 ID:86UJzdKp0
・長門【ゲスト】  ※現在離脱   時間経過で成長しました
 レベル 80 (大規模鎮守府のエース)
 HP 120
 好感度 79 (『可愛い……犬? 猫? 守ってやらないとな』)
 性欲 51 (『霧絵はいいにおいがするような……』)
 依存 0 (『依存か。あいつの方がしている気がするぞ』)

 特殊……『エース』 艦種補正値 夜+1
     『歴戦の証』 HP+20


 ・朝潮【ゲスト】
 レベル 75 (大規模鎮守府第一艦隊)
 HP 40
 好感度 53 (『司令官の迷惑にならないようしっかり指導しないと』)
 性欲 53 (『なんだかあの人は目に留まると言いますか……』)
 依存 0 (『依存? 私は司令官の艦娘ですよ』)

 特殊……『忠誠心』 成果判定のコンマに常時+10 (ゾロ目判定とは別にプラス)
     『適材適所』 艦種補正値 夜+1


・那珂 改二 【ゲスト  ※攻略不可】
 レベル 78 (大規模鎮守府の強者アイドル)
 HP 60

 特殊……『アイドルとしての一歩』 艦種補正値 夜+1
     『アイドルデビュー』 艦種補正値 昼+1
     『単独ライブ』 夜戦の際、攻撃、防御時ともにクリティカルのダメージが『×3』となる。
     『アイドルチア』 旗艦時のみ発動。攻撃のコンマが20以下の艦娘が艦隊にいるとき、その数値を40にする。



鎮守府設備  【普通の鎮守府】
 ・アイテム屋(アイテムが鎮守府内で販売されます)
 ・お布団(執務室で夜戦……的なことが可能に)
 ・高性能機材(工廠での建造、開発が有利に)
 ・募金箱(週一で資金がごく少額プラス)
 ・寮増設(艦娘の枠が八人になります)
 ・ふかふかベッド(休息が効果的に)
 ・司令部(本格的な出撃サポートの場。出撃時に提督の選択肢が表示)
 ・教育マニュアル(旗艦のレベルアップに0.5のボーナスがつくように)
 ・間宮(鎮守府内に間宮さんの食事処が)
 ・イベント羅針盤(どこでイベントが起こるか示してくれます。誰の、までは分かりません)
 ・鎮守府パンフレット(募金箱の近くに配置。鎮守府のことがよくわかる!らしい。募金箱の集金効果アップ)
 ・料理依頼(材料を集めることで、間宮さんが料理してくれます。料理は自分に使ったりプレゼント可能。効果はランダム)


課題『きらめくステージに立つ準備をせよ』 達成率 0%

 『資金17960』
486 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/15(日) 01:58:59.00 ID:86UJzdKp0
 翌朝。59日。
 今日から課題が開始される。ステージに立つべくレッスンを受けるのだが――果たしてどうなるのか。

霧絵「前途多難ではあるわよね……」

 思わずため息が出そうになる。
 結局は彼女達に任せるしかないのだが、不安だ。
 霧絵は体を起こし、ぼんやりと考えた。

霧絵「さて……」

 今日は何をし――

朝潮「むにゃ……へ? きゃあああ!?」

 絶叫が間近から聞こえた。
 見れば、いつの間にか朝潮が目覚めている。
 顔を真っ赤にさせた彼女は身体を起こし、ベッドの上に座っている状態で驚くほど機敏に動く。
 そして掛け布団で、身体を隠すようにして霧絵を睨む。お互いに昨日と同じ姿だし、特に隠す必要もないのだが。

朝潮「なななな、なんで私がっ、霧絵さんと!?」

霧絵「昨日朝潮が離してくれなくて、こうなったのよ」

朝潮「昨日……? 昨日は電車に乗って……あれ? どうしたかしら」

霧絵「電車に乗って熟睡。それから抱っこで運んだら、私から離れなくてこうなったの」

朝潮「……」

 ジーッと、ジト目で見る朝潮。最初は疑っていたようだが、分かってくれたらしい。大きくため息を吐く。

朝潮「すみません。迷惑をかけてしまったみたいで」

霧絵「いいわよ。気にしなくて」

朝潮「え、ええ。ありがとう……」

 身体を隠していた掛け布団を離し、彼女は深呼吸。それからまた顔を赤らめて、パッと床に立つ。

朝潮「……私は、那珂さんがいる部屋に行きますね」

那珂「うぐぅっ」

 そのままそそくさと、霧絵が止める間もなく去ってしまう。
 その際に踏まれた那珂が足元でうめいたことには気づいていないようだ。

霧絵「部屋にあんまり余裕ないから、ここで川の字なのに……」

那珂「い、痛くても那珂ちゃんすまいるー……すー……」ムニャムニャ

霧絵(……なんであんなに慌てたのかしら)

 再び静かになった室内で考える。
 単に恥ずかしかっただけ――とは思えない。赤面していたのもそうだが、他にも気にかかることがあった。
 去り際、ちらりと霧絵を見た目。どこか悲しげに見えたそれが、頭から離れなかった。


【今日は落ちます】
【明日からレッスンの説明に入れたらと思ってます】
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 02:37:55.53 ID:8fwq9mlHo
おつ
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 04:52:14.81 ID:aoHFi3/x0
そろそろパンツ脱いでもいいですか?
489 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/15(日) 18:52:58.26 ID:86UJzdKp0
【今日は8時くらいから更新したいと思います。遅くなるかもしれませんし、早くなる場合も】
490 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/15(日) 21:45:40.29 ID:86UJzdKp0
 朝食を終えた頃。
 いつもなら予定を告げて解散、なのだが、全員食堂に残ったまま。朝潮と那珂によれば、今日から始まるレッスンの説明をしてくれるとの話だった。

朝潮「それでは、説明をはじめます」

秋月「はい、よろしくおねがいします」

朝潮「まずレッスンですが、メニューはこちらで決定しています。なのでそちらに任せるのは、レッスンをする日程。その辺りはそちらの司令官に任せます」

天龍「……いつも通りだな」

山城「実質私達に自由はないのね……」

霧絵「ま、まぁ、できるだけ無理ないようにするから」

朝潮「具体的な説明をすると――」


【レッスンのチュートリアルです】

 レッスンはコンマ判定もなく、行った回数によって達成率が上がります。
 追加報酬もありません。一回につき達成率が15上昇。7回で課題完了です。

霧絵「七回で完了なのね……」

朝潮「艦娘ですし、体力とかは心配いらないので。あとは時間があるとき各自練習という形で」

大鳳「思ったより……過酷ではないみたいですね」

大和「けれど7日練習というのは大変そうです」

春雨「とにかく、7回頑張るということですね」

霧絵(……7回ね。せめてこのノルマくらいは達成しないと)

那珂「ってことだから――霧絵提督さん、今日はどうする?」


【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃 【現在選択不可】
 工廠
 編成
 レッスン

 ↓2
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 21:46:24.45 ID:Z3wyPDVMO
回避
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 21:46:29.32 ID:iqvCi2fgo
レッスン
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 21:46:34.75 ID:rIFdiI2xo
会話 朝潮
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 21:46:37.06 ID:p5RK6pyQo
kskst
495 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/15(日) 21:56:24.37 ID:86UJzdKp0
霧絵「せっかくだから、レッスンをしましょ」

那珂「よーし! 那珂ちゃん張り切っちゃうよ!」

大和「レッスンですか……頑張りましょう!」

 どうせやるなら、早めに。
 霧絵は決断すると、艦娘らは頷いた。

朝潮「それではまず、執務室に。皆さん集合してください」

霧絵「執務室……?」

 レッスンに関係なさそうな場所の指定に、霧絵は首を捻った。
496 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/15(日) 22:07:49.54 ID:86UJzdKp0
 そして執務室。
 全員がそろった部屋には――

朝潮「ここに衣装があります。各々に衣装が用意されてますので、一度着てみてください」

 色鮮やかな衣装が置かれていた。

霧絵「いつの間に……」

那珂「那珂ちゃんが朝早くに用意しましたっ!」キュピリン

春雨「わーっ、可愛い衣装ですね」

天龍「おかしな服じゃないといいけどな」

霧絵「多分大丈夫よ。上からの支給だもの。それにお祭り。そんな派手なものがないはずだから」

朝潮「では、順番に取りに来てください」


 コンマ判定です (コンマ二桁の数が少ないほど露出度高めです)
 ↓1 秋月
 ↓2 天龍
 ↓3 春雨
 ↓4 大和
 ↓5 大鳳
 ↓6 山城
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 22:08:01.16 ID:iqvCi2fgo
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 22:08:10.56 ID:jDaVm4jV0
やき
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 22:08:12.42 ID:p5RK6pyQo
xdc
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 22:08:58.93 ID:Z3wyPDVMO
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 22:09:12.96 ID:rIFdiI2xo
はい
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 22:10:06.56 ID:8fwq9mlHo
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 22:10:13.59 ID:zS+gMWhMO
それ
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 22:10:17.29 ID:dGS193PYo
とう
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 22:19:52.81 ID:mJna6mkpo
全体的に露出低め(秋月除く)かな
506 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/15(日) 22:46:25.57 ID:86UJzdKp0
霧絵「……みんな、着たわね」

 身体が反応してはレッスンに支障が出る。
 できるだけ見ないよう霧絵は視線を外していたが――果たして、衣装はどんなものなのだろうか。
 確認のため霧絵は尋ねる。するとバッチリだと那珂から元気な声が返ってきた。

霧絵「さて……」

 霧絵は立ち上がり振り向く。
 そこには衣装を身につけた六人がいた。

天龍「ま、いつも通りだな」

 天龍はいつもとそれほど変わらない印象だ。
 アイドルらしいフリルのついたミニスカートに、袖がなく、腕を見せた健康的な印象を与える衣装。
 彼女によく似合っている。

春雨「ど、どうですか? 司令官」

 春雨もまた、天龍と同じく綺麗な肌が眩しい王道的衣装。
 帽子もまた衣装と替えているのか、いつもより色が鮮やかで、羽の飾りがついている。

山城「ぐっ……私が、こんな」

 頭の飾りはなし。髪にカチューシャをつけ、天龍春雨らと同じような衣装を身につけた山城。
 スカートはいつも――よりも長いようだが、何故か恥ずかしいらしい。しきりに髪を撫でている。

大和「……ふぅ。少し安心しました」

大鳳「そうね。比較的おとなしい服で良かったわ」

 アイドルらしい服装の三人。それに対しこの二人はアイドルらしくはあるのだが、露出はすくない。
 ドレスのような服に、白い手袋。どこかのお姫様のような見た目である。アイドルでシンデレラ――は色々まずいから口にしないようにしておく。
 彼女らの衣装を確認した後、霧絵は一人の艦娘へ視線を向けた。

霧絵「……で、秋月。着替えたの?」

秋月「着替えましたよ!」

 上は最低限の部分を隠すだけ。下はなにかすればすぐ見えてしまいそうな短いスカート。
 水着に短いパレオでも着けたのかと思ってしまうような衣装である。チアガールでもこんな衣装の子はいないだろう。

秋月「なんで秋月だけこんな……!」ワナワナ

天龍「多分適当だな」

朝潮「……うちの司令官は関係ないのであしからず」

那珂「目立ちそうだけど、那珂ちゃんは遠慮したい衣装かな」

大和「秋月さんは可愛いからよく似合ってますよ」

秋月「似合いたくありません!」

春雨「わー……秋月さん、大胆です」

大鳳・山城(あれじゃなくてよかった……)
507 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/15(日) 22:56:21.10 ID:86UJzdKp0
 衣装も決まり、いよいよレッスン本番。
 鎮守府の敷地内、訓練場を使い、レッスンをすることに。

朝潮「第1回目ですが――」
 
那珂「アイドルの第一歩はキャラ作りだよね!」

全員(作りって言った……)

那珂「あっ。那珂ちゃんはこれが素だよ! いつでも愛されるアイドルで――」

朝潮「ちょっと待ってください。第一回は発声練習と決まっていたはずです」

 きっちり手を挙げ、意義を申し立てる朝潮。
 『レッスン命』と書かれた鉢巻をした彼女は、不満気な顔をしている。

那珂「いいのいいの。キャラはアイドルにとって最重要候補。発声練習よりも大切だよ!」

朝潮「そうなんですか? メモしておかないと……」

 アイドルに関しては彼女が上だと認識しているのだろう。素直に信じた朝潮はメモを開いて何か書き始める。

那珂「ということで――」

 那珂は艦娘達へ視線を向けた。


 ↓2 対象の艦娘
 ↓4 艦娘のキャラ
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 22:57:41.91 ID:iqvCi2fgo
大和
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 22:57:43.61 ID:p5RK6pyQo
大鳳
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 22:57:46.32 ID:jDaVm4jV0
山城
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 22:57:53.01 ID:rIFdiI2xo
ぶりっこ
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 22:57:53.52 ID:e454q/Nl0
ksk
513 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/15(日) 23:09:11.53 ID:86UJzdKp0
那珂「まずは大鳳ちゃん!」

大鳳「わ、私ですか?」

 指名された大鳳は困惑した様子で首を傾げる。

那珂「大鳳ちゃんはぶりっ子キャラ……どうかな?」

大鳳「どうかなと言われても」

那珂「さぁ、やってみて、大鳳ちゃん」

大鳳「え、ええっ!? あの――」

 顔を赤くさせた大鳳は助けを求めて周囲を見るが、みんな顔をそらす。
 やがて観念したのか、大鳳は大きなため息を吐いた。

大鳳「わ、わたしぃー大鳳って言います。えっと、よくわからないんですけどぉ……よくみんなには可愛いって言われます。あはっ☆」

那珂除く全員(ひどい那珂ちゃんだ……)

霧絵(でも可愛い……)

 恥ずかしそうに、顔を赤くさせてぶりっ子ぶる大鳳は中々可愛らしいと思えた。

那珂「うんうん。さて、大鳳ちゃんはそのままいこっか」

大鳳「なんで!?」

那珂「はい次!」

 ↓2 大鳳除く対象の艦娘(霧絵、朝潮も可)
 ↓4 艦娘のキャラ
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 23:12:53.28 ID:iqvCi2fgo
大和
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 23:13:08.60 ID:Pf8NFNld0
山城
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 23:13:13.08 ID:zRzG5kP40
天龍
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 23:13:33.84 ID:Z3wyPDVMO
ツンデレ
518 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/15(日) 23:36:54.28 ID:86UJzdKp0
那珂「山城ちゃん! ツンデレでお願い!」

山城「ツンデレ……? なんで私が」

大鳳「山城ちゃん? 大鳳もしたんだから、頑張ってほしいなぁ……ねっ?」

天龍「被害者を増やそうとしてんぞ」

朝潮「さぁ、山城さん。那珂さんの指示です。従ってください」

山城「う……誰にツンデレになればいいのよ」

朝潮「艦娘として当然、司令官である霧絵さんにです」

春雨「当然ですよね」

秋月「ですね」

大和「提督大好きですよね、三人とも。あ、私は提督の主砲――」

大鳳「やめなさい」

山城「この人にツンデレ……?」

 恨めしげに霧絵を見る山城。
 彼女は少しすると深呼吸し、

山城「べ、別にあんたなんかいなくなっても構わないからっ!」

霧絵「どうしよ、すっごい本音に聞こえるんだけど」

天龍「本音だろこれ」スッパリ

山城「いてほしいのは扶桑姉さまだけですから!」

霧絵(泣きたい)

那珂「うん、いいね山城ちゃん。なんか普段と変わらないような気がするけど」 

山城「嬉しくなんかないんだから」

那珂「さーて、次の犠牲――次の子は」


 ↓2 大鳳、山城除く対象の艦娘(霧絵、朝潮も可)
 ↓4 艦娘のキャラ

 これで最終にしておきます
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 23:39:06.25 ID:jFklukNYo
踏み台
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 23:39:11.05 ID:iqvCi2fgo
大和
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 23:51:15.51 ID:iqvCi2fgo
ksk
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 23:51:21.17 ID:b8vIqBcE0
姫様
523 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/16(月) 00:19:37.24 ID:OgBsKQn20
那珂「大和ちゃんで、姫様――なんてどう?」

山城「ふん、悪くないんじゃないの?」

大鳳「うんっ、大鳳ちゃんもいいと思うな」

大和「私に矛先が……」

 大和も助けてもらおうと周りを見るが、例のごとくみんなスルー。結局は従うしかない。

大和「わた――わらわが大和じゃ。皆の衆、苦しゅうない。わらわの姿を目に焼付けるのじゃ」

霧絵「……しっくりくるわね」

天龍「衣装がドレスっぽくなければな」

春雨「はぁー……大和さん、綺麗です」キラキラ

大鳳「やけどが少なくて、大鳳不満ーっ」

山城「……不幸ね。あなたじゃなくて、私のことなんだから!」

大和「じゃ、じゃがこの口調、かなり大変ぞ」

秋月「ここってどこなのか、だんだん分からなくなってきました」

朝潮「なるほど……日本の有名な戦艦。大和さんには姫様口調が似合うと」メモメモ

霧絵(ツッコミが不足してるわね……)

 その後も那珂ちゃんによるキャラ指導は進み――


秋月「ふふ……秋月といいことしてみない?」

天龍「闇に飲まれよ!」バッ

春雨「……も、もう帰りたい」グテー

 残ったメンバーも見事に被害を受けた。
 さすがに見かねた霧絵が意見したことで、あっさり那珂はキャラ付けを撤回し発声練習に入ったのだが――最初から助けてくれと艦娘達に言われたのは言うまでもない。 


【課題の達成率が15%となりました】
524 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/16(月) 00:31:14.74 ID:OgBsKQn20
 60日目。課題終了まであと20日。

朝潮「霧絵さん、起きてください」

霧絵「う……うん?」

朝潮「朝ですよ、霧絵さん。しっかりしてください」

霧絵「あ。朝潮。おはよう」

朝潮「はい。おはようございます」

 目をこすりつつ身体を起こす。ベッドの横に朝潮が座っており、微笑していた。
 枕元の目覚ましをチェック。時間はタイマーの五分前といったところか。

朝潮「今日も頑張りましょう。さぁ、立ってください」

霧絵「え、ええ」

 しばらくは今まで以上に規則正い生活になりそうだ。
 霧絵は頷くと、床に降りた。


【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃 【現在選択不可】
 工廠
 編成
 レッスン

 ↓2
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/16(月) 00:31:52.59 ID:HYwPwMrGo
レッスン
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/16(月) 00:31:53.77 ID:8bgw6mSfo
会話 朝潮
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/16(月) 00:31:59.61 ID:6IW/3++vo
出かける 街 大和
528 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/16(月) 00:45:47.56 ID:OgBsKQn20
 今日は休憩だと告げ、朝食後。
 一人になっている朝潮へと、霧絵は話しかけた。

霧絵「朝潮」

朝潮「……霧絵さんですか。なんですか?」

 お茶を飲んでいた彼女は湯のみを置き、霧絵へ視線を向ける。

霧絵「話をしない?」

朝潮「珍しいですね。あそこの鎮守府では霧絵さんから話したことなんてなかったのに」

 目を丸くさせ、純粋に驚いた様子の朝潮。彼女は隣に座った霧絵を見やり、嬉しそうに笑った。

霧絵「――そうだったかしら? あんまり気にしてなかったかもしれないわ」

朝潮「まぁ、そうですよね。話ってなにをするんですか?」

霧絵「そうね……」


 コマンド
 1・朝潮の様子が変なような気がするけど
 2・司令官(旭)は好き?
 3・なんで改になってないの?

