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ココア「ハ、ハーレム……?」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/07/20(月) 05:01:39.74 ID:NqVyEl4Y0
・ココアが腹黒(?)
・心情描写多め



ココア(――ラビットハウスに来てから、しばらく経って)

ココア(私の周りにも、大事な友達や妹分が増えていった)

ココア(同じお店で働く、チノちゃんやリゼちゃん)

ココア(そして、同級生の千夜ちゃんに、その親友のシャロちゃん――)

ココア(それに、チノちゃんの親友のマヤちゃんやメグちゃんに、小説家の青山さん……本当に)

ココア(私は、色んな人たちに恵まれたって思う)



――ココアは、いつの間にか人に凄く好かれちゃうね

――それに、一気に仲良くなっちゃうし


ココア(――この言葉、誰が言ってたんだっけ?)

ココア(えっと……家族の誰かで、お姉ちゃんかもしれないし、お兄ちゃんかもしれない)

ココア(でも、誰が言ったのかってことは、あまり関係がなくて……)


ココア(――そろそろ、自覚しないといけないのかも)

ココア(私が、色んな人に感じる気持ちとか)

ココア(それが、単なる「友情」みたいなものを超えちゃったのかもしれないこととか)

ココア(……それに、何より)


ココア(私が、色んな事を「計算」して行動していたのかもしれないこと、とか)

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2 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/07/20(月) 05:03:00.28 ID:NqVyEl4Y0



――初日・ラビットハウス



ココア「へぇ、ラビットハウス……ウサギの家っ!」

ココア「だったら中に、ウサギがたくさんいるかもっ」ニコニコ

ココア「お邪魔しまーすっ」ガチャッ

チノ「……いらっしゃいませ」

ココア(――あっ。この店員さん、凄く可愛い)

ココア「うっさぎー、うっさぎー……あれ?」

ココア「ウサギがいないっ!」

ココア「え、え? ラビットハウスってウサギの家、だよね……ど、どうして?」

チノ(……なんなんだろう、この客?)


ココア(――思い返せば、この時も)

ココア(「チノちゃんを軽く引かせること」が目的だったのかもって)

ココア(ううん。たしかにこの時、私はホントにウサギを探しちゃってた)

ココア(ただ……もしかしたら、心のどこかで)


ココア「えっ? ウサギ、いないの?」

チノ「――いません」

チノ(ホントに……ヘンなお客さま)ハァ

ココア(わ、わっ……この子、ホントに可愛い)


ココア(――チノちゃんに)

ココア(私のことを印象付けようとしていたのかも、って)

ココア(そして……可愛いと思ったチノちゃんと、もっと仲良くなりたかったのかもって)
3 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/07/20(月) 05:04:05.85 ID:NqVyEl4Y0


ココア(――それは、初めてリゼちゃんと会った時も同じだった)



――初日・更衣室



ココア「……あっ、クローゼット!」カチャッ

リゼ「……」

ココア「……あれ?」

ココア(じゅ、銃を持った女の子……しかも、下着姿?)

リゼ「――お、お前は一体、何者だっ!」ズイッ

ココア(わっ……銃を構えてるのに下着姿)

ココア(なんだろう。顔立ちは賢そうなのに、何だか抜けてて。凄く可愛いなって――)


ココア「わ、私は、今日からここに居候をっ」アセアセ

リゼ「……本当か?」ジロッ

ココア「は、はいっ!」

リゼ「……何だか、怪しいな」

ココア(怪しいのはそっちだと思うけど……まぁ、それは置いといて)ジッ

ココア(うん。下着姿だからよく分かるけど、スタイルとか凄くいいし)

ココア(10人に聞いたら10人が美人って答えるくらいに、整ってるし……)
4 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/07/20(月) 05:05:24.04 ID:NqVyEl4Y0
リゼ「――なんだ?」

ココア「う、ううん! なんでもないよ!」アセアセ

ココア(うん。私は、この時たしかに慌てちゃってた)

ココア(目の前で、美人が銃を構えて私に向き合ってて)

ココア(それはたしかに驚いちゃったし、怖かった。これはホント、なんだけど……)


リゼ「……むぅ。何だか調子が狂ってきたな」モジモジ


ココア(――それ、以上に)

ココア(さっき、チノちゃんに感じたのと同じような……そう。あんな感じの)


リゼ「だ、だがっ! まだ不審者という線も捨てきれては……え、えっと」カァァ


ココア(――ホントに、可愛いって)

ココア(そう、思ってた気がする)

ココア(だからか、それからは……リゼちゃんのペースに合わせて、怖がって「あげた」り)

ココア(その後、チノちゃんが来てくれた時に、チノちゃんに泣きつく「フリをした」り……もしかしたら)


ココア(この全部が演技みたいなものだったのかも、って)

ココア(こうしていれば、二人にも私のことを印象づけられるんじゃないかって……思ってた、のかな?)
5 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/07/20(月) 05:08:27.54 ID:NqVyEl4Y0
ココア(――それから、時が流れて)

ココア(千夜ちゃんやシャロちゃんとも知り合って)

ココア(その後で、マヤちゃんやメグちゃんとも仲良くなった)

ココア(そして、青山さんともよく話すようになって――)



ココア(……今思い返しても、やっぱり怖いことは)

ココア(みんなに、チノちゃんに思った気持ちと同じようなものを感じたことだった――)

ココア(つまり、私はみんなが「大好き」で)

ココア(みんなと一緒にいたいって、ホントに心からそう思ってて)

ココア(一緒にご飯を食べたい。一緒に寝たい。みんなで一緒に、お風呂にでも入りたい――)

ココア(……私は、こう感じている自分を見つけちゃっていた)


ココア(――みんなが私に対して思っている印象といえば)

ココア(多分だけど、「どこが間が抜けてて」「それなのにヘンな所で気が利いて」)

ココア(「いつの間にか乗せられてる」……って感じじゃないかな、って)

ココア(……そっか。こんなことを考えちゃってる時点で、やっぱり私は)


ココア(悪い子、なのかな……)
6 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/07/20(月) 05:10:06.56 ID:NqVyEl4Y0
ココア(――認めないといけないのかも)

ココア(色んな行動が本心だったのはホントだけど)

ココア(……そこにはやっぱり、計算のようなものがあったのかも)

ココア(それは……みんなが「可愛い」とか「綺麗」だとか思ったから、やっちゃったことで)

ココア(そんなあれこれが功を奏した、って言っていいのかな? 気づけば……)


>コ、ココアさん……理科、教えてくれませんか?

>ココア。大丈夫か? 荷物、持ってやろうか?

