ヒソカ「ここがダンジョンか…」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2015/05/30(土) 07:42:01.21 ID:bjBzSzs80

原作は未読です。




ヒソカ「ふーん、面白いそうじゃないか。僕のおめあてのものがいるといいけど……ん？」


ベル「今日はじゃあ14階層に行こっか！」

リリ「はい！ベル様！」

ヴェルフ「よっしゃ！腕がなるぜ」


ヒソカ「…っぁああ…とっっっっってもおいしそーだぁ……」ｽﾞｷｭｰﾝ


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少し暑くて少し寒くて ＠ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 ＠ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
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二次小説の面白そうなクロス設定 ＠ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 ＠ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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笑えるな 君のせいだ ＠ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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2 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2015/05/30(土) 07:45:45.49 ID:bjBzSzs80

しばらくして…


ヒソカ「さて、欲求も抑えたことだし、僕も彼らたちを追うとするか」ﾄｺﾄｺ

ヒソカ「…ここがダンジョンの入り口だね。じゃあ早速…」

3 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2015/05/30(土) 07:52:56.25 ID:/roWwnebO

ギルド職員「ちょっと待って君！」

ヒソカ「…ん？僕のことかい？」

ギルド職員「ああ、そうだよ君だ。君は見ない顔だね、どこのファミリアだい？」

ヒソカ「ファミリア？」

ギルド職員「ああ、どこのファミリアに所属しているんだい？」

ヒソカ「(ファミリア？一体なんのことだ？)」

ヒソカ「僕はそのファミリアっていうのには所属していなんだけど…」

ギルド職員「え！？所属していないのかい？」

ヒソカ「うん、何か問題があるのかい？」

ギルド職員「いや問題というか、君は見たところダンジョンは初めてだよね？」

ヒソカ「うん、そうだよ」

ギルド職員「ならまだダンジョンに入るのはよした方がいい」

4 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2015/05/30(土) 08:05:12.59 ID:bjBzSzs80

ヒソカ「？、どうしてだい？」

ギルド職員「せめて初めてならどこかのファミリアに入るべきだ。ダンジョンは危険だからね」

ヒソカ「入らないといけないのかい？」

ギルド職員「いや、別にそういうわけでもないが…ダンジョンに入る冒険者たちはみんなどこかのファミリアに所属している」

ヒソカ「ふーん、でも僕、人見知りだからなぁ〜」

ギルド職員「それにな、ファミリアに入れば神の恩恵というものが得られるんだ」

ヒソカ「神の恩恵？なんだいそれは？」

ギルド職員「っえ、神の恩恵を知らないのかい？
…神の恩恵とはね、様々な事象から【経験値】（エクセリア）を得て能力を引き上げ、新たなる能力を発現させることを可能とする。要は、人間を極めて効率よく成長させる力のことさ(wiki引用)」

ヒソカ「ふーん」

ギルド職員「だから君もファミリアに入ってからダンジョンに入りなさい。ではまたな」ﾄｺﾄｺ

ヒソカ「うーん、めんどくさいな〜。それに僕充分強いし…」

ヒソカ「もうちょっと、調べてみるか。ファミリアのこと」

5 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2015/05/30(土) 09:01:53.59 ID:ZOUzlPqsO

ヒソカ「へー、なるほど。神の恩恵を受けることで、背中にステイタスが刻まれる、か…」

ヒソカ「つまりこのステイタスを見せればダンジョンに入れるんだね…っふ」

◇

エイナ「えーっと、ヒソカさんは初心者さんで間違いないですね？」

ヒソカ「うん」

エイナ「…っと、所属はクロロ・ファミリアっと、ん？クロロ・ファミリア？」

ヒソカ「どうかしたかい？」

エイナ「あ！いえ…」

エイナ「(新しくできたファミリアなのかな？聞いたことないけど…)」ｼﾞﾛ

ヒソカ「…」ﾆｺｰ

エイナ「(…ちょっとこの人気持ち悪いし、さっさと終わらしちゃお)」ｶｷｶｷ

エイナ「よっと、はい！以上で手続き完了です！続いてダンジョンの説明を…」

ヒソカ「ぁ、いいよ説明は、早く行きたいし」

エイナ「いえ！しかし、ヒソカさんは初めてなので…」

ヒソカ「百聞は一見にしかずっていうだろ？聞くよりみた方が早い」

エイナ「ですが…」

ヒソカ「じゃ、またね」ﾃｸﾃｸ

エイナ「はい…いってらっしゃい、ま、せ…」

6 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2015/05/30(土) 09:24:28.50 ID:Dzt0Hm6DO