 ↓2
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/16(月) 00:47:06.73 ID:6IW/3++vo
2
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/16(月) 00:47:09.39 ID:pENA53VAO
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/16(月) 00:47:36.95 ID:x+vbdFCio
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/16(月) 00:50:12.92 ID:8bgw6mSfo
単発Oだしズレて1かな?
個人的には2で司令官(旭)を霧絵と勘違いしてアタフタする朝潮ちゃんも捨てがたいけど1はどんな感じに転ぶんだろ?
533 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/16(月) 01:08:16.51 ID:OgBsKQn20
【単発さんを下に一つずれて1で採用です】

霧絵「朝潮……ちょっと様子がおかしい気がするけど、どうしたの?」

朝潮「――はい? そうですか?」

 きょとんとする朝潮。自覚はないらしい。

霧絵「ええ。昨日の朝とか、なんだか寂しそうな目をしていたような気が」

朝潮「……なんでもないですよ」

 一瞬、迷う様子を見せ朝潮は笑顔を見せた。
 無理をしているようなその様子に、霧絵は無意識に口を開く。

霧絵「でも――」

朝潮「霧絵さんは」

 霧絵の言葉を遮り、朝潮が言う。
 笑顔から一変し、真剣な顔で。

朝潮「霧絵さんは――今まで自分が得たと思っていたものが、他の何かのお陰で得られていたと分かったら、どう思います?」

霧絵「へ?」

 あまりに突拍子のない質問。
 なにかの冗談、誤魔化しかとも思うが――違う。目の前の少女の表情は真剣そのもの。とても冗談を言う顔ではない。

霧絵「私は……」


 コマンド
 1・喜ぶ、かしら
 2・頑張ろうと思う、かしら
 3・その他自由に

 ↓2
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/16(月) 01:10:11.59 ID:0RNkJPbJ0
2
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/16(月) 01:10:16.07 ID:pENA53VAO
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/16(月) 01:10:22.69 ID:8bgw6mSfo
わかんね
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/16(月) 01:14:25.62 ID:s3yY1fQPo
これは朝潮に対する霧絵と掛けてるのか?
だとしたら2が正解かね
538 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/16(月) 01:32:53.19 ID:OgBsKQn20
霧絵「喜ぶ、かしら」

 頭に浮かんだ返事は、それだった。

朝潮「え? 喜ぶんですか? 自分の力じゃないんですよ?」

霧絵「それでも、私は嬉しいから」

霧絵「誰かの、何かの力でうまくいって、みんなに迷惑がかからないなら、私はそれだけで充分」

朝潮「そう、なんですか?」

霧絵「ええ。この鎮守府の提督になれたのだって、私の力じゃないと思ってるわ。それでも、私は嬉しいから。誰かの力になれているんだ、って」

朝潮「それが自分の望まない、勝手な助力だとしてもですか?」

霧絵「ええ。でも――強いて言うなら、私もその『誰か、何か』の立場になりたいって思うかしら」

霧絵「助けてもらってばかりだと、申し訳ないから」

朝潮「……そうですか」

 朝潮はうつむき、考えこむ様子を見せる。そしてボソリと、

朝潮「司令官の言う通り……ですね。感謝し乗り越えるだけの力……」

霧絵「……? なにか言った?」

朝潮「――ええ。霧絵さんは心配なさそうだと言いました。提督をする器はありそうです」

霧絵「そ、そう。それは安心したわ」

朝潮「そろそろ私は休ませてもらいます。では」

 端的に言い、朝潮は去っていく。
 ぽかんとする霧絵を残し、朝潮は食堂から退室。ドアを閉め、廊下へ出ると彼女は小さくため息を吐いた。

朝潮「あんな話、聞くんじゃなかったわ……」

 小さく呟き、歩き出す。

朝潮「事実を知ったら――本当に嬉しいと思って感謝できるのかしら。霧絵さんは」

朝潮「……まさか司令官よりも心配になる人ができるなんて、ね」

 自嘲し、朝潮は目を細めた。


【朝潮の好感度が10上がりました】

>>1の考えた正解だったため、魅力上昇の判定をします。 ↓1 のコンマ末尾の数値だけプラスします】
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/16(月) 01:33:59.76 ID:mKjs/jEJo
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/16(月) 01:34:16.87 ID:IJizU2y/O
せい
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/16(月) 01:34:53.57 ID:8bgw6mSfo
>>535
GJ
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/16(月) 01:39:35.41 ID:IJizU2y/O
そういや>>339のお布団制限はもう解除されたのかしら?
543 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/16(月) 01:49:58.94 ID:OgBsKQn20
【お布団はまだ制限中です。戦意高揚が増えると瞬殺されてしまうので。海域追加もイベント後なので、しばらく艦娘とのコミュニケーション、レッスンを重視ということで】

【魅力を6プラス。合計53です】


 61日目。課題終了まであと19日。

朝潮「うう、眠いわ……」

那珂「もーっ。寝過ぎも美容に悪いんだよ、朝潮ちゃん。頑張って起きて」

 理由は知らないが、なにやら寝不足らしい朝潮の肩を揺さぶる那珂。
 微笑ましい光景を見つつ、霧絵は今日の予定を考えた。


【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃 【現在選択不可】
 工廠
 編成
 レッスン

 ↓2


【今日は落ちますー】
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/16(月) 01:50:27.19 ID:mKjs/jEJo
おつ
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/16(月) 01:51:47.61 ID:8bgw6mSfo
出かける 街 朝潮
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/16(月) 01:54:08.80 ID:8bgw6mSfo

朝潮ちゃんが帰る前に使いたかったけど無理かしゃーない
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/16(月) 01:58:17.79 ID:IJizU2y/O
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/16(月) 12:26:27.29 ID:5+Y/tm170
549 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/16(月) 21:48:46.01 ID:OgBsKQn20
【今日は10時終わりくらいに更新はじめる予定です】
【もしかしたら遅くなるかもしれません】
550 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/16(月) 23:20:27.22 ID:OgBsKQn20
 今日もお休みとの通達をし、朝食後。
 霧絵の部屋で読書をしていた朝潮へ、霧絵は声をかける。

霧絵「朝潮、一緒に出掛けない?」

朝潮「――えっ? 外出ですか?」

 機敏に反応し、ばっと顔を上げる朝潮。
 彼女は一瞬嬉しそうな顔をするのだが、コホンと小さく咳払い。冷静を装う。

朝潮「どういう風の吹き回しですか? 司令官の鎮守府では、そんなことなかったのに」

霧絵「特別なことはなにも考えてなかったけれど。それに向こうでは長門くらいとしか仲良くなかったし……気を遣ってただけで」

朝潮「……そうですか。それで、どこに行くんです?」

 ちらりと視線を霧絵に向ける。
 そっけない態度をとっているふうにも見えるが、そわそわしているようにも見える。それなりに楽しみにしているようだ。

霧絵「そうね……」

 街に行こうとは思っていたが、細かな場所は決めていない。
 どこに行こうか。


 コマンド
 1・カラオケ
 2・ゲームセンター
 3・食事に

 ↓2
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/16(月) 23:22:08.24 ID:8bgw6mSfo
ksk
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/16(月) 23:22:12.12 ID:jjgAKwYdo
1
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/16(月) 23:22:39.09 ID:xVbqTpXYO
1
554 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/17(火) 00:06:53.67 ID:tFmp6Qkg0

 支度をしてから街へ。
 霧絵はなんとなく、朝潮をカラオケへと連れていった。
 受付を終えて、部屋へ。飲み物を注文し――周囲をきょろきょろと見ていた朝潮が口を開く。

朝潮「ここは……どこですか? カラオケという文字が見えたのですが、まさか」

霧絵「ええ。カラオケよ」

朝潮「……私達に似合わない場所だと思いませんか?」

霧絵「ちょっと思う」

 かたやクール。かたや生真面目。カラオケという単語が連想されないメンバーではある。

霧絵「でも、朝潮と一緒なら、楽しいと思ったから」

朝潮「う……。そうですか。なら、いいです」

 歌本を顔の前で開き、朝潮が言う。

霧絵(私が連れてきたんだし、歌わないといけないわね……)

 流行りの歌くらいしか歌えないが、先陣をきるのは自分ではないといけないだろう。
 霧絵はタブレットを操作し、曲を選んだ。


 ↓2 提督さんの歌のうまさをコンマ二桁で判定
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/17(火) 00:07:18.40 ID:Pftrz5lSO
ksk
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/17(火) 00:07:21.59 ID:501dOnyro
ここ
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/17(火) 00:07:26.21 ID:gzeH9g0Lo
・。
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/17(火) 00:07:42.66 ID:OwAhKzoPO
sうぃ
559 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/17(火) 00:33:00.67 ID:tFmp6Qkg0
 まず一曲目。
 霧絵が一番自信のある曲を入れ、歌い始める。

霧絵「ららーらー」

朝潮(普通……)

 出来は並程度。
 リアクションし難い腕前である。ジュースを飲み、ポテトを食べつつ朝潮は霧絵の歌を真面目に聞いた。

霧絵「……ふぅ」

霧絵「どうだった?」

朝潮「普通ですね。言うことがありません」

霧絵「そ、そう。普通でよかったわ」

 普通でよかった。複雑ではあったが、心から霧絵は思った。

朝潮「さて……霧絵さんだけに歌わせるわけにはいきませんね」

朝潮「私も、歌います」

 立ち上がり、マイクを手にする朝潮。
 彼女が選択したのは割りと最近の歌。

朝潮「司令官の十八番……いきます」

 さながら戦場にでも赴くような気迫。
 真剣な顔をして朝潮は大きく息を吸い込んだ。


 ↓2 朝潮さんの歌のうまさを判定
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/17(火) 00:33:30.49 ID:501dOnyro
ffdsc
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/17(火) 00:33:40.49 ID:ikDioKqlo
ほい
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/17(火) 00:33:40.83 ID:tsghUkpuO
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/17(火) 00:33:49.92 ID:gzeH9g0Lo
564 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/17(火) 00:56:40.01 ID:tFmp6Qkg0
朝潮「〜♪」

霧絵(普通……)

 きっちりとした姿勢で歌う朝潮もまた、並程度の実力。
 ピザを食べつつ、霧絵も朝潮と同じようなことを思う。
 ――ただ。

霧絵(かわいい……)

 姿勢を正して、最近流行りのキャピキャピした歌を歌っている朝潮は妙に可愛らしく見えた。

霧絵(これを旭が歌っているのは想像でき――るわね。似合ってそう)

 やかましく、明るい、那珂ちゃん寄りな旭提督ならばこの曲もノリノリで歌うのだろう。

朝潮「……どうでしょうか? 音痴だったりしませんか?」

霧絵「良かったわよ。可愛かったし」

朝潮「……ありがとうございます」

 頬をほんのりと赤くさせて小さな声で朝潮が言う。
 その後の盛り上がりはほどほど。二人で歌ったり、お酒を飲んだり、料理を食べたりして楽しく過ごした。


【朝潮の好感度が6上がりました】
565 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/17(火) 01:03:05.11 ID:tFmp6Qkg0
 62日目。課題終了まであと18日。設備収入まであと2日。

霧絵「今日は……なにをしようかしら」

朝潮「そういえばいつも当日になってから考えているんですか?」

霧絵「ええ、まぁ」

朝潮「つくづく小規模鎮守府ですね。一艦隊しか艦娘がいないのもそうですけど、決まりもゆるいというか、なんていうか」

霧絵「……も、問題が出たら変えるから」

那珂「追い込まれた政治家みたいなコメントだね、霧絵ちゃん」

霧得「うぐっ」

朝潮「――まぁ、問題もなさそうですし、今のところはいいでしょう。今日は何をします?」

【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃 【現在選択不可】
 工廠
 編成
 レッスン

 ↓2
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/17(火) 01:03:30.66 ID:5qiTJOzAO
会話 山城
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/17(火) 01:03:32.26 ID:gzeH9g0Lo
会話 大和
568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/17(火) 01:12:33.22 ID:HBODO/WxO
やっぱ朝潮や長門の異動イベントも重要イベントだから艦娘指定じゃなくて出かけるのランダムじゃなきゃ発生しないのかね
569 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/17(火) 01:21:00.99 ID:tFmp6Qkg0
霧絵「お休みで」

朝潮「休日ですか? 分かりました。では、那珂さん。京都見物に出掛けましょうか」

那珂「うんっ! 温泉とか観光名所とか……さっそくサングラスの準備しないと!」

 朝食も食べない内から意気揚々と、観光の予定を立てはじめる都会鎮守府の艦娘二人。
 今日はあの二人を誘うのは無理そうだ。
 霧絵は考え、ベッドから降りると身支度をはじめた。


 朝食後。
 暫し休憩を挟み、霧絵はなんとなく大和を探して鎮守府を歩きはじめた。

霧絵「大和、ここにいたのね」

 あちこちをうろちょろした後、大和を間宮で見つける。
 店内で甘味を食べていた大和は、霧絵の姿を見つけると笑顔を浮かべた。

大和「あら、提督。大和になにかご用ですか?」

霧絵「話そうと思って。いいかしら」

大和「はい。こちらにどうぞ」

 ぽんぽんと、自分の横を示す大和。
 霧絵は苦笑し、ひとまず示されたままその席に座った。

霧絵「どうも。……」

 席に座り、大和を見る霧絵。
 さて、何を話したものか。


 コマンド
 1・とりあえずパイタッチ
 2・「よく食べるわね」
 3・自分も甘味を注文

 ↓2
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/17(火) 01:21:38.10 ID:khK7BvgQo
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/17(火) 01:21:39.41 ID:HBODO/WxO
572 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/17(火) 01:42:06.79 ID:tFmp6Qkg0
【明石さん、大淀さん、間宮さんを除く攻略可能艦娘のイベントは、付き添い指定なしのお出かけじゃないと発生しません】
【長門、朝潮ら別鎮守府の艦娘に関しても同じくです】
【会話は好感度、依存度、性欲パラを変化させるだけで、個別イベントは進行しないのであしからず】

霧絵「よく食べるわね……」

 朝食から数時間は経っているが、自分は食う気などしない。
 それなのに大和は大きなパフェをパクパクと食べている。素直に驚きであった。

大和「あはは……ですよね。私、燃費が悪いみたいで、すぐお腹へってしまうんです」

霧絵「一食も多いいしね。食費とか大丈夫?」

大和「はい。多めにもらってるみたいですし、大丈夫です」

霧絵「そう。さすが大和。期待されているってわけね」

大和「……そう、ですね」

 笑顔で頷く大和。
 表情はあまり変わっていない。けれども、なんとなく雰囲気がちょっと変わったような、そんな気がした。

霧絵(なにか気にしているのかしら)

 気にはなった。けれど追求するタイミングを逃してしまった。
 その後霧絵は大和と雑談をし、それなりに楽しく過ごした。


【大和の好感度が6上昇しました】

【今日は落ちます】
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/17(火) 01:42:48.26 ID:dbSVveRoo
おつ
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/17(火) 01:43:13.86 ID:gzeH9g0Lo
575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/17(火) 01:48:03.98 ID:khK7BvgQo
576 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/17(火) 23:26:37.52 ID:tFmp6Qkg0
【今日は不意に更新することになります。申し訳ありません】


 63日目。課題終了まであと17日。設備収入まであと1日。

霧絵「……ふぁ。今日は、なにをしようかしら」

 規則正しい生活のお陰で部屋の誰よりも早く目を覚ました霧絵は、今日の予定について考えはじめた。


【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃 【現在選択不可】
 工廠
 編成
 レッスン

 ↓2
577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/17(火) 23:27:27.12 ID:+EtDonnfo
レッスン
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/17(火) 23:27:31.23 ID:khK7BvgQo
出かける 朝潮の部屋
579 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/17(火) 23:45:06.89 ID:tFmp6Qkg0
【朝潮の部屋はないので、提督の部屋に――と思いましたが、再安価とします】

【コマンド再安価  ↓2です】
580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/17(火) 23:46:17.32 ID:gM9gIk5BO
回避
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/17(火) 23:46:18.85 ID:khK7BvgQo
出かける 街 朝潮
582 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/18(水) 00:03:12.40 ID:jZxVOu8q0
【連取、とはみなさず採用します】

霧絵「朝潮。出かけない?」

 朝。起きた朝潮がてきぱきと身支度を整えていくのを眺め、霧絵は声をかけた。

朝潮「またですか? いいですけど……長門さんが嫉妬してしまいますね」

 フッと笑い、そんなことを言う朝潮。

霧絵「長門?」

朝潮「初めての出撃課題で、精一杯なのは分かるが、もう少し霧絵といたかった――なんてことを」

霧絵「う……」

 そこをつかれると痛い。
 今度長門と会ったらじっくり話をしようと決断。それはそれとして霧絵は、朝潮とどこへ行こうか考えはじめた。


 コマンド
 1・食事に
 2・温泉に
 3・買い物でも

 ↓2
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/18(水) 00:05:14.78 ID:BRnRhlM6o
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/18(水) 00:05:17.53 ID:fEEKEQvro
585 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/18(水) 00:32:40.15 ID:jZxVOu8q0
 
 
 鎮守府を出てしばらく歩く。
 観光地と宿泊施設が目に見えて多くなり、人もまた増えてくる。

朝潮「温泉、ですよね? 昨日那珂さんとこの辺りを見て回っていましたが――楽しみです」

霧絵「ええ。ゆっくりはできるはずだから期待していて」

 お風呂は人並みに好きな霧絵。
 観光地というのもあり、ホテルや旅館、温泉などが数多く存在するこの一帯。霧絵はお気に入りのお店を見つけるくらいには通っている。

朝潮「大きいお風呂だといいですね」

 なんて、霧絵といるにも係わらず珍しく上機嫌そうな朝潮を横に、霧絵は目的地に向かう。


 ――ちょっとして、目的の建物に着いた。

朝潮「綺麗なお店ですね」

 和風の旅館。落ち着いた雰囲気のロビーを進み、受付を終え、部屋へ。
 座布団の上に座ったところで、おずおずと朝潮が尋ねてきた。

朝潮「あの……一泊とか聞こえたんですけど?」

霧絵「――ええ。まぁ、いろいろと事情が……」

朝潮「事情とは?」

霧絵「……え、ええと、気にしないで」 

 自分の体質では、女湯にも男湯にも入るわけにはいかない。
 故に個室についているお風呂に入るしかないのだが――無論、説明する勇気はなく。
586 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/18(水) 00:46:19.77 ID:jZxVOu8q0
霧絵(今更ながらなんで私は温泉などという自暴自棄に)

 冷静に考える。
 事情を知らない朝潮に見られたらどうなるだろうか。警察沙汰は避けられない。

霧絵(まさか私は、すさまじい女の子好き……?)

