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僕「瞬殺の破局」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 18:59:40.08 ID:CxjISYG20
僕(それは、高校卒業を3日後に控えた日だった)

僕(ちなみに、場所は屋上だ)



後輩「好きです、付き合ってください」

僕「え」



僕(呼び出された僕は、所属していた部活の後輩に、まさかの告白をされたのだった!)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1430906370
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VIPローゼンA雑連絡スレ◇44 @ 2025/11/13(木) 21:10:24.34 ID:NQ4KNGaU0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1763035824/

(・ω・) @ 2025/11/13(木) 19:18:03.03 ID:7Xb9nfb1O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1763029083/

図書館の国 @ 2025/11/13(木) 00:06:32.51 ID:416waz2Ho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1762959992/

【安価コンマ】障害走を極めるその8【ウマ娘】 @ 2025/11/10(月) 23:57:52.87 ID:YQcRBl1O0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1762786672/

うさぎごや 245匹目 @ 2025/11/08(土) 15:54:27.22 ID:m/M/2hrho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1762584867/

全レスゾーンゼロ @ 2025/11/08(土) 01:45:55.76 ID:hROsSqPPo
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【東島丹三郎は仮面ライダーになりたい】ユカリス・ザ・デス・アドベンチャー @ 2025/11/07(金) 16:08:07.34 ID:HMqquaSB0
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くろこです3+ @ 2025/11/06(木) 22:28:20.27 ID:W+OPj8FPo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1762435700/

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 19:01:32.35 ID:CxjISYG20
僕「本当に……僕でいいの?」

後輩「……はい」



僕(俺の問いに、顔を真っ赤にしながらコクリ、と頷く彼女!)

僕(信じられない!)

僕(しかしこれは、紛れもない現実なのだ!)

僕(やった、やったよ!)

僕(まさか!)

僕(まさかこの僕に、彼女が出来る日が来るなんて!)
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 19:04:33.49 ID:CxjISYG20
僕「ありがとう! ありがとうぅぅぅぅ!」

彼女「キャッ!?」



僕(幸福の絶頂に上り詰めた僕は!)

僕(喜びの感情に身をゆだね!)

僕(彼女の制服に包まれた、腋の下をくすぐった!)



彼女「キャハハハハーッ!?」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 19:06:22.31 ID:CxjISYG20
僕(悲鳴をあげ、身体を捩って逃げようとする彼女!)

僕(そんな彼女を背後から羽交い締めにし!)

僕(さらに腋の下をくすぐろうと試みた!)

僕(オッケイ!)

僕(ギリギリ指が、腋の下に届くぞ!)



僕「こちょこちょこちょ」

彼女「アハハハハ! やめてーっ!」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 19:08:06.70 ID:CxjISYG20
彼女「やめてください〜っ! キャハハハハ!」

僕「どう? くすぐったい?」

彼女「くすぐったいです〜! アハハハハ! 私くすぐったがりなんです〜っ!」

僕「くすぐったがり!」



僕(その言葉に、僕の心はヒートアップ!)

僕(彼女の腋の下をくすぐる指先もスピードアップ!)
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 19:09:05.13 ID:CxjISYG20
彼女「やめて〜っ! なんで、なんでくすぐるんですか〜っ!」



僕(笑いながらのたうち回る彼女に、僕は答えた!)



僕「僕、くすぐりフェチだから!」



僕(そう!)

僕(僕は子供の頃から、どうしようもないぐらいのくすぐりフェチなのだ!)
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 19:39:56.83 ID:CxjISYG20
僕(僕は女の子がこちょこちょされ、笑い悶える姿が大好きなのだ!)

僕(恋人同士ならば、ボディタッチはごく自然な事象!)

僕(ならば、くすぐりも許されるに違いない!)

僕(誰もが納得するであろう理論を脳内展開!)

僕(そして僕が腋の下をくすぐる指の動きをさらに早めようとした、その時だった!)



彼女「ごめんなさい! やっぱりなかったことにしてください〜!」

僕「え」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 19:42:11.05 ID:CxjISYG20
僕(息も絶え絶えな様子で、後輩は交際のキャンセルを宣言した!)

僕(慌てて羽交い締めを解いたものの、時すでに遅し)



彼女「こんなの、毎日耐えられません!」



僕(そう言い残し、後輩は僕から逃げるように、屋上から走り去ってしまった……)

僕(ここに、初めての彼女との交際は終わった!)

僕(時間にして、わずか30秒の出来事だった……)
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 19:45:06.11 ID:CxjISYG20
僕(くすぐりではなく、キスやハグだったらOKだったのだろうか)

僕(僕の問いに答える者は、もはやこの場には誰もいない)

僕(今日ほど、自分のニッチな性癖を悔やんだことはなかった)

僕(ただ一つだけ、確実にわかったことがある)

僕(それは)

僕(腋の下をこちょこちょされている後輩の笑い声が、最高に可愛かったということ)



僕(くすぐりフェチの僕に、彼女が出来る日は遠い……)



Fin
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 19:49:38.65 ID:CxjISYG20
恋人といえどもくすぐり過ぎると破局を招きます

ソースは作者

自戒します

読んでくれた方、ありがとうございました
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/07(木) 09:49:03.86 ID:eAs86JCAO
苦手な人には苦痛でしかないからなぁ。

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