ヒソカ「あぁー、やっぱり僕の『薄っぺらな嘘【ドッキリテクスチャ】』は使えるな〜」

ヒソカ「しばらくこれを背中に貼ってごまかすとするか…」

ヒソカ「さてさて、やっとこれでダンジョンに入れる」

ヒソカ「たしか、あの子たちは14階層に行くっていってたね…」

ヒソカ「…たのしみだなぁ〜」ﾃｸﾃｸ

・ヒソカ遂にダンジョンに入る・

7 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2015/05/30(土) 10:18:08.73 ID:5uODgBy/O

ヒソカ「うーん、ダンジョンって言ってたからてっきり迷路みたいなのかと思ったけど、洞窟だね」ﾄｺﾄｺ

ﾔｰ ！ｵﾘｬｰ！ﾊｰ！

ヒソカ「あれ？戦闘中かな？」

冒険者男1「くそ！このアリンコどんどん湧いてきやがる！」

冒男2「いったんひこう！このままじゃこっちの体力がなくなる！」

冒女「私の魔力もなくなったわ！！」

ヒソカ「どうやらピンチみたいだけど…そうだ助けてあげて、道案内でもさせるか」

ヒソカ「どうやって先に進むかもわからないし…まっ、邪魔になったら殺せばいいよね…」ﾆﾀｧ

ヒソカ「さて…」

ヒソカ「」 ﾊﾞｯ

冒険者たち『！？』

ﾄﾞｶｯ！ﾊﾞｺｯ！ﾎﾞｷｯ！

冒女「キャーー！！」

ヒソカ「」ｸﾞｼｬｯ

ヒソカ「…あ」

ヒソカ「みんなやっちゃった……ま、いっか」

ヒソカ「ん？これがモンスターって奴か…いろいろな種類がいるって書いてあったから、きっとこんな雑魚だけじゃないよね」


ヒソカ「とりあえず、下に行けばいいんだよね。でもここは退屈しなくて良さそうだ…」ﾄｺﾄｺ

8 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2015/05/30(土) 11:09:15.55 ID:k+/plvY1O

アイズ「！？」

ベート「おい、こりゃいったい…」

リヴェリア「相打ち…じゃなさそうね」

ベート「ああ、この傷、ここで死んでるモンスターが与えたわけじゃない。明らかに人間か人型のモンスターの仕業だ」

アイズ「…みてこれ」

フィン「どうしたの？…トランプ？」

リヴェリア「よく見ればこっちの冒険者にも刺さっている」

ベート「トランプを使って戦う冒険者、モンスター。そんなの見たことも聞いたことねーぞ」

フィン「金目のものも盗まれてない。それにモンスターから魔石も取り出されていない。単純な殺人だね…これは」

リヴェリア「ああ、どうやらギルドに報告したほうがよさそうだ」

9 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2015/05/30(土) 11:12:22.31 ID:k+/plvY1O

