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エレン「告白しようと思う。」 -
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/19(水) 09:43:32.45 ID:pHnuQk990
ミカサ「今・・・何と・・・?」
エレン「だからさ、告白しようと思うんだ。二度も言わせんな。でさ・・・。」
ミカサ(ああ、ついに、エレンが私に告白・・・。)
ミカサ(わかっていた、わかっていたけど、改めて言われるとなると、ああ・・・。)
ミカサ(宣言してから告白するなんて・・・、なんだか可愛い・・・。)
ミカサ(大丈夫、私はエレンを受け入れる。そもそも私はエレンのもの!)
エレン「・・・なんだけど・・・、おいミカサ、聞いてるか?」
ミカサ「はっ、ごめんなさい、何だっけ?」
エレン「だからさ、どう告白していいかがわからないんだ。」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1439945012
1.5 :
荒巻@管理人★
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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
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木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
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http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/
エルヴィン「ボーナスを支給する!」 @ 2024/04/14(日) 11:41:07.59 ID:o/ZidldvO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713062467/
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/19(水) 09:47:28.00 ID:pHnuQk990
ミカサ「そういうのは、男らしくストレートに好きだと言うといい。」
エレン「そういうものなのか?」
ミカサ「そういうもの。」
エレン「じゃあ、次に、どういうシチュエーションで言えばいいんだ?」
ミカサ「シチュエーション?」
エレン「ああ、雰囲気って大事だろ?だからムードあるところで言いたいな。」
ミカサ(エレン・・・、そこまで考えてくれるなんて・・・。優しい・・・。)
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/19(水) 09:50:30.11 ID:pHnuQk990
ミカサ「それは・・・、ドキドキするようなところで言えばいいのでは・・・、吊り橋効果で・・・。」
エレン「吊り橋効果って、緊張のドキドキを恋のドキドキと勘違いしちまうってやつか?」
ミカサ「そう、例えば、シャワー室とか・・・。」
エレン「ええ!俺が女子のシャワー室に入るのか!?」
ミカサ「絶対驚くし、その状況では胸が高鳴ってしまう。」
エレン「そ、そうか・・・。」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/19(水) 09:57:16.19 ID:pHnuQk990
エレン「ちょっと待て!シャワー室って、普通裸でいるだろ!」
ミカサ「そうだけど・・・。」
エレン「そんなところで告白したら・・・、いや告白以前に嫌われるに違いねえよ!」
ミカサ「そんなことはない。」
エレン「そんなことあるって!」
ミカサ「もし叫んでしまうことがあれば、その唇をふさげばいい。」
エレン「ふさぐって・・・、まさか・・・。」
ミカサ「そう、キスをする。」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/19(水) 10:01:20.95 ID:pHnuQk990
エレン「シャワー浴びてるところに侵入して、しかもキスまでするって、変態じゃねえか!」
ミカサ「相手が了承していれば問題無い。」
エレン「そんな確証無いだろ!」
ミカサ「大丈夫、エレンが告白してきて、拒むことはしない。」
エレン「なんでそんなことがわかるんだよ!」
ミカサ「・・・それは・・・、両想いだから・・・。」
エレン「・・・え?」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/19(水) 10:06:33.24 ID:pHnuQk990
ミカサ「両想い・・・だから・・・。」
エレン「そうだったのか・・・。」
ミカサ「そう、だから何も恐れることはない。」
エレン「そうか・・・、じゃあもっと先のこともしていいのかな?」
ミカサ「先のこと?」
エレン「ああ、ほら、お互いシャワー室で裸でいるんだから・・・、な?」
ミカサ「あっ・・・、いいと思う・・・。」
エレン「本当にいいのかな・・・?」
ミカサ「大丈夫・・・。」
エレン「わかった。じゃあ明日告白するよ。」
ミカサ「うん。」
エレン「じゃあ、おやすみ。」
ミカサ「おやすみ。」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/08/19(水) 10:07:45.42 ID:6HjUW9MAO
またアルミンの胃が……
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/19(水) 10:09:03.29 ID:pHnuQk990
ミカサ(ああ・・・、明日ついにエレンと・・・。)
エレン(まさか両想いだったなんて・・・、でもなんでミカサが知ってたんだろう?)
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/19(水) 10:12:10.39 ID:pHnuQk990
〜翌日〜
エレン「・・・・・・。」
ミカサ「・・・・・・。」
アルミン「どうしたの二人とも、今日はやけに静かだね。」
エレン「そ、そんなことねえよ!」
ミカサ「そんなことない!」
アルミン「わっ!ちょっと、急に大声出さないでよ。」
エレン「ああ、すまない・・・。」
ミカサ「・・・・・・。」
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/19(水) 10:17:29.05 ID:pHnuQk990
アニ「私、シャワー浴びてくるよ。」
ミーナ「いってらっしゃい。」
ミカサ「私も!シャワーを浴びる!」
アルミン「ちょっとミカサ。そんなこと大声で言わなくてもいいよ。」
ミカサ「ご、ごめん。」
エレン(サンキュー、ミカサ!これで俺も自然にシャワーを浴びにいける!)