>ふふっ、ココアちゃんは……ホントに気が利くのね。

>も、もう、ココア! そんなに私のクレープ食べたいの?


ココア「きっと、もう私は、みんなに好かれちゃってる)

ココア(ただの「好き」じゃなくて……それ以上の何か、って意味で)


ココア(――それじゃ、これからどうしよう)

ココア(うん。あんまり、いいことじゃないのかもしれない)

ココア(私の考えてることがホントなら……それは、私がみんなを、えっと)

ココア(て、手玉に取って? 遊んでるようなものじゃないかって)

ココア(それじゃ、みんなに悪い、よね……)

ココア(――でも)
7 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/07/20(月) 05:17:01.00 ID:NqVyEl4Y0



ココア「……チノちゃん」



ココア(ゾクッてきちゃう感覚は、全然止まってくれなくて)

ココア(どうしてそんな感じになるのかは……もう、答えなんて分かってた)

ココア(だから、もういっそのこと開き直っちゃった方がいいのかも、なんて)

ココア(開き直って、どうするのかって言われたら……それも、決まっちゃってて)


ココア(私が、こういうことを自覚しちゃった以上は、もう――)

ココア(私が納得できる方法なんて、ほとんどなくて)

ココア(うん、わかってる。私が、みんなと「もっと仲良くなりたい」って、思ってるだけなことも)

ココア(それが分かってる上で……私は)


ココア(みんなと、もっともっと仲良くなっていくしかないよね、と、自分に言い聞かせた)




ココア(――でも、言い聞かせてる場合でもないんだと思う)


チノ「……コ、ココア、さん?」アセアセ


ココア(ベッドの上)

ココア(呼びかけた私に、チノちゃんが声を震わせながら返事をしてくれた)

ココア(私の目の前でたなびく長い髪。小さな身体。そして……凄く慌てた感じの表情)

ココア(枕の両脇に手を当てて、私はチノちゃんの上方から彼女を見下ろしながら――)


ココア「チノちゃん、凄く可愛い……」


ココア(そんな言葉を、チノちゃんに向けて呟いて)

ココア(チノちゃんの反応を見てからどうするか決めよう、なんて思ったりしていた――)
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 05:19:28.37 ID:xhsOsiqio
ココアはもともと魔性の相があるしな
9 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/07/20(月) 05:19:47.67 ID:NqVyEl4Y0
ここまでです。
次回はチノの心情描写メインになるかと
タイトル通り、ココアの望みのようなものが叶うかどうか……。
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 05:21:43.80 ID:6V7ljibqO
期待
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 07:06:19.54 ID:jRNZcnbJo
期待
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 09:34:41.25 ID:w/Wx1iSTo
よく分からん
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 10:26:15.74 ID:vQz84Pp7o
うーん………
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/20(月) 16:40:49.07 ID:Hc7Py/Vp0
ほう…期待
私はリゼココが好きです
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 16:57:44.63 ID:aZLpMMRNO
お前の希望は聞いてない、あとsageろ
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/20(月) 20:27:01.31 ID:vQz84Pp7o
はよ
17 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/07/21(火) 01:18:02.14 ID:TPd0SKsF0
とりあえず、チノ編(?)投下です。



――遡って・チノの部屋


ココア「――ここは、この公式を使った方が」

チノ「あっ……そ、そうですね」

ココア「うんうん。チノちゃんは飲み込みが速いね」ニコッ

チノ「そ、そうでしょうか?」

ココア「さすが私の可愛い妹っ」

チノ「……妹じゃないです」

ココア「わっ、怒っちゃった?」

チノ「お、怒ってないです」アセアセ

ココア「そっか。良かったぁ……」

チノ「……」チラッ


チノ(――また、この感じ)

チノ(ココアさんが笑ってるのを見て、何だか落ち着かなくなる感覚)

チノ(どうして、こんな気持ちになるのでしょうか……)

ココア「チノちゃん、どうかした?」

チノ「な、何でもないです」アセアセ

チノ「それではココアさん、続きもお願いできますか?」

ココア「うんっ! チノちゃんのためなら、ずっと付き合うよっ」ニコッ

チノ「……た、助かります、ココアさん」モジモジ


ココア「――でも、嬉しいなぁ」

チノ「?」

ココア「チノちゃんが私に『理科を教えてほしい』なんて言ってくれて」

ココア「私、そんな風にチノちゃんに頼られたことってないような気がするし」

チノ「……どうやら」

チノ「英語とかはともかく、数学とか理科が得意なのは本当みたいですから」

ココア「……チ、チノちゃんが教えてほしいって言うなら、頑張って英語とかも得意科目にするよ?」

チノ「大丈夫です。そちらの科目は、リゼさんやシャロさんにお聞きした方が速いでしょうし」

ココア「……うう。これじゃ、お姉ちゃんとして恥ずかしいよ」

チノ「ですからココアさんは、姉じゃないです」

ココア「そんなぁ……」グスッ


チノ(――お姉ちゃん)

チノ(以前、不覚にも……熱を出して苦しそうだったココアさんに)

チノ(呟いてしまった言葉、でした)

チノ(……それから、ココアさんが「お姉ちゃん」と言ってくる度に)

チノ(何だか、落ち着かない気分になるような感じがして――)
18 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/07/21(火) 01:19:09.24 ID:TPd0SKsF0
ココア「チノちゃん」

チノ「……ど、どうかしました?」

ココア「えっと、ね」ジーッ

チノ(そう言いながら、ココアさんは私をジッと見つめてきました)

チノ(優しそうな口元に、真っ直ぐな視線……また、この感じです)

チノ(――本当に落ち着かなくなってしまう、あの感覚が)アセアセ



ココア「そこの公式、間違っちゃってないかな?」

チノ「……!?」ビクッ

ココア「ほら。こっちの公式は、こっちで――」

ココア「ね? これで、大丈夫かな……あれ? チノちゃん?」

チノ「――あ、ありがとう、ございます」

ココア「どうかした? 何だか、ちょっと熱そうだけど……」

チノ「な、何でもありませんっ」カァァ

ココア「……そっか。それならいいんだけど」

チノ(……ああ)

チノ(どうして目の前の方に、こう何回もペースを乱されてしまうのでしょうか……)

ココア(……チノちゃん)



