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僕「瞬殺の破局」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 18:59:40.08 ID:CxjISYG20
僕(それは、高校卒業を3日後に控えた日だった)

僕(ちなみに、場所は屋上だ)



後輩「好きです、付き合ってください」

僕「え」



僕(呼び出された僕は、所属していた部活の後輩に、まさかの告白をされたのだった!)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1430906370
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チョベリバ @ 2025/08/23(土) 05:11:12.67 ID:0XU/1e/E0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1755893472/

うりゃー! @ 2025/08/22(金) 23:27:28.54 ID:tg4YRP3+o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1755872847/

男「ブルードラゴンラルグラド?」 @ 2025/08/21(木) 02:17:16.64 ID:qI1gMjwxO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1755710236/

ひさしぶりにA雑来たけど @ 2025/08/20(水) 23:05:18.14 ID:OGWtQL890
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1755698717/

【コードギアス】俺「安価の力を使いブリタニアに反逆する」TURN2 @ 2025/08/20(水) 17:39:49.30 ID:P7oidm6v0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1755679188/

【クリスマス・年末・年始】連休暇ならアニソン聴こうぜ・・・【避難所】 @ 2025/08/17(日) 15:53:05.03 ID:8Hi8e/2Y0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1755413584/

(安価&コンマ)鬼滅の刃 新星の書 二冊目 @ 2025/08/17(日) 00:48:56.69 ID:eO2jd/RL0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1755359335/

おいおいVIP死んでんじゃねーか! @ 2025/08/15(金) 20:47:26.59
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4vip/1755258446/

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 19:01:32.35 ID:CxjISYG20
僕「本当に……僕でいいの?」

後輩「……はい」



僕(俺の問いに、顔を真っ赤にしながらコクリ、と頷く彼女!)

僕(信じられない!)

僕(しかしこれは、紛れもない現実なのだ!)

僕(やった、やったよ!)

僕(まさか!)

僕(まさかこの僕に、彼女が出来る日が来るなんて!)
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 19:04:33.49 ID:CxjISYG20
僕「ありがとう! ありがとうぅぅぅぅ!」

彼女「キャッ!?」



僕(幸福の絶頂に上り詰めた僕は!)

僕(喜びの感情に身をゆだね!)

僕(彼女の制服に包まれた、腋の下をくすぐった!)



彼女「キャハハハハーッ!?」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 19:06:22.31 ID:CxjISYG20
僕(悲鳴をあげ、身体を捩って逃げようとする彼女!)

僕(そんな彼女を背後から羽交い締めにし!)

僕(さらに腋の下をくすぐろうと試みた!)

僕(オッケイ!)

僕(ギリギリ指が、腋の下に届くぞ!)



僕「こちょこちょこちょ」

彼女「アハハハハ! やめてーっ!」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 19:08:06.70 ID:CxjISYG20
彼女「やめてください〜っ! キャハハハハ!」

僕「どう? くすぐったい?」

彼女「くすぐったいです〜! アハハハハ! 私くすぐったがりなんです〜っ!」

僕「くすぐったがり!」



僕(その言葉に、僕の心はヒートアップ!)

僕(彼女の腋の下をくすぐる指先もスピードアップ!)
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 19:09:05.13 ID:CxjISYG20
彼女「やめて〜っ! なんで、なんでくすぐるんですか〜っ!」



僕(笑いながらのたうち回る彼女に、僕は答えた!)



僕「僕、くすぐりフェチだから!」



僕(そう!)

僕(僕は子供の頃から、どうしようもないぐらいのくすぐりフェチなのだ!)
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 19:39:56.83 ID:CxjISYG20
僕(僕は女の子がこちょこちょされ、笑い悶える姿が大好きなのだ!)

僕(恋人同士ならば、ボディタッチはごく自然な事象!)

僕(ならば、くすぐりも許されるに違いない!)

僕(誰もが納得するであろう理論を脳内展開!)

僕(そして僕が腋の下をくすぐる指の動きをさらに早めようとした、その時だった!)



彼女「ごめんなさい! やっぱりなかったことにしてください〜!」

僕「え」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 19:42:11.05 ID:CxjISYG20
僕(息も絶え絶えな様子で、後輩は交際のキャンセルを宣言した!)

僕(慌てて羽交い締めを解いたものの、時すでに遅し)



彼女「こんなの、毎日耐えられません!」



僕(そう言い残し、後輩は僕から逃げるように、屋上から走り去ってしまった……)

僕(ここに、初めての彼女との交際は終わった!)

僕(時間にして、わずか30秒の出来事だった……)
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 19:45:06.11 ID:CxjISYG20
僕(くすぐりではなく、キスやハグだったらOKだったのだろうか)

僕(僕の問いに答える者は、もはやこの場には誰もいない)

僕(今日ほど、自分のニッチな性癖を悔やんだことはなかった)

僕(ただ一つだけ、確実にわかったことがある)

僕(それは)

僕(腋の下をこちょこちょされている後輩の笑い声が、最高に可愛かったということ)



僕(くすぐりフェチの僕に、彼女が出来る日は遠い……)



Fin
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 19:49:38.65 ID:CxjISYG20
恋人といえどもくすぐり過ぎると破局を招きます

ソースは作者

自戒します

読んでくれた方、ありがとうございました
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/07(木) 09:49:03.86 ID:eAs86JCAO
苦手な人には苦痛でしかないからなぁ。

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