デブ勇者「太ってるってだけで勇者候補から外されたお」ドS僧侶「同じく」

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389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/04(月) 00:12:28.12 ID:7RTbbswDO

待ってたよー
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/05(金) 00:55:29.48 ID:kh02NmgBO
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 09:03:36.27 ID:nY42ru3vo
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/04(日) 21:34:25.74 ID:M5jEp25K0
ドS「…………」ザッザッザ

アンドロマリウス「…………」テクテクテク

ドS「……ねえ」ピタ

アンドロマリウス「な、なんでしょう」ビクッ

ドS「もしかしてアンタ、私を嵌めた?」

アンドロマリウス「お、おっしゃっている意味が分かりませんが?」

ドS「そう。なら――」

ザザザッ!

魔物軍勢「死ね――ッ!」バッ!

ドS「この黴菌は消毒して問題ないわね?」ニタァ
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/04(日) 21:47:10.03 ID:M5jEp25K0
アンドロマリウス「こ、これで生存しているとは思えませんが……アンドラス様、デカラビア様、キマリス様お願いしま――」

ドS「おはようからお休みまで恵みを汝に……『クレイジーヒーリング』」

♪〜♪〜♪〜♪〜

その他大勢「アビャビャビャビャビャ!?!??!」

どさっ……

アンドロマリウス「ひぃいいいいいっ!? 皆さんが倒れたぁ!?」ガクガクガク

ドS「美しい音色でしょ……これを聞いた人は安らかに眠れるの」ウットリ

アンドロマリウス(聞いた途端、穴という穴から体液を垂れ流してるのに安らかなはずがありません!)ブルブルブル
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/04(日) 22:01:29.33 ID:M5jEp25K0
ドS「さて、もう一度聞くわ」

ドS「この私がここまで足を運んだにもかかわらず罠をかけて陥れたなんて言わないわよね?」

アンドロマリウス「そ、そのようなことは……」プルプルプル

ドS「それとも楽をさせてくれるために纏めておいてくれたのかしら?」

アンドロマリウス「あ――そ、そうです! 僧侶さんにお手数をかけないよう手配を!」

ドS「ならこれですべての悪魔を討伐できたということね?」

アンドロマリウス「……い、いえ。そこまでは」

ドS「じゃあ、早く集めて」

アンドロマリウス「で、でもこれだけ集まったのは他の72柱の方々のお陰でして」

ドS「アンタの選択肢は二択。大人しく集めるか」

ドS「アンタの悲鳴で集めさせるか、よ」
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/04(日) 22:08:55.14 ID:M5jEp25K0
アンドロマリウス「おっ、おおっ! 大人しく集めますぅ!」テテテテテッ

ドS「あー、忘れるところだった」ヒュンッ!

アンドロマリウス「ぎゃあ!?」ブチンッ!

ドS「最初に私の命令に従わなかったから罰を与えなきゃね」ニッコリ

ドS「早く集めないと体中の毛が生えなくなるから気を付けて」

ドS「まあ悪魔なら毛があろうとなかろうと醜いから関係ないけど」

アンドロマリウス「い、嫌です。次は従いますから」ガクガクガク

ドS「ああ、悪魔は醜悪な部分を毛で隠しているから逆に必要かしら?」

ドS「でもね、私たち僧侶は醜い部分が見えているほど浄化しやすいから楽なのよね」

アンドロマリウス「あ、あああああっ」ジョー

ドS「わかったら早くヤれ☆」キュルンッ

アンドロマリウス「ぴいいいいいいっ!」ダダダダダッ!
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/04(日) 22:13:58.81 ID:M5jEp25K0
ドS「ふーむ、ちょっと甘やかしすぎたか」

ドS(あの幼女のような姿だとどうしても子供たちと重なっちゃってやりづらいのよね)

ドS「とりあえず72柱を減らせたから良しとするか」

ドS(けどこの世に悪魔がいる限りまだ油断はできない……)

ドS(それに魔王は戻ってこないのかしら)

ドS(悩んでいても仕方ないけど……どうしても不安がぬぐえない)

ドS「ま、もっと毒舌を磨いて信仰心を上げなきゃ!」
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/05(月) 01:13:13.33 ID:ckoYs5JDO

待ってたぜ!
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/05(月) 16:41:56.05 ID:33jaP3vo0
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/06(火) 21:41:34.67 ID:gtkcKFQc0
アンドロマリウス(こ、ころひゃれる……殺さえひゃう!)ヒィ、ヒィ

アンドロマリウス(ろうひて……わたひはただお菓子をたふぇて過ごしていたいだけなのに)ヒック

アンドロマリウス「ののの残るのは私を含め2柱」ガクガク

アンドロマリウス(私が生きるにはあの方を差し出すしかない……!)