――数分後


ココア「――そ、そうだね」

ココア「それで、ここの問題は……え、えっと」クラクラ

チノ「コ、ココアさん?」

ココア「あ、あれ……どうしちゃったんだろ?」

ココア「頭がボーッとしてきちゃった、みたい」

チノ「だ、大丈夫ですか?」

ココア「う、うん。チノちゃんのためなら、大丈夫、だよ」

チノ「わ、私のため……い、いえ。そういうことではなく」

チノ「気分、悪くなってしまいましたか?」

ココア「だ、大丈夫だよ」

ココア「ちょっと、ガクッてきちゃっただけ、だから……」


チノ「……え、えっと」アセアセ

チノ「何か飲み物とか、欲しいですか?」

ココア「あ、ありがと。お願いしてもいい?」

チノ「は、はい」

ココア「えっと……お茶、頼めるかな?」

チノ「わ、分かりました」

チノ「お薬とかは大丈夫ですか?」

ココア「うん。大丈夫だよ」

チノ「了解です。それでは持ってきますね」

ココア「うん……ありがとね、チノちゃん」

チノ「……ココアさん」
19 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/07/21(火) 01:20:59.54 ID:TPd0SKsF0


ココア「大好き、だよ」


チノ「!?」

ココア「……」スースー

チノ(つ、机の上で寝ちゃった……?)

チノ(今、何か……き、聞こえた、ような)

チノ(そ、空耳でしょうか。いえ、そうに違いありません)アセアセ

チノ(とにかく、お茶を持ってこないと……あれ?)

チノ(か、身体が震えちゃって、る?)カァァ




――チノが出て行ってから



ココア「……」

ココア「――ああ」

ココア(やっぱり……私、ちょっとおかしくなっちゃってるのかも)

ココア(……あの時)


――わっ、怒っちゃった?

――お、怒ってないです

――そっか。良かったぁ……


ココア(――怒ったかどうか、ちょっと心配そうに聞いてみた後)

ココア(本当に安心したように私が笑うと……チノちゃん、ちょっぴり落ち着かなくなっちゃうんだよね)

ココア(このことには、もう気付いちゃってて)


ココア(――その後)

ココア(私は、チノちゃんに「お姉ちゃん」って何度か言って)

ココア(チノちゃんが落ち着かなくなる様子を見てから……)

ココア(口元を緩めて、チノちゃんを真っ直ぐに見つめた)

ココア(そうしたら、やっぱりチノちゃんは顔を赤くしちゃって……)


――大好きだよ


ココア(……チノちゃんが出て行く時)

ココア(私は落ち着かない様子でいたチノちゃんに向けて、そんなことを呟いた)

ココア(きっと、空耳かもしれないって、チノちゃんが思うくらいの感じで……)



ココア(――ここまで考えて、ちょっと怖くなったりもしていた)

ココア(ここ最近、私はチノちゃんだけじゃなく他の人たちにも)

ココア(相手が、どういう反応をするのかが何となく分かるようになっちゃってる感じがして)

ココア(後で思い返してみたら……どこか計算っぽいことをしてなかったか、とか)


ココア(本当は計算なんてしてないのかも、って思うこともあったりして)

ココア(だって、今さっきまでの私の行動も……全部、本心からで)

ココア(疲れちゃってたのも事実だし、チノちゃんが「大好き」っていうのも本当で――)
20 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/07/21(火) 01:22:15.66 ID:TPd0SKsF0
ココア(――でも)

ココア(こんな風に色んなことを考えちゃうのも、ほんの少しの間で……気がついたら、私は)


ココア「……チノちゃん」


ココア(誘われるように)

ココア(もしかしたら、この後でどんなことが起こるのかも何となく分かってながら)

ココア(私は、チノちゃんのベッドに進んで――)



――その頃・廊下


チノ(――ココアさん、大丈夫でしょうか?)

チノ(わ、私が悪いのかもしれません……ココアさん、今日も頑張って働いてくれてましたし)

チノ(……部屋に戻ったら、どうしましょう?)

チノ(さっきより……そ、その、優しい感じになるように頑張らないと、ですよね)

チノ(そうじゃないと、ココアさんに悪い、ですし……)


チノ「……ココアさん」コンコン

チノ「ただいま、戻りま、し――」ガチャッ


ココア「……」スースー


チノ「――た」

ココア「……んぅ」

チノ(コ、ココアさんが私のベッドに……!?)

チノ(ど、どうして? ……そ、そんなに疲れちゃってたのでしょうか?)アセアセ

ココア「……あっ」

ココア「チノちゃん……お帰り」

チノ「た、ただいまです、ココアさん」

チノ「――そ、そんなにお疲れだったんですね」

ココア「え? ……あっ」

ココア「ご、ごめんね。い、いつの間に、ベッドに?」

チノ「……お、覚えてないんですか?」

ココア「う、うん……あれ?」

チノ「ココアさん、無理しないで下さい」

ココア「ありがと、チノちゃんは本当に優しいね」

チノ「……えっと」カァァ


ココア「――あっ、お茶持ってきてくれたんだ」

チノ「はい。こちらで良かったですか?」

ココア「うん、ありがと……ふわぁ」

チノ「ほ、本当にお疲れですね」

ココア「うん。でも……」

ココア「せっかく、チノちゃんが持ってきてくれたお茶だし……今、起きる、から」

チノ「コ、ココアさん。無理しちゃダメです」アセアセ
21 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/07/21(火) 01:23:10.35 ID:TPd0SKsF0
ココア「……チノちゃん?」

チノ「……そ、その」

チノ「今日は私の勉強に付き合ってもらってしまって」

チノ「ココアさんも、本当に疲れてしまったんだと思います……」

ココア「私、チノちゃんのためなら、いくら、でも……」

チノ「……ココアさん」


ココア「――そっか。それじゃ」

ココア「ごめんね? 今日は、そろそろ帰って寝よっかな」

チノ「……!」ハッ

ココア「持ってきてくれたお茶を大事に飲んだら、ゆっくり寝て」

ココア「また明日、かな。チノちゃん」

チノ「……コ、ココアさん」

ココア「それじゃ私、今日は帰って」

ココア「また明日、頑張ろ、っと――」


チノ(――ココアさんが私のベッドから立ち上がろうとして)

チノ(うつ伏せの状態から膝を曲げ始めた時……よくわからないまま)

チノ(私の口が勝手に動き出して――そして)


チノ「……コ、ココアさんっ」

ココア「……チノちゃん?」キョトン

チノ「え、えっと……」


チノ「きょ、今日は、そこで寝ていって大丈夫、です……」


ココア「……え?」

チノ「と、特別です」

チノ「そんなにお疲れのまま、お部屋にまで帰るのはタイヘンだと思いますし……」

ココア「……チ、チノちゃん」

ココア「いいの?」

チノ「……は、はい」
22 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/07/21(火) 01:24:24.11 ID:TPd0SKsF0
ココア「――そっか、えっと」

ココア「そ、それじゃ、お言葉に甘えて……いいかな?」

チノ「あ、甘えて大丈夫、です」モジモジ

ココア「ありがとね、チノちゃん」ニコッ

チノ「ど、どういたしまして……」カァァ


チノ(――ど、どうして私、こんなことを?)