朝潮「で、霧絵さん」

霧絵「ひう! ……なに?」キリッ

朝潮「……。温泉はどこですか?」

 すごく怪しいものを見るような目で見られたが、追求されずに済んだらしい。
 けれども今度は入るお風呂の選択権を握られかけていることに気づき、霧絵は視線を泳がせた。

霧絵「んーと……。そこの窓の外にあるし、旅館に大きいお風呂もあるわよ」

朝潮「そこのお風呂と、大きいお風呂ですか……」


 コマンド 【コンマ70以上で追加イベント】
 1・お部屋のお風呂
 2・大きいお風呂

 ↓2
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/18(水) 00:49:17.17 ID:+WkxFQKZo
1
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/18(水) 00:50:02.35 ID:Fwc7nprwo
1
589 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/18(水) 00:59:16.00 ID:jZxVOu8q0
朝潮「じゃあ――部屋のお風呂にしましょう」

 一瞬、意味深な間を空けて朝潮は決めた。
 とりあえず大勢の人間の前に出る必要がなくなったことに、霧絵は安堵。ホッと息をもらした。

霧絵「ええ。それじゃ、早速入りましょ」

 頷くと服を脱ぎ始める。
 できるだけ朝潮を見ないように、自分のそれを見られないように。霧絵はタオルを身体に巻き、お風呂へ。
 二人だと少し狭い程度のお風呂だったが、気持ちよさは折り紙つき。
 ゆったりと一日を旅館で過ごし、二人は朝に鎮守府へと戻った。


【朝潮の好感度が6上がりました】
590 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/18(水) 01:03:12.79 ID:jZxVOu8q0
 64日目。課題終了まであと16日。設備収入まであと7日。

【設備の効果により、資金に5000追加されました】

 旅館からの帰り道、まだ人が少ない道を歩き、霧絵は今日の予定を考え始める。
 今日は、何をしようか。 



【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃 【現在選択不可】
 工廠
 編成
 レッスン

 ↓2
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/18(水) 01:06:04.23 ID:HVVJNEQ4o
ksk
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/18(水) 01:06:06.42 ID:fEEKEQvro
提督の部屋 朝潮
593 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/18(水) 01:08:09.97 ID:jZxVOu8q0
【コマンド指定されてないため、再安価で。それと提督の部屋で朝潮と会話することはできません】
【行き先リストもうちょっと待ってください】

 ↓2


【今日は落ちます】
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/18(水) 01:08:54.24 ID:AA28J7JXO
おつー
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/18(水) 01:09:18.20 ID:fEEKEQvro
会話 朝潮
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/18(水) 01:10:22.71 ID:fEEKEQvro

なんか色々とゴメンよ
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/18(水) 01:16:31.34 ID:Tq9gtkj1O

そろそろ朝潮以外を選びたい
598 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/18(水) 22:53:41.87 ID:jZxVOu8q0
【行き先リスト  ※追加されたものもあります】

 出かけるコマンドの行き先一覧です

 ・艦娘の部屋(〜の部屋と、名前指定可)
 ・寮
 ・執務室
 ・港
 ・アイテム屋
 ・間宮
 ・司令部
 ・自室
 ・工廠
 ・街(一緒に出かける艦娘を指定可)


【そして次レス時のための個別イベントのルール】

 個別イベントは出かけるコマンドで、相手を指定するようなことはせず場所を決定すると起こります。
 現在はイベント羅針盤のお陰で、『出かける』だけを選択すると、どこでイベントが起こるかが分かります。ただし誰のイベントか、までは分かりません。
 艦娘の部屋の名前指定、街へのお出かけの一緒に出かける艦娘の名前指定。これらを行うと個別イベントは発生しません。
 大体好感度20毎が区切りだと思ってください。そして最低五回はあります。
 イベント出撃が入ったりする場合もあります。あと問答無用で日数を消費する場合も。その場合は選択肢で進めるか止めるか選べますので。
 

【個別イベント進行状態】

 天龍 
 ・1  『釣りをし、海を眺めていた天龍。彼女はまるで死ぬことが怖くないかのように、自分一人で沈むと語った』




【……と、ここで書いていて気づきましたが、最初のイベント、天龍との会話コマンドで起こってますね】
【これから気を付けます。ルールはこれから――いつからこれに決めたか分かりませんが、上のルールでいきます。あまりイベントが誰かに固定するのもアレですから】


【今日は更新せずこれで落ちます】
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/18(水) 22:58:12.97 ID:fEEKEQvro
つまりハーレムを狙っていけって事か
しかし>>102でも言ってた通りこれからどんどん人数が増えていくんじゃハーレムは厳しそうだがな
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/20(金) 21:09:37.36 ID:+m9OtTKHo
今日はやるのかえ
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/20(金) 22:38:03.16 ID:X72K6QP6O
わざわざ急かすような事言うなよ年度末で忙しいんだろ
602 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/20(金) 23:50:32.39 ID:NVYVX8BZ0
【某極道ゲームしてるだけなので、あまり気を遣わなくても大丈夫です】
【今日は日付変わってから更新します。少しになるかもしれませんが】
603 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/21(土) 00:25:56.75 ID:WBSA32Xm0

霧絵「朝潮」

 朝食を食べて時間を空ける。
 少し鎮守府内が落ち着いてから、霧絵は朝潮へと声をかけた。

朝潮「――あ。霧絵さん。なにか用ですか?」

霧絵「話でもしようと思って。いいかしら?」

朝潮「いいですけど、何を話すんですか?」

 食堂。
 二人きりでテーブルに向かい合わせに座り、会話をしようと試みる。
 霧絵は話題を考えるべく、集中をはじめた。

霧絵「ええと、そうね……」


 コマンド
 2・司令官(旭)は好き?
 3・なんで改になってないの?

 ↓2
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/21(土) 00:26:43.45 ID:eweMGsZTo
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/21(土) 00:26:55.92 ID:lTqkV9pOo
1
606 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/21(土) 00:55:32.63 ID:WBSA32Xm0
【1は2とみなして進めます】

霧絵「……司令官は好き?」

 会話の初歩は質問。さらにその初歩は、好きなもの。
 年がら年中霧絵のことを旭と比較してくる朝潮は、旭のことが大好きなのだろう。なんとなくそう思い、霧絵は端的に尋ねる。
 ……それだけのことなのに、何故か朝潮がうろたえた。

朝潮「な!? ななんで、そんな質問を!?」

 顔を赤くさせ、これまで見たことないよう慌て様を披露する彼女。
 霧絵はテーブルの向こう側にいるというのに、警戒するように身体を後ろへのけぞらせた。

霧絵「……? 気になったから。好きそうな雰囲気は出してたし」

朝潮「え? そんなこと――ないです! 見せた素振りはありません。私は霧絵さんのことなんて、き、き――」

霧絵「あれ? 私のこと?」

 言葉に詰まっている様子の朝潮。彼女の台詞をすべて聞ききる前に、霧絵の頭に疑問が浮かんだ。
 旭のことを訊いているにも係わらず、朝潮は霧絵について答えようとしている。何か勘違いされているような気がした。

朝潮「――あっ! な、ななんでもないです! 私が話そうとしたことはすべて忘れてください!」

霧絵「え? でも――」

朝潮「すべて分かりました! 霧絵さんが訊きたいのは、私の鎮守府の優秀な優秀な司令官についてですよね!」

朝潮「へっぽこな霧絵さんではなく!」

霧絵「ええ、まぁ、そうだけど……」

霧絵(へっぽこ……)

 事実だからこそ傷つくことがある。霧絵は後々語った。

朝潮「司令官のことは尊敬していますよ。好意ももちろんあります」

 こほんと咳払いし、冷静に答える朝潮。
 先程、霧絵のことについて答えようとしていたときよりもかなり落ち着いている。

霧絵(まぁ、当然よね……)

 嫌いと言うより好きと言うほうが気が楽に決まっている。霧絵は自分で納得するように頷いた。


【朝潮の好感度が6上がりました】
607 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/21(土) 00:58:18.05 ID:WBSA32Xm0
 65日目。課題終了まであと15日。設備収入まであと6日。

霧絵「……今日は、なにをしようかしら」

 朝潮に急かされて身支度をしながら、霧絵はまだ寝ぼけた頭で考えはじめた。


【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃 【現在選択不可】
 工廠
 編成
 レッスン

 ↓2
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/21(土) 00:59:08.78 ID:WzPlhtwLO
ksk
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/21(土) 00:59:10.64 ID:+EhuwzBdo
レッスン
610 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/21(土) 01:19:35.06 ID:WBSA32Xm0
那珂「ということで、レッスン二回目だよー!」

 朝食後。訓練場に集まった面々は、あいかわらず元気な那珂と、無言の朝潮の前に整列。
 まだ発声練習しかしていないからか、彼女らの表情からは緊張が見て知れた・

那珂「二回目はダンス! 本番の曲につながる、簡単な動きからやっていくから、頑張ってね!」

朝潮「私達もサポートするので、皆さん精一杯頑張ってください」

 頼もしい言葉をかけ、皆へ指示をはじめる二人。
 若干一名、まだ少し動くだけで中が見えそうになる衣装に拒絶反応を示していたが、レッスンの出来は上々。中々うまくできているのではないだろうか。

那珂「うーん……予想以上にみんなできてる」

朝潮「いいことですよ」

那珂「そうだけど、先輩アイドルとして負けられないから!」

那珂「だから〜那珂ちゃんトラブ――課題をみんなに出してみようかな」

朝潮「課題、ですか?」

霧絵(今トラブルとか言ったわよね……)

 嫌な予感がする。
 耳を傾けていた霧絵は、小さくため息を吐いた。


 コマンド
 1・霧絵がアイドル衣装を着る
 2・那珂ちゃんとアイドルバトル
 3・セクシーなダンスでも

 ↓2


【案の定更新あまりできませんでしたが、今日は落ちます】
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/21(土) 01:20:38.95 ID:+EhuwzBdo
踏み台
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/21(土) 01:21:12.57 ID:eweMGsZTo
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/21(土) 01:21:19.74 ID:kuqkyQxQo
2
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/21(土) 08:58:21.84 ID:rSMzpPufO
乙です
615 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/21(土) 10:45:46.31 ID:WBSA32Xm0
那珂「はい、みんなー! ちょっと聞いて」

 どこからともなくサングラスとカーディガンを装着し、手をパンパンと叩く那珂。
 口調は微妙に偉そうである。
 彼女はみなのレッスンが一度止まったのを見てから、指示を飛ばす。

那珂「次はセクシーなの、いってみようか」ビシッ

朝潮「えい」

 スパーンと那珂の肩が叩かれた。

那珂「い、いったぁ……。なにするの、ディレクター」

朝潮「那珂さんのアイドル設定どこいったんですか。――それはともかく、セクシーなのってなんですか?」

那珂「アイドルは老若男女、すべての人達に元気を与えるのが理想……。けれどまずは、アイドルに興味を持っている男性客を得ることも必要だと思うの!」

那珂「だからセクシーさも重要だと思って。嫌がらせじゃないよ?」

山城「暴論ね……」

天龍「完璧に嫌がらせだろ」

秋月「これが、アイドル界お約束、先輩の洗礼……!」ゴクリ

大鳳「違うと思います」

朝潮「むう……」

春雨「ほ、ほら、朝潮さんも反対――」

朝潮「そうですね。一度やってみますか」

 納得した。清々しいほどにあっさりと。

山城「やっぱり自由なんてないのね」ハァ

大和(提督を踊りで誘惑して夜戦……イケます)

霧絵「大丈夫なのかしら……」

 とりあえず、またカオスになってきたら止めよう。
 霧絵はわくわくと内心期待しつつレッスンを見守っていた。
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/21(土) 12:39:01.68 ID:vmIwFjrqO
ムッツリですな
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/21(土) 12:43:39.14 ID:U38L7R7Xo
むっつりだな
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/21(土) 12:48:53.71 ID:v1evpSQjO
大和さんはムッツリというよりオープンじゃないんですかねえ
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/21(土) 19:07:56.08 ID:ARJVMeX70
淫乱大和さんいいぞ^〜
620 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/22(日) 00:12:40.46 ID:3hFrUS0v0
那珂「じゃあ、みんな頑張って!」

秋月「はい! 皆さんに元気を与えられるように頑張ります」チラッチラッ

霧絵(別のところが元気になりそう……)

 動く度見えそうになる下着に、霧絵は無言で思った。

春雨「え、ええと……何をすればいいんですか?」

 やるしかない。そんな空気が皆の中に漂いはじめ、ふと春雨が尋ねた。

天龍「そういえばそうだな。どうすんだ?」

朝潮「……那珂さん」

那珂「え?」

山城「セクシーな踊り……よね? どうやるの?」

那珂「そ、それはね――」

大鳳「自分が言ったんですから、できるわよね?」

大和「そうですね。参考にさせていただきましょう」

秋月「私達のために見本を……さすが那珂さん!」

春雨「那珂さん!」

一同『那珂!』

那珂「ううう……」

霧絵(イジメかっ!)

 とりあえずここはスルーする霧絵。
621 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/22(日) 00:29:11.34 ID:3hFrUS0v0
那珂「せっセクシーな踊りはぁ……」

 一同の視線を一身に集める那珂。
 顔を真っ赤にさせた那珂はもじもじと、恥ずかしそうにしながらも踊る気なようで、両手を軽く挙げて足を開いた。
 彼女は目線を泳がせた後、

那珂「こ、こうとか?」

 グラビアアイドルのような、ポーズをとった。
 控え目な胸を強調させるポーズ。可愛らしく、綺麗ではあるのだが――踊りかと言われれば、否である。

朝潮「……踊りですか? それ」

那珂「うぐっ! 仕方ないでしょっ、那珂ちゃん今までセクシー路線なんてやったことないんだもん」

天龍「情けないな。ったく」

大鳳「けど路線が違うなら仕方ないわね」

秋月「そうですね。アイドルはキャラが大切ですから」

山城「あなた達勉強しすぎじゃない?」

春雨「二人共真面目ですからね……」

那珂「うう。あ! そうだ、大和ちゃんならうまくできそうな気がする!」

大和「――私っ!?」

 マイクを向けられ、ハッとする大和。

朝潮「大和さんですか?」

那珂「うん! なんか、この鎮守府で一番色気が」

春雨「スタイルがすっごくいいですからね」キラキラ

秋月(色気というより……)

天龍(性欲だよな。長い発情期だ)

大鳳(視線がたいてい提督に固定されてるし)

山城「確かに、大和さんは大人っぽいわね」

大和「そ、そうですか?」

那珂「うんうん。だから、大和ちゃん踊ってみて! さぁさぁ!」

 自分が逃げるためか、若干必死な那珂である。
622 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/22(日) 01:05:28.31 ID:3hFrUS0v0
大和「わ、分かりました。セクシーにですね……」

 恥ずかしそうにしながらも、一応はやる気なのか、大和は一歩前へ。
 そしてちらりと霧絵のことを見た。彼女は前を向き、

大和「っ……ふ」

 踊った。
 脚を曲げ、軽く腰を上下させ、手を身体へ、顔へ。
 恥じらった顔で、小さく息を漏らしながら色っぽい動作で動く彼女。

霧絵「……」

 いつのことか、大和と夜戦を行ったことを思い出す霧絵であった。
 彼女の動きは霧絵の上でしていた動きに酷似していて――

霧絵「大和、やめた方がいいわ」

 霧絵はストップをかけた。

大和「え? そうですか?」

霧絵「ええ」

春雨「……」
天龍「……」
大鳳「……」
山城「……」
朝潮「……」
那珂「……」

霧絵「ほら、こんなに被害者が」

 大和のセクシーを超えたダンスに、オーバーヒートを起こした艦娘は多数。ひどい有様であった。

大和「あれっ? みんなどうしたんですか」

秋月「……な、なんでもないです! 大和さんがセクシーすぎてみんなぼんやりしているだけですよ!」

霧絵「ええ。そうよ。さぁみんな、レッスンを続けるわよ」

 その後、レッスンは順調に続き――それからは特に問題もなく終了した。


【課題の達成率が30%になりました】


 選択肢によるボーナス――という体で、気まぐれなコンマ判定を行います。
 ↓1〜8で、秋月、天龍、春雨、大和、大鳳、山城、朝潮、那珂のコンマを順に測定。一番高い艦娘の数値が80を超えていたらイベントを開始します。超えていない場合は全員に性欲をプラス5します。
 那珂が一番高いコンマが出た場合は攻略可のキャラとなり、個別イベントを考えます。
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 01:05:54.52 ID:cPVnqWEwo
624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 01:05:59.83 ID:I1nIzVeKO
あい
625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 01:06:13.97 ID:UfqW+dxzO
ふんぬ
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 01:06:51.97 ID:5nXypNDPo
そーれ
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 01:07:30.46 ID:wLv0bYzQo
628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 01:08:13.67 ID:5nXypNDPo
もういっちょ
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 01:08:36.16 ID:mX8q3Wyoo
へい
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 01:09:04.15 ID:VpyPJTViO
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 01:21:50.55 ID:5nXypNDPo
春雨と大和が同値だがどうするんだ?
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 01:23:32.92 ID:6C0rNxcVo
>>631
> 一番高い艦娘の数値が80を超えていたらイベントを開始します。
だから問題ないんじゃね
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 01:28:58.72 ID:5nXypNDPo
個別イベントは那珂だけか
てっきり最大値出した艦娘のイベントが起こると勘違いしてたわ
634 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/22(日) 02:10:55.65 ID:3hFrUS0v0
【説明不足でしたね】
【数値が一番高い、かつコンマ80以上でその艦娘とイベント、ということになります】
【今回は  秋月  52
      天龍  83
      春雨  97
      大和  97
      大鳳  46
      山城  67
      朝潮  16
      那珂  15