アンドロマリウス「バアル様――ごべんなざい!」テテテテテッ
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/06(火) 21:47:23.56 ID:gtkcKFQc0
アンドロマリウス(生存している悪魔の方々すべて一か所に集めたけど)

ドS「悪魔の死骸は燃やすと明るい〜♪」

ドS「それはどうしてなのかしら〜♬」

ドS「それはそれは、汚れが地上から消えるからさ〜🎶」

アンドロマリウス(声かけたくないよぉ!)ピィィ
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/06(火) 21:57:34.15 ID:gtkcKFQc0
アンドロマリウス「あ、あの……」ソロソロ

ドS「ん、アンタは――って今までどこほっつき歩いてたのよ!」ギュー

アンドロマリウス「ぴぃいいいいいっ! どこって言うとおりに悪魔を――」

ドS「私が命令したら30分以内ってやるのが常識だって言ったでしょクソガキ!」ギュー!

アンドロマリウス「ひぎぃいいいいっ!? ふいまへんんんんっ!」

ドS「あ、言った相手デブだったわ。……同じ見た目だから間違えたじゃない!」

アンドロマリウス「あ、あんなのと一緒はいくら何でもひどいですぅ」ビエェンッ!


デブ「……なんでだろう、心が痛いお」(´;ω;`)ブワッ
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/06(火) 22:06:16.08 ID:gtkcKFQc0
ドS「まあ私は心が広いから許してあげる」

アンドロマリウス(お尻が腫れるまで叩いておいてそれはないです……)メソメソ

ドS「で、数はどれくらい?」

アンドロマリウス「勇者がほとんど倒しているので100体程くらいしかいませんでした」

ドS「100もいたら十分多いわよ! ゴキブリだって1匹みたら30匹くらいなのよ」

アンドロマリウス(どうしてゴキブリと比べられるの?)グスッ

ドS「まあいいわ。で、痛い名前の悪魔はいるの?」

アンドロマリウス「い、痛い名前?」

ドS「アンタみたいなのに決まってるでしょ、汚物と猥褻物みたいな名前ばっかりじゃない!」

アンドロマリウス「じ、じどいですぅ!」ビエエッ!
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/06(火) 22:12:54.37 ID:gtkcKFQc0
アンドロマリウス「一応1柱おります」グズッ

ドS「一応……? 知能が足りない言い方しないで! 髪の毛むしるわよ!」ギュー!

アンドロマリウス「ぴぃ!? 現在怪我を負っており身動きが取れない状況でして!」

ドS「ふーん、今度はすべてそろえてあるのよね?」ギュー!

アンドロマリウス「は、はいっ! ですから髪の毛を放してください!」

ドS「わかった」ブチンッ

アンドロマリウス「びゃあああっ!?」ゴロゴロゴロ

ドS(ようやくこれで世界が平和になるのね……)
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/06(火) 22:18:10.11 ID:gtkcKFQc0
ドS「いつまで泥遊びしてんのよ、町戻るわよ!」

アンドロマリウス(私の髪を千切っておいてそれはないです……)グズ

ドS「アンタたち悪魔は返事もできないの!? 穴という穴を貫通させてつなげるわよ!」

アンドロマリウス「ぴぃきいいいっ!? 今すぐ向かいますぅ!」

ドS「あ、当然か弱い美少女である私は動かないから」

ドS「労働は悪魔の仕事でしょ、ちょうど汚れてるから汗かけば綺麗になれるわよ」

アンドロマリウス(力のない私にこれ以上働けと!?)ヒギィ!?
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/07(水) 01:59:46.73 ID:YIRhVCrDO
おおお乙
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/07(水) 07:54:29.31 ID:vBovTHId0
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/07(水) 17:36:51.27 ID:RD60eP1VO
おおっ
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/06(火) 22:39:37.80 ID:1kryeC8DO
保守
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/07(土) 20:04:09.16 ID:lGCoXHKcO
まだ、終わらんよね?
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 08:23:24.66 ID:+mPdBLsnO
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/20(日) 21:00:10.81 ID:23Z4XHbx0
デブ「あ、おかえりだお〜」ブヨブヨ

ドS「近寄るな魔物!」ブォン!