チノ(い、いえっ! ココアさんにご迷惑をかけてしまいましたし)

チノ(こういう風に言うのは当たり前で……で、ですから)アセアセ


チノ「わ、私は、床にお布団を敷きますから」

ココア「……え?」

チノ「ココアさんは、そこで寝てもらって大丈夫です」

チノ「――私のせいでもあると思いますし」

ココア「……えっと」


ココア「――ねぇ、チノちゃん?」

チノ(ベッドから身体を横向きにしたまま、ココアさんが私に視線を合わせてきて)

チノ(その時の目が……何だか、凄く綺麗、というか優しい、というか――えっと、えっと)モジモジ


ココア「……ね? 私と一緒に、ベッドで寝ない?」


チノ(しどろもどろになっている間に)

チノ(私の耳に、とんでもない言葉が入ってきました――)
23 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/07/21(火) 01:29:31.00 ID:TPd0SKsF0
一旦ここまでです。
>>7の場面より、少し前の所まででした。
このSSのココアは、意識的にか無意識的にか、相手をいつの間にか落ち着かなくさせているようなイメージで書いています。

書き忘れてました。
R−18要素は無いと思いますが
R−15要素は入ってくるかもしれません。
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/21(火) 01:58:25.79 ID:mlOuEunWo

俺もこんな風に先が気になるSS書けるようになりたいわ
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/21(火) 03:17:43.09 ID:fYf6cFLOO
いいぞ
このまま続けろ
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/21(火) 16:56:09.49 ID:PUPUmTLk0
応援する!
27 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/07/21(火) 23:28:57.28 ID:TPd0SKsF0
チノ「……そ、それでは」

チノ「コ、ココアさん。おやすみなさい……」モジモジ

ココア「チノちゃん、緊張しちゃってる?」

チノ「そ、そんなことは……えっと、えっと」アセアセ

ココア「さっきから声、裏返っちゃってるし」

チノ「……ち、違います」カァァ


ココア(私のすぐ近くで、チノちゃんの横顔が見えていた)

ココア(私たちはベッドに横になりながら、見つめ合う格好で)

ココア(……暗い中でも、チノちゃんの顔が赤くなってることがよく分かっちゃう)


ココア(――もう、よく覚えてないけど)

ココア(チノちゃんが戻ってくる前に、私はこのベッドで寝ちゃってて)

ココア(それをチノちゃんが見て……今、こんな感じで)


ココア(もしかして、私は――また計算しちゃってた、のかな?)


ココア「――そういえば」

ココア「チノちゃんと同じ所で寝るのって初めてだっけ?」

チノ「……あったような、なかったような」

ココア「そっか。チノちゃんと、いつも一緒だった気がするけど……」

ココア「ちょっぴり違うのかな」

チノ「コ、ココアさん……」


チノ(――そういえば)

チノ(ココアさんは、ここに来た初日から……えっと)

チノ(お、お風呂に入ってきて……)

チノ(結局、一緒に、そのまま――)カァァ

ココア「……チノちゃん、何か思い出しちゃってる?」

チノ「べ、別に、お風呂のことなんてっ」

ココア「え? 私、お風呂とか言ってないけど……」

チノ「……!」


チノ「――ココアさんはイジワルです」プイッ

ココア(あっ……チノちゃんがそっぽ向いちゃった)

チノ「そ、そうです。いつもイジワルです」

チノ「私が作れなかったパズルを勝手に解いちゃいますし」

チノ「いつも、いきなり抱きついてきて……な、何度も手元が狂いました」

ココア(向こう側を向いたまま、チノちゃんは詰まりそうになりながら)

ココア(私に、色んなことを話してくれちゃってた)
28 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/07/21(火) 23:31:44.66 ID:TPd0SKsF0
チノ「――イジワル、なのに」

チノ「どうして、そんなにあっさり皆さんと仲良くなれちゃうんですか」

ココア「……チノちゃん」

チノ「ココアさんがここに来てから」

チノ「今まで一緒にいたリゼさんの違った顔を、何度も見るようになりました」

ココア「それはリゼちゃんが照れ屋さんとか、だからじゃないかな?」

チノ「それは知ってましたけど……」

チノ「わ、私から見てると、どんどん綺麗になっていってるような気がします……」

ココア「えー? リゼちゃん、元々綺麗じゃないかな?」

チノ「――ご、ごまかさないで下さい」カァァ

ココア「ごまかしてるわけじゃないけど……」


ココア(――さすがに)

ココア(チノちゃんは、鋭い所があるかも)

ココア(さすが私の妹、っていうのは置いといても……)

ココア(チノちゃんの背中を見ながら、少し考えてみると――)


チノ「リゼさんは私より、ずっとスタイルもいいですし」

チノ「人当たりもいいです。それに、勉強もスポーツも凄いです」

チノ「……そんなリゼさんが」

チノ「ココアさんが来てから、ますます綺麗になっていっちゃいます」


ココア(――声の感じ、話してることから)

ココア(もしかしたらチノちゃんは……リゼちゃんに)

ココア(コンプレックス? みたいなものを持っちゃってるのかも、って)


ゾクッ


ココア(――また、この感じ)

ココア(チノちゃんの背中を見ながら、私は例の感覚を感じちゃっていた)

ココア(……どうしようもないくらい、ドキドキしちゃう感じを)


チノ「……ご、ごめんなさい」

チノ「ココアさん、お疲れなのに。早く寝ないと、ですよね?」

チノ「――あっ。や、やっぱり私、お布団敷いた方がいいですか?」

チノ「ほ、ほら。そうした方が、ココアさんも寝やすいかもしれませんし……」


ココア(――基本的にチノちゃんは、あまり一方的に喋ったりしない子で)

ココア(でも今は、そういう感じじゃない。ということは……調子を崩しちゃってるってことで)

ココア(声もちょっと、さっきとは違って、もっと震えてる感じだし)


チノ「そ、それではココアさん。私、お布団を――」


ココア(――だから)

ココア(私には、こういう時、どうすればいいかよく分かっちゃってた)
29 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/07/21(火) 23:32:54.41 ID:TPd0SKsF0