 となりましたので、春雨と大和のイベントです。書けるか分かりませんが、二人同時にやってみます】

【それでは、イベントの詳細をちょこっと募集。春雨、大和の夜戦となりますが――】


【↓2  場所 1・執務室でお布団の上で
        2・お風呂で
        3・その他屋外など 街の通りでなど度が過ぎたものは却下しますが、自由に
        4・おまかせ】

【↓4  シチュ A・二人で提督をいじめる
         B・二人を提督がせめる
         C・その他自由に(胸を使ってなど、自由に。例によって却下ありです)
         D・おまかせ】


 数字とアルファベットを分けていますので、ご注意を。↓2は数字で、↓4はアルファベットで答えていない場合、一つ下のものをとります。
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 02:14:58.79 ID:hKUR4vHSo
踏み台
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 02:15:01.11 ID:C5ZDDwbM0
kskst
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 02:16:20.38 ID:5nXypNDPo
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 02:16:30.28 ID:C5ZDDwbM0
A
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 02:16:56.54 ID:dwaCSM/Po
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 02:19:51.86 ID:hKUR4vHSo
この場合お風呂でいじめるかね
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 02:29:30.22 ID:5nXypNDPo
よくもまあ同コンマが出たものだ
せっかくだからそろそろ帰っちゃう朝潮ちゃんやヒロイン昇格する可能性のあった那珂ちゃんで出て欲しかったが
642 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/22(日) 02:44:21.54 ID:3hFrUS0v0
【お風呂で二人からいじめられる感じになりますね。ソープっぽくなりますかね】

【那珂ちゃんヒロインは、現段階だとチート化になりそうなので出なくて安心】
【ということで、今後の展開も決まりましたので、今日は落ちます】
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 02:47:27.17 ID:7i+drTc6O

以前の風呂の時の別選択肢の焼きましみたいな感じになったな
フートンはキラの関係もあるし出撃毎に○回制限とかみたいな感じになるのかね?
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 02:50:45.80 ID:5nXypNDPo

確かにあの時選ばなかった方の選択肢に類似してるね
正直キラ無しでも良いから制限無しで布団使って色んなキャラの塗れ場をみたいのはナイショだ
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 02:53:20.37 ID:mX8q3Wyoo
夜戦か股間が熱くなるな
好感度的には朝潮もいけるが封印中なのが悲しいのう
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 07:55:49.52 ID:4P5jJ3OIo
ついに天龍と夜戦かとわくわくしてたら化け物じみたコンマが二人も出てきてワロタ
ワロタ……
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 09:50:16.29 ID:fgkXos8AO
そら万年発情期の大和さんと淫乱ピンク春雨ちゃんが黙ってませんわな
648 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/23(月) 01:08:44.96 ID:MbUKyM7m0
霧絵「はい、それじゃあ今日は終わり。みんな、おつかれさま」

 昼食休憩も挟んで夕方前。レッスンは終了した。

全員『おつかれさまでしたー』

 全員解散。
 歩きがてら彼女らはざわざわと話をはじめる。

天龍「終わったなー。汗流しに行くか」

秋月「そうですね。お風呂場に行きましょうか」

大鳳「早くゆっくりしたいわ」

霧絵(私もそうした方がいいわね)

 一日中海の近くにいたし、動いていなくとも身体を洗った方がいいだろう。

霧絵(……けど)

 綺麗どころが揃った、美少女軍団の中に自分が入っていく――間違いなく逮捕される。

霧絵(入渠用のお風呂に向かおうかしら)

 大和の踊りを見てから視線も感じるし、あまり接触は避けるべきだろう。
 霧絵はこっそりと、彼女達の列から離れていく。
 ほぼ無音に近く、気づかれる筈もないのだが――そんな彼女のことを見ていた艦娘がいた。

大和「……」
春雨「……」
649 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/23(月) 01:09:43.38 ID:MbUKyM7m0
 入渠用ドックへ。
 脱衣所で服を脱ぎ、中へ、

春雨「あ、あの司令官」

 入ろうとしたところ、声がかかる。
 ぎくりと身体を震わせ、股間をタオルで隠しつつ振り向くと、そこには顔をほんのりと赤くさせた春雨が。

霧絵「は、春雨? どうしたの?」

春雨「あの……っ、司令官のおそばにいたくて。いいですか?」

 胸の前で片手を握り、上目遣いに霧絵を見る春雨。
 いつもとは違い、どこか色気のある雰囲気に違和感を抱くが、断る気にはなれなかった。

霧絵「え、ええ。いいわよ」

春雨「本当ですか? ありがとうございます、司令官」

春雨「じゃあ、今脱いじゃいますね」

 少し急いでいる様子で春雨が服を脱ぎはじめる。まずは帽子。上着ときて、スカートを外そうとし――

春雨「――っ!」カアアア

 そこで動きが止まった。
 何故か顔を真っ赤にさせて。
650 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/23(月) 01:10:50.27 ID:MbUKyM7m0
霧絵「どうしたの?」

春雨「な、なんでもないです! あの、司令官っ、あまり見なくてもいいですよ?」

霧絵「え? ええ、あんまり見ないようにするわ」

 目をふいっと逸らす。
 が、そう言われると気になるもの。霧絵はこっそり春雨へ視線を戻す。
 彼女が素早くスカートをおろし、下着を脱ぐ際にチラリと見えたのは、ピンクの下着にある小さなシミ。

霧絵(まさか濡れて……? う、まずいわね……勃ちそう)

春雨「司令官、着替え、終わりました!」

霧絵「あうっ!?」

春雨「あう?」

霧絵「ななんでもないわ、行きましょう」キリッ

春雨「は、はい……」

 おずおずと霧絵の隣に立つ春雨。彼女は霧絵の指をちょこんと掴む。

霧絵(なにも間違いないといいけど……)

 今にも間違いが起こってしまいそうだ。霧絵は心の中で思いつつ深呼吸。
 そしてお風呂場への扉を開け――

大和「あ、提督♡ いらっしゃいま――」

 何故かそこにいた大和、春雨ともども全員硬直した。
651 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/23(月) 01:11:45.07 ID:MbUKyM7m0
 裸の大和は引きつった笑みを浮かべた。

大和「は、春雨ちゃん……なんでここに」

春雨「ええっ!? えと、その、大和さんこそ……」

大和「私はその……たまたまこっちに来ようと思って」

春雨「じーっ」

 春雨がジト目で大和から、彼女の隣へと視線を向ける。
 そこには見慣れない、プラスチックの容器が。

大和「う゛。春雨、ちゃん? こっちに」

 手招き。霧絵を置いて、大和と春雨はこそこそと話をはじめた。
652 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/23(月) 01:12:37.43 ID:MbUKyM7m0
大和「私達の目的は同じ……そうですよね? なら、ここは協力しましょう」

春雨「きょ、協力? それに、目的って」

大和「言わずとも分かってます。春雨さんの目的は提督との夜戦ですよね?」

春雨「……うぅ」カアア

大和「ふふ、異論はないですよね? 提督は皆さんのものですから、ここもきっちり共有しましょう」

春雨「は、はい! 一緒に頑張りましょう」

 こそこそ。二人で霧絵に背を向け顔を近づけ、作戦会議。
 一人であの回数をこなすことになったことを考慮すると、一気に二人相手にせざるを得ない現在の状況はまさに命の危機。
 なのだが、

霧絵(二人ともいいお尻よね……)

 霧絵は暢気にそんなことを考えていた。
653 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/23(月) 01:13:58.63 ID:MbUKyM7m0
 で、なんやかんや三人で入ることに。
 いつのまにか大和と春雨の対立めいたものは解消されており、霧絵はホッと安堵する。

霧絵「それじゃ、まずは身体からかしら」

大和「そうですね。身体をお湯で流してから、ですね」アイコンタクト

春雨「で、ですね」アイコンタクトォ

霧絵「――?」

 意味深な視線のやり取りをする二人。
 そんな彼女らに首をかしげるものの、霧絵は特に追求することなくシャワーの前に。
 いつものようにシャワーを手に取ろうとし、

大和「提督っ」ムニュ

霧絵「んうっ」

 大和の声が耳元から。背中へ心地よい感触が伝わり、霧絵は思わず声を出す。
 前に置かれている鏡を見れば、裸の大和が霧絵の背中にぎゅっと抱きついていた。

霧絵「や、大和……?」

 この世のものとは思えない柔らかさ。その中にあるおそらく乳首であろう、ちょっと固めの感触。
 大和の体温が背中に伝わり、鎮めようと思っても身体が反応を示してしまう。
 タオルも巻いていない今、それが見えてしまうのはまずい。霧絵は反射的に手を男性器へ向けようとするが、

霧絵「ふぁ!?」

 その瞬間、身体へ走る快感へ動きが止まる。
 見れば、いつの間にか自分の前にしゃがみこんだ春雨がいた。

春雨「ん、ふ……司令官のおちんちん……れろっ、立派です」

 うっとりとした顔で大きくなっているそれを舐める春雨。
 顔を近づけ、下から上へ。丁寧に舐めていく。その度に霧絵は嬌声を上げ、身体を震わせた。

大和「提督、気持ちよさそうですね。ふふっ」

 妖しい笑みを浮かべ、手にした容器から何か液体を出し自分の胸へ、身体へかけていく大和。
654 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/23(月) 01:14:41.69 ID:MbUKyM7m0

霧絵「あっ、う……」

 冷たい液体の温度も、すぐに二人の体温で温まる。
 とろとろとした液体包まれ、大和の柔らかさもあり、まるで融け合うかのような感覚を味わう。
 優しい手つきで霧絵の胸へ、そして腿へ。ゆっくり撫でるようにさわり、背中へは胸をこすりつける。
 ヌチュヌチュと卑猥な音が立ち、霧絵は為す術もなく大和の愛撫に身体を反応させる。

春雨「ちゅ、ん……じゅる、司令、官――んちゅ」

 加えて、春雨の口による奉仕。
 いつの間にそんな技術を身につけたのか、小さい口いっぱいに霧絵のものを咥え、頭を上下させる。
 霧絵の腰に手をまわし、一番根元まで咥え、刺激する。くぐもった声に、耳に届く音。
 すぐにでも達してしまいそうな強い刺激に霧絵の腰がつい引いてしまうが、大和がいるため逃れることはできない。

霧絵「あぁっ、ん、それ、だめ――ぁ、らめ、春雨、やま、とぉ」

 絶えず与えられる快楽。急なことに霧絵は戸惑い、無意識にやめるよう彼女らへと言う。
 潤んだ目で鏡越しに、直接、大和、春雨を見る。けれどそれは、二人の更なる興奮を誘うのみ。

春雨「んぅ、ふぶっ、じゅぶ……ん、ふぁ」

大和「提督……素敵です。我慢できないなら何回でもイッていいですよ」

 更に激しくなる責め。容赦無い刺激に霧絵の声は甲高く、自然と手が春雨の頭へ。
 大和が胸を揉み、空いている片手を霧絵の秘部へ。外側を軽く擦り、身体を密着させいやらしく動く。
 それだけでもイッてしまいそうなのに、男性としての快楽もそこへ加算され――霧絵の頭は真っ白になる。

霧絵「あっ、あ、もう、イッちゃ――あ、んうぅ!」

 我慢することなどできなかった。
 だらしなく口を開き、霧絵は達する。春雨の頭を押え、そのまま射精。口内へと注ぎ込んでいく。

春雨「っ!? う、ん……げほっ。んぐ、ぷぁ――っ」

 一瞬苦しげな顔をする春雨。けれど彼女はすぐ霧絵の腰へ回した手に力を入れ、ペニスをさらに奥へと咥え込む。
 そして恍惚とした表情で、時折咳き込みながらも放たれる精液を綺麗に飲み干していった。
 一度、二度。男性器が震え、精液が出される。それを飲み、最後に春雨は残りを吸い取るように口をすぼめ頭を動かした。

春雨「ぁ……美味しかったです、司令官♡」

 ぼんやりとした表情で、霧絵の腰に抱きつき、男性器へと頬ずりする春雨。
 乱れきった春雨の様子に霧絵は唾を飲む。

大和「さて……そろそろ本番ですね」

 と、大和の声。
 気づいた時には霧絵は床に押し倒されており、大和が霧絵の上にいた。
655 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/23(月) 01:15:56.26 ID:MbUKyM7m0
大和「挿れて……いいですよね? 提督」

 粘着質な音。
 大和の秘部と霧絵の男性器が擦りつけられ、ローションのせいかいつもより大きな音が立つ。
 身体が震える。霧絵のそれは、もうすでに限界近くまで大きくなっていた。
 春雨の前で。三人で。異常な状況であったが、霧絵に抵抗する意思はなかった。

大和「大人しくて可愛いです、提督。んっ……」

 そんな彼女を見つめ、大和は微笑む。そして、一気に奥まで霧絵のそれを挿入した。
 前回よりスムーズに、そして淫靡に霧絵のものを咥え込む膣内。まるで霧絵の形を覚えているかのようにちょうどよく、刺激を与える。

大和「いきますね……。ん、ふぁ」

霧絵「ぁ――っ! ん、はぁっ」

 休む間もなく、大和が腰を動かしはじめる。
 上下へ激しく。大和と霧絵の肌がぶつかり合い、擦れ合い音が立つ。時折奥まで挿れたまま、腰を回し――緩急をつけ腰を揺らす。
 二人の愛撫に続いて、強い快感。霧絵は思わず首を振りそうになるが、

春雨「司令官、春雨のも、気持よくしてください……」

 そこへ、春雨が。
 濡れた秘部を霧絵の顔に乗せ、こすりつけるように動かしはじめた。
 甘い香りに、心地よい感触。息苦しさを感じるが、それ以上に霧絵は興奮を感じた。
 もはや思考する力はない。霧絵は擦り付けられるそれへ、本能で舌を這わせる。

春雨「あっ! いい、です、司令官――っ、もっと、もっとください!」

大和「あんっ、あ、ぁっ、やっぱり、提督、の――最高、ですっ」

 身体を、胸を揺らし、夢中になって霧絵から快楽を貪る二人。
 いつ限界を迎えたのか分からない。霧絵は知らずの内に大和の中へと射精。白濁を注ぎ込む。

大和「あっ……♡」ゾクゾク

大和「んふっ、もうイッたんですね、提督」

 中に出される感覚へ身体を震わせる大和。
 同時に達してしまった彼女だが、すぐまた腰をうごかしはじめる。

春雨「あっ、大和、さん――ふぁっ、一回ずつで交代、んっ、ですよね?」

大和「ふふっ、あともう一回、お願いします――あんっ」

 霧絵の意見も聞かず、喘ぎながら会話する二人。
 射精の間も休まず刺激を与えられ、霧絵はあっさりと大和の中で二度目の絶頂を迎える。
 間もあまりない感覚の霧絵の絶頂。しかし中へ注がれた大和は、それだけで達してしまう。

大和「あぁあああ……っ。中に、いっぱい……」

 うっとりとした声をあげ、身体を震わせる。
 流石に少しは満足したのか、彼女はその射精がおさまると一度中から霧絵のそれを抜いた。
656 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/23(月) 01:16:57.91 ID:MbUKyM7m0
大和「んっ……。春雨さん、いいですよ」

春雨「やっと……春雨の番ですね。司令官、いきますね」

 だらしなくゆるんだ、へにゃっとした笑みを浮かべ、春雨は霧絵の男性器を秘部へあてがう。
 まだ硬さを失っていないそれを、ゆっくりと奥へ。

霧絵「んぁっ、あ……!」

 大和とは違う、きつく締め付ける中。
 半ば放心しされるがままになっていた霧絵の意識が戻る。

春雨「あぁ……っ、これ、です――っ。気持ちいい――!」

大和「こんなに春雨ちゃんの愛液でべとべとになって……綺麗にしてあげますね」

 初めから腰を激しく動かし、甲高い声を上げる春雨。
 彼女のことをぼんやり見ていると、すぐ目の前に大和が顔を出した。
 彼女は霧絵の頬に手を添えると、丁寧に霧絵の顔を舐めていく。
 頬、額、そして唇。霧絵の胸を刺激しながら、深く口づけをかわす。

大和「ん、じゅる……ちゅ。ん、ぁ」

春雨「司令官っ、気持ちいい、ですかっ? いつでも、出して――あんっ、いいです、よ」

 もう何がなんだか分からない。
 ただ気持よくて、心地よくて、霧絵は二人へと従順に従い、快楽を貪る。
 頭が真っ白になり――気づいた時には春雨の中へ精を放っていた。

春雨「ん、う……っ。あぁ、あったかいです……」

 満足そうな春雨の声。
 けれど彼女はまたすぐ腰を動かす。

春雨「まだっ。まだです……」

大和「ふふ……頑張ってくださいね、提督」

 天国のような地獄のような。
 笑みを浮かべる二人へ、霧絵はなんとか苦笑を返した。


【大和が戦意高揚状態になしました】
【大和、春雨の好感度が10上がりました】



【というわけで、今回の更新は書き溜めたものを一気に載せて終わりです】
【今日は落ちます。明日二人の性欲ステ減少の判定を行います】
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/23(月) 01:17:54.75 ID:vUAKSFIVo
おつおつふぅ
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/23(月) 01:26:43.70 ID:7GLvv2Jeo
おつおつ
えろい
659 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/24(火) 18:59:17.47 ID:C8LZS3g70
【今日は夜の10時辺りに更新する予定です】

【ということで、判定のみやっておきます。春雨は0なので判定なし。コンマ二桁分の性欲値が減少します】
 
 ↓2 大和の性欲減少値
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/24(火) 19:00:15.02 ID:bp1EAHU9O
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/24(火) 19:00:27.23 ID:rpr5gIaMO
あk
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/24(火) 19:01:02.74 ID:e75yPHf9O
全然下がらなくて草
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/24(火) 19:37:32.96 ID:7Cn45evI0
大和撫子(笑)
664 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/24(火) 22:58:40.35 ID:C8LZS3g70
【92から23減って、69です】


 66日目。課題終了まであと14日。設備収入まであと5日。

霧絵「……う」

 霧絵は朝日を受け、目を開く。
 霧絵が寝ていたのは、見慣れた自室のベッド。
 大人数の寝息の音がし、いつもより少し騒々しい。

霧絵「昨日は……」

 ぼんやりとした頭で、自然と昨日のことを回想しようとするのだが――その途端、霧絵は硬直した。
 お風呂で繰り広げられた三人での行為。一人に一回出してからも、何度も続いたのだがいつの間にか自室に来ていたらしい。

霧絵(ということは……)

 嫌な予感がし、霧絵は隣を確認。
 するとやはりいた。身体がやたら柔らかいものに触れていると思っていたら、案の定霧絵の両隣に大和と春雨が寝ており――霧絵の腕を枕にしていた。当然の如く三人とも裸である。身体は一応洗っているのか、汚れはないが。
 腕を広げ、そこに裸の美少女二人。自分はどこからここまで歪んだのだろう。遠い目をする霧絵である。
665 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/24(火) 23:26:42.31 ID:C8LZS3g70
霧絵「……はぁ」

 とりあえず、起きなくては。
 一つため息。霧絵はどう起きようか考えるため、視線を横へ。

朝潮「……」ニオウダチ

霧絵「……」

 そして戻した。

霧絵(そ、そうだったあああ!)

