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【スプライトSS】スー「ただいま」 -
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/08/24(月) 03:33:53.37 ID:ANlVh7cAO
※「スプライト」原作終了後の話
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1440354833
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
[
Twitter
]: ID:???
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/
渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/
二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/
佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/
全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/
君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/
笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/
【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/24(月) 03:40:08.61 ID:ANlVh7cAO
―――――!
…声が聞こえる……ああ、この声は………
―――ちゃん!
トキオ「お姉ちゃん!」
スー「…!!」バッ
トキオ「良かった…目が覚めた…」
スー「う…トキオ……?」
トキオ「ど、どうして…」
スー「え?」
トキオ「どうして僕についてきたんだよ!あのまま皆と一緒に帰れたかも知れないのに」
スー「…」
スー(そうだ……私はあの時、トキオを追って…)
トキオ「お姉ちゃんも、もう…元の時間軸に帰れるかわからないのに」
スー「…トキオを置いていけるわけないじゃん…」
トキオ「…」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/24(月) 03:47:10.42 ID:ANlVh7cAO
スー「…皆には悪いと思うし…本当は一緒に帰りたかった…でも」
スー「トキオを一人にするのも辛かった」
トキオ「…馬鹿だよ、お姉ちゃんは…」グスッ
スー「…ごめん…」ポンッ
スー「…」
スー「そういえば、ここは…山の中?」
トキオ「わからない。またどこかに来たみたいだけど」
ザッザッザッ
スー「…あ、こっち来て見てトキオ」
トキオ「え?」
スー「あの街並…私達の元いた場所と同じような時代じゃない?」
トキオ「本当だ…でも…見た目が似てるだけかも知れないよ」
スー「行ってみようよ」
トキオ「うん」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/24(月) 03:53:08.24 ID:ANlVh7cAO
―――――――
ザッザッザ…
トキオ「はあ…山降りてたら疲れたよ…」
スー「…コンビニがある。ちょっと待っててね、飲み物買ってきてあげるから。何がいい?」
トキオ「じゃあ、お茶でいい」
スー「えー、ジュースじゃなくていいの?」
トキオ「いいよお茶で」
―コンビニ―
スー「…あ、新聞。何年か見てみよう」バサッ
スー「…2015年…」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/24(月) 04:03:53.37 ID:ANlVh7cAO
―――
スー「はい、どうぞ」
トキオ「あ、ありがとう」
スー「…ここ、2015年だってさ…」
トキオ「え、元いた時代よりちょっと先?」
スー「いや、でも…おじさんや哲ちゃん、キリちゃん、ミキちゃんに会えるかも…」
トキオ「でも、お姉ちゃんが知ってるより年は取ってるんだよ?」
スー「まあ、ね……でも…」
トキオ「それにそもそも…」
ザッザッザッ
「スー!」
スー「!!」
トキオ「え?」
キリコ「おーい、スー!」
トキオ「え、あの人…」
スー「き、キリちゃん!!」バッ
ダッダッダ!
スー「!!」
好子「キリちゃ〜ん、ごめん、待たせたー!」
キリコ「おう、遅刻すんなよスー」
好子「ごめんごめん、へへへ」
スー「………え………」
トキオ「お姉ちゃんが…もう一人……」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/24(月) 04:08:59.89 ID:ANlVh7cAO
キリコ「仕事はどうだよ?」
好子「だいぶ慣れてきたよ。そういえばミキちゃんは?」
ザッザッザッ…
スー「う、嘘……どういう事…」ガクッ
トキオ「…たぶんここは…僕やお姉ちゃんがいたとことは…似てるだけで全く違う時間軸なんだ」
スー「…そんな……せっかく会えたと思ったのに…」
トキオ「…ごめん…僕がこんなことに巻き込んだようなもんだ…」
スー「ち、違うよ!トキオは悪くないから!」
トキオ「…でも、こんなとこに居たらつらそうだし、あまり長居はしない方が良さそうだよね…」
スー「…うん……」
スー「はぁ」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/08/24(月) 11:13:55.64 ID:AZO3KaAF0
まさかあんなマイナー作品のSS書くやつがいるとは
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/29(土) 21:10:33.07 ID:nenL+TxAO
―――
スー「…どうしよう…お金ちょっとしか無いからどっかに泊まる余裕もないし…」
トキオ「どこかのファミレスで時間潰す?」
スー「いやぁ…ずっと居たら迷惑そうだし…」
ゴゴゴゴゴ…
スー「ん?」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨!!!
スー「きゃっ!!!」
トキオ「地震!?」
グラッ
スー「トキオ、危ない!!」
トキオ「!!」
バッ!!!
ズシイイイインッ!!!
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/29(土) 21:21:29.27 ID:nenL+TxAO
スー「危ない、下敷きになるとこだった…」
トキオ「お、お姉ちゃん…ごめん…」
スー「大丈夫大丈夫。それより広いとこに避難にしよう。確か近くに公園があった」
トキオ「うん」
タッタッタ…
―――――
好子の家
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨!!!