ダキッ


チノ「!?」

ココア「……チノちゃん」ギュッ

チノ「コ、ココア、さん?」

ココア(チノちゃんの背中に、私は抱きついちゃってた)

ココア(チノちゃんの顔はまだ見えないけど……声の調子から、ビックリした様子なのは間違いない、のかな)

チノ「……お、お疲れでは、なかったんですか?」

ココア「ううん。すっごく疲れちゃってるけど」

ココア「――チノちゃんのためなら、いくらでもこんなこと出来ちゃうんだよ?」クスッ

チノ「――!」カァァ


ココア(……えっと)

ココア(声の調子は、いつもの「お調子者」っぽく見られる感じから……少し、変えて)


ココア「何か悩み事とかあるの? チノちゃん?」


ココア(うん。これくらいシリアスな感じなら――)


チノ「……べ、別に、何もない、です」


ココア(――当たり、かな)

ココア(チノちゃんは目一杯否定したいとき、ムキになる感じだから)

ココア(例えば今なら、私に顔を向けて怒った顔つきで睨んでくるだろうし……)

ココア(やっぱり背中を向けたまま、チノちゃんはか細い声で私に返してきた)

ココア(――この感じなら)


チノ「……コ、ココアさん?」アセアセ

ココア「え? どうかした?」

チノ「そ、その……ちょっと強すぎると思います」

チノ「も、もう少し緩めてほしい、です」カァァ

ココア(だよね。そう言ってくるよね)

ココア(だから、私も……こう返そうと思うんだ)


ココア「――え? チノちゃんなら『抱きつかないで』って言うと思ってたけど」

チノ「――!」ハッ


ココア「私、抱きついちゃってていいの?」

チノ「……そ、それは」アセアセ

チノ「い、いいです。今日は、特別ですし」

ココア「……ホントは、普段からこうされちゃいたい、とか?」

チノ「ち、違いますっ!」

ココア「可愛い妹になら、いくら抱きついてもいいんだよ?」

チノ「……べ、別に、抱きつかれたいわけじゃないです」カァァ
30 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/07/21(火) 23:34:49.92 ID:TPd0SKsF0
ココア(――効果アリ、かな)

ココア(抱きついてる私も、チノちゃんの体温が上がったのがすぐ分かっちゃうし)

ココア(それは、きっと……チノちゃんだって、凄くよく分かってることで)


ココア(――そろそろ、本題に入らないと、だよね)

ココア「チノちゃんは、えっと……リゼちゃんが綺麗になってるのが寂しい、とか?」

チノ「……そ、そうなのかも、しれません」モジモジ

ココア「……そっか」

ココア「でも私、チノちゃんも十分過ぎるほど可愛いって思うけどね」

チノ「リ、リゼさんは綺麗なんです」

ココア「あー……たしかに、綺麗で可愛いよね」


チノ「――そ、それに」

チノ「さっきも言いましたけど……ココアさんが来てから、ますます綺麗になってる気がします」

ココア「……どうしてかな?」

チノ「あっ、またごまかしてますっ」

ココア「――それじゃ」

ココア「チノちゃんは、私がリゼちゃんに何かしたって思ってるの?」

チノ「……ち、違うんですか?」


ココア「うーん……チノちゃんがこっちに顔を向けてくれたら教えてあげよっかな」

チノ「!」ハッ

ココア「チノちゃんの可愛い顔が見れなくて寂しいし……」

チノ「……そ、それは」

ココア「まぁ、そのままでもいいけどね。チノちゃんに無理はしてほしくないし」

チノ「――わ、わかりましたっ」ズイッ

ココア(わっ、やっぱり向けてくれちゃうんだ)

ココア(「無理してほしくない」って言葉を出すと、チノちゃんはすぐに動いちゃうんだよね)

ココア(チノちゃんは凄く優しい子だから、相手に対する気遣いとかも強いんだろうなって……)


チノ「……こ、これでいい、ですか?」アセアセ

ココア(抱きついちゃったまま、チノちゃんは顔を向けてくれた)

ココア(さっきより顔は赤いし、身体も震えてるみたいだった)

ココア「うん、ありがとね。チノちゃん」

ココア「えっと……私がリゼちゃんに何かしたって、チノちゃんは思ってるんだよね?」

チノ「――そ、そうに決まってます」

チノ「リゼさんが、あんな可愛らしい顔をする所なんて見たことないです」

ココア「……今のチノちゃんも凄く可愛いけど」クスッ

チノ「で、ですからっ! ごまかさないでください!」カァァ


ココア(――そっか)

ココア(さっき「寂しい」って言ったけど……それはちょっと違うのかも)

ココア(もしかしたらチノちゃんは――)


チノ「べ、別に、ココアさんとリゼさんが……」

チノ「い、いえっ! リゼさんがどう変わっても、わ、私は……」
31 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/07/21(火) 23:36:50.58 ID:TPd0SKsF0
ココア(――ヤキモチ、みたいなものを焼いちゃってるのかも)

ココア(私がリゼちゃんに何かしたのに、自分には何もしてくれない、みたいな)

ココア(……そっか。それなら)


ココア「えっとね、チノちゃんが言ってることって結構アタリなんだ」

チノ「……え?」

チノ「そ、そうなんですか?」

ココア「うん」

ココア「種明かししちゃうと……私、前にリゼちゃんと、こんな感じになっちゃってたんだ」

チノ「……!」ハッ

ココア「それで今みたいにリゼちゃんと色々、お話ししてたんだ」

ココア「私がリゼちゃんにしたことって、そんな感じなんだよ?」

チノ「……や、やっぱり」

チノ「いつの間にかは知りませんけど……ココアさんとリゼさんは」

ココア「一緒にこんな風に寝ちゃってたんだよね」

チノ「……」


チノ「――そ、そうだったんですか」

チノ「や、やっぱり、ココアさんとリゼさんが……えっと、えっと」アセアセ

チノ「い、一緒に、寝てたんですね」カァァ

ココア「……うん」

ココア(チノちゃん、凄く慌てちゃってる……)

ココア(声の調子も、合わせてくれてた視線とか下に向けちゃったことも)


ココア(――それじゃ、そろそろ)


ココア「でもね、チノちゃん」


ココア(切り札……で、いいのかな?)