 作中一番の絶叫である。心の中で。

朝潮「いいご身分ですね……霧絵さん」

霧絵「あ、あはは……おはよう、朝潮」

朝潮「ええ。おはようございます」

 一言一言、言葉の節々に圧を込め、彼女は言う。

朝潮「なにをしていたんですか? 三人で」

霧絵「ちょっ、ちょっと、ね。えへへへ」

朝潮「……司令官に報告ですね」

霧絵「え!? ちょっと、それは――」

 ムスッとした顔でそんなことを言う朝潮に慌て、霧絵は身体を起こす。
 反射的に行ったことだが、それは愚策であった。裸で、何も身につけていない状態で布団から出る。すなわち、

朝潮「だらしない生活をしているからで――」

 朝潮に朝の生理現象で勃っているそれを見せてしまうということで。

朝潮「な、ななな――」

 見る見る間に赤くなっていく朝潮。
 目を見開き、わなわな震えた彼女は、大声で叫んだ。

霧絵「終わった……」

朝潮「なんてもの見せてんですかあああぁ!」

那珂「え? なに? って本当になに!? なんで霧絵ちゃんにあれが!?」

 そこからはてんやわんや。目を覚まして昨夜のことを思い出し盛大に慌てる春雨、あれだけのことをしても相変わらずな大和。
 二人も加わり、騒ぎが治まるまでかなりの時間を要したそうな。


【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃 【現在選択不可】
 工廠
 編成
 レッスン

 ↓2
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/24(火) 23:27:59.14 ID:x88LN0NUo
レッスン
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/24(火) 23:28:00.53 ID:NDf3i4S3o
出かける 街 春雨
668 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/24(火) 23:51:33.36 ID:C8LZS3g70
霧絵「ひどい目に遭ったわ……」

 朝食後。食器を片付けた後、霧絵は廊下へ。

春雨「あ、司令官」

 すると春雨に会った。
 ちょうど彼女も廊下へ出たばかりなのか、食堂の前でぼんやりとしていた。
 彼女はほんのりと頬を赤くさせて頭を下げる。

霧絵「……春雨、でかけない?」

 なんとなく、霧絵はそんな提案をした。

春雨「春雨とですか? は、はい! 行きます」

 ぱぁっと目を輝かせ、彼女は頷く。

霧絵(うん、やっぱり春雨は可愛いわね……娘にしたい)

霧絵「ええ。それじゃあ……」

 さて、どうに行こうか。


 コマンド
 1・レストラン
 2・公園
 3・ショッピング(お店指定可)
 4・自由に(ルールはそれまでの自由と同じ)

 ↓2
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/24(火) 23:52:09.12 ID:NDf3i4S3o
踏み台
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/24(火) 23:52:35.59 ID:igohuWvto
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/25(水) 00:10:39.26 ID:/HlPqgkao
まあ提督的には今回の情事は完全な不可抗力だったし仕方ないね
安価なら下で
672 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/25(水) 00:14:32.81 ID:CY/z1m/r0
 公園へやって来た。
 観光地である近所から少し離れて田舎方面へ。
 家族連れで賑やかなそこで、霧絵と春雨はベンチに座ってのんびりしていた。

霧絵「たまにはこうしてぼんやりするのもいいわね」

春雨「はい、そうですね」

 ぼんやり、景色を眺める。
 楽しそうに遊んでいる子どもたち。平和な日常がそこには広がっていた。

春雨「……楽しそう、ですね」

 そんな彼らを眺めて、春雨はぽつりと呟いた。

霧絵「……」

 羨ましそうに見る春雨。そんな彼女にかける言葉が思い浮かばず、霧絵は春雨の頭を撫でた。
 春雨はニコッと笑い、頭の帽子を手にとる。
 のんびりとした雰囲気の中、霧絵と春雨は平和なひとときを楽しんだ。


【春雨の好感度が6上がりました】
673 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/25(水) 00:20:31.40 ID:CY/z1m/r0
 67日目。課題終了まであと13日。設備収入まであと4日。


霧絵「……昨日は平和だったわ」

霧絵「平和でいいのか不安にもなるけど……まぁ、大丈夫よね」

 起床し、伸び。
 今日は横に誰もいないことに安堵、と同時に少しさびしい気もする。
 さて、今日はなにをしようか。


【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃 【現在選択不可】
 工廠
 編成
 レッスン

 ↓2
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/25(水) 00:22:00.85 ID:sWPFFyAvO

踏み台
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/25(水) 00:22:22.99 ID:4ERJ1ggco
朝潮 会話
676 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/25(水) 00:54:14.37 ID:CY/z1m/r0

霧絵「……よし、話そうかしら」

 朝食を食べて執務室。
 今日もまたお休みだと告げてから霧絵は今日の予定を長考し――結論を出した。

霧絵「朝潮と話すわ」

 誰に言うでもなく自分の決断を口にする。
 昨日、色々と見られてしまってから、朝潮に避けられているような気がするのだ。

霧絵「クールに、クールに……」

 最近はクールでもなんでもないような気もするのだが、冷静なのは自分のいいところ。
 霧絵は自分に言い聞かせ、歩き出した。


朝潮「え? 話ですか? いいですよ」

 ――が、霧絵の勇気の決断に反して、朝潮の返答はあっさりしたものだった。
 鎮守府外のベンチ。そこに座っていた朝潮は首を傾げ、快諾。霧絵が困惑してしまうほどあっさりと受け入れた。

霧絵「……いいのね?」

朝潮「はい。あれは、あの……びっくりした、だけなので」

霧絵「うん? もっと大きな声で――」

朝潮「びっくりしただけ! です。怒ってませんし、話し難かっただけなので気にしないでください」

霧絵「え、ええ。それならよかったわ……」

朝潮「もう。しっかり聞いていてくださいね。司令官なら、しっかり聞いているのに」

霧絵「はは……見習います」



 コマンド
 1・アイドルについてどう思うか
 2・なんで改になってないの?

 ↓2
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/25(水) 00:55:57.80 ID:4ERJ1ggco
踏み台
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/25(水) 00:56:02.09 ID:fgfYS7c5o
679 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/25(水) 01:11:52.81 ID:CY/z1m/r0
霧絵「アイドルについてどう思う?」

朝潮「アイドル、ですか?」

 顎に手を当て、朝潮は真面目に思考。
 少しして、結論を出した。

朝潮「大変な仕事、ですね」

霧絵「大変な?」

朝潮「はい。踊ったり歌ったり。人を元気にするために努力して。那珂さんのことも尊敬しているんですよ」

霧絵(前に思い切りツッコミしてた……のは、きっと別の話よね)

朝潮「人に希望を与えるお仕事……立派ですね。DVDというのも素敵でした」

霧絵「直接関係がないのに、見たのね……」

朝潮「那珂さんに同行するんですから、当然です」

 本当に言葉通り当然のように言う朝潮。

霧絵(真面目よね……本当)

 自分はアイドルの映像すら観ていないというのに、朝潮が。

霧絵(私も観とこうかしら)

 若干焦る霧絵である。


【朝潮の交換度が5上がりました】


【今日は落ちます】
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/25(水) 01:12:52.36 ID:4ERJ1ggco
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/25(水) 01:13:08.13 ID:SHQT9Q3Do
おつ
682 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/26(木) 00:11:13.56 ID:EMpTNPOK0
現在ステータス

 ・主人公 南雲 霧絵
 体力 35 (疲れてきた)
 魅力 53 (提督として並程度)
 指揮力 15 (最低限の戦術すら怪しい。優柔不断) 



 ・秋月  【戦意高揚】
 レベル 32 (それなりに強い)
 HP  40 
 好感度 100 (『司令は私のすべてです』)
 性欲  52.5 (『ええと、司令を見ていると……いけない気持ちに』)
 依存  19 (『依存? 何にですか?』)

 ・天龍
 レベル 45 (中級者)
 HP 60
 好感度 36 (『まだまだひよっこだな』)
 性欲 18  (『体調? いいから戦わせろ』)
 依存 0  (『誰があいつに依存するかって』)

 ・春雨  【戦意高揚】
 レベル 39.5 (並以上)
 HP 40
 好感度 86 (『し、司令官は……その、好きです』)
 性欲 0  (『体調? いいですよ』)
 依存 5  (『依存……え? し、司令官にそんな副作用でも?』)

 ・大和
 レベル 32.5 (それなりに強い)
 HP 100
 好感度 67 (『提督は素敵な人ですね』)
 性欲 69  (『相変わらず提督はいいにおいがします』)
 依存 0   (『依存? 異存はありません』)

 ・大鳳
 レベル 22.5 (まだまだ経験不足)
 HP 100
 好感度 52 (『素敵な提督ですね』)
 性欲 52  (『なんだか……いい香りが』)
 依存 0   (『いい人だとは思うけど、依存するまでは……ね』)


 ・山城
 レベル 10 (新入り)
 HP  100
 好感度 37  (『姉さまと早く合流したいわ……』)
 性欲  13  (『体の調子はいつもどおりです』)
 依存  0   (『依存? あり得ないです』)



 ・長門【ゲスト】  ※現在離脱   時間経過で成長しました
 レベル 80 (大規模鎮守府のエース)
 HP 120
 好感度 79 (『可愛い……犬? 猫? 守ってやらないとな』)
 性欲 51 (『霧絵はいいにおいがするような……』)
 依存 0 (『依存か。あいつの方がしている気がするぞ』)

 特殊……『エース』 艦種補正値 夜+1
     『歴戦の証』 HP+20
683 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/26(木) 00:12:18.57 ID:EMpTNPOK0
 ・朝潮【ゲスト】
 レベル 75 (大規模鎮守府第一艦隊)
 HP 40
 好感度 86 (『まぁ……よくやってると思いますよ。けれど油断は駄目です。毎日しっかり(以下略』)
 性欲 53 (『なんだかあの人は目に留まると言いますか……』)
 依存 0 (『依存? 私は司令官の艦娘ですよ』)

 特殊……『忠誠心』 成果判定のコンマに常時+10 (ゾロ目判定とは別にプラス)
     『適材適所』 艦種補正値 夜+1

・那珂 改二 【ゲスト】
 レベル 78 (大規模鎮守府の強者アイドル)
 HP 60

 特殊……『アイドルとしての一歩』 艦種補正値 夜+1
     『アイドルデビュー』 艦種補正値 昼+1
     『単独ライブ』 夜戦の際、攻撃、防御時ともにクリティカルのダメージが『×3』となる。
     『アイドルチア』 旗艦時、攻撃のコンマが20以下の艦娘がいるとき、その数値を40にする。



鎮守府設備  【普通の鎮守府】
 ・アイテム屋(アイテムが鎮守府内で販売されます)
 ・お布団(執務室で夜戦……的なことが可能に)
 ・高性能機材(工廠での建造、開発が有利に)
 ・募金箱(週一で資金がごく少額プラス)
 ・寮増設(艦娘の枠が八人になります)
 ・ふかふかベッド(休息が効果的に)
 ・司令部(本格的な出撃サポートの場。出撃時に提督の選択肢が表示)
 ・教育マニュアル(旗艦のレベルアップに0.5のボーナスがつくように)
 ・間宮(鎮守府内に間宮さんの食事処が)
 ・イベント羅針盤(どこでイベントが起こるか示してくれます。誰の、までは分かりません)
 ・鎮守府パンフレット(募金箱の近くに配置。鎮守府のことがよくわかる!らしい。募金箱の集金効果アップ)
 ・料理依頼(材料を集めることで、間宮さんが料理してくれます。料理は自分に使ったりプレゼント可能。効果はランダム)


課題『きらめくステージに立つ準備をせよ』 達成率 30%

 『資金22960』
684 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/26(木) 00:13:29.01 ID:EMpTNPOK0
 68日目。課題終了まであと12日。設備収入まであと3日。

霧絵「……よいしょっと」

 ゆっくりと身体を起こす。
 この頃の習慣で、朝潮に起こされる時間に自然と目を覚ました。

霧絵「まぁ、いいことね」

 頷く。今日はなにをしようか。


 【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃 【現在選択不可】
 工廠
 編成
 レッスン

 ↓2
685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/26(木) 00:16:05.27 ID:co4YdM+Co
会話 春雨
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/26(木) 00:16:06.85 ID:Oh6j+VSjo
出かける 街 朝潮
687 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/26(木) 00:28:32.62 ID:EMpTNPOK0
 朝食の後。
 霧絵の部屋でのんびりしていた朝潮へと声をかける。

霧絵「朝潮。今日、一緒に出かけないかしら?」

朝潮「え? いいですよ。どこに行きましょうか」

 本を読んでいた彼女。
 けれどすぐにそれを中断し、霧絵へと顔を向ける。
 心なしか、あの時駅で会ったときよりも雰囲気が柔らかいような気がする。

霧絵「そうね……」

 コマンド (連続で描写くるしいので、カットする場合も)
 1・レストラン
 2・観光
 3・公園

 ↓2
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/26(木) 00:29:39.00 ID:ZNSdRxjYo
2
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/26(木) 00:31:30.97 ID:u0A0kN5lo
690 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/26(木) 00:45:37.64 ID:EMpTNPOK0
霧絵「……今日はここね」

 鎮守府周辺をあちこち見回り、それなりに時間が経った頃。
 お腹が空いたので、食事をとることに。

朝潮「いいお店ですね。霧絵さんはここへはよく?」

 店員に案内され、席へ。
 シートに座った朝潮は、周囲を見回しつつ問いかける。
 床に付かない足が微妙に揺れているのが可愛らしかった。

霧絵「たまに。贅沢しようと思った時くらいよ」

朝潮「なるほど。では私は運がいいですね」

 微笑する朝潮。
 機嫌がよさそうな朝潮に、霧絵は面食らう。やはり、朝潮の対応がいつもと違うような気がする。

霧絵「じゃあ、料理を選びましょ」

朝潮「はい」

 なんだか新鮮な気持ちで、霧絵はメニューを開く。
 その際にちらりと朝潮を見てみると、偶然にも目が合った。

朝潮「あっ、と……」

 するとすぐ目を逸らす朝潮。

霧絵(な、なんなの……?)

 あまりにおかしな様子に、戸惑いを隠せない霧絵である。
 その後は特に問題なく、なごやかに食事を終わらせ、二人は鎮守府へと帰った。


【朝潮の好感度が6上がりました】
691 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/26(木) 00:47:06.31 ID:EMpTNPOK0
 69日目。課題終了まであと11日。設備収入まであと2日。

霧絵「……今日はなにをしようかしら」

 目を覚ました霧絵は、小さく伸びをしつつ考えた。


 【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃 【現在選択不可】
 工廠
 編成
 レッスン

 ↓2
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/26(木) 00:48:32.56 ID:PKsK1Hzuo
そろそろレッスン
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/26(木) 00:48:41.33 ID:u0A0kN5lo
レッスン
694 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/26(木) 01:20:09.35 ID:EMpTNPOK0
【連取なので独断で上のを採用。レッスンです】

那珂「はーい! 那珂ちゃんの出番だよ! みんな!」

山城「わーい」
大和「やったー」
天龍「これで生きていける」
秋月「この格好なんとかなりませんかね?」

那珂「んもー。もっと元気だしてみんな! アイドルだよ?」

 いつものように訓練場。
 仏頂面した朝潮の隣で、いつものように那珂が騒いでいる。

春雨「えっと、今日の練習はなんですか?」

那珂「レッスン!」

大鳳「レッスンはなに?」

那珂「今日のレッスンは――歌! さぁ、みんな歌おう!」

 マイクを天に掲げ、にっこりと笑う那珂。

霧絵「歌、ね……」

 アイドルをするならほぼ必須の力と言っても過言でないだろう。
 今日はさすがに真面目なレッスンになりそうだ。ちょっと遠くから見守る霧絵は思う。

那珂「というわけで――はい! まずは聞いて」

 横の折りたたみテーブルに置いていたラジカセをスイッチオン。
 曲は至って普通。アイドルらしい明るさ、可愛らしさ、単純に音楽としても出来がいい。
 ただ気になるのが……歌っている音声が那珂だということ。

那珂「うんうん。やっぱりいい曲だね……」

那珂「いつかイベントのためにととっておいた那珂ちゃんの歌……くうぅ」

 なにがあったのだろうか。急に涙目になりはじめた那珂。

朝潮「司令官の命令で那珂さんの曲を使うことになりました」

霧絵(鬼かあの人)

朝潮「那珂さんも参加するという条件付きで」

那珂「那珂ちゃん一人で歌いたかったのに!」

 同情ムードの流れていた空気が、一気に茶番を見るそれに変わった。

那珂「さっ、みんな! 真剣に頑張ろうね! 那珂ちゃんとっておきの曲だから!」

 けれど、那珂も身を削ってサポートしてくれているのは事実で。
 那珂の言葉に、皆は苦笑しつつも頷いた。

【課題達成率が45%になりました】
695 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/26(木) 01:21:41.34 ID:EMpTNPOK0
 70日目。課題終了まであと10日。設備収入まであと1日。

 今日はなにをしようか、目を覚ました霧絵は考えた。


【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃 【現在選択不可】
 工廠
 編成
 レッスン

 ↓2


【今日は落ちます】
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/26(木) 01:23:02.64 ID:u0A0kN5lo
おっとすまねえ失念してた
質問なんだが次の安価は俺が一回休みになるのか>>692が採用されたからID:PKsK1Hzuoが一回休みになるのかどっちなんだ?
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/26(木) 01:23:29.60 ID:Oh6j+VSjo
朝潮 会話
698 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/26(木) 01:27:20.69 ID:EMpTNPOK0
【朝潮との会話で】