デブ「ぐべぇ!?」ブチャ

病弱「ゆ、勇者様に何をするんですか!?」

ドS「はあ? いくらあのデブでもここまで醜悪じゃなかったはずよ!」

アンドロマリウス(ハムの妖怪にしか見えないです)ガクガク

デブ「いやぁ、ここで政治活動ばかりしていたら太っちゃって」ブヨブヨ

ドS「私が苦労している中、家畜になってんじゃねえよ!」バシッ

デブ「むしろ上に立っているんですが!?」グボォ
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/20(日) 21:10:32.96 ID:23Z4XHbx0
ドS「こ、これから最後の戦いに向かうってのに……まさかデブが野生に帰っていたなんて」

ブヨ「むしろ社会的になってるんですが」

ドS「デブは私に口答えしなかった!」バシッ

ブヨ(結構してましたやん)グフッ

ドS「というかなんでこんな不味そうになるまで放っておいたのよ?」

ドS「せめて食べごろくらいに育てるのが飼育者の務めでしょ」

病弱「誰が飼育者ですカフッ、勇者様に少しでも喜んでもらえるよヴハァ、皆が贈ってくださったんでズフッ!」ビチャビチャ

ドS「餌付けしちゃダメなことくらいわかんでしょうがこの肉だるまを見れば!」バシッ

ブヨ(もう僕が完全に人扱いされなくなった件について)グフゥ
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/20(日) 21:18:33.86 ID:23Z4XHbx0
ブヨ「最後の戦いだというならボキだって体をちょっと鍛えるお」ブヨ!

ドS「本当に吐き気するから痩せるまで視界に入らないで」プイッ

ブヨ(あ、これマジで心に来る奴や)コフッ!

トボトボ

病弱「いくらなんでも勇者様に失礼です……あの方はいつも頑張ってくださっているのに」

ドS「その頑張りがストレスになって人間ボンレスハムになったんじゃないの?」ギロ

病弱「わかっています、でもあの方は私が行ったところで止めてくださいません」グス

病弱(私では貴女みたいに止められなかったんです……)ギュッ
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/20(日) 21:25:42.27 ID:23Z4XHbx0
ドS「……まあいいわ、アレがどうであろうと最終決戦は行う」

病弱「私たちだけでもということでしょうか?」ポタポタ

ドS「こいつもいるわ」ギュー

アンドロマリウス「ひぎぃ!? わわわ私も戦えと!?」

ドS「いや、肉盾以外求めていないから安心して」

アンドロマリウス「」

病弱「一応戦えるものを育ててはいますが」ビチャビチャ

ドS「急ごしらえの奴なんか盾どころか網で私たちの邪魔にしかならんわ!」

病弱「言ってみただけです。私も城の護衛にと考えていましたから」ドバッ!

アンドロマリウス(さっきからこの人吐血しながら喋ってる)ヒィィィ!
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/20(日) 21:34:11.65 ID:23Z4XHbx0
病弱「……これで、ようやく終わるんですよね」フキフキ

ドS「魔王とやらが復活しなけりゃね」

病弱「せめてこんな時くらい明るいことを言えないのですか」ゴシゴシ

ドS「フン、私は準備するからアンタもそのつもりでいなさいよ」スタスタ

病弱「……本当にこれが最後になってくれればうれしいのですが」

アンドロマリウス「残念ながら最後になると思うので安心してよいかと」

病弱「貴女は確か…‥アンドロマリウスですたっけ?」

アンドロマリウス「は、はい」

アンドロマリウス(こ、この人は会話する分なら普通かな?)ビクビク
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/20(日) 22:57:39.93 ID:Ff4fx89DO

忘れちゃったから読み直した
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/14(木) 19:25:23.86 ID:6kczuf9N0
病弱「……本当に魔王は復活しないのでしょうか?」

アンドロマリウス「ど、どうしてそう思うんですか?」

病弱「次期魔王が誕生しないとも限らないし、それに……」

病弱(魔王の封印がとかれないとも限らない)

アンドロマリウス「次期魔王は誕生できないので」

病弱「本当に?」ゴパッ

アンドロマリウス「ひぃ!? ほほほ本当です!」ビチャビチャ

病弱「……まあ、今はあれこれ考えても仕方ありませんね」

アンドロマリウス(歩み寄られたせいで全身に血を浴びたんですけど)グス
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/14(木) 19:33:58.05 ID:6kczuf9N0
数日後

