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勇者「頭使おうよ」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆3pEg2dVo4A :2015/07/04(土) 20:02:39.00 ID:mnfyzYAsO
―――王都―――

女戦士「こ、これが15000Gだと!?」バンッ

店主「そうだが?」

女戦士「いくらなんでも高すぎる!」

店主「そうか?なら、買わないんだな?」

女戦士「ぐっ…」

女戦士「か、買おう…」

?「ちょっと待ってくれる?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1436007759
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

2 : ◆3pEg2dVo4A :2015/07/04(土) 20:24:59.37 ID:mnfyzYAsO
女戦士「だ、誰だ?」

勇者「勇…いや、通りかかっただけだよ」

女戦士「?」

店主「で?買うの?買わないの?」

勇者「店主さん」

店主「なんだ?」

勇者「あなた、昨日奥さんの誕生日だったらしいじゃないですか」

店主「そ、そうだが?」

勇者「店主さん…その日、違う女の人と夜を過ごしていましたよね?」
3 : ◆3pEg2dVo4A :2015/07/05(日) 00:10:04.13 ID:j3J72IDJ0
店主「え?」

女戦士「は?」

勇者「違いますか?」

店主「あ、当たり前だ!」

勇者「そうか、なら当ててあげますよ。あなたと会っていた人物を」

店主「なっ!?」

勇者「そうだな…ここから、そう遠くない場所にいますね」

店主「っ!」

女戦士「当たってるのか?」

店主「そそそ、そんなこと、誰でも言える!」

勇者「うん、例えば…」ジッ

店主「…」

勇者「…」チラッ

店主「…っ」

勇者「あそこにいる、宿屋の看板娘さんですかね?」

店主「!!!」
4 : ◆3pEg2dVo4A [saga ]:2015/07/05(日) 00:18:35.13 ID:j3J72IDJ0
勇者(ビンゴかな)

店主「あ、あが…」

女戦士「お、おい。大丈夫か?」

店主「だ、誰にも言わないでくれっ!!」

勇者「…そこで提案があるんですよ」ソッ

店主「な、なんだ?」

勇者「ボソボソ」

店主「!?」

女戦士「…?」
5 : ◆3pEg2dVo4A [saga ]:2015/07/05(日) 00:27:22.89 ID:j3J72IDJ0
〜〜〜〜〜

女戦士「い、いいのか?本当に?」

店主「あ、ああ。お前さんが欲しかったものはこれだろ?3000Gで売ってやる」

女戦士「あ、ああ」チャリン

店主「まいどあり」ハァ

勇者「どうも。では、この件は内密に」

店主「…ああ」

女戦士「お、おい」

勇者「はい?」

女戦士「お前…一体なにしたんだよ?さっきから全然わかんねえよ。あの店主が浮気していたのか?」

勇者「さぁ?」

女戦士「さぁ?ってお前…だって当ててたじゃないか。浮気相手まで」

勇者「別にいいじゃないか、安く買えたんでしょ?」

女戦士「それはそうだが」

勇者「たまたま通りすがっただけだし、僕はまだ旅の途中なんだ。さようなら」ザッ

女戦士「あ、ああ。じゃあな」

女戦士(変わったやつだな…)
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/05(日) 14:43:48.12 ID:wO8Lbo9s0
こいつは王様としての才能があるな
7 : ◆3pEg2dVo4A [saga ]:2015/07/05(日) 20:56:52.47 ID:ayqevbA3O
女戦士「一体なんだったのか…いや、こんなところで立ち止まってる場合じゃない」

女戦士「今日から魔王を倒すために世界中を旅しなければ」

女戦士「ちゃんと防具も買ったし…いこう」

〜〜〜〜〜

―――王都 城門―――

女戦士「ここからなら、草原の村が近いか?」

女戦士「今日中に着くか…ギリギリかな」

女戦士「まぁいい。行こう」テクテク

勇者(ん?あれはさっきの…)

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/05(日) 21:36:15.06 ID:ZE8TGiob0
支援
9 : ◆3pEg2dVo4A [saga ]:2015/07/11(土) 13:37:43.82 ID:j0JvpyC00
女騎士「…」

勇者「…」

女騎士「…」

勇者「…」

女騎士「なんか用でも?」

勇者「いや?たまたま同じ道を通ってるだけさ」

女騎士「仲間にしてほしいのか?」

勇者「まさか。ただ、君はこの先の村に用があるんだろ?」

女騎士「まぁ村というか、町と言った方がいい大きさのところだがな」

勇者「僕もそこに用があってね」

女騎士「用?」

勇者「君と同じような用さ」ボソッ

女騎士「?」

勇者「なんでもないよ。ほら、途中で魔物でもでたら困るし、一緒に行こう」

女騎士「べ、別に私は構わないが…」

女騎士(こいつ、戦えるのか?私が守った方がいいのかな?)
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 00:10:18.48 ID:ZlapT/9jO
女騎士どこから現れた
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 01:37:22.23 ID:RdZq+xPs0
ほら、人は日々刻一刻と成長する生き物だから
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 05:18:00.65 ID:D/cf9IWAO
突発性クラスチェンジ
13 : ◆3pEg2dVo4A [saga]:2015/07/13(月) 15:03:07.60 ID:dIsRw0p50
>>10 女騎士の後に勇者がついてきたイメージ


