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僕「瞬殺の破局」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 18:59:40.08 ID:CxjISYG20
僕(それは、高校卒業を3日後に控えた日だった)

僕(ちなみに、場所は屋上だ)



後輩「好きです、付き合ってください」

僕「え」



僕(呼び出された僕は、所属していた部活の後輩に、まさかの告白をされたのだった!)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1430906370
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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
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【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
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アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 19:01:32.35 ID:CxjISYG20
僕「本当に……僕でいいの?」

後輩「……はい」



僕(俺の問いに、顔を真っ赤にしながらコクリ、と頷く彼女!)

僕(信じられない!)

僕(しかしこれは、紛れもない現実なのだ!)

僕(やった、やったよ!)

僕(まさか!)

僕(まさかこの僕に、彼女が出来る日が来るなんて!)
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 19:04:33.49 ID:CxjISYG20
僕「ありがとう! ありがとうぅぅぅぅ!」

彼女「キャッ!?」



僕(幸福の絶頂に上り詰めた僕は!)

僕(喜びの感情に身をゆだね!)

僕(彼女の制服に包まれた、腋の下をくすぐった!)



彼女「キャハハハハーッ!?」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 19:06:22.31 ID:CxjISYG20
僕(悲鳴をあげ、身体を捩って逃げようとする彼女!)

僕(そんな彼女を背後から羽交い締めにし!)

僕(さらに腋の下をくすぐろうと試みた!)

僕(オッケイ!)

僕(ギリギリ指が、腋の下に届くぞ!)



僕「こちょこちょこちょ」

彼女「アハハハハ! やめてーっ!」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 19:08:06.70 ID:CxjISYG20
彼女「やめてください〜っ! キャハハハハ!」

僕「どう? くすぐったい?」

彼女「くすぐったいです〜! アハハハハ! 私くすぐったがりなんです〜っ!」

僕「くすぐったがり!」



僕(その言葉に、僕の心はヒートアップ!)

僕(彼女の腋の下をくすぐる指先もスピードアップ!)
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 19:09:05.13 ID:CxjISYG20
彼女「やめて〜っ! なんで、なんでくすぐるんですか〜っ!」



僕(笑いながらのたうち回る彼女に、僕は答えた!)



僕「僕、くすぐりフェチだから!」



僕(そう!)

僕(僕は子供の頃から、どうしようもないぐらいのくすぐりフェチなのだ!)
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 19:39:56.83 ID:CxjISYG20
僕(僕は女の子がこちょこちょされ、笑い悶える姿が大好きなのだ!)

僕(恋人同士ならば、ボディタッチはごく自然な事象!)

僕(ならば、くすぐりも許されるに違いない!)

僕(誰もが納得するであろう理論を脳内展開!)

僕(そして僕が腋の下をくすぐる指の動きをさらに早めようとした、その時だった!)



彼女「ごめんなさい! やっぱりなかったことにしてください〜!」

僕「え」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 19:42:11.05 ID:CxjISYG20
僕(息も絶え絶えな様子で、後輩は交際のキャンセルを宣言した!)

僕(慌てて羽交い締めを解いたものの、時すでに遅し)



彼女「こんなの、毎日耐えられません!」



僕(そう言い残し、後輩は僕から逃げるように、屋上から走り去ってしまった……)

僕(ここに、初めての彼女との交際は終わった!)

僕(時間にして、わずか30秒の出来事だった……)
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 19:45:06.11 ID:CxjISYG20
僕(くすぐりではなく、キスやハグだったらOKだったのだろうか)

僕(僕の問いに答える者は、もはやこの場には誰もいない)

僕(今日ほど、自分のニッチな性癖を悔やんだことはなかった)

僕(ただ一つだけ、確実にわかったことがある)

僕(それは)

僕(腋の下をこちょこちょされている後輩の笑い声が、最高に可愛かったということ)



僕(くすぐりフェチの僕に、彼女が出来る日は遠い……)



Fin
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/05/06(水) 19:49:38.65 ID:CxjISYG20
恋人といえどもくすぐり過ぎると破局を招きます

ソースは作者

自戒します

読んでくれた方、ありがとうございました
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/07(木) 09:49:03.86 ID:eAs86JCAO
苦手な人には苦痛でしかないからなぁ。

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