ココア「私、リゼちゃんに、しなかったこともあるんだよ?」

チノ「……え?」

ココア「何だと思う?」

チノ「そ、そんなの分かりません」

ココア「そっか……」


ココア「それを今から」

ココア「チノちゃんにやってあげようかな、って言ったら、どう思うかな?」

チノ「――!」

ココア「チノちゃんがイヤなら、やらないけど……」

チノ「……そ、それは」モジモジ
32 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/07/21(火) 23:40:20.60 ID:TPd0SKsF0
ココア「――それじゃ、やろっか」

チノ「……は、はい」ドキドキ

ココア「大丈夫。緊張しないでね?」

チノ「わ、分かりました」

ココア「――よいしょ、っと」ズイッ

チノ「わっ!?」ビクッ


チノ(――私の目の前に、ココアさんの顔がありました)

チノ(ココアさんの両手は私の枕の両脇に置かれてて)

チノ(私は、ココアさんに迫られてしまっている格好で……)

チノ(こ、これって……押し倒されてる、ってこと、でしょうか?)

ココア「――チノちゃんって」

ココア「本当に可愛いよね」ニコッ

チノ「……な、何を?」

ココア「ううん、本音だよ?」

チノ「べ、別に、私なんて……」

ココア「もう、チノちゃんったら――」

ダキッ

チノ「」

ココア「うん。この体勢からだと、思いっきり抱きしめられちゃうね」ギュッ

チノ「コ、ココアさん……」

ココア「ねぇ、チノちゃん? 私、こんな抱きしめ方したのって、チノちゃんが初めてなんだよ?」

チノ「……!」

ココア「それくらい、チノちゃんが好きなんだよ?」

チノ「――え、えっと、えっと」

ココア「大好き、だよ。チノちゃん」ニコッ

チノ「……コ、ココアさん」

ココア「可愛い、可愛い」ナデナデ

チノ「……」

ココア「ホントにいい子」

チノ「――こ、困ってしまいます」カァァ


――数分後


チノ「……」

ココア(――照れ疲れちゃったからかな)

ココア(あれから色々言ってる内に、いつの間にかチノちゃんは寝入っちゃったみたいで)

ココア(私のすぐ目の前で、チノちゃんが可愛く寝息を立てていた)


ココア(――ああ。起きたら、チノちゃんに種明かししないと、だよね)

ココア(うん、リゼちゃんのためにも、だよね。……だって)

ココア(そもそも私は……リゼちゃんと一緒のベッドで寝たことなんてないんだから)

ココア(チノちゃんは、すっかり信じこんじゃってたけど……ううん)

ココア(もしかしたら、私が――そういう感じの言い方とかしちゃってたから?)

ココア(……ね、狙ったわけじゃない、けど。多分)アセアセ
33 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/07/21(火) 23:42:46.20 ID:TPd0SKsF0
ココア(リゼちゃんにヤキモチみたいなのを焼いちゃってたらしいチノちゃんなら)

ココア(こういう風に言ったら、私に顔を向けてくれるって思ってたから)

ココア(本当に可愛かったなぁ……チノちゃん)ニコッ


ココア(――でも)

ココア(やっぱり、こんなのダメだよね)

ココア(チノちゃんに嘘ついて……私だけが満足しちゃってる感じだし)

ココア(そんなの、やっぱり――みんなに悪い、よね?)


――ココア? どうかしたのか?


ココア「――あ」


――お前、またここのスペル間違えて……まったく。

――ほら、ここをこうすれば……どうだ? わかったか? 

――そうか、それはよかった! うんうん、ココアもやればできるじゃないか!


ココア(……次から次へと思い浮かんでくる)

ココア(男の子っぽい口調の、美人で可愛いアルバイトさんの姿)


ゾクッ


ココア(――あっ。また、あの感じ)


チノ「……ココア、さん」


ココア(寝言にまで私のことを呟いてくれる大好きなチノちゃん)

ココア(でも、えっと……ごめんね、チノちゃん)


ココア(私の「大好き」は……チノちゃんだけには、あげられないかもしれなくて)

ココア(それは……もしかしたら、私に優しくしてくれるみんなに感じちゃってて)


ココア「……チノちゃん」ナデナデ

チノ「……ん」ピクッ


ココア(チノちゃんの綺麗な髪を大事に撫でながら)

ココア(私は胸にやって来る、あの感覚を少しでもやわらげようとするんだけど――)


ココア「――リゼちゃん」ボソッ


ココア(……ああ)

ココア(もしかしたら、また……明日も)

ココア(私の気分は落ち着かないまま、かも――)アセアセ
34 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/07/21(火) 23:44:36.71 ID:TPd0SKsF0
とりあえず、ここまででチノ編は一旦終わりです。
次回はリゼ編になるかもしれません。

それでは。
レスして下さる方、ありがとうございます。
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/22(水) 00:54:20.68 ID:ZMq3lSot0
リゼ編期待して待っとります
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/22(水) 04:16:02.22 ID:C178wVE3O
Good Good Good
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/01(土) 01:36:56.29 ID:T37YRQ32o
期待
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/03(月) 20:40:47.47 ID:CHeLQtb90
心理描写いいですね
39 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/08/15(土) 00:15:07.09 ID:UbPUUXlm0



――ラビットハウス


ココア「それじゃ、リゼちゃん。行こっか」

リゼ「ああ、そうだな」

リゼ「それじゃチノ、私たちは行ってくるから」

チノ「……」ジーッ

リゼ「――チノ?」

チノ「!」ビクッ

チノ「ご、ごめんなさい、リゼさん」

リゼ「どうかしたか? 何だか、いつもより目がジトッと……」

チノ「ち、違うんです! リゼさんじゃなく――」


ココア「え、えっと」

ココア「ごめんね、チノちゃん……」

チノ「……別に怒ってないですし」

ココア「え? 今、リゼちゃんに言ったのとちが――」

チノ「と、とにかく! 早く買い出し、行ってきて下さいっ!」

ココア「ひゃぁっ!?」ビクッ

ココア「う、うん。わかったよ……」

ココア「――ホントに、ごめんね?」

チノ「……」

チノ「どうせ、からかってるんですし」ボソッ

ココア「?」

チノ「な、何でもありません!」プイッ

リゼ「……??」



>そ、それじゃ行ってきます!
>チノ、また後でな


チノ「……」

ティッピー「チノ」

チノ「おじいちゃん……」

ティッピー「ココアのことなんじゃが……」

ティッピー「たしかに、チノが怒る気持ちもわかる。ただ……」

チノ「……はい」

チノ「何だか最近、ココアさんの調子がおかしいような気もします」

チノ「あの夜も、何だかいつものココアさんみたいで、そうじゃないような……」

ティッピー「うむ。そうじゃな、チノ」

ティッピー「……難しいかもしれんが」

チノ「大丈夫です。私、別に怒ってなんていませんし」

チノ「……リ、リゼさんと一緒に寝たという話なんて全然、気にしてませんし」アセアセ

ティッピー(うーむ……これは)
40 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/08/15(土) 00:16:05.09 ID:UbPUUXlm0