好子「わ、地震!!」
ミキ「揺れが強いよ!ど、どうしよう…!!」
キリコ「落ち着け!どっかの下に隠れ…」
ガラガラ!!
ミキ「きゃあっ!!」
好子「ミキちゃん!!」バッ
ピシッ!ピシッ!!
キリコ「…!ヤバい、崩れる!早くしろ!!」
好子「!!」
ドオオオオオ!!!
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/29(土) 21:26:11.68 ID:nenL+TxAO
―――――
スー「う…なにこれ…町が…」
トキオ「…崩れてる建物もある…僕達はたまたま広い場所の近くにいたから良かったけど…」
スー「…」
スー「あ、そうだ…元いた時間軸でもこの近くに私達の家が…」
トキオ「気になるの?」
スー「何かあったら嫌じゃん!」ダダダッ
トキオ「あ、待って!」
ザッザッザッザッザッザ………
スー(キリちゃんも確かこっちの方角に歩いていった…もしかしたら…)
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/29(土) 21:32:32.40 ID:nenL+TxAO
―――――
好子の家
キリコ「…う…」
キリコ「いて!くそ…足が…」
ミキ「う、うう…」グスッ
キリコ「ミキ…平気か?」
ミキ「たぶん、大丈夫だけど…動けない」
キリコ「私も足が痛んで動けない」
キリコ「おい、スー…スー!」
好子「…」
キリコ「おい、スー!」
ミキ「スーちゃん!!」
好子「…」
キリコ「やべぇ…返事がない。しかもあいつ出血が酷い…」
ミキ「そんな…このままじゃ…」
キリコ「ちくしょう!誰か助けてくれ!!」
ザッザッザッ!!
スー「キリちゃん!ミキちゃん!!」ダダダッ
キリコ「……………え!!?」
ミキ「!!?」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/29(土) 21:40:11.14 ID:nenL+TxAO
キリコ「す、スーが、もう一人…え?」
ミキ「!!?」
スー「二人とも瓦礫に挟まれてる…トキオ、手伝って!!」
トキオ「うん!」
スー「せーーのっ!!」
ガラガラ!!
スー「あー、重たい!」
トキオ「な、何とか持ち上がった…」
スー「キリちゃん、ミキちゃん、もう大丈夫だよ!」
キリコ「…助けてくれたのはありがたいが……あんた、何者だ?」
スー「え?」
ミキ「な、何でスーちゃんが…二人…」
スー「え、いや…たまたま似てるだけじゃないかなぁ………ははは…」
キリコ「…」
ミキ「あ、それより!スーちゃんが一番危ないの!!」
好子「…」
トキオ「本当だ、出血が多いよ!早く助けなきゃ!」
スー「うわ!待ってて、すぐ助けるから!!」ダッ
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/29(土) 21:45:22.46 ID:nenL+TxAO
スー「せーの!」
ガラ!!
好子「…」
トキオ「とにかく最初は血を止めなきゃ…」
スー「……お願い……助かって………」グッ
キリコ「スー…」ザッザッ
ミキ「死なないでよ!お願いだから!!」
好子「…う…」
スー「!」
ミキ「スーちゃん!」
キリコ「おい、大丈夫か!」
好子「…波…」
スー「え?」
好子「黒い波が来る…」
トキオ「!」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨!!
スー(時間が来た!?こんな時に…)
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/29(土) 21:52:50.43 ID:nenL+TxAO
好子「…あなたにも見えてるんだね…」
スー「!」
好子「私は大丈夫だから、心配しないで…それよりあなた、時間に飲み込まれる前に逃げた方がいいよ」
キリコ「…なに言ってんだお前…」
好子「気にしないで、この人に話してることだから」
スー「…」
好子「あなたはここの時間軸の人じゃないでしょ?なら…早く、時間から逃げて…」
スー「…無事でね…」
好子「大丈夫」
好子「私達を助けてくれてありがとう」
スー「うん………トキオ、行こう」
トキオ「うん」
スー「…じゃあね」
キリコ「…助けてくれてありがとうな!」
ミキ「ありがとー!!」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/30(日) 11:03:58.33 ID:0e3mqgJAO
ザッザッザッ!!
スー「はあ…はあ…トキオ、早く!!」
トキオ「うん!」
ドオオオオオ!!
どぷん…
スー「はあ…はあ…危なかった……」
トキオ「…こっちの世界のお姉ちゃんも時間が見えてたみたいだね…」
スー「うん…」
どぷん どぷん
トキオ「…これは…時代ごと飛ばされるかも知れない」
スー「…まだろくに話もしてなかったのにな…仕方ないか」
トキオ「…お姉ちゃんは…どうする気なの?」
スー「トキオが戻りたい時間まで一緒に…」
トキオ「その後はどうするの?」
スー「!」
トキオ「…僕がもし自分の戻りたい時間に行けたとして、お姉ちゃんはその後どうしたいの」
スー「………みんなの所に帰りたい……」
トキオ「…」
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