ヒソカ「うーん、ここはいま何階層なんだろ〜、広いなーここは、あれ？」

リリ「ベル様、今日も大量でしたねー」

ベル「うん！みんなのおかげで魔石もこんなに集まったよ」

ヴェルフ「それにしても、今日のオーガはでかかったな」

ベル「そうだね、ちょっと倒すのには苦労したけど、その分魔石もおっきかったし…」

ヒソカ「ミーつけた」ﾆﾀｧ

リリ「ひっ！」

ベル「どうしたのリリ？」

リリ「…い、いえ。いまなんか寒気が…」

ヒソカ「(あぶないあぶない、絶でオーラを消さないと…でもさっきの子、僕の殺気(オーラ)を感じ取ったのかな？そういえば、ここに来ても念が使えるし…)」

ヒソカ「(ちょっと試してみるか)」

ヒソカ「練」ﾌﾞｵｫ！

ベル・ヴェルフ『！？』

リリ「ベル様！！」

ベル「リリ下がって！！」

ヒソカ「(ふーんわかるんだ〜)」

ヒソカ「(ずっとここにいるのもアレだし、ちょっとあいさつでもするか)」

ヒソカ「…やぁ」ﾄｺﾄｺ

ベル「…(人？)」

ヴェルフ「(さっきのいやな感じ、こいつからか？)」

ヒソカ「ごめんね、おどかすつもりはなかったんだ…」

ベル「…あ、あなたは？」

ヒソカ「僕？僕はそのただの通りすがりだよ」

ヴェルフ「なんか俺たちにようか？」

ヒソカ「いや、用っていうより、聞きたいことがあるんだけど…」

リリ「…」ｼﾞｰ

ヒソカ「(どうやら結構警戒されちゃったみたいだね…)」

ベル「聞きたいこと？」

ヒソカ「うん、実は僕はダンジョンは初めてでね。なんというか、何をすればいいのかわからないんだけど…」

ヒソカ「(なんてね、君を追ってここまで来たなんて本当のことは言わないよ)」

ベル「えっ！初めてなのに10階層に来たんですか？？」

ヒソカ「う、うん。ここは10階層なのかな？」

ヴェルフ「おい、よくそれで死なずにここまで来たな」

ヒソカ「ん？まあね、ダンジョンは初めてだけど、戦いには慣れてるからね…」

ベル「すごいですね！僕なんか最初は一階ですら怖かったですよ」

リリ「ベル様！この男なんか怪しいです！っていうか怪しすぎです！」

ヒソカ「そうかい？僕はそんなに怪しいか？」ｸﾈｸﾈ

ヴェルフ「なんていうか、気持ち悪いな…」

ベル「みんなひどいよ！この人は怪しくないし気持ち悪くもない。ね！？…えーっと…」

ヒソカ「…自己紹介がまだだったね、僕はヒソカっていうんだ」

ベル「よろしくお願いします、ヒソカさん。
僕はベル・クラネルと言います。でこっちは同じパーティのヴェルフとリリです」

リリ「…」ｼﾞｰ

ヴェルフ「…よろしくさん」

10 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2015/05/30(土) 11:40:35.20 ID:Dzt0Hm6DO

ヒソカ「…なるほど、それでそのモンスターを倒して魔石を集めるのか…」

ベル「はい、で魔石はギルドで換金して…」

ヒソカ「(って僕はそんなこと興味ないんだけどね)」

ベル「それが終わったら、あとは…」


ｼｭｯ

ベル「ぶっ！」)`Дﾟ)･;'


リリ・ヴェルフ『！？』

ベル「」ｻﾞｰｯ

ヴェルフ「てめ！！いきなり何しやがる！」

ヒソカ「…ふふ、いや、君たちがどれくらい強いか確かめようと思って」

リリ「大丈夫ですか！？ベル様！」

ベル「うん、僕は大丈夫。だけど…」

ベル「(この人全然本気じゃなかった…)」

ヒソカ「その話の続きは僕と戦ってからにしないかい？今僕は戦いたくてしょうがないんだ」

ヴェルフ「こいつ…いかれてやがる」

ヒソカ「いいだろ？別に殺し合いをしようってわけじゃない。ちょっと手合わせしたいだけさ」

ベル「…手合わせ？」

ヴェルフ「てめぇ！ふざけたこと言ってんじゃねえ！！」

ヒソカ「まぁでも、殺す気でかかってきてよ。じゃないと殺しちゃうから」

ヒソカ「(なんてね、そんな勿体無いことしないけど)」

ベル「なんでいきなり…」

ヒソカ「ん？いっただろ。戦いたくなったって」

ヴェルフ「ベル！こんなやつほっとけ！いくぞ」

ヒソカ「逃げたら…その二人を殺しちゃうよ」

ベル「！！」

ヴェルフ「てめえ…」

リリ「ベル様！」

ベル「わかった…手合わせですね。それ以上はしませんよ」

ヒソカ「うん、もちろん」

ヴェルフ「ベル！」

ベル「大丈夫、この人物凄く強そうだけど、僕も前よりはずっと強くなったんだ」

リリ「今のベル様ならきっと勝てますよ！」

ヴェルフ「…ああ、いって、とっちめてこい！」

ベル「はい！」

ヒソカ「…ンフ、じゃあ始めようか。ルールは…参った、って言うまででどうだい？」

ベル「わかりました…」

ヒソカ「いくよ？よーーい」



ヒソカ「スタート」

11 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2015/05/30(土) 12:19:10.27 ID:y1ryPcCoO