【休みになるのは採用された方ですかね】
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/26(木) 01:41:24.03 ID:vS1HRSeH0
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/28(土) 00:21:35.75 ID:dO7SJhWc0
明石の店の商品に媚薬を追加するのはどうだろうか···
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/28(土) 00:22:07.40 ID:qaF6yXSbO
上げんな禿
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/28(土) 00:49:49.09 ID:3YRzOfKwO
煽るのはいいけど髪の話はやめようよ
気にしてる人もいるんだよ?
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/28(土) 14:15:23.53 ID:3YRzOfKwO
ハゲが沸いてますねぇ
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/28(土) 14:20:29.59 ID:V1nBAJ0sO
ID変えるの忘れてんぞ禿
705 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/29(日) 23:03:06.08 ID:uJIqRLpt0
【閃乱カグラやって書こうかあれこれ迷ってましたが、今日は不意に更新します】


霧絵「朝潮、ちょっと話さない?」

 朝食を終えた後、朝潮へ声をかける。
 廊下で彼女のことを捕まえると、朝潮はきょとんとした顔で振り向いた。

朝潮「話ですか? いいですよ。なにを話しましょう?」

 首をかしげる朝潮。
 すんなりと話をするのを受け入れてくれたが――さて、何を話そうか。


 コマンド
 1・なぜ改二になっていないのか
 2・旭の話
 3・あっちの鎮守府にいた頃の話

 ↓2
706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/29(日) 23:04:46.48 ID:brja3eqno
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/29(日) 23:04:50.48 ID:UxHSZFNAO
708 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/29(日) 23:10:50.54 ID:uJIqRLpt0
霧絵「たまには昔話とか……どうかしら?」

朝潮「昔話ですか?」

霧絵「ええ。私があっちの鎮守府にいた時の話とか」

朝潮「今から一年前くらいの期間ですよね」

霧絵「それでも、私には昔だから」

 若干呆れたような目をする朝潮だが、フッと笑い肩をすくめた。

朝潮「では、食堂に戻りましょうか。立ち話するわけにもいきませんし」

霧絵(……うん。やっぱり優しいわね、朝潮は)

 なんやかんや言いつつも、受け入れてくれる朝潮。
 彼女の優しさに感謝しつつ霧絵は朝潮の後をついていった。
709 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/29(日) 23:27:12.42 ID:uJIqRLpt0
【ID見てませでした。再安価します】
【それと訂正   改二 → 改】
710 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/29(日) 23:30:09.56 ID:uJIqRLpt0
【ここから↓2 でお願いします】
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/29(日) 23:33:42.39 ID:UxHSZFNAO
712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/29(日) 23:33:57.67 ID:zCw91L5D0
2
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/29(日) 23:39:46.64 ID:xq+g5/Auo
やってたのか出遅れた
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/29(日) 23:57:13.30 ID:WhV0/E1NO
回避
715 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/30(月) 00:00:01.06 ID:2UJ+6i450
霧絵「旭の話とか……どう?」

朝潮「司令官ですかっ?」

霧絵(食いつきがいい……)

 目を輝かせた朝潮は身体を前に乗り出し、いつもより何割増しかのテンションを見せる。

朝潮「では食堂でお話しましょう。司令官について朝まで語り――」

霧絵「あの、朝まではさすがに」

 なんて弁解する間もなく。霧絵は手を引かれ、食堂へ。
 隣り合って席に座り、話をはじめる。

朝潮「まず司令官の指揮力についてですね」

朝潮「司令官として求められる力、その最も重要な力であると言えるでしょう」

朝潮「やはり司令官はその力に秀でています。第一だけでなく第四艦隊まで正確に指揮し、皆の士気を高めるカリスマ性もあります」

 ぺらぺらと、恐ろしいくらい饒舌に語りはじめる朝潮。
 よっぽど旭のことを好いているのだろう。微笑ましいのだが――自分が話す間がないと息苦しく感じてしまう。

霧絵(まぁ……朝潮が楽しいなら、いいわよね)

 今日は朝潮といようと決めたのだ。
 彼女が楽しんでくれるなら、なにも文句はないだろう。


【朝潮の好感度が5上がりました】
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/30(月) 00:01:51.95 ID:VDQBP4Q3O
3がなんかフラグっぽかったが気のせいかね
717 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/30(月) 00:03:44.02 ID:2UJ+6i450
 71日目。課題終了まであと9日。設備収入まであと0日。
 設備により資金5000を入手しました。

霧絵「……今日は、何をしようかしら」

 今日は朝潮にしっかり起こされ、身支度。
 髪をまとめつつ霧絵は考えた。


【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃 【現在選択不可】
 工廠
 編成
 レッスン

 ↓2
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/30(月) 00:03:47.86 ID:7XfLlUCP0
レッスン
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/30(月) 00:03:49.01 ID:3Ffr3iRio
会話 大和
720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/30(月) 00:04:14.67 ID:Q2TCLzI+o
会話 春雨
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/30(月) 00:14:36.70 ID:MP8PT/GtO
回避
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/30(月) 00:15:13.56 ID:naFuUFfAO
かいひ
723 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/30(月) 00:15:51.16 ID:2UJ+6i450
 朝食の後。
 簡単な書類仕事を済ませた後、霧絵は偶然見かけた大和へと声をかけた。

霧絵「大和、今は暇?」

大和「あ、提督。はい」

 中庭でベンチに腰掛け、のんびりしていた彼女。
 大和は笑顔を浮かべ、頷いた。

大和「ではこちらへ」

霧絵「……いや、あの」

 ぽんぽんと自分の膝の上を手で示す大和。
 大和撫子という単語を彷彿とさせる彼女が、にこやかな笑顔を浮かべつつ平和的な提案をしているのだが――なんか、裏があるような気がしてならなかった。


 コマンド
 1・隣へ
 2・言われた通り座る
 3・叱ってみる

 ↓2
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/30(月) 00:16:23.66 ID:Q2TCLzI+o
725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/30(月) 00:16:26.50 ID:naFuUFfAO
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/30(月) 00:16:33.08 ID:MP8PT/GtO
727 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/30(月) 00:52:32.63 ID:2UJ+6i450
霧絵「……」

 冗談の類いだろう。
 長い思考の果てにそう判断し、霧絵はその冗談に乗ることを決めた。

霧絵「それじゃ、失礼するわ」

 大和の膝の上に。
 脚と脚が触れる。柔らかい感触に、背中に当たる大和の胸。そして香り。
 いつまでもそこにいたくなるような居心地のよさだ。

大和「あら、意外ですね。提督も甘えん坊さんだったり」

 冗談。かと思いきや、大和は膝に乗った霧絵のことをぎゅっと抱きしめる。
 感じていた感覚が、一層強くなる。

霧絵(まずいまずいまずい)

霧絵「大和……冗談、じゃないの?」

大和「私は冗談でそんなこと言いませんよ、提督」ニッコリ

霧絵「ぐっ」

 この状況が嬉しくはあるのだが……失敗した感が否めない。

大和「何をお話しましょうか」

霧絵「そ、そうね……」

大和「あ、最近の大和のお料理はどうですか?」

霧絵「――えっ? あ。みんな料理作れるといいんだけど」

大和「提督。大和の料理の話ですよ。お味はどうですか?」

霧絵「ああ、その話ね。美味しいわよ。全然問題ないわ」

霧絵(集中できない……)

 健全と言えば健全なのだが、自分の中にある欲求を押し留めておくだけで精一杯だ。
 座っている体勢だと、女性の服を着ている自分が勃てば一目瞭然。我慢せねば。霧絵は苦笑しつつ何とか自分に暗示をかけ、耐えようと努力を続けた。


【大和の好感度が6上がりました。 性欲が4上がりました】
728 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/30(月) 00:53:04.34 ID:2UJ+6i450
【今日は更新をやめますー】
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/30(月) 00:53:53.36 ID:MP8PT/GtO
おつ
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/30(月) 01:01:42.98 ID:9gTKc5aYo
おつ
大和の性欲も超弩級
731 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/31(火) 00:10:14.76 ID:NVWV3smZ0
 72日目。課題終了まであと8日。設備収入まであと6日。

霧絵「……よいしょ」

 朝。身体を起こし、霧絵はふぅと息を吐いた。
 さて、今日はなにをしようか。


【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃 【現在選択不可】
 工廠
 編成
 レッスン

 ↓2
732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/31(火) 00:11:47.94 ID:yisPYyVMo
レッスン
733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/31(火) 00:11:49.25 ID:CSVPcZEto
朝潮 会話
734 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/31(火) 00:26:39.34 ID:NVWV3smZ0
 朝食を食べた後。
 いつかのようにまた朝潮へ声をかけ、食堂で話すことに。

朝潮「……なにを話しますか?」

霧絵「そうね、ちょっと待って」


コマンド
 1・なぜ改二になっていないのか
 3・あっちの鎮守府にいた頃の話

 ↓2
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/31(火) 00:28:13.69 ID:yneaWfjao
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/31(火) 00:28:16.47 ID:yisPYyVMo
737 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/03/31(火) 00:56:53.34 ID:NVWV3smZ0
霧絵「あっちの鎮守府にいた頃の話をしない?」

朝潮「いいですよ。いいですけど……なにを話すんです?」

朝潮「あっちではほとんど何も話しませんでしたけど」

霧絵「……そういえばそうね」

 時々目が合うくらいで、朝潮とは特に何も話していないような気がした。

霧絵「うーん……じゃああっちの鎮守府で私ってどんな感じの評価だったのかしら」

朝潮「霧絵さんの評価ですね。霧絵さんは皆から、よく分からない人と評価を受けていました」

霧絵「微妙に傷つくんだけど」

朝潮「話しかけないと無言でいるからですよ。全然話しかけようともしないですし」

霧絵「だってみんな艦娘だし……」

朝潮「長門さんと話す霧絵さんを見れば皆もっと仲良くしてくれたと思うんですけどね」

朝潮「黙々と掃除とか雑務をこなして……一時期新手の妖精かとも噂が」

霧絵「……よく考えると、確かにその評価は妥当だわ」

朝潮「あと胸が小さい矢矧さんがとか」

霧絵「……だとうだわ」

 朝潮から語られたあれこれは、霧絵があまり知らない客観的な評価。
 若干傷つくものの、嫌われてはいないようで、霧絵は安堵した。

【朝潮の好感度が5上がりました。 合計は100。最高値です】

【今日は落ちます】
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/31(火) 01:00:33.44 ID:eWzs3JS7o
おつ
739 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/04/05(日) 23:08:22.63 ID:Du0dxuyb0
 73日目。課題終了まであと7日。設備収入まであと5日。

霧絵「……一番早く起きたわね」

 いつものように起床。
 軽く伸びをし、霧絵は部屋を見回した。
 今日はなにをしようか。


【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃 【現在選択不可】
 工廠
 編成
 レッスン

 ↓2
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/05(日) 23:09:31.83 ID:mHBhK3ruo
久しぶりだな
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/05(日) 23:09:33.22 ID:SWK6SP59o
会話 春雨
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/05(日) 23:09:33.64 ID:sU7BmXK+o
出かける町大和
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/05(日) 23:14:21.37 ID:EE0WKDNAO
回避
744 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/04/05(日) 23:22:08.96 ID:Du0dxuyb0
霧絵「春雨、少し話をしない?」

 朝食を食べた後。
 程よいタイミングを見計らい、霧絵は春雨へと声をかけた。
 訓練場の木の下で休んでいた春雨は、霧絵を見るとにっこりと笑った。

春雨「はい、いいですよ」

 いつもはちょっと弱気な彼女だが、最近はいい笑顔を見せてくれるようになってきた。
 霧絵は彼女の隣へ腰掛け、口を開いた。


 コマンド
 1・料理の話
 2・レッスンについて
 3・鎮守府について

 ↓2
745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/05(日) 23:22:50.01 ID:DLa0sAVPO
ふみぃ
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/05(日) 23:22:52.45 ID:mHBhK3ruo
1
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/05(日) 23:23:41.18 ID:EE0WKDNAO
748 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/04/05(日) 23:39:24.69 ID:Du0dxuyb0
霧絵「そういえば……最近、春雨の料理を食べていないわね」

 ふと、春雨を見て思い出したのは、彼女が作ってくれていた料理のこと。
 メシマズ鎮守府である第三鎮守府。最近ではその中で奇跡的に料理が上手な大和に料理担当がシフトしていたが、最初は春雨がよく担当してくれていたものだ。

春雨「そうですね……。でも、大和さんの方が上手ですし。そっちのほうがいいと思います、はい」

霧絵「でも私、春雨って、好きだし」

春雨「――へあっ!?」

 突然奇声を上げる春雨。
 びくんと身体を跳ねさせ、彼女は隣に座る霧絵の顔を赤い顔でちらちらと見た。

春雨「それって……春雨のお味噌汁を毎日飲みたいとか、そういう……」

霧絵「……」

春雨「うう……し、司令官?」

 顎に手を当て、真面目な顔をする霧絵。
 まっすぐ見つめられ、春雨は困ったように呻く。
 やがて、霧絵はぽつりと一言。

霧絵「――お味噌汁に春雨って合うのかしら」

春雨「え?」

霧絵「え?」

 間が一秒二秒。

春雨「――あっ! ああの、今のは違います! 忘れてください!」

霧絵「そう? やっぱり春雨にお味噌汁は合わないわよね」

春雨「は、はい……そうですね。お味噌汁は合いません」ガックリ

春雨(結婚は無理って言われているみたいに……)

霧絵「でも、麻婆春雨とか、春雨スープは飲みたいわね」

春雨「――はい。また、いつでも」

 ぽつりと付け足す霧絵に、笑顔で春雨は答えた。


【春雨の好感度が4上がった】
749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/05(日) 23:46:26.79 ID:oG72Xh9S0
回避
750 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/04/05(日) 23:48:34.10 ID:Du0dxuyb0
 74日目。課題終了まであと6日。設備収入まであと4日。

 朝。目を覚ました霧絵は、壁掛けの時計を確認。
 今日もまた規則正しく起きることができたようだ。

霧絵「今日はなにをしようかしら……」


【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃 【現在選択不可】
 工廠
 編成
 レッスン

 ↓2
751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/05(日) 23:48:46.85 ID:oG72Xh9S0
レッスン
752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/05(日) 23:48:49.66 ID:sU7BmXK+o
>>742
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/05(日) 23:49:46.79 ID:sRhT/hYF0
出かける 執務室
754 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/04/06(月) 00:03:26.32 ID:lWR2Kreg0
霧絵「……出かけようかしら」

 なんとなく、そう思う。
 また出撃の課題が出れば、のんびりする時間もないだろうし、できるだけ遊んでおきたい。

霧絵「さて、そうと決まれば」

 霧絵は意気揚々とベッドから降り、支度をはじめた。


 そして朝食の後。
 書類仕事をある程度終わらせてから、霧絵は大和へ声をかけた。

霧絵「大和」

大和「提督。こんにちは」

 食堂。のんびりと紅茶とお菓子を食べていた大和は、笑顔を浮かべる。

霧絵「良かったら、今から出掛けない?」

大和「今からですか? いいですよ。どこに行きましょうか?」

 問いかけると、あっさり快諾してくれる。
 笑顔を浮かべた大和を見つめ、霧絵はどこへ行こうかのんびりと考えはじめた。


 コマンド
 1・洋食屋に
 2・本屋に
 3・家電店へ

 ↓2
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/06(月) 00:04:22.28 ID:83U8LSvEo
家電や
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/06(月) 00:04:29.86 ID:UEuTWuUt0
3
757 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/04/06(月) 00:10:33.27 ID:lWR2Kreg0
 街。近所でも大きな家電量販店へ。
 様々な家電が並べられ、老若男女客層も幅広い。活気のあるお店だ。

霧絵「冷やかしにくるだけでも楽しいわよね、ここは」

 明石に知られたら何か文句を言われるかもしれないが、まぁ大丈夫だろう。

大和「いろいろありますね……えと、何を見ます?」

霧絵「――そうね」

 『なにを見に行く?』(例によって再安価あり)
 ↓2
758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/06(月) 00:12:55.16 ID:eBWXO/Wx0
エアコン
759 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/06(月) 00:13:21.01 ID:fHCYq4pso
レンジ
760 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/06(月) 00:13:34.10 ID:AhvBH1tmo
テレビ
761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/06(月) 00:13:35.03 ID:UEuTWuUt0
マッサージ機コーナー
762 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/04/06(月) 00:28:39.16 ID:lWR2Kreg0
 レンジのコーナーへ。

霧絵「……うん、やっぱりレンジは大切よね」

 前の鎮守府にいたころもお世話になっていた家電。電子レンジ。
 その便利さは洒落にならない。

大和「これって……鎮守府にもありますよね?」

霧絵「ええ。あるけど、自分の部屋に置いてもいいかなと思ったの」

 自分の部屋に電子レンジ。
 防音性はいいみたいだし、深夜にちょっとした夜食とか、飲み物をホットにしたりだとか、色々と役立ってくれるだろう。

大和「提督。なにか作るなら、大和を呼んでくれれば」

霧絵「いや、流石にいつでも呼べるわけじゃないし……」

大和「いつでもいいですよ。夜でも、なんなら常に部屋に待機でも」ニッコリ

霧絵「……それは、私の体調が悪くなりそうだからごめんなさい」

大和「ふふ、冗談ですよ」

 相変わらずである。
 霧絵は苦笑を返し、レンジを見る。
 あれでもない、これでもない。吟味に吟味をくりかえし、やがて霧絵は一つの結論を導き出す。

霧絵「不要ね。レンジは」

 見ていても決断に踏み切れなかった。つまりは不要なのだ。

霧絵「結局冷やかしになったわね……」

大和「――まぁ、無駄遣いするよりはいいですよ。他にも見て回りましょうか」

霧絵「そうね。大和はなにか見たいものとかある?」

大和「片手で持てる電動マッサージ器を――」

霧絵「大和」

 その後、二人でお店をあちこち回り――電池など必要なものを購入して鎮守府へと戻った。


【大和の好感度が4上がりました】
763 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/04/06(月) 00:31:58.18 ID:lWR2Kreg0
 75日目。課題終了まであと5日。設備収入まであと3日。

