瑞鶴「もう二度と離さない」

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160 :ずいずい ◆9eWjFae4dI [saga]:2015/08/21(金) 23:49:52.62 ID:QxUQB6JNO
闇夜の中、瑞鳳と瑞鶴の導きに従い流星が飛び行く。向かうは比叡の32号水上電探が捉えた敵艦隊であった。

「多分この近辺にいるはずなんだけど……」

「瑞鶴、お前の流星隊もまだ敵艦隊を視認出来ていないか?」

「うん……」

瑞鳳と瑞鶴は初めての戦法であるからだろう、二人の顔から緊張と戸惑いを見て取れる。

瑞鳳と瑞鶴は夜間での航空機の誘導という、不慣れな事をさせてなお周囲の警戒させるのは危険である為、艦載機を射出後は朝霧の艦橋で艦載機の指揮を執らせていた。

「焦らなくてもいい。見落としだけに気をつけろ」

「はい……」

「うん……」

返事も精彩が欠いている。やはり、夜間の飛行の指揮はかなり厳しいのだろう。

「あれ?」

瑞鳳が何かに気付いたような声をあげた。そして、緊張と焦りで蒼ざめていた顔はみるみる赤みを帯びて、終いには喜色を浮かべた。

「見つけた!!」

「よくやった! 座標は?」

「データを転送します! 瑞鶴にも送るからこっちに誘導して!」

「了解! すぐに向かわせるわ!」

瑞鶴の顔からも焦りの色が消えた。

「うん! 提督、私の航空隊はどうすればいいの?」

「爆弾を装備した流星以外は敵の上空を旋回させるんだ。瑞鶴の航空隊は私の指示があるまで近くで待機させろ」

「「了解!」」

「敵艦、対空射撃を開始しました!!」

「今だ! 敵の対空砲火の光を狙え!!」

「雷装流星、全機雷撃開始!!」

瑞鳳の掛け声から十数秒、轟音が当たり日に響き渡った
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