エレン「じゃあ、俺もシャワー浴びようかな。」
アルミン「あっ、じゃあ僕も・・・。」
ミカサ(そうだ!アルミンにも協力してもらおう!)
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/19(水) 10:23:14.90 ID:pHnuQk990
ミカサ「ねえ、アルミン。」
アルミン「なんだい、ミカサ。」
ミカサ「ちょっとお願いがある。」
アルミン「なに?」
ミカサ「エレンは大事な用事でシャワー室に行かない。でもいることにしたいから、アルミンはその証人になって。」
アルミン「えっ、シャワー浴びにいくのに、シャワー室にいないの?」
ミカサ「・・・これは親友だから話すのだけど・・・、今日は私とエレンが結ばれる大事な日・・・。」
アルミン「結ばれる・・・シャワー室・・・ミカサとエレン・・・、はっ!」
ミカサ「流石はアルミン、察しがいい。」
アルミン「わかったよ、ミカサ。任せておいて。」
ミカサ「頼もしい。」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/19(水) 10:25:29.41 ID:pHnuQk990
アルミン(そうか・・・、ミカサとエレンがついに・・・。)
アルミン(僕もようやく胃痛から解放されるんだ・・・。)
アルミン(僕も自分のことに集中しないとな・・・。)
アルミン(いつか君を振り向かせてみせるよ・・・、アニ。)
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/19(水) 10:29:58.28 ID:pHnuQk990
〜シャワー室〜
ミカサ(ついに、この後、エレンと・・・!)
ミカサ(エレンは今外で待っている・・・。タイミングよく中に入れないと・・・。)
アニ「どうしたのミカサ、外に何かいるの?」
ミカサ「いや、何でもない。」
アニ「ふうん。」
ミカサ(アニがシャワーを浴びている。エレン、今がチャンス!)
ミカサ「ごほん!ごほん!」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/19(水) 10:32:38.66 ID:pHnuQk990
エレン(このわざとらしい咳・・・、そうか、ミカサ!)
ミカサ(これで伝わったはず。後はシャワーを浴びながらエレンが来るのを待っていよう・・・。)
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/19(水) 10:43:28.65 ID:pHnuQk990
エレン(さて、ゆっくり入ってっと・・・。しまった!湯気で何にも見えない!)
ミカサ(はっ、この湯気では間違ってアニのところに行ってしまう可能性がある!)
ミカサ「アニ、今日の訓練で、またエレンを痛めつけた。」
アニ「・・・それが何、訓練だから当たり前でしょ。」
ミカサ「私のエレンに何かあったらどうするつもり?」
アニ「何かあったときのための訓練でしょ?」
ミカサ「ぐっ。」
エレン(サンキュー、ミカサ。これで位置は把握した。)
ミカサ(さあ、エレン早く私のところに・・・。)
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/19(水) 10:47:56.62 ID:pHnuQk990
エレン(ここだな。よし、やるぞ!)
エレン「・・・・・・。」
アニ「・・・誰?」
エレン(しまった、ばれたか!?)
ミカサ(まずい、気づかれた!?)
アニ「なんのつもり?」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/19(水) 10:51:33.84 ID:pHnuQk990
エレン(しかたない、ここまできたらやるしかない!)
エレン「アニ・・・。」
アニ「エレン?」
ミカサ(何?シャワーの音でよく聞こえない。)
アニ「あんた、こんなところで・・・。」
エレン「アニ、好きだ!」
アニ「んっ!」
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/19(水) 10:55:08.41 ID:pHnuQk990
アニ(ちょっと、何するの!?)