ベル「ヤ�Wァ！」ｼｭｯ

ベル「ハァ！」ｼｭｯ

ベル「オリャ！」

ヒソカ「…ふん」ﾄﾞｺﾞｯ

ベル「」ｸﾞﾊｯ

リリ「ベル様！」

ヴェルフ「…っち、あのヒソカって野郎相当やるな」

リリ「えっ？」

ヴェルフ「さっきから一方的にかわされ、攻撃を受けてる。それに奴はダンジョンに初めて来たと言ってただろ？」

リリ「はい…」

ヴェルフ「もしそれが嘘じゃないなら、レベル1の初期値っていうことだ。それでベル以上の素早さとパワーを誇っている」

リリ「っていうことは…」

ヴェルフ「ああ、そうだ。奴自身の、ステイタスによって培った力じゃないってことさ。あいつが今まで何をやってきたかわからんが、相当な戦闘を経験しているな、あれは…」

リリ「そんな…ベル様…」

ヴェルフ「実戦経験の差がありすぎる…」


ベル「(くそ！なんてスピードとパワーだ！攻撃に専念したら確実にやられる！！)」ｼｭｯ

ヒソカ「(念なしに、ここまでの力と防御力。これがステイタスによる神の恩恵か…)」ｻｯ

ベル「(むやみに攻撃しても当たらない。ならこれはどうだ！)」ｼｭｯ

ベル「ファイヤーボルトォ！！」ﾌﾞﾜｧｱ

ヒソカ「！？」

ヒソカ「(火の玉？なんだこれ…でも当たらなきゃどうってことない)」ｻｯ

ベル「すきありぃい！！」ｽﾞﾜｧ

ヴェルフ「早い！これならいくらあいつでもかわせないぞ！」

ヒソカ「！？(なるほど、さっきのは囮か…火の玉で注意を引き、僕の横に回る……やるねぇ、でも…)」

ベル「(いける！)」

リリ「ベル様いっけぇ！！」






ヒソカ「伸縮自在の愛【バンジーガム】はよく伸び、よく縮む…」

12 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2015/05/30(土) 12:47:51.28 ID:Eiibym74O

ヴェルフ「…な、何が起きたんだ…」

リリ「ベル様！しっかりしてください！！ベル様！」

ベル「ぐっ…」

ヴェルフ「(そんなばかな！あの攻撃は絶対に、確実に入ったはずだ！なのになぜベルの方がくらってる…)」

ベル「僕のバンジーガムは好きなところに付けられ、好きな時に発動できる。」

ヴェルフ「バンジーガム？なんだそれは、魔法か！？」

ヒソカ「(あっ、ここの人って念を知らないんだっけ…)」

ヒソカ「ま、そんなところかな…」

ベル「強い、体術だけでも…今の僕じゃ到底ヒソカさんには敵わない…」ｳｯ

リリ「ベル様…」

ヴェルフ「ベル…」

ベル「でも、まだ参ったとはいわない！僕はもっと、もっと強くならなくちゃいけないんだっ！！」ｷﾞﾛｯ

ヒソカ「…」

ヒソカ「(ぁあ〜ーっそれだよ、それだよベル・クラネル。だから戦いはやめられないんだぁ〜ぁっ」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

ヴェルフ「…」

リリ「(…気持ち悪い)」

ベル「…続きをお願いします。ヒソカさん！」

ヒソカ「…そんな目で見られちゃ断れないよ…でも」

ベル「？」

ヒソカ「どうやら邪魔ものが来たみたいだ…」

ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ

ベル・ヴェルフ・リリ『！？』

リリ「あ、あれは…」


「フレイヤ・ファミリア！！」ﾄﾞﾝ！

13 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2015/05/30(土) 12:47:51.95 ID:MHFkF9EMO

書きだめした方がいいと思うなあ

14 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2015/05/30(土) 13:25:26.49 ID:y1ryPcCoO

フレイヤ「今日もたくましく成長して…私の可愛いベル…ンフ」

フレイヤ「あら！？何かしらこいつ…」

「ヒソカ『ミーつけた』ﾆﾀｧ」

フレイヤ「ハッ！」

フレイヤ「オッタル！オッタルはどこ！」ｿﾞﾜｧ

オッタル「はい、ここに」

フレイヤ「今すぐみなを引き連れて、10階層に向かいなさい。早く！」

オッタル「は、しかし何を…」

フレイヤ「こ、こいつを今すぐ討伐しなさい！」ﾕﾋﾞｻｼ

オッタル「…はい、わかりました」ｻﾞｯｻﾞｯ

フレイヤ「私のベルをこんなやつに…絶対にやらせないわ！」ｶｼﾞｶﾞｼﾞ

15 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2015/05/30(土) 13:26:31.89 ID:y1ryPcCoO