 目を覚まし、霧絵はいつものように考える。
 今日はなにをしようか。


【コマンド】
 訓練
 会話
 出かける
 出撃 【現在選択不可】
 工廠
 編成
 レッスン

 ↓2
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/06(月) 00:33:13.51 ID:wjq3OTXto
レッスン
765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/06(月) 00:33:14.20 ID:AhvBH1tmo
出かける 街 春雨
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/06(月) 00:33:23.80 ID:7C80BJX2o
会話山城
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/06(月) 00:33:29.15 ID:UEuTWuUt0
レッスン
768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/06(月) 00:35:37.04 ID:UEuTWuUt0
課題間に合うのかな
769 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/04/06(月) 00:42:02.76 ID:lWR2Kreg0
【ちょうどいいので説明。今回の課題は強制的に間に合うように日数を消費します】
【追加はないですが、ボーナスとして残った日数(最大5日)を名前指定で個別イベント進行できる――というものを考えてました】
【というわけで、現在45%なので次の日からレッスンを残りの四日(描写スキップ)で進めます】

【出掛ける 街 春雨  把握しました】
【今日はここで落ちます】
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/06(月) 00:43:18.47 ID:AhvBH1tmo

ボーナスあったのかまあしゃーないね
771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/06(月) 00:52:04.37 ID:bRihurk/o
とった奴が言ってもな
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/09(木) 21:14:47.52 ID:2ol17gUc0
ほうほう
773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/09(木) 21:15:04.73 ID:z3PH0oEUO
ageんなカス
774 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/04/12(日) 04:36:30.62 ID:gk1JRYcp0

霧絵「……出かけようかしら」

 なんとなく、そう思う。
 春雨辺りを誘ってみてもいいかもしれない。
 霧絵は頷いて、身支度をはじめた。


 そして朝食後。
 霧絵はタイミングを見計らい、いつものように艦娘へと声をかけた。
 春雨の自室。ノックをし、返事がきてからドアを開く。
 若干緊張した様子の春雨へと、霧絵は告げる。

霧絵「春雨、今日よかったら出掛けない?」

春雨「外出ですか? はい、勿論いいですよ」

 ぱぁっと目をかがやかせる春雨。
 彼女はこくこくと何度も頷いた。

霧絵「それで――」

 どこへ行こうかは考えている。
 街で、春雨とともに――


 コマンド
 1・レストランへ
 2・ショッピング
 3・その辺りをお散歩

 ↓2
775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/12(日) 07:44:00.53 ID:tt7oiLSAO
776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/12(日) 08:12:35.92 ID:ClqzAXkeo
1
777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/28(火) 02:35:56.08 ID:PUHnVrBNo
マダカナー
778 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/05/02(土) 01:22:06.49 ID:efg9nnqk0
 レストランへ。
 春雨を連れて、霧絵は街の洋食屋へとやって来た。

霧絵「ちょっと早めだけれど、まぁいいわよね」

春雨「はい、大丈夫です」

 店員に案内され、適当な席に。向かい合わせで着席。
 メニューを眺める。

霧絵「今日はご馳走するから、なんでもいいわよ。デザートも可で」

春雨「あはは……ありがとうございます」

 控え目に笑い、春雨はわくわくとした目でメニューをぱらぱらと見る。
 見た目相応に幼く、見ていて微笑ましい。

霧絵(最近は平和だけど……)

霧絵(いいことよね。このままずっと戦いなんてなくなればいいのに)

 つくづく思う。
 艦娘たちも平和に、楽しく過ごせる世界が訪れたら、と。


【春雨の好感度が 5 上昇しました】
779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/02(土) 01:22:30.87 ID:KY2l+p57O
久しぶりだな
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/02(土) 01:23:38.74 ID:wN6wAaSqo
きてた
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/02(土) 01:32:14.01 ID:BxBEqFCto
舞ってた
782 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/05/02(土) 01:42:33.03 ID:efg9nnqk0
 その日の夜。食堂。

朝潮「……大丈夫だと思ってましたが」

 食事の席で、唐突に説教がはじまった。
 厨房と食堂を隔てるカウンターの前には、朝潮と那珂が。
 那珂は苦笑。朝潮は可愛らしい顔を険しくさせ、なにやらオーラじみたものを漂わせている。

霧絵「……」モグモグ

 誰かなにかしたのだろうか。霧絵は夕食をとりつつ暢気に考えた。
 ――すると、全員の視線が霧絵に向かう。

朝潮「レッスン、もう一日の余裕もなくなりました」

 すっかり忘れていた。

霧絵「――ごめんなさい」

 霧絵は即座に謝罪した。

朝潮「ごめんなさいじゃありません。そんな状態で艦娘の子たちと遊んでいるようじゃ、先が思いやられますよ」

那珂「まぁまぁ朝潮ちゃん。霧絵ちゃんだって、わざとじゃな――」

朝潮「分かってます。わざとやってるなら大問題です」

大鳳「提督にしては珍しいですね。なにかあったんでしょうか?」

天龍「艦娘が増えて浮かれてたんじゃないか?」

山城「提督は女の子好きなのね……」

秋月「まぁ……否定できませんよね。最近の行動を見ると」

霧絵「うぐぅ……」

 散々な言われ様である。事実なのだが。

朝潮「――ということで、これからの四日間連続でレッスンをしてもらいます」

大和「残りで詰め込み、ということですね」

春雨「覚えるなら、その方が忘れるなんてこともなさそうですしいいかもしれませんね」

那珂「那珂ちゃんも張り切ってレッスンするから、みんな頑張ってね!」

 グッとガッツポーズする那珂。
 朝潮は話は終わりだとぺこりと頭を下げ、席へ戻っていく。那珂もそれに続いて、食堂はいつもの食事風景に。
 ホッと一安心する霧絵である。

霧絵(今後は期限守らないと……いけないわよね)

 毎回注意してくれる朝潮がいるわけではないのだ。
 霧絵は何食わぬ顔で思った。



【五日後、期限終了の翌日までスキップします】
783 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/05/02(土) 01:59:55.77 ID:efg9nnqk0

 レッスンが終わり、翌朝。

 80日。設備収入まであと5日。
 設備により資金5000を入手しました。

朝潮「……はい! ご苦労様です」

 いつもよりちょっと早い時間に集合し、最後の確認。
 一通りダンスと歌を本番形式で行い――その全てが終わると、朝潮は手をパンと叩いた。

朝潮「いい感じです。完璧とはいえませんが、素人からここまで上達したことを考えると」

那珂「完璧だって言っちゃえばいいのにー。朝潮ちゃんは素直じゃないね」

朝潮「――完璧に近いです」コホン

全員(素直じゃない……) 

霧絵(多分私の鎮守府だからね)

大和「不安でしたけど……なんとかなりましたね」

秋月「はい。でも本番はあの衣装だってことを覚悟しておかないと……」

天龍「それにくわえて人前だしな」

春雨「お、おお大勢いるんですかね……?」

大鳳「お、大勢……!」

山城「見せものになるのね……」

朝潮「――では、そろそろ準備をはじめましょうか」

 未知のステージに戦々恐々としていた面々だが、朝潮がそう言うと一気に雰囲気を明るく変化させる。
784 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/05/02(土) 02:19:48.31 ID:efg9nnqk0
 数日後に都会――横須賀で開催予定のお祭り。
 そのお祭りに参加するには、ここから移動しなくてはならない。
 すなわち、新幹線。駅弁。観光。
 お祭りの開催まで遊べる時間もあり――宿泊は向こうの鎮守府近くのホテルですることになっている。
 艦娘たちのテンションが上がるのは当然のこと。

秋月「美味しいご飯に行ったことない土地……楽しみですね!」

天龍「胸が躍るな……!」

春雨「ガイドブック読んでおかないと」

大和「あっちの鎮守府では恋愛話とかあるんでしょうか」

大鳳「お祭り……期待ですね」

山城「扶桑姉さまはいるのかしら」

朝潮「……一時間後。鎮守府の門に集合してください」

 わいわいとはしゃぐ皆へ朝潮はそれだけ伝えた。
 多分、まともに話ができない状態なのだと察したのだろう。
 あれこれと話していた全員は朝潮に返事をし、そして去っていく。

霧絵「……さて、私はなにをしようかしら」

 彼女らを見送った後、霧絵は呟く。
 出発までの一時間。どう過ごそうか――

朝潮「霧絵さん」

 コマンド、といつものように移行しようとしたところで、朝潮から声がかかった。
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/02(土) 02:21:20.41 ID:AnuqU/UKO
回避
786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/02(土) 02:23:36.55 ID:0MMs7OzBO
来てたか
787 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/05/02(土) 02:44:06.07 ID:efg9nnqk0
霧絵「……朝潮。どうしたの?」

那珂「あっちに行く前に、色々やっておいた方がいい! らしいよ」

朝潮「そうです。提督として、留守を預ける明石さんと大淀さん、間宮さんに挨拶をして、艤装の配送手続きの確認、荷物の準備もしっかりしておかないといけませんからね」

霧絵「あぁ、そっか。色々あるのね」

朝潮「……声かけておいて良かったです。さぁ、まずは挨拶回りからいきましょう」

霧絵「ええ、ありがとう」

朝潮「司令官に迷惑をかけるわけにはいきませんからね。霧絵さんにはしっかりしてもらわないと」コホン

那珂「ここの鎮守府の明石ちゃんと大淀ちゃん、間宮ちゃんはどんな感じなのかな」

霧絵「あんまり変わりないと思うけれど」

朝潮「……聞いてましたか?」

 それからちょっと不機嫌そうな朝潮に連れられ、霧絵は鎮守府の留守番をしてくれる三人の艦娘に挨拶。各種手続きを確認、自分の荷物を用意した。
 そして一時間、鎮守府を出発した面々は貸し切られた新幹線の一両に乗車。都会へと移動した。



【一日経過します】
788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/02(土) 02:45:11.87 ID:2RSiL3hAO
回避
789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/02(土) 02:47:39.12 ID:AnuqU/UKO
これって安価あるのかね
790 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/05/02(土) 02:59:02.20 ID:efg9nnqk0
 81日目。

霧絵「……眠い」

 霧絵はうとうとしながら朝食を食べていた。
 電車に乗って新幹線に乗ってほぼ一日かけて移動。
 都会に到着してからは夕食をラーメン屋で済ませ、それからホテルへ。皆移動の疲れもあったのか、なにをするでもなく熟睡。朝潮、那珂は自分の鎮守府へ戻っていった。
 そして朝が来て、各自の部屋で朝食。
 祭りまではあと2日のため、それまでは自由行動となっている。

霧絵「今日は会場辺りをうろついてみようかしら」

 旭に挨拶するということも頭に浮かんだのだが、それよりも眠気を覚ますがてら散歩をしようという結論に至る。

霧絵「ごちそうさま。――さて」

 そうと決まれば着替えなくては。
 いつもと異なる静かな食事を終えて、霧絵はゆっくり立ち上がった。
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/02(土) 03:00:59.49 ID:AnuqU/UKO
回避
792 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/05/02(土) 03:16:32.20 ID:efg9nnqk0
 祭りが開かれる会場。
 思ったよりもはるかに大きなそこは、もう既に祭りをはじめられるほどに準備が整えられていた。
 海軍、鎮守府、艦娘が主役のお祭ということもあり会場は海のすぐ近く。広さは――どれほどなのだろうか。
 こうして足を踏み入れても終わりが見えないということは、どこぞのドーム数個分くらいはあるのかもしれない。

霧絵「……立派なところね」

 関係者、提督の権限を使って入ったが――人があまりいない祭りの会場というのは、中々わくわくする場所だ。

???「……」

霧絵「――ん?」

 適当に、思うままに歩いていると、ふと海を眺めている少女に目がとまる。
 なんで女の子が――なんてことは思わない。
 きっと、どこかの艦娘なのだろう。
 声をかけるか否か。霧絵は迷い……彼女へと近づいていった。


【久しぶりの更新で久しぶりの艦娘安価です】
【旭、霧絵の鎮守府とは別の鎮守府の提督(男)の艦娘となります】
【長門、朝潮と同じく条件を満たすことで仲間に加入です】
【ちなみに提督とは健全な関係なので、ご安心を】

【ルールとしては今まで出た艦娘はナシ。
 また、この安価で選ばれた艦娘は建造できなくなります】

【では登場させたい艦娘の名前をどうぞ】


 ↓4で
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/02(土) 03:20:16.80 ID:rC2/OFZto
こんな深夜に遠くね
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/02(土) 03:20:58.59 ID:CcdJ/mHio
しゃーない譲るわksk
795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/02(土) 03:21:14.32 ID:QRjvubgro
踏み台
796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/02(土) 03:21:16.15 ID:AnuqU/UKO
五月雨
無理なら舞風
797 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/05/02(土) 03:38:38.07 ID:efg9nnqk0
【五月雨は出ていたので、舞風で】
【バランスのため今後、自分鎮守府以外の艦娘指定で、駆逐艦を対象から外すかもしれません】
【好感度は100。その他ステは今後のステまとめで】

霧絵(舞風……よね)

 データのファイルで見たことがある。
 霧絵の前で海を眺めているのは舞風。元気で、踊りが好きな艦娘――らしい。

霧絵「こんにちは」

 舞風へ近づき、隣へ。ちょっと距離を空けて声をかける。

舞風「――っ!?」

 すると舞風は身体を跳ねさせ、驚いた様子で霧絵へと振り向いた。
 急に声をかけられてびっくりしたのだろうか。霧絵は目を丸くさせる彼女を見つめ、首を傾げた。

舞風「霧絵……?」

霧絵「えっ? そう、だけど」

 自分のことを知っている。
 名前を呼ばれたことは勿論、舞風の目を見て霧絵は確信する。
 彼女は驚いているのだ。なぜ霧絵がここにいるのだ、と。彼女のことを知っている者の反応であった。


【今日は落ちます】
798 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/02(土) 03:45:23.64 ID:0ZJ4OaVoO

>>376で建造不可にならなくて被ってもおkみたいな事を書かれてたからもしかしてと思ったが駄目だったか…
799 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/02(土) 03:46:12.92 ID:wN6wAaSqo
おつおつ
800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/02(土) 03:46:30.47 ID:DSuGKkiBO
801 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/05/09(土) 03:00:46.20 ID:Fer4lHUi0
【ここに登場する艦娘に限ってはそのルールは除外させていただきました】
【重要な役でもありますし】

 胸騒ぎがする。
 まるで自分に瓜二つな何かを見たような、言い様のない不安感。
 自分の覚えのない過去がある。くだらないと思う私もいる反面、霧絵は否定することはできなかった。
 ――だって、知っているから。

霧絵「あなたは……」

???「舞風、そんなとこにいたのか」

 不意に、どこからかかかる声。
 霧絵が遅れて気づけば、舞風の隣に一人の男性がいた。
 柔らかい色をした短い茶髪。いかにも好青年といった感じの、優しそうな人だ。
 顔立ちもそれなりに整っている彼は、若干乱暴な口調で舞風へと笑いかける。

舞風「提督! どこ行ってたんですか!?」

男性「あん? そら色々――」

 そして、霧絵に目を向けた瞬間、硬直した。

男性「――あぁ、そうか。わぁったよ、舞風」

 ため息を一つ。
 男性は顔を引き締め、霧絵へと向き直る。
 彼もまた、自分のことを知っていそうだ。霧絵はごくりとつばをのんだ。


 『男性提督の名前を↓1〜2くらいで募集します』
 『ルールみたいなものは前を同じ感じで』
802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/09(土) 03:06:23.01 ID:vaNNuT0dO
鏑木 剛
803 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/09(土) 03:11:59.56 ID:IGp4TuMDo
結城 士郎
804 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/05/09(土) 03:23:15.95 ID:Fer4lHUi0
【結城 剛(ゆうき つよし)でいきます】

剛「――結城 剛です。よろしくおねがいします」

 それまでの乱雑な口調はどこへやら。真面目そうなしゃべり方で、男性は頭を下げる。
 あまりの変わり様に、霧絵は面食らいそうになるも、日本人らしく無意識に頭を下げ返した。

霧絵「ど、どうも。南雲 霧絵です」

剛「霧絵さんですね。第三舞鶴鎮守府の……。お話は聞いています」

舞風「……提督」ジトー

剛「なんですか? 舞風さん」

舞風「余所行きのキャラが演技っぽいのはいつものこととして――なんで知らないフリをむぐっ!」

剛「ちょっといいですか? このアホに――げふん、舞風さんにお話がありまして」

霧絵「え? ええ、別に」

 口をふさがれ、じたばたする舞風を引きずり、霧絵から離れていく二人。
 距離が結構空いてから二人は立ち止まり、こそこそと話をはじめた。
805 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/05/09(土) 03:38:51.67 ID:Fer4lHUi0
剛「おいアホ。お前はしばらく黙ってろ」

舞風「アホってなんですか、アホって」

剛「特に意味は無いから気にすんな。驚くのは分かってる。他のやつらも驚くだろ。けどそれを分かってて、俺は黙ってろと言うし、知らないフリもする」

舞風「……わかったよ。舞風にもそうしろってことでしょ?」

剛「よーしよし、いい子だ」

舞風「そんな仏頂面で言われても嬉しくないです」

剛「こら生まれつきだ」

霧絵(思い切り聞こえてる……)

 背中を向けてあれこれと話しているものの、そのすべては霧絵に丸聞こえだった。
 もうわざとやっているような気がするくらいに。
806 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/05/09(土) 03:42:44.69 ID:Fer4lHUi0
【今日はここで落ちますー】
807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/09(土) 03:43:18.10 ID:IGp4TuMDo
808 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/05/09(土) 07:13:50.38 ID:aGDCo2ATo
おつ
809 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/05/13(水) 03:50:36.03 ID:dE+HgXS00
剛「おまたせしました」

舞風「……」ジーッ

 くるっと身体を霧絵に向ける二人。
 舞風は言っていた通り黙っているつもりなようで、ただじーっと霧絵のことを見つめていた。

霧絵「え、ええ。――あの、二人は私のことを何か知っているの?」

剛「なにも。全然知りません」

剛「私、佐世保鎮守府の提督ですし舞鶴の提督であるあなたとは全く無関係で」

舞風「」コクコク

霧絵「そう……」

 そう言われると、追求することはできない。
 なにを話していたかは分かっているけれど、しらばっくれることもできるのだ。
 相手が話す気がないなら進展はしないだろう。

霧絵「――じゃあ、私はもう行くわね」

舞風「あっ! ちょ、ちょっと待って!」

 去ろうとすると、舞風から声がかかった。

剛「舞風」

舞風「うっ……友達としてならいいでしょ?」

剛「大して変わんねぇって。……ったく。ほれ」

 剛が舞風の背中を軽く押す。
 舞風は嬉しそうに笑うと、霧絵へ言った。

舞風「また会いましょう、霧絵」

 なんて返したらいいか分からず、霧絵はとりあえず苦笑して頷いた。
810 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/05/16(土) 01:49:35.81 ID:0/j9SS+W0
 それから少しして。
 霧絵は鎮守府の面々が宿泊しているホテルへ戻ってきた。
 これから旭の鎮守府へ挨拶していこうかと思うのだが――