エレン(両想いなはずだから、落ち着かせれば後は大丈夫、のはずだ。)
アニ「っぷは、苦しいからやめて!」
エレン「ご、ごめん!」
アニ「あんた、こんなことしてただですむと思ってんの?」
エレン「・・・・・・。」
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/19(水) 11:00:34.63 ID:pHnuQk990
エレン「・・・俺はアニが好きだ・・・。」
アニ「っな!?」
エレン「アニは、俺のことどう思ってる?」
アニ「変態だね。」
エレン「・・・やっぱりな。」
アニ「・・・早く出てって。」
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/19(水) 11:09:50.44 ID:pHnuQk990
〜その後〜
ミカサ「エレン、臆病になってしまうのは仕方がない。またチャレンジしてほしい。」
エレン「いや、今回のことで俺はすっげえクズな人間なんだな、って思い知った。だから諦める。」
ミカサ「そんなことはない。諦めないで。」
エレン「いいんだ。もうふっ切れたから。」
アルミン「何言ってんだよ、エレン!」
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/19(水) 11:17:38.20 ID:pHnuQk990
エレン「アルミン・・・。」
アルミン「一度失敗したからってなんだよ!諦めんなよ!」
エレン「いや、でも・・・。」
アルミン「どうしてそこでやめるんだそこで!もう少し頑張ってみろよ!ダメダメダメダメ諦めたら。周りの事思えよ、応援してくれる人達の事思ってみろって。あともうちょっとのところなんだから。僕だって一人の女の子を振り向かせようと必死なんだよ。ずっとやってみろ!必ず目標を達成できる!だからこそNever give up!!」
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/19(水) 11:19:51.67 ID:pHnuQk990
エレン「アルミン、わかったよ、俺頑張るよ!」
ミカサ「そう、頑張って!」
エレン「頑張ってアニの心を射止めてみせるよ!」
ミカサ「えっ?」
アルミン「えっ?」
エレン「そうと決まったら早速アプローチだ!」
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/19(水) 11:26:11.59 ID:pHnuQk990
アルミン「・・・知ってた?」
ミカサ「いや・・・、てっきり私のことが好きなんだと思ってた。」
アルミン「アニが好きって、それじゃあ恋敵じゃないか!」
ミカサ「アルミン!あの女のことが好きなの!」
アルミン「そうだよ!悪いか!」
ミカサ「あの女はダメ!エレンの恋も、アルミンの恋も、止めてみせる!」
アルミン「なんでわかってくれないんだよ!ちくしょー!」
ミカサ「アルミン、どこ行くの、アルミンー!」
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/19(水) 11:28:06.92 ID:pHnuQk990
アルミン「くそ!なんでわかってくれないんだ!」
エレン「お、アルミン。」
アルミン「エレン!なんでなんだよ!なんでよりにもよって!」
エレン「どうしたんだ?」
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/19(水) 11:31:36.07 ID:pHnuQk990
エレン「・・・そうか、お前もアニのことを・・・。」
アルミン「うん、でもミカサは反対なんだって。」
エレン「俺さ、あんなことしたやつを、恋愛対象としては見れない、って言われちまった。」
アルミン「そう。」
エレン「たぶん、お前にも迷惑かけちまうと思う。」
アルミン「いいよ、別に。」
エレン「俺、どうしたらいいんだろう。」
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/19(水) 11:38:42.73 ID:pHnuQk990
アルミン「世間はさぁ…冷てぇよな…みんな君の想いが…感じてくれねぇんだよ!どんぐり頑張ってもさ!なんでわかってくんねーんだ!って思うときあるのよね…僕だってそうさ!熱く気持ちを伝えようって思ったってさ…おめぇ熱すぎる!って言われんだよ…でも大丈夫!わかってくれる人はいる!」
エレン「アルミン、熱いな。」
アルミン「エレン、頑張ろう、今はダメでも、最後は誰にもわからない。100回叩くと壊れる壁があったとする。でもみんな何回叩けば壊れるかわからないから、90回まで来ていても途中であきらめてしまう。」
エレン「?」
アルミン「つまりさ、アニの心もいつかは受け入れてくれるようになるんじゃないか、ってことだよ。」
エレン「・・・・・・そうだな、いずれ今日のことも時間が解決してくれるよな。」
アルミン「それは違うよ。」
エレン「え?」
アルミン「よく、時間が解決してくれると言うけれど、そうは思わない。でも、行動した時間なら解決してくれるはずだ。」
エレン「アルミン、今日はお前どうしたんだ?」
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/19(水) 11:41:51.11 ID:pHnuQk990
ミカサ「あ、いた!」
エレン「ミカサ!」
ミカサ「ごめん、私は親友の恋を応援することもできない、最低な女だ。」
アルミン「そんなことないよ。」
ミカサ「エレン、アルミン、アニへ恋、応援してるから!」
エレン「ありがとう!」
アルミン「ありがとう!」
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/19(水) 11:46:35.28 ID:pHnuQk990
エレン「よーし、俺たちの恋は、まだまだ始まったばかりだ!」
こうして、エレンたちはまた成長したのであった。
しかし、シャワー室の一件ですっかり嫌われたエレンは、アニに好かれることは無かった。
アルミンもそのとばっちりを受けた。
それを見たミカサは、上手くいかない二人に安心する自分と、素直に応援できない自分との間で、葛藤し続けるのであった。
おしまい
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/08/19(水) 11:54:22.86 ID:hsepMLskO
乙
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/08/19(水) 13:38:00.48 ID:J3Wg9nSAO
乙
エレンが終始正論しか言ってないww
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/08/20(木) 05:30:50.50 ID:ZP4C48iAO
寝相が悪過ぎるベルトルさん書いた人かな?
全員が必死でアホやってて笑うわww
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[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
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