デブ「痩せたお」キリッ

ドS「とっとと行くわよ」スタスタ

デブ(無視ですか)トボトボ

病弱「あ、あの……格好良くなりましたよ」

デブ「嘘でもうれしいお」ホロリ

ドS「ね、ねえ……ブルドックみたいに顔面がぐしゃぐしゃよ」

デブ「嘘でも言われたくないお!」

ドS「私が嘘言うわけないでしょ!ちょっとは人を信用しなさい!」バシッ

デブ(嫌な言葉をなぜ信じなきゃいけないんだお!)ゲヘェ

アンドロマリウス(今すぐここから逃げたい)プルプル
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/14(木) 19:47:33.53 ID:6kczuf9N0
ドS「で、どこに集めてあるのよ」

アンドロマリウス「え、もうとっくに散っておりますが」

ドS「今日行くってのにどうして集めてないのよ!」ギュー

アンドロマリウス「ふぁってふくにふかうふぉおほっふぁふぁら」

ドS「チッ、いじめられっ子のボッチに頼った私がバカだったわ」

デブ(多分先に集めろって命じられたけど、思ったよりも早くてこっちの準備ができてなかったんだろうなぁ)

病弱「しかしまだそれなりに集っているのでは?」

ドS「いや、雑魚はもう一掃したから後はキチガイナンバーだけよ」

デブ「それって72柱のことかお?」

ドS「あんたの言ってることがよくわからない」

デブ(真顔で言われると心に来る……!)ブワッ
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/14(木) 19:52:11.14 ID:6kczuf9N0
アンドロマリウス「えっ!いつそんなことしたんですか!?」

ドS「今はそんな話はどうでもいい。とっとと最後の奴を教えなさい」

アンドロマリウス「そ、それならもう倒されているんじゃ」

ドS「よっと」ブチンッ

アンドロマリウス「びゃあっ!」

ドS「次はないわ。まだあいつが隠れているんでしょう?」


ドS「――次期魔王候補が」
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 23:19:45.59 ID:CPHgnKvDO
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/14(土) 21:04:58.66 ID:i9drQYDq0
デブ「そ、そんな奴がまだ生き残っていたのかお!?」

ドS「もう忘れたの? 頭まで油詰まってんの?」

デブ「」

ドS(あ、その時デブいなかったっけ)

アンドロマリウス「ま、魔王候補はもういないとそこの勇者に説明しましたが」

ドS「じゃあなんで魔族たちはゴキブリのように隠れなかったの? それともハエのつもりだった?」

アンドロマリウス「わわわ私たちは虫じゃありません!」プルプル

ドS「私にとって邪魔なのは一緒でしょ!」
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/14(土) 21:11:40.60 ID:i9drQYDq0
病弱「余計はことを言ってないで話を進めてください」ゴホッ

ドS「チッ、まあいいわ。とにかく魔族は魔王がいないと増えないのに普通にしゃしゃり出てきた」

ドS「そこのデブが殺しまわっていたというのに」

デブ「……魔王候補、つまりバアルを匿っていた?」

病弱「それか新たな候補を生み出そうとしていた、ですか」

ドS「なんにせよこのロリ痴女ムシは私たちを騙していたのは間違いないわ」

デブ「」ザワッ

アンドロマリウス「ぴぃいい!?」ガクガクガク
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/14(土) 21:24:52.68 ID:i9drQYDq0
アンドロマリウス「ちちちちちっ、違います! バアル様が存命されていた事を知ったのはつい最近なんです」

ドS「じゃあなんで報告しなかったのよ淫乱な服装しておいて。それにさっきは嘘ついたってことじゃない」ギュー!

ドS「それとも先に始末したほうがいいかしら」ニッコリ

デブ「いや場所を聞いてからのほうがいいお」

アンドロマリウス「ひぎぃ」ガクガク

病弱「流石に命だけは助けないと教えていただけないのでは?」ゴフッ!

デブ「それもそうだお。それじゃあ案内してくれるんだおね?」キッ!

アンドロマリウス「……はい」
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/14(土) 21:34:00.29 ID:i9drQYDq0
アンドロマリウス「こ、ここです」

デブ「……まさか魔王城の址に隠れていたなんて」

ドS「てい!」バリバリ!