――スーパーマーケット


リゼ「これと、これと……後は、あそこだな」

ココア「わっ。やっぱり、リゼちゃん手際いいよね」

リゼ「そうか? 普通だと思うが」

ココア「……出来る人って、『普通』って使いたがるし」

リゼ「そ、そういうわけでは……」モジモジ

ココア(ふふっ、可愛い……)


ココア(――結局)

ココア(チノちゃんには、リゼちゃんとのことは嘘だって話したけど)

ココア(リゼちゃんには伝える機会が見つけ出せなくて)

ココア(まぁ考えてみたら、どう言えばいいのかさっぱり分からなかったし)

ココア(このままでもいいのかな……)


リゼ「えっと……次の品物は、っと」

ココア「あっ、リゼちゃん。それって多分、これ――」

ココア(リゼちゃんの声を受けて、私はそれらしい品物に手を伸ばした)

リゼ「あっ、そっか。ありがとな、ココア――」

ココア(それと同時に、リゼちゃんも手を伸ばして……)



ピトッ



リゼ「……!」

ココア「……あ」

ココア(私の手とリゼちゃんの手が、くっついた)

ココア(いつも鍛えてるとは思えないくらい、柔らかくて滑らかな感触で)

ココア(絹みたいな感じ、ってこういう時に言うんだっけ?)

リゼ「……お、おい、ココア?」カァァ

ココア「――あっ」

ココア「ご、ごめんね。リゼちゃん」

ココア(触ってる所が熱くなったと思ったら、やっぱりリゼちゃんが顔を赤らめちゃってて)

ココア(近い距離から、そんなリゼちゃんの顔を眺めたら……ほら、やっぱり可愛すぎちゃう)


リゼ「……よ、よしっ」

リゼ「とりあえず、これで買い出しはおしまいだな」

ココア「うん。そうだね」

リゼ「……」チラッ

ココア「? リゼちゃん?」

リゼ「!」ビクッ

リゼ「な、何でもないっ!」
41 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/08/15(土) 00:16:57.77 ID:UbPUUXlm0
ココア「そ、そっか……」

ココア「……ごめんね?」

リゼ「あ、謝らないでくれ」

リゼ「余計に、て、照れくさくなるだろう?」カァァ

ココア「そっか。そうだよね」

ココア(――リゼちゃんの、そんな表情を見たくて言ったのかも、なんて)

ココア(いちいち、自分で自分を疑っちゃうのが何かイヤだった……)



――外


リゼ「……それじゃ、帰るか」

ココア「うん、そうだね」

リゼ「さてと。急いで帰って、チノたちと店内を――」

ココア「……ねぇ、リゼちゃん?」

リゼ「ん?」

ココア「それ、重くない?」

リゼ「……これか?」

リゼ「いや、大したことないぞ」

ココア「……さっき、バッグに詰めてる時」

ココア「私、凄く重くて腰が抜けちゃいそうになったし」

リゼ「……!」

ココア「リゼちゃん、ホントに大丈夫?」

リゼ「――え、えっと」


リゼ「そ、そうだな……たしかにココアの言う通り、ちょっと重いかもな」

ココア「そっか。それじゃ――」

ココア「ね? 一緒に持たない?」

リゼ「……え?」

ココア「ほら。ここを、こうして――」


ココア(言いながら私は、リゼちゃんの持っている所に手を伸ばす)

ココア(うろたえちゃうリゼちゃんに気づかないフリをしながら、バッグを支える持ち手の一方を私が掴んで――)


ココア「ほら。こうしたら、重さも半分こかなって」クイッ

リゼ「……コ、ココア」

ココア「ね? このまま、ラビットハウスまで戻らない?」

リゼ「そ、それは」

リゼ「そう、だな……」

ココア「うん。いつもリゼちゃんに持ってもらっちゃったし」

ココア「……たまには、リゼちゃんも私たちを頼っていいんだよ?」

リゼ「……い、一応、私はお前の先輩なんだが」

ココア「うん。バイトの先輩だからこそ」

ココア「ムリしないで、色々話して下さい。先輩?」クスッ

リゼ「……そ、そういうのはやめてくれ」

ココア「ふふっ、冗談だよ」
42 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/08/15(土) 00:17:27.86 ID:UbPUUXlm0
ココア(そう言いながら、片方の手で赤くなった頬を押さえるリゼちゃんを横目に)

ココア(私たちは、ゆっくりとラビットハウスに向かって歩き始めた)

ココア(……さすがに、今日は計算とかしてなかったって思う)

ココア(同時に品物に手を伸ばしたのも偶然だし、リゼちゃんが重いんじゃないかなって心配になったのもホントだった)

ココア(今だって、そう。リゼちゃんは私に力がないのを分かってくれてるからか――)


リゼ「ココア、大丈夫か? 重くないか?」


ココア(――ほら、バッグの紐の一方を強く支えてくれてる)

ココア(リゼちゃんはホントにかっこよくて優しくて気が利いて……)


ココア「――ねぇ、リゼちゃん?」

リゼ「ん? どうかしたか?」

ココア「好きだよね」

リゼ「」

ココア「ほら。今日、買ってきた銘柄」

リゼ「……あ」

リゼ「そ、そうだな、うん。好きな味だ」アセアセ

ココア「ふふっ、そうだったよね」

リゼ「……あ、ああ」カァァ

ココア(ほら……こんなことだけでも、すぐに顔を赤くしちゃって)

ココア(――どうしたらいいんだろ?)