女騎士「お、おい」

勇者「?」

女騎士「ほら、剣を貸してやる。お前、みたところ剣持ってないだろ?」サッ

勇者「そしたら君の剣が無くならないかい?」

女騎士「これは予備の剣だ。心配するな」

勇者「予備…なるほど」

女騎士「こっから先は王都から離れ、完全に魔物の生息域に入る。準備を怠るなよ」

勇者「具体的には何を?」

女騎士「まずは武器をいつでも出せるようにしておくこと。火や水を使えば戦わずともいい魔物もいるから、それらを準備しておくのもよいな」

勇者「…うん」

女騎士「さすがに野宿はないだろうが…万が一のために、食糧やみず―――

勇者「わかった。もういいよ。とりあえず、行こうか」

女騎士「あ、ああ」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 15:26:21.28 ID:BlowuMO/O
たぶん女戦士→女騎士になってるって話だと思うけど
騎士も戦士も両方同じ人だよな?
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 17:30:50.15 ID:yyxh4SiK0
勇者が戦闘でも相手の浮気を突いて戦うのかが気になる
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 03:32:03.82 ID:5rLo9scKO
コンビニ感覚でダーマ神殿に
17 : ◆3pEg2dVo4A [sage]:2015/07/21(火) 11:31:14.84 ID:4Ef5VDJRO
携帯とパソコン、両方でやってると誤変換がひどすぎて進めないから、ちょっともう一回やりなおそう(土下座)
18 : ◆3pEg2dVo4A [sage ]:2015/07/21(火) 11:35:08.34 ID:4Ef5VDJRO
>>9

女戦士「…」

勇者「…」

女戦士「…」

勇者「…」

女戦士「なんか用でも?」

勇者「いや?たまたま同じ道を通ってるだけさ」

女戦士「仲間にしてほしいのか?」

勇者「まさか。ただ、君はこの先の村に用があるんだろ?」

女戦士「まぁ村というか、町と言った方がいい大きさのところだがな」

勇者「僕もそこに用があってね」

女戦士「用?」

勇者「君と同じような用さ」ボソッ

女戦士「?」

勇者「なんでもないよ。ほら、途中で魔物でもでたら困るし、一緒に行こう」

女戦士「べ、別に私は構わないが…」

女戦士(こいつ、戦えるのか?私が守った方がいいのかな?)
19 : ◆3pEg2dVo4A [sage ]:2015/07/21(火) 11:37:52.51 ID:4Ef5VDJRO
>>13

女戦士「お、おい」

勇者「?」

女戦士「ほら、剣を貸してやる。お前、みたところ剣持ってないだろ?」サッ

勇者「そしたら君の剣が無くならないかい?」

女戦士「これは予備の剣だ。心配するな」

勇者「予備…なるほど」

女戦士「こっから先は王都から離れ、完全に魔物の生息域に入る。準備を怠るなよ」

勇者「具体的には何を?」

女戦士「まずは武器をいつでも出せるようにしておくこと。火や水を使えば戦わずともいい魔物もいるから、それらを準備しておくのもよいな」

勇者「…うん」

女戦士「さすがに野宿はないだろうが…万が一のために、食糧やみず―――

勇者「わかった。もういいよ。とりあえず、行こうか」

女戦士「あ、ああ」
20 : ◆3pEg2dVo4A [sage ]:2015/07/21(火) 11:40:38.87 ID:4Ef5VDJRO
修正は以上です。
ダーマ神殿をコンビニ感覚というか、
ダーマ神父なんじゃねーのかこの女戦士。
…ってなっているのに気づいたのがついさっきという事実。
不定期に更新していきますが、最後までお付き合いくださいm(__)m
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/21(火) 12:04:36.51 ID:jH0VzsILO
修正乙
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/21(火) 14:53:16.89 ID:6CiELs08o
おう恃むで
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/21(火) 16:02:48.23 ID:Me5zTm5kO
応援してる
24 : ◆3pEg2dVo4A [saga]:2015/07/22(水) 06:57:49.34 ID:cHqtzxMYO
―――草原の村―――