ズドンッ!

デブ「早すぎるお!」

ドS「だって賢者タイム入ってるみたいだったから」

デブ「違うお! 意表を突かれたと思ってただけだから!」

病弱「ゆ、勇者様だって場所くらい選ぶと思いますゴフッ!」ビチャビチャ

ドS「人が恥ずかしがる姿を見て喜ぶなんてゆがんだ性癖持ち過ぎよ!」

デブ「僕のせいですかお!? そ、それにそんな性癖持ってないお!」

アンドロマリウス「…………」
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/14(土) 21:46:40.72 ID:i9drQYDq0
バアル「ずいぶんなご挨拶じゃねえか」

デブ「貴様……本当に生きていたのかお」ジャキッ!

ドS「死にぞこないのくせにさっきのでくたばらないなんて流石病原菌ね」

ドS「それとも先に伝えてあったのかしら?」クルリ

アンドロマリウス(バ、バレてる)ブルブル

デブ「悪魔は今日でおしまいだお」

バアル「俺様がただ隠れていただけだと思っているのか?」ズアッ

病弱「私たちとて怠けていただけではありません!」シャキン!

バアル「ハッ! 上等だァ!」ゴウッ!
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/14(土) 21:54:58.59 ID:i9drQYDq0
デブ「おおおおおおおおおっ!」キィン!

バアル「ぐっ、カアアアアアアアッ!」ジュオッ!

病弱「大いなる守りよ!」ガキィンッ!

バアル「邪魔だァ!」ゴゴゴッ!

デブ「させるか!」ヒュンッ

バアル「カハッ!」

ドS「この私が支援なんて……でもこれなら!」パアアッ

デブ「いける……!」
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/14(土) 22:08:49.06 ID:i9drQYDq0
デブ「トドメだぁ――ガッ!?」ビキィ

ドS「な!? 何躊躇してんのよ!」

バアル「隙だらけだァ!」

病弱「させません――ッ!」ブゥン

ガキィンッ!

バアル「邪魔な奴だ、テメエからまずはまず始末しねえといけねえみたいだな」

ドS「絶好のチャンスを何やってんのよ、だから痩せろって言ったのよ!」

デブ「ち、ちがっ……から、だ……うごか」

ドS「それとも無理なダイエットで体壊したとかそんなくそみたいな言い訳なら私が引導渡すわよ!」

病弱「いえ、おそらく勇者様の異変は彼女の仕業かと」チラ

アンドロマリウス「ぴぃ!?」ビクンッ
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/14(土) 22:17:41.79 ID:i9drQYDq0
バアル「確かに勇者の異変はアンドロマリウスの能力『憑魔』だ」

バアル「だがそいつを攻撃すれば勇者にもダメージを受けるぜ」

バアル「ただし勇者のダメージはそいつには影響しないがな」

バアル「つまりテメエらがアンドロマリウスと一緒に来た時点で負けは決まっていたんだよ!」

ドS「そうでもないわ。だってアンタ偉そうな口たたいた割には前ほど魔力もないし」

病弱「ええ、今なら私たち二人でも勝てます!」

アンドロマリウス「バ、バアル様……」オロオロ

バアル「かもしれねえなぁ。だが――」ビュンッ!


バアル「俺様の勝ちだ!」ズドッ!
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 00:10:27.42 ID:UDlmMbgDO

急展開っすな
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/22(日) 12:51:43.75 ID:cOJtt/Nf0
アンドロマリウス「バ、ア……さ……ま?」コポッ

デブ「ぐふぅ!?」ビチャビチャ

ドS「勇者!?」ダッ

バアル「これで邪魔な勇者と裏切り者も始末出来たぜ」ズボッ

アンドロマリウス「」とさっ

ドS「勇者、ねえ勇者!」ユサユサ

バアル「次はテメエらだ――ッ!」ゴウッ!

病弱「させません! 僧侶さん勇者様のこと頼みます!」ガキッ!
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/22(日) 13:04:37.87 ID:cOJtt/Nf0
ドS「こんなことで死ぬんじゃないわよ! 死んだら肥溜めの中にぶち込むからね!」ザクザク

デブ「そ、それは……困る……お。てか痛い」ポタポタ

ドS(傷は治ってるのに顔色がどんどん悪くなってく……!)