霧絵「誰か連れて行こうかしら」

 提督が一人で他の鎮守府に行くというのも、絵面的におかしな気がする。
 大淀でも連れてきていれば、迷うことなく彼女を連れて行く。けれど今彼女は留守番中。
 となると、一緒に来た艦娘達の中から選ぶことになる。

霧絵「……ふむ」

 基本的に鎮守府にいるメンバーは真面目キャラばかり。誰でもよさそうだ。
 自室のベッドに座り、霧絵は誰を誘おうか考えた。


『霧絵の鎮守府メンバーの中から、一人選択』
 安価↓2
811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/16(土) 01:52:08.78 ID:3cvMo+Y0o
春雨
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/16(土) 01:52:09.12 ID:AM7NXUE2o
秋月
813 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/05/17(日) 01:07:15.08 ID:pkUIpa9M0
霧絵「秋月……にしようかしら」

 ちょっと考えて、結論。
 秋月ならば秘書艦であるし、おあつらえ向きであろう。

霧絵「――よし」

 そうと決まれば早速話をしなくては。

霧絵(いきなり予定を言われても困るだろうし)

 霧絵はのんびりと部屋を出て、秋月が宿泊している部屋へと向かった。


 ○

霧絵「秋月、いる?」

 部屋のドアをノック。
 中から小さな物音がし、秋月の眠そうな声が聞こえてきた。

秋月『司令ですか?』

霧絵「ええ。ちょっと用事があって。いいかしら?」

秋月『な、中に入るってことですかっ? ちょっと待ってください』

 寝起きなのだろうか。ぱたぱたと足音がし、中が騒がしくなる。
 そのまま10分弱ほどドアの前で待機。もう勝手に入ってしまおうかなどと思っていると、ドアが開いた。

秋月「おまたせしました!」

 いつもの服装。今回は仕事で来ているけれど、祭りなのだから気にしなくていいと言っているのだが――そこは秋月らしさと言えようか。

霧絵「いえ、そんなに待ってはないわ」

 フッと笑い、霧絵は部屋の中へ。
 ドアを閉じると、早速用件を伝える。

霧絵「話だけど。実は、」


 コマンド
 1・夜戦交渉(コンマで流れが決まります)
 2・真面目に話す

 ↓2
814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/17(日) 01:09:32.88 ID:ifYzWAWao
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/17(日) 01:09:34.49 ID:XvIg/FAso
816 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/05/18(月) 01:10:43.93 ID://cmjMKv0
霧絵「その……」

 真面目に話そうとする霧絵。
 真面目というか、最初は秋月に鎮守府訪問の旨を伝えること、それしか考えていなかった。
 けれどこうして、ちょっと狭いホテルの部屋で秋月と二人きりになると、ふと頭に浮かぶことが。

霧絵「ちょっと、したくなっちゃって」

秋月「したく?」キョトン

霧絵「夜戦的な……駄目?」

 勇気を出して口にする霧絵。
 最近は大和と春雨としたっきり。最後が刺激的すぎただけに、そういう気分になるのも早い。

秋月「だ、駄目じゃないですけど……でも、まだ朝ですし」

霧絵「……そうよね。ごめんなさい」

秋月「う゛……しょうがないですね」

 無表情で落胆の色を見せる霧絵に、秋月は嘆息。
 なんだかんだ言って断らない秋月であった。

霧絵「本当に? ありがとう、秋月」

秋月「はい。私も、夜とか仕事がないときなら……その、大歓迎なんですけど」

秋月「今はお祭りのこともありますし――ここへどうぞ、司令」

 言って、秋月が自分の膝を軽く叩く。
 意図がいまいち分からず首をかしげる霧絵。ベッドに腰掛け、膝の上を叩く。
 多分膝枕かなにかだろう。そう思い、霧絵は彼女の膝の上に座った。
817 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/05/18(月) 01:14:52.35 ID://cmjMKv0
秋月「では、はじめますね」

霧絵「えっ?」

 スッと手を霧絵の身体に回し、体勢を変えさせる秋月。
 片手で軽く霧絵の背中を支え、まるで大きな赤ん坊でも抱くような姿勢に。

霧絵「あの、秋月……恥ずかしいんだけど」

秋月「いいんです。人の部屋に来ていきなりこんなことを頼む司令なんですから、これでお似合いです」

霧絵(否定できない……)

 恥ずかしそうにしながら黙る霧絵を見て、秋月は笑みを浮かべた。

秋月「さて……」

 空いている片手で、自分の服のボタンを外していく。
 頬を赤くそめ、下着を上へずらすと秋月は胸だけを露出させた。
 決して小さくはない、むしろ体格からしたら大きな胸が揺れる。すぐ前に見えるそれに、霧絵は唾をのんだ。
818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/18(月) 01:15:07.40 ID:o55mpit8O
そういや毎回一レスでいきなり安価で予告も無いから備えようが無いんだけど単発Oはどうしたら良いの?
819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/18(月) 01:18:19.88 ID:YaHFTDUto
最高だな
820 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/05/18(月) 01:22:26.13 ID://cmjMKv0
【最近は全然更新できていないので、取れなかったら運がなかったということで】
【予告して一回だけ投稿とかもひどいですし】
【でも次からは出す艦娘の指名安価とかは事前に予告しおきます】



秋月「司令も、脱いでください」

 次いで、霧絵の制服、黒のミニスカートを脱がせる。
 その下に着ているタイツ――これもまた黒。から見える下着。やはりそれも黒で……制服とは違って、かなり大胆なもの。
 布の面積が少ないし、デザインが大人っぽい。

秋月「司令、やっぱり気にしているんですか?」

 その表面を、わずかに見える膨らみに沿って指でなぞる。

霧絵「ひぁっ……なにを?」

秋月「仕事の途中とか、みんなの前で大きくなったり……」

霧絵「それはまぁ……一応女性だし。目立たないような服を着ようとは思ってるけど」

 震えそうになっている声を、なんとか抑えているふうに話す霧絵。
 耐えようとしている彼女の様子に、秋月は可愛らしさを覚える。
821 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/05/18(月) 01:24:55.78 ID://cmjMKv0
秋月「そうですか。……それで、前々から気になっていたんですけど」

秋月「下着って司令の趣味で?」

霧絵「――いえ。あっちの提督に言われて選んだけど」

秋月「……」

 グッジョブと言うべきか。それとも嫉妬すべきか。
 秋月は無言で考え――タイツと下着を素早く脱がせた。
 ちょっと大きくなった霧絵のそれと、綺麗な割れ目が露わとなる。
 秋月は霧絵の身体を支えたまま、片手でそれを軽く握る。

霧絵「ふぁ……ん、手袋、が……」

秋月「司令の、小さい時は小さいですね……いつもは立派なのに」

 スッと手が動く度に霧絵の身体が小さく跳ねる。
 徐々に大きくなっていくそれを可愛がるように、秋月は扱き、時折先端を擦る。
 やがて霧絵の男性器は見違えるほど大きく、先走りで音が立つようになる。
822 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/05/18(月) 01:27:41.75 ID://cmjMKv0
霧絵「ん、ぁ、秋月っ、あ……っ」

 男性のそれに刺激を与えられ、敏感に喘ぐ霧絵。
 まるで秋月が霧絵のものを挿れている時のような反応の大きさ。よほどいいのだろう。
 もっと霧絵の乱れる姿を見たい。思わず手の動きを早める秋月。ぬちゅぬちゅと音が立ち、霧絵の声が甲高くなる。

霧絵「ん……ふっ」

 蕩けた目をし、されるがままだった霧絵。
 不意に彼女は秋月の胸へと口を近づけた。突起を吸い、口の間から声をもらす。

秋月「っ……いいですよ、好きにしても」

 自分に甘えてくれているような霧絵。
 そんな光景にぞくぞくと身体を震わせ、秋月は手を動かし続ける。
823 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/05/18(月) 01:28:57.80 ID://cmjMKv0
秋月「司令、いつでも……出してください」

 夢中になって突起を吸う霧絵へ声をかける。
 けれど反応はなく、ただ身体を跳ねさせるのみ。
 やがて限界へと達したのか、霧絵は秋月の手の中へ精を放つ。
 どぴゅどぴゅと、音が聞こえてくるのではと思うほど勢いよく、大量に出される精液。
 秋月の手袋だけでなく、彼女自身の男性器も白く染めていく。

秋月「沢山出ましたね、司令」

 秋月の胸から口を離し、ぼんやりとした目で天井を眺める霧絵。
 彼女を子供扱いするように言って、秋月は手袋へ、彼女の男性器へついた精液を指で掬いなめとる。
 まだまだ足りない。もっと司令としたい――が、グッとこらえる。
 秋月は手袋を外すと霧絵の頭を撫でた。

秋月「お片づけしましょうか」

 その後霧絵は本当の自分が来た理由を説明したのだが、勿論怒られた。



【今日は落ちます】
824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/18(月) 01:31:55.30 ID:YaHFTDUto
もう最高
賞賛せざるを得ないわ
やっぱここのイッチのエロ描写は良いな
825 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/05/23(土) 02:03:10.65 ID:MyPjmwmT0
 
 
 身支度をして、外へ。
 皆へ事情を話してから霧絵と秋月の二人は横須賀の鎮守府――旭のいる鎮守府へと向かった。

霧絵「……すごくでかいわね」

秋月「そうですね……」

 警備の艦娘に通され、中へ。
 するとまず二人はその鎮守府の規模に圧倒された。
 大きさ。立派さ。そこらを歩いている艦娘の人数。窺える練度の高さ。
 なにもかもが第三舞鶴とは違う。改めて、自分たちがぽっと出の弱小鎮守府であることを痛感させられる。

霧絵「――とりあえず、進みましょうか」

 入った時にもらった地図を手に、霧絵は執務室を目指す。
 おそらくはそこに旭がいるはずだ。
826 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/05/23(土) 02:17:03.03 ID:MyPjmwmT0
 着いた。
 大きな両開きのドアに、ネームプレート。
 『執務室』と書かれたその札の下には――なぜか『歓迎! 南雲霧絵』の文字が。

秋月「歓迎されてますよ、司令」

霧絵「まぁ、挨拶しに来るだろうとは思っていたのね」

秋月「いやでも、これ艦娘と深海棲艦の戦いをはじめた第一鎮守府としては……軽くないですか?」

 横須賀鎮守府。
 一年ほど前から始まった深海棲艦との戦い。
 艦娘らを提督が指揮し、海の平和を取り戻す。その第一人者が旭提督であり、横須賀鎮守府である。
 その活躍はすさまじく、日本での人気はもはや英雄レベル。艦娘達もその話を聞いたことはあるだろう。
 だから、鎮守府の主要所ともいえる執務室におふざけがあるなどとは思いもしない――

霧絵「軽いのよ」

 のが普通なのだが、霧絵はきっぱりと言った。
827 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/05/23(土) 02:30:48.81 ID:MyPjmwmT0
 疑うような秋月の視線。
 いくら好感度が高くとも、この発言は信じられないようだ。

霧絵「入れば分かるわよ、すごくゆるいから」

秋月「……はい。そうですね」

 疑い半分ではあるものの、納得はしてくれたらしい。
 頷く秋月を横目で見やり、霧絵はドアに手をかけた。
 力を込め、押す。ガチャッと意外にも軽くドアは開き、中の光景が見えた。
 麻雀卓と炬燵が合体したテーブルに、珍妙な掛け軸。そして模型の飾られた部屋。
 数ヶ月前とおおよそ変わらない景色がそこにはあった。

旭「霧絵!」

 が、感傷にひたる間もなく。
 霧絵は突如として現れた旭に飛びつかれた。
828 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/05/23(土) 03:10:33.21 ID:MyPjmwmT0
秋月「司令!?」

霧絵「だ、大丈夫よ」

 横から聞こえる秋月の声に苦笑し、霧絵は返した。

霧絵「……ただいま、旭」

旭「ん、お帰り。思ったより挨拶が遅いじゃない?」

 ぎゅーっと抱きしめた後、旭は満足したのか霧絵から離れた。
 いい笑顔を浮かべ、彼女はあっけらかんと言う。

霧絵「ちょっと外を歩いてて。……」

 返事をし、視線を部屋の中へ。見渡すようにあちこちに向ける。

艦娘『……』

 すると部屋にいる天津風や五月雨、朝潮、一艦隊分の艦娘から強い視線を向けられていることに気がついた。

天津風「あれが噂の南雲提督?」

朝潮「はい。一年前から、司令官の下で働いていた」

五月雨「相変わらず怖い……」

隼鷹「けど優秀そうじゃないの」

那珂「優秀だよ。問題はあるけど」

天津風「ふんっ、なんか気に食わないわね」

天津風「長門さんもさっきから睨んでるし」

長門(私も出迎えたい、霧絵……!)

朝潮(あれは睨んでるわけではないです絶対に)


【今日は落ちます】
829 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/01(月) 18:33:06.69 ID:arOEUtov0
830 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/26(金) 00:04:56.21 ID:08CGN/SMO
831 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/07/04(土) 17:57:19.49 ID:N8PrLfKb0
 
 
旭「さて、それじゃあせっかく来てくれたことだし、早速座って」

 にこにこと、上機嫌そうに笑って旭がソファーを示す。
 一応は来客の対応もできるようになっているのだろう。
 立派で、数もまた多くソファーの真ん中にあるテーブルもまた高価であることも窺えた。

艦娘ら『……』

 今はその殆どに艦娘が座っていて、威圧感がすごいのだが。

霧絵「どうも」

秋月「失礼します……」

 軽く会釈して座る霧絵。おずおずと、若干怖がった様子の秋月。
 二人が席に座ると、旭も空いていた席に。どうも、上座やら下座やらそういったことは気にしていないらしい。霧絵も秋月も旭も、艦娘らも、誰もがバラバラに配置されている。

旭「とは言っても、特にすることもないよね。雑談でもしとく?」

 言って、テーブルの上に置かれていたコップを手にする旭。
 それは秋月の前に置いてあり――さっきまで旭がそこに座っていたことが分かる。

霧絵(相変わらずよね……)

 世間のルールを気にしないというか、手を抜いてもいいとことは遠慮なく抜くというか。
832 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/07/04(土) 18:17:09.79 ID:N8PrLfKb0
旭「雑談雑談……うーん」

 コップに口をつけ、旭が視線をめぐらせる。
 いい歳した大人なのだが、子供っぽい仕草がよく似合う。
 彼女はふと、秋月へと目を止めると飲み物を一口飲み、コップを置く。

旭「艦娘の子らとはどう? 仲良くしてる?」

 前にも訊かれたような内容だ。

霧絵「なにもないわ。今は仕事優先。これといって問題もないし」

長門「本当だな?」

朝潮「大丈夫――あ。大丈夫ですよ」

隼鷹「あれ? なに今の間」

那珂「う、うんっ! 全然問題ないよ!」

 霧絵は珍しくクールに言い放ったのだが、他の艦娘がボロを出さんとしていた。
 主に霧絵の部屋にいて、大和と春雨との姿を見た二人が。秋月は口を固く結んで、膝の上で手をぎゅっと握っている。

旭「ふふふ、怪しい。さては――」

 にやにやと笑う旭はそこで溜めて、明るく言い放つ。

旭「夜戦しまくりでエロゲー的な鎮守府に?」

 その場にいた五月雨を除く全員が激しく反応した。詳しく言えば、ずっこけた。
 2つの鎮守府、その提督の挨拶。シチュエーション的にあり得ない台詞である。だが、

朝潮・那珂・長門・秋月・霧絵(間違ってはないからリアクションに困る……!)

 誰かが第三舞鶴の日常を知ったら、間違いなく言われるであろう言葉である。

五月雨「やっぱり頑張っているんですね、霧絵さん。応援しています!」

全員(やはり天使……)ゴクリ
833 : ◆SueEXcDWTY [saga]:2015/07/04(土) 19:11:58.08 ID:N8PrLfKb0
霧絵「……旭」

旭「分かってるって。冗談冗談。笑えないでしょ?」

霧絵「――笑えない」

 大きな、大きなため息を霧絵は吐いた。
 笑えないと思って言った言葉は、はたして冗談なのか。単なる皮肉なのか。

旭「いやー、それにしても日本も大分平和になってきたねぇ。お祭りだなんて」

霧絵「ええ、そうね。一年前は……すぐ近くの海にもいたとか」

朝潮「あの時期は辛かったですね。ですけど、もっと前――」

 そこまで言って、朝潮はハッとしたような顔をする。

那珂「それより前、かぁ。那珂ちゃんその時はいなかったけど大変そうだね」

隼鷹「うようよ深海棲艦がいたり……」

秋月「艦娘がいつからいるのかも、ちょっと気になりますね」

秋月(いきなり真面目……)

 落差に思わず笑みがこぼれる。

霧絵「……」

 だが、のほほんとした気持ちは霧絵の姿を見た瞬間なくなった。
 それまで楽しそうにしていた彼女は真顔に近く、ただ前を見ており、まるで生気がない。
 一瞬マネキンかとも思ってしまった。
834 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/04(土) 19:37:49.95 ID:NZOlHKgw0
遅かったじゃないか…
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/24(金) 16:21:50.43 ID:jLjESYcXO
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/10(月) 14:00:05.89 ID:Y/6gIMXQ0
837 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/25(火) 01:41:17.39 ID:Ni+v3YJcO
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/01(火) 02:49:25.61 ID:2HT2FNgyO
839 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/13(日) 05:38:47.41 ID:2gKRPIYqO
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/02(金) 23:36:32.52 ID:lRpS/T55O
このスレオススメ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1442765224/
841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/04(日) 21:22:20.03 ID:tW6bC2F5O
まだまってる
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/04(日) 21:59:53.83 ID:gyFz8r40O
【がっこうぐらし】慈「めぐねえハーレム?」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1438704600/
この作者他のスレ書いてるから多分待ってても無駄やで
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/26(月) 13:16:35.69 ID:6/64QFWiO
844 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/16(月) 01:12:57.00 ID:6p0sdn5AO
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/01(火) 23:44:04.71 ID:TofuuwBhO
846 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/01(金) 16:52:29.13 ID:fn9euSvfO
847 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/02(土) 23:16:54.40 ID:j8fmm/JT0
書いたってええやんけ
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/26(火) 20:26:23.84 ID:1WL5MvbEO
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/17(水) 11:36:40.83 ID:rD0eBeuOo
エタエタ
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/23(火) 02:47:03.41 ID:NfvPQiOZO
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