女戦士「結局何も現れなかったな」

勇者「いいことじゃないか」

女戦士「それはそうだ。ただ、もう暗くなってきている。早いところ、宿を探さないと」

勇者「…それなんだけどさ、先に村長のところに行かない?」

女戦士「なぜだ?」

勇者「いや、魔王を倒す旅に出るんでしょ?」

女戦士「ああ」

勇者「ならさ、村長にそのことを話せば、タダで宿に泊まれるかもしれないよ?」

女戦士「それはないだろ。旅は自分の力でどうにかしなければいけないのだから」

勇者「なんでさ?」

女戦士「私は…勇者ではないからな」
25 : ◆3pEg2dVo4A [saga]:2015/07/22(水) 11:43:07.21 ID:EoaZ9EQlO
勇者「勇者じゃない?」

女戦士「ああ、私には、勇者の素質が有るものに与えられる刻印がないんだ」

勇者「…ならなぜ魔王を倒す旅を?」

女戦士「…!?なんでお前がそのことを知っているのだ!」

勇者(この物騒な時代に外に旅するなんて、商人か魔王を倒す勇者くらいしかいないさ…)

勇者「さっき自分でそう言っていたじゃないか」ボウヨミー

女戦士「そ、そうだったか」

勇者(それにさっき、仲間にしてほしいのかって言ってたしね)

女戦士「あ、えっと、それでだ。勇者の刻印を持っていない者は、優遇されないんだよ」

勇者「へー、知らなかったなー」ボウヨミー

女戦士「私は、誰からも期待されてないんだよ」ボソッ

勇者「ん?今なんて?」

女戦士「なんでもない。つまり、私が村長のところに行ったとしても、タダで宿に泊まれるようにはならないってことだ」
26 : ◆3pEg2dVo4A [saga]:2015/07/22(水) 18:46:51.35 ID:/kacfyJ1O
女戦士「そういえば、まだお前がこの村に訪れた理由を教えてもらってないぞ」

勇者「それはね…」チラッ

女戦士「それは―――」

村の子供「わー!あそこにカッコいい人がいるー!」タタタッ

「勇者だー!」

「女の人、勇者みたいでかっこいいー!」

「男の方は…荷物持ちかな?」

女戦士「う、うわぁ!かこまれたー!」オロオロ

勇者「せっかくだし、君の分の宿もとってあげるよ。じゃあまた後で」

女戦士「お、おい待て!」

「斧持ってるー!」

「剣は持ってないのー?」

女戦士「剣ならあいつが…ってうわー!!」

ワイワイ

女戦士「た、助けてくれ!あああ!」





勇者(さてと、君のためにも一仕事するかな)
27 : ◆3pEg2dVo4A [saga]:2015/07/22(水) 18:52:07.71 ID:/kacfyJ1O
〜〜〜〜〜

女戦士「うぅ、さっきはひどい目にあった」

女戦士「あいつはどこに行った?」

宿屋の男「…」ジー

女戦士「…ん?」

宿屋の男「あのぉ、女戦士さんでいらっしゃいますか?」

女戦士「そうだが、何か?」

宿屋の男「そうでしたか!」パァ

女戦士「あ、ああ」

宿屋の男「勇者様がお待ちです、ささっ、どうぞこちらに」グイグイ

女戦士「え?ええ?ええええ?勇者?」ズルズル
28 : ◆3pEg2dVo4A [saga]:2015/07/22(水) 18:55:45.97 ID:/kacfyJ1O
グイグイ

ズルズル

女戦士(ゆ、勇者だと!?)

グイグイ

ズルズル

女戦士(わ、私の憧れていた勇者が)

グイグイ

ズルズル

女戦士(私を呼んでいるというのか!!)

グイグイ

ズルズル

女戦士(そ、それも宿屋で!)

グイグイ

ズルズル

女戦士(私の守ってきたものを、勇者様に捧げる日がくるとは!!)ドキドキ

グイグイ グイグイ

ズルズル ズルズル

宿屋の男(なんでこの人自分で歩かないんだ…)
29 : ◆3pEg2dVo4A [saga]:2015/07/22(水) 19:19:40.81 ID:/kacfyJ1O
グイグイ ズルズル

宿屋の男「はぁ…はぁ…こ、こちらでござゲホッゲホッ、ああ、はぁ…こちらでゲホッ、もうだめ……」バタン

女戦士(こ、ここが勇者様の部屋。落ち着け、まずはノックして、)コンコン

勇者?「はい」

女戦士「し、失礼します…!」ギイィ

勇者「あ、元気だった?」

バタンッ!

女戦士「???」

勇者「いや、閉めるな閉めるな」ギイィ

女戦士「な、なんでお前が!」

勇者「また後でって言ったよ」

女戦士「そうじゃない!」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/29(水) 18:39:11.63 ID:w3XZd2H7O
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