ヴェルフ「どうしてこんなとこに、やつらがいるんだ…」

リリ「フレイヤ・ファミリア…」

ベル「フレイヤ・ファミリア！？」

ヒソカ「(ふーん、あの真ん中の男だね、一番強そうなの)」

オッタル「(あいつか、フレイヤ様がおっしゃっていたのは)」

おそらくヒソカもオッタルもわかっていただろう。この状況でこの2人が戦うことになるのを。

ヒソカ「僕だよね、君たちが用あるの？」

オッタル「…そうだ」

ヒソカ「なんの用だい？」

オッタル「我が主のめいだ。悪いが、死んでもらおう…」

ヒソカ「…」

ヴェルフ「どうなってんだ…」

ベル「ヒソカさん！？」

オッタル「お前らは下がっていろ」

アレン「はいはーい」

オッタル「ゆくぞ！！」

オッタルが一歩駆け出す前、彼の目にはヒソカの不気味な微笑みと垣間見える余裕さが映った。
猛者(おうじゃ)の二つ名と最強の肩書きを背負ったこの男。
今日、敗北を知る。

16 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2015/05/30(土) 14:09:53.06 ID:y1ryPcCoO

ｼｭｯ！ｽﾞｳﾞｧ！ﾊﾞｯ！ﾄﾞｺﾞｯ！

ヒソカ「っう…」ｸﾞｼｬ

オッタル「…ダァ！」ﾌﾞﾝｯ！

ヒソカ「」ｽﾞﾄﾞﾝｯ


ヴェルフ「…あのヒソカが押されている。オッタル、さすが頂点に立つ男か…」

ベル「す、すごい…」


ヒソカ「(っ！なんだいこれは……神の恩恵はここまで人を強化できるのか…)」

ヒソカ「(あ〜さすがに、やばいねー)」ｼｭｯ

ヒソカ「(でもこれほどの強敵に会えるなんて…あぁぁ〜ゾクゾクするよ)」

ヒソカ「バンジーガム」ﾍﾟﾁｬ

オッタル「ん！？」ｸﾞｲｯ

ヒソカ「腕、もらうよ」

オッタル「…っふ」

ヒソカ「あれ？」ｸﾞｲｸﾞｲ

オッタル「吻！！！」ｽﾞｶﾞｯ

ヒソカ「」ｸﾞﾊｯ

オッタル「右腕、もらうぞ」

ヒソカ「！？」



オッタル「亜っ！！！！」ｼﾞｬｷﾝ

ヒソカ「やっぱり、君は強いね」


ベル「っ！！ヒソカさん！！」

ヴェルフ「なっ！」

リリ「！？」


ｶﾞﾝｯ！

オッタルはヒソカの右腕を捉えた。いや、捉えたはずだった。
しかし、地に落ちたのは、オッタルの剣であった。



オッタル「…なに？」

ヒソカ「…ふぅ〜、死んじゃうかと思ったよ。マチがいないから目立ったショーもできないし…」

オッタル「貴様何をした！」

ヒソカ「…あんま見せたくなかったけど、君ほどの強者にあったからね、使わざるを得なかったよ…」

ヒソカ「僕の第3の能力…」

オッタル「？」

ヒソカ「湧き上がる闘気【フォーリンラブ】をね」

ヒソカの第3の能力。
湧き上がる闘気【フォーリンラブ】。この能力は彼が認め、その力に恋した相手のみに使える、制約と誓約から得られた念能力であった。
制約、自分が認めた強者のみに発動。
誓約、そうではない強者に使用した場合、命を絶つこと。
そしてその能力は相手を上回る絶対的な力。
全ての系統を極限までに高め、さらに念の増大。それは相手の実力を上回るまで上限はない。
彼が最強と自負する「根拠」がここにあった。

17 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2015/05/30(土) 14:12:52.39 ID:y1ryPcCoO

何も見返さず書いているので、矛盾がたくさんあると思います。ごめんなさい

18 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2015/05/30(土) 21:21:29.37 ID:h/0IcuQ00

この時点で相当だがこれからどれだけの黒歴史になるのか期待

19 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2015/05/30(土) 22:12:56.87 ID:wyJTIJWq0

オリジナル能力出してしまったかー
ネタSSならまだしも、どうにもシリアスなノリ臭いからちょっとキツイ