デブ「どうやら……そっちをどうにかしないと、ダメみたいだ、お……」フラッ

ドS「そっち? ――アンタの仕業か!」キッ

アンドロマリウス「ヒュー、ヒュー……」ピクピク

ドS「くそっ、とっとと起きてくたばりなさいよ!」ドガグシャッ!

デブ(惨殺しているようにしか見えないけど治癒をかけている、だお?)
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/22(日) 13:15:00.79 ID:cOJtt/Nf0
デブ「この致命傷じゃ、もうダメ……だお」ハァハァ

ドS「変な吐息出してるんじゃないわよ! 八つ裂きにすればまだ!」

デブ「でも…‥さっきから全く具合がよくならないんだお」ハァ…ハァ…

ドS「っ!」ビクッ

デブ「だ、だから……ボキは最後の力で奴を――」

ドS「ふざけないで! 豚じゃないなら……勇者ならちゃんと生きて勝ちなさいよ!」

デブ「ハ、ハハ。この状態でその言葉はきついお」ハァ…ハァ…

ドS「豚でもいいの!? オークでいいの!? 歩く脂身って人々に囁かれたままでいいの!?」ポロポロ

デブ「こんな時にショックなこと言わんでほしいお!」ゴフッ!
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/22(日) 13:24:56.02 ID:cOJtt/Nf0
ドS「アンタが死んだら私は……」ウッウッ

デブ「僧侶、僕は――ボキは勇者だから守るもののために戦うお」キュッ!

デブ「人々のため、そして……ボキを支えてくれた大切な仲間のために!」ダッ!

ドS「ぃ…………で。行かないでよぉ勇者」

ドS「――せめて気持ちくらい伝えてからにしないさよ」グス


アンドロマリウス「…………」ヒューヒュー
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 01:16:41.13 ID:TzwWm/+DO
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/24(金) 23:19:09.93 ID:5SUhYpxpO
オマエ、ミテル
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/10/20(土) 21:43:52.40 ID:QnaRDmnV0
病弱「……こ、こは、カフッ! 通しません」フラ

バアル「こんな雑魚にここまで手こずるとは俺様も落ちたもんだ」

バアル「だが――これで終わりだ」ズアッ

病弱「」パァンッ

どさっ

バアル「さて、死にかけの勇者でも始末する――」ガシッ

病弱「……いか、せません」ギリ

バアル「チッ、消えろ!」バリッ!
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/10/20(土) 21:51:49.47 ID:QnaRDmnV0
病弱(私は、騎士でありながら2度逃げた)

病弱(1度目はこの病により王国から)

病弱(2度目はアガレスの強襲により護衛をしていた村から)

病弱(どちらも守ると固く誓ったはずなのに、だ)

病弱(私は弱い……心身ともに。それこそ騎士になどなるべきではなかったのだろう)

病弱(――だが、それでもまだ!)

病弱「わ、たしに、ヴァ……まモり、タイモノがあるんデす!」ギリギリギリ
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/10/20(土) 21:58:14.48 ID:QnaRDmnV0
バリバリバリッ!

病弱「」トサッ

バアル「ク、クソがぁ! ここまで邪魔立てするとは思わなかったぜ」ハァハァ

病弱「――――ァ」

バアル「なっ!」

病弱「」ガク

バアル(こ、この俺様が人間ごときに、それも勇者でもないただの人間に怯えるだと!)ギリ

バアル「フ、フン! あと勇者を始末すれば人間どもは終わりなのだから関係ない!」クククッ
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/10/20(土) 22:08:06.77 ID:QnaRDmnV0
デブ「いや、終わりだ――『アイン・ソフ・オウル』」ファアアアアアンッ!

バアル「――ハ?」ジュ

バシュン!

デブ「…………騎士さん」ダキ

デブ「貴女の、お陰で、倒せたよ」

デブ「最後の最後まで、頑張って隙をづくってぐれたおがげで、倒せたよ¨……!」

デブ「ざいごまで! りっぱな¨! ぎじだっだよ¨!」

デブ「だから――死なないでく、れ……よ」ドズン

デブ(ああ、僕のほうも限界か)

デブ(倒れざまに騎士さんを潰さなくてよかった)
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/10/20(土) 22:17:34.25 ID:QnaRDmnV0
デブ(思えばボキは勇者として最低だったのかもしれない)

デブ(勇者としての責任が怖くて、太ってへんなキャラを演じた僕が選ばれないのは当然だ)

デブ(その結果が、大切な人を傷つけ失わせた)

デブ(でも不謹慎だけどそのおかげで大事な人に出会えたんだよね)

デブ(ああ……やっぱり僕は勇者失格だ)ハハッ

デブ(これでようやくせかいが、へいわに――)ガクッ

ゆがんだ勇者の紋章<パアアアアアアアアアッ!