ココア(私、ついこの前、チノちゃんが「好き」だって何度も言ったのに――)


リゼ「す、好きって、そういう……い、いや! なんでもないっ」プイッ

ココア(ホントに、何だかフクザツだよ……)
43 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/08/15(土) 00:19:22.73 ID:UbPUUXlm0
ここまでです。
リゼ編です。
チノ編の時ほど展開が具体的に思い浮かんできませんが、頑張りたいと思います。

それでは。
2期が楽しみですね。
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/15(土) 00:32:51.01 ID:kq7qbgRQO

二期はモカ姉さんくるから楽しみ
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/15(土) 12:24:38.08 ID:/3bHnyuV0
来たか…!
待っていたよ、乙
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/24(月) 21:36:49.00 ID:5cS9+R6I0
おつ
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/25(火) 01:27:42.04 ID:xcWkKZdw0
ほしゅ
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/23(水) 15:47:49.47 ID:HxyIFyTro
49 : ◆p9SgRx86s. [sage]:2015/10/08(木) 18:30:09.89 ID:SRo270dq0
すみませんでした。
今日中に投下したいと思います。
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/08(木) 20:15:18.17 ID:DnvYO60Uo
待ってました!
51 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/10/08(木) 22:41:40.73 ID:SRo270dq0
ココア「……よしっ、できたよ!」

リゼ「どれどれ……おお、上手くなったな」

ココア「ありがと、リゼちゃん。リゼちゃんのおかげだよ」

リゼ「いや。ココアの努力の賜物だよ」

ココア「えー? リゼちゃんがいなかったら、絶対ここまで描けるようにならなかったもん」

リゼ「コ、ココア……え、えっと。その」

ココア(……あっ、そういえば)

ココア(リゼちゃん、褒められるのには弱いんだったっけ)


ココア「リゼちゃんは可愛いしかっこいいし」

ココア「器用だし力持ちだし……完璧だよね」

リゼ「そ、それ以上はやめてくれぇ……」カァァ

ココア「そう? リゼちゃんったら、照れ屋さんなんだから」

リゼ「コ、ココアのせいだっ!」


ココア「あっ、そうだ。リゼちゃん」

リゼ「なんだ?」

ココア「少し待っててくれる?」

リゼ「え? あ、ああ……」


――


ココア「ここをこうして……っと。よし、完成っ」

ココア「はい、リゼちゃん。どうぞ」

リゼ「……こ、これは!」

ココア「あっ、わかった? リゼちゃんだよ」

リゼ「わ、私の顔のラテアート……」

ココア「師匠へのお礼に作ったんだよ」

ココア「さぁ、飲んで飲んで」

リゼ「い、いや……これは、ちょっと」

リゼ「の、飲むのが申し訳ないし、恥ずかしいな」

ココア「え、そう? それなら私が飲んじゃおっかな」

リゼ「そ、それはダメだ!」

ココア「え? どうして?」

リゼ「その……」

リゼ「わ、私がココアに飲まれるのは、お、落ち着かないしっ!」カァァ

ココア「……ふーん」

リゼ「な、何だ、その顔」

ココア「いやー、リゼちゃんってホントは飲みたいんじゃないかなぁって」クスッ

リゼ「……うぅ」
52 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/10/08(木) 22:43:40.97 ID:SRo270dq0
リゼ「そ、それじゃ、頂こう」

ココア「うんうん」

リゼ「……えっと」

リゼ「コ、ココア。ありがとな」

ココア「いやー、リゼちゃんは大事な先輩だし、師匠だし」

リゼ「……ココア」

ココア「どうぞ、リゼちゃん」

リゼ「あ、ああ……」



――その頃



チノ「……」

チノ「ココアさんとリゼさん、やっぱり……」

ティッピー「チ、チノ。考えすぎじゃと思うぞ」

チノ「べ、別に、そういうことを考えてるわけじゃありません」

チノ「ただ……リゼさんと仲良しだと思っただけです」

ティッピー(それが「そういうこと」なんじゃと思うが……)

チノ「……はぁ」

チノ「ホントにココアさんは、困った人です」

チノ「私……ココアさんを、どう思ってるんでしょうか?」

ティッピー「わしに聞かなくとも、チノの中で答えは出とるんじゃないか?」

チノ「……そうですね」

チノ「お調子者で妙な所で鋭くて、変な人ですね」

ティッピー「……チノがそれで納得するなら、それでもいいんじゃが」

チノ「な、何か引っかかる言い方ですね」

ティッピー「……その」

ティッピー「チノはココアのことが――」

チノ「そ、それ以上はダメですっ! 違います!」カァァ

ティッピー「まだ言い終えてないんじゃが……」
53 : ◆p9SgRx86s. [saga]:2015/10/08(木) 22:48:07.24 ID:SRo270dq0
一旦、ここまでになりそうです。
久々なのに短くてすみません。

リゼ編は、後もう一つの話で終わりの予定です。
それでは。
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/09(金) 03:55:03.46 ID:88mgqBuKo
乙 待ってるぞ
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/09(金) 11:24:35.50 ID:iwtD4D6Go
乙。
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/09(金) 14:00:28.64 ID:pXn6wF950
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/09(金) 18:18:58.38 ID:lUtn1SzFo
おつ
58 : ◆p9SgRx86s. [sage saga]:2015/11/08(日) 22:27:20.25 ID:GsVE4zCz0
すみません
もう少しかかりそうです
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/16(月) 01:37:43.02 ID:/ESTV1vXo
待ってる
60 : ◆p9SgRx86s. [sage saga]:2015/11/21(土) 14:37:26.72 ID:xVtDSrud0
諸事情で入院することになりました
1ヶ月ほど書き込みできないかもしれません
ごめんなさい
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/23(月) 13:54:54.25 ID:7TXjfF9/o
マジかよ
お大事に…
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/24(火) 00:19:28.03 ID:rw6KeAbF0
なん…だと…
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/30(月) 20:00:18.01 ID:bn7/vdmk0
ごーくろーさーまー
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/12(土) 23:22:59.08 ID:IO1topVAo
うむ
65 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/02(土) 23:18:34.05 ID:j8fmm/JT0
もう一ヶ月すぎてるんやで
書いたってええんやで
66 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/06(水) 18:27:52.64 ID:ritVp29qo
ごちうさ3期あるかな
67 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/07(木) 10:04:23.76 ID:62yjgvVNo
総ては豚の投資もとい散財にかかっている
68 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/12(火) 03:57:56.05 ID:96UhOQYWo
ニコ生一挙放送見た
やっぱごちうさN1
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/31(日) 00:38:01.47 ID:WftqeXDGo
はよ
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/20(土) 14:05:06.41 ID:ZGJLOTcBo
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/20(土) 17:44:48.83 ID:ytuG8EHEo
2ヶ月出されとるで。
野崎君の方みたいに生存報告だけでも頼む。
72 : ◆p9SgRx86s. [sage]:2016/02/24(水) 21:14:21.27 ID:qgFYMd2BO
すみません……生きてます
どうにかこうにか構築しようとはしてるのですが……なかなか手詰まり感が
もう少々お待ちを

>>71
ありがとうございます
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/07(月) 02:11:11.67 ID:QFevN5gh0
まってまーす
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/23(水) 21:34:17.92 ID:uMjPtwVVO
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2016/03/29(火) 02:26:15.38 ID:nyyzrvO80
保守
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/28(木) 18:21:59.59 ID:NkgB2sR00
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