442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/28(日) 23:02:12.30 ID:Z+SKApFDO

もう終わりかな?
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/12/14(土) 21:29:56.90 ID:kQV71xr20
???「――――よ、……勇……よ、――……勇者よ」

デブ(誰かがボキを呼んでる?)ウーン

???「とっとと起きなさいってばこのデブ勇者!」ポカ

デブ「いたっ! っと思ったらあまり痛くなかったお」ガパッ

???「もうっ! お寝坊さんにはお仕置きですよ」プンスカ

デブ(え、誰この人)
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/12/14(土) 21:32:49.52 ID:kQV71xr20
デブ「もしかしてここは地獄かお?」キョロキョロ

???「こんな美しい場所が地獄なわけでしょうに」プリプリ

デブ「閻魔様じゃないとしたらあなたは誰ですかお?」

???「いうに事欠いて閻魔ですって! もうっもうっ!」ポカポカ

デブ(何この人可愛い)
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/12/14(土) 21:45:57.42 ID:kQV71xr20
???「こほんっ……先ほどの暴言はこれで許して差し上げましょう」

デブ(なんて幸せな――いや、優しいお仕置きなんだろう)

???「わたくしは世界の護手――シバ」

デブ「!?」

シバ「勇者よ、よく魔王とその連なるものを倒してくださいました」

シバ「改めてお礼を申し上げます」
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/12/14(土) 21:57:49.26 ID:kQV71xr20
デブ「シ、シバ様だったとは露知らず、申し訳ありません!」ドゲザァ

シバ「ふふふ、分かればそれでよいのです」ドヤッ

デブ「それに私はシバ様に与えて頂いた勇者の紋章がありながら多くの人々を犠牲にしてしまった」

デブ「それどころか大切な人たちも……」

シバ「それに関してはわたくしにも言えます」

シバ「戦士たちに力を授けたがゆえに多くの命を失わせてしまいました」

デブ「そんな! 少なくとも私はこの力のお陰で沢山助かりました!」

シバ「ありがとうございます、だからこそ貴方も卑下しないで下さい」
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/12/14(土) 22:10:06.81 ID:kQV71xr20
シバ「魔族がいなくなった今、世界は浄化されていくでしょう」

シバ「しかし大変なのはこれからです」

シバ「だからこそ勇者よ、貴方にはまだやるべきことがあるのです」

デブ「……それは私にまだ生きろと?」

シバ「はい。もちろんタダでとは言いません」

シバ「かつて貴方が逃げたが故に失った家族を生き返らせてあげましょう」

デブ「――ッ!」
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/12/14(土) 22:14:05.55 ID:kQV71xr20
シバ「もちろん強要はしません。選択はあなたにお任せします」

デブ「……いえ、受けます」

シバ「ありがとうございます。ではすぐに――」

デブ「ですがお聞きしたい。生き返らせられるのは誰でもよいのでしょうか?」

シバ「大勢は無理ですが、貴方と関係のあるものなら2人ほどなら」

デブ「では――――でお願いします」

シバ「……貴方が望むなら良いでしょう。では勇者よ、行きなさい!」パアアッ!
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/14(土) 22:17:58.01 ID:kQV71xr20
ごめんなさい、久々に投稿しました
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/15(日) 12:31:57.07 ID:aqMIJMbDO
待ってたぜ!乙
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/12/15(日) 23:01:49.66 ID:1OWUKKBz0
それからしばらくして――

新国王(元町長)「わわわ私が本当に国王でいいんでしょうか?」ガクガク

デブ「きっと大丈夫だお、ボキと一緒に頑張ってくれていた貴方なら」

デブ「それにやっぱりボキに人の上に立って率いるのは向いてないお」ハハ

新国王「……わかりました。今まで助けていただいた恩に報いるためにも精いっぱい頑張ります!」

新国王「勇者様が戻られた時にきっと豪勢なもてなしができるように!!」
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/12/15(日) 23:09:30.75 ID:1OWUKKBz0
デブ「」テクテク

ドS「もう豚のマーキングは済んだの?」

デブ「誰が豚だお! ただ町――いや、国の人々にお別れを言ってきただけだお!」

ドS「気にしなくてもアンタの臭さでいなくなったってわかるわよ」

デブ(そういう問題じゃあらへんがな)ガクッ
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/12/15(日) 23:16:56.62 ID:1OWUKKBz0
病弱「勇者様はお優しいから皆が寂しがらないようにしたんだと思います」ゴホッ

ドS「どうかしら。これからできなくなる雑魚への最後のマウントのためかもよ」

デブ「僧侶はボキを何だと思ってるんだお!」

ドS「大声出さないでよ私を怒鳴って楽しいの?」ウルウル

デブ(どうしてボキが悪者みたいに!?)
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/12/15(日) 23:23:48.13 ID:1OWUKKBz0
ロリ「相変わらずにぎやかでこのパーティは楽しいねぇ」

デブ「……ボキは楽しくないですお」

病弱「申し訳ありません……私がつまらないばっかりに」

デブ「ち、違うお! 騎士さんはその、そばにいてくれるだけで……えっと……」///

病弱「勇者様……」///

ドS「じゃあ私といると楽しくないっていうの!? ドMのアンタのために心を痛めながらも罵倒してあげてるっていうのに!」

デブ「一度だってボキはそんなお願いしてないんですが!?」

ドS「男のくせに口答えすんな!」バシッ

デブ(理不尽やんけ!)グフゥ
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/12/15(日) 23:33:51.15 ID:1OWUKKBz0
ロリ「けど良かったのかい? アタシなんかを生き返らせてしまって」

ロリ「それがどういうことか……わかってるのかい?」

デブ「もちろんだお。だからこそこれから挑むんだ」

デブ「そのためにも僧侶、騎士さん、魔女さんの力を貸してほしいお」

病弱「私も救って頂いた命です。貴方のために騎士として皆さんを守護してみせましょう」

ドS「アンタに言われるまでもないわ。それにもう――私の前で誰も死なせはしない」

ロリ「全盛期のころほどは戦えないけど限定的に開放してみせるさね」

デブ「ありがとう、みんな」
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/12/15(日) 23:39:03.74 ID:1OWUKKBz0
デブ「あと次の戦いが終わったら……みんなに話したいことがあるんだ」

ドS「脂肪フラグなんかいったらそぎ落とすわよ」

デブ(ちょっとイントネーション違くない?)

病弱「大丈夫です、私たちなら」ゴッフッ!

デブ(大量に血を吐かなければ安心できたんだけど)

ロリ「気が高まるぅ……溢れるぅ…‥‥」ゴゴゴ

デブ(え、ちょっと待ってくださいお。なんで今から戦闘隊形なんですかお?)
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/12/15(日) 23:42:28.35 ID:1OWUKKBz0
>>456
訂正


デブ「あと次の戦いが終わったら……みんなに話したいことがあるんだ」

ドS「脂肪フラグなんかいったらそぎ落とすわよ」

デブ(ちょっとイントネーション違くない?)

病弱「大丈夫です、私たちなら」ゴッフッ!

デブ(大量に血を吐かなければ安心できたんだけど)

ロリ「気が高まるぅ……溢れるぅ…‥‥」ゴゴゴ

デブ(え、ちょっと待ってくださいお。なんで今から戦闘態勢なんですかお?)
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/12/15(日) 23:44:26.79 ID:1OWUKKBz0
デブ「なんか締まらないけど……ボキたちらしいか!」

デブ「それじゃあ――行こう!」

ドS病弱ロリ「「「ええ!」」」


――完――
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/12/15(日) 23:52:09.44 ID:1OWUKKBz0
沢山不満の残る内容だったかと思いますが、とりあえず終わりです
気になる点、ご指摘、要望あれば頂ければ幸いです
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/16(月) 04:05:43.85 ID:mDO/1PAv0
乙  面白かった 何か安価・コンマ希望
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/21(土) 20:50:09.09 ID:WYDUdRkAo
この時期に完結させる人がいるだけでも奇跡、面白かった乙
462 :過去のが使えるかテスト ◆NV92d4W1y2n/ [sage saga]:2019/12/21(土) 23:23:24.86 ID:6FV/7tec0
>>460
IFの世界でよければ別枠で書いてみますがそれでいいです?
それとも完全新作として書いた方が?
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 23:58:27.36 ID:1Oc1SPqPo
完結してたのか

面白かったよ
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